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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-19
(54)【発明の名称】携帯電話用無線充電器アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H02J 50/10 20160101AFI20241212BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20241212BHJP
   H02J 50/90 20160101ALI20241212BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
H02J50/10
A45C11/00 E
H02J50/90
H05K5/02 V
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536182
(86)(22)【出願日】2022-12-14
(85)【翻訳文提出日】2024-08-13
(86)【国際出願番号】 IB2022062249
(87)【国際公開番号】W WO2023111915
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】63/290,799
(32)【優先日】2021-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/859,528
(32)【優先日】2022-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524227376
【氏名又は名称】アネックス、プロダクツ、プロプライエタリー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Annex Products Pty. Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100202304
【弁理士】
【氏名又は名称】塙 和也
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー、エル、ピータース
(72)【発明者】
【氏名】マルコ、セバスチャーニ
【テーマコード(参考)】
3B045
4E360
【Fターム(参考)】
3B045BA26
3B045CE07
3B045DA22
3B045LA10
4E360AB08
4E360AB09
4E360AB17
4E360AB42
4E360AB44
4E360AB45
4E360AC23
4E360BA11
4E360BD03
4E360EA28
4E360EB05
4E360EC04
4E360EC05
4E360EC14
4E360ED03
4E360ED24
4E360ED28
4E360ED30
4E360GA02
4E360GA04
4E360GA06
4E360GA11
4E360GA31
4E360GB26
4E360GB92
4E360GC02
4E360GC08
(57)【要約】
受信コイルを有する携帯電話を無線充電するための無線充電器アセンブリ。アセンブリは、ボアを画定する底部を有する携帯電話に固定可能な携帯電話ケースを含む。底部は、ボアを取り囲む厚さを有する。アセンブリはまた、基部、突出部、および突出部内に収容された送信コイルを含む、携帯電話ケースに固定可能な無線充電器マウントを含む。突出部および送信コイルは、携帯電話ケースが携帯電話および無線充電器マウントに固定されるときに、携帯電話を充電するためボア内に受け入れ可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信コイルを有する携帯電話を無線充電するための無線充電器アセンブリであって、
ボアを画定する底部であって、前記底部が前記ボアを取り囲む厚さを有する、底部を有する前記携帯電話に固定可能な携帯電話ケースと、
前記携帯電話ケースに固定可能な無線充電器マウントであって、前記無線充電器マウントが、基部、突出部、および前記突出部内に収容される送信コイルを含み、前記携帯電話ケースが前記携帯電話および前記無線充電器マウントに固定されるときに、前記突出部および前記送信コイルが、前記携帯電話を充電するために前記ボア内に受け入れ可能である、無線充電器マウントと、を備え、
前記ボアを取り囲む前記底部の厚さが、前記携帯電話ケースが前記携帯電話および前記無線充電器マウントに固定されるときの前記送信コイルと前記受信コイルとの間の距離よりも大きい、
無線充電器アセンブリ。
【請求項2】
前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するための複数の金属板をさらに備える、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項3】
前記携帯電話ケースが第1の金属板を含み、前記基部が第2の金属板を含み、前記第1および第2の金属板の少なくとも一方が磁石であり、前記第1および第2の金属板が、前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するためのものである、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項4】
前記無線充電器マウントが、少なくとも1つのタブを含み、前記底部が、前記タブを受け入れるための前記ボアと連続する少なくとも1つのスロットを画定し、前記無線充電器マウントが、前記タブが前記スロットによって受け入れられるときに前記タブおよび前記携帯電話ケースと係合するように前記携帯電話ケースに対して回転可能である、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項5】
前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するための複数の金属板をさらに備える、請求項4に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項6】
前記携帯電話ケースが第1の金属板を含み、前記基部が第2の金属板を含み、前記第1の金属板および前記第2の金属板の少なくとも一方が磁石であり、前記第1および第2の金属板が、前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するためのものである、請求項4に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項7】
前記無線充電器マウントが、複数のタブを含み、前記底部が、前記タブを受け入れるため前記ボアと連続する複数のスロットを画定し、前記無線充電器マウントが、前記タブが前記スロットによって受け入れられるときに前記タブおよび前記携帯電話ケースと係合するように前記携帯電話ケースに対して回転可能である、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項8】
前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するための複数の金属板をさらに備える、請求項7に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項9】
前記携帯電話ケースが、第1の金属板携帯電話ケースを含み、前記基部が、第2の磁石を含み、前記第1および第2の金属板が、前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するためのものである、請求項7に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項10】
前記無線充電器マウントが、90度間隔を空けられた4つの横方向タブを含み、前記底部が、前記タブを受け入れるために90度間隔を空けられた前記ボアと連続する4つの横方向スロットを画定し、前記無線充電器マウントが、前記タブが前記スロットによって受け入れられるときに前記タブおよび前記携帯電話ケースと係合するように前記携帯電話ケースに対して回転可能である、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項11】
前記携帯電話ケースが、第1の金属板を含み、前記基部が、第2の磁石を含み、前記第1および第2の金属板が、前記無線充電器マウントを前記携帯電話ケースに磁気的に固定するためのものである、請求項10に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項12】
前記無線充電器マウントが、180度間隔を空けられた2つの横方向タブを含み、前記底部が、前記タブを受け入れるために180度間隔を空けられた前記ボアと連続する2つの横方向スロットを画定し、前記無線充電器マウントが、前記タブが前記スロットによって受け入れられるときに前記タブおよび前記携帯電話ケースと係合するように前記携帯電話ケースに対して回転可能である、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項13】
前記基部が円形であり、前記突出部が円板形状であり、直径を有し、前記基部が円板形状であり、直径を有し、前記基部の前記直径が前記突出部の前記直径よりも大きい、請求項1に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項14】
受信コイルを有する携帯電話を無線充電するための無線充電器アセンブリであって、
ボアを画定する底部であって、前記底部が前記ボアであって、前記ボアが少なくとも1つの横方向スロットを含む、前記ボアを取り囲む厚さを有する、底部を有する前記携帯電話に固定可能な携帯電話ケースと、
前記携帯電話ケースに固定可能な無線充電器マウントであって、前記無線充電器マウントが、基部、突出部、および前記突出部内に収容される送信コイルを含み、前記携帯電話ケースが前記携帯電話および前記無線充電器マウントに固定されるときに、前記突出部であって、前記突出部が少なくとも1つの横方向タブを含む、前記突出部および前記送信コイルが、前記携帯電話を充電するために前記ボア内に受け入れ可能である、無線充電器マウントと、
前記突出部の前記横方向タブが前記携帯電話ケースの前記横方向スロットによって受け入れられるときに、前記携帯電話ケースに対して前記無線充電器マウントを回転させることによって前記携帯電話ケースに固定可能である無線充電器マウントと
を備え、
前記ボアを取り囲む前記底部の厚さが、前記携帯電話ケースが前記携帯電話および前記無線充電マウントに固定されるときの前記送信コイルと前記受信コイルとの間の距離よりも大きい、
無線充電器アセンブリ。
【請求項15】
前記基部が前記突出部であり、円板形状であり、直径を有し、前記基部が円板形状であり、直径を有し、前記基部の前記直径が前記突出部の前記直径よりも大きい、請求項14に記載の無線充電器アセンブリ。
【請求項16】
受信コイルを有する携帯電話を無線充電するための無線充電器アセンブリであって、
ボアを画定する底部であって、前記底部が、前記ボアであって、前記ボアが90度間隔を空けられた4つの横方向スロットを含む、前記ボアを取り囲む厚さを有する、底部を有する前記携帯電話に固定可能な携帯電話ケースと、
前記携帯電話ケースに固定可能な無線充電器マウントであって、前記無線充電器マウントが、基部、突出部、および前記突出部内に収容される送信コイルを含み、前記携帯電話ケースが前記携帯電話に固定されるときに、前記突出部であって、前記突出部が90度間隔を空けられた4つの横方向タブを含む、前記突出部および前記送信コイルが、前記携帯電話を充電するために前記ボア内に受け入れ可能である、無線充電器マウントと、
前記突出部の前記横方向タブが前記携帯電話ケースの前記横方向スロットによって受け入れられるときに、前記携帯電話ケースに対して前記無線充電器マウントを回転させることによって前記携帯電話ケースに固定可能である無線充電器マウントと
を備え、
前記ボアを取り囲む前記底部の厚さが、前記携帯電話ケースが前記携帯電話に固定されるときの前記送信コイルと前記受信コイルとの間の距離よりも大きい、
無線充電器アセンブリ。
【請求項17】
前記基部が円形であり、前記突出部が円板形状であり、直径を有し、前記基部が円板形状であり、直径を有し、前記基部の前記直径が前記突出部の前記直径よりも大きい、請求項16に記載の無線充電器アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、携帯電話を充電するための無線充電器アセンブリに関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年12月17日に出願された米国仮特許出願第63/290,799号に対する35U.S.C.§119(e)に基づく優先権の利益を主張する、2022年7月7日に出願された米国特許出願第17/859,528号の継続である。参照される出願に記載される開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
スマートフォンおよび他の携帯電話を充電するために無線充電を使用することが一般に知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯電話が保護携帯電話ケース内に配置されると、携帯電話ケースの厚さが無線充電器マウントの送信コイルと携帯電話の受信コイルとの間の分離を増加させるため、無線充電はより遅くなり、効率が悪くなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、受信コイルを有する携帯電話を無線充電するための無線充電器アセンブリに関する。無線充電器アセンブリは、携帯電話に固定可能な携帯電話ケースを含む。携帯電話ケースの底部はボアを画定する。底部は、ボアを取り囲む厚さを有する。無線充電器アセンブリはまた、携帯電話ケースに固定可能な無線充電器マウントを含む。無線充電器マウントは、基部、突出部、および突出部内に収容された送信コイルを含む。突出部および送信コイルは、携帯電話ケースが携帯電話および無線充電器マウントに固定されるときに、携帯電話を充電するためボア内に受け入れ可能である。ボアを取り囲む底部の厚さは、携帯電話ケースが携帯電話および無線充電器マウントに固定されるときの送信コイルと受信コイルとの間の距離よりも大きい。
【0006】
無線充電器アセンブリは、無線充電器マウントを携帯電話ケースに磁気的に固定するための複数の金属板を備えることができる。携帯電話ケースは、それらの金属板のうちの1つを含むことができ、無線充電器マウントの突出部は、それらの金属板のうちの別の1つを含む。金属板の一方は磁石であり、他方の金属板は磁石であってもよく、または磁石に磁力で引き付けられる金属を含む金属板であってもよい。金属板の代わりに、または金属板に加えて、無線充電器マウントは、少なくとも1つのタブを含むことができ、携帯電話ケースの底部は、タブを受け入れるためのボアと連続する少なくとも1つのスロットを画定することができる。無線充電器マウントは、タブがスロットによって受け入れられたときにタブおよび携帯電話ケースと係合するように携帯電話ケースに対して回転可能であってもよい。一実施形態では、90度間隔を空けられた4つのスロットと、90度間隔を空けられた4つのタブがある。
【0007】
本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の図面および詳細な説明から最もよく理解されるであろう。
【0008】
本発明の様々な特徴および利点は、図示された実施形態の以下の詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。詳細な説明に付随する図面は、以下のように簡単に説明することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の一実施形態による携帯電話および携帯電話を充電するための無線充電器アセンブリの分解図であり、アセンブリと送信コイルとを磁気的に互いに固定するための金属板の1つを破線で示す。
図2】金属板を含まない実施形態による、携帯電話と無線充電器マウントとが一緒に固定されているときの図1の線X-Xに沿った断面図である。
図3】金属板を含まない実施形態による、無線充電器アセンブリの無線充電器マウントを携帯電話ケースに固定する前に、携帯電話が無線充電器マウントの携帯電話ケースに取り付けられているときの図1の線X-Xに沿った断面図である。
図4】携帯電話ケース内の金属板と、無線充電器マウントを携帯電話ケースに固定するための無線充電器マウントとを示す、図1の実施形態の線X-Xに沿った断面図である。
図5】本開示の別の実施形態による無線充電器マウントの分解図である。
図6】本開示の別の実施形態による無線充電器マウントの分解図である。
図7】本開示の別の実施形態による無線充電器アセンブリの携帯電話ケースの切欠図および無線充電器マウントの斜視図である。
図8】本開示の別の実施形態による、携帯電話ケースの切欠図および無線充電器アセンブリの無線充電器マウントの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の態様および利点は、以下の詳細な説明を考慮すると明らかになるであろう。
【0011】
図1図4は、本開示の一実施形態による、携帯電話を充電するための携帯電話10および無線充電器アセンブリ12の一実施形態を示す。携帯電話10は、iPhoneまたは任意の他のタイプの手持ち式電話機であってもよい。携帯電話10は、受信コイル14を有する。図示の無線充電器アセンブリ12は、保護携帯電話ケース16と、無線充電器アセンブリ12および携帯電話10が携帯電話ケース16に固定されたときに携帯電話10を充電するための送信コイル20を有する無線充電器マウント18とを含む。
【0012】
図示の携帯電話ケース16は、底部24と、携帯電話10と係合し、携帯電話ケースを携帯電話に固定するための複数のサイドレール32とを有する。底部24は、底面26および上面28を有する。底面26は、ボア30を画定する。底部24は、ボアにおける部分の厚さT2よりも大きい、ボア30を取り囲む厚さT1を有する。ボア30は、円形であってもよく、または任意の他の構成を有してもよい。
【0013】
図示の無線充電器マウント18は、基部42と、基部から延びる突出部44とを含む。基部42および突出部44は、突出部の直径が基部の直径よりも小さい円板形状である。無線充電器マウント18は、本開示の他の実施形態による任意の他の形状および構造を有することができる。送信コイル20は、突出部44内に配置されるかまたは他の方法で収容される。突出部44は、底部24によって画定されたボア30内に受け入れ可能である。無線充電器マウント18は、送信コイル20に電力を供給するための任意の適切な方法で無線充電器マウント18に接続された任意の適切なケーブルを含む任意の適切な電源(図示せず)を含む。携帯電話ケース16および無線充電器マウント18のケーシングは、任意の適切なプラスチックまたは任意の他の適切な材料で構築されてもよく、本開示の他の実施形態による任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0014】
携帯電話ケース16および無線充電器マウント18は、一緒に係合されるかまたは他の方法で固定されてもよい。図1および図4では、例えば、携帯電話ケース16は金属板50を含み、無線充電器マウント18の基部42は金属板52を含む。これらの2つの金属板50および52は、基部42がボア30によって受け入れられるときに磁気的に結合するように位置づけられる。金属板50および52は、一対の磁石の形態であってもよい。代替で、2つの金属板50および52の一方が磁石の形態であってもよく、2つの金属板の他方が磁石に引き付けられる他の金属板の形態であってもよい。金属板50および52は、例えば、Apple Computer,Inc.(「Apple」)がiPhone製品をアクセサリ製品に磁気的に固定または他の方法で取り付けるための磁気技術を開発した、AppleのMAGSAFE技術と互換性のある円形磁気アレイの形態であってもよい。金属板50および52は、本開示の他の実施形態による任意の適切な構成を有することができる。
【0015】
携帯電話ケース16および無線充電器18は、任意の他の適切な方法で一緒に固定されてもよい。例えば、金属板50および52の代わりに、または金属板50および52に加えて、携帯電話ケース16は、ボア30と連続する1つまたは複数のスロットを画定することができ、無線充電器マウント18の突出部44は、1つまたは複数のスロットによって受け入れ可能な1つまたは複数のタブを含むことができる。1つまたは複数のタブが1つまたは複数のスロットによって受け入れられて通過するとき、携帯電話ケース16は、無線充電器マウントを携帯電話ケースに対して回転させることによって無線充電器マウント18に固定されてもよい。
【0016】
図5の実施形態では、例えば、携帯電話ケース116は、ボア130から延びる1つの横方向スロット150を有し、無線充電器マウント118の突出部144は、無線充電器マウントの軸に平行な基部から延びる1つの横方向タブ152を有する。無線充電器マウント118は、横方向タブ152を横方向スロット150内に受け入れることによって携帯電話ケースに固定される。この実施形態では、無線充電器マウント118は、横方向タブ152が横方向スロット150によって受け入れられるときに携帯電話ケース116に対して回転しない。図6の実施形態では、携帯電話ケース216は、90度間隔を空けられたボア230から横方向に延びる4つのスロット250を含み、無線充電器マウント218の突出部244は、90度間隔を空けられた4つの横方向タブ252を有する。無線充電器マウント218は、横方向タブ152を横方向スロット250内に受け入れ、横方向タブが携帯電話ケースの反対側に係合するように無線充電器マウント118を携帯電話ケース116に対して45度回転させることによって携帯電話ケース216に固定される。図6の実施形態はまた、ボア230から横方向に延び、180度間隔を空けられた2つのスロット250と、180度間隔を空けられた2つの横方向タブ252を有する無線充電器マウント218の突出部244とを有することを特徴とすることができる。ボア、突出部、および含まれる場合にはスロットは、本開示の他の実施形態による任意の適切なサイズまたは構成を有することができる。金属板は、図5および図6の実施形態に含まれてもよく、または省略されてもよい。図7の実施形態では、携帯電話ケース316のボア330は正方形であり、無線充電器マウント318の突出部344は正方形である。携帯電話ケース316のボア330および無線充電器マウント318の突出部344の正方形の構成は、携帯電話ケース316に対するそれぞれの無線充電器318の回転を防止する。図5図7の各実施形態では、送信コイルは、それぞれのボア130、230および330内に受け入れられるそれぞれの突出部144、244および344内に収容され、したがって、携帯電話ケースに固定された携帯電話の受信コイルにより近く位置づけられる。
【0017】
図8の実施形態では、4つの横方向タブ452が、無線充電器マウント418の軸に平行な基部から延び、携帯電話ケース416の4つの横方向スロットによって受け入れられる。この実施形態では、無線充電器マウント418は、携帯電話ケース416に対して回転することができない。送信コイルは、ボア416内に収容される突出部444内に収容され、したがって、携帯電話ケースに固定された携帯電話の受信コイルにより近く位置づけられる。本開示の他の実施形態によれば、携帯電話ケースは4つより多いまたは少ないスロットを有することができ、携帯電話ケースの突出部は4つより多いまたは少ない横方向タブを有することができる。
【0018】
本開示は、保護携帯電話ケースのためのより効率的な無線充電を提供する。それらの厚さのために、携帯電話ケースは、一般に、携帯電話ケースを介した無線充電と干渉するか、またはそれを制限する。しかしながら、本開示では、受信コイル14と送信コイル20との間の距離は、突出部44および送信コイルがボアによって受け入れられるため、およびボアの位置における底部の厚さT2がボアを取り囲む底部の厚さT1よりも薄いため、携帯電話ケース16のボア30を取り囲む底部24の厚さT1よりも小さい。この構造の結果として、受信コイル14と送信コイル20とが互いにより近くなり、無線充電速度および効率が向上し、ならびに携帯電話ケース16。同時に、本開示の開示された実施形態は、送受信コイルを他の2つの方向に位置合わせすることを可能にする。さらに、携帯電話ケース16は、ボア30を取り囲む携帯電話ケースの部分の厚さのために、携帯電話10を保護する。
【0019】
前述の説明は、本発明の原理の単なる例示である。本発明の多くの修正および変形は、上記の教示に照らして可能である。しかしながら、本発明の好ましい実施形態が開示されているので、当業者は、特定の修正が本発明の範囲内に入ることを認識するであろう。したがって、添付の特許請求の範囲内で、本発明は、特に記載されている以外の方法で実施され得ることを理解されたい。そのため、本発明の真の範囲および内容を決定するために、以下の特許請求の範囲を検討すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】