IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヌル カンパニー リミテッドの特許一覧 ▶ キム、ジェ イルの特許一覧

<>
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図1
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図2
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図3
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図4
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図5
  • 特表-電子レンジ用燻煙調理容器 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-19
(54)【発明の名称】電子レンジ用燻煙調理容器
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/00 20060101AFI20241212BHJP
   A47J 36/06 20060101ALI20241212BHJP
   A23B 4/052 20060101ALN20241212BHJP
【FI】
A47J27/00 107
A47J36/06
A23B4/052 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537930
(86)(22)【出願日】2022-12-14
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 KR2022020383
(87)【国際公開番号】W WO2023128412
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0189801
(32)【優先日】2021-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524233724
【氏名又は名称】ヌル カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】NEULU CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】34-19 Yongpo-ro,Songsan-myeon,Hwaseong-si,Gyeonggi-do 18547,Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】524233735
【氏名又は名称】キム、ジェ イル
【氏名又は名称原語表記】KIM, Jae El
【住所又は居所原語表記】1405,28-8 Sihwahosu-ro 841beon-gil,Danwon-gu,Ansan-si,Gyeonggi-do 15657,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジェ イル
【テーマコード(参考)】
4B055
【Fターム(参考)】
4B055AA10
4B055AA26
4B055BA38
4B055BA56
4B055BA61
4B055CA01
4B055CA21
4B055CB03
4B055CB07
4B055FA16
4B055FC05
(57)【要約】
電子レンジ用燻煙調理容器に関し、特に電子レンジの作動によって調理容器で燻煙料理ができる電子レンジ用燻煙調理容器に関する。内部に飲食物を収容する容器本体と;前記容器本体の上部を覆う容器蓋と;前記容器蓋に形成された燻煙発生部と;前記燻煙発生部の内部に配置され、電子レンジの電磁波によって発熱される第1発熱体と;前記燻煙発生部の内部に配置され、前記第1発熱体と密接に配置されて前記第1発熱体の発熱時に煙を発生させる大鋸屑;を含み、前記燻煙発生部または容器蓋には前記容器本体の内部と連通するする貫通孔が形成され、電子レンジの電磁波によって前記第1発熱体が発熱されながら前記大鋸屑では煙が発生し、発生した煙は前記貫通孔を通じて前記容器本体の内部に流入する。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に飲食物を収容する容器本体と;
前記容器本体の上部を覆う容器蓋と;
前記容器蓋の上部から下方向に凹んでいるように陥没して形成された装着溝と、前記装着溝の上部を覆う燻煙蓋部からなる燻煙発生部と;
前記装着溝に配置され、電子レンジの電磁波によって発熱される第1発熱体と;
前記装着溝に配置され、前記第1発熱体と密接に配置されて前記第1発熱体の発熱時に煙を発生させる大鋸屑;を含み、
前記装着溝には前記容器本体の内部と連通する貫通孔が形成され、前記装着溝に形成された前記貫通孔は前記第1発熱体および大鋸屑より上部に位置して、前記大鋸屑または燃え残りの灰が前記貫通孔を通じて前記容器本体に落下することを防止し、
電子レンジの電磁波によって前記第1発熱体が発熱されながら前記大鋸屑では煙が発生し、発生した煙は前記第1発熱体および大鋸屑より上部に位置した前記貫通孔を通じて前記容器本体の内部に流入する
ことを特徴とする電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項2】
電磁波によって発熱される前記第1発熱体は前記装着溝に固定結合され、
前記大鋸屑は前記装着溝に投入されて前記第1発熱体の上部に積層される
請求項1に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項3】
前記第1発熱体の上部には電磁波が透過可能な難燃素材が積層され、
前記難燃素材の上部に前記大鋸屑が投入されて積層され、
前記難燃素材は下部に配置された前記第1発熱体を覆う
請求項2に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項4】
前記燻煙蓋部は前記装着溝の上部に着脱可能に結合された
請求項1に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項5】
前記燻煙蓋部は前記装着溝の上部に固定装着されている
請求項1に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項6】
前記容器本体の下部に内蔵される第2発熱体;をさらに含んでなるものの、前記第2発熱体は電磁波によって発熱されて前記容器本体を加熱させる
請求項1に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【請求項7】
前記容器本体は、
外部容器本体と;
前記外部容器本体の内部に着脱可能に配置される内部容器本体;からなり、
前記第2発熱体は前記外部容器本体に内蔵されている
請求項6に記載の電子レンジ用燻煙調理容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子レンジ用燻煙調理容器に関し、特に電子レンジの作動によって調理容器で燻煙料理ができる電子レンジ用燻煙調理容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、電子レンジは電磁波を利用した固有の調理機能と並行して、電熱ヒーターの電熱を使って多様な調理ができる複合電子レンジが普遍化している。
【0003】
そして、従来には電子レンジの一側面に電熱ヒーターが内蔵された引き出しを設置して、この引き出しに収納される燻煙材料をヒーターで加熱して燻煙を発生させて料理に独特の香りと味が染み込むようにする燻製調理ができる複合電子レンジもあった。
【0004】
しかし、このような燻煙機能を有する電子レンジは管理が容易でなく、費用が高いだけでなく、燻煙後に電子レンジの内部に煙が残るという問題があった。
【0005】
一方、特許文献1:大韓民国公開実用新案第93-3941号には電子レンジ用燻煙調理容器も掲示されている。
【0006】
このような燻煙調理容器は一般の電子レンジに入れて燻煙料理ができるという点で便利な点がある。
【0007】
しかし、燻煙材料が飲食物の下部に配置されているため、飲食物から発生する水分、油などが落下して燻煙材料に付着されることにより、灰が飛び散ったり燻煙本来の香りではない他の香りが発生する問題があった。
【0008】
また、燻煙材料を補充するためには、燻煙材料が下部受け台に置かれているため下部受け台を除いた容器全体を持ち上げてから燻煙材料を補充しなければならない不都合な点があった。
【0009】
それだけでなく、飲食物から発生した油などが落下して煙が通過するための孔を塞ぐため、煙の移動が円滑になされなかったり、孔に付着した油を清掃するのが容易でない問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】大韓民国公開実用新案第93-3941号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は前述した問題点を解決するためのもので、飲食物から発生する水分、油などによって灰が飛び散ったり燻煙本来の香りではない他の香りが発生することを防止し、燻煙材料の取り替えまたは追加が容易であり、飲食物から発生する油などによって煙が通過する孔を塞ぐことなく、かつ洗浄が容易な電子レンジ用燻煙調理容器を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するために本発明の電子レンジ用燻煙調理容器は、内部に飲食物を収容する容器本体と;前記容器本体の上部を覆う容器蓋と;前記容器蓋に形成された燻煙発生部と;前記燻煙発生部の内部に配置され、電子レンジの電磁波によって発熱される第1発熱体と;前記燻煙発生部の内部に配置され、前記第1発熱体と密接に配置されて前記第1発熱体の発熱時に煙を発生させる大鋸屑;を含んでなるものの、前記燻煙発生部または容器蓋には前記容器本体の内部と連通するする貫通孔が形成され、電子レンジの電磁波によって前記第1発熱体が発熱されながら前記大鋸屑では煙が発生し、発生した煙は前記貫通孔を通じて前記容器本体の内部に流入することを特徴とする。
【0013】
前記燻煙発生部は、前記容器蓋の上部から下方向に凹んでいるように陥没して形成された装着溝と;前記装着溝の上部を覆う燻煙蓋部;からなり、前記装着溝には前記第1発熱体と大鋸屑が配置され、前記貫通孔は前記装着溝に形成される。
【0014】
前記第1発熱体は前記装着溝に固定結合され、前記大鋸屑は前記装着溝に投入されて前記第1発熱体の上部に積層され得る。
【0015】
前記貫通孔は前記装着溝の側方向に形成される。
【0016】
前記装着溝の側方向に形成された前記貫通孔は前記第1発熱体および大鋸屑より上部に位置する。
【0017】
前記燻煙蓋部は前記装着溝の上部に着脱可能に結合される。
【0018】
または前記燻煙蓋部は前記装着溝の上部に固定装着されている。
【0019】
そして、前記燻煙発生部は前記容器蓋の内部に装着され、前記貫通孔は前記燻煙発生部に形成され得る。
【0020】
または前記燻煙発生部は前記容器蓋の外部に装着され、前記貫通孔は前記容器蓋に形成され得る。
【0021】
前記容器本体の下部に内蔵される第2発熱体;をさらに含んでなるものの、前記第2発熱体は電磁波によって発熱されて前記容器本体を加熱させる。
【0022】
前記容器本体は、外部容器本体と;前記外部容器本体の内部に着脱可能に配置される内部容器本体;からなるものの、前記第2発熱体は前記外部容器本体に内蔵されている。
【発明の効果】
【0023】
以上で説明したような本発明の電子レンジ用燻煙調理容器によると、次のような効果がある。
【0024】
本願発明は燻煙材料、すなわち第1発熱体と大鋸屑が飲食物の下部ではなく飲食物の上部に配置される容器蓋に配置されるため、飲食物から発生する水分、油などが落下して燻煙材料に付着されて灰が飛び散ったり燻煙本来の香りではない他の香りが発生する問題を防止することができる。
【0025】
そして、容器蓋に着脱可能に装着される燻煙蓋部を開放し、その内部に燻煙材料を充填および取り替えることができるため、燻煙材料の補充などが容易である。
【0026】
それだけでなく、燻煙材料から発生する煙が移動する通路である貫通孔が飲食物より上部に位置しているため、飲食物から発生した油などによって貫通孔が詰まって煙の移動が円滑になされない問題点が発生せず、油が貫通孔に付着されないため清掃および洗浄が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の第1実施例に係る調理容器の斜視図である。
図2図1のA-A線を取って見た断面構造図である。
図3】本発明の第1実施例に係る調理容器の使用状態図である。
図4】本発明の第1実施例の変形例に係る調理容器の断面構造図である。
図5】本発明の第2実施例に係る調理容器の断面構造図である。
図6】本発明の第3実施例に係る調理容器の断面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
第1実施例
【0029】
図1は本発明の第1実施例に係る調理容器の斜視図であり、図2図1のA-A線を取って見た断面構造図であり、図3は本発明の第1実施例に係る調理容器の使用状態図である。
【0030】
本発明の電子レンジ用燻煙調理容器は、図1図3に図示された通り、容器本体10と、容器蓋20と、燻煙発生部30と、第1発熱体41と、大鋸屑42を含んでなる。
【0031】
前記容器本体10は内部に飲食物を収容するための空間が形成されている。
【0032】
前記容器蓋20は前記容器本体10の上部を覆う役割をする。
【0033】
前記燻煙発生部30は前記容器蓋20に形成されている。
【0034】
本実施例で前記燻煙発生部30は、装着溝31と燻煙蓋部32からなる。
【0035】
前記装着溝31は前記容器蓋20の上部から下方向に凹んでいるように陥没して形成される。
【0036】
前記燻煙蓋部32は前記装着溝31の上部を覆う。
【0037】
この時、燻煙蓋部32は前記装着溝31の上部を反復して開閉できる形状および構造で形成されている。
【0038】
このような前記燻煙蓋部32は電磁波が透過できるシリコン、耐熱プラスチック、マイカ板、陶磁器、ガラスなどからなる。
【0039】
本実施例で前記燻煙蓋部32は前記装着溝31の上部に着脱可能に結合される。
【0040】
そして、前記装着溝31には燻煙材料すなわち前記第1発熱体41と大鋸屑42が配置される。
【0041】
前記燻煙発生部30または容器蓋20には前記容器本体10の内部と連通するする貫通孔33が形成される。
【0042】
前記貫通孔33は後述した通り、前記大鋸屑42で発生した煙が前記容器本体10の内部に移動できるように通路を形成することになる。
【0043】
本実施例で前記貫通孔33は前記装着溝31に形成されている。
【0044】
前記貫通孔33は前記装着溝31で多様な方向に形成され得る。
【0045】
特に、前記装着溝31に形成された前記貫通孔33は前記第1発熱体41および大鋸屑42より上部に位置するようにすることがさらに好ましい。
【0046】
これによって、前記大鋸屑42または燃え残りの灰が前記貫通孔33を通じて前記容器本体10に落下することを防止することができる。
【0047】
前記第1発熱体41は前記燻煙発生部30の内部、詳しくは前記装着溝31に配置され、電子レンジの電磁波によって発熱される。
【0048】
このような前記第1発熱体41は電子レンジの電磁波によって発熱される公知のサセプタ(susceptor)であって、酸化鉄、カーボン、炭化ケイ素などを含んでなる。
【0049】
前記大鋸屑42は前記燻煙発生部30の内部、詳しくは前記装着溝31に配置され、前記第1発熱体41と密接に配置されて前記第1発熱体41の発熱時に煙を発生させる役割をする。
【0050】
前記大鋸屑42は一般的に燻煙のために使われる材料、すなわちオークなどからなる。
【0051】
本実施例の図面で前記大鋸屑42は前記第1発熱体41の上面と下面にそれぞれ接着されている。
【0052】
本実施例とは異なり、前記第1発熱体41と大鋸屑42は粉末からなって混合された塊りからなってもよく、大鋸屑42を第1発熱体41の上部に積層して配置してもよい。
【0053】
すなわち、前記第1発熱体41が発熱する時、前記第1発熱体41の発熱によって前記大鋸屑42で煙が発生できるのであれば、いかなる構造も可能である。
【0054】
一方、本発明の前記容器本体10の下部には第2発熱体50が内蔵されていてもよい。
【0055】
前記第2発熱体50は電子レンジの電磁波によって発熱された前記容器本体10を加熱させる。
【0056】
前記のような前記第2発熱体50により前記容器本体10の内部に飲食物を入れて電子レンジを作動させた時、前記第2発熱体50が発熱されながら前記容器本体10の内部に置かれた飲食物をより速やかにかつ効果的に加熱することができる。
【0057】
もちろん、場合により前記第2発熱体50は省略されてもよい。
【0058】
そして、前記容器本体10は一つのみからなってもよいが、外部容器本体11と内部容器本体12からなってもよい。
【0059】
前記外部容器本体11には前記第2発熱体50が内蔵されている。
【0060】
前記内部容器本体12は前記外部容器本体11の内部に着脱可能に配置される。
【0061】
前記のように前記容器本体10を前記外部容器本体11と内部容器本体12からなるようにすることで、必要に応じて前記外部容器本体11に飲食物を入れてもよく、前記内部容器本体12に飲食物を入れてもよい。
【0062】
以下、前述した構成からなる本発明の作動過程について詳察する。
【0063】
前記容器本体10の内部に飲食物を入れて前記容器蓋20を覆う。
【0064】
そして図2に図示された通り、前記装着溝31に前記第1発熱体41と大鋸屑42を入れて前記燻煙蓋部32を覆う。
【0065】
その後、調理容器を電子レンジに入れて電子レンジを作動させる。
【0066】
電子レンジが作動されることにより発生した電磁波によって、前記第2発熱体50は発熱されながら前記容器本体10の内部に置かれた飲食物を加熱することになる。
【0067】
そして、図3に図示された通り、前記第1発熱体41は電磁波によって発熱されながら周りに配置された前記大鋸屑42を加熱して煙を発生させる。
【0068】
前記大鋸屑42で発生した煙は前記貫通孔33を通じて前記容器本体10に移動して、飲食物に吸収されることによって飲食物を燻煙処理することができる。
【0069】
そして、再使用しようとする場合には、前記燻煙蓋部32を開けて前記第1発熱体41と大鋸屑42を取り替えて反復使うことができる。
【0070】
前記のように本発明は電子レンジの電磁波を利用して飲食物を燻煙処理し、これを通じて燻煙料理を製造することができる。
【0071】
場合により図4(a)に図示された通り、前記第1発熱体41は前記装着溝31に固定結合され、前記大鋸屑42のみを取り替えて前記第1発熱体41の上部に反復して投入してもよい。
【0072】
そして、図4(b)に図示された通り、前記第1発熱体41の上部には電磁波透過が可能な難燃素材43、例えばマイカ板などを積層し、その上に前記大鋸屑42を取り替えて反復投入してもよい。
【0073】
このようにすることで、前記大鋸屑42のみを取り替えればよいので、使用が便利で、材料の浪費を減らすことができる。
【0074】
この時、前記難燃素材43は図4(b)に図示された通り、前記第1発熱体41の上部を覆って前記大鋸屑42が前記第1発熱体41が配置されたところに流入しないようにすることができる。
【0075】
本願発明は燻煙材料、すなわち第1発熱体41と大鋸屑42が飲食物の下部ではなく飲食物の上部に配置される容器蓋20に配置されるので、飲食物から発生する水分、油などが落下して燻煙材料に付着されて灰が飛び散ったり燻煙本来の香りではない他の香りが発生する問題を防止することができる。
【0076】
そして、容器蓋20に着脱可能に装着される燻煙蓋部32を開放し、その内部に燻煙材料を充填および取り替えることができるため、燻煙材料の補充などが容易である。
【0077】
それだけでなく、燻煙材料から発生する煙が移動する通路である貫通孔33が飲食物より上部に位置しているため、飲食物から発生した油などによって貫通孔33が詰まって煙の移動が円滑になされない問題点が発生せず、油が貫通孔33に付着されないため清掃および洗浄が容易な効果がある。
【0078】
第2実施例
【0079】
図5は、本発明の第2実施例に係る調理容器の断面構造図である。
【0080】
第2実施例は第1実施例と比較して前記燻煙蓋部32に差がある。
【0081】
図5に図示された通り、本実施例で前記燻煙蓋部32は難燃材質の板からなり、前記燻煙蓋部32が前記装着溝31の上部に固定装着される。
【0082】
すなわち、前記燻煙蓋部32は第1実施例とは異なって前記装着溝31に脱着されずに固定された状態を維持する。
【0083】
この時、前記装着溝31には前記第1発熱体41と大鋸屑42が内蔵されている。
【0084】
本実施例の構造は前記第1発熱体41と大鋸屑42を取り替えて使用することができないので、容器蓋20または調理容器全体が使い捨てで使われる時に適合する。
【0085】
その他の事項は第1実施例と同一類似しているため、これに対する詳しい説明は省略する。
【0086】
第3実施例
【0087】
図6は、本発明の第3実施例に係る調理容器の断面構造図である。
【0088】
第3実施例は第1実施例と比較して前記燻煙発生部30の位置に差があるところ、これを中心に説明する。
【0089】
前記燻煙発生部30は図6(a)に図示された通り、前記容器蓋20の外部に装着され得る。
【0090】
この時、前記貫通孔33は前記容器蓋20に形成されている。
【0091】
そして、前記燻煙発生部30は図6(b)に図示された通り、前記容器蓋20の内部に装着されていてもよい。
【0092】
この時、前記貫通孔33は前記燻煙発生部30に形成される。
【0093】
その他の事項は第1実施例と同一類似しているため、これに対する詳しい説明は省略する。
【0094】
本発明である電子レンジ用燻煙調理容器は前述した実施例に限定せず、本発明の技術思想が許容される範囲内で多様に変形して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明は電子レンジ用燻煙調理容器に適用され得るため産業上の利用可能性がある

図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】