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特表2024-546338切断装置、マルチファンクションツール機械、および切断装置を製造する方法
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  • 特表-切断装置、マルチファンクションツール機械、および切断装置を製造する方法 図1
  • 特表-切断装置、マルチファンクションツール機械、および切断装置を製造する方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-19
(54)【発明の名称】切断装置、マルチファンクションツール機械、および切断装置を製造する方法
(51)【国際特許分類】
   B23D 29/00 20060101AFI20241212BHJP
   B23D 35/00 20060101ALI20241212BHJP
   B26B 7/00 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
B23D29/00 B
B23D35/00 A
B26B7/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539231
(86)(22)【出願日】2022-12-19
(85)【翻訳文提出日】2024-06-26
(86)【国際出願番号】 EP2022086541
(87)【国際公開番号】W WO2023126221
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】102021215103.5
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 玲児
(74)【代理人】
【識別番号】100172340
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 始
(74)【代理人】
【識別番号】100182626
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 剛
(72)【発明者】
【氏名】フリッチュ レア
(72)【発明者】
【氏名】ミュラー ヨハネス
【テーマコード(参考)】
3C039
3C051
3C061
【Fターム(参考)】
3C039FA06
3C051GG02
3C061AA37
3C061BA02
3C061BA18
3C061BA25
3C061BA31
3C061DD03
3C061EE21
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】本発明は、振動式のマルチファンクションツール機械(10a~o)用の切断装置(12a~o)、特に振動切断ツールであって、少なくとも1つのせん断ユニット(14a~o)を備え、せん断ユニット(14a~o)は、少なくとも1つの基体(16a~o)と、刃(18a~o)と、対向刃(20a~o)とを有し、刃(18a~o)と対向刃(20a~o)とは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口(22a~o)を画定し、かつせん断ユニット(14a~o)をマルチファンクションツール機械(10a~o)のツール受け部(26a~o)に取り付けるツールインタフェース(24a~o)を備える切断装置(12a~o)から出発する。提案するところによると、刃(18a~o)と対向刃(20a~o)とは、互いに相対的に不動に配置されており、かつ切断開口(22a~o)の切断開口角度(30a~o)の角度二等分線(28a~o)は、ツールインタフェース(24a~o)の振動軸線(34a~o)に対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース(24a~o)の半径方向軸線(60a~o)であって、振動軸線(34a~o)に対して垂直であり、かつ刃(18a~o)と対向刃(20a~o)との交点(36a~o)を通って延びる半径方向軸線(60a~o)に対して、70°~110°である角度(32a~o)をなして、かつ振動軸線(34a~o)に対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動式のマルチファンクションツール機械(10a~o)用の切断装置(12a~o)、特に振動切断ツールであって、
少なくとも1つのせん断ユニット(14a~o)を備え、前記せん断ユニット(14a~o)は、少なくとも1つの基体(16a~o)と、刃(18a~o)と、対向刃(20a~o)とを有し、前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)とは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口(22a~o)を画定し、かつ
前記せん断ユニット(14a~o)をマルチファンクションツール機械(10a~o)のツール受け部(26a~o)に取り付けるツールインタフェース(24a~o)を備える、
切断装置(12a~o)において、
前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)とは、互いに相対的に不動に配置されており、かつ
前記切断開口(22a~o)の切断開口角度(30a~o)の角度二等分線(28a~o)は、前記ツールインタフェース(24a~o)の振動軸線(34a~o)に対して垂直な一平面内で、前記ツールインタフェース(24a~o)の半径方向軸線(60a~o)であって、前記振動軸線(34a~o)に対して垂直であり、かつ前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)との交点(36a~o)を通って延びる半径方向軸線(60a~o)に対して、70°~110°である角度(32a~o)をなして、かつ前記振動軸線(34a~o)に対して垂直に延びる一平面内に配置されている、
ことを特徴とする切断装置。
【請求項2】
前記せん断ユニット(14c~k;14o)は、少なくとも前記刃(18c~k;18o)を形成する少なくとも1つのブレード(38c~k;38o)を有し、かつ前記基体(16c~k;16o)の、前記振動軸線(34c~k;34o)に対して略垂直に延びる側面(50c~k;50o)に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記ブレード(38i,38j,38k,38o)は、少なくとも1つの別の刃(40i,40j,40k,40o)を形成し、かつ前記基体(16i,16j,16k,16o)は、少なくとも1つの別の対向刃(42i,42j,42k,42o)を形成し、
前記別の刃(40i;40j;40k;40o)と、前記別の対向刃(42i;42j;42k;42o)とは、別の切断開口(44i;44j;44k;44o)を画定し、かつ前記別の切断開口(44i;44j;44k;44o)の別の角度二等分線(64i;64j;64k;64o)は、前記ツールインタフェース(24i;24j;24k;24o)の前記振動軸線(34i,34j,34k,34o)に対して垂直な一平面内で、前記ツールインタフェース(24i;24j;24k;24o)の前記半径方向軸線(60i;60j;60k;60o)であって、前記振動軸線(34i;34j;34k;34o)に対して垂直であり、かつ前記刃(18i;18j;18k;18o)と前記対向刃(20i;20j;20k;20o)との前記交点(36i;36j;36k;36o)を通って延びる半径方向軸線(60i;60j;60k;60o)に対して、70°~110°である角度(32i;32j;32k;32o)をなして、かつ前記振動軸線(34i;34j;34k;34o)に対して垂直に延びる一平面内に配置されている、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記せん断ユニット(14o)は、特に前記ブレード(36o)と同一の、少なくとも1つの別のブレード(48o)を有し、前記別のブレード(48o)は、前記基体(16o)の、前記側面(50o)とは反対側の別の側面(52o)に配置されており、前記ブレード(36o)と、前記別のブレード(48o)とは、前記基体(16o)の主延在平面に対して垂直に見て、互いに合同に配置されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項5】
前記基体(16h)は、少なくとも1つの面取りされたエッジ(54h)を有し、前記エッジ(54h)は、前記基体(16h)の、前記ブレード(38h)から背離した側に配置されており、前記対向刃(20h)および/または前記別の対向刃(42h)に対して平行に延びることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項6】
前記ブレード(38e)および/または前記別のブレード(48e)は、少なくとも1つの面取りされたエッジ(56e)を有し、前記エッジ(56e)は、前記ブレード(38e)および/または前記別のブレード(48e)の、前記基体(16e)から背離した側に配置されており、前記刃(18e)および/または前記別の刃(40e)に対して平行に延びることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項7】
前記基体(16a)は、少なくとも前記刃(18a)および/または前記対向刃(20a)を形成する少なくとも1つの硬質金属インサート(58a)を有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項8】
前記ツールインタフェース(24a~o)と、前記せん断ユニット(14a~o)の前記基体(16a~o)とは、1ピースに互いに結合されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項9】
前記基体(16c~k;16o)、前記ブレード(38c~k;38o)および/または前記別のブレード(48c~k;48o)は、1ピースに互いに結合されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか一項に記載の少なくとも1つの切断装置(12~o)を備えるマルチファンクションツール機械(10a~o)。
【請求項11】
請求項1から9までのいずれか一項に記載の切断装置(12a~o)および/または請求項10に記載のマルチファンクションツール機械(10a~o)を製造する方法。
【請求項12】
前記切断装置(12c;12f)のせん断ユニット(14c;14f)をブランクから製造し、少なくとも1つの方法ステップにおいて、前記せん断ユニット(14c;14f)を、前記せん断ユニット(14c;14f)のブレード(38c;38f)および基体(16c;16f)の主延在平面が互いに平行に配置されているように変形加工する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記せん断ユニット(14c~k;14o)を、前記せん断ユニット(14c~k;14o)の少なくとも1つのブレード(38c~k;38o)と基体(16c~k;16o)との間の少なくとも1つの素材結合式の結合により製造する、請求項11または12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切断装置、マルチファンクションツール機械、および切断装置を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
既に、振動式のマルチファンクションツール機械用の切断装置、特に振動切断ツールであって、少なくとも1つのせん断ユニットを備え、せん断ユニットは、少なくとも1つの基体と、刃と、対向刃とを有し、刃と対向刃とは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口を画定し、かつせん断ユニットをマルチファンクションツール機械のツール受け部に取り付けるツールインタフェースを備える切断装置は、提案されている。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、振動式のマルチファンクションツール機械用の切断装置、特に振動切断ツールであって、少なくとも1つのせん断ユニットを備え、せん断ユニットは、少なくとも1つの基体と、刃と、対向刃とを有し、刃と対向刃とは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口を画定し、かつせん断ユニットをマルチファンクションツール機械のツール受け部に取り付けるツールインタフェースを備える切断装置から出発する。
【0004】
提案するところによると、刃と対向刃とは、互いに相対的に不動に配置されており、かつ切断開口の切断開口角度の角度二等分線は、ツールインタフェースの振動軸線に対して垂直な一平面内で、ツールインタフェースの半径方向軸線であって、振動軸線に対して垂直であり、かつ刃と対向刃との交点を通って延びる半径方向軸線に対して、70°~110°である角度をなして、かつ振動軸線に対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0005】
好ましくは、切断装置は、差し込まれたワーク、特に、少なくとも部分的に切断開口内に存在するワークを、マルチファンクションツール機械の振動運動により、切断、特にせん断すべく、設けられている。好ましくは、振動運動は、ツールインタフェースを介してツール受け部からせん断ユニットに伝達される。好ましくは、基体は、特に少なくとも略完全に、金属、特に硬質金属から製作されている。せん断ユニットは、好ましくは、特に略完全に、金属、特に硬質金属から製作されている。任意選択的には、せん断ユニットは、コーティングを有し、コーティングは、刃および/または対向刃に被着されている。物体が「略完全にある材料から製作されている」とは、特に、この物体が、物体の体積全体に関して、少なくとも60%、好ましくは、70%超、特に好ましくは、80%超、任意選択的には、90%超、この材料から製作されていることと解すべきである。好ましくは、せん断ユニットは、一体に形成されている。「一体に」とは、特に1つのピースで成形されると解すべきである。好ましくは、この1つのピースは、個々のブランク、1つのコンパウンドおよび/または1つの注型成形物から、特に好ましくは、射出成形法、特にシングルコンポーネントおよび/またはマルチコンポーネント射出成形法で製造される。
【0006】
好ましくは、刃および対向刃は、構成部材、特に基体および/または付加的なブレードの切れ刃により形成されている。好ましくは、基体および/またはブレードのエッジが、刃を形成している。対向刃は、好ましくは、基体のエッジにより形成される。刃と対向刃とが「互いに相対的に不動に配置されている」とは、特に、切れ刃が互いに固定的な相対位置を有していることと解すべきである。好ましくは、切れ刃を形成する構成部材は、互いに相対的に固定的に配置、特に互いに結合されている。好ましくは、固定的な結合は、形状結合式、力結合式および/または素材結合式の結合として形成されている。形状結合式の結合は、例えばリベット結合として形成されていることができる。しかし、当業者に有意義と目される別の形状結合式の結合、例えばピン結合も可能である。代替的には、構成部材がねじ結合により結合されていることが可能であろう。素材結合式の結合は、好ましくは、プロジェクション溶接結合として形成されている。しかし、当業者に有意義と目される別の素材結合式の結合、例えば接着結合も可能である。刃と対向刃とが1ピース、特に一体に、基体の1つのブランクから、パンチ加工法、変形加工法、鋳造および/または射出成形法により製造されることが可能である。当業者に有意義と目される刃の別の製造方法、例えば別の分離加工方法も可能である。好ましくは、せん断ユニットは、少なくとも、刃と対向刃との間の1つの交点を有している。「交点」とは、この場合、特に、基体の主延在平面に対して垂直に2次元的に見たときの刃と対向刃との交点、特に刃および/または対向刃上の交点と解すべきである。特に、刃と対向刃とが、製造に起因して具体的な交点を有さず、互いに僅かな間隔を置いてねじれの位置で延びていることが可能であり、刃と対向刃との間の交点とは、このとき、特に、刃または対向刃上の、刃と対向刃との間の間隔が最小である1つの点と解すべきである。好ましくは、切断開口角度の頂点は、この1つの交点に配置されている。好ましくは、ツールインタフェースの振動軸線は、切断装置の装着された状態において、マルチファンクションツール機械振動軸線と同一である。「切断開口角度」とは、この場合、特に、基体の主延在平面内において2次元的に見て、刃および/または上記交点における刃の接線と、対向刃および/または上記交点における対向刃の接線とにより囲まれる角度と解すべきである。好ましくは、切断開口角度の角度二等分線と、半径方向軸線との間の角度は、70°~110°、好ましくは、80°~100°、特に好ましくは、85°~95°である。好ましくは、基体は、フラットに形成されている。好ましくは、基体の最大の材料厚さは、最大3mm、好ましくは、最大2mm、特に好ましくは、最大1mmである。好ましくは、交点と振動軸線との間の間隔は、最大70mm、好ましくは、最大65mm、特に好ましくは、最大60mmである。
【0007】
切断装置の本発明による構成により、有利には簡単に製造可能な、有利には低コストのかつ/または有利には機械的に安定な切断装置が提供され得る。特に、有利には、マルチファンクションツール機械用、特に、振動式の円運動をツール駆動として有するツール機械用の金属薄板切断装置が提供され得る。特に、切断装置の有利には低振動型のせん断運転が提供され得る。
【0008】
さらに提案するところによると、せん断ユニットは、少なくとも上記刃を形成する少なくとも1つのブレードを有し、かつ基体の、振動軸線に対して略垂直に延びる側面に配置されている。好ましくは、ブレードは、基体の主延在平面に対して略平行に延在する、基体の側面に配置されている。この側面は、特に、基体の外面の、特に、少なくとも20%、好ましくは、少なくとも30%を形成する主面により形成されている。好ましくは、この側面は、切断装置の、マルチファンクションツール機械に装着された状態において、基体の、マルチファンクションツール機械に面した側である。「略垂直」なる表現は、ここでは、特に、ある方向の、基準方向に対して相対的な方向付けを規定するものであり、この方向とこの基準方向とは、特に投影平面内で見て、90°の角度を囲み、角度は、特に8°未満、有利には5°未満、特に有利には2°未満の最大偏差を有している。好ましくは、ブレードは、基体の、ワークインタフェースとは反対側の端部領域、特に係合領域に配置されている。好ましくは、端部領域は、基体の横方向延在寸法全体にわたって延在している。好ましくは、端部領域は、基体の、ワークインタフェースから背離した側から、基体の長手方向で、基体中央に向かって、基体の長手方向延在寸法全体の最大50%、好ましくは、最大30%まで、特に好ましくは、最大20%の延在寸法を有して、延在している。ブレードの最大の材料厚さは、好ましくは、基体の最大の材料厚さより小さい。好ましくは、ブレードの最大の材料厚さは、最大2.5mm、好ましくは、最大1.5mm、特に好ましくは、最大0.8mmである。切断装置の本発明による構成により、有利には精緻な、かつ低振動型のせん断が保証され得る。基体および/またはブレードが、基体および/またはブレードの、ツールインタフェースから背離した側に、少なくとも1つの歯列を有していることが可能である。好ましくは、この歯列は、せん断をワーク、特に金属薄板の縁から離れたところで切り込み開始することを可能にすべく、設けられている。有利には僅かな製造ステップおよび有利には僅かな構成部材を有するせん断ユニットが提供され得る。有利には、切り込み開始位置に関して高い柔軟性を有する切断装置が提供され得る。
【0009】
さらに提案するところによると、ブレードは、少なくとも1つの別の刃を形成し、かつ基体は、少なくとも1つの別の対向刃を形成し、上記別の刃と、上記別の対向刃とは、別の切断開口を画定し、かつ上記別の切断開口の別の角度二等分線は、ツールインタフェースの振動軸線に対して垂直な一平面内で、ツールインタフェースの半径方向軸線であって、振動軸線に対して垂直であり、かつ上記刃と上記対向刃との交点を通って延びる半径方向軸線に対して、70°~110°である角度をなして、かつ振動軸線に対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0010】
好ましくは、基体は、少なくとも部分的に上記対向刃と上記別の対向刃とにより画定される切欠きを画定している。好ましくは、切欠きは、切断装置のせん断方向で開放されている。好ましくは、ブレードは、基体の主延在平面に対して垂直な視線方向で、上記対向刃と上記別の対向刃との間のこの切欠き内に配置されている。好ましくは、ブレードは、上記対向刃に面した側に上記刃を形成している。好ましくは、ブレードは、上記別の対向刃に面した側に上記別の刃を形成している。好ましくは、この別の切断開口は、別の切断開口角度を有している。この別の切断開口角度は、好ましくは、上記切断開口の上記切断開口角度とは異なって形成されている。好ましくは、上記別の切断開口は、ツールインタフェースから上記切断開口に向かう方向で見て、上記切断開口の後に配置されている。好ましくは、上記別の切断開口の上記別の切断開口角度は、上記切断開口の上記切断開口角度より小さい。本発明による構成により、有利には、異なる金属薄板材料および金属薄板厚さのときの切断装置の使用に関する高い柔軟性を有する切断装置が達成され得る。有利には高い操作快適性、特に運転時の有利には低振動による高い操作快適性が達成され得る。
【0011】
さらに提案するところによると、せん断ユニットは、特に上記ブレードと同一の、少なくとも1つの別のブレードを有し、上記別のブレードは、基体の、上記側面とは反対側の別の側面に配置されており、上記ブレードと、上記別のブレードとは、基体の主延在平面に対して垂直に見て、互いに合同に配置されている。好ましくは、上記ブレードと、上記別のブレードとは、上記ブレードと、上記別のブレードと、上記せん断ユニットとが、上記切断開口および/または上記別の切断開口を画定するように配置されている。切断装置の本発明による構成により、有利には、加工される金属薄板の2つの、特にバリのない面が、1回のせん断により形成され得る。
【0012】
さらに提案するところによると、基体は、少なくとも1つの面取りされたエッジを有し、エッジは、基体の、ブレードから背離した側に配置されており、上記対向刃および/または上記別の対向刃に対して平行に延びる。好ましくは、面取りされたエッジならびに上記対向刃および/または上記別の対向刃は、基体の1つの共通の側に配置されている。好ましくは、基体の面取りされたエッジの面取り部は、1.5mm~0.1mm、好ましくは、1mm~0.3mm、特に好ましくは、少なくとも約0.55mmの幅を有する45°の面取り部として形成されている。切断装置の本発明による構成により、有利には高い操作快適性が達成され得る。有利には高い切断品質が、切断装置により達成され得る。
【0013】
さらに提案するところによると、上記ブレードおよび/または上記別のブレードは、少なくとも1つの面取りされたエッジを有し、エッジは、上記ブレードおよび/または上記別のブレードの、基体から背離した側に配置されており、上記刃および/または上記別の刃に対して平行に延びる。好ましくは、上記ブレードおよび/または上記別のブレードの面取りされたエッジは、ブレードの、上記刃および/または上記別の刃と共通の側に配置されている。好ましくは、面取りされたエッジは、直接的に上記刃および/または上記別の刃のエッジに対して隣接して配置されている。好ましくは、ブレードの面取りされたエッジの面取り部は、1.5mm~0.1mm、好ましくは、1mm~0.3mm、特に好ましくは、少なくとも約0.55mmの幅を有する45°の面取り部として形成されている。切断装置の本発明による構成により、有利には高い操作快適性が達成され得る。有利には高い切断品質が、切断装置により達成され得る。
【0014】
さらに提案するところによると、基体は、少なくとも上記刃および/または上記対向刃を形成する少なくとも1つの硬質金属インサートを有する。好ましくは、硬質金属インサートは、上記別の刃および/または上記別の対向刃を形成する。本発明による構成により、切断装置の有利には長い寿命が達成され得る。有利には高い切断品質が、切断装置により達成され得る。
【0015】
さらに提案するところによると、ツールインタフェースと、せん断ユニットの基体とは、1ピースに互いに結合されている。「1ピース」とは、特に、少なくとも素材結合式に、例えば接着プロセス、インサート成形プロセスおよび/または溶接プロセス、特にプロジェクション溶接プロセスにより結合されると解すべきである。ツールインタフェースがリベット止めおよび/またはねじ止めプロセスにより1ピースに基体に結合されることも可能である。さらに、ツールインタフェースと基体とが、1つのピースで、例えば鋳造物からの製造により、かつ/またはシングルコンポーネントもしくはマルチコンポーネント射出成形法での製造により、かつ有利には、個々のブランクから成形されることが可能である。当業者に有意義と目される別の接合方法も可能である。本発明による構成により、有利には長い寿命を有する有利には簡単に製造し得るソーツールが提供され得る。
【0016】
さらに提案するところによると、基体、上記ブレードおよび/または上記別のブレードは、1ピースに互いに結合されている。本発明による構成により、有利には長い寿命を有する有利には簡単に製造し得るソーツールが提供され得る。
【0017】
さらに、少なくとも1つの本発明に係る切断装置を備えるマルチファンクションツール機械を提案する。マルチファンクションツール機械は、例えば振動式の手持ちツール機械である。特に、マルチファンクションツール機械は、ツール、特に切断装置のツールインタフェースと連結する少なくとも1つのツール受け部を備えている。本発明による構成により、せん断機能を有する有利には簡単に製造し得るマルチファンクションツール機械が製造され得る。
【0018】
さらに、本発明に係る切断装置および/または本発明に係るマルチファンクションツール機械を製造する方法を提案する。好ましくは、少なくとも1つの方法ステップにおいて、切断開口を変形加工によりかつ/または素材結合式の結合により形成する。当業者に有意義と目される、切断開口を形成する別の方法ステップ、例えばパンチ加工プロセスも可能である。好ましくは、切断開口は、切断装置の刃と対向刃とにより画定される。少なくとも1つの方法ステップにおいて、切断開口を、好ましくは、刃と対向刃とが、互いに相対的に不動に配置されており、かつ切断開口の切断開口角度の角度二等分線が、切断装置のツールインタフェースの振動軸線に対して垂直な一平面内で、ツールインタフェースの半径方向軸線であって、振動軸線に対して垂直であり、かつ刃と対向刃との交点を通って延びる半径方向軸線に対して、70°~110°である角度をなして、かつ振動軸線に対して垂直に延びる一平面内に配置されているように形成する。本発明に係る方法により、切断装置/マルチファンクションツール機械が、有利には僅かな方法ステップで製造され得る。
【0019】
さらに提案するところによると、切断装置のせん断ユニットをブランクから製造し、少なくとも1つの方法ステップにおいて、せん断ユニットを、せん断ユニットのブレードおよび基体の主延在平面が互いに平行に配置されているように変形加工する。好ましくは、基体は、少なくとも2つの領域を有し、2つの領域間には、特に変形加工軸線が配置されている。2つの領域のうちの第1の領域は、この場合、好ましくは、上記刃および/または上記別の刃を有するブレードを形成する一方、2つの領域のうちの第2の領域は、好ましくは、基体の、上記対向刃および/または上記別の対向刃を形成する部分により形成されている。好ましくは、少なくとも1つの方法ステップにおいて、まだ変形加工されていない基体の第1の領域を、変形加工軸線を中心に、特に180°変形加工し、その結果、ブレードは、基体の側面に当接する。好ましくは、少なくとも1つの方法ステップにおいて、第1の領域を自由曲げプロセスにより変形加工する。しかし、当業者に有意義と目される別の変形加工法、特に曲げ法、例えば型曲げ法および/または屈曲曲げ法も可能である。好ましくは、第1の領域を、第1の領域と第2の領域とが、特にブレードと基体とが、特に上記刃と上記対向刃とが、かつ/または上記別の刃と上記別の対向刃とが、切断開口を画定するように、変形加工軸線を中心に変形加工する。本発明に係る方法により、切断装置/マルチファンクションツール機械が、有利には、分離加工方法および/または素材結合方法から解放されて製造され得る。
【0020】
さらに提案するところによると、せん断ユニットを、せん断ユニットの少なくとも1つのブレードと基体との間の少なくとも1つの素材結合式の結合により製造する。本発明に係る方法により、切断装置/マルチファンクションツール機械が、有利には、変形加工プロセスから解放されて製造され得る。
【0021】
本発明に係る切断装置、本発明に係るマルチファンクションツール機械および/または本発明に係る方法は、この場合、上述の用途および実施の形態に限定されるものではない。特に、本発明に係る切断装置、本発明に係るマルチファンクションツール機械および/または本発明に係る方法は、ここで説明する機能形式を充足するために、個々の要素、構成部材およびユニットならびに方法ステップのここで挙げた数とは異なる数を有していてもよい。加えて、この開示の中で示す数値範囲において、挙げた限界の内側にある数値も、開示したもの、任意に使用可能なもの、と見なすべきである。
【0022】
さらなる利点は、以下の図面の説明から看取可能である。図面には、本発明の15種の実施例を示してある。図面、明細書および特許請求の範囲は、多数の特徴の組み合わせを含む。当業者は、これらの特徴を合目的的に個別に観察し、有意義な別の組み合わせにまとめることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明に係る切断装置を備える本発明に係るマルチファンクションツール機械の概略図である。
図2】ツールインタフェースとせん断ユニットとを備える本発明に係る切断装置の概略図である。
図3】ツールインタフェースとせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図4】ツールインタフェースと、ブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図5】ツールインタフェースと、ブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図6】ツールインタフェースと、面取りされたエッジを有するブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図7】ツールインタフェースと、ブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図8】ツールインタフェースと、ブレードおよび2つの切断開口を有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図9】ツールインタフェースと、面取りされたエッジを有するブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図10】ツールインタフェースと、せん断ユニットであって、ブレードと、面取りされたエッジを有する基体とを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図11】ツールインタフェースと、ブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図12】ツールインタフェースと、ブレードを有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図13】ブレードを有するせん断ユニットを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図14】基体を備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図15】基体を備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図16】基体を備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
図17】ツールインタフェースと、2つのブレードおよび2つの切断開口を有するせん断ユニットとを備える代替的な本発明に係る切断装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、マルチファンクションツール機械10aを示している。マルチファンクションツール機械10aは、切断装置12aを振動運動により駆動すべく、設けられている。マルチファンクションツール機械10aは、本発明に係る切断装置12aを備えている。マルチファンクションツール機械10aは、例えば振動式の手持ちツール機械として形成されている。マルチファンクションツール機械10aは、ツール、特に切断装置12aのツールインタフェース24aと連結するツール受け部26aを備えている。
【0025】
切断装置12aは、せん断ユニット14aを備えている。せん断ユニット14aは、基体16aを有し、基体16aは、刃18aと対向刃20aとを有している。刃18aと対向刃20aとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22aを画定している。切断装置12aは、せん断ユニット14aをマルチファンクションツール機械10aのツール受け部26aに取り付けるツールインタフェース24aを備えている。刃18aと対向刃20aとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22aの切断開口角度30aの角度二等分線28aは、ツールインタフェース24aの振動軸線34aに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24aの半径方向軸線60aであって、振動軸線34aに対して垂直であり、かつ刃18aと対向刃20aとの交点36aを通って延びる半径方向軸線60aに対して、70°~110°である角度32aをなして、かつ振動軸線34aに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図2)。
【0026】
基体16aは、金属、特に硬質金属から製作されている。せん断ユニット14aは、特に略完全に、金属、特に硬質金属から製作されている。せん断ユニット14aは、一体に形成されている。せん断ユニット14aは、交点36aを刃18aと対向刃20aとの間に有している。切断開口角度30aの頂点は、交点36aに配置されている。ツールインタフェース24aの振動軸線34aは、切断装置12aの装着された状態において、マルチファンクションツール機械振動軸線と同一である。切断開口角度30aの角度二等分線28aと、半径方向軸線60aとの間の角度32aは、70°~110°、好ましくは、80°~100°、特に好ましくは、85°~95°である。基体16aは、フラットに形成されている。基体16aの最大の材料厚さは、1mmである。ツールインタフェース24aと、せん断ユニット14aの基体16aとは、1ピースに互いに結合されている。ツールインタフェース24aと基体16aとは、溶接結合により互いに結合されている。溶接結合は、プロジェクション溶接法により形成されている。結合が、当業者に有意義と目される別の接合プロセスにより1ピースに形成されることも可能である。例えば、別の溶接プロセス、接着プロセスならびに/またはリベット止めおよび/もしくはねじ止めプロセスである。刃18aは、振動軸線34aに対して垂直な一平面内で、基体16aの主延在方向に対して65°の角度32aをなして延びている。対向刃20aは、切断開口角度30aの一辺を形成する領域において、振動軸線34aに対して垂直な一平面内で、基体16aの主延在方向に対して垂直に延びている。物体の「主延在方向」とは、この場合、特に、この物体をまだ辛うじて完全に囲繞する最小の幾何学的な直方体の最長のエッジに対して平行に延びる方向と解すべきである(図2)。
【0027】
以下に、本発明に係る切断装置12aおよび/または本発明に係るマルチファンクションツール機械10aを製造する方法について説明する。一方法ステップにおいて、切断開口22aを変形加工によりかつ/または素材結合式の結合により形成する。当業者に有意義と目される、切断開口22aを形成する別の方法ステップ、例えばパンチ加工プロセスも可能である。一方法ステップにおいて、切断開口22aを、好ましくは、刃18aと対向刃20aとが、互いに相対的に不動に配置されており、かつ切断開口22aの切断開口角度30aの角度二等分線28aが、切断装置12aのツールインタフェース24aの振動軸線34aに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24aの半径方向軸線60aであって、振動軸線34aに対して垂直であり、かつ刃18aと対向刃20aとの交点36aを通って延びる半径方向軸線60aに対して、70°~110°である角度32aをなして、かつ振動軸線34aに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図2)ように形成する。
【0028】
図3ないし17には、本発明の14種の代替的な実施例を示してある。後続の説明および図面は、実質的に実施例間の相違点に限定し、同じ称呼の構成部材、特に同じ符号を有する構成部材については、原則、別の実施例、特に図1および2の実施例の図面および/または説明も参照し得る。実施例を区別するために、アルファベットのaを、図1および2に示した実施例の符号の後に付してある。図3ないし17の実施例では、アルファベットのaをアルファベットのbないしoに置換してある。
【0029】
図3は、切断装置12bを示している。切断装置12bは、せん断ユニット14bを備えている。せん断ユニット14bは、基体16bを有し、基体16bは、刃18bと対向刃20bとを有している。刃18bと対向刃20bとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22bを画定している。切断装置12bは、せん断ユニット14bをマルチファンクションツール機械10bのツール受け部26bに取り付けるツールインタフェース24bを備えている。刃18bと対向刃20bとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22bの切断開口角度30bの角度二等分線28bは、ツールインタフェース24bの振動軸線34bに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24bの半径方向軸線60bであって、振動軸線34bに対して垂直であり、かつ刃18bと対向刃20bとの交点36bを通って延びる半径方向軸線60bに対して、70°~110°である角度32bをなして、かつ振動軸線34bに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。基体16bは、刃18bと対向刃20bとを形成する硬質金属インサート58bを有している。刃18bは、振動軸線34bに対して垂直な一平面内で、基体16bの主延在方向に対して垂直に延びている。対向刃20bは、振動軸線34bに対して垂直な一平面内で、基体16bの主延在方向に対して66°の角度をなして延びている(図3)。
【0030】
図4は、切断装置12cを示している。切断装置12cは、せん断ユニット14cを備えている。せん断ユニット14cは、基体16cを有し、基体16cは、刃18cと対向刃20cとを有している。刃18cと対向刃20cとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22cを画定している。切断装置12cは、せん断ユニット14cをマルチファンクションツール機械10cのツール受け部26cに取り付けるツールインタフェース24cを備えている。刃18cと対向刃20cとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22cの切断開口角度30cの角度二等分線28cは、ツールインタフェース24cの振動軸線34cに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24cの半径方向軸線60cであって、振動軸線34cに対して垂直であり、かつ刃18cと対向刃20cとの交点36cを通って延びる半径方向軸線60cに対して、70°~110°である角度32cをなして、かつ振動軸線34cに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0031】
せん断ユニット14cは、刃18cを形成するブレード38cを有している。ブレード38cは、基体16cの、振動軸線34cに対して略垂直に延びる側面50cに配置されている。ブレード38cは、基体16cの、ツールインタフェース24cとは反対側の端部領域に配置されている。ブレード38cの最大の材料厚さは、基体16cの最大の材料厚さより小さい。ブレード38cの最大の材料厚さは、0.8mmである。刃18cは、振動軸線34cに対して垂直な一平面内で、基体16cの主延在方向に対して垂直に延びている。対向刃20cは、振動軸線34cに対して垂直な一平面内で、基体16cの主延在方向に対して66°の角度をなして延びている。基体16cとブレード38cとは、1ピースに互いに結合されている。基体16cとブレード38cとは、溶接結合により互いに結合されている。溶接結合は、プロジェクション溶接法により形成されている。結合が、当業者に有意義と目される別の接合プロセスにより1ピースに形成されることも可能である。例えば、別の溶接プロセス、接着プロセスならびに/またはリベット止めおよび/もしくはねじ止めプロセスである(図4)。
【0032】
以下に、本発明に係る切断装置12cおよび/または本発明に係るマルチファンクションツール機械10cを製造する代替的な方法について説明する。一方法ステップにおいて、切断装置12cのせん断ユニット14cをブランクから製造する。一方法ステップにおいて、せん断ユニット14cを、せん断ユニット14cのブレード38cおよび基体16cの主延在平面が互いに平行に配置されているように変形加工する。基体16cは、2つの領域68c,70cを有している。2つの領域68c,70c間には、変形加工軸線66cが配置されている。2つの領域のうちの第1の領域68cは、刃18cを有するブレード38cを形成している。2つの領域のうちの第2の領域70cは、基体16cの、対向刃20cを形成する部分により形成されている。少なくとも1つの方法ステップにおいて、まだ変形加工されていない基体16cの第1の領域68cを、変形加工軸線66cを中心に、特に180°変形加工し、その結果、ブレード38cは、基体16cの側面50cに当接する。少なくとも1つの方法ステップにおいて、第1の領域68cを自由曲げプロセスにより変形加工する。しかし、当業者に有意義と目される別の変形加工法、特に曲げ法、例えば型曲げ法および/または屈曲曲げ法も可能である。第1の領域68cは、第1の領域68cと第2の領域70cとが、特にブレード38cと基体16cとが、特に刃18cと対向刃20cとが、切断開口22cを画定するように、変形加工軸線66cを中心に変形加工される。代替的な一方法において、せん断ユニット14cを、せん断ユニット14cの少なくとも1つのブレード38cと基体16cとの間の少なくとも1つの素材結合式の結合により製造する。素材結合式の結合は、例えば、一方法ステップにおいて、接着プロセス、インサート成形プロセスおよび/または溶接プロセス、特にプロジェクション溶接プロセスにより形成される。ブレード38cをリベット止めおよび/またはねじ止めプロセスにより基体16cに結合することも可能である(図4)。
【0033】
図5は、切断装置12dを示している。切断装置12dは、せん断ユニット14dを備えている。せん断ユニット14dは、基体16dを有し、基体16dは、刃18dと対向刃20dとを有している。刃18dと対向刃20dとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22dを画定している。切断装置12dは、せん断ユニット14dをマルチファンクションツール機械10dのツール受け部26dに取り付けるツールインタフェース24dを備えている。刃18dと対向刃20dとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22dの切断開口角度30dの角度二等分線28dは、ツールインタフェース24dの振動軸線34dに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24dの半径方向軸線60dであって、振動軸線34dに対して垂直であり、かつ刃18dと対向刃20dとの交点36dを通って延びる半径方向軸線60dに対して、70°~110°である角度32dをなして、かつ振動軸線34dに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0034】
せん断ユニット14dは、刃18dを形成するブレード38dを有している。ブレード38dは、基体16dの、振動軸線34dに対して略垂直に延びる側面50dに配置されている。ブレード38dは、基体16dの、ツールインタフェース24dとは反対側の端部領域に配置されている。ブレード38dの最大の材料厚さは、基体16dの最大の材料厚さより小さい。ブレード38dは、縦断面図において、3つの角を囲む3つの辺を有している。3つの角のうち、刃18dと接していない1つの角は、アールを有している。刃18dは、3つの辺のうち、最長の辺を形成している。刃18dは、振動軸線34dに面している。刃18dは、振動軸線34dに対して垂直な一平面内で、基体16dの主延在方向に対して63°の角度をなして延びている。対向刃20dは、振動軸線34dに対して垂直な一平面内で、切断開口角度30dの一辺を形成する領域において、基体16dの主延在方向に対して垂直に延びている(図5)。
【0035】
図6は、切断装置12eを示している。切断装置12eは、せん断ユニット14eを備えている。せん断ユニット14eは、基体16eを有し、基体16eは、刃18eと対向刃20eとを有している。刃18eと対向刃20eとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22eを画定している。切断装置12eは、せん断ユニット14eをマルチファンクションツール機械10eのツール受け部26eに取り付けるツールインタフェース24eを備えている。刃18eと対向刃20eとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22eの切断開口角度30eの角度二等分線28eは、ツールインタフェース24eの振動軸線34eに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24eの半径方向軸線60eであって、振動軸線34eに対して垂直であり、かつ刃18eと対向刃20eとの交点36eを通って延びる半径方向軸線60eに対して、70°~110°である角度32eをなして、かつ振動軸線34eに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0036】
せん断ユニット14eは、刃18eを形成するブレード38eを有している。ブレード38eは、基体16eの、振動軸線34eに対して略垂直に延びる側面50eに配置されている。ブレード38eは、基体16eの、ツールインタフェース24eとは反対側の端部領域に配置されている。ブレード38eの最大の材料厚さは、基体16eの最大の材料厚さより小さい。ブレード38eは、縦断面図において、3つの角を囲む3つの辺を有している。3つの角のうち、刃18eと接していない1つの角は、アールを有している。刃18eは、3つの辺のうち、最長の辺を形成している。刃18eは、振動軸線34eに面している。ブレード38eは、面取りされたエッジ56eを有し、エッジ56eは、ブレード38eの、基体16eから背離した側に配置されており、刃18eに対して平行に延びている(図6)。
【0037】
図7は、切断装置12fを示している。切断装置12fは、せん断ユニット14fを備えている。せん断ユニット14fは、基体16fを有し、基体16fは、刃18fと対向刃20fとを有している。刃18fと対向刃20fとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22fを画定している。切断装置12fは、せん断ユニット14fをマルチファンクションツール機械10fのツール受け部26fに取り付けるツールインタフェース24fを備えている。刃18fと対向刃20fとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22fの切断開口角度30fの角度二等分線28fは、ツールインタフェース24fの振動軸線34fに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24fの半径方向軸線60fであって、振動軸線34fに対して垂直であり、かつ刃18fと対向刃20fとの交点36fを通って延びる半径方向軸線60fに対して、70°~110°である角度32fをなして、かつ振動軸線34fに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0038】
せん断ユニット14fは、刃18fを形成するブレード38fを有している。ブレード38fは、基体16fの、振動軸線34fに対して略垂直に延びる側面50fに配置されている。ブレード38fは、基体16fの、ツールインタフェース24fとは反対側の端部領域に配置されている。ブレード38fの最大の材料厚さは、基体16fの最大の材料厚さより小さい。振動軸線34fに面した刃18fは、アールを有している(図7)。
【0039】
図8は、切断装置12gを示している。切断装置12gは、せん断ユニット14gを備えている。せん断ユニット14gは、基体16gを有し、基体16gは、刃18gと対向刃20gとを有している。刃18gと対向刃20gとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22gを画定している。切断装置12gは、せん断ユニット14gをマルチファンクションツール機械10gのツール受け部26gに取り付けるツールインタフェース24gを備えている。刃18gと対向刃20gとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22gの切断開口角度30gの角度二等分線28gは、ツールインタフェース24gの振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24gの半径方向軸線60gであって、振動軸線34gに対して垂直であり、かつ刃18gと対向刃20gとの交点36gを通って延びる半径方向軸線60gに対して、70°~110°である角度32gをなして、かつ振動軸線34gに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0040】
ブレード38gは、別の刃40gを形成している。基体16gは、別の対向刃42gを形成している。別の刃40gと、別の対向刃42gとは、別の切断開口44gを画定している。別の切断開口44gの別の角度二等分線64gは、ツールインタフェース24gの振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24gの半径方向軸線60gであって、振動軸線34gに対して垂直であり、かつ刃18gと対向刃20gとの交点36gを通って延びる半径方向軸線60gに対して、70°~110°である角度32gをなして、かつ振動軸線34gに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図8)。
【0041】
別の切断開口44gは、別の切断開口角度を有している。この別の切断開口角度は、切断開口22gの切断開口角度30gとは異なって形成されている。別の切断開口44gは、ツールインタフェース24gから切断開口22gに向かう方向で見て、切断開口22gの後に配置されている。別の切断開口44gのこの別の切断開口角度は、切断開口22gの切断開口角度30gより小さい。刃18gは、振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、基体16gの主延在方向に対して65°の角度をなして延びている。対向刃20gは、振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、基体16gの主延在方向に対して45°の角度をなして延びている。別の刃40gは、振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、刃18gに対して平行に延びている。別の対向刃42gは、振動軸線34gに対して垂直な一平面内で、基体16gの主延在方向に対して80°の角度をなして延びている(図8)。
【0042】
図9および10は、それぞれ、切断装置12hを示している。切断装置12hは、せん断ユニット14hを備えている。せん断ユニット14hは、基体16hを有し、基体16hは、刃18hと対向刃20hとを有している。刃18hと対向刃20hとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22hを画定している。切断装置12hは、せん断ユニット14hをマルチファンクションツール機械10hのツール受け部26hに取り付けるツールインタフェース24hを備えている。刃18hと対向刃20hとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22hの切断開口角度30hの角度二等分線28hは、ツールインタフェース24hの振動軸線34hに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24hの半径方向軸線60hであって、振動軸線34hに対して垂直であり、かつ刃18hと対向刃20hとの交点36hを通って延びる半径方向軸線60hに対して、70°~110°である角度32hをなして、かつ振動軸線34hに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0043】
基体16hは、少なくとも面取りされたエッジ54hを有し、エッジ54hは、基体16hの、ブレード38hから背離した側に配置されており、対向刃20hに対して平行に延びている。面取りされたエッジ54hと、対向刃20hとは、基体16hの1つの共通の側に配置されている。基体16hの面取りされたエッジ54hの面取り部は、0.55mmの幅を有する45°の面取り部として形成されている。しかし、当業者に有意義と目される面取り部の別の形成、例えば45°×1mmまたは45°×0.3mmも可能である(図9)。ブレード38hは、面取りされたエッジ56hを有し、エッジ56hは、ブレード38hの、基体16hから背離した側に配置されており、刃18hに対して平行に延びている。ブレード38hの面取りされたエッジ56hと、は、刃18hを有するブレード38hの1つの共通の側に配置されている。好ましくは、ブレード38hの面取りされたエッジ56hの面取り部は、0.55mmの幅を有する45°の面取り部として形成されている。しかし、当業者に有意義と目される面取り部の別の形成、例えば45°×1mmまたは45°×0.3mmも可能である(図10)。
【0044】
図11は、切断装置12iを示している。切断装置12iは、せん断ユニット14iを備えている。せん断ユニット14iは、基体16iを有し、基体16iは、刃18iと対向刃20iとを有している。刃18iと対向刃20iとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22iを画定している。切断装置12iは、せん断ユニット14iをマルチファンクションツール機械10iのツール受け部26iに取り付けるツールインタフェース24iを備えている。刃18iと対向刃20iとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22iの切断開口角度30iの角度二等分線28iは、ツールインタフェース24iの振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24iの半径方向軸線60iであって、振動軸線34iに対して垂直であり、かつ刃18iと対向刃20iとの交点36iを通って延びる半径方向軸線60iに対して、70°~110°である角度32iをなして、かつ振動軸線34iに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0045】
ブレード38iは、別の刃40iを形成している。基体16iは、別の対向刃42iを形成している。別の刃40iと、別の対向刃42iとは、別の切断開口44iを画定している。別の切断開口44iの別の角度二等分線64iは、ツールインタフェース24iの振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24iの半径方向軸線60iであって、振動軸線34iに対して垂直であり、かつ刃18iと対向刃20iとの交点36iを通って延びる半径方向軸線60iに対して、70°~110°である角度32iをなして、かつ振動軸線34iに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図11)。
【0046】
別の切断開口44iは、別の切断開口角度を有している。この別の切断開口角度は、切断開口22iの切断開口角度30iとは異なって形成されている。別の切断開口44iは、ツールインタフェース24iから切断開口22iに向かう方向で見て、切断開口22iの後に配置されている。別の切断開口44iのこの別の切断開口角度は、切断開口22iの切断開口角度30iより小さい。刃18iは、振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、基体16iの主延在方向に対して80°の角度をなして延びている。対向刃20iは、振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、基体16iの主延在方向に対して51°の角度をなして延びている。別の刃40iは、振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、基体16iの主延在方向に対して66°の角度をなして延びている。別の対向刃42iは、振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、基体16iの主延在方向に対して85°の角度をなして延びている(図11)。
【0047】
図12は、切断装置12jを示している。切断装置12jは、せん断ユニット14jを備えている。せん断ユニット14jは、基体16jを有し、基体16jは、刃18jと対向刃20jとを有している。刃18jと対向刃20jとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22jを画定している。切断装置12jは、せん断ユニット14jをマルチファンクションツール機械10jのツール受け部に取り付けるツールインタフェース24jを備えている。刃18jと対向刃20jとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22jの切断開口角度30jの角度二等分線28jは、ツールインタフェース24jの振動軸線34jに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24jの半径方向軸線60jであって、振動軸線34jに対して垂直であり、かつ刃18jと対向刃20jとの交点36jを通って延びる半径方向軸線60jに対して、70°~110°である角度32jをなして、かつ振動軸線34jに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0048】
ブレード38jは、別の刃40jを形成している。基体16jは、別の対向刃42jを形成している。別の刃40jと、別の対向刃42jとは、別の切断開口44jを画定している。別の切断開口44jの別の角度二等分線64jは、ツールインタフェース24jの振動軸線34jに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24jの半径方向軸線60jであって、振動軸線34jに対して垂直であり、かつ刃18jと対向刃20jとの交点36jを通って延びる半径方向軸線60jに対して、70°~110°である角度32jをなして、かつ振動軸線34jに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図12)。
【0049】
別の切断開口44jは、別の切断開口角度を有している。この別の切断開口角度は、切断開口22jの切断開口角度30jとは異なって形成されている。別の切断開口44jは、ツールインタフェース24jから切断開口22jに向かう方向で見て、切断開口22jの後に配置されている。別の切断開口44jのこの別の切断開口角度は、切断開口22jの切断開口角度30jより小さい。刃18jは、振動軸線34jに対して垂直な一平面内で、基体16jの主延在方向に対して65°の角度をなして延びている。対向刃20jは、振動軸線34iに対して垂直な一平面内で、基体16jの主延在方向に対して46°の角度をなして延びている。別の刃40jは、振動軸線34jに対して垂直な一平面内で、基体16jの主延在方向に対して80°の角度をなして延びている。別の対向刃42jは、振動軸線34jに対して垂直な一平面内で、基体16jの主延在方向に対して75°の角度をなして延びている(図12)。
【0050】
図13は、切断装置12kを示している。切断装置12kは、せん断ユニット14kを備えている。せん断ユニット14kは、基体16kを有し、基体16kは、刃18kと対向刃20kとを有している。刃18kと対向刃20kとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22kを画定している。切断装置12kは、せん断ユニット14kをマルチファンクションツール機械10kのツール受け部26kに取り付けるツールインタフェース24kを備えている。刃18kと対向刃20kとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22kの切断開口角度30kの角度二等分線28kは、ツールインタフェース24kの振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24kの半径方向軸線60kであって、振動軸線34kに対して垂直であり、かつ刃18kと対向刃20kとの交点36kを通って延びる半径方向軸線60kに対して、70°~110°である角度32kをなして、かつ振動軸線34kに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0051】
ブレード38kは、別の刃40kを形成している。基体16kは、別の対向刃42kを形成している。別の刃40kと、別の対向刃42kとは、別の切断開口44kを画定している。別の切断開口44kの別の角度二等分線64kは、ツールインタフェース24kの振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24kの半径方向軸線60kであって、振動軸線34kに対して垂直であり、かつ刃18kと対向刃20kとの交点36kを通って延びる半径方向軸線60kに対して、70°~110°である角度32kをなして、かつ振動軸線34kに対して垂直に延びる一平面内に配置されている(図13)。
【0052】
別の切断開口44kは、別の切断開口角度を有している。この別の切断開口角度は、切断開口22kの切断開口角度30kとは異なって形成されている。別の切断開口44kは、ツールインタフェース24kから切断開口22kに向かう方向で見て、切断開口22kの後に配置されている。別の切断開口44kのこの別の切断開口角度は、切断開口22kの切断開口角度30kより小さい。刃18kは、振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、基体16kの主延在方向に対して79°の角度をなして延びている。対向刃20kは、振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、基体16kの主延在方向に対して47°の角度をなして延びている。別の刃40kは、振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、基体16kの主延在方向に対して66°の角度をなして延びている。別の対向刃42kは、振動軸線34kに対して垂直な一平面内で、基体16kの主延在方向に対して垂直に延びている(図13)。
【0053】
図14は、切断装置12lを示している。切断装置12lは、せん断ユニット14lを備えている。せん断ユニット14lは、基体16lを有し、基体16lは、刃18lと対向刃20lとを有している。刃18lと対向刃20lとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22lを画定している。切断装置12lは、せん断ユニット14lをマルチファンクションツール機械10lのツール受け部26lに取り付けるツールインタフェース24lを備えている。刃18lと対向刃20lとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22lの切断開口角度30lの角度二等分線28lは、ツールインタフェース24lの振動軸線34lに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24lの半径方向軸線60lであって、振動軸線34lに対して垂直であり、かつ刃18lと対向刃20lとの交点36lを通って延びる半径方向軸線60lに対して、70°~110°である角度32lをなして、かつ振動軸線34lに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0054】
基体16lは、別の対向刃42lを有している。別の対向刃42lは、互いに一体に形成されている2つの領域を有している。2つの領域は、互いに屈折されて形成されている。2つの領域のうち、切断装置12lのせん断方向で2つの領域のうちの第1の領域の後に配置されている第2の領域は、第1の領域に対して屈折されて配置されている(図14)。
【0055】
図15は、切断装置12mを示している。切断装置12mは、せん断ユニット14mを備えている。せん断ユニット14mは、基体16mを有し、基体16mは、刃18mと対向刃20mとを有している。刃18mと対向刃20mとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22mを画定している。切断装置12mは、せん断ユニット14mをマルチファンクションツール機械10mのツール受け部26mに取り付けるツールインタフェース24mを備えている。刃18mと対向刃20mとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22mの切断開口角度30mの角度二等分線28mは、ツールインタフェース24mの振動軸線34mに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24mの半径方向軸線60mであって、振動軸線34mに対して垂直であり、かつ刃18mと対向刃20mとの交点36mを通って延びる半径方向軸線60mに対して、70°~110°である角度32mをなして、かつ振動軸線34mに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0056】
基体16mは、別の対向刃42mを有している。別の対向刃42mは、互いに一体に形成されている2つの領域を有している。2つの領域は、互いに丸み付けられて、任意のアールを有して形成されている。2つの領域のうち、切断装置12mのせん断方向で2つの領域のうちの第1の領域の後に配置されている第2の領域は、第1の領域に対して丸み付けられて配置されている(図15)。
【0057】
図16は、切断装置12nを示している。切断装置12nは、せん断ユニット14nを備えている。せん断ユニット14nは、基体16nを有し、基体16nは、刃18nと対向刃20nとを有している。刃18nと対向刃20nとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22nを画定している。切断装置12nは、せん断ユニット14nをマルチファンクションツール機械10nのツール受け部26nに取り付けるツールインタフェース24nを備えている。刃18nと対向刃20nとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22nの切断開口角度30nの角度二等分線28nは、ツールインタフェース24nの振動軸線34nに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24nの半径方向軸線60nであって、振動軸線34nに対して垂直であり、かつ刃18nと対向刃20nとの交点36nを通って延びる半径方向軸線60nに対して、70°~110°である角度32nをなして、かつ振動軸線34nに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。基体16nは、別の対向刃42nを有している。別の対向刃42nは、基体16nの真っ直ぐなエッジにより形成される(図16)。
【0058】
図17は、切断装置12oを示している。切断装置12oは、せん断ユニット14oを備えている。せん断ユニット14oは、基体16oを有し、基体16oは、刃18oと対向刃20oとを有している。刃18oと対向刃20oとは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口22oを画定している。切断装置12oは、せん断ユニット14oをマルチファンクションツール機械10oのツール受け部26oに取り付けるツールインタフェース24oを備えている。刃18oと対向刃20oとは、互いに相対的に不動に配置されている。切断開口22oの切断開口角度30oの角度二等分線28oは、ツールインタフェース24oの振動軸線34oに対して垂直な一平面内で、ツールインタフェース24oの半径方向軸線60oであって、振動軸線34oに対して垂直であり、かつ刃18oと対向刃20oとの交点36oを通って延びる半径方向軸線60oに対して、70°~110°である角度32oをなして、かつ振動軸線34oに対して垂直に延びる一平面内に配置されている。
【0059】
せん断ユニット14oは、特にブレード38oと同一の、別のブレード48oを有している。別のブレード48oは、基体16oの、側面50oとは反対側の別の側面52oに配置されている。ブレード38oと、別のブレード48oとは、基体16oの主延在平面に対して垂直に見て、互いに合同に配置されている。基体16oと、ブレード38oと、別のブレード48oとは、1ピースに互いに結合されている(図17)。
【符号の説明】
【0060】
10a マルチファンクションツール機械
10b マルチファンクションツール機械
10c マルチファンクションツール機械
10d マルチファンクションツール機械
10e マルチファンクションツール機械
10f マルチファンクションツール機械
10g マルチファンクションツール機械
10h マルチファンクションツール機械
10i マルチファンクションツール機械
10j マルチファンクションツール機械
10k マルチファンクションツール機械
10l マルチファンクションツール機械
10m マルチファンクションツール機械
10n マルチファンクションツール機械
10o マルチファンクションツール機械
12a 切断装置
12b 切断装置
12c 切断装置
12d 切断装置
12e 切断装置
12f 切断装置
12g 切断装置
12h 切断装置
12i 切断装置
12j 切断装置
12k 切断装置
12l 切断装置
12m 切断装置
12n 切断装置
12o 切断装置
14a せん断ユニット
14b せん断ユニット
14c せん断ユニット
14d せん断ユニット
14e せん断ユニット
14f せん断ユニット
14g せん断ユニット
14h せん断ユニット
14i せん断ユニット
14j せん断ユニット
14k せん断ユニット
14l せん断ユニット
14m せん断ユニット
14n せん断ユニット
14o せん断ユニット
16a 基体
16b 基体
16c 基体
16d 基体
16e 基体
16f 基体
16g 基体
16h 基体
16i 基体
16j 基体
16k 基体
16l 基体
16m 基体
16n 基体
16o 基体
18a 刃
18b 刃
18c 刃
18d 刃
18e 刃
18f 刃
18g 刃
18h 刃
18i 刃
18j 刃
18k 刃
18l 刃
18m 刃
18n 刃
18o 刃
20a 対向刃
20b 対向刃
20c 対向刃
20d 対向刃
20e 対向刃
20f 対向刃
20g 対向刃
20h 対向刃
20i 対向刃
20j 対向刃
20k 対向刃
20l 対向刃
20m 対向刃
20n 対向刃
20o 対向刃
22a 切断開口
22b 切断開口
22c 切断開口
22d 切断開口
22e 切断開口
22f 切断開口
22g 切断開口
22h 切断開口
22i 切断開口
22j 切断開口
22k 切断開口
22l 切断開口
22m 切断開口
22n 切断開口
22o 切断開口
24a ツールインタフェース
24b ツールインタフェース
24c ツールインタフェース
24d ツールインタフェース
24e ツールインタフェース
24f ツールインタフェース
24g ツールインタフェース
24h ツールインタフェース
24i ツールインタフェース
24j ツールインタフェース
24k ツールインタフェース
24l ツールインタフェース
24m ツールインタフェース
24n ツールインタフェース
24o ツールインタフェース
26a ツール受け部
26b ツール受け部
26c ツール受け部
26d ツール受け部
26e ツール受け部
26f ツール受け部
26g ツール受け部
26h ツール受け部
26i ツール受け部
26k ツール受け部
26l ツール受け部
26m ツール受け部
26n ツール受け部
26o ツール受け部
28a 角度二等分線
28b 角度二等分線
28c 角度二等分線
28d 角度二等分線
28e 角度二等分線
28f 角度二等分線
28g 角度二等分線
28h 角度二等分線
28i 角度二等分線
28j 角度二等分線
28k 角度二等分線
28l 角度二等分線
28m 角度二等分線
28n 角度二等分線
28o 角度二等分線
30a 切断開口角度
30b 切断開口角度
30c 切断開口角度
30d 切断開口角度
30e 切断開口角度
30f 切断開口角度
30g 切断開口角度
30h 切断開口角度
30i 切断開口角度
30j 切断開口角度
30k 切断開口角度
30l 切断開口角度
30m 切断開口角度
30n 切断開口角度
30o 切断開口角度
32a 角度
32b 角度
32c 角度
32d 角度
32e 角度
32f 角度
32g 角度
32h 角度
32i 角度
32j 角度
32k 角度
32l 角度
32m 角度
32n 角度
32o 角度
34a 振動軸線
34b 振動軸線
34c 振動軸線
34d 振動軸線
34e 振動軸線
34f 振動軸線
34g 振動軸線
34h 振動軸線
34i 振動軸線
34j 振動軸線
34k 振動軸線
34l 振動軸線
34m 振動軸線
34n 振動軸線
34o 振動軸線
36a 交点
36b 交点
36c 交点
36d 交点
36e 交点
36f 交点
36g 交点
36h 交点
36i 交点
36j 交点
36k 交点
36l 交点
36m 交点
36n 交点
36o 交点
38c ブレード
38d ブレード
38e ブレード
38f ブレード
38g ブレード
38h ブレード
38i ブレード
38j ブレード
38k ブレード
38o ブレード
40g 別の刃
40i 別の刃
40j 別の刃
40k 別の刃
40o 別の刃
42g 別の対向刃
42i 別の対向刃
42j 別の対向刃
42k 別の対向刃
42l 別の対向刃
42m 別の対向刃
42n 別の対向刃
42o 別の対向刃
44g 別の切断開口
44i 別の切断開口
44j 別の切断開口
44k 別の切断開口
44o 別の切断開口
48o 別のブレード
50c 側面
50d 側面
50e 側面
50f 側面
50o 側面
52o 別の側面
54h 面取りされたエッジ
56e 面取りされたエッジ
56h 面取りされたエッジ
58a 硬質金属インサート
58b 硬質金属インサート
60a 半径方向軸線
60b 半径方向軸線
60c 半径方向軸線
60d 半径方向軸線
60e 半径方向軸線
60f 半径方向軸線
60g 半径方向軸線
60h 半径方向軸線
60i 半径方向軸線
60j 半径方向軸線
60k 半径方向軸線
60l 半径方向軸線
60m 半径方向軸線
60n 半径方向軸線
60o 半径方向軸線
64g 別の角度二等分線
64i 別の角度二等分線
64j 別の角度二等分線
64k 別の角度二等分線
64o 別の角度二等分線
66c 変形加工軸線
68c 第1の領域
70c 第2の領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動式のマルチファンクションツール機械(10a~o)用の切断装置(12a~o)、特に振動切断ツールであって、
少なくとも1つのせん断ユニット(14a~o)を備え、前記せん断ユニット(14a~o)は、少なくとも1つの基体(16a~o)と、刃(18a~o)と、対向刃(20a~o)とを有し、前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)とは、ワーク、特に金属薄板を差し込む切断開口(22a~o)を画定し、かつ
前記せん断ユニット(14a~o)をマルチファンクションツール機械(10a~o)のツール受け部(26a~o)に取り付けるツールインタフェース(24a~o)を備える、
切断装置(12a~o)において、
前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)とは、互いに相対的に不動に配置されており、かつ
前記切断開口(22a~o)の切断開口角度(30a~o)の角度二等分線(28a~o)は、前記ツールインタフェース(24a~o)の振動軸線(34a~o)に対して垂直な一平面内で、前記ツールインタフェース(24a~o)の半径方向軸線(60a~o)であって、前記振動軸線(34a~o)に対して垂直であり、かつ前記刃(18a~o)と前記対向刃(20a~o)との交点(36a~o)を通って延びる半径方向軸線(60a~o)に対して、70°~110°である角度(32a~o)をなして、かつ前記振動軸線(34a~o)に対して垂直に延びる一平面内に配置されている、
ことを特徴とする切断装置。
【請求項2】
前記せん断ユニット(14c~k;14o)は、少なくとも前記刃(18c~k;18o)を形成する少なくとも1つのブレード(38c~k;38o)を有し、かつ前記基体(16c~k;16o)の、前記振動軸線(34c~k;34o)に対して略垂直に延びる側面(50c~k;50o)に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記ブレード(38i,38j,38k,38o)は、少なくとも1つの別の刃(40i,40j,40k,40o)を形成し、かつ前記基体(16i,16j,16k,16o)は、少なくとも1つの別の対向刃(42i,42j,42k,42o)を形成し、
前記別の刃(40i;40j;40k;40o)と、前記別の対向刃(42i;42j;42k;42o)とは、別の切断開口(44i;44j;44k;44o)を画定し、かつ前記別の切断開口(44i;44j;44k;44o)の別の角度二等分線(64i;64j;64k;64o)は、前記ツールインタフェース(24i;24j;24k;24o)の前記振動軸線(34i,34j,34k,34o)に対して垂直な一平面内で、前記ツールインタフェース(24i;24j;24k;24o)の前記半径方向軸線(60i;60j;60k;60o)であって、前記振動軸線(34i;34j;34k;34o)に対して垂直であり、かつ前記刃(18i;18j;18k;18o)と前記対向刃(20i;20j;20k;20o)との前記交点(36i;36j;36k;36o)を通って延びる半径方向軸線(60i;60j;60k;60o)に対して、70°~110°である角度(32i;32j;32k;32o)をなして、かつ前記振動軸線(34i;34j;34k;34o)に対して垂直に延びる一平面内に配置されている、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記せん断ユニット(14o)は、特に前記ブレード(36o)と同一の、少なくとも1つの別のブレード(48o)を有し、前記別のブレード(48o)は、前記基体(16o)の、前記側面(50o)とは反対側の別の側面(52o)に配置されており、前記ブレード(36o)と、前記別のブレード(48o)とは、前記基体(16o)の主延在平面に対して垂直に見て、互いに合同に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項5】
前記基体(16h)は、少なくとも1つの面取りされたエッジ(54h)を有し、前記エッジ(54h)は、前記基体(16h)の、前記ブレード(38h)から背離した側に配置されており、前記対向刃(20h)および/または前記別の対向刃(42h)に対して平行に延びることを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項6】
前記ブレード(38e)および/または前記別のブレード(48e)は、少なくとも1つの面取りされたエッジ(56e)を有し、前記エッジ(56e)は、前記ブレード(38e)および/または前記別のブレード(48e)の、前記基体(16e)から背離した側に配置されており、前記刃(18e)および/または前記別の刃(40e)に対して平行に延びることを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項7】
前記基体(16a)は、少なくとも前記刃(18a)および/または前記対向刃(20a)を形成する少なくとも1つの硬質金属インサート(58a)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項8】
前記ツールインタフェース(24a~o)と、前記せん断ユニット(14a~o)の前記基体(16a~o)とは、1ピースに互いに結合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項9】
前記基体(16c~k;16o)、前記ブレード(38c~k;38o)および/または前記別のブレード(48c~k;48o)は、1ピースに互いに結合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の切断装置。
【請求項10】
請求項1または2に記載の少なくとも1つの切断装置(12~o)を備えるマルチファンクションツール機械(10a~o)。
【請求項11】
請求項1に記載の切断装置(12a~o)を製造する方法。
【請求項12】
前記切断装置(12c;12f)のせん断ユニット(14c;14f)をブランクから製造し、少なくとも1つの方法ステップにおいて、前記せん断ユニット(14c;14f)を、前記せん断ユニット(14c;14f)のブレード(38c;38f)および基体(16c;16f)の主延在平面が互いに平行に配置されているように変形加工する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記せん断ユニット(14c~k;14o)を、前記せん断ユニット(14c~k;14o)の少なくとも1つのブレード(38c~k;38o)と基体(16c~k;16o)との間の少なくとも1つの素材結合式の結合により製造する、請求項11または12に記載の方法。
【国際調査報告】