(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-19
(54)【発明の名称】サーバー及びそのサーバー管理システム
(51)【国際特許分類】
G06F 13/14 20060101AFI20241212BHJP
G06F 13/38 20060101ALI20241212BHJP
G06F 13/42 20060101ALI20241212BHJP
G06F 13/36 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
G06F13/14 330F
G06F13/38 350
G06F13/42 310
G06F13/36 320A
G06F13/14 310D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539515
(86)(22)【出願日】2023-04-27
(85)【翻訳文提出日】2024-06-27
(86)【国際出願番号】 CN2023091301
(87)【国際公開番号】W WO2023208135
(87)【国際公開日】2023-11-02
(31)【優先権主張番号】202210466930.0
(32)【優先日】2022-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524244258
【氏名又は名称】蘇州元脳智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOU METABRAIN INTELLIGENT TECHNOLOGY CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田 碩
(57)【要約】
本願は、サーバー及びそのサーバー管理システムを開示し、サーバー分野に属し、サーバーを管理することに用いられる。サーバー管理システムは、2つのCPUの起動を支援することができ、2つのCPUから送信されたPCIe信号を受信してオペレーティングシステムインタフェースの表示を行うことができ、また、受信したキーボードマウス命令をUSBコントローラ(2)を介してゲーティングスイッチ(3)が現在オンしているCPUに送信することができ、これにより、キーボードマウスの応用を実現することができ、且つ、USBコントローラ(2)がUSB信号とPCIe信号との相互変換を行う場合、第1のUSBインタフェース(4)により、ゲーティングスイッチ(3)が現在オンしているCPUとの間の通信を実現することができ、明らかなように、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーティングスイッチにより中央プロセッサCPUから送信された高速シリアルコンピュータ拡張バス標準PCIe信号を受信し、第1のUSBインターフェースを介して受信したキーボードマウス命令を、前記ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信し、前記ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUの起動を支援するための基板管理制御装置と、
前記基板管理制御装置に接続された汎用シリアルバスUSBコントローラであって、前記ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUと第1のUSBインターフェースとの間の通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うための汎用シリアルバスUSBコントローラと、
サーバーの2つのCPU、前記基板管理制御装置及び前記USBコントローラにそれぞれ接続された前記ゲーティングスイッチであって、2つのCPUのうちの指定されたCPUにおける1組のPCIe信号を前記基板管理制御装置にオンし、他方の組PCIe信号を前記USBコントローラにオンするための前記ゲーティングスイッチと、
前記基板管理制御装置及び前記USBコントローラにそれぞれ接続された前記第1のUSBインターフェースと、を含むことを特徴とするサーバー管理システム。
【請求項2】
前記基板管理制御装置は、
一方のCPUの拡張型シリアルペリフェラルインターフェースESPIインターフェースに接続された基板管理コントローラBMCであって、CPUから送信されたPCIe信号をゲーティングスイッチにより受信し、第1のUSBインターフェースを介して受信したキーボードマウス命令を、前記ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信し、一方のCPUから送信された起動情報を自身のESPIインターフェースを介して受信するための基板管理コントローラBMCと、
前記BMC、他方のCPUのESPIインターフェース及び前記ゲーティングスイッチにそれぞれ接続された制御モジュールであって、プリセットプログラムを用いて、他方のCPUがESPIインターフェースを介して送信した起動情報を処理し、更に前記ゲーティングスイッチの状態を制御するための制御モジュールと、
2つのCPU及び前記BMCに接続された信頼の基点の安全管理装置であって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムを前記CPU及び前記BMCに提供するための信頼の基点の安全管理装置と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のサーバー管理システム。
【請求項3】
前記制御モジュールは、更にマザーボードの低電圧差分信号LVDSインターフェースに接続され、
前記制御モジュールは、更に、マザーボードから送信された、複数種の指定されたタイプの低速信号を結合してなるLVDS信号を減結合した後に前記BMCに送信し、前記BMCから送信された複数種の指定されたタイプの低速信号をLVDS信号として結合した後にマザーボードに送信するためのものであることを特徴とする請求項2に記載のサーバー管理システム。
【請求項4】
前記BMCの汎用非同期送受信機UARTインターフェースに接続されたプロトコル変換装置であって、USBプロトコルとUARTプロトコルとの変換を行うためのプロトコル変換装置と、
前記プロトコル変換装置に接続された第2のUSBインタフェースとを更に含み、
前記BMCは、更に、前記制御モジュールから受信したUART信号を前記UARTインターフェースから出力し、前記プロトコル変換装置から送信されたUART信号を前記制御モジュールに送信するためのものであることを特徴とする請求項3に記載のサーバー管理システム。
【請求項5】
前記制御モジュールは、更に、前記CPUのI3Cインターフェースに接続され、
前記制御モジュールは、更に、
前記CPUの改良された内部集積回路I3C信号を前記BMCにオンして、前記BMCがI3C信号により前記CPUをデバッグするためのものであることを特徴とする請求項4に記載のサーバー管理システム。
【請求項6】
前記ゲーティングスイッチは、
第1の端が2つのCPUの第1のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端が前記USBコントローラに接続された第1の二者択一PCIeスイッチであって、前記制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第1のPCIe信号を前記USBコントローラにオンするための第1の二者択一PCIeスイッチと、
第1の端が2つのCPUの第2のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端が前記BMCに接続された第2の二者択一PCIeスイッチであって、前記制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第2のPCIe信号を前記BMCにオンするための第2の二者択一PCIeスイッチと、
第1の端が2つのCPUのクロック信号にそれぞれ接続され、第2の端が前記USBコントローラ及び前記BMCにそれぞれ接続された二者択二論理スイッチであって、2つのCPUのクロック信号をそれぞれ前記USBコントローラ及び前記BMCに送信するための二者択二論理スイッチとを含むことを特徴とする請求項2に記載のサーバー管理システム。
【請求項7】
前記USBコントローラに接続された第3のUSBインターフェースを更に含み、
前記USBコントローラは、前記ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUと、第1のUSBインターフェース及び前記第3のUSBインターフェースとの間のそれぞれの通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うためのものであることを特徴とする請求項2に記載のサーバー管理システム。
【請求項8】
前記制御モジュールはフィールドプログラマブルゲートアレイFPGAであることを特徴とする請求項3に記載のサーバー管理システム。
【請求項9】
前記信頼の基点の安全管理装置は、
2つのCPU及び前記BMCにそれぞれ接続される信頼の基点の安全管理モジュールCerberusであって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムを前記CPU及び前記BMCに提供するための信頼の基点の安全管理モジュールCerberusと、
一方のCPUの起動プログラムを記憶するための第1のCPU Flashと、
他方のCPUの起動プログラムを記憶するための第2のCPU Flashと、
前記BMCの起動プログラムを記憶するためのBMC Flashとを含むことを特徴とする請求項2~8のいずれかに記載のサーバー管理システム。
【請求項10】
前記ゲーティングスイッチは、現在動作しているCPUの2ウェイのPCIeバスを前記基板管理制御装置及び前記USBコントローラにそれぞれオンするためのものであることを特徴とする請求項1に記載のサーバー管理システム。
【請求項11】
前記基板管理制御装置は、サーバー起動段階では、認証された起動プログラムをCPUに提供することを特徴とする請求項1に記載のサーバー管理システム。
【請求項12】
前記制御モジュールは、BMCから送信された命令に従ってゲーティングスイッチの状態を制御するためのものであることを特徴とする請求項2に記載のサーバー管理システム。
【請求項13】
前記制御モジュールは、更に、CPUのI3C信号を前記第2のUSBインターフェースに直接に接続するためのものであり、前記第2のUSBインターフェースはTYPECコネクタであることを特徴とする請求項5に記載のサーバー管理システム。
【請求項14】
前記第1のUSBインターフェースはUSB2.0プロトコルのインターフェースであることを特徴とする請求項1に記載のサーバー管理システム。
【請求項15】
前記第3のUSBインターフェースはUSB3.0であることを特徴とする請求項1に記載のサーバー管理システム。
【請求項16】
請求項1~15のいずれかに記載のサーバー管理システムを含むことを特徴とするサーバー。
【請求項17】
前記サーバーの2つのCPUは、それぞれ2ウェイのPCIeバスが前記サーバー管理システムに接続されることを特徴とする請求項16に記載のサーバー。
【請求項18】
前記サーバーの2つのCPUの4ウェイのPCIeバスのチャネルは前記サーバー管理システムにおけるゲーティングスイッチによって一括制御されることを特徴とする請求項16に記載のサーバー。
【請求項19】
前記サーバーにおけるCPUは、前記サーバー管理システムにおける基板管理制御装置に接続されたPCIeバスを介してPCIe信号を送信することを特徴とする請求項16に記載のサーバー。
【請求項20】
前記PCIe信号は、オペレーティングシステムインタフェースの相関データを含み、前記オペレーティングシステムインタフェースの相関データは、前記基板管理制御装置がオペレーティングシステムインタフェースの表示制御を行うためのものであることを特徴とする請求項19に記載のサーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はサーバー分野に関し、特にサーバー管理システム及びサーバーに関する。
【0002】
<関連出願の相互参照>
本願は、2022年04月29に中国専利局に提出された、出願番号が202210466930.0であり、発明の名称が「サーバー及びそのサーバー管理システム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照により本文に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
従来、サーバー管理ユニットはサーバーマザーボードに含まれており、サーバー管理ユニットをモジュール化し、サーバーマザーボードから分離する利点が明らかになった。サーバーCPU技術の更新が繰り返されるにつれて、サーバー応用は絶えず革新し、将来的にはCPU(Central Processing Unit、中央プロセッサ)のサウスブリッジとCPUが融合され、USB(Universal Serial Bus、汎用シリアルバス)などの低速インターフェースが除去され、CPUパーティション化応用により、2ウェイのCPUは独立してオペレーティングシステムを実行することができ、このような新しいCPU設計に対して、従来技術には成熟したサーバー管理システムが欠けている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の目的は、サーバー管理システムを提供することであり、本願におけるサーバー管理システムは、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。本願の別の目的は、上記サーバー管理システムを含むサーバーを提供することであり、本願におけるサーバー管理システムは、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本出願は、サーバー管理システムを提供する。当該サーバー管理システムは、
ゲーティングスイッチによりCPUから送信されたPCIe(Peripheral Component Interconnect express、高速シリアルコンピュータ拡張バス標準)信号を受信し、第1のUSBインターフェースを介して受信したキーボードマウス命令を、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信し、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUの起動を支援するための基板管理制御装置と、
基板管理制御装置に接続されたUSBコントローラであって、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUと第1のUSBインターフェースとの間の通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うためのUSBコントローラと、
サーバーの2つのCPU、基板管理制御装置及びUSBコントローラにそれぞれ接続されたゲーティングスイッチであって、2つのCPUのうちの指定されたCPUにおける1組のPCIe信号を基板管理制御装置にオンし、他方の組PCIe信号をUSBコントローラにオンするためのゲーティングスイッチと、
基板管理制御装置及びUSBコントローラにそれぞれ接続された第1のUSBインターフェースと、を含む。
【0006】
いくつかの実施例では、基板管理制御装置は、
一方のCPUのESPI(Enhanced Serial Peripheral Interface、拡張型シリアルペリフェラルインターフェース)インターフェースに接続されたBMC(Baseboard Management Controller、基板管理コントローラ)であって、CPUから送信されたPCIe信号をゲーティングスイッチにより受信し、第1のUSBインターフェースを介して受信したキーボードマウス命令を、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信し、一方のCPUから送信された起動情報を、自身のESPIインターフェースを介して受信するBMCと、
BMC、他方のCPUのESPIインターフェース及びゲーティングスイッチにそれぞれ接続された制御モジュールであって、プリセットプログラムを用いて、他方のCPUがESPIインターフェースを介して送信した起動情報を処理し、更にゲーティングスイッチの状態を制御するための制御モジュールと、
2つのCPU及びBMCに接続された信頼の基点の安全管理装置であって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムをCPU及びBMCに提供するための信頼の基点の安全管理装置とを含む。
【0007】
いくつかの実施例では、制御モジュールは、更にマザーボードのLVDS(Low Voltage Differential Signaling、低電圧差分信号)インターフェースに接続され、
制御モジュールは、更に、マザーボードから送信された、複数種の指定されたタイプの低速信号を結合してなるLVDS信号を減結合した後にBMCに送信し、BMCから送信された複数種の指定されたタイプの低速信号をLVDS信号として結合した後にマザーボードに送信するためのものである。
【0008】
いくつかの実施例では、当該サーバー管理システムは、
BMCのUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter、汎用非同期送受信機)インターフェースに接続されたプロトコル変換装置であって、USBプロトコルとUARTプロトコルとの変換を行うためのプロトコル変換装置と、
プロトコル変換装置に接続された第2のUSBインタフェースとを更に含み、
BMCは、更に、制御モジュールから受信したUART信号をUARTインターフェースから出力し、プロトコル変換装置から送信されたUART信号を制御モジュールに送信するためのものである。
【0009】
いくつかの実施例では、制御モジュールは、更に、CPUのI3C(Improved Inter Integrated Circuit、改良された内部集積回路)インターフェースに接続され、
制御モジュールは、更に、
CPUのI3C信号をBMCにオンして、BMCがI3C信号によりCPUをデバッグするためのものである。
【0010】
いくつかの実施例では、ゲーティングスイッチは、
第1の端が2つのCPUの第1のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端がUSBコントローラに接続された第1の二者択一PCIeスイッチであって、制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第1のPCIe信号をUSBコントローラにオンするための第1の二者択一PCIeスイッチと、
第1の端が2つのCPUの第2のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端がBMCに接続された第2の二者択一PCIeスイッチであって、制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第2のPCIe信号をBMCにオンするための第2の二者択一PCIeスイッチと、
第1の端が2つのCPUのクロック信号にそれぞれ接続され、第2の端がUSBコントローラ及びBMCに接続された二者択二論理スイッチであって、2つのCPUのクロック信号をそれぞれUSBコントローラ及びBMCに送信するための二者択二論理スイッチとを含む。
【0011】
いくつかの実施例では、当該サーバー管理システムは、USBコントローラに接続された第3のUSBインターフェースを更に含み、
USBコントローラは、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUと、第1のUSBインターフェース及び第3のUSBインターフェースとの間のそれぞれの通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うためのものである。
【0012】
いくつかの実施例では、制御モジュールはFPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)である。
【0013】
いくつかの実施例では、信頼の基点の安全管理装置は、
2つのCPU及びBMCにそれぞれ接続される信頼の基点の安全管理モジュールCerberusであって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムをCPU及びBMCに提供するための信頼の基点の安全管理モジュールCerberusと、
一方のCPUの起動プログラムを記憶するための第1のCPU Flashと、
他方のCPUの起動プログラムを記憶するための第2のCPU Flashと、
BMCの起動プログラムを記憶するためのBMC Flashとを含む。
【0014】
上記の技術的課題を解決するために、本願は上記のサーバー管理システムを含むサーバーを更に提供する。
【0015】
本願は、サーバー管理システムを提供し、本願におけるサーバー管理システムは、2つのCPUの起動を支援することができ、2つのCPUから送信されたPCIe信号を受信してオペレーティングシステムインタフェースの表示を行うことができ、また、受信したキーボードマウス命令を、USBコントローラによりゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信することができ、これにより、キーボードマウスの応用を実現することができ、且つ、USBコントローラがUSB信号とPCIe信号との相互変換を行う場合、第1のUSBインターフェースにより、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUとの間の通信を実現することができ、明らかなように、本願は、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。
【0016】
本願は上記のサーバー管理システムと同様の有益な効果を有するサーバーを更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本願の実施例の技術案をより明確に説明するために、従来技術及び実施例において使用する必要がある図面を簡単に説明する。勿論、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面を更に得ることができる。
【
図1】本願いくつかの実施例に係るサーバー管理システムの構造模式図である。
【
図2】従来のサーバー管理システムの構造模式図である。
【
図3】本願いくつかの実施例に係る別のサーバー管理システムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願の核心はサーバー管理システムを提供することであり、本願におけるサーバー管理システムは、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。本願の別の核心は、上記サーバー管理システムを含むサーバーを提供することであり、本願におけるサーバー管理システムは、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用され、構造が簡単で、安定性が強い。
【0019】
本願のいくつかの実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら、本願のいくつかの実施例における技術案を明確かつ完全に説明し、説明する実施例がすべての実施例ではなく、本願の実施例の一部に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な作業を行うことなく得るすべての他の実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0020】
図1を参照すると、
図1は、本願いくつかの実施例に係るサーバー管理システムの構造模式図であり、当該サーバー管理システムは、
ゲーティングスイッチ3によりCPUから送信されたPCIe信号を受信し、第1のUSBインターフェース4を介して受信したキーボードマウス命令を、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUに送信し、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUの起動を支援するための基板管理制御装置1と、
基板管理制御装置1に接続されたUSBコントローラ2であって、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUと第1のUSBインターフェース4との間の通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うためのUSBコントローラ2と、
サーバーの2つのCPU、基板管理制御装置1及びUSBコントローラ2にそれぞれ接続されたゲーティングスイッチ3であって、2つのCPUのうちの指定されたCPUにおける1組のPCIe信号を基板管理制御装置1にオンし、他方の組PCIe信号をUSBコントローラ2にオンするためのゲーティングスイッチ3と、
基板管理制御装置1及びUSBコントローラ2にそれぞれ接続された第1のUSBインターフェース4と、を含む。
【0021】
図2を参照すると、
図2は、従来のサーバー管理システムの構造模式図である。従来の2ウェイ汎用サーバーマザーボードは、CPU0、CPU1の2つのCPUを含み、CPU0は独立して起動し、オペレーティングシステムを実行するだけでよく、CPU1は、計算を拡張し、PCIeリソースを拡張するために多く使用されており、オペレーティングシステムを実行する必要はなく、CPU1は、CPU0により誘導されて起動を完了する。BMCチップは、CPU0起動プロセスに参加し、CPU0のPCIeバスは、BMCチップのPCIeコントローラに接続されて、オペレーティングシステムインタフェースの出力表示に使用され、CPU0サウスブリッジのESPIバスは、BMCチップに接続されて、CPU0シリアルインタフェース情報を伝達し、CPU0サウスブリッジUSBバスは、BMCチップに接続されて、キーボードマウス応用などを実現する。BMCのUARTインターフェースは、シリアルインタフェースCOMコネクタが外付けされてシリアルインタフェース情報を出力する。BMCは、SGPIO(Serial General Purpose Input/Output、シリアル汎用入出力)バスによりFPGAに接続され、本モジュールにおけるFPGAによりマザーボードのSGPIOバスと相互接続されて、IO(Input/Output、入出力)インターフェース拡張機能を実現する。PFR(Platform Firmware Resilience、プラットフォームファームウェアの弾性)は現在広く応用されている安全起動技術であり、主にFPGAにより実現され、電源投入初期段階では、PFR FPGAは、CPU FLASH、BMC FLASH等の記憶ユニットを検査し、システムが起動可能な状態を備えているかどうかを判定する。従来の方式では、CPU0、CPU1、BMCチップのいずれもFLASHに接続する必要があるため、ゲーティングを行うには、大量な2進1出(2-in 1-out)論理スイッチが必要である。現在のPFR方案では、複数の論理スイッチの導入はリンク分岐を大幅に増加させ、信号完全性のリスクをもたらし、PFR検査論理プログラムは冗長で、開発が容易ではなく、しかも生産バーストカッティングの時間が冗長になり、生産効率を大幅に低下させる。
【0022】
現在のCPU製品の更新は迅速で、将来のCPUサウスブリッジとCPUは融合し、それにより、USBなどの低速インターフェースが除去され、従来のUSBスキームは次世代CPUに適合できない。データセンターの低エネルギー消費応用に伴い、信頼性運行の需要が絶えず高まり、CPUパーティション化応用概念が提案され、従来のサーバー管理方案はCPUパーティション化応用をサポートしていない。CPUパーティション化応用は2ウェイのCPUを独立してシステムを実行させることができ、下記の点を備えている。
1、ユーザーのマルチシステムニーズを満たす。
2、オペレーティングシステム1+1バックアップを実現し、一方が故障した場合、システムは迅速に他方のシステムに切り替えることができる。
3、資源利用率を高め、ユーザーのシングルシステムの下で配置が高くない場合、元の2ウェイサーバーは、シングルシステムを実行すると、CPU1が無駄になる。
【0023】
PFR技術は、主に論理に基づいて完成し、論理が冗長で、且つPFR回路の信号完全性のリスクが高い。これらの特徴は、開発、生産、メンテナンスの難度を大幅に高めた。従来のサーバーは、COM(cluster communication port )シリアル通信ポート)ポート又はBMCでリモートでCPUをデバッグすることしかできない。
【0024】
以上のような背景技術における技術的課題を考慮して、新型のCPU設計(CPUサウスブリッジとCPUが融合することにより、USBなどの低速インターフェースが除去され、CPUパーティション化応用は、2ウェイのCPUを独立してオペレーティングシステムを動作させることができる)に対応するために、次世代CPUは、USBインターフェースを備えなくなり、サーバーの2つのCPU(CPU0、CPU1)は、それぞれ2ウェイのPCIeバスが新たなサーバー管理システムに接続され、ゲーティングスイッチ3は、2ウェイのCPUの合計4ウェイのPCIeバスのチャネルを一括的に制御し、ゲーティングスイッチ3は、現在動作しているCPUの2ウェイのPCIeバスを基板管理制御装置1及びUSBコントローラにそれぞれオンすることができ、例えば、
そのCPU0が動作している場合、ゲーティングスイッチ3は、CPU0の2ウェイのPCIeバスを基板管理制御装置1及びUSBにオンして制御することができ、ここで、CPUは、基板管理制御装置1に接続されたPCIeバスを介してPCIe信号を送信することができ、例えば、基板管理制御装置1がオペレーティングシステムインタフェースの表示制御を行うように、オペレーティングシステムインタフェースの相関データを送信することができ、第1のUSBインターフェース4が接続されたUSBコントローラ2は、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うことができ、そうすれば、第1のUSBインターフェース4は、USBコントローラ2を介して、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUとのUSB通信を実現することができる。
【0025】
ここで、サーバーのキーボードマウス機能を実現するために、キーボードマウス装置の信号は、第1のUSBインターフェース4を介して基板管理制御装置1に送信することができ、基板管理制御装置1は、キーボードマウスの応用を実現するように、キーボードマウス命令を処理した後に、USBコントローラ2及びゲーティングスイッチ3を介して、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUに送信することができる。
【0026】
いくつかの実施例では、基板管理制御装置1は、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUの起動を支援することもでき、サーバー起動段階で、認証された起動プログラムをCPUに提供し、且つCPUから送信された起動情報を受信するなどを含む。
【0027】
ゲーティングスイッチ3の存在により、本願いくつかの実施例におけるサーバー管理システムは、従来のCPUにも対応することができ、互換性と汎用性が高い。
【0028】
本願いくつかの実施例ではサーバー管理システムが提供され、サーバー管理システムは、2つのCPUの起動を支援することができ、2つのCPUから送信されたPCIe信号を受信してオペレーティングシステムインタフェースの表示を行うことができ、また、受信したキーボードマウス命令をUSBコントローラによりゲーティングスイッチが現在オンしているCPUに送信することができ、これにより、キーボードマウスの応用を実現することができ、且つ、USBコントローラがUSB信号とPCIe信号との相互変換を行う場合、第1のUSBインターフェースにより、ゲーティングスイッチが現在オンしているCPUとの間の通信を実現することができ、CPUがパーティション化応用され且つUSBインターフェースが除去される将来の方案に適用でき、構造が簡単で、安定性が強い。
【0029】
本願の実施例をより良く説明するために、
図3を参照してもよい。
図3は本願いくつかの実施例に係る別のサーバー管理システムの構造模式図であり、上記の実施例に加えて、
いくつかの実施例では、基板管理制御装置1は、
一方のCPUのESPIインターフェースに接続された基板管理コントローラBMCあって、CPUから送信されたPCIe信号をゲーティングスイッチ3により受信し、第1のUSBインターフェース4を介して受信したキーボードマウス命令を、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUに送信し、一方のCPUから送信された起動情報を自身のESPIインターフェースを介して受信するための基板管理コントローラBMCと、
BMC、他方のCPUのESPIインターフェース及びゲーティングスイッチ3にそれぞれ接続された制御モジュールであって、プリセットプログラムを用いて、他方のCPUがESPIインターフェースを介して送信した起動情報を処理し、更にゲーティングスイッチ3の状態を制御するための制御モジュールと、
2つのCPU及びBMCに接続された信頼の基点の安全管理装置であって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムをCPU及びBMCに提供するための信頼の基点の安全管理装置とを含む。
【0030】
BMC、制御モジュール及び信頼の基点の安全管理モジュールの構成は構造が簡単で、コストが低く、安定性が高いなどの利点がある。
【0031】
もちろん、上記の構成に加えて、基板管理制御装置1は他の構成であってもよい。
【0032】
従来の2ウェイサーバーを考慮して、CPU0は、ESPIバスによりBMCにUART情報を伝達し、 BMCのCOMインターフェースを介して出力し、ESPIバスは速度が高く、UARTバスは速度が低く、ESPIはUART情報を伝達してESPIバスの利用率を大幅に低下させ、新型サーバー管理システムが改善され、CPUパーティション化応用をサポートした後、ESPIは、主にCPU起動情報を実行し、CPU起動効率を向上させる。BMCチップは、1つのESPIインターフェースしかサポートしていないため、本願では、一方のCPU(CPU0)のESPIをBMCのESPIインターフェースに接続してCPU0起動に参加することができ、CPU1のESPIを制御モジュールに接続し、制御モジュールによりCPU1の独立した起動に参加することができる。
【0033】
また、制御モジュールは、ゲーティングスイッチ3の状態を制御することもでき、BMCから送信された命令に従ってゲーティングスイッチ3の状態を制御することができる。
【0034】
いくつかの実施例では、制御モジュールは、更に、マザーボードのLVDSインターフェースに接続され、
制御モジュールは、更に、マザーボードから送信された、複数種の指定されたタイプの低速信号を結合してなるLVDS(Low-Voltage Differential Signaling、低電圧差分信号)信号を減結合した後にBMCに送信し、BMCから送信された複数種の指定されたタイプの低速信号をLVDS信号として結合した後にマザーボードに送信するためのものである。
【0035】
CPUのPCIeバス及びESPIバスの導入により、必然的にBMCとマザーボードインターフェースが緊張し、BMCとマザーボードが相互接続されたいくつかの低速信号、例えばI2C、UART及びGPIOなどの信号は論理的にLVDSバスに結合して伝送し、更にマザーボード端の制御モジュールにより減結合することができるため、LVDSバスによりBMCモジュールとマザーボードとの情報相互作用を完成し、これにより、信号伝送速度を高めることができ、BMC-マザーボードインターフェース信号の数を下げることもできる。
【0036】
いくつかの実施例では、当該サーバー管理システムは、
BMCのUARTインターフェースに接続されたプロトコル変換装置であって、USBプロトコルとUARTプロトコルとの変換を行うためのプロトコル変換装置と、
プロトコル変換装置に接続された第2のUSBインタフェースとを更に含み、
BMCは、更に、制御モジュールから受信したUART信号をUARTインターフェースから出力し、プロトコル変換装置から送信されたUART信号を制御モジュールに送信するためのものである。
【0037】
本願のいくつかの実施例のサーバー管理システムでは、制御モジュールから論理的に減結合されたUART信号は、BMCのUARTインターフェースを介して出力され、プロトコル変換装置(UART-USBチップ、
図3におけるUSB UART BRIDGE)を介して第2のUSBインターフェースに接続され、第2のUSBインターフェースを介してマザーボード上のUART信号との通信を実現することができる。
【0038】
いくつかの実施例では、制御モジュールは、更にCPUのI3Cインターフェースに接続され、
制御モジュールは、更に、
CPUのI3C信号をBMCにオンして、BMCがI3C信号によりCPUをデバッグするためのものである。
【0039】
BMCがI3C信号によりCPUをデバッグできるようにするために、制御モジュールは、更にCPUのI3Cインターフェースに接続され、且つ制御モジュールは、CPUのI3C信号をBMCにオンして、 BMCがI3C信号によりCPUをデバッグすることができる。
【0040】
なお、CPUのI3C信号を第2のUSBインターフェースに直接接続することもでき(この場合、第2のUSBインターフェースはTYPECコネクタであってもよい)、TYPECインターフェースを介してシリアルインタフェース情報をデバッグすることができるし、I3CによりCPUをデバッグすることもでき、テスト効率が向上した。
【0041】
いくつかの実施例では、ゲーティングスイッチ3は、
第1の端が2つのCPUの第1のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端がUSBコントローラ2に接続された第1の二者択一PCIeスイッチであって、制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第1のPCIe信号をUSBコントローラ2にオンするための第1の二者択一PCIeスイッチ、
第1の端が2つのCPUの第2のPCIe信号チャネルにそれぞれ接続され、第2の端がBMCに接続された第2の二者択一PCIeスイッチであって、制御モジュールの制御下でそのうちの1ウェイの第2のPCIe信号をBMCにオンするための第2の二者択一PCIeスイッチと、
第1の端が2つのCPUのクロック信号にそれぞれ接続され、第2の端がUSBコントローラ2及びBMCにそれぞれ接続された二者択二論理スイッチであって、2つのCPUのクロック信号をそれぞれUSBコントローラ2及びBMCに送信するための二者択二論理スイッチとを含む。
【0042】
本願いくつかの実施例におけるゲーティングスイッチ3は、2つの二者択一PCIeスイッチ、1つの二者択二論理スイッチを含み、構造が簡単で、コストが低い。
【0043】
もちろん、ゲーティングスイッチ3は他の構造であってもよい。
【0044】
いくつかの実施例では、当該サーバー管理システムは、USBコントローラ2に接続された第3のUSBインターフェースを更に含み、
USBコントローラ2は、ゲーティングスイッチ3が現在オンしているCPUと、第1のUSBインターフェース4及び第3のUSBインターフェースとの間のそれぞれの通信を実現するように、USB信号とPCIe信号との相互変換を行うためのものである。
【0045】
キーボードマウス以外にも、サーバーは、より多くのUSBデバイスの接続ニーズを有することを考慮して、複数のUSBインターフェースを提供することができ、ここで、ユーザーエクスペリエンスを向上させるように、第1のUSBインターフェース4は、USB2.0プロトコルのインターフェースであってもよく、第3のUSBインターフェースは、USB3.0以上のバージョンのプロトコルのインターフェースであってもよい。
【0046】
いくつかの実施例では、制御モジュールはFPGAである。
【0047】
FPGAは、体積が小さく、性能が高く、コストが低いなどの利点がある。
【0048】
もちろん、FPGAに加えて、制御モジュールは、他のタイプであってもよい。
【0049】
いくつかの実施例では、信頼の基点の安全管理装置は、
2つのCPU及びBMCにそれぞれ接続される信頼の基点の安全管理モジュールCerberusであって、サーバーの電源投入段階で、認証された起動プログラムをCPU及びBMCに提供するための信頼の基点の安全管理モジュールCerberusと、
一方のCPUの起動プログラムを記憶するための第1のCPU Flashと、
他方のCPUの起動プログラムを記憶するための第2のCPU Flashと、
BMCの起動プログラムを記憶するためのBMC Flashとを含む。
【0050】
CerberusはARM処理に基づく信頼の基点の安全管理モジュールであり、外部に複数のSPIインターフェースを提供し、サーバーの電源投入中に、CPU、BMCなどのチップ検査と回復を完了することができる。Cerberus方案は、PFR方案における論理スイッチのスタックを回避し、PCB設計の難度を下げ、同様に論理開発の難度を大幅に減らし、生産効率を提供した。
【0051】
もちろん、上記の構造に加えて、信頼の基点の安全管理装置は他のタイプであってもよい。
【0052】
本願いくつかの実施例では、上記の実施例におけるサーバー管理システムを含むサーバーを更に提供する。
【0053】
本願のいくつかの実施例に係るサーバーの説明は、上記のサーバー管理システムの実施例を参照すればよい。
【0054】
本明細書における各実施例は、進歩的に説明され、各実施例は他の実施例と異なる点を重点的に説明しており、各実施例の間の同じ部分、類似部分は互いに参照すればよい。なお、本明細書において、「第1」と「第2」等の関係用語は、1つのエンティティまたは操作を別のエンティティまたは操作から区別するためのものに過ぎず、必ずしもこれらのエンティティまたは操作の間にはそのような実際の関係や順序があることを要求または示唆するものではない。そして、「備える」、「含む」又は他のその変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイスは、それらの要素を含むだけでなく、 明示的にリストされていない他の要素も含み、またはこのプロセス、方法、物品、またはデバイスに固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、「1つの...を含む」という文で定義された要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイス内の他の同じ要素の存在を除外しない。
【0055】
開示された実施例の上記の説明により、当業者は、本願を実現または使用することができる。これらの実施例の様々な変更は、当業者にとって明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本願の精神または範囲を逸脱することなく、他の実施例で実現することができる。従って、本願は、本明細書に示されるこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するものである。
【国際調査報告】