IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ソニー株式会社の特許一覧

特表2024-546378N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード
<>
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図1
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図2
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図3
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図4
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図5
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図6
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図7
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図8
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図9
  • 特表-N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-20
(54)【発明の名称】N+1ビットを通信するための方法、及び関連するノード
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/36 20060101AFI20241213BHJP
   H04L 27/38 20060101ALI20241213BHJP
【FI】
H04L27/36
H04L27/38
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537583
(86)(22)【出願日】2022-12-19
(85)【翻訳文提出日】2024-08-15
(86)【国際出願番号】 EP2022086557
(87)【国際公開番号】W WO2023117845
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】2151598-6
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ベンソン,エリック レナート
(72)【発明者】
【氏名】ルセク,フレドリク
(72)【発明者】
【氏名】フロルデリス,ホセ
(57)【要約】
受信ノードにN+1ビットを送信するための、送信ノードによって実行される方法が開示される。Nは正の整数である。方法は、N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることによって変調要素を生成することであって、N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される、生成することを含む。方法は、変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて決定することを含む。方法は、物理リソース要素を使用して変調要素を受信ノードに送信することを含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信ノードにN+1ビットを送信するための、送信ノードによって実行される方法であって、Nが正の整数であり、前記方法が、
前記N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)によって変調要素を生成すること(S102)と、前記N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
前記変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)と、
前記物理リソース要素を使用して前記変調要素を前記受信ノードに送信すること(S106)とを含む、方法。
【請求項2】
前記変調要素が、前記コンスタレーションポイントに対応する少なくとも1つの変調シンボルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記変調要素が、1つ以上の実数値、又は1つ以上の複素数値を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、請求項1~3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記コンスタレーション調整パラメータが、前記受信ノード及び前記送信ノードに知られている所定のパラメータである、請求項1~4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
前記方法が、電力スケーリングパラメータを適用することを含む、請求項1~5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
前記N+1ビットを前記N次元調整可能コンスタレーションの前記コンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)が、N個の実数値にN+1ビットをマッピングする変調関数を適用すること(S102AA)を含む、請求項1~6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
前記変調要素を生成すること(S102)が、前記コンスタレーション調整パラメータに基づいて行列によって与えられる線形変換を適用すること(S102B)を含む、請求項1~7のいずれか1つに記載の方法。
【請求項9】
前記行列が寸法(N×(N+1))の行列であり、及び/又は前記行列が寸法(N×N)の対角行列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記対角行列が、スケーリングされた単位行列である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記行列が、列として前記コンスタレーション調整パラメータを含む、請求項8~10のいずれか1つに記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上の物理リソース要素が、前記受信ノードで受信されるときに、相互に直交するように決定される、請求項1~11のいずれか1つに記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の物理リソース要素が、周波数、及び/又は時間、及び/又は偏波、及び/又はコードドメインにおいて相互に直交するように決定される、請求項1~12のいずれか1つに記載の方法。
【請求項14】
前記変調要素のための前記物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、前記変調要素のための連続する物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104A)を含む、請求項1~13のいずれか1つに記載の方法。
【請求項15】
前記変調要素のための前記物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、前記変調要素のための前記物理リソース要素をインターリーブすること(S104B)を含む、請求項1~14のいずれか1つに記載の方法。
【請求項16】
前記方法が、前記マッピングを示す制御シグナリングを前記受信ノードに送信すること(S102)を含む、請求項1~15のいずれか1つに記載の方法。
【請求項17】
前記制御シグナリングが、前記マッピングを示す能力シグナリングを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法が、前記送信ノードにおいて適用するための前記マッピングを示す情報を前記受信ノードから受信すること(S101)を含む、請求項1~17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための前記受信ノードへの要求を含み、前記方法が、前記受信ノードから応答を受信することを含む、請求項16~18のいずれか1つに記載の方法。
【請求項20】
制御シグナリングが、前記コンスタレーション調整パラメータを示す、請求項16~19のいずれか1つに記載の方法。
【請求項21】
N+1ビットの受信のための、受信ノードによって実行される方法であって、前記方法が、
物理リソース要素を使用して信号を送信ノードから受信すること(S204)と、
前記N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、前記信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて得ること(S206)と、前記N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
前記パラメータをデコーダに提供すること(S208)とを含む、方法。
【請求項22】
前記コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コンスタレーション調整パラメータが、前記受信ノード及び前記送信ノードに知られている所定のパラメータである、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項24】
前記方法が、前記送信ノードから、前記N次元調整可能コンスタレーションを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項25】
前記制御シグナリングが、前記N次元調整可能コンスタレーションを示す能力シグナリングを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法が、前記N次元調整可能コンスタレーションを使用して前記送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を前記送信ノードに送信すること(S201)を含む、請求項21~25のいずれか1つに記載の方法。
【請求項27】
制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための前記送信ノードからの要求を含み、前記方法が、前記送信ノードに応答を送信することを含む、請求項24~26のいずれか1つに記載の方法。
【請求項28】
制御シグナリングが、前記コンスタレーション調整パラメータを示す、請求項24~27のいずれか1つに記載の方法。
【請求項29】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える送信ノードであって、前記送信ノードが、請求項1~20のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、送信ノード。
【請求項30】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える受信ノードであって、前記受信ノードが、請求項21~28のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、受信ノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤレス通信の分野に関する。本開示は、受信ノードにN+1ビットを送信するための方法、送信ノードからN+1ビットを受信するための方法、関連する送信ノード、及び関連する受信ノードに関する。
【背景技術】
【0002】
新しい無線(New Radio:NR)では、4相位相シフトキーイング(Quadrature Phase-Shift Keying:QPSK)及び/又は16値直交振幅変調(16 Quadrature Amplitude Modulation:16-QAM)のような、変調方式が使用される。これらの変調方式は、特定の信号対雑音比(Signal to Noise Ratio:SNR)の下では、許容可能なレートを提供しない場合がある。8-QAMなどの、他の変調方式は、使用されることができるが、しかし、比較に値するか又は16-QAMより高い復調複雑度を要求する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、既存の欠点を軽減し、緩和し、又はそれに対処し得、8-QAMより低いなど低減された復調複雑度を維持しながら改善された達成可能なレートを提供し得る、ノード及び方法が必要とされている。8-QAM及び16-QAMなどの、低次コンスタレーションの復調に関連する演算複雑度は、デジタル通信システム受信器の他の段と比較して低いけれども、この複雑度は無視できず、さらにより小さい復調複雑度を有するコンスタレーションを考案することは、依然として目的である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
受信ノードにN+1ビットを送信するための、送信ノードによって実行される方法が開示される。Nは正の整数である。方法は、例えばN+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることによって、変調要素を生成することを含む。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される。方法は、変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて決定することを含むことができる。方法は、物理リソース要素を使用して変調要素を受信ノードに送信することを含むことができる。
【0005】
さらに、送信ノードが提供され、送信ノードは、メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備え、送信ノードは、本明細書に開示された方法のいずれかを実行するように構成される。
【0006】
変調方式についての調整可能多次元コンスタレーションを提供することによって、QPSKによって提供されるレートよりも高い目標レートを、開示された方法及び開示された送信ノードが達成することができることは、本開示の利点である。開示された方法及び開示された送信ノードは、(例えば、16-QAM及び/又は8-QAMの複雑度と比較して)復調複雑度を低減し、それによって受信ノードにおける復調の演算速度を高めることを、可能にすることができる。開示された方法及び開示された送信ノードは、変調及びコーディング方式(Modulation and Coding Schemes:MCS)の選択においてより高い柔軟性を提供することができる。
【0007】
N+1ビットの受信のための、受信ノードによって実行される方法が開示される。方法は、物理リソース要素を使用して信号を送信ノードから受信することを含む。方法は、N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて得ることを含むことができる。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される。方法は、パラメータをデコーダに提供することを含むことができる。
【0008】
さらに、受信ノードが提供され、受信ノードは、メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備え、受信ノードは、本明細書に開示された方法のいずれかを実行するように構成される。
【0009】
QPSKによって提供されるレートよりも高い目標レートを達成しながら、開示された方法及び開示された受信ノードが、(例えば、16-QAM及び/又は8-QAMの複雑度と比較して)復調複雑度を低減しそれによって復調の演算速度を高めることから利益を得ることができることは、本開示の利点である。開示された方法及び開示された受信ノードは、変調及びコーディング方式(MCS)の選択においてより高い柔軟性を提供することができる。
【0010】
本開示の上記及び他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して、それらの例の以下の詳細な説明によって当業者に容易に明らかになるであろう。当該図面では、以下の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本開示による例示的な送信ノード及び例示的な受信ノードを備える、例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。
図2図2は、8-QAMなどの例示的な8値コンスタレーションを示す図である。
図3図3は、QPSK、8QAM、及び16QAM対SNRの、例示的な達成可能なレートを示すグラフである。
図4図4は、本開示の、1つ以上の例による、N=2の例示的なコンスタレーションを示す図である。
図5図5は、本開示の、1つ以上の例による、N=3の例示的なコンスタレーションを示す図である。
図6図6は、本開示の、1つ以上の例による、調整可能コンスタレーションのファミリについての例示的な達成可能なレートを示すグラフである。
図7図7は、本開示による、N+1ビットを送信するために送信ノードによって実行される例示的な方法を示すフローチャートである。
図8図8は、本開示による、N+1ビットを受信するためにワイヤレス通信システムの受信ノードによって実行される例示的な方法を示すフローチャートである。
図9図9は、本開示による例示的な送信ノードを示すブロック図である。
図10図10は、本開示による例示的な受信ノードを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
様々な例及び詳細は、関連する場合に図を参照して以下に説明される。図は縮尺通りに描かれている場合があり、又はそうでない場合があり、類似の構造又は機能の要素は、図全体を通して同様の参照番号で表されていることに留意すべきである。図は、例の説明を容易にすることを意図しているにすぎないことにも留意すべきである。それらは、本開示の網羅的な説明として、又は本開示の範囲に対する限定として意図されていない。加えて、示される例は、示されるすべての態様又は利点を有するとは限らない。特定の例に関連して説明される態様又は利点は、必ずしもその例に限定されないのであり、そのように示されていない場合又はそのように明示的に説明されていない場合でも任意の他の例で実施することができる。
【0013】
図は、明確さのために概略的であり且つ簡略化されており、それらは単に本開示の理解を助ける詳細を示しているにすぎず、一方、他の詳細は省略されている。全体を通して、同一又は対応する部分には同じ参照番号が使用される。
【0014】
図1は、本開示による例示的な送信ノード及び例示的な受信ノードを備える、例示的なワイヤレス通信システム1を示す図である。
【0015】
本明細書で詳細に考察するように、本開示は、セルラシステム、例えば3GPP(登録商標)ワイヤレス通信システムを備える、ワイヤレス通信システム1に関する。ワイヤレス通信システム1は、本開示による例示的な送信ノード及び例示的な受信ノードを備える。本明細書で説明されるワイヤレス通信システム1は、1つ以上の送信ノードと、1つ以上の受信ノードとを備えてもよい。
【0016】
1つ以上の例では、送信ノードは、ネットワークノード500などのネットワークノードとすることができ、一方、受信ノードは、ワイヤレスデバイス600などのワイヤレスデバイスとすることができる。
【0017】
1つ以上の例では、送信ノードは、ワイヤレスデバイス600などのワイヤレスデバイスとすることができ、一方、受信ノードは、ネットワークノード500などのネットワークノードとすることができる。
【0018】
ワイヤレスデバイスは、モバイルデバイス及び/又はユーザ機器(user equipment:UE)を表してもよい。
【0019】
本明細書に開示されるネットワークノードは、NRにおける、基地局、進化型ノードB(evolved Node B:eNB)、gNBなどの、無線アクセスネットワーク内で動作する無線アクセスネットワークノードを表す。1つ以上の例では、RANノードは、いくつかの物理ユニットに分散されてもよい機能ユニットである。
【0020】
本明細書で説明されるワイヤレス通信システム1は、基地局、eNB、gNB、及び/又はアクセスポイントのうちの1つ以上などの、1つ以上のワイヤレスデバイス600、600A、及び/又は1つ以上のネットワークノード500を備えてもよい。
【0021】
ワイヤレスデバイス600、600Aは、ワイヤレスリンク(又は無線アクセスリンク)10、10Aを介してネットワークノード500と通信するように構成されてもよい。
【0022】
本明細書で使用される「調整可能」という用語は、調整されることができることと見なされてもよい。1つ以上の例では、調整可能(tunable)などの、調整可能(tuneable)の他の明確化を使用してもよい。
【0023】
図2は、8-QAMなどの例示的な8値コンスタレーションを示す図である。
【0024】
図2に示す8値コンスタレーションは、二次元グリッド内に配置された8値コンスタレーションを形成するコンスタレーションポイントを示す。IQコンスタレーションポイントについて、x軸はI(例えば、同相(in-phase))を示すと見なされてもよく、y軸はQ(例えば、直角位相(quadrature))を示すと見なされてもよい。すべてのコンスタレーションポイントの、コレクションは、IQコンスタレーションと見なされてもよい。
【0025】
8-QAMにとどまらず、QPSK及び16QAMコンスタレーションが通信システムで使用される。3つのコンスタレーションであるQPSK、8-QAM、16-QAMによって提供されるレートを図3に示す。図3は、QPSK、8QAM、及び16QAM対SNRの、例示的な達成可能なレートを示すグラフを示す。y軸は、実次元当たりのレート(I/Q)を表してもよい。
【0026】
図3は、SNRが3~4dBか又はそのくらいになると、QPSKについてのレートが飽和し始め、8-QAMへ切替えが行われることができることを示す。しかし、NR及び他のほとんどのシステムでは、8-QAMは実装されていないため、代わりに16QAMへの切替えが発生する。
【0027】
8-QAMは16-QAMに対して比較に値する復調複雑度を有するが、しかし、より低いレートであるその16-QAMを提供するので、8-QAMは使用されない。8-QAMの復調複雑度は、コンスタレーションが独立したI成分及びQ成分に分離可能ではないことに、起因してもよい。8PSKは、使用されることができるが、しかし、8PSKについての最小ユークリッド距離が8-QAMのそれよりも小さいという点で、8-QAMよりも弱いコンスタレーションである。言い換えれば、より弱いコンスタレーションは、より小さいユークリッド距離を提供するコンスタレーションであってもよく、それは、8QAMと比較して同じ実チャネル当たりの容量に対してより大きいSNRを8PSKが要求することをもたらしてもよいことが、分かる場合がある。
【0028】
図3のQPSKのレートと8QAMのレートとの間のレートを動作し提供する、(コンスタレーションの集合、コンスタレーションのコレクション、及び/又はコンスタレーションのファミリなどの)複数のコンスタレーションを伴う、技術を本開示は提供する。8-QAMによって達成されるレートはまた、開示されたコンスタレーションによって達成することができる。最も重要なことに、開示された技術は、8-QAMの復調複雑度よりも低い復調複雑度を提供する。
【0029】
本開示は、変調要素を生成することによってN+1ビットを送信するための方法を提供する。変調要素は、N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることによって生成されることができる。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される。例えば、変調要素は、1つ以上の実数値を含むことができる。
【0030】
例えば、N+1ビットは、N個の実数値の信号次元で送信される。Nは正の整数である。例えば、N+1ビットは、N個の実数値の信号として、合計N個のI成分及びQ成分で同時に送信される。実次元(すなわち、I又はQ)当たり、1+1/Nの最大レートが得られる。
【0031】
N=2、3、4に対して、得られるレートはそれぞれ1.5、1.33、1.25である。これらのレートは、8QAM、「6.32」QAM、及び「5.66」QAMによって提示されるレートと同等であると見なされてもよい。後の方の2つは存在しないが、しかし、開示された方法の利点を強調している。
【0032】
N個の実次元では、本明細書に開示された送信ノードは、
【数1】
として構築された信号を送ることができ、式中、すべてのsを含むベクトルは、変調要素を示し(言い換えれば、変調要素は、1つ以上のsを含むベクトルと見なされてもよく)、
aは、コンスタレーション調整パラメータを示し、
Eは、電力を正規化するためのスケーリング定数などの電力スケーリングパラメータを示し、
は、伝送のためのビットを示す。
【0033】
図4は、本開示の、1つ以上の例による、N=2の例示的なコンスタレーションを示す図である。言い換えれば、図4は、8個のコンスタレーションポイントを含む、本開示による二次元コンスタレーションを示す。このコンスタレーションの達成可能なレートは、図6の曲線61によって提供される。レートは8-QAMにかなり近いが、しかし、8-QAMよりもはるかにより低い複雑度を提供する。コンスタレーション調整パラメータは、この例では0.5に設定される。
【0034】
図5は、本開示の、1つ以上の例による、N=3の例示的なコンスタレーションを示す図である。さらに、N=3に対して、図5は、X-Y平面上の(白丸として示される)コンスタレーションポイントの投影を黒丸として示す。
【0035】
X-Z平面上のコンスタレーションポイントの投影は、縦に縞を付けられた丸として、示される。Y-Z平面上のコンスタレーションポイントの投影は、横に縞を付けられた丸として、示される。コンスタレーション調整パラメータは、a=0.5など、この例では0.5に設定される。
【0036】
図6は、本開示の、1つ以上の例による、様々なNに対する調整可能コンスタレーションのファミリについての例示的な達成可能なレートを示すグラフである。y軸は、実次元当たりのレート(I/Q)を表してもよい。図6の曲線61は、N=2についての達成可能なレートを示す。図6の曲線62は、N=3についての達成可能なレートを示す。図6の曲線63は、N=4についての達成可能なレートを示す。図6の曲線64は、N=5についての達成可能なレートを示す。
【0037】
コンスタレーション調整パラメータは、変調方式についてのコンスタレーションを調整(カスタマイズ、アジャスト、修正、適合など)するために使用されるパラメータと見なされてもよい。コンスタレーションパラメータは最適化されてもよい。コンスタレーションパラメータは所定の値であってもよい。コンスタレーションパラメータは固定値であってもよい。
【0038】
例えば、コンスタレーションパラメータは、所定の値に設定されてもよく、例えば、a=0.5である。1つ以上の例では、他の値(より小さいなど)は、低いSNRにおいて、優れたレートを提供する。特に、
【数2】
が性能選択であり得るが、しかし、Nの妥当な値(例えば3~6)に対して、a=0.5と比較するときの改善はわずかであり得る。
【0039】
様々なN及びa=0.5に対して、もたらされるレートが図6に示される。
【0040】
本明細書に開示される複数のコンスタレーションは、図6に示すように、QPSKと8/16-QAMとの間で動作することができる。しかしながら、実用的に有用であるためには、それらの復調は、8/16-QAMよりも低いなど、低い複雑度を有するべきである。方程式(1)に示す、変数s及びxを結び付ける、正確な形式の行列は、これを可能にする。
【0041】
N+1のMax-log-MAP(最大事後(Maximum A Posteriori))対数尤度比(Log Likelihood Ratio:LLR)は、例えば、
【数3】
として得ることができ、式中、Sは、
【数4】
であるすべてのnの、集合を示し、Nは、y>aである添え字nの個数を示し、Nは、y>-aである添え字nの個数を示す。
【0042】
方程式(2)は、ビットの復調がきわめて低い複雑度を有することを示す。x,…xの復調は、さらにより低い程度に集中的又は高価である。例えば、
【数5】
に対して、受信される信号yについて以下が当てはまり、
【数6】
これは、xの復調が4値集合にわたる探索を要求することを暗示する。しかしながら、xN+1は方程式(2)で既に決定されているため、XN+1=-sign(L(xN+1))を導入することは、複雑度を二分探索へ緩和する。言い換えれば、複雑度は、2-PAMの場合と同じであるように低減される。
【0043】
図7は、本開示による送信ノードによって、例えば、本明細書に開示される送信ノード(図1及び図9のそのような送信ノード)によって、実行される例示的な方法100のフロー図を示す。方法100は、N+1ビットを受信ノードに送信するためなど、N+1ビットを受信ノードに提供するための、方法と見なされてもよい。
【0044】
送信ノードは、例えば、本明細書に開示されたネットワークノード及び/又はワイヤレスデバイスのうちの、1つ以上とすることができる。
【0045】
方法100は、変調要素を生成することS102を含む。例えば、変調要素は、N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることS102Aによって送信ノードによって生成されることができる。1つ以上の例では、送信ノードは、N+1ビットのうちのビットを、N次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることができる。言い換えれば、N+1ビットの各ビットは、N次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングされることができる。1つ以上の例示的な方法では、変調要素は、コンスタレーションポイントに対応する少なくとも1つの変調シンボルを含む。例えば、変調要素は、1つ以上の変調シンボルを含んでもよく、そこでは、各変調シンボルは、マッピングすることS102Aから得られたコンスタレーションポイントに対応する。例えば、変調要素は、N個の変調シンボルの、集合を含んでもよく、そこでは、各変調シンボルは、マッピングすることS102Aから得られたコンスタレーションポイントに対応する。変調要素は、1つ以上の変調シンボルを含む、ベクトルと見なされてもよい。
【0046】
N次元調整可能コンスタレーションは、N次元を有するのであり(構成されるなど、カスタマイズされるなど)調整されることができる、コンスタレーションと見なされてもよい。N次元調整可能コンスタレーションは、複数のコンスタレーションポイントを含んでもよい。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション方式などの信号コンスタレーションと見なされてもよく、そこでは、コンスタレーションは、コンスタレーションポイントのコレクションである。
【0047】
変調要素は、少なくとも1つの変調シンボル(TS38.211バージョン16.7.0及び/又はバージョン15.0.0で与えられる意味を有する)と見なされることができる。マッピングは、N+1ビットをN個の実数にマッピングする、変調関数と見なされてもよい。例えば、マッピングは、行列又は別のマッピング関数によって与えられる、線形変換とすることができる。
【0048】
1つ以上の例示的な方法では、変調要素は、1つ以上の実数値を含む。言い換えれば、変調要素に含まれる変調シンボルは、実数値の変調シンボルとすることができる。例えば、変調要素の各変調シンボルは、実数値の変調シンボルとすることができる。例えば、変調要素は、N個の変調シンボルの、セットを含んでもよく、そこでは、各変調シンボルは、実数値の変調シンボルである。
【0049】
1つ以上の例示的な方法では、変調要素は、1つ以上の複素数値を含む。言い換えれば、変調要素に含まれる変調シンボルは、複素数値のシンボルとすることができる。例えば、変調要素の各変調シンボルは、複素数値の変調シンボルとすることができる。例えば、ビットを複素数値の変調シンボルにマッピングすることができる。
【0050】
N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出されることができる。言い換えれば、N次元コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して調整及び決定されることができる。
【0051】
コンスタレーション調整パラメータは、変調方式についてのコンスタレーションを調整するために使用されるパラメータと見なされてもよい。1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、目標伝送レートを得るために構成される。言い換えれば、コンスタレーション調整パラメータは、変調方式についての性能に衝撃を与えるか又は影響を及ぼすことができる。例えば、異なるSNRにおいては、異なる調整パラメータが最善である。1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、目標伝送レートを達成及び/又は最適化するようにSNRに適応するように構成される。目標伝送レートは、送信されるビットについてのレートなどの、伝送ビットレートと見なされてもよい。例えば、コンスタレーション調整パラメータは、方式についての性能を変更することができるのであり、各SNRに対して、送信ノードの最高の送信されるビットレートを可能にする、最善のコンスタレーション調整パラメータがある。言い換えれば、コンスタレーション調整パラメータは、N次元調整可能コンスタレーションの構造を変更することができる。異なる言い方をすれば、適切なコンスタレーション調整パラメータを決定することは、最大伝送レートを可能にしてもよい。例えば、目標レートについては、コンスタレーション調整パラメータを最適化することは、Eの値(すなわち、伝送電力/エネルギー)を下げることを可能にしてもよい。
【0052】
1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである。コンスタレーションパラメータは最適化されてもよい。コンスタレーションパラメータは所定の値であってもよい。コンスタレーションパラメータは固定値であってもよい。例えば、コンスタレーションパラメータは、所定の値を設定されてもよく、例えば、a=0.5である。1つ以上の例示的な方法では、他の値(より小さいなど)は、低いSNRにおいて、優れたレートを提供する。特に、
【数7】
が性能選択であり得るが、しかし、Nの妥当な値(例えば3~6)に対して、a=0.5と比較するときの改善はわずかであり得る。様々なN及びa=0.5に対して、もたらされるレートが図6に示される。
【0053】
方法100は、変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて任意的に決定することS104を含む。例えば、物理リソース要素はNに依存する。物理リソース要素は、タイムスロットに関連付けられたサブキャリアなどの、時間及び周波数要素と見なされてもよい。物理リソース要素は、物理リソースブロックの要素であってもよい。例えば、物理リソースブロックは、複数のリソース要素(これはブロックとも呼ばれてもよい)を含む。例えば、N=12又はN=6に対して、12個のリソース要素を含む、物理リソースブロック(Physical Resource Block:PRB)が、変調要素を送信するために使用されてもよい。例えば、パイロットを有し、12個のリソース要素を含む物理リソースブロック(PRB)については、Nは10個に頼る(パイロットが2個のリソース要素を要することに起因して)。少なくとも1つの変調シンボルを含むことができる、変調要素は、S104においてNに基づいて決定された、1つ以上の物理リソース要素を使用して送信されてもよい。
【0054】
1つ以上の例示的な方法では、1つ以上の物理リソース要素は、受信ノードで受信されるときに、相互に直交するように決定される。例えば、1つ以上の物理リソース要素は、受信器での適切な処理の後(例えば、CPの除去の後)、受信器側で直交する。
【0055】
1つ以上の例示的な方法では、1つ以上の物理リソース要素は、周波数、及び/又は時間、及び/又は偏波、及び/又はコードドメインにおいて相互に直交するように決定される。1つ以上の例示的な方法では、1つ以上の物理リソース要素は、異なるアンテナポートを使用してなど、アンテナポートにおいて相互に直交するように決定される。例えば、物理リソース要素は、2つの実数値の信号又は1つの複素数値の信号を搬送してもよい。1つの変調シンボルからの、実数値の信号は、別の変調シンボルからの、実数値の信号と組み合わされて、物理リソース要素内に複素数値を形成してもよい。
【0056】
1つ以上の例示的な方法では、変調要素のための物理リソース要素をNに基づいて決定することS104は、変調要素のための連続する物理リソース要素をNに基づいて決定することS104Aを含む。1つ以上の例示的な方法では、変調要素のための物理リソース要素をNに基づいて決定することS104は、変調要素のための物理リソース要素をインターリーブすることS104Bを含む。
【0057】
方法100は、物理リソース要素を使用して変調要素を受信ノードに送信することS106を含む。
【0058】
1つ以上の例示的な方法では、N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることS102Aは、N個の実数値にN+1ビットをマッピングする変調関数を適用することS102AAを含む。
【0059】
1つ以上の例示的な方法では、変調要素を生成することS102は、コンスタレーション調整パラメータに基づいて行列によって与えられる線形変換を適用することS102Bを含む。1つ以上の例示的な方法では、行列は、寸法(N×(N+1))の行列である。行列は、実行列とすることができる。1つ以上の例示的な方法では、行列は、寸法(N×N)の対角行列を含む。1つ以上の例示的な方法では、対角行列は、以下などの、スケーリングされた単位行列である。
【数8】
【0060】
1つ以上の例示的な方法では、行列は、以下など、列としてコンスタレーション調整パラメータ「a」を含む。
【数9】
【0061】
1つ以上の例示的な方法では、方法100は、例えば変調要素に、電力スケーリングパラメータを適用することを含む。例えば、コンスタレーション調整パラメータを選択する後、N次元調整可能コンスタレーションは再び正規化される(例えば、単位平均エネルギー)。例えば、方程式(1)の「E」を介する伝送電力は、変調要素を生成するために選択される。
【0062】
1つ以上の例示的な方法では、方法100は、マッピングを示す制御シグナリングを受信ノードに送信することS102を含む。
【0063】
1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、マッピングを示す能力シグナリングを含む。1つ以上の例示的な方法では、方法は、送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を受信ノードから受信することS101を含む。1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、マッピングをアクティブ化するための受信ノードへの要求を含む。1つ以上の例示的な方法では、方法100は、受信ノードから応答を受信することを含む。1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、コンスタレーション調整パラメータを示す。
【0064】
図8は、本開示による受信ノード、例えば図1及び図10の受信ノードなどの開示された受信ノードによって実行される、例示的な方法200のフロー図を示す。受信ノードは、ネットワークノード又はワイヤレスデバイスである。
【0065】
方法200は、物理リソース要素を使用して信号を送信ノードから受信することS204を含む。S204で受信される信号は、図7のS106で変調要素を送信する送信ノードから受信されてもよい。
【0066】
方法200は、N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて得ることS206を含むことができる。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される。N次元調整可能コンスタレーションは、図7図2図4、及び/又は図5に関連して説明されてもよい。1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、目標伝送レートを得るために構成される。
【0067】
N+1ビットの各々が0又は1であることの、尤度を示すパラメータは、事後対数尤度比及び/又はMax-log-最大事後(MAP)値を含んでもよい。例えば、事後対数尤度比は、ビットが1である確率を、ビットが0である確率で除算した結果に対する、対数値を提供するパラメータと見なされてもよい。「事後」という用語は、変調要素及び/又はコンスタレーションポイントの、ノイズを伴う観測を行った後に、対数尤度導出を実行することと見なされてもよい。これはまた、方程式(2)に示すようにMax.log-MAPで、低減された複雑度で計算されることができる。
【0068】
1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである。
【0069】
方法200は、パラメータをデコーダに提供することS208を含むことができる。デコーダは、方程式(2)で示すように低減される復調複雑度から、利益を得てもよい。
【0070】
1つ以上の例示的な方法では、方法200は、送信ノードから、N次元調整可能コンスタレーションを示す制御シグナリングを受信することS202を含む。
【0071】
1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、N次元調整可能コンスタレーションを示す能力シグナリングを含む。
【0072】
1つ以上の例示的な方法では、方法200は、N次元調整可能コンスタレーションを使用して送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を送信ノードに送信することS201を含む。1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、マッピングをアクティブ化するための送信ノードからの要求を含む。1つ以上の例示的な方法では、方法200は、送信ノードに応答を送信することを含む。1つ以上の例示的な方法では、制御シグナリングは、コンスタレーション調整パラメータを示す。
【0073】
図9は、本開示による例示的な送信ノード300のブロック図を示す。送信ノード300は、メモリ回路301、プロセッサ回路302、及びワイヤレスインターフェース303を備える。送信ノード300は、図7に開示された方法のいずれかを実行するように構成されてもよい。言い換えれば、送信ノード300は、N個の変調シンボルを使用してN+1ビットを送信するために構成されてもよい。
【0074】
送信ノード300は、ワイヤレス通信システムを使用して受信ノード、例えば本明細書に開示される受信ノードと通信するように構成される。
【0075】
新しい無線(NR)、ナローバンドIoT(Narrow-band IoT:NB-IoT)、及びロングタームエボリューション-拡張された機械型コミュニケーション(Long-Term Evolution-enhanced Machine Type Communication:LTE-M)、ライセンスバンドでのデバイス・ツー・デバイス・ミリメートル波通信などのライセンスバンドでのミリメートル波通信などのミリメートル波通信のうちの、1つ以上をサポートする3GPPシステムなどの、3GPPシステムなどのワイヤレス通信システムを介したワイヤレス通信のためにワイヤレスインターフェース303は構成される。
【0076】
送信ノード300は、変調要素を(例えばプロセッサ回路302を介して)生成するように構成される。例えば、変調要素は、N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすることによって送信ノードによって生成されることができる。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出されることができる。
【0077】
送信ノード300は、変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて(例えばプロセッサ回路302を介して)決定するように構成されることができる。
【0078】
送信ノード300は、物理リソース要素を使用して変調要素を受信ノードに(例えばワイヤレスインターフェース303を介して)送信するように構成される。
【0079】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、変調要素は、コンスタレーションポイントに対応する少なくとも1つの変調シンボルを含む。
【0080】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、変調要素は、1つ以上の実数値、又は1つ以上の複素数値を含む。
【0081】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、コンスタレーション調整パラメータは、目標伝送レートを得るために構成される。
【0082】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、コンスタレーション調整パラメータは、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである。
【0083】
送信ノード300は、電力スケーリングパラメータを(例えばプロセッサ回路302を介して)適用するように構成されることができる。
【0084】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、行列は、寸法(N×(N+1))の行列である。
【0085】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、行列は、寸法(N×N)の対角行列を含む。1つ以上の例示的な送信ノードでは、対角行列は、スケーリングされた単位行列である。1つ以上の例示的な送信ノードでは、行列は、列としてコンスタレーション調整パラメータを含む。
【0086】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、1つ以上の物理リソース要素は、受信ノードで受信されるときに、相互に直交するように決定される。
【0087】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、1つ以上の物理リソース要素は、周波数、及び/又は時間、及び/又は偏波、及び/又はコードドメインにおいて相互に直交するように決定される。
【0088】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、制御シグナリングは、マッピングを示す能力シグナリングを含む。
【0089】
1つ以上の例示的な送信ノードでは、制御シグナリングは、マッピングをアクティブ化するための受信ノードへの要求を含む。1つ以上の例示的な送信ノードでは、制御シグナリングは、コンスタレーション調整パラメータを示す。
【0090】
送信ノード300は任意的に、(S101、S102、S102A、S102AA、S102B、S104、S104A、S104B、S106のうちのいずれか1つ以上などの)図7に開示された動作のいずれかを実行するように構成される。送信ノード300の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路301)に記憶されプロセッサ回路302によって実行される、実行可能論理ルーチン(例えば、コード行、ソフトウェアプログラムなど)の形態で具現化されてもよい)。
【0091】
さらに、送信ノード300の動作は方法と考えてもよく、ここで、送信ノード300はそれを遂行するように構成される。また、説明される機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能性はまた、専用のハードウェア若しくはファームウェア、又はハードウェア、ファームウェア及び/若しくはソフトウェアの何らかの組合せを介して、遂行されてもよい。
【0092】
メモリ回路301は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、又は他の適切なデバイスのうちの、1つ以上であってもよい。典型的な配置では、メモリ回路301は、長期データ記憶のための不揮発性メモリと、プロセッサ回路302のためのシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含んでもよい。メモリ回路301は、データバスによってプロセッサ回路302とデータを交換してもよい。メモリ回路301とプロセッサ回路302との間の、制御線及びアドレスバスも存在してもよい(図9には示されていない。)。メモリ回路301は、非一時的コンピュータ可読媒体と考える。
【0093】
メモリ回路301は、コンスタレーション調整パラメータ、N次元調整可能コンスタレーションをメモリの一部に記憶するように構成されてもよい。
【0094】
図10は、本開示による例示的な受信ノード400のブロック図を示す。受信ノード400は、メモリ回路401、プロセッサ回路402、及びワイヤレスインターフェース403を備える。受信ノード400は、図8に開示された方法のいずれかを実行するように構成されてもよい。言い換えれば、受信ノード400は、N+1ビットを受信するために構成されてもよい。
【0095】
受信ノード400は、ワイヤレス通信システムを使用して送信ノード、例えば本明細書に開示される送信ノードと通信するように構成される。
【0096】
新しい無線(NR)、ナローバンドIoT(NB-IoT)、及びロングタームエボリューション-拡張された機械型コミュニケーション(LTE-M)、ライセンスバンドでのデバイス・ツー・デバイス・ミリメートル波通信などのライセンスバンドでのミリメートル波通信などのミリメートル波通信のうちの、1つ以上をサポートする3GPPシステムなどの、3GPPシステムなどのワイヤレス通信システムを介したワイヤレス通信のためにワイヤレスインターフェース403は構成される。
【0097】
受信ノード400は、信号を、物理リソース要素を使用して送信ノードから(例えばワイヤレスインターフェース403を介して)受信するように構成される。受信される信号は、図7のS106で変調要素を送信する送信ノードから受信されてもよい。
【0098】
受信ノード400は、N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて(例えばプロセッサ回路402を介して)得るように構成される。N次元調整可能コンスタレーションは、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出される。N次元調整可能コンスタレーションは、図7に関連して説明されてもよい。1つ以上の例示的な方法では、コンスタレーション調整パラメータは、目標伝送レートを得るために構成される。
【0099】
1つ以上の例示的な受信ノードでは、コンスタレーション調整パラメータは、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである。
【0100】
受信ノード400は、デコーダ402Aなどのデコーダにパラメータを(例えばプロセッサ回路402を介して)提供するように構成される。送信ノード400は、デコーダ402Aを備えてもよい。デコーダ402Aは、方程式(2)で示すように低減される復調複雑度から、利益を得てもよい。
【0101】
プロセッサ回路402は任意的に、(S201、S202、S204、S206、S208のうちのいずれか1つ以上などの)図8に開示された動作のいずれかを実行するように構成される。受信ノード400の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路401)に記憶されプロセッサ回路402によって実行される、実行可能論理ルーチン(例えば、コード行、ソフトウェアプログラムなど)の形態で具現化されてもよい)。
【0102】
さらに、受信ノード400の動作は方法と考えてもよく、ここで、受信ノード400はそれを遂行するように構成される。また、説明される機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能性はまた、専用のハードウェア若しくはファームウェア、又はハードウェア、ファームウェア及び/若しくはソフトウェアの何らかの組合せを介して、遂行されてもよい。
【0103】
メモリ回路401は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は他の適切なデバイスのうちの、1つ以上であってもよい。典型的な配置では、メモリ回路401は、長期データ記憶のための不揮発性メモリと、プロセッサ回路402のためのシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含んでもよい。メモリ回路401は、データバスによってプロセッサ回路402とデータを交換してもよい。メモリ回路401とプロセッサ回路402との間の、制御線及びアドレスバスも存在してもよい(図10には示されていない。)。メモリ回路401は、非一時的コンピュータ可読媒体と考える。
【0104】
メモリ回路401は、コンスタレーション調整パラメータ及びN次元調整可能コンスタレーションをメモリの一部に記憶するように構成されてもよい。
【0105】
本開示による方法及び製品(ネットワークノード及びワイヤレスデバイス)の例は、以下の項目に詳述されている。
項目1.受信ノードにN+1ビットを送信するための、送信ノードによって実行される方法であって、Nが正の整数であり、方法が、
N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)によって変調要素を生成すること(S102)と、N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)と、
物理リソース要素を使用して変調要素を受信ノードに送信すること(S106)とを含む、方法。
項目2.変調要素が、コンスタレーションポイントに対応する少なくとも1つの変調シンボルを含む、項目1に記載の方法。
項目3.変調要素が、1つ以上の実数値、又は1つ以上の複素数値を含む、項目1又は2に記載の方法。
項目4.コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、項目1~3のいずれか1つに記載の方法。
項目5.コンスタレーション調整パラメータが、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである、項目1~4のいずれか1つに記載の方法。
項目6.方法が、電力スケーリングパラメータを適用することを含む、項目1~5のいずれか1つに記載の方法。
項目7.N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)が、N個の実数値にN+1ビットをマッピングする変調関数を適用すること(S102AA)を含む、項目1~6のいずれか1つに記載の方法。
項目8.変調要素を生成すること(S102)が、コンスタレーション調整パラメータに基づいて行列によって与えられる線形変換を適用すること(S102B)を含む、項目1~7のいずれか1つに記載の方法。
項目9.行列が寸法(N×(N+1))の行列である、項目8に記載の方法。
項目10.行列が寸法(N×N)の対角行列を含む、項目8又は9に記載の方法。
項目11.対角行列が、スケーリングされた単位行列である、項目10に記載の方法。
項目12.行列が、列としてコンスタレーション調整パラメータを含む、項目8~10のいずれか1つに記載の方法。
項目13.1つ以上の物理リソース要素が、受信ノードで受信されるときに、相互に直交するように決定される、項目1~12のいずれか1つに記載の方法。
項目14.1つ以上の物理リソース要素が、周波数、及び/又は時間、及び/又は偏波、及び/又はコードドメインにおいて相互に直交するように決定される、項目1~13のいずれか1つに記載の方法。
項目15.変調要素のための物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、変調要素のための連続する物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104A)を含む、項目1~14のいずれか1つに記載の方法。
項目16.変調要素のための物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、変調要素のための物理リソース要素をインターリーブすること(S104B)を含む、項目1~15のいずれか1つに記載の方法。
項目17.方法が、マッピングを示す制御シグナリングを受信ノードに送信すること(S102)を含む、項目1~16のいずれか1つに記載の方法。
項目18.制御シグナリングが、マッピングを示す能力シグナリングを含む、項目17に記載の方法。
項目19.方法が、送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を受信ノードから受信すること(S101)を含む、項目1~18のいずれか1つに記載の方法。
項目20.制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための受信ノードへの要求を含み、方法が、受信ノードから応答を受信することを含む、項目17~19のいずれか1つに記載の方法。
項目21.制御シグナリングが、コンスタレーション調整パラメータを示す、項目17~20のいずれか1つに記載の方法。
項目22.N+1ビットの受信のための、受信ノードによって実行される方法であって、方法が、
物理リソース要素を使用して信号を送信ノードから受信すること(S204)と、
N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて得ること(S206)と、N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
パラメータをデコーダに提供すること(S208)とを含む、方法。
項目23.コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、項目22に記載の方法。
項目24.コンスタレーション調整パラメータが、受信ノード及び送信ノードに知られている所定のパラメータである、項目22又は23に記載の方法。
項目25.方法が、送信ノードから、N次元調整可能コンスタレーションを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、項目22又は23に記載の方法。
項目26.制御シグナリングが、N次元調整可能コンスタレーションを示す能力シグナリングを含む、項目25に記載の方法。
項目27.方法が、N次元調整可能コンスタレーションを使用して送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を送信ノードに送信すること(S201)を含む、項目22~26のいずれか1つに記載の方法。
項目28.制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための送信ノードからの要求を含み、方法が、送信ノードに応答を送信することを含む、項目25~27のいずれか1つに記載の方法。
項目29.制御シグナリングが、コンスタレーション調整パラメータを示す、項目25~28のいずれか1つに記載の方法。
項目30.メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える送信ノードであって、送信ノードが、項目1~21のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、送信ノード。
項目31.メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える受信ノードであって、受信ノードが、項目22~29のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、受信ノード。
【0106】
「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、いかなる特定の順序も暗示するものではなく、個々の要素を識別するために含まれる。さらに、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、いかなる順序又は重要性も示すものではなく、むしろ「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語は、1つの要素を別のものから区別するために使用される。「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの単語は、本明細書及び他の箇所においてラベル付けの目的でのみ使用され、いかなる特定の空間的又は時間的な順序付けも示すことを意図しないことに留意されたい。さらに、第1の要素のラベル付けは、第2の要素の存在を暗示するものではなく、逆もまた同様である。
【0107】
図は、実線で示されているいくつかの回路又は動作と、破線で示されているいくつかの回路、構成要素、特徴、又は動作とを含むことが理解されよう。実線で含まれる回路又は動作は、最も広い例で含まれる回路、構成要素、特徴、又は動作である。破線で含まれる回路、構成要素、特徴、又は動作は、実線の例の回路、構成要素、特徴、又は動作に含まれ、若しくはそれらの一部であってもよい例、又はそれらに追加的に持ち込まれてもよいさらなる回路、構成要素、特徴、若しくは動作である。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解すべきである。さらに、すべての動作が実行される必要はないことを理解すべきである。例示的な動作は、任意の順序及び任意の組合せで実行されてもよい。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解すべきである。破線で含まれる回路、構成要素、特徴、又は動作は、任意的であると考えてもよい。
【0108】
本明細書で説明されない他の動作は、例示的な動作に組み込まれることができる。例えば、説明された動作のいずれかの前に、後に、それらと同時に、又はそれらの間に、1つ以上の追加の動作を実行することができる。
【0109】
別個の実装として上記で考察した特定の特徴はまた、単一の実装として組合せて実装することができる。逆に、単一の実装として説明された特徴はまた、複数の実装で別個に、又は任意の適切な部分的組合せで、実装することができる。さらに、特徴は、特定の組合せで作用するものとして上述されているのであり得るが、特許請求される組合せからの1つ以上の特徴は、場合によっては組合せから削除することができ、組合せは、任意の部分的組合せ又は任意の部分的組合せの変形として特許請求され得る
【0110】
「含む(comprising)」という単語は、列記されたもの以外の要素又はステップの存在を必ずしも排除しないことに留意すべきである。
【0111】
要素に先行する「a」又は「an」という単語は、複数のそのような要素の、存在を排除しないことに留意すべきである。
【0112】
いかなる参照符号も、特許請求の範囲を限定するものではなく、例は、少なくとも部分的にハードウェア及びソフトウェアの両方によって実装されてもよく、いくつかの「手段」、「ユニット」又は「デバイス」は、ハードウェアの同じ品物によって表されてもよいことに、さらに留意すべきである。
【0113】
本明細書で説明される様々な例示的な方法、デバイス、ノード、及びシステムは、方法ステップ又はプロセスの一般的な文脈で説明されるのであり、一態様では、それらは、ネットワーク化された環境でコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読媒体で具現化される、コンピュータプログラム製品によって実装されてもよい。コンピュータ可読媒体は、読取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(compact disc:CD)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc:DVD)などを含むがこれらに限定されない、リムーバブル及び非リムーバブル記憶デバイスを含んでもよい。一般に、プログラム回路は、指定されたタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含んでもよい。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造、及びプログラム回路は、本明細書に開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令又は関連するデータ構造の、特定のシーケンスは、そのようなステップ又はプロセスで記述される機能を実装するための対応する作用の例を表す。
【0114】
特徴を示し説明したが、それらは特許請求される開示を限定することを意図しないことが理解され、特許請求される開示の範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正が行われ得ることが当業者に明らかにされるであろう。したがって、本明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的な意味で考えられるべきである。特許請求される開示は、すべての代替、修正、及び均等物に及ぶことを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-08-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信ノードにN+1ビットを送信するための、送信ノードによって実行される方法であって、Nが正の整数であり、前記方法が、
前記N+1ビットをN次元調整可能コンスタレーションのコンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)によって変調要素を生成すること(S102)と、前記N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
前記変調要素のための1つ以上の物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)と、
前記物理リソース要素を使用して前記変調要素を前記受信ノードに送信すること(S106)とを含む、方法。
【請求項2】
前記変調要素が、前記コンスタレーションポイントに対応する少なくとも1つの変調シンボルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記変調要素が、1つ以上の実数値、又は1つ以上の複素数値を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンスタレーション調整パラメータが、前記受信ノード及び前記送信ノードに知られている所定のパラメータである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法が、電力スケーリングパラメータを適用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記N+1ビットを前記N次元調整可能コンスタレーションの前記コンスタレーションポイントにマッピングすること(S102A)が、N個の実数値にN+1ビットをマッピングする変調関数を適用すること(S102AA)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記変調要素を生成すること(S102)が、前記コンスタレーション調整パラメータに基づいて行列によって与えられる線形変換を適用すること(S102B)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記行列が寸法(N×(N+1))の行列であり、及び/又は前記行列が寸法(N×N)の対角行列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記対角行列が、スケーリングされた単位行列である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記行列が、列として前記コンスタレーション調整パラメータを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上の物理リソース要素が、前記受信ノードで受信されるときに、相互に直交するように決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の物理リソース要素が、周波数、及び/又は時間、及び/又は偏波、及び/又はコードドメインにおいて相互に直交するように決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記変調要素のための前記物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、前記変調要素のための連続する物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104A)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記変調要素のための前記物理リソース要素をNに基づいて決定すること(S104)が、前記変調要素のための前記物理リソース要素をインターリーブすること(S104B)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記方法が、前記マッピングを示す制御シグナリングを前記受信ノードに送信すること(S102)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記制御シグナリングが、前記マッピングを示す能力シグナリングを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法が、前記送信ノードにおいて適用するための前記マッピングを示す情報を前記受信ノードから受信すること(S101)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための前記受信ノードへの要求を含み、前記方法が、前記受信ノードから応答を受信することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
制御シグナリングが、前記コンスタレーション調整パラメータを示す、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
N+1ビットの受信のための、受信ノードによって実行される方法であって、前記方法が、
物理リソース要素を使用して信号を送信ノードから受信すること(S204)と、
前記N+1ビットが0又は1であることの、尤度を示すパラメータを、前記信号及びN次元調整可能コンスタレーションに基づいて得ること(S206)と、前記N次元調整可能コンスタレーションが、コンスタレーション調整パラメータを使用して導出され、
前記パラメータをデコーダに提供すること(S208)とを含む、方法。
【請求項22】
前記コンスタレーション調整パラメータが、目標伝送レートを得るために構成される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コンスタレーション調整パラメータが、前記受信ノード及び前記送信ノードに知られている所定のパラメータである、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記方法が、前記送信ノードから、前記N次元調整可能コンスタレーションを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記制御シグナリングが、前記N次元調整可能コンスタレーションを示す能力シグナリングを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法が、前記N次元調整可能コンスタレーションを使用して前記送信ノードにおいて適用するためのマッピングを示す情報を前記送信ノードに送信すること(S201)を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
制御シグナリングが、マッピングをアクティブ化するための前記送信ノードからの要求を含み、前記方法が、前記送信ノードに応答を送信することを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
制御シグナリングが、前記コンスタレーション調整パラメータを示す、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える送信ノードであって、前記送信ノードが、請求項1~20のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、送信ノード。
【請求項30】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える受信ノードであって、前記受信ノードが、請求項21~28のいずれか1つに記載の方法のいずれかを実行するように構成される、受信ノード。
【国際調査報告】