(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-20
(54)【発明の名称】エアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
A24F 40/57 20200101AFI20241213BHJP
【FI】
A24F40/57
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541257
(86)(22)【出願日】2022-11-21
(85)【翻訳文提出日】2024-07-09
(86)【国際出願番号】 CN2022133129
(87)【国際公開番号】W WO2023134302
(87)【国際公開日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】202210044758.X
(32)【優先日】2022-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519403945
【氏名又は名称】深▲せん▼麦時科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 祥忠
(72)【発明者】
【氏名】李 亜飛
(72)【発明者】
【氏名】黄 鵬飛
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC34
4B162AD06
4B162AD20
4B162AD23
(57)【要約】
本願は、エアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体に関する。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子(110)と、加熱素子(110)に電気的に接続された電源(120)と、加熱素子(110)、電源(120)にそれぞれ電気的に接続された検出ユニット(130)と、検出ユニット(130)の電気的パラメータを取得し、所定の対応関係に基づいて加熱素子(110)の温度を決定し、加熱素子(110)の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子(110)の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源(120)が加熱素子(110)に供給する電気エネルギーを調整するように構成された制御ユニット(140)であって、対応関係は、検出ユニット(130)の電気的パラメータと加熱素子(110)の温度との間の対応関係である制御ユニット(140)と、を含む。該エアロゾル発生装置は、温度を正確に検出して確実な温度制御を実現することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
前記検出ユニットに電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータを取得し、所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された制御ユニットであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である制御ユニットと、を含む、エアロゾル発生装置。
【請求項2】
前記検出ユニットは、参照抵抗及び検出スイッチを含み、
前記検出スイッチの第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記検出スイッチの第2端は、前記参照抵抗の第1端に電気的に接続され、前記検出スイッチの制御端は、前記制御ユニットに電気的に接続され、
前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記電気的パラメータは、前記参照抵抗の両端の電圧であり、
前記制御ユニットは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成され、さらに、検出モードのオン又はオフを実現するように前記検出スイッチをオン又はオフに制御するように構成される、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、
第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチと、
前記検出スイッチの制御端、前記参照抵抗、前記パワースイッチの制御端にそれぞれ電気的に接続され、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するように構成されたコントローラであって、前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させるコントローラと、を含む、請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記PWM信号が前記パワースイッチをオフ状態に制御する場合、前記検出スイッチをオンに制御し、前記第1電圧及び第2電圧を取得して、前記加熱素子の温度を決定するように構成される、請求項3に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である、請求項3に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
エアロゾル発生装置用の制御方法であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御方法は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を含む、制御方法。
【請求項7】
前記検出ユニットは、参照抵抗を含み、前記参照抵抗の第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を含み、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップは、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを含む、請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記エアロゾル霧化装置は、第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチをさらに含み、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップを含み、
前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる、請求項7に記載の制御方法。
【請求項9】
前記検出ユニットは、第1端が前記電源に電気的に接続され、第2端が前記参照抵抗の第1端に電気的に接続された検出スイッチをさらに含み、
検出ユニットの電気的パラメータの取得を実行するステップの前に、前記方法は、
前記PWM信号に基づいて前記パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断し、
「YES」であれば、前記検出スイッチをオンに制御するステップをさらに含む、請求項8に記載の制御方法。
【請求項10】
前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である、請求項8又は9に記載の制御方法。
【請求項11】
エアロゾル発生装置用の制御装置であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御装置は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得モジュールと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成された温度決定モジュールであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である温度決定モジュールと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された電気エネルギー調整モジュールと、を含む、制御装置。
【請求項12】
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項6~10のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する制御ユニットと、を含む、エアロゾル霧化装置。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項6~10のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2022年1月14日に提出された、出願番号が202210044758.Xであり、発明の名称が「エアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、霧化技術の分野に関し、特にエアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
霧化技術の発展に伴い、加熱素子によりエアロゾル発生基質を加熱して霧化させてエアロゾルを発生させるエアロゾル霧化技術が現れる。加熱素子は、一定の温度に維持しなければエアロゾル発生基質を霧化できないため、加熱素子の現在の温度をフィードバックとして取得してから、現在の温度に基づいて加熱制御を行う必要がある。したがって、エアロゾル発生装置の確実な動作を実現するために、加熱素子の温度を正確に取得する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、上記技術的課題に対して、温度を正確に取得可能なエアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
エアロゾル発生装置は、
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
前記検出ユニットに電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータを取得し、所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された制御ユニットであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である制御ユニットと、を含む。
【0006】
一実施例において、前記検出ユニットは、参照抵抗及び検出スイッチを含み、
前記検出スイッチの第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記検出スイッチの第2端は、前記参照抵抗の第1端に電気的に接続され、前記検出スイッチの制御端は、前記制御ユニットに電気的に接続され、
前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記電気的パラメータは、前記参照抵抗の両端の電圧であり、
前記制御ユニットは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成され、さらに、検出モードのオン又はオフを実現するように前記検出スイッチをオン又はオフに制御するように構成される。
【0007】
一実施例において、前記制御ユニットは、
第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチと、
前記検出スイッチの制御端、前記参照抵抗、前記パワースイッチの制御端にそれぞれ電気的に接続され、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するように構成されたコントローラであって、前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させるコントローラと、を含む。
【0008】
一実施例において、前記コントローラは、前記PWM信号が前記パワースイッチをオフ状態に制御する場合、前記検出スイッチをオンに制御し、前記第1電圧及び第2電圧を取得して、前記加熱素子の温度を決定するように構成される。
【0009】
一実施例において、前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である。
【0010】
エアロゾル発生装置用の制御方法であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御方法は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を含む。
【0011】
一実施例において、前記検出ユニットは、参照抵抗を含み、前記参照抵抗の第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を含み、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップは、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを含む。
【0012】
一実施例において、前記エアロゾル霧化装置は、第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチをさらに含み、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップを含み、
前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる。
【0013】
一実施例において、前記検出ユニットは、第1端が前記電源に電気的に接続され、第2端が前記参照抵抗の第1端に電気的に接続された検出スイッチをさらに含み、
検出ユニットの電気的パラメータの取得を実行するステップの前に、前記方法は、
前記PWM信号に基づいて前記パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断し、
「YES」であれば、前記検出スイッチをオンに制御するステップをさらに含む。
【0014】
一実施例において、前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である。
【0015】
エアロゾル発生装置用の制御装置であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御装置は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得モジュールと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成された温度決定モジュールであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である温度決定モジュールと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された電気エネルギー調整モジュールと、を含む。
【0016】
エアロゾル霧化装置は、
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する制御ユニットと、を含む。
【0017】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する。
【発明の効果】
【0018】
上記エアロゾル発生装置及びその制御方法、制御装置、並びに記憶媒体において、検出ユニットは、電源及び加熱素子に電気的に接続され、加熱素子の温度が上昇すると、抵抗値も上昇するため、それに電気的に接続された検出ユニットの電気的パラメータが変化する。したがって、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との間の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定し、さらに、加熱素子の温度と所定の目標温度とに基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度範囲内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整することにより、正確な温度検出を実現することができる。
【0019】
本願の実施例又は従来技術における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に使用される必要がある図面を簡単に説明する。明らかなように、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本願の一実施例に係るエアロゾル発生装置の構造ブロック図である。
【
図2】本願の別の実施例に係るエアロゾル発生装置の回路構成の概略図である。
【
図3】本願のさらに別の実施例に係るエアロゾル発生装置の回路構成の概略図である。
【
図4】本願の一実施例に係るエアロゾル発生装置用の制御方法のフローチャートである。
【
図5】本願の別の実施例に係るエアロゾル発生装置用の制御方法のフローチャートである。
【
図6】本願の一実施例に係るエアロゾル発生装置用の制御装置の構造ブロック図である。
【
図7】本願の一実施例に係るエアロゾル発生装置の構造概略図である。
【
図8】本願の一実施例に係るエアロゾル発生装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本願の理解を容易にするために、以下、関連する図面を参照して本願をより全面的に説明する。図面には、本願の実施例が示されている。しかし、本願は、多くの異なる形態で実現することができ、本明細書に記載の実施例に限定されるものではない。逆に、これらの実施例を提供する目的は、本願の開示内容に対する理解をより完全かつ全面的にすることである。
【0022】
別段の定義がない限り、本明細書で用いられる全ての技術用語及び科学用語は、本願が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本願の説明において本明細書で用いられる用語は、具体的な実施例を説明することのみを目的としており、本願を限定することを意図するものではない。
【0023】
なお、本願で使用される用語「第1」、「第2」などは、本明細書において様々な技術的特徴を説明するものであるが、これらの技術的特徴は、これらの用語に限定されない。これらの用語は、第1特徴を他の特徴と区別するために使用するものである。
【0024】
なお、一方の素子が他方の素子に「接続される」と考えられる場合、他方の素子に直接接続されてもよく、又は中間素子を介して他方の素子に接続されてもよい。また、以下の実施例における「接続」は、接続される対象の間に電気信号又はデータの伝達があれば、「電気的に接続」、「通信接続」などと理解すべきである。
【0025】
本明細書において使用される場合、単数形の「1」、「1つの」及び「前記/該」は、文脈が別段の指示をしない限り、複数形も含むことを意図している。「備える/含む」又は「有する」などの用語は、述べられている特徴、全体、ステップ、動作、要素、構成要素又はそれらの組み合わせの存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、全体、ステップ、動作、要素、構成要素、又はそれらの組み合わせの存在又は追加を除外しないことがさらに理解されよう。また、本明細書において、使用される用語「及び/又は」は、関連付けられて列挙された項目のうちの1つ以上の任意及び全ての組み合わせを含む。
【0026】
図1に示すように、本願の実施例は、加熱素子110、電源120、検出ユニット130及び制御ユニット140を含むエアロゾル発生装置を提供する。
【0027】
加熱素子110は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成される。加熱素子110は、発熱線であってもよく、抵抗器と等価となる。電源120は、加熱素子110に電気的に接続され、加熱素子110に電気エネルギーを出力して、加熱素子110を加熱させる。検出ユニット130は、加熱素子110、電源120にそれぞれ電気的に接続される。制御ユニット140は、検出ユニット130に電気的に接続され、検出ユニット130の電気的パラメータを取得し、所定の対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定し、加熱素子110の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子110の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源120が加熱素子110に供給する電気エネルギーを調整するように構成される。対応関係は、検出ユニット130の電気的パラメータと加熱素子110の温度との対応関係である。
【0028】
検出ユニット130は、電源120及び加熱素子110に電気的に接続される。加熱素子110の温度が上昇すると、抵抗値も上昇するため、それに電気的に接続された検出ユニット130の電気的パラメータが変化する。したがって、検出ユニット130の電気的パラメータと加熱素子110の温度との間の対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定し、さらに、加熱素子110の温度と所定の目標温度とに基づいて、加熱素子110の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源120が加熱素子110に供給する電気エネルギーを調整することができる。
【0029】
一実施例において、検出ユニット130の電気的パラメータは、抵抗値、両端電圧、パワー、電流などであってもよい。本願の実施例において、検出ユニット130の両端電圧を例として説明する。
【0030】
一実施例において、制御ユニット140は、電源120が加熱素子110に出力するパワー又は連続して出力する時間を制御することにより、加熱素子110の加熱温度を制御することができ、加熱素子110を、安定的に霧化してエアロゾルを発生させることができる温度に維持する。なお、電源120と加熱素子110との間に別の接続経路が存在し、即ち、検出が不要であるとき、電源120は、経路を介して加熱素子に電力を供給する。
【0031】
加熱素子110の抵抗値は、温度の変化に伴って変化する。温度が上昇すると、加熱素子110の抵抗値も上昇する。制御ユニット140は、検出ユニット130の通電時間を制限することにより、検出ユニット130の抵抗値をそのまま保持することができる。分圧の法則に基づいて、検出ユニット130の両端の電圧により加熱素子110の温度を反映することができ、検出ユニット130の両端の電圧及び所定の対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定することができる。
【0032】
なお、検出ユニット130と、加熱素子110及び電源120との接続方式は、
図1に示すように、検出ユニット130を加熱素子110と電源120との間に設ける以外に、検出ユニット130を加熱素子110とグランドとの間に設けてもよく、即ち、検出ユニット130と加熱素子とを分圧構造に構成できるいずれの接続方式も選択可能であり、
図1に示す接続方式に限定されない。
【0033】
上記エアロゾル発生装置は、検出ユニット130と加熱素子110とを設けて分圧回路を構成し、検出ユニット130の両端の電圧が加熱素子110の抵抗値及び検出ユニット130の抵抗値に依存するため、加熱素子110の温度が変化すると、抵抗値もそれに応じて変化し、さらに検出ユニット130の両端の電圧が変化する。したがって、検出ユニット130の両端の電圧と加熱素子110の温度との間の対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定し、さらに、加熱素子110の温度と所定の目標温度とに基づいて、加熱素子110の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源120が加熱素子110に供給する電気エネルギーを調整することができ、これにより、正確な温度検出を実現することができる。また、温度センサを用いて温度測定を行うエアロゾル発生装置に比べて、本願に係るエアロゾル発生装置は、回路設計がより簡単であり、コストもより低い。加熱素子110の抵抗値を直接検出して温度測定を行うことよりも、検出ユニット130は、温度の影響を受けないため、測定精度が高い。
【0034】
図2に示すように、一実施例において、検出ユニット130は、参照抵抗RS及び検出スイッチQ1を含む。検出スイッチQ1の第1端は、電源120に電気的に接続され、検出スイッチQ1の第2端は、参照抵抗RSの第1端に電気的に接続され、検出スイッチQ1の制御端は、制御ユニット140に電気的に接続される。参照抵抗RSの第2端は、加熱素子110に電気的に接続される。電気的パラメータは、参照抵抗RSの両端の電圧である。制御ユニット140は、参照抵抗RSの第1端の第1電圧V1及び参照抵抗RSの第2端の第2電圧V2を取得し、第1電圧V1、第2電圧V2及び対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定するように構成され、さらに、検出モードのオン又はオフを実現するように、検出スイッチQ1をオン又はオフに制御するように構成される。
【0035】
電源が出力する電圧は、VSである。検出する必要がある場合、制御ユニット140は、検出スイッチQ1をオンに制御し、このとき、電源は、直列接続された参照抵抗RS及び加熱素子110に電気エネルギー(即ち、電源電圧VS)を供給する。制御ユニット140は、この過程において参照抵抗RSの両端の電圧、即ち、第1電圧V1と第2電圧V2を取得し、第1電圧V1が電源120の出力電圧であるため、第1電圧V1は、相対的に安定した電圧範囲内に維持され、第2電圧V2が加熱素子110の抵抗値の変化の影響を受け、第1電圧V1に異常が発生していない場合、第2電圧V2は、加熱素子110の抵抗値を表すことができるため、第1電圧V1、第2電圧V2及び所定の対応関係によって加熱素子110の現在の温度を決定することができる。
【0036】
一実施例において、制御ユニット140は、検出モードで複数組の第1電圧V1及び第2電圧V2を取得し、第1電圧V1、第2電圧V2のそれぞれの最大値及び最小値を除去した後、それぞれ平均値を取り、最終的に第1電圧V1の平均値及び第2電圧V2の平均値を用いて加熱素子110の温度を決定することにより、検出誤差を低減する。
【0037】
検出モードをオフにする必要がある場合、制御ユニット140は、検出スイッチQ1をオフに制御し、参照抵抗RSが位置する分岐回路を遮断し、このとき、電源120は、別の分岐回路を介して加熱素子110に給電する。
【0038】
一実施例において、検出スイッチQ1の内部抵抗と加熱素子110の抵抗値とのオーダー差が大きくない場合、検出スイッチQ1と参照抵抗RS及び加熱素子とは、直列分圧を構成し、加熱素子110の抵抗値が変化する場合、第1電圧V1も突然変化し、このとき、第1電圧V1及び第2電圧V2を用いて温度検出を共同で行うことにより、依然として識別の正確性を保証することができる。
【0039】
一実施例において、検出スイッチQ1は、トランジスタ、MOSトランジスタ、IGBTなどの電子スイッチを用いることができる。
【0040】
一実施例において、検出ユニット130の電気的パラメータは、参照抵抗RSの抵抗値、参照抵抗RSのパワー又は参照抵抗RSを流れる電流であってもよい。
【0041】
図3に示すように、一実施例において、制御ユニット140は、パワースイッチQ2及びコントローラ141を含む。パワースイッチQ2の第1端は、加熱素子110に接続され、パワースイッチQ2の第2端は、電源120に電気的に接続される。コントローラ141は、検出スイッチQ1の制御端、参照抵抗RS、パワースイッチQ2の制御端にそれぞれ電気的に接続され、参照抵抗RSの第1端の第1電圧V1及び参照抵抗RSの第2端の第2電圧V2を取得し、第1電圧V1、第2電圧V2及び対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定し、加熱素子110の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号をパワースイッチQ2に出力するように構成される。
【0042】
PWM信号は、加熱素子110の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、パワースイッチQ2を制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる。コントローラ141は、PWM信号のデューティサイクルを変更することにより、電源120の出力パワーを変更して加熱素子110の温度を調整でき、第1電圧V1、第2電圧V2及び対応関係に基づいて加熱素子110の温度を決定し、加熱素子110の温度が所定の目標温度よりも低い場合、PWM信号を調整して電源120の出力パワーを増大させ、加熱素子110の温度を向上させ、加熱素子110の温度が所定の目標温度よりも高い場合、PWM信号を調整して電源120の出力パワーを低下させ、加熱素子110の温度を低下させることにより、正確な温度制御を実現する。
【0043】
一実施例において、コントローラ141は、PWM信号がパワースイッチQ2をオフ状態に制御する場合、検出スイッチQ1をオンに制御し、第1電圧V1及び第2電圧V2を取得して、加熱素子110の温度を決定する。
【0044】
パワースイッチQ2がオンになると、第2電圧V2がプルアップされ、検出を実現できないため、パワースイッチQ2がオフになる場合に検出を行う必要があり、正常な霧化に影響を与えないために、パワースイッチQ2がPWM信号によってオフ状態に制御される場合、検出スイッチQ1をオンに制御して検出を実現することができる。
【0045】
一実施例において、該対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、加熱素子110の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、第1電圧であり、V2は、第2電圧であり、bは、所定の補正定数である。
【0046】
温度係数K及び補正定数bは、予め校正する方式でプリセットし、生産段階で実現することができる。具体的には、加熱素子110の加熱過程における複数の温度値を測定し、各温度値に対応する第1電圧V1及び第2電圧V2を記録し、上記関係式に基づいて温度係数K及び補正定数bを算出し、プリセットを実現する。
【0047】
一実施例において、
図4に示すように、エアロゾル発生装置用の制御方法を提供し、該エアロゾル発生装置は、加熱素子、電源及び検出ユニットを含み、加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、検出ユニットは、加熱素子、電源にそれぞれ電気的に接続される。
前記制御方法は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップ401と、
所定の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定するステップであって、対応関係は、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との対応関係であるステップ402と、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップ403と、を含む。
【0048】
一実施例において、前記検出ユニットは、参照抵抗を含み、前記参照抵抗の第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記検出ユニットの両端の電圧は、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を含む。
【0049】
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップは、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを含む。
【0050】
一実施例において、エアロゾル霧化装置は、第1端が加熱素子に接続され、第2端が電源に電気的に接続されるパワースイッチをさらに含み、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号をパワースイッチに出力するステップを含み、
PWM信号は、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる。
【0051】
図5に示すように、一実施例において、検出ユニットは、第1端が電源に電気的に接続され、第2端が参照抵抗の第1端に電気的に接続される検出スイッチをさらに含み、
検出ユニットの電気的パラメータの取得を実行する前に、該制御方法は、
PWM信号に基づいて、パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断するステップ501と、
「YES」であれば、検出スイッチをオンに制御するステップ502と、
パワースイッチがオン状態にある場合、検出スイッチをオフに制御するステップ503と、を含む。
【0052】
一実施例において、前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、第1電圧であり、V2は、第2電圧であり、bは、所定の補正定数である。
【0053】
エアロゾル発生装置用の制御方法の具体的な限定については、上記エアロゾル発生装置に対する限定を参照してよいため、ここで詳細な説明は省略される。
【0054】
図4~
図5のフローチャートにおける各ステップは、矢印の指示に従って順に表示されているが、これらのステップは必ずしも矢印で指示した順に実行されるわけではないことを理解されたい。本明細書で明示的に指定されていない限り、これらのステップの実行には厳密な順序制限はなく、別の順序で実行することができる。そして、
図4~
図5における少なくとも一部のステップは、複数のステップ又は複数の段階を含んでもよく、これらのステップ又は段階は、必ずしも同じタイミングで実行されて完了するわけではなく、異なるタイミングで実行されてもよく、これらのステップ又は段階の実行順序も必ず順に行われるわけではなく、他のステップ又は他のステップにおけるステップ又は段階の少なくとも一部に対して、順番にまたは交替に実行されてもよい。
【0055】
一実施例において、
図6に示すように、エアロゾル発生装置用の制御装置600を提供し、該エアロゾル発生装置は、加熱素子、電源及び検出ユニットを含み、加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、検出ユニットは、加熱素子、電源にそれぞれ電気的に接続される。
前記制御装置は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得モジュール601と、
所定の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定するように構成された温度決定モジュールであって、対応関係は、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との対応関係である温度決定モジュール602と、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された電気エネルギー調整モジュール603と、を含む。
【0056】
エアロゾル発生装置用の制御装置の具体的な限定については、上記エアロゾル霧化装置に対する限定を参照してよいため、ここで詳細な説明は省略される。上記エアロゾル発生装置用の制御装置における各モジュールは、その全部又は一部がソフトウェア、ハードウェア及びそれらの組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサが以上の各モジュールに対応する操作を呼び出して実行するように、上記各モジュールは、ハードウェアとしてコンピュータ機器におけるプロセッサに組み込まれるか、又はコンピュータ機器におけるプロセッサとは独立して設けられてもよいし、ソフトウェアとしてコンピュータ機器におけるメモリに記憶されてもよい。なお、本願の実施例におけるモジュールの分割は、例示的なものであり、ロジック機能の分割に過ぎず、実際に実現する際に別の分割方式があってもよい。
【0057】
一実施例において、加熱素子、電源、検出ユニット及び制御ユニットを含むエアロゾル霧化装置を提供する。加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、電源は、前記加熱素子に電気的に接続され、検出ユニットは、加熱素子、電源にそれぞれ電気的に接続され、制御ユニットは、メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定するステップであって、対応関係は、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する。
【0058】
一実施例において、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、さらに、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを実現する。
【0059】
一実施例において、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、さらに、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップであって、前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させるステップを実現する。
【0060】
一実施例において、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、さらに、
前記PWM信号に基づいて前記パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断し、「YES」であれば、前記検出スイッチをオンに制御するステップを実現する。
【0061】
一実施例において、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定するステップであって、対応関係は、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する。
【0062】
一実施例において、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、さらに、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを実現する。
【0063】
一実施例において、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、さらに、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップであって、前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させるステップを実現する。
【0064】
一実施例において、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、さらに、
前記PWM信号に基づいて前記パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断し、「YES」であれば、前記検出スイッチをオンに制御するステップを実現する。
【0065】
当業者であれば、上記実施例の方法における全部又は一部のフローは、コンピュータプログラムによって関連するハードウェアに命令を与えることで実現でき、前記コンピュータプログラムは、不揮発性コンピュータの読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、該コンピュータプログラムは、実行されると、上記各方法の実施例のフローを含んでもよいことを理解できる。本願において提供される、及び、各実施例において使用されるメモリ、記憶、データベース又は他の媒体に対するいかなる引用は、いずれも不揮発性及び揮発性メモリのうちの少なくとも1種を含んでもよい。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、磁気テープ、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、又は光メモリなどを含んでもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、又は外部キャッシュメモリを含んでもよい。限定されるものではなく例示として、RAMは、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory、SRAM)又はダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)などの様々な形態で可能である。
【0066】
図7に示すように、一実施例において、エアロゾル発生装置は、加熱・非燃焼式の電子タバコであってもよく、エアロゾル発生基質は、固体エアロゾル発生基質200であってもよく、固体エアロゾル発生基質200をエアロゾル発生装置に挿入することにより、加熱してエアロゾルを発生させてユーザに吸入される。
【0067】
図8に示すように、一実施例において、エアロゾル発生装置は、液体エアロゾル発生基質を用いて霧化を行うものであってもよく、エアロゾル発生装置内には、エアロゾル発生基質を収容する貯液キャビティ150が設けられ、加熱素子は、貯液キャビティ内のエアロゾル発生基質を加熱することによって、エアロゾルを発生させてユーザに吸入される。
【0068】
本明細書の説明において、「いくつかの実施例」、「他の実施例」、「理想的な実施例」などの用語を参照した説明は、該実施例又は例に関連して説明された具体的な特徴、構造、材料又は特徴が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指してはいない。
【0069】
以上の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができ、説明を簡潔にするために、上記の実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについては記述していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、全て本明細書に記載された範囲であると見なすべきである。
【0070】
以上、実施例は本願のいくつかの実施形態のみを説明しており、それらの説明は、具体的で詳細であるが、本発明の特許の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。なお、当業者にとって、本願の趣旨を離脱しない限り、本願に対して各種の変形及び改善を行ってもよく、これらの変形及び改善は、本願の保護範囲に属する。よって、本願の特許の保護範囲は、添付の特許請求の範囲を基準とするべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
一実施例において、前記エアロゾル発生装置は、第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチをさらに含み、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップを含み、
前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
エアロゾル発生装置は、
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する制御ユニットと、を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
一実施例において、エアロゾル発生装置は、第1端が加熱素子に接続され、第2端が電源に電気的に接続されるパワースイッチをさらに含み、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号をパワースイッチに出力するステップを含み、
PWM信号は、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0056】
エアロゾル発生装置用の制御装置の具体的な限定については、上記エアロゾル発生装置に対する限定を参照してよいため、ここで詳細な説明は省略される。上記エアロゾル発生装置用の制御装置における各モジュールは、その全部又は一部がソフトウェア、ハードウェア及びそれらの組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサが以上の各モジュールに対応する操作を呼び出して実行するように、上記各モジュールは、ハードウェアとしてコンピュータ機器におけるプロセッサに組み込まれるか、又はコンピュータ機器におけるプロセッサとは独立して設けられてもよいし、ソフトウェアとしてコンピュータ機器におけるメモリに記憶されてもよい。なお、本願の実施例におけるモジュールの分割は、例示的なものであり、ロジック機能の分割に過ぎず、実際に実現する際に別の分割方式があってもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
一実施例において、加熱素子、電源、検出ユニット及び制御ユニットを含むエアロゾル発生装置を提供する。加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、電源は、前記加熱素子に電気的に接続され、検出ユニットは、加熱素子、電源にそれぞれ電気的に接続され、制御ユニットは、メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて加熱素子の温度を決定するステップであって、対応関係は、検出ユニットの電気的パラメータと加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、電源が加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を実現する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
前記検出ユニットに電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータを取得し、所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された制御ユニットであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である制御ユニットと、を含む、エアロゾル発生装置。
【請求項2】
前記検出ユニットは、参照抵抗及び検出スイッチを含み、
前記検出スイッチの第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記検出スイッチの第2端は、前記参照抵抗の第1端に電気的に接続され、前記検出スイッチの制御端は、前記制御ユニットに電気的に接続され、
前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記電気的パラメータは、前記参照抵抗の両端の電圧であり、
前記制御ユニットは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成され、さらに、検出モードのオン又はオフを実現するように前記検出スイッチをオン又はオフに制御するように構成される、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、
第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチと、
前記検出スイッチの制御端、前記参照抵抗、前記パワースイッチの制御端にそれぞれ電気的に接続され、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を取得し、前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定し、前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するように構成されたコントローラであって、前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させるコントローラと、を含む、請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記PWM信号が前記パワースイッチをオフ状態に制御する場合、前記検出スイッチをオンに制御し、前記第1電圧及び第2電圧を取得して、前記加熱素子の温度を決定するように構成される、請求項3に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である、請求項3に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
エアロゾル発生装置用の制御方法であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御方法は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するステップと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係であるステップと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップと、を含む、制御方法。
【請求項7】
前記検出ユニットは、参照抵抗を含み、前記参照抵抗の第1端は、前記電源に電気的に接続され、前記参照抵抗の第2端は、前記加熱素子に電気的に接続され、前記検出ユニットの電気的パラメータは、前記参照抵抗の第1端の第1電圧及び前記参照抵抗の第2端の第2電圧を含み、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップは、
前記第1電圧、第2電圧及び前記対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するステップを含む、請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記エアロゾル
発生装置は、第1端が前記加熱素子に接続され、第2端が前記電源に電気的に接続されたパワースイッチをさらに含み、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するステップは、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいてPWM信号を前記パワースイッチに出力するステップを含み、
前記PWM信号は、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記パワースイッチを制御して周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替え動作させる、請求項7に記載の制御方法。
【請求項9】
前記検出ユニットは、第1端が前記電源に電気的に接続され、第2端が前記参照抵抗の第1端に電気的に接続された検出スイッチをさらに含み、
検出ユニットの電気的パラメータの取得を実行するステップの前に、前記方法は、
前記PWM信号に基づいて前記パワースイッチがオフ状態にあるか否かを判断し、
「YES」であれば、前記検出スイッチをオンに制御するステップをさらに含む、請求項8に記載の制御方法。
【請求項10】
前記対応関係は、
T=K*V2(V1-V2)+bであり、
Tは、前記加熱素子の温度であり、Kは、所定の温度係数であり、V1は、前記第1電圧であり、V2は、前記第2電圧であり、bは、所定の補正定数である、請求項
8に記載の制御方法。
【請求項11】
エアロゾル発生装置用の制御装置であって、前記エアロゾル発生装置は、加熱素子と、電源と、検出ユニットとを含み、前記加熱素子は、エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成され、前記検出ユニットは、前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続され、
前記制御装置は、
検出ユニットの電気的パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得モジュールと、
所定の対応関係に基づいて前記加熱素子の温度を決定するように構成された温度決定モジュールであって、前記対応関係は、前記検出ユニットの電気的パラメータと前記加熱素子の温度との対応関係である温度決定モジュールと、
前記加熱素子の温度及び所定の目標温度に基づいて、前記加熱素子の実際の温度が目標温度区間内に維持されるように、前記電源が前記加熱素子に供給する電気エネルギーを調整するように構成された電気エネルギー調整モジュールと、を含む、制御装置。
【請求項12】
エアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるように構成された加熱素子と、
前記加熱素子に電気的に接続された電源と、
前記加熱素子、前記電源にそれぞれ電気的に接続された検出ユニットと、
メモリとプロセッサとを含み、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項6~10のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する制御ユニットと、を含む、エアロゾル
発生装置。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項6~10のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】