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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-24
(54)【発明の名称】SMFの方法およびSMF
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/18 20180101AFI20241217BHJP
   H04W 76/32 20180101ALI20241217BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W76/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534781
(86)(22)【出願日】2022-11-28
(85)【翻訳文提出日】2024-06-11
(86)【国際出願番号】 JP2022043677
(87)【国際公開番号】W WO2023120046
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111060026
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067DD34
5K067HH22
(57)【要約】
【課題】
3GPP Rel-17合意のネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSACF)に伴う1つの顕著な問題は、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかである。例えば、NSACFは、NSACを行っている場合に、ネットワークスライスがUE及びPDUセッションのうちの少なくとも1つに実際の動作をサービス提供できないという問題となる状況を解決するためのメカニズムを必要とする。例えば、NSACFは、ネットワークスライスがUE又はPDUセッションによって使用される場合に問題となる状況を解決するためのメカニズムを必要とする。
【解決手段】
通信装置の方法は、第1のメッセージを送信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。方法は、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信することを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを送信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
ある期間に前記S-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、ということと、
許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信することであって、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと前記拒否原因とを含む、ということと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージは、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために送信され、
前記NSACは、前記期間が経過する場合に行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記期間は、前記通信装置によって構成され、
前記期間は、前記第1のメッセージに含まれる、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行うことと、
前記NSACを行った後、第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、ということと、
を含む、方法。
【請求項6】
前記第1のメッセージは、前記NSACのためのものである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記値は、前記通信装置によって構成される、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第3のメッセージを受信することと、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を更に含む、請求項5から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行うことと、
メッセージを受信することであって、
前記メッセージは、前記S-NSSAIと、ある期間に前記S-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、ということと、
前記メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去することと、
を含む、方法。
【請求項11】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含み、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、ということと、
を含む、方法。
【請求項12】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記値は、前記通信装置によって構成される、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を更に含む、請求項11から13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信することと、
前記第2のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
前記タイマを停止した後、前記PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信することと、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを開始することと、
前記タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信することであって、
前記第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するためのものであるか、又は前記S-NSSAIを登録解除するためのものである、ということと、
を含む、方法。
【請求項16】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを送信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
第2のメッセージを受信することであって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、ということと、
前記第2のメッセージを受信した後、タイマを開始することと、
前記タイマが満了するまで前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信することであって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、ということと、
前記第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記PDUセッションを解放するための手順を行うことと、
を含む、方法。
【請求項17】
通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、ということと、
前記第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信することであって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、ということと、
前記第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信することであって、
前記第4のメッセージは、前記PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである、ということと、
を含む、方法。
【請求項18】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを送信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
ある期間に前記S-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、手段と、
許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと前記拒否原因とを含む、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項19】
前記第1のメッセージは、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために送信され、
前記NSACは、前記期間が経過する場合に行われる、請求項18に記載の通信装置。
【請求項20】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項19に記載の通信装置。
【請求項21】
前記期間は、前記通信装置によって構成され、
前記期間は、前記第1のメッセージに含まれる、請求項18から20のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項22】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行う手段と、
前記NSACを行った後、第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項23】
前記第1のメッセージは、前記NSACのためのものである、請求項22に記載の通信装置。
【請求項24】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項22又は23に記載の通信装置。
【請求項25】
前記値は、前記通信装置によって構成される、請求項22から24のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項26】
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第3のメッセージを受信する手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
を更に備える、請求項22から25のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項27】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、前記UEは、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行う手段と、
メッセージを受信する手段であって、
前記メッセージは、前記S-NSSAIと、ある期間に前記S-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、手段と、
前記メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去する手段と、
を備える、UE。
【請求項28】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含み、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項29】
前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、請求項28に記載の通信装置。
【請求項30】
前記値は、前記通信装置によって構成される、請求項28又は29に記載の通信装置。
【請求項31】
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第4のメッセージを受信する手段と、
前記第4のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
を更に備える、請求項28から30のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項32】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信する手段と、
前記第2のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
前記タイマを停止した後、前記PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信する手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを開始する手段と、
前記タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信する手段であって、
前記第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するためのものであるか、又は前記S-NSSAIを登録解除するためのものである、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項33】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを送信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
第2のメッセージを受信する手段であって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、手段と、
前記第2のメッセージを受信した後、タイマを開始する手段と、
前記タイマが満了するまで前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、手段と、
前記第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信する手段と、
前記第4のメッセージを受信した後、前記PDUセッションを解放するための手順を行う手段と、
を備える、通信装置。
【請求項34】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、手段と、
前記第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信する手段であって、
前記第4のメッセージは、前記PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項35】
第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第5のメッセージを前記第2のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【請求項36】
第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記ネットワークスライスに関連する動作を検出することと、
前記動作の前記検出の後、前記タイマを停止することと、
を含む、方法。
【請求項37】
第3のコアネットワーク装置の方法であって、
第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することと、
他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、前記ネットワークスライスに関連するデータを分析することと、
前記第6のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第7のメッセージを前記第1のコアネットワーク装置に送信することであって、前記第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということと、
を含む、方法。
【請求項38】
第3のコアネットワーク装置の方法であって、
第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することと、
他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、前記ネットワークスライスに関連するデータを分析することと、
前記第6のメッセージの前記受信の後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記ネットワークスライスに関連する動作を検出することと、
前記動作の前記検出の後、前記タイマを停止することであって、前記第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということと、
を含む、方法。
【請求項39】
第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第8のメッセージを受信することと、
前記第8のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第9のメッセージを前記第2のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【請求項40】
第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第10のメッセージを受信することと、
前記第10のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
第2のネットワークスライス制御機能ノードから、前記ネットワークスライスに関連する動作を検出する第11のメッセージを受信することと、
前記第11のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を含む、方法。
【請求項41】
第3のコアネットワーク装置の方法であって、
タイマに基づいてセッションの数の制御を開始するためにネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することと、
前記第1のコアネットワーク装置から、前記制御が開始されることを示す第2の情報を受信することと、
前記第2の情報を受信した後、前記セッションに関連するユーザプレーン動作を監視することと、
前記監視に基づいて前記ユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を前記第1のコアネットワーク装置に送信することと、
前記タイマが満了したこと又は前記タイマによって指定される期間内に前記セッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を前記第1のコアネットワーク装置から受信することと、
を含む、方法。
【請求項42】
第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第3のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第5の情報を受信することと、
前記第5の情報を受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
セッションに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、前記管理が開始されることを示す第6の情報を前記第3のコアネットワーク装置に送信することと、
前記第3のコアネットワーク装置から、前記監視に基づいて前記ユーザプレーン動作が検出されないことを示す第7の情報を受信することと、
前記タイマが満了したこと又は前記タイマによって指定される期間内に前記セッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第8の情報を前記第3のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置の方法、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法、通信装置、UE、第1のコアネットワーク装置の方法、第3のコアネットワーク装置の方法、及び第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法に関する。
【背景技術】
【0002】
SA2#148Eは、非特許文献2においてネットワークスライシングに関する新しいRel-18の研究(eNS_Ph3)を承認した。UEが登録を行う場合、UEは、構成S-NSSAI、許可NSSAIに基づいて要求NSSAIを生成し、URSPルールも考慮に入れ得る。UEは、S-NSSAIを登録し得、当該S-NSSAIは、すぐに使用される予定が無く(例えば、実行中のアプリケーションによってネットワークスライスにおいてPDUセッションを確立する予定が無く)、場合により、この登録エリア(Registration Area)(RA)において登録されている間に使用される予定が無い。アプリケーションが終了した後、同様に、PDUセッションは、UEにおける任意の他のアプリケーションによって使用されない(PDUセッションを介して実行中のアプリケーショントラフィックを伝えない)場合がある。このことは、オペレータの顧客によって問題として認識される場合があり、例えば、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)が展開される場合、このことは、追加のUEに対して、当該S-NSSAIを登録できなくし、PDUセッションについてS-NSSAIを要求できなくする。別の問題は、オペレータが、顧客のサービスの利用可能性に関連する顧客とのサービスレベル契約(Service Level Agreement)(SLA)を有し得ることである。ネットワークスライスが混雑していて、他のネットワークスライスがSLAをより十分にサービス提供できる場合、ネットワークは、UEトラフィックフローが、異なるネットワークスライスによってより十分にサービス提供されることを決定し得る。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】S2-2109356 Study on Enhancement of Network Slicing Phase 3 https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_148E_Electronic_2021-11/Docs/S2-2109356.zip
【非特許文献3】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
3GPP Rel-17合意のネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSACF)に伴う1つの顕著な問題は、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかである。例えば、NSACFは、NSACを行っている場合に、ネットワークスライスがUE及びPDUセッションのうちの少なくとも1つに実際の動作をサービス提供できないという問題となる状況を解決するためのメカニズムを必要とする。例えば、NSACFは、ネットワークスライスがUE又はPDUセッションによって使用される場合に問題となる状況を解決するためのメカニズムを必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを送信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。方法は、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信することを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含む。
【0006】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行うことを含む。方法は、NSACを行った後、第2のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0007】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行うことを含む。方法は、メッセージを受信することを含む。メッセージは、S-NSSAIと、ある期間にS-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。方法は、メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去することを含む。
【0008】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0009】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマを開始した後、S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信することを含む。方法は、第2のメッセージを受信した後、タイマを停止することを含む。方法は、タイマを停止した後、PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信することを含む。方法は、第3のメッセージを受信した後、タイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信することを含む。第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するためのものであるか、又はS-NSSAIを登録解除するためのものである。
【0010】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを送信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第2のメッセージを受信することを含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。方法は、第2のメッセージを受信した後、タイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信することを含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。方法は、第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、PDUセッションを解放するための手順を行うことを含む。
【0011】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第2のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。方法は、第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信することを含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。方法は、第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信することを含む。第4のメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである。
【0012】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを送信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信する手段を含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。装置は、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信する手段を含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含む。
【0013】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを受信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始する手段を含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。装置は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行う手段を含む。装置は、NSACを行った後、第2のメッセージを送信する手段を含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0014】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行う手段を含む。UEは、メッセージを受信する手段を含む。メッセージは、S-NSSAIと、ある期間にS-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。UEは、メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去する手段を含む。
【0015】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを受信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始する手段を含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。装置は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信する手段を含む。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0016】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを受信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始する手段を含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。装置は、タイマを開始した後、S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信する手段を含む。装置は、第2のメッセージを受信した後、タイマを停止する手段を含む。装置は、タイマを停止した後、PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信する手段を含む。装置は、第3のメッセージを受信した後、タイマを開始する手段を含む。装置は、タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信する手段を含む。第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するためのものであるか、又はS-NSSAIを登録解除するためのものである。
【0017】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを送信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、第2のメッセージを受信する手段を含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。装置は、第2のメッセージを受信した後、タイマを開始する手段を含む。装置は、タイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信する手段を含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。装置は、第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信する手段を含む。装置は、第4のメッセージを受信した後、PDUセッションを解放するための手順を行う手段を含む。
【0018】
本開示の態様では、通信装置は、第1のメッセージを受信する手段を含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。装置は、第2のメッセージを送信する手段を含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。装置は、第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信する手段を含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。装置は、第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信する手段を含む。第4のメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである。
【0019】
本開示の態様では、第1のコアネットワーク装置の方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第5のメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【0020】
本開示の態様では、第1のコアネットワーク装置の方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、ネットワークスライスに関連する動作を検出することを含む。方法は、動作を検出した後、タイマを停止することを含む。
【0021】
本開示の態様では、第3のコアネットワーク装置の方法は、第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することを含む。方法は、他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析することと、第6のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、を含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したという検出の後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第7のメッセージを第1のコアネットワーク装置に送信することであって、第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということを含む。
【0022】
本開示の態様では、第3のコアネットワーク装置の方法は、第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することを含む。方法は、他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析することを含む。方法は、第6のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、ネットワークスライスに関連する動作を検出することを含む。方法は、動作の検出の後、タイマを停止することであって、第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということを含む。
【0023】
本開示の態様では、第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第8のメッセージを受信することを含む。方法は、第8のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第9のメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【0024】
本開示の態様では、第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第10のメッセージを受信することを含む。方法は、第10のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、第2のネットワークスライス制御機能ノードから、ネットワークスライスに関連する動作を検出する第11のメッセージを受信することを含む。方法は、第11のメッセージを受信した後、タイマを停止することを含む。
【0025】
本開示の態様では、第3のコアネットワーク装置の方法は、タイマに基づいてセッションの数の制御を開始するためにネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、第1のコアネットワーク装置から、制御が開始されることを示す第2の情報を受信することを含む。方法は、第2の情報を受信した後、セッションに関連するユーザプレーン動作を監視することを含む。方法は、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を第1のコアネットワーク装置から受信することを含む。
【0026】
本開示の態様では、第1のコアネットワーク装置の方法は、第3のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第5の情報を受信することを含む。方法は、第5の情報を受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、セッションに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、管理が開始されることを示す第6の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、第3のコアネットワーク装置から、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第7の情報を受信することを含む。方法は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第8の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、第1の態様の第1の例(NSACFによるUE登録のネットワークスライス使用制御)に関するシグナリング図である。
図2図2は、第1の態様の第2の例(NWDAFによるUE登録のネットワークスライス使用制御)に関するシグナリング図である。
図3図3は、第1の態様の第3の例(2つのNSACFによるUE登録のネットワークスライス使用制御)に関するシグナリング図である。
図4図4は、第1の態様の第4の例(NSACFによるPDUセッションのネットワークスライス使用制御)に関するシグナリング図である。
図5図5は、システム概要を示す図である。
図6図6は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
図7図7は、(R)ANノードを示すブロック図である。
図8図8は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
図9図9は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
図10図10は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
図11図11は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
図12図12は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
図13図13は、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)を示すブロック図である。
図14図14は、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)を示すブロック図である。
図15図15は、認証サーバ機能(Authentication Server Function)(AUSF)を示すブロック図である。
図16図16は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
図17図17は、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)を示すブロック図である。
図18図18は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)を示すブロック図である。
図19図19は、ネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順を示す。
図20図20は、ネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0029】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSAC Network Slice Admission Control
NSACF Network Slice Admission Control Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0030】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0031】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0032】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0033】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0034】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0035】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められるものとする多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0036】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すため、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0037】
態様の各々、及び以下に記載される各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0038】
本開示の例示的な目的は、上記問題を解決することができる方法及び装置を提供することである。
【0039】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを送信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。方法は、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信することを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含む。
【0040】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行うことを含む。方法は、NSACを行った後、第2のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0041】
本開示の例示的な態様に係るユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行うことを含む。方法は、メッセージを受信することを含む。メッセージは、S-NSSAIと、ある期間にS-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。方法は、メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去することを含む。
【0042】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0043】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始することを含む。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。方法は、タイマを開始した後、S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信することを含む。方法は、第2のメッセージを受信した後、タイマを停止することを含む。方法は、タイマを停止した後、PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信することを含む。方法は、第3のメッセージを受信した後、タイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信することを含む。第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するためのものであるか、又はS-NSSAIを登録解除するためのものである。
【0044】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを送信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第2のメッセージを受信することを含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。方法は、第2のメッセージを受信した後、タイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信することを含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。方法は、第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、PDUセッションを解放するための手順を行うことを含む。
【0045】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。方法は、第2のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。方法は、第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信することを含む。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。方法は、第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信することを含む。第4のメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである。
【0046】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを送信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信するように構成されている。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信するように構成されている。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含む。
【0047】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始するように構成されている。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行うように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、NSACを行った後、第2のメッセージを送信するように構成されている。第2のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0048】
本開示の例示的な態様に係るユーザ装置(User Equipment)(UE)は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行うように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、メッセージを受信するように構成されている。メッセージは、S-NSSAIと、ある期間にS-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含む。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられる。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するように構成されている。
【0049】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始するように構成されている。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信するように構成されている。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。第3のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含む。
【0050】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始するように構成されている。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定される。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマを開始した後、S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第2のメッセージを受信した後、タイマを停止するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマを停止した後、PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第3のメッセージを受信した後、タイマを開始するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信するように構成されている。第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するためのものであるか、又はS-NSSAIを登録解除するためのものである。
【0051】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを送信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第2のメッセージを受信するように構成されている。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第2のメッセージを受信した後、タイマを開始するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、タイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信するように構成されている。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第4のメッセージを受信した後、PDUセッションを解放するための手順を行うように構成されている。
【0052】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第2のメッセージを送信するように構成されている。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信するように構成されている。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信するように構成されている。第4のメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである。
【0053】
本開示の例示的な態様に係る第1のコアネットワーク装置の方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第5のメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【0054】
本開示の例示的な態様に係る第1のコアネットワーク装置の方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することを含む。方法は、第4のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、ネットワークスライスに関連する動作を検出することを含む。方法は、動作を検出した後、タイマを停止することを含む。
【0055】
本開示の例示的な態様に係る第3のコアネットワーク装置の方法は、第1のコアネットワーク装置から、ネットワークの管理に関連する第6のメッセージを受信することを含む。方法は、他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析することを含む。方法は、第6のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第7のメッセージを第1のコアネットワーク装置に送信することを含む。第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する。
【0056】
本開示の例示的な態様に係る第3のコアネットワーク装置の方法は、第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することを含む。方法は、他のコアネットワーク装置から受信される情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析することを含む。方法は、第6のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、ネットワークスライスに関連する動作を検出することを含む。方法は、動作を検出した後、タイマを停止することを含む。第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する。
【0057】
本開示の例示的な態様に係る第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第8のメッセージを受信することを含む。方法は、第8のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出することを含む。方法は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第9のメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【0058】
本開示の例示的な態様に係る第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法は、第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第10のメッセージを受信することを含む。方法は、第10のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、第2のネットワークスライス制御機能ノードから、ネットワークスライスに関連する動作を検出する第11のメッセージを受信することを含む。方法は、第11のメッセージを受信した後、タイマを停止することを含む。
【0059】
本開示の例示的な態様に係る第3のコアネットワーク装置ノードの方法は、タイマに基づいてセッションの数の制御を開始するためにネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、第1のコアネットワーク装置から、制御が開始されることを示す第2の情報を受信することを含む。方法は、第2の情報を受信した後、セッションに関連するユーザプレーン動作を監視することを含む。方法は、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を第1のコアネットワーク装置から受信することを含む。
【0060】
本開示の例示的な態様に係る第3の第1のコアネットワーク装置の方法は、第3のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第5の情報を受信することを含む。方法は、第5の情報を受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、セッションに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、管理が開始されることを示す第6の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、第3のコアネットワーク装置から、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第7の情報を受信することを含む。方法は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第8の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【0061】
<第1の態様>
第1の態様は、ネットワークスライスが長時間使用されていない場合に、ネットワークがネットワークスライスからUEを登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、第1の態様は、ネットワークオペレータによって定められる継続時間に、ネットワークスライスにおいてUEによって確立されるPDUセッションが無い場合に、ネットワークがネットワークスライスからUEを登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、第1の態様は、ネットワークスライスに対するUE登録の数が、特定の閾値、例えば、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している場合に、ネットワークがネットワークスライスからUEを登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、第1の態様は、ネットワークスライスが過負荷である場合に、ネットワークがネットワークスライスからUEを登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。
【0062】
例えば、第1の態様は、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかに関する問題を解決することができる。
【0063】
例えば、第1の態様は、NSACを行っている場合に、ネットワークスライスがUE及びPDUセッションのうちの少なくとも1つに実際の動作をサービス提供できないという問題となる状況を解決することができる。
【0064】
例えば、第1の態様は、ネットワークスライスがUE又はPDUセッションによって使用される場合に問題となる状況を解決することができる。
【0065】
<第1の態様の第1の例>
図1における第1の態様の第1の例は、ネットワークスライスが長時間使用されていない場合に、ネットワークがNSACF77を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図1における第1の態様の第1の例は、例えば、ネットワークオペレータによって定められる継続時間に、ネットワークスライスにおいてUE3によって確立されるPDUセッションが無い場合に、ネットワークがNSACF77を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図1における第1の態様の第1の例は、ネットワークスライスに対するUE登録の数が、特定の閾値、例えば、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数又はオペレータによって定められる閾値に達している場合に、ネットワークがNSACF77を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図1における第1の態様の第1の例は、ネットワークスライスが過負荷である場合に、ネットワークがNSACF77を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。
【0066】
1.UE3は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つネットワーク及びUE3の位置におけるAMF70によってサポートされるネットワークスライスに対してAMF70に登録する。例えば、UE3は、非特許文献3に従ってS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順を行い得る。「S-NSSAIによって識別されるネットワークスライス」は、本開示において「ネットワークスライス」又は「S-NSSAI」として表され得る。
【0067】
2.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスがネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)に従う場合、AMF70は、割り当て制御のために、すなわち、ネットワークスライスに登録されたUEの数を、当該ネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数又はオペレータによって定められる閾値数を超えないように制御するために、これらのネットワークスライスの各々に対してUE3をNSACF77に登録する。AMF70は、UDM75とやり取りして、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報と共にUE3のサブスクリプション情報を取得することにより、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかを見出し得る。例えば、AMF70は、AMF70内でUE3のコンテキストにおいてUE3に関するサブスクリプション情報を既に有していてもよい。例えば、AMF70は、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報で構成され得る。
【0068】
S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つUE3によって要求される要求ネットワークスライスがNSACに従う場合、AMF70は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージをNSACF77に送信することによって、これらのネットワークスライスに対してUE3を登録する。AMF70は、ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示すために、UE3の識別情報(例えば、UE-Id)、要求ネットワークスライスを識別するS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3、及びオンに設定される「使用制御(usage control)」若しくはオンに設定される「インアクティブ制御(inactivity control)」と呼ばれるパラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をメッセージに含める。オンに設定される「使用制御」又はオンに設定される「インアクティブ制御」は、ネットワークスライスがUE3によって特定の時間使用されていない場合にUE3がネットワークスライスから登録解除されることを示し得る。「識別情報」は、本開示において「識別子」として表され得る。
【0069】
ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示すための「使用制御」若しくは「インアクティブ制御」、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御」又は「使用制御」パラメータとして表され得る。
【0070】
例えば、「使用制御」は、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、オンに設定される「使用制御」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。
【0071】
AMF70はまた、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるために、「使用制御タイマ(usage control timer)」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ(inactivity control timer)」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージに含め得る。
【0072】
ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるための「使用制御タイマ」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」又は「使用制御タイマ」パラメータとして表され得る。
【0073】
例えば、AMF70は、AMF70におけるローカル構成又はAMF70内のネットワークオペレータポリシーに基づいて「使用制御タイマ」パラメータを構成し得る。代替的に、「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF77において構成され得るか、又は「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF77内のネットワークオペレータポリシーに基づく。例えば、AMF70又はNSACF77は、「使用制御タイマ」パラメータの値を決定し得る。
【0074】
例えば、「使用制御タイマ」パラメータは、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、「使用制御タイマ」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と同じであり得るか、又はS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と異なり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連付けられる値として表され得る。
【0075】
例えば、AMF70は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順の間にNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスに関連するメッセージをNSACF77に送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージをNSACF77に送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスに登録されるUEの数の管理に関連するメッセージをNSACF77に送信し得る。
【0076】
Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、NSACのために送信され得る。
【0077】
例えば、ネットワークスライスにおける登録UEの数が、当該ネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数又はオペレータによって定められる閾値数を超える場合、NSACF77は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3)についての使用制御タイマを開始しなくてもよい。この場合、NSACF77は、UE-Idによって識別されるUEをネットワークスライスに登録できないことを示す情報をAMF70に送信し得る。
【0078】
3.NSACF77は、AMF70からNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する。
【0079】
UE3が登録するネットワークスライスが使用制御又はインアクティブ制御に従う場合、例えば、AMF70からの「使用制御」パラメータがオンに設定されている場合、NSACF77は、ネットワークスライスがUE3によって使用されていない時間、例えば、当該ネットワークスライスにおいて、サービスが要求されないか若しくはPDUセッションがUE3によって確立されないか、又は確立されたPDUセッションにおいてデータが交換されなかった時間を測定するタイマを開始する。タイマは、例えば、「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示と呼ばれ得る。「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」として表され得る。
【0080】
「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、オペレータによってNSACF77において構成される値に設定され得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、「使用制御タイマ」パラメータ又は「インアクティブ制御タイマ」パラメータにおいてAMF70によって示される値に設定され得る。
【0081】
NSACF77は、使用制御に従う各ネットワークスライス、例えば、「使用制御」パラメータがオンに設定されるネットワークスライスについての「使用制御タイマ」を実行する。例えば、NSACF77は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行する。「使用制御タイマ」は、本開示においてUEごとに制御され得る。例えば、NSACF77は、UE-Idによって識別されるUEごとに「使用制御タイマ」を制御し得る。例えば、NSACF77は、UE3に関するS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行し得る。
【0082】
4.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3を含む許可NSSAIを有するUE3の何らかの段階で、例えば、UE3は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2においてサービス又はPDUセッション確立を要求する。
【0083】
5.SMF71は、最大数のPDUセッションの割り当て制御のために、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2において確立されるPDUセッションをNSACF77に登録する。例えば、NSACF77は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス)に関連する動作を検出する。例えば、SMF71は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2において確立されるPDUセッションを登録するためのメッセージをNSACF77に送信し得る。メッセージは、登録通知として表され得る。
【0084】
6.S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスが使用制御に従う場合、すなわち、NSACF77が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についてUE3に関して実行中のアクティブな使用制御タイマを有する場合、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2の使用制御タイマが満了する前に、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてUE3によって、これらの2つのネットワークスライスが使用されている、すなわち、PDUセッションが確立されるため、NSACF77は、S-NSSAI-1についての「使用制御タイマ」及びS-NSSAI-2についての「使用制御タイマ」を停止する。例えば、NSACF77が、ステップ5でSMF71から登録通知を受信する場合、NSACF77は、ステップ3で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NSACF77が、ステップ5でSMF71から登録通知を受信する場合、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてUE3によって、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスが使用されている、すなわち、PDUセッションが確立されることをNSACF77は認識し得、NSACF77は、ステップ3で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NSACF77が、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスに関連する動作を示すメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ3で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。登録通知は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についてのPDUセッションに関連するメッセージとして表され得る。
【0085】
UE3が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスの使用を停止する場合、すなわち、UE3が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2においてPDUセッションを解放する場合、NSACF77は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開する。例えば、NSACF77が、SMF71から、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションについての解放通知を受信する場合、NSACF77は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開し得る。
【0086】
7.UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する。UE3がS-NSSAI-3を使用していない、すなわち、しばらくの間、UE3が、S-NSSAI-3において、サービスを要求していないか又はPDUセッションを確立していないため、S-NSSAI-3についてのUE3に関する「使用制御タイマ」が満了する。
【0087】
8.NSACF77は、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3がS-NSSAI-3を使用していないため、NSACF77がS-NSSAI-3についてUE3の登録解除を望むことを示すために、UE_Id、S-NSSAI-3、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を含むNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをAMF70に送信する。例えば、ステップ7の後、NSACF77は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライス)が使用されていないことを示すメッセージをAMF70に送信し得る。例えば、NSACF77は、ある期間にS-NSSAI-3が使用されていない場合にNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをAMF70に送信し得る。NSACF77は、後述のパラメータをAMF70へのNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージに含め得る。
【0088】
-UE-Id(UE-Id)-登録解除されるUE3の識別情報。
【0089】
-S-NSSAI-3(S-NSSAI-3)-UE3がNSACF77によって登録解除されるネットワークスライス識別情報か、UE3が使用していないネットワークスライス識別情報か、又は「使用制御タイマ」が満了するネットワークスライス識別情報。
【0090】
-「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因(Reject cause which is set to ‘usage control timer expired’)-この拒否原因は、S-NSSAI-3からのUE3の登録解除に関する理由を示す。例えば、拒否原因は、UE3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3が、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいて、サービスを要求していないか又はPDUセッションを確立していないことを示し得る。拒否原因は、S-NSSAI-3に関連付けられ得る。「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因は、拒否原因=「使用制御タイマ満了」として表され得る。拒否原因は、UE3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3が、S-NSSAI-3で識別されるネットワークスライスを使用していないことを示し得る。拒否原因は、ある期間にS-NSSAI-3が使用されていないことを示し得る。拒否原因は、「使用制御タイマ」パラメータによって識別される期間にS-NSSAI-3が使用されていないことを示し得る。拒否原因は、「使用制御タイマ」の満了を示し得る。
【0091】
NSACF77はまた、S-NSSAI-3に関する登録UEの数を1つ減らすことによって、S-NSSAI-3に登録されたUEの数を更新し、NSACF77はまた、S-NSSAI-3に登録されたUEのリストからUE3の識別情報、例えば、UE-Idを除去する。
【0092】
例えば、NSACF77が、S-NSSAI-3に登録されたUEの数を更新する場合、NSACF77は、非特許文献3の節4.2.11に従って登録UEに対して割り当て制御(例えば、NSAC)を行い得る。
【0093】
例えば、NSACF77は、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する場合に、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを送信し得る。
【0094】
例えば、NSACF77によるNSAC(例えば、S-NSSAI-3に関する登録UEの数を1つ減少させるか又は減らすこと)は、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する場合に行われ得る。
【0095】
例えば、NSACF77によるNSAC(例えば、S-NSSAI-3に関する登録UEの数を1つ減少させるか又は減らすこと)は、「使用制御タイマ」パラメータによって示される期間が経過する場合に行われ得る。
【0096】
9.AMF70は、NSACF77からNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを受信する。Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを受信すると、UE3が接続モードである場合、AMF70は、UE構成更新メッセージを介してS-NSSAI-3についてUE3を登録解除し得、ここで、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去して、S-NSSAI-3を拒否NSSAIに追加する。AMF70は、UE-Idによって識別されるUE(例えば、UE3)にUE構成更新メッセージを送信し得る。例えば、UE構成更新メッセージは、UCUメッセージとして表され得る。例えば、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去してS-NSSAI3を拒否NSSAIに追加するようにUE3に命令するための情報をUCUメッセージに含め得る。例えば、AMF70がUCUメッセージを送信する場合、AMF70は、AMF70に記憶されたUE3についての許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去して、AMF70に記憶されたUE3についての拒否NSSAIにS-NSSAI-3を追加する。
【0097】
AMF70はまた、ネットワークスライスが、当該ネットワークスライスについてのUE3に関する使用制御タイマが満了するまで、UE3によって使用されていないことにより拒否されることを示すために、S-NSSAI-3に関する拒否原因、例えば、「使用制御タイマ満了」若しくは「インアクティブ制御タイマ満了」に設定される拒否原因、又は拒否原因に関する任意の他の表示をUCUメッセージに含める。拒否原因は、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージにおけるものと同じであり得る。拒否原因は、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージと同じものを示し得る。
【0098】
代替的に、AMF70は、AMF70がネットワークスライス、例えば、UE3が登録を拒否されるS-NSSAI-3、及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を含める登録解除要求メッセージをUE3に送信することによって、既存のUE登録解除手順を使用し得る。
【0099】
Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを受信すると、UE3がアイドルモードである場合、AMF70は:
【0100】
-UE3をページングして、UE3との接続後に、AMF70は、拒否S-NSSAI-3及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を有するUE構成更新メッセージをUE3に送信するか、又は
【0101】
-UE3が、例えば、サービス若しくはPDUセッション確立のためにネットワークに対する接続状態に戻るときまで、NSACF77からのNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージの情報を記憶する。UE3が、ネットワークに対する接続状態に戻る場合、AMF70は、UE構成更新メッセージを介して、拒否S-NSSAI-3及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因をUE3に提供する。
【0102】
AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報を記憶し得る。AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報を他のネットワークノードから受信し得る。AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報に基づいて、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを決定し得る。UCUメッセージ又は登録解除要求メッセージは、許可NSSAIからのS-NSSAI-3の除去及び拒否NSSAIへのS-NSSAI-3の追加のうちの少なくとも一方のために送信され得る。
【0103】
10.UE3が、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を有するUE構成更新メッセージ又はUE登録解除メッセージを介して、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3について登録拒否を受信する場合、UE3は、許可NSSAIから拒否S-NSSAI-3を除去し、UE3は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に対する登録を継続する。UE3は、拒否S-NSSAI-3を拒否NSSAIに追加し得る。
【0104】
11.任意選択的に、UE3は、非特許文献3における登録手順に従ってS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に対する新しい登録手順をトリガすることによってUE3の登録をリフレッシュし得る。
【0105】
例えば、AMF70に対応する通信装置は、第1のメッセージを送信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、ある期間にS-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信し得る。第2のメッセージは、S-NSSAIと、S-NSSAIが当該期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含み得る。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられ得る。通信装置は、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信し得る。第3のメッセージは、S-NSSAIと拒否原因とを含み得る。
【0106】
例えば、NSACF77に対応する通信装置は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始し得る。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定され得る。通信装置は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行い得る。通信装置は、NSACを行った後、第2のメッセージを送信し得る。第2のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含み得る。
【0107】
例えば、UE3に対応するユーザ装置(User Equipment)(UE)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行い得る。UEは、メッセージを受信し得る。メッセージは、S-NSSAIと、ある期間にS-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含み得る。当該期間は、S-NSSAIに関連付けられ得る。UEは、メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去し得る。
【0108】
例えば、NSACF77に対応する第1のコアネットワーク装置は、AMF70に対応する第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したことを検出し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示すメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信し得る。
【0109】
例えば、NSACF77に対応する第1のコアネットワーク装置は、AMF70に対応する第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスに関連する動作を検出し得る。第1のコアネットワーク装置は、動作を検出した後、タイマを停止し得る。
【0110】
上記によれば、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかなどの上記の問題を解決することができる。
【0111】
<第1の態様の第1の例の変形体1>
図1のステップ8で、NSACF77は、AMF70へのNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージにネットワークスライス使用バックオフタイマを含め得る。ネットワークスライス使用バックオフタイマがNSACF77によって含まれる場合、AMF70は、ステップ9でネットワークスライス使用バックオフタイマをUE3に中継する。UE3が、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因及びネットワークスライス使用バックオフタイマと共にネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3)についての拒否を受信する場合、UE3は、ネットワークスライス使用バックオフタイマを開始し、UE3は、S-NSSAI-3についてのネットワークスライス使用バックオフタイマが実行中の間、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する登録を要求しない。UE3は、S-NSSAI-3についてのネットワークスライス使用バックオフタイマが満了する場合に、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する登録を要求し得る。UE3によるセル再選択及び登録エリア更新は、UE3においてネットワークスライス使用バックオフタイマをリセットしない。PLMN変更時、UE3は、依然実行中の場合にネットワークスライス使用バックオフタイマをリセットする。ネットワークスライス使用バックオフタイマは、拒否ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3)に関連付けられ得る。
【0112】
<第1の態様の第1の例の変形体2>
S-NSSAI-3に登録されたUEの数が、閾値、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達している場合に、NSACF77は、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをAMF70にトリガし得る。S-NSSAI-3に登録されたUEの数が、閾値、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達している場合は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスが過負荷であることを意味し得る。この場合、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージにおける拒否原因は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達していることを示す。AMF70は、ステップ9で、拒否S-NSSAI-3、及び「ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している」に設定される新しい拒否原因をUE3に伝え、UE3は、許可NSSAIから拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3を除去する。「ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している」に設定される新しい拒否原因は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達していることを示し得る。加えて、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージは、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3についてのバックオフタイマパラメータを含み得る。バックオフタイマパラメータは、UCUメッセージ又は登録解除要求メッセージに含まれ得る。バックオフタイマパラメータがAMF70によってUCUメッセージ又は登録解除要求メッセージに含まれる場合、UE3は、バックオフタイマパラメータにおいて提供される値を用いてタイマを開始し、UE3は、タイマが依然実行中である間、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する別の登録を試みない。UE3は、タイマが満了する場合に、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する別の登録を試み得る。
【0113】
<第1の態様の第1の例の変形体3>
AMF70によってサポートされる別のネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)が存在し、且つUE3が、拒否S-NSSAI-3と同じサービス、同様のサービス、又は代替的なサービスを提供し得る別のネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)にサブスクライブする場合、図1のステップ9で、AMF70は、拒否S-NSSAI-3についての代用ネットワークスライスをUE3に提供し得る。その場合、AMF70は、ステップ9で、UE3についての許可NSSAIに代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)を含め、UE3は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及び代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)に対して登録された状態となる。例えば、AMF70は、代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)を示す情報を記憶し得る。例えば、AMF70は、UE3がサブスクライブし、且つ拒否S-NSSAI-3と同じサービス、同様のサービス、又は代替的なサービスを提供し得るネットワークスライスを示す情報を記憶し得る。
【0114】
<第1の態様の第1の例の変形体4>
UE3が、ステップ4で確立されるS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションを解放する場合、SMF71は、PDUセッションの割り当て制御のためにNSACF77に連絡する。例えば、SMF71が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションの解放に関する通知を他のノード(例えば、UE3)から受信する場合、SMF71は、PDUセッションの割り当て制御のためにNSACF77に連絡し得る。
【0115】
この場合、NSACF77は、関連付けられるPDUセッションが解放されると、UE3に関するS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開する。
【0116】
<第1の態様の第1の例の変形体5>
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータを含まなくてもよい。
【0117】
例えば、NSACF77は、S-NSSAI及び使用制御タイマパラメータを含むことに基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0118】
ステップ2で、NSACF77が、使用制御パラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ3でS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第1の例に従って行われ得る。
【0119】
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを含まなくてもよい。
【0120】
例えば、NSACF77は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージの受信に基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0121】
ステップ2で、NSACF77が、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ3でS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第1の例に従って行われ得る。この場合、NSACF77は、NSACF77のローカル構成又はNSACF77に記憶されたオペレータのポリシーに基づいて使用制御タイマの値を構成し得る。
【0122】
<第1の態様の第2の例>
図2における第1の態様の第2の例は、ネットワークスライスが長時間使用されていない場合に、ネットワークがNWDAF76を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図2における第1の態様の第2の例は、ネットワークオペレータによって定められる継続時間に、ネットワークスライスにおいてUE3によって確立されるPDUセッションが無い場合に、ネットワークがNWDAF76を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図2における第1の態様の第2の例は、ネットワークスライスに対するUE登録の数が、特定の閾値、例えば、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している場合に、ネットワークがNWDAF76を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、図2における第1の態様の第2の例は、ネットワークスライスが過負荷である場合に、ネットワークがNWDAF76を介してネットワークスライスからUE3を登録解除することを可能にするメカニズムを開示する。NWDAF76がPLMNにおける複数又は全てのNSACF77と相互に作用し得るため、NWDAF76は、ネットワークスライス使用制御に関する全体的な決定を行い得る。例えば、PLMN内の全てのNSACF77におけるネットワークスライスに登録されたUEの数の合計が、第三者とのサービスレベル契約(Service Level Agreement)(SLA)に従ってネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数を超える場合、NWDAF76は、PLMN内のNSACFの全てを介してネットワークスライスに登録されたUEの累積数に基づいて、ネットワークスライスの使用から、UE、例えば、UE3を登録解除する決定を行い得る。
【0123】
1.UE3は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つネットワーク及びUE3の位置におけるAMF70によってサポートされるネットワークスライスに対してAMF70に登録する。例えば、UE3は、非特許文献3に従ってS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順を行い得る。
【0124】
2.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスがネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)に従う場合、AMF70は、割り当て制御のために、すなわち、ネットワークスライスに登録されたUEの数を、当該ネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数を超えないように制御するために、これらのネットワークスライスの各々に対してUE3をNSACF77に登録する。AMF70は、UDM75とやり取りして、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報と共にUE3のサブスクリプション情報を取得することにより、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかを見出し得る。例えば、AMF70は、AMF70内でUE3のコンテキストにおいてUE3に関するサブスクリプション情報を既に有していてもよい。例えば、AMF70は、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報で構成され得る。
【0125】
S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つUE3によって要求される要求ネットワークスライスがNSACに従う場合、AMF70は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージをNSACF77に送信することによって、これらのネットワークスライスに対してUE3を登録する。AMF70は、ネットワークスライスが使用制御又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示すために、UE3の識別情報(例えば、UE-Id)、要求ネットワークスライスを識別するS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3、及びオンに設定される「使用制御(usage control)」若しくはオンに設定される「インアクティブ制御(inactivity control)」と呼ばれるパラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をメッセージに含める。オンに設定される「使用制御」又はオンに設定される「インアクティブ制御」は、ネットワークスライスがUE3によって特定の時間使用されていない場合にUE3がネットワークスライスから登録解除されることを示し得る。
【0126】
ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示すための「使用制御」若しくは「インアクティブ制御」、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御」又は「使用制御」パラメータとして表され得る。
【0127】
例えば、「使用制御」は、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、オンに設定される「使用制御」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。
【0128】
AMF70はまた、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるために、「使用制御タイマ(usage control timer)」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ(inactivity control timer)」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージに含め得る。
【0129】
ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるための「使用制御タイマ」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」又は「使用制御タイマ」パラメータとして表され得る。
【0130】
例えば、AMF70は、AMF70におけるローカル構成又はAMF70内のネットワークオペレータポリシーに基づいて「使用制御タイマ」パラメータを構成し得る。代替的に、「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF77において構成され得るか、又は「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF77内のネットワークオペレータポリシーに基づく。例えば、AMF70又はNSACF77は、「使用制御タイマ」パラメータの値を決定し得る。
【0131】
例えば、「使用制御タイマ」パラメータは、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、「使用制御タイマ」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と同じであり得るか、又はS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と異なり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連付けられる値として表され得る。
【0132】
例えば、AMF70は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順の間にNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを送信し得る。
【0133】
3.NSACF77は、AMF70からNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する。
【0134】
NSACF77は、AMF70によって提供されるネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3について割り当て制御を開始し得る。例えば、NSACF77は、非特許文献3における節4.2.11に従って、これらのネットワークスライスについて最大数の登録UEに対する制御を開始し得る。AMF70によって提供されるネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3が、例えば、オンに設定される「使用制御」パラメータを介してAMF70によって示されるか、又はNSACF77における構成によって示される使用制御に従う場合(例えば、オンに設定される「使用制御」パラメータをNSACF77が受信するか、又はNSACF77における構成によって示される場合)、NSACF77は、UE_Id、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3、オンに設定される使用制御、及び使用制御タイマを含むNnwdaf_SliceUsageControlメッセージをNWDAF76に送信する。例えば、NWDAF76は、例えば、1つ又は複数のNSACF、並びにAMF、例えば、AMF70、及びSMF、例えば、SMF71のような他のネットワーク機能からの入力に基づいて、UEごと、例えば、UE3ごと、又は複数のUEごとにネットワークスライスの使用を分析する。例えば、NWDAF76は、ネットワークスライスに対する他の因子、例えば、ネットワークスライス輻輳に基づいて、ネットワークに関連するデータを分析する。NSACF77は、後述のパラメータをNnwdaf_SliceUsageControlメッセージに含め得る。
【0135】
-UE-Id(UE-Id)-使用制御に従うUE3の識別情報。
【0136】
-1つ以上のネットワークスライス(One or more network slices)-例えば、使用制御に従うS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3。
【0137】
-含まれるネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3)が使用制御に従うことを示すためにオンに設定される使用制御パラメータ(Usage control parameter set to ON)。使用制御パラメータは、ネットワークスライスごとのもの、又は複数のネットワークスライスごとのものであり得る。
【0138】
-使用制御タイマ(Usage control timer)-ネットワークスライスを使用せずに、すなわち、ネットワークスライスにおけるサービスを要求せずに、又はネットワークスライスにおけるPDUセッションを確立せずに、UE3がネットワークスライスに対して登録された状態のままであり得る継続時間を示すための時間値。使用制御タイマは、AMF70から受信される「使用制御タイマ」パラメータと同じであり得る。使用制御タイマは、NSACF77内で構成され得るか、又はNSACF77におけるオペレータポリシーに基づき得る。例えば、NSACF77は、NSACF77におけるオペレータポリシー又はローカル構成に基づいて、使用制御タイマの値を決定し得る。例えば、使用制御タイマは、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を示し得る。
【0139】
例えば、NSACF77は、ネットワークスライスに関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、ネットワークスライスに登録されるUEの数の管理に関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。
【0140】
4.NWDAF76は、NSACF77からNnwdaf_SliceUsageControlメッセージを受信する。
【0141】
UE3が登録するネットワークスライスが使用制御又はインアクティブ制御に従う場合、例えば、Nnwdaf_SliceUsageControlメッセージにおけるNSACF77からの「使用制御」パラメータがオンに設定されている場合、NWDAF76は、ネットワークスライスがUE3によって使用されていない時間、例えば、当該ネットワークスライスにおいて、サービスが要求されないか若しくはPDUセッションがUE3によって確立されないか、又は確立されたPDUセッションにおいてデータが交換されなかった時間を測定するタイマを開始する。タイマは、例えば、「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示と呼ばれ得る。「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」として表され得る。
【0142】
「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、オペレータによってNWDAF76において構成される値に設定され得る。使用制御タイマは、NWDAF76内で構成され得るか、又はNWDAF76におけるオペレータポリシーに基づき得る。例えば、NWDAF76は、NWDAF76におけるオペレータポリシー又はローカル構成に基づいて、「使用制御タイマ」のタイマの値を決定し得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、「使用制御タイマ」パラメータ又は「インアクティブ制御タイマ」パラメータにおいてAMF70によって示される値に設定され得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、使用制御タイマにおいてNSACF77によって示される値に設定され得る。NWDAF76は、使用制御に従う各ネットワークスライス、例えば、「使用制御」パラメータがオンに設定されるネットワークスライスについての「使用制御タイマ」を実行する。例えば、NWDAF76は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行する。「使用制御タイマ」は、NWDAF76によってUEごとに制御され得る。例えば、NWDAF76は、UE-Idによって識別されるUEごとに「使用制御タイマ」を制御し得る。例えば、NWDAF76は、UE3についてS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つに関する「使用制御タイマ」を実行し得る。
【0143】
5.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3を含む許可NSSAIを有するUE3の何らかの段階で、例えば、UE3は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に関してサービス又はPDUセッション確立を要求する。
【0144】
6.SMF71は、最大数のPDUセッションの割り当て制御のために、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2において確立されるPDUセッションをNSACF77に登録する。例えば、NSACF77は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス)に関連する動作を検出する。例えば、SMF71は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2において確立されるPDUセッションを登録するためのメッセージをNSACF77に送信し得る。メッセージは、登録通知として表され得る。
【0145】
7.NSACF77は、UE_Id、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3、確立されたPDUセッションを含むNnwdaf_SliceUsageControlメッセージをNWDAF76に送信する。例えば、NWDAF76は、例えば、1つ又は複数のNSACF、並びにAMF、例えば、AMF70、及びSMF、例えば、SMF71のような他のネットワーク機能からの入力に基づいて、UEごと、例えば、UE3ごと、又は複数のUEごとにネットワークスライスの使用を分析する。NSACF77は、後述のパラメータをNnwdaf_SliceUsageControlメッセージに含め得る。
【0146】
-UE-Id(UE-Id)-使用制御に従うUE3の識別情報。
【0147】
-1つ以上のネットワークスライスパラメータ(One or more network slices parameter)-例えば、使用制御に従うS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3。例えば、1つ以上のネットワークスライスパラメータは、PDUセッションが確立されているネットワークスライスを示し得る。例えば、NSACF77が、ステップ6で、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてPDUセッションが確立されることを示す情報をSMF71から受信する場合、NSACF77は、1つ以上のネットワークスライスパラメータをS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に設定し得る。1つ以上のネットワークスライスパラメータは、1つ以上のネットワークスライスに関連するパラメータとして表され得る。
【0148】
-「確立されたPDUセッション」パラメータ(“PDU session established” parameter)-は、このメッセージにおける1つ以上のネットワークスライスパラメータ内の関連付けられるネットワークスライスに関連するPDUセッションが確立されていることをNWDAF76に示す。例えば、NSACF77が、1つ以上のネットワークスライスパラメータをS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に設定する場合、NSACF77は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に関連するPDUセッションが確立されていることを示すように「確立されたPDUセッション」パラメータを設定し得る。「確立されたPDUセッション」パラメータは、確立されたPDUセッションパラメータとして表され得る。
【0149】
例えば、NSACF77は、ネットワークスライスに関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、ネットワークスライスに登録されるUEの数の管理に関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、PDUセッションに関連するメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、PDUセッションが確立されていることを示すメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NSACF77は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2のうちの少なくとも一方に関連するPDUセッションが確立されていることを示すメッセージをNWDAF76に送信し得る。例えば、NWDAF76は、ネットワークスライスに関連する動作(例えば、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスに関連する動作)を検出する。
【0150】
8.NWDAF76は、NSACF77からNnwdaf_SliceUsageControlメッセージを受信する。S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスが使用制御に従う場合、すなわち、NWDAF76が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についてUE3に関して実行中のアクティブな使用制御タイマを有する場合、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2の使用制御タイマが満了する前に、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてUE3によって、これらの2つのネットワークスライスが使用されている、すなわち、PDUセッションが確立されるため、NWDAF76は、S-NSSAI-1についての「使用制御タイマ」及びS-NSSAI-2についての「使用制御タイマ」を停止する。例えば、NWDAF76が、NSACF77からNnwdaf_SliceUsageControlメッセージを受信する場合、NWDAF76は、ステップ4で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NWDAF76が、ステップ7でNSACF77からNnwdaf_SliceUsageControlメッセージを受信する場合、NWDAF76は、Nnwdaf_SliceUsageControlメッセージにおけるパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスが使用されている、すなわち、PDUセッションが、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてUE3によって確立されることを認識し得、NWDAF76は、ステップ4で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NWDAF76は、1つ以上のネットワークスライスパラメータ及び「確立されたPDUセッション」パラメータのうちの少なくとも1つを使用することによって、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスが使用されている、すなわち、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにおいてPDUセッションがUE3によって確立されることを認識し得る。例えば、NWDAF76が、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスに関連する動作を示すメッセージを受信する場合、NWDAF76は、ステップ4で開始しているS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NWDAF76は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス)に関連する動作を検出し得る。例えば、NSACF77からメッセージを受信すると、NWDAF76は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1又はS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス)に関連する動作を検出し得る。
【0151】
UE3が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスの使用を停止する、すなわち、UE3が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションを解放する場合、NWDAF76は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開する。例えば、NSACF77が、SMF71から、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションについての解放通知を受信する場合、NSACF77は、解放通知をNWDAF76に送信し得る。NWDAF76が解放通知を受信する場合、NWDAF76は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開し得る。解放通知は、Nnwdaf_SliceUsageControlメッセージであり得る。PDUセッションの解放を知らせる場合のNnwdaf_SliceUsageControlメッセージは、UE-Id(例えば、UE3の識別情報)と、1つ以上のネットワークスライスパラメータと、「解放されたPDUセッション」パラメータと、を含み得る。1つ以上のネットワークスライスパラメータは、PDUセッションが解放されているネットワークスライス(例えば、解放PDUセッションに関連するネットワークスライス識別情報、例えば、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2)を示し得る。「解放されたPDUセッション」パラメータは、関連付けられるネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス)に関連するPDUセッションが解放されていることを示し得る。解放されたPDUセッションパラメータは、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に関連するPDUセッションが確立されていることを示し得る。
【0152】
9.UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する。UE3がS-NSSAI-3を使用していない、すなわち、しばらくの間、UE3が、S-NSSAI-3において、サービスを要求していないか又はPDUセッションを確立していないため、S-NSSAI-3についてのUE3に関する「使用制御タイマ」が満了する。例えば、NWDAF76は、UE3に関するS-NSSAI-3についての使用制御タイマが満了したことを検出し得る。
【0153】
10.NWDAF76は、UE_Id及びS-NSSAI-3を含むNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージをNSACF77に送信し、ここで、非特許文献3における節4.2.11に従って、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスについて割り当て制御が行われる、すなわち、その結果、NSACF77は、S-NSSAI-3からUE3を登録解除して、S-NSSAI-3に登録されたUEの数を1つ減らして、S-NSSAI-3に登録されたUEのリストからUE3の識別情報を除去し得る。UE_Idは、UE3の識別情報であり得る。NSACF77がNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージを受信する場合、NSACF77は、S-NSSAI-3に関する登録UEの数を1つ減らすことによって、S-NSSAI-3に登録されたUEの数を更新し、NSACF77はまた、S-NSSAI-3に登録されたUEのリストからUE3の識別情報、例えば、UE-Idを除去する。例えば、NWDAF76は、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する場合に、Nnwdaf_DeregistrationRequestメッセージを送信する。Nnwdaf_DeregistrationRequestメッセージは、UE3についての「使用制御タイマ」が満了したネットワークスライス識別情報を含み得る。S-NSSAI-3についてのUE3に関する「使用制御タイマ」が満了する場合、NWDAF76は、UE3についての「使用制御タイマ」が満了したネットワークスライス識別情報として、S-NSSAI-3をNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージに含め得る。
【0154】
Nnwdaf_DeregistrationRequestメッセージは、NSACD77に対して送信され得る。
【0155】
11.NWDAF76はまた、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3がS-NSSAI-3を使用していないため、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスからUE3が登録解除されることを示すために、UE_Id及びS-NSSAI-3、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を含むNnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージをAMF70に送信し得る。例えば、ステップ8又はステップ9の後、NWDAF76は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライス)が使用されていないことを示すメッセージをAMF70に送信し得る。NWDAF76は、後述のパラメータをAMF70へのNnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージに含め得る。
【0156】
-UE-Id(UE-Id)-登録解除されるUE3の識別情報
【0157】
-S-NSSAI-3(S-NSSAI-3)-UE3がNSACF77によって登録解除されるネットワークスライス識別情報か、UE3が使用していないネットワークスライス識別情報か、又は「使用制御タイマ」が満了するネットワークスライス識別情報。
【0158】
-「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因(Reject cause which is set to ‘usage control timer expired’)-この拒否原因は、S-NSSAI-3からのUE3の登録解除に関する理由を示す。例えば、拒否原因は、UE3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3が、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいて、サービスを要求していないか又はPDUセッションを確立していないことを示し得る。拒否原因は、S-NSSAI-3に関連付けられ得る。拒否原因は、UE3についての「使用制御タイマ」が満了するまで、UE3が、S-NSSAI3で識別されるネットワークスライスを使用していないことを示し得る。拒否原因は、「使用制御タイマ」の満了を示し得る。
【0159】
12.AMF70は、NWDAF76からNnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージを受信する。Nnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージを受信すると、UE3が接続モードである場合、AMF70は、UE構成更新メッセージを介してS-NSSAI-3についてUE3を登録解除し得、ここで、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去して、S-NSSAI-3をUE3についての拒否NSSAIに追加する。AMF70は、UE構成更新メッセージを送信し得る。例えば、UE構成更新メッセージは、UCUメッセージとして表され得る。例えば、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去してS-NSSAI3を拒否NSSAIに追加するようにUE3に命令するための情報をUCUメッセージに含め得る。例えば、AMF70がUCUメッセージを送信する場合、AMF70は、AMF70に記憶されたUE3についての許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去して、AMF70に記憶されたUE3についての拒否NSSAIにS-NSSAI-3を追加する。
【0160】
AMF70はまた、ネットワークスライスが、当該ネットワークスライスについてのUE3に関する使用制御タイマが満了するまで、UE3によって使用されていないことにより拒否されることを示すために、S-NSSAI-3に関する拒否原因、例えば、「使用制御タイマ満了」若しくは「インアクティブ制御タイマ満了」に設定される拒否原因、又は拒否原因に関する任意の他の表示をUCUメッセージに含める。
【0161】
代替的に、AMF70は、AMF70がネットワークスライス、例えば、UE3が登録を拒否されるS-NSSAI-3、及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を含める登録解除要求をUE3に送信することによって、既存のUE登録解除手順を使用し得る。
【0162】
Nnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージを受信すると、UE3がアイドルモードである場合、AMF70は:
【0163】
-UE3をページングして、UE3との接続後に、AMF70は、拒否S-NSSAI-3及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を有するUE構成更新メッセージをUE3に送信するか、又は
【0164】
-UE3が、例えば、サービス若しくはPDUセッション確立のためにネットワークに対する接続状態に戻るときまで、NWDAF76からのNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージの情報を記憶する。UE3が、ネットワークに対する接続状態に戻る場合、AMF70は、UE構成更新メッセージを介して、拒否S-NSSAI-3及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因をUE3に提供する。
【0165】
AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報を記憶し得る。AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報を他のネットワークノードから受信し得る。AMF70は、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを示す情報に基づいて、UE3が接続モードであるか又はアイドルモードであるかを決定し得る。
【0166】
13.UE3が、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を有するUE構成更新メッセージ又はUE登録解除メッセージを介して、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3について登録拒否を受信する場合、UE3は、許可NSSAIから拒否S-NSSAI-3を除去し、UE3は、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に対する登録を継続する。UE3は、拒否S-NSSAI-3を拒否NSSAIに追加し得る。
【0167】
14.任意選択的に、UE3は、非特許文献3における登録手順に従ってS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2に対する新しい登録手順をトリガすることによってUE3の登録をリフレッシュし得る。
【0168】
例えば、NWDAF76に対応する通信装置は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始し得る。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定され得る。通信装置は、タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信し得る。第2のメッセージは、S-NSSAIを含み得る。第3のメッセージは、S-NSSAIと、タイマの満了を示す拒否原因と、を含み得る。
【0169】
例えば、NWDAF76に対応する第1のコアネットワーク装置は、NSACF77に対応する第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第2のコアネットワーク装置、AMF70、及びSMF71のうちの少なくとも1つに対応する他のコアネットワーク装置からの情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析し得る。第1のコアネットワーク装置は、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したことを検出し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したことを検出した後、タイマが満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示すメッセージを第2のコアネットワーク装置に送信し得る。第2のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理し得る。
【0170】
例えば、NWDAF76に対応する第1のコアネットワーク装置は、NSACF77に対応する第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第2のコアネットワーク装置、AMF70、及びSMF71のうちの少なくとも1つに対応する他のネットワーク装置からの情報に基づいて、ネットワークスライスに関連するデータを分析し得る。第1のコアネットワーク装置は、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスに関連する動作を検出し得る。第1のコアネットワーク装置は、動作を検出した後、タイマを停止し得る。第2のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理し得る。
【0171】
上記によれば、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかなどの上記の問題を解決することができる。
【0172】
<第1の態様の第2の例の変形体1>
図2のステップ11で、NWDAF76は、AMF70へのNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージにネットワークスライス使用バックオフタイマを含め得る。ネットワークスライス使用バックオフタイマがNWDAF76によって含まれる場合、AMF70は、ステップ12でネットワークスライス使用バックオフタイマをUE3に中継する。UE3が、「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因及びネットワークスライス使用バックオフタイマと共にネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3)についての拒否を受信する場合、UE3は、ネットワークスライス使用バックオフタイマを開始し、UE3は、S-NSSAI-3についてのネットワークスライス使用バックオフタイマが実行中の間、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する登録を要求しない。UE3は、S-NSSAI-3についてのネットワークスライス使用バックオフタイマが満了する場合に、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する登録を要求し得る。UE3によるセル再選択及び登録エリア更新は、UE3においてネットワークスライス使用バックオフタイマをリセットしない。PLMN変更時、UE3は、依然実行中の場合にネットワークスライス使用バックオフタイマをリセットする。ネットワークスライス使用バックオフタイマは、拒否ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3)に関連付けられ得る。
【0173】
<第1の態様の第2の例の変形体2>
S-NSSAI-3に登録されたUEの数が、閾値、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達している場合に、NWDAF76は、Nnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをAMF70にトリガし得る。S-NSSAI-3に登録されたUEの数が、閾値、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達している場合は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスが過負荷であることを意味し得る。例えば、このことは、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に関する登録UEの数がその最大値に達していることを示すために、NSACF77からNWDAF76へのメッセージについてS-NSSAI-3又は任意の他の表示を含むNnsacf_MaxRegisteredUEsメッセージを介してNSACF77からNWDAF76に示され得る。この場合、Nnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージにおける拒否原因は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達していることを示す。AMF70は、ステップ12で、拒否S-NSSAI-3、及び「ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している」に設定される新しい拒否原因をUE3に伝え、UE3は、許可NSSAIから拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3を除去する。「ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している」に設定される新しい拒否原因は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達していることを示し得る。加えて、Nnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージは、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3についてのバックオフタイマパラメータを含み得る。バックオフタイマパラメータがAMF70によってUCUメッセージ又は登録解除要求メッセージに含まれる場合、UE3は、バックオフタイマパラメータにおいて提供される値を用いてタイマを開始し、UE3は、タイマが依然実行中である間、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する別の登録を試みない。UE3は、タイマが満了する場合に、拒否ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3に対する別の登録を試み得る。
【0174】
<第1の態様の第2の例の変形体3>
AMF70によってサポートされる別のネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)が存在し、且つUE3が、拒否S-NSSAI-3と同じサービス、同様のサービス、又は代替的なサービスを提供し得る別のネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)にサブスクライブする場合、図2のステップ12で、AMF70は、拒否S-NSSAI-3についての代用ネットワークスライスをUE3に提供し得る。その場合、AMF70は、ステップ12で、UE3についての許可NSSAIに代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)を含め、UE3は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及び代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)に対して登録された状態となる。例えば、AMF70は、代用ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-4)を示す情報を記憶し得る。例えば、AMF70は、UE3がサブスクライブし、且つ拒否S-NSSAI-3と同じサービス、同様のサービス、又は代替的なサービスを提供し得るネットワークスライスを示す情報を記憶し得る。
【0175】
<第1の態様の第2の例の変形体4>
UE3が、ステップ5で確立されるS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションを解放する場合、SMF71は、スライス使用通知のためにNWDAF76に連絡する。例えば、SMF71が、S-NSSAI-1及びS-NSSAI-2におけるPDUセッションの解放に関する通知を他のノード(例えば、UE3)から受信する場合、SMF71は、スライス使用通知のためにNWDAF76に連絡し得る。
【0176】
この場合、NWDAF76は、関連付けられるPDUセッションが解放されると、UE3に関するS-NSSAI-1及びS-NSSAI-2についての使用制御タイマを再開する。
【0177】
<第1の態様の第2の例の変形体5>
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータを含まなくてもよい。
【0178】
例えば、NSACF77は、S-NSSAI及び使用制御タイマパラメータを含むことに基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0179】
ステップ2で、NSACF77が、使用制御パラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ3で、使用制御パラメータを有しないNnwdaf_SliceUsageControlメッセージをNWDAF76に送信し得る。次いで、NWDAF76は、ステップ4で、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第2の例に従って行われ得る。
【0180】
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを含まなくてもよい。
【0181】
例えば、NSACF77は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージの受信に基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0182】
例えば、NWDAF76は、Nnwdaf_SliceUsageControlメッセージの受信に基づいて、Nnwdaf_SliceUsageControlメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0183】
ステップ2で、NSACF77が、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ3で、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを有しないNnwdaf_SliceUsageControlメッセージをNWDAF76に送信し得る。次いで、NWDAF76は、ステップ4で、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第2の例に従って行われ得る。この場合、NWDAF76は、NWDAF76のローカル構成又はNWDAF76に記憶されたオペレータのポリシーに基づいて使用制御タイマの値を構成し得る。
【0184】
別の例では、ステップ2で、NSACF77が、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、NSACF77のローカル構成又はNSACF77に記憶されたオペレータのポリシーに基づいて使用制御タイマの値を構成して、使用制御タイマの値を含むNnwdaf_SliceUsageControlメッセージをNWDAF76に送信し得る。
【0185】
<第1の態様の第2の例の変形体6>
NWDAF76が、S-NSSAIが混雑した状態になっていることを検出する場合(例えば、混雑したネットワークスライスを識別するS-NSSAIに登録されたUEの数が、閾値、例えば、S-NSSAI-3に登録されるUEの最大数に達している場合)、NWDAF76は、2つのメッセージ、すなわち、Nnwdaf_NSAC_DeregistrationRequestメッセージ(又はNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージ)及びNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをNSACF77及びAMF70にそれぞれ送信し得る。混雑したネットワークスライスを識別するS-NSSAIは、混雑したS-NSSAIとして表され得る。この場合、NWDAF76は、混雑したS-NSSAI及び混雑したS-NSSAIに対する登録UE ID、並びにネットワークスライスが混雑していることを示す拒否原因を含む複数の2つのメッセージを複数のNSACF77に送信する。
【0186】
NSACF77(例えば、NSACF77の各々)が、複数のUE IDを含むNnwdaf_NSAC_DeregistrationRequestメッセージを受信すると、NSACF77は次いで、混雑したS-NSSAIによって示されるネットワークスライスについて示される全てのUEを登録解除し得、混雑したS-NSSAIについて示されるUEの数分、混雑したS-NSSAIに登録されたUEの数を減らし得る。
【0187】
AMF70が、複数のUE IDを含むNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを受信すると、AMF70は、ネットワークスライスが混雑していることを示す拒否原因を有する受信したNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージに含まれる全てのUEについて、ステップ12に記載されるようにUE構成更新手順を行う。
【0188】
<第1の態様の第2の例の変形体7>
NWDAF76は、ステップ11に記載されるようにNnwdaf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージ(又はNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージ)をAMF70に送信しなくてもよい。この場合、NSACF77においてNnwdaf_NSAC_DeregistrationRequestメッセージ(又はNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージ)を受信すると、NSACF77は、ネットワークスライスが混雑しているか又は使用制御タイマが満了したことを示す拒否原因を有する受信したNnwdaf_NSAC_DeregistrationRequestメッセージ(又はNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージ)に含まれる全てのUEについて、第1の態様の第1の例におけるステップ8に記載されるように、関連付けられるAMFにNnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージを送信する。
【0189】
<第1の態様の第2の例の変形体8>
NWDAF76は、NSACF77からの別のNSACFであり得る。別のNSACFは、PLMN又は別のHPLMNに存在し得る。この場合、以下のメッセージ名の変更が適用される。
-ステップ3及び7のNnwdaf_SliceUsageControlメッセージは、NSACFサービスについてNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージ又は他のメッセージに置き換えられ得る。
-ステップ10のNnwdaf_DeregistrationRequestメッセージは、NSACFサービスについてNnsacf_DeregistrationRequestメッセージ又は他のメッセージに置き換えられ得る。
-ステップ11のNnwdaf_DeregistrationNotificationメッセージは、NSACFサービスについてNnsacf_DeregistrationNotificationメッセージ又は他のメッセージに置き換えられ得る。
【0190】
<第1の態様の第3の例>
図3における第1の態様の第3の例は、UE3の登録がNSACF7701によって制御され、UE3のPDUセッションがNSACF7702によって制御されるとき、ネットワークスライスが長時間使用されない場合、例えば、特定の継続時間、PDUセッションがネットワークスライスにおいてUE3によって確立されないか、又は特定の継続時間、PDUセッションがアクティブでない場合に、ネットワークがネットワークスライスからUE3を登録解除するか又はネットワークスライスをインアクティブ状態に置くことを可能にするメカニズムを開示する。
【0191】
1.UE3は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つネットワーク及びUE3の位置におけるAMF70によってサポートされるネットワークスライスに対してAMF70に登録する。例えば、UE3は、非特許文献3に従ってS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順を行い得る。
【0192】
2.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスがネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)に従う場合、AMF70は、割り当て制御のために、すなわち、ネットワークスライスに登録されたUEの数を、当該ネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数を超えないように制御するために、これらのネットワークスライスの各々に対してUE3をNSACF7701に登録する。NSACF7701は、ネットワークスライスに登録されたUEの数を、当該ネットワークスライスに対する登録を許可されるUEの最大数を超えないように制御し得る。AMF70は、UDM75とやり取りして、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報と共にUE3のサブスクリプション情報を取得することにより、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかを見出し得る。例えば、AMF70は、AMF70内でUE3のコンテキストにおいてUE3に関するサブスクリプション情報を既に有していてもよい。例えば、AMF70は、ネットワークスライスがNSACに従うかどうかに関する情報で構成され得る。
【0193】
S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つUE3によって要求される要求ネットワークスライスがNSACに従う場合、AMF70は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージをNSACF7701に送信することによって、これらのネットワークスライスに対してUE3を登録する。AMF70は、ネットワークスライスが使用制御又はインアクティブ制御に従うことをNSACF7701に示すために、UE3の識別情報(例えば、UE-Id)、要求ネットワークスライスを識別するS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、S-NSSAI-3、及びオンに設定される「使用制御(usage control)」若しくはオンに設定される「インアクティブ制御(inactivity control)」と呼ばれるパラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をメッセージに含める。オンに設定される「使用制御」又はオンに設定される「インアクティブ制御」は、ネットワークスライスがUE3によって特定の時間使用されていない場合にUE3がネットワークスライスから登録解除されることを示し得る。
【0194】
ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示すための「使用制御」若しくは「インアクティブ制御」、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御」又は「使用制御」パラメータとして表され得る。
【0195】
例えば、「使用制御」は、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、オンに設定される「使用制御」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。
【0196】
AMF70はまた、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるために、「使用制御タイマ(usage control timer)」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ(inactivity control timer)」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示をNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージに含め得る。
【0197】
ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定めるための「使用制御タイマ」パラメータ若しくは「インアクティブ制御タイマ」パラメータ、又はパラメータに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」又は「使用制御タイマ」パラメータとして表され得る。
【0198】
例えば、AMF70は、AMF70におけるローカル構成又はAMF70内のネットワークオペレータポリシーに基づいて「使用制御タイマ」パラメータを構成し得る。代替的に、「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF7701において構成され得るか、又は「使用制御タイマ」パラメータは、NSACF7701内のネットワークオペレータポリシーに基づく。例えば、AMF70又はNSACF7701は、「使用制御タイマ」パラメータの値を決定し得る。
【0199】
例えば、「使用制御タイマ」パラメータは、UE3が登録するS-NSSAIに関連するものであり得る。例えば、「使用制御タイマ」は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連するものであり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と同じであり得るか、又はS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3と異なり得る。「使用制御タイマ」パラメータの値は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に関連付けられる値として表され得る。
【0200】
例えば、AMF70は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順の間にNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスに関連するメッセージをNSACF7701に送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージをNSACF7701に送信し得る。例えば、AMF70は、ネットワークスライスに登録されるUEの数の管理に関連するメッセージをNSACF7701に送信し得る。
【0201】
3.NSACF7701は、AMF70からNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する。
【0202】
UE3が登録するネットワークスライスが使用制御又はインアクティブ制御に従う場合、例えば、AMF70からの「使用制御」パラメータがオンに設定されている場合、NSACF7701は、ネットワークスライスがUE3によって使用されていない時間、例えば、当該ネットワークスライスにおいて、サービスが要求されないか若しくはPDUセッションがUE3によって確立されないか、又は確立されたPDUセッションにおいてデータが交換されなかった時間を測定するタイマを開始する。タイマは、例えば、「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示と呼ばれ得る。「使用制御タイマ」若しくは「インアクティブ制御タイマ」、又はタイマに関する任意の他の表示は、まとめて「使用制御タイマ」として表され得る。
【0203】
「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、オペレータによってNSACF7701において構成される値に設定され得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、「使用制御タイマ」パラメータ又は「インアクティブ制御タイマ」パラメータにおいてAMF70によって示される値に設定され得る。
【0204】
NSACF7701は、使用制御に従う各ネットワークスライス、例えば、「使用制御」パラメータがオンに設定されるネットワークスライスについての「使用制御タイマ」を実行する。例えば、NSACF7701は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行する。「使用制御タイマ」は、NSACF7701によってUEごとに制御され得る。例えば、NSACF7701は、UE-Idによって識別されるUEごとに「使用制御タイマ」を制御し得る。例えば、NSACF7701は、UE3に関するS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行し得る。
【0205】
4.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3を含む許可NSSAIを有するUE3の何らかの段階で、例えば、UE3は、S-NSSAI-3においてPDUセッション確立を要求する。S-NSSAI-3におけるPDUセッションは、NSACF7702に登録され、非特許文献3の節4.2.11に従ってネットワークスライス割り当て制御ごとにPDUセッションの数について指定される。例えば、NSACF7702は、非特許文献3の節4.2.11に従ってネットワークスライス割り当て制御ごとにPDUセッションの数を制御し得る。例えば、NSACF7702は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライス)に関連する動作を検出する。
【0206】
5.NSACF7702は、Nnsacf_SliceUsageNotifyメッセージを介して、S-NSSAI-3において確立されたPDUセッションに関してNSACF7701に通知する。NSACF7702は、UE Id、オンに設定される値を有するPDU-Id、及びアクティブなPDUセッションが存在するネットワークスライス識別情報をNnsacf_SliceUsageNotifyメッセージに含める。
【0207】
例えば、UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。
【0208】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライスにおけるアクティブなPDUセッションの識別情報であり得る。
【0209】
アクティブなPDUセッションの識別情報は、アクティブなPDUセッション識別情報として表され得る。
【0210】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライスにおけるアクティブなPDUセッション識別情報であり得る。
【0211】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライス識別情報によって識別されるネットワークスライスにおけるアクティブなPDUセッション識別情報であり得る。
【0212】
例えば、PDU-Idは、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおけるアクティブなPDUセッション識別情報であり得る。
【0213】
例えば、オンに設定される値を有するPDU-Idは、PDU-Idによって識別されるPDUセッションが、ネットワークスライス識別情報によって識別されるネットワークスライスにおいてアクティブであることを意味し得る。
【0214】
例えば、オンに設定される値を有するPDU-Idは、PDU-Idによって識別されるPDUセッションが、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいてアクティブであることを意味し得る。
【0215】
例えば、アクティブなPDUセッションが存在するネットワークスライス識別情報は、S-NSSAI-3であり得る。例えば、NSACF7702が、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスに関連する動作を示すメッセージを受信する場合、NSACF7702は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスに関連する動作の検出を示すメッセージをNSACF7701に送信し得る。
【0216】
「オンに設定される値を有するPDU-Id」は、「PDU-Id=オン」として表され得る。
【0217】
Nnsacf_SliceUsageNotifyメッセージは、S-NSSAI-3についてのPDUセッションの確立に関連するメッセージとして表され得る。
【0218】
6.NSACF7701は、NSACF7702からNnsacf_SliceUsageNotifyメッセージを受信する。NSACF7701が、S-NSSAI-3についてUE3に関して実行中のアクティブな使用制御タイマを有する場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」を停止する。例えば、Nnsacf_SliceUsageNotifyメッセージが、オンに設定される値を有するPDU-Id、及びS-NSSAI-3を含む場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいてPDU-Idによって識別されるアクティブなPDUセッションが存在することを決定し得る。この場合、ステップ3で、NSACF7701がS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始している場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3についての使用制御タイマを停止し得る。例えば、NSACF7701が、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスに関連する動作の検出を示すメッセージをNSACF7702から受信する場合、NSACF7701は、ステップ3で開始しているS-NSSAI-3についての使用制御タイマを停止する。
【0219】
7.何らかの段階で、例えば、UE3は、S-NSSAI-3においてPDUセッション解放を要求する。S-NSSAI-3におけるPDUセッションは、NSACF7702で登録解除され、非特許文献3の節4.2.11に従ってネットワークスライス割り当て制御において確立されるPDUセッションの数について指定される。例えば、UE3は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいてアクティブにされるPDU-Idによって識別されるPDUセッションを解放するように要求する。
【0220】
8.NSACF7702は、PDU-Idによって識別され、且つS-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいてアクティブにされるPDUセッションが解放される通知を他のネットワークノード(例えば、SMF71)から受信する。この場合、NSACF7702は、Nnsacf_SliceUsageNotifyメッセージを介して、S-NSSAI-3におけるPDUセッションの解放に関してNSACF7701に通知する。NSACF7702は、UE Id、オフに設定される値を有するPDU-Id、及び解放PDUセッションに関するネットワークスライス識別情報をNnsacf_SliceUsageNotifyメッセージに含める。
【0221】
例えば、UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。
【0222】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライスにおける解放PDUセッションの識別情報であり得る。
【0223】
解放PDUセッションの識別情報は、解放PDUセッション識別情報として表され得る。
【0224】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライスにおける解放PDUセッション識別情報であり得る。
【0225】
例えば、PDU-Idは、ネットワークスライス識別情報によって識別されるネットワークスライスにおける解放PDUセッション識別情報であり得る。
【0226】
例えば、PDU-Idは、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおける解放PDUセッション識別情報であり得る。
【0227】
例えば、オフに設定される値を有するPDU-Idは、PDU-Idによって識別されるPDUセッションが、ネットワークスライス識別情報によって識別されるネットワークスライスにおいて解放されることを意味し得る。
【0228】
例えば、オフに設定される値を有するPDU-Idは、PDU-Idによって識別されるPDUセッションが、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいて解放されることを意味し得る。
【0229】
例えば、解放PDUセッションに関するネットワークスライス識別情報は、アクティブなPDUセッションが存在したネットワークスライスのネットワークスライス識別情報であり得る。
【0230】
例えば、解法PDUセッションに関するネットワークスライス識別情報は、S-NSSAI-3であり得る。
【0231】
「オフに設定される値を有するPDU-Id」は、「PDU-Id=オフ」として表され得る。
【0232】
ステップ8のNnsacf_SliceUsageNotifyメッセージは、S-NSSAI-3についてのPDUセッションの解放に関連するメッセージとして表され得る。
【0233】
9.NSACF7701が、S-NSSAI-3についてUE3に関してアクティブな使用制御タイマを有する場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」を再開する。例えば、Nnsacf_SliceUsageNotifyメッセージが、オフに設定される値を有するPDU-Id、及びS-NSSAI-3を含む場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスにおいてPDU-Idによって識別されるアクティブなPDUセッションが解放されることを決定し得る。この場合、ステップ6で、NSACF7701がS-NSSAI-3についての使用制御タイマを停止している場合、NSACF7701は、S-NSSAI-3についての使用制御タイマを再開し得る。使用制御タイマを再開する場合、NSACF7701は、最初から又は途中から使用制御タイマを再開し得る。例えば、使用制御タイマが100秒に設定され、使用制御タイマが既に10秒測定している場合において、ステップ6でNSACF7701が使用制御タイマを停止する場合、NSACF7701は、100秒に設定される値で使用制御タイマを再開し得るか、又は90秒に設定される値で使用制御タイマを再開し得る。
【0234】
10.しばらくの間、UE3によってS-NSSAI-3について動作が通知されていないため、しばらくした後、UE3に関するS-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」が満了する。例えば、UE3がS-NSSAI-3を使用していない、すなわち、しばらくの間、UE3が、S-NSSAI-3において、サービスを要求していないか又はPDUセッションを確立していないため、S-NSSAI-3についてのUE3に関する「使用制御タイマ」が満了する。例えば、NSACF7701は、UE3に関するS-NSSAI-3についての使用制御タイマが満了したことを検出し得る。
【0235】
11.ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3についての「使用制御タイマ」満了時、NSACF7701は、UE_Id、S-NSSAI-3、及びインアクティブに設定される状態パラメータを含むNnsacf_SliceUsageNotificationメッセージをAMF70に送信する。Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージは、使用制御タイマ満了に設定される原因パラメータを含み得る。NSACF7701は、以下のパラメータを含め得る。
【0236】
-UE-Id(UE-Id)-UE3の識別情報。
【0237】
-S-NSSAI-3(S-NSSAI-3)-「使用制御タイマ」が満了するネットワークスライス識別情報。
【0238】
-状態パラメータ(Status parameter)-NSACF7701は、通知されるネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3が、しばらくの間、例えば、当該ネットワークスライスについての使用制御タイマの満了までインアクティブになっているかどうかを示すために状態パラメータを含め得る。例えば、インアクティブに設定される状態パラメータは、Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージにおけるネットワークスライス識別情報によって識別されるネットワークスライスが、当該ネットワークスライスについての使用制御タイマの満了までインアクティブになっていることを意味し得る。例えば、Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージが、ネットワークスライス識別情報としてS-NSSAI-3を含む場合、インアクティブに設定される状態パラメータは、S-NSSAI3によって識別されるネットワークスライスが、当該ネットワークスライスについての使用制御タイマの満了まで、インアクティブになっているか又はUE3によって使用されていないことを意味し得る。インアクティブに設定される状態パラメータは、「状態=インアクティブ」として表され得る。
【0239】
-原因パラメータ(Cause parameter)-任意選択的に、NSACF7701はまた、ネットワークスライスがインアクティブとして示される理由、例えば、使用制御タイマ満了を示すために原因パラメータを含め得る。例えば、「使用制御タイマ満了」に設定される原因パラメータは、ネットワークスライスについての使用制御タイマが満了したため、ネットワークスライスがインアクティブであることを意味し得る。「使用制御タイマ満了」に設定される原因パラメータは、原因=「使用制御タイマ満了」として表され得る。
【0240】
例えば、ステップ10の後、NSACF7701は、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライス)が使用されていないことを示すメッセージをAMF70に送信し得る。
【0241】
12.AMF70が、ネットワークスライス、例えば、使用制御タイマ満了に設定される原因、又は原因若しくは状態に関する任意の他の表示でインアクティブであるS-NSSAI-3について、しばらくの間、通知されるネットワークスライスが使用されていないか又はインアクティブになっていることを示すようにNSACF7701から通知される場合(例えば、AMF70が、UE-Id、S-NSSAI-3、及びインアクティブである状態パラメータを含むNnsacf_SliceUsageNotificationメッセージを受信する場合、又はAMF70が、UE-Id、S-NSSAI-3、インアクティブである状態パラメータ、及び「使用制御タイマ満了」に設定される原因パラメータを含むNnsacf_SliceUsageNotificationメッセージを受信する場合)、AMF70は、以下の挙動のうちの1つに従い得る。
【0242】
-AMF70は、第1の態様の第2の例におけるステップ11及び12に記載されるように、しばらくの間UE3が使用していないネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3からUE3を、UE3についての許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去すること及びS-NSSAI-3を拒否NSSAIに追加することによって登録解除し得る。
【0243】
-AMF70は、インアクティブ又は不使用として報告されたネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3にUE3が登録された状態を維持して、AMF70内のUE3のコンテキストにおいて、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスをインアクティブ又は不使用としてマークし得る。AMF70は、S-NSSAI-3が特定の時間、アクティブでないか又は使用されていないときにS-NSAAI-3が割り当て制御のためにカウントされないように、非特許文献3の節4.2.11に従ってNSACF7701から当該ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3を登録解除し得る。インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されるとすぐに、例えば、PDUセッションがS-NSSAI-3において確立されるとすぐに、AMF70は、割り当て制御のためにNSACF7701に当該ネットワークスライスを再び登録する。例えば、AMF70が、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを決定し得る場合、AMF70は、割り当て制御のためにUE3をカウントするようにNSACF7701に命令し得る。例えば、AMF70が、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを示す情報を他のネットワークノード(例えば、SMF71又はUE3)から受信する場合、AMF70は、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを決定し得る。
【0244】
Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージは、許可NSSAIからS-NSSAI-3を除去するメッセージとして表され得る。Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージは、S-NSSAI-3を拒否NSSAIに追加するメッセージとして表され得る。Nnsacf_SliceUsageNotificationメッセージは、S-NSSAI-3を登録解除するメッセージとして表され得る。
【0245】
例えば、NSACF7701に対応する通信装置は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、第1のメッセージを受信した後、S-NSSAIについてのタイマを開始し得る。タイマは、S-NSSAIに関連付けられる値に設定され得る。通信装置は、タイマを開始した後、S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信し得る。通信装置は、第2のメッセージを受信した後、タイマを停止し得る。通信装置は、タイマを停止した後、PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信し得る。通信装置は、第3のメッセージを受信した後、タイマを開始し得る。通信装置は、タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信し得る。第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)からS-NSSAIを除去するためのものであり得るか、又はS-NSSAIを登録解除するためのものであり得る。
【0246】
例えば、NSACF7701に対応する第1のネットワークスライス制御機能ノードは、AMF70に対応するコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、タイマが満了したことを検出し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、タイマが満了したことを検出した後、時間が満了したこと又はタイマに関連するネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示すメッセージをコアネットワーク装置に送信し得る。
【0247】
例えば、NSACF7701に対応する第1のネットワークスライス制御機能ノードは、AMF70に対応するコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージを受信し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、メッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、NSACF7702に対応する第2のネットワークスライス制御機能ノードから、ネットワークスライスに関連する動作を検出するメッセージを受信し得る。第1のネットワークスライス制御機能ノードは、メッセージを受信した後、タイマを停止し得る。
【0248】
上記によれば、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかなどの上記の問題を解決することができる。
【0249】
<第1の態様の第3の例の変形体1>
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータを含まなくてもよい。
【0250】
例えば、NSACF7701は、S-NSSAI及び使用制御タイマパラメータを含むことに基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0251】
ステップ2で、NSACF7701が、使用制御パラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF7701は、ステップ3でS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第3の例に従って行われ得る。
【0252】
ステップ2で、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを含まなくてもよい。
【0253】
例えば、NSACF7701は、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージの受信に基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0254】
ステップ2で、NSACF7701が、使用制御パラメータ及び使用制御タイマパラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF7701は、ステップ3でS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3についての使用制御タイマを開始し得、その後のプロセスは、第1の態様の第3の例に従って行われ得る。この場合、NSACF7701は、NSACF7701のローカル構成又はNSACF7701に記憶されたオペレータのポリシーに基づいて使用制御タイマの値を構成し得る。
【0255】
<第1の態様の第4の例>
図4における第1の態様の第4の例は、ユーザプレーン動作が長時間無い場合に、ネットワークが、NSACF77を介してネットワークスライスに関連付けられるPDUセッションを解放することを可能にするメカニズムを開示する。
【0256】
1.UE3は、ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3によって識別され、且つネットワーク及びUE3の位置におけるAMF70によってサポートされるネットワークスライスに対してAMF70に登録する。例えば、UE3は、非特許文献3に従ってS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3に対する登録手順を行い得る。
【0257】
2.S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3を含む許可NSSAIを有するUE3の何らかの段階で、例えば、UE3は、S-NSSAI-1においてサービス又はPDUセッション確立を要求する。
【0258】
3.SMF71は、UE-Id、S-NSSAI-1、オンに設定される使用制御、及び使用セッション制御タイマを含むNnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージを送信することによって、最大数のPDUセッションの割り当て制御のために、S-NSSAI-1において確立されるPDUセッションをNSACF77に登録する。Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージは、ステップ2で確立されたPDUセッションを識別するPDUセッションIDを含み得る。
【0259】
UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。
【0260】
オンに設定される使用制御は、ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示し得る。この場合、オンに設定される使用制御は、S-NSSAI-1(又はS-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライス)が使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことをNSACF77に示し得る。「オンに設定される使用制御」は、「使用制御=オン」として表され得る。使用制御は、使用制御パラメータとして表され得る。
【0261】
使用セッション制御タイマは、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定め得る。この場合、使用セッション制御タイマは、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除される時間又は期間を定め得る。
【0262】
例えば、SMF71は、SMF71におけるローカル構成又はSMF71内のネットワークオペレータポリシーに基づいて使用セッション制御タイマを構成し得る。
【0263】
使用セッション制御タイマは、使用セッション制御タイマパラメータとして表され得る。例えば、SMF71は、使用セッション制御タイマに基づいて、NSACF77によるセッション(例えば、PDUセッション)の数の制御を開始するために、ネットワークスライスの管理に関連するメッセージをNSACF77に送信し得る。
【0264】
4.Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージを受信すると、NSACF77は、非特許文献3の節4.2.11に従ってPDUセッションについて割り当て制御を行う。
【0265】
5.Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージが、オンに設定される使用制御を含む場合、NSACF77は、UE_Id、PDUセッションID、使用セッションタイマに設定されるイベントID、及びタイマ値を含むNsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージをSMF71に送信する。
【0266】
UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。
【0267】
PDUセッションIDは、PDUセッションの識別情報であり得る。PDUセッションIDは、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスにおいて確立されるPDUセッションの識別情報であり得る。
【0268】
PDUセッションIDは、ステップ3で受信したものと同じであり得る。
【0269】
イベントIDは、サブスクライブしているイベントのタイプを識別し得る。
【0270】
使用セッションタイマに設定されるイベントIDは、ネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを示し得る。この場合、使用セッションタイマに設定されるイベントIDは、S-NSSAI-1(又はS-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライス)が使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを示し得る。
【0271】
例えば、使用セッションタイマに設定されるイベントIDは、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3がネットワークスライスから登録解除されることを示し得る。この場合、使用セッションタイマに設定されるイベントIDは、ネットワークスライスがUE3によって使用されない場合、例えば、ネットワークスライスにおいて、サービス要求が無いか又はPDUセッションがUE3によって確立されない場合に、UE3が、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスから登録解除されることを示し得る。
【0272】
「使用セッションタイマに設定されるイベントID」は、「イベントID=使用セッションタイマ」として表され得る。
【0273】
タイマ値は、NSACF77におけるローカル構成に基づいてNSACF77によって構成され得るか、又はステップ3でNnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージにおいて受信した使用セッション制御タイマの値と同じであり得る。タイマ値は、PDUセッションIDに関連付けられ得る。例えば、NSACF77は、使用セッション制御タイマが開始しているか又は開始されていることに基づいて、NSACF77によるセッション(例えば、PDUセッション)の数の制御を示すメッセージをSMF71に送信する。
【0274】
6.NSACF77からNsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージを受信すると、SMF71は、非特許文献3の節5.2.8.3に記載されるようにPDUセッションについてユーザプレーン動作を監視するためにUPF72でNsmf_EventExposureサービスを行う。例えば、SMF71は、ステップ5で受信したPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションに関して、ステップ5で受信したタイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作を検出するかどうかを決定し得る。例えば、SMF71は、PDUセッションIDによって識別されるPDUセッションに関して、タイマ値によって指定される期間内に、UE-Idによって識別されるUEごとにユーザプレーン動作を検出するかどうかを決定し得る。SMF71が、タイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作を検出するかどうかを決定する場合、SMF71は、タイマ値によって指定される期間に設定されるタイマを使用し得る。例えば、SMF71は、ステップ5で使用セッション制御タイマが開始しているか又は開始されていることに基づいて、NSACF77によるセッション(例えば、PDUセッション)の数の制御を示すメッセージを受信した後、ユーザプレーン動作を監視し得る。
【0275】
7.SMF71が、ステップ5でのタイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作が無いことを検出する場合、SMF71は、指定されたPDUセッションにおけるユーザのインアクティブが検出されていることを示すNsmf_EventExposure_NotifyメッセージをNSACF77に送信する。
【0276】
例えば、SMF71が、PDUセッションIDによって識別されるPDUセッションに関して、タイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作が無いことを検出する場合、SMF71は、PDUセッションにおけるユーザのインアクティブが検出されていることを示すNsmf_EventExposure_NotifyメッセージをNSACF77に送信し得る。
【0277】
Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージは、UE-IdとPDUセッションIDとを含み得る。
【0278】
UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。UE-Idは、ステップ5で受信したものと同じであり得る。
【0279】
PDUセッションIDは、PDUセッションの識別情報であり得る。PDUセッションIDは、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスにおいて確立されるPDUセッションの識別情報であり得る。PDUセッションIDは、ステップ5で受信したものと同じであり得る。
【0280】
例えば、SMF71は、SMF71のタイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを送信し得る。
【0281】
Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示し得る。
【0282】
Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す情報を含み得る。当該情報は、「ユーザプレーンインアクティブの検出」を示す情報として表され得る。例えば、SMF71は、ステップ6での監視又は監視の結果に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示すメッセージをNSACF77に送信する。
【0283】
8.ステップ7でNsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すると、NSACF77は、UE_Id、S-NSSAI-1、使用セッション制御タイマ満了に設定される解放原因を含むNnsacf_NSAC_ReleaseNotificationメッセージをSMF71に送信する。
【0284】
UE-Idは、UE3の識別情報であり得る。UE-Idは、ステップ7で受信したものと同じであり得る。
【0285】
Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージは、タイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作が無いネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別情報を含み得る。この場合、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージは、S-NSSAI-1を含み得る。
【0286】
解放原因は、ネットワークスライスにおいて確立されたPDUセッションが解放される理由を示し得る。
【0287】
例えば、NSACF77が、指定されたPDUセッションにおけるユーザのインアクティブが検出されていることを示すNsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信する場合、NSACF77は、解放原因を使用セッション制御タイマ満了に設定し得る。使用セッション制御タイマ満了に設定される解放原因は、ネットワークスライスにおいて確立されたPDUセッションが、タイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作が無いため解放されることを意味し得る。
【0288】
例えば、NSACF77が、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスにおけるPDUセッションでユーザのインアクティブが検出されていることを示すNsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信する場合、NSACF77は、S-NSSAI-1に関する解放原因を使用セッション制御タイマ満了に設定し得る。
【0289】
解放原因は、ステップ7で受信したPDUセッションIDに関連付けられ得る。
【0290】
「使用セッション制御タイマ満了に設定される解放原因」は、「解放原因=使用セッション制御タイマ満了」として表され得る。例えば、SMF71は、使用セッション制御タイマ満了、及びPDUセッションがアクティブ状態でないことのうちの少なくとも一方を示すメッセージをNSACF77から受信し得る。
【0291】
9.ステップ8でNnsacf_NSAC_ReleaseNotificationメッセージを受信すると、SMF71は、非特許文献3の節4.3.4.2に記載されるようにネットワーク要求PDUセッション解放手順を開始する。結果として、S-NSSAI1についてのPDUセッション割り当て制御は、SMF71とNSACF77との間で行われ、すなわち、S-NSSAI1についてのPDUセッションの数は、ステップ9で行われたネットワーク要求PDUセッション解放手順によりNSACF77において減少する。
【0292】
例えば、ステップ9で、SMF71は、S-NSSAI-1についてネットワーク要求PDUセッション解放手順を開始し得る。
【0293】
例えば、ステップ9で、SMF71は、ステップ7で送信されたPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションについてネットワーク要求PDUセッション解放手順を開始し得る。
【0294】
例えば、Nnsacf_NSAC_ReleaseNotificationメッセージが、PDUセッションIDを有する解放原因を含む場合、SMF71は、PDUセッションIDによって識別されるPDUセッションについてネットワーク要求PDUセッション解放手順を開始し得る。
【0295】
ステップ7でNsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すると、NSACF77は、PDUセッションの割り当て制御のためにネットワークスライスにおいて確立されるPDUセッションの数を減らし得る。この場合、NSACF77は、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライスにおいて確立されるPDUセッションの数を1つ減らし得る。
【0296】
Nnsacf_NSAC_ReleaseNotificationメッセージは、ネットワーク要求PDUセッション解放手順を行うメッセージとして表され得る。
【0297】
Nnsacf_NSAC_ReleaseNotificationメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うメッセージとして表され得る。
【0298】
例えば、SMF71に対応する通信装置は、第1のメッセージを送信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、第2のメッセージを受信し得る。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含み得る。通信装置は、第2のメッセージを受信した後、タイマを開始し得る。通信装置は、タイマが満了するまでPDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信し得る。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示し得る。通信装置は、第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信し得る。通信装置は、第4のメッセージを受信した後、PDUセッションを解放するための手順を行い得る。
【0299】
例えば、NSACF77に対応する通信装置は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含み得る。通信装置は、第2のメッセージを送信し得る。第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含み得る。通信装置は、第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信し得る。第3のメッセージは、PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示し得る。通信装置は、第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信し得る。第4のメッセージは、PDUセッションを解放するための手順を行うためのものであり得る。
【0300】
例えば、SMF71に対応する第1のコアネットワーク装置は、タイマに基づいてセッションの数の制御を開始するためにネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を、NSACF77に対応する第2のコアネットワーク装置に送信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第2のコアネットワーク装置から、制御が開始されることを示す第2の情報を受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第2の情報を受信した後、セッションに関連するユーザプレーン動作を監視し得る。第1のコアネットワーク装置は、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を第2のコアネットワーク装置に送信し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を第2のコアネットワーク装置から受信し得る。
【0301】
例えば、NSACFに対応する第1のコアネットワーク装置は、SMF71に対応する第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第1の情報を受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始し得る。第1のコアネットワーク装置は、セッションに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、管理が開始されることを示す第2の情報を第2のコアネットワーク装置に送信し得る。第1のコアネットワーク装置は、第2のコアネットワーク装置から、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を受信し得る。第1のコアネットワーク装置は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を第2のコアネットワーク装置に送信し得る。
【0302】
上記によれば、UE登録及びPDUセッション確立を含むネットワークスライス使用のネットワーク制御挙動を保証するようにシステムを向上させるかどうか並びにどのように向上させるかなどの上記の問題を解決することができる。
【0303】
<第1の態様の第4の例の変形体1>
SMF71が単に、使用セッション制御タイマ処理を行う場合、ステップ5、ステップ7、及びステップ8は行われない。ステップ6で使用されるタイマ値は、SMF71におけるローカル構成に基づいて、又はSMF71におけるオペレータのポリシーに基づいて設定され得る。
【0304】
SMF71が、タイマ値によって指定される期間にユーザプレーン動作が無いことを検出する場合、S-NSSAI1に関連付けられるPDUセッションを解放するためにステップ9が行われる。
【0305】
例えば、SMF71が、タイマ値によって指定される期間内にユーザプレーン動作が無いことを検出する場合、SMF71は、ステップ3で送信されたPDUセッションIDに関連付けられるPDUセッションを解放するための手順を行う。
【0306】
<第1の態様の第4の例の変形体2>
ステップ3で、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータを含まなくてもよい。
【0307】
例えば、NSACF77は、S-NSSAI及び使用セッション制御タイマパラメータを含むことに基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0308】
ステップ3で、NSACF77が、使用制御パラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ4のプロセスを行って、ステップ5で、イベントIDを有するか又は有しないNsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージをSMF71に送信し得る。
【0309】
次いで、SMF71は、ステップ6のプロセスを行い得、その後のプロセスは、第1の態様の第4の例に従って行われ得る。
【0310】
ステップ3で、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージは、使用制御パラメータ及び使用セッション制御タイマパラメータを含まなくてもよい。
【0311】
例えば、NSACF77は、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージの受信に基づいて、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージにおけるS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが使用制御に従うか又はインアクティブ制御に従うことを理解し得る。
【0312】
ステップ3で、NSACF77が、使用制御パラメータ及び使用セッション制御タイマパラメータを有しないNnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージを受信する場合、NSACF77は、ステップ4のプロセスを行って、ステップ5で、イベントIDを有するか又は有しないNsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージをSMF71に送信し得る。
【0313】
Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージが使用セッション制御タイマパラメータを含まない場合、NSACF77は、NSACF77のローカル構成又はNSACF77に記憶されたオペレータのポリシーに基づいてタイマ値を構成して、Nsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージによってタイマ値を送信し得る。
【0314】
次いで、SMF71は、ステップ6のプロセスを行い得、その後のプロセスは、第1の態様の第4の例に従って行われ得る。
【0315】
別の例では、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージが使用セッション制御タイマパラメータを含まない場合、NSACF77は、タイマ値をNsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージに含めなくてもよい。この場合、SMF71は、SMF71のローカル構成又はSMF71に記憶されたオペレータのポリシーに基づいてタイマ値を構成し得る。次いで、SMF71は、ステップ6のプロセスを行い得、その後のプロセスは、第1の態様の第4の例に従って行われ得る。
【0316】
<システム概要>
図5は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0317】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0318】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0319】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0320】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0321】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0322】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0323】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能とみなされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0324】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの位置からサービスを提供し、各位置においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0325】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0326】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0327】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、認証サーバ機能(Authentication Server Function)(AUSF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)77と、を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0328】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切な(R)ANノード5対(R)ANノードインターフェースを介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0329】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0330】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0331】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0332】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRC層において通信される。
【0333】
-RRCセットアップ要求メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0334】
-RRCセットアップメッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)
【0335】
-RRCセットアップ完了メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)
【0336】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0337】
-登録要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求NSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求DRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求マッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、追加の要求情報(Additional information requested)、要求WUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求NB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0338】
-登録承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0339】
-登録完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0340】
-認証要求メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0341】
-認証応答メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0342】
-認証結果メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0343】
-認証失敗メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0344】
-認証拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0345】
-サービス要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0346】
-サービス承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0347】
-サービス拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0348】
-構成更新コマンドメッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0349】
-構成更新完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0350】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図6は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0351】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0352】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0353】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0354】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連機器、通信及び関連機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0355】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0356】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0357】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0358】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連機器であり得る。
【0359】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0360】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0361】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0362】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0363】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0364】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0365】
<(R)ANノード>
図7は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0366】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0367】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0368】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0369】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図8は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0370】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0371】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0372】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MAC層及びRLC層をサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCP層、SDAP層、及びRRC層をサポートする機能を提供してもよい。
【0373】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図9は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0374】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MAC層及びRLC層に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0375】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0376】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0377】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0378】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図10は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0379】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0380】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0381】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図11は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0382】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0383】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0384】
<AMF>
図12は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0385】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0386】
<UPF>
図13は、UPF72の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路721を含み、トランシーバ回路721は、ネットワークインターフェース722を介して、他のノード(SMF71を含む)に信号を送信し、他のノード(SMF71を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ723は、メモリ724に記憶されたソフトウェアに従ってUPF72の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ724に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7241と、トランシーバ制御モジュール72421を少なくとも有する通信制御モジュール7242と、を含む。通信制御モジュール7242は(そのトランシーバ制御モジュール72421を使用して、UPF72と、SMF71及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ユーザデータ処理に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、ユーザプレーン用のGPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol)(GTP))を含み得る。
【0387】
UPF72は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0388】
<PCF>
図14は、PCF73の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路731を含み、トランシーバ回路731は、ネットワークインターフェース732を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ733は、メモリ734に記憶されたソフトウェアに従ってPCF73の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ734に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7341と、トランシーバ制御モジュール73421を少なくとも有する通信制御モジュール7342と、を含む。通信制御モジュール7342は(そのトランシーバ制御モジュール73421を使用して、PCF73と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0389】
PCF73は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0390】
<AUSF>
図15は、AUSF74の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路741を含み、トランシーバ回路741は、ネットワークインターフェース742を介して、他のノード(UDM75を含む)に信号を送信し、他のノード(UDM75を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ743は、メモリ744に記憶されたソフトウェアに従ってAUSF74の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ744に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7441と、トランシーバ制御モジュール74421を少なくとも有する通信制御モジュール7442と、を含む。通信制御モジュール7442は(そのトランシーバ制御モジュール74421を使用して、AUSF74と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0391】
AUSF74は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0392】
<UDM>
図16は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0393】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0394】
<NWDAF>
図17は、NWDAF76の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース762を介して、他のノード(AMF70、SMF71、及びNSACF77を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70、SMF71、及びNSACF77を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ763は、メモリ764に記憶されたソフトウェアに従ってNWDAF76の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ764に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7641と、トランシーバ制御モジュール76421を少なくとも有する通信制御モジュール7642と、を含む。通信制御モジュール7642は(そのトランシーバ制御モジュール76421を使用して、NWDAF76と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0395】
NWDAF76は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0396】
<NSACF>
図18は、NSACF77の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路771を含み、トランシーバ回路771は、ネットワークインターフェース772を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ773は、メモリ774に記憶されたソフトウェアに従ってNSACF77の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ774に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、トランシーバ制御モジュール77421を少なくとも有する通信制御モジュール7742と、を含む。通信制御モジュール7742は(そのトランシーバ制御モジュール77421を使用して、NSACF77と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0397】
NSACF77は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。NSACF7701及びNSACF7702は、NSACF77と同じ構成要素を有し得る。
【0398】
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下のように記載され得るが、以下に限定されるものではない。
【0399】
<4.2.11.2 ネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順>
ネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順は、NSACに従うS-NSSAIに登録されるUEの数を更新する(すなわち、増やすか又は減らす)。AMFは、どのネットワークスライスがNSACに従うかを示す情報で構成される。
【0400】
【0401】
図4.2.11.2-1:ネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順(図19参照)。
【0402】
1.どのNSACFに通信するかをAMFが認識していない場合、AMFは、TS23.501[2]の節6.3.22及び節5.2.7.3.2に記載されるようにNSACF探索を行う。NSACに従うネットワークスライスが、許可NSSAIに含まれる(すなわち、AMFがS-NSSAIにUEを登録するように要求する)か、又はUEについての許可NSSAIから除去される(すなわち、AMFがS-NSSAIからUEを登録解除するように要求する)場合、AMFは、ネットワークスライスに登録されるUEの数を更新するためにネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順をトリガする。AMFにおけるトリガイベントはまた、AMF間モビリティの場合に許可NSSAIの変更を含む。手順は、以下の場合にトリガされる。
【0403】
-(CM接続(CM-CONNECTED)又はCMアイドル(CM-IDLE)状態のAMF間モビリティにおける初期登録又はモビリティ登録更新の登録タイプを含む)節4.2.2.2.2に従うUE登録手順において
--EACモードがアクティブである場合、ステップ21の登録承認の前、又は
--EACモードがアクティブでない場合、登録承認メッセージの後
【0404】
-節4.2.2.3に従うUE登録解除手順において、登録解除手順が完了した後
【0405】
-(NSSAA手順又はサブスクライブS-NSSAIの変更に起因し得る)UE構成更新手順において
--EACモードがアクティブであって、更新フラグが増加する場合、UE構成更新メッセージの前か、
--EACモードがアクティブであって、更新フラグが減少する場合、UE構成更新メッセージの後か、又は
--EACモードがアクティブでない場合、UE構成更新メッセージの後。
【0406】
注記1:展開に応じて、NSACに従う異なるS-NSSAIについての異なるNSACFが存在し得るため、登録中、AMFは、複数のNSACFに対してネットワークスライスごとのUE数の利用可能性確認及び更新手順をトリガする。
【0407】
2.AMFは、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージをNSACFに送信する。AMFは、UE IDと、アクセスタイプと、S-NSSAIと、NF IDと、UEが、NSACに従うネットワークスライスに対する登録に達した場合に、S-NSSAIに登録されるUEの数が増やされるか、又はUEが、S-NSSAIから登録解除されたか、若しくはNSACに従うS-NSSAIに対するUEの登録を更新できなかった場合に、S-NSSAIに登録されるUEの数が減らされるかを示す更新フラグと、をメッセージに含める。
【0408】
NSACFに対してS-NSSAIについてのNSAC手順を初めて行う場合、AMFは、NSACFからのS-NSSAIに関するEAC通知を暗黙的にサブスクライブするためにEAC通知に関する通知エンドポイントを含む。
【0409】
3.NSACFは、更新フラグパラメータにおいてAMFによって提供される情報に基づいて、S-NSSAIに対して登録されるUEの現在の数を更新する、すなわち、ネットワークスライスごとに登録されるUEの数を増やすか又は減らす。
【0410】
AMFからの更新フラグパラメータが増加を示す場合、以下のことが適用される。
【0411】
-UE IDが既に、ネットワークスライスに登録されたUEのリストにある場合、UEは既に、ネットワークスライスに登録されたものとしてカウントされているため、UEの現在の数を増やさない。NSACFは、この新しい更新に関連付けられる新しいエントリを作成し、また、前の更新に関連付けられる古いエントリを維持するものとする。NSACFにおける同じUE IDについての複数のエントリは、更新要求を送信するNFのNF IDに基づいて区別される。NSACFは、減少を示す更新フラグを有する要求を受信すると、NF IDに関連付けられるエントリを除去する。
【0412】
注記2:同じUEについてNSACFにおいて2つ以上のエントリを有する使用ケースは、(a)古いAMFがUEを登録解除するための要求を送信する前に新しいAMFがNSACFに更新を要求する場合のAMF間モビリティの間、又は(b)複数のSMF+PGW-C(すなわち、同じS-NSSAIに関連付けられる異なるPDN接続に使用されるもの)が最大数のUEについての更新要求をNSACFに送信する場合のEPCにおけるPDN接続確立の間に生じ得る。
【0413】
-UE IDが、ネットワークスライスに登録されるUE IDのリストに無く、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、この新しい更新に関連付けられる新しいエントリとして、ネットワークスライスに登録されるUEのリストにUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されるUEの現在の数を増やす。UE IDが、そのS-NSSAIに登録されるUEのリストに無く、既にそのS-NSSAIについてのUEの最大数に達している場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。
【0414】
AMFからの更新フラグパラメータが減少を示す場合、及びUE IDに関連付けられるエントリが1つだけである場合、NSACFは、AMFからの要求において示されるS-NSSAIの各々についてネットワークスライスに登録されるUEのリストからUE IDを除去し、また、NSACFは、当該ネットワークスライスの各々についてNSACFによって維持されるネットワークスライスごとのUEの数を減らす。UE IDに関連付けられる複数のエントリが存在する場合、NSACFは、NF IDに関連付けられるエントリを除去するが、UE IDは、S-NSSAIに登録されるUEのリストにおいて維持される。
【0415】
NSACFは、TS23.501[2]の節5.15.11.1に記載されるように、ネットワークスライスごとのUEの数を増加及び減少させるためにアクセスタイプを考慮に入れる。
【0416】
NSACFは、S-NSSAIに関連付けられるEAC通知に関する通知エンドポイントを、AMFから受信される場合に記憶する。NSACFは、節4.2.11.3に記載されるようにEACモードを更新するために当該AMF通知エンドポイントを使用し得る。
【0417】
注記3:これにより、NSACFは、S-NSSAIにサービス提供するAMFに関する最新の情報を維持することが可能となる。
【0418】
AMFが、UEに関する1つ以上のネットワークスライスについてオンに設定される使用制御パラメータ、及び使用制御タイマ値を含めた場合、NSACFは、AMFによって提供されるタイマ値を用いてUEに関する当該ネットワークスライスについての使用制御タイマを開始する。代替的に、使用制御タイマ値は、NSACFにおける構成値であり得る。UEに関する特定のネットワークスライスについての使用制御タイマは、PDUセッションがUEによって当該ネットワークスライスにおいて確立されると停止し、PDUセッションが解放されるとすぐに再開する。
【0419】
4.NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Responseを返し、NSACFは、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達していることを示す結果パラメータと共に、既にネットワークスライスごとのUEの最大数に達しているS-NSSAIを当該Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_Responseに含める。
【0420】
ネットワークスライスについての使用制御タイマがUEについて満了する場合、例えば、ネットワークスライスが、UEによって使用制御タイマの継続時間に使用されていない場合、NSACFは、ネットワークスライスからUEを登録解除する、すなわち、NSACFは、ネットワークスライスについてUEカウントを減らして、ネットワークスライスに登録されるUEのリストからUE識別情報を除去する。次いで、NSACFは、Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージをAMFに返し、NSACFは、UE識別情報、ネットワークスライス識別情報、及び「使用制御タイマ満了」に設定される拒否原因を当該Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationメッセージに含める。
【0421】
UE登録手順で、S-NSSAIのうちの一部のみがS-NSSAIごとのUEの最大数に達している場合、AMFは、登録承認メッセージをUEに送信し、ここで、AMFは、ネットワークスライスごとのUEの最大数に達していることをNSACFが示している拒否S-NSSAIを拒否NSSAIリストに含め、各々の拒否S-NSSAIについて、AMFは、「ネットワークスライスごとのUEの最大数に達している」に設定される拒否原因及び任意選択的にバックオフタイマを含める。
【0422】
ステップ2で提供される全ての要求S-NSSAIについて、ネットワークスライスごとのUEの最大数に達していることをNSACFが返した場合、及び1つ以上のサブスクライブS-NSSAIが、サブスクリプションデータにおいてデフォルトとしてマークされ、ネットワークスライスアドミッション制御に従わない場合、AMFは、当該デフォルトのサブスクライブS-NSSAIを許可NSSAIに含めることを決定し得る。そうでない場合、AMFは、登録についてのUEの要求を拒否する。登録拒否メッセージにおいて、AMFは、拒否S-NSSAIを拒否NSSAIパラメータに含め、各々の拒否S-NSSAIについて、AMFは、ネットワークスライスごとのUEの最大数に達していることを示す拒否原因及び任意選択的にバックオフタイマを含める。
【0423】
注記4:使用ケースが、UEに、少なくとも1つのスライスに関して常にリーチャブルのままでいることを要求する場合、サブスクライブS-NSSAIのうちの少なくとも1つが、ネットワークスライスアドミッション制御に従わないデフォルトのS-NSSAIとしてマークされることが推奨される。これにより、ネットワークスライスごとのUEの最大数に達している場合でも、UEがサービスにアクセスできることが保証される。
【0424】
<4.2.11.4 ネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順>
ネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順は、NSACに従うS-NSSAIにおいて確立されるPDUセッションの数を更新する(すなわち、増やすか又は減らす)。SMFは、どのネットワークスライスがNSACに従うかを示す情報で構成される。
【0425】
注記1:EACモードは、ネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順に適用可能でない。
【0426】
図4.2.11.4-1:ネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順(図20参照)。
【0427】
1.どのNSACFに通信するかをSMFが認識していない場合、SMFは、TS23.501[2]の節6.3.22及び節5.2.7.3.2に記載されるようにNSACF探索を行う。PDUセッションのアンカーとなるSMFは、成功であるPDUセッション解放手順(節4.3.4.2及び節4.3.4.3)の最後のステップとして、確立される新しいPDUセッションのみに関してPDUセッション確立手順(節4.3.2.2.1及び節4.3.2.2.2)の初めに、NSACに従うネットワークスライスについてネットワークスライスごとのPDUセッション数の利用可能性確認及び更新手順をトリガする。
【0428】
注記2:ハンドオーバのために、UE要求タイプ「既存のPDUセッション」に関連付けられるPDUセッションを処理するSMFは、NSACFとやり取りしない。
【0429】
2.PDUセッションのアンカーとなるSMFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージをNSACFに送信する。SMFは、UE-IDと、PDUセッションIDと、ネットワークスライスごとのPDUセッション数の更新が必要とされるS-NSSAIと、アクセスタイプと、PDUセッション確立手順の初めに手順がトリガされる場合に、S-NSSAIにおいて確立されるPDUの数が増やされることを示すか、又はPDUセッション解放手順の終わりに手順がトリガされる場合に、S-NSSAIにおけるPDUセッションの数が減らされることを示す更新フラグと、をメッセージに含める。
【0430】
注記3:SSCモード3のPDUセッションについて、新しいPDUセッションのSMFは、PDUセッションの数を増やすためにNSACFを呼び出して、NSACFにおいて新しいPDUセッションIDを追加する。古いPDUセッションが解放されると、古いPDUセッションのSMFは、PDUセッションの数を減らすためにNSACFを呼び出して、NSACFにおいて古いPDUセッションIDを除去する。
【0431】
注記4:IPv6マルチホームPDUセッションのアンカーとなるSMFは、節4.3.5.3に従ってPDUセッションが既存のアンカーを置き換える場合、NSACに従うS-NSSAIについてNSACFを呼び出さない。
【0432】
3.NSACFは、更新フラグパラメータにおいてアンカーSMFによって提供される情報に基づいて、S-NSSAIにおいて確立されるPDUセッションの現在の数を更新する、すなわち、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数を増やすか又は減らす。
【0433】
PDUセッションのアンカーとなるSMFからの更新フラグパラメータが増加を示し、既に、S-NSSAIにおいて確立されるPDUセッションの最大数に達している場合、NSACFは、ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。S-NSSAIにおいて確立されるPDUセッションの最大数に達していない場合、NSACFは、UE IDを確認する。UE IDが定められている場合、NSACFは、PDUセッションIDを記憶して、当該S-NSSAIについてPDUセッションの数を増やす。NSACFは、UE IDを定めなかった場合、UE IDについてのエントリを作成して、PDUセッションIDを記憶して、当該S-NSSAIについてのPDUセッションの数を増やす。
【0434】
PDUセッションのアンカーとなるSMFからの更新フラグパラメータが、S-NSSAIごとのPDUセッションの現在の数について減少を示す場合、NSACFは、UE IDを定めて、当該S-NSSAI及びその関連のPDUセッションIDについてのPDUセッションの数を減らす。減少後、UE IDがもうPDUセッションを有しない場合、NSACFは、UE IDエントリを除去する。
【0435】
NSACFは、TS23.501[2]の節5.15.11.2に記載されるように、S-NSSAIごとのPDUセッションの数を増加及び減少させるためにアクセスタイプを考慮に入れる。
【0436】
NSACFが、UEに関してネットワークスライスについて実行中のアクティブな使用制御タイマを有する場合、NSACFは、ネットワークスライスについての更新フラグが増加に設定される場合に、すなわち、新しいPDUセッションがネットワークスライスにおいてUEによって確立される場合に使用制御タイマを停止する。NSACFは、ネットワークスライスについての更新フラグが減少に設定される場合に、すなわち、ネットワークスライスにおけるアクティブなPDUセッションがUEによって解放されている場合にネットワークスライスについての使用制御タイマを再開する。
【0437】
4.NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Responseメッセージを用いてアンカーSMFに更新を知らせる。NSACFが、S-NSSAIごとのPDUセッションにおける最大数の到達結果を返した場合、SMFは、「S-NSSAIごとのPDUセッションの最大数の到達」に設定される拒否原因及び任意選択的にバックオフタイマを用いてPDUセッション確立要求を拒否する。
【0438】
PDUセッション確立失敗の場合、アンカーSMFは、NSACFにおいてPDUセッションカウンタを再調整し返すために減少と同等の更新フラグパラメータを用いてNSACFに対する別の要求をトリガする。
【0439】
<5.2.21.2.2 Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdateサービス動作>
サービス動作名:Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate
【0440】
説明:NSACに従うネットワークスライスについてのUE登録状態が変更される場合、ネットワークスライスに登録されるUEの数を更新する(例えば、増やすか又は減らす)。また、ネットワークスライスに登録されるUEの数が増やされ、NSACFにおける初期利用可能性確認(Early Availability Check)(EAC)モードが当該ネットワークスライスについてアクティブにされる場合(Nnsacf_NSAC_EACNotifyサービス動作参照)、NSACFはまず、ネットワークスライスに登録されるUEの数がネットワークスライス閾値ごとのUEの最大数に達しているかどうかを確認する。既にネットワークスライスに登録されるUEの最大数に達している場合、当該ネットワークスライスに対するUE登録は拒否される。EACがアクティブにされない場合、NSACFは、以下の入力パラメータに従ってネットワークスライスごとのUEの数を増やすか又は減らす。
【0441】
入力、必要:S-NSSAI、UE ID(SUPI)、NF ID、アクセスタイプ(access type)、更新フラグ(update flag)。
【0442】
入力、条件付き:S-NSSAIについてのEAC通知に関する通知エンドポイント(Notification endpoint for EAC Notification for the S-NSSAI)。
【0443】
S-NSSAIパラメータは、既にネットワークスライス閾値ごとのUEの最大数に達している場合に、ネットワークスライスに登録されるUEの数が更新及び確認される1つ以上のネットワークスライスのリストである。
【0444】
UE IDは、ネットワークスライスに登録されるUE IDのリストを維持するためにNSACFによって使用される。NSACFはまた、TS23.501[2]の節5.15.11.1に記載されるように、ネットワークスライスごとのUEの数を増加及び減少させるためにアクセスタイプを考慮に入れる。
【0445】
NF IDパラメータは、NSACFに要求を送信するNF(例えば、AMF又はSMF+PGW-C)のNFインスタンスIDである。
【0446】
更新フラグ入力パラメータは、ネットワークスライスに登録されるUEの数が以下のようであるかどうかを示す。
【0447】
-UEが、NSACに従う新しいネットワークスライスに登録する場合、ネットワークスライスに登録されるUEの数が増やされる。UE IDが既に、ネットワークスライスに登録されるUEのリストにある場合、UEは既に、ネットワークスライスに登録されたものとしてカウントされているため、ネットワークスライスに登録されるUEの数を増やさない。-UE IDが、ネットワークスライスに登録されるUE IDのリストに無く、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されるUEのリストにUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されるUEの数を増やす。UE_IDが、当該S-NSSAIに登録されるUEのリストに無く、既に当該S-NSSAIについてネットワークスライスごとのUEの最大数に達している場合、NSACFは、ネットワークスライスごとのUEにおける最大数の到達結果を返す。
【0448】
-UEが、NSACに従うネットワークスライスについて登録解除される場合、ネットワークスライスに登録されるUEの数が減らされる。NSACFは、ネットワークスライスに登録されるUEの数を減らして、ネットワークスライスに登録されるUEのリストからUE IDを除去する。
【0449】
NSACFに対してS-NSSAIについてのNSAC手順を初めて行う場合、AMFは、NSACFからのS-NSSAIに関するEAC通知を暗黙的にサブスクライブするためにEAC通知に関する通知エンドポイントを含む。
【0450】
入力、オプション:使用制御(usage control)、使用制御タイマ(usage control timer)
【0451】
UEについてのネットワークスライスごとの使用制御タイマは、ネットワークスライスが使用制御に従う場合、すなわち、特定の継続時間、ネットワークスライスがUEによって使用されない場合においてUEがNSACFによってネットワークスライスから登録解除される場合に含まれる。
【0452】
使用制御タイマは、ネットワークスライスが使用制御に従う場合に含まれ得る。
【0453】
NSACFは、任意選択的に、利用可能性状態パラメータにおいてネットワークスライス利用可能性の現在の状態(例えば、ネットワークスライスに登録されるUEの最大数のうちの割合)を返し得る。この情報は、複数のNSACFが同じネットワークスライスにサービス提供している場合にNSACFのシグナリング及びロードバランシングに使用され得る。
【0454】
編集者の注記:マルチNSACFがサポートされる、例えば、同じNSACFを見出す場合、NSACF間の局所的な最大数の調整をどのようにサポートするかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0455】
出力、必要:ネットワークスライスごとのUEにおける最大数の到達(maximum number of UEs per network slice reached)、利用可能性状態(availability status)。
【0456】
<5.2.21.x.x Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotificationサービス動作>
サービス動作名:Nnsacf_NSAC_DeregistrationNotification
【0457】
説明:ネットワークスライスについて、UEに関する当該ネットワークスライスについての使用制御タイマ満了により、UEがNSACFによって登録解除されたことが通知される。
【0458】
入力、必要:UE_ID、S-NSSAI、拒否原因(reject cause)。
【0459】
UE_IDパラメータは、使用制御タイマ満了によりネットワークスライスから登録解除されるUE識別情報である
【0460】
S-NSSAIパラメータは、使用制御タイマの継続時間、UEが使用していないネットワークスライス識別情報である
【0461】
拒否原因パラメータは、使用制御タイマの継続時間、UEがS-NSSAIを使用していない場合に「使用制御タイマ満了」に設定される。
【0462】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0463】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0464】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0465】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0466】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0467】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0468】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0469】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0470】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装され得る。
【0471】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組み合わせで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0472】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0473】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0474】
上記開示の実施形態の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
【0475】
付記1.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを送信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
ある期間に前記S-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、ということと、
許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信することであって、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと前記拒否原因とを含む、ということと、
を含む、方法。
【0476】
付記2.前記第1のメッセージは、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために送信され、
前記NSACは、前記期間が経過する場合に行われる、付記1に記載の方法。
【0477】
付記3.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記2に記載の方法。
【0478】
付記4.前記期間は、前記通信装置によって構成され、
前記期間は、前記第1のメッセージに含まれる、付記1から3のいずれか1つに記載の方法。
【0479】
付記5.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行うことと、
前記NSACを行った後、第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、ということと、
を含む、方法。
【0480】
付記6.前記第1のメッセージは、前記NSACのためのものである、付記5に記載の方法。
【0481】
付記7.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記5又は6に記載の方法。
【0482】
付記8.前記値は、前記通信装置によって構成される、付記5から7のいずれか1つに記載の方法。
【0483】
付記9.前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第3のメッセージを受信することと、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を更に含む、付記5から8のいずれか1つに記載の方法。
【0484】
付記10.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行うことと、
メッセージを受信することであって、
前記メッセージは、前記S-NSSAIと、ある期間に前記S-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、ということと、
前記メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去することと、
を含む、方法。
【0485】
付記11.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含み、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、ということと、
を含む、方法。
【0486】
付記12.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記11に記載の方法。
【0487】
付記13.前記値は、前記通信装置によって構成される、付記11又は12に記載の方法。
【0488】
付記14.前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を更に含む、付記11から13のいずれか1つに記載の方法。
【0489】
付記15.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始することであって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、ということと、
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信することと、
前記第2のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
前記タイマを停止した後、前記PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信することと、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを開始することと、
前記タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信することであって、
前記第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するためのものであるか、又は前記S-NSSAIを登録解除するためのものである、ということと、
を含む、方法。
【0490】
付記16.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを送信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
第2のメッセージを受信することであって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、ということと、
前記第2のメッセージを受信した後、タイマを開始することと、
前記タイマが満了するまで前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信することであって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、ということと、
前記第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記PDUセッションを解放するための手順を行うことと、
を含む、方法。
【0491】
付記17.通信装置の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、ということと、
第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、ということと、
前記第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信することであって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、ということと、
前記第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信することであって、
前記第4のメッセージは、前記PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである、ということと、
を含む、方法。
【0492】
付記18.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを送信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
ある期間に前記S-NSSAIが使用されていない場合に第2のメッセージを受信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記期間に使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、手段と、
許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するために第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと前記拒否原因とを含む、手段と、
を備える、通信装置。
【0493】
付記19.前記第1のメッセージは、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために送信され、
前記NSACは、前記期間が経過する場合に行われる、付記18に記載の通信装置。
【0494】
付記20.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記19に記載の通信装置。
【0495】
付記21.前記期間は、前記通信装置によって構成され、
前記期間は、前記第1のメッセージに含まれる、付記18から20のいずれか1つに記載の通信装置。
【0496】
付記22.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)を行う手段と、
前記NSACを行った後、第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【0497】
付記23.前記第1のメッセージは、前記NSACのためのものである、付記22に記載の通信装置。
【0498】
付記24.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記22又は23に記載の通信装置。
【0499】
付記25.前記値は、前記通信装置によって構成される、付記22から24のいずれか1つに記載の通信装置。
【0500】
付記26.前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第3のメッセージを受信する手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
を更に備える、付記22から25のいずれか1つに記載の通信装置。
【0501】
付記27.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、前記UEは、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に対する登録を行う手段と、
メッセージを受信する手段であって、
前記メッセージは、前記S-NSSAIと、ある期間に前記S-NSSAIが使用されていないことを示す拒否原因と、を含み、
前記期間は、前記S-NSSAIに関連付けられる、手段と、
前記メッセージを受信した後、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去する手段と、
を備える、UE。
【0502】
付記28.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマが満了する場合にネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)についての第2のメッセージ、及び第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含み、
前記第3のメッセージは、前記S-NSSAIと、前記タイマの満了を示す拒否原因と、を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【0503】
付記29.前記NSACは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の数の減少を含む、付記28に記載の通信装置。
【0504】
付記30.前記値は、前記通信装置によって構成される、付記28又は29に記載の通信装置。
【0505】
付記31.前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションに関連する第4のメッセージを受信する手段と、
前記第4のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
を更に備える、付記28から30のいずれか1つに記載の通信装置。
【0506】
付記32.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
前記第1のメッセージを受信した後、前記S-NSSAIについてのタイマを開始する手段であって、
前記タイマは、前記S-NSSAIに関連付けられる値に設定される、手段と、
前記タイマを開始した後、前記S-NSSAIについてのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立に関連する第2のメッセージを受信する手段と、
前記第2のメッセージを受信した後、前記タイマを停止する手段と、
前記タイマを停止した後、前記PDUセッションの解放に関連する第3のメッセージを受信する手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、前記タイマを開始する手段と、
前記タイマが満了する場合に第4のメッセージを送信する手段であって、
前記第4のメッセージは、許可ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information)(NSSAI)から前記S-NSSAIを除去するためのものであるか、又は前記S-NSSAIを登録解除するためのものである、手段と、
を備える、通信装置。
【0507】
付記33.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを送信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
第2のメッセージを受信する手段であって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、手段と、
前記第2のメッセージを受信した後、タイマを開始する手段と、
前記タイマが満了するまで前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無い場合に、第3のメッセージを送信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、手段と、
前記第3のメッセージを送信した後、第4のメッセージを受信する手段と、
前記第4のメッセージを受信した後、前記PDUセッションを解放するための手順を行う手段と、
を備える、通信装置。
【0508】
付記34.通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む、手段と、
第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの識別情報を含む、手段と、
前記第2のメッセージを送信した後、第3のメッセージを受信する手段であって、
前記第3のメッセージは、前記PDUセッションについてユーザプレーン動作が無いことを示す、手段と、
前記第3のメッセージを受信した後、第4のメッセージを送信する手段であって、
前記第4のメッセージは、前記PDUセッションを解放するための手順を行うためのものである、手段と、
を備える、通信装置。
【0509】
付記35.第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第5のメッセージを前記第2のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【0510】
付記36.第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第4のメッセージを受信することと、
前記第4のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記ネットワークスライスに関連する動作を検出することと、
前記動作の前記検出の後、前記タイマを停止することと、
を含む、方法。
【0511】
付記37.第3のコアネットワーク装置の方法であって、
前記第3のコアネットワーク装置が属するネットワークに関連するデータを分析することと、
第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することと、
第6のメッセージを受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第7のメッセージを前記第1のコアネットワーク装置に送信することであって、前記第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということと、
を含む、方法。
【0512】
付記38.第3のコアネットワーク装置の方法であって、
前記第3のコアネットワーク装置が属するネットワークに関連するデータを分析することと、
第1のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第6のメッセージを受信することと、
前記第6のメッセージの前記受信の後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記ネットワークスライスに関連する動作を検出することと、
前記動作の前記検出の後、前記タイマを停止することであって、前記第1のコアネットワーク装置は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理する、ということと、
を含む、方法。
【0513】
付記39.第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第8のメッセージを受信することと、
前記第8のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記タイマが満了したことを検出することと、
前記タイマが満了したという前記検出の後、前記タイマが満了したこと又は前記タイマに関連する前記ネットワークスライスが使用されていないことのうちの少なくとも一方を示す第9のメッセージを前記第2のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【0514】
付記40.第1のネットワークスライス制御機能ノードの方法であって、
第2のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第10のメッセージを受信することと、
前記第10のメッセージを受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
第2のネットワークスライス制御機能ノードから、前記ネットワークスライスに関連する動作を検出する第11のメッセージを受信することと、
前記第11のメッセージを受信した後、前記タイマを停止することと、
を含む、方法。
【0515】
付記41.第3のコアネットワーク装置の方法であって、
タイマに基づいてセッションの数の制御を開始するためにネットワークスライスの管理に関連する第1の情報を第1のコアネットワーク装置に送信することと、
前記第1のコアネットワーク装置から、前記制御が開始されることを示す第2の情報を受信することと、
前記第2の情報を受信した後、前記セッションに関連するユーザプレーン動作を監視することと、
前記監視に基づいて前記ユーザプレーン動作が検出されないことを示す第3の情報を前記第1のコアネットワーク装置に送信することと、
前記タイマが満了したこと又は前記タイマによって指定される期間内に前記セッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第4の情報を前記第1のコアネットワーク装置から受信することと、
を含む、方法。
【0516】
付記42.第1のコアネットワーク装置の方法であって、
第3のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第5の情報を受信することと、
前記第5の情報を受信した後、前記ネットワークスライスについてのタイマを開始することと、
前記ネットワークスライスに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、前記管理が開始されることを示す第6の情報を前記第3のコアネットワーク装置に送信することと、
前記第3のコアネットワーク装置から、前記監視に基づいて前記ユーザプレーン動作が検出されないことを示す第7の情報を受信することと、
前記タイマが満了したこと又は前記タイマによって指定される期間内に前記セッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第8の情報を前記第3のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【0517】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0518】
この出願は、2021年12月22日に出願されたインド仮特許出願第202111060026号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0519】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 AUSF
75 UDM
76 NWDAF
77 NSACF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
721 トランシーバ回路
722 ネットワークインターフェース
723 コントローラ
724 メモリ
731 トランシーバ回路
732 ネットワークインターフェース
733 コントローラ
734 メモリ
741 トランシーバ回路
742 ネットワークインターフェース
743 コントローラ
744 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
761 トランシーバ回路
762 ネットワークインターフェース
763 コントローラ
764 メモリ
771 トランシーバ回路
772 ネットワークインターフェース
773 コントローラ
774 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7241 オペレーティングシステム
7242 通信制御モジュール
7341 オペレーティングシステム
7342 通信制御モジュール
7441 オペレーティングシステム
7442 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7641 オペレーティングシステム
7642 通信制御モジュール
7701 NSACF
7702 NSACF
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
72421 トランシーバ制御モジュール
73421 トランシーバ制御モジュール
74421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
76421 トランシーバ制御モジュール
77421 トランシーバ制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-06-11
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッションタイマが満了する場合にネットワークスライスに関連するPDU(Protocol Data Unit)セッションを解放し、
前記解放の間に解放原因を示す、
SMF(Session Management Function)の方法。
【請求項2】
前記解放原因は、スライスインアクティブに関連する、
請求項1に記載のSMFの方法。
【請求項3】
セッションタイマ値を設定する、
請求項1に記載のSMFの方法。
【請求項4】
前記セッションタイマは、セッションインアクティブタイマのタイマである、
請求項1に記載のSMFの方法。
【請求項5】
前記セッションタイマは、PDUセッションに関連する、
請求項4に記載のSMFの方法。
【請求項6】
セッションタイマが満了する場合にネットワークスライスに関連するPDU(Protocol Data Unit)セッションを解放する手段と、
前記解放の間に解放原因を示す手段と、
を備えるSMF(Session Management Function)。
【請求項7】
前記解放原因は、スライスインアクティブに関連する、
請求項6に記載のSMF。
【請求項8】
セッションタイマ値を設定する手段
を備える請求項6に記載のSMF。
【請求項9】
前記セッションタイマは、セッションインアクティブタイマのタイマである、
請求項6に記載のSMF。
【請求項10】
前記セッションタイマは、PDUセッションに関連する、
請求項9に記載のSMF。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0060】
本開示の例示的な態様に係る第1のコアネットワーク装置の方法は、第3のコアネットワーク装置から、ネットワークスライスの管理に関連する第5の情報を受信することを含む。方法は、第5の情報を受信した後、ネットワークスライスについてのタイマを開始することを含む。方法は、セッションに関連するユーザプレーン動作の監視を開始するために、管理が開始されることを示す第6の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。方法は、第3のコアネットワーク装置から、監視に基づいてユーザプレーン動作が検出されないことを示す第7の情報を受信することを含む。方法は、タイマが満了したこと又はタイマによって指定される期間内にセッションがアクティブでないことのうちの少なくとも一方を示す第8の情報を第3のコアネットワーク装置に送信することを含む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0142】
「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、オペレータによってNWDAF76において構成される値に設定され得る。使用制御タイマは、NWDAF76内で構成され得るか、又はNWDAF76におけるオペレータポリシーに基づき得る。例えば、NWDAF76は、NWDAF76におけるオペレータポリシー又はローカル構成に基づいて、「使用制御タイマ」の値を決定し得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、「使用制御タイマ」パラメータ又は「インアクティブ制御タイマ」パラメータにおいてAMF70によって示される値に設定され得る。「使用制御タイマ」又は「インアクティブ制御タイマ」は、使用制御タイマにおいてNSACF77によって示される値に設定され得る。NWDAF76は、使用制御に従う各ネットワークスライス、例えば、「使用制御」パラメータがオンに設定されるネットワークスライスについての「使用制御タイマ」を実行する。例えば、NWDAF76は、S-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つについての「使用制御タイマ」を実行する。「使用制御タイマ」は、NWDAF76によってUEごとに制御され得る。例えば、NWDAF76は、UE-Idによって識別されるUEごとに「使用制御タイマ」を制御し得る。例えば、NWDAF76は、UE3についてS-NSSAI-1、S-NSSAI-2、及びS-NSSAI-3のうちの少なくとも1つに関する「使用制御タイマ」を実行し得る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】
Nnwdaf_DeregistrationRequestメッセージは、NSAC77に対して送信され得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0243
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0243】
-AMF70は、インアクティブ又は不使用として報告されたネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3にUE3が登録された状態を維持して、AMF70内のUE3のコンテキストにおいて、S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライスをインアクティブ又は不使用としてマークし得る。AMF70は、S-NSSAI-3が特定の時間、アクティブでないか又は使用されていないときにS-NSAI-3が割り当て制御のためにカウントされないように、非特許文献3の節4.2.11に従ってNSACF7701から当該ネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3を登録解除し得る。インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されるとすぐに、例えば、PDUセッションがS-NSSAI-3において確立されるとすぐに、AMF70は、割り当て制御のためにNSACF7701に当該ネットワークスライスを再び登録する。例えば、AMF70が、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを決定し得る場合、AMF70は、割り当て制御のためにUE3をカウントするようにNSACF7701に命令し得る。例えば、AMF70が、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを示す情報を他のネットワークノード(例えば、SMF71又はUE3)から受信する場合、AMF70は、インアクティブネットワークスライス、例えば、S-NSSAI-3がUE3によって再び使用されることを決定し得る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0378
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0378】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図10は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0381
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0381】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図11は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0384
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0384】
<AMF>
図12は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0386
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0386】
<UPF>
図13は、UPF72の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路721を含み、トランシーバ回路721は、ネットワークインターフェース722を介して、他のノード(SMF71を含む)に信号を送信し、他のノード(SMF71を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ723は、メモリ724に記憶されたソフトウェアに従ってUPF72の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ724に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7241と、トランシーバ制御モジュール72421を少なくとも有する通信制御モジュール7242と、を含む。通信制御モジュール7242は(そのトランシーバ制御モジュール72421を使用して、UPF72と、SMF71及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ユーザデータ処理に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、ユーザプレーン用のGPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol)(GTP))を含み得る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0388
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0388】
<PCF>
図14は、PCF73の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路731を含み、トランシーバ回路731は、ネットワークインターフェース732を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ733は、メモリ734に記憶されたソフトウェアに従ってPCF73の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ734に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7341と、トランシーバ制御モジュール73421を少なくとも有する通信制御モジュール7342と、を含む。通信制御モジュール7342は(そのトランシーバ制御モジュール73421を使用して、PCF73と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0390
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0390】
<AUSF>
図15は、AUSF74の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路741を含み、トランシーバ回路741は、ネットワークインターフェース742を介して、他のノード(UDM75を含む)に信号を送信し、他のノード(UDM75を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ743は、メモリ744に記憶されたソフトウェアに従ってAUSF74の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ744に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7441と、トランシーバ制御モジュール74421を少なくとも有する通信制御モジュール7442と、を含む。通信制御モジュール7442は(そのトランシーバ制御モジュール74421を使用して、AUSF74と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0392
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0392】
<UDM>
図16は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0394
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0394】
<NWDAF>
図17は、NWDAF76の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路761を含み、トランシーバ回路761は、ネットワークインターフェース762を介して、他のノード(AMF70、SMF71、及びNSACF77を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70、SMF71、及びNSACF77を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ763は、メモリ764に記憶されたソフトウェアに従ってNWDAF76の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ764に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7641と、トランシーバ制御モジュール76421を少なくとも有する通信制御モジュール7642と、を含む。通信制御モジュール7642は(そのトランシーバ制御モジュール76421を使用して、NWDAF76と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0396
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0396】
<NSACF>
図18は、NSACF77の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路771を含み、トランシーバ回路771は、ネットワークインターフェース772を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ773は、メモリ774に記憶されたソフトウェアに従ってNSACF77の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ774に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、トランシーバ制御モジュール77421を少なくとも有する通信制御モジュール7742と、を含む。通信制御モジュール7742は(そのトランシーバ制御モジュール77421を使用して、NSACF77と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【国際調査報告】