(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-24
(54)【発明の名称】データ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20241217BHJP
H04W 72/29 20230101ALI20241217BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/29
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535776
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(85)【翻訳文提出日】2024-06-21
(86)【国際出願番号】 CN2021139337
(87)【国際公開番号】W WO2023108658
(87)【国際公開日】2023-06-22
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067EE02
5K067EE25
5K067HH28
(57)【要約】
本開示はデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置を提案し、通信技術の分野に属する。ここで、この方法は、往復時間(RTT)タイマが満了し、かつ前記受信UEがPSFCHしていないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するステップを含む。本開示によって提供される方法により、UEの消費電力及びリソースの浪費を回避することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信ユーザイクイップメント(UE)によって実行されるデータ再送方法であって、
往復時間(RTT)タイマが満了し、かつ前記受信UEが物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を送信していないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するステップを含む、
ことを特徴とするデータ再送方法。
【請求項2】
前記受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するステップは、
前記HARQフィードバック方式が確認応答(ACK)または否定応答(NACK)をフィードバックすることであり、かつ前記受信UEがデータ受信に成功しなかったことに応答して、前記再送タイマを起動するステップと、
前記HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであることに応答して、前記再送タイマを起動するステップと、
前記HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであることに応答して、前記再送タイマを起動しないステップと、
前記HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであり、かつ前記受信UEがデータ受信に成功していなく、前記受信UEが他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信したことに応答して、前記再送タイマを起動するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ再送方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記再送タイマが起動されたことに応答して、前記再送タイマの起動期間に、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)をモニタするステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ再送方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記RTTタイマを起動するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ再送方法。
【請求項5】
前記RTTタイマを起動するステップは、
前記受信UEがPSFCHを送信していないことに応答して、PSFCHリソース位置の後の1番目のスロットで前記RTTタイマを起動するステップを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載のデータ再送方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記受信UEがマルチキャストの形式で、送信UEから送信されたデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ再送方法。
【請求項7】
データ再送装置であって、
往復時間(RTT)タイマが満了し、かつ受信UEが物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を送信していないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するための決定モジュールを含む、
ことを特徴とするデータ再送装置。
【請求項8】
通信装置であって、
プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、
前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、前記装置に請求項1~6のいずれかに記載の方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項9】
通信装置であって、
プロセッサとインターフェース回路とを含み、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行することにより、請求項1~6のいずれかに記載の方法を実行する、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項10】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令が実行される場合、請求項1~6のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術の分野に関し、特にデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムでは、Sidelink(サイドリンク)通信方式を導入することで、UE(User Equipment、ユーザイクイップメント)とUEとの間の直接通信を実現している。このうち、UE間で直接通信する場合、ハイブリッド自動再送要求(HybridAutom atic Repeat Quest、HARQ)フィードバック方式を採用してインタラクションを行う。このうち、HARQフィードバック方式は、ACK(Acknowledgement、確認応答)またはNACK(Negative Acknowledgement、否定応答)をフィードバックすることと、NACKのみをフィードバックすることとの2種類がある。ここで、ACKまたはNACKをフィードバックするフィードバック方式では、受信UEがデータの受信に成功した場合、送信UEにACKをフィードバックし、受信UEがデータ受信に失敗した場合、送信UEにNACKをフィードバックするか、またはフィードバックしない。NACKのみをフィードバックするフィードバック方式では、受信UEがデータ受信に失敗した場合、NACKをフィードバックし、受信UEがデータ受信に成功した場合、フィードバックしない。
【0003】
しかしながら、関連技術では、UE間でSidelinkを行う際にセルラネットワークのアップリンク送信リソースが多重化される可能性があり、このうち、UEはアップリンク送信とSidelinkの送受信を同時に行うことができないため、Sidelink送信リソースとセルラネットワークのアップリンク送信リソースがオーバラップする場合、Sidelinkデータとアップリンク送信すべきデータの優先度に従って、どのデータを優先的に送信するかを判断する必要がある。この場合、アップリンク送信すべきデータが優先度が高いと、Sidelinkデータ送信に失敗し、HARQフィードバックメカニズムが混乱し、UEの消費電力やリソースの浪費を招く可能性がある。
【0004】
具体的には、HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであると仮定すると、受信UEがデータ受信に失敗した場合、送信UEに NACKを送信するとともに、再送タイマを起動して、送信UEから再送されたデータを受信する。この場合、「Sidelinkデータとアップリンク送信すべきデータとが伝送衝突し、Sidelinkデータの優先度が低いため、NACKが送信UEに成功に送信できない」場合、送信UEはフィードバックを受信できず、受信UEがデータ受信に成功したと判断すると、送信UEはデータを再送しない。したがって、受信UEがオンにしている再送タイマは送信UEから再送されたデータをまったく受信できず、UEの消費電力やリソースの浪費を招く。
【0005】
あるいは、HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであると仮定すると、受信UEがデータ受信に成功した場合、送信UEに ACKを送信する。この場合、「Sidelinkデータとアップリンク送信すべきデータとが伝送衝突し、Sidelinkデータの優先度が低いため、ACKが送信UEに成功に送信できない」場合、送信UEはフィードバックを受信できず、受信UEがデータ受信に失敗したと判断すると、送信UEはデータを再送し、同様にUEの消費電力やリソースの浪費を招く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、関連技術におけるデータ再送方法がUEの消費電力とリソースの浪費を招くきやすい技術的問題を解決するために、データ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の実施例はデータ再送方法を提案し、
往復時間(RTT)タイマが満了し、かつ前記受信UEがPSFCHしていないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するステップを含む。
【0008】
本開示又の一態様の実施例はデータ再送装置を提案し、
RTTタイマが満了し、かつ前記受信UEがPSFCHを送信していないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するための決定モジュールを含む。
【0009】
本開示又の一態様の実施例は通信装置を提案し、前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、前記装置に上記の一態様の実施例によって提案される方法を実行させる。
【0010】
本開示又の一態様の実施例は通信装置を提案し、プロセッサとインターフェース回路とを含み、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行することにより、上記の一態様の実施例によって提案される方法を実行する。
【0011】
本開示又の一態様の実施例は命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、上記の一態様の実施例によって提案される方法が実現される。
【0012】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0013】
本開示の追加的な態様および利点は、以下の説明の中で一部与えられ、その一部は以下の説明から明らかになるか、または本開示の実践を通して理解されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の上記および/または追加的な態様および利点は、添付図面と関連して以下の実施例の説明から明らかになり、理解しやすくなる。
【
図1】本開示の一実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図2】本開示の別の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図3】本開示の別の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図4】本開示のもう1つの実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図5】本開示のもう1つの実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図6】本開示のもう1つの実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図7】本開示のもう1つの実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図8】本開示の別の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートである。
【
図9】本開示の一実施例によって提供されるデータ再送装置の概略構成図である。
【
図10】本開示の一実施例によって提供されるユーザイクイップメントのブロック図である。
【
図11】本開示の一実施例によって提供されるネットワーク側デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
ここで、例示的な実施例を説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関連する場合、特に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は同じ又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本開示の実施例と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で詳しく説明された、本開示の実施例の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0016】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するための目的であり、本開示の実施例を限定するものではない。文脈では他の意味がはっきりと示されていない限り、本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数型の「一種」と「該」も複数型を含む。なお、本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連し、かつ列挙された1つ又は複数の項目の任意又はすべての可能な組み合わせを指し、かつ含む。
【0017】
なお、本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語で様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同一のタイプの情報を互いに区別することだけに使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2情報と呼ぶこともでき、同様に、第2情報は第1の情報と呼ぶこともできる。コンテクストによると、ここで使用される「の場合」という用語は、「……時」又は「……すると」又は「決定することに応答する」として解釈することができる。
【0018】
以下に本開示の実施例を詳細に説明し、その実施例の例を図面に示す。ここで、最初から最後まで同一または類似の符号は同一または類似の要素を示す。以下に添付の図面を参照して説明する実施形態は例示的なものであり、本開示を説明するためのものであり、本開示を制限するものと理解することはできない。
【0019】
以下、図面を参照して、本開示によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置について詳しく説明する。
【0020】
図1は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図1に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0021】
ステップ101において、RTT(Round Trip Time、往復遅延)タイマが満了し、かつ受信UEがPSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel、物理サイドリンクフィードバックチャネル)を送信していないことに応答して、受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定する。
【0022】
なお、本開示の一実施例では、UEは、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、UEはモノのインターネット端末であってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話(または「セルラー」電話とも呼ばれる)及びモノのインターネット端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、またはユーザイクイップメント(user equipment、UE)である。または、UEは、無人航空機のデバイスであってもよい。または、UEは、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する電子制御ユニットであってもよく、電子制御ユニットを外付けする無線通信デバイスであってもよい。あるいは、UEは、路側デバイス、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側デバイスなどであってもよい。
【0023】
ここで、本開示の一実施例では、送信UEは、マルチキャスト、ユニキャスト、及びブロードキャストのいずれの形式で受信UEにデータを送信してもよい。
【0024】
また、本開示の一実施例では、上記のHARQフィードバック方式は、以下のいずれか1つを含むことができ、
第1種類:ACKまたはNACKをフィードバックすること、
第2種類:NACKのみをフィードバックすること。
【0025】
ここで、第1種類のフィードバック方式の場合、受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEは送信UEにACKをフィードバックし、受信UEがデータ受信に失敗した場合、受信UEは送信UEにNACKをフィードバックするか、またはフィードバックしない。
【0026】
第2種類のフィードバック方式の場合、受信UEがデータ受信に失敗した場合、受信UEは送信UEにNACKをフィードバックし、受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEはフィードバックしない。
【0027】
また、本開示の一実施例では、上記のPSFCHは受信UEから送信されるHARQフィードバック(すなわちACKフィードバックまたはNACKフィードバック)を伝送するために使用できる。
【0028】
さらに、本開示の一実施例では、上記の受信UEがPSFCHを送信していないことは、以下のいくつかのケースを含むことができる。
【0029】
ケース1において、HARQフィードバック方式と、受信UEのデータに対する受信結果(すなわち受信成功または受信失敗)とに基づいて、PSFCHを介してHARQフィードバックを送信する必要がないと決定する。例えば、ACKまたはNACKをフィードバックする場合に対して、受信UEがデータ受信に失敗した場合、受信UEフィードバックせず、または、NACKのみをフィードバックする場合に対して、受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEはフィードバックしない。受信UEがフィードバックする必要がないため、PSFCHを介してHARQフィードバックを送信する必要もない。
【0030】
ケース2において、HARQフィードバック方式と、受信UEのデータに対する受信結果(すなわち受信成功または受信失敗)とに基づいて、PSFCHを介してHARQフィードバックを送信する必要があると決定するが、HARQフィードバックと他のデータ(例えばアップリンク送信すべきデータ)とが伝送衝突し、かつHARQフィードバック優先度が他のデータの優先度より低いため、HARQフィードバックが送信できなくなる。例えば、ACKまたはNACKをフィードバックする場合に対して、受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEは送信UEにACKをフィードバックし、または受信UEがデータ受信に失敗した場合、受信UEは送信UEにNACKをフィードバックする。NACKのみをフィードバックする場合に対して、受信UEがデータ受信に失敗した場合、受信UEは送信UEにNACKをフィードバックする。上記の場合では、PSFCHを介してHARQフィードバックを送信する必要があり、しかし、上記の原因(すなわちHARQフィードバックと他のデータとが伝送衝突し、かつHARQフィードバックの優先度が低い)により、PSFCHを介してHARQフィードバックを送信することができない。
【0031】
これを基に、本開示の一実施例では、上記の受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定することは、以下の方法1~4を含むことができる。
【0032】
方法1において、HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功しなかったことに応答して、再送タイマを起動する。
【0033】
ここで、本開示の一実施例では、「HARQフィードバック方式及び受信UEがPSFCHを送信していないことに含まれるいくつかのケース」という上記の説明内容に基づいて、上記の方法1について、受信UEの現在のHARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、受信UEがPSFCHを送信していないと、次の2つのケースが意味されることが分かる。
【0034】
ケース1aにおいて、受信UEが送信UEにフィードバックしないと決定する(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0035】
ケース1bにおいて、受信UEが送信UEにNACKをフィードバックすると決定するが、このNACKと他のデータとが伝送衝突し、かつこのNACKの優先度が低く、この場合、受信UEが現在送信UEにNACKを送信できない(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0036】
上記の2つのケースに基づいて、送信UEはいずれも受信UEからのフィードバックを受信できない。この場合、フィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであることに基づいて、送信UEは受信UEがデータ受信に成功しなかったと判断し、データを再送する。これに基づいて、本開示の一実施例では、受信UEは、再送タイマを起動することにより、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel、物理サイドリンク制御チャネル)をモニタして、送信UEから再送されたデータを受信し、これによって、「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」という状況を回避し、UEの消費電力を削減し、リソースの浪費を回避する。
【0037】
方法2において、HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであることに応答して、再送タイマを起動する。
【0038】
ここで、本開示の一実施例では、「HARQフィードバック方式及び受信UEがPSFCHを送信していないことに含まれるいくつかのケース」という上記の説明内容に基づいて、上記の方法2について、受信UEの現在のHARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることである場合、受信UEがPSFCHを送信していないと、次の3つのケースが意味されることが分かる。
【0039】
ケース2aにおいて、受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、受信UEは送信UEにフィードバックしないと決定する(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0040】
ケース2b:受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、受信UEが送信UEにNACKをフィードバックすると決定するが、このNACKと他のデータとが伝送衝突し、かつこのNACKの優先度が低く、この場合、受信UEが現在送信UEにNACKを送信できない(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0041】
ケース2c:受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEが送信UEにACKをフィードバックすると決定するが、このACKと他のデータとが伝送衝突し、かつこのACKの優先度が低く、この場合、受信UEが現在送信UEにACKを送信できない(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0042】
上記の3つのケースに基づいて、送信UEはいずれも受信UEからのフィードバックを受信できない。この場合、フィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであることに基づいて、送信UEは受信UEがデータ受信に成功しなかったと判断し、データを再送する。これに基づいて、本開示の一実施例では、受信UEは再送タイマを起動することができ、この再送タイマの起動期間に、受信UEはPSCCHをモニタして、送信UEから再送されたデータを受信することができ、これによって、「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」という状況を回避し、UEの消費電力を削減し、リソースの浪費を回避する。
【0043】
方法3において、HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであることに応答して、再送タイマを起動しない。
【0044】
ここで、本開示の一実施例では、「HARQフィードバック方式及び受信UEがPSFCHを送信していないことに含まれるいくつかのケース」という上記の説明内容に基づいて、上記の方法3について、受信UEの現在のHARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることである場合、受信UEがPSFCHを送信していないと、次の2つのケースが意味されることが分かる。
【0045】
ケース3aにおいて、受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、受信UEが送信UEにNACKをフィードバックすると決定するが、このNACKと他のデータとが伝送衝突し、かつこのNACKの優先度が低く、この場合、受信UEが現在送信UEにNACKを送信できない(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0046】
ケース3bにおいて、受信UEがデータ受信に成功した場合、受信UEが送信UEにフィードバックしないと決定する。
【0047】
上記の2つのケースに基づいて、送信UEはいずれも受信UEからのフィードバックを受信できない。この場合、フィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであることに基づいて、送信UEは受信UEがデータ受信に成功したと判断し、データを再送しない。これに基づいて、本開示の一実施例では、受信UEは再送タイマを起動しないことにより、「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」という状況を回避し、UEの消費電力を削減し、リソースの浪費を回避することができる。
【0048】
方法4において、HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功しなかったことに応答して、受信UEは同じグループの他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信すると、再送タイマを起動する。
【0049】
なお、本開示の一実施例では、この方法4はマルチキャスト伝送ケースに適用される。
【0050】
また、本開示の一実施例では、「HARQフィードバック方式及び受信UEがPSFCHを送信していないことに含まれるいくつかのケース」という上記の説明内容に基づいて、上記の方法4について、受信UEの現在のHARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、受信UEがPSFCHを送信していないと、次の1つのケースが意味されることが分かる。
【0051】
ケース4aにおいて、受信UEが送信UEにNACKをフィードバックすると決定するが、このNACKと他のデータとが伝送衝突し、かつこのNACKの優先度が低く、この場合、受信UEが現在送信UEにNACKを送信できない(すなわち受信UEがPSFCHを送信していない)。
【0052】
上記の1つのケースに基づいて、この受信UEは送信UEにNACKをフィードバックすることに成功しない。しかし、この場合、この受信UEが同じグループの他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信すると、送信UEも他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信したことを示し、この場合、送信UEはデータ送信に成功しなかったことを知り、マルチキャストの方式でデータを再送し、この場合、受信UEは再送タイマを起動することができ、この再送タイマの起動期間に、受信UEはPSCCHをモニタして、送信UEから再送されたデータを受信することができ、これによって、「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」という状況を回避し、UEの消費電力を削減し、リソースの浪費を回避する。
【0053】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0054】
図2は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図2に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0055】
ステップ201において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功しなかった場合、再送タイマを起動する。
【0056】
ここで、ステップ201に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0057】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0058】
図3は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図3に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0059】
ステップ301において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることである場合、再送タイマを起動する。
【0060】
ここで、ステップ301に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0061】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0062】
図4は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図4に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0063】
ステップ401において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることである場合、再送タイマを起動しない。
【0064】
ここで、ステップ401に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0065】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0066】
図5は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図5に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0067】
ステップ501において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであり、かつ受信UEがデータ受信に成功せず、受信UEが他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信した場合、再送タイマを起動する。
【0068】
ここで、ステップ501に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0069】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0070】
図6は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図6に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0071】
ステップ601において、RTTタイマを起動する。
【0072】
ここで、本開示の一実施例では、RTTタイマを起動する方法は、
受信UEがPSFCHを送信していないことに応答して、PSFCHリソース位置の後の1番目のスロットでこのRTTタイマを起動することを含むことができる。
【0073】
ステップ602において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定する。
【0074】
ここで、ステップ602に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0075】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0076】
図7は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図7に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0077】
ステップ701において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定する。
【0078】
ここで、ステップ701に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0079】
ステップ702において、再送タイマが起動されたことに応答して、再送タイマの起動期間に、PSCCHをモニタする。
【0080】
ここで、本開示の一実施例では、受信UEは、再送タイマが起動されている間だけPSCCHをモニタして、送信UEから送信された再送データを受信することにより、省エネを図ることができる。
【0081】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0082】
図8は本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法の概略フローチャートであり、受信UEに適用され、
図8に示すように、このデータ再送方法は以下のステップを含むことができる。
【0083】
ステップ801において、受信UEがマルチキャストの形式で、送信UEから送信されたデータを受信する。
【0084】
ステップ802において、RTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHしていないことに応答して、受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定する。
【0085】
ここで、ステップ802に関する説明については上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで説明を省略する。
【0086】
以上のように、本開示の実施例によって提供されるデータ再送方法及びデバイス/記憶媒体/装置では、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0087】
図9本開示の一実施例によって提供されるデータ再送装置の概略構成図であり、
図9に示すように、装置は、
RTTタイマが満了し、かつ前記受信UEがPSFCHを送信していないことに応答して、前記受信UEに対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定するための決定モジュール901を含むことができる。
【0088】
以上のように、在本開示の実施例によって提供されるデータ再送装置之中、受信UEのRTTタイマが満了し、かつ受信UEがPSFCHを送信していない場合、受信UEは該受信UEに対応するHARQフィードバック方式に基づいて、再送タイマを起動するか否かを決定し、これによって「受信UEが再送タイマを起動したが、送信UEがデータを再送しない」、または「受信UEが再送タイマを起動しないが、送信UEがデータを再送する」というような状況の発生を回避することができ、UEの消費電力を節約し、リソースの浪費を回避することができる。
【0089】
本開示の一実施例では、前記決定モジュールはさらに、
前記HARQフィードバック方式が確認応答ACKまたは否定応答NACKをフィードバックすることであり、かつ前記受信UEがデータ受信に成功しなかったことに応答して、前記再送タイマを起動し、
前記HARQフィードバック方式がACKまたはNACKをフィードバックすることであることに応答して、前記再送タイマを起動し、
前記HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであることに応答して、前記再送タイマを起動しなく、
前記HARQフィードバック方式がNACKのみをフィードバックすることであり、かつ前記受信UEがデータ受信に成功していなく、前記受信UEが他のUEから送信されたNACKフィードバックを受信したことに応答して、前記再送タイマを起動する。
【0090】
さらに、本開示の別の実施例では、前記装置はさらに、
前記再送タイマが起動されたことに応答して、前記再送タイマの起動期間に、物理サイドリンク制御チャネルPSCCHをモニタする。
【0091】
さらに、本開示の別の実施例では、前記装置はさらに、
前記RTTタイマを起動する。
【0092】
さらに、本開示の別の実施例では、前記装置はさらに、
前記受信UEがPSFCHを送信していないことに応答して、PSFCHリソース位置の後の1番目のスロットで前記RTTタイマを起動する。
【0093】
さらに、本開示の別の実施例では、前記装置はさらに、
前記受信UEがマルチキャストの形式で、送信UEから送信されたデータを受信する。
【0094】
図10は本開示の一実施例によって提供されるユーザイクイップメントUE1000のブロック図である。例えば、UE1000は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0095】
図10を参照すると、UE1000は、処理コンポーネント1002、メモリ1004、電源コンポーネント1006、マルチメディアコンポーネント1008、オーディオコンポーネント1010、入力/出力(I/O)インターフェース1012、センサコンポーネント1014、及び通信コンポーネント1016、のうちの少なくとも1つのコンポーネントを含むことができる。
【0096】
処理コンポーネント1002は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のようなUE1000の全般の操作を制御する。処理コンポーネント1002は、上記の方法の全部又は一部のステップを終了させるように、少なくとも1つのプロセッサ1120を含むことで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント1002は、処理コンポーネント1002とその他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント1002は、マルチメディアコンポーネント1008と処理コンポーネント1002とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0097】
メモリ1004は、様々なタイプのデータを記憶することにより、UE1000での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、UE1000において操作される如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等を含む。メモリ1004は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、如何なるタイプの揮発性または非揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合せで実現することができる。
【0098】
電源コンポーネント1006はUE1000の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント1006は電源管理システム、1つまたは複数の電源、UE1000への電力の生成、管理および配分に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0099】
マルチメディアコンポーネント1008は、前記UE1000とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンはユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライドとタッチパネルにおけるジェスチャを検出するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動作の境界だけではなく、前記タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出する。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント1008は1つのフロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。UE1000が撮影モードまたはビデオモードなどの操作モードにある時、フロントカメラおよび/またはリアカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは1つの固定した光学レンズシステムまたは焦点距離や光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0100】
オーディオコンポーネント1010はオーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント1010は1つのマイクロフォン(MIC)を含み、UE1000が呼び出しモード、記録モードや音声認識モードなどの操作モードである場合、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号はさらにメモリ1004に記憶することができ、または通信コンポーネント1016経由で送信することができる。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント1010はオーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
【0101】
I/Oインターフェース1012は処理コンポーネント1002と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含むが、これらに限定されない。
【0102】
センサコンポーネント1013は、UE1000のために各方面の状態評価を提供するために1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1013はUE1000のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば前記コンポーネントはUE1000のディスプレイとキーパッドであり、センサコンポーネント1013はUE1000またはUE1000の1つのコンポーネントの位置の変化、ユーザとUE1000との接触が存在するか否か、UE1000の方位または加速/減速、およびUE1000の温度の変化をさらに検出することができる。センサコンポーネント1013は如何なる物理的接触もない時に付近に物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント1013は、CMOSまたはCCD画像センサのような、結像アプリケーションにおいて使用する光センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント1013は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含んでも良い。
【0103】
通信コンポーネント1016は、UE1000と他の機器との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。UE1000は、通信基準に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはそれらの組み合せにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例では、通信コンポーネント1016はブロードキャストチャネルを介して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信コンポーネント1016は短距離通信を促進するために、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術および他の技術に基づいて実現することができる。
【0104】
例示的な実施例では、UE1000は上記方法を実行するために、1つまたは複数のアプリケーション専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはその他の電子素子によって実現されることができる。
【0105】
図11は本願の実施例によって提供されるネットワーク側デバイス1100のブロック図である。例えば、ネットワーク側デバイス1100は1つのネットワーク側デバイスとして提供されてもよい。
図11を参照すると、ネットワーク側デバイス1100は、1つ又は複数のプロセッサを含む処理コンポーネント1111と、メモリ1132で表され、処理コンポーネント1111によって実行可能な命令、例えばアプリケーショプログラムを記憶するためのメモリリソースとを含む。メモリ1132に記憶されているアプリケーショプログラムは、それぞれ1組の命令に対応する1つ以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント1115は、上記方法に記載の、前記ネットワーク側デバイスに適用される任意の方法、例えば
図1に示す方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
【0106】
ネットワーク側デバイス1100は、ネットワーク側デバイス1100の電源管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント1126と、ネットワーク側デバイス1100をネットワークに接続するように構成される1つの有線又は無線ネットワークインターフェース1150と、1つの入出力(I/O)インターフェース1158とをさらに含んでも良い。ネットワーク側デバイス1100は、メモリ1132に記憶される操作システム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM又は類似するシステムを操作することができる。
【0107】
上記本開示によって提供される実施例では、それぞれネットワーク側デバイス、UEの角度から、本開示の実施例によって提供される方法を説明する。上記本開示の実施例によって提供される方法における各機能を実現するために、ネットワーク側デバイスとUEはハードウェア構造、ソフトウェアモジュールを含むことができ、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える形式で上記各機能を実現する。上記各機能のある機能は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える方式で実行することができる。
【0108】
上記本開示によって提供される実施例では、それぞれネットワーク側デバイス、UEの角度から、本開示の実施例によって提供される方法を説明する。上記本開示の実施例によって提供される方法における各機能を実現するために、ネットワーク側デバイスとUEはハードウェア構造、ソフトウェアモジュールを含むことができ、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える形式で上記各機能を実現する。上記各機能のある機能は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造にソフトウェアモジュールを加える方式で実行することができる。
【0109】
本開示の実施例は通信装置を提供する。通信装置は送受信モジュールと処理モジュールを含むことができる。送受信モジュールは送信モジュール及び/又は受信モジュールを含むことができ、送信モジュールは送信機能を実現するために使用され、受信モジュールは受信機能を実現するために使用され、送受信モジュールは送信機能及び/又は受信機能を実現することができる。
【0110】
通信装置は端末デバイス(例えば前述した方法実施例における端末デバイス)であってもよく、端末デバイスにおける装置であってもよく、端末デバイスに合わせて使用できる装置であってもよい。又は、通信装置はネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイスにおける装置であってもよく、ネットワークデバイスに合わせて使用できる装置であってもよい。
【0111】
本開示の実施例はもう1つの通信装置を提供する。通信装置はネットワークデバイスであってもよく、端末デバイス(例えば前述した方法実施例における端末デバイス)であってもよく、ネットワークデバイスでが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、又はプロセッサ等であってもよく、端末デバイスが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、又はプロセッサ等であってもよい。該装置は上記方法実施例において説明される方法を実現するために使用でき、具体的には、上記方法実施例における説明を参照されたい。
【0112】
通信装置は1つ又は複数のプロセッサを含んでもよい。プロセッサは汎用プロセッサ又は専用プロセッサ等であってもよい。例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは通信プロトコル及び通信データを処理することができ、中央処理装置は通信装置(例えば、ネットワーク側デバイス、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、DU又はCU等)を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理するために使用されてもよい。
【0113】
選択的に、通信装置は1つ又は複数のメモリをさらに含むことができ、それにコンピュータプログラムが記憶されてもよく、プロセッサは、通信装置が上記方法実施例で説明される方法を実行するように、前記コンピュータプログラムを実行する。選択的に、前記メモリにはデータが記憶されてもよい。通信装置とメモリは単独で設定されてもよく、一体に統合されてもよい。
【0114】
選択的に、通信装置はトランシーバ、アンテナをさらに含んでもよい。トランシーバは送受信ユニット、送受信機、又は送受信回路等と呼ぶことができ、送受信機能を実現するために使用される。トランシーバは受信機と送信機を含むことができ、受信機は受信器又は受信回路などと呼ぶことができ、受信機能を実現するために使用され、送信機は送信器又は送信回路などと呼ぶことができ、送信機能を実現するために使用される。
【0115】
選択的に、通信装置は1つ又は複数のインターフェース回路をさらに含んでもよい。インターフェース回路はコード命令を受信し且つプロセッサに伝送するために使用される。プロセッサは、通信装置が上記方法実施例において説明される方法を実行するように、前記コード命令を実行する。
【0116】
通信装置が端末デバイス(例えば前述した方法実施例における端末デバイス)である場合、プロセッサは
図1~
図6のいずれかに示す方法を実行するために使用される。
【0117】
通信装置がネットワークデバイスである場合、トランシーバは
図7~
図8のいずれかに示す方法を実行するために使用される。
【0118】
1つの実現形態では、プロセッサは、受信と送信機能を実現するための送受信機を含むことができる。例えば、該送受信機は送受信回路であってもよく、又はインターフェースであってもよく、又はインターフェース回路であってもよい。受信と送信機能を実現するための送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は分離したものであってもよく、一体に統合されたものであってもよい。上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路はコード/データの読み書きに用いることができ、又は、上記送受信回路、インターフェース又はインターフェース回路は、信号の伝送又は伝送に用いることができる。
【0119】
1つの実現形態では、プロセッサはコンピュータプログラムを記憶することができ、コンピュータプログラムはプロセッサにおいて実行され、これにより、通信装置は上記方法実施例で説明される方法を実行することができる。コンピュータプログラムはプロセッサに固定化することができ、該場合では、プロセッサはハードウェアによって実現可能である。
【0120】
1つの実現形態では、通信装置は回路を含むことができ、回路は、前述方法実施例における送信又は受信又は通信の機能を実現することができる。本開示で説明されたプロセッサと送受信機は集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどにおいて実現することができる。該プロセッサと送受信機は、様々なICプロセス技術、例えば相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-semiconductor、NMOS)、P 型金属酸化物半導体(positive channel metal oxide semiconductor、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)などを用いて製造してもよい。
【0121】
以上の実施例において説明される通信装置はネットワークデバイス又は端末デバイス(例えば前述した方法実施例における端末デバイス)であってもよいが、本開示の説明における通信装置の範囲はこれに限らず、通信装置の構造は
図11によって限制されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、又は大きいデバイスの一部であってもよい。例えば前記通信装置は以下の(1)~(6)であってもよい。
(1)独立した集積回路IC、又はチップ、又は、チップシステム又はサブシステム。
(2)1つ又は複数のICを有する集合、選択的に、該IC集合はデータ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶素子を含んでもよい。
(3)ASIC、例えばモデム(Modem)。
(4)他のデバイス内に埋め込むことができるモジュール。
(5)受信機、端末デバイス、インテリジェント端末デバイス、セルラー電話、無線デバイス、ハンドヘルド、移動ユニット、車載デバイス、ネットワーク側デバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど。
(6)その他。
【0122】
通信装置がチップ又はチップシステムであってもよい場合について、チップはプロセッサとインターフェースを含む。ここで、プロセッサの数は1つ又は複数であってもよく、インターフェースの数は複数であってもよい。
【0123】
選択的に、チップはメモリをさらに含み、メモリは必要なコンピュータプログラムとデータを記憶するために使用される。
【0124】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例で挙げられた様々な説明的な論理ブロック(illustrative logical block)とステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実現することができる。このような機能は、ハードウェアか、それともソフトウェアによって実現されるかは、特定の適用とシステム全体の設計要件によって決められる。当業者は、各特定の種類の適用に対して、様々な方法を用いて前記の機能を実現することができ、しかし、このような実現は、本開示の実施例の保護範囲を超えるものとして理解するべきではない。
【0125】
本開示の実施例はサイドリンク時間長を決定するシステムをさらに提供し、該システムは前述した端末デバイス(例えば前述した方法実施例における第1の端末デバイス)とされる通信装置及びネットワークデバイスとされる通信装置を含み、又は、該システムは、前述した端末デバイス(例えば前述した方法実施例における第1の端末デバイス)とされる通信装置及びネットワークデバイスとされる通信装置を含む。
【0126】
本開示は、命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、命令がコンピュータによって実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能を実現する。
【0127】
本開示はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータによって実行される場合、上記いずれか1つの方法実施例の機能を実現する。
【0128】
上記実施例では、全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はその任意の組み合わせで実現することができる。ソフトウェアを用いて実現する時、全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現することができる。コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータプログラムを含む。コンピュータに前記コンピュータプログラムをロードし且つ実行する場合、全部又は一部は、本開示の実施例に記載のフロー又は機能を生成する。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスであってもよい。コンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、又は1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へ伝送することができ、例えば、コンピュータプログラムは、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波等)方式によってもう1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタへ伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な如何なる利用可能な媒体、又は1つ又は複数の利用可能な媒体統合を含むサーバ、データセンタなどデータ記憶デバイスであってもよい。前記利用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピー ディスク)、光学媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであってもよい。
【0129】
当業者であれば理解できるように、本開示に係る第1、第2などの様々な数字番号は、説明を容易にするために行った区分であり、本開示の実施例の範囲を制限するものではなく、優先順位をも表さない。
【0130】
本開示の少なくとも1つは、1つ又は複数として説明されてもよく、複数は、2つ、3つ、4つ又はそれ以上であってもよく、本開示では限定されない。在本開の示実施例では、1つ技術的特徴に対して、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」などによって該技術的特徴における技術的特徴を区別し、該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」によって説明された技術的特徴の間は、優先順位や大きさの順序がない。
【0131】
当業者は明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本出願は、本開示の如何なる変形、用途又は適応的変化をカバーしようとしており、これらの変形、用途又は適応的変化は、本開示の一般的原理に従い、かつ本開示で開示されていない当分野の技術常識又は慣用されている技術的手段を含む。明細書と実施例は単なる例示的なものとして見なされ、本開示の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0132】
なお、本開示は以上説明され且つ図面に示される正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱しなき限り、様々な修正と変更が可能であることを理解されたい。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【国際調査報告】