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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-25
(54)【発明の名称】測位装置および測位方法
(51)【国際特許分類】
   G01S 19/43 20100101AFI20241218BHJP
   G01S 19/04 20100101ALI20241218BHJP
   G01S 19/46 20100101ALI20241218BHJP
   G01S 13/86 20060101ALI20241218BHJP
【FI】
G01S19/43
G01S19/04
G01S19/46
G01S13/86
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533979
(86)(22)【出願日】2022-12-07
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 KR2022019838
(87)【国際公開番号】W WO2023106837
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0174559
(32)【優先日】2021-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】チョ サン ウク
【テーマコード(参考)】
5J062
5J070
【Fターム(参考)】
5J062AA04
5J062BB01
5J062CC07
5J062DD24
5J062EE04
5J062FF01
5J070AC02
5J070AE01
5J070AF03
5J070AK22
5J070BD10
(57)【要約】
本発明の一実施例に係る測位装置は外部装置から前記外部装置の位置情報を含む位置情報メッセージを受信する通信部と、GNSS(Global Navigation Satellite System)座標情報および前記外部装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する第1測位部と、前記外部装置の位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して第2測位情報を生成する第2測位部を含み、前記位置情報メッセージはブロードキャストメッセージであり、前記外部装置の位置情報は前記外部装置のGNSS座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置から前記外部装置の位置情報を含む位置情報メッセージを受信する通信部と、
GNSS(Global Navigation Satellite System)座標情報および前記外部装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する第1測位部と、
前記外部装置の位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して第2測位情報を生成する第2測位部を含み、
前記位置情報メッセージはブロードキャストメッセージであり、
前記外部装置の位置情報は前記外部装置のGNSS座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む、測位装置。
【請求項2】
前記外部装置は第1移動体に搭載され、
前記測位装置は第2移動体に搭載され、
前記位置情報メッセージは前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報および前記位置情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含み、
前記第2測位部は前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報、前記位置情報の生成時刻情報および前記第2移動体の速度情報のうちの少なくとも一つをさらに利用して前記第2測位情報を生成する、請求項1に記載の測位装置。
【請求項3】
前記通信部は前記位置情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達する、請求項2に記載の測位装置。
【請求項4】
前記第2測位部は前記第2測位情報、前記第2移動体の識別情報、前記第2移動体の速度情報および前記第2測位情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つを含む測位情報メッセージを生成し、
前記通信部は前記測位情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達する、請求項2に記載の測位装置。
【請求項5】
前記外部装置は路側基地局である、請求項1に記載の測位装置。
【請求項6】
前記第1測位部は前記外部装置との距離を感知するライダーセンサおよびレーダーセンサのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の測位装置。
【請求項7】
測位システムの測位方法において、
第1装置は前記第1装置のGNSS(Global Navigation Satellite System)座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む位置情報メッセージを伝送する段階と、
第2装置は前記第1装置から前記位置情報メッセージを受信する段階と、
前記第2装置は前記第2装置のGNSS座標情報および前記第1装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する段階と、
前記第2装置は前記位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して前記第2装置の第2測位情報を生成する段階を含む、測位方法。
【請求項8】
前記第2装置は前記位置情報メッセージを第3装置に伝送する段階をさらに含む、請求項7に記載の測位方法。
【請求項9】
前記第2装置は前記第2装置の第2測位情報を含む測位情報メッセージを生成する段階と、
前記測位情報メッセージを第3装置に伝送する段階をさらに含む、請求項7に記載の測位方法。
【請求項10】
前記第1装置は第1移動体に搭載され、前記第2装置は第2移動体に搭載され、第3装置は第3移動体に搭載され、
前記第1装置は前記第2移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、
前記第2装置は前記第1移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、
前記第3装置は前記第1移動体の識別情報および前記第2移動体の識別情報を予め保存し、
前記第1移動体、前記第2移動体および前記第3移動体は所定距離以内の間隔で共に移動する、請求項8または請求項9に記載の測位方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は測位装置および測位方法に関し、より詳細には、V2X(Vehicle to everything)通信を利用する測位装置および測位方法に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術および自動車技術が発展するにつれ、自律走行車両に対する関心が高まっている。一般的に、自律走行車両はカメラ、レーダー(radar)、ライダー(lidar)等のセンサを利用した知能型運転者補助システム(Advanced Driver Assistance System、ADAS)技術、経路探索 技術、V2X(Vehicle to Everything)通信技術などを搭載して周辺環境に対する情報を習得しこれを認知することによって、目的地まで自ら走行する自動車を意味する。
【0003】
自律走行車両の商用化のためにはより精密な測位正確度が要求される。自律走行車両に搭載される測位装置はGNSS(Global Navigation Satelite Systems)に基づいて測位を遂行できるが、誤差範囲が大きいという問題がある。
【0004】
このような問題を解決するために、自律走行車両に搭載される測位装置が高精密測位用クライアントを搭載することができるが、高精密測位用クライアントは費用が高いため、自律走行車両の商用化を遅延させる大きな要因となり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が達成しようとする技術的課題は、高精密測位が可能な測位装置および測位方法を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施例に係る測位装置は、外部装置から前記外部装置の位置情報を含む位置情報メッセージを受信する通信部と、GNSS(Global Navigation Satellite System)座標情報および前記外部装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する第1測位部と、前記外部装置の位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して第2測位情報を生成する第2測位部を含み、前記位置情報メッセージはブロードキャストメッセージであり、前記外部装置の位置情報は前記外部装置のGNSS座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む。
【0007】
前記通信部はV2X通信モジュールであり得る。
【0008】
前記通信部はセルラー基盤車両-事物通信を支援するC-V2Xモジュール、WAVE(Wireless Access in Vehicular Environments)基盤車両-事物通信を支援するDSRC(Dedicated Short Range Communication)モジュール、またはC-V2XおよびWAVEをすべて支援するハイブリッドモジュールであり得る。
【0009】
前記第1測位情報は前記測位装置が搭載された移動体の方位角情報をさらに含むことができる。
【0010】
前記測位装置はRTKクライアントを含まなくてもよい。
【0011】
前記外部装置は第1移動体に搭載され、前記測位装置は第2移動体に搭載され、前記位置情報メッセージは前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報および前記位置情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含み、前記第2測位部は前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報、前記位置情報の生成時刻情報および前記第2移動体の速度情報のうちの少なくとも一つをさらに利用して前記第2測位情報を生成することができる。
【0012】
前記通信部は前記位置情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達することができる。
【0013】
前記第2測位部は前記第2測位情報、前記第2移動体の識別情報、前記第2移動体の速度情報および前記第2測位情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つを含む測位情報メッセージを生成し、前記通信部は前記測位情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達することができる。
【0014】
前記第3移動体はRTKクライアントを含まなくてもよい。
【0015】
前記第1移動体は群集走行中である複数の車両のうちの先頭車両であり、前記第2移動体は前記第1移動体に後続する車両であり、前記第3移動体は前記第2移動体に後続する車両であり得る。
【0016】
前記外部装置は路側基地局であり得る。
【0017】
前記第1測位部は前記外部装置との距離を感知するライダーセンサおよびレーダーセンサのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0018】
本発明の一実施例に係る測位システムの測位方法は、第1装置は前記第1装置のGNSS(Global Navigation Satellite System)座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む位置情報メッセージを伝送する段階と、第2装置は前記第1装置から前記位置情報メッセージを受信する段階と、前記第2装置は前記第2装置のGNSS座標情報および前記第1装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する段階と、前記第2装置は前記位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して前記第2装置の第2測位情報を生成する段階を含む。
【0019】
前記第2装置は前記位置情報メッセージを第3装置に伝送する段階をさらに含むことができる。
【0020】
前記第2装置は前記第2装置の第2測位情報を含む測位情報メッセージを生成する段階と、前記測位情報メッセージを第3装置に伝送する段階をさらに含むことができる。
【0021】
前記第1装置は第1移動体に搭載され、前記第2装置は第2移動体に搭載され、第3装置は第3移動体に搭載され、前記第1装置は前記第2移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、前記第2装置は前記第1移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、前記第3装置は前記第1移動体の識別情報および前記第2移動体の識別情報を予め保存し、前記第1移動体、前記第2移動体および前記第3移動体は所定距離以内の間隔で共に移動することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の一実施例によると、高精密測位、例えば10cm以下の測位正確度を提供することができる。本発明の一実施例に係る測位装置は高費用のクライアントがなくてもリアルタイムで高精密測位を提供することができる。
【0023】
本発明の一実施例によると、所定距離以内で共に走行中である他の車両から受信した情報を利用して高精密測位を遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施例に係る測位システムの概念図である。
【0025】
図2】本発明の一実施例に係る測位システムのブロック図である。
【0026】
図3】本発明の一実施例に係る測位システムに含まれた測位装置のブロック図である。
【0027】
図4-5】本発明の他の実施例に係る測位システムの概念図である。
【0028】
図6】本発明の他の実施例に係る測位システムのブロック図である。
【0029】
図7-8】本発明の他の実施例に係る測位システムの測位方法に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0031】
ただし、本発明の技術思想は説明される一部の実施例に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、本発明の技術思想範囲内であれば、実施例間にその構成要素のうちの一つ以上を選択的に結合、置き換えて使うことができる。
【0032】
また、本発明の実施例で使われる用語(技術および科学的用語を含む)は、明白に特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解され得る意味で解釈され得、辞書に定義された用語のように一般的に使われる用語は関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるであろう。
【0033】
また、本発明の実施例で使われた用語は実施例を説明するためのものであり本発明を制限しようとするものではない。
【0034】
本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうちの少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせできるすべての組み合わせのうちの一つ以上を含むことができる。
【0035】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。
【0036】
このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などに限定されない。
【0037】
そして、或る構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にあるさらに他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含むことができる。
【0038】
また、各構成要素の「上(うえ)または下(した)」に形成または配置されるものと記載される場合、上(うえ)または下(した)は二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上側方向だけでなく下側方向の意味も含むことができる。
【0039】
以下、添付された図面を参照して実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず同一または対応する構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
【0040】
図1は、本発明の一実施例に係る測位システムの概念図であり、図2は、本発明の一実施例に係る測位システムのブロック図であり、図3は、本発明の一実施例に係る測位システムに含まれた測位装置のブロック図である。
【0041】
図1図3を参照すると、本発明の一実施例に係る測位システムは測位装置100および外部装置200を含む。測位装置100と外部装置200はV2X(Vehicle to Everything)通信を遂行し、測位装置100は外部装置200との通信結果を利用して測位を遂行する。図1で例示した通り、測位装置100は車両などの移動体Vに搭載されて移動体の測位を遂行でき、外部装置200は路側基地局(Road Side Unit、RSU)であり得る。
【0042】
外部装置200はGNSS(Global Navigation Satellite System、10)から受信した信号を利用して外部装置200のGNSS座標情報を獲得する。GNSS座標情報は緯度情報、経度情報および高度情報などを含むことができる。このために、外部装置200はGNSS信号を受信するためのGNSS受信機を含むことができる。一般的に、GNSS信号の大気圏の通過にともなう歪曲、GNSS10と外部装置200間の多重経路にともなう歪曲などによってGNSS座標情報の誤差範囲が数十cm以上、または数m以上であり得る。
【0043】
本発明の実施例に係る外部装置200はGNSS座標情報の誤差を補正して外部装置200の位置情報を獲得し、外部装置200の位置情報を含む位置情報メッセージを生成する。
【0044】
このために、外部装置200はRTK(Real Time Kinematics)クライアントを搭載し、RTK基準局20からRTK補正信号を受信する。RTK基準局20は緯度、経度、高度などの精密な位置値をすでに知っている基地局であり、例えば衛星基準点となり得る。RTK基準局20はGNSS信号の歪曲を最小化できる領域に予め設置され、歪曲が除去されたRTK補正信号をリアルタイムで生成して伝送する。RTK補正信号はVRS(virtual reference station)技法、FKP(Flachen-Korrektur-parameter)技法などで生成され得る。RTK基準局20は予め測定された自身の精密な位置情報を有しており、GNSS信号から生成した位置情報と予め測定された精密な位置情報に基づいてGNSS信号から生成した位置情報に含まれた誤差を計算してRTK補正信号を生成する。RTK補正信号はRTCM(Radio Technical Commission for Maritime)フォーマットで構成されて、NTRIP(Networked Transport of RTCM via Internet Protocol)またはDMB(Digital Multimedia Broadcasting)等の多様な無線通信方法を利用して伝送され得る。
【0045】
RTK基準局20がRTK補正信号を伝送すると、RTK基準局20周辺に位置しRTK(Real Time Kinematics)クライアントが搭載された外部装置200はRTK補正信号を受信する。
【0046】
外部装置200はGNSS座標をRTK補正信号で補正した位置情報を生成する。本明細書で、GNSS座標をRTK補正信号で補正した位置情報はRTK測位情報と指称され得る。RTK測位情報はGNSS座標より高い精密度を有し、誤差範囲が数cm以内であり得る。
【0047】
本発明の実施例によると、外部装置200はリアルタイムで位置情報メッセージを生成してブロードキャストし、測位装置100は外部装置200から受信した位置情報メッセージを利用して測位を遂行する。
【0048】
図3を参照すると、本発明の一実施例に係る測位装置100は通信部110、第1測位部120および第2測位部130を含む。
【0049】
測位装置100は車両などの移動体Vに搭載され得るので、通信部110はV2X通信モジュールであり得る。V2X通信モジュールはセルラー基盤車両-事物通信を支援するC-V2Xモジュール、WAVE(Wireless Access in Vehicular Environments)基盤車両-事物通信を支援するDSRC(Dedicated Short Range Communication)モジュール、またはC-V2XおよびWAVEをすべて支援するハイブリッドモジュールであり得る。V2X通信モジュールは車両-車両通信を支援するV2V通信だけでなく、車両-インフラストラクチャー通信を支援するV2I通信も可能である。
【0050】
通信部110は外部装置200がブロードキャストした位置情報メッセージを受信する。通信部110はV2X通信モジュールであるので、外部装置200の種類に制限されず外部装置200から位置情報メッセージを受信することができる。
【0051】
本発明の実施例によると、測位装置100の第1測位部120は第1測位情報を生成し、第2測位部130は第2測位情報を生成する。
【0052】
ここで、第1測位情報は測位装置100のGNSS座標情報であり得る。このために、第1測位部120はGNSS受信機であり得る。または第1測位情報は測位装置100と外部装置200間の距離情報であり得る。このために、第1測位部120はレーダーセンサまたはライダーセンサであり得る。レーダーセンサまたはライダーセンサは光源から出力された光が外部装置200により反射した後に戻ってくるまでかかる時間に基づいて測位装置100と外部装置200間の距離を測定することができる。または第1測位情報はGNSS座標情報および測位装置100と外部装置200間の距離情報をすべて含んでもよい。または第1測位情報は測位装置100が搭載された移動体Vの方位角情報をさらに含んでもよい。
【0053】
第2測位情報は外部装置200の位置情報メッセージおよび第1測位情報を利用して生成される。
【0054】
第1測位情報が測位装置100のGNSS座標情報である場合、第2測位部130は外部装置200の位置情報メッセージに含まれた外部装置200の位置情報と測位装置100のGNSS座標情報を利用して測位装置100の第2測位情報を生成することができる。このために、外部装置200の位置情報メッセージは外部装置200のGNSS座標をRTK補正信号で補正したRTK測位情報とともに外部装置200のGNSS座標を含むことができる。これに伴い、第2測位部130は外部装置200から受信した外部装置200のRTK測位情報とGNSS座標を利用してGNSS信号の誤差を推定し、推定したGNSS信号の誤差を測位装置100のGNSS座標情報である第1測位情報から除去する方法で第1測位情報より精密な第2測位情報を得ることができる。
【0055】
第1測位情報が測位装置100と外部装置200間の距離情報である場合、第2測位部130は外部装置200の位置情報メッセージに含まれた外部装置200の位置情報および測位装置100と外部装置200間の距離情報を利用して測位装置100の第2測位情報を生成することができる。外部装置200の位置情報メッセージに含まれた外部装置200の位置情報はGNSS座標をRTK補正信号で補正したRTK測位情報であるので、誤差範囲が数cm以内である高精密位置情報である。高精密位置情報である外部装置200の位置情報を基準として測位装置100と外部装置200間の距離情報を利用して測位装置100の第2測位情報を生成する場合、測位装置100のGNSS座標よりさらに精密な測位情報を得ることができる。
【0056】
測位装置100または測位装置100が搭載された移動体がレーダーセンサまたはライダーセンサを含む場合、第1測位情報は測位装置100と外部装置200間の距離情報であり得る。測位装置100または測位装置100が搭載された移動体がレーダーセンサまたはライダーセンサを含まない場合、第1測位情報は測位装置100のGNSS座標であり得る。これによると、本発明の実施例に係る測位装置100はレーダーセンサまたはライダーセンサを含む移動体だけでなく、レーダーセンサまたはライダーセンサを含まない移動体の測位にも適用され得る。
【0057】
本発明の実施例によると、図1に図示された通り、外部装置200は路側基地局RSUであり得る。路側基地局RSUがGNSS受信機およびV2X通信モジュールと共にRTKクライアントを含むと、路側基地局RSUは本発明の実施例に係る位置情報メッセージをリアルタイムで生成してブロードキャストすることができ、路側基地局RSU周辺を通る車両などの移動体は路側基地局RSUから受信した位置情報メッセージを利用して高精密測位を遂行できる。
【0058】
本発明の他の実施例によると、外部装置200は車両などの移動体であってもよい。
【0059】
図4および図5は、本発明の他の実施例に係る測位システムの概念図であり、図6は、本発明の他の実施例に係る測位システムのブロック図であり、図7および図8は、本発明の他の実施例に係る測位システムの測位方法に関するフローチャートである。
【0060】
図4図6を参照すると、本発明の他の実施例に係る測位システム20は第1装置300および第2装置400を含む。第1装置300と第2装置400はそれぞれ第1移動体および第2移動体に搭載され得る。第1装置300と第2装置400はそれぞれ自律走行車両に搭載された測位装置であり得、第1装置300と第2装置400はV2X(Vehicle to Everything)通信を遂行できる。
【0061】
ここで、第1装置300はRTKクライアントを含み、自主的に高精密測位が可能な測位装置であり、第2装置400はRTKクライアントを含まない測位装置であるものを例示して説明する。図1図3を参照して説明した内容のうちの外部装置200に関する説明は第1装置300に関する説明に適用され、測位装置100に関する説明は第2装置400に関する説明に適用され得る。説明の便宜のために、図1図3で説明した内容と同じ内容に対しては重複した説明を省略する。
【0062】
第1装置300はGNSS10から受信した信号を利用して第1装置300のGNSS座標情報を獲得し、RTK基準局20から受信したRTK補正信号を利用してGNSS座標情報を補正し、RTK測位情報である位置情報を生成する。第1装置300は位置情報を含む位置情報メッセージをブロードキャストし、第1装置300周辺の第2装置400は第1装置300からブロードキャストされた位置情報メッセージを受信する。
【0063】
図4に図示された通り、第2装置400がレーダーセンサまたはライダーセンサを含む場合、第2装置400は第1装置300と第2装置400間の距離情報である第1測位情報を生成し、第1装置300の位置情報メッセージおよび第1測位情報である第1装置300と第2装置400間の距離情報を利用して第1測位情報より精密な第2測位情報を生成する。
【0064】
図5に図示された通り、第2装置400がレーダーセンサまたはライダーセンサを含まない場合、第2装置400は第2装置400のGNSS座標である第1測位情報を生成し、第1装置300の位置情報メッセージおよび第1測位情報である第2装置400のGNSS座標を利用して第1測位情報より精密な第2測位情報を生成する。
【0065】
一方、第1装置300が第1移動体に搭載される場合、第1装置300が伝送する位置情報メッセージは第1移動体V1の識別情報をさらに含むことができ、第2装置400は第1移動体V1の識別情報をさらに利用して第2測位情報を生成することができる。
【0066】
例えば、第1移動体V1の識別情報は第1移動体V1の車両番号を含むことができる。第1移動体V1の車両番号は外部で認識可能であるので、第2装置400は位置情報メッセージ内に含まれた第1移動体V1の識別情報および第2装置400が認識した第1移動体V1の車両番号を比較することによって、位置情報メッセージを伝送した装置が第1装置300であることが分かる。または第1移動体V1の識別情報は第1移動体V1の車種、色、大きさ、形状などに関する情報をさらに含んでもよい。
【0067】
一方、第1装置300および第2装置400がすべて移動体である場合、第1装置300の位置情報の生成と共に第1装置300の位置はリアルタイムで変化し得、第2装置400の第2測位情報の生成と共に第2装置400の位置はリアルタイムで変化し得る。これに伴い、第1装置300が伝送する位置情報メッセージは第1移動体V1の速度情報および位置情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含むことができ、第2装置400は第1移動体V1の速度情報、位置情報の生成時刻情報および第2移動体V2の速度情報のうちの少なくとも一つをさらに利用して第2測位情報を生成することができる。これによると、第1装置300および第2装置400の移動による位置変化が反映されたリアルタイム測位が可能である。
【0068】
これによると、第2装置400が高価なRTKクライアントを搭載せずとも、高精密測位を遂行できる。
【0069】
一方、第2装置400は第1装置300から受信した位置情報メッセージを第2移動体V2周辺の第3移動体V3に搭載された第3装置500に伝達してもよい。または第2装置400は第1装置300から受信した位置情報メッセージを利用して第2装置400の測位情報メッセージを生成し、第2装置400の測位情報メッセージを第2移動体V2周辺の第3移動体V3に搭載された第3装置500に伝達してもよい。これによると、第1装置300が伝送した第1装置300の位置情報メッセージを直接受信できず、RTKクライアントを搭載していない第3装置500も高精密測位を遂行できる。本発明の実施例に係る測位システムの測位方法は群集走行時にも適用され得る。群集走行は複数の台の自律走行車両が群れをなして移動することである。
【0070】
より具体的には、図7図8を参照すると、第1装置300は第1装置300のGNSS座標をRTK補正信号で補正したRTK測位情報を含む位置情報メッセージを伝送する(S700、S800)。
【0071】
一方、第2装置400は第1測位情報を生成し(S710、S810)、第1装置300から位置情報メッセージを受信する(S720、S820)。前述した通り、第2装置400がレーダーセンサまたはライダーセンサを含む場合、第1測位情報は第1装置300と第2装置400間の距離情報を含むことができ、第2装置400がレーダーセンサまたはライダーセンサを含まない場合、第1測位情報は第2装置400のGNSS座標情報を含むことができる。
【0072】
第2装置400は段階S710、S810で生成した第1測位情報および段階S720、S820で受信した第1装置300の位置情報メッセージを利用して第2装置400の第2測位情報を生成する(S730、S830)。第2測位情報は第1測位情報よりさらに精密な測位情報であり得る。例えば、第2測位情報は10cm以下の誤差範囲を有する測位情報であり得る。
【0073】
一方、複数の台の自律走行車両が群集走行中である場合、先頭車両である第1移動体V1に搭載された第1装置300が伝送する位置情報メッセージを第1移動体V1に後続する第2移動体V2に搭載された第2装置400が受信できるが、第2移動体V2に後続する第3移動体V3に搭載された第3装置500は第1装置300との距離または第2装置400による通信障害によって受信できないこともあり得る。本発明の実施例によると、第2装置400は第1装置300と第3装置500間の中継役割をすることもある。
【0074】
このために、図7を参照すると、第3装置500は第1測位情報を生成する(S740)。ここで、第1測位情報に関する説明は段階S710で第2装置400が生成した第1測位情報に関する説明と同一であり得る。第3装置500がレーダーセンサまたはライダーセンサを含む場合、第1測位情報は第2装置400と第3装置500間の距離情報を含むことができる。このために、第3装置500は第2移動体V2の識別情報を予め保存し、認識可能な範囲内で走行中である移動体のうちの予め保存された識別情報に対応する移動体との距離情報を利用して第1測位情報を生成することができる。第3装置500は第3移動体V3に搭載されて位置がリアルタイムで変わっているので、第3装置500は第1測位情報を周期的に生成することができる。
【0075】
一方、第2装置400は第1装置300から受信した位置情報メッセージを第3装置500に伝達する(S750)。この時、第2装置400は第1装置300から受信した位置情報メッセージとともに第1装置300と第2装置400間の距離情報を第3装置500にさらに伝達してもよい。
【0076】
これに伴い、第3装置500は段階S740で生成した第1測位情報および段階S750で受信した位置情報メッセージを利用して第1測位情報よりさらに精密な第2測位情報を生成する(S760)。
【0077】
または図8を参照すると、第3装置500は第1測位情報を生成する(S840)。ここで、第1測位情報に関する説明は段階S810で第2装置400が生成した第1測位情報に関する説明と同一であり得る。第3装置500がレーダーセンサまたはライダーセンサを含む場合、第1測位情報は第2装置400と第3装置500間の距離情報を含むことができる。このために、第3装置500は第2移動体V2の識別情報を予め保存し、認識可能な範囲内で走行中である移動体のうちの予め保存された識別情報に対応する移動体との距離情報を利用して第1測位情報を生成することができる。第3装置500は第3移動体V3に搭載されて位置がリアルタイムで変わっているので、第3装置500は第1測位情報を周期的に生成することができる。
【0078】
一方、第2装置400は段階S830で生成した第2測位情報を利用して測位情報メッセージを生成し(S850)、これを第3装置500に伝達する(S860)。ここで、測位情報メッセージは第2装置400が段階S830で生成した第2測位情報とともに、第2移動体V2の識別情報、第2移動体V2の速度情報および第2測位情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0079】
そして、第3装置500は段階S840で生成した第1測位情報および段階S860で受信した測位情報メッセージを利用して第1測位情報よりさらに精密な第2測位情報を生成する(S870)。測位情報メッセージが第2移動体V2の識別情報を含む場合、第3装置500は測位情報メッセージ内に含まれた第2移動体V2の識別情報および第3装置500が認識した第2移動体V2の識別情報を比較することによって、測位情報メッセージを伝送した装置が第2装置400であることが分かる。また、測位情報メッセージが第2移動体V2の速度情報および第2測位情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含む場合、第2装置400および第3装置500の移動による位置変化が反映されたリアルタイム測位が可能である。
【0080】
一方、第1装置300が搭載された第1移動体V1、第2装置400が搭載された第2移動体V2および第3装置500が搭載された第3移動体V3が群集走行を遂行する場合、第1装置300、第2装置400および第3装置500はそれぞれ群集走行中である移動体の識別情報を予め保存し、第1移動体V1、第2移動体V2および第3移動体V3は互いに所定距離以内の一定の間隔をなして共に移動することができる。これによると、第1装置300、第2装置400および第3装置500間の位置情報メッセージまたは測位情報メッセージに含まれるデータを最小化することができ、第1装置300、第2装置400および第3装置500内部の演算量を最小化することができる。
【0081】
このように、本発明の実施例によると、群集走行時に、一部の車両にのみRTKクライアントが搭載されても共に走行中である他の車両も高い精密度で測位を遂行できる。
【0082】
本実施例で使われる「~部」という用語はソフトウェアまたはFPGA(field-programmable gate array)またはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は何らかの役割を遂行する。しかし、「~部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成され得、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成され得る。したがって、一例として「~部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「~部」の中で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「~部」で結合されたり追加的な構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「~部」はデバイスまたはセキュリティマルチメディアカード内の一つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現され得る。
【0083】
前記では本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できることが理解できるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-06-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置から前記外部装置の位置情報を含む位置情報メッセージを受信する通信部と、
GNSS(Global Navigation Satellite System)座標情報および前記外部装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する第1測位部と、
前記外部装置の位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して第2測位情報を生成する第2測位部を含み、
前記位置情報メッセージはブロードキャストメッセージであり、
前記外部装置の位置情報は前記外部装置のGNSS座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含み、
前記外部装置は第1移動体に搭載され
測位装置は第2移動体に搭載される、測位装置。
【請求項2】
記位置情報メッセージは前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報および前記位置情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つをさらに含み、
前記第2測位部は前記第1移動体の識別情報、前記第1移動体の速度情報、前記位置情報の生成時刻情報および前記第2移動体の速度情報のうちの少なくとも一つをさらに利用して前記第2測位情報を生成する、請求項1に記載の測位装置。
【請求項3】
前記通信部は前記位置情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達する、請求項2に記載の測位装置。
【請求項4】
前記第2測位部は前記第2測位情報、前記第2移動体の識別情報、前記第2移動体の速度情報および前記第2測位情報の生成時刻情報のうちの少なくとも一つを含む測位情報メッセージを生成し、
前記通信部は前記測位情報メッセージを第3移動体に搭載された他の外部装置に伝達する、請求項2に記載の測位装置。
【請求項5】
前記他の外部装置はRTKクライアントを含まなくてもよい、請求項に記載の測位装置。
【請求項6】
前記第1測位部は前記外部装置との距離を感知するライダーセンサおよびレーダーセンサのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の測位装置。
【請求項7】
測位システムの測位方法において、
第1移動体に搭載された第1装置は前記第1装置のGNSS(Global Navigation Satellite System)座標をRTK(Real Time Kinematics)補正信号で補正したRTK測位情報を含む位置情報メッセージを伝送する段階と、
第2移動体に搭載された第2装置は前記第1装置から前記位置情報メッセージを受信する段階と、
前記第2装置は前記第2装置のGNSS座標情報および前記第1装置との距離情報のうちの少なくとも一つを含む第1測位情報を生成する段階と、
前記第2装置は前記位置情報メッセージおよび前記第1測位情報を利用して前記第2装置の第2測位情報を生成する段階を含む、測位方法。
【請求項8】
前記第2装置は前記位置情報メッセージを第3移動体に搭載された第3装置に伝送する段階をさらに含む、請求項7に記載の測位方法。
【請求項9】
前記第2装置は前記第2装置の第2測位情報を含む測位情報メッセージを生成する段階と、
前記測位情報メッセージを第3移動体に搭載された第3装置に伝送する段階をさらに含む、請求項7に記載の測位方法。
【請求項10】
記第1装置は前記第2移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、
前記第2装置は前記第1移動体の識別情報および前記第3移動体の識別情報を予め保存し、
前記第3装置は前記第1移動体の識別情報および前記第2移動体の識別情報を予め保存し、
前記第1移動体、前記第2移動体および前記第3移動体は所定距離以内の間隔で共に移動する、請求項8または請求項9に記載の測位方法。
【国際調査報告】