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特表2024-546530ダストバッグ、自浄式ダスト収集ホルダおよびダスト収集システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-25
(54)【発明の名称】ダストバッグ、自浄式ダスト収集ホルダおよびダスト収集システム
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/14 20060101AFI20241218BHJP
   A47L 11/40 20060101ALI20241218BHJP
   A47L 9/28 20060101ALI20241218BHJP
   A47L 7/00 20060101ALI20241218BHJP
【FI】
A47L9/14 Z
A47L11/40
A47L9/28 E
A47L7/00 A
A47L9/14 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536285
(86)(22)【出願日】2022-08-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-17
(86)【国際出願番号】 CN2022109756
(87)【国際公開番号】W WO2023124078
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111673035.8
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522152360
【氏名又は名称】北京石頭世紀科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Roborock Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 1001, Floor 10, Building 3, Yard 17, Anju Road, Changping District, Beijing,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】高 利峰
(72)【発明者】
【氏名】鹿 由成
【テーマコード(参考)】
3B057
3B062
【Fターム(参考)】
3B057DA00
3B062AA08
3B062AA09
3B062AB37
(57)【要約】
ダストバッグ、自浄式ダスト収集ホルダおよびダスト収集システムを提供し、前記ダストバッグ(2120)はダストバッグ支持体上に着脱可能に取り付けられるように構成され、前記ダストバッグ(2120)は、ダストバッグ本体(2121)と、前記ダストバッグ本体(2121)に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口として機能する係止板開口(21221)を有する係止板(2122)と、前記係止板(2122)に摺動可能に接続され、閉位置と開位置との間で切り替え可能であるように構成された摺動板(2123)であって、前記摺動板(2123)が閉位置にあることに応答して、前記摺動板(2123)は前記係止板開口(21221)を遮蔽し、前記摺動板(2123)が開位置にあることに応答して、前記摺動板は前記係止板開口(21221)を露出させる摺動板(2123)とを含み、前記係止板開口(21221)の縁部に、前記ダストバッグ(2120)が前記ダストバッグ支持体(2110)に取り付けられたことに応答して、前記係止板開口(21221)が前記ダストバッグ支持体上のダスト出口ポート(2112)に封止可能に接続されるように構成される可撓性ゴムリング(21224)が設けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダストバッグ支持体に着脱可能に取り付けられるダストバッグであって、
ダストバッグ本体と、
前記ダストバッグ本体に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口として機能する係止板開口を有する係止板と、
前記係止板に摺動可能に接続され、閉位置と開位置の間で切り替え可能であるように構成された摺動板であって、前記摺動板が閉位置にあることに応答して、前記摺動板は前記係止板開口を遮蔽し、前記摺動板が開位置にあることに応答して、前記摺動板は前記係止板開口を露出させる摺動板と、を含み、
前記係止板開口の縁部に、前記ダストバッグが前記ダストバッグ支持体に取り付けられたことに応答して、前記係止板開口が前記ダストバッグ支持体のダスト出口ポートに封止可能に接続されるように構成された可撓性ゴムリングが設けられる、ことを特徴とするダストバッグ。
【請求項2】
前記摺動板は摺動板開口を有し、前記摺動板が閉位置にあることに応答して、前記摺動板開口が係止板開口と重ならないように前記摺動板は前記係止板開口を遮蔽し、前記摺動板が開位置にあることに応答して、摺動板開口が係止板開口と基本的に重なるように前記摺動板は前記係止板開口を露出させる、請求項1に記載のダストバッグ。
【請求項3】
前記可撓性ゴムリングは前記係止板開口の縁部から前記摺動板に向かって突出し、前記摺動板が開位置にあることに応答して、前記可撓性ゴムリングが前記摺動板開口を通過して前記摺動板から離れた方向に向かって突出し、前記摺動板開口が前記係止板開口に封止可能に接続されるように構成される、請求項2に記載のダストバッグ。
【請求項4】
前記摺動板は前記係止板に対して第1方向に摺動可能であり、前記摺動板は制限バンプブロックを含み、前記制限バンプブロックは、前記摺動板の少なくとも一側に設けられ、前記摺動板から第1方向に垂直な第2方向に向かって突出し、
前記係止板は、前記係止板の第1方向の両端部に設けられ、第1方向に前記制限バンプブロックを阻止するように構成される制限部材を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のダストバッグ。
【請求項5】
前記摺動板は、前記摺動板の第1方向の一端部に設けられたハンドル部をさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のダストバッグ。
【請求項6】
自浄式ダスト収集ホルダであって、
前記自浄式ダスト収集ホルダのダスト収集ビン内に設けられたダストバッグ支持体と、
前記ダストバッグ支持体に着脱可能に取り付けられた請求項1~5のいずれか1項に記載のダストバッグと、を含み、
前記ダストバッグ支持体の内部に中空キャビティが設けられ、前記中空キャビティは前記自浄式ダスト収集ホルダのエアダクトの一部として機能する、
ことを特徴とする自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項7】
前記ダストバッグ支持体の前記ダスト収集ビン内に面する支持体側壁上に、前記ダストバッグの入口に接続された前記ダスト出口ポートが設けられ、
前記ダストバッグ支持体は、前記支持体側壁を摺動可能な摺動バッフルをさらに含み、第1位置と第2位置との間で切り替え可能に構成され、前記摺動バッフルが第1位置にあることに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口ポートを遮蔽し、前記摺動バッフルが第2位置にあることに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口ポートを露出させる、請求項6に記載の自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項8】
前記ダストバッグ支持体は摺動溝を含み、前記摺動バッフルの少なくとも一部が前記摺動溝内に位置し、これにより、前記摺動バッフルが前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、
係止板と摺動板は前記摺動溝に挿入されて前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動して前記摺動バッフルを押して前記摺動バッフルを前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動させて前記ダストバッグを前記ダストバッグ支持体に取り付けるように構成され、前記ダストバッグが前記ダストバッグ支持体に取り付けることに応答して、前記摺動板が開位置にあって前記係止板開口を露出させ、前記摺動バッフルが第2位置にあって前記ダスト出口ポートを露出させ、前記可撓性ゴムリングが前記ダスト出口ポートの縁部に当接され、前記係止板開口が前記ダスト出口ポートに接続される、請求項7に記載の自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項9】
前記ダストバッグ支持体に弾性部材が設けられ、前記摺動バッフルに接続され、前記摺動バッフルが第1位置にある傾向を有するように構成される、請求項8に記載の自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項10】
前記係止板上に係止板係止溝が設けられ、前記摺動溝内に係止部が設けられ、前記ダストバッグが前記ダストバッグ支持体に取り付けられたことに応答して、前記係止部が前記係止板係止溝に係止される、請求項8に記載の自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項11】
前記摺動板に、前記ダストバッグ支持体から前記ダストバッグを外す過程中、前記係止部を前記係止板係止溝から離脱させるように構成されたロック解除バンプブロックがさらに設けられる、請求項10に記載の自浄式ダスト収集ホルダ。
【請求項12】
自動清掃装置および請求項6~11のいずれか1項に記載の自浄式ダスト収集ホルダを含む、ことを特徴とするダスト収集システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2021年12月31日に出願された中国特許出願第202111673035.8号の優先権を主張し、上記中国特許出願のすべての開示内容は参照によって本出願の一部として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、清掃ロボットの技術分野に関し、具体的に、ダストバッグ、自浄式ダスト収集ホルダおよびダスト収集システムに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、科学技術の発展に伴い、様々な清掃用品が出現しており、これらの清掃用品は、掃除や掃き掃除における人の負担を軽減し、人々のニーズに応え、人々の生活に大きな利便性を提供している。その中で、自動清掃装置は非常にスマート化された特性を持っているため、人々に愛用されている。
【発明の概要】
【0004】
本開示のいくつかの実施例はダストバッグを提供し、前記ダストバッグはダストバッグ支持体上に着脱可能に取り付けられるように構成され、前記ダストバッグは、
ダストバッグ本体と、
前記ダストバッグ本体に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口として機能する係止板開口を有する係止板と、
前記係止板に摺動可能に接続され、閉位置と開位置との間で切り替え可能であるように構成された摺動板であって、前記摺動板が閉位置にあることに応答して、前記摺動板は前記係止板開口を遮蔽し、前記摺動板が開位置にあることに応答して、前記摺動板は前記係止板開口を露出させる摺動板と、を含み、
前記係止板開口の縁部に、前記ダストバッグが前記ダストバッグ支持体に取り付けられたことに応答して、前記係止板開口が前記ダストバッグ支持体上のダスト出口ポートに封止可能に接続されるように構成される可撓性ゴムリングが設けられる。
【0005】
本開示は、自動清掃装置および前記実施例に記載の自浄式ダスト収集ホルダを含むダスト収集システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
ここでの添付図面は、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例が示され、明細書とともに本開示の原理を解釈するために使用される。明らかに、以下の説明における添付図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、これらの添付図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0007】
図1】本開示のいくつかの実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダの全体構造の概略図
図2】本開示のいくつかの実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダの本体の構造の概略図
図3】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダスト収集キャビティの構造概略図
図4】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダスト収集カバーの構造概略図
図5】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダスト収集カバーの断面図
図6】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体の構造概略図
図7】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体の構造概略図
図8】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図
図9】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図
図9A】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの部分構造の概略図
図9B図9Aにおける断面の構造概略図
図10】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの予め組立構造の概略図
図11】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの組立構造の断面図
図12】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの組立構造の概略図。
図13】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体の断面図
【符号の説明】
【0008】
1000 自浄式ダスト収集ホルダ底板
2000 自浄式ダスト収集ホルダ本体
2100 ダスト収集キャビティ
2131 第1ダスト収集キャビティ側壁
2132 第2ダスト収集キャビティ側壁
2134 ダスト収集キャビティ後壁
2140 シールガスケット
2150 周方向内壁
2151 第1側内壁
2152 第2側内壁
2153 前内壁
2154 後内壁
2700 貯水キャビティ
2800 ダスト収集カバー
2810 ダスト収集カバー本体
2811 プルハンドル
2820 ダスト収集カバー壁
2821 ダスト収集カバー第1側壁
2822 ダスト収集カバー第2側壁
2823 ダスト収集カバー前壁
2824 ダスト収集カバー後壁
2825 制限部材
2826 支持リブ
3000 ダスト収集ビン
4000 清浄水タンク
5000 汚水タンク
6000 本体ベース
6100 ダスト収集口
6200 洗浄溝
300 ダストボックス
2110 ダストバッグ支持体
2111 支持体側壁
2112 ダスト出口ポート
2113 摺動バッフル
21131 摺動バッフル突起
2114 摺動溝
21141 係止部
2115 弾性部材
2120 ダストバッグ
2121 ダストバッグ本体
2122 係止板
21221 係止板開口
21222 係止板係止溝
21223 制限部材
21224 可撓性ゴムリング
2123 摺動板
21231 摺動板開口
21232 ハンドル部
21233 摺動板突起
21234 制限バンプブロック(ロック解除バンプブロック)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下、添付図面を参照して本開示をより詳細に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をすることなく得られた他の実施例は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
【0010】
本開示の実施例で使用される用語は特定の実施例を説明する目的でのみ使用され、本開示を限定することを意図するものではない。本開示の実施例および添付の特許請求の範囲において使用される「1つ」、「前記」および「該」という単数形は、多数形を包含することも意図され、文脈が明確にそうでないことが示されない限り、「複数」は一般に少なくとも2つを含む。
【0011】
なお、本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連対象の関連関係の説明に過ぎず、3つの関係があり、例えば、Aおよび/またはBは、Aが単独に存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独に存在する可能性がある。また、本明細書における「/」は、一般に前後の関連対象が「または」の関係にあることを示す。
【0012】
なお、本開示の実施例では、説明のために第1、第2、第3などの用語が使用されることがあるが、これらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1は第2とも呼ばれてもよく、同様に、第2は第1とも呼ばれてもよい。
【0013】
なお、「備える」、「含む」という用語または他の任意の変形は非排他的な包含をカバーすることを意図し、一連の要素を含む製品または装置はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙された他の要素、またはこれらの製品または装置に固有の要素も含むことに留意されたい。さらに限定しない限り、「…を含む」という表現で定義される要素は、前記要素を含む製品または装置における他の同一要素の存在を排除するものではない。
【0014】
以下、添付図面を参照しながら本開示の選択可能な実施例を詳細に説明する。
【0015】
関連技術では、自動清掃装置のダストボックスは容量が限られており、ユーザはダストボックスを掃除するために頻繁に屈む必要があり、ユーザの使用感が悪い。このために、本開示の実施例は、自浄式ダスト収集ホルダを提供し、ダスト収集システムによって自動清掃装置のダストボックス中のゴミを集中して自浄式ダスト収集ホルダのダスト収集ビン内に収集することにより、ユーザがゴミを処理する回数を減らし、ユーザの体験を向上させることができる。具体的に、本開示の実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダは、一例として、図1は自浄式ダスト収集ホルダの全体構造の概略図を例示的に示し、図2は本開示の汚水タンク、清浄水タンクおよびダスト収集カバーを取り外した後の自浄式ダスト収集ホルダ本体の構造概略図を例示的に示す。
【0016】
自浄式ダスト収集ホルダの挙動をより明確に説明するために、以下のような方向が定義される。自浄式ダスト収集ホルダは以下のように定義された3つの互いに直交する軸、すなわち、横向軸Y、前後軸Xおよび中心垂直軸Zによって規定され得る。前後軸Xに沿った矢印とは反対する方向、すなわち自動清掃装置が自浄式ダスト収集ホルダに入る方向は「後方」と表示され、前後軸Xに沿った矢印方向、すなわち自動清掃装置が自浄式ダスト収集ホルダから離れる方向は「前方」と表示される。横向軸Yは実質的に自浄式ダスト収集ホルダ本体の幅方向である。垂直軸Zは自浄式ダスト収集ホルダ底面に沿って上方に延伸する方向である。
【0017】
図1に示すように、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000が自浄式ダスト収集ホルダ本体2000から突出する方向は前方であり、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の後壁方向が後方であり、ダスト収集ビン3000が自浄式ダスト収集ホルダの左側にあり、清浄水タンク4000がダスト収集ビン3000の右側にあり、汚水タンク5000が清浄水タンク4000の右側にある。
【0018】
図1に示すように、本実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダは、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000と自浄式ダスト収集ホルダ本体2000を含む。ここで、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000と自浄式ダスト収集ホルダ本体2000は着脱可能に接続され、具体的に、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000は自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の下部の本体ベース6000に着脱可能に接続される。着脱可能な接続方法により、持ち運びやメンテナンスが容易になる。
【0019】
自浄式ダスト収集ホルダ本体2000は、自動清掃装置のダストボックス内のゴミを収集するように構成される。いくつかの実施例では、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000上にダスト収集ビン3000、清浄水タンク4000、汚水タンク5000などのアセンブリが配列して設けられる。
【0020】
図2に示すように、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000は貯水キャビティ2700とダスト収集キャビティ2100を含む。貯水キャビティ2700の開口は上方および前方に向かって自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の頂部に設けられ、貯水キャビティは清浄水タンク4000を収容するための清浄水ビンおよび汚水タンク5000を収容するための汚水ビンをさらに含む。ダスト収集キャビティ2100の開口は上方および前方に向かって貯水キャビティ2700とともに自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の頂端に配列して設けられ、ダスト収集キャビティ2100上に、ダスト収集キャビティ2100の開口に適合されるダスト収集カバー2800が設けられ、ダスト収集カバー2800はダスト収集キャビティ2100上に着脱可能に結合され、ダスト収集キャビティ2100はダスト収集カバー2800とともにゴミ收容装置を収容するダスト収集ビン3000を形成する。ダスト収集カバー2800の外面の少なくとも一部は自浄式ダスト収集ホルダの外観面の一部として使用される。貯水キャビティ2700とダスト収集キャビティ2100は上方かつ前方に向かって設計されているため、汚水タンク5000、清浄水タンク4000およびダスト収集カバー2800の取付と取り外しが容易である。
【0021】
自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の下方は本体ベース6000を含む。いくつかの実施例では、本体ベース6000は自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の下方に一体的に設けられる。本体ベース6000は自浄式ダスト収集ホルダ底板1000に当接され、具体的に、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000と本体ベース6000は第2方向に沿って順次設けられ、第2方向は前後軸Xの矢印とは反対する方向である。
【0022】
ダスト収集口6100は本体ベース6000上に設けられ、ほぼ本体ベース6000の自浄式ダスト収集ホルダ底板1000に接続された縁部位置に位置する。ダスト収集口6100は、自動清掃装置のダスト出口に接続されるように構成され、自動清掃装置のダストボックス300内のゴミはダスト収集口6100から自浄式ダスト収集ホルダ本体2000のダスト収集キャビティ2100内に入る。いくつかの実施例では、ダスト収集口6100周囲にシール用ゴムガスケットがさらに設けられ、ダスト収集口6100と自動清掃装置のダスト出口を接続して封止し、ゴミの漏れを防止する。
【0023】
いくつかの実施例では、本体ベース6000は、洗浄溝6200をさらに含み、洗浄溝6200は、自動清掃装置上の清掃部材を清掃するように構成され、例えば、自動清掃装置の湿式清掃モジュールに清掃液を補充するか、および/または湿式清掃モジュールから除去された雑物を収容するか、および/または湿式清掃モジュールの清掃過程中発生した汚水を収集するように構成され、雑物や汚水の後処理をより容易にする。いくつかの実施例では、洗浄溝6200はダスト収集口6100の後方に設けられる。
【0024】
いくつかの実施例では、自浄式ダスト収集ホルダはエアダクトをさらに含み、エアダクトの一端は本体ベース6000のダスト収集口6100と連通し、エアダクトの他端はダスト収集キャビティ2100と連通する。自浄式ダスト収集ホルダがダスト収集状態にあるとき、ダスト収集ビン3000内に十分な負圧が形成され、ダストボックス300内のゴミがダスト収集口6100、エアダクトを介してダスト収集キャビティ2100内のダストバッグに吸い込まれる。
【0025】
図2および図3を併せて参照すると、いくつかの実施例では、ダスト収集キャビティ2100は、ダスト収集キャビティ後壁2134および対向して設けられた1対のダスト収集キャビティ側壁を含み、ここで、ダスト収集キャビティ側壁は第1ダスト収集キャビティ側壁2131と第2ダスト収集キャビティ側壁2132をさらに含み、第1ダスト収集キャビティ側壁2131は自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の外壁に近接し、第1ダスト収集キャビティ側壁2131と第2ダスト収集キャビティ側壁2132とは対向して設けられ、ダスト収集キャビティ後壁2134に隣接する。
【0026】
具体的に、ダスト収集キャビティ側壁の端面は円弧状構造であってもよく、ダスト収集キャビティ側壁の高さは前後軸Xの矢印方向に沿って徐々に低くなる傾向があり、ダスト収集キャビティ側壁とダスト収集キャビティ後壁2134との隣接する箇所において、ダスト収集キャビティ側壁の高さがダスト収集キャビティ後壁2134の高さと等しい。ダスト収集キャビティ側壁は前部が低く後部が高い円弧状構造であり、ダスト収集カバー2800の配置および取り外しを容易にし、ある程度美観性を向上させることができる。
【0027】
いくつかの実施例では、第1ダスト収集キャビティ側壁2131、第2ダスト収集キャビティ側壁2132、およびダスト収集キャビティ後壁2134は自浄式ダスト収集ホルダ本体2000とは一体構造であるため、ダスト収集キャビティ2100の安定性が向上し、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000に対するダスト収集キャビティ2100の揺れを回避することができる。
【0028】
いくつかの実施例では、ダスト収集キャビティ2100は、周方向内壁2150をさらに含み、該周方向内壁2150はダスト収集キャビティ2100の底壁から清掃ダスト収集ホルダ本体2000から離れた方向に延伸する。ダスト収集キャビティ後壁2134およびダスト収集キャビティ側壁は周方向内壁2150の周りに設けられ、該周方向内壁2150と間隔をあけて設けられる。周方向内壁2150の様々な箇所の高さが等しくなくてもよく、いくつかの実施例では、周方向内壁2150の高さは前後軸Xの矢印方向に沿って徐々に低くなる傾向があり、周方向内壁2150の前部が低く後部が高いような構造設計により、ダスト収集カバー2800の配置と取り外しを容易にすることができる。
【0029】
いくつかの実施例では、周方向内壁2150は閉ループ構造であってもよく、順に接続された前内壁2153、第1側内壁2151、後内壁2154および第2側内壁2152をさらに含み、ここで、前内壁2153は後内壁2154に対向して設けられ、第1側内壁2151は第2側内壁2152に対向して設けられる。そして、周方向内壁2150の各内壁は、ダスト収集キャビティ後壁2134、ダスト収集キャビティ側壁と対応関係があり、具体的に、第1側内壁2151は第1ダスト収集キャビティ側壁2131と同じ側に間隔を置いて設けられ、後内壁2154はダスト収集キャビティ後壁2134と同じ側に間隔を置いて設けられ、第2側内壁2152は第2ダスト収集キャビティ側壁2132と同じ側に間隔を置いて設けられる。
【0030】
いくつかの実施例では、周方向内壁2150はダスト収集キャビティ2100の底壁とは一体構造であるため、周方向内壁2150の安定性を向上させることができる。
【0031】
いくつかの実施例では、ダスト収集キャビティ2100はシールガスケット2140をさらに含み、該シールガスケット2140は周方向内壁2150の周りに設けられ、ダスト収集キャビティ後壁2134およびダスト収集キャビティ側壁は該シールガスケット2140の周りに設けられる。いくつかの実施例では、シールガスケット2140は閉ループ構造であり、シールガスケット2140の各箇所の幅は、周方向内壁2150とダスト収集キャビティ後壁2134、ダスト収集キャビティ側壁間との間隔とは等しいか、または僅かに大きい。そのため、シールガスケット2140は、周方向内壁2150、ダスト収集キャビティ後壁2134、ダスト収集キャビティ側壁に密着して接続される。シールガスケット2140の材料は様々な天然または人工合成ゴムであってもよい。シールガスケット2140により、ダスト収集キャビティ2100をダスト収集キャビティ2100に結合されたダスト収集カバー2800に密着させて密閉されたダスト収集ビン3000を形成することができる。
【0032】
いくつかの実施例では、ダスト収集キャビティ2100内にダストバッグ支持体2110がさらに設けられ、該ダストバッグ支持体2110は、ダストバッグを取り付けるように構成される。ダストバッグ支持体2110は、ダスト収集キャビティ2100の内部に設けられ、ダスト収集キャビティ底部から自浄式ダスト収集ホルダ本体2000から離れた方向に延伸する。ダストバッグ支持体2110はねじなどの固定部材によってダスト収集キャビティ2100の周方向内壁2150上に設けられるか、またはダストバッグ支持体2110底部を介してダスト収集キャビティ底壁上に固定的に接続される。いくつかの実施例では、ダストバッグ支持体2110は第1側内壁2151に設けられ、ダストバッグ支持体2110のダスト収集キャビティ2100から離れた側壁は該第1側内壁2151と一体的に形成されてもよく、これにより、ダストバッグ支持体2110の堅牢度を向上させることができる。ダストバッグ支持体2110内部に中空キャビティが設けられ、該中空キャビティは自浄式ダスト収集ホルダのエアダクトの一部、例えばエアダクトの端部として機能する。ダストバッグ支持体2110はダスト収集ビン3000内に面する支持体側壁を有し、該支持体側壁上にダスト出口ポートが設けられ、該ダスト出口ポートはダスト収集口6100とエアダクトを介して連通し、エアダクトはゴミをダスト収集ビン3000内、例えばダスト収集ビン3000内のダストバッグに案内させるために使用される。ダスト出口ポートは、ダストバッグの入口と連通してゴミをダストバッグに収集するように構成される。
【0033】
図4図5を併せて参照すると、いくつかの実施例では、ダスト収集カバー2800は、ダスト収集カバー本体2810およびダスト収集カバー壁2820を含む。ここで、ダスト収集カバー本体2810はダスト収集カバー壁2820の上方に位置し、ダスト収集カバー壁2820はダスト収集カバー本体2810から前記ダスト収集カバー本体2810から離れた方向に延伸する。ダスト収集カバー本体2810はダスト収集カバー壁2820とともに収容空間として囲み、ダスト収集カバー2800がダスト収集キャビティ2100上に係止されたことに応答して、周方向内壁2150が該収容空間内に収容され、ダスト収集カバー壁2820のダスト収集カバー本体2810から離れた自由端はシールガスケット2140に密着して密閉されたダスト収集ビン3000を形成する。
【0034】
いくつかの実施例では、ダスト収集カバー壁2820は、順に接続されたダスト収集カバー前壁2823、ダスト収集カバー第1側壁2821、ダスト収集カバー後壁2824およびダスト収集カバー第2側壁2822をさらに含む。ここで、ダスト収集カバー前壁2823はダスト収集カバー後壁2824に対向して設けられ、ダスト収集カバー第1側壁2821はダスト収集カバー第2側壁2822に対向して設けられる。
【0035】
ダスト収集カバー2800がダスト収集キャビティ2100に結合されたことに応答して、ダスト収集カバー第1側壁2821の少なくとも一部が第1ダスト収集キャビティ側壁2131と第1側内壁2151との間に挟持され、ダスト収集カバー第2側壁2822の少なくとも一部が第2ダスト収集キャビティ側壁2132と第2側内壁2152との間に挟持され、ダスト収集カバー後壁2824はダスト収集キャビティ後壁2134と後内壁2154との間に挟持される。
【0036】
いくつかの実施例では、ダスト収集カバー2800はプルハンドル2811をさらに含み、該プルハンドル2811はダスト収集カバー本体2810のダスト収集カバー壁2820から離れた側に設けられる。プルハンドル2811は、ダスト収集カバー本体2810上に設けられた引き輪、引き棒、取っ手などの構造であってもよく、プルハンドル2811を設けることによって、ダスト収集カバー2800の配置と取り外しをより容易にすることができ、ユーザが日常的にダスト収集ビン3000内のゴミを交換するのに便利になる可能性がある。
【0037】
いくつかの実施例では、ダスト収集カバー2800は制限部材2825をさらに含み、該制限部材2825はダスト収集カバー壁2820上に設けられ、該制限部材2825はダスト収集キャビティ2100に設けられた制限部と協働してもよく、ダスト収集カバー2800が揺れずにダスト収集キャビティ2100上にしっかりと固定される。制限部は、ダスト収集キャビティ後壁2134とダスト収集キャビティ側壁中の少なくとも1つに設けられる。制限部材2825は制限部と対になって設けられ、互いに整合される。図4に示す実施例では、制限部材2825はダスト収集カバー第2側壁2822上に設けられ、該制限部材2825に対応する制限部は第2ダスト収集キャビティ側壁2132上に設けられる。ダスト収集カバー2800がダスト収集キャビティ2100に係止されたことに応答して、制限部材2825は制限部に当接される。
【0038】
いくつかの実施例では、ダスト収集キャビティ底壁、周方向内壁2150およびダスト収集カバー壁2820中の少なくとも1つに支持リブ2826が設けられる。支持リブ2826は表面に対して外側に突起した帯状構造であってもよい。図4に示す実施例では、支持リブ2826は少なくともダスト収集カバー第2側壁2822の内面に設けられ、該ダスト収集カバー第2側壁2822の内面に複数の支持リブ2826が設けられる。支持リブ2826を設けることにより、ダスト収集ビン3000内のダストバッグがダスト収集キャビティ底壁、周方向内壁2150および/またはダスト収集カバー壁2820に密着して、ダストバッグからの気流の流出に影響を与えることを回避することができる。
【0039】
本開示は、自動清掃装置および前記実施例中の自浄式ダスト収集ホルダを含むダスト収集システムをさらに提供する。
【0040】
ダスト収集カバーがダスト収集キャビティ上に結合される設計により、ファンの作用下でダスト収集カバーがダスト収集キャビティにより密接に結合され、ダスト収集効率がさらに向上し、ダスト収集カバーの露出設計により、ユーザがカバー内の状況をより直感的に観察しやすくなり、ダストバッグの交換など、ダスト収集キャビティをより適時に処理しやすくなる。
【0041】
関連技術では、自動清掃装置のダストボックスは容量が限られており、ユーザはダストボックスを掃除するために頻繁に屈む必要があり、ユーザの使用感が悪い。このため、本開示の実施例は自浄式ダスト収集ホルダを提供し、ダスト収集システムによって自動清掃装置ダストボックス中のゴミを集中して自浄式ダスト収集ホルダのダスト収集ビン内に収集し、ダスト収集ビンにダストバッグ支持体とダストバッグを設けることで、ダストボックス中のゴミを実質的に漏れなくダスト収集ビン内のダストバッグに移送し、ユーザがゴミを処理する回数を減らし、ユーザの体験を向上させることができ、ダストバッグは係止板と摺動板の協働設計を採用し、ダストバッグがダストバッグ支持体から外したとき、摺動板が閉位置にあるため、ダストバッグ中のゴミがダスト収集ビン内にこぼれないようにする。
【0042】
具体的に、本開示の実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダは、一例として、図1は自浄式ダスト収集ホルダの全体的な構造の概略図を例示的に示し、図2は本開示の汚水タンク、清浄水タンクおよびダスト収集カバーを取り外した後の自浄式ダスト収集ホルダ本体の構造概略図を例示的に示す。
【0043】
図1に示すように、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000が自浄式ダスト収集ホルダ本体2000から突出する方向は前方であり、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の後壁方向が後方であり、ダスト収集ビン3000が自浄式ダスト収集ホルダの左側にあり、清浄水タンク4000がダスト収集ビン3000の右側にあり、汚水タンク5000が清浄水タンク4000の右側にある。
【0044】
自浄式ダスト収集ホルダ本体2000は、自動清掃装置のダストボックス内のゴミを収集するように構成される。いくつかの実施例では、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000に、ダスト収集ビン3000、清浄水タンク4000、汚水タンク5000などのアセンブリが配列して設けられる。具体的に、図2に示すように、自浄式ダスト収集ホルダ本体2000は貯水キャビティ2700およびダスト収集キャビティ2100を含む。貯水キャビティ2700の開口は上方および前方に向かって自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の頂部に開設され、貯水キャビティは清浄水タンク4000を収容するための清浄水ビンと汚水タンク5000を収容するための汚水ビンをさらに含んでもよい。ダスト収集キャビティ2100の開口は上方および前方に向かって貯水キャビティ2700とともに自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の頂端に配列して設けられ、ダスト収集キャビティ2100にダスト収集キャビティ2100の開口に適合されるダスト収集カバー2800が設けられ、ダスト収集カバー2800はダスト収集キャビティ2100上に着脱可能に結合され、ダスト収集キャビティ2100はダスト収集カバー2800とともにダスト収集ビン3000を形成する。貯水キャビティ2700とダスト収集キャビティ2100が上方かつ前方に設計されているため、汚水タンク5000、清浄水タンク4000およびダスト収集カバー2800の取付および取り外しを容易にすることができる。
【0045】
自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の下方に本体ベース6000が設けられる。いくつかの実施例では、本体ベース6000は自浄式ダスト収集ホルダ本体2000の下方に一体的に設けられる。本体ベース6000はさらに自浄式ダスト収集ホルダ底板1000に当接され、具体的に、自浄式ダスト収集ホルダ底板1000と本体ベース6000は第2方向に沿って順次設けられ、第2方向は前後軸Xの矢印と反対する方向である。
【0046】
ダスト収集口6100は本体ベース6000上に設けられ、ほぼ本体ベース6000の自浄式ダスト収集ホルダ底板1000に接続された縁部位置に設けられる。ダスト収集口6100は、自動清掃装置のダスト出口に接続されるように構成され、自動清掃装置のダストボックス300内のゴミがダスト収集口6100を介して自浄式ダスト収集ホルダ本体2000のダスト収集キャビティ2100内に入る。いくつかの実施例では、ダスト収集口6100の周囲にシール用ゴムガスケットがさらに設けられ、ダスト収集口6100と自動清掃装置のダスト出口を接続して封止し、ゴミの漏れを防止するために使用される。
【0047】
いくつかの実施例では、本体ベース6000は洗浄溝6200をさらに含み、洗浄溝6200は、自動清掃装置上の清掃部材を清掃するように構成され、例えば、自動清掃装置の湿式清掃モジュールに清掃液を補充するか、および/または湿式清掃モジュールから除去された雑物を収容するか、および/または湿式清掃モジュールを清掃する過程中発生した汚水を収集するために使用され、雑物や汚水の後処理をより容易にすることができる。いくつかの実施例では、洗浄溝6200はダスト収集口6100の後方に設けられる。
【0048】
いくつかの実施例では、自浄式ダスト収集ホルダはエアダクトをさらに含み、エアダクトの一端は本体ベース6000のダスト収集口6100と連通し、エアダクトの他端はダスト収集キャビティ2100と連通する。自浄式ダスト収集ホルダがダスト収集状態にあるとき、ダスト収集ビン3000内に十分な負圧を形成し、ダストボックス300内のゴミがダスト収集口6100、エアダクトを介してダスト収集キャビティ2100内のダストバッグに吸い込まれる。
【0049】
図6は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体の構造概略図であり、ここで、摺動バッフルが第1位置にあり、図7は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体の構造概略図であり、ここで、摺動バッフルが第2位置にある。
【0050】
図1および図2に示すように、いくつかの実施例では自浄式ダスト収集ホルダはダストバッグ支持体2110をさらに含み、該ダストバッグ支持体2110は、ダストバッグを取り付けるように構成される。ダストバッグ支持体2110は前記ダスト収集ビン3000に設けられ、例えばねじなどの固定部材によってダスト収集ビン3000の内側壁上に設けられるか、またはダストバッグ支持体2110の底部を介してダスト収集ビン3000の底面上に固定的に接続される。
【0051】
前記ダストバッグ支持体2110の内部に中空キャビティが設けられ、該中空キャビティは自浄式ダスト収集ホルダのエアダクトの一部、例えばエアダクトの端部として機能する。
【0052】
前記ダストバッグ支持体2110は、ダスト収集ビン3000内に面する支持体側壁2111を有し、該支持体側壁2111上にダスト出口ポート2112が設けられる。前記ダスト出口ポート2112は前記ダスト収集口6100とエアダクトを介して連通し、エアダクトは、ゴミをダスト収集ビン3000内、例えばダスト収集ビン3000内のダストバッグに案内するように構成される。ダスト出口ポート2112は、ダストバッグの入口と連通してゴミをダストバッグに収集するように構成される。
【0053】
前記ダストバッグ支持体2110は、前記支持体側壁2111上を摺動可能な摺動バッフル2113をさらに含む。摺動バッフル2113は、第1位置と第2位置との間で切り替え可能であるように構成される。前記摺動バッフル2113が第1位置にあることに応答して、前記摺動バッフル2113が前記ダスト出口ポート2112を遮蔽し、前記摺動バッフル2113が第2位置にあることに応答して、前記摺動バッフル2113は前記ダスト出口ポート2112を露出させる。ダストバッグは消耗品として、ダストバッグ支持体2110に着脱可能に取り付けられる。上記設計により、ダストバッグ支持体2110にダストバッグが取り付けられていない場合、摺動バッフル2113はダスト出口ポート2112を遮蔽してダスト収集ビン3000をエアダクトから隔離するため、ファンによって発生した吸引力がダスト収集ビンからエアダクトに入ることができず、ゴミがダストバッグの取り付けられていないダスト収集ビン3000に進入することを回避することができる。
【0054】
図8は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図であり、摺動板が閉位置にあり、図9は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図である、摺動板が開位置にあり、図9Aは本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの部分構造概略図であり、図9B図9Aにおける断面の構造概略図であり、図9Aにダストバッグの断面が示され、図9および図9Bにダストバッグが示されていない。
【0055】
いくつかの実施例では、図8図9Bに示すように、本開示は、ダストバッグ2120をさらに提供し、前記ダストバッグ2120はダストバッグ支持体2110に着脱可能に取り付けられてゴミを収集するように構成される。
【0056】
前記ダストバッグ2120は、ダストバッグ本体2121、係止板2122および摺動板2123を含む。ダストバッグ本体2121は、不織布や紙質材料などの通気性があるが微細な粒子を濾過できる材料から形成され、ダストバッグ本体は前記ゴミを收容するように構成される。係止板2122は前記ダストバッグ本体2121に固定的に接続される。前記係止板2122は係止板開口21221を有し、前記係止板開口21221は前記ダストバッグ本体2121の入口として機能する。摺動板2123は前記係止板2122に摺動可能に接続され、閉位置と開位置との間で切り替え可能であるように構成され、前記摺動板2123が閉位置にあることに応答して、前記摺動板2123は前記係止板開口21221を遮蔽し、前記摺動板2123が開位置にあることに応答して、前記摺動板2123は前記係止板開口21221を露出させる。
【0057】
具体的に、図8および図6に示すように、摺動板2123は摺動板開口21231を有し、図8に示すように、前記摺動板2123が閉位置にあることに応答して、摺動板開口21231の、前記係止板2122における正投影は前記係止板開口2821と重ならず、前記摺動板2123は前記係止板開口22121を遮蔽する。図9に示すように、前記摺動板2123が開位置に応答して、摺動板開口21231の、前記係止板2122における正投影は前記係止板開口21221と少なくとも部分的に重なり、前記摺動板2123は摺動板開口21231を介して前記係止板開口21221の少なくとも一部を露出させる。
【0058】
いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係止板開口21221よりも大きく、前記摺動板2123が閉位置にあることに応答して、摺動板開口21231の、前記係止板2122における正投影は前記係止板開口21221を覆う。いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係止板開口21221よりも小さく、前記摺動板2123が閉位置にあることに応答して、摺動板開口21231の、前記係止板2122における正投影は前記係止板開口21221内に位置する。いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係止板開口21221と等しく、前記摺動板2123が閉位置にあることに応答して、摺動板開口21231の、前記係止板2122における正投影は前記係止板開口21221と基本的に重なる。
【0059】
摺動板2123と係止板2122の摺動動作により、ダストバッグ入口を遮蔽し、ダストバッグ中のゴミ漏れを回避することができる。
【0060】
いくつかの実施例では、図8図9Bに示すように、前記係止板開口21221の縁部に摺動板2123に向かって突出した可撓性ゴムリング21224が設けられ、前記摺動板2123が開位置にあることに応答して、前記可撓性ゴムリング21224は、前記摺動板開口21231を通って前記摺動板2123から離れた方向に向かって突出し、前記摺動板開口21231が前記係止板開口21221に接続されると、摺動板2123と係止板2122の両開口での接続箇所のスリットを封止し、これにより、摺動板開口21231が前記係止板開口21221に封止可能に接続される。前記摺動板2123が開口位置にないことに応答して、例えば閉位置にあることに応答して、前記可撓性ゴムリング21224の少なくとも一部が摺動板2123と係止板2122との間に押圧され、両者間の摩擦力を増加させ、これにより、摺動板2123と係止板2122は一定の外力の作用下でなければ相対的に摺動せず、摺動板2123が閉位置に安定して保持され、ダストバッグ中のゴミの漏れを回避することができる。
【0061】
以上のように、ダストバッグ中の係止板2122と摺動板2123の摺動設計により、摺動板2123は係止板2122に摺動可能に接続され、閉位置と開位置との間で切り替え可能であるように構成され、ダストバッグの入口を封止または露出させ、ダストバッグ入口を封止する場合、ダストバッグ中のゴミ漏れを回避することができる。
【0062】
係止板開口21221の縁部に可撓性ゴムリング21224を設けることで、ダストバッグとダスト出口ポート2112との間の良好な封止性能が確保され、ダスト収集効率をさらに向上させ、ダスト収集過程中、ダストがダスト出口ポート2112と係止板2122との間、係止板2122と摺動板2123との間の隙間から脱落し、ひいてはダスト収集キャビティを汚染することを防止する役割を果たし、ユーザのダスト収集キャビティ維持管理量を軽減し、ユーザの体験を向上させることができる。
【0063】
いくつかの実施例では、図8および図9に示すように、摺動板2123は前記係止板2122に対して第1方向M上に摺動可能であり、前記摺動板2123は、前記摺動板2123の少なくとも一側、例えば摺動板2123の両側に設けられた制限バンプブロック21243を含み、制限バンプブロック21243は、数が例えば2つであり、前記摺動板2123から第1方向Mに垂直な第2方向に向かって突出する。前記係止板2122は制限部材21223を含み、制限部材21223は、前記係止板2122の第1方向の両端部に設けられ、第1方向M上に前記制限バンプブロック21233を遮断し、摺動板2123が前記係止板2122から離脱するのを防止するように構成される。制限部材21223の数は例えば4つであり、係止板2122の両側に対称に分布している。摺動板2123が係止板2122に対して摺動するとき、制限バンプブロック21233は前記係止板2122の第1方向の両端部における対応する制限部材21223間で移動しかできない。
【0064】
いくつかの実施例では、前記摺動板2123は、前記摺動板の第1方向M上の一端部に設けられ、操作者が握って前記摺動板2123を移動させるのを容易にするように構成されるハンドル部21232を含む。
【0065】
前記ダストバッグ2120は、ダストバッグ支持体2110上に着脱可能に取り付けられるように構成され、前記ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110上に取り付けることに応答して、前記摺動バッフル2123が第2位置にあり、前記ダスト出口ポートを露出させ、前記摺動板が開位置にあり、前記係止板開口21221は前記ダスト出口ポート2112に接続される。上記設置により、ダストバッグ支持体2110にダストバッグ2120が取り付けられていない場合、その摺動バッフル2113が第1位置にあり、ダスト出口ポート2112を遮蔽し、ファンによって発生した吸引力がダスト収集ビンからエアダクトに進入できず、ダストバッグ2120が取り付けられていないダスト収集ビン3000へのゴミの進入を回避することができる。
【0066】
ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110から外したと、摺動板2123が閉位置にあり、ダストバッグ中のゴミがダスト収集ビン内に漏れるのを回避する。閉じられたダストバッグであるため、ダストバッグ中のゴミが外部環境に漏れるのを回避ことができる。
【0067】
ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110に取り付けられていない場合、その摺動板2123が係止板2122の係止板開口21221を遮蔽し、それをダストバッグ支持体2110に取り付けるとき摺動板2123と係止板2122の共同作用により摺動バッフル2113を第1位置から第2位置に押して該第2位置に固定し、ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110から引き離されると、その摺動板2123が係止板開口21221を遮蔽し、ゴミ漏れを防止する。ダストバッグ支持体2110にダストバッグ2120が取り付けられていない場合、係止板開口21221(すなわちダストバッグ入口)が前記ダスト出口ポート2112に接続され、ファンによって提供される気流の作用下で、自動清掃装置のダストボックス中のゴミが順次本体ベース6000上のダスト収集口6100、自浄式ダスト収集ホルダ内のエアダクト、ダストバッグ支持体2110上のダスト出口ポート2112およびダストバッグ2120上の係止板開口21221を通ってダストバッグ本体2121に収集される。
【0068】
図10は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの予め組立概略図であり、図11は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの組立構造概略図である。
【0069】
いくつかの実施例では、図6図11に示すように、前記ダストバッグ支持体2110は摺動溝2114を含み、前記摺動バッフル2113の少なくとも一部は前記摺動溝2114内に位置し、前記摺動バッフル2113は前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動可能であり、さらに第1位置と第2位置との間で切り替え可能である。摺動溝2114の数は例えば1つまたは複数であり、図6図11に示すように、摺動溝2114の数は例えば2つであり、それぞれダストバッグ支持体2110の支持体側壁2111の対向する両端部に設けられ、2つの摺動溝2114はそれぞれ前記摺動バッフル2113の対向する両端部を收容し、前記摺動バッフル2113は前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動する。
【0070】
図6図11に示すように、ダストバッグ2120の係止板2122と摺動板2123は、前記摺動溝2114に挿入され、前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動し、前記摺動バッフル2113を前記摺動溝の延伸方向X’に沿って摺動させるように押し、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグ支持体2110上に取り付けられる。具体的に、ダストバッグ2120の係止板2122と摺動板2123の両端部はそれぞれ上記の2つの摺動溝2114に挿入される。前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグ支持体2110上に取り付けられることに応答して、前記摺動板2123が開位置にあり、前記係止板開口21221を露出させ、前記摺動バッフル2113が第2位置にあり、前記ダスト出口ポート2112を露出させ、前記係止板開口21221が前記ダスト出口ポート2112に接続される。
【0071】
図10に示すように、ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110に取り付けられる過程中、ダストバッグ2120は摺動溝2114の延伸方向X’に沿ってダストバッグ支持体2110に対して移動する。両者の取付時、ダストバッグ2120の係止板2122と摺動板2123は前記ダストバッグ支持体2110の支持体側壁2111に面し、係止板2122と摺動板2123は摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動溝2114に挿入する過程中、摺動バッフル2113を第1位置から第2位置に移動させるように押す。
【0072】
いくつかの実施例では、摺動バッフル2113の下端に摺動バッフル突起21131が設けられ、該摺動バッフル突起21131は摺動バッフル2113の下縁部に沿ってダスト収集ビン3000に面する帯状突起である。摺動板2123が前記摺動溝2114に挿入された後、摺動板2123の下端は摺動バッフル突起21131に当接され得る。当接された摺動板2123下端と摺動バッフル突起21131により、摺動板2123が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って下方に摺動するとき、前記摺動バッフル2113を押して前記摺動溝の延伸方向X’に沿って同様に摺動する。いくつかの実施例では、摺動板2123の下端にも摺動板突起21233が設けられ、該摺動板突起21233は摺動板2123の下縁部に沿ってダスト収集ビン3000に面する帯状突起である。摺動板2123が前記摺動溝2114に挿入された後、該摺動板突起21233はちょうど摺動バッフル突起21131の上方に当接される。当接された摺動板突起21233と摺動バッフル突起21131により、摺動板2123が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って下方に摺動するとき、前記摺動バッフル2113を押して前記摺動溝の延伸方向X’に沿って同様に摺動する。
【0073】
図11は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの組立構造の断面図を示し、図12は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグ支持体とダストバッグの組立構造概略図を示す。
【0074】
図11および図12に示すように、前記摺動溝2114内に係止部21141が設けられ、例えば弾性バックルであり、図12中の矢印に示す近似円弧状に運動し、前記係止板2122は前記係止部21141に適合する係止板係止溝21222を有し、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグ支持体2110上に取り付けられることに応答して、前記係止部21141が前記係止板係止溝21222に係止される。前記係止板2122は前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って係止位置まで摺動し、前記係止板開口21221は前記ダスト出口ポート2112に接続され、前記係止部21141は前記係止板係止溝21222に適合して係止され、これにより、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグ支持体2110上に固定される。
【0075】
前記摺動板2123上の制限バンプブロック212234はロック解除バンプブロック21234としても機能し、ロック解除バンプブロック21234とも呼ばれ、前記摺動板2123が前記係止溝2114から引き離される過程中、前記係止部21141を押圧して前記係止部21141を前記係止板係止溝21222から離脱させ、これにより、係止部21141による係止板2122の固定を解除し、ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110から円滑に離脱される。いくつかの実施例では、前記ロック解除バンプブロック21234は制限機能をさらに有し、係止板2122上の制限部材21223と協働して前記係止板2122からの摺動板2123の離脱を防止する。
【0076】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記ダストバッグ支持体2110に弾性部材2115、例えばバネが設けられる。前記弾性部材2115は前記摺動バッフル2113に接続され、前記摺動バッフル2113が第1位置にある傾向を有する。摺動バッフル2113が外力作用を受けていない場合、弾性部材2115の作用下で、摺動バッフル2113が第1位置にあり、摺動バッフル2113はダスト出口ポート2112を遮蔽する。いくつかの実施例では、弾性部材2115がダストバッグ支持体2110の内部に位置し、弾性部材2115の延伸方向は摺動溝2114の延伸方向と基本的に一致し、弾性部材2115の一端がダストバッグ支持体2110の上部に固定され、他端が前記摺動バッフル2113に接続される。弾性部材2115の数は1つまたは複数であってもよく、弾性部材2115の数は例えば2つである場合、それぞれダストバッグ支持体2110の対向する両端部に設けられる。
【0077】
以下、ダストバッグ2120とダストバッグ支持体2110の取付と取り外し過程を具体的に説明する。
【0078】
ダストバッグ支持体2110にダストバッグ2120が取り付けられていない場合、ダストバッグ支持体2110上の摺動バッフル2113が第1位置にあり、ダスト出口ポート2112を遮蔽し、ダストバッグ2120上の摺動板2123が閉位置にあり、係止板開口2122を遮蔽し、すなわち図8に示す状態である。ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110に取り付けられる過程中、係止板2122と摺動板2123は摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動溝2114に挿入され、ユーザが摺動板2123のハンドル部21232を握って前記ダストバッグ2120を摺動溝2114に押す過程中、摺動板2123は係止板2122に対して閉位置から開位置まで徐々に移動し、摺動板2123上の摺動板開口21231が係止板2122上の係止板開口21221に位置合わせされ、同時に係止板2122と摺動板2123は摺動バッフル2113を押して第1位置から第2位置に移動させ、これにより、摺動バッフル2113はダスト出口ポート2112を露出させる。前記係止板2122が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って係止位置に摺動すると、前記係止板開口21221は前記ダスト出口ポート2112に接続され、前記係止部21141は前記係止溝21222に適合して係止され、これにより、前記ダストバッグ2120は前記ダストバッグ支持体2110上に固定され、このとき、ダストバッグ上の可撓性ゴムリング21224が摺動板開口21231を通ってダスト出口ポート2112の縁部に当接され、ダストバッグの係止板開口21221がダストバッグ支持体のダスト出口ポート2112に封止可能に接続され、これにより、ダスト収集過程中のゴミ漏れを回避する。
【0079】
ダストバッグ2120がダストバッグ支持体2110から取り外される過程中、操作者が摺動板2123のハンドル部21232を握って摺動板2123をダストバッグ支持体2110の摺動溝2114から徐々に引き離し、この過程中、摺動板2123は係止板2122に対して開位置から閉位置まで徐々に移動し、摺動板2123は係止板開口21221を遮蔽し、摺動板2123上のロック解除バンプブロック21234は前記係止部21141を押圧して前記係止部21141を前記係止溝21222から離脱させ、同時にロック解除バンプブロック21234と係止板2122上の制限部材21223の相互作用により、摺動板2123のハンドル部21232をさらに引き抜いて摺動板2123と係止板2122をダストバッグ支持体2110の摺動溝2114から引き出させ、ダストバッグ2120を前記ダストバッグ支持体2110から離脱させ、摺動バッフル2113が弾性部材の作用下で、摺動バッフル2113が第1位置に戻り、摺動バッフル2113はダスト出口ポート2112を遮蔽する。
【0080】
本開示は、自動清掃装置と前記実施例中の自浄式ダスト収集ホルダを含むダスト収集システムをさらに提供する。
【0081】
本開示の実施例によって提供される自浄式ダスト収集ホルダは、ダスト収集システムによって自動清掃装置のダストボックス中のゴミを集中して自浄式ダスト収集ホルダのダスト収集ビンに収集し、ダスト収集ビンにダストバッグ支持体とダストバッグを設け、ダストボックス中のゴミが実質的に漏れなくダスト収集ビン内のダストバッグに移送され、これにより、ユーザがゴミを処理する回数を減らし、ユーザの体験を向上させることができる。
【0082】
最後に、本明細書における各実施例は漸進的に説明され、各実施例は他の実施例との相違点に焦点を当て、各実施例間で同一または類似の部分は互いに参照され得ることに留意されたい。
【0083】
以上の実施例は、本開示の技術的解決策を説明するために使用され、それらを限定するものではなく、前記実施例を参照して本開示を詳細に説明したが、当業者は、前記各実施例に記載された技術的解決策を依然として修正することができるか、またはその一部の技術的特徴を等価置換することができ、これらの修正や置換は、対応する技術的解決策の本質を本開示の各実施例の技術的解決策の精神および範囲から逸脱させないことを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-06-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正の内容】
図8
【国際調査報告】