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  • 特表-側部握持構造及び熱転写装置 図1
  • 特表-側部握持構造及び熱転写装置 図2
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  • 特表-側部握持構造及び熱転写装置 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】側部握持構造及び熱転写装置
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/24 20060101AFI20241219BHJP
【FI】
B65C9/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532921
(86)(22)【出願日】2023-05-09
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2023093072
(87)【国際公開番号】W WO2023217154
(87)【国際公開日】2023-11-16
(31)【優先権主張番号】202221124127.0
(32)【優先日】2022-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521278106
【氏名又は名称】湖南肆玖科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hunan Sijiu Technology Co., ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100188776
【弁理士】
【氏名又は名称】岩崎 吉男
(72)【発明者】
【氏名】艾敏
(72)【発明者】
【氏名】黄文雄
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095BA10
3E095CA04
3E095FA30
(57)【要約】
【課題】
本発明は熱転写技術分野に属し、関わる側部握持構造である、以下を含むものとする熱転写装置のケーシングの相対側部に設置する側口、前記側口縁に若干の掛け位を設置する。また側口内に装着する握持カバーである、前記握持カバーは環口部及び環口部の後側に連結して且つ内側へ凹む握持溝を有するカバー壁を含む、前記環口部の内側に前記若干の掛け位置と取り外し可能に連結する若干のフックを設置する、前記カバー壁の頂部外側の少なくとも一つの定位溝である。前記ケーシング頂側のトップカバー上の前記定位槽と配合する少なくとも一つの挿入部内に設置する。
【解決手段】
本発明の側部握持構造の握持カバーと側口は連結構造によって取り外し可能な接続を実現し、組み立てが便利で敏速であり、握持カバーとトップカバーの間の挿着ティーチング構造によって安定した接続を実現することができる。本発明はまた前記側部握持構造を応用する熱転写装置を提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱転写装置のケーシングの相対側部に設置する側口、前記側口縁に若干の掛け位を設置し、側口内に装着する握持カバーである、前記握持カバーは環口部及び環口部の後側に連結して且つ内側へ凹む握持溝を有するカバー壁を含む、前記環口部の内側に前記若干の掛け位置と取り外し可能に連結する若干のフックを設置、前記カバー壁の頂部外側の少なくとも一つの定位溝である。
【請求項2】
請求項1に記載の側部握持構造であって、前記側口外側は段部に沿っており、前記環口部は段部に嵌合し、前記段部には係止逃がし口が設けられていることを特徴とする側部開口構造である。
【請求項3】
請求項1に記載の側部握持構造において、前記カバー壁の下面は、開放部から内側に向かって上方に傾斜するように形成されていることを特徴とする側部開口構造。
【請求項4】
カバー壁の内側表面には、リブ構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の側部握持構造。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の側部握持構造において、前記トップカバーと前記ケース天井側とは、連結構造により着脱可能に連結されていることを特徴とする側部開口構造。
【請求項6】
熱転写装置であって、ベースフレーム、ケーシングは、ベースフレームに取り付けて、側部に相対して側口を設置して、前記側口の縁に若干の掛け位を設置し、握持カバーであって、環口部および環口部の後側に接続され、かつ内側に凹む握持溝を有するカバー壁を含み、前記環口部の内側は前記若干の掛け位置と取り外し可能に接続される若干の掛けフックに設置され、前記カバー壁の頂部外側の少なくとも1つの位置決め溝である。
【請求項7】
請求項6に記載の熱転写装置において、前記ケースの上端にはカバーリングが取り付けられ、前記カバーリングの内縁には前記トップカバーを収容するカウンタが設けられていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の熱転写装置において、前記トップカバーは、係止構造によってケーシングに着脱可能に連結されることを特徴とする熱転写装置。
【請求項9】
請求項8に記載の熱転写装置において、前記ケーシングの中央部には、その両端に連結されたハンドル基体が設けられた凹部が設けられ、前記キャップの中央部には、凹部に対応して逃げ口が設けられ、前記ハンドル基体の上側を覆うハンドル頂部が設けられていることを特徴とする熱転写装置。前記連結構造は以下を含む:トップカバー辺縁とケーシング頂部辺縁間の第1バックル構造、逃げ口辺縁と凹部辺縁間の第2バックル構造とハンドル頂部とハンドル基体間の第3バックル構造である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は熱転写技術分野に関わり、具体的に側部握持構造及び熱転写装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
熱転写装置は熱板モジュールによって発熱し、圧力で転写紙上の層層と熱固着を被印刷材料の上に貼り付ける設備である。動作原理は熱板モジュールによって発熱して、一定の圧力、温度と時間で、転写紙の図案、文字などを材料に転写する。
【発明の概要】
【0003】
これまでの熱転写装置は安定性が良くないため、握持カバーと側口にバックル構造を設置、及び握持カバーとトップカバー間の挿入定位構造によって解決する
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願に係る熱転写装置は手動付勢型であり、熱転写に必要な圧力は使用者が加える。CN109642392Aに開示されているような初期の熱転写装置は、本体の上側にハンドルを備えており、加圧時に使用者が両手でハンドルを介して本体に加圧する。このような加圧構造は、本体の体積に影響され、両手の握持スペース及び快適性が悪く、使用体験及び熱転写効果に影響を及ぼす。本体の相対両側に握持溝を設置する側部握持方案を設計し、握持の快適さがよく、かつ力を加えることに便利である。握持溝は一つのカバー部材に成形され、本体の相対両側に口を開く、握持収納溝を設置し、カバー部材は掛け位置で連結、力を加える時にカバー部材が変形して、引き出しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の目的は従来の側辺握持槽カバー部材の組立連結が複雑で、且つ安定性がよくない問題を解決することであり、握持カバーと側口にバックル構造を設置、及び握持カバーとトップカバー間の挿入定位構造によって解決する。
【発明の効果】
【0006】
側部握持構造は、以下を含む。熱転写装置のケーシングの相対側部に設置する側口、前記側口の縁に若干の掛け位置を設置する、側口内に装着する握持カバーである、前記握持カバーは環口部及び環口部の後側に連結して、且つ内側へ凹む握持溝を有するカバー壁を含む、前記環口部の内側に前記若干の掛け位置と取り外し可能に連結する若干のフックを設置する、前記カバー壁の頂部外側の少なくとも一つの定位溝、前記ケーシング頂側のトップカバー上の前記定位槽と配合する少なくとも一つの挿入部内に設置する。
【0007】
従来の技術と比べ、本発明の側部握持構造は、握持カバーと側口がバックル構造によって取り外し可能な接続を実現し、組み立てが便利で敏速であり、握持カバーとトップカバーの間の挿着ティーチング構造によって堅固な接続を実現でき、力を加える時にカバー部材が変形して引き出されることがない。
【0008】
優先的に、前記側口外側リングは段部に沿っており、前記リング口部は段部に嵌合し、前記段部に係止回避口が設けられている。階段部は環口部を収納できて、製品の美観性を更によくさせて、同時に避難口はフックの位置を避けることができる。優先的に、定位効果を補強するために、前記定位槽と挿入部の下側は開口部から内側に沿って上へ傾斜するように設計される。このように配置して、使用者が手に入れやすい。優先的に、カバー壁の内側表面に模様構造を設置する。この配置を採用して手部とカバー壁の間の摩擦力を増加できる。
【0009】
優先的に、前記トップカバーと前記ケーシング頂側はバックル構造によって解体可能に連結する。このような接続構造を採用すると、ねじを打って接続する接続穴構造を避けることができ、製品全体性と美観性をより良くすることができる。熱転写装置は以下を含む。ベースフレーム、ケーシング、握持カバー、トップカバーと熱板モジュールはベースフレームに取り付けて、その相対側部に側口を設置して、前記側口縁に若干の掛け位置を設置する。握持カバーは環口部及び環口部の後側に連結して、内側へ凹む握持溝を有するカバー壁を含む、前記環口部の内側に前記若干の掛け位置と取外し可能に連結する若干の掛けフックに設置する、前記カバー壁の頂部外側の少なくとも一つの定位溝、トップカバーは取外し可能にケーシング頂側に連結する、辺縁に前記定位槽と配合する少なくとも一つの挿入部を設置する、ケーシング頂側に挿入部が貫通する挿入口を設置する。熱板モジュールの下側は、通電して熱転写に必要な熱量を生成する。
【0010】
優先的に、前記ケーシング上端にカバー環を取り付ける、前記カバー環内に前記トップカバーを収納する沈台を設置する。前記構造を採用して製品の接続をより緊密にし、美観性をよりよくし、造形配置をより柔軟にすることができる。
【0011】
優先的に、前記ヘッダーはバックル構造によってケーシングと取外し可能に連結する好ましくは、前記ケーシングの中央部に凹部が設けられ、前記凹部にその両端に接続されたハンドル基体が設けられ、前記上部カバーの中央部に凹部に対応して逃げ口が設けられ、前記ハンドル基体の上側を覆うハンドル頂部が設けられる。前記連結構造は以下を含む。トップカバー辺縁とケーシング頂部辺縁間の第1バックル構造、逃げ口辺縁と凹部辺縁間の第2バックル構造とハンドル頂部とハンドル基体間の第3バックル構造。前記構造を用いて、ユーザーは力を加える要求に基づいて、トップハンドル或は側部握持構造によって力を加える。第1バックル構造、第2バックル構造と第3バックル構造によってトップカバーとケーシングの連結を更に緊密、安定させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の熱転写装置の立体模式図である
図2】本発明の熱転写装置の立体断面図である
図3】本発明の熱転写装置の爆発図1である。
図4】本発明の熱転写装置の爆発図2である。
図5】本発明の熱転写装置の局部爆発図(トップカバーの除去)である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1図5を参照すると、本実施形態に係る熱転写装置は、ベースフレーム1と、ケーシング2と、握持カバーSと、トップカバー3と、ホットプレート組立体Hとを備えている。側部握持構造は以下を含む。熱転写装置のケーシング2の相対側部に設置する側口2.1、側口2.1の縁に若干の掛け位置2.11を設置する。側口2.1内に装着する握持カバーSである、握持カバーSは環口部S1及び環口部S1の後側に連結して且つ内側へ凹む握持溝を有するカバー壁S2を含む、環口部S1の内側に若干の掛け位置2.11と解体可能に連結する若干の掛けフックS1.1を設置する、カバー壁S2の頂部外側の少なくとも一つの定位槽S1.2。ケーシング2の頂側のトップカバー3に設置される定位槽S1.2と配合する少なくとも一つの挿入部3.1、ケーシング2の頂側に挿入部3.1が貫通する挿入口2.20を設置する、挿入部3.1は挿入口2.20によって定位槽S1.2内に取外し可能に挿入する。側口2.1の外側には段部が環設され、環口部S1は段部に嵌合し、段部にはフックS1.1避難口300が設けられている。階段部は環口部を収納できて、製品の美観性を更によくさせて、同時に避難口はフックの位置を避けることができる。
【0014】
従来の技術と比べ、本発明の側部握持構造は、握持カバーSと側口2.1がバックル構造によって取り外し可能な接続を実現し、組み立てが便利で敏速であり、握持カバーSとトップカバー3の間の挿着ティーチング構造によって堅固な接続を実現でき、力を加える時にカバー部材が変形せずに引き出される。取り外す必要がある場合には、ユーザーは、工具を使用して、挿入口2.20から握持カバーSを取り外すことができる。
【0015】
一実施方案の中に、定位効果を補強するために、定位槽S1.2と挿入部3.1は二組以上を設置する。本実施例では、定位槽S1.2と挿入部3.1は2組設けられている。
【0016】
一実施方案の中に、カバー壁S2の下側は開口部から内側に沿って上へ傾斜するように設計される。このように配置して、使用者が手に入れやすい。
【0017】
一実施方案の中に、カバー壁S2の内側表面に模様構造を設置する。この配置を採用して手部とカバー壁の間の摩擦力を増加できる。
【0018】
一実施方案の中に、トップカバー3とケーシング2の頂側はバックル構造によって取外し可能に連結する。このような接続構造を採用すると、ネジで接続する接続穴構造を避けることができ、製品全体性と美観性をより良くする。
【0019】
また、図1図5を参照すると、ベースフレーム1と、ケーシング2と、握持カバーSと、トップカバー3と、熱板モジュールHとを備える熱転写装置が示されている。ケーシング2はベースフレーム1に取り付けられ、それは側部に相対して側口2.1が設置され、側口2.1の縁に若干の掛け位置2.11が設置される。握持カバーSは環口部S1及び環口部S1の後側に連結して、内側へ凹む握持溝を有するカバー壁S2を含む、環口部S1の内側に若干の掛け位置2.11と取外し可能に連結する若干の掛けフックS1.1を設置する、カバー壁S2の頂部外側の少なくとも一つの定位槽S1.2である。
【0020】
トップカバー3はケーシング2頂側に解体可能に連結する、辺縁に定位槽S1.2と配合する少なくとも一つの挿入部3.1を設置する、ケーシング2頂側に挿入部3.1が貫通する挿入口2.20を設置する、挿入部3.1は挿入口2.20によって定位槽S1.2内に解体可能に挿入する。熱板モジュールHは、ベースフレーム1の下側に取り付けられ、通電後に熱転写に必要な熱量を生成する。
【0021】
ケーシング2の上端は定位槽S1.2内の位置に対応して、逃げ穴2.2を設置する。
ケーシング2の上端にカバーリング2’を取り付け、カバーリング2’の内縁にトップカバー3を収納する沈没台2’.1を設置する。前記構造を採用して製品の接続をより緊密にし、美観性をよりよくし、造形配置をより柔軟にすることができる。カバーリング2’はネジ2’.1によってケーシング2上端に固定する。
【0022】
一実施方案の中に、トップカバー3はバックル構造によってケーシング2と取外し可能連結をする。具体的には、ケース2の中部に凹陥区を設置し、凹陥区200にその両端に連結するハンドル基体201を設置し、トップカバー3の中部に凹陥区200に対応して避難口300を設置し、およびハンドル基体201の上側をカバーするハンドル頂部301を設置する。バックル構造は以下を含む。トップカバー3辺縁とケーシング2頂部辺縁間の第1バックル構造L11、L12、避難口300辺縁と凹部200辺縁間の第2バックル構造 L21、L22とハンドル頂部301とハンドル基体201間の第3バックル構造L31、L32。前記構造を用いて、ユーザーは力を加える要求に基づいて、トップハンドル或は側部握持構造によって力を加える。第1バックル構造L11、L12、第2バックル構造 L21、L22および第3バックル構造L31によって、L32は、トップカバー3とケーシング2との接続をより緊密かつ安定にすることができる。
【0023】
前記明細書の掲示と教示によって、本発明が属する分野の技術者はまた前記実施方式に変更と修正を行うことができ、本発明は前記掲示と説明した具体的な実施方式に限定されず、本発明に対するいくつかの修正と変更も本発明の請求項の保護範囲内に入るべきである。
【符号の説明】
【0024】
1 ベースフレーム
2 ケーシング
3 トップカバー
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】