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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】膜フレーム
(51)【国際特許分類】
   E02B 3/04 20060101AFI20241219BHJP
   E04H 9/14 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
E02B3/04
E04H9/14 Z
E04H9/14 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024534228
(86)(22)【出願日】2022-12-06
(85)【翻訳文提出日】2024-07-30
(86)【国際出願番号】 EP2022084561
(87)【国際公開番号】W WO2023104779
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】2021/0206
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524215579
【氏名又は名称】マコーミック マイケル
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100171675
【弁理士】
【氏名又は名称】丹澤 一成
(72)【発明者】
【氏名】マコーミック マイケル
【テーマコード(参考)】
2D118
2E139
【Fターム(参考)】
2D118AA07
2D118AA12
2D118CA01
2D118CA07
2D118GA18
2E139AA07
2E139AA15
(57)【要約】
膜のためのフレームであって、フレームは、フレームの構造的一体性のための後部外側セクションを含み、後部外側セクションが、内側フレーム開口部を取り囲み、膜を収容するための第1のチャンバ及び膜を回収するためのセクションを形成するために後部外側セクションの前部に固定された前部内側セクションとを含み、前部内側セクションが、一体的に形成された又は別々に取り付けられた外殻の形態の湾曲した又は角張った前面を有し、第1のチャンバ及び膜を回収するためのセクションが、フレームの両端にあり、フレームは、更に、膜の配備に使用するために第1のチャンバ内に位置付けられた第1の膜ガイドを含み、膜をそこから第1の膜ガイドから配備することができる第1の開口部と膜を受け入れることができる第2の開口部とが、配備された時に膜が内側フレーム開口部及び前面の殆どを覆うように前部内側セクションの両端に位置付けられ、アクセスパネルが、第1のチャンバの中へのアクセスのために前部内側セクションに設置される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
膜のためのフレームであって、
フレームの構造的一体性のための後部外側セクションであって、内側フレーム開口部を取り囲む前記後部外側セクションと、
膜を収容するための第1のチャンバと前記膜を回収するためのセクションとを形成するために前記後部外側セクションの前部に固定された前部内側セクションであって、前記前部内側セクションが、一体的に形成された又は別々に取り付けられた外殻の形態で湾曲した又は角張った前面を有し、前記第1のチャンバ及び前記膜を回収するための前記セクションがフレームの両端にある前記前部内側セクションと、
膜の配備に使用するために前記第1のチャンバ内に位置付けられた第1の膜ガイドと、
を含み、
前記膜をそこから前記第1の膜ガイドから配備することができる第1の開口と前記膜をそれを通して受け入れることができる第2の開口とが、配備された時に前記膜が前記内側フレーム開口部及び前記前面の殆どを覆うように前記前部内側セクションの両端に位置付けられ、
アクセスパネルが、前記第1のチャンバの中へのアクセスのために前記前部内側セクションに提供される、
フレーム。
【請求項2】
前記フレームが、
前記膜を回収するための第2のチャンバ及び前記第1及び第2のチャンバ間で前記内側フレーム開口部を取り囲む第3のチャンバであって、前記第1及び第2のチャンバがフレームの両端にある前記第2及び第3のチャンバと、
前記膜の回収に使用するための前記第2のチャンバ内の第2の膜ガイドと、
を更に含み、
前記膜をそれを通して受け入れることができる前記第2の開口は、前記第2の膜ガイドの上への前記膜の回収のためのものであり、
アクセスパネルが、前記第1、第2、及び第3のチャンバのうちの1又は2以上の中へのアクセスのために前記前部内側セクションに提供される、
請求項1に記載のフレーム。
【請求項3】
前記第3のチャンバの1又は2以上の壁が、前記フレームの前記内側開口部の中に突出する棚、ドアがその上に載ることができる額縁特徴部、空気の除湿に使用するための冷却コイル、水及び空気の殺菌のためのUVランプ、水の推進及び/又は水の調整のために通電して水中のイオンを操作する電磁コイル及び電極、空気速度の制御のためのダンパーブレード、及び、前記膜の支持のための及び保護されている区域を覆う又は濾過のためのグリッド又はメッシュのうちの1又は2以上を含む請求項2記載のフレーム。
【請求項4】
前記第1及び第2のチャンバのための前記アクセスパネルは、前記外殻に位置付けられ、前記第3のチャンバのための前記アクセスパネルは、前記内側フレーム開口部に隣接して提供される請求項2又は請求項3に記載のフレーム。
【請求項5】
前記第2の膜ガイドは、前記膜の回収に使用するために前記第2のチャンバ内に位置付けられた膜回収回転ロッド及び膜回収ガイドローラーを含み、
好ましくは、前記膜回収回転ロッド及び膜回収ガイドローラーは、機械的にリンクされる、
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項6】
アクチュエータが、前記第2のチャンバに隣接する前記後部外側セクションの外側に又は前記第2のチャンバ内に置かれる請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項7】
前記第3のチャンバ内に設置された機械的配管と、火災抑制又はスプリンクラーシステム、濾過区域逆洗又は吹き出しシステム、水又は廃液の調整のための薬液注入、又は廃液の曝気又は空気の除染又は加湿のうちの1又は2以上と併用するための前記前部内側セクションの前記前面上の噴霧点とを更に含む請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項8】
前記第1のチャンバは、第1の膜ガイドローラー又は第1の膜ガイドバー又はその両方と、前記第1の膜固定バー又はロッドを使用して定位置に保持される膜のロール又はカートリッジとを含み、
前記第1の膜は、前記第1の膜ガイドローラー及び/又は前記第1の膜ガイドバーを通じて事前配備され、かつ前記第1のチャンバの上方でかつフレームの面にわたってフレームの前記外殻上の前記第1の膜配備開口を通過させられ、それは、反対側で前記第2のチャンバの上方でフレームの前記外殻上の前記第1の膜回収開口を通過させられ、
前記第2のチャンバは、第1の膜回収ガイドローラー及び/又は第1の膜回収ガイドバーと、第1の膜回収回転バー又はロッドとを含み、
前記第1の膜は、前記第1の膜ガイドローラー及び/又は前記第1の膜ガイドバーを通じて前記第1の膜回収回転バー又はロッドに取り付けられ、フレームの前記面にわたって前記膜を更に回収するために、前記第2のチャンバに対して外部の作動点から又はプーリー又はチェーンリンク式システムを使用して前記第2のチャンバ内の内部作動点から時計回り方向又は反時計回り方向に作動される、
請求項2から請求項7いずれか1項に記載のフレーム。
【請求項9】
前記後部外側セクションは、正方形又は矩形の平坦バックプレートと箱セクション又は側面周囲壁とを含む請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項10】
前記外殻の背部には、ゴムガスケットが設けられる請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項11】
前記第1の膜ガイドは、前記膜の配備に使用するために前記第1のチャンバ内に位置付けられた膜配備バー及び膜配備ガイドローラーを含み、
好ましくは、前記膜配備バー及び膜配備ガイドローラーは、機械的にリンクされる、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項12】
ファンのような内部フレーム換気システムを更に含む請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のフレーム。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の前記フレームと膜との組合せであって、
前記膜は、前記フレーム内に収容される、
組合せ。
【請求項14】
複数の膜が、前記フレーム内に収容される請求項13に記載の組合せ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1又は2以上の膜のためのフレームに関連し、特に、濾過と、防火と、水、煙、及び蒸気などのような流体の通過防止と、土地埋め立てと、海岸浸食の防止と、建造物建材保護と、住宅及び他の建造物の内外壁及び/又は屋根の建設と、プレハブ建造物の製造と、水路タンクの製造と、貯蔵エンクロージャ又はラック、棚、電気及びITエンクロージャの製造と、運搬業のための貯蔵タンク及びトレーラーの製造とのうちの1又は2以上での使用のためのフレームと1又は2以上の膜との組合せに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、潮汐洪水、雨水氾濫、又は河川堤防決壊に対して保護する主な方法は、砂袋、ペンストックプレート、ドアバリアなどの配置であり、これらの全ては、手動で定位置に置かれ、かつ例えばそれらの設置の結果として多くの物理的な制約を有する。
【0003】
洪水防止での2次的な方法は、洪水からの周囲保護を達成するための堤防及び壁の建設であり、かつ多くの場合に見苦しいソリューションの工学的設計及び材料、機器、機械、及び労働力の莫大に高額なコストの工学的設計である。
【0004】
海岸浸食は、絶え間のないものであり、そのコストは、多くの異なる概念に分かれ、従来のソリューションは、時代遅れでかつ材料、機器、機械、及び労働力のコストが高額である。
【0005】
海からの土地の埋め立て及び新たな土地の形成は、現代の活動であり、これが考案される方法は、材料、機器、機械、及び労働力のコストの莫大な費用を通したものである。
【0006】
海洋産業は、その性質上、水によって呈示される危険に満ちている。現在、頻繁な点検及び予防的保守がノルマでない場合に、摩耗及び破損が、高いコストで発生し、かつ唯一の保護形態を壊滅的な状況と共に失敗させる可能性がある。
【0007】
建造物の建築は、セキュリティ、暖かさ、断熱性、乾燥性、プライバシーなどのコア価値を組み込まなければならない。異なる設置材料及び方法が過去に使用されてきたが、コスト及び二酸化炭素排出量は、ほとんど又は全く低減されず、多くの関係者が建築に関与するので品質が疑問視され、テクノロジーは、遥かに多くの二酸化炭素排出量を提供し、建設コストは、増大し続けている。
【0008】
近年、世界の多くの地域で制御不能の山火事又は森林火災が発生し、家屋及び時には近隣全体が、非常に強い熱の炎及び熱的燃焼に屈して失われた。
【0009】
現代の建造物は、防火が準備書面の必要不可欠な部分として設計される。火災報知システム、スプリンクラーシステム、防火ドア、防火ダンパー、消火器は、そのリストからの例である。購入すべき機器のコストは、それが異なる分野からの設置と共に多くの異なる製造業者及び納入業者によって納入されるので設置の高いコストによって悪化している。
【0010】
我々が呼吸する空気、我々が飲む水、我々が生成する煙及び排水の濾過は、当前のことであり、人口増加に起因して、その必要性及びコストも増大している。
【0011】
液体及び固体の分離の慣例は一般的であり、廃水処理は、多くが依然として沈殿タンクの方法を使用している。二酸化炭素排出量及びコストは両方とも高い。
【0012】
水門の製造に使用される材料及びそれらがその方法論を通して水位変化を運用するのに必要とするフットプリントは、両方とも時代遅れである。
【0013】
個人データを格納するサーバのための封入I.T.ラック又はキャビネットは、有害な熱の発生をもたらす可能性がある。
【0014】
搬送業界トレーラー設計は、貨物の格納された通過のみを提供し、搬送中の構造物又は貨物の防火又はセキュリティ又は安全性機能はほとんど又は全くない。
【0015】
プレハブ建造物は、通常は封入ユニットを提供し、寿命内のかつ一時的寿命の建造物建材又は事前設置サービスの防火はほとんど又は全くない。
【0016】
タンク又はプールの建設に対する代替設計は、水を保持することに対する課題が計り知れないので、常に困難であることが実証されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
従って、濾過と、防火と、水、煙、及び蒸気などのような流体の通過防止と、土地埋め立てと、海岸浸食の防止と、建造物建材保護と、住宅及び他の建造物の内外壁及び/又は屋根の建設と、プレハブ建造物の製造と、水門の製造と、貯蔵エンクロージャ又はラック、棚、電気及びITエンクロージャの製造と、運搬業のためのトレーラーと、水泳プール又はタンク又は少なくともそれに対する適切な代替物の建設とのうちのいずれか1つの問題に対する改善されたソリューションを提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明は、1又は2以上の膜のためのフレームに関する。
【0019】
フレームと共に使用される1又は複数の膜のタイプに応じて、本発明によるフレームにより、以下の使用を提供することができる:
-川の堤防の高さを上げてそれを決壊から防止すること、
-潮汐洪水の防止、
-水浸入からの地所の建造物建材の保護、
-玄関、出入口、換気口、窓、又は他の開口部に対する防水密封、
-土地埋め立て及び海岸浸食の過程での構造物の防水、
-熱保護、断熱、防水音響バリアを与える壁及び/又は屋根の建設、
-屋根及び建造物の外部に対して断熱性、遮熱及び防火性、及び/又は防水性/耐候性を提供すること、
-水の浄化、調整、及び更新多用途濾過、
-他の液体及び廃液の処理、調整、更新多用途濾過、
-空気及び排ガスの調整及び更新多用途及び濾過、
-水及び土砂のマルチデッキ多用途重力分離、
-固体及び粒子の分離、
-部屋又はエンクロージャ内の防火及び火災抑制、
-各機能の自動起動を有する火災抑制フレーム及び安全かつ防火膜を提供する貯蔵エンクロージャ、棚、及びITエンクロージャの製造、
-各機能の自動起動を有する火災抑制直接換気フレーム及び安全防火カーテン側面を提供する運搬トレーラーの製造、
-部屋及びエンクロージャの直接換気のためのプレハブ建造物の建設、及び
-タンク、プレハブタンク、及び水泳プールの製造/建設。
【0020】
従って、本発明の第1の態様は、膜のためのフレームであり、フレームは、
フレームの構造的一体性のための後部外側セクションであって、後部外側セクションが内側フレーム開口部を取り囲む上記後部外側セクションと、
膜を収容するための第1のチャンバ及び膜を回収するためのセクションを形成するために後部外側セクションの前部に固定された前部内側セクションであって、前部内側セクションが、一体的に形成された又は別々に取り付けられた外殻の形態の湾曲した又は角張った前面を有し、第1のチャンバ及び回収セクションがフレームの両端にある上記前部内側セクション及びセクションと、
膜の配備に使用するために第1のチャンバ内に位置付けられた第1の膜ガイドと、
を含み、
膜をそこから第1の膜ガイドから配備することができる第1の開口及び膜をそれを通して受け入れることができる第2の開口は、配備された時に膜が内側フレーム開口部及び前面の殆どを覆うように前部内側セクションの両端に位置付けられ、
アクセスパネルが、第1のチャンバの中へのアクセスのために前部内側セクションに設けられる。
【0021】
膜が開口を通じてガイドから配備された時に、膜は、フレームの前面の上にシール、好ましくは、水が内側フレーム開口部を通過するのを防ぐ水密シールを生成する。フレームの前部内側セクションの外殻の曲率及び角形成とその上の膜の得られる緊密性とは、膜をフレームに対して密封する。
【0022】
好ましい実施形態では、フレームは、
フレームの構造的一体性のための後部外側セクションであって、後部外側セクションが内側フレーム開口部を取り囲む上記後部外側セクションと、
膜を収容するための第1のチャンバ、膜を回収する第2のチャンバ、及び第1及び第2のチャンバ間にあり、かつ内側フレーム開口部を取り囲む第3のチャンバを形成するために後側外側セクションの前部に固定された前部内側セクションであって、前部内側セクションが、一体的に形成された又は別々に取り付けられた外殻の形態の湾曲した又は角張った前面を有し、第1及び第2のチャンバがフレームの両端にある上記前部内側セクションと、
膜の配備に使用するために第1のチャンバ内に位置付けられた第1の膜ガイドと、
膜の回収に使用するための第2のチャンバ内の第2の膜ガイドと、
を含み、
膜をそこから第1の膜ガイドから配備することができる第1の開口と膜をそれを通して第2の膜ガイドの上に回収のために受け入れることができる第2の開口とは、配備された時に膜が内側フレーム開口部及び前面の殆どを覆うように前部内側セクションの両端に位置付けられ、
アクセスパネルが、第1、第2、及び第3のチャンバのうちの1又は2以上の中へのアクセスのために前部内側セクションに設けられる。
【0023】
好ましい実施形態では、後部外側セクションの背部は平坦であり、特に好ましくは、後部外側セクションは、U字形、正方形、又は矩形平坦バックプレート及び箱セクション又は側面周囲壁を含む。
【0024】
内側フレーム開口部は、好ましくはフレームの中心にあり、かつ膜によって保護されることになる区域又は濾過区域のいずれか又はその両方である。
【0025】
後部外側セクション及び前部内側セクションは、好ましくは一体的に形成される。これに代えて、前部内側セクションは、別々に形成され、かつその後に後部外側セクションに固定される。
【0026】
外殻は、好ましくは、ネジ又はセメントを使用して前部内側セクションに取り付けられる。
【0027】
外殻の背部には、好ましくは、前面の背部に対する内側チャンバ壁上のかつ互いからの密封を保証するためにゴムガスケットが設けられる。
【0028】
第1及び第2のチャンバは、好ましくはバックプレートに固定され、又はこれに代えて定位置に組み立てられて密封される。
【0029】
第1及び第2のチャンバは、第3のチャンバによって互いから隔離される。
【0030】
第3のチャンバの内壁は、フレームの内側開口部の壁を構成し、すなわち、フレームが完全に組み立てられた時に煙又は水のフレームの内部構造を通る通過を防止する。
【0031】
好ましい実施形態では、第3のチャンバの1又は2以上の壁は、フレームの内側開口部に突出する棚、ドアが載ることができる額縁特徴部、空気の除湿に使用するための冷却コイル、水と空気の殺菌のためのUVランプ、水の推進及び/又は水の調整のために水に通電してイオンを操作する電磁コイル及び電極、空気速度の制御のためのダンパーブレード、膜の支持のための及び保護されている区域を覆う又は濾過のためのグリッド又はメッシュのうちの1又は2以上を含む。
【0032】
好ましい実施形態では、第1及び第2のチャンバのためのアクセスパネルは、前部内側セクションの外殻、すなわち、前面に、特に好ましくは外殻の両端に位置付けられる。
【0033】
代替の好ましい実施形態では、第1及び第2のチャンバのためのアクセスパネルは、フレームの背部の後部に位置付けられる。
【0034】
好ましい実施形態では、第3のチャンバのためのアクセスパネルは、内側フレーム開口部に隣接して設けられる。
【0035】
好ましい実施形態では、膜ガイドの各々は、独立に、ガイドローラー、ガイドバー、及びガイドロッドの中から選択される1又は2以上を含む。
【0036】
膜配備バー又はロッドは、好ましくは、プーリー又はチェーンリンク式システムを使用して第1の膜ガイドに機械的にリンクされる。
【0037】
好ましい実施形態では、第1の膜ガイドは、膜の配備に使用するために第1のチャンバ内に位置付けられた膜配備バー及び膜配備ガイドローラーを含み、好ましくは、膜配備バー及び膜配備ガイドローラーは、機械的にリンクされる。
【0038】
好ましい実施形態では、第2の膜ガイドは、膜の回収に使用するために第2のチャンバ内に位置付けられた膜回収回転ロッド及び膜回収ガイドローラーを含み、好ましくは、膜回収回転ロッド及び膜回収ガイドローラーは、機械的にリンクされる。
【0039】
膜配備は、手動で又は自動的に起動することができる。好ましい実施形態では、外部アクチュエータが、膜配備の起動のために後部外側セクションの外側に、特に好ましくは第2のチャンバに隣接して、すなわち、膜の回収のためのチャンバに隣接して置かれ、例えば、アクチュエータは、膜回収バーに取り付けられる。
【0040】
これに代えて、内部アクチュエータが第2のチャンバ内に置かれ、起動は、第2の膜ガイドに、例えば、膜回収バーに接続されたプーリー又はチェーンリンク式システムを使用して可能にされる。
【0041】
好ましい実施形態では、フレームは、ファンのような内部フレーム換気システムを含む。
【0042】
好ましい実施形態では、1又は2以上の内部ファンが、前部内側セクション及び後部外側セクションによって形成された第3のチャンバ内に位置付けられ、好ましくは、前部内側セクション又は後部外側セクション又はその両方は、通気のための穿孔又はスロットのような開口を含む。
【0043】
開口が前部内側セクション又は後部外側セクションの両方にある実施形態では、前部から背部への通気回路は、内部フレームファンが通電されて真空を発生し、膜を前面の上に引き寄せる時にアクティブであり、膜とフレーム間にシールを生成する。
【0044】
これに代えて、1又は2以上のファンは、後部外側セクション及び前部内側セクション又は後部外側セクション又はその両方に位置付けられ、通気のための穿孔又はスロットのような開口を含む。この実施形態では、換気回路は、外部抽出換気システムが膜とフレーム間に又は第3のチャンバに位置付けられた内部ファンを使用してシールを生成するほど十分に強い真空を生成する場合にアクティブである。
【0045】
更に別の代替実施形態では、前部内側セクション又は後部外側セクション又はその両方は、穿孔又はスロットのような開口を含むが、ファンは存在しない。
【0046】
フレームとそれが固定されたドアとの間の間隙での膜上の真空は、炎によって酸素が消費された時に発生することになり、膜は、シールを生成するためにこの間隙の中に引き込まれ、従って、スロットは、この用途ではファンから独立とすることができる。
【0047】
好ましい実施形態では、フレームの内部構造、すなわち、第1、第2、及び第3のチャンバは、フレームの同じ側の内部の完全な隔離のために互いから分離される。
【0048】
第1及び第2のチャンバは、組み立て工程を通して密封され、かつ第3のチャンバから、すなわち、フレームの内部区域から隔離され、すなわち、フレームが完全に組み立てられた時にフレームの内部構造を通る煙又は水の通過を防止する。
【0049】
好ましい実施形態では、フレームの各側面は、配備のための第1の膜を収容及び保持するための内部機械装置を含む。
【0050】
好ましい実施形態では、フレームは、第3のチャンバ内に設置された機械的配管と、火災抑制又はスプリンクラーシステム、濾過区域逆洗又は吹き出しシステム、水又は廃液の調整のための薬液注入、又は廃液の曝気、又は空気の除染又は加湿のうちの1又は2以上との併用のための噴霧点とを更に含む。噴霧点は、好ましくは、前部内側セクションの前面、第3のチャンバの後部のフレームの背部、及び第3のチャンバのカラー壁の壁のうちの1又は2以上の上に位置付けられる。特に好ましい実施形態では、第3のチャンバは、機械配管に接続された火災抑制剤の準備タンクを収容する。
【0051】
好ましい実施形態では、第1のチャンバは、膜を収容してそれを定位置に保持するための1又は2以上のバー又はロッドを含む。
【0052】
特に好ましい実施形態では、第1のチャンバは、第1の膜ガイドローラー又は第1の膜ガイドバー又はその両方と、第1の膜固定バー又はロッドを使用して定位置に保持される膜のロール又はカートリッジとを含み、第1の膜は、第1の膜ガイドローラー及び/又は第1の膜ガイドバーを通じて事前配備され、かつ第1のチャンバの上方でかつフレームの面にわたってフレームの外殻上の第1の膜配備開口を通過させられ、それは、反対側で第2のチャンバの上方のフレームの外殻上の第1の膜回収開口を通過させられる。この実施形態では、第2のチャンバは、第1の膜回収ガイドローラー及び/又は第1の膜回収ガイドバー及び第1の膜回収回転バー又はロッドを含み、第1の膜は、第1の膜ガイドローラー及び/又は第1の膜ガイドバーを通じて第1の膜回収回転バー又はロッドに取り付けられ、かつフレームの面にわたって膜を更に回収するために第2のチャンバに対して外部の作動点から、又は第2のチャンバ内の内部の作動点からプーリー又はチェーンリンク式システムを使用して、時計回り又は反時計回り方向に作動される。
【0053】
フレームは、好ましくは、2つの膜に対して適切である。この実施形態では、第1のチャンバは、2つの膜配備ガイドを含み、一方が他方の上方にあり、第2のチャンバは、2つの膜回収ガイドを含み、一方が他方の上方にある。
【0054】
しかし、これは、限定的なものとは見なされず、本発明によるフレームは、2よりも多い膜に適応させるか又は更に別のチャンバを含むか又はその両方を行うことができる。
【0055】
好ましい実施形態では、前部内側セクション及び後部外側セクションは、互いに5つのチャンバを形成し、5つのチャンバは、膜を収容するための2つの隣接するチャンバ及び膜を回収するためのかつ収容チャンバに対向する2つの対向するチャンバを含み、第5のチャンバは、対向する収容チャンバと回収チャンバの間に位置付けられる。この実施形態では、2つの膜のためのフレームに関して、各収容チャンバは、1つの膜配備ガイドを有し、各回収チャンバは、1つの膜回収ガイドを有し、4つの膜を有するフレームに関して、各収容チャンバは、2つの膜配備ガイドを有し、各回収チャンバは、2つの膜回収ガイドを有し、更に別の膜に対して同じように続く。
【0056】
各膜は、独立に、膜配備/回収ラインを使用して配備に対して、好ましくは、事前配備されるか又は待機される。この実施形態では、膜の配備/回収ラインは、好ましくは、フレームの外部後部起動のために第1の膜ガイドローラーを通じてフレーム作動点の後部まで第2のチャンバ内の専用回収孔を通過させられる。
【0057】
各膜は、好ましくは単独で配備される。これに代えて、膜は、同時に配備される場合がある。
【0058】
好ましい実施形態では、膜の配備アクションは、バネ戻り式である。
【0059】
好ましい実施形態では、外殻は、膜の帯電のための電極を含む。
【0060】
本発明の更に別の態様は、組み合わせたフレームと膜であり、フレームは、上述したようなものであり、膜は、フレーム内に収容され、膜は、薄くて柔軟で可撓性でロバストな材料シートを含む。
【0061】
好ましい実施形態では、膜は、ラス(laths、木舞)を使って手動でフレームに取り付けられる。
【0062】
膜は、特定専用又は多目的のものとすることができる。
【0063】
好ましい実施形態では、膜は、多孔性又は透過性の面を含む。これに代えて、膜は、不透過性である。膜は、好ましくは、難燃性、断熱性、熱保護性のうちの1又は2以上である。好ましい実施形態では、膜は、微生物膜である。これに代えて又はこれに加えて、膜は、好ましくは、金属メッシュ、箔、鉛、PVC、又はポリエステルキャンバスのうちの1又は2以上を含む。
【0064】
膜は、フレームの面の上でフレーム面内のスロットを通じて配備され、かつフレーム面の上でかつ内側フレーム開口部にわたって防水シールを与えるように反対側でフレーム内の孔又は面上のスロットを通じて回収される。
【0065】
好ましい実施形態では、膜は、様々な目的のための多層製品である。
【0066】
好ましい実施形態では、膜は、その各側に埋め込まれた又は具現化された回収ラインを更に含む。
【0067】
好ましくは、膜は、ドア、窓、煙突、排気口、又は通気口のうちの1又は2以上のための1又は2以上のスロットを更に含む。
【0068】
好ましくは、膜の外面は、内側フレーム開口部にわたってメッシュ又はグリル又は支持体、特に好ましくは、構造化された設計の耐荷重メッシュ又はグリルを更に含む。
【0069】
好ましくは、膜の外側は、装飾的である。
【0070】
膜は、開口を通した配備のための及びフレームの前部を覆うためのいずれかの適切な形状、例えば、正方形又は矩形のものである。
【0071】
本発明によるフレーム及び膜は、膜がその前に置かれる布地に対する熱保護を行うのに適し、膜は、防水性を与えることができる。
【0072】
本発明によるフレーム及び膜はまた、火災防止と、水、液体、廃液の濾過と、空気及び煙の濾過と、固体粒子の分離と、土地埋め立てと、海岸浸食の防止と、建造物建材保護とに使用される場合がある。
【0073】
本発明によるフレーム及び膜は、住居又は他の建造物の内壁及び外壁の建設、住宅又は他の建造物の屋根の建設、プレハブ建造物内、貯蔵エンクロージャ又はラック、棚、電気又はITエンクロージャ、及び運搬業界向けトレーラーに対して使用される場合がある。
【0074】
好ましい実施形態では、フレームは、膜の機械的保護のためのカバーを更に含むことができる。
【0075】
カバーは、膜がフレームの上に配備されている工程では必須ではないが、存在する場合に、カバーは、膜の縁部に対する機械的な保護を提供する。
【0076】
カバーは、更に、膜面からデブリをそれが配備/回収運動を通過する時に除去することができると考えられるブラシのような追加の特徴部のための構造体を提供する。カバーは、好ましくは、全幅に沿ってリブのような隆起区域と、膜を間に圧搾して水を除去するフレーム上の同じ区域とを含む。
【0077】
好ましい実施形態では、膜によって保護されているかつドア又は窓のように膜が上に横たわるための耐荷重構造体がフレームの内側開口部にあり、又はこれに代えて濾過のための区域が、膜の支持を与えるグリル又はグリッドを有する。
【0078】
好ましい実施形態では、フレームは2又は3以上の膜を収容することができる。これらの膜は、同じか又は互いに異なる特性を有することができ、例えば、同じか又は異なるミクロン値を有することができる。フレームは、例えば、不浸透性バリア、熱保護、及び/又は内側フレーム開口部にわたる保護音響バリアを与え、例えば、二重シールのために又は内側フレーム開口部にわたるロバストな外層の二重機能のために2つの膜を収容することができる。好ましくは、フレームは、フレームの面及びその内側の開口部にわたる安全、不浸透性、熱保護の断熱された防音構造体を与えるために特性の異なるいくつかの膜を収容する。
【0079】
好ましい実施形態では、複数のユニット、すなわち、2又は3以上のフレーム及び関連の膜は、特に好ましくは、水からの必要な重さの圧力に耐えるために計算された強度の基礎の上に又は多孔質耐荷重構造体の前に隣接されて並べた配置で設置され、又はこれに代えてフレーム及び膜は、耐荷重ピラー間に設置される時に不浸透性の壁の一体部品を形成することができる。
【0080】
好ましい実施形態では、2つのユニット、すなわち、2つのフレーム及び関連の膜は、隣接され、背中合わせの配置で設置され、内側フレーム開口部のいずれの側にも熱気密シールを与えるか、内側フレーム開口部のいずれの側にも同じ保護を与えるか、又は内側フレーム開口部からの共通の濾過生成物回収点を有することができる両面濾過フレームを提供する。この実施形態では、好ましくは、各ユニット間にそれらの内側フレーム開口部に加えて空隙がある。これに加えて又はこれに代えて、背中合わせの配置は、延長カラーを更に含む。
【0081】
好ましい実施形態では、4つのユニット、すなわち、2つのフレーム及び関連の膜は、6面の構造体(立方体又は直方体)を形成するために隣接されて設置され、4つのユニットは、中実床及び屋根と共にその外縁に沿って互いから直角に隣接して取り付けられ、好ましくは、構造体の垂直面を構成する各フレームは、アクセス可能な内側開口部を有するか、又は片面は、中実面とすることができる。
【0082】
フレームは、好ましくは、火災抑制又はスプリンクラーシステムとして使用される設置済み配管を更に含み、特に好ましくは、フレームの側面の2つは、火災抑制装置又はスプリンクラーシステムを有し、2つの側面は、フレーム内の直接換気としての使用のためにフレーム内面上に内部分離及び通気孔を有する。
【0083】
好ましくは、フレーム内に収容された膜は、壁を提供し、かつ安全で熱的に保護された気密保護面を提供する。
【0084】
好ましくは、フレームは、ITサーバ及び/又は電気機器を収容する特定の必要性に対する構造化又は設計された棚又はスロット付き入口を更に含む。
【0085】
好ましい実施形態では、フレームは、エンクロージャ内にマルチデッキ設計で設置され、各デッキ内に濾過に使用される膜が収容され、各膜は、ミクロン値が異なり、最も浸透性の高い膜は、上側デッキにある。好ましくは、濾過された生成物の引き出し点は、デッキの各レベルに提供される。
【0086】
好ましい実施形態では、フレームは、チャネル内に並んだ設計で設置され、チャネルの外側の上下でヒンジ固定され、各膜フレームは、水門であり、配備された膜は、制御された水堰である。
【0087】
一実施形態では、4つの辺が隣接して外縁に沿って互いから直角に取り付けられた6つの辺の構造体(立方体又は直方体)は、中実床及び屋根を有する本発明による複数のフレームから形成される。
【0088】
6面構造体の各フレーム内で、配管は、好ましくは、火災抑制システムとしての使用のために、特に好ましくは、構造体内への直接換気の方法としての使用のために内部分離及びフレーム内への通気口と共に設置される。
【0089】
フレーム内に収容された膜は、好ましくは、安全で熱的に保護された気密外壁を含む壁を提供する。この実施形態では、フレームは、好ましくは、安全な火災から保護された電気又はITサーバのエンクロージャとして使用するために、安全な火災から保護された貯蔵庫として使用するために、かつ安全な火災から保護されたエンクロージャとして使用するために構造化又は設計された棚を更に含む。
【0090】
好ましい実施形態では、4つのユニット、すなわち、2つのフレーム及び関連の膜は、6面構造(立方体又は直方体)を形成するために隣接されかつ設置され、4つのユニットは、中実床及び屋根と共にその外縁に沿って互いに直角に隣接して取り付けられ、好ましくは、配管は、洗浄又は吹き出しシステムとしての使用のために設置され、膜は、フレームの面を覆い、多変化濾過面を提供し、立方体又は直方体の内側区域は、共通の濾過ゾーンである。
【0091】
これに代えて、配管は、内部分離とフレーム内面への通気口と共に火災抑制システムとしての使用のために、かつ構造体内への直接換気方法としての使用のために設置され、フレーム内に収容された膜は、安全で火災保護された運搬トレーラーとしての使用のために安全で熱的に保護された気密な外壁を含む壁を提供する。
【0092】
これに代えて又はこれに加えて、ケーブル配線及び配管は、電気的及び機械的サービスのためにフレーム内に提供され、フレームに取り付けられた膜は、プレハブ建造物又は住居としての使用のために安全で熱的に保護されて断熱された防音外壁の建造物建材を提供する。
【0093】
これに代えて又はこれに加えて、壁の各内面は、タンクの周囲壁のための水密シールを提供するために恒久的に取り付けられた膜を有する。
【0094】
好ましくは、ブラシが、膜の面にわたってそれが配備される時に清浄運動を提供するためにフレームカバーの下側に固定される。
【0095】
ここで本発明のある一定の好ましい実施形態を添付の図面を参照して例示的に以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0096】
図1】本発明による好ましいフレームの斜視図である。
図2】本発明による好ましいフレーム及び膜の斜視図である。
図3a図2による好ましいフレームの平面図である。
図3b図3aのフレームの側面図である。
図3c図3aのフレームの端面図である。
図4a図2及び図3のフレームの断面側面図である。
図4b】本発明による代替の好ましいフレームの断面側面図である。
図5図2のフレームの内部斜視図である。
図6図2のフレームの内部機構の部分斜視図である。
図7】本発明によるフレームと共に使用される代替の内部機構を示す部分斜視図である。
図8】任意的な追加機能を含む図2のフレームの斜視図である。
図9a図8のフレームの側面図である。
図9b図8のフレームの側面図である。
図10】延長カラーで接続された図2の2つのフレームの斜視図である。
図11図10のフレームの部分等角投影図である。
図12図10のフレームの部分等角投影図である。
図13図2のフレームから形成された立方体構造の斜視図である。
図14】本発明による代替の好ましいフレームの斜視図である。
図15a図14のフレームの平面図である。
図15b図14のフレームの側面図である。
図15c】本発明による別の代替の好ましいフレームの平面図である。
図15d】本発明による別の代替の好ましいフレームの側面図である。
図16図2の2つのフレームを背中合わせにした代替設計の斜視図である。
図17図16の背中合わせ設計の断面側面図である。
図18図16の背中合わせフレーム設計の平面図である。
図19a】本発明によるフレームと共に使用される好ましい膜の前面図である。
図19b】本発明によるフレームと共に使用される好ましい膜の側面図である。
図19c】本発明によるフレームと共に使用される好ましい膜の平面図である。
図20a】本発明によるフレームと共に使用される代替の好ましい膜の斜視図である。
図20b】本発明によるフレームと共に使用される代替の好ましい膜の斜視図である。
図21】本発明による好ましいフレーム膜カセットの斜視図である。
図22図2のフレームの上側セクションの部分斜視図である。
図23図2のフレームの代替部分斜視図である。
図24図23のフレームの平面図である。
図25図23のフレームの前面図である。
図26】本発明による好ましいフレームカバーの部分斜視図である。
図27図26のフレームカバーの部分透視背部図である。
図28図14のフレームの内部斜視図である。
図29】本発明による別の代替の好ましいフレームの等角投影図である。
図30図2のフレームの内部機構の部分斜視図である。
図31図1のフレーム外殻の反転部を示す斜視図である。
図32】エンクロージャ内の図1のフレームの側面図である。
図33】並べられた図1の2つのフレームの斜視図である。
図34図16の背中合わせ設計の代替断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0097】
本発明の様々な実施形態を図面を参照して詳細に説明するが、類似の参照番号は、いくつかの図を通して類似の部品及びアセンブリを表している。
【0098】
図面を参照すると、図1は、本発明による好ましい膜フレームを示し、全体的に参照番号100で参照され、上端190及び下端191を有する。
【0099】
図1から図5に示すように、フレーム100は、フレーム100の構造的一体性のための内側フレーム開口部104を取り囲む矩形の後部外側セクション102と、第1及び第2のチャンバ132、133を形成するために外側セクション102の前部に固定され、それぞれ第1の膜11を収容して回収するための前部内側セクション103と、チャンバ132及び133間の第3のチャンバ134とを有する。
【0100】
前部内側セクション103は、内側フレーム開口部104を取り囲み、チャンバ132及び133へのアクセスのためのアクセスパネル105を含む湾曲した前面111を有する。しかし、これは、限定的であるとは見なされず、前部内側セクション103の前面111は、湾曲ではなく、角張っているとすることができる。前面111は、好ましくは、鋼板、アルミニウムシート、硬化プラスチック、炭素繊維、又は繊維ガラスで製造される。しかし、このリストは、包括的ではない。
【0101】
フレーム100は、第1の膜11の配備に使用するためにフレーム100の上端190でチャンバ132内に位置付けられた第1の膜ガイドローラー107と、膜11の回収に使用される、下端191、すなわち、フレーム100の反対端でのチャンバ133内の第2の膜ガイドローラー110とを更に含む。
【0102】
膜11は、巻き取られた状態で又はカセットとしてチャンバ132内に収容され、膜配備ガイドローラー107を使用して膜配備開口106を通して配備され、膜回収開口109から回収される。
【0103】
チャンバ132、133は組み立て工程を通して密封され、チャンバ134から、すなわち、フレームの内部区域から隔離され、すなわち、フレームが完全に組み立てられた時にフレームの内部構造を通る煙又は水の通過が防止される。
【0104】
第1の膜11は、膜回収バー124に取り付けられ、膜11を膜回収バー124に巻き取ることができるように108で直接作動される。配備時に、第1の膜11は、第2の膜ガイドローラー110上を通過し、内側フレーム開口部104及び前面111の殆どを覆い、シールを提供する。
【0105】
図1から図5では、第1の膜11を第1の膜ガイドローラー107から配備することができる第1の開口106は、上端190で前面111上に位置付けられ、膜11の回収のための第2の開口109は、配備された時に膜11が内側フレーム開口部104及び前面111の殆どを覆うように、下端191に位置付けられる。しかし、これは、限定的なものとは見なされず、配備開口106は、代わりに下端191に、かつ回収開口109は、上端190とすることができる。
【0106】
前部内側セクション103は、好ましくは、後部外側セクション102に恒久的に取り付けられ、前面111は、不浸透性の耐荷重構造体を形成する。例えば、前部内側セクション103の前面111は、後部外側セクション102に溶接するか、又はセメント接合を使って取り付けることができる。
【0107】
図には示していないが、好ましい実施形態では、前面111は、後方外側セクション102上で切込み溝(図示せず)に嵌め込まれ、皿ネジ、セメントを使用して定位置に保持されるか又は溶接される。ガスケット特徴部を密封固定の強化が得られるように溝に提供することができる。
【0108】
図には示していないが、別の好ましい実施形態では、前面111の反対面は、樹脂又は接着剤などを使用して前面111が定位置に保持される切込み溝を有する。ガスケット特徴部は、好ましくは、密封固定の強化が得られるように溝に設置される。これに代えて、ガスケット特徴部は、好ましくは、内部チャンバ132、133、134の壁がその上に着座するベースを設けるのに使用される。
【0109】
図3bは、膜11の回収のための開口109が、内側フレーム開口部104よりも広く、108で作動された時に、配備された膜11が、内側開口部104の全体を覆い、前面111上にシールを生成することを示している。
【0110】
図4aは、フレーム100の内部フレーム構造体内に収容された膜11のロールを示している。膜11は、開口106を通して配備ガイドローラー107上に配備され、開口109を通して回収ガイドローラー110上に回収され、膜回収バー124に取り付けられる。シームレスな配備/回収作動を容易にするために、プーリー輪又は歯車の機械的リンケージ119は、好ましくは、膜保持バー140と配備ガイドローラー107の間に位置付けられる。更に別のプーリー輪又は歯車の機械的リンケージ120は、膜回収バー124と膜回収ガイドローラー110の間に位置付けられる。
【0111】
膜11は、配備に最も適する角度を提供するために膜ガイドバー113の周りに送られる。膜11の回収は、好ましくは、フレーム100の外部にあるアクチュエータ108を通して又はこれに代えてフレーム100の背部に位置付けられた回収点159を使用して行われ、膜11の回収ライン47は、開口部53を通して作動される。アクチュエータ108及び回収点159の各々は、手動又は自動で起動することができる。膜の配備アクションは、好ましくは、機械的なバネ戻りアクションである。
【0112】
図4aに示す好ましい実施形態では、後部外側セクション102には、内側フレーム開口部104に隣接してドレインパイプ123が設置される。ドレインパイプ123は、内側開口部104を通してフレーム100の背部を通る通過がない時に濾過区域を通過した生成物のドレインのためのものである。
【0113】
図4bは、全体的に参照番号200で参照され、2つの膜のためのものである本発明による好ましい代替膜フレーム200の内部側面図である。フレーム200は、第2の膜12の配備のための第3の開口206と、膜12の回収用の第4の開口209を含む点においてフレーム100とは異なる。
【0114】
フレーム200では、膜11、12の2つのロールがチャンバ132に収容される。膜11は、上述のように配備及び回収され、膜12は、配備ガイドローラー207を使用して開口206を通して配備される。図4bに示すように、膜保持バー240と配備ガイドローラー207の間に、プーリー輪又は歯車の機械的リンケージ219がある。膜12の回収は、直接作動点(図示せず)を使用して開口209を通して行われる。膜12は、膜ガイドローラー210上に送られ、膜回収バー241に取り付けられ、膜回収バー241上に巻き取られる。膜12の配備及び回収点の角度に起因して、開口206、209は、更に、フレーム200の背部に寄り、膜11の配備のための開口部106、109よりも広いとすることができ、従って、膜12によって覆われたフレーム200の面積は、膜11によって覆われた面積よりも大きい。
【0115】
図には示していないが、代替実施形態では、開口106及び109は、開口206及び209よりも広く、膜11によって覆われるフレーム200の面積は、フレーム上の開口位置にも関わらず、膜12によって覆われた面積よりも大きいようになっている。
【0116】
図4a、図4b、及び図4cは、フレームを定位置に固定するのに使用することができる固定点14を示している。
【0117】
図5は、前面111が取り除かれたフレーム100を示している。この図に見ることができるように、膜11は、チャンバ132に収容される。チャンバ132は、空気及び水を通ることができないように密封される。膜11は、好ましくは、膜回収ライン47又は膜11自体により、膜配備ガイドローラー107の背部の周りにかつ開口106(図5では見えない)を通して供給され、配備のために予め装填及び準備される。膜回収ライン47又は膜11は、その後に、膜回収開口109(図5では見えない)を通して及び膜回収ガイドローラー110の背部の周りに供給され、この場合はアクチュエータ108に取り付けられた膜回収バー124に取り付けられる。アクチュエータ108は、図5に示す実施形態ではフレーム100の外部にある。回収された膜の収容のためのチャンバ133はまた、空気又は水が通過してはならない密封セクションである。
【0118】
図5に示すように、内側フレーム開口部104は、チャンバ134の四面カラー壁160に囲まれ、このカラー壁160を通して直接換気を行うことができる。火災抑制サービス、曝気サービス、空気及び水調整サービス(図示せず)をチャンバ134に設けることができる。
【0119】
図6は、膜回収ガイドローラー110及びアクチュエータ108に取り付けられた膜回収バー124を示し、アクチュエータ108は、チャンバ133の壁の外側にある。機械的リンケージ220は、膜の回収の容易さを促進するために膜回収ガイドローラー110及び膜回収バー124を接続するためにプーリー輪65を使用する。膜11は、好ましくは、膜回収ガイドローラー110上方の膜回収開口109(図6において図示せず)を通過させられて固定点125に又は膜回収ライン47を通してバー124に取り付けられる。取り付けブラケット14が、好ましくは、設置に使用される。
【0120】
図7は、間接作動がチャンバ133内で起こる可能性がある図6に示すものの代替実施形態を示している。この実施形態では、作動点は、バー126であり、プーリー輪65及び機械的リンケージ127の使用で膜回収バー124の作動が行われる。シームレスな配備/回収作動を容易にするために、膜ガイドローラー110と膜回収バー124の間に更に別の機械的リンケージがある。膜11は、バー126が時計回り方向に回転された時に、開口109(図7に図示せず)を通して膜回収ガイドローラー110の上方で回収される。
【0121】
図8は、膜11を手動で解除する時に使用される任意的な膜解除ボタン128を示している。同じく、前面111の任意的な通気スロット130及び前面111の任意的な密封リッジ131をこの図及び図9a及び図9bに示している。これらは、好ましくは、膜11の面111上の気密シールを提供するのを支援するために設置される。
【0122】
図9A及び図9Bは、面111上の通気スロット130及び内側セクション103又は外側セクション102又はその両方の背部上の後部通気スロット158を使用して真空を発生することにより、フレーム100上で膜11の密封を提供するためにチャンバ134内に設置された換気ファン157を示している。最低約22.5度の角度が好ましく、この実施形態では、膜11が必要な面積を覆うことを保証するのに使用される。
【0123】
図10は、延長カラー161を間に挟んで背中合わせにした2つのフレーム100を示している。フレームの内部構造は、換気ダクト138を使用して通気口136を通して直接換気を行うのに使用することができる。火災抑制パイプ135が内側開口部カラー壁160上で終端された火災抑制システムが、チャンバ134内に設置される。この実施形態では、フレームの内側開口部104は、直接換気のためのダクト経路及び火災抑制配管のための経路を形成するために内部に設置された構造体を有する。空気サンプリング点137が任意的に存在する。延長カラー161は、ケーブルのグランディング又はケーブル配線の終端点に使用することができる。
【0124】
図11は、換気ダクト138の供給ダクト又は抽出ダクトがチャンバ134に接続される好ましい実施形態を示している。内側カラー壁160に空気方向通気口136を使用して高効率の換気を行うことができる。これに代えて又はこれに加えて、空気方向通気口136は、内側セクション103の後部上に使用される。
【0125】
図12は、火災抑制配管がチャンバ134内に設置された火災抑制マニホルド139で終端され、火災抑制配管135が設置され、内側カラー壁160で終端される好ましい実施形態を示している。これに代えて又はこれに加えて、火災抑制点(図示せず)は、内側セクション103の後部にある。
【0126】
図13は、通気口136及び火災抑制パイプ135が設置された内側開口カラー壁160と共に、立方体形状の構造体を形成するために上板69及び底板69と接続された4つのフレーム100を示している。アクセスパネル305は、内部チャンバ132、133、134及びサービス135、136、並びに膜11及び配備及び回収構成要素へのアクセスのために設置される。中実上板69及び底板69は、ケーブルをグランディングするのに使用することができる。図13に示す実施形態では、任意的な通気口70は、濾過を支援するために上板69に設置される。
【0127】
図14は、全体的に参照番号300で参照される本発明による別の好ましい膜フレームを示している。
【0128】
フレーム300は、2つの膜のためのものであり、正方形であり、膜配備のための2つの直交スロット306、315、及び配備された状態で2つの膜11、12が互いに直交するように回収のための2つの対向する直交スロット309、317を有する。膜11は、膜ガイドローラー(図示せず)の周りの開口306を通して配備され、別の膜回収ガイドローラー(図示せず)の周りの開口309を通して回収され、膜11は、作動点308に取り付けられる。膜12は、第3の膜ガイドローラー(図示せず)の周りの開口315を通じて配備され、第4の膜ガイドローラー(図示せず)の周りの開口317を通して回収され、膜12は、作動点308に内部で取り付けられる。
【0129】
耐荷重棚340は、内側開口部カラー壁360に取り付けられ、内側チャンバ334へのアクセスが得られるようにアクセスパネル305が設置される。耐荷重棚340は、膜11、12の支持が得られるように物品が載るか又は設置される構造体を提供する。
【0130】
図15a及び図15bは、それぞれ、フレーム300の前面及び側面を示している。膜11が開口306から配備され、開口309において回収された時に、膜11は、内側フレーム開口部104を覆う。膜11及び12は、作動点308を使用して回収される。膜12が、開口315を通して配備され、開口317を通して回収された時に、それは、内側フレーム開口部104を覆い、フレームの覆われた面区域の上方にシールを形成する。
【0131】
図15c及び15dは、それぞれ、全体的に参照番号400で参照される本発明による別の好ましい正方形膜フレームの前面及び側面を示している。フレーム400は、4つの膜のためのものであり、4つの膜の配備のための4つのスロット406、415、441、443を有し、反対側の専用開口409、417、442、444で膜を回収することができる。膜11は、開口406を通して配備され、開口409を通して回収される。膜12は、開口415を通して配備され、開口417を通して回収される。膜12は、開口415を通して配備され、開口417を通して回収される。第3の膜は、開口441を通して配備され、開口442を通して回収される。第4の膜は、開口443を通して配備され、開口444を通して回収され、配備された各膜は、内側フレーム開口部404を覆い、面411上にシールを提供する。膜は、点408で作動される。
【0132】
フレーム300及び400は、正方形であるように示されているが、これは、限定的であるとは見なされず、他の形状、例えば、矩形とすることができる。
【0133】
図16は、本発明による2つのフレーム100を背中合わせに示している。図17は、図16の背中合わせフレームの内部側面図である。図18は、図16の背中合わせフレームの平面図である。
【0134】
図19Aから図19Cは、本発明による好ましい膜11のいくつかの図である。
【0135】
図19aから図19cに示す膜11は、形状は四角形であり、膜が配備される前面上の1次密封の区域として機能する不浸透性の包囲部45を含む。膜11の残りの面区域46も、好ましくは不透過性であり、包囲部45と同じ組成である。これに代えて、面区域46は、それに対する必要性に適する代替材料又は布で製造される。同じく、膜の厚みは、使用目的によって変わる場合がある。膜の全体的な大きさは、この位置から膜を配備する場合に、膜収容セクションの内面積に支配される。回収ライン47は、膜に埋め込まれる。
【0136】
図20a及び図20bでは、膜11は、正方形として示されている。しかし、これは、限定的であるとは見なされず、膜は、他の形状、例えば、矩形とすることができる。
【0137】
図20aから膜11は多層構造であることを見ることができる。各層は、異なる保護を提供することができる。保持リブ48及び剛性部49は、膜11内に埋め込まれる。
【0138】
保持リブ48は、膜11を膜保持バー124に固定することを支援する膜11上の強化された又は隆起された区域である。剛性部49はまた、配備された膜を定位置に保持することを支援する強化リブである。
【0139】
図20bは、構造的一体性のための格子の形態の膜の好ましい層を示している。グリッドは、好ましくは、薄く、柔軟性、可撓性、及びロバストである。
【0140】
図21は、アクセスパネル105の背部に位置付けられた膜11のロールを示している。膜11のロール及び膜ガイドローラー107は、好ましくは、側面取り付けプレート50を使用してアクセスパネル105の背部に固定され、そうすることで膜カセット設計が得られる。膜カセットは、好ましくは、配備しやすいように膜ガイドバー(図示せず)を有する。これに代えて、カセットは、カバーとは独立し、アクセスパネル105の背後のチャンバ134に封入設置される。
【0141】
図22は、フレーム100の上側セクションの部分斜視図である。膜11は、好ましくは、保持旋盤51を使用してフレーム100の前面111上方で定位置に保持される。膜11は、その後に、好ましくは、フレーム100の後部に手動で取り付けられる。フレーム100は、好ましくは、取り付け金具14を使用して定位置に固定される。
【0142】
図23図24、及び図25は、U字形フレーム600を示している。膜11がアクセスパネル105の後部に収容された状態で、膜11は、手動で配備することができ、膜回収ライン47は、フレーム内の孔53を通過させられ、フレームの背後で定位置に固定される。
【0143】
図26は、本発明によるフレームのための任意的なカバー54を示している。カバー54は、両側にカバー54を後部外側セクション102に固定する翼部55を有する。
【0144】
図27は、膜を案内して望ましい位置に保持するリブ特徴部56を有するカバー54の反対側を示している。
【0145】
図28は、前面111が除去されたフレーム300の前面図である。この実施形態では、内側開口部304は、4つの内部チャンバ332、333、334、335を有する4面カラー壁360によって囲まれる。内側開口部304は、内側に開くドア(図示せず)が載る耐荷重構造体を提供する額縁インサート64を有する。
【0146】
図29は、全体的に参照番号500で参照される本発明による別の好ましい膜フレームを示している。フレーム500は、前部内側セクション503の前面511上に又は後部外側セクション502上にアクセスパネル505を含む。膜11は、フレーム500に収容され、膜配備ガイドローラー507を通して開口506を通して配備される。膜11は、その反対側で回収され、回転バー508によって作動される。内側開口部カラー壁560には、水殺菌処理のためのUVランプ565が設置され、面567を有し、フレームから絶縁された電極566が設置され、チャネルに設置されて水中に沈められて通電された時に内側フレーム開口部504を通ってチャネル内の水の推進力を発生させる磁気コイル568が設置される。
【0147】
これに代えて、膜11は、前面511上に位置付けられた電極567を通して電流を受け入れることができる金属又は金属メッシュ又は箔である。
【0148】
前面511又はカラー壁560に位置付けられた電極566は、好ましくは、フレームから絶縁され、又はフレームは絶縁性とすることができる。膜11は、濾過のために面区域にわたって配備される。
【0149】
図30は、膜回収開口109を通して回収された膜11を示している。回収バー124は、外側フレーム102の中に延びる。配備チャンバと回収チャンバの間の機械的リンケージは、膜の回収の容易さを促進にするために、プーリー輪65システムを使用して構造体102によって提供された内部チャンバを通じて作ることができる。
【0150】
図31は、外殻111の反対側、すなわち、内部を示している。図示の実施形態では、任意的なグリッド71が、外殻111の構造的一体性のために存在している。
【0151】
図32は、エンクロージャ72の中心にあるフレーム100を示している。使用時に、濾過のための生成物は、開口部73でエンクロージャに入り、濾過区域である内側フレーム開口部104を通って膜11を通過する。生成物は、エンクロージャ排出点74から抽出される。フィルタ面が汚れると、新しい膜11が、端部191でチャンバ133内の膜回収ガイド110を通して膜回収バー124の周りに端部190で膜配備ガイド107を通してチャンバ132に収容された膜11のロール又はカセットから作動され、更新された濾過を与えるために内側開口部104を覆う。
【0152】
図33は、端部190及び191の各々でヒンジピン(図示せず)を有する構造体包囲部102によって囲まれる本発明による2つのフレーム100を斜めに並べて示している。耐荷重メッシュ又はグリル75は、配備された膜の支持を提供するために内側開口部104内に設置される。この実施形態では、配備された膜は、好ましくは、水堰として作用する。
【0153】
図34は、タンク内の図16の背中合わせフレーム100の代替の内部側面図である。外側フレーム構造体102は、フレーム100の直立支持体として作用する。膜11は、膜ガイド107及び110を通して、それぞれ、内側開口部104上方に配備及び回収される。配備チャンバ132と回収チャンバ133の間のプーリー輪65上の機械的リンケージ77は、膜11の配備を支援する。
【0154】
本発明は、本明細書に説明する特定の詳細に限定されず、これらは例示としてのみ与えられ、添付の特許請求の範囲に定められた本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能であることは理解されるものとする。
図1
図2
図3a
図3b
図3c
図4a
図4b
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b
図10
図11
図12
図13
図14
図15a
図15b
図15c
図15d
図16
図17
図18
図19a
図19b
図19c
図20a
図20b
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
【国際調査報告】