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特表2024-546770エアロゾル供給システムのためのフィードバックのカスタマイズ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システムのためのフィードバックのカスタマイズ
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/60 20200101AFI20241219BHJP
   A24F 40/53 20200101ALI20241219BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/53
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534524
(86)(22)【出願日】2022-12-05
(85)【翻訳文提出日】2024-07-17
(86)【国際出願番号】 GB2022053085
(87)【国際公開番号】W WO2023111510
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】17/644,710
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ルーカン, ショーン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC37
4B162AD32
(57)【要約】
エアロゾル供給システムを含むフィードバック提供システムのためのフィードバック部。フィードバック部は、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供する。フィードバック提供システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。このようにして、例えば、エアロゾル供給システムの重要な動作機構に関連するフィードバックは、エアロゾル供給システムの安全な動作を保証するために必須の様式で表示されてもよい。他方では、例えば、有用であるが重要ではない情報に関連するフィードバックは、ユーザがこの非必須フィードバックがフィードバック部によって提供されるかどうかを決定するオプションを有するように、フィードバック部によって選択的に提供されてもよい。
【選択図】 図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィードバック提供システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部と、
を備え、
前記フィードバック提供システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、フィードバック提供システム。
【請求項2】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするように構成される、請求項1に記載のフィードバック提供システム。
【請求項3】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするためのユーザインターフェース部をさらに備える、請求項2に記載のフィードバック提供システム。
【請求項4】
前記ユーザインターフェース部は、前記フィードバック提供システムのユーザが、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのトグルデバイスをさらに備える、請求項3に記載のフィードバック提供システム。
【請求項5】
前記トグルデバイスが可動スイッチを備える、請求項4に記載のフィードバック提供システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、請求項2~5のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項7】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第1の動作モードと、
前記第2の動作モードと、
前記第1のフィードバックおよび第3のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第3の動作モードと
を切り替えることを可能にするようにさらに構成される、請求項2~6のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項8】
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルとは異なる、請求項7に記載のフィードバック提供システム。
【請求項9】
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルより小さい、請求項8に記載のフィードバック提供システム。
【請求項10】
前記第3のフィードバックが、前記第2の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、請求項7~9のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項11】
前記第3のフィードバックが、前記第1の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、請求項7~10のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項12】
前記第3のフィードバックのタイプが、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方のタイプとは異なる、請求項7~11のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項13】
前記第3のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプと同じである、請求項7~12のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項14】
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、請求項1~13のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項15】
前記第1のフィードバックが、第1の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、請求項1~14のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項16】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムが故障しているという判定が行われることを含む、請求項15に記載のフィードバック提供システム。
【請求項17】
前記第1の予め定められた基準が、温度値が予め定められた温度を超えることを含む、請求項15または16に記載のフィードバック提供システム。
【請求項18】
前記第2のフィードバックが、第2の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、請求項1~17のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項19】
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからの電源が予め定められた量未満の残存電力を含むという判定が行われることを含む、請求項18に記載のフィードバック提供システム。
【請求項20】
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システム内のエアロゾル生成材料の量が予め定められた量未満を含むという判定が行われることを含む、請求項18または19に記載のフィードバック提供システム。
【請求項21】
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器が、予め定められた期間を超える期間にわたってエアロゾルを生成するために動作していないという判定が行われることを含む、請求項18~20のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項22】
前記エアロゾル供給システムが前記フィードバック部を備える、請求項1~21のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項23】
前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスをさらに備える、請求項1~22のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項24】
前記電気デバイスがフィードバック部を備える、請求項23に記載のフィードバック提供システム。
【請求項25】
前記エアロゾル供給システムが、
エアロゾル生成材料を貯蔵するための消耗品と、
前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するために前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスと
をさらに備える、請求項1~24のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項26】
前記消耗品が、前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備える、請求項25に記載のフィードバック提供システム。
【請求項27】
前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項25または26に記載のフィードバック提供システム。
【請求項28】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備え、
前記エアロゾル供給システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項29】
エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記エアロゾル供給デバイスは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給デバイス。
【請求項30】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを備えるフィードバック提供システムにおいて、フィードバックの提供を制御する方法であって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップと、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするステップと
を含む、方法。
【請求項31】
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードとを切り替えるステップ
をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記フィードバック提供システムからのユーザインターフェース部を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの間で切り替えるステップ
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスの一部として設けられている、請求項31~33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記電気デバイスがスマートフォンを備える、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、請求項30~35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のフィードバックのタイプが音響フィードバックを含み、前記第2のフィードバックのタイプが少なくとも視覚フィードバックおよび/または触覚フィードバックを含む、請求項36に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ニコチン送達システム(例えば、電子シガレットなど)などであるが、これに限定されない、エアロゾル供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子エアロゾル供給システムは、電子シガレット(eシガレット)またはより一般にはエアロゾル供給デバイスを使用することが多い。このようなエアロゾル供給デバイスは、典型的にはニコチンを含むが、必ずしもニコチンを含まない製剤を含有する流体もしくは液体のリザーバ、またはタバコベースの製品のような固体材料などのエアロゾル化可能材料を通常は包有し、そこから蒸気/エアロゾルが、例えば加熱気化によって、ユーザによる吸入のために生成される。したがって、エアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料の一部を気化させて蒸気を生成するように構成された気化器、例えば加熱要素を備えるエアロゾル供給デバイスを備える。
【0003】
一旦蒸気が生成されると、その蒸気は、風味材料を通過して風味を蒸気に付加してもよく(エアロゾル化可能材料そのものに風味付けされなかった場合)、その後、(風味付けされた)蒸気は、今度はエアロゾル供給デバイスから吸い口を介してユーザに送達されてもよい。
【0004】
既存のエアロゾル供給システムおよび関連するエアロゾル供給デバイスの潜在的な欠点は、それらが、エアロゾル供給デバイス上で発生する、またはエアロゾル供給デバイスに関連する/その周囲に関連する事象に応答して行動を取る必要性をユーザに示すために提供するユーザフィードバックが不十分であることが多いことである。したがって、これは、エアロゾル供給デバイスが本来使用すべきではない方法で使用され、および/またはそうでない場合ほど最適ではない場合に使用されることによって、問題を引き起こす可能性がある。
【0005】
上述した問題のうちのいくつかに対処またはそれらを緩和するのを助けることを試みる様々な手法が本明細書に記載される。
【発明の概要】
【0006】
特定の実施形態の第1の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部とを含むエアロゾルフィードバック提供システムが提供され、フィードバック提供システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0007】
特定の実施形態の第2の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが提供され、エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備え、エアロゾル供給システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0008】
特定の実施形態の第3の態様によれば、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスが提供され、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を含み、エアロゾル供給デバイスは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0009】
特定の実施形態の第4の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを備えるフィードバックエアロゾル提供システムにおいて、フィードバックの提供を制御する方法が提供され、方法は、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップと、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップと、第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されるのを選択的に防止することを可能にするステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の様々な態様に対して上述した本開示の特徴および態様は、本明細書に記載の特定の組み合わせだけでなく、必要に応じて本開示の他の態様による本開示の実施形態にも同様に適用可能であり、組み合わせてもよいことが理解されよう。
図1】本開示の特定の実施形態による、カートリッジおよび制御ユニット/エアロゾル供給デバイス(分離して示されている)を備えるエアロゾル供給システムを概略的に斜視図で示す。
図2図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの構成要素の分解斜視図を概略的に示す。
図3A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部品の断面図を概略的に示す。
図3B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部品の別の断面図を概略的に示す。
図3C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部品のさらに別の断面図を概略的に示す。
図4A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の斜視図を概略的に示す。
図4B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の平面図を概略的に示す。
図5A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの斜視図を概略的に示す。
図5B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの別の斜視図を概略的に示す。
図5C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの平面図を概略的に示す。
図6A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの斜視図を概略的に示す。
図6B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの平面図を概略的に示す。
図7A】フィードバック部、ユーザインターフェースおよびトグルインジケータを備え、本開示の特定の実施形態によるフィードバック提供システムの一部として使用可能なエアロゾル供給システムからのカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図7B】フィードバック部、ユーザインターフェースおよびトグルインジケータを備え、本開示の特定の実施形態によるフィードバック提供システムの一部として使用可能なエアロゾル供給システムからのカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図8A図7Aのようなフィードバック部と、一体型トグルインジケータを有するユーザインターフェースとが設けられた、本開示の特定の実施形態によるフィードバック提供システムの一部として使用可能であるカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図8B図7Bのようなフィードバック部と、一体型トグルインジケータを有するユーザインターフェースとが設けられた、本開示の特定の実施形態によるフィードバック提供システムの一部として使用可能であるカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図9A】本開示の特定の実施形態による、複数のフィードバック部が設けられたカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図9B】本開示の特定の実施形態による、複数のフィードバック部が設けられたカートリッジおよびエアロゾル供給デバイスを概略的に示す。
図10】本開示の特定の実施形態による、リザーバ、エアロゾル生成材料輸送要素/エアロゾル発生器、および電源(バッテリー)に結合されたセンサを使用するエアロゾル供給システムを概略的に示す。
図11】本開示の特定の実施形態による、エアロゾル供給システムと遠隔電気デバイスとを備えるフィードバック提供システムを概略的に示す。
図12】本開示の特定の実施形態による、エアロゾル供給システムと、遠隔電気デバイスとを備え、フィードバック提供システムからのフィードバックをカスタマイズすることを可能にするフィードバック提供システムを概略的に示す。
【0011】
ここで、添付の図面を参照して、本開示の実施形態を単なる例として記載する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
特定の例および実施形態の態様および特徴について、本明細書で説明/記載する。特定の例および実施形態のいくつかの態様および特徴は、従来通りに実施されてもよく、これらは簡潔にするために詳細には説明/記載しない。したがって、本明細書で説明される器具および方法の態様および特徴のうち、詳細に記載されていないものは、そのような態様および特徴を実施するための任意の従来技術によって実施され得ることが理解されよう。
【0013】
本開示は、より広範なエアロゾル供給システムの一部として使用される非燃焼式エアロゾル供給デバイス(eシガレットなど)に関する。本開示によれば、「非燃焼式」エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイスの構成エアロゾル化可能材料(またはその構成成分)が、ユーザへの送達を容易にするために、燃焼されない、または燃やされないものである。本明細書で、エアロゾル生成材料またはエアロゾル前駆材料と呼ばれる場合もあるエアロゾル化可能材料は、例えば、加熱、照射、または任意の他の方法で通電されたときにエアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル化可能材料はまた、いくつかの実施形態では、風味付けされてもよい。
【0014】
以下の説明全体を通して、「eシガレット」または「電子シガレット」という用語が時々使用されることがあるが、この用語はエアロゾル供給デバイスと言い換え可能に使用され得ることが理解されよう。電子シガレットは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン送達システム(END)としても知られるが、エアロゾル化可能材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
【0015】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル化可能材料の組み合わせを用いてエアロゾルを生成するように構成されたハイブリッドデバイスであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つ以上を加熱してもよい。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスは、液体またはゲルのエアロゾル化可能材料、および、固体のエアロゾル化可能材料を備える。固体のエアロゾル化可能材料は、例えば、タバコまたは非タバコ製品を備えてもよい。
【0016】
典型的には、(非燃焼式)エアロゾル供給システムは、カートリッジ/消耗部品、およびカートリッジ/消耗部品と取り外し可能に係合するように構成された本体/エアロゾル供給デバイス/再使用可能部品を備え得る。
【0017】
エアロゾル供給デバイスは、内部に気化器(エアロゾル発生器)に電力を供給するための手段を設けてもよく、気化されるエアロゾル化可能材料を受容するためのエアロゾル化可能材料輸送要素を設けてもよい。エアロゾル供給デバイスにはまた、エアロゾル化可能材料を収容するためのリザーバを設けてもよく、いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスから生成された蒸気を風味付けするための風味材料を収容するためのさらなるリザーバを設けてもよい。
【0018】
いくつかの実施形態では、気化器は、エアロゾル化可能材料(エアロゾル生成材料とも呼ばれる)から1つ以上の揮発性物質を放出して蒸気/エアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒータ/加熱要素であってもよい。いくつかの実施形態では、気化器は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、気化器は、例えば振動手段、機械的手段、加圧手段、または静電手段のうちの1つ以上によって、エアロゾル化可能材料に熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することが可能であり得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、送達される物質は、活性成分、担体成分、および任意選択的に1つ以上の他の機能性成分を含み得るエアロゾル化可能材料であってもよい。
【0020】
活性成分は、ユーザの生理学的および/または嗅覚反応を達成するために、エアロゾル化可能材料に含まれる1つ以上の生理学的および/または嗅覚活性成分を含んでもよい。活性成分は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、および向精神薬から選択され得る。活性成分は、天然に存在してもよく、または合成により得られてもよい。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6もしくはB12もしくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、またはそれらの成分、誘導体、もしくは組み合わせを含み得る。活性成分は、タバコまたは別の植物性物質の成分、誘導体、または抽出物を含み得る。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的活性成分であり、ニコチン、ニコチン塩(例えば、ニコチン二酒石酸塩/ニコチン酒石酸塩)、ニコチンを含まないタバコ代替物、カフェインなどの他のアルカロイド、またはそれらの混合物から選択してもよい。
【0021】
いくつかの実施形態では、活性成分は嗅覚活性成分であり、「風味」および/または「風味剤」から選択されてもよく、地域の規制が許す場合には、成人消費者向けの製品に所望の味、芳香、または他の体性感覚を作り出すために使用され得る。いくつかの例ではそのような成分は、風味、風味剤、風味材料、冷却剤、加熱剤、および/または甘味剤と呼ばれることがある。それらは、天然由来の風味材料、植物、植物の抽出物、合成により得られた材料、またはそれらの組み合わせ(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、メイプル、抹茶、メントール、ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インドスパイス、アジアスパイス、ハーブ、ヒメコウジ、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスベイ、キンマ、シーシャ、マツ、ハチミツエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクランボの花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、麻、ハッカ属のいずれかの種からのハッカ油、ユーカリ、八角、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶または紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、ニワトコの花、バジル、ローリエ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンの皮、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カルヴィ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、風味増強剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性化剤または刺激剤、糖および/または代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、マンニトールなど)、ならびに炭、クロロフィル、ミネラル、植物、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤を含んでもよい。それらは、模倣、合成もしくは天然の成分であってもよく、またはそれらのブレンドであってもよい。それらは、任意の適切な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、または気体、抽出物(例えば、甘草、アジサイ、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、メントール、ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ヒメコウジ、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハチミツエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ピーマン、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、もしくはハッカ属のいずれかの種からのミント油)、風味増強剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性化剤または刺激剤、糖および/または代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、またはマンニトール)、ならびに炭、クロロフィル、ミネラル、植物、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤の1つ以上でもよい。それらは、模倣、合成もしくは天然の成分であってもよく、またはそれらのブレンドであってもよい。それらは、任意の適切な形態、例えば、油、液体、または粉末であり得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、風味材料(風味)は、メントール、スペアミント、および/またはペパーミントを含んでもよい。いくつかの実施形態では、風味は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、および/またはレッドベリーの風味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、風味はオイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、風味は、タバコから抽出された風味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、風味は、感覚惹起剤を含んでもよく、感覚惹起剤は、アロマまたは味覚神経に加えて、またはその代わりに、第5脳神経(三叉神経)の刺激によって通常化学的に誘発そして知覚される体性感覚を達成することが意図され、これらは、加熱、冷却、ヒリヒリ感、麻痺効果をもたらす薬剤を含み得る。適切な熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであってもよいが、これに限定されず、適切な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3であってもよいが、これらに限定されない。
【0023】
担体成分は、エアロゾルを形成することができる1つ以上の成分を含み得る。いくつかの実施形態では、担体成分は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、および炭酸プロピレンのうちの1つ以上を含み得る。
【0024】
1つ以上の他の機能性成分は、pH調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、および/または抗酸化剤のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0025】
上述したように、エアロゾル供給デバイス(eシガレット)は、再使用可能部品(本体)および交換可能な消耗品(カートリッジ)部品の両方を含むモジュール式アセンブリを備えることが多い。このタイプの2部品モジュール構成に適合するデバイスは、一般に2部品デバイスと呼ばれ得る。電子シガレットが実質的に細長い形状を有することも一般的である。具体例を提供するために、本明細書に記載の本開示の特定の実施形態は、消耗部品を使用するこの種の実質的に細長い2部品デバイスを備え得る。しかしながら、本明細書に記載の基本原理は、他の全体的な形状に適合するデバイスとして、例えば、典型的にはより箱型の形状を有するいわゆるボックスモッド(box-mod)高性能デバイスに基づく、他の電子シガレット構成、例えば3つ以上の部品を備えるモジュール式デバイスにも等しく採用され得ることが理解されよう。
【0026】
したがって、以上のことから、図1を参照すると、本開示の特定の実施形態による例示的なエアロゾル供給システム/デバイス(eシガレット)1の概略斜視図が示されている。電子シガレットの様々な態様の相対的位置に関する用語(例えば、上部、下部、上方、下方、頂部、底部などの用語)は、本明細書では、図1に示すような電子シガレットの向きに関連して使用される(別段に文脈がそうでないことを示さない限り)。しかしながら、これは単に説明を容易にするためのものであり、使用中の電子シガレットに必要な向きがあることを示すことを意図したものではないことが理解されよう。
【0027】
eシガレット1は、2つの主要な構成要素、すなわちカートリッジ2および制御ユニット4を備える。制御ユニット4およびカートリッジ2は、図1では分離して示されているが、使用時に互いに結合される。
【0028】
カートリッジ2と制御ユニット4とは、それらの間に機械的および電気的接続を確立することによって結合される。機械的および電気的接続が確立される具体的な様式は、本明細書に記載の原理にとって主要な重要事項ではなく、例えば、必要に応じて2つの部品間の電気的接続を確立するために適切に配置された電気接触/電極を有する、ねじ山、バヨネット、ラッチ式または摩擦嵌合式の機械的固定を中心とする従来技術に従って確立されてもよい。例えば、図1に示す電子シガレット1では、カートリッジは、吸い口端部52と、インターフェース端部54とを備え、カートリッジのインターフェース端部のインターフェース端部部分6を制御ユニットの対応するレセプタクル8/受容セクション内に挿入することによって制御ユニットに結合される。カートリッジのインターフェース端部部分6は、レセプタクル8に緊密に嵌合し、カートリッジと制御ユニットとの間に取り外し可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する突起56を含む。電気接続は、カートリッジの底部上の一対の電気コンタクト(図1には図示せず)およびレセプタクル8の基部内の対応するばね付きコンタクトピン(図1には図示せず)を介して制御ユニットとカートリッジとの間に確立される。上述したように、電気的接続が確立される具体的な様式は、本明細書に記載の原理にとって重要ではなく、実際には、いくつかの実施態様は、例えば、再使用可能部品からカートリッジへの電力の伝送が無線(例えば、電磁誘導技術に基づく)であり得るため、カートリッジと制御ユニットとの間に電気的接続を全く有さない場合がある。そのような実施形態に関して、例えば、エアロゾル供給デバイス4および/またはレセプタクル8は、消耗品/カートリッジ内に配置されたサセプタを誘導加熱するように構成されたコイルを備えてもよく、サセプタは、消耗品/カートリッジ内のエアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成される。このようにして、エアロゾル発生器はサセプタを備えてもよい。
【0029】
電子シガレット1(エアロゾル供給デバイス)は、長手方向軸Lに沿って延在する実質的に細長い形状を有する。カートリッジが制御ユニットに結合されたとき、この例の電子シガレットの全長(長手方向軸に沿って)は約12.5cmである。制御ユニットの全長は約9cmであり、カートリッジの全長は約5cmである(すなわち、カートリッジのインターフェース端部部分6と制御ユニットのレセプタクル8とが互いに結合されたときに、それらの間に約1.5cmの重なりがある)。電子シガレットは、略楕円形であり、電子シガレットの中央付近で最大であり、かつ端部に向かって湾曲して先細になっている断面を有する。電子シガレットの中央付近の断面は、約2.5cmの幅および約1.7cmの厚さを有する。カートリッジの端部は、約2cmの幅および約0.6mmの厚さを有するのに対して、電子シガレットの他端部は、約2cmの幅および約1.2cmの厚さを有する。電子シガレットの外側ハウジングは、この例ではプラスチックから形成されている。電子シガレットの具体的なサイズおよび形状、ならびに電子シガレットを作製する材料は、本明細書に記載の原理にとって主要な重要事項ではなく、異なる実施態様では異なってもよいことが理解されよう。すなわち、本明細書に記載の原理は、異なるサイズ、形状、および/または材料を有する電子シガレットにも等しく採用され得る。
【0030】
制御ユニット4は、本開示の特定の実施形態によれば、その機能および一般的な構築技術の点で広く従来のものであり得る。図1の例では、制御ユニット4は、上述のようにカートリッジの端部を受容するためのレセプタクル8を画定するレセプタクル壁12を含むプラスチック外側ハウジング10を備える。この例の制御ユニット4の外側ハウジング10は、2つの部品間の滑らかな移行を提供するように、2つの部品のインターフェースにおいてカートリッジ2の形状およびサイズに適合する略楕円形の断面を有する。レセプタクル8およびカートリッジ2の端部部分6は、180°回転したときに対称であるため、カートリッジを2つの異なる向きで制御ユニット内に挿入することができる。レセプタクル壁12は、2つの制御ユニット空気入口開口部14(すなわち、壁の孔)を含む。これらの開口部14は、カートリッジが制御ユニットに結合されたときにカートリッジの空気入口50と整列するように位置決めされている。開口部14の異なる一方は、異なる向きでカートリッジの空気入口50と整列する。いくつかの実施態様では、カートリッジが1つの向きでのみ制御ユニットに結合可能であるように回転対称性を有さない場合があり、一方、他の実施態様では、カートリッジがより多くの向きで制御ユニットに結合可能であるようにより高度な回転対称性を有する場合があることが理解されよう。
【0031】
制御ユニットは、電子シガレットに動作電力を供給するためのバッテリー16と、電子シガレットの動作を制御および監視するための制御回路18と、ユーザ入力ボタン20と、インジケータライト22と、充電ポート24とをさらに備える。
【0032】
この例におけるバッテリー16は、再充電可能であり、例えば、電子シガレットおよび比較的短期間にわたって比較的高い電流の供給を必要とする他の用途において標準的に使用される種類の従来型のものでもよい。バッテリー16は、例えばUSBコネクタを備え得る充電ポート24を介して再充電されてもよい。
【0033】
この例における入力ボタン20は、例えば、下にある回路内の電気接触を確立するためにユーザによって押され得る、ばね取り付け式構成要素を備える従来の機械的ボタンである。これに関して、入力ボタンは、例えばエアロゾル生成をトリガするために、ユーザ入力を検出するための入力デバイスとみなされ得、ボタンが実装される特定の様式は重要ではない。例えば、他の実施態様では、他の形態の機械的ボタンまたはタッチ検知ボタン(例えば、容量性もしくは光検知技術に基づく)が使用されてもよく、またはボタンがなくてもよく、デバイスはエアロゾル生成をトリガするためにパフ検出器に依存してもよい。
【0034】
インジケータライト22は、電子シガレットに関連する様々な特性、例えば、動作状態(例えば、オン/オフ/スタンバイ)の指示、およびバッテリー寿命や故障状況などの他の特性を視覚的にユーザに示すために設けられる。異なる特性は、例えば、一般的な従来技術に従って、異なる色および/または異なるフラッシュシーケンスによって示されてもよい。
【0035】
制御回路18は、電子シガレットを制御するための確立された技術に則して、従来の動作機能を提供するように、電子シガレットの動作を制御するように適切に構成/プログラムされる。制御回路(プロセッサ回路)18は、電子シガレットの動作の異なる態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えるとみなされ得る。例えば、異なる実施態様で提供される機能に応じて、制御回路18は、ユーザ入力に応答してバッテリー/電源からカートリッジへの電力の供給を制御するための電力供給制御回路、ユーザ入力に応答して構成設定(例えば、ユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路、ならびに本明細書に記載の原理および電子シガレットの従来の動作態様に従った機能に関連する他の機能ユニット/回路、例えば、インジケータライト表示駆動回路およびユーザ入力検出回路などを備えてもよい。制御回路18の機能は、例えば、1つ以上の適切にプログラムされたプログラム可能なコンピュータ、および/または所望の機能をもたらすように構成された1つ以上の適切に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを使用して、様々な異なる方法で提供できることが理解されよう。
【0036】
図2は、(長手方向軸Lに沿って分解された)カートリッジ2の分解概略斜視図である。カートリッジ2は、ハウジング部品32と、空気チャネルシール34と、隔壁要素36と、出口管38と、気化器/加熱要素40と、エアロゾル化可能材料輸送要素42と、プラグ44と、接触電極46を有する端部キャップ48とを備える。図3から図6は、これらの構成要素のうちのいくつかをより詳細に概略的に示す。
【0037】
図3Aは、ハウジング部品32が最も薄い、長手方向軸Lを通るハウジング部品32の概略切欠図である。図3Bは、ハウジング部品32が最も幅広である場所の、長手方向軸Lを通るハウジング部品32の概略切欠図である。図3Cは、インターフェース端部54から長手方向軸Lに沿ったハウジング部品の概略図である(すなわち、図3Aおよび図3Bの向きで下方から見た図である)。
【0038】
図4Aは、下方から見た隔壁要素36の概略斜視図である。図4Bは、下方から見た隔壁要素36の上部の概略断面図である。
【0039】
図5Aは、プラグ44の上方からの概略斜視図であり、図5Bは、プラグ44の下方からの概略斜視図である。図5Cは、カートリッジの吸い口端部52から見た長手方向軸Lに沿ったプラグ44の概略図である(すなわち、図1および図2の向きに対して上方から見た図である)。
【0040】
図6Aは、端部キャップ48の上方からの概略斜視図である。図6Bは、カートリッジの吸い口端部52から(すなわち、上方から)見た長手方向軸Lに沿った端部キャップ48の概略図である。
【0041】
この例のハウジング部品32は、この例ではポリプロピレンの単一の成形品から形成されたハウジング外壁64およびハウジング内管62を備える。ハウジング外壁64は、カートリッジ2の外観を画定し、ハウジング内管62は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を画定する。ハウジング部品は、カートリッジのインターフェース端部54で開口しており、ハウジング内管62と流体連通する吸い口開口部/エアロゾル出口60を除いて、カートリッジの吸い口端部52で閉口している。ハウジング部品32は、側壁内に、カートリッジのための空気入口50を提供する開口部を含む。この例における空気入口50は、約2mmの面積を有する。ハウジング部品32の外壁64の外面は、カートリッジと制御ユニットとの間に取り外し可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する上述の突起56を含む。ハウジング部品の外壁64の内面は、カートリッジが組み立てられたときに隔壁要素36を長手方向軸Lに沿って位置付けするための当接ストッパを提供するように作用するさらなる突起66を含む。ハウジング部品32の外壁64は、カートリッジが組み立てられたときに、端部キャップをハウジング部品に固定するために、端部キャップ内の対応するラッチ突出部70を受容するように配置されたラッチ凹部68となる孔をさらに備える。
【0042】
ハウジング部品32の外壁64は、空気入口50と流体連通する間隙76を画定する二重壁セクション74を含む。間隙76は、カートリッジを通る空気チャネルの一部分を提供する。この例では、ハウジング部品32の二重壁セクション74は、間隙が、長手方向軸と平行なハウジング外壁64内を通る空気チャネルを画定し、かつ長手方向軸と直交する平面における断面が約3mmであるように配置される。ハウジング部品の二重壁セクションによって画定された空気チャネル76の間隙/部分は、ハウジング部品32の開口端部まで下方に延在する。
【0043】
空気チャネルシール34は、一般に、貫通孔80を有する管の形態のシリコーン成形品である。空気チャネルシール34の外壁は、円周方向隆起部84および上部カラー82を含む。空気チャネルシール34の内壁も円周方向隆起部を含むが、これらは図2では見えない。カートリッジが組み立てられたとき、空気チャネルシール34は、ハウジング内管62の端部が部分的に空気チャネルシール34の貫通孔80内に延在する状態でハウジング内管62に装着されている。空気チャネルシールの貫通孔80は、空気チャネルシールの弛緩状態で約5.8mmの直径を有するが、ハウジング内管62の端部は約6.2mmの直径を有し、それにより、空気チャネルシール34がハウジング内管62を受け入れるように伸張されたときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の内面上の隆起部によって助長される。
【0044】
出口管38は、例えばANSI304ステンレス鋼またはポリプロピレン製の管状セクションを備え、約8.6mmの内径および約0.2mmの壁厚を有する。出口管38の底端部は、一対の直径方向に対向するスロット88を含み、各スロットの端部は半円形の凹部90を有する。カートリッジが組み立てられたとき、出口管38は空気チャネルシール34の外面に乗る。空気チャネルシールの外径は、空気チャネルシールの弛緩状態で約9.0mmであり、それにより、空気チャネルシール34が圧縮されて出口管38の内側に嵌合するときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の外面上の隆起部84によって助長される。空気チャネルシール34上のカラー80は、出口管38のためのストッパとなる。
【0045】
エアロゾル化可能材料輸送要素42は毛細管ウィックを備え、気化器40は毛細管ウィックの周りに巻かれた抵抗線ヒータを備える。毛細管ウィックの周りに巻かれた抵抗線の部分に加えて、気化器は、プラグ44内の孔を通過して端部キャップ54に装着された接触電極46に至る電気リード線41を備え、それにより、カートリッジが制御ユニットに接続されたときに確立される電気的インターフェースを介して気化器に電力を供給することが可能になる。気化器リード線41は、毛細管ウィックの周りに巻かれた抵抗線と同じ材料を含んでもよく、または毛細管ウィックの周りに巻かれた抵抗線に接続された異なる材料(例えば、低抵抗材料)を含んでもよい。この例では、ヒータコイル40はニッケル鉄合金ワイヤを含み、ウィック42はガラス繊維束を含む。気化器およびエアロゾル化可能材料輸送要素は、任意の従来技術に従って設けられてもよく、異なる形態および/または異なる材料を含んでもよい。例えば、いくつかの実施態様では、ウィックは繊維状または固体のセラミック材料を含んでもよく、ヒータは異なる合金を含んでもよい。他の例では、ヒータおよびウィックは、例えば多孔質および抵抗性材料の形態で組み合わされてもよい。より一般的には、特定の性質のエアロゾル化可能材料輸送要素および気化器は、本明細書に記載の原理にとって主要な重要事項ではないことが理解されよう。
【0046】
カートリッジが組み立てられたとき、ウィック42は出口管38の半円形凹部90内に受容され、その結果、周りに加熱コイルが巻かれたウィックの中央部分は出口管の内側になり、ウィックの端部部分は出口管38の外側になる。
【0047】
この例のプラグ44は、シリコーンの単一の成形品を備え、弾性であってもよい。プラグは、そこから上方に(すなわち、カートリッジの吸い口端部に向かって)延在する外壁102を有する基部100を備える。プラグは、基部100から上方に延在し、基部100を通る貫通孔106を囲む内壁104をさらに備える。
【0048】
プラグ44の外壁102は、ハウジング部品32の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグイン44はハウジング部品32とシールを形成する。プラグ44の内壁104は、出口管38の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグ44もまた出口管38とシールを形成する。内壁104は、直径方向に対向する一対のスロット108を含み、各スロットの端部は半円形凹部110を有する。内壁104内の各スロットの底部から外側に(すなわち、カートリッジの長手方向軸から離れる方向に)延在するのは、カートリッジが組み立てられたときにエアロゾル化可能材料輸送要素42のセクションを受容するように成形されたクレードルセクション112である。プラグ44の内壁に設けられたスロット108および半円形凹部110と、出口管38のスロット88および半円形凹部90とは、出口管38内のスロット88がクレードル112のそれぞれを収容し、出口管およびプラグ内のそれぞれの半円形凹部が協働して、エアロゾル化可能材料輸送要素が通過する孔を画定するように整列する。エアロゾル化可能材料輸送要素が通過する半円形凹部に設けられた孔のサイズは、エアロゾル化可能材料輸送要素のサイズおよび形状に密接に対応するが、僅かに小さいため、プラグ44の弾性によってある程度の圧縮がもたらされる。これにより、毛細管作用によって輸送されないエアロゾル化可能材料が開口部を通過できる程度を制限しながら、エアロゾル化可能材料を毛細管作用によってエアロゾル化可能材料輸送要素に沿って輸送することが可能となる。上述したように、プラグ44は基部100内にさらなる開口部114を含み、カートリッジが組み立てられたときに、気化器の接触リード線41が開口部を通過する。プラグの基部の底部はスペーサ116を含み、それにより、基部の底部の残りの表面と端部キャップ48との間にオフセットが維持される。これらのスペーサ116は、気化器の電気接触リード線41が通過する開口部114を含む。
【0049】
端部キャップ48は、一対の金メッキされた銅電極ポスト46が中に装着されたポリプロピレン成形品を備える。
【0050】
端部キャップの底部側の電極ポスト44の端部は、端部キャップ48によって設けられたカートリッジのインターフェース端部54とほぼ同一平面にある。これらは、カートリッジが組み立てられて制御ユニットに接続されたときに、制御ユニット内の対応して整列したされたばね接点が接続する電極の部分である。カートリッジの内側の電極ポストの端部は、端部キャップ48から離れてコンタクトリード線41が通過するプラグ44内の孔114内に延在する。電極ポストは、孔114に対して僅かにサイズが大きく、プラグ内の孔114への挿入を助長するためにそれらの上端部に面取り部を含み、プラグによって気化器の接触リード線と押圧接触した状態に維持される。
【0051】
端部キャップは、基部セクション124と、ハウジング部品32の内面に適合する直立壁120とを有する。端部キャップ48の直立壁120はハウジング部品32内に挿入され、その結果、カートリッジが組み立てられたときに、ラッチ突出部70がハウジング部品32内のラッチ凹部68と係合して端部キャップ48をハウジング部品にスナップ嵌合する。端部キャップ48の直立壁120の頂部はプラグ44の周縁部に当接し、プラグ上のスペーサ116の下部面もまたプラグの基部セクション124に当接するため、端部キャップ48がハウジング部品に取り付けられるとき、弾性部44に押し付けられ僅かに圧縮された状態に維持される。
【0052】
端部キャップ48の基部部分124は、カートリッジのインターフェース端部におけるハウジング部品の外壁の厚さに対応する厚さを有する、直立壁112の基部を越えた周縁へり126を含む。端部キャップは直立位置付けピン122も含み、直立位置付けピン122はプラグ内の対応する位置付け孔128と整列して、組み立て時にそれらの相対的な位置を定めるのに役立つ。
【0053】
隔壁要素36は、ポリプロピレンの単一の成形品からなり、隔壁130と、隔壁130からカートリッジのインターフェース端部に向かう方向の突出部によって形成されたカラー132とを含む。隔壁要素36は、出口管38が通過する中央開口部134を有する(すなわち、隔壁は出口管38の周りに配置される)。いくつかの実施形態では、隔壁要素36は、出口管38と一体的に形成され得る。カートリッジが組み立てられたとき、プラグ44の外壁102の上面が隔壁130の下面と係合し、今度は隔壁130の上面がハウジング部品32の外壁64の内面上の突出部66と係合する。したがって、隔壁130は、プラグがハウジング部品32内に押し込まれ過ぎるのを防止し、すなわち、隔壁130は、ハウジング部品内の突起66によりカートリッジの長手方向軸に沿って固定的に位置付けされ、したがって、押し付けられる固定面をプラグに提供する。隔壁からの突出部によって形成されたカラー132は、プラグ44の外壁102の内面上の対応する凹部と係合する第1の対の対向する突出部/舌部134を含む。隔壁130からの突起はさらに、カートリッジが組み立てられてエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する開口部をさらに画定するときに、部品44内のクレードルセクション112の対応するものと係合するように構成された一対のクレードルセクション136を提供する。
【0054】
カートリッジが組み立てられたとき、空気入口50からカートリッジを通ってエアロゾル出口60に延在する空気チャネルが形成される。ハウジング部品32の側壁内の空気入口50から開始して、空気チャネルの第1のセクションは、ハウジング部品32の外壁64内の二重壁セクション74によって形成された間隙76によって提供され、空気入口50からカートリッジのインターフェース端部54に向かいプラグ44を通過して延在する。空気チャネルの第2の部分は、プラグ44の基部と端部キャップ48との間の間隙によって提供される。空気チャネルの第3の部分は、プラグ44を通る孔106によって提供される。空気チャネルの第4の部分は、プラグの内壁104内の領域と気化器40の周りの出口管とによって提供される。空気チャネルのこの第4の部分は、エアロゾル/エアロゾル生成領域とも呼ばれることがあり、使用中にエアロゾルが生成される主要な領域である。空気入口50からエアロゾル生成領域までの空気チャネルは、空気チャネルの空気入口セクションと呼ばれ得る。空気チャネルの第5の部分は、出口管38の残りの部分によって提供される。空気チャネルの第6の部分は、空気チャネルをエアロゾル出口60に接続する外側ハウジング内管62によって提供される。エアロゾル生成領域からエアロゾル出口となる空気チャネルは、空気チャネルのエアロゾル出口セクションと呼ばれ得る。
【0055】
また、カートリッジが組み立てられたとき、エアロゾル化可能材料のためのリザーバ31が、空気チャネルの外側およびハウジング部品32の内側の空間によって形成される。エアロゾル化可能材料は、製造中に、例えばその後シールされる充填孔を通して、または他の手段によって充填されてもよい。エアロゾル化可能材料の特定の性質は、例えばエアロゾル化可能材料の組成物に関しては、本明細書に記載の原理にとって主要な重要事項ではなく、一般に、電子シガレットに標準的に使用される種類の任意の従来のエアロゾル化可能材料が使用され得る。本開示は、エアロゾル化可能材料として液体を指してもよく、これは上述のように従来のeリキッドであり得る。しかしながら、本開示の原理は、流動する能力を有する任意のエアロゾル化可能材料に適用され、液体、ゲル、または固体を含み得、固体の場合、複数の固体粒子は、バルクとみなされる場合は流動する能力を有するとみなされ得る。
【0056】
リザーバは、プラグ44によってカートリッジのインターフェース端部で閉口する。リザーバは、空気チャネルとプラグの外壁との間に形成された空間内に、隔壁130の上方の第1の領域と、隔壁130の下方の第2の領域とを含む。エアロゾル化可能材料輸送要素(毛細管ウィック)42は、上述したように互いに係合するプラグ44および出口管38内の半円形凹部108、90と、プラグ44および隔壁要素36内のクレードルセクション112、136とによってもたらされる空気チャネルの壁内の開口部を通過する。そうして、エアロゾル化可能材料輸送要素の端部は、リザーバの第2の領域内に延在し、そこからエアロゾル化可能材料を空気チャネル内の開口部を通して気化器40に引き込み、その後気化させる。
【0057】
通常の使用では、カートリッジ2は制御ユニット4に結合され、制御ユニットは、端部キャップ48内の接触電極46を介してカートリッジに電力を供給するように作動する。その後、電力は接続リード線41を通って気化器40に流れる。したがって、気化器は電気的に加熱され、それにより、気化器付近のエアロゾル化可能材料輸送要素からのエアロゾル化可能材料の一部分が気化される。これにより、空気路のエアロゾル生成領域内にエアロゾルが生成される。エアロゾル化可能材料輸送要素から気化されたエアロゾル化可能材料は、毛細管作用によってリザーバから引き出されたより多くのエアロゾル化可能材料に置き換えられる。気化器が作動している間、ユーザはカートリッジの吸い口端部52上で吸入する。これにより、(カートリッジが制御ユニットレセプタクル8内に挿入された向きに依存することとなる)どの制御ユニット空気入口14がカートリッジの空気入口50と整列するかにかかわらず、そこを通って空気が引き込まれる。次いで、空気は、空気入口50を通ってカートリッジに入り、ハウジング部品32の二重壁セクション74内の間隙76に沿って通過し、プラグ44と端部キャップ48との間を通過した後、プラグ44の基部100内の孔106を通って気化器40を囲むエアロゾル生成領域に入る。入ってくる空気は、気化器から生成されたエアロゾルと混合して凝縮エアロゾルを形成し、凝縮エアロゾルはその後、出口管38およびハウジング部品内側62に沿って吸引された後、吸い口出口/エアロゾル出口60を通って出て、ユーザが吸入する。
【0058】
上記の図1から図6Bより、本開示の文脈での使用に適したエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1の可能な実施形態の構成を見ることができる。
【0059】
ここで図7A図12を参照すると、本開示はまた、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1と、エアロゾル供給システム1のユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部とを備えるフィードバック提供システムであって、フィードバック提供システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、フィードバック提供システムを提供する。
【0060】
このようにして、例えば、エアロゾル供給システムの重要な動作機構に関連するフィードバックは、エアロゾル供給システムの安全な動作を保証するために必須の様式で表示されてもよい。他方では、例えば、有用であるが重要ではない情報に関連するフィードバックは、ユーザがこの非必須フィードバックがフィードバック部によって提供されるかどうかを決定するオプションを有するように、フィードバック部によって選択的に提供されてもよい。
【0061】
以下でさらに詳細に説明するように、第1の(必須)フィードバックではなく第2の(非必須)フィードバックを選択的に防止することができるようにすることによって、フィードバック提供システムは、システムが安全に動作し続けることができるように、ユーザの好みにかかわらず重要な第1のフィードバックが表示されることを保証してもよい。これは、第1のフィードバックが、デバイスが許容可能なパラメータ、例えばそのエアロゾル発生器40などのエアロゾル供給システムの温度パラメータ内で動作しているかどうかに関する場合に特に有効であり得る。
【0062】
図7Aおよび図7Bに示すように、フィードバック部702a、702bは、様々な実施形態において、エアロゾル供給システムのカートリッジ/消耗品2上、またはエアロゾル供給デバイス4上のいずれかに配置されてもよい。いくつかの実施形態では、第1のフィードバック部702aがカートリッジ上に配置され、第2のフィードバック部720bがエアロゾル供給デバイス4上に配置されるように、複数のフィードバック部が使用されてもよい。
【0063】
フィードバック部は、いくつかの異なる形態をとってもよい。例えば、フィードバック部は、光インジケータ(例えば、LED)、視覚表示画面(例えば、LCD、LEDなど)、音響デバイス(例えば、スピーカ、ブザーなど)、触覚デバイス、熱デバイス、またはユーザに情報を伝達する任意の他の適切な手段を備えてもよい。フィードバック部は、必要な情報を伝達するのに必要な任意の数および組み合わせのフィードバック機構を備え得ることも理解されたい。
【0064】
さらに、いくつかの非常に特定の実施形態では、特定のフィードバックメカニズムは、特定の「タイプ」のフィードバック用に確保されてもよい。例えば、本明細書で説明される第1のフィードバックのために音響タイプのフィードバックが確保されてもよい。このようにして、ユーザが音響フィードバックを受け取ると、ユーザは、代わりに第2の任意選択のフィードバック(および/または任意選択の第3の任意選択のフィードバック)のために確保され得る触覚および/または視覚タイプのフィードバックなどの別のタイプのフィードバックとは対照的に、フィードバックが必須の第1のフィードバックに関連することを直ちに理解する。したがって、このようにして、フィードバックのより効率的な通信が達成されてもよい。
【0065】
第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止するためにフィードバック部がどのように作られ得るかに関して、フィードバック提供システムは、エアロゾル供給システムのユーザが、第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのユーザインターフェース部252、704a、704bを備えてもよい。このようにして、ユーザは、好適には、所望に応じて任意選択のフィードバックを有効にするか、または無効にすることができる。例えば、ユーザは、エアロゾル供給システムの電源の電力レベルを確認したい場合がある。次いで、このフィードバックを選択的に有効にして、デバイスを第1の動作モードに切り替え、フィードバックをユーザが観察し、次いで選択的に無効にして、デバイスを第2の動作モードに切り替えてもよい。
【0066】
第2のフィードバックが有効にされているか無効にされているかを示すトグルインジケータ706a、706bも設けられてもよい。例えば、トグルインジケータは、LEDインジケータライト、音響要素、触覚要素、または第2のフィードバックが有効にされているか無効にされているかの指示をユーザに提供するのに適した任意の他の手段を含んでもよい。
【0067】
特定の実施形態では、トグルインジケータは、ユーザインターフェース部と一体であってもよい。例えば、図8Aおよび図8Bに示されるように、ユーザインターフェース部は、スライドスイッチ804a、804bを備えてもよく、トグルインジケータ806a、806bは、ユーザインターフェース部804a、804bの一部を形成する。この例では、第2のフィードバックは有効になっており、破線は、第2のフィードバックが無効にされているときのスライドスイッチの位置を示す。前述のように、この構成は、カートリッジ/消耗品2またはエアロゾル供給デバイス4に等しく配置されてもよい。図8Aおよび図8Bに示されるスライドスイッチは単なる例であり、他のトグル機構が使用されてもよいことにも留意されたい。例えば、ボタンスイッチがユーザインターフェースとして提供されてもよく、ボタンスイッチは、第2のフィードバックが有効にされているか無効にされているかに対応する異なる高さを有する2つの位置の間で選択的に移動することができる。タッチパッドなどの非機械的手段も同様にユーザインターフェースとして提供され得る。
【0068】
明らかに、いくつかの実施形態によれば、フィードバック提供システムには、(言い換えれば)フィードバック提供システムのユーザが第1の動作モードM1と、第2の動作モードM2と、第3のフィードバックがフィードバック部によって提供されるように構成された第3の動作モードとの間で切り替えることを可能にするように構成され得るように、ユーザインターフェース部に3つ以上の位置が設けられてもよい。任意のそのような第3のフィードバックに関して、この第3のフィードバック(第2のフィードバックと同様)は、ユーザインターフェース部を第2の動作モードに切り替えることによって、無効になるように、および/またはフィードバック部によって提供されることが防止するように構成され得る。しかしながら、第3のフィードバックのレベルは、第2のフィードバックのレベルと異なる(例えば、より大きい、またはより小さい)ように構成されてもよい。
【0069】
フィードバックの「レベル」とは、フィードバックの頻度、および/またはフィードバックの量(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、または音響フィードバックの場合にはフィードバックの音量)、フィードバックの大きさ(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、または触覚フィードバックの場合にはフィードバックの強さ)、またはさらにはフィードバックの目立ち具合(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、または触覚フィードバックの場合にはフィードバックの強さ、または音響フィードバックの場合にはフィードバックの音量)さえも含む場合がある。明らかに、このようなレベルが使用される場合、これはまた、いくつかのより狭い実施形態に従って、平均レベルまたは最大レベルを含む可能性がある。
【0070】
フィードバックのレベルだけでなく、異なるモードに関連して提供されるフィードバックのタイプも異なり得ることも理解されたい。例えば、第1のモードは、触覚要素を介してフィードバックを提供することを可能にしてもよく、第2のモードは、オーディオ要素を介してフィードバックを提供することを可能にしてもよい。
【0071】
したがって、上記から、場合によっては、(必須の)第1のフィードバックのみを提供するための第2の動作モードがあり、その後、異なるレベルの他の追加の(非必須)フィードバックも提供することができる少なくとも2つの他の動作モード(例えば、第1の動作モードおよび第3の動作モード)があるなど、3つ以上の動作モードが提供されてもよいことが分かる。
【0072】
同様に完全を期すために、任意のそのような使用されるフィードバック部、および/または第2の(任意選択の)フィードバックの提供を制御するための他のデバイスは、消耗品2またはそこからのエアロゾル供給デバイス4のいずれか(そのような消耗品2/エアロゾル供給デバイス4構成が使用される場合)など、エアロゾル供給システム1上またはその中に配置されてもよいことに留意されたい。しかしながら、明らかに、いくつかの実施形態によれば、第2の(任意選択の)フィードバックの提供を制御するための任意のそのようなフィードバック部および/または他のデバイスは、エアロゾル供給システム1および電気デバイス250を含むより広いフィードバック提供の一部として、電気デバイス250内に配置されてもよく、電気デバイス250は、例えばBluetooth(登録商標)などの無線接続プロトコルを介してエアロゾル供給システム1と無線通信するように動作可能である。そのような実施形態は、例えば、図11および図12の実施形態に示されている。
【0073】
そのような電気デバイス250がどのようなものであり得るかに関して、これは、エアロゾル供給システム1のユーザによって携行され得るタブレットコンピュータ、スマートフォン250A、ポータブルコンピュータなどのポータブルデバイスのいずれかなど(当然ながらこれらに限定されない)、エアロゾル供給システム1と動作可能に通信し得る任意の形態の電気デバイス250を含み得ることが想定される。
【0074】
理解されるように、特定のフィードバックを選択的に有効/無効にすることができることは、いくつかの技術的利点を提供する。例えば、特定のフィードバックを選択的に提供することによって、エアロゾル供給システムは、電力消費の観点からより効率的に動作してもよい。さらに、ユーザは、ここでは、必要に応じてユーザインターフェース部を介して容易にアクセス可能な任意選択のフィードバックを維持しているものの、より重要なフィードバックから注意を逸らす可能性がある圧倒的な量の任意選択のフィードバックを持っていない。
【0075】
いくつかの実施形態では、第1のフィードバックおよび第2のフィードバックは、フィードバック部の異なるセクションもしくは部分に/これらによって、または別個のフィードバック部によって提供されてもよい。図9Aおよび図9Bに示すように、エアロゾル供給システム1には複数のフィードバック部902、904、906が設けられているが、他の実施形態では(上記のように)何らかの他の電気デバイス(例えば、いくつかの実施形態では、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどのポータブルデバイス)に配置することができる。
【0076】
このようにして、ユーザは、任意選択のフィードバック情報と比較して、より重要で必須のフィードバック情報をより容易かつ効率的に識別してもよい。一例として、必須の第1のフィードバックは、フィードバック部902によって提供され、任意選択の第2のフィードバックは、フィードバック部904および906によって提供されてもよい。
【0077】
いくつかの実施形態によれば、第1のフィードバックF1は、第1の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される。例えば、予め定められた状態は、エアロゾル供給システムに含まれるセンサを使用して検出されてもよい。そのようなセンサは、エアロゾル供給システムの動作の安全レベルを反映し得るエアロゾル供給システムの動作状態および/またはエアロゾル供給システムの温度など、エアロゾル供給システムの重要な動作に関するパラメータを検出するように構成されてもよい。したがって、上記で説明したように、フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することができない第1のフィードバックを介して、エアロゾル供給システムの動作状態のこの変化をユーザに通知してもよい。
【0078】
上記で簡単に説明したように、第1の予め定められた基準は、エアロゾル供給システム1の動作状態に関連してもよい。いくつかの実施形態では、第1の予め定められた基準は、エアロゾル供給システムが故障しているという判定が行われることを含む。この判定は、エアロゾル供給システムに含まれるセンサによって行われた測定に基づいて行われてもよい。例えば、判定は、エアロゾル生成材料輸送要素42(使用される場合)、電源16などのデバイス構成要素の特性の検出に基づいて行われてもよい。これらの構成要素のいずれかの特性が予め定められた正常動作範囲外にある場合、エアロゾル供給システムが安全基準で動作しておらず、したがって故障していると判明したと判定されてもよい。
【0079】
上述の判定は、制御回路18によって受信されたセンサ測定値に基づいて、エアロゾル供給システムから制御回路18によって行われてもよい。図10に示すように、センサ1002a、1002bおよび1002cは、リザーバ31、エアロゾル発生器40/エアロゾル生成材料輸送要素42、および電源(バッテリー)16の特性をそれぞれ測定するように位置決めされてもよい。この実施形態によるセンサ1002a、1002b、1002cの各々は、図10の接続線によって示されるように制御回路18に電子的に接続されてもよい。
【0080】
いくつかの実施形態では、第1の予め定められた基準は、温度値が(例えば図11の実施形態に示すように)予め定められた温度を超えることを含んでもよい。この予め定められた温度は、図1図6Bを参照して上述したように、エアロゾル生成材料輸送要素42の温度に関連してもよい。この場合、エアロゾル生成材料輸送要素の温度が特定の温度を超えて上昇すると、エアロゾル生成材料輸送要素が発火するリスクがある場合がある。エアロゾル供給システム1のリザーバ31内に残っているエアロゾル生成材料の量が不十分であるためにウィックが乾燥した場合、またはエアロゾル生成材料輸送要素が、例えば冷却する機会なしに長期間にわたって一貫して加熱された場合、エアロゾル生成材料輸送要素の温度はこのように上昇する場合がある。予め定められた温度は、エアロゾル生成材料輸送要素42が発火してエアロゾル供給システム1および/またはユーザに損傷を与える可能性がある前に第1のフィードバックが提供される(かつ任意の是正措置が取られる)ように、エアロゾル生成材料輸送要素の発火温度よりも予め定められたマージンだけ低くなるように構成されてもよい。
【0081】
別の実施形態では、温度は、図1図6Bを参照して上述したように、エアロゾル供給システム1からの(またはエアロゾル供給デバイス4が使用される場合はこのようなデバイス4からの)電源16またはバッテリーの温度であってもよい。この場合、電源16の温度が特定の温度を超えて上昇すると、電源が発火する重大なリスクがある場合がある。誤動作しているバッテリーは、そのような過熱のリスクがあり、したがって、電源の温度を検知することは、エアロゾル供給システム1が故障しているかどうかを同時に示してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態によれば、第2のフィードバックF2は、第2の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成されてもよい。第1の基準と同様に、第2の基準もまた、エアロゾル供給システム1に含まれるセンサを使用して検出されてもよい。そのようなセンサは、エアロゾル供給システム1の補助特性に関するパラメータを検出するように構成されてもよい。言い換えると、第2の予め定められた基準は、安全性などの観点から第1の予め定められた基準ほど高い優先度ではない特性に関してもよい。このようにして、第2のフィードバックは、デバイスの動作に関連する有用な補助情報に対して提供されるように構成され、そのようなフィードバックはデバイスの安全な動作に必須ではないが、それにもかかわらず、必要なときに知るのに有用である。
【0083】
例えば、いくつかの実施形態では、第2の基準は、エアロゾル供給システム1からの電力供給が予め定められた量未満の残存電力を含むという判定が行われることを含む。これは、好適には、エアロゾル供給システム1が充電を必要とすることを示すために第2のフィードバックをトリガする。しかしながら、電力レベルは必ずしもデバイスの安全な動作にとって重要ではない可能性があるため、このフィードバックは、上記で説明したようにユーザによって選択的に防止することができる。
【0084】
より特定の実施形態では、第2のフィードバックは、(例えば図11の実施形態に示すように)電源16に残っている電力量を示すようにさらに構成されてもよい。この指示は、例えば、上述のユーザインターフェースを介して提供されてもよい。代替的に、この指示は、別個の表示手段によって提供されてもよい。
【0085】
いくつかの実施形態では、第2の基準は、エアロゾル生成材料の量が予め定められた量未満を含むという判定が行われることを含む。例えば、上述のユーザインターフェース部は、予め定められた量に達するとエアロゾル生成材料の残量を示すように構成されてもよく、代替的に、エアロゾル生成材料の正確な残量も示さずに予め定められた量に達したことを示すように構成されてもよい。
【0086】
エアロゾル中に残っているエアロゾル生成材料の量、提供システムは、いくつかの異なる方法で測定されてもよい。具体的な例として、リザーバ31内の光学センサは、リザーバ31に収容されたエアロゾル生成材料の表面までの距離を検知することによってエアロゾル生成材料の残量を検出するように構成されてもよい。理解されるように、この距離は、エアロゾル供給システム1の向きに応じて変化する場合があり、いくつかの実施形態では、光学センサは、エアロゾル供給システムが特定の向きにあると判定された(例えば、エアロゾル供給システムに含まれるジャイロスコープデバイスによって判定された)場合にのみ距離を測定するように構成されてもよい。
【0087】
いくつかの実施形態では、第2の基準は、エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器が、予め定められた期間を超える期間にわたってエアロゾルを生成するために動作していないという判定が行われることを含む。これは、アイドル期間における電源16の非効率的な使用を回避するために、ユーザにエアロゾル供給システムを動作させるように思い出させるための任意選択のフィードバックとして有効であり得る。さらなる特定の実施形態として、フィードバック提供システムは、エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成するために使用されてから第2の予め定められた期間が経過したと判定したときに電源をオフにするように構成されてもよく、第2の予め定められた期間は第1の予め定められた期間よりも長い。これは、電源16の無駄な使用を低減することによってエアロゾル供給システム1の効率を改善する上でさらに好適であり得る。
【0088】
上記から理解されるように、いくつかの異なる第1の基準および第2の基準に基づいて、いくつかの異なるタイプの第1および第2のフィードバックを提供してもよい。これらのフィードバックは、フィードバック部に個別に提供されてもよいし、任意の組み合わせでフィードバック部に同時に提供されてもよいことに留意されたい。
【0089】
提供される任意の第1のフィードバック、第2のフィードバック、および/またはさらなるフィードバック(例えば、いくつかの実施形態で上述したように、任意の提供される第3のフィードバックF3)に関して、いくつかの実施形態では、フィードバックF1、F2、F3は、視覚的に、フィードバック提供システムからディスプレイ252の一部として、例えばディスプレイ252を備えるフィードバック部を介して、およびまたはフィードバック提供システム(またはエアロゾル供給システム1)からの動作M1、M2の任意の必要なモードの一部として提供されてもよいことに留意されたい。そのような実施形態に関して、出力されたフィードバックは、場合によっては、必要に応じて、ディスプレイ252上の適切な視覚的指示の形態をとり得る。
【0090】
そのような視覚的指示が何であり得るかに関して、この視覚的指示は、必要に応じて任意の適切な(視覚的)指標の形態をとり得ることが理解されよう。例えば、いくつかの実施形態による指標254は、警告記号256(例えば、感嘆符258、および/または警告三角形260)、文字列262、エラーメッセージ、または何らかの他の図形記号264などの記号を含んでもよい。このようにして、指標は、提供されているフィードバックの根底にある目的を表してもよい。
【0091】
いくつかの実施形態によれば、(場合によっては、より重要な)第1のフィードバックと第2の(場合によっては、潜在的に任意選択の)フィードバックとをよりよく区別するために、第1のフィードバックF1がディスプレイ252上の第1の指標254Aを含み、第2のフィードバックF2がディスプレイ252上の第2の指標264Bを含む限り、これらの実施形態のいくつかでは、第1の指標は第1の色を含んでもよく、第2の指標は第1の色とは異なる第2の色を含む。このようにして、異なる色を提供することにより、ユーザは、特定の種類のフィードバックが提供されているときに、より容易に識別することができてもよい。例えば、安全上重要な情報を示し得る第1のフィードバックF1が提供される実施形態では、第1の指標のための第1の色は、黒色、紫色、赤色、オレンジ色、琥珀色、または黄色のうちの少なくとも1つを含む色など、危険により関連する色であってもよい。このようにして、第2のフィードバックF2(またはさらには第3のフィードバックF3)が提供される場合、これは安全上より重要ではない情報を示す可能性があるため、第2の色(または使用される場合は、第3のフィードバック用の第3の色)は、青色、緑色、オレンジ色、琥珀色、黄色、または白色のうちの少なくとも1つを含む色など、第1の色よりも危険に関連しない色であってもよい。そのような実施形態は、例えば、図11の特定の実施形態に示され、第1の指標254Aが赤色を含み、第2の指標254Bが琥珀色/オレンジ色を含み、第3の指標254C(第3のフィードバックF3に関する)が緑色を含む。
【0092】
フィードバックが触覚/視覚/音響タイプのフィードバックであるなど、提供される第1のフィードバックF1または第2のフィードバックF2(または第3の動作モードが使用されるいくつかの実施形態ではさらに第3のフィードバック)のいずれのタイプであっても、これらの実施形態のいくつかによれば、第1のフィードバックF1は、第2の(または第3の)フィードバックF2よりも目立つように(例えば、より音が大きい、より長い、より明るい、および/またはより強い)提供され、第2の(または第3の)フィードバックF2、F3よりも第1のフィードバックのより重要な性質をユーザにより強調するように構成され得ることが理解されよう。これは、例えば、図11の実施形態に示されている。
【0093】
特に、これらの実施形態の少なくともいくつかを参照して、フィードバック提供システムからの遠隔電気デバイス250からのディスプレイ252などのディスプレイ252にフィードバックが表示されるように構成されている実施形態では、ディスプレイ252/フィードバック部は、(例えば、図11の実施形態に示すように)エアロゾル供給システム1のグラフィカル表現を表示するように構成されてもよい。このようにして、いくつかの実施形態によれば、フィードバック部および/またはディスプレイ252は、ユーザが任意の所与のフィードバック(例えば、第1のフィードバックF1、第2のフィードバックF2、および/または第3のフィードバックF3)を問題のエアロゾル供給システム1により容易に関連付けることをより可能にするように、エアロゾル供給システム1の識別子266(例えば、268のグラフィカル表現、および/または記述/名前270)をディスプレイ252に表示するように構成されてもよい。ここでも、そのような潜在的な実施形態は、例えば図11および図12の実施形態に示されている。そのような実施形態では、第1のフィードバックF1および第2のフィードバックF2の少なくとも一方は、識別子266の上または下などに隣接して提供されてもよい。
【0094】
上記に留意して、本開示は、それに対応して、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを含むエアロゾルフィードバック提供システムにおけるフィードバックの提供を制御する方法も提供し、方法は、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップと、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップと、第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されるのを選択的に防止することを可能にするステップとを含むことも分かる。
【0095】
したがって、上記を理解すると、特定の実施形態の第1の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部とを含むエアロゾルフィードバック提供システムが記載されており、フィードバック提供システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0096】
また、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが記載され、エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備え、エアロゾル供給システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0097】
また、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスが記載され、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、エアロゾル供給デバイスは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。
【0098】
また、エアロゾル供給システム1を備えるフィードバック提供システムのためのフィードバック部が記載される。フィードバック部は、エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供する。フィードバック提供システムは、第1のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ第2のフィードバックがフィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される。このようにして、例えば、エアロゾル供給システムの重要な動作機構に関連するフィードバックは、エアロゾル供給システムの安全な動作を保証するために必須の様式で表示されてもよい。他方では、例えば、有用であるが重要ではない情報に関連するフィードバックは、ユーザがこの非必須フィードバックがフィードバック部によって提供されるかどうかを決定するオプションを有するように、フィードバック部によって選択的に提供されてもよい。
【0099】
様々な問題に対処し、かつ当該技術を進歩させるために、本開示は、特許請求されるものが実施され得る様々な実施形態を例として示す。本開示の利点および特徴は、実施形態の代表的なサンプルにすぎず、網羅的および/または排他的ではない。これらは、特許請求されるものの理解を助け、教示するためにのみ提示される。本開示の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本開示の対する限定、または特許請求の範囲の均等物に対する限定とみなされるものではなく、かつ、特許請求の範囲から逸脱することなく他の実施形態を利用してもよいし、変更を加えてもよいことを理解されたい。様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの様々な組み合わせを好適に含み得るか、それからなり得るか、またはそれから本質的になり得、したがって、従属請求項の特徴は、請求項に明示的に記載されたもの以外の組み合わせで独立請求項の特徴と組み合わされ得ることが理解されよう。例えば、独立請求項1(または他の独立請求項)に関連する従属請求項のいずれかは、必要に応じて、特許請求の範囲に列挙された関連する独立請求項のいずれかの対応する特徴として対応して使用されてもよい。明らかに同様に、本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。
【0100】
例えば、より一般的なレベルでは、上記の開示の態様はまた、提供することができるフィードバックのタイプおよび/またはレベルを効果的に変更することができ、場合によっては異なる動作モードM1、M2の一部として提供することができる効果的なシステムを提供し得ることが理解されよう。
【0101】
これに合わせて、任意の所与の動作モードの一部として、第1のフィードバックF1および/または第2のフィードバックF2(または第3のフィードバック)の少なくとも一方が、エアロゾル供給システム1からの電源16内の電力の残量に関する指示274を潜在的に含むことも想定される。そのいくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システム1からの電源16内の電力の残量に関する指示は、この電源16に残っている電力の残量をユーザにとってより容易に視覚化するために、電池記号276を含んでもよい。
【0102】
いくつかの実施形態によれば、任意の所与の動作モードの一部として、エアロゾル供給システム1が現在電力供給されているかどうかについてもユーザを支援するために、第1のフィードバックおよび第2のフィードバックF1、F2の少なくとも一方(または両方)は、エアロゾル供給システムがi)現在給電されているかどうか、および/もしくはii)現在充電されているかどうかに関する、またはi)現在給電されている、および/もしくはii)現在充電されているという指示278を含んでもよい。これらの例では、そのいくつかの実施形態では、指示278は、明らかに、稲妻280または潜在的に電源プラグ/ソケット記号を含んでもよい。
【0103】
いくつかの実施形態では、第1のフィードバックF1および第2のフィードバックF2の少なくとも一方は、エアロゾル供給システムがオンになっているかどうかの指示284を含んでもよい。これは、非常に特定の実施形態では、例えば、予め定められたシンボルを含む指示によって達成されてもよい。
【0104】
エアロゾル供給システム1のいくつかの実施形態では、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル供給システム1が使用されていないときに、充電ケースなどのケース内に配置されるように構成されてもよいことに留意されたい。したがって、これらの実施形態に関して、そのいくつかの特定の実施形態では、第1のフィードバックF1および/または第2のフィードバックF2の少なくとも一方は、i)エアロゾル供給システム1のためのケースが検出されたかに関する指示286、286A、286B、および/またはii)エアロゾル供給システム1がエアロゾル供給システム1を保持するためのケース内に配置されているかどうかに関する指示を含んでもよい。
【0105】
上記の実施形態のいずれかに関して、指示274、278、286は、任意の提供されたディスプレイ252上、および/またはフィードバック部の一部として、および/または電気デバイス250(そのような電気デバイスが使用される場合)の一部としてなど、必要に応じて、フィードバック提供システムおよび/またはエアロゾル供給システム1の一部から適切な位置に提供されてもよい。図12は、各選択された動作モードM1、M2の間で必要に応じて異なり得る上記の指示を含むフィードバック提供システムの一実施形態を少なくとも示す。したがって、明らかに、これらの指示の任意の順列が、第1のフィードバックF1、第2のフィードバックF2(または任意の使用された第3のフィードバックF3などのさらなるフィードバック)のいずれかの一部として使用される場合、これらの指示274、278、286が提供される程度は、フィードバック提供システムからの任意の所与の動作モードM1、M2の間で変化してもよいことが分かる。
【0106】
このようにして、フィードバック提供システム(またはすべての構成要素がエアロゾル供給システム1の一部として配置されているエアロゾル供給システム)は、したがって、ユーザが各動作モードM1、M2を修正して、動作モードM1、M2の一部として提供されるフィードバックの量をカスタマイズし、および潜在的に、その動作モードの各そのようなフィードバックの一部としての特徴または指示の本明細書に記載された組み合わせのいずれかを含む任意の所与のフィードバック(これが第1のフィードバックF1、第2のフィードバックF2、および/または第3のフィードバックF3などの任意の他のフィードバックであるかどうかにかかわらず)をその動作モードの一部として有することを可能にするように効果的に構成されてもよい。したがって、明らかに、本開示はまた、複数の動作モードの一部としてユーザに送達されるフィードバックの便利なカスタマイズを可能にする効果的なフィードバック提供システム(またはエアロゾル供給システム1)を提供する。
【0107】
これは図12の開示を参照して分かり、ここでは、ユーザが第1の動作モードM1および第2の動作モードM2の各々をカスタマイズし、フィードバックのレベル/量/程度/種類のいずれかを変更し、および/または動作モードごとに、そのようなフィードバックの一部として提供される指示を変更することを可能にする。そのようなカスタマイズは、例えば、モード動作M1、M2の各々の一部として、第1のフィードバックF1および/または第2のフィードバックF2の少なくとも一方がフィードバックカスタマイズインターフェースからカスタマイズされることを可能にするためのフィードバックカスタマイズインターフェース290を表示するように構成されているフィードバック提供システム(またはいくつかの実施形態ではエアロゾル供給システム1)からのディスプレイ252を介して達成されてもよい。
【0108】
したがって、上記に留意すると、本明細書に記載されているのは、少なくとも以下の追加の実施形態の条項によって規定されるように、様々な異なる実施形態であることが分かる。
[条項1]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部とを備える、フィードバック提供システム。
[条項2]
前記フィードバック提供システムは、前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、条項1に記載のフィードバック提供システム。
[条項3]
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第2の動作モードとを切り替えることを可能にするように構成される、条項1または2に記載のフィードバック提供システム。
[条項4]
前記第1のフィードバックが、前記第1の動作モードにおいて、前記フィードバック部によって提供されるようにさらに構成される、条項3に記載のフィードバック提供システム。
[条項5]
前記第2の動作モードでは、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、条項1~4のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項6]
前記フィードバック提供システムのユーザが前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのユーザインターフェース部をさらに備える、条項3~5のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項7]
前記ユーザインターフェース部が、前記フィードバック提供システムのユーザが前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのトグルデバイスをさらに備える、条項6に記載のフィードバック提供システム。
[条項8]
前記トグルデバイスが可動スイッチを備える、条項7に記載のフィードバック提供システム。
[条項9]
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、条項6~8のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項10]
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、前記第1の動作モード、前記第2の動作モード、ならびに前記第1のフィードバックおよび第3のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第3の動作モードを切り替えることを可能にするようにさらに構成される、条項3~9のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項11]
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルとは異なる、条項10に記載のフィードバック提供システム。
[条項12]
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルより小さい、条項11に記載のフィードバック提供システム。
[条項13]
前記第3のフィードバックが、前記第2の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、条項10~12のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項14]
前記第3のフィードバックが、前記第1の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、条項10~13のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項15]
前記第3のフィードバックのタイプが、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方のタイプとは異なる、条項10~14のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項16]
前記第3のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプと同じである、条項10~15のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項17]
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、条項1~16のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項18]
前記第1のフィードバックが、第1の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、条項1~17のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項19]
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムが故障しているという判定が行われることを含む、条項18に記載のフィードバック提供システム。
[条項20]
前記第1の予め定められた基準が、温度値が予め定められた温度を超えることを含む、条項18または19に記載のフィードバック提供システム。
[条項21]
前記第2のフィードバックが、第2の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、条項1~20のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項22]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからの電源が予め定められた量未満の残存電力を含むという判定が行われることを含む、条項21に記載のフィードバック提供システム。
[条項23]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システム内のエアロゾル生成材料の量が予め定められた量未満を含むという判定が行われることを含む、条項21または22に記載のフィードバック提供システム。
[条項24]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器が、予め定められた期間を超える期間にわたってエアロゾルを生成するために動作していないという判定が行われることを含む、条項21~23のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項25]
前記エアロゾル供給システムが前記フィードバック部を備える、条項1~24のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項26]
前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスをさらに備える、条項1~25のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項27]
前記電気デバイスが、Bluetoothを介して前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能である、条項26に記載のフィードバック提供システム。
[条項28]
前記電気デバイスがスマートフォンを備える、条項26または27に記載のフィードバック提供システム。
[条項29]
前記電気デバイスがスマートウォッチを備える、条項26~28のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項30]
前記電気デバイスがフィードバック部を備える、条項26~29のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項31]
前記電気デバイスが前記第1のフィードバックを提供するように構成される、条項26~30のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項32]
前記電気デバイスが前記第2のフィードバックを提供するように構成される、条項26~31のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項33]
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料を貯蔵するための消耗品と、前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するために前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとをさらに備える、条項1~32のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項34]
前記消耗品が、前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備える、条項33に記載のフィードバック提供システム。
[条項35]
前記エアロゾル発生器がサセプタを備える、条項34に記載のフィードバック提供システム。
[条項36]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品内に配置された前記サセプタを誘導加熱するように構成されたコイルを備える、条項35に記載のフィードバック提供システム。
[条項37]
前記消耗品が実質的に円筒形である、条項33~37のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項38]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を取り外し可能に受容するためのレセプタクルを備える、条項33~38のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項39]
前記コイルが前記レセプタクルを囲むように構成される、条項36にさらに従属する場合の条項39に記載のフィードバック提供システム。
[条項40]
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給デバイスから前記カートリッジに無線で給電するように構成される、条項33~39のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項41]
前記エアロゾル供給システムが、電磁誘導によって前記エアロゾル供給デバイスから前記消耗品に給電するように構成される、条項33~40のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項42]
前記エアロゾル生成材料が固体材料を含む、条項33~41のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項43]
前記エアロゾル生成材料がタバコを含む、条項33~42のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項44]
前記エアロゾル供給システムが、摩擦嵌合を介して前記消耗品を前記エアロゾル供給デバイスに取り外し可能に結合するように構成される、条項33~43のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項45]
前記消耗品が、2つ以上の向きで前記エアロゾル供給デバイスに結合可能である、条項33~44のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項46]
前記エアロゾル供給デバイスがフィードバック部を備える、条項33~45のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項47]
前記フィードバック部が、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方を提供するためのスピーカを備える、条項46に記載のフィードバック提供システム。
[条項48]
前記フィードバック部が、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方を提供するための触覚要素を備える、条項47に記載のフィードバック提供システム。
[条項49]
前記フィードバック部が、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方を提供するためのディスプレイを備える、条項48に記載のフィードバック提供システム。
[条項50]
前記第1のフィードバックが前記ディスプレイ上の第1の指標を含む、条項49に記載のフィードバック提供システム。
[条項51]
前記第2のフィードバックが前記ディスプレイ上の第2の指標を含む、条項49または50に記載のフィードバック提供システム。
[条項52]
前記第1の指標が第1の色を含み、前記第2の指標が前記第1の色とは異なる第2の色を含む、条項51に記載のフィードバック提供システム。
[条項53]
前記第1の色が黒色、紫色、赤色、オレンジ色、琥珀色、または黄色のうちの少なくとも1つである、条項52に記載のフィードバック提供システム。
[条項55]
前記第2の色が青色、緑色、黄色、または白色のうちの少なくとも1つである、条項52または53に記載のフィードバック提供システム。
[条項55]
前記第1の指標が前記第2の指標よりも目立って表示されるように構成される、条項50にさらに従属する場合の条項51に記載のフィードバック提供システム。
[条項56]
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムの識別子を提供するように構成される、条項1~55のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項57]
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムの識別子を前記ディスプレイに表示するように構成される、少なくとも条項49にさらに従属する場合の条項1~56のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項58]
前記エアロゾル供給システムの識別子を前記ディスプレイに表示するためのディスプレイをさらに備える、条項1~57のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項59]
前記識別子が各動作モードで提供されるように構成される、条項56~58のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項60]
前記識別子が前記エアロゾル供給システムのグラフィカル表現を含む、条項58または59に記載のフィードバック提供。
[条項61]
前記識別子が前記エアロゾル供給システムの説明を含む、条項56~60のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項62]
前記識別子が前記エアロゾル供給システムの名称を含む、条項56~61のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項63]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が前記識別子の隣に提供されるように構成される、条項56~62のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項64]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が前記識別子の上方に提供されるように構成される、条項56~63のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項65]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が前記識別子の下方に提供されるように構成される、条項56~63のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項66]
前記識別子が、すべての動作モードについて前記ディスプレイ上の同じ位置に留まる、少なくとも条項57または58にさらに従属する場合の条項56~64のいずれか一項に記載のフィードバック提供。
[条項67]
前記第1のフィードバックが触覚フィードバックを含む、条項1~66のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項68]
前記第1のフィードバックが音響フィードバックを含む、条項1~67のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項69]
前記第1のフィードバックが視覚フィードバックを含む、条項1~68のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項70]
前記第2のフィードバックが触覚フィードバックを含む、条項1~69のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項71]
前記第2のフィードバックが音響フィードバックを含む、条項1~70のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項72]
前記第2のフィードバックが視覚フィードバックを含む、条項1~71のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項73]
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、条項1~72のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項74]
前記第1のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルとは異なる、条項1~73のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項75]
前記第1のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルよりも大きい、条項74に記載のフィードバック提供システム。
[条項76]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムからの電源内の電力の残量に関する指示を含む、条項1~75のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項77]
前記エアロゾル供給システムからの前記電源内の電力の前記残量に関する前記指示が、電池記号を含む、条項76に記載のフィードバック提供システム。
[条項78]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムが現在給電されているかどうかの指示を含む、条項1~77のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項79]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムが現在充電されているという指示を含む、条項1~78のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項80]
前記エアロゾル供給システムが現在充電されているという前記指示が稲妻を含む、条項79に記載のフィードバック提供システム。
[条項81]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムがオンに切り替えられているかどうかの指示を含む、条項1~80のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項82]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムのためのケースが検出されたかどうかの指示を含む、条項1~81のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項83]
前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方が、前記エアロゾル供給システムが前記エアロゾル供給システムを保持するためのケースに配置されているかどうかの指示を含む、条項1~82のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項84]
前記ケースが、前記エアロゾル供給システムから電源を充電するための充電ケースを備える、条項82または83に記載のフィードバック提供システム。
[条項85]
前記第1のフィードバックおよび/または前記第2のフィードバックをカスタマイズすることを可能にするように構成される、条項1~84のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項86]
前記第1のフィードバックのレベルおよび/または前記第2のフィードバックのレベルをカスタマイズすることを可能にするように構成される、条項1~85のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項87]
前記第1のフィードバックのタイプおよび/または前記第2のフィードバックのタイプをカスタマイズすることを可能にするように構成される、条項1~86のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項88]
前記フィードバック提供システムからのディスプレイが、フィードバックカスタマイズインターフェースを表示して、前記フィードバックカスタマイズインターフェースから前記第1のフィードバックおよび/または前記第2のフィードバックをカスタマイズすることを可能にするように構成される、条項85~87のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[条項89]
前記フィードバックカスタマイズインターフェースが前記エアロゾル供給システムの識別子を含む、条項88に記載のフィードバック提供システム。
[条項90]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備える、エアロゾル供給システム。
[条項91]
前記エアロゾル供給システムは、前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、条項90に記載のエアロゾル供給システム。
[条項92]
エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部
を備える、エアロゾル供給デバイス。
[条項93]
前記エアロゾル供給デバイスは、前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、条項92に記載のエアロゾル供給デバイス。
[条項94]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを備えるフィードバック提供システムにおいてフィードバックを提供する方法であって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップ
を含む、方法。
[条項95]
前記フィードバック提供システムにおける前記フィードバックの提供を制御する方法である、条項94に記載の方法。
[条項96]
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップ
をさらに含む、条項94または95に記載の方法。
[条項97]
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするステップ
をさらに含む、条項94~96のいずれか一項に記載の方法。
[条項98]
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第2の動作モードとを切り替えるステップ
をさらに含む、条項94~97のいずれか一項に記載の方法。
[条項99]
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードとを切り替えるステップ
をさらに含む、条項94~98のいずれか一項に記載の方法。
[条項100]
前記フィードバック提供システムからのユーザインターフェース部を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの間で切り替えるステップ
をさらに含む、条項98または99に記載の方法。
[条項101]
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、条項100に記載の方法。
[条項102]
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスの一部として設けられている、条項94~101のいずれか一項に記載の方法。
[条項103]
前記電気デバイスがスマートフォンを備える、条項102に記載の方法。
[条項104]
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、条項94~103のいずれか一項に記載の方法。
[条項105]
前記第1のフィードバックのタイプが音響フィードバックを含み、前記第2のフィードバックのタイプが少なくとも視覚フィードバックおよび/または触覚フィードバックを含む、条項104に記載の方法。
[条項106]
前記エアロゾル供給システムの識別子を前記フィードバック提供システムからディスプレイに表示するステップ
をさらに含む、条項94~105のいずれか一項に記載の方法。
[条項107]
前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードの各々において前記識別子を表示するステップ
をさらに含む、少なくとも条項98にさらに従属する場合の条項106に記載の方法。
[条項108]
前記フィードバック部が前記ディスプレイを備える、条項106または107に記載の方法。
[条項109]
前記電気デバイスが前記ディスプレイを備える、少なくとも条項102にさらに従属する場合の条項106~108のいずれか一項に記載の方法。
[条項110]
前記第1のフィードバックが前記第2のフィードバックよりも目立つように提供される、条項94~109のいずれか一項に記載の方法。
【0109】
完全を期すために、任意のトグルインジケータ、ユーザインターフェース部、フィードバック部がどのように給電され得るか(存在する場合)について、そのような各部分(必要に応じて)は、電源/バッテリー16を使用して給電されてもよく、またはそれぞれがそれ自体の電源で給電されてもよいことが理解されよう。
【0110】
同様に、および任意のそのようなトグルインジケータ、ユーザインターフェース部、フィードバック部、または上記で示唆したものの配置に関して、それらの位置は、それらが必要な機能を提供することを可能にするために必要とされ得るように、エアロゾル供給システム1のどこにでも(またはより広いフィードバック提供システムが使用される場合、このような後者のシステムの一部として)提供され得ることが理解されよう。この配置には、フィードバック部またはセンサが、実際にはエアロゾル供給システム1、消耗品2、エアロゾル供給デバイス4に配置されていない場所(例えば、(必要であれば取り外し可能に、例えば、接着パッチを介して)ユーザに固定され得るストラップもしくは他の何らかのパッチまたはデバイスなど、ユーザに取り付け可能な別個の電気デバイスの中)が含まれることさえあり得る。
【0111】
同様に、エアロゾル供給システム1が消耗品2およびエアロゾル供給デバイス4を備える場合、任意の提供されたトグルインジケータ、ユーザインターフェース部、フィードバック部702a、702b、またはセンサは、必要に応じて、トグルインジケータ706a、706b、フィードバック部702a、702b、またはセンサ1002a、1002b、1002cの必要な機能を可能にするように、消耗品2またはエアロゾル供給デバイス4のいずれかに配置されてもよい。
【0112】
同様に、完全を期すために、エアロゾル供給デバイス4またはエアロゾル供給システム1内の任意のトグルインジケータ、ユーザインターフェース部、フィードバック部、またはセンサ1002a、1002b、1002cに関して、制御回路18と関連デバイスとの間の有線接続または無線接続のいずれかを使用して、そこに送信される任意の電力または信号を提供し得ることが理解されよう。図に示す特定の実施形態では、例えば、トグルインジケータ/ユーザインターフェース部/フィードバック部/センサの各々と制御回路18との間に有線接続が設けられ、これは、トグルインジケータ/ユーザインターフェース部/フィードバック部/センサがインターフェース端部54を横切って消耗品2内に配置されている場合に、エアロゾル供給デバイス4および消耗品2の各々に配置された接触電極46を介して延在する。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-07-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィードバック提供システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部と、
を備え、
前記フィードバック提供システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、フィードバック提供システム。
【請求項2】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするように構成される、請求項1に記載のフィードバック提供システム。
【請求項3】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするためのユーザインターフェース部をさらに備える、請求項2に記載のフィードバック提供システム。
【請求項4】
前記ユーザインターフェース部は、前記フィードバック提供システムのユーザが、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのトグルデバイスをさらに備える、請求項3に記載のフィードバック提供システム。
【請求項5】
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項6】
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第1の動作モードと、
前記第2の動作モードと、
前記第1のフィードバックおよび第3のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第3の動作モードと
を切り替えることを可能にするようにさらに構成される、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項7】
前記第3のフィードバックが、前記第2の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項8】
前記第3のフィードバックが、前記第1の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項9】
前記第1のフィードバックが、第1の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項10】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムが故障しているという判定が行われることを含む、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給システムが前記フィードバック部を備える、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項12】
前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスをさらに備える、請求項に記載のフィードバック提供システム。
【請求項13】
前記電気デバイスがフィードバック部を備える、請求項12に記載のフィードバック提供システム。
【請求項14】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備え、
前記エアロゾル供給システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項15】
エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記エアロゾル供給デバイスは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給デバイス。
【請求項16】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを備えるフィードバック提供システムにおいて、フィードバックの提供を制御する方法であって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップと、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするステップと
を含む、方法。
【請求項17】
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードとを切り替えるステップ
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記フィードバック提供システムからのユーザインターフェース部を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの間で切り替えるステップ
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスの一部として設けられている、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記電気デバイスがスマートフォンを備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のフィードバックのタイプが音響フィードバックを含み、前記第2のフィードバックのタイプが少なくとも視覚フィードバックおよび/または触覚フィードバックを含む、請求項22に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0112】
同様に、完全を期すために、エアロゾル供給デバイス4またはエアロゾル供給システム1内の任意のトグルインジケータ、ユーザインターフェース部、フィードバック部、またはセンサ1002a、1002b、1002cに関して、制御回路18と関連デバイスとの間の有線接続または無線接続のいずれかを使用して、そこに送信される任意の電力または信号を提供し得ることが理解されよう。図に示す特定の実施形態では、例えば、トグルインジケータ/ユーザインターフェース部/フィードバック部/センサの各々と制御回路18との間に有線接続が設けられ、これは、トグルインジケータ/ユーザインターフェース部/フィードバック部/センサがインターフェース端部54を横切って消耗品2内に配置されている場合に、エアロゾル供給デバイス4および消耗品2の各々に配置された接触電極46を介して延在する。
[発明の項目]
[項目1]
フィードバック提供システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部と、
を備え、
前記フィードバック提供システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、フィードバック提供システム。
[項目2]
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするように構成される、項目1に記載のフィードバック提供システム。
[項目3]
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードと
を切り替えることを可能にするためのユーザインターフェース部をさらに備える、項目2に記載のフィードバック提供システム。
[項目4]
前記ユーザインターフェース部は、前記フィードバック提供システムのユーザが、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された前記第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された前記第2の動作モードとを切り替えることを可能にするためのトグルデバイスをさらに備える、項目3に記載のフィードバック提供システム。
[項目5]
前記トグルデバイスが可動スイッチを備える、項目4に記載のフィードバック提供システム。
[項目6]
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、項目2~5のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目7]
前記フィードバック提供システムは、前記フィードバック提供システムのユーザが、
前記第1の動作モードと、
前記第2の動作モードと、
前記第1のフィードバックおよび第3のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第3の動作モードと
を切り替えることを可能にするようにさらに構成される、項目2~6のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目8]
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルとは異なる、項目7に記載のフィードバック提供システム。
[項目9]
前記第3のフィードバックのレベルが前記第2のフィードバックのレベルより小さい、項目8に記載のフィードバック提供システム。
[項目10]
前記第3のフィードバックが、前記第2の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、項目7~9のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目11]
前記第3のフィードバックが、前記第1の動作モードにおいて前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成される、項目7~10のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目12]
前記第3のフィードバックのタイプが、前記第1のフィードバックおよび前記第2のフィードバックの少なくとも一方のタイプとは異なる、項目7~11のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目13]
前記第3のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプと同じである、項目7~12のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目14]
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、項目1~13のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目15]
前記第1のフィードバックが、第1の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、項目1~14のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目16]
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムが故障しているという判定が行われることを含む、項目15に記載のフィードバック提供システム。
[項目17]
前記第1の予め定められた基準が、温度値が予め定められた温度を超えることを含む、項目15または16に記載のフィードバック提供システム。
[項目18]
前記第2のフィードバックが、第2の予め定められた基準が満たされたことに応答して提供されるように構成される、項目1~17のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目19]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからの電源が予め定められた量未満の残存電力を含むという判定が行われることを含む、項目18に記載のフィードバック提供システム。
[項目20]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システム内のエアロゾル生成材料の量が予め定められた量未満を含むという判定が行われることを含む、項目18または19に記載のフィードバック提供システム。
[項目21]
前記第2の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器が、予め定められた期間を超える期間にわたってエアロゾルを生成するために動作していないという判定が行われることを含む、項目18~20のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目22]
前記エアロゾル供給システムが前記フィードバック部を備える、項目1~21のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目23]
前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスをさらに備える、項目1~22のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目24]
前記電気デバイスがフィードバック部を備える、項目23に記載のフィードバック提供システム。
[項目25]
前記エアロゾル供給システムが、
エアロゾル生成材料を貯蔵するための消耗品と、
前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するために前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスと
をさらに備える、項目1~24のいずれか一項に記載のフィードバック提供システム。
[項目26]
前記消耗品が、前記エアロゾル生成材料から前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備える、項目25に記載のフィードバック提供システム。
[項目27]
前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、項目25または26に記載のフィードバック提供システム。
[項目28]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部をさらに備え、
前記エアロゾル供給システムは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給システム。
[項目29]
エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル化するためのエアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するためのエアロゾル供給デバイスであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記エアロゾル供給デバイスは、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするように構成され、かつ
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするように構成される、エアロゾル供給デバイス。
[項目30]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを備えるフィードバック提供システムにおいて、フィードバックの提供を制御する方法であって、
前記エアロゾル供給システムのユーザに第1のフィードバックおよび第2のフィードバックを提供するためのフィードバック部を提供するステップと、
前記第1のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを不能にするステップと、
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを選択的に防止することを可能にするステップと
を含む、方法。
[項目31]
前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されるように構成された第1の動作モードと、前記第2のフィードバックが前記フィードバック部によって提供されることを防止するように構成された第2の動作モードとを切り替えるステップ
をさらに含む、項目30に記載の方法。
[項目32]
前記フィードバック提供システムからのユーザインターフェース部を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの間で切り替えるステップ
をさらに含む、項目31に記載の方法。
[項目33]
前記エアロゾル供給システムが前記ユーザインターフェース部を備える、項目31に記載の方法。
[項目34]
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムと無線通信するように動作可能な電気デバイスの一部として設けられている、項目31~33のいずれか一項に記載の方法。
[項目35]
前記電気デバイスがスマートフォンを備える、項目34に記載の方法。
[項目36]
前記第1のフィードバックのタイプが前記第2のフィードバックのタイプとは異なる、項目30~35のいずれか一項に記載の方法。
[項目37]
前記第1のフィードバックのタイプが音響フィードバックを含み、前記第2のフィードバックのタイプが少なくとも視覚フィードバックおよび/または触覚フィードバックを含む、項目36に記載の方法。
【国際調査報告】