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特表2024-546857水生環境中で望ましくない植生を防除する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】水生環境中で望ましくない植生を防除する方法
(51)【国際特許分類】
   A01N 43/54 20060101AFI20241219BHJP
   A01P 13/02 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
A01N43/54 F
A01P13/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535439
(86)(22)【出願日】2022-12-05
(85)【翻訳文提出日】2024-06-13
(86)【国際出願番号】 EP2022084396
(87)【国際公開番号】W WO2023110491
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】21215119.5
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515012583
【氏名又は名称】ビーエーエスエフ アグロ ベー.ブイ.
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アル-アクダール,ワリッド エー.
(72)【発明者】
【氏名】リーブス,ヒース
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AB02
4H011BB09
4H011DA15
4H011DD01
4H011DE01
4H011DF05
(57)【要約】
本発明は、イネ(rice plant)が生長中である水生環境中で望ましくない植生(undesirable vegetation)を防除する方法に関する。本発明の方法では、除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用し、除草剤Aは、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコクルフロン(nicoculfuron)、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシウラム(pyroxulam)、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される。本法は、特に湛水水田の雑草防除に好適である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の除草剤Aを、前記望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及び前記イネ苗の発芽後に前記水生環境に施用する工程を含み、前記除草剤Aが、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシウラム(pyroxulam)、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される、方法。
【請求項2】
前記除草剤Aを、前記水生環境の水中又は水面上に施用する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記水生環境が、湛水水田、湛水稲田、池、貯水池、又は湖である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
除草有効量の前記除草剤Aを含む組成物を施用する、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記除草剤Aが、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、カルフェントラゾン、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、及びそれらの農学的に許容される塩又はエステルである、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記除草剤Aが、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、トリクロピル-エチル、トリクロピル-ブトチル、及びトリクロピル-コリンから選択される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記除草剤Aが、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記除草剤Aが、液滴、マイクロカプセル又は固体粒子の形、より好ましくはマイクロカプセル又は固体粒子の形、最も好ましくはマイクロカプセルの形で前記組成物中に存在する、請求項4~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記組成物が、液剤又は固形剤であり、各々が任意選択的に水で希釈されている、請求項4~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記組成物が、水で希釈した状態の前記除草剤Aを含む乳剤(EC)、水で希釈した状態の前記除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)、任意選択的に水で希釈した状態の前記除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は前記除草剤Aを含む顆粒(GR)、より好ましくは任意選択的に水で希釈した状態の前記除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)又は前記除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは任意選択的に水で希釈した状態の前記除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である、請求項4~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記組成物が、水で希釈した状態の前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含む懸濁液濃縮物(SC)、前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含むカプセル懸濁液(CS)、又は前記カプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である、請求項4~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記組成物が、前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含むカプセル懸濁液(CS)又は前記カプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である、請求項4~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記カプセル懸濁液(CS)又は前記希薄な水性懸濁液中の前記カプセルのD50が、1~100μm、好ましくは1~25μm、より好ましくは1.5~20μm、特に2~10μmの範囲にある、請求項10~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記イネが、湛水乾田直播き、ドリル播き、潤田直播き、湛水直播き、及び移植イネから選択される、請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)又は前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含む前記組成物を、前記望ましくない植生の出芽直前又は直後に施用する、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)又は前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含む前記組成物を、前記イネ苗の2葉生長段階から6葉生長段階(BBCHコードの12~16)に施用する、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記除草剤A又は前記除草剤Aを含む前記組成物を、0.0001~10kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの量で施用する、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
サフルフェナシル又はサフルフェナシルを含む前記組成物を、0.01~0.5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、更により好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの量で施用する、請求項1~17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)又は前記除草剤A(好ましくはサフルフェナシル)を含む前記組成物を、前記種籾の播種又は前記イネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用する、請求項1~18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記望ましくない植生が、除草剤抵抗性又は除草剤耐性の雑草種を含む、請求項1~19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記除草剤抵抗性又は除草剤耐性の雑草種が、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤(HRAC分類A)、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤(HRAC分類B)、光化学系II(PS II)阻害剤(HRAC分類C1、C2及びC3)、DOXPシンターゼ阻害剤(HRAC分類F4)、並びに超長鎖脂肪酸(VLCFA)阻害剤(HRAC分類K3)からなる群から選択される少なくとも1つの除草剤に対して抵抗性又は耐性の生物型である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記望ましくない植生が、エギロプス属(Aegilops)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ヒゲシバ属(Chloris)、カヤツリグサ属(Cyperus)、タツノツメガヤ属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、オヒシバ属(Eleusine)、ナルコビエ属(Eriochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、キビ属(Panicum)、クサヨシ属(Phalaris)、イチゴツナギ属(Poa)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)、ニクキビモドキ属(Urochloa)、アブチロン属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ワルタビラコ属(Amsinckia)、ウシノシタグサ属(Anchusa)、ウキアゼナ属(Bacopa)、ヤマガラシ属(Barbarea)、バッシア属(Bassia)、アブラナ属(Brassica)、カランドリニア属(Calandrinia)、ナズナ属(Capsella)、ニシキソウ属(Chamaesyce)、アカザ属(Chenopodium)、ネナシカズラ属(Cuscuta)、オランダフウロ属(Erodium)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、オドリコソウ属(Lamium)、ザクロソウ属(Mollugo)、イヌタデ属(Persicaria)、タデ属(Polygonum)、ポンテデリア属(Pontederia)、スベリヒユ属(Portulaca)、ハシカグサモドキ属(Richardia)、ホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)、キオン属(Senecio)、キゴンジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、カキネガラシ属(Sisymbrium)、ナス属(Solanum、ハコベ属(Stellaria)、及びハマビシ属(Tribulus)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される、請求項1~20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記望ましくない植生が、ヤギムギ(Aegilops cylindrical)(AEGCY、ヤギムギ)、カラスムギ(Avena fatua)(AVEFA、カラスムギ(wild oat))、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)(BRAPP、メリケンニクキビ(broadleaf signalgrass))、ブラキアリア・テキサナ(Brachiaria texana)(PANTA、テキサス・パニカム(Texas panicum))、ムクゲチャヒキ(Bromus commutato)(BROCO、ムクゲチャヒキ(hairy chess))、スズメノチャヒキ(Bromus japonicus)(BROJA、スズメノチャヒキ(Japanese brome))、カラスノチャヒキ(Bromus secalinus)(BROSE、カラスノチャヒキ(cheat))、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)(BROTE、ウマノチャヒキ(downy brome))、フィールドサンドバー(Cenchrus spinifex)(CCHPA、フィールドサンドバー(field sandbur))、シマヒゲシバ(Chloris barbata)(CHRBA、シマヒゲシバ(swollen fingergrass))、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、メリケンガヤツリ(Cyperus eragrostis)(CYPER、メリケンガヤツリ(lovegrass sedge))、タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)(DTTAE、タツノツメガヤ(crowfoot grass))、オニメヒシバ(Digitaria sanguinalis)(DIGSA、オニメヒシバ(large crabgrass))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、オヒシバ(Eleusine indica)(ELEIN、オヒシバ(goosegrass))、ナルコビエ(Eriochloa villosa)(ERBVI、ナルコビエ(woolly cupgrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp. fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、ネズミムギ(Lolium multiflorum)(LOLMU、ネズミムギ(Italian ryegrass))、ボウムギ(Lolium rigidum)(LOLRI、ボウムギ(annual ryegrass))、ハナクサキビ(Panicum capillare)(PANCA、ハナクサキビ(witchgrass))、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)(PANDI、オオクサキビ(fall panicum))、キビ(Panicum miliaceum)(PANMI、野生キビ(wild proso millet))、カナリークサヨシ(Phalaris canariensis)(PHACA、カナリークサヨシ(canarygrass))、スズメノカタビラ(Poa annua)(POAAN、スズメノカタビラ(annual bluegrass))、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis)(ROOEX、ツノアイアシ(itch grass))、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA、アキノエノコログサ(giant foxtail))、キンエノコロ(Setaria pumila)(SETPU、キンエノコロ(yellow foxtail))、エノコログサ(Setaria viridis)(SETVI、エノコログサ(green foxtail))、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)(SORHA、セイバンモロコシ(Johnson grass))、スーダングラス(Sorghum x drummondii)(SORSU、スーダングラス(shattercane))、ウロクロア・フスカ(Urochloa fusca)(PANFA、ブラウントップパニカム(browntop panicum))、ギニアグラス(Urochloa maxima)(PANMA、ギニアグラス(guineagrass))、イチビ(Abutilon theophrasti)(ABUTH、イチビ(velvet leaf))、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)(AMAPA、オオホナガアオゲイトウ(Palmer amaranth))、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)(AMARE、ヒユ(pigweed))、ヒユモドキ(Amaranthus tuberculatus)(AMATU、ヒユモドキ(tall waterhemp))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、フィドルネック(Amsinckia menziesii)(ANSME、フィドルネック(fiddleneck))、アレチウシノシタグサ(Anchusa arvensis)(LYCAR、アレチウシノシタグサ(small bugloss))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、ハルザキヤマガラシ(Barbarea vulgaris)(BARVU、ハルザキヤマガラシ(bittercress))、ホウキギ(Bassia scoparia)(KCHSC、ホウキギ(kochia))、クロガラシ(Brassica nigra)(BRSNI、クロガラシ(black mustard))、マツゲボタン亜種メンジェシー(Calandrinia ciliata subsp.menziesii)(CLNCM、レッドマイズロックパースレーン(redmailds rock purslane))、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)(CAPBP、ナズナ(shepherd’s purse))、コニシキソウ(Chamaesyce maculata)(EPHMA、コニシキソウ(annual spurge))、シロザ(Chenopodium album)(CHEAL、シロザ(common lambsquarters))、ヒメハマアカザ(Chenopodium leptophyllum)(CHELE、ヒメハマアカザ(slimleaf lambsquarters))、クシロネナシカズラ(Cuscuta europaea)(CVCAU、クシロネナシカズラ(large dodder))、オランダフウロ(Erodium cicutarium)(EROCI、オランダフウロ(redstem filaree))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)(IPOHE、アメリカアサガオ(morningglory))、トゲチシャ(Lactuca serriola)(LACSE、トゲチシャ(prickly lettuce))、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)(LAMAM、ホトケノザ(henbit))、クルマバザクロソウ(Mollugo verticillata)(MOLVE、クルマバザクロソウ(carpetweed))、ハルタデ(Persicaria maculosa)(POLPE、ハルタデ(ladysthumb))、アメリカサナエタデ(Persicaria pensylvanica)(POLPY、ペンシルバニアタデ(Pennsylvania smartweed))、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)(POLAV、ミチヤナギ(prostrate knotweed))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、スベリヒユ(Portulaca oleracea)(POROL、パースレイン(purslane))、リカルディア・スカブラ(Richardia scabra)(RCHSC、フロリダプスリー(Florida pusley))、ヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))、ノボロギク(Senecio vulgaris)(SENVU、ノボロギク(common groundsel))、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)(SIDSP、アメリカキンゴジカ(prickly sida))、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)(SINAR、ノハラガラシ(wild mustard))、ホソエガラシ(Sisymbrium irio)(SSYIR、ホソエガラシ(London rocket))、
イヌホオズキ(Solanum nigrum)(SOLNI、イヌホオズキ(black nightshade))、コハコベ(Stellaria media)(STEME、コハコベ(common chickweed))、及びハマビシ(Tribulus terrestris)(TRBTE、ハマビシ(common puncturevine))から選択され、より好ましくは、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、メリケンガヤツリ(Cyperus eragrostis)(CYPER、メリケンガヤツリ(lovegrass sedge))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、より好ましくは、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、更により好ましくは、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、更により好ましくは、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、特に、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、及びアメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))から選択される、請求項1~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記除草剤A又は前記除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む前記組成物を、b1)~b15)の群:
b1)脂質生合成阻害剤;
b2)アセトラクテートシンターゼ阻害剤(ALS阻害剤);
b3)光合成阻害剤;
b4)プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤、
b5)白化除草剤;
b6)エノールピルビルシキメート3-ホスフェートシンターゼ阻害剤(EPSP阻害剤);
b7)グルタミンシンテターゼ阻害剤;
b8)7,8-ジヒドロプテロエートシンターゼ阻害剤(DHP阻害剤);
b9)有糸分裂阻害剤;
b10)超長鎖脂肪酸の合成阻害剤(VLCFA阻害剤);
b11)セルロース生合成阻害剤;
b12)脱共役除草剤;
b13)オーキシン除草剤;
b14)オーキシン輸送阻害剤;並びに
b15)ブロモブチド、クロルフレノール、クロルフレノール-メチル、クミルロン、ダラポン、ダゾメット、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルサルフェート(difenzoquat-metilsulfate)、ジメチピン、DSMA、ダイムロン、エンドタール及びその塩、エトベンザニド、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、フルレノール、フルレノール-ブチル、フルプリミドール、ホスアミン、ホスアミン-アンモニウム、インダノファン、インダジフラム、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチオゾリン、メチルアジド、メチルブロミド、メチル-ジムロン、メチルヨージド、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミン、トリアジフラム、トリジファン、6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール(CAS 499223-49-3)並びにその塩及びエステルからなる群から選択される他の除草剤;
並びに、それらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用する、請求項1~23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記除草剤A又は前記除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む前記組成物を、ベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルクソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタレン酢酸(NAA)、無水ナフタリン酸(NA)、オクサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)、メトカミフェン、及び4-ブロモフェニルクロロメチルスルホン(BPCMS、CAS 54091-06-4)、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される少なくとも1つの解毒剤Cと組み合わせて施用する、請求項1~24のいずれか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イネ(rice plant)が生長中である水生環境中で望ましくない植生(undesirable vegetation)を防除する方法に関する。本発明の方法では、除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用し、除草剤Aは、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される。本方法は、特に湛水水田の雑草防除に好適である。
【背景技術】
【0002】
イネは、他のいかなる作物よりも多くの人々を直接に養う世界中で最も重要なヒト食用作物である。2つのイネ種が、ヒトの栄養にとって重要な穀物であり:アジアイネ(Oryza sativa L.)及びアフリカイネ(O.glaberrima Steud.)である。アジアイネ(O.sativa L.)は、世界の栽培イネのほぼ全てをなし、米国、特にカリフォルニアのセントラルバレーにおいても栽培されている。
【0003】
雑草は、イネ生産における重大な課題であって、ヒエ(watergrass)(ヒエ属の種(Echinochloa spp.))による59%の収量低下及びカリフォルニアでの乾田直播きシステムでの最大100%の収量低下の原因であり得る(Brim-DeForest,W.B.,Al-Khatib,A.and Fischer,A.J.(2017).Predicting yield losses in rice mixed-weed species infestations in California.Weed Science,65,pp.61-71)。主要な競合ヒエ種は、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)、早生タイヌビエ(Echinochloa oryzoides)、晩生タイヌビエ(Echinochloa phyllopogon)、及びアゼガヤ(Leptochloa fusca)を含む。
【0004】
イネは、生長期の一部又は全体にわたる湛水土壌状態から利益を受ける半水生作物である。米国でのイネ生産は、大まかに乾田直播き又は湛水直播き(water-seed)のいずれか一方に分類され得る。乾田直播きシステムでは、準備の整った苗床へと条播機を用いて播種するか、又は種を散播して円盤若しくは馬鍬で組み込むことによりイネを播種する。種子発芽のための水分は、灌漑又は降雨による。乾田直播きシステムによって植え付ける別の方法は、湛水田へと飛行機で種を散播してから、即座に圃場から排水することである。乾田直播きシステムでは、苗が十分な大きさ(4葉期~5葉期)に達したら、収穫期の残りにわたり、圃場に5~16cmの深さの浅い永続的湛水を張る。雑草と競合するため、且つイネ科雑草(grassy weed)の生長を抑制する永続的湛水の適用を早めるためには、苗としてすぐに生長するイネ品種が好ましい。新たな雑草の出芽を妨げるためには、残効性イネ科雑草(grass)除草剤も使用する。
【0005】
湛水直播きシステムでは、発芽を開始させるために種籾を12~36時間にわたり浸漬し、その種を飛行機で湛水田に散播する。これが、カリフォルニアでの主なイネ生産システムである。いくつかの除草剤は、出芽前に施用され(湛水前の土壌に施用され)、いくつかは、播種日又はイネ苗生長の最初の数週間の初期に施用される。発芽時又は雑草が若い場合での雑草防除は、イネ苗との競合を緩和し、イネの生長及び葉群閉鎖(canopy closure)を早め、雑草の抑制に役立つ。雑草もまた、生長の初期では、はるかに防除しやすい。出芽前施用は、田が湛水されている場合の空中施用と対照的に苗床準備の最終段階において地上で実現され得るという点で、栽培者にとって利点を有する。
【0006】
殺有害生物剤の空中施用は、潜在的な漂流又は移動ゆえ規制及び制限の対象となり、いくつかのイネ除草剤物質は、カリフォルニアでは飛行機で施用することができない。いくつかの場合、除草剤は、液体噴霧ではなく、水田の中で分散して雑草を防除する顆粒である。これは、標的の圃場からの除草剤の漂流又は移動を妨げるために大いに有利である。永続的湛水の維持は、特に選択的イネ科雑草除草剤との組み合わせで、イネ科雑草の防除を援助する。しかしながら、水生雑草(例えば、スゲ及びイグサ)は、永続的湛水に好まれる。湛水直播きシステムは、カリフォルニアでの水インフラ、圃場への送達、及び管理にふさわしい。イネ苗は浅い湛水から現れる、又は苗立ちを向上させるために短期間にわたり圃場から排水してもよい。水位の低下は、根部生長を促進する付加的な酸素の供給、並びに風及び波の作用による根絶に対する苗のより良好な定着により、苗立ちを改善する。その上、接触型除草剤の施用に対して雑草をさらす。しかしながら、それは、イネ科雑草の生長、窒素損失、並びに水の消費量及び管理の増大を助長する。イネに対する除草剤の使用は、イネを損ない、生長を抑え、丈を短くし、成熟を遅らせることがあり、収量を下げる可能性がある。圃場の排水又は水位の低下は、薬傷を低下させるために使用される。しかしながら、除草剤、及び水管理及び使用効率に必要とされる保水期間(water hold period)ゆえ、それが可能でないことがある。近年、環境規制、除草剤抵抗性雑草の出現及びより古い除草剤の段階的な廃止に起因し、カリフォルニアでの商業的イネ生産における雑草防除が、栽培者にとっての主要な生産上の問題となっている。
【0007】
アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される上述の除草剤Aは、イネを含む農作物における雑草の防除のための周知の除草剤である。
【0008】
例えば、サフルフェナシルは、特にイネを含む特定の作物に使用するための、商標名Kixor(登録商標)にてBASF Corporation,Research Triangle Park,N.C.,U.S.A.により販売されている。サフルフェナシルは、N’-{2-クロロ-4-フルオロ-5-[1,2,3,6-テトラヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-1-イル]ベンゾイル}-N-イソプロピル-N-メチルスルファミドというIUPAC名、及び2-クロロ-5-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-4-フルオロ-N-[[メチル(1-メチルエチル)アミノ]スルホニル]ベンズアミド(The e-Pesticide Manual,Version 5.2,British Crop Production Council,2008-2011,entry 770に記載されている)というChemical Abstracts名を持つ除草化合物の一般名である。サフルフェナシルの除草活性は、国際公開第01/083459号パンフレットに記載されている。結晶性で本質的に溶媒を含まない形態のサフルフェナシルは、国際公開第08/043835号パンフレットに記載されている。2つの結晶性水和物の形態のサフルフェナシルが国際公開第08/043836号パンフレットに記載されている。
【0009】
E.R.Camargo et al.,“Rice Tolerance to Saflufenacil in Clomazone Weed Control Program”,International Journal of Agronomy,2011(4),DOI:10.1155/2011/402461には、クロマゾン雑草防除プログラムにおけるサフルフェナシルに対するイネの耐性の評価が記載されている。サフルフェナシルは、ドリル播きイネの発芽前及び発芽後、並びに湛水前に施用した。
【0010】
それにもかかわらず、水稲中の雑草(特に水生雑草)を防除する必要性が依然として存在する。同じく、水稲中の除草剤抵抗性の雑草(特に、除草剤抵抗性の水生雑草)を防止、遅延、又は管理するための実践を開発することが望ましい。更に、作物種の損傷及び/又は収量低下を防止又は最低限に抑えながら、水稲中の雑草(特に水生雑草)を防除する必要性が依然として存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の目的は、水稲中の雑草(特に水生雑草)の効果的な防除にある。
【0012】
本発明の別の目的は、水稲中の除草剤抵抗性の雑草(特に、除草剤抵抗性の水生雑草)を効果的に防除することである。
【0013】
本発明の更に別の目的は、作物種の損傷及び/又は収量低下のない、水稲中の雑草(特に水生雑草)の効果的な防除にある。
【0014】
これら及び更なる目的は、以下に記載する方法により達成される。
【課題を解決するための手段】
【0015】
したがって、本発明の一態様では、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の除草剤Aを、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される、方法が提供される。
【0016】
一実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤Aを、望ましくない植生の出芽前及びイネ苗の発芽後に施用する。
【0017】
別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤Aを、望ましくない植生の出芽後初期及びイネ苗の発芽後に施用する。
【0018】
更に別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤Aを、望ましくない植生の出芽直前又は直後及びイネ苗の発芽後に施用する。
【0019】
用語「除草有効量」は、不要植物の防除、特に栽培植物中の不要植物の防除に十分であり、処理される植物に対する実質的な損傷を引き起こさない、有効成分の量を示す。そのような量は、広範囲で変化し得て、様々な要因、例えば、防除対象植物、処理される栽培植物又は材料、気候条件、及び本発明により使用される特定組成物に依存する。
【0020】
本明細書で使用する用語「植物」及び「植生」は、発芽種、出芽苗、栄養繁殖体から出現する植物、及び定着した植生(established vegetation)を含む。
【0021】
本明細書で使用する用語「場所」は、望ましくない植生又はイネが生長中である又は生長する予定の地域を意味する。
【0022】
本明細書で使用する用語「防除」及び「駆除」は同義語である。
【0023】
本明細書で使用する用語「望ましくない植生」、「有害植物」、「不要植物」、「雑草」、及び「雑草種」は同義語である。
【0024】
本明細書で使用する用語「水生環境」は、イネが生長中であり、雑草防除を必要とする任意の溜り水、例えば、湛水水田、湛水稲田(flooded rice paddy)、池、又は湖を意味する。好ましくは、水生環境は、湛水水田、湛水稲田、池、貯水池、又は湖であり、更に好ましくは、湛水水田又は湛水稲田、特に湛水水田である。別の実施形態では、水生環境は、例えば、池又は貯水池などの家畜のための人工水供給源である。
【0025】
本明細書で使用される場合、範囲は明確に、該範囲の終点値として提供される値を含む。本明細書で使用される場合、範囲は明確に、該範囲のすべての整数値を含む。例えば、1~100又は1~100の範囲は明確に、1及び100の終点値を含む。
【0026】
本発明の更なる実施形態は、明細書、実施例、及び特許請求の範囲から明白である。本発明の主題の、上述され、以下にさらに例示される特徴が、各特定の場合に示される組合せだけでなく、他の組合せでも、本発明の範囲を逸脱せずに適用され得ることが理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
驚くべきことに、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される特定の除草剤Aを、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に、イネが栽培される水生環境(例えば、湛水水田)に施用する場合に、効果的な雑草防除を提供する。
【0028】
本発明の別の利点は、有効成分が、湛水水田又は湛水稲田の総水量中に分散した状態になるが、播種ゾーンへとすぐに定着もし、その有効成分が雑草種子と接触して及び/又は発芽した雑草種子が成長を阻害するという結果になるように、本明細書に定義される特定の除草剤A(特にサフルフェナシル)又はその好適な組成物若しくは製剤を、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水中又は水上へと直接に施用できることである。
【0029】
更に、本発明の方法は、やっかい且つ防除が困難であり、防除しないままにしておくと著しい収量低下を引き起こし得る、湛水水田で生じる様々なイネ科雑草(grass weeds)、スゲ及び/又は広葉雑草の効果的な防除を提供する。
【0030】
更に別の利点は、本発明の方法が、イネの損傷を引き起こさないことである。なぜなら、イネは発芽して、個々の除草剤Aがイネを損傷し得る段階を脱け出しているものの、雑草発芽の防除には依然として効果的であり得るからである。
【0031】
本発明の方法で使用される除草剤Aは、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される。
【0032】
好ましくは、除草剤Aは、アセトクロール、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-メチル、アシフルオルフェン-ナトリウム、アラクロール、アミノピラリド、アミノピラリド-カリウム、アミノピラリド-ジメチルアンモニウム、アミノピラリド-トリプロミン、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、ブチレート、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、クロリムロン、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロジナホップ-プロパルギル、クロマゾン、クロピラリド、クロピラリド-カリウム、クロピラリド-ジメチルアンモニウム、クロピラリド-オラミン、クロピラリド-トリプロミン、クロピラリド-メチル、シクロエート、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、2,4-D、2,4-D-アンモニウム、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-ジエチルアンモニウム、2,4-D-ジエタノールアンモニウム(2,4-D-ジオラミン)、2,4-D-トリエタノールアンモニウム、2,4-D-イソプロピルアンモニウム、2,4-D-トリイソプロパノールアンモニウム、2,4-D-ヘプチルアンモニウム、2,4-D-ドデシルアンモニウム、2,4-D-テトラデシルアンモニウム、2,4-D-トリエチルアンモニウム、2,4-D-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、2,4-D-トリス(イソプロピル)アンモニウム、2,4-D-トロラミン、2,4-D-リチウム、2,4-D-ナトリウム、2,4-D-N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウム(2,4-Dコリン)、2,4-D-ブトチル、2,4-D-2-ブトキシプロピル、2,4-D-3-ブトキシプロピル、2,4-D-ブチル、2,4-D-エチル、2,4-D-エチルヘキシル、2,4-D-イソブチル、2,4-D-イソオクチル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-メプチル、2,4-D-メチル、2,4-D-オクチル、2,4-D-ペンチル、2,4-D-プロピル、2,4-D-テフリル、ジカンバ、ジカンバ-ナトリウム、ジカンバ-カリウム、ジカンバ-メチルアンモニウム、ジカンバ-ジメチルアンモニウム、ジカンバ-イソプロピルアンモニウム、ジカンバ-ジグリコールアミン、ジカンバ-オラミン、ジカンバ-ジオラミン、ジカンバ-トロラミン、ジカンバ-N,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミン、ジカンバ-ジエチレントリアミン、ジカンバ-メチル、ジカンバ-ブトチル、ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル-ナトリウム、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フロルピラウキシフェン、フロルピラウキシフェン-ベンジル、フルアジホップ、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ-P、フルアジホップ-P-ブチル、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルロキシピル-ブトメチル、フルロキシピル-メプチル、フルチアセット、フルチアセット-メチル、ホメサフェン、ホメサフェン-ナトリウム、ハラウキシフェン、ハラウキシフェン-メチル、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチル、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イマザモックス、イマザモックス-ナトリウム、イマザモックス-アンモニウム、イマザピック、イマザピック-アンモニウム、イマザピック-イソプロピルアンモニウム、イマザピル、イマザピル-アンモニウム、イマザピル-イソプロピルアンモニウム、イマザキン、イマザキン-アンモニウム、イマザキン-メチル、イマザキン-ナトリウム、イマゼタピル、イマゼタピル-アンモニウム、イマゼタピル-イソプロピルアンモニウム、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、MCPA-ブトチル、MCPA-ブチル、MCPA-ジメチルアンモニウム、MCPA-ジオラミン、MCPA-エチル、MCPA-チオエチル、MCPA-2-エチルヘキシル、MCPA-イソブチル、MCPA-イソクチル(MCPA-isoctyl)、MCPA-イソプロピル、MCPA-イソプロピルアンモニウム、MCPA-メチル、MCPA-オラミン、MCPA-カリウム、MCPA-ナトリウム、MCPA-トロラミン、メソスルフロン、メソスルフロン-メチル、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、メトスルフロン-メチル、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プリミスルフロン-メチル、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピリチオバック-ナトリウム、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キンクロラック-ジメチルアンモニウム、キンクロラック-メチル、キザロホップ、キザロホップ-エチル、キザロホップ-テフリル、キザロホップ-P、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チフェンスルフロン-メチル、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリベヌロン-メチル、トリクロピル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、トリクロピル-エチル、トリクロピル-ブトチル、トリクロピル-コリン、トリフロキシスルフロン、トリフロキシスルフロン-ナトリウム、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びトリフルスルフロン-メチルから選択される。
【0033】
より好ましくは、除草剤Aは、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、カルフェントラゾン、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、及びそれらの農学的に許容される塩又はエステルから選択される。
【0034】
更により好ましくは、除草剤Aは、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、トリクロピル-エチル、トリクロピル-ブトチル、及びトリクロピル-コリンから選択される。
【0035】
なおより好ましくは、除草剤Aは、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビスピリバック-ナトリウム、カルフェントラゾン-エチル、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ-ブチル、ジメテナミド-P、ハロスルフロン-メチル、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、及びトリクロピル-コリンから選択される。
【0036】
更により好ましくは、除草剤Aは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択される。
【0037】
特に、除草剤Aは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択される。
【0038】
特に好ましい実施形態では、除草剤Aは、クロマゾン及びサフルフェナシルから選択される。
【0039】
別の特に好ましい実施形態では、除草剤Aは、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシル、好ましくはS-メトラクロール及びサフルフェナシルから選択される。
【0040】
特に好ましい実施形態では、除草剤Aはサフルフェナシルである。
【0041】
別の特に好ましい実施形態では、除草剤Aはクロマゾンである。
【0042】
別の特に好ましい実施形態では、除草剤Aは、メトラクロール又はS-メトラクロール、好ましくはS-メトラクロールである。
【0043】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、ベンスルフロン又はベンスルフロン-メチル、好ましくはベンスルフロン-メチルである。
【0044】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはベンゾビシクロンである。
【0045】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、ビスピリバック又はビスピリバック-ナトリウム、好ましくはビスピリバック-ナトリウムである。
【0046】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチル、好ましくはカルフェントラゾン-エチルである。
【0047】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはシンメチリンである。
【0048】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、シハロホップ又はシハロホップ-ブチル、好ましくはシハロホップ-ブチルである。
【0049】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、ジメテナミド又はジメテナミド-P、好ましくはジメテナミド-Pである。
【0050】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、ハロスルフロン又はハロスルフロン-メチル、好ましくはハロスルフロン-メチルである。
【0051】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはオルトスルファムロンである。
【0052】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはペノキススラムである。
【0053】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはプロパニルである。
【0054】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはピロキサスルホンである。
【0055】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aはチオベンカルブである。
【0056】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aは、トリクロピル又はトリクロピル-コリン、好ましくはトリクロピル-コリンである。
【0057】
別の実施形態では、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アミノピラリド、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ブチレート、カルフェントラゾン、クロリムロン、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、クロピラリド、シクロエート、シハロホップ、2,4-D、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルチアセット、ホメサフェン、ハラウキシフェン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、メソスルフロン、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ、キザロホップ-P、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリフロキシスルフロン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体から選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0058】
好ましくは、アセトクロール、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-メチル、アシフルオルフェン-ナトリウム、アラクロール、アミノピラリド、アミノピラリド-カリウム、アミノピラリド-ジメチルアンモニウム、アミノピラリド-トリプロミン、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、ブチレート、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、クロリムロン、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ、クロジナホップ-プロパルギル、クロマゾン、クロピラリド、クロピラリド-カリウム、クロピラリド-ジメチルアンモニウム、クロピラリド-オラミン、クロピラリド-トリプロミン、クロピラリド-メチル、シクロエート、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、2,4-D、2,4-D-アンモニウム、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-ジエチルアンモニウム、2,4-D-ジエタノールアンモニウム(2,4-D-ジオラミン)、2,4-D-トリエタノールアンモニウム、2,4-D-イソプロピルアンモニウム、2,4-D-トリイソプロパノールアンモニウム、2,4-D-ヘプチルアンモニウム、2,4-D-ドデシルアンモニウム、2,4-D-テトラデシルアンモニウム、2,4-D-トリエチルアンモニウム、2,4-D-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、2,4-D-トリス(イソプロピル)アンモニウム、2,4-D-トロラミン、2,4-D-リチウム、2,4-D-ナトリウム、2,4-D-N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウム(2,4-Dコリン)、2,4-D-ブトチル、2,4-D-2-ブトキシプロピル、2,4-D-3-ブトキシプロピル、2,4-D-ブチル、2,4-D-エチル、2,4-D-エチルヘキシル、2,4-D-イソブチル、2,4-D-イソオクチル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-メプチル、2,4-D-メチル、2,4-D-オクチル、2,4-D-ペンチル、2,4-D-プロピル、2,4-D-テフリル、ジカンバ、ジカンバ-ナトリウム、ジカンバ-カリウム、ジカンバ-メチルアンモニウム、ジカンバ-ジメチルアンモニウム、ジカンバ-イソプロピルアンモニウム、ジカンバ-ジグリコールアミン、ジカンバ-オラミン、ジカンバ-ジオラミン、ジカンバ-トロラミン、ジカンバ-N,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミン、ジカンバ-ジエチレントリアミン、ジカンバ-メチル、ジカンバ-ブトチル、ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル-ナトリウム、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジチオピル、EPTC、エタルフルラリン、エトフメセート、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フロルピラウキシフェン、フロルピラウキシフェン-ベンジル、フルアジホップ、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ-P、フルアジホップ-P-ブチル、フルフェナセット、フルミクロラック、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルロキシピル、フルロキシピル-ブトメチル、フルロキシピル-メプチル、フルチアセット、フルチアセット-メチル、ホメサフェン、ホメサフェン-ナトリウム、ハラウキシフェン、ハラウキシフェン-メチル、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチル、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イマザモックス、イマザモックス-ナトリウム、イマザモックス-アンモニウム、イマザピック、イマザピック-アンモニウム、イマザピック-イソプロピルアンモニウム、イマザピル、イマザピル-アンモニウム、イマザピル-イソプロピルアンモニウム、イマザキン、イマザキン-アンモニウム、イマザキン-メチル、イマザキン-ナトリウム、イマゼタピル、イマゼタピル-アンモニウム、イマゼタピル-イソプロピルアンモニウム、イソキサフルトール、ラクトフェン、MCPA、MCPA-ブトチル、MCPA-ブチル、MCPA-ジメチルアンモニウム、MCPA-ジオラミン、MCPA-エチル、MCPA-チオエチル、MCPA-2-エチルヘキシル、MCPA-イソブチル、MCPA-イソクチル(MCPA-isoctyl)、MCPA-イソプロピル、MCPA-イソプロピルアンモニウム、MCPA-メチル、MCPA-オラミン、MCPA-カリウム、MCPA-ナトリウム、MCPA-トロラミン、メソスルフロン、メソスルフロン-メチル、メソトリオン、メトラクロール、S-メトラクロール、メトスルフロン、メトスルフロン-メチル、MSMA、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、ペノキススラム、ピノキサデン、プリミスルフロン、プリミスルフロン-メチル、プロパニル、プロピザミド、ピラスルホトール、ピリチオバック、ピリチオバック-ナトリウム、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キンクロラック-ジメチルアンモニウム、キンクロラック-メチル、キザロホップ、キザロホップ-エチル、キザロホップ-テフリル、キザロホップ-P、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、スルフェントラゾン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テトフルピロリメット、チフェンスルフロン、チフェンスルフロン-メチル、チオベンカルブ、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリベヌロン-メチル、トリクロピル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、トリクロピル-エチル、トリクロピル-ブトチル、トリクロピル-コリン、トリフロキシスルフロン、トリフロキシスルフロン-ナトリウム、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びトリフルスルフロン-メチルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0059】
より好ましくは、ベンスルフロン、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、カルフェントラゾン、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、及びそれらの農学的に許容される塩又はエステルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0060】
更により好ましくは、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、トリクロピル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、トリクロピル-エチル、トリクロピル-ブトチル、及びトリクロピル-コリンから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0061】
なおより好ましくは、ベンスルフロン-メチル、ベンゾビシクロン、ビスピリバック-ナトリウム、カルフェントラゾン-エチル、シンメチリン、クロマゾン、シハロホップ-ブチル、ジメテナミド-P、ハロスルフロン-メチル、メトラクロール、S-メトラクロール、オルトスルファムロン、ペノキススラム、プロパニル、ピロキサスルホン、サフルフェナシル、チオベンカルブ、及びトリクロピル-コリンから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0062】
更により好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0063】
特に、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0064】
特に好ましい実施形態では、クロマゾン及びサフルフェナシルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0065】
別の特に好ましい実施形態では、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシル、好ましくはS-メトラクロール及びサフルフェナシルから選択される除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0066】
特に好ましい実施形態では、サフルフェナシルである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0067】
別の特に好ましい実施形態では、クロマゾンである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0068】
別の特に好ましい実施形態では、メトラクロール又はS-メトラクロール(好ましくはS-メトラクロール)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0069】
別の好ましい実施形態では、ベンスルフロン又はベンスルフロン-メチル(好ましくはベンスルフロン-メチル)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0070】
別の好ましい実施形態では、ベンゾビシクロンである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0071】
別の好ましい実施形態では、ビスピリバック又はビスピリバック-ナトリウム(好ましくはビスピリバック-ナトリウム)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0072】
別の好ましい実施形態では、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチル(好ましくはカルフェントラゾン-エチル)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0073】
別の好ましい実施形態では、シンメチリンである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0074】
別の好ましい実施形態では、シハロホップ又はシハロホップ-ブチル(好ましくはシハロホップ-ブチル)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0075】
別の好ましい実施形態では、ジメテナミド又はジメテナミド-P(好ましくはジメテナミド-P)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0076】
別の好ましい実施形態では、ハロスルフロン又はハロスルフロン-メチル(好ましくはハロスルフロン-メチル)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0077】
別の好ましい実施形態では、オルトスルファムロンである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0078】
別の好ましい実施形態では、ペノキススラムである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0079】
別の好ましい実施形態では、プロパニルである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0080】
別の好ましい実施形態では、ピロキサスルホンである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0081】
別の好ましい実施形態では、チオベンカルブである除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0082】
別の好ましい実施形態では、トリクロピル又はトリクロピル-コリン(好ましくはトリクロピル-コリン)である除草剤Aを含む組成物を施用する。
【0083】
したがって、本発明の好ましい一実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含む方法に関する。
【0084】
一実施形態では、本発明は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含む方法に関する。
【0085】
別の実施形態では、本発明は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含む方法に関する。
【0086】
更に別の実施形態では、本発明は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(特にサフルフェナシル)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽の直前又は直後及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含む方法に関する。
【0087】
好ましくは、本明細書に定義される除草剤A(特にサフルフェナシル)は、液滴、マイクロカプセル又は固体粒子の形、更に好ましくはマイクロカプセル又は固体粒子の形、最も好ましくはマイクロカプセルの形で組成物中に存在する。
【0088】
本明細書で使用する場合、用語「マイクロカプセル」は、除草剤Aなどの有効成分を含むコアを取り囲む明確なカプセル壁(主にポリマー材料)を構成する、1~150μmのサイズ範囲の小さな球状粒子を意味する。本明細書で使用される用語「マイクロカプセル」は、コア及びシェル構造に限定されず、除草剤Aなどの有効成分がマトリックス材料(主にポリマー材料)によって囲まれているか又は埋め込まれている、前述のサイズ範囲の任意の微粒子も含まれる。
【0089】
更に別の好ましい実施形態では、本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む液剤又は固形剤を、各々、任意選択的に水で希釈した状態で施用する。本発明で使用する用語「任意選択的に水で希釈した状態」は、各々の場合、それぞれの製剤が、無希釈若しくは水で希釈した状態のいずれか一方で存在する、又は施用されることを意味する。例示的液体製剤は、乳剤(emulsifiable concentrate)(EC)、カプセル懸濁液(capsule suspension)(CS)、又は懸濁液濃縮物(suspension concentrate)(SC)を含み、カプセル懸濁液(CS)が好ましい。上記液体製剤のいずれかは、通常、施用前の水での希釈向きである。特定の実施形態では、上述の液体製剤を、水で希釈することなしにそのままで施用することもでき、例えば、無人機(ドローン)によるカプセル懸濁液(CS)の施用である。
【0090】
例示的固形剤は、顆粒製品、例えば、顆粒水和剤(WG)及び顆粒(GR)を含み、顆粒(GR)が好ましい。顆粒水和剤(WG)は、水中崩壊及び/又は水中分散後に施用する。顆粒(GR)は、更なる希釈工程又は混合工程を伴わずに、水生環境への直接施用にすぐに使用できる。上述の製剤及び更なる製剤の種類は、“Catalogue of pesticide formulation types and international coding system”,Technical Monograph No.2,6th Ed.May 2008,CropLife Internationalで定義される。
【0091】
上述の製剤は、公知の方法、例えば、Mollet and Grubemann,Formulation technology,Wiley VCH,Weinheim,2001;又はKnowles,New developments in crop protection product formulation,Agrow Reports DS243,T&F Informa,London,2005に記載されている既知の方法で調製することができる。
【0092】
好適な助剤は、溶媒、液体担体、固体担体又は充填剤、界面活性剤、分散剤、乳化剤、湿潤剤、アジュバント、可溶化剤、浸透促進剤、保護コロイド、付着剤、増稠剤、保湿剤、忌避剤、誘引剤、摂食刺激物質、相溶化剤、殺細菌剤、凍結防止剤、消泡剤、着色剤、粘着付与剤及び結合剤である。
【0093】
好適な溶媒及び液体担体は、水及び有機溶媒(中~高沸点の鉱油画分(例えばケロセン、ディーゼルオイル)など);植物又は動物由来の油;脂肪族、環状及び芳香族炭化水素(例えば、トルエン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン);アルコール(例えばエタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール);グリコール;DMSO;ケトン(例えばシクロヘキサノン);エステル(例えば乳酸エステル、炭酸エステル、脂肪酸エステル、ガンマ-ブチロラクトン);脂肪酸;ホスホネート;アミン;アミド(例えばN-メチルピロリドン、脂肪酸ジメチルアミド);及びそれらの混合物である。
【0094】
好適な固体担体又は充填剤は、鉱物土類、例えば、シリケート、シリカゲル、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、粘土、ドロマイト、ケイソウ土、ベントナイト、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム;多糖類、例えば、セルロース、デンプン;肥料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素;植物性由来の生成物、例えば、穀粉、樹皮粉、木粉、堅果殻粉及びそれらの混合物である。
【0095】
好適な界面活性剤は、界面活性化合物、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性界面活性剤、ブロックポリマー、高分子電解質並びにそれらの混合物である。このような界面活性剤は、乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿潤剤、浸透促進剤、保護コロイド又はアジュバントとして使用することができる。界面活性剤の例は、McCutcheon’s,Vol.1:Emulsifiers&Detergents,McCutcheon’s Directories,Glen Rock,USA,2008(International Ed.又はNorth American Ed.)に列挙されている。
【0096】
好適なアニオン性界面活性剤は、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、カルボキシレートのアルカリ塩、アルカリ土類塩又はアンモニウム塩及びそれらの混合物である。スルホネートの例は、アルキルアリールスルホネート、ジフェニルスルホネート、アルファ-オレフィンスルホネート、リグニンスルホネート、脂肪酸及び油のスルホネート、エトキシル化アルキルフェノールのスルホネート、アルコキシル化アリールフェノールのスルホネート、縮合ナフタレンのスルホネート、ドデシル及びトリデシルベンゼンのスルホネート、ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホネート、スルホサクシネート又はスルホサクシナメートである。サルフェートの例は、脂肪酸及び油の、エトキシル化アルキルフェノールの、アルコールの、エトキシル化アルコール又は脂肪酸エステルのサルフェートである。ホスフェートの例は、ホスフェートエステルである。カルボキシレートの例は、アルキルカルボキシレート、及びカルボキシル化アルコール又はアルキルフェノールエトキシレートである。
【0097】
好適な非イオン性界面活性剤は、アルコキシレート、N-置換脂肪酸アミド、アミンオキシド、エステル、糖をベースとする界面活性剤、ポリマー性界面活性剤及びそれらの混合物である。アルコキシレートの例は、1~50当量でアルコキシル化されている化合物、例えば、アルコール、アルキルフェノール、アミン、アミド、アリールフェノール、脂肪酸又は脂肪酸エステルである。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド、好ましくはエチレンオキシドが、アルコキシル化のために用いられ得る。N-置換脂肪酸アミドの例は、脂肪酸グルカミド又は脂肪酸アルカノールアミドである。エステルの例は、脂肪酸エステル、グリセロールエステル又はモノグリセリドである。糖系界面活性剤の例は、ソルビタン、エトキシル化ソルビタン、スクロースエステル及びグルコースエステル、又はアルキルポリグルコシドである。ポリマー性界面活性剤の例は、ビニルピロリドン、ビニルアルコール又は酢酸ビニルのホモポリマー又はコポリマーである。
【0098】
好適なカチオン性界面活性剤は、第四級界面活性剤、例えば、1個若しくは2個の疎水性基を有する第四級アンモニウム化合物又は長鎖第一級アミンの塩である。好適な両性界面活性剤は、アルキルベタイン及びイミダゾリンである。好適なブロックポリマーは、ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドのブロックを含むA-B若しくはA-B-Aタイプの、又はアルカノール、ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドを含むA-B-Cタイプのブロックポリマーである。好適な高分子電解質は、ポリ酸又はポリ塩基である。ポリ酸の例は、ポリアクリル酸又はポリ酸の櫛型ポリマーのアルカリ塩である。ポリ塩基の例は、ポリビニルアミン又はポリエチレンアミンである。
【0099】
好適なアジュバントは、それ自体は殺有害生物学的活性が無視できるほどであるか又はそれを有しもせず、且つ標的に対する本明細書に定義される除草剤Aの生物学的性能を改善する化合物である。例は、界面活性剤、鉱物油又は植物性油及び他の助剤である。更なる例は、Knowles,Adjuvants and additives,Agrow Reports DS256,T&F Informa UK,2006,chapter 5に列挙されている。
【0100】
好適な増稠剤は、多糖類(例えば、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース)、無機粘土(有機修飾又は非修飾)、ポリカルボキシレート及びシリケートである。
【0101】
好適な殺細菌剤は、ブロノポール及びイソチアゾリノン誘導体、例えば、アルキルイソチアゾリノン及びベンゾイソチアゾリノンである。好適な凍結防止剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素及びグリセリンである。
【0102】
好適な消泡剤は、シリコーン、長鎖アルコール及び脂肪酸の塩である。
【0103】
好適な着色剤(例えば、赤色、青色又は緑色)は、水溶性が低い顔料及び水溶性である染料である。例は、無機着色剤(例えば、酸化鉄、酸化チタン、ヘキサシアノ鉄酸鉄)及び有機着色剤(例えば、アリザリン、アゾ及びフタロシアニン着色剤)である。
【0104】
好適な粘着付与剤又は結合剤は、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、生物ワックス又は合成ワックス及びセルロースエーテルである。
【0105】
上述の製剤型の例及びその調製の例を以下に示す:
【0106】
i)乳剤(Emulsifiable concentrate,EC)
5~70重量%の、除草剤A(本明細書に定義される)、又は除草剤A(本明細書に定義される)並びに除草剤B(本明細書に定義される)及び解毒剤(safener)C(本明細書に定義される)から選択される少なくとも1つの更なる化合物を含む組成物、並びに5~10重量%の乳化剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート)を、非水溶性有機溶媒(例えば芳香族炭化水素)に溶解して100重量%にする。水での希釈が乳液をもたらす。
【0107】
ii)懸濁液濃縮物(Suspension concentrate,SC)
撹拌されるボールミル中で、20~60重量%の、除草剤A(本明細書に定義される)、又は除草剤A(本明細書に定義される)並びに除草剤B(本明細書に定義される)及び解毒剤C(本明細書に定義される)から選択される少なくとも1つの更なる化合物を含む組成物を、2~10重量%の分散剤及び湿潤剤(例えば、リグニンスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)、0.1~2重量%の増稠剤(例えばキサンタンガム)並びに全量で100重量%までの(ad 100wt%)水の添加により粉砕し、微細活性物質懸濁液を得る。水での希釈が、活性物質の安定した懸濁液をもたらす。
【0108】
iii)カプセル懸濁液(Capsule suspension,CS)
5~70重量%の、除草剤A(本明細書に定義される)、又は除草剤A(本明細書に定義される)並びに除草剤B(本明細書に定義される)及び解毒剤C(本明細書に定義される)から選択される少なくとも1つの更なる化合物を含む組成物を含む油相、0~40重量%の非水溶性有機溶媒(例えば芳香族炭化水素)、2~15重量%のアクリル系モノマー(例えば、メチルメタクリレート、メタクリル酸、及びジアクリレート又はトリアクリレート)を、保護コロイド(例えばポリビニルアルコール)の水溶液中に分散させる。ラジカル開始剤によって開始するラジカル重合が、ポリ(メタ)アクリレートのマイクロカプセルの形成を引き起こす。或いは、5~50重量%の除草剤A(本明細書に定義される)、0~40重量%の非水溶性有機溶媒(例えば芳香族炭化水素)、及びイソシアネートモノマー(例えばジフェニルメテン-4,4’-ジイソシアネート)を含む油相を、保護コロイド(例えばポリビニルアルコール)の水溶液中に分散させる。ポリアミン(例えばヘキサメチレンジアミン)の添加が、ポリ尿素のマイクロカプセルの形成を引き起こす。モノマーが、1~10重量%に達する。重量%は、総CS製剤に関する。
【0109】
iv)顆粒水和剤(Water-dispersible granule,WG)
50~80重量%の、除草剤A(本明細書に定義される)、又は除草剤A(本明細書に定義される)並びに除草剤B(本明細書に定義される)及び解毒剤C(本明細書に定義される)から選択される少なくとも1つの更なる化合物を含む組成物を、全量で100重量%までの分散剤並びに湿潤剤(例えば、リグニンスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)の添加により微細に粉砕し、技術設備(例えば、押出し加工、噴霧塔、流動床)を用いて、顆粒水和剤(water-dispersible granule)又は顆粒水溶剤(water-soluble granule)を調製する。水での希釈が、活性物質の安定した分散液又は溶液をもたらす。
【0110】
v)顆粒(GR)
0.5~30重量%の、除草剤A(本明細書に定義される)、又は除草剤A(本明細書に定義される)並びに除草剤B(本明細書に定義される)及び解毒剤C(本明細書に定義される)から選択される少なくとも1つの更なる化合物を含む組成物を微細に粉砕し、固体キャリア(例えばシリケート)と一体にして100重量%にする。造粒は、押出し加工、噴霧乾燥、又は流動床によって達成される。
【0111】
上述の製剤型i)~v)は、任意選択的に、更なる補助物質、例えば、0.1~1重量%の殺細菌剤、5~15重量%の凍結防止剤、0.1~1重量%の消泡剤、及び0.1~1重量%の着色剤を含んでもよい。
【0112】
本発明の方法の好ましい一実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。より好ましくは、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。更により好ましくは、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。最も好ましくは、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)、又は任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)を施用する。別の実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。
【0113】
本発明の方法の別の好ましい実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。より好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。更により好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。最も好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)、又は任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、又は任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む顆粒(GR)である。
【0114】
本発明の方法の更に別の好ましい実施形態では、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液(エマルション)、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。より好ましくは、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。更により好ましくは、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)を施用する。最も好ましくは、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を施用する。別の実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液を施用する。
【0115】
本発明の方法の更に別の好ましい実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。より好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。更により好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である。最も好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。
【0116】
別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。
【0117】
別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である。別の実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。
【0118】
別の好ましい実施形態では、除草剤Aを含む組成物は、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はそのカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。より好ましくは、除草剤Aを含む組成物は、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はそのカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である。
【0119】
本発明に好適なサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)(その調製方法を含む)は、例えば国際公開第2017/037210A1号パンフレットに記載されている。従って、好ましい実施形態では、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)は、サフルフェナシルを含む組成物であって、サフルフェナシルは微粒子の形態で存在し、固体のサフルフェナシルを含み、アミノプラストポリマーによって取り囲まれるか、又は埋め込まれている。固体サフルフェナシルを取り囲むか又は埋め込むアミノプラストポリマー材料は、最も好ましくは、完全に又は部分的にエーテル化されたメラミン-ホルムアルデヒド縮合物から誘導されるメラミンホルムアルデヒド樹脂、及び尿素ホルムアルデヒド樹脂、並びにこれらの混合物を含むメラミンホルムアルデヒド樹脂からなる群から選択される。特に、固体サフルフェナシルを取り囲むか又は埋め込むアミノプラストポリマー材料は、メラミンホルムアルデヒド樹脂、特に完全に又は部分的にエーテル化されたメラミン-ホルムアルデヒド縮合物から誘導されるメラミンホルムアルデヒド樹脂であり、これは、少量、例えば、メラミンに基づいて1~20モル%の尿素を含有してもよい。固体サフルフェナシルを取り囲むか又は埋め込むアミノプラストポリマー材料の量は、一般に、組成物に含まれるサフルフェナシルの量を超えることはなく、好ましくは、サフルフェナシル及びアミノプラストポリマーの総量に基づいて、最大40重量%、特に最大35重量%、とりわけ最大30重量%又は最大25重量%である。固体サフルフェナシルを取り囲むか又は埋め込むアミノプラストポリマー材料の量は、カプセルの総重量、すなわちサフルフェナシル及びアミノプラストポリマーの総量に基づいて、好ましくは0.5~40重量%、特に1~35重量%、とりわけ5~25重量%である。少なくとも1つのアミノプラストポリマーによって取り囲まれるか、又は埋め込まれている固体サフルフェナシルは、非晶質サフルフェナシル、特に結晶性サフルフェナシル、例えば、国際公開第08/043835号パンフレットに記載のサフルフェナシルの結晶性無水物、又は国際公開第08/043836号パンフレットに記載のサフルフェナシルの結晶性水和物を含む固体サフルフェナシルの任意の既知の形態であってもよい。
【0120】
本発明の方法では、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈し、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液として施用する。典型的な希釈率は、水の少なくとも10体積部、好ましくは少なくとも15体積部、最大500体積部当たり、1体積部の乳剤(EC)の範囲にある。結果として生じる乳液中では、疎水性有機溶媒中に除草剤Aが懸濁又は溶解された状態である液滴が、水性連続相中に乳化した状態である。乳液中の液滴のD50は、一般的に1~100μm、好ましくは1~25μm、より好ましくは1~10μm、更により好ましくは5~10μmの範囲にある。
【0121】
好ましい実施形態では、20℃における乳液中の液滴の密度は、一般的に1~1.5g/mLの範囲、より好ましくは1.1~1.4g/mLの範囲にある。
【0122】
別の好ましい実施形態では、乳液中の液滴は、5~10μmの範囲のD50、及び20℃における、1~1.5g/mLの範囲、好ましくは1.1~1.4g/mLの範囲の密度を有する。
【0123】
本発明の方法では、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈し、除草剤Aを含む懸濁液濃縮物(SC)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液として施用する。典型的な希釈率は、水の少なくとも5体積部、好ましくは少なくとも10体積部、最大20体積部当たり、1体積部の懸濁液濃縮物(SC)の範囲にある。得られる希薄な水性懸濁液において、除草剤Aの固体粒子は、水性連続相中に懸濁されている。希薄な水性懸濁液中の固体粒子のD50は、一般的に0.5~20μm、好ましくは1~10μm、より好ましくは1~5μmの範囲にある。
【0124】
本発明の方法では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を、そのままで(neat)施用するか、又は水で希釈する。一実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を、そのままで施用する(例えば、無人機により施用する場合)。別の実施形態では、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈し、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液として施用する。典型的な希釈率は、水の最大20体積部、好ましくは最大10体積部、より好ましくは最大8体積部当たり、1体積部のカプセル懸濁液(CS)の範囲にある。除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液中のカプセルのD50は、1~100μm、好ましくは1~50μm、より好ましくは1~25μm、更により好ましくは1.5~20μm、特に5~20μmの範囲にある。20℃でのカプセルの密度は、一般的に1.06~1.4g/mLの範囲にある。
【0125】
別の好ましい実施形態では、カプセル懸濁液(CS)又は希薄な水性懸濁液中のカプセルのD50(特に、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)又はカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液中のカプセルのD50))は、1~100μm、好ましくは1~25μm、より好ましくは1.5~20μm、特に2~10μmの範囲にある。
【0126】
本発明では、所与のD50粒径値は、レーザ回折粒径分析法を使用した粒径体積分布の測定に由来する体積メジアン粒子サイズを表す。表記Dは、粒子のX%(体積分布)が、所定直径D未満の直径値を有することを意味する。例えば、20μmのD50は、粒子の50%(体積分布)が、20μm未満の直径を有することを意味する。体積メジアン径は、例えば、レーザ回折粒子サイズ分布(粒度分布)測定装置を使用した湿式測定により測定できる。より具体的には、液滴又はカプセルを水中に分散してから、該装置を使用して体積メジアン径を測定する。レーザ回折粒子サイズ分布測定装置は、例えば、Master-sizer 3000(Malvern Instruments Ltd.製)を含む。
【0127】
除草剤Aを含む顆粒(GR)の平均粒子サイズは、一般的に0.1~10mmの範囲、好ましくは0.1~3.5mmの範囲、より好ましくは0.2~1.5mmの範囲、更により好ましくは0.5~1.0mmの範囲にある。顆粒の平均粒子サイズを測定する方法として、CIPAC法MT 170-Dry Sieve Analysis of Water Dispersible Granulesに記載されるふるい分析を使用できる。
【0128】
20℃での顆粒の密度は、一般的に2~3g/mLの範囲にある。
【0129】
乳液中の液滴、カプセル又は顆粒の密度を特定する方法として、標準的技法、例えば、比重びん法、又は動的機械分析(例えば、Anton Paarの密度計DMA4500Mを使用)、及びCIPAC法MT3を使用できる。
【0130】
水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)への、除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物の施用は、除草剤Aが、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の総水容量中に分散した状態になり、雑草発芽ゾーンへと定着するように、除草剤Aを水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面又は直接に水域中に送達する任意の手段によって実現され得る。
【0131】
好ましい実施形態では、除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物を、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水中又は水面上に、より好ましくは水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上に施用する。更により好ましくは、除草有効量の、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)(より好ましくは、除草有効量の、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは、除草有効量の、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS))を、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水中又は水面上に、特に、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上に施用する。なおより好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)(より好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液)を、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水中又は水面上に、より好ましくは、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上に施用する。
【0132】
別の好ましい実施形態では、除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物を、水噴射(water-injection)処理、水中処理(in-water treatment)、又は水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により、より好ましくは水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により施用する。更により好ましくは、除草有効量の、水で希釈した状態の、除草剤Aを含む乳剤(EC)、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)(より好ましくは、除草有効量の、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは、除草有効量の、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS))を、水噴射処理、水中処理、又は水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により、より好ましくは水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により施用する。なおより好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)(より好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは、除草有効量の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液)を、水噴射処理、水中処理、又は水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により、より好ましくは水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上への施用により施用する。
【0133】
更に別の好ましい実施形態では、本発明の方法は、除草有効量の、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液(好ましくは、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液)を噴霧する工程、又は除草有効量の除草剤Aを含む顆粒(GR)を、水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水中若しくは水面上に散播若しくは添加する工程、より好ましくは水生環境(特に、湛水水田又は湛水稲田)の水面上に散播若しくは添加する工程を含む。
【0134】
除草有効量の除草剤A又は除草剤Aを含む組成物(好ましくは、除草剤Aを含む乳剤(EC)を水で希釈することにより得られる乳液、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、より好ましくは、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)、最も好ましくは、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液)の施用は、空中の(無人飛行機、飛行機、及びヘリコプター)施用を含む、従来の地上若しくは空中の施用機、噴霧機、散粒機の使用により、又は当業者に公知の他の従来の手段により実現され得る。
【0135】
本明細書に記載される方法に有用な施用量(application rate)は、0.0001~10kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分(すなわち除草剤A)量)、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haであり得る。有用な施用量の更なる例は、10kg ai/ha以下、7kg ai/ha以下、5kg ai/ha以下、3kg ai/ha以下、2kg ai/ha以下、1kg ai/ha以下、及び0.5kg ai/ha以下を含むがそれらに限定されない。
【0136】
別の好ましい実施形態では、ベンスルフロン-メチル又はベンスルフロン-メチルを含む組成物を、0.1~2kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.5~1.5kg ai/ha、特に0.75~1.25kg ai/haの量で施用する。
【0137】
別の好ましい実施形態では、ベンゾビシクロン又はベンゾビシクロンを含む組成物を、0.1~1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.1~0.75kg ai/ha、特に0.2~0.5kg ai/haの量で施用する。
【0138】
別の好ましい実施形態では、ビスピリバック-ナトリウム又はビスピリバック-ナトリウムを含む組成物を、0.1~1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.2~0.75kg ai/ha、更により好ましくは0.3~0.6kg ai/ha、特に0.35~0.55kg ai/haの量で施用する。
【0139】
別の好ましい実施形態では、カルフェントラゾン-エチル又はカルフェントラゾン-エチルを含む組成物を、0.001~0.1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.005~0.8kg ai/ha、特に0.008~0.07kg ai/haの量で施用する。
【0140】
別の好ましい実施形態では、シンメチリン又はシンメチリンを含む組成物を、0.001~2kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.01~1kg ai/ha、更により好ましくは0.01~0.75kg ai/ha、更により好ましくは0.01~0.5kg ai/ha、特に0.1~0.5kg ai/haの量で施用する。
【0141】
別の好ましい実施形態では、クロマゾン又はクロマゾンを含む組成物を、0.05~1.5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.1~1kg ai/ha、特に0.25~0.9kg ai/haの量で施用する。
【0142】
別の好ましい実施形態では、シハロホップ-ブチル又はシハロホップ-ブチルを含む組成物を、0.1~1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.2~0.5kg ai/ha、特に0.25~0.35kg ai/haの量で施用する。
【0143】
別の好ましい実施形態では、ジメテナミド-P又はジメテナミド-Pを含む組成物を、0.1~2kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.2~1.5kg ai/ha、特に0.5~1.2kg ai/haの量で施用する。
【0144】
別の好ましい実施形態では、ハロスルフロン-メチル又はハロスルフロン-メチルを含む組成物を、0.001~0.2kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.01~0.15kg ai/ha、特に0.02~0.12kg ai/haの量で施用する。別の好ましい実施形態では、メトラクロール又はメトラクロールを含む組成物を、0.5~2.5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.75~2kg ai/ha、特に0.8~1.85kg ai/haの量で施用する。
【0145】
別の好ましい実施形態では、S-メトラクロール又はS-メトラクロールを含む組成物を、0.5~3kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.75~2.5kg ai/ha、特に1~2.2kg ai/haの量で施用する。
【0146】
別の好ましい実施形態では、オルトスルファムロン又はオルトスルファムロンを含む組成物を、0.1~1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.2~0.75kg ai/ha、特に0.3~0.5kg ai/haの量で施用する。
【0147】
別の好ましい実施形態では、ペノキススラム又はペノキススラムを含む組成物を、0.001~0.1kg ai/ha(0.1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.01~0.075kg ai/ha、特に0.03~0.05kg ai/haの量で施用する。
【0148】
別の好ましい実施形態では、プロパニル又はプロパニルを含む組成物を、1~10kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは2~8kg ai/ha、特に3~7kg ai/haの量で施用する。
【0149】
別の好ましい実施形態では、ピロキサスルホン又はピロキサスルホンを含む組成物を、0.001~1kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.01~0.5kg ai/ha、特に0.03~0.35kg ai/haの量で施用する。
【0150】
別の好ましい実施形態では、サフルフェナシル又はサフルフェナシルを含む組成物を、0.01~0.5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、更により好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの量で施用する。
【0151】
別の好ましい実施形態では、チオベンカルブ又はチオベンカルブを含む組成物を、1~5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは2~4kg ai/ha、特に2.5~3.5kg ai/haの量で施用する。
【0152】
別の好ましい実施形態では、トリクロピル-コリン又はトリクロピル-コリンを含む組成物を、0.5~2.5kg ai/ha(1ヘクタール当たりのキログラム有効成分)、より好ましくは0.75~2.25kg ai/ha、特に0.8~2kg ai/haの量で施用する。
【0153】
イネは、オリザ属の種(Oryza spp.)、例えば、アジアイネ(Oryza sativa L.)及びアフリカイネ(Oryza glaberrima)から選択され、アジアイネ(Oryza sativa L.)が最も好ましい。別の実施形態では、イネが、湛水乾田直播き(flooded dry-seeded)、ドリル播き(drill-seeded)、潤田直播き(wet-seeded)、湛水直播き(water-seeded)、及び移植イネ(transplanted rice)から選択される。
【0154】
本明細書に記載される方法はまた、除草剤耐性イネ、特にグリホセート耐性イネ、グルホシネート耐性イネ、ジカンバ耐性イネ、フェノキシオーキシン耐性イネ、ピリジルオキシオーキシン耐性イネ、アリールオキシフェノキシプロピオネート耐性イネ、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤耐性イネ、イミダゾリノン耐性イネ、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤耐性イネ、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤耐性イネ、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤耐性イネ、トリアジン耐性イネ、及びブロモキシニル耐性イネにおける望ましくない植生の防除にも好適である。商品化された除草剤耐性イネの例は、キザロホップ-P-エチル耐性Provisia(商標)イネ、及びイマザモックス耐性Clearfield(登録商標)イネ(いずれもBASF製)を含む。
【0155】
異なる品種は異なる速度で発育し、環境要因が、異なる生長段階の持続期間に著しく影響を及ぼすものの、生長段階はBBCHモノグラフ「Growth stages of mono-and dicotyledonous plants」、第2版、2001、Uwe Meier編、Federal Biological Research Centre for Agriculture and Forestry(連邦農林生物研究所)の中でイネに関してよく特徴づけられており、定義されている。BBCHスケールは、植物の、生物季節学的に類似する生長段階を均一にコード化する体系を提供する。イネの初期BBCH基本生長段階、すなわち、0(発芽)及び1(葉の発育)を、以下の表に示す。
【0156】
【表1】
【0157】
本発明の方法では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を、一般的に、イネ苗の発芽後の任意の収穫前段階において施用できる。本発明の方法の好ましい一実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)、又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の2葉生長段階から9葉生長段階(BBCHコードの12~19)、より好ましくは、イネ苗の2葉生長段階から6葉生長段階(BBCHコードの12~16)、更により好ましくはイネ苗の4葉生長段階から6葉生長段階(BBCHコードの14~16)に施用する。
【0158】
本発明の方法の別の好ましい実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の2葉生長段階から4葉生長段階(BBCHコードの12~14)に施用する。
【0159】
本発明の別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の2葉生長段階(BBCHコードの12)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の3葉生長段階(BBCHコードの13)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の4葉生長段階(BBCHコードの14)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の5葉生長段階(BBCHコードの15)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の6葉生長段階(BBCHコードの16)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の7葉生長段階(BBCHコードの17)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、イネ苗の8葉生長段階(BBCHコードの18)に施用する。別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を、イネ苗の9葉以上の生長段階(BBCHコードの19)に施用する。
【0160】
更に別の好ましい実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用する。
【0161】
更に別の好ましい実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用する。
【0162】
更に別の好ましい実施形態では、除草有効量のサフルフェナシル又はサフルフェナシルを含む組成物を、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用する。
【0163】
本発明の方法は、単子葉植物雑草(特に、イネ科(grass)、スゲ(sedge)及びイグサ(rush))並びに双子葉植物(広葉)雑草を含む多数の望ましくない植生(有害植物)の防除に好適である。
【0164】
本発明の方法により防除され得る例示的な単子葉植物雑草は、エギロプス属(Aegilops)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ヒゲシバ属(Chloris)、カヤツリグサ属(Cyperus)、タツノツメガヤ属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、オヒシバ属(Eleusine)、ナルコビエ属(Eriochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、キビ属(Panicum)、クサヨシ属(Phalaris)、イチゴツナギ属(Poa)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)、及びニクキビモドキ属(Urochloa)から選択される。好ましくは、望ましくない植生は、カヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、及びアゼガヤ属(Leptochloa)から選択される単子葉植物雑草種である。より好ましくは、望ましくない植生は、ヒエ属(Echinochloa)及びアゼガヤ属(Leptochloa)から選択される単子葉植物雑草種である。特に、望ましくない植生は、ヒエ属(Echinochloa)から選択される単子葉植物雑草種である。別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、アゼガヤ属(Leptochloa)から選択される単子葉植物雑草種である。
【0165】
本発明の方法により防除され得る単子葉植物雑草種の具体的な例は、ヤギムギ(Aegilops cylindrical)(AEGCY、ヤギムギ)、カラスムギ(Avena fatua)(AVEFA、カラスムギ(wild oat))、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)(BRAPP、メリケンニクキビ(broadleaf signalgrass))、ブラキアリア・テキサナ(Brachiaria texana)(PANTA、テキサス・パニカム)、ムクゲチャヒキ(Bromus commutato)(BROCO、ムクゲチャヒキ(hairy chess))、スズメノチャヒキ(Bromus japonicus)(BROJA、スズメノチャヒキ(Japanese brome))、カラスノチャヒキ(Bromus secalinus)(BROSE、カラスノチャヒキ(cheat))、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)(BROTE、ウマノチャヒキ(downy brome))、フィールドサンドバー(Cenchrus spinifex)(CCHPA、フィールドサンドバー(field sandbur))、シマヒゲシバ(Chloris barbata)(CHRBA、シマヒゲシバ(swollen fingergrass))、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、メリケンガヤツリ(Cyperus eragrostis)(CYPER、メリケンガヤツリ(lovegrass sedge))、タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)(DTTAE、タツノツメガヤ(crowfoot grass))、オニメヒシバ(Digitaria sanguinalis)(DIGSA、オニメヒシバ(large crabgrass))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、オヒシバ(Eleusine indica)(ELEIN、オヒシバ(goosegrass))、ナルコビエ(Eriochloa villosa)(ERBVI、ナルコビエ(woolly cupgrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp. fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、ネズミムギ(Lolium multiflorum)(LOLMU、ネズミムギ(Italian ryegrass))、ボウムギ(Lolium rigidum)(LOLRI、ボウムギ(annual ryegrass))、ハナクサキビ(Panicum capillare)(PANCA、ハナクサキビ(witchgrass))、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)(PANDI、オオクサキビ(fall panicum))、キビ(Panicum miliaceum)(PANMI、野生キビ(wild proso millet))、カナリークサヨシ(Phalaris canariensis)(PHACA、カナリークサヨシ(canarygrass))、スズメノカタビラ(Poa annua)(POAAN、スズメノカタビラ(annual bluegrass))、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis)(ROOEX、ツノアイアシ(itch grass))、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA、アキノエノコログサ(giant foxtail))、キンエノコロ(Setaria pumila)(SETPU、キンエノコロ(yellow foxtail))、エノコログサ(Setaria viridis)(SETVI、エノコログサ(green foxtail))、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)(SORHA、セイバンモロコシ(Johnson grass))、スーダングラス(Sorghum x drummondii)(SORSU、スーダングラス(shattercane))、ウロクロア・フスカ(Urochloa fusca)(PANFA、ブラウントップパニカム(browntop panicum))、及びギニアグラス(Urochloa maxima)(PANMA、ギニアグラス(guineagrass))から選択される。
【0166】
好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、及びオニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択される単子葉植物雑草種である。より好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、及びオニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択される単子葉植物雑草種である。更により好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、及びオニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択される単子葉植物雑草種である。なおより好ましくは、望ましくない植生は、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、及びオニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択される単子葉植物雑草種である。特に、望ましくない植生は、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))である。別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))である。
【0167】
本発明の方法により防除され得る例示的な双子葉植物雑草又は広葉雑草は、アブチロン属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ワルタビラコ属(Amsinckia)、ウシノシタグサ属(Anchusa)、ウキアゼナ属(Bacopa)、ヤマガラシ属(Barbarea)、バッシア属(Bassia)、アブラナ属(Brassica)、カランドリニア属(Calandrinia)、ナズナ属(Capsella)、ニシキソウ属(Chamaesyce)、アカザ属(Chenopodium)、ネナシカズラ属(Cuscuta)、オランダフウロ属(Erodium)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、オドリコソウ属(Lamium)、ザクロソウ属(Mollugo)、イヌタデ属(Persicaria)、タデ属(Polygonum)、ポンテデリア属(Pontederia)、スベリヒユ属(Portulaca)、ハシカグサモドキ属(Richardia)、ホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)、キオン属(Senecio)、キゴンジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、カキネガラシ属(Sisymbrium)、ナス属(Solanum、ハコベ属(Stellaria)、及びハマビシ属(Tribulus)から選択される。好ましくは、望ましくない植生は、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、ポンテデリア属(Pontederia)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択される。より好ましくは、望ましくない植生は、ヒメミソハギ属(Ammannia)から選択される双子葉植物雑草種又は広葉雑草種である。
【0168】
本発明の方法により防除され得る双子葉植物雑草又は広葉雑草の具体的な例は、イチビ(Abutilon theophrasti)(ABUTH、イチビ(velvet leaf))、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)(AMAPA、オオホナガアオゲイトウ(Palmer amaranth))、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)(AMARE、ヒユ(pigweed))、ヒユモドキ(Amaranthus tuberculatus)(AMATU、ヒユモドキ(tall waterhemp))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、フィドルネック(Amsinckia menziesii)(ANSME、フィドルネック(fiddleneck))、アレチウシノシタグサ(Anchusa arvensis)(LYCAR、アレチウシノシタグサ(small bugloss))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、ハルザキヤマガラシ(Barbarea vulgaris)(BARVU、ハルザキヤマガラシ(bittercress))、ホウキギ(Bassia scoparia)(KCHSC、ホウキギ(kochia))、クロガラシ(Brassica nigra)(BRSNI、クロガラシ(black mustard))、マツゲボタン亜種メンジェシー(Calandrinia ciliata subsp.menziesii)(CLNCM、レッドマイズロックパースレーン(redmailds rock purslane))、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)(CAPBP、ナズナ(shepherd’s purse))、コニシキソウ(Chamaesyce maculata)(EPHMA、コニシキソウ(annual spurge))、シロザ(Chenopodium album)(CHEAL、シロザ(common lambsquarters))、ヒメハマアカザ(Chenopodium leptophyllum)(CHELE、ヒメハマアカザ(slimleaf lambsquarters))、クシロネナシカズラ(Cuscuta europaea)(CVCAU、クシロネナシカズラ(large dodder))、オランダフウロ(Erodium cicutarium)(EROCI、オランダフウロ(redstem filaree))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)(IPOHE、アメリカアサガオ(morningglory))、トゲチシャ(Lactuca serriola)(LACSE、トゲチシャ(prickly lettuce))、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)(LAMAM、ホトケノザ(henbit))、クルマバザクロソウ(Mollugo verticillata)(MOLVE、クルマバザクロソウ(carpetweed))、ハルタデ(Persicaria maculosa)(POLPE、ハルタデ(ladysthumb))、アメリカサナエタデ(Persicaria pensylvanica)(POLPY、ペンシルバニアタデ(Pennsylvania smartweed))、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)(POLAV、ミチヤナギ(prostrate knotweed))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、スベリヒユ(Portulaca oleracea)(POROL、パースレイン(purslane))、リカルディア・スカブラ(Richardia scabra)(RCHSC、フロリダプスリー(Florida pusley))、ヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))、ノボロギク(Senecio vulgaris)(SENVU、ノボロギク(common groundsel))、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)(SIDSP、アメリカキンゴジカ(prickly sida))、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)(SINAR、ノハラガラシ(wild mustard))、ホソエガラシ(Sisymbrium irio)(SSYIR、ホソエガラシ(London rocket))、イヌホオズキ(Solanum nigrum)(SOLNI、イヌホオズキ(black nightshade))、コハコベ(Stellaria media)(STEME、コハコベ(common chickweed))、及びハマビシ(Tribulus terrestris)(TRBTE、ハマビシ(common puncturevine))から選択される。
【0169】
好ましくは、望ましくない植生は、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択される双子葉植物雑草種又は広葉雑草種である。より好ましくは、望ましくない植生は、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))又はホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))である。特に好ましい一実施形態では、望ましくない植生は、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))である。別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))である。
【0170】
別の好ましい実施形態では、望ましくない植生は、エギロプス属(Aegilops)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ヒゲシバ属(Chloris)、カヤツリグサ属(Cyperus)、タツノツメガヤ属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、オヒシバ属(Eleusine)、ナルコビエ属(Eriochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、キビ属(Panicum)、クサヨシ属(Phalaris)、イチゴツナギ属(Poa)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)、ニクキビモドキ属(Urochloa)、アブチロン属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ワルタビラコ属(Amsinckia)、ウシノシタグサ属(Anchusa)、ウキアゼナ属(Bacopa)、ヤマガラシ属(Barbarea)、バッシア属(Bassia)、アブラナ属(Brassica)、カランドリニア属(Calandrinia)、ナズナ属(Capsella)、ニシキソウ属(Chamaesyce)、アカザ属(Chenopodium)、ネナシカズラ属(Cuscuta)、オランダフウロ属(Erodium)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、オドリコソウ属(Lamium)、ザクロソウ属(Mollugo)、イヌタデ属(Persicaria)、タデ属(Polygonum)、ポンテデリア属(Pontederia)、スベリヒユ属(Portulaca)、ハシカグサモドキ属(Richardia)、ホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)、キオン属(Senecio)、キゴンジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、カキネガラシ属(Sisymbrium)、ナス属(Solanum)、ハコベ属(Stellaria)、及びハマビシ属(Tribulus)から選択される。より好ましくは、望ましくない植生は、カヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、ポンテデリア属(Pontederia)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択される。更により好ましくは、望ましくない植生は、カヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、及びヒメミソハギ属(Ammannia)から選択される。特に、望ましくない植生は、ヒエ属(Echinochloa)及びアゼガヤ属(Leptochloa)から選択される。最も好ましくは、望ましくない植生は、ヒエ属(Echinochloa)から選択される。別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、アゼガヤ属(Leptochloa)から選択される。
【0171】
更に別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、mヤツリグサ属(m Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される。
【0172】
更に別の好ましい実施形態では、望ましくない植生は、ヤギムギ(Aegilops cylindrical)(AEGCY、ヤギムギ)、カラスムギ(Avena fatua)(AVEFA、カラスムギ(wild oat))、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)(BRAPP、メリケンニクキビ(broadleaf signalgrass))、ブラキアリア・テキサナ(Brachiaria texana)(PANTA、テキサス・パニカム)、ムクゲチャヒキ(Bromus commutato)(BROCO、ムクゲチャヒキ(hairy chess))、スズメノチャヒキ(Bromus japonicus)(BROJA、スズメノチャヒキ(Japanese brome))、カラスノチャヒキ(Bromus secalinus)(BROSE、カラスノチャヒキ(cheat))、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)(BROTE、ウマノチャヒキ(downy brome))、フィールドサンドバー(Cenchrus spinifex)(CCHPA、フィールドサンドバー(field sandbur))、シマヒゲシバ(Chloris barbata)(CHRBA、シマヒゲシバ(swollen fingergrass))、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、メリケンガヤツリ(Cyperus eragrostis)(CYPER、メリケンガヤツリ(lovegrass sedge))、タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)(DTTAE、タツノツメガヤ(crowfoot grass))、オニメヒシバ(Digitaria sanguinalis)(DIGSA、オニメヒシバ(large crabgrass))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、オヒシバ(Eleusine indica)(ELEIN、オヒシバ(goosegrass))、ナルコビエ(Eriochloa villosa)(ERBVI、ナルコビエ(woolly cupgrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、ネズミムギ(Lolium multiflorum)(LOLMU、ネズミムギ(Italian ryegrass))、ボウムギ(Lolium rigidum)(LOLRI、ボウムギ(annual ryegrass))、ハナクサキビ(Panicum capillare)(PANCA、ハナクサキビ(witchgrass))、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)(PANDI、オオクサキビ(fall panicum))、キビ(Panicum miliaceum)(PANMI、野生キビ(wild proso millet))、カナリークサヨシ(Phalaris canariensis)(PHACA、カナリークサヨシ(canarygrass))、スズメノカタビラ(Poa annua)(POAAN、スズメノカタビラ(annual bluegrass))、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis)(ROOEX、ツノアイアシ(itch grass))、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA、アキノエノコログサ(giant foxtail))、キンエノコロ(Setaria pumila)(SETPU、キンエノコロ(yellow foxtail))、エノコログサ(Setaria viridis)(SETVI、エノコログサ(green foxtail))、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)(SORHA、セイバンモロコシ(Johnson grass))、スーダングラス(Sorghum x drummondii)(SORSU、スーダングラス(shattercane))、ウロクロア・フスカ(Urochloa fusca)(PANFA、ブラウントップパニカム(browntop panicum))及びギニアグラス(Urochloa maxima)(PANMA、ギニアグラス(guineagrass))、イチビ(Abutilon theophrasti)(ABUTH、イチビ(velvet leaf))、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)(AMAPA、オオホナガアオゲイトウ(Palmer amaranth))、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)(AMARE、ヒユ(pigweed))、ヒユモドキ(Amaranthus tuberculatus)(AMATU、ヒユモドキ(tall waterhemp))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、フィドルネック(Amsinckia menziesii)(ANSME、フィドルネック(fiddleneck))、アレチウシノシタグサ(Anchusa arvensis)(LYCAR、アレチウシノシタグサ(small bugloss))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、ハルザキヤマガラシ(Barbarea vulgaris)(BARVU、ハルザキヤマガラシ(bittercress))、ホウキギ(Bassia scoparia)(KCHSC、ホウキギ(kochia))、クロガラシ(Brassica nigra)(BRSNI、クロガラシ(black mustard))、マツゲボタン亜種メンジェシー(Calandrinia ciliata subsp.menziesii)(CLNCM、レッドマイズロックパースレーン(redmailds rock purslane))、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)(CAPBP、ナズナ(shepherd’s purse))、コニシキソウ(Chamaesyce maculata)(EPHMA、コニシキソウ(annual spurge))、シロザ(Chenopodium album)(CHEAL、シロザ(common lambsquarters))、ヒメハマアカザ(Chenopodium leptophyllum)(CHELE、ヒメハマアカザ(slimleaf lambsquarters))、クシロネナシカズラ(Cuscuta europaea)(CVCAU、クシロネナシカズラ(large dodder))、オランダフウロ(Erodium cicutarium)(EROCI、オランダフウロ(redstem filaree))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)(IPOHE、アメリカアサガオ(morningglory))、トゲチシャ(Lactuca serriola)(LACSE、トゲチシャ(prickly lettuce))、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)(LAMAM、ホトケノザ(henbit))、クルマバザクロソウ(Mollugo verticillata)(MOLVE、クルマバザクロソウ(carpetweed))、ハルタデ(Persicaria maculosa)(POLPE、ハルタデ(ladysthumb))、アメリカサナエタデ(Persicaria pensylvanica)(POLPY、ペンシルバニアタデ(Pennsylvania smartweed))、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)(POLAV、ミチヤナギ(prostrate knotweed))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、スベリヒユ(Portulaca oleracea)(POROL、パースレイン(purslane))、リカルディア・スカブラ(Richardia scabra)(RCHSC、フロリダプスリー(Florida pusley))、ヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))、ノボロギク(Senecio vulgaris)(SENVU、ノボロギク(common groundsel))、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)(SIDSP、アメリカキンゴジカ(prickly sida))、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)(SINAR、ノハラガラシ(wild mustard))、ホソエガラシ(Sisymbrium irio)(SSYIR、ホソエガラシ(London rocket))、イヌホオズキ(Solanum nigrum)(SOLNI、イヌホオズキ(black nightshade))、コハコベ(Stellaria media)(STEME、コハコベ(common chickweed))、及びハマビシ(Tribulus terrestris)(TRBTE、ハマビシ(common puncturevine))から選択される。
【0173】
より好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp. fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択される。
【0174】
更により好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp. fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択される。
【0175】
なおより好ましくは、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、コナギ(Pontederia vaginalis)(MOOVA、コナギ(monochoria))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択される。
【0176】
別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))、及びホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))から選択され、より好ましくは、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、ニセアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.uninervia)(LEFUN、メキシカンスプラングルトップ(Mexican sprangletop)))、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択され、更により好ましくは、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、及びオニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp.fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))から選択される。
【0177】
更に別の特に好ましい実施形態では、望ましくない植生は、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、メリケンガヤツリ(Cyperus eragrostis)(CYPER、メリケンガヤツリ(lovegrass sedge))、ワセビエ(Echinochloa colonum)(ECHCO、ワセビエ(jungle rice))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・ムリカタ(Echinochloa muricata)(ECHPU、プリックリーバーンヤードグラス(prickly barnyardgrass))、エキノクロア・ムリカタ変種ミクロスタチャ(Echinochloa muricata var.microstachya)(ECHCM、ラフバーンヤードグラス(rough barnyardgrass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、エキノクロア・オリゾイデス(Echinochloa oryzoides)(ECHOR、早生タイヌビエ(early watergrass))、エキノクロア・ワルテリ(Echinochloa walteri)(ECHWA、ウォーターミレット(water millet))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)(AMMCO、ホソバヒメミソハギ(purple redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、より好ましくは、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))、エキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、更により好ましくは、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、更により好ましくは、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))から選択され、特に、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、及びアメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))から選択される。
【0178】
別の実施形態では、望ましくない植生は、除草剤抵抗性又は除草剤耐性の雑草種である。
【0179】
例示的な除草剤抵抗性又は除草剤耐性の雑草種は、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤(HRAC分類A)、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤(HRAC分類B)、光化学系II(PS II)阻害剤(HRAC分類C1、C2及びC3)、DOXPシンターゼ阻害剤(HRAC分類F4)、並びに超長鎖脂肪酸(VLCFA)阻害剤(HRAC分類K3)からなる群から選択される除草剤に対して抵抗性又は耐性の生物型を含むがそれらに限定されない。
【0180】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在する方法に関する。
【0181】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在する方法に関する。
【0182】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在する方法に関する。
【0183】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である方法に関する。
【0184】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)である方法に関する。
【0185】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)である方法に関する。
【0186】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)である方法に関する。
【0187】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液である方法に関する。
【0188】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0189】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0190】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0191】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haである方法に関する。
【0192】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、施用量が0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haである方法に関する。
【0193】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haである方法に関する。
【0194】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haである方法に関する。
【0195】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、施用量が0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haである方法に関する。
【0196】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0197】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0198】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、固体粒子の形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0199】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、施用量が0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haである方法に関する。
【0200】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)であり、施用量が0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haである方法に関する。
【0201】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)であり、施用量が0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haである方法に関する。
【0202】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、施用量が0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haである方法に関する。
【0203】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、施用量が0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haである方法に関する。
【0204】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0205】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0206】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0207】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0208】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0209】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0210】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0211】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用される方法に関する。
【0212】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0213】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0214】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0215】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0216】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0217】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0218】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0219】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0220】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0221】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0222】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0223】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0224】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0225】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0226】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0227】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用される方法に関する。
【0228】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0229】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0230】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0231】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0232】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0233】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0234】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0235】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0236】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0237】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0238】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0239】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0240】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、施用量が、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0241】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0242】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、施用量が、1~5kg ai/ha、好ましくは1~4kg ai/ha、より好ましくは1~3kg ai/ha、特に1~2.5kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0243】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、施用量が、1~5kg ai/ha、好ましくは1~4kg ai/ha、より好ましくは1~3kg ai/ha、特に1~2.5kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0244】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0245】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0246】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、固体粒子の形で組成物中に存在し、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0247】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、施用量が、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0248】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)であり、施用量が、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0249】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)であり、施用量が、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haであり、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0250】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0251】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0252】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0253】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0254】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0255】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0256】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0257】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0258】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0259】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0260】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、除草剤Aが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0261】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0262】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0263】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0264】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、又は除草剤Aを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0265】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)、又は除草剤Aを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.0001~10kg ai/ha、好ましくは0.001~7kg ai/ha、より好ましくは0.001~5kg ai/ha、更により好ましくは0.01~3kg ai/ha、更により好ましくは0.01~2kg ai/ha、なおより好ましくは0.01~1kg ai/ha、特に0.01~0.5kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0266】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセル又は固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0267】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、マイクロカプセルの形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0268】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、サフルフェナシルが、固体粒子の形で組成物中に存在し、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0269】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0270】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、任意選択的に水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0271】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0272】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液、水で希釈した状態の、サフルフェナシルを含む懸濁液濃縮物(SC)、又はサフルフェナシルを含む顆粒(GR)であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0273】
本発明の別の好ましい実施形態は、イネが生長中である水生環境中で望ましくない植生を防除する方法であって、除草有効量のサフルフェナシルを含む組成物を、望ましくない植生の出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に水生環境に施用する工程を含み、組成物が、サフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)、又はサフルフェナシルを含むカプセル懸濁液(CS)を水で希釈することにより得られる希薄な水性懸濁液であり、種籾の播種又はイネの移植から5~15日後、より好ましくは5~10日後、更により好ましくは7~10日後に、0.01~0.5kg ai/ha、好ましくは0.02~0.2kg ai/ha、0.025~0.150kg ai/ha、より好ましくは0.050~0.100kg ai/ha、特に0.075~0.100kg ai/haの施用量で施用され、望ましくない植生が、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒエ属(Echinochloa)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、より好ましくは、ヤツリグサ属(Cyperus)、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、更により好ましくは、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、及びホソガタホタルイ属(Schoenoplectiella)から選択され、特に、ヒメミソハギ属(Ammannia)、ウキアゼナ属(Bacopa)、及びアメリカコナギ属(Heteranthera)から選択される方法に関する。
【0274】
本発明の方法の一実施形態では、唯一の除草有効成分として除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を、施用する。
【0275】
別の実施形態では、本発明の方法は、少なくとも1つの更なる除草剤B(本明細書に定義される)を施用することを含み得る。本明細書で使用する場合、用語「少なくとも1つの更なる除草剤B」、「少なくとも1つの除草剤B」、又は「除草剤B」は、本明細書に定義される除草剤Aを含まない。更に別の実施形態では、除草有効量の本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)と、少なくとも1つの更なる除草剤Bとを含む組成物を、施用する。
【0276】
好ましい実施形態では、本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を、b1)~b15)の群から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用する:
b1)脂質生合成阻害剤;
b2)アセトラクテートシンターゼ阻害剤(ALS阻害剤);
b3)光合成阻害剤;
b4)プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤、
b5)白化除草剤;
b6)エノールピルビルシキメート3-ホスフェートシンターゼ阻害剤(EPSP阻害剤);
b7)グルタミンシンテターゼ阻害剤;
b8)7,8-ジヒドロプテロエートシンターゼ阻害剤(DHP阻害剤);
b9)有糸分裂阻害剤;
b10)超長鎖脂肪酸の合成阻害剤(VLCFA阻害剤);
b11)セルロース生合成阻害剤;
b12)脱共役除草剤(decoupler herbicide);
b13)オーキシン除草剤;
b14)オーキシン輸送阻害剤;並びに
b15)ブロモブチド、クロルフルレノール、クロルフルレノール-メチル、クミルロン、ダラポン、ダゾメット、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルサルフェート(difenzoquat-metilsulfate)、ジメチピン、DSMA、ダイムロン、エンドタール及びその塩、エトベンザニド、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、フルレノール、フルレノール-ブチル、フルプリミドール、ホスアミン、ホスアミン-アンモニウム、インダノファン、インダジフラム、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチオゾリン、メチルアジド、メチルブロミド、メチル-ジムロン、メチルヨージド、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミン、トリアジフラム、トリジファン、6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール(CAS 499223-49-3)並びにその塩及びエステルからなる群から選択される他の除草剤;
並びに、それらの農学的に許容される塩又は誘導体。
【0277】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、脂質生合成の阻害剤(群b1)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらは、脂質の生合成を阻害する化合物である。脂質生合成の阻害は、アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害(以下、ACC除草剤と称する)又は異なる作用機序(以下、非ACC除草剤と称する)のいずれかにより影響を受け得る。ACC除草剤は、HRAC分類系のグループAに属するが、非ACC除草剤は、HRAC分類のグループNに属する。
【0278】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、ALS阻害剤(群b2)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、アセトラクテートシンターゼの阻害、故に分岐鎖アミノ酸生合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループBに属する。
【0279】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、光合成の阻害剤(群b3)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、植物の光化学系IIの阻害(いわゆるPSII阻害剤、HRAC分類のグループC1、C2、及びC3)、又は植物の光化学系Iの電子伝達の迂回(いわゆるPSI阻害剤、HRAC分類のグループD)のいずれか、故に光合成の阻害に基づく。
【0280】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、プロトポルフィリノーゲン-IX-オキシダーゼの阻害剤(群b4)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、プロトポルフィリノーゲン-IX-オキシダーゼの阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループEに属する。
【0281】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、白化除草剤(群b5)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、カロテノイド生合成の阻害に基づく。これらとして、フィトエンデサチュラーゼの阻害によってカロテノイド生合成を阻害する化合物(いわゆるPDS阻害剤、HRAC分類のグループF1)、4-ヒドロキシフェニルピルベート-ジオキシゲナーゼを阻害する化合物(HPPD阻害剤、HRAC分類のグループF2)、DOXシンターゼを阻害する化合物(HRAC分類のグループF4)、及び不明な作用機序によってカロテノイド生合成を阻害する化合物(ブリーチャー-標的不明、HRAC分類のグループF3)が挙げられる。
【0282】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、EPSPシンターゼ阻害剤(群b6)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、エノールピルビルシキメート3-ホスフェートシンターゼの阻害、故に植物におけるアミノ酸生合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループGに属する。
【0283】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、グルタミンシンテターゼ阻害剤(群b7)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、グルタミンシンテターゼの阻害、故に植物におけるアミノ酸生合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループHに属する。
【0284】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、DHPシンターゼ阻害剤(群b8)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、7,8-ジヒドロプテロエートシンターゼの阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループIに属する。
【0285】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、有糸分裂阻害剤(群b9)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、微小管の形成又は組織の妨害又は阻害、故に有糸分裂の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループK1及びK2に属する。
【0286】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、VLCFA阻害剤(群b10)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、超長鎖脂肪酸の合成の阻害、故に植物における細胞分裂の妨害又は阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループK3に属する。
【0287】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、セルロース生合成阻害剤(群b11)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、セルロースの生合成の阻害、故に植物における細胞壁の合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループLに属する。
【0288】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、デカップラー除草剤(群b12)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、細胞膜の破壊に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系のグループMに属する。
【0289】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、オーキシン除草剤(群b13)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらとして、オーキシン、すなわち植物ホルモンを模倣して、植物の成長に影響を及ぼす化合物が挙げられる。これらの化合物は、HRAC分類系のグループOに属する。
【0290】
別の実施形態では、本明細書に定義される除草剤A又は本明細書に定義される除草剤Aを含む組成物は、オーキシン輸送阻害剤(群b14)から選択される少なくとも1つの更なる除草剤Bと組み合わせて施用される。これらの化合物の除草活性は、植物におけるオーキシン輸送の阻害に基づく。これらの化合物は、HRAC分類系のグループPに属する。
【0291】
所与の作用機序及び活性物質の分類については、例えば「HRAC,Classification of Herbicides According to Mode of Action」、http://www.plantprotection.org/hrac/MOA.html)を参照されたい。
【0292】
本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)、又は本明細書に定義される除草剤A(好ましくは、クロマゾン、ジメテナミド-P、メトラクロール、S-メトラクロール、ピロキサスルホン、及びサフルフェナシルから選択され、より好ましくは、クロマゾン、メトラクロール、S-メトラクロール、及びサフルフェナシルから選択され、特にサフルフェナシルである)を含む組成物と組み合わせて施用することができる、少なくとも1つの更なる除草剤Bの例は、以下から選択される:
【0293】
b1)脂質生合成阻害剤の群由来:
ACC-除草剤、例えば、アロキシジム、アロキシジム-ナトリウム、ブトロキシジム、シクロキシジム、ジクロホップ、ジクロホップ-メチル、ハロキシホップ、ハロキシホップ-メチル、ハロキシホップ-P、ハロキシホップ-P-メチル、メタミホップ、プロホキシジム、プロパキザホップ、テプラロキシジム、トラルコキシジム、4-(4’-クロロ-4-シクロプロピル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-72-6);4-(2’,4’-ジクロロ-4-シクロプロピル[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-45-3);4-(4’-クロロ-4-エチル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1033757-93-5);4-(2’,4’-ジクロロ-4-エチル[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3,5(4H,6H)-ジオン(CAS 1312340-84-3);5-(アセチルオキシ)-4-(4’-クロロ-4-シクロプロピル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312337-48-6);5-(アセチルオキシ)-4-(2’,4’-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン;5-(アセチルオキシ)-4-(4’-クロロ-4-エチル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312340-82-1);5-(アセチルオキシ)-4-(2’,4’-ジクロロ-4-エチル[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1033760-55-2);4-(4’-クロロ-4-シクロプロピル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イル炭酸メチルエステル(CAS 1312337-51-1);4-(2’,4’-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イル炭酸メチルエステル;4-(4’-クロロ-4-エチル-2’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イル炭酸メチルエステル(CAS 1312340-83-2);4-(2’,4’-ジクロロ-4-エチル[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イル炭酸メチルエステル(CAS 1033760-58-5);;並びに非ACC除草剤、例えば、ベンフレセート、ダラポン、ジメピペレート、エスプロカルブ、フルプロパネート、モリネート、オルベンカルブ、ペブレート、プロスルホカルブ、TCA、チオカルバジル、及びバーノレート;
【0294】
b2)ALS阻害剤の群由来:
スルホニル尿素、例えば、アミドスルフロン、アジムスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロン、エタメトスルフロン-メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム、ホラムスルフロン、イマゾスルフロン、イオフェンスルフロン、イオフェンスルフロン-ナトリウム、メタゾスルフロン、オキサスルフロン、プロピリスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、スルホメツロン、スルホメツロン-メチル、及びトリトスルフロン、
イミダゾリノン、例えば、イマザメタベンズ及びイマザメタベンズ-メチル、トリアゾロピリミジン除草剤及びスルホンアニリド、例えば、クロランスラム、クロランスラム-メチル、ジクロスラム、フルメツラム、フロラスラム、メトスラ(metosula)、及びピリミスルファン、
ピリミジニルベンゾエート、例えば、ピリベンゾキシム、ピリタリド、ピリミノバック、ピリミノバック-メチル、4-[[[2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]フェニル]メチル]アミノ]-安息香酸-1-メチルエチルエステル(CAS 420138-41-6)、4-[[[2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]フェニル]メチル]アミノ]-安息香酸プロピルエステル(CAS 420138-40-5)、N-(4-ブロモフェニル)-2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]ベンゼンメタンアミン(CAS 420138-01-8)、
スルホニルアミノカルボニル-トリアゾリノン除草剤、例えばフルカルバゾン、フルカルバゾン-ナトリウム、プロポキシカルバゾン、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、チエンカルバゾン及びチエンカルバゾン-メチル;並びにトリアファモン;
【0295】
b3)光合成阻害剤の群由来:
アミカルバゾン、光化学系IIの阻害剤、例えば1-(6-tert-ブチルピリミジン-4-イル)-2-ヒドロキシ-4-メトキシ-3-メチル-2H-ピロール-5-オン(CAS 1654744-66-7)、1-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)-2-ヒドロキシ-4-メトキシ-3-メチル-2H-ピロール-5-オン(CAS 1637455-12-9)、1-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)-4-クロロ-2-ヒドロキシ-3-メチル-2H-ピロール-5-オン(CAS 1637453-94-1)、1-(5-tert-ブチル-1-メチル-ピラゾール-3-イル)-4-クロロ-2-ヒドロキシ-3-メチル-2H-ピロール-5-オン(CAS 1654057-29-0)、1-(5-tert-ブチル-1-メチル-ピラゾール-3-イル)-3-クロロ-2-ヒドロキシ-4-メチル-2H-ピロール-5-オン(CAS 1654747-80-4)、4-ヒドロキシ-1-メトキシ-5-メチル-3-[4-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]イミダゾリジン-2-オン;(CAS 2023785-78-4)、4-ヒドロキシ-1,5-ジメチル-3-[4-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]イミダゾリジン-2-オン(CAS 2023785-79-5)、5-エトキシ-4-ヒドロキシ-1-メチル-3-[4-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]イミダゾリジン-2-オン(CAS 1701416-69-4)、4-ヒドロキシ-1-メチル-3-[4-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]イミダゾリジン-2-オン(CAS 1708087-22-2)、4-ヒドロキシ-1,5-ジメチル-3-[1-メチル-5-(トリフルオロメチル)ピラゾール-3-イル]イミダゾリジン-2-オン(CAS 2023785-80-8)、1-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)-4-エトキシ-5-ヒドロキシ-3-メチル-イミダゾリジン-2-オン(CAS 1844836-64-1)、クロロトリアジン、トリアジノン、トリアジンジオン、メチルチオトリアジン及びピリダジノンを含むトリアジン除草剤、例えばアメトリン、アトラジン、クロリダゾン、シアナジン、デスメトリン、ジメタメトリン、ヘキサジノン、メトリブジン、プロメトン、プロメトリン、プロパジン、シマジン、シメトリン、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン及びトリエタジン、アリール尿素、例えばクロロブロムロン、クロロトルロン、クロロクスロン、ジメフロン、ジウロン、フルオメツロン、イソプロツロン、イソウロン、リニュロン、メタミトロン、メタベンズチアズロン、メトベンズロン、メトクスロン、モノリニュロン、ネブロン、シデュロン、テブチウロン及びチアジアズロン、フェニルカルバメート、例えばデスメジファム、カルブチレート、フェンメジファム、フェンメジファム-エチル、ニトリル除草剤、例えばブロモフェノキシム、ブロモキシニル並びにその塩及びエステル、アイオキシニル並びにその塩及びエステル、ウラシル、例えばブロマシル、レナシル及びテルバシル、及びベンタゾン及びベンタゾン-ナトリウム、ピリデート、ピリダホル、ペンタノクロール及び光化学系Iの阻害剤、例えばジクワット、ジクワット-ジブロミド、パラコート、パラコート-ジクロリド及びパラコート-ジメチルサルフェート;
【0296】
b4)プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤の群由来:
アザフェニジン、ベンカルバゾン、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、クロメトキシフェン、クロルフタリム、シニドン-エチル、シクロピラニル、フルアゾレート、フルフェンピル、フルフェンピル-エチル、フルログリコフェン、フルログリコフェン-エチル、ハロサフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、プロフルアゾール、ピラクロニル、ピラフルフェン、ピラフルフェン-エチル、チジアジミン、エチル[3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2-ピリジルオキシ]アセテート(CAS 353292-31-6;S-3100)、N-エチル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452098-92-9)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 915396-43-9)、N-エチル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452099-05-7)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452100-03-7)、3-[7-フルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル]-1,5-ジメチル-6-チオキソ-[1,3,5]トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 451484-50-7)、2-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-イソインドール-1,3-ジオン(CAS 1300118-96-0)、1-メチル-6-トリフルオロメチル-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-ピリミジン-2,4-ジオン(CAS 1304113-05-0)、メチル(E)-4-[2-クロロ-5-[4-クロロ-5-(ジフルオロメトキシ)-1H-メチル-ピラゾール-3-イル]-4-フルオロ-フェノキシ]-3-メトキシ-ブタ-2-エノエート(CAS 948893-00-3)、及び3-[7-クロロ-5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)-1H-ベンズイミダゾール-4-イル]-1-メチル-6-(トリフルオロメチル)-1H-ピリミジン-2,4-ジオン(CAS 212754-02-4)、2-[2-クロロ-5-[3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジニル]-4-フルオロフェノキシ]-2-メトキシ-酢酸メチルエステル(CAS 1970221-16-9)、2-[2-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]フェノキシ]-酢酸メチルエステル(CAS 2158274-96-3)、2-[2-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]フェノキシ]酢酸エチルエステル(CAS 158274-50-9)、2-[[3-[2-クロロ-5-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチル-5-オキソ-1,2,4-トリアゾール-1-イル]-4-フルオロ-フェノキシ]-2-ピリジル]オキシ]酢酸メチル(CAS 2271389-22-9)、2-[[3-[2-クロロ-5-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチル-5-オキソ-1,2,4-トリアゾール-1-イル]-4-フルオロ-フェノキシ]-2-ピリジル]オキシ]酢酸エチル(CAS 2230679-62-4)、2-[[3-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]-2-ピリジニル]オキシ]酢酸メチルエステル(CAS 2158275-73-9)、2-[[3-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]-2-ピリジニル]オキシ]酢酸エチルエステル(CAS 2158274-56-5)、2-[2-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]フェノキシ]-N-(メチルスルホニル)-アセトアミド(CAS 2158274-53-2)、2-[[3-[[3-クロロ-6-[3,6-ジヒドロ-3-メチル-2,6-ジオキソ-4-(トリフルオロメチル)-1(2H)-ピリミジニル]-5-フルオロ-2-ピリジニル]オキシ]-2-ピリジニル]オキシ]-N-(メチルスルホニル)-アセトアミド(CAS 2158276-22-1);
【0297】
b5)白化除草剤の群由来:
PDS阻害剤:ベフルブタミド、ジフルフェニカン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、ノルフルラゾン、ピコリナフェン及び4-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン(CAS 180608-33-7)、HPPD阻害剤:ベンゾフェナップ、フェンキノトリオン、オキソトリオン(CAS 1486617-21-3)、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、スルコトリオン、テフリルトリオン、ブリーチャー、標的不明:アクロニフェン、アミトロールフルメツロン、2-クロロ-3-メチルスルファニル-N-(1-メチルテトラゾール-5-イル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド(CAS 1361139-71-0)、ビクスロゾン、及び2-(2,5-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソキサゾリジノン(CAS 81778-66-7);
【0298】
b6)EPSPシンターゼ阻害剤の群から:
グリホセート、グリホセート-イソプロピルアンモニウム、グリホセート-カリウム及びグリホセート-トリメシウム(スルホセート);
【0299】
b7)グルタミンシンセターゼ阻害剤の群から:
ビラナホス(ビアラホス)、ビラナホス-ナトリウム、グルホシネート、グルホシネート-P及びグルホシネート-アンモニウム;
【0300】
b8)DHPシンターゼ阻害剤の群由来:
アシュラム;
【0301】
b9)有糸分裂阻害剤の群由来:
グループK1の化合物:ジニトロアニリン、例えば、ベンフルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、フルクロラリン、オリザリン、ペンジメタリン、及びプロジアミン、ホスホルアミデート、例えば、アミプロホス、アミプロホス-メチル、及びブタミホス、安息香酸除草剤、例えば、クロルタール、クロルタール-ジメチル、ピリジン、例えば、チアゾピル、ベンズアミド、例えば、テブタム;グループK2の化合物:カルベタミド、クロルプロファム、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、及びプロファム;
【0302】
b10)VLCFA阻害剤の群由来:
クロロアセトアミド、例えば、アミドクロール、ブタクロール、ジメタクロール、メタザクロール、ペトキサミド、プレチラクロール、プロパクロール、プロピソクロール及びテニルクロール、オキシアセトアニリド、例えば、メフェナセット、アセトアニリド、例えば、ジフェナミド、ナプロアニリド、ナプロパミド及びナプロパミド-M、テトラゾリノン、例えば、フェントラザミド、及び他の除草剤、例えばアニロホス、カフェンストロール、フェノキサスルホン、イプフェンカルバゾン、ピペロホス、並びに式II.1、II.2、II.3、II.4、II.5、II.6、II.7、II.8及びII.9のイソオキサゾリン化合物
【化1】
式(II)のイソキサゾリン化合物は、当該技術、例えば、国際公開第2006/024820号パンフレット、国際公開第2006/037945号パンフレット、国際公開第2007/071900号パンフレット、及び国際公開第2007/096576号パンフレットから既知であり;
【0303】
b11)セルロース生合成阻害剤の群由来:
クロルチアミド、ジクロベニル、フルポキサム、インダジフラム、イソキサベン、トリアジフラム、及び1-シクロヘキシル-5-ペンタフルオロフェニルオキシ-1-[1,2,4,6]チアトリアジン-3-イルアミン(CAS 175899-01-1);
【0304】
b12)脱共役除草剤の群由来:
ジノセブ、ジノテルブ、及びDNOC、並びにその塩;
【0305】
b13)オーキシン除草剤の群由来:
2,4-DB並びにその塩及びエステル、アミノシクロピラクロル並びにその塩及びエステル、ベナゾリン、ベナゾリン-エチル、クロランベン並びにその塩及びエステル、クロメプロップ、ジクロルプロップ並びにその塩及びエステル、ジクロルプロップ-P並びにその塩及びエステル、MCPB並びにその塩及びエステル、メコプロップ並びにその塩及びエステル、メコプロップ-P並びにその塩及びエステル、ピクロラム並びにその塩及びエステル、キンメラック、TBA(2,3,6)並びにその塩及びエステル、並びに4-アミノ-3-クロロ-5-フルオロ-6-(7-フルオロ-1H-インドール-6-イル)ピコリン酸(CAS 1629965-65-6);
【0306】
b14)オーキシン輸送阻害剤の群由来:ナプタラム及びナプタラム-ナトリウム;
【0307】
b15)他の除草剤の群由来:ブロモブチド、クロルフルレノール、クロルフルレノールメチル、クミルロン、シクロピリモレート(CAS 499223-49-3)並びにその塩及びエステル、ダラポン、ダゾメット、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルサルフェート(difenzoquat-metilsulfate)、ジメチピン、DSMA、ダイムロン、エンドタール及びその塩、エトベンザニド、フルレノール、フルレノールブチル、フルプリミドール、ホサミン、ホサミンアンモニウム、インダノファン、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチオゾリン、メチルアジド、メチルブロミド、メチルダイムロン、メチルヨージド、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミン、テトフルピロリメット及びトリジファン。
【0308】
別の実施形態では、本発明の方法は、少なくとも1つの解毒剤C(本明細書に定義される)を施用することを更に含み得る。更に別の実施形態では、本発明の方法は、少なくとも1つの更なる除草剤B(本明細書に定義される)及び少なくとも1つの解毒剤C(本明細書に定義される)を施用することを更に含み得る。更に別の実施形態では、除草有効量の除草剤A(本明細書に定義される)と少なくとも1つの解毒剤C(本明細書に定義される)とを含む組成物を施用する。更に別の実施形態では、除草有効量の除草剤A(本明細書に定義される)と、少なくとも1つの更なる除草剤B(本明細書に定義される)と、少なくとも1つの解毒剤C(本明細書に定義される)とを含む組成物を施用する。
【0309】
解毒剤は、不所望の植物に対する本組成物の除草有効成分の除草作用に大きな影響を与えることなく、有用な植物への損傷を予防又は軽減する化合物である。解毒剤は、播種前(例えば、種子処理物、シュート、又は実生上に)、又は有用植物の出芽前塗布若しくは出芽後塗布のいずれかに使用可能である。解毒剤C及び除草剤A(本明細書に定義される)及び任意選択的に除草剤Bは、同時に又は連続して施用され得る。
【0310】
好適な解毒剤は、例えば、(キノリン-8-オキシ)酢酸、1-フェニル-5-ハロアルキル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸、1-フェニル-4,5-ジヒドロ-5-アルキル-1H-ピラゾール-3,5-ジカルボン酸、4.5-ジヒドロ-5,5-ジアリル-3-イソキサゾールカルボン酸、ジクロロアセトアミド、α-オキシミノフェニルアセトニトリル、アセトフェノキシム、4,6-ジハロ-2-フェニルピリミジン、N-[[4-(アミノカルボニル)フェニル]スルホニル]-2-安息香酸アミド、1,8-ナフタリン無水物、2-ハロ-4-(ハロアルキル)-5-チアゾールカルボン酸、ホスホチオレート及びN-アルキル-O-フェニルカルバメート並びにそれらの農学的に許容される塩及びそれらのアミド、エステル及びチオエステルなどの農学的に許容される誘導体であるが、ただし、それらが酸基を有することを条件とする。
【0311】
好ましい解毒剤Cの例は、ベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルクソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタレン酢酸(NAA)、無水ナフタリン酸(NA)、オクサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)、メトカミフェン、及び4-ブロモフェニルクロロメチルスルホン(BPCMS、CAS 54091-06-4)、及びそれらの農学的に許容される塩又は誘導体である。
【0312】
特に好ましい解毒剤Cは、ベノキサコール、クロキントセット、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルクソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、無水ナフタリン酸(NAA)、オクサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)、及びメトカミフェンである。
【0313】
特に好ましい解毒剤Cは、ベノキサコール、クロキントセット、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、無水ナフタリン酸(naphtalic anhydride)、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)、及びメトカミフェンである。
【0314】
本明細書に記載される除草剤A、b1)~b15)群の除草剤B、及び解毒剤Cは、既知の除草剤及び解毒剤である。例えば、The Compendium of Pesticide Common Names(https://pesticidecompendium.bcpc.org);Farm Chemicals Handbook 2000 volume 86,Meister Publishing Company,2000;B.Hock,C.Fedtke,R.R.Schmidt,Herbizide[Herbicides],Georg Thieme Verlag,Stuttgart 1995;W.H.Ahrens,Herbicide Handbook,7th edition,Weed Science Society of America,1994;及びK.K.Hatzios,Herbicide Handbook,Supplement for the 7th edition,Weed Science Society of America,1998参照。2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン[CAS番号52836-31-4]は、R-29148とも呼ばれる。4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン[CAS番号71526-07-3]は、AD-67及びMON4660とも呼ばれる。
【0315】
活性化合物の、それぞれの作用機序への割当ては、現在の知見に基づく。1つの活性化合物にいくつかの作用機序が当て嵌まるならば、この物質は、1つの作用機序にのみ割り当てられる。
【0316】
本明細書中に記載される除草剤A、除草剤B及び/又は解毒剤Cは、幾何異性体、例えばE/Z異性体を形成することができるならば、本発明に従う方法において、純粋な異性体及びそれらの混合物の双方を用いることが可能である。
【0317】
本明細書中に記載される除草剤A、除草剤B及び/又は解毒剤Cは、1つ以上のキラル中心を有し、結果として、エナンチオマー又はジアステレオマーとして存在するならば、本発明に従う方法において、純粋なエナンチオマー及びジアステレオマー並びにそれらの混合物の双方を用いることが可能である。
【0318】
本明細書に記載される除草剤A、除草剤B及び/又は解毒剤Cがイオン化可能な官能基を有する場合、それらはまた、それらの農業的に許容可能な塩の形態で利用することも可能である。一般に、カチオン及びアニオンのそれぞれが、活性化合物の活性に対して悪影響を与えない、カチオンの塩及び酸の酸付加塩が好適である。
【0319】
好ましいカチオンは、アルカリ金属、好ましくはリチウム、ナトリウム及びカリウムのイオン、アルカリ土類金属、好ましくはカルシウム及びマグネシウムのイオン、並びに遷移金属、好ましくはマンガン、銅、亜鉛及び鉄のイオン、さらにアンモニウム及び1~4個の水素原子がC~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、フェニル又はベンジルによって置換されている置換アンモニウム、好ましくはアンモニウム、メチルアンモニウム、イソプロピルアンモニム、ジメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリス(イソプロピル)アンモニウム、ヘプチルアンモニウム、ドデシルアンモニウム、テトラデシルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2ヒドロキシエチルアンモニウム(オラミン塩)、2-(2-ヒドロキシエタ-1-オキシ)エタ-1-イルアンモニウム(ジグリコールアミン塩)、ジ(2-ヒドロキシエタ-1-イル)アンモニウム(ジオラミン塩)、トリス(2-ヒドロキシエチル)アンモニウム(トロラミン塩)、トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウム、N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウム(コリン塩)、さらにホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリ(C~C-アルキル)スルホニウム、例えば、トリメチルスルホニウム及びスルホキソニウムイオン、好ましくはトリ(C~C-アルキル)スルホキソニウム、最後にN,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミン及びジエチレントリアミンなどの多塩基アミンの塩である。
【0320】
有用な酸付加塩のアニオンは、主に塩化物、臭化物、フッ化物、ヨウ化物、硫酸水素、メチル硫酸、硫酸、リン酸二水素、リン酸水素、硝酸、重炭酸、カルボン酸、ヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロリン酸、安息香酸、さらにC~C-アルカン酸のアニオン、好ましくはギ酸、酢酸、プロピオン酸及び酪酸である。
【0321】
カルボキシル基を有する本明細書中に記載される除草剤A、除草剤B及び/又は解毒剤Cは、酸の形態で、上記のような農業的に適切な塩の形態で、又は農業的に許容される誘導体の形態で、例えばアミドとして、例えば、モノ-及びジ-C~C-アルキルアミド又はアリールアミドとして、エステルとして、例えば、アリルエステル、プロパルギルエステル、C~C10-アルキルエステル、アルコキシアルキルエステル、テフリル((テトラヒドロフラン-2-イル)メチル)エステルとして、またチオエステルとして、例えば、C~C10-アルキルチオエステルとして使用することができる。好ましいモノ-及びジ-C~C-アルキルアミドは、メチルアミド及びジメチルアミドである。好ましいアリールアミドは、例えば、アニリド及び2-クロロアニリドである。好ましいアルキルエステルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、メキシル(1-メチルヘキシル)、メプチル(1-メチルヘプチル)、ヘプチル、オクチル、又はイソオクチル(2-エチルヘキシル)エステルである。好ましいC~C-アルコキシ-C~C-アルキルエステルは、直鎖又は分岐C~C-アルコキシエチルエステル、例えば、2-メトキシエチル、2-エトキシエチル、2-ブトキシエチル(ブトチル)、2-ブトキシプロピル、又は3-ブトキシプロピルエステルである。直鎖又は分岐C~C10-アルキルチオエステルの例は、エチルチオエステルである。
【0322】
ジカンバの場合、好適な塩としては、対イオンが農学的に許容されるカチオンであるものが挙げられる。例えば、ジカンバの好適な塩は、ジカンバナトリウム、ジカンバカリウム、ジカンバメチルアンモニウム、ジカンバジメチルアンモニウム、ジカンバイソプロピルアンモニウム、ジカンバジグリコールアミン、ジカンバオラミン、ジカンバジオールアミン、ジカンバトリエタノールアミン、ジカンバN,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミン及びジカンバジエチレントリアミンである。好適なエステルの例は、ジカンバメチル及びジカンバ-ブトキシエチル(butotyl)である。
【0323】
2,4-Dの好適な塩は、2,4-D-アンモニウム、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-ジエチルアンモニウム、2,4-D-ジエタノールアンモニウム(2,4-D-ジオールアミン)、2,4-D-トリエタノールアンモニウム、2,4-D-イソプロピルアンモニウム、2,4-D-トリイソプロパノールアンモニウム、2,4-D-ヘプチルアンモニウム、2,4-D-ドデシルアンモニウム、2,4-D-テトラデシルアンモニウム、2,4-D-トリエチルアンモニウム、2,4-D-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、2,4-D-トリス(イソプロピル)アンモニウム、2,4-D-トロールアミン、2,4-D-リチウム、2,4-D-ナトリウム、及び2,4-D-N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウム(2,4-Dコリン)である。2,4-Dの好適なエステルの例は、2,4-D-ブトチル、2,4-D-2-ブトキシプロピル、2,4-D-3-ブトキシプロピル、2,4-D-ブチル、2,4-D-エチル、2,4-D-エチルヘキシル、2,4-D-イソブチル、2,4-D-イソオクチル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-メプチル、2,4-D-メチル、2,4-D-オクチル、2,4-D-ペンチル、2,4-D-プロピル、2,4-D-テフリル及びクラシフォスである。
【0324】
2,4-DBの好適な塩は、例えば、2,4-DB-ナトリウム、2,4-DB-カリウム及び2,4-DB-ジメチルアンモニウムである。2,4-DBの好適なエステルは、例えば、2,4-DB-ブチル及び2,4-DB-イソクチルである。
【0325】
ジクロルプロップの好適な塩は、例えば、ジクロルプロップ-ナトリウム、ジクロルプロップ-カリウム及びジクロルプロップ-ジメチルアンモニウムである。ジクロルプロップの好適なエステルの例は、ジクロルプロップ-ブトチル及びジクロルプロップ-イソクチルである。
【0326】
MCPAの好適な塩及びエステルとしては、MCPA-ブトチル、MCPA-ブチル、MCPA-ジメチルアンモニウム、MCPA-ジオラミン、MCPA-エチル、MCPA-チオエチル、MCPA-2-エチルヘキシル、MCPA-イソブチル、MCPA-イソクチル、MCPA-イソプロピル、MCPA-イソプロピルアンモニウム、MCPA-メチル、MCPA-オラミン、MCPA-カリウム、MCPA-ナトリウム、及びMCPA-トロラミンが挙げられる。
【0327】
MCPBの好適な塩は、MCPBナトリウムである。MCPBの好適なエステルは、MCPB-エチルである。
【0328】
クロピラリドの好適な塩は、クロピラリド-カリウム、クロピラリド-オラミン及びクロピラリド-トリス-(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウムである。クロピラリドの好適なエステルの例は、クロピラリド-メチルである。
【0329】
フルロキシピルの好適なエステルの例は、フルロキシピル-メプチル及びフルロキシピル-2-ブトキシ-1-メチルエチルであり、ここでフルロキシピル-メプチルが好ましい。
【0330】
ピクロラムの好適な塩は、ピクロラム-ジメチルアンモニウム、ピクロラム-カリウム、ピクロラム-トリイソプロパノールアンモニウム、ピクロラム-トリイソプロピルアンモニウム及びピクロラム-トロラミンのことである。ピクロラムの好適なエステルは、ピクロラム-イソクチルである。
【0331】
トリクロピルの好適な塩は、トリクロピル-トリエチルアンモニウムである。トリクロピルの好適なエステルは、例えば、トリクロピル-エチル及びトリクロピル-ブトチルである。
【0332】
クロランベンの好適な塩及びエステルとしては、クロランベン-アンモニウム、クロランベン-ジオラミン、クロランベン-メチル、クロランベン-メチルアンモニウム及びクロランベン-ナトリウムが挙げられる。2,3,6-TBAの好適な塩及びエステルとしては、2,3,6-TBA-ジメチルアンモニウム、2,3,6-TBA-リチウム、2,3,6-TBA-カリウム及び2,3,6-TBA-ナトリウムが挙げられる。
【0333】
アミノピラリドの好適な塩及びエステルとしては、アミノピラリド-カリウム、アミノピラリド-ジメチルアンモニウム及びアミノピラリド-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウムが挙げられる。
【0334】
グリホセートの好適な塩は、例えば、グリホセート-アンモニウム、グリホセート-ジアンモニウム、グリホセート-ジメチルアンモニウム、グリホセート-イソプロピルアンモニウム、グリホセート-カリウム、グリホセート-ナトリウム、グリホセート-トリメシウム並びにエタノールアミン及びジエタノールアミン塩、好ましくはグリホセート-ジアンモニウム、グリホセート-イソプロピルアンモニウム及びグリホセート-トリメシウム(スルホセート)である。
【0335】
グルホシネートの好適な塩は、例えば、グルホシネート-アンモニウムである。
【0336】
グルホシネート-Pの好適な塩は、例えば、グルホシネート-P-アンモニウムである。
【0337】
ブロモキシニルの好適な塩及びエステルは、例えば、ブロモキシニル-ブチレート、ブロモキシニル-ヘプタノエート、ブロモキシニル-オクタノエート、ブロモキシニル-カリウム及びブロモキシニル-ナトリウムである。
【0338】
イオキソニルの好適な塩及びエステルは、例えば、イオキソニル-オクタノエート、イオキソニル-カリウム及びイオキソニル-ナトリウムである。
【0339】
メコプロップの好適な塩及びエステルとしては、メコプロップ-ブトチル、メコプロップ-ジメチルアンモニウム、メコプロップ-ジオラミン、メコプロップ-エタジル、メコプロップ-2-エチルヘキシル、メコプロップ-イソクチル、メコプロップ-メチル、メコプロップ-カリウム、メコプロップ-ナトリウム及びメコプロップ-トロラミンが挙げられる。
【0340】
メコプロップ-Pの好適な塩は、例えばメコプロップ-P-ブトチル、メコプロップ-P-ジメチルアンモニウム、メコプロップ-P-2-エチルヘキシル、メコプロップ-P-イソブチル、メコプロップ-P-カリウム及びメコプロップ-P-ナトリウムである。
【0341】
ジフルフェンゾピルの好適な塩は、例えば、ジフルフェンゾピル-ナトリウムである。
【0342】
ナプタラムの好適な塩は、例えばナプタラム-ナトリウムである。
【0343】
アミノシクロピラクロルの好適な塩及びエステルは、例えば、アミノシクロピラクロル-ジメチルアンモニウム、アミノシクロピラクロル-メチル、アミノシクロピラクロル-トリイソプロパノールアンモニウム、アミノシクロピラクロル-ナトリウム及びアミノシクロピラクロル-カリウムである。
【0344】
キンクロラックの好適な塩は、例えば、キンクロラック-ジメチルアンモニウムである。
【0345】
キンメラックの好適な塩は、例えばキンメラック-ジメチルアンモニウムである。
【0346】
イマザモックスの好適な塩は、例えばイマザモックス-アンモニウムである。
【0347】
イマザピックの好適な塩は、例えば、イマザピック-アンモニウム及びイマザピック-イソプロピルアンモニウムである。
【0348】
イマザピルの好適な塩は、例えば、イマザピル-アンモニウム及びイマザピル-イソプロピルアンモニウムである。
【0349】
イマザキンの好適な塩は、例えば、イマザキン-アンモニウムである。
【0350】
イマゼタピルの好適な塩は、例えば、イマゼタピル-アンモニウム及びイマゼタピル-イソプロピルアンモニウムである。
【0351】
トプラメゾンの好適な塩は、例えば、トプラメゾン-ナトリウムである。
【0352】
本発明の方法において、除草剤A(本明細書に定義される)と除草剤Bとの重量比は、一般的に、1:1000~1000:1の範囲、好ましくは1:500~500:1の範囲、特に1:250~250:1の範囲、特に好ましくは1:75~75:1の範囲であり、ここで、酸のエステル又は塩である各々の除草剤Bは酸として計算される。
【0353】
本発明の方法において、除草剤A(本明細書に定義される)と解毒剤Cとの重量比は、一般的に、1:1000~1000:1の範囲、好ましくは1:500~500:1の範囲、特に1:250~250:1の範囲、特に好ましくは1:75~75:1の範囲であり、ここで、酸のエステル又は塩である各々の解毒剤Cは酸として計算される。
【0354】
本発明の方法において、除草剤Bと解毒剤Cとの重量比は、一般的に、1:1000~1000:1の範囲、好ましくは1:500~500:1の範囲、特に1:250~250:1の範囲、特に好ましくは1:75~75:1の範囲であり、ここで、酸のエステル又は塩である各々の除草剤B及び解毒剤Cは酸として計算される。
【0355】
本発明の方法において、除草剤A(本明細書に定義される)及び除草剤Bの組み合わせと解毒剤Cとの重量比は、好ましくは1:500~500:1の範囲、特に1:250~250:1の範囲、特に好ましくは1:75~75:1の範囲であり、ここで、酸のエステル又は塩である各々の除草剤B及び解毒剤Cは、酸として計算される。
【0356】
本発明の方法において、除草剤Bの施用量は、(塩の場合は酸として計算して)一般的に0.0005kg/ha~10kg/ha、好ましくは0.005kg/ha~5kg/ha、より好ましくは0.001kg/ha~2kg/haである。
【0357】
本発明の方法において、解毒剤Cの施用量は、(塩の場合は酸として計算して)一般的に0.0005kg/ha~2.5kg/ha、好ましくは0.005kg/ha~2kg/ha、より好ましくは0.01kg/ha~1.5kg/haである。
【0358】
本発明の方法において、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを、一緒に又は別々に施用してもよい。
【0359】
本発明の方法において、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを、同時に又は次々に施用してもよい。
【0360】
好ましくは、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを、同時に望ましくない植生に施用する。別の実施形態では、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを、水生環境に施用される、本明細書に定義される除草組成物(例えば、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを含有するタンク混合物(タンクミックス))として提供する。
【0361】
別々に又は次々に施用する場合、除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを施用する順序はあまり重要でない。除草剤A(本明細書に定義される)、並びに存在する場合は除草剤B及び/又は解毒剤Cを、防除及び/又は毒性緩和されるべき望ましくない植生に対する有効成分の同時作用を可能にする時間枠において、好ましくは最大14日、特に最大7日の時間枠以内に施用することのみが必要である。
【0362】
以下の実施例は、本発明の例証に役立つ。
【実施例
【0363】
1.一般的手順
特定の除草剤Aの製剤を、様々な量及びタイミングで、湛水直播きイネシステムに対する雑草防除、薬害、及び米穀収量に関して調べた。以下の実験は、Rice Experiment Station(Biggs、カリフォルニア、米国)においてシルト質埴土で行う。その実験は、3回の反復による完全乱塊法として行う。プロット(plot)サイズは、10フィート(3.048m)×20フィート(6.096m)で、プロットからプロットへの除草剤による汚染を妨げるために、各プロットの周りに個々の畦を有する。
【0364】
好適な除草剤Aの製剤は、例えば、乳剤(EC)、カプセル懸濁液(CS)、顆粒(GR)、又は懸濁液濃縮物(SC)を含み得る。各除草剤Aの製剤は、例えば、播種後日数(days after seeding、DAS)5日、10日、又は15日において、特定の施用量(kg ai/ha)で、施用され得る。
【0365】
M-206イネを、120lb/A(134.5kg/ha)の量で、5月に飛行機で播種し、同じ年の10月に穀物として収穫する。圃場においてより多くの雑草を侵入させるために、栽培者圃場での通常量(190.54~224.17kg/haに相当する170~200lb/A)を下回るこの播種量を使用する。播種前日に圃場に入水し、生長期の間を通じて4インチ(10.16cm)の水深を維持する。収穫1ヵ月前に給水を断つ。
【0366】
除草剤AのCS、EC、及び/又はSC製剤を、10フィート(3.048m)2人用ブームスプレーヤを用いて20ガロン/A(187.08l/ha)で施用し、CO2バックパックによる30psi(2.07bar)で、フラットファン8003ノズルによる1時間当たり3マイル(4.83km/h)で水中噴霧する。除草剤AのGR製剤は、各々の対応するプロットに手作業で施用する。
【0367】
イネ損傷の視覚的百分率評価は、処理後日数(days after treatment、DAT)40日における萎黄病、矮化、ブリーチング、及び苗立ち低下(stand reduction)として収集する。平方フィート(0.0929m)当たりのイネ苗立ち及び分げつの総数をDAS75に収集した。草高は、DAS108に記録する。雑草防除の視覚的百分率評価は、DAT14、24、又は56において、存在する個々の雑草に対して記録し、これは、特に、ヒエ属の種(Echinochloa spp.)、例えば、イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG、イヌビエ(common barnyard grass))及びエキノクロア・オリジコーラ(Echinochloa oryzicola)(ECHCR、晩生タイヌビエ(late watergrass))、並びにレプトクロア・フスカ(Leptochloa fusca)例えば、オニアゼガヤ(Leptochloa fusca subsp. fascicularis)(LEFFA、オニアゼガヤ(bearded sprangletop))を最も重大な雑草として含むだけでなく、スゲ及び広葉雑草、例えば、タマガヤツリ(Cyperus difformis)(CYPDI、タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(AMMAU、アメリカミソハギ(redstem))、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(BAOMO、オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(HETLI、アメリカコナギ(duck salad))、及びヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(SCPMU、ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))なども含む。無処理のプロットを、イネ損傷及び雑草防除の両方に対する視覚的百分率評価のベース又はゼロとして使用する。イネの収量は、14%の水分において特定する。21平方フィート(1.951m)の面積のイネを、各プロットの中央から切断して、桿から種子を分離するために脱穀機を使用する。種子を洗浄し、水分量(moisture)を得て、次いで収量を特定するために重さを量る。データは、ARMソフトウェア(GDM Solutions,Inc.2020)を使用して、分散分析(ANOVA)及び最小有意差(LSD)検定(有意水準p=0.05)により解析する。
【0368】
2.除草剤Aとしてサフルフェナシルを使用した圃場試験
以下に詳述するサフルフェナシル製剤を、湛水直播きイネシステムに対する雑草防除、薬害に関して調べた。以下の実験は、Rice Experiment Station(Biggs、カリフォルニア、米国)においてシルト質埴土で行った。その実験は、3回の反復による完全乱塊法として行った。プロット(plot)サイズは、10フィート(3.048m)x20フィート(6.096m)で、プロットからプロットへの除草剤による汚染を妨げるために、各プロットの周りに個々の畦を有した。
【0369】
サフルフェナシルは、2つの製剤、すなわち、BASF Corporationから入手可能で29.74%のサフルフェナシルを含有する懸濁液濃縮物(SC)製剤であるSharpen(登録商標)、及び有効成分濃度130g/Lを有するCS製剤で施用した。
【0370】
サフルフェナシルの各製剤を、播種後日数(DAS)10日において、0.05及び0.1kg/haの量で施用した。
【0371】
M-206イネを、120lb/A(134.5kg/ha)の量で、5月に飛行機で播種し、2021年の10月に穀物として収穫する。圃場においてより多くの雑草を侵入させるために、栽培者圃場での通常量(190.54~224.17kg/haに相当する170~200lb/A)を下回るこの播種量を使用した。播種前日に圃場に入水し、生長期の間を通じて4インチ(10.16cm)の水深を維持した。収穫1ヵ月前に給水を断った。
【0372】
サフルフェナシルのCS及びSC製剤を、10フィート(3.048m)2人用ブームスプレーヤを用いて20ガロン/A(187.08l/ha)で施用し、CO2バックパックによる30psi(2.07bar)で、フラットファン8003ノズルによる1時間当たり3マイル(4.83km/h)で水中噴霧した。
【0373】
イネ損傷の視覚的百分率評価は、処理後日数(days after treatment、DAT)40日における苗立ち低下(stand reduction)として収集した。平方フィート(0.0929m)当たりのイネ苗立ち及び分げつの総数をDAS75に収集した。草高は、DAS108に記録する。雑草防除の視覚的百分率評価は、DAT56において、個々の雑草に対して記録した(以下の表1を参照されたい)。無処理のプロットを、イネ損傷及び雑草防除の両方に対する視覚的百分率評価のベース又はゼロとして使用した。データは、ARMソフトウェア(GDM Solutions,Inc.2020)を使用して、分散分析(ANOVA)及び最小有意差(LSD)検定(有意水準p=0.05)により解析する。
【0374】
表1:サフルフェナシルの2つの製剤の処理によるDAT56における雑草防除及びDAT40における苗立ち低下率;略語:SC=SC製剤、すなわちSharpen(登録商標)、CS=130g ai/Lを含有するCS製剤、g ai/L=1リットル当たりのキログラム有効成分、kg ai/ha=1ヘクタール当たりのキログラム有効成分、DAS=播種後日数、DAT =処理後日数、ECHCG=イヌビエ(Echinochloa crus-galli)(イヌビエ(common barnyard grass))、SCPMU=ヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronata)(ヒメカンガレイ(rice-field bulrush))、CYPDI=タマガヤツリ(Cyperus difformis)(タマガヤツリ(small-flower umbrella sedge))、BAOMO:オトメアゼナ(Bacopa monnieri)(オトメアゼナ(Monnier water hyssop))、HETLI:アメリカコナギ(Heteranthera limosa)(アメリカコナギ(duck salad))、AMMAU:アメリカミソハギ(Ammannia auriculata)(アメリカミソハギ(redstem))
【0375】
【表2】
【0376】
上記の表1から見られるように、サフルフェナシル(除草剤A)のSC及びCS製剤は、出芽前又は出芽後初期及びイネ苗の発芽後に湛水水田に施用した場合、雑草防除及び作物の安全性の組み合わせた効果に好適であることが判明した。
【国際調査報告】