(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】清掃装置および清掃システム
(51)【国際特許分類】
A47L 11/30 20060101AFI20241219BHJP
A47L 11/292 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
A47L11/30
A47L11/292
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537059
(86)(22)【出願日】2023-03-08
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2023080348
(87)【国際公開番号】W WO2024021615
(87)【国際公開日】2024-02-01
(31)【優先権主張番号】202210901598.6
(32)【優先日】2022-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202210899744.6
(32)【優先日】2022-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202221975551.6
(32)【優先日】2022-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522152360
【氏名又は名称】北京石頭世紀科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Roborock Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 1001, Floor 10, Building 3, Yard 17, Anju Road, Changping District, Beijing,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】周 永飛
(72)【発明者】
【氏名】李 行
(72)【発明者】
【氏名】李 祥
(72)【発明者】
【氏名】朱 明陽
(72)【発明者】
【氏名】米 長
(72)【発明者】
【氏名】羅 光忠
(72)【発明者】
【氏名】欧陽 大林
(57)【要約】
本開示は、清掃シート本体およびこの清掃シート本体に枢軸接続された装置本体を含み、装置本体は、前記装置本体の一側に着脱可能に取り付けられた汚水タンクと、前記装置本体の他側に取り付けられた動力源と、前記汚水タンクと前記動力源の空気入口を湾曲可能に連通する第1空気ダクトと、前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトと、をさらに含み、動力源が起動されると、作業空気流は、清掃シート本体、汚水タンク、第1空気ダクトを通って動力源に入り、動力源の空気出口、第2空気ダクトおよび前記清掃装置の空気出口を通って排出される、清掃装置および清掃システムを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被清掃面上の移動に適するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体と、を含む清掃装置であって、
前記装置本体は、
前記装置本体の一側に着脱可能に取り付けられた汚水タンクと、
前記装置本体の他側に取り付けられた動力源であって、前記装置本体の一側から他側への方向は前記第1方向に対してほぼ垂直である動力源と、
前記汚水タンクと前記動力源の空気入口を連通する第1空気ダクトと、
前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトと、を含み、
前記動力源の起動に応答して、作業空気流は、順次に前記清掃シート本体、前記汚水タンク、前記第1空気ダクト、前記動力源、前記第2空気ダクトおよび前記清掃装置の空気出口を通って排出される、清掃装置。
【請求項2】
前記動力源の空気入口は、前記動力源の空気出口の上方に位置する、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項3】
前記汚水タンクは、汚水タンク本体とカバーブラケットを含み、
汚水タンク本体は、汚水タンク本体底面に沿って汚水タンク本体の開口方向に延在する汚水管路を有し、
カバーブラケットは、前記汚水タンク本体に着脱可能に接続され、前記第1方向に沿って延在し、
前記作業空気流は、前記汚水管路を通って前記汚水タンク本体に入り、次に前記カバーブラケットを通った後、前記汚水タンクの頂端を通って前記第1空気ダクトに入る、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項4】
前記カバーブラケットは、
前記汚水タンク本体の縦方向に沿って延在する第1支持ブラケットを含み、前記第1支持ブラケットに濾過窓が設けられ、前記作業空気流が前記汚水タンク本体に入った後、前記濾過窓を通って前記汚水タンク頂端を経過して前記第1空気ダクトに入る、請求項3に記載の清掃装置。
【請求項5】
前記カバーブラケットは、
前記カバーブラケットの前記汚水タンク本体の開口に近い端部に設けられ、前記作業空気流を前記汚水管路、前記濾過窓および前記濾過アセンブリを通って前記第1空気ダクトに進入させるように構成された濾過アセンブリをさらに含む、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項6】
前記第2空気ダクトは、前記動力源と前記汚水タンクとの間に設けられる、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項7】
前記第2空気ダクトは、前記装置本体の第1方向に沿って前記清掃シート本体の近くに延在した後、反転して曲がって前記清掃装置の空気出口と連通する、請求項6に記載の清掃装置。
【請求項8】
前記カバーブラケットは、
前記第1支持ブラケットの延在方向にほぼ沿って延在する濾過網袋をさらに含む、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項9】
前記清掃装置の空気出口は、複数の貫通孔である、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項10】
柱体と、
請求項1~9のいずれか1項に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される、清掃システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本開示は、2022年7月28日に出願された中国特許出願番号202210901598.6、202210899744.6および202221975551.6の優先権を主張し、これらの中国特許出願の開示のすべての内容は、参照により本開示の一部として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、自動清掃の技術分野に関し、具体的には、清掃装置および清掃システムに関する。
【背景技術】
【0003】
技術の絶え間ない発展に伴い、床洗浄機のような清掃装置は、幅広い家庭で採用されており、床洗浄機は、従来の手作業による清掃よりも時間短縮および省力化が可能である。
【0004】
床洗浄機は通常、装置本体および清掃シート本体を含む。装置本体内に汚水タンクなどの回収水タンク、清浄水タンクなどの洗浄液タンク、および、吸引のためのメイン排気ファンが設けられ、清掃シート本体は、ドラッグとワイプのための清掃ローラを含み、清掃効率を保証するために、一般的に2つの清掃ローラが設けられている。清浄な洗浄液、例えば水が内蔵水管を通じて糸付きの清掃ローラに噴霧され、清掃ローラが高速に回転して床面をドラッグおよび洗浄する。床洗浄機の幅広い応用に伴い、床洗浄機内の各部材構造を合理的にレイアウトし、構造全体をよりコンパクトにすることが一般的な要求となっている。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、清掃装置および清掃システムを提供する。
【0006】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、この清掃装置は、
被清掃面上の移動に適するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体と、を含み、前記装置本体は、
前記装置本体の一側に着脱可能に取り付けられた汚水タンクと、
前記装置本体の他側に取り付けられた動力源であって、前記装置本体の一側から他側への方向は前記第1方向に対してほぼ垂直である動力源と、
前記汚水タンクと前記動力源の空気入口を連通する第1空気ダクトと、
前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトと、を含み、
前記動力源の起動に応答して、前記清掃装置は、作業空気流を順次前記清掃シート本体、汚水タンク、第1空気ダクト、前記動力源、第2空気ダクトおよび前記清掃装置の空気出口を通って排出させるように構成される。
【0007】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、装置ハウジングを含み、
この装置ハウジングは、
被清掃面上の移動に適するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体と、
作業空気流の流通経路を形成するように構成された装置空気ダクトと、を含み、
前記装置空気ダクトは、少なくとも汚れ吸引口、汚水タンクおよび動力源から構成され、前記動力源が起動されると、前記作業空気流は順次前記汚れ吸引口、前記汚水タンクおよび前記動力源を通って流れ、
前記装置空気ダクトの前記汚水タンクの空気出口の前後の部分は、それぞれ前部空気ダクトと後部空気ダクトであり、前記作業空気流は前記前部空気ダクトと前記後部空気ダクトにおいて流動方向が反対である。
【0008】
本開示のいくつかの実施例は、清掃装置を提供し、清掃装置は、
被清掃面上の移動に適し、汚れ吸引口を有するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体とを含み、
この装置本体は、
起動されると移動する作業空気流を発生するように構成された動力源と、
被清掃面から回収された汚水を収容するように構成された汚水タンクと、を含み、
前記作業空気流の移動経路は、順次に前記汚れ吸引口、前記汚水タンクおよび前記動力源を通って、前記作業空気流には前記汚水が含まれ、前記汚水は前記汚水タンクによって収集および収容され、
前記動力源は空気入口と空気出口を有し、前記作業空気流は前記空気入口から前記動力源に入り、前記空気入口は第1方向に沿って前記清掃シート本体から離れた方向に延在する。
【0009】
本開示のいくつかの実施例は清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記のいずれか1つの実施例に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0010】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、第1方向に縦方向に延在する装置本体を含み、
この装置本体は、
清浄水タンクを保持するように構成された清浄水タンク収容部と、前記装置本体は、汚水タンクを収容するように構成された汚水タンク収容部とを含み、
この清浄水タンク収容部は、
前記清浄水タンクを保持するように構成され、少なくとも1つの第1漏水口を有する第1シャーシを含み、
この汚水タンク収容部は、
前記第1方向に沿って延在する汚水タンク収容部の側壁を有し、
ここで、前記第1漏水口は前記汚水タンク収容部の側壁と流体的に連通し、前記第1シャーシ中の液体を前記第1漏水口および前記汚水タンク収容部の側壁を介して導出するように構成される。
【0011】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、第1方向に縦方向に延在する装置本体を含み、
この装置本体は、
清浄水タンクを収容するように構成された清浄水タンク収容部と、
汚水タンクを収容するように構成された汚水タンク収容部と、
前記被清掃面の汚水を前記清掃装置の入口に吸引するように構成された汚れ吸引口と、
前記汚れ吸引口および前記汚水タンクに流体的に連通するように構成された汚れ吸引チャンネルと、を含み、
ここで、前記清浄水タンク収容部および前記汚水タンク収容部は両方とも前記汚れ吸引チャンネルに流体的に連通して、前記清浄水タンク収容部および前記汚水タンク収容部に留まった液体を前記汚れ吸引チャンネルに吸引し、前記汚水タンクに回収する。
【0012】
本開示のいくつかの実施例は清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記のいずれか1つの実施例に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0013】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、装置ハウジングと液体供給システムを含み、
この装置ハウジングは、
第1方向に縦方向に延在する装置本体と、
前記装置本体に枢軸接続された清掃シート本体と、を含み
液体供給システムは、清掃ローラブラシおよび/または被清掃面に洗浄液を供給するように構成され、
この液体供給システムは、
洗浄液を貯蔵するように構成された液体貯蔵装置と、
液体供給管路とを含み、
この液体供給管路は、
前記洗浄液を分配するように構成された液体分配コネクタを含み、
この液体分配コネクタは、
前記洗浄液の進入口であるように構成された液体入口と、
少なくとも2つの液体出口とを有し、前記少なくとも2つの液体出口のうち前記液体入口に近いほど、開口径が大きくなる。
【0014】
本開示のいくつかの実施例は、清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記実施例に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0015】
本開示の実施例または先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例または先行技術の説明において使用される必要のある添付図面を簡単に説明するが、明らかに、以下で説明される添付図面は本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃装置の構造概略図
【
図2】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃装置の部分断面図
【
図3】本開示のいくつかの実施例が提供する汚水タンクの構造概略図
【
図4】本開示のいくつかの実施例が提供する汚水タンク本体の構造概略図
【
図5】本開示のいくつかの実施例が提供するカバーブラケットの構造概略図
【
図6】本開示のいくつかの実施例が提供するカバーブラケットの部分構造概略図
【
図7】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃装置の空気ダクトおよび排気ファンが作業するときの作業空気流の流れ方向の概略図
【
図8】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃装置本体の構造概略図
【
図9】本開示のいくつかの実施例が提供する清浄水タンク保持シャーシの構造概略図
【
図10】本開示のいくつかの実施例が提供する集水構造の上面図
【
図11】本開示のいくつかの実施例が提供する集水構造の側面図
【
図12】本開示のいくつかの実施例が提供する汚水タンク保持シャーシ構造の上面視概略図
【
図13】本開示のいくつかの実施例が提供する汚水タンク保持シャーシ構造の底面視概略図
【
図14】本開示のいくつかの実施例が提供するハンドルアセンブリ分解構造の断面図
【
図15】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃シート本体の構造概略図
【
図16】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃シート本体の内部構造概略図
【
図17】本開示のいくつかの実施例が提供する液体分配コネクタの構造概略図
【
図18】本開示のいくつかの実施例が提供するローラブラシ収容チャンバの構造概略図
【
図19】本開示のいくつかの実施例が提供するローラブラシ収容チャンバの別の角度の概略図
【
図20】本開示のいくつかの実施例が提供する汚れ吸引チャンネルの方向の概略図
【
図21】本開示のいくつかの実施例が提供する清掃システムの構造概略図
【
図22】本開示のいくつかの実施例が提供する柱体の分解構造概略図
【符号の説明】
【0017】
100 清掃システム
10 柱体
20 清掃装置
21 清掃シート本体
211 清掃ローラブラシ
22 装置本体
221 清掃装置の空気出口
23 ハンドルアセンブリ
241 第1空気ダクト
242 第2空気ダクト
25 汚水タンク
251 汚水タンク本体
2511 汚水管路
2512 ハンドル
252 カバーブラケット
2521 第1支持ブラケット
2522 第2支持ブラケット
2523 第3支持ブラケット
2525 濾過網袋
2526 凹部
2527 第2貫通孔
2528 濾過窓
255 第2端
2551 濾過アセンブリ
2552 汚水タンク本体組立部
26 清浄水タンク
273 動力源(排気ファン)
2731 動力源空気入口
2732 動力源空気出口
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下、添付図面を参照しながら本開示をより詳細に説明するが、明らかに、説明される実施例は本開示の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をすることなく得られた他の実施例は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
【0019】
なお、「含む」、「含む」または任意の他の変形という用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、一連の要素を含む商品または装置は、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはそのような商品または装置に固有の要素も含む。さらなる限定がない限り、「1つ~を含む」という表現で定義されるという事実は、前記要素の商品または装置に同種の他の要素の存在を排除するものではない。
【0020】
清掃装置、例えば床洗浄機は通常、装置本体と清掃シート本体に分割される装置ハウジングを含む。装置本体には、回収水タンク、例えば汚水タンク、洗浄液タンク、例えば清浄水タンク、および吸引のためのメイン排気ファンが設けられ、清掃シート本体は、ドラッグとワイプのための清掃ローラブラシを含み、清掃ローラブラシは、例えば1つ、2つまたはそれ以上であり、清掃効率を保証するために、一般的に2つの清掃ローラブラシが設けられる。清浄な洗浄液、例えば清浄水は内蔵の水管を介して糸付きの清掃ローラブラシに噴霧され、清掃ローラブラシが高速に回転して床面をモップ掛け洗浄する同時に、メイン排気ファンは清掃装置の装置空気ダクト内に負圧を形成し、清掃装置の吸引口から表面清掃後の汚水を吸引し、汚水タンクに圧送し、汚水返送路は清掃装置の装置空気ダクトの一部を兼ねる。
【0021】
清掃装置は通常使用後柱体に戻され、柱体で清掃ローラブラシを洗浄するか、または清掃ローラブラシを乾燥する。清掃ローラブラシの乾燥は、例えば空気乾燥または加熱乾燥によって行われる。
【0022】
以下、添付図面を参照しながら本開示の選択可能な実施例を詳細に説明する。
【0023】
関連技術において、清掃装置の排気ファンアセンブリは、回転する羽根車によって発生する吸引力が一定の危険性があり、通常装置の上部に設けられるため、ユーザが清掃装置をメンテナンスする際に、例えば汚水タンクの着脱を行う際に、ユーザが誤って手で排気ファンに触れて事故が発生しやすく、排気ファンの外周に保護ネットを設けると、排気ファンの風量に影響を及ぼす。
【0024】
これに対し、本開示の実施例は清掃装置を提供し、排気ファンと汚水タンクはほぼ水平方向に沿って対向して設けられ、ユーザが清掃装置をメンテナンスする際に、誤って排気ファンに触れることなく、安全操作性が向上する。本開示の実施例は、第1空気ダクトを屈曲させることにより、清掃装置の構造レイアウトをよりコンパクトにし、省スペースを図る同時に清掃装置全体の重心を下げることができ、空気ダクトを屈曲させることにより、排気ファン作業時に発生するノイズを効果的に低減することもでき、使用体験が向上する。
【0025】
具体的に、本開示の実施例が提供する清掃装置は、一例として、
図1は本開示のいくつかの実施例が提供する清掃装置の構造概略図であり、
図1に示すように、清掃装置20、例えば床洗浄機は、清掃シート本体21、装置本体22およびハンドルアセンブリ23に分割される装置ハウジングを含む。ここで、装置本体22は清掃シート本体21の上方に設けられ、清掃シート本体21に可動に接続され、例えば枢軸接続される。ハンドルアセンブリ23は、ユーザが操作して握るすることができるように、装置本体22の清掃シート本体21から離れた端に接続される。ユーザは、床面上などの被清掃面で清掃タスクを行うために、ハンドルアセンブリ23を握って清掃シート本体21を操作する。
【0026】
説明の便宜上、以下のように定義する。床洗浄機は、以下の互いに直交する3つの軸、すなわち、横軸Y、前後軸Xおよび縦軸Zを定義することによって較正することができる。前後軸Xに沿った矢印が指す方向は「前方」と表示され、前後軸Xに沿った矢印方向の反対方向は「後方」と表示される。横軸Yは実質的に清掃シート本体21の幅方向であり、横軸Yに沿った矢印方向は「左方」と表示され、横軸Yに沿った矢印の反対方向は「右方」と表示される。縦軸Zは、セルフクリーニングシート本体21の底面に沿って上方に延在する方向である。
図1に示すように、ハンドルアセンブリ23から装置本体22へ延在する方向または装置本体22からハンドルアセンブリ23へ延在する方向を第1方向として定義し、第1方向に垂直な方向を第2方向として定義し、通常、清掃装置が収納状態にあるとき、
図1に示すように、第1方向はほぼ垂直方向であり、縦軸Zと小さな角度をなし、ほぼ平行であり、例えば15度未満の角をなし、第1方向は例えば垂直上向きまたは垂直下向きであり、第2方向はほぼ水平方向であり、前後軸Xまたは横軸Yにほぼ平行であり、例えば左右水平方向または前後水平方向である。
【0027】
本開示の実施例では、ほぼ垂直とは、例えば2つの方向間の角度が75度以上、105度以下、例えば90度であることを意味する。ほぼ一方向に沿って延在する、またはほぼ平行とは、2つの方向がほぼ平行であることを意味し、例えば30度未満(好ましくは15度未満)の角度である。
【0028】
いくつかの実施例では、装置本体22は、清掃装置の清掃シート本体21とハンドルアセンブリ23との間にある部分を指し、装置本体22は全体的に縦方向、すなわち第1方向に延在し、ハンドルアセンブリ23は装置本体22の上端に接続され、清掃シート本体21は装置本体22の下端に接続され、装置本体22は清掃シート本体21に枢軸接続され、装置本体22は清掃シート本体21に対して回転可能であり、操作角度を変更して洗浄姿勢を柔軟に調整することができる。清掃シート本体21は、その底部にある清掃ローラブラシ211を含む。具体的には、清掃ローラブラシ211の数は、例えば1つまたは複数であり、例えば2つであり、清掃ローラブラシ211は高速に回転して床面をモップ掛け洗浄することができる。
【0029】
いくつかの実施例では、清掃装置20は、動力源をさらに含み、動力源は、清掃装置で移動空気流を発生させ、この空気流が被清掃面の汚水(固形ごみを含んでもよい)によって清掃装置20に運ばれて回収されるため、この空気流は回収空気流として定義され、作業空気流とも呼ばれる。回収空気流は清掃装置20内での空気流経路は、装置空気ダクトによって形成され、空気流経路全体は、少なくとも清掃装置20の汚れ吸引口、汚れ収集部(例えば汚水タンク)および動力源を順次通過し、すなわち、装置空気ダクトは少なくとも汚れ吸引口、汚れ収集部(例えば汚水タンク)および動力源を含み、ここで、汚れ吸引口は、汚水が清掃装置20に進入する入口であり、装置空気ダクトの空気入口でもあり、汚れ収集部から流出する回収空気流に汚水が含まれないので、汚れ吸引口から汚れ収集部までの空気流経路を回収経路として定義する。
【0030】
具体的に、動力源は、排気ファンなどの吸引源であってもよく、排気ファンは装置本体22に設けられ、気体を装置空気ダクトで循環させ、回収空気流を形成し、汚水回収に吸引動力を提供し、汚水回収管路は汚れ吸引口および汚水タンク25と連通して、装置空気ダクトの一部を形成し、排気ファンによって発生する吸引力の作用下で、汚水が汚水回収管路によって汚水タンク25に吸引される。
【0031】
いくつかの実施例では、動力源は空気入口と空気出口を有し、発生する動力により、回収空気流が空気入口から進入し、空気出口から排出され、動力源が吸引源である場合、排気ファンを例にすると、排気ファンとは、少なくとも空気を動かすための羽根車から構成される関連アセンブリ集合体を指し、すなわち、排気ファン製品(通常、羽根車、モータ、対応の駆動制御回路および前記装置を収容するためのハウジングを含む)であってもよいし、羽根車およびその駆動モータであってもよいし、特定の羽根車のみであってもよい。
【0032】
図1および
図2を参照すると、
図1に示すように、清掃装置20、例えば床洗浄機は、清浄水タンク26、汚水タンク25、排気ファン273および装置空気ダクトを含み、ここで、排気ファン273は気体を吸引して装置空気ダクトに回収空気流を形成して負圧を発生させ、被清掃面の汚水(被清掃面上にごみがある場合、ごみを含み、以降汚水と略称する)を汚水タンクに吸引する。
【0033】
清浄水タンク26および汚水タンク25は両方とも例えば装置本体22に設けられ、いくつかの実施例では、両者が装置本体22に着脱可能に接続され、いくつかの実施例では、清浄水タンク26および汚水タンク25は第1方向に沿って配列され、例えば清浄水タンク26は汚水タンク25の上方に設けられる。清浄水タンク26は洗浄液、例えば清掃水を収容するために使用され、清浄水管路を介して清掃ローラブラシ211および/または被清掃面に洗浄液を提供し、清掃ローラブラシ211の表面を濡らすことができ、さらに清掃ローラブラシ211が被清掃面を湿潤清掃することができる。汚水タンク25は、回収された汚水を収容するように構成される。清掃ローラブラシ211が湿潤清掃を行う際に、被清掃面上に汚水が発生し、汚水(被清掃面上のごみを含んでもよい)が汚水回収管路を介して汚水タンク25に回収される。
【0034】
排気ファン273は装置本体22に設けられ、回収空気流を装置空気ダクトの中で循環させ、汚水回収に動力を提供するように構成され、いくつかの実施例では、汚水タンク25は装置本体22の一方側に配置され、排気ファン273は装置本体22の他側に配置され、いくつかの実施例では、排気ファン273および汚水タンク25はほぼ第2方向に沿って配置される。排気ファン273と汚水タンク25をほぼ水平方向に沿って対向して設けることにより、ユーザが汚水タンク25を着脱する際に、汚水タンク25の空気出口に接続された排気ファン273の空気入口が直接接続されないため、排気ファン273がユーザの操作に影響を与えることがなく、排気ファン273の外周に、ユーザを保護するが風量を影響する保護ネットを設ける必要がなくなる。
【0035】
いくつかの実施例では、装置空気ダクトは第1空気ダクトおよび第2空気ダクトをさらに含み、ここで、第1空気ダクトは汚水タンクと排気ファンの空気入口を連通し、第2空気ダクトは排気ファンの空気出口と清掃装置の空気出口を連通する。第1空気ダクトおよび第2空気ダクトの長さおよび形状は限定されず、空気ダクト機能を果たすように設計された専用の構造部材または構造アセンブリであってもよいし、清掃装置の構成要素間の空間によって形成された空気ダクトであってもよい。
【0036】
いくつかの実施例では、
図2に示すように、装置空気ダクトは、第1空気ダクト241および第2空気ダクト242をさらに含み、ここで、第1空気ダクト241は汚水タンク25と排気ファン273の空気入口2731を連通し、第2空気ダクト242はほぼ装置本体22の第1方向に沿って延在し、排気ファン273の空気出口2732と清掃装置の空気出口221を連通する。ここで、第1空気ダクト241は湾曲空気ダクトであり、汚水タンク25と排気ファン273の空気入口2731を湾曲可能に連通する。具体的に、第1空気ダクト241の空気入口は汚水タンク25に接続され、第1空気ダクト241はその空気入口においてほぼ第2方向に沿って延在し、第2方向に沿って一定距離だけ延在した後、第1空気ダクト241が下方に湾曲してほぼ第1方向に沿って延在し、第1空気ダクト241が第1方向に沿って延在して排気ファン273の空気入口2731に接続される。いくつかの実施例では、第1空気ダクト241は第1方向から第2方向への湾曲部において湾曲し、すなわち、第1空気ダクト241が湾曲部において滑らかな移行部が存在し、湾曲部に乱流を形成することなく、第1空気ダクト241における回収空気流の抵抗を低減する。第1空気ダクト241は湾曲空気ダクトとして設計され、汚水タンクと排気ファンの配列配置を実現し、清掃装置の構造レイアウトをよりコンパクトにし、空間を節約することができ、同時に清掃装置全体の重心を下げ、握り操作がより容易であり、湾曲空気ダクトは、回収空気流によって発生するノイズをある程度低減でき、使用体験が向上する。
【0037】
いくつかの実施例では、第2空気ダクト242は排気ファン273の空気出口2732と連通し、排気ファン273の空気出口2732からの回収空気流が第2空気ダクト242を介して清掃装置から排出され、選択可能に、第2空気ダクトは清掃装置中の各構成要素間の隙間によって形成されてもよく、排気ファン273の空気出口2732から排出された回収空気流が清掃装置の各構成要素間の隙間によって形成された第2空気ダクトを介して清掃装置の外部に排出される。一例として、第2空気ダクト242は排気ファン273と汚水タンク25との間に設けられ、排気ファン273と汚水タンク25との間に、第1方向に沿って延在する狭い隙間が存在し、第2空気ダクト242は第1方向に沿って上から下へ清掃シート本体21の近くまで延在し、回収空気流が装置本体22の底部または下部の出口222から排出される。
【0038】
別の例として、
図2に示すように、第2空気ダクト242は、排気ファン273の空気出口2732と清掃装置20の空気出口221を連通するための湾曲空気ダクトである。第2空気ダクト242は排気ファン273と汚水タンク25との間に設けられ、排気ファン273と汚水タンク25との間に第1方向に沿って延在する狭い隙間が存在し、第2空気ダクト242は第1方向に沿って清掃シート本体21の近くまで延在した後、予め設定された距離だけ後方に曲がった後、清掃装置の空気出口221と連通する。清掃装置の空気出口221は汚水タンク25と排気ファン273との間に設けられ、いくつかの実施例では、清掃装置の空気出口221に複数の貫通孔が設けられ、ほぼ第1方向に沿って延在して装置本体22の側壁に配列され、例えばネット構造を構成し、回収空気流がこのネット構造の貫通孔を介して清掃装置側壁の外部に排出され、ネット構造の貫通孔は排出された空気流を分散させ、下方に排出された湿度の高い回収空気流が被清掃面を濡らすことを回避し、塵埃が清掃装置本体の内部に侵入することを回避することができる。第2空気ダクト242は、清掃シート本体21の近くに反転して曲がるように設計され、清掃装置の構造レイアウトをよりコンパクトにし、湾曲空気ダクトは、回収空気流によって発生するノイズをある程度低減することもでき、使用体験が向上する。
【0039】
いくつかの実施例では、装置空気ダクト、例えば第1空気ダクトおよび/または第2空気ダクトの少なくとも1つにノイズ低減部材が設けられ、例えば、空気ダクト入口、空気ダクト出口、空気ダクト側壁に設けられる。
【0040】
清掃装置20、特に第1空気ダクト241および第2空気ダクト242における回収空気流の流動経路について、
図7を参照すると、排気ファン273が起動されると、回収空気流が順次清掃シート本体21、汚水タンク25、第1空気ダクト241を通じて排気ファン空気入口2731に入り、排気ファン空気出口2732を介して排出され、排出された回収空気流は、また、第2空気ダクト242、清掃装置20の空気出口221から清掃装置20の外部に排出される。排気ファン273と汚水タンク25のレイアウト構造により、回収空気流が汚水タンク25の空気出口から排出された後、全体の流れ方向が変更され、例えば逆方向に変更され、ここでの全体の流れ方向とは、回収空気流が装置空気ダクトの始端から装置空気ダクトの終端へ排出される方向を指し、例えば、清掃装置20の前半の回収経路において回収空気流が通過した装置チャンネルを前部チャンネルと呼び、後半の回収経路において回収空気流が通過した装置チャンネルを後部チャンネルと呼び、前部チャンネルの始端は清掃シート本体21の汚れ吸引口であり、終端は汚水タンク25の空気出口であり、汚れ吸引口から汚水タンク25の空気出口に向かう方向はほぼ被清掃面から離れた第1方向であり、後部チャンネルの始端は第1空気ダクト241の空気入口であり、終端は清掃装置20の空気出口221であり、第1空気ダクト241の空気入口から空気出口221に向かう方向はほぼ清掃面に向かう第1方向であり、すなわち、前部チャンネルにおける回収空気流の全体流れ方向は、後部チャンネルにおける回収空気流の全体流れ方向とは反対である。
【0041】
いくつかの実施例では、排気ファン273によって発生する吸引力の作用下で、回収空気流が汚水管路2511を介して汚水タンク本体251に入り、その後汚水タンク25の頂端の空気出口(カバーブラケット252上の濾過アセンブリ2551に対応する)から第1空気ダクト241に進入する。いくつかの実施例では、第1支持ブラケット2521に濾過窓2528が設けられ、例えば濾過窓にメッシュスクリーンまたは他の濾過材料が設けられてもよく、回収空気流が汚水タンク本体251に入った後前記濾過窓2528を通過し、さらに汚水タンク頂端の空気出口に到達する。濾過窓2528の濾過により、回収空気流によって運ばれる不純物を低減させ、排気ファン273の損傷を低減させることができる。いくつかの実施例では、カバーブラケット252の汚水タンク本体に近い端部に濾過アセンブリ2551が設けられ、回収空気流が濾過アセンブリ2551を通過した後第1空気ダクト241に進入する。濾過アセンブリ2551の濾過により、回収空気流によって運ばれる不純物を低減させ、排気ファン273の損傷を低減させることができる。
【0042】
本開示の実施例が提供する清掃装置では、第1空気ダクトを湾曲して設計することにより、清掃装置の構造レイアウトをよりコンパクトにし、省スペースし、同時に清掃装置の重心を下げ、ユーザの握り操作がより容易であり、作業空気流を清掃装置の内部で流れ方向を数回変更することにより、空気流の流動時に発生するノイズをある程度低減することができ、使用体験が向上する。
【0043】
図3~
図5を併せて参照すると、
図3に示すように、汚水タンク25は、汚水タンク本体251およびカバーブラケット252を含み、ここで、汚水タンク本体251は、回収された汚水を収容するように構成され、汚水タンク本体251はカバーブラケット252の少なくとも下半部に嵌設されて、カバーブラケット252に着脱可能に接続される。
図4に示すように、汚水タンク本体251は、汚水タンク本体開口2513および汚水タンク本体底面2514を含む。
【0044】
図4に示すように、前記汚水タンク本体251は汚水管路2511を含み、前記汚水タンク本体底面2514に沿って前記汚水タンク本体開口2513の方向に延在し、排気ファン273の作用下で、清掃ローラブラシ211における汚水が前記汚水管路2511を介して前記汚水タンク本体251に進入するように配置される。前記汚水タンク本体251は、汚水タンク25を着脱する際の操作を容易にするために、突出したハンドル2512をさらに含む。
【0045】
いくつかの実施例では、
図5に示すように、カバーブラケット252は、第1支持ブラケット2521、第2支持ブラケット2522および第3支持ブラケット2523を含み、第1支持ブラケット2521は前記汚水タンク本体251の縦方向(第1方向)に沿って延在し、第2支持ブラケット2522は前記第1支持ブラケット2521と予め設定された角度をなして延在し、例えばほぼ垂直な方向(第2方向)に沿って延在し、第3支持ブラケット2523は前記第1支持ブラケット2521と予め設定された角度をなして延在し、例えばほぼ垂直な方向(第2方向)に沿って延在し、第3支持ブラケット2523と前記第2支持ブラケット2522は対称的な構造であってもよく、例えば第1方向において第1支持ブラケット2521の軸線上で対称であってもよい。いくつかの実施例では、第1支持ブラケット2521、第2支持ブラケット2522および第3支持ブラケット2523は一体成形構造であり、第1支持ブラケット2521と第2支持ブラケット2522との間、および第1支持ブラケット2521と第3支持ブラケット2523との間の移行は、滑らかな曲面またはコーナーによって行われてもよい。第1支持ブラケット2521、第2支持ブラケット2522および第3支持ブラケット2523は、カバーブラケット252の安定性および強度を向上させるために、ほぼU字形構造を形成する。
【0046】
カバーブラケット252は、第1フロートおよび第2フロートをさらに含み、ここで、第1フロートはカバーブラケット252の一側に設けられ、第2フロートと第1フロートはカバーブラケット252の他側に対称に設けられ、具体的には、第1フロートは前記第2支持ブラケット2522に設けられ、第2フロートは前記第3支持ブラケット2523に設けられ、かつ第1フロートおよび第2フロートは両方とも第1位置と第2位置との間で回転することができる。
【0047】
図6は主に第2フロート2541およびその関連アセンブリの間の関係を示し、理解できるように、第1フロートおよびの関連アセンブリの間の関係と同様であるため、説明は省略される。具体的に、第1フロートおよび第2フロート2541は両方とも水位の変化に応答して移動することができ、第2フロート2541を例にして説明すると、水位が第2フロート2541よりも低いとき、第2フロート2541は浮力がないため最も低い位置、すなわち
図5中の第1位置にあり、水位が第2フロート2541と接触するように上昇するとき、第2フロート2541が浮力を受けて水位の変化に応答して移動し、水位の上昇に伴い、構造制限により、最も高い位置、すなわち
図5中の第2位置に移動することができる。第1フロートと第2フロート2541の以上の作業原理は同じであり、具体的に、2つのフロートは枢軸移動する。いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロート2541は小型フロートを使用し、小型フロートの占有空間が小さくコストが低く、汚水タンク内に収容可能な汚水の量を増加させ、小型フロートの体積が小さいため、汚水への浸漬量が非常に小さく、汚水タンク25内に収容可能な汚水の容積に与える影響が小さく、左右対称構造であるため、前後および左右のトリガー時の水量の差が小さく、また、小型フロートはフロートの回転感度を高め、検出感度を高めることができる。
【0048】
いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロート2541は、装置本体22に固定された第1感知アセンブリと協働して動作し、汚水タンク25が所定の位置に組み立てられているかどうかを監視するように構成される。具体的に、第1フロートは第2感知アセンブリを含み、第2フロートは第3感知アセンブリを含み、一実施形態として、第1感知アセンブリは、1つ、2つまたはそれ以上の構成要素から構成されてもよく、2つまたはそれ以上の構成要素から構成される場合、装置本体の異なる位置に設けられて、第2感知アセンブリおよび第3感知アセンブリとそれぞれ協働して感知信号を生成することができる。汚水タンク25が装置本体22に組み立てられる場合、第1フロートおよび第2フロート2541が第1位置に位置すると、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリはそれぞれ第1感知アセンブリと協働して感知信号を生成し、感知信号により汚水タンク25が所定位置に組み立てられたという情報が得られる。逆に、汚水タンク25が組み立てられていないか、または装置本体22に不一致に組み立てられた場合、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリは第1感知アセンブリと協働して感知信号を生成することがなく、ユーザに汚水タンク25を再度組み立てるように提示するための警告情報を発する。
【0049】
いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロートが第1位置にあるときに、第1感知アセンブリは対応して装置本体に設けられ、第1フロートおよび第2フロートは、装置本体22に設けられた第1感知アセンブリと協働して動作し、汚水タンク本体251中の水位を監視するように構成される。一実施形態として、第1感知アセンブリと、第1フロートおよび/または第2フロートとは一定距離範囲内の異なる距離に対応する異なる強度の感知信号を生成することが可能であり、例えば感知信号の強度は距離の増加に伴って減少し、例えば、第1感知アセンブリは1cm~3cmの距離範囲内で強から弱まで感知信号を生成し、1cm未満の場合、感知信号の強度が維持され、3cmよりも大きい場合、感知信号が0に減衰するため、異なる距離範囲を閾値範囲として区切ることができ、上記距離範囲は具体的な距離値、例えば1cmと3cmであってもよく、異なる距離範囲は連続または非連続とすることができ、連続する距離範囲について具体例を以下に示し、例えば1cm~3cm範囲内で、2cmの境界で1cm~2cmと2cm~3cmの2つの距離範囲に分けられ、それぞれ汚水タンクが所定位置に組み立てられたか、および満水の2つの状態にあるかを監視するための検知閾値範囲として使用され、汚水タンク25が装置本体22に組み立てられた場合、第1フロートおよび第2フロート2541が第1位置にあり、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリと第1感知アセンブリの距離は第1距離、例えば2.5cmであり、2cm~3cmの検知閾値範囲を満たし、第1感知アセンブリによって生成された感知信号の強度に基づいて、汚水タンク25が所定位置に組み立てられた情報を生成し、汚水タンク25が満水である場合、第1フロートおよび第2フロート2541が第2位置にあり、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリと第1感知アセンブリの距離は第2距離、例えば1.5cmであり、1cm~2cmの検知閾値範囲を満たし、第1感知アセンブリによって生成された感知信号の強度に基づいて、汚水タンク25が満水である情報を生成し、非連続の距離範囲については同様である。
【0050】
いくつかの実施例では、第1感知アセンブリは、2組の感知素子を含み、第1フロートおよび第2フロートが第1位置にあるとき、第1組の感知素子は対応して装置本体に設けられ、第1フロートおよび第2フロートが第2位置にあるとき、第2組の感知素子は、対応して装置本体に設けられ、2組の感知素子はそれぞれ第1フロートおよび/または第2フロートと協働して動作し、満水監視タスクを完了する。具体的に、第1フロートは第2感知アセンブリを含み、第2フロートは第3感知アセンブリを含み、汚水タンク25が装置本体22に組み立てられた場合、第1フロートおよび第2フロート2541が第1位置にあり、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリはそれぞれ第1組の感知素子と協働して第1感知信号を生成し、第1感知信号により汚水タンク25が所定位置に組み立てられた情報が得られ、汚水タンク25中の汚水が予め設定された位置に到達したとき、例えば、第1フロートおよび/または第2フロートが第2位置に到達した満水位置という予め設定された位置の場合、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリはそれぞれ第2組の感知素子と協働して第2感知信号を生成し、第2感知信号により、汚水タンク25が満水である情報が得られ、ユーザに処理を続行するように促す。
【0051】
いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロートの内の一方のフロートが第2感知信号を提供すれば、汚水タンク25が満水であると判定することができる。例えば、一方のフロートが閉塞し詰りや、その他の故障により浮上しない場合、他方のフロートが正常に浮上し、満水信号の警報タスクが可能となり、汚水オーバーフローのリスクを回避することができる。
【0052】
いくつかの実施例では、前記第1フロートは第2感知アセンブリを含み、前記第2フロートは第3感知アセンブリを含み、汚水タンク内の汚水が予め設定された位置に到達していない場合、前記第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリが第1位置にあり、前記汚水タンクが前記装置本体に組み立てられたことに応答して、前記第2感知アセンブリおよび第3感知アセンブリの少なくとも一方が前記第1感知アセンブリと協働して感知信号を生成し、第1感知信号に基づいて前記汚水タンクが所定位置に組み立てられた情報を生成し、前記汚水タンク中の汚水が予め設定された位置に到達すると、前記第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリの少なくとも一方が汚水の浮力により第2位置に到達し、第2感知アセンブリおよび/または第3感知アセンブリと前記第1感知アセンブリの距離が増加し、前記感知信号が消失し、感知信号の消失により、汚水タンクが満水である情報が得られる。このような設定方法は、1つの検出位置だけで(第1位置に対応)、満水と所定位置に組み立てられた検出機能が実現され、ホール検出アセンブリの判定回路を追加改良する必要がないため、検出論理が簡素化され、検出効率が向上し、検出回路のコストを削減することができる。
【0053】
いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロートの2つの対称フロートの比較によって、汚水タンクの組立異常を検出することができる。具体的に、1つのフロートのみで感知信号が発生した場合、または第1フロートおよび第2フロートの2箇所で発生した感知信号の差が予め設定された閾値を超えた場合、汚水タンク組立異常があると判定でき、所定位置に組み立てられなく、ユーザに処理を続行するように促す。
【0054】
いくつかの実施例では、第1フロートおよび第2フロートの2つの対称フロートの比較により、片側フロートの閉塞検出が実現され得る。具体的に、第1フロートおよび第2フロートの2箇所で発生した感知信号の差が予め設定された閾値を超えた場合、ある側のフロートが閉塞したことを判定することができ、ユーザに処理を続行するように促す。
【0055】
いくつかの実施例では、一例として、第1感知アセンブリは、ホール板やホール感知アセンブリなどのホール素子を含むが、これらに限定されなく、第2感知アセンブリおよび第3感知アセンブリは磁石を含むが、これに限定されない。
【0056】
いくつかの実施例では、前記カバーブラケット252は、第1フロートカバー体2533および第2フロートカバー体2543をさらに含む。ここで、第1フロートカバー体2533は前記カバーブラケット252の一方側に回動可能に設けられ、第2フロートカバー体2543は前記カバーブラケット252の他側に回動可能に設けられる。前記第1フロートカバー体2533および前記第2フロートカバー体2543が前記カバーブラケット252に係合されると、前記第1フロートカバー体2533は前記第1フロートを覆い、前記第2フロートカバー体2543は前記第2フロート2541を覆う。フロートの外部にフロートカバー体を設けることにより、フロートを保護し、汚水中の固形物がフロートを閉塞するか、または水位変化に対するフロートの応答に影響を与えることを回避することができる。いくつかの実施例では、
図6に示すように、第1フロートカバー体2533と前記第2フロートカバー体2543の縁に少なくとも1つのロック部材2534、例えばスナップがそれぞれ設けられ、カバーブラケット252に対応する位置に少なくとも1つのロック部材2524、例えば係合溝が設けられる。ロック部材2534とロック部材2524の協働により、第1フロートカバー体2533および第2フロートカバー体2543と、カバーブラケット252の係合が達成され、第1フロートおよび第2フロートの保護を強化することができる。
【0057】
いくつかの実施例では、第1フロートカバー体2533および第2フロートカバー体2543の表面に、それぞれ複数の第1貫通孔2544が設けられる。汚水タンク25内の汚水が第1貫通孔2544を通って流入または流出することで、第1フロートおよび第2フロートが汚水の水位に迅速に対応することができる。
【0058】
いくつかの実施例では、第2フロート2541は第2回転軸2542を含み、第2フロート2541は第2回転軸2542の周りに第1位置と第2位置との間で回転することができる。同様に、第1フロートは第1回転軸を含み、第1フロートは第1回転軸の周りに第1位置と第2位置との間で自由に回転することができる。
【0059】
いくつかの実施例では、カバーブラケット252は濾過網袋2525をさらに含み、濾過網袋2525はほぼ前記第1支持ブラケット2521と同様の延在方向に沿って延在する。いくつかの実施例では、濾過網袋2525と前記第1支持ブラケット2521は一体成形構造である。一体成形により、カバーブラケット252構造全体の強度および耐久性を高め、濾過網袋2525と前記第1支持ブラケット2521は着脱可能に接続されてもよく、ユーザが洗浄しやすくなる同時に、消耗品として交換することができる。濾過網袋2525は、前記第1支持ブラケット2521、第2支持ブラケット2522および第3支持ブラケット2523と一体成形することもでき、カバーブラケット252の強度および耐久性をさらに向上させることができる。
【0060】
濾過網袋2525は、前記カバーブラケット252の汚水タンク本体251の底面に向かう第1端に設けられ、前記濾過網袋2525はほぼカバーブラケット252の底面から汚水タンク本体251の底面に向かって延在し、前記汚水タンク25が組立位置にあるとき、前記濾過網袋2525はほぼ第1方向に沿って延在するように配置され、汚水が汚水タンク本体251に入ったとき、汚水の流れ方向とほぼ同じであり、汚水が汚水タンク本体251に入るときの抵抗を低減することができる同時に、汚水中の不純物が濾過網袋2525に引っ掛かられることを低減することができ、前記汚水タンク25を取り出して汚水を投棄するとき、ユーザは具体的な使用環境に応じて濾過網袋2525を使用して汚水を濾過するかどうかを選択することができる。具体的に、ユーザが濾過網袋2525を使用して汚水を濾過するとき、濾過網袋2525の受け面を汚水の投棄方向に向くように、カバーブラケット252の第2端255を握ることができる。例えば、前記濾過網袋2525は、水平方向から予め設定された角度範囲内、例えば濾過網袋2525の延在面が水平方向から0~90度の予め設定された角度範囲で汚水を濾過することができ、汚水を濾過する必要があるときに、ユーザが濾過操作を行うことが容易にする。
【0061】
いくつかの実施例では、
図5に示すように、濾過網袋2525は凹部2526をさらに含み、凹部2526の開口方向は第2支持ブラケット2522の延在方向とは反対である。組立位置では、濾過網袋2525の凹部2526は、使いやすいように装置本体22の外側に面する。選択可能に、濾過網袋は、濾過網袋2525の濾過時の剛性を高めるために、硬質材料、例えば硬質プラスチック、硬質有機材料、金属などで形成される。
【0062】
いくつかの実施例では、濾過網袋2525は複数の第2貫通孔2527をさらに含む。いくつかの実施例では、第2貫通孔2527の開口サイズが第1貫通孔2544の開口サイズよりも大きく、異なる開口サイズを選択することにより汚水中の異なるサイズの固形物を濾過することができ、第2貫通孔2527は、汚水を迅速に通過させるために大きい開口サイズを有し、第1貫通孔2544は、水がフロートカバー体にのみ進入するために小さい開口サイズを有する。
【0063】
汚水タンク25が満水になると、ユーザがそれを清掃装置本体22から取り外し、カバーブラケット252を汚水タンク本体251から取り出し、ユーザが投棄する時に汚水を濾過する必要があると考える場合、濾過網袋2525が汚水タンク本体251の汚水出口の下方に位置するようにカバーブラケット252を水平に配置し、汚水が汚水タンク本体251から流出した後濾過網袋2525の凹部2526を通過し、第2貫通孔2527を介して液体を排出させ、汚水中のほとんどの固形物の濾過が実現され、大きな固形物が排水場所(例えば下水道、トイレ)に直接投棄され、排水場所の閉塞の原因となることを回避することができる。
【0064】
濾過網袋2525はカバーブラケット252全体の延在方向と同じであり、凹部2526は浅く、その窪み形状がより滑らかであるため、把持部分と濾過部の間に一定角度がある構造に比べて、ユーザが濾過された固形物ごみを投棄するときに便利であり、使用体験がさらに向上し、同様に、その後の洗浄工程においても洗浄しやすくなる。
【0065】
汚水タンク本体に縦方向に延在する濾過網袋は、組立時に汚水タンク本体に占める空間を減少させ、不純物を垂れ流しにくく、汚水を投棄するとき、濾過機能を選択的に使用することができ、操作が簡単で柔軟であり、濾過ブラケットの実用性を向上させる。
【0066】
いくつかの実施例では、カバーブラケット252は、濾過窓2528をさらに含んでもよく、例えば濾過窓に、メッシュスクリーンまたは他の濾過材料を設けられてもよい。濾過窓2528は第1支持ブラケット2521に設けられ、気体を濾過するように構成される。気体が濾過窓2528を介して第1支持ブラケット2521を通過し、気体が流れる際に、気体によって運ばれる粒子状物質が濾過窓2528によって遮断され、気体の粗い濾過が達成される。濾過窓2528が第1支持ブラケット2521に設けられ、汚水を投棄する際に、第1支持ブラケット2521を汚水タンク本体から取り出す必要があり、この時、ユーザが第1支持ブラケット2521に設けられた濾過窓2528の位置を視認しやすく、すなわちユーザに認識されやすく、ユーザに濾過窓2528に付着した汚れを適時に清掃することを促す効果を奏することができ、濾過窓2528の位置が濾過網袋2525に近いので、ユーザが洗浄時に濾過窓2528と濾過網袋2525を一緒にすすぐことができ、選択可能に、濾過窓2528は、単一構造、または2弁構造または他の多弁構造であってもよく、ここで特に限定されない。いくつかの実施例では、清掃装置20は動力源をさらに含み、動力源は、清掃装置において同じ方向に沿って移動する空気流を発生するように配置され、この空気流により、被清掃面の汚水(固形ごみを含む)を清掃装置20に運んで回収し、したがって、この空気流は回収空気流として定義される。回収空気流が清掃装置20において流れる空気流経路は装置空気ダクトによって形成され、空気流経路全体は、少なくとも順次清掃装置20の汚れ吸引口、汚れ収集部(すなわち汚水ドラム)および動力源を通過し、すなわち装置空気ダクトは少なくとも汚れ吸引口、汚れ収集部(すなわち汚水ドラム)および動力源を含み、汚れ収集部から流出した回収空気流は汚水を運ばないため、汚れ吸引口と汚れ収集部によって規定された空気流経路は回収経路として定義される。
【0067】
動力源は具体的に吸引源、例えば排気ファンであり得、排気ファンは装置本体22に設けられ、気体が装置空気ダクトにおいて流れて回収空気流を形成し、汚水回収に吸引動力を提供するように構成され、汚水回収管路は汚れ吸引口と汚水タンク25を連通して、装置空気ダクトの一部を形成し、排気ファンによって発生する吸引力の作用下で、汚水が汚水回収管路を通じて汚水タンク25に吸引される。
【0068】
いくつかの実施例では、
図5に示すように、前記カバーブラケット252は、第1端に対向する第2端255をさらに含み、第2端255は前記汚水タンク本体251の開口側に隣接し、カバーブラケット252は、前記第2端255に設けられた濾過アセンブリ2551をさらに含み、濾過アセンブリ2551は、回収空気流が前記汚水管路2511、前記濾過窓2528および前記濾過アセンブリ2551を通過して流れるように構成される。回収空気流は、まず濾過窓2528によって第1回濾過され、次に濾過アセンブリ2551によって第2回濾過された後排気ファンに入るため、排気ファンに入った気体に不純物が含まないことを確保し、排気ファンの損傷を低減することができる。選択可能に、濾過アセンブリ2551は多層濾過綿、多層ガーゼから構成され、濾過窓2528と濾過アセンブリ2551のいずれか1つにメッシュスクリーンを設けてもよく、もちろん、濾過性能を高める、濾過窓2528と濾過アセンブリ2551の両方にメッシュスクリーンを設けてもよい。いくつかの実施例では、前記カバーブラケットは、周方向に沿って延在して前記第2端255に設けられた汚水タンク本体組立部2552をさらに含み、前記汚水タンク本体251の開口に係合されて組み立てられるように構成される。
【0069】
関連技術において、清掃装置の清浄水タンクおよび/または汚水タンクは、しばしば適切に設置されず、水位が高すぎるため、清浄水タンクおよび/または汚水タンク中の液体が漏れ出し、その結果、清掃される床面の二次汚染をもたらすだけではなく、安全上の危険も引き起こす可能性がある。
【0070】
この点、本実施例は清掃装置を提供し、集水構造が設けられ、第1シャーシおよびその第1漏水口を介して、第1シャーシに載置された清浄水タンクの液体が漏れ出したとき、液体を汚れ吸引チャンネルに導くことが可能であり、または、第2シャーシおよびその第2漏水口を介して、汚水タンク内の漏れ出した液体を汚れ吸引チャンネルに導くこともでき、漏れ液体が清掃装置外部に流出する危険性が低減され、同時に安全上の危険も低減される。
【0071】
具体的に、
図8に示すように、本実施例は清掃装置を提供し、同様の構造は上記実施形態を参照すればよく、ここで説明を省略する。清掃装置は装置本体22を含み、装置本体22は第1方向に縦方向に延在し、装置本体22は清浄水タンク収容部224および汚水タンク収容部225を含み、清浄水タンク収容部224は、清浄水タンク26を収容するように配置され、汚水タンク収容部225は、汚水タンク25を収容するように配置され、清浄水タンク収容部224は、前記清浄水タンク26を載置するように構成された第1シャーシ2211を含み、ここで、前記第1シャーシ2211は、少なくとも1つの第1漏水口22111および第1突出縁22112を含み、
図9に示すように、第1突出縁22112は前記第1シャーシ2211の周囲に設けられ、第1突出縁22112は、清浄水タンク26を受け止めて固定するために使用され、清浄水タンク26が揺れたりずれたりすることを回避すると同時に、清浄水タンク26から漏れ出した液体が第1シャーシ2211から流出することを防止することができ、第1漏水口22111は、少なくとも1つ、例えば2つ、3つ、4つまたはそれ以上であってもよく、偶数の場合、第1シャーシ2211の両側に対称に設けられてもよく、第1漏水口の形状は限定されなく、例えば丸穴や角穴や棒状であってもよく、汚水タンク収容部225は汚水タンク収容部の側壁2221を含み、汚水タンク収容部の側壁2221は前記第1方向に沿って汚水タンク収容部の頂端から底端まで延在し、汚水タンク収容部の側壁2221の頂端は第1漏水口22111と流体的に連通し、前記清浄水タンク26から漏れ出した液体が前記第1漏水口22111から流出した後汚水タンク収容部の側壁2221に沿って下方に流れるように構成され、
図11に示すように、前記汚水タンク収容部の側壁2221の汚水タンク25の内側面に向かう第1方向の2つの側縁に折り返し縁22212が設けられ、前記折り返し縁22212と前記内側面とは直角または鈍角をなし、液体が汚水タンク収容部の外部に流れることを防止することができる。
【0072】
いくつかの別の実施例では、前記汚水タンク収容部の側壁2221の縁に液体導通溝22211が設けられ、液体導通溝22211は、汚水タンク収容部の側壁2221の汚水タンク25に向かう外側または汚水タンク25から離れた内側に第1方向に沿って延在し、汚水タンク収容部の側壁2221の縁または中部に設けられてもよく、汚水タンク収容部の側壁2221に一体成形された構造であってもよく、単独に設けられた装置であってもよい。例示的に、
図10に示すように、液体導通溝22211は、汚水タンク収容部の側壁2221の縁の片側または両側に設けられてもよく、液体導通溝22211は汚水タンク収容部の側壁2221に設けられた内側に窪んで形成された上下貫通溝であってもよく、または汚水タンク収容部の側壁2221に設けられた上下貫通の管状液体導通溝22211であってもよく、ここで、前記第1漏水口22111は前記液体導通溝22211と連通し、前記清浄水タンク26から漏れ出した液体が前記第1漏水口22111と前記液体導通溝22211を介して導出されるように構成される。
【0073】
いくつかの実施例では、
図11および
図10を参照して理解できるように、前記装置本体22は集水構造223をさらに含んでもよく、集水構造223は前記第1シャーシ2211と前記汚水タンク収容部の側壁2221を連結しており、前記清浄水タンク26から漏れ出した液体が前記第1漏水口22111、集水構造223および汚水タンク収容部の側壁2221を介して導出され、集水構造223と、前記第1シャーシ2211および前記汚水タンク収容部の側壁2221とは、一体構造であってもよいし、または着脱可能に接続されてもよい。
【0074】
いくつかの実施例では、前記集水構造223は集水構造本体2231、集水槽2232および空気ダクト口2234を含み、集水構造本体2231は、組立状態において、傾斜した構造であり、汚水タンクの濾過アセンブリ2551と接続するために組立状態では斜めに設けられ、空気ダクト口2234は、汚水タンク25の空気出口と係合するために排気ファン273と連通し、回収空気流を通過させる。一対の集水槽2232は前記集水構造本体2231の両側に対称に設けられ、前記清浄水タンクから漏れ出した液体が前記第1漏水口22111を介して前記集水槽2232に流入する。
【0075】
いくつかの実施例では、前記集水槽2232は、集水構造本体2231の斜面構造に合わせるために第1方向における断面がほぼ三角形の構造を有し、集水槽2232の頂端がほぼ水平状態であり、清浄水タンクを円滑に受け入れる。集水槽2232は側壁、傾斜底面2233および集水槽孔22321を有し、前記集水槽孔22321は前記傾斜底面2233に設けられ、選択可能に、前記集水槽孔22321は前記傾斜底面2233の最も低い位置に設けられて液体導出を容易にし、集水槽孔22321は前記汚水タンク収容部の側壁2221の液体導通溝22211と連通し、前記集水槽2232に流入した液体が前記傾斜底面2233、集水槽孔22321を通って前記液体導通溝22211に流入する。
【0076】
いくつかの実施例では、
図12に示すように、前記汚水タンク収容部225は第2シャーシ2222をさらに含み、第2シャーシ2222と前記汚水タンク収容部の側壁2221とは、一体的に接続されてもよく、または着脱可能に接続されてもよく、第2シャーシ2222は、前記汚水タンク25を受けるように配置され、ここで、前記第2シャーシ2222は、少なくとも1つの第2漏水口22221および第2突出縁2225を有し、第2突出縁2225は汚水タンク25を受け止めて固定するために使用され、汚水タンク25が揺れたりずれたりすることを防止する同時に、汚水タンク25から漏れ出した液体が第2シャーシ2222から流出すること回避し、第2漏水口22221の形状および数が特に限定されず、形状は例えば丸穴や角穴や棒状穴であってもよい。
【0077】
いくつかの実施例では、
図13に示すように、前記清掃装置20は汚れ吸引チャンネル2223をさらに含み、汚れ吸引チャンネル2223は前記第2シャーシ2222を貫通して前記汚水タンク25と連通し、汚れ吸引チャンネル2223は、汚れ吸引口と前記汚水タンク25を流体的に連通するように構成され、汚水が汚れ吸引口に入った後汚れ吸引チャンネル2223を介して汚水タンク25に進入し、前記清掃装置20は導流チャンネル2224をさらに含み、前記導流チャンネル2224は前記液体導通溝22211、前記第2漏水口22221および前記汚れ吸引チャンネル2223を連通し、導流チャンネル2224は、前記液体導通溝22211から流出した液体、前記第2漏水口22221から流出した液体を、前記導流チャンネル2224を介して前記汚れ吸引チャンネル2223に流入させ、清浄水タンクから漏れ出した液体、汚水タンクから漏れ出した液体を汚れ吸引チャンネル2223に導き、その後汚れ吸引チャンネル2223を介して汚水タンク25に吸引させることができる。
【0078】
いくつかの実施例では、液体導通溝22211は、第1シャーシ2211から流れた液体を第2シャーシ2222に導くか、または導流チャンネル2224に直接導くことができ、前記第2シャーシ2222における液体が第2漏水口22221を介して導流チャンネル2224に流出する。
【0079】
いくつかの実施例では、導流チャンネル2224とは、汚れ吸引チャンネル2223と流体的に連通する可能なすべてのチャンネル構造を指し、独立した構造要素またはアセンブリであってもよいし、各構成要素間の空間によって形成されてもよい。例えば、導流チャンネル2224は、一端が汚れ吸引チャンネル2223に直接接続され、他端が第2漏水口22221および/または液体導通溝22211に直接接続された管路であってもよく、導流チャンネル2224は以下のように実現されてもよい(図示せず)。すなわち、第2漏水口22221および/または液体導通溝22211から流出した液体が集液装置に収集され、前記集液装置と汚れ吸引チャンネル2223との間に、両者を流体的に連通する管路を設け、汚れ吸引チャンネル2223中の負圧により集液装置中の液体が汚れ吸引チャンネル2223に回収される。
【0080】
いくつかの実施例では、
図14に示すように、前記清浄水タンク収容部221にハンドル取り外し構造が設けられ、前記清浄水タンク収容部221の内側壁に位置し、押されると清掃装置ハンドル23を取り出すことができ、清浄水タンク26が清浄水タンク収容部221に組み立てられたとき、ハンドル取り外し構造は遮断されて覆われ、誤操作によるハンドル脱落を回避する。具体的に、前記ハンドル取り外し構造は、前記清浄水タンク収容部221の内側壁に一体成形された押圧チャンバ2213を含み、例えば、清浄水タンク収容部221の内側壁が内側に窪んで溝を形成して前記押圧チャンバ2213を構成し、前記ハンドル取り外し構造は、前記清浄水タンク収容部221の内側壁に密着して設けられ、前記押圧チャンバ2213をほぼ覆う押圧部2212をさらに含み、前記押圧部2212は、押圧弾性を有する材料によって形成され、前記ハンドル取り外し構造は、前記押圧部2212に接続された押上部2214をさらに含み、前記押圧部2212と前記押上部2214とは一体成形されるか、または別々に成形されてもよく、前記押圧部2212の押圧下で、前記押上部2214の一端が清掃装置ハンドルの係止突起2215に押し上げられた後、清掃装置ハンドル23を装置本体22からロック解除し、ユーザがそれを取り外すことが可能である。本体に挿入孔を設け、特定形状の工具(例えばピン)を用いて取り外しをトリガーする一般的な方法と比較すると、この取り外し方法では、直接押圧すれば取り外しが可能となり、操作が容易であり、押圧部2212が清浄水タンクの後側に配置され、使用時の誤トリガーを防止することができる。選択可能に、押上部2214と押圧チャンバ2213の底部との間に、弾性的なリセットのために、リセットバネ2216が設けられてもよい。
【0081】
関連技術では、清掃装置の作業とき、清浄水タンクの水が送水ポンプによって吸い上げられた後ブラシヘッドまたは被清掃表面に分配され、理想的に、水をブラシヘッドまたは被清掃表面に均一に分布する必要があるが、水圧の差により、現在の水回路構造では、水をブラシヘッドまたは被清掃表面に均一に分布することができず、その結果、一部のブラシヘッドまたは被清掃表面に水量が多すぎ、水資源の無駄が生じ、一部のブラシヘッドまたは被清掃表面に水量が少すぎ、床面の清掃を確実に実施することができない。
【0082】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃シート本体の液体供給管路構造に液体分配コネクタを配置することにより、液体分配コネクタは複数の液体出口を有し、液体出口は液体入口に近いほど口径が大きくなるため、複数の液体出口から流出した水をできるだけ均一にし、ブラシヘッドまたは被清掃表面に分配された液体を均一にすることができる。
【0083】
具体的に、
図15に示すように、清掃装置は装置ハウジングを含み、装置ハウジングは清掃シート本体21および装置本体22を含み、清掃シート本体21は装置本体22に枢軸接続され、清掃シート本体21に清掃ローラブラシ211が設けられ、前記清掃ローラブラシ211の回転により床面を清掃する。清掃ローラブラシは、回転係合によって取り付けられ、具体的に、清掃ローラブラシの端部に端部キャップが設けられ、清掃ローラブラシが駆動端に完全に挿入されると、係合方向に端部キャップを回転させると清掃ローラブラシと清掃シート本体21の係合接続が実現され、係合方向の反対方向に端部キャップを回転させると清掃ローラブラシと清掃シート本体21の係合接続の解除が実現され得る。清掃装置の洗浄動作とき、清掃ローラブラシの回転方向はその端部キャップの係合方向と反対であると、洗浄作業中清掃ローラブラシが解除され、清掃ローラブラシの脱落リスクをもたらす可能性があるため、清掃ローラブラシの係合方向をその洗浄作業時の回転方向に設定して、通常作業中清掃ローラブラシが解除されて脱落することを防止することができる。
【0084】
清掃装置は、液体供給システムをさらに含み、液体供給システムは液体貯蔵装置、液体供給管路、液体供給動力源および液体分配器を含む。ここで、液体貯蔵装置は、洗浄液を貯蔵するために使用され、1つまたは2つ以上の容器、内部に2つ以上のチャンバを有する容器、または前述容器の組み合わせであってもよく、液体供給動力源は、洗浄液の流動に動力を提供するための装置、例えば送水ポンプであり、液体分配器は清掃ローラブラシおよび/または被清掃面に洗浄液を分配する装置であり、液体供給管路は、液体供給動力源が提供する動力の作用下で、洗浄液を液体貯蔵装置から液体分配器に流出させる管路である。
【0085】
いくつかの実施例では、液体貯蔵装置は2つ以上の容器またはチャンバを含み、少なくとも1つの容器またはチャンバは清浄水を収容するために使用され、他の容器またはチャンバは洗浄剤などの清掃強化ための溶剤を収容するために使用される。具体的に、
図1に示すように、清浄水タンク26は装置本体22に配置されて、清浄水を収容するように構成され、
図16に示すように、清掃シート本体21内に洗浄剤盒214が設けられ、洗浄剤を収容するように構成され、前記清浄水と洗浄剤が液体供給管路で混合されて液体分配器を介して清掃ローラブラシ211および/または被清掃面に分配される。均一な水分配を保証するために、液体分配器の構造は清掃ローラブラシ211に対応するする必要があるため、液体分配器は4つの液体入口を有し、液体分配器の入口構造に対応して、清掃シート本体21内の液体供給管路に、清浄水と洗浄剤の混合後の洗浄液を分配するように構成された液体分配コネクタ215が設けられ、液体分配コネクタ215は、混合後の洗浄液が流入するための液体入口21511、および少なくとも2つの液体出口を有し、前記少なくとも2つの液体出口が前記液体入口に近いほど口径が大きくなる。
【0086】
いくつかの実施例では、
図17に示すように、前記液体分配コネクタ215は、第1端が混合後の洗浄液が流入する液体入口21511であり、第2端が密閉構造21512である主流体管2151を含む。液体分配管2152は前記主流体管2151に対してほぼ垂直で連通し、各前記液体分配管2152は前記液体出口を有する。いくつかの実施例では、前記液体分配管2152はほぼ同じな外径を有し、異なる内径を有する。ほぼ同じであるとは、例えば2つの値の差が15%以下であることを意味し(例えば2つの値のうちの大きい値が基準値とし)、例えば5%である。いくつかの実施例では、液体分配管2152は前記主流体管2151の第1端から第2端への方向に沿って順次設けられた第1液体分配管21521、第2液体分配管21522、第3液体分配管21523および第4液体分配管21524を含む。第1液体分配管21521は第2液管2142を介して第1ローラブラシに送出され、第2液体分配管21522は第3液管2143を介して第2ローラブラシに送出され、第3液体分配管21523は第4液管2144を介して第3ローラブラシに送出され、第4液体分配管21524は第5液管2145を介して第1ローラブラシに送出される。第1液体分配管21521、第2液体分配管21522、第3液体分配管21523および第4液体分配管21524の内径は粗いものから細いものへと配列され、いくつかの実施例では、前記第1液体分配管21521の内径は1.35~1.45mmであり、前記第2液体分配管21522の内径は1.25~1.35mmであり、前記第3液体分配管21523の内径は1.15~1.25mmであり、前記第4液体分配管21524の内径は1.05~1.15mmである。主流体管2151の第2端が密閉構造であるため、主流体管2151の油圧が第1端から第2端への方向に小から大に変化し、第1液体分配管21521、第2液体分配管21522、第3液体分配管21523および第4液体分配管21524の内径を粗いものから細いものへと配列されるように設定される場合、第1液体分配管21521、第2液体分配管21522、第3液体分配管21523および第4液体分配管21524の流出液の量が均一となり、第1ローラブラシ、第2ローラブラシ、第3ローラブラシが取得した液の量が基本的に同じにすることができ、ローラブラシによる床洗浄工程をより均一にすることができ、液体の量が多すぎることによる汚れ残留を防止することができる。
【0087】
いくつかの実施例では、
図18に示すように、前記清掃シート本体21は、前記第1ローラブラシを組み立てるように構成された第1ローラブラシ収容部216と、前記第2ローラブラシを組み立てるように構成された第2ローラブラシ収容部217と、前記第3ローラブラシを組み立てるように構成された第3ローラブラシ収容部218とを含み、ここで、前記液体分配コネクタ215の液体出口から液管を介して前記洗浄液を前記第1ローラブラシ、第2ローラブラシおよび第3ローラブラシに分配する。例えば、第1液体分配管21521は第2液管2142を介して第1ローラブラシに送出され、第2液体分配管21522は第3液管2143を介して第2ローラブラシに送出され、第3液体分配管21523は第4液管2144を介して第3ローラブラシに送出され、第4液体分配管21524は第5液管2145を介して第1ローラブラシに送出される。一例として、第1ローラブラシは清掃シート本体21の幅方向に沿って独立して設けられ、第2ローラブラシおよび第3ローラブラシは清掃シート本体21の幅方向に沿って隣接して設けられ、すなわち、第2ローラブラシと第3ローラブラシの長さの和はほぼ第1ローラブラシの長さと同等である。第1ローラブラシ、第2ローラブラシおよび第3ローラブラシはモータの駆動下で回転して床面を清掃する。
【0088】
いくつかの実施例では、
図18および
図19に示すように、前記第1ローラブラシ収容部216は、前記第1ローラブラシの縦方向に沿って延在する第1スクレーパ2161を含み、前記第1ローラブラシの長さとほぼ一致であり、すなわち、第1スクレーパ2161は、第1ローラブラシの一端から他端まで第1ローラブラシと平行な方向に延在し、第1スクレーパ2161は第1ローラブラシ上の汚れ物を掻き落とすために使用され、同様に、第2ローラブラシおよび第3ローラブラシは、汚れ吸引チャンネル入口に近い対応の位置に同様作用のスクレーパを含み、また、前記第1ローラブラシの縦方向に沿って延在する第2スクレーパ2162を含み、前記第1ローラブラシと局所的に一致し、選択可能に、第2スクレーパ2162は第1ローラブラシの縦方向のほぼ中央位置に配置され、第2ローラブラシ、第3ローラブラシの駆動装置が中央位置に配置され、その結果、清掃装置20が後方(すなわちX方向の逆方向)に引っ張った際に、清掃面を覆うローラブラシの中央位置に残る水跡が多くなり、第2スクレーパ2162を設けることで、清掃面を覆うローラブラシの弱い位置(中央位置)に残った水跡を減少することができる。前記第2ローラブラシ収容部217は、前記第2ローラブラシの縦方向に沿って延在する第3スクレーパ2171を含み、前記第2ローラブラシと局所的に一致であり、選択可能に、第3スクレーパ2171は第2ローラブラシ収容部217の外縁に設けられる。前記第3ローラブラシ収容部218は、前記第3ローラブラシの縦方向に沿って延在する第4スクレーパ2181を含み、前記第3ローラブラシと局所的に一致であり、選択可能に、第4スクレーパ2181は第3ローラブラシ収容部218の外縁に設けられ、清掃面を覆うローラブラシの弱い位置(縁位置)に残った水跡を減少することができる。第1ローラブラシの駆動装置が第1ローラブラシの縁に配置され、その結果、清掃装置20が前方(すなわちX方向)に引っ張った際に、清掃面を覆うローラブラシの縁位置に残った水跡が多くなり、第3スクレーパ2171、第4スクレーパ2181を設けることで、清掃面を覆うローラブラシの弱い位置(縁位置)に残った水跡を減少することができる。
【0089】
第1スクレーパ2161は、前記第1ローラブラシの長さとほぼ一致であり、例えば、第1スクレーパ2161の長さと前記第1ローラブラシの長さの差が15%以下(例えば2つの長さの内の大きい値を基準値とし)、例えば5%であることを意味する。
【0090】
いくつかの実施例では、前記清掃シート本体21の底面に、被清掃面に干渉して掻き取るためのブレード(図示せず)がさらに設けられ、第1ローラブラシの後側(X方向上の後側)付近に設けられ、前記清掃シート本体21に固定的に接続されるか、または可動に接続されてもよく、可動な接続は例えば枢軸接続、弾性接続または高さ調整可能な接続であってもよい。ブレードの長さは、前記第1ローラブラシの長さに対応し、例えば両者は同じであってもよい。
【0091】
いくつかの実施例では、
図20に示すように、前記清掃シート本体21は、前記第1ローラブラシと第2ローラブラシと第3ローラブラシとの間から吸い上げられた汚水を汚水タンク25に送出するための汚れ吸引チャンネル2223をさらに含む。汚れ吸引チャンネルの入口は、第1ローラブラシと第2ローラブラシと第3ローラブラシとの間に設けられ、
図20の矢印に示すように、ローラブラシの頂部に延在した後、後方(すなわち装置本体22に向かう方向、X方向とは逆方向)にほぼ90度湾曲して装置本体に延在し、その後上方に約90度湾曲して汚水タンクに入る。汚れ吸引チャンネルの向きの設計により、装置本体22と清掃シート本体21はX方向において90度よりわずかに小さい角度位置関係が達成され、清掃装置の直立ロック機能を実現することができる。
【0092】
いくつかの実施例では、
図15に示すように、前記清掃シート本体21の両側の前方縁位置に、自由に回転可能な前部衝突ローラ212がさらに設けられ、清掃作業時、清掃シート本体21が障害物、例えば家具や壁に衝突した場合、ローラの回転により緩衝を生じ、衝突作用力が軽減され、清掃装置や衝突物の損傷を回避することができる。
【0093】
本開示の実施例は、清掃シート本体の液体供給管路構造に液体分配コネクタを配置することにより、液体分配コネクタは複数の液体出口を有し、液体出口が液体入口に近いほど口径が大きくなり、複数の液体出口から流出した液体の量ができるだけ均一となり、ブラシヘッドまたは被清掃表面に分配された液の量ができるだけ均一となる。また、ローラブラシの相対的な弱いの位置にスクレーパを設けることにより、ローラブラシ表面の汚水を掻き落とし、この位置に多くの水跡が残ったことを回避することができる。
【0094】
図21に示すように、本開示は清掃システム100をさらに提供し、前記清掃システム100は、柱体10と上記の実施例中の清掃装置20を含む。前記柱体10は前記清掃装置20を支持するように構成される。
【0095】
図22は、本開示のいくつかの実施例が提供する柱体10の分解構造概略図であり、
図22に示すように、本開示のいくつかの実施例は、清掃装置を支持し前記清掃装置の清掃部材を乾燥するように構成された柱体10を提供し、清掃装置は例えば床洗浄機であり、清掃部材は例えば床洗浄機の清掃ローラブラシである。床洗浄機は清掃作業を完了した後、柱体10に戻って支持され、柱体に、充電、セルフクリーニング、乾燥サイクルなどの様々な操作を行うことができる。
【0096】
図22に示すように、前記柱体10は、ハウジング12を含み、ハウジング12は収容空間13を有し、例えばハウジング12は底板11および前記底板11にスナップ止められた上部シェルを含み、前記底板11と上部シェルは収容空間13を囲む。底板11と上部シェルは着脱可能な組立部材であってもよいし、一体的に形成されてもよい。前記柱体10は、前記収容空間13に設けられた柱体排気ファン14をさらに含み、前記収容空間13に乾燥気体を形成するように構成される。前記ハウジング12に、前記清掃装置、例えば床洗浄機の装置本体22の底部空気出口に接続するように構成された柱体空気出口123が設けられる。
【0097】
清掃装置の装置空気ダクトは、清掃装置の清掃操作際に汚水を汚水タンク内に流入させ、湿った気体を送るために使用される。清掃装置が柱体に戻されると、柱体空気出口は清掃装置の装置空気ダクトの清掃装置の空気出口に接続され、柱体内の柱体の排気ファンの作用下で、乾燥気体は清掃装置の空気出口から清掃装置に進入し、清掃装置の装置空気ダクトに沿って清掃装置の清掃ローラブラシに到達し、清掃装置の清掃ローラブラシを乾燥させ、同時に装置空気ダクトが清掃装置の汚水タンクを通過し、その結果、乾燥気体が清掃装置の汚水タンクを通って汚水タンクの内壁を乾燥させ、汚水タンクおよび装置空気ダクトが長期間濡れて汚物を繁殖させることを回避することができる。
【0098】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、
被清掃面上の移動に適するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体と、を含み、前記装置本体は、
前記装置本体の一側に着脱可能に取り付けられた汚水タンクと、
前記装置本体の他側に取り付けられた動力源であって、前記装置本体の一側から他側への方向は前記第1方向に対してほぼ垂直である動力源と、
前記汚水タンクと前記動力源の空気入口を連通する第1空気ダクトと、
前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトと、を含み、
ここで、前記動力源の起動に応答して、作業空気流は、順次前記清掃シート本体、前記汚水タンク、前記第1空気ダクト、前記動力源、前記第2空気ダクトおよび前記清掃装置の空気出口を通って排出される。
【0099】
選択可能な実施例では、前記動力源の空気入口は、前記動力源の空気出口の上方に位置する。
【0100】
選択可能な実施例では、前記汚水タンクは、汚水タンク本体とカバーブラケットを含み、
汚水タンク本体は、汚水タンク本体底面に沿って汚水タンク本体の開口方向に延在する汚水管路を有し、
カバーブラケットは、前記汚水タンク本体に着脱可能に接続され、前記第1方向に沿って延在し、
ここで、前記作業空気流は、前記汚水管路を通って前記汚水タンク本体に入り、次に前記カバーブラケットを通った後、前記汚水タンクの頂端を通って前記第1空気ダクトに入る。
【0101】
選択可能な実施例では、前記カバーブラケットは、
前記汚水タンク本体の縦方向に沿って延在する第1支持ブラケットを含み、ここで、前記第1支持ブラケットに濾過窓が設けられ、前記作業空気流が前記汚水タンク本体に入った後、前記濾過窓を通って前記汚水タンク頂端から前記第1空気ダクトに入る。
【0102】
選択可能な実施例では、前記カバーブラケットは、
前記カバーブラケットの前記汚水タンク本体の開口に近い端部に設けられ、前記作業空気流を前記汚水管路、前記濾過窓および前記濾過アセンブリを通って前記第1空気ダクトに進入させるように構成された濾過アセンブリをさらに含む。
【0103】
選択可能な実施例では、前記第2空気ダクトは、前記動力源と前記汚水タンクとの間に設けられる。
【0104】
選択可能な実施例では、前記第2空気ダクトは、前記装置本体の第1方向に沿って前記清掃シート本体の近くに延在した後、反転して曲がって前記清掃装置の空気出口と連通する。
【0105】
選択可能な実施例では、前記カバーブラケットは、
前記第1支持ブラケットの延在方向に沿ってほぼ延在する濾過網袋をさらに含む。
【0106】
選択可能な実施例では、前記清掃装置の空気出口は、複数の貫通孔である。
【0107】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、
装置ハウジングを含み、この装置ハウジングは、
被清掃面上の移動に適するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体と、
作業空気流の流通経路を形成するように構成された装置空気ダクトと、を含み、
前記装置空気ダクトは、少なくとも汚れ吸引口、汚水タンクおよび動力源から構成され、前記動力源が起動されると、前記作業空気流は順次前記汚れ吸引口、前記汚水タンクおよび前記動力源を通って流れ、
前記装置空気ダクトの前記汚水タンクの空気出口の前後の部分は、それぞれ前部空気ダクトと後部空気ダクトであり、前記作業空気流は前記前部空気ダクトと前記後部空気ダクトにおいて流動方向がほぼ反対である。
【0108】
選択可能な実施例では、前記後部空気ダクトは、
前記汚水タンクの空気出口と前記動力源の空気入口を連通する第1空気ダクトと、
前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトと、を含み、
前記動力源の起動に応答して、作業空気流がほぼ上から下へ前記第1空気ダクト、前記動力源および第2空気ダクトを通過する。
【0109】
選択可能な実施例では、前記前部空気ダクトは、
第1方向に縦方向に延在する汚水管路を含み、
前記動力源の起動に応答して、前記作業空気流がほぼ下から上へ前記汚水管路に沿って流動する。
【0110】
選択可能な実施例では、前記前部空気ダクトは、
濾過窓をさらに含み、前記作業空気流がほぼ下から上へ汚水管路、濾過窓および前記汚水タンクの空気出口に沿って流動する。
【0111】
選択可能な実施例では、前記前部空気ダクトは、
前記汚水タンクの空気出口に設けられた濾過アセンブリをさらに含み、前記作業空気流がほぼ下から上へ汚水管路、濾過窓および前記濾過アセンブリに沿って流動する。
【0112】
選択可能な実施例では、前記作業空気流は前記第2空気ダクトにおいてほぼ上から下への方向に沿って流動する。
【0113】
本開示の実施例は清掃装置をさらに提供し、清掃装置は、
被清掃面上の移動に適し、汚れ吸引口を有するように構成された清掃シート本体と、
第1方向に縦方向に延在し、前記清掃シート本体に枢軸接続された装置本体とを含み、
この装置本体は、
起動されると移動する作業空気流を発生するように構成された動力源と、
被清掃面から回収された汚水を収容するように構成された汚水タンクと、を含み、
前記作業空気流の移動経路は、順次前記汚れ吸引口、前記汚水タンクおよび前記動力源を通って、前記作業空気流には前記汚水が含まれ、前記汚水は前記汚水タンクによって収集および収容され、
前記動力源は空気入口と空気出口を有し、前記作業空気流は前記空気入口から前記動力源に入り、前記空気入口は第1方向に沿って前記清掃シート本体から離れた方向に延在する。
【0114】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記汚水タンクと前記動力源の空気入口を連通する第1空気ダクトと、
前記動力源の空気出口と前記清掃装置の空気出口を連通する第2空気ダクトとを含み、
ここで、前記動力源の起動に応答して、作業空気流が順次前記清掃シート本体、前記汚水タンク、前記第1空気ダクト、前記動力源および前記第2空気ダクトを通過し、前記清掃装置の空気出口から排出される。
【0115】
選択可能な実施例では、前記汚水タンクは、汚水タンク本体とカバーブラケットを含み、
汚水タンク本体は、汚水タンク本体底面に沿って汚水タンク本体の開口方向に延在する汚水管路を有し、
カバーブラケットは、前記汚水タンク本体に着脱可能に接続され、前記第1方向に沿って延在し、
前記作業空気流は、前記汚水管路を通って前記汚水タンク本体に入り、次に前記カバーブラケットを通った後、前記汚水タンクの頂端を通って前記第1空気ダクトに入る。
【0116】
選択可能な実施例では、前記カバーブラケットは、
前記汚水タンク本体の縦方向に沿って延在する第1支持ブラケットを含み、ここで、前記第1支持ブラケットに濾過窓が設けられ、前記作業空気流が前記汚水タンク本体に入った後、前記濾過窓を通って前記汚水タンク頂端から前記第1空気ダクトに入る。
【0117】
選択可能な実施例では、前記カバーブラケットは、
前記カバーブラケットの前記汚水タンク本体の開口に近い端部に設けられ、前記作業空気流を前記汚水管路、前記濾過窓および前記濾過アセンブリを通って前記第1空気ダクトに進入させるように構成された濾過アセンブリをさらに含む。
【0118】
選択可能な実施例では、前記第2空気ダクトは前記清掃装置中の部材間の空間によって形成される。
【0119】
本開示のいくつかの実施例は清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記のいずれか1つの実施例に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0120】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、
第1方向に縦方向に延在する装置本体を含み、
この装置本体は、
清浄水タンクを保持するように構成された清浄水タンク収容部と汚水タンクを保持するように構成された汚水タンク収容部とを含み、
この清浄水タンク収容部は、
前記清浄水タンクを保持するように構成され、少なくとも1つの第1漏水口を有する第1シャーシ含み、
この汚水タンク収容部は、
前記第1方向に沿って延在する汚水タンク収容部の側壁を有し、
ここで、前記第1漏水口は前記汚水タンク収容部の側壁と流体的に連通し、前記第1シャーシ中の液体を前記第1漏水口および前記汚水タンク収容部の側壁を介して導出するように構成される。
【0121】
選択可能な実施例では、前記汚水タンク収容部の側壁に液体導通溝が設けられ、前記第1漏水口は前記液体導通溝と流体的に連通し、前記第1シャーシ中の液体を前記第1漏水口と前記液体導通溝を介して導出するように構成される。
【0122】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記第1シャーシと前記汚水タンク収容部の側壁を接続するための集水構造をさらに含み、前記第1シャーシ中の液体を前記第1漏水口、前記集水構造および前記汚水タンク収容部の側壁を介して導出するように構成される。
【0123】
選択可能な実施例では、前記集水構造は、
集水構造本体と、
前記集水構造本体の両側に設けられ、前記第1漏水口を介して前記第1シャーシ中の液体を前記集水槽に流入させるように構成される集水槽と、を含む。
【0124】
選択可能な実施例では、前記集水槽は、
前記汚水タンク収容部の側壁と連通し、前記集水槽に流入した液体を前記集水槽孔から流出させるように構成される集水槽孔を含む。
【0125】
選択可能な実施例では、前記集水槽は、傾斜底面をさらに含み、
前記集水槽孔が傾斜底面に設けられ、前記集水槽に流入した液体を前記傾斜底面と前記集水槽孔から流出させるように構成される。
【0126】
選択可能な実施例では、前記汚水タンク収容部は、
前記汚水タンク収容部の側壁に接続され、前記汚水タンクを受けるように構成された第2シャーシを含み、ここで、前記第2シャーシは少なくとも1つの第2漏水口を有する。
【0127】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記第2シャーシを貫通して前記汚水タンクと連通し、吸引された汚水を前記汚れ吸引チャンネルを介して前記汚水タンクに進入させるように構成された汚れ吸引チャンネルと、
前記第2漏水口および前記汚れ吸引チャンネルと連通し、前記第2漏水口から流入した液体を前記導流チャンネルから前記汚れ吸引チャンネルに流入させるように構成された導流チャンネルと、をさらに含む。
【0128】
選択可能な実施例では、前記清浄水タンク収容部は、
前記清浄水タンク収容部の側壁に設けられ、押圧されると清掃装置ハンドルを解除するように構成されたハンドル取り外し構造を含む。
【0129】
選択可能な実施例では、前記ハンドル取り外し構造は、
前記清浄水タンク収容部の側壁に密着して設けられた押圧部と、
前記押圧部に接続され、前記押圧部の押圧下で、前記清掃装置ハンドルの係止突起を押し上げた後、前記清掃装置ハンドルを前記装置本体から解除するように構成された押上部とを含む。
【0130】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、
第1方向に縦方向に延在する装置本体と、被清掃面の汚水を前記清掃装置の入口に吸引させるように構成された汚れ吸引口と、前記汚れ吸引口および前記汚水タンクに流体的に連通するように構成された汚れ吸引チャンネルと、をさらに含み、
この装置本体は、
清浄水タンクを収容するように構成された清浄水タンク収容部と、
汚水タンクを収容するように構成された汚水タンク収容部と、を含み、
ここで、前記清浄水タンク収容部および前記汚水タンク収容部は両方とも前記汚れ吸引チャンネルに流体的に連通し、前記清浄水タンク収容部と前記汚水タンク収容部に留まった液体が前記汚れ吸引チャンネルに均一に導かれ、前記汚水タンクに回収される。
【0131】
選択可能な実施例では、前記清浄水タンク収容部は、
清浄水タンクを受けるように構成された第1シャーシを含み、ここで、前記第1シャーシは少なくとも1つの第1漏水口を有し、
前記汚水タンク収容部は、
前記第1方向に沿って延在する汚水タンク収容部の側壁を含み、
ここで、前記第1漏水口は前記汚水タンク収容部の側壁に接続され、前記液体を前記第1漏水口および前記汚水タンク収容部の側壁を介して前記汚れ吸引チャンネルに導出させるように構成される。
【0132】
選択可能な実施例では、前記汚水タンク収容部の側壁縁に液体導通溝が設けられ、前記第1漏水口は前記液体導通溝に接続され、前記液体を前記第1漏水口および前記液体導通溝を介して導出させるように構成される。
【0133】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記第1シャーシと前記汚水タンク収容部の側壁を接続させ、前記液体を順次前記第1漏水口、前記集水構造および前記汚水タンク収容部の側壁を介して導出させるように構成された集水構造をさらに含む。
【0134】
選択可能な実施例では、前記汚水タンク収容部は、
前記汚水タンク収容部の側壁に接続され、前記汚水タンクを受けるように構成された第2シャーシを含み、ここで、前記第2シャーシは少なくとも1つの第2漏水口を有する。
【0135】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記第2漏水口、前記汚水タンク収容部の側壁および前記汚れ吸引チャンネルを連通し、前記導流チャンネルを介して前記液体を前記汚れ吸引チャンネルに流入させるように構成された導流チャンネルをさらに含む。
【0136】
選択可能な実施例では、前記導流チャンネルは集液装置を含む。
【0137】
選択可能な実施例では、前記装置本体は、
前記第2漏水口と前記汚れ吸引チャンネルを接続させるための管路構造である導流チャンネルをさらに含む。
【0138】
本開示のいくつかの実施例は清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記実施例のいずれか1項に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0139】
本開示のいくつかの実施例は清掃装置を提供し、清掃装置は、
装置ハウジングと、清掃ローラブラシおよび/または被清掃面に洗浄液を供給するように構成された液体供給システムと、を含み、
この装置ハウジングは、
第1方向に縦方向に延在する装置本体と、
前記装置本体に枢軸接続された清掃シート本体と、を含み、
この液体供給システムは、
洗浄液を貯蔵するように構成された液体貯蔵装置と、
液体供給管路とを含み、
この液体供給管路は、
前記洗浄液を分配するように構成された液体分配コネクタを含み、
この液体分配コネクタは、
前記洗浄液の進入口である液体入口と、
少なくとも2つの液体出口とを有し、前記少なくとも2つの液体出口は前記液体入口に近いほど口径が大きくなる。
【0140】
選択可能な実施例では、前記液体分配コネクタは、
第1端が開放される前記液体入口であり、第2端が密閉構造である主流体管と、
前記主流体管に対してほぼ垂直で連通する少なくとも2つの液体分配管とを含み、前記液体分配管は前記液体出口を有する。
【0141】
選択可能な実施例では、前記少なくとも2つの液体分配管は基本的に同じな外径および異なる内径を有する。
【0142】
選択可能な実施例では、前記少なくとも2つの液体分配管は、
前記主流体管の前記第1端から前記第2端に向かう方向に沿って順次設けられた第1液体分配管、第2液体分配管、第3液体分配管および第4液体分配管を含む。
【0143】
選択可能な実施例では、前記第1液体分配管の内径は1.35~1.45mmであり、前記第2液体分配管の内径は1.25~1.35mmであり、前記第3液体分配管の内径は1.15~1.25mmであり、前記第4液体分配管の内径は1.05~1.15mmである。
【0144】
選択可能な実施例では、前記清掃シート本体は、
第1ローラブラシを組み立てるように構成された第1ローラブラシ収容部と、
第2ローラブラシを組み立てるように構成された第2ローラブラシ収容部と、
第3ローラブラシを組み立てるように構成された第3ローラブラシ収容部と、を含み、
ここで、前記液体分配コネクタの前記液体出口から、液管を介して前記洗浄液を前記第1ローラブラシ、第2ローラブラシおよび第3ローラブラシに分配する。
【0145】
選択可能な実施例では、前記第1ローラブラシ収容部は、
前記第1ローラブラシの縦方向に沿って延在し、前記第1ローラブラシの長さとほぼ一致である第1スクレーパと、
前記第1ローラブラシの縦方向に沿って延在し、前記第1ローラブラシと局所的に一致である第2スクレーパとを含む。
【0146】
選択可能な実施例では、前記第2ローラブラシ収容部は、
前記第2ローラブラシの縦方向に沿って延在し、前記第2ローラブラシと局所的に一致である第3スクレーパを含み、および/または
前記第3ローラブラシ収容部は、
前記第3ローラブラシの縦方向に沿って延在し、前記第3ローラブラシと局所的に一致である第4スクレーパを含む。
【0147】
選択可能な実施例では、前記清掃シート本体は、
前記第1ローラブラシと第2ローラブラシと第3ローラブラシとの間から吸い上げられの汚水を送出するように構成された汚れ吸引チャンネルをさらに含む。
【0148】
選択可能な実施例では、前記清掃シート本体は、
前記清掃シート本体の両側に設けられた前部衝突ローラを含む。
【0149】
本開示のいくつかの実施例は、清掃システムを提供し、清掃システムは、
柱体と、
上記のいずれか1項に記載の清掃装置とを含み、前記柱体は前記清掃装置を支持するように構成される。
【0150】
最後に、本明細書における各実施例は、各実施例が他の実施例との相違点に焦点を当てた再帰的な方法で説明され、各実施例間の同一部分および類似部分については互いに参照すればよい。実施例に開示されたシステムまたは装置については、実施例に開示された方法に対応するものであるため、説明は比較的簡単であり、関連する点については方法部分の説明を参照すればよい。
【0151】
以上は、本開示の例示的な実施例に過ぎず、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の教示に従って行われた等価な変更および修正は、依然として本開示の範囲に含まれる。当業者は明細書を考慮して今回の開示内容を実施すると、本開示の他の実施態様を容易に想到することができる。本開示は、本開示の一般的な原理に従い、本開示に記載されていない本技術分野における周知の常識または慣用技術的手段を含む本開示の任意の変形、用途または適応な変更をカバーすることが意図される。本明細書および実施例は例示的なものとしてのみ見なされ、本開示の範囲および精神は特許請求の範囲によって限定されるものとする。
【国際調査報告】