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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-26
(54)【発明の名称】地図表示の調整方法および装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04845 20220101AFI20241219BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20241219BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G06F3/04845
G06F3/0488
G09B29/00 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539284
(86)(22)【出願日】2022-07-13
(85)【翻訳文提出日】2024-08-26
(86)【国際出願番号】 CN2022105552
(87)【国際公開番号】W WO2023124014
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111678189.6
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523065214
【氏名又は名称】北京石頭創新科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Roborock Innovation Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 1201, Floor 12, Building 3, Yard 17, Anju Road, Changping District, Beijing 102206, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】孫 建斌
(72)【発明者】
【氏名】李 宇軒
(72)【発明者】
【氏名】叢 一鳴
【テーマコード(参考)】
2C032
5E555
【Fターム(参考)】
2C032HC11
2C032HC14
2C032HC24
5E555AA04
5E555BA01
5E555BA04
5E555BA85
5E555BB01
5E555BB04
5E555BC04
5E555BE12
5E555BE16
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB17
5E555CB46
5E555CC24
5E555CC25
5E555CC27
5E555DA02
5E555DB55
5E555DC09
5E555DC84
5E555DD07
5E555EA07
5E555EA14
5E555EA25
5E555FA00
(57)【要約】
本開示は、地図表示の調整方法および装置を開示し、データ処理の技術分野に関し、主な目的は、地図表示視角を切り替えるために複数回操作する必要があることに起因する、地図表示ページの調整操作が煩雑であるという問題を解決することである。当該方法は、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得し(101)、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含むステップと、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得し(102)、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものであるステップと、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させ(103)、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角であるステップと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得するステップであって、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む、ステップと、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するステップであって、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである、ステップと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させるステップであって、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角である、ステップと、を含む、
ことを特徴とする地図表示の調整方法。
【請求項2】
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するステップは、
調整開始ジェスチャー位置と調整終了ジェスチャー位置とに基づいて、第1中心点と第2中心点とをそれぞれ計算するステップであって、前記第1中心点は、調整開始時の2本の指の位置を結び線の中点位置であり、前記第2中心点は、調整終了時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置である、ステップと、
前記タッチディスプレイにおける前記第1中心点と前記第2中心点との相対的変位を計算するステップと、
前記調整開始指位置と調整終了指位置に基づいて調整比率を計算するステップであって、前記調整比率は、調整終了時の2本の指の間の距離と調整開始時の2本の指の間の距離との比であるステップと、
前記相対的変位と前記調整比率とを前記調整指標として特定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の調整方法。
【請求項3】
前記調整指標に従って前記地図表示ページを第1視角と第2視角とで回転させるステップは、
調整変位に対応する第1変位と第2変位とをそれぞれ計算するステップであって、前記第1変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの水平方向における成分であり、前記第2変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの垂直方向における成分である、ステップと、
予め設定されたアルゴリズムに従って前記第1変位と前記第2変位とにそれぞれ対応する第1角度と第2角度とを計算するステップと、
前記地図表示ページを前記第1角度に従って前記第1視角で回転させ、前記第2角度に従って前記第2視角で回転させるステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の地図表示の調整方法。
【請求項4】
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小するステップは、
前記調整比率が1よりも大きい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを拡大するステップと、
前記調整比率が1よりも小さい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを縮小するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の地図表示の調整方法。
【請求項5】
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得した後に、前記方法は、
前記調整ジェスチャーデータに基づいて前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーであるか否かを判断するステップ、をさらに含み、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するステップは、
前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーである場合、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の調整方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記調整ジェスチャーが1本指ジェスチャーである場合、調整開始ジェスチャー位置と調整終了ジェスチャー位置とに基づいてドラッグ変位を計算するステップであって、前記ドラッグ変位は、調整過程において指の前記タッチディスプレイにおける対応する変位である、ステップと、
前記ドラッグ変位に基づいて前記地図の平行面内で前記地図表示ページを移動させるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の地図表示の調整方法。
【請求項7】
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得するように構成され、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む取得モジュールと、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するように構成され、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである解析モジュールと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小するように構成される拡大縮小モジュールと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを第1視角と第2視角とで回転させるように構成される回転モジュールと、を含む、
ことを特徴とする地図表示の調整装置。
【請求項8】
前記解析モジュールは、
調整開始ジェスチャー位置と調整終了ジェスチャー位置とに基づいて、第1中心点と第2中心点とをそれぞれ計算するように構成され、前記第1中心点は、調整開始時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置であり、前記第2中心点は、調整終了時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置である、第1計算ユニットと、
前記タッチディスプレイにおける前記第1中心点と前記第2中心点との相対的変位を計算するように構成される第2計算ユニットと、
前記調整開始指位置と調整終了指位置とに基づいて調整比率を計算するように構成され、前記調整比率は、調整終了時の2本の指の間の距離と調整開始時の2本の指の間の距離との比である第3計算ユニットと、
前記相対的変位と前記調整比率とを前記調整指標として特定するように構成される特定ユニットと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の地図表示の調整装置。
【請求項9】
少なくとも1つの実行可能な命令が記憶されており、前記実行可能な命令は、プロセッサに請求項1~6のいずれか1項に記載の地図表示の調整方法に対応する操作を実行させる、
記憶媒体。
【請求項10】
プロセッサ、メモリ、通信インタフェースおよび通信バスを含み、前記プロセッサ、前記メモリおよび前記通信インタフェースは、前記通信バスを介して互いに通信し、
前記メモリは、少なくとも1つの実行可能な命令を記憶するように構成され、前記実行可能な命令は、前記プロセッサに請求項1~6のいずれか1項に記載の地図表示の調整方法に対応する操作を実行させる、
端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年12月31日に出願された中国特許出願第202111678189.6号の優先権を主張し、そのすべての内容は本出願の一部として参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、データ処理の技術分野に関し、特に地図表示の調整方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
携帯端末の機能がますます豊富になり、日常生活にはインテリジェント端末装置を欠かすことができない。ユーザは携帯端末により事務、ショッピング、家事などを行うことができる。携帯端末において、地図アプリケーションも、需要度の高いアプリケーションの一つである。地図アプリケーションは、正確な地図データを提供し、ユーザのニーズに応じて移動ルートを計画することができる。ユーザは地図アプリケーションにより目的地を検索し、ルートナビゲーションを行うことができ、タッチ可能なスクリーンに3次元地図を表示する場合、ユーザは、ジェスチャーにより、例えば拡大、縮小などの地図の表示内容を調整することもできる。
【0004】
現在、3次元地図のヒューマンコンピュータインタラクションに対する実現方式では、通常、1本指で地図表示視点の移動を制御したり、例えば、1本指で地図を携帯端末の画面内で横方向/縦方向に移動するように調整したり、2本指で地図表示視点のズームイン/ズームアウト、回転などを制御したり、例えば、2本指のピンチインにより地図表示視点を狭めたり、水平方向、垂直方向に基づく2本指による回転などを行ったりすることができる。しかしながら、一般的な3次元地図表示制御では、2本指のインタラクションが一種類のインタラクションをロックした後、他の視点変更を同時に行うことができず、例えば、拡大縮小及び/又は水平回転、拡大縮小及び/又は垂直回転などのみを行うことができ、他のインタラクション方式に切り替える必要がある場合、2本指が画面から離れた後で再度操作する必要があり、地図表示インタラクション操作が煩雑である。
【0005】
なお、上記の背景技術の段落で開示された情報は、本開示の背景の理解を深めるためのものに過ぎないため、当業者に公知の先行技術に該当しない情報が含まれている可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
これに鑑み、本開示は地図表示の調整方法および装置を提供する。
【0007】
本開示の一態様によれば、地図表示の調整方法を提供し、この方法は、
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得するステップであって、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む、ステップと、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するステップであって、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである、ステップと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させるステップであって、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角である、ステップと、を含む。
【0008】
本開示の別の態様によれば、地図表示の調整装置を提供し、この装置は、
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得するように構成され、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む、取得モジュールと、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するように構成され、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである、解析モジュールと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小するように構成される拡大縮小モジュールと、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを第1視角と第2視角とで回転させるように構成される回転モジュールと、を備える。
【0009】
本開示のさらに別の態様によれば、記憶媒体を提供し、前記記憶媒体には少なくとも1つの実行可能な命令が記憶されており、前記実行可能な命令は、プロセッサに上記の地図表示の調整方法に対応する操作を実行させる。
【0010】
本開示のさらなる別の態様によれば、プロセッサ、メモリ、通信インタフェースおよび通信バスを含む端末を提供し、前記プロセッサ、前記メモリおよび前記通信インタフェースは、前記通信バスを介して互いに通信し、
前記メモリは少なくとも1つの実行可能な命令を記憶するように構成され、前記実行可能な命令は、前記プロセッサに上記の地図表示の調整方法に対応する操作を実行させる。
【0011】
上記説明は本開示の技術的解決策の概要に過ぎず、本開示の技術手段をより明確に理解し、明細書の内容に従って実施され得、本開示の上記および他の目的、特徴および利点をより明白に理解するために、以下、本開示の具体的な実施形態を挙げて説明する。
【0012】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読むことにより、様々な利点および利益は当業者にとって明らかになるであろう。添付図面は好ましい実施形態を例示する目的でのみ使用され、本開示を限定するものとして理解されない。添付図面全体を通じて、同じ符号は同じ構成要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施例によって提供される地図表示の調整方法を示すフローチャート
図2】本開示の実施例によって提供される別の地図表示の調整方法を示すフローチャート
図3】本開示の実施例によって提供される地図表示の調整装置の構成を示すブロック図
図4】本開示の実施例によって提供される別の地図表示の調整装置の構成を示すブロック図
図5】本開示の実施例によって提供される端末の構造を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照しながら本開示の例示的な実施例をより詳細に説明する。添付図面には本開示の例示的な実施例が図示されているが、様々な形態で本開示を実施することができ、ここでの実施例に限定されない。逆に、これらの実施例は、本開示をより深く理解し、本開示の範囲を完全に当業者に伝えることを可能にするために提供される。
【0015】
一般的な3次元地図表示制御では、2本指インタラクションが一種類のインタラクションをロックした後、他の視点変更を同時に行うことができず、例えば、拡大縮小および/または水平回転、拡大縮小および/または垂直回転などのみを行うことができ、他のインタラクション方式に切り替える必要がある場合、2本指を画面から離した後で再度操作する必要があり、地図表示インタラクション操作が煩雑になる。本開示の実施例は、地図表示の調整方法を提供し、図1に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0016】
ステップ101において、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得する。
【0017】
ここで、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む。タッチディスプレイは、モバイル端末装置、サイトガイド装置、モバイルロボットなどに配置されてもよく、調整指位置は、タッチディスプレイの平面内に座標系を確立し、当該座標系における指のタッチ点に従って特定され、具体的には、指がタッチディスプレイをタッチするとき、予め設定されたインタフェースまたは予め設定されたアルゴリズムを呼び出すことによって取得されてもよく、本出願の実施例では特に限定されない。
【0018】
本出願の実施例では、地図表示ページの調整命令は、ユーザの指が短時間でタッチディスプレイを押圧するときに送信されてもよい。例えば、ユーザの指が携帯電話の画面に0.2秒留まった後で移動が発生すると、現在のユーザ操作が地図表示ページを調整することを示すと特定することができ、さらに、サーバ側への地図表示ページの調整命令の送信をトリガとして、サーバがユーザの操作に応じて地図表示ページを調整することになっている。
【0019】
なお、端末装置は、予めインターネットを介して対応する地図アプリケーションプログラムをダウンロードすると共に、地図データをロードしてローカルまたはクラウドに記憶し、使用過程においてユーザの操作に応じて地図表示ページを調整および表示することができる。
【0020】
ステップ102において、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得する。
【0021】
ここで、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである。具体的には、調整指標は、指の間の距離であってもよく、ある参照点の位置変化、例えば2本指の位置を結ぶ線の中点であってもよく、タッチディスプレイにおける指の位置変化などであってもよく、本出願の実施例では特に限定されない。
【0022】
本出願の実施例では、ユーザが地図表示ページを調整する際に生成されたデータを解析することにより、調整ジェスチャーの位置変化を識別可能なデータを得ることができ、例えば、調整ジェスチャーデータに基づいて、調整ジェスチャーを、指1がaからaに移動し、指2がbからbに移動することであると特定すると、この2組の指データをこのステップにおける調整指標としてもよい。
【0023】
ステップ103において、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させる。
【0024】
ここで、前記第1視角(第1視点)は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角(第2視点)は、地図の切断面内の視角である。具体的には、このステップは、調整指標に従って調整拡大縮小比率を特定し、例えば、ユーザの2本指の位置に基づいて2本指がピンチインまたはピンチアウトであると判断し、ピンチインまたはピンチアウトの程度に応じて地図表示ページを対応的に拡大縮小し、調整指標に従って第1視角と第2視角との回転角度を特定し、例えば、調整過程における2本指のある参照点の変位に基づいて2つの視角における回転角度を計算する。
【0025】
本開示は、地図表示の調整方法および装置、記憶媒体、および端末を提供し、関連技術に比べると、本開示の実施例は、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得し、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作するにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含み、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得し、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものであり、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させ、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角であり、これにより、ユーザが地図表示を調整する際に生成された調整指位置に基づいて調整ジェスチャーの位置変化を識別可能な調整指標を特定し、調整指標に従って地図表示ページに対してズームイン/ズームアウト、地図の平行面内での回転、および地図の切断面内での回転の3つの視角で回転させる調整を同時に行うことができ、これにより、ユーザが1回の操作で多視点の調整を実現することができ、異なる視角の地図表示を調整するための頻繁な切り替え操作が必要なく、地図表示ページの調整操作を簡素化することができ、ユーザの使用体験を向上することができる。
【0026】
上記実施例の具体的な実施形態の改良および拡張として、本実施例の具体的な実施過程を完全に説明するために、別の地図表示の調整方法を提供し、図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0027】
ステップ201において、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得する。
【0028】
ここで、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む。このステップにおける概念の解釈および具体的な実施形態は、ステップ101における対応する説明を参照すればよく、本出願の実施例では繰り返さない。
【0029】
本出願の実施例では、ステップ201の後に、前記調整ジェスチャーデータに基づいて前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーであるか否かを判断するステップと、前記調整ジェスチャーが1本指ジェスチャーである場合、前記調整開始ジェスチャー位置と前記調整終了ジェスチャー位置に基づいてドラッグ変位を計算するステップであって、前記ドラッグ変位は、調整過程において指の前記タッチディスプレイにおける対応する変位である、ステップと、前記ドラッグ変位に基づいて前記地図の平行面内で前記地図表示ページを移動させるステップと、をさらに含んでもよい。前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーである場合、ステップ202を実行する。
【0030】
本出願の実施例では、取得した調整ジェスチャーデータに基づいて、1本指ジェスチャーであるか2本指ジェスチャーであるかを判断し、1本指ジェスチャーであると判断した場合、地図並進調整(地図パン調整)を実行し、2本指ジェスチャーであると判断した場合、ジェスチャーデータをさらに解析してジェスチャーデータに含まれる調整指標を取得することにより、データを直接に解析することによる資源浪費の問題を回避し、地図表示ページの調整の精度を確保することができる。
【0031】
ステップ202において、前記調整開始ジェスチャー位置および前記調整終了ジェスチャー位置に基づいて第1中心点と第2中心点とをそれぞれ計算する。
【0032】
ここで、前記第1中心点は、調整開始時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置であり、前記第2中心点は、調整終了時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置である。
【0033】
本出願の実施例では、2本の指の間の中心点を参照点として、当該参照点の位置変化に応じて調整過程における調整方向および調整量を判断するが、もちろん、他の点位置を参照点として選択して判断基準としてもよく、本出願の実施例では特に限定されない。
【0034】
具体的には、このステップの実現態様は、ユーザの操作過程における2本の指の位置座標を取得し、位置座標に基づいて2本の指の間の中心点座標を計算してもよい、指位置の座標値は、関連技術中の計算方式によって計算されてもよく、本出願の実施例では特に限定されない。
【0035】
例示的に、ユーザが地図表示ページの調整を実行する過程において、調整開始ジェスチャー位置は[(x,y),(x,y)]であり、すなわち、調整開始時の2本の指の座標はそれぞれx,yとx,yであり、調整終了ジェスチャー位置は[(x’,y’),(x’,y’)]であり、計算された第1中心点位置と第2中心点位置とはそれぞれ、((x+x)/2,(y+y)/2)および((x’+x’)/2,(y’+y’)/2)である。
【0036】
ステップ203において、前記タッチディスプレイにおける前記第1中心点と前記第2中心点との相対的変位を計算する。
【0037】
上記ステップでは2つの中心点の座標を計算したので、このステップでは、2つの点の座標に基づいて相対的変位を計算することができる。
【0038】
本出願の実施例では、地図表示ページの調整過程において、指の中心点を参照点とし、調整開始位置での2本の指の間の中心点、および調整終了位置での2本の指の間の中心点をそれぞれ計算すると、画面表示の調整過程における当該参照点の対応する変位を特定することができ、さらに当該変位に応じて地図表示ページに対して回転制御を行う。
【0039】
ステップ204において、前記調整開始指位置と調整終了指位置とに基づいて調整比率を計算する。
【0040】
ここで、前記調整比率は、調整終了時の2本の指の間の距離と調整開始時の2本の指の間の距離との比である。
【0041】
上記ステップ202に記載の内容に基づいて、取得した調整ジェスチャーデータに調整過程における開始時刻の2本の指の位置と終了時刻の2本の指の位置とが含まれるので、開始時刻の2本の指の間の距離と終了時刻の2本の指の間の距離とを計算することができ、2つの距離の比を計算してこのステップ中の調整比率を得ることができる。
【0042】
なお、本出願の実施例では、ステップ204とステップ202の実行順序は限定されず、すなわち、ステップ204とステップ202とは並行して実行されてもよく、それぞれ単独で実行されてもよい。
【0043】
ステップ205において、前記相対的変位と前記調整比率とを前記調整指標として特定する。
【0044】
本出願の実施例では、調整比率と相対的変位とをそれぞれ計算し、調整比率と相対的変位とを調整指標として特定し、この2つの調整指標に従って地図表示ページの拡大縮小と地図表示ページの異なる角度の回転をそれぞれ制御することにより、地図表示ページの多角度の表示調整を実現すると共に、地図表示ページの調整の精度を確保することができる。
【0045】
ステップ206において、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させる。
【0046】
ここで、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角である。
【0047】
具体的には、このステップは、前記調整変位に対応する第1変位と第2変位とをそれぞれ計算するステップと、予め設定されたアルゴリズムに従って前記第1変位と前記第2変位とにそれぞれ対応する第1角度と第2角度とを計算するステップと、前記地図表示ページを前記第1角度に従って前記第1視角で回転させ、前記第2角度に従って前記第2視角で回転させるステップと、を含んでもよい。ここで、前記第1変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの水平方向における成分であり、前記第2変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの垂直方向における成分である。予め設定されたアルゴリズムは、マトリックス、関数、または、予め設定された調整変位と調整角度との間のマッピング関係のうちの1つまたは複数であってもよく、回転角度を特定した後で回転角度に応じて地図表示ページの回転を制御する方法は、関連技術中の実現態様であってもよく、本出願の実施例では特に限定されない。
【0048】
一実施例では、このステップは、前記調整比率が1よりも大きい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを拡大するステップと、前記調整比率が1よりも小さい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを縮小するステップと、をさらに含んでもよい。
【0049】
調整比率が1よりも大きい場合、調整過程における2本の指の間の距離が大きくなり、すなわち、ユーザの指状態がピンチアウト状態であり、このとき視点の拡大と判断するため、調整比率に従って地図表示ページを拡大して表示させ、調整比率が1よりも小さい場合、調整過程における2本の指の間の距離が小さくなり、すなわち、ユーザの指状態がピンチイン状態であり、このとき視点の縮小と判断するため、調整比率に従って地図表示ページを縮小して表示させる。実際の応用過程において、地図の拡大縮小比率は、計算された調整比率と同じであってもよく、調整比率に比例してもよく、すなわち、調整比率に従って1:1で拡大してもよく、予め設定された比率関係に従って拡大縮小してもよい。
【0050】
本出願の実施例では、参照点、例えば本実施例で2本指ジェスチャー中の2本の指の位置を結ぶ線の中心点の、調整過程における対応する相対的変位を調整角度に変換すると共に、当該調整角度を利用して地図表示ページの2つの参照面内における回転をそれぞれ調整し、調整過程における2本の指の間隔変化に応じて地図表示ページに対して拡大縮小調整を行うことにより、ユーザが1回操作を実行するだけで地図表示ページを多角度で調整することができ、ユーザが異なる視点の地図ページ表示を切り替えるために複数回操作を実行する必要がなく、これにより、地図ページ表示の調整操作を簡素化することができ、ユーザ体験を向上することができる。
【0051】
本開示は、地図表示の調整方法および装置を提供し、関連技術に比べて、本開示の実施例は、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得し、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含み、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得し、前記調整指標は、現在地図表示調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものであり、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させ、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角であり、これにより、ユーザが地図表示を調整する際に生成された調整指位置に基づいて調整ジェスチャーの位置変化を識別可能な調整指標を特定し、調整指標に従って地図表示ページに対してズームイン/ズームアウト、地図の平行面内での回転、および地図の切断面内での回転の3つの視角で回転させる調整を同時に行うことができ、これにより、ユーザが1回操作で多視角の調整を実現することができ、異なる視角の地図表示を調整するための頻繁な切り替え操作が必要なく、地図表示ページの調整操作を簡素化することができ、ユーザの使用体験を向上することができる。
【0052】
上記図1に示す方法の態様として、本出願の実施例は、地図表示の調整装置を提供し、図3に示すように、当該装置は、取得モジュール31と、解析モジュール32と、拡大縮小モジュール33と、回転モジュール34とを備える。
【0053】
取得モジュール31は、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得するように構成され、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示においてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含む。
【0054】
解析モジュール32は、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するように構成され、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものである。
【0055】
拡大縮小モジュール33は、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小するように構成される。
【0056】
回転モジュール34は、前記調整指標に従って前記地図表示ページを第1視角と第2視角とで回転させるように構成される。
【0057】
一実施例では、図4に示すように、前記解析モジュール32は、第1計算ユニット321と、特定ユニット322と、を含み、
前記第1計算ユニット321は、前記調整開始ジェスチャー位置と前記調整終了ジェスチャー位置とに基づいて、第1中心点と第2中心点をそれぞれ計算するように構成され、前記第1中心点は、調整開始時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置であり、前記第2中心点は、調整終了時の2本の指の位置を結ぶ線の中点位置であり、
前記第1計算ユニット321は、さらに、前記タッチディスプレイにおける前記第1中心点と前記第2中心点との相対的変位を計算するように構成されており、
前記第1計算ユニット321は、さらに、前記調整開始指位置と調整終了指位置とに基づいて調整比率を計算するように構成され、前記調整比率は、調整終了時の2本の指の間の距離と調整開始時の2本の指の間の距離との比であり、
前記特定ユニット322は、前記相対的変位と前記調整比率を前記調整指標として特定するように構成される。
【0058】
一実施例では、前記回転モジュール34は、第2計算ユニット341と、回転ユニット342と、を含み、
前記第2計算ユニット341は、前記調整変位に対応する第1変位と第2変位とをそれぞれ計算するように構成され、前記第1変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの水平方向における成分であり、前記第2変位は、前記調整変位の前記タッチディスプレイの垂直方向における成分であり、
前記第2計算ユニット341は、さらに、予め設定されたアルゴリズムに従って前記第1変位と前記第2変位とにそれぞれ対応する第1角度と第2角度とを計算するように構成され、
前記回転ユニット342は、前記地図表示ページを前記第1角度に従って前記第1視角で回転させ、前記第2角度に従って前記第2視角で回転させるように構成される。
【0059】
一実施例では、前記拡大縮小モジュール33は、
前記調整比率が1よりも大きい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを拡大するように構成される拡大ユニット331と、
前記調整比率が1よりも小さい場合、前記調整比率に従って前記地図表示ページを縮小するように構成される縮小ユニット332と、を含む。
【0060】
一実施例では、前記装置は、
前記調整ジェスチャーデータに基づいて前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーであるか否かを判断するように構成される判断モジュール35をさらに含む。
【0061】
一実施例では、前記解析モジュール32は、具体的に、前記判断モジュールが、前記調整ジェスチャーが2本指ジェスチャーであると判断した場合、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得するように構成される。
【0062】
一実施例では、前記装置は、
前記判断モジュールが、調整ジェスチャーが1本指ジェスチャーであると判断した場合、前記調整開始ジェスチャー位置と前記調整終了ジェスチャー位置とに基づいてドラッグ変位を計算するように構成され、前記ドラッグ変位は、調整過程において指の前記タッチディスプレイにおける対応する変位である、計算モジュール36と、
前記ドラッグ変位に基づいて前記地図の平行面内で前記地図表示ページを移動させるように構成される移動モジュール37と、をさらに含む。
【0063】
本出願は地図表示の調整方法および装置を提供し、関連技術に比べて、本開示の実施例は、地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得し、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含み、前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得し、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものであり、前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させ、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角であり、これにより、ユーザが地図表示を調整する際に生成された調整指位置に基づいて調整ジェスチャーの位置変化を識別可能な調整指標を特定し、調整指標に従って地図表示ページに対してズームイン/ズームアウト、地図の平行面内での回転、および地図の切断面内での回転の3つの視角で回転させる調整を同時に行うことができ、これにより、ユーザが1回操作で多視角の調整を実現することができ、異なる視角の地図表示を調整するための頻繁な切り替え操作が必要なく、地図表示ページの調整操作を簡素化することができ、ユーザの使用体験が向上する。
【0064】
本開示の一実施例は記憶媒体を提供し、前記記憶媒体には、少なくとも1つの実行可能な命令が記憶されており、当該コンピュータ実行可能な命令が実行されると、上記任意の方法実施例の地図表示の調整方法を実現する。
【0065】
図5は、本開示の一実施例によって提供される端末の構造模式図であり、本開示の具体的な実施例は、端末の具体的な態様を限定するものではない。
【0066】
図5に示すように、当該端末は、プロセッサ(processor)402と、通信インタフェース(Communications Interface)404と、メモリ(memory)406と、通信バス408とを含んでもよい。
【0067】
ここで、プロセッサ402、通信インタフェース404、およびメモリ406は、通信バス408を介して互いに通信する。
【0068】
通信インタフェース404は、クライアントまたは他のサーバなどの他の装置のネットワーク要素と通信するように構成される。
【0069】
プロセッサ402は、プログラム410を実行するように構成され、具体的には、上記地図表示の調整方法の実施例における相関するステップを実行することができる。
【0070】
具体的には、プログラム410は、プログラムコードを含んでもよく、当該プログラムコードはコンピュータ操作命令を含む。
【0071】
プロセッサ402は、中央処理装置CPU、または特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、または本開示の実施例の1つまたは複数の集積回路であってもよい。端末は1つまたは複数のプロセッサを含み、同じタイプのプロセッサ、例えば1つまたは複数のCPUであってもよく、異なるタイプのプロセッサ、例えば1つまたは複数のCPUおよび1つまたは複数のASICであってもよい。
【0072】
メモリ406は、プログラム410を保存するように構成される。メモリ406は、高速RAMメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリを含んでもよい。
【0073】
プログラム410は、具体的に、プロセッサ402に以下の操作を実行させるように構成され、
地図表示ページの調整命令を受信したとき、調整ジェスチャーデータを取得し、前記調整命令は、ユーザが前記地図表示ページにおいてタッチディスプレイを操作することにより送信されるものであり、前記調整ジェスチャーデータは、少なくとも調整開始指位置および調整終了指位置を含み、
前記調整ジェスチャーデータを解析して調整指標を取得し、前記調整指標は、現在の地図表示の調整過程における調整ジェスチャーの位置変化を識別するためのものであり、
前記調整指標に従って前記地図表示ページを拡大縮小すると共に、第1視角と第2視角とで回転させ、前記第1視角は、地図の平行面内の視角であり、前記第2視角は、地図の切断面内の視角である。
【0074】
もちろん、当業者であれば、上記の本開示の各モジュールまたは各ステップは汎用のコンピューティング装置によって実現され得、単一のコンピューティング装置に統合されてもよく、または複数のコンピューティング装置からなるネットワークに分布してもよく、選択的には、それらはコンピューティング装置実行可能なプログラムコードによって実現されてもよく、したがって、それらを記憶装置に記憶してコンピューティング装置によって実行してもよく、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されまたは説明されたステップを実行してもよく、または別個の集積回路モジュールにしてもよく、またはそれらにおける複数のモジュールまたはステップを単一の集積回路モジュールにすることによって実現されてもよい。このように、本開示は任意の特定のハードウェアとソフトウエアとの組み合わせに限定されるものではない。
【0075】
以上は、本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示を限定することを意図するものではなく、当業者であれば、本開示に様々な変更および変形を有することができる。本開示の精神および原則内で行われた任意の修正、等価置換、改良などは、すべて本開示の保護範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】