(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-09
(54)【発明の名称】自動車用信号灯装置
(51)【国際特許分類】
F21S 45/00 20180101AFI20241226BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20241226BHJP
F21W 103/00 20180101ALN20241226BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20241226BHJP
【FI】
F21S45/00
F21V23/06
F21W103:00
F21Y115:10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024538775
(86)(22)【出願日】2022-12-23
(85)【翻訳文提出日】2024-08-22
(86)【国際出願番号】 EP2022087726
(87)【国際公開番号】W WO2023118566
(87)【国際公開日】2023-06-29
(32)【優先日】2021-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391011607
【氏名又は名称】ヴァレオ ビジョン
【氏名又は名称原語表記】VALEO VISION
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100196047
【氏名又は名称】柳本 陽征
(72)【発明者】
【氏名】ミゲル、アンヘル、カントゥード
(72)【発明者】
【氏名】レアンドロ、ロドリゲス
(72)【発明者】
【氏名】リカルド、フェルナンデス
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014HA03
(57)【要約】
本発明は、自動車両用の信号発光装置であって、電源に接続されるよう意図されたコネクタと、第1及び第2のPCBA組立体であって、各々が、プリント回路基板、前記プリント回路基板に設けられたコネクタ端子、及び前記プリント回路基板に設けられ、前記プリント回路基板を介して給電されることが可能な電子部品を備え、前記第2のPCBA組立体がその部品の中に少なくとも1つの光源を備える、第1及び第2のPCBA組立体と、を備え、前記コネクタは、前記第1及び第2のPCBA組立体の各々のコネクタ端子と協働して、前記電源より前記第1及び第2のPCBA組立体に給電可能なように前記第1及び第2のPCBA組立体を電気的に接続する、信号発光装置を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車両用の信号発光装置であって、
‐電源に接続されるよう意図されたコネクタと、
‐第1及び第2のPCBA組立体(111,121;211,221;311,321;411,421)であって、各々が、
・プリント回路基板、
・前記プリント回路基板に設けられたコネクタ端子(112,122;212,222;312,322;412;422)、及び
・前記プリント回路基板に設けられ、前記プリント回路基板を介して給電されることが可能な電子部品(115,125;215,225;315,325;415,425)を備え、
‐前記第2のPCBA組立体がその部品(125;225;325;425)の中に少なくとも1つの光源を備える、
第1及び第2のPCBA組立体と、
を備え、
‐前記コネクタは、前記第1及び第2のPCBA組立体の各々のコネクタ端子と協働して、前記電源より前記第1及び第2のPCBA組立体に給電可能なように前記第1及び第2のPCBA組立体を電気的に接続する、
信号発光装置。
【請求項2】
前記第1の組立体のプリント回路基板(111;211;311;411)は、前記第2の組立体のプリント回路基板(121;221;321;421)と同一平面上にあり、前記PCBA組立体は端部から端部まで延在することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記コネクタは、一列または二列で設けられた接触子(113,123,133;213,223,233;313,323,333;413,423,433)の配置を備え、前記第1及び第2の組立体の端子は各々、前記コネクタの接触子の数よりも該端子の接点の総数が少なくなるような接触子(112,122;212,222;312,322;412,422)の配置を備え、前記コネクタの少なくとも1つの接点(133;233;333;433)は、前記第1及び第2のPCBA組立体のコネクタ端子間で空いたままであることを特徴とする、請求項1及び2のいずれか一項に記載の装置。
【請求項4】
前記PCBA組立体(111,121;211,221;311,321;411,421)は、リフレクタと一体的に形成された共通の支持部に固定されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記コネクタはカードエッジコネクタであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記コネクタはピンコネクタであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子と、前記第2のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子とは、同じコネクタ端子であることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1のPCBA組立体(311)は、前記第2のPCBA組立体の前記少なくとも1つの光源(325)を制御することが可能な制御回路(316)を備え、前記コネクタは、前記制御回路(316)を前記少なくとも1つの光源(325)に接続することが可能な電気的リンク(344)を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記第1のPCBA組立体(411)は、前記発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な少なくとも1つの光源(415)を備え、前記第2のPCBA組立体(412)は、別個の発光機能に寄与するよう、前記第1の組立体の光源(415)が出射する光とは異なる光を出射することが可能な光源(425)を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のPCBA組立体(111,211,311,411)は、前記発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な光源の配置を備え、前記第2のPCBA組立体(121;221;321;421)は、同じ発光機能に寄与することが可能な同種の光源の列を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は自動車用照明器具であり、特に自動車両用の信号装置である。
【背景技術】
【0002】
PCBとも呼ばれる細長い形状のプリント回路基板であって、光源、例えば、50個の光源が該プリント回路基板に沿って一列又二列で規則的に実装かつ配列されたプリント回路基板を備える、自動車両用の発光装置が知られている。また、デザインに関する要件を満たすために、プリント回路基板は湾曲状とされている。このような装置は、プリント回路基板の長さと、いくつかのプリント回路基板を標準的な矩形に切り出す処理を、切り出される矩形のプリント回路基板の多くの領域が使用されないという点で非効率にしている前記基板の曲率とに起因して、製造費用が高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
第1の機能を実現するために第1のプリント回路基板に実装された光源と、第2の機能を実現するために第2のプリント回路基板に実装された光源とに基づいて該2つの異なる信号機能が実現された、他の発光装置が知られている。この発光装置に電力を供給するために、第1のプリント回路基板の第1のケーブルハーネスが電源に接続され、第2のプリント回路基板が電源に接続される。このような発光装置は、ハーネス及びプリント回路基板ハーネスコネクタを備えるため、製造費用が高い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、価格を上げることなく、いくつかのプリント回路基板を発光装置において使用可能にすることを目的とする。
【0005】
この目的のために、本発明は、自動車両用の信号発光装置であって、
‐電源に接続されるよう意図されたコネクタと、
‐第1及び第2のPCBA組立体であって、各々が、
‐プリント回路基板、
‐前記プリント回路基板に設けられたコネクタ端子、及び
‐前記プリント回路基板に設けられ、前記プリント回路基板を介して給電されることが可能な電子部品を備え、
‐前記第2のPCBA組立体がその部品の中に少なくとも1つの光源を備える、
第1及び第2のPCBA組立体と、
を備え、
‐前記コネクタは、前記第1及び第2のPCBA組立体の各々のコネクタ端子と協働して、前記電源より前記第1及び第2のPCBA組立体に給電可能なように前記第1及び第2のPCBA組立体を電気的に接続する、
信号発光装置を提供する。
【0006】
PCBA組立体(当業者に周知の略語によると、Printed Circuit Board Assembly)は、電子部品、コネクタ等の他の素子が実装されたプリント回路基板で構成される。
【0007】
コネクタは、該コネクタのすべての接触子を支持する、(可撓性ケーブルに関連して)剛性の接触子支持部が設けられた装置を意味すると理解される。同様に、コネクタ端子は、そのすべての接触子を支持する、剛性の接触子支持部を備える。これにより、一回の接続操作において、コネクタの少なくとも複数の接触子を、少なくとも1つのコネクタ端子のすべての接触子に接続して、前記接触子間の電気的導通を確実なものにすることができる。先行技術では、多数のコネクタ、例えば、カードエッジコネクタ又はピンコネクタが含まれる。
【0008】
電子部品としては、特に、制御回路及び光源が挙げられ得る。
【0009】
コネクタは、第1及び第2のPCBA組立体間の空間の両側に延在するように該2つのPCBA組立体のコネクタ端子と協働することが理解されよう。
【0010】
このように、単一のコネクタを用いることで、組立体の各々を接続することができる。
【0011】
PCBAは、コネクタと2つのコネクタ端子との間の良好な協働を確実なものにするのに十分な共平面度公差内で同一平面上にあると有利である。
【0012】
PCBA組立体は端から端まで延在していると有利である。これは、発光装置のコンパクト性を改善するために特に関連している。
【0013】
第1のPCBA組立体と第2のPCBA組立体とは、第1のPCBA組立体と第2のPCBA組立体との間に最小の空間を残すように互いに協働することが可能な端部を有していると有利である。一非限定な例において、この端部は直線状である。
【0014】
コネクタは一列又は二列で設けられた接触子の配置を備え、第1及び第2の組立体の端子は各々、コネクタの接触子の数よりも総数が少なくなるような接触子の配置を備え、コネクタの少なくとも1つの接触子は、第1及び第2のPCBA組立体のコネクタ端子間で空いたままであると有利である。
【0015】
PCBA組立体は共通の支持部に固定されると有利である。例えば、この端部は、発光装置の筐体により構成されてもよく、あるいは、発光装置のマスク又はトリムにより構成されてもよい。
【0016】
PCBA組立体は、リフレクタと一体形成された共通の支持部に固定されると有利である。これにより、リフレクタに対する第2のPCBA組立体の少なくとも1つの光源の最適な位置決めと同時に、互いに対するPCBA組立体の最適な位置決めが得られる。
【0017】
共通の支持部はラジエータであると有利である。
【0018】
コネクタは、当業者にカードエッジコネクタとして知られているものであると有利である。この種のコネクタは呼ばれ得る。従来のカードエッジコネクタは、クランプ素子により形成された接触子の列を備え、前記素子は、一般にスズ系又はニッケル-金系被膜が設けられたプリント回路基板の溝により形成された接触領域により構成されたコネクタ端子との接触を、それらの弾性によって確実なものにする。カードエッジコネクタは、プリント回路基板に実装されるべき端子の装着を必要とせず、PCBA組立体の超静的状態によるいかなる応力をも生じさせず、PCBA組立体が支持部上に組み立てられた後に手で組み立てることができるという利点をさらに有する。
【0019】
コネクタがカードエッジコネクタである場合、プリント回路基板は、保持手段、好ましくは、コネクタを挿入する作業者の動作下で弾性変形可能な保持手段を、コネクタの両側に形成すると有利である。例えば、保持手段は、アームであって、作業者が該アーム間に後者を挿入する際にコネクタをスナップ留めすることが可能なアームを含んでもよい。
【0020】
コネクタはピン型コネクタであると有利である。そして、組立体の端子はピンコネクタ端子であることが理解されよう。本発明の好適な実施形態では、2つの別個のコネクタ端子を有するが、ピンコネクタの場合、第1のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子と第2のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子とが同じコネクタ端子であってもよいと有利である。これにより、従来のコネクタ端子を、2つのPCBA組立体に装着することによって使用することができる。
【0021】
第1のPCBA組立体は、第2のPCBA組立体の少なくとも1つの光源を制御することが可能な制御回路を備え、コネクタは、前記制御回路を前記光源に接続することが可能な電気的リンクを備えると有利である。
【0022】
第1のPCBA組立体は、発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な少なくとも1つの光源を備え、第2のPCBA組立体は、別個の発光機能に寄与するよう、第1の組立体の光源が出射する光とは異なる光を出射することが可能な光源を備えると有利である。これにより、異なる放熱に対応する光源を光源に配置することができる。
【0023】
第1のPCBA組立体は、発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な光源の配置を備え、第2のPCBA組立体は、同じ発光機能に寄与することが可能な同種の光源の列を備えると有利である。光源の配置は、デザインの制約によっては直線又は曲線に沿って延在し得る光源の列であると有利である。
【0024】
光源は、LEDとも呼ばれる発光ダイオードであると有利である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1A】PCBA組立体及び未装着のカードエッジコネクタを示す、発光装置の部分図である。
【
図1B】PCBA組立体及び未装着のカードエッジコネクタを示す、発光装置の部分図である。
【
図2】ピンコネクタを備えるPCBA組立体を示す、発光装置の部分図である。
【
図3】LEDを制御する回路を備える第1のPCBA組立体と、LEDを備える第2のPCBA組立体とを示す、発光装置の部分図である。
【
図4】第1の信号機能に寄与するよう意図された、白色光を出射することが可能なLEDを備える第1のPCBA組立体と、第1の信号機能に寄与するよう意図された、黄色光を出射することが可能なLEDを備える第2のPCBA組立体とを示す、発光装置の部分図である。
【
図5】リフレクタにより形成された支持部上に組み立てられたPCBA組立体を示す、発光装置の部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1Aは、LED115が実装された第1のPCBA組立体111と、LED125が実装された第2のPCBA組立体121とを備える発光装置の部分図である。装置は、非組立状態で示されたカードエッジコネクタを備える。第1及び第2のPCBA組立体には、カードエッジコネクタの接触子113及び123との電気的な接触をそれぞれ可能にする溝で構成された端子112及び122が設けられる。前記溝は、その摩耗を防止するスズ系被膜により覆われている。配線114,124は、それぞれ、PCBA組立体111及び121を電源に接続する。
【0027】
図1Bは、カードエッジコネクタを用いてPCBA組立体が組み立てられた、同じ発光装置の部分図である。なお、カードエッジコネクタのいくつかの接触子133は、接触子間の隙間が規則的である標準的なコネクタを採用することにより、接触子が基板の端部に近すぎないよう、空いたままである。
【0028】
図2は、LED215,225が実装されたPCBA組立体211,221を示す発光装置の部分図である。PCBA組立体211,221はピンコネクタによって互いに接続されている。ピンコネクタは、2つのプリント回路基板組立体に同時に装着され、配線(図示せず)に接続されたピン端子接触子213,233,223とそれぞれ協働するピン212,232,222を備える。PCB間の空間を覆うピン232は、接触子が基板の端部に近すぎないよう、空いたままである。このようなコネクタを使用して、容易に操作することができる組立体を作成するようにプリント回路基板を固定する。これは、著しい伸びが生じないPCBA組立体、例えば、一方の方向における寸法が他方の方向における寸法の2倍未満の大きさであるPCBA組立体に特に適している。
【0029】
図3は、LED316を制御する回路を備える第1のPCBA組立体311と、LED325を備える第2のPCBA組立体321とを示す、発光装置の部分図である。第1のPCBA組立体311は、複雑な制御回路の使用に適応させた、より複雑な回路の実現を可能にする多数の回路層を有するプリント回路基板を備える。第2のPCBA組立体321は、一層又は二層からなる簡素で安価なプリント回路基板を備える。上述の同じ原理によれば、第1及び第2のPCBA組立体には、カードエッジコネクタの接触子313及び323との電気的な接触をそれぞれ可能にする溝で構成された端子312及び322が設けられる。前記溝は、その摩耗を防止するスズ系被膜により覆われている。カードエッジコネクタのいくつかの接触子133は空いたままである。配線314は、PCBA組立体311を電源に接続する。この場合におけるコネクタは、第1の組立体のプリント回路基板の溝を第2の組立体のプリント回路基板の溝に接続するよう、コネクタのいくつかの接触子を互いに接続するための接続素子を備える。この場合において、それらは配線344であるが、ここでは、いかなる種類の接続素子をも想定可能である。配線を用いることで標準的なカードエッジコネクタを使用することが可能となり、実質的に費用が抑えられる。
【0030】
図4は、光導波路、特に、円筒状の光導波路の導入口に対応する、制限された領域内に光源を集中させることができるように、空間の両側にLED415及び425のグループ化を、それらを離間させる空間の両側に作成するようPCBA組立体が装着された発光装置の部分図である。上述の同じ原理によれば、第1及び第2のPCBA組立体には、カードエッジコネクタの接触子413及び423との電気的な接触をそれぞれ可能にする溝で構成された端子412及び422が設けられる。前記溝は、その摩耗を防止するスズ系被膜により覆われている。カードエッジコネクタのいくつかの接触子433は空いたままである。第1の組立体411のプリント回路基板は、第1の色の光を出射することが可能であり、かつ、第1の信号機能を実施することが可能な光源415を備え、第2の組立体421のプリント回路基板は、第2の色の光を出射することが可能であり、かつ、第2の信号機能を実施することが可能な光源425を備える。これにより、光導波路の導入口に対応する、厳格に制限された領域内に光源を依然として保ちながら、各機能の放熱の必要性に適応させたプリント回路基板を使用することができる。例えば、多くのエネルギを消費する機能に対応するLEDを、絶縁金属基板型(当業者にはIMSの略語で知られている)のプリント回路基板に実装することができる一方で、エネルギをほとんど放出しない機能に対応するLEDを、FR4型の安価なプリント回路基板に実装することができることにより、絶縁金属基板プリント回路基板の過渡に大きい表面積を使用することに関連する費用が追加されることを回避することができる。機能のうちの少なくとも1つのエネルギ消費が特に高い場合、共通の支持部は、放熱のためのラジエータであると有利である。
【0031】
図5は、リフレクタ551により形成された支持部上に組み立てられたPCBA組立体を示す、自動車両のヘッドランプユニットに組み込まれた発光装置の部分図である。コネクタ530は、配線514,524を介してPCBAを電源に接続する。
図5のPCBA組立体は、曲線に沿って列を成すLED515,525の配置を各々備え、これにより、方向の変更を示す機能等の信号機能を実現することができる。なお、この図においては、発光装置は、解決手段のコンパクト性によって、自動車両ヘッドランプに容易に組み込まれる。
【0032】
本発明は、本明細書にて非限定的な例により詳細に説明した実施形態に限定されると見なされるべきではなく、特に、あらゆる等価の手段及びこれら手段の技術的に動作可能なあらゆる組合せ、例えば、第1の機能に寄与するよう意図された制御回路及びLEDが実装されたプリント回路基板を備える第1の組立体及び第2の機能に寄与するよう意図された光源を備える第2の組立体を実施する実施形態、白色光及び黄色光、白色光及び赤色光、又は、白色光及び黄色光及び赤色光のLED、等に及ぶ。かくして、本発明の特徴、変形例、及び様々な実施形態は、相互に排他的であるか又は矛盾しない限り、様々な組合せで互いに関連付けられてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車両用の信号発光装置であって、
‐電源に接続されるよう意図されたコネクタと、
‐第1及び第2のPCBA組立体(111,121;211,221;311,321;411,421)であって、各々が、
・プリント回路基板、
・前記プリント回路基板に設けられたコネクタ端子(112,122;212,222;312,322;412;422)、及び
・前記プリント回路基板に設けられ、前記プリント回路基板を介して給電されることが可能な電子部品(115,125;215,225;315,325;415,425)を備え、
‐前記第2のPCBA組立体がその部品(125;225;325;425)の中に少なくとも1つの光源を備える、
第1及び第2のPCBA組立体と、
を備え、
‐前記コネクタは、前記第1及び第2のPCBA組立体の各々のコネクタ端子と協働して、前記電源より前記第1及び第2のPCBA組立体に給電可能なように前記第1及び第2のPCBA組立体を電気的に接続する、
信号発光装置。
【請求項2】
前記第1の組立体のプリント回路基板(111;211;311;411)は、前記第2の組立体のプリント回路基板(121;221;321;421)と同一平面上にあり、前記PCBA組立体は端部から端部まで延在することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記コネクタは、一列または二列で設けられた接触子(113,123,133;213,223,233;313,323,333;413,423,433)の配置を備え、前記第1及び第2の組立体の端子は各々、前記コネクタの接触子の数よりも該端子の接点の総数が少なくなるような接触子(112,122;212,222;312,322;412,422)の配置を備え、前記コネクタの少なくとも1つの接点(133;233;333;433)は、前記第1及び第2のPCBA組立体のコネクタ端子間で空いたままであることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。
【請求項4】
前記PCBA組立体(111,121;211,221;311,321;411,421)は、リフレクタと一体的に形成された共通の支持部に固定されることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。
【請求項5】
前記コネクタはカードエッジコネクタであることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。
【請求項6】
前記コネクタはピンコネクタであることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子と、前記第2のPCBA組立体に設けられたコネクタ端子とは、同じコネクタ端子であることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1のPCBA組立体(311)は、前記第2のPCBA組立体の前記少なくとも1つの光源(325)を制御することが可能な制御回路(316)を備え、前記コネクタは、前記制御回路(316)を前記少なくとも1つの光源(325)に接続することが可能な電気的リンク(344)を備えることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1のPCBA組立体(411)は、前記発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な少なくとも1つの光源(415)を備え、前記第2のPCBA組立体(412)は、別個の発光機能に寄与するよう、前記第1の組立体の光源(415)が出射する光とは異なる光を出射することが可能な光源(425)を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のPCBA組立体(111,211,311,411)は、前記発光装置の少なくとも1つの信号機能に寄与することが可能な光源の配置を備え、前記第2のPCBA組立体(121;221;321;421)は、同じ発光機能に寄与することが可能な同種の光源の列を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【国際調査報告】