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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-09
(54)【発明の名称】運動器具
(51)【国際特許分類】
   A63B 23/12 20060101AFI20241226BHJP
【FI】
A63B23/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024540544
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-07-19
(86)【国際出願番号】 KR2022017184
(87)【国際公開番号】W WO2023132451
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】10-2022-0002155
(32)【優先日】2022-01-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524248991
【氏名又は名称】ノ ヨンヒョン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ノ ヨンヒョン
(57)【要約】
本発明は運動器具に関し、さらに詳細には室内での層間騒音を防止しながら広くない空間で活用が可能であり、ユーザが揺する方向に応じて弾性波が形成され、ユーザの体にバトルロープのような運動効果を有することができるように一定の長さを有する弾性素材から形成される弾性プレートと、前記弾性プレートの一端に備える重量部材とを含み、ユーザが前記弾性プレートの他端に備えられたハンドルを把持し揺することによって前記弾性プレートは弾性的に波が形成されることを特徴とする運動器具に関するものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定の長さを有する弾性素材から形成される弾性プレート(100)と、前記弾性プレート(100)の一端に備えられる重量部材(200)とを含み、ユーザが前記弾性プレート(100)の他端に備えられたハンドル(110)を把持し揺することによって前記弾性プレート(100)は弾性的に波が形成されることを特徴とする運動器具。
【請求項2】
前記弾性プレート(100)は、帯状に形成された板ばねからなることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
【請求項3】
地面に支持される支持部(310)と、前記支持部(310)から上方に形成される連結部(320)とを含む支持体(300)をさらに含み、前記ハンドル(110)は一端が前記弾性プレート(100)と連結され、他端は前記連結部(320)と結合されることを特徴とする、請求項1に記載の運動器具。
【請求項4】
前記ハンドル(110)は、前記弾性プレート(100)及び前記支持体(300)とそれぞれ分離可能に結合されることを特徴とする、請求項3に記載の運動器具。
【請求項5】
前記弾性プレート(100)は、前記ハンドル(110)の一端の内側に一部挿入が可能であり、前記ハンドル(110)は、挿入された前記弾性プレート(100)を固定させる固定具(112)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運動器具に関し、さらに詳細には、弾性を有する板から形成された運動器具を上下に揺らすことによってバトルロープのような運動効果を得ることができる運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、健康への関心が高まるにつれ、多くの人々が健康を管理するために運動をしている人々が徐々に増えている。
【0003】
特に、健康だけでなく、所望する体の形を作るためにヨガ、ピラティス、ヘルスのような運動をする人口が増えており、YouTube(登録商標)のような映像プラットフォームに運動関連コンテンツが大幅に増えるにつれて、人々はあえて運動施設を探して高い費用を支払うことなく、家庭内で簡単な運動ツールを用意し、運動関連コンテンツを見ながら運動するホームトレーニングをすることが流行のように広がっている。
【0004】
しかし、家で行うホームトレーニングは、全身の脂肪を燃やしながら筋肉に負荷を多く与えることができる運動である器具運動をすることが難しいという問題点が発生しており、単に道具を複数の動作で多くの回数を持ち上げて下ろす形の運動が繰り返されている。
【0005】
このような問題点を解決するため、韓国登録実用新案公報第20-0484830号公報(以下「引用発明」と称する)では、全身運動用ロープの耐久性を増加させながら、家庭内でも活用できる全身運動用ロープが開示されている。
【0006】
全身運動用ロープを活用するバトルロープ運動は、ある一地点に固定されながら一定長さを有する2本のロープを膝を軽く曲げて両腕を前方に伸ばした状態で両手で把持した後、両腕を上下方向に交差で揺するか同時に揺する運動で、筋抵抗力を育てるのはもちろん、腹部、腕、肩などの全身を動かして筋力増強と同時に心血管機能を向上させ、ダイエットに役立て、筋肉生成や運動能力強化を含む様々な運動効果を有することができる。
【0007】
しかし、このような方式の全身運動用ロープは、長さによって運動量が変わるため、運動する空間が広くなければ運動の効果が発揮されない欠点があり、室内では床にロープが衝突し続けるため、層間騒音が発生するおそれがある。したがって、広くない空間でも簡単な道具を通じて全身運動が可能でありながら、様々な運動ができる運動器具に対する開発の必要性が台頭している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20-0484830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような問題点を解決するためのものであり、一定の長さを有する弾性素材からなり、ユーザがハンドルを把持した状態で上下方向に揺することによって弾性的に波が形成され、バトルロープのような運動効果を有しながら、小空間で使用可能であり、層間騒音が発生しない運動器具を提供することにその目的がある。
【0010】
また、室内という限られた小さな空間で様々な部位を鍛える運動をすることができる様々な運動機構を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するための本発明は、一定の長さを有する弾性素材から形成される弾性プレートと、前記弾性プレートの一端に備えられる重量部材とを含み、ユーザが前記弾性プレートの他端に備えられたハンドルを把持し揺することによって前記弾性プレートは弾性的に波が形成されることができる。
【0012】
また、前記弾性プレートは、帯状に形成された板ばねからなることができる。
【0013】
また、地面に支持される支持部と、前記支持部から上方に形成される連結部とを含む支持体をさらに含み、前記ハンドルは、一端が前記弾性プレートと連結されながら他端は前記連結部と結合され得る。
【0014】
また、前記ハンドルは、前記弾性プレート及び前記支持体とそれぞれ分離可能に結合され得る。
【0015】
さらに、前記弾性プレートは、前記ハンドルの一端の内側に一部挿入が可能であり、前記ハンドルは、挿入された前記弾性プレートを固定させる固定具を含むことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、室内での層間騒音を防止しながら広くない空間で活用が可能であり、ユーザが揺する方向に応じて弾性的な波が形成され、ユーザの体にバトルロープのような運動効果を与えることができる。
【0017】
また、前記弾性プレートの他端に結合されるハンドルは、支持体及び弾性プレートと分離可能に結合されることにより、ハンドルと支持体のみが結合される場合、プッシュアップモジュールが形成され、様々な運動器具として活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】従来技術の図である。
図2】本発明の一実施形態に係る運動器具の斜視図である。
図3】本発明の一実施形態に係る運動器具の正面図である。
図4】本発明の一実施形態に係る運動器具の平面図である。
図5】本発明の一実施形態に係る弾性プレートの例示図である。
図6】同上。
図7】本発明の一実施形態に係る弾性プレートの固定構造の例示図である。
図8】本発明の一実施形態に係る運動器具の例示図である。
図9】本発明の一実施形態に係る、プッシュアップモジュールの例示図である。
図10】本発明の一実施形態に係る運動器具の使用の例示図である。
【発明の実施するための形態】
【0019】
本発明においては、一定の長さを有する弾性素材からなり、ユーザが上下に揺することによって弾性的に波が形成され、バトルロープのような運動効果を有するように一定長さを有する弾性素材で形成される弾性プレートと、前記弾性プレートの一端に備えられる重量部材とを含み、ユーザが前記弾性プレートの他端に備えられたハンドルを把持し揺することによって前記弾性プレートは弾性的に波が形成されることを特徴とする運動器具を提案する。
【0020】
本発明の権利範囲は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨から逸脱しない範囲内で当該技術分野の通常の知識を有する者によって様々に変形実施され得る。
【0021】
以下、本発明の運動器具は添付の図2図10を参照して詳細に説明する。
【0022】
本発明である運動器具10は、図5図7に示すように、一定長さを有する弾性素材で形成される弾性プレート100と、弾性プレート100の一端に設けられる重量部材200と、弾性プレート100の他端に備えられるハンドル110とを含むことができる。
【0023】
弾性プレート100は、形状について限定されないが、図2図8に示すように弾性的に波を形成するのに好ましい構造として、帯状に形成された板ばねの形態に形成されることが好ましい。
【0024】
ユーザは 弾性プレート100の他端に備えられたハンドル110を把持し上下方向に揺することによって弾性プレート100は一端の方向に弾性的に波が形成され、ユーザが揺する幅に応じて弾性的に形成される波はますます大きくなり得る。
【0025】
また、弾性プレート100の一端に備えられる重量部材200により、一端の方向に弾性的に形成される波の大きさが大きくなることができ、波の大きさは重量部材200の重量に比例することができる。
【0026】
重量部材200は、図5図6に示すように弾性プレート100の一端に備えられ、ユーザのコンディションやユーザの運動能力に応じてそれぞれ異なる重量の重量部材200を交替して使用され得るように弾性プレート100の一端から分離可能に結合され得る。
【0027】
一例として、筋力が弱い高齢者が弾性プレート100を使用する場合、重量部材200なしで弾性プレート100のみを使用できるように重量部材200を弾性プレート100から分離させることができ、熟練者が弾性プレート100を使用する場合、基準となる重量部材200よりさらに重い重量部材200を用いて運動ができるように重量部材200を弾性プレート100から分離させた後、さらに重い重量部材200を弾性プレート100の一端に結合させることができる。
【0028】
また、重量部材200は、弾性プレート100の長手方向に移動させて弾性プレート100の重心を移動させることができる。これにより、同じ重量部材200を用いても、弾性プレート100の重心の変化でユーザが所望する部位の筋肉に刺激を与えることができる。
【0029】
重量部材200は、図2図8において丸形状に形成されているが、形状、素材に限定されず、弾性プレート100の長さ、弾性力、広さに応じて様々な形状に用いることができる。
【0030】
また、重量部材200は、一例として、KG単位またはポンド単位などの、度量衡に換算され得る一定の重量で形成され得、前述したように、ユーザのコンディションやユーザの運動能力に応じて、各々異なる重量の重量部材200を交替して使用するようにすることができる。
【0031】
前述した内容に基づいて一定長さを有する弾性素材で形成される弾性プレート100は、一端に重量部材200が備えられ、ユーザが前記弾性プレート100の他端を把持し揺することによって前記弾性プレート100は、ユーザが揺する方向に応じて弾性的波が形成され、ユーザの体にバトルロープのような運動効果を与えることができる。
【0032】
弾性プレート100は、図5図8に示すように、他端にユーザが容易に弾性プレート100を把持することができるようにハンドル110が形成され得、ハンドル110は一定長さを有する棒状に形成されながら一端が弾性プレート100の他端と分離可能に結合され得る。このとき、ハンドル110の形状は棒で記載されているが、形状について限定されない。
【0033】
このとき、ハンドル110と弾性プレート100が結合される方法について制限はなく、一例として、ハンドル110の一端に雄ねじが形成され、弾性プレート100に雌ねじが形成されてハンドル110の一端が弾性プレート100の他端に挿入されて締結され得る。
【0034】
ハンドル110は、図7図8に示すように、内側に空の空間が形成され、弾性プレート100がハンドル110の内側に一部挿入されることにつれて弾性プレート100の長さを調節することができる。
【0035】
このとき、ハンドル110は、一端部に一端方向を向くほど面積が狭くなる形状の結合部111が形成され得る。
【0036】
ハンドル110に形成された結合部111は、ハンドル110の内側に形成された空の空間に弾性プレート100が挿入され得る入口が形成され、弾性プレート100が入口に挿入されている場合、入口は弾性プレート100を押圧することができる。
【0037】
さらに、ハンドル110は、入口を通って内側に空いている空間内に挿入された弾性プレート100の位置を固定するための固定具112を含むことができる。
【0038】
固定具112の内側は、ハンドル110の結合部111の外側と対応する形状に形成され、結合部111に形成された入口を介してハンドル110の内側に一部挿入されている弾性プレート100が固定されるように結合部111と締結されることによって、結合部111の入口を押圧することができ、これによって、弾性プレート100は、ハンドル110に固定され得る。
【0039】
結合部111と固定具112の形状は様々な形状に形成することができ、結合部111と固定具112の締結により弾性プレート100が固定される結合構造について限定されない。
【0040】
また、弾性プレート100は、分離されたハンドル110の他端方向に挿入され得、弾性プレート100の他端にはストッパー113が形成されて、図7に示すように弾性プレート100が一定の長さを超えて排出されるのを防止することができる。
【0041】
また、ハンドル110は、ユーザが把持する一地点が摩擦によってユーザの手が滑るのを防止するために特定の模様が刻まれたり、突起が形成されたりし得る。
【0042】
このとき、ハンドル110に形成される摩擦を防止するための形状と模様については限定されない。
【0043】
支持体300は、図2図4及び図8図9に示すように、地面が支持される支持部310と、支持部310から上方の方向に形成された連結部320とを含むことができる。支持部310は、図2及び図9に「U」字状に示されているが、地面に安定して支持されるための形状に形成されることが好ましく、形状を限定しない。
【0044】
連結部320は、支持部310の一端から上方の方向に延びて形成され得、支持体300と離隔されて配置される横になった状態のハンドル110と分離可能に結合され、連結部320とハンドル110の結合構造は、結合が容易でありながら一定以上の荷重を持ちこたえることができるねじ結合構造に結合されることが好ましい。
【0045】
支持体300と結合されたハンドル110は、図9に示すように、プッシュアップモジュールとして使用することができ、ユーザは少なくとも1つのプッシュアップモジュールを地面に支持した状態でハンドル110を把持してプッシュアップ動作を行うことができる。
【0046】
前述した内容に基づいて、本発明の運動器具10は、弾性プレート100の他端に結合されるハンドル110は、支持体300及び弾性プレート100と分離可能に結合され得、ハンドル110と弾性プレート100のみ結合される場合、形成される層間騒音を防止しながら広くない空間で活用が可能であり、ユーザが揺する方向に応じて弾性波が形成され、ユーザの体にバトルロープのような運動効果を得ることができ、ハンドル110と支持体300のみ結合される場合、様々な姿勢のプッシュアップが可能になるようにプッシュアップモジュールとして活用され得る。
【0047】
本発明の運動器具10は、様々な形態の運動を可能にするためにユーザによって容易に活用され得る。
【符号の説明】
【0048】
10 運動器具
100 弾性プレート
110 ハンドル
111 結合部
112 固定具
113 ストッパー
200 重量部材
300 支持体
310 支持部
320 連結部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】