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  • 特表-省力型折畳みペダル 図1
  • 特表-省力型折畳みペダル 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-09
(54)【発明の名称】省力型折畳みペダル
(51)【国際特許分類】
   B62M 3/08 20060101AFI20241226BHJP
【FI】
B62M3/08 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024542027
(86)(22)【出願日】2023-01-05
(85)【翻訳文提出日】2024-07-11
(86)【国際出願番号】 CN2023070717
(87)【国際公開番号】W WO2023134538
(87)【国際公開日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】202210063867.6
(32)【優先日】2022-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524263732
【氏名又は名称】王 相軍
【氏名又は名称原語表記】WANG XIANGJUN
【住所又は居所原語表記】16,Building 51,Nanling Village,Longquan Street,Tianjia’an District,Huainan,Anhui 232000,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 相軍
(57)【要約】
本発明はペダルの技術分野に関し、省力型折畳みペダルを開示し、ペダルプレートと、一端が自転車の変速クランクに横方向にヒンジ接続され、他端がペダルプレートに縦方向にヒンジ接続される省力ロッドとを含み、省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端にはそれぞれ相互に対応する負荷制限構造が設けられ、本発明に係る省力型折畳みペダルによれば、省力ロッドを設けることで、ペダルに省力機能を持たせ、負荷制限構造を設けることで、折畳み後の既存のペダルプレートの横方向サイズが大きいという問題を解決する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペダルプレートと、一端が自転車の変速クランクに横方向にヒンジ接続され、他端がペダルプレートに縦方向にヒンジ接続される省力ロッドとを含む省力型折畳みペダルであって、前記省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端にはそれぞれ相互に対応する負荷制限構造が設けられる、ことを特徴とする省力型折畳みペダル。
【請求項2】
前記横方向にヒンジ接続された横方向ヒンジ接続軸はねじであり、前記省力ロッドの一端には孔が設けられ、前記孔内には軸受けが設けられ、軸受けの内輪を貫通して露出した前記ねじのねじ山はクランクのねじ穴に嵌合接続されることに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項3】
前記ペダルプレートの踏み面は、横方向ヒンジ接続軸に対して前方に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項4】
前記ペダルプレートは枠状ペダルプレートであり、折畳み状態で省力ロッドは前記枠状ペダルプレート内に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項5】
前記ペダルプレートが展開された状態では、該ペダルプレートの踏面は、内側が低く外側が高いようにある角度で上方に傾斜している、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項6】
前記縦方向にヒンジ接続された縦方向ヒンジ接続軸の軸端には調節ナットが設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項7】
前記負荷制限構造は少なくとも2つの負荷制限ブロックを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項8】
前記負荷制限ブロックは扇形ボスである、ことを特徴とする請求項7に記載の省力型折畳みペダル。
【請求項9】
前記ペダルプレートが展開された状態では、ペダルプレート上の2つの負荷制限ブロックと省力ロッド上の2つの負荷制限ブロックとの接触面の横方向角はマイナス60°~プラス60°の間の値である、ことを特徴とする請求項7に記載の省力型折畳みペダル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はペダルの技術分野に関し、特に省力型折畳みペダルに関する。
【背景技術】
【0002】
折畳み後の自転車ペダルの横方向サイズが小さいほど利便性が高くなるが、既存の折畳みペダルの横方向ヒンジ接続軸、つまりペダルプレートシャフトがペダルプレート内に設けられ、ペダルプレートの厚さにより、ペダルプレートシャフトに外装される軸受けの外径サイズが制限され、軸受けの外径及びペダルプレートシャフトの長さは、負荷できる力に比例し、所定の負荷力を得たい場合、ペダルプレートシャフトを長く設計する必要があり、ペダルプレートシャフトが長いため、折畳み後のペダルの横方向サイズが約50mmになり、当然、このような折畳みサイズが比較的良好な利便性を提供できない。折畳み後のペダルのサイズを更に小さくするために、クイックリリースペダルが発明されており、クイックリリースペダルのクランクに残されたベースの横方向サイズが小さいが、ペダルを取り外した後の収納や運びに問題がある。例えば、出願番号がCN201921667060.3である特許では、追加された省力ロッドは省力化できるが、折畳み機能がなく、出願番号がCN200420093884.1及びCN200620061687.0である特許では、ペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端の下縁にはヒンジ接続軸が設けられ、上縁には制限ブロックが設けられ、ヒンジ接続軸孔と制限ブロックとの距離が、単一の制限構造として負荷モーメントアームを構成し、ヒンジ接続軸の負荷力はヒンジ接続軸から制限ブロックまでの距離に反比例する。ヒンジ接続軸受けに大きな負荷がかからないように、制限ブロックとヒンジ接続軸との距離が遠く設定されるため、ペダルプレートが非常に厚くなり、折畳み後に、クランクに干渉するのが避けられず、ペダルの折畳み及び展開状態を安定させるために、制限孔、鋼球及びばね部材が更に設けられ、構造が複雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、従来技術に存在する少なくとも1つの上記問題を解決するための省力型折畳みペダルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を実現するために、本発明は以下の技術的解決手段を用いる。
【0005】
省力型折畳みペダルであって、ペダルプレートとクランクとの間に省力ロッドが設けられることで、ペダルに省力機能を持たせる。省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端にはそれぞれ相互に対応する負荷制限構造が設けられ、その縦方向ヒンジ接続軸に踏力負荷がかからず、負荷制限構造は踏力負荷を完全に負担し、縦方向ヒンジ接続軸の負荷の問題を回避できるため、負荷モーメントアームが大幅に短縮でき、また、負荷モーメントアームがペダルプレートの下縁から上縁までの距離に拡げられ、単一の制限構造に比べて、該負荷モーメントアームの余長は縦方向ヒンジ接続軸の中心からペダルプレートの下縁までの距離となるため、薄いペダルプレートの設置が可能になり、折畳み後の薄いペダルプレートの横方向サイズが小さく、クランクに干渉することがない。そして、縦方向ヒンジ接続軸に調節ナットが設けられるので、折畳み及び展開状態を比較的安定させることができ、制限構造を省略でき、上記問題を効果的に解決できる。
【0006】
本発明が技術的課題を解決するために用いられる技術的解決手段は以下のとおりである。ペダルプレートと、一端が自転車の変速クランクに横方向にヒンジ接続され、他端がペダルプレートに縦方向にヒンジ接続される省力ロッドとを含む省力型折畳みペダルであって、前記省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端にはそれぞれ相互に対応する負荷制限構造が設けられる。
【0007】
更に、前記横方向にヒンジ接続された横方向ヒンジ接続軸はねじであり、省力ロッドの一端に孔が設けられ、孔内には軸受けが設けられ、軸受けの内輪を貫通し露出したねじのねじ山はクランクのねじ穴に嵌合接続されることに用いられる。
【0008】
更に、前記ペダルプレートの踏み面は、横方向ヒンジ接続軸に対して前方に設けられる。
【0009】
更に、前記ペダルプレートは枠状ペダルプレートであり、折畳み状態では、省力ロッドの一部又は全部が枠状ペダルプレート内に配置される。
【0010】
更に、前記ペダルプレートが展開された状態では、該ペダルプレートの踏面は、内側が低く外側が高いようにある角度で上方に傾斜している。
【0011】
更に、前記縦方向にヒンジ接続された縦方向ヒンジ接続軸の軸端には調節ナットが設けられる。
【0012】
更に、前記負荷制限構造は少なくとも2つの負荷制限ブロックを含む。
【0013】
更に、前記負荷制限ブロックは扇形ボスである。
【0014】
更に、前記ペダルプレートが展開された状態では、ペダルプレート上の2つの負荷制限ブロックと省力ロッド上の2つの負荷制限ブロックとの接触面の横方向角はマイナス60°~プラス60°の間の値である。
【0015】
上記技術的解決手段における踏力の伝達経路は、ペダルプレート、省力ロッド、クランク、中間変速部、車輪である。
【0016】
上記省力ロッドの一端は、ペダル駆動に用いられるボード等の他のペダル駆動装置上のクランクに接続されてもよく、省力ロッドの一端はクランクに接続されることに限定されず、駆動ペダルとして用いられることに限定されず、他の装置部材に接続されて支持ペダルとして使用されてもよい。
【発明の効果】
【0017】
従来技術に比べて、本発明の省力型折畳みペダルは少なくとも以下の有益な効果を有する。省力化を前提として、負荷制限構造が用いられ、縦方向ヒンジ接続軸に踏力負荷がかからないため、縦方向ヒンジ接続軸の負荷の問題を回避でき、短い負荷モーメントアームの使用が可能になり、そして、省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端の外縁サイズを負荷モーメントアームとして最大限に活用することで、薄い省力ロッドとペダルプレートの設置を可能にし、折畳み後のペダルの全幅が25mm未満となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の展開状態での左側ペダルの左概略斜視図である。
図2】本発明の折畳み状態での左側ペダルの左概略斜視図である。
図3】本発明の折畳み状態での左側ペダルの概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、図面及び実施例又は従来技術の説明と組み合わせて、本発明を簡単に説明し、明らかなように、図面の構造に関する以下の説明は、単に本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。なお、これらの実施形態の説明は本発明の理解を助けるために使用されるものであり、本発明を限定するものではない。
【0020】
実施例1:
本実施例は、省力型折畳みペダルを提供し、図1に示すように、省力ロッド1の一端には孔8が設けられ、孔8内には2つの軸受け31が設けられ、ねじ3は軸受け31の内輪を貫通してクランク7のねじ穴内にねじ込まれ、2つの軸受け31の間、及び軸受け31とクランク7との間にワッシャー32が設けられ、省力ロッド1の他端は枠状ペダルプレート2に縦方向ヒンジ接続軸4によって縦方向にヒンジ接続され、省力ロッド1上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第1扇形ボス5が設けられ、勿論、他の数の第1扇形ボス5であってもよく、枠状ペダルプレート2上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第2扇形ボス6が設けられ、枠状ペダルプレート2の第2扇形ボス6の数は縦方向ヒンジ接続端上の第1扇形ボス5の数に一致しており、且つそれらは相互に対応しており、このときに、枠状ペダルプレート2が展開状態にあり、第1扇形ボス5は第2扇形ボス6に接触し、その接触面の横方向角が水平状態にあり、枠状ペダルプレート2の踏面は、内側が低く外側が高いようにある角度で上方に傾斜している。
【0021】
図2に示すように、省力ロッド1の一端には孔8が設けられ、他端は枠状ペダルプレート2に縦方向ヒンジ接続軸4によって縦方向にヒンジ接続され、省力ロッド1上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第1扇形ボス5が設けられ、枠状ペダルプレート2上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第2扇形ボス6が設けられ、このときに、枠状ペダルプレート2は図1の展開状態から図2の折畳み状態に反時計回りに回転し、2つの第2扇形ボス6は、枠状ペダルプレート2とともに図1の位置から図2の位置に反時計回りに回転し、省力ロッド1は枠状ペダルプレート2のフレーム内に配置される。
【0022】
図3に示すように、枠状ペダルプレート2の踏み面は省力ロッド1の一端の孔に対して前方に設けられ、すなわち、省力ロッド1に孔8が設けられる端部の孔8の円心はペダルプレート2の中心線Lからずれており、省力ロッド1の他端は枠状ペダルプレート2と縦方向ヒンジ接続軸4によって縦方向にヒンジ接続される。省力ロッド1上の2つの縦方向ヒンジ接続端の外側にはそれぞれ2つの第1扇形ボス5が設けられ、枠状ペダルプレート2上の2つの縦方向ヒンジ接続端の内側にはそれぞれ2つの第2扇形ボス6が設けられ、縦方向ヒンジ接続軸4の軸端には調節ナット41が設けられ、縦方向調節ナット41を適宜調整すると、枠状ペダルプレート2上の2つの縦方向ヒンジ接続端は適度の押引力を得ることができ、該押引力により、枠状ペダルプレート2の両端部の間の距離が僅かに変化し、該僅かな変化により、省力ロッド1と枠状ペダルプレート2との接触面に適度な押引力を生成することができ、該押引力はヒンジ接続減衰力を形成し、該減衰力により、枠状ペダルプレート2の展開及び折畳み状態を比較的安定させることができ、このときに、枠状ペダルプレート2は折畳み状態にあり、省力ロッド1は枠状ペダルプレート2のフレーム内に配置される。
【0023】
上記実施例では、省力ロッド1及び枠状ペダルプレート2はADC12アルミ合金ダイカスト製であり、試験の結果、縦方向ヒンジ接続軸から70mm離れた位置で145kgの踏力を受けることができ、折畳み後のサイズは23.5mmである。
【0024】
最後に、上記の内容は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の精神や原則内に行ったあらゆる修正、同等の置換、改良等は本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0025】
1、省力ロッド
2、枠状ペダルプレート
3、ねじ
31、軸受け
32、ワッシャー
4、縦方向ヒンジ接続軸
41、調節ナット
5、第1扇形ボス
6、第2扇形ボス
7、クランク
8、孔
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2024-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
省力型折畳みペダルであって、ペダルプレートとクランクとの間に省力ロッドが設けられることで、ペダルに省力機能を持たせる。省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端にはそれぞれ相互に対応する負荷制限構造が設けられ、縦方向ヒンジ接続軸に踏力負荷がかからず、負荷制限構造は踏力負荷を完全に負担し、縦方向ヒンジ接続軸の負荷の問題を回避できるため、負荷モーメントアームが大幅に短縮でき、また、負荷モーメントアームがペダルプレートの下縁から上縁までの距離に拡げられ、単一の制限構造に比べて、該負荷モーメントアームの余長は縦方向ヒンジ接続軸の中心からペダルプレートの下縁までの距離となるため、薄いペダルプレートの設置が可能になり、折畳み後の薄いペダルプレートの横方向サイズが小さく、クランクに干渉することがない。そして、縦方向ヒンジ接続軸に調節ナットが設けられるので、折畳み及び展開状態を比較的安定させることができ、制限構造を省略でき、上記問題を効果的に解決できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
従来技術に比べて、本発明の省力型折畳みペダルは少なくとも以下の有益な効果を有する。省力化を前提として、負荷制限構造が用いられ、縦方向ヒンジ接続軸に踏力負荷がかからないため、縦方向ヒンジ接続軸の負荷の問題を回避でき、短い負荷モーメントアームの使用が可能になり、そして、省力ロッドとペダルプレートの縦方向ヒンジ接続端の外縁を負荷モーメントアームとして最大限に活用することで、薄い省力ロッドとペダルプレートの設置を可能にし、折畳み後のペダルの全幅が25mm未満となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
図1】本発明の展開状態での側ペダルの概略斜視図である。
図2】本発明の折畳み状態での側ペダルの概略斜視図である。
図3】本発明の折畳み状態での左側ペダルの概略面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
実施例1:
本実施例は、省力型折畳みペダルを提供し、図1に示すように、省力ロッド1の一端には孔が設けられ、孔内には2つの軸受け31が設けられ、ねじ3は軸受け31の内輪を貫通してクランク7のねじ穴内にねじ込まれ、2つの軸受け31の間、及び軸受け31とクランク7との間にワッシャー32が設けられ、省力ロッド1の他端は枠状ペダルプレート2に縦方向ヒンジ接続軸4によって縦方向にヒンジ接続され、省力ロッド1上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第1扇形ボス5が設けられ、勿論、他の数の第1扇形ボス5であってもよく、枠状ペダルプレート2上の縦方向ヒンジ接続端には2つの第2扇形ボス6が設けられ、枠状ペダルプレート2の縦方向ヒンジ接続端上の第2扇形ボス6の数は省力ロッド1の縦方向ヒンジ接続端上の第1扇形ボス5の数に一致しており、且つそれらは相互に対応しており、このときに、枠状ペダルプレート2が展開状態にあり、第1扇形ボス5は第2扇形ボス6に接触し、その接触面の横方向角が水平状態にあり、枠状ペダルプレート2の踏面は、内側が低く外側が高いようにある角度で上方に傾斜している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
図3に示すように、枠状ペダルプレート2の踏み面は省力ロッド1の一端の孔に対して前方に設けられ、すなわち、省力ロッド1に孔8が設けられ、ペダルプレート2の中心線Lは孔8の円心の前側にあり、省力ロッド1の他端は枠状ペダルプレート2と縦方向ヒンジ接続軸4によって縦方向にヒンジ接続される。省力ロッド1上の2つの縦方向ヒンジ接続端の外側にはそれぞれ2つの第1扇形ボス5が設けられ、枠状ペダルプレート2上の2つの縦方向ヒンジ接続端の内側にはそれぞれ2つの第2扇形ボス6が設けられ、縦方向ヒンジ接続軸4の軸端には調節ナット41が設けられ、調節ナット41を適宜調整すると、枠状ペダルプレート2上の2つの縦方向ヒンジ接続端は適度の押引力を得ることができ、該押引力により、枠状ペダルプレート2の両端部の間の距離が僅かに変化し、該僅かな変化により、省力ロッド1と枠状ペダルプレート2との接触面に適度な押引力を生成することができ、該押引力はヒンジ接続減衰力を形成し、該減衰力により、枠状ペダルプレート2の展開及び折畳み状態を比較的安定させることができ、このときに、枠状ペダルプレート2は折畳み状態にあり、省力ロッド1は枠状ペダルプレート2のフレーム内に配置される。
【国際調査報告】