(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-17
(54)【発明の名称】結合のための結晶粒成長の制御、及び結晶粒成長を制御した結合構造
(51)【国際特許分類】
H01L 21/3205 20060101AFI20250109BHJP
H10D 88/00 20250101ALI20250109BHJP
【FI】
H01L21/88 Q
H01L21/88 T
H01L21/88 J
H01L27/00 301C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537976
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-08-20
(86)【国際出願番号】 US2022082186
(87)【国際公開番号】W WO2023122697
(87)【国際公開日】2023-06-29
(32)【優先日】2021-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518065991
【氏名又は名称】アデイア セミコンダクター ボンディング テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100123630
【氏名又は名称】渡邊 誠
(72)【発明者】
【氏名】タイル ジェレミー アルフレッド
(72)【発明者】
【氏名】ウゾー シプリアン エメカ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ギリアン
【テーマコード(参考)】
5F033
【Fターム(参考)】
5F033HH11
5F033HH13
5F033HH14
5F033HH32
5F033HH33
5F033LL02
5F033LL06
5F033MM01
5F033MM13
5F033PP15
5F033PP27
5F033PP28
5F033QQ09
5F033QQ48
5F033QQ73
5F033RR04
5F033RR06
5F033RR08
5F033VV07
5F033WW01
5F033WW03
5F033WW04
5F033XX12
(57)【要約】
素子であって、素子の接触面における導電性特徴と、接触面における、導電性特徴が少なくとも部分的に埋め込まれた非導電性領域とを含む素子を開示する。接触特徴は、導電材料と、導電材料の結晶粒界における一定量の不純物とを含む。不純物は、結合温度で導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する。
【選択図】
図4E
【特許請求の範囲】
【請求項1】
素子であって、
前記素子の接触面における導電性特徴と、
前記接触面における、前記導電性特徴が少なくとも部分的に埋め込まれた非導電性領域と、
を含み、前記導電性特徴は、導電材料と、前記導電材料の結晶粒界における一定量の不純物とを含み、前記不純物は、結合温度で前記導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する、
ことを特徴とする素子。
【請求項2】
前記不純物は金属化合物を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項3】
前記不純物は金属酸化物を含む、
請求項2に記載の素子。
【請求項4】
前記不純物は非金属化合物を含む、
請求項1に記載の元素。
【請求項5】
前記不純物は非金属酸化物を含む、
請求項4に記載の元素。
【請求項6】
前記不純物は化学的化合物を含む、
請求項1に記載の元素。
【請求項7】
前記導電材料は銅を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項8】
前記不純物は耐熱材料を含む、
請求項7に記載の素子。
【請求項9】
前記不純物はタンタルを含む、
請求項7に記載の素子。
【請求項10】
前記不純物はジルコニウムを含む、
請求項7に記載の元素。
【請求項11】
前記不純物はモリブデンを含む、
請求項7に記載の元素。
【請求項12】
前記導電性特徴は、前記導電材料の結晶粒が前記不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成される、
請求項1に記載の素子。
【請求項13】
前記不純物は、前記導電材料の結晶粒界の5%~75%を覆うように配置される、
請求項1に記載の素子。
【請求項14】
前記不純物は、前記導電材料の結晶粒界の5%~40%を覆うように配置される、
請求項1に記載の素子。
【請求項15】
前記導電性特徴は、20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの前記不純物を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項16】
前記導電性特徴は、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの前記不純物を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項17】
前記不純物の量は、室温で前記導電材料のポテンシャルエネルギーが維持されるように構成される、
請求項1に記載の素子。
【請求項18】
前記導電性特徴は、前記接触面付近に20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの前記不純物を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項19】
前記導電性特徴は、前記接触面付近に200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの前記不純物を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項20】
前記導電性特徴はコンタクトパッドを含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項21】
前記導電性特徴は基板貫通ビア(TSV)を含む、
請求項1に記載の素子。
【請求項22】
前記結合温度は100℃~250℃の範囲内である、
請求項1に記載の素子。
【請求項23】
結合構造であって、
第1の素子と、
第2の素子と、
を含み、
前記第1の素子は、第1の導電性特徴と、前記第1の素子の第1の接触面における第1の非導電性領域とを含み、
前記第2の素子は、前記第1の導電性特徴に直接結合されて結合導電性特徴を定める第2の導電性特徴と、前記第1の非導電性領域に直接結合された第2の非導電性領域とを含み、
前記結合導電性特徴は、導電材料及び一定濃度の不純物を含み、前記不純物は、前記導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する、
ことを特徴とする結合構造。
【請求項24】
前記不純物は、前記導電材料の結晶粒界に存在する、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項25】
前記不純物は金属化合物を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項26】
前記不純物は金属酸化物を含む、
請求項24に記載の結合構造。
【請求項27】
前記不純物は非金属化合物を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項28】
前記不純物は非金属酸化物を含む、
請求項27に記載の結合構造。
【請求項29】
前記不純物は化学的化合物を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項30】
前記導電材料は銅を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項31】
前記不純物は耐熱材料を含む、
請求項30に記載の結合構造。
【請求項32】
前記不純物はタンタルを含む、
請求項30記載の結合構造。
【請求項33】
前記不純物はジルコニウムを含む、
請求項30記載の結合構造。
【請求項34】
前記不純物はモリブデンを含む、
請求項30記載の結合構造。
【請求項35】
前記導電性特徴は、前記導電材料の結晶粒が前記不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成される、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項36】
前記結合導電性特徴は、20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの前記不純物を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項37】
前記結合導電性特徴は、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの前記不純物を含む、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項38】
不純物の量は、室温で前記導電材料のポテンシャルエネルギーが維持されるように構成される、
請求項23に記載の結合構造。
【請求項39】
素子の形成方法であって、
誘電材料に開口部を形成することと、
前記開口部内に導電材料を供給することと、
前記導電材料の結晶粒界に非合金不純物を供給することと、
前記誘電材料及び前記導電材料の表面を研磨することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項40】
前記非合金不純物を供給することは、前記非合金不純物を含むシード層を設けることを含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記非合金不純物を供給することは、前記非合金不純物を前記導電材料と共堆積させることを含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記非合金不純物を供給することは、前記非合金不純物を前記導電材料と共スパッタリングすることを含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記不純物は金属化合物を含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記不純物は金属酸化物を含む、
請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記不純物は非金属化合物を含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項46】
前記不純物は非金属酸化物を含む、
請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記不純物は化学的化合物を含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項48】
前記導電材料は銅を含む、
請求項39に記載の方法。
【請求項49】
前記不純物は耐熱材料を含む、
請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記不純物はタンタルを含む、
請求項48に記載の方法。
【請求項51】
前記不純物はジルコニウムを含む、
請求項48に記載の方法。
【請求項52】
前記不純物はモリブデンを含む、
請求項48に記載の方法。
【請求項53】
結合構造の形成方法であって、
第1の接触面に第1の導電性特徴及び第1の非導電性領域を有する第1の素子と、第2の接触面に第2の導電性特徴及び第2の非導電性領域を有する第2の素子とを準備することと、
仲介接着剤を使用せずに前記第1の非導電性領域を前記第2の非導電性領域に直接結合することと、
アニール処理によって前記第1の導電性特徴を前記第2の導電性特徴に接合して結合導電性特徴を形成することと、
を含み、
前記結合導電性特徴は、導電材料及び一定濃度の不純物を含み、前記不純物は、前記導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する、
ことを特徴とする方法。
【請求項54】
前記不純物は金属化合物を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記不純物は金属酸化物を含む、
請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記不純物は非金属化合物を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項57】
前記不純物は非金属酸化物を含む、
請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記不純物は化学的化合物を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項59】
前記導電材料は銅を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項60】
前記不純物は耐熱材料を含む、
請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記不純物はタンタルを含む、
請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記不純物はジルコニウムを含む、
請求項59に記載の方法。
【請求項63】
前記不純物はモリブデンを含む、
請求項59に記載の方法。
【請求項64】
前記導電性特徴は、前記導電材料の結晶粒が前記不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成される、
請求項53に記載の方法。
【請求項65】
前記結合導電性特徴は、20パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの前記不純物を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項66】
前記結合導電性特徴は、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの前記不純物を含む、
請求項53に記載の方法。
【請求項67】
結合構造であって、
第1の素子と、
第2の素子と、
を含み、
前記第1の素子は、第1の導電性特徴と、前記第1の素子の第1の接触面における第1の非導電性領域とを含み、
前記第2の素子は、前記第1の導電性特徴に直接結合されて結合導電性特徴を定める第2の導電性特徴と、前記第1の非導電性領域に直接結合された第2の非導電性領域とを含み、
前記第1の素子の結合表面積は前記第2の素子の結合表面積よりも小さく、前記第1の素子の材料と前記第2の素子の材料との間の熱膨張係数(CTE)差は5ppm/℃よりも大きい、
ことを特徴とする結合構造。
【請求項68】
前記第1の導電性特徴は不純物を含む、
請求項67に記載の結合構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2021年12月23日に出願された「結合のための結晶粒成長の制御、及び結晶粒成長を制御した結合構造(CONTROLLED GRAIN GROWTH FOR BONDING AND BONDED STRUCTURE WITH CONTROLLED GRAIN GROWTH)」という名称の米国仮特許出願第63/293,300号の米国特許法第119条に基づく優先権を主張するものであり、この文献の内容はその全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。
【0002】
本分野は、結晶粒成長を制御した導電性特徴に関する。
【背景技術】
【0003】
集積デバイスダイ又はチップなどの半導体素子は、他の素子上に実装又は積層することができる。例えば、半導体素子は、パッケージ基板、インターポーザ、再構成ウェハ又は素子などのキャリアに実装することができる。別の例として、半導体素子を別の半導体素子上に積層することもでき、例えば第1の集積デバイスダイを第2の集積デバイスダイ上に積層することができる。各半導体素子は、半導体素子を互いに機械的及び電気的に結合するための導電パッドを有することができる。信頼度の高い結合のために導電パッドの形成方法を改善することが継続的に必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第9,564,414号明細書
【特許文献2】米国特許第9,391,143号明細書
【特許文献3】米国特許第10,434,749号明細書
【特許文献4】米国特許第9,716,033号明細書
【特許文献5】米国特許第9,852,988号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
添付図を参照しながら詳細な説明を行う。異なる図における同じ参照番号の使用は同様又は同一の項目を示す。
【0006】
本説明では、図に示すデバイス及びシステムを、複数のコンポーネントを有するものとして示す。本明細書で説明するデバイス及び/又はシステムの様々な実装は、より少ないコンポーネントを含みながら本開示の範囲から逸脱しないことができる。或いは、デバイス及び/又はシステムの他の実装は、さらなるコンポーネント、又は説明するコンポーネントの様々な組み合わせを含みながら本開示の範囲から逸脱しないことができる。
【0007】
以下の好ましい実施形態の説明、及び例示を意図するものであって本発明を限定することを意図するものではない添付図面から、これらの及びその他の態様が明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】1つの実施形態による、比較的低い又は最小の不純物濃度を有するめっき後の導電性特徴を表す金属(例えば、銅)結晶粒構造の、不純物を概略的に示す画像である。
【
図1B】1つの実施形態による、アニール処理直前の
図1Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図1C】1つの実施形態による、アニール処理後の
図1Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図2A】1つの実施形態による、結晶粒成長を管理するように選択された不純物濃度を有するめっき後の導電性特徴を表す金属(例えば、銅)結晶粒構造の、不純物を概略的に示す画像である。
【
図2B】1つの実施形態による、アニール処理直前の
図2Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図2C】1つの実施形態による、アニール処理後の
図2Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図3A】1つの実施形態による、比較的高い不純物濃度を有するめっき後の導電性特徴を表す金属(例えば、銅)結晶粒構造の、不純物を概略的に示す画像である。
【
図3B】1つの実施形態による、アニール処理直前の
図3Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図3C】1つの実施形態による、アニール処理後の
図3Aに示す結晶粒構造の表現である。
【
図4A-4D】1つの実施形態による、素子を形成できる多段階方法を示す一連の概略的側面断面図である。
【
図4E】1つの実施形態による、直接結合されるように調製された第1及び第2の素子の概略的側面断面図である。
【
図4F】1つの実施形態による、直接結合された後の
図4Eの第1及び第2の素子の概略的側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示では、マイクロエレクトロニクス素子などの素子における導電性特徴(例えば、導電パッド、基板貫通ビア(TSV)など)の金属結晶粒成長を制御する方法について説明する。本明細書に開示する様々な実施形態は、ダイレクトハイブリッドボンディングなどの直接金属結合にとって有利であることができる。例えば、
図4E及び
図4Fに概略的に示すように、2又は3以上の(集積デバイスダイ、ウェハなどの)半導体素子102、152を互いに積層又は結合して結合構造100を形成することができる。1つの素子102の導電性特徴206を、別の素子(例えば、第2の素子156)の対応する導電性特徴156に電気的に接続することができる。結合構造100では、いずれかの好適な数の素子を積層することができる。本明細書で説明する方法及び導電性特徴構造は、他の文脈でも同様に有用であることができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、接着剤を使用せずに素子(例えば、第1の素子102及び第2の素子152)が互いに直接結合される。様々な実施形態では、接着剤を使用せずに第1の素子102の非導電性(例えば、半導体又は無機誘電体)領域130を第2の素子152の対応する非導電性(例えば、半導体又は無機誘電体)領域160に直接結合することができる。図示してはいないが、非導電層は、内部にデバイスが形成された半導体基板などのバルクデバイス上に設けることができる。様々な実施形態では、接着剤を使用せずに第1の素子102の導電性特徴206(例えば、金属パッド、コンタクトパッド、TSVなど)を第2の素子152の対応する導電性特徴156(例えば、金属パッド、コンタクトパッド、TSVなど)に直接結合することができる。非導電性領域130は、第1の素子102の非導電性結合領域又は結合層と呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、少なくとも米国特許第9,564,414号、第9、391,143号及び第10,434,749号に開示されているダイレクトボンディング技術を使用して、接着剤を使用せずに第1の素子102の非導電性領域130を第2の素子152の対応する非導電性領域160に直接結合することができ、これらの各文献の内容はその全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。他の応用では、結合構造100において、第1の素子102の導電性特徴206が第2の素子152の非導電性領域160と密接に嵌合するように、第1の素子102の非導電性領域130を第2の素子152の導電性特徴156に直接結合することができる。
【0011】
様々な実施形態では、仲介接着剤を使用せずに直接結合を形成することができる。例えば、半導体又は誘電体結合面(例えば、第1の素子102の第1の非導電性領域130の非導電性表面136及び第2の素子152の第2の非導電性領域160の非導電性表面146)を高度に滑らかに研磨することができる。非導電性結合面(bonding nonconductive surfaces)を洗浄し、プラズマに曝して表面を活性化することができる。いくつかの実施形態では、活性化後又は活性化中(例えば、プラズマ中)に非導電性結合面を化学種で終端させることができる。理論によって制限されるわけではないが、いくつかの実施形態では、非導電性結合面における化学結合を切断するために活性化プロセスを実行することができ、終端プロセスは、直接結合中の結合エネルギーを高めるさらなる化学種を非導電性結合面に提供することができる。いくつかの実施形態では、活性化及び終端化が、例えばプラズマ又はウェットエッチャントで非導電性表面を活性化して終端化することなどの同じステップで行われる。他の実施形態では、直接結合のためのさらなる化学種をもたらすように非導電性結合面を別の処理で終端させることもできる。様々な実施形態では、終端化化学種(terminating species)が窒素を含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、非導電性結合面をフッ素に曝すことができる。例えば、層及び/又は非導電性結合界面の付近には1又は2以上のフッ素ピークが存在することができる。従って、直接結合構造では、2つの非導電性領域130、160間の結合界面が、結合界面における窒素含有量及び/又はフッ素ピークが高い非常に滑らかな界面を含むことができる。活性化処理及び/又は終端化処理のさらなる例は、米国特許第9,564,414号、第9,391,143号、及び第10,434,749号に記載されており、これらの各文献の内容はその全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。
【0012】
様々な実施形態では、第1の素子102の導電性接触特徴206(例えば、コンタクトパッド、TSVなど)を、第2の素子152の対応する導電性特徴156(例えば、コンタクトパッド、TSVなど)に直接結合することもできる。例えば、ダイレクトハイブリッドボンディング技術を使用して、上述したように調製された共有結合的に直接結合された誘電体-誘電体表面(例えば、第1の素子102の第1の非導電性領域130の非導電性表面136及び第2の素子152の第2の非導電性領域160の非導電性表面146)を含む結合界面に沿って導体-導体ダイレクトボンディングを提供することができる。様々な実施形態では、少なくとも米国特許第9,716,033号及び第9,852,988号に開示されるダイレクトボンディング技術を使用して導体-導体(例えば、導電性特徴206-導電性特徴156)ダイレクトボンド(例えば、第1の素子102の第1の導電性特徴206の導電性表面138と第2の素子152の第2の導電性特徴156の導電性表面148との間の結合)及び誘電体-誘電体ハイブリッドボンドを形成することができ、これらの各文献の内容はその全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。本明細書で説明する結合構造100は、非導電性領域結合を伴わない直接金属結合、又はその他の結合技術にも有用である。
【0013】
いくつかの実施形態では、無機誘電体結合面(例えば、非導電性面136、146)を調製して、上述したように仲介接着剤を使用せずに互いに直接結合することができる。(第1及び第2の非導電性領域130、160などの非導電性誘電場領域によって取り囲むことができる)第1及び第2の導電性特徴206、156などの導電性接触パッドも、仲介接着剤を使用せずに互いに直接結合することができる。いくつかの実施形態では、コンタクトパッド(例えば、第1及び第2の導電性特徴206、156)のそれぞれの導電性表面138、148を、誘電場領域又は非導電性領域130、160の外部(例えば、上部)非導電性表面136、146から下方に、例えば30nm未満、20nm未満、15nm未満、又は10nm未満だけ、例えば2nm~20nmの範囲内、又は4nm~10nmの範囲内で凹ませることができる。いくつかの実施形態では、非導電性領域130、160を室温で接着剤を使用せずに互いに直接結合し、その後に結合構造100をアニール処理することができる。(例えば、コンタクトパッド、TSVなどであることができる)導電性特徴206、156は、アニール処理すると非導電性領域130、160に対して膨張し、互いに接触して金属-金属ダイレクトボンディングを形成することができる。カリフォルニア州サンノゼのAdeia社から市販されているDirect Bond Interconnect(DBI(登録商標))などのハイブリッドボンディング技術を使用することで、ダイレクトボンド界面を横切って接続されたパッド(例えば、導電性特徴206、156)の高密度(例えば、規則的アレイのための小さな又は微細なピッチ)を有利に可能にすることができる。様々な実施形態では、導電性特徴206、156が銅を含むことができるが、他の金属が適することもある。
【0014】
このように、ダイレクトボンディングプロセスでは、仲介接着剤を使用せずに第1の素子102を第2の素子152に直接結合することができる。いくつかの構成では、第1の素子102が、シンギュレートされた集積デバイスダイなどのシンギュレートされた素子を含むことができる。他の構成では、第1の素子102が、シンギュレーション時に複数の集積デバイスダイを形成する複数(例えば、数十、数百、又はそれよりも多く)の素子領域を含むキャリア又は基板(例えば、ウェハ)を含むことができる。同様に、第2の素子152も、シンギュレートされた集積デバイスダイなどのシンギュレートされた素子を含むことができる。他の配置では、第2の素子152がキャリア又は基板(例えば、ウェハ)を含むことができる。
【0015】
本明細書で説明したように、第1及び第2の素子102、152は、接着剤を使用せずに互いに直接結合することができ、これは堆積プロセスとは異なる。従って、第1及び第2の素子102、152は非堆積素子を含むことができる。さらに、直接結合構造(例えば、結合構造100)は、堆積層とは異なり、ナノボイドが存在する欠陥領域を結合界面に沿って含むことがある。ナノボイドは、結合面の活性化(例えば、プラズマへの曝露)に起因して形成されることがある。上述したように、結合界面は、活性化及び/又は最後の化学処理プロセスからの材料の濃度を含むことができる。例えば、活性化に窒素プラズマを利用する実施形態では、結合界面に窒素ピークが形成されることがある。活性化に酸素プラズマを利用する実施形態では、結合界面に酸素ピークが形成されることがある。いくつかの実施形態では、結合界面が、酸窒化シリコン、酸炭窒化シリコン又は炭窒化シリコンを含むことができ、直接結合前には、これらの元素のうちの少なくとも1つの元素の窒素終端を示すレベルの窒素が結合界面に存在する。いくつかの実施形態では、結合界面に窒素及び窒素関連部分(nitrogen related moieties)が存在しないこともある。本明細書で説明するように、ダイレクトボンドは、ファンデルワールス結合(van Der Waals bonds)よりも強い共有結合を含むことができる。結合層は、高度に滑らかに平坦化された研磨表面を含むこともできる。
【0016】
様々な実施形態では、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)間の金属-金属結合を、銅粒116が結合界面を横切って互いに成長するように接合することができる。いくつかの実施形態では、銅が、結合界面を横切る銅の拡散を向上させるように111結晶面に沿って垂直に配向された結晶粒116を有することができる。いくつかの実施形態では、導電材料における111結晶面の配向の配向差(misorientation)が、導電材料の導電性表面(例えば、第1及び第2の素子102、152の導電性特徴206、156の導電性表面138、148)からの垂直方向に対して±30°の範囲内であることができる。いくつかの実施形態では、結晶配向差が、垂直方向に対して±20°の範囲内、又は±15°の範囲内であることができる。結合界面は、結合されたコンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)又はその付近の非導電性結合領域(例えば、非導電性領域130、160)間に実質的に間隙が存在しないように、結合されたコンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)の少なくとも一部まで実質的に完全に延びることができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴206、156の下方に(例えば、銅又は銅合金を含むことができる)バリア層を設けることができる。しかしながら、他の実施形態では、例えば米国特許出願第2019/0096741号に記載されるように、導電性特徴206、156の下方にバリア層が存在しないこともでき、この文献はその全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。
【0017】
金属-金属ダイレクトボンド(例えば、第1の素子102の第1の導電性特徴206の導電性表面138と第2の素子152の第2の導電性特徴156の導電性表面148との間の直接結合)を形成するための(本明細書では「結合温度」とも呼ぶ)アニール温度及びアニール時間は、アニール処理によるサーマルバジェット(thermal budget)の消費に影響を与えることができる。結合温度は、例えば100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内であることができる。サーマル(エネルギー)バジェットの消費を最小化するには、アニール温度及び/又はアニール時間を低減することが望ましいと考えられる。111結晶面(<111>)に沿った原子の表面拡散は、100結晶面又は110結晶面に沿った拡散よりも3~4オーダー速いことができる。また、111結晶面に沿って結晶粒が配向された金属(例えば、Cu)は、従来のバックエンド(back end of line:BEOL)銅に比べて高い表面移動度を有することができる。さらに、ナノテクスチャ表面のCuの111結晶面上のクリープによって(結合温度が250℃以下の時に発生する結合を含むことができる)低温の直接金属-金属結合が可能である。従って、ダイレクトボンディング(例えば、ダイレクトハイブリッドボンディング)のためのアニール時間を短縮し、及び/又はアニール温度を低減するためには、結合面(例えば、接触面104、154)上に111結晶面を有することが有利であることができる。いくつかの実施形態では、アニール温度が低下すると金属表面拡散(例えば、Cu表面拡散)も低速化するため、111結晶面を有する利点は特に低温で顕著であることができる。従って、本明細書に開示する様々な実施形態では、ダイレクトボンディング中の金属拡散(例えば、Cu拡散)を強化するために、結晶構造が、111結晶面に沿って垂直に配向された結晶粒を有することができる。
【0018】
金属層は、銅(Cu)を有するCu層を111結晶方位にめっきするように選択されたプロセスを用いて形成することができる。例えば、Cu層は、ダイレクトハイブリッドボンディング中に発生する直接金属-金属結合を最適化するよりもむしろ基板内のボイド(例えば、ビア、トレンチ)の効率的充填を最適化するようにめっき化学(plating chemistry)を選択した非スーパーフィリング又はスーパーフィリング電気めっき浴(non-superfilling or super-filling electroplating bath)から堆積させることができる。本明細書で後述する後続の金属処理は、その後の結合を容易にして、上述した充填などの他の検討事項を最適化するためにいずれかの望ましいめっき化学を採用できるようにすることができる。堆積又は被覆される金属層(例えば、導電性素子206、156)の微細構造(例えば、粒径)は、金属平坦化プロセス(例えば、化学機械研磨、又はCMP)の前に安定化させることができる。金属層(例えば、導電性素子206、156)の微細構造は、例えば後で行われるダイレクトハイブリッドボンディングのアニールステップとは別のアニールステップによって安定化させることができる。いくつかの実施形態では、結合面(例えば、接触面104、154)を形成するCMP動作の前にめっき金属を部分的に安定化させることができる。他のいくつかの実施形態では、CMP動作の前にめっき金属を完全に安定化させることができる。
【0019】
上述したように、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)は、非導電性結合領域(例えば、非導電性領域130、160)に対して膨張し、互いに接触して金属-金属ダイレクトボンディング(例えば、接触面104、154間の結合)を形成することができる。例えば、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)の膨張は、主に非導電性結合領域(例えば、非導電性領域130、160)に対するコンタクトパッドの材料(例えば、銅)の熱膨張によって生じることができる。コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)の結晶粒成長は、少なくとも部分的にコンタクトパッドの膨張を引き起こすことができる。結晶粒成長は、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)がアニール処理されて膨張し、例えば接触面104、154が結合することによってコンタクトパッドが互いに結合する際に発生することが有益であると考えられる。しかしながら、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)の結晶粒成長は、結合又はアニール処理の前に発生することもある。例えば、銅などの材料では、銅の結晶粒116間の拡散によって室温で結晶粒成長が発生することがある。結晶粒116が室温で成長する場合には、さらなる結晶粒成長を引き起こすために、結晶粒116が室温で成長しない場合に必要になったはずのアニール温度よりも高いアニール温度が必要になることがある。この理由は、成長した結晶粒がより安定した状態になり得るからである。コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)の結晶粒成長及び/又は膨張は温度主導型(temperature driven)であることができる。コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)間の信頼できる結合のためには、結合又はアニール処理時に材料が十分に膨張するように、結合又はアニール処理前に結晶粒成長を最小化して結合又はアニール処理までコンタクトパッドの材料のポテンシャルエネルギーを保存しておくことが有益となり得る。換言すれば、ダイレクトハイブリッドボンディングは、アニール処理中にコンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)を膨張させることによって実行することができ、この膨張は、部分的に結晶粒成長によって促進することができる。このアニールをサーマルバジェットに対する影響を抑える形で完了させる1つの方法は、室温で発生する結晶粒成長(及び対応するポテンシャルエネルギーの放出)を低減又は最小化することである。このように室温での結晶粒成長を低減することで、導電材料108のポテンシャルエネルギーが結合温度でのアニールまで維持される。このような構成では、結晶粒成長から放出されるポテンシャルエネルギーが、アニール前の周囲条件で放出され失われるのではなく、アニール中におけるコンタクトパッド(例えば、導電性特徴206、156)間の直接結合の促進に寄与することができる。
【0020】
上記の現象は、少なくとも部分的に以下の方程式によって表すことができ、
【数1】
ここで、Mは結晶粒界移動度(grain boundary mobility)であり、kSはピンニング(pinning)による抗力係数(drag coefficient)であり、kBはボルツマン定数であり、Aは結晶粒界面積であり、Dは拡散係数であり、frは抗力であり、Tは温度であり、tは時間であり、ΔEは抗力に打ち勝つのに必要な相互作用エネルギーであり、h-barは結晶粒界変位(grain boundary displacement)である。
【0021】
本明細書に開示する様々な実施形態は、導電パッド(例えば、接触面104)の導電材料108(例えば、銅)の結晶粒界118に不純物120が存在する直接結合面(例えば、接触面104)を有する導電パッド(例えば、導電性特徴206)を含む素子(例えば、素子102)を形成して、結合又はアニール前に導電材料108(例えば、銅)の結晶粒成長を防止又は最小化することに関する。不純物120は、コンタクトパッド(例えば、導電性特徴206)の導電材料108(例えば、銅)内の結晶粒界118に配置することができる。
【0022】
図1A~
図1Cに、めっき直後に結晶粒界118に比較的低い又は最低レベルの不純物120が存在する時の素子(例えば、半導体素子)の導電性特徴106の接触面の微細構造の形態進化を示す。
図1A~
図1Cには、ダイレクトハイブリッドボンディング手順中に導電性特徴106が処理されるにつれて接触面の微細構造がどのように発展するかを示す。
図1Aには、めっき直後の導電性特徴106の接触面の微細構造(例えば、結晶粒116のサイズ及び形状)を示す。
図1Bには、導電性特徴106の同じ接触面の微細構造ではあるが、部分的な室温結晶粒成長が生じた後のアニールプロセスの直前の微細構造を示す。また、
図1Cには、結合温度でのアニールプロセス後の導電性特徴106の同じ接触面の微細構造を示す。結合温度は、例えば100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内であることができる。
図1Aの微細構造と
図1Bの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的にめっきとアニールとの間に導電性特徴106が周囲条件(例えば、室温)に曝された結果であると理解される。
図1Bの微細構造と
図1Cの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的に導電性特徴106が結合温度でアニール処理された結果であると理解される。
【0023】
図1A~
図1Cでは、導電性特徴106が、導電材料108及び非合金材料110を含むことができる。非合金材料110は、結合温度において導電材料108と共に合金を形成しない。導電材料108は、銅、金、銀、又はこれらの合金を含むことができる。導電材料108は、結晶粒116を形成することができる。導電材料108の結晶粒116間の界面には、結晶粒界118が生じることができる。非合金材料110は、例えば本明細書でさらに説明するような金属化合物、金属酸化物、非金属化合物、非金属酸化物、化学的化合物、及び/又は耐熱材料を含むことができる。非合金材料110は、導電性特徴106の導電材料108内に不純物120を形成することができる。各不純物120は、導電材料108全体を通じて拡散又は移動することができ、結晶粒116内に又は結晶粒界118に沿って存在し、又は結晶粒界118の周囲に蓄積することができる。十分な量の不純物120が結晶粒界118に沿って蓄積すると、不純物120は結晶粒116を「ピンニング(pin)」して結晶粒成長を抑制することができる。さらなるエネルギー量を導入して、ピンニングされた結晶粒116の成長を引き起こすこともできる。例えば、この処理は、不純物120が蓄積した結晶粒116の微細構造を適切な時間にわたってアニール処理してさらなる高温に曝すことを含む。さらなる高温は、結晶粒116内の、特に結晶粒界118に沿った原子の移動度を高める。結晶粒界118の移動度が高まると、結晶粒116が成長してそのサイズが増加するようになる。「ピンニング」という単語は、ピンニングされた結晶粒界118が完全に動かないことを意味するものではなく、むしろ不純物120は、結晶粒界118の移動度を抑えることによって結晶粒成長を低速化できる力(例えば、抗力又はピンニング力)を及ぼすことができる。要するに、結晶粒界118沿いにより多くの不純物120が存在するほどピンニングが増加して結晶粒成長を低下させることができる。
【0024】
図1A~
図1Cでは、導電性特徴106が最小レベルの不純物120を含み、すなわち導電材料108の結晶粒116は最低限にピンニングされている。
図1Aには、めっき直後に見られる導電材料108の非常に微細な結晶粒116を示す。
図1Aには、導電材料108内の最低量の不純物120も示す。不純物120が最小レベルであることに部分的に起因して、導電性特徴106内の結晶粒116はピンニングされず、
図1Bに示すようにアニール前の周囲条件(例えば、室温)でも成長することができる。この周囲温度で発生し得る結晶粒成長は「自然アニール」と呼ぶことができ、結合温度でのアニールとは異なる。
図1Cには、結合温度でのアニール中に導電性特徴106内の結晶粒116が成長し続けられることを示す。
【0025】
図2A~
図2Cに、様々な実施形態による、結晶粒成長を管理するように選択された一定量の不純物120がめっき直後に結晶粒界118に存在する際の(
図4Dに示す)素子102内の導電性特徴206の接触面104の微細構造の形態変化を示す。
図2Aに示す結晶粒界118における不純物120の量は、
図1Aに示す量よりも多い。
図2A~
図2Cには、様々な実施形態による、導電性特徴206が処理されるにつれて(
図4Dに示す)接触面104の微細構造がどのように発展できるかを示す。
図2Aには、様々な実施形態による、めっき直後の導電性特徴206の(
図4Dに示す)接触面104の微細構造(例えば、結晶粒116のサイズ及び形状)を示す。
図2Bには、様々な実施形態による、(
図4Dに示す)同じ接触面104の微細構造ではあるが、アニール直前の微細構造を示す。また、
図2Cには、様々な実施形態による、結合温度でのアニール後の(
図4Dに示す)同じ接触面104の微細構造を示す。結合温度は、例えば100℃~350℃、100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内であることができる。
図2Aの微細構造と
図2Bの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的にめっきとアニールとの間に導電性特徴206が周囲条件(例えば、室温)に曝された結果であると理解される。
図2Bの微細構造と
図2Cの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的に導電性特徴206が結合温度でアニール処理された結果であると理解される。
【0026】
様々な実施形態によれば、
図2A~
図2Cでは、導電性特徴206が導電材料108及び非合金材料110を含むことができる。非合金材料110は、結合温度において導電材料108と共に合金を形成しない。様々な実施形態によれば、導電材料108は、銅、金、銀、又はこれらの合金を含むことができる。導電材料108は、結晶粒116を形成することができる。導電材料108の結晶粒116間の界面には、結晶粒界118が生じることができる。様々な実施形態によれば、非合金材料110は、例えば本明細書でさらに説明するような金属化合物、金属酸化物、非金属化合物、非金属酸化物、化学的化合物、及び/又は耐熱材料を含むことができる。非合金材料110は、導電性特徴206の導電材料108内に不純物120を形成することができる。各不純物120は、導電材料108全体を通じて拡散又は移動することができ、典型的には結晶粒界118に沿って蓄積することができる。十分な量の不純物120が結晶粒界118に沿って又は結晶粒116の周囲に蓄積すると、不純物120は結晶粒116を「ピンニング」して様々な結晶粒116の成長を抑制することができる。さらなるエネルギー量を導入して、ピンニングされた結晶粒116の成長を引き起こすこともできる。結晶粒116のピンニングを解除する1つの方法例は、ピンニングされた微細構造を適切な時間にわたってさらなる高温に曝すことを含むことができる。さらなる高温は、結晶粒116内の、特に結晶粒界118に沿った原子の移動度を高める。結晶粒界118の移動度が高まると、ピンニングされた結晶粒のピンニングが解除され、従って結晶粒116が成長してそのサイズが増加するようになる。要するに、結晶粒界118沿いにより多くの不純物120が存在するほどピンニングが増加して結晶粒成長を低下させることができる。
【0027】
図2A~
図2Cでは、導電性特徴206が、結晶粒成長を管理するように選択された第1のレベルの不純物120を含み、すなわち様々な実施形態によれば、導電材料108の結晶粒116を選択的にピンニングすることができる。
図2Aには、めっき直後に見られる導電材料108の非常に微細な結晶粒116を示す。
図2Aには、結晶粒成長を管理するように選択された導電材料108内の一定量の不純物120も示す。不純物の量は、
図2Bに示すような結合及びアニール処理前には(例えば、周囲条件では)結晶粒116が成長するのをピンニングするが、
図2Cに示すような(例えば、100℃~250℃の)結合温度でのアニール中には結晶粒成長を許容するように選択することができる。結晶粒成長を管理するように選択される不純物120のレベルに部分的に起因して、
図2Bに示すようなアニール処理前の周囲条件(例えば、室温)では、導電性特徴206内の結晶粒116が結晶粒成長を防止又は最小化できるほど十分にピンニングされている。結晶粒成長を管理するように選択された一定量の不純物120の存在は、「自然アニール」を防止又は最小化することができる。
図2Cには、結合温度でのアニール中に導電性特徴206内の結晶粒116が成長できることを示す。
【0028】
結晶粒成長を管理するように選択される結晶粒界118沿いの不純物120の量は、周囲条件(例えば、室温)では、結晶粒成長を低減又は最小化できるほどのピンニングを生じさせるのに十分な量の不純物120が結晶粒界118に沿って存在できるが、例えば100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃又は100℃~150℃の範囲内であることができる結合温度では、結晶粒成長を防止又は最小化できるほど多くの不純物120が結晶粒界118に沿って存在しないようにバランスをとることができる。本明細書で説明するように、このような結晶粒成長を管理するように選択される量の不純物120は、導電材料108のポテンシャルエネルギーを周囲条件に維持した後に、(例えば、100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内の)結合温度では(
図4Fに示す)2つの素子102、152の2つの導電性特徴206、156間に信頼性できる直接結合を形成するのに役立つことができる結晶粒成長を許容することによって、ダイレクトハイブリッドボンディングを容易にすることができる。
【0029】
図3A~
図3Cに、他の様々な実施形態による、めっき直後に結晶粒界118に高レベルの不純物120が存在する際の(
図4Dに示す)素子102内の導電性特徴306の(
図4Dに示す)接触面104の微細構造の形態変化を示す。
図3Aに示す結晶粒界118における不純物120の量は、
図2Aに示す量よりも多い。
図3A~
図3Cには、様々な実施形態による、導電性特徴306が処理されるにつれて(
図4Dに示す)接触面104の微細構造がどのように発展できるかを示す。
図3Aには、様々な実施形態による、めっき直後の導電性特徴306の(
図4Dに示す)接触面104の微細構造(例えば、結晶粒116のサイズ及び形状)を示す。
図3Bには、様々な実施形態による、導電性特徴306の(
図4Dに示す)同じ接触面104の微細構造ではあるが、アニール直前の微細構造を示す。また、
図3Cには、様々な実施形態による、結合温度でのアニール後の導電性特徴306の(
図4Dに示す)同じ接触面104の微細構造を示す。結合温度は、例えば100℃~400℃、100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内であることができる。
図3Aの微細構造と
図3Bの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的にめっきとアニールとの間に導電性特徴306が周囲条件(例えば、室温)に曝された結果であると理解される。
図3Bの微細構造と
図3Cの微細構造との間の差異は、少なくとも部分的に導電性特徴306が結合温度でアニール処理された結果であると理解される。
【0030】
様々な実施形態によれば、
図3A~
図3Cでは、導電性特徴306が、導電材料108及び非合金材料110を含むことができる。非合金材料110は、結合温度において導電材料108と共に合金を形成しない。様々な実施形態によれば、導電材料108は、銅、金、銀、又はこれらの合金を含むことができる。導電材料108は、結晶粒116を形成することができる。導電材料108の結晶粒116間の界面には、結晶粒界118が生じることができる。様々な実施形態によれば、非合金材料110は、例えば結合温度で導電材料108に溶解しない材料を含むことができ、本明細書でさらに説明するような金属化合物、金属酸化物、非金属化合物、非金属酸化物、化学的化合物、及び/又は耐熱材料を含むことができる。非合金材料110は、導電性特徴306の導電材料108内に不純物120を形成することができる。各不純物120は、導電材料108全体を通じて拡散又は移動することができ、結晶粒116内又は結晶粒界118に沿って存在することができる。十分な量の不純物120が結晶粒界118に沿って存在する場合には、不純物120が結晶粒116を「ピンニング」して結晶粒の成長を抑制することができる。要するに、結晶粒界118沿いにより多くの不純物120が存在するほどピンニングが増加して結晶粒成長を低下させる傾向にある。いくつかの実施形態では、非合金材料110が、結合温度での導電材料108への溶解度が制限された材料を含むことができる。例えば、導電材料108における非合金材料110の溶解度は、結合温度では20%未満であることができ、室温では5%未満又は1%未満又は0.05%未満であることができる。
【0031】
図3A~
図3Cでは、導電性特徴306が第2の高レベルの不純物120を含み、すなわち導電材料108の結晶粒116を実質的に完全にピンニングすることができる。
図3Aには、めっき直後に見られる導電材料108の非常に微細な結晶粒116を示す。
図3Aには、導電材料108内の比較的高い量の不純物120も示す。不純物120の量は、
図3Bに示すような結合及びアニール処理前の周囲条件(例えば、室温)でも、
図3Cに示すような(例えば、100℃~400℃、100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内の)結合温度でのアニール中にも、導電性特徴306内の結晶粒成長を防止又は最小化するのに十分なピンニングを生じさせるほど高くなるように選択することができる。導電性特徴306における高レベルの不純物120の存在は、「自然アニール」及び結合温度でのアニールの両方を低減又は最小化することができる。要するに、
図3Bには、室温では結晶粒116のサイズが
図3Aに示すものと同様の状態を保つことができることを示し、
図3Cには、結合温度でのアニール後であっても結晶粒116のサイズが
図3A及び
図3Bに示すものと同様の状態を保つことができることを示す。従って、結晶粒の成長を望まない場合には、結晶粒の成長を防止できるほど十分に高い不純物含有量を導入することができる。
【0032】
図1A~
図3Cで使用される不純物120は、導電性特徴206の導電材料108(例えば、銅)と共に合金を形成しない非合金不純物120を含むことができる。非合金不純物120は、関心アニール温度(例えば、結合温度)で導電性特徴206の導電材料108(例えば、銅)と溶解しない材料を含むことができる。導電性特徴206の導電材料108として銅を利用するいくつかの実施形態では、非合金不純物120が金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物120が金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物120が非金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金化不純物120が非金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物120がセラミック材料などの他の化合物、すなわち2又は3以上の結合化学元素を含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物120が耐熱材料を含むことができる。このような材料の非包括的リストは、窒化アルミニウム、タンタル粒子及びナノ粒子、窒化タンタル粒子及びナノ粒子、窒化チタン粒子及びナノ粒子、酸化アルミニウム、酸化ニッケル粒子及びナノ粒子、酸化マグネシウム粒子及びナノ粒子、酸化マンガン粒子及びナノ粒子、ガラス、セラミック又はガラスセラミック粒子及びナノ粒子、炭化シリコン(SiC)、窒化シリコン(SiN)、炭化シリコン-窒化シリコン(SiCN)、酸化シリコン、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)を含むことができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、
図4Bのキャビティ122内に不純物120及び導電材料108を共堆積スパッタリング(co-deposition sputtering)することによって不純物120を導入して
図4Cの構造を形成することができる。いくつかの実施形態では、不純物120及び導電材料108を含むスパッタリングターゲットをキャビティ122内にスパッタリングして
図4Cの構造を形成することができる。いくつかの実施形態では、不純物120を粒子状材料として電気めっき浴に導入し、めっきステップ中に導電材料108内に共堆積させて
図4Cの導電材料108を形成することができる。いくつかの実施形態では、不純物120が、酸化シリコン(又は他の非金属酸化物)粒子又は炭化シリコン(又は他の非金属化合物)を含むことができる。いくつかの実施形態では、電気めっき浴内への非合金不純物120の非常に微細な粒子(例えば、200nm未満、100nm未満、50nm未満又は20nm未満の線形横寸法を有する粒子)として非合金材料を導電性特徴206の導電材料108に導入し、例えば定電流法又は定電位法、パルスめっき、又はこれらの様々な組み合わせによって不純物120を関心基板上の導電材料108と共堆積させることができる。
【0034】
図1A~
図1Cに示す導電性特徴106には、2パーツパーミリオン(ppm)又は3ppmの不純物120などの20ppm未満の不純物120が存在することができる。例えば、
図1Aの導電性特徴106は、2ppm~20ppmの、5ppm~20ppmの、2ppm~15ppmの、又は5ppm~15ppmの不純物120を含むことができる。このような導電性特徴106では、導電性特徴106の導電材料108の結晶粒116が室温で成長することができる。
図1Aに示す微細結晶粒116と比べて低いポテンシャルエネルギーを有する
図1Bに示す成長した結晶粒116は、互いに直接結合されている複数の素子の複数の導電性特徴106の緊密な嵌合のために比較的高い結合温度を必要とし得るような、比較的安定した状態にあることができる。いくつかの用途では、(
図4Fに示す)結合された素子102、152の一方によって課される何らかの制限又は制約に起因して、比較的低い直接結合温度又はアニール温度(低サーマルバジェット)が好ましい場合がある。結合構造のサーマルバジェットを低下させる制限の一例は、熱膨張係数(CTE)の差分が比較的大きな2つの素子の結合に比較的高いアニール温度(例えば、250℃よりも高い温度)が使用される場合である。このような2つの素子間の熱膨張不一致は、結合構造の欠陥、応力に伴う亀裂、又はデバイスの劣化を引き起こす恐れがある。いくつかの実施形態では、第1及び第2の素子102、152の材料間のCTE差が2ppm/℃又は5ppm/℃よりも大きいことができ、他の用途では10ppm/℃よりも大きいことができる。(例えば、
図2A~
図2Cに示すような)結晶粒成長を管理するように選択された不純物量を有する導電性特徴206を使用することで、上述したように通常は熱関連損傷を受けやすい素子である2ppm/℃、5ppm/℃、又は10ppm/℃よりも大きなCTE差を有する素子(例えば、第1及び第2の素子102、152)の使用を容易にすることができる。この理由は、このような導電性特徴206を使用することで、例えばアニールの結合温度、結合時間又はこれらの両方が減少することによって結合プロセスの熱的影響が抑えられるからであると考えられる。いくつかの実施形態では、小型のダイを大型のダイに結合することができ、従って第1の素子102の結合表面積(図示せず)が第2の素子152の結合表面積(図示せず)よりも小さいことができる。
【0035】
図2A~
図2Cの導電性特徴206では、第1の量の不純物120が、例えば比較的高い原子空孔を有する比較的小さな結晶粒116に起因する導電材料108の蓄積されたポテンシャルエネルギーが導電性特徴206を別の導電性特徴(例えば、
図4Eに示す第2の素子152の導電性特徴156)に結合するアニールプロセスまで維持されるように導電性特徴206の導電材料108の結晶粒成長を遅らせることができる十分な量の不純物120であることができる。結晶粒成長の遅延は、抗力係数(上記方程式のks)の増加に起因することができる。いくつかの実施形態では、第1の量の不純物120が、導電性特徴206の導電材料108が室温で結晶粒成長を防止又は最小化することを可能にすることができる。
【0036】
図3A~
図3Cの導電性特徴306では、第2の量の不純物120が、導電材料108の蓄積されたポテンシャルエネルギーが導電性特徴306を別の導電性特徴(例えば、
図4Eに示す第2の素子152の導電性特徴156)に結合するアニールプロセスまで維持されるように導電性特徴306の導電材料108の結晶粒成長を遅らせることができる十分な量の不純物120であることができる。不純物120の第2の量(すなわち、
図3A~
図3Cにおける不純物120の量)は第1の量(すなわち、
図2A~
図2Cの不純物120の量)よりも多い。いくつかの実施形態では、第2の量の不純物120を有する導電材料108が、第1の量の不純物120を有する導電材料108よりも長い時間にわたって導電材料108の結晶粒成長を遅らせることができる。いくつかの実施形態では、第2の量の不純物120が、導電性特徴306の導電材料108が室温で結晶粒成長を防止又は最小化するのを可能にすることができる。
【0037】
本明細書に開示する導電性特徴(例えば、第1の素子102の第1の導電性特徴206及び第2の素子152の第2の導電性特徴156)は、いずれかの好適な導電性特徴又は構造に置き換えることもできる。導電性特徴206は、対向する素子上の別の導電性特徴156に直接結合するように構成されたコンタクトパッドを含むことができる。導電性特徴206は、下層の回路又はトレースに接続されるコンタクトパッド、少なくとも部分的に基板を貫通する基板貫通ビア(TSV)、又は対向する導電性特徴156に直接結合して接触するように構成された他のいずれかの導電材料を含むことができる。
【0038】
図4A~
図4Fは、第1の素子102を製造した後に結合構造100を製造するプロセスの様々なステップを示す概略断面側面図である。
図4Aでは、非導電性領域130を提供することができる。非導電性領域130は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、又は他の同様の材料などの非導電材料(例えば、誘電材料132)を含むことができる。
図4Bでは、非導電性領域130の非導電性表面136に開口部122を形成することができる。開口部122は、コンタクトパッド、或いは貫通基板ビア(TSV)又は貫通基板溝(TSG)などのビアなどの(
図4Dに示す)導電性特徴206を形成するように(
図4Cに示す)導電材料108を受け取るためのいずれかの好適な形状及びサイズを有することができる。非導電性表面136は、いくつかの実施形態では
図4E及び
図4Fに示すように第2の素子152の非導電性表面148に結合できる接触表面を含むことができる。
【0039】
図4Cでは、開口部122内及び誘電材料132の表面上に、バリア層126、シード層(図示せず)及び導電材料108を設けることができる。バリア層126は、窒化チタン(TiN)又は窒化タンタル(TaN)などの窒化物を含むことができる。また、シード層(図示せず)は、バリア層126上に堆積して開口部122を導電材料108で満たす電気めっきプロセスのためのシードとして使用される金属(例えば、銅)シードであることができる。
図4Cでは、導電性特徴206の導電材料108内に不純物120(図示せず)を提供することができる。いくつかの実施形態では、不純物120(図示せず)をシード層(図示せず)として提供することができ、例えば開口部122内にスパッタリングすることができる。他のいくつかの実施形態では、不純物120を物理的気相成長(PVD)プロセス又はスパッタリングによって提供することができる。例えば、不純物120は、ドープされた導電材料ターゲット又は共スパッタリングを使用して一定の濃度の不純物120を導電材料108と共に共堆積させる方法、或いは不純物120を1又は複数の無電解又は電解めっき浴からの導電材料108と共めっきする方法を通じて提供することができる。誘電材料132の開口部122を満たすために、複数タイプのめっき浴を適用することができる。シード層コーティングステップ後に、スーパーフィリング(superfilling)を含む第1の浴を使用して、開口部122の大部分に導電材料108(例えば、ボイドを含まない又は概ねボイドを含まない導電材料)を形成することができる。例えば、第1の浴を使用して開口部122の深さの90%未満(図示せず)を充填することができる。誘電材料132の開口部122を充填及び過充填するために、第2のコーティング工程を適用することができる。第2のコーティングは、サイズ変調粒子(size modulated particles)を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物120(図示せず)がナノ粒子を含むことができる。いくつかの実施形態では、原子層堆積(atomic layer deposition:ALD)法によって不純物120を供給することができる。不純物120の量は、アニールプロセス前に周囲条件(例えば、室温)で導電材料108の蓄積ポテンシャルエネルギーを維持するように選択することができる。導電性特徴206は、導電材料108の結晶粒116(図示せず)が不純物120(図示せず)を含まない導電材料108よりも室温で遅く成長するように構成される。
【0040】
図4Dでは、素子102を形成することができる。
図4Dでは、導電材料108の少なくとも一部を除去することができる。導電材料108の一部は、化学機械研磨(chemical mechanical polishing:CMP)によって除去することができる。いくつかの実施形態では、CMPプロセスによって誘電材料132の非導電性表面136のごく一部を除去して接触面104を形成することもできる。誘電材料132の非導電性表面136を研磨すると、誘電材料132の(
図4Bに示す)開口部122内のバリア層126又は導電材料108に隣接する接触面104の領域に誘電体の丸み(dielectric rounding)が存在し得るようになる。不純物120(図示せず)の存在は、開口部122の導電性特徴206内の導電材料108の結晶粒116のサイズ(図示せず)を減少させることができる。小さな結晶粒は大きな結晶粒よりも機械的に硬い傾向にあり、従って導電材料108における不純物の存在は、導電材料108を研磨する研磨速度を低下させることができる。粒の小さな導電材料108の研磨速度が低下することで、偶然にも誘電体の丸みを最小化することができる。
図4A~
図4Dには示していないが、図示の誘電材料132(例えば、非導電性領域130)及び(不純物120(図示せず)が埋め込まれた導電材料108を含むことができる)導電性特徴206は、シリコン領域又は層などのさらに広い半導体デバイス領域(図示せず)上に形成することができると理解されたい。各素子102は、接触面104内に形成された複数の導電性特徴206を含むことができる。
【0041】
図4Eに、互いに結合されて(
図4Fに示す)結合構造100を形成する前の素子102(第1の素子102)及び別の素子(第2の素子152)を示す。いくつかの実施形態では、第2の素子152が第1の素子102と同様の構造を有することができる。いくつかの実施形態では、上述したように、第1及び第2の素子102、152の各々が、非導電性領域130、160に少なくとも部分的に埋め込まれた導電性特徴206、156を含むことができる。上述したように、導電性特徴206、156は、(例えば、
図2A~
図2Cに示す)導電材料108及び(例えば、
図2A~
図2Cに示す)不純物120を含むことができる。導電材料108は、(例えば、
図2A~
図2Cに示す)結晶粒116及び(例えば、
図2A~
図2Cに示す)結晶粒界118を含み、導電性特徴206、156内の結晶粒116に又は結晶粒界118に沿って(例えば、
図2A~
図2Cに示す)不純物120を埋め込むことができる。いくつかの実施形態では、素子102及び152の各々が、各素子の導電性特徴206、156と誘電材料132、132aとの間に配置されたシード層(図示せず)及び/又はバリア層126、126aを含むことができる。
【0042】
(
図4Fに示す)結合構造100は、第1の素子102の接触面104を第2の素子156の接触面154に結合することによって形成することができる。各素子102、152の接触面104、154は、非導電性部分(例えば、非導電性領域130、160の表面であることができる非導電性表面136、146)及び導電性部分(例えば、導電性特徴206、156の表面であることができる導電性表面138、148)を含むことができる。導電性表面138、148は、非導電性表面136、146から下方に、例えば30nm未満だけ凹むことができる。図にはこれらの凹部を示していない。
【0043】
図4Fに、
図4Eに示す第1及び第2の素子102、152が接触面104、154に沿って互いに直接結合した結合構造100を示す。この直接結合プロセス中には、(
図4Fに示す)素子102、152をまとめ上げて、隣接する非導電性領域130、160間に直接結合を形成することができ、導電性特徴206、156をアニール処理して膨張を与え、対向する導電性特徴206、156間に電気接点を形成することができる。結合前には、導電材料の結晶粒界118に移動する(例えば、
図2A~
図2Cに示す)非合金不純物120を供給することによって導電性特徴206、156の導電材料(例えば、銅)のポテンシャルエネルギーを有利に維持することができる。ポテンシャルエネルギーが維持されると、対向する導電性特徴206、156間に金属接点を形成するために素子102、152をアニール処理する温度が低下することにより、直接結合プロセスのサーマルバジェットを有利に低下させることができる。
【0044】
第1の素子102の非導電性領域130の非導電性(例えば、誘電性)材料132は、第2の素子152の非導電性領域160の非導電性(例えば、誘電性)材料132aに結合することができる。第1の素子102の誘電材料132は、仲介接着剤を使用せずに第2の素子152の誘電材料132aに直接結合することができる。導電性表面138、148は、それぞれ接触表面104、154の下方に凹むことができるので、いくつかの実施形態では、第1の素子102の非導電性表面136が第2の素子152の非導電性表面146に直接結合されると、第1及び第2の導電性特徴206、156がその間に依然として若干の分離を有することができる。第1及び第2の素子102、152の非導電性領域130、160が互いに結合した後には、結合された素子102、152をアニール処理して結合構造100を形成することができる。導電性特徴206、156は、アニール中に膨張して互いに直接結合することができる。第1及び第2の導電性特徴206、156は、互いに直接結合すると、単一のコンポーネントである結合導電性特徴162を形成することができる。
【0045】
いくつかの実施形態では、結合された素子102、152を比較的低い温度でアニール処理することができる。例えば、結合された素子は、250℃未満の結合温度、又は100℃~250℃、100℃~200℃、150℃~200℃、又は100℃~150℃の範囲内の温度でアニール処理することができる。本明細書で説明したように、(例えば、
図2A~
図2Cに示す)不純物120は、結合温度で導電材料108と共に合金を形成しない非合金材料を含むことができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、(例えば、
図2A~
図2Cに示す)不純物120を、例えば(例えば、
図2A~
図2Cに示す)導電材料108の(例えば、
図2A~
図2Cに示す)結晶粒界118の5%~75%、5%~40%、5%~30%、15%~75%、15%~40%、又は15%~30%を覆うように供給することができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴206が、例えば20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppm、20ppm~1000ppm、50ppm~1000ppm、100ppm~5000ppm、200ppm~2000ppm、50ppm~500ppm、100ppm~500ppm、200ppm~1000ppm、又は200ppm~500ppmの非合金不純物120を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴206を通じた不純物120の濃度又は量が均一ではない。例えば、いくつかの実施形態では、バルク内よりも結合面(例えば、
図4Eに示す接触面104)付近の方が不純物120の濃度又は量が高いことができる。不純物120の濃度又は量は、二次イオン質量分析法(secondary ion mass spectrometry:SIMS)、及び/又は高分解能TEM(high resolution TEM:HRTEM)などの透過型電子顕微鏡法(transmission electron microscopy:TEM)によって測定することができる。不純物120は、アニールプロセスの前後両方において、導電性特徴206の導電材料108の結晶粒界118及び(例えば、
図2A~
図2Cに示す)結晶粒内116の両方に存在することができる。
【0047】
概要
1つの実施形態では、素子が、素子の接触面における導電性特徴と、接触面における、導電性特徴が少なくとも部分的に埋め込まれた非導電性領域とを含み、導電性特徴は、導電材料と、導電材料の結晶粒界における一定量の不純物とを含み、不純物は、結合温度で導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する。
【0048】
いくつかの実施形態では、不純物が金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が化学的化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電材料が銅を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が耐熱材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がタンタルを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がジルコニウムを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がモリブデンを含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴を、導電材料の結晶粒が不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成することができる。いくつかの実施形態では、不純物を、導電材料の結晶粒界の5%~75%を覆うように配置することができる。いくつかの実施形態では、不純物を、導電材料の結晶粒界の5%~40%を覆うように配置することができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物の量を、室温で導電材料のポテンシャルエネルギーが維持されるように構成することができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、接触面付近に20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、接触面付近に200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴がコンタクトパッドを含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が基板貫通ビア(TSV)を含むことができる。いくつかの実施形態では、結合温度が100℃~250℃の範囲内であることができる。
【0049】
別の実施形態では、結合構造が、第1の導電性特徴と、第1の素子の第1の接触面における第1の非導電性領域とを含む第1の素子を含むことができる。結合構造は、第1の導電性特徴に直接結合されて結合導電性特徴を定める第2の導電性特徴と、第1の非導電性領域に直接結合された第2の非導電性領域とを含む第2の素子を含むこともできる。いくつかの実施形態では、結合導電性特徴が、導電材料及び一定濃度の不純物を含むことができ、不純物は、導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有する。
【0050】
いくつかの実施形態では、不純物が金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が化学的化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電材料が銅を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が耐熱材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がタンタルを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がジルコニウムを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がモリブデンを含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴を、導電材料の結晶粒が不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成することができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、20パーツパーミリオン(ppm)~5000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴が、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物の量を、室温で導電材料のポテンシャルエネルギーが維持されるように構成することができる。
【0051】
別の実施形態では、誘電材料に開口部を形成し、開口部内に導電材料を供給し、導電材料の結晶粒界に非合金不純物を供給し、誘電材料及び導電材料の表面を研磨することによって素子を形成することができる。
【0052】
いくつかの実施形態では、非合金不純物を供給することが、非合金不純物を含むシード層を設けることを含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物を供給することが、非合金不純物を導電材料と共堆積させることを含むことができる。いくつかの実施形態では、非合金不純物を供給することが、非合金不純物を導電材料と共スパッタリングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が化学的化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電材料が銅を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が耐熱材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がタンタルを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がジルコニウムを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がモリブデンを含むことができる。
【0053】
別の実施形態では第1の接触面に第1の導電性特徴及び第1の非導電性領域を有する第1の素子と、第2の接触面に第2の導電性特徴及び第2の非導電性領域を有する第2の素子とを準備し、仲介接着剤を使用せずに第1の非導電性領域を第2の非導電性領域に直接結合し、アニール処理によって第1の導電性特徴を第2の導電性特徴に接合して結合導電性特徴を形成することによって結合構造を形成することができる。いくつかの実施形態では、結合導電性特徴が、導電材料及び一定濃度の不純物を含み、不純物が、導電材料と共に合金を形成しない非合金材料を有することができる。
【0054】
いくつかの実施形態では、不純物が金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が非金属酸化物を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が化学的化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電材料が銅を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物が耐熱材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がタンタルを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がジルコニウムを含むことができる。いくつかの実施形態では、不純物がモリブデンを含むことができる。いくつかの実施形態では、導電性特徴を、導電材料の結晶粒が不純物を含まない導電材料よりも室温で遅く成長するように構成することができる。いくつかの実施形態では、結合導電性特徴が、20パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの不純物を含むことができる。いくつかの実施形態では、結合導電性特徴が、200パーツパーミリオン(ppm)~1000ppmの不純物ことができる。
【0055】
別の実施形態では、結合構造が、第1の素子及び第2の素子を含むことができ、第1の素子は、第1の導電性特徴と、第1の素子の第1の接触面における第1の非導電性領域とを含み、第2の素子は、第1の導電性特徴に直接結合されて結合導電性特徴を定める第2の導電性特徴と、第1の非導電性領域に直接結合された第2の非導電性領域とを含む。いくつかの実施形態では、第1の素子の結合表面積が第2の素子の結合表面積よりも小さいことができ、第1の素子の材料と第2の素子の材料との間の熱膨張係数(CTE)差が5ppm/℃よりも大きいことができる。
【0056】
いくつかの実施形態では、第1の導電性特徴が不純物を含むことができる。
【0057】
文脈において別途明確に必要としていない限り、本明細書及び特許請求の範囲全体を通じて、「含む、備える(comprise、comprising、include、including)」などの単語は、排他的又は網羅的な意味ではなく包含的な意味で、すなわち「含むけれどもそれに限定されない(including,but not limited to)」という意味で解釈すべきである。本明細書で一般的に使用される「結合された(coupled)」という単語は、直接、或いは1又は2以上の中間要素を介して接続できる2又は3以上の要素を意味する。同様に、本明細書で一般的に使用される「接続された(connected)」という単語も、直接、或いは1又は2以上の中間要素を介して接続できる2又は3以上の要素を意味する。また、本出願において、「本明細書で(herein)」「上記で(above)」「下記で(below)」及び同様の趣旨の単語を使用している場合、これらの単語は本出願全体を示すものであり、本出願のいずれか特定の部分を示すものではない。さらに、本明細書において、第1の要素を第2の要素「上に(on)」又は第2の要素を「覆って(over)」存在するものとして説明する場合、第1の要素は、第1及び第2の要素が直接接触するように第2の要素上に又は第2の要素を覆って直接存在することも、或いは第1及び第2の要素間に1又は2以上の要素が介在するように第2の要素上に又は第2の要素を覆って間接的に存在することもできる。上記の詳細な説明における単数又は複数を用いた単語は、文脈上可能な場合にはそれぞれ複数又は単数を含むこともできる。2又は3以上の項目のリストを参照する際の「又は(or)」という単語は、リスト内の項目のいずれか、リスト内の項目全て、及びリスト内の項目のいずれかの組み合わせ、といった単語の解釈を全て網羅する。
【0058】
さらに、本明細書で使用する、とりわけ「~できる(can、could、might、may)」、及び「例えば(e.g.、for example、such as)」などの条件語は、別途明確に言及していない限り、又は使用する文脈内で別様に理解されない限り、一般に特定の特徴、要素及び/又は状態を含む実施形態もあれば、それらを含まない実施形態もあることを伝えるように意図される。従って、このような条件語は、一般に特徴、要素及び/又は状態が1又は2以上の実施形態に何としても必要であることを意味するように意図するものではない。
【0059】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は一例として提示したものにすぎず、本開示の範囲を限定するように意図するものではない。実際に、本明細書で説明した新規の装置、方法及びシステムは他の様々な形態で具現化することもでき、さらに、本開示の趣旨から逸脱することなく、本明細書で説明した方法及びシステムの形態の様々な省略、置換及び変更を行うこともできる。例えば、ブロックについては所与の配置で示しているが、別の実施形態は、異なるコンポーネント及び/又は回路トポロジーを使用して同様の機能を実行することもでき、いくつかのブロックを削除、移動、追加、細分化、結合及び/又は変更することもできる。これらのブロックの各々は、様々な異なる方法で実装することができる。上述した様々な実施形態の要素及び行為のいずれかの好適な組み合わせを組み合わせてさらなる実施形態を提供することもできる。添付の特許請求の範囲及びその同等物は、本開示の範囲及び趣旨に含まれるような形態又は修正も対象とするように意図される。
【符号の説明】
【0060】
102 第1の半導体素子
104 接触面
126 バリア層
126a バリア層
130 非導電性領域
132 誘電材料
132a 誘電材料
136 非導電性表面
138 導電性表面
146 非導電性表面
148 導電性表面
152 第2の半導体素子
154 接触面
156 導電性特徴
206 導電性特徴
【国際調査報告】