(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-17
(54)【発明の名称】自浄式集塵シートおよび集塵システム
(51)【国際特許分類】
A47L 11/40 20060101AFI20250109BHJP
A47L 11/24 20060101ALI20250109BHJP
A47L 11/29 20060101ALI20250109BHJP
A47L 11/33 20060101ALI20250109BHJP
A47L 9/28 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
A47L11/40
A47L11/24
A47L11/29
A47L11/33
A47L9/28 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539407
(86)(22)【出願日】2022-08-02
(85)【翻訳文提出日】2024-08-13
(86)【国際出願番号】 CN2022109801
(87)【国際公開番号】W WO2023124086
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111675497.3
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522152360
【氏名又は名称】北京石頭世紀科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Roborock Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 1001, Floor 10, Building 3, Yard 17, Anju Road, Changping District, Beijing,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】周 永飛
(72)【発明者】
【氏名】段 伝林
(72)【発明者】
【氏名】楊 志敏
【テーマコード(参考)】
3B057
【Fターム(参考)】
3B057DE00
(57)【要約】
本開示は、自浄式集塵シート本体(2000)を含む自浄式集塵シートを提供し、前記自浄式集塵シート本体(2000)は、上方かつ前方に開口して前記自浄式集塵シート本体(2000)頂端に設けられた集塵室(2100)と、前記集塵室(2100)上に着脱可能にカバーして集塵ビン(3000)を形成する集塵カバー(2800)と、前記集塵ビン(3000)に設けられ、ダストバッグを取り付けるように構成されるダストバッグブラケット(2110)と、を含み、前記ダストバッグブラケット(2100)内部に、前記自浄式集塵シートの空気ダクトの一部として中空キャビティを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自浄式集塵シート本体を含む自浄式集塵シートであって、
前記自浄式集塵シート本体は、
前記自浄式集塵シート本体の頂端に設けられる集塵室と、
前記集塵室に着脱可能に係合されて集塵ビンを形成する集塵カバーと、
前記集塵ビンに設けられ、ダストバッグを取り付けるように構成されるダストバッグブラケットと、を含み、
前記ダストバッグブラケットの内部は、中空キャビティを有し、前記中空キャビティは、前記自浄式集塵シートの空気ダクトの一部として機能する、ことを特徴とする自浄式集塵シート。
【請求項2】
前記ダストバッグブラケットの前記集塵ビン内に面するブラケット側壁にダスト出口を有し、前記ダストバッグの入口に接続されるように構成され、
前記ダストバッグブラケットは、前記ブラケット側壁を摺動可能な摺動バッフルをさらに含み、第1位置と第2位置のとの間で切り替えることができるように構成され、前記摺動バッフルが第1位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を遮蔽し、前記摺動バッフルが第2位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を露出させる、ことを特徴とする請求項1に記載の自浄式集塵シート。
【請求項3】
前記自浄式集塵シートは、ダストバッグブラケットに着脱可能に取り付けられるダストバッグをさらに含み、前記ダストバッグは、
ダストバッグ本体と、
前記ダストバッグ本体に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口とする係合板開口を有する係合板と、を含み、
前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられていないことに応答して、前記摺動バッフルが第1位置にあり、前記ダスト出口を遮蔽し、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられたことに応答して、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口が前記ダスト出口に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の自浄式集塵シート。
【請求項4】
前記ダストバッグは、摺動板をさらに含み、
前記摺動板は、前記係合板に摺動可能に接続され、第3位置と第4位置との間で切り替えるように構成され、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる、ことを特徴とする請求項3に記載の自浄式集塵シート。
【請求項5】
前記摺動板は、摺動板開口を有し、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板開口は係合板開口と重ならず、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、摺動板開口は係合板開口と実質的に重なり、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる、ことを特徴とする請求項4に記載の自浄式集塵シート。
【請求項6】
前記ダストバッグブラケットは摺動溝を含み、前記摺動バッフルの少なくとも一部が前記摺動溝内に位置し、前記摺動バッフルが前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、
係合板と摺動板は、前記摺動溝に挿入され、前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、前記摺動バッフルを押して前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動させて、前記ダストバッグを前記ダストバッグブラケットに取り付けるように構成され、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられたことに応答して、前記摺動板が第4位置にあり、前記係合板開口を露出させ、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口が前記ダスト出口に接続される、ことを特徴とする請求項4または5に記載の自浄式集塵シート。
【請求項7】
前記ダストバッグブラケットには、前記摺動バッフルに接続された弾性部材が設けられ、前記弾性部材は、前記摺動バッフルが第1位置にある傾向を有するように構成される、ことを特徴とする請求項6に記載の自浄式集塵シート。
【請求項8】
前記係合板に係合板用係合溝が設けられ、前記摺動溝内にバックル部が設けられ、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられたことに応答して、前記バックル部は前記係合板用係合溝に係合される、ことを特徴とする請求項6に記載の自浄式集塵シート。
【請求項9】
前記摺動板にロック解除突起がさらに設けられ、前記ロック解除突起は、前記ダストバッグブラケットから前記ダストバッグを取り外す過程において、前記バックル部を前記係合板用係合溝から外させるように構成される、ことを特徴とする請求項8に記載の自浄式集塵シート。
【請求項10】
自動清掃装置、および請求項1~9のいずれか1項に記載の自浄式集塵シートを備える、ことを特徴とする集塵システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2021年12月31日に出願された中国特許出願202111675497.3の優先権を主張し、そのすべての内容は参照によって本明細書の一部としてここに組み込まれる。
【0002】
本開示は、清掃ロボットの技術分野に関し、具体的に、自浄式集塵シートおよび集塵システムに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、科学技術の進歩に伴い、様々な清掃用品が登場し、人々の掃除や清掃などの作業の負担を軽減し、人々のニーズに応え、人々の生活に大きな利便性をもたらしている。ここで、自動清掃装置は、その高度にインテリジェントな特性により人々に好まれている。
【0004】
しかしながら、清掃過程中、自動清掃装置のダストボックスは容量が限られているため、ユーザはダストボックスを掃除するためにかがむ必要があることが多く、その結果、ユーザの体験が悪くなる。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、自浄式集塵シート本体を含む自浄式集塵シートを提供し、前記自浄式集塵シート本体は、
上方かつ前方に開口して前記自浄式集塵シート本体の頂端に設けられた集塵室と、
前記集塵室に着脱可能に係合されて集塵ビンを形成する集塵カバーと、
前記集塵ビンに設けられ、ダストバッグを取り付けるように構成されるダストバッグブラケットと、を含み、
前記ダストバッグブラケットの内部は中空キャビティを有し、前記中空キャビティは前記自浄式集塵シートの空気ダクトの一部として機能する。
【0006】
自動清掃装置、および上記自浄式集塵シートを備える集塵システムをさらに提供する。
【0007】
ここでの添付図面は、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例が示され、明細書とともに本開示の原理を解釈するために使用される。明らかに、以下の説明における添付図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、これらの添付図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示のいくつかの実施例によって提供される自浄式集塵シート全体構造を示す概略図
【
図2】本開示のいくつかの実施例によって提供される自浄式集塵シート本体の構造を示す概略図
【
図3】本開示のいくつかの実施例によって提供される集塵室の構造概略図
【
図4】本開示のいくつかの実施例によって提供される集塵カバーの構造概略図
【
図5】本開示のいくつかの実施例によって提供される集塵カバーの断面図
【
図6】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットの構造概略図
【
図7】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットの構造概略図
【
図8】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図
【
図9】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造概略図
【
図9A】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの部分構造概略図
【
図10】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの予め組立構造を示す概略図
【
図11】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの組立構造を示す断面図
【
図12】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの組立構造を示す概略図
【
図13】本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットの断面図
【符号の説明】
【0009】
1000 自浄式集塵シート底板
2000 自浄式集塵シート本体
2100 集塵室
2131 第1集塵室側壁
2132 第2集塵室側壁
2134 集塵室後壁
2140 封止パッド
2150 周方向内壁
2151 第1側内壁
2152 第2側内壁
2153 前内壁
2154 後内壁
2700 貯水室
2800 集塵カバー
2810 集塵カバー本体
2811 取っ手部
2820 集塵カバー壁
2821 集塵カバー第1側壁
2822 集塵カバー第2側壁
2823 集塵カバー前壁
2824 集塵カバー後壁
2825 制限部材
2826 支持リブ
3000 集塵ビン
4000 清浄水タンク
5000 汚水タンク
6000 本体ベース
6100 集塵口
6200 洗浄溝
300 ダストボックス
2110 ダストバッグブラケット
2111 ブラケット側壁
2112 ダスト出口
2113 摺動バッフル
21131 摺動バッフル突起
2114 摺動溝
21141 バックル部
2115 弾性部材
2120 ダストバッグ
2121 ダストバッグ本体
2122 係合板
21221 係合板開口
21222 係合板用係合溝
21223 制限部材
21224 可撓性ゴムリング
2123 摺動板
21231 摺動板開口
21232 ハンドル部
21233 摺動板突起
21234 限位突起(ロック解除突起)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下、添付図面を参照して本開示をより詳細に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をすることなく得られた他の実施例は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
【0011】
本開示の実施例で使用される用語は特定の実施例を説明する目的でのみ使用され、本開示を限定することを意図するものではない。本開示の実施例および添付の特許請求の範囲において使用される「1つ」、「前記」および「該」という単数形は、多数形を包含することも意図され、文脈が明確にそうでないことが示されない限り、「複数」は一般に少なくとも2つを含む。
【0012】
なお、本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連対象の関連関係の説明に過ぎず、3つの関係があり、例えば、Aおよび/またはBは、Aが単独に存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独に存在する可能性がある。また、本明細書における「/」は、一般に前後の関連対象が「または」の関係にあることを示す。
【0013】
なお、本開示の実施例では、説明のために第1、第2、第3などの用語が使用されることがあるが、これらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1は第2とも呼ばれてもよく、同様に、第2は第1とも呼ばれてもよい。
【0014】
なお、「含む」、「備える」という用語または他の任意の変形は非排他的な包含をカバーすることを意図し、一連の要素を含む製品または装置はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙された他の要素、またはこれらの製品または装置に固有の要素も含むことに留意されたい。さらに限定しない限り、「…を含む」という表現で定義される要素は、前記要素を含む製品または装置における他の同一要素の存在を排除するものではない。
【0015】
以下、添付図面を参照しながら本開示の選択可能な実施例を詳細に説明する。
【0016】
関連技術では、自動清掃装置のダストボックスは容量が限られているため、ユーザはダストボックスを掃除するためにかがむ必要があることが多く、その結果、ユーザの体験が悪くなる。そこで、本開示の実施例は、自浄式集塵シートを提供し、集塵システムによって自動清掃装置のダストボックス中のゴミを集中して自浄式集塵シートの集塵ビンに収集することにより、ユーザによるゴミ処理回数を減らし、ユーザ体験を向上させることができる。具体的に、本開示の実施例によって提供される自浄式集塵シートについては、一例として、
図1は自浄式集塵シートの全体構造を例示的に示す概略図であり、
図2は、本開示の汚水タンク、清浄水タンクおよび集塵カバーを取り外した後の自浄式集塵シート本体の構造を示す概略図である。
【0017】
自浄式集塵シートの挙動をより明確に説明するために、以下の方向が定義されている。すなわち、自浄式集塵シートは、横向軸Y、前後軸Xおよび中心垂直軸Zという互いに垂直する3つの軸によって定義される。前後軸Xに沿った矢印とは反対する方向、すなわち自動清掃装置が自浄式集塵シートに入る方向は「後方」として定義され、前後軸Xに沿った矢印方向、すなわち自動清掃装置が自浄式集塵シートから離れる方向は「前方」として定義される。横向軸Yは実質的に自浄式集塵シート本体の幅に沿った方向である。垂直軸Zは、自浄式集塵シートの底面に沿って上方に延伸する方向である。
【0018】
図1に示すように、自浄式集塵シート底板1000が自浄式集塵シート本体2000から突出する方向は前方であり、自浄式集塵シート本体2000の後壁に向かう方向は後方であり、集塵ビン3000は自浄式集塵シートの左側にあり、清浄水タンク4000は集塵ビン3000の右側にあり、汚水タンク5000は清浄水タンク4000の右側にある。
【0019】
図1に示すように、本実施例によって提供される自浄式集塵シートは自浄式集塵シート底板1000および自浄式集塵シート本体2000を含む。ここで、自浄式集塵シート底板1000は自浄式集塵シート本体2000に着脱可能に接続され、具体的に、自浄式集塵シート底板1000は自浄式集塵シート本体2000下部の本体ベース6000に着脱可能に接続される。着脱可能な接続方法によれば輸送やメンテナンスを容易にすることができる。
【0020】
自浄式集塵シート本体2000は、自動清掃装置のダストボックス内のゴミを収集するように構成される。いくつかの実施例では、自浄式集塵シート本体2000に集塵ビン3000、清浄水タンク4000、汚水タンク5000などの構成要素がさらに並んで設けられる。
【0021】
図2に示すように、自浄式集塵シート本体2000は貯水室2700および集塵室2100を含む。貯水室2700は上方かつ前方に開口して自浄式集塵シート本体2000の頂部に設けられ、貯水室は清浄水タンク4000を収容するための清浄水ビン、汚水タンク5000を収容するための汚水ビンをさらに含んでもよい。集塵室2100は上方かつ前方に開口して貯水室2700と並んで自浄式集塵シート本体2000の頂端に設けられ、集塵室2100上に集塵室2100の開口に適合される集塵カバー2800が設けられ、集塵カバー2800は集塵室2100上に着脱可能に係合され、集塵室2100は集塵カバー2800とともにゴミ収容装置を収納するための集塵ビン3000を形成する。集塵カバー2800の外面の少なくとも一部は自浄式集塵シートの外観面の一部として機能する。貯水室2700および集塵室2100は上方かつ前方に向ける設計されることにより、汚水タンク5000、清浄水タンク4000および集塵カバー2800の着脱を容易にすることができる。
【0022】
自浄式集塵シート本体2000の下方に本体ベース6000がある。いくつかの実施例では、本体ベース6000は自浄式集塵シート本体2000の下方に一体的に設けられる。本体ベース6000はさらに自浄式集塵シート底板1000に相互に当接され、具体的に、自浄式集塵シート底板1000と本体ベース6000は第2方向に沿って順次設けられ、第2方向は前後軸Xの矢印とは反対する方向である。
【0023】
集塵口6100は本体ベース6000上に設けられ、本体ベース6000の自浄式集塵シート底板1000との接続部のほぼ縁部位置に設けられる。集塵口6100は、自動清掃装置のダスト出口に接続されるように構成され、自動清掃装置のダストボックス300内のゴミは集塵口6100から自浄式集塵シート本体2000の集塵室2100内に進入する。いくつかの実施例では、集塵口6100周囲にシールゴムガスケットがさらに設けられ、シールゴムガスケットは、突き合わさせた集塵口6100と自動清掃装置のダスト出口を封止し、ゴミ漏れを防止するために使用される。
【0024】
いくつかの実施例では、本体ベース6000は洗浄溝6200をさらに含み、洗浄溝6200は、自動清掃装置の清掃部材を清掃するように構成され、例えば、自動清掃装置の湿式清掃モジュールに洗浄液を補充するか、および/または湿式清掃モジュールから除去されたゴミを収容するか、および/または湿式清掃モジュールの清掃過程中発生する汚水を収集し、ゴミと汚水の後続処理を容易にすることができる。いくつかの実施例では、洗浄溝6200は集塵口6100の後方に設けられる。
【0025】
いくつかの実施例では、自浄式集塵シートは空気ダクトをさらに含み、空気ダクトの一端は本体ベース6000の集塵口6100と連通し、空気ダクトの他端は集塵室2100と連通する。自浄式集塵シートが集塵状態にあるとき、集塵ビン3000内に十分な負圧が形成され、ダストボックス300内のゴミが集塵口6100、空気ダクトを介して集塵室2100内のダストバッグに吸い込まれる。
【0026】
図2および
図3を併せて参照すると、いくつかの実施例では、集塵室2100は、集塵室後壁2134および対向して設けられた1対の集塵室側壁を含み、集塵室側壁は第1集塵室側壁2131および第2集塵室側壁2132をさらに含み、第1集塵室側壁2131は自浄式集塵シート本体2000の外壁に近隣し、第1集塵室側壁2131は第2集塵室側壁2132に対向して設けられ、第1集塵室側壁2131および第2集塵室側壁2132のいずれも集塵室後壁2134に隣接する。
【0027】
具体的に、集塵室側壁の端面は円弧状構造であってもよく、集塵室側壁の高さは前後軸Xの矢印方向に沿って徐々に低くなる傾向があり、集塵室側壁と集塵室後壁2134の隣接部に、集塵室側壁の高さは集塵室後壁2134の高さと等しい。集塵室側壁は、前側が低く後側が高い円弧状構造を採用し、集塵カバー2800の着脱を容易にし、ある程度美観性を向上させることができる。
【0028】
いくつかの実施例では、第1集塵室側壁2131、第2集塵室側壁2132、および集塵室後壁2134は自浄式集塵シート本体2000とは一体構造であり、これにより、集塵室2100の安定性を向上させることができ、集塵室2100が自浄式集塵シート本体2000に対して揺れるのを防止することができる。
【0029】
いくつかの実施例では、集塵室2100は周方向内壁2150をさらに含み、該周方向内壁2150は集塵室2100の底壁から清掃集塵シート本体2000から離れた方向に向かって延伸する。集塵室後壁2134および集塵室側壁は周方向内壁2150の周りに設けられ、該周方向内壁2150から間隔を空ける。周方向内壁2150のすべての部分の高さは異なってもよく、いくつかの実施例では、周方向内壁2150の高さは前後軸Xの矢印方向に沿って徐々に低くなる傾向があり、周方向内壁2150のそのような前側が低く後側が高い構造設計により、集塵カバー2800の着脱を容易にすることができる。
【0030】
いくつかの実施例では、周方向内壁2150は閉ループ構造であってもよく、順次に接続された前内壁2153、第1側内壁2151、後内壁2154および第2側内壁2152を含み、ここで、前内壁2153は後内壁2154に対向して設けられ、第1側内壁2151は第2側内壁2152に対向して設けられる。さらに、周方向内壁2150の各内壁は集塵室後壁2134、集塵室側壁とも対応の関係があり、具体的に、第1側内壁2151と第1集塵室側壁2131は同じ側にあり、間隔を空けて設けられ、後内壁2154と集塵室後壁2134は同じ側にあり、間隔を空けて設けられ、第2側内壁2152と第2集塵室側壁2132は同じ側にあり、間隔を空けて設けられる。
【0031】
いくつかの実施例では、周方向内壁2150と自集塵室2100の底壁は一体構造であるため、周方向内壁2150の安定性を向上させることができる。
【0032】
いくつかの実施例では、集塵室2100は封止パッド2140をさらに含んでもよく、該封止パッド2140は周方向内壁2150の周りに設けられ、集塵室後壁2134および集塵室側壁は該封止パッド2140の周りに設けられる。いくつかの実施例では、封止パッド2140は閉ループ構造であり、封止パッド2140の各箇所の幅は、周方向内壁2150、および集塵室後壁2134、集塵室側壁の間の間隔と等しくてもよく、または当該間隔よりもわずかに大きくてもよく、封止パッド2140が周方向内壁2150、集塵室後壁2134、集塵室側壁と密着して接触する。封止パッド2140の材料は各種の天然または人工合成ゴムであってもよい。封止パッド2140により、集塵室2100と集塵室2100に合わせた集塵カバー2800が強固に当接し、密閉した集塵ビン3000を形成することができる。
【0033】
いくつかの実施例では、集塵室2100内にダストバッグブラケット2110がさらに設けられ、該ダストバッグブラケット2110は、ダストバッグを取り付けるように構成される。ダストバッグブラケット2110は集塵室2100の内部に設けられ、集塵室の底部から自浄式集塵シート本体2000から離れた方向に向かって延伸する。ダストバッグブラケット2110はねじなどの固定部材によって集塵室2100の周方向内壁2150にもうけられてもよく、またはダストバッグブラケット2110の底部を介して集塵室の底壁に固定されてもよい。いくつかの実施例では、ダストバッグブラケット2110は、第1側内壁2151に設けられ、ダストバッグブラケット2110の集塵室2100から離れた側壁は該第1側内壁2151と一体的に形成されてもよく、ダストバッグブラケット2110の安定性を向上させることができる。ダストバッグブラケット2110内部に中空キャビティがあり、該中空キャビティは自浄式集塵シートの空気ダクトの一部、例えば空気ダクトの尾端として機能する。ダストバッグブラケット2110は、集塵ビン3000内に面するブラケット側壁を有し、該ブラケット側壁にダスト出口が設けられ、該ダスト出口は集塵口6100と空気ダクトを介して連通し、空気ダクトはゴミを集塵ビン3000内、例えば集塵ビン3000内のダストバッグに誘導するように構成される。ダスト出口は、ゴミをダストバッグに収集するために、ダストバッグの入口と連通するように構成される。
【0034】
図4および
図5を併せて参照すると、いくつかの実施例では、集塵カバー2800は、集塵カバー本体2810および集塵カバー壁2820を含み。ここで、集塵カバー本体2810は集塵カバー壁2820の上方に位置し、集塵カバー壁2820は集塵カバー本体2810から前記集塵カバー本体2810から離れた方向に沿って延伸する。集塵カバー本体2810は集塵カバー壁2820とともに収容空間を形成し、集塵カバー2800が集塵室2100に合わせることに応答して、周方向内壁2150は該収容空間内に収容され、集塵カバー壁2820において集塵カバー本体2810から離れた自由端は封止パッド2140に密接して、密閉した集塵ビン3000を形成する。
【0035】
いくつかの実施例では、集塵カバー壁2820は順次に接続された集塵カバー前壁2823、集塵カバーの第1側壁2821、集塵カバー後壁2824および集塵カバーの第2側壁2822をさらに含む。ここで、集塵カバー前壁2823は集塵カバー後壁2824に対向して設けられ、集塵カバーの第1側壁2821は集塵カバーの第2側壁2822に対向して設けられる。
【0036】
集塵カバー2800が集塵室2100に合わせることに応答して、集塵カバーの第1側壁2821の少なくとも一部が第1集塵室側壁2131と第1側内壁2151との間に挟まれ、集塵カバーの第2側壁2822の少なくとも一部が第2集塵室側壁2132と第2側内壁2152との間に挟まれ、集塵カバー後壁2824は集塵室後壁2134と後内壁2154との間に挟まれる。
【0037】
いくつかの実施例では、集塵カバー2800は取っ手部2811をさらに含み、該取っ手部2811は集塵カバー本体2810において集塵カバー壁2820から離れた側に設けられる。取っ手部2811は、集塵カバー本体2810に設けられたプルリング、プルロッド、ハンドルなどの構造であってもよく、取っ手部2811を設けることで、集塵カバー2800の着脱をより容易にすることができ、ユーザによる集塵ビン3000内のゴミの日常的な取り除きに便利である。
【0038】
いくつかの実施例では、集塵カバー2800は制限部材2825をさらに含んでもよく、該制限部材2825は集塵カバー壁2820上に設けられ、該制限部材2825は、集塵室2100に設けられた制限部と協働し得、集塵カバー2800が揺れることなく集塵室2100上にしっかりと配置される。制限部は、集塵室後壁2134および集塵室側壁中の少なくとも1つに設けられてもよい。制限部材2825は制限部と1対1で設けられて協働する。
図4に示す実施例では、制限部材2825は集塵カバーの第2側壁2822に設けられ、該制限部材2825に対応する制限部は第2集塵室側壁2132上に設けられる。集塵カバー2800が集塵室2100上に合わせることに応答して、制限部材2825が制限部に対して当接する。
【0039】
いくつかの実施例では、集塵室の底壁、周方向内壁2150および集塵カバー壁2820中の少なくとも1つに支持リブ2826が設けられる。支持リブ2826は、表面に対して外側に突起する帯状構造であってもよい。
図4に示す実施例では、支持リブ2826は少なくとも集塵カバーの第2側壁2822の内面に設けられ、該集塵カバーの第2側壁2822の内面に複数本の支持リブ2826が設けられる。支持リブ2826を設けることで、集塵ビン3000内のダストバッグが集塵室底壁、周方向内壁2150および/または集塵カバー壁2820に貼り付けられることを防止し、貼り付けにより、ダストバッグからの気流流出への悪影響を回避することができる。
【0040】
本開示は、自動清掃装置、および前記実施例中の自浄式集塵シートを備える集塵システムをさらに提供する。
【0041】
集塵カバーが集塵室に反転して合わせる設計により、ファンの作用下で集塵カバーが集塵室により密接に結合され、集塵効率がさらに向上し、集塵カバーの露出設計により、ユーザがカバー内の状況をより直感的に観察しやすくなり、ダストバッグの交換など、集塵室をより適時に処理しやすくなる。
【0042】
関連技術では、自動清掃装置のダストボックスは容量が限られているため、ユーザはダストボックスを掃除するためにかがむ必要があることが多く、その結果、ユーザの体験が悪くなる。そこで、本開示の実施例は、自浄式集塵シートを提供し、集塵システムによって自動清掃装置ダストボックス中のゴミを集中して自浄式集塵シートの集塵ビンに収集し、集塵ビン内にダストバッグブラケットおよびダストバッグを設けることで、ダストボックス中のゴミを基本的に漏れなく集塵ビン内のダストバッグに移し、ユーザのゴミ処理回数を減らし、ユーザ体験を向上させることができ、ダストバッグは係合板と摺動板との協働設計を採用し、ダストバッグをダストバッグブラケットから取り外すとき、摺動板が閉鎖位置にあり、ダストバッグ中のゴミが集塵ビン内に残されることを防止することができる。
【0043】
具体的に、本開示の実施例によって提供される自浄式集塵シートについて、一例として、
図1は自浄式集塵シートの全体構造を例示的に示す概略図であり、
図2は本開示の汚水タンク、清浄水タンクおよび集塵カバーを取り外した後の自浄式集塵シート本体の構造を例示的に示す概略図である。
【0044】
図1に示すように、自浄式集塵シート底板1000は自浄式集塵シート本体2000から突出する方向は前方であり、自浄式集塵シート本体2000の後壁方向は後方であり、集塵ビン3000は自浄式集塵シートの左側にあり、清浄水タンク4000は集塵ビン3000の右側にあり、汚水タンク5000は清浄水タンク4000の右側にある。
【0045】
自浄式集塵シート本体2000は、自動清掃装置のダストボックス内のゴミを収集するように構成される。いくつかの実施例では、自浄式集塵シート本体2000に集塵ビン3000、清浄水タンク4000、汚水タンク5000などの構成要素がさらに並んで設けられる。具体的に、
図2に示すように、自浄式集塵シート本体2000は貯水室2700および集塵室2100を含む。貯水室2700は上方かつ前方に開口して自浄式集塵シート本体2000の頂部に設けられ、貯水室は清浄水タンク4000を収容するための清浄水ビン、および汚水タンク5000を収容するための汚水ビンをさらに含む。集塵室2100は上方かつ前方に開口して貯水室2700と並んで自浄式集塵シート本体2000の頂端に設けられ、集塵室2100に、集塵室2100の開口に適合される集塵カバー2800が設けられ、集塵カバー2800は集塵室2100上に着脱可能に係合され、集塵室2100は集塵カバー2800とともに集塵ビン3000を形成する。貯水室2700および集塵室2100は上方かつ前方に設計されることにより、汚水タンク5000、清浄水タンク4000および集塵カバー2800の着脱を容易にすることができる。
【0046】
自浄式集塵シート本体2000の下方に本体ベース6000がある。いくつかの実施例では、本体ベース6000は自浄式集塵シート本体2000の下方に一体的に設けられる。本体ベース6000はさらに自浄式集塵シート底板1000に相互に当接され、具体的に、自浄式集塵シート底板1000と本体ベース6000は第2方向に沿って順次設けられ、第2方向は前後軸Xの矢印とは反対する方向である。
【0047】
集塵口6100は本体ベース6000に設けられ、本体ベース6000の自浄式集塵シート底板1000との接続部のほぼ縁部位置に設けられる。集塵口6100は、自動清掃装置のダスト出口に接続されるように構成され、自動清掃装置のダストボックス300内のゴミは集塵口6100を介して自浄式集塵シート本体2000の集塵室2100内に進入する。いくつかの実施例では、集塵口6100周囲にシールゴムガスケットがさらに設けられ、集塵口6100と自動清掃装置のダスト出口を突き合わさせた後封止し、ゴミ漏れを防止するために使用される。
【0048】
いくつかの実施例では、本体ベース6000は洗浄溝6200をさらに含み、洗浄溝6200は、自動清掃装置上の清掃部材を清掃するように構成され、例えば、自動清掃装置の湿式清掃モジュールに洗浄液を補充するか、および/または湿式清掃モジュールから除去されたゴミを収容するか、および/または湿式清掃モジュールの清掃過程中発生する汚水を収集し、ゴミと汚水の後続処理をより容易にすることができる。いくつかの実施例では、洗浄溝6200は集塵口6100の後方に設けられる。
【0049】
いくつかの実施例では、自浄式集塵シートは空気ダクトをさらに含み、空気ダクトの一端は本体ベース6000の集塵口6100と連通し、空気ダクトの他端は集塵室2100と連通する。自浄式集塵シートが集塵状態にあるとき、集塵ビン3000内に十分な負圧が形成され、ダストボックス300内のゴミを集塵口6100、空気ダクトから集塵室2100内のダストバッグに吸い込む。
【0050】
図6は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットの構造を示す概略図であり、摺動バッフルが第1位置にあり、
図7は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットの構造を示す概略図であり、摺動バッフルが第2位置にある。
【0051】
図1~
図2に示すように、いくつかの実施例では、自浄式集塵シートはダストバッグブラケット2110をさらに含み、該ダストバッグブラケット2110は、ダストバッグを取り付けるように構成される。ダストバッグブラケット2110は前記集塵ビン3000内に設けられ、例えばねじなどの固定部材によって集塵ビン3000の内側壁に設けられてもよく、またはダストバッグブラケット2110底部を介して集塵ビン3000の底面に固定されてもよい。
【0052】
前記ダストバッグブラケット2110の内部に中空キャビティがあり、該中空キャビティは自浄式集塵シートの空気ダクトの一部、例えば空気ダクトの尾端として機能する。
【0053】
前記ダストバッグブラケット2110は集塵ビン3000内に面するブラケット側壁2111を有し、該ブラケット側壁2111にダスト出口2112が設けられる。前記ダスト出口2112は前記集塵口6100と空気ダクトを介して連通し、空気ダクトはゴミを集塵ビン3000内、例えば集塵ビン3000内のダストバッグにガイドするように構成される。ダスト出口2112は、ゴミをダストバッグに収集するために、ダストバッグの入口と連通するように構成される。
【0054】
前記ダストバッグブラケット2110は、前記ブラケット側壁2111上を摺動可能な摺動バッフル2113をさらに含む。摺動バッフル2113は、第1位置および第2位置の間で切り替えるように構成される。前記摺動バッフル2113が第1位置に位置することに応答して、前記摺動バッフル2113は前記ダスト出口2112を遮蔽し、前記摺動バッフル2113が第2位置に位置することに応答して、前記摺動バッフル2113は前記ダスト出口2112を露出させる。ダストバッグが消耗品であるため、ダストバッグブラケット2110に着脱可能に取り付けられる。ダストバッグブラケット2110は上記設計を採用することにより、ダストバッグに装着されていない場合、摺動バッフル2113によってダスト出口2112を遮蔽し、集塵ビン3000を空気ダクトから隔離することができるので、ファンによって発生する吸引力が集塵ビンから空気ダクトに入ることがなく、ダストバッグが装着されていない集塵ビン3000にゴミが入ることを回避することができる。
【0055】
図8は、本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造を示す概略図であり、摺動板が閉鎖位置にあり、
図9は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの構造を示す概略図であり、摺動板が開放位置にあり、
図9Aは本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグの部分構造を示す概略図であり、
図9Bは
図9Aにおける断面構造を示す概略図であり、
図9Aはダストバッグの断面を示し、
図9および
図9Bにはダストバッグが図示されていない。
【0056】
いくつかの実施例では、
図8~
図9Bに示すように、本開示はダストバッグ2120をさらに提供し、前記ダストバッグ2120は、ダストバッグブラケット2110に着脱可能に取り付けられ、ゴミを収集するように構成される。
【0057】
前記ダストバッグ2120は、ダストバッグ本体2121、係合板2122および摺動板2123を含む。ダストバッグ本体2121は、例えば通気性があるが微細粒子を濾過できる材料から作製され、例えば不織布、紙材料などから作製され、ダストバッグ本体は、前記ゴミを収容するように構成される。係合板2122は前記ダストバッグ本体2121に固定的に接続される。前記係合板2122は係合板開口21221を有し、前記係合板開口21221は前記ダストバッグ本体2121の入口として機能する。摺動板2123は前記係合板2122に摺動可能に接続され、閉鎖位置と開放位置との間で切り替えるように構成され、前記摺動板2123が閉鎖位置に位置することに応答して、前記摺動板2123は前記係合板開口21221を遮蔽し、前記摺動板2123が開放位置に位置することに応答して、前記摺動板2123は前記係合板開口21221を露出させる。
【0058】
具体的に、
図8および
図6に示すように、摺動板2123は摺動板開口21231を有し、前記摺動板2123が閉鎖位置に位置することに応答して、摺動板開口21231の、前記係合板2122への正投影が前記係合板開口2821と重ならず、前記摺動板2123は前記係合板開口22121を遮蔽し、
図8に示される。前記摺動板2123が開放位置に位置することに応答して、摺動板開口21231の、前記係合板2122への正投影が前記係合板開口21221と少なくとも部分的に重なり、前記摺動板2123は摺動板開口21231を介して前記係合板開口21221の少なくとも一部を露出させ、
図9に示される。
【0059】
いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係合板開口21221よりも大きく、前記摺動板2123が閉鎖位置に位置することに応答して、摺動板開口21231の、前記係合板2122への正投影が前記係合板開口21221を覆う。いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係合板開口21221よりも小さく、前記摺動板2123が閉鎖位置に位置することに応答して、摺動板開口21231の、前記係合板2122への正投影が前記係合板開口21221内に位置する。いくつかの実施例では、摺動板開口21231のサイズは例えば係合板開口21221と等しく、前記摺動板2123が閉鎖位置に位置することに応答して、摺動板開口21231の、前記係合板2122への正投影が前記係合板開口21221と実質的に重なる。
【0060】
摺動板2123と係合板2122の摺動協働により、ダストバッグ入口を閉じ、ダストバッグ中のゴミ漏れを防止することができる。
【0061】
いくつかの実施例では、
図8~
図9Bに示すように、前記係合板開口21221の縁部に摺動板2123に向かって突出する可撓性ゴムリング21224が設けられ、前記摺動板2123が開放位置に位置することに応答して、前記可撓性ゴムリング21224は、前記摺動板開口21231を通過して前記摺動板2123から離れた方向に向かって突出し、前記摺動板開口21231と前記係合板開口21221が接続されるとき、摺動板2123と係合板2122の2つの開口の突き合わせによって発生する隙間を塞ぎ、摺動板開口21231と前記係合板開口21221の封止接続が達成される。前記摺動板2123が開口位置にない、例えば閉鎖位置に位置することに応答して、前記可撓性ゴムリング21224の少なくとも一部が摺動板2123と係合板2122との間に押圧され、両者間の摩擦力を増加させ、一定の外力が加われられていない限り摺動板2123と係合板2122が相対的に摺動できなく、摺動板2123が閉鎖位置に安定して保持され、ダストバッグ中のゴミ分散を防止することができる。
【0062】
いくつかの実施例では、
図8および
図9に示すように、摺動板2123は前記係合板2122に対して第1方向Mにおいて摺動可能であり、前記摺動板2123は前記摺動板2123の少なくとも一側、例えば摺動板2123の両側に設けられた制限突起21243を含み、制限突起21243の数は例えば2つであり、前記摺動板2123から第1方向Mに垂直する第2方向に向かって突出する。前記係合板2122は、前記係合板2122の第1方向上の両端部に設けられ、第1方向Mにおいて前記制限突起21233を止め、摺動板2123が前記係合板2122から離脱するのを防止するように構成される制限部材21223を含む。制限部材21223の数は例えば4つであり、係合板2122の両側に対称的に分布している。摺動板2123が係合板2122に対して摺動するとき、制限突起21233は、第1方向における前記係合板2122の両端部の対応する制限部材21223間でのみ移動することができる。
【0063】
いくつかの実施例では、前記摺動板2123はハンドル部21232をさらに含み、第1方向Mにおける前記摺動板の一端部に設けられ、前記摺動板2123を移動させるための操作者の把持を容易にするように構成される。
【0064】
前記ダストバッグ2120は、ダストバッグブラケット2110上に着脱可能に取り付けられ、前記ダストバッグ2120がダストバッグブラケット2110に取り付けられたことに応答して、前記摺動バッフル2123が第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記摺動板が開放位置に位置することに応答して、前記係合板開口21221は前記ダスト出口2112に接続される。上記設置により、ダストバッグブラケット2110がダストバッグ2120に装着されていないとき、その摺動バッフル2113が第1位置にあり、ダスト出口2112を遮蔽し、ファンによって発生する吸引力が集塵ビンから空気ダクトに入ることがなく、ダストバッグ2120が装着されていない集塵ビン3000内にゴミが進入することを防止することができる。
【0065】
ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110から取り外すとき、摺動板が閉鎖位置2123にあり、ダストバッグ中のゴミが集塵ビン内に分散するのを防止する。密閉されたダストバッグであるため、ダストバッグ中のゴミが外部環境に分散するのを回避することができる。
【0066】
ダストバッグ2120がダストバッグブラケット2110に装着されていないとき、その摺動板2123が係合板2122の係合板開口21221を遮蔽し、ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110に装着する際に摺動板2123と係合板2122の共同作用により摺動バッフル2113を第1位置から第2位置に押して該第2位置に固定することができ、ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110から取り離すと、その摺動板2123が係合板開口21221を遮蔽し、ゴミ漏れを防止する。ダストバッグブラケット2110がダストバッグ2120に装着された後、係合板開口21221(すなわちダストバッグ入口)が前記ダスト出口2112に接続され、ファンによって提供される気流の作用下で、自動清掃装置のダストボックス中のゴミが順次本体ベース6000上の集塵口6100、自浄式集塵シート内の空気ダクト、ダストバッグブラケット2110上のダスト出口2112およびダストバッグ2120上の係合板開口21221を介して、ダストバッグ本体2121内に収集される。
【0067】
図10は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの予め組立概略図であり、
図11は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの組立構造を示す概略図である。
【0068】
いくつかの実施例では、
図6~
図11に示すように、前記ダストバッグブラケット2110は摺動溝2114を含み、前記摺動バッフル2113の少なくとも一部が前記摺動溝2114内に位置し、前記摺動バッフル2113は前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動可能であり、さらに第1位置と第2位置との間で切り替え可能である。摺動溝2114の数は例えば1つまたは複数であってもよく、
図6~
図11に示すように、摺動溝2114の数は例えば2つであってもよく、それぞれダストバッグブラケット2110のブラケット側壁2111の対向する両端部に設けられ、2つの摺動溝2114はそれぞれ前記摺動バッフル2113の対向する両端部を収容し、前記摺動バッフル2113が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動できるように構成される。
【0069】
図6~
図11に示すように、ダストバッグ2120の係合板2122と摺動板2123は、前記摺動溝2114に挿入され、前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動し、前記摺動バッフル2113を前記摺動溝の延伸方向X’に沿って摺動させるように押し、前記ダストバッグ2120を前記ダストバッグブラケット2110に取り付ける。具体的に、ダストバッグ2120の係合板2122と摺動板2123の両端部はそれぞれ上記の2つの摺動溝2114に挿入され得る。前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグブラケット2110に取り付けられたことに応答して、前記摺動板2123が開放位置にあり、前記係合板開口21221を露出させ、前記摺動バッフル2113が第2位置にあり、前記ダスト出口2112を露出させ、前記係合板開口21221と前記ダスト出口2112とが突き合わされる。
【0070】
図10に示すように、ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110に装着する過程中、ダストバッグ2120が摺動溝2114の延伸方向X’に沿ってダストバッグブラケット2110に対して移動する。両者の取付時、ダストバッグ2120の係合板2122と摺動板2123は前記ダストバッグブラケット2110のブラケット側壁2111に面し、係合板2122と摺動板2123を摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動溝2114に挿入する過程において、摺動バッフル2113を第1位置から第2位置まで移動させるように押す。
【0071】
いくつかの実施例では、摺動バッフル2113の下端に摺動バッフル突起21131が設けられ、該摺動バッフル突起21131は摺動バッフル2113の下縁部に沿って集塵ビン3000に向かう帯状突起である。摺動板2123が前記摺動溝2114に挿入された後、摺動板2123の下端は摺動バッフル突起21131に当接される。相互に当接された摺動板2123の下端と摺動バッフル突起21131により、摺動板2123が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って下方に摺動するとき、前記摺動バッフル2113を押して一緒に前記摺動溝の延伸方向X’に沿って摺動することができる。いくつかの実施例では、摺動板2123の下端にも摺動板突起21233が設けられ、該摺動板突起21233は摺動板2123の下縁部に沿って集塵ビン3000に向かう帯状突起である。摺動板2123が前記摺動溝2114に挿入された後、該摺動板突起21233はちょうど摺動バッフル突起21131の上方に当接される。相互に当接された摺動板突起21233と摺動バッフル突起21131により、摺動板2123が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って下方に摺動するとき、前記摺動バッフル2113を押して一緒に前記摺動溝の延伸方向X’に沿って摺動することができる。
【0072】
図11は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの組立構造の断面図を示し、
図12は本開示のいくつかの実施例によって提供されるダストバッグブラケットおよびダストバッグの組立構造を示す概略図である。
【0073】
図11および
図12に示すように、前記摺動溝2114内にバックル部21141、例えば弾性バックルが設けられ、
図27中の矢印に示すようにほぼ円弧状に移動し得、前記係合板2122は前記バックル部21141に適合される係合溝21222を含み、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグブラケット2110に取り付けられたことに応答して、前記バックル部21141が前記係合溝21222に係合される。前記係合板2122は前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って係合位置まで摺動し、前記係合板開口21221は前記ダスト出口2112と突き合わされ、前記バックル部21141は前記係合溝21222に対応してクランプされ、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグブラケット2110上に固定される。
【0074】
前記摺動板2123上の制限突起212234はロック解除突起21234としても機能し、ロック解除突起21234とも呼ばれ、前記摺動板2123を前記摺動溝2114から取り離す過程中、前記バックル部21141を押圧して前記バックル部21141を前記係合溝21222から離脱させ、バックル部21141による係合板2122の固定を解除し、ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110から円滑に離脱させることができる。いくつかの実施例では、前記ロック解除突起21234は制限作用をさらに有し、係合板2122上の制限部材21223と協働して、摺動板2123が前記係合板2122から離脱するのを防止する。
【0075】
いくつかの実施例では、
図13に示すように、前記ダストバッグブラケット2110に弾性部材2115、例えばバネが設けられる。前記弾性部材2115が前記摺動バッフル2113に接続され、前記摺動バッフル2113が第1位置にある傾向を有することを可能にするように構成される。摺動バッフル2113が外力作用を受けていないとき、弾性部材2115の作用下で、摺動バッフル2113が第1位置にあり、摺動バッフル2113がダスト出口2112を遮蔽する。いくつかの実施例では、弾性部材2115はダストバッグブラケット2110の内部にあり、弾性部材2115の延伸方向は摺動溝2114の延伸方向と実質的に一致であり、弾性部材2115の一端がダストバッグブラケット2110の上部に固定され、他端が前記摺動バッフル2113と接続する。弾性部材2115の数は1つまたは複数であってもよく、例えば弾性部材2115の数が2つである場合、それぞれダストバッグブラケット2110の対向する両端部に設けられてもよい。
【0076】
以下、ダストバッグ2120とダストバッグブラケット2110の着脱過程を具体的に説明する。
【0077】
ダストバッグブラケット2110がダストバッグ2120に装着されていないとき、ダストバッグブラケット2110の摺動バッフル2113が第1位置にあり、ダスト出口2112を遮蔽し、ダストバッグ2120の摺動板2123が閉鎖位置にあり、係合板開口2122を遮蔽し、すなわち、
図8に示す状態となる。ダストバッグ2120がダストバッグブラケット2110に装着される過程において、係合板2122と摺動板2123が摺動溝2114の延伸方向X’に沿って摺動溝2114に挿入され、ユーザが摺動板2123のハンドル部21232を把持して前記ダストバッグ2120を摺動溝2114内に押す過程において、摺動板2123は係合板2122に対して閉鎖位置から徐々に開放位置まで移動し、摺動板2123の摺動板開口21231と係合板2122の係合板開口21221が位置合わせ、同時に係合板2122と摺動板2123が摺動バッフル2113を押して第1位置から第2位置まで移動させ、摺動バッフル2113をダスト出口2112から露出させる。前記係合板2122が前記摺動溝2114の延伸方向X’に沿って係合位置まで摺動するとき、前記係合板開口21221が前記ダスト出口2112に接続され、前記バックル部21141が前記係合溝21222に対応してクランプされ、前記ダストバッグ2120が前記ダストバッグブラケット2110に固定され、このときダストバッグの可撓性ゴムリング21224が摺動板開口21231を通過してダスト出口2112の縁部に当接され、ダストバッグの係合板開口21221とダストバッグブラケットのダスト出口2112との封止接続が達成され、集塵過程中のゴミ漏れを回避することができる。
【0078】
ダストバッグ2120をダストバッグブラケット2110から取り外す過程中、操作者が摺動板2123のハンドル部21232を把持して摺動板2123を徐々にダストバッグブラケット2110の摺動溝2114から取り離すことができ、この過程中、摺動板2123が係合板2122に対して開放位置から徐々に閉鎖位置まで移動し、摺動板2123が係合板開口21221を遮蔽し、摺動板2123上のロック解除突起21234が前記バックル部21141を押圧して前記バックル部21141を前記係合溝21222から離脱させ、同時にロック解除突起21234と係合板2122上の制限部材21223の相互作用により、摺動板2123のハンドル部21232を連続的に引き抜いて摺動板2123と係合板2122をダストバッグブラケット2110の摺動溝2114から引き抜き、ダストバッグ2120を前記ダストバッグブラケット2110から離脱させ、摺動バッフル2113が弾性部材の作用下で、摺動バッフル2113が第1位置に戻り、摺動バッフル2113がダスト出口2112を遮蔽する。
【0079】
いくつかの実施例では、前記ダストバッグブラケットの集塵ビン内に面するブラケット側壁上にダスト出口が設けられ、前記ダストバッグの入口に接続されるように構成され、前記ダストバッグブラケットは、前記ブラケット側壁上を摺動する摺動バッフルをさらに含み、第1位置と第2位置との間で切り替えるように構成され、前記摺動バッフルが第1位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を遮蔽し、前記摺動バッフルが第2位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を露出させる。
【0080】
いくつかの実施例では、前記自浄式集塵シートは、ダストバッグブラケット上に着脱可能に取り付けられたダストバッグをさらに含み、前記ダストバッグは、
ダストバッグ本体と、
前記ダストバッグ本体に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口として機能する係合板開口を有する係合板と、を含み、
前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられていないことに応答して、前記摺動バッフルが第1位置にあり、前記ダスト出口を遮蔽し、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられたことに応答して、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口と前記ダスト出口を突き合わせる。
【0081】
いくつかの実施例では、前記ダストバッグは、前記係合板に摺動可能に接続され、第3位置と第4位置との間で切り替えるように構成された摺動板をさらに含み、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる。
【0082】
いくつかの実施例では、前記摺動板は摺動板開口を有し、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板開口は係合板開口と重ならず、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、摺動板開口は係合板開口と実質的に重なり、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる。
【0083】
いくつかの実施例では、前記ダストバッグブラケットは摺動溝を含み、前記摺動バッフルの少なくとも一部が前記摺動溝内に位置し、前記摺動バッフルが前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、係合板と摺動板は、前記摺動溝に挿入され、前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、前記摺動バッフルを前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動させて、前記ダストバッグを前記ダストバッグブラケットに取り付けるように構成され、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられたことに応答して、前記摺動板が第4位置にあり、前記係合板開口を露出させ、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口と前記ダスト出口を突き合わせる。
【0084】
いくつかの実施例では、前記ダストバッグブラケットに前記摺動バッフルに接続された弾性部材が設けられ、前記摺動バッフルが第1位置にある傾向を有するように構成される。
【0085】
いくつかの実施例では、前記係合板上に係合板用係合溝が設けられ、前記摺動溝内にバックル部が設けられ、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられたことに応答して、前記バックル部は前記係合板用係合溝に係合される。
【0086】
いくつかの実施例では、前記摺動板上にロック解除突起がさらに設けられ、前記ダストバッグブラケットから前記ダストバッグを取り外す過程中、前記バックル部を前記係合板用係合溝から外させるように構成される。
【0087】
本開示は、自動清掃装置、前記実施例中の自浄式集塵シートを備える集塵システムをさらに提供する。
【0088】
本開示の実施例によって提供される自浄式集塵シートにおいて、集塵システムによって自動清掃装置のダストボックス中のゴミを集中して自浄式集塵シートの集塵ビン内に収集し、集塵ビンにダストバッグブラケットおよびダストバッグを設けることで、ダストボックス中のゴミを基本的に漏れなく集塵ビン内のダストバッグに移すことができ、ユーザのゴミ処理回数を減らし、ユーザ体験を向上させることができる。
【0089】
最後に、本明細書における各実施例は漸進的に説明され、各実施例は他の実施例との相違点に焦点を当て、各実施例間で同一または類似の部分は互いに参照され得ることに留意されたい。
【0090】
以上の実施例は、本開示の技術的解決策を説明するために使用され、それらを限定するものではなく、前記実施例を参照して本開示を詳細に説明したが、当業者は、前記各実施例に記載された技術的解決策を依然として修正することができるか、またはその一部の技術的特徴を均等置換することができ、これらの修正や置換は、対応する技術的解決策の本質を本開示の各実施例の技術的解決策の精神および範囲から逸脱させないことを理解されたい。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自浄式集塵シート本体を含む自浄式集塵シートであって、
前記自浄式集塵シート本体は、
前記自浄式集塵シート本体の頂端に設けられる集塵室と、
前記集塵室に着脱可能に係合されて集塵ビンを形成する集塵カバーと、
前記集塵ビンに設けられ、ダストバッグを取り付けるように構成されるダストバッグブラケットと、を含み、
前記ダストバッグブラケットの内部は、中空キャビティを有し、前記中空キャビティは、前記自浄式集塵シートの空気ダクトの一部として機能する、ことを特徴とする自浄式集塵シート。
【請求項2】
前記ダストバッグブラケットの前記集塵ビン内に面するブラケット側壁にダスト出口を有し、前記ダストバッグの入口に接続されるように構成され、
前記ダストバッグブラケットは、前記ブラケット側壁を摺動可能な摺動バッフルをさらに含み、第1位置と第2位置のとの間で切り替えることができるように構成され、前記摺動バッフルが第1位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を遮蔽し、前記摺動バッフルが第2位置に位置することに応答して、前記摺動バッフルは前記ダスト出口を露出させる、ことを特徴とする請求項1に記載の自浄式集塵シート。
【請求項3】
前記自浄式集塵シートは、ダストバッグブラケットに着脱可能に取り付けられるダストバッグをさらに含み、前記ダストバッグは、
ダストバッグ本体と、
前記ダストバッグ本体に固定的に接続され、前記ダストバッグの入口とする係合板開口を有する係合板と、を含み、
前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられていないことに応答して、前記摺動バッフルが第1位置にあり、前記ダスト出口を遮蔽し、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケット上に取り付けられたことに応答して、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口が前記ダスト出口に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の自浄式集塵シート。
【請求項4】
前記ダストバッグは、摺動板をさらに含み、
前記摺動板は、前記係合板に摺動可能に接続され、第3位置と第4位置との間で切り替えるように構成され、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる、ことを特徴とする請求項3に記載の自浄式集塵シート。
【請求項5】
前記摺動板は、摺動板開口を有し、前記摺動板が第3位置に位置することに応答して、前記摺動板開口は係合板開口と重ならず、前記摺動板は前記係合板開口を遮蔽し、前記摺動板が第4位置に位置することに応答して、摺動板開口は係合板開口と実質的に重なり、前記摺動板は前記係合板開口を露出させる、ことを特徴とする請求項4に記載の自浄式集塵シート。
【請求項6】
前記ダストバッグブラケットは摺動溝を含み、前記摺動バッフルの少なくとも一部が前記摺動溝内に位置し、前記摺動バッフルが前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、
係合板と摺動板は、前記摺動溝に挿入され、前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動し、前記摺動バッフルを押して前記摺動溝の延伸方向に沿って摺動させて、前記ダストバッグを前記ダストバッグブラケットに取り付けるように構成され、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられたことに応答して、前記摺動板が第4位置にあり、前記係合板開口を露出させ、前記摺動バッフルが第2位置にあり、前記ダスト出口を露出させ、前記係合板開口が前記ダスト出口に接続される、ことを特徴とする請求項4または5に記載の自浄式集塵シート。
【請求項7】
前記ダストバッグブラケットには、前記摺動バッフルに接続された弾性部材が設けられ、前記弾性部材は、前記摺動バッフルが第1位置にある傾向を有するように構成される、ことを特徴とする請求項6に記載の自浄式集塵シート。
【請求項8】
前記係合板に係合板用係合溝が設けられ、前記摺動溝内にバックル部が設けられ、前記ダストバッグが前記ダストバッグブラケットに取り付けられたことに応答して、前記バックル部は前記係合板用係合溝に係合される、ことを特徴とする請求項6に記載の自浄式集塵シート。
【請求項9】
前記摺動板にロック解除突起がさらに設けられ、前記ロック解除突起は、前記ダストバッグブラケットから前記ダストバッグを取り外す過程において、前記バックル部を前記係合板用係合溝から外させるように構成される、ことを特徴とする請求項8に記載の自浄式集塵シート。
【請求項10】
自動清掃装置、および請求項1~
5のいずれか1項に記載の自浄式集塵シートを備える、ことを特徴とする集塵システム。
【国際調査報告】