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特表2025-501228運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を改善するための装置、コンピュータ実装方法、及びコンピュータプログラム製品
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  • 特表-運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を改善するための装置、コンピュータ実装方法、及びコンピュータプログラム製品 図1
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  • 特表-運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を改善するための装置、コンピュータ実装方法、及びコンピュータプログラム製品 図13
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-17
(54)【発明の名称】運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を改善するための装置、コンピュータ実装方法、及びコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20250109BHJP
【FI】
G06F16/90 100
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539488
(86)(22)【出願日】2022-12-28
(85)【翻訳文提出日】2024-08-09
(86)【国際出願番号】 US2022082473
(87)【国際公開番号】W WO2023129962
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】63/266,214
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514252832
【氏名又は名称】アシュラント インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ASSURANT,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】リポリ、ナサニエル
(72)【発明者】
【氏名】シン、ラチタ
(72)【発明者】
【氏名】マッキンリー、スコット
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175EA01
(57)【要約】
本開示の実施形態は、改善された予測される運用サポートデータオブジェクトの識別及び出力を提供する。実施形態は、特定のデータセット及びデータモデルの実装態様を利用して、動的ホーム通信ネットワーク内のネットワーク接続デバイスに影響を与える特定の不具合を解決することを支援するために、最も高い信頼度に関連付けられていると判定された予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び選択する。そのような実施形態は、予測される運用サポートデータオブジェクトを利用して、改善された成功率で、かつ追加及び/又は代替のサポートプロセスの実行を必要とすることなく、不具合の解決を可能にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するための装置であって、前記装置が、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータコード化命令が記憶された少なくとも1つのメモリと、を備え、前記コンピュータコード化命令が、前記少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、前記装置に、
要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することと、
デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを前記不具合サポートセッションに相関させることと、
リアルタイムで、前記デバイスアクティビティデータ及び前記不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、前記運用サポート管理リポジトリから、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することであって、前記運用サポート処理データモデルが、前記運用サポート管理リポジトリからの訓練デバイスアクティビティデータ及び不具合履歴データに基づいて訓練されている、選択することと、
リアルタイムで、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力することと、を行わせる、装置。
【請求項2】
前記装置に、
前記要求元クライアントデバイスを通して、前記不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信することを更に行わせ、
前記予測される運用サポートデータオブジェクトが、前記不具合サポートセッションの開始を要求する前記ユーザ入力を受信することに応答して出力される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装置に、
前記要求元クライアントデバイスを通して、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することと、
前記運用サポートデータオブジェクトに関与する前記ユーザ入力を受信することに応答して、前記不具合サポートセッションの開始を終了することと、を更に行わせる、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記装置に、
前記不具合テキスト記述データを更新するユーザ入力に応答して、更新された不具合テキスト記述データを受信することと、
不具合テキスト記述データを受信すると、リアルタイムで、前記デバイスアクティビティデータ及び前記更新された不具合テキスト記述データを前記運用サポート処理データモデルに自動的に適用して、前記運用サポート管理リポジトリから、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することと、
前記更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力することと、を更に行わせる、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記装置が、
前記不具合サポートセッションに関連付けられたサポート検索データを受信するように更に構成されており、
前記サポート検索データが、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するために、前記運用サポート処理データモデルに更に適用される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
リアルタイムで、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力するために、前記装置が、
前記要求元クライアントデバイスに対して、メインサポート伝送プロセスに関連付けられた第1のサブインターフェースと、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを含む第2のサブインターフェースと、を含むサポートユーザインターフェースのレンダリングを生じさせるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記装置に、
運用サポートデータオブジェクトセットを識別することと、
前記訓練デバイスアクティビティデータを識別することと、
前記運用サポート処理データモデルを、
少なくとも前記訓練デバイスアクティビティデータに基づいて、起こり得る不具合分類識別子セットを識別すること、及び
前記起こり得る不具合分類識別子セットの各起こり得る不具合分類識別子を、前記運用サポートデータオブジェクトセットの少なくとも一部分に関連付けることのために訓練することと、を更に行わせる、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記動的ホーム通信ネットワークが、複数のネットワーク接続デバイスタイプに関連付けられた複数のネットワーク接続デバイスを含み、前記運用サポート処理データモデルが、前記複数のネットワーク接続デバイスタイプに少なくとも部分的に基づいて、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記デバイスアクティビティデータが、複数の不具合分類識別子によって表される複数の不具合を示し、前記予測される運用サポートデータオブジェクトが、前記複数の不具合のうちの各他の不具合に寄与する、前記複数の不具合のうちの第1の不具合を表す第1の不具合分類識別子に関連付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記装置に、
前記要求元クライアントデバイスに関連付けられたユーザプロファイルを識別することと、
前記ユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、前記デバイスアクティビティデータが、前記動的ホーム通信ネットワークに関連付けられた1つ以上のネットワーク接続デバイスについての少なくともデバイス識別データを含むと判定することと、を更に行わせる、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記要求元クライアントデバイスに関連付けられた前記不具合サポートセッションを開始するために、前記装置に、
前記要求元クライアントデバイスと、技術担当者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の接続を確立するためのプロセスを開始することであって、前記接続を確立する前に、前記予測される運用サポートデータオブジェクトが出力される、開始することを行わせる、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記装置に、
運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、前記要求元クライアントデバイスと前記技術者デバイスとの間の前記接続を確立するための前記プロセスを終了することを更に行わせる、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するコンピュータ実装方法であって、前記コンピュータ実装方法が、
要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することと、
デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを前記不具合サポートセッションに相関させることと、
リアルタイムで、前記デバイスアクティビティデータ及び前記不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、前記運用サポート管理リポジトリから、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することであって、前記運用サポート処理データモデルが、前記運用サポート管理リポジトリからの訓練デバイスアクティビティデータ及び不具合履歴データに基づいて訓練されている、選択することと、
リアルタイムで、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力することと、を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項14】
リアルタイムで、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力することが、
前記要求元クライアントデバイスに対して、メインサポート伝送プロセスに関連付けられた第1のサブインターフェースと、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを含む第2のサブインターフェースと、を含むサポートユーザインターフェースのレンダリングを生じさせることを含む、請求項13に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項15】
前記コンピュータ実装方法が、
運用サポートデータオブジェクトセットを識別することと、
前記訓練デバイスアクティビティデータを識別することと、
前記運用サポート処理データモデルを、
少なくとも前記訓練デバイスアクティビティデータに基づいて、起こり得る不具合分類識別子セットを識別すること、及び
前記起こり得る不具合分類識別子セットの各起こり得る不具合分類識別子を、前記運用サポートデータオブジェクトセットの少なくとも一部分に関連付けることのために訓練することと、を更に含む、請求項13に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項16】
前記デバイスアクティビティデータが、複数の不具合分類識別子によって表される複数の不具合を示し、前記予測される運用サポートデータオブジェクトが、前記複数の不具合のうちの各他の不具合に寄与する、前記複数の不具合のうちの第1の不具合を表す第1の不具合分類識別子に関連付けられている、請求項13に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項17】
前記要求元クライアントデバイスに関連付けられた前記不具合サポートセッションを開始することが、
前記要求元クライアントデバイスと、技術担当者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の接続を確立するためのプロセスを開始することであって、前記接続を確立する前に、前記予測される運用サポートデータオブジェクトが出力される、開始することを含む、請求項13に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項18】
前記コンピュータ実装方法が、
運用サポートデータオブジェクトに関与する前記ユーザ入力を受信することに応答して、前記要求元クライアントデバイスと前記技術者デバイスとの間の前記接続を確立するための前記プロセスを終了することを更に含む、請求項17に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項19】
動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、前記コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、前記コンピュータプログラム製品を、
要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することと、
デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを前記不具合サポートセッションに相関させることと、
リアルタイムで、前記デバイスアクティビティデータ及び前記不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、前記運用サポート管理リポジトリから、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することであって、前記運用サポート処理データモデルが、前記運用サポート管理リポジトリからの訓練デバイスアクティビティデータ及び不具合履歴データに基づいて訓練されている、選択することと、
リアルタイムで、前記予測される運用サポートデータオブジェクトを前記要求元クライアントデバイスに出力することと、を行うように構成する、コンピュータプログラム製品。
【請求項20】
前記要求元クライアントデバイスに関連付けられた前記不具合サポートセッションを開始することが、
前記要求元クライアントデバイスと、技術担当者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の接続を確立するためのプロセスを開始することであって、前記接続を確立する前に、前記予測される運用サポートデータオブジェクトが出力される、開始することを含み、前記コンピュータプログラム製品が、
運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、前記要求元クライアントデバイスと前記技術者デバイスとの間の前記接続を確立するための前記プロセスを終了するように更に構成される、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、概して、1つ以上のデバイスの不具合についての運用サポートデータオブジェクトを提供することに関し、具体的には、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、クライアントデバイスによって出力するための少なくとも予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することに関する。
【背景技術】
【0002】
数多くの理由のうちのいずれかで、デバイス、システム、ネットワーク、及び/又はコンピューティングデバイスの他の構成は、その動作に影響を与える任意の数の技術的問題に遭遇し得る。そのような問題として、性能の低下、クラッシュ、接続性の欠如などが挙げられ得る。そのようなデバイスの、又はそのようなデバイスに関連付けられたユーザは、多くの場合、そのような技術的問題を診断及び解決するためのリソース、方法、プロセス、及び他の手段を求めるであろう。出願人は、任意の数のデバイスについての技術的問題を識別及び解決するための現在の実装態様についての問題、及びそのような技術的問題を解決することを支援するためのリソースを提供することについての問題を発見した。取り入れた努力、創意工夫、及び革新を通じて、出願人は、以下に詳述する本開示で具体化されるものを開発することによって、これらの特定された問題の多くを解決した。
【発明の概要】
【0003】
概して、本明細書で提供される本開示の実施形態は、特定の不具合に対応する改善された運用サポートデータオブジェクトを提供する。特定の不具合に対応する改善された運用サポートデータオブジェクトを提供するための他の実装態様は、以下の図及び詳細な説明を検討すると、当業者には明らかであろう、又は明らかになるであろう。そのような追加の実装形態が全て本明細書に含まれることは、本開示の範囲内であり、以下の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。
【0004】
本開示の第1の態様によれば、動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するためのコンピュータ実装方法が提供される。コンピュータ実装方法は、本明細書に記載されるように、様々なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化される任意の数のコンピューティングデバイスの組み合わせによって実行可能である。一例では、例示的なコンピュータ実装方法は、要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することを含む。例示的なコンピュータ実装方法は、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを不具合サポートセッションに相関させることを更に含む。例示的なコンピュータ実装方法は、リアルタイムで、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することを更に含み、運用サポート処理データモデルが、運用サポート管理リポジトリからの訓練デバイスアクティビティデータ及び不具合履歴データに基づいて訓練されている。例示的なコンピュータ実装方法は、リアルタイムで、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することを更に含む。
【0005】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、要求元クライアントデバイスを通して、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信することを更に含み、予測される運用サポートデータオブジェクトが、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信することに応答して出力される。
【0006】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、要求元クライアントデバイスを通して、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することと、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、不具合サポートセッションの開始を終了することと、を更に含む。
【0007】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、不具合テキスト記述データを更新するユーザ入力に応答して、更新された不具合テキスト記述データを受信することと、不具合テキスト記述データを受信すると、リアルタイムで、デバイスアクティビティデータ及び更新された不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに自動的に適用して、運用サポート管理リポジトリから、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することと、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することと、を更に含む。
【0008】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、不具合サポートセッションに関連付けられたサポート検索データを受信することを更に含み、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するために、サポート検索データが運用サポート処理データモデルに更に適用される。
【0009】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、リアルタイムで、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することが、要求元クライアントデバイスに対して、メインサポート伝送プロセスに関連付けられた第1のサブインターフェースと、予測される運用サポートデータオブジェクトを含む第2のサブインターフェースと、を含むサポートユーザインターフェースのレンダリングを生じさせることを含む。
【0010】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、運用サポートデータオブジェクトセットを識別することと、訓練デバイスアクティビティデータを識別することと、運用サポート処理データモデルを、少なくとも訓練デバイスアクティビティデータに基づいて、起こり得る不具合分類識別子セットを識別すること、及び起こり得る不具合分類識別子セットの各起こり得る不具合分類識別子を、運用サポートデータオブジェクトセットの少なくとも一部分に関連付けることのために訓練することと、を更に含む。
【0011】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、動的ホーム通信ネットワークが、複数のネットワーク接続デバイスタイプに関連付けられた複数のネットワーク接続デバイスを含み、運用サポート処理データモデルが、複数のネットワーク接続デバイスタイプに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。
【0012】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、デバイスアクティビティデータが、複数の不具合分類識別子によって表される複数の不具合を示し、予測される運用サポートデータオブジェクトが、複数の不具合のうちの各他の不具合に寄与する、複数の不具合のうちの第1の不具合を表す第1の不具合分類識別子に関連付けられている。
【0013】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、要求元クライアントデバイスに関連付けられたユーザプロファイルを識別することと、ユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、動的ホーム通信ネットワークに関連付けられた1つ以上のネットワーク接続デバイスについての少なくともデバイス識別データを含むデバイスアクティビティデータを判定することと、を更に含む。
【0014】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することが、要求元クライアントデバイスと、技術担当者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の接続を確立するためのプロセスを開始することを更に含み、接続を確立する前に、予測される運用サポートデータオブジェクトが出力される。
【0015】
追加的又は代替的に、いくつかの例示的な実施形態では、例示的なコンピュータ実装方法は、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の接続を確立するためのプロセスを終了することを更に含む。
【0016】
本開示の第2の態様によれば、動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する装置が提供される。装置の例示的な一実施形態では、例示的な装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータコード化命令が記憶された少なくとも1つのメモリと、を含む。コンピュータコード化命令は、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、装置に、本明細書に記載される例示的なコンピュータ実装方法のいずれか1つを実行させる。装置の別の例示的な実施形態では、装置は、本明細書に記載される例示的なコンピュータ実装方法のいずれか1つの各動作を実行するための手段を含む。
【0017】
本開示の第3の態様によれば、動的ホーム通信ネットワークからのデバイスアクティビティデータを使用して、運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品の少なくとも例示的な一実施形態では、例示的なコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、コンピュータプログラム製品を、本明細書に記載される例示的なコンピュータ実装方法のいずれか1つを実行するように構成する。
【0018】
このように本開示の実施形態について一般的な用語で記載してきたが、必ずしも一定の縮尺で描写されない添付図面をここで参照する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】内部で本開示の実施形態が動作し得る、特別に構成され得るシステムのブロック図を例示する。
図2】本開示の例示的な一実施形態による、特別に構成され得る例示的な不具合サポート装置のブロック図を例示する。
図3】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための例示的なサポートユーザインターフェースの可視化を例示する。
図4】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための例示的なサポートユーザインターフェースの別の可視化を例示する。
図5A】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための動的に更新される例示的なサポートユーザインターフェースの可視化を例示する。
図5B】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための動的に更新される例示的なサポートユーザインターフェースの可視化を例示する。
図6】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、運用サポート管理リポジトリ内の運用サポートデータオブジェクトストレージの例示的なデータ表現を例示する。
図7】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、不具合分類識別子に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトの例示的なデータ表現を例示する。
図8】本開示の少なくともいくつかの実施形態による、運用サポート処理データモデルを利用する予測される運用リソース選択の例示的な可視化を例示する。
図9】本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、出力するための予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するために、運用サポート処理データモデルにデバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを適用するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。
図10】本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、不具合サポートセッションの開始を終了するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。
図11】本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを動的に出力するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。
図12】本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、サポート検索データを適用するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。
図13】本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、運用サポート処理データモデルを訓練するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態を、ここで、本開示の実施形態の全てではないがいくつかの実施形態における添付の図面を参照して、以下に、より完全に記載する。実際に、本開示の実施形態は、多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に述べる実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。全体を通して同様の数字は同様の要素を指す。
【0021】
概要
ユーザは、自分の制御下にあるデバイスのうちの1つ以上に影響を及ぼす任意の数の不具合に遭遇し得る。例えば、ユーザは、任意の数のデバイス及び/又はシステムを制御し得、そのうちのいずれかが、不具合に遭遇し得る。デバイス及び/又はシステムは、性能の動作減速、ハードウェア故障、ソフトウェア脆弱性(例えば、ウイルス、スパイウェア、マルウェアなど)、ソフトウェアアプリケーションクラッシュ、周辺機器及び/又は他のデバイスとの非互換性、他のデバイスとの接続性の問題などに遭遇し得る。ホームネットワークのコンテキストでは、そのようなデバイスは、ホームネットワークに接続され、したがって、起こり得る不具合の可能性及びタイプを増加させ得る。例えば、ネットワーク上のデバイス及び/又はシステムは、ネットワークの接続性障害及び/又はネットワーク落ち、ネットワークとの接続不良、このタイプのネットワークとの非互換性などに遭遇し得る。ネットワーク自体は、任意の数の不具合に遭遇し得る。例えば、ネットワークは、通信容量の減少(例えば、帯域幅の減少、スロットリングなど)、外部ネットワーク(例えば、インターネット)との接続性の喪失、ポートなどのブロックされた通信チャネルなどに遭遇し得る。
【0022】
この点で、ユーザは、いつでも、個別に又は並行して発生する多数の不具合のうちのいずれかに対処することを余儀なくされ得ることを理解されたい。各不具合は、解決するための種々の専門技術、リソース、及び/又は能力を必要とし得、ユーザは、不具合が発生した際に、各不具合に容易に対処することができない場合がある。
【0023】
ホームネットワークなどの多くのコンテキストでは、様々なタイプ、銘柄、及びモデルのデバイスが相互接続され得る。所与の時点で、ホームネットワークを確立する1つ以上のデバイスが、不具合に遭遇し得、そのような不具合は、ネットワークの幅広い不安定性を生じ得るデイジーチェーン効果で他のものをトリガし得る。
【0024】
ユーザは、自分のデバイス、システム、及び/又はネットワークに関連付けられた全ての不具合に優先順位付け及び対処するための知識又は経験を有していない場合がある。ユーザは、技術サポートの専門家(例えば、サービス担当者など)に支援を求め得る。そのような技術サポートセッションは、独自の欠陥に悩まされている。例えば、各デバイス、システム、及び/又はネットワークは、種々の技術担当者に関連付けられ得、したがって、ユーザは、特定の不具合についての適切な技術担当者、及び/又は数多くの同時の不具合の各々についての適切な技術担当者を識別する必要があり得る。追加的に、不具合を解決するために技術担当者と連絡を取ること及び通信することは、多くの場合、時間がかかり、数多くの理由(例えば、技術担当者と通信することの困難、技術担当者が不具合を診断するための十分なデータを受け取ることができないこと、診断された不具合を解決する方法に関する技術担当者の知識の不足、ネットワーク及びネットワークのメンバーデバイスの構造に関する技術担当者の知識の不足など)のいずれかで、複雑であり得るか、又はうまくいかない場合がある。
【0025】
そのような欠陥は、複数の不具合が同時に存在し、かつ/又は変動するか、若しくは複合的な不具合を有し得る複数のネットワーク接続デバイスが存在するコンテキストで、大きさが悪化する。例えば、ユーザは、1つ以上のデバイスに関連付けられた複数の不具合を自己診断及び/又は解決することができない場合があり、第1の不具合については第1の技術担当者に、第2の不具合については第2の技術担当者になど、連絡しなければならない場合がある。これらの不具合の各々は、独立に正常に解決される場合もあれば、されない場合もあり、成功の可能性は、そのような不具合に遭遇しているユーザの個々の技術的能力、ユーザが接続されている技術担当者の個々の技術的能力、各当事者の通信能力などに大きく依存する。全ての不具合を解決することができる状況であっても、そのようにすることは、各技術担当者と通信し、不具合を診断し、かつその後に各不具合を解決するためにかなりの時間を必要とし得る。
【0026】
本開示の実施形態は、関心のある特定の不具合を解決することを支援する可能性が高いと正確に判定される予測される運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を可能にする。そのような実施形態は、技術サポート担当者との通信を容易にする不具合サポートセッションの開始時に、予測される運用サポートデータオブジェクトを、予測される運用サポートデータオブジェクトが要求元ユーザにとって有用であることが最も妥当であるときに配信する。
【0027】
本開示の実施形態は、特定のデータセット、例えばデバイスアクティビティデータ及び少なくとも不具合テキスト記述データを使用して訓練されて、解決すべき特定の不具合を判定、かつ/又はそのような不具合を解決することを支援する予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する、運用サポート処理データモデルを採用する。いくつかの実施形態では、予測される運用サポートデータオブジェクトは、例えば、適用可能な不具合を解決するために予測される運用サポートデータオブジェクトがアクセス及び利用され得るように、要求元クライアントデバイスによって提供及び/又は別様に出力され得る。
【0028】
本開示の実施形態は、特定の不具合を診断、優先順位付け、及び/又は解決するためにユーザが必要とする技術的専門技術のレベルを低下させる。データを自動的に検出及び/又はパースし、かつ本明細書に記載される訓練された運用サポート処理データモデルにそのようなデータを適用することによって、本開示の実施形態は、動的ホーム通信ネットワークに接続されるか、又は動的ホーム通信ネットワークを具現化する1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を及ぼす可能性が高い(又は将来的に影響を及ぼす可能性が高い)不具合を正確に識別することができる。デバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータ、及び/又は履歴データなどの、特定の通信ネットワークに対応する特定の入力データを利用すること、そのような不具合及び対応する運用サポートリソースは、検出、優先順位付け、及び/又は解決するための追加のユーザ専門技術を必要とせずに、任意の様々なタイプの不具合について、技術的不具合に関する様々なレベルの粒度で識別される。追加的又は代替的に、複数の不具合が発生し、かつ/又は互いに相互作用する(例えば、複合化又はデイジーチェーン効果で)状況では、本開示の実施形態は、ユーザの知識及び/又は専門技術に依拠することなく、本明細書に記載される検出、記憶、及び/又は入力されたデータからそのような関係を検出してもよい。
【0029】
本開示の実施形態は、追加的又は代替的に、技術担当者への依拠を低減及び/又は排除する。例えば、本開示の実施形態は、デバイスタイプ、ブランドなどに関わらず、任意の数の不具合に関連付けられたデータと、そのような不具合に関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトと、を正確に識別する。これに関して、本開示のいくつかの実施形態は、そのようなデバイスタイプ、ブランドなどのいずれかに関連付けられた不具合を解決するために、予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力することができる。したがって、種々のデバイスタイプ、ブランドなどの任意の数のデバイスに関連付けられた運用サポートデータオブジェクトの識別及び出力を可能にすることによって、本開示の実施形態は、個々の技術担当者との難儀、及びしばしば難航する意思疎通、そのような技術担当者の識別などを必要とすることなく、数多くの不具合のより良い解決を可能にする。更に、実施形態が技術的不具合を解決することを支援する運用サポートデータオブジェクトを提供する状況では、そのような実施形態は、1人以上の技術担当者を識別し、この技術担当者と通信する必要性を完全に排除することができ、そのような技術担当者が、専門技術、知識の欠如などに起因して、不具合を解決するのに効果的でない可能性を回避し得る。
【0030】
本開示のいくつかの実施形態は、不具合サポートセッションを開始及び維持する代わりにアクセスされ得、かつ/又は不具合サポートセッションを確立及び維持するために必要な技術リソースの使用を完全に回避し得る予測運用サポートデータオブジェクトを選択及び出力するための固有の技術的コンテキストから生じる特定の技術的制約を更に克服することができる。例えば、1つの例示的なコンテキストでは、ユーザは、1つ以上の特定の不具合に関する援助を求める不具合サポートセッションを開始する。ただし、そのようなセッションを開始及び/又は維持することに関連付けられたコンピューティングリソースコストを回避するために、予測される運用サポートデータオブジェクトは、低遅延要件で出力されるようになっている。これに関して、ユーザが、不具合サポートセッションが完全に接続される数秒以内前に(例えば、リアルタイム又はほぼリアルタイムで)、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを閲覧し得、かつこの予測される運用サポートデータオブジェクトにアクセスし得るように、1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が高い予測される運用サポートデータオブジェクトが、十分に低遅延で出力されるようになっている。本開示のいくつかの実施形態は、リアルタイムで取り出し可能及び/又は検出可能な特定のデータ(例えば、デバイスアクティビティデータ、不具合テキスト記述データ、他のサポートアクティビティデータなど)を利用するように訓練された、運用サポート処理データモデルなどの特定のデータモデルの低遅延アプリケーションを利用する。したがって、そのようなデータモデルは、リアルタイム又はほぼリアルタイムで実行し、ユーザ、ユーザのデバイス、ユーザの通信ネットワーク、ユーザの試行されたサポートアクションなどに関する様々なデータに基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクトの正確な選択及び/又は出力を可能にする。
【0031】
予測される運用サポートデータオブジェクトの正確な選択及び/又は出力を提供することによって、運用サポート処理データモデルは、本明細書に記載される技術的改善の各々及び全てを提供することを理解されたい。運用サポート処理データモデルを特別に構成することによって、データモデルは、特定の通信ネットワークに特有の、例えば、この通信ネットワークに接続されたネットワーク接続デバイスに特有の、かつ/又は通信ネットワーク自体を具現化するそのような機能性を正確に実行する。
【0032】
本開示の実施形態が特定の利点を提供する1つの例示的なコンテキストは、ホームネットワーク及び/又はホームネットワーク上のネットワーク接続デバイスに関連付けられた不具合を検出及び/又は解決するコンテキストの範囲内にある。
【0033】
本開示の実施形態は、様々な技術分野に数多くの技術的利点を提供する。例えば、本開示の実施形態は、識別された不具合を解決することを支援する可能性が高い予測される運用サポートデータオブジェクトを正確に識別及び選択する。そのような予測される運用サポートデータオブジェクトの出力は、そのような不具合を解決するために従来必要とされてしまう技術的能力のレベルを低下させる。追加的又は代替的に、本開示のいくつかの実施形態は、いかなるユーザからの追加の入力も必要とせずに、そのような予測される運用サポートデータオブジェクト選択を実行するように特別に構成された運用サポート処理データモデルを利用する。更に、追加的又は代替的に、1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が高いと十分な正確さで判定された選択された予測される運用サポートリソースを提供することによって、本開示のそのような実施形態は、ユーザに関連付けられたクライアントデバイスと、そのような不具合を解決するための特定の技術者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の不具合サポートセッションを完全に開始する必要性を低減し、かつ/又は排除することができる。この点で、本開示の実施形態は、そのような接続を開始するクライアントデバイス、技術者デバイス、及び/又は中間デバイスのコンピューティングリソースを節約する。
【0034】
追加的又は代替的に、本開示の実施形態は、重大時に(例えば、ユーザが、運用サポートデータオブジェクトの必要性を示したとき、技術支援を要求したが、それをまだ受け取っていないとき、など)、運用サポートデータオブジェクトを提供する。いくつかのコンテキストでは、例えば、運用サポートデータオブジェクトは、セッションの開始の要求の後であるが、セッションが完全に開始される前に発生するサポートセッション開始期間中に提供される。これに関して、運用サポートデータオブジェクトは、そのような運用サポートデータオブジェクトがアクセスされる可能性が最も高い特定の時間に正確に判定及び提供される。
【0035】
追加的又は代替的に、本開示の実施形態は、様々なコンテキストにおける自前コンテンツ(例えば、運用サポートデータオブジェクトにおいて具現化される)の正確な識別を可能にする。例えば、本開示の例示的な実施形態は、特定の通信ネットワーク上の様々なタイプの接続されたネットワーク接続デバイス、いくつかの関連付けられたネットワーク接続デバイスに関連し、かつ/又は様々な通信ネットワークにわたって別様に複合化されたエラーのデイジーチェーンのための、運用サポートデータオブジェクトを提供する。更に、追加的又は代替的に、実施形態は、現在のデータ値(例えば、ネットワーク上又は最近のネットワーク上のライブデバイス、ユーザテキスト記述、過去に解決されたエラー、ローカルに及び/又はサードパーティによってホストされた利用可能なコンテンツなど)に基づいて関連する特定の運用サポートデータオブジェクトを提供する。そのような現在のデータの使用は、ユーザが関与する可能性が最も高い運用サポートデータオブジェクトの正確な識別、選択、及び提供を可能にし、開始されたサポートセッションの接続を必要とせずに1つ以上の不具合を解決することを支援し得る。
【0036】
追加的又は代替的に、本開示の実施形態は、サポートセッションとのユーザインタラクションに関連付けられたかなりの時間及び/又はリソース負担を排除し得る。例えば、いくつかの実施形態は、技術サポートセッションの開始時に(例えば、サポートセッション、又はサポートセッションを維持するためのプロセスの開始中及び/又は開始前の数秒以内に)、予測される運用サポートデータオブジェクトの正確なリストをリアルタイム又はほぼリアルタイムで提供することによって、様々な技術的利点を提供し、予測される運用サポートデータオブジェクトがこの重要な期間中にユーザによって容易にアクセスされ得るようにする。これに関して、正確な予測される運用サポートデータオブジェクトを提供することに関連付けられた時間関連の困難は、本明細書に記載される実施形態によって対処され、予測される運用サポートデータオブジェクトへのアクセスを可能にして、進行中のサポートセッションを完全に開始及び/又は維持するためにコンピューティングリソースが更に消費される尤度を低減するか、又はコンピューティングリソースが更に消費される必要性を完全に排除する。本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、個々の、異種の、及び相関のない外部データシステムによって維持され、かつ/又は利用可能にされるデータに対応し得るサードパーティの運用サポートデータオブジェクトを維持及び/又は選択することによって、データコンテンツ記憶及び取り出しの信頼性の分野に更なる利点を提供する。
【0037】
定義
いくつかの実施形態では、上記の動作のうちのいくつかが、変更又は更に拡張され得る。更に、いくつかの実施形態では、追加の任意の動作が含まれ得る。上記の動作に対する変更、拡張、又は追加は、任意の順序で、及び任意の組み合わせで実行され得る。
【0038】
本明細書に記載される本開示の多くの変更例及び他の実施形態は、前述の説明及び関連する図面に提示された教示の恩恵を受けて、本開示が関係する当業者には思い浮かぶであろう。したがって、実施形態は、開示された特定の実施形態に限定されるべきではなく、変更例及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。更に、前述の説明及び関連する図面は、要素及び/又は機能の特定の例示的な組み合わせのコンテキストで例示的な実施形態を記載しているが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、要素及び/又は機能の異なる組み合わせが代替実施形態によって提供され得ることを理解されたい。これに関して、例えば、上記で明示的に記載されたものとは異なる、要素及び/又は機能の組み合わせも、添付の特許請求の範囲の一部に記載され得るように企図される。本明細書では特定の用語が使用されるが、それらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用され、限定目的では使用されない。
【0039】
「ユーザ」という用語は、1つ以上のデバイスを制御するエンティティを指す。ユーザの非限定的な例としては、通信ネットワークへのアクセス権を有するクライアントデバイスを制御する個人、組織、又は人々のグループが挙げられる。ユーザは、コンピューティング環境内でユーザを一意に表す「ユーザ識別子」及び/又は「ユーザプロファイル」に関連付けられている。
【0040】
「要求元クライアントデバイス」という用語は、1つ以上のクライアントデバイス、システム、及び/又は1つ以上の通信ネットワークに関連付けられたサポート機能性へのアクセスを可能にする、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化されたコンピューティングデバイスを指す。クライアントデバイスは、そのようなサポート機能性を提供するウェブベースのアプリケーションにアクセスするように構成されたブラウザアプリケーションを実行し、かつ/又は、サポート機能性を提供し、かつ/又は同様にウェブベースのアプリケーションと通信し得るネイティブアプリケーションを実行し得る。
【0041】
「ユーザ入力」という用語は、クライアントデバイスを通してプロセスを開始する、クライアントデバイスとの任意のユーザインタラクションを指す。ユーザ入力の非限定的な例としては、タッチゾーン又はインタラクティブディスプレイ(例えば、タップ、スワイプ、ピンチ、マルチタッチ、マルチタップ、及びカスタムジェスチャ)を介したユーザジェスチャ、音声コマンド、周辺入力、キーボード押下、マウスクリック、ビデオ検出アクション、及びデータ入力が挙げられる。
【0042】
「通信ネットワーク」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された、相互接続された1つ以上のコンピューティングデバイスを指し、そのような1つ以上のコンピューティングデバイス間のデータの伝送を可能にする。通信ネットワークの非限定的な例としては、パブリックネットワーク(例えば、インターネット)、プライベートネットワーク(例えば、ホームネットワーク、エンタープライズネットワーク)、セルラネットワーク、及びハイブリッドネットワークが挙げられる。
【0043】
「ホーム通信ネットワーク」という用語は、ユーザ識別子に関連付けられたユーザのホーム環境内のネットワークアクセスを定義する1つ以上のユーザ識別子に関連付けられた通信ネットワークを指す。ホーム通信ネットワークは、様々なデバイスタイプの任意の数のネットワーク接続デバイスを含み得る内部ネットワーク及び/又はサブネットワーク(例えば、インターネットのサブネットワーク)を具現化し、ネットワーク接続デバイスの各々は、ホーム通信ネットワークを制御するユーザ識別子によって所有及び/若しくは運用され得、かつ/又は別のユーザ識別子によって所有及び/若しくは運用され得る。所与の時間に、ホーム通信ネットワークは、通信の目的でホーム通信ネットワークに現在接続されている全てのネットワーク接続デバイスを含む「アクティブなネットワーク接続デバイスセット」と、ホーム通信ネットワークに接続することが可能であり、及び/又は以前にホーム通信ネットワークに接続されていたが、現在はホーム通信ネットワークに接続されていない全てのネットワーク接続デバイスを含む「非アクティブなネットワーク接続デバイスセット」と、を含む。
【0044】
「ネットワーク接続デバイス」という用語は、通信ネットワークに接続されているか、又は別様に通信ネットワークの一部であるコンピューティングデバイスを指す。ネットワーク接続デバイスの非限定的な例としては、通信ネットワーク、ルータ、スイッチ、リレー、基地局、大陸内及び/又は大陸横断ネットワーク配線、通信衛星、並びにセルラー通信タワーのうちの1つ以上のエンドユーザについてのクライアントデバイスが挙げられる。「ネットワーク接続デバイスセット」という用語は、特定の通信ネットワークに関して使用されるとき、その通信ネットワークの1つ以上のネットワーク接続デバイスを指す。
【0045】
「デバイス識別データ」という用語は、通信ネットワークに関連付けられたネットワーク接続デバイスを一意に識別するデータ及び/又はメタデータを指す。デバイス識別データの非限定的な例としては、デバイス識別子、IPアドレス、及びIMEIが挙げられる。
【0046】
「デバイスアクティビティデータ」という用語は、通信ネットワークに関連付けられたネットワーク接続デバイスの構成データに影響を与えるか、又は通信ネットワークに関連付けられたネットワーク接続デバイスに関連付けられた1つ以上の不具合分類識別子を解決しようとする試みを示す、システムによって開始され、及び/又はユーザによって開始されるアクションを表す、電子的に管理されたデータを指す。
【0047】
「サポートアクティビティデータ」という用語は、不具合分類識別子についての技術サポートを開始及び/又は受信することに関連付けられた、ユーザによって開始されるアクションを表す電子的に管理されたデータを指す。サポートアクティビティデータの非限定的な例としては、不具合分類識別子に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトについての、ユーザによって入力される1つ以上の検索クエリ、サポートユーザインターフェースとのユーザインタラクションを表すデータ、クライアントデバイスを利用するユーザと技術者デバイスを利用する技術者との間の不具合サポートセッションのチャットログデータ、並びに技術サポートデータ及び/又はヘルプを提供するための自動システムとのユーザインタラクションが挙げられる。
【0048】
「運用サポート処理データモデル」という用語は、通信ネットワーク上の1つ以上のネットワーク接続デバイスの起こり得る不具合分類識別子を示すデータと、起こり得る不具合分類識別子を解決又は改善するために使用され得る任意の数のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトと、の間の関連付けを識別するように特別に訓練された、統計的、アルゴリズム的、及び/又は機械学習モデルを指す。
【0049】
「予測される運用サポートデータオブジェクト」という用語は、1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が高いと識別された、電子的に管理されるデータ及び/又は命令を指す。いくつかの実施形態では、運用サポートデータオブジェクトは、信頼度スコアが特定の最小信頼度閾値を上回る場合に、関連付けられた起こり得る不具合分類識別子を解決及び/又は改善するための、信頼度スコアに関連付けられた運用サポート処理データモデルによって識別される。予測される運用サポートデータオブジェクトの非限定的な例としては、テキスト、画像、ビデオなどを含むデータファイル(例えば、PDF、DOC、又は混合データファイルの他のフォーマット)、ウェブページ、ユニフォームリソースロケータ又は他のウェブリンク、コンピュータ実行可能命令、コンピュータアプリケーション、画像ファイル(例えば、PNG、JPG、又は他の画像フォーマット)、及びビデオファイル(例えば、MP4、MOV、AVI、又は他のビデオファイルフォーマット)が挙げられる。ユーザは、1つ以上の不具合を解決するための自助アクションを実行するために、予測される運用サポートデータオブジェクトにアクセスし得、かつ/又は予測される運用サポートデータオブジェクトを利用し得る。
【0050】
「不具合分類識別子」という用語は、特定のデバイス若しくはシステムの技術的運用の問題、及び/又はシステムのデバイス間の相互運用性の問題を一意に表す電子的に管理されるデータを指す。不具合分類識別子の非限定的な例としては、コンピューティングデバイスを通信ネットワークに接続することに関する問題、第1のコンピューティングデバイスと第2のコンピューティングデバイスとの間の相互運用性の問題、コンピューティングデバイスと周辺機器との間の相互運用性の問題又は接続性の障害、特定の閾値を下回るコンピューティングデバイスの性能ハードウェアコンポーネント、特定の時間間隔にわたる、又はデバイスアクティビティデータに表される特定のイベントの発生時のコンピューティングデバイスのハードウェアコンポーネントの性能の低下、ソフトウェアアプリケーションのクラッシュ、コンピューティングデバイスの予期しない停止、コンピューティングデバイスのネットワーク接続性の喪失、及びマルウェア、スパイウェア、コンピュータウイルスの存在などが挙げられる。いくつかの実施形態では、第1のシステム運用サポート分類識別子が1つ以上のサブシステム運用サポート分類識別子を含むように、複数のレベルの粒度を識別するシステム運用サポート分類識別子が存在する。非限定的な例示的なコンテキストでは、「プリンタ問題」クラスの技術的問題を具現化するシステム運用サポート分類識別子が、特定の問題タイプ(例えば、「プリンタ接続性問題」、「プリンタ印刷問題」、「プリンタインク問題」など)を具現化する種々のサブ識別子、並びに/又はデバイス及び/若しくはシステムの特定のインスタンスについての問題(例えば、「プリンタブランドAの印刷問題」、及び「プリンタブランドBの印刷問題」、並びに/又は「プリンタブランドAモデル1の印刷問題」、及び「プリンタブランドAモデル2の印刷問題」)を具現化する種々のサブ識別子に関連付けられている。
【0051】
「運用サポートデータオブジェクト」という用語は、1つ以上のコンピューティングデバイスに関連付けられた1つ以上の不具合分類識別子を改善、解決、及び/又はトラブルシューティングするために、テキストコンテンツデータ、ウェブページデータ、ビデオデータ、音声データ、データ命令、又はソフトウェアアプリケーションを具現化するか、又はこれらを取り出すために利用され得る電子的に管理されるデータを指す。「サードパーティの運用サポートデータオブジェクト」は、クライアントデバイス及び/又は通信ネットワークに関連付けられたサポート機能性を提供するために、特定のデータシステムとは別個のデータシステム上に維持される運用サポートデータオブジェクトを指す。
【0052】
「運用サポートデータオブジェクトセット」という用語は、特定の不具合分類識別子に関して使用される場合、不具合分類識別子を改善するか、又は別様に解決するために利用され得る任意の数のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトを指す。
【0053】
「運用サポート管理リポジトリ」及び「システム運用サポート管理リポジトリ」という用語は、任意の数の運用サポートデータオブジェクト及び/又は運用サポートデータオブジェクトと運用サポート分類識別子との間の関連付けを記憶する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された1つ以上の電子的に維持されるデータベースを指す。1つの非限定的な例示的なコンテキストでは、運用サポート管理リポジトリは、運用サポートデータオブジェクトが解決すると判定された不具合分類識別子を具現化する運用サポート分類識別子とともに各々が格納された運用サポートデータオブジェクトを含む。
【0054】
「不具合サポートセッション」という用語は、技術者デバイスを介して技術サポート技術者をクライアントデバイスのユーザに提供することを可能にする、クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の許可された接続を指す。不具合サポートセッションは、テキストデータ、ビデオデータ、クライアントデバイスに対するアクセス制御、及び/又はクライアントデバイスを介して通信可能な1つ以上のネットワークデバイスの構成を含み得る、クライアントデバイスと技術者デバイスとの間のデータ転送を可能にする。
【0055】
「不具合テキスト記述データ」という用語は、不具合サポートセッションに関連付けられたクライアントデバイス及び/又は技術者デバイスによって、不具合サポートセッションの一部として伝送されるテキストデータを指す。不具合テキスト記述データは、利用可能なテキスト要素の所定のセットから選択されたフリーフォームテキストデータ及び/又はテキストデータを含む、ユーザによって入力されるテキストデータを含む。
【0056】
「サポートセッション開始期間」という用語は、不具合サポートセッションを開始するためのユーザ要求を受信した後であるが、不具合サポートセッションが要求元クライアントデバイスと実際に確立される前の、不具合サポートシステムによって定義される期間を指す。いくつかの実施形態では、サポートセッション開始期間は、予測される運用サポートデータオブジェクトが、不具合サポートシステムが動作して不具合サポートセッションを確立する前に、又は不具合サポートシステムが動作して不具合サポートセッションを確立することと並行してユーザに対して表示される中間期間として構成されている。1つの例示的なコンテキストでは、サポートセッション開始期間は、ユーザが不具合サポートセッションの開始を要求した後であるが、接続を確立すべき特定の技術者デバイスを選択する前、及び/又は特定の技術者デバイスとの接続が確立される前の期間を指す。いくつかの実施形態では、サポートセッション開始期間の終了は、特定の技術者デバイス又は技術者との不具合サポートセッションが確立される時間によって表される。
【0057】
「サポート検索データ」という用語は、1つ以上の不具合分類識別子に関連付けられた技術サポートについてのユーザ検索に関連付けられている、クライアントデバイスを介して入力される電子的に管理されるデータを指す。いくつかの実施形態では、サポート検索データは、不具合分類識別子のユーザの記述を表すユーザによって入力されるテキストデータを含む。サポート検索データは、1つの例示的なタイプの不具合テキスト記述データである。
【0058】
「サポートユーザインターフェース」という用語は、不具合サポートセッションへのアクセスを提供することに関連付けられた1つ以上のインターフェース要素を含むユーザインターフェースを指す。いくつかの実施形態では、サポートユーザインターフェースは、各々が技術サポート機能性を提供することに関連付けられた種々のデータ及び/又は機能性へのアクセスを提供する複数のサブインターフェースを含む。
【0059】
「メインサポート伝送プロセス」という用語は、不具合サポートセッションを開始し、維持し、かつ不具合サポートセッションに関与するためのコンピュータ駆動プロセスを指す。メインサポートプロセスは、メインサポートプロセスと並行して動作する1つ以上のセカンダリサポートプロセスとは別個に実行される。セカンダリサポートプロセスの非限定的な例としては、ユーザがメインサポート伝送プロセスに関与する際に、1つ以上の識別された不具合分類識別子と動的に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトを提供するプロセスを含む。
【0060】
「訓練デバイスアクティビティデータ」という用語は、特定の運用サポート処理データモデルを訓練するために利用される利用可能なデバイスアクティビティデータの全て又は一部を表す電子的に管理されるデータを指す。訓練中、デバイスアクティビティの訓練セットは、運用サポート処理データモデルによって処理され、運用サポート処理データモデルが、デバイスアクティビティデータの訓練セット中のデータ傾向、パターン、及び/又は他のリンクを識別することを可能にする。
【0061】
本開示の例示的なシステム及び装置
図1は、内部で本開示の実施形態が動作し得る、特別に構成され得るシステムのブロック図を例示する。具体的には、図1は、予測される運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供を可能にするように構成された例示的なシステム100を示す。システム100は、不具合サポートシステム102、外部データシステム112、クライアントデバイス104、プリンタ106Aと、スマートフォン106Bと、タブレット106Cと、1つ以上の他のネットワーク接続デバイス106D(ネットワーク接続デバイス106A~106Dをまとめて「ネットワーク接続デバイス106」)と、を含む任意の数のネットワーク接続デバイスを含む。ネットワーク接続デバイス106は、第1の通信ネットワーク110を介して、互いに及び/又はクライアントデバイス104などの1つ以上の他のデバイスと通信可能である。不具合サポートシステム102は、第2の通信ネットワーク108を介して、外部データシステム112及び/又はクライアントデバイス104などの1つ以上の他のデバイスと通信可能である。
【0062】
不具合サポートシステム102は、予測される運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供機能性を提供する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化される1つ以上のコンピューティングデバイスを含む。例えば、不具合サポートシステム102は、1つ以上のネットワーク接続デバイスに関連付けられたユーザ自動サポート及び/又は技術者ベースのサポートを提供するシステムを具現化し得るか、又はこのシステムに別様に含まれ得る。不具合サポートシステム102は、運用サポート処理データモデルを訓練し、訓練された運用サポート処理データモデルを維持し、運用サポート処理データモデルを利用して、1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択し、かつ/又は予測される運用サポートデータオブジェクトを出力する。不具合サポートシステム102は、ネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上などの、任意の数のコンピューティングデバイスに関連付けられた、クライアントデバイス104などのクライアントデバイスにそのような機能性を提供し得る。いくつかの実施形態では、不具合サポートシステム102は、運用サポートデータオブジェクト、運用サポートデータオブジェクト(サードパーティの運用サポートデータオブジェクトを含む)にアクセスするためのデータリンク、運用サポートデータオブジェクトと不具合分類識別子との間の関連付け、及び/又はデバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータ(例えば、不具合テキスト記述データを含む)、及び不具合分類識別子との間の相関を格納する1つ以上のリポジトリを維持する。
【0063】
外部データシステム112は、不具合サポートシステム102の外部にある任意の数のデータシステムを含み得る。外部データシステム112の各外部データシステムは、1つ以上の運用サポートリソースへのアクセスをホストし、格納し、かつ/又は別様に提供する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された1つ以上のコンピューティングデバイスを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、外部データシステム112は、特定の不具合に関連付けられたコンテンツをホストする1つ以上のサードパーティのウェブサーバを含む。そのようなコンテンツは、ウェブページ、ビデオ、画像、記事、マニュアル、及び/又は他のテキストコンテンツ、特定の不具合を診断し、かつ/又は解決しようとするアプリケーションなどを含み得る。各外部データシステムは、異なるエンティティによって制御され得、かつ/又は各外部データシステムは、特定の不具合に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトを維持し得ることを理解されたい。例えば、デバイス製造元を具現化する特定のエンティティによって制御される各外部データシステムは、デバイス製造元によって提供されるデバイス及び/又はシステムに関連付けられた運用サポートデータオブジェクトを維持し得る。代替的又は追加的に、例えば、技術サポートフォーラムプラットフォームを具現化する外部データシステムは、デバイスの様々なタイプ、銘柄、モデル、及び他のバリエーションのための様々な不具合に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトを含み得る。
【0064】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、外部データシステム112は、不具合サポートシステム102によって受信、スクレイピング、及び/又は別様に識別されたデータを格納する任意の数のデータシステムを含む。そのような外部データシステム112から識別されたデータは、1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を与える可能性が高い不具合分類識別子を識別するために使用され得、かつ/又は1つ以上の不具合分類識別子に関連付けられた不具合を解決することを支援する可能性が最も高い予測される運用サポートデータオブジェクトを識別するために使用され得る。例えば、外部データシステム112は、特定の不具合に関連付けられたデジタルコンテンツを作成し、かつ/又は利用可能にする、ソーシャルメディアシステム、ウェブホストブログシステム、ニュースシステムなどを含み得る。これに関して、不具合サポートシステム102は、そのようなデータを受信及び処理して、一般的である、様々な個人に関連付けられた複数のデバイスに影響を与える、特に重度又は高重要度であるなどとして示される、特定のネットワーク接続デバイスに関連付けられた不具合分類識別子を生成及び/又は識別し得る。例えば、不具合サポートシステム102は、外部データシステム112の様々なシステムからのソーシャルメディアデータ、ニュース記事データなどを識別し得、全てのそのようなデータは、最近、特定のデバイスタイプの多く又は全てのデバイスに影響を与えている特定の不具合を示す。これに関して、不具合サポートシステム102は、そのようなデータを利用して、特定の不具合に関連付けられた(例えば、特定の不具合に対応する不具合分類識別子にリンクされた)予測される運用サポートデータオブジェクトが、特定のユーザプロファイルに関連する場合に提供される可能性がより高いように、尤度を調整し得る。例えば、不具合サポートシステム102は、ユーザプロファイルに関連付けられたデバイスアクティビティデータが特定のデバイスタイプのデバイスの所有権を示す状況で、及び/又はデバイスアクティビティデータ及び/又はサポートアクティビティデータが特定のデバイスタイプのデバイスに関連付けられた不具合の存在を示す状況で、そのような予測される運用サポートデータオブジェクトが提供される尤度を増大させ得る。いくつかの実施形態では、不具合サポートシステム102は、そのようなデータを利用して、本明細書に記載されるような1つ以上のモデルを訓練して、例えば、そのようなモデルが、(例えば、特定の不具合がある一定の閾値を上回っていることを考察するいくつかの投稿、記事、又は他のデータを識別することに基づいて)「傾向的である」か、又は多数のユーザに影響を与えるとして別様に示される特定の不具合を表す、不具合サポート分類識別子に関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する尤度を増大させる。
【0065】
クライアントデバイス104は、不具合サポートシステム102、及び/又はネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上の、機能性へのユーザアクセスを提供する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された、任意の数のコンピューティングデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス104は、特定のユーザによって所有、操作、及び/又は別様に制御されるユーザデバイスによって具現化される。クライアントデバイス104の非限定的な例としては、特別に構成されたスマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット、ラップトップ、スマートウォッチ、スマートテレビ、ウェアラブル、仮想現実デバイス、仮想アシスタントデバイスなどが挙げられる。クライアントデバイス104は、クライアントデバイス104にインストールされた、及び/又はクライアントデバイス104によって別様に実行可能な1つ以上のソフトウェアアプリケーション(例えば、「アプリ」)を通してそのような機能性へのアクセスを提供するように特別に構成され得る。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス104は、処理、通信、ネットワーク接続、表示、及び/又は他の機能性を提供する1つ以上の接続されたデバイスを含むか、又はこれらと通信可能である。例えば、クライアントデバイス104は、スマートフォンとペアリングされたスマートウォッチを含み得、スマートウォッチは、スマートフォンによって処理及び/又は取得され、かつ短距離通信ネットワーク(例えば、Bluetooth(登録商標)接続)を介してスマートフォンからスマートウォッチに送信された情報を表示する。
【0066】
いくつかの実施形態では、クライアントデバイス104は、特定のユーザプロファイルに関連付けられている。ユーザプロファイルは、不具合サポートシステム102によって収集された、及び/又は別様に処理されるべき特定のデータをクライアントデバイス104に関連付けるために利用され得る。ユーザプロファイルは、(例えば、クライアントデバイス104に対応するデバイス識別子に基づいて)自動的に作成され、かつ/又は割り当てられてもよいし、クライアントデバイスに関連付けられたユーザによる特定のアクションに応答して(例えば、不具合サポートシステム102によるユーザプロファイルの登録時に)生成されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザプロファイルを使用して、クライアントデバイス104の特定のユーザによって所有及び/又は制御されるネットワーク接続デバイスについての特定のデバイス識別データを関連付け、ユーザ及び/又はそのネットワーク接続デバイスによって制御される特定の通信ネットワーク(例えば、動的ホーム通信ネットワーク)を識別し、不具合サポートシステム102の特定の機能性を開始するなどする。特定のデータがユーザプロファイルにリンクされている状況では、そのようなデータは、その後、ユーザプロファイルに関連する特定のデータを制限及び/又は重み付けするために利用され得ることを理解されたい。例えば、特定の動的ホーム通信ネットワークについてアクティブ及び/又は非アクティブな特定のネットワーク接続デバイスの存在を示すデバイス識別データは、クライアントデバイス104に対応する特定のユーザプロファイルに関連付けられた不具合サポートシステム102によって格納され得る。その後、本明細書に記載されるような特定の機能性の開始(例えば、不具合サポートセッションの開始)時に、不具合サポートシステム102は、そのようなデータを取り出し、かつ利用して、そのようなデータを、ユーザプロファイルに関連付けられて記憶されたそのようなデータによって識別されるネットワーク接続デバイスに関連する運用サポートデータオブジェクトについてより高い重みを生成する特定のデータモデルに適用し得る。
【0067】
通信ネットワーク108は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された任意の数のコンピューティングデバイスを含み、通信ネットワーク108は、コンピューティングデバイスに接続された1つ以上の他のデバイスへの、及び/又はこの他のデバイスからのデータの伝送を可能にする。例えば、示されるように、通信ネットワーク108は、不具合サポートシステム102及び/又は外部データシステム112間のデータの伝送を可能にし得る。追加的又は代替的に、通信ネットワーク108は、クライアントデバイス104と不具合サポートシステム102との間のデータの伝送を可能にし得る。更に、追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、通信ネットワーク108は、クライアントデバイス104と外部データシステム112のうちのいくつか又は全てとの間のデータの伝送を可能にする。
【0068】
通信ネットワーク108は、数多くのネットワーク構成のうちのいずれかを具現化し得る。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク108は、公衆ネットワーク(例えば、インターネット)を具現化する。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク108は、プライベートネットワーク(例えば、特定のデバイス間の内部ネットワーク)を具現化する。いくつかの他の実施形態では、通信ネットワーク108は、ハイブリッドネットワーク(例えば、特定の接続されたデバイス間の内部通信と、他のデバイスとの外部通信と、を可能にするネットワーク)を具現化する。通信ネットワーク108は、1つ以上の基地局、中継器、ルータ、スイッチ、セルタワー、通信ケーブル、及び/又は関連付けられたルーティングステーションなどを含み得る。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク108は、1つ以上のユーザ制御コンピューティングデバイス(例えば、ユーザ所有者ルータ及び/又はモデム)及び/又は1つ以上の外部ユーティリティデバイス(例えば、インターネットサービスプロバイダデバイス)を含む。
【0069】
通信ネットワーク110は、様々なネットワーク接続デバイス106とクライアントデバイス104との間の通信を可能にするプライベートネットワークを具現化し得る。いくつかの実施形態では、例えば、通信ネットワーク110は、ネットワーク接続されたプリンタ(ネットワーク接続デバイス106A)、ユーザのスマートフォン(ネットワーク接続デバイス106B)、ユーザのタブレット(ネットワーク接続デバイス106C)などの、ホームネットワーク上の様々なデバイス、他のユーザのスマートフォン、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、スマートテレビ、及び/又は他のモノのインターネット対応デバイス、仮想アシスタントデバイス、ホームセキュリティシステムなどの、他のネットワーク接続デバイス106Dの通信を可能にするホームネットワークを具現化する。ユーザは、1つ以上のそのようなデバイスを独立に利用し、かつ/又は、例えば、クライアントデバイス104とのインタラクションを通じて、通信ネットワーク110に接続された別のデバイスを通してそれにアクセスし得る。
【0070】
デバイスアクティビティデータは、通信ネットワーク110、クライアントデバイス104、及び/又は、ネットワーク接続デバイス106のうちのいずれか1つ以上、に関連付けられた不具合サポートシステム102によって検出され、及び/又は別様に受信され得る。例えば、いくつかの実施形態では、通信ネットワーク110に接続された各ネットワーク接続デバイスに関連付けられ、かつ/又は通信ネットワーク110自体のコンポーネントに関連付けられたデバイスアクティビティデータは、不具合サポートシステム102に伝送するために、クライアントデバイス104によって検出、要求、及び/又は別様に受信される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポートシステム102は、通信ネットワーク110を直接監視して、通信ネットワーク110及び/又は通信ネットワーク110と通信可能なネットワーク接続デバイス106に関連付けられたデバイスアクティビティデータを識別する。ユーザは、クライアントデバイス104を利用して、構成を更新し、かつ/又はネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上の動作に別様に影響を与え得、そのような構成の更新を示すデバイスアクティビティデータ(例えば、構成ログ)が、システム100によって処理されたデバイスアクティビティデータに含まれ得る。
【0071】
追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、1つ以上の不具合を診断及び/又は解決することに関連付けられた1つ以上の開始されたアクションに基づいて、サポートアクティビティデータが生成される。いくつかの実施形態では、例えば、不具合に関するサポートのための開始された検索クエリ(例えば、検索エンジンによって実行される)、不具合サポートシステム102及び/又は関連付けられたシステムの1つ以上のサポートプロセスとのインタラクションを表すサポートアクティビティデータ(不具合サポートセッション中にクライアントデバイス104を通して入力された不具合テキスト記述データ)が、不具合サポートシステム102によって、生成され、かつ/又はクライアントデバイス104から受信され得る。サポートアクティビティデータ及び/又はデバイスアクティビティデータは、本明細書に示され、記載されるようなデバイスのいずれかによって生成され、本明細書に記載されるような、1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するように処理するために、不具合サポートシステム102によって受信及び/又は別様に記憶され得る。
【0072】
任意の所与の時点で、ネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上が、不具合に遭遇し得、かつ/又は通信ネットワーク110自体が、不具合に遭遇し得る。例えば、ネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上は、(1)ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどの非互換性、(2)ハードウェアコンポーネントの減少、及び(3)スパイウェア、マルウェア、ウイルスなどのような悪意のあるソフトウェアの動作といった、数多くの物理的及び/又は仮想的要因のいずれかに起因する減少した容量で動作し得る。代替的又は追加的に、ネットワーク接続デバイス106のうちの1つ以上が、ネットワーク接続性のエラーに遭遇し得る。例えば、ネットワーク接続デバイス106Aは、ネットワーク接続デバイス106Aによる信号の損失、障害を起こした、ネットワーク接続デバイス106Aを通信ネットワーク110に接続するためのハードウェアコンポーネント、ネットワーク接続デバイス106Aが通信ネットワーク110に再接続することを妨げる構成の変化などのような、数多くの不具合のいずれかに起因して、通信ネットワーク110との接続を喪失し得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、通信ネットワーク110自体が、1つ以上の不具合、例えば、通信ネットワーク110を具現化する1つ以上のデバイスによる電力の損失、通信ネットワークによる外部ネットワークへの接続の喪失(例えば、インターネット停止)、ネットワーク接続デバイス106Aのうちの1つ以上への及び/若しくはこれからのトラフィックの通信を妨げる通信ネットワーク110のうちの1つ以上のデバイスの再構成などに遭遇し得る。
【0073】
追加的又は代替的に、ネットワーク接続デバイス106の各々が、異なるタイプの不具合に遭遇し得る。例えば、スマートプリンタ(例えば、ネットワーク接続デバイス106Aによって具現化される)は、スマートフォン(例えば、ネットワーク接続デバイス106Bによって具現化される)が遭遇するものとは異なる特定の動作上の問題に遭遇し得る。これに関して、特定の通信ネットワーク上の異なるタイプのネットワーク接続デバイスの数が増加するにつれて、生じ得、かつ/又は解決される必要があり得る、起こり得る不具合の複雑さが増加する。
【0074】
したがって、ネットワーク接続デバイスの複雑さが増加する(例えば、数が増加し、かつ/又は異なる特性を有するデバイスの変動性が増加する)につれて、理解されるべきである。そのような技術的複雑さは、ホームネットワークのコンテキストで特に一般的である。例えば、通信ネットワーク110によって具現化されたホームネットワークのコンテキストでは、ネットワーク接続デバイス106は、任意の数のネットワーク接続デバイス、様々なデバイスタイプ、銘柄、モデル、動作などの各々を含み得る。追加的又は代替的に、そのようなデバイスのうちの1つ以上が、ネットワークを介してアクティブに通信し得、他のネットワーク接続デバイスが、非アクティブであり、かつ/又は別様にネットワークを介して通信しない場合がある。クライアントデバイス104は、本明細書に記載されるように、不具合サポートシステムとの相互作用が、システム運用サポートデータモデルを利用して、様々な不具合のうちのいずれか1つ以上を解決することを支援するために、予測される運用サポートデータオブジェクトを正確に識別及び/又は出力することを可能にする。
【0075】
追加的又は代替的に、通信ネットワーク110は、アクティブに接続されたネットワーク接続デバイス(「アクティブなネットワーク接続デバイス」)及び通信ネットワーク110に接続されていない非アクティブなネットワーク接続デバイスの定期的に変化するリストに関連付けられている動的ホーム通信ネットワークを具現化してもよい。例えば、ユーザハンドヘルドデバイスは、ユーザハンドヘルドデバイスが再配置される際に(例えば、通信ネットワーク110の範囲外に到達するために)定期的に通信ネットワーク110と切断され得、かつ/又は動的に再接続されてもよい(例えば、通信ネットワーク110の範囲に再度入るときに)。これに関して、特定の時点でのアクティブネットワーク接続デバイス、及び/又は任意の特定の時点での非アクティブネットワーク接続デバイスを示すデバイスアクティビティデータが、識別され、取り出され、かつ/又は別様に受信されてもよい。いくつかの実施形態では、そのようなデータは、通信ネットワーク110の特定のネットワーク接続デバイスを識別するために利用され得る。例えば、非アクティブなネットワーク接続デバイス及びアクティブなネットワーク接続デバイスを、1つ以上の時間間隔にわたって比較して、1つ以上のネットワーク接続デバイス及び/又は通信ネットワーク110自体のネットワーク接続性に関連付けられた不具合に対処するように構成可能であり得る、ルータ、モデムなどの通信ネットワーク110の固定コンポーネントを判定し得る。
【0076】
図2は、本開示の例示的な一実施形態による、特別に構成され得る例示的な不具合サポート装置のブロック図を例示する。いくつかの実施形態では、不具合サポートシステム102は、図2に示され、かつ記載されるような不具合サポート装置200などの、1つ以上のコンピューティングシステムによって具現化されている。不具合サポート装置200は、プロセッサ202、メモリ204、入力/出力回路206、通信回路208、及びサポート提供回路210を含む。不具合サポート装置200は、回路202、204、206、208、及び/又は210のセットのうちの1つ以上を使用して、本明細書に記載される操作を実行するように構成され得る。
【0077】
これらのコンポーネントは、機能制限に関して記載されるが、特定の実装態様が、特定のコンピューティングハードウェアの使用を必然的に含むことを理解されたい。本明細書で記載するコンポーネントのうちのいくつかは、類似又は共通のハードウェアを含み得ることも理解されたい。例えば、回路の2つのセットは、両方とも、これらのセットの関連付けられた機能を実行するために、同じプロセッサ、ネットワークインターフェース、記憶媒体などの使用を活用してもよく、そのため、回路の各セットに重複したハードウェアを必要としない。したがって、装置のコンポーネントに関して本明細書で使用される「回路」という用語の使用者は、本明細書に記載されるように特定の回路に関連付けられた機能を実行するように構成された特定のハードウェアを含むことを理解されたい。
【0078】
特に、「回路」という用語は、ハードウェア、いくつかの実施形態では、ハードウェアを構成するためのソフトウェアを含むように広く理解されるべきである。例えば、いくつかの実施形態では、「回路」」は、処理回路、記憶媒体、ネットワークインターフェース、入力/出力デバイスなどを含む。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200の他の要素は、回路の別の特定のセットの機能性を提供又は補足してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、回路のセットのいずれかに処理機能性を提供し、メモリ204は、回路のセットのいずれかに記憶機能性を提供し、通信回路208は、回路のセットのいずれかにネットワークインターフェース機能性を提供する、などである。
【0079】
いくつかの実施形態では、プロセッサ202(及び/又はコプロセッサ、又はプロセッサを支援するか、又はプロセッサに別様に関連付けられた任意の他の処理回路)は、不具合サポート装置200のコンポーネント間で情報を渡すためのバスを介してメモリ204と通信し得る。いくつかの実施形態では、例えば、メモリ204は、非一過性であり、例えば、1つ以上の揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含み得る。言い換えれば、例えば、メモリ204は、いくつかの実施形態では、電子記憶デバイス(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)を含むか、又はこれを具現化する。いくつかの実施形態では、メモリ204は、本開示の例示的な実施形態に従って、不具合サポート装置200が様々な機能を実行することを可能にするための、情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令などを記憶するように構成されている。
【0080】
プロセッサ202は、いくつかの異なる方法で具現化され得る。例えば、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、独立して実行するように構成された1つ以上の処理デバイスを含み得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、命令、パイプライン、及び/又はマルチスレッドの独立した実行を可能にするために、バスを介してタンデムに構成された1つ以上のプロセッサを含む。「プロセッサ」及び「処理回路」という用語の使用は、単一のコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、不具合サポート装置200の内部の複数のプロセッサ、及び/又は不具合サポート装置200の外部の1つ以上のリモートプロセッサ若しくは「クラウド」プロセッサを含むと理解され得る。
【0081】
例示的な実施形態では、プロセッサ202は、メモリデバイス204に記憶されているか、又は別様にプロセッサがアクセス可能な命令を実行するように構成され得る。代替的又は追加的に、プロセッサ202は、ハードコーディングされた機能性を実行するように構成されている。したがって、ハードウェア若しくはソフトウェアの方法によって、又はそれらの組み合わせによって構成されるかに関わらず、プロセッサ202は、それに応じて構成されながら、本開示の実施形態による動作を実行することができるエンティティ(例えば、回路で物理的に具体化されたもの)を表すことができる。代替的又は追加的に、別の例として、いくつかの実施形態では、プロセッサ202がソフトウェア命令の実行器として具現化される場合、命令は、そのような命令が実行されるときに本明細書に記載される特定の動作において具現化されるアルゴリズムを実行するようにプロセッサ202を具体的に構成し得る。
【0082】
1つの特定の例として、プロセッサ202は、例えば、不具合サポートシステム102の動作に関して記載されるように、及び/又は本明細書に更に記載されるように、改善された予測される運用サポートデータオブジェクトの選択及び提供に関連付けられた様々な動作を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、特定のクライアントデバイス、ユーザプロファイルなどに関連付けられたデバイスアクティビティデータを受信し、かつ/又は取り出す、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、特定のクライアントデバイス、ユーザプロファイルなどに関連付けられたサポートアクティビティデータを受信し、かつ/又は取り出す、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、運用サポートデータオブジェクト及び/又は運用サポートデータオブジェクトの関連付けの1つ以上のデータリポジトリを維持する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、運用サポート処理データモデルを維持する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、不具合サポートセッションを開始及び/又は維持する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを特定の不具合サポートセッションに相関させる、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データなどの入力データをリアルタイムで運用サポート処理データモデルに適用する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、運用サポート処理データモデルによって選択された予測される運用サポートデータオブジェクトをリアルタイムで出力する、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。
【0083】
いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、入力/出力回路206を含み、当該入力/出力回路206は、プロセッサ202と通信して、ユーザに出力を提供し、いくつかの実施形態では、ユーザ入力の指標を受信し得る。入力/出力回路206は、1つ以上のユーザインターフェースを含み得、ウェブユーザインターフェース、アプリケーションユーザインターフェース、ユーザデバイス、バックエンドシステムなどとしてレンダリングされるインターフェースを含み得るディスプレイを含み得る。いくつかの実施形態では、入力/出力モジュール206はまた、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチエリア、ソフトキー、マイク、スピーカ、又は他の入力/出力機構を含んでもよい。プロセッサ202及び/又はこのプロセッサを含む入力/出力回路206は、プロセッサがアクセス可能なメモリ(例えば、メモリデバイス204など)に記憶されたコンピュータプログラム命令(例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェア)を介して、1つ以上のユーザインターフェース要素の1つ以上の機能を制御するように構成され得る。いくつかの実施形態では、入力/出力回路206は、クライアントデバイス及び/又はユーザに関連付けられた他のディスプレイに入力/出力機能性を提供するためのユーザ対面アプリケーションを含むか、又は利用する。
【0084】
通信回路208は、不具合サポート装置200と通信するネットワーク、及び/又は任意の他のデバイス、回路、若しくはモジュールとの間でデータを受信及び/又は伝送するように構成されている、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせのいずれかで具現化されたデバイス又は回路などの任意の手段であり得る。これに関して、通信回路308は、例えば、有線又は無線の通信ネットワークとの通信を可能にするためのネットワークインターフェースを含み得る。例えば、通信回路208は、1つ以上のネットワークインターフェースカード、アンテナ、バス、スイッチ、ルータ、モデム、並びにサポートハードウェア及び/若しくはソフトウェア、又は1つ以上のネットワークを介した通信を可能にするのに好適な任意の他のデバイスを含み得る。追加的又は代替的に、通信回路208は、アンテナ及び/又は他のハードウェア若しくはソフトウェアと相互作用して、アンテナを介した信号の伝送を生じさせるか、又はアンテナを介して受信される信号の受信を処理するための回路機構を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信回路208は、不具合サポート装置200と通信して、クライアントデバイスへのデータの伝送及び/又はクライアントデバイスからのデータの受信を可能にする。
【0085】
サポート提供回路210は、予測される運用サポートデータオブジェクトの改善された選択及び/又は提供に関連付けられた様々な機能性をサポートする、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。例えば、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、運用サポート処理データモデルによって処理するための1つ以上の入力データセットを受信するためのハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、不具合サポートセッションを開始及び/又は維持するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを特定の不具合サポートセッションに相関させるための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データをリアルタイムで運用サポート処理データモデルに適用するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、運用サポート処理データモデルによって選択された予測される運用サポートデータオブジェクトをリアルタイムで出力するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。
【0086】
更に、追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、予測される運用サポートデータオブジェクトとの関与を示すユーザ入力を受信するためのハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、不具合サポートセッションの開始を終了するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、更新されたデバイスアクティビティデータ及び/又はサポートアクティビティデータを受信及び処理するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、運用サポート処理データモデルを訓練するための、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。
【0087】
いくつかの実施形態では、サポート提供回路210は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特別にプログラムされた特定用途向け集積回路(ASIC)を含み得ることを理解されたい。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、回路202~210のセットのうちの1つ以上が、組み合わせ可能である。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、回路のセットのうちの1つ以上が、別のコンポーネントに関連付けられて記載される機能性のうちのいくつか又は全てを実行する。例えば、いくつかの実施形態では、回路202~210のセットのうちの1つ以上が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された単一のモジュールに組み合わされている。同様に、いくつかの実施形態では、回路、例えばサポート提供回路210、のセットのうちの1つ以上が、これらのモジュールの各々に関して上述した動作のうちの1つ以上をプロセッサ202が実行するように組み合わされている。
【0088】
本開示の例示的なインターフェース
本開示による例示的なシステム及び装置について記載したところで、次に、本開示による例示的なインターフェースについて考察する。各ユーザインターフェースは、数多くのディスプレイのうちのいずれかによってレンダリング可能であり得る。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、クライアントデバイス104及び/又は不具合サポート装置200によってレンダリング可能である。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示される特定のユーザインターフェースのレンダリングを構成し、かつ/又は別様に生じさせる。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポート装置200のディスプレイによるレンダリングのためにデータを出力する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、クライアントデバイスのディスプレイによるレンダリングのためにデータをクライアントデバイスに出力する。
【0089】
図3は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための例示的なサポートユーザインターフェースの可視化を例示する。具体的には、図3は、例示的なサポートユーザインターフェース300を例示する。例示的なサポートユーザインターフェース300は、クライアントデバイスと不具合サポート装置200との間の通信中にクライアントデバイスにレンダリングされ得、クライアントデバイスは、不具合サポート装置200と通信して、予測される運用サポートデータオブジェクト選択及び提供の機能性、及び/又は他のサポート機能性にアクセスする。例えば、クライアントデバイスは、不具合サポート装置200の機能性に関連付けられた特別に構成されたネイティブアプリケーション内、及び/又は不具合サポート装置200の機能性に関連付けられたウェブベースのアプリケーションにアクセスするために利用されるブラウザアプリケーション内で、サポートユーザインターフェース300をレンダリングし得る。
【0090】
例示されるように、例示的なサポートユーザインターフェース300は、第1のサブインターフェース302を含む。第1のサブインターフェースは、メインサポート伝送プロセスに関連付けられたインターフェース要素を表示することに関連付けられている。メインサポート伝送プロセスは、サポートが提供されることとなる不具合に関連付けられたユーザによって入力された情報を含み得る。ユーザは、解決されるべき不具合に関連付けられた様々な情報を不具合サポート装置200にサブミットし得、かつ/又はそのような不具合に対応する特定の不具合分類識別子に関連付けられたそのような情報に応答してデータを受信し得る。これに関して、第1のサブインターフェース502は、ユーザが不具合サポート装置200に情報を入力する際、及び/又は不具合サポート装置200から応答データを受信する際に、動的に更新され得る。
【0091】
例示されるように、第1のサブインターフェース302は、ユーザと、ユーザが不具合を診断し、及び/又はそのような不具合を診断することを解決することを支援する自動システムと、の間のインタラクションを具現化するメインサポート伝送プロセスに関連付けられたインターフェース要素を例示する。いくつかの実施形態では、ユーザは、そのような自動システムとインタラクトして、解決する特定の不具合を識別し得、次いで、ユーザは、ユーザが識別された不具合を解決することを支援し得る専門家(例えば、技術者)に接続され得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、ユーザは、そのような自動システムとインタラクトして、特定の不具合を識別し、識別された不具合を解決するための自動指示を受信し得る。
【0092】
例示されるように、第1のサブインターフェース302は、不具合テキスト記述データの様々な表現、具体的には、不具合テキスト記述要素304A、304B、304C、304D、及び304E(まとめて「不具合テキスト記述要素304」)を含む。不具合テキスト記述要素304B及び304Dは、ユーザによって入力された不具合テキスト記述データを表す。不具合テキスト記述要素304A、304C、及び304Eは、不具合サポート装置200によって提供された不具合テキスト記述データを表す。これに関して、不具合テキスト記述要素304は、特定の不具合を診断及び/又は解決することに関連付けられた会話を具現化する。不具合サポート装置200によって提供された不具合テキスト記述データは、予め決定され得、特定のルールセットに基づいて決定され得、特定の不具合に関連付けられたユーザから受信されたテキストに応答して、不具合テキスト記述データを生成するように特に構成された人工知能及び/又は機械学習モデルによって生成され得る。例示されるように、不具合テキスト記述要素304は、ユーザが、(例えば、不具合テキスト記述要素304Bに示されるように)自分のプリンタ、具体的には、「プリンタブランドA、モデル1」のプリンタ(例えば、不具合テキスト記述要素304Dに示されるような)、に関連付けられた不具合に遭遇していることを示す。
【0093】
例示的なサポートユーザインターフェース300は、第2のサブインターフェース352を更に含む。第2のサブインターフェース352は、任意の数の運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたインターフェース要素を含む。第2のサブインターフェース352は、識別された不具合を解決することを援助すると判定され、かつ/又はこのように援助するために別様に選択された予測される運用サポートデータオブジェクトに各々が関連付けられた、様々なインターフェース要素を含む。具体的には、第2のサブインターフェース352は、第1の予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた第1の運用サポート要素354A、第2の予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた第2の運用サポート要素354B、及び第3の予測される運用サポートデータオブジェクト(まとめて「運用サポート要素354」)に関連付けられた第3の運用サポート要素354Cを含む。運用サポート要素354の各々は、ユーザが遭遇しているプリンタの不具合を解決することに関連付けられており、かつ/又はこのように解決することに有用であるとして、不具合サポート装置200によって選択された運用サポートデータオブジェクトに関連付けられている。
【0094】
予測される運用サポートデータオブジェクトのうちの1つ以上は、外部データシステムによってホストされ、かつ/又は別様に利用可能にされたサードパーティの運用サポートデータオブジェクトに対応し得る。これに関して、対応する運用サポート要素は、ユーザによるインタラクション時にサードパーティの運用サポートデータオブジェクトにアクセスするためのリンクを提供し得る。例えば、例示されるように、第1の運用サポート要素354Aは、第1のURL「www.techsite#1.com/printer」で維持され、かつ/又は別様に利用可能な第1の運用サポートデータオブジェクトに関連付けられており、したがって、ユーザは、第1の運用サポート要素354Aとインタラクトして、このURLを介して第1の運用サポートデータオブジェクトを取り出し、かつ/又は第1の運用サポートデータオブジェクトに別様にアクセスし得る。同様に、第2の運用サポート要素354Bは、第2のURL「www.videosite#1.com/watch?A」で維持され、かつ/又は別様に利用可能な第2の運用サポートデータオブジェクトに関連付けられており、したがって、ユーザは、第2の運用サポート要素354Bとインタラクトして、このURLを介して第2の運用サポートデータオブジェクトを取り出し、かつ/又は第2の運用サポート要素354Bに別様にアクセスし得る。更に、第3の運用サポート要素354Cは、第3のURL「www.brandAprinter.com/guides/A1」で維持され、かつ/又は別様に利用可能な第3の運用サポートデータオブジェクトに関連付けられており、したがって、ユーザは、第3の運用サポート要素354Cとインタラクトして、対応するURLを介して第3の運用サポートデータオブジェクトを取り出し、かつ/又は第3の運用サポートデータオブジェクトに別様にアクセスし得る。これらのURLの各々は、異なるシステムによってホストされるデータオブジェクトに対応し得、1つ以上の異なるエンティティに関連付けられ得ることを理解されたい。これに関して、第2のサブインターフェース352は、ユーザが遭遇している特定の不具合に関連する様々なデータオブジェクトへの集中アクセスポイントを提供する。
【0095】
いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポート装置200が利用可能なデータの1つ以上の部分を介して、サポートユーザインターフェース300を介してアクセス可能にされる1つ以上の運用サポートデータオブジェクトを選択する。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、ユーザによって入力された不具合テキスト記述データ(例えば、対応する第1のサブインターフェース302に表された不具合テキスト記述データ)に少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、本明細書に記載されるように、特定のユーザ及び/又は通信ネットワークに関連付けられて取り出されたデバイスアクティビティデータに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、本明細書に記載されるように、特定のユーザに関連付けられた他のサポートアクティビティデータに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクト()を選択する。不具合サポート装置200は、任意のそのようなデータを利用して、発生した不具合に対応する不具合分類識別子を識別し得、識別された不具合分類識別子に対応する不具合を解決することを支援するものとして、不具合分類識別子に関連付けられている予測される運用サポートデータオブジェクトを選択し得る。
【0096】
図4は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための例示的なサポートユーザインターフェースの別の可視化を例示する。具体的には、図4は、例示的なサポートユーザインターフェース400を例示する。例示的なサポートユーザインターフェース400は、クライアントデバイスと不具合サポート装置200との間の通信中にクライアントデバイスにレンダリングされ得、クライアントデバイスは、不具合サポート装置200と通信して、予測される運用サポートデータオブジェクト選択及び提供の機能性、及び/又は他のサポート機能性にアクセスする。例えば、クライアントデバイスは、不具合サポート装置200の機能性に関連付けられた特別に構成されたネイティブアプリケーション内、及び/又は不具合サポート装置200の機能性に関連付けられたウェブベースのアプリケーションにアクセスするために利用されるブラウザアプリケーション内で、サポートユーザインターフェース400をレンダリングし得る。
【0097】
例示的なサポートユーザインターフェース400は、不具合を解決するために技術者と接続及び/又は対話することに関連付けられた第1のサブインターフェース402を含む。例えば、いくつかの実施形態では、例示的なサポートユーザインターフェース400は、サポートセッション開始期間中(例えば、ユーザが技術者と接続することを要求した後)にクライアントデバイスにレンダリングされる。これに関して、第1のサブインターフェース402は、クライアントデバイスを、特定の識別された不具合を診断及び/又は解決することを支援し得る適切な技術者デバイスと接続しようとしている間、開始時に待機メッセージ、画像、ビデオ、及び/又は他のコンテンツを示し得る。いくつかの実施形態では、技術者デバイスが識別され、クライアントデバイスと接続されると、第1のサブインターフェース402は、クライアントデバイスと技術者デバイスとの間のリアルタイム通信インターフェース(例えば、チャットインターフェース)を含むように動的に更新され得る。いくつかの実施形態では、技術者は、顧客サービス担当者を具現化する。これに関して、ユーザは、不具合サポートセッションを利用して、処理、分析などのために特定のテキストを技術者に伝達し、ネットワーク接続デバイス、動的ホーム通信ネットワークなどに関連付けられた1つ以上の不具合を解決することを支援し得る。追加的に、機能性の少なくとも一部分(例えば、検索機能性)が、不具合サポートセッションが完全に開始される前に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、サポートセッション開始期間は、特定の技術者デバイス又は特定の技術者との不具合サポートセッションが確立されると終了する。
【0098】
例示されるように、第1のサブインターフェース402は、検索要素404を含む。検索要素404は、ユーザによって入力されたサポート検索データ406を含む。サポート検索データ406は、解決されるべき特定の不具合を示す不具合テキスト記述データを具現化し得る。これに関して、ユーザは、運用サポートデータオブジェクトを検索する試みにおいて、サポート検索データ406を入力し、かつ/又は特定の不具合を解決するのに十分な能力を有する技術者に対応する技術者デバイスとの接続を開始し得る。いくつかの実施形態では、サポート検索データ406を検索要素404から抽出及び処理して、1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を与えるとして示される不具合に対応する不具合分類識別子を判定し、かつ/又は出力のための1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。
【0099】
いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、サポート検索データ406を処理して、出力するための1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。例示されるように、サポートユーザインターフェース400は、同様に、運用サポート要素354の各々を含む第2のサブインターフェース352を含む。これに関して、不具合サポート装置200は、クライアントデバイスのユーザによるユーザ入力に応答して、サポートユーザインターフェース400内の第2のサブインターフェース352に運用サポート要素を、自動的に、及びいくつかの実施形態では動的に、レンダリングし得る。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、ユーザによるそのような入力のサブミット時にリアルタイムでサポート検索データ406を受信し、サポート検索データ406を処理して、1つ以上の不具合分類識別子を識別し、かつ/又はそのような入力に応答して、そのような不具合分類識別子についての予測される運用サポートデータオブジェクトをリアルタイムで出力する。これに関して、ユーザは、運用サポート要素354に対応する予測される運用サポートデータオブジェクトのうちの1つ以上とインタラクトして、技術者デバイスとの接続を待機している間に不具合を解決しようとし得る。いくつかの実施形態では、技術者デバイスとの開始された接続は、その後に、例えば、不具合分類識別子に関連付けられた不具合を解決する可能性の特定の閾値を上回ると判定された予測される運用サポートデータオブジェクトが提供される状況、運用サポート要素354によって表される予測される運用サポートリソースのうちの1つ以上に関連付けられたユーザ入力が受信される状況、不具合を解決することを支援される運用サポート要素354に関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトを示すユーザ入力が受信される状況などで、終了され得る。これに関して、サポートセッション開始期間中の1つ以上のそのようなデータ判定状況は、不具合サポートセッションの確立を簡略化し、そのような接続を初期化すること、技術者又は技術者デバイスを検索すること、技術者又は技術者デバイスとの接続を確立することなどのために開始された任意のそのようなプロセスを終了し得る。
【0100】
いくつかの実施形態では、サポートユーザインターフェースは、ユーザがサポートユーザインターフェースとインタラクトする際に動的に更新される。例えば、追加の、更新された不具合テキスト記述データは、ユーザがそのような追加の不具合テキスト記述データを入力する際に、サポートユーザインターフェースにレンダリングされ得る。追加的に又は代替的に、予測される運用サポートデータオブジェクトは、そのようなユーザ入力が受信される際に、例えばリアルタイム又はほぼリアルタイムで動的に更新されてもよい。例えば、追加の不具合テキスト記述データが受信される際に、不具合サポート装置200は、少なくとも追加の不具合テキスト記述データに基づいて、リアルタイムで出力するための1つ以上の更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択してもよい。
【0101】
図5A及び5Bは、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、少なくとも1つの予測される運用サポートデータオブジェクトを識別及び出力するための動的に更新される例示的なサポートユーザインターフェースの可視化を例示する。具体的には、図5A及び図5Bは、更新された不具合テキスト記述データに応答する、例示的なサポートユーザインターフェース500の動的な更新を示す。例示的なサポートユーザインターフェース500は、例えば、追加の不具合テキスト記述データが不具合サポート装置200によって受信されるたびに、及び/又は不具合サポート装置200による更新された運用サポートデータオブジェクトの選択時に、任意の回数で動的に更新され得ることを理解されたい。
【0102】
図5Aは、動的に更新される前の第1の状態での例示的なサポートユーザインターフェース500を示す。例示されるように、例示的なサポートユーザインターフェース500は、第1のサブインターフェース502を含む。第1のサブインターフェース502は、不具合サポートセッション中に技術者デバイスとクライアントデバイスとの間で伝送される通信に関連付けられた様々なインターフェース要素を含む。この点で、不具合サポートセッション中に、各メッセージが不具合テキスト記述データを具現化する任意の数のメッセージデータオブジェクトが、技術者デバイスとクライアントデバイスとの間で伝送され得る。例示されるように、第1のサブインターフェース502は、技術者に関連付けられた技術者デバイスを介して伝送された不具合テキスト記述要素504A及び504Cと、ユーザに関連付けられたクライアントデバイスによって伝送された不具合テキスト記述要素504Bと、を含む(まとめて、全ての不具合テキスト記述要素は「不具合テキスト記述要素504」と称される)。
【0103】
いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合テキスト記述要素504がクライアントデバイス及び/又は技術者デバイスを介して入力される際に、不具合テキスト記述要素504の各々によって表される不具合テキスト記述データを受信し得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、受信された不具合テキスト記述データを処理して、例示的なサポートユーザインターフェースを介して出力するための1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、少なくとも不具合テキスト記述データを、出力のために予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する運用サポート処理データモデルに適用する。いくつかのそのような実施形態では、本明細書に記載されるように、運用サポート処理データモデルは、特定の運用サポートデータオブジェクトが、1つ以上の特定の不具合分類識別子によって表される不具合を解決することに関連付けられ、かつ/又はこのように解決すること別様に支援する尤度を表すスコアを生成し得る。追加的又は代替的に、運用サポート処理データモデルは、特定のスコア閾値を満たすそのようなスコアに関連付けられている予測される運用サポートデータオブジェクトを選択してもよい。
【0104】
例示されるように、例示的なサポートユーザインターフェース500は、第2のサブインターフェース552を含む。第2のサブインターフェース552は、第1の予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた第1の運用サポート要素554Aを含む。第1の予測される運用サポートデータオブジェクトは、不具合テキスト記述データ、例えば、不具合テキスト記述要素504に表される少なくとも不具合テキスト記述から判定可能な不具合分類識別子によって表される不具合、によって示され、かつ/又は少なくともこれを介して判定された不具合を解決することを支援する可能性が最も高い運用サポートデータオブジェクトとして選択され得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、任意の数の可能な運用サポートデータオブジェクトをスコアリングし、かつ/又はそうでなければ、第1の運用サポート要素554Aに関連付けられた第1の予測される運用サポートデータオブジェクトが、スコアに関連付けられた唯一の運用サポートデータオブジェクトであり、適用可能なスコア閾値を満たしていると判定し得る。
【0105】
図5Bは、動的に更新されたとき及び/又は後の第2の状態に従って、例示的なサポートユーザインターフェースを示し、第2の状態は、例示的なサポートユーザインターフェース510によって表される。例示されるように、例示的なサポートユーザインターフェース510は、第1のサブインターフェース502を含む。第1のサブインターフェース502は、更新された不具合テキスト記述要素506A及び506Bによって表される、更新された追加の不具合テキスト記述データを反映する。これに関して、更新された不具合テキスト記述要素506Aは、例えば、不具合テキスト記述要素504Cに表される不具合テキスト記述データを具現化するメッセージに応答して、クライアントデバイスを介して入力された更新された不具合テキスト記述データを具現化し得る。追加的又は代替的に、更新された不具合テキスト記述要素506Aは、例えば、不具合テキスト記述要素506Aに表される不具合テキスト記述データを具現化するメッセージに応答して、技術者デバイスを介して入力された追加の不具合テキスト記述データを具現化してもよい。
【0106】
更新された追加の不具合テキスト記述データは、クライアントデバイス及び/又は関連付けられたネットワーク接続デバイスに影響を与える特定の不具合をより良く識別するために処理され得る。例えば、不具合テキスト記述要素506Aは、不具合が、「プリンタブランドA」によって識別されるブランド及び「モデル1」によって識別されるモデルであるデバイス特性を有するプリンタに影響を与えることであることを示す。そのような更新された、更新された不具合テキスト記述データは、それぞれ、クライアントデバイス及び/又は技術者デバイスを介して入力されると、第1のサブインターフェース502の更新を介して動的に反映され得る。
【0107】
例示的なサポートユーザインターフェース510に例示されるように、第2のサブインターフェース552は、同様に、第2のサブインターフェース552に表されるインターフェース要素の動的な更新を含む。具体的には、例示されるように、第2のサブインターフェース552は、追加の、更新された運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたインターフェース要素を含む。例えば、第2のサブインターフェース552は、第1の追加の更新された運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた第1の追加の更新された運用サポート要素556Aと、第2の追加の更新された運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた第2の追加の更新された運用サポート要素556Bと、を含む。
【0108】
不具合サポート装置200は、追加の更新された不具合サポートテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、追加の更新された運用サポートデータオブジェクトを選択し得る。例えば、不具合サポート装置200は、追加の更新された不具合テキスト記述要素506A及び506Bに表される追加の更新された不具合テキスト記述データを受信し、少なくともそのような追加の更新された不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用し得る。運用サポート処理データモデルは、例えば、1つ以上の識別された不具合分類識別子に関連付けられる改善された尤度を有する予測される運用サポート処理データオブジェクトを選択し、かつ/又はこの不具合分類識別子に関連付けられた不具合を解決することを援助するために、更新された不具合テキスト記述データに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の予測される運用サポートデータオブジェクトを選択し得る。これに関して、運用サポート処理データモデルは、更新された運用サポート要素556A及び556Bに対応する予測される運用サポートデータオブジェクトを選択し得る。例えば、運用サポート処理データモデルは、更新された追加の不具合テキスト記述データに少なくとも部分的に基づいて、任意の数の可能な運用サポートデータオブジェクトを再スコアリングし得る。
【0109】
いくつかの実施形態では、選択された予測される運用サポートデータオブジェクトに対応する運用サポート要素は、予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたスコア及び/又は判定に少なくとも部分的に基づいてレンダリングされる。例えば、いくつかの実施形態では、予測される運用サポートデータオブジェクトは、各々、運用サポート処理データモデルによってスコアリングされ、その後、サポートユーザインターフェースは、予測される運用サポートデータオブジェクトを降順で(例えば、最高スコアの予測される運用サポートデータオブジェクトから始まる)レンダリングするように構成されている。例えば、例示されるように、更新された運用サポート要素556Aに関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトは、運用サポート要素556Bに関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトよりも高くスコアリングされ得、運用サポート要素556Bに関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトは、運用サポート要素554Aに関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトよりも高くスコアリングされ得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、運用サポート要素は、最高スコアを獲得した予測される運用サポートデータオブジェクトのみに関連付けられてレンダリングされてもよい。
【0110】
第2のサブインターフェース552は、数多くの方法のいずれかで動的に更新され得る。いくつかの実施形態では、例えば、以前に出力された予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた運用サポート要素が、第2のサブインターフェース552に引き続き含まれ得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、以前に出力された予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた運用サポート要素が、更新された選択された運用サポートデータオブジェクトで置き換えられてもよい。例えば、いくつかの他の実施形態では、運用サポート要素554Aは、第2のサブインターフェース552の動的な更新時に、追加の更新された予測される運用サポートデータオブジェクトで置き換えられ得る。
【0111】
サポートユーザインターフェースは、インタラクションがサポートユーザインターフェースを介して発生する際に、継続的に動的に更新され得る。例えば、追加の更新された不具合記述テキストが不具合サポートセッションに関連付けられて入力される際に、選択された予測される運用サポートデータオブジェクトは、そのような追加の更新された不具合記述テキストに基づいて更新され得る。これに関して、追加のコンテキストが追加の更新された不具合テキスト記述データを介して利用可能にされる際に、そのような追加のコンテキストは、追加のコンテキストに基づいて、より可能性が高い不具合分類識別子を識別するように、かつ/又はコンテキスト及び/若しくは関連付けられた不具合分類識別子によって示される不具合を解決するのに有用である可能性がより高い、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するように処理され得る。したがって、サポートユーザインターフェースは、1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を与えるとして示される不具合をユーザが診断及び/又は解決することを支援する可能性が最も高い可能性がある運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたインターフェース要素で継続的に更新され続け得る。
【0112】
不具合テキスト記述データ(及び/又はデバイスアクティビティデータ、他のサポートアクティビティデータなどのような他の利用可能なデータ)を使用して、特定の不具合分類識別子、並びに/又は特定のユーザプロファイル及び/若しくは動的ホーム通信ネットワークに関連する関連付けられた予測運用サポートデータオブジェクトを識別し得る。これに関して、不具合テキスト記述データ(単独で、又はそのような他のデータと組み合わされて)を使用して、運用サポート処理データモデルを、選択のために、そのような関連する不具合分類識別子及び/又は関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトを識別するように訓練し得る。したがって、不具合テキスト記述データは、ユーザプロファイルに関連付けられたネットワーク接続デバイス及び/又は動的ホーム通信ネットワークに影響を与えるとして示される特定の不具合を表す不具合分類識別子などの、ユーザプロファイルに関連付けられた不具合を解決することを支援する可能性が最も高い不具合分類識別子及び/又は予測される運用サポートデータオブジェクトを識別するために使用される、運用サポート処理データモデルなどの訓練されたモデルへの1つのそのような入力として機能し得る。図5Bに示され、記載される特定の例示的なコンテキストでは、例えば、不具合テキスト記述要素504Bに関連付けられた不具合テキスト記述データは、プリンタ問題に関連付けられたより高い重み(例えば、データモデルを介して)の不具合分類識別子及び/又は運用サポートデータオブジェクトに、かつ/又はユーザプロファイルに関連付けられた動的ホーム通信ネットワーク上で、現在アクティブであるか、又は以前にアクティブであった特定のプリンタに関連付けられた他の入力データ(例えば、デバイスアクティビティデータ及び/又は他のサポートアクティビティデータ)の不具合分類識別子及び/又は運用サポートデータオブジェクトと組み合わされて処理され得る。同様に、不具合テキスト記述要素504Dに関連付けられた不具合テキスト記述データは、単独で、又は他の入力データと組み合わされて、プリンタブランドA、モデル1の特定のプリンタに関連付けられたより高い重み付け不具合分類識別子及び/又は運用サポートデータオブジェクトなどによって、そのような重み付けを精緻化するように更に処理され得る。これに関して、不具合テキスト記述データが動的に更新される際に、データモデルが再適用され、かつ/又はそうでなければその後に実行されて、新たに入力された不具合テキスト記述データに少なくとも部分的に基づいて、特定のユーザプロファイルに関連すると最良に予測されるデータを反映するように、特定の不具合サポート分類識別子及び/又は予測される運用サポートデータオブジェクトについての重みを同様に動的に更新し得ることを理解されたい。
【0113】
本開示の例示的なデータ環境
本開示の例示的なシステム、装置、コンピューティング環境、及びインターフェースについて記載したところで、次に、データ要素の視覚化と、そのようなデータ要素間のインタラクションと、を含む例示的なデータ環境について記載する。データ要素の特定の視覚化は例示的であり、いくつかの実施形態では、データ要素は、数多くのデータ構成、データ型、値のいずれかを利用して実際に具現化され得ることが理解されるであろう。これに関して、データ要素の特定の視覚化と、そのようなデータ要素間のインタラクションと、は理解の非限定的な目的でのものであり、本明細書の開示及び添付の特許請求の範囲の範囲及び趣旨を限定するものではない。
【0114】
図6は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、運用サポート管理リポジトリ内の運用サポートデータオブジェクトストレージの例示的なデータ表現を例示する。具体的には、図6は、任意の数の運用サポートデータオブジェクト、例えば、運用サポートデータオブジェクト604A、604B、604C、604D、及び604E(まとめて「運用サポートデータオブジェクト604」)の各々を格納するように構成された運用サポート管理リポジトリ602を示す。いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602は、不具合サポート装置200によって具現化され、不具合サポート装置200に含まれ、かつ/又は不具合サポート装置200によって別様に維持される。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602は、別個のデバイス、システム、及び/又は装置によって具現化され、これらに含まれ、及び/又はこれらによって別様に維持され、不具合サポート装置200は、運用サポート管理リポジトリ602にアクセスするように構成されている。例えば、いくつかのそのような実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602は、不具合サポート装置200の動作に影響を与えることなく、運用サポート管理リポジトリ602の定期的及び/又は継続的な更新(例えば、リポジトリに格納された新しい運用サポートデータオブジェクトの追加、リポジトリに以前に格納された古い、使用されていない、及び/又は他のマークされた運用サポートデータオブジェクトの消去、リポジトリに格納された運用サポートデータオブジェクトの更新など)を可能にするために別個に維持され得る。
【0115】
運用サポート管理リポジトリ602は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化された1つ以上のコンピューティングデバイスを含み得る。例えば、運用サポート管理リポジトリ602は、運用サポートデータオブジェクトを格納している1つ以上の仮想データベース、物理データベースサーバ、ソフトウェアベースのストレージソリューションなどを含み得る。運用サポート管理リポジトリ602は、例えば、1つ以上の不具合を解決することを支援するコンピュータ実行可能命令、ソフトウェアアプリケーション、ウェブリソース、及び/又は他のコンテンツを各々が表す、任意の数の運用サポートデータオブジェクトを格納し得る。
【0116】
いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602は、サードパーティの不具合サポートデータオブジェクトを格納している。各サードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、運用サポート管理リポジトリ602及び/又は不具合サポート装置200の外部のデバイス、システム、及び/又は他のコンピューティングデバイスによって格納されたデータオブジェクトにアクセスするためのデータリンク(例えば、URL、IPアドレスなど)又は他のデータ駆動機構を具現化し得る。これに関して、サードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、外部データシステムによって格納された他のデータオブジェクトへのアクセスを可能にし得る。各サードパーティ運用サポートデータオブジェクトは、異なる外部システムによって維持され、かつ/又はサードパーティ運用サポートデータオブジェクトを介して取り出されたデータオブジェクトを格納するデータシステムを制御する異なるプロバイダエンティティに関連付けられ得る。例えば、2つの異なるサードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、同じプロバイダエンティティに関連付けられるが、同じプロバイダエンティティに関連付けられた異なる外部システムを介してアクセス可能であり得る。代替的又は追加的に、2つの異なるサードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、異なるプロバイダエンティティに関連付けられ、異なる外部システムを介してアクセス可能であってもよい。更に、追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602は、外部データシステム(例えば、運用サポート管理リポジトリ602に格納されたコンテンツが具現化されたファイル、内部リンク、及び/又は他のリソース)を介したアクセスを必要としない運用サポートデータオブジェクトを格納している。これに関して、運用サポート管理リポジトリ602は、有利なことに、そのような運用サポートデータオブジェクトに対応するデータがローカルに格納されているか、又は外部に維持されるかに関わらず、運用サポートデータオブジェクトへのアクセスを可能にするための集中機構を提供する。
【0117】
例示されるように、運用サポートデータオブジェクト604の各々は、1つ以上の不具合を解決することに関連付けられたデータオブジェクトへのデータリンクを具現化する。様々な運用サポートデータオブジェクト604は、様々なプロバイダ識別子、具体的には、プロバイダ1、2、3、及び4を表すプロバイダ識別子に関連付けられている。プロバイダの各々は、1つ以上の運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたデータを格納し、かつ/又は別様にアクセス可能にするための、任意の数のシステムを維持し得る。いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602及び/又は不具合サポート装置200を制御するエンティティに対応するプロバイダ識別子のうちの1つ以上。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロバイダ識別子の各々は、運用サポート管理リポジトリ602及び/又は不具合サポート装置200の外部の1つ以上のデータシステムを制御するサードパーティエンティティに対応する。示されるように、運用サポートデータオブジェクト604A及び運用サポートデータオブジェクト604Bは、各々、プロバイダ1に関連付けられており、運用サポートデータオブジェクト604Cは、プロバイダ2に関連付けられており、運用サポートデータオブジェクト604Dは、プロバイダ3に関連付けられており、運用サポートデータオブジェクト604Eは、プロバイダ4に関連付けられている。
【0118】
運用サポートデータオブジェクト604Aは、プロバイダ1によってホストされるウェブコンテンツに関連付けられた第1のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトを具現化する。例えば、サードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、プロバイダ1によって制御される外部システムによってホストされるウェブページ606Aを具現化する。ウェブページは、プリンタをホームネットワークに接続することに関連付けられたテキストコンテンツを含む、様々なコンテンツを含む。これに関して、運用サポート管理リポジトリ602に格納されたサードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、ウェブページをホストする外部システムからウェブページを取り出すために利用されるURLを具現化し得る。
【0119】
運用サポートデータオブジェクト604Eは、プロバイダ4によってホストされるウェブコンテンツに関連付けられた第2のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトを具現化する。例えば、サードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、プロバイダ4によって制御される外部システムによってホストされるウェブページ606Bを具現化する。ウェブページは、コンピューティングデバイスの電池が一貫して駆動力低下に見え得る理由を判定することに関連付けられたテキストコンテンツを含む、様々なコンテンツを含む。これに関して、運用サポート管理リポジトリ602に格納されたサードパーティの運用サポートデータオブジェクトは、ウェブページをホストする外部システムからウェブページを取り出すために利用されるURLを具現化し得ることを理解されたい。識別された不具合分類識別子がプリンタの不具合を表す状況で、運用サポートデータオブジェクト604Aを出力及び利用して、対応するデータ(例えば、ウェブページ606A)にアクセスし得る。同様に、識別された不具合分類識別子が電池寿命の不具合を表す状況で、運用サポートデータオブジェクト604Eを出力及び利用して、対応するデータ(例えば、ウェブページ606B)にアクセスし得る。例えば、運用サポート処理データモデルを、デバイス、通信ネットワーク、及び/又はユーザプロファイルの特定のセットに関連付けられたデータ(例えば、デバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータ、不具合テキスト記述データなど)によって示される不具合分類識別子を識別するように訓練し得る。
【0120】
いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602に格納された運用サポートデータオブジェクトは、運用サポート管理リポジトリ602の外部に格納されたコンテンツを有する1つ以上のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトを含むことが理解されるであろう。いくつかのそのような実施形態では、運用サポート管理リポジトリ602に格納された運用サポートデータオブジェクトは、そのようなコンテンツ及び/又は関連付けられたコンテキストを外部ロケーション(例えば、別のデータベース、サーバなど)から取り出すために使用可能なデータポインタを具現化する。いくつかのそのような実施形態では、サードパーティの運用サポートデータオブジェクトによって指し示されるコンテンツは、対応するサードパーティの運用サポートデータオブジェクトの更新を必要とせずに更新され得る。これに関して、そのような実施形態は、サードパーティの運用サポートデータオブジェクトを利用して、運用サポート管理リポジトリ602のストレージ要件を低減し(例えば、多くの場合、データポインタよりも大幅にリソース集約的であるコンテンツを運用サポート管理リポジトリ602に格納する必要性を低減することによって)、特定のサードパーティの運用サポートデータオブジェクトによって指し示されるコンテンツを更新するために、運用サポート管理リポジトリ602を更新する必要性を低減又は排除する。
【0121】
図7は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、不具合分類識別子に関連付けられた運用サポートデータオブジェクトの例示的なデータ表現を例示する。いくつかの実施形態では、不具合分類識別子と運用サポートデータオブジェクトとの間の関連付けは、不具合サポート装置200によって維持される。例えば、いくつかの実施形態では、不具合分類識別子と運用サポートデータオブジェクトとの間の関連付けは、運用サポート管理リポジトリに格納されている。例えば、各運用サポートデータオブジェクトは、運用サポートデータオブジェクトが関連付けられた不具合分類識別子を含む、運用サポート管理リポジトリに格納された1つ以上のデータレコードによって具現化され得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポートデータオブジェクトと不具合分類識別子との間の関連付けは、不具合サポート装置200によって維持され、かつ/又は不具合サポート装置200がアクセス可能である、1つ以上の他のリポジトリに格納されている。
【0122】
具体的には、示されるように、図7は、運用サポートデータオブジェクト604と様々な不具合分類識別子702A、702B、702C、及び702Dとの間の関連付けを示す。不具合分類識別子702Aは、新しいデバイスを通信ネットワーク(例えば、ホームネットワーク)に接続する際の不具合を具現化するシステムイベントの分類を表す。不具合分類識別子702Bは、プリンタブランドAの銘柄を有するプリンタの動作の不具合を具現化するシステムイベントの分類を表す。不具合分類識別子702Cは、一般に、プリンタの不具合を具現化するシステムイベントの分類を表す。
【0123】
不具合分類識別子702Dは、デバイス電池寿命の減少をもたらす不具合を具現化する分類システムイベントを表す。第1の不具合分類識別子は、第2の不具合分類識別子によって表される不具合のより詳細な分類及び/又は絞り込まれた分類を表し得ることを理解されたい。例えば、「プリンタ問題」は、プリンタの様々なタイプ、銘柄、及び/又はモデルのための全ての様々な不具合を包含し得、「ブランドAプリンタ問題」は、プリンタブランドAの銘柄を有するプリンタに特有のそのような不具合のサブセットを包含し得、同様に、「ブランドAモデル1プリンタ問題」の不具合分類識別子は、不具合分類識別子「ブランドAプリンタ問題」の不具合、具体的にはブランドAプリンタのモデル1に関連付けられた不具合、のサブセットを包含し得る。したがって、不具合分類識別子は、デバイス特性、データ特性などに関して、任意のレベルの特殊性及び/又は詳細を表すように生成され得る。不具合分類識別子702Dは、デバイス電池寿命の減少をもたらす不具合を具現化する分類システムイベントを表す。
【0124】
いくつかの実施形態では、運用サポートデータオブジェクトと不具合分類識別子との間の各関連付けは、運用サポートデータオブジェクトが、不具合分類識別子によって表される1つ以上の不具合を解決することを支援することを示す。例えば、示されるように、運用サポートデータオブジェクト604Aは、不具合分類識別子702A、702B、及び702Cに関連付けられている。これに関して、不具合分類識別子702Aとの関連付けは、運用サポートデータオブジェクト604Aが、新しいネットワーク接続デバイスの接続を伴う不具合を解決することを支援し得ることを示し、不具合分類識別子702Bとの関連付けは、運用サポートデータオブジェクト604Aが、ブランドAの銘柄を有するプリンタを伴う不具合を解決することを支援し得ることを示し、不具合分類702Cとの関連付けは、運用サポートデータオブジェクト604Aが、一般に、プリンタを伴う不具合を解決することを支援し得ることを示す。代替的に、運用サポートデータオブジェクト604Bが、不具合分類識別子702B及び不具合分類識別子702Cに関連付けられており、運用サポートデータオブジェクト604Bが、同様に、ブランドAの銘柄を有するプリンタを伴い、かつ/又は一般的にプリンタを伴うが、新しいネットワーク接続デバイスの接続を伴う不具合(例えば、不具合分類識別子702Aとの関連付けが確立されない)を伴わない不具合を解決することを支援し得ることを示す。
【0125】
更にまた、運用サポートデータオブジェクト604C及び604Dは各々、不具合分類識別子702Cにのみ関連付けられている。そのような関連付けは、運用サポートデータオブジェクト604C及び604Dの各々が、一般的にプリンタを伴うが、ブランドAの銘柄を有するプリンタに特有ではない不具合を解決すること、及び/又は新しいデバイスの接続を伴う不具合を解決することを支援し得ることを示し得る。例えば、運用サポートデータオブジェクト604Cは、インクジェットプリンタ用のプリンタカートリッジに関連付けられた不具合を解決することを支援する、テキストデータ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオコンテンツデータ、画像コンテンツデータなどに関連付けられ得るか、又はこれらを別様に含み得る。同様に、運用サポートデータオブジェクト604Dは、サーマルプリンタ用のプリントヘッドの動作に関連付けられた不具合を解決することを支援する、テキストデータ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオコンテンツデータ、画像コンテンツデータなどに関連付けられ得るか、又はこれらを別様に含み得る。
【0126】
最後に、運用サポートデータオブジェクト604Eは、不具合分類識別子702Dにのみ関連付けられている。そのような関連付けは、運用サポートデータオブジェクト604Eが、ネットワーク接続デバイスの電池寿命の減少を伴う不具合を解決することを支援し得ることを示す。これに関して、運用サポートデータオブジェクト604Eは、他の不具合分類識別子702A、702B、及び/又は702Cのうちの1つ以上によって表されるいずれの不具合を解決することも支援し得ない。例えば、運用サポートデータオブジェクト604Eは、劣化した及び/又は別様に減少した電池寿命に関連付けられた不具合(例えば、ハードウェアの熱疲労の問題の診断、有意な電池寿命を消耗するソフトウェアアプリケーションなど)を解決することを支援する、テキストデータ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオコンテンツデータ、画像コンテンツデータなどに関連付けられ得るか、又はこれらを別様に含み得る。
【0127】
運用サポートデータオブジェクトと1つ以上の不具合分類識別子との間のそのような関連付けは、運用サポートデータオブジェクト及び/又は不具合分類識別子の処理に少なくとも部分的に基づいて、手動及び/又は自動で生成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、そのような関連付けが格納されているリポジトリのデータベース管理者(例えば、運用サポート管理リポジトリのデータベース管理者)が、運用サポートデータオブジェクトのコンテンツに基づいて、そのような関連付けを生成及び/又は格納し得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたコンテンツ、メタデータ、及び/又は任意の他のデータを処理して、運用サポートデータオブジェクトと1つ以上の不具合分類識別子との間の関連付けを生成する。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、自然言語処理を利用して、どの不具合が特定の運用サポートデータオブジェクトのコンテンツデータで論じられているかを判定し得る。不具合サポート装置200は、運用サポートデータオブジェクトを、そのようなコンテンツデータにおいて識別された不具合を表す不具合分類識別子に関連付け得る。
【0128】
いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、運用サポートデータオブジェクトを、そのようなコンテンツデータにおいて識別された不具合を表す不具合分類識別子に関連付ける。いくつかの実施形態では、運用サポートデータオブジェクトのコンテンツを処理するためのテキスト処理、パターン認識、画像認識、及び/又は任意の他のアルゴリズムを利用して、運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた不具合分類識別子を生成し、かつ/又は運用サポートデータオブジェクトを既存の不具合分類識別子に関連付ける。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポートデータオブジェクトは、運用サポートデータオブジェクトのコンテンツで言及される、最も顕著なトピック、不具合、デバイス、デバイスタイプ、又は他のカテゴリグループなどを判定するように処理され得る。いくつかのそのような実施形態では、運用サポートデータオブジェクトは、判定されたトピック、不具合、デバイス、デバイスタイプ、又は他のカテゴリグループなどに関連付けられて判定された不具合分類識別子に関連付けられる。
【0129】
図8は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による、運用サポート処理データモデルを利用する予測される運用リソース選択の例示的な可視化を例示する。具体的には、図8は、データの1つ以上の入力部分に基づいて、少なくとも、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択及び/又は出力する、例示的な運用サポート処理データモデル808を示す。これに関して、不具合サポート装置200は、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択するために、運用サポート処理データモデル808を維持し得る。運用サポート処理データモデル808は、運用サポートデータオブジェクトを選択するために利用される特定のタイプの入力データに基づいて、事前に訓練され得る。
【0130】
運用サポート処理データモデル808は、数多くの様態のうちのいずれかで具現化され得る。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、1つ以上の特別に構成及び/又は訓練されたアルゴリズムモデル、統計モデル、及び/若しくは機械学習モデル、又はそれらの組み合わせによって具現化されている。運用サポート処理データモデル808は、教師あり学習及び/又は教師なし学習を利用して構成及び/又は訓練され得る。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、1つ以上の回帰モデル、ランダムフォレストモデル、KNNモデルなどによって具現化されている。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、1つ以上のk平均モデル、クラスタリングモデルなどによって具現化されている。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、入力データに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択するように特別に構成された人工知能を具現化する。
【0131】
例示されるように、運用サポート処理データモデル808は、少なくともデバイスアクティビティデータセット802を入力として取る。いくつかの実施形態では、デバイスアクティビティデータ802は、識別された不具合に関連付けられた予測される動作データオブジェクトを提供するために処理される、1つ以上のネットワーク接続デバイス、通信ネットワーク、及び/又は要求元クライアントデバイスについて受信、要求、かつ/又は別様に検出された様々なデータを含む。そのようなデバイスアクティビティデータ802は、限定されないが、そのようなネットワーク接続デバイス、通信ネットワーク、クライアントデバイスなどに関連付けられた、1つ以上の構成ログ、デバイス識別データ、デバイス間の接続などを含み得る。これに関して、デバイスアクティビティデータ802は、特定のコンピューティングデバイス、そのようなコンピューティングデバイスのデータ特性などを識別することに関連する様々なデータを含み得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、デバイスアクティビティデータ802は、そのようなコンピューティングデバイスの現在の構成、及び/又はコンピューティングデバイスの構成の変化を示す、様々なデータを含んでもよい。
【0132】
いくつかの実施形態では、デバイスアクティビティデータ802は、処理のために不具合サポート装置200から受信される。デバイスアクティビティデータ802は、任意の数の時間間隔で、1つ以上の通信ネットワークを介して要求元クライアントデバイスと通信可能な各ネットワーク接続デバイスからデバイスアクティビティデータの一部分を収集する要求元クライアントデバイスから受信され得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、デバイスアクティビティデータを要求元クライアントデバイス及び/又は1つ以上のネットワーク接続デバイスから直接要求する。不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションの開示時に、定期的な時間間隔で、他の入力データ(例えば、不具合テキスト記述データ)の受信時になどに、デバイスアクティビティデータ802を要求し得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、デバイスアクティビティデータを検出する。例えば、不具合サポート装置200は、特定の通信ネットワークを介して伝達された伝送メッセージ、ネットワーキングパケット、及び/又は他のデータを処理して、それらの中のメタデータ及び/又はデータからデバイスアクティビティデータ802を判定し得る。いくつかの実施形態では、デバイスアクティビティデータは、特定のタイムスタンプ間隔にわたって不具合サポート装置200によって収集及び/又は要求される。例えば、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するためのプロセスの開始時に、不具合サポート装置200は、所定のタイムスタンプ間隔(例えば、最後の日、時間など)にわたって、1つ以上のネットワーク接続デバイスについてのデバイスアクティビティを要求し、かつ/又は別様に取り出し得る(例えば、格納されたデバイスアクティビティデータのバッファから)。
【0133】
例示されるように、任意選択で、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、追加的又は代替的に、少なくともサポートアクティビティデータ804を入力として取る。いくつかの実施形態では、サポートアクティビティデータ804は、1つ以上の不具合の診断及び/又は解決の試行のためにユーザによって実行される動作に関連付けられた様々なデータを含む。そのようなサポートアクティビティデータ804は、限定されないが、1つ以上のネットワーク接続デバイスを介して実行されるサポート検索データ、不具合テキスト記述データ、以前にアクセスされた運用サポートデータオブジェクト、及び/又は外部クエリデータを含み得る。これに関して、サポートアクティビティデータ804は、1つ以上の不具合を診断すること及び/又は解決しようと試みることのためにユーザによって実行される特定のサポート関連アクションに関連する様々なデータを含み得る。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、手動で、又は別の自動コンピュータ実装プロセスを介して、特定の不具合、対応する予測される運用サポートデータオブジェクトなどを識別する1つ以上の他のプロセスに加えて及び/又は代えて利用される。
【0134】
いくつかの実施形態では、サポートアクティビティデータ804は、処理のために不具合サポート装置200によって受信される。サポートアクティビティデータ804は、不具合サポート装置200による要求に応答して、要求元クライアントデバイスから受信され得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、特定の時間間隔で、及び/又は特定のイベント発生の判定時に、サポートアクティビティデータ804を要求する。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションの開始を要求及び/又はトリガするデータを受信することに応答して、要求元クライアントデバイス及び/又は関連付けられたネットワーク接続デバイスからサポートアクティビティデータ804を要求する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスが不具合サポート装置200とインタラクトする際に、サポートアクティビティデータ804のうちのいくつか又は全てを受信及び格納する。例えば、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションなどのメインサポートプロセス中に、要求元クライアントデバイス及び/又は関連付けられたネットワーク接続デバイスを介して入力された不具合テキスト記述データを含むサポートアクティビティデータ804を受信及び格納し得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、例えば、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションを開始するためのユーザ要求を示すサポート検索データを要求元クライアントデバイスによって受信及び格納する。
【0135】
追加的又は代替的に、任意選択で、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、少なくとも運用サポートデータオブジェクトセット806を入力として取る。運用サポートデータオブジェクトセット806は、運用サポート処理データモデル808による選択のために利用可能な任意の数の運用サポートデータオブジェクトを含むセットを具現化し得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、運用サポートデータオブジェクトセット806を運用サポート管理リポジトリから取り出す。運用サポートデータオブジェクトセット806は、全ての利用可能な運用サポートデータオブジェクトを含んでもよいし、いくつかの実施形態では、利用可能な運用サポートデータオブジェクトの特定のサブセットを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、不具合分類識別子は、運用サポート処理データモデル808による処理の前に識別され、運用サポートデータオブジェクトセット806は、識別された不具合分類識別子に関連付けられている利用可能な運用サポートデータオブジェクトのサブセットを含み得る。
【0136】
例示されるように、任意選択で、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、追加的又は代替的に、少なくともサポートアクティビティデータ804を入力として取る。いくつかの実施形態では、サポートアクティビティデータ804は、1つ以上の不具合の診断及び/又は解決の試行のためにユーザによって実行される動作に関連付けられた様々なデータを含む。そのようなサポートアクティビティデータ804は、限定されないが、1つ以上のネットワーク接続デバイスを介して実行されるサポート検索データ、不具合テキスト記述データ、以前にアクセスされた運用サポートデータオブジェクト、及び/又は外部クエリデータを含み得る。これに関して、サポートアクティビティデータ804は、1つ以上の不具合を診断すること及び/又は解決しようと試みることのためにユーザによって実行される特定のサポート関連アクションに関連する様々なデータを含み得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、サポートアクティビティデータ804は、処理のために不具合サポート装置200によって受信される。サポートアクティビティデータ804は、不具合サポート装置200による要求に応答して、要求元クライアントデバイスから受信され得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、特定の時間間隔で、及び/又は特定のイベント発生の判定時に、サポートアクティビティデータ804を要求する。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションの開始を要求及び/又はトリガするデータを受信することに応答して、要求元クライアントデバイス及び/又は関連付けられたネットワーク接続デバイスからサポートアクティビティデータ804を要求する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスが不具合サポート装置200とインタラクトする際に、サポートアクティビティデータ804のうちのいくつか又は全てを受信及び格納する。例えば、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションなどのメインサポートプロセス中に、要求元クライアントデバイス及び/又は関連付けられたネットワーク接続デバイスを介して入力された不具合テキスト記述データを含むサポートアクティビティデータ804を受信及び格納し得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、例えば、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションを開始するためのユーザ要求を示すサポート検索データを要求元クライアントデバイスによって受信及び格納する。
【0138】
運用サポート処理データモデル808は、ユーザが1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が最も高い予測される運用サポートデータオブジェクトを判定することに関連する任意の追加のデータ及び/又は代替データで訓練し、かつ/又はこれらを入力として取り得ることを理解されたい。これに関して、運用サポート処理データモデル808は、特定の通信ネットワーク及び/又はネットワーク接続デバイスに関連する任意のデータ、このデータに関連付けられて実行されるサポートアクション、特定のデバイス及び/又は不具合に関連付けられた外部システムデータなどを入力として訓練され、かつ/又は取り得る。例えば、運用サポート処理データモデル808は、特定のデバイス、デバイスタイプなどに一般的に影響を与える特定の不具合を示す、ソーシャルメディアデータ、ウェブ記事、ブログ投稿などに少なくとも部分的に基づいて訓練され得る。
【0139】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、入力データに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクト810を出力する。予測される運用サポートデータオブジェクト810は、識別された不具合分類識別子に関連付けられた不具合を解決することを支援するのに十分に可能性が高いと判定された運用サポートデータオブジェクトを具現化し得る。これに関して、予測される運用サポートデータオブジェクト810は、各々、(例えば、予測される運用サポートデータオブジェクト810のうちの1つ以上に少なくとも部分的に基づいて、自動的に、又はユーザによって開始されるアクションを介して)不具合を解決しようと試みる際に使用するために、運用サポートデータオブジェクト及び/又は運用サポートデータオブジェクト中のコンテンツへのアクセスを可能にするために出力され得る。
【0140】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、1つ以上の運用サポートデータオブジェクト(例えば、運用サポートデータオブジェクトセット806の各運用サポートデータオブジェクト)についての信頼度スコアを生成する。各運用サポートデータオブジェクトについての信頼度スコアは、運用サポートデータオブジェクトが、特定の識別された不具合分類識別子を解決しようとすることに関連付けられている尤度を表し得る。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、入力データ(例えば、デバイスアクティビティデータ802及び/又はサポートアクティビティデータ804)の一部又は全てを処理して、特定の要求元クライアントデバイスと通信可能な、及び/又は別様に関連付けられたネットワーク接続デバイスに影響を与える1つ以上の不具合を表す不具合分類識別子を識別する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、識別された不具合分類識別子を入力として受信する。したがって、各運用サポートデータオブジェクトについての生成された信頼度スコアは、運用サポートデータオブジェクトが、識別された不具合分類識別子に関連付けられた不具合を解決することを支援する、不具合サポート装置200が有する尤度及び/又は信頼度を具現化し得る。
【0141】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、各運用サポートデータオブジェクトについての信頼度スコアに基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択する。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、最高の信頼度スコアに関連付けられている、判定可能な数の予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択及び出力するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、トップ1、トップ3、トップ10%、及び/又は最高の信頼度スコアを有する、他の判定可能な数の運用サポートデータオブジェクトが選択及び/又は出力される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、特定の最小スコア閾値を満たす全ての運用サポートデータオブジェクトを具現化する、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択及び/又は出力する。いくつかのそのような実施形態では、任意の数の予測される運用サポートデータオブジェクトは、運用サポート処理データモデル808によって生成されたスコア(例えば、信頼度スコア)に基づいて識別され得る。
【0142】
予測される運用サポートデータオブジェクトは、数多くの様態のいずれかで利用され得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、予測される運用サポートデータオブジェクト810を要求元クライアントデバイスに出力する。要求元クライアントデバイスに、サポートユーザインターフェースを介して、予測される運用サポートデータオブジェクト810をレンダリングさせ得る。いくつかのそのような実施形態では、要求元クライアントデバイスのユーザは、要求元クライアントデバイスによってレンダリングされた予測される運用サポートデータオブジェクト810を分析し、当該予測される運用サポートデータオブジェクトのうちのいずれかとインタラクトするか否かを判定し得る。予測される運用サポートデータオブジェクト810のうちの1つ以上にインタラクトさせる状況では、メインサポートプロセス(例えば、不具合サポートセッション)が、中断及び/又は終了され得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、1つ以上の不具合を解決することを支援する予測される運用サポートデータオブジェクト810のうちの1つ以上のアクセスされたデータオブジェクトを示すユーザ入力が受信されてもよく、不具合サポート装置200は、そのような指標を受信することに応答して、メインサポートプロセスを終了してもよい。
【0143】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、不具合分類識別子812を出力する。不具合分類識別子812は、要求元クライアントデバイス、要求元クライアントデバイスと通信可能なネットワーク接続デバイス、及び/又は通信ネットワークに関連付けられた1つ以上の不具合を表し得る。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、入力データの1つ以上の部分から不具合分類識別子を選択するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、デバイスアクティビティデータ802及び/又はサポートアクティビティデータ804に少なくとも部分的に基づいて、不具合分類識別子812を選択するように構成されている。1つのそのような例示的なコンテキストでは、不具合サポート装置200は、サポートアクティビティデータ804に基づいて(例えば、サポートアクティビティデータ804において具現化された不具合テキスト記述データから)、1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を与えるとして示される不具合を決定し得、デバイスアクティビティデータ802に少なくとも部分的に基づいて、そのような不具合に対応するネットワーク接続デバイスを識別し得る。これに関して、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、各起こり得る不具合分類識別子をスコアリングし、最高スコアに関連付けられた不具合分類識別子812を選択及び出力する。
【0144】
他の実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、1つ以上のサブモデルを含むことを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、予測される運用サポートデータオブジェクト810を選択するように特別に構成及び/又は訓練されている第1のサブモデルと、不具合分類識別子812を選択するように特別に構成及び/又は訓練されている第2のサブモデルと、を含む。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808とは別個の第2のモデルが、不具合分類識別子812を選択するように特別に構成及び/又は訓練されている。
【0145】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、不具合分類識別子によって表される不具合間の特定の傾向、パターン、及び/又は他の関係を識別するように訓練されている。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、原因となる不具合を解決することが1つ以上の他の不具合を解決するように、そのような不具合間の因果関係を判定する。いくつかのそのような実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、様々な訓練データセットから判定されたパターン、傾向、及び/又は他の関係に少なくとも部分的に基づいて、そのような因果関係を判定する。例えば、デバイスアクティビティデータ及び/又はサポートアクティビティデータは、特定の不具合が示される場合に1つ以上の他の不具合が頻繁に又は常に同様に示されることを示すデータを含み得る。原因となる不具合(例えば、1つ以上の他の不具合を引き起こす不具合)の非限定的な例は、特定のポート範囲にアクセスするネットワーク接続デバイスからの接続をブロックする、不適正に構成されたネットワークアクセスポイントである。これに関して、デバイスアクティビティデータは、特定のポート範囲にアクセスしようとする個々のネットワーク接続デバイスを接続及び/又は構成しようとする試みを示し、したがって、そのような追加の不具合(例えば、個々のデバイスの接続性問題)を示し得る。これに関して、運用サポート処理データモデルは、原因となる不具合を、識別し、かつ/又は入力された訓練データによって一緒に発生する(例えば、デイジーチェーン又は別様に同時の効果で)として示される1つ以上の追加の不具合と関連付け得る。次いで、運用サポート処理データモデル808は、原因となる不具合と、そのような原因となる不具合を解決することに関連付けられたより高い重みの運用サポートデータオブジェクトと、を識別するように訓練され得る。
【0146】
運用サポート処理データモデル808は、デバイスアクティビティデータ802及び/又はサポートアクティビティデータ804に追加的であり、かつ/又は関連付けられている、示されていない追加のデータを含む、数多くのタイプの訓練データセットのいずれかに基づいて訓練され(かつ/又はこのいずれかを入力として取り)得、数多くのターゲット目標のいずれかのために訓練され得ることを更に理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、通信ネットワーク(例えば、動的ホーム通信ネットワーク)のネットワーク接続デバイスを一意に識別するデバイス識別データに少なくとも部分的に基づいて訓練される。代替的に又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、特定の通信ネットワーク及び/又は特定の通信ネットワーク上のネットワーク接続デバイスに影響を与えた過去の不具合分類識別子を具現化するデータに少なくとも部分的に基づいて訓練されてもよい。これに関して、過去の不具合分類識別子は、過去の不具合分類識別子によって表される不具合の存在を示す他の特定のデータ(例えば、デバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータなど)に関連付けられ得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、一般に複数の通信ネットワーク、及び/又は特定のホーム通信ネットワークと同様に判定された複数の通信ネットワークについて収集された集約データに少なくとも部分的に基づいて訓練されてもよい(例えば、同様のタイプのネットワーク接続デバイス、同様の数のネットワーク接続デバイス、ネットワーク接続デバイスの同様のトポロジなどを含む別の動的ホーム通信ネットワークに関連付けられたデータに少なくとも部分的に基づいて訓練されたデータモデル)。更に、代替的に又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、ネットワーク接続デバイス機器製造元によって提供されるデータ(例えば、受信されたデータ及び/又は運用データに基づく特定の不具合の存在を示すデバイスOEMデータ)に少なくとも部分的に基づいて訓練されてもよい。これに関して、本開示の実施形態は、不具合サポート装置200の内部及び/又は外部の数多くの利用可能なデータリポジトリのいずれかにアクセスして、例えば、運用サポート処理データモデル808を訓練するために使用されるデータ(例えば、特定のネットワーク接続デバイス及び/又は通信ネットワークに影響を与える不具合についての、デバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータ、過去の不具合分類識別子など)を取り出し得る。そのような範囲の利用可能なデータにアクセスすることによって、特定の運用サポート処理データモデル808は、特定のターゲット目標に関する精度を最大化(例えば、ネットワーク接続デバイス及び/又は通信ネットワークに影響を与える、又は影響を与える可能性が高いとして識別された不具合を解決することを支援する予測される運用サポートデータオブジェクトが選択される尤度を最大化する)するために、そのようなデータの任意の関連する部分に基づいて訓練され得る。
【0147】
追加的又は代替的に、運用サポート処理データモデル808が、数多くの異なる通信ネットワーク、通信ネットワークのネットワーク接続デバイスなどに関連付けられたデータを利用して訓練されてもよいことを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、訓練データセットに基づいて訓練され、デバイスアクティビティデータ、サポートアクティビティデータ、及び/又は1つの特定の通信ネットワークのネットワーク接続デバイスに固有の他のデータを含む。これに関して、運用サポート処理データモデル808は、1つの通信ネットワークの特定の判定を実行し、特定の傾向を検出し、かつ/又は特定の態様を別様に学習するように訓練され得る(例えば、どのデータが特定の不具合分類識別子を示すか、どの運用サポートデータオブジェクトが特定のデータに基づいて選択されることとなるかなど)。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデル808は、複数の通信ネットワークに関連付けられたデータを含む訓練データセットに基づいて訓練される。これに関して、運用サポート処理データモデル808は、各通信ネットワークに関連付けられたデータから特定の判定を実行し、特定の傾向を検出し、及び/又は別様に一般に学習するように(例えば、全てのデータセットにわたる傾向を識別し、かつ/又は各通信ネットワークに関連付けられたいくつかの個々の傾向を学習するように)訓練され得る。同様に、実施形態は、特定のターゲット目標(例えば、ユーザプロファイル特有の運用サポートデータオブジェクト選択、全ての利用可能な通信ネットワークに関連付けられた訓練データに基づく一般的な運用サポートデータオブジェクトの選択など)のための運用サポート処理データモデル808を構成することを最良に可能にする訓練データセットのコーパスを特に選択し得る。
【0148】
本開示の例示的な処理
本開示の例示的なシステム、装置、コンピューティング環境、インターフェース、及びデータ視覚化について記載したところで、次に、本開示による例示的なプロセスについて記載する。フローチャートの各々が、例えば、その特別に構成されたコンポーネントのうちの1つ以上を利用して、本明細書に記載される装置、システム、デバイス、及び/又はコンピュータプログラム製品のうちの1つ以上によって実行され得る例示的なコンピュータ実装プロセスを示すことが理解されるであろう。
【0149】
示されるブロックは、各プロセスの動作を示す。そのような動作は、限定されないが、本明細書に示され、記載されるような順序及び様態によることを含む、多数の方法のうちのいずれかにより得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるプロセスのいずれかの1つ以上のブロックは、別のプロセスの1つ以上のブロックの間で、別のプロセスの1つ以上のブロックの前に、別のプロセスの1つ以上のブロックと並行して、及び/又は第2のプロセスのサブプロセスとして行われる。追加的又は代替的に、プロセスのいずれかが、いくつかの実施形態では、1つ以上の任意選択のブロックを含む、記載され、かつ/又は示されるいくつか又は全ての動作ステップを含んでもよい。本明細書に示されるフローチャートに関して、示されるブロックのうちの1つ以上が、本開示のいくつか又は全ての実施形態において任意選択であり得る。任意選択のブロックは、破線(又は「点線」)で示される。同様に、各フローチャートの動作のうちの1つ以上が、本明細書に記載されるように、組み合わせ可能であり、交換可能であり、かつ/又は別様に改変され得ることを理解されたい。
【0150】
図9は、本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、出力するための予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するために、運用サポート処理データモデルにデバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを適用するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。具体的には、図9は、例示的なプロセス900の動作を示す。いくつかの実施形態では、プロセス900は、示され、記載されるようなプロセスを実行するために実行するように構成されたコンピュータプログラム製品の非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードによって具現化される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロセス900は、不具合サポート装置200が単独で、又は1つ以上の他のコンポーネント、デバイス、システムなどと通信してなど、1つ以上の特別に構成されたコンピューティングデバイスによって実行される。これに関して、いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、記載されるような動作を実行するために、不具合サポート装置200に、例えば、メモリ204及び/又は本明細書に示され、かつ/若しくは記載された別のコンポーネントに記憶された、かつ/又は不具合サポート装置200が別様にアクセス可能な、コンピュータコード化された命令(例えば、コンピュータプログラム命令)によって特別に構成される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示され、記載されるような動作のうちの1つ以上を実行するために、1つ以上の外部装置、システム、デバイスなどと通信する。例えば、不具合サポート装置200は、クライアントデバイス及び/又は外部データシステムと通信し得る。説明を簡略化する目的で、プロセス900は、不具合サポート装置200によって、及び不具合サポート装置200の観点から実行されるように記載される。
【0151】
プロセス900は、任意選択の動作902において開始する。任意選択の動作902において、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスによって、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力は、不具合サポートセッションを開始するための明示的な要求、及び/又は不具合サポートセッションを開始するために利用され得る他のデータをユーザがサブミットしたことを示すデータの1つ以上の部分を具現化し、かつ/又は含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、サポート検索データ及び/又は他の不具合テキスト記述データなどのユーザサブミッションを含む。
【0152】
動作904において、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、不具合サポートセッションは、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力が以前のステップで(例えば、任意選択の動作902で)受信された元の要求元クライアントデバイスに関連付けられて開始される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションを開始し、要求元クライアントデバイスを技術者デバイスと接続する試行を開始する。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、不具合サポートセッションを開始することは、要求元クライアントデバイスを情報収集及び/又は要求元クライアントデバイスとの通信を容易にする自動サポートプラットフォームに接続すること、及び/又は要求元クライアントデバイスにこの自動サポートプラットフォームへのアクセスを別様に許可することを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、自動サポートプラットフォームは、要求元クライアントデバイスにメッセージデータオブジェクトを伝送し、かつ/又は要求元クライアントデバイスからメッセージデータオブジェクトを受信する自動チャットボット、人工知能などを含むか、又は具現化する。
【0153】
いくつかの実施形態では、不具合サポートセッションの開始は、要求元クライアントデバイスと技術担当者に関連付けられた技術者デバイスとの間の接続を確立するためのプロセスを開始することを含む。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置は、利用可能な技術担当者のセットから技術担当者を選択する。いくつかの実施形態では、技術担当者は、限定されないが、可用性、技術的専門技術、作業負荷などに少なくとも部分的に基づくことを含めて、数多くのパラメータのうちのいずれかに少なくとも部分的に基づいて選択される。技術担当者が選択されると、要求元クライアントデバイスと技術担当者に対応する技術者デバイスとの間の接続は、所定の遅延時に、又は接続を確立するためのプロセスを開始してから最小時間が経過したと判定すると直ちに(例えば、判定可能な最小秒数の後に)確立され得る。いくつかの実施形態では、接続は、要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間で直接確立される(例えば、ピアツーピア方式で、又は要求元クライアントデバイス及びクライアントと、サーバとしての技術者デバイスとを用いたクライアントサーバ方式で)。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、接続は、要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間で間接的に(例えば、不具合サポート装置200を、接続されたデバイス間でデータを伝送するための中間体として利用して)確立される。
【0154】
いくつかの実施形態では、要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションの開始時に、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイス、並びに/又はネットワーク接続デバイス及び/若しくはネットワーク接続デバイスに関連付けられた通信ネットワーク、に関連付けられたデバイスアクティビティデータ及び/又はサポートアクティビティデータの取り出し及び/又は集取を開始する。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスにリンクされたユーザプロファイルに関連付けられたネットワーク接続デバイス及び/又は通信ネットワークに対応するデバイスアクティビティデータを取り出し、かつ/又は集取する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスが接続され、かつ/又は別様に通信可能であるネットワーク接続デバイス及び/又は通信ネットワークに対応するデバイスアクティビティデータを取り出し、かつ/又は集取する。デバイスアクティビティデータは、不具合サポート装置200によって維持されるデバイスアクティビティデータリポジトリから取り出され、要求元クライアントデバイスから要求され、かつ応答で受信され、通信ネットワークとの通信を介して直接検出され、並びに/又は特定の通信ネットワーク及び/若しくはネットワーク接続デバイスと通信するために要求元クライアントデバイスを間接的に利用して検出され得る。いくつかの実施形態では、例えば、要求元クライアントデバイス及び/又は1つ以上の他のネットワーク接続デバイスは、特定のトリガイベントの発生時、及び/又は他の判定可能な状況で、特定の時間に不具合サポート装置200にデバイスアクティビティデータを提供するように構成されている。
【0155】
不具合サポート装置200は、動作906においてデバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを不具合サポートセッションに相関させるための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、不具合テキスト記述データは、不具合サポートセッションを介して受信される。代替的に又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合テキスト記述データは、要求元クライアントデバイス及び/又は別の関連付けられたデバイスによって実行される1つ以上の動作に応答して受信される。例えば、いくつかの実施形態では、不具合テキスト記述データは、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を具現化して、若しくはこのユーザ入力と併せて、及び/又は開始された不具合サポートセッション中に受信される。
【0156】
不具合サポート装置200は、動作908において、リアルタイムでデバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、運用サポート管理リポジトリから予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。
【0157】
いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、任意の数の運用サポートデータオブジェクトを含むように運用サポート管理リポジトリを維持する。いくつかのそのような実施形態では、運用サポート管理リポジトリは、1つ以上の外部に格納されたサードパーティの運用サポートデータオブジェクトへのアクセスを可能にするデータを含む。例えば、運用サポート管理リポジトリは、各々がサードパーティのサーバ上でホストされるウェブリソースを具現化するサードパーティの運用サポートデータオブジェクトへのリンクを含み得る。いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリは、ユーザが新しい運用サポートデータオブジェクトを運用サポート管理リポジトリに手動で格納し、運用サポート管理リポジトリから運用サポートデータオブジェクトを消去し、かつ/又は運用サポート管理リポジトリに格納された運用サポートデータオブジェクトを別様に構成し得るように、手動で(例えば、不具合サポート装置200に関連付けられた1つ以上のデータベース管理者によって)維持され得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、運用サポート管理リポジトリは、自動的に維持される。例えば、不具合サポート装置200は、利用可能な内部及び/又は外部のデータオブジェクトを識別及び/又は処理し、そのようなリソースが、運用サポートデータオブジェクトとしての格納のための1つ以上の適用可能な条件を満たすかどうか(例えば、データオブジェクトのコンテンツが不具合を解決することに関連付けられているかどうか)を判定し、適用可能な条件が充足されていると判定された場合に、データオブジェクトを運用サポートデータオブジェクトとして格納し得る。例えば、いくつかの実施形態は、特定のリソース、このリソースに関連付けられたメタデータなど、又はそれらの組み合わせのコンテンツデータをパース、抽出、及び/又は処理して、そのようなデータに少なくとも部分的に基づいて、対応する運用サポートデータオブジェクトを自動的に生成する。いくつかのそのような実施形態は、自動処理を実行して、リソースが特定の不具合を解決するか、又は解決することを支援すると判定されるかどうか、及び/又は不具合分類識別子、若しくはリソースを対応する不具合とともに格納し、かつ/又は取り出しを可能にするために利用される他のデータを判定する。いくつかの他の実施形態では、別個の関連付けられた運用サポート管理システムは、不具合サポート装置200とは別個の運用サポート管理リポジトリを更新する。
【0158】
不具合サポート装置200は、動作910において、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスにリアルタイムで出力するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、1つ以上のデータ伝送によって、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに伝送する。不具合サポート装置200は、予測される運用サポートデータオブジェクトを伝送して、要求元クライアントデバイスに、予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられたインターフェース要素を少なくとも含むサポートユーザインターフェースをリアルタイムでレンダリングさせ得る。これに関して、予測される運用サポートデータオブジェクトは、不具合サポートセッションの開始中、不具合サポートセッションが要求元クライアントデバイスを技術者デバイスと接続する前、及び/又は不具合サポートセッションの一部としての要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の通信中に、予測される運用サポートデータオブジェクトがアクセスされることを可能にするのに十分に早くクライアントデバイスによってレンダリングされ得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、例えば、外部メッセージの伝送を介して、予測される運用サポートデータオブジェクトを出力する。
【0159】
図10は、本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、不具合サポートセッションの開始を終了するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。具体的には、図10は、例示的なプロセス1000の動作を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1000は、示され、記載されるようなプロセスを実行するために実行するように構成されたコンピュータプログラム製品の非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードによって具現化される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロセス1000は、不具合サポート装置200が単独で、又は1つ以上の他のコンポーネント、デバイス、システムなどと通信してなど、1つ以上の特別に構成されたコンピューティングデバイスによって実行される。これに関して、いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、記載されるような動作を実行するために、不具合サポート装置200に、例えば、メモリ204及び/又は本明細書に示され、かつ/若しくは記載された別のコンポーネントに記憶された、かつ/又は不具合サポート装置200が別様にアクセス可能な、コンピュータコード化された命令(例えば、コンピュータプログラム命令)によって特別に構成される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示され、記載されるような動作のうちの1つ以上を実行するために、1つ以上の外部装置、システム、デバイスなどと通信する。説明を簡略化する目的で、プロセス1000は、不具合サポート装置200によって、及び不具合サポート装置200の観点から実行されるように記載される。
【0160】
プロセス1000は、動作1002において開始する。いくつかの実施形態では、プロセス1000は、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上の動作の後に開始する。例えば、記載されるようないくつかの実施形態では、プロセス1000は、動作910の実行の後に開始する。これに関して、プロセス1000の一部又は全ては、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上のブロックを置換又は補完し得る。プロセス1000が完了すると、動作のフローは、終了し得る。追加的又は代替的に、示されるように、プロセス1000が完了すると、フローは、別のプロセスの1つ以上の動作に戻ってもよい。いくつかの実施形態では、プロセス1000は、プロセス900などの1つ以上の他のプロセスのサブプロセスを具現化することを理解されたい。
【0161】
不具合サポート装置200は、動作1002において、要求元クライアントデバイスによって、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、例えば、要求元クライアントデバイスを介したユーザインタラクションが、運用サポートデータオブジェクトに対応するインターフェース要素に関与する。結果として生じるユーザ入力は、予測される運用サポートデータオブジェクトとのユーザ関与及び/又は予測される運用サポートデータオブジェクトのアクセスを示すそのようなユーザ関与に応答して、要求元クライアントデバイスから伝送される。例えば、いくつかの実施形態では、要求元クライアントデバイスのユーザは、予測される運用サポートデータオブジェクトが、ユーザがアクセス可能な1つ以上のネットワーク接続デバイスに影響を与える特定の不具合を解決することを可能にする可能性が高いとユーザが判定する状況で、予測される運用サポートデータオブジェクトをクリック及び/又は別様に関与し得る。
【0162】
不具合サポート装置200は、動作1004において、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、不具合サポートセッションの開始を終了するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。不具合サポート装置200は、そのようなユーザ入力が、不具合サポートセッションを介して受信される技術サポートを利用する代わりに、予測される運用サポートデータオブジェクトを利用して1つ以上の不具合を解決する意図を示し得るため、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、不具合サポートセッションを終了し得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスと接続するための技術者デバイスを検索することを終了し、かつ/又は要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の係属中の接続を終了する。不具合サポートセッションがすでに開始されている状況では、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションを終了し得る。
【0163】
いくつかの実施形態では、不具合サポートセッションの開始を終了することは、1つ以上のサブプロセス及び/又はデータ接続の終了を含む。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の接続を確立するためのプロセスを終了する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置は、要求元クライアントデバイスを接続すべき技術担当者を検索するプロセスを終了する。不具合サポートセッションがすでに開始されている場合、及び/又は要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の接続が確立されている場合などの、いくつかのコンテキストでは、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッション及び/又はデバイス間の接続を終了し得る。そのような実施形態では、不具合サポート装置200は、不具合サポートセッションを確立及び/又は維持するために消費されてしまうであろう処理リソースを節約する。
【0164】
図11は、本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを動的に出力するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。具体的には、図11は、例示的なプロセス1100の動作を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1100は、示され、記載されるようなプロセスを実行するために実行するように構成されたコンピュータプログラム製品の非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードによって具現化される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロセス1100は、不具合サポート装置200が単独で、又は1つ以上の他のコンポーネント、デバイス、システムなどと通信してなど、1つ以上の特別に構成されたコンピューティングデバイスによって実行される。これに関して、いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、記載されるような動作を実行するために、不具合サポート装置200に、例えば、メモリ204及び/又は本明細書に示され、かつ/若しくは記載された別のコンポーネントに記憶された、かつ/又は不具合サポート装置200が別様にアクセス可能な、コンピュータコード化された命令(例えば、コンピュータプログラム命令)によって特別に構成される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示され、記載されるような動作のうちの1つ以上を実行するために、1つ以上の外部装置、システム、デバイスなどと通信する。説明を簡略化する目的で、プロセス1100は、不具合サポート装置200によって、及び不具合サポート装置200の観点から実行されるように記載される。
【0165】
プロセス1100は、動作1102において開始する。いくつかの実施形態では、プロセス1100は、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上の動作の後に開始する。例えば、記載されるようないくつかの実施形態では、プロセス1100は、動作910の実行の後に開始する。これに関して、プロセス1100の一部又は全ては、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上のブロックを置換又は補完し得る。プロセス1100が完了すると、動作のフローは、終了し得る。追加的又は代替的に、示されるように、プロセス1100が完了すると、フローは、別のプロセスの1つ以上の動作に戻ってもよい。いくつかの実施形態では、プロセス1100は、プロセス900などの1つ以上の他のプロセスのサブプロセスを具現化することを理解されたい。
【0166】
不具合サポート装置200は、動作1102において、更新された不具合テキスト記述データを受信するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、更新された不具合テキスト記述データは、不具合テキスト記述データを更新するユーザ入力に応答して受信される。更新された不具合テキスト記述データは、1つ以上のネットワーク接続デバイスの動作、通信ネットワークの動作、及び/又は解決されるべき不具合に関連付けられた追加のデータを示し、かつ/又は別様に含み得る。いくつかの実施形態では、更新された不具合テキスト記述データは、新しい追加の不具合テキスト記述データに加えて、以前にサブミット及び/又は受信された不具合テキスト記述データを含み得る。
【0167】
不具合サポート装置200は、動作1104において、デバイスアクティビティデータ及び更新された不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用するための、サポート提供回路210、通信回路208、入出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。デバイスアクティビティデータ及び/又は更新された不具合テキスト記述データを適用して、運用サポート管理リポジトリから更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する。これに関して、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトは、更新された不具合テキスト記述データに少なくとも部分的に基づいて、運用サポート処理データモデルによってより高くスコアリングされた、異なる運用サポートデータオブジェクトを具現化し得る。例えば、更新された不具合テキスト記述データは、要求元クライアントデバイス、関連付けられたネットワーク接続デバイス、及び/又は通信ネットワークに影響を与える不具合に関連付けられたより詳細なデータを提供し得る。したがって、運用サポート処理データモデルは、そのような追加の詳細を利用して、要求元クライアントデバイス、関連付けられたネットワーク接続デバイス、及び/又は通信ネットワークに影響を与える不具合についての特定の不具合分類識別子をより良く識別し得る。
【0168】
いくつかの実施形態では、デバイスアクティビティデータ及び更新された不具合テキスト記述データは、更新された不具合テキスト記述データを受信すると、リアルタイムで運用サポート処理データモデルに適用され得る。例えば、更新された不具合テキスト記述データが受信されるたびに、不具合サポート装置200は、リアルタイムで、デバイスアクティビティデータ及び少なくとも更新された不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに再適用し得る。これに関して、不具合サポート装置200は、有利なことに、受信された更新されたデータから追加のコンテキストが導出可能であるため、1つ以上の示される不具合に対処する可能性が最も高いと判定される予測される運用サポートデータオブジェクトをリアルタイムで選択する。
【0169】
不具合サポート装置200は、動作1106において、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスにリアルタイムで出力するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。更新された予測される運用サポートデータオブジェクトは、動作910に関して本明細書に記載される態様で、要求元クライアントデバイスに出力され得る。これに関して、有利なことにアクセスのためのインターフェース要素を含む、及び/又は更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを別様に表すサポートユーザインターフェースがレンダリングされ得る。そのような更新されたレンダリングは、サポートユーザインターフェースが、1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が最も高いとしてごく最近選択された運用サポートデータオブジェクトにアクセスするための少なくともそのようなインターフェース要素を引き続き含むことを確実にする。更新された予測される運用サポートデータオブジェクトは、それ自体で、及び/又は1つ以上の以前に選択された予測される運用サポートデータオブジェクトとともに出力され得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトは、以前に選択された予測される運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた表現を置換するように、又は1つ以上の以前に選択された運用サポートデータオブジェクトとともにレンダリングされる態様で、サポートユーザインターフェース内でレンダリングされてもよい。これに関して、サポートユーザインターフェースは、有利なことに、ユーザが選好又は判定する予測される運用サポートデータオブジェクトのいずれかにユーザがアクセスすることが、1つ以上の不具合を解決することを支援する可能性が最も高いことを可能にする。
【0170】
図12は、本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、サポート検索データを適用するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。具体的には、図12は、例示的なプロセス1200の動作を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1200は、示され、記載されるようなプロセスを実行するために実行するように構成されたコンピュータプログラム製品の非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードによって具現化される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロセス1200は、不具合サポート装置200が単独で、又は1つ以上の他のコンポーネント、デバイス、システムなどと通信してなど、1つ以上の特別に構成されたコンピューティングデバイスによって実行される。これに関して、いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、記載されるような動作を実行するために、不具合サポート装置200に、例えば、メモリ204及び/又は本明細書に示され、かつ/若しくは記載された別のコンポーネントに記憶された、かつ/又は不具合サポート装置200が別様にアクセス可能な、コンピュータコード化された命令(例えば、コンピュータプログラム命令)によって特別に構成される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示され、記載されるような動作のうちの1つ以上を実行するために、1つ以上の外部装置、システム、デバイスなどと通信する。説明を簡略化する目的で、プロセス1200は、不具合サポート装置200によって、及び不具合サポート装置200の観点から実行されるように記載される。
【0171】
プロセス1200は、動作1202において開始する。いくつかの実施形態では、プロセス1200は、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上の動作の後に開始する。例えば、記載されるようないくつかの実施形態では、プロセス1200は、動作906の実行の後に開始する。これに関して、プロセス1200の一部又は全ては、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上のブロックを置換又は補完し得る。プロセス1200が完了すると、動作のフローは、終了し得る。追加的又は代替的に、示されるように、プロセス1200が完了すると、フローは、別のプロセスの1つ以上の動作に戻ってもよい。例えば、示されるように、フローは、プロセス1200が完了すると、動作908に戻り得る。いくつかの実施形態では、プロセス1200は、プロセス900などの1つ以上の他のプロセスのサブプロセスを具現化することを理解されたい。
【0172】
不具合サポート装置200は、動作1202において、不具合サポートセッションに関連付けられたサポート検索データを受信するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。サポート検索データは、解決されるべき特定の不具合を示し、かつ/又はこの特定の不具合に別様に関連付けられている要求元クライアントデバイスを介して入力された(例えば、ユーザによって、又はデータ駆動型プロセスに応答して自動的に)不具合テキスト記述データを具現化し得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200によってサポート検索データを受信することは、例えば、サポート検索データに示される特定の不具合を解決することに関連付けられた、不具合サポートセッションを開始する要求を示す。例えば、サポート検索データは、「私のプリンタを接続することができない」を表すテキストデータを含み得、これは、特定のネットワーク接続デバイス(例えば、プリンタ)をホームネットワークに接続することについての問題を示すように処理され得る。
【0173】
不具合サポート装置200は、動作1204において、サポート検索データを運用サポート処理データモデルに適用して予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。これに関して、不具合サポート装置200は、サポート検索データを、動作908に関して記載される態様で、不具合テキスト記述データ及び/又は他のサポートアクティビティデータとして運用サポート処理データモデルに適用し得る。
【0174】
図13は、本開示の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、運用サポート処理データモデルを訓練するための例示的なプロセスの例示的な動作を示すフローチャートを例示する。具体的には、図13は、例示的なプロセス1300の動作を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1300は、示され、記載されるようなプロセスを実行するために実行するように構成されたコンピュータプログラム製品の非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードによって具現化される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、プロセス1300は、不具合サポート装置200が単独で、又は1つ以上の他のコンポーネント、デバイス、システムなどと通信してなど、1つ以上の特別に構成されたコンピューティングデバイスによって実行される。これに関して、いくつかのそのような実施形態では、不具合サポート装置200は、記載されるような動作を実行するために、不具合サポート装置200に、例えば、メモリ204及び/又は本明細書に示され、かつ/若しくは記載された別のコンポーネントに記憶された、かつ/又は不具合サポート装置200が別様にアクセス可能な、コンピュータコード化された命令(例えば、コンピュータプログラム命令)によって特別に構成される。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、示され、記載されるような動作のうちの1つ以上を実行するために、1つ以上の外部装置、システム、デバイスなどと通信する。説明を簡略化する目的で、プロセス1300は、不具合サポート装置200によって、及び不具合サポート装置200の観点から実行されるように記載される。
【0175】
プロセス1300は、動作1302において開始する。いくつかの実施形態では、プロセス1300は、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上の動作の後に開始する。これに関して、プロセス1300の一部又は全ては、本明細書に記載される他のプロセスのいずれかに関して示され、かつ/又は記載される1つ以上のブロックを置換又は補完し得る。プロセス1300が完了すると、動作のフローは、終了し得る。追加的又は代替的に、示されるように、プロセス1300が完了すると、フローは、別のプロセスの1つ以上の動作に戻ってもよい。例えば、示されるように、フローは、プロセス1300が完了すると、動作902に戻り得る。いくつかの実施形態では、プロセス1300は、プロセス900などの1つ以上の他のプロセスのサブプロセスを具現化することを理解されたい。
【0176】
不具合サポート装置200は、動作1302において、運用サポートデータオブジェクトセットを識別するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、そのような運用サポートデータオブジェクトを格納している運用サポート管理リポジトリから運用サポートデータオブジェクトセットを識別する。不具合サポート装置200は、運用サポートデータオブジェクトセットを識別するために、格納された全ての運用サポートデータオブジェクト、及び/又はこの運用サポートデータオブジェクトの一部分について運用サポート管理リポジトリに照会し得る。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、運用サポート管理リポジトリを維持及び/又は別様に制御する。他の実施形態では、運用サポート管理リポジトリは、別個の及び/又は関連付けられたシステムによって維持され、不具合サポート装置200は、運用サポート管理リポジトリにアクセスすることによって、運用サポートデータオブジェクトセットを識別する。
【0177】
不具合サポート装置200は、動作1304において、訓練デバイスアクティビティデータを識別するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、任意の数のネットワーク接続デバイス、ユーザプロファイル、通信ネットワークなどに関連付けられた過去のデバイスアクティビティデータを含むデバイスアクティビティデータリポジトリから訓練デバイスアクティビティデータを識別する。デバイスアクティビティデータリポジトリは、不具合サポート装置200及び/又は1つ以上の関連付けられたシステムによって維持され得る。例えば、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200は、数多くのネットワーク接続デバイス、通信ネットワークなどのいずれかについて、経時的に、受信及び/又は別様に検出されたデバイスアクティビティデータをデバイスアクティビティデータリポジトリに格納する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、不具合サポート装置200に関連付けられた別個のデータシステムは、例えば、1つ以上のネットワーク接続デバイス、通信ネットワークなどに関連付けられたデバイスアクティビティデータを受信、要求、及び/又は別様に検出することによって、デバイスアクティビティデータリポジトリを維持する。
【0178】
いくつかの実施形態では、訓練デバイスアクティビティデータは、過去のデバイスアクティビティデータの1つ以上の部分と、そのような部分が関連付けられた不具合分類識別子と、の間の関連付けを含む。これに関して、そのような関連付けは、デバイスアクティビティデータの一部分が関連付けられている不具合分類識別子を示す、デバイスアクティビティデータの関連部分にリンクされた、手動で入力され、及び/又は自動で判定されたラベルによって具現化され得る。
【0179】
不具合サポート装置200は、動作1306において、訓練デバイスアクティビティデータに少なくとも部分的に基づいて、運用サポートデータオブジェクトセットから運用サポートデータオブジェクトを選択するための運用サポート処理データモデルを訓練するための、サポート提供回路210、通信回路208、入力/出力回路206、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなどの手段を含む。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、デバイスアクティビティデータに表され、及び/又はデバイスアクティビティデータに関連付けられたネットワーク接続デバイス、通信ネットワークなどに影響を及ぼす不具合を表す可能性が最も高いとして判定された不具合分類識別子に関連付けられている運用サポートデータオブジェクトを選択するように訓練される。いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、訓練サポートアクティビティデータ、訓練不具合テキスト記述データなどの追加の訓練データに基づいて訓練される。これに関して、
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、訓練デバイスアクティビティデータセットに少なくとも基づいて、起こり得る不具合分類識別子セットを識別するために訓練され得る。例えば、運用サポート処理データモデルは、訓練デバイスアクティビティデータを処理して、単独で、並びに/又は訓練不具合テキスト記述データ及び/又は他の訓練サポートアクティビティデータなどの訓練データの1つ以上の他の部分と併せて、訓練データに表される傾向、パターン、及び/又は値に基づいて、運用サポート処理データモデルのハイパーパラメータ及び/又は他の構成可能な設定を構成し得る。運用サポート処理データモデルは、様々な不具合分類識別子をスコアリングし、最も高いスコアリングの不具合分類識別子に関連付けられ、及び/又は特定のスコア閾値を超えるスコアリング不具合分類識別子に関連付けられた予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するように訓練され得る。
【0180】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、特定の不具合分類識別子に関連付けられた様々な運用サポートデータオブジェクトをスコアリングするように訓練されてもよい。これに関して、各運用サポートデータオブジェクトについて生成されたスコアは、この運用サポートデータオブジェクトであれば特定の不具合分類識別子によって表される不具合を解決することを支援するであろうシステムの信頼度レベルを表し得る。運用サポート処理データモデルは、特定の不具合分類識別子に関連付けられた各運用サポートデータオブジェクトをスコアリングし、かつ予測される運用サポートデータオブジェクトとして出力するための最高スコアリングの運用サポートデータオブジェクトを選択するように訓練され得る。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、特定の不具合分類識別子に関連付けられた各運用サポートデータオブジェクトをスコアリングし、かつ特定のスコア閾値を満たす全ての運用サポートデータオブジェクトを予測される運用サポートデータオブジェクトとして選択するように訓練される。
【0181】
いくつかの実施形態では、運用サポート処理データモデルは、追加的又は代替的に、起こり得る不具合分類識別子セットの起こり得る各不具合分類識別子を、運用サポートデータオブジェクトセットの少なくとも一部分に関連付けてもよい。例えば、運用サポート処理データモデルは、運用サポートデータオブジェクトセットの各運用サポートデータオブジェクトを処理して、運用サポートデータオブジェクトに関連付けられた起こり得る不具合分類識別子(例えば、運用サポートデータオブジェクトが解決を支援し得る不具合を表す、起こり得る不具合分類識別子)を識別してもよい。
【0182】
結論
例示的な処理システムを上記に説明してきたが、本明細書に記載の主題及び機能動作の実装形態は、他のタイプのデジタル電子回路機構で、又は本明細書に開示された構造及びそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、若しくはハードウェア、又はそれらのうちの1つ以上の組み合わせで、実装され得る。
【0183】
本明細書に記載の主題及び動作の実施形態は、デジタル電子回路機構で、又は本明細書に開示された構造及びそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェア、又はそれらのうちの1つ以上の組み合わせで、実装され得る。本明細書に記載の主題の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム、すなわち、情報/データ処理装置による実行のために、又はその動作を制御するためにコンピュータ記憶媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして実装され得る。代替的に、又は加えて、プログラム命令は、人工的に生成された伝搬信号、例えば、情報/データ処理装置による実行のために好適な受信機装置に伝送するための情報/データを符号化するために生成される、マシンによって生成される電気、光学、又は電磁信号に、符号化され得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基板、ランダム又はシリアルアクセスメモリアレイ若しくはデバイス、又はそれらのうちの1つ以上の組み合わせであり得るか、又はこれらに含まれ得る。更に、コンピュータ記憶媒体は、伝搬信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝搬信号に符号化されたコンピュータプログラム命令のソース又は宛先であり得る。コンピュータ記憶媒体はまた、1つ以上の別個の物理的構成要素又は媒体(例えば、複数のCD、ディスク、又は他の記憶デバイス)であり得るか、又はこれらに含まれ得る。
【0184】
本明細書に記載の動作は、1つ以上のコンピュータ可読記憶デバイスに記憶された、又は他のソースから受信された情報/データに対して情報/データ処理装置によって実行される動作として実装され得る。
【0185】
「データ処理装置」という用語は、例として、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、システムオンチップ、又は前述のものの複数のもの若しくは組み合わせを含む、データを処理するためのあらゆる種類の装置、デバイス、及び機械を包含する。この装置は、専用論理回路機構、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)を含むことができる。装置はまた、ハードウェアに加えて、問題のコンピュータプログラムの実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、リポジトリ管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームランタイム環境、仮想マシン、又はそれらのうちの1つ以上の組み合わせを構築するコードを含むことができる。装置及び実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティング、及びグリッドコンピューティングインフラストラクチャなどの、様々な異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0186】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、又はコードとしても知られている)は、コンパイル又は解釈された言語、宣言型言語又は手続き型言語を含む、あらゆる形式のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、又はコンピューティング環境での使用に好適な他のユニットとして含む、あらゆる形式で展開することができる。コンピュータプログラムは、必要ではないが、ファイルシステム内のファイルに対応してもよい。プログラムは、他のプログラム又は情報/データを保持するファイルの一部分(例えば、マークアップ言語ドキュメントに記憶された1つ以上のスクリプト)に、問題のプログラムに専用の単一ファイルに、又は複数の調整されたファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、又はコードの部分を記憶するファイル)に、記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ、又は1つのサイトに配置されているか、複数のサイトに分散されて通信ネットワークによって相互接続されている、複数のコンピュータで実行されるように展開され得る。
【0187】
本明細書に記載の処理及び論理フローは、1つ以上のコンピュータプログラムを実行する1つ以上のプログラム可能なプロセッサによって実行されて、入力情報/データを演算して出力を生成することにより、アクションを実行することができる。コンピュータプログラムの実行に好適なプロセッサには、例として、汎用目的と専用目的との両方のマイクロプロセッサ、及び任意の種類のデジタルコンピュータの1つ以上のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読み取り専用メモリ若しくはランダムアクセスメモリ、又はその両方から、命令及び情報/データを受信する。コンピュータの本質的な要素は、命令に従ってアクションを実行するためのプロセッサと、命令及びデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスである。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、若しくは光ディスクを含むか、又はこれらから情報/データを受信するか、又はこれらに情報/データを転送するか、又はその両方を行うために、動作可能に結合される。しかしながら、コンピュータは、このようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令及び情報/データを記憶するのに好適なデバイスには、例として、例えば、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイスである半導体メモリデバイス、例えば、内蔵ハードディスク又はリムーバブルディスクである磁気ディスク、例えば、CD-ROM及びDVD-ROMディスクである光磁気ディスクを含む、全ての形態の不揮発性メモリ、媒体、及びメモリデバイスを含む。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補完されるか、又はこれに組み込まれ得る。
【0188】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載の主題の実施形態は、ユーザに対して情報/データを表示するための、例えばCRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタであるディスプレイデバイス、ユーザがコンピュータに入力を提供することができる、例えばマウス又はトラックボールであるポインティングデバイスを有するコンピュータ上に実装され得る。他の種類のデバイスを使用して、ユーザとの対話を提供することもでき、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、又は触覚的フィードバックなどの任意の形態の感覚フィードバックであり得、ユーザからの入力は、音響、音声、又は触覚入力を含む任意の形態で受信され得る。加えて、コンピュータは、ユーザが使用するデバイスとの間でドキュメントを送受信することによって、例えば、ウェブブラウザから受信された要求に応答して、ユーザのクライアントデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することによって、ユーザと対話することができる。
【0189】
本明細書に記載の主題の実施形態は、例えば情報/データサーバとしてのバックエンドコンポーネントを含むか、又は例えばアプリケーションサーバであるミドルウェアコンポーネントを含むか、又は例えば介してユーザが本明細書に記載の主題の実装形態と対話することができるグラフィカルユーザインターフェース又はウェブブラウザを有するクライアントコンピュータであるフロントエンドコンポーネント、又は1つ以上のこのようなバックエンド、ミドルウェア、又はフロントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実装され得る。システムのコンポーネントは、例えば通信ネットワークであるデジタル情報/データ通信の任意の形式又は媒体によって、相互接続され得る。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)及びワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ネットワーク間(例えば、インターネット)、及びピアツーピアネットワーク(例えば、アドホックピア-ピアツーピアネットワーク)が挙げられる。
【0190】
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバとは一般に、互いにリモートであり、通常は通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアントサーバ関係を有する、コンピュータプログラムによって発生する。いくつかの実施形態では、サーバは、情報/データ(例えば、HTMLページ)をクライアントデバイスに、(例えば、情報/データをクライアントデバイスと対話するユーザに対して表示し、ユーザ入力を受け取る目的で)伝送する。クライアントデバイスで生成された情報/データ(例えば、ユーザ相互作用の結果)は、サーバでクライアントデバイスから受信され得る。
【0191】
本明細書は多くの特有の実装形態詳細を含むが、これらはいずれの開示の範囲又は請求され得るものを限定するものではなく、特定の開示の特定の実施形態に特有の特徴を説明するものと解釈すべきである。別個の実施形態の文脈で本明細書に記載される特定の特徴はまた、単一の実施形態で組み合わせて実施することができる。逆に、単一の実施形態の文脈に記載される様々な特徴はまた、複数の実施形態で別々に、又は任意の好適なサブコンビネーションで実装することができる。更に、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述され、最初にそのように主張されても、主張された組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては組み合わせから切り出され得、主張された組み合わせは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションの変形例を対象とし得る。
【0192】
同様に、動作は特定の順序で図面に描示されるが、これは、望ましい結果を達成するために、このような動作が示される特定の順序又は逐次の順序で実行されること、又は例示される全ての動作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク及び並列処理が有利であり得る。更に、上述の実施形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてこのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されたプログラムコンポーネント及びシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品に一緒に統合されるか、又は複数のソフトウェア製品へとパッケージ化され得ることが理解されるべきである。
【0193】
こうして、主題の特定の実施形態が記載されてきた。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。場合によっては、特許請求の範囲に記載されたアクションは、異なる順序で実行されて、なお望ましい結果を達成することができる。加えて、添付の図面に描示された処理は、望ましい結果を達成するために、示される特定の順序又は逐次の順序を必ずしも必要としない。特定の実装形態では、マルチタスク及び並列処理が有利であり得る。
【0194】
本開示の非限定的な例示的な実施形態
本発明の様々な態様を記載したが、様々な実施形態が本明細書に記載されていることが理解されるであろう。明細書に記載される主題は、限定されないが、以下の特定の実施形態を含む。これらの実施形態は、単に例であり、本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。いくつかの態様における実施形態は、自由に組み合わせ可能であることが理解されるであろう。本開示の他の態様では、各実施形態は、記載される他の実施形態から独立している。
【0195】
実施形態1.コンピュータ実装方法であって、
要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することと、
デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを不具合サポートセッションに相関させることと、
リアルタイムで、デバイスアクティビティデータ及び不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに適用して、システム運用サポート管理リポジトリから、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することであって、運用サポート処理データモデルが、システム運用サポート管理リポジトリからの訓練デバイスアクティビティデータ及び不具合履歴データに基づいて訓練されている、選択することと、
リアルタイムで、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することと、を含む、コンピュータ実装方法。
【0196】
実施形態2:要求元クライアントデバイスを通して、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信することを更に含み、
予測される運用サポートデータオブジェクトが、不具合サポートセッションの開始を要求するユーザ入力を受信することに応答して出力される、実施形態1に記載のコンピュータ実装方法。
【0197】
実施形態3:要求元クライアントデバイスを通して、運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することと、
運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、不具合サポートセッションの開始を終了することと、を更に含む、実施形態1又は2に記載のコンピュータ実装方法。
【0198】
実施形態4:運用サポートデータオブジェクトに関与するユーザ入力を受信することに応答して、要求元クライアントデバイスと技術者デバイスとの間の接続を確立するためのプロセスを終了することを更に含む、実施形態1~3のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0199】
実施形態5:不具合テキスト記述データを更新するユーザ入力に応答して、更新された不具合テキスト記述データを受信することと、
不具合テキスト記述データを受信すると、リアルタイムで、デバイスアクティビティデータ及び更新された不具合テキスト記述データを運用サポート処理データモデルに自動的に適用して、システム運用サポート管理リポジトリから、更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを選択することと、
更新された予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することと、を更に含む、実施形態1~4のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0200】
実施形態6:不具合サポートセッションに関連付けられたサポート検索データを受信することを更に含み、
サポート検索データが、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択するために、運用サポート処理データモデルに更に適用される、実施形態1~5のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0201】
実施形態7:リアルタイムで、予測される運用サポートデータオブジェクトを要求元クライアントデバイスに出力することが、
要求元クライアントデバイスに対して、メインサポート伝送プロセスに関連付けられた第1のサブインターフェースと、予測される運用サポートデータオブジェクトを含む第2のサブインターフェースと、を含むサポートユーザインターフェースのレンダリングを生じさせることを含む、実施形態1~6のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0202】
実施形態8:運用サポートデータオブジェクトセットを識別することと、
訓練デバイスアクティビティデータを識別することと、
運用サポート処理データモデルを、
少なくとも訓練デバイスアクティビティデータに基づいて、起こり得る不具合分類識別子セットを識別すること、及び
起こり得る不具合分類識別子セットの各起こり得る不具合分類識別子を、運用サポートデータオブジェクトセットの少なくとも一部分に関連付けることのために訓練することと、を更に含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0203】
実施形態9:動的ホーム通信ネットワークが、複数のネットワーク接続デバイスタイプに関連付けられた複数のネットワーク接続デバイスを含み、運用サポート処理データモデルが、複数のネットワーク接続デバイスタイプに少なくとも部分的に基づいて、予測される運用サポートデータオブジェクトを選択する、実施形態1~8のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0204】
実施形態10:デバイスアクティビティデータが、複数の不具合分類識別子によって表される複数の不具合を示し、予測される運用サポートデータオブジェクトが、複数の不具合のうちの各他の不具合に寄与する、複数の不具合のうちの第1の不具合を表す第1の不具合分類識別子に関連付けられている、実施形態1~9のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0205】
実施形態11:要求元クライアントデバイスに関連付けられたユーザプロファイルを識別することと、
ユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、デバイスアクティビティデータが、動的ホーム通信ネットワークに関連付けられた1つ以上のネットワーク接続デバイスについての少なくともデバイス識別データを含むと判定することと、を更に含む、実施形態1~10のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0206】
実施形態12:要求元クライアントデバイスに関連付けられた不具合サポートセッションを開始することが、
要求元クライアントデバイスと、技術担当者に関連付けられた技術者デバイスと、の間の接続を確立するためのプロセスを開始することであって、接続を確立する前に、予測される運用サポートデータオブジェクトが出力される、開始することを含む、実施形態1~11のいずれか1つに記載のコンピュータ実装方法。
【0207】
実施形態13:実施形態1~12のいずれかの組み合わせによるコンピュータ実装方法。
実施形態14:少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的メモリと、を備える装置であって、コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、装置に、実施形態1~13のコンピュータ実装方法のうちのいずれか1つを実行させる、装置。
【0208】
実施形態15:コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、コンピュータプログラム製品を、実施形態1~13のコンピュータ実装方法のいずれか1つを実行するように構成する、コンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】