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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-17
(54)【発明の名称】時間領域リソースの決定方法および装置、通信デバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 84/18 20090101AFI20250109BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20250109BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20250109BHJP
H04W 92/04 20090101ALI20250109BHJP
【ＦＩ】
H04W84/18 110
H04W72/0446
H04W16/28
H04W92/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539542
(86)(22)【出願日】2022-12-27
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 CN2022142514
(87)【国際公開番号】W WO2023125573
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111658145.7
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】Ｃｈｉｎａ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｃｏ．， Ｌｔｄ Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ
【住所又は居所原語表記】３２ Ｘｕａｎｗｕｍｅｎ Ｗｅｓｔ Ｓｔｒｅｅｔ， Ｘｉｃｈｅｎｇ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ， Ｂｅｉｊｉｎｇ １０００５３， Ｃｈｉｎａ
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ツェン， イ
(72)【発明者】
【氏名】グオ， チュンシャ
(72)【発明者】
【氏名】リウ， ヨンチャン
(72)【発明者】
【氏名】ツァン， シャオラン
(72)【発明者】
【氏名】ワン， フェイ
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
本出願は、時間領域リソースの決定方法および装置、通信デバイスを開示し、前記方法は、ネットワークノードが、基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングを受信するステップと、前記ネットワークノードが、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するステップと、を含む。
【選択図】 図３
【選択図】 図３
【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間領域リソースの決定方法であって、ネットワークノードが、基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングを受信するステップと、
前記ネットワークノードが、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するステップと、を含む、
時間領域リソースの決定方法。
【請求項2】
前記第１シグナリングは、前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項3】
前記決定方法は、前記ネットワークノードが前記基地局に第１伝送設定を報告するステップをさらに含み、
前記第１伝送設定は、分散ユニット（ＤＵ）又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項4】
前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される、請求項３に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項5】
前記少なくとも１つの時間領域リソースは時間領域において周期的に設定される、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項6】
前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項7】
前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である、請求項６に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項8】
前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である、請求項７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項9】
前記時間長は、前記複数の時間領域リソースの周期以下である、請求項７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項10】
前記第２シグナリングには、アップリンクリソースを指示する第２情報が運ばれており、前記決定方法は、前記ネットワークノードが、前記第２情報により指示されたアップリンクリソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、又は、
前記ネットワークノードが、前記第２シグナリングを受信した後の、アップリンクバックホールに使用される最も近い一回の時間領域リソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、を含む、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項11】
前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である、請求項１～１０のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項12】
前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じである、請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項13】
前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である、請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項14】
前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第１時間領域リソースの設定されたリソースタイプに基づいて決定され、前記リソースタイプは、アップリンク時間領域リソース又はダウンリンク時間領域リソースである、請求項１３に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項15】
前記第３情報は、さらに、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向を指示し、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第３情報に基づいて決定される、請求項１３に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項16】
前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項17】
前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項18】
前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項19】
前記第２シグナリングは第３情報により、第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである、
請求項１８に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項20】
前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、および前記第３時間領域リソースに関連する第４時間領域リソース又は第２空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである、
請求項１８に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項21】
前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、又は、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースである、
請求項１８～２０のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項22】
前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする、請求項１６～２０のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項23】
前記第１シグナリングは無線リソース制御（ＲＲＣ）設定情報である、請求項１～１０のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項24】
前記第２シグナリングは、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）であり、またはメディアアクセス制御制御ユニットＭＡＣ ＣＥによって運ばれる、請求項１～１０のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項25】
時間領域リソースの決定方法であって、基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングをネットワークノードに送信するステップと、
前記基地局が、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するステップと、を含む、
時間領域リソースの決定方法。
【請求項26】
前記第１シグナリングは、さらに、前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である、
請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項27】
前記決定方法は、前記基地局が、前記ネットワークノードによって報告された第１伝送設定を受信するステップを含み、
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する、
請求項２５に記載の方法。
【請求項28】
前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される、請求項２７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項29】
前記少なくとも１つの時間領域リソースは時間領域において周期的に設定される、請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項30】
前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである、請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項31】
前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である、請求項３０に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項32】
前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である、請求項３１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項33】
前記時間長は、前記複数の時間領域リソースの周期以下である、請求項３１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項34】
前記第２シグナリングには、アップリンクリソースを指示する第２情報が運ばれており、前記アップリンクリソースは、前記ネットワークノードによるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の伝送に用いられる、
請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項35】
前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である、請求項２５～３４のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項36】
前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じである、請求項３５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項37】
前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である、請求項３５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項38】
前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第１時間領域リソースの設定されたリソースタイプに基づいて決定され、前記リソースタイプは、アップリンク時間領域リソース又はダウンリンク時間領域リソースである、請求項３７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項39】
前記第３情報は、さらに、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向を指示し、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第３情報に基づいて決定される、請求項３７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項40】
前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する、
請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項41】
前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項42】
前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する、請求項２５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項43】
前記第２シグナリングは第３情報により、第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである、
請求項４２に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項44】
前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、および前記第３時間領域リソースに関連する第４時間領域リソース又は第２空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである、
請求項４２に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項45】
前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、又は、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースである、
請求項４２～４４のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項46】
前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする、請求項４０～４４のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項47】
前記第１シグナリングはＲＲＣ設定情報である、請求項２５～３４のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項48】
前記第２シグナリングは、ＤＣＩであり、またはＭＡＣ ＣＥによって運ばれる、請求項２５～３４のいずれか一項に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項49】
ネットワークノードに適用される時間領域リソースの決定装置であって、基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングと、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングとを受信するように構成される受信ユニットを含む、
ネットワークノードに適用される時間領域リソースの決定装置。
【請求項50】
基地局に適用される時間領域リソースの決定装置であって、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングをネットワークノードに送信し、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するように構成される送信ユニット、を含む、
時間領域リソースの決定装置。
【請求項51】
通信デバイスであって、プロセッサとメモリを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出し且つ実行して、請求項１～２４のいずれか一項に記載の決定方法、又は請求項２５～４８のいずれか一項に記載の決定方法を実行する、通信デバイス。
【請求項52】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し且つ実行することにより、前記チップが取り付けられるデバイスに請求項１～２４のいずれか一項に記載の決定方法、又は請求項２５～４８のいずれか一項記載の決定方法を実行させるプロセッサを含む、
チップ。
【請求項53】
コンピュータプログラムを記憶するために使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項１～２４のいずれか一項に記載の決定方法、又は請求項２５～４８のいずれか一項に記載の決定方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本出願は、出願号が２０２１１１６５８１４５．７、出願日が２０２１年１２月３０日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願の全内容は参考として本出願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本出願は無線通信技術分野に関し、特に時間領域リソースの決定方法および装置、通信デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
スマートリピータ（ｓｍａｒｔ ｒｅｐｅａｔｅｒ）は、データのみを転送するので、どのぐらいのユーザにサービスしているかについては分からない。同様に、スマートリピータは、基地局からのユーザへの物理ダウンリンク制御信道（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＣＣＨ）およびデータの両方も解析しないので、基地局がいつユーザをスケジューリングするかもわからない。
【0004】
スマートリピータは、サービスが提供されるユーザに対するビーム管理ができず、一方では、スマートリピータは、所属のユーザに送信する信号を生成せず、他方では、スマートリピータは、所属するユーザがどのぐらいあるか、そして確実なユーザ情報もわからない。
【発明の概要】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本出願の実施例は、時間領域リソースの決定方法および装置、通信デバイス、チップ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0006】
本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定方法は、
ネットワークノードが、基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングを受信するステップと、
前記ネットワークノードが、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するステップと、を含む。
ネットワークノードが、基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングを受信するステップと、
前記ネットワークノードが、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するステップと、を含む。
【0007】
本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定方法は、
基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングをネットワークノードに送信するステップと、
前記基地局が、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するステップと、を含む。
基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングをネットワークノードに送信するステップと、
前記基地局が、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するステップと、を含む。
【0008】
本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定装置は、ネットワークノードに適用され、前記装置は、
基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングと、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングとを受信するように構成される受信ユニットを含む。
基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングと、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングとを受信するように構成される受信ユニットを含む。
【0009】
本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定装置は、基地局に適用され、前記装置は、
アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングをネットワークノードに送信し、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するように構成される送信ユニット、を含む。
アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングをネットワークノードに送信し、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するように構成される送信ユニット、を含む。
【0010】
本出願の実施例によって提供される通信デバイスは、プロセッサとメモリを含み、該メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出し且つ実行することで、上記いずれか一項の時間領域リソースの決定方法を実行する。
【0011】
本出願の実施例によって提供されるチップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し且つ実行して、前記チップが取り付けられるデバイスに上記いずれか１つの方法を実行させるプロセッサを含む。
【0012】
本出願の実施例によって提供されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムはコンピュータに上記いずれか１つの方法を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例の技術案では、基地局は第１シグナリングにより、アップリンクバックホールに用いられるアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられるダウンリンク時間領域リソースをネットワークノードに指示し、及び第２シグナリングにより、スケジューリングされた第１時間領域リソースを動的にネットワークノードに指示し、これにより、ネットワークノードをスケジューリングしてアップリンクバックホール又はダウンリンクバックホールを行う。このようにして、ネットワークノードが基地局から端末へ提供される制御情報を解析できない場合に、行われたビーム管理、および複数のユーザに対するサービスという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
ここの図面は明細書に組み込まれて本明細書の一部となり、本開示に一致する実施例を示し、明細書とともに本開示の原理を説明する。
【図1】本出願の実施例によって提供される１つの選択可能な適用シーンの概略図である。
【図2】本出願の実施例によって提供されるもう１つの選択可能な適用シーンの概略図である。
【図3】本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定方法のフローチャートである。
【図4】本出願の実施例によって提供される適用の例に関連する概略図である。
【図7】本出願の実施例によって提供される通信デバイスの概略的な構造図である。
【図8】本出願の実施例のチップの概略的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本出願の実施例の図面と組み合わせて、本出願の実施例における技術案を説明し、明らかに、説明される実施例は本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願の実施例に基づいて、当業者が創造的な工夫なしに得られた他のすべての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
図１は、本出願の実施例の１つの適用シーンの概略図である。
【0017】
図１に示すように、通信システム１００は、端末１１０とネットワークデバイス１２０を含んでもよい。ネットワークデバイス１２０は、無線インターフェースを介して端末１１０と通信可能である。端末１１０とネットワークデバイス１２０との間はマルチサービス伝送をサポートする。
【0018】
なお、本出願の実施例は通信システム１００を例として説明したが、本出願の実施例はこれに限定されないことを理解されたい。つまり、本出願の実施例の技術案は、例えば、モノのインターネット（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ、ＩｏＴ）システム、ナローバンドのモノのインターネット（Ｎａｒｒｏｗ Ｂａｎｄ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ、ＮＢ－ＩｏＴ）システム、拡張マシンタイプ通信（ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍａｃｈｉｎｅ－Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ、ｅＭＴＣ）システム、５Ｇ通信システム（新しい無線（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）通信システムとも呼ばれる）、または将来の通信システムなど、様々な通信システムに適用可能である。
【0019】
図１に示す通信システム１００では、ネットワークデバイス１２０は、端末１１０と通信するアクセスネットワークデバイスであってもよい。アクセスネットワークデバイスは、特定の地理領域のために通信カバレッジを提供でき、該カバレッジ内の端末１１０（例えばＵＥ）と通信することができる。
【0020】
ネットワークデバイス１２０は、次世代の無線アクセスネットワーク（Ｎｅｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＮＧ ＲＡＮ）デバイス、又はＮＲシステムにおける基地局（ｇＮＢ）、又は将来の進化型のパブリックランドモバイルネットワーク（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＰＬＭＮ）におけるネットワークデバイスなどであってもよい。
【0021】
端末１１０は任意の端末であってもよく、有線又は無線によりネットワークデバイス１２０または他の端末と接続する端末を含むが、これらに限らない。
【0022】
例えば、前記端末１１０はアクセス端末、ユーザイクイップメント（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、加入者ユニット、加入者局、モバイルステーション、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指してもよい。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰ）電話、ＩｏＴデバイス、衛星ハンドヘルド端末、無線ローカルループ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ｌｏｏｐ、ＷＬＬ）局、携帯情報端末（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、演算デバイスまたは無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、５Ｇネットワークにおける端末又は将来の進化型ネットワーク内の端末などであってもよい。
【0023】
端末１１０は、デバイスツーデバイス（Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ、Ｄ２Ｄ）の通信に使用可能である。
【0024】
無線通信システム１００は、基地局と通信するコアネットワークデバイス１３０を含んでもよく、該コアネットワークデバイス１３０は、５Ｇコアネットワーク（５Ｇ Ｃｏｒｅ、５ＧＣ）デバイスであってもよく、例えば、アクセスおよびモビリティ管理機能（Ａｃｃｅｓｓ ａｎｄ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＭＦ）、または、認証サーバ機能（Ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｅｒ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＵＳＦ）、または、ユーザプレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）、又は、セッション管理機能（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＳＭＦ）である。ネットワーク進化の過程で、上記コアネットワークデバイス他の名称で呼ばれてもよく、又はコアネットワークの機能を分割して新しいネットワークエンティティを形成することもでき、本出願の実施例はこれに対して限定しない。
【0025】
通信システム１００における各機能ユニットの間は、さらに次世代ネットワーク（ｎｅｘｔ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、ＮＧ）インターフェースを介して接続を確立して通信を実現することができる。
【0026】
例えば、端末はＮＲインターフェースを介してアクセスネットワークデバイスと無線インターフェース接続を確立して、ユーザプレーンデータと制御プレーンシグナリングを伝送する。端末は、ＮＧインターフェース１（略してＮ１）を介してＡＭＦと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。例えば次世代無線アクセス基地局（ｇＮＢ）であるアクセスネットワークデバイスは、ＮＧインターフェース３（略してＮ３）を介してＵＰＦとユーザプレーンデータ接続を確立することができる。アクセスネットワークデバイスはＮＧインターフェース２（略してＮ２）を介してＡＭＦと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。ＵＰＦはＮＧインターフェース４（略してＮ４）を介してＳＭＦと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。ＵＰＦはＮＧインターフェース６（略してＮ６）を介してデータネットワークとユーザプレーンデータを交換することができる。ＡＭＦはＮＧインターフェース１１（略してＮ１１）を介してＳＭＦと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。ＳＭＦはＮＧインターフェース７（略してＮ７）を介してＰＣＦと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。
【0027】
図１は、１つの基地局、１つのコアネットワークデバイスおよび２つの端末を例示的に示し、選択可能に、該無線通信システム１００は、複数の基地局デバイスを含んでもよく、各基地局のカバレッジ内は他の数の端末を含んでもよく、本出願の実施例はこれに限らない。
【0028】
なお、図１は、本出願が適用可能なシステムを例示的に示すものであり、無論、本出願の実施例に示す方法は他のシステムにも適用可能である。また、本明細書では、「システム」と「ネットワーク」という用語は、本名明細書において交換して使用される場合は多い。本明細書の「及び／又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明するものであり、３つの関係が存在し得ることを表し、例えば、Ａ及び／又はＢとは、Ａが単独で存在する、ＡとＢが同時に存在する、Ｂが単独で存在することという３種類の場合を表すことができる。また、本明細書の「／」という符号は、一般に、前後の関連対象が「または」という関係であることを表す。なお、本出願の実施例で言及された「指示」というのは、直接的な指示であってもよく、間接的な指示であってもよく、関連関係を有するものであってもよい。例えば、ＡがＢを指示することは、ＡがＢを直接指示すること、例えばＢがＡにより取得可能であることを表すことができ、ＡがＢを間接的に指示すること、例えばＡがＣを指示し、ＢがＣにより取得可能であることを表すことができ、さらに、ＡとＢの間に関連関係があることを表すこともできる。なお、本出願の実施例で言及された「対応」は、両者の間に直接対応または間接対応の関係があることを表してもよく、両者の間に関連関係があることを表してもよく、指示すると指示される、設定すると設定されるなど関係であってもよい。なお、本出願の実施例で言及された「事前定義」または「事前定義ルール」は、対応するコード、テーブルまたは関連情報を指示するものを予めデバイス（例えば、端末とネットワークデバイスを含む）に記憶する方式で実現することができ、本出願はその具体的な実現形態を限定しない。例えば、事前定義は、プロトコルにおいて定義されたものであってもよい。なお、本出願の実施例では、前記「プロトコル」は、通信分野の標準プロトコルであってもよく、例えば、ＮＲプロトコル、および将来の通信システムに用いられる関連プロトコルを含んでもよく、本出願はこれについて限定しない。
【0029】
本出願の実施例の技術案を容易に理解するために、以下、本出願の実施例の関連技術を説明し、以下、関連技術は選択可能な解決案として、本出願の実施例の技術案と任意に組み合わせてもよく、これらはいずれも本出願の実施例の保護範囲に属する。
【0030】
ネットワークがより優れたカバレッジ機能を提供できるようにするために、特にＦＲ２の場合に対して、ＦＲ２のミリ波信号は草木や建物によって遮られやすく、より柔軟で信頼性の高いカバレッジ拡張技術が必要である。関連する解決案では、スマートリピータ（ｓｍａｒｔ ｒｅｐｅａｔｅｒ）技術を提案し且つそれを標準化した。
【0031】
図２に示すように、スマートリピータは、基地局と端末との間に位置し、スマートリピータは、従来のスマートリピータと比べてビーム管理の機能を備え、標準化する目標は、スマートリピータが端末に対して透明であることである。以下の表１は、スマートリピータと従来のスマートリピータとの区別を与えている。
【表1】
【0032】
従来のスマートリピータ、周波数分割二重通信（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｄｕｐｌｅｘｉｎｇ、ＦＤＤ）の周波数帯域に対して、アップリンクとダウンリンクは同時に電力増幅を行い、主に周波数分離によりスマートリピータの自励効果を回避する。スマートリピータは、ＦＲ２を重視しており、ＦＲ２のほとんどはＦＤＤ周波数帯域にある。基地局のアップリンクとダウンリンクの作業をよりよく設定するために、スマートリピータは、基地局によって設定されたアップリンクとダウンリンクタイムスロットに基づいて、それぞれアップリンクとダウンリンクの増幅と転送作業を行う必要がある。スマートリピータは、基地局によって設定されたタイムスロット情報を必要としている。
【0033】
ＦＲ１の従来のスマートリピータのほとんどは、指向性ビーム又は無指向性ビームを用いる。例えば、スマートリピータは建物外（ガラス窓外）の信号を受信し、建物（ガラス窓）内のユーザに指向送信する。従来のスマートリピータは、柔軟なビーム管理作業を行うことができない。これに対して、スマートリピータはＦＲ２を重視しており、ビーム管理機能を導入する必要があり、ビームをユーザに向けて指向性のある増幅と転送作業を行うことができる。同時に、ビームの方向は、スマートリピータの自励効果をある程度回避する。
【0034】
プロトコルスタックの側面から見ると、従来のスマートリピータには無線周波数チャネルのみがあり、直接増幅して転送する。スマートリピータについて、データに関しては、無線周波数部分のみを備え、データの増幅と転送を行い、データに対する解析、再パッケージ化と転送を行わない。しかし、基地局のアップリンクおよびダウンリンクとよりよく連携し、ビーム管理作業を行うために、そのスマートリピータのＵＥ部分には、一定のプロトコルスタックの機能が望まれる。
【0035】
スマートリピータがデータのみを対象として転送するため、スマートリピータは、そのサービスを受けるユーザの数を知らない。同様に、スマートリピータは、スマートリピータが基地局からユーザへ提供するＰＤＣＣＨおよびデータを解析しないので、基地局がいつユーザをスケジューリングするかを知らない。
【0036】
スマートリピータは、そのサービスを受けるユーザに対してビーム管理を行うことができず、一方では、スマートリピータは、付属するユーザに送信する信号を生成せず、他方では、スマートリピータは、付属するユーザの数も知らないし、関連するユーザ情報も知らない。スマートリピータは、基地局又は端末の信号を転送することのみにより、ビーム管理の目的を達成する。
【0037】
上記内容に基づいて、スマートリピータがユーザにより良いサービスを提供するようにするために、まず、スマートリピータがいつ基地局と端末にサービスを提供するか、およびどのようにユーザ情報を解析しない場合にユーザを認識するかを決定する必要がある。同時に、スマートリピータが同時に複数のユーザにサービスする課題を解決する必要がある。
【0038】
上記ビームとタイムスロットとの関係に基づいて、１つの形態は、無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）により半静的な設定を行い、具体的なタイムスロットがスマートリピータの転送作業に用いられるか否かを指示する。しかし、この場合、スマートリピータにおけるユーザのスケジューリングが制限され、突発的なサービスが発生した場合、積極的に対応できない場合もあるため、より柔軟な指示又はスケジューリング方式を必要としている。同様に、比較的動的且つ柔軟な指示方式は、スマートリピータが、転送する基地局のダウンリンク信号（ダウンリンク信号がスマートリピータに対して透明であるからだ）を解析できないので、ビームをどの方向又はどのユーザに向けるかとの問題を解決する必要もある。
【0039】
そのため、本出願の実施例の以下の技術案を提案する。
【0040】
本出願の実施例の技術案を容易に理解するために、以下、具体的な実施例により本出願の技術案を詳しく説明する。以上の関連技術は、選択可能な技術案として、本出願の実施例の技術案と任意に組み合わせることができ、これらはいずれも本出願の実施例の保護範囲に属する。本出願の実施例は、以下の内容のうちの少なくとも一部を含む。
【0041】
【0042】
ステップ３０１：基地局は、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングをネットワークノードに送信し、ネットワークノードは基地局から送信された第１シグナリングを受信する。
【0043】
本出願の実施例では、前記ネットワークノードはスマートリピータであってもよく、例えば、スマートリピータ／中継（ｓｍａｒｔ ｒｅｐｅａｔｅｒ）と呼ばれてもよい。前記ネットワークノードは、ネットワークにより制御されるスマートリピータ／中継として理解してもよい。
【0044】
本出願の実施例では、ネットワークノードは、基地局から送信された第１シグナリングを受信し、幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングは、ＲＲＣ設定情報であってもよい。ここで、前記第１シグナリングは、少なくとも１つの時間領域リソースを設定し、前記少なくとも１つの時間領域リソースは、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む。
【0045】
ここで、前記時間領域リソースは１つ又は複数のタイムスロットであってもよく、又は、１つ又は複数の符号であってもよい。
【0046】
ここで、前記アップリンクバックホールとは、ネットワークノードが端末により伝送されるアップリンクデータまたはアップリンク信号を上位ノード又は基地局に転送（増幅して伝送）すること、又は、ネットワークノードがアップリンク転送状態にあることを指すものであり、ここで、ネットワークノードがアップリンク転送状態にある場合、実際のアップリンクデータまたはアップリンク信号の伝送が存在しない場合もある。
【0047】
ここで、前記ダウンリンクバックホールとは、ネットワークノードが基地局又は上位ノードのダウンリンクデータまたはダウンリンク信号を下位ノード又は端末に転送（増幅して伝送）すること、又は、ネットワークノードがダウンリンク転送状態にあることを指すものであり、ここで、ネットワークノードがダウンリンク転送状態にある場合、実際のダウンリンクデータまたはダウンリンク信号の伝送が存在しない場合もある。
【0048】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記少なくとも１つの時間領域リソースは時間領域において周期的に設定される。
【0049】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングは、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。前記空間情報はビームまたはビームに関連する指示、又は空間関係（ｓｐａｔｉａｌ ｒｅｌａｔｉｏｎ）、又は空間（送信または受信）フィルタ（ｓｐａｔｉａｌ ｄｏｍａｉｎ ｆｉｌｔｅｒ）であってもよい。
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。前記空間情報はビームまたはビームに関連する指示、又は空間関係（ｓｐａｔｉａｌ ｒｅｌａｔｉｏｎ）、又は空間（送信または受信）フィルタ（ｓｐａｔｉａｌ ｄｏｍａｉｎ ｆｉｌｔｅｒ）であってもよい。
【0050】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記ネットワークノードが前記基地局に第１伝送設定を報告し、前記基地局が、前記ネットワークノードによって報告された第１伝送設定を受信し、ここで、前記第１伝送設定は、分散ユニット（Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅ Ｕｎｉｔ、ＤＵ）又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する。
【0051】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される。
【0052】
一例として、基地局はＲＲＣにより、バックホールに用いられるタイムスロット１，２，３，４，５，６を設定する。ここで、タイムスロット１，２，３はそれぞれダウンリンクバックホールに用いられるダウンリンクタイムスロットであり、タイムスロット４，５，６はそれぞれアップリンクバックホールに用いられるアップリンクタイムスロットである。ここで、タイムスロット１とタイムスロット４は、同じネットワークノードのビームを用い、即ち、タイムスロット１とタイムスロット４との間に対応関係（又は関連関係）が存在する。選択可能に、ＲＲＣによって設定された、バックホールのために使用可能なタイムスロットに対して、周期的な設定方式を用いる。
【0053】
ステップ３０２：前記基地局は、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信し、前記ネットワークノードは前記基地局から送信された第２シグナリングを受信する。
【0054】
本出願の実施例では、前記ネットワークノードは、前記基地局から送信された第２シグナリングを受信し、幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、ダウンリンク制御情報（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＤＣＩ）であり、またはメディアアクセス制御制御ユニット（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｅｌｅｍｅｎｔ、ＭＡＣ ＣＥ）によって運ばれる。ここで、前記第２シグナリングは、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する。
【0055】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである。
【0056】
一の実現形態として、前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である。ここで、前記時間長は、前記複数の時間領域リソースの周期以下である。
【0057】
ここで、選択可能に、前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である。
【0058】
ここで、前記ビーム調整時間は、パラメータｔｉｍｅＤｕｒａｔｉｏｎＦｏｒＱＣＬにより指示された時間又は伝送設定の調整時間であってもよい。
【0059】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、アップリンクリソースを指示する第２情報が運ばれており、前記アップリンクリソースは、前記ネットワークノードによるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の伝送に用いられ、前記方法は、
前記ネットワークノードが、前記第２情報により指示されたアップリンクリソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、又は、
前記ネットワークノードが、前記第２シグナリングを受信した後の、アップリンクバックホールに使用される最も近い一回の時間領域リソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、をさらに含む。
前記ネットワークノードが、前記第２情報により指示されたアップリンクリソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、又は、
前記ネットワークノードが、前記第２シグナリングを受信した後の、アップリンクバックホールに使用される最も近い一回の時間領域リソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するステップ、をさらに含む。
【0060】
ここで、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、前記第２情報が正確に受信又は検出されたかを指示するために使用される
【0061】
具体的に、前記ネットワークノードが第２シグナリングを正確に受信または検出した場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をＡＣＫ数値（ＡＣＫ ｖａｌｕｅ）に設定（ｓｅｔ）し、或いは、ネットワークノードが第２シグナリングを正確に受信または検出しなかった場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をＮＡＣＫ数値（ＮＡＣＫ ｖａｌｕｅ）に設定する。
【0062】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。以下、前記第３情報の具体的な実現を説明する。
【0063】
実現形態１）幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、ここで、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じである。
【0064】
実現形態２）幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である。さらに、オプション１）、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第１時間領域リソースの設定されたリソースタイプに基づいて決定され、前記リソースタイプは、アップリンク時間領域リソース又はダウンリンク時間領域リソースである。オプション２）、前記第３情報は、さらに、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向を指示し、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第３情報に基づいて決定される。
【0065】
本出願の実施例では、前記第２シグナリングにより指示された第１時間領域リソースは、ダウンリンク時間領域リソース又はアップリンク時間領域リソースであってもよく、以下、この二種類の場合を組み合わせて本出願の実施例の解決案を説明する。
【0066】
場合１）、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
【0067】
場合２）、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
【0068】
さらに、幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する。ここで、選択可能に、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、又は、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースである。
【0069】
解決案Ａ）、前記第２シグナリングは第３情報により第２時間領域リソースを指示し、ここで、前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報と同じである。
【0070】
解決案Ｂ）、前記第２シグナリングは第３情報により第１空間情報を指示し、ここで、前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第１空間情報と同じである。
【0071】
解決案Ｃ）、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソースと、前記第３時間領域リソースに関連する第４時間領域リソースとを指示し、ここで、
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報と同じである。
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報と同じである。
【0072】
解決案Ｄ）、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第１空間情報と、前記第３時間領域リソースに関連する第２空間情報とを指示し、ここで、前記第１時間領域リソースの空間情報は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は前記第２空間情報と同じである。
【0073】
本出願の実施例では、前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする（ｏｖｅｒｗｒｉｔｅ）。
【0074】
なお、上記上書きとは、現在、第２シグナリングにより指示される時間領域リソースに基づいて第３情報により指示される空間情報を用い、第２シグナリング指示のない他のリソースにおいて、依然として第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を用いる。
【0075】
一例として、基地局はＤＣＩにより、いずれかのタイムスロット（タイムスロットＸと呼ばれる）においてバックホールを行うように動的にネットワークノードに指示する。タイムスロットＸの基準点は、ＤＣＩが所在するタイムスロットであり、Ｘは、ＤＣＩが所在するタイムスロットの後のＸ番目のタイムスロットを指示する。ここで、Ｘは、ＤＣＩの処理時間、ビーム調整時間、ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である必要がある。ここで、前記ビーム調整時間は、パラメータｔｉｍｅＤｕｒａｔｉｏｎＦｏｒＱＣＬにより指示された時間であってもよい。ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間とは、ネットワークノードが非転送から転送（例えば、ＰＡのスイッチ時間又はアップリンクダウンリンクの切り替え時間）に切り替わる時間を指す。Ｘは、ＲＲＣ設定情報により設定された、バックホールに用いられるタイムスロットの周期より小さい必要がある。ここで、１つの選択可能な形態として、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットがアップリンクタイムスロットである場合は、該タイムスロットのバックホールがアップリンクバックホールであることを示し、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットがダウンリンクタイムスロットである場合、該タイムスロットのバックホールがダウンリンクバックホールであることを示す。もう１つの選択可能な形態として、ＤＣＩがアップリンク又はダウンリンクをさらに指示する場合、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットのバックホールは、ＤＣＩにおいて指示されたアップリンク又はダウンリンクに基づいて、アップリンクバックホールであるかダウンリンクバックホールであるかを決定することができ、ここで、ＤＣＩにおいて指示されたアップリンク又はダウンリンクは、基地局により設定されたアップリンクとダウンリンク伝送設定と異なってもよい。ネットワークノードは、ＤＣＩにより指示されたアップリンクリソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックすることができ、例えば、ＡＣＫをフィードバックすることは、ネットワークノードがＤＣＩを正確に受信したことを表す。又は、ネットワークノードは最も近い一回のユーザのアップリンクデータ転送の時間においてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をフィードバックしてもよく、例えば、ＡＣＫをフィードバックすることは、ネットワークノードがＤＣＩを正確に受信したことを表す。
【0076】
一例として、基地局は、前期端末のＣＳＩ－ＲＳ ＲＳＲＰによってフィードバックされるＣＳＩ－ＲＳのｉｄ情報に基づいて、端末に関連するネットワークノードのビーム又はタイムスロット情報を決定し、又は、ＳＳＢの測定およびアップリンクＰＲＡＣＨ伝送の時間情報（例えばＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎ）に基づいて、端末に関連するネットワークノードのビーム又はタイムスロット情報を決定してもよい。オプション１）、基地局は、６つのタイムスロット（ＲＲＣにより配置された）のうちのいずれかのタイムスロットを直接指示し、例えば３ｂｉｔ情報を用いてそのうちのいずれか１つのタイムスロットを指示する場合は、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットＸが用いるビームと、上記３ｂｉｔ情報において指示されたタイムスロットとが同じ空間関係（空間状態又はＴＣＩ状態）を有するか、又は同じビームを使用することを表す。３ｂｉｔにより指示されたタイムスロットがアップリンクタイムスロットである場合、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットＸは、アップリンクバックホールに用いられるタイムスロットであり、ｂｉｔにより指示されたタイムスロットがダウンリンクタイムスロットである場合、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットＸは、ダウンリンクバックホールに用いられるタイムスロットである。例えば、３ｂｉｔがタイムスロット１を指示する場合（タイムスロット１がダウンリンクタイムスロットである）は、タイムスロットＸのバックホールとタイムスロット１とが同じビーム方向又は伝送状態（例えば伝送設定又は伝送設定指示）を有するとともに、タイムスロットＸのアップリンクダウンリンク伝送方向もタイムスロット１と同じであることを表す。オプション２）基地局はＲＲＣによりネットワークノードに対応するアップリンクとダウンリンクのビーム状態、例えば、ビーム状態１、状態２、状態３を設定し、状態１，２，３は、ネットワークノードの複数の異なるビーム方向又はビームを表し、これらのビームは、ダウンリンクの異なる方向の送信又はアップリンクの異なる方向の受信に使用されとともに、ＤＣＩはさらにタイムスロットＸのバックホールがアップリンクバックホールであるかダウンリンクバックホールであるかを指示する必要がある。オプション３）、基地局はＲＲＣにより、ネットワークノードに対応するアップリンクとダウンリンクのビーム状態、例えばビーム状態１、２、３を設定し、ＤＣＩは、上記ＲＲＣにより設定されたビーム状態を指示し、該指示されたビーム状態は、ネットワークノードがバックホールに用いられることである。ネットワークノードは、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットＸが所在するタイムスロットのアップリンクとダウンリンクに基づいて、対応するバックホールがアップリンクバックホールであるかダウンリンクバックホールであるかを決定する。
【0077】
一例として、タイムスロットＸがダウンリンクタイムスロットであり、且つタイムスロット１又はビーム状態１（１つの状態は、一対のアップリンクとダウンリンクのタイムスロットに対応してもよい）に関連付けられる場合、対応するアップリンクは、タイムスロット１又は状態１に対応するアップリンクタイムスロット（あるいは、次の又は最も近い次のアップリンクタイムスロット）であってもよい。ＤＣＩが２つのタイムスロットを同時に使用する場合、例えば１つがダウンリンクタイムスロットＸであり、もう１つがアップリンクタイムスロットＹである場合、オプション１）、タイムスロットＸが、ＲＲＣにより設定されたタイムスロット１に関連付けられる場合、タイムスロットＹは、タイムスロット１と同じビーム又は空間状態を用いる。オプション２）、タイムスロットＸが、ＲＲＣにより設定されたタイムスロット１に関連付けられた場合、タイムスロットＹが、ＲＲＣにより設定されたタイムスロット２（ダウンリンクタイムスロット）又はタイムスロット５（アップリンクタイムスロット）に関連付けられ、タイムスロット２およびタイムスロット５のビーム方向又は空間状態は、タイムスロット１と異なる。オプション３）、ＤＣＩが、タイムスロットＸとタイムスロットＹを同時に指示するが、１つのビーム状態情報のみを指示することは、タイムスロットＸのダウンリンクが該ビーム状態下のダウンリンクタイムスロットであり、タイムスロットＹが該ビーム状態下のアップリンクビームであることを示す。なお、ビーム方向及び／又はアップリンクダウンリンクの伝送方向について、ＤＣＩにより指示されたタイムスロットは、従来のＲＲＣにより設定されたタイムスロットを上書き（ｏｖｅｒｗｒｉｔｅ又はｏｖｅｒｒｉｄｅ）することができる。目標は、サービス優先順位のニーズに応じて、一部のタイムスロット設定のビーム方向を更新し、又は特定の伝送の実行を早めることである。
【0078】
以下、具体的な応用の例と組み合わせて本出願の実施例の技術案を説明する。
【0079】
図４に示すように、基地局はＲＲＣにより、ダウンリンクバックホールに用いられるタイムスロット１，２，３，４を設定し、該ダウンリンクタイムスロット１，２，３，４には、アップリンクバックホールに用いられるアップリンクタイムスロット１，２，３，４が対応している。ダウンリンクタイムスロット１とアップリンクタイムスロット１とは、同じビーム方向又は伝送設定（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）又は設定指示を有する。基地局はＤＣＩ（タイムスロット０に位置する）によりネットワークノードを指示し、対応するタイムスロット１０とタイムスロット１６、関連するＲＲＣがタイムスロット＃１を設定する。従来のタイムスロット１０においてバックホールが行われていない場合、ＤＣＩの指示により、タイムスロット１０においてバックホールを行い、ＤＣＩにより指示されたタイムスロット１０と、ＲＲＣにより設定されたタイムスロット＃１とは同じビーム方向を有し、これにより、タイムスロット１０のビーム方向は、ＲＲＣが初期に設定したタイムスロット＃１と同じである。ネットワークノードはタイムスロット１６においてアップリンクバックホールを行い、アップリンクビームを受信する方向は、タイムスロット＃１が用いるビーム方向と同じであり、又はタイムスロット＃１に対応するアップリンクタイムスロット＃１のビーム方向と同じである。
【0080】
本出願の実施例の技術案は、ネットワークノードが、基地局から端末への制御情報を解析できない場合に、ダウンリンクのビーム管理、および複数のユーザにサービスするという問題を解決する。基地局から送信された参考信号に基づいて、ネットワークノードが透明である場合に対して、基地局は、アップリンクとダウンリンクのタイムスロットおよび対応するビーム方向を動的にネットワークノードに指示する。基地局は動的指示により、本来ビーム転送が行われていないタイムスロットにおいて、ネットワークノードをスケジューリングしてアップリンク又はダウンリンクのバックホールを行う。ビームの方向について、指示された関連するタイムスロット又はＲＲＣにより設定されたビーム状態により指示することにより、ネットワークノードは、必要な方向においてバックホールを行うことができる。
【0081】
図５は、本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定装置の構造概略図１であり、ネットワークノード（例えばスマートリピータ）に適用され、図５に示すように、前記時間領域リソースの決定装置は、
基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングを受信し、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するように構成される受信ユニット５０１を含む。
基地局から送信された、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングを受信し、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するように構成される受信ユニット５０１を含む。
【0082】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングはさらに、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
【0083】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記装置は、前記基地局に第１伝送設定を報告するように構成される送信ユニット５０２をさらに含み、ここで、
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する。
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する。
【0084】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される。
【0085】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記少なくとも１つの時間領域リソースは、時間領域において周期的に設定される。
【0086】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである。
【0087】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である。
【0088】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である。
【0089】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記時間長は、前記複数の時間領域リソースの周期以下である。
【0090】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、アップリンクリソースを指示する第２情報が運ばれており、前記送信ユニット５０２は、前記第２情報により指示されたアップリンクリソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送し、又は、前記第２シグナリングを受信した後の最も近い一回のアップリンクバックホールに用いられる時間領域リソースにおいてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を伝送するように構成される。
【0091】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
【0092】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、ここで、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じである。
【0093】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である。
【0094】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第１時間領域リソースの設定されたリソースタイプに基づいて決定され、前記リソースタイプは、アップリンク時間領域リソース又はダウンリンク時間領域リソースである。
【0095】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、さらに、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向を指示し、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第３情報に基づいて決定される。
【0096】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
【0097】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
【0098】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する。
【0099】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは第３情報により、第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、ここで、
前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである。
前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである。
【0100】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、および前記第３時間領域リソースに関連する第４時間領域リソース又は第２空間情報を指示し、ここで、
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである。
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである。
【0101】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、又は、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースである。
【0102】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする。
【0103】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングはＲＲＣ設定情報である。
【0104】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、ＤＣＩであり、またはＭＡＣ ＣＥによって運ばれる。
【0105】
当業者であれば理解できるように、図５に示す時間領域リソースの決定装置における各ユニットの実現機能は、前述した方法の関連する説明を参照して理解される。図５に示す時間領域リソースの決定装置における各ユニットの機能は、プロセッサにおいて実行されるプログラムにより実現可能であり、具体的な論理回路により実現されてもよい。
【0106】
図６は、本出願の実施例によって提供される時間領域リソースの決定装置の構造概略図２であり、基地局に適用され、図６に示すように、前記時間領域リソースの決定装置は、
アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングをネットワークノードに送信し、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するように構成される送信ユニット６０１を含む。
アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定する第１シグナリングをネットワークノードに送信し、第１時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するように構成される送信ユニット６０１を含む。
【0107】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングはさらに、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
【0108】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記装置は、前記ネットワークノードが報告した第１伝送設定を受信するように構成される受信ユニット６０２をさらに含み、ここで、
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する。
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定する。
【0109】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンクバックホールに用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される。
【0110】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記少なくとも１つの時間領域リソースは時間領域において周期的に設定される。
【0111】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである。
【0112】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である。
【0113】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である。
【0114】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記時間長は、前記複数の時間領域リソースの周期以下である。
【0115】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、アップリンクリソースを指示する第２情報が運ばれており、前記アップリンクリソースは、前記ネットワークノードによるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の伝送に用いられる。
【0116】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、ここで、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報である。
【0117】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、ここで、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じである。
【0118】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である。
【0119】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第１時間領域リソースの設定されたリソースタイプに基づいて決定され、前記リソースタイプは、アップリンク時間領域リソース又はダウンリンク時間領域リソースである。
【0120】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第３情報は、さらに、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向を指示し、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第３情報に基づいて決定される。
【0121】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するアップリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するアップリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のアップリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するアップリンク時間領域リソースと同じ又は関連関係のある空間情報を有する。
【0122】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示すると、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第２時間領域リソース又は前記第１空間情報に対応するダウンリンク時間領域リソースであり、又は、
前記第１時間領域リソースに関連するダウンリンク時間領域リソースは、前記第１時間領域リソースの次のダウンリンク時間領域リソースであり、
ここで、前記第１時間領域リソースは、それに関連するダウンリンク時間領域リソースと同じ又は関連性のある空間情報を有する。
【0123】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいてバックホールを行うように前記ネットワークノードに指示する。
【0124】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは第３情報により、第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、ここで、
前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである。
前記第１時間領域リソースの空間情報および前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じである。
【0125】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは第３情報により、前記第１時間領域リソースに関連する第２時間領域リソース又は第１空間情報を指示し、および前記第３時間領域リソースに関連する第４時間領域リソース又は第２空間情報を指示し、ここで、
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである。
前記第１時間領域リソースの空間情報は、前記第２時間領域リソースの空間情報又は前記第１空間情報と同じであり、前記第３時間領域リソースの空間情報は、前記第４時間領域リソースの空間情報又は前記第２空間情報と同じである。
【0126】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、又は、前記第１時間領域リソースは、アップリンク時間領域リソースであり、前記第３時間領域リソースはダウンリンク時間領域リソースである。
【0127】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする。
【0128】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第１シグナリングはＲＲＣ設定情報である。
【0129】
幾つかの選択可能な実施形態では、前記第２シグナリングは、ＤＣＩであり、またはＭＡＣ ＣＥによって運ばれる。
【0130】
当業者であれば分かるように、図６に示す時間領域リソースの決定装置における各ユニットの実現機能は、前述した方法の関連する説明を参照して理解される。図６に示す時間領域リソースの決定装置における各ユニットの機能は、プロセッサにおいて実行されるプログラムにより実現可能であり、具体的な論理回路により実現されてもよい。
【0131】
図７は、本出願の実施例によって提供される通信デバイス７００の概略的な構造図である。該通信デバイスはネットワークノード（例えばスマートリピータ）又は基地局であってもよく、図７に示す通信デバイス７００はプロセッサ７１０を含み、プロセッサ７１０は、メモリから呼び出し且つコンピュータプログラムを実行することにより、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0132】
選択可能に、図７に示すように、通信デバイス７００は、メモリ７２０をさらに含んでもよい。ここで、プロセッサ７１０は、メモリ７２０から呼び出し且つコンピュータプログラムを実行することにより、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0133】
ここで、メモリ７２０はプロセッサ７１０から独立した１つの個別のデバイスであってもよく、プロセッサ７１０に集積されてもよい。
【0134】
選択可能に、図７に示すように、通信デバイス７００は送受信機７３０をさらに含んでもよく、プロセッサ７１０は該送受信機７３０を制御して他のデバイスと通信することができ、具体的に、他のデバイスに情報またはデータを送信したり、または他のデバイスから送信された情報またはデータを受信したりすることができる。
【0135】
ここで、送受信機７３０は送信機と受信機を含んでもよい。送受信機７３０はアンテナをさらに含んでもよく、アンテナの数は１つまたは複数であってもよい。
【0136】
選択可能に、該通信デバイス７００は具体的に、本出願の実施例のネットワークノード（例えばスマートリピータ）であってもよく、そして、該通信デバイス７００は、本出願の実施例の各个方法におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）によって実現されるプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0137】
選択可能に、該通信デバイス７００は具体的に、本出願の実施例の基地局であってもよく、且つ該通信デバイス７００は、本出願の実施例の各方法における基地局によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0138】
図８は、本出願の実施例のチップの概略的な構造図である。図８に示すチップ８００は、プロセッサ８１０を含み、プロセッサ８１０は、メモリから呼び出し且つコンピュータプログラムを実行することにより、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0139】
選択可能に、図８に示すように、チップ８００はメモリ８２０をさらに含んでもよい。ここで、プロセッサ８１０は、メモリ８２０から呼び出し且つコンピュータプログラムを実行することにより、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0140】
ここで、メモリ８２０はプロセッサ８１０から独立した１つの個別のデバイスであってもよく、プロセッサ８１０に集積されてもよい。
【0141】
選択可能に、該チップ８００は、入力インターフェース８３０をさらに含んでもよい。ここで、プロセッサ８１０は、該入力インターフェース８３０と他のデバイスまたはチップとの通信を制御することができ、具体的に、他のデバイスまたはチップから送信された情報またはデータを取得してもよい。
【0142】
選択可能に、該チップ８００は出力インターフェース８４０をさらに含んでもよい。ここで、プロセッサ８１０は、該出力インターフェース８４０と他のデバイスまたはチップとの通信を制御することができ、具体的に、他のデバイスまたはチップに情報またはデータを出力してもよい。
【0143】
選択可能に、該チップは、本出願の実施例におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）に適用可能であり、且つ該チップは、本出願の実施例の各个方法におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0144】
選択可能に、該チップは、本出願の実施例における基地局に適用可能であり、且つ該チップは、本出願の実施例の各方法における基地局によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0145】
なお、本出願の実施例で言及されたチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステムまたはチップにおけるシステムチップなどと呼ばれる。
【0146】
なお、本出願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を備える集積回路チップであってもよい。実現の過程では、上記方法実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令により完成可能である。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本出願の実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは任意の一般的なプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例と組み合わせて開示された方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによる実行により完成するものとして直接具現化されてもよく、又は復号化プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行されて完成するものとして直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど当分野の成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを実現する。
【0147】
なお、本出願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、またはその両方を含む。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ＲＯＭ、ＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ）、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ）またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュに用いられるランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）であってもよい。限定的ではなく例示的な説明により、多くの形のＲＡＭは利用可能であり、例えば、静的ランダムアクセスメモリ（Ｓｔａｔｉｃ ＲＡＭ、ＳＲＡＭ）、動的ランダムアクセスメモリ（Ｄｙｎａｍｉｃ ＲＡＭ、ＤＲＡＭ）、同期動的ランダムアクセスメモリ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ ＤＲＡＭ、ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ（Ｄｏｕｂｌｅ Ｄａｔａ Ｒａｔｅ ＳＤＲＡＭ、ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、強化された同期動的ランダムアクセスメモリ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ ＳＤＲＡＭ、ＥＳＤＲＡＭ）、同期接続動的ランダムアクセスメモリ（Ｓｙｎｃｈｌｉｎｋ ＤＲＡＭ、ＳＬＤＲＡＭ）、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ（Ｄｉｒｅｃｔ Ｒａｍｂｕｓ ＲＡＭ、ＤＲ ＲＡＭ）である。なお、本明細書で説明されるシステムと方法のメモリは、これらのメモリおよび他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0148】
なお、上記メモリは、限定的ではなく例示的な説明であり、例えば、本出願の実施例におけるメモリはさらに、静的ランダムアクセスメモリ（ｓｔａｔｉｃ ＲＡＭ、ＳＲＡＭ）、動的ランダムアクセスメモリ（ｄｙｎａｍｉｃ ＲＡＭ、ＤＲＡＭ）、同期動的ランダムアクセスメモリ（ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ ＤＲＡＭ、ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ（ｄｏｕｂｌｅ ｄａｔａ ｒａｔｅ ＳＤＲＡＭ、ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、強化された同期動的ランダムアクセスメモリ（ｅｎｈａｎｃｅｄ ＳＤＲＡＭ、ＥＳＤＲＡＭ）、同期接続動的ランダムアクセスメモリ（ｓｙｎｃｈ ｌｉｎｋ ＤＲＡＭ、ＳＬＤＲＡＭ）および直接メモリバスランダムアクセスメモリ（Ｄｉｒｅｃｔ Ｒａｍｂｕｓ ＲＡＭ、ＤＲ ＲＡＭ）などであってもよい。つまり、本出願の実施例におけるメモリは、これらのメモリおよび他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0149】
本出願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0150】
選択可能に、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本出願の実施例におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）に適用可能であり、そして該コンピュータプログラムは、本出願の実施例の各方法ではネットワークノード（例えばスマートリピータ）により実現される対応するプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0151】
選択可能に、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本出願の実施例における基地局に適用可能であり、そして該コンピュータプログラムは、本出願の実施例の各方法では基地局によって実現される対応するプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0152】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0153】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は本出願の実施例におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）に適用可能であり、且つ該コンピュータプログラム命令は、本出願の実施例の各方法ではネットワークノード（例えばスマートリピータ）によって実現される対応するプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0154】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例における基地局に適用可能であり、そして該コンピュータプログラム命令は、本出願の実施例の各方法では基地局によって実現される対応するプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0155】
本出願の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0156】
選択可能に、該コンピュータプログラムは本出願の実施例におけるネットワークノード（例えばスマートリピータ）に適用可能であり、当該コンピュータプログラムはコンピュータにおいて実行される時、本出願の実施例の各方法ではネットワークノード（例えばスマートリピータ）によって実現されるプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0157】
選択可能に、該コンピュータプログラムは、本出願の実施例における基地局に適用可能であり、該コンピュータプログラムはコンピュータにおいて実行される時、本出願の実施例の各方法では基地局によって実現される対応するプロセスをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここで詳しい説明を省略する。
【0158】
当業者であれば理解できるように、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明される各例示的なユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現可能である。これらの機能は、果たしてハードウェアで実行されるか、それともソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定の応用および設計制約条件によるものである。当業者であれば、各特定の応用に対して、説明される機能を異なる方法を用いて実現することができ、しかし、このような実現は、本出願の範囲を超えたものとして理解してはならない。
【0159】
当業者であればはっきりと分かるように、説明の便宜および簡素化のために、上記説明されるシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、前述した方法実施例の対応するプロセスを参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0160】
本出願によって提供される幾つかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は、他の形態で実現され得ることを理解されたい。例えば、以上で説明された装置の実施例は単なる例示に過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能の区分に過ぎず、実際に実現する際に、他の区分方式も可能であり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、もう１つのシステムに組み合わせ又は集積することができ、または一部の特徴を無視するか、または実行しなくてもよい。他方では、表示または検討された互いの結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、装置またはユニットによる間接的な結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的または他の形式のものであってもよい。
【0161】
前記分離した部品として説明されるユニットは、物理的に分離したものであってもよく、それでなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理ユニットであってもよく、それでなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の需要に応じて、そのうちの一部又は全部のユニットを選択して本実施例の解決案の目的を実現することができる。
【0162】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは１つの処理ユニットに集積してもよく、各ユニットが独立して存在してもよく、２つの以上ユニットが１つのユニットに集積してもよい。
【0163】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され且つ独立した製品として販売または使用される時、１つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本出願の技術案は、本質的には、従来技術に貢献した部分又は該技術案の部分が、ソフトウェア製品の形で具体化することができ、該コンピュータソフトウェア製品は１つの記憶媒体に記憶され、本出願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを一台のコンピュータデバイス（パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなど）に実行させるための命令を含む。前述した記憶媒体は、Ｕディスク、モバイルハードドライブ、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスクなどプログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0164】
以上に記載されたのは、本出願の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲はこれに限らず、当業者が本出願で開示された技術範囲内で想到し得る変化または置換は、いずれも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本出願の保護範囲は、前記保護範囲に準ずるべきである。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正書】
【提出日】2024-06-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間領域リソースの決定方法であって、ネットワークノードが、基地局から送信された、アップリンク転送に用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンク転送に用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングを受信するステップと、
前記ネットワークノードが、前記基地局から送信された、第１時間領域リソースにおいて転送を行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを受信するステップと、を含む、
時間領域リソースの決定方法。
【請求項2】
前記第１シグナリングは、前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報またはビーム指示情報である、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項3】
前記決定方法は、前記ネットワークノードが前記基地局に第１伝送設定を報告するステップをさらに含み、
前記第１伝送設定は、分散ユニット（ＤＵ）又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定し、
前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンク転送に用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンク転送に用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される、
請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項4】
前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項5】
前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である、請求項４に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項6】
前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である、請求項５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項7】
前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報またはビーム指示情報である、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項8】
前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じであり、
または、
前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である、
請求項７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項9】
前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいて転送を行うように前記ネットワークノードに指示する、請求項１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項10】
前記第２シグナリングによって決定される前記第１時間領域リソースに対応する空間情報に基づいて、前記第１シグナリングに基づいて決定された前記第１時間領域リソースに対応する空間情報を上書きする、請求項９に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項11】
時間領域リソースの決定方法であって、基地局が、アップリンク転送に用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンク転送に用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを含む少なくとも１つの時間領域リソースを設定するための第１シグナリングをネットワークノードに送信するステップと、
前記基地局が、第１時間領域リソースにおいて転送を行うように前記ネットワークノードに指示する第２シグナリングを前記ネットワークノードに送信するステップと、を含む、
時間領域リソースの決定方法。
【請求項12】
前記第１シグナリングは、さらに、前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースのそれぞれに対応する空間情報、
前記少なくとも１つのアップリンク時間領域リソースと前記少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースとの関連関係、のうちの少なくとも１つを設定するために使用され、関連関係を有するアップリンク時間領域リソースとダウンリンク時間領域リソースが同じ空間情報に対応し、或いは空間情報が対応関係を有し、
前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報またはビーム指示情報である、
請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項13】
前記決定方法は、前記基地局が、前記ネットワークノードによって報告された第１伝送設定を受信するステップを含み、
前記第１伝送設定は、ＤＵ又は無線周波数ユニットのビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンクビームスキャンを行うビーム数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがユーザにサービスするビーム数または空間フィルタ設定の数を設定し、又は、
前記第１伝送設定は、前記ネットワークノードがダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を行う空間フィルタ設定の数を設定し、
前記第１伝送設定は、前記基地局が、アップリンク転送に用いられる少なくとも１つのアップリンク時間領域リソース及び／又はダウンリンク転送に用いられる少なくとも１つのダウンリンク時間領域リソースを決定することに使用される、
請求項１１に記載の方法。
【請求項14】
前記第１時間領域リソースの基準点または計算の開始点は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースまたは前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースにオフセットが重畳された後の時間領域リソースである、請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項15】
前記第２シグナリングには第１情報が運ばれており、前記第１情報は、前記第２シグナリングが位置する時間領域リソースに対する前記第１時間領域リソースのオフセットの時間長がＭ個の時間領域リソースであることを指示し、Ｍが０以上の整数である、請求項１４に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項16】
前記時間長は、前記第２シグナリングの処理時間、ビーム調整時間、前記ネットワークノードが作業状態切り替えを行う時間、のうちの少なくとも１つ又は複数の合計以上である、請求項１５に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項17】
前記第２シグナリングには、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報及び／又はアップリンクダウンリンク伝送方向を指示する第３情報が運ばれており、前記空間情報は、ビーム方向又はビーム状態又は伝送設定又は伝送設定指示または空間フィルタ情報またはビーム指示情報である、請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項18】
前記第３情報は、前記複数の時間領域リソース内の第２時間領域リソースを指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は、前記第２時間領域リソースに対応する空間情報と同じであり、前記第１時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向は、前記第２時間領域リソースに対応するアップリンクダウンリンク伝送方向と同じであり、
または、
前記第３情報は、前記ネットワークノードによってサポートされる複数の空間情報内の第１空間情報を指示し、前記第１時間領域リソースに対応する空間情報は前記第１空間情報である、
請求項１７に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項19】
前記第２シグナリングは、さらに、第３時間領域リソースにおいて転送を行うように前記ネットワークノードに指示する、請求項１１に記載の時間領域リソースの決定方法。
【請求項20】
通信デバイスであって、プロセッサとメモリを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出し且つ実行して、請求項１～１０のいずれか一項に記載の決定方法、又は請求項１１～１９のいずれか一項に記載の決定方法を実行する、通信デバイス。
【国際調査報告】