(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-23
(54)【発明の名称】運用インテリジェンスプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
G06F 11/30 20060101AFI20250116BHJP
【FI】
G06F11/30 140C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534495
(86)(22)【出願日】2022-12-14
(85)【翻訳文提出日】2024-07-26
(86)【国際出願番号】 IB2022062218
(87)【国際公開番号】W WO2023111896
(87)【国際公開日】2023-06-22
(32)【優先日】2021-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】524217849
【氏名又は名称】ヨンドア グループ ホールディングス ベー.フェー.
【氏名又は名称原語表記】YONDR GROUP HOLDINGS B.V.
【住所又は居所原語表記】Kraspoor 50, Amsterdam, The Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クック ポール ジェイムス
【テーマコード(参考)】
5B042
【Fターム(参考)】
5B042JJ03
(57)【要約】
データセンタの1つまたは複数の運用構成要素を監視および管理するためのアプローチが提供される。運用機能に関連する1つまたは複数のアプリケーションのデータを受信することができる。1つまたは複数のアプリケーションは、1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けられてもよい。1つまたは複数のアプリケーションまたは1つまたは複数の関連アプリケーションによって監視される1つまたは複数の構成要素の障害を検出することができる。障害の原因は、障害に関連付けられた検知された変化およびコンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。決定された原因に基づいて構成要素に少なくとも1つの変更を施すことができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データセンタの1つまたは複数の運用機能に関連する1つまたは複数のアプリケーションのデータを受信することと、
前記1つまたは複数のアプリケーションを1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることと、
前記1つまたは複数のアプリケーションまたは前記1つまたは複数の関連アプリケーションによって監視される1つまたは複数の構成要素の障害を検出することと、
前記障害に関連する検出された変化およびコンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて前記障害の原因を決定することと、
決定された前記障害の原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことと、
を備える、コンピュータで実施される方法。
【請求項2】
前記障害の原因は、
周囲の環境から前記コンテキスト情報を観察および抽出し、
前記障害に関連する1つまたは複数の推奨事項を生成する、
ように訓練された少なくとも1つのニューラルネットワークを用いて決定される、請求項1に記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項3】
前記障害の根本原因を特定するサービスチケットを生成することと、
前記サービスチケットと取るべき1つまたは複数の是正措置とを前記表示インタフェース上に提供することと、
をさらに備える、請求項1に記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項4】
少なくとも部分的に履歴データの傾向に基づいて前記障害に関連付けられた1つまたは複数の保守タスクを動的に割り当てることをさらに備える、請求項1に記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数の保守タスクは、前記1つまたは複数の保守タスクを処理するために必要なスキルセットを定義する1つまたは複数のポリシーにさらに部分的に基づいて動的に割り当てられる、請求項4記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のアプリケーションを前記1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることは、
前記1つまたは複数のアプリケーションの1つまたは複数の親ノードを、データ構造体内の前記1つまたは複数の関連アプリケーションの1つまたは複数の子ノードに関連付けること、
をさらに備える、請求項1に記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項7】
決定された前記原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことは、
前記1つまたは複数の構成要素のうちの少なくとも1つの構成要素について少なくとも1つの動作状態に調整を施すこと、
をさらに備える、請求項1に記載のコンピュータで実施される方法。
【請求項8】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
データセンタの1つまたは複数の運用機能に関連する1つまたは複数のアプリケーションのデータを受信することと、
前記1つまたは複数のアプリケーションを1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることと、
前記1つまたは複数のアプリケーションまたは前記1つまたは複数の関連アプリケーションによって監視される1つまたは複数の構成要素の障害を検出することと、
前記障害に関連する検出された変化およびコンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて前記障害の原因を決定することと、
決定された前記障害の原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことと、
を実行させる命令を記憶するメモリと、
を備える、システム。
【請求項9】
前記障害の原因は、
周囲の環境から前記コンテキスト情報を観察および抽出し、
前記障害に関連する1つまたは複数の推奨事項を生成する、
ように訓練された少なくとも1つのニューラルネットワークを用いて決定される、
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記障害の根本原因を特定するサービスチケットを生成することと、
前記サービスチケットと取るべき1つまたは複数の是正措置とを前記表示インタフェース上に提供することと、
をさらに実行させる、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、
少なくとも部分的に履歴データの傾向に基づいて前記障害に関連付けられた1つまたは複数の保守タスクを動的に割り当てること、
をさらに実行させる、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記1つまたは複数の保守タスクは、前記1つまたは複数の保守タスクの処理に必要なスキルセットを定義する1つまたは複数のポリシーにさらに部分的に基づいて動的に割り当てられる、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記1つまたは複数のアプリケーションを前記1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることは、
前記1つまたは複数のアプリケーションの1つまたは複数の親ノードをデータ構造体内の前記1つまたは複数の関連アプリケーションの1つまたは複数の子ノードに関連付けること、
をさらに備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
決定された前記原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことは、
前記1つまたは複数の構成要素のうちの少なくとも1つについて少なくとも1つの動作状態に調整を施すこと、
をさらに備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項15】
非一過性のコンピュータ可読媒体であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
データセンタの1つまたは複数の運用機能に関連付けられた1つまたは複数のアプリケーションのデータを受信することと、
前記1つまたは複数のアプリケーションを1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることと、
前記1つまたは複数のアプリケーションまたは前記1つまたは複数の関連アプリケーションによって監視される1つまたは複数の構成要素の障害を検出することと、
前記障害に関連付けられた検出された変化およびコンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて前記障害の原因を決定することと、
決定された前記障害の原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことと、
を実行させる命令を記憶する、非一過性のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記障害の原因は、
周囲の環境から前記コンテキスト情報を観察および抽出し、
前記障害に関連する1つまたは複数の推奨事項を生成する、
ように訓練された少なくとも1つのニューラルネットワークを用いて決定される、
請求項15に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記障害の根本原因を特定するサービスチケットを生成することと、
前記サービスチケットと取るべき1つまたは複数の是正措置とを前記表示インタフェース上に提供することと、
をさらに実行させる、請求項15に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、
少なくとも部分的に履歴データの傾向に基づいて前記障害に関連付けられた1つまたは複数の保守タスクを動的に割り当てること、
をさらに実行させる、請求項15に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記1つまたは複数のアプリケーションを前記1つまたは複数の関連アプリケーションに関連付けることは、
前記1つまたは複数のアプリケーションの1つまたは複数の親ノードをデータ構造体内の前記1つまたは複数の関連アプリケーションの1つまたは複数の子ノードに関連付けること、
をさらに備える、請求項15に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
決定された前記原因に基づいて前記1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更を施すことは、
前記1つまたは複数の構成要素のうちの少なくとも1つについて少なくとも1つの動作状態に調整を施すこと、
をさらに備える、請求項15に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本PCT出願は、「OPERATIONAL MANAGEMENT PLATFORM」と題する、2021年12月14日に出願された係属中の米国仮出願番号第63/289,593号の優先権およびその利益を主張するものであり、その全開示は、あらゆる目的のために、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
ユーザおよびサービスプロバイダは、様々なコンピューティングニーズに対して、1つまたは複数のデータセンタで利用可能な電子コンピューティングリソースにますます依存するようになっている。データセンタのいくつかの運用要件には、数ある要件の中でも、ビル管理システム(BMS)、電力管理システム(PMS)、暖房、換気、および空調システム(HVAC)、火災警報システム、ネットワーク管理システム、バッテリ管理システム、オープンウェザーAPI、サードパーティシステムとの統合などが含まれる。しかしながら、データセンタの運用システムは互いに独立して稼働しており、別々のシステムが別々の事業体によって監視されていることが多い。障害が発生した場合、関係する事業体の数が多いこともあって、障害の原因を高い精度で特定することが難しい場合がある。例えば、温度センサが高温を読み取った場合、データセンタプロバイダが高温の原因を突き止めるのは、特に1つまたは複数の運用システムが互いに通信していない場合には、困難で時間がかかる可能性がある。
【0003】
さらに、様々な構成要素が、時間の経過とともに間接的に動作上の問題を引き起こす可能性がある。技術者は、構成要素を直接観察し、それらが下流の運用にどのような影響を及ぼすかを決定することができない場合がある。さらに、技術者は異なるシフトに入ることがあり、運用障害の潜在的な原因を見落とすことがある。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本開示に従った様々な実施形態が、図面を参照して説明される。
【0005】
【
図1】
図1は、1つまたは複数の実施形態を実施するために利用することができる例示的なインタフェースを示す。
【
図2】
図2は、1つまたは複数の実施形態に従って利用することができる別の例示的なインタフェースを示す。
【
図3】
図3は、様々な実施形態に従って、データセンタ冷却システムの1つまたは複数の構成要素を制御するための例示的な制御システムを示す。
【
図4】
図4は、1つまたは複数の実施形態に従って利用することができる例示的な方法を示す。
【
図5】
図5は、様々な実施形態に従って様々な実施形態が実施され得る環境を示す。
【
図6】
図6は、様々な実施形態に従って利用することができる例示的な環境を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下の説明では、様々な実施形態について説明する。説明の目的で、実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成および詳細が記載される。しかしながら、具体的な詳細がなくても実施形態が実施され得ることも当業者には明らかであろう。さらに、説明される実施形態を不明瞭にしないために、周知の特徴を省略または簡略化するかもしれない。
【0007】
データセンタの運用にはかなりの人的関与が必要な場合があり、ある運用領域で働く技術者は、他の領域で働く他の技術者と接触することさえないかもしれない。そのため、データセンタ内の構成要素に障害が発生した場合、データセンタ内の個々の構成要素を独立に運用および管理する機関の数を考慮すると、障害の原因を特定するのが面倒になる可能性がある。統合プラットフォーム内のデータは、複数の子ノードに関連付けられた複数の親ノードを含むデータ構造体で提供される場合があり、データは、単一のビュー内の資産に関連付けられたすべての関連データとともに、単一の資産に関連して提示されてもよい。このようにすることで、データセンタの運用を監視および制御するために必要な技術者の数をより少なくすることができる。データセンタ内の環境変化を観察し、データポイント間の関連付けを生成するために、様々な実施形態に従って、1つまたは複数のニューラルネットワークを利用することができる。変化に基づいて、1つまたは複数のニューラルネットワークを利用して、推奨事項を生成したり、環境の変更を自動的に施したりすることができる。
【0008】
統合された集中型プラットフォームは、1つまたは複数の運用障害のより迅速な検出および診断を可能にし得る。なぜなら、そのようなプラットフォームでは、技術者は、障害の原因または根本原因を迅速に分析し、決定することができるからである。例えば、障害は、対応するタイムスタンプとともにプラットフォームに表示される。その後、技術者は、そのタイムスタンプからバックトラックし、単一の画面上で様々な動作を分析し、何が実際に障害を引き起こしたのかを決定することができる。認識された障害は、障害の根本原因の結果であるかもしれないので、障害の根本原因は、認識された障害と区別され得るかもしれない。その結果、回復力のある負荷バランスと冗長アーキテクチャの監視の削減により、運用稼働時間が増加する可能性がある。少なくともいくつかの例示的な実施形態において、人工知能は、エネルギーを節約するための提案および推奨を生成するために利用されてもよい。例えば、少なくとも1つのニューラルネットワークを訓練して、環境の変化や挙動を認識し、変化の原因を推測し、取るべき是正措置を推奨することができる。本明細書で使用する「人工知能」には、機械学習、自然言語処理、ニューラルネットワーク、ランダムフォレストモデル、および他のそのようなアルゴリズムまたはモデルが含まれるが、これらに限定されない。
【0009】
このようなプラットフォームは、クラウドベースのサービス上でホストされ、リモートで管理される場合がある。さらに、プラットフォームは、クライアントのニーズ、利用可能な建物システムおよびデータネットワーク接続に応じて、オンプレミスオプションで提供されることもある。システム内のスケーラブルなアーキテクチャにより、移転や拡張に伴うシステムダウンのリスクを最小限に抑えながら、新しいサイトに合わせてシステムを拡張することができる。プラットフォームは、異なるプロバイダがホストするデータセンタと統合することもできる。少なくともいくつかの実施形態では、システムは人間の介入なしに自動的に制御することができる。例えば、システムは、人工知能または閾値管理技術を使用して、システムの1つまたは複数の構成要素への電力を自動的にカットするタイミングを決定したり、1つまたは複数の構成要素の動作条件を変更して、適切な動作を維持しながらエネルギー節約を最適化することを決定したりすることができる。
【0010】
例示的な実施形態によれば、データセンタ内の1つまたは複数の構成要素は、リモートから作業する技術者がデータセンタの温度および湿度、またはデータセンタ内で動作するファンウォールユニットのファン速度などの条件を調整できるように、プラットフォームを介してリモート制御される場合がある。このようなデータは、技術者がデータセンタの効率を改善するために1つまたは複数のシステムメトリクスを調整できるように、リアルタイムでプラットフォームに提供される場合がある。さらに、電力負荷を下げたりファン速度を上げたりするなど、効率を最適化するためのプロアクティブな決定を行う制御ロジックが実装されてもよい。
【0011】
図1は、1つまたは複数の実施形態を実施するために利用できる例示的なインタフェース100を示す。例示的な実施形態に従って、ユーザは、インタフェース100を介して、データセンタの運用に関連する機能にアクセスすることができる。例示的な実施形態によるデータセンタを監視および運用するためのプラットフォームは、複数のシステムおよびデータソースと統合することができる。例えば、コンピュータ支援施設管理(CAFM)チケット管理システムを関連システムデータと統合して、運用チームがデータセンタシステム内の運用障害を突き止めるようにすることができる。さらに、プラットフォームは、APIデータなどのデータに対して役割ベースのアクセス制御(RBAC)を実装するきめ細かな制御により、あらゆる内部システムまたは外部システムと統合可能である。開発者、技術者、および顧客には、プラットフォームへのプログラム的アクセスを提供することができる。サードパーティベンダにもプラットフォームへのアクセスを提供し、ベンダに関連すると決定された情報にアクセスを制限することができる。一例によれば、アクティブディレクトリが統合され、プラットフォームへの役割ベースのアクセス制御を提供することができる。例えば、技術者はデータセンタの顧客とは異なる権限を持つことができる。ユーザの1つまたは複数のニーズに応じて、プラットフォームへのアクセス、およびプラットフォームの様々な機能に対するパーミッションが変更されてもよい。他の方法では許可を持たないモジュールへのアクセスを必要とする顧客に、滞りなくアクセスを許可することができるように、変更がリアルタイムでプッシュされてもよい。
【0012】
さらに、プラットフォームへのアクセスを提供する際に、多要素認証が利用される場合がある。例えば、プラットフォームへのアクセスを要求するとき、ユーザは、プラットフォームにログインするために、別のトークンと共にログインクリデンシャルを提供することを要求されるかもしれない。セキュリティを強化するために、ユーザの完全な監査証跡を、あらゆるシステムアクティビティとともに記録してもよい。別の一例によれば、データセンタ要求(DCR)のための訪問者及び請負業者管理は、プラットフォーム内で提供されてもよい。例えば、訪問者や請負業者は、物理的なサイトへのアクセスを要求したり、訪問者や請負業者がホストロケーションのネットワーク内にいない場合、特定の資産に対する作業要求を提出したりすることができる。
【0013】
ダッシュボード102または他のタイプのナビゲーションツールを使用して、ユーザは、1つまたは複数の環境に関連付けられたデータを管理または表示することができる。例えば、ユーザは、様々な地域の1つまたは複数のデータセンタに関連付けられたデータを表示および管理することができる。例示的な実施形態に従って、データは、共通の命名スキームを有するマルチペアレントおよびマルチチャイルドデータフォーマットを含むデータ構造体を使用して、一意に統合されてもよい。このようにして、データセンタの様々な側面に関連付けられた運用データをプラットフォームに容易に統合することができ、データを複数の運用間で容易に関連付けることができる。独立して監視される運用は、他の独立した運用と関連付けられ、ユーザに意味のある洞察を提供することができる。
【0014】
例示的な実施形態に従って、1つまたは複数のウィジェットが表示のために提供され得る。1つまたは複数のウィジェットは、ユーザに付与された1つまたは複数の権限に応じて動的に提供される場合がある。ウィジェットには、数ある中でも、使用状況データ、統計データ、性能データ、状態情報、サービスチケット情報、および環境データが含まれ得る。使用状況データは、プラントの利用可能使用状況、PUE指数として提供される電力使用効率(PUE)、PUE対サイト供給対IT負荷履歴、および所与の期間のPUE平均を含むことができる。使用状況データには、特定のサイトで消費されたエネルギーの総量、または特定のサイトで消費された水の総量を示すデータも含まれる。その他の使用量データには、燃料使用量およびリアルタイムの炭素使用量が含まれる。この例では、ユーザは、湿度104、電力106、温度108、およびPUE110を含む1つまたは複数のデータポイントを見ることができる。これらのデータポイントは、リアルタイムで提供されるだけでなく、日次/週次/月次報告で提供されることもある。例えば、PUE報告は、データセンタのエネルギー効率に関する洞察を提供することができる。PUEは、データセンタ内のコンピューティング機器によってどれだけのエネルギーが使用されるかの測定値である場合がある。一例によれば、PUEは、データセンタ内のコンピューティング機器に供給されるエネルギーに対する、コンピュータデータセンタ施設によって使用されるエネルギーの総量の比率として表すことができる。
【0015】
ユーザは、関連するデータと関連しないデータを単一の報告で見たい場合がある。例示的な集中型プラットフォームは、そのデータがプラットフォーム内の他のデータ系列と関連しているかどうかに関係なく、ユーザが見たいデータ系列を選択し、ユーザのために報告を生成できるようにするための1つまたは複数の機能を提供することができる。報告は、ユーザの必要に応じて、日次、週次、月次のスケジュールでユーザに直接配信されるようにスケジュールすることができる。また、報告はワンクリックで提供され、報告はリアルタイムのデータを反映することもできる。従来のシステムでは、このような多数の構成要素をカバーする報告の作成には数週間を要した。統合ソリューションでは、従来のシステムよりもはるかに迅速かつ正確に報告が提供される。報告は、スプレッドシート、ドキュメントファイル、ポータブルドキュメントフォーマットなど、さまざまなフォーマットでユーザにエクスポートすることができる。
【0016】
PUE対負荷グラフ112のような1つまたは複数の洞察が生成され、インタフェース100上での提示のために提供されることがある。洞察はまた、数ある類似の洞察の中でも、設備稼働時間モニタ114を含むことができる。例示的な実施形態によれば、インタフェースは、クライアント、サプライヤ、または他のそのようなユーザが、ユーザ定義のダッシュボードおよび他の対話型およびライブ情報を含む、1つまたは複数の構成可能なウィジェットにアクセスすることを可能にすることができる。このようなプラットフォームは、数ある類似のデバイスの中でも、デスクトップ、タブレット、モバイルデバイスなどで使用することができる。
【0017】
集中型プラットフォームの1つまたは複数の利点には、運用効率の継続的な改善によるコストの最適化が含まれる場合がある。例えば、このようなシステムは、所与の場所での運用を実行する物理的な作業員に対するエネルギー節約及び支出を可能にすることができる。さらに、予知保全は、システムの挙動の変化を有益に検出し、障害の前に早期の保全問題を示すことができる。例えば、1つまたは複数の保守推奨事項が、1つまたは複数の構成要素の使用期間または1つまたは複数の構成要素の学習された挙動などのデータを使用して、障害の前にユーザに提供され得る。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、コスト削減が計算され、ユーザに提供され、ユーザがコスト情報および保守推奨を使用して構成要素の交換を待つ方がよりコスト高になるかどうかを決定できるようにすることができる。
【0018】
この例は、データポイント、グラフ、モニタの表示に関するものであるが、他の情報を表示するために提供することもできる。例えば、インタフェースは、現場の人々、健康と安全のヒヤリハット、および場所ごとのイベントのグラフィカルビューに加えて、健康と安全のコンプライアンス情報をユーザに提供するために使用することもできる。集中型プラットフォームは、データセンタの1つまたは複数の運用面に対する運用上の可視性を提供することができる。例えば、単一のプラットフォームは、数ある構成の中も、ビル管理システム(BMS)、電力管理システム(PMS)、HVAC、火災警報システム、ネットワーク管理、バッテリ管理、オープンウェザーAPI、クラウドベースのストレージと同期サービスの統合、およびサードパーティシステムに対する可視性を提供することができる。サードパーティシステムには、資産管理システム、保守サービス、文書管理サービス、記録管理サービス、電子メールおよびメッセンジャーシステム、人事サービスなどが含まれる。例示的な実施形態によれば、新規の検査ワークフローやワークアラウンドプロセスなど、現場のコンプライアンス要件をサポートするワークフローがユーザに提供される場合がある。
【0019】
インタフェースの1つまたは複数のウィジェットは、資産管理ソフトウェアなどのサードパーティシステムに追加された資産の総量を含むが、これらに限定されない統計情報を提供することもできる。他の統計値には、データセンタのインフラ効率(DCIE)に対する洞察を提供する1つまたは複数のメトリクス、環境の値または周囲の値の間の経時的なデルタを示す統計値が含まれる場合がある。別の実施例によれば、1つまたは複数のウィジェットは、インシデントカウント、またはカテゴリごとのインシデントカウントのエグゼクティブビューを提供することもでき、過去の値に対する現在の値の指標としてマッピングされることもできる。一例による他の統計値は、IT負荷およびIT総負荷を表す1つまたは複数の数値を含むことができる。
【0020】
一例によれば、PPM要求統計を示すチャート、問題要求統計を示すチャート、完了した要求統計を示すチャートなどの、1つまたは複数のチャートが提供されてもよい。別の例によれば、サイト負荷の総分布が円グラフとして提供され、1つまたは複数のサイト負荷メトリクスと履歴サイトメトリクスが1つまたは複数のウィジェットで提供されてもよい。
【0021】
別の実施例によれば、統計は、湿度、電力、および温度などの1つまたは複数のメトリクスに関する、時間期間に対する稼働時間のパーセンテージも含み得る。温度、湿度、および電力の稼働時間の過去の実績も提供され得る。さらに、別の一例では、設備稼働時間の合計が提供される場合があり、合計目標量との比較として示される場合がある。
【0022】
健康状態情報は、1つまたは複数のウィジェットで提供されることもある。例えば、ビル管理システム(BMS)センサの状態が、データセンタの1つまたは複数の構成要素に対して提供される場合がある。他の状態情報には、データセンタに関連付けられた1つまたは複数の発電機の、発電機可用性に関する情報が含まれる場合がある。別の一例では、実行中の1つまたは複数のサービスに関する状態が提供されてもよい。サイトの電気的健全性状態および/またはサイトの機械的健全性状態も、電気容量と同様に提供され得る。1つ以上の健全性状態が、リアルタイムで、すべてのシステムに対して提供されるかもしれない。
【0023】
別の実施例によれば、プラットフォーム用の1つまたは複数のウィジェットは、1つまたは複数のデータセンタ資産(例えば、発電機)に関連する1つまたは複数のシステムとそのエンドポイントのグラフィカルな関係ビューを示すことができる。また、1つまたは複数のウィジェットは、特定の時点で行われた変更を示す変更ログなど、アプリケーションの開発における変更を示すために提供されることもある。別の例による1つまたは複数のウィジェットは、重要な作業領域のリスト、最新のインシデント記録のリスト、および/またはインシデント報告の総数を提供することができる。
【0024】
天候条件は、データセンタの全体的な効率に影響を与える可能性があるため、天候データおよび天候履歴データは、例示的なプラットフォーム上のチャートまたは表の形態で提供される可能性がある。このような情報は、現在または将来のプロジェクトにおいて、運用システムの変更、ビルシステムの再構成、プラントの交換、またはシステムの再設計が行われる場合に有益な場合がある。
【0025】
一例によれば、データセンタを監視および運用するためのプラットフォームは、プラットフォームと完全に統合され得る文書管理システムを含み得る。このようなシステムでは、ユーザは、他のファイル管理システム間で切り替えることなく、特定の資産に関連する集中型プラットフォームから1つまたは複数のファイルにアクセスすることができる。
【0026】
例示的なプラットフォームは、バグや機能要求の提出を可能にする一方で、問題やバグを追跡するための作業管理ソフトウェアやプロジェクト管理ツールと完全に統合されている場合もある。このようにして、プラットフォームのユーザは、データセンタの1つまたは複数の運用面を管理するために、別々のサービスにログインする必要がなくなるかもしれない。
【0027】
例示的なプラットフォーム内では、プラットフォームをどうように使用するか、および特定のタスクをどのように実行するかについて、1つまたは複数のトレーニングビデオが提供される場合がある。さらに、1つまたは複数のツールチップがプラットフォーム内で提供され、プラットフォームの様々な機能をユーザに知らせたり、所与のウィジェットに関してユーザが取り得る措置の推奨を提案したりすることができる。また、ユーザが見ているものを完全に理解し、理解できるように、用語の説明が提供されることもある。
【0028】
データセンタ環境の一例では、データセンタを冷却するための冷却ユニットで水が使用される場合があるため、水管理が運用のかなりの部分を占める場合がある。したがって、一例では、データセンタを監視するためのプラットフォームは、水管理のためのモジュールを含むことができ、そこでは、システム内の水効率のための洞察を提供するために、サイトの水の消費および排出が計算および分析されてもよい。
【0029】
サービスレベル合意(SLA)報告もユーザに提供され、報告に含まれるリソースについて許容可能なサービスレベルが維持された時間の割合の計算を提供することができる。例えば、ユーザは、データセンタの様々な構成要素が、指定された期間、どれだけの時間フル稼働していたかを説明するランタイム報告を提供される場合がある。例示的な実施形態に従って、ユーザは、SLAに違反したチケット、またはSLAに違反する危険性があるチケットを通知される場合がある。通知は、分析されたデータに基づいて自動的に生成されてもよい。例えば、決定された期間にわたって合意された値を下回るデータポイントは、SLA違反の可能性を示す場合がある。SLAの対象となるユーザは、イベントの通知を提供されてもよい。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、ユーザは、将来の障害を防止するための推奨される是正措置も提供される場合がある。
【0030】
データセンタ内の個々の構成要素の可用性と同様に、データセンタ全体の状態および可用性状態がプラットフォームで提供される場合がある。例えば、ユーザは、冷却システムの1つまたは複数の構成要素の状態、および冷却システムとデータセンタ内のコンピュータ構成要素に電力を供給する電気システムの1つまたは複数の構成要素を見ることができる。別の例示的な実施形態によれば、ネットワーク運用センタ(NOC)またはネットワーク管理センタ(NMC)のライブビューまたはローリングビューが提供され得る。
【0031】
一例によるプラットフォームは、リスク評価のためのモジュールを含むことができ、このモジュールは、障害モード、頻度、および結果を評価することによるシステムの推定生産可用性を含むことができる。一例では、サーキットブレーカがオフにされたときに下流で発生する可能性のある運用上の問題を予測またはモデル化するために、資産影響評価がモジュール内に、またはモジュールとは別に提供される場合がある。資産影響評価は、システムのリアルタイム更新を維持するために、1つまたは複数の他の監視構成要素と統合されるか、または他の方法で関連付けられる。
【0032】
例示的な実施形態によれば、計画的予防保守(PPM)ツールとカレンダビューが提供され得る。例えば、Data Center Operations (DCOps)で可視化されたPPMタスクのカレンダ抽出物は、現在のSLA状態と共に表示されることができ、所与の時点で、ユーザがタスクを容易に分析し、どの運用に対処する必要があるかを決定することができる。
【0033】
図2は、1つまたは複数の実施形態に従って利用可能な別の例示的インタフェース200を示す。この一例では、ユーザは、1つまたは複数の作業指示202に関連付けられた情報を見ることができる。作業指示は、対処する必要があり得る1つまたは複数の問題をユーザに警告するために利用されてもよく、作業指示は、施設、または施設内の構成要素に固有であってもよい。数ある類似のオプションの中でも、インシデントに反応して提起され得る作業指示または他のタイプのサービスチケット、チケットパフォーマンス監視、運転青写真プロセスライブラリ、時間およびリソース監視、および共同安全ツールを使用して、運用保守も最適化され得る。プラットフォームに関連付けられた処理ロジックを使用して、サービスチケットは、データセンタ内の1つまたは複数のメトリクスの検出された変化率に応答して自動的に提起されてもよい。その後、技術者は、ユーザがチケットを提起するのを待つのではなく、問題の通知を迅速に受けることができる。さらに、データセンタ内のほぼすべての資産に関するデータが集中化された仕方で提供される可能性があるため、技術者は、チケットで提起された問題に対処する仕方と同様に、サービスチケットが提起された理由を容易に決定することができる。いくつかの例示的な実施形態では、保守タスクは、自動的にスケジュールされてもよい。
【0034】
システムまたはシステムの一部の総ユーザ数、および特定のユーザに割り当てられた関連パーミッションに加えて、総チケット数がウィジェットで提供されることもある。少なくとも1つの例示的な実施形態では、チケットは、技術者のスキルセットに基づいて技術者に自動的に割り当てられることがある。例えば、技術者が問題に対処するための特定のスキルを持っている場合、その技術者はタスクを処理するために自動的に割り当てられることがある。
【0035】
チケットサービス用ウィジェットの例では、またはチケットサービス用ウィジェットとは別に、作業指示のサマリーが提供されることがある。このサマリーは、リスク分類に基づいてランク付けされてもよい。一例によれば、リスクレベルは自動的に決定され、分類されてもよい。例えば、重要なエリアに供給される電力が、1つまたは複数の決定された閾値から外れた場合、技術者の介入なしに、リスクカテゴリが増加したリスクチケットが提起されることがある。リスクは、決定された閾値に応じて、低、中、高に分類されることがある。他の実施形態では、リスクレベルは技術者が手動で決定してもよい。
【0036】
図示されているように、作業指示は、開始日、終了日、サマリー、および状態を含むがこれらに限定されない、対応する情報を有することができる。作業指示番号6は、システムが環境内の構成要素の1つの流速を自動的に調整したことを示している。例示的な実施形態によれば、流速は、構成要素に対して是正措置が必要であるとシステムが決定したことに応答して調整される場合がある。システムは、少なくとも部分的に、ニューラルネットワークまたは他の形態の人工知能を使用して、そのような決定を行うことができる。
【0037】
また、
図2の例では、様々なセンサの様々なデータポイントの経時的な折れ線グラフ204が示されている。例えば、外気温度、外気湿度、新鮮空気温度、戻り空気温度、流速値、および他のタイプの値を記録し、表示のために提供することができる。このようにして、特定の環境に対する異なるタイプのデータを容易に可視化することができる。
【0038】
例示的な実施形態に従って、ワークフローエンジンは、作業指示またはタスク割り当ての他の仕方を介するなどして、作業負荷項目をユーザに割り当てるために使用され得る。例示的なワークフローエンジンの1つまたは複数の態様は、ユニバーサルワークフローおよびオートメーションデザイナーエンジンを含み得る。このようなエンジンは、管理ツールおよびデータセンタの1つまたは複数の運用を追跡、管理、報告、および計画する機能を含む、コンピュータ支援設備(CAFM)機能性を含むことができる。
【0039】
ワークフローエンジンは、ワークフローのエンドツーエンドの編成がビジネスプロセスモデルでグラフィカルに提供されるように、Business Process Model and Notation(BPMN)と互換性があってもよい。一例によれば、ワークフローおよびワークフローの現在の状態の1つまたは複数の可視化がプラットフォーム上で提供される。可視化により、運用ワークフローのボトルネックが容易に認識または決定可能となり、ユーザは、ボトルネックの原因となっている可能性のあるプロセスを最適化することができる。
【0040】
システムに関連付けられた構成要素のいずれかに関連する任意の他の報告に加えて、推定生産可用性に関連する報告が生成されてもよい。さらに、アクティブなインシデント管理のライブビューが、あらゆるインシデントの根本原因分析とともに提供されることがある。一例による根本原因分析には、観察、ヒヤリハット、および事故が含まれる。データセンタ内の重要な構成要素に障害が生じた場合、その構成要素は優先度が高いものとして特定され、プラットフォームと統合されたチケット管理システムに緊急度が高い状態で提供される場合がある。技術者には、チケット管理システムまたはシステムの別のモジュールにおいて、重要な構成要素の障害に関する通知またはメッセージを、特定を容易にするための構成要素の位置とともに提供されてもよい。
【0041】
別の実施例による1つまたは複数の報告は、1つまたは複数のサイトメトリクスをユーザに提供することができる。例えば、報告は、数ある類似のメトリクスの中でも、温度、圧力、エネルギー効率、排出、炭素報告などのデータセンタ内の冷却ユニットの動作に関連するメトリクスを含むことができる。また、重要なシステムの可用性に特化した報告が提供されることもある。データセンタ内の1つまたは複数の構成要素に関連するインシデントを示す、複数のシステムからのインシデント報告も提供される場合がある。原因を示すためにインシデントに関連するメモを自動または手動で入力し、インシデントに対するトラブルシューティングのアドバイスを提供したりすることもできる。
【0042】
図3は、データセンタ冷却システムの1つまたは複数の構成要素を制御するための例示的な制御システム300を示す。一実施形態によれば、制御システムは、1つまたは複数の温度及び圧力センサから少なくとも温度データ302及び圧力データ304を受信し得る計算機306を含み得る。この例では、温度センサおよび圧力センサの使用について説明するが、環境に関連する動作条件を示すことができる他のセンサから他のデータを収集してもよい。計算機306などの計算機は、温度データ302および圧力データ304を処理して、冷却システムの温度差および圧力差を決定してもよい。計算値は、制御部308などの1つまたは複数の制御部によって受信され、データセンタ冷却システムの1つまたは複数の構成要素に対する1つまたは複数の制御機能を決定することができる。例えば、圧力差が決定された閾値以上である場合、制御部308などの制御部は、流体流速310を制御することができる。制御部は、システムの1つまたは複数の構成要素を制御するための1つまたは複数の命令を実行するように構成されたメモリおよび少なくとも1つのプロセッサを含み得る。制御部は、数ある類似の構成要素の中でも、冷却ユニット312または1つまたは複数のファン速度314の1つまたは複数の動作などの他の機能を制御することもできる。技術者は、本明細書に記載される1つまたは複数の実施形態による集中型プラットフォームを利用して、
図3に示されるこれらの構成要素の1つ以上をローカルまたはリモートで監視および制御することができる。例示的な実施形態に従って、システム300の1つまたは複数の構成要素は、人工知能技術の使用などを通じて、自動的に制御されてもよい。例えば、1つまたは複数のニューラルネットワークを利用して、様々な構成要素の動作状態を経時的に分析し、目標とする動作状態を維持するための是正措置を実行またはその他の仕方で推奨することができる。
【0043】
図4は、1つまたは複数の実施形態に従って利用することができる例示的な方法400を示す。本明細書における任意のプロセスについて、特に断らない限り、様々な実施形態の範囲内で、同様の順序または代替の順序で、または並行して実行される追加的、より少ない、または代替のステップが存在し得ることが理解されるべきである。例示的な実施形態に従って、データセンタの1つまたは複数の運用機能に関連付けられた1つまたは複数のアプリケーションのデータを受信することができる(402)。1つまたは複数のアプリケーションは、1つまたは複数の関連アプリケーションと関連付けられ、少なくとも1つの表示インタフェース404に表示するために提供され得る。1つまたは複数のアプリケーションまたは1つまたは複数の関連アプリケーションによって監視される1つまたは複数の構成要素の障害が検出される場合がある(406)。障害の原因は、障害に関連付けられた検出された変化およびコンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて決定される(408)。決定された原因410に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の構成要素に少なくとも1つの変更が施されてもよい。
【0044】
図5は、様々な実施形態に従って様々な実施形態が実施され得る環境500を示す。例示的な実施形態に従って、環境500は、少なくとも1つのサーバ506および1つまたは複数のデータストア508を含み得る。適切なデータストアからデータを取得する、または適切なデータストアにデータを提供するなどのタスクを実行するために相互作用することができる、連鎖されるか、または他の仕方で構成されてもよい、複数のサーバ、レイヤ、または他の要素、プロセス、または構成要素が存在する可能性があることを理解されたい。データは、すべてのシステムおよびデータストアで毎日バックアップされる。クライアントの要求に応じて、バックアップは1時間ごとなど、より頻繁に実行することもできる。プラットフォーム内のデータはリアルタイムでリフレッシュされ、プラットフォーム内の1つまたは複数のウィジェットはライブデータ表示を提供することができる。データがリアルタイムでリフレッシュされることで、サービスプロバイダは、データセンタ内の障害の原因を迅速かつ効率的に突き止めることができる。
【0045】
サーバ506は、クライアントデバイスのための1つまたは複数のアプリケーションの側面を実行し、アプリケーションのためのデータアクセスおよびビジネスロジックの大部分を処理するために、必要に応じてデータストア508と統合するための任意の適切なハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。Webサーバは、HTML、XML、または他の適切な構造化言語の形式で、アプリケーションデータをユーザに提供するために利用することができる。例示的な実施形態に従って、サーバ506は、アプリケーション側サーバとWebサーバを含むことができる。クライアントデバイス502とアプリケーション側サーバとの間のコンテンツの配信と同様に、すべての要求および応答の処理は、Webサーバによって処理され得る。要求は、ネットワーク504を介して受信されてもよい。ネットワーク504は、イントラネット、インターネット、セルラーネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、または任意の他のそのようなネットワークもしくは組み合わせを含む任意の適切なネットワークを含むことができ、ネットワークを介した通信は、有線接続および/または無線接続を介して可能にすることができる。本明細書で説明する構造化コードは、任意の適切なデバイスまたはホストマシン上で実行することができるため、Webサーバおよびアプリケーション側サーバは必須ではなく、単なる例示的な構成要素であることを理解されたい。
【0046】
各サーバは、典型的には、そのサーバの一般的な管理および操作のための実行可能なプログラム命令を提供するオペレーティングシステムを含み、典型的には、サーバのプロセッサによって実行されると、サーバがその意図された機能を実行することを可能にする命令を記憶するコンピュータ可読媒体を含む。オペレーティングシステムおよびサーバの一般的な機能に関する適切な実施は、既知であるか、または商業的に入手可能であり、特に本明細書の開示に照らして、当業者によって容易に実施される。
【0047】
一実施形態における環境は、1つまたは複数のコンピュータネットワークまたは直接接続を使用して、コンピューティングリンクを介して相互接続される複数のコンピュータシステムおよび構成要素を利用する分散コンピューティング環境である。しかしながら、このようなシステムは、
図5に図示されているよりも少ない、または多い数の構成要素を有するシステムにおいても同様に動作し得ることが、当業者には理解されよう。したがって、
図5における環境500の図示は、本質的に例示的なものであり、本開示の範囲を限定するものではないと見なされるべきである。
【0048】
図6は、様々な実施形態の態様が実施され得る例示的な環境600を示す。この一例では、ユーザは、少なくとも1つのネットワーク604を介してリソースプロバイダ環境606に要求を送信するために、少なくとも1つのクライアントデバイス602を利用することができる。クライアントデバイスは、適切なネットワークを介して要求、メッセージ、または他のそのような情報を送受信し、デバイスのユーザに情報を戻すように動作可能な任意の適切な電子デバイスを含むことができる。このようなクライアントデバイスの例は、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ノートブックコンピュータなどを含む。少なくとも1つのネットワーク604は、イントラネット、インターネット、セルラーネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、または任意の他のそのようなネットワークもしくは組み合わせを含む、任意の適切なネットワークを含むことができ、ネットワークを介した通信は、有線接続および/または無線接続を介して可能にすることができる。リソースプロバイダ環境606は、要求を受信し、それらの要求に応答して情報を返すか、または措置を実行するための任意の適切な構成要素を含むことができる。一例として、プロバイダ環境は、要求を受信して処理し、要求に応答してデータ、Webページ、ビデオ、オーディオ、または他のそのようなコンテンツまたは情報を返すためのWebサーバおよび/またはアプリケーションサーバを含み得る。
【0049】
様々な実施形態において、プロバイダ環境は、様々な異なる目的のために複数のユーザによって利用され得る様々なタイプのリソースを含み得る。本明細書で使用する場合、ネットワーク環境で利用されるコンピューティングおよび他の電子リソースは、「ネットワークリソース」と呼ぶことができる。これらは、例えば、データおよび/または実行可能命令を受信、送信、および/または処理するなどのタスクを実行することができる、サーバ、データベース、ロードバランサ、ルータなどを含むことができる。少なくともいくつかの実施形態では、所与のリソースまたはリソースのセットのすべてまたは一部は、少なくとも決定された期間、特定のユーザに割り当てられるか、または特定のタスクのために割り当てられるかもしれない。プロバイダ環境からのこれらのマルチテナントリソースの共有は、しばしば、数ある類似の用語の中でも、リソース共有、Webサービス、または「クラウドコンピューティング」と呼ばれ、特定の環境および/または実装に依存する。この一例では、プロバイダ環境は、1つまたは複数のタイプの複数のリソース614を含む。これらのタイプは、例えば、ユーザによって提供された命令を処理するように動作可能なアプリケーションサーバ、またはユーザの要求に応答して1つまたは複数のデータストア616に格納されたデータを処理するように動作可能なデータベースサーバを含み得る。このような目的のために知られているように、ユーザは、所定のデータストア内のデータストレージの少なくとも一部を予約することもできる。ユーザが様々なリソースおよびリソースインスタンスを予約することを可能にするための方法は、当該技術分野において周知であるため、プロセス全体の詳細な説明、およびすべての可能な構成要素の説明は、本明細書では詳細に説明しない。
【0050】
少なくともいくつかの実施形態では、リソース614の一部の利用を望むユーザは、受信した要求をプロバイダ環境606のインタフェース層608に提出することができる。インタフェース層は、ユーザがプロバイダ環境に要求を提出することを可能にするアプリケーションプログラミングインタフェース(API)または他の公開インタフェースを含むことができる。この一例のインタフェース層608は、少なくとも1つのWebサーバ、ルーティング構成要素、ロードバランサなどの他の構成要素も含むことができる。リソースをプロビジョニングする要求がインタフェース層608に受信されると、要求の情報は、リソース管理部610、またはユーザアカウントおよび情報、リソースのプロビジョニングおよび使用、および他のそのような構成を管理するように構成された他のそのようなシステム、サービス、または構成要素に向けられ得る。要求を受信するリソース管理部610は、要求を提出するユーザの身元情報を認証すること、およびそのユーザがリソースプロバイダの既存のアカウントを持っているかどうかを判定することなどのタスクを実行することができ、アカウントデータは、プロバイダ環境の少なくとも1つのデータストア612に格納されてもよい。ユーザは、ユーザの身元情報をプロバイダに認証するために、様々なタイプのクリデンシャルのいずれかを提供することができる。これらのクリデンシャルには、たとえば、ユーザ名とパスワードのペア、バイオメトリクスデータ、デジタル署名、または他のそのような情報を含めることができる。プロバイダは、この情報をユーザのために格納された情報と照合して検証することができる。ユーザが適切な権限、状態などを有するアカウントを有する場合、リソース管理部は、ユーザの要求に適合する利用可能な適切なリソースが存在するかどうかを決定することができ、存在する場合、リソースをプロビジョニングするか、またはそうでなければ、要求によって指定された量に対してユーザによる使用のためにリソースの対応する部分へのアクセスを許可することができる。この量には、数ある類似の値の中でも、例えば、単一の要求を処理する容量、単一のタスクを実行する容量、指定された期間、または反復/更新可能な期間などが含まれる。ユーザがプロバイダに有効なアカウントを持っていない場合、ユーザアカウントが要求で指定されたタイプのリソースへのアクセスを可能にしない場合、または他のそのような理由によってそのようなリソースへのアクセスをユーザが取得することが妨げられている場合、数ある類似のオプションの中でも、ユーザがアカウントを作成または修正すること、または要求で指定されたリソースを変更することを可能にするための通信がユーザに送信され得る。
【0051】
一度、ユーザが認証され、アカウントが検証され、リソースが割り当てられると、ユーザは、指定された容量、データ転送量、期間、または他のそのような値のために、割り当てられたリソースを利用することができる。少なくともいくつかの実施形態では、ユーザは、そのユーザセッションで要求を処理できるようにするために、後続の要求でセッショントークンまたは他のそのようなクリデンシャル情報を提供する可能性がある。ユーザは、リソース識別子、特定のアドレス、または他のそのような情報を受け取ることができ、少なくとも、ユーザアカウントの関連する構成が変更されるか、ユーザがリソースへのアクセスをもはや付与されてないか、または他のそのような構成が変更されるまで、クライアントデバイス602がリソース管理部610と通信することなく、割り当てられたリソースと通信することを可能にすることができる。
【0052】
本実施例におけるリソース管理部610(または別のそのようなシステムまたはサービス)は、プロビジョニング、スケーリング、レプリケーションなどを含み得るように、管理措置に加えて制御機能を処理するハードウェアおよびソフトウェア構成要素の仮想レイヤとしても機能し得る。リソース管理部は、インタフェース層608において専用のAPIを利用することができ、各APIは、インスタンスのプロビジョニング、スケーリング、クローン化、またはハイバネーションなど、データ環境に関して実行されるべき少なくとも1つの特定の措置の要求を受信するために提供され得る。APIの1つへの要求を受信すると、インタフェース層のWebサービス部分は、要求をパースまたはその他の仕方で分析し、コールに対処または処理するために必要なステップまたは措置を決定することができる。例えば、データリポジトリを作成する要求を含むWebサービスコールが受信される場合がある。
【0053】
少なくとも1つの実施形態におけるインタフェース層608は、様々なAPIを提供し、API仕様に基づいて適切な応答を返すことができる、スケーラブルなユーザ対応サーバのセットを含む。インタフェース層はまた、一実施形態では、外部に面したユーザAPIを処理するステートレスで複製されたサーバで構成される少なくとも1つのAPIサービス層を含むことができる。インタフェース層は、クリデンシャルに基づいてユーザを認証し、ユーザを認可し、APIサーバへのユーザ要求を絞り込み、ユーザ入力を検証し、要求と応答をマーシャルまたはアンマーシャルするような、Webサービスフロントエンド機能を担当することができる。APIレイヤはまた、APIのコールに応答して、管理データストアへの/管理データストアからのデータベース設定データの読み書きを担当することもできる。多くの実施形態では、Webサービスレイヤおよび/またはAPIサービスレイヤは、外部から見える唯一の構成要素、または、コントロールサービスのユーザから見え、アクセス可能な唯一の構成要素になる。Webサービスレイヤのサーバは、当該技術分野で知られているように、ステートレスで水平にスケールすることができる。APIサーバと永続データストアは、例えば、サーバが単一のデータセンタの障害に耐えられるように、地域の複数のデータセンタに分散させることができる。
【0054】
本明細書で使用する場合、「データストア」という用語は、他の要素の中でも、データを格納し、アクセスし、検索することができる1つまたは複数のデバイスから構成される任意の場所を指し、これは、任意の組み合わせおよび数のデータサーバ、データベース、データ記憶デバイス、およびデータ記憶媒体を、任意の標準環境、分散環境、またはクラスタ環境で含むことができる。一実施形態における環境は、1つまたは複数のコンピュータネットワークまたは直接接続を使用して、通信リンクを介して相互接続される複数のコンピュータシステムおよび構成要素を利用する分散コンピューティング環境である。しかしながら、このようなシステムは、図示されているよりも少ないまたは多い数の構成要素を有するシステムにおいても同様に動作し得ることが、当業者には理解されるであろう。したがって、本明細書におけるシステムの描写は、本質的に例示的なものであり、本開示の範囲を限定するものではないと見なされるべきである。
【0055】
Webサーバを利用する実施形態では、Webサーバは、HTTPサーバ、FTPサーバ、CGIサーバ、データサーバ、Java(登録商標)サーバ、およびビジネスアプリケーションサーバを含む、さまざまなサーバまたは中層アプリケーションのいずれかを実行することができる。サーバは、Java、C、C#、C++などのプログラミング言語、Perl、Python、TCLなどのスクリプト言語、およびそれらの組み合わせで記述された1つまたは複数のスクリプトまたはプログラムとして実装される1つまたは複数のWebアプリケーションを実行するなど、ユーザ機器からの要求に応答してプログラムまたはスクリプトを実行することもできる。サーバには、Oracle(登録商標)、Microsoft(登録商標)、Sybase(登録商標)、IBM(登録商標)から市販されているもの、MySQL(登録商標)、Postgres、SQLite、MongoDBなどのオープンソースサーバ、構造化データまたは非構造化データを格納、検索、アクセスできるその他のサーバを含むが、これらに限定されないデータベースサーバも含まれる。データベースサーバには、テーブルベースのサーバ、ドキュメントベースのサーバ、非構造化サーバ、リレーショナルサーバ、非リレーショナルサーバ、またはこれらのサーバおよび/または他のデータベースサーバの組み合わせが含まれる。
【0056】
環境は、上述したように、様々なデータストアおよび他のメモリおよび記憶媒体を含むことができる。特定の一組の実施形態では、情報は、当業者に周知の記憶域ネットワーク(SAN)に存在し得る。システムが、本開示の制御システムまたは制御部などのコンピュータ化されたデバイスを含む場合、そのような各デバイスは、バスを介して電気的に結合され得るハードウェア要素を含み得、その要素は、例えば、少なくとも1つの中央処理装置(CPU)、少なくとも1つの入力デバイス(例えば、マウス、キーボード、コントローラ、タッチセンシティブディスプレイ要素またはキーパッド)、および少なくとも1つの出力デバイス(例えば、ディスプレイデバイス、プリンタまたはスピーカ)を含む。このようなシステムはまた、ディスクドライブ、磁気テープドライブ、光学記憶デバイス、およびランダムアクセスメモリ(RAM)またはリードオンリーメモリ(ROM)などのソリッドステート記憶デバイス、ならびにリムーバブルメディアデバイス、メモリカード、フラッシュカードなどの1つまたは複数の記憶デバイスを含むことができる。
【0057】
このようなコンピュータ化されたデバイスは、コンピュータ可読記憶媒体の読取デバイス、通信デバイス(例えば、モデム、ネットワークカード(無線または有線)、赤外線通信デバイス)、およびワーキングメモリを含むこともできる。コンピュータ可読記憶媒体の読取デバイスは、コンピュータ読取可能情報を一時的および/またはより永続的に格納、記憶、送信、および検索するための記憶媒体だけでなく、リモート、ローカル、固定および/または取外し可能記憶デバイスを表すコンピュータ可読記憶媒体と接続することができ、またはそれを受信するように構成することができる。システムおよび様々なコンピュータ化デバイスはまた、典型的には、オペレーティングシステムおよびクライアントアプリケーションまたはWebブラウザなどのアプリケーションプログラムを含む、少なくとも1つのワーキングメモリデバイス内に配置された多数のソフトウェアアプリケーション、モジュール、サービスまたは他の要素を含む。代替の実施形態は、上述したものから多数の変形を有し得ることが理解されるべきである。例えば、カスタマイズされたハードウェアが使用される可能性もあり、および/または特定の要素がハードウェア、ソフトウェア(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)またはその両方で実装される可能性もある。さらに、ネットワーク入出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続を採用してもよい。
【0058】
コード、またはコードの一部を格納するための記憶媒体および他の非一過性のコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学記憶デバイス、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、または所望の情報を記憶するために使用することができ、システムデバイスによってアクセスすることができる他の任意の媒体を含む、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を格納するための任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可能な媒体など、当技術分野で公知または使用されている任意の適切な媒体を含むことができるが、これらに限定されない。本明細書で提供される開示および教示に基づいて、当業者であれば、様々な実施形態を実施するための他の方法および/または手法を理解するであろう。
【0059】
したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味でとらえられるべきである。しかしながら、特許請求の範囲に記載された本発明の広範な主旨および範囲から逸脱することなく、種々の修正および変更が可能であることは明らかであろう。
【国際調査報告】