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特表2025-501739フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法、装置及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-23
(54)【発明の名称】フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20250116BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20250116BHJP
   G06F 9/451 20180101ALI20250116BHJP
   G06F 8/65 20180101ALI20250116BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/14 340A
G06F9/451
G06F8/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537143
(86)(22)【出願日】2022-12-13
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2022138610
(87)【国際公開番号】W WO2023116505
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111564941.4
(32)【優先日】2021-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519059292
【氏名又は名称】杭州海康机器人股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hangzhou Hikrobot Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 304, Unit B, Building 2, 399 Dangfeng Road, Binjiang District, Hangzhou, Zhejiang 310051, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】胡 景翔
(72)【発明者】
【氏名】王 川▲艷▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 文▲聡▼
【テーマコード(参考)】
5B069
5B376
5E555
【Fターム(参考)】
5B069AA01
5B376FA15
5B376FA17
5E555AA13
5E555BA02
5E555BA86
5E555BB02
5E555BC18
5E555CA02
5E555CA03
5E555CA18
5E555CC11
5E555DB56
5E555DC11
5E555DC13
5E555FA00
(57)【要約】
本発明の実施例は、コンピュータ技術分野に属し、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法、装置及び記憶媒体を開示する。本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、バックグラウンドのデータセンターに記憶された各モジュールのモジュールデータは、モジュールの表示方式、モジュールの機能データ及びモジュール間の論理関係を含み、即ち、バックグラウンドにフォアグラウンドデータとバックグラウンドデータとが同時に記憶されている。本発明の実施例では、バックグラウンドが全てのデータのデータセンターとして機能している。このように、フォアグラウンドが、目標モジュールに対する目標操作を検出した場合、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御し、目標操作が取り消される場合、同様にフォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御することにより、目標操作の実行中又は目標操作の取り消し中にフォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに表示される内容、及びフォアグラウンドとバックグラウンドのデータ間の一致性を保証することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、ステップと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御し、前記フォアグラウンドが復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新するステップと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法。
【請求項2】
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御した後、さらに、
前記目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成するステップと、を含み、
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データのうちの前記一部のデータを前記目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられる、ステップを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する追加操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信し、次に第1の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターに前記目標モジュールの前記モジュールデータを追加し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信し、次に第2のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを復元し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を復元するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第1の論理関係更新命令を送信し、次に前記第1のモジュール更新命令を送信する前に、さらに、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御するステップであって、前記目標モジュールに対応する前記データは、前記目標モジュールのモジュールデータ、及び各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を含む、ステップを含み、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第2のモジュール更新命令を送信し、次に前記第2の論理関係更新命令を送信した後、さらに、
受信した前記第2のモジュール更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールの前記モジュールデータを前記データセンターにインポートし、受信した前記第2の論理関係更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係を前記データセンターにインポートするステップを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第1の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第1のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータに削除マークを追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第2のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータの前記削除マークを削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第2の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係は、前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続関係、及び前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の購読関係を含み、
前記接続関係は、前記インタラクティブインターフェース上の前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続線関係を示し、
前記購読関係は、前記モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと各前記他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、前記モジュールの出力と各前記他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の購読関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、前記他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の接続関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記エッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように指示するために用いられるステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び前記目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記後実行モジュールは、前記フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて前記目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前記前実行モジュールは、フローチャートにおいて前記目標モジュールの前に実行されるモジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、前記後実行モジュールと各前記目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータにおける残りのデータを削除するように指示するために用いられる、ステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、前記フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第1の制御モジュールであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、第1の制御モジュールと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドに前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御させ、前記フォアグラウンドに復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第2の制御モジュールと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項12】
さらに、
前記目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御させ、前記フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第3の制御モジュールを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信させ、
前記フォアグラウンドに、前記1つ又は複数のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成させるために用いられ、前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられ、
前記第2の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信させるために用いられ、前記1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データのうちの前記一部のデータを前記目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の装置。
【請求項14】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する追加操作である場合、
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信させ、次に第1の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターに前記目標モジュールの前記モジュールデータを追加し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御させるために用いられ、
前記第2の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信させ、次に第2のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信させ、次に第1のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御させるために用いられ、
前記第2の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信させ、次に第2の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを復元し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を復元するように制御させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
さらに、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第1の論理関係更新命令を送信し、次に前記第1のモジュール更新命令を送信する前に、前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御させるためのエクスポートモジュールであって、前記目標モジュールに対応する前記データは、前記目標モジュールのモジュールデータ、及び各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を含む、エクスポートモジュールと、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第2のモジュール更新命令を送信し、次に前記第2の論理関係更新命令を送信した後、受信した前記第2のモジュール更新命令に応答して、前記バックグラウンドに、前記参照記憶位置から前記目標モジュールの前記モジュールデータを前記データセンターにインポートさせ、受信した前記第2の論理関係更新命令に応答して、前記バックグラウンドに、前記参照記憶位置から前記目標モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係を前記データセンターにインポートさせるためのインポートモジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信させ、次に第1のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドが前記第1の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を削除するように制御させ、前記バックグラウンドが前記第1のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータに削除マークを追加するように制御させるために用いられ、
前記第2の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信させ、次に第2の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドが前記第2のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータの前記削除マークを削除するように制御させ、前記バックグラウンドが前記第2の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係は、前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続関係、及び前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の購読関係を含み、
前記接続関係は、前記インタラクティブインターフェース上の前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続線関係を示し、
前記購読関係は、前記モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと各前記他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、前記モジュールの出力と各前記他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す、
ことを特徴とする請求項11~13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信させ、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信させ、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信させるために用いられ、
前記第1の購読関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、前記他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールであり、
前記第1の接続関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記エッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記第1のモジュール削除命令は、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信させるために用いられ、
前記購読関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び前記目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記後実行モジュールは、前記フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて前記目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前記前実行モジュールは、フローチャートにおいて前記目標モジュールの前に実行されるモジュールであり、
前記購読関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、
前記購読関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、前記後実行モジュールと各前記目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記第1のモジュール削除命令は、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータにおける残りのデータを削除するように指示するために用いられる、
ことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項21】
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、
前記プロセッサは、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項22】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法のステップが実施される、
ことを特徴とする不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータに請求項1~10のいずれか1項に記載の方法のステップを実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ技術分野に関し、特に、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムとは、フォアグラウンドとバックグラウンドとが互いに独立しているシステムのことである。前記フォアグラウンドはインターフェース層を指してもよく、前記バックグラウンドは機能層を指してもよい。
【0003】
フォアグラウンドは、複数のモジュールを含むフローチャートを表示するインタラクティブインターフェース(interactive interface)を提供するために用いられ、該インタラクティブインターフェースにより、ユーザは特定のモジュールに対して操作をトリガすることができる。
【0004】
バックグラウンドは、該操作に対応するデータ論理機能を実行し、データ記憶機能を提供するために用いられる。
【0005】
ユーザがフォアグラウンドで、あるモジュールに対して操作をトリガした後、通常、ユーザが該操作を取り消す必要があったり、該操作を取り消した後に該操作を再実行する必要があったりするシナリオがよく存在する。
【0006】
上記シナリオにおいて、どのように該操作を取り消すか、又はやり直すかは、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの同期に関わる可能性があるため、ユーザがフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいてモジュールに対する操作の取り消し又はやり直しを実現できるような、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法の検討が求められている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例は、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法、装置及び記憶媒体を提供し、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおけるユーザ操作の取り消し又はやり直しを実現することができる。
【0008】
第1の態様によれば、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、ステップと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御し、前記フォアグラウンドが復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新するステップと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法が提供される。
【0009】
第2の態様によれば、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、前記フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第1の制御モジュールであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、第1の制御モジュールと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドに前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御させ、前記フォアグラウンドに復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第2の制御モジュールと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置が提供される。
【0010】
第3の態様によれば、プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、
前記プロセッサは、上記第1の態様により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法におけるいずれかのステップを実行するように構成される、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置が提供される。
【0011】
第4の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令がプロセッサによって実行されると、上記第1の態様により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法におけるいずれかのステップが実施される、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0012】
第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータに上記第1の態様により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法におけるいずれかのステップを実行させる、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0013】
本発明の実施例により提供される技術的解決策がもたらす有益な効果は、少なくとも以下を含む。
【0014】
本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、バックグラウンドのデータセンターに記憶されたモジュールデータは、モジュールの表示方式、モジュールの機能データ及びモジュール間の論理関係を含み、即ち、バックグラウンドにフォアグラウンドデータとバックグラウンドデータとが同時に記憶されている。これから分かるように、本発明の実施例では、バックグラウンドが全てのデータのデータセンターとして機能している。このように、フォアグラウンドが、目標モジュールに対する目標操作を検出した場合、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御し、目標操作が取り消される場合、同様にフォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御することにより、目標操作の実行中又は目標操作の取り消し中にフォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに表示される内容、及びフォアグラウンドとバックグラウンドのデータ間の一致性を保証することができる。
本発明の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかに、以下の説明における図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働なしにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムのアーキテクチャ概略図である。
図2】本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例により提供されるフローチャートの概略図である。
図4】本発明の実施例により提供される別のフローチャートの概略図である。
図5】本発明の実施例により提供されるモジュールを削除する概略図である。
図6】本発明の実施例により提供される別のフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法のフローチャートである。
図7】本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置の構造概略図である。
図8】本発明の実施例により提供される端末の構造概略図である。
図9】本発明の実施例により提供されるサーバの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施例の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0017】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、フォアグラウンドは、ソフトウェアのインターフェース表示を行い、ユーザが操作できるインタラクティブインターフェースを提供するために用いられ、バックグラウンドは、具体的な機能論理及び記録データを提供する。典型的なC/S(client/server、クライアント/サーバ)、B/S(browser/server、ブラウザ/サーバ)システムは、いずれもフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに属する。
【0018】
現在、マシンビジョン業界又は他の業界では、いくつかの異なる機能モジュール(機能モジュールは機能ユニットとも呼ばれる)を予め抽出し、これらの機能モジュールを組み合わせることによってある特定の組み合わせ機能を実現する。機能モジュールを一定の順序に並べ、それらの間の関係を設定するプロセスは、プロセス設定である。プロセス設定機能を提供するソフトウェアは、プロセス設定システムである。プロセス設定システムのフォアグラウンドにより提供されるインタラクティブインターフェースは、通常、グラフィカルなフローチャートであることを考慮すると、プロセス設定システムはグラフィカルプロセス設定システムとも呼ばれる。
【0019】
プロセス設定システムは、典型的なフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムである。本発明の実施例により提供されるモジュール処理方法は、プロセス設定システムに適用され得る。オプションで、本発明の実施例により提供されるモジュール処理方法は、他のフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにも適用することができ、本発明の実施例はこれについて限定しない。
【0020】
以下の説明を容易にするために、ここでは、本発明の実施例に関わる2つの概念を簡単に説明する。
【0021】
取り消し(アンドゥ):ユーザがソフトウェアシステムとインタラクションする時、ユーザのニーズにより、ソフトウェアの状態を最後の操作の前の状態に戻すことは、1回の取り消しである。取り消しは直列化することができ、即ち、複数回取り消して、複数回の操作の前の状態に戻すことができる。
【0022】
やり直し(リドゥ):取り消しとは逆に、ソフトウェアが取り消しによりある状態に到達した場合、ユーザのニーズにより、ソフトウェア状態を最後の取り消しの前の状態に進めることはやり直しである。やり直しも直列化することができ、即ち、複数回やり直して、複数回取り消される前の状態を復元する。
【0023】
取り消し又はやり直しの目的は、ソフトウェアの状態を最後の操作から前のN個の操作までの間のいずれかの操作後の状態にリセットすることであり、即ち、ユーザが自分の行動を元に戻す機会を与えることである。
【0024】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、フォアグラウンドは、ユーザが操作できるインタラクティブインターフェースを提供し、バックグラウンドは、データ論理機能及び記憶を提供する。このようなシステムにおいて、如何に取り消し又はやり直しを実現するとともに、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの同期を保証するか、及び、プロセス設定システムが単一の機能モジュールの変更が複数の機能モジュールの変更を引き起こす場合に、如何にユーザがトリガした操作の取り消し又はやり直しを実現するかは、いずれも現在の研究のホットトピックである。本発明の実施例により提供されるモジュール処理方法は、上記2つの技術を実現することができ、具体的な実現方式は、後続の実施例で詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムのアーキテクチャ概略図である。図1に示すように、該フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含む。
【0026】
ここで、フォアグラウンドにより提供されるインタラクティブインターフェースには、モジュール1とモジュール2、及びモジュール1とモジュール2との間の接続関係が表示される。同時に、モジュール1は具体的な表示方式に基づいて表示され、モジュール2も具体的な表示方式に基づいて表示される。図1には、モジュール2の表示方式が例示され、該表示方式は、具体的に、モジュール2の左上隅の位置座標が(200、300)であることと、モジュール2の高さ(height)が30であることと、モジュール2の幅(width)が90であることと、モジュール2の色(color)がオレンジであることを含む。
【0027】
上記モジュール1とモジュール2の表示方式はフォアグラウンドデータと呼ばれ得る。ここで、フォアグラウンドデータは、インターフェースデータとも呼ばれる。
【0028】
バックグラウンドは、具体的な論理機能を提供する。図1に示すように、バックグラウンドには、以下のコードが記憶されている。
(プロセス0:
モジュール1の機能データ
モジュール2の機能データ
接続関係:モジュール1がモジュール2を指す)。
【0029】
該コードが示す意味は、フォアグラウンドに表示されるのは1つのフローチャートであり、該フローチャートは2つの機能モジュールを含み、それぞれモジュール1及びモジュール2であり、接続関係はモジュール1がモジュール2を指すことであり、即ち、モジュール1の出力は、モジュール2の入力である。
【0030】
上記コードにおけるモジュール1の機能データは、モジュール1の内部実行ロジックを示し、該内部実行ロジックはモジュール1の入力に基づいてどのようにモジュール1の出力を得るかを示すために用いられる。モジュール2の機能データは、モジュール2の内部実行ロジックを示し、該内部実行ロジックはモジュール2の入力に基づいてどのようにモジュール2の出力を得るかを示すために用いられる。上記コードは、通常、バックグラウンドデータと呼ばれ、即ち、本発明の実施例では、バックグラウンドデータは、フォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに表示される複数のモジュールのうちの各モジュールの機能データ及び複数のモジュール間の論理関係を示す。ここで、バックグラウンドデータは基礎データ(underlying data)とも呼ばれ、バックグラウンドは基礎層(underlying layer)とも呼ばれる。
【0031】
図1に示すように、フォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに2つのモジュールが配置され、ここで、モジュール2の左上隅は座標(200、300)にあり、幅は90であり、高さは30であり、色はオレンジである。バックグラウンドはモジュール間の論理関係及び各モジュールの機能データを記憶する。モジュール2が削除される場合、バックグラウンドにとって、バックグラウンドデータからモジュール2の機能データが減るだけでなく、接続関係も1つ減ることになる。取り消し操作を行う場合、バックグラウンドでモジュール2の機能データ、及びモジュール2とモジュール1との間の接続関係を復元する必要があることに加えて、削除操作の前の状態に完全に復元するためにフォアグラウンドのインタラクティブインターフェースにおける位置、長さ、幅、色も復元しなければならない。
【0032】
このようなシナリオにおいて、フォアグラウンドデータをフォアグラウンドに記憶し、バックグラウンドデータをバックグラウンドに記憶すると、削除操作を取り消す際に、フォアグラウンドでフォアグラウンドデータを、バックグラウンドで機能データと論理関係をそれぞれ復元する必要があり、このように、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの不整合を招きやすい。従って、本発明の実施例では、全てのデータを唯一のセンターに記憶するように設定し、該センターはバックグラウンドである。このように、フォアグラウンドデータもバックグラウンドに記憶され、取り消す際には、バックグラウンドに記憶されたデータを復元し、フォアグラウンドがバックグラウンドからフォアグラウンドデータを取得すればよい。即ち、フォアグラウンドは、バックグラウンドからフォアグラウンドデータを取得して表示するだけに用いられ、データの記憶を行わないため、データの不整合が生じる可能性があるという問題を解決する。本発明の実施例では、フォアグラウンドデータ及びバックグラウンドデータがいずれもバックグラウンドに記憶されているため、後の説明の便宜上、バックグラウンドに記憶されたデータをモジュールデータと総称する。即ち、モジュールデータは、フォアグラウンドデータとバックグラウンドデータとを含む。具体的には、いずれかのモジュールのモジュールデータは、該モジュールの表示方式、該モジュールの機能データ及び該モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含む。
【0033】
なお、図1に示すフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムは一例に過ぎず、本発明の実施例に係るフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムを限定するものではない。
【0034】
図2は、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法のフローチャートである。該方法はフォアグラウンドとバックグラウンドとを含むフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに適用される。フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられる。バックグラウンドにはデータセンターが配置され、該データセンターは複数のモジュールのうちの各モジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、いずれかのモジュールのモジュールデータは、該モジュールの表示方式、該モジュールの機能データ及び該モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含む。具体的には、図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0035】
ステップ201において、目標モジュールに対する目標操作に応答して、フォアグラウンドが目標操作に基づいて、バックグラウンドがデータセンターにおける目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、フォアグラウンドが更新後の目標モジュールに対応するデータに基づいてインタラクティブインターフェースを更新し、目標モジュールは、複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールであり、目標操作は、目標モジュールに対する任意の操作である。
【0036】
ここで、目標モジュールに対応するデータは、データセンターにおける目標モジュールのモジュールデータ、及び他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連するデータを含み、これについて後に詳しく説明し、ここでは説明しない。
【0037】
上記目標操作は、目標モジュールに対する削除操作であってもよく、目標モジュールに対する追加操作であってもよく、又は目標モジュールの表示色などの属性に対する変更操作であってもよい。ここで、削除操作とは、具体的に、インタラクティブインターフェースに表示される目標モジュールを削除することを指し、追加操作とは、具体的に、インタラクティブインターフェースに目標モジュールを追加することを指す。
【0038】
例示的に、目標操作が目標モジュールに対する削除操作である場合、ステップ201は具体的に、フォアグラウンドが目標操作に基づいて、バックグラウンドがデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータ、及び他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連するデータを削除するように制御し、データが削除されたデータセンターに基づいてインタラクティブインターフェースを再表示することを指す。
【0039】
別の例として、目標操作が目標モジュールに対する追加操作である場合、ステップ201は、具体的に、フォアグラウンドが目標操作に基づいて、バックグラウンドがデータセンターに目標モジュールのモジュールデータを追加して他のモジュールのモジュールデータに目標モジュールに関連するデータを追加するように制御し、データが追加されたデータセンターに基づいてインタラクティブインターフェースを再表示することを指す。
【0040】
1つの可能な実施形態では、インタラクティブインターフェースには、モジュール削除コントロール及びモジュール追加コントロールが表示され、フォアグラウンドが、該モジュール削除コントロール及びモジュール追加コントロールに対するユーザの選択操作を検出すると、目標モジュールに対する目標操作を検出したと決定してもよく、この時、ステップ201により目標操作を実行することができる。
【0041】
フォアグラウンドは、該目標操作を検出した後、目標操作に基づいて、バックグラウンドを制御してデータセンターにおける目標モジュールに対応するデータを更新し、更新後のデータセンターにおける目標モジュールに対応するデータに基づいて、インタラクティブインターフェースを更新することにより、インタラクティブインターフェース、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの一致性を実現する。
【0042】
上記目標モジュールに対応するデータは、目標モジュールのモジュールデータ、及び他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連するデータを含む。ここで、目標モジュールのモジュールデータは、目標モジュールの機能データ、目標モジュールの表示方式、及び目標モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含む。目標モジュールの機能データは、目標モジュールの内部実行ロジックを示し、該内部実行ロジックは、目標モジュールの入力に基づいてどのように目標モジュールの出力を得るかを示す。目標モジュールの表示方式は、例えば、目標モジュールの表示位置、表示サイズ、表示色などを含む。各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連するデータは、該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係を含む。
【0043】
1つの可能な実施形態では、目標モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係は、目標モジュールと他のモジュールとの間の接続関係を含む。該接続関係は、インタラクティブインターフェース上の目標モジュールと該他のモジュールとの間の接続線関係を示し、該接続線関係は、具体的に、フローチャートの実行プロセスにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の実行順序を示す。例えば、目標モジュールが図1に示すモジュール1であり、他のモジュールがモジュール2である場合、目標モジュールと他のモジュールとの接続関係は、まずモジュール1の内部実行ロジックを実行し、次にモジュール2の内部実行ロジックを実行することを示すものであってもよい。
【0044】
図3は、本発明の実施例により提供されるフローチャートの概略図であり、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムがプロセス設定システムである場合、フォアグラウンドで見られるフローチャートは、通常、図3に示される。図3に示すフローチャートにおける各モジュール間の接続関係は、実行順序のみを表し、モジュールとモジュールとの間にデータ交換があり、前のモジュールの出力は、後のモジュールの入力又はパラメータとして演算に参加する必要があり、そうでなければ、このプロセスは意味がない。入出力とモジュール自体のパラメータを加えると、実際のフローチャートは図3に示すフローチャートより複雑になる。
【0045】
図4は、本発明の実施例により提供される別のフローチャートの概略図である。図4に示すように、モジュールとモジュールとの間には、接続関係に加えて、内部の複雑なパラメータ、入力、出力の間の購読関係がある。例えば、あるモジュールの内部パラメータは、実行順序における前のモジュールの出力であってもよく、該モジュールの出力は、実行順序における次のモジュールの内部パラメータであってもよく、又は、あるモジュールの出力は、実行順序における次のモジュールの入力であってもよい。即ち、あるモジュールは、前のあるモジュールの入力又は出力を購読する可能性がある。従って、フローチャートは非常に複雑な単方向ネットワークである。あるモジュールを削除する時、モジュール自身に影響するだけでなく、フローチャートにおける全ての後続モジュールとそれ、及びその先行モジュールとの購読関係にも影響する。
【0046】
従って、別の1つの可能な実施形態では、目標モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係は、上記目標モジュールと該他のモジュールとの間の接続関係に加えて、目標モジュールと該他のモジュールとの間の購読関係をさらに含み得る。該購読関係は、目標モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと該他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、目標モジュールの出力と該他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係、及び/又は、目標モジュールの入力と該他のモジュールの出力との間の関連関係を示す。
【0047】
即ち、本発明の実施例では、いずれかのモジュールについて、該モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係は、該モジュールと該他のモジュールとの間の接続関係、及び該モジュールと該他のモジュールとの間の購読関係を含む。該接続関係は、表示インターフェース上の該モジュールと該他のモジュールとの間の接続線関係を示す。購読関係は、該モジュールの内部パラメータと該他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、該モジュールの出力と該他のモジュールの内部パラメータとの間の関連関係、及び/又は、該モジュールの出力と該他のモジュールの入力との間の関連関係、及び/又は、該モジュールの入力と該他のモジュールの出力との間の関連関係を示す。即ち、購読関係は、該モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと該他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、該モジュールの出力と該他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す。
【0048】
なお、各モジュールの内部パラメータは、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、各モジュールの出力は1つ又は複数であってもよいし、各モジュールの入力は1つ又は複数であってもよい。上記関連関係は、上位概念的な関連関係であり、具体的な1つのパラメータと他の具体的なパラメータとの間の関連関係を含んでもよく、複数のパラメータのそれぞれと他のパラメータとの間の関連関係を含んでもよい。例えば、目標モジュールの内部パラメータと他のモジュールの出力との間の関連関係とは、他のあるモジュールの1つの出力が目標モジュールの1つの内部パラメータであること、又は、他のあるモジュールの2つの出力がそれぞれ目標モジュールの2つの内部パラメータであること、又は、他の2つのモジュールのそれぞれの1つの出力がそれぞれ目標モジュールの2つの内部パラメータのうちの1つであることであってもよい。上記は単なる例に過ぎず、本発明の実施例に係る関連関係を限定するものではない。
【0049】
ステップ202において、目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、フォアグラウンドが取り消し命令に基づいて、バックグラウンドがデータセンターにおける目標モジュールに対応するデータを復元するように制御し、フォアグラウンドが復元後の目標モジュールに対応するデータに基づいて、インタラクティブインターフェースを更新する。
【0050】
1つの可能な実施形態において、インタラクティブインターフェースには取り消し操作コントロールが表示され、フォアグラウンドが該取り消し操作コントロールに対するユーザの選択操作を検出すると、目標操作に対する取り消し命令を検出したと決定してもよく、この場合、ステップ202により目標操作に対する取り消しプロセスを実行することができる。
【0051】
目標操作が目標モジュールに対する削除操作である場合、上記ステップ202は具体的に、フォアグラウンドが取り消し命令に基づいて、バックグラウンドがデータセンターに目標モジュールに対応するデータを再追加するように制御することを指す。
【0052】
目標操作が目標モジュールに対する追加操作である場合、上記ステップ202は具体的に、フォアグラウンドが取り消し命令に基づいて、バックグラウンドがデータセンターから目標モジュールに対応するデータを削除するように制御することを指す。
【0053】
本発明の実施例では、ステップ201及びステップ202は、具体的には、フォアグラウンドを操作中心としてもよいし、バックグラウンドを操作中心としてもよい。ここで、フォアグラウンドを中心とするとは、フォアグラウンドで目標操作を実行する各具体的な操作を記録することを指し、バックグラウンドを中心とするとは、バックグラウンドで目標操作を実行する各具体的な操作を記録することを指し、つまり、両者の違いは、具体的な操作を記録するファイルがフォアグラウンドに保存されるかバックグラウンドに保存されるかである。以下、2つの実現方式に分けてそれぞれ説明する。
【0054】
(1)フォアグラウンドを中心とする
【0055】
この場合、上記ステップ201の実現プロセスは、フォアグラウンドが目標操作に基づいて、バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信し、1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられ、フォアグラウンドが該1つ又は複数の第1のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成することであってもよい。
【0056】
例えば、目標操作がモジュール削除又はモジュール追加である場合、フォアグラウンドがバックグラウンドに第1の論理関係更新命令及び第1のモジュール更新命令を送信し、第1の論理関係更新命令及び第1のモジュール更新命令を送信する操作記録を生成する。第1の論理関係更新命令は、バックグラウンドに、目標操作に基づいてデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールと目標モジュールとの論理関係を更新するように指示するために用いられ、第1のモジュール更新命令は、バックグラウンドに、目標操作に基づいてデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを更新するように指示するために用いられる。
【0057】
なお、上記操作記録は、各第1のデータ更新命令の送信順序、及び各命令によって指示されたデータ変更状況を示すために用いられる。
【0058】
この場合、上記ステップ202の実現プロセスは、フォアグラウンドが操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信し、1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、バックグラウンドに、各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係を目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するか、又は目標モジュールのモジュールデータを目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられることであってもよい。
【0059】
例えば、目標操作がモジュール削除又はモジュール追加であるシナリオでは、フォアグラウンドは、操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいてバックグラウンドに第2の論理関係更新命令及び第2のモジュール更新命令を送信する。第2の論理関係更新命令は、バックグラウンドに、データセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられ、第2のモジュール更新命令は、バックグラウンドに、データセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられ、これにより、この後、フォアグラウンドがバックグラウンドから更新後の目標モジュールに対応するデータを取得し、更新後の目標モジュールに対応するデータに基づいてインタラクティブインターフェースを更新することができる。
【0060】
具体的に、目標操作が目標モジュールに対する削除操作である場合、目標操作を実行する時、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信する。このように、バックグラウンドがまず各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次に目標モジュールのモジュールデータを削除するように制御することができ、まず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信する操作記録を生成する。目標操作を取り消す場合、上記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信する。このように、バックグラウンドがまずデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを復元し、次に各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を復元するように制御することができる。
【0061】
同様に、目標操作が目標モジュールに対する追加操作である場合、目標操作を実行する時、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信し、次に第1の論理関係更新命令を送信する。このように、バックグラウンドがまずデータセンターに目標モジュールのモジュールデータを追加し、次にデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータに目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を追加するように制御することができ、まず第1のモジュール更新命令を送信し、次に第1の論理関係更新命令を送信する操作記録を生成する。目標操作を取り消す場合、前記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信し、次に第2のモジュール更新命令を送信する。このように、バックグラウンドがまずデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次にデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを削除するように制御することができる。
【0062】
上記の順序で命令を送信する目的は、フォアグラウンドが目標操作を取り消す際に、完全に目標操作の逆操作に基づいて実現することができ、目標操作が実行される前の状態に戻れなくなることを避けるためである。
【0063】
例えば、目標操作が図1に示すモジュール2に対する削除操作である場合、フォアグラウンドを中心とすると、ステップ201及びステップ202の具体的なプロセスは以下の通りである。
【0064】
目標操作を実行する時、以下のいくつかのプロセスを含む。
【0065】
1)フォアグラウンドはバックグラウンドにモジュールデータ取得命令を送信し、フォアグラウンドはバックグラウンドから送信された目標モジュールに対応するデータを受信し、該目標モジュールに対応するデータは目標モジュールのモジュールデータ、及び各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連するデータを含む。
【0066】
2)フォアグラウンドは、取得された目標モジュールに対応するデータを分析し、目標モジュールを削除するために、まず各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次に目標モジュールのモジュールデータを削除する必要があると決定する。該分析結果に基づいて、フォアグラウンドはバックグラウンドに接続線削除命令を送信し、即ち、上記第1の論理関係更新命令を送信して、データセンターにおける該他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を削除するようにバックグラウンドに指示し、該第1の論理関係更新命令の送信に対応する操作記録を生成し、後続の説明の便宜上、該操作記録を第1の操作記録と称する。ここで、バックグラウンドは、論理関係を削除する際に、まず目標モジュールに関連する接続データを他の記憶場所にバックアップし、即ち、目標モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係をバックアップしてから、バックグラウンドデータにおける目標モジュールに関連する接続データを削除することにより、削除されたデータを後で迅速に復元できるようにする。
【0067】
3)フォアグラウンドは、バックグラウンドにモジュール削除命令を送信し、即ち、上記第1のモジュール更新命令を送信して、目標モジュールのモジュールデータを削除するようにバックグラウンドに指示し、該第1のモジュール更新命令の送信に対応する操作記録を生成し、後続の説明の便宜上、該操作記録を第2の操作記録と称する。ここで、バックグラウンドは、目標モジュールのモジュールデータを削除する際に、バックグラウンドが目標モジュールのモジュールデータを他の記憶場所にバックアップしてから、バックグラウンドデータにおける目標モジュールのモジュールデータを削除することにより、削除されたデータを後で迅速に復元できるようにする。
【0068】
目標操作を取り消す場合、以下のいくつかのプロセスを含む。
【0069】
1)第1の操作記録は第2の操作記録の前に生成されるため、上記目標操作の逆操作を実現するために、フォアグラウンドはまず第2の操作記録に基づいてバックグラウンドにモジュールインポート命令を送信し、即ち、上記第2のモジュール更新命令を送信して、バックグラウンドにデータセンターに目標モジュールのモジュールデータを追加するように指示する。
【0070】
2)その後、フォアグラウンドは、第1の操作記録に基づいて、バックグラウンドにモジュール1とモジュール2の接続構築命令を送信し、即ち、上記第2の論理関係更新命令を送信して、バックグラウンドにデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータに目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を追加するように指示する。
【0071】
3)フォアグラウンドは、バックグラウンドから、目標モジュールのモジュールデータにおける目標モジュールの表示方式であるモジュールインターフェースデータを取得し、取得された表示方式に基づいて、インタラクティブインターフェースに目標モジュールを再表示する。
【0072】
上記プロセス全体は、フォアグラウンドが主導するもので、バックグラウンドが受動的に応答して、データ取得、インポートのための基本インターフェースを提供する。
【0073】
現時点では、フォアグラウンドからバックグラウンドへの命令の送信は、バックグラウンドのインターフェースを呼び出すことによって実現されるものであり、即ち、バックグラウンドは一連のインターフェースを提供する。フォアグラウンドが命令を送信する必要がある場合、バックグラウンドのあるインターフェースを呼び出して該命令を送信し、バックグラウンドがある具体的な操作を実行するように制御する。例えば、バックグラウンドが論理関係削除インターフェース及びモジュール削除インターフェースを提供し、このようなシナリオでは、目標操作がモジュール削除である場合、フォアグラウンドからバックグラウンドに送信された第1の論理関係更新命令は、該論理関係削除インターフェースを呼び出すことにより実現され得、フォアグラウンドからバックグラウンドに送信された第1のモジュール更新命令は、該モジュール削除インターフェースを呼び出すことにより実現され得る。
【0074】
上記フォアグラウンドを中心とする実現方式では、フォアグラウンドは、具体的な操作の手順や影響範囲について最もよく知っており、バックグラウンドはインターフェースのみを提供し、具体的な業務に関わる必要がないため、取り消しプロセスにおいてシステムがより安定しやすい。
【0075】
(2)バックグラウンドを中心とする
【0076】
この場合、上記ステップ201の実現プロセスは、フォアグラウンドが目標操作に基づいてインタラクティブインターフェースを更新し、そしてフォアグラウンドがバックグラウンドに更新命令を送信し、該更新命令は、バックグラウンドに、目標操作に基づいてデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係、及びデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを更新するように指示するために用いられることであってもよい。同時にバックグラウンドは上記の各操作に対応する操作記録を生成する。
【0077】
それに応じて、上記ステップ202の実現プロセスは、フォアグラウンドがバックグラウンドに復元命令を送信し、該復元命令は、バックグラウンドに、ローカルに記憶された操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、データセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係、及びデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを、目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられることであってもよい。フォアグラウンドは、バックグラウンドから更新後の目標モジュールのモジュールデータにおける表示方式を取得し、更新後の表示方式に基づいてインタラクティブインターフェースを更新する。
【0078】
例えば、目標操作が図1に示すモジュール2に対する削除操作である場合、バックグラウンドを中心とすると、ステップ201及びステップ202の具体的なプロセスは以下の通りである。
【0079】
目標操作を実行する時、以下のいくつかのプロセスを含む。
【0080】
1)フォアグラウンドは、モジュールクリーンアップ命令を検出すると、まずインタラクティブインターフェース上の目標モジュールを削除し、次にバックグラウンドに目標モジュールの識別子を含むモジュール削除命令を送信する。
【0081】
2)バックグラウンドは、モジュール削除命令を受信した後、まず各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連する接続データを他の記憶場所にバックアップし、次にデータセンターにおける各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連する接続データを削除し、該接続データの削除操作に対応する操作記録を生成し、第3の操作記録としてマークする。ここで、各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連する接続データは、目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を示す。
【0082】
3)バックグラウンドが目標モジュールのモジュールデータを他の記憶場所にバックアップし、データセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを削除し、該モジュールデータの削除操作に対応する操作記録を生成し、第4の操作記録としてマークする。
【0083】
目標操作を取り消す時、以下のいくつかのプロセスを含む。
【0084】
1)フォアグラウンドはバックグラウンドに取り消し命令を送信する。
【0085】
2)バックグラウンドが操作記録をクエリーし、上記第4の操作記録に基づいて、最後の操作がモジュールのモジュールデータを削除することを特定し、モジュールのモジュールデータの削除の逆操作を実行し、即ち、バックアップされたデータから目標モジュールのモジュールデータをデータセンターにインポートする。
【0086】
3)バックグラウンドが操作記録をクエリーし、上記第3の操作記録に基づいて、モジュールデータを削除する前の操作はモジュール接続データを削除することを特定し、モジュール接続データの削除の逆操作を実行し、即ち、バックアップされたデータから各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールに関連する接続データをデータセンターに追加する。
【0087】
4)バックグラウンドはフォアグラウンドに取り消しが完了したことを通知し、フォアグラウンドはバックグラウンドから最新の目標モジュールの表示方式を取得し、インタラクティブインターフェースを更新する。
【0088】
プロセス全体は、フォアグラウンドから送信される命令によって駆動され、バックグラウンドが全てのデータ記録及び逆操作を提供してデータの削除と復元を実現する。フォアグラウンドはデータのクエリー及び更新を行う。なお、上記フォアグラウンドを中心とする実現方式では、フォアグラウンドは、具体的な操作の手順や影響範囲について最もよく知っており、開発者が目標操作の実際の処理状況を常に把握し、目標操作の実際の処理状況を制御することに便利である。従って、本発明の実施例が適用される時、フォアグラウンドを中心とする実現方式を採用することが好ましい。
【0089】
また、上記の目的モジュールに対応するデータを削除する実際の実現方式は、さまざまな方法が考えられる。図4に示すように、実際のフローチャートは非常に複雑であり、この場合、目標操作が目標モジュールに対する削除操作である場合、このような複雑な関係での取り消しややり直しに対応するために、比較的複雑な削除を行ってから取り消すシナリオに対して、2種類のポリシーがある。
【0090】
1)仮削除ポリシー。目標操作に基づいて目標モジュールを削除する際に、この目標モジュールのモジュールデータは削除マークが付けられるだけで、実際に削除せず、そして各他のモジュールと削除される目標モジュールとの間の論理関係をクリーンアップする。目標操作を取り消す際に、削除マークを除去し、データセンターにおける各他のモジュールと該目標モジュールとの間の論理関係を復元する。
【0091】
即ち、仮削除ポリシーでは、上記フォアグラウンドが目標操作に基づいてバックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を順次送信する具体的な実現方式は、フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信した後、バックグラウンドが第1の論理関係更新命令を受信した時に、バックグラウンドが各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係を削除し、バックグラウンドが第1のモジュール更新命令を受信した時に、データセンターにおける目標モジュールのモジュールデータに削除マークを追加することであってもよい。
【0092】
それに応じて、フォアグラウンドが操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいてバックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を順次送信する具体的な実現方式は、操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信し、バックグラウンドが第2のモジュール更新命令を受信した時、目標モジュールのモジュールデータの削除マークを削除し、バックグラウンドが第2の論理関係更新命令を受信した時、各他のモジュールのモジュールデータに該他のモジュールと目標モジュールとの間の論理関係を追加することであってもよい。
【0093】
2)エクスポート・インポートポリシー。目標操作に基づいて目標モジュールを削除する際に、この目標モジュールに対応するデータをエクスポートし、次に該目標モジュールに対応するデータをクリーンアップする。取り消す際に、該目標モジュールのモジュールデータをインポートし、前にエクスポートしたデータに基づいて各他のモジュールと該目標モジュールとの間の接続及び購読関係を復元する。即ち、データを削除する際に、まず関連するデータをエクスポートし、次にデータセンターにおける関連データを直接削除する。
【0094】
即ち、エクスポート・インポートポリシーでは、フォアグラウンドが目標操作に基づいてバックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を順次送信する具体的な実現方式は、フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、バックグラウンドがまずデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次に目標モジュールのモジュールデータを削除するように制御することであってもよい。
【0095】
それに応じて、フォアグラウンドが操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいてバックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を順次送信する具体的な実現方式は、操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、バックグラウンドがまずデータセンターにおける目標モジュールのモジュールデータを復元し、次に各他のモジュールのモジュールデータにおける目標モジュールと該他のモジュールとの間の論理関係を復元するように制御することであってもよい。
【0096】
また、上記仮削除ポリシーでは、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの同期のため、1つのモジュールを削除した後、フォアグラウンドとバックグラウンドがマーク削除のみを行うと、フローチャート全体を実行する際に、マーク削除モジュールに対して特別な処理を行ってそれを無視し、実行をトリガしないようにする必要がある。このような特殊なデータが多くなると、前フォアグラウンドとバックグラウンドのデータの保守性に影響を与え、不安定になる。従って、本発明の実施例が適用される時、エクスポート・インポートポリシーを採用して目標モジュールを削除することが好ましい。
【0097】
また、上記エクスポート・インポートポリシーでは、削除されたデータを後で迅速に復元しやすくするために、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信する前に、フォアグラウンドは、バックグラウンドがデータセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御してもよい。この後、フォアグラウンドは、バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信した後、受信した第2のモジュール更新命令に応答して、バックグラウンドは、参照記憶位置から目標モジュールのモジュールデータをデータセンターにインポートし、受信した第2の論理関係更新命令に応答して、バックグラウンドは、参照記憶位置から目標モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係をデータセンターにインポートする。
【0098】
また、本発明の実施例では、目標操作がモジュール削除操作である場合、複数のモジュールに対して同じ目標操作を同時に行ってもよく、即ち、一括削除操作を行うシナリオが存在する。一括削除操作を行う場合、ステップ201及びステップ202における目標モジュールの数は複数である。
【0099】
このようなシナリオでは、上記目標操作の実行及び目標操作の取り消しを実現するために、同様に2種類のポリシーがあってもよい。1つは操作を中心とするものであり、もう1つはデータを中心とするものである。
【0100】
第1のポリシー:操作を中心とする。
【0101】
ここで、操作を中心とするとは、複数の目標モジュールに対する目標操作を実行する際に、目標操作を複数の、単一のモジュールに対するサブ操作に分割することを指し、即ち、各サブ操作は1つのモジュールのみに対するものであり、そして、複数のサブ操作の実行順序に従ってこの複数のサブ操作を順次実行することにより、複数の目標モジュールに対する目標操作を実現する。複数の目標モジュールに対する目標操作を実行する際に、1つのサブ操作を実行するごとに、該サブ操作に対する1つの操作記録を生成して記憶する。この複数の目標モジュールに対する目標操作を取り消す場合、記憶された操作記録によって指示されたサブ操作の逆操作に従って取り消しを完成する。
【0102】
操作を中心とするポリシーでは、上記フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信する具体的な実現方式は、フォアグラウンドがバックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信し、購読関係削除命令Aは、バックグラウンドに、各目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、後実行モジュールは、フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前実行モジュールは、フローチャートにおいて目標モジュールの前に実行されるモジュールであり、フォアグラウンドがバックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信し、購読関係削除命令Bは、バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信し、購読関係削除命令Cは、バックグラウンドに、各目標モジュールと前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信し、接続関係削除命令Aは、バックグラウンドに、後実行モジュールと各目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信し、接続関係削除命令Bは、バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信し、接続関係削除命令Cは、バックグラウンドに、各目標モジュールと前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられてもよい。
【0103】
フォアグラウンドは、上記実現方式で第1の論理関係更新命令を送信した後、バックグラウンドに第1のモジュール更新命令を送信して、バックグラウンドが複数の目標モジュールのそれぞれのモジュールデータにおける残りのデータを削除するように制御する。
【0104】
即ち、操作を中心とするポリシーでは、フォアグラウンドは、まず複数の目標モジュール間、及び複数の目標モジュールのうちの各目標モジュールと各他のモジュールとの間の購読関係及び接続線関係を分析し、複数の第1の論理関係更新命令によってこれらの購読関係及び接続線関係を削除し、次に各目標モジュールのモジュールデータを削除する。
【0105】
第2のポリシー:データを中心とする。
【0106】
データを中心とするとは、複数の目標モジュールに対する目標操作を実行する際に、複数の目標モジュールをまとめて扱い、この時、この複数の目標モジュールを削除する必要がある場合、この複数の目標モジュールのモジュールデータをまとめて削除し、次に、この複数の目標モジュールにおけるエッジ目標モジュールと他のモジュールとの間の論理関係を更新する。エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールである。モジュールデータの更新及び論理関係の更新時に同様に操作記録を生成し、この複数の目標モジュールに対する目標操作を取り消す際に、記憶された操作記録によって指示された目標操作の逆操作に従って取り消しを完成する。
【0107】
データを中心とするポリシーでは、フォアグラウンドがバックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信する具体的な実現方式は、フォアグラウンドがバックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信し、第1の購読関係削除命令は、バックグラウンドに、各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信し、第1の接続関係削除命令は、バックグラウンドに、各他のモジュールのモジュールデータにおける該他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、フォアグラウンドがバックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信し、第1のモジュール削除命令は、バックグラウンドに、複数の目標モジュールのモジュールデータを削除するように指示するために用いられることであってもよい。
【0108】
即ち、データを中心とするポリシーでは、フォアグラウンドは、複数の目標モジュールにおけるエッジ目標モジュールと他のモジュールとの間の購読関係及び接続線関係を分析し、複数の第1の論理関係更新命令によってこれらの購読関係及び接続線関係を削除し、次に各目標モジュールのモジュールデータを削除すればよい。各目標モジュール内部の購読関係又は接続線関係を1つずつ削除する必要がないため、目標操作に必要な時間が節約される。
【0109】
図5は、本発明の実施例により提供されるモジュールを削除する概略図であり、削除操作、追加操作の取り消し、削除操作のやり直しなどに適用される。図5に示すように、フローチャートにおけるモジュール2~モジュール5を削除する際に、2種類のポリシーがある。
【0110】
一、操作を中心として、一括操作を単一のモジュールに対するサブ操作の組み合わせに分解し、各サブ操作は具体的に以下の通りである。
【0111】
1)モジュール6~10とモジュール1~5との購読関係を順次削除し、即ち、モジュール6~10のそれぞれとモジュール1~5のそれぞれとの間の購読関係をそれぞれ削除する。
【0112】
2)モジュール3~5とモジュール1~2との購読関係を順次削除し、即ち、モジュール3~5のそれぞれとモジュール1~2のそれぞれとの間の購読関係をそれぞれ削除する。
【0113】
3)モジュール2とモジュール1との購読関係を削除する。
【0114】
4)モジュール6とモジュール3との接続線、モジュール7とモジュール4との接続線、モジュール8とモジュール5との接続線を順次削除し、即ち、モジュール6とモジュール3との間の接続関係、モジュール7とモジュール4との間の接続関係、モジュール8とモジュール5との間の接続関係をそれぞれ削除する。
【0115】
5)モジュール3~5とモジュール2との接続線を順次削除し、即ち、モジュール3~5のそれぞれとモジュール2との間の接続関係をそれぞれ削除する。
【0116】
6)モジュール2とモジュール1との接続線を削除し、即ち、モジュール2とモジュール1との間の接続関係を削除する。
【0117】
7)モジュール3~5を順次に削除し、即ち、モジュール3~5のそれぞれのモジュールデータを削除する。
【0118】
8)モジュール2を削除し、即ち、モジュール2のモジュールデータを削除する。
【0119】
取り消す際に、8)から1)の順序で逆方向に実行して、モジュールデータ、接続関係、購読関係を1つずつ追加することにより、モジュール2~モジュール5に対する削除操作の取り消しを実現する。
【0120】
二、データを中心とする一括インポート・エクスポートポリシー。
【0121】
1)データセンターにおけるモジュール2~5のそれぞれのモジュールデータをまとめて扱ってエクスポートして参照位置にバックアップする。
【0122】
2)モジュール6~10のモジュールデータにおける、モジュール1~5との間の購読関係を削除し、操作記録を生成する。即ち、モジュール6~10をまとめて扱い、モジュール1~5もまとめて扱い、モジュール6~10全体のモジュールデータにおける、モジュール1~5全体との間の購読関係を削除し、該購読関係は、具体的に、モジュール2~5におけるエッジモジュール3/4/5と他のモジュール6~10との間の購読関係である。
【0123】
3)他のモジュールのモジュールデータにおける、モジュール2~5との間の接続関係を削除し、モジュール2~5のそれぞれのモジュールデータを削除し、操作記録を生成する。
【0124】
取り消し時
【0125】
1)モジュール2~5のそれぞれのモジュールデータをまとめてインポートする。
【0126】
2)操作記録により他のモジュールとモジュール2~5との接続線を復元する。具体的には、モジュール1のモジュールデータにおける、モジュール2~5との間の接続関係、及びモジュール6~10のいずれかのモジュールのモジュールデータにおける、モジュール2~5との間の接続関係を含む。
【0127】
3)操作記録によりモジュール6~10とモジュール1~5との購読関係を復元する。具体的には、モジュール1のモジュールデータにおける、モジュール2~5との間の購読関係、及びモジュール6~10のいずれかのモジュールのモジュールデータにおける、モジュール2~5との間の購読関係を含む。
【0128】
上記の一つ目のポリシーでは、一括操作を複数の単一操作に変換することの問題点は、処理順序が取り消し順序を決定し、順序が間違っている場合、接続関係を復元する際にモジュールがまだ復元されていないことになると、エラーが発生する。全てが復元されたとしても、あるモジュールとモジュールとの間の接続関係が欠落している可能性があるため、フローチャートを前の状態に完全に復元することができない。上記の二つ目のポリシーでは、一括インポート・エクスポートポリシーは、まとめてエクスポートされた全体と周辺との関係を記録すればよく、エクスポートされた全体の内部の関係は、エクスポートされたモジュールのモジュールデータに含まれている。取り消し又はやり直しを行う際に、まずモジュールのモジュールデータをインポートし、各他のモジュールと該全体との周辺関係を復元すればよい。
【0129】
また、本発明の実施例では、一つ目のポリシーの操作を中心とするポリシーは、単一のモジュールのデータが変更される取り消しややり直しシナリオに適用される。例えば、あるモジュールの位置又は色を変更した後、位置又は色の変更の逆操作を実行することは、最も経済的で効率的な方法である。
【0130】
従って、1つの可能な実施形態では、目標モジュールの数が1つである場合、フォアグラウンドが、目標操作に基づいてバックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信する前に、フォアグラウンドは目標操作を1つ又は複数のサブ操作に分割してもよい。このシナリオでは、上記の1つ又は複数の第1のデータ更新命令は、1つ又は複数のサブ操作にそれぞれ対応し、バックグラウンドは、1つ又は複数のサブ操作に基づいて目標操作を完了する。即ち、目標操作を複数のサブ操作に分割し、そして、この複数のサブ操作を順次実行し、操作記録を生成することで、この後、この複数のサブ操作の操作記録に基づいて目標操作を取り消すことができる。
【0131】
オプションで、取り消し操作の後に、ユーザは、該取り消し操作を取り消してもよく、即ち、該操作を改めて実行する。この場合、図6に示すステップ203により上記のやり直しプロセスを実現することができる。
【0132】
ステップ203において、目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、フォアグラウンドが目標操作に基づいて、バックグラウンドがデータセンターにおける目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、フォアグラウンドが更新後の目標モジュールに対応するデータに基づいてインタラクティブインターフェースを更新する。
【0133】
ステップ203の具体的な実現方式は、ステップ201の実現方式と実質的に同じであり、ここでは説明を省略する。
【0134】
以上のように、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、バックグラウンドのデータセンターに記憶されたモジュールデータは、モジュールの表示方式、モジュールの機能データ及びモジュール間の論理関係を含み、即ち、バックグラウンドにフォアグラウンドデータとバックグラウンドデータとが同時に記憶されている。これから分かるように、本発明の実施例では、バックグラウンドが全てのデータのデータセンターとして機能している。このように、フォアグラウンドが、目標モジュールに対する目標操作を検出した場合、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御し、目標操作が取り消される場合、同様にフォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御することにより、目標操作の実行中又は目標操作の取り消し中にフォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに表示される内容、及びフォアグラウンドとバックグラウンドのデータ間の一致性を保証することができる。
【0135】
以下、本発明の実施例により提供される各技術的効果をまとめて説明する。
【0136】
本発明の実施例の革新的な点は、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムの取り消し又はやり直しに対していくつかの現実的で実現可能なポリシーを提案することである。
【0137】
1)フォアグラウンドとバックグラウンドのいずれにもデータがある場合、データ単一センターポリシーを採用することができ、バックグラウンドで全てのデータを記憶する。
【0138】
2)フォアグラウンドとバックグラウンドが分離している場合、操作記録について、フォアグラウンドを中心としてもよい。取り消し又はやり直し時に、フォアグラウンドが取り消しプロセス全体を主導する。
【0139】
3)複雑で、関係が多いフローチャートに対して、削除・取り消しシナリオでは、仮削除ポリシーではなく、データのエクスポート・インポート方式を採用することができる。
【0140】
4)複雑で、関係が多いフローチャートに対して、データを一括して削除・取り消しする場合、操作組み合わせ方式ではなく、データのエクスポート・インポート方式を採用することができる。
【0141】
5)フローチャートにおいて、単一データ変更について、操作を中心とするポリシーを採用することができる。
【0142】
以上のポリシーにより、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムの取り消し又はやり直しをより良く実現し、実現の複雑さ、メモリ消費量、システム安定性をバランスさせることができる。
【0143】
上述した全てのオプションの技術的解決策は、任意の組み合わせに従って本発明のオプションの実施例を形成することができ、本発明の実施例ではこれを一々説明しない。
【0144】
図7は、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置の構造概略図であり、該装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの組み合わせによって実現され得る。該装置はフォアグラウンドとバックグラウンドとを含むフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに適用される。フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられる。バックグラウンドにはデータセンターが配置され、データセンターは複数のモジュールのうちの各モジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、いずれかのモジュールのモジュールデータは、該モジュールの表示方式、該モジュールの機能データ及び該モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含む。
【0145】
図7に示すように、該装置700は、以下のモジュールを含む。
【0146】
第1の制御モジュール701は、目標モジュールに対する目標操作に応答して、フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応するデータに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるために用いられ、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールであり、前記目標操作が前記目標モジュールに対する任意の操作である。
【0147】
第2の制御モジュール702は、前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、フォアグラウンドに前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを復元するように制御させ、フォアグラウンドに復元後の前記目標モジュールに対応するデータに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新させるために用いられる。
【0148】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、図7に示すように、該装置は、さらに、前記目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドがデータセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応するデータに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第3の制御モジュール703を含む。
【0149】
上記装置に基づき、1つの可能な実施形態では、前記第1の制御モジュールは、
フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信させ、
フォアグラウンドに、前記1つ又は複数のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成させるために用いられ、前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられ、
それに応じて、前記第2の制御モジュールは、
フォアグラウンドに前記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を順次送信させるために用いられ、前記1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを前記目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられる。
【0150】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記目標操作が前記目標モジュールに対する追加操作である場合、前記第1の制御モジュールは、
フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信させ、次に第1の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターに前記目標モジュールのモジュールデータを追加し、次に各他のモジュールのモジュールデータに前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の論理関係を追加するように制御させるために用いられ、
それに応じて、前記第2の制御モジュールは、
フォアグラウンドに前記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信させ、次に第2のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールのモジュールデータを削除するように制御させるために用いられる。
【0151】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、前記第1の制御モジュールは、
フォアグラウンドに、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信させ、次に第1のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の論理関係を削除し、次にデータセンターにおける前記目標モジュールのモジュールデータを削除するように制御させるために用いられ、
それに応じて、前記第2の制御モジュールは、
フォアグラウンドに前記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信させ、次に第2の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドがまず前記データセンターにおける前記目標モジュールのモジュールデータを復元し、次に各他のモジュールのモジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の論理関係を復元するように制御させるために用いられる。
【0152】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、前記第1の制御モジュールは、
フォアグラウンドに、バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信させ、次に第1のモジュール更新命令を送信させて、前記バックグラウンドが前記第1の論理関係更新命令を受信した時にデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータにおける前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の論理関係を削除するように制御させ、前記バックグラウンドが前記第1のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールのモジュールデータに削除マークを追加するように制御させるために用いられ、
それに応じて、前記第2の制御モジュールは、
フォアグラウンドに前記操作記録によって指示された目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信させ、次に第2の論理関係更新命令を送信させて、前記バックグラウンドが前記第2のモジュール更新命令を受信した時にデータセンターにおける前記目標モジュールのモジュールデータの削除マークを削除するように制御させ、前記バックグラウンドが前記第2の論理関係更新命令を受信した時にデータセンターの各他のモジュールのモジュールデータに前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の論理関係を追加するように制御させるために用いられる。
【0153】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記装置は、さらに、
前記フォアグラウンドが、バックグラウンドにまず前記第1の論理関係更新命令を送信し、次に前記第1のモジュール更新命令を送信する前に、前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御させるためのエクスポートモジュールであって、前記目標モジュールに対応するデータは、前記目標モジュールのモジュールデータ、及び各他のモジュールのモジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の論理関係を含む、エクスポートモジュールと、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第2のモジュール更新命令を送信し、次に前記第2の論理関係更新命令を送信した後、受信した前記第2のモジュール更新命令に応答して、前記バックグラウンドに、前記参照記憶位置から前記目標モジュールのモジュールデータを前記データセンターにインポートさせ、受信した前記第2の論理関係更新命令に応答して、前記バックグラウンドに、前記参照記憶位置から前記目標モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係を前記データセンターにインポートさせるためのインポートモジュールと、を含む。
【0154】
前述の装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記複数のモジュールのうちのいずれかのモジュールと各他のモジュールとの間の論理関係は、いずれかのモジュールと各他のモジュールとの間の接続関係、及び前記いずれかのモジュールと前記各他のモジュールとの間の購読関係を含む。前記接続関係は、前記インタラクティブインターフェース上の前記いずれかのモジュールと各他のモジュールとの間の接続線関係を示し、前記購読関係は、前記いずれかのモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと各他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、前記いずれかのモジュールの出力と各他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す。
【0155】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記目標モジュールの数が複数である場合、前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信させ、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信させ、
前記フォアグラウンドに、前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信させるために用いられ、
前記第1の購読関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各他のモジュールのモジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、前記他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールであり、
前記第1の接続関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各他のモジュールのモジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記第1のモジュール削除命令は、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュールのモジュールデータを削除するように指示するために用いられる。
【0156】
上記装置に基づいて、1つの可能な実施形態では、前記目標モジュールの数が複数である場合、前記第1の制御モジュールは、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信させ、
前記フォアグラウンドに前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信させるために用いられ、
前記購読関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び前記目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記後実行モジュールは、前記フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて前記目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前記前実行モジュールは、フローチャートにおいて前記目標モジュールの前に実行されるモジュールであり、
前記購読関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、
前記購読関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、後実行モジュールと各前記目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記接続関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられ、
前記第1のモジュール削除命令は、前記複数の目標モジュールのモジュールデータにおける残りのデータを削除するように指示するために用いられる。
【0157】
以上のように、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムにおいて、バックグラウンドのデータセンターに記憶されたモジュールデータは、モジュールの表示方式、モジュールの機能データ及びモジュール間の論理関係を含み、即ち、バックグラウンドにフォアグラウンドデータとバックグラウンドデータとが同時に記憶されている。これから分かるように、本発明の実施例では、バックグラウンドが全てのデータのデータセンターとして機能している。このように、フォアグラウンドが、目標モジュールに対する目標操作を検出した場合、フォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御し、目標操作が取り消される場合、同様にフォアグラウンドとバックグラウンドのデータを更新するようにバックグラウンドを制御することにより、目標操作の実行中又は目標操作の取り消し中にフォアグラウンドのインタラクティブインターフェースに表示される内容、及びフォアグラウンドとバックグラウンドのデータ間の一致性を保証することができる。
【0158】
なお、上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置は、モジュールに対する操作を処理する際に、上記の各機能モジュールの分割のみを例として説明し、実際の応用では、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて実現し、即ち、デバイスの内部構造を異なる機能モジュールに分割して、上記の全部又は一部の機能を実現する。また、上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置とフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法の実施例は同様の考え方に属し、その具体的な実現プロセスは方法の実施例に詳述されているので、ここでは説明を省略する。
【0159】
図8は、本発明の実施例により提供される端末800の構造概略図である。前述の実施例におけるフォアグラウンドは、図8に示される構造によって実現され得る。該端末800は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動画専門家集団による圧縮規格のオーディオレイヤ3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動画専門家集団による圧縮規格のオーディオレイヤ4)プレーヤー、ノート型パソコン、又はデスクトップパソコンであってもよい。端末800は、ユーザデバイス、携帯端末、ラップトップ端末、デスクトップ端末などの他の名称で呼ばれることもある。
【0160】
通常、端末800は、プロセッサ801とメモリ802とを含む。
【0161】
プロセッサ801は、例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサなど、1つ又は複数の処理コアを含み得る。プロセッサ801は、DSP(Digital Signal Processing、デジタル・シグナル・プロセッシング)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)、PLA(Programmable Logic Array、プログラマブル・ロジック・アレイ)のうち少なくとも1つのハードウェアの形態で実現され得る。プロセッサ801は、メインプロセッサとコプロセッサとをさらに含み得、メインプロセッサは、ウェイク状態のデータを処理するためのプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態のデータを処理するための低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ801に、ディスプレイに表示されるコンテンツのレンダリング及び描きを担うためのGPU(Graphics Processing Unit)を有し得る。いくつかの実施例では、プロセッサ801は、機械学習に関連する計算動作を処理するためのAI(Artificial Intelligence、アーティフィシャル・インテリジェンス)プロセッサをさらに含み得る。
【0162】
メモリ802は、非一時的であり得る1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。メモリ802は、高速ランダムアクセスメモリ、及び1つ以上のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ記憶デバイスなどの不揮発性メモリをさらに含み得る。いくつかの実施例では、メモリ802内の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、本発明の方法の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法を実行するように、プロセッサ801により実行される少なくとも1つの命令を記憶するために用いられる。
【0163】
いくつかの実施例では、端末800は、オプションで、周辺デバイスインタフェース803と、少なくとも1つの周辺デバイスとをさらに含む。プロセッサ801、メモリ802、及び周辺デバイスインタフェース803は、互いにバス又は信号線を介して接続され得る。各周辺デバイスは、バス、信号線、又は回路基板を介して周辺デバイスインタフェース803に接続され得る。具体的には、周辺デバイスは、無線周波数回路804、ディスプレイ805、カメラ部品806、音声回路807、測位部品808、及び電源809のうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
周辺デバイスインタフェース803は、I/O(Input/Output、入力/出力)に関連する少なくとも1つの周辺デバイスをプロセッサ801及びメモリ802に接続するために用いられる。いくつかの実施例では、プロセッサ801、メモリ802、及び周辺デバイスインタフェース803は、同じ回路モジュール又は回路基板に集積化され、いくつかの他の実施例では、プロセッサ801、メモリ802、及び周辺デバイスインタフェース803のうちいずれか1つ又は2つは、別個の回路モジュール又は回路基板で実現され得、本実施例はこれを限定しない。
【0165】
無線周波数回路804は、電磁信号とも呼ばれるRF(Radio Frequency、無線周波数)信号を受信及び送信するために用いられる。無線周波数回路804は、電磁信号により通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。無線周波数回路804は、電気信号を電磁信号に変換して送信するか、又は受信した電磁信号を電気信号に変換する。オプションで、無線周波数回路804は、アンテナシステム、RFトランシーバ、1つ又は複数の増幅器、チューナ、発振器、デジタルシグナルプロセッサ、符号化復号化回路モジュールセット、加入者識別モジュールカードなどを含む。無線周波数回路804は、少なくとも1つの無線通信プロトコルを介して他の端末と通信し得る。当該無線通信プロトコルは、メトロポリタンエリアネットワーク、各世代の移動通信ネットワーク(2G、3G、4G及び5G)、無線ローカルエリアネットワーク、及び/又はWiFi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)ネットワークを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、無線周波数回路804は、NFC(Near Field Communication、近距離無線通信)に関連する回路をさらに含み得、本発明は、これを限定しない。
【0166】
ディスプレイ805は、UI(User Interface、ユーザインタフェース)を表示するために用いられる。当該UIは、図形、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組合せを含み得る。ディスプレイ805がタッチディスプレイである場合、ディスプレイ805は、さらに、ディスプレイ805の表面又は表面の上方のタッチ信号を収集する能力を有する。当該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサ801に入力されて処理され得る。このとき、ディスプレイ805は、さらに、ソフトボタン及び/又はソフトキーボードとも呼ばれる仮想ボタン及び/又は仮想キーボードを提供するために用いられる。いくつかの実施例では、ディスプレイ805は、1つであってもよく、端末800のフロントパネルに設置され、他の実施例では、ディスプレイ805は、少なくとも2つであってもよく、それぞれ端末800の異なる表面に設置されるか、又は折り畳まれるように設計され、他の実施例では、ディスプレイ805は、端末800の曲面又は折り畳み面に設置されたフレキシブルディスプレイであってもよい。さらには、ディスプレイ805は、矩形以外の不規則な図形、即ち異形画面となるように設置されてもよい。ディスプレイ805は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)などの材質を用いて作製され得る。
【0167】
カメラ部品806は、画像又は動画を収集するために用いられる。オプションで、カメラ部品806は、フロントカメラ及びバックカメラを含む。通常、フロントカメラは、端末のフロントパネルに設置され、バックカメラは、端末の裏面に設置される。いくつかの実施例では、バックカメラは、少なくとも2つであり、それぞれメインカメラ、被写界深度カメラ、広角カメラ、望遠カメラのうちのいずれか1つであることで、メインカメラと被写界深度カメラとの融合による背景ぼかし機能、メインカメラと広角カメラとの融合によるパノラマ撮影及びVR(Virtual Reality、バーチャルリアリティ)撮影機能、又は他の融合による撮影機能を実現する。いくつかの実施例では、カメラ部品806は、フラッシュランプをさらに含み得る。フラッシュランプは、単色温度フラッシュランプであってもよいし、二色温度フラッシュランプであってもよい。二色温度フラッシュランプとは、ウォームホワイトフラッシュランプとクールホワイトフラッシュランプとの組合せであり、異なる色温度での光線補正に使用し得る。
【0168】
音声回路807は、マイクロフォン及びスピーカーを含み得る。マイクロフォンは、ユーザ及び環境の音波を収集し、音波を電気信号に変換してプロセッサ801に入力して処理させるか、又は音声通信を可能にするように無線周波数回路804に入力するために用いられる。ステレオ集音又はノイズ低減の目的で、マイクロフォンは、複数であってもよく、端末800の異なる箇所にそれぞれ設置される。また、マイクロフォンは、アレイマイクロフォンであってもよいし、全方位集音型マイクロフォンであってもよい。スピーカーは、プロセッサ801又は無線周波数回路804からの電気信号を音波に変換するために用いられる。スピーカーは、従来の薄膜スピーカーであってもよいし、圧電セラミックスピーカーであってもよい。スピーカーが圧電セラミックスピーカーである場合、電気信号を人間が聞こえる音波に変換することができるだけでなく、さらに、電気信号を測距などの用途のために人間が聞こえない音波に変換することができる。いくつかの実施例では、音声回路807は、ヘッドホンジャックをさらに含み得る。
【0169】
測位部品808は、ナビゲーション又はLBS(Location Based Service、位置に基づくサービス)を可能にするために、端末800の現在の地理的位置を測位するために用いられる。
【0170】
電源809は、端末800における各部品に電力を供給するために用いられる。電源809は、交流電源、直流電源、一次電池、又は二次電池であってもよい。電源809が二次電池を含む場合、当該二次電池は、有線充電又は無線充電をサポートすることが可能である。当該充電池は、さらに、急速充電技術をサポートするために用いられる。
【0171】
いくつかの実施例では、端末800は、1つ又は複数のセンサ810をさらに含む。当該1つ又は複数のセンサ810は、加速度センサ811、ジャイロセンサ812、圧力センサ813、指紋センサ814、光学センサ815、及び近接センサ816を含むが、これらに限定されない。
【0172】
加速度センサ811は、端末800で構築された座標系の3つの座標軸における加速度の大きさを検出することができる。例えば、加速度センサ811は、重力加速度の3つの座標軸における成分を検出するために用いられる。プロセッサ801は、加速度センサ811により収集された重力加速度信号に基づき、ディスプレイ805をユーザインタフェースの表示を横方向ビュー又は縦方向ビューで行うように制御することができる。加速度センサ811は、さらに、ゲーム又はユーザの運動データの収集に使用し得る。
【0173】
ジャイロセンサ812は、端末800の本体の方向及び回転角度を検出することができ、ジャイロセンサ812は、加速度センサ811と連携して端末800に対するユーザの3Dモーションを収集することができる。プロセッサ801は、ジャイロセンサ812が収集したデータに基づき、動作感知(ユーザの傾斜操作によるUIの変更など)、撮影時の画像安定化、ゲーム制御、及び慣性航法などの機能を実現することができる。
【0174】
圧力センサ813は、端末800の側面フレーム及び/又はディスプレイ805の下層に設置され得る。圧力センサ813は、端末800の側面フレームに設置される場合、ユーザによる端末800に対する握り信号を検出することができ、プロセッサ801は圧力センサ813により収集された握り信号に基づき、左右手の識別又はショートカット操作を行う。圧力センサ813がディスプレイ805の下層に設置される場合、プロセッサ801は、ユーザによるディスプレイ805に対する押圧操作に応じて、UI画面上の操作可能なコントロールに対する制御を実現する。操作可能なコントロールは、ボタンコントロール、スクロールバーコントロール、アイコンコントロール、メニューコントロールのうちの少なくとも1つを含む。
【0175】
指紋センサ814は、ユーザの指紋を収集するために用いられ、プロセッサ801が指紋センサ814により収集された指紋に基づいてユーザの身元を識別するか、又は指紋センサ814が収集した指紋に基づいてユーザの身元を識別する。ユーザの身元が信頼可能な身元であると識別されると、ユーザは、スクリーンをアンロックすること、暗号化情報を見ること、ソフトウェアをダウンロードすること、支払い、及び設定を変更することなどを含む、関連する機密操作を実行することをプロセッサ801により許可される。指紋センサ814は、端末800の正面、裏面、又は側面に設置され得る。端末800に物理ボタン又はメーカーのLogoが設置される場合、指紋センサ814は物理ボタン又はメーカーのLogoと集積化され得る。
【0176】
光学センサ815は、周囲光の強度を収集するために用いられる。1つの実施例では、プロセッサ801は、光学センサ815により収集された周囲光の強度に基づき、ディスプレイ805の表示輝度を制御することができる。具体的には、周囲光の強度が高い場合、ディスプレイ805の表示輝度を上げ、周囲光の強度が低い場合、ディスプレイ805の表示輝度を下げる。別の実施例では、プロセッサ801は、さらに、光学センサ815により収集された周囲光の強度に基づき、カメラ部品806の撮影パラメータを動的に調整することができる。
【0177】
近接センサ816は、距離センサとも呼ばれ、通常、端末800のフロントパネルに設置される。近接センサ816は、ユーザと端末800の正面との間の距離を収集するために用いられる。1つの実施例では、近接センサ816が、ユーザと端末800の正面との間の距離が徐々に小さくなることを検出すると、プロセッサ801はディスプレイ805を画面点灯状態から画面消灯状態に切り替えるように制御し、近接センサ816が、ユーザと端末800の正面との間の距離が徐々に大きくなることを検出すると、プロセッサ801はディスプレイ805を画面消灯状態から画面点灯状態に切り替えるように制御する。
【0178】
図8に示された構造は、端末800に対する限定を構成するものではなく、図示よりも多くの部品若しくは少ない部品を含み、又は、特定の部品を組み合わせ、又は異なる部品配置を採用してもよいことは当業者に理解される。
【0179】
本発明の実施例は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体における命令が端末のプロセッサにより実行されると、端末が上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法を実行することができる。
【0180】
本発明の実施例は、端末上で実行されると、上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法を端末に実行させる、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0181】
図9は、本発明の実施例により提供されるサーバの構造概略図である。前述の実施例におけるバックグラウンドは、図9に示される構造によって実現され得る。該サーバは、バックグラウンドサーバクラスタ内のサーバであってもよい。具体的には、以下の通りである。
【0182】
サーバ900は、中央処理装置(CPU)901と、ランダムアクセスメモリ(RAM)902及び読み取り専用メモリ(ROM)903を含むシステムメモリ904と、システムメモリ904と中央処理装置901とを接続するシステムバス905とを含む。サーバ900は、コンピュータ内の各デバイス間の情報伝送を支援する基本入出力システム(I/Oシステム)906と、オペレーティングシステム913、アプリケーション914及び他のプログラムモジュール915を記憶するための大容量記憶装置907とをさらに含む。
【0183】
基本入出力システム906は、情報を表示するためのディスプレイ908と、ユーザが情報を入力するためのマウスやキーボードなどの入力デバイス909とを含む。ディスプレイ908及び入力デバイス909は、システムバス905に接続された入出力コントローラ910を介して中央処理装置901に接続される。基本入出力システム906は、キーボード、マウス、又は電子スタイラスペンなどの複数の他のデバイスからの入力を受信して処理するための入出力コントローラ910をさらに含み得る。同様に、入出力コントローラ910は、ディスプレイ、プリンタ、又は他のタイプの出力デバイスに出力を提供する。
【0184】
大容量記憶装置907は、システムバス905に接続された大容量記憶コントローラ(図示せず)を介して中央処理装置901に接続される。大容量記憶装置907及びそれに関連するコンピュータ可読媒体は、サーバ900に不揮発性記憶を提供する。即ち、大容量記憶装置907は、ハードドライブ又はCD-ROMドライブなどのコンピュータ可読媒体(図示せず)を含み得る。
【0185】
一般性を失うことなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術によって実現される揮発性及び不揮発性、リムーバブル及びノンリムーバブル媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のソリッドステートストレージ技術、CD-ROM、DVD又は他の光学ストレージ、テープカートリッジ、磁気テープ、ディスクストレージ又は他の磁気記憶デバイスを含む。もちろん、当業者は、コンピュータ記憶媒体が上記のいくつかに限定されないことを理解する。上記のシステムメモリ904及び大容量記憶装置907は、メモリと総称することができる。
【0186】
本発明の各実施例によれば、サーバ900は、インターネットなどのネットワークを介してネットワーク上のリモートコンピュータに接続されて動作してもよい。即ち、サーバ900は、システムバス905に接続されたネットワークインターフェースユニット911を介してネットワーク912に接続されてもよく、又は、ネットワークインターフェースユニット911を用いて他のタイプのネットワーク又はリモートコンピュータシステム(図示せず)に接続されてもよい。
【0187】
上記メモリは、1つ又は複数のプログラムをさらに含み、1つ又は複数のプログラムは、メモリに記憶され、CPUによって実行されるように構成される。1つ又は複数のプログラムは、本発明の実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法を実行するためのもの含む。
【0188】
本発明の実施例は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体における命令がサーバのプロセッサにより実行されると、サーバが上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法を実行することができる。
【0189】
本発明の実施例は、サーバ上で実行されると、上記実施例により提供されるフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法をサーバに実行させる、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0190】
当業者であれば、上記実施形態を実施するためのステップの全て又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよく、プログラムが関連するハードウェアを指示することによって完成されてもよく、上記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、上記記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよいことを理解できる。
【0191】
以上は、本発明の実施例の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施例を限定するものではなく、本発明の実施例の精神と原則内で行われるいかなる修正、同等置換、改良などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0192】
700 フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置
701 第1の制御モジュール
702 第2の制御モジュール
703 第3の制御モジュール
800 端末
801 プロセッサ
802 メモリ
803 周辺デバイスインタフェース
804 無線周波数回路
805 ディスプレイ
806 カメラ部品
807 音声回路
808 測位部品
809 電源
810 センサ
811 加速度センサ
812 ジャイロセンサ
813 圧力センサ
814 指紋センサ
815 光学センサ
816 近接センサ
900 サーバ
901 中央処理装置
902 ランダムアクセスメモリ
903 読み取り専用メモリ
904 システムメモリ
905 システムバス
906 基本入出力システム
907 大容量記憶装置
908 ディスプレイ
909 入力デバイス
910 入出力コントローラ
911 ネットワークインターフェースユニット
912 ネットワーク
913 オペレーティングシステム
914 アプリケーション
915 他のプログラムモジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-06-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、ステップと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御し、前記フォアグラウンドが復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新するステップと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法。
【請求項2】
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御した後、さらに、
前記目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成するステップと、を含み、
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データのうちの前記一部のデータを前記目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられる、ステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する追加操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信し、次に第1の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターに前記目標モジュールの前記モジュールデータを追加し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信し、次に第2のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップ、又は、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第1の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第1のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータに削除マークを追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを復元し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を復元するように制御するステップ、又は、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第2のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータの前記削除マークを削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第2の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第1の論理関係更新命令を送信し、次に前記第1のモジュール更新命令を送信する前に、さらに、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御するステップであって、前記目標モジュールに対応する前記データは、前記目標モジュールのモジュールデータ、及び各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を含む、ステップを含み、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第2のモジュール更新命令を送信し、次に前記第2の論理関係更新命令を送信した後、さらに、
受信した前記第2のモジュール更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールの前記モジュールデータを前記データセンターにインポートし、受信した前記第2の論理関係更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係を前記データセンターにインポートするステップを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係は、前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続関係、及び前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の購読関係を含み、
前記接続関係は、前記インタラクティブインターフェース上の前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続線関係を示し、
前記購読関係は、前記モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと各前記他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、前記モジュールの出力と各前記他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の購読関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、前記他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の接続関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記エッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように指示するために用いられるステップと、を含み、
又は、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び前記目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記後実行モジュールは、前記フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて前記目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前記前実行モジュールは、フローチャートにおいて前記目標モジュールの前に実行されるモジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、前記後実行モジュールと各前記目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータにおける残りのデータを削除するように指示するために用いられる、ステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項9】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、前記フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第1の制御モジュールであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、第1の制御モジュールと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドに前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御させ、前記フォアグラウンドに復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第2の制御モジュールと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項10】
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、
前記プロセッサは、請求項1~のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項11】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の方法のステップが実施される、
ことを特徴とする不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータに請求項1~のいずれか1項に記載の方法のステップを実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはプロセス設定システムを含み、前記プロセス設定システムはプロセス設定の機能を提供するために用いられ、前記プロセス設定は、機能モジュールを順番に並べ、各機能モジュール間の関係を設定するプロセスであり、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、ステップと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御し、前記フォアグラウンドが復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新するステップと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理方法。
【請求項2】
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御した後、さらに、
前記目標操作に対するやり直し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御し、前記フォアグラウンドが更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを更新するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第1のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記目標モジュールに対応するデータのうちの一部のデータを更新するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記1つ又は複数の第1のデータ更新命令の送信に基づいて操作記録を生成するステップと、を含み、
前記フォアグラウンドが前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御するステップは、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップであって、前記1つ又は複数の第2のデータ更新命令のうちのいずれか1つの第2のデータ更新命令は、前記バックグラウンドに、前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データのうちの前記一部のデータを前記目標操作が実行される前の状態に復元するように指示するために用いられる、ステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する追加操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1のモジュール更新命令を送信し、次に第1の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターに前記目標モジュールの前記モジュールデータを追加し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2の論理関係更新命令を送信し、次に第2のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記目標操作が前記目標モジュールに対する削除操作である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を削除し、次に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように制御するステップ、又は、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第1の論理関係更新命令を送信し、次に第1のモジュール更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第1の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第1のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータに削除マークを追加するように制御するステップを含み、
前記フォアグラウンドが前記操作記録によって指示された前記目標操作の逆操作に基づいて、前記バックグラウンドに1つ又は複数の第2のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドがまず前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータを復元し、次に各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を復元するように制御するステップ、又は、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず第2のモジュール更新命令を送信し、次に第2の論理関係更新命令を送信して、前記バックグラウンドが前記第2のモジュール更新命令を受信した時に前記データセンターにおける前記目標モジュールの前記モジュールデータの前記削除マークを削除するように制御し、前記バックグラウンドが前記第2の論理関係更新命令を受信した時に前記データセンターの各前記他のモジュールの前記モジュールデータに前記他のモジュールと前記目標モジュールとの間の前記論理関係を追加するように制御するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第1の論理関係更新命令を送信し、次に前記第1のモジュール更新命令を送信する前に、さらに、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データをエクスポートして参照記憶位置にバックアップするように制御するステップであって、前記目標モジュールに対応する前記データは、前記目標モジュールのモジュールデータ、及び各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記目標モジュールと前記他のモジュールとの間の前記論理関係を含む、ステップを含み、
前記フォアグラウンドが、前記バックグラウンドにまず前記第2のモジュール更新命令を送信し、次に前記第2の論理関係更新命令を送信した後、さらに、
受信した前記第2のモジュール更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールの前記モジュールデータを前記データセンターにインポートし、受信した前記第2の論理関係更新命令に応答して、前記バックグラウンドが、前記参照記憶位置から前記目標モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係を前記データセンターにインポートするステップを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の前記論理関係は、前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続関係、及び前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の購読関係を含み、
前記接続関係は、前記インタラクティブインターフェース上の前記モジュールと各前記他のモジュールとの間の接続線関係を示し、
前記購読関係は、前記モジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つと各前記他のモジュールの出力との間の関連関係、及び/又は、前記モジュールの出力と各前記他のモジュールの内部パラメータ、入力のうちの少なくとも1つとの間の関連関係を示す、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記目標モジュールの数が複数である場合、
前記フォアグラウンドが前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドに複数の第1のデータ更新命令を送信するステップは、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の購読関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の購読関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールとエッジ目標モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記エッジ目標モジュールは、複数の目標モジュールのうち、前記他のモジュールとの間に論理関係が存在する目標モジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1の接続関係削除命令を送信するステップであって、前記第1の接続関係削除命令は、前記バックグラウンドに、各前記他のモジュールの前記モジュールデータにおける前記他のモジュールと前記エッジ目標モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータを削除するように指示するために用いられるステップと、を含み、
又は、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Aを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールに対して、後実行モジュールと、前実行モジュール及び前記目標モジュールのそれぞれとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられ、前記後実行モジュールは、前記フォアグラウンドに表示されたフローチャートにおいて前記目標モジュールの後に実行されるモジュールであり、前記前実行モジュールは、フローチャートにおいて前記目標モジュールの前に実行されるモジュールである、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Bを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、複数の目標モジュール間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに購読関係削除命令Cを送信するステップであって、前記購読関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の購読関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Aを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Aは、前記バックグラウンドに、前記後実行モジュールと各前記目標モジュールのそれぞれとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Bを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Bは、前記バックグラウンドに、前記複数の目標モジュール間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに接続関係削除命令Cを送信するステップであって、前記接続関係削除命令Cは、前記バックグラウンドに、各前記目標モジュールと前記前実行モジュールとの間の接続関係を削除するように指示するために用いられる、ステップと、
前記フォアグラウンドが前記バックグラウンドに第1のモジュール削除命令を送信するステップであって、前記第1のモジュール削除命令は、前記複数の目標モジュールの前記モジュールデータにおける残りのデータを削除するように指示するために用いられる、ステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはフォアグラウンドとバックグラウンドとを含み、前記フォアグラウンドにはインタラクティブインターフェースが表示され、前記インタラクティブインターフェースは複数のモジュールを表示するために用いられ、前記バックグラウンドにはデータセンターが配置され、前記データセンターは各前記複数のモジュールのモジュールデータを記憶するために用いられ、前記モジュールデータは前記モジュールの表示方式、前記モジュールの機能データ及び前記モジュールと各他のモジュールとの間の論理関係を含み、前記フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムはプロセス設定システムを含み、前記プロセス設定システムはプロセス設定の機能を提供するために用いられ、前記プロセス設定は、機能モジュールを順番に並べ、各機能モジュール間の関係を設定するプロセスであり、
目標モジュールに対する目標操作に応答して、前記フォアグラウンドに前記目標操作に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応するデータを更新するように制御させ、前記フォアグラウンドに更新後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第1の制御モジュールであって、前記目標モジュールは、前記複数のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールである、第1の制御モジュールと、
前記目標操作に対する取り消し命令が検出された場合、前記フォアグラウンドに前記取り消し命令に基づいて、前記バックグラウンドが前記データセンターにおける前記目標モジュールに対応する前記データを復元するように制御させ、前記フォアグラウンドに復元後の前記目標モジュールに対応する前記データに基づいて、前記インタラクティブインターフェースを更新させるための第2の制御モジュールと、を含む、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項10】
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含む、フォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置であって、
前記プロセッサは、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、
ことを特徴とするフォアグラウンドとバックグラウンドの分離システムに用いるモジュール処理装置。
【請求項11】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法のステップが実施される、
ことを特徴とする不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータに請求項1~8のいずれか1項に記載の方法のステップを実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】