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特表2025-501743通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置
<図1>
  • 特表-通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-23
(54)【発明の名称】通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20250116BHJP
   H04L 1/08 20060101ALI20250116BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04L27/26 420
H04L1/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537491
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-06-20
(86)【国際出願番号】 KR2022020993
(87)【国際公開番号】W WO2023121312
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0184148
(32)【優先日】2021-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】596099882
【氏名又は名称】エレクトロニクス アンド テレコミュニケーションズ リサーチ インスチチュート
【氏名又は名称原語表記】ELECTRONICS AND TELECOMMUNICATIONS RESEARCH INSTITUTE
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン カプソク
(72)【発明者】
【氏名】クァク ビュン ジェ
(72)【発明者】
【氏名】チョウ ウォン チョル
(72)【発明者】
【氏名】コウ ユン-ジョ
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨン スン
【テーマコード(参考)】
5K014
【Fターム(参考)】
5K014DA04
(57)【要約】
通信システムにおいて第1通信ノードの動作方法は、第1シーケンスおよび第2シーケンスを生成する段階と、前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスに基づいて第1信号シーケンスを生成する段階と、前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送する段階と、を含み、前記第1信号シーケンスの偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスのうちいずれか1つは、前記第1エレメントグループにおいて昇順にマッピングされ、他の1つは、前記第2エレメントグループにおいて降順にマッピングされ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムにおいて第1通信ノードの動作方法であって、
第1シーケンスを生成する段階と;
第2シーケンスを生成する段階と;
前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスに基づいて第1信号シーケンスを生成する段階と;
前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送する段階と;を含み、
前記第1信号シーケンスの偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスのうちいずれか1つは、前記第1エレメントグループにおいて昇順にマッピングされ、他の1つは、前記第2エレメントグループにおいて降順にマッピングされる、
第1通信ノードの動作方法。
【請求項2】
前記第2シーケンスを生成する段階は、
前記第1シーケンスを修正して前記第2シーケンスを生成する段階を含む、
請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項3】
前記第1シーケンスは、二進シーケンスであり、
前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスから複製演算されたり極性反転演算されたりしたシーケンスである、
請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項4】
前記第1シーケンスは、複素シーケンスであり、
前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスに対して複製演算、極性反転演算、共役(conjugate)演算または複素乗算演算のうち少なくとも一部が適用されたシーケンスである、
請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項5】
前記第1信号は、時間領域において実数値または純虚数値を有するように生成される、
請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項6】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第1エレメントグループに含まれる前記偶数番目のエレメントに昇順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第2エレメントグループに含まれる前記奇数番目のエレメントに降順にマッピングする段階と;
を含む、請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項7】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第2エレメントグループに含まれる前記奇数番目のエレメントに降順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第1エレメントグループに含まれる前記偶数番目のエレメントに昇順にマッピングする段階と;
を含む、請求項1に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項8】
通信システムにおいて第1通信ノードの動作方法であって、
第1シーケンスを生成する段階と;
第2シーケンスを生成する段階と;
前記第1および第2シーケンスに基づいて、第1信号シーケンスを生成する段階と;
前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送する段階と;を含み、
前記第1信号シーケンスにおいて第1範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1信号シーケンスにおいて第2範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第3エレメントグループおよび第4エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスは、前記第1および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされ、前記第2シーケンスは、前記第3および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされる、
第1通信ノードの動作方法。
【請求項9】
前記第1シーケンスは、複素シーケンスであり、
前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスに対して複製演算、極性反転演算、共役(conjugate)演算または複素乗算演算のうち少なくとも一部が適用されたシーケンスである、
請求項8に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項10】
前記第1シーケンスは、複素ZC(Zadoff-Chu)シーケンスであり、
前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数である、
請求項8に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項11】
前記第1シーケンスを生成する段階は、
第3シーケンスを生成する段階と;
前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第3範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを昇順にマッピングする段階と;
前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第4範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを降順にマッピングする段階と;を含み、
前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数である、
請求項8に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項12】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と;
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と;を含む、
請求項8に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項13】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と;
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と;
を含む、請求項8に記載の第1通信ノードの動作方法。
【請求項14】
通信システムにおいて第1通信ノードであって、
プロセッサ(processor)を含み、
前記プロセッサは、前記第1通信ノードが:
第1シーケンスを生成し;
第2シーケンスを生成し;
前記第1および第2シーケンスに基づいて、第1信号シーケンスを生成し;また、
前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送することを引き起こすように動作し、
前記第1信号シーケンスにおいて第1範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1信号シーケンスにおいて第2範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第3エレメントグループおよび第4エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスは、前記第1および第4エレメントグループにおいて昇順にマッピングされ、前記第2シーケンスは、前記第3および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされる、
第1通信ノード。
【請求項15】
前記第1シーケンスは、複素ZC(Zadoff-Chu)シーケンスであり、
前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数である、
請求項14に記載の第1通信ノード。
【請求項16】
前記第1シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが:
第3シーケンスを生成し;
前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第3範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを昇順にマッピングし;また、
前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第4範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを降順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作し、
前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数である、
請求項14に記載の第1通信ノード。
【請求項17】
前記第1信号シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが:
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに降順にマッピングし;また、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作する、
請求項14に記載の第1通信ノード。
【請求項18】
前記第1信号シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが:
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに降順にマッピングし;
前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし;また、
前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作する、
請求項14に記載の第1通信ノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システムにおいて無線信号送受信技術に関し、具体的には、通信システムにおいて無線信号の送受信性能を向上させるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の発展に伴い、様々な無線通信技術が開発されている。代表的な無線通信技術として3GPP(3rd generation partnership project)標準で規定されたLTE(long term evolution)、NR(new radio)などがある。LTEは、4G(4th Generation)無線通信技術のうち1つの無線通信技術であり、NRは、5G(5th Generation)無線通信技術のうち1つの無線通信技術でありうる。5G以後の無線通信技術(例えば、6G(6th Generation)など)をB5G(beyond 5G)無線通信技術と称することができる。
【0003】
通信システムの一実施形態において、ユーザは、無線ネットワークに接続するために、ネットワークとの時間/周波数同期を獲得した後、サービングセル識別を行うことができる。このような同期獲得およびサービングセル識別などの動作は、同期信号に基づいて行われ得る。ここで、同期信号は、PSS(primary synchronization signal)、SSS(secondary synchronization signal)、またはPSSおよびSSSで構成されるSSB(synchronization signal block)などに該当することができる。
【0004】
通信システムの一実施形態においては、CFO(carrier frequency offset)、PhN(Phase Noise)、DE(doppler effect)などが高く発生する場合、同期推定性能が劣化することがある。通信システムの一実施形態においては、同期信号に基づく同期推定動作を行うに際して、同期信号が伝送されるそれぞれのサンプルまたはそれぞれのリソース要素(resource element)ごとに複素乗算演算が要求され得る。このような複素乗算演算を伴う同期推定動作では、必要な演算量(または演算リソースの量)が多いことがあり、演算の複雑度が高いこともある。無線通信システムにおいて同期推定動作の効率性および性能を向上させるための技術が要求され得る。
【0005】
この背景技術の部分に記載された事項は、発明の背景に対する理解を増進するために作成されたものであり、この技術の属する分野における通常の知識を有する者にすでに知られた従来技術でない事項を含んでもよい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した要求を達成するための本開示の目的は、通信システムにおいて無線信号に基づく同期推定動作のための演算の複雑度を低減し、同期推定動作の性能を向上させるための無線信号送受信方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための通信システムの一実施形態において第1通信ノードの動作方法は、第1シーケンスを生成する段階と、第2シーケンスを生成する段階と、前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスに基づいて第1信号シーケンスを生成する段階と、前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送する段階と、を含み、前記第1信号シーケンスの偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスおよび前記第2シーケンスのうちいずれか1つは、前記第1エレメントグループにおいて昇順にマッピングされ、他の1つは、前記第2エレメントグループにおいて降順にマッピングされ得る。
【0008】
前記第2シーケンスを生成する段階は、前記第1シーケンスを修正して前記第2シーケンスを生成する段階を含んでもよい。
【0009】
前記第1シーケンスは、二進シーケンスであり、前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスから複製演算されたり、極性反転演算されたシーケンスでありうる。
【0010】
前記第1シーケンスは、複素シーケンスであり、前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスに対して複製演算、極性反転演算、共役(conjugate)演算または複素乗算演算のうち少なくとも一部が適用されたシーケンスでありうる。
【0011】
前記第1信号は、時間領域において実数値または純虚数値を有するように生成され得る。
【0012】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第1エレメントグループに含まれる前記偶数番目のエレメントに昇順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第2エレメントグループに含まれる前記奇数番目のエレメントに降順にマッピングする段階と、を含んでもよい。
【0013】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第2エレメントグループに含まれる前記奇数番目のエレメントに降順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第1信号シーケンスのエレメントのうち前記第1エレメントグループに含まれる前記偶数番目のエレメントに昇順にマッピングする段階と、を含んでもよい。
【0014】
上記目的を達成するための通信システムの一実施形態において第1通信ノードの動作方法は、第1シーケンスを生成する段階と、第2シーケンスを生成する段階と、前記第1および第2シーケンスに基づいて、第1信号シーケンスを生成する段階と、前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送する段階と、を含み、前記第1信号シーケンスにおいて第1範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1信号シーケンスにおいて第2範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第3エレメントグループおよび第4エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスは、前記第1および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされ、前記第2シーケンスは、前記第3および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされ得る。
【0015】
前記第1シーケンスは、複素シーケンスであり、前記第2シーケンスは、前記第1シーケンスに対して複製演算、極性反転演算、共役(conjugate)演算または複素乗算演算のうち少なくとも一部が適用されたシーケンスでありうる。
【0016】
前記第1シーケンスは、複素ZC(Zadoff-Chu)シーケンスであり、前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数でありうる。
【0017】
前記第1シーケンスを生成する段階は、第3シーケンスを生成する段階と、前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第3範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを昇順にマッピングする段階と、前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第4範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを降順にマッピングする段階と、を含み、前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数でありうる。
【0018】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と、を含んでもよい。
【0019】
前記第1信号シーケンスを生成する段階は、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに降順にマッピングする段階と、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングする段階と、を含んでもよい。
【0020】
上記目的を達成するための通信システムの一実施形態において第1通信ノードは、プロセッサ(processor)を含み、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが、第1シーケンスを生成し、第2シーケンスを生成し、前記第1および第2シーケンスに基づいて、第1信号シーケンスを生成し、また、前記第1信号シーケンスを変調して生成された第1信号を伝送することを引き起こすように動作し、前記第1信号シーケンスにおいて第1範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第1エレメントグループおよび第2エレメントグループに分類され、前記第1信号シーケンスにおいて第2範囲に該当するエレメントのうち偶数番目のエレメントおよび奇数番目のエレメントは、それぞれ第3エレメントグループおよび第4エレメントグループに分類され、前記第1シーケンスは、前記第1および第4エレメントグループにおいて昇順にマッピングされ、前記第2シーケンスは、前記第3および第4エレメントグループにおいて昇順および降順にマッピングされ得る。
【0021】
前記第1シーケンスは、複素ZC(Zadoff-Chu)シーケンスであり、前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数でありうる。
【0022】
前記第1シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが、第3シーケンスを生成し、前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第3範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを昇順にマッピングし、また、前記第1シーケンスを構成するエレメントのうち第4範囲に該当するエレメントに、前記第3シーケンスのエレメントを降順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作し、前記第1信号は、時間領域においてP個のエレメントごとに周期的に0の値を有するように生成され、前記Pは、1より大きい自然数でありうる。
【0023】
前記第1信号シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに降順にマッピングし、また、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作することができる。
【0024】
前記第1信号シーケンスを生成する場合、前記プロセッサは、前記第1通信ノードが、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第1エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第2エレメントグループのエレメントに降順にマッピングし、前記第2シーケンスのエレメントを、前記第3エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングし、また、前記第1シーケンスのエレメントを、前記第4エレメントグループのエレメントに昇順にマッピングすることをさらに引き起こすように動作することができる。
【発明の効果】
【0025】
通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態によれば、送信ノードおよび受信ノード間に送受信される無線信号に基づく同期推定動作の性能が向上することができる。通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態による第1無線信号は、分散正逆連接方式、分散ハーフ正逆連接方式、分散フール/ハーフ正逆連接方式などに基づいて生成され得る。このように生成された第1無線信号によれば、同期推定動作の複雑度が減少することができる。通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】通信システムの一実施形態を示す概念図である。
図2】通信システムを構成する通信ノードの一実施形態を示すブロック図である。
図3】通信システムにおいて無線フレームの構造の一実施形態を示す概念図である。
図4】通信システムにおいて信号送受信方法の第1実施形態を説明するためのフローチャートである。
図5】通信システムにおいて無線信号構造の第1実施形態を説明するための概念図である。
図6】通信システムにおいて無線信号生成方式の第1実施形態を説明するための概念図である。
図7】通信システムにおいて無線信号生成方式の第2実施形態を説明するための概念図である。
図8a】通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するための概念図である。
図8b】通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するための概念図である。
図9a】通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するための概念図である。
図9b】通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するための概念図である。
図9c】通信システムにおいて第1および第2シーケンスの実施形態を説明するための概念図である。
図10】通信システムにおいて無線信号生成方式の第3実施形態を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示は、様々な変更を加えることができ、様々な実施形態を有することができるところ、特定の実施形態を図面に例示し詳細に説明しようとする。しかしながら、これは、本開示を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本開示の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0028】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素の説明に使用され得るが、前記構成要素は、前記用語によって限定されてはならない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本開示の権利範囲を逸脱することなく、第1構成要素は、第2構成要素と命名され得、同様に、第2構成要素も、第1構成要素と命名され得る。および/またはという用語は、複数の関連した記載された項目の組み合わせまたは複数の関連した記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0029】
或る構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及されたには、その他の構成要素に直接的に連結されていたり、または接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、或る構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0030】
本開示において使用した用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本開示を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0031】
異なって定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語は、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有している。一般的に使用される辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本開示において明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0032】
本開示による実施形態が適用される通信システム(communication system)を説明する。本開示による実施形態が適用される通信システムは、以下に説明された内容に限定されず、本開示による実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。ここで、通信システムは、通信ネットワーク(network)と同じ意味で使用され得る。
【0033】
明細書全般において、網(network)は、例えば、WiFi(wireless fidelity)のような無線インターネット、WiBro(wireless broadband internet)またはWiMax(world interoperability for microwave access)のような携帯インターネット、GSM(global system for mobile communication)またはCDMA(code division multiple access)のような2G移動通信網、WCDMA(wideband code division multiple access)またはCDMA2000のような3G移動通信網、HSDPA(high speed downlink packet access)またはHSUPA(high speed uplink packet access)のような3.5G移動通信網、LTE(long term evolution)網またはLTE-Advanced網のような4G移動通信網、5G移動通信網、B5G移動通信網(6G移動通信網など)などを含んでもよい。
【0034】
明細書全般において端末(terminal)は、移動局(mobile station)、移動端末(mobile terminal)、加入者局(subscriber station)、携帯加入者局(portable subscriber station)、ユーザ装置(user equipment)、接近端末(access terminal)などを指すこともでき、端末、移動局、移動端末、加入者局、携帯加入者局、ユーザ装置、接近端末などの全部または一部の機能を含むこともできる。
【0035】
ここで、端末として通信が可能なデスクトップコンピュータ(desktop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、タブレット(tablet)PC、無線電話(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、スマートウォッチ(smart watch)、スマートガラス(smart glass)、e-bookリーダー、PMP(portable multimedia player)、携帯用ゲーム機、ナビゲーション(navigation)装置、デジタルカメラ(digital camera)、DMB(digital multimedia broadcasting)プレーヤー、デジタルオーディオレコーダー(digital audio recorder)、デジタルオーディオプレーヤー(digital audio player)、デジタル画像レコーダー(digital picture recorder)、デジタル画像プレーヤー(digital picture player)、デジタルビデオレコーダー(digital video recorder)、デジタル動画プレーヤー(digital video player)などを使用することができる。
【0036】
明細書全般において基地局(base station)は、アクセスポイント(access point)、無線アクセスステーション(radio access station)、ノードB(node B)、発展型ノードB(evolved nodeB)、送受信基地局(base transceiver station)、MMR(mobile multihop relay)-BSなどを指すこともでき、基地局、アクセスポイント、無線アクセスステーション、ノードB、eNodeB、送受信基地局、MMR-BSなどの全部または一部の機能を含むこともできる。
【0037】
以下、添付の図面を参照して、本開示の好ましい実施形態をより詳細に説明しようとする。本開示の説明において全体的な理解を容易にするために、図面上の同じ構成要素については同じ参照符号を使用し、同じ構成要素について重複した説明は省略する。
【0038】
図1は、通信システムの一実施形態を示す概念図である。
【0039】
図1を参照すると、通信システム100は、複数の通信ノード110-1、110-2、110-3、120-1、120-2、130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6を含んでもよい。複数の通信ノードは、3GPP(3rd generation partnership project)標準で規定された4G通信(例えば、LTE(long term evolution)、LTE-A(advanced))、5G通信(例えば、NR(new radio))などを支援することができる。4G通信は、6GHz以下の周波数帯域で行われ得、5G通信は、6GHz以下の周波数帯域だけでなく、6GHz以上の周波数帯域で行われ得る。
【0040】
例えば、4G通信および5G通信のために、複数の通信ノードは、CDMA(code division multiple access)ベースの通信プロトコル、WCDMA(wideband CDMA)ベースの通信プロトコル、TDMA(time division multiple access)ベースの通信プロトコル、FDMA(frequency division multiple access)ベースの通信プロトコル、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)ベースの通信プロトコル、Filtered OFDMベースの通信プロトコル、CP(cyclic prefix)-OFDMベースの通信プロトコル、DFT-s-OFDM(discrete Fourier transform-spread-OFDM)ベースの通信プロトコル、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)ベースの通信プロトコル、SC(single carrier)-FDMAベースの通信プロトコル、NOMA(Non-orthogonal Multiple Access)、GFDM(generalized frequency division multiplexing)ベースの通信プロトコル、FBMC(filter bank multi-carrier)ベースの通信プロトコル、UFMC(universal filtered multi-carrier)ベースの通信プロトコル、SDMA(Space Division Multiple Access)ベースの通信プロトコルなどを支援することができる。
【0041】
また、通信システム100は、コアネットワーク(core network)をさらに含んでもよい。通信システム100が4G通信を支援する場合、コアネットワークは、S-GW(serving-gateway)、P-GW(PDN(packet data network)-gateway)、MME(mobility management entity)などを含んでもよい。通信システム100が5G通信を支援する場合、コアネットワークは、UPF(user plane function)、SMF(session management function)、AMF(access and mobility management function)などを含んでもよい。
【0042】
なお、通信システム100を構成する複数の通信ノード110-1、110-2、110-3、120-1、120-2、130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6それぞれは、次のような構造を有することができる。
【0043】
図2は、通信システムを構成する通信ノードの一実施形態を示すブロック図である。
【0044】
図2を参照すると、通信ノード200は、少なくとも1つのプロセッサ210、メモリ220およびネットワークと連結されて通信を行う送受信装置230を含んでもよい。また、通信ノード200は、入力インターフェース装置240、出力インターフェース装置250、記憶装置260などをさらに含んでもよい。通信ノード200に含まれたそれぞれの構成要素は、バス(bus)270により連結されて互いに通信を行うことができる。
【0045】
ただし、通信ノード200に含まれたそれぞれの構成要素は、共通バス270でなく、プロセッサ210を中心に個別インターフェースまたは個別バスを介して連結されることもできる。例えば、プロセッサ210は、メモリ220、送受信装置230、入力インターフェース装置240、出力インターフェース装置250および記憶装置260のうち少なくとも1つと専用インターフェースを介して連結されることもできる。
【0046】
プロセッサ210は、メモリ220および記憶装置260のうち少なくとも1つに記憶されたプログラム命令(program command)を実行することができる。プロセッサ210は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、グラフィック処理装置(graphics processing unit、GPU)、または本開示の実施形態による方法が行われる専用のプロセッサを意味する。メモリ220および記憶装置260それぞれは、揮発性記憶媒体および不揮発性記憶媒体のうち少なくとも1つで構成され得る。例えば、メモリ220は、読み取り専用メモリ(read only memory、ROM)およびランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)のうち少なくとも1つで構成され得る。
【0047】
さらに図1を参照すると、通信システム100は、複数の基地局(base stations)110-1、110-2、110-3、120-1、120-2、複数の端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6を含んでもよい。基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2および端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6を含む通信システム100は、「アクセスネットワーク」と称することができる。第1基地局110-1、第2基地局110-2および第3基地局110-3それぞれは、マクロセル(macro cell)を形成することができる。第4基地局120-1および第5基地局120-2それぞれは、スモールセル(small cell)を形成することができる。第1基地局110-1のセルカバレッジ(cell coverage)内に第4基地局120-1、第3端末130-3および第4端末130-4が属することができる。第2基地局110-2のセルカバレッジ内に第2端末130-2、第4端末130-4および第5端末130-5が属することができる。第3基地局110-3のセルカバレッジ内に第5基地局120-2、第4端末130-4、第5端末130-5および第6端末130-6が属することができる。第4基地局120-1のセルカバレッジ内に第1端末130-1が属することができる。第5基地局120-2のセルカバレッジ内に第6端末130-6が属することができる。
【0048】
ここで、複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、ノードB(NodeB)、発展型ノードB(evolved NodeB)、BTS(base transceiver station)、無線基地局(radio base station)、無線トランシーバー(radio transceiver)、アクセスポイント(access point)、アクセスノード(node)、RSU(road side unit)、RRH(radio remote head)、TP(transmission point)、TRP(transmission and reception point)、eNB、gNBなどと称することができる。
【0049】
複数の端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6それぞれは、UE(user equipment)、ターミナル(terminal)、アクセスターミナル(access terminal)、モバイルターミナル(mobile terminal)、ステーション(station)、加入者ステーション(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、携帯加入者ステーション(portable subscriber station)、ノード(node)、デバイス(device)、IoT(Internet of Thing)装置、搭載装置(mounted module/device/terminalまたはon board device/terminalなど)などと称することができる。
【0050】
なお、複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、互いに異なる周波数帯域で動作することができ、または同じ周波数帯域で動作することができる。複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、アイディアルバックホールリンク(ideal backhaul link)またはノン(non)アイディアルバックホールリンクを介して連結されることができ、アイディアルバックホールリンクまたはノンアイディアルバックホールリンクを介して互いに情報を交換することができる。複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、アイディアルバックホールリンクまたはノンアイディアルバックホールリンクを介してコアネットワークと連結され得る。複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、コアネットワークから受信した信号を当該端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6に伝送することができ、当該端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6から受信した信号をコアネットワークに伝送することができる。
【0051】
また、複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、MIMO伝送(例えば、SU(single user)-MIMO、MU(multi user)-MIMO、大規模(massive)MIMOなど)、CoMP(coordinated multipoint)伝送、CA(carrier aggregation)伝送、無許可帯域(unlicensed band)で伝送、端末間の直接通信(device to device communication、D2D)(またはProSe(proximity services))などを支援することができる。ここで、複数の端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6それぞれは、基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2と対応する動作、基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2により支援される動作を行うことができる。例えば、第2基地局110-2は、SU-MIMO方式をベースに信号を第4端末130-4に伝送することができ、第4端末130-4は、SU-MIMO方式によって第2基地局110-2から信号を受信することができる。または、第2基地局110-2は、MU-MIMO方式に基づいて信号を第4端末130-4および第5端末130-5に伝送することができ、第4端末130-4および第5端末130-5それぞれは、MU-MIMO方式によって第2基地局110-2から信号を受信することができる。
【0052】
第1基地局110-1、第2基地局110-2および第3基地局110-3それぞれは、CoMP方式に基づいて信号を第4端末130-4に伝送することができ、第4端末130-4は、CoMP方式によって第1基地局110-1、第2基地局110-2および第3基地局110-3から信号を受信することができる。複数の基地局110-1、110-2、110-3、120-1、120-2それぞれは、自分のセルカバレッジ内に属する端末130-1、130-2、130-3、130-4、130-5、130-6とCA方式に基づいて信号を送受信することができる。第1基地局110-1、第2基地局110-2および第3基地局110-3それぞれは、第4端末130-4と第5端末130-5間のD2Dを制御することができ、第4端末130-4および第5端末130-5それぞれは、第2基地局110-2および第3基地局110-3それぞれの制御によってD2Dを行うことができる。
【0053】
次に、通信システムにおいて無線信号送受信方法を説明する。ここで、通信ノードのうち第1通信ノードで行われる方法(例えば、信号の伝送または受信)を説明する場合にも、これに対応する第2通信ノードは、第1通信ノードで行われる方法と相当する方法(例えば、信号の受信または伝送)を行うことができる。例えば、受信ノードの動作を説明した場合に、これに対応する送信ノードは、受信ノードの動作と相当する動作を行うことができる。反対に、送信ノードの動作を説明した場合に、これに対応する受信ノードは、送信ノードの動作と相当する動作を行うことができる。
【0054】
図3は、通信システムにおいて無線フレームの構造の一実施形態を示す概念図である。
【0055】
図3を参照すると、通信システムにおいて1つの無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、1つのサブフレームは、2個のタイムスロットで構成され得る。1つのタイムスロットは、時間領域において複数個のシンボルを有することができ、周波数領域において複数個の副搬送波を含んでもよい。時間領域の複数個のシンボルは、OFDMシンボルでありうる。以下では、便宜のために、時間領域の複数個のシンボルがOFDMシンボルであるOFDM伝送モードを例示して通信システムにおいて無線フレーム構造の一実施形態を説明する。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システムにおいて無線フレーム構造の実施形態は、これに限定されない。例えば、通信システムにおいて無線フレーム構造の他の実施形態は、SC(single carrier)伝送モードなどの他の伝送モードを支援するように構成されてもよい。
【0056】
通信システムの一実施形態においては、周波数帯域特性によるICI(inter-carrier interference)減少、サービス特性による待ち時間減少(latency reduction)などの様々な目的に合わせて表1のヌメロロジー(numerology)のうち1つ以上を使用することができる。
【表1】
【0057】
表1は、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システムにおいて使用されるヌメロロジーの実施形態は、これに限定されない。それぞれのヌメロロジーμは、副搬送波間隔(subcarrier Spacing、SCS)Δfおよびサイクリックプレフィックス(cyclic Prefix、CP)の情報に対応することができる。端末は、上位階層のパラメーターである「subcarrierSpacing」、「cyclicPrefix」などに基づいて、ダウンリンク帯域幅部分(downlink bandwidth part)またはアップリンク帯域幅部分(uplink bandwidth part)に適用されるヌメロロジーμおよびCP値などを確認することができる。
【0058】
通信システム300において無線信号が伝送される時間リソースは、1つ以上の
【数1】
サブフレーム(subframe)320で構成されるフレーム(frame)330、1つ以上の
【数2】
スロット(slot)310で構成されるサブフレーム320、また、
【数3】
のOFDMシンボル(symbol)で構成されるスロット310で表現され得る。この際、各変数
【数4】
の値は、設定されたヌメロロジーによって正規サイクリックプレフィックスである場合は、表2の値に従うことができ、拡張サイクリックプレフィックスである場合は、表3の値に従うことができる。1つのスロットに含まれるOFDMシンボルは、上位階層シグナリングあるいは上位階層シグナリングおよびL1シグナリングの組み合わせによって「ダウンリンク(downlink)」、「フレキシブル(flexible)」または「アップリンク(uplink)」に区別され得る。
【表2】
【表3】
【0059】
通信システムの一実施形態においてフレーム330は、10msの長さを有することができ、サブフレーム320は、1msの長さを有することができる。それぞれのフレーム330は、2つの同じ長さを有するハーフフレーム(half-frame)に分けられ、一番目のハーフフレーム(half-frame 0)は、0番~4番のサブフレーム320で構成され、二番目のハーフフレーム(half-frame 1)は、5番~9番のサブフレーム320で構成され得る。1つのキャリアには、アップリンクのためのフレームの集合(uplink frames)とダウンリンクのためのフレームの集合(downlink frames)がありえる。
【0060】
1つのスロットは、6個(Extended Cyclic Prefixの場合)または7個(Normal Cyclic Prefixの場合)のOFDMシンボルを有することができる。1つのスロットとして定義される時間-周波数領域をリソースブロック(Resource Block、RB)と呼ぶことができる。1つのスロットが7個のOFDMシンボルを有する場合、1つのサブフレームは、14個のOFDMシンボル
【数5】
を有することができる。
【0061】
サブフレームは、制御領域とデータ領域に区分され得る。制御領域には、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)が割り当てられてもよい。データ領域には、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が割り当てられてもよい。サブフレームのうち一部は、スペシャルサブフレームでありうる。スペシャルサブフレームは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)およびUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含んでもよい。DwPTSは、端末の時間および周波数同期推定およびセル探索に活用することができる。GPは、ダウンリンク信号の多重経路遅延により発生する干渉を除去するための区間と見ることができる。
【0062】
通信システムの一実施形態において、ユーザは、無線ネットワークに接続するために、ネットワークとの時間/周波数同期を獲得した後、サービングセル識別を行うことができる。このような同期獲得およびサービングセル識別などの動作は、同期信号に基づいて行われ得る。ここで、同期信号は、PSS(primary synchronization signal)、SSS(secondary synchronization signal)、またはPSSおよびSSSで構成されるSSB(synchronization signal block)などに該当することができる。
【0063】
通信システムの一実施形態においては、CFO(carrier frequency offset)、PhN(Phase Noise)、DE(doppler effect)などが高く発生する場合、同期推定性能が劣化することがある。通信システムの一実施形態においては、同期信号に基づく同期推定動作を行うに際して、同期信号が伝送されるそれぞれのサンプルまたはそれぞれのリソース要素(resource element)ごとに複素乗算演算が要求され得る。このような複素乗算演算を伴う同期推定動作では、必要な演算量(または演算リソースの量)が多いことがあり、演算の複雑度が高いこともある。無線通信システムにおいて同期推定動作の効率性および性能を向上させるための技術が要求され得る。
【0064】
通信システムの一実施形態において、同期信号は、1つ以上のシーケンスに基づいて構成され得る。同期信号を構成する1つ以上のシーケンスは、時間領域においてフレーム330、サブフレーム320、スロット310またはスロット310を構成するOFDMシンボルに配置され得る。なお、同期信号を構成する1つ以上のシーケンスは、変調されて周波数領域で複数個の副搬送波にマッピングされ得る。通信システムの一実施形態において、同期信号を構成する1つ以上のシーケンスは、1つ以上の二進シーケンスまたは複素シーケンスに該当することができる。
【0065】
図4は、通信システムにおいて信号送受信方法の第1実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0066】
図4を参照すると、通信システム400は、複数の通信ノードを含んでもよい。例えば、通信システム400は、少なくとも第1通信ノード401および第2通信ノード402を含んでもよい。第1通信ノード401は、推定信号を送信するセルと同じでもまたは類似していてもよい。第2通信ノード402は、図3を参照して説明した、同期信号を受信する受信ノードと同じでもまたは類似していてもよい。以下、図4を参照して通信システムにおいて信号送受信方法の一実施形態を説明するに際して、図1図3を参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0067】
通信システム400の一実施形態においては、第1通信ノード401は、セル、基地局、ネットワークなどに該当することができる。第1通信ノード401は、第1信号を送信することができる。ここで、第1信号は、第1通信ノード401のカバレッジ内の他の通信ノード(例えば、ユーザ、UE、端末など)が第1通信ノード401との同期を獲得するのに使用され得る。第1信号は、第1通信ノード401のカバレッジ内の他の通信ノードが第1通信ノード401と関連した識別情報(例えば、PID(physical identity)など)を推定するのに使用され得る。第1信号は、例えば、同期信号に該当することができる。第1信号は、PSSに該当したり、またはPSSとは別に定義される同期信号に該当したりすることができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システム400において信号送受信方法の第1実施形態は、これに限定されない。第1信号は、1つ以上のシーケンス(以下、1つ以上の第1信号シーケンス)で構成され得る。第2通信ノード402は、第1通信ノード401から送信された第1信号を受信することができる。第2通信ノード402は、受信された第1信号に基づいて、第1通信ノード401との同期を獲得または推定することができる。
【0068】
具体的には、第1通信ノード401は、1つ以上のベースシーケンスを生成することができる(S410)。1つ以上のベースシーケンスは、二進シーケンスまたは複素シーケンスに該当することができる。第1通信ノード401は、1つ以上のベースシーケンスに基づいて、1つ以上の第1信号シーケンスを生成することができる(S420)。
【0069】
第1通信ノード401は、S420段階で生成した1つ以上の第1信号シーケンスを変調して無線リソースに割当(またはマッピング)することができる(S430)。例えば、第1通信ノード401は、生成した1つ以上の第1信号シーケンスを変調して、1つ以上の変調シンボルを生成することができる。第1通信ノード401は、生成した1つ以上の変調シンボルを時間リソースおよび/または周波数リソース上に割り当てることができる。
【0070】
第1通信ノード401は、変調されて無線リソースにマッピングされた1つ以上の第1信号シーケンスで構成される第1信号を送信することができる(S440)。言い換えれば、第1通信ノード401は、1つ以上の第1信号シーケンスが変調された1つ以上の変調シンボルで構成される第1信号を送信することができる。S440段階で、第1通信ノード401は、第1信号をブロードキャスト方式で送信することができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システム400において信号送受信方法の第1実施形態は、これに限定されない。例えば、第1通信ノード401は、第1信号をユニキャスト方式、マルチキャスト方式などで送信することもできる。
【0071】
第2通信ノード402は、第1通信ノード401から伝送された第1信号を受信することができる(S440)。第2通信ノード402は、S440段階で受信された第1信号に基づいて、同期推定動作を行うことができる(S450)。S450段階で、第2通信ノード402は、第1信号に基づいて第1通信ノード401との時間/周波数同期を獲得するための動作を行うことができる。S450段階で、第2通信ノード402は、第1信号に含まれた第1通信ノード401に関する情報(例えば、PID)を獲得することができる。S450段階での動作は、例えば、受信信号に基づく相互相関演算に基づいて行われ得る。
【0072】
図5は、通信システムにおいて無線信号構造の第1実施形態を説明するための概念図である。
【0073】
図5を参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。以下、図5を参照して通信システムにおいて無線信号構造の第1実施形態を説明するに際して、図1図4を参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0074】
第1通信ノードは、無線信号を生成して第2通信ノードに伝送することができる。第1通信ノードは、1つ以上の無線信号を生成することができる。第1通信ノードは、1つ以上の無線信号を生成するために、1つ以上の無線信号シーケンスを生成することができる。第1通信ノードは、生成した1つ以上の無線信号シーケンスを構成する1つ以上のエレメントを変調して、周波数領域上で1つ以上の副搬送波にマッピングすることができる。
【0075】
通信システムの一実施形態において、1つ以上の無線信号シーケンスは、2M個の副搬送波にマッピングされ得る。1つ以上の無線信号シーケンスのインデックスkは、0以上かつ2M-1以下の自然数の値を有することができる。すなわち、k=0、1、...、2M-1でありうる。1つ以上の無線信号シーケンスは、所定のインデックスuに基づいて生成され得る。ここで、インデックスuは、PIDインデックスに該当することができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号構造の第1実施形態は、これに限定されない。1つ以上の無線信号シーケンスは、例えば、P(k)のように表現され得る。または、1つ以上の無線信号シーケンスは、生成方式によって区別され、Pu、1(k)、Pu、2(k)、Pu、3(k)などのように表現されることもできる。1つ以上の無線信号シーケンスは、P[k]、Pu、1[k]、Pu、2[k]、Pu、3[k]などのように表現されることもできる。
【0076】
通信システムの一実施形態において、第1無線信号は、図4を参照して説明した第1信号に該当することができる。第1無線信号は、同期信号、PSSなどに該当することができる。または、第1無線信号は、同期推定のために新しく定義される信号に該当することができる。
【0077】
通信システムの一実施形態において、無線信号シーケンスP(k)は、2個の二進シーケンスに基づいて生成され得る。無線信号シーケンスP(k)は、2M個のエレメント(P(0)、P(1)、...、P(2M-1))で構成され得る。無線信号シーケンスP(k)は、変調されて2M個の副搬送波にマッピングされ得る。すなわち、図5には、無線信号シーケンスP(k)が変調されて複数個の副搬送波にマッピングされる場合が示されたと見ることができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システムにおいて無線信号構造の第1実施形態は、これに限定されない。
【0078】
第1無線信号構造500の一実施形態において、無線信号シーケンスP(k)は、変調されて、インデックスk(k=0、1、...、2M-1)で表現される2M個の副搬送波にマッピングされ得る。無線信号シーケンスP(k)を構成する2M個のエレメント(P(0)、P(1)、...、P(2M-1))それぞれは、対応するインデックスを有する副搬送波にマッピングされ得る。ここで、無線信号シーケンスP(k)がマッピングされる2M個の副搬送波(すなわち、無線信号シーケンスP(k)が変調された変調シンボルがマッピングされる2M個の副搬送波)は、第1副搬送波グループに含まれ得る。第1副搬送波グループを構成する2M個の副搬送波は、周波数領域上で互いに隣接したり離隔したりしていてもよい。図5には、第1副搬送波グループを構成する2M個の副搬送波のうち少なくとも一部が互いに隣接するように配置される場合が示されているが、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、通信システムにおいて無線信号構造の第1実施形態は、これに限定されない。例えば、第1副搬送波グループは、互いに離隔した2M個の副搬送波で構成されてもよい。言い換えれば、第1副搬送波グループは、互いに隣接しない2M個の副搬送波で構成されてもよい。
【0079】
第1副搬送波グループを構成する2M個の副搬送波の周辺、または2M個の副搬送波の間には、1つ以上のヌル(Null)副搬送波が配置され得る。ヌル副搬送波には、信号が載らないことがある。言い換えれば、ヌル副搬送波には、変調シンボルが割り当てられないことがある。ヌル副搬送波は、0値を有することができる。ヌル副搬送波は、空白(gap)副搬送波、直流(direct current、DC)副搬送波などに該当することもできる。ヌル副搬送波は、各副搬送波を容易に識別するために配置され得る。
【0080】
周波数領域上で第1副搬送波グループの前端および/または後端にヌル副搬送波が配置され得る。例えば、副搬送波インデックス0に該当する副搬送波の前端、および/または副搬送波インデックス2M-1に該当する副搬送波の後端にヌル副搬送波が配置され得る。また、第1副搬送波グループを構成する2M個の副搬送波の間に1つ以上のヌル副搬送波が配置され得る。例えば、第1副搬送波グループを構成する2M個の副搬送波のうち中央に位置する1つ以上の副搬送波(以下、中央副搬送波)の前端および/または後端にヌル副搬送波が配置されてもよい。または第1副搬送波グループは、それぞれ1つ以上の副搬送波を含む複数のサブグループに区分され得る。それぞれのサブグループの前端および/または後端には、ヌル副搬送波が配置され得る。
【0081】
第1無線信号構造500の一実施形態において、無線信号シーケンスP(k)は、変調されて、それぞれがM個の副搬送波で構成される第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530にマッピングされ得る。周波数領域上で第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530の前端および/または後端にヌル副搬送波が配置され得る。例えば、インデックス0に該当する副搬送波の前端、インデックスM-1に該当する副搬送波の後端、インデックスMに該当する副搬送波の前端、インデックス2M-1に該当する副搬送波の後端のうち少なくとも一部にヌル副搬送波が配置され得る。
【0082】
第1無線信号構造500の一実施形態において、第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530は、1つの副搬送波(以下、第1基準副搬送波)を基準として配置され得る。例えば、第2副搬送波グループ520は、第1基準副搬送波の前端に配置されると見ることができ、第3副搬送波グループ530は、第1基準副搬送波の後端に配置されると見ることができる。言い換えれば、第1基準副搬送波は、第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530の中央に位置すると見ることができる。この場合、第1基準副搬送波は、「中央副搬送波」と称することができる。
【0083】
第1無線信号構造500の一実施形態において、第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530は、第1副搬送波グループを構成するサブグループに該当すると見ることができる。第1副搬送波グループは、第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530の間に位置する第1基準副搬送波をさらに含むように構成され得る。この場合、第1副搬送波グループは、2M+1個の副搬送波を含んでもよい。なお、第1副搬送波グループは、第1基準副搬送波、および第2副搬送波グループの前端に位置するヌル副搬送波である第2基準副搬送波をさらに含むように構成され得る。この場合、第1副搬送波グループは、2M+2個の副搬送波を含んでもよい。なお、第1副搬送波グループは、第1および第2基準副搬送波を含まないように構成され得る。この場合、第1副搬送波グループは、2M個の副搬送波を含んでもよい。
【0084】
第1無線信号構造500の一実施形態において、副搬送波に載せられた周波数領域の信号は、N-ポイントIFFT(N-point inverse fast Fourier transform)方式に基づいて時間領域の信号に変換され得る。N-ポイントIFFT方式では、周波数領域においてN個の副搬送波に載せられた無線信号が時間領域の信号に変換され得る。自然数Nは、第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530に含まれる副搬送波の個数である2Mより大きくても同じでもよい。N個の副搬送波のうち第2副搬送波グループ520および第3副搬送波グループ530に含まれる2M個の副搬送波を除いた残りの副搬送波(例えば、N-2M個の副搬送波)は、0値を有することもでき、ヌル副搬送波に該当することもできる。
【0085】
第1無線信号構造500の一実施形態において、N個の副搬送波のうち中央に第1副搬送波グループが位置することができる。第1副搬送波グループに含まれる副搬送波の個数は、2M個、2M+1個または2M+2個でありうる。第1副搬送波グループに含まれる副搬送波の個数は、N/2でありうる。「N/2=2M+2」でありうる。例えば、N=256であり、M=63でありうる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号構造の第1実施形態は、これに限定されない。
【0086】
図6は、通信システムにおいて無線信号生成方式の第1実施形態を説明するための概念図である。
【0087】
図6を参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。以下、図6を参照して通信システムにおいて無線信号生成方式の第1実施形態を説明するに際して、図1図5を参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0088】
<無線信号生成方式の第1実施形態>
通信システムの一実施形態において、第1通信ノードは、無線信号生成方式の第1実施形態によって無線信号を生成することができる。無線信号生成方式の第1実施形態は、「分散正逆連接(Distributed Forward/Reverse Concatenation、DFRC)方式」と称することができる。
【0089】
無線信号生成方式の第1実施形態において、第1無線信号は、図5を参照して説明した無線信号構造の第1実施形態と同一または類似の無線信号構造に基づいて生成され得る。第1無線信号は、1つ以上の第1無線信号シーケンスに基づいて生成され得る。1つ以上の第1無線信号シーケンスは、1つ以上のベースシーケンスに基づいて生成され得る。言い換えれば、1つ以上の第1無線信号シーケンスは、1つ以上のベースシーケンスが無線信号生成方式の第1実施形態によって変換された結果に該当することができる。1つ以上のベースシーケンスは、二進シーケンス、PN(pseudo-noise)シーケンス、二進PNシーケンス、またはm-シーケンスに該当することができる。1つ以上のベースシーケンスは、互いに異なる2個のPNシーケンスに対するエレメントこどの(element-wise)の排他的論理和(exclusive-OR、XOR)演算を通じて生成されたゴールドシーケンス(gold sequence)で構成され得る。または、1つ以上のベースシーケンスは、複素シーケンスに該当することもできる。
【0090】
通信システムの一実施形態において、第1無線信号シーケンスは、Pu、1、Pu、1(k)、Pu、1[k]などとして表記され得る。ここで、uは、第1通信ノードと関連した第1識別情報(例えば、PID)に該当することができる。なお、kは、第1無線信号シーケンスPu、1(k)が変調されてマッピングされる副搬送波のインデックスを意味する。図5を参照して説明したのと同様に、kは、0以上かつ2M未満の自然数の値を有することができる。すなわち、「k=0、1、...、2M-1」でありうる。または、「k=0、1、...、2M」であってもよい。Mは、ベースシーケンスbの長さに該当することができる。
【0091】
第1無線信号シーケンスPu、1は、ベースシーケンスb、およびベースシーケンスに基づいて生成された修正シーケンスb に基づいて生成され得る。修正シーケンスb は、
【数6】
として表記されることもできる。本開示において修正シーケンスの表記に該当するb′および
【数7】
は、同じものと見ることができる。修正シーケンスの長さは、ベースシーケンスと同じでも近似していてもよい。第1無線信号シーケンスは、ベースシーケンスおよび修正シーケンスに基づいて、数式1と同一または類似に定義され得る。
【数8】
【0092】
数式1を参照すると、
【数9】
は、実数Wより小さい最も高い整数を意味する。ベースシーケンスbは、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の偶数番目のエレメントを構成することができる。修正シーケンスb′は、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の奇数番目のエレメントを構成することができる。言い換えれば、第1無線信号シーケンスPu、1[m]を構成するエレメントは、エレメントグループ#1およびエレメントグループ#2に分類され得る。ここで、ベースシーケンスbは、エレメントグループ#1を構成することができ、修正シーケンスb′は、エレメントグループ#2を構成することができる。ここで、エレメントグループ#1は、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の偶数番目のエレメントを含み、エレメントグループ#2は、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の奇数番目のエレメントを含んでもよい。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号生成方式の第1実施形態は、これに限定されない。例えば、エレメントグループ#1は、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の奇数番目のエレメントを含み、エレメントグループ#2は、第1無線信号シーケンスPu、1[m]の偶数番目のエレメントを含んでもよい。
【0093】
数式1で、第1無線信号シーケンスPu、1[m]のエレメントグループ#1(または偶数番目のエレメント)は、ベースシーケンスbのエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数10】
)として構成され得る。この場合、Pu、1(0)=b(0)であり、Pu、1(2)=b(1)であり、Pu、1(2M-2)=b(M-1)でありうる。なお、第1無線信号シーケンスPu、1[m]のエレメントグループ#2(または奇数番目のエレメント)は、修正シーケンスb′のエレメントが降順にマッピングされた結果(すなわち、
【数11】
)として構成され得る。この場合、Pu、1(1)=b′(M-1)であり、Pu、1(3)=b′(M-2)であり、Pu、1(M-1)=b′(0)でありうる。
【0094】
第1無線信号シーケンスPu、1[m]は、N-ポイントIFFT演算に基づいて時間領域信号pu、1[n]に変換され得る。ここで、nは、時間領域のサンプルインデックスを意味し、0以上かつN未満の整数に該当することができる。N-ポイントIFFT演算は、エレメントexp{j2πnk/N}(すなわち、ej2πnk/N)に基づいて行われ得る。ここで、kは、それぞれのエレメントと対応する副搬送波のインデックスに該当することができる。Mが奇数であるとき、時間領域信号pu、1[n]は、数式2と同一または類似に決定され得る。
【数12】
【0095】
ベースシーケンスbおよび修正シーケンスb′の生成方式によって、第1無線信号(または第1無線信号の時間領域信号pu、1[n])の実施形態が様々なケースに分類され得る。ベースシーケンスbおよび修正シーケンスb′の生成方式によって分類される第1無線信号のケースは、表4に表示されるのと同じでもまたは類似していてもよい。
【表4】
【0096】
表4で、bu、Iは、複素シーケンスであるベースシーケンスbの実数成分に該当することができ、bu、Qは、ベースシーケンスbの虚数成分に該当することができる。ベースシーケンスbが二進シーケンスの場合、修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに対する複製演算または極性反転演算に基づいて生成され得る。ベースシーケンスbが複素シーケンスの場合、修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに対する複製演算、極性反転演算、共役(conjugate)演算または複素乗算演算のうち少なくとも一部に基づいて生成され得る。表4は、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号生成方式の第1実施形態は、これに限定されない。
【0097】
ケース#1-1:ベースシーケンスbは、二進シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに対して極性反転演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=-b)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式3と同一または類似に表現され得る。
【数13】
【0098】
数式3のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して虚数形態のエレメント値を有することができる。これによって、受信ノードでの推定複雑度がハーフ(またはそれ以上)減少することができる。ケース#1-1による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0099】
ケース#1-2:ベースシーケンスbは、二進シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbと同一に生成され得る(すなわち、b′=b)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式4と同一または類似に表現され得る。
【数14】
【0100】
数式4のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して実数形態のエレメント値を有することができる。これによって、受信ノードでの推定複雑度がハーフ(またはそれ以上)減少することができる。ケース#1-2による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0101】
ケース#1-3:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに対して極性反転演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=-b)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式5と同一または類似に表現され得る。
【数15】
【0102】
数式5のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-3による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0103】
ケース#1-4:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbと同一に生成され得る(すなわち、b′=b)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式6と同一または類似に表現され得る。
【数16】
【0104】
数式6のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-4による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0105】
ケース#1-5:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに対して共役(conjugate)演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=b )。言い換えれば、修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbの共役複素数として生成され得る。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式7と同一または類似に表現され得る。
【数17】
【0106】
数式7のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して実数形態のエレメント値を有することができる。これによって、受信ノードでの推定複雑度がハーフ(またはそれ以上)減少することができる。ケース#1-5による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0107】
ケース#1-6:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbの共役複素数に極性反転演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=-b )。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式8と同一または類似に表現され得る。
【数18】
【0108】
数式8のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して虚数形態のエレメント値を有することができる。これによって、受信ノードでの推定複雑度がハーフ(またはそれ以上)減少することができる。ケース#1-6による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0109】
ケース#1-7:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbの共役複素数に極性反転演算および虚数(j)乗算演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=-jb )。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式9と同一または類似に表現され得る。
【数19】
【0110】
数式9のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-7による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0111】
ケース#1-8:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbの共役複素数に虚数(j)乗算演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=jb )。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式10と同一または類似に表現され得る。
【数20】
【0112】
数式10のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-8による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0113】
ケース#1-9:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに虚数(j)乗算演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=jb)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式11と同一または類似に表現され得る。
【数21】
【0114】
数式11のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-9による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0115】
ケース#1-10:ベースシーケンスbは、複素シーケンスでありうる。修正シーケンスb′は、ベースシーケンスbに極性反転演算および虚数(j)乗算演算を行った結果に該当することができる(すなわち、b′=-jb)。この場合、時間領域信号pu、1[n]は、数式12と同一または類似に表現され得る。
【数22】
【0116】
数式12のように表現される時間領域信号pu、1[n]は、すべてのnに対して複素数形態のエレメント値を有することができる。ケース#1-10による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0117】
図6には、無線信号生成方式の第1実施形態の特定の例示が示されたと見ることができ、無線信号生成方式の第1実施形態は、これに限定されない。例えば、無線信号生成方式の第1実施形態は、次のような具体的なケースで具現され得る。
【0118】
ケース#1-11:第1基準副搬送波(例えば、DC)は、副搬送波と関連したインデクシング(例えば、kまたはm)から除外される。周波数領域の副搬送波に対応する第1無線信号シーケンスのエレメントのうち、偶数番目のエレメントグループにベースシーケンスのエレメントが昇順に割り当てられ、奇数番目のエレメントグループに修正シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。
【0119】
ケース#1-12:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。第1無線信号シーケンスのエレメントのうち、偶数番目のエレメントグループにベースシーケンスのエレメントが降順に割り当てられ、奇数番目のエレメントグループに修正シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。
【0120】
ケース#1-13:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。第1無線信号シーケンスのエレメントのうち、奇数番目の副搬送波グループにベースシーケンスのエレメントが昇順に割り当てられ、偶数番目の副搬送波グループに修正シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。
【0121】
ケース#1-14:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。第1無線信号シーケンスのエレメントのうち、奇数番目の副搬送波グループにベースシーケンスのエレメントが降順に割り当てられ、偶数番目の副搬送波グループに修正シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。
【0122】
ケース#1-15:ケース#1-1~ケース#1-14において、ベースシーケンスのエレメントが割り当てられる位置と修正シーケンスのエレメントが割り当てられる位置が互いに代替される。
【0123】
ケース#1-16:ケース#1-1~ケース#1-15が、第1基準副搬送波が副搬送波と関連したインデクシングに含まれるように修正される。
【0124】
無線信号生成方式の第1実施形態において、ケース#1-1~ケース#1-16を参照して説明した構成のうち少なくとも一部は、互いに組み合わせられてもよい。無線信号生成方式の第1実施形態は、ケース#1-1~ケース#1-16を参考にして説明した実施形態の他にも様々な無線信号(例えば、同期信号)設計方式または割当方式に基づいて拡張され得る。
【0125】
第1通信ノードは、無線信号生成方式の第1実施形態に基づいて生成された第1無線信号を送信することができる。第2通信ノードは、第1通信ノードで送信された第1無線信号を受信することができる。第2通信ノードは、第1無線信号に基づいて時間同期、周波数同期、部分的PCI推定(またはPID推定)などを行うことができる。
【0126】
通信システムの一実施形態において、第1通信ノードは、基地局であり、第2通信ノードは、端末であり、第1無線信号は、同期信号でありうる。第2通信ノードは、第1無線信号に基づいて第1通信ノードに対する時間同期を獲得し、第1通信ノードに接続することができる。第2通信ノードは、周波数領域の信号を時間領域に変換した同期信号を用いて相関を行って時間同期を推定することができる。このような時間同期推定には、相互相関方式が用いられ得る。相互相関方式は、自己相関(auto-correlation)方式または差動相関(differential correlation)方式などに比べてリソース使用の効率性と推定性能などの観点からメリットを有することができる。無線信号生成方式の第1実施形態によって生成された第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期性能を支援することができ、推定複雑度が低い相互相関動作を支援することができる。
【0127】
図7は、通信システムにおいて無線信号生成方式の第2実施形態を説明するための概念図である。
【0128】
図7を参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。以下、図7を参照して通信システムにおいて無線信号生成方式の第2実施形態を説明するに際して、図1図6を参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0129】
<無線信号生成方式の第2実施形態>
通信システムの一実施形態において、第1通信ノードは、無線信号生成方式の第2実施形態によって無線信号を生成することができる。無線信号生成方式の第2実施形態は、「分散ハーフ正逆連接(Distributed Half Forward/Reverse Concatenation、DHFRC)方式」と称することができる。
【0130】
無線信号生成方式の第2実施形態において、第1無線信号は、図5を参照して説明した無線信号構造の第1実施形態と同一または類似の無線信号構造に基づいて生成され得る。第1無線信号は、1つ以上の第2無線信号シーケンスに基づいて生成され得る。第2無線信号シーケンスは、Pu、2、Pu、2(k)、Pu、2[k]などとして表記され得る。第2無線信号シーケンスPu、2は、第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′に基づいて生成され得る。ここで、第1シーケンスbは、ベースシーケンスに該当することができ、第2シーケンスb′は、ベースシーケンスに基づいて生成される修正シーケンスに該当することができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号生成方式の第2実施形態は、これに限定されない。第2無線信号シーケンスは、第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′に基づいて、数式13と同一または類似に定義され得る。
【数23】
【0131】
数式13を参照すると、第2無線信号シーケンスPu、2を構成するエレメントは、エレメントグループ#1およびエレメントグループ#2に分類され得る。ここで、エレメントグループ#1は、図5を参照して説明した第2副搬送波グループ520に対応することができる。エレメントグループ#2は、図5を参照して説明した第3副搬送波グループ530に対応することができる。エレメントグループ#1は、第2無線信号シーケンスPu、2[m]においてmが0以上かつMより小さいエレメントを含んでもよい。エレメントグループ#2は、第2無線信号シーケンスPu、2[m]においてmがM以上かつ2Mより小さいエレメントを含んでもよい。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号生成方式の第2実施形態は、これに限定されない。例えば、エレメントグループ#1が、図5を参照して説明した第3副搬送波グループ530に対応し、エレメントグループ#2が、図5を参照して説明した第2副搬送波グループ520に対応することもできる。エレメントグループ#1およびエレメントグループ#2は、第1基準副搬送波の前端および後端に配置され得る。ここで、第1基準副搬送波は、図5を参照して説明した第1基準副搬送波と同じでもまたは類似していてもよい。第1基準副搬送波は、ヌル(null)副搬送波、DC副搬送波などに該当することができる。第1基準副搬送波は、中央副搬送波に該当することができる。
【0132】
エレメントグループ#1は、エレメントグループ#1-1およびエレメントグループ#1-2に分類され得る。エレメントグループ#1-1は、エレメントグループ#1において第2無線信号シーケンスPu、2[m]の偶数番目のエレメントを含んでもよい。エレメントグループ#1-2は、エレメントグループ#1(mがMより小さい)において第2無線信号シーケンスPu、2[m]の奇数番目のエレメントを含んでもよい。エレメントグループ#2は、エレメントグループ#2-1およびエレメントグループ#2-2に分類され得る。エレメントグループ#2-1は、エレメントグループ#2において第2無線信号シーケンスPu、2[m]の偶数番目のエレメントを含んでもよい。エレメントグループ#2-2は、エレメントグループ#2において第2無線信号シーケンスPu、2[m]の奇数番目のエレメントを含んでもよい。
【0133】
数式13で、第2無線信号シーケンスPu、2[m]のエレメントグループ#1-1は、第1シーケンスbのエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数24】
)として構成され得る。第2無線信号シーケンスPu、2[m]のエレメントグループ#1-2は、第2シーケンスb′のエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数25】
)として構成され得る。なお、第2無線信号シーケンスPu、2[m]のエレメントグループ#2-1は、第2シーケンスb′のエレメントが降順にマッピングされた結果(すなわち、
【数26】
)として構成され得る。第2無線信号シーケンスPu、2[m]のエレメントグループ#2-2は、第1シーケンスbのエレメントが降順にマッピングされた結果(すなわち、
【数27】
)として構成され得る。
【0134】
無線信号生成方式の第2実施形態によれば、エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメント(すなわち、第1シーケンスのエレメントおよび対応する第2シーケンスのエレメント)が集まって(または関連して)昇順にマッピングされ得る。なお、エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメント(すなわち、第1シーケンスのエレメントおよび対応する第2シーケンスのエレメント)が集まって降順にマッピングされ得る。
【0135】
第1シーケンスは、二進シーケンスに該当することができる。第1シーケンスは、複素シーケンスに該当することができる。第1シーケンスは、ZC(Zadoff-Chu)シーケンスに該当することができる。第2シーケンスは、第1シーケンスに基づいて生成されてもよく、第1シーケンスと別に生成されてもよい。
【0136】
第2無線信号シーケンスPu、2[m]は、N-ポイントIFFT演算またはN-ポイントIDFT(N-point inverse fast Fourier transform)演算に基づいて時間領域信号pu、2[n]に変換され得る。Mが奇数であるとき、時間領域信号pu、2[n]は、数式14と同一または類似に決定され得る。
【数28】
【0137】
図5を参照して説明したのと同一または類似に、m<0であるか、m>2M-1である場合pu、2[n]=0でありうる。数式14は、数式15のように表現され得る。
【数29】
【0138】
数式15は、図5および図7を参照して説明した構成に基づいて生成される第1無線信号(または第1無線信号の時間領域信号pu、2[n])に対応すると見ることができる。
【0139】
図8aおよび図8bは、通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するための概念図である。
【0140】
図8aおよび図8bを参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。通信システムは、図7を参照して説明した通信システムと同じでもまたは類似していてもよい。以下、図8aおよび図8bを参照して通信システムにおいて無線信号構造の第2実施形態を説明するに際して、図1図7を参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0141】
図8aには、IDFT演算方式によるIDFTベクター構造の一実施形態が示されたと見ることができる。図8aを参照すると、IDFTベクター構造は、周期的特性(または周期性)を有することができる。例えば、IDFTベクター構造は、mの値によって変わるexp{j2πnm/N}(すなわち、ej2πnm/N)値で構成され得る。ここで、mの値が変わるにつれてexp{j2πnm/N}の値が周期性をもって変わることができる。このような周期性は、nの値によって決定または変更され得る。
【0142】
図8bには、図8aに示されたIDFTベクター構造が有する周期的特性の一実施形態が示されたと見ることができる。図8bを参照すると、n=1である場合、IDFTベクター構造の上位ハーフ(例えば、図8aでmが0より小さい領域)とIDFTベクター構造の下位ハーフ(例えば、図8aでmが0より大きい領域)は、m=0のエレメントを中心に一種の対称構造を成すと見ることができる。ここで、IDFTベクター構造の上位ハーフは、IDFTベクター構造の下位ハーフを構成する値から極性が反転した(または位相が180度反転した)値で構成されると見ることができる。なお、n=2である場合、IDFTベクターは、同じ形(または構造)が2回繰り返される構造を有することができる。例えば、IDFTベクター構造の上位ハーフとIDFTベクター構造の下位ハーフは、互いに同一に構成され得る。IDFTベクター構造の上位ハーフおよびIDFTベクター構造の下位ハーフそれぞれは、互いにパターンが同一であり、位相が反転したブロックが直列に連結された内部構造を有することができる。このようにIDFTベクターは、n値が増加するにつれてnぐらい同じ形態(または構造)が繰り返される周期的特性を有することができる。
【0143】
図9a~図9cは、通信システムにおいて第1および第2シーケンスの実施形態を説明するための概念図である。
【0144】
図9a~図9cを参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。通信システムは、図8aおよび図8bを参照して説明した通信システムと同じでもまたは類似していてもよい。以下、図9a~図9cを参照して通信システムにおいて第1および第2シーケンスの実施形態を説明するに際して、図1図8bを参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0145】
無線信号生成方式の第2実施形態において、第1無線信号は、図5を参照して説明した無線信号構造の第1実施形態と同一または類似の無線信号構造に基づいて生成され得る。第1無線信号は、1つ以上の第2無線信号シーケンスに基づいて生成され得る。第2無線信号シーケンスPu、2は、第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′に基づいて生成され得る。ここで、第1シーケンスbは、ベースシーケンスに該当することができ、第2シーケンスb′は、ベースシーケンスに基づいて生成される修正シーケンスに該当することができる。通信システムの一実施形態において、第1シーケンスは、ZCシーケンスに該当することができる。
【0146】
図9aには、ZCシーケンス構造の第1実施形態が示されたと見ることができる。数式13に表示されたのと同一または類似に、ZCシーケンスで構成されるベースシーケンスに該当する第1シーケンスbは、数式16と同一または類似に表現され得る。
【数30】
【0147】
ここで、数式16および図9aなどを参照すると、長さMが奇数のZCシーケンスは、m=0のエレメント(例えば、中央副搬送波に対応するエレメント)を中心に対称構造を有することができる。また、ZCシーケンスは、数式17と同一または類似の周期性を有することができる。
【数31】
【0148】
第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′の生成方式によって、第1無線信号(または第1無線信号の時間領域信号pu、2[n])の実施形態が様々なケースに分類され得る。第1シーケンスbが複素ZCシーケンスに該当する場合、第2シーケンスb′の生成方式によって分類される第1無線信号のケースは、表5に表示されるのと同じでもまたは類似していてもよい。
【表5】
【0149】
周波数領域信号にIDFTを適用する場合、周波数領域の信号から時間領域の信号が獲得され得る。このような演算は、周波数領域の信号ベクターと、n=0、1、...、N-1である場合のIDFTベクターの内積(inner product)を求めるのと同じでもまたは類似していてもよい。図9aを参照して説明したのと同様に、周波数領域の信号ベクターは、対称的特性を有することができる。第2無線信号シーケンスPu、2のエレメントのうちで周波数領域の上位副搬送波に対応するエレメント(Pu、2[0]、Pu、2[1]、...、Pu、2[M-1])と、周波数領域の下位副搬送波に対応するエレメント(Pu、2[2M-1]、Pu、2[2M-2]、...、Pu、2[M])は、互いに同一または類似の値を有することができる。これにより、ケース#2-1~ケース#2-8による時間領域信号pu、2[n]は、周期的に0の値を有することができる。第1無線信号の時間領域信号pu、2[n]は、4個のエレメントごとに1回ずつ0の値を有することができる。例えば、ケース#2-1~ケース#2-8による時間領域信号pu、2[n]は、n=2、6、10、...であるとき、0値を有することができる。時間領域信号pu、2[n]において0値を有するエレメントの数によって、第1無線信号による推定複雑度が低減され得る。ケース#2-1~ケース#2-8による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0150】
なお、第2無線信号シーケンスPu、2の生成方式によって第1無線信号の実施形態が様々なケースに分類され得る。
【0151】
ケース#2-9:図7および数式13を参照して説明した第2無線信号シーケンスPu、2の定義において、エレメントグループ#2に対応する領域の極性が反転することができる。例えば、ケース#2-9において第2無線信号シーケンスPu、2は、数式18のように定義され得る。
【数32】
【0152】
ケース#2-9による時間領域信号pu、2[n]は、周期的に(例えば、nが4の倍数であるとき)0の値を有することができる。これにより、推定複雑度が低減され得る。ケース#2-9による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0153】
ケース#2-10:第1シーケンス(例えば、ベースシーケンス)は、複素ZCシーケンスではなく、別途のシーケンス(以下、第3シーケンスs)に基づいて生成され得る。ここで、第3シーケンスsは、長さが(1+(M-1)/2)に該当することができ、二進シーケンス、複素シーケンスなど様々な形態を有することができる。図9bには、第3シーケンスsに基づく第1シーケンスbの定義の一実施形態が示されたと見ることができる。図9bを参照すると、長さがMの第1シーケンスb(t)は、長さが(1+(M-1)/2)の第3シーケンスs(t)に基づいて定義され得る。例えば、Mが奇数であるとき、ケース#2-10において第1シーケンスb(t)は、数式19のように定義され得る。
【数33】
【0154】
図9bおよび数式19などを参照すると、ケース#2-10において第1シーケンスbは、図9aを参照して説明したZCシーケンスと同様に、インデックス(M-1)/2に該当するエレメント(例えば、中央副搬送波に対応するエレメント)を中心に対称構造を有することができる。第1シーケンスbにおいて互いに対称のエレメントは、互いに同じ値を有することができる。ケース#2-10による時間領域信号pu、2[n]は、周期的に(例えば、n=2、6、10、...であるとき)0の値を有することができる。これにより、推定複雑度が低減され得る。ケース#2-10による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0155】
ケース#2-11:第1シーケンス(例えば、ベースシーケンス)は、複素ZCシーケンスではなく、別途のシーケンス(以下、第3シーケンスs)に基づいて生成され得る。ここで、第3シーケンスsは、長さが(1+(M-1)/2)に該当することができ、二進シーケンス、複素シーケンスなど様々な形態を有することができる。図9cには、第3シーケンスsに基づく第1シーケンスbの定義の一実施形態が示されたと見ることができる。図9bを参照すると、長さがMの第1シーケンスb(t)は、長さが(1+(M-1)/2)の第3シーケンスs(t)に基づいて定義され得る。例えば、Mが奇数であるとき、ケース#2-11において第1シーケンスb(t)は、数式20のように定義され得る。
【数34】
【0156】
図9cおよび数式20などを参照すると、ケース#2-11において第1シーケンスbは、図9aを参照して説明したZCシーケンスと同様に、インデックス(M-1)/2に該当するエレメント(例えば、中央副搬送波に対応するエレメント)を中心に対称構造を有することができる。第1シーケンスbは、互いに対称のエレメントは、互いに極性反転した(または位相反転した)値を有することができる。ケース#2-11による時間領域信号pu、2[n]は、周期的に(例えば、nが4の倍数であるとき)0の値を有することができる。これにより、推定複雑度が低減され得る。ケース#2-11による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0157】
図7には、無線信号生成方式の第2実施形態の特定の例示が示されたと見ることができ、無線信号生成方式の第2実施形態は、これに限定されない。例えば、無線信号生成方式の第2実施形態は、次のような具体的なケースで具現され得る。
【0158】
ケース#2-12:第1基準副搬送波(例えば、DC)は、副搬送波と関連したインデクシング(例えば、kまたはm)から除外される。周波数領域において第1基準副搬送波を基準として上位副搬送波グループおよび下位副搬送波グループが区分される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。
【0159】
ケース#2-13:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。
【0160】
ケース#2-14:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。
【0161】
ケース#2-15:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第2無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。
【0162】
ケース#2-16:ケース#2-1~ケース#2-15において、第1シーケンスのエレメントが割り当てられる位置と第2シーケンスのエレメントが割り当てられる位置が互いに代替される。
【0163】
ケース#2-17:ケース#2-1~ケース#2-16が、第1基準副搬送波が副搬送波と関連したインデクシングに含まれるように修正される。
【0164】
無線信号生成方式の第2実施形態において、ケース#2-1~ケース#2-16を参照して説明した構成のうち少なくとも一部は、互いに組み合わせられてもよい。無線信号生成方式の第2実施形態は、ケース#2-1~ケース#2-16を参考にして説明した実施形態の他にも様々な無線信号(例えば、同期信号)設計方式または割当方式に基づいて拡張され得る。
【0165】
図10は、通信システムにおいて無線信号生成方式の第3実施形態を説明するための概念図である。
【0166】
図10を参照すると、通信システムは、複数の通信ノードを含んでもよい。通信システムは、図4を参照して説明した通信システム400と同じでもまたは類似していてもよい。以下、図10を参照して通信システムにおいて無線信号生成方式の第3実施形態を説明するに際して、図1図9cを参照して説明したのと重複する内容を省略することができる。
【0167】
<無線信号生成方式の第3実施形態>
通信システムの一実施形態において、第1通信ノードは、無線信号生成方式の第3実施形態によって無線信号を生成することができる。無線信号生成方式の第2実施形態は、「分散フール/ハーフ正逆連接(Distributed Full/Half Forward/Reverse Concatenation、DFHFRC)方式」と称することができる。
【0168】
無線信号生成方式の第3実施形態において、第1無線信号は、図5を参照して説明した無線信号構造の第1実施形態と同一または類似の無線信号構造に基づいて生成され得る。第1無線信号は、1つ以上の第3無線信号シーケンスに基づいて生成され得る。第3無線信号シーケンスは、Pu、3、Pu、3(k)、Pu、3[k]などとして表記され得る。第3無線信号シーケンスPu、3は、第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′に基づいて生成され得る。ここで、第1シーケンスbは、ベースシーケンスに該当することができ、第2シーケンスb′は、ベースシーケンスに基づいて生成される修正シーケンスに該当することができる。しかしながら、これは、ただ説明の便宜のための例示であり、無線信号生成方式の第3実施形態は、これに限定されない。第3無線信号シーケンスは、第1シーケンスbおよび第2シーケンスb′に基づいて、数式21と同一または類似に定義され得る。
【数35】
【0169】
数式21を参照すると、第3無線信号シーケンスPu、3を構成するエレメントは、エレメントグループ#1およびエレメントグループ#2に分類され得る。エレメントグループ#1は、エレメントグループ#1-1およびエレメントグループ#1-2に分類され得る。エレメントグループ#2は、エレメントグループ#2-1およびエレメントグループ#2-2に分類され得る。ここで、エレメントグループ(エレメントグループ#1、エレメントグループ#2、エレメントグループ#1-1、エレメントグループ#1-2、エレメントグループ#2-1、エレメントグループ#2-2など)は、図9a~図9cを参照して説明したエレメントグループと同一または類似に分類され得る。
【0170】
数式21で、第3無線信号シーケンスPu、3[m]のエレメントグループ#1-1は、第1シーケンスbのエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数36】
)として構成され得る。第3無線信号シーケンスPu、3[m]のエレメントグループ#1-2は、第2シーケンスb′のエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数37】
)として構成され得る。なお、第3無線信号シーケンスPu、3[m]のエレメントグループ#2-1は、第2シーケンスb′のエレメントが降順にマッピングされた結果(すなわち、
【数38】
)として構成され得る。第3無線信号シーケンスPu、3[m]のエレメントグループ#2-2は、第1シーケンスbのエレメントが昇順にマッピングされた結果(すなわち、
【数39】
)として構成され得る。
【0171】
無線信号生成方式の第3実施形態によれば、エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメント(すなわち、第1シーケンスのエレメントおよび対応する第2シーケンスのエレメント)が集まって昇順にマッピングされ得る。なお、エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメント(すなわち、第1シーケンスのエレメントおよび対応する第2シーケンスのエレメント)が集まって、いずれか1つは、昇順にマッピングされ、他の1つは、降順にマッピングされ得る。
【0172】
無線信号生成方式の第2実施形態を参照して説明したケース#2-1~ケース#2-11と似ているように、無線信号生成方式の第3実施形態による時間領域信号pu、3[n]は、4個のエレメントごとに1回ずつ0の値を有することができる。時間領域信号pu、3[n]で0値を有するエレメントの数によって、第1無線信号による推定複雑度が低減され得る。無線信号生成方式の第3実施形態による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0173】
図10には、無線信号生成方式の第3実施形態の特定の例示が示されたと見ることができ、無線信号生成方式の第3実施形態は、これに限定されない。例えば、無線信号生成方式の第3実施形態は、次のような具体的なケースで具現され得る。
【0174】
ケース#3-1:第1基準副搬送波(例えば、DC)は、副搬送波と関連したインデクシング(例えば、kまたはm)から除外される。周波数領域において第1基準副搬送波を基準として上位副搬送波グループおよび下位副搬送波グループが区分される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられる。
【0175】
ケース#3-2:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられる。
【0176】
ケース#3-3:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられる。
【0177】
ケース#3-4:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられる。
【0178】
ケース#3-5:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられる。
【0179】
ケース#3-6:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが昇順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられる。
【0180】
ケース#3-7:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられる。
【0181】
ケース#3-8:第1基準副搬送波は、副搬送波と関連したインデクシングから除外される。周波数領域の上位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#2が対応し、周波数領域の下位副搬送波グループには、第3無線信号シーケンスのエレメントグループ#1が対応する。エレメントグループ#1では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)第1および第2シーケンスのエレメントが降順に割り当てられる。エレメントグループ#2では、順次に2個のエレメントが集まって(または関連して)、第1シーケンスのエレメントは、降順に割り当てられ、第2シーケンスのエレメントは、昇順に割り当てられる。
【0182】
ケース#3-9:ケース#3-1~ケース#3-8において、第1シーケンスのエレメントが割り当てられる位置と第2シーケンスのエレメントが割り当てられる位置が互いに代替される。
【0183】
ケース#3-10:ケース#3-1~ケース#3-9が、第1基準副搬送波が副搬送波と関連したインデクシングに含まれるように修正される。
【0184】
無線信号生成方式の第3実施形態において、ケース#3-1~ケース#3-10を参照して説明した構成のうち少なくとも一部は、互いに組み合わせられてもよい。無線信号生成方式の第3実施形態は、ケース#3-1~ケース#3-10を参考にして説明した実施形態の他にも様々な無線信号(例えば、同期信号)設計方式または割当方式に基づいて拡張され得る。
【0185】
通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態によれば、送信ノードおよび受信ノード間に送受信される無線信号に基づく同期推定動作の性能が向上することができる。通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態による第1無線信号は、分散正逆連接方式、分散ハーフ正逆連接方式、分散フール/ハーフ正逆連接方式などに基づいて生成され得る。このように生成された第1無線信号によれば、同期推定動作の複雑度が減少することができる。通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の一実施形態による第1無線信号は、高いCFO、PhN、DEなどに強固な時間同期推定性能を支援することができる。
【0186】
ただし、通信システムにおいて無線信号送受信方法および装置の実施形態が達成できる効果は、以上で言及したものに制限されず、言及していない他の効果は、本開示の明細書上に記載された構成から本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得る。
【0187】
本開示の実施形態による方法の動作は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータが読むことができるプログラムまたはコードとして具現することが可能である。コンピュータが読むことができる記録媒体は、コンピュータシステムによって読み出される情報が記憶されるすべての種類の記録装置を含む。また、コンピュータが読むことができる記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータにて読み取り可能なプログラムまたはコードが記憶され、実行され得る。
【0188】
また、コンピュータが読むことができる記録媒体は、ロム(rom)、ラム(ram)、フラッシュメモリ(flash memory)などのようにプログラム命令を記憶し、実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含んでもよい。プログラム命令は、コンパイラ(compiler)により作成されるような機械語コードだけでなく、インタープリタ(interpreter)などを用いてコンピュータによって行われ得る高級言語コードを含んでもよい。
【0189】
本開示の一部の態様は、装置の門脈で説明されたが、それは、相当する方法による説明も示すことができ、ここで、ブロックまたは装置は、方法段階または方法段階の特徴に相当する。同様に、方法の門脈で説明された態様は、また、相当するブロックまたはアイテムまたは相当する装置の特徴で示すことができる。方法段階のいくつかまたは全部は、例えば、マイクロプロセッサー、プログラム可能なコンピュータまたは電子回路のようなハードウェア装置によって(または利用して)行われ得る。幾つかの実施形態において、最も重要な方法段階の少なくとも1つ以上は、このような装置によって行われ得る。
【0190】
実施形態において、プログラム可能なロジック装置(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)がここで説明された方法の機能の一部または全部を行うために使用され得る。実施形態において、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array)は、ここで説明された方法の1つを行うためのマイクロプロセッサー(microprocessor)とともに作動することができる。一般的に、方法は、或るハードウェア装置によって行われることが好ましい。
【0191】
以上、本開示の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本開示の思想および領域を逸脱しない範囲内で本開示を多様に修正および変更させることができることを理解することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8a
図8b
図9a
図9b
図9c
図10
【国際調査報告】