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特表2025-501801スピーカー制御方法、装置、デバイス及読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-24
(54)【発明の名称】スピーカー制御方法、装置、デバイス及読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04R 3/00 20060101AFI20250117BHJP
   G10K 11/178 20060101ALI20250117BHJP
【FI】
H04R3/00 310
G10K11/178 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532444
(86)(22)【出願日】2023-04-10
(85)【翻訳文提出日】2023-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2023087232
(87)【国際公開番号】W WO2024130900
(87)【国際公開日】2024-06-27
(31)【優先権主張番号】202211649358.8
(32)【優先日】2022-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522237667
【氏名又は名称】エーエーシー テクノロジーズ (ナンジン) カンパニーリミテッド
【氏名又は名称原語表記】AAC Technologies (Nanjing) Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】曹南
(72)【発明者】
【氏名】叶利剣
(72)【発明者】
【氏名】王洪興
【テーマコード(参考)】
5D061
5D220
【Fターム(参考)】
5D061FF02
5D220AA01
5D220AB06
(57)【要約】
【要約】
本発明は、スピーカーの制御方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することと、前記禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、前記対象オーディオ信号の対応する逆相打ち消し音波を決定することと、前記逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成することと、前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力する。本発明によって、デバイスが出力するオーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を決定し、その後、端末の対応する位置にあるスピーカーを制御して逆相打ち消し音波を出力することで、禁止ユーザ感知領域に対して音場の打ち消し合いを行い、端末のオーディオ出力の指向性を向上し、端末ユーザの個人情報が関係のないユーザに漏洩したり音の干渉が発生したりすることを回避する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスに適用されるスピーカーの制御方法であって、
オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することと、
前記禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、前記対象オーディオ信号の対応する逆相打ち消し音波を決定することと、
前記逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成することと、
前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力することとを含み、
前記対象オーディオ信号は、前記オーディオ出力イベントに応答して出力したオーディオ信号である、スピーカーの制御方法。
【請求項2】
前記対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得するステップ前に、更に、
前記対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得することと、
前記許容ユーザ感知領域に基づいて対応する第2スピーカーを決定し、前記オーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成することと、
前記第2スピーカーを制御して前記第2制御パラメータに基づいて前記オーディオ出力イベントに関連する前記対象オーディオ信号を出力することとを含む、請求項1に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項3】
前記対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得するステップは、
前記端末デバイスの使用状態を取得することと、
前記使用状態に基づいて端末ユーザと前記端末デバイスとの相対的な位置関係を決定することと、
前記相対的な位置関係に基づいて前記対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を決定することとを含む、請求項2に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項4】
前記オーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成するステップは、
前記オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、
前記イベントタイプに基づいて対応する第2制御パラメータを生成することとを含む、請求項2に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項5】
前記対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得するステップ前に、更に、
前記オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、
前記イベントタイプが予め設定された音場制御条件を満たすか否かを判定することと、
満たす場合、前記対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することを実行することと、
満たさない場合、複数の前記スピーカーを制御して同時に前記対象オーディオ信号を出力することとを含む、請求項1に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項6】
前記対象オーディオ信号の対応する逆相打ち消し音波を決定するステップは、
前記第1スピーカーに対応して配置されるマイクロフォンを制御して前記対象オーディオ信号に対応する第1実際オーディオ信号を収集することと、
前記第1実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定することとを含む、請求項1~5のいずれかの一項に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項7】
前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力するステップの後に、更に、
前記マイクロフォンを制御して前記逆相打ち消し音波と前記対象オーディオ信号が重畳した後の第2実際オーディオ信号を収集することと、
前記第2実際オーディオ信号と標準オーディオ信号を比較することと、
比較で一致しない場合、前記第2実際オーディオ信号と前記標準オーディオ信号との差異指標に基づいて、前記第1制御パラメータを調整することと、
前記第1スピーカーを制御して調整後の前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力することとを含む、請求項6に記載のスピーカーの制御方法。
【請求項8】
端末デバイスに適用されるスピーカー制御装置であって、
取得モジュールと、決定モジュールと、生成モジュールと、制御モジュールとを含み、
前記取得モジュールは、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得し、
前記決定モジュールは、前記禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、前記対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定し、
前記生成モジュールは、前記逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成し、
前記制御モジュールは、前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力し、
前記対象オーディオ信号は、前記オーディオ出力イベントに応答して出力したオーディオ信号である、スピーカー制御装置。
【請求項9】
端末デバイスであって、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、
前記プロセッサによって前記コンピュータプログラムが実行されると、請求項1に記載の方法のステップを実現する、端末デバイス。
【請求項10】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
コンピュータプログラムが格納され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1に記載の方法のステップを実現する、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響技術分野に関し、特にスピーカー制御方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、技術の急速な発展に伴い、様々な種類の端末デバイスがユーザの日常生活や仕事に広く使用されている。このような端末デバイスには、通常、音声出力を行うためのスピーカーが搭載されており、端末デバイスがスピーカーから音声出力を行うと、音波が周囲に伝播され、端末デバイスの周囲に音場が形成される。
【0003】
しかし、実際の場面では、端末デバイスの周囲の特定の場所にいる対象ユーザのみが出力された音声を受信する必要がある場合があり、スピーカーが端末デバイスの周囲に開放的に音声を出力すると、対象ユーザ以外への干渉や、対象ユーザの個人情報の漏えいの原因となる場合があります。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
少なくとも関連技術におけるスピーカーがデバイスに周囲に開放式にオーディオを出力する時に、非対象ユーザに干渉を引き起こしたり、又は対象ユーザの個人情報を漏らしたりするという問題を解決するために、本発明の実施例は、スピーカー制御方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術問題を解決するために、本発明の実施例の第1観点では、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することと、前記禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、前記対象オーディオ信号の対応する逆相打ち消し音波を決定することと、前記逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成することと、前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力することとを含み、前記対象オーディオ信号は、前記オーディオ出力イベントに応答して出力したオーディオ信号である端末デバイスに適用されるスピーカーの制御方法を提供する。
【0006】
本発明の実施例の第2観点では、取得モジュールと、決定モジュールと、生成モジュールと、制御モジュールとを含み、前記取得モジュールは、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得し、前記決定モジュールは、前記禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、前記対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定し、前記生成モジュールは、前記逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成し、前記制御モジュールは、前記第1スピーカーを制御して前記第1制御パラメータに基づいて前記逆相打ち消し音波を出力し、前記対象オーディオ信号は、前記オーディオ出力イベントに応答して出力したオーディオ信号である端末デバイスに適用されるスピーカー制御装置を提供する。
【0007】
本発明の実施例の第3観点では、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサによって前記コンピュータプログラムが実行されると、第1観点に記載の方法のステップを実現する、端末デバイスを提供する。
【0008】
本発明の実施例の第4観点では、コンピュータプログラムが格納され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第1観点に記載の方法のステップを実現する記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0009】
以上から、本発明の実施例に係るスピーカー制御方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体は、オーディオ出力イベンが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得し、禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定し、逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成し、第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を取得する。本発明により、デバイスが出力するオーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を決定し、その後、端末の対応する位置のスピーカーを制御して逆相打ち消し音波を出力し、禁止ユーザ感知領域に対して音場打ち消し合いを行うことで、端末オーディオ出力の指向性を向上し、無関係なユーザに端末ユーザの個人情報を漏洩したり音声干渉を引き起こしたりすることを回避する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1実施例に係る端末デバイスのハードウェア構造概念図である。
図2】本発明の第1実施例に係るスピーカー制御方法の基本流れ概念図である。
図3】本発明の第2実施例に係るスピーカー制御方法の詳細流れ概念図である。
図4】本発明の第3実施例に係るスピーカー制御装置のプログラムモジュール概念図である。
図5】本発明の第4実施例に係る端末デバイスのハードウェア構造概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の目的、技術的解決策及び利点をより明白かつ理解しやすくするために、以下、本願の実施形態及び添付図面を参照して本発明を明確かつ詳細に説明する。明らかに、記載された実施例は、本発明の実施例の一部に過ぎず、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて当業者が創造的労働を伴わずに得られる他のすべての実施例も、本願の保護範囲内にあることを理解されたい。
【0012】
なお、本出願の実施例の説明において、用語「第1」及び「第2」という用語は、説明のみを目的として使用され、相対的な重要性を示すまたは暗示するものとして、または示された技術的特徴を暗示的に示すものとして解釈することを意図しないことに留意されたい。従って、「第1」および「第2」で限定された特徴は、1つまたは複数のこれらの特徴を明示的または暗示的に含むことができる。本発明の実施例の説明において、「複数」は、特に定義しない限り、2つ以上を意味する。
【0013】
関連技術においてスピーカーからデバイスの周囲に開放式にオーディオを出力すると、対象外ユーザに干渉を引き起こしたり、対象ユーザの個人情報を漏らしたりするという問題を解決するために、本発明の第1実施例は、端末デバイスに適用されるスピーカー制御方法を提供する。端末デバイスには、複数のスピーカーが設けられてもよく、端末デバイスは、スマートフォン、タブレット コンピュータ、ラップトップ コンピュータ、及びデスクトップコンピュータ等を含んでもよいが、これに限定されない。複数のスピーカーは、複数のスピーカは、好ましくは、端末の異なる面に設けられてもよい。図1は、本実施例に係る端末デバイスのハードウェア構造概念図である。典型的な実施形態において、本実施例の端末デバイスは両面スクリーン携帯電話であり、両面スクリーン携帯電話の正面及び背面には、それぞれスピーカーが配置されてもよく、図1の101及び102は、両面スクリーン携帯電話の正面及び背面にそれぞれ設けられた2つのスピーカーである。
【0014】
図2は、本実施例に係るスピーカー制御方法の基本流れ図であり、当該スピーカー制御方法は、
ステップ201、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得する。
【0015】
具体的に、本実施例のオーディオ出力イベントは、音声聴取イベント、音声通知イベント、アプリ内音響効果トリガイベント等を含むが、これに限定されない。端末デバイスがオーディオ出力イベントを検出すると、端末デバイスはオーディオ出力イベントに応答して外部に対象オーディオ信号を出力する。
【0016】
端末デバイスには、複数のスピーカーが配置されているため、関連技術において、通常複数のスピーカーが同時に対象オーディオ信号を出力するが、本実施例では、関連技術とは異なる。本実施例において、対象オーディオ信号を出力する時に、端末デバイス近傍の全体伝播領域を許容ユーザ感知領域(オーディオ許容感知領域として理解可能である)及び禁止ユーザ感知領域(オーディオ禁止感知領域として理解可能である)に分割する。許容ユーザ感知領域は、対象オーディオ信号を効果的に伝達する必要があるユーザ領域であり、禁止ユーザ感知領域は、端末デバイスの周囲における許容ユーザ感知領域の除いた残りの領域によって定義され、当該領域内のユーザは、対象オーディオ信号を遮蔽する必要がある。なお、本実施例のユーザ感知領域及び禁止ユーザ感知領域は、固定されてもよく、端末デバイスの使用に応じて柔軟に変更してもよいが、特に限定されない。
【0017】
本実施例において、図1に示す両面スクリーン携帯電話を例として挙げる。両面スクリーン携帯電話が着信アラートを受信すると、端末ユーザは正面スクリーンを介して音声応答イベントを入力する。そうすると、正面スクリーンのスピーカーは、端末ユーザが音声を聴取する対象スピーカーになり、当該スピーカーの声音出力方向によって規定される空間領域も許容ユーザ感知領域となり、両面スクリーン携帯電話の背面スクリーンに向かう空間領域は禁止ユーザ感知領域に属する。
【0018】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記の対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得するステップ之前に、更に、オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、イベントタイプが予め設定された音場制御条件を満たすか否かを判断することと、満たす場合、前記対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得するステップをトリガして実行することと、満たさない場合、複数のスピーカーを制御して同時に対象オーディオ信号を取得することとを含む。
【0019】
具体的に、実際において、端末デバイスの全てのオーディオ出力場面で音場打ち消し合い処理を行う必要はなく、例えば音楽再生場面では、通常端末デバイス周囲の全てのユーザが端末デバイスによって再生するオーディオを聴取できるように必要がある。これに基づいて、本実施例において、オーディオ出力イベントが検出された後、オーディオ出力イベントのイベントタイプに基づいて予め設定された音場制御条件を満たすか否かを判断し、即ち、現在音場打ち消し合いの要求があるか否かを判断する。例えば、現在オーディオ出力イベントのイベントタイプがウィチャット(WeChat)音声メッセージ再生イベント、ゲーム効果音再生イベント等に属するか否かを判断する。現在のオーディオ出力イベントに音場打ち消し合い要求を有する場合、本実施例のステップ201をトリガするが、そうでない場合、現在オーディオ開放出力場面であると決定し、端末デバイスの複数のスピーカーに通知して同時に対象オーディオ信号を出力する。
【0020】
ステップ202、禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定する。
【0021】
具体的に、本実施例では、音波出力領域が禁止ユーザ感知領域に対応するスピーカーを第1スピーカーに決定してもよい。なお、本実施例の第1スピーカーの数は少なくとも1つである。また、本実施例において、対象オーディオ信号が禁止ユーザ感知領域に伝播される音場を一次音場とし、対象オーディオ信号と等振幅で、位相が逆であると決定された逆相打ち消し音波基づいて、当該逆相打ち消し音波により形成される二次音場で一次音場を打ち消し合う。
【0022】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記の対象オーディオ信号対応する逆相打ち消し音波を決定するステップは、第1スピーカーに対応して配置されるマイクロフォンを制御して対象オーディオ信号に対応する第1実際オーディオ信号を収集することと、第1実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定することとを含む。
【0023】
具体的に、実際において、音波は一定の減衰を伴って空間で伝播するが、端末デバイスのスピーカーには通常マイクロフォンも設けられる。本実施例では、決定した逆相打ち消し音波の精度を高めるために、第1スピーカーに設けられるマイクロフォンを使用して対象オーディオ信号に対応する空間領域に伝播する実際オーディオ信号を収集し、その後、前記実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定する。
【0024】
ステップ203、逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成する。
【0025】
具体的に、本実施例は、逆相打ち消し音波的位相、振幅等に基づいて第1制御パラメータを生成することができる。もちろん、実際において、本実施例では、逆相打ち消し音波の特徴属性と第1スピーカーの特徴パラメータを組み合わせて第1制御パラメータを生成してもよい。なお、スピーカーの特徴パラメータは、構造物理パラメータ、音響パラメータ、音場性能指標等を含んでもよいが、これに限定されない。また、本実施例では、逆相打ち消し音波の特徴属性、オーディオ出力イベントのイベントタイプと第1スピーカーの特徴パラメータを組み合わせて第1制御パラメータを生成してもよい。
【0026】
ステップ204、第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力する。
【0027】
具体的に、本実施例の第1スピーカーは、その他のスピーカーが対象オーディオ信号を出願すると同時に、禁止ユーザ感知領域に逆相打ち消し音波を出力し、禁止ユーザ感知領域に伝播された対象オーディオ信号と逆相打ち消し音波が重畳し、局所空間無響を実現することで、端末出力オーディオの漏洩を防止し、オーディオプライバシー出力を実現し、且つ端末出力オーディオの端末デバイス近傍の無関係なユーザへの干渉を回避することができる。
【0028】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記の対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得するステップ前に、更に、対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得することと、許容ユーザ感知領域基づいて対応する第2スピーカーを決定し、オーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成することと、第2スピーカーを制御して第2制御パラメータに基づいてオーディオ出力イベントに関連する対象オーディオ信号を出力することとを含む。
【0029】
具体的に、本実施例において、許容ユーザ感知領域に対象オーディオ信号を出力する第2スピーカーについて、本実施例では、第2制御パラメータに基づいて対象オーディオ信号を出力するように制御することで、許容ユーザ感知領域の音場を最適化し、ユーザのリスニング体験を向上する。
【0030】
なお、本実施例において、第2スピーカーの数は少なくとも1つであり、許容ユーザ感知領域の音場を最適化する場合、強化最適化または弱化最適化であってもよく、全体最適化またはサブバンドであってもよい。また。第2制御パラメータは、振幅、位相及び信号遅延を含んでもよいが、これに限定されない。
【0031】
なお、本実施例の第1制御パラメータ及び第2制御パラメータは、いずれも時変、線形または非線形であってもよく、2つの制御パラメータは、それぞれ2つの異なるスピーカーを制御してもよい。もちろん、実際において、第1スピーカーと第2スピーカーは2つの異なるスピーカーに限定されず、同じスピーカーであってよい。この場合、第1制御パラメータ及び第2制御パラメータによって同じスピーカーを交互に制御すれば良い。即ち、同じスピーカーが許容ユーザ感知領域の音場最適化及び禁止ユーザ感知領域の音場打ち消し合いに同時に関与する。
【0032】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記の対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得するステップは、端末デバイスの使用状態を取得することと、使用状態に基づいて端末ユーザと端末デバイスの相対的な位置関係を決定することと、相対的な位置関係基づいて対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を決定することとを含む。
【0033】
具体的に、本実施例では、端末デバイスがオーディオ出力イベントを受信した時の使用状態に基づいて、端末ユーザと端末デバイスとの間の相対的な位置関係を決定し、これにより出力待ちオーディオ信号の許容ユーザ感知領域を決定する。両面スクリーン携帯電話を例として挙げると、端末ユーザが片面に配置される表示スクリーンにオーディオ出力イベントを入力する時に、重力感知又は表示スクリーンの静電容量検出によって現在正面スクリーンの使用状態であるか又は背面スクリーンの使用状態であるかを決定し、端末ユーザに対応する空間領域、つまり許容ユーザ感知領域を決定する。
【0034】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記のオーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成するステップは、オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、イベントタイプに基づいて対応する第2制御パラメータを生成することとを含む。
【0035】
そして、本実施例では、イベントタイプと第2スピーカーの特徴パラメータを組み合わせて第2制御パラメータを生成してもよく、スピーカー特徴パラメータは、構造物理パラメータ、音響パラメータ、音場性能指標等を含んでもよいが、これに限定されない。
【0036】
本実施例のいくつかの実施形態において、上記の第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力するステップの後に、更に、マイクロフォンを制御して逆相打ち消し音波と対象オーディオ信号との重畳後の第2実際オーディオ信号を収集することと、第2実際オーディオ信号と標準オーディオ信号を比較することと、比較で一致しない場合、第2実際オーディオ信号と標準オーディオ信号との差異指標に基づいて、第1制御パラメータを調整することと、第1スピーカーを制御して調整後の第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力することとを含む。
【0037】
具体的に、本実施例は、更に、禁止ユーザ感知領域の音場打ち消し合い効果を検出することができる。マイクロフォンが収集した実際オーディオ信号と音場打ち消し合い場面の標準オーディオ信号が一致しない場合、音場打ち消し合い効果が悪く、本実施例では、更にフィードバック調整メカニズムをトリガしてもよい。即ち実際オーディオ信号と標準オーディオ信号との差異指標を用いて音場打ち消し合いで利用した第1制御パラメータに対して適応性調整を行うことで、音場打ち消し合いの効果を確保することができる。
【0038】
関連技術に比べて、本発明の実施例に係るスピーカー制御方法は、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することと、禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定することと、逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成することと、第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力することとを含む。本発明の実施例により、デバイスが出力するオーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を決定し、その後、端末の対応する位置のスピーカーを制御して逆相打ち消し音波を出力し、禁止ユーザ感知領域に対して音場打ち消し合いを行うことで、端末オーディオ出力の指向性を向上し、無関係なユーザに端末ユーザの個人情報を漏洩したり音声干渉を引き起こしたりすることを回避する。
【0039】
本発明をより理解しやくするために、本発明の第2実施例は、細分化されたスピーカー制御方法を提供する。図3は、本実施例に係る細分化されたスピーカー制御方法の流れ概念図であり、当該スピーカー制御方法は、
ステップ301、オーディオ出力イベントが検出されると、端末デバイスの使用状態に基づいて対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域及び禁止ユーザ感知領域を決定することを含む。
【0040】
本実施例において、端末デバイスは、両面スクリーン携帯電話であってもよい。使用状態は、正面スクリーンの使用状態及び背面スクリーンの使用状態を含んでよい。許容ユーザ感知領域は、対象オーディオ信号を有効に感知することが許容されるユーザがいる領域として理解することができ、禁止ユーザ感知領域は、対象オーディオ信号を打ち消し合う必要がある領域として理解することができる。
【0041】
ステップ302、許容ユーザ感知領域に基づいて対応するオーディオ出力スピーカーを決定し、オーディオ出力イベントに基づいて対応するオーディオ出力制御パラメータを生成する。
【0042】
ステップ303、オーディオ出力スピーカーを制御してオーディオ出力制御パラメータに基づいてオーディオ出力イベントに関連する対象オーディオ信号を出力する。
【0043】
具体的に、本実施例では、オーディオ出力制御パラメータに基づいて許容ユーザ感知領域の音場を最適化し、オーディオ許容感知領域のユーザのリスニング体験を向上する。最適化形態は、強化最適化または弱化最適化を含んでもよく、最適化は、振幅、位相及び信号遅延を含んでもよいが、これに限定されない。
【0044】
ステップ304、禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する音場打ち消し合いスピーカーを決定し、音場打ち消し合いスピーカーに対応して配置されるマイクロフォンを制御して対象オーディオ信号に対応する実際オーディオ信号を収集する。
【0045】
ステップ305、実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定する。
【0046】
具体的に、本実施例では、マイクロフォンによって対象オーディオ信号に対応する打ち消し合い待ち音場の空間領域に伝播される実際オーディオ信号を収集し、その後当該実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定する。
【0047】
ステップ306、逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する音場打ち消し合い制御パラメータを生成する。
【0048】
ステップ307、音場打ち消し合いスピーカーを制御して音場打ち消し合い制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力する。
【0049】
具体的に、本実施例の音場打ち消し合いスピーカーは、オーディオ出力スピーカーが対象オーディオ信号を出力すると同時に、禁止ユーザ感知領域に逆相打ち消し音波を出力し、禁止ユーザ感知領域に伝播された対象オーディオ信号と逆相打ち消し音波が重畳し、局所空間無響、つまりオーディオ禁止感知領域のユーザに対する対象オーディオ信号の遮断を実現することで、端末出力オーディオの漏洩を防止し、オーディオプライバシー出力を実現し、且つ端末出力オーディオの端末デバイス附近傍の無関係なユーザへの干渉を回避することができる。
【0050】
なお、本実施例において各ステップの番号は、ステップの実行順序を意味するものではなく、各ステップの実行順序は、その機能および内在論理によって決定されるべきであり、実施プロセスに対する固有の制限を構成するものではない。
【0051】
図4は、本発明の第3実施例に係るスピーカー制御装置のプログラムモジュール概念図である。当該スピーカー制御装置は、上記の実施例におけるスピーカー制御方法を実現するためのものである。図4に示すように、当該スピーカー制御装置は、主に、
オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得する取得モジュール401と、
禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定する決定モジュール402と、
逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成する生成モジュール403と、
第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力する制御モジュール404とを含み、
対象オーディオ信号は、オーディオ出力イベントに応答して出力されるオーディオ信号である。
【0052】
本実施例の選択可能な実施形態において、取得モジュールは、更に、対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得することに用いられる。決定モジュールは、更に、許容ユーザ感知領域に基づいて対応する第2スピーカーを決定することに用いられる。生成モジュールは、更に、根据オーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成ことに用いられる。制御モジュールは、更に、第2スピーカーを制御して第2制御パラメータに基づいてオーディオ出力イベントに関連する対象オーディオ信号を出力することに用いられる。
【0053】
更に、本実施例の選択可能な実施形態において、取得モジュールは、対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を取得する機能を実行する時に、具体的に、端末デバイスの使用状態を取得することと、使用状態に基づいて端末ユーザと端末デバイスとの相対的な位置関係を決定することと、相対的な位置関係に基づいて対象オーディオ信号に対応する許容ユーザ感知領域を決定することに用いられる。
【0054】
更に、本実施例の他の選択可能な実施形態において、生成モジュールは、上記のオーディオ出力イベントに基づいて対応する第2制御パラメータを生成する機能を実行する時に、具体的に、オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、イベントタイプに基づいて対応する第2制御パラメータを生成することに用いられる。
【0055】
本実施例の選択可能な実施形態において、取得モジュールは、具体的に、オーディオ出力イベントに対応するイベントタイプを取得することと、イベントタイプが予め設定された音場制御条件を満たすか否かを判断することと、満たす場合、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得することに用いられ、これに合わせて、制御モジュールは、更に、イベントタイプが予め設定された音場制御条件を満たさない場合、複数のスピーカーを制御して対象オーディオ信号を同時に出力することに用いられる。
【0056】
本実施例の選択可能な実施形態において、決定モジュールは、上記の対象オーディオ信号に対応する逆相打ち消し音波を決定する機能を実行する時に、具体的に、第1スピーカーに対応して配置されるマイクロフォンを制御して対象オーディオ信号に対応する第1実際オーディオ信号を収集することと、第1実際オーディオ信号に基づいて対応する逆相打ち消し音波を決定することに用いられる。
【0057】
本実施例の選択可能な実施形態において、制御モジュールは、更に、マイクロフォンを制御して逆相打ち消し音波と対象オーディオ信号との重畳後の第2実際オーディオ信号を収集することと、第2実際オーディオ信号と標準オーディオ信号を比較することと、比較で一致しない場合、第2実際オーディオ信号と標準オーディオ信号との差異指標に基づいて、第1制御パラメータを調整することと、第1スピーカーを制御して調整後の第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力することに用いられる。
【0058】
なお、第1、第2実施例のスピーカー制御方法は、いずれも本実施例に係るスピーカー制御装置によって実現可能であり、当業者であれば、説明の便宜および簡潔さのために、本実施例において説明するスピーカー制御装置の具体的作動プロセスは、上記の方法実施例の対応プロセスを参照可能であるため、説明を省略する。
【0059】
関連技術に比べて、本発明の実施例に係るスピーカー制御装置は、オーディオ出力イベントが検出されると、対象オーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を取得し、禁止ユーザ感知領域に基づいて対応する第1スピーカーを決定し、対象オーディオ信号の対応する逆相打ち消し音波を決定し、逆相打ち消し音波の特徴属性に基づいて対応する第1制御パラメータを生成し、第1スピーカーを制御して第1制御パラメータに基づいて逆相打ち消し音波を出力する。本発明により、デバイスが出力するオーディオ信号に対応する禁止ユーザ感知領域を決定し、その後、端末に対応する位置のスピーカーを制御して逆相打ち消し音波を出力し、禁止ユーザ感知領域に対して音場打ち消し合いを行うことで、端末オーディオ出力の指向性を向上し、無関係なユーザに端末ユーザの個人情報を漏洩したり音声干渉を引き起こしたりすることを回避する。
【0060】
図5を参照すると、図5は、本発明の第4実施例に係る端末デバイスを示すものである。当該端末デバイスは、上記の実施例におけるスピーカー制御方法を実現することに用いられる。図5に示すように、当該端末デバイスは、主に、
メモリ501、プロセッサ502、バス503及びメモリ501に格納されてプロセッサ502で実行可能なコンピュータプログラムを含み、メモリ501とプロセッサ502とはバス503を介して接続する。プロセッサ502が当該コンピュータプログラムを実行されると、上記実施例のスピーカー制御方法を実現する。プロセッサの数は、1つでもよく、複数であってもよい。
【0061】
メモリ501は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)であってもよく、ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non-volatile memory)であってもよい。メモリ501は、実行可能なプログラムコードを格納するために用いられ、プロセッサ502はメモリ501結合される。
【0062】
更に、本発明の実施例は、更に、読み取り可能な記憶媒体を提供する。当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記の各実施例の端末デバイスに設けられてもよく、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記図5に示す実施例のメモリであってもよい。
【0063】
当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが格納され、プログラムがプロセッサによって実行されると、上記の実施例のスピーカー制御方法を実現することができる。更に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、USBメモリ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM,Read-Only Memory)、RAM、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを格納可能な媒体であってもよい。
【0064】
本発明の実施例において、開示された装置および方法は、他の方法で実施することができることを理解すべきである。例えば、上述した装置の実施例は単に概略的なものであり、例えば、モジュールの分割は論理的な機能分割に過ぎず、実際に実施する際には別の方法で分割してもよい。例えば複数のモジュールコンポーネントを他のシステムに組み合わせ又は統合してもよい。または、一部の特徴を無視するか実行しなくもよい。更に、図示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、デバイスまたはモジュールを介する間接結合または通信接続であてもよく、電気的、機械的または他の形態であってもよい。
【0065】
別個の構成要素として説明したモジュールは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、モジュールとして表示された構成要素は、物理的なモジュールであってもなくてもよい。すなわち、一箇所に配置されていてもよく、複数のネットワークモジュールに分散されていてもよい。実際の必要に応じてこれらのモジュールの一部または全部を選択して本実施例の目的を実現してもよい。
【0066】
また、本発明の実施例における各機能モジュールは、1つの処理モジュールに統合してもよく、各モジュールが物理的に別々に存在してもよく、2つ又は2つの以上モジュールが1つのモジュールに統合されていてもよい。上記の統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。
【0067】
統合されたモジュールがソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納することができる。この理解に基づいて、本発明の技術的解決策は、本質的に又は先行技術に寄与する部分又は当該技術的解決策の一部をソフトウェア製品の形態で具現化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は 記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス等)に、本発明の各実施例に記載の方法における全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。上記可読記憶媒体には、USBメモリ、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスク等のプログラムコードを格納可能な各種媒体が含まれる。
【0068】
なお、上記の各方法実施例において、説明を簡単にするために一連の動作として説明しているが、当業者は、本発明は、一部のステップは、他の順番で又は同時に行うことができるため、説明された動作の順番によって制限されないことを認識すべきである。次に、当業者は、本明細書に記載された実施例は好ましい実施例であり、関係する動作およびモジュールは、本発明において必須ではないことも認識すべきである。
【0069】
上記の実施例において、各実施例で説明には独自の強調点があり、特定の実施例で詳細に説明していない部分については、他の実施例の関連説明を参照されたい。
【0070】
以上、本発明により提供されるスピーカー制御方法、装置、デバイスおよび読み取り可能な記憶媒体について説明したが、当業者であれば、本発明の実施例の知見に基づき、具体的な実施形及び適用範囲を変更可能である。本明細書の内容は。本発明の限定として理解するべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】