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特表2025-502139V2Xシステムでリソースを割り当てる方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-24
(54)【発明の名称】V2Xシステムでリソースを割り当てる方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/25 20230101AFI20250117BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20250117BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20250117BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20250117BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20250117BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W92/18
H04W28/06 110
H04W4/40
H04W72/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541243
(86)(22)【出願日】2023-01-10
(85)【翻訳文提出日】2024-07-09
(86)【国際出願番号】 KR2023000410
(87)【国際公開番号】W WO2023132727
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】10-2022-0003380
(32)【優先日】2022-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0018224
(32)【優先日】2022-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】チョルキュ・シン
(72)【発明者】
【氏名】スンジン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ヒェウォン・ヤン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB03
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本開示は、4Gシステム以後より高いデータ送信率をサポートするための5G通信システムをIoT技術とコンバージェンスする通信技法及びそのシステムに関する。本開示は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて知能型サービス(例えば、スマートホームスマートビルディング、スマートシティ、スマートカー又はコネクテッドカー、ヘルスケア、デジタル教育、小売り業、保安及び安全関連サービスなど)に適用されることができる。第1UEが端末の間の協力情報(coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第2UEに送信する方法及び装置が提供される。第1UEは端末の間の協力情報を提供する第2SCIを第2UEから受信する。第1SCIは第1SCIが端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムで第1UE(user equipment)によって行われる方法において、
端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第2UEに送信する段階と、
前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第2UEから受信する段階と、を含み、
前記第1SCIは、前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む、方法。
【請求項2】
前記第1SCI及び前記第2SCIは同じSCIフォーマットに対応し、前記SCIフォーマットはPSSCH(physical sidelink shared channel)を通じて送信される2-段階(2nd-stage)SCIであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2SCIは、前記第2SCIが前記端末の間の協力情報を提供するために用いられることを示すフィールドを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記フィールドのビット大きさは1ビットであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
通信システムで第2UE(user equipment)によって行われる方法において、
端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第1UEから受信する段階と、
前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第1UEに送信する段階と、を含み、
前記第1SCIは、前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む、方法。
【請求項6】
前記第1SCI及び前記第2SCIは同じSCIフォーマットに対応し、前記SCIフォーマットはPSSCH(physical sidelink shared channel)を通じて送信される2-段階(2nd-stage)SCIであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2SCIは、前記第2SCIが前記端末の間の協力情報を提供するために用いられることを示すフィールドを含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記フィールドのビット大きさは1ビットであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
通信システムにおける第1UE(user equipment)であって、
送受信部と、
端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第2UEに送信し、前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第2UEから受信するように構成される制御部と、を含み、
前記第1SCIは、前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む、第1UE。
【請求項10】
前記第1SCI及び前記第2SCIは同じSCIフォーマットに対応し、前記SCIフォーマットはPSSCH(physical sidelink shared channel)を通じて送信される2-段階(2nd-stage)SCIであることを特徴とする、請求項9に記載の第1UE。
【請求項11】
前記第2SCIは、前記第2SCIが前記端末の間の協力情報を提供するために用いられることを示すフィールドを含むことを特徴とする、請求項9に記載の第1UE。
【請求項12】
前記フィールドのビット大きさは1ビットであることを特徴とする、請求項9に記載の第1UE。
【請求項13】
通信システムにおける第2UE(user equipment)であって、
送受信部と、
端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第1UEから受信し、前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第1UEに送信するように構成される制御部と、を含み、
前記第1SCIは、前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む、第2UE。
【請求項14】
前記第1SCI及び前記第2SCIは同じSCIフォーマットに対応し、前記SCIフォーマットはPSSCH(physical sidelink shared channel)を通じて送信される2-段階(2nd-stage)SCIであることを特徴とする、請求項13に記載の第2UE。
【請求項15】
前記第2SCIは、前記第2SCIが前記端末の間の協力情報を提供するために用いられることを示すフィールドを含み、
前記フィールドのビット大きさは1ビットであることを特徴とする、請求項13に記載の第2UE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に無線移動通信システムに関し、より具体的に車両通信(vehicle-to-everything、以下、V2X)をサポートする車両端末が他の車両端末及び歩行者携帯端末とサイドリンクを用いて情報を送受信する過程でリソースを割り当てる方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
4G(4th generation)通信システム商用化以後の増加趨勢である無線データトラフィック需要を満たすために、改善された5G(5th generation)通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力が行われている。このような理由で、5G通信システム又はpre-5G通信システムは4Gネットワーク以後(Beyond 4G Network)通信システム又はLTE(Long term Evolution)システム以後(Post LTE)システムと呼ばれている。高いデータ送信率を達成するために、5G通信システムは超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のような)での具現が考慮されている。超高周波帯域での伝播の経路損失緩和及び伝達距離を増加させるために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、massive MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。さらに、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは進化された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、D2D通信(Device-to-Device communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Point)、及び受信干渉除去(interference cancellation)などの技術開発が行われている。その他、5Gシステムでは進歩されたコーディング変調(Advanced Coding Modulation:ACM)方式であるFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、進歩された接続技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
【0003】
一方、人間が情報を生成して消費する人間中心の接続ネットワークであるインターネットは、事物などの分散された構成要素の間の情報を交換して処理するIoT(Internet of Things、モノのインターネット)網へ進化しつつある。クラウドサーバーとの接続を通じたIoT技術とビッグデータ(Big Data)処理技術を組み合わせたIoE(Internet of Everything)技術も登場した。IoTを具現するためには、センシング技術、有/無線通信及びネットワークインフラ、サービスインタフェース技術、セキュリティ技術のような技術要素が要求されることによって、最近、事物の間の接続のためのセンサネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)、MTC(Machine Type Communication)などの技術が研究されている。IoT環境では接続された事物の間に生成されるデータを収集、分析して人間の生活に新しい価値を創出する知能型IT(Internet Technology)サービスが提供されることができる。IoTは既存IT(information technology)技術と多様な産業の間のコンバージェンス及び複合を介してスマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカー又はコネクテッドカー、スマートグリド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスなどの分野に応用されることができる。
【0004】
これによって、5G通信システム(5世代通信システム又はNew Radio(NR))をIoT網に適用するための多様な試みが行われている。例えば、センサネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)、MTC(Machine Type Communication)などの技術は5G通信技術がビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどの技法によって具現されることができる。前述のビッグデータ処理技術としてクラウドRAN(cloud Radio Access Network)が適用されることも5G技術とIoT技術の間のコンバージェンス(convergence)の例と見なされることができる。
【0005】
上述したように、無線通信システムの発展に応じて多様なサービスを提供できるようになることにより、これらのサービスを円滑に提供するための方案が求められている。
【0006】
前記情報はただ本開示の理解を助けるための背景情報にだけ提供される。上述した内容のうちのいずれが本開示に係って先行技術として適用されることができるかに対する決定又は主張が成り立たなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、無線通信システムに関し、V2Xをサポートする車両端末が他の車両端末及び歩行者携帯端末とサイドリンクを用いて情報を交換する過程において、端末がリソース割り当てを行う方法及び装置に関する。特に、端末の非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時のリソース選択方法に関する。また、端末の間の協力を通じるリソース選択方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、通信システムにおいて第1UE(user equipment)によって行われる方法が提供される。前記第1UEは端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第2UEに送信する。前記第1UEは前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第2UEから受信する。前記第1SCIは前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む。
【0009】
本開示の他の一実施形態によれば、通信システムにおいて第2UE(user equipment)によって行われる方法が提供される。前記第2UEは端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第1UEから受信する。前記第2UEは前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第1UEに送信する。前記第1SCIは前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む。
【0010】
本開示の他の一実施形態によれば、通信システムにおいて第1UE(user equipment)が提供される。前記第1UEは送受信部及び制御部を含む。前記制御部は端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第2UEに送信し、前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第2UEから受信するように構成される。前記第1SCIは前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む。
【0011】
本開示の他の一実施形態によれば、通信システムにおいて第2UE(user equipment)が提供される。前記第2UEは送受信部及び制御部を含む。前記制御部は端末の間の協力情報(inter-UE coordination information)をリクエストする第1SCI(sidelink control information)を第1UEから受信し、前記端末の間の協力情報を提供する第2SCIを前記第1UEに送信するように構成される。前記第1SCIは前記第1SCIが前記端末の間の協力情報をリクエストするために用いられることを示すフィールドを含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明においてはサイドリンク通信で端末の間の非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時のリソース選択方法を提案するためのことである。また、端末の間の協力を通じるリソース選択方法を提案するためのことである。提案された方法が適用されて端末の電力消費を最小化するのに効果的に用いられることができる。また、提案された方法を通じてリソース割り当ての性能が向上されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施形態が適用されることができる通信システムの例示を示す図面である。
図2】一実施形態によるサイドリンクを通じて行われるV2X通信方法を示す図面である。
図3】一実施形態によるサイドリンクの送信及び受信に用いられる時間及び周波数上でリソースのセット(集合)に定義されるリソースプール(resource pool)を説明するための図面である。
図4】一実施形態による基地局がサイドリンクで送信リソースを割り当てる方法を示すシーケンス図である。
図5】一実施形態によるサイドリンクで端末がセンシングを通じてサイドリンクの送信リソースを直接割り当てる方法を示すシーケンス図である。
図6】一実施形態によるサイドリンクでの一つのスロットにマッピングされた物理チャンネルのマッピング構造を示す図面である。
図7】一実施形態によってfull sensingで動作する場合にサイドリンクで端末がリソース割り当てのためにリソース(再)選択及び再評価を行うのに必要なセンシングウインドー(sensing window)とリソース選択ウインドー(resource selection window)を定義するための図面である。
図8】一実施形態によるサイドリンクで周期的な送信のためのpartial sensingを行う方法を示す図面である。
図9】一実施形態によるサイドリンクで非周期的な送信のためのpartial sensingを行う方法を示す図面である。
図10】一実施形態によって端末の間の協力を行う方法を示す図面である。
図11a】一実施形態によってサイドリンクで非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時、DRXのために設定されたパラメーターによって決定されたDRXのinactive time(又はoff-duration)とactive time(又はon-duration)を示す図面である。
図11b】一実施形態によってサイドリンクで非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時、DRXのために設定されたパラメーターによって決定されたDRXのinactive time(又はoff-duration)とactive time(又はon-duration)を示す図面である。
図11c】一実施形態によってサイドリンクで非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時、DRXのために設定されたパラメーターによって決定されたDRXのinactive time(又はoff-duration)とactive time(又はon-duration)を示す図面である。
図11d】一実施形態によってサイドリンクで非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時、DRXのために設定されたパラメーターによって決定されたDRXのinactive time(又はoff-duration)とactive time(又はon-duration)を示す図面である。
図12】一実施形態によるサイドリンクでDRXが行われる場合にセンシング及びリソース選択のための端末動作方法を示す図面である。
図13】一実施形態によってDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer端末がMode2動作時のリソース選択ウインドー(resource selection window)を示す図面である。
図14】一実施形態によってpeer端末がDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信する時のリソース選択方法の一例示を示す図面である。
図15】端末の間の協力のための情報による端末の協力情報送信方法を示す図面である。
図16】実施形態による端末の構成を示すブロック図である。
図17】実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。
図18】本開示の一実施形態によって送信(Tx)端末が周期的な送信(Periodic transmission)を行うか否かによる端末動作を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。同じ又は類似の構成要素については、互い異なる図面に示されていても、同じ又は類似の参照番号を付すことができる。本発明の要旨を不明瞭にすることを避けるために、当技術分野で知られている構成又は手順の詳細な説明は省略してもよい。
【0015】
添付の図面において、いくつかの構成要素は誇張、省略、又は概略的に示されている。さらに、各構成要素のサイズは実際のサイズを完全に反映するものではない。
【0016】
本開示は以下で開示される実施例に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態で具現することができ、単に本実施例は本開示が完全になるようにし、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に本開示の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0017】
このとき、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートの図面の組み合せは、コンピュータープログラムインストラクションによって行われることができることを理解することができるだろう。これらコンピュータープログラムインストラクションは汎用コンピューター、特殊用コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されることができるので、コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して行われるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を行う手段を生成するようになる。これらコンピュータープログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピューター利用可能、又はコンピューター可読メモリーに記憶されることも可能であるので、そのコンピューター利用可能又はコンピューター可読メモリーに記憶されたインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータープログラムインストラクションはコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピューターで実行されるプロセスを生成してコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を作動させるンストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うための段階を提供することも可能である。
【0018】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を行うための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を示すことができる。また、幾つか代替実行例ではブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることを注意する必要がある。例えば、接して示されている2つのブロックは、実は実質的に同時に行われることも可能で、又はそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
【0019】
このとき、本実施形態に用いられる“~部”という用語は、ソフトウェア又はFPGA(field programmable gate array)又はASIC(application specific integrated circuit)のようなハードウェア構成要素を意味し、“~部”は所定の役目を行う。しかし、“~部”は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。“~部”はアドレシングすることができる記憶媒体にあるように構成されることもでき、1つ又はその以上のプロセッサを再生させるように構成されることもできる。したがって、一例として“~部”はソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーティン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と“~部”のうちで提供される機能はより小さい数の構成要素及び“~部”に結合されたり追加的構成要素と“~部”でさらに分離されることができる。だけでなく、構成要素及び“~部”はデバイス又は保安マルチメディアカード内の1つ又はその以上のCPU(central processing unit)を再生させるように具現されることができる。また、実施形態で“~部”は一つ以上のプロセッサを含むことができる。
【0020】
本開示の実施形態を具体的に説明するにおいて、3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)LTEが開示している5G移動通信規格上の無線接続網New RAN(NR)とコア網であるパケットコア(5G System又は5G Core Network、あるいはNG Core:next generation core)を主な対象とするが、本開示の主な要旨は類似の技術的背景を有するそのほかの通信システムにも本開示の範囲を大きく逸脱せず範囲で少しの変形で適用可能である。
【0021】
5Gシステムでは、ネットワーク自動化サポートのため、5Gネットワーク網で収集されたデータを分析して提供するネットワーク機能であるネットワークデータ収集及び分析関数(network data collection and analysis function、NWDAF)が定義されることができる。NWDAFは5Gネットワークから情報を収集/記憶/分析してその結果を不特定ネットワーク機能(network function、NF)に提供することができ、分析結果は各NFから独立的に利用されることができる。
【0022】
以下、説明の便宜のために、3GPP(登録商標)規格(5G、NR、LTE又はこれと類似のシステムの規格)で定義している用語及び名称が一部用いられることができる。しかし、本開示が用語及び名称によって限定されるのではなく、他の規格によるシステムにも同様に適用されることができる。
【0023】
また、以下説明で用いられる接続ノード(node)を識別するための用語、網客体(network entity、ネットワークエンティティー)を指称する用語、メッセージを指称する用語、ネットワークエンティティーの間インターフェースを指称する用語、多様な識別情報を指称する用語などは説明の便宜のために例示されたことである。したがって、本開示で用いる用語に限定されるのではなく、同等な技術的意味を有する対象を指称する他の用語が用いられる。
【0024】
4G通信システム商用化以後の増加趨勢にある無線データトラフィック需要を満たすため、改善した5G通信システム(NR, New Radio)を開発努力が行われている。高いデータ送信率を達成するため、5G通信システムは草稿周波(mmWave)帯域(例えば、28GHz周波数帯域のような)をサポートするようにデザインされた。超高周波帯域における伝播の経路損失緩和及び伝播の伝達距離を増加させるため、5G通信システムではアナログビームフォーミング(beamforming)、massive MIMO、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。その以外に5G通信システムではLTEと異なり15kHzを含んで30kHz、60kHz、120kHzなどの多様なサブキャリア間隔(subcarrier spacing)をサポートし、物理制御チャンネル(Physical Control Channel)はPolar Codingを用い、物理データチャンネル(Physical Data Channel)はLDPC(Low Density Parity Check)を用いる。その以外にアップリンク送信のための波形(waveform)としてはDFT-S-OFDMだけでなくCP-OFDMも用いられる。LTEはTB(Transport Block)単位のHARQ(Hybrid ARQ)再送信がサポートされるが、5GはCB(Code Block)のバンドルを含むCBG(Code Block Group)に基づくHARQ再送信を追加的にサポートされることができる。
【0025】
また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは進化された小型セル,改善した小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器の間の通信(Device to Device communication:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、車両通信ネットワーク(V2X(Vehicle to Everything)network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、及び受信干渉除去(interference cancellation)などの技術開発が行われている。
【0026】
このように通信システムにおいて複数のサービスがユーザに提供されることができ、このような複数のサービスをユーザに提供するために特徴に当たるように各サービスを同じ時区間内で提供することができる方法及びこれを利用した装置が要求される。5G通信システムにおいて提供される多様なサービスが研究されており、そのうちの一つは低い遅延時間(low latency)及び高い信頼性(high reliability)要求条件を満足させるサービスである。特に車両通信の場合、NR V2Xシステムでは端末と端末の間のユニキャスト(unicast)通信、グループキャスト(groupcast)(又はマルチキャスト(multicast))通信及びブロードキャスト(broadcast)通信がサポートされる。また、NR V2Xは車両の道路走行に必要な基本的な安全情報送受信を目的とするLTE V2Xと異なり、プラトゥーニング(Platooning)、進歩された走行(Advanced Driving)、拡張センサー(Extended Sensor)、遠隔走行(Remote Driving)のようにより進歩されたサービスを提供することに目標を置いている。
【0027】
サイドリンクで端末の間の協力(Inter-UE coordination)が考慮されることができる。ここで端末の間の協力は端末の間の役に立つ情報を互いに共有することにより、より向上したサイドリンクサービスを提供することを意味する。本発明において端末の間の協力のために共有される情報を特定情報に限定しない。例えば、このような情報でリソース割り当て情報(Resource Selection Assistance Information、以下、RSAIとする)が含まれることができる。本発明では端末が端末の間の協力情報をリクエストするか、提供する多様な方法を提供する。
【0028】
特に、サイドリンク通信で端末の間の非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が考慮されることができる。DRXが適用される場合、端末の電力消費を最小化してバッテリー効率を高めることができる。具体的に端末の消耗する電力は次のような過程で発生されることができる。
【0029】
*PSCCH(physical sidelink control channel)を通じて送信される制御情報1st SCIのデコーディング:1st SCIに端末のスケジューリング情報が含まれて1st SCIデコーディングしてセンシングを行うのに当該情報を利用することができる。
【0030】
*PSSCH(physical sidelink shared channel)を通じて送信される制御情報2nd SCIのデコーディング:2nd SCIには1st SCIに含まれない他の制御情報が含まれる。
【0031】
* PSSCHを通じて送信されるデータのデコーディング
【0032】
したがって、サイドリンクでDRXが適用されてinactive時間と設定された時間区間で端末は前記の制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを行わないこともある。これと異なり、DRXが適用されてactive時間と設定された時間区間でのみ、端末は前記の制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを行うことができる。したがって、サイドリンクで送信端末は受信端末のDRX active時間と設定された区間にデータを送信する場合のみ、受信端末の成功的なデータ受信を保証することができる。換言すれば、サイドリンクで送信端末が受信端末のDRX inactive時間と設定された区間にデータを送信する場合に受信端末は当該信号を受信できない可能性がある。本発明では、この点を考慮し、送信端末がリソース選択を行う方法を提案する。
【0033】
実施形態は上述したシナリオをサポートするために提案されたことで、特にサイドリンクで多重アンテナ送信を行うための方法及び装置を提供することを目的とする。
【0034】
図1は、本開示の実施形態が適用されることができる通信システムの例示を示す図面である。
【0035】
図1を参照すれば、すべてのV2X端末(UE-1とUE-2)が基地局のカバレッジ内に位置している場合(In-Coverage、IC)に対する例示が(a)に図示されている。すべてのV2X端末は基地局からダウンリンク(downlink:DL)を通じてデータ及び制御情報を受信するか基地局にアップリンク(uplink:UL)を通じてデータ及び制御情報を送信することができる。この時、データ及び制御情報はV2X通信のためのデータ及び制御情報であってもよい。データ及び制御情報は一般的なセルラ通信のためのデータ及び制御情報であってもよい。また、V2X端末はサイドリンク(Sidelink、SL)を通じてV2X通信のためのデータ及び制御情報を送/受信できる。
【0036】
さらに、図1を参照すれば、V2X端末のうちのUE-1は基地局のカバレッジ内に位置してUE-2は基地局のカバレッジの外に位置する場合に対する例示が(b)に図示されている。すなわち、(b)は一部V2X端末(UE-2)が基地局のカバレッジの外に位置する部分カバレッジ(partial coverage、PC)に関する例示を示す。基地局のカバレッジ内に位置したV2X端末(UE-1)は基地局からダウンリンクを通じてデータ及び制御情報を受信するか、基地局にアップリンクを通じてデータ及び制御情報を送信することができる。基地局のカバレッジの外に位置したV2X端末(UE-2)は基地局からダウンリンクを通じてデータ及び制御情報を受信することができず、基地局にアップリンクを通じてデータ及び制御情報を送信することができない。V2X端末(UE-2)はV2X端末(UE-1)とサイドリンクを通じてV2X通信のためのデータ及び制御情報を送/受信できる。
【0037】
図1を、さらに参照すれば、すべてのV2X端末が基地局のカバレッジ外(out-of coverage、OOC)に位置した場合に対する例示が(c)に図示されている。したがって、V2X端末(UE-1、UE-2)は基地局からダウンリンクを通じてデータ及び制御情報を受信することができず、基地局にアップリンクを通じてデータ及び制御情報を送信することができない。V2X端末(UE-1、UE-2)はサイドリンクを通じてV2X通信のためのデータ及び制御情報を送/受信できる。
【0038】
図1を参照すれば、互いに異なるセルに位置したV2X端末(UE-1、UE-2)の間のV2X通信を行うシナリオに対する例示が(d)に図示されている。具体的に、(d)はV2X端末(UE-1、UE-2)が互いに異なる基地局に接続しているか(RRC接続状態)キャンピングしている場合(RRC接続解除状態、又はRRC idle状態)を図示する。この時、V2X端末(UE-1)はV2X送信端末であり、V2X端末(UE-2)はV2X受信端末であってもよい。又はV2X端末(UE-1)がV2X受信端末であり、V2X端末(UE-2)がV2X送信端末であってもよい。V2X端末(UE-1)は自分が接続した(又は自分がキャンピングしている)基地局からSIB(system information block)を受信することができ、V2X端末(UE-2)は自分が接続した(又は自分がキャンピングしている)他の基地局からSIBを受信することができる。この時、前記SIBは既存のSIBが用いられるか、あるいはV2Xのために別に定義されたSIBが用いられることができる。また、V2X端末(UE-1)が受信したSIBの情報とV2X端末(UE-2)が受信したSIBの情報とは異なる場合がある。したがって、互いに異なるセルに位置した端末(UE-1、UE-2)の間のV2X通信を行うためには情報が統一されたり、これに関する情報がシグナリングされて各異なるセルから送信されたSIB情報を解析方法が追加的に必要となる場合がある。
【0039】
図1では説明の便宜のためにV2X端末(UE-1、UE-2)から構成されたV2Xシステムを図示したがここに限らず、より多いV2X端末の間に通信が行われることができる。また、基地局とV2X端末とのインターフェース(アップリンク及びダウンリンク)はUuインターフェースと呼ぶことができ、V2X端末の間のサイドリンクはPC5インターフェースでと呼ぶことができる。したがって、本開示においてこれらを混用して用いてもよい。一方、本開示において端末は車両の間の通信(vehicular-to-vehicular、V2V)をサポートする車両、車両と歩行者の間通信(vehicular-to-pedestrian、V2P)をサポートする車両又は歩行者のヘンドセット(例えば、スマートホン)、車両とネットワークの間の通信(vehicular-to-network、V2N)をサポートする車両又は車両と交通インフラ(infrastructure)の間の通信(vehicular-to-infrastructure、V2I)をサポートする車両を含むことができる。また、本開示で端末は、端末機能を装着したRSU(road side unit)、基地局機能を装着したRSU、又は基地局機能の一部及び端末機能の一部を装着したRSUを含むことができる。
【0040】
また、本開示の一実施形態によれば、基地局はV2X通信と一般セルラ通信をすべてサポートする基地局であるか、V2X通信のみをサポートする基地局であってもよい。この時、基地局は5G基地局(gNB)、4G基地局(eNB)、又はRSUであってもよい。したがって、本開示で基地局はRSUと指称されることもできる。
【0041】
図2は、一実施形態によるサイドリンクを通じて行われるV2X通信方法を示す図面である。
【0042】
図2の(a)を参考すれば、UE-1(201、例えば、TX端末)とUE-2(202、例えば、RX端末)一対一で通信を行うことができ、これをユニキャスト(unicast)通信と呼ぶことができる。
【0043】
図2の(b)を参考すれば、TX端末とRX端末が一対多で通信を行うことができ、これをグループキャスト(groupcast)又はマルチキャスト(multicast)と呼ぶことができる。図2の(b)でUE-1(211)、UE-2(212)、及びUE-3(213)は一つのグループ(group)を形成して(Group A)グループキャスト(groupcast)通信を行い、UE-4(214)、UE-5(215)、UE-6(216)、及びUE-7(217)はまた他のグループ(group)を形成して(Group B)グループキャスト(groupcast)通信を行うことができる。各端末は自分が属したグループ内でのみグループキャスト(groupcast)通信を行い、互いに行うグループの間の通信はユニキャスト、グループキャスト又はブロドケスト通信を通じて行われることができる。図2の(b)では2つのグループ(Group A、Group B)が形成されていることを図示したがここに限らない。
【0044】
一方、図2に図示されていなが、V2X端末はブロードキャスト(broadcast)通信を行うことができる。ブロードキャスト(broadcast)通信は、V2X送信端末がサイドリンクを通じて送信したデータ及び制御情報をすべてのV2X端末が受信する場合を意味する。一例で、図2の(b)でUE-1(211)がブロードキャスト(broadcast)のための送信端末と仮定する場合、すべての端末(UE-2(212)、UE-3(213)、UE-4(214)、UE-5(215)、UE-6(216)、及びUE-7(217))はUE-1(211)が送信するデータ及び制御情報を受信することができる。
【0045】
NR V2XではLTE V2Xと異なり、車両端末がユニキャストを通じて一つの特定ノードにのみデータを送信する形態及びグル-ムケスト(groupcast)を通じて特定多数のノードにデータを送信する形態のサポートが考慮されることができる。例えば、2台以上の車両を一つのネットワークで接続してクラスタで移動させる技術であるプラトゥーニング(Platooning)のようなサービスシナリオでこのようなユニキャスト及びグループキャスト技術が有用に用いられることができる。具体的に、プラトゥーニングで接続されたグループのリーダーノードが一つの特定ノードをコントロールするための目的にユニキャスト通信が必要なことがあって、特定多数のノードからなるグループを同時にコントロールする目的のためにグループキャスト通信が必要である。
【0046】
図3は、一実施形態によるサイドリンクの送信及び受信に用いられる時間及び周波数上でリソースのセット(集合)に定義されるリソースプール(resource pool)を説明するための図面である。
【0047】
リソースプール時間軸のリソース割り当て単位(resource granularity)はスロット(Slot)になることができる。また、周波数軸のリソース割り当て単位は一つ以上のPRB(physical resource block)から構成されたサブチャンネル(Sub-channel)になることができる。本開示においてはリソースプールが時間上で非連続的に割り当てられた場合の例を説明するが、時間上でリソースプールが連続的に割り当てられてもよい。また、本開示においてはリソースプールが周波数上で連続的に割り当てられた場合を例に挙げて説明するが、周波数上でリソースプールが非連続的に割り当てられる方法は除外されない。
【0048】
図3を参照すれば、リソースプールが時間上に非連続的に割り当てられた場合(301)が図示された。時間上リソース割り当ての単位(granularity)がスロット(slot)からなる場合を図示する。まず、サイドリンクスロットはアップリンクで用いられるスロットの内で定義されることができる。具体的に、一つのスロット内でサイドリンクで用いられるシンボルの長さがサイドリンクBWP(Bandwidth Part)情報と設定されることができる。したがって、アップリンクで用いられるスロットの内でサイドリンクと設定されているシンボルの長さが保障されないスロットはサイドリンクスロットになれない。また、リソースプールに属するスロットはS-SSB(Sidelink Synchronization Signal Block)が送信されるスロットは除かれる。301を参照すれば、このようなスロットを除いて時間上でサイドリンクで用いられることができるスロットのセット(集合)が
【数1】
で図示された。301で色漆された部分はリソースプールに属したサイドリンクスロットを示す。リソースプールに属したサイドリンクスロットはビットマップを通じてリソースプール情報で(pre-)configurationされることができる。302を参照すれば、時間上でリソースプールに属したサイドリンクスロットのセット(集合)が
【数2】
で図示された。本発明で(pre-)configurationの意味は端末にpre-configurationされて予め記憶されている設定情報を意味することもでき、端末が基地局からcell-common一方法でconfigurationされる場合を意味することもできる。ここでcell-commonはセルアンの端末が基地局から同じ情報の設定を受信することを意味することができる。この時、端末は基地局からサイドリンクSL-SIB(sidelink system information block)を受信してcell-commonした情報を獲得する方法が考慮されることができる。また、端末が基地局とRRC接続が確立された以後のUE-specificした方法でconfigurationされる場合を意味することもできる。ここでUE-specificはUE-dedicatedという用語で取り替えられることもでき、端末ごとに特定の値で設定情報を受信することを意味することができる。この時、端末は基地局からRRCメッセージを受信してUE-specificした情報を獲得する方法が考慮されることができる。また、(pre-)configurationはリソースプール情報と設定される方法と、リソースプール情報と設定されない方法とが考慮されることができる。リソースプール情報で(pre-)configurationされる場合は端末が基地局とRRC接続が確立された以後のUE-specific一方法でconfigurationされる場合を除いて当該リソースプールで動作する端末はいずれも共通された設定情報に動作されることができる。しかし、(pre-)configurationがリソースプール情報に設定されない方法は基本的にリソースプール設定情報と独立的に設定される方法である。例えば、リソースプールに一つ以上のモードが(pre-)configurationされ、(例えば、A、B、及びC)、リソースプール設定情報とは独立的に、(pre-)configurationされた情報がリソースプールに(pre-)configurationされたモードのうちどのモードを使用するか(例えば、A又はB又はC)を指示してもよい。
【0049】
図3で303を参照すれば、リソースプールが周波数上で連続的に割り当られた場合が図示された。周波数軸でリソース割り当てはサイドリンクBWP(Bandwidth Part)情報と設定されることができ、サブチャンネル(sub-channel)単位からなることができる。サブチャンネルは一つ以上のPRB(Phyical Resource Block)から構成された周波数上のリソース割り当て単位で定義されることができる。すなわち、サブチャンネルはPRBの整数の倍で定義されることができる。また、303を参照すれば、サブチャンネルは5個の連続的なPRBから構成されてもよく、サブチャンネル大きさ(sizeSubchannel)は5個の連続的なPRBの大きさであればよい。ただ、図3に図示された内容は一例だけであり、サブチャンネルの大きさは異なるように設定されることができ、一つのサブチャンネルは連続的なPRBから構成されるのが一般的であるが、必ず連続的なPRBから構成されなければならないのではない。サブチャンネルはPSSCHに対するリソース割り当ての基本単位になることができる。303でstartRB-Subchannelはリソースプールで周波数上のサブチャンネルの開始位置を指示することができる。周波数軸でリソース割り当てがサブチャンネル単位からなる場合、サブチャンネルが始めるRB(Resource Block)インデックス(startRB-Subchannel)、サブチャンネルがいくつのPRBで構成されるかどうかの情報(sizeSubchannel)、そしてサブチャンネルの総数(numSubchannel)などに対する設定情報を通じて周波数上のリソースが割り当てられることができる。この時、startRB-Subchannel、sizeSubchannel、及びnumSubchannelなどに対する情報は周波数上リソースプール情報で(pre-)configurationされることができる。
【0050】
図4は、一実施形態による基地局がサイドリンクで送信リソースを割り当てる方法を示すシーケンス図である。
【0051】
基地局がサイドリンクで送信リソースを割り当てる方法は以下でMode1と指称する。Mode1はスケジューリングされたリソース割り当て(scheduled resource allocation)であってもよい。Mode1は基地局がRRC接続がれた端末にdedicated一スケジューリング方式でサイドリンク送信に用いられるリソースを割り当てる方法を示すことができる。Mode1の方法は基地局がサイドリンクのリソースを管理することができるため、干渉管理とリソースプールの管理に効果的である。
【0052】
図4を参照すれば、送信端末401(Tx UE)は基地局(セル又はgNB)403にキャンプオンすることができる(405)。前記キャンプオン(camp on)は例えば、待機状態(RRC_IDLE)の端末が必要によって基地局(セル)を選択(又は再選択)してシステム情報又はページング情報などを受信することができる状態を意味することができる。
【0053】
一方、受信端末402(Rx UE)が基地局(セル)403のカバレッジ内に位置する場合には前記受信端末402は前記基地局403にキャンプオンすることができる(407)。これと異なり、受信端末402が基地局403のカバレッジの外に位置する場合には前記受信端末402は前記基地局403にキャンプオンしない可能性がある。
【0054】
本開示で、受信端末402は送信端末401が送信するデータを受信する端末を示す。
【0055】
送信端末401及び受信端末402は基地局403からSL-SIB(sidelink system information block)を受信することができる(410)。前記SL-SIB情報にはサイドリンク送受信のためのサイドリンクリソースプール情報、センシング(sensing)動作のためのパラメーター設定情報、サイドリンク同期を設定するための情報、又は互いに異なる周波数で動作するサイドリンク送受信のためのキャリア情報などが含まれてもよい。
【0056】
送信端末401にV2Xのためのデータトラフィックが生成されると、送信端末401は基地局403とRRC接続されることができる(420)。ここで端末と基地局の間のRRC接続をUu-RRCと指称することができる。Uu-RRC接続過程420は送信端末401のデータトラフィック生成以前に行われることもできる。また、Mode1では基地局403と受信端末402の間のUu-RRC接続過程420が行なわれた状態で送信端末がサイドリンクを通じて受信端末で送信を行うことができる。これと異なり、Mode1では基地局403と受信端末402の間のUu-RRC接続過程420が行われない状態でも送信端末がサイドリンクを通じて受信端末で送信を行うことができる。
【0057】
送信端末401は基地局に受信端末402とV2X通信ができる送信リソースをリクエストすることができる(430)。この時、送信端末401は基地局403にアップリンク物理制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)、RRCメッセージ又はMAC(medium access control)CE(control element)を利用してサイドリンク送信リソースをリクエストすることができる。一方、MAC CEは新しいフォーマット(少なくともV2X通信のためのバッファー状態報告であることを通知するインジケーターとD2D通信のためにバッファーされているデータのサイズに対する情報含み)のバッファー状態報告(buffer status report、BSR)MAC CEなどであってもよい。また、送信端末401はアップリンク物理制御チャンネルを通じて送信されるスケジューリングリクエスト(scheduling request、SR)ビットを通じてサイドリンクリソースをリクエストすることができる。
【0058】
次に、基地局403は送信端末401にV2X送信リソースを割り当てることができる。この時、基地局はdynamic grant又はconfigured grant方式で送信リソースを割り当てることができる。
【0059】
まず、dynamic grant方式の場合、基地局はDCI(downlink control information)を通じてTB送信に対するリソースを割り当てることができる。DCIに含まれるサイドリンクスケジューリング情報では初期送信及び再送信の送信時点及び周波数割り当て位置情報フィールドに係るパラメーターが含まれることができる。dynamic grant方式に対するDCIはdynamic grant方式を指示するようにSL-V-RNTIでCRCスクランブリングされることができる。
【0060】
次に、configured grant方式の場合、基地局はUu-RRCを通じてSPS(semi-persistent scheduling)intervalを設定することによってTB送信に対するリソースを周期的に割り当てることができる。この時、基地局はDCIを通じて一つのTBに対するリソースを割り当てることができる。DCIに含まれる一つのTBに対するサイドリンクスケジューリング情報には初期送信及び再送信リソースの送信時点及び周波数割り当て位置情報に係るパラメーターが含まれることができる。configured grant方式でリソースが割り当てられる場合、前記DCIによって一つのTBに対する初期送信及び再送信の送信時点(occasion)及び周波数割り当て位置が決定されることができ、次のTBに対するリソースはSPS interval間隔で繰り返されることができる。configured grant方式に対するDCIはconfigured grant方式であることを指示するようにSL-SPS-V-RNTIでCRCスクランブリングされることができる。また、configured grant(CG)方式はType1 CGとType2 CGに区分されることができる。Type2 CGの場合、DCIを通じてconfigured grantと設定されたリソースがactivation/deactivationできる。
【0061】
したがって、Mode1の場合、基地局403はPDCCH(physical downlink control channel)を通じるDCI送信で送信端末401に受信端末402とサイドリンク通信のためのスケジューリングを指示することができる(440)。
【0062】
具体的に、基地局403が送信端末401にサイドリンク通信のために用いるDCI(Downlink Control Information)はDCI format 3_0又はDCI format 3_1があってもよい。DCI format 3_0は一つのセルでNRサイドリンクをスケジューリングするためのDCIでDCI format 3_1は一つのセルでLTEサイドリンクをスケジューリングするためのDCIと定義されることができる。
【0063】
ブロードキャスト送信の場合に送信端末401はサイドリンクに対するRRC設定415無しに送信を行うできる。これと異なり、ユニキャスト又はグループキャスト送信の場合に送信端末401は他の端末と一対一でRRC接続を行うこともできる。ここでUu-RRCと区分して端末の間のRRC接続をPC5-RRC415と指称することができる。グループキャストの場合にPC5-RRC415はグループにある端末と端末の間ので個別的に接続されることができる。図4を参照すれば、PC5-RRC415の接続がSL-SIBの送信410以後の動作で図示されたがSL-SIBの送信410以前又はSCIの送信以前にいつでも行われることもできる。
【0064】
次に、送信端末401はPSCCH(physical sidelink control channel)を通じて受信端末402にSCI(1st stage)を送信することができる(460)。また、送信端末401はPSSCHを通じて受信端末402にSCI(2nd stage)を送信することができる(470)。この時、1st stage SCIにはリソース割り当てに係る情報が、2nd stage SCIにはその以外の制御情報が含まれることができる。また送信端末401はPSSCHを通じて受信端末402にデータを送信することができる(480)。この時、SCI(1st stage)、SCI(2nd stage)、及びPSSCHは同じスロットで一緒に送信されることができる。
【0065】
図5は、一実施形態によるサイドリンクで端末がセンシングを通じてサイドリンクの送信リソースを直接割り当てる方法を示すシーケンス図である。
【0066】
以下ではサイドリンクで端末がセンシングを通じてサイドリンクの送信リソースを直接割り当てる方法をMode2と指称する。Mode2の場合、UE autonomous resource selectionと指称されることもできる。Mode2で基地局(gNB)503はV2Xのためのサイドリンク送受信リソースプールをシステム情報で提供し、送信端末(Tx UE)501が決定されたルールに従って送信リソースを選択することができる。基地局が直接リソース割り当てに関与するMode1と異なり、図5では送信端末501がシステム情報を通じて予め受信したリソースプールに基づいて自律的にリソースを選択してデータを送信する点で差がある。
【0067】
図5を参照すれば、送信端末501は基地局503にキャンプオンすることができる(505)。前記キャンプオン(camp on)は例えば、待機状態(RRC_IDLE)の端末が必要によって基地局(セル)を選択(又は再選択)とシステム情報又はページング情報などを受信することができる状態を意味することができる。また、図5を参照すれば、前述の図4と異なり、Mode2の場合には送信端末501が基地局(セル)503のカバレッジ内に位置する場合には前記送信端末501は前記基地局503にキャンプオンすることができる(507)。これと異なり、送信端末501が基地局503のカバレッジの外に位置する場合には前記送信端末501は前記基地局503にキャンプオンしない可能性がある。
【0068】
一方、受信端末(Rx UE)502が基地局(セル)503のカバレッジ内に位置する場合には前記受信端末502は前記基地局503にキャンプオンすることができる(507)。これと異なり、受信端末502が基地局503のカバレッジの外に位置する場合には前記受信端末502は前記基地局503にキャンプオンしない可能性がある。
【0069】
本開示で、受信端末502は送信端末501が送信するデータを受信する端末を示す。
【0070】
送信端末501及び受信端末502は基地局503からSL-SIB(sidelink system information block)を受信することができる(510)。前記SL-SIB情報にはサイドリンク送受信のためのサイドリンクリソースプール情報、センシング動作のためのパラメーター設定情報、サイドリンク同期を設定するための情報、又は互いに異なる周波数で動作するサイドリンク送受信のためのキャリア情報などが含まれることができる。
【0071】
図4及び図5の差異は図4の場合、基地局503と端末501がRRC接続された状態(RRC connected state)で動作する一方、図5では端末がidleモード520(RRC接続されない状態)でも動作することができるという点である。また、RRC接続状態520でも基地局503はリソース割り当てに直接関与せず送信端末501が自律的に送信リソースを選択するようにできる。ここで端末501と基地局503の間のRRC接続をUu-RRC520と指称してもよい。送信端末501にV2Xのためのデータトラフィックが生成されると、送信端末501は基地局503から受信されたシステム情報を通じてリソースプールが設定されて送信端末501は設定されたリソースプール内でセンシングを通じて時間/周波数領域のリソースを直接選択することができる(530)。リソースが最終選択されると、選択されたリソースはサイドリンク送信に対するgrantで決定する。
【0072】
ブロードキャスト送信の場合に送信端末501はサイドリンクに対するRRC設定515無しに送信を行うことができる。これと異なり、ユニキャスト又はグループキャスト送信の場合に送信端末501は他の端末と一対一でRRC接続を行うこともできる。ここでUu-RRCと区分して端末の間のRRC接続をPC5-RRC515と称してもよい。グループキャストの場合にPC5-RRC515はグループにある端末と端末の間ので個別的に接続されることができる。図5を参照すれば、PC5-RRC515の接続がSL-SIBの送信510以後の動作で図示されたがSL-SIBの送信510以前又はSCIの送信以前にいつでも行われることもできる。
【0073】
次に、送信端末501はPSCCHを通じて受信端末502にSCI(1st stage)を送信することができる(550)。また、送信端末401はPSSCHを通じて受信端末402にSCI(2nd stage)を送信することができる(560)。この時、1st stage SCIにはリソース割り当てに係る情報が、2nd stage SCIにはその以外の制御情報が含まれることができる。また、送信端末501はPSSCHを通じて受信端末502にデータを送信することができる(570)。この時、SCI(1st stage)、SCI(2nd stage)、及びPSSCHは同じスロットで一緒に送信されることができる。
【0074】
具体的に、送信端末401、501が受信端末402、502にサイドリンク通信のためにも用いるSCI(Downlink Control Information)はSCI(1st stage)でSCI format1-Aがあればよい。また、SCI(2nd stage)でSCI format2-A又はSCI format2-Bがあればよい。SCI(2nd stage)でSCI format2-AはHARQフィードバックが用いられない場合、又はHARQフィードバックが用いられてACK又はNACK情報をいずれも含む場合にPSSCHデコーディングのための情報が含まれて用いられることができる。これと異なり、SCI format2-BはHARQフィードバックが用いられない場合、又はHARQフィードバックが用いられてNACK情報だけ含まれる場合にPSSCHデコーディングのための情報が含まれて用いられることができる。例えば、SCI format 2-Bはグループキャスト送信に限定されて用いられることができる。
【0075】
図6は、一実施形態によるサイドリンクでの一つのスロットにマッピングされた物理チャンネルのマッピング構造を図示した図面である。
【0076】
具体的に図6にPSCCH/PSSCH/PSFCH物理チャンネルに対するマッピングが図示された。PSFCHの場合は上位レイヤーでサイドリンクのHARQフィードバックが活性化された場合にPSFCHの時間上リソースがリソースプール情報で(pre-)configurationされることができる。ここでPSFCHが送信される時間上リソースは毎0,1,2,4スロットのうちの一つの値で(pre-)configurationされることができる。ここで‘0’の意味はPSFCHリソースが用いられないことを意味する。そして1,2,4はそれぞれ毎1,2,4スロットごとにPSFCHリソースが送信されることを意味することができる。図6の(a)ではPSFCHリソースが設定されないスロットの構造を、図6の(b)ではPSFCHリソースが設定されたスロットの構造が図示された。PSCCH/PSSCH/PSFCHは周波数上に一つ以上のサブチャンネルに割り当てられることができる。サブチャンネル割り当てに対する詳細は図3の説明を参考する。次に、PSCCH/PSSCH/PSFCHの時間上マッピングを説明するために図6を参照すれば、送信端末が当該スロット601にPSCCH/PSSCH/PSFCH(physical sidelink feedback channel)を送信する前の一つ以上のシンボルがAGC(automatic gain control)のための領域602で用いられることができる。当該シンボルがAGCのために用いられる場合、当該シンボル領域に他のチャンネルの信号を繰り返して(repetition)送信する方法を考慮することができる。この時、他のチャンネルの繰り返される信号はPSCCHシンボルやPSSCHシンボルのうちの一部が考慮されることができる。これと異なり、AGC領域にプリアンブルが送信されることもできる。プリアンブル信号が送信される場合に他のチャンネルの信号を繰り返し送信する方法よりAGC実行時間がより短縮されることができる利点がある。AGCのためにプリアンブル信号が送信される場合にプリアンブル信号602としては特定シーケンスが用いられることができ、この時のプリアンブルでPSSCH DMRS(demodulation reference signal)、PSCCH DMRS、CSI-RS(channel state information reference signal)などのシーケンスが用いられることができる。本開示においてプリアンブルで用いられるシーケンスを前述の例に限定しない。追加的に図6によれば、スロットの初盤シンボルにリソース割り当てに係る制御情報が1st stage SCI(sidelink control information)でPSCCH603に送信され、この以外の制御情報が2nd stage SCIでPSSCHの領域604に送信されることができる。制御情報がスケジューリングするデータがPSSCH605に送信されることができる。この時、2nd stage SCIが送信される時間上位置は第1のPSSCH DMRS606が送信されるシンボルからマッピングされることができる。PSSCH DMRS606が送信される時間上位置は図6(a)乃至図6(b)で示されたようにPSFCHが送信されるスロットとPSFCHが送信されないスロットで変わることができる。図6(a)はフィードバック情報を送信する物理チャンネルであるPSFCH607(physical sidelink feedback channel)がスロットの最後の部分に位置することを図示する。PSSCH605とPSFCH607間に所定の空いている時間(Guard)を確保してPSSCH605を送受信した端末がPSFCH607を送信又は受信する準備をすることができる。また、PSFCH607の送受信以後には一定時間空いている区間(Guard)を確保することができる。
【0077】
図7は、一実施形態によってfull sensingで動作する場合にサイドリンクで端末がリソース割り当てのためにリソース(再)選択及び再評価を行うのに必要なセンシングウインドー(sensing window)とリソース選択ウインドー(resource selection window)を定義するための図面である。
【0078】
リソース(再)選択に対するtriggeringが時点nで行われた時、sensing window701は[n-T,n-Tproc,0]と定義さなることができる。ここでTはsensing windowの開始時点であり、リソースプール情報で(pre-)configurationされることができる。Tはms単位の正の整数として定義されることができる。本開示は、Tを特定値に限定しない。また、Tproc,0はセンシングした結果を処理するのに必要な時間に定義されることができる。本開示はTproc,0と設定される値を特定値に限定しない。例えば、Tproc,0がms単位の正の整数やスロットの単位として定義されることができる。
【0079】
次に、リソース(再)選択に対するtriggeringが時点nで行われた時、resource selection window702は[n+T,n+T]で決定されることができる。ここでTはスロットの単位の値であり、T≦Tproc,1に対して端末具現に選択されることができる。Tproc,1はリソースを選択するのに必要な処理時間が考慮された最大基準値に定義されることができる。例えば、Tproc,1はスロットの単位でSCS(Subcarrier Spacing)に応じて異なる値に定義されることができる。本開示は、Tproc,1と設定される値を特定値に限定しない。また、Tはスロット単位の値でT2min≦T≦Remaining Packet delay budget(PDB)を満足させる範囲の内で端末が選択することができる。ここでT2minは端末が小さすぎる値のTを選択することを防止するためである。ここでT2min値は送信端末のpriority(prioTX)とSCSにしたがって‘T2min(prioTX)’で上位レイヤーに設定されることができる。端末はresource selection window702の内で送信リソースを選択することができる。
【0080】
図7では時点nでリソース(再)選択(resource(re-)selection)に対するtriggeringが行われた時点n以後にも持続的にセンシングを行って再評価(re-evaluation)及びpre-emptionのためのtriggeringがn’(n’>n)で行われる例示が図示されている。具体的に、時点nでリソース(再)選択に対するtriggeringが行われて送信リソースを選択した以後に持続的にセンシングを行って選択したリソースが送信に適合しないと判断される場合、時点n’(n’>n)で再評価がtriggeringされることができる。また、Pre-emptionは端末の予約したリソースの他の端末が予約したリソースと重なる時、他の端末の予約したリソースの優先順位が高く当該リソースに対する干渉が高く測定される場合に時点n’(n’>n)でpre-emptionがtriggeringされることができる。このような場合に時点nでリソース(再)選択によって選択及び予約されたリソース703が他のリソースに変更されることができる(706)。図7に再評価及びpre-emptionをtriggeringする時点n’(n’>n)に対するsensing window704とresource selection window705が一緒に図示された。
【0081】
図8乃至図9は、本開示の一実施形態によるサイドリンクでpartial sensingを行う方法が図示された。図7でのfull sensingと異なり、図8乃至図9では端末がpartial sensingで動作する場合にセンシングを行うスロットを決定する互いに異なる方法が図示された。しかし、本発明が図8乃至図9を通じて提示された方法に限定しないことに留意されたい。図8乃至図9でpartial sensingが行われる場合にresource selection window(801乃至901)は図7において702を介して説明したように決定することができることに留意されたい。
【0082】
先ず、図8を参照すれば、partial sensingを行う一つの方法が提示された。図8を通じて提示された方法は周期的なリソース予約を行う場合に行われるpartial sensing方法に該当されることができる。換言すれば、周期的な送信のためのpartial sensing方法である。しかし、図8を通じて提示された方法は他の用語に指称されることに留意されたい。図8を参照すれば、resource selection window(801、RSW)でY(≧1)個の候補スロットが選択されることができる。この時、Y個の候補スロットはresource selection windowで時間上の連続的に選択されても非連続的に選択されてもよい。Yの最小値は(pre-)configurationされることができる。Y値の最終選択及びどのスロットが選択されるかは端末具現によって決定されることができる。この時、Y個の候補スロットのうちの一つのスロットが802のように
【数3】
と定義されることができる。図3を通じて説明したように
【数4】
はリソースプールに属したサイドリンクスロットを示すことができる。この時、センシングを行うスロットは
【数5】
と決定されることができる。当該センシング方法はPBPS(Periodic Based Partial Sensing)と呼ばれることができる。ここでベックトyはY個の候補スロットを示し、もし、一つのスロットの場合、図8のようにyと表現されることができるだろう。またベクターPreserveは周期的なreservation intervalに該当される値として、一つ以上の値が含まれることができ、もし、一つの値の場合に図8のようにPreserveと表現されることができるだろう。Preserveに含まれる値はリソースプールに(Pre-)configurationされた周期的なreservation intervalのリストであるsl-ResoureReservePeriodListから決定されることができ、次のような方法が考慮されることができる。しかし、本発明は以下の方法に限定されないことに留意されたい。
【0083】
*方法1:sl-ResoureReservePeriodListに含まれているすべての値が使用
【0084】
*方法2:sl-ResoureReservePeriodListに含まれている値のうちの一部分(subset)のみが使用
【0085】
*方法3:sl-ResoureReservePeriodListに含まれている値の公約数(common divisor)が使用
【0086】
さらに、
【数6】
でベクターkはpartial sensingを行うスロットの数を決定する値であり、Preserveに含まれたreservation intervalによってセンシングスロット間の間隔が決定されることができるだろう。図8ではkが1の場合と2の場合が2つのPreserve値Preserve(1)とPreserve(2)に対して図示された。kを決定する方法として、基本的にはk=1と仮定されることができる。しかし、k=2になるように(pre-)configurationされることができる。しかし、k=2の場合にも図8に示された803の場合のようにセンシングスロットがTを超過するようになると、当該スロットはモニタリングしないこともある。また、図8に示されたように追加的にCPS(Continuous Partial Sensing)がCPSウインドー804で行われることができる。CPSが行われるウインドー[n+T,n+T]はY個の候補スロットで時間上の第1のスロットに該当する
【数7】
805を基準に以前M logical slotsに該当するスロットから以前のTproc,0+Tproc,1に該当される時間区間と定義されることができる。ここでMの値は基本的には31と仮定されることができ、特定値が(pre-)configurationされることもできる。もし、M=0で(pre-)configurationされた場合はCPSを実行しないことに仮定されることができる。
【0087】
図9を参照すれば、partial sensingを行う別の方法が提示された。図9を通じて提示された方法は図8の周期的な送信のためのpartial sensingではない非周期的な送信のためのpartial sensing方法であり、周期的なリソース予約を行わない場合に適用されることができる。図8と異なり、resource selection window(901,RSW)でY’(≧1)個の候補スロットが選択されることができる。この時、Y’個の候補スロットはresource selection windowで時間上の連続的に選択されても非連続的に選択されてもよい。Y’の最小値は(pre-)configurationされることができる。Y’値の最終選択及びどのスロットが選択されるかは端末具現によって決定されることができる。この時、Y’個の候補スロットのうちの一つのスロットが902のように
【数8】
と定義されることができる。図3を通じて説明したように
【数9】
はリソースプールに属したサイドリンクスロットを示すことができる。この時、センシングを行うスロットは図8のように
【数10】
と決定されることができる。当該センシング方法はPBPS(Periodic Based Partial Sensing)と呼ばれることができる。また、図9に示されたように追加的にCPS(Continuous Partial Sensing)が903で行われることができる。CPSが行われるウインドー [n+T,n+T]はY個の候補スロットで時間上の第1スロットに該当する
【数11】
904を基準に以前M logical slotsに該当するスロットから以前Tproc,0+proc,1に該当する時間区間と定義されることができる。ここでMの値は基本的には31と仮定されることができ、特定値が(pre-)configurationされることもできる。もし、M=0で(pre-)configurationされた場合はCPSを行わないことに仮定されることができる。しかし、図8と異なり、CPS windowが開始される時点はスロットn以後に制限されてもよい。
【0088】
図10は、一実施形態によって端末の間の協力を行う2つの方法を図示した図面である。
【0089】
端末の間の協力方法1(1001)によれば、UE-AはUE-Bに送信に適合した(好ましい)又は非適合した(好ましくない)時間-周波数リソース割り当てのセット情報1003をUE-Bで提供してもよい。これと異なり、端末の間の協力方法2(1002)によれば、UE-AはUE-BがSCIで予約したリソースの適合性可否のみをUE-Bで提供してもよい。端末の間の協力方法1の場合、UE-Aが時間-周波数リソース割り当てのセット情報1003をUE-Bでシグナリングしなければならないため、端末の間の協力方法2と比べてシグナリングオーバーヘッドが増加されることができる。端末の間の協力方法2の場合、UE-AがUE-BがSCIで予約したリソースの適合性可否のみをUE-Bでシグナリングしてくれるため、例えば、1ビット情報で適合性の有無を指示してもよい。
【0090】
図11は、一実施形態によってサイドリンクで非連続的受信(Discontinuous Reception、以下、DRX)が行われる時、DRXのために設定されたパラメーターによって決定されたDRXのinactive time(又はoff-duration)とactive time(又はon-duration)を示す図面である。端末はDRXのactive timeに該当する区間でデータ受信のための制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを行うことができる。これと異なり、DRXのinactive timeに該当する区間でデータ受信を制御情報及びデータ情報に対するデコーディングが行われないこともある。サイドリンクではPSCCHを通じて送信される制御情報である1st SCI及びPSSCHを通じて送信される制御情報である2nd SCIがある。また、PSSCHを通じてデータ情報が送信されることができる。サイドリンクで制御情報とデータ情報がいつも同時に送信されることが仮定されることができる。したがって、制御情報が受信される時点(スロット)はデータ情報が受信される時点(スロット)と同じであってもよい。
【0091】
サイドリンクのDRXに対するinactive timeとactive timeを決定するパラメーターで次が考慮されることができる。しかし、DRXのinactive timeとactive timeを決定するパラメーターで以下に提示されたパラメーターに限定しない。また、以下のパラメーターのいくつかはサイドリンクDRXでは使用されない可能性があることに留意されたい。
【0092】
DRX関連パラメーター
【0093】
*drx-cycle:DRXが適用される周期を示し、drx-cycle1101の開始位置(drx-StartOffset)が設定されることができる。図11a-11dのようにdrx-cycle内でinactive time1110とactive time(1111)の区間が設定されることができる。サイドリンクで長い周期(long cycle)と短い周期(short cycle)を有するdrx-cycleが設定されることができる。
【0094】
*drx-onDurationTimer:drx-cycle1101でDRXのactive time(又はon-duration)で動作する時間でdrx-onDurationTimer1102が動作して満了するまでDRXのactive time1110に該当されることができる。drx-onDurationTimer1102が満了した時点からdrx-cycle1101の残り区間はDRXのinactive time1111になることができる。サイドリンクでdrx-onDurationTimer1102のみが定義されてDRXのinactive time1110とactive time1111が操作される場合の一例が図11(a)に図示された。
【0095】
*drx-InactivityTimer:drx-cycle1101の内でdrx-onDurationTimer1102が満了する前にサイドリンク制御情報が受信されると(1103)、制御情報が受信される時点からdrx-InactivityTimer1104が動作して満了するまでDRXのactive timeが延長されることができる(1110)。drx-InactivityTimer1104が満了した時点からdrx-cycle1101の残り区間はDRXのinactive time1111されることができる。サイドリンクでdrx-onDurationTimer1102とdrx-InactivityTimer1104が定義されてDRXのinactive time(1110)とactive time1111が操作される場合の一例が図11(b)に図示された。
【0096】
*drx-HARQ-RTT-Timer:サイドリンクで再送信が行われる場合に端末はDRXのactive time1111内でdrx-HARQ-RTT-Timer(1105)がtriggeringされることができる(1103)。サイドリンクでdrx-HARQ-RTT-Timer1105がtriggeringされる条件はサイドリンク制御情報を受信するか、サイドリンク制御情報を受信してサイドリンク制御情報(1st SCI)に再送信に対する位置情報が指示された場合に当該情報によって次の再送信が受信する前までdrx-HARQ-RTT-Timer1105が適用されることができる。drx-HARQ-RTT-Timer1105が満了されると、端末は再送信の受信のためにDRXのactive time1111で動作することができる。この場合にDRXのactive time1111はdrx-RetransmissionTimer1106の動作する区間になることができる。前記説明したように1st SCIに初期送信及び再送信リソースの位置情報(再送信リソースの存在有無情報含み)が指示されるため、drx-HARQ-RTT-Timer1105は1st SCIに指示された初期送信及び再送信リソースの間のtime gap又は再送信リソースの間のtime gapで仮定及び定義されることもできる。もし、受信した1st SCIに再送信リソースがないことに指示されると、drx-HARQ-RTT-Timer1105が動作しないこともある。サイドリンクでdrx-onDurationTimer1102、drx-InactivityTimer1104、drx-HARQ-RTT-Timer1105、及びdrx-RetransmissionTimer1106が定義されてDRXのinactive time1110とactive time1111が操作される場合の一例が図11(c)に図示された。
【0097】
*drx-RetransmissionTimer:** サイドリンクで再送信が行われる場合に前記のdrx-HARQ-RTT-Timer1105が満了する時点からdrx-RetransmissionTimer1106が動作することができる。したがって、drx-HARQ-RTT-Timer1105動作する時間区間の間にはdrx-RetransmissionTimerが動作しない。また、サイドリンクでdrx-RetransmissionTimer1106は一つのスロット又は一つのサブフレームの固定された値で決定されることもできる。このような場合にdrx-RetransmissionTimer1105が定義されないこともある。本発明でここに限定しない。すなわち、サイドリンクでdrx-RetransmissionTimerは一つ以上のスロット又は一つ以上のサブフレームの値に設定されることができる。したがって、図11(c)のようにdrx-RetransmissionTimer1106の動作する区間はDRXのactive time1112に設定されてpeer端末の再送信を受信することができる。また、残ったdrx-cycle区間はDRXのinactive time1113と設定されて端末が制御及びデータ情報の受信を行わないこともある。
【0098】
* drx-SlotOffset:多様なSCS(Subcarrier Spacing)がサポートされる場合にサイドリンクのDRXが適用される開始位置を調節するための目的に用いられることができる。
【0099】
*WUS(wake-up signal)cycle:サイドリンクでWUSが用いられる場合、WUS cycleが設定されることができる。WUS cycleによってWUSが送信されることで仮定して端末はWUSが送信される位置でWUSに対するモニタリングを実行(1107)できる。図11(d)を参照すれば、WUS(wake-up signal)が用いられてDRXのinactive timeとactive timeの決定される一例が図示された。図11(d)のように1107でWUSが端末がウェイクアップしないことに指示された場合、端末はdrx-cycle1101でdrx-onDurationTimer1102を動作させず、すべてのdrx-cycle区間はDRXのinactive time(1110)に設定されることができる。これと異なり、1107でWUSが端末がウェイクアップすることに指示された場合、端末は設定されたDRXパラメーターによって図11(a)、図11(b)、又は図11(c)のような動作を行うことができる。
【0100】
前記説明によってDRXでのactive time(又はon-duration)はサイドリンクでDRX cycleが設定された時、active time(又はon-duration)及び/又はdrx-onDurationTimer又はdrx-InactivityTimer又はdrx-RetransmissionTimerが動作する時によって定義されることができる。
【0101】
前述したように前記パラメーターのうちの一部はサイドリンクDRXで用いられないこともある。又は他のパラメーターが考慮されることもできる。これはサイドリンクのブロードキャスト、ユニキャスト、グループキャストの送信方法によって変わることができる。また、前記パラメーター情報の設定方法を特定方法に限定しない。当該情報は(pre-)configurationeされてもよく、ユニキャストの場合にはPC5-RRCやサイドリンクMAC-CEを通じて設定されることもできる。
【0102】
下記の実施形態を通じてサイドリンクでDRXが操作される場合(図11a-11d)に端末のMode2センシング及びリソース選択方法が提供される。また、サイドリンクで端末の間の協力方法も提案する。
【0103】
第1実施形態ではサイドリンクでDRXが行われる場合にセンシング及びリソース選択のための端末動作方法が提供される。
【0104】
具体的に図12によれば、本開示の一実施形態によってサイドリンクで送受信を行う4個の端末が図示された。図12でUE1はUE2でサイドリンクデータ送信、すなわち、PSSCH送信を実行しようとする端末であり、この時のUE2はサイドリンクDRXを行う端末であってもよい。前述したようにサイドリンクでUE2がDRX inactive time で動作する区間で(言い換えれば、当該時間区間でUE2は制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを実行しないこともある)UE1がUE2でサイドリンクデータを送信すれば、UE2はこれを受信できない可能性がある。したがって、1201に示されたようにDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer端末はMode2センシングを行ってリソースを選択する時の受信端末が送信データを受信することができるようにリソース選択を行う必要がある。これに対する詳細方法は以下の第2実施形態乃至第3実施形態を参考する。そしてUE1は1201で考慮されたリソース選択動作を通じて決定されたリソースを選択してUE2でPSCCH/PSSCH1202を送信することができる。次に図12でUE2はサイドリンクDRXを行う端末でサイドリンクDRXのinactive timeとactive timeでのセンシング動作が同じであっても同じでなくてもよい。同じ場合に対する詳細方法は前記図7乃至図10を参考する。これと異なり、1203のように同じではない方法でセンシングを行うこともできるだろう。これはDRXが端末の電力消耗を減らすための動作であることに起因する。これに対する詳細方法は以下の第4実施形態を参考する。参照で図12でUE3はUE4でサイドリンクデータ送信、すなわち、PSSCH送信1205を実行しようとする端末でこの時のUE4はサイドリンクDRXを行わない端末であってもよい。このような場合にUE2はUE3が送信したPSCCH1204をセンシングを行う区間ではDRXと関係なく受信及びデコーディングしてセンシング動作を行うことができる。
【0105】
第2実施形態では図12の1201に示されたようにDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer端末がMode2センシングを行ってリソースを選択する方法が提供される。
【0106】
図13は、一実施形態によってDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer 端末がMode2動作時リソース選択ウインドー(resource selection window)を図示した図面である。
【0107】
図13を参照すれば、DRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer端末がリソース選択ウインドー1300を決定した時、リソース選択ウインドーの一部時間領域はDRXを行う端末のinactive time1301に該当され、また他の一部時間領域はDRXを行う端末のactive time1302に該当されることができる。前述したようにDRXを行う端末はDRX inactive timeに当該時間区間で制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを行わない可能性もある。したがって、DRXを行う端末でサイドリンクデータを送信するpeer端末がDRXを行う端末のDRX inactive timeに該当する時間区間でサイドリンクデータを送信するようになれば、DRXを行う端末は当該データを受信できないことがある。
【0108】
本発明においてpeer端末はDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信時、当該端末のDRX設定情報が分かると仮定する。したがって、peer端末はDRXを行う端末のDRX active time 又はDRX inactive timeを把握することができると仮定する。具体的に、ブロードキャスト又はグループキャスト送信の場合、DRXの設定は基地局に接続されない場合には(pre-)conifgurationされ、基地局に接続された場合にはcell commonするように基地局が送信したSIBを通じて設定されることができる。これと異なり、ユニキャスト送信の場合にはPC5-RRCを通じてTX端末がRX端末でDRX設定を指示するかRX端末がTX端末で指示することもできる。したがって、端末は端末の上位レイヤーを通じてDRXに対する設定情報が提供されてこれを通じて自分のDRX設定情報と異なる端末のDRX設定情報を把握することができることと仮定する。
【0109】
peer端末がDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信する時、次のようなリソース選択方法が考えられる。以下の方法は例示のためのものであり、本発明におけるリソース選択方法は以下の方法に限定されないことに留意されたい。
【0110】
*方法1:端末がMode2動作を通じて候補リソースのセット(set)を選択して端末の上位レイヤーで報告する時、セット内に含まれたすべてのリソースはRX端末のDRX active timeに該当する時間区間に含まれたリソースでなければならない。
【0111】
*方法2:端末がMode2動作を通じて候補リソースのセット(set)を選択して端末の上位レイヤーで報告する時、セット内に含まれた一部のリソースはRX端末のDRX active timeに該当する時間区間に含まれるようにしてセット内に含まれた他の一部のリソースはRX端末のDRX active timeに該当する時間区間に含まれないこともある。
【0112】
候補リソースのセットが端末の物理レイヤーで端末の上位レイヤーに報告されると、端末の上位レイヤーでは候補リソースのセットに含まれた候補リソースからランダムに送信リソースを選択することができる。この場合、初期送信リソースだけでなく、再送信リソースも選択されることができる。もし、初期送信リソースと再送信リソースが選択される場合、ランダムに選択されたリソースのうち、時間上の前に位置したリソースが初期送信リソースされて時間上の後に位置したリソースが再送信リソースされることができる。前記方法1が用いられる場合には送信リソースが常にRX端末のDRX active timeに選択されることが保障されることができるため、TX端末が送信したサイドリンクデータがRX端末のDRX inactive timeに送信される場合を防止することができる利点がある。しかし、図13から1302に該当される領域が小さい場合に候補リソースのセット(set)に含まれた候補リソースの量を充分に確保することが難しくなることもできる。一般的に、候補リソースのセット(set)に含まれた候補リソースの量が充分に保障されると、候補リソースのセットが端末の上位レイヤーに報告されてランダム選択を行ったた時、他の端末が選択したリソースとの衝突確率を低めることができる。これと異なり、前記方法2が用いられる場合には送信リソースが常にRX端末のDRX active timeに選択されることが保障されないため、TX端末が送信したサイドリンクデータがRX端末のDRX inactive timeに送信される場合が発生される欠点がある。しかし、図13で1302に該当される領域が小さい場合にも1301の領域でも候補リソースを選択することができるため、候補リソースのセット(set)に含まれた候補リソースの量を充分に確保するのに問題が発生されないこともある。
【0113】
前記説明した方法2が用いられる場合に方法2が有している欠点を補うために初期送信リソースの選択は報告された候補リソースのセット(set)に含まれた候補リソースの中でDRX active timeに含まれた候補リソースのみからランダムに選択され、再送信リソースは報告された候補リソースのセット(set)に含まれたすべての候補からランダムに選択されてもよい。これは初期送信が再送信よりも重要であるためである。方法2が用いられる場合にDRXを考慮して候補リソースセットを選択する詳細方法は第3実施形態を参考する。
【0114】
また、サイドリンクで再送信方法はHARQフィードバック基盤再送信方法とblind 再送信方法に区分されることができる。HARQフィードバック基盤再送信方法はHARQフィードバックが行われて初期送信以後にNACKが受信された場合に再送信を行い、そうではない場合には再送信を行わない方法である。当該方法はリソースプールにPSFCHリソースが設定されてHARQフィードバックがサポートされて送信端末がサイドリンク送信時のSCIでHARQフィードバックを活性化した場合に可能になる。しかし、リソースプールにPSFCHリソースが設定されていないかHARQフィードバックが活性化されない場合に端末はHARQフィードバックを受信することができないため、この場合、端末はblind再送信を行うことができる。Blind再送信は端末が再送信リソースを選択した場合に当該リソースで必ず繰り返し送信(repetition)を行う方法である。したがって、blind再送信を行う場合にはpeer端末がDRXを行う端末でサイドリンクデータを送信時、初期送信だけでなく再送信もRX端末のDRX active timeに該当される時間区間で送信されるように保障する必要がある。本発明において方法2が使用される条件として、以下のうちの1つ以上を考慮することができる。本発明では以下の条件に限定されないことに留意されたい。
【0115】
*条件1:端末がHARQフィードバック基盤再送信を行う場合
【0116】
*条件2:ユニキャスト又はグループキャスト送信に該当される場合
【0117】
*条件3:ユニキャスト送信に該当される場合
【0118】
*条件4:partial sensing又はrandom selectionを行う場合
【0119】
前記条件2はHARQフィードバック基盤再送信がユニキャスト又はグループキャスト送信でのみサポートされることに起因する。前記条件3は方法2が適用される環境をより制限するためである。前記条件4はSL DRXがfull sensingではないpartial sensing又はrandom selectionにだけ適用される場合に考慮されることができるだろう。
【0120】
図14は、一実施形態によって前記条件によって方法2が適用されることを図示した図面である。
【0121】
図14を参照すれば、1400で前記提示された条件のうちの一つ以上が満足される場合、端末は1401に移動して方法2を適用することができる。これと異なり、1400で少なくとも一つの条件が満足されない場合には1402に移動して方法1を適用することができる。ここで方法1(1402)は1401で部分セット(subset)が全体セット(whole set)になる場合と解釈されることができる。換言すれば、方法2は方法1を含むことができる。方法2でセット内に含まれた一部のリソースがRX端末のSL DRXのDRX active timeに該当される時間区間に含まれない場合が発生することもでき、すべてのリソースがRX端末のSL DRXのDRX active timeに該当される時間区間に含まれる場合が発生されることもできる。したがって、方法1は方法2の一つの場合に該当されることで解釈することもできるだろう。
【0122】
第3実施形態では第2実施形態の方法1又は方法2が用いられる場合にDRXを考慮して候補リソースをセットを選択する詳細方法を提案する。
【0123】
既存のMode2リソース選択方法によれば、端末は物理階層でMode2プロシージャを通じて候補リソースのセット(S)を決定して端末の上位レイヤーで報告し、端末の上位レイヤーでSAに含まれたリソース候補からランダムにリソースを選択する。この時、初期送信リソースだけでなく再送信リソースも選択されることができる。もし、初期送信リソースと再送信リソースを選択する場合にランダムに選択されたリソースの中で時間上の前に位置したリソースが初期送信リソースになりM時間上の後に位置したリソースが再送信リソースになることができる。物理階層で端末がMode2プロシージャを通じて候補リソースのセット(SA)を決定する時、当該候補リソースは図7に示されたようにリソース選択ウインドー内の全体候補(Mtotal)内で決定されることができる。MtotalでSを選別する過程はセンシング結果に基づく。また、Mode2プロシージャによれば、S≧X・Mtotalに該当されるリソース候補を選別しなければならない。ここでXはどの位の候補リソースをSに含むか決定する因子として{0.2,0.35,0.5}に該当される値で選択されることができ、priorityに基づいてリソースプールに(pre-)configurationされることができる。ここでXは端末の上位レイヤーで物理階層として提供され、物理階層でMode2プロシージャを行うようになる。もし、センシングを通じて選別結果S<X・Mtotalに該当されるリソースが選別された場合にRSRP(Reference Signal Received Power)のしきい値を低めてS≧X・Mtotalが保障されるようにできる。これは前述したようにSに含まれた候補リソースの量が充分に保障されると、候補リソースのセットが端末の上位レイヤーに報告されてランダム選択を行った時の他の端末が選択したリソースとの衝突確率を低めることができるからである。
【0124】
DRXを考慮しない場合にFull sensingでは図7に示されたリソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内にすべてのスロットがMtotalに含まれる候補リソースになることができ、partial sensingで周期的リソース予約を行う場合、リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のY個のスロットだけがMtotalに含まれる候補リソースになることができ、partial sensingで非周期的リソース予約を行う場合、リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のY’個のスロットだけがMtotalに含まれる候補リソースになることができる。
【0125】
DRXが考慮されて方法1が用いられる場合にはS内に含まれたすべてのリソースはRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含まれなければならないため、既存と異なりFull sensingでは図7に示されたリソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内にすべてのスロットでDRX active timeに該当される時間区間に含まれたスロットだけMtotalに含まれる候補リソースになることができ、partial sensingで周期的リソース予約を行う場合、リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のDRX active timeに含まれるY個のスロットだけがMtotalに含まれる候補リソースになることができ、partial sensingで非周期適リソース予約を行う場合、リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のDRX active timeに含まれるY’個のスロットだけがMtotalに含まれる候補リソースになることができるだろう。これにより、既存のMode2プロシージャを通じてS≧X・Mtotalに該当されるリソース候補を選別することができるだろう。
【0126】
これと異なり、DRXが考慮されて方法2が用いられる場合ににS内に含まれた一部のリソースだけRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含まれるようにしてセット内に含まれた他の一部のリソースはRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含まれないこともある。方法2が用いられる場合に既存の方法を既存のMode2プロシージャを通じてS≧X・Mtotalに該当されるリソース候補を選別するようになれば、S内に含まれたリソースの内にRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含みリソースを一定以上確保することが難しいことがある。何故ならば図13を参考して1302に該当される時間区間が充分に確保されないこともあり、センシングを通じるS選別過程で1302に該当される時間区間にリソース候補が多く排除されることもできるからである。したがって、このような問題が発生されないようにMode2プロシージャを定義する必要がある。換言すれば、方法2が用いられる場合にMode2プロシージャを行った時のS内に含まれたリソースのうちのRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含むリソースが一定量以上確保されるように保障する必要がある。このために次のような代案が用いられることができる。本発明では、以下の代案のみに限定されないことに留意されたい。
【0127】
*代案1:peer端末(TX端末)がDRXを行う端末(RX端末)でサイドリンクデータを送信時、peer端末(TX端末)はSを2つのサブセットで分離してMode2 プロシージャを行う。この時、第1のサブセットはリソース選択ウインドー内でRX端末のDRX active timeに該当される時間領域に基づいて選別され、第2サブセットはリソース選択ウインドー内でRX端末のDRX inactive timeに該当される時間領域に基づいて選別される。
【0128】
*代案2:peer端末(TX端末)がDRXを行う端末(RX端末)でサイドリンクデータを送信時、peer端末(TX端末)は、先ずリソース選択ウインドー内でRX端末のDRX active timeに該当される時間領域でSに含まれる候補リソースを選別し、当該領域でMode2プロシージャを行ってS≧X・Mtotalを満足させることができない場合のみ、リソース選択ウインドー内でRX端末のDRX inactive timeに該当される時間領域でSに含まれる候補リソースを追加的に選別してS≧X・Mtotalを満足させることができる。
【0129】
より具体的に、前記代案1の場合に具体的に次の2つの詳細動作が考えられる。
【0130】
*代案1-1:リソース選択ウインドー内の全体候補(Mtotal)がRX端末のDRX active timeに該当される時間領域の候補Mtotal(1)とRX端末のDRX inactive timeに該当される時間領域の候補Mtotal(2)に区分されて決定されることができる。この場合、Mtotal=Mtotal(1)+Mtotal(2)を満足する。物理階層で端末は2つのMode2プロシージャを通じてS(1)≧X・Mtotal(1)に該当されるリソース候補と、S(2)≧X・Mtotal(2)に該当されるリソース候補とを選別することができる。ここでXは前述したようにどの位の候補リソースをSに含むかを決定する因子として端末の上位レイヤーで提供されたパラメーターである。したがって、S(1)はDRX active timeに該当される時間領域で選別されたリソース候補で、S(2)はDRX inactive timeに該当される時間領域で選別されたリソース候補で解釈されることができる。すると、端末はS=S(1)+S(2)を端末の上位レイヤーで報告することができる。端末の上位レイヤーではSAに属した候補リソースでランダムにリソースを選択することができる。
【0131】
*代案1-2:リソース選択ウインドー内の全体候補(Mtotal)が決定された時、物理階層で端末は2つのMode2プロシージャを通じてS(1)≧X・Y・Mtotalに該当されるリソース候補と、S(2)≧X・(1-Y)・Mtotalに該当されるリソース候補とを選別することができる。ここでXは前述したようにどの位の候補リソースをSに含むかを決定する因子として端末の上位レイヤーで提供されたパラメーターである。また、YはSにDRX active timeに含まれる候補リソースがどの位が含まれるかを決定する因子として本発明でYの値を特定値に限定しない。Yの値は0と1間の値で選択されることができる。Yの値は端末具現によって決定される値であってもよく、リソースプールに(pre-)configurationされる値であってもよく、独立的に(pre-)configurationされる値であってもよく、PC5-RRCを通じて設定される値であってもよい。端末の上位レイヤーでXとYの値が提供されて物理階層で前述したようにMode2プロシージャを行ってS=S(1)+S(2)を端末の上位レイヤーで報告することができる。端末の上位レイヤーではSAに属した候補リソースでランダムにリソースを選択することができる。
【0132】
代案1と異なり、代案2の場合の以下に当該端末動作をより詳しく説明する。リソース選択ウインドー内の全体候補(Mtotal)が決定された時、物理階層で端末は先ず、リソース選択ウインドー内でRX端末のDRX active timeに該当される時間領域でSに含まれる候補リソースを選別する。しかし、図13で1302に該当される時間領域が充分に確保されない場合にMode2プロシージャを行ってS≧X・Mtotalを満足させることができない場合が発生されることができる。前述したようにセンシングを通じて選別結果、S<X・Mtotalに該当されるリソースが選別された場合に端末はRSRPのスしきい値を低めてS≧X・Mtotalに該当されるリソース候補が保障されるようにできる。しかし、1302領域に属した候補リソースが少ない場合にはRSRPのしきい値をいくら低めてもS≧X・Mtotalを満足させることができない場合が発生されることができることに注目する。したがって、代案2はこのような場合のみリソース選択ウインドー内でRX端末のDRX inactive timeに該当される時間領域でSに含まれる候補リソースを追加的に選別してS≧X・Mtotalを満足させるようにする方法である。
【0133】
第4実施形態では図12の1203に示されたサイドリンクDRXを行う端末のサイドリンク DRXのinactive timeとactive timeでのセンシング動作が同じでない可能性がある場合の詳細動作を提案する。これはDRXが端末の電力消耗を減らすための動作であることに起因する。
【0134】
一般的な端末がセンシングを行う動作は図7(full sensing)、図8(周期的な送信のためのpartial sensing)、及び図9(非周期的な送信のためのpartial sensing)を通じて説明した。もし、端末がサイドリンクDRXを行ってDRX inactive time(言い換えれば、当該時間区間で端末は制御情報及びデータ情報に対するデコーディングを行わないこともある)で動作する区間では次のようなセンシング動作が考慮されることができる。
【0135】
*full sensingは行われない。換言すれば、partial sensingが行われる。
【0136】
図8及び図9を通じて説明したkの値が常に1と仮定される。K=2で(pre-)configurationされてもk=1に該当されるスロットでのみセンシングを行う。
【0137】
*CPSが行われない。換言すれば、PBPS(Periodic Based Partial Sensing)のみが行われる。
【0138】
第5実施形態では図10を通じて説明したようにサイドリンクで端末間協力を通じてMode2を行う端末動作を提案する。既存のMode2はサイドリンクデータを送信しようとする送信端末が直接センシング及びリソース選択動作を通じてサイドリンクデータ送信のためのリソース割り当てを行う。しかし進歩されたMode2方式では送信端末ではない他の端末がリソース割り当て関連情報を送信端末で提供してもよい。ここで送信端末ではない他の端末が送信端末でリソース割り当て関連情報を提供することを端末の間の協力と呼ばれることができる。このような場合に送信端末は送信端末のセンシング及びリソース選択動作及び他の端末が提供した端末の間の協力情報をいずれも利用してMode2リソース選択を行うこともでき、他の端末が提供した端末の間の協力情報のみを用いてMode2リソース選択を行うこともできる事に注目する。本実施形態では図10で説明した端末の間の協力方法1にしたがってUE-AがUE-Bに送信に適合した(好ましい)又は非適合した(好ましくない)時間-周波数リソース割り当てのセット情報をUE-Bで提供する場合に当該情報を指示する方法及び端末動作を提案する。本発明において端末の間の協力情報はRSAI(Resource Selection Assistance Information)と呼ばれることができる。
【0139】
まず、本実施形態で提示された方法によれば、端末の間の協力方法1にしたがってUE-AがUE-Bに送信に適合した(好ましい)又は非適合した(好ましくない)時間-周波数リソース割り当てのセット情報をUE-Bで提供する場合に以下の2つの送信方法が考慮されることができる。
【0140】
*送信方法1:UE-BがUE-Aに端末の間の協力をリクエストした時、UE-AはUE-Bで端末の間の協力情報を提供する。
【0141】
*送信方法2:どの特定条件が満足される場合にUE-AはUE-Bで端末の間の協力情報を提供する。
【0142】
送信方法2の場合、特定条件は周期的に設定された時間になることできる。すると、UE-Aは設定された時点でUE-Bで端末の間の協力情報を提供してもよい。しかし、本発明で特定条件をここに限定しない。また、サイドリンクで送信方法1と送信方法2の両方を考慮してもよいし、1つの方式のみを考慮してもよい。
【0143】
本実施形態では前記送信方法1に注目する。送信方法1でUE-BがUE-Aに端末の間の協力をリクエストする方法は次の方法が考慮されることができる。なお、本発明では以下の方法のみに限定されない。
【0144】
*送信方法1-1-1:MAC CEを通じて端末の間の協力情報をリクエスト
【0145】
*送信方法1-1-2:2nd SCIを通じて端末の間の協力情報をリクエスト
【0146】
*送信方法1-1-3:PSFCHを通じて端末の間の協力情報をリクエスト
【0147】
前記方法で2nd SCIが用いられる場合、これはサイドリンクで新しく定義された2nd SCI formatを通じて行われることができる。本実施形態で当該2nd SCI formatを2nd SCI format Xと呼ばれる。2nd SCI format Xには端末の間の協力をリクエストする情報であるRSAI requestだけでなく表1に含まれた情報も含まれることができる。すなわち、端末の間の協力のためにUE-BはUE-Aで表1に提供された情報を2nd SCI format Xを通じて端末の間の協力リクエスト時に一緒に提供してもよい。
【0148】
【表1】
【0149】
また、前記方法の組み合せでUE-BがUE-Aに端末の間の協力をリクエストする方法を考慮することもできる。例えば、表1を参考すれば、端末の間の協力をリクエストする情報であるRSAI requestは1ビット情報に指示されることができるため、これは送信方法1-1-3によってPSFCHを通じて指示されることができる。これと異なり、表1に示された他の情報はPSFCHを通じて送信されに難いから送信方法1-1-2によって2nd SCIを通じて送信する方法が考えられる。
【0150】
これと異なり、送信方法1でUE-AがUE-Bで端末の間の協力情報を提供する方法として、次の2つ方法が考えられるが、本発明では以下の方法のみに限定されない。
【0151】
*送信方法1-2-1:MAC CEを通じて端末の間の協力情報をシグナリング
【0152】
*送信方法1-2-2:端末の間の協力情報の量が特定しきい値以上の場合にMAC CEを通じて端末の間の協力情報をシグナリングし、そうではない場合に2nd SCIを通じて端末の間の協力情報をシグナリングする。
【0153】
前記方法で2nd SCIが用いられる場合、これはサイドリンクで新しく定義された2nd SCI formatを通じて行われることができる。これは前記送信方法1-1-2で説明した2nd SCI formatと同じ2nd SCI format Xと決定されることもでき、2nd SCI format Xと異なる別の新しい2nd SCI formatと定義されることもできるだろう。もし、送信方法1-1-2で説明した2nd SCI formatと同じ2nd SCI format Xと決定される場合は制限された2nd SCI formatの種類を考慮した方法であってもよい。具体的に現在1st SCIで2nd SCI formatの種類を指示するビットは、2ビットから当該方法が用いられる場合、後で別の2nd SCIフォーマットのための空間を残しておくことができる利点がある。具体的に、送信方法1-2-2で2nd SCI formatが送信方法1-1-2での2nd SCI formatと同じ2nd SCI format Xと決定される場合に2nd SCI format Xは固定されたpayloadサイズで決定されて送信方法1-1-2で用いられる場合又は送信方法1-2-2で用いられる場合であるかによって用いられる情報が変わることができる。まず、送信方法1-2-2による端末の間の協力情報シグナリングのための2nd SCI formatは表1で提示されたビットフィールドに追加的に次のようなビットフィールドが含まれることができるだろう。
【0154】
【表2】
【0155】
表2でIdentifier for SCI Formatは前述したように一つのbandで当該情報が送信方法1-1-2による端末の間の協力をリクエストする情報、又は送信方法1-2-2による端末の間の協力情報を提供する情報であるかを区分するフィールドであればよい。また、表2でRSAI feedbackは端末の間の協力情報に該当されるフィールドである。本発明において当該情報の量を特定値に限定しない。
【0156】
前記提示された送信方法1-1-1、1-1-2、1-1-3乃至送信方法1-2-1、1-2-2によればサイドリンク端末は端末の間の協力をリクエスト場合と端末の間の協力情報を提供する場合とに互いに異なる方法で当該情報を指示することができることに注目する。一例で、サイドリンク送信方法で送信方法1が用いられる場合に、送信方法1-1-2と送信方法1-2-1が考慮される場合、図15に示されたように端末の間の協力のための情報によって端末は他の方法を用いて当該情報を指示することができるだろう。当該送信方法は前記説明を参考する。
【0157】
第6実施形態では図10を通じて説明したようにサイドリンクで端末の間の協力を通じてMode2を行う端末動作を提案する。図10で端末の間の協力方法1にしたがってUE-AがUE-Bに送信に適合した(好ましい)又は非適合した(好ましくない)時間-周波数リソース割り当てのセット情報をUE-Bで提供することができる。また、第5実施形態で説明したように以下の送信方法1が考えられる。
【0158】
*送信方法1:UE-BがUE-Aに端末の間の協力をリクエストした時、UE-AはUE-Bで端末の間の協力情報を提供する。
【0159】
本実施形態では前記送信方法1でUE-AがUE-Bで端末の間の協力情報をリクエストする条件を提案する。具体的に、表3のようなOptionが考えられる。
【0160】
【表3】
【0161】
本発明で前記提示されたOptionに限定しないことに注目する。具体的に前記Option9を除いた他のOptionのうちのいずれか一つがUE-AがUE-Bで端末の間の協力情報をリクエストする必要充分条件になる場合、端末の間の協力をリクエストするための条件が非常に制限的である可能性がある。したがって、前記提示されたOptionの組み合せによってUE-AがUE-Bで端末の間の協力情報をリクエストする条件が決定されることもできるだろう。一例で、前記Option1がUE-AがUE-Bで端末の間の協力情報をリクエストする必要条件になることができる。また、他のOptionは端末具現によって決定されることができるだろう。
【0162】
第7実施形態では第2実施形態の方法1又は方法2が用いられる場合にDRXを考慮して候補リソースをセットを選択する詳細方法を提案する。また、第7実施形態では第3実施形態で提案された方法を活用する方法及びDRXを考慮して候補リソースのセットを選別する追加的な方法を提案する。
【0163】
まず、第2実施形態における方法1又は方法2は以下の通りである。本発明において以下の方法に限定しない。
【0164】
*方法1:端末がMode2動作を通じて候補リソースのセット(set)を選択して端末の上位レイヤーで報告する時、セット内に含まれたすべてのリソースはRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含まれたリソースでなければならない。
【0165】
*方法2:端末がMode2動作を通じて候補リソースのセット(set)を選択して端末の上位レイヤーで報告する時、セット内に含まれた一部のリソースはRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含ませ、セット内に含まれた他の一部のリソースはRX端末のDRX active timeに該当される時間区間に含まれないことがある。
【0166】
サイドリンクMode2送信でTX端末が周期的な送信(Periodic transmission)のための送信リソースを選択して0ではないreservation interval(or periodicity)Prsvp_TXをSCI(1st SCI)で指示して送信リソースを周期的に予約する方法がある。具体的に、Prsvp_TXは0,1:99,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000のような多様な値を有することができる。これと異なり、TX端末が非周期的な送信(Aperiodic transmission)のための送信リソースを選択し、SCI(1st SCI)を通じてPrsvp_TXを0で指示して周期的な送信を行う方法がある。
【0167】
サイドリンクにおけるDRXはTX端末の周期的な送信(Periodic transmission)を考慮して図11を通じて提示されたようなDRX関連パラメーターが設定されて操作されることができる。したがって、TX端末が周期的な送信(Periodic transmission)のための送信リソースを選択して周期的な送信を実行(Prsvp_TX≠0)する場合に、TX端末がSCI(1st SCI)を通じて送信リソースを周期的に予約したスロットはRX端末にDRX active timeで見なされる方法を考慮することができる。このような方法によれば、物理階層でセンシングを通じて端末上位レイヤーで報告した候補リソースのセットで選択された候補リソースがDRX inactive timeに該当される時間区間に含まれる場合でも当該リソースを選択して送信すると、周期的に予約したリソースはRX端末にDRX active timeで見なされてRX端末がTX端末が送信したデータを受信するのに問題が発生されないため、前記第2実施形態の方法1又は方法2が必要としないことができる。しかし、相変らずTX端末が非周期的な送信(Aperiodic transmission)を実行(Prsvp_TX=0)する場合には前記提示された第2実施形態の方法1又は方法2の考慮される必要がある。
【0168】
図18は、一実施形態によってTX端末が周期的な送信(Periodic transmission)を行うか否かによる端末動作を示す図面である。
【0169】
図18は、TX端末が周期的な送信(Periodic transmission)のための送信リソースを選択して周期的な送信を実行(Prsvp_TX≠0)する場合、TX端末がSCI(1st SCI)を通じて送信リソースを周期的に予約したスロットはRX端末にDRX active timeで見なされる場合に対して適用されることができる。
【0170】
図18を参照すれば、1800でTX端末が周期的な送信(Periodic transmission)のための送信リソースを選択して周期的な送信を実行(Prsvp_TX≠0)する場合に端末は1801に移動して既存Mode2方法を用いて選別された候補リソースを端末上位に報告することができる。既存のMode2方法はサイドリンクDRX設定と関係なく候補リソースを選別する方法であってもよい。この方法によれば、端末は候補リソースを選別する過程で候補リソースをDRX active timeに含まれるように調節しないこともある。これと異なり、1800で条件が満足されない場合には、換言すれば、TX端末が非周期的な送信(Aperiodic transmission)を実行(Prsvp_TX=0)する場合には1802に移動して修正されたMode2方法を用いて選別された候補リソースを端末上位に報告することができる。ここで修正されたMode2方法は既存のMode2方法と異なり、サイドリンクDRX設定を考慮して候補リソースを選別するようになる。例えば、前記第2実施形態の方法1又は方法2が適用されることができる。
【0171】
以下の実施形態では、図18で1802に該当されるより具体的な端末動作を提案する。しか、本発明では以下の代案に限定されないことに留意されたい。さらに、以下の代案を組み合わせて使用されてもよい。また、以下の代案のうち使用される端末の動作が(pre-)configurationされてもよい。
【0172】
まず、第1の代案でセンシング結果を用いて候補リソースを選別する前にリソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のリソース選択候補リソースのうちの少なくともN個の候補リソース(N個のスロット)がDRX active timeにあるように制限する方法である。リソース選択ウインドーに対する詳細は図7乃至図9を参考する。具体的に、Full sensingでは図7に示されたようにリソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内にMtotal(センシング結果を用いて候補リソースを選別する前に総(候補リソース数)個の候補リソースのうちのN個の候補リソース(N個のスロット)がDRX active timeにあるように制限されることができる。図8に示されたようにpartial sensingで周期的リソース予約を行う場合(Prsvp_TX≠0)リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のY個のスロットでN個の候補リソース(N個のスロット)がDRX active timeにあるように制限されることができる。図9に示されたようにpartial sensingで非周期的リソース予約を行う場合(Prsvp_TX≠0)リソース選択ウインドー[n+T1,n+T2]内のY’個のスロットでN個の候補リソース(N個のスロット)がDRX active timeにあるように制限されることができる。partial sensingでY又はY’はMtotal(センシング結果を用いて候補リソースを選別する前に総候補リソース数)になることができることに注目する。前記代案でNの値は(pre-)configurationされることができ、本発明でNの値と設定されることができる値は範囲を特定値で制限しない。また、N個の候補リソースは時間上の前に位置したリソースに限定されることもできる。また、N個の候補リソースはfull sensingでMtotalになることができ、partial sensingでN=Y又はN=Y’になることもできる。
【0173】
第2の代案で物理階層でセンシング結果を用いて候補リソースのセット(S)を決定して端末上位レイヤーで報告する時のSに含まれた候補リソースのうちの少なくともK個の候補リソース(K個のスロット)がDRX active timeにあるように制限する方法である。ここでSのすべての候補リソースがDRX active timeにあってもよい。具体的に、X・Ntotalに該当される候補リソースを選別することができる。ここでNtotalはSに含まれた候補リソースのうちのDRX active timeに該当されるすべての候補リソース数を示す。そしてXはNtotalのうちのどの位の候補リソースを選別するかを示す因子として端末の上位レイヤーで提供されるパラメーターである。例えば、Xは{0.2,0.35,0.5}に該当される値から選択されることができ、priorityに基づいてリソースプールに(pre-)configurationされることができる。もし、センシングを通じて選別結果、X・Ntotalより少ない数のリソースが選別された場合にRSRP(Reference Signal Received Power)のしきい値を低めてX・Ntotalが選別されるようにできる。これは候補リソースの量が充分に保障されてこそ、候補リソースのセットが端末の上位レイヤーで報告されてランダム選択を行った時の他の端末が選択したリソースとの衝突確率を低めることができるからである。第2の代案でX・Ntotalに該当されるリソース候補を選別して報告することは既存のMode2プロシージャを通じてSを決定して端末上位レイヤーで報告する動作と分離した動作に解釈されることもできるだろう。
【0174】
本発明の前記実施形態を行うために端末と基地局の送信部、受信部、処理部がそれぞれ図16及び図17に図示されている。前記実施形態でサイドリンクで端末が多重アンテナ送信及び受信を行うための方法が示されており、これを行うために基地局と端末の受信部、処理部、送信部がそれぞれの実施形態によって動作しなければならない。
【0175】
具体的に、図16は本発明の実施形態による端末の内部構造を図示するブロック図である。図16に示されるように、本た発明の端末は端末機受信部1600、端末機送信部1604、端末機処理部1602を含むことができる。端末機受信部1600と端末が送信部1604を通称して本発明の実施形態では送受信部と称することができる。送受信部は基地局と信号を送受信することができる。前記信号は制御情報と、データを含むことができる。このために、送受信部は送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機と,受信される信号を低雑音増幅して周波数を下降変換するRF受信機などで構成されることができる。また、送受信部は無線チャンネルを通じて信号を受信して端末機処理部1602に出力し、端末機処理部1602から出力された信号を無線チャンネルを通じて送信することができる。端末機処理部1602は上述した本発明の実施形によって端末が動作するように一連の過程を制御することができる。
【0176】
図17は、実施形態による基地局の内部構造を示すブロック図である。図17で示されたように、本発明の基地局は基地局受信部1701、基地局送信部1705、基地局処理部1703を含むことができる。基地局受信部1701と基地局送信部1705を通称して本発明の実施形態では送受信部と称することができる。送受信は端末と信号を送受信することができる。前記信号は制御情報と、データを含むことができる。このために、送受信部は送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機と、受信される信号を低雑音増幅して周波数を下降変換するRF受信機などで構成されることができる。また、送受信部は無線チャンネルを通じて信号を受信して基地局処理部1703に出力し、端末機処理部1703から出力された信号を無線チャンネルを通じて送信することができる。基地局処理部1703は上述した本発明の実施形態によって基地局が動作するように一連の過程を制御することができる。
【0177】
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は本発明の技術内容を容易に説明して本発明の理解を助けるために特定例を提示したことであるだけで、本発明の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本発明の技術的思想に基づいて他の変形例が実施可能ということは本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なものである。また、前記それぞれの実施形態は必要によって互いに組み合せて運用することができる。例えば、本発明のすべての実施形態は一部分が互いに組み合せて基地局及び端末が操作されることができる。
【0178】
今まで多様な実施形態を参照して本発明を説明したが、詳細な説明及び実施形態ではない添付された請求範囲及びその等価物によって定義される本発明の思想及び範囲を逸脱せず多様な変更が行われることができる。
【符号の説明】
【0179】
1600 端末機受信部
1602 端末機処理部
1604 端末機送信部
1701 基地局受信部
1703 基地局処理部
1705 基地局送信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6(a)】
図6(b)】
図7
図8
図9
図10
図11a
図11b
図11c
図11d
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】