IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ロケット ジョイ リミテッドの特許一覧

特表2025-502151フィルタアセンブリ及びカートリッジ
<>
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図1
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図2
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図3
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図4
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図5
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図6
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図7
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図8
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図9
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図10
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図11
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図12
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図13
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図14
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図15
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図16
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図17
  • 特表-フィルタアセンブリ及びカートリッジ 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-24
(54)【発明の名称】フィルタアセンブリ及びカートリッジ
(51)【国際特許分類】
   A24D 3/17 20200101AFI20250117BHJP
   A24F 40/20 20200101ALI20250117BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20250117BHJP
【FI】
A24D3/17
A24F40/20
A24F40/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541612
(86)(22)【出願日】2022-02-18
(85)【翻訳文提出日】2024-08-20
(86)【国際出願番号】 CN2022076932
(87)【国際公開番号】W WO2023142193
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】202220249017.0
(32)【優先日】2022-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524254246
【氏名又は名称】ロケット ジョイ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ユアンハン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ロン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ユエチュアン
(72)【発明者】
【氏名】パン,ウェンジェ
【テーマコード(参考)】
4B045
4B162
【Fターム(参考)】
4B045BB03
4B045BC16
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB22
4B162AB28
(57)【要約】
フィルタアセンブリ及びカートリッジが提供される。フィルタアセンブリ(2)はフィルタ(70)と機能材(3)を含む。フィルタ(70)の径方向に収容空間(71)が設けられている。機能材(3)は収容空間(71)内に固定されており、フィルタ(70)は機能材(3)の外面の一部に接触する。まず、機能材(3)を増設することで冷却機能を高めることができ、又は、フィルタ(70)にろ過以外の機能、例えば、増香、保健、治療などの機能を持たせることで、フィルタアセンブリ(2)の機能の種類を増やし、使用者の食感と吸う効果を向上させることができる。次に、フィルタ(70)に開設された収容空間(71)内に機能材(3)を固定し、且つフィルタ(70)に接触させることで、機能材(3)をフィルタ(70)内によりよく固定して、フィルタ(70)内での機能材(3)の移動を防止する。また、使用者が吸うときにフィルタ(70)に直接接触するため、フィルタ(70)内に機能材(3)を設置すると、フィルタ(70)での吸引力が最も大きく、機能材(3)の性能と効果をより高めることができる。また、フィルタ(70)の径方向に開設された収容空間(71)内にフィルタ(70)を固定すると、フィルタ(70)と機能材(3)とを組み立てる難さを低減することができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルタアセンブリであって、
フィルタと機能材を含み、
前記フィルタの径方向に収容空間が設けられており、
前記機能材は前記収容空間内に固定されており、前記フィルタは前記機能材の外面の一部に接触する、
ことを特徴とするフィルタアセンブリ。
【請求項2】
前記フィルタは径方向に、互いに背向して設けられた第1の表面と第2の表面を有し、前記収容空間は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通している、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項3】
前記機能材は前記収容空間の側壁に当接する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項4】
前記フィルタと前記機能材は締まり嵌め(interference fit)を形成しており、前記フィルタの軸方向において、前記収容空間の開口のサイズと前記機能材のサイズとの比は(0.9~0.95):1である、
ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項5】
前記側壁には凹溝があり、前記機能材の一部は前記凹溝内に設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項6】
前記フィルタの軸方向において、前記収容空間の開口のサイズと前記フィルタのサイズとの比は1:(2.8~4)である、
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項7】
前記フィルタの軸方向の長さは8~10mmであり、前記フィルタの径方向の直径は6.5~7mmである、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項8】
前記機能材は、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた液状又は気体状の機能部とを含み、前記ハウジングは前記フィルタに当接し、前記ハウジングは、前記フィルタの径方向に沿う予め設定された外力を受けたときに破裂することができる、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項9】
前記ハウジングが破裂したとき、液状の前記機能部は前記フィルタに吸着することができる、
ことを特徴とする請求項8に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項10】
前記機能材の形状は、球形、楕円体、又は柱体である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項11】
前記機能材の形状が球形である場合、前記機能材の直径は3~4mmであり、前記機能材の形状が楕円体又は柱体である場合、前記フィルタの径方向における前記機能材の外径は3~4mmであり、前記フィルタの軸方向における前記機能材の長さは4~7mmである、
ことを特徴とする請求項10に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項12】
カートリッジであって、
管体、封止材、発煙材、冷却材、及び請求項1~11のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリを含み、
前記管体には収納空間が設けられており、
前記封止材は前記管体の一端に封止しており、且つ前記収納空間を遮蔽しており、
前記発煙材は前記収納空間内に設けられており、且つ前記封止材に近接しており、
前記冷却材は前記収納空間内に設けられており、且つ前記発煙材に近接しており、
前記フィルタアセンブリは前記収納空間内に設けられており、且つ前記冷却材に近接している、
ことを特徴とするカートリッジ。
【請求項13】
前記冷却材は、互いに背向して設けられた第1端及び第2端を貫通した第1の貫通孔を有し、前記カートリッジは、第1の通気シール部及び第2の通気シール部をさらに含み、前記第1の通気シール部は前記第1端に固定されており、且つ前記第1の貫通孔を遮蔽しており、前記第2の通気シール部は前記第2端に固定されており、且つ前記第2の貫通孔を遮蔽しており、前記第1の通気シール部は前記発煙材に近接しており、前記第2の通気シール部は前記フィルタに近接している、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項14】
前記第1の通気シール部には少なくとも1つの第1穴が設けられ、及び/又は、前記第2の通気部には少なくとも1つの第2穴が設けられている、
ことを特徴とする請求項13に記載のカートリッジ。
【請求項15】
前記管体は前記収容空間に対応する回避標識領域を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項16】
前記管体は、互いに背向して設けられた2つの押圧標識領域をさらに有し、2つの前記押圧標識領域の中心を結ぶ線は、前記収容空間の延在方向に垂直する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項17】
前記管体は42~46mmの長さを有し、6.9~7.1mmの外径を有し、6.4~6.65mmの内径を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項18】
前記冷却材は16~23mmの長さを有し、6~6.6mmの外径を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項19】
前記カートリッジは、前記管体及び前記封止材にスリーブされた装飾材をさらに含み、前記装飾材は、互いに背向して設けられた第1の端面及び第2の端面を有し、前記第1の端面は前記封止材の前記管体から離れた表面と面一であり、前記第2の端面は前記フィルタの前記封止材から離れた表面と面一である、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項20】
前記管体の軸方向において、前記装飾材の長さは42~46mmであり、前記管体の径方向において、前記装飾材の外径は7.15~7.3mmである。
ことを特徴とする請求項19に記載のカートリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、発明の名称が「フィルタアセンブリ及びカートリッジ」とされ、2022年1月30日に出願された中国特許出願第2022202490170号の優先権を主張し、その先願の内容が引用として本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願はカートリッジ技術分野に属し、具体的にはフィルタアセンブリ及びカートリッジに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、伝統的なタバコの代わりにカートリッジを使用して伝統的なタバコが使用者の体に与える損害を低減しようとする使用者が増えている。既存のカートリッジには通常フィルタアセンブリが含まれているが、現在、フィルタアセンブリの機能は使用者の増加するニーズに対応できない。
【発明の概要】
【0004】
この点を鑑みて、本出願の第一態様ではフィルタアセンブリを提供する。フィルタアセンブリはフィルタと機能材を含む。フィルタの径方向に収容空間が設けられている。機能材は収容空間内に固定されており、フィルタは機能材の外面の一部に接触する。
【0005】
本出願の第二態様ではカートリッジを提供する。カートリッジは管体、封止材、発煙材、冷却材、及び第一態様では提供されたフィルタアセンブリを含む。管体には収納空間が設けられている。封止材は管体の一端に封止しており、且つ収納空間を遮蔽している。発煙材は収納空間内に設けられており、且つ封止材に近接している。冷却材は収納空間内に設けられており、且つ発煙材に近接している。フィルタアセンブリは収納空間内に設けられており、且つ冷却材に近接している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本願の実施形態における技術案をより明確に説明するために、以下に本願の実施形態において使用する必要がある図面について説明する。
図1】本願の一実施形態におけるフィルタアセンブリの立体構造を示す概略図である。
図2図1の分解図である。
図3図1のA-A方向に沿う断面の概略図である。
図4】本願の一実施形態におけるフィルタの概略構成図。
図5】本願の一実施形態における機能材の概略構成図である。
図6】本願の別の実施形態における機能材の概略構成図である。
図7】本願の別の実施形態におけるフィルタアセンブリの概略構成図である。
図8図7の分解図である。
図9】本願の一実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図10】本願の一実施形態における管体の概略構成図である。
図11】本願の一実施形態における冷却材の概略構成図である。
図12】本願の一実施形態におけるカートリッジの部分構造を示す概略図である。
図13】本願の別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図14】本願の別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。
図15】本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図16】本願の一実施形態におけるカートリッジの分解図である。
図17】本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図18】本願の一実施形態におけるカートリッジの径方向に沿う断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の内容は、本願の好適な実施形態である。なお、当業者にとっては、本出願の原理から逸脱しないことを前提に、いくつかの改良および潤色を行うことができ、これらの改良および潤色も本出願の保護範囲とみなされる。
【0008】
本出願の実施形態はフィルタアセンブリを提供する。フィルタアセンブリはフィルタと機能材を含む。フィルタの径方向に収容空間が設けられている。機能材は収容空間内に固定されており、フィルタは機能材の外面の一部に接触する。
【0009】
フィルタは径方向に、互いに背向して設けられた第1の表面と第2の表面を有し、収容空間は第1の表面と第2の表面を貫通している。
【0010】
機能材は収容空間の側壁に当接する。
【0011】
フィルタと機能材は締まり嵌め(interference fit)を形成しており、フィルタの軸方向において、収容空間の開口のサイズと機能材のサイズとの比は(0.9~0.95):1である。
【0012】
側壁には凹溝があり、機能材の一部は凹溝内に設けられている。
【0013】
フィルタの軸方向において、収容空間の開口のサイズとフィルタのサイズとの比は1:(2.8~4)である。
【0014】
フィルタの軸方向の長さは8~10mmであり、フィルタの径方向の直径は6.5~7mmである。
【0015】
機能材は、ハウジングと、ハウジング内に設けられた液状又は気体状の機能部とを含み、ハウジングはフィルタに当接し、ハウジングは、フィルタの径方向に沿う予め設定された外力を受けたときに破裂することができる。
【0016】
ハウジングが破裂したとき、液状の機能部はフィルタに吸着することができる。
【0017】
機能材の形状は、球形、楕円体、又は柱体である。
【0018】
機能材の形状が球形である場合、機能材の直径は3~4mmであり、機能材の形状が楕円体又は柱体である場合、フィルタの径方向における機能材の外径は3~4mmであり、フィルタの軸方向における機能材の長さは4~7mmである。
【0019】
本出願の実施形態はカートリッジを提供する。カートリッジは管体、封止材、発煙材、冷却材、及び上記実施形態では提供されたフィルタアセンブリを含む。管体には収納空間が設けられている。封止材は管体の一端に封止しており、且つ収納空間を遮蔽している。発煙材は収納空間内に設けられており、且つ封止材に近接している。冷却材は収納空間内に設けられており、且つ発煙材に近接している。フィルタアセンブリは収納空間内に設けられており、且つ冷却材に近接している。
【0020】
冷却材は、互いに背向して設けられた第1端及び第2端を貫通した第1の貫通孔を有し、カートリッジは、第1の通気シール部及び第2の通気シール部をさらに含み、第1の通気シール部は第1端に固定されており、且つ第1の貫通孔を遮蔽しており、第2の通気シール部は第2端に固定されており、且つ第2の貫通孔を遮蔽しており、第1の通気シール部は発煙材に近接しており、第2の通気シール部はフィルタに近接している。
【0021】
第1の通気シール部には少なくとも1つの第1穴が設けられ、及び/又は、第2の通気部には少なくとも1つの第2穴が設けられている。
【0022】
管体は収容空間に対応する回避標識領域を有する。
【0023】
管体は、互いに背向して設けられた2つの押圧標識領域をさらに有し、2つの押圧標識領域の中心を結ぶ線は、収容空間の延在方向に垂直する。
【0024】
管体は42~46mmの長さを有し、6.9~7.1mmの外径を有し、6.4~6.65mmの内径を有する。
【0025】
冷却材は16~23mmの長さを有し、6~6.6mmの外径を有する。
【0026】
カートリッジは、管体及び封止材にスリーブされた装飾材をさらに含み、装飾材は、互いに背向して設けられた第1の端面及び第2の端面を有し、第1の端面は封止材の管体から離れた表面と面一であり、第2の端面はフィルタの封止材から離れた表面と面一である。
【0027】
管体の軸方向において、装飾材の長さは42~46mmであり、管体の径方向において、装飾材の外径は7.15~7.3mmである。
【0028】
本願の技術案を紹介する前、関連技術における技術的問題を詳しく紹介する。
【0029】
伝統的なタバコには大量のタールやニコチンが含まれており、使用者の健康に深刻な影響を与えている。使用者の健康に対するニーズの向上に従い、カートリッジ1が登場した。カートリッジ1の発煙材60には通常、煙草成分が含まれていないか、少量の煙草成分が含まれている。また、カートリッジ1は通常、発煙材60を加熱するが燃焼させない加熱式非燃焼のカートリッジ1である。これにより、タールやニコチンなどの有害物質の生成を防ぎ、周囲環境を汚染せず、周囲の人々に影響を与えることなく、喫煙者と周囲の人々の健康を保護することができる。
【0030】
このような違いから、現在、伝統的なタバコの代わりにカートリッジ1を使用して、伝統的なタバコが使用者の体に与える損害を低減しようとする使用者が増えている。カートリッジ1におけるフィルタアセンブリ2は、通常、有害物質をろ過し、煙の温度を下げる役割を果たし、煙の温度が高すぎて、使用者が吸う時、使用者の口腔が熱傷を受けることを防止する。しかし、現在、フィルタアセンブリ2の機能は使用者の増加するニーズに対応できない。例えば、現在のカートリッジ1の味は、通常、発煙材60の本来の匂いによって決まる。あるいは、発煙材60に食用エッセンス香料を添加して、カートリッジ1の味が得られる。しかし、発煙材60の体積及び容量などの要素によって、その香り、持続性及び味の豊富さに一定の制限がある。
【0031】
そこで、上記の問題を解決するために、本願はフィルタアセンブリ2を提供する。図1図6を併せて参照してください。図1は本願の一実施形態におけるフィルタアセンブリの立体構造を示す概略図である。図2図1の分解図である。図3図1のA-A方向に沿う断面の概略図である。図4は本願の一実施形態におけるフィルタの概略構成図。図5は本願の一実施形態における機能材の概略構成図である。図6は本願の別の実施形態における機能材の概略構成図である。
【0032】
本実施形態はフィルタアセンブリ2を提供する。フィルタアセンブリ2はフィルタ70と機能材30を含む。フィルタ70の径方向に収容空間71が設けられている。機能材30は収容空間71内に固定されており、フィルタ70は機能材30の外面の一部に接触する。
【0033】
フィルタアセンブリ2は主に煙における有害物質をろ過するために使用され、煙を更に冷却して使用者の口腔の熱傷を避けることもできる。本実施形態で提供されるフィルタアセンブリ2は、通常、フィルタ70と機能材30を含む。次に各部品と、各部品の間の組み合わせについて詳しく説明する。
【0034】
フィルタ70はフィルタアセンブリ2における主要な役割を果たす構造である。フィルタ70は有害物質を濾過し、煙の温度をさらに下げるために用いることができる。選択可能に、フィルタ70の材質は、食用グレードのポリ乳酸(polylactic acid、PLA)、酢酸セルロース(cellulose acetate)などを含むが、これらに限定されない。さらに選択可能に、フィルタ70の材質がポリ乳酸である場合、引き抜き成形法(pultrusion process)を採用することができる。選択可能に、フィルタ70の軸方向の長さL5は8~10mmである。フィルタ70の径方向の直径d5は6.5~7mmである。
【0035】
フィルタ70の径方向には、後続の機能材30を収容するための収容空間71を開設することができる。収容空間71は溝でも穴でもよいが、本実施形態ではこれに限定されない。収容空間71が穴である場合、フィルタ70は径方向に、互いに背向して設けられた第1の表面72及び第2の表面73を有し、収容空間71は第1の表面72及び第2の表面73を貫通している。これにより、収容空間71を開設する難易度を下げることができる。収容空間71が穴である場合、収容空間71は第1の表面72又は第2の表面73のみを貫通し、これにより、機能材30が他方の表面から落下することを防止することができる。なお、本実施形態は収容空間71の形状を限定しない。本実施形態では、ただ収容空間71が第1の表面72と第2の表面73を同時に貫通することを模式的に説明する。
【0036】
機能材30は、様々な機能を実現するためのものであり、言い換えれば、機能材30の形状、構造、材質などの要素を利用して様々な機能を実現することができる。例えば、機能材30の材質が吸熱材料である場合、例えば金属、プラスチックなどであれば、煙が機能材30に伝送されると、吸熱材料で大量の熱を吸収することができ、冷却効果をより高めることができる。機能材30が様々な香料を持っている場合、機能材30を利用して煙の味を変えることができ、煙の品質並びに味の飽和度、多様性及び持続性を高めることができる。機能材30が各種の漢方薬又は西洋薬の成分を持っている場合、機能材30を利用して煙に各種の漢方薬又は西洋薬の成分を含ませることができ、使用者が吸うときに各種の漢方薬又は西洋薬の成分も口腔に吸って、保健と治療の機能を持たせることができる。
【0037】
本実施形態では、ただ機能材30が増香部材として煙の匂いを変えることを例示する。選択的に、機能材30は、ハウジング31と、ハウジング31内に設けられた液状又は気体状の機能部32とを含み、ハウジング31はフィルタ70に当接する。ハウジング31は、フィルタ70の径方向に沿う予め設定された外力を受けたときに破裂することができる。機能材30は、ハウジング31と、ハウジング31内に設けられた機能部32とを含み、機能部32は液状又は気体状であってもよい。ハウジング31はフィルタ70に当接して固定される。また、ハウジング31は、フィルタ70の径方向に沿う予め設定された外力を受けたときに破裂することができる。例えば、使用者がフィルタ70の径方向に沿ってフィルタ70を手で挟むとき、押圧力が予め設定された外力よりも大きければ、ハウジング31を押しつぶすことができる。ハウジング31を粉砕させ、破裂させ、又は穴83を開けさせて、その内部の機能部32を露出させる。この場合、煙が通過する際、機能部32は煙とともに移動することができ、また、使用者の吸う力によって機能部32を移動させることもでき、機能部32と煙は最終的に使用者の口腔内に吸い込まれることができる。機能材30の使用は、使用者の味覚体験及び嗅覚体験を向上させることができる。さらに選択可能に、押し出しブロー、キャンニングなどの工芸で機能材30を成形することができる。
【0038】
選択可能に、ハウジング31が破裂したときに、液状の機能部32はフィルタ70に吸着することができる。使用者が吸っている過程で、煙が通過する際、機能部32を口腔内に吸い込みやすくなり、香りをろ過棉からより持続的に発散させて、使用者の体験を向上させることができる。さらに、液状又は気体状の機能部32はある程度の冷却作用を発揮することもできる。
【0039】
選択可能に、機能部32には食用レベルの香料が含まれている。香料は、ブルーベリー味、リンゴ味、スイカ味、マンゴー味、ブドウ味などの果物野菜味の1種又は多種の香料調合物を含むが、これらに限定されない。
【0040】
選択可能に、機能材30の形状は、球形、楕円体、柱体であってもよい。図5に示すように、機能材30の形状が球形である場合、機能材30の直径d3は3~4mmである。図6に示すように、機能材30の形状が楕円体又は柱体である場合、フィルタ70の径方向D2における機能材30の外径d3は3~4mmであり、フィルタ70の軸方向D1における機能材30の長さL3は4~7mmである。また、後述する軸方向はすべてD1で表し、径方向はすべてD2で表す。また、フィルタ70は厚さがあるため、フィルタ70には収容空間71が開設されると、フィルタ70は外周側壁と内周側壁を有することになる。外周側壁はフィルタ70の外観面を有し、内周側壁は収容空間71を形成している。したがって、フィルタ70は径方向において2つのサイズを有し、1つは外周側壁の対向する両側の間のサイズ(すなわち外径)であり、もう1つは内周側壁の対向する両側の間のサイズ(すなわち内径)である。言い換えれば、フィルタ70は、その径方向において、外周側壁の対向する両側の間のサイズが3~4mmである。また、本願の以下に言及される長さ、外径、内径、軸方向、径方向についても同様の理解が可能であり、本願では説明を省略する。
【0041】
本実施形態で提供されるフィルタアセンブリ2は、まず、機能材30を増設することで冷却機能を高めることができ、又は、フィルタ70にろ過以外の機能、例えば、増香、保健、治療などの機能を持たせることで、フィルタアセンブリ2の機能の種類を増やし、使用者の食感と吸う効果を向上させることができる。
【0042】
次に、フィルタ70に開設された収容空間71内に機能材30を固定し、且つフィルタ70に接触させることで、機能材30をフィルタ70内によりよく固定して、フィルタ70内での機能材30の移動を防止する。また、使用者が吸うときにフィルタ70に直接接触するため、フィルタ70内に機能材30を設置すると、フィルタ70での吸引力が最も大きく、機能材30の性能と効果をより高めることができる。
【0043】
また、フィルタ70の径方向に開設された収容空間71内にフィルタ70を固定すると、フィルタ70と機能材30とを組み立てる難さを低減することができる。
【0044】
再び図3を参照して、本実施形態では、機能材30は収容空間71の側壁に当接する。本実施形態では、機能材30を収容空間71の側壁に当接させて機能材30をフィルタ70に固定することができる。もちろん、別の実施形態では、機能材30を収容空間71の側壁に接着することもできる。
【0045】
再び図4及び図5を参照すると、本実施形態では、フィルタ70と機能材30は締まり嵌め(interference fit)を形成しており、フィルタ70の軸方向において、収容空間71の開口のサイズd0と機能材30のサイズとの比は(0.9~0.95):1である。これによって、フィルタ70と機能材30との締め代が適当に保たれ、また、上記範囲内で機能材30がフィルタ70に固定されるとともに、機能材30が破損しないことが保証される。フィルタ70の軸方向において、収容空間71の開口のサイズと機能材30のサイズとの比が小さすぎ、例えば0.9:1未満であると、収容空間71が小さすぎ、内径が小さすぎるため機能材30が破損するおそれがある。フィルタ70の軸方向において、収容空間71の開口のサイズと機能材30のサイズとの比が大きすぎ、例えば0.95:1より大きいと、締まり嵌めで機能材30をフィルタ70内に組み込むことができない。
【0046】
図7及び図8を合わせて参照すると、図7は本願の別の実施形態におけるフィルタアセンブリの概略構成図である。図8図7の分解図である。本実施形態では、側壁には凹溝74があり、機能材30の一部は凹溝74内に設けられている。
【0047】
本実施形態では、締まり嵌めに基づいて、側壁に凹溝74を設け、且つ機能材30の一部を凹溝74内に設ける。凹溝74を通じて締まり嵌めによる押圧力を緩和することにより、フィルタが押圧されて変形し、ひいては管体40などの別の部材も変形し、最終的に形状が不均一になるという問題を防止することができる。例えば、軸方向においてフィルタ70の対向する両端のうち機能材に対応する位置が凸になるという問題を回避することができる。また、第1の凹溝74の存在により、フィルタ70内での機能材30の位置をさらに限定することができるので、フィルタ70内での機能材30の位置精度を向上させることができる。
【0048】
もちろん、別の実施形態では、接着等の方法で機能材30をフィルタ70の側壁に接着して、機能材30をフィルタ70に固定してもよい。
【0049】
再び図4を参照してください。本実施形態では、フィルタ70の軸方向において、収容空間71の開口のサイズd0とフィルタ70のサイズL5との比は1:(2.8~4)である。
【0050】
フィルタ70の軸方向において、収容空間71の開口のサイズとフィルタ70の長さとの比は1:(2.8~4)である。これによって機能材30が収容空間71内から脱落しないことが保証される。また、フィルタ70が長手方向で押し付けられて変形して両端面が平らではなくなることが防止される。収容空間71の開口のサイズが大きすぎると、機能材30を固定できないだけではなく、フィルタ70が小さすぎるので、フィルタ70自体の機能が低下する。言い換えれば、フィルタ70の長手方向のサイズが小さくなり、耐変形性が弱くなるので、機能材30を押し込むと、フィルタ70が長手方向で押し付けられて、フィルタ70の両端面が変形して外側に向かって凸になり、外観及び性能に影響を及ぼす可能性がある。収容空間71の開口のサイズが小さすぎると、機能材30が収容空間71に装着された後に受ける押圧力、反発力が大きすぎて、機能材30が破損するおそれがある。
【0051】
図9図11を参照してください。図9は本願の一実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。図10は本願の一実施形態における管体の概略構成図である。図11は本願の一実施形態における冷却材の概略構成図である。本実施形態はカートリッジ1をさらに提供する。カートリッジ1は、管体40、封止材50、発煙材60、冷却材10、及び本願の上記実施形態に係るフィルタアセンブリ2を含む。管体40には収納空間41が設けられている。封止材50は管体40の一端に封止しており、且つ収納空間41を遮蔽している。発煙材60は収納空間41内に設けられており、且つ封止材50に近接している。冷却材10は収納空間41内に設けられており、且つ発煙材60に近接している。フィルタアセンブリ2は収納空間41内に設けられており、且つ冷却材10に近接している。
【0052】
本実施形態では、フィルタアセンブリ2に加えて、上記フィルタアセンブリ2を含むカートリッジ1をさらに提供する。選択可能に、本実施形態のカートリッジ1は、加熱しても燃えないカートリッジ1である。カートリッジ1は、管体40、封止材50、発煙材60、冷却材10をさらに含む。本実施形態では、各部材を順に詳しく説明する。
【0053】
管体40はカートリッジ1の主な部材であり、各部材を装着、固定、載置するためのものである。管体40は収納空間41を有する。互いに背向して設けられた管体40の両端を貫通して収納空間41を形成することができる。選択的に、中実の管体40を貫通して収納空間41を形成してもよく、射出成形によって収納空間41を有する管体40を射出成形してもよく、ある程度の厚さを有する材料を巻き取って収納空間41を有する管体40を形成してもよい。
【0054】
選択可能に、管体40の材質は食用グレードの材料を含む。さらに選択可能に、食用グレードの材料は、白板紙、クラフト紙のうちの1種又は多種を含むが、これらに限定されない。具体的には、食用グレードの材料は、50~200g/m2の白板紙、50~200g/m2のクラフト紙などを含むが、これらに限定されない。
【0055】
選択可能に、管体40は42~46mmの長さL4を有し、6.9~7.1mmの外径d4を有し、6.4~6.65mmの内径d4’を有する。
【0056】
封止材50は、管体40の収納空間41の開けられた両端のうちの一端を封口する部材である。即ち、封止材50が管体40の端面を封止するとともに、収納空間41を遮蔽して、これによって後続の発煙材60の脱落を防止し、また、発煙材60が外力からの衝突を受け、発煙材60に湿気が入り込むことを防止することができる。
【0057】
選択可能に、封止材50の材質は食用グレードの材料を含む。さらに選択可能に、食用グレードの材料は、真綿紙、高通気性紙、及びバターペーパーのうちの1種又は多種を含むが、これらに限定されない。具体的には、食用グレードの材料は、10~50g/m2の真綿紙、10~50g/m2の高通気性紙、45~105g/m2のバターペーパーなどを含むが、これらに限定されない。
【0058】
選択可能に、封止材50は円形であり、6.9~7.2mmの直径を有し、収納空間41を完全に遮蔽でき、管体40の端面に密封する。
【0059】
選択可能に、封止材50の材料は、まず金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得し、次に管体40に封止されてもよい。あるいは、まず封止材50を用いて管体40を封止し、次に金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得する。
【0060】
発煙材60はカートリッジ1の主要な部品であり、発煙材60を加熱することで使用者が吸入するための煙を生成する。選択可能に、発煙材60は各種草本植物から作られたものである。選択可能に、発煙材60の形状は、シート状又は粒子状である。
【0061】
発煙材60は、収納空間41内に設けられ、封止材50に近接し、すなわち封止材50に当接することができる。選択可能に、管体40の軸方向において、発煙材60の長さは13~18mmである。径方向において、発煙材60の直径は6.4~6.6mmである。
【0062】
冷却材10は、フィルタアセンブリ2における冷却機能を発揮する主要部品である。冷却材10は、第1の貫通孔100を有する構造である。具体的には、互いに背向して設けられた第1の端面91と第2の端面92とを貫通して第1の貫通孔100を形成でき、これによって煙が第1の貫通孔100を通過するときに煙の温度を下げることができる。選択可能に、中実の冷却材10を貫通して第1の貫通孔100を形成してもよく、射出成形によって第1の貫通孔100を有する冷却材10を射出成形してもよく、ある程度の厚さを有する材料を巻き取って第1の貫通孔100を有する冷却材10を形成してもよい。
【0063】
選択可能に、冷却材10の材質はシリカゲル、食用グレードの材料などを含む。上記の「食用グレードの材料」とは、熱を受けたとき、人体や環境に影響する有毒物質や有害物質の生成が少なく、さらには有毒物質や有害物質を生成しないものである。さらに選択可能に、食用グレードの材料は、白板紙、クラフト紙、ポリ乳酸(PLA)のうちの1種又は多種を含むが、これらに限定されない。具体的には、冷却材10は、50~200g/m2の白板紙、50~200g/m2のクラフト紙などを含むが、これらに限定されない。
【0064】
選択可能に、冷却材10は16~23mmの長さL1を有し、6~6.6mmの外径d1を有する。冷却材10のサイズを上記範囲に設計することで、冷却性能を向上させるだけではなく、煙の濃度と吸う時の吸入抵抗を確保することができる。冷却管の外径が小さすぎると、煙を吸う抵抗が大きすぎるようになる。冷却管の外径が大きすぎると、冷却管の中の煙の濃度が小さくすぎ、煙を吸う口当たりに影響を及ぼす。従って、冷却管の外径は6~6.6mmであれば、小さい吸入抵抗を保ちつつ、冷却材10における十分な煙の濃度を保証することができる。なお、吸入抵抗は即ち吸うときの抵抗を指す。吸入抵抗とは、煙を冷却管に吸入し、また冷却材10から煙を吸い出すときに受けられる抵抗である。
【0065】
選択可能に、管体40と冷却材10が巻かれて成形されたものである場合、平巻き又はスパイラル巻きの方式を採用することができる。管体40と冷却材10は同じ巻き方を採用してもよく、異なる巻き方を採用してもよい。平巻きを採用する場合、それぞれ単一の厚さを有し、50~200gの食品グレードの紙を4~5枚重ねて、最後の一層のつなぎ口のみに幅1mm~2mmの接着剤を塗って固定し、これによって巻きにくさを低減することができる。スパイラル巻きを採用する場合、食品グレードの紙を3枚重ね、一側から他側までの厚さの比を8:10:6にして、135度±15度の角度で重ね繋ぎして螺旋状に巻くことができ、且つ層と層の間に接着剤を塗布しているので、3枚がしっかりと接着され、巻芯を取り出した後、スパイラル巻きの紙チューブは安定性、強度、丸みに優れる。
【0066】
本実施形態に係るカートリッジ1は、本願の上記実施形態に係るフィルタアセンブリ2を採用することにより、カートリッジ1の冷却機能を高めることができ、又はカートリッジ1に別の機能を持たせて、カートリッジ1の機能の種類を豊かにすることができる。また、組み立ての難易度を下げ、機能材の使用効果を高めることができる。また、機能材30をフィルタ70内に設けることで、使用者が喫煙器具と合わせて使用すると、機能材30は常に喫煙器具から露出されて、使用者はいつでも機能材30を押圧できる。
【0067】
図12を参照すると、図12は本願の一実施形態におけるカートリッジの部分構造を示す概略図である。本実施形態では、冷却材10は、互いに背向して設けられた第1端101及び第2端102を貫通した第1の貫通孔100を有し、カートリッジ1は、第1の通気シール部81及び第2の通気シール部82をさらに含み、第1の通気シール部81は第1端101に固定されており、且つ第1の貫通孔100を遮蔽しており、第2の通気シール部82は第2端102に固定されており、且つ第2の貫通孔を遮蔽しており、第1の通気シール部81は発煙材60に近接しており、第2の通気シール部82はフィルタに近接している。
【0068】
カートリッジ1は、第2端102に固定された第1の通気シール部81をさらに含むことができる。第1の通気シール部81は、第1の貫通孔100を遮蔽する場合、シールとして機能できる。通気機能については、第1の通気シール部81の材質によって第1の通気シール部81に通気機能を持たせたり、第1の通気シール部81に少なくとも1つの穴83を開けて第1の通気シール部81に通気機能を持たせたりすることができる。これによって発煙材60の煙は第1の通気シール部81を通して冷却材10内に入ることができる。
【0069】
選択可能に、第1の通気シール部81の材質は食用グレードの材料を含む。さらに選択可能に、食用グレードの材料は、真綿紙、高通気性紙、及びバターペーパーのうちの1種又は多種を含むが、これらに限定されない。具体的には、食用グレードの材料は、10~50g/m2の真綿紙、10~50g/m2の高通気性紙、45~105g/m2のバターペーパーなどを含むが、これらに限定されない。
【0070】
選択可能に、第1の通気シール部81は円形であり、6~6.6mmの直径を有し、収納空間41を完全に遮蔽でき、且つ管体40の端面に接着される。
【0071】
選択可能に、第1の通気シール部81の材料は、まず金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得し、次に冷却材10に接着されてもよい。あるいは、まず第1の通気シール部81を冷却材10に接着し、次に金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得する。
【0072】
カートリッジ1は、第1端101に固定された第2の通気シール部82をさらに含むことができる。第2の通気シール部82は、第1の貫通孔100を遮蔽する場合、シールとして機能できる。通気機能については、第2の通気シール部82の材質によって第2の通気シール部82に通気機能を持たせたり、第2の通気シール部82に少なくとも1つの穴83を開けて第2の通気シール部82に通気機能を持たせたりすることができる。これによって発煙材60の煙は第2の通気シール部82を通して冷却材10内に入ることができる。
【0073】
選択可能に、第2の通気シール部82の材質は食用グレードの材料を含む。さらに選択可能に、食用グレードの材料は、真綿紙、高通気性紙、及びバターペーパーのうちの1種又は多種を含むが、これらに限定されない。具体的には、食用グレードの材料は、10~50g/m2の真綿紙、10~50g/m2の高通気性紙、45~105g/m2のバターペーパーなどを含むが、これらに限定されない。
【0074】
選択可能に、第2の通気シール部82は円形であり、6~6.6mmの直径を有し、収納空間41を完全に遮蔽でき、且つ管体40の端面に接着される。
【0075】
選択可能に、第2の通気シール部82は、まず金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得し、次に冷却材10に接着されてもよい。あるいは、まず第2の通気シール部82を冷却材10に接着し、次に金型パンチング、刃具パンチング、又はレーザー切断によって必要とされる形状を取得する。
【0076】
第1の通気シール部81と第2の通気シール部82の存在により、冷却材10内の煙の蓄積量を高め、組み立てるときの正反方向を考慮する必要がなく、組み立ての難さを低減し、吸入抵抗を抑えることができる。また、その後組み立てる時、フィルタ70が冷却材10内に入ることも防止できる。
【0077】
図13図16を併せて参照すると、図13は本願の別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。図14は本願の別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。図15は本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。図16は本願の一実施形態におけるカートリッジの分解図である。本実施形態では、カートリッジ1は、管体40及び封止材50にスリーブされた装飾材90をさらに含み、装飾材90は、互いに背向して設けられた第1の端面91及び第2の端面92を有し、第1の端面91は封止材50の管体40から離れた表面と面一であり、第2の端面92はフィルタ70の封止材50から離れた表面と面一である。
【0078】
カートリッジ1は、管体40及び封止材50にスリーブされた装飾材90をさらに含んでもよい。装飾材90を用いて管体40及び封止材50を保護する。装飾材90において、カートリッジ1の外観効果を高めるために、様々な模様、形状、色、テクスチャを設けることができる。本実施形態では、装飾材90の両端をそれぞれ封止材50とフィルタ70と面一にして、カートリッジ1の平坦性を向上させることができる。
【0079】
選択可能に、装飾材90の材質は食用グレードのチップペーパーを含むが、これに限定されない。さらに選択可能に、装飾材90の材質は、32~40g/m2のチップペーパーを含むが、これに限定されない。
【0080】
選択可能に、管体40の軸方向において、装飾材90の長さは42~46mmである。管体40の径方向において、装飾材90の外径は7.15~7.3mmである。
【0081】
図17を参照すると、図17は本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。本実施形態では、管体40は、収容空間71に対応する2つの回避標識領域93を有する。
【0082】
本実施形態では、管体40において収容空間71に対応する回避標識領域93を設置することにより、使用者に収容空間71の位置を知らせ、使用者が吸うときに収容空間71対応するところの管体40と装飾材90が破裂して機能材30を露出させることを防止することができる。具体的には、標識領域に対応する装飾材90の部位に模様、色、テクスチャなどを設けることができる。
【0083】
図18を参照すると、図18は本願の一実施形態におけるカートリッジの径方向に沿う断面概略図である。本実施形態では、管体40は、互いに背向して設けられた2つの押圧標識領域94をさらに有し、2つの押圧標識領域94の中心を結ぶ線は、収容空間71の延在方向に対して垂直である。
【0084】
本実施形態では、押圧する位置を使用者に知らせるための2つの押圧標識領域94を設けることができる。使用者が吸入する時に手で機能材30を押圧して破裂させて、機能部32を放出することができる。さらに、2つの押圧標識領域94の中心を結ぶ線は、収容空間71の延在方向に垂直する。つまり、押圧標識領域94は収容空間71の延在方向に位置しなく、収容空間71の延在方向に対して垂直する方向に位置する。これにより、フィルタ70を押圧して、フィルタ70によって機能材30に力をより良好に伝達することができる。押圧標識領域94が収容空間71の延在方向に位置しないと、押圧力がかけられても機能材30に伝達されて且つ破裂させることは難しい。
【0085】
以上、本願の実施形態で提供される内容について詳細に紹介し、本願の原理及び実施形態について述べた。以上の説明はただ本願の方法及びその核心的思想を理解することを助けるために用いられる。また、当業者にとって、本出願の思想に基づいて、具体的な実施形態及び応用範囲に変更が生じる可能性がある。以上をまとめると、本明細書は本出願を限定するものであると理解されるべきではない。
【符号の説明】
【0086】
1…カートリッジ、2…フィルタアセンブリ、70…フィルタ、71…収容空間、72…第1の表面、73…第2の表面、74…凹溝、30…機能材、31…ハウジング、32…機能部、40…管体、41…収納空間、50…封止材、60…発煙材、10…冷却材、100…第1の貫通孔、101…第1端、102…第2端、81…第1の通気シール部、82…第2の通気シール部、83…穴、90…装飾材、91…第1の端面、92…第2の端面、93…回避標識領域、94…押圧標識領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2024-08-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本願の実施形態における技術案をより明確に説明するために、以下に本願の実施形態において使用する必要がある図面について説明する。
図1】本願の一実施形態におけるフィルタアセンブリの立体構造を示す概略図である。
図2図1の分解図である。
図3図1のA-A方向に沿う断面の概略図である。
図4】本願の一実施形態におけるフィルタの概略構成図。
図5】本願の一実施形態における機能材の概略構成図である。
図6】本願の別の実施形態における機能材の概略構成図である。
図7】本願の別の実施形態におけるフィルタアセンブリの概略構成図である。
図8図7の分解図である。
図9】本願の一実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図10】本願の一実施形態における管体の概略構成図である。
図11】本願の一実施形態における冷却材の概略構成図である。
図12】本願の一実施形態におけるカートリッジの部分構造を示す概略図である。
図13】本願の別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図14】本願の別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。
図15】本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。
図16】本願の一実施形態におけるカートリッジの分解図である。
図17】本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。
図18】本願の一実施形態におけるカートリッジの径方向に沿う断面概略図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
冷却材は、互いに背向して設けられた第1端及び第2端を貫通した貫通孔を有し、カートリッジは、第1の通気シール部及び第2の通気シール部をさらに含み、第1の通気シール部は第1端に固定されており、且つ貫通孔を遮蔽しており、第2の通気シール部は第2端に固定されており、且つ貫通孔を遮蔽しており、第1の通気シール部は発煙材に近接しており、第2の通気シール部はフィルタに近接している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
第1の通気シール部には少なくとも1つの第1穴が設けられ、及び/又は、第2の通気シール部には少なくとも1つの第2穴が設けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
フィルタ70の径方向には、後続の機能材30を収容するための収容空間71を開設することができる。収容空間71は溝でも穴でもよいが、本実施形態ではこれに限定されない。収容空間71が穴である場合、フィルタ70は径方向に、互いに背向して設けられた第1の表面72及び第2の表面73を有し、収容空間71は第1の表面72及び第2の表面73を貫通している。これにより、収容空間71を開設する難易度を下げることができる。収容空間71がである場合、収容空間71は第1の表面72又は第2の表面73のみを貫通し、これにより、機能材30が他方の表面から落下することを防止することができる。なお、本実施形態は収容空間71の形状を限定しない。本実施形態では、ただ収容空間71が第1の表面72と第2の表面73を同時に貫通することを模式的に説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
また、フィルタ70の径方向に開設された収容空間71内に機能材30を固定すると、フィルタ70と機能材30とを組み立てる難さを低減することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
本実施形態では、締まり嵌めに基づいて、側壁に凹溝74を設け、且つ機能材30の一部を凹溝74内に設ける。凹溝74を通じて締まり嵌めによる押圧力を緩和することにより、フィルタが押圧されて変形し、ひいては管体40などの別の部材も変形し、最終的に形状が不均一になるという問題を防止することができる。例えば、軸方向においてフィルタ70の対向する両端のうち機能材に対応する位置が凸になるという問題を回避することができる。また、凹溝74の存在により、フィルタ70内での機能材30の位置をさらに限定することができるので、フィルタ70内での機能材30の位置精度を向上させることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
冷却材10は、フィルタアセンブリ2における冷却機能を発揮する主要部品である。冷却材10は、貫通孔100を有する構造である。具体的には、互いに背向して設けられた第1の端面91と第2の端面92とを貫通して貫通孔100を形成でき、これによって煙が貫通孔100を通過するときに煙の温度を下げることができる。選択可能に、中実の冷却材10を貫通して貫通孔100を形成してもよく、射出成形によって貫通孔100を有する冷却材10を射出成形してもよく、ある程度の厚さを有する材料を巻き取って貫通孔100を有する冷却材10を形成してもよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
選択可能に、冷却材10は16~23mmの長さL1を有し、6~6.6mmの外径d1を有する。冷却材10のサイズを上記範囲に設計することで、冷却性能を向上させるだけではなく、煙の濃度と吸う時の吸入抵抗を確保することができる。冷却材10の外径が小さすぎると、煙を吸う抵抗が大きすぎるようになる。冷却材10の外径が大きすぎると、冷却材10の中の煙の濃度が小さくすぎ、煙を吸う口当たりに影響を及ぼす。従って、冷却材10の外径は6~6.6mmであれば、小さい吸入抵抗を保ちつつ、冷却材10における十分な煙の濃度を保証することができる。なお、吸入抵抗は即ち吸うときの抵抗を指す。吸入抵抗とは、煙を冷却材10に吸入し、また冷却材10から煙を吸い出すときに受けられる抵抗である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】
図12を参照すると、図12は本願の一実施形態におけるカートリッジの部分構造を示す概略図である。本実施形態では、冷却材10は、互いに背向して設けられた第1端101及び第2端102を貫通した貫通孔100を有し、カートリッジ1は、第1の通気シール部81及び第2の通気シール部82をさらに含み、第1の通気シール部81は第1端101に固定されており、且つ貫通孔100を遮蔽しており、第2の通気シール部82は第2端102に固定されており、且つ貫通孔100を遮蔽しており、第1の通気シール部81は発煙材60に近接しており、第2の通気シール部82はフィルタに近接している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
カートリッジ1は、第1端101に固定された第1の通気シール部81をさらに含むことができる。第1の通気シール部81は、貫通孔100を遮蔽する場合、シールとして機能できる。通気機能については、第1の通気シール部81の材質によって第1の通気シール部81に通気機能を持たせたり、第1の通気シール部81に少なくとも1つの穴83を開けて第1の通気シール部81に通気機能を持たせたりすることができる。これによって発煙材60の煙は第1の通気シール部81を通して冷却材10内に入ることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
カートリッジ1は、第2端102に固定された第2の通気シール部82をさらに含むことができる。第2の通気シール部82は、貫通孔100を遮蔽する場合、シールとして機能できる。通気機能については、第2の通気シール部82の材質によって第2の通気シール部82に通気機能を持たせたり、第2の通気シール部82に少なくとも1つの穴83を開けて第2の通気シール部82に通気機能を持たせたりすることができる。これによって発煙材60の煙は第2の通気シール部82を通して冷却材10内に入ることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
図13図16を併せて参照すると、図13は本願の別の実施形態におけるカートリッジの概略構成図である。図14は本願の別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。図15は本願のさらに別の実施形態におけるカートリッジの一部を示す概略図である。図16は本願の一実施形態におけるカートリッジの分解図である。本実施形態では、カートリッジ1は、管体40及び封止材50にスリーブされた装飾材90をさらに含み、装飾材90は、互いに背向して設けられた第1の端面91及び第2の端面92を有し、第1の端面91は封止材50の管体40から離れた表面と面一であり、第2の端面92はフィルタ70の封止材50から離れた表面と面一である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
本実施形態では、押圧する位置を使用者に知らせるための2つの押圧標識領域94を設けることができる。使用者が吸入する時に手で機能材30を押圧して破裂させて、機能部32を放出することができる。さらに、2つの押圧標識領域94の中心を結ぶ線は、収容空間71の延在方向に垂直する。つまり、押圧標識領域94は収容空間71の延在方向に位置しなく、収容空間71の延在方向に対して垂直する方向に位置する。これにより、フィルタ70を押圧して、フィルタ70によって機能材30に力をより良好に伝達することができる。押圧標識領域94が収容空間71の延在方向に位置すると、押圧力がかけられても機能材30に伝達されて且つ破裂させることは難しい。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
1…カートリッジ、2…フィルタアセンブリ、70…フィルタ、71…収容空間、72…第1の表面、73…第2の表面、74…凹溝、30…機能材、31…ハウジング、32…機能部、40…管体、41…収納空間、50…封止材、60…発煙材、10…冷却材、100…貫通孔、101…第1端、102…第2端、81…第1の通気シール部、82…第2の通気シール部、83…穴、90…装飾材、91…第1の端面、92…第2の端面、93…回避標識領域、94…押圧標識領域
【手続補正15】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルタアセンブリであって、
フィルタと機能材を含み、
前記フィルタの径方向に収容空間が設けられており、
前記機能材は前記収容空間内に固定されており、前記フィルタは前記機能材の外面の一部に接触する、
ことを特徴とするフィルタアセンブリ。
【請求項2】
前記フィルタは径方向に、互いに背向して設けられた第1の表面と第2の表面を有し、前記収容空間は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通している、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項3】
前記機能材は前記収容空間の側壁に当接する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項4】
前記フィルタと前記機能材は締まり嵌め(interference fit)を形成しており、前記フィルタの軸方向において、前記収容空間の開口のサイズと前記機能材のサイズとの比は(0.9~0.95):1である、
ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項5】
前記側壁には凹溝があり、前記機能材の一部は前記凹溝内に設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項6】
前記フィルタの軸方向において、前記収容空間の開口のサイズと前記フィルタのサイズとの比は1:(2.8~4)である、
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項7】
前記フィルタの軸方向の長さは8~10mmであり、前記フィルタの径方向の直径は6.5~7mmである、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項8】
前記機能材は、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた液状又は気体状の機能部とを含み、前記ハウジングは前記フィルタに当接し、前記ハウジングは、前記フィルタの径方向に沿う予め設定された外力を受けたときに破裂する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項9】
前記ハウジングが破裂したとき、液状の前記機能部は前記フィルタに吸着する、
ことを特徴とする請求項8に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項10】
前記機能材の形状は、球形、楕円体、又は柱体である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項11】
前記機能材の形状が球形である場合、前記機能材の直径は3~4mmであり、前記機能材の形状が楕円体又は柱体である場合、前記フィルタの径方向における前記機能材の外径は3~4mmであり、前記フィルタの軸方向における前記機能材の長さは4~7mmである、
ことを特徴とする請求項10に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項12】
カートリッジであって、
管体、封止材、発煙材、冷却材、及び請求項1~11のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリを含み、
前記管体には収納空間が設けられており、
前記封止材は前記管体の一端に封止しており、且つ前記収納空間を遮蔽しており、
前記発煙材は前記収納空間内に設けられており、且つ前記封止材に近接しており、
前記冷却材は前記収納空間内に設けられており、且つ前記発煙材に近接しており、
前記フィルタアセンブリは前記収納空間内に設けられており、且つ前記冷却材に近接している、
ことを特徴とするカートリッジ。
【請求項13】
前記冷却材は、互いに背向して設けられた第1端及び第2端を貫通した貫通孔を有し、前記カートリッジは、第1の通気シール部及び第2の通気シール部をさらに含み、前記第1の通気シール部は前記第1端に固定されており、且つ前記貫通孔を遮蔽しており、前記第2の通気シール部は前記第2端に固定されており、且つ前記貫通孔を遮蔽しており、前記第1の通気シール部は前記発煙材に近接しており、前記第2の通気シール部は前記フィルタに近接している、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項14】
前記第1の通気シール部には少なくとも1つの第1穴が設けられ、及び/又は、前記第2の通気シール部には少なくとも1つの第2穴が設けられている、
ことを特徴とする請求項13に記載のカートリッジ。
【請求項15】
前記管体は前記収容空間に対応する回避標識領域を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項16】
前記管体は、互いに背向して設けられた2つの押圧標識領域をさらに有し、2つの前記押圧標識領域の中心を結ぶ線は、前記収容空間の延在方向に垂直する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項17】
前記管体は42~46mmの長さを有し、6.9~7.1mmの外径を有し、6.4~6.65mmの内径を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項18】
前記冷却材は16~23mmの長さを有し、6~6.6mmの外径を有する、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項19】
前記カートリッジは、前記管体及び前記封止材にスリーブされた装飾材をさらに含み、前記装飾材は、互いに背向して設けられた第1の端面及び第2の端面を有し、前記第1の端面は前記封止材の前記管体から離れた表面と面一であり、前記第2の端面は前記フィルタの前記封止材から離れた表面と面一である、
ことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項20】
前記管体の軸方向において、前記装飾材の長さは42~46mmであり、前記管体の径方向において、前記装飾材の外径は7.15~7.3mmである。
ことを特徴とする請求項19に記載のカートリッジ。
【国際調査報告】