(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-24
(54)【発明の名称】フラッシュバックノッチを有するイントロデューサニードルおよび関連装置
(51)【国際特許分類】
A61M 5/158 20060101AFI20250117BHJP
A61M 25/06 20060101ALI20250117BHJP
【FI】
A61M5/158 500F
A61M25/06 512
A61M25/06 580
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024543456
(86)(22)【出願日】2022-12-07
(85)【翻訳文提出日】2024-07-23
(86)【国際出願番号】 US2022052169
(87)【国際公開番号】W WO2023146635
(87)【国際公開日】2023-08-03
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シーウェイ チェン
(72)【発明者】
【氏名】リンダ クナルディ
(72)【発明者】
【氏名】シュエ グワン ジョン オング
(72)【発明者】
【氏名】ボー ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ゲリー リウ
【テーマコード(参考)】
4C066
4C267
【Fターム(参考)】
4C066AA07
4C066BB01
4C066CC01
4C066FF04
4C066KK04
4C267AA23
4C267AA24
4C267BB02
4C267BB08
4C267BB31
4C267BB38
4C267CC08
4C267EE01
4C267HH30
(57)【要約】
静脈(IV)カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタと、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルとを含んでもよい。静脈(IV)カテーテルアセンブリは、イントロデューサニードルを含んでもよい。細長いシャフトはフラッシュバックノッチを含んでもよく、フラッシュバックノッチは遠位端と近位端とを含んでもよい。フラッシュバックノッチは、遠位端からフラッシュバックノッチの深さを増す方向に延在する平滑テーパエッジを含んでもよい。平滑テーパエッジは、遠位端と近位端との間のフラッシュバックノッチの全長の少なくとも半分に沿って延在してもよい。静脈カテーテルアセンブリの直交側面図投影図において、平滑テーパエッジの接線の全ては、イントロデューサニードルの長手方向軸に対して30°以下の角度をなしてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテーテルアダプタと、カテーテルと、イントロデューサニードルと、ニードルガードとを含む静脈カテーテルアセンブリであって:
カテーテルアダプタは、遠位端と、近位端と、カテーテルアダプタの遠位端およびカテーテルアダプタの近位端を通って延在する内腔と、内腔を形成する内壁とを含み;
カテーテルは、カテーテルアダプタの遠位端から延在し;
イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端と、鋭利な遠位端から延在する細長いシャフトとを含み、イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端がカテーテルの遠位端より遠位にある準備位置と、準備位置より近位にある後退位置との間で移動可能であり、細長いシャフトは、フラッシュバックノッチを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端と近位端とを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端からフラッシュバックノッチの深さを増加させる方向に延在する平滑テーパエッジを含み、平滑テーパエッジは、前記遠位端と前記近位端との間の前記フラッシュバックノッチの全長の少なくとも半分に沿って延在し;および
ニードルガードは、イントロデューサニードルに摺動可能に取り付けられ、イントロデューサニードルが準備位置にある際に、ニードルガードの一部がカテーテルアダプタの内壁に接触してニードルガードをカテーテルアダプタ内に保持し、イントロデューサニードルの準備位置から後退位置への移動に応じて、ニードルガードの一部が内壁から解放されて鋭利な遠位端をブロックする
ことを特徴とする静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項2】
フラッシュバックノッチの幅が遠位端から近位端に向かって増加して、涙滴形状を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項3】
フラッシュバックノッチが、フラッシュバックノッチの近位端から延在する段差を含み、段差はイントロデューサニードルの長手方向軸に対して横向きであることを特徴とする、請求項2に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項4】
平滑テーパエッジが段差に隣接して延在していることを特徴とする、請求項3に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項5】
フラッシュバックノッチは楕円形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項6】
前記静脈カテーテルアセンブリの直交側面投影図において、平滑テーパエッジの接線の全ては、前記イントロデューサニードルの長手方向軸に対して30°以下の角度であることを特徴とする、請求項1に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項7】
イントロデューサニードルは、前記細長いシャフト上に配置された針特徴部をさらに含み、針特徴部は、第1陥凹部と、第1陥凹部の反対側の第2陥凹部とを含み、第1陥凹部が前記フラッシュバックノッチと整列していることを特徴とする、請求項1に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項8】
針特徴部は、第1突出部と、第1突出部の反対側の第2突出部とを含み、第1突出部および第2突出部は、第1陥凹部と第2陥凹部との間に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項9】
第1陥凹部が前記イントロデューサニードルの頂部に配置され、第2陥凹部が前記イントロデューサニードルの底部に配置され、第1突出部および第2突出部が前記イントロデューサニードルの対向する側面に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項10】
イントロデューサニードルの準備位置から後退位置への移動に応じて、細長いシャフトは前記一部に対する力の印加を停止して、前記一部を内壁から解放して、鋭利な遠位端を塞ぐようにすることを特徴とする、請求項1に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項11】
カテーテルアダプタと、カテーテルと、イントロデューサニードルと、ニードルガードとを含む静脈カテーテルアセンブリであって、
カテーテルアダプタは、遠位端と、近位端と、カテーテルアダプタの遠位端およびカテーテルアダプタの近位端を通って延在する内腔と、内腔を形成する内壁とを含み;
カテーテルは、カテーテルアダプタの遠位端から延在し;
イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端と、鋭利な遠位端から延在する細長いシャフトとを含み、イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端がカテーテルの遠位端より遠位にある準備位置と、準備位置より近位にある後退位置との間で移動可能であり、細長いシャフトは、フラッシュバックノッチを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端と近位端とを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端からフラッシュバックノッチの深さを増加させる方向に延在する平滑テーパエッジを含み、静脈カテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジへの接線の全ては、イントロデューサニードルの長手方向軸に対して30°以下の角度であり;および
ニードルガードは、イントロデューサニードルに摺動可能に取り付けられ、イントロデューサニードルが準備位置にある際に、ニードルガードの一部がカテーテルアダプタの内壁に接触してニードルガードをカテーテルアダプタ内に保持し、イントロデューサニードルの準備位置から後退位置への移動に応じて、ニードルガードの一部が内壁から解放されて鋭利な遠位端をブロックする
ことを特徴とする静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項12】
フラッシュバックノッチの幅が遠位端から近位端に向かって増加して、涙滴形状を形成していることを特徴とする、請求項11に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項13】
フラッシュバックノッチが、フラッシュバックノッチの近位端から延在する段差を含み、段差がイントロデューサニードルの長手方向軸に対して横向きであることを特徴とする、請求項12に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項14】
平滑テーパエッジが段差に隣接して延在していることを特徴とする、請求項13に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項15】
フラッシュバックノッチは楕円形状を有することを特徴とする、請求項11に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項16】
イントロデューサニードルは、前記細長いシャフト上に配置された針特徴部をさらに含み、針特徴部は、第1陥凹部と、第1陥凹部の反対側の第2陥凹部とを含み、第1陥凹部が前記フラッシュバックノッチと整列していることを特徴とする、請求項11に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項17】
針特徴部は、第1突出部と、第1突出部の反対側の第2突出部とを含み、第1突出部および第2突出部は、第1陥凹部と第2陥凹部との間に配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項18】
第1陥凹部が前記イントロデューサニードルの頂部に配置され、第2陥凹部が前記イントロデューサニードルの底部に配置され、第1突出部および第2突出部が前記イントロデューサニードルの対向する側面に配置されていることを特徴とする、請求項17に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項19】
平滑テーパエッジは、前記遠位端と前記近位端との間の前記フラッシュバックノッチの全長の少なくとも半分に沿って延在していることを特徴とする、請求項11に記載の静脈カテーテルアセンブリ。
【請求項20】
鋭利な遠位端と、鋭利な遠位端から延在する細長いシャフトとを含むイントロデューサニードルであって、細長いシャフトは、フラッシュバックノッチを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端と近位端とを含み、フラッシュバックノッチは、遠位端からフラッシュバックノッチの深さを増加させる方向に延在する平滑テーパエッジを含み、フラッシュバックノッチの幅が遠位端から近位端に向かって増加して、涙滴形状を形成していることを特徴とする、イントロデューサニードル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般的に、本開示は血管アクセス装置に関する。より詳細には、いくつかの実施形態において、本開示は静脈(IV)カテーテルアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なタイプのカテーテルアセンブリは、オーバー・ザ・ニードル型の末梢静脈カテーテル(「PIVC」)を含む。その名称が示唆するように、オーバー・ザ・ニードル型PIVCは、鋭利な遠位端を有するイントロデューサニードルの上に装着することができる。カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタと、カテーテルアダプタから遠位側に延在するPIVCと、PIVCを貫通して延在するイントロデューサニードルとを含んでもよい。PIVCおよびイントロデューサニードルは、イントロデューサニードルの遠位端がPIVCの遠位端を越えて延在し、針のベベルが皮膚への挿入直前に患者の皮膚から離れる方向に向くように組み立てることができる。一般的に、PIVCおよびイントロデューサニードルは、浅い角度で皮膚から患者の血管系へと挿入される。
【0003】
イントロデューサニードルおよび/またはPIVCの血管内への適切な配置を確認するために、臨床医はカテーテルアセンブリのフラッシュバックチャンバーに血液のフラッシュバックがあることを確認してもよい。いくつかの場合には、血液は、イントロデューサニードルに入り、イントロデューサニードルのフラッシュバックノッチから臨床医が血液を視認できるフラッシュバックチャンバーに到達すことができる。血液の観察によりイントロデューサニードルの配置が確認されたならば、臨床医はイントロデューサニードルを抜去し、将来の血液の抜き取りまたは輸液のためにPIVCを血管内の所定の位置に残すことができる。
【0004】
本明細書で特許請求される主題は、欠点を解決する実施形態、および上述のような環境でのみ動作する実施形態に限定されるものではない。むしろ、この背景は、本明細書に記載されるいくつかの実施形態が実施することができる1つの例示的技術分野を説明するために提供されるに過ぎない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一般的に、本開示は血管アクセス装置に関する。より詳細には、いくつかの実施形態において、本開示は静脈(IV)カテーテルアセンブリに関する。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタを含んでもよく、このカテーテルアダプタは、遠位端と、近位端と、カテーテルアダプタの遠位端およびカテーテルアダプタの近位端を通って延在する内腔と、内腔を形成する内壁とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルを含んでもよい。一部の実施形態において、カテーテルは末梢IVカテーテル、正中カテーテル、または末梢挿入型中心カテーテルを含んでもよい。
【0006】
いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリは、鋭利な遠位端と、鋭利な遠位端から延在する細長いシャフトとを含むイントロデューサニードルを含んでもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端がカテーテルの遠位端より遠位にある準備位置と、準備位置より近位にある後退位置との間で移動可能であってもよい。いくつかの実施形態において、細長いシャフトはフラッシュバックノッチを含んでもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチは遠位端と近位端とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチは、遠位端からフラッシュバックノッチの深さを増加させる方向に延在する、平滑テーパエッジを含んでもよい。いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジは、遠位端と近位端との間のフラッシュバックノッチの全長の少なくとも半分に沿って延在してもよい。
【0007】
いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリは、イントロデューサニードルに摺動可能に取り付けられたニードルガードを含んでもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードルが準備位置にある際にニードルガードの一部をカテーテルアダプタの内壁に接触させて、ニードルガードをカテーテルアダプタ内に保持してもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードルが準備位置から後退位置へ移動するのに応じて、ニードルガードの一部を内壁から離脱させて鋭利な遠位端を塞いでもよい。
【0008】
いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチの幅を遠位端から近位端に向かって増加させて、涙滴形状を形成してもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチは、フラッシュバックノッチの近位端から延在する段差を含んでもよい。いくつかの実施形態において、段差は、イントロデューサニードルの長手方向軸に対して横向きであってもよい。いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジは、段差に隣接して延在してもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチは楕円形状を有してもよい。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジに対する接線の全ては、イントロデューサニードルの長手方向軸に対して30°以下の角度にあってもよい。これらの実施形態および他の実施形態において、IVカテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジに対する接線の全ては、イントロデューサニードルの長手方向軸に対して10°以上の角度を有してもよい。
【0009】
いくつかの実施形態において、イントロデューサニードルは、細長いシャフト上に配置された針特徴部をさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、針特徴部は、第1陥凹部と、第1陥凹部の反対側の第2陥凹部とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1陥凹部はフラッシュバックノッチと整列していてもよい。いくつかの実施形態において、針特徴部は、第1突出部と、第1突出部の反対側の第2突出部とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1突出部および第2突出部は、第1陥凹部および第2陥凹部の間に配置されてもよい。
【0010】
いくつかの実施形態において、第1陥凹部はイントロデューサニードルの頂部に配置され、第2陥凹部はイントロデューサニードルの底部に配置される。いくつかの実施形態において、第1陥凹部および第2陥凹部は、イントロデューサニードルの対向する側面に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、準備位置から後退位置へのイントロデューサニードルの移動に応答して、細長いシャフトが、その一部に対する力の印加を停止して、一部を内壁から解放して鋭利な遠位端を塞ぐようにしてもよい。
【0011】
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、例示的および説明的であり、特許請求の範囲に記載された本発明を制限するものではないことを理解されたい。種々の実施形態は、図面に図示された配置および器具に限定されないことを理解されたい。また、実施形態を組み合わせてもよく、または他の実施形態を利用してもよく、また、請求項に特段の記載がない限り、本発明の種々の実施形態の範囲から逸脱することなしに構造変更を行ってもよいことが理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で捉えられるものではない。
【0012】
添付図面を用いて、例示的な実施形態をさらに具体的かつ詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1A】先行技術のカテーテルアセンブリの断面図であり、準備位置にある先行技術のイントロデューサニードルを示す図である。
【
図1B】、ニードルガード内に収納された状態にある先行技術のカテーテルアセンブリのイントロデューサニードルの側面図である。
【
図1C】先行技術のカテーテルアセンブリのニードルガードの上面透視図である。
【
図1D】先行技術のカテーテルアセンブリのニードルガードの別の上面透視図である。
【
図2A】例示的イントロデューサニードルの上面図である。
【
図2C】先行技術のニードルガードに対して近位側に後退している、
図2Aのイントロデューサニードルの側面図である。
【
図3A】いくつかの実施形態にしたがうイントロデューサニードルの上面図であり、涙滴形状を有する例示的フラッシュバックノッチを例示する図である。
【
図3B】いくつかの実施形態にしたがうイントロデューサニードルの側面図であり、涙滴形状を有するフラッシュバックノッチを例示する図である。
【
図3C】いくつかの実施形態にしたがうイントロデューサニードルの断面図である。
【
図3D】いくつかの実施形態にしたがう、涙滴形状を有するIVカテーテルアセンブリの直交側面図投影拡大図である
【
図4A】いくつかの実施形態にしたがうイントロデューサニードルの上面図であり、楕円形状を有するフラッシュバックノッチを例示する図である。
【
図4B】いくつかの実施形態にしたがうイントロデューサニードルの側面図であり、楕円形状を有するフラッシュバックノッチを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1A~
図1Dを参照すると、先行技術のカテーテルアセンブリ10は、軸方向開口部を含むニードルハブ12を含む。軸方向開口部は、鋭利端18を有するイントロデューサニードル16の近位端を確実に受容する。従来の通り、ニードルハブ12は中空であり、フラッシュチャンバー22を含む。これも従来通りであるが、イントロデューサニードル16はカテーテル24内に受容され、その近位端はカテーテルアダプタ26の遠位端内に同心状に固定されている。カテーテルアダプタ26は、その近位端において、既知の方法で患者に静脈内流体を投与するチューブセットを受容するように適合されたルアー継手32で終端されている。
【0015】
図1Aに示すカテーテルアセンブリの準備位置において、ニードルハブ12の遠位端は、カテーテルアダプタ26の近位端にぴったりと受容され、イントロデューサニードル16はカテーテルアダプタ26およびカテーテル24を遠位側に越えており、イントロデューサニードル16の鋭利端18がカテーテル24のテーパ状の遠位端を越えて延在している。
【0016】
使用時に、イントロデューサニードル16の鋭利端18およびカテーテル24を患者の静脈に挿入する。その後、臨床医は手動でカテーテル24をさらに静脈内に挿入し、ニードルハブ12の近位端を手で掴んで動かすことによりイントロデューサニードル16を引き抜く。その後、カテーテルアダプタ26のルアー継手32に、患者の静脈内に投与する流体の供給源を装着する。
【0017】
イントロデューサニードル16が患者から引き抜かれる際に、ハブチャンバー36内に配置されたニードルガード120は後退位置へと自動的に噛み合い、ニードルガード40が鋭利端18へのアクセスを遮断し、鋭利端18のさらなる遠位側への移動を防止することにより、臨床医による鋭利端18への偶発的な接触を防止する。ニードルガード120は、それぞれ第1アーム122および第2アーム124を含み、それらの近位端で後壁126の端部にヒンジ式に連結されている。アーム122、124の遠位端のそれぞれは、遠位端壁130へと延在する湾曲突起128を含み、次いで、この突起はリップ132で終端している。後壁126は開口部134を含み、アーム122、124のそれぞれは、遠位広幅部140と近位広幅部144との間に延在する狭幅部142を含む。側方クランプエッジ146は、遠位広幅部140に画定される。
【0018】
ニードルガード120がその準備位置にある際に、それぞれのアーム122、124の湾曲突起128は、カテーテルアダプタ26の内壁に形成された環状の溝またはリング136に受容される。カテーテルアダプタ26は、ニードルハブ12の遠位端に取り外し可能に嵌め込まれている。遠位端に鋭利端18を有するイントロデューサニードル16は、カテーテルアダプタ26の遠位端に固定されたカテーテル24内に受容される。イントロデューサニードル16の近位端は、後壁126の開口部134を通過する。イントロデューサニードル16はクリンプ138を含み、このクリンプ138は、イントロデューサニードル16がカテーテル24に沿って軸方向に移動を可能にするのに十分に小さいが、後述する理由により開口部134よりも大きな幅を有する。
【0019】
図1Aに示す準備位置において、イントロデューサニードル16のシャフトがニードルガード120を通過し、リップ132との係合によって弾力性のあるアーム122、124に径方向外向きの力を加え、各アームの湾曲突起128を環状溝136内へと付勢し、ニードルガード120をカテーテルアダプタ26の内壁内の固定位置に保持する。ニードルガード120を通過するイントロデューサニードル16のシャフトは、アーム122、124の狭幅部142の内縁に摩擦係合し、針をその準備位置にさらに保持する。
【0020】
イントロデューサニードル16をカテーテルアダプタ26内で軸方向かつ近位方向に引き込み、ニードルガードのリップ132を越えて移動する際に、ニードルガード120のアーム122、124は、以前に作用していた径方向の力から突然解放される。これにより、ニードルガードの遠位端壁130が環状溝136内の座部から解放され、
図1C~
図1Dに示すように針先端より前方の遠位位置で互いに重なり合うまで、遠位端壁130がカテーテルアダプタ26の内側に枢動し、それにより、鋭利端18との不注意な接触や遠位側への移動を防止する障壁が形成される。同時に、ニードルガード120のクランプエッジ146を鋭利端18に向けて付勢し、イントロデューサニードル16のさらなる軸方向移動を制限する。
【0021】
図1Bに示すように、針引き込み後にニードルガード120およびニードルガード120にクランプされたイントロデューサニードル16は、一体のアセンブリとしてカテーテルアダプタ26から取り外して安全に廃棄することができる。
図1Bに示すように、意図的にせよ不注意にせよ、イントロデューサニードル16をニードルガード120からさらに近位方向に引き出そうとすると、クリンプ138の幅が開口部134の幅よりも大きいので、シャフト上のクリンプ138が後壁126に接触する。この時点で、後壁126は、ニードルガード120からイントロデューサニードル16がさらに軸方向に移動するのを阻止する。
【0022】
図2A~
図2Cを参照すると、いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル147は、特徴部149の遠位にあってもよいフラッシュバックノッチ148を含んでもよい。針特徴部149は、環状突起を含んでもよい。いくつかの実施形態において、先行技術のカテーテルアセンブリ10のニードルガード120とともにイントロデューサニードル147を使用する場合、ニードルガード120がフラッシュバックノッチ148に捕捉される可能性がある。より詳細には、いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル147がカテーテルアダプタ26内で軸方向かつ近位方向に引き込まれる際に、遠位端壁130および/またはリップ132がフラッシュバックノッチ148に接触して、フラッシュバックノッチ148による捕捉または引っ掛かりが発生する可能性がある。これによりイントロデューサニードル147の円滑な引き込みおよび/またはカテーテルアダプタからのニードルガード120の時期尚早の切り離しが妨げられる可能性がある。ニードルガード120がフラッシュバックノッチ148に捕捉される例を
図2Cに示す。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ148の遠位端に近接する急勾配150のために、ニードルガード120が捕捉される可能性がある。
【0023】
図3A~
図3Dを参照すると、いくつかの実施形態にしたがうIVカテーテルアセンブリ200を図示している。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、1つまたは複数の構成要素および/または動作の点で、先行技術のカテーテルアセンブリ10と類似または同一であってもよい。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、たとえば、Becton, Dickinson & Company(Franklin Lake, New Jersey)から入手可能なBD INSTAFLASH(商標) Needle Technologyのようなフラッシュバックノッチを有するイントロデューサニードルを含む任意の適切なカテーテルアセンブリを含むことができる。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、1つまたは複数の構成要素および/または操作の点で、BD SAF-T-INTIMA(商標)閉鎖型IVカテーテルシステムまたはBD NEXIVA(商標)閉鎖型IVカテーテルシステムと類似していてもよい。
【0024】
いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200はカテーテルアダプタ202を含んでもよく、カテーテルアダプタ202は、遠位端204と、近位端206と、カテーテルアダプタ202の遠位端204およびカテーテルアダプタ202の近位端206を通って延在する内腔208と、内腔208を形成する内壁210とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、カテーテルアダプタ202の遠位端204から延在するカテーテル212を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテル212は、末梢IVカテーテル、正中カテーテル、または末梢挿入型中心カテーテルを含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテル212は中空かつ管状であってもよい。
【0025】
いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、イントロデューサニードル214を含んでもよい。イントロデューサニードルは、鋭利な遠位端216と、鋭利な遠位端216から延在する細長いシャフト218とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214はカテーテルアダプタ202に結合されたニードルハブ215から遠位側に延在してもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214は、鋭利な遠位端216がカテーテル212の遠位端より遠位にある準備位置と、準備位置より近位の後退位置との間で移動可能であってもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214が準備位置にあるとき、IVカテーテルアセンブリ200を構成して、患者への挿入準備を整えてもよい。
【0026】
いくつかの実施形態において、細長いシャフト218は、フラッシュバックノッチ220を含んでもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220は、遠位端222および近位端224を含んでもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220は、遠位端222からフラッシュバックノッチ220の深さを増加させる方向に延在する、平滑テーパエッジ226を含んでもよい。いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジ226は、フラッシュバックノッチ220を細長いシャフト218から切り取ることによって形成されてもよい。いくつかの実施形態において、遠位端222は、フラッシュバックノッチ220の最遠位表面に対応し、近位端224は、フラッシュバックノッチ220の最近位表面に対応してもよい。いくつかの実施形態において、遠位端222は、平滑テーパエッジ226の遠位最表面に対応してもよい。いくつかの実施形態において、遠位端222および近位端224は、イントロデューサニードル214の長手方向軸と整列してもよい。
【0027】
図3Bおよび
図3Dに示すように、いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジ226の近位端を、フラッシュバックノッチ220の最深点227に配置してもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220の深さは、平滑テーパエッジ226の全体に沿って、遠位端222から近位方向に増加してもよい。
図3B(および同様に
図4B)に示すように、いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジ226は、遠位端222と近位端224との間のフラッシュバックノッチ220の全長の少なくとも半分に沿って延在することができる。これにより、遠位端222から近位方向に徐々に傾斜して、カテーテル212を患者の静脈に挿入した後にイントロデューサニードル214を近位方向に引き込む間に、特定のニードルガード(たとえばニードルガード120)がフラッシュバックノッチ220に捕捉される危険性を減少させることができる。
【0028】
いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220の全長の少なくとも半分に沿って延在する平滑テーパエッジ226は、イントロデューサニードル214を近位に後退させてフラッシュバックノッチ220を乗り越えるのに必要な力を減少させることができる。
図3Aに示すように、いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220の幅を遠位端222から近位端224に向かって増加させて、涙滴形状を形成してもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220が平滑テーパエッジ226を有する際に、涙滴形状は、フラッシュバックノッチ220を通る血液フラッシュバックを損なうことなく、短縮した長さまたは許容可能な長さを有するフラッシュバックノッチ220を容易にすることができる。
【0029】
いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリ200は、イントロデューサニードル214に摺動可能に取り付けられるニードルガード228を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ニードルガード228は、1つまたは複数の構成要素および/または動作の点で、従来技術のニードルガード120と類似または同一であってもよい。いくつかの実施形態において、ニードルガード228は、任意の適切なニードルガードを含むことができる。適切なニードルガードのいくつかの例は、参照によりその全体が本明細書の一部をなすものとする、「SPRING CLIP SAFETY IV CATHETER」の表題を有する2006年11月22日出願の米国特許第7,972,313号に開示されていてもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214が準備位置にある際に、ニードルガード228の一部を1つまたは複数の溝を含んでもよいカテーテルアダプタ202の内壁210に接触させて、ニードルガード228をカテーテルアダプタ202内に保持してもよい。いくつかの実施形態において、準備位置から後退位置へのイントロデューサニードル214の移動に応答して、ニードルガード228の一部を内壁から解放して、鋭利な遠位端216を塞いでもよい。
【0030】
いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220は、フラッシュバックノッチ220の近位端224から延在する段差230を含んでもよい。いくつかの実施形態において、段差230は、イントロデューサニードル214の長手方向軸232に対して横向きであってもよい。
図3Dに示すように、いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジ226は段差230に隣接して延在してもよい。他の実施形態において、平滑テーパエッジ226は段差230まで延在してもよい。いくつかの実施形態において、長手方向軸232に対して横向きの段差230は、フラッシュバックノッチ220の長さを同一に保ちながら、平滑テーパエッジ226をより長くすることを可能にすることができる。
図3Dに示すように、段差230は、長手方向軸232に対して90°に等しい角度aで配置されてもよい。
【0031】
いくつかの実施形態において、
図3DのようなIVカテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジ226の接線の全ては、イントロデューサニードル214の長手方向軸232に対して30°以下の角度であってもよい。これにより、カテーテル212を患者の静脈に挿入した後にイントロデューサニードル214を近位方向に引き込む間に、特定のニードルガードがフラッシュバックノッチ220に捕捉される危険性を低減することができる。
図3Dは、いくつかの実施形態にしたがって、長手方向軸232に対して角度bで配置された平滑テーパエッジ226の1つの例示的な接線231を示す。いくつかの実施形態において、引き込み中に特定のニードルガードがフラッシュバックノッチ220に捕捉される危険性を減少させるために、平滑テーパエッジ226の接線の全ては、長手方向軸232に対して、60°以下、50°以下、40°以下、30°以下、または20°以下の角度であってもよい。長手方向軸232に対する平滑テーパエッジ226の角度は、0°より大きいことが理解される。いくつかの実施形態において、IVカテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジ226の接線の全ては、長手方向軸232に対して10°と30との間の角度であってもよく、これは、ニードルガードが平滑テーパエッジ226に捕捉される危険性を減少させ、同時にフラッシュ血液の流動を容易にすることができる。
【0032】
いくつかの実施形態において、長手方向軸232に対して約30°(25°と30°の間、または30°と35°の間など)である接線を遠位端222に含む平滑テーパエッジ226は、長手方向軸232に対して30°より大きい接線を含む平滑テーパエッジ226よりも、イントロデューサニードル214に対するニードルガード228の滑らかな引き込みを改善することができる。いくつかの実施形態において、平滑テーパエッジ226が、長手方向軸232に対して約10°未満の接線を遠位端222に含む場合、フラッシュバックノッチ220は、可視化のためにそこを通るフラッシュ血液の流動を促進するのに十分な深さではない恐れがある。
【0033】
いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220はイントロデューサニードル214の頂部にあり、そこから出るフラッシュ血液の視認を容易にすることができる。イントロデューサニードル214の頂部は、直接的に患者と臨床医との間にあってもよい。これらの実施形態において、フラッシュバックノッチ220を、イントロデューサニードル214の鋭利な遠位端216のベベルと同じ側に、整列させることができる。
【0034】
いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214は、細長いシャフト218上に配置された針特徴部240をさらに含んでもよい。針特徴部240は円筒形であってもよい。いくつかの実施形態において、針特徴部240は、第1陥凹部242aと、第1陥凹部242aの反対側の第2陥凹部242bとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1陥凹部242aを、フラッシュバックノッチ220と整列させてもよい。いくつかの実施形態において、針特徴部240は、第1突出部244aと、第1突出部244aの反対側の第2突出部244bとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1突出部244aおよび第2突出部244bは、第1陥凹部242aと第2陥凹部242bとの間に配置されてもよい。
【0035】
いくつかの実施形態において、第1陥凹部242aは、イントロデューサニードル214の頂部に配置されてもよい。イントロデューサニードル214がニードルガード228に対して近位に引き込まれる際に、第1陥凹部242aがニードルガード228に接触するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、第2陥凹部242bは、イントロデューサニードル214の底部に配置されてもよい。同様に、イントロデューサニードル214がニードルガード228に対して近位に引き込まれる際に、第2陥凹部242bがニードルガード228に接触するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、第1陥凹部242aおよび/または第2陥凹部242bは、ニードルガード228が針特徴部240に捕捉される危険性を低減することができる。
【0036】
いくつかの実施形態において、第1突出部244aおよび第2突出部244bは、イントロデューサニードル214の対向する側面に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、イントロデューサニードル214の近位端は、ニードルガード228の後壁の開口部を通過することができるが、針特徴部240よりも小さい直径を有してもよい開口部と第1突出部244aおよび/または第2突出部244bが干渉することにより、イントロデューサニードル214がニードルガード228を完全に通過することを阻止してもよい。いくつかの実施形態において、準備位置から後退位置へのイントロデューサニードル214の移動に応答して、細長いシャフト218は、一部に対する力の印加を停止して、その一部をカテーテルアダプタ202の内壁から解放させて、鋭利な遠位端216を塞いでもよい。
【0037】
図4A~
図4Bを参照すると、いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ246は楕円形を有してもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ246は、1つ以上の構成要素および/または動作の点で、フラッシュバックノッチ220と類似または同一であってもよい。いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ246が平滑テーパエッジ226を有する際に、楕円形状は、フラッシュバックノッチ220を通る血液フラッシュバックを損なうことなく、短縮した長さまたは許容可能な長さを有するフラッシュバックノッチ246を容易にしてもよい。前述したように、いくつかの実施形態において、フラッシュバックノッチ220の全長の少なくとも半分に沿って延在する平滑テーパエッジ226は、イントロデューサニードル214を近位に後退させ、フラッシュバックノッチ220を乗り越えるのに必要な力を減少させることができる。
図4A~
図4Bに示すように、平滑テーパエッジ226は、フラッシュバックノッチ220の全長の約半分にわたって延在してもよい。いくつかの実施形態において、
図4BのようなIVカテーテルアセンブリの直交側面図投影において、平滑テーパエッジ226に対する接線の全ては30°以下の角度であってもよく、これは先述の利点を提供してもよい。
【0038】
本明細書で援用されるすべての実施例および条件文は、読者が本発明者の寄与した概念を理解して本発明および本技術をさらに発展させることを補助する教育的な目的のために意図されたものであり、具体的に記載された実施例および条件に限定されないものと解釈される。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の真意および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および改変が可能であることを理解するべきである。
【国際調査報告】