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特表2025-502484トイレ及びその汚物排出ボックスアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-24
(54)【発明の名称】トイレ及びその汚物排出ボックスアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   E03D 5/012 20060101AFI20250117BHJP
   E03D 5/10 20060101ALI20250117BHJP
【FI】
E03D5/012
E03D5/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024543483
(86)(22)【出願日】2022-12-09
(85)【翻訳文提出日】2024-07-23
(86)【国際出願番号】 CN2022137972
(87)【国際公開番号】W WO2023151368
(87)【国際公開日】2023-08-17
(31)【優先権主張番号】202220274854.9
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524252079
【氏名又は名称】チュワンチョウ コモー インテリジェント キッチン アンド バス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リン,シャオファ
(72)【発明者】
【氏名】リン,シャオシャン
(72)【発明者】
【氏名】リン,シャン
(72)【発明者】
【氏名】シュウ,ヤンシン
(72)【発明者】
【氏名】シュウ,ロンロン
【テーマコード(参考)】
2D039
【Fターム(参考)】
2D039AA02
2D039AC00
2D039AD02
2D039AD04
2D039CB02
2D039FD01
(57)【要約】
トイレ及びその汚物排出ボックスアセンブリであり、該トイレの汚物排出ボックスアセンブリは汚物排出ボックス1と汚物排出管2と駆動装置3とを備え、汚物排出ボックス1は汚物排出入口11と汚物排出出口12とを備え、汚物排出管2は汚物排出ボックス1内に設置され、汚物排出管2の入口端21は汚物排出入口11に接続され、駆動装置3は駆動素子31と伝動機構32とを備え、駆動素子31は伝動機構32を介して汚物排出管2に接続され、そして、回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように汚物排出管2を駆動できるように構成され、そして駆動素子の出力軸の軸線311は汚物排出管2の回転軸線22とは共線ではない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレの汚物排出ボックスアセンブリであって、汚物排出ボックスと汚物排出管と駆動装置とを備え、前記汚物排出ボックスは汚物排出入口と汚物排出出口とを備え、前記汚物排出管は前記汚物排出ボックス内に設置され、前記汚物排出管の入口端は前記汚物排出入口に接続され、
前記駆動装置は駆動素子と伝動機構とを備え、前記駆動素子は前記伝動機構を介して前記汚物排出管に接続され、そして、回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように前記汚物排出管を駆動できるように構成され、そして前記駆動素子の出力軸の軸線は前記汚物排出管の回転軸線とは共線ではない、トイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項2】
前記汚物排出管には前記伝動機構の伝動と協働する駆動部が設置され、前記駆動部は前記汚物排出入口と対向して設置され、前記駆動素子及び前記汚物排出入口はそれぞれ前記汚物排出管の非対向の両側に位置する、請求項1に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項3】
前記汚物排出ボックスの第1側に汚物排出入口が設置され、前記汚物排出ボックスの第1側に隣接する第2側には突出した汚物排出出口が設置され、前記駆動素子は前記汚物排出ボックスの外部に設置され、且つ前記汚物排出ボックスの第2側に位置し、そして前記駆動素子の出力軸の軸線と前記汚物排出管の回転軸線とは平行である、請求項2に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項4】
前記駆動素子は前記汚物排出出口の前記汚物排出入口から離れる側に位置する、請求項3に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項5】
前記伝動機構は駆動輪と従動輪と伝動ベルトとを備え、前記駆動輪は前記駆動素子に接続され、前記従動輪は前記駆動部に接続され、前記伝動ベルトは前記駆動輪及び前記従動輪の外に嵌設され、又は、
前記伝動機構は駆動ギアと従動ギアとラックとを備え、前記駆動ギアは前記駆動素子に接続され、前記従動ギアは前記駆動部に接続され、そして前記駆動ギア及び前記従動ギアはいずれも前記ラックと噛合して伝動する、請求項2に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項6】
前記汚物排出管に前記伝動機構の伝動と協働する駆動部が設置され、前記駆動部は前記汚物排出入口と対向して設置され、前記駆動素子及び前記汚物排出入口はそれぞれ前記汚物排出管の対向する両側に位置する、請求項1に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項7】
前記駆動素子は前記汚物排出ボックスの外部に位置し、そして前記駆動素子の出力軸の軸線と前記汚物排出管の回転軸線とは垂直である、請求項6に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項8】
前記伝動機構はウォームとヘリカルギアとを備え、前記ウォームは前記駆動素子に接続され、前記ヘリカルギアは前記駆動部に接続され、前記ウォームと前記ヘリカルギアとは噛合して伝動する、請求項7に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項9】
前記汚物排出ボックスに取付キャビティが設置され、前記駆動部は回転可能に前記取付キャビティ内に設置され、取付キャビティ内には更に前記駆動部と接続する回転接続部が設置され、前記伝動機構は前記回転接続部を介して前記駆動部に接続される、請求項2~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項10】
前記回転接続部及び前記駆動部のうちの一方には突出したリブが設置され、他方には前記リブと係合する凹溝が設置される、請求項9に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項11】
前記汚物排出管は円弧形管であり、前記汚物排出管の入口端は前記汚物排出入口に嵌設され、そして前記汚物排出管の回転軸線と前記汚物排出入口の中心軸線とは共線である、請求項1~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項12】
前記汚物排出状態では、前記汚物排出管の出口端は前記汚物排出出口に向かい、前記初期状態では、前記汚物排出管の出口端は前記汚物排出出口から離反し、そして水封状態にある、請求項1~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項13】
トイレであって、トイレ本体を備え、前記トイレ本体は汚物排出口を有し、前記トイレは更に請求項1~12のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリを備え、前記汚物排出口は前記汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出入口に連通する、トイレ。
【請求項14】
前記初期状態にある時、前記汚物排出管の出口端は前記トイレ本体の封水面の高さ以上であるように構成される、請求項13に記載のトイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例はトイレ技術分野に関するが、それには限らず、特にトイレの汚物排出ボックスアセンブリ、及び該汚物排出ボックスアセンブリを備えるトイレに関するが、それには限らない。
【背景技術】
【0002】
幾つかの場合のトイレは反転可能な汚物排出管を有し、汚物排出管は汚物排出状態に反転してトイレの汚物排出を実現することができる。
【発明の概要】
【0003】
以下は本開示が詳細に記述するテーマについての概説である。本概説は特許請求の保護範囲を制限するためのものではない。
【0004】
トイレの汚物排出ボックスアセンブリであり、汚物排出ボックスと汚物排出管と駆動装置とを備え、前記汚物排出ボックスは汚物排出入口と汚物排出出口とを備え、前記汚物排出管は前記汚物排出ボックス内に設置され、前記汚物排出管の入口端は前記汚物排出入口に接続され、
前記駆動装置は駆動素子と伝動機構とを備え、前記駆動素子は前記伝動機構を介して前記汚物排出管に接続され、そして、回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように前記汚物排出管を駆動できるように構成され、そして前記駆動素子の出力軸の軸線は前記汚物排出管の回転軸線とは共線ではない。
【0005】
トイレであり、トイレ本体を備え、前記トイレ本体は汚物排出口を有し、前記トイレは更に、上記のトイレの汚物排出ボックスアセンブリを備え、前記汚物排出口は前記汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出入口に連通する。
【0006】
添付図面及び詳しい説明を読んで理解した後、その他の態様を分かることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図面は本開示の技術案をより理解するためのものであり、且つ明細書の一部を構成し、本願の実施例と一緒に本開示の技術案を説明することに用いられ、本開示の技術案を制限するためのものではない。
【0008】
図1図1は本願の一実施例による汚物排出ボックスアセンブリの断面構造模式図である。
図2図2図1に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が初期状態にある時の構造模式図である。
図3図3図1に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が汚物排出状態にある時の構造模式図である。
図4図4図1に示す汚物排出ボックスアセンブリの回転接続部の立体構造模式図である。
図5図5図4に示す回転接続部の正面構造模式図である。
図6図6図4に示す回転接続部の左側面構造模式図である。
図7図7図4に示す回転接続部の底面構造模式図である。
図8図8は本願の他の一実施例による汚物排出ボックスアセンブリの断面構造模式図である。
図9図9図8に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が初期状態にある時の構造模式図である。
図10図10図8に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が汚物排出状態にある時の構造模式図である。
図11図11は本願の更に他の一実施例による汚物排出ボックスアセンブリの断面構造模式図である。
図12図12図11に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が初期状態にある時の構造模式図である。
図13図13図11に示す汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管が汚物排出状態にある時の構造模式図である。
図14図14は本願の一実施例によるトイレの断面構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下は、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明確に完全に説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例のみであり、全部の実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく獲得する全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0010】
また、本願の異なる実施例の技術案は互いに組み合わせることができるが、それは当業者が実現できることを前提とし、技術案の組み合わせに矛盾が生じ又は実現できない場合、そのような技術案の組み合わせは存在せず、本願の求める保護範囲にも含まれないと見なされるべきである。
【0011】
また、本願の記載では、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」等の用語で指示される方位又は位置関係は図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、それは本願を説明しそしてその説明を簡略化するためのものに過ぎず、指示される装置又は要素が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作されることを明示又は暗示するものではなく、従って本願に対する制限と理解されるべきではない。
【0012】
また、「第1」、「第2」という用語は説明するためのものに過ぎず、相対的な重要性を明示又は暗示するもの、又は指示される技術的特徴の数量を暗黙的に示すものと理解されるべきではない。
【0013】
本願の説明では、他に明確な規定、限定がない限り、「取り付け」、「接続」等の記載は広い意味で理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、又は取り外し可能な接続であってもよく、又は一体的接続であってもよく、機械的接続であってもよく、又は電気的接続であってもよく、又は相互通信であってもよく、直接接続であってもよく、又は中間媒体を介した間接接続であってもよく、又は2つの要素内部での連通であってもよく、又は2つの要素の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況によって上記用語の本願での具体的な意味を理解することができる。
【0014】
本願では、他に明確な規定、限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあるということは、第1特徴と第2特徴とが直接に接触することを含んでもよく、また、第1特徴と第2特徴とが直接に接触せず、その間の他の特徴を介して接触することを含んでもよい。そして、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」にあるということは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含み、又は、第1特徴の水平方向の高さが第2特徴のそれよりも高いことのみを示す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」にあるということは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含み、又は、第1特徴の水平方向の高さが第2特徴のそれよりも低いことのみを示す。
【0015】
以下の開示は、本願の異なる構造を実現するための多くの異なる実施形態又は例を提供する。本願の開示を簡略化するために、以下に特定の例の部品及び設定について説明する。当然ながら、それらは例示に過ぎず、そして本願を制限することを目的とするものではない。尚、本願は異なる例において参照数字及び/又は参照アルファベットを繰り返してもよいが、そのような繰り返しは簡略化及び明確化を目的とするものであり、それ自体は検討される各実施形態及び/又は設定間の関係を指示するものではない。尚、本願では様々な特定の工程及び材料の例が提供されるが、当業者は他の工程の適用及び/又は他の材料の使用を意識できる。
【0016】
幾つかの情況では、回転可能な汚物排出管を有するトイレは、その汚物排出管の駆動モータと汚物排出管とが前後に並設され、且つ駆動モータの出力軸の軸線と汚物排出管の回転軸線とが共線であり、それによってトイレのサイズは前後方向に沿って拡大し、トイレの体積が大きく、その占める空間が大きい。
【0017】
本願の実施例はトイレの汚物排出ボックスアセンブリを提供し、汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管は汚物排出ボックス内において回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えることができ、それによって汚物排出状態でのトイレの汚物排出が実現される。
【0018】
図1図3に示すように、本願の実施例によるトイレの汚物排出ボックスアセンブリは汚物排出ボックス1と汚物排出管2と駆動装置3とを備え、汚物排出ボックス1は汚物排出入口11と汚物排出出口12とを備え、汚物排出管2は汚物排出ボックス1内に設置され、そして汚物排出管2の入口端21は汚物排出入口11に接続される。
【0019】
駆動装置3は駆動素子31と伝動機構32とを備え、駆動素子31は伝動機構32を介して汚物排出管2に接続され、そして、回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように汚物排出管2を駆動できるように構成され、そして駆動素子31の出力軸の軸線311は汚物排出管2の回転軸線22とは共線ではない。
【0020】
本願の実施例によるトイレの汚物排出ボックスアセンブリは、汚物排出管2が回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるという機能ことを、駆動装置3によって実現する。図2図3は、本願の一実施例によるトイレの汚物排出ボックスアセンブリがそれぞれ初期状態及び汚物排出状態にある時の構造模式図を示し、図における円弧形の矢印方向は、初期状態と汚物排出状態の間で切り換える時の汚物排出管2の回転方向を表す。
【0021】
汚物排出ボックス1の汚物排出入口11は外部汚水の導入口として用いられ、汚物排出ボックス1の汚物排出出口12は汚物排出ボックス1を流れ通る汚水の導出口として用いられる。汚物排出管2は汚物排出ボックス1内に設置され、汚物排出入口11から入った汚水を導くことに用いられる。汚物排出管2の入口端21は汚物排出入口11に接続され、それによって汚物排出ボックスアセンブリの外部の汚水は、汚物排出入口11及び汚物排出管2の入口端21を経由して汚物排出管2の管内腔に流入し、そして最後は汚物排出ボックス1の汚物排出出口12から流出する。
【0022】
駆動装置3は、汚物排出管2の回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換える動作に動力サポートを提供することに用いられる。駆動装置3は駆動素子31と伝動機構32とを備え、駆動素子31は汚物排出管2の初期状態と汚物排出状態の間で切り換える動作の駆動力を提供し、伝動機構32は駆動素子31より提供される駆動力を汚物排出管2に伝達することに用いられる。図1に示すように、駆動素子31は伝動機構32を介して汚物排出管2に接続され、そうすると、駆動素子31より提供される駆動力は伝動機構32を介して汚物排出管2に伝達される。駆動素子31及び伝動機構32の初期位置及び動作範囲を事前に設定してもよく、それによって、規定された運動範囲内で回転するように汚物排出管2を駆動して、汚物排出管2の初期状態と汚物排出状態の間での切り換えを実現することができる。これにより、駆動装置3は、回転して図2に示す初期状態と図3に示す汚物排出状態の間で切り換えるように汚物排出管2を駆動することができる。
【0023】
図1に示すように、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは共線ではなく、軸線311と回転軸線22とはある程度の距離を有するように設定される。それに対して、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とが共線である場合は、駆動素子31と汚物排出管2とは汚物排出管2の回転軸線22の方向(例えば、前後方向)に沿って並設され、それによってトイレは前後方向におけるサイズが大きく、トイレの体積及び占用する取り付け空間が大きい。駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とが共線ではないように設定されることによって、駆動素子31と汚物排出管2とが汚物排出管2の回転軸線22方向に沿って並設されることが回避され、これは汚物排出管2の回転軸線22方向における汚物排出ボックスアセンブリのサイズの低減に利し、それによって、回転軸線22の方向における汚物排出ボックスアセンブリ全体のサイズを短くすることができ、汚物排出ボックスアセンブリの位置するトイレの内部空間をより多く節約して、その他の構造設計要件を満たすことができ、そして汚物排出管2の回転軸線22方向におけるトイレ全体のサイズの低減に利し、トイレの体積及び占用する取り付け空間が低減され、トイレの適用範囲が拡大される。
【0024】
幾つかの例示的な実施例におけるトイレの汚物排出ボックスアセンブリは、図1に示すように、汚物排出管2には伝動機構32の伝動と協働する駆動部24が設置され、駆動部24は汚物排出入口11と対向して設置され、駆動素子31及び汚物排出入口11はそれぞれ汚物排出管2の非対向の両側に位置する。
【0025】
図1に示すように、汚物排出管2には伝動機構32の伝動と協働する駆動部24が設置され、汚物排出ボックス1内に取付キャビティ13が設置され、駆動部24は回転可能に取付キャビティ13内に設置され、取付キャビティ13内には更に駆動部24と接続する回転接続部4が設置され、伝動機構32は回転接続部4を介して駆動部24に接続される。
【0026】
汚物排出ボックス1の汚物排出入口11に対向する端に、駆動部24及び回転接続部4を取り付けて収納するための取付キャビティ13が設置され、それによって、駆動部24と汚物排出入口11とは対向して設置される。図4図7に示すように、回転接続部4には突出したリブ41が設置され、駆動部24は該リブ41と係合する凹溝であり、リブ41と凹溝との係合によって、回転接続部4と汚物排出管2との伝動接続が実現され、そして回転接続部4は伝動機構32に接続され、それによって駆動装置3の駆動力は汚物排出管2に伝達されて、汚物排出管2の順調及び安定的な反転動作を駆動することができ、これにより、汚物排出管2の初期状態と汚物排出状態の間での切り換えがスムーズに実現される。
【0027】
図1及び図8に示す実施例では、駆動素子31及び汚物排出入口11は汚物排出管2の非対向の両側にそれぞれ設置され、それによって、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは共線ではなく、汚物排出管2の回転軸線22方向における汚物排出ボックスアセンブリのサイズの低減に利する。
【0028】
幾つかの例示的な実施例では、図1及び図8に示すように、汚物排出ボックス1の第1側(例えば図1及び図8における左側)に汚物排出入口11が設置され、汚物排出ボックス1の第1側に隣接する第2側(例えば図1及び図8における下側)には突出した汚物排出出口12が設置され、駆動素子31は汚物排出ボックス1の外部に設置され、且つ汚物排出ボックス1の第2側に位置し、そして駆動素子31は汚物排出出口12の汚物排出入口11から離れる側に位置し、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは平行である。
【0029】
図1及び図8に示すように、汚物排出ボックス1の第1側(例えば図1及び図8における左側)に汚物排出入口11が設置され、汚物排出ボックスアセンブリ外部の汚水の導入口として用いられる。汚物排出ボックス1の上記第1側に隣接する第2側(例えば図1及び図8における下側)には突出した汚物排出出口12が設置され、汚物排出管2を流れ通る汚水の導出口として用いられる。駆動素子31が汚物排出ボックス1の外部に設置されることによって、水と電気の分離が実現され、駆動素子31の安全性が高められる。駆動素子31は汚物排出ボックス1の第2側に位置し、且つ駆動素子31は汚物排出出口12の汚物排出入口11から離れる側に位置し、そうすると、突出した汚物排出出口12の汚物排出入口11から離れる側の空間を利用して駆動素子31が収納され、汚物排出ボックスアセンブリの体積の低減に利し、この場合、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは平行であるが、共線ではない。
【0030】
図1及び図8の実施例では、汚物排出ボックスアセンブリの駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは平行であるように設置され、その平行設置の構造は、駆動素子31と汚物排出管2との間に伝動機構32を配置するのに便利であり、例えば、軸線311と回転軸線22との間に1つの汎用的で通常の伝動機構32、例えば、チェーン、ベルト、ラック等の伝動機構を配置して、駆動素子31の駆動力を汚物排出管2に伝達すればよい。従って該構造によって、伝動機構32は設計が簡単でそしてコストが低く、そして伝動機構32の占用する、回転軸線22方向におけるサイズは比較的に小さく、汚物排出管2の回転切り換えの機能が実現されながら、汚物排出ボックス1の外の空間もあまり占用されない。従って、回転軸線22方向における汚物排出ボックスアセンブリ全体のサイズを短くすることができ、汚物排出ボックスアセンブリの位置するトイレの内部空間をより多く節約して、その他の構造設計要件を満たすことができる。
【0031】
幾つかの例示的な実施例では、図1図3に示すように、伝動機構32は駆動輪321と従動輪322と伝動ベルト323とを備え、駆動輪321は駆動素子31に接続され、従動輪322は駆動部24に接続され、伝動ベルト323は駆動輪321及び従動輪322の外に嵌設される。
【0032】
図1図3に示す実施例では、伝動機構32は駆動輪321と従動輪322と伝動ベルト323とを備え、駆動輪321及び従動輪322はいずれもギアであってもよく、伝動ベルト323はギアベルトであってもよい。通常の平ベルトプーリの伝動機構に比べて、ギアとギアベルトによる伝動はより安定で滑りにくく、そして伝動の接触面が小さく、相対摩耗が小さく、寿命が高い。伝動機構32はプーリを採用し、コストが比較的に低く、構造が簡単で、取り付け調整が比較的に容易であり、伝動力が比較的に小さい一部の小型トイレ汚物排出ボックスの汚物排出反転切り換えに適する。
【0033】
駆動輪321は駆動素子31の出力軸に接続され且つ固定されるように設置され、従動輪322は回転接続部4を介して駆動部24に接続されるように設置され、伝動ベルト323は駆動輪321及び従動輪322の外部に嵌設されるように設置される。これにより、駆動素子31は、駆動輪321、従動輪322、伝動ベルト323、回転接続部4、及び駆動部24を介して、駆動力を汚物排出管2に伝達し、初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように汚物排出管2を駆動する(図2図3に示すように)。
【0034】
他の幾つかの例示的な実施例では、図8図10に示すように、伝動機構32は駆動ギア324と従動ギア325とラック326とを備え、駆動ギア324は駆動素子31に接続され、従動ギア325は駆動部24に接続され、そして駆動ギア324及び従動ギア325はいずれもラック326と噛合して伝動する。
【0035】
図8図10に示す実施例では、伝動機構32は駆動ギア324と従動ギア325とラック326とを備え、ラック326は国標準のストレートラックを採用してもよく、その価格が比較的に低く、交換及び試験調整が容易である。駆動ギア324は駆動素子31の出力軸に接続され且つ固定されるように設置され、従動ギア325は回転接続部4を介して駆動部24に接続されるように設置され、ラック326は駆動ギア324及び従動ギア325の同一側にあり、且つ駆動ギア324及び従動ギア325と噛合して伝動することができるように設置される。これにより、駆動素子31は、駆動ギア324、ラック326、従動ギア325、回転接続部4、及び駆動部24を介して、駆動力を汚物排出管2に伝達し、初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように汚物排出管2を駆動する(図9図10に示すように)。
【0036】
更に幾つかの例示的な実施例では、図11図13に示すように、汚物排出管2には伝動機構32の伝動と協働する駆動部24が設置され、駆動部24は汚物排出入口11と対向して設置され、駆動素子31及び汚物排出入口11はそれぞれ汚物排出管2の対向する両側に位置する。
【0037】
汚物排出管2には伝動機構32の伝動と協働する駆動部24が設置され、汚物排出ボックス1内に取付キャビティ13が設置され、駆動部24は回転可能に取付キャビティ13内に設置され、取付キャビティ13内には更に駆動部24と接続する回転接続部4が設置され、伝動機構32は回転接続部4を介して駆動部24に接続される。取付キャビティ13は、汚物排出ボックス1の汚物排出入口11に対向する端に設置されてもよく、駆動部24及び回転接続部4を取り付けて収納することに用いられ、それによって、駆動部24と汚物排出入口11とは対向して設置される。回転接続部4には突出したリブ41が設置され、駆動部24は該リブ41と係合する凹溝であり、リブ41と凹溝との係合によって、回転接続部4と汚物排出管2との伝動接続が実現され、そして回転接続部4は伝動機構32に接続され、それによって駆動装置3の駆動力は汚物排出管2に伝達されて、汚物排出管2の順調及び安定的な反転動作を駆動することができ、これにより、汚物排出管2の初期状態と汚物排出状態の間での切り換えがスムーズに実現される。
【0038】
図11図13に示す実施例では、駆動素子31及び汚物排出入口11は汚物排出管2の対向する両側にそれぞれ設置され、しかし、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管の回転軸線22とは共線ではなく、例えば、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは垂直に設置されてもよく、同じように回転軸線22方向における汚物排出ボックスアセンブリのサイズの低減に利する。
【0039】
図11図13に示す実施例では、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とは垂直に設置され、駆動素子31と駆動部24との間に伝動方向を変更する伝動部材、例えば、ターボウォーム、ヘリカルギア等が設置され、これにより、駆動装置3が駆動部24及び汚物排出管2を駆動することが実現でき、それによって、駆動素子31及び伝動機構32の配置の空間範囲、及び伝動機構32のタイプがより拡大され、駆動素子31の出力軸の軸線311と汚物排出管2の回転軸線22とが必ず垂直であるとは限らない。
【0040】
図11図13に示す実施例では、伝動機構32はウォーム327とヘリカルギア328とを備え、ウォーム327は駆動素子31に接続され、ヘリカルギア328は駆動部24に接続され、ウォーム327とヘリカルギア328とは噛合して伝動する。
【0041】
伝動機構32はウォーム327とヘリカルギア328とを備え、ウォーム327は駆動素子31の出力軸に接続され且つ固定されるように設置され、ヘリカルギア328は回転接続部4を介して駆動部24に接続されるように設置され、そしてウォーム327とヘリカルギア328とは噛合して伝動する。これにより、駆動素子31はウォーム327、ヘリカルギア328、回転接続部4、及び駆動部24を介して汚物排出管2を駆動して、反転切り換え動作を実現させることができる。
【0042】
上記いずれかの例示的な実施例では、図1図3図8図13に示すように、汚物排出管2は円弧形管であり、汚物排出管2の入口端21は汚物排出入口11に嵌設され、そして汚物排出管2の回転軸線22と汚物排出入口11の中心軸線とは共線である。
【0043】
汚物排出管2の入口端21が汚物排出入口11に嵌設されるように設置することによって、汚物排出ボックスアセンブリ外部の汚水は汚物排出入口11及び汚物排出管2の入口端21から汚物排出管2に流入する。汚物排出管2の入口端21と汚物排出入口11とはシール接続を採用し、それによって汚水漏れを防止する。汚物排出管2の入口端21が汚物排出入口11に嵌設されるように設置することによって、汚物排出管2の回転軸線22と汚物排出入口11の中心軸線とは共線であり、そうすると、汚物排出入口11は汚物排出管2をサポートすることができ、これにより、汚物排出管2は汚物排出管2と汚物排出入口11との共通の中心軸線の周りで回転することができ、汚物排出管が反転する時に汚物排出入口11から離脱して水漏れが発生することはない。
【0044】
上記いずれかの例示的な実施例では、汚物排出状態では、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12に向かい、初期状態では、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12から離反し、そして水封状態にある。
【0045】
図2図3図9図10、及び図12図13は、汚物排出ボックスアセンブリが初期状態及び汚物排出状態にある時の構造模式図を示す。そのうち、図2図9図12の汚物排出ボックスアセンブリは初期状態にあり、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12から離反し、その時、汚物排出管2の出口端23は上に向き、汚物排出管2の出口端23はトイレ本体5内の封水面の高さ以上(例えば、封水面の高さよりも高い)であり、汚物排出管2は水封状態にあり、それによってトイレ本体5内の水が汚物排出ボックス1から流出することはなく、封水による防臭の機能が実現される。図3図10図13に示す汚物排出ボックスアセンブリは汚物排出状態にあり、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12に向かい、その時、汚物排出管2の出口端23は下に向き、それによってトイレ本体5内の汚水は汚物排出入口11及び汚物排出管2から導入され、そして汚物排出出口12から流出し、汚物排出機能が実現される。汚物排出管2は図2図9図12に示す初期状態から図3図10図13に示す汚物排出状態へ反転し切り換えし、そして図3図10図13に示す汚物排出状態から図2図9図12に示す初期状態へ反転し切り換えし、これは駆動装置3によって実行され、図における円弧線の矢印は汚物排出管2の回転方向を示す。
【0046】
汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管2によって実行される、初期状態と汚物排出状態の間の切り換え動作のプロセスは以下である。
【0047】
汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管2が初期状態にある時、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12から離反し、トイレ本体5内の封水面の高さが汚物排出管2の出口端23以下であるため、トイレ本体5の封水は汚物排出管2から流出することはなく、水封の機能が実現される。駆動装置3は状態切り換えの指令を受け、駆動素子31は伝動機構32及び駆動部24を介して、時計回りに回転するように汚物排出管2を動かし、汚物排出管2は汚物排出状態に到達し、この時、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12に向かい、汚物排出状態に入る。
【0048】
汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管2が汚物排出状態にある時、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12に向かい、トイレ本体5の汚水は汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管2に流入し、そして汚物排出出口12から流出する。駆動装置3は状態切り換えの指令を受け、駆動素子31は伝動機構32及び駆動部24を介して、反時計回りに回転するように汚物排出管2を動かし、汚物排出管2は初期状態に到達し、この時、汚物排出管2の出口端23は汚物排出出口12から離反し、汚物排出管2の出口端23はトイレ本体5の封水面の高さ以上であり、それによって汚物排出管2は初期の水封状態に入る。
【0049】
理解できるように、汚物排出管2の初期状態は水封状態でなくてもよく、即ち、初期状態にある時、汚物排出管2の出口端23はトイレ本体5の封水面の高さよりも低くてもよく、この時、他の構造によって水封の機能を実現してもよい。
【0050】
本願の実施例は更にトイレを提供し、図14に示すように、トイレ本体5を備え、トイレ本体5は汚物排出口51を有し、トイレは更に、上記のいずれかの例示的な実施例に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリを備え、トイレ本体5の汚物排出口51は汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出入口11に連通する。
【0051】
トイレが更に上記のいずれかの例示的な実施例に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリを備えるため、本願の実施例のトイレは上記のいずれかの例示的な実施例に記載の汚物排出ボックスアセンブリの特徴及びメリットを有し、ここでは繰り返して説明しない。トイレ本体5の汚物排出口51は汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出入口11に連通し、汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出出口12は下水管に接続されてもよく、それによってトイレ本体5の汚水は汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出入口11によって汚物排出ボックスアセンブリの汚物排出管2に導入されることができ、トイレ本体5における汚水は、汚物排出管2が汚物排出状態に回転した時に下水管に排出されることができ、汚水が排出された後、トイレ本体5における水は、汚物排出管2が水封状態(初期状態)に回転した時に排出されないことができ、封水による防臭の機能が実現される。
【0052】
本明細書の記載では、「1つの実施例」、「幾つかの実施例」、「例示的な実施例」「例」、「具体的な例」、又は「幾つかの例」等の用語を参照する記載は、前記実施例又は例を結合して記載される具体的な特徴、構造、材料又は特点が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書では、上記用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すものと限らない。そして記載される具体的な特徴、構造、材料又は特点はいずれか1つ又は複数の実施例又は例において適切な方式結合してもよい。
【0053】
本開示に開示される実施例は上記の通りであるが、その記載内容は本開示を理解するために採用される実施例に過ぎず、本開示を限定するためのものではない。当業者は本開示に開示される精神と範囲を離脱せずに、実施の形式及び詳細においていかなる修正と変更を行うことができるが、本開示の特許保護範囲は、依然として特許請求の範囲に記載の範囲に準じる。
【符号の説明】
【0054】
1‐汚物排出ボックス、11‐汚物排出入口、12‐汚物排出出口、13‐取付キャビティ、2‐汚物排出管、21‐入口端、22‐回転軸線、23‐出口端、24‐駆動部、3‐駆動装置、31‐駆動素子、311‐駆動素子の出力軸の軸線、32‐伝動機構、321‐駆動輪、322‐従動輪、323‐伝動ベルト、324‐駆動ギア、325‐従動ギア、326‐ラック、327‐ウォーム、328‐ヘリカルギア、4‐回転接続部、41‐リブ、5‐トイレ本体、51‐汚物排出口。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-07-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレの汚物排出ボックスアセンブリであって、汚物排出ボックスと汚物排出管と駆動装置とを備え、前記汚物排出ボックスは汚物排出入口と汚物排出出口とを備え、前記汚物排出管は前記汚物排出ボックス内に設置され、前記汚物排出管の入口端は前記汚物排出入口に接続され、
前記駆動装置は駆動素子と伝動機構とを備え、前記駆動素子は前記伝動機構を介して前記汚物排出管に接続され、そして、回転して初期状態と汚物排出状態の間で切り換えるように前記汚物排出管を駆動できるように構成され、そして前記駆動素子の出力軸の軸線は前記汚物排出管の回転軸線とは共線ではない、トイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項2】
前記汚物排出管には前記伝動機構の伝動と協働する駆動部が設置され、前記駆動部は前記汚物排出入口と対向して設置され、前記駆動素子及び前記汚物排出入口はそれぞれ前記汚物排出管の非対向の両側に位置する、請求項1に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項3】
前記汚物排出ボックスの第1側に前記汚物排出入口が設置され、前記汚物排出ボックスの第1側に隣接する第2側には突出した汚物排出出口が設置され、前記駆動素子は前記汚物排出ボックスの外部に設置され、且つ前記汚物排出ボックスの第2側に位置し、そして前記駆動素子の出力軸の軸線と前記汚物排出管の回転軸線とは平行である、請求項2に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項4】
前記駆動素子は前記汚物排出出口の前記汚物排出入口から離れる側に位置する、請求項3に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項5】
前記伝動機構は駆動輪と従動輪と伝動ベルトとを備え、前記駆動輪は前記駆動素子に接続され、前記従動輪は前記駆動部に接続され、前記伝動ベルトは前記駆動輪及び前記従動輪の外に嵌設され、又は、
前記伝動機構は駆動ギアと従動ギアとラックとを備え、前記駆動ギアは前記駆動素子に接続され、前記従動ギアは前記駆動部に接続され、そして前記駆動ギア及び前記従動ギアはいずれも前記ラックと噛合して伝動する、請求項2に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項6】
前記汚物排出管に前記伝動機構の伝動と協働する駆動部が設置され、前記駆動部は前記汚物排出入口と対向して設置され、前記駆動素子及び前記汚物排出入口はそれぞれ前記汚物排出管の対向する両側に位置する、請求項1に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項7】
前記駆動素子は前記汚物排出ボックスの外部に位置し、そして前記駆動素子の出力軸の軸線と前記汚物排出管の回転軸線とは垂直である、請求項6に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項8】
前記伝動機構はウォームとヘリカルギアとを備え、前記ウォームは前記駆動素子に接続され、前記ヘリカルギアは前記駆動部に接続され、前記ウォームと前記ヘリカルギアとは噛合して伝動する、請求項7に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項9】
前記汚物排出ボックスに取付キャビティが設置され、前記駆動部は回転可能に前記取付キャビティ内に設置され、前記取付キャビティ内には更に前記駆動部と接続する回転接続部が設置され、前記伝動機構は前記回転接続部を介して前記駆動部に接続される、請求項2~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項10】
前記回転接続部及び前記駆動部のうちの一方には突出したリブが設置され、他方には前記リブと係合する凹溝が設置される、請求項9に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項11】
前記汚物排出管は円弧形管であり、前記汚物排出管の入口端は前記汚物排出入口に嵌設され、そして前記汚物排出管の回転軸線と前記汚物排出入口の中心軸線とは共線である、請求項1~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項12】
前記汚物排出状態では、前記汚物排出管の出口端は前記汚物排出出口に向かい、前記初期状態では、前記汚物排出管の出口端は前記汚物排出出口から離反し、そして水封状態にある、請求項1~8のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリ。
【請求項13】
トイレであって、トイレ本体を備え、前記トイレ本体は汚物排出口を有し、前記トイレは更に請求項1~のいずれか1項に記載のトイレの汚物排出ボックスアセンブリを備え、前記汚物排出口は前記汚物排出ボックスアセンブリの前記汚物排出入口に連通する、トイレ。
【請求項14】
前記初期状態にある時、前記汚物排出管の出口端は前記トイレ本体の封水面の高さ以上であるように構成される、請求項13に記載のトイレ。
【国際調査報告】