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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-28
(54)【発明の名称】ページング早期指示位置判定
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/02 20090101AFI20250121BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20250121BHJP
【FI】
H04W68/02
H04W52/02 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024538993
(86)(22)【出願日】2023-01-05
(85)【翻訳文提出日】2024-06-26
(86)【国際出願番号】 US2023060183
(87)【国際公開番号】W WO2023133474
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】63/266,558
(32)【優先日】2022-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/944,896
(32)【優先日】2022-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.ZIGBEE
3.BLUETOOTH
4.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュ、フイリン
(72)【発明者】
【氏名】イスラム、ムハンマド・ナズムル
(72)【発明者】
【氏名】ペダーセン、カーステン・アーガールド
(72)【発明者】
【氏名】アング、ピーター・プイ・ロク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067AA43
5K067DD11
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の特定の態様が、PEI位置判定のための技法を提供する。特定の態様によれば、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法は、ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEI監視することと、を含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記UEが、前記基準PFの開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することが、
前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UEが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの前記構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理すること、
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記基準点の前記位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記ネットワークエンティティが、前記基準PFの開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記基準点の前記位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項27】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項16に記載の方法。
【請求項28】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項16に記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信のために構成されたユーザ機器(UE)であって、
コンピュータ実行可能命令を備えるメモリと、
前記コンピュータ実行可能命令を実行し、前記UEに、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視させる、
ように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)。
【請求項30】
ワイヤレス通信のために構成されたネットワークエンティティであって、
コンピュータ実行可能命令を備えるメモリと、
前記コンピュータ実行可能命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信させる、
ように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ネットワークエンティティ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
[0001] 本出願は、2022年9月14日に出願された米国特許出願第17/944,896号の優先権を主張し、2022年1月7日に出願された米国仮出願第63/266,558号の優先権及び利益を主張し、これらは両方とも本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により明示的に組み込まれる。
【0002】
序論
[0002] 本開示の態様は、ワイヤレス通信に関し、更に詳しくは、ページング早期指示(paging early indication、PEI)オケージョンの位置を特定するための技法に関する。
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、又は他の同様のタイプのサービスなどの、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力、又は他のリソース)を複数のユーザと共有することによって、それらのユーザとの通信をサポートすることが可能な、多元接続技術を採用することができる。多元接続技術は、一部の例にすぎないが、符号分割、時分割、周波数分割直交周波数分割、シングルキャリア周波数分割、又は時分割同期符号分割のいずれかに依存することができる。これら及び他の多元接続技術は、都市レベル、国レベル、地域レベル、及び世界レベルでさえも種々のワイヤレスデバイスが通信することを可能にする、共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。
【0004】
[0004] ワイヤレス通信システムは長年にわたって多大な技術的進歩を遂げてきたが、課題が依然として存在している。例えば、複雑で動的な環境は、ワイヤレス送信機とワイヤレス受信機との間の信号を、依然として減衰させるか又は遮断する恐れがあることにより、有限のワイヤレスチャネルリソースの使用を管理及び最適化するために使用される様々な既成のワイヤレスチャネル測定及び報告メカニズムを弱体化する。したがって、様々な課題を克服するために、ワイヤレス通信システムにおける更なる改善が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 一態様は、ユーザ機器(user equipment、UE)によるワイヤレス通信の方法を提供し、本方法は、ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(paging frames、PFs)内の複数のページングオケージョン(paging occasions、POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channels、PDCCHs)が複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを監視することと、を含む。
【0006】
[0006] 一態様は、UEに、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を送信することと、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、を含む、ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法を提供する。
【0007】
[0007] 他の態様は、上述の方法並びに本明細書の他の箇所に記載された方法を実施するように動作可能な、構成された、又は別の方法で適合された、装置と、装置の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、装置に、上述の方法並びに本明細書の他の箇所に記載された方法を実施させる命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体と、前述の方法並びに本明細書の他の箇所に記載された方法を実施するためのコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品と、上述の方法並びに本明細書の他の箇所に記載された方法を実施するための手段を備える装置と、を提供する。例として、装置は、処理システム、処理システムを有するデバイス、又は1つ又は複数のネットワークを介して協働する処理システムを備え得る。
【0008】
[0008] 以下の説明及び添付の図面は、例示を目的としていくつかの特徴を記載する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
[0009] 添付の図面は、本明細書に記載の様々な態様のいくつかの特徴を示しており、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではない。
図1】[0010] 例示的なワイヤレス通信ネットワークを概念的に示すブロック図である。
図2】[0011] 基地局及びユーザ機器の一例を概念的に示すブロック図である。
図3A】[0012] ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の様々な例示的な態様を示す。
図3B】ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の様々な例示的な態様を示す。
図3C】ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の様々な例示的な態様を示す。
図3D】ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の様々な例示的な態様を示す。
図4】[0013] 本開示の特定の態様による、ページング早期指示(PEI)オケージョン及びページングオケージョン(POs)のための例示的なタイムラインを示す。
図5】[0014] 本開示の特定の態様によるPEIオケージョン位置判定のためのコールフロー図を示す。
図6A】[0015] 本開示の特定の態様による、PEIオケージョン位置判定の一例を示す。
図6B】本開示の特定の態様による、PEIオケージョン位置判定の一例を示す。
図7A】[0016] 本開示の特定の態様による、PEIオケージョン位置判定のための例示的なタイムラインを示す。
図7B】本開示の特定の態様による、PEIオケージョン位置判定のための例示的なタイムラインを示す。
図8】[0017] 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な処理を示す。
図9】本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な処理を示す。
図10】[0018] 本開示の態様による、例示的な通信デバイスを示す。
図11】本開示の態様による、例示的な通信デバイスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0019] 本開示の態様は、ページング早期指示(PEI)オケージョンの位置を判定するための装置、方法、処理システム、及びコンピュータ可読媒体を提供する。本技法は、ユーザ機器(UE)及び基地局(base station、BS)が、位置を調整し、PEIのために使用されるべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの位置に関して同期されることを可能にし得る。
【0011】
[0020] UEは、UEがページングされるとき、システム情報ブロック(system information block、SIB)更新、地震及び津波警報システム(earthquake and tsunami warning system、ETWS)メッセージ、及び/又は様々な他のメッセージを受信するために、ネットワークからのPDCCHなどのページング情報を(例えば、スパースなオケージョンに)監視しながら、アイドル又は非アクティブモードに入ることによって、バッテリ電力を節約し得る。UEがより長く低電力状態にとどまることを可能にするために、PEIが使用され得る。
【0012】
[0021] PEIは、一般に、対応するページングオケージョン(POs)における実際のページングメッセージの送信の前の事前通知として使用される信号又はメッセージを指す。PEIを監視することによって、UEは、関連付けられたPEIがそれらのPO中のUEのためのページングを示す場合、ページングについて後続のPOを監視のみし得る。そのようなPDCCHベースのPEIの潜在的な利点は、それがシーケンスベースのPEIよりも多くの情報を搬送し得ることである。例えば、PDCCHベースのPEIは、複数のPOのための指示を提供することが可能であり得る。この情報の集約は、ページングチャネル上のシグナリング負荷を低減するのを助けることができる。PEI構成は、(例えば、PEIが正常に受信される可能性を高めるために)PEIによって示されるPOの数及び送信されるPEIのコピーの数など、どのタイプの情報がPDCCHベースのPEI中で搬送されるかを示し得る。PEIオケージョン(PEI occasions、PEI-O)は、全ての同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)ビーム上で送信されるPEI PDCCH監視オケージョンであり得る。
【0013】
[0022] いくつかのシステムでは、単一のPEIが、UEが複数のPFにわたって1つ又は複数のPOにおいてページングされるかどうかを示すために使用され得る。そのような場合、UEは、基準PFの開始に基づいて判定された(時間における)基準点からのフレームレベル及びシステムレベルタイミングオフセットを適用することによって、監視すべきPEI-Oを決定し得る。
【0014】
[0023] 残念ながら、フレームレベルタイミングオフセットを適用するための基準PFとしてどのPFが使用されるべきかについて不確実性があり得る。その結果、フレームレベルタイミングオフセットを適用するための基準PFとしてどのPFが使用されるべきかが常に明らかであるとは限らない。この曖昧さは、UEがあまりにも多くのPEIオケージョンを不必要に監視することにつながり、処理能力の浪費をもたらす可能性がある。更に、この曖昧さはまた、UEがPEI及び対応するページを見落とすことを引き起こし得、これは、UEに到達する際の遅延並びにシステム性能及びユーザエクスペリエンスの劣化につながり得る。
【0015】
[0024] 本開示の態様は、この曖昧さを除去するのに役立ち得る様々な解決策を提供し、UE及び基地局がPEIオケージョンの位置に関して同期されたままであるのを助ける。例えば、ページングPDCCHが複数のPF中の複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を受信した後、本開示の態様は、UEが複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することを可能にする。UEは、基準PF及びタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを監視し得る。
【0016】
[0025] 場合によっては、タイミングオフセットは、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を含み得る。そのような場合、UEは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する。基準PFを識別することは、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PDCCH monitoring occasion、PMO)から、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することに関与し得る。場合によっては、基準PFを識別することは、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく。
【0017】
[0026] 提案された態様は、基準タイミングにおける不確実性を除去するのに役立ち得、UEが監視すべきPEI-Oを一意に識別することを可能にする。基準タイミングにおける不確実性を除去することは、UEが過度に多くのPEI-Oを監視することを回避するのに役立ち得、これは、不必要な電力消費を回避するのに役立ち得る。提案された態様はまた、UEがPEIを見落とすことを回避するのを助けることができ、これは、UEに到達する際の遅延を回避するのを助けることができ、それによって、システム性能及びユーザエクスペリエンスを改善する。
【0018】
ワイヤレス通信ネットワークの概要
[0027] 図1は、本明細書に説明される態様が実装され得るワイヤレス通信ネットワーク100の一例を示す。
【0019】
[0028] 概して、ワイヤレス通信ネットワーク100は、基地局(base stations、BSs)102と、ユーザ機器(user equipments、UEs)104と、進化型進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)160及び5Gコア(5G Core、5GC)ネットワーク190など、1つ又は複数のコアネットワークとを含み、それらは、ワイヤレス通信サービスを提供するために相互運用する。
【0020】
[0029] BS102は、UE104のためにEPC160及び/又は5GC190にアクセスポイントを提供し得、以下の機能、すなわち、他の機能の中でも、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化及び解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(例えば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続のセットアップ及び解放、負荷分散、非アクセス層(non-access stratum、NAS)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、MBMS)、加入者及び機器の追跡、RAN情報管理(RAN information management、RIM)、ページング、測位、並びに警告メッセージの配送のうちの、1つ又は複数を実施し得る。基地局は、gNB、NodeB、eNB、ng-eNB(例えば、EPC160と5GC190の両方への接続を提供するように拡張されたeNB)、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、又はトランシーバ機能、あるいは様々なコンテキストにおける送信受信ポイントを含み得、及び/又はそのように呼ばれる場合がある。
【0021】
[0030] より一般的には、BS102などの基地局は、単一の物理位置に配置される構成要素、又は様々な物理位置に配置される構成要素を含み得る。基地局が様々な物理位置に配置される構成要素を含む実施例では、様々な構成要素は各々、様々な構成要素が集合的に、単一の物理位置に配置される基地局と同様の機能を達成するように、様々な機能を実施することができる。したがって、基地局は、スタンドアロン基地局、又は様々な物理位置若しくは仮想化位置に配置される構成要素を含む基地局を同等に指すことがある。いくつかの実装形態では、様々な物理位置に配置された構成要素を含むかかる基地局は、オープンRAN(Open RAN、O-RAN)又は仮想化RAN(Virtualized RAN、VRAN)アーキテクチャなど、分散型無線アクセスネットワーク(RAN)アーキテクチャと呼ばれることがあり、又はそれに関連付けられることがある。いくつかの実装形態では、基地局のかかる構成要素は、中央ユニット(central unit、CU)、分散ユニット(distributed unit、DU)、又は無線ユニット(radio unit、RU)のうちの1つ又は複数を含むか、又はそれを指す場合がある。
【0022】
[0031] BS102は、通信リンク120を介してUE104とワイヤレスに通信する。BS102の各々は、場合によっては重複し得る、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。例えば、スモールセル102’(例えば、低電力基地局)は、1つ又は複数のマクロセル(例えば、高電力基地局)のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有し得る。
【0023】
[0032] BS102とUE104との間の通信リンク120は、UE104からBS102へのアップリンク(uplink、UL)(逆方向リンクとも称される)送信、及び/又はBS102からUE104へのダウンリンク(downlink、DL)(順方向リンクとも称される)送信を含み得る。通信リンク120は、様々な態様における空間多重化、ビームフォーミング、及び/又は送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(Multiple-Input and Multiple-Output、MIMO)アンテナ技術を使用し得る。
【0024】
[0033] UE104の例としては、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、衛星無線機、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メータ、ガスポンプ、大型又は小型の調理家電、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサ/アクチュエータ、ディスプレイ、又は他の同様のデバイスが挙げられる。UE104のうちのいくつかは、モノのインターネット(internet of things、IoT)デバイス(例えば、パーキングメータ、ガスポンプ、トースタ、車両、心臓モニタ、又は他のIoTデバイス)、常時オン(always on、AON)デバイス、又はエッジ処理デバイスであり得る。UE104はまた、より一般的に、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれることがある。
【0025】
[0034] より高い周波数帯域を使用する通信は、より低い周波数通信と比較して、より高い経路損失及びより短い範囲を有し得る。したがって、いくつかの基地局(例えば、図1の180)は、経路損失及び範囲を改善するために、UE104とのビームフォーミング182を利用することができる。例えば、基地局180及びUE104は各々、ビームフォーミングを容易にするために、アンテナ素子、アンテナパネル、及び/又はアンテナアレイなどの、複数のアンテナを含み得る。
【0026】
[0035] 場合によっては、基地局180は、1つ又は複数の送信方向182’において、ビームフォーミングされた信号をUE104に送信することができる。UE104は、1つ又は複数の受信方向182’’において、ビームフォーミングされた信号を基地局180から受信し得る。UE104はまた、ビームフォーミングされた信号を1つ又は複数の送信方向182’’において基地局180に送信し得る。基地局180はまた、1つ又は複数の受信方向182’において、ビームフォーミングされた信号をUE104から受信することができる。次いで、基地局180及びUE104は、基地局180及びUE104の各々に対する最良の受信方向及び送信方向を決定するために、ビームトレーニングを実施し得る。特に、基地局180に関する送信方向と受信方向とは、同じ場合もあれば、同じではない場合もある。同様に、UE104の送信方向及び受信方向は、同じであっても同じでなくてもよい。
【0027】
[0036] ワイヤレス通信ネットワーク100は、PEI位置判定構成要素199を含み得、これは、構成されたPEIオケージョンの位置を識別し得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、構成されたPEIオケージョンの位置を識別するために使用され得る、PEI位置判定構成要素198を更に含む。
【0028】
[0037] 図2は、例示的なBS102及びUE104の態様を示す。概して、BS102は、様々なプロセッサ(例えば、220、230、238、及び240)と、アンテナ234a~t(まとめて234)と、変調器及び復調器を含むトランシーバ232a~t(まとめて232)と、データのワイヤレス送信(例えば、データソース212)とデータのワイヤレス受信(例えば、データシンク239)とを可能にする他の態様とを含む。例えば、BS102は、それ自体とUE104との間でデータを送信及び受信し得る。
【0029】
[0038] BS102は、ワイヤレス通信に関連する様々な機能を実装するように構成され得るコントローラ/プロセッサ240を含む。図示の例では、コントローラ/プロセッサ240は、図1のPEI位置判定構成要素199を表し得るPEI位置判定構成要素241を含む。特に、コントローラ/プロセッサ240の態様として示されているが、PEI位置判定構成要素241は、他の実装形態では、BS102の様々な他の態様において追加又は代替として実装され得る。
【0030】
[0039] 概して、UE104は、様々なプロセッサ(例えば、258、264、266、及び280)と、アンテナ252a~r(まとめて252)と、変調器及び復調器を含むトランシーバ254a~r(まとめて254)と、データのワイヤレス送信を可能にする他の態様(例えば、データソース262)及びデータのワイヤレス受信を可能にする他の態様(例えば、データシンク260)と、を含む。
【0031】
[0040] UE104は、ワイヤレス通信に関連する様々な機能を実装するように構成され得るコントローラ/プロセッサ280を含む。図示の例では、コントローラ/プロセッサ280は、図1のPEI位置判定構成要素198を表し得るPEI位置判定構成要素281を含む。特に、コントローラ/プロセッサ280の態様として示されているが、PEI位置判定構成要素281は、他の実装形態では、UE104の様々な他の態様において追加又は代替として実装され得る。
【0032】
[0041] 図3A図3B図3C、及び図3Dは、図1のワイヤレス通信ネットワーク100など、ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の態様を示す。特に、図3Aは、5G(例えば、5G NR)フレーム構造内の第1のサブフレームの一例を示す図300であり、図3Bは、5Gサブフレーム内のDLチャネルの一例を示す図330であり、図3Cは、5Gフレーム構成内の第2のサブフレームの一例を示す図350であり、図3Dは、5Gサブフレーム内のULチャネルの一例を示す図380である。
【0033】
[0042] 図1図2図3A図3B図3C、及び図3Dに関する更なる考察は、本開示において後に提供される。
【0034】
mmWaveワイヤレス通信の概要
[0043] ワイヤレス通信では、電磁スペクトルは、様々なクラス、帯域、チャネル、又は他の特徴に細分されることが多い。いくつかの態様では、細分は、波長及び周波数に基づいて提供され、周波数は、キャリア、サブキャリア、周波数チャネル、トーン、又はサブ帯域と呼ばれることもある。
【0035】
[0044] 5Gネットワークは、場合によっては3GPP規格などの規格によって定義されるいくつかの周波数範囲を利用することができる。例えば、3GPP技術規格TS 38.101は現在、周波数範囲1(Frequency Range 1、FR1)を600MHz~6GHzを含むものとして定義しているが、特定のアップリンク割り当て及びダウンリンク割り当てはこの一般的な範囲の外にあり得る。したがって、FR1は、「サブ6GHz」帯域と(互換的に)呼ばれることが多い。
【0036】
[0045] 同様に、TS 38.101は、現在、周波数範囲2(FR2)を26~41GHzを含むものとして定義しているが、やはり、特定のアップリンク及びダウンリンク割り当ては、この一般的な範囲の外側にあり得る。FR2は、国際電気通信連合(International Telecommunications Union、ITU)によって「ミリメートル波」帯域として識別される極高周波(extremely high frequency、EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、これらの周波数における波長が1ミリメートルから10ミリメートルの間であるので、「ミリメートル波」(「mmW」又は「mmWave」)帯域と(互換的に)呼ばれることがある。
【0037】
[0046] mmWave/近mmWave無線周波数帯域(例えば、3GHz~300GHz)を使用する通信は、より低い周波数の通信と比較して、より高い経路損失及びより短い範囲を有し得る。図1に関して上記で説明したように、mmWave/近mmWave無線周波数帯域を使用して通信するように構成された基地局(例えば、180)は、経路損失及び範囲を改善するために、UE(例えば、104)とのビームフォーミング(例えば、182)を利用し得る。
【0038】
PEIオケージョン位置判定に関連する態様
[0047] 本開示の態様は、PEIのための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの位置を判定するための装置、方法、処理システム、及びコンピュータ可読媒体を提供する。
【0039】
[0048] 上述したように、PEIは、UEがアイドル又は非アクティブモードに入ることによってバッテリ電力を節約することを可能にし得る。PEIを監視することによって、UEは、関連付けられたPEIがそれらのPO中のUEのためのページングを示す場合、ページングについて後続のPOを監視のみし得る。
【0040】
[0049] 図4のタイミング図400に示されるように、いくつかのシステムでは、1つのPEIは、UEが2つまでのページングフレーム(PF1及びPF2)にわたって1つ又は複数のPOにおいてページングされるかどうかを示すために使用され得る。図示のように、PEIオケージョン(PEI-O)位置は、基準点に対するフレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットに基づいて判定され得る。PEIが複数のPFPFに関連付けられている場合、フレームレベルタイミングオフセットは、(基準PFと見なされ得る)PFのうちの1つに適用され得る。
【0041】
[0050] 図4に示される例では、PF1は基準PFであり、基準点は、PF1の開始からフレームレベルタイミングオフセットを適用することによって判定される(フレームレベルタイミングオフセット値は1である)。PEIオケージョンの位置は、次いで、PEIオケージョンの第1のPDCCH監視オケージョンを位置特定するために、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを適用することによって判定され得る。
【0042】
[0051] 上述したように、フレームレベルタイミングオフセットを適用するための基準PFとしてどのPFが使用されるべきかが常に明らかであるとは限らない場合があり、これは、UEが不必要に多すぎるPEIオケージョンを監視することにつながるか、又は場合によっては、UEがPEI及びそれによって示される対応するページを見落とすことになる場合がある。
【0043】
[0052] 本開示の態様は、複数のPF中の複数のPOに関連付けられたPEIのためのPDCCH監視オケージョンの位置を判定するための様々な技法を提供する。
【0044】
[0053] 本開示の態様によるPEI位置判定は、UEがgNBによってサービスされると仮定する図5のコールフロー図500を参照して理解され得る。
【0045】
[0054] 図示のように、gNBは、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示す、PEIのためのUE構成をシグナリングし得る。
【0046】
[0055] UEは、基準PF、フレームレベルタイミングオフセット、及びシンボルレベルタイミングオフセットに基づいて、PEIオケージョンの位置を判定し得る。図6及び図7は、どのようにしてUEが基準PFを識別し、そこからPEIオケージョンのための位置を判定し得るかについての様々な例を示す。UEは、判定された位置において、構成されたPEIオケージョン中のPEIを監視する。
【0047】
[0056] 場合によっては、ネットワークは、PEIのためのPDCCH探索空間セット構成に基づいてPEI-O位置を構成し得る。そのような場合、探索空間セット構成は、PEI-Oの第1のPDCCH監視オケージョン(PMO)のための周期性とオフセットとをUEに提供し得る。
【0048】
[0057] そのような場合、ネットワークは、各ページングサイクル(間欠受信又はDRXサイクルとも呼ばれる)においてUEのためのPFを構成し得る。UEは、PEI-Oのための位置を判定するために、フレームレベルタイミングオフセットを適用するための基準PFとして働く潜在的な候補として各PFを評価し得る。
【0049】
[0058] 例えば、UEは、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットをそのPF(の開始)に適用することによってPFを評価し得、有効なPF基準候補として適格であるために、UEは、結果として生じる開始位置がPEI-Oの第1のPMOの開始と整合することを予想するであろう。この評価の一例を図6A及び図6Bに示す。
【0050】
[0059] 図6Aでは、UEは、潜在的な基準PF候補としてPF2を評価する。図示のように、UEがフレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットをPF2の開始に適用するとき、結果として生じる位置は、構成されたPEI-Oの構成されたPMOと整合しない。したがって、PF2は有効な基準PFとして除外される。
【0051】
[0060] しかしながら、図6Bに示されるように、UEが、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットをPF1の開始に適用することによって、潜在的な基準PF候補としてPF1を評価するとき、結果として生じる位置は、構成されたPEI-Oの構成されたPMOと整合する。したがって、PF1は有効な基準PFとして識別される。
【0052】
[0061] 場合によっては、PEI-Oの第1のPMOの開始と、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットによって判定されたPFとの間のタイミング関係を満たす、ネットワークによって構成されたPFがない場合、UEは、何らかの適切なアクションをとり得る。例えば、第1のオプションによれば、UEは、ページングサイクル中にそのPO(UEのために構成されたPO)を処理しないことがある。第2のオプションによれば、UEは、PEIを無視し、ページングサイクルにおいてそのPO内のページングPDCCHを処理することができる。換言すれば、UEは、PEI指示を無視するか、又はPEI-O中のPEIを監視さえせず、代わりに、(電力節約に対する潜在的な悪影響を伴って)それにかかわらず、そのPO中のページングPDCCHを監視し得る。これは、従来の(レガシー)ページングプロシージャに対するフォールバックプロシージャと見なされ得る。
【0053】
[0062] 図6A及び6Bに示される例示的PEI-O位置判定プロシージャによれば、UE及びネットワークは、構成されたフレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセット(PEI構成の一部であり得る)に基づいて、基準PFを判定し、そこから、構成されたPEI-Oの第1のPMOを判定し得る。そのような場合、ネットワークは、第1のPF及び第1のPMOが両方とも、それらの間のオフセットを満たすように適切に構成されることを確実にするための措置を講じることができる。場合によっては、これは、UEのためのPEI PDCCH探索空間セット及びページングフレームの2つの独立した構成が互換性があることを保証するための措置をとることを意味し得る。
【0054】
[0063] 図6A及び6Bを参照しながら説明したように、UEは、候補基準PFを評価するために追加の処理作業を実施する必要があり得る。例えば、UEは、そのPFがPEI-Oに関連付けられた基準(第1の)PFであるか、又はそのPFより前のPFがPEI-Oに関連付けられた第1のPFであると仮定することによって、PEI-O位置を仮定的に導出することができる。上記で説明したように、PEI PDCCH探索空間セット構成に従う(整合する)候補PFは、PEI-O位置を判定するために使用される。
【0055】
[0064] 場合によっては、ネットワークは、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し得る。例えば、この構成は、サービングセルのためのシステム情報ブロック(SIB)を介して搬送され得る。そのような場合、UEは、PEI-O位置を判定するために、それ自体のPFのフレームレベルタイミングオフセットを使用し得る。換言すれば、ネットワークは、別々に構成されたフレームレベルタイミングオフセットが所与のUEのための対応するPEI-O位置との整合をもたらすことを確実にし得る。
【0056】
[0065] 図7Aは、別々に構成されたフレームレベルタイミングオフセットに基づくPEIオケージョン位置判定のための例示的なタイムラインを示す。例示されるように、PF1がUEのためのPFである場合、それは、基準点を判定するために、PF1のために構成された(第1の)フレームレベルタイミングオフセットを適用し得る。一方、PF2がUEのためのPFである場合、それは、基準点を判定するために、PF2のために構成された(第2の)フレームレベルタイミングオフセットを適用し得る。
【0057】
[0066] UEのためのPFの開始からのフレームレベルタイミングオフセットによって基準点が判定されると、UEは、PEI-O位置を識別するためにPEI-Oの第1のPDCCH MOの開始を位置特定するために基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用し得る。
【0058】
[0067] 場合によっては、ネットワークは、2つ以上のPFがPEI-Oに関連付けられている場合、基準PFを判定するために開始オフセットを構成する(明示的に示す)ことができる。開始オフセットは、様々なオプションに従って示され得る。
【0059】
[0068] 第1のオプションによれば、開始オフセットは、無線フレーム番号に基づいて定義され得る。例えば、基準PFは以下のように判定されてもよい。
モジュロ(無線フレーム番号+開始オフセット,Ipf)=0
式中、Ipfは、同じPEI-Oに関連付けられた隣接PFの持続時間である。
【0060】
第1のオプションによれば、開始オフセットは、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され得る。例えば、基準PFは以下のように判定されてもよい。
モジュロ(ページングサイクル内のPFのインデックス+開始オフセット,Npf,PEI)=0
式中Npf,PEIは、同じPEI-Oに関連するPFの数である。一例として、Npf,PEI=2かつ開始オフセットが0である場合、PEI-Oに関連付けられたPF(単数又は複数)の基準PFは、偶数のPFインデックスを有するPFである。一方、開始オフセットが1である場合、PEI-Oに関連付けられたPF(単数又は複数)の第1のPFは、奇数のPFインデックスを有するPFである。図7Bは、2つのPFがPEI-Oに関連付けられ、開始オフセットが0であるときの0の開始オフセットのオプションを示す。
【0061】
[0069] 場合によっては、PFが奇数又は偶数のインデックスを有するかどうかは、そのPFが基準PFであるかどうかを判定し得る。例えば、ページングサイクル中の偶数番号のPF(すなわち、偶数のインデックスをもつPF)のみが、2つのPFが同じPEI-Oに関連付けられている場合、基準PFとして使用され得る。この場合、UEのPFが奇数のインデックスを有する場合、UEは、このPFの前のPFを基準PFとして使用する。この単純な手法は、比較的低いUE処理労力をもたらしながら、ネットワーク構成に柔軟性を提供することができる。
【0062】
[0070] 様々な他の最適化が、比較的単純なネットワーク構成及びUE実装を確実にするのに役立ち得る。例えば、場合によっては、PFが1つのPEIに関連付けられる場合、PF中の全てのPOがPEIにマッピングされ得る(例えば、部分的なPFのPOを1つのPEIにマッピングすることはサポートされない)。別の例として、場合によっては、2つ以上のPFが1つのPEIに関連付けられる場合、PEIに関連付けられた全てのPFは同じページングサイクル内にある(例えば、異なるページングサイクルからの1つのPEIへのPFマッピングはサポートされないことがある)。
【0063】
[0071] 上記の様々な例は、2つのPF(PF1及びPF2)におけるPOにマッピングされたPEIを仮定した。しかしながら、当業者は、本明細書に記載されるPEI-O位置判定技法が、PEIが3つ以上のPFにマッピングする場合に拡張され得ることを認識するであろう。
【0064】
例示的な方法
[0072] 図8は、本開示の態様によるワイヤレス通信のための方法800の一例を示す。いくつかの態様では、図1及び図2のUE104、又は図10の処理システム1005などのユーザ機器が、方法800を実施し得る。
【0065】
[0073] 方法800は、ステップ805において、ネットワークエンティティから、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を受信することから始まる。場合によっては、このステップの動作は、図10を参照して説明されるようなPEI構成回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0066】
[0074] 次いで、方法800はステップ810に進み、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別する。場合によっては、このステップの動作は、図10を参照しながら説明したような基準PF回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0067】
[0075] 次いで、方法800は、ステップ815に進み、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを監視する。場合によっては、このステップの動作は、図10を参照して説明されるようなPEI監視回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0068】
[0076] いくつかの態様では、少なくとも1つのタイミングオフセットは、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備える。いくつかの態様では、UEは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む。
【0069】
[0077] いくつかの態様では、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することは、基準PFを識別するために、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットを使用して、複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む。
【0070】
[0078] いくつかの態様では、方法800は、UEが、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、PEIを無視し、ページングサイクル内のPOにおいてページングPDCCHを処理すること、のうちの少なくとも1つを更に含む。
【0071】
[0079] いくつかの態様では、PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットは、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される。いくつかの態様では、ネットワークによって提供される周期性及びオフセットは、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである。
【0072】
[0080] いくつかの態様では、構成は、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、UEの1つのPOのためのPFを基準PFとして識別することを含む。いくつかの態様では、方法800は、基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用することを更に含む。いくつかの態様では、方法800は、PEIオケージョンの開始を判定するために、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用することを更に含む。
【0073】
[0081] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく。いくつかの態様では、開始オフセットは、無線フレーム番号に基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。いくつかの態様では、開始オフセットは、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。
【0074】
[0082] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む。いくつかの態様では、複数のPF内全てのPOがPEIにマッピングされる。いくつかの態様では、複数のPFは同じページングサイクル内にある。
【0075】
[0083] 図9は、本開示の態様によるワイヤレス通信のための方法900の一例を示す。いくつかの態様では、図1及び図2のBS102などの基地局、又は図11の処理システム1105は、方法900を実施し得る。
【0076】
[0084] 方法900は、ステップ905において、UEに、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を送信することから始まる。場合によっては、このステップの動作は、図11を参照して説明されるようなPEI構成回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0077】
[0085] 次いで、方法900はステップ910に進み、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別する。場合によっては、このステップの動作は、図11を参照しながら説明したような基準PF回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0078】
[0086] 次いで、方法900は、ステップ915に進み、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信する。場合によっては、このステップの動作は、図11を参照しながら説明したようなPEI送信回路を指すか、又はそれによって実施され得る。
【0079】
[0087] いくつかの態様では、少なくとも1つのタイミングオフセットは、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備える。いくつかの態様では、ネットワークエンティティは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する。
【0080】
[0088] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む。いくつかの態様では、PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットは、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される。いくつかの態様では、ネットワークによって提供される周期性及びオフセットは、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである。
【0081】
[0089] いくつかの態様では、構成は、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、UEの1つのPOのためのPFを基準PFとして識別することを含む。いくつかの態様では、方法900は、基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用することを更に含む。いくつかの態様では、方法900は、PEIオケージョンの開始を判定するために、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用することを更に含む。
【0082】
[0090] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく。いくつかの態様では、開始オフセットは、無線フレーム番号に基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。
【0083】
[0091] いくつかの態様では、開始オフセットは、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。
【0084】
[0092] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む。いくつかの態様では、複数のPF内の全てのPOがPEIにマッピングされる。いくつかの態様では、複数のPFは同じページングサイクル内にある。
【0085】
例示的なワイヤレス通信デバイス
[0093] 図10は、図8に関して図示及び説明される動作など、本明細書で開示される技法のための動作を実施するように動作可能な、構成された、又は適合された様々な構成要素を含む例示的な通信デバイス1000を示す。いくつかの例では、通信デバイス1000は、例えば図1及び図2に関して説明されているUE104であり得る。
【0086】
[0094] 通信デバイス1000は、トランシーバ1055(例えば、送信機及び/又は受信機)に結合された処理システム1005を含む。トランシーバ1055は、本明細書で説明されているような様々な信号など、通信デバイス1000のための信号をアンテナ1060を介して送信する(又は送る)及び受信するように構成されている。トランシーバ1055は、本明細書で説明されるようなアンテナ1060、ワイヤードリンク、又はワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1055は、ワイヤレストランシーバを表してもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1055はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムに含む、又は接続されてもよい。いくつかの例では、トランシーバ1055は、指定された周波数で動作するように調整され得る。例えば、モデムは、モデムによって使用される通信プロトコルに基づいて指定された周波数及び電力レベルで動作するようにトランシーバ1055を構成することができる。
【0087】
[0095] 処理システム1005は、通信デバイス1000によって受信及び/又は送信される信号を処理することを含む、通信デバイス1000のための処理機能を実施するように構成され得る。処理システム1005は、バス1050を介してコンピュータ可読媒体/メモリ1030に結合された1つ又は複数のプロセッサ1010を含む。
【0088】
[0096] 1つ又は複数のプロセッサ1010は、1つ又は複数インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用処理構成要素、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、グラフィックス処理装置(graphics processing unit、GPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理構成要素、ディスクリートハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。場合によっては、1つ又は複数のプロセッサ1010は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、1つ又は複数のプロセッサ1010に統合される。場合によっては、1つ又は複数のプロセッサ1010は、様々な機能を実施するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される。いくつかの態様では、1つ又は複数のプロセッサ1010は、モデム処理、ベースバンド処理、デジタル信号処理、又は送信処理のための専用構成要素を含む。
【0089】
[0097] 特定の態様では、コンピュータ可読媒体/メモリ1030は、1つ又は複数のプロセッサ1010によって実行されると、1つ又は複数のプロセッサ1010に、図8に例示された動作、又は、本明細書に記載された様々な技法を実施するための他の動作を実施させる命令(例えば、コンピュータ実行可能コード)を記憶するように構成される。
【0090】
[0098] 一態様では、コンピュータ可読媒体/メモリ1030は、PEI構成コード1035と、基準PFコード1040と、PEI監視コード1045とを含む。
【0091】
[0099] コンピュータ可読媒体/メモリ1030の例は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、ハードディスクドライブなどを含むいくつかの例では、コンピュータ可読媒体/メモリ1030は、実行されるとプロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶するために使用される。場合によっては、メモリは、特に、周辺構成要素又は周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作又はソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(basic input/output system、BIOS)を含み得る。場合によっては、メモリコントローラがメモリセルを動作させる。例えば、メモリコントローラは、行デコーダ、列デコーダ、又はその両方を含むことができる。場合によっては、メモリ内のメモリセルは、論理状態の形態で情報を記憶する。
【0092】
[0100] 通信デバイス1000の様々な構成要素は、図8に関するものを含む、本明細書で説明される方法を実施するための手段を提供し得る。
【0093】
[0101] いくつかの例では、送信する又は送るための手段(又は、送信のために出力するための手段)は、図2に例示されたUE104のトランシーバ254及び/又はアンテナ252(単数又は複数)、及び/又は、図10の通信デバイスのトランシーバ1055及びアンテナ1060を含み得る。
【0094】
[0102] いくつかの例では、受信するための手段(又は取得するための手段)は、図2に例示されたUE104のトランシーバ254及び/又はアンテナ252(単数又は複数)、及び/又は、図10の通信デバイスのトランシーバ1055及びアンテナ1060を含み得る。
【0095】
[0103] いくつかの例では、本明細書に記載された様々な動作を実施するための手段は、例えば、図10における1つ又は複数のプロセッサ1010、又は、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、及び/又は、コントローラ/プロセッサ280(PEI位置判定構成要素281を含む)を含む、図2に示されたUE104の態様のような様々な処理システム1005構成要素を含み得る。
【0096】
[0104] 一態様では、1つ又は複数のプロセッサ1010は、PEI構成回路1015、基準PF回路1020、及びPEI監視回路1025を含む。
【0097】
[0105] いくつかの態様によれば、PEI構成回路1015は、ネットワークエンティティから、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を受信する。いくつかの態様では、複数のPF内の全てのPOがPEIにマッピングされる。いくつかの態様では、複数のPFは同じページングサイクル内にある。
【0098】
[0106] いくつかの態様によれば、基準PF回路1020は、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別する。
【0099】
[0107] いくつかの態様によれば、PEI監視回路1025は、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを監視する。いくつかの態様では、少なくとも1つのタイミングオフセットは、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備える。いくつかの態様では、UEは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する。
【0100】
[0108] いくつかの態様では、基準PFを識別することは、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む。いくつかの態様では、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することは、基準PFを識別するために、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットを使用して、複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む。いくつかの例では(例えば、UEが、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合)、PEI構成回路1015は、POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないか、PEIを無視し、ページングサイクル内のPOにおいてページングPDCCHを処理するか、又はその両方を行う。
【0101】
[0109] いくつかの態様では、PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットは、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される。いくつかの態様では、ネットワークによって提供される周期性及びオフセットは、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである。いくつかの態様では、構成は、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、UEの1つのPOのためのPFを基準PFとして識別することを含む。いくつかの例では、PEI構成回路1015は、基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用する。いくつかの例では、PEI構成回路1015は、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用して、PEIオケージョンの開始を判定する。
【0102】
[0110] いくつかの態様では、基準PF回路1020は、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて基準PFを識別する。いくつかの態様では、開始オフセットは、無線フレーム番号に基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。いくつかの態様では、開始オフセットは、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む。
【0103】
[0111] 特に、図10は単なる一例であり、通信デバイスの多くの他の例及び構成が可能である。
【0104】
[0112] 図11は、図9に関して図示及び説明される動作など、本明細書で開示される技法のための動作を実施するように動作可能な、構成された、又は適合された様々な構成要素を含む例示的な通信デバイス1100を示す。いくつかの例では、通信デバイスは、例えば図1及び図2に関して説明されているBS102であり得る。
【0105】
[0113] 通信デバイス1100は、トランシーバ1155(例えば、送信機及び/又は受信機)に結合された処理システム1105を含む。トランシーバ1155は、本明細書で説明されているような様々な信号など、通信デバイス1100のための信号をアンテナ1160を介して送信する(又は送る)及び受信するように構成されている。トランシーバ1155は、本明細書で説明されるようなアンテナ1160、ワイヤードリンク、又はワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1155は、ワイヤレストランシーバを表してもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1155はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムに含む、又は接続されてもよい。いくつかの例では、トランシーバ1155は、指定された周波数で動作するように調整され得る。例えば、モデムは、モデムによって使用される通信プロトコルに基づいて指定された周波数及び電力レベルで動作するようにトランシーバ1155を構成することができる。
【0106】
[0114] 処理システム1105は、通信デバイス1100によって受信及び/又は送信される信号を処理することを含む、通信デバイス1100のための処理機能を実施するように構成され得る。処理システム1105は、バス1150を介してコンピュータ可読媒体/メモリ1130に結合された1つ又は複数のプロセッサ1110を含む。
【0107】
[0115] 1つ又は複数のプロセッサ1110は、1つ又は複数のインテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用処理構成要素、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理構成要素、ディスクリートハードウェア構成要素、又はそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。いくつかの場合、1つ又は複数のプロセッサ1110は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、1つ又は複数のプロセッサ1110に統合される。場合によっては、1つ又は複数のプロセッサ1110は、様々な機能を実施するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される。いくつかの態様では、1つ又は複数のプロセッサ1110は、モデム処理、ベースバンド処理、デジタル信号処理、又は送信処理のための専用構成要素を含む。
【0108】
[0116] 特定の態様では、コンピュータ可読媒体/メモリ1130は、1つ又は複数のプロセッサ1110によって実行されると、1つ又は複数のプロセッサ1110に、図9に例示された動作、又は、本明細書に記載された様々な技法を実施するための他の動作を実施させる命令(例えば、コンピュータ実行可能コード)を記憶するように構成される。
【0109】
[0117] 一態様では、コンピュータ可読媒体/メモリ1130は、PEI構成コード1135と、基準PFコード1140と、PEI送信コード1145とを含む。
【0110】
[0118] コンピュータ可読媒体/メモリ1130の例は、RAM、ROM、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、ハードディスクドライブなどを含む。いくつかの例では、コンピュータ可読媒体/メモリ1130は、実行されるとプロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶するために使用される。場合によっては、メモリは、特に、周辺構成要素又は周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア又はソフトウェア動作を制御するBIOSを含む。場合によっては、メモリコントローラがメモリセルを動作させる。例えば、メモリコントローラは、行デコーダ、列デコーダ、又はその両方を含むことができる。場合によっては、メモリ内のメモリセルは、論理状態の形態で情報を記憶する。
【0111】
[0119] 通信デバイス1100の様々な構成要素は、図9に関するものを含む、本明細書で説明される方法を実施するための手段を提供し得る。
【0112】
[0120] いくつかの例では、送信する又は送るための手段(又は、送信のために出力するための手段)は、図2に例示されたBS102のトランシーバ232及び/又はアンテナ234(単数又は複数)、及び/又は、図11における通信デバイスのトランシーバ1155及びアンテナ1160を含み得る。
【0113】
[0121] いくつかの例では、受信するための手段(又は取得するための手段)は、図2に例示されたBS102のトランシーバ232及び/又はアンテナ234(単数又は複数)、及び/又は、図11における通信デバイスのトランシーバ1155及びアンテナ1160を含み得る。
【0114】
[0122] いくつかの例では、本明細書に記載された様々な動作を実施するための手段は、例えば、図11における1つ又は複数のプロセッサ1110、又は、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、及び/又は、コントローラ/プロセッサ240(PEI位置判定構成要素241を含む)を含む、図2に示されたBS102の態様のような様々な処理システム1105構成要素を含み得る。
【0115】
[0123] 一態様では、1つ又は複数のプロセッサ1110は、PEI構成回路1115、基準PF回路1120、及びPEI送信回路1125を含む。
【0116】
[0124] いくつかの態様によれば、PEI構成回路1115は、UEに、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO内でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を送信する。いくつかの態様では、複数のPF内の全てのPOがPEIにマッピングされる。いくつかの態様では、複数のPFは同じページングサイクル内にある。
【0117】
[0125] いくつかの態様によれば、基準PF回路1120は、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別する。
【0118】
[0126] いくつかの態様によれば、PEI送信回路1125は、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信する。いくつかの態様では、少なくとも1つのタイミングオフセットは、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備える。いくつかの態様では、ネットワークエンティティは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む。いくつかの態様では、PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットは、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される。いくつかの態様では、ネットワークによって提供される周期性及びオフセットは、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである。いくつかの態様では、構成は、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成する。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、UEの1つのPOのためのPFを基準PFとして識別することを含む。いくつかの例では、PEI構成回路1115は、基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用する。いくつかの例では、PEI構成回路1115は、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用して、PEIオケージョンの開始を判定する。
【0119】
[0127] いくつかの態様では、基準PF回路1120は、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて基準PFを識別する。いくつかの態様では、開始オフセットは、無線フレーム番号に基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。いくつかの態様では、開始オフセットは、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義される。いくつかの態様では、基準PFは、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される。いくつかの態様では、基準PFを識別することは、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む。
【0120】
[0128] 特に、図11は単なる一例であり、通信デバイスの多くの他の例及び構成が可能である。
【0121】
例示的な条項
[0129] 以下の番号付けされた条項において、実装例について説明する。
【0122】
[0130] 条項1:ユーザ機器によるワイヤレス通信の方法であって、ネットワークエンティティから、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を受信することと、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを監視することと、を含む、方法。
【0123】
[0131] 条項2:少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、UEは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する、条項1に記載の方法。
【0124】
[0132] 条項3:基準PFを識別することが、フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む、条項2に記載の方法。
【0125】
[0133] 条項4:フレームレベル及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することが、基準PFを識別するために、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットを使用して、複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む、条項3に記載の方法。
【0126】
[0134] 条項5:UEが、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、POをスキップ、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、PEIを無視し、ページングサイクル内のPOにおいてページングPDCCHを処理すること、のうちの少なくとも1つを更に含む、条項4に記載の方法。
【0127】
[0135] 条項6:PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される、条項3に記載の方法。
【0128】
[0136] 条項7:ネットワークによって提供される周期性及びオフセットが、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、条項6に記載の方法。
【0129】
[0137] 条項8:構成が、1つページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、基準PFを識別することが、UEの1つのPOに対するPFを基準PFとして識別することを含む、条項2に記載の方法。
【0130】
[0138] 条項9:基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用することと、PEIオケージョンの開始を判定するために、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、を更に含む、条項8に記載の方法。
【0131】
[0139] 条項10:基準PFを識別することが、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、条項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【0132】
[0140] 条項11:開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、基準PFは、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、条項10に記載の方法。
【0133】
[0141] 条項12:開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、基準PFが、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、条項10に記載の方法。
【0134】
[0142] 条項13:基準PFを識別することが、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む、条項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【0135】
[0143] 条項14:複数のPF内の全てのPOがPEIにマッピングされる、条項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【0136】
[0144] 条項15:複数のPFが同じページングサイクル内にある、条項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【0137】
[0145] 条項16:ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法であって、UEに、複数のPF中の複数のPOについて、ページングPDCCHが複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すPEIの構成を送信することと、複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、を含む、方法。
【0138】
[0146] 条項17:少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、ネットワークエンティティは、基準PFの開始の前のフレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、基準点の前のシンボルレベルタイミングオフセットであるPEIオケージョンの開始を判定することによって、PEIオケージョンの位置を判定する、条項16に記載の方法。
【0139】
[0147] 条項18:基準PFを識別することが、フレームレベルタイミングオフセット及びシンボルレベルタイミングオフセットによって、PEIオケージョンの構成されたPMOから、開始がオフセットされている複数のPFのうちの1つを識別することを含む、条項17に記載の方法。
【0140】
[0148] 条項19:PEIオケージョンのPMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部としてネットワークエンティティによって提供される、条項18に記載の方法。
【0141】
[0149] 条項20:ネットワークによって提供される周期性及びオフセットが、PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、条項19に記載の方法。
【0142】
[0150] 条項21:構成が、1つページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、基準PFを識別することは、UEの1つのPOに対するPFを基準PFとして識別することを含む、条項17に記載の方法。
【0143】
[0151] 条項22:基準点の位置を判定するために、UEのPOのためのPFのために構成されたフレームレベルタイミングオフセットを使用することと、PEIオケージョンの開始を判定するために、基準点からのシンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、を更に含む、条項21に記載の方法。
【0144】
[0152] 条項23:基準PFを識別することが、ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、条項16から22のいずれか一項に記載の方法。
【0145】
[0153] 条項24:開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、基準PFが、無線フレーム番号、開始オフセット、及び複数のPFの持続時間関与するモジュロ関数に基づいて識別される、条項23に記載の方法。
【0146】
[0154] 条項25:開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、基準PFが、ページングサイクル内のPFのインデックス、開始オフセット、及び複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、条項24に記載の方法。
【0147】
[0155] 条項26:基準PFを識別することが、奇数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、又は、偶数のインデックスを有する複数のPFのうちの1つを基準PFとして識別すること、を含む、条項16から25のいずれか一項に記載の方法。
【0148】
[0156] 条項27:複数のPF内の全てのPOが、PEIにマッピングされる、条項16から26のいずれか一項に記載の方法。
【0149】
[0157] 条項28:複数のPFが同じページングサイクル内にある、条項16から27のいずれか一項に記載の方法。
【0150】
[0158] 条項29:処理システムであって、コンピュータ実行可能命令を備えるメモリと、コンピュータ実行可能命令を実行し、処理システムに、条項1から28のいずれか一項に記載の方法を実施させるように構成された1つ又は複数のプロセッサと、を備える、処理システム。
【0151】
[0159] 条項30:条項1から28のいずれか一項に記載の方法を実施するための手段を備える、処理システム。
【0152】
[0160] 条項31:非一時的コンピュータ可読媒体であって、処理システムの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、処理システムに、条項1から28のいずれか一項に記載の方法を実施させるコンピュータ実行可能命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0153】
[0161] 条項32:条項1から28のいずれか一項による方法を実施するためのコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品。
【0154】
追加のワイヤレス通信ネットワークの考慮事項
[0162] 本明細書に記載の技法及び方法は、様々なワイヤレス通信ネットワーク(又はワイヤレスワイドエリアネットワーク(Wireless Wide Area Network、WWAN))及び無線アクセス技術(Radio Access Technologies、RATs)に使用され得る。態様は、本明細書において、3G、4G、及び/又は5G(例えば、5G新無線(New Radio、NR))ワイヤレス技術に一般に関連付けられた用語を使用して記載され得るが、本開示の態様は、本明細書において明示的に言及されていない他の通信システム及び規格にも同様に適用可能であり得る。
【0155】
[0163] 5Gワイヤレス通信ネットワークは、拡張モバイル広帯域(enhanced Mobile BroadBand、eMBB)、ミリメートル波(millimeter Wave、mmWave)、マシンタイプ通信(Machine Type Communication、MTC)、及び/又はミッションクリティカルターゲティング超高信頼性低レイテンシ通信(Ultra-Reliable, Low-Latency Communication、URLLC)など、様々な高度ワイヤレス通信サービスをサポートし得る。これらのサービスなどは、レイテンシ要件及び信頼性要件を含む場合がある。
【0156】
[0164] 図1に戻ると、本開示の様々な態様は、例示的なワイヤレス通信ネットワーク100内で実施され得る。
【0157】
[0165] 3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用される状況に依存して、NodeBのカバレージエリア及び/又はこのカバレージエリアにサービスを提供する狭帯域サブシステムを指すことができる。NRシステムでは、「セル」という用語と、BS、次世代NodeB(gNB又はgNodeB)、アクセスポイント(access point、AP)、分散ユニット(DU)、キャリア、又は送信受信ポイントとは、互換的に使用され得る。BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又は他のタイプのセルに対して通信カバレージを提供し得る。
【0158】
[0166] マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、スポーツ競技場)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(例えば、限定加入者グループ(Closed Subscriber Group、CSG)のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれる場合がある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれる場合がある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBS、ホームBS、又はホームNodeBと呼ばれる場合がある。
【0159】
[0167] 4G LTE(進化型ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Mobile Telecommunications System (UMTS) Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN)と総称される)のために構成されたBS102は、第1のバックホールリンク132(例えば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースし得る。5G(例えば、5G NR又は次世代RAN(Next Generation RAN、NG-RAN))のために構成されたBS102は、第2のバックホールリンク184を介して5GC190とインターフェースし得る。基地局102は、第3のバックホールリンク134(例えば、X2インターフェース)を介して互いと直接又は間接的に(例えば、EPC160又は5GC190を通じて)通信し得る。第3のバックホールリンク134は通常、ワイヤード又はワイヤレスであってもよい。
【0160】
[0168] スモールセル102’は、ライセンス周波数スペクトル及び/又はアンライセンス周波数スペクトルにおいて動作し得る。アンライセンス周波数スペクトルにおいて動作しているとき、スモールセル102’は、NRを採用することができ、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHzアンライセンス周波数スペクトルを使用することができる。アンライセンス周波数スペクトルにおいてNRを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージを増強し、及び/又はアクセスネットワークの容量を増大させる場合がある。
【0161】
[0169] BS180など(例えば、gNB)のいくつかの基地局は、UE104と通信する従来のサブ6GHzスペクトル、ミリメートル波(mmWave)周波数、及び/又は近mmWave周波数で動作し得る。BS180がmmWave又は近mmWaveの周波数で動作する場合、BS180はmmWave基地局と呼ばれる場合がある。
【0162】
[0170] BS102と、例えば、UE104との間の通信リンク120は、1つ又は複数のキャリアを介し得る。BS102/UE104は、各方向における送信のために使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り当てられた、キャリア当たりYMHz(例えば、5、10、15、20、100、400MHzなど)までの帯域幅のスペクトルを使用し得る。それらのキャリアは、互いに隣接している場合又は隣接していない場合がある。キャリアの割り当ては、DLとULとに対して非対称の場合もある(例えば、DLに関しては、ULよりも多くのキャリア又は少ないキャリアが割り当てられ得る)。コンポーネントキャリアは、プライマリコンポーネントキャリアと、1つ又は複数のセカンダリコンポーネントキャリアと、を含み得る。プライマリコンポーネントキャリアは、プライマリセル(primary cell、PCell)と称され得、セカンダリコンポーネントキャリアは、セカンダリセル(secondary cell、SCell)と称され得る。
【0163】
[0171] ワイヤレス通信ネットワーク100は、例えば、2.4GHz及び/又は5GHzアンライセンス周波数スペクトル内で通信リンク154を介してWi-Fi局(station、STAs)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150を更に含む。アンライセンス周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを判定するために、通信の前にクリアチャネル評価(clear channel assessment、CCA)を実施し得る。
【0164】
[0172] 特定のUE104は、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)通信リンク158を使用して、互いに通信し得る。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel、PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(physical sidelink discovery channel、PSDCH)、PSSCH、及び物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)などの、1つ又は複数のサイドリンクチャネルを使用することができる。D2D通信は、いくつかのオプションを挙げると、例えば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth、ZigBee、IEEE802.11規格に基づくWi-Fi、4G(例えば、LTE)、又は5G(例えば、NR)などの様々なワイヤレスD2D通信システムを経由し得る。
【0165】
[0173] EPC160は、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)162、他のMME164、サービングゲートウェイ166、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(Broadcast Multicast Service Center、BM-SC)170、及びパケットデータネットワーク(Packet Data Network、PDN)ゲートウェイ172を含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS)174と通信している場合がある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラ及び接続管理を提供する。
【0166】
[0174] 一般に、ユーザインターネットプロトコル(Internet protocol、IP)パケットがサービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UE IPアドレス割り当て並びに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172及びBM-SC170は、例えば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)、PSストリーミングサービス、及び/又は他のIPサービスを含み得る、IPサービス176に接続される。
【0167】
[0175] BM-SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニング及び配信のための機能を提供し得る。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして機能することができ、公衆陸上移動体通信網(Public Land Mobile Network、PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可及び開始するために使用されてもよく、MBMS送信をスケジューリングするために使用されてもよい。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(Multicast Broadcast Single Frequency Network、MBSFN)エリアに属するBS102にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)及びeMBMS関連の課金情報を収集することを担い得る。
【0168】
[0176] 5GC190は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)192、他のAMF193、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)194、並びにユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)195を含み得る。AMF192は、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)196と通信している場合がある。
【0169】
[0177] AMF192は、一般に、UE104と5GC190との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、AMF192は、QoSフロー及びセッション管理を提供する。
【0170】
[0178] 全てのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、IPサービス197に接続され、5GC190のための他の機能と同様にUE IPアドレス割り当てを提供するUPF195を通して転送される。IPサービス197は、例えば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、及び/又は他のIPサービスを含み得る。
【0171】
[0179] 図2に戻ると、本開示の態様を実装するために使用され得る、BS102及びUE104(例えば、図1のワイヤレス通信ネットワーク100)の様々な例示的な構成要素を示す。
【0172】
[0180] BS102において、送信プロセッサ220は、データソース212からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信し得る。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast CHannel、PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator CHannel、PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator CHannel、PHICH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、グループ共通PDCCH(Group Common PDCCH、GC PDCCH)などに関するものであり得る。いくつかの例では、データは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のためのものであり得る。
【0173】
[0181] 媒体アクセス制御(medium access control、MAC)制御エレメント(medium access control (MAC)-control element、MAC-CE)は、ワイヤレスノード間のコマンド交換を制御するために使用され得るMACレイヤ通信構成である。MAC-CEは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)、又はPSSCHなど、共有チャネル内で搬送され得る。
【0174】
[0182] 送信プロセッサ220は、データ及び制御情報を処理(例えば、符号化及びシンボルマッピング)して、データシンボル及び制御シンボルそれぞれを取得することができる。送信プロセッサ220はまた、プライマリ同期信号(primary synchronization signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronization signal、SSS)、PBCH DMRS、及びチャネル状態情報基準信号(channel state information reference signal、CSI-RS)に関してなど、基準シンボルを生成し得る。
【0175】
[0183] 送信(Transmit、TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、及び/又は基準シンボルに対する空間処理(例えば、プリコーディング)を実施することができ、トランシーバ232a~232t内の変調器(modulators、MODs)に出力シンボルストリームを提供することができる。トランシーバ232a~232t内の各変調器は、(例えば、OFDM用に)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器は、出力サンプルストリームを更に処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、及びアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。トランシーバ232a~232t内の変調器からのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ234a~234tを介して送信され得る。
【0176】
[0184] UE104において、アンテナ252a~252rは、BS102からダウンリンク信号を受信してもよく、受信信号を、それぞれ、トランシーバ内の復調器(demodulators、DEMODs)254a~254rに提供してもよい。トランシーバ254a~254r内の各復調器は、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、及びデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器は、受信シンボルを取得するために、(例えば、OFDM用に)入力サンプルを更に処理し得る。
【0177】
[0185] MIMO検出器256は、トランシーバ254a~254r内の全ての復調器から受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実施し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインターリーブ、及び復号)し、UE104についての復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。
【0178】
[0186] アップリンク上では、UE104において、送信プロセッサ264は、データソース262からの(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に関する)データ及びコントローラ/プロセッサ280からの(例えば、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)に関する)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための(例えば、サウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)のための)基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(例えば、SC-FDM用などに)トランシーバ254a~254r内の変調器によって更に処理され、BS102に送信され得る。
【0179】
[0187] BS102において、UE104からのアップリンク信号は、アンテナ234a~tによって受信され、トランシーバ232a~232t内の復調器によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によって更に処理されて、UE104によって送られた復号されたデータ及び制御情報が取得され得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供することができる。
【0180】
[0188] メモリ242及び282は、それぞれBS102及びUE104のためのデータ及びプログラムコードを記憶してもよい。
【0181】
[0189] スケジューラ244は、ダウンリンク及び/又はアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングすることができる。
【0182】
[0190] 5Gは、アップリンク及びダウンリンク上でサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、CP)を用いた直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)を利用し得る。5Gはまた、時分割多重化(Time Division Duplexing、TDD)を使用した半複信動作をサポートし得る。OFDM及びシングルキャリア周波数分割多重化(Single-Carrier Frequency Division Multiplexing、SC-FDM)は、システム帯域幅を、一般に、トーン、ビンなどとも呼ばれる、複数の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。変調シンボルは、周波数領域においてOFDMを用いて送られ、時間領域においてSC-FDMを用いて送られ得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてもよく、サブキャリアの総数はシステム帯域幅に依存し得る。RBと呼ばれる最小リソース割り当ては、いくつかの例では、12個の連続するサブキャリアであり得る。システム帯域幅はまた、サブ帯域に区分され得る。例えば、サブ帯域は、複数のRBをカバーし得る。NRは、15KHzのベースサブキャリア間隔(SubCarrier Spacing、SCS)をサポートしてもよく、ベースSCSに関して他のSCS(例えば、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzなど)が定義され得る。
【0183】
[0191] 図3A図3B図3C、及び図3Dは、図1のワイヤレス通信ネットワーク100など、ワイヤレス通信ネットワークのためのデータ構造の様々な例示的な態様を示す。
【0184】
[0192] 様々な態様では、5Gフレーム構成は、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)であってもよく、その場合、サブキャリア(キャリアシステム帯域幅)の特定のセットについて、サブキャリアのセット内のサブフレームがDL又はULのいずれか一方に対して専用である。5Gフレーム構成はまた、時分割複信(TDD)であってもよく、その場合、サブキャリア(キャリアシステム帯域幅)の特定のセットについて、サブキャリアのセット内のサブフレームがDLとULの両方に対して専用である。図3A図3Cによって提供される例では、5Gフレーム構成はTDDであると仮定され、サブフレーム4は(大部分がDLである)スロットフォーマット28を用いて構成され、ここで、DはDLであり、UはULであり、Xは、DL/ULの間での使用においてフレキシブルであり、サブフレーム3は(大部分がULである)スロットフォーマット34を用いて構成されている。サブフレーム3、4は、それぞれ、スロットフォーマット34、28で示されるが、任意の特定のサブフレームは、様々な利用可能なスロットフォーマット0~61のうちのいずれかで構成されてもよい。スロットフォーマット0、1は、それぞれ、全てがDL、ULである。他のスロットフォーマット2~61は、DLシンボル、ULシンボル、及びフレキシブルシンボルの混合を含む。UEは、受信されたスロットフォーマットインジケータ(slot format indicator、SFI)を通じて、(DL制御情報(DL control information、DCI)を通じて動的に、又は、RRCシグナリングを通じて半静的に/静的に)スロットフォーマットを用いて構成される。以下の説明はTDDである5Gフレーム構成にも当てはまることに留意されたい。
【0185】
[0193] 他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構成及び/又は異なるチャネルを有してもよい。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレーム(1ms)に分割することができる。各サブフレームは、1つ又は複数のタイムスロットを含み得る。サブフレームはまた、7つ、4つ、又は2つのシンボルを含み得る、ミニスロットも含み得る。いくつかの例では、各スロットは、スロット構成に応じて7個又は14個のシンボルを含み得る。
【0186】
[0194] 例えば、スロット構成0では、各スロットは14個のシンボルを含んでもよく、スロット構成1では、各スロットは7個のシンボルを含んでもよい。DL上のシンボルは、サイクリックプレフィックス(CP)OFDM(Cyclic Prefix OFDM、CP-OFDM)シンボルであり得る。UL上のシンボルは、CP-OFDMシンボル(高スループットのシナリオの場合)、又は離散フーリエ変換(discrete Fourier transform、DFT)拡散OFDM(DFT spread OFDM、DFT-s-OFDM)シンボル(シングルキャリア周波数分割多元接続(single carrier frequency-division multiple access、SC-FDMA)シンボルとも称されるもの)(電力が制限されているシナリオ、すなわち、単一ストリーム送信に制限されている場合)であり得る。
【0187】
[0195] サブフレーム内のスロットの数は、スロット構成及びヌメロロジーに基づく。スロット構成0では、異なるヌメロロジー(μ)0~5は、それぞれ、サブフレーム当たり1個、2個、4個、8個、16個、及び32個のスロットを可能にする。スロット構成1では、異なるヌメロロジー0~2がそれぞれ、サブフレーム当たり2個、4個、及び8個のスロットを許容する。したがって、スロット構成0及びヌメロロジーμの場合、14個のシンボル/スロット及び2μ個のスロット/サブフレームがある。サブキャリア間隔及びシンボル長/持続時間は、ヌメロロジーの機能である。サブキャリア間隔は、2μ×15kHzに等しくてもよく、式中、μは、ヌメロロジー0~5である。このように、ヌメロロジーμ=0は、15kHzのサブキャリア間隔を有し、ヌメロロジーμ=5は、480kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/期間は、サブキャリア間隔に反比例する。図3A図3B図3C、及び図3Dは、スロット当たり14個のシンボルがあるスロット構成0及びサブフレーム当たり4個のスロットがあるヌメロロジーμ=2の一例を提供する。スロット期間は0.25msであり、サブキャリア間隔は60kHzであり、シンボル期間は約16.67μsである。
【0188】
[0196] フレーム構成を表すためにリソースグリッドを使用し得る。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアに及ぶ、RB(物理RB(physical RB、PRBs)とも称される)を含む。リソースグリッドは複数のREに分割される。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
【0189】
[0197] 図3Aに示されるように、REのうちのいくつかは、UE(例えば、図1及び図2のUE104)のための基準(パイロット)信号(reference signal、RS)を搬送する。RSは、UEにおけるチャネル推定のために、復調RS(Demodulation RS、DM-RS)(100xがポート番号である1つの特定の構成に対してRxとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)、及びチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を含み得る。RSはまた、ビーム測定RS(Beam measurement RS、BRS)、ビーム補正RS(Beam Refinement RS、BRRS)、及び位相トラッキングRS(Phase Tracking RS、PT-RS)も含み得る。
【0190】
[0198] 図3Bは、フレームのサブフレーム内の様々なDLチャネルの一例を示す。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つ又は複数の制御チャネルエレメント(control channel elements、CCEs)内でDCIを搬送し、各CCEは、9個のREグループ(RE Groups、REGs)を含み、各REGは、1つのOFDMシンボル内に4個の連続するREを含む。
【0191】
[0199] プライマリ同期信号(PSS)が、フレームの特定のサブフレームのシンボル2内に存在し得る。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミング及び物理レイヤ識別情報を判定するために、UE(例えば、図1及び図2の104)によって使用される。
【0192】
[0200] セカンダリ同期信号(SSS)が、フレームの特定のサブフレームのシンボル4内に存在し得る。SSSは、物理レイヤセル識別情報のグループ番号、及び無線フレームのタイミングを判定するために、UEによって使用される。
【0193】
[0201] 物理レイヤ識別情報、及び物理レイヤセル識別情報のグループ番号に基づいて、UEは、物理セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)を判定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDM-RSの位置を判断することができる。マスター情報ブロック(master information block、MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、PSS及びSSSと論理的にグループ化されて、同期信号(synchronization signal、SS)/PBCHブロックを形成してもよい。MIBは、システム帯域幅内のRBの数、及びシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)を提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)は、ユーザデータ、システム情報ブロック(system information blocks、SIBs)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報、及びページングメッセージを搬送する。
【0194】
[0202] 図3Cに示すように、REのうちのいくつかが、基地局におけるチャネル推定のためのDM-RS(1つの特定の構成に対してRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)を搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のDM-RS、及び物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のDM-RSを送信し得る。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1つ又は2つのシンボル内で送信され得る。PUCCH DM-RSは、短いPUCCHが送信されるか又は長いPUCCHが送信されるかに応じて、かつ使用される具体的なPUCCHフォーマットに応じて、異なる構成で送信され得る。UEは、サウンディング基準信号(sounding reference signals、SRS)を送信し得る。SRSは、サブフレームの最後のシンボル内で送信され得る。SRSは、コーム構成を有し得、UEは、それらのコームのうちの1つでSRSを送信し得る。SRSは、UL上での周波数依存性スケジューリングを可能にするための、チャネル品質推定のために、基地局によって使用され得る。
【0195】
[0203] 図3Dは、フレームのサブフレーム内の様々なULチャネルの一例を示す。PUCCHは、一構成では、図示のように配置され得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)、プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator、PMI)、ランクインジケータ(rank indicator、RI)、及びHARQ ACK/NACKフィードバックなどの、アップリンク制御情報(uplink control information、UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、追加的に、バッファ状態報告(buffer status report、BSR)、電力ヘッドルーム報告(power headroom report、PHR)、及び/又はUCIを搬送するために使用され得る。
【0196】
追加的な考慮事項
[0204] 前述の説明は、通信システムにおけるPEI位置判定の例を提供する。前述の説明は、本明細書に記載の様々な態様を、当業者のいずれも実践できるようにするために提供されている。本明細書に説明の実施例は、請求項に記載されている範囲、適用可能性、又は態様を限定するものではない。これらの態様に対する様々な修正が、当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義する一般的原理は、他の態様に適用することもできる。例えば、本開示の範囲から逸脱することなく、説明されている要素の機能及び配置に変更を加えることができる。様々な実施例は、必要に応じて、様々な手順又は構成要素を省略してもよく、置換してもよく、又は追加してもよい。例えば、説明されている方法は、説明されている順序とは異なる順序で実施されてもよく、様々なステップが追加されてもよく、省略されてもよく、又は組み合わされてもよい。また、いくつかの実施例に関して説明されている特徴を、いくつかの他の実施例に組み合わせることもできる。例えば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置を実装することができ、又は方法を実践することができる。更には、本開示の範囲は、本明細書に記載されている本開示の様々な態様に加えて、又はそれらの態様以外に、他の構造、機能、若しくは、構造及び機能を使用して実施されるような、装置又は方法を包含することが意図されている。本明細書で開示される本開示のいずれの態様も、特許請求の範囲の1つ又は複数の要素によって具現化することできる点を理解されたい。
【0197】
[0205] 本明細書で説明した技法は、5G(例えば、5G NR)、3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、LTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、時分割同期符号分割多元接続(time division synchronous code division multiple access、TD-SCDMA)、及び他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信技術のために使用され得る。「ネットワーク」及び「システム」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA)及びCDMAの他の変形形態を含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、及びIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)などの無線技術を実装してもよい。OFDMAネットワークは、NR(例えば、5G RA)、進化型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイル広帯域(Ultra Mobile Broadband、UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。LTE及びLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3rd Generation Partnership Project 2、3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。NRは、開発中の新しいワイヤレス通信技術である。
【0198】
[0206] 本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、又は本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実装又は実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ又は複数のマイクロプロセッサ、システムオンチップ(system on a chip、SoC)、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0199】
[0207] ハードウェアで実装される場合、例示的なハードウェア構成は、ワイヤレスノード内の処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例、及び全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バス及びブリッジを含んでよい。バスは、プロセッサ、機械可読媒体、及びバスインターフェースを含む様々な回路を互いにリンクさせてもよい。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、物理(physical、PHY)レイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ機器の場合(図1のUE104の例のように)、ユーザインターフェース(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、バイオメトリックセンサ、近接センサ、発光素子など)もバスに接続し得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得、これらは当技術分野で周知であり、したがってこれ以上説明しない。プロセッサは、1つ又は複数の汎用プロセッサ及び/又は専用プロセッサを用いて実装されてもよい。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、及びソフトウェアを実行できる他の回路が挙げられる。当業者は、特定の適用例及びシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、処理システムについて説明された機能を最良に実装する方法を認識されよう。
【0200】
[0208] ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つ又は複数の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、又はコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、又は他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、データ、又はそれらの任意の組み合わせを意味するものと広く解釈されるものとする。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。プロセッサは、バスを管理すること、及び機械可読記憶媒体上に記憶されたソフトウェアモジュールの実行を含む一般的な処理を担い得る。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されてよい。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。例として、機械可読媒体は、伝送線路、データによって変調された搬送波、及び/又はワイヤレスノードとは別個の記憶された命令を有するコンピュータ可読記憶媒体を含んでよく、それらの全てが、バスインターフェースを通じてプロセッサによってアクセスされ得る。代替又は追加として、機械可読媒体又はその任意の部分は、キャッシュ及び/又は汎用レジスタファイルがそうであり得るように、プロセッサに統合されてもよい。機械可読記憶媒体の例は、例として、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable Read-Only Memory、、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、若しくは任意の他の好適な記憶媒体、又はそれらの任意の組み合わせを含んでよい。機械可読媒体は、コンピュータプログラム製品において具現化されてもよい。
【0201】
[0209] ソフトウェアモジュールは、単一の命令又は多数の命令を備えてもよく、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間で、複数の記憶媒体にわたって分散されてもよい。コンピュータ可読媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを備えてよい。ソフトウェアモジュールは、プロセッサなどの装置によって実行されると、処理システムに様々な機能を実施させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュール及び受信モジュールを含んでもよい。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイスの中に常駐してよく、又は複数の記憶デバイスにわたって分散されてよい。例として、ソフトウェアモジュールは、トリガイベントが発生したときにハードドライブからRAMの中にロードされてもよい。ソフトウェアモジュールの実行中、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のうちのいくつかをキャッシュの中にロードしてもよい。次いで、1つ又は複数のキャッシュラインは、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルの中にロードされてもよい。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及するとき、そのような機能が、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するとプロセッサによって実装されることが理解されよう。
【0202】
[0210] 本明細書で使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する語句は、単一のメンバーを含めた、それらの項目の任意の組み合わせを指す。例として、「a、b、又はcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、及びa-b-c、並びに、複数の同じ要素を有する任意の組み合わせ(例えば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、及びc-c-c、あるいは、a、b、及びcの任意の他の順序)を包含することが意図されている。
【0203】
[0211] 本明細書で使用される場合、「判定すること(determining)」という用語は、多種多様なアクションを包含する。例えば、「判定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベース、又は別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含んでもよい。また、「判定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判定すること」は、解決すること、選択すること、選出すること、確立することなどを含み得る。
【0204】
[0212] 本明細書に開示の方法は、方法を達成するための1つ又は複数のステップ又はアクションを含む。それらの方法のステップ及び/又はアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えることができる。換言すれば、ステップ又はアクションの特定の順序が指定されていない限り、特定のステップ及び/又はアクションの順序、並びに/あるいは、それらのステップ及び/又はアクションの使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、修正することができる。更には、上述の方法の様々な動作は、対応する機能を実施することが可能な、任意の好適な手段によって実施されてもよい。それらの手段は、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はプロセッサを含むが、これらに限定されない、様々なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素(単数又は複数)、並びに/あるいは、様々なハードウェアモジュール及び/又はソフトウェアモジュール(単数又は複数)を含み得る。一般に、図中に動作が示されている場合、それらの動作は、同様の番号が付された、対応する同等のミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
【0205】
[0213] 以下の特許請求の範囲は、本明細書で示されている態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲が認められるべきである。請求項内では、単数形による要素への言及は、そのように明記されていない限り、「1つのみ」を意味するものではなく、むしろ「1つ又は複数」を意味することが意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つ又は複数を指す。請求項の要素は、要素が「するための手段」という句を使用して明白に記載されていない限り、又は方法クレームの場合には、要素が「するためのステップ」という句を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定の下で解釈されるべきではない。当業者に知られているか、又は後に知られるようになる、本開示全体を通じて説明される様々な態様の要素の全ての構造的及び機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、請求項によって包含されることを意図される。更には、本明細書で開示するものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることを意図するものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び前記基準PFの開始に対する少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記UEが、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することが、
前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UEが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの前記構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理すること、
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワークエンティティから、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを受信することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び前記基準PFの開始に対する少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記ネットワークエンティティが、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項27】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項16に記載の方法。
【請求項28】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項16に記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信のために構成されたユーザ機器(UE)であって、
行可能命令を備える1つ又は複数のメモリと、
記命令を実行し、前記UEに、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び前記基準PFの開始に対する少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視させる、
ように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定させ、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定させるように構成される、
請求項29に記載のUE。
【請求項31】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別させるように構成される、請求項30に記載のUE。
【請求項32】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価させるように構成される、請求項31に記載のUE。
【請求項33】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理させないように構成される、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理するように構成される、の少なくとも一方である、請求項32に記載のUE。
【請求項34】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ネットワークエンティティから、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを受信させるように構成される、請求項31に記載のUE。
【請求項35】
前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項34に記載のUE。
【請求項36】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別させるように構成される、
請求項30に記載のUE。
【請求項37】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用させ、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用させる、
ように構成される、請求項36に記載のUE。
【請求項38】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて前記基準PFを識別させるように構成される、請求項29に記載のUE。
【請求項39】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項38に記載のUE。
【請求項40】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数とに関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項38に記載のUE。
【請求項41】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させ、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させる、
ように構成される、請求項29に記載のUE。
【請求項42】
前記複数のPF内の全てのPOが前記PEIにマッピングされる、請求項29に記載のUE。
【請求項43】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項29に記載のUE。
【請求項44】
ワイヤレス通信のために構成されたネットワークエンティティであって、
実行可能命令を備える1つ又は複数のメモリと、
記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PF)中の複数のページングオケージョン(PO)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び前記基準PFの開始に対する少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信させる、
ように構成される1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ネットワークエンティティ。
【請求項45】
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定させ、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定させるように構成される、
請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項46】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別させるように構成される、請求項45に記載のネットワークエンティティ。
【請求項47】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記UEに、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを送信させるように構成される、請求項46に記載のネットワークエンティティ。
【請求項48】
前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項47に記載のネットワークエンティティ。
【請求項49】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別させるように構成される、
請求項45に記載のネットワークエンティティ。
【請求項50】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用させ、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用させる、
ように構成される、請求項49に記載のネットワークエンティティ。
【請求項51】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて前記基準PFを識別させるように構成される、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項52】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項51に記載のネットワークエンティティ。
【請求項53】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項52に記載のネットワークエンティティ。
【請求項54】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させ、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させる、
ように構成される、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項55】
前記複数のPF内の全てのPOが前記PEIにマッピングされる、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項56】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0205
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0205】
[0213] 以下の特許請求の範囲は、本明細書で示されている態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲が認められるべきである。請求項内では、単数形による要素への言及は、そのように明記されていない限り、「1つのみ」を意味するものではなく、むしろ「1つ又は複数」を意味することが意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つ又は複数を指す。請求項の要素は、要素が「するための手段」という句を使用して明白に記載されていない限り、又は方法クレームの場合には、要素が「するためのステップ」という句を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定の下で解釈されるべきではない。当業者に知られているか、又は後に知られるようになる、本開示全体を通じて説明される様々な態様の要素の全ての構造的及び機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、請求項によって包含されることを意図される。更には、本明細書で開示するものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることを意図するものではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視することと、
を含む、方法。
[C2]
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記UEが、前記基準PFの開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
C1に記載の方法。
[C3]
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することが、
前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む、C3に記載の方法。
[C5]
前記UEが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの前記構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理すること、
のうちの少なくとも1つを更に含む、C4に記載の方法。
[C6]
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、C3に記載の方法。
[C7]
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、C6に記載の方法。
[C8]
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
C2に記載の方法。
[C9]
前記基準点の前記位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、C8に記載の方法。
[C10]
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、C1に記載の方法。
[C11]
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
C10に記載の方法。
[C12]
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
C10に記載の方法。
[C13]
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、C1に記載の方法。
[C14]
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、C1に記載の方法。
[C15]
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、C1に記載の方法。
[C16]
ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、
を含む、方法。
[C17]
前記少なくとも1つのタイミングオフセットが、フレームレベルタイミングオフセットと、シンボルレベルタイミングオフセットと、を備え、
前記ネットワークエンティティが、前記基準PFの開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
C16に記載の方法。
[C18]
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、C17に記載の方法。
[C19]
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、C18に記載の方法。
[C20]
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、C19に記載の方法。
[C21]
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
C17に記載の方法。
[C22]
前記基準点の前記位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、C21に記載の方法。
[C23]
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、C16に記載の方法。
[C24]
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
C23に記載の方法。
[C25]
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
C24に記載の方法。
[C26]
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、C16に記載の方法。
[C27]
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、C16に記載の方法。
[C28]
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、C16に記載の方法。
[C29]
ワイヤレス通信のために構成されたユーザ機器(UE)であって、
コンピュータ実行可能命令を備えるメモリと、
前記コンピュータ実行可能命令を実行し、前記UEに、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視させる、
ように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)。
[C30]
ワイヤレス通信のために構成されたネットワークエンティティであって、
コンピュータ実行可能命令を備えるメモリと、
前記コンピュータ実行可能命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信させ、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別させ、
前記基準PF及び少なくとも1つのタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信させる、
ように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備える、ネットワークエンティティ。
【手続補正書】
【提出日】2025-01-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
記基準PFの開始に対する少なくともフレームレベルタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視することと、
を含
前記PEIを監視することは、
前記基準PFの前記開始から前記フレームレベルタイミングオフセットにある基準点を判定すること、を備え、
前記PEIオケージョンの前記位置は、前記基準点からシンボルレベルタイミングオフセットにある、方法。
【請求項2】
前記UEが、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである前記基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することが、
前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UEが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの前記構成されたPMOから、開始がオフセットされているPFを識別することができない場合、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理しないこと、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理すること、
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワークエンティティから、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを受信することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ネットワークエンティティによるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信することと、
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと、
記基準PFの開始に対する少なくともフレームレベルタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと、
を含
前記PEIを送信することは、
前記基準PFの前記開始から前記フレームレベルタイミングオフセットにある基準点を判定すること、を備え、
前記PEIオケージョンの前記位置は、前記基準点からシンボルレベルタイミングオフセットにある、方法。
【請求項17】
記ネットワークエンティティが、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである基準点を判定し、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定することによって、前記PEIオケージョンの前記位置を判定する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記基準PFを識別することが、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットが、探索空間セット構成の一部として前記ネットワークエンティティによって提供される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ネットワークエンティティによって提供される前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記基準PFを識別することが、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別することを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用することと、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用することと、
を更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記基準PFを識別することが、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記基準PFが、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記基準PFが、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて識別される、
請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記基準PFを識別することが、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別すること、
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項27】
前記複数のPF内の全てのPOが、前記PEIにマッピングされる、請求項16に記載の方法。
【請求項28】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項16に記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信のために構成されたユーザ機器(UE)であって、
実行可能命令を備える1つ又は複数のメモリと、
前記命令を実行し、前記UEに、
ネットワークエンティティから、複数のページングフレーム(PFs)中の複数のページングオケージョン(POs)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCHs)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を受信することと
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと
記基準PFの開始に対する少なくともフレームレベルタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置において前記PEIを監視することと
を行わせるように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
を備
前記PEIを監視することは、
前記基準PFの前記開始から前記フレームレベルタイミングオフセットにある基準点を判定すること、を備え、
前記PEIオケージョンの前記位置は、前記基準点からシンボルレベルタイミングオフセットにある、
ユーザ機器(UE)。
【請求項30】
記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである前記基準点を判定させ、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定させるように構成される、
請求項29に記載のUE。
【請求項31】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別させるように構成される、請求項30に記載のUE。
【請求項32】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記基準PFを識別するために、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用して、前記複数のPFのために導出された候補PEIオケージョン位置を評価させるように構成される、請求項31に記載のUE。
【請求項33】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
POをスキップし、ページングサイクルにおいてページングPDCCHを処理させないように構成される、又は、
前記PEIを無視し、前記ページングサイクル内の前記POにおいてページングPDCCHを処理するように構成される、の少なくとも一方である、請求項32に記載のUE。
【請求項34】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ネットワークエンティティから、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを受信させるように構成される、請求項31に記載のUE。
【請求項35】
前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項34に記載のUE。
【請求項36】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別させるように構成される、
請求項30に記載のUE。
【請求項37】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用させ、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用させる、
ように構成される、請求項36に記載のUE。
【請求項38】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて前記基準PFを識別させるように構成される、請求項29に記載のUE。
【請求項39】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項38に記載のUE。
【請求項40】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数とに関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項38に記載のUE。
【請求項41】
1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記UEに、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させ、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させる、
ように構成される、請求項29に記載のUE。
【請求項42】
前記複数のPF内の全てのPOが前記PEIにマッピングされる、請求項29に記載のUE。
【請求項43】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項29に記載のUE。
【請求項44】
ワイヤレス通信のために構成されたネットワークエンティティであって、
実行可能命令を備える1つ又は複数のメモリと、
前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
ユーザ機器(UE)に、複数のページングフレーム(PF)中の複数のページングオケージョン(PO)について、ページング物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が前記複数のPO中でスケジューリングされているかどうかを示すページング早期指示(PEI)の構成を送信することと
前記複数のPFのうちの1つから基準PFを識別することと
記基準PFの開始に対する少なくともフレームレベルタイミングオフセットに基づいて判定されたPEIオケージョンの位置においてPEIを送信することと
を行わせるように構成される1つ又は複数のプロセッサと、
を備え、
前記PEIを送信することは、
前記基準PFの前記開始から前記フレームレベルタイミングオフセットにある基準点を判定すること、を備え、
前記PEIオケージョンの前記位置は、前記基準点からシンボルレベルタイミングオフセットにある、ネットワークエンティティ。
【請求項45】
記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記基準PFの前記開始の前の前記フレームレベルタイミングオフセットである前記基準点を判定させ、かつ、前記基準点の前の前記シンボルレベルタイミングオフセットである前記PEIオケージョンの開始を判定させるように構成される、
請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項46】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記フレームレベルタイミングオフセット及び前記シンボルレベルタイミングオフセットによって、前記PEIオケージョンの構成されたPDCCH監視オケージョン(PMO)から、開始がオフセットされている前記複数のPFのうちの1つを識別させるように構成される、請求項45に記載のネットワークエンティティ。
【請求項47】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記UEに、探索空間セット構成の一部として前記PEIオケージョンの前記PMOについての周期性及びオフセットを送信させるように構成される、請求項46に記載のネットワークエンティティ。
【請求項48】
前記周期性及び前記オフセットが、前記PEIオケージョンの第1のPMOについてのものである、請求項47に記載のネットワークエンティティ。
【請求項49】
前記構成が、1つのページングサイクル内の各PFについて別々にフレームレベルタイミングオフセットを構成し、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記UEの1つのPOのためのPFを前記基準PFとして識別させるように構成される、
請求項45に記載のネットワークエンティティ。
【請求項50】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
前記基準点の位置を判定するために、前記UEの前記POのための前記PFのために構成された前記フレームレベルタイミングオフセットを使用させ、
前記PEIオケージョンの開始を判定するために、前記基準点からの前記シンボルレベルタイミングオフセットを使用させる、
ように構成される、請求項49に記載のネットワークエンティティ。
【請求項51】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記ネットワークエンティティによって構成された開始オフセットに基づいて前記基準PFを識別させるように構成される、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項52】
前記開始オフセットが、無線フレーム番号に基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記無線フレーム番号、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの持続時間に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項51に記載のネットワークエンティティ。
【請求項53】
前記開始オフセットが、ページングサイクル内のPFのインデックスに基づいて定義され、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、前記ページングサイクル内の前記PFの前記インデックス、前記開始オフセット、及び前記複数のPFの数に関与するモジュロ関数に基づいて前記基準PFを識別させる、
ように構成される、請求項52に記載のネットワークエンティティ。
【請求項54】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記命令を実行し、前記ネットワークエンティティに、
奇数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させ、又は、
偶数のインデックスを有する前記複数のPFのうちの1つを前記基準PFとして識別させる、
ように構成される、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項55】
前記複数のPF内の全てのPOが前記PEIにマッピングされる、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【請求項56】
前記複数のPFが同じページングサイクル内にある、請求項44に記載のネットワークエンティティ。
【国際調査報告】