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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-28
(54)【発明の名称】サービス伝送の協調方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 36/08 20090101AFI20250121BHJP
【ＦＩ】
H04W36/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539836
(86)(22)【出願日】2022-12-30
(85)【翻訳文提出日】2024-07-17
(86)【国際出願番号】 CN2022143852
(87)【国際公開番号】W WO2023125914
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111660854.9
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】Ｃｈｉｎａ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｃｏ．， Ｌｔｄ Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ
【住所又は居所原語表記】３２ Ｘｕａｎｗｕｍｅｎ Ｗｅｓｔ Ｓｔｒｅｅｔ， Ｘｉｃｈｅｎｇ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ， Ｂｅｉｊｉｎｇ １０００５３， Ｃｈｉｎａ
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】柴 麗
(72)【発明者】
【氏名】徐 暁東
(72)【発明者】
【氏名】胡 南
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA21
5K067CC02
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE22
(57)【要約】
本開示は、サービス伝送の協調方法及び機器を提供している。当該サービス伝送の協調方法は、第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信することと、第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報を受信し、第一構成情報に従って、対応する構成を実行することとを含み、第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、第一端末と関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれ、第一情報には、第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、関連端末が少なくとも１つ存在し、第一端末と関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、第一端末と関連端末との間の第一リンクのタイプと、第一端末と関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、第一端末と関連端末との第一サービスにおける関連関係と、関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる。
【選択図】 図２
【選択図】 図２
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス伝送の協調方法であって、第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行することとを含む、方法。
【請求項2】
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータを送信することであり、前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含み、前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である、請求項２に記載の方法。
【請求項4】
前記関連端末には、第二端末が含まれ、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、前記方法は、前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成すること、
又は、
前記第一端末が、自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信することを更に含む、請求項２に記載の方法。
【請求項5】
前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する、請求項５に記載の方法。
【請求項7】
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、前記方法は、前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信することと、
前記第一端末が、前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立することとを更に含む、請求項１に記載の方法。
【請求項8】
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一端末は、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信する、請求項７に記載の方法。
【請求項9】
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新することとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される、請求項１に記載の方法。
【請求項10】
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、前記方法は、第一端末が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにすることを更に含む、請求項１に記載の方法。
【請求項11】
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる、請求項１に記載の方法。
【請求項12】
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一端末から送信された前記第一サービスの上りリンクデータは、第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される、請求項１１に記載の方法。
【請求項13】
サービス伝送の協調方法であって、無線アクセスネットワークノードが、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することと、
前記無線アクセスネットワークノードが、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信することとを含む、方法。
【請求項14】
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む、請求項１３に記載の方法。
【請求項15】
前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータを送信することであり、前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含み、前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である、請求項１４に記載の方法。
【請求項16】
前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、前記方法は、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成すること、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信することを更に含む、請求項１４に記載の方法。
【請求項17】
前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する、請求項１６に記載の方法。
【請求項18】
前記下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することは、具体的に、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層が、第一端末及び第二端末によって共有されるＲＮＴＩでスクランブルされた１つのＰＤＳＣＨを利用して、前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することを含む、請求項１７に記載の方法。
【請求項19】
前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する、請求項１７に記載の方法。
【請求項20】
前記第一情報を受信する前に、前記方法は、前記無線アクセスネットワークノードが、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにすることを更に含む、請求項１３に記載の方法。
【請求項21】
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記無線アクセスネットワークノードは、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信し、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信する、請求項２０に記載の方法。
【請求項22】
前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一端末から送信された第二情報であって、前記第二情報には、前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信し、
前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信し、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される、請求項１３に記載の方法。
【請求項23】
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、前記方法は、前記無線アクセスネットワークノードが、第二端末とコアネットワークとの接続確立及び認可認証手順のトリガをキャンセルし、そのうち、前記第二端末によって使用されるセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられた同じセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報となることを更に含む、請求項１３に記載の方法。
【請求項24】
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる、請求項１３に記載の方法。
【請求項25】
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記無線アクセスネットワークノードは、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得る、請求項２４に記載の方法。
【請求項26】
送受信機及びプロセッサを含む端末であって、前記送受信機は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである、端末。
【請求項27】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項１～１２の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、端末。
【請求項28】
送受信機及びプロセッサを含む無線アクセスネットワークノードであって、前記送受信機は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである、無線アクセスネットワークノード。
【請求項29】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む無線アクセスネットワークノードであって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項１３～２５の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、無線アクセスネットワークノード。
【請求項30】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項１～２５の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本願は、２０２１年１２月３１日に中国で出願された中国特許出願第２０２１１１６６０８５４．９号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に含まれる。
本開示は、移動通信の技術分野に関し、具体的に、サービス伝送の協調方法及び機器に関する。
本願は、２０２１年１２月３１日に中国で出願された中国特許出願第２０２１１１６６０８５４．９号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に含まれる。
本開示は、移動通信の技術分野に関し、具体的に、サービス伝送の協調方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0002】
関連の通信技術では、ハンドオーバの多くは、ＵＥの移動中における異なる無線アクセスネットワークノード（例えば、基地局）間でのハンドオーバになっている。しかし、実際の応用では、一人のユーザは、複数の端末を所有している可能性があり、それに、或る端末で行われているサービスを別の端末へ移行させる需要が発生する。例えば、或るユーザは、モバイルフォン及びスマートウォッチを持っている可能性があり、モバイルフォンで電話をかけているときに、ランニングに出かけたいがモバイルフォンを持ち歩きたくない場合は、電話をスマートウォッチへ切り替えるという要望が出てくる。更に例えば、或るユーザは、モバイルフォン及び車載端末を持っている可能性があり、当該ユーザが電話をかけながら乗車する場合は、電話を車載端末へ切り替える要望が出てくる。これらのシーンでは、端末間（ｉｎｔｅｒ－ＵＥ、ＵＥ即ち、Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）のハンドオーバ（ｈａｎｄｏｖｅｒ）の必要性が生じる。
【0003】
関連技術では、以上の移行手順の実現については、通常、マスタ端末とスレーブ端末とのロール交換という手法で実現されており、当該手法のリスクとしては、マスタ端末がいくつかの肝心な情報をブルートゥース（登録商標）型のプロトコルを介してスレーブ端末に伝達する必要があり、それらを解読されてしまうリスクがあることである。また、当該手法は、端末間のインターフェースに基づいて端末間のハンドオーバを実現するか、又はネットワークが感知しない方式で端末間のハンドオーバを実現するものであり、通常、両端末間で短距離通信プロトコルに基づいた情報インタラクションがサポートされていることを必要とされ、両端末が異なるブランドやメーカからのものである場合には実現できなくなる可能性があるため、汎用性を備えていない。
【0004】
また、関連技術では、端末の電力には限界があり、例えば、現在の端末の最大送信電力としては、典型的に、２３ｄＢｍや２６ｄＢｍであり、これ以上に最大送信電力を更に高めることはますます困難になっている一方で、上りリンク伝送の需要はますます高まっているため、複数の端末のアグリゲーション（即ち、ＵＥ ａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ）により、アグリゲーション後の端末の送信電力を高め、更にアグリゲーション後の上りリンクカバレッジ又は上りリンクスループットを高めて、現在直面しているジレンマを効果的に改善しようとしている。現在、関連技術としては、サービスでカスタマイズすることが一般的であり、アプリケーション層が両端末のＩＰアドレスを互いにマッピングした後、アプリケーション層がデータフローの制御を行うようにしているが、その欠陥としては、当該方法がカスタマイズされたサービスのみに適用可能であり、より多くの応用によるこの技術の使用に不利である。
【0005】
したがって、端末間のサービス協調技術の応用範囲を拡張して汎用性を向上させることができる端末間のサービス伝送の協調態様が切望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の少なくとも１つの実施例は、端末間のサービス協調技術の可用性を向上させることができるサービス伝送の協調方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は、次のように実現されている。
【0008】
第一局面において、本開示の実施例は、サービス伝送の協調方法であって、
第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行することとを含む、方法を提供している。
第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行することとを含む、方法を提供している。
【0009】
第二局面において、本開示の実施例は、サービス伝送の協調方法であって、
無線アクセスネットワークノードが、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することと、
前記無線アクセスネットワークノードが、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信することとを含む、方法を提供している。
無線アクセスネットワークノードが、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することと、
前記無線アクセスネットワークノードが、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信することとを含む、方法を提供している。
【0010】
第三局面において、本開示の実施例は、送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記送受信機は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである、端末を提供している。
前記送受信機は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである、端末を提供している。
【0011】
第四局面において、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第一局面に記載の方法のステップが実現される、端末を提供している。
【0012】
第五局面において、本開示の実施例は、送受信機及びプロセッサを含む無線アクセスネットワークノードであって、
前記送受信機は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである、無線アクセスネットワークノードを提供している。
前記送受信機は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである、無線アクセスネットワークノードを提供している。
【0013】
第六局面において、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む無線アクセスネットワークノードであって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第二局面に記載の方法のステップが実現される、無線アクセスネットワークノードを提供している。
【0014】
第七局面において、本開示の実施例は、プログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体を提供している。
【発明の効果】
【0015】
関連技術に比べて、本開示の実施例によるサービス伝送の協調方法及び機器は、第一端末により関連端末に関連する第一情報を報告し、無線アクセスネットワークノードの助けを借りて関連端末間で対応する構成を実行するようになっており、異なるメーカ／異なるブランドの端末間のサービス協調へのサポートを提供でき、更に端末間のサービス伝送連携技術の可用性を向上させた。
【0016】
以下の好ましい実施形態の詳細な記述を読むことで、当業者にとって、様々な他の利点及びメリットが明らかになるであろう。図面は、好ましい実施形態を示すためのものに過ぎず、本開示に対する制限と見なされるべきではない。更に、図面の全体において、同じ部材は、同じ参照符号で示される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本開示の実施例の応用シーンの模式図である。
【図2】本開示の実施例に係るサービス伝送の協調方法が端末側に適用される場合のフローチャートである。
【図3】本開示の実施例に係るサービス伝送の協調方法が無線アクセスネットワークノード側に適用される場合のフローチャートである。
【図4】本開示の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【図5】本開示の別の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【図6】本開示の一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
【図7】本開示の別の一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
【図8】本開示の更に別の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【図9】本開示の更に別の一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例をより詳しく記述する。本開示の例示的な実施例が図面に示されているが、本開示は、様々な形態で実現可能であり、本明細書で述べた実施例によって制限されないことを理解されたい。むしろ、これらの実施例は、本開示をより徹底的に理解可能にするとともに、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることを可能にするために提供されている。
【0019】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第一」、「第二」などの用語は、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。そのように使用されるデータは、適切な状況において互いに交換可能であり、それによって、本明細書において記述される本開示の実施例は、例えば、本明細書において図示又は記述される順序以外の順序で実施可能であることを理解されたい。また、用語「含む」及び「有する」、並びにそれらのあらゆる変体は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。明細書及び特許請求の範囲における「及び／又は」とは、その前後のオブジェクトのうち、少なくとも１つを表すものである。
【0020】
本明細書で記述される技術は、新しいラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システム及び長期進化型（Ｌｏｎｇ Ｔｉｍｅ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ（登録商標））／ＬＴＥの進化（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）、時間分割多元接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）及び他のシステムにも使用可能である。用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に使用されることが多い。ＣＤＭＡシステムは、例えばＣＤＭＡ２０００、ユニバーサル地上無線アクセス（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ、ＵＴＲＡ）等の無線技術を実現できる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ（登録商標））及び他のＣＤＭＡ変形態を含む。ＴＤＭＡシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ（登録商標））などの無線技術を実現できる。ＯＦＤＭＡシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンド（ＵｌｔｒａＭｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ、ＵＭＢ）、進化型ＵＴＲＡ（Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ－ＵＴＲＡ、Ｅ－ＵＴＲＡ）、ＩＥＥＥ ８０２．２１（Ｗｉ－Ｆｉ）、ＩＥＥＥ ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ）、ＩＥＥＥ ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ－ＯＦＤＭ等の無線技術を実現できる。ＵＴＲＡ及びＥ－ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）の一部である。ＬＴＥ及びより高度なＬＴＥ（例えばＬＴＥ－Ａ）は、Ｅ－ＵＴＲＡを用いた新しいＵＭＴＳバージョンである。ＵＴＲＡ、Ｅ－ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ及びＧＳＭは、「第三世代パートナーシッププロジェクト」（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ（登録商標））とい名前の組織からの文献に記述されている。ＣＤＭＡ２０００及びＵＭＢは、「第三世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２）という名前の組織からの文献に記述されている。本明細書で記述される技術は、上記で言及されたシステム及び無線技術に使用可能であるし、他のシステム及び無線技術にも使用可能である。ところで、以下の記述では、例示的な目的でＮＲシステムを記述し、以下の記述の大部分では、ＮＲ用語を使用しているが、これらの技術は、ＮＲシステム以外にも適用可能である。
【0021】
以下の記述は、例を提供するものであり、請求項に記載の範囲、適用可能性又は構成を限定するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能及び配置について変更がなされ得る。様々な例は、必要に応じて、様々なプロシージャ又は構成要素を省略、置換又は追加し得る。例えば、記述される方法は、記述されるものとは異なる順序で実行可能であるとともに、様々なステップの追加、省略又は組み合わせも可能である。さらに、特定の例を参照して記述される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
【0022】
本明細書に記載の「データ」は、「データパケット」、「上りリンク共有物理チャネル伝送（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅ Ｃｈａｎｎｅｌ ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ、ＰＵＳＣＨ）」、「下りリンク共有物理チャネル伝送（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅ Ｃｈａｎｎｅｌ ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ、ＰＤＳＣＨ）」、「データユニット」、「伝送（ｔｒａｎｓｍｓｓｉｏｎ）」及び「伝送ブロック」等の１つ又は複数であり得る。
【0023】
本明細書における「サービス」は、サービス、プロトコルデータユニット（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｕｎｉｔ、ＰＤＵ）セッション、サービス品質（Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＱｏＳ）フロー、ストリーム（Ｓｔｒｅａｍ）又はサービスデータフロー（ｓｅｒｖｉｃｅ ｄａｔａ ｆｌｏｗ）、無線ベアラ、論理チャネルのうち、少なくとも１つの概念を表し得る。
【0024】
図１を参照して、図１は、本開示の実施例に適用可能な無線通信システムのブロック図である。無線通信システムは、端末１１及びネットワーク機器１２を含む。端末１１は、ユーザ端末又はユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と称されてもよい。端末１１は、モバイルフォン、タブレットＰＣ（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、モバイルインターネット装置（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ、ＭＩＤ）、ウェアラブルデバイス（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載機器等の端末側機器であってもよいが、説明すべきなのは、本開示の実施例では、端末１１の具体的なタイプが限定されない。ネットワーク機器１２は、無線アクセスネットワークノード及び／又はコアネットワークのネットワークエレメントであってもよい。そのうち、上記無線アクセスネットワークノードは、５Ｇ及びそれ以降のバージョンの無線アクセスネットワークノード（例えば、５Ｇ基地局（ｇＮＢ）、５Ｇ ＮＲ ＮＢ等）、又は他の通信システムにおける無線アクセスネットワークノード（例えば、ｅＮＢ、無線ローカルエリアネットワーク（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮ）アクセスポイント、又は他のアクセスポイント等）であってもよい。無線アクセスネットワークノードは、ノードＢ（Ｎｏｄｅ Ｂ、ＮＢ）、進化ノードＢ、アクセスポイント、基地送受信局（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、 ＢＴＳ）、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット（Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＢＳＳ）、拡張サービスセット（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＥＳＳ）、Ｂノード、進化型Ｂノード（ ｅＮＢ ）、ホームＢノード、ホーム進化型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード又は前記分野における他の或る適切な用語で称されてもよいが、同じ技術的効果が達成される限り、前記無線アクセスネットワークノードは、特定の技術用語に限定されない。なお、本開示の実施例では、ＮＲシステムにおける無線アクセスネットワークノードのみが例として取り上げられているが、無線アクセスネットワークノードの具体的なタイプが限定されない。
【0025】
無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードコントローラの制御の下で端末１１と通信可能であり、様々な例では、無線アクセスネットワークノードコントローラは、コアネットワーク又はいくつかの無線アクセスネットワークノードの一部であってもよい。いくつかの無線アクセスネットワークノードは、バックホールを介して制御情報又はユーザデータをコアネットワークと通信可能である。いくつかの例では、これらの無線アクセスネットワークノードのうちのいくつかは、バックホールリンクを介して直接的又は間接的に相互通信可能であり、バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア（異なる周波数の波形信号）での操作をサポート可能である。マルチキャリア発信機は、これら複数のキャリアで被変調信号を同時に送ることができる。例えば、通信リンクの各々は、様々な無線技術によって変調されたマルチキャリア信号とされてもよい。被変調信号の各々は、異なるキャリアで送信可能であるとともに、制御情報（例えば、参照信号、制御チャネル等）、オーバーヘッド情報、データ等をキャリー可能である。
【0026】
無線アクセスネットワークノードは、１つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して、端末１１と無線通信可能である。無線アクセスネットワークノードの各々は、それに応じたカバレージエリアに通信カバレージを提供できる。アクセスポイントのカバレージエリアは、当該カバレージエリアの一部のみを構成するセクタに分割可能である。無線通信システムは、異なるタイプの無線アクセスネットワークノード（例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はピコ基地局）を含み得る。無線アクセスネットワークノードは、例えばセルラー又はＷＬＡＮ無線アクセス技術などの異なる無線技術を利用することも可能である。無線アクセスネットワークノードは、同じ又は異なるアクセスネットワーク又は事業者展開に関連付けられてもよい。異なる無線アクセスネットワークノードのカバレージエリア（同じ又は異なるタイプの無線アクセスネットワークノードのカバレージエリア、同じ又は異なる無線技術を利用したカバレージエリア、若しくは、同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレージエリアを含む）は、重複してもよい。
【0027】
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク（Ｕｐｌｉｎｋ、ＵＬ）伝送（例えば、端末１１からネットワーク機器１２への伝送）を搬送するための上りリンク、又は、下りリンク（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ、ＤＬ）伝送（例えば、ネットワーク機器１２から端末１１への伝送）を搬送するための下りリンクを含み得る。ＵＬ伝送は、リバースリンク伝送とも呼称可能である。その一方、ＤＬ伝送は、フォワードリンク伝送とも呼称可能である。下りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。同様に、上りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。
【0028】
背景技術で述べたように、関連技術における端末間の伝送連携態様は、通常、端末間の特定のインターフェースに基づいて端末間のハンドオーバを実現するか、又はネットワークが感知しない方式で端末間のハンドオーバを実現しており、多くの場合、両端末間で特定の短距離通信プロトコルに基づいた情報インタラクションがサポートされていることを必要とされる一方で、異なるメーカや異なるブランドの端末間では、その実現が困難になる可能性があるため、汎用性を備えていない。
【0029】
以上の問題の少なくとも１つを解決するために、本開示の実施例は、ネットワークの助けを借りて協調伝送技術の普遍的な可用性を向上させることを検討した。本開示の実施例は、サービス伝送の協調方法を提供しており、当該方法は、異なるメーカや異なるブランドの端末間で適用可能であり、特定のサービスに限定されなくなるため、端末間のサービス伝送連携技術の可用性を向上させた。
【0030】
図２を参照して、本開示の実施例によるサービス伝送の協調方法は、第一端末側に適用される場合、以下のステップ２１～２２を含む。
【0031】
ステップ２１は、第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、以下のａ）～ｅ）のうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信することである。
ａ）第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子である。
前記関連端末には、第一端末が含まれない。前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在し、関連端末の識別子としては、具体的に、国際モバイル装置識別番号（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、ＩＭＥＩ）等の識別子であってもよい。
ｂ）前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプであり、例えばＰＣ５リンク（サイドリンクの１種）やＵｕリンクであるか、又は、ワイヤレスフィデリティ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ、ＷＩＦＩ）やブルートゥース等の非５Ｇインターフェースに基づく他のリンクである。
ｃ）前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報であり、前記遅延情報には、遅延値、又は、遅延値の大きさの度合いを表すための遅延レベルが含まれてもよい。
ｄ）前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係であり、前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。
そのうち、アグリゲーション送信の際、前記第一端末と前記関連端末とが同時に同じ少なくとも１つのサービスを送信するか、又は時分割して同じ少なくとも１つのサービスを送信するか、又は、その中の一部の端末がリレーの形で他の端末によるサービスの送信を支援するか、又は、端末同士がサービス間の関連関係であって、例えば時間順と、帯域幅サイズと、周波数領域位置とのうち、少なくとも１つの関係に従って、異なるサービスとなるが一定の関連関係を持つサービスを協調して送信する。
ｅ）前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報である。
そのうち、セキュリティ検証から免除されるかどうかとは、セキュリティ暗号化保護と、完全性保護と、認可認証とのうち、少なくとも１つの機能を含むセキュリティ検証の操作が免除されるかどうかのことである。例えば、セキュリティが厳重に保護された工場のコンピュータルームの内部にある関連端末であれば、セキュリティ検証から免除されてもよい。一方、外部環境に散在している関連端末であれば、セキュリティ検証が必要となる。
ａ）第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子である。
前記関連端末には、第一端末が含まれない。前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在し、関連端末の識別子としては、具体的に、国際モバイル装置識別番号（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、ＩＭＥＩ）等の識別子であってもよい。
ｂ）前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプであり、例えばＰＣ５リンク（サイドリンクの１種）やＵｕリンクであるか、又は、ワイヤレスフィデリティ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ、ＷＩＦＩ）やブルートゥース等の非５Ｇインターフェースに基づく他のリンクである。
ｃ）前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報であり、前記遅延情報には、遅延値、又は、遅延値の大きさの度合いを表すための遅延レベルが含まれてもよい。
ｄ）前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係であり、前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。
そのうち、アグリゲーション送信の際、前記第一端末と前記関連端末とが同時に同じ少なくとも１つのサービスを送信するか、又は時分割して同じ少なくとも１つのサービスを送信するか、又は、その中の一部の端末がリレーの形で他の端末によるサービスの送信を支援するか、又は、端末同士がサービス間の関連関係であって、例えば時間順と、帯域幅サイズと、周波数領域位置とのうち、少なくとも１つの関係に従って、異なるサービスとなるが一定の関連関係を持つサービスを協調して送信する。
ｅ）前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報である。
そのうち、セキュリティ検証から免除されるかどうかとは、セキュリティ暗号化保護と、完全性保護と、認可認証とのうち、少なくとも１つの機能を含むセキュリティ検証の操作が免除されるかどうかのことである。例えば、セキュリティが厳重に保護された工場のコンピュータルームの内部にある関連端末であれば、セキュリティ検証から免除されてもよい。一方、外部環境に散在している関連端末であれば、セキュリティ検証が必要となる。
【0032】
ステップ２２は、前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行することである。
そのうち、前記レイヤ２構成情報には、
サービスデータアダプテーションプロトコル（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｄａｔａ Ａｄａｐｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＤＡＰ）構成情報、新しい論理層構成情報、パケットデータコンバージェンスプロトコル（Ｐａｃｋｅｔ Ｄａｔａ Ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＰＤＣＰ）構成情報、無線リンク制御（Ｒａｄｉｏ Ｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＬＣ）構成情報、メディアアクセス制御（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）構成情報及び物理層構成情報のうち、少なくとも１つの情報が含まれる。
そのうち、前記レイヤ２構成情報には、
サービスデータアダプテーションプロトコル（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｄａｔａ Ａｄａｐｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＤＡＰ）構成情報、新しい論理層構成情報、パケットデータコンバージェンスプロトコル（Ｐａｃｋｅｔ Ｄａｔａ Ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＰＤＣＰ）構成情報、無線リンク制御（Ｒａｄｉｏ Ｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＬＣ）構成情報、メディアアクセス制御（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）構成情報及び物理層構成情報のうち、少なくとも１つの情報が含まれる。
【0033】
ここで、対応する構成を実行することは、前記第一構成情報に従って、第一端末のレイヤ２を構成し、第一端末の物理リソース、及び前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層のうち、少なくとも１つを構成することである。
【0034】
以上のステップにより、本開示の実施例は、第一端末により関連端末に関連する第一情報を報告し、無線アクセスネットワークノードの助けを借りて関連端末間で対応する構成を実行するようになっており、異なるメーカ／異なるブランド／異なるオペレーティングシステムの端末間のサービス協調へのサポートを提供でき、更に端末間のサービス伝送連携技術の可用性を向上させた。
【0035】
本開示の実施例において、前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末（関連端末のうち、１つの端末又は複数の端末であってもよい）を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータ、又は複数のサービスのデータを送信することである。前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含む。そのうち、前記少なくとも１つの端末とは、前記第一サービスのデータ送信及び／又は受信を実行している端末である。
【0036】
前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することである。前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含む。
【0037】
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することである。そのうち、前記第三条件は、ターゲット端末の無線アクセス層に前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層（例えば、アプリケーション層）によって指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
ここで、前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末、又は前記ターゲット端末であってもよく、又は前記第一端末は、前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末であってもよい。
ここで、前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末、又は前記ターゲット端末であってもよく、又は前記第一端末は、前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末であってもよい。
【0038】
一例として、前記関連端末には、第二端末が更に含まれると仮定すると、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、本開示の実施例の上記方法は、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を更に構成してもよい。具体的に、無線アクセスネットワークノード又は端末により構成することが可能である。
【0039】
例えば、無線アクセスネットワークノードが構成する場合、無線アクセスネットワークノードは、関連端末間の第一リンクの遅延情報及び第一サービスのサービス品質要件（例えば、遅延、信頼性、ジッタ、帯域幅等の少なくとも１つの要件）に従って、関連端末間の異常ハンドオーバ態様を確定し、その後に第二構成情報を端末に送信してもよい。前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成してもよく、そのうち、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる。
【0040】
更に例えば、端末が構成する場合、前記第一端末は、自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報及び前記第一サービスの第一サービス品質要件（例えば、遅延や信頼性等）に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信してもよい。
【0041】
より具体的に、本開示の実施例は、複数の異なる異常ハンドオーバ態様を提供している。例えば、前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれている。ここで、前記第一異常ハンドオーバ態様は通常、関連端末間で他の端末の異常状態を迅速に検出できるシーンに適用され、第二異常ハンドオーバ態様は通常、端末間で他の端末の異常状態を迅速に検出できないシーンに適用される。関連端末間で異常検出を行う方式としては、ハートビートパケットの送受信を介した異常検出であってもよく、例えば、もし或る端末が別の端末から送信された１つ又は複数のハートビートパケットを受信できなかった場合、当該別の端末に異常が発生したと判断可能である。他の端末の異常状態を迅速に検出できるかどうかは、通常、端末間のリンクの伝送遅延やハートビートパケットの送信頻度等の要素に依存する。
【0042】
前記第一異常ハンドオーバ態様では、上りリンク方向及び下りリンク方向における処理方式としては、それぞれ以下の通りである。
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
【0043】
上述したように、前記第一異常ハンドオーバ態様は通常、関連端末間で他の端末の異常状態を迅速に検出できるシーンに適用され、当該シーンでは、端末間で異常を迅速に発見できるため、上下りリンクデータの送信のハンドオーバは、端末間のハンドオーバが完了してから行われてもよい。
【0044】
前記第二異常ハンドオーバ態様では、上りリンク方向及び下りリンク方向における処理方式としては、それぞれ以下の通りである。
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末と第二端末との間の第一共通論理層に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析する。
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末と第二端末との間の第一共通論理層に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析する。
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
【0045】
上述したように、前記第二異常ハンドオーバ態様は通常、関連端末間で他の端末の異常状態を迅速に検出できないシーンに適用され、前記第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向（ＤＬ）について、第一サービスの情報データの複数のコピーを、関係している端末（例えば、ＵＥ１及びＵＥ２）に送信し、１つの第二共通論理層を利用して、各端末間のデータのシリアル番号（Ｓｅｒｉａｌ Ｎｕｍｂｅｒｓ、ＳＮｓ）を統一させ、データの混乱を回避するようになっている。そのうち、第一サービスの情報データの複数のコピーを、関係している端末（例えば、ＵＥ１及びＵＥ２）に送信することは、独立した無線リソースを用いて、それぞれ第一サービスの情報データの複数のコピーを、関係している端末（例えば、ＵＥ１及びＵＥ２）に送信してもよいし、第一端末及び第二端末によって共有される無線ネットワーク一時識別子（Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｅｍｐｏｒｙ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、ＲＮＴＩ）でスクランブルされた１つのＰＤＳＣＨを利用して、前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信してもよい。上りリンク方向（ＵＬ）については、両端末の間に接続があるため、第一共通論理層を介してデータの複数のコピーを、関連している各端末に送信し、端末間でＳＮをアライメントさせて割り当てるようになっている。第一共通論理層は、アプリケーション層や、例えばＰＤＣＰなどのＬ２層に位置してもよい。正常の場合、データが全ての端末に既に送信されているが、１つの端末のみがＤＬ／ＵＬにおけるデータをデコード／エンコードして処理することになる。現在の実行端末に障害が発生した場合にのみ、或る関連端末がアクティブ化され、第一サービスについて、異常状態の下でそのサービスを引き継ぎ、即ち、新しい現在の実行端末となり、ＤＬ／ＵＬにおけるデータをデコード／エンコードして処理し始める。端末間で異常を迅速に発見できないため、本開示の実施例は、共通論理層を導入して第一サービスの上下りリンクデータをキャッシュさせるようにしており、異常発生時に端末のハンドオーバをタイムリーに行えなかったことによるデータのパケット損失等の問題を減少させることができる。
【0046】
本明細書では、上述の前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバすることは、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末に移行させることとして記述されてもよい。上記ハンドオーバ又は移行が完了した後、ネットワークは、前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、前記ターゲット端末は、前記第一サービスの下りリンクデータを受信して処理し、更には、ネットワークに前記第一ネットワークエレメントの上りリンクデータを送信してもよい。
【0047】
また、前記第一異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。前記第一異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。上記処理により、データ受信の成功率を向上させ、ハンドオーバ後に再送が必要となるデータパケットを減少させることができる。
【0048】
本開示の実施例の上記方法では、無線アクセスネットワークノードは、第一サービスの関連端末の中から、前記第一サービスの現在の実行端末（マスタ端末と称されてもよい）を確定し、その後、各端末との間の第一サービスの共通トンネル及び個別のエアインターフェース無線ベアラを確立することが可能であり、そのうち、現在の実行端末のアクセス層（Ａｃｃｅｓｓ Ｓｔｒａｔｕｍ、ＡＳ）プロトコルスタックは、完全なものであるが、他の端末は通常、一部のＡＳプロトコルスタック（例えば、ＲＬＣ層から物理層までのプロトコルスタック）しか持っていない。現在の実行端末と無線アクセスネットワークノードとの間に無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）接続がある。無線アクセスネットワークノードは、他の端末とのＲＲＣ接続が確立されているかどうかを確定可能であり、もしＲＲＣ接続がなければ、現在の実行端末により他の端末に関連の構成情報及びスケジューリング識別子を送信する。このように、アクセスネットワークは、現在の実行端末と他の端末との識別子（例えばセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃｅｌｌ Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、Ｃ－ＲＮＴＩ））間の関連関係のみを知り、つまり、コアネットワークは、１つの端末（例えばアンカー端末）のみを知り、他の端末を知らず、無線アクセスネットワークノードは、現在の実行端末とコアとのＰＤＵセッション及び非アクセス層（Ｎｏｎ－Ａｃｃｅｓｓ Ｓｔｒａｔｕｍ、ＮＡＳ）ベアラの確立のみをトリガする。
【0049】
このように、上記ステップ２１の前に、前記第一端末は、更に、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信してもよい。その後、前記第一端末は、前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立する。
【0050】
具体的に、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信する。
【0051】
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一端末は、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信し、前記スケジューリング識別子は、具体的に、Ｃ－ＲＮＴＩであってもよい。
【0052】
実際の応用では、第一サービスの実行中に、例えば第三端末などの新たに参加した或る関連端末が存在し得る。この場合、本開示の実施例は、更に前記関連端末の情報を更新してもよい。具体的に、前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信してもよく、
前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新する。
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信してもよく、
前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新する。
【0053】
そのうち、前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたハイパーフレーム番号（Ｈｙｐｅｒ Ｆｒａｍｅ Ｎｕｍｂｅｒ、ＨＦＮ）及び／又はシリアル番号（ＳＮ番号）に従って初期化される。ここで、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるとは、受信された最初のデータパケットのシリアル番号が受信ウィンドウの開始値とされるか、又は受信された最初のデータパケットのシリアル番号から受信ウィンドウ長の半分を減算した値が受信ウィンドウの開始値とされることである。
【0054】
本開示の実施例において、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、第一端末は、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにしてもよい。
【0055】
一方、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていなければ、この場合、以下の実現方式とされてもよい。
１）前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
２）前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
１）前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
２）前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
【0056】
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、もし前記第一端末及び第二端末の関連関係がアグリゲーション送信であれば、この際、前記第一端末から送信された前記第一サービスの上りリンクデータは、第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される。それに応じて、無線アクセスネットワークノードは、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得る。
【0057】
図３を参照して、本開示の実施例によるサービス伝送の協調方法は、無線アクセスネットワークノード側に適用される場合、以下のステップ３１～３２を含む。
【0058】
ステップ３１は、無線アクセスネットワークノードが、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することである。
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することである。
【0059】
ステップ３２は、前記無線アクセスネットワークノードが、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信することである。
【0060】
選択的に、前記無線アクセスネットワークノードは、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報を送信する前に、前記無線アクセスネットワークノードは、受信した第一端末から送信された第一情報に従って、前記関連端末の第二共通論理層の位置を確定する。
【0061】
例えば、第一リンクの伝送遅延が所定の第一閾値よりも小さければ、ＭＡＣ層を第二共通論理層として使用してもよく、逆に、第一リンクの伝送遅延が所定の第二閾値よりも大きければ、ＰＤＣＰ又はＲＬＣ層を第二共通論理層として使用してもよい。
関連関係がアグリゲーション送信であれば、ＰＤＣＰ、ＲＬＣ、ＭＡＣ、物理層のうち、何れかの層を第二共通論理層として使用してもよく、逆に、異常によるハンドオーバへの悪影響があれば、ＭＡＣ又は物理層を第二共通論理層として使用してもよく、異常によるハンドオーバへの悪影響がなければ、依然としてＳＤＡＰ又はＰＤＣＰを第二共通論理層として使用する。
関連関係がアグリゲーション送信であれば、ＰＤＣＰ、ＲＬＣ、ＭＡＣ、物理層のうち、何れかの層を第二共通論理層として使用してもよく、逆に、異常によるハンドオーバへの悪影響があれば、ＭＡＣ又は物理層を第二共通論理層として使用してもよく、異常によるハンドオーバへの悪影響がなければ、依然としてＳＤＡＰ又はＰＤＣＰを第二共通論理層として使用する。
【0062】
以上のステップにより、本開示の実施例は、無線アクセスネットワークノードの助けを借りて関連端末間で対応する構成を実行するようになっており、異なるメーカ／異なるブランドの端末間のサービス協調へのサポートを提供でき、更に端末間のサービス伝送連携技術の応用シーンを拡大し、可用性を向上させた。
【0063】
具体的に、前記関連端末の第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。上記のアグリゲーション送信、異常ハンドオーバ、正常ハンドオーバの詳細については、上記の記述を参照されたく、文章の長さを抑えるため、ここで繰り返して述べない。
【0064】
本開示の実施例において、前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、前記無線アクセスネットワークノードは、以下の方式で、第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定してもよい。
１）無線アクセスネットワークノードが、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成する方式である。
２）無線アクセスネットワークノードが、前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信する方式である。
１）無線アクセスネットワークノードが、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成する方式である。
２）無線アクセスネットワークノードが、前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信する方式である。
【0065】
具体的に、前記異常ハンドオーバ態様は、第一、第二異常ハンドオーバ態様を含み、
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行う。
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行う。
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
ここで、前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末である。
【0066】
前記第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することは、具体的に、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層が、第一端末及び第二端末によって共有されるＲＮＴＩでスクランブルされた１つのＰＤＳＣＨ伝送を利用して、前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することを含んでもよい。
【0067】
また、前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。この場合、ソース端末とターゲット端末との間の第一リンクが正常であり、端末間で上記下りリンクデータを伝送可能である。
【0068】
本開示の実施例において、上記ステップ３１の前に、前記無線アクセスネットワークノードは、更に、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにしてもよい。具体的に、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記無線アクセスネットワークノードは、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信する。一方、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信する。
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記無線アクセスネットワークノードは、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信する。一方、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信する。
【0069】
第一サービスの実行中に、前記関連端末に参加した新しい端末（例えば、第三端末）があれば、この場合、前記無線アクセスネットワークノードは、更に、前記第一端末から送信された第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信してもよく、
前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信し、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。そのうち、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるとは、受信された最初のデータパケットのシリアル番号が受信ウィンドウの開始値とされるか、又は受信された最初のデータパケットのシリアル番号から受信ウィンドウ長の半分を減算した値が受信ウィンドウの開始値とされることである。
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信してもよく、
前記無線アクセスネットワークノードは、前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信し、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。そのうち、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるとは、受信された最初のデータパケットのシリアル番号が受信ウィンドウの開始値とされるか、又は受信された最初のデータパケットのシリアル番号から受信ウィンドウ長の半分を減算した値が受信ウィンドウの開始値とされることである。
【0070】
本開示の実施例において、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを上記ステップ３１における第一情報によって指示された場合、前記無線アクセスネットワークノードは、更に、第二端末とコアネットワークとの接続確立及び認可認証手順のトリガをキャンセルしてもよく、そのうち、前記第二端末によって使用されるセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられた同じセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報となる。
【0071】
本開示の実施例において、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを上記ステップ３１における第一情報によって指示されていない場合、前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、又は、前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものである。ここで、前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。この場合、前記第一端末及び第二端末の関連関係がアグリゲーション送信であれば、前記無線アクセスネットワークノードは、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得る。
【0072】
ここまで、本開示の実施例の様々な方法を紹介した。以下、上記方法を実施する装置を更に提供する。
【0073】
図４を参照して、本開示の実施例は、第一送信モジュール４０１及び第一構成モジュール４０２を含む端末４００を更に提供し、
第一送信モジュール４０１は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
第一構成モジュール４０２は、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである。
第一送信モジュール４０１は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
第一構成モジュール４０２は、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである。
【0074】
選択的に、前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。
【0075】
選択的に、前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータを送信することであり、前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である。
前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である。
【0076】
選択的に、前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記端末は、
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するための第二構成モジュール、
又は、
自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信するための第二送信モジュールを更に含む。
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するための第二構成モジュール、
又は、
自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信するための第二送信モジュールを更に含む。
【0077】
選択的に、前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
【0078】
選択的に、前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。
【0079】
選択的に、前記端末は、
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信するための第一受信モジュールと、
前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立するための第三構成モジュールとを更に含む。
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信するための第一受信モジュールと、
前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立するための第三構成モジュールとを更に含む。
【0080】
選択的に、前記第一受信モジュールは、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信するためのものでもある。
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信するためのものでもある。
【0081】
選択的に、前記端末は、
無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信するための第三送信モジュールと、
無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新するための第四構成モジュールとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信するための第三送信モジュールと、
無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新するための第四構成モジュールとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
【0082】
選択的に、前記端末は、
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにするための第四送信モジュールを更に含む。
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにするための第四送信モジュールを更に含む。
【0083】
選択的に、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
【0084】
選択的に、前記端末は、
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一サービスの上りリンクデータを送信するための第五送信モジュールを更に含み、そのうち、前記上りリンクデータが第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される。
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一サービスの上りリンクデータを送信するための第五送信モジュールを更に含み、そのうち、前記上りリンクデータが第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される。
【0085】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記図２に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0086】
図５を参照して、本開示の実施例は、送受信機５０１及びプロセッサ５０２を含む端末５００を更に提供し、
前記送受信機５０１は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサ５０２は、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである。
前記送受信機５０１は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサ５０２は、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである。
【0087】
選択的に、前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記プロセッサは、
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するか、
又は、
自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信するためのものでもある。
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するか、
又は、
自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信するためのものでもある。
【0088】
選択的に、前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
【0089】
選択的に、前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。
【0090】
選択的に、前記プロセッサは、
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信し、
前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立するためのものでもある。
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信し、
前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立するためのものでもある。
【0091】
選択的に、前記プロセッサは、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信するためのものでもある。
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信するためのものでもある。
【0092】
選択的に、前記プロセッサは、
無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信し、
無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新するためのものでもあり、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信し、
無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新するためのものでもあり、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
【0093】
選択的に、前記プロセッサは、
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにするためのものでもある。
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにするためのものでもある。
【0094】
選択的に、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
【0095】
選択的に、前記プロセッサは、
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一サービスの上りリンクデータを送信するためのものでもあり、そのうち、前記上りリンクデータが第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される。
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一サービスの上りリンクデータを送信するためのものでもあり、そのうち、前記上りリンクデータが第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される。
【0096】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記図２に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0097】
図６を参照して、本開示の実施例は、第一受信モジュール６０１及び第一構成モジュール６０２を含む無線アクセスネットワークノード６００を更に提供し、
第一受信モジュール６０１は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
第一構成モジュール６０２は、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである。
第一受信モジュール６０１は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
第一構成モジュール６０２は、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである。
【0098】
選択的に、前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。
【0099】
選択的に、前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記無線アクセスネットワークノードは、
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するための第二構成モジュール、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信するための第二受信モジュールを更に含む。
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するための第二構成モジュール、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信するための第二受信モジュールを更に含む。
【0100】
選択的に、前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
【0101】
選択的に、前記下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することは、具体的に、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層が、第一端末及び第二端末によって共有されるＲＮＴＩでスクランブルされた１つのＰＤＳＣＨを利用して、前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することを含む。
【0102】
選択的に、前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。
【0103】
選択的に、前記無線アクセスネットワークノードは、
前記第一情報を受信する前に、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにするための第三構成モジュールを更に含む。
前記第一情報を受信する前に、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにするための第三構成モジュールを更に含む。
【0104】
選択的に、第三構成モジュールは、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信するためのものでもある。
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信するためのものでもある。
【0105】
選択的に、前記無線アクセスネットワークノードは、
前記第一端末から送信された第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信するための第三受信モジュールと、
前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信するための第四構成モジュールとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
前記第一端末から送信された第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信するための第三受信モジュールと、
前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信するための第四構成モジュールとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
【0106】
選択的に、前記無線アクセスネットワークノードは、
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、第二端末とコアネットワークとの接続確立及び認可認証手順のトリガをキャンセルするためのキャンセルモジュールを更に含み、そのうち、前記第二端末によって使用されるセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられた同じセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報となる。
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、第二端末とコアネットワークとの接続確立及び認可認証手順のトリガをキャンセルするためのキャンセルモジュールを更に含み、そのうち、前記第二端末によって使用されるセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられた同じセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報となる。
【0107】
選択的に、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
【0108】
選択的に、前記無線アクセスネットワークノードは、
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得るための復号化モジュールを更に含む。
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得るための復号化モジュールを更に含む。
【0109】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記図３に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0110】
図７を参照して、本開示の実施例は、送受信機７０１及びプロセッサ７０２を含む無線アクセスネットワークノード７００を更に提供し、
前記送受信機７０１は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサ７０２は、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである。
前記送受信機７０１は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサ７０２は、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである。
【0111】
選択的に、前記関連端末在第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む。
【0112】
選択的に、前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記プロセッサは、
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するか、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信するためのものでもある。
前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成するか、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信するためのものでもある。
【0113】
選択的に、前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント、反復チェック、データの順次ソート、データの順次送信及び／又は順次引き渡し等の少なくとも１つの機能処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する。
【0114】
選択的に、前記下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することは、具体的に、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層が、第一端末及び第二端末によって共有されるＲＮＴＩでスクランブルされた１つのＰＤＳＣＨを利用して、前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信することを含む。
【0115】
選択的に、前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する。
【0116】
選択的に、前記プロセッサは、
前記第一情報を受信する前に、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにするためのものでもある。
前記第一情報を受信する前に、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を第一端末に送信して、前記第一端末により前記第一サービスの為にコアネットワークとの間の共通トンネルが確立され、並びに無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラが確立されるようにするためのものでもある。
【0117】
選択的に、前記プロセッサは、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信するためのものでもある。
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、第一端末とのＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記第一端末に前記第三構成情報を送信し、
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一サービスの現在の実行端末を介して、前記第一端末に前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を送信するためのものでもある。
【0118】
選択的に、前記送受信機は、前記第一端末から送信された第二情報であって、前記第二情報には、
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信するためのものでもあり、
前記プロセッサは、前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信するためのものでもあり、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を受信するためのものでもあり、
前記プロセッサは、前記第一サービスの為に前記第二共通論理層の構成を更新し、前記第一端末及び前記関連端末に、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を送信するためのものでもあり、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化される。
【0119】
選択的に、前記プロセッサは、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、第二端末とコアネットワークとの接続確立及び認可認証手順のトリガをキャンセルするためのものでもあり、そのうち、前記第二端末によって使用されるセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられた同じセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報となる。
【0120】
選択的に、第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれる。
【0121】
選択的に、前記プロセッサは、前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第二端末から送信された上りリンクデータを受信した後、先に第二端末の前記第四情報を使用して復号化し、更に前記第一端末の前記第四情報を使用して復号化して、復号化された上りリンクデータを得るためのものでもある。
【0122】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記図３に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0123】
図８を参照して、本開示の実施例は、プロセッサ８０１と、メモリ８０２と、メモリ８０２に記憶されて前記プロセッサ８０１上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む端末８００を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサ８０１によって実行されると、上記端末によって実行されるサービス伝送の協調方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0124】
図９を参照して、本開示の実施例は、プロセッサ９０１と、メモリ９０２と、メモリ９０２に記憶されて前記プロセッサ９０１上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む無線アクセスネットワークノード９００を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサ９０１によって実行されると、上記無線アクセスネットワークノードによって実行されるサービス伝送の協調方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0125】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記サービス伝送の協調方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読取専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0126】
説明すべきなのは、本明細書において、用語「含む」、「含まれる」又は他の任意の変体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含む手順、方法、物又は装置は、これらの要素を含むことだけではなく、明示的に列挙されていない他の要素、又はこの手順、方法、物若しくは装置に固有の要素を含む。さらなる制限がない限り、用語「１つの…を含む」によって限定された要素は、当該要素を含む手順、方法、物又は装置に他の同一の要素が存在することを排除しない。
【0127】
上記の実施形態に対する記述から、当業者は、ソフトウェアに、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えるという方式で、上記実施例に係る方法を実現可能であると明確に分かることができ、勿論、ハードウェアによっても実現可能であるが、多くの場合は、前者は、より好適な実施形態となる。このような理解に基づいて、本開示の技術態様の本質的部分、あるいは従来技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化可能であり、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコンやネットワーク機器等であり得る）が本開示の各実施例に記載の方法を実行可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0128】
以上、図面を参照して本開示の実施例を記述したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は、あくまでも例示的なもので、制限的なものではない。当業者は、本開示の教示の下で、本開示の主旨及び請求項の保護範囲から逸脱することなく、多数の形態を作り出すことができ、それらは、全て本開示の保護範囲に含まれるものとする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【手続補正書】
【提出日】2024-07-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス伝送の協調方法であって、第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行することとを含む、方法。
【請求項2】
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータを送信することであり、前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含み、前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である、請求項２に記載の方法。
【請求項4】
前記関連端末には、第二端末が含まれ、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、前記方法は、前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第二構成情報であって、前記第二構成情報には、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を受信し、前記第二構成情報に従って、自身と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成すること、
又は、
前記第一端末が、自身と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、確定された異常ハンドオーバ態様の指示情報を前記無線アクセスネットワークノードに送信することを更に含む、請求項２に記載の方法。
【請求項5】
前記異常ハンドオーバ態様には、第一異常ハンドオーバ態様及び第二異常ハンドオーバ態様が含まれており、前記第一異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記第一サービスの現在の実行端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、前記下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、ターゲット端末により前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信し、そのうち、前記ソース端末及びターゲット端末が前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、
前記ソース端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、一方の端末であり、前記ターゲット端末は、前記第一端末及び第二端末のうち、他方の端末であり、
前記第二異常ハンドオーバ態様では、
下りリンク方向において、無線アクセスネットワークノード側の第二共通論理層を介して前記第一端末及び第二端末に前記第一サービスの下りリンクデータを送信し、並びに、前記ソース端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記第二共通論理層を介して前記下りリンクデータに対してシリアル番号のアライメント処理を行い、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記第一共通論理層によって受信された前記下りリンクデータを解析し、
上りリンク方向において、前記第一サービスの現在の実行端末が前記第一サービスの上りリンクデータを前記第一共通論理層に送信し、前記第一共通論理層を介して前記上りリンクデータを、関連関係を持つ関連端末に送信し、並びに、前記第一サービスの現在の実行端末に異常が発生したとき、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、そのうち、前記第一サービスの現在の実行端末のみが、前記上りリンクデータを無線アクセスネットワークノードに送信する、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
前記第一異常ハンドオーバ態様及び／又は第二異常ハンドオーバ態様では、下りリンク方向において、前記第一サービスのソース端末がハンドオーバの発生後に、更に前記第一共通論理層を介して前記第一サービスの下りリンクデータを前記ターゲット端末に送信する、請求項５に記載の方法。
【請求項7】
無線アクセスネットワークノードに第一情報を送信する前に、前記方法は、前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第三構成情報であって、前記第一サービスの共通トンネル及びエアインターフェース無線ベアラを構成及び確立するための第三構成情報を受信することと、
前記第一端末が、前記第三構成情報に従って、前記第一サービスの為に前記第一端末とコアネットワークとの間の共通トンネルを確立し、前記第一端末と無線アクセスネットワークノードとの間のエアインターフェース無線ベアラを確立することとを更に含む、請求項１に記載の方法。
【請求項8】
前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末である場合、前記第一端末は、無線アクセスネットワークノードとの間のＲＲＣ接続を確立し、前記ＲＲＣ接続を介して、前記無線アクセスネットワークノードから送信された前記第三構成情報を受信し、前記第一端末が前記第一サービスの現在の実行端末とは関連関係を持ち、且つ無線アクセスネットワークノードとの間にＲＲＣ接続を確立されていない場合、前記第一端末は、前記第一サービスの現在の実行端末から送信された前記第三構成情報及びスケジューリング識別子を受信する、請求項７に記載の方法。
【請求項9】
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードに第二情報であって、前記第二情報には、前記第一サービスの実行中に新たに参加した端末であって、第一端末とは関連関係を持つ第三端末の識別子と、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記第三端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記第三端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記第三端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第二情報を送信することと、
前記第一端末が、無線アクセスネットワークノードから送信された第四構成情報であって、前記第四構成情報には、レイヤ２構成更新情報と、物理リソース更新情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成更新情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第四構成情報を受信し、前記第四構成情報に従って、対応する構成を更新することとを更に含み、
前記第三端末のＰＤＣＰウィンドウ及び／又はＲＬＣウィンドウは、前記第三端末によって受信された最初のデータパケットのシリアル番号に従って初期化されるか、又は、無線アクセスネットワークノードから送信されたＨＦＮ及び／又はＳＮ番号に従って初期化され、
又は、
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示された場合、前記方法は、
第一端末が、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって第一端末に割り当てられたセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を第二端末に送信して、前記第二端末により前記第一端末のセキュリティ及び完全性の鍵とアルゴリズム情報を利用してデータが暗号化されるようにすることを更に含み、
又は、
第二端末がセキュリティ検証から免除されることを前記第一情報によって指示されていない場合、
前記第二端末の第三情報及び第四情報はそれぞれ、コアネットワーク及び無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであるか、
又は、
前記第二端末及び前記第一端末は、コアネットワークによって割り当てられた第三情報を共用し、且つ、前記第二端末の第四情報は、無線アクセスネットワークノードによって前記第二端末に割り当てられたものであり、
前記第三情報には、ＮＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、前記第四情報には、ＡＳのセキュリティ鍵、完全性鍵及びアルゴリズム情報のうち、少なくとも１つが含まれ、
前記第一端末と前記第二端末との関連関係がアグリゲーション送信である場合、前記第一端末から送信された前記第一サービスの上りリンクデータは、第一端末の前記第四情報によって暗号化された後、前記第二端末に送信され、更に第二端末の前記第四情報によって暗号化された後に無線アクセスネットワークノード側に送信される、請求項１に記載の方法。
【請求項10】
サービス伝送の協調方法であって、無線アクセスネットワークノードが、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信することと、
前記無線アクセスネットワークノードが、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信することとを含む、方法。
【請求項11】
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係は、アグリゲーション送信と、端末間の異常ハンドオーバと、端末間の正常ハンドオーバとのうち、少なくとも１つを含む、請求項１０に記載の方法。
【請求項12】
前記アグリゲーション送信とは、所定の第一条件が満たされた場合に、関連関係を持つ関連端末を介して、前記無線アクセスネットワークノードに前記第一サービスのデータを送信することであり、前記第一条件は、第一サービスの上りリンクデータ量が第一スレッショルドよりも大きいことと、少なくとも１つの端末の信号品質が第二スレッショルドよりも悪いことと、少なくとも１つの端末の発信電力が第三スレッショルドよりも低いことと、第一サービスのパケットエラー率が第四スレッショルドよりも大きいこととのうち、少なくとも１つを含み、前記異常ハンドオーバとは、所定の第二条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第二条件は、ソース端末から送信されたハートビートパケットがターゲット端末によって受信されていないことと、ソース端末から送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ネットワークから送信されたソース端末の異常の通知メッセージがターゲット端末によって受信されたことと、ソース端末の異常がターゲット端末の上位層によって確定されたこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記正常ハンドオーバとは、所定の第三条件が満たされた場合に、前記第一サービスの現在の実行端末をソース端末からターゲット端末にハンドオーバし、前記ターゲット端末を介して前記第一サービスのデータを送受信することであり、前記第三条件は、前記第一サービスの端末のハンドオーバを行う旨がターゲット端末の上位層から指示されたことと、ソース端末の発信電力が第五スレッショルドよりも低いことと、ソース端末の発信電力が第六スレッショルドよりも低いこととのうち、少なくとも１つを含み、
前記ソース端末とターゲット端末とは、前記関連端末のうち、２つの異なる端末であり、前記第一端末は、前記ソース端末であるか、又は前記ターゲット端末であるか、又は前記ソース端末及びターゲット端末とは異なる他の端末である、請求項１１に記載の方法。
【請求項13】
前記関連端末には、第二端末が更に含まれ、前記第一端末と前記第二端末との第一サービスにおける関連関係が前記端末間の異常ハンドオーバを含む場合、前記方法は、第一端末と第二端末との間の第一リンクの遅延情報、及び前記第一サービスの第一サービス品質要件に従って、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を確定し、第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様の構成が含まれる第二構成情報を前記第一端末に送信し、前記第一端末と第二端末との間の異常ハンドオーバ態様を構成すること、
又は、
前記第一端末から送信された第一指示情報であって、前記第一端末と第二端末との間の前記第一サービスについての異常ハンドオーバ態様を指示するための第一指示情報を受信することを更に含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項14】
送受信機及びプロセッサを含む端末であって、前記端末が、第一端末であり、
前記送受信機は、無線アクセスネットワークノードに第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、無線アクセスネットワークノードから送信された第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を受信し、前記第一構成情報に従って、対応する構成を実行するためのものである、端末。
【請求項15】
送受信機及びプロセッサを含む無線アクセスネットワークノードであって、前記送受信機は、第一端末から送信された第一情報であって、前記第一情報には、
第一端末とは関連関係を持つ関連端末であって、前記関連端末が少なくとも１つ存在し、前記第一端末と前記関連端末との間には、データ及び／又はシグナリングを伝送するための第一リンクが存在する関連端末の識別子と、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクのタイプと、
前記第一端末と前記関連端末との間の第一リンクの遅延情報と、
前記第一端末と前記関連端末との第一サービスにおける関連関係と、
前記関連端末がセキュリティ検証から免除されるかどうかの情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記関連端末に対応する第二共通論理層を前記第一サービスの為に構成し、前記第一端末及び前記関連端末に、前記関連端末の構成のために第一構成情報であって、前記第一構成情報には、レイヤ２構成情報と、物理リソース情報と、前記第一端末と前記関連端末との間の第一共通論理層の構成情報とのうち、少なくとも１つが含まれる第一構成情報を送信するためのものである、無線アクセスネットワークノード。
【国際調査報告】