(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-30
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システム
(51)【国際特許分類】
A24F 40/30 20200101AFI20250123BHJP
A24F 40/42 20200101ALI20250123BHJP
A24F 40/10 20200101ALI20250123BHJP
【FI】
A24F40/30
A24F40/42
A24F40/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539847
(86)(22)【出願日】2023-01-19
(85)【翻訳文提出日】2024-08-26
(86)【国際出願番号】 GB2023050099
(87)【国際公開番号】W WO2023139369
(87)【国際公開日】2023-07-27
(32)【優先日】2022-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ディケンズ, コリン
(72)【発明者】
【氏名】キャンベル, ジェレミー
(72)【発明者】
【氏名】ソフィー, ジョアナ
(72)【発明者】
【氏名】ウッドコック, ドミニク
(72)【発明者】
【氏名】ハリマン, マーク
(72)【発明者】
【氏名】ディミック, バリー
(72)【発明者】
【氏名】ヴィッケリー, トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ガラティ, ローザ
(72)【発明者】
【氏名】ラッシュフォース, デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】バートン, アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】オドネル, テレサ
(72)【発明者】
【氏名】ベイツ, マイルズ
(72)【発明者】
【氏名】フロビッシャー, ポール
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン, トレバー
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB14
4B162AB17
4B162AC06
4B162AC17
4B162AC41
(57)【要約】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム(1)。エアロゾル供給システムは、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバ(31)を備え、エアロゾル供給システム(1)は、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される。エアロゾル供給システム(1)はまた、エアロゾル供給システム(1)が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成されるように、活性物質または第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバ(101)を備える。このようにして、第1のエアロゾルは、次いで第2のエアロゾルまたは活性物質が、ユーザに送達されるこの第1のエアロゾルが、第2のエアロゾル/活性物質によってどの程度まで補充されるかをユーザが効果的にカスタマイズすることを可能にする方法で、第1のエアロゾルに添加され、第1のエアロゾルと混合され、かつ/または第1のエアロゾルとともに供給されることを可能にする方法で生成され得る。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバであり、前記エアロゾル供給システムが、前記第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバであり、前記エアロゾル供給システムが、前記第2のリザーバから前記エアロゾル供給システムのユーザに前記活性物質を送達するための出口を備える、第2のリザーバと、
を備える、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記第1のリザーバが、前記第2のリザーバから分離されている、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記活性物質が、第2のエアロゾル生成材料を含み、前記エアロゾル供給システムが、前記第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、請求項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記エアロゾル供給システムが、前記第2のエアロゾルとは独立して前記第1のエアロゾルを生成するように構成される、請求項3に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記エアロゾル供給システムが、前記第2のエアロゾル生成材料を能動的に加熱することなく前記第2のエアロゾルを生成するように構成される、請求項3または4に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給システムが、前記第1のエアロゾルの下流に前記活性物質を送達するように構成される、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記第2のリザーバが、前記第1のリザーバの下流にある、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記第1のエアロゾルを受容するためのエアロゾル出口チャネルをさらに備え、前記エアロゾル供給システムが、前記活性物質を前記エアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給システムからの第1の空気入口から供給される空気を使用して前記第1のエアロゾルを生成するように構成され、
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給システムからの第2の空気入口から供給される空気を使用して前記活性物質に空気を供給するように構成され、
前記第1の空気入口が、前記第2の空気入口から分離されている、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
吸い口をさらに備え、前記第2のリザーバが、前記吸い口と係合するように構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記第2のリザーバが、前記吸い口の外面と係合するように構成される、請求項10に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記第2のリザーバが、前記吸い口の周りに係合することができるスリーブとして動作するように構成される、請求項10~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記第2のリザーバが、前記吸い口の凹部内に位置付けされるように構成され、前記凹部が、前記第2のリザーバの少なくとも一部分を受け入れるように成形される、請求項10~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
前記第2のリザーバが、圧縮性、透過性および/または貫通可能部分を備える、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記第2のリザーバが、圧縮性および/または貫通可能部分を備え、前記圧縮性および/または貫通可能部分の圧縮および/または貫通が、前記活性物質が前記第2のリザーバから放出されることを可能にするように構成されるように、前記圧縮性および/または貫通可能部分が構成される、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記第2のリザーバが、透過性部分を備え、前記エアロゾル供給システムからの第2の空気入口から前記活性物質に空気が供給されると、前記活性物質が前記第2のリザーバから選択的に放出されることを可能にするように、前記透過性部分が構成される、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記第2のリザーバが、前記第2のリザーバを前記エアロゾル供給システムの一部分に解放可能に取り付けるための取付け手段を備える、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記一部分が、前記吸い口を備える、少なくとも請求項10にさらに従属する場合の請求項17に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項19】
前記一部分が、前記第1のエアロゾルを受容するように構成された、前記吸い口からのエアロゾル出口管を備える、少なくとも請求項10にさらに従属する場合の請求項17または18に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項20】
前記取付け手段が、接着剤を含む、請求項17~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項21】
前記第2のリザーバ内に前記活性物質をさらに含む、請求項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項22】
前記活性物質が、液相および/またはゲル相活性物質を含む、請求項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項23】
前記活性物質が、気相活性物質を含む、請求項1~22のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項24】
前記活性物質が、固相活性物質を含む、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項25】
前記活性物質が、1つ以上の香味材料を含む、請求項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項26】
前記活性物質が、ニコチンを含む、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項27】
前記活性物質が、1つ以上のカンナビノイドを含む、請求項1~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項28】
前記活性物質が、テトラヒドロカンナビノールおよび/またはカンナビジオールを含む、請求項1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項29】
前記活性物質が、1つ以上の感覚惹起剤を含む、請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項30】
前記活性物質が、1つ以上の冷却剤および/または加温剤を含む、請求項1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項31】
前記第2のリザーバが、前記活性物質の担体成分をさらに含み、前記担体成分が、任意選択的に液体を含み、好ましくは、前記液体が、水、グリセリン、プロピレングリコール、およびそれらの組合せから選択される、請求項1~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項32】
前記第2のリザーバが、環状である、請求項1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項33】
前記第2のリザーバが、25ml以下の容積を備える、請求項1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項34】
前記エアロゾル供給システムが、前記第2のリザーバを備える消耗品をさらに備える、請求項1~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項35】
前記消耗品が、前記エアロゾル供給システムからの前記吸い口の上に、または前記吸い口に、解放可能に結合するように構成される、少なくとも請求項10にさらに従属する場合の請求項34に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項36】
前記第2のリザーバが、紙を含み、前記紙が、前記活性物質を貯蔵するように構成される、請求項1~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項37】
前記第2のリザーバが、厚紙を含み、前記厚紙が、前記活性物質を貯蔵するように構成される、請求項1~36のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項38】
第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、前記消耗品が、活性物質を貯蔵するためのリザーバを備え、前記消耗品が、前記リザーバから前記エアロゾル供給システムのユーザに前記活性物質を送達するための出口を備える、消耗品。
【請求項39】
前記消耗品が、前記活性物質を加熱することなく、前記出口を介して前記第2のリザーバから前記活性物質を送達するように構成される、請求項38に記載の消耗品。
【請求項40】
前記リザーバが、圧縮性および/または貫通可能部分を備え、前記圧縮性および/または貫通可能部分の圧縮および/または貫通が、前記活性物質が前記リザーバから前記出口に放出されることを可能にするように構成されるように、前記圧縮性および/または貫通可能部分が構成される、請求項38または39に記載の消耗品。
【請求項41】
前記リザーバが、透過性部分を備え、前記エアロゾル供給システムからの第2の空気入口から前記活性物質に空気が供給されると、前記活性物質が前記リザーバから選択的に放出されることを可能にするように、前記透過性部分が構成される、請求項38または39に記載の消耗品。
【請求項42】
前記消耗品が、前記消耗品を前記エアロゾル供給システムの一部分に解放可能に取り付けるための取付け手段を備える、請求項38~41のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項43】
前記取付け手段が、接着剤を含む、請求項42に記載の消耗品。
【請求項44】
前記リザーバが、前記活性物質を貯蔵するための弾性外側シェルを備える、請求項38~43のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項45】
前記リザーバ内に前記活性物質をさらに含む、請求項38~44のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項46】
前記活性物質が、
i)香味材料、
ii)ニコチン、
iii)1つ以上のカンナビノイド、好ましくはテトラヒドロカンナビノールおよび/またはカンナビジオール、
iv)感覚惹起剤、好ましくは冷却剤および/または加温剤
の任意の組合せを含む、請求項38~45のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項47】
前記リザーバが、前記活性物質の担体成分をさらに含み、前記担体成分が、任意選択的に液体を含み、好ましくは、前記液体が、水、グリセリン、プロピレングリコール、およびそれらの組合せから選択される、請求項38~46のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項48】
請求項38~47のいずれか一項に記載の消耗品と、前記エアロゾル供給システムと、を備える、アセンブリ。
【請求項49】
前記エアロゾル供給システムが、
カートリッジと、
前記カートリッジをエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、前記カートリッジからのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含むカートリッジ受容セクションを備える前記エアロゾル供給デバイスと、
をさらに備える、請求項48に記載のアセンブリ。
【請求項50】
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
前記エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
前記エアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するために、第2のリザーバから前記エアロゾル供給システムの出口に前記活性物質を送達するステップと、
を含む、方法。
【請求項51】
前記第2のリザーバを加熱することなく前記出口に前記活性物質を送達するステップをさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記第1のエアロゾルを生成する前に、前記第2のリザーバを備える消耗品を前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップ
を最初に含む、請求項50~51のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
前記消耗品を前記エアロゾル供給システムの外面に取り付けるステップ
をさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記消耗品を前記エアロゾル供給システムの吸い口に取り付けるステップ
をさらに含む、請求項52または53に記載の方法。
【請求項55】
前記消耗品を前記エアロゾル供給システムのカートリッジに取り付けるステップ
をさらに含む、請求項52~54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成された前記エアロゾル供給システムを後付けする方法であって、
活性物質を貯蔵する第2のリザーバを備える消耗品を前記エアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
前記第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
前記エアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するために、前記第2のリザーバから前記消耗品または前記エアロゾル供給システムの出口に前記活性物質を送達するステップと、
を含む、方法。
【請求項57】
前記活性物質が、
i)香味材料、
ii)ニコチン、
iii)1つ以上のカンナビノイド、好ましくはテトラヒドロカンナビノールおよび/またはカンナビジオール、
iv)感覚惹起剤、好ましくは冷却剤および/または加温剤
の任意の組合せを含む、請求項50~56のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記第1のエアロゾルの下流に前記活性物質を送達するステップをさらに含む、請求項50~57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
前記第1のエアロゾルと並行して前記活性物質を送達するステップをさらに含む、請求項50~58のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ニコチン送達システム(例えば、電子シガレットなど)などであるが、これに限定されない、エアロゾル供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子エアロゾル供給システムは、電子シガレット(eシガレット)またはより一般的にはエアロゾル供給デバイスを使用することが多い。このようなエアロゾル供給システムは、典型的には、典型的にはニコチンを含むが、必ずしもニコチンを含むとは限らない配合物を含有する流体もしくは液体のリザーバ、またはタバコベースの製品などの固体材料などの、エアロゾル化可能材料(エアロゾル生成材料とも呼ばれる)を包有し、そこから気体/蒸気/エアロゾルが、例えば熱気化によって、ユーザによる吸入のために生成される。したがって、エアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料の一部分を気化/エアロゾル化して蒸気/エアロゾルを生成するように配置された気化器(エアロゾル生成器とも呼ばれる)、例えば、加熱素子を備える。
【0003】
蒸気が生成されると、蒸気は、香味材料を通過して蒸気に香味が加えられ得(例えば、エアロゾル化可能材料自体が香味付けされていなかった場合)、その後、(香味付けされた)蒸気は、今度はエアロゾル供給システムから吸い口を介してユーザに送達され得る。
【0004】
既存のエアロゾル供給システムおよび関連するエアロゾル供給デバイスの潜在的な欠点は、使用中にユーザに送達されるエアロゾルを制御するために比較的柔軟性がないことである。さらなる欠点は、エアロゾルとしてユーザに送達されるように構成された特定の香味材料、感覚惹起剤材料および/または添加剤が、ユーザに送達されるエアロゾルの一部を形成する他の香味材料および/または添加剤よりも異なる環境/温度条件でより効果的にエアロゾル化され得ることである。
【0005】
したがって、異なるエアロゾル生成材料の第1および第2のリザーバが設けられ得るエアロゾル供給システムの実施態様を通じて、これらの問題のいくつかを対処または緩和するのを助けること、第1のエアロゾルが第1のリザーバから第1のエアロゾル生成材料から生成されることを可能にすること、および第2のエアロゾルが第2のリザーバから第2のエアロゾル生成材料から生成されることを可能にすることを図る、場合によっては、エアロゾル供給システムが第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成されるような、様々なアプローチが本明細書に記載される。このようにして、第1のエアロゾルは、次いで第2のエアロゾルが、この第1のエアロゾルが、(例えば、エアロゾル供給システムの一部として提供される吸い口を介して)ユーザに送達される最終エアロゾルの一部として第2のエアロゾルによってどの程度まで補充されるかをユーザが効果的にカスタマイズすることを可能にする方法で、第1のエアロゾルに添加され、第1のエアロゾルと混合され、かつ/または第1のエアロゾルとともに供給されることを可能にする方法で生成され得る。
【0006】
これに関して、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵することができ、モジュール内の第2のエアロゾル生成材料から生成された第2のエアロゾルを使用して既存のエアロゾル供給システムからの任意の送達された第1のエアロゾルを補充または混合することによってこの第1のエアロゾルをユーザがカスタマイズすることを可能にするために既存のエアロゾル供給システムにレトロフィットされ得るモジュールも本明細書に記載される。したがって、再びこれらの実施形態では、第2のエアロゾルがエアロゾル供給システムの既存のエアロゾル生成特性に対して効果的に任意選択の補充となるように、第1のエアロゾルは、第2のエアロゾルとは独立して生成される。
【0007】
本明細書ではまた、容器の一部として分配される任意の流体とともに、または該流体と混合された蒸気/エアロゾルを提供するために、流体の容器(例えば、ドリンクボトル、例えば、シュータまたはショットを備える容器)に結合するために使用され得るモジュールが記載される。
【0008】
本明細書ではまた、再び、第1のエアロゾル生成材料からの第1のエアロゾルが最終的にエアロゾル供給システムの吸い口を介してユーザにどのように供給されるかをユーザがさらにカスタマイズすることを可能にするように、例えば1つ以上の酸、香味材料または他の添加剤を含む様々な異なる上流のエアロゾル生成材料がエアロゾル化され、異なる/第1のエアロゾル生成材料を収容する下流の第1のリザーバに送達され得るエアロゾル供給システムが記載される。
【0009】
本明細書ではまた、再び、第1のエアロゾル生成材料からの第1のエアロゾルが最終的に下流のエアロゾル生成材料のうちの1つ以上(またはいくつかの例では両方でさえも)とともにユーザにどのように供給されるかをユーザがさらにカスタマイズすることを可能にするように、例えば異なる香味材料または他の添加剤を含む様々な異なる下流のエアロゾル生成材料がエアロゾル化され、異なる/第1のエアロゾル生成材料を収容する第1のリザーバの下流に(潜在的に互いに独立して/選択的に)送達され得るエアロゾル供給システムが記載される。
【発明の概要】
【0010】
したがって、特定の実施形態の第1の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが提供され、エアロゾル供給システムは、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムは、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0011】
特定の実施形態の第2の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品が提供され、消耗品は、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムは、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0012】
特定の実施形態の第3の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品が提供され、消耗品は、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
消耗品は、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0013】
特定の実施形態の第4の態様によれば、第2または第3の態様による消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、を備えるエアロゾル供給システムが提供され、エアロゾル供給デバイスは、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備える。
【0014】
特定の実施形態の第5の態様によれば、エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法が提供され、方法は、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、を含み、
第1のエアロゾルは、第2のエアロゾルとは独立して生成される。
【0015】
特定の実施形態の第6の態様によれば、エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムを後付けする方法が提供され、方法は、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵する第2のリザーバを備えるモジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
第2のエアロゾル生成材料を使用して、モジュールの内側で第2のエアロゾルを生成するステップと、を含む。
【0016】
特定の実施形態の第7の態様によれば、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムで使用するためのモジュールが提供され、モジュールは、エアロゾル供給システムに解放可能に結合されるように構成され、モジュールは、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュールは、モジュールが取付け部分を使用してエアロゾル供給システムに結合されたときにエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾルを受容するように構成され、モジュールが第1のエアロゾルを受容するときに第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される。
【0017】
特定の実施形態の第8の態様によれば、上述のモジュールと、モジュールが解放可能に結合されるように構成されたエアロゾル供給システムと、を備えるアセンブリが提供される。
【0018】
特定の実施形態の他の多数の態様は、本明細書の最後に列挙されている特許請求の範囲および様々な条項で定義されている通りである。
【0019】
本発明の様々な態様に関連して上述した本発明の特徴および態様は、本明細書に記載の特定の組合せだけでなく、必要に応じて本発明の他の態様による本発明の実施形態にも等しく適用可能であり、それらの本発明の実施形態と組み合わされ得ることが理解されよう。
【0020】
次に、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本開示の特定の実施形態による、カートリッジとエアロゾル供給デバイス(分離して示されている)とを備えるエアロゾル供給システムを概略的に斜視図で示す。
【
図2】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの構成要素を概略的に分解斜視図で示す。
【
図3A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の1つの断面図を概略的に示す。
【
図3B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の別の断面図を概略的に示す。
【
図3C】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部のさらに別の断面図を概略的に示す。
【
図4A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の斜視図を概略的に示す。
【
図4B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の平面図を概略的に示す。
【
図5A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの1つの斜視図を概略的に示す。
【
図5B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの別の斜視図を概略的に示す。
【
図5C】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの平面図を概略的に示す。
【
図6A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの斜視図を概略的に示す。
【
図6B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの平面図を概略的に示す。
【
図7】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルの任意の生成とは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成されるように、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバを使用する。
【
図8A】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルの任意の生成とは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成されるように、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバを使用する。
【
図8B】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルの任意の生成とは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成されるように、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバを使用する。
【
図9】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システム(またはアセンブリ)の実施形態を概略的に示し、これらの実施形態は、モジュールを使用し、モジュールは、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵する第2のリザーバを備え、第2のリザーバは、エアロゾル供給システムの残りの部分、例えばエアロゾル供給システムからの消耗品または吸い口に解放可能に結合するように構成される。
【
図10】本開示の特定の実施形態による、容器からの流体にエアロゾルを提供するために、
図9のものと同様のモジュールの変形例がドリンクボトルなどの流体の容器に嵌合され得るアセンブリの実施形態を概略的に示す。
【
図11】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、エアロゾル供給システムが、一次的/二次的な第2のエアロゾル生成材料のいずれかとともに第1のエアロゾルを使用してエアロゾルを生成するように構成されるように、潜在的に異なる複数の(一次的/二次的な)第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための複数の(一次的/二次的な)第2のリザーバを使用する。同じ
図11はまた、本開示の特定の実施形態による、第3のエアロゾル生成材料を貯蔵するための、いくつかの実施形態では第1のリザーバの上流にあり得る任意選択の第3のリザーバを含む。
【
図12】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの追加の実施形態を概略的に示し、これらの実施形態のそれぞれは、第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムとともに使用するためのパッチ状の消耗品、およびエアロゾル供給システムとの解放可能な係合/取付けを使用し、消耗品は、本開示の特定の実施形態による、エアロゾル供給システムのユーザに送達されるように構成された活性物質を貯蔵するためのリザーバを備える。
【
図13】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、使用のためのスリーブ状の消耗品を使用し、消耗品は、例えば厚紙または紙で作製され得、第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと解放可能に係合/取り付けられており、消耗品は、本開示の特定の実施形態による、エアロゾル供給システムのユーザに送達されるように構成された活性物質を貯蔵するためのリザーバを備える。
【
図14】本開示の特定の実施形態によるエアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示し、この実施形態は、第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムからの吸い口とともに使用するための消耗品、および吸い口との解放可能な係合/取付けを使用し、消耗品は、本開示の特定の実施形態による、エアロゾル供給システムのユーザに送達されるように構成された活性物質を貯蔵するためのリザーバを備える。
【発明を実施するための形態】
【0022】
特定の例および実施形態の態様および特徴は、本明細書で説明/記載される。特定の例および実施形態のいくつかの態様および特徴は、従来通りに実装されてもよく、これらは、簡潔にするために詳細に説明/記載されない。したがって、詳細に記載されていない、本明細書で説明された装置および方法の態様および特徴は、このような態様および特徴を実装するための任意の従来技術に従って実装され得ることが理解されよう。
【0023】
本開示は、非燃焼式エアロゾル供給システム(eシガレットなど)に関する。本開示によれば、「非燃焼式」エアロゾル供給システムは、ユーザへの送達を容易にするために、エアロゾル供給システムの構成エアロゾル化可能材料(またはその構成成分)が燃焼されない、または燃やされないシステムである。本明細書でエアロゾル生成材料またはエアロゾル前駆体材料とも呼ばれ得るエアロゾル化可能材料は、例えば、加熱、照射、または任意の他の方法で通電されたときにエアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル化可能材料はまた、いくつかの実施形態では、香味付けされてもよい。
【0024】
以下の説明全体を通して、「eシガレット」または「電子シガレット」という用語が時々使用される場合があるが、この用語はエアロゾル供給システムと互換的に使用され得ることが理解されよう。電子シガレットは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン送達システム(END)としても知られていることがあるが、エアロゾル化可能材料中のニコチンの存在は必要条件ではないことに留意されたい。
【0025】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するように構成されたハイブリッドデバイスであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つまたは複数が加熱され得る。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスは、液体またはゲルエアロゾル化可能材料および固体エアロゾル化可能材料を含む。固体エアロゾル化可能材料は、例えば、タバコまたは非タバコ製品を含み得る。
【0026】
典型的には、(非燃焼式)エアロゾル供給システムは、カートリッジ/消耗部品と、カートリッジ/消耗部品と解放可能に係合するように構成された本体/再使用可能/エアロゾル供給デバイス部品とを備え得る。
【0027】
エアロゾル供給システムには、その中の気化器に電力を供給するための手段が設けられてもよく、かつ気化されるエアロゾル化可能材料を受容するためのエアロゾル化可能材料輸送要素が設けられてもよい。エアロゾル供給システムにはまた、エアロゾル化可能材料を収容するためのリザーバ、およびいくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムから生成された蒸気を香味付けするための香味材料を収容するためのさらなるリザーバが設けられてもよい。
【0028】
いくつかの実施形態では、気化器は、エアロゾル化可能材料から1つ以上の揮発性物質を放出して蒸気/エアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒータ/加熱素子であり得る。いくつかの実施形態では、気化器は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、気化器は、例えば振動手段、機械的手段、加圧手段、または静電手段のうちの1つ以上を介して、エアロゾル化可能材料に熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することが可能であり得る。さらなる例では、気化器は、リザーバ内の圧力を低下させることによって、エアロゾル化可能材料に熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することが可能であり得、例えば、空気がエアロゾル供給システムを通って引き込まれる場合、第2のリザーバにわたって圧力の低下が観察され得、第2のリザーバ内に含まれる基材(例えば、多孔質基材)から液滴または粒子が持ち上げられ、それによって蒸気/エアロゾルが生成される。
【0029】
いくつかの実施形態では、送達される物質は、活性成分、担体成分、および任意選択的に1つ以上の他の機能性成分を含み得るエアロゾル化可能材料であり得る。
【0030】
活性成分は、ユーザにおいて生理学的および/または嗅覚的な応答を達成するために、エアロゾル化可能材料に含まれる1つ以上の生理学的および/または嗅覚的な活性成分を含み得る。活性成分は、例えば、栄養補助食品および向知性薬から選択され得る。活性成分は、天然に存在してもよく、または合成的に得られてもよい。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6もしくはB12もしくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、またはそれらの成分、誘導体、もしくは組合せを含み得る。活性成分は、タバコまたは別の植物性物質の成分、誘導体、または抽出物を含み得る。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的活性成分であり、ニコチン、ニコチン塩(例えば、ニコチンジタートレート/ニコチンビタートレート)、ニコチンを含まないタバコ代替物、カフェインなどの他のアルカロイド、またはそれらの混合物から選択され得る。
【0031】
本発明者らは、エアロゾル生成材料およびエアロゾルが非プロトン化形態のニコチンおよびプロトン化形態のニコチンを含有するように、エアロゾル生成材料および/またはエアロゾル自体に存在するニコチンを様々な程度までプロトン化することによって、ユーザによって吸入される最終エアロゾルが、ユーザにとって香味、衝撃、刺激、滑らかさおよび/またはニコチン報酬の望ましい特性を提供することを見出した。本発明者らは、特定のレベルの酸添加が特に好ましいこと、すなわち、溶液中に存在する酸の総含有量がニコチンに対して5.0モル当量以下、好ましくはニコチンに対して2.5モル当量以下、より好ましくはニコチンに対して1.0モル当量以下、最も好ましくはニコチンに対して0.6モル当量以下であることを特に見出した。このレベルの酸添加で、エアロゾル生成材料は、ニコチン含有量が1.8重量%以下などの比較的低い場合、およびニコチン含有量が1.8重量%超などの比較的高い場合の両方で、ユーザにとって香味、衝撃、刺激、滑らかさおよび/またはニコチン報酬の望ましい特性を有するように提供され得る。
【0032】
本明細書で説明するように、エアロゾル生成材料および/またはエアロゾル自体は、非プロトン化形態のニコチンおよびプロトン化形態のニコチンを含み得る。当業者によって理解されるように、ニコチンのプロトン化形態は、非プロトン化ニコチンを酸と反応させることによって調製される。酸は、ラウリン酸、ミリスチン酸、サリチル酸、リンゴ酸、クエン酸、リン酸、ニコチン酸、レブリン酸、酒石酸、乳酸、および/または炭酸源、例えば二酸化炭素から選択される1つ以上の好適な酸である。いくつかの実施形態では、ニコチンをプロトン化するために単一の酸が使用される。いくつかの実施形態では、ニコチンをプロトン化するために2つ以上の酸が使用される。
【0033】
いくつかの実施形態では、第1のエアロゾル生成材料は、非プロトン化ニコチンを含み、第2のエアロゾル生成材料は、ラウリン酸、ミリスチン酸、サリチル酸、リンゴ酸、クエン酸、リン酸、ニコチン酸、レブリン酸、酒石酸、乳酸、および/または炭酸源、例えば二酸化炭素から選択される1つ以上の好適な酸を含む。この実施形態の一態様では、非プロトン化ニコチンは、第2のエアロゾル生成材料から生成された第2のエアロゾルによってエアロゾル生成材料中でプロトン化される。この実施形態の別の態様では、非プロトン化ニコチンは、第2のエアロゾル生成材料から生成された第2のエアロゾルによって第1のエアロゾル中でプロトン化される。
【0034】
ニコチンは、ユーザによって吸入されるときの所望の用量に応じて、第1のエアロゾル生成材料、第2のエアロゾル生成材料、および/または任意のさらなるエアロゾル生成材料(例えば、潜在的な第3のリザーバ内)の任意の組合せなど、エアロゾル生成材料の任意の好適な量で提供され得る。いくつかの実施形態では、ニコチンは、エアロゾル生成材料の総重量に対して6重量%以下の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニコチンは、エアロゾル生成材料の総重量に対して0.4~6重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニコチンは、エアロゾル生成材料の総重量に対して0.8~6重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニコチンは、エアロゾル生成材料の総重量に対して1~6重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニコチンは、エアロゾル生成材料の総重量に対して1.8~6重量%の量で存在する。
【0035】
いくつかの実施形態では、活性成分は嗅覚的活性成分であり、地域の規制が許す場合には、成人消費者向けの製品に所望の味、香り、または他の体性感覚を作り出すために使用され得る「香味」および/または「香味料」から選択され得る。いくつかの例では、このような成分は、香味、香味料、香味材料、冷却剤、加温剤、および/または甘味剤と呼ばれ得る。このような成分は、天然に存在する香味材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られた材料、またはそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、カエデ、抹茶、メントール、ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスベイ、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクラの花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、麻、ハッカ属のいずれかの種からのハッカ油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶もしくは紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、ニワトコの花、バジル、ローリエ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンの皮、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カルヴィ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味増強剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性化剤もしくは刺激剤、糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤を含み得る。このような成分は、模倣、合成、もしくは天然成分、またはそれらのブレンドであり得る。このような成分は、任意の好適な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、または気体、抽出物(例えば、甘草、アジサイ、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、メントール、ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピーマン、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、もしくはハッカ属のいずれかの種からのハッカ油)、香味増強剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性化剤もしくは刺激剤、糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤のうちの1つ以上であり得る。このような成分は、模倣、合成、もしくは天然成分、またはそれらのブレンドであり得る。このような成分は、任意の好適な形態、例えば、油、液体、または粉末であり得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、香味材料(香味)は、メントール、スペアミント、および/またはペパーミントを含み得る。いくつかの実施形態では、香味は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、および/またはレッドベリーの香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味は、オイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香味は、タバコから抽出された香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味は、感覚惹起剤を含み得、感覚惹起剤は、香りまたは味覚神経に加えて、またはその代わりに、第5脳神経(三叉神経)の刺激によって通常化学的に誘発され、知覚される体性感覚を達成することが意図され、これらは、加熱、冷却、刺痛、麻痺効果をもたらす薬剤を含み得る。好適な熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであり得るが、これに限定されず、好適な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3であり得るが、これに限定されない。
【0037】
担体成分は、エアロゾルを形成することができる1つ以上の成分を含み得る。いくつかの実施形態では、担体成分は、水、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリルのうちの1つ以上を含み得る。いくつかの実施形態による担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、80%以下のグリセリン、または90%以下のグリセリン、および/または10%以下の水、および/または20%以下の水(それぞれ(%w/w))を含み得る。例えば、潜在的なより具体的な実施形態は、いくつかの例では液体であり得る担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)を含み、以下のパーセンテージ(%w/w)のいずれかを含む:
【表1】
【0038】
潜在的な関連する実施形態では、より一般的に表現される担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、グリセロールを含み得る。一実施形態では、担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、少なくとも10%w/wのグリセロールを含み得る。一実施形態では、担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、少なくとも15%w/wのグリセロールを含む。一実施形態では、担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、少なくとも20%w/wのグリセロールを含む。一実施形態では、担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、少なくとも25%w/wのグリセロールを含む。一実施形態では、担体成分(またはより一般的にはエアロゾル生成材料)は、少なくとも30%w/wのグリセロールを含む。
【0039】
一実施形態では、グリセロールおよびプロピレングリコールは、本明細書に記載のエアロゾル生成材料の任意の個々に以下の量で存在する:材料中に存在するグリセロールおよびプロピレングリコールの総重量に対して、60~90%w/wのプロピレングリコール;および40~10%w/wのグリセロール。
【0040】
一実施形態では、グリセロールおよびプロピレングリコールは、任意の本明細書に記載のエアロゾル生成材料中に以下の量で存在する:材料中に存在するグリセロールおよびプロピレングリコールの総重量に対して、70~80%w/wのプロピレングリコール;および30~20%w/wのグリセロール。
【0041】
一実施形態では、任意の本明細書に記載のエアロゾル生成材料は、約70%w/wのプロピレングリコールおよび約30%のグリセロールを含み得る。
【0042】
一実施形態では、任意の本明細書に記載のエアロゾル生成材料は、約25℃の液体であり得る。
【0043】
1つ以上の他の機能性成分は、pH調整剤、着色剤、保存剤、結合剤、充填剤、安定剤、および/または酸化防止剤のうちの1つ以上を含み得る。
【0044】
カンナビノイド
完全性のためにも、いくつかの実施形態によれば、本明細書に記載のエアロゾルまたはエアロゾル化可能材料/エアロゾル生成材料の任意の組合せ(例えば、第1のエアロゾル生成材料;第2のエアロゾル生成材料;および/または任意のさらなるエアロゾル生成材料(例えば、やがてさらに説明されるように、潜在的な第3のリザーバ内の)の任意の組合せは、1つ以上のカンナビノイド、および/または少なくとも1つのカンナビノイド化合物/種、例えば以下に示す化合物/種のいずれかを含み得る。その点において、カンナビノイドは、脳内の神経伝達物質の放出を抑制する細胞内のカンナビノイド受容体(すなわち、CB1およびCB2)に作用する天然または合成化学化合物のクラスである。カンナビノイドは、血液脳関門を容易に通過する能力などの特定の特性を示す環状分子である。カンナビノイドは、大麻などの植物からの天然に存在するもの(植物カンナビノイド)、動物からのもの(エンドカンナビノイド)、または人工的に製造されたもの(合成カンナビノイド)であり得る。大麻種は少なくとも85種の異なる植物カンナビノイドを発現し、これらは、カンナビゲロール、カンナビクロメン、カンナビジオール、テトラヒドロカンナビノール、カンナビノールおよびカンナビノジオール、ならびに他のカンナビノイド、例えばカンナビゲロール(CBG)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)(テトラヒドロカンナビノール(THC)の異性体Δ6a,10a-テトラヒドロカンナビノール(Δ6a,10a-THC)、Δ6a(7)-テトラヒドロカンナビノール(Δ6a(7)-THC)、Δ8-テトラヒドロカンナビノール(Δ8-THC)、Δ9-テトラヒドロカンナビノール(Δ9-THC)、Δ10-テトラヒドロカンナビノール(Δ10-THC)、Δ9,11-テトラヒドロカンナビノール(Δ9,11-THC)を含む)、カンナビノール(CBN)およびカンナビノジオール(CBDL)、カンナビシクロル(CBL)、カンナビバリン(CBV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)、カンナビジバリン(CBDV)、カンナビクロメバリン(CBCV)、カンナビゲロバリン(CBGV)、カンナビゲロールモノメチルエーテル(CBGM)、カンナビネロール酸、カンナビジオール酸(CBDA)、カンナビノールプロピル変異体(CBNV)、カンナビトリオール(CBO)、テトラヒドロカンナビノール酸(THCA)、およびテトラヒドロカンナビバリン酸(THCV A)を含むサブクラスに分けられ得る。
【0045】
具体的なカンナビノイドの法的ステータスは管轄区域によって異なるが、特定のカンナビノイド、例えばカンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)およびカンナビノール(CBN)は、エアロゾル供給システムで使用するための配合物など、多種多様な用途での使用が検討されている。しかしながら、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)およびカンナビノール(CBN)などのカンナビノイドの安定性は、空気または光への曝露、または温度およびpHの変動などの特定の環境条件に応じて変化することが分かっている。これは、意図しない有害な結果をもたらす可能性がある。
【0046】
例えば、CBDは、光および/または空気に曝露されると酸化および分解して、カンナビジオールヒドロキシキノン(CBDHQまたはHU-331)およびカンナビジオールヒドロキシキノン(CBDHQまたはHU-331)の異性体誘導体または機能性誘導体を形成し得る。さらに、CBDは、温度および/またはpHの変動に応答してΔ9-テトラヒドロカンナビノール(Δ9-THC)に変換され得る。結果として、特定のカンナビノイド含有量および/または濃度の正確度は配合物中で大きく変動し得るが、規制および制限されたカンナビノイドは意図せずに産生され、特定の管轄区域で製品を違法またはライセンス不要とする可能性がある。したがって、製造および貯蔵中に高度の純度を維持し、次いで配合物中のカンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)またはカンナビノール(CBN)などの1つ以上のカンナビノイドの喪失または分解を防ぐ1つ以上のカンナビノイドを含む配合物を提供することが望まれている。
【0047】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムのいずれかは、少なくとも1つのカルボキシル化カンナビノイドを含むエアロゾル生成材料を備え、システムは、カルボキシル化カンナビノイドの選択的脱カルボキシル化を提供するように構成される。
【0048】
いくつかのカンナビノイドのカルボキシル化形態は、カンナビノイドの脱カルボキシル化形態と比較して異なる安定性プロファイルを有し得る。例えば、カンナビジオールのカルボキシル化形態、カンナビジオール酸(CBDA)は、いくつかの溶媒系において、脱カルボキシル化形態(CBD)と比較して異なる挙動をする。一方では、所望の安定性プロファイルを達成するように特定の形態のカンナビノイドを展開することが可能であるため、安定性のこの差を利用することができる。しかしながら、カンナビノイドは、カンナビノイドの脱カルボキシル化形態においてより大きな薬理学的効果を発揮することは、一般に事実である。したがって、そのカルボキシル化形態のカンナビノイドを提供することは、あまり望ましくない場合がある。しかしながら、カンナビノイドをカンナビノイドのカルボキシル化形態からカンナビノイドの脱カルボキシル化形態に変換することが可能である。
【0049】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムは、システム内のカンナビノイドの選択的脱カルボキシル化を提供する。「カルボキシル化カンナビノイドの選択的脱カルボキシル化」とは、システムがカルボキシル化カンナビノイドの脱カルボキシル化が起こる程度を選択的に増加させることができることを意味する。これは、カンナビノイドの安定性プロファイルを制御する利点を利用することが可能でありながら、カンナビノイドのデカルボキシレート形態のみを含有するエアロゾル生成材料から誘導され得るものと同様のデカルボキシレート量を有するエアロゾルの供給も可能にするので好適である。
【0050】
使用中、およびエアロゾル生成器(例えば、加熱素子)への可変電力送達を有するコントローラの存在により、ユーザは、カルボキシル化形態から脱カルボキシル化形態へのその場変換の程度を制御するようにエアロゾル供給システムを操作することが可能である。いくつかのカンナビノイドのその場変換の速度は、一般に、温度に依存するので(Cannabis and Cannabinoid Research.Volume 1.1,2016,Decarboxylation Study of Acidic Cannabinoids:A Novel Approach Using Ultra-High-Performance Supercritical Fluid Chromatography/Photodiode Array-Mass Spectrometryを参照)、エアロゾル生成器、例えばヒータ/加熱素子により高い電力を供給することは、一般にヒータでのより高い局所温度をもたらし、これはカルボキシル化形態から脱カルボキシル化形態への変換が一般に大きくなることを意味する。したがって、ユーザは、様々な量の脱カルボキシル化カンナビノイドをエアロゾルに供給するようにシステムを制御することができる。例えば、カルボキシル化カンナビノイドがCBDAである場合、ユーザは、様々な量のCBDをエアロゾルに供給するようにシステムを制御することができる。
【0051】
システムがカルボキシル化カンナビノイドの選択的脱カルボキシル化を提供し得る代替的な方法は、エアロゾル供給システムが第1のエアロゾル生成材料または第2のエアロゾル生成材料のいずれかを含むことであり、いずれかのエアロゾル生成材料は、少なくとも1つのカルボキシル化カンナビノイドを含む。誤解を避けるために、この代替アプローチの使用は、カルボキシル化カンナビノイドの選択的脱カルボキシル化のための本明細書に記載の他のアプローチと組み合わせることができる。
【0052】
第1のエアロゾル生成材料または第2のエアロゾル生成材料のいずれかにカルボキシル化カンナビノイドを提供することは、いくつかの理由で有益であり得る。第1に、これにより、いずれかのエアロゾル生成材料を、他方のエアロゾル生成材料が加熱される温度よりも低い温度までの選択的加熱に供することが可能になる。例えば、第2のエアロゾル生成材料は、1つ以上のカルボキシル化カンナビノイドを含んでもよく、これは、その中に含まれるカルボキシル化カンナビノイド(例えばCBD)の脱カルボキシル化を容易にするために(デバイス内または他の場所の電源からの電力を介して)選択的に加熱され得る。誤解を避けるために、第1のエアロゾル生成材料は、同じ様式で選択的に加熱され得る1つ以上のカルボキシル化カンナビノイドを含み得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料を加熱するために、1つ以上の加熱素子またはヒータを設けることができる。いくつかの実施形態では、第1のリザーバまたは第2のリザーバは、内部に収容されたエアロゾル生成材料と接触するであろう内部加熱素子および/またはエアロゾル生成材料と接触しないであろう外部ヒータを収容することができる。このヒータ構成は、カンナビノイドを含むシステムに限定されず、本明細書に記載の他のアプローチに関連して使用することができる。
【0053】
第1のリザーバまたは第2のリザーバが加熱される程度は、起こり得る脱カルボキシル化の程度に影響する。例えば、加熱素子(内部であるか、外部であるか、またはその両方であるかは問わない)は、第2のエアロゾル生成材料を周囲よりも高いが、第2のエアロゾル生成材料の著しい気化が起こる温度よりも低い温度まで加熱するように構成されてもよい。これに関して、第2のエアロゾル生成材料は、(例えば、コンタクト電極46を介してエアロゾル生成器40に供給される電源からの電力を使用して)この第2のエアロゾル生成材料を加熱するように構成され得るエアロゾル供給システム1からの適切なエアロゾル生成器40を使用して、50℃超、60℃超、70℃超、80℃超、90℃超、100℃超、110℃超、120℃超、130℃超、140℃超、または145℃超などの温度に加熱されてもよい。
【0054】
感覚惹起剤
いくつかの例では、本明細書に記載のエアロゾルまたはエアロゾル化可能材料/エアロゾル生成材料の任意の組合せ(例えば、第1のエアロゾル生成材料;第2のエアロゾル生成材料;および/または任意のさらなるエアロゾル生成材料(例えば、潜在的な第3のリザーバ内の)の任意の組合せは、1つ以上の感覚惹起剤または感覚惹起化合物(またはそれらの組合せ)を含む香味材料を含み得る。本明細書で互換的に使用される「感覚惹起化合物」または「感覚惹起剤」という用語は、ユーザの三叉神経によって媒介される感覚を引き起こす化合物を意味する。感覚惹起化合物の使用は、食品および製薬産業において十分に文書化されており、引き起こされる感覚には、冷却感、加温感、および刺痛感が含まれる。エアロゾル化可能材料で使用される場合、そのような感覚は、口腔、鼻腔において、かつ/またはユーザの皮膚によって体験されるはずである。本開示は、この点に関して限定されない。
【0055】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤、加温剤または刺痛剤から選択される。「冷却」、「加温」および「刺痛」という用語は、当技術分野でよく理解されている。
【0056】
冷却剤、加温剤および刺痛剤はそれぞれ、典型的には、口腔、鼻腔および/または皮膚との接触時に冷却感、加温感または刺痛感をユーザに送達する有機小分子である。この感覚は、化学感覚のカテゴリーに含まれ、有機小分子が皮膚および/または粘膜の特定の受容体を活性化するために生じる。したがって、冷却感、加温感および/または刺痛感の体験は、ユーザの化学感覚(chemesthesis)に依存する。化学感覚(chemesthesis)は、典型的には、三叉神経によって媒介され、体性感覚系の要素であり、嗅覚(olfaction)(嗅覚(sense of smell))および味覚と区別される感覚を指すので、当技術分野では「一般的な化学感覚」または三叉神経化学感覚とも呼ばれる。
【0057】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤を含む。冷却剤は、典型的にはメントールではない。一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、式(I)の化合物またはその塩および/もしくは溶媒和物である冷却剤を含む:
【化1】
(式中、Xは、水素またはOR’であり、R’は、R
1と一緒になって3~5員ヘテロシクリル基を形成してもよいアルキル基またはアルケニル基であり、ヘテロシクリル基は、OH、O-アルキル、アルキル-OH、アルキル-O-アルキル、NH
2、NH-アルキル、N-(アルキル)
2、NO
2およびCNから選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、R
1およびR
2は、それぞれ独立して、水素、OH、OR
a、C(O)NR
bR
cおよびC(O)OR
bR
cから選択され、ただし、R
1がOHである場合、式(I)の化合物はメントールではなく、二重結合が存在する場合、R
2は存在せず、
R
aは、アルキル基、アルケニル基、C(O)R
f基、またはC(O)-アルキル-C(O)R
f基であり、アルキル基およびアルケニル基は、OH、O-アルキル、NH
2、NH-アルキル、N-(アルキル)
2、NO
2およびCNから選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、R
fは、アルキル基、アルケニル基、OH、O-アルキル、NH
2、NH-アルキルまたはN-(アルキル)
2であり、アルキル基およびアルケニル基は、OH、O-アルキル、NH
2、NH-アルキル、N-(アルキル)
2、NO
2およびCNから選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
R
bおよびR
cは、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、またはヘテロアラルキル基であり、アルキル基、アルケニル基、アリール基およびヘテロアリール基は、OH、O-アルキル、NH
2、NH-アルキル、N-(アルキル)
2、NO
2、CNおよびC(O)R
fから選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよい。)
【0058】
一実施形態では、Xは、水素である。
【0059】
一実施形態では、Xは、OR’であり、R’は、R1と一緒になって3~5員ヘテロシクリル基を形成するアルキル基またはアルケニル基であり、ヘテロシクリル基は、OH、O-アルキルまたはアルキル-OHで置換されてもよい。一実施形態では、Xは、OR’であり、R’は、R1と一緒になって4または5員ヘテロシクリル基を形成するアルキル基であり、ヘテロシクリル基は、アルキル-OHで置換されてもよい。一実施形態では、Xは、OR’であり、R’は、R1と一緒になって4または5員ヘテロシクリル基を形成するアルキル基であり、ヘテロシクリル基は、アルキル-OHで置換されてもよく、R1は、ORaであり、Raは、アルキル基であり、R2は、存在しないか、または水素である。
【0060】
一実施形態では、R1は、OH、ORaおよびC(O)NRbRcから選択され、R2は、存在しないか、またはOHおよびORaから選択される。一実施形態では、R1は、OHであり、ただし、式(I)の化合物は、メントールではない。一実施形態では、R1は、OHであり、R2は、OHおよびORaから選択される。
【0061】
一実施形態では、Xは、水素であり、R1は、OH、ORaおよびC(O)NRbRcから選択され、ただし、R1がOHである場合、式(I)の化合物は、メントールではない。R2は、存在しないか、またはOHおよびORaから選択される。一実施形態では、Xは、水素であり、R1は、ORaおよびC(O)NRbRcから選択され、R2は、存在しないか、またはOHおよびORaから選択される。
【0062】
一実施形態では、R1は、ORaであり、Raは、1つ以上のOH置換基で置換されたアルキル基である。R2は、水素であってもよい。
【0063】
一実施形態では、R1は、ORaであり、Raは、C(O)Rf基、またはC(O)-アルキル-C(O)Rf基であり、Rfは、1つ以上のOH置換基で置換されてもよいアルキル基であるか、またはRfは、OHである。R2は、水素であってもよい。
【0064】
一実施形態では、R1は、C(O)NRbRcであり、RbおよびRcは、それぞれ独立して、水素、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、またはヘテロアラルキル基である。一実施形態では、R1は、C(O)NRbRcであり、RbおよびRcの少なくとも1つは、水素である。R2は、水素であってもよい。
【0065】
一実施形態では、R1は、C(O)NRbRcであり、Rbは、水素であり、Rcは、アルキル基、アリール基、アラルキル基およびヘテロアラルキル基からなる群から選択される。R2は、水素であってもよい。
【0066】
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、置換されても(一置換または多置換)または非置換であってもよい飽和直鎖アルキル基および飽和分岐アルキル基の両方を含む。一実施形態では、アルキル基は、C1-10アルキル基である。一実施形態では、アルキル基は、C1-8アルキル基である。一実施形態では、アルキル基は、C1-6アルキル基である。一実施形態では、アルキル基は、C1-3アルキル基である。一実施形態では、アルキル基は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチルおよびヘキシルを含む。一実施形態では、アルキル基は、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルを含む。
【0067】
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、置換されても(一置換または多置換)または非置換であってもよい不飽和直鎖アルケニル基および不飽和分岐アルケニル基の両方を含む。一実施形態では、アルケニル基は、C2-10アルケニル基である。一実施形態では、アルケニル基は、C2-8アルケニル基である。一実施形態では、アルケニル基は、C2-6アルケニル基である。一実施形態では、アルケニル基は、C2-3アルケニル基である。
【0068】
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、置換(一置換または多置換)または非置換であってもよいC6-12芳香族基を指す。典型的な例としては、フェニルおよびナフチルなどが挙げられる。一実施形態では、アリール基は、フェニルである。
【0069】
「アラルキル」という用語は、上記のアルキルおよびアリールという用語の組合せとして使用される。例えば、アリール基は、ジラジカルアルキレン架橋(-CH2-)nを介して式(I)の化合物に結合されてもよく、式中、nは、1~10であり、「アリール」は、上に定義される通りである。あるいは、アルキル基は、ジラジカルアリール架橋、例えばフェニルを介して式(I)の化合物に結合されてもよく、「アルキルは、上に定義される通りである。一実施形態では、「アラルキル」という用語は、フェニルが式(I)の化合物に結合しているフェニルアルキル基を指す。
【0070】
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、環内に1つ以上の酸素、窒素、および硫黄ヘテロ原子を有する1~12個の炭素原子の一価芳香族基を指す。一実施形態では、環内に1~4個の酸素、窒素および/または硫黄ヘテロ原子が存在する。一実施形態では、環内に1~3個の酸素、窒素および/または硫黄ヘテロ原子が存在する。一実施形態では、環内に2個の酸素および/または窒素ヘテロ原子が存在する。一実施形態では、環内に1個の酸素または窒素ヘテロ原子が存在する。窒素および硫黄ヘテロ原子は、酸化されてもよい。そのようなヘテロアリール基は、結合点がヘテロアリール環原子を介する限り、単環(例えば、ピリジルまたはフリル)または複数の縮合環を有することができる。
【0071】
一実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、ピロリル、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キノキサリンニル、フラニル、チオフェニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリルベンゾフラニル、およびベンゾチオフェニルからなる群から選択される。ヘテロアリール環は、非置換であっても置換されてもよい。一実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニルおよびピロリルからなる群から選択される。一実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジルである。
【0072】
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリル」という用語は、環内に1つ以上の酸素、硫黄または窒素ヘテロ原子を有する完全飽和または不飽和の単環式基を指す。一実施形態では、ヘテロシクリルは、環内に1~3個のヘテロ原子を有する。一実施形態では、ヘテロシクリルは、環内に1~3個の酸素および/または窒素ヘテロ原子を有する。一実施形態では、ヘテロシクリルは、環内に1~3個の酸素ヘテロ原子を有する。窒素および硫黄ヘテロ原子は、酸化されてもよく、窒素ヘテロ原子は、四級化されてもよい。複素環基は、非置換であっても置換されてもよい。
【0073】
例示的な単環式複素環基としては、限定されないが、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキシラニル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2-オキソピペラジニル、2-オキソピペリジニル、2-オキソピロロジニル、2-オキソアゼピニル、アゼピニル、4-ピペリドニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3-ジオキソランおよびテトラヒドロ-1,1-ジオキソチエニル、トリアゾリル、およびトリアジニルが挙げられる。
【0074】
一実施形態では、ヘテロシクリルは、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、および1,3-ジオキソランからなる群から選択される。一実施形態では、ヘテロシクリルは、1,3-ジオキソランである。
【0075】
すべての実施形態は、適切な場合、式(I)の化合物のすべてのエナンチオマー、互変異性体および幾何異性体を含む。当業者は、光学特性(1つ以上のキラル炭素原子)または互変異性特性を有する化合物を認識するであろう。対応するエナンチオマーおよび/または互変異性体は、当技術分野で公知の方法によって単離/調製されてもよい。式(I)の化合物のいくつかはまた、立体異性体および/または幾何異性体として存在してもよく、例えば、式(I)の化合物のいくつかは、1つ以上の不斉中心および/または幾何中心を有してもよく、したがって2つ以上の立体異性体形態および/または幾何学的形態で存在してもよい。すべての実施形態は、適切な場合、それらの化合物のすべての個々の立体異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物の使用を含む。特許請求の範囲で使用される用語は、これらの形態を包含する。
【0076】
式(I)の化合物の好適な塩には、その好適な酸付加塩または塩基塩が含まれる。そのような塩およびその溶媒和物は、当技術分野で公知であろう。好適な酸付加塩としては、カルボン酸塩(例えば、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、イソ酪酸塩、ヘプタン酸塩、デカン酸塩、カプリン酸塩、カプリル酸塩、ステアリン酸塩、アクリル酸塩、カプロン酸塩、プロピオル酸塩、アスコルビン酸塩、クエン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、α-ヒドロキシ酪酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、フェニル酢酸塩、マンデル酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、o-アセトキシ安息香酸塩、サリチル酸塩、ニコチン酸塩、イソニコチン酸塩、ケイ皮酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、ヒドロキシマレイン酸塩、馬尿酸塩、フタル酸塩またはテレフタル酸塩)、ハロゲン化物塩(例えば、塩化物塩、臭化物塩またはヨウ化物塩)、スルホン酸塩(例えば、ベンゼンスルホン酸塩、メチル-、ブロモ-もしくはクロロ-ベンゼンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ヒドロキシエタンスルホン酸塩、1-もしくは2-ナフタレン-スルホン酸塩または1,5-ナフタレンジスルホン酸塩)または硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩または硝酸塩が挙げられる。
【0077】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、
N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、
エチル-2-(5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニルアミノ)アセテート、
N-(4-メトキシフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、
N-2,3-トリメチル-2-プロパン-2-イルブタンアミド、
N-(2-ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、
メントン-1,2-グリセロールケタール、
乳酸メンチル、
イソプレゴール、
3-メントキシプロパン-1,2-ジオール、および
コハク酸メンチル
からなる群から選択される冷却剤を含む。
【0078】
一実施形態では、冷却剤は、
N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、
エチル-2-(5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニルアミノ)アセテート、
N-(4-メトキシフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、
N-2,3-トリメチル-2-プロパン-2-イルブタンアミド、
N-(2-ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、
メントン-1,2-グリセロールケタール、
乳酸メンチル、
3-メントキシプロパン-1,2-ジオール、および
コハク酸メンチル
からなる群から選択される。
【0079】
一実施形態では、冷却剤は、
N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、
エチル-2-(5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニルアミノ)アセテート、
N-(4-メトキシフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、
N-(2-ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、
メントン-1,2-グリセロールケタール、
乳酸メンチル、
イソプレゴール、
3-メントキシプロパン-1,2-ジオール、および
コハク酸メンチル
からなる群
または
N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、
エチル-2-(5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニルアミノ)アセテート、
N-(4-メトキシフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、
N-(2-ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、
メントン-1,2-グリセロールケタール、
乳酸メンチル、
3-メントキシプロパン-1,2-ジオール、および
コハク酸メンチル
からなる群から選択され得る。
【0080】
一実施形態では、冷却剤は、
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
からなる群から選択される。
【0081】
一実施形態では、冷却剤は、WS-23、すなわちN,2,3-トリメチル-2-プロパン-2-イルブタンアミドではない。
【0082】
一実施形態では、冷却剤は、WS-23、すなわちN,2-3-トリメチル-2-プロパン-2-イルブタンアミドである。
【0083】
一実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、エチル-2-[[(1R,2S,5R)-5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニル]アミノ]アセテート、(1R,2S,5R)-N-(4-メトキシフェニル-p-メンタンカルボキサミド、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、(-)-メントン1,2-グリセロールケタール、(-)-乳酸メンチル、(-)-イソプレゴール、3-((-)-メントキシ)プロパン-1,2-ジオール、および(-)-コハク酸メンチルからなる群から選択される。
【0084】
一実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、エチル-2-[[(1R,2S,5R)-5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニル]アミノ]アセテート、(1R,2S,5R)-N-(4-メトキシフェニル-p-メンタンカルボキサミド、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、(-)-メントン1,2-グリセロールケタール、(-)-乳酸メンチル、、3-((-)-メントキシ)プロパン-1,2-ジオール、および(-)-コハク酸メンチルからなる群から選択される。
【0085】
一実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、エチル-2-[[(1R,2S,5R)-5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニル]アミノ]アセテート、(1R,2S,5R)-N-(4-メトキシフェニル-p-メンタンカルボキサミド、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、(-)-メントン1,2-グリセロールケタール、(-)-乳酸メンチル、(-)-イソプレゴール、および3-((-)-メントキシ)プロパン-1,2-ジオールからなる群から選択される。
【0086】
一実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、エチル-2-[[(1R,2S,5R)-5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニル]アミノ]アセテート、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、(-)-メントン1,2-グリセロールケタール、(-)-乳酸メンチル、(-)-イソプレゴール、および3-((-)-メントキシ)プロパン-1,2-ジオールからなる群から選択される。
【0087】
一実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミド、エチル-2-[[(1R,2S,5R)-5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサンカルボニル]アミノ]アセテート、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミド、(-)-メントン1,2-グリセロールケタール、(-)-乳酸メンチル、および3-((-)-メントキシ)プロパン-1,2-ジオールからなる群から選択される。
【0088】
一実施形態では、冷却剤は、(1R,2S,5R)-N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)メンチルカルボキサミドである。
【0089】
別の実施形態では、冷却剤は、(1S,2R,5S)-N-エチル-5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキサンカルボキサミドである。
【0090】
上述したように、すべての実施形態は、適切な場合、化合物のすべてのエナンチオマーおよび互変異性体を含む。すべての実施形態は、適切な場合、それらの化合物のすべての個々の立体異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物の使用を含む。特許請求の範囲で使用される用語は、これらの形態を包含する。
【0091】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、加温剤または刺痛剤を含む。一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、バニロイド、サンショオール、ピペリン、アリルイソチオシアネート、シンナミルフェニルプロピル化合物、エチルエステル、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、西洋ワサビ油、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、ウザジ(Uzazi)もしくはマスタード油の少なくとも1つからの抽出物である。
【0092】
バニロイドは、バニリル基を有する化合物であり、いくつかのバニロイドは、刺激に自然に応答するイオンチャネルである一過性受容体電位バニロイド1型またはTRPV1受容体に結合する。したがって、TRPV1は、哺乳動物の体性感覚系の要素である。バニロイドには、カプサイシン(8-メチル-N-バニリル-6-ノネンアミド)およびノニバミド、ならびに本明細書の例で使用されるSymHeat PVの主要な構成成分である3-フェニルプロピルホモバニレートが含まれる。他のバニロイドとしては、ギンゲロール、ジンゲロンおよびショウガオールならびにバニリルエチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、バニリルブチルエーテルおよびバニリルブチルエーテルアセテートが挙げられる。
【0093】
サンショオールは、花椒(Szechuan peppercorn)およびウザジ(Uzazi)で調理された食品を食べることによって引き起こされる麻痺感および刺痛感に関与する化合物であるヒドロキシ-アルファ-サンショオールによって例示される。「サンショオール」という用語は、サンショウの日本語および「アルコール」を意味する接尾辞「オール」に由来する。サンショオールは、TRPV1およびTRPA1のアゴニスト(ヒトおよび他の哺乳動物の痛み、寒さ、およびかゆみのセンサとして最もよく知られているイオンチャネル)である。
【0094】
シンナミルフェニルプロピル化合物は、アリール置換第1級アルコール/アルデヒド/エステルの共通の構造的特徴を有する。シンナミルフェニルプロピル化合物は、それぞれが辛味およびバルサム臭を有する3-フェニルプロピルシンナメートおよび3-フェニル-1-プロパノール、ならびにフルーティーな味および臭気を有する3-フェニルプロピルイソブチレートを含む。一実施形態では、シンナミルフェニルプロピル化合物は、3-フェニルプロピルシンナメート、3-フェニル-1-プロパノールおよびそれらの組合せから選択される。
【0095】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、バニロイド、サンショオール、ピペリン、シンナミルフェニルプロピル化合物、エチルエステル、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、もしくはウザジ(Uzazi)の少なくとも1つからの抽出物である。
【0096】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、サンショオール、アリルイソチオシアネート、シンナミルフェニルプロピル化合物、エチルエステル、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、西洋ワサビ油、花椒、カイエンペッパー、ウザジ(Uzazi)もしくはマスタード油の少なくとも1つからの抽出物である。
【0097】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、バニロイド、ピペリン、シンナミルフェニルプロピル化合物、エチルエステル、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、もしくはカイエンペッパーの少なくとも1つからの抽出物である。
【0098】
一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイドとシンナミルフェニルプロピル化合物との組合せを含む。一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイドと3-フェニルプロピルシンナメート、3-フェニル-1-プロパノール、またはそれらの組合せとの組合せを含む。一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイドと3-フェニルプロパン-1-オール、例えば3-フェニルプロピルホモバニレートと3-フェニルプロパン-1-オールとの組合せを含む。
【0099】
一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイド、エチルエステルおよびシンナミルフェニルプロピル化合物の組合せである。一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイド、エチルエステル、および3-フェニルプロピルシンナメート、3-フェニル-1-プロパノール、またはそれらの組合せである。一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニロイド、エチルエステルおよび3-フェニルプロパン-1-オール、例えば3-フェニルプロピルホモバニレートおよび3-フェニルプロパン-1-オールの組合せを含む。エチルエステルは、これらの実施形態のいずれにおいても、酢酸エチルであってもよい。
【0100】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、バニリルエチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、カプサイシノイド、ギンゲロール(例えば、[6]、[8]、[10]および/または[12]-ギンゲロール)、バニリルブチルエーテル、バニリルブチルエーテルアセテート、サンショオール、ピペリン、ジンゲロン、ショウガオール(例えば、(6)-ショウガオール)、アリルイソチオシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、西洋ワサビ油、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、ウザジ(Uzazi)もしくはマスタード油の少なくとも1つからの抽出物である。
【0101】
一実施形態では、加温剤または刺痛剤は、バニリルエチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、バニリルブチルエーテル、バニリルブチルエーテルアセテート、およびそれらの組合せからなる群から選択される。
【0102】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、カプサイシノイド、ギンゲロール(例えば、[6]、[8]、[10]および/または[12]-ギンゲロール)、サンショオール、ピペリン、ジンゲロン、ショウガオール(例えば、(6)-ショウガオール)、アリルイソチオシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、西洋ワサビ油、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、ウザジ(Uzazi)もしくはマスタード油の少なくとも1つからの抽出物である。
【0103】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、ギンゲロール(例えば、[6]、[8]、[10]および/または[12]-ギンゲロール)、ジンゲロン、ショウガオール(例えば、(6)-ショウガオール)、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、ショウガ油からの抽出物である。
【0104】
一実施形態では、加温剤もしくは刺痛剤は、バニリルエチルエーテル、カプサイシノイド(例えば、カプサイシン)、ギンゲロール、ヒドロキシ-アルファ-サンショオール、ピペリン、ジンゲロン、ショウガオール、アリルイソチオシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択されるか、または加温剤もしくは刺痛剤は、西洋ワサビ油、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、ウザジ(Uzazi)もしくはマスタード油の少なくとも1つからの抽出物である。
【0105】
上述したように、すべての実施形態は、適切な場合、化合物のすべてのエナンチオマーおよび互変異性体を含む。当業者は、光学特性(1つ以上のキラル炭素原子)または互変異性特性を有する化合物を認識するであろう。対応するエナンチオマーおよび/または互変異性体は、当技術分野で公知の方法によって単離/調製されてもよい。
【0106】
化合物のいくつかはまた、立体異性体および/または幾何異性体として存在してもよく、例えば、化合物のいくつかは、1つ以上の不斉中心および/または幾何中心を有してもよく、したがって2つ以上の立体異性体形態および/または幾何学的形態で存在してもよい。すべての実施形態は、適切な場合、それらの化合物のすべての個々の立体異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物の使用を含む。特許請求の範囲で使用される用語は、これらの形態を包含する。ピペリンは、例えば、チャビシン、イソチャビシンおよびイソピペリンを含む4つの幾何異性体を有する。「ピペリン」という用語は、本明細書では、すべての個々の幾何異性体、およびそれらの混合物を指すために使用される。
【0107】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤からなる。
【0108】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、加温剤からなる。
【0109】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、刺痛剤からなる。
【0110】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤および加温剤からなる。
【0111】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤および刺痛剤からなる。
【0112】
一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、加温剤および刺痛剤からなる。
【0113】
冷却剤、加温剤および刺痛剤の上記の定義は、これらの実施形態のそれぞれに適用される。例えば、1つ以上の感覚惹起剤は、冷却剤からなってもよく、冷却剤は、式(I)の化合物またはその塩および/もしくは溶媒和物である。一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、式(I)の化合物またはその塩および/もしくは溶媒和物またはN,2,3-トリメチル-2-プロパン-2-イルブタンアミドからなる群から選択される冷却剤である。あるいは、一例として、1つ以上の感覚惹起剤は、上に定義された加温剤または刺痛剤からなってもよい。一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、ヒドロキシ-アルファサンショオール、カプサイシン、ピペリン、ジンゲロン、ギンゲロール、ショウガオール、アリルイソチオシアネートおよびそれらの組合せからなる群から選択される加温剤であるか、または西洋ワサビ油、ショウガ油、ブラックペッパー、ロングペッパー、花椒、カイエンペッパー、マスタード油もしくはウザジ(Uzazi)からの抽出物である。一実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤は、3-フェニルプロピルホモバニレートなどのバニロイド、酢酸エチルなどのエチルエステル、および3-フェニルプロパン-1-オールの組合せである刺痛剤である。
【0114】
エアロゾル化可能材料は、0.01~12%w/wの量の1つ以上の感覚惹起剤を含む。この濃度範囲および以下に定義される濃度は、1つ以上の感覚惹起剤の上記の定義に適用される。例えば、0.01~10%w/wの濃度範囲は、冷却剤、加温剤、刺痛剤またはそれらの組合せを含む1つ以上の感覚惹起剤に適用される。0.01~10%w/wの濃度範囲は、例えば、冷却剤、加温剤または刺痛剤などからなる、より狭い定義を有する1つ以上の感覚惹起剤にも適用される。0.01~10%w/wの範囲は、ここでは一例として使用されており、本開示は、この濃度範囲と特定の感覚惹起剤との組合せに限定されない。
【0115】
さらに、感覚惹起剤濃度は、少なくとも1つのカンナビノイドの上に定義された濃度と組み合わせることができる。
【0116】
一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.01%w/w~約12%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.05%w/w~約12%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.1%w/w~約12%w/wの量で材料中に存在する。
【0117】
別の実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約10%w/w以下の量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.01%w/w~約10%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.05%w/w~約10%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.1%w/w~約10%w/wの量で材料中に存在する。
【0118】
別の実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約8%w/w以下の量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.01%w/w~約8%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.05%w/w~約8%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.1%w/w~約8%w/wの量で材料中に存在する。
【0119】
別の実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約5%w/w以下の量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.01%w/w~約5%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.05%w/w~約5%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.1%w/w~約5%w/wの量で材料中に存在する。
【0120】
別の実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約3%w/w以下、例えば約2.5%w/w以下の量で存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.01%w/w~約2.5%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.05%w/w~約2.5%w/wの量で材料中に存在する。一実施形態では、本明細書で定義される1つ以上の感覚惹起剤は、約0.1%w/w~約2.5%w/wの量で材料中に存在する。
【0121】
いくつかの実施形態では、1つ以上の感覚惹起剤および1つ以上の感覚惹起剤の濃度は、プロピレングリコール/グリセロール系における1つ以上の感覚惹起剤の溶解度に基づいて選択される。例えば、エアロゾル化可能材料は、エアロゾル化可能材料が≦1.0NTUの濁度を有するように、少なくとも50%のプロピレングリコールおよびグリセロールを含む担体成分中にある量の1つ以上の感覚惹起剤を含み得、担体成分は、エアロゾル化可能材料の70%w/w以上で存在する。濁度および濁度の測定については、本明細書でさらに説明される。
【0122】
本明細書に記載のエアロゾルまたはエアロゾル生成材料の任意の組合せに任意の感覚惹起剤または感覚惹起化合物が使用される場合、これらの感覚惹起剤または感覚惹起化合物は、同じエアロゾルもしくはエアロゾル生成材料の一部として、かつ/またはエアロゾル供給システムからの異なるエアロゾルもしくはエアロゾル生成材料の一部として、香味材料とともにまたは香味材料なしで使用され得ることが理解されよう。
【0123】
いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、テルペンを含む。いくつかの実施形態では、テルペンは、麻などのアサ(cannabis sativa)種の株由来の植物などの植物カンナビノイド産生植物から誘導可能なテルペンである。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、植物カンナビノイド産生植物から誘導可能なテルペンと組み合わせてカンナビノイド単離物を含む。
【0124】
これに関して好適なテルペンには、いわゆる「C10」テルペンが含まれ、これは10個の炭素原子を含むテルペンである。さらに、これに関して好適なテルペンには、いわゆる「C15」テルペンも含まれ、これは15個の炭素原子を含むテルペンである。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、2つ以上のテルペンを含む。例えば、エアロゾル化可能材料は、本明細書で定義される1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上のテルペンを含み得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、任意の所与の本明細書に記載のエアロゾル生成材料(例えば、第1のエアロゾル生成材料および/または第2のエアロゾル生成材料)は、テルペンの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、テルペンの組合せは、少なくともゲラニオールとリナロールの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、テルペンの組合せは、少なくともユーカリプトールとメントンとの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、テルペンの組合せは、少なくともユーカリプトール、カルボン、ピペリトンおよびメントンの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、テルペンの組合せは、少なくともユーカリプトール、カルボン、ベータ-ブルボネン、ゲルマクレン、ピペリトン、イソ-メントンおよびメントンの組合せを含み得る。
【0126】
したがって、完全性のため、任意の所与の本明細書に記載のエアロゾル生成材料は、典型的には、ユーザに送達されるべき様々な構成成分を含有し得ることが理解されよう。エアロゾル供給システムからの所与のエアロゾル生成材料に対するエアロゾル生成器の動作モードに応じて、関連するエアロゾル生成材料のこれらの構成成分は、異なる方法でエアロゾル生成器によって影響を受ける可能性がある。
【0127】
例
上述したように、エアロゾル供給システム(eシガレット)は、多くの場合、再使用可能部品(本体またはエアロゾル供給デバイス)および交換可能な消耗(カートリッジ)部品の両方を含むモジュール式アセンブリを備え得る。このタイプの2部品モジュール構成に適合するデバイスは、一般に2部品デバイスと呼ばれ得る。電子シガレットが実質的に細長い形状を有することも一般的である。具体例を提供するために、本明細書に記載の本開示の特定の実施形態は、消耗部品を使用するこの種の実質的に細長い2部品デバイスを備え得る。しかしながら、本明細書に記載の基本原理は、例えば、典型的にはより箱型の形状を有するいわゆる箱型mod高性能デバイスに基づく、他の全体的な形状に適合するデバイスとして、他の電子シガレット構成、例えば3つ以上の部品を備えるモジュール式デバイスにも等しく採用され得ることが理解されよう。
【0128】
したがって、以上のことから、
図1を参照すると、本開示の特定の実施形態による例示的なエアロゾル供給システム(eシガレット)1の概略斜視図が示されている。電子シガレットの様々な態様の相対的位置に関する用語(例えば、上部、下部、上方、下方、頂部、底部などの用語)は、本明細書では、
図1に示すような電子シガレットの向きに関連して使用される(別段に文脈がそうでないことを示さない限り)。しかしながら、これは単に説明を容易にするためのものであり、使用中の電子シガレットに任意の必要な向きがあることを示すことを意図するものではないことが理解されよう。
【0129】
eシガレット1(エアロゾル供給システム1)は、2つの主要な構成要素、すなわちカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4を備える。エアロゾル供給デバイス4およびカートリッジ2は、
図1では分離して示されているが、使用時に互いに結合される。
【0130】
カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4とは、カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4との間に機械的および電気的接続を確立することによって結合される。機械的および電気的接続が確立される具体的な様式は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、例えば、必要に応じて2つの部品間の電気的接続を確立するために適切に配置された電気コンタクト/電極を用いた、ねじ山、バヨネット、ラッチ式または摩擦嵌合式の機械的固定を中心とする従来技術に従って確立され得る。例えば、
図1に示す電子シガレット1では、カートリッジは、吸い口33と、吸い口端部52と、インターフェース端部54と、を備え、カートリッジのインターフェース端部のインターフェース端部部分6をエアロゾル供給デバイスの対応するレセプタクル8/受容セクション内に挿入することによってエアロゾル供給デバイスに結合される。カートリッジのインターフェース端部部分6は、レセプタクル8に緊密に嵌合し、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻止めと係合する突起56を含む。電気的接続は、カートリッジの底部上の一対の電気コンタクト(
図1には図示せず)およびレセプタクル8のベース内の対応するばね付きコンタクトピン(
図1には図示せず)を介してエアロゾル供給デバイスとカートリッジとの間に確立される。上述したように、電気的接続が確立される具体的な様式は、本明細書に記載の原理にとって重要ではなく、実際には、いくつかの実施態様は、例えば、再使用可能部品からカートリッジへの電力の伝送が無線(例えば、電磁誘導技術に基づく)であり得るため、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に電気的接続を全く有さない場合がある。
【0131】
電子シガレット1(エアロゾル供給システム)は、長手方向軸Lに沿って延在する実質的に細長い形状を有する。カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されたとき、この例の電子シガレットの全長(長手方向軸に沿った)は約12.5cmである。エアロゾル供給デバイスの全長は約9cmであり、カートリッジの全長は約5cmである(すなわち、カートリッジのインターフェース端部部分6とエアロゾル供給デバイスのレセプタクル8とが互いに結合されたときに、それらの間に約1.5cmの重なりがある)。電子シガレットは、略楕円形であり、電子シガレットの中央付近で最大であり、かつ端部に向かって湾曲して先細になっている断面を有する。電子シガレットの中央付近の断面は、約2.5cmの幅および約1.7cmの厚さを有する。カートリッジの端部は、約2cmの幅および約0.6mmの厚さを有するのに対して、電子シガレットの他端部は、約2cmの幅および約1.2cmの厚さを有する。電子シガレットの外側ハウジングは、この例ではプラスチックから形成されている。電子シガレットおよび電子シガレットを作製する材料の具体的なサイズおよび形状は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、異なる実施態様では異なり得ることが理解されよう。すなわち、本明細書に記載の原理は、異なるサイズ、形状、および/または材料を有する電子シガレットにも等しく採用され得る。
【0132】
エアロゾル供給デバイス4は、本開示の特定の実施形態によれば、エアロゾル供給デバイスの機能および一般的な構築技術の点で広く従来のものであり得る。
図1の例では、エアロゾル供給デバイス4は、上述のようにカートリッジの端部を受容するためのレセプタクル8を画定するレセプタクル壁12を含むプラスチック外側ハウジング10を備える。この例のエアロゾル供給デバイス4の外側ハウジング10は、2つの部品間の滑らかな移行を提供するように、2つの部品のインターフェースにおいてカートリッジ2の形状およびサイズに適合する略楕円形の断面を有する。レセプタクル8およびカートリッジ2の端部部分6は、180°回転したときに対称であるため、カートリッジを2つの異なる向きでエアロゾル供給デバイス内に挿入することができる。レセプタクル壁12は、2つのエアロゾル供給デバイス空気入口開口部14(すなわち、壁内の孔)を含む。これらの開口部14は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されたときにカートリッジの空気入口50と整列するように位置決めされている。開口部14の異なる一方は、異なる向きでカートリッジの空気入口50と整列する。いくつかの実施態様では、カートリッジが1つの向きでのみエアロゾル供給デバイスに結合可能であるように回転対称性を有さない場合があり、一方、他の実施態様では、カートリッジがより多くの向きでエアロゾル供給デバイスに結合可能であるようにより高度な回転対称性を有する場合があることが理解されよう。
【0133】
エアロゾル供給デバイスは、電子シガレットに動作電力を供給するためのバッテリー16と、電子シガレットの動作を制御および監視するための制御回路18と、ユーザ入力ボタン20と、インジケータライト22と、充電ポート24と、をさらに備える。
【0134】
この例におけるバッテリー16は、再充電可能であり、例えば、電子シガレットおよび比較的短期間にわたって比較的高い電流の供給を必要とする他の用途において標準的に使用される種類の従来型のものであり得る。バッテリー16は、例えばUSBコネクタを備え得る充電ポート24を介して再充電され得る。
【0135】
この例における入力ボタン20は、例えば、下にある回路内の電気コンタクトを確立するためにユーザによって押され得る、ばね上に装着された構成要素を備える従来の機械的ボタンである。これに関して、入力ボタンは、例えばエアロゾル生成をトリガするために、ユーザ入力を検出するための入力デバイスとみなされ得、ボタンが実装される具体的な様式は重要ではない。例えば、他の実施態様では、他の形態の機械的ボタンまたはタッチ感知ボタン(例えば、容量性もしくは光検知技術に基づく)が使用されてもよく、またはボタンがなくてもよく、デバイスはエアロゾル生成をトリガするためにパフ検出器に依存し得る。
【0136】
インジケータライト22は、電子シガレットに関連する様々な特性、例えば動作状態(例えば、オン/オフ/スタンバイ)の表示、およびバッテリー寿命または故障状態などの他の特性の視覚的表示をユーザに与えるために設けられている。異なる特性は、例えば、一般の従来技術に従って、異なる色および/または異なるフラッシュシーケンスによって表示され得る。
【0137】
制御回路18は、電子シガレットを制御するための確立された技術に沿って、電子シガレットの動作を制御して従来の動作機能を提供するように好適に構成/プログラムされている。制御回路(プロセッサ回路)18は、電子シガレットの動作の異なる態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えるとみなされ得る。例えば、異なる実施態様で提供される機能に応じて、制御回路18は、ユーザ入力に応答してバッテリー/電源からカートリッジへの電力の供給を制御するための電源制御回路、ユーザ入力に応答して構成設定(例えば、ユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路、ならびに本明細書に記載の原理および電子シガレットの従来の動作態様による他の機能ユニット/回路関連機能、例えばインジケータライトディスプレイ駆動回路およびユーザ入力検出回路を備え得る。制御回路18の機能は、例えば、所望の機能を提供するように構成された1つ以上の好適にプログラムされたプログラマブルコンピュータおよび/または1つ以上の好適に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを使用して、様々な異なる方法で提供され得ることが理解されよう。
【0138】
図2は、(長手方向軸Lに沿って分解された)カートリッジ2の分解概略斜視図である。カートリッジ2は、ハウジング部32と、空気チャネルシール34と、隔壁要素36と、出口管38と、気化器/加熱素子40と、エアロゾル化可能材料輸送要素42と、プラグ44と、コンタクト電極46を有する端部キャップ48と、を備える。
図3~
図6は、これらの構成要素のうちのいくつかをより詳細に概略的に示す。
【0139】
図3Aは、ハウジング部32が最も薄い場所の、長手方向軸Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。
図3Bは、ハウジング部32が最も幅広である場所の、長手方向軸Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。
図3Cは、インターフェース端部54からの(すなわち、
図3Aおよび
図3Bの向きで下方から見た)長手方向軸Lに沿ったハウジング部の概略図である。
【0140】
図4Aは、下方から見た隔壁要素36の概略斜視図である。
図4Bは、下方から見た隔壁要素36の上部の概略断面図である。
【0141】
図5Aは、プラグ44の上方からの概略斜視図であり、
図5Bは、プラグ44の下方からの概略斜視図である。
図5Cは、カートリッジの吸い口端部52から見た(すなわち、
図1および
図2の向きに対して上方から見た)長手方向軸Lに沿ったプラグ44の概略図である。
【0142】
図6Aは、端部キャップ48の上方からの概略斜視図である。
図6Bは、カートリッジの吸い口端部52から(すなわち、上方から)見た長手方向軸Lに沿った端部キャップ48の概略図である。
【0143】
この例のハウジング部32は、この例ではポリプロピレンの単一の成形品から形成されたハウジング外壁64およびハウジング内管62を備える。ハウジング外壁64は、カートリッジ2の外観を画定し、ハウジング内管62は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を画定する。ハウジング部は、カートリッジのインターフェース端部54で開口しており、ハウジング内管62と流体連通する吸い口33からの吸い口開口部/エアロゾル出口60を除いて、カートリッジの吸い口端部52で閉鎖している。ハウジング部32は、側壁内に、カートリッジのための空気入口50を提供する開口部を含む。この例における空気入口50は、約2mm2の面積を有する。ハウジング部32の外壁64の外面は、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻止めと係合する上述の突起56を含む。ハウジング部の外壁64の内面は、カートリッジが組み立てられたときに隔壁要素36を長手方向軸Lに沿って位置付けするための当接ストッパを提供するように作用するさらなる突起66を含む。ハウジング部32の外壁64は、カートリッジが組み立てられたときに端部キャップをハウジング部に固定するために、端部キャップ内の対応するラッチ突出部70を受容するように配置されたラッチ凹部68を提供する孔をさらに備える。
【0144】
ハウジング部32の外壁64は、空気入口50と流体連通する間隙76を画定する二重壁セクション74を含む。間隙76は、カートリッジを通る空気チャネルの一部分を提供する。この例では、ハウジング部32の二重壁セクション74は、間隙が、長手方向軸に対して平行なハウジング外壁64内を通る空気チャネルを画定し、かつ長手方向軸に対して垂直な平面内の断面が約3mm2であるように配置されている。ハウジング部の二重壁セクションによって画定された空気チャネル76の間隙/部分は、ハウジング部32の開口端部まで下方に延在する。
【0145】
空気チャネルシール34は、一般に貫通孔80を有する管の形態のシリコーン成形品である。空気チャネルシール34の外壁は、円周方向隆起部84および上部カラー82を含む。空気チャネルシール34の内壁も円周方向隆起部を含むが、これらの円周方向隆起部は
図2では見えない。カートリッジが組み立てられたとき、空気チャネルシール34は、ハウジング内管62の端部が部分的に空気チャネルシール34の貫通孔80内に延在する状態でハウジング内管62に装着されている。空気チャネルシールの貫通孔80は、空気チャネルシールの弛緩状態で約5.8mmの直径を有するが、ハウジング内管62の端部は約6.2mmの直径を有し、それにより、空気チャネルシール34がハウジング内管62を受け入れるように伸張されたときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の内面上の隆起部によって促進される。
【0146】
出口管38は、例えばANSI304ステンレス鋼またはポリプロピレン製の、約8.6mmの内径および約0.2mmの壁厚を有する管状セクションを備える。出口管38の底端部は、一対の直径方向に対向するスロット88を含み、各スロットの端部は半円形の凹部90を有する。カートリッジが組み立てられたとき、出口管38は空気チャネルシール34の外面に乗る。空気チャネルシールの外径は、空気チャネルシールの弛緩状態で約9.0mmであり、それにより、空気チャネルシール34が圧縮されて出口管38の内側に嵌合するときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の外面上の隆起部84によって促進される。空気チャネルシール34上のカラー80は、出口管38のためのストッパとなる。
【0147】
エアロゾル化可能材料輸送要素42は毛細管芯を含み、気化器(エアロゾル生成器)40は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線ヒータを備える。毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線の部分に加えて、気化器は、プラグ44内の孔を通過して端部キャップ54に装着されたコンタクト電極46に至る電気リード線41を備え、それにより、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに接続されたときに確立される電気的インターフェースを介して気化器に電力を供給することが可能になる。気化器リード線41は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線と同じ材料を含んでもよく、または毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線に接続された異なる材料(例えば、低抵抗材料)を含んでもよい。この例では、ヒータコイル40はニッケル鉄合金ワイヤを含み、芯42はガラス繊維束を含む。気化器およびエアロゾル化可能材料輸送要素は、任意の従来技術に従って設けられてもよく、異なる形態および/または異なる材料を含んでもよい。例えば、いくつかの実施態様では、芯は繊維状または固体のセラミック材料を含んでもよく、ヒータは異なる合金を含んでもよい。他の例では、ヒータおよび芯は、例えば多孔質および抵抗性材料の形態で組み合わされてもよい。より一般的には、特定の性質のエアロゾル化可能材料輸送要素および気化器は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではないことが理解されよう。
【0148】
カートリッジが組み立てられたとき、芯42は出口管38の半円形の凹部90内に受容され、その結果、その周りに加熱コイルが巻かれた芯の中央部分は出口管の内側にあり、一方、芯の端部部分は出口管38の外側にある。
【0149】
この例のプラグ44は、シリコーンの単一の成形品を含み、弾性であり得る。プラグは、ベース部100を備え、外壁102がベース部100から上方に(すなわち、カートリッジの吸い口端部に向かって)延在する。プラグは、ベース部100から上方に延在し、かつベース部100を通る貫通孔106を取り囲む内壁104をさらに備える。
【0150】
プラグ44の外壁102は、ハウジング部32の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグイン44がハウジング部32とシールを形成する。プラグ44の内壁104は、出口管38の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグ44はまた出口管38とシールを形成する。内壁104は、一対の直径方向に対向するスロット108を含み、各スロットの端部は半円形の凹部110を有する。内壁104内の各スロットの底部から外側に(すなわち、カートリッジの長手方向軸から離れる方向に)延在しているのは、カートリッジが組み立てられたときにエアロゾル化可能材料輸送要素42のセクションを受容するように成形されたクレードルセクション112である。プラグ44の内壁によって設けられたスロット108および半円形の凹部110と、出口管38のスロット88および半円形の凹部90とは、出口管38内のスロット88がクレードル112のそれぞれを受け入れ、出口管およびプラグ内のそれぞれの半円形の凹部が協働してエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する孔を画定するように整列されている。エアロゾル化可能材料輸送要素が通過する半円形の凹部によって設けられた孔のサイズは、エアロゾル化可能材料輸送要素のサイズおよび形状に緊密に対応するが、わずかにより小さいため、プラグ44の弾性によってある程度の圧縮がもたらされる。これにより、毛細管作用によって輸送されないエアロゾル化可能材料が開口部を通過することができる程度を制限しながら、エアロゾル化可能材料が毛細管作用によってエアロゾル化可能材料輸送要素に沿って輸送されることが可能になる。上述したように、プラグ44は、カートリッジが組み立てられたときに気化器のコンタクトリード線41が通過するベース部100内にさらなる開口部114を含む。プラグのベース部の底部は、ベース部の底部の残りの表面と端部キャップ48との間のオフセットを維持するスペーサ116を含む。これらのスペーサ116は、気化器の電気コンタクトリード線41が通過する開口部114を含む。
【0151】
端部キャップ48は、一対の金メッキされた銅電極ポスト46がその中に取り付けられたポリプロピレン成形品を備える。
【0152】
端部キャップの底部側の電極ポスト44の端部は、端部キャップ48によって設けられたカートリッジのインターフェース端部54とほぼ同一平面にある。電極ポストの端部は、カートリッジ2が組み立てられエアロゾル供給デバイス4に接続されたときに、エアロゾル供給デバイス4内の対応して整列されたばねコンタクトが接続する電極の部分である。カートリッジの内側の電極ポストの端部は、端部キャップ48から離れて、コンタクトリード線41が通過するプラグ44内の孔114内に延在する。電極ポストは、孔114に対してわずかにサイズが大きく、プラグ内の孔114への挿入を容易にするために電極ポストの上端部に面取り部を含み、プラグによって気化器のコンタクトリード線との圧接状態が維持される。
【0153】
端部キャップは、ベースセクション124と、ハウジング部32の内面に適合する直立壁120と、を有する。端部キャップ48の直立壁120はハウジング部32内に挿入され、その結果、カートリッジが組み立てられたときに、ラッチ突出部70がハウジング部32内のラッチ凹部68と係合して端部キャップ48をハウジング部にスナップ嵌合する。端部キャップ48の直立壁120の頂部はプラグ44の周縁部に当接し、プラグ上のスペーサ116の下部面もまたプラグのベースセクション124に当接し、それにより、端部キャップ48がハウジング部に取り付けられたときに弾性部分44を押圧して弾性部分44をわずかに圧縮した状態に維持する。
【0154】
端部キャップ48のベース部分124は、カートリッジのインターフェース端部のハウジング部の外壁の厚さに対応する厚さを有する、直立壁112のベースを越えた周縁リップ126を含む。端部キャップはまた、直立位置付けピン122を含み、直立位置付けピン122は、プラグ内の対応する位置付け孔128と整列して、組立て中に両者の相対的位置を確立するのに役立つ。
【0155】
隔壁要素36は、ポリプロピレンの単一の成形品を含み、隔壁130と、隔壁130からカートリッジのインターフェース端部に向かう方向の突出部によって形成されたカラー132と、を備える。隔壁要素36は、出口管38が通過する中央開口部134を有する(すなわち、隔壁は出口管38の周りに配置される)。いくつかの実施形態では、隔壁要素36は、出口管38と一体的に形成され得る。カートリッジが組み立てられたとき、プラグ44の外壁102の上面が隔壁130の下面と係合し、今度は隔壁130の上面がハウジング部32の外壁64の内面上の突出部66と係合する。したがって、隔壁130は、プラグがハウジング部32内に押し込まれ過ぎるのを防止し、すなわち、隔壁130は、ハウジング部内の突起66によりカートリッジの長手方向軸に沿って固定的に位置付けされ、したがって、押し付けられる固定面をプラグに提供する。隔壁からの突出部によって形成されたカラー132は、プラグ44の外壁102の内面上の対応する凹部と係合する第1の対の対向する突出部/舌部134を含む。隔壁130からの突起は、カートリッジが組み立てられてエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する開口部をさらに画定するときに、部品44内のクレードルセクション112の対応するものと係合するように構成された一対のクレードルセクション136をさらに提供する。
【0156】
カートリッジ2が組み立てられたとき、空気入口50からカートリッジを通ってエアロゾル出口60に延在する空気チャネルが形成される。ハウジング部32の側壁内の空気入口50から開始して、空気チャネルの第1のセクションは、ハウジング部32の外壁64内の二重壁セクション74によって形成された間隙76によって提供され、空気入口50からカートリッジのインターフェース端部54に向かいプラグ44を通過して延在する。空気チャネルの第2の部分は、プラグ44のベースと端部キャップ48との間の間隙によって提供される。空気チャネルの第3の部分は、プラグ44を通る孔106によって提供される。空気チャネルの第4の部分は、プラグの内壁104内の領域と気化器40の周りの出口管とによって提供される。空気チャネルのこの第4の部分は、エアロゾル/エアロゾル生成領域とも呼ばれる場合があり、使用中にエアロゾルが生成される一次領域である。空気入口50からエアロゾル生成領域までの空気チャネルは、空気チャネルの空気入口セクションと呼ばれ得る。空気チャネルの第5の部分は、出口管38の残りの部分によって提供される。空気チャネルの第6の部分は、空気チャネルを吸い口33の端部に位置付けされたエアロゾル出口60に接続する外側ハウジング内管62によって提供される。エアロゾル生成領域からエアロゾル出口となる空気チャネルは、空気チャネルのエアロゾル出口セクションと呼ばれ得る。
【0157】
また、カートリッジが組み立てられたとき、エアロゾル化可能材料のためのリザーバ31が、空気チャネルの外側およびハウジング部32の内側の空間によって形成される。エアロゾル化可能材料は、製造中に、例えばその後シールされる充填孔を通して、または他の手段によって充填されてもよい。エアロゾル化可能材料の特定の性質は、例えばエアロゾル化可能材料の組成に関して、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、一般に、電子シガレットに標準的に使用される種類の任意の従来のエアロゾル化可能材料が使用され得る。本開示は、上述のように従来のeリキッドであり得るエアロゾル化可能材料としての液体を指し得る。しかしながら、本開示の原理は、流動する能力を有し、かつ液体、ゲル、気体または固相材料を含み得る任意のエアロゾル化可能材料に適用され、固相材料の場合、複数の固体粒子は、バルクとみなされた場合に流動する能力を有するとみなされ得る。
【0158】
リザーバは、プラグ44によってカートリッジのインターフェース端部で閉鎖される。リザーバは、空気チャネルとプラグの外壁との間に形成された空間内に、隔壁130の上方の第1の領域と、隔壁130の下方の第2の領域と、を含む。エアロゾル化可能材料輸送要素(毛細管芯)42は、上述したように互いに係合するプラグ44および出口管38内の半円形の凹部108、90、ならびにプラグ44および隔壁要素36内のクレードルセクション112、136によって提供される空気チャネルの壁内の開口部を通過する。したがって、エアロゾル化可能材料輸送要素の端部は、リザーバの第2の領域内に延在し、そこからエアロゾル化可能材料を空気チャネル内の開口部を通して気化器40に引き込み、その後気化させる。
【0159】
標準的な使用では、カートリッジ2はエアロゾル供給デバイス4に結合され、エアロゾル供給デバイスが起動されて、端部キャップ48内のコンタクト電極46を介してカートリッジに電力を供給する。その後、電力は接続リード線41を通って気化器40に流れる。したがって、気化器は電気的に加熱され、それにより、気化器の近傍のエアロゾル化可能材料輸送要素からのエアロゾル化可能材料の一部分を気化させる。これにより、空気路のエアロゾル生成領域内にエアロゾルが生成される。エアロゾル化可能材料輸送要素から気化されたエアロゾル化可能材料は、毛細管作用によってリザーバから引き出されたより多くのエアロゾル化可能材料に置き換えられる。気化器が作動している間、ユーザはカートリッジの吸い口端部52上で吸入する。これにより、どちらのエアロゾル供給デバイス空気入口14がカートリッジの空気入口50と整列するかにかかわらず(カートリッジがエアロゾル供給デバイスレセプタクル8内に挿入された向きに依存することとなる)、そこを通って空気が引き込まれる。次いで、空気は、空気入口50を通ってカートリッジに入り、ハウジング部32の二重壁セクション74の間隙76に沿って通過し、プラグ44と端部キャップ48との間を通過した後、プラグ44のベース部100内の孔106を通って気化器40を取り囲むエアロゾル生成領域に入る。入ってくる空気は、気化器から生成されたエアロゾルと混合して凝縮エアロゾルを形成し、凝縮エアロゾルはその後、出口管38およびハウジング部内側62に沿って引き込まれた後、ユーザ吸入のために吸い口出口/エアロゾル出口60を通って出る。
【0160】
上記の
図1~
図6Bより、(潜在的に他の形態のエアロゾル供給システムとともに)本開示の文脈での使用に適したエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1の可能な実施形態の構成を見ることができる。
【0161】
次に、
図7~
図11を参照すると、本開示はまた、
図1~
図6Bを参照して上で図示および記載されたエアロゾル供給システムの実施形態を補完し得る、エアロゾル供給システム1の他の用途および実施形態を提供する。
【0162】
したがって、
図7~
図9を最初に参照すると、いくつかの実施形態によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1が提供される。エアロゾル供給システムは、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバ31を備え、エアロゾル供給システム1は、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される。したがって、これは、
図1~
図6Bのいずれかに示されているような、先の実施形態のいくつかによるものである。しかしながら、これらの後者の実施形態では、エアロゾル供給システム1はまた、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバ101を備え、エアロゾル供給システム1は、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される。したがって、一般的なレベルでは、これらの実施形態に関するエアロゾル供給システムは、第2のエアロゾルとは独立して、いくつかの実施形態では第2のエアロゾルと同時に、第1のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。
【0163】
ここでの独立してという用語は、第1のエアロゾルが、次いで第2のエアロゾルが、第1のエアロゾルに添加され、第1のエアロゾルと混合され、かつ/または第1のエアロゾルとともに供給されることを可能にする方法で生成され得ることを意味すると理解され得る。言い換えると、したがって、独立してという用語はまた、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルのいかなる形成もエアロゾル供給システムによる第1のエアロゾルのいかなる初期生成にも影響を与えないように、第1のエアロゾルの下流で第2のエアロゾルを生成するように構成されることを意味し得る。したがって、この第2のリザーバの存在により、この第1のエアロゾルが、ユーザに送達される最終エアロゾルの一部として第2のエアロゾルによってどの程度まで補充されるかをユーザが効果的にカスタマイズすることが可能になる。とはいえ、ここでの独立してという用語は、第2のエアロゾルがどのように生成されているかにかかわらず第1のエアロゾルが依然として生成される場合も網羅し得るが、それでもなお第2のエアロゾルが第1のリザーバに供給される場合も依然として網羅し得る。このようにして、第1のエアロゾルは、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを依然として生成し得る。これらの例では、いずれの生成された第2のエアロゾルも、次いで、第1のエアロゾル生成の一部として第1のリザーバに供給されるということになろう。
【0164】
上記に留意し、第1のエアロゾルから開始して、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システムは、第1のエアロゾルを生成するための、加熱素子または何らかの他の種類のエアロゾル生成器(例えば、振動手段、機械的手段、加圧手段、または静電手段を使用する)などのエアロゾル生成器40を備え得ることが理解されよう。
【0165】
いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システム1は、第1の温度で第1のエアロゾルを生成するように構成されてもよく、第2の温度で第2のエアロゾルを生成するように構成されてもよく、第1の温度は第2の温度よりも高い。この点において、かつ前述のように、エアロゾルとしてユーザに送達されるように構成されたいくつかの香味材料および/または添加剤は、ユーザに送達されるエアロゾルの一部を形成する他の香味材料および/または添加剤よりも低温でより効果的にエアロゾル化されることが認識されている。したがって、このようにして、これらのより繊細な香味材料および/または添加剤のいかなる障害も低減するために、これらの香味材料および/または添加剤は、第1のエアロゾルの一部としてエアロゾル化されるのではなく、第2のより低い温度のエアロゾルの一部としてエアロゾル化されてもよい。
【0166】
これらの実施形態のいくつかによれば、第1および/または第2のエアロゾルのいずれかが生成されるように構成される温度は、第1および第2のエアロゾル生成材料のそれぞれの意図される組成に応じて変化し得ることが理解されよう。しかしながら、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システム1は、この第2のエアロゾルが、エアロゾルとしてユーザに送達されるように構成されたより繊細な香味材料および/または添加剤をより良好に受け入れることを可能にするために、50℃以下、好ましくは40℃以下の温度で第2のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。
【0167】
上記に合わせて、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システム1は、第2のエアロゾル生成材料を能動的に加熱することなく、(ほとんどの場合、第1のエアロゾルと同時に)第2のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。これは、例えば、振動または手段を使用するなどして、加熱素子ではない第2のエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成器を使用することによって達成され得る。
【0168】
しかしながら、同様に、第2のリザーバは、(例えば、
図7および
図9(変形例C)の実施形態に示されるように第2のエアロゾルを生成するのに十分な穏やかな量の熱を提供するために、第1のエアロゾルによって少なくとも部分的に加熱される、かつ/または少なくとも受動的に加熱されるように構成されてもよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、第2のリザーバは、それ自体のエアロゾル生成器40を有してもよく、このエアロゾル生成器40は、第1のリザーバに関するエアロゾル生成器40から分離されてもよく、電源16(コンタクト電極46を介してこの1つまたは複数のエアロゾル生成器40に潜在的に供給される)からの電力を使用して明らかに電力を供給されてもよい。
【0169】
第1のエアロゾルが十分に熱いことを確実にし、(受動的加熱が使用される場合は第2のリザーバを受動的に加熱する際に潜在的に使用するために)第1のエアロゾルに十分な温度があることを確実にするのを助けるために、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成器40の一部として加熱素子を使用することなどによって、少なくとも15℃、またはより限定的には少なくとも20℃、またはより限定的には少なくとも25℃、またはより限定的には少なくとも30℃の温度で第1のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。
【0170】
しかしながら、エアロゾル供給システム1で、例えば、そこからのリザーバ31;101のいずれかに関して、任意の能動的/受動的加熱が使用されるか否かにかかわらず、エアロゾル供給システム1の少なくともいくつかの実施形態では、第2のリザーバ101は、第1のリザーバ31の下流にあってもよい。このようにして、第2のエアロゾルは、第1のエアロゾルが生成される場所の下流の位置に、かつ潜在的に第2のエアロゾルが第1のエアロゾルに送達される位置で付与されるように構成されてもよい。そのような実施形態は、
図7、
図8A~
図8Bの実施形態、および
図9の実施形態のいくつかに示されており、第2のエアロゾルは、第1のエアロゾルが生成される場所の下流の位置で第1のエアロゾルに効果的に付与される。
【0171】
実施形態の少なくともいくつかに合わせて、いくらかの残留熱をより効果的に第2のリザーバに伝送し、また第2のエアロゾルの第1のエアロゾルへのより良好な混合を可能にするために、いくつかの実施形態によるエアロゾル供給システム(例えば、
図7の実施形態に示されるような)は、第2のリザーバ101を通して第1のエアロゾルを供給するように構成されてもよい。
【0172】
しかしながら、任意の提供された第2のリザーバ101の構造/位置が何であれ、エアロゾル供給システム1には、エアロゾル生成器40からの第1のエアロゾルを受容するためのエアロゾル出口チャネル38;62が設けられてもよい。必ずしもそうとは限らないが、このチャネルを通る第1のエアロゾルを収容するのを助け、そこを通るより均一な流動を提供するのを助けるために、いくつかの実施形態によるエアロゾル出口チャネル38;62は、エアロゾル出口管を備えてもよい。
【0173】
第2のエアロゾルをエアロゾル供給システム1のエンドユーザにより良好に案内するために、エアロゾル出口チャネル38;62を設けることにより、いくつかの実施形態(例えば、
図8Aおよび
図8Bの実施形態に示されるような)では、エアロゾル供給システム1は、第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル38;62内に供給するように構成されてもよい。そうすることにより、ユーザに送達されるより情報のない(uninform)混合エアロゾルを可能にするように、第2のエアロゾルと第1のエアロゾルとの改善された混合も可能になり得る。
【0174】
いくつかの例では、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル出口チャネル38;62内の少なくとも1つの開口部39を介して、第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル38;62内に供給するように構成されてもよい。いくつかの例では、エアロゾル出口チャネル38;62内への第2のエアロゾルのより改善された流動を可能にするために、少なくとも1つの開口部は、いくつかの実施形態によれば、例えば
図9(変形例A)の実施形態に示されるように、複数の開口部39A;39Bを含んでもよい。いくつかの非常に特定の実施形態によれば、複数の開口部は、エアロゾル出口チャネル38;62の周りの異なる円周方向位置の周りに位置付けされてもよい。この点においても、第2のエアロゾルがエアロゾル出口チャネル38;62内により均一に付与されるのをより確実にするために、いくつかの実施形態による複数の開口部は、エアロゾル出口チャネル38;62の長さに沿って同じ距離にすべて位置付けされてもよい。これを他の方法で表現すると、いくつかの実施形態によれば、これらの実施形態のいくつかにおけるエアロゾル供給システム1は、エアロゾル出口チャネルの周りに第2のエアロゾルを供給するように構成されてもよい。
【0175】
引き続き複数の開口部に関して、複数の開口部が使用される場合、いくつかの実施形態によれば、複数の開口部は、少なくとも4つの開口部、少なくとも6つの開口部、少なくとも8つの開口部、および/または少なくとも10個の開口部を含み得る。したがって、開口部の数を増やすことによって、エアロゾル出口チャネル38;62内への第2のエアロゾルのより均一な流動が可能になり得、また、複数の開口部のうちの1つが不注意に塞がれた場合に、エアロゾル供給システムの信頼性の向上が実現され得る。
【0176】
任意の開口部39が使用される場合、各開口部のサイズは、所与の第1および/または第2のエアロゾルに対する開口部の意図された正確な用途に応じて構成されてもよいことが理解されよう。しかしながら、一般的なレベルでは、25mm2以下、またはより限定的には15mm2以下、またはさらに限定的には10mm2以下の断面積を含む各開口部は、例えば、消耗品2と、消耗品2を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイス4とを含むシステムの一部として使用され得る本明細書に記載の種類/サイズのいくつかのエアロゾル供給システム1の文脈において特に適していることが分かっている。
【0177】
任意の使用されるエアロゾル出口チャネル38;62に関連するエアロゾル供給システム1の内部構造が何であれ、一般的なレベルでのエアロゾル出口チャネル38は、エアロゾル供給システム1から(第1の)エアロゾル出口60(その周りで次いでユーザが第1のエアロゾルを吸入することができる)に第1のエアロゾルを供給するように構成されてもよい。したがって、このようにして、いくつかの実施形態では、任意の設けられた開口部39は、いくつかの例では、第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルがこのエアロゾル出口60;60Aの周りでユーザによって吸入されることを可能にするように、(第1の)エアロゾル出口60の上流に位置付けされてもよい。そのような実施形態では、第2のエアロゾルの流動をこの出口に向けてより良好に導くために、かつエアロゾル出口60;60Aの近くのエアロゾルの均一性を改善するために、これらの実施形態のいくつか(例えば、
図8Bの実施形態に示されるような)では、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル出口60に向かって延びる方向D1、および/またはエアロゾル生成器40から離れるように延びる方向D2に第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル38;62内に供給するように構成されてもよい。
【0178】
しかしながら、明らかに、いくつかの実施形態(
図9の変形例Bに示されるような)によれば、エアロゾル供給システムは、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給システム1が、第2のエアロゾルを第2のエアロゾル出口60B(第1のエアロゾル出口60Aから分離されてもよい)に供給するように構成されてもよいように、第2のエアロゾルをより長期間にわたって第1のエアロゾルから分離されたままにするように構成されてもよい。この機能に関連し、潜在的に他の実施形態にも関連して、これらの実施形態のいくつかにおけるエアロゾル供給システム1は、例えば、いくつかの非常に狭い実施形態では、第2のエアロゾルが、エアロゾル出口チャネル38;62の外側の周りを(または少なくとも部分的に周りを)流動するか、またはエアロゾル出口チャネル38;62の周りを同心円状に流動するように構成されてもよいように、いくつかの実施形態では同心配置の一部として、エアロゾル出口チャネル38;62の周りに第2のエアロゾルを供給するように構成されてもよい。そのような特定の実施形態は、例えば、
図9の変形例Bに示されている。この配置により、第2のエアロゾルは、より長期間にわたって第1のエアロゾルから隔離されたままにされ得、これは、エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルが(潜在的にエアロゾル出口60;60Aを通って)供給されるように構成される速度とは異なる(より速いまたはより遅い)速度で第2のエアロゾルを(潜在的に第2のエアロゾル出口60Bを通って)供給するように構成される実施形態において好ましい場合がある。したがって、これらの実施形態に関連して、第2のエアロゾル出口60Bが使用されるいくつかの例では、任意のそのような第2のエアロゾル出口は、いくつかの例では環状であってもよいことが分かる。
【0179】
しかしながら、明らかに、任意の第2のエアロゾル出口が使用される限り、第2のエアロゾルが、例えばエアロゾル出口チャネル38;62の少なくとも1つの開口部39を通して、第1のエアロゾルとともに構成されるいくつかの例では、そのような実施形態では、第1のエアロゾル出口60;60Aは、第2のエアロゾル出口60Bの効果的に下流にあってもよく、かつ/または第2のエアロゾル出口60Bがエアロゾル出口チャネル38;62の少なくとも1つの開口部39を含むようになっていてもよい。
【0180】
生成された第1および第2のエアロゾルのそれぞれに関して、それぞれの第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルを生成するために、第1のリザーバ31および第2のリザーバ101のそれぞれに空気を供給するための空気入口が設けられてもよいことが分かる。したがって、一般的なレベルでは、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル供給システム1からの第1の空気入口50(例えば、
図1~
図6Bに示されるエアロゾル供給システムのいくつかに関して前述したような空気入口50)から供給される空気を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。次いで、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル供給システム1からの第2の空気入口50Bから供給される空気を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成されてもよく、かつ/または((第1の)空気入口50からの空気が、第2のリザーバ101を通過する、
図7の実施形態に示されるような)第1の入口50から供給される空気を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成されてもよい。任意の第2の空気入口50Bが使用される場合、いくつかの実施形態では、第1の空気入口50が第2の空気入口50Bから分離されてもよいことは明らかである。2つの空気入口を分離したままにすることにより、第2のリザーバに新鮮な空気源を提供する助けとなり得、第1のエアロゾルを生成するための第1のリザーバ31および第2のエアロゾルを生成するための第2のリザーバ101のそれぞれに異なる流量の空気を送達することも可能になり得る。
【0181】
任意の設けられたエアロゾル出口60;60B(いくつかの実施形態では、吸い口出口60;60Bにも対応する場合がある)の周りに良好なシールを提供するために、エアロゾル供給システム1がユーザの唇とともに使用されることを可能にするのを助けるために、エアロゾル供給システムは、吸い口33を備えてもよい(再び
図1~
図6Bの実施形態のいくつかのように)。
【0182】
空気/第2のエアロゾルのより短い流路の提供を助けるために、第2の空気入口50Bが使用され得る限り、いくつかの実施形態における第2の空気入口は、第1の空気入口50が吸い口33(および/または第1の吸い口出口60もしくは第2の吸い口出口60B)に位置付けされるよりも吸い口33(および/または第1の吸い口出口60もしくは第2の吸い口出口60B)のより近位に位置付けされてもよい。
【0183】
この点においても、第2のエアロゾルは、より繊細な香味材料および/または添加剤とともに使用するように構成されてもよく、いくつかの実施形態では、第2のリザーバと第2の(吸い口)エアロゾル出口60Bとの間の、または第1のエアロゾルが第2のエアロゾルと混合するように構成される第1のエアロゾル出口60までの流路の最小長さL1は、50mm以下、好ましくは40mm以下、より好ましくは30mm以下、またはさらにより好ましくは25mm以下であってもよいことに留意されたい。ここで「最小長さ」という語句は、例えば、図に記載の関連距離L1;L1A;L1Bによって示されるような、エアロゾル供給システムの関連する出口に到達するためにエアロゾルが第2のリザーバ101から移動する必要があり得る最短距離を意味すると理解され得る(3つ以上の第2のリザーバ101が使用される場合、これらの(例えば、一次的な)第2のリザーバのうちの1つは、これらの異なる第2のリザーバのそれぞれに関連する特定の異なるエアロゾル生成材料特性に対応するために、例えば
図11の実施形態に示されるように、これらの第2のリザーバの別の(例えば、第2の)ものとは異なる最小長さを有してもよいことに留意されたい)。したがって、この距離を比較的短く保つことにより、第2のエアロゾルがエンドユーザにとって可能な限り最良に保存されることを確実にするように、第2のエアロゾルがエアロゾル供給システムから関連する出口(ユーザの口がある場所)に到達する前に第2のエアロゾルが凝縮/分解するのを防ぐ助けとなり得る。
【0184】
第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルのそれぞれの組成に関して、これらの組成は、必要に応じてエアロゾル供給システム1の特定の用途に合わせて調整され得ることに留意されたい。例えば、第1のエアロゾルは、例えば、第1のエアロゾルおよび/または第1のエアロゾル生成材料が、いくつかの例ではメントール、タバコ、および/またはニコチンなどの香味材料を含み得るように、
図1~
図6Bの実施形態に関して前述した任意のエアロゾルを含み得る。
【0185】
図1~
図6Bの実施形態に関して前述したように、第2のエアロゾルが任意のエアロゾルを概念的に含み得る限り、第2のエアロゾルについても同じことが言える。例えば、第2のエアロゾルおよび/または第2のエアロゾル生成材料は、いくつかの例では、メントール、タバコ、および/またはニコチンなどの香味材料を含み得る。この点において、第2のエアロゾル生成材料の潜在的な第1の用途は、第2のエアロゾルを使用して、第1のエアロゾルをさらなる/異なる香味材料または添加剤で修飾または増強するための補充(または、潜在的に、後述するような任意選択の、もしくは制御可能な補充)として機能することである。例えば、非常に特定の実施形態では、第2のエアロゾル生成材料および/または第2のエアロゾルは、メントールもしくはミントを含む香味材料、またはニコチンを含む何らかの他の香味材料を含むように構成されてもよい。したがって、このようにして、第2のエアロゾルは、ユーザに送達される最終エアロゾルの一部として、これらの追加の香味材料または添加剤をユーザが送達することを可能にし得る。これは、第1のエアロゾルおよび/または第1のリザーバが、第2のエアロゾルの一部として送達されるこれらの香味材料を送達するように構成されなくてもよい、後述するような後付けの観点から特に有益であり得る。したがって、これらの例における第2のエアロゾルの供給は、エアロゾル供給システムの汎用性を大幅に高めることが分かっている。この第2のエアロゾルのさらなる利点は、ユーザに送達されるエアロゾルの特性をユーザが変更することを可能にする第2のエアロゾルの潜在的な使用である。実際、最も基本的なレベルでは、第2のエアロゾルは、いかなる香味材料も含まなくてもよいが、代わりに、ユーザに送達されるエアロゾルの流動または熱特性をより良好に制御するためのツールとして機能し(例えば、より冷たい/より速いエアロゾルを使用することによって、そうでなければより熱い/より遅い第1のエアロゾルを形成する、そうでなければユーザに送達されるエアロゾルの特性を冷却/変更することができる。
【0186】
上記の実施形態のいくつかに関して、エアロゾル供給システムは、第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成されてもよく、または第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成されてもよい。このようにして、上述のように、第2のエアロゾルは、したがって、ユーザに送達される最終エアロゾルの特性(または香味)を選択的に制御するための精製手段として使用されてもよい。これの2つの特定の例は、以下を含み得る:i)メントールもしくはミント香味材料(もしくは何らかの他の香味材料)を含む香味材料を含む第2のエアロゾル、および第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成されたエアロゾル供給システム。このようにして、ユーザは、次いで、例えば、ユーザがメントール/ミント香味料を必要とする場合、および/もしくはユーザがニコチンの一時的なブーストを必要とする場合に、第2のエアロゾルが生成される時期を制御することができる可能性がある;ならびに/またはii)香味材料、ニコチン、カンナビノイド、もしくは何らかの他の薬剤のうちの1つ以上を含む第2のエアロゾル。このようにして、ユーザは、使用が(例えば、エアロゾルの香味の強さを制御するために)この香味材料もしくは薬剤をユーザにどれだけ送達するかを選択的に制御することを可能にするために、第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成されてもよい。
【0187】
上記のように、第2のエアロゾルおよび/または第2のエアロゾル生成材料は、いくつかの例では薬剤を含み得ることに留意されたい。したがって、このことは、エアロゾル供給システムを薬剤ディスペンサとして後付けすることを可能にするのに適している可能性があり、薬剤ディスペンサは、いくつかの実施形態では、システムが、そうでなければ特定の薬剤とともに使用するように構成されていない第1のリザーバ31を備える既存のエアロゾル供給システム1に後付けされることを意図している場合には不可能であり得る、第1のエアロゾルの一部として薬剤を分配しようとすることと比較して、制御された様式で第2のエアロゾルの一部として薬剤を分配することができる。
【0188】
したがって、いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システム1は、第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成されてもよく、または第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成されてもよい。これがどのようにして達成されるかに関して、これは、必要に応じて機械的手段および/または電気的手段によって明らかに達成され得る。例えば、第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるための特定の実施形態は、第2のエアロゾルの生成速度、および/または第2のエアロゾルがエアロゾル供給システムを出るように構成される速度の少なくとも1つを変化させるための絞り部分105を備えるエアロゾル供給システムを介するものであってもよい。したがって、この絞り部分105に関して、絞り部分105の位置に応じて、絞り部分は、第2のリザーバ101への空気の流動を制御し、かつ/または第2のリザーバ101からユーザ/第2の(吸い口)出口60Bおよび/もしくは第1の吸い口出口60Aに向かう第2のエアロゾルの流動を制御するように構成されてもよい。そのような絞り部分が設けられる場合、絞り部分は、
図8Aに示されるように第2の空気入口50Bのすぐ下流に位置付けされるなど、第2のリザーバ101に関する空気/エアロゾル流路内の可動部材などの機械的絞り部分を明らかに含み得、かつ/または開口部39が設けられている少なくとも1つの開口部39の上流に、かつ/もしくは少なくとも1つの開口部39と第2のリザーバ101との間に(絞り部分105が第1のリザーバ31からの第1のエアロゾルの流動に影響を及ぼすのを回避するために)位置付けされ得る。
【0189】
任意の使用される絞り部分105に関して、これはまた、絞り部分が、第2のリザーバ101に送達される空気の流量を制御するように効果的に構成されるように、調整可能なサイズを含む第2の空気入口50B、および第2の空気入口50Bを含む絞り部分105を介して達成され得る。絞り部分の他の実施形態はまた、エアロゾル供給システムからの可変サイズのオリフィス/第2の空気入口50Bを含む絞り部分105を含み得、絞り部分105はいくつかの例ではユーザ調整可能であってもよい(例えば、オリフィスまたは第2の空気入口50Bのサイズを制御するためにユーザが調整することができる単純なラッチ/スライダの形態であってもよい)。
【0190】
しかしながら、明らかに、エアロゾル供給システム1は、必ずしも絞り部分105を使用することなく、第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成されてもよく、または第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成されてもよい。例えば、第2のエアロゾルを生成するために第2のエアロゾル生成器40が設けられる場合、エアロゾル供給システム1は、必要に応じて、第2のエアロゾルの供給/生成を制御するために、第2のエアロゾル生成器40に送達される電力を変化させるように構成されてもよい。
【0191】
一般的なレベルでは、ユーザがシステムで吸引するときにエアロゾル供給システム1内で圧力低下が従来から観察され、それにより、空気が、1つ以上のリザーバを介して1つ以上の空気入口を通過し、その後、1つ以上の出口チャネル、すなわちシステム内の空気/エアロゾル流路を介してシステムを出る。そのような圧力降下は、香味化合物などの望ましい活性物質を含む十分なエアロゾル/蒸気が消費者によって吸入されることを可能にし得る。特にリザーバ内に収容されたエアロゾル生成材料および/または活性物質の形態/性質を考慮する場合、特定の特性を有するエアロゾル供給システム1内に存在する空気/エアロゾル流路を構成または設計することも適切であり得る。例えば、上記で概説したものなどの任意の絞り技術に関して、各それぞれのリザーバの内容物、例えば異なるニコチン濃度、香味材料および/または感覚惹起剤に基づいて、ユーザに送達されるエアロゾル生成材料および/または活性物質の比を変更するために、弁/オリフィス/絞り部分が使用され得る。そのような実施形態は、例えば、環境条件またはユーザ操作(例えば、エアロゾル供給システム1での吸引の回数または長さ)に基づいて電子シガレットの動作を制御および監視するための制御回路18によって調整され得る。そのような実施形態のさらなる例は、システムによってユーザに送達されるエアロゾル生成材料および/または活性物質の濃度を増加させる/減少させる/変更するために、例えばユーザ入力ボタン20などのユーザ入力ボタンを使用することによる、使用中のユーザによる能動的制御であり得る。
【0192】
上記に留意して、いくつかの実施形態によれば、リザーバ間の全圧力差は、0より大きく200以下のmmウォーターゲージ(mmWG)である。いくつかの実施形態では、リザーバ間の全圧力差は、約50~約175mmWGである。いくつかの実施形態では、リザーバ間の全圧力差は、約60~約160mmWGである。いくつかの実施形態では、リザーバ間の全圧力差は、約70~約150mmWGである。いくつかの実施形態では、リザーバ間の全圧力差は、約80~約140mmWGである。いくつかの実施形態では、第1のリザーバと第2のリザーバとの間の全圧力差は、0より大きく200以下のmmWGである。いくつかの実施形態では、第1のリザーバと第2のリザーバとの間の全圧力差は、約50~約175mmWGである。いくつかの実施形態では、第1のリザーバと第2のリザーバとの間の全圧力差は、約60~約160mmWGである。いくつかの実施形態では、第1のリザーバと第2のリザーバとの間の全圧力差は、約70~約150mmWGである。いくつかの実施形態では、第1のリザーバと第2のリザーバとの間の全圧力差は、約80~約140mmWGである。
【0193】
第2のエアロゾルの可能な形成/使用、ならびに第1および第2のリザーバなどの任意の関連するリザーバに関する任意の関連する圧力降下から離れ、そのような第2のエアロゾルを使用する任意の潜在的に使用されるエアロゾル供給システム1の構造に目を向けると、特に省スペース配置は、エアロゾル出口チャネル38;62を少なくとも部分的に取り囲む第2のリザーバ101を通るものであってもよく、かつ/または第2のリザーバ101が環状であるようなもの(例えば、
図7の実施形態、または
図9の変形例AおよびBに示されるような)であってもよく、もしくは第2のリザーバ101がエアロゾル供給システム1の凹部に取外し可能に嵌合/位置付けされるように構成されるようなものであってもよい。これは、後述するように、しかしその間に
図9および
図10の実施形態に示されるように)、第2のリザーバ101をモジュール200の一部として既存のエアロゾル供給システムに後付けすることをより好都合に可能にする上でさらに好適であり得る。いくつかの省スペースの実施形態では、第1のリザーバおよび第2のリザーバの一方は、再び図からの実施形態に示されるように、第1のリザーバおよび第2のリザーバの他方を少なくとも部分的に取り囲んでもよい。
【0194】
設けられた各第1のリザーバおよび第2のリザーバのサイズに関して、これらはエアロゾル供給システム1の意図される用途に応じて明らかに変化し得る。しかしながら、エアロゾル供給システムが比較的可搬型であり、使用されていないときにポケットに入れられることを意図し得る限り、第1のリザーバ31および/または第2のリザーバ101は、50ml以下、40ml以下、30ml以下、25ml以下、20ml以下、または最も省スペース/可搬型の端末では15ml以下の容積を含み得る。概念的に、第2のリザーバが、第1のエアロゾルの内容物を他の香味料、添加剤、またはさらには薬剤で補充するために、より多くのトップアップまたはブースタとして使用するためのものである実施形態では、第2のリザーバ内の第2のエアロゾル生成材料の消費量が、典型的には経時的に第1のリザーバ内の第1のエアロゾル生成材料の消費量よりも少なくなり得るように、いくつかの実施形態では、第2のリザーバの容積は、第1のリザーバの容積よりも小さくてもよい(例えば、例えば第1のリザーバが40ml以下または50ml以下の容積を含み得、第2のリザーバが25ml以下または20ml以下の容積を含み得るように)。
【0195】
必ずしもそうとは限らないが、本明細書に記載のエアロゾル供給システム1は、前述の消耗品2およびエアロゾル供給デバイス4(例えば、
図1~
図6Bの実施形態に示されるような)を備えるシステムの一部として提供されてもよく、消耗品2は、例えば、エアロゾル供給デバイス4からの消耗品受容セクション/レセプタクル8を介してエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように構成されることが分かる。したがって、そのような実施形態では、消耗品(少なくとも
図7~
図8Bの実施形態のいくつかに示されるような)は、エアロゾル出口チャネル38;62の少なくとも一部分、第1のリザーバ31、第2のリザーバ101、吸い口33、および/または少なくとも第1のエアロゾルを出力するための(および、いくつかの例では、第1のエアロゾルと第2のエアロゾルとの混合物を出力するための(これらの2つのエアロゾルは、エアロゾル/吸い口出口60に到達する前に消耗品の内側で混合するように構成される)エアロゾル/吸い口出口60を含み得ることが分かる。
【0196】
しかしながら、上記に留意して、本明細書に記載の第2のリザーバ101の潜在的な用途は、先に示唆したように、この第2のリザーバ101の使用が後付け型の配置の一部として使用されることを含み、それにより、第2のリザーバ101は、
図1~
図6Bに示されるような既存のエアロゾル供給システムへのボルトオンで使用され得る。したがって、これらの実施形態/用途によれば、第2のリザーバ101を備え、既存のエアロゾル供給システム1からの第1のエアロゾルを受容するように構成されたモジュール200が提供され得る。ここで、このようなモジュール200を、実施形態のいくつか、および
図9に示される例示的な変形例A~Cを参照して説明する。
【0197】
一般的なレベルでは、モジュール200は、モジュールがエアロゾル供給システム1の上流部分からの第1のエアロゾルを受容することを可能にするために、エアロゾル供給システム、例えばその一部分(例えば、エアロゾル供給システム1の消耗品2[使用される場合]または吸い口31)に解放可能に結合されるように構成される。このようにして、例えば、モジュール200は、エアロゾル出口チャネル38;62からの第1のエアロゾルを受容し、モジュール200からのエアロゾル/吸い口出口に向かって第1のエアロゾルがモジュール200を通過することを可能にするように、この第1のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル107(したがって、効果的にはエアロゾル出口チャネル38;62の続きであり得る)に通過させるように構成されてもよい。
【0198】
モジュール200は、モジュール200から取付け部分109が設けられていることによってエアロゾル供給システム1に解放可能に結合されるように構成されてもよい。この取付け部分109が何であり得るかに関して、この取付け部分109は、モジュール200の意図される用途に応じて適切に構成され得ることが理解されよう。例えば、
図9に示される変形例からの特定の実施形態では、取付け部分109は弾性であってもよく、モジュール200をエアロゾル供給システム1に解放可能に結合するために、エアロゾル供給システム1からの対応する凹部と係合するように構成された突出部を含んでもよい。しかしながら、明らかに、取付け部分109は、モジュール200をエアロゾル供給システム1に解放可能に結合するためにエアロゾル供給システム1からの対応する突出部または部品と係合するように構成された凹部を等しく含んでもよく、またはエアロゾル供給システム1からの磁性部分と係合するための磁性部分をさらに含み得る。取付け部分109に関するさらに別の潜在的な実施形態は、取付け部分109が、代替的に/追加的に、モジュール200を吸い口33または消耗品2など、これらが使用されるエアロゾル供給システム1に解放可能に結合するために、エアロゾル供給システムからの対応するねじ配置と係合するように構成されたねじ配置を含む場合であり得る。
【0199】
モジュールとモジュールが取り付けられているエアロゾル供給システムの部分(例えば、吸い口33)との間の密接したかつ密封された結合の提供を助けるために、いくつかの実施形態では、モジュールは、
図9の実施形態に示されるように、エアロゾル供給システムの吸い口部分などのエアロゾル供給システムの一部分を受け入れるための凹部111を画定してもよい。いくつかの実施形態では、凹部は、再び
図9の実施形態に示されるように、エアロゾル供給システム1の吸い口33の表面プロファイルと一致するように成形されてもよい。このようにして、モジュールは、エアロゾル供給システム1から吸い口33の上に結合/位置付けされる、または吸い口に結合/位置付けされるように構成されたキャップとして機能するように構成されてもよい。
【0200】
上記で示唆したように、任意の使用されるモジュール200は、第2のリザーバ101と、その中の任意の第2のエアロゾル生成材料、例えば前述の香味材料または薬剤とを含むように構成されてもよい。このこと、およびモジュールの潜在的な用途に留意して、いくつかの実施形態では、モジュールは、使捨てであってもよい、かつ/または消耗可能であるように構成されてもよい、もしくはさらには単回使用を意図するように構成されてもよい(すなわち、第2のリザーバは、第2のエアロゾル生成材料が枯渇する前に単一の少量のエアロゾルのみを供給することが意図されるように十分に小さい)ことが想定される。しかしながら、いくつかの実施形態では、第2のリザーバは、モジュール200(または、より一般的には、モジュールが使用されていないエアロゾル供給システム1)が再使用/再充填されることを可能にするために再充填可能であるように構成されてもよい。
【0201】
モジュール200が結合目的のためにエアロゾル供給システムの吸い口の上に位置付けされるように構成され得る限り、いくつかの実施形態では、モジュールは、次いで、モジュールがエアロゾル供給システム1の他の/既存の吸い口33の上に結合されたときに、モジュール上にユーザの唇を置くための適切な表面をユーザに提供するためのそれ自体の/第2の吸い口33Aを備えてもよい。
【0202】
したがって、そのような潜在的なモジュール200の提供を諒解すると、本明細書で提供されるのは、したがって効果的には、このモジュールを使用する対応する方法、ならびにそのような方法を既存のエアロゾル供給システム1に後付けするための様々な後付け方法でもあり得ることが分かる。例えば、1つのそのような方法は、エアロゾル供給システム1の第1のリザーバ31から受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1を後付けする方法を含み得、方法は、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵する第2のリザーバ101を備えるモジュール200をエアロゾル供給システム1に解放可能に結合するステップと、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、第2のエアロゾル生成材料を使用して、モジュール200の内側で第2のエアロゾルを生成するステップと、を含む。
【0203】
したがって、そのような方法では、第1のエアロゾルは、次いでモジュールを通過することができ、次いで、第2のエアロゾルとともに、モジュール200からの少なくとも1つの出口(
図9の変形例Bによる各エアロゾルについて潜在的に分離した出口を含む)に供給される。方法のいくつかの変形例でも、方法は、モジュールの内側で第1のエアロゾルと第2のエアロゾルとを混合するステップ(例えば、
図9の変形例AおよびCに示されるように)、または第1のエアロゾルを第2のリザーバを通して供給するステップ(例えば、
図9の変形例Cに示されるように)を含み得る。したがって、明らかに、本明細書に記載の装置およびシステムは、これらの同じ装置およびシステムを使用する対応する方法の一部として、例えば、本明細書の最後の特許請求の範囲/条項に記載の方法動作のいずれかに従って、等しく使用され得ることが理解されよう。
【0204】
したがって、上記を諒解すると、少なくとも、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが記載されており、エアロゾル供給システムは、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムは、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0205】
上述のようなエアロゾル供給システムも記載されており、エアロゾル供給システムは、消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、をさらに備え、エアロゾル供給デバイスは、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備える。
【0206】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品も記載されており、消耗品は、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムは、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0207】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品も記載されており、消耗品は、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
消耗品は、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される。
【0208】
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法も記載されており、方法は、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、を含み、
第1のエアロゾルは、第2のエアロゾルとは独立して生成される。
【0209】
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムを後付けする方法も記載されており、方法は、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵する第2のリザーバを備えるモジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
第2のエアロゾル生成材料を使用して、モジュールの内側で第2のエアロゾルを生成するステップと、を含む。
【0210】
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムで使用するためのモジュールも記載されており、モジュールは、エアロゾル供給システムに解放可能に結合されるように構成され、モジュールは、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュールは、モジュールが取付け部分を使用してエアロゾル供給システムに結合されたときにエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾルを受容するように構成され、モジュールが第1のエアロゾルを受容するときに第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される。
【0211】
上述のと、モジュールが解放可能に結合されるように構成されたエアロゾル供給システムと、を備えるアセンブリも記載されている。
【0212】
本明細書の最後に列挙されている様々な条項および特許請求の範囲に記載されているような想定される広範囲の実施形態のすべても記載されている。
【0213】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1も記載されている。エアロゾル供給システムは、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバ31を備え、エアロゾル供給システム1は、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される。エアロゾル供給システム1はまた、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバ101を備え、エアロゾル供給システム1は、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される。このようにして、第1のエアロゾルは、次いで第2のエアロゾルが、この第1のエアロゾルが、ユーザに送達される最終エアロゾルの一部として第2のエアロゾルによってどの程度まで補充されるかをユーザが効果的にカスタマイズすることを可能にする方法で、第1のエアロゾルに添加され、第1のエアロゾルと混合され、かつ/または第1のエアロゾルとともに供給されることを可能にする方法で生成され得る。
【0214】
様々な問題に対処し、かつ当該技術を進歩させるために、本開示は、特許請求される発明が実施され得る様々な実施形態を例示として示す。本開示の利点および特徴は、実施形態の代表的なサンプルにすぎず、網羅的および/または排他的ではない。これらは、特許請求される発明の理解を助け、教示するためにのみ提示される。本開示に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲に対する制限または特許請求の範囲の均等物に対する制限とみなされるべきではなく、かつ特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用され得、修正が行われ得ることを理解されたい。様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの様々な組合せを好適に含み得るか、それからなり得るか、または本質的にそれからなり得、したがって、従属請求項(または任意の本明細書に列挙された従属する条項)の特徴は、請求項または条項に明示的に記載されたもの以外の組合せで独立請求項(または独立する条項)の特徴と組み合わされ得ることが十分に理解されよう。本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。したがって、特許請求の範囲からの特徴の任意の置換は、必要に応じて組み合わされ得、かつ/または本明細書の最後にある、本明細書の列挙された条項からの特徴の任意の置換と組み合わされ得る。
【0215】
例えば、いくつかの本明細書に記載のエアロゾル供給システムは、消耗品2およびエアロゾル供給デバイス4型配置を使用するものとして記載されており、一方の部品が他方の部品に解放可能に結合されるように構成されるが、エアロゾル供給システム1のいくつかの変形例は、消耗品2およびエアロゾル供給デバイス4のすべての構成要素が単一の構成要素の一部として位置付けされ得るように、そのような2部品構造を使用しなくてもよいことが理解されよう。
【0216】
同様に、いくつかの本明細書に記載のエアロゾル供給システムは、(第1のエアロゾルを生成するための第1のエアロゾル生成材料に関して)第1のリザーバおよび(第2のエアロゾルを生成するための第2のエアロゾル生成材料に関して)第2のリザーバの両方を使用するものとして記載されているが、本明細書に記載のシステムおよび方法は、追加の第3/第4/第5のリザーバ(それぞれ第3/第4/第5のエアロゾルを生成するためのそれぞれ第3/第4/第5のエアロゾル生成材料を収容する)が存在する他のシステムおよび方法にも使用され得ることが理解されよう。このようにして、システム/方法は、第1のエアロゾルとこれらの第2/第3/第4/第5/第nのエアロゾルのいずれかとの組合せなど、エアロゾルのより多くの/異なる組合せを提供することを潜在的に可能にするように構成されてもよい。このようにしてまた、第1のエアロゾルは、任意の必要とされる異なる方法/時間でこれらの他のエアロゾルのいずれかと混合されるか、またはこれらの他のエアロゾルとは分離して/独立して、もしくはこれらの他のエアロゾルのいずれかと一緒に供給され得ることが想定される。
【0217】
例えば、一例では、3つのリザーバを有するシステムが提供されてもよく、それによって、エアロゾル供給システムは、第2のリザーバ101からの第2のエアロゾル生成材料を介して第2のエアロゾル(例えば、特定の香味料、添加剤、感覚惹起剤、もしくは酸を含有する、かつ/または例えばカンナビノイドを含有する)とともに第1のエアロゾルを送達すること、または第2のリザーバから分離されている第3の/異なるリザーバからの第3の/異なるエアロゾル生成材料を介して第3の/異なるエアロゾル(例えば、異なる香味料(例えばメントール)、添加剤、感覚惹起剤、もしくは酸を含有する、かつ/または例えばニコチンを含有する)とともに第1のエアロゾルを送達することをユーザが選択することを可能にするように構成される。
【0218】
または別の例では、3つのリザーバを有するシステムが提供されてもよく、それによって、エアロゾル供給システムは、ユーザが第1のエアロゾルを第2のエアロゾルと混合することを可能にするように構成されるが、次いで、1つ以上の酸が提供される任意選択の/切替え可能な/カスタマイズ可能な第3のリザーバも設けるように構成され、ユーザは、エアロゾル供給システムを使用して、ユーザに送達される最終エアロゾルの一部として最終的にどの程度の酸が提供されるかを制御することができる(例えば、第3のリザーバ113およびそのための任意の入口50Cの一部として絞り部分105を使用して)。この配置の例は、例えば、
図11の例示的な実施形態に示されている。任意のそのような実施形態においても、潜在的に他の実施形態においても、複数の(例えば、一次的および二次的な)第2のリザーバ101A;101Bが設けられてもよく、それぞれがそれ自体の[異なる]エアロゾル生成材料を各第2のリザーバ内に含む(例えば、メントールを含む香味材料を含む1つの第2のリザーバ101A、およびマンゴーなどの異なる香味材料を含む別の第2のリザーバ101B)。このようにして、エアロゾル供給システム1は、どの種類の第2のエアロゾルを形成するかを選択するために、ユーザが2つの第2のリザーバ101A;101B間を切り替えることを可能にするように構成されてもよい。次いで、エアロゾル供給システム1は、ユーザに送達されるエンドユーザに送達される酸[1つ以上のこのような酸を含む第3のエアロゾル生成材料からの]の量を制御するために、第3のリザーバ113から[第1のリザーバ101に]送達されるエアロゾルをユーザがカスタマイズすることを可能にするようにさらに構成されてもよく、送達される酸の量は、この同じ最終エアロゾルの一部として(例えば吸い口出口60において)ユーザに供給される香味材料のユーザの知覚に影響を及ぼすことが分かっていることに留意されたい。
【0219】
したがって、本明細書に記載の技術は、任意の数のリザーバ31;101;101A;101B;113とともに使用され得、それぞれが、エアロゾル供給システム1からの任意の数の他のリザーバ、または他のリザーバの組合せからのエアロゾルと個別に混合され得るエアロゾルをそれぞれ生成するためのものであり、かつ必要に応じて様々な異なる順序/位置で、エアロゾル供給システム1から任意の最終的な/端部出口60を介して吸入するように構成されたユーザの最終エアロゾルに何が位置するべきかに関する柔軟性をユーザにより良好に提供するためのものであることが分かる。
【0220】
また同様に、本明細書に記載のモジュール200は、既存のエアロゾル供給システム1の任意の形態に後付けするための用途を有してもよく、既存の第1のエアロゾルもしくは他の流体(例えば、例えばエアロゾルを吸入器からのエアロゾルに供給する際に適用するための)の任意の形態にエアロゾルを加えるための用途、またはモジュール200からのエアロゾルを容器/ボトルからの流体源に加えるための用途、例えば、例えば
図10に示されるように、ドリンク容器300Aなどの容器300からの流体出口チャネル302もしくは流体出口管302に位置する流体301にエアロゾルを加えるかもしくは混合するための用途をさらに有してもよいことも想定される。
【0221】
このようにして、例えば
図10に示されるような実施形態を参照すると、容器300のユーザが容器300の流体出口チャネル302を通して流体を吸い上げると、モジュール200(モジュール200の取付け部分109を使用して容器の蓋304に結合され得る)は、流体がユーザに送達されると同時にエアロゾル(例えば、香味剤(メントールまたはタバコなど)を含むエアロゾル)、またはさらには薬剤をユーザに提供するように構成されてもよい。したがって、このようにして、モジュール200は、容器300のユーザにエアロゾルとして香味剤および/または添加剤、もしくはさらには薬剤を、容器300から分配される任意の流体とともに供給するための非常に有用なモジュールとして機能し得る。
【0222】
完全性のためにも、本明細書に記載のエアロゾル供給システム1は、第1および/または第2のリザーバのうちの少なくとも1つを潜在的に加熱するものとして記載されているが、これらのリザーバのいずれかは、熱を使用せずに(例えば、前述のように、振動式、機械式、加圧式もしくは静電式エアロゾル生成器40、または物理的手段を使用することによって)これらのリザーバ内に適切なエアロゾルを生成するように構成された適切なエアロゾル生成器および/またはエアロゾル生成材料の使用を介して、そのリザーバに関連するそれぞれのエアロゾルを生成するために等しく冷却されるかつ/または加熱されないように構成されてもよいことに留意されたい。
【0223】
本明細書に記載のエアロゾルのそれぞれを生成することに関しても、これが第1のリザーバからの第1のエアロゾル生成材料、第2のリザーバからの第2のエアロゾル生成材料、および/または第3/第4/第5/第nのリザーバからの任意の提供された第3/第4/第5/第nのエアロゾル生成材料の使用に関するかどうかを問わず、適切なサイズの上部空間H1;H2;H3をこれらのリザーバのそれぞれに追加することによって、その中のエアロゾルの形成を助け得る。例えば
図11の実施形態に示されるように、「上部空間」という用語は、そうでなければ空である/リザーバからの他の部品(例えば、そのリザーバに関連するエアロゾル生成材料、および/または例えば、そのリザーバに関連するエアロゾル生成材料をそうでなければ受け入れるために使用される、リザーバからの任意のエアロゾル化可能材料輸送要素もしくは基材に関するもの)によって占有されていない(例えば、空気を占有する空間のみ)、リザーバ31;101;113の内側の空間を意味すると理解され得る。したがって、リザーバ内にこの「空の」上部空間を設けることにより、この空間は、エアロゾルを形成するためのより十分な空間をエアロゾルに提供することによって、リザーバの内側での改善されたエアロゾル生成を可能にし得る。使用される場合、この潜在的な上部空間の範囲に関して、いくつかの特に有効な実施形態では、本明細書に記載のリザーバの任意の組合せ(またはそれぞれ)は、リザーバの総容積の5%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の10%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の15%以上、および/またはより限定的には、リザーバの総容積の20%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の25%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の30%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の40%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の50%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の60%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の70%以上、またはより限定的には、リザーバの総容積の80%以上、またはより限定的に、リザーバの総容積の90%以上であるヘッドスペースH1;H2;H3を含み得ることが想定される。いくつかの実施形態では、1つのリザーバの上部空間は、意図されたエアロゾルがその特定のリザーバに対して生成されることとより良好に一致するように、異なるリザーバの上部空間と異なっていてもよいことが理解されよう。
【0224】
完全性のためにも、任意の使用される第2のリザーバ101は、非常に一般的なレベルで、第1のエアロゾル生成材料を使用してユーザに送達される任意の第1のエアロゾルの一部として、エアロゾル供給システムのユーザに送達されるように構成された活性物質を含む特定の用途を有してもよいことも理解されよう。このようにして、活性物質は、使用される特定の活性物質に応じて、特性、特徴、香味、および/または第1のエアロゾルの効果を増強、拡張またはそうでなければ変化させるのに効果的に役立ち得、第1のエアロゾル送達の一部としてエアロゾル供給システムのユーザに1つ以上の生理学的効果を提供するの助けるのをより根本的に助け得る。
【0225】
ここで活性物質という用語は、エアロゾル供給システムのユーザに生理学的効果を付与し得る任意の物質(または物質の組合せ)を網羅することを意図している。したがって、本明細書で使用される用語のいくつかを参照すると、任意の使用される活性物質は、例えば、香味材料;ニコチン;テトラヒドロカンナビノールおよび/またはカンナビジオールなどの1つ以上のカンナビノイド;冷却剤などの1つ以上の感覚惹起剤;加温剤;および/または刺痛剤の任意の組合せを含み得る。
【0226】
活性物質が香味材料を含む場合、活性物質は、第1のエアロゾルを介してユーザに付与される香味を増強することが理解されよう。
【0227】
使用される活性物質が何であれ、いくつかの実施形態では、活性物質は、エアロゾル供給システム1の使用中および/または第1のエアロゾルの生成中にユーザに送達されるように構成されてもよいことが理解されよう。この送達は、第2のリザーバ101と流体連通する吸い口33上の出口などのエアロゾル供給システムからの少なくとも1つの出口に活性物質の一部分を送達することによるものであってもよい。
【0228】
必ずしもそうとは限らないが、いくつかの実施形態では、活性物質は、例えば少なくとも
図7~
図11のいずれかに関して前述した方法論のいくつかに従って、第2のエアロゾルまたは蒸気の一部として出口に送達されるように構成されてもよい。
【0229】
そのような少なくとも1つの出口が使用される場合、いくつかの実施形態におけるそのような各出口は、吸い口33の外面に位置付けされてもよく、かつ/または吸い口33が使用されているときにユーザの口が接触または覆うように構成される外面であってもよい。この少なくとも1つの出口は、エアロゾル出口60と流体連通することができ、かつ/またはエアロゾル出口60から分離されているか、エアロゾル出口60に近接して潜在的に位置付けされているか、もしくはエアロゾル出口60の周囲に位置付けされているか、もしくはエアロゾル出口60を少なくとも部分的に取り囲む出口であり得る。
【0230】
したがって、上記により、一般的なレベルで、エアロゾル供給システム1は、ユーザの口が吸い口33の上に位置している間に、エアロゾル供給システムの使用中および/またはエアロゾルの第1のエアロゾルの生成中に、潜在的に(必ずしもそうとは限らないが)エアロゾル/蒸気として活性物質を吸い口33の少なくとも1つの出口に送達するように構成されてもよい。したがって、これにより、活性物質が、エアロゾル供給システムのユーザに生理学的効果を提供し、かつ/または特性、特徴、香味、および/または第1のエアロゾルの効果を増強して、例えばいくつかの例では、第1のエアロゾルの一部としてユーザに付与される香味(および任意の関連する感覚)を増強するように作用し得るように、ユーザの口の少なくとも1つの唇または舌などのユーザの口の中で活性物質をユーザが受容することが可能になり得る。
【0231】
任意のそのような活性物質が使用される場合、この活性物質は、いくつかの実施形態では、固相活性物質、液相もしくはゲル相活性物質、または気相活性物質のいずれかを含み得ることが理解されよう。いくつかの実施形態では、香味材料は、ゲル相活性物質を等しく含み得、またはざらざらした質感(例えば、液相/ゲル相活性物質と、液相/ゲル相活性物質内の少なくとも1つの固相活性物質との組合せからの)を含み得る。いくつかの実施形態では、気相活性物質は、リザーバ内に収容された液相活性物質から誘導可能である。
【0232】
任意の活性物質が第2のリザーバ101に使用される限り、いくつかの実施形態では、活性物質が第2のリザーバ101から少なくとも1つの出口60Aに通過するが、少なくとも1つの出口から第2のリザーバ101には通過しないことを可能にするための一方向弁などの少なくとも1つの一方向機構191が設けられてもよい。
【0233】
任意の活性物質が使用中に少なくとも1つの出口にどのように送達され得るかに関して、これは、活性物質の一部分を強制する/方向付けるように構成され得るアクチュエータ(ピストンなど)を介してなど、使用中のエアロゾル供給システム1によって自動的に、かつ/または予め定められたイベントが発生したことに応答して、のいずれかで実行され得ることが理解されよう。
【0234】
しかしながら、いくつかの実施形態では、口が吸い口33の上に位置している間にエアロゾル供給システムからユーザの口によって実行されるように構成された予め定められたイベントに応答して、活性物質が少なくとも1つの出口に送達され得ることも想定される。このようにして、ユーザは、次いで、口の唇または舌などを介してなど、ユーザの口を用いてアクションを実行することによって、活性物質の一部分を受容したいときを決定することができ得る。この例は、活性物質が、例えばメントールなどの香味材料、ならびに/または冷却剤および/もしくは刺痛剤を含む感覚惹起剤を含む場合であり得る。このようにして、ユーザは、吸い口上でユーザの口を用いて適切なアクションを実行して、活性物質が少なくとも1つの出口を介してユーザの口に送達されることを可能にすることができ得、したがって、ユーザの口に、例えばエアロゾルの一部として、ユーザが心地よいと感じ得るミント/クール/アイス感を提供することができ得る。
【0235】
そのような予め定められたイベントが含み得るものに関して、これは、いくつかの実施形態では、第2のリザーバ101が、ユーザの口によって(例えば、ユーザの歯または唇を使用して)少なくとも部分的に圧縮されて、活性物質の一部分を少なくとも1つの出口に向かって(例えば、使用時にユーザの口が圧縮し得る露出した圧縮性の表面である吸い口33の外面と同一平面上に位置付けされた第2のリザーバ101からの露出した圧縮性の表面を介して)押し進めることを含み得ることが想定される。これは、次に、
図8の実施形態の変形例として機能し得、第2のリザーバは、次いで、吸い口33の外面と同一平面上にあり得、かつユーザが次いでユーザの口で圧縮して、活性物質の一部分を少なくとも1つの出口60Bに向かって押し進めることができる、弾性/圧縮性の表面を備える。そのような実施形態では、上述のような第2のリザーバ101は、少なくとも部分的に圧縮性であってもよく、かつ/または第2のリザーバ101を受容するために吸い口33から空洞または凹部に位置付けされてもよい。これらの実施形態のいくつかでは、次いで第2のリザーバが変更されることを可能にするために、エアロゾル供給システム1は、第2のリザーバ101を備える消耗品400(
図12~
図14の実施形態に示される消耗品400の種類など)を備えてもよく、消耗品400は、吸い口33から取外し可能であり、かつ/または消耗品400は、吸い口33から任意のそのような使用される空洞に受容されるように構成される。
【0236】
したがって、上記の意見から、本開示はまた、以下のように記載された番号付けされた非限定的な項に関連する実施形態も提供し得ることが理解される。
【0237】
1.エアロゾル供給システムが、
少なくとも1つの出口を備える吸い口と、
エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するように構成される、エアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
任意選択的に香味材料を含み得る活性物質を含む第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムが、口が吸い口の上に位置している間にエアロゾル供給システムからユーザの口によって実行されるように構成された予め定められたイベントに応答して、吸い口の少なくとも1つの出口に活性物質を送達するように構成される、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム。
【0238】
2.予め定められたイベントが、ユーザの口からの唇または舌によって実行されるように構成される、項1に記載のエアロゾル供給システム。
【0239】
3.予め定められたイベントが、ユーザの口を使用してエアロゾル供給システムからのアクチュエータの作動よって実行されるように構成される、項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【0240】
4.吸い口が、アクチュエータを備える、項3に記載のエアロゾル供給システム。
【0241】
5.予め定められたイベントが、第2のリザーバが、ユーザの口によって少なくとも部分的に圧縮されて、活性物質の一部分を少なくとも1つの出口に向かって押し進めることを含む、項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0242】
6.第2のリザーバが、少なくとも部分的に圧縮性である、項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0243】
7.第2のリザーバが、第2のリザーバ内に活性物質を貯蔵するための活性物質輸送要素を備える、項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0244】
8.活性物質が第2のリザーバから少なくとも1つの出口に通過するが、少なくとも1つの出口から第2のリザーバには通過しないことを可能にするための一方向弁をさらに備える、項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0245】
9.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを備える消耗品を備え、消耗品が、吸い口から取外し可能である、項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0246】
10.吸い口が、消耗品を受容するための空洞を備える、項9に記載のエアロゾル供給システム。
【0247】
11.活性物質が、任意選択的にメントールなどの香味材料を含む、項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0248】
12.活性物質が、ニコチンを含む、項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0249】
13.活性物質が、固相活性物質を含む(または固相活性物質である)、項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0250】
14.活性物質が、液相活性物質を含む(または液相活性物質である)、項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0251】
15.活性物質が、気相活性物質を含む(または気相活性物質である)、項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0252】
16.活性物質が、ゲル相活性物質を含む(またはゲル相活性物質である)、項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0253】
17.カートリッジが、
少なくとも1つの出口を備える吸い口と、
エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するように構成される、エアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を含む第2のリザーバと、を備え、
カートリッジが、口が吸い口の上に位置している間にエアロゾル供給システムからユーザの口によって実行されるように構成された予め定められたイベントに応答して、吸い口の少なくとも1つの出口に活性物質を送達するように構成される、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のカートリッジ。
【0254】
18.吸い口が、
少なくとも1つの出口と、
エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するように構成される、エアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を含む第2のリザーバと、を備え、
吸い口が、口が吸い口の上に位置している間にエアロゾル供給システムからユーザの口によって実行されるように構成された予め定められたイベントに応答して、少なくとも1つの出口に活性物質を送達するように構成される、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用の吸い口。
【0255】
19.口が、エアロゾル供給システムからの吸い口の上に位置し、方法が、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバからエアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するステップと、
口が吸い口の上に位置している間にユーザの口にエアロゾルを送達するステップと、
口が吸い口の上に位置している間、およびエアロゾルがユーザの口に送達されている間に、第1のリザーバから分離されているエアロゾル供給システムの第2のリザーバからユーザの口に活性物質を送達するステップと、
を含む、エアロゾル供給システムからユーザの口に送達されるエアロゾルを増強する方法。
【0256】
20.口が吸い口の上に位置している間に、エアロゾル供給システムからユーザの口によって予め定められたイベントを実行するステップと、
予め定められたイベントがユーザの口によって実行されることに応答して、ユーザの口に活性物質を送達するステップと、
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【0257】
上記の開示は別として、本開示はまた、エアロゾル供給システム1とともに使用するための消耗品400の使用に関する、
図12~
図14に示される実施形態を提供する。
【0258】
これらの実施形態では、したがって、非常に一般的なレベルで、消耗品が、活性物質を貯蔵するためのリザーバ101を備え、消耗品400が、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備える、第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1で使用するための、消耗品400が提供される。
【0259】
したがって、一般的なレベルでは、消耗品400は、例えば、いくつかのより狭い実施形態では、エアロゾル供給システム1の一部分に解放可能に係合または取り付けられることによって、既存のエアロゾル供給システム1に効果的に後付けされ得ることが理解されよう。そのような部分が何であり得るかに関して、この部分は、消耗品400からの活性物質がエアロゾル供給システム1のユーザに送達されることを可能にし得るエアロゾル供給システム1の任意の適切な部品であり得ることが推論できる。このようにして、消耗品400は、ユーザがエアロゾル供給システム1からの第1のエアロゾルと、また消耗品400のリザーバ101からの活性物質との両方にさらされることを可能にし得る。
【0260】
したがって、
図12~
図14に示されるようないくつかの実施形態では、消耗品400は、エアロゾル供給システム1および/またはエアロゾル供給システム1の任意の使用されるカートリッジ2からの吸い口33を解放可能に取り付け/係合するように構成されてもよいことが分かる。任意の消耗品400は、エアロゾル供給システム1の外面(
図12~
図14の実施形態に示されるように、この外面は、例えば吸い口33の表面であってもよい)に等しく解放可能に取り付けられて/係合可能であってもよい。さらに、いくつかの実施形態では、例えば
図14に示されるように、消耗品400は、例えば、第1のエアロゾルを受容するように構成された、吸い口33からのエアロゾル出口管38;62と解放可能に取り付けられる/係合可能であることによって、エアロゾル供給システム1の内面63と解放可能に取り付けられて/係合可能であってもよい。この後者の取付け/係合は、そうでなければ吸い口33/エアロゾル供給システム1の外面に形成され得る第1のエアロゾルの再凝縮の程度を低減することが分かっている限り、特に有益であることが分かっている。
【0261】
任意の消耗品400が使用され得る限り、消耗品400は、活性物質を貯蔵するためのリザーバ101を備え得ることが理解されよう。
【0262】
いくつかの例では、リザーバ101は、活性物質を含むとともに、活性物質の担体成分も潜在的に含み得る。これは、例えば、活性物質が固相活性物質または非流動性物質を含む場合に特にそうであり得る。したがって、これらの例では、担体成分は、リザーバ101からユーザに向かって活性物質を送達するのを助けることができる。そのような担体成分が使用される場合、この担体成分は明らかに、好ましくは水、グリセリン、プロピレングリコールおよびそれらの組合せ(例えば、上述の組成のいくつか、例えば、例えば表1から記載されるものによる)から選択される液体構成成分を含み得る。
【0263】
任意の使用されるリザーバ101の性質に関しても、この性質は、活性物質を貯蔵するための多孔質材料121を含む第2のリザーバ101を通してなど、いくつかの異なる方法で提供され得ることは明らかである。次いで、そのような多孔質材料121は、活性物質を保持するか、または活性物質に浸漬されるように構成されてもよい。この多孔質材料の性質は、例えば紙、厚紙、発泡体を含む多孔質材料121を介してなど、任意の数のものであり得ることは明らかである。紙が使用され得る限りにおいて、いくつかの実施形態では、紙は、多孔質材料121の全体の厚さを減少させることを可能にするためのライスペーパーを含み得、したがって、全体としての第2のリザーバ101の比較的高い表面積/容積比を可能にする。そのような実施形態の例は、
図12(左上の消耗品の例を参照)およびまた
図13の実施形態に見られ得、それぞれが、厚紙(または潜在的に紙)を含む消耗品400が提供されていることを示しており、消耗品400の第2のリザーバ101は、多孔質であり、かつ活性物質に浸漬される厚紙(または紙)自体の一部分である。このようにして、
図12および
図13の拡散領域「Dx」によって示されるように、活性物質は、厚紙から送達/霧化/気化されて第2のエアロゾルまたは蒸気を生成し得、次いでこれがユーザに向かって拡散され、次いでエアロゾル供給システム1の出口60から出る第1のエアロゾルと混合され得る。
【0264】
任意のそのような多孔質材料121を参照すると、この多孔質材料121はまた、エアロゾル供給システムからの空気入口から活性物質に空気が供給されると、活性物質が第2のリザーバ101から選択的に放出されることを可能にするように構成された、エアロゾル供給システム(または消耗品400/第2のリザーバ101)からの透過性部分を提供するためにより広く使用され得ることが分かる。そのような空気入口は、例えば、消耗品からの空気入口であり得、または第2の空気入口50Bが使用される
図8Aに示されるようないくつかの他の実施形態で使用され得る。このようにして、透過性部分は、例えば、第2のリザーバ101内に多孔質材料121を含み得、これは、第2の空気入口50Bから活性物質に空気が供給されると、この第2のリザーバ101内に位置する任意の活性物質が多孔質材料121から選択的に放出されることを可能にし得る。
【0265】
したがって、上記の実施形態の例示的な用途は、メントールなどの香味材料を含むものとして消耗品400からの活性物質を有することであり得る。このようにして、次いでユーザが第1のエアロゾル/エアロゾル供給システム1の使用中にメントール香味料および/または追加量のニコチンを所望し得る限りにおいて、ユーザが次いでこの追加の香味材料を含む活性物質で第1のエアロゾルを強化/増強することを可能にするように、ユーザは次いで、消耗品400をエアロゾル供給システム1に選択的に取り付けることができる。このようにして、元のエアロゾル供給システム1の機能は、理解されるように、必要に応じて、任意の必要な消耗品400、およびいくつかの実施形態ではそれ自体がエアロゾル生成材料/蒸気生成材料であり得る消耗品400の構成活性物質の適切な使用によって、増強/変更され得る。
【0266】
いくつかの実施形態では、
図12の実施形態に示されるように(右上の消耗品の例を参照)、任意の使用される消耗品400は、消耗品であるポッド401またはカプセル401の一部としても提供され得る。そのような消耗品が使用される場合400、そこからのリザーバ101は、活性物質を貯蔵するための弾性外側シェル123を備え得る。次いで、弾性外側シェルは、洗浄剤ポッド/カプセルの配置と概念的に同様の配置で、活性物質で満たされている場合であっても部分的に変形可能であり得る。この点において、かついくつかの実施形態では、弾性外側シェル123は、ポリマー材料を含んでもよく、かつ/または透明もしくは半透明であり得る(またはより一般的には、第2のリザーバ101は、透明もしくは半透明であり得る)。このようにして、ユーザは次いで、この透明または半透明の部分を介して、リザーバ内の活性物質の残量を識別することができ得る。
【0267】
そのような消耗品が使用される場合、弾性外側シェル123は、エアロゾル/蒸気が消耗品400から放出/拡散されることを可能にするように、蒸気放出に十分に透過性であり得る多孔質または通気性材料で作製され得ることが理解されよう。これに関連して、1mm以下の最大厚さを含む弾性外側シェルを介してなど、比較的薄い弾性外側シェル123が使用される場合に、第2のエアロゾルのより大きな放出/拡散が可能であり得る。ここで「最大厚さ」という用語は、弾性外側シェル123のいかなる部分も1mmを超える厚さを有さないことを意味すると理解され得る。しかしながら、弾性外側シェル123に強度の要素を提供するために、弾性外側シェル123は、0.075μmを超える厚さを有してもよい。しかしながら、同様に、消耗品400は、代わりに、追加的/代替的に、活性物質が消耗品400から放出されることを可能にするためのリザーバ101と連通する少なくとも1つの出口60Bを備えてもよい。
【0268】
図12~
図13の実施形態に示されるような、任意の使用される消耗品400をエアロゾル供給システム1により容易に係合させる/取り付けることを可能にするために、いくつかの実施形態では、消耗品400は、消耗品400をエアロゾル供給システム1の外面および/または吸い口33などの部分に解放可能に取り付けるための取付け手段131を含み得る。任意のそのような取付け手段131は、任意の数のもの、例えば、(これに限定されないが)接着剤、接着性パッチ、弾性部分(例えば、
図9の実施形態に示される取付け部分109の線に沿った)、解放可能なラッチ(例えば、カートリッジ2/エアロゾル供給システム1の外面上の
図9の実施形態に示される凹部に係合し得る)、および/または締め具のいずれかを含み得ることが推論できる。接着性パッチ133の使用が
図12の実施形態(左上および右上の消耗品の例を参照)に示されており、これは、消耗品400を吸い口33などのエアロゾル供給システム1の外面に解放可能に取り付けることを可能にするための接着性パッチ133を含み得る。
【0269】
上記の特徴に関連して、そのいくつかの例では、消耗品400には、取付け手段131を覆うコーティングまたはフィルムを画定する部分などの取外し可能な(潜在的に剥離可能な)部分135Aが設けられてもよいことが分かる。このようにして、消耗品400の使用直前まで、取外し可能な部分135Aは取付け手段131の上に保持され得、取外し可能部分135Aは次いで、消耗品400の取付け手段131を露出させるために取り外され得る。このようにして、取外し可能な部分135Aは、取付け手段131の完全性(および/または任意の接着性)を保つのを助け得る。
【0270】
任意の提供された消耗品400には、
図12の実施形態(左上および右上の消耗品の例を参照)に示されるようないくつかの実施形態では、消耗品400からの任意の活性物質の放出を抑制するための取外し可能な(潜在的に剥離可能な)部分135Bが等しく設けられてもよい。このようにして、この例における取外し可能な部分135Bが蒸気の流動に対して十分に不透過性であり得る限りにおいて、この取外し可能な部分135Bは、消耗品400が使用されることが意図されるときまで、消耗品400からのいずれの蒸気の放出/拡散も防止するのを助け得る。
【0271】
とはいえ、そのような不透過性の取外し可能な部分135Bを設けることは、例えば、消耗品400が使用前に密封されたブリスターパック内に代替的に保持され得る限りにおいて必要ではない場合があり、これは、そうでなければ、その上のまたはそれを通過する空気のいかなる流動も許容しないことによって消耗品からの活性物質のいかなる早期放出も防止するのを助け得、これは、そうでなければ、使用中にこの活性物質が消耗品400から漏出するのを助け得る。
【0272】
上述したものなどの任意の消耗品400が使用される場合、消耗品400は、活性物質を加熱することなく、またはガス状推進剤の圧縮気体などの推進剤を使用することなく、消耗品400の活性物質を送達するように構成されてもよいことが想定される。このようにして、消耗品400を通る/消耗品400の上の空気流を与える(例えば、
図14の実施形態に示されるように消耗品からの任意の空気入口を介して、または
図12および
図13の厚紙消耗品の実施形態のように消耗品400の任意の多孔質部分を介して、または
図12の第2の例のように多孔質弾性外側シェル123を介して)ユーザのアクションは、使用中にユーザに向かう方向に、例えば場合によってはエアロゾル/蒸気の一部として、活性物質が付与されることを可能にするのに十分であり得る。しかしながら、例えば
図14の実施形態に示されるように、任意の提供された消耗品400が空気入口を含む限り、これらの実施形態のいくつかでは、空気が第2のリザーバ101に入ることを可能にするが、活性物質が第2のリザーバ101から空気入口に入ることを可能にしないための、一方向弁などの少なくとも1つの一方向機構191も提供されてもよい。
【0273】
任意の使用される消耗品400はまた、いくつかの実施形態では、消耗品400に出入りする材料の流動を制御するための前述の絞り技術を含み得る。このように、言い換えると、消耗品400は、リザーバからの活性物質の送達/漏出を選択的に防止するように構成されてもよく、または活性物質がリザーバから送達される速度を変化させるように構成されてもよい。これがどのようにして達成されるかに関して、これは、必要に応じて機械的手段および/または電気的手段によって明らかに達成され得る。例えば、活性物質がリザーバ101からユーザに向かって送達され得る速度を変化させるための特定の実施形態は、(
図14の実施形態に示されるように)絞り部分105を含む消耗品400を介するものであってもよい。したがって、この絞り部分105に関して、絞り部分105の位置に応じて、絞り部分105は、第2のリザーバ101への空気の流動を制御し、かつ/または第2のリザーバ101からユーザおよび消耗品400からの任意の設けられた出口に向かう活性物質の流動を制御するように構成されてもよい。そのような絞り部分105が設けられる場合、絞り部分105は、消耗品400の任意の設けられた空気入口のすぐ下流に、かつ/またはリザーバ101と消耗品400からの任意の設けられた出口60Bとの間に(
図14の実施形態に示されるように)位置付けされるなど、第2のリザーバ101に関する空気/物質流路内の可動部材などの機械的絞り部分を明らかに含み得る。いくつかの実施形態における絞り部分105はまた、消耗品400の内側の方向の変化、または場合によっては渦流さえも引き起こす鋭い屈曲部または消耗品400の一部分を含み得る。
【0274】
上記の開示から、全体としてのエアロゾル供給システムの特性または可能性を改善する方法で、第1のリザーバから第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するエアロゾル供給システムを拡張するためのいくつかの異なる可能性が記載されることが理解されよう。これらの可能性は、本明細書に記載の第2のエアロゾル技術のいくつかの導入を含み得、かつ/または本明細書に記載の絞り技術のいくつかを介して、もしくは記載の上部空間技術のいくつかを介して、もしくはさらには、使用中にエアロゾル供給システム1のユーザに追加的に送達され得る第2のリザーバ(いくつかのより狭い例では、消耗品の一部として設けられ得る)からの本明細書に記載の1つ以上の活性物質の導入を介してのものであり得る。
【0275】
明確にするために、任意の第2のリザーバ101が設けられる場合、使用され得る第2のリザーバ101の任意の他の特徴にもかかわらず、これらの実施形態のいずれかにおける第2のリザーバ101は、必要に応じて、気化器、ヒータ/加熱素子、および/または推進剤の任意の組合せ(またはすべて)を含まないように構成されてもよいことが理解されよう。言い換えると、いくつかの実施形態によれば、第2のリザーバは、
a)気化器、
b)気化器または推進剤、
c)ヒータ/加熱素子、および/または
d)ヒータ/加熱素子または推進剤
を含まなくてもよい。
【0276】
引き続き任意の使用される第2のリザーバ101に関して、いくつかの実施形態における第2のリザーバは、減圧下で維持されなくてもよい。
【0277】
本明細書に記載の任意の使用される第2のリザーバ101は、いくつかの実施形態(例えば、図の実施形態に示されているものなど)では、ばね式シリンジを含まなくてもよいことも認識される。
【0278】
いくつかの実施形態(例えば、単なる例として、本明細書に記載の任意の使用される消耗品400に関するもの)によれば、これらの実施形態のいくつかにおける任意の活性物質は、霧化スプレーノズルを介して第2のリザーバ101からエアロゾル供給システム1のユーザに送達されなくてもよいことも分かる。
【0279】
第1のリザーバに関しても、完全性のために、いくつかの実施形態では、任意のそのような第1のリザーバは、気化器および/またはヒータ/加熱素子を含まないように構成されてもよいことが分かる。また、追加的/代替的に、いくつかの実施形態では、第1のリザーバは、推進剤を含まなくてもよい。
【0280】
いくつかの実施形態では、いくつかの例では、必要に応じて、以下のことも想定される:
a)第1のリザーバは、ヒータ/加熱素子である気化器を含み、第2のリザーバは、気化器を含まない、
b)第1のリザーバは、ヒータ/加熱素子である気化器を含み、第2のリザーバは、気化器もしくは推進剤を含まない、
c)第1のリザーバは、ヒータ/加熱素子である気化器を含み、第2のリザーバは、ヒータ/加熱素子を含まない、かつ/または
d)第1のリザーバは、ヒータ/加熱素子である気化器を含み、第2のリザーバは、ヒータ/加熱素子もしくは推進剤を含まない。
【0281】
第1のリザーバおよび第2のリザーバ(完全性のために、任意の使用される消耗品400からの任意のリザーバも含むと理解される)の両方がエアロゾル供給システム1のユーザにニコチンを送達するために使用される限り、いくつかの実施形態では、第1のリザーバはニコチンを含むが、第2のリザーバはニコチンを含まないことがあり得ることが分かる。これは、ユーザが、さらに多くのニコチンを収容する追加の第2のリザーバを介して、既存のエアロゾル供給システムから送達可能なニコチン含有量を望ましくないレベルまで増加させるのを防ぐいくつかの場合に利点を有し得る。とはいえ、ニコチンがある程度の量(これは、もしあれば、第1のリザーバ内に存在する任意のニコチン量と同じでなくてもよい)で、任意の設けられた第2のリザーバ101(または任意の使用される消耗品400からのリザーバ)の一部として使用される他の実施形態もあり得る。
【0282】
しかし明らかに、いくつかの実施形態によれば、任意の使用される第1および第2のリザーバは、ニコチンを含み得、第2のリザーバ内に含まれるニコチンの濃度は、第1のリザーバに含まれるニコチンの濃度よりも高い。同様に、いくつかの実施形態では、任意の使用される第1および第2は、ニコチンを含み得、第1のリザーバ内に含まれるニコチンの濃度は、第2のリザーバ101に含まれるニコチンの濃度よりも高い。
【0283】
香味材料と感覚惹起剤との任意の組合せが使用される場合、いくつかの具体的な実施形態によれば、第1のリザーバは、1つ以上の香味材料を含み、次いで、任意の使用される第2のリザーバ101は、1つ以上の感覚惹起剤を含む場合があり得る。いくつかの他の場合では、代わりに、第1のリザーバは、1つ以上の感覚惹起剤を含み、任意の使用される第2のリザーバ101は、1つ以上の香味材料を含む場合であり得る。
【0284】
これに関連して、いくつかの実施形態では、第1および第2のリザーバは、1つ以上の香味材料を含み、第2のリザーバ101内に含まれる1つ以上の香味材料の濃度は、第1のリザーバに含まれる1つ以上の香味材料の濃度よりも高い場合があり得る。同様に、いくつかの実施形態では、第1および第2のリザーバは、1つ以上の香味材料を含み得、第1のリザーバ内に含まれる1つ以上の香味材料の濃度は、第2のリザーバ101に含まれる1つ以上の香味材料の濃度よりも高い。
【0285】
したがって、上記から、任意の使用される第2のリザーバ101(またはそのような第2のリザーバに関連する方法で動作すると解釈されてもよい任意の使用される消耗品400からのリザーバ)に収容されているものとともに、第1のリザーバに収容されているものに関して、多数の異なる組合せが存在することが分かる。したがって、これは、本明細書の最後の様々な条項のセットに概説されているような特徴の様々な可能性によって少なくとも例示されるように、全体としてのエアロゾル供給システムの設計/構成に大きな程度の柔軟性を提供する。あらゆる誤解を避けるために、これらの条項からの任意の特徴は、これらの条項に明示的に記載されているものを超えて、必要に応じて任意の組合せで組み合わされてもよく、本開示が明確に提供するそのような特徴の使用における大きな柔軟性および互換性に留意されたい。
【0286】
コンシストリーの条項のセット
1.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備える、エアロゾル供給システム。
【0287】
2.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備える、条項1に記載のエアロゾル供給システム。
【0288】
3.活性物質が、第2のエアロゾル生成材料を含み、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~2のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0289】
4.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項3に記載のエアロゾル供給システム。
【0290】
5.第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成器をさらに備える、条項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0291】
6.エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、条項5に記載のエアロゾル供給システム。
【0292】
7.エアロゾル供給システムが、第1の温度で第1のエアロゾルを生成するように構成され、第2の温度で第2のエアロゾルを生成するように構成され、第1の温度が、第2の温度よりも高い、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0293】
8.エアロゾル供給システムが、50℃以下の温度で第2のエアロゾルを生成するように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0294】
9.エアロゾル供給システムが、40℃以下の温度で第2のエアロゾルを生成するように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0295】
10.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を能動的に加熱することなく第2のエアロゾルを生成するように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0296】
11.エアロゾル供給システムが、活性物質を能動的に加熱することなく活性物質を送達するように構成される、条項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0297】
12.第2のリザーバが、第1のエアロゾルによって少なくとも部分的に加熱される、かつ/または少なくとも受動的に加熱されるように構成される、条項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0298】
13.第2のリザーバが、活性物質の送達中に加熱されるように構成される、条項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0299】
14.第2のリザーバが、活性物質の送達中に加熱されないように構成される、条項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0300】
15.第2のリザーバが、活性物質の送達中に冷却されるように構成される、条項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0301】
16.第1のリザーバが、第1のエアロゾルの生成中に加熱されないように構成される、条項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0302】
17.第1のリザーバが、第1のエアロゾルの生成中に冷却されるように構成される、条項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0303】
18.第1のリザーバが、第1のエアロゾルの生成中に加熱されるように構成される、条項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0304】
19.エアロゾル供給システムが、少なくとも15℃の温度で第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0305】
20.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルの下流に活性物質を送達するように構成される、条項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0306】
21.第2のリザーバが、第1のリザーバの下流にある、条項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0307】
22.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルの上流に活性物質を送達するように構成される、条項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0308】
23.エアロゾル供給システムが、活性物質活性物質を第1のリザーバ内に送達するように構成される、条項1~22のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0309】
24.第2のリザーバが、第1のリザーバの上流にある、条項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0310】
25.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを通して第1のエアロゾルを供給するように構成される、条項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0311】
26.エアロゾル供給システムが、第1のリザーバを通して活性物質を送達するように構成される、条項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0312】
27.第1のエアロゾルを受容するためのエアロゾル出口チャネルをさらに備える、条項1~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0313】
28.エアロゾル出口チャネルが、エアロゾル出口管を備える、条項27に記載のエアロゾル供給システム。
【0314】
29.エアロゾル供給システムが、活性物質をエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、条項27または28に記載のエアロゾル供給システム。
【0315】
30.エアロゾル供給システムが、エアロゾル出口チャネル内の少なくとも1つの開口部を介して活性物質をエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、条項29に記載のエアロゾル供給システム。
【0316】
31.少なくとも1つの開口部が、複数の開口部を含む、条項30に記載のエアロゾル供給システム。
【0317】
32.各開口部が、25mm2以下の断面積を含む、条項30または31に記載のエアロゾル供給システム。
【0318】
33.各開口部が、15mm2以下の断面積を含む、条項30~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0319】
34.エアロゾル出口チャネルが、第1のエアロゾルをエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾル出口に供給するように構成される、条項27~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0320】
35.各開口部が、第1のエアロゾル出口の上流に位置付けされる、少なくとも条項30にさらに従属する場合の条項34に記載のエアロゾル供給システム。
【0321】
36.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル出口に向かって延びる方向に活性物質をエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、条項34または35に記載のエアロゾル供給システム。
【0322】
37.エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成器から離れるように延びる方向に活性物質をエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、少なくとも条項5にさらに従属する場合の条項27~36のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0323】
38.エアロゾル供給システムが、活性物質をエアロゾル出口チャネルの周りに供給するように構成される、少なくとも条項27に従属する場合の条項1~37のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0324】
39.出口が、第1のエアロゾル出口から分離されている、少なくとも条項2および34にさらに従属する場合の条項1~38のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0325】
40.出口が、第1のエアロゾル出口を少なくとも部分的に取り囲む、条項39に記載のエアロゾル供給システム。
【0326】
41.出口が、環状である、少なくとも条項2にさらに従属する場合の条項1~40のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0327】
42.第1のエアロゾル出口が、出口の下流にある、少なくとも条項2および34にさらに従属する場合の条項1~41のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0328】
43.出口が、エアロゾル出口チャネル内に少なくとも1つの開口部を含む、少なくとも条項2および30にさらに従属する場合の条項1~42のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0329】
44.エアロゾル供給システムが、エアロゾル供給システムからの第1の空気入口から供給される空気を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~43のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0330】
45.エアロゾル供給システムが、エアロゾル供給システムからの第2の空気入口から供給される空気を使用して活性物質を送達するように構成される、条項1~44のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0331】
46.第1の空気入口が、第2の空気入口から分離されている、条項44にさらに従属する場合の条項45に記載のエアロゾル供給システム。
【0332】
47.吸い口をさらに備える、条項1~46のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0333】
48.第2の空気入口が、第1の空気入口が吸い口に位置付けされるよりも吸い口のより近位に位置付けされる、条項46にさらに従属する場合の条項47に記載のエアロゾル供給システム。
【0334】
49.第2のリザーバが、吸い口と係合するように構成される、条項47または48に記載のエアロゾル供給システム。
【0335】
50.第2のリザーバが、吸い口の外面と係合するように構成される、条項49に記載のエアロゾル供給システム。
【0336】
51.第2のリザーバが、吸い口の周りに係合することができるスリーブとして動作するように構成される、条項47~50のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0337】
52.第2のリザーバが、吸い口の凹部内に位置付けされるように構成され、凹部が、第2のリザーバの少なくとも一部分を受け入れるように成形される、条項47~51のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0338】
53.凹部が、第2のリザーバの全体を受け入れるように成形される、条項52に記載のエアロゾル供給システム。
【0339】
54.第2のリザーバが、圧縮性部分を備え、圧縮性部分が、圧縮性部分の圧縮が、活性物質が第2のリザーバから放出されることを可能にするように構成されるように構成される、条項1~53のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0340】
55.第2のリザーバが、消耗品である、条項1~54のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0341】
56.第2のリザーバが、第2のリザーバをエアロゾル供給システムの一部分に解放可能に取り付けるための取付け手段を備える、条項1~55のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0342】
57.一部分が、吸い口を備える、少なくとも条項47にさらに従属する場合の条項56に記載のエアロゾル供給システム。
【0343】
58.一部分が、第1のエアロゾルを受容するように構成された、吸い口からのエアロゾル出口管を備える、条項56または57に記載のエアロゾル供給システム。
【0344】
59.取付け手段が、接着剤を含む、条項56~58のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0345】
60.取付け手段が、接着性パッチを含む、条項56~59のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0346】
61.取付け手段が、弾性部分を含む、条項56~50のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0347】
62.取付け手段が、解放可能なラッチを含む、条項56~61のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0348】
63.取付け手段が、締め具を含む、条項56~62のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0349】
64.第1のリザーバ内に第1のエアロゾル生成材料をさらに含む、条項1~63のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0350】
65.第1のエアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項64に記載のエアロゾル供給システム。
【0351】
66.香味材料が、メントール、タバコの少なくとも1つを含む、条項65に記載のエアロゾル供給システム。
【0352】
67.第1のエアロゾル生成材料が、薬剤を含む、条項1~66のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0353】
68.第2のリザーバ内に活性物質をさらに含む、条項1~67のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0354】
69.活性物質が、固相活性物質を含む、条項1~68のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0355】
68.活性物質が、液相活性物質を含む、条項1~67のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0356】
69.活性物質が、ゲル相活性物質を含む、条項1~68のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0357】
70.活性物質が、気相活性物質を含む、条項1~69のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0358】
71.活性物質が、ニコチン、香味材料、感覚惹起剤材料、またはそれらの組合せを含む、条項1~70のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0359】
72.香味材料が、メントール、および/またはタバコの少なくとも1つを含む、条項71に記載のエアロゾル供給システム。
【0360】
73.活性物質が、薬剤を含む、条項1~72のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0361】
74.エアロゾル供給システムが、活性物質を送達するのと同時に第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~73のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0362】
75.エアロゾル供給システムが、活性物質を第1のエアロゾルと混合するように構成される、条項1~74のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0363】
76.エアロゾル供給システムが、混合された第1のエアロゾルおよび活性物質をエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾル出口に供給するように構成される、条項75に記載のエアロゾル供給システム。
【0364】
77.第2のリザーバが、エアロゾル出口チャネルを少なくとも部分的に取り囲む、少なくとも条項27にさらに従属する場合の条項1~76のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0365】
78.第2のリザーバが、エアロゾル出口管を取り囲むように構成される、条項28にさらに従属する場合の条項1~77のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0366】
79.第2のリザーバが、環状である、条項1~78のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0367】
80.第2のリザーバが、第1のリザーバを少なくとも部分的に取り囲む、条項1~79のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0368】
81.第1のリザーバが、第2のリザーバを少なくとも部分的に取り囲む、条項1~80のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0369】
82.第1のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~81のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0370】
83.第1のリザーバが、25ml以下の容積を備える、条項1~82のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0371】
84.第2のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~83のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0372】
85.第2のリザーバが、25ml以下の容積を備える、条項1~84のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0373】
86.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルの生成速度を変化させることを可能にするように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~85のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0374】
87.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルの生成速度および第2のエアロゾルがエアロゾル供給システムを出るように構成される速度の少なくとも1つを変化させるための絞り部分をさらに含む、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~86のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0375】
88.絞り部分が、機械的絞り部分を含む、条項87に記載のエアロゾル供給システム。
【0376】
89.絞り部分が、エアロゾル出口チャネルの外側に位置付けされる、条項27にさらに従属する場合の条項87または88に記載のエアロゾル供給システム。
【0377】
90.絞り部分が、少なくとも1つの開口部の上流に位置付けされる、条項30にさらに従属する場合の条項87~89のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0378】
91.第2の空気入口が、調整可能なサイズを含み、絞り部分が、第2の空気入口を含む、条項45にさらに従属する場合の条項87~90のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0379】
92.絞り部分が、第2のリザーバに送達される空気の流量を制御するように構成される、条項87~91のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0380】
93.絞り部分が、エアロゾル供給システムからの可変サイズのオリフィスを含む、条項87~92のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0381】
94.絞り部分が、ユーザ調整可能である、条項87~93のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0382】
95.エアロゾル供給システムが、カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、をさらに備え、エアロゾル供給デバイスが、カートリッジをエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、カートリッジからのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含むカートリッジ受容セクションを備える、条項1~94のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0383】
96.エアロゾル供給デバイスが、電源と、カートリッジからの第1のエアロゾル生成器に電源からの電力を選択的に供給するように構成された制御回路と、をさらに備える、少なくとも条項5にさらに従属する場合の条項95に記載のエアロゾル供給システム。
【0384】
97.カートリッジが、第1のリザーバを備える、条項95~96のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0385】
98.カートリッジが、第2のリザーバを備える、条項95~97のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0386】
99.カートリッジが、第1のエアロゾル生成器を備える、条項5にさらに従属する場合の条項95~98のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0387】
100.カートリッジが、エアロゾル出口チャネルを備える、条項27にさらに従属する場合の条項95~99のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0388】
101.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを備えるモジュールまたは消耗品の少なくとも1つをさらに備える、条項1~100のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0389】
102.モジュール/消耗品が、第1のリザーバから分離可能であるように構成される、条項101に記載のエアロゾル供給システム。
【0390】
103.モジュール/消耗品が、第1のエアロゾルを受容するように構成される、条項101または102に記載のエアロゾル供給システム。
【0391】
104.活性物質が、モジュール/消耗品の内側に位置付けされるように構成される、条項101~103のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0392】
105.活性物質が、モジュール/消耗品の内側で第1のエアロゾルと混合するように構成される、条項101~104のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0393】
106.活性物質が、モジュール/消耗品の外側で第1のエアロゾルと混合するように構成される、条項101~105のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0394】
107.モジュール/消耗品が、吸い口を備える、条項101~106のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0395】
108.モジュール/消耗品が、カートリッジと解放可能に結合するように構成される、条項95にさらに従属する場合の条項101~107のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0396】
109.カートリッジが、吸い口を備え、モジュール/消耗品が、第2のカートリッジを備える、条項108に記載のエアロゾル供給システム。
【0397】
110.モジュール/消耗品が、モジュール/消耗品をカートリッジに解放可能に結合するために、カートリッジからの吸い口の上に、または吸い口に解放可能に結合するように構成される、条項108または109に記載のエアロゾル供給システム。
【0398】
111.第1のエアロゾル生成材料が、1つ以上の感覚惹起剤を含む、条項1~110のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0399】
112.第1のエアロゾルが、1つ以上の感覚惹起剤を含む、条項1~111のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0400】
113.活性物質が、1つ以上の感覚惹起剤を含む、条項1~112のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0401】
114.第2のエアロゾルが、1つ以上の感覚惹起剤を含む、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~113のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0402】
115.1つ以上の感覚惹起剤が、0.01~12%w/wの量である、条項111~114のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0403】
116.1つ以上の感覚惹起剤が、1つ以上の冷却剤、1つ以上の加温剤、および/または1つ以上の刺痛剤を含む、条項112~115のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0404】
117.第1のエアロゾル生成材料が、1つ以上の酸を含む、条項1~116のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0405】
118.第1のエアロゾルが、1つ以上の酸を含む、条項1~117のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0406】
119.活性物質が、1つ以上の酸を含む、条項1~118のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0407】
120.第2のエアロゾルが、1つ以上の酸を含む、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~119のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0408】
121.第1のエアロゾル生成材料が、1つ以上の香味材料を含む、条項1~120のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0409】
122.第1のエアロゾルが、1つ以上の香味材料を含む、条項1~121のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0410】
123.活性物質が、1つ以上の香味材料を含む、条項1~122のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0411】
124.第3のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第3のリザーバをさらに備え、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第3のエアロゾルを生成するように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~123のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0412】
125.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルとは独立して第3のエアロゾルを生成するように構成される、条項124に記載のエアロゾル供給システム。
【0413】
126.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルとは独立して第3のエアロゾルを生成するように構成される、条項124または125に記載のエアロゾル供給システム。
【0414】
127.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルと同時に第3のエアロゾルを生成しないように構成される、条項124~126のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0415】
128.エアロゾル供給システムが、第3のエアロゾルが生成されると同時に第2のエアロゾルが生成されるのを防止するように構成される、条項124~127のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0416】
129.エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルを生成するように構成される第1の動作モード、ならびに
エアロゾル供給システムが第1のエアロゾルおよび第3のエアロゾルを生成するように構成される第2の動作モード
で動作するように構成される、条項124~128のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0417】
130.第1の動作モードでは、エアロゾル供給システムが、第3のエアロゾルを生成しないように構成される、条項129に記載のエアロゾル供給システム。
【0418】
131.第2の動作モードでは、エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルを生成しないように構成される、条項129または130に記載のエアロゾル供給システム。
【0419】
132.第1のリザーバが、第1のリザーバの総容積の10%以上である少なくとも1つの上部空間を含む、条項1~131のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0420】
133.第2のリザーバが、第2のリザーバの総容積の10%以上である少なくとも1つの上部空間を含む、条項1~132のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0421】
134.第3のリザーバが、第2のリザーバの総容積の10%以上である少なくとも1つの上部空間を含む、少なくとも条項124にさらに従属する場合の条項1~133のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0422】
135.第1のリザーバが、体積で少なくとも10%の二酸化炭素を含む、条項1~134のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0423】
136.第2のリザーバが、体積で少なくとも10%の二酸化炭素を含む、条項1~135のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0424】
137.第3のリザーバが、体積で少なくとも10%の二酸化炭素を含む、少なくとも条項124にさらに従属する場合の条項1~136のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0425】
138.第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも9%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも8%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも7%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも6%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも5%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも4%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも3%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも2%の二酸化炭素を含むか、または第1のリザーバもしくは第2のリザーバのいずれかが、体積で少なくとも1%の二酸化炭素を含む、条項1~137のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0426】
139.第1のエアロゾルおよび/または第1のエアロゾル生成材料が、1つ以上のカンナビノイドを含む、条項1~138のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0427】
140.活性物質が、1つ以上のカンナビノイドを含む、条項1~139のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0428】
141.第3のエアロゾルおよび/または第3のエアロゾル生成材料が、1つ以上のカンナビノイドを含む、少なくとも条項124にさらに従属する場合の条項1~140のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0429】
142.1つ以上のカンナビノイドが、加熱されるように構成される、条項139~141のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0430】
143.第1のエアロゾルおよび/または第1のエアロゾル生成材料が、カスタマイズ可能である、条項1~142のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0431】
144.活性物質、または第2のエアロゾルおよび/もしくは第2のエアロゾル生成材料が、条項3にさらに従属する場合、カスタマイズ可能である、条項1~143のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0432】
145.第3のエアロゾルおよび/または第3のエアロゾル生成材料が、カスタマイズ可能である、少なくとも条項124にさらに従属する場合の条項1~144のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0433】
146.活性物質、または第2のエアロゾルおよび/もしくは第2のエアロゾル生成材料が、条項3にさらに従属する場合、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、条項1~145のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0434】
147.第3のエアロゾルおよび/または第3のエアロゾル生成材料が、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、少なくとも条項124にさらに従属する場合の条項1~146のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0435】
148.エアロゾルのうちの少なくとも1つの組成が、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、条項1~147のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0436】
149.エアロゾルのうちの少なくとも1つの流量が、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、条項148に記載のエアロゾル供給システム。
【0437】
150.エアロゾル生成材料の少なくとも1つに送達されるように動作可能な空気の流量が、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、条項1~149のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0438】
151.エアロゾル生成材料の少なくとも1つに送達されるように動作可能な空気の流量が、エアロゾル供給システムを使用してカスタマイズ可能であるように構成される、条項1~150のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0439】
152.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、水を含む、条項1~151のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0440】
153.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、20%w/w以下の水を含む、条項1~152のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0441】
154.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、80%w/w以下のグリセリンを含む、条項1~153のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0442】
155.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、75%w/w以下のプロピレングリコールを含む、条項1~154のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0443】
156.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、プロピレングリコールを含む、条項1~155のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0444】
157.第1のエアロゾル生成材料もしくは活性物質、または第2のエアロゾル生成材料が、少なくとも条項3にさらに従属する場合、75%以下のプロピレングリコールを含む、条項156に記載のエアロゾル供給システム。
【0445】
158.第2のリザーバが、紙を含み、紙が、活性物質を貯蔵するように構成される、条項1~157のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0446】
159.紙が、ライスペーパーを含む、条項158に記載のエアロゾル供給システム。
【0447】
160.第2のリザーバが、厚紙を含み、厚紙が、活性物質を貯蔵するように構成される、条項1~159のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0448】
161.厚紙が、10mm以下の最大厚さを含む、条項160に記載のエアロゾル供給システム。
【0449】
162.厚紙が、厚紙のシートを含む、条項160または161に記載のエアロゾル供給システム。
【0450】
163.第2のリザーバが、吸い口の外面と一致するように成形される場合、少なくとも条項47にさらに従属する場合の条項1~162のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0451】
164.第2のリザーバが、活性物質を貯蔵するための弾性外側シェルを備える、条項1~163のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0452】
165.弾性外側シェルが、ポリマー材料を含む、条項164に記載のエアロゾル供給システム。
【0453】
166.弾性外側シェルが、1mm以下の最大厚さを含む、条項164または165に記載のエアロゾル供給システム。
【0454】
167.取付け手段が、弾性外側シェルに取り付けられている、少なくとも条項54にさらに従属する場合の条項164~167のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0455】
168.第2のリザーバが、活性物質を貯蔵するための多孔質材料を含む、条項1~167のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0456】
169.多孔質材料が、活性物質を保持するか、または活性物質に浸漬されるように構成される、条項168に記載のエアロゾル供給システム。
【0457】
170.多孔質材料が、紙、厚紙、または発泡体を含む、条項168または169に記載のエアロゾル供給システム。
【0458】
171 第2のリザーバが、
活性物質を出口に送達することができない、かつ/または
活性物質が第2のリザーバから出ることができない
第1の位置から移動されるように構成される、条項1~170のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0459】
172 第2のリザーバが、
第2エアロゾルを生成することができない、かつ/または
第2のエアロゾル生成材料が第2のリザーバから出ることができない
第1の位置から移動されるように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~171のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0460】
173.第2のリザーバが、
活性物質を出口に送達することができる、かつ/または
活性物質が第2のリザーバから出ることができる
第2の位置に移動されるように構成される、条項1~172のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0461】
174 第2のリザーバが、
第2エアロゾルを生成することができる、かつ/または
第2のエアロゾル生成材料が第2のリザーバから出ることができる
第2の位置から移動されるように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~173のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0462】
175.第2のリザーバが、第1の位置と第2の位置との間で移動されるように構成される、条項171または172にさらに従属する場合の条項173または174に記載のエアロゾル供給システム。
【0463】
176.第2のリザーバが、第1の位置と第2の位置との間で回転するように構成される、条項175に記載のエアロゾル供給システム。
【0464】
177.第2のリザーバが、第1の位置と第2の位置との間でねじれるように構成される、条項175に記載のエアロゾル供給システム。
【0465】
178.第2のリザーバが、第1の位置と第2の位置との間で並進するように構成される、条項175に記載のエアロゾル供給システム。
【0466】
179.第2のリザーバが、第1の位置と第2の位置との間でスライドするように構成される、条項175に記載のエアロゾル供給システム。
【0467】
180.第2のリザーバが、環状である、条項1~179のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0468】
181.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを加熱することなく第2のリザーバから活性物質を送達するように構成される、条項1~180のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0469】
182.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを加熱することなく第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、少なくとも条項3にさらに従属する場合の条項1~181のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0470】
183.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備える、消耗品。
【0471】
184.消耗品が、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備える、条項183に記載の消耗品。
【0472】
185.活性物質が、第2のエアロゾル生成材料を含み、消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項183または184に記載の消耗品。
【0473】
186.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項185に記載の消耗品。
【0474】
187.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための、消耗品。
【0475】
188.消耗品が、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項187に記載の消耗品。
【0476】
189.活性物質を貯蔵するためのリザーバを備える、第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための、消耗品。
【0477】
190.消耗品が、リザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備える、条項189に記載の消耗品。
【0478】
191.活性物質が、第2のエアロゾル生成材料を含み、消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項189または190に記載の消耗品。
【0479】
192.消耗品が、第2のエアロゾル生成材料を加熱することなく第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項191に記載の消耗品。
【0480】
193.消耗品が、活性物質を加熱することなくリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するように構成される、条項189~192のいずれか一項に記載の消耗品。
【0481】
194.消耗品が、消耗品の少なくとも1つの出口を通して活性物質がリザーバから放出されることを可能にするように構成される、189~193のいずれか一項に記載の消耗品。
【0482】
195.リザーバが、圧縮性部分を備え、圧縮性部分が、圧縮性部分の圧縮が、活性物質(active substnace)がリザーバから放出されることを可能にするように構成されるように構成される、条項189~194のいずれか一項に記載の消耗品。
【0483】
196.消耗品が、消耗品をエアロゾル供給システムの一部分に解放可能に取り付けるための取付け手段を備える、条項189~195のいずれか一項の条項に記載の消耗品。
【0484】
197.取付け手段が、接着剤を含む、条項196に記載の消耗品。
【0485】
198.取付け手段が、接着性パッチを含む、条項196~197のいずれか一項に記載の消耗品。
【0486】
199.取付け手段が、弾性部分を含む、条項196~198のいずれか一項に記載の消耗品。
【0487】
200.取付け手段が、解放可能なラッチを含む、条項196~199のいずれか一項に記載の消耗品。
【0488】
201.取付け手段が、締め具を含む、条項196~200のいずれか一項に記載の消耗品。
【0489】
202.リザーバが、紙を含み、紙が、活性物質を貯蔵するように構成される、条項189~201のいずれか一項に記載の消耗品。
【0490】
203.紙が、ライスペーパーを含む、条項202に記載の消耗品。
【0491】
204.リザーバが、厚紙を含み、厚紙が、活性物質を貯蔵するように構成される、条項189~203のいずれか一項に記載の消耗品。
【0492】
205.厚紙が、10mm以下の最大厚さを含む、条項204のいずれか一項に記載の消耗品。
【0493】
206.厚紙が、厚紙のシートを含む、条項204~205のいずれか一項に記載の消耗品。
【0494】
207.リザーバが、活性物質を貯蔵するための弾性外側シェルを備える、条項189~206のいずれか一項に記載の消耗品。
【0495】
208.弾性外側シェルが、ポリマー材料を含む、条項207に記載の消耗品。
【0496】
209.弾性外側シェルが、1mm以下の最大厚さを含む、条項207~208のいずれか一項に記載の消耗品。
【0497】
210.取付け手段が、弾性外側シェルに取り付けられている、少なくとも条項196にさらに従属する場合の条項207~209のいずれか一項に記載の消耗品。
【0498】
211.リザーバが、活性物質を貯蔵するための多孔質材料を備える、条項189~210のいずれか一項に記載の消耗品。
【0499】
212.活性物質が、多孔質材料を保持するか、または多孔質材料に浸漬されるように構成される、条項211に記載の消耗品。
【0500】
213.多孔質材料が、紙、厚紙、または発泡体を含む、条項211~212のいずれか一項に記載の消耗品。
【0501】
214.リザーバ内に活性物質をさらに含む、条項189~213のいずれか一項に記載の消耗品。
【0502】
215.活性物質が、固相活性物質を含む、条項189~214のいずれか一項に記載の消耗品。
【0503】
216.活性物質が、液相および/またはゲル相活性物質を含む、条項189~215のいずれか一項に記載の消耗品。
【0504】
217.活性物質が、気相活性物質を含む、条項189~216のいずれか一項に記載の消耗品。
【0505】
218.活性物質が、ニコチンおよび/または香味材料を含む、条項189~217のいずれか一項に記載の消耗品。
【0506】
219.香味材料が、メントール、および/またはタバコの少なくとも1つを含む、条項218に記載の消耗品。
【0507】
220.活性物質が、薬剤を含む、条項189~219のいずれか一項に記載の消耗品。
【0508】
221.条項187~220のいずれか一項に記載の消耗品と、エアロゾル供給システムと、を備える、アセンブリ。
【0509】
222.エアロゾル供給システムが、
カートリッジと、
カートリッジをエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、カートリッジからのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含むカートリッジ受容セクションを備えるエアロゾル供給デバイスと、
をさらに備える、条項221に記載のアセンブリ。
【0510】
223.エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、
を含む、方法。
【0511】
224.第1のエアロゾルが、第2のエアロゾルとは独立して生成される、条項223に記載の方法。
【0512】
225.第2のリザーバを加熱することなく第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップをさらに含む、条項223または224に記載の方法。
【0513】
226.エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するために、第2のリザーバからエアロゾル供給システムの出口に活性物質を送達するステップと、
を含む、方法。
【0514】
227.第2のリザーバを加熱することなく出口に活性物質を送達するステップをさらに含む、条項226に記載の方法。
【0515】
228.第1のエアロゾルを生成する前に、第2のリザーバを備える消耗品をエアロゾル供給システムに取り付けるステップ
を最初に含む、条項223~227のいずれか一項に記載の方法。
【0516】
229.消耗品をエアロゾル供給システムの外面に取り付けるステップをさらに含む、条項228に記載の方法。
【0517】
230.消耗品をエアロゾル供給システムの吸い口に取り付けるステップをさらに含む、条項228または229に記載の方法。
【0518】
231.消耗品をエアロゾル供給システムのカートリッジに取り付けるステップをさらに含む、条項228~230のいずれか一項に記載の方法。
【0519】
232.エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムを後付けする方法であって、
活性物質を貯蔵する第2のリザーバを備えるモジュール/消耗品をエアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
モジュール/消耗品の内側からエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するステップと、
を含む、方法。
【0520】
233.エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムを後付けする方法であって、
活性物質を貯蔵する第2のリザーバを備える消耗品をエアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
モジュール/消耗品の内側からエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するステップと、
を含む、方法。
【0521】
234.第1のエアロゾルをモジュール/消耗品に供給するステップと、
第1のエアロゾルをモジュール/消耗品に通過させるステップと、
第1のエアロゾルおよび活性物質を少なくとも1つの出口に供給するステップと、
をさらに含む、条項233に記載の方法。
【0522】
235.第1のエアロゾルと活性物質とを混合するステップをさらに含む、条項226~234に記載の方法。
【0523】
236.活性物質が、香味材料を含む、条項226~235のいずれか一項に記載の方法。
【0524】
237.活性物質が、薬剤を含む、条項226~236のいずれか一項に記載の方法。
【0525】
238.第1のエアロゾルの下流に活性物質を送達するステップをさらに含む、条項226~229のいずれか一項に記載の方法。
【0526】
239.第2のリザーバが、第1のリザーバの下流にある、条項224~230のいずれか一項に方法。
【0527】
240.第1のエアロゾルと並行して第2のエアロゾルを生成するステップをさらに含む、条項224~231のいずれか一項に記載の方法。
【0528】
241.第2のリザーバを通して第1のエアロゾルを供給するステップをさらに含む、条項223~232のいずれか一項に記載の方法。
【0529】
242.第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムで使用するための、モジュール/消耗品であって、
モジュール/消耗品が、エアロゾル供給システムに解放可能に結合されるように構成され、モジュール/消耗品が、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
モジュール/消耗品をエアロゾル供給システムに解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュール/消耗品が、モジュール/消耗品が取付け部分を使用してエアロゾル供給システムに結合されたときにエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾルを受容するように構成され、モジュール/消耗品が第1のエアロゾルを受容するときに第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、
モジュール/消耗品。
【0530】
243.第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムで使用するための、モジュール/消耗品であって、
モジュール/消耗品が、エアロゾル供給システムに解放可能に結合されるように構成され、モジュール/消耗品が、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
モジュール/消耗品をエアロゾル供給システムに解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュール/消耗品が、モジュール/消耗品が取付け部分を使用してエアロゾル供給システムに結合されたときにエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾルを受容するように構成され、モジュール/消耗品からエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するように構成される、
モジュール/消耗品。
【0531】
244.第2のエアロゾル生成材料または活性物質が、香味材料を含む、条項242または243に記載のモジュール/消耗品。
【0532】
245.第2のリザーバが、環状である、条項242~244のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品。
【0533】
246.モジュールが、第1のエアロゾルを受容するための出口管をさらに備え、第2のリザーバが、出口管を少なくとも部分的に取り囲む、条項242~245のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品。
【0534】
247.第2のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項242~246のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品。
【0535】
248.第2のリザーバが、25ml以下の容積を備える、条項242~247のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品。
【0536】
249.モジュールが、使捨てである、条項242~248のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品。
【0537】
250.モジュールが、消耗可能であるように構成される、条項242~249のいずれか一項に記載のモジュール。
【0538】
251.条項242~250のいずれか一項に記載のモジュール/消耗品と、モジュール/消耗品が解放可能に結合されるように構成されたエアロゾル供給システムと、を備える、アセンブリ。
【0539】
252.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まない、エアロゾル供給システム。
【0540】
253.アロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まず、
第1のエアロゾル生成材料が、ニコチンと、グリセリンおよびプロピレングリコールの組合せから選択される担体成分とを含み、
活性物質が、1つ以上の香味材料および/または1つ以上の感覚惹起剤を含む、エアロゾル供給システム。
【0541】
254.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を気相活性物質として送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まない、エアロゾル供給システム。
【0542】
255.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を気相活性物質として送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まず、
第1のエアロゾル生成材料が、ニコチンと、グリセリンおよびプロピレングリコールの組合せから選択される担体成分とを含み、
活性物質が、1つ以上の香味材料および/または1つ以上の感覚惹起剤を含む、エアロゾル供給システム。
【0543】
256.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための多孔質材料を含む第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を気相活性物質として送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まない、エアロゾル供給システム。
【0544】
257.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
活性物質を貯蔵するための多孔質材料を含む第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のリザーバからエアロゾル供給システムのユーザに活性物質を気相活性物質として送達するための出口を備え、
第2のリザーバが、気化器または推進剤を含まず、
第1のエアロゾル生成材料が、ニコチンと、グリセリンおよびプロピレングリコールの組合せから選択される担体成分とを含み、
活性物質が、1つ以上の香味材料および/または1つ以上の感覚惹起剤を含む、エアロゾル供給システム。
【0545】
第1の条項のセット
1.第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムとともに使用するための、モジュールであって、
モジュールが、エアロゾル供給システムに解放可能に結合されるように構成され、モジュールが、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュールが、モジュールが取付け部分を使用してエアロゾル供給システムに結合されたときにエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾルを受容するように構成され、モジュールが第1のエアロゾルを受容するときに第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、
モジュール。
【0546】
2.モジュールが、第1のエアロゾルを受容するための出口管をさらに備え、第2のリザーバが、出口管を少なくとも部分的に取り囲む、条項1に記載のモジュール。
【0547】
3.第2のリザーバが、環状である、条項1~2のいずれか一項に記載のモジュール。
【0548】
4.モジュールが、第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成される、条項1~3のいずれか一項に記載のモジュール。
【0549】
5.モジュールが、第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成される、条項1~4のいずれか一項に記載のモジュール。
【0550】
6.モジュールが、
i)空気が第2のリザーバに供給される速度、
ii)第2のエアロゾルの生成速度、および
iii)第2のエアロゾルがモジュールを通って流動する、または出るように構成される速度
の少なくとも1つを変化させるための絞り部分をさらに含む、条項1~5のいずれか一項に記載のモジュール。
【0551】
7.絞り部分が、機械的絞り部分を含む、条項6に記載のモジュール。
【0552】
8.絞り部分が、機械的絞り部分を含む、条項6または7に記載のモジュール。
【0553】
9.絞り部分が、ユーザ調整可能である、条項6~8のいずれか一項に記載のモジュール。
【0554】
10.絞り部分が、可変サイズのオリフィスを含む、条項6~9のいずれか一項に記載のモジュール。
【0555】
11.第2のリザーバに空気を供給するための空気入口をさらに含む、条項1~10のいずれか一項に記載のモジュール。
【0556】
12 可変サイズのオリフィスが、空気入口を含む、条項10にさらに従属する場合の条項11のいずれか一項に記載のモジュール。
【0557】
13.第2のエアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項1~12のいずれか一項に記載のモジュール。
【0558】
14.第2のエアロゾル生成材料が、薬剤を含む、条項1~13のいずれか一項に記載のモジュール。
【0559】
15.第2のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~14のいずれか一項に記載のモジュール。
【0560】
16.第2のリザーバが、25ml以下の容積を備える、条項1~15のいずれか一項に記載のモジュール。
【0561】
17.モジュールが、エアロゾル供給システムを受け入れるための凹部を画定する、条項1~16のいずれか一項に記載のモジュール。
【0562】
18.モジュールが、エアロゾル供給システムの吸い口を解放可能に受け入れるための凹部を画定する、条項1~17のいずれか一項に記載のモジュール。
【0563】
19.取付け部分が、弾性である、条項1~18のいずれか一項に記載のモジュール。
【0564】
20.取付け部分が、モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するために、エアロゾル供給システムと係合するように構成された突出部、またはエアロゾル供給システムによって係合されるように構成された凹部を含む、条項1~19のいずれか一項に記載のモジュール。
【0565】
21.取付け部分が、モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するために、エアロゾル供給システムからの対応するねじ配置と係合するように構成されたねじ配置を含む、条項1~20のいずれか一項に記載のモジュール。
【0566】
22.モジュールが、使捨てである、条項1~21のいずれか一項に記載のモジュール。
【0567】
23.モジュールが、消耗可能であるように構成される、条項1~22のいずれか一項に記載のモジュール。
【0568】
24.条項1~23のいずれか一項に記載のモジュールと、モジュールが解放可能に結合されるように構成されたエアロゾル供給システムと、を備える、アセンブリ。
【0569】
25.エアロゾル供給システムが、消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、をさらに備え、エアロゾル供給デバイスが、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備える、条項24に記載のアセンブリ。
【0570】
26.モジュールが、エアロゾル供給システムからの消耗品に解放可能に結合するように構成される、条項25に記載のアセンブリ。
【0571】
27.モジュールが、モジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するために、消耗品からの吸い口の上に、または吸い口に解放可能に結合するように構成される、条項25または26に記載のアセンブリ。
【0572】
28.エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
方法が、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムに解放可能に結合されたモジュールからの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、を含み、
第1のエアロゾルが、第2のエアロゾルとは独立して生成される、方法。
【0573】
29.エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムを後付けする方法であって、
第2のエアロゾル生成材料を貯蔵する第2のリザーバを備えるモジュールをエアロゾル供給システムに解放可能に結合するステップと、
第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
第2のエアロゾル生成材料を使用して、モジュールの内側で第2のエアロゾルを生成するステップと、
を含む、方法。
【0574】
30.モジュールをエアロゾル供給システムからの消耗品に解放可能に結合するステップをさらに含む、条項28または29に記載の方法。
【0575】
31.モジュールをエアロゾル供給システムからの吸い口に解放可能に結合するステップをさらに含む、条項28~30のいずれか一項に記載の方法。
【0576】
32.第1のエアロゾルをモジュールに供給するステップと、
第1のエアロゾルをモジュールに通過させるステップと、
第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルをモジュールからの少なくとも1つの出口に供給するステップと、
をさらに含む、条項28~31のいずれか一項に記載の方法。
【0577】
33.モジュールの内側で第1のエアロゾルと第2のエアロゾルとを混合するステップをさらに含む、条項28~32のいずれか一項に記載の方法。
【0578】
34.第2のエアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項28~33のいずれか一項に記載の方法。
【0579】
35.第1のエアロゾルの下流で第2のエアロゾルを生成するステップをさらに含む、条項28~34のいずれか一項に記載の方法。
【0580】
36.第2のリザーバが、第1のリザーバの下流にある、条項28~35のいずれか一項に方法。
【0581】
37.第2のリザーバを通して第1のエアロゾルを供給するステップをさらに含む、条項28~36のいずれか一項に記載の方法。
【0582】
38.第1のエアロゾルが生成されている間に、1つ以上の酸を第1のリザーバに供給するステップをさらに含む、条項28~37のいずれか一項に記載の方法。
【0583】
第2の条項のセット
1.容器の流体出口チャネルを通して流体を送達するように構成された容器とともに使用するための、モジュールであって、
モジュールが、容器に解放可能に結合されるように構成され、モジュールが、
エアロゾル生成材料を貯蔵するためのリザーバと、
モジュールを容器に解放可能に結合するための取付け部分と、を備え、
モジュールが、モジュールが取付け部分を使用して容器に結合されたときに容器からの流体を受容するように構成され、モジュールが流体を受容するときにエアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するように構成される、
モジュール。
【0584】
2.モジュールが、容器の流体出口チャネルからの流体を受容するための出口管をさらに備え、リザーバが、出口管を少なくとも部分的に取り囲む、条項1に記載のモジュール。
【0585】
3.リザーバが、環状である、条項1~2のいずれか一項に記載のモジュール。
【0586】
4.モジュールが、エアロゾル生成材料からのエアロゾルの生成を選択的に防止するように構成される、条項1~3のいずれか一項に記載のモジュール。
【0587】
5.モジュールが、エアロゾル生成材料からエアロゾルが生成される速度を変化させるように構成される、条項1~4のいずれか一項に記載のモジュール。
【0588】
6.モジュールが、
i)空気がリザーバに供給される速度、
ii)エアロゾルの生成速度、および
iii)エアロゾルがモジュールを通って流動する、または出るように構成される速度
の少なくとも1つを変化させるための絞り部分をさらに含む、条項1~5のいずれか一項に記載のモジュール。
【0589】
7.絞り部分が、機械的絞り部分を含む、条項6に記載のモジュール。
【0590】
8.絞り部分が、ユーザ調整可能である、条項6~7のいずれか一項に記載のモジュール。
【0591】
9.絞り部分が、可変サイズのオリフィスを含む、条項6~8のいずれか一項に記載のモジュール。
【0592】
10.吸い口をさらに備える、条項1~9のいずれか一項に記載のモジュール。
【0593】
11.リザーバに空気を供給するための空気入口をさらに含む、条項1~10のいずれか一項に記載のモジュール。
【0594】
12 可変サイズのオリフィスが、空気入口を含む、条項9にさらに従属する場合の条項11のいずれか一項に記載のモジュール。
【0595】
13.エアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項1~12のいずれか一項に記載のモジュール。
【0596】
14.エアロゾル生成材料が、薬剤を含む、条項1~13のいずれか一項に記載のモジュール。
【0597】
15.リザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~14のいずれか一項に記載のモジュール。
【0598】
16.リザーバが、25ml以下の容積を備える、条項1~15のいずれか一項に記載のモジュール。
【0599】
17.モジュールが、容器の少なくとも一部分を受け入れるための凹部を画定する、条項1~16のいずれか一項に記載のモジュール。
【0600】
18.モジュールが、容器の蓋を解放可能に受け入れるための凹部を画定する、条項1~17のいずれか一項に記載のモジュール。
【0601】
19.取付け部分が、弾性である、条項1~18のいずれか一項に記載のモジュール。
【0602】
20.取付け部分が、モジュールを容器に解放可能に結合するために、エアロゾル供給システムと係合するように構成された突出部、またはエアロゾル供給システムによって係合されるように構成された凹部を含む、条項1~19のいずれか一項に記載のモジュール。
【0603】
21.取付け部分が、モジュールを容器に解放可能に結合するために、容器からの対応するねじ配置と係合するように構成されたねじ配置を含む、条項1~20のいずれか一項に記載のモジュール。
【0604】
22.モジュールが、使捨てである、条項1~21のいずれか一項に記載のモジュール。
【0605】
23.モジュールが、消耗可能であるように構成される、条項1~22のいずれか一項に記載のモジュール。
【0606】
24.条項1~23のいずれか一項に記載のモジュールと、モジュールが解放可能に結合されるように構成された容器と、を備える、アセンブリ。
【0607】
25.モジュールが、容器からの蓋に解放可能に結合するように構成される、条項24に記載のアセンブリ。
【0608】
26.モジュールが、モジュールを容器に解放可能に結合するために、容器からの吸い口の上に、または吸い口に解放可能に結合するように構成される、条項24または25に記載のアセンブリ。
【0609】
27.容器が、ドリンクボトルを含む、条項24~26のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【0610】
28.容器から受容した流体にエアロゾルを供給する方法であって、
方法が、
流体を容器からモジュール内に通過させるステップと、
容器に解放可能に結合されたモジュールからのリザーバから受容したエアロゾル生成材料を使用してエアロゾルを生成するステップと、
を含み、
エアロゾルが、流体が容器からモジュール内に通過するのと同時に生成される、方法。
【0611】
29.モジュールを容器に解放可能に結合するステップをさらに含む、条項28に記載の方法。
【0612】
30.モジュールを容器からの蓋に解放可能に結合するステップをさらに含む、条項28または29に記載の方法。
【0613】
31.流体およびエアロゾルをモジュールからの少なくとも1つの出口に供給するステップをさらに含む、条項28~30のいずれか一項に記載の方法。
【0614】
32.モジュールの内側で流体とエアロゾルとを混合するステップをさらに含む、条項28~31のいずれか一項に記載の方法。
【0615】
33.エアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項28~32のいずれか一項に記載の方法。
【0616】
34.容器の流体出口チャネルからモジュール内に流体を通過させるステップであって、リザーバが、流体出口チャネルの下流にある、ステップをさらに含む、条項28~33のいずれか一項に記載の方法。
【0617】
35.リザーバを通して流体を供給するステップをさらに含む、条項28~34のいずれか一項に記載の方法。
【0618】
第3の条項のセット
1.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、一次的な第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム。
【0619】
2.第2のリザーバが、一次的な第2のリザーバを含み、第2のエアロゾル生成材料が、一次的な第2のエアロゾル生成材料を含み、第2のエアロゾルが、一次的な第2のエアロゾルを含み、
エアロゾル供給システムが、二次的な第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための二次的な第2のリザーバをさらに備え、エアロゾル供給システムが、二次的な第2のエアロゾル生成材料を使用して二次的な第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項1に記載のエアロゾル供給システム。
【0620】
3.一次的な第2のエアロゾル生成材料の組成が、二次的な第2のエアロゾル生成材料の組成と異なる、条項2に記載のエアロゾル供給システム。
【0621】
4.一次的な第2のエアロゾル生成材料が、二次的な第2のエアロゾル生成材料には存在しない香味材料を含む、条項2または3に記載のエアロゾル供給システム。
【0622】
5.エアロゾル供給システムが、一次的な第2のエアロゾル生成材料の生成と二次的な第2のエアロゾル生成材料の生成とを選択的に切り替えるように構成される、条項2~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0623】
6.エアロゾル供給システムが、一次的および二次的な第2のエアロゾルの一方が、一次的および二次的な第2のエアロゾルの他方と同時に生成されるのを選択的に防止するように構成される、条項2~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0624】
7.第3のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第3のリザーバをさらに備え、エアロゾル供給システムが、第3のエアロゾル生成材料を使用して第3のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0625】
8.第3のエアロゾル生成材料が、1つ以上の酸を含む、条項7に記載のエアロゾル供給システム。
【0626】
9.第3のエアロゾルが、第1のリザーバに送達されるように構成される、条項7または8に記載のエアロゾル供給システム。
【0627】
10.第2のエアロゾル生成材料が、1つ以上の酸を含む、条項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0628】
11.第2のエアロゾルが、第1のリザーバに送達されるように構成される、条項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0629】
12.第1のエアロゾルが、第2のリザーバに送達されるように構成される、条項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0630】
13.第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成器をさらに備える、条項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0631】
14.エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、条項13に記載のエアロゾル供給システム。
【0632】
15.各第2のリザーバが、第2のリザーバ内にエアロゾル生成材料を受け入れるための基材を備える、条項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0633】
16.第2のエアロゾル生成材料をさらに含み、第2のリザーバが、上部空間を含む、条項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0634】
17.上部空間が、第2のリザーバの総容積の10%以上である、条項16に記載のエアロゾル供給システム。
【0635】
18.第1のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0636】
19.第2のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0637】
20.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルの下流で第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0638】
21.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、一次的な第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備える、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための、消耗品。
【0639】
22.エアロゾル供給デバイスが、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備える、条項21に記載の消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、を備える、エアロゾル供給システム。
【0640】
23.エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、
を含む、方法。
【0641】
24.第1のエアロゾルが生成されている間に、1つ以上の酸を第1のリザーバに供給するステップ
をさらに含む、条項24に記載の方法。
【0642】
25.第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルをエアロゾル供給システムからの少なくとも1つの出口に供給するステップ
をさらに含む、条項23または24に記載の方法。
【0643】
26.エアロゾル供給システムからの少なくとも1つの出口が、エアロゾル供給システムからの少なくとも1つの吸い口出口を含む、条項25に記載の方法。
【0644】
27.第2のリザーバが、一次的な第2のリザーバを含み、第2のエアロゾル生成材料が、一次的な第2のエアロゾル生成材料を含み、第2のエアロゾルが、一次的な第2のエアロゾルを含み、
方法が、
一次的な第2のエアロゾルの生成を停止するステップと、
エアロゾル供給システムの二次的な第2のリザーバから受容した二次的な第2のエアロゾル生成材料を使用して二次的な第2のエアロゾルを生成するステップであって、二次的な第2のリザーバが、一次的な第2のリザーバから分離されている、ステップと、をさらに含む、条項23~26のいずれか一項に記載の方法。
【0645】
28.一次的な第2のエアロゾル生成材料の組成が、二次的な第2のエアロゾル生成材料の組成と異なる、条項27に記載の方法。
【0646】
29.一次的な第2のエアロゾル生成材料が、二次的な第2のエアロゾル生成材料には存在しない香味材料を含む、条項27または28に記載の方法。
【0647】
第4の条項のセット
1.エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル供給システムが、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、
を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される、エアロゾル供給システム。
【0648】
2.第1のエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成器をさらに備える、条項1に記載のエアロゾル供給システム。
【0649】
3.エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、条項2に記載のエアロゾル供給システム。
【0650】
4.エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾルの下流で第2のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0651】
5.エアロゾル供給システムが、第2のリザーバを通して第1のエアロゾルを供給するように構成される、条項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0652】
6.第1のエアロゾルを受容するためのエアロゾル出口チャネルをさらに備える、条項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0653】
7.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、条項6に記載のエアロゾル供給システム。
【0654】
8.エアロゾル供給システムが、エアロゾル出口チャネル内の少なくとも1つの開口部を介して第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成され、少なくとも1つの開口部が、複数の開口部を含む、条項7に記載のエアロゾル供給システム。
【0655】
9.エアロゾル出口チャネルが、第1のエアロゾルをエアロゾル供給システムからの第1のエアロゾル出口に供給するように構成され、エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル出口に向かって延びる方向に第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネル内に供給するように構成される、条項6~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0656】
10.エアロゾル供給システムが、エアロゾル供給システムからの第1の空気入口から供給される空気を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0657】
11.エアロゾル供給システムが、エアロゾル供給システムからの第2の空気入口から供給される空気を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成され、第1の空気入口が、第2の空気入口から分離されている、条項10に記載のエアロゾル供給システム。
【0658】
12.第2のエアロゾル生成材料が、ニコチンおよび/または香味材料を含む、条項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0659】
13.香味材料が、メントール、および/またはタバコの少なくとも1つを含む、条項12に記載のエアロゾル供給システム。
【0660】
14.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルを生成するのと同時に第1のエアロゾルを生成するように構成される、条項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0661】
15.エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルを第1のエアロゾルと混合するように構成される、条項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0662】
16.第2のリザーバが、50ml以下の容積を備える、条項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0663】
17.エアロゾル供給システムが、
i)第2のエアロゾル生成材料からの第2のエアロゾルの生成を選択的に防止する、かつ/または
ii)第2のエアロゾル生成材料から第2のエアロゾルが生成される速度を変化させる
ように構成される、条項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0664】
18.エアロゾル供給システムが、
i)空気が第2のリザーバに供給される速度、
ii)第2のエアロゾルの生成速度、および/または
iii)第2のエアロゾルがエアロゾル供給システムを出るように構成される速度
の少なくとも1つを変化させるための絞り部分をさらに含む、条項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0665】
19.絞り部分が、第2のリザーバに送達される空気の流量を制御するように構成される、条項18に記載のエアロゾル供給システム。
【0666】
20.絞り部分が、ユーザ調整可能である、条項18~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0667】
21.エアロゾル供給システムが、消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、をさらに備え、エアロゾル供給デバイスが、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備え、消耗品が、第1のリザーバを備える、条項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【0668】
22.消耗品が、
エアロゾル供給システムが、第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するように構成される、第1のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第1のリザーバと、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するように構成される、第2のエアロゾル生成材料を貯蔵するための第2のリザーバと、を備え、
エアロゾル供給システムが、第2のエアロゾルとは独立して第1のエアロゾルを生成するように構成される、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための、消耗品。
【0669】
23.エアロゾル供給デバイスが、消耗品をエアロゾル供給デバイスに解放可能に結合するように、消耗品からのインターフェースと協働して係合するように配置されたインターフェースを含む消耗品受容セクションを備える、条項22に記載の消耗品と、エアロゾル供給デバイスと、を備える、エアロゾル供給システム。
【0670】
24.エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成する方法であって、
方法が、
エアロゾル供給システムの第1のリザーバから受容した第1のエアロゾル生成材料を使用して第1のエアロゾルを生成するステップと、
エアロゾル供給システムの第2のリザーバから受容した第2のエアロゾル生成材料を使用して第2のエアロゾルを生成するステップと、
を含み、
第1のエアロゾルが、第2のエアロゾルとは独立して生成される、方法。
【0671】
25.第1のエアロゾルをエアロゾル出口チャネルに供給するステップと、
第2のエアロゾルをエアロゾル出口チャネルに供給するステップと、
第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルをエアロゾル供給システムからの少なくとも1つの出口に供給するステップと、
をさらに含む、条項24に記載の方法。
【0672】
26.第1のエアロゾルを第2のリザーバに供給するステップと、
第1のエアロゾルを第2のリザーバに通過させるステップと、
第1のエアロゾルおよび第2のエアロゾルをエアロゾル供給システムからの少なくとも1つの出口に供給するステップと、
をさらに含む、条項24に記載の方法。
【0673】
27.第1のエアロゾルと第2のエアロゾルとを混合するステップをさらに含む、条項24~26のいずれか一項に記載の方法。
【0674】
28.第2のエアロゾル生成材料が、香味材料を含む、条項24~27のいずれか一項に記載の方法。
【0675】
29.第1のエアロゾルの下流で第2のエアロゾルを生成するステップをさらに含む、条項24~28のいずれか一項に記載の方法。
【0676】
30.第1のエアロゾルが生成されている間に、1つ以上の酸を第1のリザーバに供給するステップ
をさらに含む、条項24~29のいずれか一項に記載の方法。
【国際調査報告】