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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-04
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20250128BHJP
   A24F 40/51 20200101ALI20250128BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20250128BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/51
A24F40/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535258
(86)(22)【出願日】2022-12-20
(85)【翻訳文提出日】2024-07-12
(86)【国際出願番号】 GB2022053311
(87)【国際公開番号】W WO2023131776
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】2200040.0
(32)【優先日】2022-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】キャンベル, ジェレミー
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC04
4B162AC16
4B162AD16
4B162AD23
(57)【要約】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム(1)であって、消耗品(2)と、消耗品(2)を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイス(4)とを備える、エアロゾル供給システム(1)。エアロゾル供給デバイス1は、消耗品(2)がエアロゾル供給デバイス(4)によって受容されたときに消耗品(2)の一部分を感知するためのセンサ(101)を備え、部分(71)は消耗品(2)の外面(73)を含む。センサ101は、センサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイス(4)は、センサデータを使用して、消耗品(2)の内側のエアロゾル化可能な材料の組成、または消耗品(2)の内側のエアロゾル化可能材料の残量など、消耗品(2)の所定の特性を判定するように構成される。
【選択図】 図8A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、消耗品と、前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するための光学センサを備え、前記一部分が前記消耗品の外面を含み、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を受容するように構成されたレセプタクルを備える、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記レセプタクルが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品を完全に封入するように構成される、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記レセプタクルが、
前記消耗品を前記レセプタクルに挿入するための第1の端部と、
前記第1の端部の反対側の第2の端部と、
前記第1の端部と前記第2の端部との間の側壁と
を備える、請求項2~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記センサが前記側壁内に陥凹している、請求項4に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記センサが前記第2の端部内に陥凹している、請求項4または5に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記エアロゾル供給システムが、
カバーであって、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に覆い、前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にするために前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させる第2の位置と
の間で移動可能なカバーをさらに備える、請求項4~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記カバーが前記エアロゾル供給デバイスから取り外し可能である、請求項7に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記エアロゾル供給デバイスが前記カバーを備える、請求項7に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置にスライド可能である、請求項9に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動したと判定したことに応答して、前記センサの動作を制御するように構成される、請求項7~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第2の位置に配置されていることに応答して前記光学センサを動作させるように構成される、請求項7~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第2の位置にある間に前記光学センサを動作させるように構成される、請求項7~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置に配置されたことに応答して前記光学センサを無効にするように構成される、請求項7~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置にある間に前記光学センサを無効にするように構成される、請求項7~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記センサが前記側壁に配置される、請求項7~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記センサが前記第2の端部に配置される、請求項7~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記センサが前記第2の端部から30mm以内に配置される、請求項4~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項19】
前記センサが前記レセプタクル内に配置される、請求項2~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項20】
前記レセプタクルが実質的に円筒形である、請求項2~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項21】
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記消耗品の前記一部が前記レセプタクル内に配置されるように構成される、請求項2~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項22】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクル内に受容された前記消耗品を把持するための少なくとも1つの保持部を備える、請求項2~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項23】
前記少なくとも1つの保持部が、前記レセプタクル内に受容された前記消耗品を把持するための複数の保持部を備える、請求項22に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項24】
前記センサが前記複数の保持部の間に配置される、請求項23に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項25】
各保持部が前記レセプタクル内に突出している、請求項23または24に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項26】
各保持部が前記レセプタクルの前記側壁から突出している、少なくとも請求項4にさらに従属する場合の請求項22~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項27】
各保持部が前記レセプタクルの第1の端部と第2の端部との間に延在する、少なくとも請求項4にさらに従属する場合の請求項22~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項28】
前記部分がインディシアを含む、請求項1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項29】
前記部分がパターンを含む、請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項30】
前記部分が30mm以下の最大寸法を含む、請求項1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項31】
前記部分が20mm以下の最大寸法を含む、請求項1~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項32】
前記部分が10mm以下の最大寸法を含む、請求項1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項33】
前記部分が機械可読である、請求項1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項34】
前記部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項35】
前記光学センサがカメラを備える、請求項1~34のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項36】
前記所定の特性が前記消耗品の内側にエアロゾル生成材料の組成物を含む、請求項1~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項37】
前記所定の特性が前記消耗品の内側のエアロゾル発生材料の残量を含む、請求項1~36のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項38】
前記所定の特性が前記消耗品が認可されているかどうかの表示を含む、請求項1~37のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項39】
前記エアロゾル供給システムが、
前記センサから前記センサデータを受信し、
前記センサデータを使用して前記消耗品の前記所定の特性を判定する
ように構成される制御回路を備える、請求項1~38のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項40】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器をさらに備え、前記制御回路が、
前記消耗品の前記所定の特性を判定することに応答して、前記エアロゾル発生器の動作を制御する
ようにさらに構成される、請求項39に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項41】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、請求項1~40のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項42】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル供給デバイスによって受容されるように構成された消耗品の外面部分を感知するためのセンサ
を備え、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給デバイス。
【請求項43】
前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の動作を防止するように構成される、請求項42に記載のエアロゾル供給デバイス。
【請求項44】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、前記消耗品がエアロゾルを生成するために使用されているときに、エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に受容されるように構成された外面部分を含み、前記外面部分が、前記消耗品の所定の特性を判定するために感知されるように構成されたインディシアを含む、消耗品。
【請求項45】
前記消耗品が本体部分とマウスピース部分とを備え、前記本体部分が前記インディシアを含む、請求項44に記載の消耗品。
【請求項46】
前記外面部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、請求項44または45に記載の消耗品。
【請求項47】
前記外面部分が機械可読に構成される、請求項44~46のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項48】
前記消耗品がエアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル発生器を備える、請求項44~47のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項49】
前記消耗品が実質的に円筒形である、請求項44~48のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項50】
前記消耗品がエアロゾル化されて前記エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料用のリザーバを備える、請求項44~49のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項51】
前記消耗品が前記エアロゾルを生成するために加熱されるように構成された加熱素子を備える、請求項44~50のいずれか一項に記載の消耗品。
【請求項52】
前記加熱素子がサセプタを備える、請求項51に記載の消耗品。
【請求項53】
エアロゾル供給システムにおける消耗品の所定の特性を決定する方法であって、
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスからのセンサを使用して、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するステップであって、前記一部分が前記消耗品の外面を含む、ステップと、
前記センサからセンサデータを出力するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスによって、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するステップと
を含む、方法。
【請求項54】
前記センサから出力された前記センサデータを受信するステップと、
前記センサデータを使用して前記消耗品の前記所定の特性を判定するステップと
をさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記消耗品の前記所定の特性を判定することに応答して、前記エアロゾル発生器の動作を制御するステップ
をさらに含む、請求項53または54に記載の方法。
【請求項56】
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップが、前記エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に前記消耗品を受容するステップをさらに含み、
前記消耗品の前記一部分が前記レセプタクル内に配置される、
請求項53~55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記エアロゾル供給システムが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の動作を防止するステップ
をさらに含む、請求項53~56のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ニコチン送達システム(例えば、電子シガレットなど)などであるが、これに限定されない、エアロゾル供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子エアロゾル供給システムは、電子シガレット(eシガレット)またはより一般にはエアロゾル供給デバイスを使用することが多い。このようなエアロゾル供給システムは、典型的にはニコチンを含むが、必ずしもニコチンを含むとは限らない配合物を含有する流体もしくは液体のリザーバ、またはタバコベースの製品などの固体材料などの、エアロゾル化可能材料(エアロゾル生成材料とも呼ばれる)を包有し、そこから蒸気/エアロゾルが、例えば熱気化によって、ユーザによる吸入のために生成される。したがって、エアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料の一部分をエアロゾル化して蒸気を生成するように構成された気化器(エアロゾル生成器とも呼ばれる)、例えば、加熱素子を備える。
【0003】
蒸気が生成されると、蒸気は、香味材料を通過して蒸気に香味が加えられ得(エアロゾル化可能材料自体が香味付けされていなかった場合)、その後、(香味付けされた)蒸気は、今度はエアロゾル供給システムからマウスピースを介してユーザに送達され得る。既存のエアロゾル供給システムおよび関連するエアロゾル供給デバイスの潜在的な欠点は、特に視覚障害を有する者、および/または視認性が低下している状況では、エアロゾル供給システムの特定の用途の一部として使用されようとしている特定の種類の消耗品に関して必ずしも容易に識別できるとは限らない。
【0004】
したがって、本明細書では、システムがこの消耗品を使用してエアロゾルを生成する前に、エアロゾル供給システムで使用するために提案されている任意の消耗品の所定の特性(消耗品内部のエアロゾル生成材料の組成など)を判定するためにセンサを実装するエアロゾル供給システムの実装を通じて、これらの問題のいくつかについて対処または緩和するのを助けることを試みる様々な手法が記載されている。
【0005】
また、本明細書では、エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内にカートリッジ/消耗品を受容することができるエアロゾル供給システムについても記載されている。レセプタクルを露出させるためにカバーが動かされるとカバーのこの動きが検出され、次いで、エアロゾル供給システムのエアロゾル発生器に関する動作、またはレセプタクル内に受容されるように構成された消耗品の一部分を感知するように構成されたセンサの動作など、エアロゾル供給システムの一部分の動作をトリガするように、レセプタクルは不使用時にはカバーで覆われるように構成される。このようにして、カバーの位置/移動に関連するこれらの動作を通して、エアロゾル供給システムの効率が高められ得る。
【発明の概要】
【0006】
特定の実施形態の第1の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが提供され、エアロゾル供給システムは、消耗品と、消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
エアロゾル供給デバイスは、消耗品がエアロゾル供給デバイスによって受容されたときに消耗品の一部分を感知するための光学センサを備え、一部分は消耗品の外面を含み、
センサはセンサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイスは、センサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するように構成される。
【0007】
特定の実施形態の第2の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスが提供され、エアロゾル供給デバイスは、
エアロゾル供給デバイスによって受容されるように構成された消耗品の外面部分を感知するためのセンサを備え、
センサはセンサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイスは、センサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するように構成される。
【0008】
特定の実施形態の第3の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品が提供され、消耗品は、消耗品がエアロゾルを生成するために使用されているときにエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に受容されるように構成された外面部分を含み、外面部分は、消耗品の所定の特性を判定するために感知されるように構成された印(indicia、インディシア)を含む。
【0009】
特定の実施形態の第4の態様によれば、エアロゾル供給システムにおける消耗品の所定の特性を判定する方法が提供され、本方法は、
エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップと、
エアロゾル供給デバイスからのセンサを使用して、消耗品がエアロゾル供給デバイスによって受容されたときに消耗品の一部分を感知するステップであって、一部分が消耗品の外面を含む、ステップと、
センサからセンサデータを出力するステップと、
エアロゾル供給デバイスによってセンサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するステップと
を含む。
【0010】
本発明の様々な態様に関連して上述した本発明の特徴および態様は、本明細書に記載の特定の組合せだけでなく、必要に応じて本発明の他の態様による本発明の実施形態にも等しく適用可能であり、それらと組み合わされ得ることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
次に、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
図1】本開示の特定の実施形態に従って、カートリッジおよびエアロゾル供給デバイス(分離して示されている)を備えるエアロゾル供給システムを概略的に斜視図で示す。
図2図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの構成要素を概略的に分解斜視図で示す。
図3A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の1つの断面図を概略的に示す。
図3B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の別の断面図を概略的に示す。
図3C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部のさらに別の断面図を概略的に示す。
図4A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の斜視図を概略的に示す。
図4B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の平面図を概略的に示す。
図5A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの1つの斜視図を概略的に示す。
図5B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの別の斜視図を概略的に示す。
図5C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの平面図を概略的に示す。
図6A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの斜視図を概略的に示す。
図6B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの平面図を概略的に示す。
図7】本開示の特定の実施形態に従って、エアロゾル供給システムの一実施形態を概略的に示す。
図8A】本開示の特定の実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスと、それ自体が感知されるように構成された部分を含む消耗品/カートリッジとを備えたエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図8B】本開示の特定の実施形態に従って、消耗品がエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に配置される図8Aの実施形態を概略的に示す。
図8C】本開示の特定の実施形態に従って、消耗品がエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に配置され、消耗品が封入されるようにカバーで覆われている図8Aの実施形態を概略的に示す。
図9A】本開示の特定の実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に少なくとも部分的に配置されるように構成された消耗品/カートリッジとを備えたエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図9B】本開示の特定の実施形態に従って、消耗品がエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に少なくとも部分的に配置された図9Aの実施形態を概略的に示す。
図10A】本開示の特定の実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に少なくとも部分的に配置されるように構成された消耗品/カートリッジとを備え、カートリッジ内にサセプタを備えることによって、カートリッジが誘導加熱されるように構成されたエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図10B】本開示の特定の実施形態に従って、消耗品がエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に少なくとも部分的に配置された図10Aの実施形態を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
特定の例および実施形態の態様および特徴は、本明細書で論述/記載される。特定の例および実施形態のいくつかの態様および特徴は、従来通りに実装されてもよく、これらは、簡潔にするために詳細に説明/記載されない。したがって、詳細に記載されていない本明細書で論述される装置および方法の態様および特徴は、そのような態様および特徴を実装するための任意の従来技術に従って実装され得ることが理解されよう。
【0013】
本開示は、非燃焼式エアロゾル供給システム(eシガレットなど)に関する。本開示によれば、「非燃焼式」エアロゾル供給システムは、ユーザへの送達を容易にするために、エアロゾル供給システムの構成エアロゾル化可能材料(またはその構成成分)が燃焼されない、または燃やされないシステムである。本明細書でエアロゾル生成材料またはエアロゾル前駆体材料とも呼ばれ得るエアロゾル化可能材料は、例えば、任意の他の方法で加熱、照射、または通電されたときにエアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル化可能材料はまた、いくつかの実施形態では、香味付けされてもよい。
【0014】
以下の説明全体を通して、「eシガレット」または「電子シガレット」という用語が時々使用されることがあるが、この用語はエアロゾル供給システムと言い換え可能に使用され得ることが理解されよう。電子シガレットは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン送達システム(END)としても知られる電子シガレットであるが、エアロゾル化可能材料中のニコチンの存在は必要条件ではないことに留意されたい。
【0015】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の組合せを用いてエアロゾルを生成するように構成されたハイブリッドデバイスであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つまたは複数が加熱され得る。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスは、液体またはゲルエアロゾル化可能材料および固体エアロゾル化可能材料を含む。固体エアロゾル化可能材料は、例えば、タバコまたは非タバコ製品を含み得る。
【0016】
典型的には、(非燃焼式)エアロゾル供給システムは、カートリッジ/消耗部品と、カートリッジ/消耗部品と解放可能に係合するように構成された本体/再使用可能/エアロゾル供給デバイス部品、とを備えてもよい。
【0017】
エアロゾル供給システムには、その中の気化器に電力を供給するための手段が設けられ得、かつ気化されるエアロゾル化可能材料を受容するためのエアロゾル化可能材料輸送要素が設けられ得る。エアロゾル供給システムにはまた、エアロゾル化可能材料を収容するためのリザーバ、およびいくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムから生成された蒸気を香味付けするための香味材料を収容するためのさらなるリザーバが設けられ得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、気化器は、エアロゾル化可能材料から1つ以上の揮発性物質を放出して蒸気/エアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒータ/加熱素子であり得る。いくつかの実施形態では、気化器は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、気化器は、例えば振動手段、機械的手段、加圧手段、または静電手段のうちの1つ以上を介して、エアロゾル化可能材料に熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することが可能であり得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、送達される物質は、活性成分、担体成分、および任意選択的に1つ以上の他の機能性成分を含み得るエアロゾル化可能材料であり得る。
【0020】
活性成分は、ユーザにおいて生理学的および/または嗅覚応答を達成するために、エアロゾル化可能材料に含まれる1つ以上の生理学的および/または嗅覚活性成分を含み得る。活性成分は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、および向精神薬から選択され得る。活性成分は、天然に存在してもよく、または合成により得られてもよい。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6もしくはB12もしくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、またはそれらの成分、誘導体、もしくは組合せを含み得る。活性成分は、タバコまたは別の植物性物質の成分、誘導体、または抽出物を含み得る。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的活性成分であり、ニコチン、ニコチン塩(例えば、ニコチン二酒石酸塩/ニコチン酒石酸塩)、ニコチンを含まないタバコ代替物、カフェインなどの他のアルカロイド、またはそれらの混合物から選択してもよい。
【0021】
いくつかの実施形態では、活性成分は嗅覚活性成分であり、地域の規制が許す場合には、成人消費者向けの製品に所望の味、香り、または他の体性感覚を作り出すために使用され得る「香味」および/または「香味料」から選択され得る。いくつかの例では、このような成分は、香料、香味料、香味材料、冷却剤、加熱剤、および/または甘味剤と呼ばれる場合がある。これらは、天然に存在する香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られた材料、またはそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メープル、抹茶、メントール、ニホンハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ウコン、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリア、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスワー、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、オレンジの花、サクラ、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピメンタ、ショウガ、コーヒー、麻、ハッカ属の任意の種からのハッカ油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶もしくは紅茶などの茶、タイム、ジュニパー、エルダーフラワー、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、ヒメウイキョウ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香料強化剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性剤もしくは刺激剤、砂糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、または呼気清涼剤などの、他の添加剤を含み得る。これらは、模造品、合成もしくは天然の成分またはそれらの混合物である場合がある。それらは、任意の好適な形態の、例えば、油などの液体、粉末などの固体、またはガスなどの、抽出物(例えば、甘草、アジサイ、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、メントール、ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピーマン、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、もしくはハッカ属のいずれかの種からのハッカ油)、香味増強剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性化剤もしくは刺激剤、糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤のうちの1つ以上であり得る。これらは、模造品、合成もしくは天然の成分またはそれらの混合物である場合がある。それらは、任意の適切な形態、例えば、油、液体、または粉末であり得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、香味材料(香味)は、メントール、スペアミント、および/またはペパーミントを含み得る。いくつかの実施形態では、香味は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、および/またはレッドベリーの香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味はオイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香味は、タバコから抽出された香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味は、感覚惹起剤を含み得、感覚惹起剤は、アロマまたは味覚神経に加えて、またはその代わりに、第5脳神経(三叉神経)の刺激によって通常化学的に誘発され、知覚される体性感覚を達成することが意図され、これらは、加熱、冷却、ヒリヒリ感、麻痺効果をもたらす薬剤を含み得る。好適な熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであり得るが、これに限定されず、好適な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3であり得るが、これに限定されない。
【0023】
担体成分は、エアロゾルを形成することができる1つまたは複数の成分を含み得る。いくつかの実施形態では、担体成分は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、および炭酸プロピレンのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0024】
1つ以上の他の機能性成分は、pH調整剤、着色剤、保存剤、結合剤、充填剤、安定剤、および/または酸化防止剤のうちの1つ以上を含み得る。
【0025】
上述したように、エアロゾル供給システム(eシガレット)は、再使用可能部品(本体またはエアロゾル供給デバイス)および交換可能な消耗(カートリッジ)部品の両方を含むモジュール式アセンブリを備えることが多い。このタイプの2部品モジュール構成に適合するデバイスは、一般に2部品デバイスと呼ばれ得る。電子シガレットが実質的に細長い形状を有することも一般的である。具体例を提供するために、本明細書に記載の本開示の特定の実施形態は、消耗部品を使用するこの種の実質的に細長い2部品デバイスを備え得る。しかしながら、本明細書に記載の基本原理は、他の全体的な形状に適合するデバイスとして、例えば、典型的にはより箱型の形状を有するいわゆる箱型mod高性能デバイスに基づく、他の電子シガレット構成、例えば3つ以上の部品を備えるモジュール式デバイスにも等しく採用され得ることが理解されよう。
【0026】
したがって、以上のことから、図1を参照すると、本開示の特定の実施形態に従って、例示的なエアロゾル供給システム(eシガレット)1の概略斜視図である。電子シガレットの様々な態様の相対的位置に関する用語(例えば、上部、下部、上方、下方、頂部、底部などの用語)は、本明細書では、図1に示すような電子シガレットの向きに関連して使用される(別段に文脈がそうでないことを示さない限り)。しかしながら、これは単に説明を容易にするためのものであり、使用中の電子シガレットに必要な向きがあることを示すことを意図したものではないことが理解されよう。
【0027】
eシガレット1(エアロゾル供給システム1)は、2つの主要な構成要素、すなわちカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4を備える。エアロゾル供給デバイス4およびカートリッジ2は、図1では分離して示されるが、使用時には互いに結合される。
【0028】
カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4とは、それらの間に機械的および電気的接続を確立することによって結合される。機械的および電気的接続が確立される特定の様式は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、従来技術に従って、例えば、適切に2つの部品間の電気的接続を確立するための適切に配置された電気コンタクト/電極を用いるねじ山、バヨネット、ラッチ式、または摩擦嵌合式の機械的固定に基づいて確立され得る。例えば、図1に示す電子シガレット1では、カートリッジは、マウスピース33と、マウスピース端部52と、インターフェース端部54と、を備え、カートリッジのインターフェース端部のインターフェース端部部分6をエアロゾル供給デバイスの対応するレセプタクル8/受容セクション内に挿入することによってエアロゾル供給デバイスに結合される。カートリッジのインターフェース端部部分6は、レセプタクル8に緊密に嵌合し、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する突起56を含む。電気的接続は、カートリッジの底部上の一対の電気コンタクト(図1には図示せず)およびレセプタクル8のベース内の対応するばね付きコンタクトピン(図1には図示せず)を介してエアロゾル供給デバイスとカートリッジとの間に確立される。上述したように、電気的接続が確立される具体的な方法は、本明細書に記載の原理にとって重要ではなく、実際、いくつかの実施態様は、例えば、再使用可能部品からカートリッジへの電力の伝達が無線(例えば、電磁誘導技術に基づく)であり得るため、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に電気的接続を全く有さない場合がある。
【0029】
電子シガレット1(エアロゾル供給システム)は、長手方向軸Lに沿って延伸する概して細長い形状を有する。カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されると、この例の電子シガレットの全長(長手方向軸に沿って)は約12.5cmとなる。エアロゾル供給デバイスの全長は約9cmであり、カートリッジの全長は約5cmである(すなわち、カートリッジのインターフェース端部部分6とエアロゾル供給デバイスのレセプタクル8とが互いに結合されたときに、それらの間に約1.5cmの重なりがある)。電子シガレットは、略楕円形であり、電子シガレットの中央付近で最大であり、かつ端部に向かって湾曲して先細になっている断面を有する。電子シガレットの中央付近の断面は、約2.5cmの幅および約1.7cmの厚さを有する。カートリッジの端部は、約2cmの幅および約0.6mmの厚さを有するのに対して、電子シガレットの他端部は、約2cmの幅および約1.2cmの厚さを有する。電子シガレットの外側ハウジングは、この例ではプラスチックから形成されている。電子シガレットおよび電子シガレットを作製する材料の特定のサイズおよび形状は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、異なる実施態様では異なり得ることが理解されよう。すなわち、本明細書に記載の原理は、異なるサイズ、形状、および/または材料を有する電子シガレットにも等しく採用され得る。
【0030】
エアロゾル供給デバイス4は、本開示の特定の実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスの機能性および一般的な構造技術の点で広範に従来のものであり得る。図1の例では、エアロゾル供給デバイス4は、上述のようにカートリッジの端部を受容するためのレセプタクル8を画定するレセプタクル壁12を含むプラスチック外側ハウジング10を備える。この例のエアロゾル供給デバイス4の外側ハウジング10は、2つの部品間の滑らかな移行を提供するように、2つの部品のインターフェースにおいてカートリッジ2の形状およびサイズに適合する略楕円形の断面を有する。レセプタクル8およびカートリッジ2の端部部分6は、180°回転したときに対称であるため、カートリッジを2つの異なる向きでエアロゾル供給デバイス内に挿入することができる。レセプタクル壁12は、2つのエアロゾル供給デバイス空気入口開口部14(すなわち、壁内の孔)を含む。これらの開口部14は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されたときにカートリッジの空気入口50と整列するように位置決めされている。開口部14の異なる一方は、異なる向きでカートリッジの空気入口50と整列する。いくつかの実施態様では、カートリッジが1つの向きでのみエアロゾル供給デバイスに結合可能であるように回転対称性を有さない場合があり、一方、他の実施態様では、カートリッジがより多くの向きでエアロゾル供給デバイスに結合可能であるようにより高度な回転対称性を有する場合があることが理解されよう。
【0031】
エアロゾル供給デバイスは、電子シガレットに動作電力を供給するためのバッテリー16と、電子シガレットの動作を制御および監視するための制御回路18と、ユーザ入力ボタン20と、インジケータライト22と、充電ポート24と、をさらに備える。
【0032】
この例におけるバッテリー16は、再充電可能であり、例えば、電子シガレットおよび比較的短期間にわたって比較的高い電流の供給を必要とする他の用途において標準的に使用される種類の従来型のものでもよい。バッテリー16は、例えばUSBコネクタを備え得る充電ポート24を介して再充電されてもよい。
【0033】
この例における入力ボタン20は、従来の機械的ボタンであり、例えば、ユーザが押すことで基礎回路内に電気接触を確立することができる、装置されたばね付き構成要素を備える。これに関して、入力ボタンは、例えばエアロゾル生成をトリガするために、ユーザ入力を検出するための入力デバイスとみなされ得、ボタンが実装される特定の様式は重要ではない。例えば、他の実施態様では、他の形態の機械的ボタンまたはタッチ感知ボタン(例えば、容量性もしくは光検知技術に基づく)が使用されてもよく、あるいはボタンがなく、デバイスがエアロゾル生成を誘発するためにパフ検出器に依存してもよい。
【0034】
インジケータライト22は、電子シガレットに関連する様々な特性、例えば動作状態(例えば、オン/オフ/スタンバイ)の表示、およびバッテリー寿命または故障状態などの他の特性の視覚的表示をユーザに与えるために設けられている。異なる特性は、例えば、一般の従来技術に従って、異なる色および/または異なるフラッシュシーケンスによって表示され得る。
【0035】
制御回路18は、電子シガレットを制御するための確立された技術に沿って、電子シガレットの動作を制御して従来の動作機能を提供するように好適に構成/プログラムされている。制御回路(プロセッサ回路)18は、電子シガレットの動作の異なる態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えるとみなされ得る。例えば、異なる実施態様で提供される機能に応じて、制御回路18は、ユーザ入力に応答してバッテリー/電源からカートリッジへの電力の供給を制御するための電源制御回路、ユーザ入力に応答して構成設定(例えば、ユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路、ならびに本明細書で説明される原理およびインジケータライト表示駆動回路やユーザ入力検出回路などの電子シガレットの従来の動作態様に従って他の機能ユニット/回路関連機能を含み得る。制御回路18の機能は、例えば、所望の機能を提供するように構成された1つ以上の好適にプログラムされたプログラマブルコンピュータおよび/または1つ以上の好適に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを使用して、様々な異なる方法で提供され得ることが理解されよう。
【0036】
図2は、(長手方向軸Lに沿って分解された)カートリッジ2の分解概略斜視図である。カートリッジ2は、ハウジング部32と、空気チャネルシール34と、隔壁要素36と、出口管38と、気化器/加熱素子40と、エアロゾル化可能材料輸送要素42と、プラグ44と、コンタクト電極46を有する端部キャップ48と、を備える。図3図6は、これらの構成要素のうちのいくつかをより詳細に概略的に示す。
【0037】
図3Aは、ハウジング部32が最も薄い、長手方向軸Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。図3Bは、ハウジング部32が最も幅広である場所の、長手方向軸Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。図3Cは、インターフェース端部54から長手方向軸Lに沿ったハウジング部の概略図である(すなわち、図3Aおよび図3Bの向きで下方から見た図である)。
【0038】
図4Aは、下方から見た隔壁要素36の概略斜視図である。図4Bは、下から見た隔壁要素36の上部の概略断面図である。
【0039】
図5Aは、プラグ44の上方からの概略斜視図であり、図5Bは、プラグ44の下方からの概略斜視図である。図5Cは、カートリッジのマウスピース端部52から見た長手方向軸Lに沿ったプラグ44の概略図である(すなわち、図1および図2の向きに対して上方から見た図である)。
【0040】
図6Aは、端部キャップ48の上方からの概略斜視図である。図6Bは、カートリッジのマウスピース端部52から(すなわち、上方から)見た長手方向軸Lに沿った端部キャップ48の概略図である。
【0041】
この例のハウジング部32は、この例ではポリプロピレンの単一の成形品から形成されたハウジング外壁64およびハウジング内管62を備える。ハウジング外壁64は、カートリッジ2の外観を画定し、ハウジング内管62は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を画定する。ハウジング部は、カートリッジのインターフェース端部54で開口しており、ハウジング内管62と流体連通するマウスピース33からのマウスピース開口部/エアロゾル出口60を除いて、カートリッジのマウスピース端部52で閉鎖している。ハウジング部32は、側壁内に、カートリッジのための空気入口50を提供する開口部を含む。この例における空気入口50は、約2mmの面積を有する。ハウジング部32の外壁64の外面は、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する上述の突起56を含む。ハウジング部の外壁64の内面は、カートリッジが組み立てられたときに隔壁要素36を長手方向軸Lに沿って位置付けするための当接ストッパを提供するように作用するさらなる突起66を含む。ハウジング部32の外壁64は、カートリッジが組み立てられたときに、端部キャップをハウジング部に固定するために、端部キャップ内の対応するラッチ突出部70を受容するように配置されたラッチ凹部68となる孔をさらに備える。
【0042】
ハウジング部32の外壁64は、空気入口50と流体連通する間隙76を画定する二重壁セクション74を含む。間隙76は、カートリッジを通る空気チャネルの一部分を提供する。この例では、ハウジング部32の二重壁セクション74は、間隙が、長手方向軸に対して平行なハウジング外壁64内を通る空気チャネルを画定し、かつ長手方向軸に対して垂直な平面内の断面が約3mmであるように配置されている。ハウジング部の二重壁セクションによって画定された空気チャネル76の間隙/部分は、ハウジング部32の開口端部まで下方に延在する。
【0043】
空気チャネルシール34は、一般に貫通孔80を有する管の形態のシリコーン成形品である。空気チャネルシール34の外壁は、円周方向隆起部84および上部カラー82を含む。空気チャネルシール34の内壁も円周方向隆起部を含むが、これらは図2では見えない。カートリッジが組み立てられたとき、空気チャネルシール34は、ハウジング内管62の端部が部分的に空気チャネルシール34の貫通孔80内に延在する状態でハウジング内管62に装着されている。空気チャネルシールの貫通孔80は、空気チャネルシールの弛緩状態で約5.8mmの直径を有するが、ハウジング内管62の端部は約6.2mmの直径を有し、それにより、空気チャネルシール34がハウジング内管62を受け入れるように伸張されたときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の内面上の隆起部によって助長される。
【0044】
出口管38は、例えばANSI304ステンレス鋼またはポリプロピレン製の管状セクションを備え、約8.6mmの内径および約0.2mmの壁厚を有する。出口管38の底端部は、一対の直径方向に対向するスロット88を含み、各スロットの端部は半円形の凹部90を有する。カートリッジが組み立てられたとき、出口管38は空気チャネルシール34の外面に乗る。空気チャネルシールの外径は、空気チャネルシールの弛緩状態で約9.0mmであり、それにより、空気チャネルシール34が圧縮されて出口管38の内側に嵌合するときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の外面上の隆起部84によって促進される。空気チャネルシール34上のカラー80は、出口管38のためのストッパとなる。
【0045】
エアロゾル化可能材料輸送要素42は毛細管芯を含み、気化器(エアロゾル生成器)40は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線ヒータを備える。毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線の部分に加えて、気化器は、プラグ44内の孔を通過して端部キャップ54に装着されたコンタクト電極46に至る電気リード線41を備え、それにより、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに接続されたときに確立される電気的インターフェースを介して気化器に電力を供給することが可能になる。気化器リード線41は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線と同じ材料を含んでもよく、または毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線に接続された異なる材料(例えば、低抵抗材料)を含んでもよい。この例では、ヒータコイル40はニッケル鉄合金ワイヤを含み、芯42はガラス繊維束を含む。気化器およびエアロゾル化可能材料輸送要素は、任意の従来技術に従って設けられてもよく、異なる形態および/または異なる材料を含んでもよい。例えば、いくつかの実施態様では、芯は繊維状または固体のセラミック材料を含んでもよく、ヒータは異なる合金を含んでもよい。他の例では、ヒータおよび芯は、例えば多孔質で抵抗性のある材料の形態で組み合わされ得る。より一般には、特定の性質のエアロゾル化可能材料輸送要素および気化器は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではないことが理解されよう。
【0046】
カートリッジが組み立てられたとき、芯42は出口管38の半円形凹部90内に受容され、その結果、周りに加熱コイルが巻かれた芯の中央部分は出口管の内側になり、芯の端部部分は出口管38の外側になる。
【0047】
この例のプラグ44は、シリコーンの単一の成形品を含み、弾性であり得る。プラグは、ベース部100を備え、外壁102がベース部100から上方に(すなわち、カートリッジのマウスピース端部に向かって)延在する。プラグは、ベース部100から上方に延伸し、ベース部100を通る貫通孔106を包囲する内壁104をさらに備える。
【0048】
プラグ44の外壁102は、ハウジング部32の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグイン44はハウジング部32とシールを形成する。プラグ44の内壁104は、出口管38の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグ44もまた出口管38とシールを形成する。内壁104は、一対の直径方向に対向するスロット108を含み、各スロットの端部は半円形の凹部110を有する。内壁104内の各スロットの底部から外側に(すなわち、カートリッジの長手方向軸から離れる方向に)延在しているのは、カートリッジが組み立てられたときにエアロゾル化可能材料輸送要素42のセクションを受容するように成形されたクレードルセクション112である。プラグ44の内壁によって設けられたスロット108および半円形の凹部110と、出口管38のスロット88および半円形の凹部90とは、出口管38内のスロット88がクレードル112のそれぞれを受け入れ、出口管およびプラグ内のそれぞれの半円形の凹部が協働してエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する孔を画定するように整列されている。エアロゾル化可能材料輸送要素が通過する半円形の凹部によって設けられた孔のサイズは、エアロゾル化可能材料輸送要素のサイズおよび形状に緊密に対応するが、わずかにより小さいため、プラグ44の弾性によってある程度の圧縮がもたらされる。これにより、毛細管作用によって輸送されないエアロゾル化可能材料が開口部を通過することができる程度を制限しながら、エアロゾル化可能材料が毛細管作用によってエアロゾル化可能材料輸送要素に沿って輸送されることが可能になる。上述したように、プラグ44は、カートリッジが組み立てられたときに気化器のコンタクトリード線41が通過するベース部100内にさらなる開口部114を含む。プラグのベース部の底部は、ベース部の底部の残りの表面と端部キャップ48との間のオフセットを維持するスペーサ116を含む。これらのスペーサ116は、気化器の電気コンタクトリード線41が通過する開口部114を含む。
【0049】
端部キャップ48は、一対の金メッキされた銅電極ポスト46がその中に取り付けられたポリプロピレン成形品を備える。
【0050】
端部キャップの底部側での電極ポスト44の端部は、端部キャップ48に設けられたカートリッジのインターフェース端部54とほぼ同一平面にある。これらは、カートリッジ2が組み立てられエアロゾル供給デバイス4に接続されたときに、エアロゾル供給デバイス4内の対応して整列されたばね上コンタクトが接続する電極の部分である。カートリッジの内側の電極ポストの端部は、端部キャップ48から離れてコンタクトリード線41が通過するプラグ44内の孔114内に延在する。電極ポストは、孔114に対してわずかにサイズが大きく、プラグ内の孔114への挿入を容易にするためにそれらの上端部に面取り部を含み、プラグによって気化器のコンタクトリード線との圧接状態が維持される。
【0051】
端部キャップは、基部セクション124と、ハウジング部32の内面に適合する直立壁120と、を有する。端部キャップ48の直立壁120はハウジング部32内に挿入され、その結果、カートリッジが組み立てられたときに、ラッチ突出部70がハウジング部32内のラッチ凹部68と係合して端部キャップ48をハウジング部にスナップ嵌合する。端部キャップ48の直立壁120の頂部はプラグ44の周縁部に当接し、プラグ上のスペーサ116の下部面もまたプラグの基部セクション124に当接するため、端部キャップ48がハウジング部に取り付けられるとき、弾性部44に押し付けられわずかに圧縮された状態に維持される。
【0052】
端部キャップ48の基部部分124は、カートリッジのインターフェース端部におけるハウジング部の外壁の厚さに対応する厚さを有する、直立壁112の基部を越えた周縁へり126を含む。端部キャップは直立位置付けピン122も含み、直立位置付けピン122はプラグ内の対応する位置付け孔128と合致して、組立て時にそれらの相対的な位置を定めるのに役立つ。
【0053】
隔壁要素36は、ポリプロピレンの単一の成形品を含み、隔壁130と、隔壁130からカートリッジのインターフェース端部に向かう方向の突出部によって形成されたカラー132と、を備える。隔壁要素36は、出口管38が通過する中央開口部134を有する(すなわち、隔壁は出口管38の周りに配置される)。いくつかの実施形態では、隔壁要素36は、出口管38と一体的に形成され得る。カートリッジが組み立てられたとき、プラグ44の外壁102の上面が隔壁130の下面と係合し、今度は隔壁130の上面がハウジング部32の外壁64の内面上の突出部66と係合する。したがって、隔壁130は、プラグがハウジング部32内に押し込まれすぎるのを防止し、すなわち、隔壁130は、ハウジング部内の突起66によりカートリッジの長手方向軸に沿って固定的に位置付けされ、したがって、押し付けられる固定面をプラグに提供する。隔壁からの突出部によって形成されたカラー132は、プラグ44の外壁102の内面上の対応する凹部と係合する第1の対の対向する突出部/舌部134を含む。隔壁130からの突起は、カートリッジが組み立てられてエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する開口部をさらに画定するときに、部品44内のクレードルセクション112の対応するものと係合するように構成された一対のクレードルセクション136をさらに提供する。
【0054】
カートリッジ2が組み立てられたとき、空気入口50からカートリッジを通ってエアロゾル出口60に延伸する空気チャネルが形成される。ハウジング部32の側壁内の空気入口50から開始して、空気チャネルの第1のセクションは、ハウジング部32の外壁64内の二重壁セクション74によって形成された間隙76によって提供され、空気入口50からカートリッジのインターフェース端部54に向かいプラグ44を通過して延在する。空気チャネルの第2の部分は、プラグ44のベースと端部キャップ48との間の間隙によって提供される。空気チャネルの第3の部分は、プラグ44を通る孔106によって提供される。空気チャネルの第4の部分は、気化器40の周りのプラグの内壁104および出口管内の領域によって提供される。空気チャネルのこの第4の部分は、エアロゾル/エアロゾル生成領域とも呼ばれ、使用中にエアロゾルが生成される一次領域である。空気入口50からエアロゾル生成領域までの空気チャネルは、空気チャネルの空気入口セクションと呼ばれ得る。空気チャネルの第5の部分は、出口管38の残りの部分によって提供される。空気チャネルの第6の部分は、空気チャネルをマウスピース33の端部に位置付けされたエアロゾル出口60に接続する外側ハウジング内管62によって提供される。エアロゾル生成領域からエアロゾル出口となる空気チャネルは、空気チャネルのエアロゾル出口セクションと呼ばれ得る。
【0055】
また、カートリッジが組み立てられたとき、エアロゾル化可能材料のためのリザーバ31が、空気チャネルの外側およびハウジング部32の内側の空間によって形成される。エアロゾル化可能材料は、製造中に、例えばその後シールされる充填孔を通して、または他の手段によって充填されてもよい。エアロゾル化可能材料の特定の性質は、例えばエアロゾル化可能材料の組成物に関して、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、一般に、電子シガレットに標準的に使用される種類の任意の従来のエアロゾル化可能材料が使用され得る。本開示は、上述のように従来のeリキッドであり得るエアロゾル化可能材料としての液体を指し得る。しかしながら、本開示の原理は、流動する能力を有し、かつ液体、ゲル、または固体を含み得る任意のエアロゾル化可能材料に適用され、固体の場合、複数の固体粒子は、バルクとみなされた場合に流動する能力を有するとみなされ得る。
【0056】
リザーバは、プラグ44によってカートリッジのインターフェース端部で閉口する。リザーバは、空気チャネルとプラグの外壁との間に形成された空間内に、隔壁130の上方の第1の領域と、隔壁130の下方の第2の領域と、を含む。エアロゾル化可能材料輸送要素(毛細管芯)42は、上述したように互いに係合するプラグ44および出口管38内の半円形の凹部108、90、ならびにプラグ44および隔壁要素36の内のクレードルセクション112、136によって提供される空気チャネルの壁内の開口部を通過する。したがって、エアロゾル化可能材料輸送要素の端部は、リザーバの第2の領域内に延在し、そこからエアロゾル化可能材料を空気チャネル内の開口部を通して気化器40に引き込み、その後気化させる。
【0057】
標準的な使用では、カートリッジ2はエアロゾル供給デバイス4に結合され、エアロゾル供給デバイスが起動されて、端部キャップ48内のコンタクト電極46を介してカートリッジに電力を供給する。その後、電力は接続リード線41を通って気化器40に流れる。したがって、気化器は電気的に加熱され、それにより、気化器の近傍のエアロゾル化可能材料輸送要素からのエアロゾル化可能材料の一部分を気化させる。これにより、空気路のエアロゾル生成領域内にエアロゾルが生成される。エアロゾル化可能材料輸送要素から気化されたエアロゾル化可能材料は、毛細管作用によってリザーバから引き出されたより多くのエアロゾル化可能材料に置き換えられる。気化器が作動している間、ユーザはカートリッジのマウスピース端部52上で吸入する。これにより、(カートリッジがエアロゾル供給デバイスレセプタクル8内に挿入された向きに依存することとなる)どのエアロゾル供給デバイス空気入口14がカートリッジの空気入口50と整列するかにかかわらず、そこを通って空気が引き込まれる。次いで、空気は、空気入口50を通ってカートリッジに入り、ハウジング部32の二重壁セクション74の間隙76に沿って通過し、プラグ44と端部キャップ48との間を通過した後、プラグ44のベース部100の孔106を通って気化器40を取り囲むエアロゾル生成領域に入る。入ってくる空気は、気化器から生成されたエアロゾルと混合して凝縮エアロゾルを形成し、凝縮エアロゾルはその後、出口管38およびハウジング部内側62に沿って引き込まれた後、ユーザ吸入のためにマウスピース出口/エアロゾル出口60を通って出る。
【0058】
上記の図1図6Bより、エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1の可能な実施形態の構成を見ることができ、これは、(潜在的に他の形態のエアロゾル供給システムとともに)本開示の文脈においての使用に適する。
【0059】
次に、図7図10Bを参照すると、本開示はまた、図1図6Bを参照して上で図示および記載されたエアロゾル供給システムの実施形態を補完し得る、エアロゾル供給システム1の他の用途および実施形態を提供する。
【0060】
したがって、図7図8Cを最初に参照すると、いくつかの実施形態に従って、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1が提供され、エアロゾル供給システム1は、消耗品2と、消耗品2を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイス4と、を備える。必ずしも必要ではないが、消耗品2は、前述のカートリッジ/消耗品のいずれかと構造および機能において関連していてもよい。同様に、エアロゾル供給デバイス/制御ユニット4は、前述のエアロゾル供給デバイス/制御ユニットのいずれかと構造および機能において関連していてもよい。
【0061】
これらの実施形態に従って、エアロゾル供給デバイス4は、消耗品2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに消耗品2の一部分71を感知するためのセンサ101を備えてもよい。このようにして、センサ101は、センサデータを出力するように構成され得、エアロゾル供給デバイス4は、センサデータを使用して消耗品2の所定の特性を判定するように構成され得る。
【0062】
したがって、一般的なレベルでは、これらの実施形態の応用は、消耗品2の任意の動作に先立って消耗品2の特性を識別することができる状態に、エアロゾル供給システム1および/またはエアロゾル供給デバイス4を容易化することである。
【0063】
一般的なレベルでは、部分71の性質に応じて、消耗品2の部分71を感知するために様々な異なるセンサ装置を使用することができることを理解されたい。例えば、図7Aの実施形態などのいくつかの実施形態に従って、センサ101は、非常に特定の実施形態におけるカメラなどの光学センサを含み得る。
【0064】
したがって、センサ101を用いて、これは、消耗品2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに、消耗品2の部分71を感知するように構成され得る。部分71の性質に関して、いくつかの実施形態に従って、部分は、いくつかの特定の実施形態に従って消耗品2のベース75の外面など、消耗品2の外面73を含み得る。
【0065】
特に、センサ101が光学センサを備える実施形態では、いくつかの実施形態に従って、部分71は、この部分71を感知できるようにするための適切な外観を含み得る。したがって、これに関して、また、いくつかの実施形態に従って、部分は、(図8Aの実施形態に示されるように)インディシア71A、パターン71B、バーコード、および/またはQRコード71Cを含む。したがって、より一般的なレベルでは、いくつかの実施形態に従って、部分71は機械可読であってもよい。
【0066】
使用中の部分71の感知を容易にするために、および部分71が消耗品2上のスペースを占有しすぎるのを避けるために、部分71は、いくつかに従って最大寸法は30m以下、いくつかのより狭い実施形態に従って最大寸法は20mm以下、さらに狭い実施形態では、最大寸法は15mm以下、および/またはいくつかのさらに狭い実施形態によれば、最大寸法は10mm以下であり得ることが分かっている。本明細書で「最大寸法」という用語は、部分71の最大長さ/最大幅/最大厚さのいずれもミリメートル単位で引用された量を超えてはならないことを意味する。
【0067】
部分71が使用される場合、上述したように、部分71は、消耗品2の外面73を含んでもよく、または消耗品2の外面73などの消耗品に取り付けられ得るラベルを含む部分71を介して、および/または消耗品2の外面73を形成するように、消耗品2のそのような外面73上に配置されてもよい。
【0068】
部分71の正確な位置は、部分71が消耗品2のインターフェース端部54および/または消耗品2のベース75に潜在的に配置されるように示されている図7に示される実施形態のように、必要に応じて消耗品2の表面についてかなり変化させ得る。
【0069】
しかしながら、部分71の位置にかかわらず、部分71の機能は、エアロゾル供給デバイス4、および/またはエアロゾル供給システム1が、消耗品2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに部分71がセンサ101に面し、および/または露出され、および/またはセンサ101によって読取り可能であるように構成される限りにおいて、改善され得る。
【0070】
いくつかの実施形態に従って上記を支援するために、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給デバイス4は、消耗品2を受容するように構成されたレセプタクル8を備えてもよい。そのいくつかの実施形態に従って、レセプタクル8は、消耗品2をレセプタクル8に挿入するための第1の端部9と、第1の端部9の反対側の第2の端部11とを備えてもよい。このようにして、レセプタクルは、第1の端部9と第2の端部11との間に側壁12(レセプタクル壁)を備えてもよい。
【0071】
そのようなレセプタクル8が使用される場合、使用中のセンサを偶発的な損傷からより良く保護するために、いくつかの実施形態に従ってセンサ101は、例えば図7および図8A図8Cの実施形態に示されるように、側壁12および/または第2の端部11内に凹設させてもよい。
【0072】
しかしながら、センサ101の位置が何であれ、またセンサ101が使用される限りにおいて、前述のように、センサ101は、エアロゾル供給デバイス4がセンサデータを使用して消耗品2の所定の特性を判定することを可能にするために、センサデータを出力するように構成される。この所定の特性が何であるかということに関しては、明らかに、これは多くの異なるものであり得る。例えば、いくつかの実施形態に従って、所定の特性は、消耗品2の内側のエアロゾル生成材料の組成物を含んでもよく、および/または所定の特性は、消耗品の内側のエアロゾル生成材料(これは、使用される消耗品の実施形態に応じて、必要に応じて、固体、液体、および/またはゲルエアロゾル生成材料であってもよい)の残量を含んでもよい。このようにして、所定の特性が判定され得る限りにおいて、エアロゾル供給デバイス4および/またはエアロゾル供給システム1は、この判定に応答して適切な動作を行うように構成され得る。例えば、非常に特定の実施形態に従って、消耗品2の所定の特性を判定することに応答して、エアロゾル供給デバイス4は、エアロゾル発生器40用の(例えば、消耗品2内のエアロゾル生成材料の特定の香味または量に対応するために)所定の電力プロファイルまたは所定の電力設定を選択するように構成され得る。いくつかの実施形態に従って、所定の特性は、消耗品が認可されている(または正当である)かどうかの表示を明らかに、代替的に/追加的に含むことができる。このようにして、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給システム1が消耗品2の所定の特性を判定するまで、および/またはエアロゾル供給システム1が消耗品2が認可されていると判定するまで、エアロゾル供給デバイス4からのエアロゾル発生器40の動作を防止するように構成され得る。これは、偽造された消耗品から、または合法でない何らかの他の形態の劣悪な消耗品2からエアロゾルを生成しようと試みることによる、エアロゾル供給デバイス4への任意の不注意による損傷を防ぐのに特に役立つ可能性がある。これらの実施形態はまた、エアロゾル生成材料の特定の香味に対して不適切な加熱形態を適用することによって、エアロゾル生成材料の香味の不注意による燃焼をより良く防止できる限りにおいて有用である可能性がある。
【0073】
いくつかの実施形態に従って、使用中の消耗品2および任意の使用されたセンサ101をより良く保護するために、またレセプタクル8が使用され得る限りにおいて、いくつかの実施形態に従って、例えば図8A図8Cの実施形態に示されるように、レセプタクル8は、消耗品2がエアロゾル供給デバイスによって受容されたときに、消耗品2を完全に封入するように構成され得る。この保護を支援するために、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給システム1は、追加的/代替的に、カバー103を備えることができ、このカバー103は、カバー103がレセプタクル8の第1の端部9を少なくとも部分的に覆い、消耗品2がレセプタクル2に挿入される(またはレセプタクル2から取り出される)のを防止する第1の位置C1と、カバー103がレセプタクル8の第1の端部9を少なくとも部分的に露出させて、消耗品2がエアロゾル供給デバイス4によって受容される(または取り出される)ことを可能にする第2の位置C2との間で移動可能である。
【0074】
カバー103が使用され得る限りにおいて、いくつかの実施形態に従って、カバーはエアロゾル供給デバイス4から取り外し可能であり得る。これは、例えば、非常に特定の実施形態では、ねじ山および/または締まりばめを介してなど、カバー103(このような実施形態では、キャップとして記載され得る)がエアロゾル供給デバイス4に実際に取り付けられ得ることによって達成され得る。いくつかの実施形態に従って、カバー103は、レセプタクルの第1の端部8を第1の位置C1に差し込むように構成され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、図8A図8Cの実施形態に示されるように、エアロゾル供給デバイス4はカバー103を備え得る。
【0075】
任意の使用されたカバー103が第1の位置C1と第2の位置C2との間でどのように移動し得るかに関して、いくつかの実施形態に従って、カバー103は、図8A図8C図9A図9B、および図10A図10Bに示される実施形態などにより、第1の位置から第2の位置にスライド可能であり得る。しかしながら、明らかに、いくつかの実施形態に従って、任意の使用されたカバー103は、第1の位置C1と第2の位置C2との間で回転し、および/または第1の位置C1と第2の位置C2との間で何らかの他の動きを実行するように構成されてもよい。
【0076】
したがって、上記から、カバー103が使用され得る限りにおいて、カバー103は、レセプタクル8の内側の任意のものなどエアロゾル供給システムの構成要素のいくつかを、特に、図8A図9Aおよび図10Aの実施形態からの位置などエアロゾル供給システム1が使用されていない間、より良く保護するのに役立ち得る。
【0077】
カバー103が使用される場合であっても、カバー103の潜在的なさらなる用途は、カバー103が、i)第1の位置C1と第2の位置C2との間に、ii)第1の位置C1から第2の位置C2まで、および/または、iii)第2の位置C2から第1の位置C1まで、移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給デバイス4がセンサ(またはより一般的には、後述するように、エアロゾル供給デバイス4の他の何らかの部分/構成要素79)の動作を制御するように構成され得るようなことである。
【0078】
例えば、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給デバイス4は、カバー103が第2の位置C2に配置されている(と判定された)ことに応答して、センサ101を動作させるように構成されてもよい。このようにして、いくつかの関連する実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスは、カバー103が第2の位置C2にある間にセンサ101を動作させるように構成されてもよく、および/またはカバーが第1の位置C1に配置されたことに応答してセンサを無効にするように構成されてもよい。したがって、これらの実施例に従って、カバー103の位置は、センサ101(またはより一般的にはエアロゾル供給デバイス4の他の何らかの部分/構成要素)の動作を決定づけるものであり得、したがって、これは、センサ(または他の構成要素)が動作すると予想されるときにのみセンサ101(または、エアロゾル発生器40などの他の部分/構成要素79、またはレセプタクル8の内側の光源81)に電力を供給するために、エアロゾル供給デバイス4の電力を保存することを促進し得る。
【0079】
したがって、一例として、エアロゾル供給デバイス4が、カバー103が第2の位置C2に配置されたことに応答してセンサ101を動作させるように構成され得る限りにおいて、これにより、例えば図8B図9C、または図10Bからの位置に示されるように、ユーザが次に消耗品2をレセプタクル8に挿入し得る時刻に合わせてセンサ101を作動させることを可能にし得る。
【0080】
別の例として、エアロゾル供給デバイス4は、カバー103が第2の位置C2に配置されたことに応答してエアロゾル発生器40を動作させるように構成され得る。
【0081】
さらに別の例では、エアロゾル供給デバイス4は、カバー103が第2の位置C2に配置されたことに応答して、レセプタクル内の光源81を動作させるように構成されてもよい。このようにして、光源81の動作により、ユーザは消耗品2をレセプタクル8のどこに/どのように正確に挿入すべきかを把握できる状態になり得る。
【0082】
完全を期すために、エアロゾル供給デバイス4は、カバー103が第2の位置C2に配置されたことに応答して、エアロゾル供給デバイス4の任意の部分79または構成要素を動作させるように構成されてもよく、これにより、上述のセンサ101および/または部分71が使用されるか否かにかかわらず、エアロゾル供給デバイス4およびエアロゾル供給システム1のこの機能が使用され得る。
【0083】
上記の開示に留意して、エアロゾル供給デバイス4の構成要素の部分79がカバー103の位置に基づいて動作されるように構成されている場合、このような動作は、即時であってもよく、またはいくつかの実施形態では、カバー103が関連する位置に移動したとエアロゾル供給システム1(またはエアロゾル供給デバイス4)が判定した後、所定の時間が経過した後に動作され得ることが理解されよう。
【0084】
例えば、いくつかの実施形態に従って、カバーが第2の(または第1の)位置C2に移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給システム1は、カバー103が第1の位置C1から第2の位置C2へ(または第2の位置から第1の位置へ)移動したとエアロゾル供給システムが判定した後、所定の時間が経過した後に、エアロゾル供給システムの部分79(この部分が、例えばエアロゾル発生器40、上記の光源81、および/またはこれが使用されるセンサ101のいずれであっても)を動作させるように構成され得る。いくつかの実施形態に関して、所定の時間は、少なくとも0.5秒、0.7秒、1秒、1.5秒、2秒、3秒、4秒、および/または5秒を含み得る。このようにして、動作される部分がエアロゾル発生器40または任意の使用されるセンサ101である場合を例にとると、したがって、時間遅延(所定の時間)を導入することで、ユーザがカバー103を開いてから消耗品2をレセプタクル8に入れるまでに時間がかかる可能性があるという事実を考慮し得る。したがって、この遅延を考慮して、時間遅延(所定の時間)を設けることにより、ユーザがまだ消耗品2をレセプタクル8に挿入していない間に、この時間帯にエアロゾル供給システムの部分79に不必要に電力を供給しないことから、エアロゾル供給デバイス4のバッテリー消費を低減し得る。
【0085】
同様に、いくつかの実施形態に従って、所定の時間は、20秒以下、15秒以下、12秒以下、10秒以下、8秒以下、7秒以下、および/または5秒以下を含み得る。したがって、この最大タイマピリオドを設けると、これは時間遅延に好適な上限を設けることができる-その時刻までにユーザは消耗品2をレセプタクル8に入れることが十分に期待される。
【0086】
しかしながら、エアロゾル供給デバイス2が(ユーザがレセプタクル8内で見るのを助けるために)レセプタクル内に光源81を備える場合などのいくつかの実施形態では、時間遅延を設けることは不要であり得、そのため、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給システム(またはエアロゾル供給デバイス4)は、カバーが第2の位置C2に移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給システムの部分79(光源など)を直ちに、すなわち時間遅延なしに動作させるように構成され得る。
【0087】
エアロゾル供給デバイス4の上述の部分79(これが、例えばエアロゾル発生器40、光源81、またはセンサ101のいずれであっても)の位置決めに関して、使用中に部分79を保護するのを助けるために、いくつかの実施形態に従って、部分79は、側壁に、および/またはレセプタクル8の第2の端部11に向かって、もしくはそこに配置され得る。いくつかの特定の実施形態に従って、部分79は、レセプタクル8の第2の端部11から30mm以下、25mm以下、20mm以下、15mm以下、および/または10mm以下に配置され得る。このようにして、少なくとも、部分79をレセプタクルの第1の端部9(部分79が損傷を受けやすい場所)から離してより良く配置するという観点から、いくつかの利点が提供され得る。しかし、実際には、部分79が光源81を備える場合、この光源を第2の端部11の近位に有することにより、ユーザがレセプタクル8のこの端部を直にのぞき込むことができるのを助け得て、また、レセプタクル8内に収容される光源からの光をより良く覆い隠す際の裁量の余地も提供し得る。同様に、部分79がセンサ101を含む場合、このセンサ101を第2の端部11の近位に有することにより、半挿入または誤って挿入されるのとは対照的に、消耗品がレセプタクル8に完全に挿入されない限り、消耗品8を感知しないようにセンサの精度が高められ得る。
【0088】
部分79をさらに保護するため、および消耗品2のレセプタクルへの挿入を容易にするために、レセプタクル8(および/または消耗品2)は実質的に円筒形であってもよい。
【0089】
使用中のレセプタクル8内の消耗品2の保持に関連して、この保持は、いくつかの実施形態に従って、レセプタクル8内に受容された消耗品2を把持するための少なくとも1つの保持部83または複数の保持部83A~83Fを含む、エアロゾル供給デバイス4を介して促進され得る。いくつかの実施形態に従い、複数の保持部83A~83Fが設けられる場合、複数の保持部83A~83Fは、消耗品を取り囲むように、および/または特定の実施形態ではさらに、レセプタクル8内に受容された消耗品2の複数の異なる円周部分を把持するように構成されてもよい。
【0090】
いくつかの実施形態に従って、消耗品2の把持を補助し、各保持部83の強度を向上させるために、各保持部は、(図7図10Bの実施形態に示されるように)レセプタクル8の側壁12から突出する各保持部を介してなど、レセプタクル8内に突出してもよい。
【0091】
任意の保持部83が使用される限りにおいて、保持部の把持効果は、いくつかの実施形態に従って、レセプタクル8の第1の端部9と第2の端部11との間に延在する各保持部によって、そしていくつかのより特定の実施形態では、各保持部がレセプタクル8の第1の端部9と第2の端部11との間の距離の少なくとも50%、60%、70%、80%、および/または少なくとも90%延在することによって、消耗品2への任意の損傷をより良く防止するように、消耗品の周囲により良く分散され得る。本明細書で少なくとも70%の距離が、特に有効な把持を発揮することが分かっている。
【0092】
任意の保持部83が使用される場合、いくつかの実施形態では、これらの保持部83はまた、不注意による損傷から部分79を保護するのにも役立ち得る。これは、前記部分79(エアロゾル発生器40、任意の光源81、および/またはセンサ101などのいずれか)が複数の保持部83の間に配置されることによって達成され得る。
【0093】
したがって、エアロゾル発生器40を潜在的に備える任意の部分79に関して、使用されるエアロゾル発生器40は、必ずしも消耗品2の一部として配置される必要はないことが理解されよう。これに関して、例えば、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給デバイス4はエアロゾル発生器40を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル発生器40は、レセプタクル8内に配置されてもよく、および/または消耗品がレセプタクル内のエアロゾル供給デバイス4によって受容されるときに、消耗品2を少なくとも部分的に取り囲むように構成された管状エアロゾル発生器40を備えてもよい。このようにして、次いで、エアロゾル発生器40が動作されると、エアロゾル発生器40(例えば、加熱素子を備え得る)は、消耗品内のエアロゾル生成材料を(例えば、エアロゾル供給デバイス4から消耗品2中のエアロゾル生成材料に[潜在的に管状の]加熱素子から伝達される熱を介して)エアロゾル化し得る。
【0094】
いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給システム1は、例えば図10A図10Bの実施形態に示されるように、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するための誘導または無線加熱装置を備え得る。このような実施形態に従って、エアロゾル供給デバイス4および/またはレセプタクル8は、消耗品内に配置されたサセプタ40Bを誘導加熱するように構成されたコイル40Aを備えてもよく、サセプタ40Bは、消耗品2内のエアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成される。このようにして、エアロゾル発生器は、サセプタ40Bを備え得る。
【0095】
どのような形態のエアロゾル発生器40が使用されるにしても、いくつかの実施形態では、エアロゾル発生器40の動作、または実際にはエアロゾル供給デバイスもしくはエアロゾル供給システムの任意の他の部分79の動作は、カバー103の判定された位置に基づいて制御され得ることが、カバー103に戻って理解され得る。この判定を行うために、カバー103の位置を感知または判定することができる適切な形態のセンサまたは検出回路を使用することなどによって、多くの異なる装置が使用され得ることが理解され得る。完全を期すために、特定の実施形態を図8A図10Bの実施形態に示す。この特定の実施形態では、エアロゾル供給デバイス4は、カバーが第1の位置C1にあるときカバー103に接触する、したがってカバー103を検出するための第1のコンタクト105Aを備える。この実施形態では、エアロゾル供給デバイス4は、カバーが第2の位置C2にあるときカバー103に接触する、したがってカバー103を検出するための第2のコンタクト105Bを備える。必要に応じて検出回路の他の実施形態が使用される可能性があり、例えば、容量性または誘導性の回路を使用することによって、それでカバーからの部分/構成要素が移動され得るため、容量性または誘導性回路を使用して感知され、カバー103が第1の位置C1にあるか第2の位置C2にあるかを判定するなど、カバー103からの部分/構成要素の相対位置を判定することが理解されよう。
【0096】
したがって、上記から、エアロゾル供給システムおよび/またはエアロゾル供給デバイスの部分79の動作が、エアロゾル供給デバイス4からのカバー103の判定された位置に基づいて制御され得る、エアロゾル供給システムの効果的な形態が提供されることが分かる。したがって、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1が記載されており、エアロゾル供給システム1は、消耗品2と、消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイス4とを含む。エアロゾル供給デバイス4は、消耗品を受容するためのレセプタクル8を備え、エアロゾル供給システム1は、カバー103がレセプタクル8の第1の端部9を少なくとも部分的に覆い消耗品2がレセプタクル8に挿入されるのを防止する第1の位置C1と、カバー103が第1の端部9を少なくとも部分的に露出させて消耗品2がレセプタクル8内でエアロゾル供給デバイス4によって受容されるのを可能にする第2の位置C2との間で移動可能なカバー103を備える。エアロゾル供給システムは、その動作がエアロゾル供給システムによって制御されるように構成された(第1の)部分79をさらに備え、エアロゾル供給システムは、カバー103が第1の位置C1から第2の位置C2に移動したことを判定するように構成され、カバー103が第2の位置C2に移動したとの判定に応答して、(第1の)部分79を動作させるように構成される。
【0097】
カバー103からは離れて、エアロゾル供給デバイスによって、消耗品の所定の特性を判定する際に使用するための任意の使用されたセンサ101の提供に戻ると、いくつかの実施形態に従って、センサ103は、いくつかの実施形態では判定プロセスを容易化するために、エアロゾル供給デバイス4および/またはエアロゾル供給システム1から提供された任意の制御回路18と結合され得ることが理解されよう。例えば、図7図10Bの実施形態に示されるように、いくつかの実施形態に従って、エアロゾル供給システム1は、センサデータをセンサ103から受信し、センサデータを使用して消耗品2の所定の特性を判定するように構成された制御回路18を備え得る。
【0098】
消耗品2の所定の特性が判定された後、判定された特定の特性に対応するために適切な処置が取られ得る。例えば、いくつかの実施形態に従って、消耗品2の所定の特性の判定に応答して、制御回路18および/またはエアロゾル供給デバイス4もしくはより一般的にはエアロゾル供給システム1は、エアロゾル発生器に電力を供給するなど、(例えば、センサ101を使用して消耗品内で検出されたエアロゾル生成材料の特定の所定の香味に対応するために、)エアロゾル発生器に供給される電力を変化させる/増加させる/減少させる、および/または(例えば、センサ101を使用して消耗品内で検出された所定の低レベルまたは高レベルの残留エアロゾル生成材料に対応するために、)エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生率を変化させる/増加させる/減少させるように構成されるなど、エアロゾル発生器40の動作を制御するように構成され得る。
【0099】
前述したように、センサ101が使用される場合、動作の特定の実施形態は、エアロゾル供給システム(デバイス)が消耗品の所定の特性を判定するまで、エアロゾル供給システム(デバイス)からエアロゾル発生器40の動作を防止するように構成されたエアロゾル供給システム1(またはデバイス4)を備えてもよい。したがって、この機能は安全機能として機能し、これが不適切である場合(例えば、消耗品内に所定の少量のエアロゾル生成材料が残っていることが検出されたため、および/または未認可/偽造の消耗品が検出されたため、および/またはより単純には、消耗品が全く検出されなかったため)に、エアロゾル発生器の不注意による動作をより良く防ぐことができる。
【0100】
したがって、上記を理解すると、結果的に、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが記載されており、エアロゾル供給システムは、消耗品と、消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
エアロゾル供給デバイスは、消耗品がエアロゾル供給デバイスによって受容されたときに消耗品の一部分を感知するための光学センサを備え、該部分は消耗品の外面を含み、
センサはセンサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイスは、センサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するように構成される。
【0101】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスも記載されており、エアロゾル供給デバイスは、
エアロゾル供給デバイスによって受容されるように構成された消耗品の外面部分を感知するためのセンサを備え、
センサは、センサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイスは、センサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するように構成される。
【0102】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品も記載されており、消耗品は、消耗品がエアロゾルを生成するために使用されているときにエアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に受容されるように構成された外面部分を含み、外面部分は、消耗品の所定の特性を判定するために感知されるように構成されたインディシアを含む。
【0103】
エアロゾル供給システムにおける消耗品の所定の特性を判定する方法も記載されており、本方法は、
エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップと、
消耗品がエアロゾル供給デバイスによって受容されたときに、エアロゾル供給デバイスからのセンサを使用して、消耗品の一部を感知するステップであって、該一部が消耗品の外面を含む、ステップと、
センサからセンサデータを出力するステップと、
エアロゾル供給デバイスによって、センサデータを使用して消耗品の所定の特性を判定するステップと
を含む。
【0104】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムも記載されており、エアロゾル供給システムは、消耗品と、消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
エアロゾル供給デバイスは、消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、
エアロゾル供給システムは、カバーであって、
カバーがレセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い消耗品がレセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
カバーが第1の端部を少なくとも部分的に露出させ消耗品がレセプタクル内のエアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーを備え、
エアロゾル供給システムは、その動作がエアロゾル供給システムによって制御されるように構成された第1の部分をさらに含み、エアロゾル供給システムは、
カバーが第1の位置から第2の位置に移動したと判定し、
カバーが第2の位置に移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給システムの第1の部分を動作させる
ように構成される。
【0105】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスも記載されており、エアロゾル供給デバイスは、
消耗品を受容するためのレセプタクルと、
カバーであって、
カバーがレセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い消耗品がレセプタクル内に挿入されるのを防止する第1の位置と、
カバーが第1の端部を少なくとも部分的に露出させ消耗品がレセプタクル内のエアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーと
その動作がエアロゾル供給デバイスによって制御されるように構成された第1の部分であって、エアロゾル供給デバイスは、
カバーが第1の位置から前記第2の位置に移動したと判定し、
カバーが第2の位置に移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給デバイスの第1の部分を動作させる
ように構成される、第1の部分と
を備える。
【0106】
エアロゾル供給システムの一部分の動作を制御する方法も記載されており、エアロゾル供給システムは消耗品およびエアロゾル供給デバイスを備え、エアロゾル供給デバイスは消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、本方法は、
エアロゾル供給システムからのカバーを、カバーがレセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い消耗品がレセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置から、カバーが第1の端部を少なくとも部分的に露出させ消耗品がレセプタクルの内側でエアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置に移動させるステップと、
カバーが第2の位置に移動したと判定するステップと、
カバーが第2の位置に移動したと判定したことに応答して、エアロゾル供給システムの第1の部分を動作させるステップと
を含む。
【0107】
したがって、これを念頭に置いて、上記の開示は、以下に記載された特許請求の範囲からの他の記載された実施形態とともに、本明細書の最後にある以下の番号付けされた条項に記載された追加の実施形態に明らかに関連し得る。
【0108】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1も記載されており、エアロゾル供給システム1は、消耗品2と、消耗品2を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイス4とを備える。エアロゾル供給デバイス1は、消耗品2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに消耗品2の一部分を感知するためのセンサ101を備え、部分71は消耗品2の外面73を含む。センサ101は、センサデータを出力するように構成され、エアロゾル供給デバイス4は、センサデータを使用して、消耗品2内のエアロゾル発生材料の組成物、または消耗品2の内側のエアロゾル生成材料の残量などの消耗品2の所定の特性を判定するように構成される。
【0109】
様々な問題に対処し、かつ当該技術を進歩させるために、本開示は、特許請求される発明が実施され得る様々な実施形態を例示として示す。本開示の利点および特徴は、実施形態の代表的なサンプルにすぎず、網羅的および/または排他的ではない。それらは、理解を助け、特許請求される発明を教示するためにのみ提示される。本開示に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲に対する制限または特許請求の範囲の均等物に対する制限とみなされるべきではなく、かつ特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用され得、修正が行われ得ることを理解されたい。様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの様々な組合せを好適に含み得るか、それからなり得るか、または本質的にそれからなり得、したがって、従属請求項(または任意の本明細書に列挙された従属する条項)の特徴は、請求項または条項に明示的に記載されたもの以外の組合せで独立請求項(または独立する条項)の特徴と組み合わせられ得ることが理解されよう。本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。したがって、特許請求の範囲からの特徴の任意の置換は、必要に応じて組み合わせられ得、かつ/または本明細書の最後にある、本明細書の列挙された条項からの特徴の任意の置換と組み合わせられ得る。
【0110】
コンシストリー条項
[条項1]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、前記エアロゾル供給システムが、消耗品と、前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、
前記エアロゾル供給システムが、カバーであって、
前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクル内の前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーを備え、
前記エアロゾル供給システムが、その動作が前記エアロゾル供給システムによって制御されるように構成された第1の部分をさらに含み、前記エアロゾル供給システムが、
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと判定し、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させる
ように構成される、エアロゾル供給システム。
[条項2]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第2の位置から前記第1の位置に移動したと判定したことに応答して、前記第1の部分を無効にするように構成される、条項1に記載のエアロゾル供給システム。
[条項3]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の第2の部分を感知するためのセンサをさらに備える、条項1~2のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項4]
前記センサが光学センサを備える、条項3に記載のエアロゾル供給システム。
[条項5]
前記光学センサがカメラを備える、条項4に記載のエアロゾル供給システム。
[条項6]
前記第2の部分が前記消耗品の外面を含む、条項3~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項7]
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記消耗品の前記第2の部分が前記レセプタクル内に配置されるように構成される、条項3~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項8]
前記第2の部分がインディシアを含む、条項3~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項9]
前記第2の部分がパターンを含む、条項3~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項10]
前記第2の部分が30mm以下の最大寸法を含む、条項3~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項11]
前記第2の部分が20mm以下の最大寸法を含む、条項3~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項12]
前記第2の部分が10mm以下の最大寸法を含む、条項3~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項13]
前記第2の部分が機械可読に構成される、条項3~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項14]
前記第2の部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、条項3~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項15]
前記第2の部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、条項3~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項16]
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、条項3~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項17]
前記所定の特性が前記消耗品の内側にエアロゾル生成材料の組成物を含む、条項16に記載のエアロゾル供給システム。
[条項18]
前記所定の特性が前記消耗品の内側のエアロゾル生成材料の残量を含む、条項16または17に記載のエアロゾル供給システム。
[条項19]
前記所定の特性が前記消耗品が認可されているかどうかの表示を含む、条項16~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項20]
前記第1の部分が光源を備える、条項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項21]
前記第1の部分がエアロゾルを生成するための前記エアロゾル供給デバイスのエアロゾル発生器を備える、条項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項22]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定した後、所定の時間が経過した後に、前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるように構成される、条項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項23]
前記所定の時間が少なくとも0.5秒を含む、条項22に記載のエアロゾル供給システム。
[条項24]
前記所定の時間が10秒以下を含む、条項22または23に記載のエアロゾル供給システム。
[条項25]
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記レセプタクルが前記消耗品を完全に封入するように構成される、条項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項26]
前記レセプタクルが、
前記消耗品を前記レセプタクルに挿入するための前記第1の端部と、
前記第1の端部の反対側の第2の端部と、
前記第1の端部と前記第2の端部との間の側壁と
を備える、条項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項27]
前記第1の部分が前記側壁の近位にある、条項26に記載のエアロゾル供給システム。
[条項28]
前記第1の部分が前記側壁内に陥凹している、条項26または27に記載のエアロゾル供給システム。
[条項29]
前記第1の部分が前記第2の端部に配置される、条項26~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項30]
前記第1の部分が前記第2の端部から30mm以内に配置される、条項26~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項31]
前記第1の部分が前記レセプタクル内に配置される、条項26~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項32]
前記レセプタクルが実質的に円筒形である、条項1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項33]
前記カバーが前記第2の位置で前記エアロゾル供給デバイスから取り外されるように構成される、条項1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項34]
前記エアロゾル供給デバイスが前記カバーを備える、条項1~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項35]
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置にスライド可能である、条項34に記載のエアロゾル供給システム。
[条項36]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクル内に収容された前記消耗品を把持するための少なくとも1つの保持部を備える、条項1~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項37]
前記少なくとも1つの保持部が、前記レセプタクル内に収容された前記消耗品を把持するための複数の保持部を備える、条項36に記載のエアロゾル供給システム。
[条項38]
前記第1の部分が前記複数の保持部の間に配置される、条項37に記載のエアロゾル供給システム。
[条項39]
各保持部が前記レセプタクル内に突出する、条項37または38に記載のエアロゾル供給システム。
[条項40]
各保持部が前記レセプタクルの前記側壁から突出する、少なくとも条項26にさらに従属する場合の条項36~39のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項41]
各保持部が前記レセプタクルの前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する、少なくとも条項26にさらに従属する場合の条項36~40のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項42]
前記消耗品が実質的に円筒形である、条項1~41のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項43]
前記消耗品が前記エアロゾルを生成するために加熱されるように構成された加熱素子を備える、条項1~42のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項44]
前記加熱素子がサセプタを備える、条項43に記載のエアロゾル供給システム。
[条項45]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定するまで、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、条項1~44のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項46]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記消耗品を受容するためのレセプタクルと、
カバーであって、
前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクル内に挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクル内の前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーと、
その動作が前記エアロゾル供給デバイスによって制御されるように構成された第1の部分であって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと判定し、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給デバイスの前記第1の部分を動作させる
ように構成される、第1の部分と
を備える、エアロゾル供給デバイス。
[条項47]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給デバイスが判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、条項46に記載のエアロゾル供給デバイス。
[条項48]
エアロゾル供給システムの一部分の前記動作を制御する方法であって、前記エアロゾル供給システムが消耗品およびエアロゾル供給デバイスを備え、前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、前記方法が、
前記エアロゾル供給システムからのカバーを、前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置から、前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクルの内側で前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置に移動させるステップと、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定するステップと、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるステップと
を含む、方法。
[条項49]
前記第1の部分が前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器を備える、条項48に記載の方法。
[条項50]
前記第1の部分が前記エアロゾル供給デバイスからのセンサを備える、条項48または49に記載の方法。
[条項51]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定した後、所定の時間が経過した後に、前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるように構成される、条項48~50のいずれか一項に記載の方法。
[条項52]
前記所定の時間が少なくとも0.5秒を含む、条項51に記載のエアロゾル供給システム。
[条項53]
前記所定の時間が10秒以下を含む、条項51または52に記載のエアロゾル供給システム。
[条項54]
前記エアロゾル供給システムが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するステップ
を含む、条項48~53のいずれか一項に記載の方法。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図10A
図10B
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、消耗品と、前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するための光学センサを備え、前記一部分が前記消耗品の外面を含み、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を受容するように構成されたレセプタクルを備える、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記レセプタクルが、
前記消耗品を前記レセプタクルに挿入するための第1の端部と、
前記第1の端部の反対側の第2の端部と、
前記第1の端部と前記第2の端部との間の側壁と
を備える、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記センサが前記側壁内に陥凹している、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記エアロゾル供給システムが、
カバーであって、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に覆い、前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にするために前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させる第2の位置と
の間で移動可能なカバーをさらに備える、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給デバイスが前記カバーを備える、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動したと判定したことに応答して、前記センサの動作を制御するように構成される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第2の位置に配置されていることに応答して前記光学センサを動作させるように構成される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記センサが前記側壁に配置される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記センサが前記第2の端部に配置される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記センサが前記第2の端部から30mm以内に配置される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記センサが前記レセプタクル内に配置される、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記消耗品の前記一部が前記レセプタクル内に配置されるように構成される、請求項2~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクル内に受容された前記消耗品を把持するための少なくとも1つの保持部を備える、請求項2~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記所定の特性が前記消耗品の内側にエアロゾル生成材料の組成物を含む、請求項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記所定の特性が前記消耗品が認可されているかどうかの表示を含む、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル供給デバイスによって受容されるように構成された消耗品の外面部分を感知するためのセンサ
を備え、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給デバイス。
【請求項18】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、前記消耗品がエアロゾルを生成するために使用されているときに、エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に受容されるように構成された外面部分を含み、前記外面部分が、前記消耗品の所定の特性を判定するために感知されるように構成されたインディシアを含む、消耗品。
【請求項19】
前記消耗品が本体部分とマウスピース部分とを備え、前記本体部分が前記インディシアを含む、請求項18に記載の消耗品。
【請求項20】
エアロゾル供給システムにおける消耗品の所定の特性を決定する方法であって、
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスからのセンサを使用して、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するステップであって、前記一部分が前記消耗品の外面を含む、ステップと、
前記センサからセンサデータを出力するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスによって、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するステップと
を含む、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
コンシストリー条項
[条項1]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、前記エアロゾル供給システムが、消耗品と、前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、
前記エアロゾル供給システムが、カバーであって、
前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクル内の前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーを備え、
前記エアロゾル供給システムが、その動作が前記エアロゾル供給システムによって制御されるように構成された第1の部分をさらに含み、前記エアロゾル供給システムが、
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと判定し、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させる
ように構成される、エアロゾル供給システム。
[条項2]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第2の位置から前記第1の位置に移動したと判定したことに応答して、前記第1の部分を無効にするように構成される、条項1に記載のエアロゾル供給システム。
[条項3]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の第2の部分を感知するためのセンサをさらに備える、条項1~2のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項4]
前記センサが光学センサを備える、条項3に記載のエアロゾル供給システム。
[条項5]
前記光学センサがカメラを備える、条項4に記載のエアロゾル供給システム。
[条項6]
前記第2の部分が前記消耗品の外面を含む、条項3~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項7]
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記消耗品の前記第2の部分が前記レセプタクル内に配置されるように構成される、条項3~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項8]
前記第2の部分がインディシアを含む、条項3~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項9]
前記第2の部分がパターンを含む、条項3~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項10]
前記第2の部分が30mm以下の最大寸法を含む、条項3~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項11]
前記第2の部分が20mm以下の最大寸法を含む、条項3~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項12]
前記第2の部分が10mm以下の最大寸法を含む、条項3~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項13]
前記第2の部分が機械可読に構成される、条項3~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項14]
前記第2の部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、条項3~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項15]
前記第2の部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、条項3~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項16]
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、条項3~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項17]
前記所定の特性が前記消耗品の内側にエアロゾル生成材料の組成物を含む、条項16に記載のエアロゾル供給システム。
[条項18]
前記所定の特性が前記消耗品の内側のエアロゾル生成材料の残量を含む、条項16または17に記載のエアロゾル供給システム。
[条項19]
前記所定の特性が前記消耗品が認可されているかどうかの表示を含む、条項16~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項20]
前記第1の部分が光源を備える、条項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項21]
前記第1の部分がエアロゾルを生成するための前記エアロゾル供給デバイスのエアロゾル発生器を備える、条項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項22]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定した後、所定の時間が経過した後に、前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるように構成される、条項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項23]
前記所定の時間が少なくとも0.5秒を含む、条項22に記載のエアロゾル供給システム。
[条項24]
前記所定の時間が10秒以下を含む、条項22または23に記載のエアロゾル供給システム。
[条項25]
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記レセプタクルが前記消耗品を完全に封入するように構成される、条項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項26]
前記レセプタクルが、
前記消耗品を前記レセプタクルに挿入するための前記第1の端部と、
前記第1の端部の反対側の第2の端部と、
前記第1の端部と前記第2の端部との間の側壁と
を備える、条項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項27]
前記第1の部分が前記側壁の近位にある、条項26に記載のエアロゾル供給システム。
[条項28]
前記第1の部分が前記側壁内に陥凹している、条項26または27に記載のエアロゾル供給システム。
[条項29]
前記第1の部分が前記第2の端部に配置される、条項26~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項30]
前記第1の部分が前記第2の端部から30mm以内に配置される、条項26~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項31]
前記第1の部分が前記レセプタクル内に配置される、条項26~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項32]
前記レセプタクルが実質的に円筒形である、条項1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項33]
前記カバーが前記第2の位置で前記エアロゾル供給デバイスから取り外されるように構成される、条項1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項34]
前記エアロゾル供給デバイスが前記カバーを備える、条項1~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項35]
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置にスライド可能である、条項34に記載のエアロゾル供給システム。
[条項36]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクル内に収容された前記消耗品を把持するための少なくとも1つの保持部を備える、条項1~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項37]
前記少なくとも1つの保持部が、前記レセプタクル内に収容された前記消耗品を把持するための複数の保持部を備える、条項36に記載のエアロゾル供給システム。
[条項38]
前記第1の部分が前記複数の保持部の間に配置される、条項37に記載のエアロゾル供給システム。
[条項39]
各保持部が前記レセプタクル内に突出する、条項37または38に記載のエアロゾル供給システム。
[条項40]
各保持部が前記レセプタクルの前記側壁から突出する、少なくとも条項26にさらに従属する場合の条項36~39のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項41]
各保持部が前記レセプタクルの前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する、少なくとも条項26にさらに従属する場合の条項36~40のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項42]
前記消耗品が実質的に円筒形である、条項1~41のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項43]
前記消耗品が前記エアロゾルを生成するために加熱されるように構成された加熱素子を備える、条項1~42のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項44]
前記加熱素子がサセプタを備える、条項43に記載のエアロゾル供給システム。
[条項45]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定するまで、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、条項1~44のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[条項46]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記消耗品を受容するためのレセプタクルと、
カバーであって、
前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクル内に挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクル内の前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置と
の間で移動可能なカバーと、
その動作が前記エアロゾル供給デバイスによって制御されるように構成された第1の部分であって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと判定し、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給デバイスの前記第1の部分を動作させる
ように構成される、第1の部分と
を備える、エアロゾル供給デバイス。
[条項47]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給デバイスが判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、条項46に記載のエアロゾル供給デバイス。
[条項48]
エアロゾル供給システムの一部分の前記動作を制御する方法であって、前記エアロゾル供給システムが消耗品およびエアロゾル供給デバイスを備え、前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品を受容するためのレセプタクルを備え、前記方法が、
前記エアロゾル供給システムからのカバーを、前記カバーが前記レセプタクルの第1の端部を少なくとも部分的に覆い前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置から、前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させ前記消耗品が前記レセプタクルの内側で前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にする第2の位置に移動させるステップと、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定するステップと、
前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるステップと
を含む、方法。
[条項49]
前記第1の部分が前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器を備える、条項48に記載の方法。
[条項50]
前記第1の部分が前記エアロゾル供給デバイスからのセンサを備える、条項48または49に記載の方法。
[条項51]
前記エアロゾル供給システムが、前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移動したと前記エアロゾル供給システムが判定した後、所定の時間が経過した後に、前記カバーが前記第2の位置に移動したと判定したことに応答して、前記エアロゾル供給システムの前記第1の部分を動作させるように構成される、条項48~50のいずれか一項に記載の方法。
[条項52]
前記所定の時間が少なくとも0.5秒を含む、条項51に記載のエアロゾル供給システム。
[条項53]
前記所定の時間が10秒以下を含む、条項51または52に記載のエアロゾル供給システム。
[条項54]
前記エアロゾル供給システムが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するステップ
を含む、条項48~53のいずれか一項に記載の方法。
[発明の項目]
[項目1]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、消耗品と、前記消耗品を受容するように構成されたエアロゾル供給デバイスとを備え、
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するための光学センサを備え、前記一部分が前記消耗品の外面を含み、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給システム。
[項目2]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記消耗品を受容するように構成されたレセプタクルを備える、項目1に記載のエアロゾル供給システム。
[項目3]
前記レセプタクルが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品を完全に封入するように構成される、項目2に記載のエアロゾル供給システム。
[項目4]
前記レセプタクルが、
前記消耗品を前記レセプタクルに挿入するための第1の端部と、
前記第1の端部の反対側の第2の端部と、
前記第1の端部と前記第2の端部との間の側壁と
を備える、項目2~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目5]
前記センサが前記側壁内に陥凹している、項目4に記載のエアロゾル供給システム。
[項目6]
前記センサが前記第2の端部内に陥凹している、項目4または5に記載のエアロゾル供給システム。
[項目7]
前記エアロゾル供給システムが、
カバーであって、
前記カバーが前記第1の端部を少なくとも部分的に覆い、前記消耗品が前記レセプタクルに挿入されるのを防止する第1の位置と、
前記カバーが、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されることを可能にするために前記第1の端部を少なくとも部分的に露出させる第2の位置と
の間で移動可能なカバーをさらに備える、項目4~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目8]
前記カバーが前記エアロゾル供給デバイスから取り外し可能である、項目7に記載のエアロゾル供給システム。
[項目9]
前記エアロゾル供給デバイスが前記カバーを備える、項目7に記載のエアロゾル供給システム。
[項目10]
前記カバーが前記第1の位置から前記第2の位置にスライド可能である、項目9に記載のエアロゾル供給システム。
[項目11]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動したと判定したことに応答して、前記センサの動作を制御するように構成される、項目7~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目12]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第2の位置に配置されていることに応答して前記光学センサを動作させるように構成される、項目7~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目13]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第2の位置にある間に前記光学センサを動作させるように構成される、項目7~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目14]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置に配置されたことに応答して前記光学センサを無効にするように構成される、項目7~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目15]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カバーが前記第1の位置にある間に前記光学センサを無効にするように構成される、項目7~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目16]
前記センサが前記側壁に配置される、項目7~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目17]
前記センサが前記第2の端部に配置される、項目7~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目18]
前記センサが前記第2の端部から30mm以内に配置される、項目4~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目19]
前記センサが前記レセプタクル内に配置される、項目2~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目20]
前記レセプタクルが実質的に円筒形である、項目2~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目21]
前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されると、前記消耗品の前記一部が前記レセプタクル内に配置されるように構成される、項目2~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目22]
前記エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクル内に受容された前記消耗品を把持するための少なくとも1つの保持部を備える、項目2~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目23]
前記少なくとも1つの保持部が、前記レセプタクル内に受容された前記消耗品を把持するための複数の保持部を備える、項目22に記載のエアロゾル供給システム。
[項目24]
前記センサが前記複数の保持部の間に配置される、項目23に記載のエアロゾル供給システム。
[項目25]
各保持部が前記レセプタクル内に突出している、項目23または24に記載のエアロゾル供給システム。
[項目26]
各保持部が前記レセプタクルの前記側壁から突出している、少なくとも項目4にさらに従属する場合の項目22~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目27]
各保持部が前記レセプタクルの第1の端部と第2の端部との間に延在する、少なくとも項目4にさらに従属する場合の項目22~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目28]
前記部分がインディシアを含む、項目1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目29]
前記部分がパターンを含む、項目1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目30]
前記部分が30mm以下の最大寸法を含む、項目1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目31]
前記部分が20mm以下の最大寸法を含む、項目1~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目32]
前記部分が10mm以下の最大寸法を含む、項目1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目33]
前記部分が機械可読である、項目1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目34]
前記部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、項目1~33のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目35]
前記光学センサがカメラを備える、項目1~34のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目36]
前記所定の特性が前記消耗品の内側にエアロゾル生成材料の組成物を含む、項目1~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目37]
前記所定の特性が前記消耗品の内側のエアロゾル発生材料の残量を含む、項目1~36のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目38]
前記所定の特性が前記消耗品が認可されているかどうかの表示を含む、項目1~37のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目39]
前記エアロゾル供給システムが、
前記センサから前記センサデータを受信し、
前記センサデータを使用して前記消耗品の前記所定の特性を判定する
ように構成される制御回路を備える、項目1~38のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目40]
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器をさらに備え、前記制御回路が、
前記消耗品の前記所定の特性を判定することに応答して、前記エアロゾル発生器の動作を制御する
ようにさらに構成される、項目39に記載のエアロゾル供給システム。
[項目41]
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル発生器の前記動作を防止するように構成される、項目1~40のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
[項目42]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル供給デバイスによって受容されるように構成された消耗品の外面部分を感知するためのセンサ
を備え、
前記センサがセンサデータを出力するように構成され、前記エアロゾル供給デバイスが、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するように構成される、エアロゾル供給デバイス。
[項目43]
前記エアロゾル供給デバイスが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の動作を防止するように構成される、項目42に記載のエアロゾル供給デバイス。
[項目44]
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、前記消耗品がエアロゾルを生成するために使用されているときに、エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に受容されるように構成された外面部分を含み、前記外面部分が、前記消耗品の所定の特性を判定するために感知されるように構成されたインディシアを含む、消耗品。
[項目45]
前記消耗品が本体部分とマウスピース部分とを備え、前記本体部分が前記インディシアを含む、項目44に記載の消耗品。
[項目46]
前記外面部分が前記消耗品に取り付けられたラベルを含む、項目44または45に記載の消耗品。
[項目47]
前記外面部分が機械可読に構成される、項目44~46のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目48]
前記消耗品がエアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル発生器を備える、項目44~47のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目49]
前記消耗品が実質的に円筒形である、項目44~48のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目50]
前記消耗品がエアロゾル化されて前記エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料用のリザーバを備える、項目44~49のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目51]
前記消耗品が前記エアロゾルを生成するために加熱されるように構成された加熱素子を備える、項目44~50のいずれか一項に記載の消耗品。
[項目52]
前記加熱素子がサセプタを備える、項目51に記載の消耗品。
[項目53]
エアロゾル供給システムにおける消耗品の所定の特性を決定する方法であって、
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスからのセンサを使用して、前記消耗品が前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記消耗品の一部分を感知するステップであって、前記一部分が前記消耗品の外面を含む、ステップと、
前記センサからセンサデータを出力するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスによって、前記センサデータを使用して前記消耗品の所定の特性を判定するステップと
を含む、方法。
[項目54]
前記センサから出力された前記センサデータを受信するステップと、
前記センサデータを使用して前記消耗品の前記所定の特性を判定するステップと
をさらに含む、項目53に記載の方法。
[項目55]
前記消耗品の前記所定の特性を判定することに応答して、前記エアロゾル発生器の動作を制御するステップ
をさらに含む、項目53または54に記載の方法。
[項目56]
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイス内の消耗品を受容するステップが、前記エアロゾル供給デバイスのレセプタクル内に前記消耗品を受容するステップをさらに含み、
前記消耗品の前記一部分が前記レセプタクル内に配置される、
項目53~55のいずれか一項に記載の方法。
[項目57]
前記エアロゾル供給システムが前記消耗品の前記所定の特性を判定するまで、前記エアロゾル供給デバイスからのエアロゾル発生器の動作を防止するステップ
をさらに含む、項目53~56のいずれか一項に記載の方法。
【国際調査報告】