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特表2025-503480条件付きで活性化される抗原結合ポリペプチド複合体及びその使用方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-04
(54)【発明の名称】条件付きで活性化される抗原結合ポリペプチド複合体及びその使用方法
(51)【国際特許分類】
   C07K 16/46 20060101AFI20250128BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20250128BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20250128BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20250128BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20250128BHJP
   C07K 16/30 20060101ALN20250128BHJP
   C07K 16/28 20060101ALN20250128BHJP
   C12N 15/13 20060101ALN20250128BHJP
   C12N 15/62 20060101ALN20250128BHJP
【FI】
C07K16/46 ZNA
C07K19/00
A61P35/00
A61K39/395 E
A61K39/395 N
A61P35/02
C07K16/30
C07K16/28
C12N15/13
C12N15/62 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024537849
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-08-19
(86)【国際出願番号】 US2022082131
(87)【国際公開番号】W WO2023122659
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】63/292,382
(32)【優先日】2021-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TWEEN
(71)【出願人】
【識別番号】524119314
【氏名又は名称】モードエックス セラピューティクス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【弁理士】
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100188433
【弁理士】
【氏名又は名称】梅村 幸輔
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100214396
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 真紀
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(74)【代理人】
【識別番号】100221741
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 直子
(74)【代理人】
【識別番号】100114926
【弁理士】
【氏名又は名称】枝松 義恵
(72)【発明者】
【氏名】チェン ハオ
(72)【発明者】
【氏名】グレシ マーク
(72)【発明者】
【氏名】ジョーンズ ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】シュ リン
(72)【発明者】
【氏名】ウー ラン
(72)【発明者】
【氏名】スン エドワード
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ジー-ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ナベル ゲイリー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ゼルフーニ イライアス
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ ロニー アール.
【テーマコード(参考)】
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4C085AA13
4C085AA14
4C085BB11
4C085BB36
4C085EE01
4H045AA11
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA41
4H045DA76
4H045EA20
4H045FA74
(57)【要約】
所定の構造的特徴を有する抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体及びその抗原結合断片)が開示される。そのようなポリペプチド複合体をコードするポリヌクレオチド及びベクター;そのようなポリペプチド複合体を含有する細胞、薬学的組成物、及びキット;ならびにそのようなポリペプチド複合体を使用する方法も開示される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VH1-L2-Fc;
VH1-L3-VL1-L4-Fc;
VH1-L1-VL1-L2-Fc;または
VL1-L3-VH1-L4-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fc;または
VH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL2-L8-VL3-L9-CL;または
VL3-L8-VL2-L9-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L9は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項2】
前記抗原結合ポリペプチド複合体が、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VH1-L2-Fc;または
VH1-L3-VL1-L4-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL2-L8-VL3-L9-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L9は、アミノ酸リンカーである、
請求項1に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項3】
第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-CL;または
VH1-L1-CL
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH1-L2-CH1-L3-Fc;または
VL1-L2-CH1-L3-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fc;または
VH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fc
によって表される構造を有し;
前記第4のポリペプチドは、
VL2-L7-VL3-L8-CL;または
VL3-L7-VL2-L8-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L8は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項4】
前記抗原結合ポリペプチド複合体が、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-CL
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH1-L2-CH1-L3-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fc
によって表される構造を有し;
前記第4のポリペプチドは、
VL2-L7-VL3-L8-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L8は、アミノ酸リンカーである、
請求項3に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項5】
第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;または
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fc;または
VH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L12-VL4-L13-CL;または
VL4-L12-VL3-L13-CL
によって表される構造を有し、
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L13は、アミノ酸リンカーであり;
あるいは
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;または
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-CH1-Fc;または
VH4-L9-VH3-CH1-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L12-VL4-CL;または
VL4-L12-VL3-CL
によって表される構造を有し、
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L10は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項6】
前記抗原結合ポリペプチド複合体が、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;または
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L12-VL4-L13-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L13は、アミノ酸リンカーであり;
あるいは
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;または
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-CH1-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L10-VL4-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L10は、アミノ酸リンカーである、
請求項5に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項7】
第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;または
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;
VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;
VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;または
VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fc
によって表される構造を有し;
VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつ
L1~L16は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項8】
前記抗原結合ポリペプチド複合体が、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;または
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;または
VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc
によって表される構造を有し;
VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつ
L1~L16は、アミノ酸リンカーである、
請求項7に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項9】
第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
によって表される構造を有し;
VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L88は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項10】
前記抗原結合ポリペプチド複合体が、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドは、
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
によって表される構造を有し;
VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;
VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;
Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;
CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;
CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつ
L1~L88は、アミノ酸リンカーである、
請求項9に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項11】
1つ以上のリンカーL1~L88は、0アミノ酸~約50アミノ酸の長さを有する、請求項1~10のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項12】
1つ以上のリンカーL1~L88は、非免疫原性である、請求項1~11のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項13】
1つ以上のリンカーL1~L88は、コンセンサスT細胞エピトープを含有しない、請求項1~12のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項14】
1つ以上のリンカーL1~L88は、切断可能なリンカーである、請求項1~13のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項15】
前記切断可能なリンカーは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、II型膜貫通セリンプロテアーゼ、またはMMP及びII型膜貫通セリンプロテアーゼによって切断される、請求項14に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項16】
前記MMPは、MMP1、MMP2、MMP7、MMP8、MMP9、MMP13、またはそれらの組み合わせである、請求項15に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項17】
前記II型膜貫通セリンプロテアーゼは、マトリプターゼ、ヘプシン、またはそれらの組み合わせである、請求項15に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項18】
前記マトリプターゼは、マトリプターゼ1、マトリプターゼ2、マトリプターゼ3、またはそれらの組み合わせである、請求項17に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項19】
前記切断可能なリンカーは、ウロキナーゼまたはレグマインによって切断される、請求項14に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項20】
前記切断可能なリンカーは、
(配列番号22~31)であるか、または配列番号22~31のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列である、請求項14に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項21】
リンカーL1~L88のうちの1つ以上は、
(配列番号1~21)のアミノ酸配列、配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つ、または配列番号1~21及び444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、請求項1~20のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項22】
VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する、請求項1~21のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項23】
VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する、請求項1~22のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項24】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、請求項1~23のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項25】
CD3に特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号32、40、96、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、97、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号34、42、98、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
CD3に特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号35、44、99、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、100、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号37、46、101、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
請求項1~24のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項26】
CD3に特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつCD3に特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1~25のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項27】
VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する、請求項1~26のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項28】
VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する、請求項1~27のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項29】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、TAAに特異的に結合する、請求項1~28のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項30】
前記TAAは、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMである、請求項1~29のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項31】
TAAに特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号64、72、80、8104、112、120、128、389、409、419、429、659、695、731、397、508、540、552、757、793、829、875、500、749、785、821、649、685、775、847、625、641、677、713及び867のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65、73、81、89、105、113、121、129、390、410、420、430、660、696、732、398、509、541、553、758、794、830、876、501、750、786、822、650、686、776、848、626、642、678、714及び868のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号66、74、82、90、106、114、122、130、391、411、421、431、661、697、733、399、510、542、554、759、795、831、877、502、751、787、823、651、687、777、849、627、643、679、715及び869のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
TAAに特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号67、75、83、91、107、115、123、131、385、405、415、441、452、462、472、655、691、727、393、486、504、536、548、753、789、825、871、879、490、496、745、781、817、645、681、771、843、621、637、673、709及び871のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68、76、84、92、108、116、124、132、386(YTS);406(YTS)、416(YTS)、442(YTS)、453(YTS)、463(YTS)、473(YTS)、656、692、728、394、487(AT)、505(AT)、537、549、754、790、826、872、880、491(DA)、497(DA)、746、782、818、646、682、772、844、622、638、674、710及び872のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号69、77、85、93、109、117、125、133、387、407、417、443、454、464、474、657、693、729、395、488、506、538、550、755、791、827、873、881、492、498、747、783、819、647、683、773、845、623、639、675、711及び873のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
請求項1~30のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項32】
TAAに特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号70、78、86、94、102、110、118、126、134、388、408、418、428、584、658、694、730、396、403、507、539、551、756、792、883、828、866、874、499、544、556、748、784、820、528、648、684、774、846、624、640、676及び712のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;かつTAAに特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号71、79、87、95、103、111、119、127、135、384、404、414、440、451、461、471、583、654、690、726、392、402、485、503、535、547、752、788、824、882、870、878、489、495、543、555、744、780、816、527、644、680、770、842、620、636、672及び708のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1~31のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項33】
VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、請求項1~32のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項34】
VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、請求項1~33のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項35】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、請求項1~34のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項36】
前記免疫刺激受容体は、CD28である、請求項1~35のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項37】
免疫刺激受容体に特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号48、56、649、685、775、847、721及び811のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776、848、722及び812のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号50、58、651、687、777、849、723及び813のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
免疫刺激受容体に特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号51、59、645、681、771、843、717及び807のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772、844、718及び808のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号53、61、647、683、773、845、719及び809のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
請求項1~36のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項38】
免疫刺激受容体に特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ免疫刺激受容体に特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1~37のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項39】
L5、L8、またはL5及びL8は、切断可能なリンカーである、請求項1に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項40】
VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する、請求項39に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項41】
VH1及びVL1、ならびに/またはVH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する、請求項39または40に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項42】
VH1及びVL1、またはVH2及びVL2は、CD28に特異的に結合する、請求項39~41のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項43】
L4、L7、またはL4及びL7は、切断可能なリンカーである、請求項3に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項44】
VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する、請求項43に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項45】
VH1及びVL1、ならびに/またはVH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する、請求項43または44に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項46】
VH1及びVL1、またはVH2及びVL2は、CD28に特異的に結合する、請求項44~45のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項47】
L9、L12、またはL9及びL12は、切断可能なリンカーである、請求項5に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項48】
VH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、請求項47に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項49】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、ならびにVH3及びVL3のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する、請求項47または48に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項50】
VH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項51】
VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、TAAに特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項52】
VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項53】
VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項54】
VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項55】
VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項56】
VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項57】
VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する、請求項47~49のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項58】
L1、L3、またはL1及びL3は、切断可能なリンカーであり、あるいはL5、L7、またはL5及びL7は、切断可能なリンカーである、請求項7または8に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項59】
L9、L11、またはL9及びL11は、切断可能なリンカーであり、あるいはL13、L15、またはL13及びL15は、切断可能なリンカーである、請求項7または8に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項60】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、請求項59または60に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項61】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびにVH4及びVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する、請求項59~60のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項62】
VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD28に特異的に結合する、請求項59~60のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項63】
抗体またはその抗原結合断片である、請求項1~63のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項64】
前記免疫グロブリンヒンジは、上部ヒンジ領域、中央ヒンジ領域、下部ヒンジ領域、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1~63のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項65】
前記Fc領域は、少なくとも1つのノブ・イントゥ・ホール修飾を含む、請求項1~65のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項66】
前記抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、前記ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、
(i)S354C及びT366Wのノブ置換、ならびにY349C、T366S、L368A及びY407Vのホール置換;
(ii)L234A、L235A及びP329Aのホール置換;
(iii)L234A及びL235Aのホール置換;
(iv)M428L及びN433Sのホール置換;
(v)M252Y、S254T及びT256Eのホール置換;または
(vi)それらの組み合わせ
を含む、請求項66に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【請求項67】
請求項1~67のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体を含む、抗体またはその抗原結合断片。
【請求項68】
請求項1~61のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、または請求項68に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、及び薬学的に許容可能な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項69】
請求項1~67のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、請求項68に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、または請求項69に記載の薬学的組成物、及び使用するための指示書を含む、キット。
【請求項70】
がんを処置するための方法であって、それを必要とする対象に、請求項1~67のいずれか1項に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、請求項68に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、または請求項69に記載の薬学的組成物を投与することを含む、前記方法。
【請求項71】
前記がんは、固形癌である、請求項71に記載の方法。
【請求項72】
前記がんは、乳癌、肺癌、胃癌、前立腺癌、子宮頸癌、尿路上皮癌、または膵臓癌である、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記がんは、血液がんである、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記血液がんは、白血病またはリンパ腫である、請求項74に記載の方法。
【請求項75】
前記白血病またはリンパ腫は、B細胞白血病、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ヴァルデンストレームマクログロブリン血症)、前リンパ球性白血病(PLL)、または有毛細胞白血病(HCL)である、請求項75に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年12月21日に出願された米国仮出願番号63/292,382の優先権の利益を主張し、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
電子的に提出された配列表に対する言及
電子的に提出された配列表(名称:4850_007PC02_SequenceListing_ST26;サイズ:1,326,277バイト;及び作成日:2022年12月20日)の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
分野
本開示は、所定の構造的特徴を有する抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体及びその抗原結合断片)に関する。本開示はまた、所定の構造的特徴を有する条件付きで活性化される抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体及びその抗原結合断片)に関する。本開示はさらに、そのようなポリペプチド複合体をコードするポリヌクレオチド及びベクター;そのようなポリペプチド複合体を含有する細胞、薬学的組成物、及びキット;ならびにそのようなポリペプチド複合体を使用する方法に関する。
【背景技術】
【0004】
背景
免疫療法は、免疫系を活性化または抑制することによる疾患の処置である。近年、免疫療法は、特にがん及び感染性疾患を処置するためのその有望性について、研究者及び臨床医に大きな関心を集めている。治療的抗体は、重免疫療法の要なタイプである。治療的抗体は、1つの抗原またはエピトープに対する特異性を有することを意味する単一特異的であり得る。治療的抗体はまた、2つの異なる抗原またはエピトープに対する特異性(すなわち、二重特異的抗体)または複数の異なる抗原またはエピトープに対する特異性(三重特異的抗体、四重特異的抗体等)を有するように操作されている。また、単一特異的、二重特異的、及び多重特異的抗体は、複雑なヒト疾患、例えば、がん及び感染性疾患を処置するために多重標的化ストラテジーを形成するために組み合わされている。
【0005】
がん免疫療法は、過去数十年間で大きな進歩が見られる。最近の発展には、チェックポイント阻害剤及びT細胞エンゲージャーが含まれる。2014年のブリナツモマブの承認により、二重特異的T細胞エンゲージャーは、次世代の抗がん治療剤のための極めて活発な分野となっている。二重特異的T細胞エンゲージャーは、標的腫瘍細胞に発現した抗原を認識し、同時に細胞傷害性T細胞上のT細胞受容体のCD3サブユニットに係合して、細胞傷害性T細胞による腫瘍細胞溶解を媒介する人工免疫シナプスとして機能する抗体である。
【0006】
二重特異的T細胞エンゲージャー抗体は、高い抗腫瘍効力を示す一方で、それらはまた、強い副作用、特に固体腫瘍標的についてのオンターゲット腫瘍外毒性に関連するサイトカイン放出症候群(CRS)に関連し、これらの抗体の治療的潜在性を制限し得る。二重特異的T細胞エンゲージャー抗体が、がん細胞に発現したがん抗原に加えて正常な非がん組織に見られる細胞に発現したがん抗原に結合し、それにより細胞傷害性T細胞を正常な組織に動員し、正常な組織を損傷させる場合にオンターゲット腫瘍外毒性が生じる。専ら腫瘍に特異的である固形腫瘍抗原はほとんどないので、そのような毒性は、二重特異的T細胞またはナチュラルキラー(NK)細胞エンゲージャーを使用するがん免疫療法に対する大きな課題をもたらす。
【0007】
特定の標的分子または標的分子の組み合わせを結合させ、腫瘍細胞の近くでまたは腫瘍微小環境内でのみ細胞傷害性T細胞を活性化し得る二重特異的または多重特異的抗原結合ポリペプチド複合体が必要とされている。管理可能な有害事象(AD)ならびに、同時に、より広い治療ウインドウ及びより良好な忍容性と共に高い有効性をもたらす二重特異的または多重特異的T細胞エンゲージャー抗体がさらに必要とされている。
【発明の概要】
【0008】
概要
本明細書では、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-FcまたはVH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLまたはVL3-L8-VL2-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0009】
本明細書では、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLまたはVH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-FcまたはVL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-FcまたはVH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLまたはVL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0010】
本明細書では、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-FcまたはVH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLまたはVL4-L12-VL3-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0011】
本明細書では、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fc;またはVH4-L9-VH3-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CL;またはVL4-L10-VL3-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0012】
本明細書では、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;またはVH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0013】
本明細書では、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc;またはVH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体が提供される。
【0014】
いくつかの態様では、1つ以上のリンカーL1~L88は、0アミノ酸~約50アミノ酸の長さを有する。いくつかの態様では、1つ以上のリンカーL1~L88は、非免疫原性である。いくつかの態様では、1つ以上のリンカーL1~L88は、コンセンサスT細胞エピトープを含有しない。
【0015】
いくつかの態様では、1つ以上のリンカーL1~L88は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、切断可能なリンカーは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、II型膜貫通セリンプロテアーゼ、またはMMP及びII型膜貫通セリンプロテアーゼによって切断される。いくつかの態様では、MMPは、MMP1、MMP2、MMP7、MMP8、MMP9、MMP13、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、II型膜貫通セリンプロテアーゼは、マトリプターゼ、ヘプシン、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、マトリプターゼは、マトリプターゼ1、マトリプターゼ2、マトリプターゼ3、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、切断可能なリンカーは、ウロキナーゼまたはレグマインによって切断される。
【0016】
いくつかの態様では、切断可能なリンカーは、GPAALV、GSGRKG、GPLGLTG、GPSGLVG、GLVGRKAG、GPAGLVG、GPAGLVSG、STRKAGG、ASTRKAG、もしくはASTRKAGG(配列番号22~31)、または配列番号22~31のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列である。いくつかの態様では、リンカーL1~L88のうちの1つ以上は、g、a、gss、asg、ggssg、gssgs、gtvaa、asggs、astgg、ggsgs、asggsg、ggsgssg、ggsggssgss、sggsgssggs、ggsggsgsgggsasgsg、ggsggsgsggggsasgsg、gggssggggsggsgsggsgs、ggggsggsgsggggsasgsg、gggssggsgsggsgsggsgs、sggssggsgsggsgsggsgssg、gsgssggggsggsgsggsgssg、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggs、ggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggs、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssss、またはggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssssgs(配列番号1~21)のアミノ酸配列または配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つ、または配列番号1~21のいずれか1つ及び配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列を含む。
【0017】
いくつかの態様では、VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。
【0018】
いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号32、40、96、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、97、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号34、42、98、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつCD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号35、44、99、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、100、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号37、46、101、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865.のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつCD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0019】
いくつかの態様では、VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、TAAは、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFbeta、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、TAAは、CD19である。いくつかの態様では、TAAは、CD20である。いくつかの態様では、TAAは、cMetである。いくつかの態様では、TAAは、Trop2である。
【0020】
いくつかの態様では、TAAに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号64、72、80、88、104、112、120、128、389、409、419、429、659、695、731、397、508、540、552、757、793、829、875、500、749、785、821、649、685、775、847、625、641、677及び713のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65、73、81、89、105、113、121、129、390、410、420、430、660、696、732、398、509、541、553、758、794、830、876、501、750、786、822、650、686、776、848、626、642、678及び714のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66、74、82、90、106、114、122、130、391、411、421、431、661、697、733、399、510、542、554、759、795、831、877、502、751、787、823、651、687、777、849、627、643、679及び715のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;TAAに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号67、75、83、91、107、115、123、131、385、405、415、441、452、462、472、655、691、727、393、486、504、536、548、753、789、825、871、879、490、496、745、781、817、645、681、771、843、621、637、673及び709のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68、76、84、92、108、116、124、132、386(YTS);406(YTS)、416(YTS)、442(YTS)、453(YTS)、463(YTS)、473(YTS)、656、692、728、394、487(AT)、505(AT)、537、549、754、790、826、872、880、491(DA)、497(DA)、746、782、818、646、682、772、844、622、638、674及び710のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69、77、85、93、109、117、125、133、387、407、417、443、454、464、474、657、693、729、395、488、506、538、550、755、791、827、873、881、492、498、747、783、819、647、683、773、845、623、639、675及び711のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、TAAに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号70、78、86、94、102、110、118、126、134、388、408、418、428、584、658、694、730、396、403、507、539、551、756、792、828、883、866、874、499、544、556、748、784、820、528、648、684、774、846、624、640、676及び712のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;TAAに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号71、79、87、95、103、111、119、127、135、384、404、414、440、451、461、471、583、654、690、726、392、402、485、503、535、547、752、788、824、870、878、489、495、543、555、744、780、816、882、527、644、680、770、842、620、636、672及び708のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0021】
いくつかの態様では、VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、免疫刺激受容体は、CD28である。
【0022】
いくつかの態様では、免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0023】
いくつかの態様では、L5、L8、またはL5及びL8は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、L4、L7、またはL4及びL7は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、L9、L12、またはL9及びL12は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、ならびに/またはVH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、またはVH2及びVL2は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、ならびにVH3及びVL3のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する。
【0024】
いくつかの態様では、L1、L3、またはL1及びL3は、切断可能なリンカーであり、あるいはL5、L7、またはL5及びL7は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、L9、L11、またはL9及びL11は、切断可能なリンカーであり、あるいはL13、L15、またはL13及びL15は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびにVH4及びVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD28に特異的に結合する。
【0025】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体は、抗体またはその抗原結合断片である。
【0026】
いくつかの態様では、免疫グロブリンヒンジは、上部ヒンジ領域、中央ヒンジ領域、下部ヒンジ領域、またはそれらの組み合わせを含む。
【0027】
いくつかの態様では、Fc領域は、少なくとも1つのノブ・イントゥ・ホール修飾を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、(i)S354C及びT366Wのノブ置換、ならびにY349C、T366S、L368A及びY407Vのホール置換;(ii)L234A、L235A及びP329Aのホール置換;(iii)L234A及びL235Aのホール置換;(iv)M428L及びN433Sのホール置換;(v)M252Y、S254T及びT256Eのホール置換;または(vi)それらの組み合わせを含む。
【0028】
また、本明細書では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体を含む抗体またはその抗原結合断片が提供される。
【0029】
また、本明細書では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、または抗体もしくはその抗原結合断片、及び薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物が提供される。
【0030】
本明細書では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、抗体もしくはその抗原結合断片、または薬学的組成物、及び使用するための指示書を含むキットが提供される。
【0031】
また、本明細書では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、抗体もしくはその抗原結合断片、薬学的組成物またはキット、またはそれらの組み合わせの特定された使用方法が提供される。本明細書では、がんを処置するための方法であって、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体、抗体もしくはその抗原結合断片、または薬学的組成物をそれを必要とする対象に投与することを含む、方法が提供される。いくつかの態様では、がんは、固形癌である。いくつかの態様では、がんは、乳癌、肺癌、胃癌、前立腺癌、子宮頸癌、尿路上皮癌、または膵臓癌である。いくつかの態様では、がんは、血液がんである。いくつかの態様では、血液がんは、白血病またはリンパ腫である。いくつかの態様では、白血病またはリンパ腫は、B細胞白血病、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ヴァルデンストレームマクログロブリン血症)、前リンパ球性白血病(PLL)、または有毛細胞白血病(HCL)である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1A】マスク化三重特異的T細胞エンゲージャーの構成を示している。Fv1~Fv2は、腫瘍関連抗原(TAA)または免疫共刺激受容体に対するものである。第3のFvは、CD3を標的とする。
図1B】マスク化四重特異的T細胞エンゲージャーの構成を示している。Fv1~Fv3は、腫瘍関連抗原(TAA)または免疫共刺激受容体に対するものである。第4のFvは、CD3を標的とする。
図2】示される例示的なマスク化四重特異的分子のin vitro切断のSDS-PAGE結果を示している。分子を特定されるMTPまたはMMP9プロテアーゼのいずれかで処置した。
図3】プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をTrop2及びcMetに対する結合親和性について試験した。
図4】プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をCD28に対する結合親和性について試験した。
図5】プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をCD3に対する結合親和性について試験した。
図6】2名のドナー(KP63250及びKP63251)のPBMCからの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)によって媒介される末梢血単核細胞(PBMC)によるHCC1954腫瘍細胞の細胞溶解(E:T:10:1)を示している。
図7】示される例示的な非マスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(hIgG1LALPA)対照の、Trop2、hcMet、hCD28、及びhCD3のそれらのそれぞれの標的へのELISA結合結果を示している。
図8】2名の異なるドナーのPBMCからのCD2+T細胞の例示的な非マスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(IgG1LALPA)対照によるCD69+活性化を示している。
図9】MX612及びMX613の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3へのELISA結合結果(OD650)を示している。これらの標的を結合させない対照抗体(対照IgG)からの結果も示されている。
図10】バイオレイヤー干渉法によって測定される、MX612の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合を示している。
図11】バイオレイヤー干渉法によって測定される、MX446の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合を示している。
図12】例示的な非マスク化四重特異的分子がCD4+及びCD8+T細胞(CD69+)を活性化する能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図13A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。
図13B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図14A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。HCC1954の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図14B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。HCC1954の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図15A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。BT20の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図15B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。BT20の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図16A】PBMCからの例示的な非マスク化四重特異的分子または陰性対照による腫瘍細胞株の細胞溶解(E:T5:1)を示している。HCC1954、BT-20、HCC1143及びHCC70乳癌細胞、PC3及びDU145前立腺癌細胞、ならびにHs746T及びN87胃癌細胞を使用した。MX446及びMX612での処置後の細胞の溶解率、及びEC50値(pM)が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
図16B】PBMCからの例示的な非マスク化四重特異的分子または陰性対照による腫瘍細胞株の細胞溶解(E:T5:1)を示している。HCC1954、BT-20、HCC1143及びHCC70乳癌細胞、PC3及びDU145前立腺癌細胞、ならびにHs746T及びN87胃癌細胞を使用した。MX446及びMX612での処置後の細胞の溶解率、及びEC50値(pM)が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
図17】例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介される様々な腫瘍細胞株の細胞溶解効力をまとめている。
図18A】バイオレイヤー干渉法によって測定される例示的な非マスク化四重特異的分子の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への結合を示している。MX974で処置された細胞について結果が示されている。
図18B】バイオレイヤー干渉法によって測定される例示的な非マスク化四重特異的分子の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への結合を示している。MX975で処置された細胞について結果が示されている。
図18C】バイオレイヤー干渉法によって測定される例示的な非マスク化四重特異的分子の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への結合を示している。MX976で処置された細胞について結果が示されている。
図19】例示的な非マスク化四重特異的分子によるHCC1954腫瘍細胞のin vitro細胞溶解を示している。PBMCからのMX974、MX975及びMX976または陰性対照によって媒介される細胞溶解(E:T:5:1)を37℃で48及び72時間のインキュベート後に代表的ドナーから測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として示されている。陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
図20】例示的なマスク化四重特異的分子によるPBMCからのCD4+及びCD8+T細胞(CD69+)の活性化を示している。結果は、標的腫瘍細胞の非存在下で、1nMでのMX444またはMX634での処置後の6名のドナーからのCD69+細胞のパーセンテージとして示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図21A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図21B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図22A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図22B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
図23A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。HCC1954の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図23B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。HCC1954の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図24A】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。BT20の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図24B】例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を示している。BT20の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
図25】例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介される様々な腫瘍細胞株の細胞溶解効力をまとめている。
図26】MX433、MX434、MX435及びMX436の構造を示している。
図27】ELISAによって試験した場合、例示的な非マスク化四重特異的分子MX433、MX434、MX435及びMX436がそれらの標的に結合する能力を示している。hCD19、hCD28及びhCD3への結合結果が示されている。陰性対照(hIgG1LALPA)からの結果も示されている。
図28】MX647、MX648、MX685及びMX686の構造を示している。
図29】ELISAによって試験した場合、例示的な非マスク化四重特異的分子MX647、MX648、MX685及びMX686がそれらの標的に結合する能力を示している。hCD19、hCD28及びhCD3への結合結果が示されている。
図30】は、hCD20発現Epi293細胞への例示的な非マスク化四重特異的分子に対する表面染色を示している。試験された分子は、MX647、MX789、MX788、MX787、MX786、MX685、MX793、MX792、MX791及びMX790であった。陰性対照(hIgG1LALPA)での染色も示されている。
図31】MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790の構造を示している。
図32】例示的な非マスク化四重特異的分子がT細胞(CD69+)を活性化する能力を示している。試験された分子は、MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790であった。腫瘍細胞の非存在下及びMX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーのPBMCからのCD69+細胞のパーセンテージが示されている。EC50値(pM)及び陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
図33】PBMCからのMX647、MX648、MX685、MX786及びMX790または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介される細胞溶解(E:T:5:1)の測定結果を示している。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の溶解率として示されている。EC50(pM)及びRmax値も示されている。
図34】標的腫瘍細胞の非存在下及び8pMまたは40pM MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーからのPBMCからのサイトカイン放出を示している。陰性対照(hIgG1LALPA)からの結果も示されている。
図35】Z-138腫瘍細胞の存在下及び8pMまたは40pM MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーからのPBMCからのサイトカイン放出を示している。陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
図36】hCD20発現Epi293細胞に対する例示的な三重特異的分子MX848、MX856及びMX857の表面染色を示している。陰性対照(対照)での染色も示されている。
図37】2名の代表的ドナーからのPBMCからのMX857または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介されるZ-138腫瘍細胞のin vitro細胞溶解(E:T:3:1)を示している。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として示されている。
図38】hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nM MX846、MX854及びMX855の表面染色を示している。陰性対照(対照)での染色も示されている。
図39A】hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nM MX850、MX851、MX852及びMX853の表面染色を示している。陰性対照(対照)での染色も示されている。
図39B】hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nM MX850、MX851、MX852及びMX853の表面染色を示している。陰性対照(対照)での染色も示されている。
図40】MX855によって媒介されるZ-138腫瘍細胞のin vitro細胞溶解を示している。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として示されている。
図41A】バイオレイヤー干渉法によるMX977及びMX978の、それらの標的CD20、CD19、CD28及びCD3への結合を示している。
図41B】バイオレイヤー干渉法によるMX977及びMX978の、それらの標的CD20、CD19、CD28及びCD3への結合を示している。
図42】hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nM MX977及びMX978の表面染色を示している。陰性対照(hIgGLALAPA)での染色も示されている。
図43】代表的ドナーからのPBMCからのMX977、MX978または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介されるToledo腫瘍細胞のin vitro細胞溶解(E:T:5:1)を示している。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として示されている。
【発明を実施するための形態】
【0033】
発明の詳細な説明
本発明は、抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、改善された特徴を有する抗体またはその抗原結合断片)を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、1つのアーム当たり単一のポリペプチドを伴って及び、任意に、アミノ酸リンカーの付加を伴って発現する相補的自己構築性重鎖及び軽鎖の発現を介して多重特異的及び多機能性抗原結合ポリペプチド複合体の生成を可能とする。この多機能性により、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体は、選択性または広さ/中和について標的分子の特定の組み合わせに結合し、2つ以上の細胞タイプをまとめ、標的をまとめて活性化シグナルを送達し、疾患微小環境を改変し、改善された効力のために結合のアビディティを向上させ得る。
【0034】
本開示の態様に関する様々な用語は、本明細書及び特許請求の範囲を通して使用される。そのような用語は、別途示されない限り、当該技術分野におけるそれらの通常の意味が与えられるべきである。他の具体的に定義される用語は、本明細書で提供される定義と一貫する様式で解釈されるべきである。
【0035】
定義
本明細書で使用される場合、用語「抗原結合ポリペプチド複合体」は、2、3、4個、またはそれを超える関連付けられたポリペプチドの群であって、少なくとも1つのポリペプチドは、1つ以上の抗原に特異的に結合する能力を有するものを指す。抗原結合ポリペプチド複合体には、抗体またはその抗原結合断片が含まれるがこれらに限定されない。
【0036】
用語「抗体」には、限定されないが、抗原に特異的に結合し、かつジスルフィド結合によって相互接続された少なくとも2つの重(H)鎖及び2つの軽(L)鎖を含む糖タンパク質免疫グロブリンが含まれる。各H鎖は、重鎖可変領域(本明細書でVHと略される)及び重鎖定常領域を含む。重鎖定常領域は、3つの定常ドメイン、CH1、CH2及びCH3を含む。各L鎖は、軽鎖可変領域(本明細書でVLと略される)及び軽鎖定常領域を含む。軽鎖定常領域は、1つの定常ドメイン、すなわち、CLを含む。VH及びVL領域は、フレームワーク領域(FR)と称されるより保存された領域が組み入れられた相補性決定領域(CDR)と称される超可変性の領域にさらに細かく分けられ得る。各VH及びVLは、アミノ-末端からカルボキシ-末端まで以下の順序で配置された3つのCDR及び4つのFRを含む:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4。重鎖及び軽鎖の可変領域は、抗原と相互作用する結合ドメインを含有する。抗体の定常領域は、免疫系の様々な細胞(例えば、エフェクター細胞)及び古典的補体系の第1の成分(C1q)を含む、宿主組織または因子への免疫グロブリンの結合を媒介し得る。重鎖は、C末端リジンを有する場合があり、または有しない場合がある。本明細書で別途特定されない限り、可変領域におけるアミノ酸は、Kabat付番システムを使用して付番され、定常領域におけるものは、EUシステムを使用して付番される。
【0037】
用語「モノクローナル抗体」は、本明細書で使用される場合、B細胞の単一クローンによって生成され、同じエピトープに結合する抗体を指す。対照的に、用語「ポリクローナル抗体」は、異なるB細胞によって生成され、かつ同じ抗原の異なるエピトープに結合する抗体の集団を指す。用語「抗体」には、例として、モノクローナル及びポリクローナル抗体;キメラ及びヒト化抗体;ヒトまたは非ヒト抗体;合成抗体全体;ならびに一本鎖抗体が含まれる。非ヒト抗体は、ヒトにおいてその免疫原性を低減するために組換え法によってヒト化され得る。
【0038】
抗体は、(例えば、変異、欠失、置換、非抗体部位へのコンジュゲーションによって)改変された抗体であり得る。例えば、抗体には、抗体の特性(例えば、機能的特性)を変化させる(天然に存在する抗体と比較した)1つ以上のバリアントアミノ酸が含まれ得る。例えば、患者における半減期、エフェクター機能、及び/または抗体に対する免疫反応に影響を及ぼすいくつかのそのような改変が当該技術分野で知られている。抗体という用語にはまた、少なくとも1つの抗体由来抗原結合部位を含む人工ポリペプチドコンストラクトが含まれる。
【0039】
「抗原結合断片」は、完全抗体によって結合される抗原に特異的に結合する能力を保持する抗体の1つ以上の断片または部分を指す。抗体の抗原結合機能は、全長抗体の断片または部分によって発揮され得ることが示されている。抗原結合断片は、インタクト抗体の抗原性決定領域(例えば、相補性決定領域(CDR))を含有し得る。抗体の抗原結合断片の例には、Fab、Fab’、F(ab’)、及びFv断片、線状抗体、ならびに一本鎖抗体が含まれるがこれらに限定されない。抗体の抗原結合断片は、任意の動物種、例えば、齧歯類(例えば、マウス、ラット、またはハムスター)及びヒトに由来し得、または人工的に生成され得る。
【0040】
さらに、Fv断片の2つのドメイン、すなわち、VL及びVHは、別々の遺伝子によってコードされるが、それらは、VL及びVH領域が対合して一価分子(一本鎖Fv(scFv)として知られている;例えば、Bird et al.(1988)Science 242:423-426;及びHuston et al.(1988)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:5879-5883を参照されたい)を形成する単一のタンパク質鎖として作製されることを可能とする合成リンカーによって、組換え法を使用して接続され得る。そのような一本鎖抗体はまた、抗体の「抗原結合断片」という用語に包含されることが意図される。
【0041】
抗原結合断片は、当業者に知られている従来の技術を使用して得られ、断片は、インタクト抗体と同じ様式で実用性についてスクリーニングされる。抗原結合断片は、組換えDNA技術によって、またはインタクト免疫グロブリンの酵素的または化学的切断によって生成され得る。
【0042】
本明細書で使用される場合、用語「可変領域」は、典型的には、抗体の一部分、通常は、軽鎖または重鎖の一部分、典型的には、成熟重鎖におけるおよそアミノ末端110~120アミノ酸、または110~125アミノ酸及び成熟軽鎖における約90~115アミノ酸を指し、これらは、抗体間で配列が広範に異なり、その特定の抗原に対する特定の抗体の結合及び特異性において使用される。配列における可変性は、相補性決定領域(CDR)と呼ばれるそれらの領域に集中しているのに対し、可変ドメインにおけるより高度に保存された領域は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる。いかなる特定のメカニズムまたは理論によっても縛られることを望むものではなく、軽鎖及び重鎖のCDRは、主に抗原との抗体の相互作用及び特異性に関与していると考えられる。いくつかの態様では、可変領域は、哺乳動物可変領域、例えば、ヒト、マウスまたはウサギ可変領域である。いくつかの態様では、可変領域は、げっ歯類またはネズミCDR及びヒトフレームワーク領域(FR)を含む。いくつかの態様では、可変領域は、霊長類(例えば、非ヒト霊長類)可変領域である。いくつかの態様では、可変領域は、げっ歯類またはネズミCDR及び霊長類(例えば、非ヒト霊長類)フレームワーク領域(FR)を含む。
【0043】
用語「相補性決定領域」または「CDR」は、本明細書で使用される場合、配列が超可変性であり、及び/または構造的に定義されたループ(超可変ループ)を形成し、及び/または抗原接触残基を含有する抗体可変ドメインの領域の各々を指す。抗体は、6つのCDR、例えば、VHにおいて3つのCDR及びVLにおいて3つのCDRを含み得る。
【0044】
用語「VL」、「VL領域」、及び「VLドメイン」は、抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片の軽鎖可変領域を指すために本明細書で互換的に使用される。いくつかの態様では、VL領域は、本明細書で第1の軽鎖可変領域を示すためのVL1、第2の軽鎖可変領域を示すためのVL2、第3の軽鎖可変領域を示すためのVL3等と称される。列挙されるVL領域(例えば、VL1)は、別の列挙されるVL領域(例えば、VL2)と同じまたは異なる抗原結合特性及び/または同じまたは異なる配列を有し得る。
【0045】
用語「VH」、「VH領域」、及び「VHドメイン」は、抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片の重鎖可変領域を指すために本明細書で互換的に使用される。いくつかの態様では、VH領域は、本明細書で第1の重鎖可変領域を示すためのVH1、第2の重鎖可変領域を示すためのVH2、第3の重鎖可変領域を示すためのVH3等と称される。列挙されるVH領域(例えば、VH1)は、別の列挙されるVH領域(例えば、VH2)と同じまたは異なる抗原結合特性及び/または同じまたは異なる配列を有し得る。
【0046】
本明細書で使用される場合、「Kabat付番」及び同様の用語は、当該技術分野で認識されており、抗体またはその抗原結合断片の重鎖及び軽鎖可変領域におけるアミノ酸残基を附番するシステムを指す。いくつかの態様では、CDRは、Kabat付番システムに従って決定され得る(例えば、Kabat EA & Wu TT(1971)Ann NY Acad Sci 190:382-391 and Kabat EA et al.,(1991)Sequences of Proteins of Immunological Interest,Fifth Edition,U.S.Department of Health and Human Services,NIH Publication No.91-3242を参照されたい)。Kabat付番システムを使用して、抗体重鎖分子内のCDRは、典型的には、アミノ酸位置31~35(任意に、35に続く1つまたは2つの追加のアミノ酸(Kabat付番スキームで35A及び35Bと称される)を含み得る)(CDR1)、アミノ酸位置50~65(CDR2)、及びアミノ酸位置95~102(CDR3)に存在する。Kabat付番システムを使用して、抗体軽鎖分子内のCDRは、典型的には、アミノ酸位置24~34(CDR1)、アミノ酸位置50~56(CDR2)、及びアミノ酸位置89~97(CDR3)で存在する。
【0047】
本明細書で使用される場合、用語「定常領域」または「定常ドメイン」は、抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片の一部分、例えば、抗原への抗体の結合に直接的に関与しないが、様々なエフェクター機能、例えば、Fc領域との相互作用を示し得る軽鎖及び/または重鎖のカルボキシル末端部分を指すために互換的に使用される。定常領域は通常、可変領域と比べてより保存されたアミノ酸配列を有する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片は、抗体依存性細胞媒介細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)、及び補体依存性細胞傷害(CDC)のために十分な定常領域またはその一部分を含む。
【0048】
本明細書で使用される場合、用語「フラグメント結晶化可能領域」、「Fc領域」、または「Fcドメイン」は、Fc受容体と呼ばれる細胞表面受容体及び補体系のいくつかのタンパク質と相互作用する抗体の尾部領域を指すために本明細書で互換的に使用される。Fc領域は、典型的には、CH2及びCH3領域、ならびに、任意に、免疫グロブリンヒンジを含む。
【0049】
本明細書で使用される場合、用語「免疫グロブリンヒンジ」、「ヒンジ」、「ヒンジドメイン」または「ヒンジ領域」は、抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片のFab及びFc部分の間の重鎖の伸長部を指すために互換的に使用される。ヒンジは、(例えば、2つの抗原を架橋させるためのまたは同じ抗原分子上の2つの抗原決定基を結合させるための)抗体の正常な機能を補助する構造、位置及び柔軟性を提供する。免疫グロブリンヒンジは、構造的及び/または遺伝子的成分に基づいて分離され得る上部、中央及び下部ヒンジ領域に分けられる。本発明の免疫グロブリンヒンジは、これらの領域の1つ、2つ、または3つすべてを含有し得る。構造的に、上部ヒンジ領域は、CH1のC末端から最初のヒンジジスルフィド結合まで伸長する。中央ヒンジ領域は、ヒンジにおいて最初のシステインから最後のシステインまで伸長する。下部ヒンジ領域は、最後のシステインからCH2のグリシンまで伸長する。ヒンジに存在するシステインは、免疫グロブリンモノマーを連結する鎖間ジスルフィド結合を形成する。
【0050】
本明細書で使用される場合、用語「Fab」は、抗原に結合する抗体の領域を指す。それは、典型的には、重鎖及び軽鎖の各々の1つの定常及び1つの可変ドメインから構成される。
【0051】
本明細書で使用される場合、用語「重鎖」は、重鎖可変領域(VH)、重鎖定常領域1(CH1)、重鎖定常領域2(CH2)、及び重鎖定常領域3(CH3)から典型的に構成される抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片の一部分を指す。典型的な抗体は、2つの重鎖及び2つの軽鎖から構成される。抗体に関して使用される場合、重鎖は、定常領域のアミノ酸配列に基づいて、任意の異なるタイプ、例えば、アルファ(α)、デルタ(δ)、イプシロン(ε)、ガンマ(γ)、及びミュー(μ)を指し得、これらは、それぞれ、抗体のIgA、IgD、IgE、IgG、及びIgMクラス(IgGのサブクラス、例えば、IgG1、IgG2、IgG3、及びIgG4を含む)を生じさせる。重鎖アミノ酸配列は、当該技術分野で知られている。いくつかの態様では、重鎖は、ヒト重鎖である。
【0052】
本明細書で使用される場合、用語「軽鎖」は、軽鎖可変領域(VL)及び軽鎖定常領域(CL)から典型的に構成される抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片の一部分を指す。典型的な抗体は、2つの軽鎖及び2つの重鎖から構成される。抗体に関して使用される場合、軽鎖は、定常領域のアミノ酸配列に基づいて、任意の異なるタイプ、例えば、カッパ(κ)またはラムダ(λ)を指し得る。軽鎖アミノ酸配列は、当該技術分野で知られている。いくつかの態様では、軽鎖は、ヒト軽鎖である。
【0053】
用語「キメラ」抗体またはその抗原結合断片は、アミノ酸配列が2つ以上の種に由来する抗体またはその抗原結合断片を指す。典型的には、軽鎖及び重鎖の両方の可変領域は、所望の特異性、親和性及び能力を有する哺乳動物のある種(例えば、マウス、ラット、ウサギ等)に由来する抗体または抗原結合断片の可変領域に対応するのに対し、定常領域は、別の種(通常はヒト)に由来する抗体またはその抗原結合断片配列と相同であることでその種における免疫反応の誘発を回避する。
【0054】
用語「ヒト化」抗体またはその抗原結合断片は、最小の非ヒト(例えば、ネズミ)配列を含有する特定の免疫グロブリン鎖、キメラ免疫グロブリン、またはその断片である非ヒト(例えば、ネズミ)抗体または抗原結合断片の形態を指す。典型的には、ヒト化抗体またはその抗原結合断片は、相補性決定領域(CDR)からの残基が、所望の特異性、親和性、及び能力を有する非ヒト種(例えば、マウス、ラット、ウサギ、ハムスター)のCDRからの残基によって置き換えられたヒト免疫グロブリである(Jones et al.,Nature 321:522-525(1986);Riechmann et al.,Nature 332:323-327(1988);Verhoeyen et al.,Science 239:1534-1536(1988))。いくつかの態様では、ヒト免疫グロブリンのFvフレームワーク領域(FR)残基は、所望の特異性、親和性、及び能力を有する非ヒト種からの抗体または断片における対応する残基で置き換えられる。ヒト化抗体またはその抗原結合断片は、抗体またはその抗原結合断片の特異性、親和性、及び/または能力を洗練及び最適化するためにFvフレームワーク領域及び/または置き換えられた非ヒト残基内のいずれかで追加の残基の置換によってさらに修飾され得る。通常、ヒト化抗体またはその抗原結合断片は、非ヒト免疫グロブリンに対応するCDR領域のすべてまたは実質的にすべてを含有する少なくとも1つの、典型的には2つまたは3つの可変ドメインの実質的にすべてを含む一方で、FR領域のすべてまたは実質的にすべては、ヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のものである。ヒト化抗体またはその抗原結合断片はまた、定常領域の少なくとも一部分、典型的にはヒト免疫グロブリンのものを含み得る。ヒト化抗体を生成するために使用される方法の例は知られており、例えば、米国特許第5,225,539号;Roguska et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,91(3):969-973(1994)、及びRoguska et al.,Protein Eng.9(10):895-904(1996)に記載されている。
【0055】
用語「ヒト」抗体またはその抗原結合断片は、本明細書で使用される場合、ヒト免疫グロブリン遺伝子の遺伝子座に由来するアミノ酸配列を有する抗体またはその抗原結合断片を意味し、そのような抗体または抗原結合断片は、当該技術分野で知られている組換え技術を使用して作製される。ヒト抗体またはその抗原結合断片のこの定義には、インタクトまたは全長抗体及びその断片が含まれる。
【0056】
「単離された」ポリペプチド複合体、抗体、その抗原結合断片、ポリヌクレオチド、ベクター、または細胞は、天然に見られない形態であるポリペプチド複合体、抗体、その抗原結合断片、ポリヌクレオチド、ベクター、または細胞である。単離されたポリペプチド複合体、抗体、その抗原結合断片、ポリヌクレオチド、ベクター、または細胞には、もはや天然に見られる形態ではない程度まで精製されたものが含まれる。いくつかの態様では、単離されたポリペプチド複合体、抗体、その抗原結合断片、ポリヌクレオチド、ベクター、または細胞は、実質的に純粋である。本明細書で使用される場合、「実質的に純粋」は、少なくとも50%純粋(すなわち、混入物質を含まない)、少なくとも90%純粋、少なくとも95%純粋、少なくとも98%純粋、または少なくとも99%純粋である物質を指す。
【0057】
用語「ポリペプチド」、「ペプチド」、及び「タンパク質」は、任意の長さのアミノ酸のポリマーを指すために本明細書で互換的に使用される。ポリマーは、線状または分岐状であり得、それは、修飾されたアミノ酸を含み得、それは、非アミノ酸によって遮られ得る。その用語はまた、天然でまたは介入;例えば、ジスルフィド結合形成、グリコシル化、脂質化、アセチル化、リン酸化、または任意の他の操作もしくは修飾、例えば、標識成分とのコンジュゲーションによって修飾されたアミノ酸ポリマーを包含する。その定義にはまた、例えば、アミノ酸の1つ以上のアナログ(例えば、非天然アミノ酸等を含む)、及び当該技術分野で知られている他の修飾を含有するポリペプチドが含まれる。本発明のポリペプチドは、抗体に基づき、いくつかの態様では、ポリペプチドは、一本鎖または関連付けられた鎖として生じ得ることが理解される。
【0058】
代替手段(例えば、「または」)の使用は、代替手段の1つ、両方、またはそれらの任意の組み合わせのいずれかを意味するものとして理解されるべきである。本明細書で使用される場合、不定冠詞「a」または「an」は、任意の記述されるまたは列挙される成分の「1つ以上」を指すものとして理解されるべきである。
【0059】
本明細書で使用される場合、用語「及び/または」は、2つの特定された特徴または成分の各々の特定の開示(他方の有無にかかわらない)として解釈されるべきである。よって、用語「及び/または」は、本明細書で「A及び/またはB」等の語句において使用される場合、「A及びB」、「AまたはB」、「A」(単独)、及び「B」(単独)を含むことが意図される。同様に、用語「及び/または」は、「A、B、及び/またはC」等の語句において使用される場合、以下の態様:A、B、及びC;A、B、またはC;AまたはC;AまたはB;BまたはC;A及びC;A及びB;B及びC;A(単独);B(単独);及びC(単独)の各々を包含することが意図される。
【0060】
態様が「含む」、「有する」等の言葉を用いて本明細書で記載される場合、「からなる」及び/または「から本質的になる」の観点から記載される他の類似の態様も提供されることが理解される。
【0061】
本明細書で使用される場合、用語「約」は、当業者によって決定される特定の値または組成についての許容可能な誤差範囲内である値または組成を指し、これは値または組成が測定または決定される仕方、すなわち、測定システムの限度に部分的に依存するであろう。例えば、「約」は、当該技術分野で実施当たり1以内または1を超える標準偏差を意味し得る。代替的には、「約」は、最大で10%または20%の範囲(すなわち、±10%または±20%)を意味し得る。例えば、約3mgには、2.7mg~3.3mg(10%の場合)または2.4mg~3.6mg(20%の場合)の任意の数が含まれ得る。さらに、特に生物学的システムまたはプロセスに関して、その用語は、最大で一桁または最大で5倍の値を意味し得る。特定の値または組成物が本出願及び特許請求の範囲において提供される場合、別途記述されない限り、「約」の意味は、その特定の値または組成物について許容可能な誤差範囲内であることが想定されるべきである。
【0062】
本明細書に記載されるように、任意の数値範囲、濃度範囲、パーセンテージ範囲、比範囲または整数範囲は、別途示されない限り、記述された範囲内の任意の整数及び、適切な場合、その分数(例えば、整数の10分の1及び100分の1)の値を含むことを理解されたい。
【0063】
別途定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術的及び科学的用語は、本開示が関連する分野における当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。例えば、the Concise Dictionary of Biomedicine and Molecular Biology,Juo,Pei-Show,2nd ed.,2002,CRC Press;The Dictionary of Cell and Molecular Biology,5th ed.,2013,Academic Press;及びthe Oxford Dictionary Of Biochemistry And Molecular Biology,2006,Oxford University Pressは、本開示において使用される用語の多くの一般的辞書を当業者に提供する。
【0064】
単位、接頭辞、及び記号は、それらの国際単位系(SI)の認められた形態で示される。数値範囲は、範囲を定義する数値を包含する。本明細書で提供される見出しは、全体として明細書への参照によってもたらされ得る本開示の様々な態様の限定ではない。したがって、本明細書で定義される用語は、その全体が本明細書への参照によってより十分に定義される。
【0065】
様々な態様が以下のセクションにおいてさらに詳細に記載される。
【0066】
抗原結合ポリペプチド複合体
いくつかの態様では、本発明は、本明細書にさらに記載される所定の構造的特徴を有する抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、本明細書にさらに記載されるように、1つ以上の切断可能なリンカーを含む。いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、本明細書にさらに記載されるように、インターフェロンアルファを含む。
【0067】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、CD3に特異的に結合するVH及び/またはVLを含有する。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチドのVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチドのVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチドのVH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。
【0068】
いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVH及び/またはVLは、インターフェロンアルファによって及び/または切断可能なリンカーによってCD3に特異的に結合するVH及び/またはVLに接続された別のVH及び/またはVLによってマスクされる。
【0069】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、GSのアミノ酸配列を有する非切断性リンカー(GSリンカー)によって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、GSリンカーによって接続されている。
【0070】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。
【0071】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、GSリンカーによって接続されている。
【0072】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。
【0073】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。
【0074】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。
【0075】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載のVH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4、または抗原結合ポリペプチド複合体は、TAAに特異的に結合する。
【0076】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、本明細書に記載のVH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4、または抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28に特異的に結合する。
【0077】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-FcまたはVH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLまたはVL3-L8-VL2-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L8-VL2-L9-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し、第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;VH1-L3-VL1-L4-Fc;VH1-L1-VL1-L2-Fc;またはVL1-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L8-VL2-L9-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-FcまたはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。
【0078】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLまたはVH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-FcまたはVL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-FcまたはVH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLまたはVL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-FcまたはVH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLまたはVL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-FcまたはVH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLまたはVL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH3-L4-VH4-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL3-L7-VL2-L8-CLによって表される構造を有する。
【0079】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-FcまたはVH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLまたはVL4-L12-VL3-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し、第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL4-L12-VL3-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し、第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL4-L12-VL3-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。
【0080】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fc;またはVH4-L9-VH3-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLまたはVL4-L10-VL3-CLによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1--Fcによって表される構造を有し、第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL4-L10-VL3-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH4-L9-VH3-CH1-Fcによって表される構造を有し、第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH4-L9-VH3-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL4-L10-VL3-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。
【0081】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;またはVH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-FcまたはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。
【0082】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、Trop2に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、cMetに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、cMetに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、Trop2に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、cMetに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、cMetに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号204及び511と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号205及び512と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0083】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VH4-L6-VL4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号634及び652と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号635及び653と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0084】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VL3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号670及び688と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号671及び689と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0085】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L5-VH4-L6-VL4-L7-VL3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、Trop2、cMet、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、cMetに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、Trop2に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号706及び724と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号707及び725と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0086】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD19、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD19に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD19に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD19に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD19に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。
【0087】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD20、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD20に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD20に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。
【0088】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、VL1は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD20、BCMA、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、BCMAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、BCMAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、BCMAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、BCMAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、BCMAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、BCMAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、BCMAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、BCMAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。
【0089】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L5-VH4-L6-VL4-L7-VH3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号742及び760と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号743及び761と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0090】
いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L5-VL4-L6-VH4-L7-VL3-L8-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD20、CD19、CD3またはCD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである。例えば、VL1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD19に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD20に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域である。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号778及び796と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号779及び797と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0091】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号206及び513と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号207及び514と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号204及び511と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号205及び512と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号274及び513と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号275及び514と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号228及び511と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号229及び512と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号206、160及び162と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号207、161及び163と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号206、160及び174と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号207、161及び175と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号206、162及び176と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号207、163及び177と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号204、160及び162と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号205、161及び163と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号204、160及び174と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号205、161及び175と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号204、162及び176と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、配列番号205、163及び177と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含む。
【0092】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;またはVH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-FcまたはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc;またはVH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;または
VH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-L1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-
L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-
VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。
【0093】
他のいくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;またはVH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-FcまたはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。
【0094】
他のいくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;またはVH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-FcまたはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。
【0095】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc;またはVH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L
33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構
造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-L1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;またはVH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2
-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。
【0096】
本明細書に記載の第1のポリペプチドのいずれか1つは、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体を形成するために本明細書に記載の第2、第3及び/または第4のポリペプチドのいずれか1つと組み合わされ得る。
【0097】
本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造に関する開示のすべては、本明細書に記載の標的抗原のすべてならびに本明細書に記載のVH及びVL配列及びCDR配列のすべてを含む本明細書に記載のVH及びVL領域のすべてに適用され、それと組み合わされ得る。
【0098】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、TAA上の少なくとも1つのエピトープを特異的に結合させる。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体の軽鎖可変領域(VL)及び対応する重鎖可変領域(VH)は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、TAAは、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVL1を含む。例えば、VL1は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VL1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVL2を含む。例えば、VL2は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VL2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVL3を含む。例えば、VL3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VL3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL
7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVL4を含む。例えば、VL4は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VL4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVH1を含む。例えば、VH1は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VH1は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVH2を含む。例えば、VH2は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VH2は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVH3を含む。例えば、VH3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VH3は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC9
1、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM、またはそれらの組み合わせに特異的に結合するVH4を含む。例えば、VH4は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VH4は、CD20に特異的に結合し得る。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、cMetに特異的に結合するVH1及びVL1、Trop2に特異的に結合するVH2及びVL2、CD28に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、Trop2に特異的に結合するVH1及びVL1、cMetに特異的に結合するVH2及びVL2、CD28に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、cMetに特異的に結合するVH1及びVL1、CD28に特異的に結合するVH2及びVL2、Trop2に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、Trop2に特異的に結合するVH1及びVL1、CD28に特異的に結合するVH2及びVL2、cMetに特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD28に特異的に結合するVH1及びVL1、cMetに特異的に結合するVH2及びVL2、Trop2に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD28に特異的に結合するVH1及びVL1、Trop2に特異的に結合するVH2及びVL2、cMetに特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD19に特異的に結合するVH1及びVL1、CD20に特異的に結合するVH2及びVL2、CD28に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD20に特異的に結合するVH1及びVL1、CD19に特異的に結合するVH2及びVL2、CD28に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD19に特異的に結合するVH1及びVL1、CD28に特異的に結合するVH2及びVL2、CD20に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD20に特異的に結合するVH1及びVL1、CD28に特異的に結合するVH2及びVL2、CD19に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD28に特異的に結合するVH1及びVL1、CD19に特異的に結合するVH2及びVL2、CD20に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチドは、CD28に特異的に結合するVH1及びVL1、CD20に特異的に結合するVH2及びVL2、CD19に特異的に結合するVH3及びVL3、及びCD3に特異的に結合するVH4及びVL4を含む。疑義を避けるため、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造のすべては、本明細書に記載の標的の任意の1つ以上と組み合わされ得る。本発明の抗原結合ポリペプチド複合体に対する標的に関連する本明細書におけるあらゆる開示が通常利用可能であり、同等に及び無条件で本明細書に記載のあらゆる抗原結合ポリペプチド複合体に適用される。本明細書に記載のあらゆる抗原結合ポリペプチド複合体のVL1、VL2、VL3、VL4、VH1、VH2、VH3、及び/またはVH4は、前記特に好ましい標的のいずれか1つに独立して結合し得る。
【0099】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体は、TAAに特異的に結合するVLであって、VLは、配列番号67、75、83、91、107、115、123、131、385、405、415、441、452、462、472、655、691、727、393、486、504、536、548、753、789、825、871、879、490、496、745、781、817、645、681、771、843、621、637、673、709及び871のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68、76、84、92、108、116、124、132、386(YTS);406(YTS)、416(YTS)、442(YTS)、453(YTS)、463(YTS)、473(YTS)、656、692、728、394、487(AT)、505(AT)、537、549、754、790、826、872、880、491(DA)、497(DA)、746、782、818、646、682、772、844、622、638、674、710及び872のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号69、77、85、93、109、117、125、133、387、407、417、443、454、464、474、657、693、729、395、488、506、538、550、755、791、827、873、881、492、498、747、783、819、647、683、773、845、623、639、675、711及び873のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を有する、VL;
及びTAAに特異的に結合するVHであって、VHは、配列番号64、72、80、88、104、112、120、128、389、409、419、429、659、695、731、397、508、540、552、757、793、829、875、500、749、785、821、649、685、775、847、625、641、677、713及び867のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65、73、81、89、105、113、121、129、390、410、420、430、660、696、732、398、509、541、553、758、794、830、876、501、750、786、822、650、686、776、848、626、642、678、714及び868のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号66、74、82、90、106、114、122、130、391、411、421、431、661、697、733、399、510、542、554、759、795、831、877、502、751、787、823、651、687、777、849、627、643、679、715及び869のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を有する、VHを含む。
【0100】
いくつかの態様では、CD38に特異的に結合するVLは、配列番号67と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD38に特異的に結合するVHは、配列番号64と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号75と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号76と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号77と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号72と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号73と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号74と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号83と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号84と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号85と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号80と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号81と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号82と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号91と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号92と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号93と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号88と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号90と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVLは、配列番号99と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD3に特異的に結合するVHは、配列番号96と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号107と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号108と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号104と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号106と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号115と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号116と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号117と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号112と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号113と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号114と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号123と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号124と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号125と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号120と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号121と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号122と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号131と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号132と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号133と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号128と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号129と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号130と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号385と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号386(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号387と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号389と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号390と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号391と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号405と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号406(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号407と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号409と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号410と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号411と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号415と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号416(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号417と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号419と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号420と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号421と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号441と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号442(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号443と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号452と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号453(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号454と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号462と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号463(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号464と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号472と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号473(YTS)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号474と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号655と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号656と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号657と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号659と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号660と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号661と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号691と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号692と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号693と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号695と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号696と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号697と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特
異的に結合するVLは、配列番号727と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号728と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号729と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号731と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号732と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号733と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、HER2に特異的に結合するVLは、配列番号393と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号394と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号395と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;HER2に特異的に結合するVHは、配列番号397と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号398と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号399と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号486と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号487(AT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号488と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号508と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号509と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号510と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号504と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号505(AT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号506と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号508と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号509と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号510と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号536と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号537と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号538と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号540と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号541と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号542と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号548と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号549と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号550と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号552と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号553と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号554と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号753と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号754と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号755と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号757と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号758と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号759と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号789と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号790と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号791と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号793と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号794と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号795と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号825と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号826と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号827と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号829と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号830と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号831と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号871と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号872と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号873と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号879と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号880と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号881と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号875と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号876と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号877と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号490と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号491(AT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号492と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号500と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号501と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号502と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号496と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号497(AT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号498と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号500と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号501と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号502と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号745と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号746と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号747と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号749と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号750と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号751と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号781と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号782と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号783と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号785と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号786と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号787と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号817と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号818と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号819と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号821と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号822と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号823と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号645と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号649と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号681と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号685と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号771と少なくとも90%の同一性を有するアミ
ノ酸配列を含むCDR1;配列番号772と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号775と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号843と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号847と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、BCMAに特異的に結合するVLは、配列番号621と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号622と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号623と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;BCMAに特異的に結合するVHは、配列番号625と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号626と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号627と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号637と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号638と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号639と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号641と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号642と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号643と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号673と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号674と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号675と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号677と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号678と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号679と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号709と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号710と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号711と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号713と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号714と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号715と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号871と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号872と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号873と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号867と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号868と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号869と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、CD38に特異的に結合するVLは、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD38に特異的に結合するVHは、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号75のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号76のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号77のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号74のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号83のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号84のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号85のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号81のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号82のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号91のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号92のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号93のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVLは、配列番号99のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD3に特異的に結合するVHは、配列番号96のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号107のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号123のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号131のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号385のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号386(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号387のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号389のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号390のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号391のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号405のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号406(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号407のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号409のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号410のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号411のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号415のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号416(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号417のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号419のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号420のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号421のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号441のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号442(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号443のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号452のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号453(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号454のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号462のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号463(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号464のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号472のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号473(YTS)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号474のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号429のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号430のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号431のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号655のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号656のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号657のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に
特異的に結合するVHは、配列番号659のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号660のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号661のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号691のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号692のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号693のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号695のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号696のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号697のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号727のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号728のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号729のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号731のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号732のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号733のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、HER2に特異的に結合するVLは、配列番号393のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号394のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号395のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;HER2に特異的に結合するVHは、配列番号397のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号398のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号399のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号486のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号487(AT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号488のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号508のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号509のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号510のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号504のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号505(AT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号506のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号508のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号509のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号510のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号536のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号537のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号538のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号540のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号541のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号542のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号548のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号549のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号550のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号552のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号553のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号554のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号753のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号754のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号755のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号757のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号758のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号759のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号789のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号790のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号791のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号793のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号794のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号795のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号825のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号826のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号827のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号829のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号830のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号831のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号871のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号872のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号873のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号879のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号880のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号881のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号875のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号876のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号877のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号490のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号491(AT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号492のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号500のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号501のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号502のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号496のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号497(AT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号498のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号500のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号501のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号502のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号745のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号746のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号747のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号749のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号750のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号751のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号781のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号782のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号783のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号785のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号786のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号787のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号817のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号818のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号819のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号821のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号822のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号823のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号645のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号649のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号681のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号685のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号771のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号775のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号843のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号847のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、BCMAに特異的に結合するVLは、配列番号621のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号622のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号623のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;BCMAに特異的に結合するVHは、配列番号625のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号626のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号627のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号637のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号638のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号639のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号641のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号642のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号643のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号673のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号674のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号675のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号677のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号678のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号679のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号709のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号710のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号711のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号713のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号714のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号715のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。
【0101】
いくつかの態様では、TAAに特異的に結合するVLは、配列番号71、79、87、95、103、111、119、127、135、384、404、414、440、451、461、471、583、654、690、726、392、402、485、503、535、547、752、788、824、882、870、878、489、495、543、555、744、780、816、527、644、680、770、842、620、636、672及び708のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;TAAに特異的に結合するVHは、配列番号70、78、86、94、102、110、118、126、134、388、408、418、428、584、658、694、730、396、403、507、539、551、756、792、828、883、866、874、499、544、556、748、784、820、528、648、684、774、846、624、640、676及び712のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD38に特異的に結合するVLは、配列番号71と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD38に特異的に結合するVHは、配列番号70と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号79と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号78と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号87と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号86と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号95と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号94と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD3に特異的に結合するVLは、配列番号103と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD3に特異的に結合するVHは、配列番号102と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号111と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号110と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号119と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号118と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号111と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号118と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号119と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号110と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号127と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号126と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号135または882と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号134または883と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号384と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号388と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号404と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号408と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号414と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号418と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号440と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号428と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号451と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号428と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号461と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号428と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号471と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号428と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号583と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号584と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、9
5%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号654と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号658と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号690と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号694と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、Trop2に特異的に結合するVLは、配列番号726と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;Trop2に特異的に結合するVHは、配列番号730と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号485と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号507と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号489と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号499と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、HER2に特異的に結合するVLは、配列番号392と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;HER2に特異的に結合するVHは、配列番号396と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、HER2に特異的に結合するVLは、配列番号402と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;HER2に特異的に結合するVHは、配列番号403と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号503と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号507と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号535と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号539と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号547と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号551と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号752と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号756と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号788と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号792と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号824と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号828と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号878と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD20に特異的に結合するVHは、配列番号874と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号495と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号499と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号543と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号544と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号555と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号556と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号744と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号748と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号780と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号784と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、配列番号816と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD19に特異的に結合するVHは、配列番号820と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号527と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号528と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有す
るアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号644と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号648と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号680と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号684と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号770と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号774と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD28に特異的に結合するVLは、配列番号842と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;CD28に特異的に結合するVHは、配列番号846と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、BCMAに特異的に結合するVLは、配列番号620と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;BCMAに特異的に結合するVHは、配列番号624と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号636と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号640と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号672と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号676と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、cMetに特異的に結合するVLは、配列番号708と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;cMetに特異的に結合するVHは、配列番号712と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD20に特異的に結合するVLは、配列番号870と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み、CD20に特異的に結合するVHは、配列番号866と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、CD19に特異的に結合するVLは、DIQLTQSPASLAVSLGQRATISCKASQSVDYDGDSYLNWYQQIPGQPPKLLIYDASNLVSGIPPRFSGSGSGTDFTLNIHPVEKVDAATYHCQQSTEDPWTFGGGTKLEIK(配列番号882)と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み、CD19に特異的に結合するVHは、QVQLQQSGAELVRPGSSVKISCKASGYAFSSYWMNWVKQRPGQGLEWIGQIWPGDGDTNYNGKFKGKATLTADESSSTAYMQLSSLASEDSAVYFCARRETTTVGRYYYAMDYWGQGTTVTVSS(配列番号883)と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0102】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3及び1つ以上のTAA、例えば、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM等に特異的に結合する。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、CD19及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、cMet及びTrop2を特異的に結合させ得る。
【0103】
A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに対する抗原結合配列(例えば、抗体からのCDR、VH、VL、重鎖及び軽鎖配列)は、よく知られている。例えば、CD3、CD19、CD28、及びCD38の配列は、よく知られており、それには、GenBankアクセッション番号AAA39272.1、AAA39159.1、ABN79462.1、AVW80143.1、AVW80142.1、AVW80141.1、AAB34430.1、AAB34429.1、CAD45042.1、4CMH_C及び4CMH_Bが含まれるがこれらに限定されない。そのような配列はまた、例えば、Wernly et al.,Cells,9(2):295,2020;Arakawa et al.,Journal of Biochemistry,120(3):657-662,1996;Cole et al.,Transplantation,68(4):563-571,1999;Li et al.,International Immunopharmacology,62:299-308,2018;Castella et al.,Methods & Clinical Development,12:134-144,2019;Sun et al.,Molecular Immunology,41(9):929-938,2004;Iwaszkiewicz-Grzes et al.,Cytotherapy,22(11):629-641,2020,Rosinski et al.,Transplant Direct,1(2):e7,2015;Ellis et al.,J Immunology,155(2):925-937,1995;Stevenson et al.,Blood,77(5):1071-1079,1991;Chillemi et al.,Molecular Medicine,19:99-108,2013、国際公開番号WO2020/076853に記載されている。
【0104】
また、そのような配列を含有する抗原結合複合体及び抗体を作製する、スクリーニングする及び操作するための分子生物学及び組換えDNAは、よく知られており、例えば、Adair et al.Human Antibodies,5(1-2):41-47,1994;Kostelny et al.,J Immunol,148(5):1547-1553(1992),Shiraiwa et al.,Methods,154:10-20,2019;及びZola,“Monoclonal Antibodies:A Manual of Techniques,” 1987,1st Ed.,CRC Press;及びSteinitz,Human Antibodies,18(1-2):1-10,2009に記載されている。
【0105】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVL及び対応するVHは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体の1つのVL及び1つの対応するVHは、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3は、配列番号35、44、99、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、100、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37、46、101、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号32、40、96、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、97、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34、42、98、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号35と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号32と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号44と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号40と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号446と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号456と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号466と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号476と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号520と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号524と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号663と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号667と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号699と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号703と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号735と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH3は、配列番号739と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号763と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号767と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号799と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号835と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号839と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号855と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号851と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号863と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号859と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号99と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号96と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号97と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%
、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL3は、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号446のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号456のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号466のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号476のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号520のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号524のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号663のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号667のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号699のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号703のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号735のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737のアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH3は、配列番号739のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号763のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号767のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号799のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号835のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836のアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号839のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号855のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号851のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号863のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号859のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号99のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号96のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL3は、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号422と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号423と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号445と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号455と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号465と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、
VL3は、配列番号475と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号519と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号523と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号662と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号666と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号698と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号702と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号734と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号738と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号762と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号766と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号798と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号802と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号834と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号838と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号854と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号850と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号862と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号858と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0106】
いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4は、配列番号35、44、99、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、100、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37、46、101、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号32、40、96、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、97、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34、42、98、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号35と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号32と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号44と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号40と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号446と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号456と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号466と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号476と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号520と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号524と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号663と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号667と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号699と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号703と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号735と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH4は、配列番号739と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号763と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号767と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号799と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号835と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号839と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号855と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号851と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号863と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号859と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号99と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号96と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL4は、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;V
H4は、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号446のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号456のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号466のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号476のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号520のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号524のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号663のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号667のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号699のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号703のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号735のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737のアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH4は、配列番号739のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号763のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号767のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号799のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号835のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836のアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号839のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号855のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号851のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号863のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号859のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号99のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号96のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH4は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号422と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号423と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号445と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号455と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号465と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号475と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号519と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号523と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号662と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%
、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号666と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号698と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号702と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号734と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号738と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号762と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号766と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号798と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号802と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号834と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号838と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号854と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号850と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号862と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号858と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0107】
いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2は、配列番号35、44、99、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、100、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37、46、101、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号32、40、96、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、97、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34、42、98、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号35と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号32と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号44と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号40と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号446と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号456と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号466と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号476と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号520と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号524と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号663と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号667と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号699と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号703と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号735と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH2は、配列番号739と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号763と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号767と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号799と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号835と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号839と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号855と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号851と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号863と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号859と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号99と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号96と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL2は、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;V
H2は、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号446のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号447(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号448のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号456のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号457(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号458のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号466のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号467(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号468のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号476のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号477(DT)のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号478のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号433のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号434のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号435のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号520のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号521のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号522のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号524のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号525のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号526のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号663のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号664のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号665のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号667のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号668のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号669のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号699のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号700のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号701のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号703のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号704のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号705のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号735のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号736のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号737のアミノ酸配列を含むCDR3を含み、VH2は、配列番号739のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号740のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号741のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号763のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号764のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号765のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号767のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号768のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号769のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号799のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号800のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号801のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号803と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号804のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号805のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号835のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号836のアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号837のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号839のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号840のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号841のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号855のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号856のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号857のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号851のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号852のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号853のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号863のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号864のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号865のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号859のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号860のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号861のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号99のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号96のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH2は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号39と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号43と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号47と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号38と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号422と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号423と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号445と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号455と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号465と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号475と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号432と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号519と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号523と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号662と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%
、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号666と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号698と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号702と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号734と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号738と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号762と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号766と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号798と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号802と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号834と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号838と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号854と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号850と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号862と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号858と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0108】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3及び免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、免疫刺激受容体、及び1つ以上のTAA、例えば、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM等に特異的に結合する。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、免疫刺激受容体(例えば、CD28)、CD19及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、免疫刺激受容体(例えば、CD28)、cMet及びTrop2を特異的に結合させ得る。
【0109】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVL及び対応するVHは、免疫刺激受容体(例えば、CD28)に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体の1つのVL及び1つの対応するVHは、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1は、配列番号51、59、645、681、771、843、717及び807のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772、844、718及び808のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号53、61、647、683、773、845、719及び809のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号48、56、649、685、775、847、721及び811のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776、848、722及び812のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;ならびに配列番号50、58、651、687、777、849、723及び813のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号51と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号48と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号59と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号56と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号645と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号649と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号681と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号685と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号771と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号775と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号843と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号847と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL1は、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号645のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号649のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号681のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号685のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号771のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号775のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号843のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号847のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号55または63と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH1は、配列番号54または62と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH1は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH1は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH1は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH1は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0110】
いくつかの態様では、VL2及びVH2は、免疫刺激受容体(例えば、CD28)に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号51と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号48と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号59と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号56と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号645と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号649と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号681と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号685と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号771と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号775と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号843と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号847と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL2は、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号645のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号649のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号681のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号685のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号771のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号775のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号843のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号847のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号55または63と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH2は、配列番号54または62と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH2は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0111】
いくつかの態様では、VL3及びVH3は、免疫刺激受容体(例えば、CD28)に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号51と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号48と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号59と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号56と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号645のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号649のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号681のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号685のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号771のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号775のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号843のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号847のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL3は、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号645と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号649と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号681と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号685と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号771と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号775と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号843と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号847と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号55または63と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH3は、配列番号54または62と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH3は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0112】
いくつかの態様では、VL4及びVH4は、免疫刺激受容体(例えば、CD28)に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号51と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号48と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号59と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号56と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号645と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号649と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号681と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号685と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号771と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号775と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号843と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号847と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも90%の同一性」には、記述される参照配列と少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及び100%の同一性が含まれる。いくつかの態様では、VL4は、配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号59のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号56のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号645のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号646のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号647のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号649のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号650のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号651のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号681のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号682のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号683のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号685のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号686のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号687のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号771のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号772のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号773のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号775のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号776のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号777のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号843のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号844のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号845のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号847のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号848のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号849のアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号55または63と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH4は、配列番号54または62と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号55と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号62と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号63と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含み;及び/またはVH4は、配列番号54と少なくとも80%の同一性(例えば、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0113】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28及びCD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、及び1つ以上のTAA、例えば、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAM等に特異的に結合する。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、CD28、CD19及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD3、CD28、cMet及びTrop2を特異的に結合させ得る。
【0114】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVL及び対応するVHは、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体の1つのVL及び1つの対応するVHは、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH1は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL1は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH1は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0115】
いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH2は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL2は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH2は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0116】
いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772、844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH3は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL3は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH3は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0117】
いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;VH4は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む。いくつかの態様では、VL4は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;VH4は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0118】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。
【0119】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。
【0120】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合する。
【0121】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。
【0122】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L9は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。
【0123】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。
【0124】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。
【0125】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合する。
【0126】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、及び/またはVL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。
【0127】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、ヒトCD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。
【0128】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。
【0129】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetである。
【0130】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetであり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0131】
いくつかの他の態様、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetであり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0132】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetであり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0133】
他のいくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、TAAに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L1-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD19であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、CD20であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、cMetであり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0134】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。
【0135】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、免疫刺激受容体に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28であり、及び/またはVL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。いくつかの態様では、VL2及びVH2によって結合される免疫刺激受容体は、CD28である。
【0136】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0137】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有し;VL1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、TAAに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、TAAに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、ヒトCD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L13は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD19であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD20である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、CD20であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、CD19である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、cMetであり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、Trop2である。いくつかの態様では、VL1及びVH1によって結合されるTAAは、Trop2であり、VL3及びVH3によって結合されるTAAは、cMetである。
【0138】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、
FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベ
ータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0139】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0140】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0141】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。
【0142】
本明細書に記載抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。
【0143】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、
FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベ
ータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0144】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0145】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0146】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1~L16は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの
態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。
【0147】
本明細書に記載抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。
【0148】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR
、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-
VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。VL1、VL2、VL4、VH1、VH2、及び/またはVH4は、CD28、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0149】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-
L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。VL1及び/またはVH1は、CD28に特異的に結合し得;VL2、VL4、VH2、及び/またはVH4は、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0150】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-
L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。VL1、VL4、VH1、及び/またはVH4は、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL2及び/またはVH2は、CD28に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し得る。
【0151】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TRO
P2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD28に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。VL1、VL2、VH1、及び/またはVH2は、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD3に特異的に結合し得;VL4及び/またはVH4は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。
【0152】
本明細書に記載の抗体ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、CD3に特異的に結合し、VL4及びVH4は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。
【0153】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR
、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-
VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合し得る。VL1、VL2、VL3、VH1、VH2、及び/またはVH3は、CD28、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL4及び/またはVH4は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0154】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、CD28に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG6
4、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。VL2、VL3、VH2、及び/またはVH3は、CD28、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL1及び/またはVH1は、CD28に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0155】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD28に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG6
4、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドはVL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc、によって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL3及びVH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。VL1、VL3、VH1、及び/またはVH3は、CD28、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL2及び/またはVH2は、CD28に特異的に結合し得;VL4及び/またはVH4は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し得る。
【0156】
いくつかの態様では、本発明は、第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;またはVH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TRO
P2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD28に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、CD3に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、抗原結合ポリペプチド複合体を対象とする。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;またはVH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fcによって表される構造を有し、第2のポリペプチドは、VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fcによって表される構造を有する。いくつかの態様では、VL1及びVH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、T
IM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL2及びVH2は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する。VL1、VL2、VH1、及び/またはVH2は、CD28、cMet、Trop2、CD20、またはCD19に特異的に結合し得;VL3及び/またはVH3は、CD28に特異的に結合し得;VL4及び/またはVH4は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、cMet、及びTrop2を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD28、CD3、CD19、及びCD20を特異的に結合させ得る。例えば、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し得る。例えば、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し得る。
【0157】
本明細書に記載抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。
【0158】
本明細書に記載抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、Trop2に特異的に結合し、VL2及びVH2は、cMetに特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、cMetに特異的に結合し、VL2及びVH2は、Trop2に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD28に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD20に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD19に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD20に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VL4及びVH4は、CD3に特異的に結合し、VL3及びVH3は、CD19に特異的に結合し、VL2及びVH2は、CD28に特異的に結合し、VL1及びVH1は、CD20に特異的に結合する。
【0159】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含み、第1のポリペプチドは、VL1-L1-CL;VL1-L1-CH1;VH1-L1-CL;またはVH1-L1-CH1によって表される構造を有し;第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fc;VH1-L2-CL-L3-Fc;VL1-L2-CH1-L3-Fc;またはVL1-L2-CL-L3-Fcによって表される構造を有し;第3のポリペプチドは、VL2-L4-VL3-L5-VH3-L6-VH2-L7-Fc;VL2-L4-VH3-L5-VL3-L6-VH2-L7-Fc;VH2-L4-VL3-L5-VH3-L6-VL2-L7-Fc;またはVH2-L4-VH3-L5-VL3-L6-VL2-L7-Fcによって表される構造を有し;VL1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、CD3に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、CD3に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMに特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;かつL1-L7は、アミノ酸リンカーである。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD20、CD3及びCD28のうちの1つ以上を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD20及びCD3を特異的に結合させ得る。例えば、抗原結合ポリペプチド複合体は、CD20、CD3及びCD28に特異的に結合し得る。例えば、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VH2及びVL2は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合
し得る。例えば、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合し得る。例えば、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し得、VH2及びVL2は、CD3に特異的に結合し得、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合し得る。例えば、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し得、VH2及びVL2は、CD3に特異的に結合し得、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合し得る。例えば、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し得、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し得、VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合し得る。
【0160】
疑義を避けるため、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造のすべては、本明細書に記載の標的の任意の1つ以上と組み合わされ得る。本発明の抗原結合ポリペプチド複合体に対する標的に関連する本明細書におけるあらゆる開示が通常利用可能であり、同等に及び無条件で本明細書に記載のあらゆる抗原結合ポリペプチド複合体に適用される。疑義を避けるため、本明細書に記載のあらゆる抗原結合ポリペプチド複合体のVL1、VL2、VL3、VL4、VH1、VH2、VH3、及び/またはVH4は、前記特に好ましい標的のいずれか1つに独立して結合し得る。
【0161】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、免疫グロブリンヒンジを含む。いくつかの態様では、免疫グロブリンヒンジは、上部ヒンジ領域、中央ヒンジ領域、下部ヒンジ領域、またはそれらの組み合わせを含む。
【0162】
本明細書で使用される場合、「特異的に結合する」抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、またはその領域もしくはドメインは、その抗原結合ドメインによるエピトープとのその結合を指し、結合は、抗原結合ドメインとエピトープとの間のいくつかの相補性を伴う。エピトープへの特異的結合は、ランダムの関連しないエピトープに結合するであろう場合よりも容易にその抗原結合ドメインを介してそのエピトープに結合する場合に生じる。
【0163】
本明細書で使用される場合、「エピトープ」は、抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)が特異的に結合し得る抗原の局在化領域を指す。エピトープは、例えば、ポリペプチドの連続アミノ酸(線状または連続エピトープ)であり得、またはエピトープは、例えば、ポリペプチド(複数可)の2つ以上の非連続領域から一緒にもたらされ得る(コンフォメーショナル、非線状、非連続、または非連続エピトープ)。いくつかの態様では、抗体またはその抗原結合断片が結合するエピトープは、例えば、NMR分光法、X線回折結晶学研究、ELISAアッセイ、質量分析(例えば、液体クロマトグラフィーエレクトロスプレー質量分析)と連結された水素/重水素交換、アレイベースのオリゴ-ペプチド走査アッセイ、及び/または変異誘発マッピング(例えば、部位特異的変異誘発マッピング)によって決定され得る。例えば、Giege R et al.,(1994)Acta Crystallogr D Biol Crystallogr 50(Pt 4):339-350;McPherson A(1990)Eur J Biochem 189:1-23;Chayen NE(1997) Structure 5: 1269-1274;McPherson A(1976) J Biol Chem 251:6300-6303;Meth Enzymol(1985) volumes 114 & 115,eds Wyckoff HW et al.,米国公開番号2004/0014194),Bricogne G(1993) Acta Crystallogr D Biol Crystallogr 49(Pt 1):37-60,Bricogne G(1997) Meth Enzymol 276A:361-423,ed Carter CW、及びRoversi et al.,(2000)Acta Crystallogr D Biol Crystallogr 56(Pt 10):1316-1323(X線回折結晶学研究);ならびにChampe et al.,(1995) J Biol Chem 270:1388-1394及びCunningham BC & Wells JA(1989)Science 244:1081-1085(変異誘発マッピング)を参照されたい。
【0164】
特異的結合は、「結合親和性」によって表され得る。結合親和性は、結合対(例えば、抗原結合ポリペプチド複合体及び抗原)のメンバー間の1:1の相互作用を反映する固有の結合親和性を指す。結合親和性は、平衡解離定数(K)を含むがこれらに限定されない当該技術分野で知られているいくつかの方法で測定及び/または発現され得る。Kは、koff/konの商(式中、konは、例えば、抗原結合ポリペプチド複合体の抗原に対する結合速度定数を指し、koffは、例えば、抗原結合ポリペプチド複合体の抗原からの解離を指す)から計算される。kon及びkoffは、Octet BLI、BIAcore(登録商標)またはKinExA等の当業者に知られている技術によって決定され得る。
【0165】
したがって、いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体は、抗体またはその抗原結合断片である。
【0166】
いくつかの態様では、抗体またはその抗原結合断片は、約10μM~約1pMの平衡解離定数(K)で抗原に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗体は、IgG、IgM、IgE、IgAまたはIgDである。例えば、抗体は、IgGであり得る。例えば、抗体は、IgMであり得る。例えば、抗体は、IgEであり得る。例えば、抗体は、IgAであり得る。例えば、抗体は、IgDであり得る。いくつかの態様では、IgGは、IgG1、IgG2、IgG3またはIgG4である。例えば、抗体は、IgG1であり得る。例えば、抗体は、IgG2であり得る。例えば、抗体は、IgG3であり得る。例えば、抗体は、IgG4であり得る。いくつかの態様では、抗原結合断片は、Fab、scFab、Fab’、F(ab’)、FvまたはscFvである。例えば、抗原結合断片は、Fabであり得る。例えば、抗原結合断片は、scFabであり得る。例えば、抗原結合断片は、Fab’であり得る。例えば、抗原結合断片は、F(ab’)2であり得る。例えば、抗原結合断片は、Fvであり得る。例えば、抗原結合断片は、scFvであり得る。いくつかの態様では、抗体は、ヒトまたはヒト化であり得る。例えば、抗体は、ヒトであり得る。例えば、抗体は、ヒト化であり得る。
【0167】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、二価、三価、四価、五価または六価である。
【0168】
アミノ酸リンカー
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、抗原結合ポリペプチド複合体の1つ以上の領域間に1つ以上のアミノ酸リンカーを含む。
【0169】
本明細書で使用される場合、「アミノ酸リンカー」は、ポリペプチド領域に関連する機能を維持または促進する安定な様式で本明細書に記載の発明の2つのポリペプチド領域を接続させることが可能な単一のアミノ酸または短いアミノ酸配列指す。いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、略語「l」または「L」及び数(例えば、第1のリンカーを示すためのL1、第2のリンカーを示すためのL2、第3のリンカーを示すためのL3、第4のリンカーを示すためのL4、第5のリンカーを示すためのL5、第6のリンカーを示すためのL6、第7のリンカーを示すためのL7、第8のリンカーを示すためのL8等)によって抗原結合ポリペプチド複合体の構造において本明細書で表される。いくつかの態様では、そのような列挙されるアミノ酸リンカー(例えば、L1)は、任意の他の列挙されるアミノ酸リンカー(例えば、L2等)と同じまたは異なる配列を有し得る。さらに、いくつかの態様では、あるポリペプチドに存在する列挙されるアミノ酸リンカー(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1のポリペプチドのL1)は、別のポリペプチドに存在する同じ列挙されるアミノ酸リンカー(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第2のポリペプチド、第3のポリペプチド等のL1)と同じまたは異なる配列を有し得る。
【0170】
いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、0アミノ酸(すなわち、アミノ酸リンカーは存在しない)~約50アミノ酸の長さを有する(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)。いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、0アミノ酸~約45アミノ酸、0アミノ酸~約40アミノ酸、0アミノ酸~約35アミノ酸、0アミノ酸~約30アミノ酸、0アミノ酸~約25アミノ酸、0アミノ酸~約20アミノ酸、0アミノ酸~約15アミノ酸、0アミノ酸~約10アミノ酸、0アミノ酸~約5アミノ酸、約1アミノ酸~約45アミノ酸、約1アミノ酸~約40アミノ酸、約1アミノ酸~約35アミノ酸、約1アミノ酸~約30アミノ酸、約1アミノ酸~約25アミノ酸、約1アミノ酸~約20アミノ酸、1アミノ酸~約15アミノ酸、約1アミノ酸~約10アミノ酸、約1アミノ酸~約5アミノ酸、約5アミノ酸~約50アミノ酸、約5アミノ酸~約45アミノ酸、約5アミノ酸~約40アミノ酸、約5アミノ酸~約35アミノ酸、約5アミノ酸~約30アミノ酸、約5アミノ酸~約25アミノ酸、約5アミノ酸~約20アミノ酸、約5アミノ酸~約15アミノ酸、約5アミノ酸~約10アミノ酸、約10アミノ酸~約50アミノ酸、約10アミノ酸~約45アミノ酸、約10アミノ酸~約40アミノ酸、約10アミノ酸~約35アミノ酸、約10アミノ酸~約30アミノ酸、約10アミノ酸~約25アミノ酸、約10アミノ酸~約20アミノ酸、約10アミノ酸~約15アミノ酸、約15アミノ酸~約50アミノ酸、約15アミノ酸~約45アミノ酸、約15アミノ酸~約40アミノ酸、約15アミノ酸~約35アミノ酸、約15アミノ酸~約30アミノ酸、約15アミノ酸~約25アミノ酸、約15アミノ酸~約20アミノ酸、約20アミノ酸~約50アミノ酸、約20アミノ酸~約45アミノ酸、約20アミノ酸~約40アミノ酸、約20アミノ酸~約35アミノ酸、約20アミノ酸~約30アミノ酸、約20アミノ酸~約25アミノ酸、約25アミノ酸~約50アミノ酸、約25アミノ酸~約45アミノ酸、約25アミノ酸~約40アミノ酸、約25アミノ酸~約35アミノ酸、約25アミノ酸~約30アミノ酸、約30アミノ酸~約50アミノ酸、約30アミノ酸~約45アミノ酸、約30アミノ酸~約40アミノ酸、約30アミノ酸~約35アミノ酸、約40アミノ酸~約50アミノ酸、約40アミノ酸~約45アミノ酸、または約45アミノ酸~約50アミノ酸の長さを有する。
【0171】
いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、0アミノ酸(すなわち、アミノ酸リンカーは存在しない)または約1、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約11、約12、約13、約14、約15、約16、約17、約18、約19、約20、約25、約30、約35、約40、約45、または約50アミノ酸を有する(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)。
【0172】
いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、1つ以上のアミノ酸残基からなる(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)。いくつかの態様では、アミノ酸残基は、グリシン、アラニン、セリン、トレオニン、システイン、アスパラギン、グルタミン、ロイシン、イソロイシン、バリン、プロリン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びチロシンからなる群から選択される。
【0173】
いくつかの態様では、本発明のアミノ酸リンカーは、非免疫原性である。いくつかの態様では、非免疫原性リンカーは、セリン、グリシン及び/またはアラニン残基からなり、またはセリン及び/またはグリシン残基からなる。いくつかの態様では、本発明のアミノ酸リンカーは、T細胞エピトープもコンセンサスT細胞エピトープも含有しない。
【0174】
いくつかの態様では、アミノ酸リンカーは、アラニン、システイン、グリシン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、トリプトファン、チロシン、バリンのうちの1つ以上の残基からなる(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)。
【0175】
本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)と共に使用され得るアミノ酸リンカー配列は、よく知られており、慣例の分子生物学及び組換えDNA技術を使用して本発明の抗原結合ポリペプチド複合体に組み込まれ得る。例えば、Chen et al.,Adv Drug Deliv Rev.,65(10):1357-1369,2013;及びChichili et al.,Protein Sci.,22(2):153-167,2013を参照されたい。
【0176】
いくつかの態様では、アミノ酸リンカー(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)は、g、a、gss、asg、ggssg、ggsgs、gssgs、gtvaa、asggs、astgg、asggsg、ggsgssg、ggsggssgss、sggsgssggs、ggsggsgsgggsasgsg、ggsggsgsggggsasgsg、gggssggggsggsgsggsgs、ggggsggsgsggggsasgsg、gggssggsgsggsgsggsgs、sggssggsgsggsgsggsgssg、gsgssggggsggsgsggsgssg、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggs、ggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggs、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssss、またはggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssssgs(配列番号1~21)の配列、配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つの配列、または配列番号1~21及び配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の同一性を有する配列を含む。
【0177】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体または抗体またはその抗原結合断片)のアミノ酸リンカーは、切断可能なリンカーである。本明細書で使用される場合、「切断可能なリンカー」は、2つ以上のポリペプチドを一緒に接続し得、次いで、例えば、酵素、光照射、または化学的試薬に曝露されると切断され得るアミノ酸リンカーである。いくつかの態様では、酵素は、腫瘍の部位において存在する。
【0178】
いくつかの態様では、切断可能なリンカーは、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)によって切断される。いくつかの態様では、切断可能なリンカーは、II型膜貫通セリンプロテアーゼによって切断される。
【0179】
いくつかの態様では、切断可能なリンカー(例えば、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造の第1、第2、第3、第4のポリペプチド等のL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19、L20等のうちの1つ以上)は、GPAALV、GSGRKG、GPLGLTG、GPSGLVG、GLVGRKAG、GPAGLVG、GPAGLVSG、STRKAGG、ASTRKAG、またはASTRKAGG(配列番号22~31)のアミノ酸配列、または配列番号22~31のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の同一性を有する配列を有する。
【0180】
本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、L5、L8、またはL5及びL8は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH1、VL1、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する。
【0181】
本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、L4、L7、またはL4及びL7は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH1、VL1、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合する。
【0182】
本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、L9、L12、またはL9及びL12は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1、VL1、VH2、VL2、VH3及びVL3は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、TAAに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する。
【0183】
本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、L1、L3、またはL1及びL3は、切断可能なリンカーであり、あるいはL5、L7、またはL5及びL7は、切断可能なリンカーである。本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のいくつかの態様では、L9、L11、またはL9及びL11は、切断可能なリンカーであり、あるいはL13、L15、またはL13及びL15は、切断可能なリンカーである。いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する。いくつかの態様では、VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびにVH4及びVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する。
【0184】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、GSのアミノ酸配列を有する非切断性リンカー(GSリンカー)によって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、GSリンカーによって接続されている。
【0185】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。
【0186】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、GSリンカーによって接続されている。
【0187】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。
【0188】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVH2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH1及びVL2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVL1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVH2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL1及びVL2は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH2及びVH1は、切断可能なリンカーによって接続されている。
【0189】
いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、切断可能なリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、GSリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVH4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH3及びVL4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVL3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVH4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。いくつかの態様では、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVL3及びVL4は、GSリンカーによって接続されており、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体のVH4及びVH3は、切断可能なリンカーによって接続されている。
【0190】
検出可能な標識及び薬物コンジュゲート
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、1つ以上の検出可能な標識を含む。検出可能な標識を含有する抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、治療、診断、画像化(例えば、放射線画像化)、または基礎研究用途において有用である。
【0191】
いくつかの態様では、検出可能な標識は、放射性標識である。放射性標識の例には、同位体H、14C、32P、35S、36Cl、51Cr、57Co、58Co、59Fe、90Y、121I、124I、125I、131I、111In、117Lu、211At、198Au、67Cu、225Ac、213Bi、99Tc、186Re及び89Zrが含まれるがこれらに限定されない。
【0192】
いくつかの態様では、検出可能な標識は、化学発光標識、蛍光標識、酵素、ビオチン、またはそれらの組み合わせである。
【0193】
いくつかの態様では、検出可能な標識は、ペプチドタグである。いくつかの態様では、ペプチドタグは、ポリペプチドまたはポリペプチド複合体のN末端に位置する。いくつかの態様では、ペプチドタグは、ポリペプチドまたはポリペプチド複合体のC末端に位置する。いくつかの態様では、ペプチドタグは、親和性タグまたは融合タグである。
【0194】
いくつかの態様では、検出可能な標識は、ポリヒスチジンタグ、ポリアルギニンタグ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、マルトース結合タンパク質(MBP)、キチン結合タンパク質(CBP)、Strep-タグ、チオレドキシン(TRX)、ポリ(NANP)、FLAGタグ、アルファ-タグ、V5-タグ、Myc-タグ、ヘマグルチニン(HA)タグ、Spotタグ、T7タグ、NEタグ、または緑色の蛍光タンパク質(GFP)、またはそれらの組み合わせである。いくつかの態様では、ポリヒスチジンタグは、約4~約10個のヒスチジン残基からなる。いくつかの態様では、ポリヒスチジンタグは、約4、約5、約6、約7、約8、約9、または約10個のヒスチジン残基からなる。
【0195】
検出可能な標識の追加の例及び検出可能な標識をポリペプチドに導入するための方法は知られており、それには、通例の化学的、分子生物学及び組換えDNA技術が含まれる。例えば、Hnatowich et al.,Science,220(4597):613-615,1983;Yao et al.,Int.J.Mol.Sci.,17(2):194,2016;Kimple et al.,Curr.Protoc.Protein Sci.,73:Unit 9.9,2013;Sambrook J,Fritsch EF.Molecular Cloning:A Laboratory Manual.Cold Spring Harbor Laboratory Press;Cold Spring Harbor,N.Y.:1989;Molecular Cell Biology,4th edition,Section 3.5,Purifying,Detecting and Characterizing Proteins;及びMahmoodi et al.,Cogent Biology,5(1):DOI:10/1080/23312025.2019.1665406を参照されたい。
【0196】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)として薬剤にコンジュゲートされる。本発明のADCは、治療、診断、画像化(例えば、放射線画像化)、または基礎研究用途において有用である。
【0197】
いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)は、典型的にはリンカーを介して細胞傷害剤、免疫調節剤、造影剤、または治療タンパク質にコンジュゲートされる。リンカーは、切断可能な単位を含み得、または非切断可能であり得る。切断可能な単位には、例えば、ジスルフィド交換を介して切断可能なジスルフィド含有リンカー、酸性pHで切断可能な酸に不安定なリンカー、ならびにヒドロラーゼ、エステラーゼ、ペプチダーゼ、及びグルコロニダーゼによって切断可能なリンカー(例えば、ペプチドリンカー及びグルコロニドリンカー)が含まれる。非切断性リンカーは、タンパク質分解性抗体分解メカニズムを介して薬物を放出と考えられる。
【0198】
ADCを作製するための方法は知られており、それには、チオール、アミド、アルデヒド、またはアジドを介するコンジュゲーション、ならびに他の通例の化学的、分子生物学及び組換えDNA技術が含まれるがこれらに限定されない。例えば、Yao et al.,Int.J.Mol.Sci.,17(2):194,2016;Sambrook J,Fritsch EF.Molecular Cloning:A Laboratory Manual.Cold Spring Harbor Laboratory Press;Cold Spring Harbor,N.Y.:1989;Molecular Cell Biology,4th edition,Section 3.5,Purifying,Detecting and Characterizing Proteins;及びMahmoodi et al.,Cogent Biology,5(1):DOI:10/1080/23312025.2019.1665406を参照されたい。
【0199】
修飾
いくつかの態様では、本発明は、エフェクター機能変異または半減期延長変異を含む抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)を対象とする。
【0200】
エフェクター機能は、液性免疫反応の重要な部分であり、自然免疫と適応免疫との間の関係性を形成する。ほとんどのエフェクター機能は、補体タンパク質及び特殊化Fc受容体と相互作用し得る抗体のFc領域を介して誘導される。本明細書で使用される場合、「エフェクター機能変異」は、エフェクター機能を増加または減少させる、例えば、特定のFc受容体に対するFcの結合親和性を増加させる、または抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性を増加させるアミノ酸配列、典型的にはFc領域における変化を指す。
【0201】
薬学的に活性な物質の「半減期」は、その物質の量が、身体に投与されると、半分に低減するのに要する時間である。本発明の抗原結合ポリペプチド複合体の「半減期延長変異」は、典型的にはFc領域における、アミノ酸配列の変化であって、(例えば、Fc受容体結合親和性を増加させること、Fc及びFc受容体についてのオフ速度を減速させること、及び/または増加したシアリル化によって)抗原結合ポリペプチド複合体の半減期を増加させるものを指す。
【0202】
機能を増加させるエフェクター機能変異の例には、EU付番スキームに基づいて、Fc領域における以下の置換:S298A/E333A/K334A、S239D/I332E、S239D/A330L/I332E、及びG236A/S239D/I332Eが含まれるがこれらに限定されない。機能を低下させるエフェクター機能変異の例には、EU付番スキームに基づいて、Fc領域における以下の置換:N297A及びL234A/L235Aが含まれるがこれらに限定されない。エフェクター機能変異、半減期延長変異の追加の例及びそれをアミノ酸配列に組み込むための方法は知られており、例えば、Saunders,“Conceptual Approaches to Modulating Antibody Effector Functions and Circulation Half-Life,” Front.Immunol.June 7,2019に記載されている。
【0203】
いくつかの態様では、本発明は、1つ以上のノブ・イントゥ・ホール修飾を含む抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)を対象とする。
【0204】
用語「ノブ・イントゥ・ホール修飾」は、本明細書で使用される場合、ヘテロ二量体化を促進するために2つのポリペプチドの対合を誘導する遺伝子修飾を指す。いくつかの態様では、修飾は、2つのポリペプチドが相互作用する界面で突起部(ノブ)を一方のポリペプチドに、腔部(ホール)を他方のポリペプチドに導入する。いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、例えば、アミノ酸残基を元のアミノ酸残基よりも小さな側鎖で置き換えることによって(例えば、1つ以上のセリン、トレオニン、バリンまたはアラニン残基、またはそれらの組み合わせの置換)、ホール修飾のみを導入することによって生成され得る。さらに別の態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、例えば、アミノ酸残基を元のアミノ酸残基よりも大きな側鎖で置き換えることによって(例えば、1つ以上のトリプトファンまたはチロシン残基、またはそれらの組み合わせの置換)、ノブ修飾のみを導入することによって生成され得る。
【0205】
いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、2つのFc領域の結合界面、2つのCH2領域の結合界面、2つのCH3領域の結合界面、CL領域及びCH1領域の結合界面、またはVH領域及びVL領域の結合界面におけるものである。例えば、米国公開番号2007/0178552、国際公開番号WO96/027011、国際公開番号WO98/050431及びZhu et al.,Protein Science 6:781-788,1987を参照されたい。
【0206】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれを超えるノブ・イントゥ・ホール修飾を含む。
【0207】
ノブ・イントゥ・ホール修飾はよく知られており、通例の分子生物学及び組換えDNA技術を使用して本発明の抗原結合ポリペプチド複合体に組み込まれ得る。例えば、米国公開番号2003/0078385;国際公開番号WO96/027011;Ridgway et al.,Protein Eng.,9:617-621,1996;及びMerchant et al.,Nat.Biotechnol.,16:677-681,1998を参照されたい。
【0208】
いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、アミノ酸置換である。本明細書で使用される場合、そのような置換は、Protein Data Bank(PDB)における付番に対応する、KabatのEU付番スキームに基づいて記載される。
【0209】
いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、S354C及び/またはT366Wのノブ置換である。
【0210】
いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、Y349C、T366S、L368A、Y407V、L234A、L235A、P329A、M428L、N433S、M252Y、S254T、T256E、またはそれらの任意の組み合わせのホール置換である。
【0211】
いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、Y349C、T366S、L368A及びY407Vのホール置換である。いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、L234A、L235A及びP329Aのホール置換である。いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、L234A及びL235Aのホール置換である。いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、M428L及びN433Sのホール置換である。いくつかの態様では、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、M252Y、S254T及びT256Eのホール置換である。
【0212】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、S354C及びT366Wのノブ置換、ならびにY349C、T366S、L368A及びY407Vのホール置換である。
【0213】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、L234A、L235A及びP329Aのホール置換である。
【0214】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、L234A及びL235Aのホール置換である。
【0215】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、M428L及びN433Sのホール置換である。
【0216】
いくつかの態様では、抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、ノブ・イントゥ・ホール修飾は、M252Y、S254T及びT256Eのホール置換である。
【0217】
ポリペプチド、ポリヌクレオチド、ベクター、細胞、及びタンパク質生成方法
いくつかの態様では、本発明は、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)の一部分をコードするポリペプチドを対象とする。
【0218】
いくつかの態様では、本発明は、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上のアミノ酸配列;または配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上と少なくとも90%の同一性もしくは少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを対象とする。例えば、ポリペプチドは、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上と少なくとも90%(例えば、少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%)の同一性を有するアミノ酸配列を含み得る。例えば、ポリペプチドは、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上のアミノ酸配列を含み得る。
【0219】
いくつかの態様では、本発明は、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上のポリヌクレオチド配列によってコードされる;または配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上と少なくとも90%の同一性もしくは少なくとも95%の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含むポリペプチドを対象とする。例えば、ポリペプチドは、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上と少なくとも90%(例えば、少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%)の同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列を含み得る。例えば、ポリペプチドは、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上のポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含み得る。
【0220】
いくつかの態様では、本発明は、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)の一部分をコードするポリヌクレオチドを対象とする。本明細書で使用される場合、「ポリヌクレオチド」には、DNA及びRNA(例えば、mRNA)が含まれる。
【0221】
いくつかの態様では、本発明は、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上のポリヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド;または配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上と少なくとも90%の同一性もしくは少なくとも95%の同一性を有するポリヌクレオチドを対象とする。例えば、ポリヌクレオチドは、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上と少なくとも90%(例えば、少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%)の同一性を有するポリヌクレオチド配列を含み得る。例えば、ポリヌクレオチドは、配列番号137、139、141、143、145、147、149、151、153、155、157、159、161、163、165、167、169、171、173、175、177、179、181、183、185、187、189、191、193、195、197、199、201、203、205、207、209、211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、241、243、245、247、249、251、253、255、257、259、261、263、265、267、269、271、273、275、277、279、281、283、285、287、289、291、293、295、297、299、301、303、305、307、309、311、313、315、317、319、321、323、235、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347、349、351、353、355、357、359、361、363、365、367、369、371、373、375、377、379、381、383、401、413、425、427、437、439、450、460、470、480、482、484、494、512、514、516、518、530、532、534、546、558、560、562、564、566、569、571、573、575、578、580、582、586、588、590、592、594、596、598、600、602、604、609、611、613、615、617、619、629、631、633、635、653、671、689、707、725、743、761、779、797、815及び833のうちの1つ以上のポリヌクレオチド配列を含み得る。
【0222】
いくつかの態様では、本発明は、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上のポリペプチド;または配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上と少なくとも90%の同一性もしくは少なくとも95%の同一性を有するポリペプチド、をコードするポリヌクレオチドを対象とする。例えば、ポリヌクレオチドは、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上と少なくとも90%(例えば、少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%)の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし得る。例えば、ポリヌクレオチドは、配列番号136、138、140、142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、184、186、188、190、192、194、196、198、200、202、204、206、208、210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、242、244、246、248、250、252、254、256、258、260、262、264、266、268、270、272、274、276、278、280、282、284、286、288、290、292、294、296、298、300、302、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322、234、326、328、330、332、334、336、338、340、342、344、346、348、350、352、354、356、358、360、362、364、366、368、370、372、374、376、378、380、382、399、412、424、426、436、438、449、459、469、479、481、483、493、511、513、515、517、529、531、533、545、557、559、561、563、565、568、570、572、574、577、579、581、585、587、589、591、593、595、597、599、601、603、608、610、612、614、616、618、628、630、632、634、652、670、688、706、724、742、760、778、796、814及び832のうちの1つ以上のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし得る。
【0223】
他の態様では、本発明は、本明細書に記載の1つ以上のポリヌクレオチドを含むベクターを対象とする。
【0224】
さらに他の態様では、本発明は、本明細書に記載の1つ以上のポリヌクレオチド及び/またはベクターを含む宿主細胞を対象とする。例えば、宿主細胞は、本明細書に記載の1つ以上のポリヌクレオチドを含み得る。例えば、宿主細胞は、本明細書に記載の1つ以上のベクターを含み得る。
【0225】
本明細書で使用される場合、用語「宿主細胞」は、任意のタイプの細胞、例えば、初代細胞、培養中の細胞、または細胞株からの細胞であり得る。いくつかの態様では、用語「宿主細胞」は、外来遺伝子を含有する細胞[例えば、遺伝子送達に供されたまたはその遺伝子をコードするポリヌクレオチド(例えば、DNAまたはmRNA)でトランスフェクションされた細胞]及びそのような細胞の子孫または潜在的子孫を指す。そのような細胞の子孫は、例えば、継代または宿主細胞ゲノムへの核酸分子の組み込みにおいて生じ得る変異または環境的影響に起因して、核酸分子でトランスフェクションされた親細胞と同一ではない場合がある。
【0226】
抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、CDR、VH、VL、重鎖及び/または軽鎖コード配列ならびに適切な転写及び翻訳コントロールシグナル)をコードするベクターを構築するために当業者によく知られている方法が使用され得る。これらの方法には、例えば、in vitro組換えDNA技術、合成技術、及びin vivo遺伝子組換えが含まれる。
【0227】
ベクターは、従来の技術によって宿主細胞に形質転換され、次いで得られた細胞は、従来の技術によって培養されて、例えば、6つのCDR、VH、VL、VH及びVL、重鎖、軽鎖、もしくは重鎖及び軽鎖、またはそのドメイン(例えば、1つ以上のCDR、VH、VL、VH及びVL、重鎖、または軽鎖)を含む抗原結合ポリペプチド複合体が生成され得る。よって、本明細書では、宿主細胞におけるそのような配列の発現のためのプロモーターに機能可能に連結された、例えば、6つのCDR、VH、VL、VH及びVL、重鎖、軽鎖、もしくは重鎖及び軽鎖、またはそのドメイン(例えば、1つ以上のCDR、VH、VL、VH及びVL、重鎖、または軽鎖)を含む抗原結合ポリペプチド複合体をコードするポリヌクレオチドを含有する宿主細胞が提供される。いくつかの態様では、重鎖及び軽鎖の両方、またはそのドメインを個々にコードするベクターは、発現のための宿主細胞において共発現し得る。いくつかの態様では、宿主細胞は、重鎖及び軽鎖の両方、またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含むベクターを含有する。いくつかの態様では、宿主細胞は、2つの異なるベクター、すなわち、重鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第1のベクター、及び軽鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第2のベクターを含有する。いくつかの態様では、第1の宿主細胞は、重鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第1のベクターを含み、第2の宿主細胞は、軽鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第2のベクターを含む。いくつかの態様では、本明細書では、そのような第1の宿主細胞及びそのような第2の宿主細胞を含む宿主細胞の集団が提供される。
【0228】
いくつかの態様では、本明細書では、軽鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第1のベクター、及び重鎖またはそのドメインをコードするポリヌクレオチドを含む第2のベクターを含むベクターの集団が提供される。代替的には、重鎖及び軽鎖ポリペプチドの両方またはそのドメインをコードし、または発現することが可能な単一のベクターが使用され得る。
【0229】
多様な宿主-ベクターシステムが、本明細書に記載のポリペプチド及びポリペプチド複合体を発現するために利用され得る。そのような宿主-ベクターシステムは、対象となるコード配列が生成され、その後精製され得るビヒクルを表すが、適切なヌクレオチドコード配列で形質転換またはトランスフェクションされた場合に、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体をin situで発現し得る細胞も表す。これらには、抗体コード配列を含有する組換えバクテリオファージDNA、プラスミドDNAまたはコスミドDNA発現ベクターで形質転換された細菌(例えば、E.coli及びB.subtilis)等の微生物;抗体コード配列を含有する組換え酵母発現ベクターで形質転換された酵母(例えば、Saccharomyces pichia);抗体コード配列を含有する組換えウイルス発現ベクター(例えば、バキュロウイルス) で感染させた昆虫細胞システム;組換えウイルス発現ベクター(例えば、カリフラワーモザイクウイルス、CaMV;タバコモザイクウイルス、TMV)で感染させた、または抗体コード配列を含有する組換えプラスミド発現ベクター(例えば、Tiプラスミド)で形質転換された植物細胞システム(例えば、緑藻、例えば、Chlamydomonas reinhardtii);または哺乳動物細胞のゲノムに由来するプロモーター(例えば、メタロチオネインプロモーター)または哺乳動物ウイルスに由来するプロモーター(例えば、アデノウイルス後期プロモーター;ワクシニアウイルス7.5Kプロモーター)を含有する組換え発現コンストラクトを保有する哺乳動物細胞システム(例えば、COS(例えば、COS1またはCOS)、CHO、BHK、MDCK、HEK293、NS0、PER.C6、VERO、CRL7O3O、HsS78Bst、HeLa、及びNIH3T3、HEK-293T、HepG2、SP210、R1.1、B-W、L-M、BSC1、BSC40、YB/20、及びBMT10細胞)が含まれるがこれらに限定されない。いくつかの態様では、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体を発現するための細胞は、CHO細胞、例えば、CHO GS System(商標)(Lonza)からのCHO細胞である。いくつかの態様では、本発明のポリペプチドまたはポリペプチド複合体を発現するための細胞は、ヒト細胞、例えば、ヒト細胞株である。いくつかの態様では、哺乳動物発現ベクターは、pOptiVEC(商標)またはpcDNA3.3である。いくつかの態様では、細菌細胞、例えば、Escherichia coli、または真核細胞(例えば、哺乳動物細胞)は、組換えポリペプチドの発現のために使用される。例えば、ヒトサイトメガロウイルスからの主要最初期遺伝子プロモーター要素等のベクターと併せたチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞等の哺乳動物細胞は、ポリペプチドのための有効な発現系である(Foecking MK & Hofstetter H(1986)Gene 45:101-105;及びCockett MI et al.,(1990)Biotechnology 8:662-667)。いくつかの態様では、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体は、HEK-293T細胞によって生成される。
【0230】
また、挿入された配列の発現を調節し、または所望の特定の様式で遺伝子産物を修飾及び処理する宿主細胞株が選択され得る。タンパク質生成物のそのような修飾(例えば、グリコシル化)及び処理(例えば、切断)は、タンパク質の機能に寄与し得る。この目的のため、一次転写産物の適切なプロセシング、遺伝子産物のグリコシル化、及びリン酸化のための細胞機構を保有する真核宿主細胞が使用され得る。そのような哺乳動物宿主細胞には、CHO、VERO、BHK、Hela、MDCK、HEK293、NIH3T3、W138、BT483、Hs578T、HTB2、BT2O及びT47D、NS0(いかなる免疫グロブリン鎖も内因的に生成しないネズミ骨髄腫細胞株)、CRL7O3O、COS(例えば、COS1またはCOS)、PER.C6、VERO、HsS78Bst、HEK-293T、HepG2、SP210、R1.1、B-W、L-M、BSC1、BSC40、YB/20、BMT10及びHsS78Bst細胞が含まれるがこれらに限定されない。
【0231】
本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体が組換え発現によって生成されると、それは、タンパク質または免疫グロブリン分子の精製のために当該技術分野で知られている任意の方法によって、例えば、クロマトグラフィー(例えば、イオン交換、アフィニティー(特にプロテインA後の特異的抗原についてのアフィニティーによる)、及びサイズ排除クロマトグラフィー)、遠心分離、差異的溶解性によって、またはタンパク質の精製のための任意の他の標準的な技術によって精製され得る。さらに、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体は、精製を容易化するために本明細書に記載される異種ポリペプチド配列(例えば、タグ)またはそうでなければ当該技術分野で知られている異種ポリペプチド配列に融合され得る。
【0232】
いくつかの態様では、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体は、単離または精製される。通常、単離されたポリペプチドまたはポリペプチド複合体は、異なる抗原特異性を有する他のポリペプチドまたはポリペプチド複合体を実質的に含まないものである。例えば、いくつかの態様では、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド複合体の調製物は、細胞性物質及び/または化学的前駆体を実質的に含まない。
【0233】
薬学的組成物及びキット
いくつかの態様では、本発明は、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、または細胞(複数可)を含む薬学的組成物を対象とする。
【0234】
いくつかの態様では、本発明は、(1)本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリヌクレオチド、ベクター、または細胞、及び(2)薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物を対象とする。用語「薬学的に許容可能な担体」には、生物学的にまたは他の場合に望ましくなくはないあらゆる溶媒、共溶媒、錯化剤、分散媒体、コーティング剤、抗細菌及び抗真菌剤、等張性及び吸収遅延剤等が含まれる。薬学的に活性な物質のためのそのような培地及び薬剤の使用は、当該技術分野で知られている。任意の従来の培地及び薬剤が活性成分と非適合性である場合を除き、治療的製剤におけるその使用が企図される。補充活性成分もまた、本発明の薬学的組成物に組み込まれ得る。また、様々な賦形剤、例えば、当該技術分野で一般的に使用されるものが含まれ得る。これらの及び他のそのような化合物は、文献、例えば、Merck Index,Merck & Company,Rahway,NJに記載されている。薬学的組成物における様々な成分の包含のための考慮事項は、例えば、Gilman et al.(Eds.)(2010);Goodman and Gilman’s:The Pharmacological Basis of Therapeutics,12th Ed.,The McGraw-Hill Companiesに記載の記載されている。いくつかの態様では、薬学的組成物は、非経口、静脈内または皮下投与のためのものである。
【0235】
他の態様では、本発明は、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせを含むキットを対象とする。薬学的組成物が製剤化されると、それは、滅菌バイアル内で溶液、懸濁液、ゲル、エマルション、固体、結晶として、または脱水または凍結乾燥粉末として保存され得る。そのような製剤は、すぐに使用可能な形態または投与前に再構成される(例えば、凍結乾燥した)形態のいずれかで保存され得る。いくつかの態様では、本発明は、単一用量投与単位を生成するためのキットを提供する。いくつかの態様では、本発明のキットは、乾燥タンパク質を有する第1の容器及び水性製剤を有する第2の容器の両方を含有し得る。いくつかの態様では、単一及び複数チャンバー化事前充填シリンジ(例えば、液体シリンジ及び凍結乾燥シリンジ)を含有するキットも提供される。いくつかの態様では、キットは、静脈内または皮下投与のための成分を含有する。
【0236】
使用方法
いくつかの態様では、本発明は、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせの所定の使用方法を対象とする。本明細書に記載の標的の1つ以上を標的とする本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体構造のいずれかは、本発明の方法及び使用のいずれかにおいて使用され得る。
【0237】
いくつかの態様では、本発明は、疾患または病態を処置または予防する方法であって、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、疾患または病態を処置または予防する方法であって、本明細書に記載の治療的有効量の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法を対象とする。本発明は、対象における疾患または病態を処置または予防する際に使用するための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをさらに提供する。本発明は、対象における疾患または病態の処置または予防のための薬品の製造のための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせの使用をさらに提供する。
【0238】
いくつかの態様では、本発明は、がんを処置する方法であって、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法を対象とする。いくつかの態様では、がんは、固形癌である。いくつかの態様では、がんは、乳癌、肺癌、胃癌、前立腺癌、子宮頸癌、尿路上皮癌、または膵臓癌である。いくつかの態様では、がんは、血液がんである。いくつかの態様では、血液がんは、白血病またはリンパ腫である。いくつかの態様では、白血病またはリンパ腫は、B細胞白血病、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ヴァルデンストレームマクログロブリン血症)、前リンパ球性白血病(PLL)、または有毛細胞白血病(HCL)である。
【0239】
本発明は、対象におけるがんを処置または予防する際に使用するための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをさらに提供する。本発明は、対象におけるがんの処置または予防のための薬品の製造のための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせの使用をさらに提供する。
【0240】
いくつかの態様では、本発明は、ウイルス感染を処置または予防する方法であって、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法を対象とする。いくつかの態様では、本発明は、対象におけるウイルス感染を処置または予防する際に使用するための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせを対象とする。本発明は、対象におけるウイルス感染の処置または予防のための薬品の製造のための、本明細書に記載の抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)、ポリペプチド(複数可)、ポリヌクレオチド(複数可)、ベクター(複数可)、細胞(複数可)、または薬学的組成物、またはそれらの組み合わせの使用をさらに提供する。
【0241】
本明細書で使用される場合、用語「対象」は、ヒトまたは非ヒト哺乳動物、例えば、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウシ、ヒツジ、ブタ、ヤギ、非ヒト霊長類または鳥類、例えば、ニワトリ、ならびに任意の他の脊椎動物または無脊椎動物を意味する。いくつかの態様では、対象は、ヒトである。いくつかの態様では、対象は、獣医学的動物である。いくつかの態様では、対象は、哺乳動物である。
【0242】
本明細書で使用される場合、用語「処置すること」または「処置」は、治療的または緩和的手段を指す。有益なまたは所望の臨床的結果には、検出可能であるかまたは検出不可能であるかどうかにかかわらず、疾患または障害または病態に関連する症状の全体的または部分的軽減、疾患の程度の減弱、疾患の安定化された(すなわち、悪化していない)状態、疾患進行を遅延または減速させること、疾患状態(例えば、疾患の1つ以上の症状)の改善または緩和、及び寛解(部分的であるかまたは全体的であるかにかかわらない)が含まれるがこれらに限定されない。「処置」はまた、処置を受けていない場合に予期される生存と比較して生存期間を延長させることを意味し得る。
【0243】
本明細書で使用される場合、「治療的有効量」は、所望の効果を達成するために十分な抗原結合ポリペプチド複合体(例えば、抗体またはその抗原結合断片)の量であり、疾患病態の特質及び重症度、ならびにポリペプチドまたはポリペプチド複合体の効力に従って様々であり得る。いくつかの態様では、本発明の抗原結合ポリペプチド複合体は、抗原結合ポリペプチド複合体をコードするポリヌクレオチド、ベクター、細胞を投与することによって送達され得る。いくつかの態様では、その抗原結合ポリペプチド複合体は、ポリペプチドまたはポリペプチド複合体を含有する薬学的組成物を投与することによって送達され得る。治療効果は、疾患の症状の1つ以上をある程度緩和することであり、疾患を治癒することを含み得る。「治癒すること」は、活動的疾患の症状が排除されることを意味する。しかしながら、疾患の所定の長期または永続的効果は、治癒が得られた後でさえも存在し得る。
【0244】
本発明の態様に関する項目:
1.第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、及び第3のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
(a)前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VH1-L2-Fc;
VH1-L3-VL1-L4-Fc;
VH1-L1-VL1-L2-Fc;または
VL1-L3-VH1-L4-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fc;または
VH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL2-L8-VL3-L9-CL;または
VL3-L8-VL2-L9-CL
によって表される構造を有し;
または
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;または
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcまたは
VH4-L9-VH3-L10-CH1-L11-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L12-VL4-L13-CL;または
VL4-L12-VL3-L13-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1-L13は、アミノ酸リンカーであり;
または
(b)前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VH1-L2-Fc;
VH1-L3-VL1-L4-Fc;
VH1-L1-VL1-L2-Fc;または
VL1-L3-VH1-L4-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fc;または
VH3-L5-VH2-L6-CH1-L7-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL2-L8-VL3-L9-CL;または
VL3-L8-VL2-L9-CL
によって表される構造を有し;
または
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;または
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH3-L9-VH4-CH1-Fc;または
VH4-L9-VH3-CH1-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VL3-L10-VL4-CL;または
VL4-L10-VL3-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L10は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【0245】
2.前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-VH1-L2-Fc;またはVH1-L3-VL1-L4-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH2-L5-VH3-L6-CH1-L7-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VL2-L8-VL3-L9-CLによって表される構造を有する、項目1に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0246】
3.(a)前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する、または
(b)前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-FcまたはVH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する、
項目1に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0247】
4.前記(a)第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-L10-CH1-L11-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VL3-L12-VL4-L13-CLによって表される構造を有する、または
(b)前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH3-L9-VH4-CH1-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VL3-L10-VL4-CLによって表される構造を有する、
項目1に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0248】
5.第1のポリペプチド、第2のポリペプチド、第3のポリペプチド、及び第4のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-CLまたは
VH1-L1-CL
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VH1-L2-CH1-L3-Fcまたは
VL1-L2-CH1-L3-Fc
によって表される構造を有し;
前記第3のポリペプチドは、
VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcまたは
VH3-L4-VH2-L5-CH1-L6-Fc
によって表される構造を有し;
前記第4のポリペプチドは、
VL2-L7-VL3-L8-CLまたは
VL3-L7-VL2-L8-CL
によって表される構造を有し;
VL1は、第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L8は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【0249】
6.前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-CLによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VH1-L2-CH1-L3-Fcによって表される構造を有し;前記第3のポリペプチドは、VH2-L4-VH3-L5-CH1-L6-Fcによって表される構造を有し;前記第4のポリペプチドは、VL2-L7-VL3-L8-CLによって表される構造を有する、項目5に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0250】
7.第1のポリペプチド及び第2のポリペプチドを含む抗原結合ポリペプチド複合体であって、
前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-Fc;
VH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fc;
VH1-L5-VL2-L6-VH2-L7-VL1-L8-Fc;
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;
VL1-L1-VH2-L2-VL2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;
VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;
VH1-L6-VL2-L7-VH2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;
VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;
VL1-L11-VH2-L12-VL2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;
VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;
VH1-L16-VL2-L17-VH2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;
VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;
VL1-L21-VH2-L22-VL2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;
VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;
VH1-L27-VL2-L28-VH2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;
VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;
VL1-L33-VH2-L34-VL2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;
VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc;または
VH1-L39-VL2-L40-VH2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;
VL3-L9-VH4-L10-VL4-L11-VH3-L12-Fc;
VH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fc;
VH3-L13-VL4-L14-VH4-L15-VL3-L16-Fc
VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;
VL3-L45-VH4-L46-VL4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;
VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;
VH3-L50-VL4-L51-VH4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;
VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;
VL3-L55-VH4-L56-VL4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;
VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;
VH3-L60-VL4-L61-VH4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;
VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;
VL3-L65-VH4-L66-VL4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;
VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;
VH3-L71-VL4-L72-VH4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;
VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;
VL3-L77-VH4-L78-VL4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;
VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc;または
VH3-L83-VL4-L84-VH4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc
によって表される構造を有し;
VL1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VL4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン軽鎖可変領域であり;VH1は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第1の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH2は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第2の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH3は、CD3に特異的に結合する第3の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;VH4は、腫瘍関連抗原に特異的に結合する第4の免疫グロブリン重鎖可変領域であり;Fcは、免疫グロブリン重鎖定常領域2(CH2)、免疫グロブリン重鎖定常領域3(CH3)、及び任意に免疫グロブリンヒンジ、を含む領域であり;CH1は、免疫グロブリン重鎖定常領域1であり;CLは、免疫グロブリン軽鎖定常領域であり;かつL1~L88は、アミノ酸リンカーである、
前記抗原結合ポリペプチド複合体。
【0251】
8.前記第1のポリペプチドは、VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-Fc;またはVH1-L5-VH2-L6-VL2-L7-VL1-L8-Fcによって表される構造を有し;前記第2のポリペプチドは、VL3-L9-VL4-L10-VH4-L11-VH3-L12-Fc;またはVH3-L13-VH4-L14-VL4-L15-VL3-L16-Fcによって表される構造を有する、項目7に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0252】
9.前記第1のポリペプチドは、
VL1-L1-VL2-L2-VH2-L3-VH1-L4-CH1-L5-Fc;
VH1-L6-VH2-L7-VL2-L8-VL1-L9-CH1-L10-Fc;
VL1-L11-VL2-L12-VH2-L13-VH1-L14-CL-L15-Fc;
VH1-L16-VH2-L17-VL2-L18-VL1-L19-CL-L20-Fc;
VL1-L21-VL2-L22-VH2-L23-VH1-L24-CH1-L25-CL-L26-Fc;
VH1-L27-VH2-L28-VL2-L29-VL1-L30-CH1-L31-CL-L32-Fc;
VL1-L33-VL2-L34-VH2-L35-VH1-L36-CL-L37-CH1-L38-Fc;または
VH1-L39-VH2-L40-VL2-L41-VL1-L42-CL-L43-CH1-L44-Fc
によって表される構造を有し;
前記第2のポリペプチドは、
VL3-L45-VL4-L46-VH4-L47-VH3-L48-CH1-L49-Fc;
VH3-L50-VH4-L51-VL4-L52-VL3-L53-CH1-L54-Fc;
VL3-L55-VL4-L56-VH4-L57-VH3-L58-CL-L59-Fc;
VH3-L60-VH4-L61-VL4-L62-VL3-L63-CL-L64-Fc;
VL3-L65-VL4-L66-VH4-L67-VH3-L68-CH1-L69-CL-L70-Fc;
VH3-L71-VH4-L72-VL4-L73-VL3-L74-CH1-L75-CL-L76-Fc;
VL3-L77-VL4-L78-VH4-L79-VH3-L80-CL-L81-CH1-L82-Fc;または
VH3-L83-VH4-L84-VL4-L85-VL3-L86-CL-L87-CH1-L88-Fc
によって表される構造を有する、項目7に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0253】
10.1つ以上のリンカーL1~L88は、0アミノ酸~約50アミノ酸の長さを有する、項目1~9のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0254】
11.1つ以上のリンカーL1~L88は、非免疫原性である、項目1~10のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0255】
12.1つ以上のリンカーL1~L88は、コンセンサスT細胞エピトープを含有しない、項目1~11のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0256】
13.1つ以上のリンカーL1~L88は、切断可能なリンカーである、項目1~12のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0257】
14.前記切断可能なリンカーは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、II型膜貫通セリンプロテアーゼ、またはMMP及びII型膜貫通セリンプロテアーゼによって切断される、項目13に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0258】
15.前記MMPは、MMP1、MMP2、MMP7、MMP8、MMP9、MMP13、またはそれらの組み合わせである、項目14に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0259】
16.前記II型膜貫通セリンプロテアーゼは、マトリプターゼ、ヘプシン、またはそれらの組み合わせである、項目14に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0260】
17.前記マトリプターゼは、マトリプターゼ1、マトリプターゼ2、マトリプターゼ3、またはそれらの組み合わせである、項目16に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0261】
18.前記切断可能なリンカーは、ウロキナーゼまたはレグマインによって切断される、項目13に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0262】
19.前記切断可能なリンカーは、GPAALV(配列番号22)、GSGRKG(配列番号23)、GPLGLTG(配列番号24)、GPSGLVG(配列番号25)、GLVGRKAG(配列番号26)、GPAGLVG(配列番号27)、GPAGLVSG(配列番号28)、STRKAGG(配列番号29)、ASTRKAG(配列番号30)、もしくはASTRKAGG(配列番号31)であるか、または配列番号22~31、444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列である、項目13に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0263】
20.リンカーL1~L88のうちの1つ以上は、g、a、gss、asg、ggssg(配列番号1)、gssgs(配列番号2)、gtvaa(配列番号3)、asggs(配列番号4)、astgg(配列番号5)、ggsgs(配列番号6)、asggsg(配列番号7)、ggsgssg(配列番号8)、ggsggssgss(配列番号9)、sggsgssggs(配列番号10)、ggsggsgsgggsasgsg(配列番号11)、ggsggsgsggggsasgsg(配列番号12)、gggssggggsggsgsggsgs(配列番号13)、ggggsggsgsggggsasgsg(配列番号14)、gggssggsgsggsgsggsgs(配列番号15)、sggssggsgsggsgsggsgssg(配列番号16)、gsgssggggsggsgsggsgssg(配列番号17)、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggs(配列番号18)、ggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggsggggs(配列番号19)、ggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssss(配列番号20)、またはggggsgsggsgggssggggsggggsggggsggggsggggssssgs(配列番号21)のアミノ酸配列、または配列番号444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つ、または配列番号1~21、444、567、576(GGS)及び607のいずれか1つと少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、もしくは少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、項目1~19のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0264】
21.VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する、項目1~20のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0265】
22.VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つは、CD3に特異的に結合する、項目1~21のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0266】
23.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、項目1~22のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0267】
24. 前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号32、40、99、433、524、667、703、739、767、803、839、851及び859のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33、41、100、434、525、668、704、740、768、804、840、852及び860のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34、42、101、435、526、669、705、741、769、805、841、853及び861のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号35、44、96、446、456、466、476、520、663、699、735、763、799、835、855及び863のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36、45、97、447(DT)、457(DT)、467(DT)、477(DT)、521、664、700、736、764、800、836、856及び864のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37、46、98、448、458、468、478、522、665、701、737、765、801、837、857及び865のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目1~23のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0268】
25. 前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号40と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号44と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、項目24に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0269】
26.前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号32と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号35と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号36と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目24に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0270】
27.前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号38、43、102、423、432、523、666、702、738、766、802、838、850及び858のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつCD3に特異的に結合する前記VL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号39、47、103、422、445、455、465、475、519、662、698、734、762、798、834、854及び862のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、項目1~24のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0271】
28.前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号43と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号47と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号43のアミノ酸配列を含み、前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号47のアミノ酸配列を含む、項目27に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0272】
29.前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号38と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号39と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号38のアミノ酸配列を含み、前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号39のアミノ酸配列を含む、項目27に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0273】
30.VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する、項目1~29のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0274】
31.VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する、項目1~30のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0275】
32.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、TAAに特異的に結合する、項目1~31のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0276】
33.前記TAAは、A2AR、APRIL、ATPDase、BAFF、BAFFR、BCMA、BlyS、BTK、BTLA、B7DC、B7H1、B7H2、B7H3、B7H4、B7H5、B7H6、B7H7、B7RP1、B7-4、C3、C5、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL7、CCL8、CCL11、CCL15、CCL17、CCL19、CCL20、CCL21、CCL25、CCR3、CCR4、CD16A、CD19、CD20、CD24、CD27、CD28、CD30、CD38、CD39、CD40、CD40L、CD47、CD52、CD70、CD80、CD86、CD123、CD133、CD137、CD137L、CD160、CD272、CEACAM5、CLEC9、CLEC91、CRTH2、CSF-1、CSF-2、CSF-3、CXCL1、CXCL2、CXCL4、CXCL12、CXCL13、CXCR3、cMet、CTLA4、DLL3、DLL4、DNGR-1、E-カドヘリン、EGFR、ENTPD1、EpCAM、FCER1、FCER1A、FCER2、FGFR、FLAP、FOLH1、Gi24、GITR、GITRL、GPR5、GP100、GPRC5D、HER2、HER3、ICOSL、ICOS、HHLA2、HMGB1、HVEM、IDO、IFNa、IgE、IGF1R、IL2Rベータ、IL1、ILIA、IL1B、IL1F10、IL2、IL4、IL4Ra、IL5、IL5R、IL6、IL7、IL7Ra、IL8、IL9、IL9R、IL10、rhILlO、IL12、IL13、IL13Ral、IL13Ra2、IL15、IL17、IL17Rb、IL18、IL22、IL23、IL25、IL7、IL33、IL35、ITGB4、ITK、KIR、LAG3、LAMP1、レプチン、LPFS2、MHCクラスII、MUC-1、MUC-16、NCR3LG1、NKG2D、NKp46、NTPDase-1、OX40、OX40L、PD-1、PD-L1、PD-L2、PROM1、S152、SIRPアルファ、SISP1、SLC、SPG64、ST2、STEAP1、STEAP2、Sykキナーゼ、STEAP1、TROP2、TACI、TDO、TGFBETA、T14、TIGIT、TIM3、TLR、TLR2、TLR4、TLR5、TLR9、TMEF1、TNFa、TNFRSF7、Tp55、TREMl、TSLP、TSLPR、TWEAK、VEGF、VISTA、Vstm3、またはWUCAMである、項目30~32のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0277】
34.前記TAAは、cMet、Trop2、CD20、またはCD19である、項目33に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0278】
35.前記TAAに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号64、72、80、88、104、112、120、128、389、409、419、429、659、695、731、397、508、540、552、757、793、829、875、500、749、785、821、649、685、775、847、625、641、677及び713のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65、73、81、89、105、113、121、129、390、410、420、430、660、696、732、398、509、541、553、758、794、830、876、501、750、786、822、650、686、776、848、626、642、678及び714のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66、74、82、90、106、114、122、130、391、411、421、431、661、697、733、399、510、542、554、759、795、831、877、502、751、787、823、651、687、777、849、627、643、679及び715のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ/または
前記TAAに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号67、75、83、91、107、115、123、131、385、405、415、441、452、462、472、655、691、727、393、486、504、536、548、753、789、825、871、879、490、496、745、781、817、645、681、771、843、621、637、673及び709のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68、76、84、92、108、116、124、132、386(YTS);406(YTS)、416(YTS)、442(YTS)、453(YTS)、463(YTS)、473(YTS)、656、692、728、394、487(AT)、505(AT)、537、549、754、790、826、872、880、491(DA)、497(DA)、746、782、818、646、682、772、844、622、638、674及び710のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69、77、85、93、109、117、125、133、387、407、417、443、454、464、474、657、693、729、395、488、506、538、550、755、791、827、873、881、492、498、747、783、819、647、683、773、845、623、639、675及び711のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目30~34のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0279】
36.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD38に特異的に結合し、配列番号64と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD38に特異的に結合し、配列番号67と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記CD38に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号65のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号66のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD38に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0280】
37.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、cMetに特異的に結合し、配列番号72と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号73と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号74と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、cMetに特異的に結合し、配列番号75と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号76と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号77と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記cMetに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号74のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記cMetに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号75のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号76のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号77のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0281】
38.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号80と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号81と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号82と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号83と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号84と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号85と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記Trop2に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号81のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号82のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記Trop2に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号83のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号84のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号85のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0282】
39.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号88と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号90と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号91と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号92と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号93と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記Trop2に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記Trop2に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号91のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号92のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号93のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0283】
40.CD3に特異的に結合する前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上およびは、、配列番号96と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD3に特異的に結合し、配列番号99と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;任意に
任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号96のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号97のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号98のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号99のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号100のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号101のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0284】
41.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号104と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号106と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号107と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号104のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号106のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号107のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号109のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0285】
42.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号112と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号113と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号114と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号115と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号116と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号117と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;
任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号112のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号113のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号114のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号116のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号117のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0286】
43.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号120と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号121と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号122と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号123と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号124と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号125と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;任意に
前記CD19に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号121のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号122のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD19に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号123のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号124のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号125のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0287】
44.前VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号128と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号129と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号130と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号131と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号132と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号133と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;任意に
前記CD19に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号128のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号129のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号130のアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記CD19に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号131のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号132のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号133のアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目35に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0288】
45.前記TAAに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、配列番号70、78、86、94、102、110、118、126、134、388、408、418、428、584、658、694、730、396、403、507、539、551、756、792、828、866、874、499、544、556、748、784、820、883、528、648、684、774、846、624、640、676及び712のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;前記TAAに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、配列番号71、79、87、95、103、111、119、127、135、384、404、414、440、451、461、471、583、654、690、726、392、402、485、503、535、547、752、788、824、870、878、489、495、543、555、744、780、882、816、527、644、680、770、842、620、636、672及び708のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、項目30~44のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0289】
46.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD38に特異的に結合し、配列番号70と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み、前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD38に特異的に結合し、配列番号71と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD38に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号70のアミノ酸配列を含み;前記CD38に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号71のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0290】
47.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、cMetに特異的に結合し、配列番号78と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み、前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、cMetに特異的に結合し、配列番号79と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記cMetに特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号78のアミノ酸配列を含み;前記cMetに特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号79のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0291】
48.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号86と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号87と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記Trop2に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号86のアミノ酸配列を含み;前記Trop2に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号87のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0292】
49.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号94と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、Trop2に特異的に結合し、配列番号95と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記Trop2に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号94のアミノ酸配列を含み;前記Trop2に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号95のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0293】
50.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD3に特異的に結合し、配列番号102と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD3に特異的に結合し、配列番号103と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD3に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号102のアミノ酸配列を含み;前記CD3に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号103のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0294】
51.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号110と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号111と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号110のアミノ酸配列を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号111のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0295】
52.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号110と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号119と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号110のアミノ酸配列を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号119のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0296】
53.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号118と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号111と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号118のアミノ酸配列を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号111のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0297】
54.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号118と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD20に特異的に結合し、配列番号119と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD20に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号118のアミノ酸配列を含み;前記CD20に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号119のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0298】
55.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号126と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号127と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD19に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号126のアミノ酸配列を含み;前記CD19に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号127のアミノ酸配列を含み;または
前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号883と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号882と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD19に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号883のアミノ酸配列を含み;前記CD19に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号882のアミノ酸配列を含む、
項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0299】
56.前記VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号134と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;前記VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、CD19に特異的に結合し、配列番号135と少なくとも80%の同一性を有する配列を含み;任意に前記CD19に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号134のアミノ酸配列を含み;前記CD19に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号135のアミノ酸配列を含む、項目45に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0300】
57.VH1、VH2、VH3またはVH4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、項目1~56のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0301】
58.VL1、VL2、VL3またはVL4のうちの1つ以上は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、項目1~57のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0302】
59.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、免疫刺激受容体に特異的に結合する、項目1~58のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0303】
60.前記免疫刺激受容体は、CD28である、項目57~59のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0304】
61. 前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号48、56、649、685、775及び847のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49、57、650、686、776及び848のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50、58、651、687、777及び849のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;かつ
前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号51、59、645、681、771及び843のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52、60、646、682、772及び844のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53、61、647、683、773及び845のいずれか1つと少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含む、
項目57~60のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0305】
62.前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号48と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号49と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号50と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号51と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号52と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号53と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;任意に
前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号48のアミノ酸を含むCDR1;配列番号49のアミノ酸を含むCDR2;及び配列番号50のアミノ酸を含むCDR3を含み;前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号51のアミノ酸を含むCDR1;配列番号52のアミノ酸を含むCDR2;及び配列番号53のアミノ酸を含むCDR3を含む、
項目61に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0306】
63.前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号56と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号57と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号58と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号59と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号60と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号61と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含むCDR3を含み;任意に
前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号56のアミノ酸を含むCDR1;配列番号57のアミノ酸を含むCDR2;及び配列番号58のアミノ酸を含むCDR3を含み;前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号59のアミノ酸を含むCDR1;配列番号60のアミノ酸を含むCDR2;及び配列番号61のアミノ酸を含むCDR3を含む、
項目61に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0307】
64.前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号54、62、528、648、684、774及び846のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記VL1、VL2、VL3またはVL4に特異的に結合する免疫刺激受容体は、配列番号55、63、527、644、680、770及び842のいずれか1つと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、項目57~63のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0308】
65.前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号54と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号55と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;任意に前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号54のアミノ酸配列を含み、前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号55のアミノ酸を含む、項目64に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0309】
66.前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号62と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号63と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含み;任意に前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVH1、VH2、VH3またはVH4は、配列番号62のアミノ酸配列を含み、前記免疫刺激受容体に特異的に結合するVL1、VL2、VL3またはVL4は、配列番号63のアミノ酸を含む、項目64に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0310】
67.L5、L8、またはL5及びL8は、切断可能なリンカーである、項目1~66のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0311】
68.VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する、項目67に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0312】
69.VH1及びVL1、ならびに/またはVH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し;任意に前記TAAは、CD19及びCD20から選択され;または前記TAAは、cMet及びTrop2から選択される、項目67または68に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0313】
70.VH1及びVL1、またはVH2及びVL2は、CD28に特異的に結合する、項目67~69のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0314】
71.L4、L7、またはL4及びL7は、切断可能なリンカーである、項目1~70のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0315】
72.VH3及びVL3は、CD3に特異的に結合する、項目71に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0316】
73.VH1及びVL1、ならびに/またはVH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し;任意に前記TAAは、CD19及びCD20から選択され;または前記TAAは、cMet及びTrop2から選択される、項目71または72に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0317】
74.VH1及びVL1、またはVH2及びVL2は、CD28に特異的に結合する、項目71~73のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0318】
75.L9、L12、またはL9及びL12は、切断可能なリンカーである、項目1~74のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0319】
76.VH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、項目75に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0320】
77.VH1及びVL1、VH2及びVL2、ならびにVH3及びVL3のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合する、項目75または項目76に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0321】
78.VH1及びVL1は、TAAに特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0322】
79.VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、TAAに特異的に結合し、VH3及びVL3は、TAAに特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0323】
80.VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0324】
81.VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0325】
82.VH1及びVL1は、cMetに特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0326】
83.VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、cMetに特異的に結合し、VH3及びVL3は、Trop2に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0327】
84.VH1及びVL1は、Trop2に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0328】
85.VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、Trop2に特異的に結合し、VH3及びVL3は、cMetに特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0329】
86.VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0330】
87.VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD28に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0331】
88.VH1及びVL1は、CD19に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0332】
89.VH1及びVL1は、CD20に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD28に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0333】
90.VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD19に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD20に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0334】
91.VH1及びVL1は、CD28に特異的に結合し、VH2及びVL2は、CD20に特異的に結合し、VH3及びVL3は、CD19に特異的に結合する、項目75~77のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0335】
92.L1、L3、またはL1及びL3は、切断可能なリンカーであり、あるいはL5、L7、またはL5及びL7は、切断可能なリンカーである、項目1~91のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0336】
93.L9、L11、またはL9及びL11は、切断可能なリンカーであり、あるいはL13、L15、またはL13及びL15は、切断可能なリンカーである、項目1~91のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0337】
94.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、またはVH4及びVL4は、CD3に特異的に結合する、項目92または項目93に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0338】
95.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびにVH4及びVL4のうちの1つ以上は、TAAに特異的に結合し;任意に前記TAAは、CD19及びCD20から選択され;または前記TAAは、cMet及びTrop2から選択される、項目92~94のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0339】
96.VH1及びVL1、VH2及びVL2、VH3及びVL3、ならびに/またはVH4及びVL4は、CD28に特異的に結合する、項目92~95のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0340】
97.前記抗原結合ポリペプチド複合体は、抗体またはその抗原結合断片である、項目1~96のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0341】
98.前記免疫グロブリンヒンジは、上部ヒンジ領域、中央ヒンジ領域、下部ヒンジ領域、またはそれらの組み合わせを含む、項目1~97のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0342】
99.前記Fc領域は、少なくとも1つのノブ・イントゥ・ホール修飾を含む、項目1~98のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0343】
100.前記抗原結合ポリペプチド複合体は、IgG1またはIgG4抗体であり、前記ノブ・イントゥ・ホール修飾は、EU付番スキームに基づいて、
(i)S354C及びT366Wのノブ置換、ならびにY349C、T366S、L368A及びY407Vのホール置換;
(ii)L234A、L235A及びP329Aのホール置換;
(iii)L234A及びL235Aのホール置換;
(iv)M428L及びN433Sのホール置換;
(v)M252Y、S254T及びT256Eのホール置換;または
(vi)それらの組み合わせ
を含む、項目99に記載の抗原結合ポリペプチド複合体。
【0344】
101.項目1~100のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体を含む抗体またはその抗原結合断片。
【0345】
102.項目1~100のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体、または項目101に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、及び薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物。
【0346】
103.項目1~100のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体、項目101に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、または項目102に記載の薬学的組成物、及び使用するための指示書を含むキット。
【0347】
104.がんの処置を必要とする対象における癌を処置する際に使用するための項目1~100のいずれか1つに記載の抗原結合ポリペプチド複合体、項目101に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、または項目102に記載の薬学的組成物。
【0348】
105.前記がんは、乳癌、肺癌、胃癌、または前立腺癌、子宮頸癌、尿路上皮癌、または膵臓癌である、項目104に記載の使用のための抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片または薬学的組成物。
【0349】
106.前記がんは、血液がんである、項目104に記載の使用のための抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片または薬学的組成物。
【0350】
107.前記がんは、固形癌である、項目104に記載の使用のための抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片または薬学的組成物。
【0351】
108.前記血液がんは、白血病またはリンパ腫である、項目106に記載の使用のための抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片または薬学的組成物。
【0352】
109.前記白血病またはリンパ腫は、B細胞白血病、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ヴァルデンストレームマクログロブリン血症)、前リンパ球性白血病(PLL)または有毛細胞白血病(HCL)である、項目108に記載の使用のための抗原結合ポリペプチド複合体、抗体またはその抗原結合断片または薬学的組成物。
【実施例
【0353】
以下の実施例は、本開示の態様をさらに説明するために提供され、操作の任意の特定の適用または理論に本開示を制約することを意味しない。本明細書に記載のプロセスに従って配列番号1~866を得た及び/または調製した。
【0354】
実施例1
マスク化多重特異的分子の設計
三重特異的抗体構成の非限定的な例が図1A~1Bに示されている。図1Aは、マスク化三重特異的T細胞エンゲージャーの構成を示している。Fv1~Fv2は、腫瘍関連抗原(TAA)または免疫共刺激受容体に対するものである。第3のFvは、CD3を標的とする。いくつかの実施形態では、Fv2の重鎖または軽鎖とαCD3との間のリンカーは、1つ以上のプロテアーゼ認識部位を含有する。いくつかの実施形態では、Fv1~Fv2は、ヒトTrop2、cMet、及び/またはCD28を標的とする。いくつかの実施形態では、Fv1は、scFvの形態である。いくつかの実施形態では、Fv1は、Fabの形態である。図1Bは、マスク化四重特異的T細胞エンゲージャーの構成を示している。Fv1~Fv3は、腫瘍関連抗原(TAA)または免疫共刺激受容体に対するものである。第4のFvは、CD3を標的とする。いくつかの実施形態では、Fv3とαCD3との間のリンカーは、1つ以上のプロテアーゼ認識部位を含有する。いくつかの実施形態では、Fv1~Fv3は、ヒトTrop2、cMet、及びCD28を標的とする。
【0355】
ヒトCD3、CD28、Trop2、及びcMetを標的とする抗体重鎖可変ドメイン(VH)及び軽鎖可変ドメイン(VL)配列は、三重特異的抗体の様々な形式を構築する実行可能性を示すために公共に利用可能なデータベース(例えば、GenBank)または特許から選択した。異なる順序及び配向でVH及びVL領域を接続させる様々な長さ及び配列のリンカーを、定常ドメインの異なるモチーフ(例えば、CL、CH1、CH2、CH3)を伴って及び伴わずに試験した。Fcヘテロ二量体化が必要であった場合、「ノブ」及び「ホール」変異を抗体Fc領域のそれぞれの半分に組み込んだ。エフェクター機能または半減期延長変異も、必要な場合はFc配列に組み込まれ得る。各三重特異的抗体分子のためのアミノ酸配列が構築されたら、これらの配列をコードするDNAをコドン最適化し、合成し(Cambridge Biologics,LLC,Brookline,MA)、真核発現ベクターにクローニングした。
【0356】
実施例2
マスク化及び非マスク化多重特異的分子の発現及び精製
PEI(Polyscience)を使用して1ml当たり2.5~3.0×10の密度でExpi293F細胞への発現プラスミドの一過性トランスフェクションによってマスク化及び非マスク化抗体を生成した。プラスミドDNA及びPEIをOPTi-MEM(LifeTech)に別々に希釈し、後に混合した。1:3(w:w)の比のプラスミド/PEI混合物を混合から10分後に細胞培養物に添加した。バルプロ酸及びプロピオン酸ナトリウムをトランスフェクションから16~20時間後にそれぞれ0.5mM及び5mMの最終濃度となるまで添加した。上清をトランスフェクションから5日後に採取し、0.45μmフィルターを介して濾過した。次いで多重特異的抗体をまず、製造の標準的な手順に従ってバッチ様式でプロテインA樹脂を使用してアフィニティークロマトグラフィーによって精製した。抗体をプロテインAからIgG溶出緩衝液(Thermo Fischer Scientific)を使用して溶出させた後、それらを10mMヒスチジン(pH6.0)+25mM NaClに一晩透析した。抗体をさらに、Hiload 16/600 Superdex 200 PGまたはSuperdex 200 Increase 10/300 GL(Cytiva Lifesciences)を使用してサイズ排除クロマトグラフィーによって精製した。正しい溶出プロファイルを有する画分を収集し、さらなる特性化のために濃縮した。
【0357】
実施例3
マスク化多重特異的分子のin vitroプロテアーゼ処置
1ug/mlの精製されたマスク化多重特異的分子を0.2μg/mlの活性化マトリプターゼ(MTP)(R&D systems,Cat#3946-SEB)または0.4μg/ml MMP9(R&D system,Cat#911_MP)と37℃で4時間インキュベートした。2μgの消化されたタンパク質をSDS-PAGEに流した。
【0358】
図2は、示される例示的なマスク化四重特異的分子のin vitro切断のSDS-PAGE結果を示している。分子を特定されるMTPまたはMMP9プロテアーゼのいずれかで処置した。GS:非切断性リンカー配列は、軽鎖(LC)及び重鎖(HC)の両方にある。LC_mmp:MMP2感受性リンカー配列は、LCにあり、非切断性リンカー配列は、HCにある。HC_mtp:MTP感受性リンカー配列は、HCにあり、非切断性リンカー配列は、LCにある。
【0359】
実施例4
マスク化及び非マスク化多重特異的分子のELISA結合分析
ELISA結合アッセイを使用して、多重特異的分子のそれらの標的抗原の結合を試験した。多重特異的分子の各結合部位に対する標的タンパク質を96ウェルImmuno Plate(Thermo Fisher Scientific)のウェルに4℃で一晩コーティングした。コーティングされたプレートをPBS+0.25%Tween中の5%スキムミルク+2%BSAを使用して室温で1時間ブロッキングし、次いでPBS+0.25%Tween20で3回洗浄した。段階希釈された多重特異的分子及び対照分子をプレートに添加し、室温で1時間インキュベートした。プレートをPBS+0.25%Tween20で3回洗浄し、HPRがコンジュゲートされた検出抗体と1時間室温でインキュベートし、再度洗浄し、次いでペルオキシダーゼ基質(KPL,Gaithersburg,MD,USA)で発色させた。反応を100μlのKPL TMB BlueSTOP溶液を添加することによって終了させた後、プレートをプレートリーダーを使用してOD650で読み取り、データをGraphPad Prismで分析した。
【0360】
図3は、プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をTrop2及びcMetに対する結合親和性について試験した。これらの2つの標的に対する親和性は、プロテアーゼ処置によって影響を受けなかった。
【0361】
図4は、プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をCD28に対する結合親和性について試験した。これらの2つの標的に対する親和性は、プロテアーゼ処置によって影響を受けなかった。
【0362】
図5は、プロテアーゼ処置有りまたは無しの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)のELISA結合結果を示している。特定されるMTPまたはMMP9によって切断されたまたは切断されていない分子をCD3に対する結合親和性について試験した。
【0363】
図7は、示される例示的な非マスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(hIgG1LALPA)対照の、Trop2、hcMet、hCD28、及びhCD3のそれらのそれぞれの標的へのELISA結合結果を示している。
【0364】
実施例5
T細胞活性化アッセイ
多重特異的分子によるT細胞活性化をin vitroT細胞活性化アッセイを使用して試験した。精製されたヒトPBMC(Blood Research Component,Brookline,MA,USA)を培地(10%FBSを有し、ペニシリンストレプトマイシンが補充されたRPMI1640)(Gibco)に再懸濁した(2.5×10細胞/ml)。段階希釈された多重特異的及び対照分子をまず、37℃の組織培養インキュベーターにおいて2~4時間インキュベートすることによって96ウェル平底培養プレートにコーティングした。次いでPBMC(200μL)を分子を含有する各ウェルに添加し、37℃の組織培養インキュベーターにおいて16~24時間インキュベートした。細胞を遠沈し、T細胞活性化マーカーCD69のための蛍光標識抗体で染色し、Attuneフローサイトメーター(Thermo Fisher Scientific,USA)によって分析した。データをFlowJoソフトウェアを使用して分析した。
【0365】
図8は、2名の異なるドナーのPBMCからのCD2+T細胞の例示的な非マスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(IgG1LALPA)対照によるCD69+活性化を示している。
【0366】
実施例6
in vitro細胞溶解アッセイ
三重特異的抗体によって媒介されるT細胞によるリンパ腫腫瘍細胞Z-138の細胞溶解をin vitro細胞溶解アッセイを使用して決定した。PBMCをフィコール分離によって正常ヒトドナーから単離した。in vitro細胞傷害性アッセイを、Agilent×CELLigence RTCA MPシステムを使用して電気的インピーダンスの測定によって細胞表現型の変化をリアルタイムでモニタリングした。そのシステムは、組織培養E-プレート96の各ウェルの底に組み込まれた互いにかみ合った微小電極を使用してインピーダンスを測定する。簡潔には、腫瘍細胞HCC1954を20K/ウェルで標的細胞(T)としてE-プレート96に播種し、37℃で一晩培養し、続いて5倍で段階希釈された多重特異的抗体またはヒトIgG1アイソタイプ対照の存在下で免疫エフェクター細胞(E)としてヒトPBMC細胞を200K/ウェルで添加した。細胞インピーダンス(細胞指数として測定される)をエフェクター細胞を添加したときに正規化し、最大で160時間の継続期間、30分毎に連続的にモニタリングした。溶解%=100-(実験正規化細胞指数/同じ濃度での対照抗体群正規化細胞指数の平均)×100として細胞傷害性を計算した。
【0367】
図6は、2名のドナー(KP63250及びKP63251)のPBMCからの、図2に示される例示的なマスク化四重特異的分子、または陰性アイソタイプ(対照IgG1)によって媒介されるPBMCによるHCC1954腫瘍細胞の細胞溶解(E:T:10:1)を示している。
【0368】
実施例7
例示的な非マスク化四重特異的分子の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3へのELISA結合結果
非マスク化四重特異的分子MX612(ペプチド:配列番号250(DNA:配列番号251)、ペプチド:配列番号412(DNA:配列番号413))及びMX613をヒトcMet(hcMet)、ヒトTrop2(hTrop2)、ヒトCD3(hCD3)、及びヒトCD28(hCD28)のための結合領域を伴って上述したように調製した。結合親和性をELISAによって確認した。図9は、MX612及びMX613の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3へのELISA結合結果(OD650)を示している。これらの標的を結合させない対照抗体(対照IgG)からの結果も示されている。これらの結果は、MX612及びMX613がhTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3に結合することを示している。
【0369】
実施例8
バイオレイヤー干渉法によって測定されるMX612の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合
MX612の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合をバイオレイヤー干渉法によって測定した。Octet R8(Sartorius)で、各々の平衡化されたHIS1K(hisタグ捕捉)バイオセンサーを緩衝液に60秒間浸漬し、続いて第1のリガンドをほぼ飽和まで(示される1400または1200秒)搭載した。その後、示される分析物(リガンドまたは多重特異的試験抗体)または緩衝液を用いて示される時間枠で逐次分析工程を実施した。1000RPMのプレート揺動;1x動態緩衝液(1xPBS pH7.4;0.1%BSA;0.02%Tween-80);24度。バイオレイヤー干渉法のため、Hisタグ化組換えTrop2、cMET、CD28、またはCD3(溶液中に100nM)をHisタグ捕捉によって固体支持体バイオセンサーに搭載した。MX612は、溶液分析物(52nM)として存在した。結合及び解離をそれぞれ300秒評価した。結合反応は、1x動態緩衝液(1xPBS pH7.4;0.1%BSA;0.2%Tween-80)中で24度で生じた。結果が図10に示されている。
【0370】
実施例9
バイオレイヤー干渉法によって測定されるMX446の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合
MX446(ペプチド:配列番号206(DNA:配列番号207)、ペプチド:配列番号511(DNA:配列番号512))の、その標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への同時共結合を、上記で説明されるようにバイオレイヤー干渉法によって測定した。結果が図11に示されている。
【0371】
実施例10
例示的な非マスク化四重特異的分子によるCD4+及びCD8+T細胞活性化
例示的な非マスク化四重特異的分子がCD4+及びCD8+T細胞(CD69+)を活性化する能力を試験した。ヒトPBMC(Blood Research Component,Brookline,MA,USA)を健康ドナーから精製し、培地(10%FBSを有し、ペニシリン/ストレプトマイシンが補充されたRPMI1640)(Gibco)に再懸濁し、段階希釈された多重特異的試験抗体またはヒトIgG1LALAPAアイソタイプ対照を含有する96ウェル細胞培養プレートに播種した。プレートを37℃の組織培養インキュベーターにおいて16~24時間インキュベートした。次いで細胞を蛍光標識された抗体(抗CD2、抗CD8、抗CD4、抗CD69、及び固定可能生存性色素)で染色し、T細胞サブセットの中のT細胞活性化マーカーCD69のパーセンテージを測定するためにフローサイトメトリー(Thermo Fisher Scientific,USA)によって分析した。データをFlowJoソフトウェアを使用して分析した。
【0372】
標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図12に示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
【0373】
実施例11
例示的な非マスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。Drop Arrayシステム(Curiox Biosystems,Singapore)を採用してMILLIPLEX(登録商標)MAPマルチプレックスアッセイ(Millipore Sigma)を使用して細胞培養上清をサイトカインについてアッセイした。簡潔には、腫瘍標的細胞と共にまたは伴わずに、ヒトPBMC及び試験抗体を共インキュベートしてから24または48時間後に細胞培養上清を収集した。次いで磁気分析物ビーズ混合物をDropArrayアッセイプレートにおけるウェルに添加した。次いで標準、品質コントロール、及び希釈されたサンプルをプレートに添加し;すべての標準及び品質コントロールを二連で試験し、サンプルは複数回反復して試験した。プレートを加湿チャンバー内で磁気スタンドに置き、4℃で一晩振盪した。プレートをDropArray LT210洗浄ステーション(Curiox Biosystems)で洗浄した。検出抗体及びストレプトアビジン-PE基質を各ウェルに添加し、振盪しながらインキュベートした。プレートを洗浄してから、Luminex MAGPIX装置によって読み取った。データをEMD Millipore Milliplex AnalystソフトウェアまたはThermofisher Procartaplex Analysis Toolを使用して分析した。
【0374】
標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図13A~13Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
【0375】
実施例12
例示的な非マスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。HCC1954腫瘍細胞の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図14A~14Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
【0376】
実施例13
例示的な非マスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。BT20腫瘍細胞の存在下及び62.5pM MX446及びMX612での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図15A~15Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
【0377】
実施例14
例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介される腫瘍細胞株の細胞溶解
PBMCからの例示的な非マスク化四重特異的分子または陰性対照による腫瘍細胞株の細胞溶解(E:T5:1)を試験した。標的腫瘍細胞を膜色素PKH-26(Sigma-Aldrich)で標識し、96ウェルU底プレートに20K/ウェルで播種した。段階希釈された試験多重特異的抗体またはヒトIgG1LALAPAアイソタイプ対照をエフェクター細胞としてのヒトPBMCまたは濃縮汎T細胞と共に5:1のエフェクター対標的(E:T)比(濃縮汎T細胞を使用してE:T=3:1)で添加した。37℃で24時間培養した後、細胞をLIVE/DEAD Fixable Dead Cell Stain Kit(Life technologies)で染色し、Attune装置(ThermoFisher)でサンプルを流し、続いてFlowJoソフトウェア(Tree Star)を使用して分析することによって標識された標的細胞集団における生存細胞の数を測定した。細胞傷害性を溶解%=100-(実験生存標的細胞/対照抗体群生存標的細胞の平均)*100として計算した。
【0378】
HCC1954、BT-20、HCC1143及びHCC70乳癌細胞、PC3及びDU145前立腺癌細胞、ならびにHs746T及びN87胃癌細胞を使用した。MX446及びMX612での処置後の細胞の溶解率、及びEC50値(pM)が図16A~16Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALAPA)からの結果も示されている。図17は、6名の異なるドナーのPBMCからの、例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介される様々な腫瘍細胞株の細胞溶解効力(E:T:5:1)をまとめている。
【0379】
実施例15
hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への例示的な非マスク化四重特異的分子の結合
例示的な非マスク化四重特異的分子の、それらの標的hTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3への結合をバイオレイヤー干渉法によって測定した。Octet R8(Sartorius)で、示される組換えhisタグ化Trop2、cMet、CD3、CD28またはCD19をhisタグ捕捉によってHIS1Kバイオセンサーに搭載した(100~300nMのリガンド、300秒、1000RPM)。ベースライン工程(100秒、1000RPM)後、HIS1Kバイオセンサー(Sartorius)に搭載した(300秒)。ベースライン工程(100秒)後、示される分析物多重特異的試験抗体との結合(52nM;300秒)及び解離(300秒)をモニタリングした。1x動態緩衝液(1xPBS pH7.4;0.1%BSA;0.02%Tween-80)中で、24度、及び1000RPMでのすべての工程。ベースラインをベースライン工程の最後の5秒の平均によって設定し、高頻度ノイズをSavitsky-Golayフィルタリング(Octet Analysis Studio,Sartorius)によってフィルタリングした。
【0380】
MX974、MX975及びMX976でそれぞれ処置された細胞について結果が図18A~18Cに示されている。これらの結果は、MX974、MX975及びMX976がhTrop2、hcMet、hCD28、及びhCD3に結合したことを示している。
【0381】
実施例16
例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介されるHCC1954腫瘍細胞のin vitro細胞溶解
例示的な非マスク化四重特異的分子によるHCC1954腫瘍細胞のin vitro細胞溶解を測定した。PBMCからのMX974、MX975及びMX976または陰性対照によって媒介される細胞溶解(E:T:5:1)を37℃で48及び72時間のインキュベート後に代表的ドナーから測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として図19に示されている。陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
【0382】
実施例17
例示的なマスク化四重特異的分子によるCD4+及びCD8+T細胞活性化(CD69+)
例示的なマスク化四重特異的分子によるPBMCからのCD4+及びCD8+T細胞(CD69+)の活性化を試験した。標的腫瘍細胞の非存在下で、1nMでのMX444(ペプチド:配列番号204(DNA:配列番号205)、ペプチド:配列番号162(DNA:配列番号163)、ペプチド:配列番号176(DNA:配列番号177))またはMX634(ペプチド:配列番号372(DNA:配列番号373)、ペプチド:配列番号426(DNA:配列番号427)、ペプチド:配列番号469(DNA:配列番号470))での処置後の6名のドナーからのCD69+細胞のパーセンテージとして結果が図20に示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
【0383】
実施例18
例示的なマスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図21A~21Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
【0384】
実施例19
例示的なマスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。標的腫瘍細胞の非存在下及び1nM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図22A~22Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)及び陽性対照(CD3+CD28mAb;「+対照」)からの結果も示されている。
【0385】
実施例20
例示的なマスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。HCC1954の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図23A~23Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。
【0386】
実施例21
例示的なマスク化四重特異的分子によるin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がサイトカインIL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファの放出を開始させる能力を試験した。BT20の存在下及び62.5pM MX444及びMX634での処置後の6名の異なるドナーからのPBMCからの結果が図24A~24Bに示されている。陰性対照(アイソタイプIgG1LALPA;「-対照」)からの結果も示されている。図25は、6名の異なるドナーのPBMCからの、例示的な非マスク化四重特異的分子によって媒介される様々な腫瘍細胞株の細胞溶解効力(E:T:5:1)をまとめている。
【0387】
実施例22
hCD19、hCD28及びhCD3への例示的な非マスク化四重特異的分子のELISA結合結果
例示的な非マスク化四重特異的分子MX433、MX434、MX435及びMX436がそれらの標的に結合する能力をELISAによって試験した。試験された分子が図26に示されており、hCD19、hCD28及びhCD3への結合結果が図27に示されている。陰性対照(hIgG1LALPA)からの結果も示されている。
【0388】
実施例23
hCD19、hCD28及びhCD3への例示的な非マスク化四重特異的分子のELISA結合結果
例示的な非マスク化四重特異的分子MX647、MX648、MX685及びMX686がそれらの標的に結合する能力をELISAによって試験した。試験された分子が図28に示されており、hCD19、hCD28及びhCD3への結合結果が図29に示されている。
【0389】
実施例24
例示的な非マスク化四重特異的分子の表面染色
hCD20発現Epi293細胞に対する例示的な非マスク化四重特異的分子の表面染色を実施した。結果が図30に示されている。試験された分子は、MX647(ペプチド:配列番号513(DNA:配列番号514)、ペプチド:配列番号563(DNA:配列番号564))、MX789、MX788、MX787、MX786、MX685(ペプチド:配列番号513(DNA:配列番号514)、ペプチド:配列番号591(DNA:配列番号592))、MX793、MX792、MX791及びMX790であった。陰性対照(hIgG1LALPA)での染色も示されている。
【0390】
実施例25
例示的な非マスク化四重特異的分子によるT細胞活性化、in vitro細胞溶解、及びin vitroサイトカイン放出
例示的な非マスク化四重特異的分子がT細胞(CD69+)を活性化し、in vitro細胞溶解を誘導し、in vitroサイトカイン放出を誘導する能力を上述したように試験した。試験された分子は、MX647、MX648、MX685(ペプチド:配列番号513(DNA:配列番号514)、ペプチド:配列番号591(DNA:配列番号592))、MX786及びMX790(図31)であった。
【0391】
T細胞活性化について、腫瘍細胞の非存在下及びMX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーのPBMCからのCD69+細胞のパーセンテージが図32に示されている。EC50(pM)及び陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
【0392】
in vitro細胞溶解について、PBMCからのMX647、MX648、MX685、MX786及びMX790または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介される細胞溶解(E:T:5:1)を代表的ドナーから測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の溶解率として図33に示されている。EC50(pM)及びRmax値も示されている。
【0393】
in vitroサイトカイン放出について、IL-2、IFN-ガンマ、IL-6及びTNFアルファを試験した。最初に、標的腫瘍細胞の非存在下及び8pMまたは40pM MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーからのPBMCからのサイトカイン放出を37Cで24時間のインキュベート後に評価した。結果が図34に示されている。陰性対照(hIgG1LALPA)からの結果も示されている。次に、Z-138腫瘍細胞の存在下及び8pMまたは40pM MX647、MX648、MX685、MX786及びMX790での処置後の代表的ドナーからのPBMCからのサイトカイン放出を37Cで24時間のインキュベート後に評価した。結果が図35に示されている。陰性対照(hIgG1LALAPA)からの結果も示されている。
【0394】
実施例26
例示的な三重特異的分子の表面染色
例示的な三重特異的分子MX848、MX856及びMX857を上述したように及び図36に示されているように調製した。hCD20発現Epi293細胞に対する分子の表面染色を上述したように実施した。結果が図36に示されている。陰性対照(対照)での染色も示されている。
【0395】
実施例27
例示的な三重特異的分子のin vitro細胞溶解
2名の代表的ドナーからのPBMCからのMX857または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介されるZ-138腫瘍細胞のin vitro細胞溶解(E:T:3:1)を測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として図37に示されている。
【0396】
実施例28
例示的な四重特異的分子の表面染色
例示的な四重特異的分子MX846、MX854及びMX855を上述したよう及び図38に示されているように調製した。hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nMのその分子の表面染色を上述したように実施した。結果が図38に示されている。陰性対照(対照)での染色も示されている。
【0397】
実施例29
例示的な四重特異的分子の表面染色
例示的な四重特異的分子MX850、MX851、MX852及びMX853を上述したように及び図39A~39Bに示されているように調製した。hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nMのその分子の表面染色を上述したように実施した。結果が図39A~39Bに示されている。陰性対照(対照)での染色も示されている。
【0398】
実施例30
例示的な四重特異的分子のin vitro細胞溶解
2名の代表的ドナーからのPBMCからのMX855または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介されるZ-138腫瘍細胞のin vitro細胞溶解(E:T:3:1)を37Cで40時間後に測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として図40に示されている。
【0399】
実施例31
バイオレイヤー干渉法によって測定される場合のMX977及びMX978の、それらの標的CD20、CD19、CD28及びCD3への結合
例示的な四重特異的分子MX977及びMX978を上述したように及び図41A~41Bに示されているように調製した。バイオレイヤー干渉法を上述したように実施した。結果が図41A~41Bに示されている。これらの結果は、MX977及びMX978がそれらの予期される標的CD20、CD19、CD28及びCD3に結合したことを示している。
【0400】
実施例32
例示的な四重特異的分子の表面染色
hCD20発現Epi293細胞に対する12.5nM MX977及びMX978の表面染色を上述したように実施した。結果が図42に示されている。陰性対照(hIgGLALAPA)での染色も示されている。
【0401】
実施例33
例示的な四重特異的分子のin vitro細胞溶解
代表的ドナーからのPBMCからのMX977、MX978または陰性対照(hIgG1LALAPA)によって媒介されるToledo腫瘍細胞のin vitro細胞溶解(E:T:5:1)を37Cで40時間後に測定した。結果は、抗体の濃度を増加させた場合の細胞の溶解率として図43に示されている。
【0402】
本出願で言及されるすべての刊行物、特許、特許出願及び生物学的寄託物は、各々の個々の刊行物、特許、特許出願または生物学的寄託物が参照により本明細書に組み込まれることが具体的かつ個々に示されているのと同じ程度に、それらの全体が本明細書に参照により本明細書に組み込まれる。また、本出願における任意の参考文献の引用または特定は、そのような参考文献が本発明に対する先行技術として利用可能であることの承認として解釈されるべきではない。セクションの見出しが使用される場合、それらは、必ずしも限定として解釈されるべきではない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図16A
図16B
図17
図18A
図18B
図18C
図19
図20
図21A
図21B
図22A
図22B
図23A
図23B
図24A
図24B
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39A
図39B
図40
図41A
図41B
図42
図43
【配列表】
2025503480000001.xml
【手続補正書】
【提出日】2024-10-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】配列表
【補正方法】変更
【補正の内容】
【配列表】
2025503480000001.xml
【国際調査報告】