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特表2025-503543ロケーション認識デバイスの障害検出のためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品
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  • 特表-ロケーション認識デバイスの障害検出のためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-04
(54)【発明の名称】ロケーション認識デバイスの障害検出のためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/32 20060101AFI20250128BHJP
   G06F 11/07 20060101ALI20250128BHJP
【FI】
G06F11/32 170
G06F11/07 190
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539528
(86)(22)【出願日】2022-12-28
(85)【翻訳文提出日】2024-08-26
(86)【国際出願番号】 US2022082451
(87)【国際公開番号】W WO2023129944
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】63/266,225
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】514252832
【氏名又は名称】アシュラント インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ASSURANT,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】イオネスク、ミルチャ
(72)【発明者】
【氏名】マクラフリン、パトリック スコット
【テーマコード(参考)】
5B042
【Fターム(参考)】
5B042GA10
5B042JJ29
5B042KK15
(57)【要約】
ロケーション固有の障害を識別するためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が提供される。いくつかの実施形態は、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することを含み得、第1のデバイスステータスデータは、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含み得る。いくつかの実施形態は、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することを含み得、第2のデバイスステータスデータは、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスはデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定すること。いくつかの実施形態は、グラフィカルユーザインターフェースを介して、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害に関する情報を表示させることを含み得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、前記第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
前記第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、前記第2のデバイスステータスデータが、前記ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
前記第1のデバイスステータスデータと前記第2のデバイスステータスデータとの前記比較に基づいて、前記第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
前記デバイス固有の障害又は前記ロケーション固有の障害のうちの前記1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のデバイスステータスデータと前記第2のデバイスステータスデータとの前記比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練されたものである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のロケーション指示データ及び前記第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のコンピューティングデバイスが前記ロケーション固有の障害によって影響を受けている場合、前記方法が、
前記訓練された機械学習モデルを使用して、前記ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のタイプの前記ロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のタイプの前記ロケーション固有の障害が、全地球測位システムネットワーク障害、Wi-Fiネットワーク障害、又はセルラネットワーク障害のうちの1つであり得る、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のロケーション指示データが前記ロケーションを示すことが、前記第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、前記第2のロケーション指示データが前記ロケーションを示すことが、前記第2のコンピューティングデバイスが前記認識された地理的ゾーン内にあることを意味する、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記認識された地理的ゾーンのサイズが、前記第1のロケーション指示データ及び前記第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、前記第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較することを更に含み、前記第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データとを含み、前記少なくとも1つの第2のロケーションが、前記ロケーションとは異なり、前記第1のデバイス性能データが前記第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記デバイス固有の障害によって影響を受けており、前記第1のデバイス性能データが前記第3のデバイス性能データとは異なる場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記ロケーション固有の障害によって影響を受けている、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上のデバイス固有の障害が、ソフトウェア障害又はハードウェア障害であり得る、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のコンピューティングデバイスに前記デバイス固有の障害又は前記ロケーション固有の障害のうちの前記1つ以上に関する前記情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のコンピューティングデバイス及び前記1つ以上の第2のコンピューティングデバイスが、デバイスプロファイルを有し、前記デバイスプロファイルが、1つ以上の特性を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のデバイス性能データが前記第2のデバイス性能データと実質的に等しいとき、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記ロケーション固有の障害によって影響を受けている、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のデバイス性能データが前記第2のデバイス性能データとは異なるとき、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記デバイス固有の障害によって影響を受けている、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えるシステムであって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記プロセッサを用いて、前記システムに、少なくとも、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、前記第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
前記第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、前記第2のデバイスステータスデータが、前記ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
前記第1のデバイスステータスデータと前記第2のデバイスステータスデータとの前記比較に基づいて、前記第1のコンピューティングデバイスはデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
前記デバイス固有の障害又は前記ロケーション固有の障害のうちの前記1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を行わせるように構成されている、システム。
【請求項20】
前記第1のデバイスステータスデータと前記第2のデバイスステータスデータとの前記比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われ、前記訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練されたものである、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記第1のロケーション指示データ及び前記第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記第1のコンピューティングデバイスが前記ロケーション固有の障害によって影響を受けている場合、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記プロセッサを用いて、前記システムに、
機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、前記ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類させるように更に構成されている、請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記第1のロケーション指示データが前記ロケーションを示すことが、前記第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、前記第2のロケーション指示データが前記ロケーションを示すことが、前記第2のコンピューティングデバイスが前記認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、前記認識された地理的ゾーンのサイズが、前記第1のロケーション指示データ及び前記第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される、請求項21に記載のシステム。
【請求項25】
前記第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される、請求項19に記載のシステム。
【請求項26】
前記第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、前記第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項27】
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記プロセッサを用いて、前記システムに、
前記第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較させるように更に構成されており、前記第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データとを含み、前記少なくとも1つの第2のロケーションが、前記ロケーションとは異なり、前記第1のデバイス性能データが前記第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記デバイス固有の障害によって影響を受けており、前記第1のデバイス性能データが前記第3のデバイス性能データとは異なる場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、前記ロケーション固有の障害によって影響を受けている、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項29】
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記プロセッサを用いて、前記システムに、
前記第1のコンピューティングデバイスに前記デバイス固有の障害又は前記ロケーション固有の障害のうちの前記1つ以上に関する前記情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信させるように更に構成されている、請求項19に記載のシステム。
【請求項30】
プログラムコード部分が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラムコード部分が、実行時に、システムに、少なくとも、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、前記第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
前記第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、前記第2のデバイスステータスデータが、前記ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
前記第1のデバイスステータスデータと前記第2のデバイスステータスデータとの前記比較に基づいて、前記第1のコンピューティングデバイスはデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
前記デバイス固有の障害又は前記ロケーション固有の障害に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を行うように命令するように構成されている、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年12月30日に出願された仮出願第63/266,225号の優先権を主張するものであり、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施形態は、概して、コンピュータ技術に関するものであり、より具体的には、ロケーション認識デバイスの障害検出を含む、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するためのシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。本開示のいくつかの実施形態は、ロケーション固有の障害と、コンピューティングデバイスに関連付けられたデバイス固有の障害と、を識別及び区別することに関する。
【背景技術】
【0003】
出願人は、コンピューティングデバイスの障害検出のための現在のシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に関連付けられたいくつかの欠陥及び問題を識別した。適用された努力、工夫、及び革新を通じて、これらの識別された問題のうちの多くは、本発明の実施形態に含まれる解決策を開発することによって解決されており、その多くの例は、本開示に詳細に説明されている。
【発明の概要】
【0004】
一実施形態では、方法が提供される。いくつかの実施形態では、方法は、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することを含む。いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することを含む。いくつかの実施形態では、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスはデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることを含む。
【0005】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われる。いくつかの実施形態では、訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練された。いくつかの実施形態では、方法は、第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響されている場合、訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類することを含む。いくつかの実施形態では、第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システムネットワーク障害、Wi-Fiネットワーク障害、又はセルラネットワーク障害のうちの1つであり得る。
【0006】
いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る。いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、第2のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第2のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味する。いくつかの実施形態では、認識された地理的ゾーンのサイズが、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される。
【0007】
いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される。
【0008】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較することを含む。いくつかの実施形態では、第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと、少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データと、を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーションが、ロケーションとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、第1のコンピューティングデバイスは、デバイス固有の障害によって影響を受けている。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データとは異なる場合、第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データと実質的に等しいとき、第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データとは異なるとき、第1のコンピューティングデバイスは、デバイス固有の障害によって影響を受けている。
【0009】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、1つ以上のデバイス固有の障害が、ソフトウェア障害又はハードウェア障害であり得る。
【0011】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のコンピューティングデバイスにデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信することを含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイスが、デバイスプロファイルを有し、デバイスプロファイルが、1つ以上の特性を含む。
【0013】
別の実施形態では、システムが提供される。いくつかの実施形態では、システムは、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、システムは、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較し得る。いくつかの実施形態では、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、システムは、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの実施形態では、システムは、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させ得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われる。いくつかの実施形態では、訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練された。
【0015】
いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る。いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味する。いくつかの実施形態では、第2のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第2のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味する。いくつかの実施形態では、認識された地理的ゾーンのサイズが、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される。
【0016】
いくつかの実施形態では、システムは、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類し得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る。
【0017】
いくつかの実施形態では、第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される。
【0018】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む。いくつかの実施形態では、システムは、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較し得る。いくつかの実施形態では、第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと、少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データと、を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーションが、ロケーションとは異なる。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、第1のコンピューティングデバイスは、デバイス固有の障害によって影響を受けている。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データとは異なる場合、第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている。
【0019】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、システムは、第1のコンピューティングデバイスにデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信し得る。
【0021】
更に別の実施形態では、コンピュータプログラム製品が提供される。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、システムに、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信するように指示し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、システムに、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較するように命令し得る。いくつかの実施形態では、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、システムに、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定するように命令し得る。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、システムに、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させるように命令し得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
このように本開示の特定の実施形態について一般的な用語で記載してきたが、必ずしも一定の縮尺で描かれていない添付図面をここで参照する。
【0023】
図1】本開示の1つ以上の実施形態による、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するためのシステムを例示する。
図2】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスサポート装置のブロック図を例示する。
図3】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスのブロック図を例示する。
図4】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスの例示的なロケーション検出を例示する。
図5】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスの別の例示的なロケーション検出を例示する。
図6】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスの別の例示的なロケーション検出を例示する。
図7】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスの例示的なグラフィカルユーザインターフェースを例示する。
図8】本開示の1つ以上の実施形態による、コンピューティングデバイスの別の例示的なグラフィカルユーザインターフェースを例示する。
図9】本開示の1つ以上の実施形態による、ロケーション固有の障害とデバイス固有の障害とを識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するための例示的な方法によるフローチャートを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0024】
ここで本開示のいくつかの実施形態について、本開示の全てではなくいくつかの実施形態が示された添付の図面を参照して、本明細書により詳細に記載する。実際に、本開示の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に述べる実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。全体を通して同様の参照番号は、同様の要素を指す。
【0025】
概要
コンピューティングデバイスが急速に進歩し続けたため、コンピューティングデバイスの使用は、消費者生活のほぼ全ての面に及んでいる。この急速な成長の一環で、コンピューティングデバイス自体と、コンピューティングデバイスをサポートするインフラストラクチャ(例えば、全地球測位システム、セルラシステム、及びWi-Fiシステム)と、の両方の複雑さは、指数関数的に増加している。複雑さの増加により、コンピューティングデバイスに、数年前にも可能であると想定されていた能力をはるかに超える能力が備わったが、コンピューティングデバイス自体(例えば、デバイス固有の障害)によって、又はコンピューティングデバイスをサポートするインフラストラクチャ(例えば、場所固有の障害)によって引き起こされ得る性能問題を診断することがより複雑かつ困難であることが、コンピューティングデバイスに影響を与える原因となっている。
【0026】
性能問題を診断することの複雑さ及び困難の増加に照らして、性能問題に遭遇する消費者は、自分のコンピューティングデバイスの性能問題を診断及び修復する際に、製造元、キャリア、モバイルネットワーク事業者、小売業者、卸売業者、及び他の業界プロバイダから専門的な支援を求める可能性がかつてないほど高い。その結果、製造元、キャリア、モバイルネットワーク事業者、小売業者、卸売業者、及び他の業界プロバイダは、多くの場合、コンピューティングデバイスの性能問題を診断することに実質的な財務及びカスタマーサービスリソースを投資しているが、消費者のコンピューティングデバイスの性能問題が、コンピューティングデバイスに関連付けられた障害ではなく、コンピューティングデバイスをサポートするインフラストラクチャに関連付けられた障害によって引き起こされていることを発見するにすぎない。したがって、ロケーション認識障害検出が可能であるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が必要である。いくつかの実施形態では、システム、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品は、コンピューティングデバイスの性能問題が、コンピューティングデバイス自体とコンピューティングデバイスをサポートするインフラストラクチャとによって引き起こされているかどうかを判定するために、リモートで、自動的に、及び/又は技術的なユーザアクションなしで動作し得る。
【0027】
定義
本明細書で使用される場合、「データ」、「コンテンツ」、「情報」、及び同様の用語は、本開示の実施形態に従って伝送、受信、及び/又は記憶することができるデータを指すために交換可能に使用され得る。したがって、このような用語の使用は、本開示の実施形態の趣旨及び範囲を制限するように捉えるべきではない。更に、コンピューティングデバイスが、別のコンピューティングデバイスからデータを受信するように本明細書に記載されている場合、データは、別のコンピューティングデバイスから直接受信され得、又は、1つ以上の中間コンピューティングデバイス、例えば、1つ以上のサーバ、リレー、ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホストなどを介して間接的に受信され得、本明細書では「ネットワーク」とも称され得ることが理解されよう。同様に、コンピューティングデバイスが、データを別のコンピューティングデバイスに送信するように本明細書に記載されている場合、データは、別のコンピューティングデバイスに直接送信され得、又は、1つ以上の中間コンピューティングデバイス、例えば、1つ以上のサーバ、リレー、ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホストなどを介して間接的に送信され得ることが理解されよう。
【0028】
本明細書で使用される場合、「回路機構」という用語は、(a)ハードウェアのみの回路実装形態(例えば、アナログ回路機構及び/又はデジタル回路機構での実装形態)、(b)本明細書に記載の1つ以上の機能を装置に実行させるように協働する、1つ以上のコンピュータ可読メモリに記憶されたソフトウェア及び/又はファームウェア命令を含む、回路及びコンピュータプログラム製品の組み合わせ、並びに(c)例えば、ソフトウェア又はファームウェアが物理的に存在しない場合でも、動作のためのソフトウェア又はファームウェアを必要とする、マイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部分などの回路を指す。「回路機構」のこの定義は、請求項を含め、本明細書におけるこの用語の全ての使用に適用される。更なる例として、本明細書で使用される場合、「回路機構」という用語は、1つ以上のプロセッサ及び/又はその一部分、並びに付随するソフトウェア及び/又はファームウェアを含む実装形態も含む。別の例として、本明細書で使用される「回路機構」という用語は、例えば、携帯電話用のベースバンド集積回路又はアプリケーションプロセッサ集積回路、又はサーバ、セルラネットワークデバイス、他のネットワークデバイス、及び/又は他のコンピューティングデバイス内の同様の集積回路も含む。
【0029】
本明細書で使用される場合、物理記憶媒体(例えば、揮発性又は不揮発性のメモリデバイス)を指す「コンピュータ可読記憶媒体」は、電磁信号を指す「コンピュータ可読伝送媒体」と区別され得る。
【0030】
本明細書で使用される場合、「ユーザ」、「クライアント」、及び/又は「要求送信元」という用語は、メッセージオブジェクト制御システム、並びに/又はメッセージ、及び/若しくは関連コンテンツを個人及び/若しくはエンティティに提供することができる任意の他のシステム、によって提供されるメッセージ、及び/又は関連コンテンツに対する要求の送信元である、及び/又は送信元に関連付けられている個人又はエンティティを指す。例えば、「ユーザ」及び/又は「クライアント」は、1つ以上の潜在的なイベントを準備及び/又は別様に計画することに関連付けられた情報及びオプションを求める所有者及び/又はエンティティであり得る。
【0031】
本明細書で使用される場合、「デバイスステータスデータ」という用語は、コンピューティングデバイスに関連付けられた任意の情報を指し得る。一例として、本明細書で使用される場合、「デバイスステータスデータ」は、限定されるものではないが、「デバイス性能データ」及び「ロケーション指示データ」を含み得る。
【0032】
本明細書で使用される場合、「デバイス性能データ」という用語は、コンピューティングデバイスの性能に関連付けられた任意の情報を指し得る。一例として、本明細書で使用される場合、「デバイス性能データ」は、限定されるものではないが、コンピューティングにインストールされたアプリケーション、インストールされたアプリケーションについてのデバイス構成設定、インストールされたアプリケーションのデータ使用量、インストールされたアプリケーションのプロセッサ及び/又はメモリ使用量、アプリケーションクラッシュログ、アプリケーション実行及び/又は使用量データ、メモリ使用量、プロセッサ使用量、電力消費量、電池使用量、電池放電率、電池健全性、無線健全性、メモリ健全性、プロセッサ健全性、センサ健全性、ディスプレイ健全性、デバイス設定、システムログ内容、アプリケーションログ内容、ネットワーク利用量、通話履歴情報、テキストメッセージ履歴情報、データ転送情報、デバイスによって伝送又は受信された無線信号、信号強度、全体的なデータ使用量、ユーザによるコンテンツアクセス、デバイスID、デバイスモデル、デバイスオペレーティングシステム、デバイス製造元、デバイスセンサデータ、通信回路使用量、デバイスディスプレイ使用量デバイスプロファイル特性などを含み得る。
【0033】
本明細書で使用される場合、「ロケーション指示データ」という用語は、コンピューティングデバイスのロケーションを示す任意の情報を指し得る。一例として、限定されるものではないが、「ロケーション指示データ」は、「全地球測位システム(GPS)データ」、「セルラデータ」、「Wi-Fiデータ」を含み得る。一例として、限定されるものではないが、「GPSデータ」、「セルラデータ」、「Wi-Fiデータ」は、緯度、経度、高度、衛星ID、セルラタワーデータ、セルラタワー接続情報、セルラタワーID、Wi-Fiネットワーク接続情報、Wi-FiネットワークID、ネットワークプロバイダデータ、基準点に対する位置、方角(例えば、北、南、東、又は西)、Bluetoothデータ、オンラインアクティビティ、ソーシャルメディアチェックインアクティビティ、手動で入力されたロケーション情報などを含み得る。
【0034】
本明細書で使用される場合、「デバイス固有の障害」という用語は、コンピューティングデバイスに関連付けられた任意のタイプの障害を指し得る。一例として、限定されるものではないが、「デバイス固有の障害」は、プロセッサ障害、メモリ障害、センサ障害、通信回路障害、ディスプレイ障害などの、コンピューティングデバイスのハードウェアの障害を含み得る。別の例として、限定されるものではないが、「デバイス固有の障害」は、アプリケーション障害、オペレーティングシステム障害などのような、コンピューティングデバイスのソフトウェアの障害を含み得る。本明細書で使用される場合、「ロケーション固有の障害」という用語は、限定されるものではないが、コンピューティングデバイスのロケーションに関連付けられた任意のタイプの障害を含み得る。一例として、限定されるものではないが、「ロケーション固有の障害」は、GPS障害、セルラ障害、Wi-Fi障害などを含み得る。
【0035】
システム概説
図1は、いくつかの実施形態による、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するためのシステム100を例示する。システム100及び他の図における例示は、各々、実施形態の一例として提供され、いかなる方法でも本開示の範囲又は趣旨を狭めるように解釈されるべきではないことが理解されよう。この点で、本開示の範囲は、本明細書に例示及び記載されるものに加えて、多くの潜在的な実施形態を包含する。したがって、図1は、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するためのシステムの構成の一例を例示しているが、多数の他の構成を使用して、本開示の実施形態を実装することもできる。
【0036】
システム100は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従って、ネットワーク112を介して第1のコンピューティングデバイス104にコンピューティングデバイスサポートサービスを提供するように構成され得るコンピューティングデバイスサポート装置102を含み得る。コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のサーバ、サーバクラスタ、1つ以上のネットワークノード、クラウドコンピューティングインフラストラクチャ、1つ以上のデスクトップコンピュータ、1つ以上のラップトップコンピュータ、1つ以上のモバイルコンピューティングデバイス、それらのサブコンビネーションなどを含み得る。
【0037】
システム100は、コンピューティングデバイスサポートサービスが提供され得る第1のコンピューティングデバイス104を含み得る。そのような1つの第1のコンピューティングデバイス104が図1に例示されているが、システム100は、システム100がコンピューティングデバイスサポートサービスを提供し得る追加のコンピューティングデバイス104を含み得るため、この説明図は、例としてのものであり、限定としてのものではないことが理解されよう。第1のコンピューティングデバイス104は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、マウス、キーボード、ルータ、ラップトップコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、モノのインターネットコンピューティングデバイス、「スマート」機器(例えば、ネットワーク接続性を有する冷蔵庫、洗濯機、又はドライヤ)、モバイルコンピューティングデバイス、それらの任意の組み合わせ、ロケーションが検出可能である任意の他のデバイスなどのような、任意のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。
【0038】
システム100は、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106を含み得る。いくつかの実施形態では、第2のコンピューティングデバイス106は、第1のコンピューティングデバイス104ではない、第1のロケーション110Aにあるデバイスを指し得る。2つのそのような第2のコンピューティングデバイス106が図1に例示されているが、システム100は追加の又はより少ない第2のコンピューティングデバイス106を含み得るため、この説明図は例としてのものであり、限定としてのものではないことが理解されよう。1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、マウス、キーボード、ルータ、ラップトップコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、モノのインターネットコンピューティングデバイス、「スマート」機器(例えば、ネットワーク接続性を有する冷蔵庫、洗濯機、又はドライヤ)、モバイルコンピューティングデバイス、それらの任意の組み合わせ、ロケーションが検出可能である任意の他のデバイスなどのような、任意のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は各々、同じタイプのコンピューティングデバイス(例えば、同じ広範なカテゴリのデバイス(携帯電話、ラップトップ、ウェアラブルデバイス、スマートアプライアンスなど)及び/又は同じより特定のタイプのデバイス(同じ銘柄、モデル、バージョン、特定の内部構成要素など))であり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の一部分は、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る一方、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の別の部分は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は各々、第1のコンピューティングデバイス104と同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の他の第2のコンピューティングデバイス106とは異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。
【0039】
図1に例示されるように、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従って、第1のロケーション110Aにあり得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、第1の認識された地理的ゾーン内にあるとき、第1のロケーション110Aにある。以下でより詳細に記載されるように、第1のロケーション110Aは、第1のコンピューティングデバイス104から受信された第1のロケーション指示データ、及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106から受信された第2のロケーション指示データに基づいて、識別及び/又は定量化され得る。
【0040】
システム100は、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108を含み得る。いくつかの実施形態では、第3のコンピューティングデバイス108は、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあるデバイスを指し得る。3つのそのような第3のコンピューティングデバイス108が図1に例示されているが、システム100は追加の又はより少ない第3のコンピューティングデバイス108を含み得るため、この説明図は例としてのものであり、限定としてのものではないことが理解されよう。1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、マウス、キーボード、ルータ、ラップトップコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、モノのインターネットコンピューティングデバイス、「スマート」機器(例えば、ネットワーク接続性を有する冷蔵庫、洗濯機、又はドライヤ)、モバイルコンピューティングデバイス、それらの任意の組み合わせ、ロケーションが検出可能である任意の他のデバイスなどのような、任意のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は各々、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108の一部分は、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る一方、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108の別の部分は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。
【0041】
図1に例示されるように、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従って、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあり得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、第1のロケーション110A以外の任意のロケーションであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、第2の認識された地理的ゾーン内にあるとき、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにある。以下でより詳細に記載されるように、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108から受信された第3のロケーション指示データに基づいて、識別及び/又は定量化され得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が全て位置している特定のロケーション又は地理的ゾーンを含み得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにある1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が各々任意の同じロケーション又は地理的ゾーンにあることを必要とすることなく、第1のロケーションの外側の任意のデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は各々、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108の一部分は、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る一方、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108の別の部分は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は各々、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106と同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、及び/又は1つ以上の他の第3のコンピューティングデバイス108とは異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。
【0042】
図1には示されていないが、いくつかの実施形態では、システム100は、追加のロケーションに追加のコンピューティングデバイスを含み得ることが、本開示を考慮して、当業者によって理解されよう。例えば、いくつかの実施形態では、図5に例示されるように、システム100は、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510を含むように構成され得る。いくつかの実施形態では、第4のコンピューティングデバイス510は、少なくとも1つの第3のロケーション502Cにあるデバイスを指し得る。3つのそのような第4のコンピューティングデバイス510が図5に例示されているが、システム100は追加の又はより少ない第4のコンピューティングデバイス510を含み得るため、この説明図は例としてのものであり、限定としてのものではないことが理解されよう。1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、ラップトップコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、モノのインターネットコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、それらの任意の組み合わせなどの、任意のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は各々、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510の一部分は、同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る一方、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510の別の部分は、異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は各々、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、及び/又は1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108と同じタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108、及び/又は1つ以上の他の第4のコンピューティングデバイス510とは異なるタイプのコンピューティングデバイスであり得る。
【0043】
図5に例示されるように、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従って、少なくとも1つの第3のロケーション502Cにあり得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第3のロケーション502Cは、第1のロケーション110A以外の、いくつかの実施形態では第2のロケーション110B以外の、任意のロケーションであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、第3の認識された地理的ゾーン内にあるとき、少なくとも1つの第3のロケーション502Cにある。以下により詳細に記載されるように、少なくとも1つの第3のロケーション502Cは、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510から受信された第4のロケーション指示データに基づいて、識別及び/又は定量化され得る。例えば、いくつかの実施形態では、第3の認識された地理的ゾーンのサイズは、第4のロケーション指示データ(例えば、所定の半径、特定のカバレッジエリア、特定の共通の接続タイプ又は接続リンクなど)に基づいて判定され得る。「第1のコンピューティングデバイス」、「第2のコンピューティングデバイス」などの数字的な言及は、理解を容易にするために本明細書に記載されている区別に関してデバイスを区別することが単に意図されている(例えば、いくつかの実施形態では、「第1の」デバイスは、「第3のデバイス」とは異なる場所にあり得る)ことも理解されたい。ただし、そのような用語は、デバイスの形状、機能、又は他の特性に関する任意の他の制限又は要件を伝えるものと解釈されるべきではない。
【0044】
様々な例示的な実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、多様な無線接続及び/又は有線接続を介して1つ以上のネットワーク112に接続するように構成され得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、セルラ接続、無線ローカルエリアネットワーク接続、イーサネット接続などを介してネットワーク112にアクセスするように構成され得る。したがって、ネットワーク112は、有線ネットワーク、無線ネットワーク(例えば、セルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、無線ワイドエリアネットワーク、それらのいくつかの組み合わせなど)、又はそれらの組み合わせを含み得、いくつかの例示的な実施形態では、インターネットの少なくとも一部分を含む。同様に、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のネットワーク112に接続し得、1つ以上の中間コンピューティングシステム(図示せず)を介することを含めて、様々なコンピューティングデバイスから直接的又は間接的に、本明細書に開示されるデータ及び他の情報のいずれかを受信し得る。
【0045】
図2は、いくつかの例示的な実施形態による、コンピューティングデバイスサポート装置102のブロック図を例示する。ただし、以下に図2に関して示され、記載される構成要素、デバイス、又は要素は、必須ではなくてもよく、したがって、特定の実施形態では1つ以上が省略されてもよいことに留意されたい。加えて、いくつかの実施形態は、図2に関して示され、説明されるものを超える、更なる、又は異なる構成要素、デバイス、又は要素を含み得る。
【0046】
コンピューティングデバイスサポート装置102は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、サーバ又はサービスネットワーク、リモートコンピューティングデバイス、分散型クラウドコンピューティングシステム、キオスク、入力端末、それらの任意の組み合わせなどのような、任意の1つ以上のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。
【0047】
コンピューティングデバイスサポート装置102は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従ってアクションを実行するように構成可能な処理回路202を含むか、又は処理回路202と別様に通信し得る。この点で、処理回路202は、様々な例示的な実施形態に従って、コンピューティングデバイス102の1つ以上の機能性の性能を実行及び/又は制御するように構成され得、したがって、様々な例示的な実施形態に従って、コンピューティングデバイスサポート装置102の機能性を実行するための手段を提供し得る。処理回路202は、1つ以上の例示的な実施形態に従って、データ処理、アプリケーション実行、並びに/又は他の処理及び管理サービスを実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102、又は処理回路202などの、コンピューティングデバイスサポート装置102の一部分又は構成要素は、チップ若しくはチップセットとして具現化され得るか、又はチップ若しくはチップセットを含み得る。換言すれば、コンピューティングデバイス102又は処理回路202は、構造アセンブリ(例えば、ベースボード)上の材料、構成要素、及び/又はワイヤを含む1つ以上の物理的パッケージ(例えば、チップ)を含み得る。構造アセンブリは、それに含まれるコンポーネント回路機構の物理的強度、サイズの保存、及び/又は電気的相互作用の制限を提供し得る。したがって、コンピューティングデバイス102又は処理回路202は、場合によっては、単一のチップ上に、又は単一の「システムオンチップ」として本開示の実施形態を実装するように構成され得る。したがって、場合によっては、チップ又はチップセットは、本明細書に記載される機能性を提供するための1つ以上の動作を実行するための手段を構成し得る。
【0048】
いくつかの例示的な実施形態では、処理回路202は、プロセッサ208を含み得、図2に例示されるようないくつかの実施形態では、メモリ206及び機械学習回路210を更に含み得る。処理回路202は、通信インターフェース212及び/若しくはサポートサービスコントローラ214と通信するか、又はこれらを別様に制御し得る。したがって、処理回路202は、本明細書に説明される動作を実行するように(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで)構成された回路チップ(例えば、集積回路チップ)として具現化され得る。
【0049】
プロセッサ208は、いくつかの異なる方法で具現化され得る。例えば、プロセッサ208は、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む、マイクロプロセッサ若しくは他の処理要素、コプロセッサ、コントローラ、又は様々な他のコンピューティング若しくは処理デバイスのうちの1つ以上などの様々な処理手段として具現化され得る。単一のプロセッサとして例示されているが、プロセッサ208は、複数のプロセッサを含み得ることが理解されよう。複数のプロセッサは、互いに動作可能に通信し得、本明細書に記載されるようにコンピューティングデバイスサポート装置102の1つ以上の機能性を実行するように集合的に構成され得る。複数のプロセッサは、単一のコンピューティングデバイス上に具現化され得るか、又はコンピューティングデバイスサポート装置102として機能するように集合的に構成された複数のコンピューティングデバイスに分散され得る。いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ208は、メモリ206に記憶された命令を実行するか、又は別様にプロセッサ208にアクセス可能な命令を実行するように構成され得る。したがって、ハードウェアによって構成されるか、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって構成されるかに関わらず、プロセッサ208は、相応に構成されながら、本開示の実施形態に従って動作を実行することができるエンティティ(例えば、処理回路202の形態で、回路内に物理的に具現化されている)を表し得る。したがって、例えば、プロセッサ208がASIC、FPGAなどとして具現化される場合、プロセッサ208は、本明細書に記載の動作を実行するための特別に構成されたハードウェアであり得る。代替的に、別の例として、プロセッサ208がソフトウェア命令の実行器として具現化されているとき、命令は、本明細書に記載される1つ以上の動作を実行するようにプロセッサ208を具体的に構成し得る。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリ206は、例えば、固定されているか、又は取り外し可能であるかのいずれかであり得る揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリなどの、1つ以上の非一時的メモリデバイスを含み得る。これに関して、メモリ206は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。メモリ206は、単一のメモリとして示されているが、メモリ206は、複数のメモリを含み得ることが理解されよう。複数のメモリは、単一のコンピューティングデバイス上に具現化され得るか、又はコンピューティングデバイスサポート装置102として機能するように集合的に構成された複数のコンピューティングデバイスに分散され得る。メモリ206は、1つ以上の例示的な実施形態に従って、コンピューティングデバイスサポート装置102が様々な機能を実行することを可能にするための情報、データ、アプリケーション、命令などを記憶するように構成され得る。例えば、メモリ206は、プロセッサ208による処理のために入力データをバッファリングするように構成され得る。追加的又は代替的に、メモリ206は、プロセッサ208による実行のための命令を記憶するように構成され得る。更に別の代替例として、メモリ206は、多様なファイル、コンテンツ、又はデータセットを記憶し得る1つ以上のデータベースを含み得る。メモリ206の内容のうち、アプリケーションは、それぞれの各アプリケーションに関連付けられた機能性を実行するために、プロセッサ208による実行のために記憶され得る。いくつかの場合、メモリ206は、コンピューティングデバイスサポート装置102の構成要素間で情報を渡すためのバスを介して、プロセッサ208、通信インターフェース212、機械学習回路210、又はサポートサービスコントローラ214のうちの1つ以上と通信し得る。
【0051】
いくつかの例示的な実施形態では、機械学習回路210は、第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、及び/又は1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108から受信されたデバイスステータスデータを評価することなどによって、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するように訓練された機械学習モデルを実行するための、データ、データ構造、制御信号、及び電子情報を要求、受信、処理、生成、及び伝送するように設計又は構成されたハードウェア構成要素を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、メモリ206は、コンピューティングデバイスサポート装置102の構成要素間で情報を渡すためのバスを介して、メモリ206、プロセッサ208、通信インターフェース212、又はサポートサービスコントローラ214のうちの1つ以上と通信し得る。
【0052】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、通信インターフェース212を更に含み得る。いくつかの場合、通信インターフェース212は、処理回路202と通信するネットワーク及び/又は任意の他のデバイス若しくは回路から/へデータを受信及び/又は伝送するように構成された、ハードウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせのいずれかに具現化されたデバイス又は回路などの任意の手段であり得る。例として、通信インターフェース212は、コンピューティングデバイスサポート装置102がネットワーク112を介して第1のコンピューティングデバイス104、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108、及び/又は他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にするように構成され得る。したがって、通信インターフェース212は、例えば、無線通信ネットワーク(例えば、無線ローカルエリアネットワーク、セルラネットワークなど)との通信を可能にするためのアンテナ(又は複数のアンテナ)及びサポートハードウェア及び/若しくはソフトウェア、並びに/又はケーブル、デジタル加入者回線(DSL)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、イーサネット、若しくは他の方法を介した通信をサポートするための通信モデム若しくは他のハードウェア/ソフトウェアを含み得る。
【0053】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、サポートサービスコントローラ214として具現化され得るか、サポートサービスコントローラ214を含み得るか、又はサポートサービスコントローラ214を別様に制御し得る。したがって、サポートサービスコントローラ214は、回路、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ206)に記憶され、かつ処理デバイス(例えば、プロセッサ208)によって実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、又はそれらの何らかの組み合わせなどの様々な手段として具現化され得る。サポートサービスコントローラ214は、メモリ206又は通信インターフェース212のうちの1つ以上と通信して、本明細書に記載されるサポートサービスコントローラ214の機能性のうちの1つ以上を実行するために必要とされ得るようなデータにアクセスし、このデータを受信し、及び/又はこのデータを送信することが可能であり得る。
【0054】
図3は、いくつかの例示的な実施形態による、第1のコンピューティングデバイス104のブロック図を例示する。ただし、以下に図3に関して示され、記載される構成要素、デバイス、又は要素は、必須ではなくてもよく、したがって、特定の実施形態ではいくつかが省略されてもよいことに留意されたい。加えて、いくつかの実施形態は、図3に関して示され、記載されるものを超える、更なる又は異なる構成要素、デバイス、又は要素を含んでもよい。図3に別個に標記されていないが、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、図3の第1のコンピューティングデバイス104に関して以下に記載されるものと同じ又は同様の構成要素、デバイス、又は要素を含み得ることに留意されたい。加えて、いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、本明細書に記載される動作及び機能性のうちのいずれかを達成するための専用回路(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせ)を含む、図3に関して記載されるもの以外の更なる又は異なる構成要素、デバイス、又は要素を含み得る。
【0055】
ここで図3を参照すると、第1のコンピューティングデバイス104のブロック図が例示されている。上述したように、第1のコンピューティングデバイス104は、非限定的な例として、セルラフォン、スマートフォン、通信デバイス、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、マウス、キーボード、ルータ、ラップトップコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、モノのインターネットコンピューティングデバイス、「スマート」機器(例えば、ネットワーク接続性を有する冷蔵庫、洗濯機、又はドライヤ)、モバイルコンピューティングデバイス、それらの任意の組み合わせ、ロケーションが検出可能である任意の他のデバイスなどのような、任意のコンピューティングデバイスとして具現化され得る。
【0056】
第1のコンピューティングデバイス104は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従ってアクションを実行するように構成可能な処理回路302を含むか、又は処理回路302と別様に通信し得る。この点で、処理回路302は、様々な例示的な実施形態に従って、第1のコンピューティングデバイス104の1つ以上の機能性の性能を実行及び/又は制御するように構成され得、したがって、様々な例示的な実施形態に従って、第1のコンピューティングデバイス104の機能性を実行するための手段を提供し得る。処理回路302は、1つ以上の例示的な実施形態に従って、データ処理、アプリケーション実行、並びに/又は他の処理及び管理サービスを実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104、又は処理回路302などの、第1のコンピューティングデバイス104の一部分又は構成要素は、チップ若しくはチップセットとして具現化され得るか、又はチップ若しくはチップセットを含み得る。換言すれば、第1のコンピューティングデバイス104又は処理回路302は、構造アセンブリ(例えば、ベースボード)上の材料、構成要素、及び/又はワイヤを含む1つ以上の物理的パッケージ(例えば、チップ)を含み得る。構造アセンブリは、それに含まれるコンポーネント回路機構の物理的強度、サイズの保存、及び/又は電気的相互作用の制限を提供し得る。したがって、第1のコンピューティングデバイス104又は処理回路302は、場合によっては、単一のチップ上に、又は単一の「システムオンチップ」として本開示の実施形態を実装するように構成され得る。したがって、場合によっては、チップ又はチップセットは、本明細書に記載される機能を提供するための1つ以上の動作を実行するための手段を構成し得る。
【0057】
いくつかの例示的な実施形態では、処理回路302は、プロセッサ306を含み得、図3に例示されるようないくつかの実施形態では、メモリ304を更に含み得る。処理回路302は、ユーザインターフェース308、通信インターフェース310及び/又はコンピュータアプリケーションコントローラ312と通信し得るか、又はこれらを別様に制御し得る。したがって、処理回路302は、本明細書に記載される動作を実行するように(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで)構成された回路チップ(例えば、集積回路チップ)として具現化され得る。
【0058】
プロセッサ306は、いくつかの異なる方法で具現化され得る。例えば、プロセッサ306は、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む、マイクロプロセッサ若しくは他の処理要素、コプロセッサ、コントローラ、又は様々な他のコンピューティング若しくは処理デバイスのうちの1つ以上などの様々な処理手段として具現化され得る。単一のプロセッサとして例示されているが、プロセッサ306は、複数のプロセッサを含み得ることが理解されよう。複数のプロセッサは、互いに動作可能に通信し得、本明細書に記載されるように第1のコンピューティングデバイス104の1つ以上の機能性を実行するように集合的に構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ306は、メモリ304に記憶された命令を実行するか、又は別様にプロセッサ306にアクセス可能な命令を実行するように構成され得る。したがって、ハードウェアによって構成されるか、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって構成されるかに関わらず、プロセッサ306は、相応に構成されながら、本開示の実施形態に従って動作を実行することができるエンティティ(例えば、処理回路302の形態で、回路内に物理的に具現化されている)を表し得る。したがって、例えば、プロセッサ306がASIC、FPGAなどとして具現化される場合、プロセッサ306は、本明細書に記載の動作を実行するための特別に構成されたハードウェアであり得る。代替的に、別の例として、プロセッサ306がソフトウェア命令の実行器として具現化されているとき、命令は、本明細書に記載される1つ以上の動作を実行するようにプロセッサ306を具体的に構成し得る。
【0059】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリ304は、例えば、固定されているか、又は取り外し可能であるかのいずれかであり得る揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリなどの、1つ以上の非一時的メモリデバイスを含み得る。これに関して、メモリ304は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。メモリ304は、単一のメモリとして示されているが、メモリ304は、複数のメモリを含み得ることが理解されよう。メモリ304は、1つ以上の例示的な実施形態に従って、第1のコンピューティングデバイス104が様々な機能を実行することを可能にするための情報、データ、アプリケーション、命令などを記憶するように構成され得る。例えば、メモリ304は、プロセッサ306による処理のために入力データをバッファリングするように構成され得る。追加的又は代替的に、メモリ304は、プロセッサ306による実行のための命令を記憶するように構成され得る。更に別の代替例として、メモリ304は、多様なファイル、コンテンツ、又はデータセットを記憶し得る1つ以上のデータベースを含み得る。メモリ304の内容のうち、アプリケーションは、それぞれの各アプリケーションに関連付けられた機能性を実行するために、プロセッサ306による実行のために記憶され得る。いくつかの場合、メモリ304は、第1のコンピューティングデバイス104の構成要素間で情報を渡すためのバスを介して、プロセッサ306、ユーザインターフェース308、通信インターフェース310、又はコンピュータアプリケーションコントローラ312のうちの1つ以上と通信し得る。
【0060】
ユーザインターフェース308は、処理回路302と通信して、ユーザインターフェース308でユーザ入力の指示を受信し、及び/又はユーザに可聴、視覚、機械的、若しくは他の出力を提供し得る。したがって、ユーザインターフェース308は、例えば、キーボード、マウス、画面、ジョイスティック、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、マイク、スピーカ、及び/又は他の入出力機構を含み得る。したがって、ユーザインターフェース308は、いくつかの例示的な実施形態では、ユーザが、様々な例示的な実施形態に従って、コンピューティングデバイスサポート装置102によって提供されるコンピューティングデバイスサポートサービスにアクセスし、このコンピューティングデバイスサポートサービスとインタラクトする手段を提供する。
【0061】
通信インターフェース310は、他のデバイス及び/又はネットワークとの通信を可能にするための1つ以上のインターフェース機構を含み得る。いくつかの場合、通信インターフェース310は、処理回路302と通信するネットワーク及び/又は任意の他のデバイス若しくはモジュールから/へデータを受信及び/又は伝送するように構成された、ハードウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせのいずれかに具現化されたデバイス又は回路などの任意の手段であり得る。例として、通信インターフェース310は、第1のコンピューティングデバイス104がネットワーク112を介してコンピューティングデバイスサポート装置102及び/又は他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にするように構成され得る。したがって、通信インターフェース310は、例えば、無線通信ネットワーク(例えば、無線ローカルエリアネットワーク、セルラネットワーク、全地球測位システムなど)との通信を可能にするためのアンテナ(又は複数のアンテナ)及びサポートハードウェア及び/若しくはソフトウェア、並びに/又はケーブル、デジタル加入者回線(DSL)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、イーサネット、若しくは他の方法を介した通信をサポートするための通信モデム若しくは他のハードウェア/ソフトウェアを含み得る。
【0062】
いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ306(又は処理回路302)は、コンピュータアプリケーションコントローラ312として具現化され得るか、コンピュータアプリケーションコントローラ312を含み得るか、又はコンピュータアプリケーションコントローラ312を別様に制御し得る。したがって、コンピュータアプリケーションコントローラ312は、回路、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ304)に記憶され、かつ処理デバイス(例えば、プロセッサ306)によって実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、又はそれらの何らかの組み合わせなどの様々な手段として具現化され得る。コンピュータアプリケーションコントローラ312は、メモリ304、ユーザインターフェース308、又は通信インターフェース310のうちの1つ以上と通信して、本明細書に記載されるコンピュータアプリケーションコントローラ312の機能性のうちの1つ以上を実行するために必要とされ得るようなデータにアクセスし、このデータを受信し、及び/又はこのデータを送信することが可能であり得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、コンピュータアプリケーションコントローラ312は、コンピューティングデバイスサポート装置102とインタラクトし、コンピューティングデバイスサポート装置102がコンピューティングデバイスサポートサービスを提供することを支援し、及び/又は様々な例示的な実施形態に従って、第1のコンピューティングデバイス104の障害識別を実行することを支援するように構成され得る、コンピュータアプリケーションの機能性を実装及び制御するための手段を提供し得る。
【0063】
システム100のいくつかの実施形態を一般的に記載したところで、次に、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスについて、いくつかの例示的な実施形態に従って記載する。
【0064】
障害識別
いくつかの例示的な実施形態は、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、ロケーション認識コンピューティングデバイスサポートサービスを提供する。様々な例示的な実施形態によれば、これらのサービスは、例えば、サポートサービスコントローラ214の制御下で、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、コンピューティングデバイスサポート装置102によって提供され得る。
【0065】
デバイスステータスデータ収集
いくつかの例示的な実施形態では、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスの提供を容易にするために、コンピューティングデバイスサポート装置102は、デバイスステータスデータを監視、収集、及び記憶するように構成され得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104からの第1のデバイスステータスデータ、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイスステータスデータ、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108からの第3のデバイスステータスデータ、及び/又は1つ以上の追加のデバイス若しくはデバイスのセットからのデータを監視、収集、及び記憶するように構成され得る。いくつかの実施形態では、デバイスステータスデータは、本明細書で考察される様々な実施形態のいずれかによるデバイス性能データを含み得る。追加的又は代替的に、デバイス状態データは、ロケーション指示データを含んでもよい。このセクションでの考察は、主に、コンピューティングデバイスサポート装置102によって第1のコンピューティングデバイス104からの第1のデバイスステータスデータを収集及び記憶するための様々な方法及びプロトコルに言及するが、同様の方法及びプロトコルは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイスステータスデータ、及び/又は1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108からの第3のデバイスステータスデータを収集及び記憶するために使用されてもよい。追加的又は代替的に、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイスステータスデータ、及び/又は1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108からの第3のデバイスステータスデータを収集及び記憶するための代替的又は追加的な方法を使用してもよい。
【0066】
いくつかの実施形態では、ユーザは、ロケーション固有の障害、及びコンピューティングデバイスサポート装置102からの第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、本明細書に開示される様々な実施形態によるコンピューティングデバイスサポートサービスを受信することを登録又はオプトインし得る。いくつかの例示的な実施形態における登録は、例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102によって提供され、かつ第1のコンピューティングデバイス104を介してアクセス可能であり得るようなウェブポータルを介して登録すること、第1のコンピューティングデバイス104上に実装され得るコンピュータアプリケーションを介して登録することなどの予防的なユーザアクションを含み得る。別の例として、いくつかの例示的な実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104についてのデバイス保護プランへのユーザ登録、第1のコンピューティングデバイス104についてのデバイス保証の購入、第1のコンピューティングデバイス104の購入などに応答して、登録が自動的に発生し得る。
【0067】
いくつかの実施形態では、登録情報は、機械学習回路210、サポートサービスコントローラ214、及び/又はコンピュータアプリケーションコントローラ312などによって、ユーザによって提供され得、及び/又は別様に登録プロセス中に判定され得る。この登録情報は、いくつかの実施形態では、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスの提供を可能にし、及び/又は別様に構成する情報を含み得る。登録情報は、例えば、第1のデバイス性能データ及び第1のロケーション指示データなどの第1のデバイスステータスデータを含み得る。例えば、登録情報は、デバイスID、デバイスモデル、デバイスオペレーティングシステム、デバイス製造、ユーザアカウント情報などを含む、第1のデバイス性能データを含み得る。
【0068】
いくつかの実施形態では、少なくともサポートサービスコントローラ214を介したコンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104から第1のデバイスステータスデータを収集するように構成され得る。いくつかの実施形態では、サポートサービスコントローラ214は、第1のコンピューティングデバイス104のコンピュータアプリケーションコントローラ312によって支援され得る。第1のデバイスステータスデータの収集は、例えば、リアルタイムで、定期的に、継続的に、非定期的に、スケジュールに従って、オンデマンドで、第1のコンピューティングデバイス104のユーザによって定義された構成設定に従って、コンピューティングデバイスサポート装置102のオペレータ又はコントローラによって定義された構成設定に従って、機械学習回路210によって定義された構成設定に従ってなどで、実行され得る。
【0069】
例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104からの第1のデバイスステータスデータを予防的に監視及び収集するように構成され得る。このようにして、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられた障害を予防的に探すように構成され得る。別の例として、収集は、特定の条件が充足されたときに、いくつかのタイプの第1のデバイスステータスデータのみをキャプチャし、及び/又はいくつかのタイプの第1のデバイスステータスデータのみをキャプチャするように構成され得る。例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104からの少なくとも1つの障害の指示を含む第1のデバイスステータスデータを最初に収集するように構成され得る。これに関して、少なくとも1つの障害の指示を含む第1のデバイスステータスデータを受信した後、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104から他の第1のデバイスステータスデータを収集し得る。別の例として、収集は、特定の障害を識別することに有益であり得る特定の第1のデバイス性能データのみをキャプチャするように構成され得る。別の例として、収集は、第1のコンピューティングデバイス104が、特定のロケーションにある、特定のセルラ又はWi-Fiネットワークなどに接続されているなどのときに、第1のロケーション指示データのみをキャプチャするように構成され得る。別の例として、コンピューティングデバイスサポート装置102は、ユーザ及び/又はオペレータの要求に応答して、オンデマンドで第1のコンピューティングデバイス104から第1のデバイスステータスデータを収集するように構成され得る。例えば、収集は、ユーザによって合意されたプライバシ設定及び/又はプライバシポリシーに従い得る。別の例として、収集は、一晩及び/又は空きサーバ容量があるときなどの、第1のコンピューティングデバイス104及び/又はコンピューティングデバイスサポート装置102の低利用の期間中に行われるように構成され得る。別の例として、収集は、第1のコンピューティングデバイス104の電池が充電され得るときなどの、第1のコンピューティングデバイス104が外部電源に接続されている期間中に実行されるように構成され得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスステータスデータの収集は、例えば、第1のコンピューティングデバイス104に実装され得、及び/又はそうでなければ第1のコンピューティングデバイス104によって照会され得る1つ以上のセンサの支援を伴って実行され得る。非限定的な例として、これらのセンサは、タッチスクリーンセンサ、キー作動センサ(例えば、キーパッド/キーボード用)、全地球測位システム(GPS)センサ、加速度計、電池レベルセンサ、電池容量センサ、電池温度センサ、ネットワーク信号強度センサなどを含み得る。
【0071】
いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104から収集された第1のデバイスステータスデータは、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイスプロファイルを判定するために使用され得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイスプロファイルは、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられた全ての第1のデバイスステータスデータのレコードを含み得る。いくつかの実施形態では、デバイスプロファイルは、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられた1つ以上の特性を含み得る。いくつかの実施形態では、機械学習技法は、機械学習回路210によって、キャプチャされた第1のデバイスステータスデータに対して実行されて、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられた1つ以上の特性を判定し得る。いくつかの実施形態では、デバイスプロファイルは、メモリ206に、及び/又はメモリ304になどで維持され得る。いくつかの実施形態では、メモリ206及び/又はメモリ304に維持されるデバイスプロファイルは、より多くの第1のデバイスステータスデータが第1のコンピューティングデバイス104から収集されるにつれて、継続的に、非定期的に、スケジュールに従って、オンデマンドで、ユーザ構成に従ってなどで、更新され得る。いくつかの実施形態では、メモリ206及び/又はメモリ304に維持されるデバイスプロファイルは、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別するために使用され得る。
【0072】
デバイスステータスデータアグリゲーション
上述したように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106から第2のデバイスステータスデータを収集し、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108から第3のデバイスステータスデータを収集するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、コンピューティングデバイスサポート装置102が、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するために、コンピューティングデバイスサポートサービスを以前に提供した、及び/又は現在提供しているコンピューティングデバイスを含み得る。追加的又は代替的に、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106及び1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、コンピューティングデバイスサポート装置102がコンピューティングデバイスサポートサービスを以前に提供していない、及び/又は現在提供していないコンピューティングデバイスを含み得る。
【0073】
いくつかの実施形態では、第2のデバイスステータスデータは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの1つのみに関連付けられたデバイスステータスデータを含み得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、第2のデバイスステータスデータは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの2つ以上に関連付けられたデバイスステータスデータを含んでもよい。言い換えれば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの1つのみに関連付けられた第2のデバイスステータスデータを使用して、及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの2つ以上に関連付けられた第2のデバイスステータスデータを使用して、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。同様に、いくつかの実施形態では、第3のデバイスステータスデータは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108のうちの1つのみに関連付けられたデバイスステータスデータを含み得る。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、第3のデバイスステータスデータは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108のうちの2つ以上に関連付けられたデバイスステータスデータを含んでもよい。言い換えれば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108のうちの1つのみに関連付けられた第3のデバイスステータスデータを使用して、及び/又は1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108のうちの2つ以上に関連付けられた第3のデバイスステータスデータを使用して、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。いくつかの実施形態では、第2及び第3のデバイスは、単一のデータセット又は複数のデータセットに含まれ得、データセット中で、又は別個のデータセットを収集することを介して区別され得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第2のデバイスステータスデータ及び第3のデバイスステータスデータ(例えば、1つ以上の集約されたデータセット)から複数の過去のデバイスステータスデータセットを作成し得る。いくつかの実施形態では、複数の過去のデバイスステータスデータセットは、過去のロケーション指示データセットを含み得る。例えば、過去のロケーション指示データセットは、1つ以上のロケーションでロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスから形成され得る。いくつかの実施形態では、過去のロケーション指示データセットは、特定のタイプのロケーション固有の障害(例えば、セルラネットワークに関連付けられた障害)についての過去のデバイスステータスデータセットに分割され得る。いくつかの実施形態では、複数の過去のデバイスステータスデータセットは、過去のデバイス性能データセットを含み得る。例えば、過去のデバイス性能データセットは、デバイス固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスから形成され得る。いくつかの実施形態では、過去のデバイス性能データセットは、特定のタイプのデバイス固有の障害(例えば、電池の消耗、無線不良など)について、過去のデバイスステータスデータセットに分割され得る。いくつかの実施形態では、複数の過去のデバイスステータスデータセットは、特定のモデル又はタイプのコンピューティングデバイス(例えば、Androidオペレーティングシステムを有するコンピューティングデバイス)の過去のデバイスステータスデータセットを含み得る。いくつかの実施形態では、以下により詳細に記載されるように、複数の過去のデバイスステータスデータセットは、機械学習回路210によってデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害を識別及び区別するために実行され得る機械学習モデルを訓練するために使用され得る。いくつかの実施形態では、過去のデバイスステータスデータセットは、デバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害の検出をトリガした時間又はデータセットから記憶及びカテゴリ化され得る。いくつかの実施形態では、モデルによって診断された障害は、更なる訓練データとして過去のデバイスステータスデータセットにフィードバックされ、これは、含まれる前にレビュー及び/又は検証を受け得る。
【0075】
ロケーション識別
上述したように、いくつかの実施形態では、第1のロケーション110Aに関連付けられたデバイスステータスデータが、デバイスにとって利用可能である(例えば、デバイスステータスデータは、現在提供されているデバイスステータスデータ及び/又は過去のデバイスステータスデータであり得る)ように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が第1のロケーション110Aにあり得るか、又は以前に第1のロケーション110Aにあったことがあると判定し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106は、第1の認識された地理的ゾーン内にあるとき、第1のロケーション110Aにあると判定され得る。本明細書で使用される場合、「地理的ゾーン」は、特定の「ロケーション」にあると判定されたエリアを指し得る(例えば、第1のロケーション110Aは、特定の座標ロケーションの周りの所定の半径、セルラタワー又は衛星の範囲内の全てのロケーション、無線ルータの範囲内の全てのロケーション、又は1つの物理的エリアを別の物理的エリアから区別する任意の他の手段などの、単一の微小点よりも大きい領域を包含し得る)。いくつかの実施形態では、第1のロケーション110Aは、第1のコンピューティングデバイス104から受信された第1のロケーション指示データ、及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106から受信された第2のロケーション指示データに基づいて、識別及び/又は定量化され得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104が第1のロケーション110Aの中央(例えば、第1の認識された地理的ゾーンの中央)にあるように、第1のロケーション110Aは、第1のコンピューティングデバイス104のロケーションに基づき得る。いくつかのそのような実施形態では、本明細書に記載されるモデルは、第1のコンピューティングデバイス104の実際のロケーションに対して訓練され得る。いくつかの実施形態では、モデルは、所定の認識された地理的領域について訓練され得、特定の事前訓練されたモデルは、第1のコンピューティングデバイス104の実際のロケーションに最も近い事前訓練されたモデルを選択することによって選択され得る。別の例として、いくつかの実施形態では、第1の認識された地理的ゾーンのサイズは、第1のロケーション指示データ(例えば、所定の半径、特定のカバレッジエリア、特定の共通の接続タイプ又は接続リンクなど)に基づいて判定され得る。同様に、いくつかの実施形態では、上述したように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあり得ると判定し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108は、第2の認識された地理的ゾーン内にあるとき、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにある。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、第1のロケーション110A以外の任意のロケーションであり得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108から受信された第3のロケーション指示データに基づいて、識別及び/又は定量化され得る。例えば、いくつかの実施形態では、第2の認識された地理的ゾーンのサイズは、第2のロケーション指示データ(例えば、所定の半径、特定のカバレッジエリア、特定の共通の接続タイプ又は接続リンクなど)に基づいて判定され得る。いくつかのそのような実施形態では、本明細書に記載されるモデルは、2つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の平均又はグループを選択することによって、及び/又は第1のロケーションの外側の領域を選択することによって、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の実際のロケーションに対して訓練され得る。いくつかの実施形態では、モデルは、所定の認識された地理的領域について訓練され得、特定の事前訓練されたモデルは、第2のコンピューティングデバイスの実際のロケーションに最も近い事前訓練されたモデルを選択するか、又は第1のコンピューティングデバイスの実際のロケーションを含まない最も近い事前訓練されたモデルを選択することによって選択され得る。
【0076】
図4の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、GPSデータを含む第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データに基づいて、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が第1のロケーション110Aにあると判定し得る。例えば、第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データは、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、互いの所定の範囲内の特定の座標にあることを示し得る。別の例として、第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データは、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、第1の衛星402Aの範囲内にあるか、又は第1の衛星402Aと通信していることを示し得る。同様に、図4の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、GPSデータを含む第3のロケーション指示データに基づいて、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあると判定し得る。例えば、第3のロケーション指示データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が互いの所定の範囲内の特定の座標にあることを示し得る。別の例として、第3のロケーション指示データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が第2の衛星402bの範囲内にあるか、又は第2の衛星402bと通信していることを示し得る。いくつかの実施形態では、複数の衛星が考慮され得る(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、又はより多くの衛星の範囲内のデバイスが、同じロケーション内にあると判定され得る)。例えば、GPSロケーションは、特定のデバイスに関連して複数の衛星に基づいて三角測量され得、接続された衛星の組み合わせ及び/又は衛星までの距離は、ロケーションを判定し得る。
【0077】
図5の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、セルラデータを含む第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データに基づいて、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が第1のロケーション110Aにあると判定し得る。例えば、第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データは、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、互いの所定の範囲内の特定の座標にあることを示し得る。別の例として、第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データは、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、第1のセルラタワー512Aの範囲内にあるか、又は第1のセルラタワー512Aと通信していることを示し得る。同様に、図5の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、セルラデータを含む第3のロケーション指示データに基づいて、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあると判定し得る。例えば、第3のロケーション指示データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が互いの所定の範囲内の特定の座標にあることを示し得る。別の例として、第3のロケーション指示データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が第2のセルラタワー512Bの範囲内にあるか、又は第2のセルラタワー512Bと通信していることを示し得る。いくつかの実施形態では、第1のセルラタワー512A及び第2のセルラタワー512Bは、セルラネットワークA 512Aなどの共通のセルラネットワークに属し得る。いくつかの実施形態では、複数のセルラタワーが考慮され得る(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、又はより多くのタワーの範囲内のデバイスが、同じロケーション内にあると判定され得る)。例えば、セルラロケーションは、特定のデバイスに関連する複数のセルラタワーに基づいて三角測量され得、接続されたタワーの組み合わせは、おおよそのロケーションを判定し得る。
【0078】
図5の例示的な実施形態に例示されるように、少なくとも1つの第3のロケーション502Cに関連付けられたデバイスステータスデータがデバイスにとって利用可能である(例えば、デバイスステータスデータは、現在提供されているデバイスステータスデータ及び/又は過去のデバイスステータスデータであり得る)ように、コンピューティングデバイスサポート装置102はまた、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510が少なくとも1つの第3のロケーション502Cにあるか、又は以前に少なくとも1つの第3のロケーション502Cにあったことがあると判定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510は、第3の認識された地理的ゾーンにあるときに、少なくとも1つの第3のロケーション502Cにあると判定され得る。少なくとも1つの第3のロケーション502Cは、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510から受信された第4のロケーション指示データに基づいて識別及び/又は定量化され得る。例えば、いくつかの実施形態では、第3の認識された地理的ゾーンのサイズは、第4のロケーション指示データ(例えば、所定の半径、特定のカバレッジエリア、特定の共通の接続タイプ又は接続リンクなど)に基づいて判定され得る。例えば、第4のロケーション指示データは、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510が互いの所定の範囲内の特定の座標にあることを示し得る。別の例として、第4のロケーション指示データは、1つ以上の第4のコンピューティングデバイス510が、第3のセルラタワー512Cの範囲内にあるか、又は第3のセルラタワー512Cと通信していることを示し得る。いくつかの実施形態では、第3のセルラタワー512Cは、セルラネットワークB 514Bなどの、第1のセルラタワー512A及び第2のセルラタワー512Bとは異なるセルラネットワークに属し得る。
【0079】
図6の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、Wi-Fiデータを含む第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データに基づいて、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が第1のロケーション110Aにあると判定し得る。例えば、第1のロケーション指示データ及び/又は第2のロケーション指示データは、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、第1のWi-Fiデバイス604A(例えば、第1のWi-Fiルータ)の範囲内にあるか、又は第1のWi-Fiデバイス604Aと通信していることを示し得る。いくつかの実施形態では、第1のWi-Fiデバイス604Aは、家又はオフィスビルの1つのフロアにWi-Fiカバレッジを提供するように構成され得る。同様に、図6の例示的な実施形態に例示されるように、コンピューティングデバイスサポート装置102は、Wi-Fiデータを含む第3のロケーション指示データに基づいて、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が少なくとも1つの第2のロケーション110Bにあると判定し得る。例えば、第3のロケーション指示データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108が第2のWi-Fiデバイス604B(例えば、第2のWi-Fiルータ)の範囲内にあるか、又は第2のWi-Fiデバイス604Bと通信していることを示し得る。いくつかの実施形態では、第2のWi-Fiデバイス604Bは、家又はオフィスビルの異なるフロアにWi-Fiカバレッジを提供するように構成され得る。
【0080】
いくつかの例が本明細書に示されているが、ロケーションを区別する任意の他の方法及びロケーションのためのデータソースを使用して、第1のデバイス、第2のデバイス、第3のデバイス、及び任意の他のデバイスに関連付けられたデータを識別してもよい。
【0081】
デバイス障害の予防的な識別
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、プロセッサ208、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデル、及び/又はコンピューティングデバイスサポート装置102の他の構成要素を使用して、第1のコンピューティングデバイス104に影響を与え得るデバイス障害の予防的な識別を容易にし得る。例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104から第1のデバイス性能データを受信し得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、受信された第1のデバイス性能データが、第1のコンピューティングデバイス104が障害によって影響を受けていることを示す異常なデータポイントを含むと判定し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104が障害によって影響を受けていると判定することに応答して、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害によって影響を受けているかどうかを判定し得る(例えば、第1のコンピューティングデバイス104が障害によって影響を受けていることを示す異常なデータポイントが、第1のコンピューティングデバイス104以外のデバイス若しくはシステムに関連付けられた障害によって引き起こされているか、又は第1のコンピューティングデバイス104上で発生している障害によって引き起こされているかを判定する)。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102及び/又は第1のコンピューティングデバイス104は、第1のコンピューティングデバイス104に関連付けられたロケーションを検出し、ロケーションが1つ以上の性能障害に関連付けられていると判定し、障害の発生の前又は発生中にユーザに予防的に警告し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104上で実行されるアプリケーションは、コンピューティングデバイスサポート装置102から命令を受信し得、及び/又は、本明細書で考察されるデバイス固有若しくはロケーション固有の障害のうちの1つ以上を識別するために、第1のコンピューティングデバイス104上に、事前にプログラムされた命令を含み得る。
【0082】
ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害の識別及び区別
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、プロセッサ208、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデル、及び/又はコンピューティングデバイスサポート装置102の他の構成要素を使用して、第1のコンピューティングデバイス104に影響を与え得るロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害の識別及び/又は区別を容易にし得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、ロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。いくつかの実施形態では、ロケーション固有の障害は、本明細書に記載されるプロセスに従って、第1のロケーション110Aなどのロケーションにある少なくとも1つの他のコンピューティングデバイス(例えば、第1のコンピューティングデバイス104以外)が遭遇する障害であり得る。いくつかの実施形態では、ロケーション固有の障害であると判定された識別された障害(例えば、実際の障害又は潜在的な障害)は、コンピューティングデバイスの実際の障害ではないと判定され得る。例えば、地理、第1のコンピューティングデバイス104をサポートするインフラストラクチャ、又は第1のコンピューティングデバイス104自体によって主に引き起こされない他の要因は、第1のコンピューティングデバイス104の知覚される障害を示す性能問題(例えば、第1のコンピューティングデバイス104の性能の低下)を引き起こし得る。次いで、コンピューティングデバイスサポート装置102は、(例えば、第1のコンピューティングデバイスを同じロケーション及び異なるロケーションにある他のデバイスと比較する、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して)、性能問題が、全体的又は部分的に、ロケーション(例えば、地理、インフラストラクチャ、又は上記で考察された他の要因)によって引き起こされていると判定し得る。
【0083】
いくつかの実施形態では、ロケーション固有の障害は、第1のコンピューティングデバイス104以外デバイス又はシステムによって引き起こされるが、第1のコンピューティングデバイス104が遭遇する障害であり得る。例えば、ロケーション固有の障害は、全地球測位システム衛星若しくはネットワーク、セルラタワー若しくはネットワーク、及び/又はWi-Fiデバイス若しくはネットワークに関連付けられた障害などの、地理的障害、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、及び/又はセルラ障害のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態では、デバイス固有の障害は、第1のコンピューティングデバイス104上のソフトウェア障害又はハードウェア障害などの、第1のコンピューティングデバイス104上で発生している障害であり得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104からの第1のデバイスステータスデータを1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイスステータスデータと比較することによって(例えば、過去のデバイスステータスデータセットから訓練された機械学習モデルによって)、第1のコンピューティングデバイス104に影響を与えているロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。例えば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のデバイス性能データの一部又は全てを第2のデバイス性能データの一部又は全てと比較し得る。追加的又は代替的に、コンピューティングデバイスサポート装置102は、特定の第1のデバイス性能データ(例えば、第1のコンピューティングデバイス104の信号強度)を対応する第2のデバイス性能データ(例えば、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の信号強度)と比較し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが、第1のデバイス性能が比較された第2のデバイス性能データと実質的に等しい場合(例えば、第1のデバイス性能データは、第1のコンピューティングデバイス104の性能問題を示し、第2のデバイス性能データは、同じロケーションにある1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の同様の性能問題を示す)、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104が、いくつかの実施形態ではデバイス固有の障害ではないと判定され得る(例えば、第1のコンピューティングデバイス104自体の障害ではない)ロケーション固有の障害を有していると判定し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データが、第1のデバイス性能データが比較された第2のデバイス性能データと実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害を有すると判定し得る。本明細書で考察されるように、第1のデバイスステータスデータを第2のデバイスステータスデータと「比較する」ことは、デバイス間のデータ値を直接比較すること(例えば、第1のコンピューティングデバイス104の電池使用量を1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の電池使用量と直接比較すること)を含み得るか、又は、第1のデバイスステータスデータ及び/又は第2のデバイスステータスデータの全て又は一部分を、過去のデバイスステータスデータセットから訓練された、訓練された機械学習モデルに適用することを含み得る。
【0085】
非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104の位置の変動(例えば、緯度及び/又は経度の偏差などの、ロケーション測定の計算された誤差又は信頼区間)を示す第1のデバイス性能データを第1のコンピューティングデバイス104から受信し得る。受信されたデバイス性能データは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の位置(例えば、緯度及び/又は経度)に関連付けられた1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイス性能データ及び第2のデバイス性能データが同じであるか、又は少なくとも実質的に等しい場合(例えば、第2のデバイス性能データは、第1のコンピューティングデバイス104の位置の変動と等しい、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの少なくともいくつかの位置の変動を示す)、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、その特定のロケーションの位置測定誤差を引き起こすGPS衛星に関連付けられた障害などの、GPS障害によって影響を受け得る。同様に、ロケーション固有の障害は、GPS信号が不十分であるか、又は不安定である山岳ロケーションにあるなど、地理的に引き起こされ得る。
【0086】
第1のデバイス性能データ及び第2のデバイス性能データが実質的に等しくない場合(例えば、第2のデバイス性能データが、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの少なくともいくつかの位置における同じ又は少なくとも実質的に等しい(例えば、所定の範囲内又は他の閾値内の)変動を示さない場合)、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104が、第1のコンピューティングデバイス104上のGPSセンサ又は他の構成要素に関連付けられたハードウェア又はソフトウェアの問題などのデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定することに応答して、サポートサービスコントローラ214の命令下のコンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報をグラフィカルユーザインターフェース702を介して表示させるように構成され得る。
【0087】
別の非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104が弱いセルラ信号強度を有することを示す第1のデバイス性能データを第1のコンピューティングデバイス104から受信し得る。受信されたデバイス性能データは、セルラ信号強度に関連付けられた1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイスの性能データと第2のデバイスの性能データとの比較が、第1のコンピューティングデバイス104のセルラ信号強度が、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のセルラ信号強度と同じであるか、又は少なくとも実質的に等しいことを示す場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、セルラタワーに関連付けられた障害又は不十分な信号(例えば、田舎のエリア、又は別様に不十分な信号を有する地域)などのセルラ障害によって影響を受け得る。
【0088】
第1のデバイスの性能データと第2のデバイスの性能データとの比較が、第1のコンピューティングデバイス104のセルラ信号強度が、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のセルラ信号強度と同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくことを示す場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、損傷したセルラ通信アンテナ、無線、又は他の構成要素などの、通信インターフェース310に関連付けられたハードウェア障害を有し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定することに応答して、サポートサービスコントローラ214の命令下のコンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報をグラフィカルユーザインターフェース702を介して表示させるように構成され得る。
【0089】
別の非限定的な例では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104が、限定されるものではないが、電池容量の問題、電池充電率の問題、電池電圧の問題、又は電池過熱の問題を含む、1つ以上の電池問題に遭遇していることを示す第1のデバイスの性能データを第1のコンピューティングデバイス104から受信し得る。電池問題を検出するために、以下のデータ値のうちの1つ以上が、デバイス性能データに含まれる。電池識別子、電池タイプ、電池電圧データ、電池経時データ、デバイス経時データ、電池電力容量データ、電池充電状態データ、電池充電サイクルカウント、電池放電サイクルカウント、電池充電速度、電池放電速度、充電電圧データ、充電方法データ、電池使用量データ、電池温度変動データ(例えば、充電中、放電中など)、電池過熱アラートなど。
【0090】
受信されたデバイス性能データは、1つ以上の電池問題に関連付けられた1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイスの性能データと第2のデバイスの性能データとの比較が、第1のコンピューティングデバイス104の1つ以上の電池問題に関連付けられた電池性能データが、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の対応する電池性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しいことを示す場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、電池消耗の増加及びより不十分な充電時間を引き起こし得る(例えば、田舎のエリア、又は別様に不十分な信号を有するエリアで)不十分な無線信号を有するロケーションにあり得る。
【0091】
第1のデバイスの性能データと第2のデバイスの性能データとの比較が、第1のコンピューティングデバイス104の電池性能が、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106の電池性能と同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくことを示す場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、不良の電池、又は古い、かつ衰えた電池を有し得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定することに応答して、サポートサービスコントローラ214の命令下のコンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報をグラフィカルユーザインターフェース702を介して表示させるように構成され得る。
【0092】
いくつかの実施形態では、電池性能予測サーバ210は、1つ以上の機械学習モデル(例えば、人工ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、又は他の機械学習システム)を採用することによって、デバイス電池の予想される電池性能を判定するように構成されている。例えば、電池経時、電池容量、電池充電、充電電圧、及び充電状態などの、電池性能関連インジケータ又はデータポイントは、各デバイス電池によって変わり、環境要因及び使用要因などの他の要因によって影響を更に受ける可能性があり、これらの全てが、関連付けられたデバイスで電池がどのように動作し、どのように動作し続けるかに影響する。加えて、関連付けられたデバイス(例えば、加速度計、ジャイロスコープなど)のセンサ、及び落下関連及び/又は動き速度を直接的又は間接的に検出することができるアルゴリズムが、機械学習技法又は他の同様の技法に貴重な入力を提供する。したがって、いくつかの実施形態では、予想される電池性能は、機械学習モデルが電池性能予測システム200内で計算、受信、及び/又は送信される、そのような値、変数、パラメータ、及びデータ入力を利用して、様々なデータ入力間の関係を識別及び/又は判定することに基づいて判定される。
【0093】
そのような機械学習モデルは、電池性能データを分析するために、及び/又はひいては、そのような電池性能予測のための関係を判定及び利用するために、教師なし訓練、教師あり訓練、半教師あり訓練、強化学習、深層学習などを受け得る。そのような機械学習モデル(例えば、人工/畳み込みニューラルネットワークなど)の訓練中に、モデルが、経時的に、電池性能データによって定義された複数のパラメータ、値、及びデータポイントの間のパターンを判定するように構成され得るように、モデルは、複数の電池性能データを反復的に供給され得る。別の言い方をすれば、機械学習モデルは、電池性能のより正確な予測を判定するために、電池性能データ内の値及びパラメータに関連付けられた相関又はパターンを判定するように構成され得る。
【0094】
別の非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104がWi-Fiデバイスから頻繁に切断されてばかりいるか、又は不十分なWi-Fi信号に悩まされていることを示す第1のデバイス性能データを第1のコンピューティングデバイス104から受信し得る。受信されたデバイス性能データは、Wi-Fiデバイスに関連付けられた1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイス性能データ及び第2のデバイス性能データが同じであるか、又は少なくとも実質的に等しい場合(例えば、第2のデバイス性能データは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの少なくともいくつかがまたWi-Fiデバイスから頻繁に切断されてばかりいることを示す)、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、Wi-Fiデバイスの障害などのWi-Fi障害によって影響を受け得る。そのような実施形態では、第1のロケーション110Aは、家庭、商業ビル、又は特定のWi-Fiネットワークに関連付けられた他のロケーションであり得る。いくつかの実施形態では、単一のWi-Fiネットワーク内のロケーションは、第1及び第2のロケーションとして区別され得る(例えば、デバイスのアイデンティティを比較してそれらがどこに位置する可能性が高いかを判定することによって、ネットワーク上の複数の受信機を使用してデバイスの位置を三角測量することによって、ユーザにWi-Fiネットワーク内のロケーションを入力させることによってなど)。第1のデバイス性能データ及び第2のデバイス性能データが同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合(例えば、第2のデバイス性能データは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうち、Wi-Fiデバイスから頻繁に切断されてばかりいるものは、たとえあっても少ないことを示す)、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。例えば、第1のコンピューティングデバイス104は、Wi-Fiデバイスが接続することを拒否する悪意のあるアプリケーションを有するなどのソフトウェア障害、又は障害のあるWi-Fiアンテナ、無線、又は他の構成要素などのハードウェア障害によって影響を受け得る。いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定することに応答して、サポートサービスコントローラ214の命令下のコンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報をグラフィカルユーザインターフェース702を介して表示させるように構成され得る。
【0095】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210で実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104からの第1のデバイスステータスデータ、及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106からの第2のデバイスステータスデータを、少なくとも1つの第2のロケーション110Bにある1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108からの第3のデバイスステータスデータと比較することによって、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に影響を与えるデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2のロケーション110Bは、第1のロケーション110Aから長距離にあるものとして選択され得る。例えば、第1のロケーション110Aと少なくとも1つの第2のロケーション110Bとの間の距離は、衛星接続が入力である少なくともいくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108とは異なる衛星に接続されていると判定することができるように、十分に大きくてもよい。別の例として、第1のロケーション110Aと少なくとも1つの第2のロケーション110Bとの間の距離は、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、そのようなタワー又はネットワーク情報が入力される少なくともいくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108とは異なるセルラタワー又は異なるセルラネットワークに接続されていると判定することができるように、十分に大きくてもよい。別の例として、第1のロケーション110Aと少なくとも1つの第2のロケーション110Bとの間の距離は、Wi-Fiネットワーク接続が入力である少なくともいくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104及び/又は1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106が、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108とは異なるWi-Fiネットワークに接続されていると判定することができるように、十分に大きくてもよい。そのような実施形態では、距離は、ロケーション固有の特徴(例えば、衛星ID、セルラタワー又はネットワークID、Wi-FiネットワークID)に関連付けられたデータを比較することによって、及び/又は地理的距離(例えば、GPSによって判定されるような、実際のロケーション間の物理的距離)を検出することによって判定され得る。いくつかの実施形態では、複数のデータセット(例えば、セルラネットワークID及び実際の距離)がモデルに入力され得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のデバイス性能データの一部若しくは全て、及び/又は第2のデバイス性能データの一部若しくは全てを第3のデバイス性能データの一部又は全てと比較することによって、ロケーション固有の障害、及び第1のコンピューティングデバイス104に影響を与えるデバイス固有の障害を識別及び区別し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104がデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが、第3のデバイス性能データと実質的に等しくないと判定される場合(例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。
【0096】
上述したように、いくつかの実施形態では、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定することは、例えば、機械学習回路210を使用して、1つ以上の訓練された機械学習モデルを(例えば、人工ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、又は他の機械学習プロセスを介して)実行して、行われ得る。いくつかの実施形態では、訓練された機械学習モデルは、上述した複数の過去のデバイスステータスデータセットから訓練され得る。例えば、訓練された機械学習モデルは、教師なし学習、教師あり学習、半教師あり学習、強化学習、及び/又は相関ルール学習に基づいて、特定のタイプのロケーション固有の障害及び/又はデバイス固有の障害を示唆するパターンを認識するように訓練され得る。本明細書で考察される様々なプロセスに関連付けられた様々な性能関連インジケータ又はデータポイント(例えば、ロケーション、無線性能、電池性能など)は、各デバイスで変わり、環境要因及び使用要因などの他の要因によって更に影響を受けている可能性があり、これらの全ては、関連付けられたデバイスでデバイスがどのように動作し、どのように動作し続けるかに影響する。加えて、関連付けられたデバイス(例えば、加速度計、ジャイロスコープなど)のセンサ、及び落下関連及び/又は動き速度を直接的又は間接的に検出することができるアルゴリズムが、機械学習技法又は他の同様の技法に貴重な入力を提供する。したがって、いくつかの実施形態では、障害は、機械学習モデルが、例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102内で計算、受信、及び/又は送信されたそのような値、変数、パラメータ、及びデータ入力を利用して、様々なデータ入力間の関係を識別及び/又は判定することに基づいて判定される。
【0097】
そのような機械学習モデルは、デバイスステータスデータを分析し、いくつかの実施形態では、デバイス性能データを分析し、ひいては、そのようなデバイスデータの関係を判定及び利用するために、教師なし訓練、教師あり訓練、半教師訓練、強化学習、深層学習などを受け得、及び/又は実装され得る。そのような機械学習モデル(例えば、人工/畳み込みニューラルネットワークなど)の訓練中に、モデルが、経時的に、デバイス性能データによって定義された複数のパラメータ、値、及びデータポイントの間のパターンを判定するように構成され得るように、モデルは、複数のデバイス性能データを反復的に供給され得る。別の言い方をすれば、機械学習モデルは、デバイス性能のより正確な予測を判定するために、デバイス性能データ内の値及びパラメータに関連付けられた相関又はパターンを判定するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、そのようなモデルを採用して、第2のコンピューティングデバイスによって提供されたデータに基づいて第1のコンピューティングデバイスの予想される性能を予測し、かつ第1のコンピューティングデバイスから受信されたデータに基づいて、予測される性能を第1のコンピューティングデバイスの実際の性能と比較し得る。同様に、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、そのようなモデルを採用して、1つ以上の第2のロケーションにある第3のコンピューティングデバイスによって提供されたデータに基づいて、第1のコンピューティングデバイスの予想される性能を予測し、かつ予測される性能を第1のコンピューティングデバイスの実際の性能、及び/又は第2のコンピューティングデバイスについて実行されたモデルに関連付けられた予測値と比較し得る。
【0098】
例えば、いくつかの実施形態では、過去のデバイスステータスデータセットからの訓練に基づいて、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルは、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けているように、第1のデバイス性能データ及び第2のデバイス性能データが実質的に等しいと判定することが可能であり得る。いくつかの実施形態では、実質的に等しいことは、比較されている特定のデバイス性能データに基づいて変わり得る。別の例として、過去のデバイスステータスデータセットからの訓練に基づいて、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルは、障害がロケーション固有の障害として識別される前に、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちのいくつが実質的に等しいデバイス性能データを有さなければならないかを判定することが可能であり得る。例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルは、第1のコンピューティングデバイス104と、1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106のうちの少なくともいくつかと、が同様のデバイス固有の障害によって影響を受けており、第1のコンピューティングデバイス104及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイス106がロケーション固有の障害によって影響を受けている状況を区別することが可能であり得る。
【0099】
ロケーション固有の障害の程度の識別
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、利用可能なデータを「ズームアウト」又は「ズームイン」して、ロケーション固有の障害がどの程度広範囲であるかを判定し得る。例えば、第2のデバイスステータスデータをサブ部分に細分化して、サブ部分がロケーション固有の障害に等しく遭遇しているか、又はロケーション固有の障害が1つのサブ部分に他のサブ部分よりも影響を与えているかを判定し得る。別の例では、第2のデバイスステータスデータは、第1のロケーション110Aを超えたデバイスも問題に遭遇しているかどうかを判定するように拡張され得る(例えば、第1のロケーション110Aのちょうど外側から取得されたデバイスデータを選択することによって、第3のデバイスステータスデータからデータを選択することによってなど)。データは、本明細書で考察される識別データ(例えば、絶対ロケーション、メタデータなど)のいずれかを使用して細分化及び/又は拡張され得る。
【0100】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102が、第1のコンピューティングデバイス104がロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定する場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害の程度(例えば、障害の検出につながる性能問題がどの程度広範囲であるか)を判定するように構成され得る。例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、絶対位置データ(例えば、GPSデータ)に基づいて、及び/又はロケーションに関連付けられたメタデータ(例えば、接続された衛星、Wi-Fiネットワーク、近くのランドマークなど)に基づいて、ローカルインフラストラクチャの特定の階層レベルが障害に遭っているかどうかを判定することが可能であり得る。例えば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、最初に、第1のデバイスステータスデータ及び/又は第2のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のロケーションにある1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108からの第3のデバイスステータスデータと比較して、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108もロケーション固有の障害によって影響を受けているかどうかを判定し得る。この比較は、本明細書で考察されるように、リアルタイムデータ及び/又は過去のデータで行われ得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108もロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定することに応答して、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のデバイスステータスデータ、第2のデバイスステータスデータ、及び/又は第3のデバイスステータスデータを、ロケーション固有の障害の程度が判定されるまで、他のロケーションにあるコンピューティングデバイスに関連付けられた他のデバイスステータスデータと比較し得る(例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、別のロケーションにあるコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害に悩まされていないと判定する)。
【0101】
非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102が、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がGPS障害に関連付けられたロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定する場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、GPS障害がどの程度広範囲であるかを判定し得る。図4に例示されるような、いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108に関連付けられた第3のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが、関連するメトリクスにおいて第3のデバイス性能データと同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110Aにあるコンピューティングデバイスに限定されていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、第1の衛星402Aに関連付けられたロケーション固有の障害を示すことができる。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しい場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のデバイス性能データ、第2のデバイス性能データ、及び/又は第3のデバイス性能データを、他のロケーションにあるコンピューティングデバイスに関連付けられた他のデバイス性能データと比較し得る。第1のデバイスの性能データ、第2のデバイスの性能データ、及び/又は第3のデバイスの性能が、関連するメトリクスにおいて他のデバイスの性能データと同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110A及び少なくとも1つの第2のロケーション110Bの両方を含むように拡がっていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、ロケーション固有の障害が、第1の衛星402A及び第2の衛星402Bの両方を含むより広範なGPSネットワークによって引き起こされていることを示すことができる。
【0102】
別の非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102が、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がセルラ障害に関連付けられたロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定する場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、セルラ障害がどの程度広範囲であるかを判定し得る。図5に例示されるような、いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108に関連付けられた第3のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110Aにあるコンピューティングデバイスに限定されていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、ロケーション固有の障害が第1のセルラタワー512Aに関連付けられた障害によって引き起こされていることを示すことができる。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しい場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のデバイス性能データ、第2のデバイス性能データ、及び/又は第3のデバイス性能データを、他のロケーションにあるコンピューティングデバイスに関連付けられた他のデバイス性能データと比較し得る。第1のデバイスの性能データ、第2のデバイスの性能データ、及び/又は第3のデバイスの性能が、関連するメトリクスにおいて他のデバイスの性能データと同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110A及び少なくとも1つの第2のロケーション110Bの両方を含むように拡がっていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、ロケーション固有の障害が、セルラネットワークA 514Aなどのセルラネットワークに関連付けられた障害によって引き起こされていることを示すことができる。代替的に、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、同じタワーに接続されているが、わずかに異なるロケーションにあるデバイスが同じ障害に遭遇していない場合、セルラネットワーク/タワーにセルラ障害がないと判定してもよい。
【0103】
別の非限定的な例として、コンピューティングデバイスサポート装置102が、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のコンピューティングデバイス104がWi-Fi障害に関連付けられたロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定する場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、Wi-Fi障害がどの程度広範囲であるかを判定し得る。図6に例示されるような、いくつかの実施形態では、第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データは、1つ以上の第3のコンピューティングデバイス108に関連付けられた第3のデバイス性能データと比較され得る。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110Aにあるコンピューティングデバイスに限定されていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、ロケーション固有の障害が、第1のWi-Fiデバイス604Aなどの特定のWi-Fiデバイスに関連付けられた障害によって引き起こされていることを示すことができる。第1のデバイス性能データ及び/又は第2のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しい場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、第1のデバイス性能データ、第2のデバイス性能データ、及び/又は第3のデバイス性能データを、他のロケーションにあるコンピューティングデバイスに関連付けられた他のデバイス性能データと比較し得る。第1のデバイスの性能データ、第2のデバイスの性能データ、及び/又は第3のデバイスの性能が、関連するメトリクスにおいて他のデバイスの性能データと同じではないか、又は少なくとも実質的に等しくない場合、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルによって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害が第1のロケーション110A及び少なくとも1つの第2のロケーション110Bの両方を含むように拡がっていると判定し得る。例えば、そのような判定であれば、ロケーション固有の障害が、第1のWi-Fiデバイス604A及び第2のWi-Fiデバイス604Bの両方を含む家又はオフィスビル全体のWi-Fiネットワークなどのより広範なWi-Fiネットワークに関連付けられた障害によって引き起こされていることを示すことができる。代替的に、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、同じWi-Fiデバイスに接続されているが、わずかに異なるロケーションにあるデバイスが同じ障害に遭遇していない場合、Wi-Fiデバイス自体に障害がないと判定してもよい。
【0104】
いくつかの実施形態では、ロケーションベースの障害検出アルゴリズムを、異なるロケーションを使用して複数回実行して、問題に関連付けられたロケーションについての最適な適合を識別し得、これはまた、いくつかの実施形態では、ロケーションを定義するための異なる及び/又は複数のロケーション検出手段を使用することを含み得る。
【0105】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のデバイスステータスデータを複数のロケーションにある複数のデバイスに関連付けられたデバイスステータスデータと比較することによって、ロケーション固有の障害の程度を判定するように構成され得る。例えば、第1のデバイス性能データは、複数のデバイスのデバイス性能データと比較され、同じ又は実質的に等しいデバイス性能データを有する複数のデバイスのデバイスを識別し得る。次いで、例えば、コンピューティングデバイスサポート装置102は、例えば、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、第1のロケーション指示データを識別されたデバイスのロケーション指示データと比較して、第1のロケーション指示データと識別されたデバイスのロケーション指示データとが同じであるか、又は実質的に類似しているかどうか(例えば、第1のロケーション指示データと識別されたデバイスのロケーション指示データとは、第1のコンピューティングデバイス104と識別されたデバイスとが同じセルラタワーに接続されていることを示す)を判定することによって、ロケーション固有の障害の程度(例えば、いくつの数のデバイスが影響を受けているか、及び/又は障害の検出につながる性能問題がどの程度広範囲であるか)を判定し得る。例えば、いくつかの実施形態では、同様の様態で、任意のロケーション固有の障害の程度は、データセットの特異性を、問題を引き起こすルート共通性(例えば、特定の郵便番号内の全てのデバイス、絶対位置のための既知のランドマークの特定の半径など、又はメタデータ関連の障害のための特定のWi-Fi又はセルラネットワークなどに接続された全てのデバイス)を識別するために、特異性が増加するように若しくは特異性が減少するように、又は異なるサブセットに変更することによって判定され得る。同様の様態で、任意のデバイス固有の障害の程度は、例えば、データセットの特異性を、問題を引き起こすルート共通性を識別するために、データセットの特異性を、特異性が増加するように若しくは特異性が減少するように、又は異なるサブセットに変更することによって(例えば、同じプロセッサタイプ、デバイス銘柄及びモデル、電池サイズなどの、全てのデバイスを検査することによって)判定され得る。
【0106】
グラフィカルユーザインターフェース
ここで図7及び8を参照すると、いくつかの実施形態では、サポートサービスコントローラ214の命令化にあるコンピューティングデバイスサポート装置102は、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報を第1のコンピューティングデバイス104上のグラフィカルユーザインターフェース702を介して表示させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報は、グラフィカルユーザインターフェース702上に表示されるボックスに含まれ得るテキストを含み得る。例えば、第1のボックス704中のテキストは、デバイス固有の障害が識別されたことを示し得る。別の例として、第2のボックス706中のテキストは、ロケーション固有の障害が識別されたことを示し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報は、障害が識別されたかどうか(例えば、着色、チェックマーク、「x」)と、そうである場合に、いくつの障害が検出されたか、及び/又はロケーションベースの障害の程度と、を示す追加のグラフィカルディスプレイを伴い得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害に関する情報は、可聴通知、第1のコンピューティングデバイス104の振動などの追加のアラートを伴い得る。追加的又は代替的に、実質的に同様のインターフェースが、第1のコンピューティングデバイス104と協働し、第1のコンピューティングデバイス104をサポートし、又は第1のコンピューティングデバイス104にサービスを提供するキャリア、プロバイダ、又は他のサードパーティコンピューティングシステムに関連付けられた第2のグラフィカルユーザインターフェース上に表示されてもよい。
【0107】
いくつかの実施形態では、図8に例示されるように、サポートサービスコントローラ214の命令下のコンピューティングデバイスサポート装置102は、第3のボックス804中のテキストを、拡張された診断を実行する許可を要求する第1のコンピューティングデバイス104のグラフィカルユーザインターフェース702上に表示させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスサポート装置102が第1のコンピューティングデバイス104から第1のデバイスステータスデータを収集する前に、拡張された診断を実行する許可の要求が、グラフィカルユーザインターフェース702上に提示され得る。他の実施形態では、拡張された診断を実行する許可の要求は、コンピューティングデバイスサポート装置102が第1のコンピューティングデバイス104から第1のデバイスステータスデータを収集した後、1つ以上のデバイス固有の障害及び/又はロケーション固有の障害が識別される前に、グラフィカルユーザインターフェース702上に提示され得る。更に他の実施形態では、拡張された診断を実行する許可の要求は、デバイス固有の障害が識別された後に、グラフィカルユーザインターフェース702上に提示され得る。いくつかの実施形態では、グラフィカルユーザインターフェース702は、第3のボックス804が、拡張された診断を実行する許可を示すように選択され得るように構成され得る。例えば、拡張された診断を実行する許可が、デバイス固有の障害が検出された後に受信される場合、拡張された診断を使用して、デバイス固有の障害がハードウェア障害であるか、又はソフトウェア障害であるかを判定し得る。追加的又は代替的に、実質的に同様のインターフェースは、ユーザに関連付けられたパーソナルコンピュータ又は他のデバイスを含む、第1のコンピューティングデバイス104と協働し、第1のコンピューティングデバイス104をサポートし、又は第1のコンピューティングデバイス104にサービスを提供するキャリア、プロバイダ、又は他のサードパーティコンピューティングシステムに関連付けられた第2のグラフィカルユーザインターフェース上に表示されてもよい。
【0108】
デバイス固有の障害及びロケーション固有の障害を識別する例示的なプロセス
ここで図9を参照すると、図9は、いくつかの例示的な実施形態による、ロケーション固有の障害及びデバイス固有の障害を識別及び区別するためであることを含む、コンピューティングデバイスサポートサービスを提供するための例示的なプロセス900によるフローチャートを例示する。これに関して、図9は、コンピューティングデバイスサポート装置102及び/若しくは第1のコンピューティングデバイス104で、かつ/又はコンピューティングデバイスサポート装置102及び/若しくは第1のコンピューティングデバイス104によって実行され得る動作を例示する。図9に示され、図9に関して記載される動作は、例えば、処理回路202、プロセッサ208、メモリ206、機械学習回路210によって実行される訓練された機械学習モデル、通信インターフェース212、サポートサービスコントローラ214、処理回路302、プロセッサ306、メモリ304、ユーザインターフェース308、通信インターフェース310、及び/又はコンピュータアプリケーションコントローラ312のうちの1つ以上によって、これらの支援を伴って、及び/又はこれらの制御下で実行され得る。
【0109】
ブロック910に示されるように、処理900は、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することから始まる。第1のデバイスのステータスデータは、第1のコンピューティングデバイスのロケーションを示す第1のロケーション指示データと、第1のコンピューティングデバイスの性能を示す第1のデバイスの性能データと、を含み得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のデバイスステータスデータの少なくともいくつかが、リアルタイムで提供され得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のデバイスステータスデータはまた、第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた少なくとも1つの障害の指示(例えば、ロケーションベースの障害分析の前にデバイス若しくは別のコンピューティングシステムによって識別された障害、又はコンピューティングデバイスサポート装置によって分析されると障害を示すデータ)を含み得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のロケーション指示データは、全地球測位システムデータ、セルラデータ、Wi-Fiデータ、手動で入力されたロケーション情報、又はデバイスのロケーションを示す任意の他のデータのうちの1つ以上に基づき得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のコンピューティングデバイスは、認識された地理的ゾーン内にあるときに第1のロケーションにあり、認識された地理的ゾーンのサイズは、第1のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定され得る。
【0110】
ブロック920に示されるように、プロセス900は、第1のデバイスステータスデータと、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと、の比較を続ける。第2のデバイスのステータスデータは、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスのロケーションを示す第2のロケーションを示すデータと、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスの性能を示す第2のデバイスの性能データと、を含み得る。いくつかの例示的な実装態様では、第2のロケーション指示データは、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る。いくつかの例示的な実装態様では、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスは、認識された地理的ゾーン内にあるときに第1のロケーションにあり、認識された地理的ゾーンのサイズは、第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定され得る。いくつかの例示的な実装形態では、第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われる。いくつかの例示的な実装形態では、訓練された機械学習モデルは、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練された。
【0111】
ブロック930に示されるように、プロセス900は、任意選択で、第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較することを含み得る。いくつかの例示的な実装態様では、第3のデバイスステータスデータは、少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データを含み得る。
【0112】
ブロック940に示されるように、第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響を受けている場合、プロセス900は、任意選択で、ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類し得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のタイプのロケーション固有の障害は、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害(例えば、セルラタワーに関連付けられた障害、又は田舎のエリアにおける不十分な信号)のうちの1つであり得る。いくつかの例示的な実装態様では、第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システムネットワーク障害、Wi-Fiネットワーク障害、又はセルラネットワーク障害のうちの1つであり得る。
【0113】
ブロック950に示されるように、ブロック920における第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、プロセス900は、第1のコンピューティングデバイスが、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することを含む。いくつかの例示的な実装態様では、ブロック950で、プロセス900は、第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しいときに、第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの例示的な実装態様では、ブロック950で、プロセス900は、第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データと同じであるか、又は少なくとも実質的に等しく、かつ第1のコンピューティングデバイスのロケーションに位置しない1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイス性能データとは異なるとき、第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの例示的な実装態様では、ブロック950で、プロセス900は、第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データとは異なるとき、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害によって影響を受けていると判定し得る。いくつかの例示的な実装態様では、ブロック950で、プロセス900は、デバイス固有の障害がソフトウェア障害又はハードウェア障害であり得ると判定し得る。
【0114】
ブロック960に示されるように、プロセス900は、デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることによって続く。ブロック970に示されるように、いくつかの例示的な実装態様では、プロセス900は、任意選択で、第1のコンピューティングデバイスにデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信し得る。
【0115】
結論
本明細書に記載される本開示の多くの変更例及び他の実施形態は、前述の説明及び関連する図面に提示された教示の恩恵を受けて、本開示が関係する当業者には思い浮かぶであろう。したがって、本開示は、開示された特定の実施形態に限定されるべきではなく、変更例及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書では特定の用語が使用されるが、それらは説明的な意味で使用され、限定目的では使用されない。
【0116】
本開示の非限定的な例示的な実施形態
本発明の様々な態様を記載したが、様々な実施形態が本明細書に記載されていることが理解されるであろう。明細書に記載される主題は、限定されないが、以下の特定の実施形態を含む。これらの実施形態は、単に例であり、本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。いくつかの態様における実施形態は、自由に組み合わせ可能であることが理解されるであろう。本開示の他の態様では、各実施形態は、記載される他の実施形態から独立している。
【0117】
実施形態1.方法であって、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を含む、方法。
【0118】
実施形態2:第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われる、実施形態1に記載の方法。
【0119】
実施形態3:訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練されたものである、実施形態1又は2に記載の方法。
【0120】
実施形態4:第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る、実施形態1~3のいずれか1つに記載の方法。
実施形態5:第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響を受けている場合、方法が、
訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類することを更に含む、実施形態1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0121】
実施形態6:第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る、実施形態1~5のいずれか1つに記載の方法。
【0122】
実施形態7:第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システムネットワーク障害、Wi-Fiネットワーク障害、又はセルラネットワーク障害のうちの1つであり得る、実施形態1~6のいずれか1つに記載の方法。
【0123】
実施形態8:第1のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、第2のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第2のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味する、実施形態1~7のいずれか1つに記載の方法。
【0124】
実施形態9:認識された地理的ゾーンのサイズが、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
【0125】
実施形態10:第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される、実施形態1~9のいずれか1つに記載の方法。
【0126】
実施形態11:第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む、実施形態1~10のいずれか1つに記載の方法。
【0127】
実施形態12:第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む、実施形態1~11のいずれか1つの方法。
【0128】
実施形態13:第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較することを更に含み、第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データとを含み、少なくとも1つの第2のロケーションが、ロケーションとは異なり、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、第1のコンピューティングデバイスが、デバイス固有の障害によって影響を受けており、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データとは異なる場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている、実施形態1~12のいずれか1つに記載の方法。
実施形態14:1つ以上のデバイス固有の障害が、ソフトウェア障害又はハードウェア障害であり得る、実施形態1~13のいずれか1つに記載の方法。
【0129】
実施形態15:第1のコンピューティングデバイスにデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信することを更に含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
【0130】
実施形態16:第1のコンピューティングデバイス及び1つ以上の第2のコンピューティングデバイスが、デバイスプロファイルを有し、デバイスプロファイルが、1つ以上の特性を含む、実施形態1~15のいずれか一項に記載の方法。
【0131】
実施形態17:第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データと実質的に等しいとき、第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている、実施形態1~16のいずれか1つに記載の方法。
【0132】
実施形態18:第1のデバイス性能データが第2のデバイス性能データとは異なるとき、第1のコンピューティングデバイスは、デバイス固有の障害によって影響を受けている、実施形態1~17のいずれか1つに記載の方法。
【0133】
実施形態19:少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えるシステムであって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、プロセッサを用いて、システムに、少なくとも、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を行わせるように構成されている、システム。
【0134】
実施形態20:第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較が、機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルによって行われ、訓練された機械学習モデルが、ロケーション固有の障害に遭遇している複数のコンピューティングデバイスからの過去のロケーション指示データセットを含む過去のデバイスステータスデータセットを使用して訓練されたものである、実施形態19のいずれか1つに記載のシステム。
【0135】
実施形態21:第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データが、全地球測位システムデータ、セルラデータ、又はWi-Fiデータのうちの1つ以上に基づき得る、実施形態19又は20に記載のシステム。
【0136】
実施形態22:第1のコンピューティングデバイスがロケーション固有の障害によって影響を受けている場合、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、プロセッサを用いて、システムに、
機械学習回路によって実行される訓練された機械学習モデルを使用して、ロケーション固有の障害を第1のタイプのロケーション固有の障害として分類させるように更に構成されている、実施形態19~21のいずれか1つに記載のシステム。
【0137】
実施形態23:第1のタイプのロケーション固有の障害が、全地球測位システム障害、Wi-Fi障害、又はセルラ障害のうちの1つであり得る、実施形態19~22のいずれか1つに記載のシステム。
【0138】
実施形態24:第1のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第1のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、第2のロケーション指示データがロケーションを示すことが、第2のコンピューティングデバイスが認識された地理的ゾーン内にあることを意味し、認識された地理的ゾーンのサイズが、第1のロケーション指示データ及び第2のロケーション指示データを判定するために使用される1つ以上のタイプのロケーション指示データに少なくとも部分的に基づいて判定される、実施形態19~23のいずれか1つに記載のシステム。
【0139】
実施形態25:第1のロケーション指示データが、リアルタイムで提供される、実施形態19~24のいずれか1つに記載のシステム。
【0140】
実施形態26:第1のデバイスステータスデータが、第1のデバイス性能データを更に含み、第2のデバイスステータスデータが、第2のデバイス性能データを更に含む、実施形態19~25のいずれか1つに記載のシステム。
【0141】
実施形態27:少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、プロセッサを用いて、システムに、
第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第3のコンピューティングデバイスに関連付けられた第3のデバイスステータスデータと比較させるように更に構成されており、第3のデバイスステータスデータが、第3のデバイス性能データと少なくとも1つの第2のロケーションを示す第3のロケーション指示データとを含み、少なくとも1つの第2のロケーションが、ロケーションとは異なり、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データと実質的に等しい場合、第1のコンピューティングデバイスは、デバイス固有の障害によって影響を受けており、第1のデバイス性能データが第3のデバイス性能データとは異なる場合、前記第1のコンピューティングデバイスは、ロケーション固有の障害によって影響を受けている、実施形態19~26のいずれか1つに記載のシステム。
【0142】
実施形態28:第1のデバイスステータスデータが、少なくとも1つの障害の指示を更に含む、実施形態19~27のいずれか1つに記載のシステム。
【0143】
実施形態29:少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、プロセッサを用いて、システムに、
第1のコンピューティングデバイスにデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上に関する情報を表示することに応答して、拡張された診断を開始する許可を受信させるように更に構成されている、実施形態19~28のいずれか1つに記載のシステム。
【0144】
実施形態30:プログラムコード部分が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、プログラムコード部分が、実行時に、システムに、少なくとも、
第1のコンピューティングデバイスに関連付けられた第1のデバイスステータスデータを受信することであって、第1のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第1のロケーション指示データを含む、受信することと、
第1のデバイスステータスデータを、1つ以上の第2のコンピューティングデバイスに関連付けられた第2のデバイスステータスデータと比較することであって、第2のデバイスステータスデータが、ロケーションを示す第2のロケーション指示データを含む、比較することと、
第1のデバイスステータスデータと第2のデバイスステータスデータとの比較に基づいて、第1のコンピューティングデバイスがデバイス固有の障害又はロケーション固有の障害のうちの1つ以上によって影響を受けていると判定することと、
デバイス固有の障害又はロケーション固有の障害に関する情報を、グラフィカルユーザインターフェースを介して表示させることと、を行うように命令するように構成されている、コンピュータプログラム製品。
【0145】
実施形態31:実施形態1~18のいずれかの組み合わせによる方法。
【0146】
実施形態32:少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的メモリと、を備える装置であって、コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、装置に、実施形態1~18及び31の方法のいずれか1つを実行させる、装置。
【0147】
実施形態33:コンピュータプログラムコードが記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサでの実行の際に、コンピュータプログラム製品を、実施形態1~18及び31の方法のいずれか1つを実行するように構成する、コンピュータプログラム製品。
図1
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【国際調査報告】