(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-04
(54)【発明の名称】デバイス間センシング
(51)【国際特許分類】
A24F 40/60 20200101AFI20250128BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20250128BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539682
(86)(22)【出願日】2023-01-06
(85)【翻訳文提出日】2024-08-28
(86)【国際出願番号】 GB2023050026
(87)【国際公開番号】W WO2023131799
(87)【国際公開日】2023-07-13
(32)【優先日】2022-01-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ブルートン, コナー
(72)【発明者】
【氏名】バーカー, ティモシー
(72)【発明者】
【氏名】ベーカー, ダリル
(72)【発明者】
【氏名】ナンドラ, チャズ
(72)【発明者】
【氏名】ラッシュフォース, デイビッド
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
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4B162AD16
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4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶し、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される、データシステムと、無接続データチャネルを用いて別の不燃性エアロゾル供給システムから、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される、無線通信システムと、不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、を備え得る。
【選択図】
図4A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不燃性エアロゾル供給システムであって、
前記不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶し、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される、データシステムと、
無接続データチャネルを用いて別の不燃性エアロゾル供給システムから、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される、無線通信システムと、
前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、
を備える、不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブであるという情報と、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって使用する消耗品を識別する情報と、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記無線通信システムの動作範囲内にあることを示す情報を含む、請求項1又は2に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、請求項1、2又は3に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記指示が、前記無線通信システムの動作範囲内又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にある他の不燃性エアロゾル供給システムが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムであることを示す情報を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するようにさらに構成され、前記ユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを出力するようにさらに構成される、請求項1~5のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記ユーザインターフェース要素が、指示を視覚的に通信するように構成されたディスプレイ、指示を聴覚的に通信するように構成された音声出力デバイス、及び接触検出可能な動きを使用して指示を通信するように構成された触覚デバイスを含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記ユーザインターフェースシステムが、選択入力を受信するように構成された入力要素を備え、前記ユーザインターフェースシステムが、受信した選択入力に応答して、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表すさらなる指示を通信するようにさらに構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記入力要素が、ボタン、感圧素子、ディスプレイのタッチメンブレン、及び/又はマイクロフォンである、請求項8に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記無線通信システムが、前記不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを前記別の不燃性エアロゾル供給システムに送信するようにさらに構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記無線通信システムが、無接続データチャネルを使用するビーコンから、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関するデータを受信するようにさらに構成され、
前記ユーザインターフェースシステムが、前記ユーザインターフェース要素によって、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関する前記受信したデータを表す指示を通信するようにさらに構成される、請求項1~10のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記無線通信システムが、パーソナルエリアネットワーク技術を使用して、前記無接続チャネルを使用してデータを受信するように構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記無接続チャネルが、パーソナルエリアネットワーク技術の事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用するように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項14】
事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、請求項13に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記無線通信システムが、無線ネットワーク技術を使用して、前記不燃性エアロゾル供給システム及び前記別の不燃性エアロゾル供給システムの両方が接続された無線ネットワークとインターフェースするように構成され、前記無接続チャネルが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムとネットワークセッションを確立することなく前記動作データを受信するために前記無線ネットワークを経て送信されたネットワークパケットを使用するように構成される、請求項1~14のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、請求項1~15のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項17】
第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムを具備する、システムであって、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムが、
無接続データチャネルを使用して前記第2の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第1の無線通信システムと、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを記憶するように構成される第1のデータシステムと、
前記第1の不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される第1のユーザインターフェースシステムと、
を備え、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムが、
無接続データチャネルを使用して前記第1の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第2の無線通信システムと、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを記憶するように構成される第2のデータシステムと、
を備え、前記第2の無線通信システムが、無接続データチャネルを用いて前記第1の不燃性エアロゾル供給システムへ、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを送信するように構成される、システム。
【請求項18】
前記第1のデータシステムが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶するようにさらに構成され、
前記第1の無線通信システムが、前記無接続データチャネルを使用して前記第2の不燃性エアロゾル供給システムへ、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを送信するようにさらに構成され、
前記第2の無線通信システムが、前記無接続データチャネルを使用して前記第1の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを受信するようにさらに構成され、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムが、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、第2のユーザインターフェースシステムをさらに備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び/又は第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方がアクティブであるという情報と、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方によって使用する消耗品を識別する情報と、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項17又は18に記載のシステム。
【請求項20】
前記指示が、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方が前記無線通信システムの動作範囲内にあることを示す情報を含む、請求項17、18又は19に記載のシステム。
【請求項21】
前記指示が、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方が前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、請求項17~20のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項22】
前記指示が、前記無線通信システムの動作範囲内又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にある前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方が、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの前記他方であることを示す情報を含む、請求項17~21のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項23】
前記第1の不燃性エアロゾル供給システムが、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するように構成され、前記第1のユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを出力するように構成される、請求項17~22のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項24】
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するように構成され、前記第2のユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを出力するように構成される、請求項18に記載の、又は請求項18に従属するときに請求項19~23のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項25】
前記第1のユーザインターフェース要素及び/又は第2のユーザインターフェース要素が、指示を視覚的に通信するように構成されたディスプレイ、指示を聴覚的に通信するように構成された音声出力デバイス、及び接触検出可能な動きを使用して指示を通信するように構成された触覚デバイスを含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項18~24のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項26】
前記第1のユーザインターフェースシステム又は第2のユーザインターフェースシステムが、選択入力を受信するように構成された入力要素を含み、前記ユーザインターフェースシステムが、受信した選択入力に応答して、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方の動作状態に関する前記受信した動作データを表すさらなる指示を通信するようにさらに構成される、請求項18~25のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項27】
前記入力要素が、ボタン、感圧素子、ディスプレイのタッチメンブレン、及び/又はマイクロフォンである、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記第1の無線通信システム及び/又は第2の無線通信システムが、無接続データチャネルを使用するビーコンから、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関するデータを受信するようにさらに構成され、
前記第1のユーザインターフェースシステム及び/又は第2のユーザインターフェースシステムが、前記ユーザインターフェース要素によって、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関する前記受信したデータを表す指示を通信するようにさらに構成される、請求項18~27のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項29】
前記第1の無線通信システムが、パーソナルエリアネットワーク技術を使用して、前記無接続チャネルを使用してデータを受信するように構成される、請求項18~29のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項30】
前記無接続チャネルが、前記パーソナルエリアネットワーク技術の事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用するように構成される、請求項18~29のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項31】
事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム又は第2の不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記第2の不燃性エアロゾル供給システム又は第1の不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記第1の不燃性エアロゾル供給システム又は第2の不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記無線通信システムが、無線ネットワーク技術を使用して、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムの両方が接続される無線ネットワークとインターフェースするように構成され、前記無接続チャネルが、別の不燃性エアロゾル供給システムとネットワークセッションを確立することなく前記動作データを受信するために前記無線ネットワークを経て送信されたネットワークパケットを使用するように構成される、請求項18~31のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項33】
前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、請求項18~32のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項34】
不燃性エアロゾル供給システムによって、無接続データチャネルを使用して別の不燃性エアロゾル供給システムから、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムによって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムによって、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信することと、
を含む、方法。
【請求項35】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブであるという情報と、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって使用する消耗品を識別する情報と、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記不燃性エアロゾル供給システムの無線通信システムの動作範囲内にあることを示す情報を含む、請求項34又は35に記載の方法。
【請求項37】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、請求項34、35又は36に記載の方法。
【請求項38】
前記指示が、無線通信システムの動作範囲内又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にある他の不燃性エアロゾル供給システムが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムであることを示す情報を含む、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを1つ又は複数の予め設定された値と比較することと、前記比較することの結果に基づいて、複数の予め定められた出力のうちの1つを通信することと、をさらに含む、請求項34~38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
前記通信することが、指示を視覚的に通信することと、指示を聴覚的に通信することと、接触検出可能な動きを使用して指示を通信することと、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項34~39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
選択入力を受信することと、受信した選択入力に応答して、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す、さらなる指示を通信することと、をさらに含む、請求項34~40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記選択入力を前記受信することが、ボタン、感圧素子、ディスプレイのタッチメンブレン、及び/又はマイクロフォンを介して前記選択入力を受信する、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを前記別の不燃性エアロゾル供給システムに送信することをさらに含む、請求項34~42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
無接続データチャネルを使用するビーコンから、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関するデータを受信することと、
前記ビーコンに関連付けられた敷地に関する前記受信したデータを表す指示を通信することと、
をさらに含む、請求項34~43のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
前記無接続チャネルを使用してデータを受信することが、パーソナルエリアネットワーク技術を使用して前記データを受信することを含む、請求項34~44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記無接続チャネルが、パーソナルエリアネットワーク技術の事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用するように構成される、請求項34~45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記無接続データチャネルを使用してデータを受信することが、無線ネットワークを介して前記データを受信することを含み、前記不燃性エアロゾル供給システム及び前記別の不燃性エアロゾル供給システムの両方が、前記無線ネットワークに接続され、前記無線ネットワークを介して前記データを受信することが、前記無線ネットワークを介して送信されたネットワークパケットを使用して、前記別の不燃性エアロゾル供給システムとネットワークセッションを確立することなく前記動作データを受信することを含む、請求項34~47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、請求項34~48のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【分野及び背景】
【0001】
[0001]本開示は、デバイス間センシングに関し、特に、しかし排他的にではなく、無接続データチャネルを使用するデバイス間の動作データの共有に関する。
【0002】
[0002]「不燃性」エアロゾル供給システムは、ユーザへの少なくとも1つの物質の送達を促進するためにエアロゾル供給システム(又はそのコンポーネント)の構成するエアロゾル生成材料が燃焼されない、又は燃やされない、エアロゾル供給システムである。
【0003】
[0003]不燃性エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送達システム(END)ともいう、電子タバコであってもよいが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は必須ではないことに留意されたい。
【0004】
[0004]不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムともいう、エアロゾル生成材料加熱システムであってもよい。このようなシステムの一例が、タバコ加熱システムである。
【0005】
[0005]不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するためのハイブリッドシステムであってもよく、エアロゾル生成材料のうちの1つ又は複数が加熱され得る。エアロゾル生成材料のそれぞれが、例えば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料及び固体のエアロゾル生成材料を含んでもよい。固体のエアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含んでもよい。
【0006】
[0006]典型的には、不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイスと、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用する消耗品とを含み得る。消耗品は、エアロゾル生成材料を含んでもよく、不燃性エアロゾル供給デバイスはエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成し得る。
【0007】
[0007]不燃性エアロゾル供給デバイスなどの不燃性エアロゾル供給システムは、電源及びコントローラを含んでもよい。電源は、例えば、電力源又は発熱電源であってもよい。発熱電源は、エアロゾル生成材料又は発熱電源に近接した熱伝達材料に熱の形態で電力を分配するように電圧を加え得る、炭素基板を含む。
【0008】
[0008]不燃性エアロゾル供給システムは、消耗品、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル変性剤を収容する領域を含み得る。
【0009】
[0009]不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用する消耗品は、エアロゾル生成材料、エアロゾル生成材料貯蔵領域、エアロゾル生成材料移送コンポーネント、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、包装材、フィルター、マウスピース、及び/又はエアロゾル変性剤を含み得る。
【0010】
[0010]不燃性エアロゾル供給システムの使用時に、そのデバイスの状態に関する、デバイスによって収集された情報が存在し得る。この情報は、エアロゾル生成材料の内容物、バッテリー充電レベル、又はパフカウント及び/又はパフ期間合計値などのエアロゾル生成材料の残量レベルに関する情報などの情報に関連する、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに有用な情報であり得る。加えて、エラーコードなどの情報が、デバイスによって生成され得る。さらに、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムの使用を規制する目的で、ユーザに対して有用な情報がある場合がある。そのような情報は、例えば、エラー発生の回数及び種類のログを記録することを可能にする、管理者エンティティの何らかの形態に使用するためのものであってもよい。発明者は、エネルギー効率がよく、非侵入型の方法でそのような情報にアクセスするための手法を考案している。
【0011】
[0011]ブルートゥース(Bluetooth)(商標)、又はブルートゥーススマートともいうブルートゥースローエナジー(BTLE)などの低電力通信プロトコルを使用してデータを移送する方法は、そのプロトコルを介して情報を送信することを容易にするために、2つのエンティティ間でパートナーシップ、ボンディング、ペアリング、又は他の接続ベースのチャネルを確立することを伴うことがよくある。
【概要】
【0012】
[0012]特定の態様が、独立請求項及び従属請求項に提示されている。
【0013】
[0013]第1の態様から見ると、不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶し、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される、データシステムと、無接続データチャネルを用いて別の不燃性エアロゾル供給システムから、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される、無線通信システムと、不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、を備える、不燃性エアロゾル供給システムが提供され得る。
【0014】
[0014]別の態様から見ると、第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムを具備する、システムであって、第1の不燃性エアロゾル供給システムが、無接続データチャネルを使用して第2の不燃性エアロゾル供給システムから、第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第1の無線通信システムと、第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される第1のデータシステムと、第1の不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを表す指示を通信するように構成される第1のユーザインターフェースシステムと、を備え、第2の不燃性エアロゾル供給システムが、無接続データチャネルを使用して第1の不燃性エアロゾル供給システムから、第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第2の無線通信システムと、第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される第2のデータシステムと、を備え、第2の無線通信システムが、無接続データチャネルを用いて第1の不燃性エアロゾル供給システムへ、第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを送信するように構成される、システムが提供され得る。
【0015】
[0015]さらなる態様から見ると、不燃性エアロゾル供給システムによって、無接続データチャネルを使用して別の不燃性エアロゾル供給システムから、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信することと、不燃性エアロゾル供給システムによって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶することと、不燃性エアロゾル供給システムによって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを表す指示を通信することと、を含む、方法が提供され得る。
【0016】
[0016]さらに、上記の例、態様、及び実施形態は、不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェースの文脈で実施されるが、同じ技術が、不燃性エアロゾル供給システムとのデータ接続の状態におけるデバイスのユーザインターフェースの文脈でも、及び/又はその代替として、デプロイされ得る。例えば、デバイスは、不燃性エアロゾル供給システムへの有線接続又は無線接続を有するユーザデバイスであってもよい。
【0017】
[0017]本教示の実施形態は、ここで単なる例として添付図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】不燃性エアロゾル供給システムの例を示す概略図である。
【
図2】
図2Aは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための手法を概略的に示す図である。
図2Bは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための手法のフローチャートである。
【
図3】
図3Aは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための別の手法を概略的に示す図である。
図3Bは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための別の手法を概略的に示す図である。
図3Cは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための別の手法を概略的に示す図である。
図3Dは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための手法のフローチャートである。
【
図4】
図4Aは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための手法を概略的に示す図である。
図4Bは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための手法のフローチャートである。
【
図5】
図5Aは、不燃性エアロゾル供給システムとビーコンとの間に通信を提供するための手法を概略的に示す図である。
図5Bは、不燃性エアロゾル供給システムとビーコンとの間に通信を提供するための手法のフローチャートである。
図5Cは、不燃性エアロゾル供給システムとビーコンとの間に通信を提供するための手法のフローチャートである。
【
図6】
図6aは、ユーザインターフェース画面のシーケンスの概略図である。
図6bは、ユーザインターフェース画面のシーケンスの概略図である。
【詳細な説明】
【0019】
[0030]説明された本手法は、様々な修正及び代替の形態の影響を受け易いが、特定の実施形態が図面に例として示され、本明細書で詳細に説明されている。図面及びその詳細な説明は、開示された特定の形態に範囲を限定することを意図するものではなく、それどころか、範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される趣旨及び範囲内に入る全ての修正物、均等物、及び代替物を包含することを理解すべきである。
【0020】
[0031]本発明は、一般に、異なる不燃性エアロゾル供給システムデバイス間で情報を共有して、その後情報が不燃性エアロゾル供給システム自体に表示されることに関する。共有すること及び表示することの両方が、スマートフォンなどの接続デバイスに、接続デバイスから、又は接続デバイスを介してデータを送信することなく行われる。
【0021】
[0032]本開示は、在庫保持位置に関連付けられたビーコンから不燃性エアロゾル供給システムへの在庫情報の共有にも関する。在庫情報は、その後不燃性エアロゾル供給システムによって直接ユーザに表示される。
【0022】
[0033]本手法は、不燃性エアロゾル供給システムへの、及び不燃性エアロゾル供給システムからの、並びに不燃性エアロゾル供給システムが記憶及び/又は受信したデータを処理するために、データの送信を伴うことを理解されたい。したがって、そのような機能を提供するための適当なデバイスを例示するために、例示的な不燃性エアロゾル供給システム10が、
図1に関して示されている。
【0023】
[0034]不燃性エアロゾル供給システム10の例は、
図1に概略的に示されている。図示されるように、エアロゾル送達デバイス10は、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12(ENDデバイスの場合、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12がニコチン又はニコチン含有製剤を含む)、エアロゾル生成チャンバ14、及び生成されたエアロゾルが排出され得る排出口16などのエアロゾル生成に関する要素を含むデバイスである。エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12は、一般に、エアロゾル生成材料(別名、エアロゾル媒体)を貯蔵し、消耗品であってもよく、又は消耗品の一部であってもよい。エアロゾル生成チャンバ14の中の(又は機能的に隣り合う)熱生成要素(ヒータコイル20など)に電力供給するためのバッテリー18が提供され得る。バッテリー18は、起動トリガに応答したエアロゾル生成のためのデバイスの起動などのデバイス使用の目的並びに通信及び機能制御の目的を果たし得るプロセッサ/コントローラ22にも電力供給し得る。プロセッサ/コントローラ22は、プロセッサ/コントローラ22のための動作命令を記憶するために使用され得るメモリ24にアクセスし得る。メモリ24は、不燃性エアロゾル供給システム10及び/又は1つ若しくは複数のそのコンポーネントの動作条件及び/又は状態を説明するデータを記憶するためにも使用され得る。メモリ24は、プロセッサ/コントローラ22の内部にあってもよく、又は追加の別個の物理的要素として設けられてもよい。
【0024】
[0035]データの送信及び受信並びに/又はメッセージングを実行するために、プロセッサ/コントローラ22に、送信機/受信機要素26が設けられる。送信機/受信機要素26は、不燃性エアロゾル供給システム10が、パーソナルエリアネットワークプロトコルなどの接続技術を使用して接続デバイスと通信することを可能にする。例示的なパーソナルエリアネットワークプロトコルは、ブルートゥース(商標)、ブルートゥースローエナジー(Bluetooth Low Energy)(商標)(BLE)、ジグビー(Zigbee)(商標)、ワイヤレスUSB、及び近距離通信(NFC)を含む。例示的なパーソナルエリアネットワークプロトコルは、赤外線通信協会(IrDA)などの光通信、及びデータオーバーサウンドを利用するプロトコルも含む。不燃性エアロゾル供給システムが適当な能力を有する場合、ワイファイ(Wi-Fi)(商標)技術などの他の無線技術が使用されてもよい。他の例では、送信機/受信機要素26は、不燃性エアロゾル供給システム10及び接続デバイスの物理ポート間に設けられた有線通信チャネルを提供するように構成されてもよい。このような有線通信チャネルは、USB(商標)、シリアルポート、ファイアワイヤ(FireWire)(商標)、又は他のポイントツーポイント有線接続などの物理的接続技術を利用し得る。この説明の残りの部分では、BLEの例を使用し、BLEの専門用語を使用するが、他のパーソナルエリアネットワーク技術の対応する機能又は等価な機能が代わりに用いられてもよいことを理解されたい。したがって、本例では、送信機/受信機要素26は、無線通信のための無線アンテナを含むか又は無線アンテナに接続されたBLEインターフェース要素である。上記で示したものなどの他の例では、これは、代替の無線技術及び/又は有線接続インターフェースのためのインターフェース要素であってもよい。
【0025】
[0036]接続デバイスと確立されたいかなる通信も、チャネルが特定の機能を実行するのに必要な期間確立され得るが必要ないときには切断もされ得るという意味で、永久的ではなく、又は一時的であってもよい。本例では、接続デバイスは、典型的には、別の不燃性エアロゾル供給システムである。いくつかの例では、接続デバイスは、追加的又は代替的に、不燃性エアロゾル供給システムのユーザ(及び/又は所有者)のモバイル電話(携帯電話)又はタブレットなどの何らかの形態のユーザデバイス(そのデバイスが不燃性エアロゾル供給システムからリモートであるという意味で、リモートデバイスとも呼ばれ得る)であってもよい。
【0026】
[0037]
図1の説明を続けると、プロセッサ/コントローラ22は、一例では、STマイクロエレクトロニクスによって提供され、ARM(商標)コアテックス(Cortex)(商標)-Mプロセッサに基づくSTM32マイクロコントローラであってもよい。他の例では、ARM(商標)アーキテクチャ、及びAtom(商標)アーキテクチャ又は他の低電力プロセッサ技術に基づき得る、代替のマイクロコントローラ又はプロセッサが使用されてもよい。代替的又は追加的に、送信機/受信機要素26は、一例では、プロセッサ/コントローラと協調して不燃性エアロゾル供給システムにBLE接続を提供するためのnRF BLEチップを含み得る。他の例では、他の通信インターフェースチップ又はモジュールは、接続サービスを提供するためにデプロイされてもよい。
【0027】
[0038]例示するように、プロセッサ/コントローラ22は、例えば、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12、エアロゾル生成チャンバ14、及びバッテリー18に接続され得る。この接続は、インターフェース接続若しくはコンポーネントのうちの1つからの出力に対するものであってもよく、及び/又はコンポーネントのうちの1つに、若しくはコンポーネントのうちの1つの中に位置するセンサに対するものであってもよい。これらの接続は、それぞれのコンポーネントの特性へのプロセッサによるアクセスを提供し得る。例えば、バッテリー接続は、エアロゾル生成のための不燃性エアロゾル供給システムの起動を制御するために使用されてもよい。
【0028】
[0039]プロセッサ/コントローラ22及び/又はメモリ24のさらなる機能が、以下の本手法の例を参照して説明される。
【0029】
[0040]加えて、不燃性エアロゾル供給システムは、出力要素28を含む。この出力要素は、メモリ24に記憶され、及び/又は送信機/受信機要素26によって受信されるデータの/データから導出される表現を出力することが可能である。本例では、出力要素は、照明可能インジケータ(例えば、LED、マルチカラーLEDなど)又は1つ若しくは複数の文字、数字、若しくは記号を出力するように構成されたディスプレイなどの視覚表示要素を含む。出力要素28がディスプレイである場合、これは、LEDディスプレイ、LCDディスプレイなどのマトリクス又はグリッド型ディスプレイであってもよい。いくつかの例では、出力要素28は、追加的又は代替的に、音声出力要素を含み得る。このような音声出力要素は、1つ又は複数の音を発するように構成され得る。いくつかの例では、出力要素28は、追加的又は代替的に、触覚フィードバック要素を含み得る。このような触覚フィードバック要素は、不燃性エアロゾル供給システムの検出可能な振動又はブザー鳴動を引き起こすように構成され得る。
【0030】
[0041]不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30も含み得る。本例では、この入力要素30は、ボタン又はユーザから物理的入力を受信することが可能な他の要素を含む。出力要素28がディスプレイである場合、入力要素は、タッチスクリーンディスプレイなどのディスプレイに含まれる接触感知検出器及び/又は感圧検出器であってもよい。いくつかの例では、入力要素30は、音声入力を受信することが可能な音声検出器も含んでもよく、又は代替的に含んでもよい。このような音声入力はその後、ユーザから音声入力を受信するためにコントローラ/プロセッサ22(又は不燃性エアロゾル供給システムの他の処理ハードウェア)による認識処理(音声認識処理など)を受けてもよい。
【0031】
[0042]出力要素28及び入力要素30(存在する場合)は、不燃性エアロゾル供給システム10のユーザインターフェースシステムであるか、又はユーザインターフェースシステムの一部であると説明され得る。出力要素28を介して通信されるコンテンツは、プロセッサ/コントローラ22から出力要素に提供され、入力要素30を介して受信した入力は、プロセッサ/コントローラ22に提供される。したがって、プロセッサ/コントローラ22及び/又はその上で動作する命令も、ユーザインターフェースシステムの一部として説明され得る。ユーザインターフェースシステムは、不燃性エアロゾル供給システム10のユーザが不燃性エアロゾル供給システム10から情報/通知を受信し得る機構を提供し、任意選択で、ユーザが不燃性エアロゾル供給システム10に入力を与え得る機構も提供する。出力要素28及び入力要素30は、まとめてユーザインターフェース要素と呼ばれてもよい。いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30によって、又は不燃性エアロゾル供給システムの1つ若しくは複数のエアロゾル生成関連コンポーネントを通る検出可能な気流を生じる行為を行うことによって、エアロゾル生成のために起動可能であってもよい。したがって、不燃性エアロゾル供給システムをエアロゾル生成のために起動する機構は、ユーザインターフェースシステムの一部であるか、又はユーザインターフェースシステムとは別個であると考えられ得る。
【0032】
[0043]不燃性エアロゾル供給システムがユーザインターフェースシステムの1つ又は複数のユーザインターフェース要素を含むことが上述されたが、本教示は、(例えば、送信機/受信機要素を用いて有線方式又は無線方式で接続された)接続デバイスがそれ自体のユーザインターフェースシステムを有する状況にも適用可能である。このような接続デバイスのユーザインターフェースは、本明細書に記載されたユーザインターフェースの挙動のいずれか又は全てを実施及び実現するために使用されてもよく、ユーザインターフェースの挙動は、不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェースシステムを使用したそれらのユーザインターフェース挙動のいくつか又は全ての動作に加えて、又はその代わりであってもよい。
【0033】
[0044]したがって、不燃性エアロゾル供給システムのためのいくつかの追加機能を不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提供するために1つ又は複数の他の不燃性エアロゾル供給システムと対話し得る、不燃性エアロゾル供給システムについて説明されている。そのような機能の例が、ここで説明される。
【0034】
[0045]
図2A及び
図2Bは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための第1の手法をまとめて示している。
【0035】
[0046]この手法は、1つ又は複数の他の不燃性エアロゾル供給システムがユーザの不燃性エアロゾル供給システムに近接していることを示す指示をユーザに提供するように構成されている、所与の不燃性エアロゾル供給システムに関する。この例では、
図2Aに示されるように、2つの不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bが、互いからBLE通信距離Dの範囲内にある。いずれか又は両方の不燃性エアロゾル供給システムが、他の不燃性エアロゾル供給システムが別の不燃性エアロゾル供給システムの範囲内にあるかどうかを判定するための手法を実行し得る。他の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあるという、各不燃性エアロゾル供給システムにおける別個の判定に応答して、各不燃性エアロゾル供給システムのそれぞれのディスプレイ要素28は、少なくとも1つの他の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内でアクティブであることを示す指示を表示し得る。
図2Aは、不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bの両方が、少なくとも1つの他の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあることを示す指示をそれぞれが表示することを可能にするために、この方法を実行していることを示しているが、本手法は、相互に互いの範囲内にある2つ以上の不燃性エアロゾル供給システムのうちの1つだけが、説明された手法を実行することが起こる場合にも同様に適用可能である。
【0036】
[0047]この機能を実現するために各不燃性エアロゾル供給システムによって独立して実行され得る方法が、
図2Bに示されている。ステップS2-1において開始すると、不燃性エアロゾル供給システム10aが、アドバタイジングパケットを送信する。これは、BLE接続/ペアリングに利用可能であるとしてBLEデバイスの存在をアドバタイズするために従来使用されている種類の標準BLEアドバタイジングパケットであってもよい。本手法に対して、特定のアドバタイジングパケットのペイロードは必要とされない。高レベルの近接情報が不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提供されるようにするために、不燃性エアロゾル供給システムは、適当な時間間隔でユーザ入力なしでそのようなアドバタイジングパケットを反復して送信するように構成され得る。一方、ユーザ入力が、アドバタイジングパケットの送信又はそのようなアドバタイジングパケットが送信される動作モードの起動をトリガするために使用され得るようにして、エアロゾル生成又は他の機能のために不燃性エアロゾル供給システムのバッテリー電力を浪費しないことが適切である場合もある。ユーザ入力がこの機能に必要である場合、不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30を含む。
【0037】
[0048]他の不燃性エアロゾル供給システム10bによるBLEアドバタイジングパケットの受信に応答して、この他の不燃性エアロゾル供給システム10bは、応答パケットを送信する。応答パケットは、BLEスキャン要求パケット又はBLE接続要求パケットのいずれかであってもよい。応答パケットは、その後、ステップS2-3において不燃性エアロゾル供給システム10aで受信される。この応答メッセージが受信されたという事実から、不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システム10bが通信範囲内にあることを既に知っている。そうでない場合、応答パケットは受信されていなかったであろう。その結果、不燃性エアロゾル供給システム10aは、アクティブ状態である別の不燃性エアロゾル供給システムが通信範囲内に存在することが分かる。
【0038】
[0049]したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS2-7において、別の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあることをユーザに示すために、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用して何らかの情報を表示する。
図2Aに示されるように、この表示された情報は、本例では、何らかの他の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあることを示す記号である。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。
【0039】
[0050]応答パケットが、BLEスキャンパケット又はBLE接続要求パケット(いずれか又は両方がBLEペアリング又は接続を確立するプロセスの一部として使用され得る)であってもよいことが説明されているが、本例の手法を利用するためにBLEペアリング/接続が確立される必要はない。言い換えると、本手法は、ブルートゥース/BLEの無接続状態を利用して、説明された結果を実現する。そのようなペアリング/接続が要求/所望される場合があることもあり、したがって、これは、本方法に加えて任意選択で続行され得る。上述の通り、本例は、ブルートゥース/BLEの専門用語について述べているが、教示された手法は、無接続及び/又は接続先駆(connection precursor)パケットの交換を行うために、他のパーソナルエリアネットワーク技術などの他の接続技術を採用してもよい。認識されるように、無接続状態パケットは、フォーマル、ボンディング、ペアリング、又は他の接続確立プロセスなしで(又はその完了前に)送信されたパケットである。よって、無接続チャネルは、無接続状態パケットが送信及び/又は受信され得るチャネル、すなわち、パケットの交換用チャネル、並びにフォーマル、ボンディング、ペアリング、又は他の接続確立プロセスが完了していないチャネルである。
【0040】
[0051]任意選択で、不燃性エアロゾル供給システム10aは、追加ステップを実行して、応答がステップS2-3で受信された他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対する範囲を決定してもよい。この決定は、任意選択のステップS2-5で示されるように、応答パケットが受信されたデバイス(この例では、そのデバイスが他の不燃性エアロゾル供給システム10bである)に対する範囲を計算することを含む。この範囲計算は、応答パケットの受信信号電力に基づき得る。受信信号電力を知ることによって、距離Dの近似値が計算され得る。したがって、ステップS2-7における情報の表示は、別の不燃性エアロゾル供給システムが閾値に対応する距離Dの範囲内にある場合を指すために行われ得る。
【0041】
[0052]本例では、距離計算は、閾値距離計算である。言い換えると、計算は、応答パケットの受信信号電力が予め設定された閾値より大きいか、又は小さいと判定する。この閾値は、距離Dの所与の値を表しているように、不燃性エアロゾル供給システム10aにおいて予め設定されている。したがって、1つの特定の例では、閾値は、別の不燃性エアロゾル供給システム10が不燃性エアロゾル供給システム10aの10m以内に入る場合を判定するように設定され得る。他の範囲の値も可能であり、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ユーザが「範囲内」検出目的のために選択し得る複数の異なる範囲閾値を有し得る。
【0042】
[0053]不燃性エアロゾル供給システムによって使用する閾値を設定するためには、本手法に対応している全ての不燃性エアロゾル供給システム10の推定及び/又は予想される平均送信電力、並びに予想される送信媒体(おそらく空気であるが、ある程度の介在する建築構造物及び/若しくは生物体並びに/又は信号干渉が許容され得る)の距離を経て推定される電力低下に基づいて、計算が行われ得る。理解される通り、応答パケット送信電力が予想外に高い又は低いこと、介在する建築構造物又は生物体の量がより多い又はより少ないこと、及び送信周波数帯(複数可)の干渉レベルがより高い又はより低いことなどの要因は全て、受信信号電力に影響を及ぼし得るため、そのような推定パラメータに基づくそのような閾値を用いた範囲の決定は、必然的に近似である。したがって、特定の距離Dを表す閾値は、2つの不燃性エアロゾル供給システム10の間の距離が近似的に特定の距離Dである可能性を有する可能な距離の範囲を必然的に包含することとなる。
【0043】
[0054]上記で説明したような閾値に基づく計算を使用することによって、個々の不燃性エアロゾル供給システム10aは、大量の処理能力を必要としない単純な計算を使用して距離を計算し得る。したがって、本手法は、低電力コントローラ/プロセッサ22を有する不燃性エアロゾル供給システム10において実施され得る。
【0044】
[0055]他の例では、不燃性エアロゾル供給システム10aがより複雑な計算を実行する必要があることを受け入れることによって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、応答パケットが受信された他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対する実際の(近似ではあるが)範囲を計算し得る。この例では、不燃性エアロゾル供給システム10aは、その種の受信パケットについての実際の又は見込みの送信電力を使用する。これは、不燃性エアロゾル供給システム10aのプログラミングの中で推定された値として含まれてもよく、又は受信した応答パケットにペイロードデータとして含まれてもよい。不燃性エアロゾル供給システム10aは、距離に伴う予想信号強度低下を示す値又は式も使用する。応答パケットの受信信号電力及びこれらの2つの追加の情報を知ることによって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対する実際の範囲を計算し得る。この実際の範囲は、閾値の手法に関連して上記で説明したのと同様の不確実性に左右されることとなる。本手法を使用すると、不燃性エアロゾル供給システム10aは、表示情報に距離の表現を含み得る。
【0045】
[0056]上記説明は、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムの範囲内に別の不燃性エアロゾル供給システムがあることを示す指示を提供することを指しているが、複数の他の不燃性エアロゾル供給システムに関するそのような範囲の条件を決定するために、同じ手法が使用されてもよい。同じ方法が、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムによってそれぞれの他の不燃性エアロゾル供給システムに関して実行される(単一のアドバタイジングパケットが、1つより多くの他の不燃性エアロゾル供給システムからの応答を引き出し得ること、又は別個のアドバタイジングパケットがそれぞれ、異なる他の不燃性エアロゾル供給システムから応答を引き出し得ることに留意されたい)。表示情報は、その際、例えば範囲内の他の不燃性エアロゾル供給システムの数を示してもよい。追加的又は代替的に、不燃性エアロゾル供給システムは、それぞれの検出された不燃性エアロゾル供給システムに関する情報を順番に表示させるための入力要素30の使用を可能にし得る。
【0046】
[0057]上記説明は、不燃性エアロゾル供給システム10aの視点から説明されているが、方法が不燃性エアロゾル供給システム10bによって実行される場合、この場合にアドバタイズメントを送信するのは他の不燃性エアロゾル供給システム10bであり、応答を行うのは不燃性エアロゾル供給システム10aであるが、同じことが当てはまる。
【0047】
[0058]このように、不燃性エアロゾル供給システムが、少なくとも1つの他の不燃性エアロゾル供給システムがある範囲(通信範囲、予め定められた距離及び/又は計算された距離など)内にある場合を判定し、不燃性エアロゾル供給システム自体によって不燃性エアロゾル供給システムのユーザに状況を説明する情報を表示し得る手法が説明されている。言い換えると、本手法によって、別の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内に入るときに不燃性エアロゾル供給システムのユーザに通知されるようになる。これによって、2つの不燃性エアロゾル供給システムの異なるユーザ間で情報及び/又は支援の交換が可能となり、又は促進され得る。
【0048】
[0059]
図3A、
図3B、
図3C、及び
図3Dは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための別の手法をまとめて示している。
【0049】
[0060]本手法は、
図2A及び
図2Bに関して説明された手法に類似しているが、この手法では、不燃性エアロゾル供給システム10aは、1つ又は複数の他のアクティブな不燃性エアロゾル供給システムの近接度を示すように構成される。
【0050】
[0061]この例では、
図3Aに示されるように、2つの不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bが、互いから距離D1の範囲内にある。本例では、距離D1は比較的長い距離であり、おそらく不燃性エアロゾル供給システムの最大通信範囲、又は最大通信範囲付近である。したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ28aは、長い距離にある別の不燃性エアロゾル供給システムを示し、本例では、他の不燃性エアロゾル供給システムの識別子も示す。この識別子は、他の不燃性エアロゾル供給システムから受信した応答パケットに含まれた情報であってもよく、又は近接情報を表示している不燃性エアロゾル供給システムによって割り当てられた任意の識別子であってもよい。他の不燃性エアロゾル供給システムから受信した応答パケットに識別子が含まれていた場合、識別子は、ユーザ若しくはデバイスの実際の識別子であってもよく、又はニックネーム若しくは他の非個人的に識別する識別子であってもよい。いかなる種類の識別子も応答パケットにおいて提供される場合、この識別子は、いくつかの例では、不燃性エアロゾル供給システムのユーザがそのような識別子を共有する許可を与えた場合にのみ、応答パケットに含まれてもよい。
【0051】
[0062]例示した例では、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ28aは、距離インジケータと共に識別子「ユーザ2」を表示する。識別子「ユーザ2」は、他の不燃性エアロゾル供給システムが、本例では識別子「ユーザ1」が与えられた不燃性エアロゾル供給システム10aのユーザとは異なるユーザとして識別されること、又は不燃性エアロゾル供給システム10aのユーザに関連付けられるように推定されることを示すために使用されている。不燃性エアロゾル供給システム10bのディスプレイ28bは、対応して同じ手法を実行しており、したがって類似の範囲インジケータであるが、他の不燃性エアロゾル供給システム10aに割り当てられた識別子、又は他の不燃性エアロゾル供給システム10aから受信された識別子、この例では受信若しくは適用された識別子「ユーザ1」を表示する。
【0052】
[0063]
図3Bに示されるように、2つの不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bは、距離D1より短い距離D2だけ離れている。その結果、各不燃性エアロゾル供給システムのディスプレイ28は、ここでは
図3Aと同じ識別子情報を示しているが、距離インジケータは、ここでは2つの不燃性エアロゾル供給システム間の減少した距離(又はより大きな近接性)を表している。
【0053】
[0064]次いで
図3Cにさらに示されるように、2つの不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bは、距離D1及び距離D2より短い距離D3だけ離れている。その結果、各不燃性エアロゾル供給システムのディスプレイ28は、ここでは
図3A及び
図3Bと同じ識別子情報を示しているが、距離インジケータは、ここでは2つの不燃性エアロゾル供給システム間のさらに減少した距離(又はさらに大きな近接性)を表している。
【0054】
[0065]
図2A及び
図2Bを参照して上述した手法と同様に、
図3A、
図3B、及び
図3Cの例示は、本手法の方法を実行している各不燃性エアロゾル供給システムのディスプレイ要素28を示しているが、ここでも本開示は、不燃性エアロゾル供給システムの1つのみ(又は全てよりも少ない)によって実行されている本方法を包含する。
【0055】
[0066]したがって、所与の不燃性エアロゾル供給システムは、1つ又は複数の他の不燃性エアロゾル供給システムの近接度の表示を行い得る。この機能を実現するために各不燃性エアロゾル供給システムによって独立して実行され得る方法が、ここで
図3Dを参照してさらに説明される。
【0056】
[0067]ステップS3-1において開始すると、不燃性エアロゾル供給システム10aが、アドバタイジングパケットを送信する。これは、BLE接続/ペアリングに利用可能であるとしてBLEデバイスの存在をアドバタイズするために従来使用されている種類の標準BLEアドバタイジングパケットであってもよい。本手法に対して、特定のアドバタイジングパケットのペイロードは必要とされない。高レベルの近接情報が不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提供されるようにするために、不燃性エアロゾル供給システムは、適当な時間間隔でユーザ入力なしでそのようなアドバタイジングパケットを反復して送信するように構成され得る。一方、ユーザ入力が、アドバタイジングパケットの送信又はそのようなアドバタイジングパケットが送信される動作モードの起動をトリガするために使用され得るようにして、エアロゾル生成又は他の機能のために不燃性エアロゾル供給システムのバッテリー電力を浪費しないことが適切である場合もある。ユーザ入力がこの機能に必要である場合、不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30を含む。
【0057】
[0068]他の不燃性エアロゾル供給システム10bによるBLEアドバタイジングパケットの受信に応答して、この他の不燃性エアロゾル供給システム10bは、応答パケットを送信する。応答パケットは、BLEスキャン要求パケット又はBLE接続要求パケットのいずれかであってもよい。応答パケットは、その後、ステップS3-3において不燃性エアロゾル供給システム10aで受信される。このように、応答パケットはこの場合も、別の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブ状態で通信範囲内にあることを不燃性エアロゾル供給システム10aに示す。
【0058】
[0069]応答パケットが、BLEスキャンパケット又はBLE接続要求パケット(いずれか又は両方がBLEペアリング又は接続を確立するプロセスの一部として使用され得る)であってもよいことが説明されているが、本例の手法を利用するためにBLEペアリング/接続が確立される必要はない。言い換えると、本手法は、ブルートゥース/BLEの無接続状態を利用して、説明された結果を実現する。そのようなペアリング/接続が要求/所望される場合があることもあり、したがって、これは、本方法に加えて任意選択で続行され得る。
【0059】
[0070]ステップS2-3における応答パケットの受信後、不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対して特定の範囲を決定する。この決定は、任意選択のステップS3-5で示されるように、応答パケットが受信されたデバイス(この例では、そのデバイスが他の不燃性エアロゾル供給システム10bである)に対する範囲を計算することを含む。
図2A及び
図2Bに関して説明したのと同様に、この範囲計算は、応答パケットの受信信号電力に基づき得る。受信信号電力を知ることによって、距離Dの近似値が計算され得る。したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS3-7において、別の不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあることをユーザに示すために、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用して何らかの情報を表示する。
図3A、
図3B、及び
図3Cに示されるように、この表示された情報は、本例では、他の不燃性エアロゾル供給システム10bを示す識別子及び不燃性エアロゾル供給システムへの近接度(又は範囲距離)を示す指示である。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。
【0060】
[0071]本例では、距離計算は、閾値距離計算である。言い換えると、計算は、応答パケットの受信信号電力が2つ以上の予め設定された閾値より大きいか、又は小さいと判定する。各閾値は、距離の所与の値を表しているように、不燃性エアロゾル供給システム10aにおいて予め設定されている。したがって、3つの範囲が可能である本例では、受信信号電力が3つの閾値のそれぞれに対して比較され、1つの閾値が最長距離D1に対応し、第2の閾値が中間距離D2に対応し、第3の閾値が最短距離D3に対応する。したがって、1つの特定の例では、閾値は、別の不燃性エアロゾル供給システム10が不燃性エアロゾル供給システム10aの10m以内、不燃性エアロゾル供給システム10aの8m以内、及び不燃性エアロゾル供給システム10aの2m以内に存在する場合を判定するように設定され得る。他の例では、他の範囲値及び/又はより大きな数若しくはより小さな数の閾値が、実施され得る。1つの特定の例では、2つの範囲閾値が使用され、これらは、例えば10m及び4mの範囲に対応し得る。
【0061】
[0072]このような各閾値は、上記
図2A及び
図2Bを参照して既に説明された閾値と同様に設定されてもよい。したがって、範囲は、同様にある程度近似であるか、又は確率を示すように予想されてもよい。
【0062】
[0073]上述の通り、この応答メッセージが受信されたという事実から、不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システム10bが通信範囲内にあることを既に知っている。そうでない場合、応答パケットは受信されていなかったであろう。したがって、いくつかの例では、この事実が、他の不燃性エアロゾル供給システム10bが最長範囲D1内にあることを立証するための閾値テストが必要ないように、他の不燃性エアロゾル供給システム10bが第1の(最長の)範囲D1内にあることを示すものとして使用されてもよい。その際、1つ又は複数の追加の範囲が、閾値の手法を用いて決定され得る。したがって、2つの範囲のみが表される例では、2つの範囲の長い方の範囲内の他の不燃性エアロゾル供給システムの存在が、応答パケットの受信によって判定され、2つの範囲の短い方の範囲内の他の不燃性エアロゾル供給システムの存在が、短い方の範囲を表す閾値に対してテストすることによって、判定される。
【0063】
[0074]上記で説明したような閾値に基づく計算を使用することによって、個々の不燃性エアロゾル供給システム10aは、大量の処理能力を必要としない単純な計算を使用して距離を計算し得る。したがって、本手法は、低電力コントローラ/プロセッサ22を有する不燃性エアロゾル供給システム10において実施され得る。
【0064】
[0075]他の例では、不燃性エアロゾル供給システム10aがより複雑な計算を実行する必要があることを受け入れることによって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、応答パケットが受信された他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対する実際の(近似ではあるが)範囲を計算し得る。この例では、不燃性エアロゾル供給システム10aは、その種の受信パケットについての実際の又は見込みの送信電力を使用する。これは、不燃性エアロゾル供給システム10aのプログラミングの中で推定された値として含まれてもよく、又は受信した応答パケットにペイロードデータとして含まれてもよい。不燃性エアロゾル供給システム10aは、距離に伴う予想信号強度低下を示す値又は式も使用する。応答パケットの受信信号電力及びこれらの2つの追加の情報を知ることによって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システム10bに対する実際の範囲を計算し得る。この実際の範囲は、その後、検出可能な最大値及び最小値に関する記号的範囲として、又は実際の数値範囲として、ディスプレイ18aに含まれてもよい。
【0065】
[0076]上記説明は、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムの範囲内に別の不燃性エアロゾル供給システムがあることを示す指示を提供することを指しているが、複数の他の不燃性エアロゾル供給システムに関するそのような範囲の条件を決定するために、同じ手法が使用されてもよい。同じ方法が、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムによってそれぞれの他の不燃性エアロゾル供給システムに関して実行される(単一のアドバタイジングパケットが、1つより多くの他の不燃性エアロゾル供給システムからの応答を引き出し得ること、又は別個のアドバタイジングパケットがそれぞれ、異なる他の不燃性エアロゾル供給システムから応答を引き出し得ることに留意されたい)。表示情報は、その際、例えば各範囲内の他の不燃性エアロゾル供給システムの数を示してもよい。追加的又は代替的に、不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給システムが各範囲ブラケット内で検出した場合の数に関する情報を生じるため、及び/又は検出された各不燃性エアロゾル供給システムに対する範囲に関する情報が順番に表示されるようにするために、入力要素30の使用を可能にし得る。
【0066】
[0077]上記説明は、不燃性エアロゾル供給システム10aの視点から説明されているが、方法が不燃性エアロゾル供給システム10bによって実行される場合、この場合にアドバタイズメントを送信するのは他の不燃性エアロゾル供給システム10bであり、応答を行うのは不燃性エアロゾル供給システム10aであるが、同じことが当てはまる。
【0067】
[0078]このように、不燃性エアロゾル供給システムが、少なくとも1つの他の不燃性エアロゾル供給システムが1つ若しくは複数の範囲(又は、1つ若しくは複数の近接度)内にある場合を判定し、不燃性エアロゾル供給システム自体によって不燃性エアロゾル供給システムのユーザに状況を説明する情報を表示し得る手法が、説明されている。言い換えると、本手法によって、別の不燃性エアロゾル供給システムがある範囲内に存在するときに、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに通知されるようになる。これによって、2つの不燃性エアロゾル供給システムの異なるユーザ間で情報及び/又は支援の交換が可能となり、又は促進され得る。
【0068】
[0079]
図4A及び
図4Bは、複数の別個の不燃性エアロゾル供給システム間に通信を提供するための別の手法をまとめて示している。
【0069】
[0080]本手法は、
図2A及び
図2Bに関して説明された手法に類似している(任意選択で、
図2A及び
図2Bに関して説明された手法、又は
図3A、
図3B、
図3C、及び
図3Dに関して説明された手法のいずれかと組み合わせて使用されてもよい。)が、この場合、応答パケットに含まれるペイロード情報は、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに対してさらなる情報を提供するために使用される。
【0070】
[0081]この例では、
図4Aに示されるように、2つの不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bが、互いから通信距離Dの範囲内にある。いずれかの、又は両方の不燃性エアロゾル供給システムが、他の不燃性エアロゾル供給システムが別のアクティブな不燃性エアロゾル供給システムの範囲内にあるかどうかを判定し、さらに他の不燃性エアロゾル供給システムに関する何らかのさらなる動作情報を判定するための手法を実行し得る。他の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブであり範囲内にあるという、各不燃性エアロゾル供給システムにおける別個の判定、及びさらなる動作情報の取得に応答して、各不燃性エアロゾル供給システムのそれぞれのディスプレイ要素28は、少なくとも1つの他のアクティブな不燃性エアロゾル供給システムが範囲内にあることを示す指示を表示し、この他の不燃性エアロゾル供給システムに関するさらなる動作情報を表示し得る。
図4Aは、不燃性エアロゾル供給システム10a及び10bの両方が、そのような情報をそれぞれが表示することを可能にするために、この方法を実行していることを示しているが、本手法は、相互に互いの範囲内にある2つ以上の不燃性エアロゾル供給システムのうちの1つだけが、説明された手法を実行することが起こる場合にも同様に適用可能である。
【0071】
[0082]この例では、さらなる動作情報(他の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブであるという動作情報にさらに付加されるという意味で、「さらなる」と記載される)は、不燃性エアロゾル供給システムで使用するエアロゾル生成材料に関する情報を含む。エアロゾル生成材料は、例えば、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12の中に包含され得る。エアロゾル生成材料に関する情報は、メモリ24に記憶され得る。本例では、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12は、着脱可能/交換可能な要素であり、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12の中のエアロゾル生成材料を説明する情報は、コントローラ/プロセッサ22によって検出可能であってもよい。他の例では、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12は、詰め替え可能な容器又はカートリッジであってもよく、ユーザは、エアロゾル生成材料に関する情報を不燃性エアロゾル供給システムに、直接又は接続されたスマートフォン又はタブレットを介して提供することが可能であってもよい。他の例では、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12は、エアロゾル生成材料に関する情報が製造プロセスの一部として不燃性エアロゾル供給システムに記憶され得るように、交換可能でない要素であってもよい。
【0072】
[0083]エアロゾル生成材料に関する情報は、エアロゾル生成材料の香料又は香味料に関する情報を含み得る。本明細書で用いられるように、「香料」及び「香味料」という用語は、地域の規制が許可する場合に成人の消費者のための製品において所望の味、香り、又は他の体性感覚の感覚を作り出すために使用され得る材料を指す。それらは、天然の香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成して得られた材料、又はそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、カンゾウ(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、カエデ、抹茶、メンソール、ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インドスパイス、アジアスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、シトラスフルーツ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスワール、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジブロッサム、サクラ、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、ヘンプ、ハッカ植物のいずれかの種からのミント油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、アマ、イチョウ、ヘーゼル、ハイビスカス、ゲッケイジュ、マテ茶、オレンジスキン、バラ、緑茶又は紅茶などの茶、タイム、ジュニパー、エルダーフラワー、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シソ、ウコン、シラントロ、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カルビ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェンなど)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤又は刺激剤、砂糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、サイクラミン酸、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、若しくはマンニトール)、及びチャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は息清涼剤などのその他の添加物を含み得る。それらは、模造品、合成品、若しくは天然成分、又はそれらの混合物であってもよい。それらは、任意の適当な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、又は気体であってもよい。
【0073】
[0084]いくつかの例では、香料は、メンソール、スペアミント、及び/又はペパーミントを含む。いくつかの実施形態では、香料は、キュウリ、ブルーベリー、シトラスフルーツ、及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料は、オイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料は、大麻から抽出された香料成分を含む。
【0074】
[0085]いくつかの例では、香料は、感覚惹起剤を含んでもよく、感覚惹起剤は、香り又は味覚神経に加えて又はその代わりに、通常第5脳神経(三叉神経)の刺激によって化学的に誘発及び知覚される体性感覚の感覚を実現することを目的とし、これらは、加熱、冷却、刺痛、麻痺効果をもたらす薬剤を含んでもよい。適当な加熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであってもよいがこれに限定されず、適当な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3であってもよいがこれらに限定されない。
【0075】
[0086]エアロゾル生成材料に関する情報は、エアロゾル生成材料の活性物質に関する情報も含んでもよく、又は代替として含んでもよい。本明細書で用いられる活性物質は、生理活性物質であってもよく、生理学的応答を実現又は増進することを目的とする材料である。活性物質は、例えば、機能性食品、向知性薬、向精神薬から選択されてもよい。活性物質は、天然であってもよく、又は合成して得られてもよい。活性物質は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6若しくはB12若しくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、又はそれらの構成成分、派生物、若しくは組合せを含んでもよい。活性物質は、タバコ、大麻、又は別の植物性物質の1つ又は複数の構成成分、派生物、又は抽出物を含んでもよい。
【0076】
[0087]いくつかの例では、活性物質は、ニコチンを含む。いくつかの例では、活性物質は、カフェイン、メラトニン、又はビタミンB12を含む。
【0077】
[0088]
図4Aに示されるように、本例では、エアロゾル生成材料に関する情報は、エアロゾル生成材料の香料に関する情報及びニコチン強度に関する情報を含む。図示されるように、ユーザ1の不燃性エアロゾル供給システム10aは、チェリー香料及び6mg毎ミリリットルのニコチン強度を有するエアロゾル生成材料を有し、ユーザ2の不燃性エアロゾル供給システム10bは、ミント香料でニコチンを含まないエアロゾル生成材料を有する。これらの2つのエアロゾル生成材料の内容物の特定の例示は、単なる例として与えられ、本教示は、香料のうちの1つ若しくは複数及び/又は上述した活性物質のうちの1つ若しくは複数を含むがこれらに限定されない、広範囲の可能なエアロゾル生成材料内容物を包含することを理解されたい。上記でも説明したように、ユーザ識別子は、いくつかの異なる方法で割り当てられ/決定されてもよく、及び/又は個人的に識別してもよく、若しくは非個人的に本質的に識別してもよい。
【0078】
[0089]エアロゾル生成材料に関する情報は、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ12に関する情報であると考えられてもよく、したがって、消耗品に関する情報であるとも考えられてもよい。そのような消耗品は、SKUと呼ばれてもよく、又はSKU識別子を使用して参照若しくは識別されてもよい。
【0079】
[0090]さらなる動作情報の他の形態が、追加的又は代替的に使用されてもよい。これらは、エアロゾル生成材料の残量(絶対的若しくは相対的に)及び/又はバッテリー充電残量レベル(こちらも絶対的若しくは相対的に)を含み得る。
【0080】
[0091]ユーザの不燃性エアロゾル供給システムのためのさらなる動作情報は、いくつかの例では、ユーザがそのようなデータを共有する許可を与えた後でのみ、不燃性エアロゾル供給システムによって提供され得る。
【0081】
[0092]したがって、所与の不燃性エアロゾル供給システムは、1つ又は複数の他の不燃性エアロゾル供給システムの近接度の表示を提供し得る。この機能を実現するために各不燃性エアロゾル供給システムによって独立して実行され得る方法が、ここで
図4Bを参照してさらに説明されている。
【0082】
[0093]ステップS4-1において開始すると、不燃性エアロゾル供給システム10aが、アドバタイジングパケットを送信する。これは、BLE接続/ペアリングに利用可能であるとしてBLEデバイスの存在をアドバタイズするために従来使用されている種類の標準BLEアドバタイジングパケットであってもよい。本手法に対して、特定のアドバタイジングパケットのペイロードは必要とされない。他の付近の不燃性エアロゾル供給システムに関する高レベルの情報が不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提供されるようにするために、不燃性エアロゾル供給システムは、適当な時間間隔でユーザ入力なしでそのようなアドバタイジングパケットを反復して送信するように構成され得る。一方、ユーザ入力が、アドバタイジングパケットの送信又はそのようなアドバタイジングパケットが送信される動作モードの起動をトリガするために使用され得るようにして、エアロゾル生成又は他の機能のために不燃性エアロゾル供給システムのバッテリー電力を浪費しないことが適切である場合もある。ユーザ入力がこの機能に必要である場合、不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30を含む。
【0083】
[0094]他の不燃性エアロゾル供給システム10bによるBLEアドバタイジングパケットの受信に応答して、この他の不燃性エアロゾル供給システム10bは、応答パケットを送信する。応答パケットは、BLEスキャン要求パケット又はBLE接続要求パケットのいずれかであってもよい。応答パケットは、その後、ステップS4-3において不燃性エアロゾル供給システム10aで受信される。このように、応答パケットはこの場合も、別の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブ状態で通信範囲内にあることを不燃性エアロゾル供給システム10aに示す。この例の応答パケットは、さらなる動作情報を含んでいる。したがって、このさらなる動作情報は、応答パケットのペイロード空間の部分として含まれ得る。
【0084】
[0095]応答パケットが、BLEスキャンパケット又はBLE接続要求パケット(いずれか又は両方がBLEペアリング又は接続を確立するプロセスの一部として使用され得る)であってもよいことが説明されているが、本例の手法を利用するためにBLEペアリング/接続が実際に確立される必要はない。言い換えると、本手法は、ブルートゥース/BLEの無接続状態を利用して、説明された結果を実現する。そのようなペアリング/接続が要求/所望される場合があってもよく、したがって、これは、本方法に加えて任意選択で続行され得る。
【0085】
[0096]いくつかの例では、複数のパケットは、さらなる動作情報が応答パケットの利用可能なペイロード空間よりも大きいことに起因して、さらなる動作情報を移送する必要がある場合がある。BLEを使用して通信が発生する本例では、BLEスキャンパケットの形態で第1の応答パケットを使用することによってこの状況に適応し、BLEスキャンパケットの受信に応答して、不燃性エアロゾル供給システムは、スキャン応答パケットを送信して、他の不燃性エアロゾル供給システムからの接続要求パケットをトリガする。このようにして、スキャン要求パケット及び接続要求パケットの両方のペイロード空間が、ペアリング/接続状況が確立されることなくさらなる動作情報を移送するために利用され得る。
【0086】
[0097]ステップS4-3における応答パケットの受信後、不燃性エアロゾル供給システム10aは、応答パケットからペイロード情報を抽出して、さらなる動作情報を取得する。したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS4-7において、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用してさらなる動作情報を表示する。
図4Aに示されるように、この表示された情報は、本例では、他の不燃性エアロゾル供給システム10bを示す識別子並びに不燃性エアロゾル供給システム10bによって使用する香料及びニコチン強度を示す指示である。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。
【0087】
[0098]上記説明は、不燃性エアロゾル供給システム10aの視点から説明されているが、方法が不燃性エアロゾル供給システム10bによって実行される場合、この場合にアドバタイズメントを送信するのは他の不燃性エアロゾル供給システム10bであり、応答を行うのは不燃性エアロゾル供給システム10aであるが、同じことが当てはまる。
【0088】
[0099]このように、不燃性エアロゾル供給システムが、通信範囲内にある少なくとも1つの他の不燃性エアロゾル供給システムから、他の不燃性エアロゾル供給システムに関する動作情報を決定し、不燃性エアロゾル供給システム自体によって不燃性エアロゾル供給システムのユーザにこの動作情報を説明する情報を表示し得る手法が、説明されている。言い換えると、本手法によって、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに、通信範囲内にある別の不燃性エアロゾル供給システムの動作特性が、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムによって通知されるようになる。これによって、2つの不燃性エアロゾル供給システムの異なるユーザ間で情報及び/又は支援の交換が可能となり、又は促進され得る。
【0089】
[0100]
図2A及び
図2Bに示される手法並びに
図3A、
図3B、
図3C、及び
図3Dに示される手法は、
図4A及び
図4Bに示される手法とは別個に説明されているが、これらの手法は、組み合わせて使用されてもよい。したがって、例えば、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムが別のアクティブな不燃性エアロゾル供給システムに対する両方の範囲(単一範囲又はいくつかの範囲のうちの1つのいずれかにかかわらず)に関する情報及びこの他の不燃性エアロゾル供給システムに関するさらなる動作情報を表示することが可能な実施態様が、作り出され得る。
【0090】
[0101]追加的又は代替的に、不燃性エアロゾル供給システムは、別の不燃性エアロゾル供給システム以外のエンティティの近接度の表示を行い得る。例えば、不燃性エアロゾル供給システムは、ビーコンまでの距離(及び/又はビーコンによって与えられる他の情報)を与えるように構成され得る。そのようなビーコンは、不燃性エアロゾル供給システムのための補給品が入手可能であり得るベンダー位置などの設備に地理的に関連してデプロイされてもよい。そのようなベンダー位置は、バッテリー充電設備及び/又はエアロゾル生成材料容器若しくはカートリッジ補充設備を含んでもよく、及び/又は交換用バッテリー及び/又はエアロゾル生成材料容器若しくはカートリッジなどの補給品を小売りしていてもよい。
図5A及び
図5Bは、ビーコンと不燃性エアロゾル供給システムとの間に通信を提供するための手法をまとめて示している。そのようなビーコンは、ビーコンが在庫情報を受信し得る在庫情報データ記録(在庫リスト、在庫データベースの1つ又は複数の記録など)にビーコンをリンクさせるデータインターフェースを有し得る。そのような在庫情報は、リアルタイムで(すなわち、不燃性エアロゾル供給システムから任意の特定の要求に応答して)ビーコンによって取り出されてもよく、及び/又はビーコンのメモリにキャッシュされてもよい(その場合に在庫情報のキャッシュの周期的なリフレッシュが実施され得る)。
【0091】
[0102]本手法は、
図2、
図3、及び
図4に関連して示される手法に類似している(実際には不燃性エアロゾル供給システムは
図2~
図4のいずれかの方法並びに
図5A及び
図5Bの方法を実行するように構成され得る)が、この場合、通信はビーコンとであり、ビーコンからの応答パケットに含まれるペイロード情報が、距離及び/又はビーコンに関連付けられた設備若しくは敷地に関する情報を提供するために使用される。
【0092】
[0103]この例では、
図5Aに示されるように、不燃性エアロゾル供給システム10aが、ビーコン40から通信距離Dの範囲内にある。不燃性エアロゾル供給システム10aは、他の不燃性エアロゾル供給システムが、ビーコン40の範囲内にあるかどうかを判定するため、及び/又はビーコン40によって提供されるいくつかの情報を判定するための手法を実行し得る。不燃性エアロゾル供給システムにおける、ビーコンがアクティブで範囲内にあるという判定に応答して、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aは、ビーコンが範囲内にあることを示す指示を表示し得る。図示されるように、ディスプレイ要素は、敷地又は設備に対してビーコンが付近に存在することを示すロゴ又は記号を表示し得る。いくつかの例では、表示された記号又はロゴの性質が、ビーコンから不燃性エアロゾル供給システムへ移送されるさらなる情報に基づいて、ビーコンが関連付けられた敷地又は設備の性質に関する情報を示すために使用され得る。
【0093】
[0104]代替として、又は加えて、不燃性エアロゾル供給システムがさらなる情報を取得すると、不燃性エアロゾル供給システムのディスプレイ要素28aは、不燃性エアロゾル供給システムによって受信されるさらなる情報に基づいてビーコンが関連付けられた敷地又は設備に関する情報を表示し得る。
【0094】
[0105]この例では、さらなる情報(ビーコンがアクティブであるという情報にさらに付加されるという意味で、「さらなる」と記載され、ビーコンがアクティブであるということは、返信がビーコンから受信されているという事実によって本来伝達されている)は、ビーコンが関連付けられている敷地又は設備に関する情報を含む。本例では、そのようなビーコンは、さらなる情報のコンテンツに関して、及び地理的に、設備又は敷地に関連付けられている(すなわち、ビーコンは、敷地若しくは設備に、敷地若しくは設備上に、又は敷地若しくは設備の付近にあり、それによって、ビーコン信号の受信が、不燃性エアロゾル供給システムが実際の敷地又は設備に近接していることを示す)。ビーコンによって提供されるさらなる情報のコンテンツは、敷地又は設備で入手可能な製品及び/又はサービスに関する情報を含み得る。そのような製品及び/又はサービスは、例えば、バッテリー充電設備、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジ補充設備、交換用バッテリー小売店、及びエアロゾル生成材料容器又はカートリッジ小売店のうちの1つ又は複数を示す指示を含み得る。
【0095】
[0106]情報は、エアロゾル生成材料容器又はカートリッジを参照してもよく、したがって、消耗品に関する情報であるとも考えられてもよい。そのような消耗品は、SKUと呼ばれてもよく、又はSKU識別子を使用して参照若しくは識別されてもよい。
【0096】
[0107]例の1つのセットでは、さらなる情報は、不燃性エアロゾル供給システムのユーザが関心を有し得る消耗品に関する在庫情報を含む。これらの例では、ビーコンは、不燃性エアロゾル供給システム用の在庫の入手可能性のリアルタイム又は準リアルタイム(小売業でいえば、1分毎、1時間毎、又は1日毎など)の指示を移送し得る。そのような消耗品は、本例では、不燃性エアロゾル供給システム用の、交換用又は代替のエアロゾル生成材料容器又はカートリッジの在庫を含むが、不燃性エアロゾル供給システムによって使用される詰め替え可能なエアロゾル生成材料容器若しくはカートリッジのための詰め替え材料、及び/又は不燃性エアロゾル供給システムのための充電可能なバッテリー交換品の在庫も含んでもよく、又は代替として含んでもよい。
【0097】
[0108]いくつかのそのような実施態様では、ビーコンにおけるさらなる情報は、全般的に、例えば、1つ又は複数の種類の不燃性エアロゾル供給システムの1つ又は複数の範囲に対してどの種類の消耗品の在庫があるかを示すことなく、敷地/設備が消耗品の何らかの在庫を有することを示して、消耗品の在庫に関する情報を提供する。さらなる実施態様では、さらなる情報は、在庫が入手可能である不燃性エアロゾル供給システムの種類(複数可)を示す形で、消耗品の在庫を示し得る。このような例では、不燃性エアロゾル供給システムは、在庫情報がその特定の不燃性エアロゾル供給システムに関連するかどうかを認識することが可能であるように、受信したさらなる情報を分析してもよい。
【0098】
[0109]追加の実施態様では、ビーコンによって受信されるような不燃性エアロゾル供給システムからのアドバタイズメント又はその後の無接続メッセージが、不燃性エアロゾル供給システムの種類及び/又は不燃性エアロゾル供給システムによって使用される消耗品の種類を示し、ビーコンによって提供されるさらなる情報が、次いで、不燃性エアロゾル供給システムによってビーコンに識別された不燃性エアロゾル供給システム又は消耗品の種類に固有に作成される。例えば、設備/敷地は、複数の異なる不燃性エアロゾル供給システムの種類(1つの製造業者からの、又は複数の異なる製造業者からの不燃性エアロゾル供給システムに対応する複数の種類であってもよい)のための消耗品の在庫を有してもよく、情報を使用して特定の不燃性エアロゾル供給システムの種類にビーコンコンテンツを適合することによって、ユーザに対する通知が、状況の事実により関連して行われ得る。
【0099】
[0110]いくつかの例では、さらなる情報は、追加的又は代替的に、ビーコンが関連付けられている設備/敷地の状態に関する情報を含み得る。そのような状態情報は、設備/敷地が営業しているか否かに関する情報及び/又は設備/敷地の開店時間に関する情報を含み得る。
【0100】
[0111]したがって、例えば、
図5aのディスプレイ要素28aに示される記号/ロゴは、デプロイされた構成によれば、ビーコンへの近接性(近接とは、一般的に近くにあることを示す単純な指示、又はある程度の近さを示す指示であってもよい)、特定の種類の設備/敷地に関連付けられたビーコンへの近接性、一般に消耗品の在庫を有する設備/敷地に関連付けられたビーコンへの近接性、不燃性エアロゾル供給システムの種類に固有の消耗品の在庫を有する設備/敷地に関連付けられたビーコンへの近接性、及び所与の開/閉状態を有する設備/敷地に関連付けられたビーコンへの近接性、のいずれかを示し得る。近接性、入手可能な製品/サービス、入手可能な固有の消耗品、及び/又は入手可能な消耗品の関連性に従って異なる記号/ロゴを含む、ディスプレイ要素28a上のコンテンツ表示の1つ又は複数の追加又は代替の形態が実施され得ることを理解されたい。さらに、又は代替として、表示コンテンツは、製品/サービス及び/又は入手可能な消耗品の入手可能性を言葉で示すなど、本来文字/数字であってもよい。
【0101】
[0112]不燃性エアロゾル供給システム及び/又は関連する消耗品などに関する情報のビーコンへの送信は、いくつかの例では、ユーザがそのようなデータを共有する許可を与えた後でのみ、不燃性エアロゾル供給システムによって行われ得る。
【0102】
[0113]この機能を実現するために不燃性エアロゾル供給システムによって実行され得る例示的な方法が、ここで
図5B及び
図5Cを参照してさらに説明される。
【0103】
[0114]ステップS5-1において開始すると、不燃性エアロゾル供給システム10aが、アドバタイジングパケットを送信する。これは、BLE接続/ペアリングに利用可能であるとしてBLEデバイスの存在をアドバタイズするために従来使用されている種類の標準BLEアドバタイジングパケットであってもよい。本手法に対して、特定のアドバタイジングパケットのペイロードは必要とされない。付近のビーコンに関する高レベルの情報を不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提供するために、不燃性エアロゾル供給システムは、適当な時間間隔でユーザ入力なしでそのようなアドバタイジングパケットを反復して送信するように構成され得る。一方、ユーザ入力が、アドバタイジングパケットの送信又はそのようなアドバタイジングパケットが送信される動作モードの起動をトリガするために使用され得るようにして、エアロゾル生成又は他の機能のために不燃性エアロゾル供給システムのバッテリー電力を浪費しないことが適切である場合もある。ユーザ入力がこの機能に必要である場合、不燃性エアロゾル供給システムは、入力要素30を含む。
【0104】
[0115]ビーコン40によるBLEアドバタイジングパケットの受信に応答して、ビーコンは、応答パケットを送信する。応答パケットは、BLEスキャン要求パケット又はBLE接続要求パケットのいずれかであってもよい。応答パケットは、その後、ステップS5-3において不燃性エアロゾル供給システム10aで受信される。このように、応答パケットはこの場合も、不燃性エアロゾル供給システム10aにビーコンがアクティブ状態で通信範囲内にあることを示す。この例の応答パケットは、さらなる情報を含んでいる。
【0105】
[0116]任意選択で、破線で示したように、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS5-3で応答が受信されたビーコン40に対する範囲を決定するステップを実行し得る。この決定は、任意選択のステップS5-5で示されるように、応答パケットが受信されたデバイス(この例では、そのデバイスがビーコン40である)に対する範囲を計算することを含む。この範囲計算は、応答パケットの受信信号電力に基づき得る。受信信号電力を知ることによって、距離Dの近似値が計算され得る。
【0106】
[0117]したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、任意選択のステップS5-7において、ビーコンが範囲内にあることをユーザに示すために、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用して何らかの情報を表示し得る。
図5Aに示されるように、この表示された情報は、本例では、ビーコン(又はビーコンが関連付けられた敷地/設備)が範囲内にあることを示す記号である。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。任意選択のステップS5-5も実行された場合、ステップS5-7における情報の表示は、ビーコンまでの範囲を示すため、及び/又はビーコンが閾値近接性に対応する距離Dの範囲内にあることを伝達するために実行されてもよい。理解されるように、距離情報は、追加的に、不燃性エアロゾル供給システムのビーコンまでの近接の近似範囲/近接度を示す指示を与えるなどのために、
図3A、
図3B、
図3C、及び
図3Dを参照して上述したのと同様に処理及び表示されてもよい。
【0107】
[0118]加えて、
図5Aに関して上述したさらなる情報が、したがって、応答パケットのペイロード空間の一部として含まれ得る。
【0108】
[0119]応答パケットが、BLEスキャンパケット又はBLE接続要求パケット(いずれか又は両方がBLEペアリング又は接続を確立するプロセスの一部として使用され得る)であってもよいことが説明されているが、本例の手法を利用するためにBLEペアリング/接続が実際に確立される必要はない。言い換えると、本手法は、ブルートゥース/BLEの無接続状態を利用して、説明された結果を実現する。そのようなペアリング/接続が要求/所望される場合があってもよく、したがって、これは、本方法に加えて任意選択で続行され得る。
【0109】
[0120]いくつかの例では、複数のパケットは、さらなる情報が応答パケットの利用可能ペイロード空間よりも大きいことに起因して、さらなる動作情報を移送する必要がある場合がある。BLEを使用して通信が発生する本例では、BLEスキャンパケットの形態で第1の応答パケットを使用することによってこの状況に適応し、BLEスキャンパケットの受信に応答して、不燃性エアロゾル供給システムは、スキャン応答パケットを送信して、他の不燃性エアロゾル供給システムからの接続要求パケットをトリガする。このようにして、スキャン要求パケット及び接続要求パケットの両方のペイロード空間が、ペアリング/接続状況が確立されることなくさらなる情報を移送するために利用され得る。
【0110】
[0121]ステップS5-3における応答パケットの受信後(並びに任意選択のステップS5-5及びS5-7が実行された場合、その前又は後)、不燃性エアロゾル供給システム10aは、応答パケットからペイロード情報を抽出して、さらなる動作情報を取得する。したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS5-9において、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用してさらなる情報を表示する。
図5Aに示されるように、この表示された情報は、本例では、ビーコンコンテンツと不燃性エアロゾル供給システム10aとの関連性を示す記号又はロゴである。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。理解されるように、ペイロード情報が、ビーコンが関連付けられている敷地/設備が不燃性エアロゾル供給システム10aのユーザに関連性がないか、又は関連性が低いことを示す場合(例えば、その敷地/設備が不燃性エアロゾル供給システム10aのための消耗品の在庫を持っていない場合)、表示ステップS5-11は、省略されてもよく、又は関連性の低いビーコン信号が受信されたこと(及び/又は範囲内に関連性の低い設備/敷地が存在すること)を示す表示コンテンツを提供してもよい。
【0111】
[0122]いくつかの例では、ペイロード情報は、ビーコンが関連付けられている敷地/設備の識別子を含み得る。そのような識別子が、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aに表示されてもよく、及び/又は不燃性エアロゾル供給システム10aの送信機/受信機要素26を介して接続デバイスに提供されてもよい。したがって、ユーザには、例えば、接続デバイスへの別個のデータ接続を使用してインターネットを介して情報を取得して、敷地/設備のさらなる詳細が取得され得る情報が提供され得る。そのような情報は、例えば、敷地/設備の住所/位置を含み得る。
【0112】
[0123]さらなる例示的な方法が、
図5Cに示され、この方法は、不燃性エアロゾル供給システム10aが不燃性エアロゾル供給システム及び/又は不燃性エアロゾル供給システムによって使用される消耗品の種類を識別する情報を送信する実施態様に対応する。
【0113】
[0124]この例に示されるように、ステップS5-21に送信されるようなアドバタイズメントは、ビーコンが不燃性エアロゾル供給システム10aの種類及び/又は不燃性エアロゾル供給システム10aの消耗品の種類を識別し得る識別情報を含む。この情報は、不燃性エアロゾル供給システムの種類、互換性がある消耗品の種類及び所望の消耗品特性を有する互換性がある消耗品の種類を示す指示のいずれか又は全てを含み得る。例えば、所与の不燃性エアロゾル供給システムの種類は、ニコチン濃度レベル及び/又は香料を変化させる際に入手可能な消耗品と互換性があり得る。ユーザは、したがって、識別情報が、不燃性エアロゾル供給システム/消耗品の種類だけでなく、消耗品の香料、強度、及び/又は他の特性も示すことを選択し得る。したがって、不燃性エアロゾル供給システムのユーザは、通知又はある種類の通知が所望の消耗品特性に対応して提供されることを制御可能であってもよい。アドバタイズメントは、BLE接続/ペアリングに利用可能であるとしてBLEデバイスの存在をアドバタイズするために従来使用されている種類の標準BLEアドバタイジングパケットであってもよい。識別情報は、BLEアドバタイズパケットのペイロードとして含まれてもよい。
【0114】
[0125]ビーコン40によるBLEアドバタイジングパケットの受信に応答して、ビーコンは、応答パケットを送信する。応答パケットは、BLEスキャン要求パケット又はBLE接続要求パケットのいずれかであってもよい。応答パケットは、その後、ステップS5-23において不燃性エアロゾル供給システム10aで受信される。このように、応答パケットはこの場合も、ビーコンがアクティブ状態で通信範囲内にあることを不燃性エアロゾル供給システム10aに示す。さらに、この例の応答パケットは、さらなる情報を含んでおり、さらなる情報は、アドバタイズメントで提供される固有の識別情報にビーコンによって適合されている。
【0115】
[0126]
図5A及び
図5Bの両方の例では、ビーコンは、無接続パケットの単一サイクルに適合され得るよりも入手可能なさらなる情報(在庫及び他の情報など)を有し得る。このような状況では、ビーコンは、複数の応答パケットサイクルを使用して(すなわち、不燃性エアロゾル供給システムからの複数の別個のアドバタイズパケットによってトリガされるように)、さらなる情報の完全なセットを不燃性エアロゾル供給システムへ送信し得る。
【0116】
[0127]応答パケットが、BLEスキャンパケット又はBLE接続要求パケット(いずれか又は両方がBLEペアリング又は接続を確立するプロセスの一部として使用され得る)であってもよいことが説明されているが、本例の手法を利用するためにBLEペアリング/接続が実際に確立される必要はない。言い換えると、本手法は、ブルートゥース/BLEの無接続状態を利用して、説明された結果を実現する。そのようなペアリング/接続が要求/所望される場合があることもあり、したがって、これは、本方法に加えて任意選択で続行され得る。
【0117】
[0128]いくつかの例では、複数のパケットは、さらなる情報が応答パケットの利用可能ペイロード空間よりも大きいことに起因して、さらなる動作情報を移送する必要がある場合がある。BLEを使用して通信が発生する本例では、BLEスキャンパケットの形態で第1の応答パケットを使用することによってこの状況に適応し、BLEスキャンパケットの受信に応答して、不燃性エアロゾル供給システムは、スキャン応答パケットを送信して、他の不燃性エアロゾル供給システムからの接続要求パケットをトリガする。このようにして、スキャン要求パケット及び接続要求パケットの両方のペイロード空間が、ペアリング/接続状況が確立されることなくさらなる情報を移送するために利用され得る。
【0118】
[0129]いくつかの例では、手法は、アドバタイズメントが識別情報を含まないように変更されてもよく、アドバタイズメントに応答して、ビーコンは、必要に応じて不燃性エアロゾル供給システム/消耗品のための識別情報を提供するために、不燃性エアロゾル供給システムへのインビテーションに対応するペイロードを有するスキャン要求パケットを送信する。不燃性エアロゾル供給システムは、次いで、識別情報を含むペイロードを包含するスキャン応答パケットを送信し、それに応答して、ビーコンは、ペイロードに含まれるさらなる情報と共に接続要求パケットを送信する。不燃性エアロゾル供給システムが識別情報のないスキャン応答パケットを送信する場合、方法は、ビーコンが、ペイロードに一般的なさらなる情報を有する接続要求パケットを送信することで継続してもよく、その後、処理は、
図5BのステップS5-5~S5-11で示されるように続く。
【0119】
[0130]さらなる情報を有する応答パケットの受信後、ステップS2-25において不燃性エアロゾル供給システム10aは、応答パケットからペイロード情報を抽出して、さらなる情報を取得する。このさらなる情報は、提供されたさらなる情報と不燃性エアロゾル供給システムとの関連性(又は関連がないこと)を判定するために分析される。したがって、不燃性エアロゾル供給システム10aは、ステップS5-27において、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aを使用してさらなる情報を表示する。
図5Aに示されるように、この表示された情報は、本例では、ビーコンコンテンツと不燃性エアロゾル供給システム10aとの関連性を示す記号又はロゴである。他の例では、この情報は、他の記号のうちの1つ若しくは複数、1つ若しくは複数の文字、1つ若しくは複数の数字、1つ若しくは複数の可聴指示、及び/又は1つ若しくは複数の触覚指示によって与えられ得る。理解されるように、ペイロード情報が、ビーコンが関連付けられている敷地/設備が不燃性エアロゾル供給システム10aのユーザに関連性がないか、又は関連性が低いことを示す場合(例えば、その敷地/設備が不燃性エアロゾル供給システム10aのための消耗品の在庫を持っていない場合)、表示ステップS5-27は、省略されてもよく、又は関連性の低いビーコン信号が受信されたこと(及び/又は範囲内に関連性の低い設備/敷地が存在すること)を示す表示コンテンツを提供してもよい。
【0120】
[0131]この例では、距離計算及び表示のステップも、任意選択で実行されてもよい。
【0121】
[0132]いくつかの例では、ペイロード情報は、ビーコンが関連付けられている敷地/設備の識別子を含み得る。このような識別子が、不燃性エアロゾル供給システム10aのディスプレイ要素28aに表示されてもよく、及び/又は不燃性エアロゾル供給システム10aの送信機/受信機要素26を介して接続デバイスに提供されてもよい。したがって、ユーザには、例えば、接続デバイスへの別個のデータ接続を使用してインターネットを介して情報を取得して、敷地/設備のさらなる詳細が取得され得る情報が提供され得る。そのような情報は、例えば、敷地/設備の住所/位置を含み得る。
【0122】
[0133]理解されるように、
図5B及び
図5Cの方法は、重複し、どの手法を使用するかを判定するために行われる決定で単一の方法として実行されてもよい。例えば、アドバタイズメントは、識別情報を含まなくてもよく(ステップS5-1でのように)、その後ビーコンからの応答が、特定の消耗品の在庫の詳細を含む場合、方法は、不燃性エアロゾル供給システムが詳細な在庫情報の不燃性エアロゾル供給システムとの関連性を判定すること及びそれに応じて表示することで、継続する。一方、ビーコンからの応答が、詳細な在庫情報を含まず、及び/又は識別情報の提供を求める場合、不燃性エアロゾル供給システムは、ビーコンに識別情報を提供し、ビーコンからのさらなる応答において識別情報に対応する詳細な在庫情報を待機し得る。方法は、次いで、不燃性エアロゾル供給システムが、特定の在庫の不燃性エアロゾル供給システムとの関連性を判定すること及びそれに応じて表示することで、継続する。
【0123】
[0134]このように、不燃性エアロゾル供給システムが、通信範囲内のビーコンからビーコンに関連付けられた敷地又は設備に関する情報を決定し、不燃性エアロゾル供給システム自体によって不燃性エアロゾル供給システムのユーザに対してその情報を説明する情報を表示し得る、手法について説明されている。言い換えると、本手法によって、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに、関連サービス又は消耗品が取得され得る付近の敷地又は設備の動作特性が、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムによって通知されるようになる。
【0124】
[0135]
図2A及び
図2Bに示される手法、並びに
図3A、
図3B、
図3C、及び
図3Dに示される手法、並びに
図4A及び
図4Bに示される手法は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される手法とは別個に説明されているが、これらの手法は、組み合わせて使用されてもよい。したがって、例えば、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムがビーコンに関する情報として別のアクティブな不燃性エアロゾル供給システムに関する情報を表示することが可能な実施態様が、作成され得る。
【0125】
[0136]上記の例では、ディスプレイ要素28a上の表示は、記号/文字/数字などの単一の表示であるとして示されている。いくつかの例では、ディスプレイ要素28aは、1つ又は複数の別個のディスプレイ「画面」又はページ上にコンテンツを表示するように構成され得る。例えば、初期表示は、別の不燃性エアロゾル供給システム(上記
図2Aを参照して説明されるように)及び/又はビーコン(上記
図5Aを参照して説明されるように)の近接性を示すように行われてもよく、次いで、ユーザ入力(入力要素30を使用して受信される)は、(上記
図3A、
図3B、及び
図3Cに示されるように記号的範囲又は数値範囲として)計算された距離及び/又は(上記
図4Aを参照して説明されるように)さらなる動作情報及び/又はビーコンに関連付けられた設備/敷地の詳細に関連する情報を表示させるなどのために、受信され得る。
【0126】
[0137]
図6A及び
図6Bに例が示されている。
図6Aの例では、初期表示は、別の不燃性エアロゾル供給システムが近くにあることを示す記号である。ユーザ入力(初期表示が定位置にある間のボタン押下又は初期表示が定位置にある間の予め定められた数のシェイク/タップなど)に応答して、表示は、ユーザ2の不燃性エアロゾル供給システムの範囲及びさらなる動作情報を含むように更新される。これは、2つの表示ステップの手法として示されているが、他の例では例えば、距離及びさらなる動作情報が別個の表示ステップ上に提示される場合などに、より多くのステップが存在してもよい。
【0127】
[0138]
図6Bの例では、3つの表示ステップの手法は、今回はビーコンの例について説明される。この例では、初期表示は、近くのビーコン(又はビーコンに関連する敷地の設備)を示す記号である。ユーザ入力(初期表示が定位置にある間のボタン押下又は初期表示が定位置にある間の予め定められた数のシェイク/タップなど)に応答して、表示は、特定の距離の範囲内に何らかの消耗品在庫を有する店舗があるという説明を含むように更新される。さらなるユーザ入力に応答して、表示は、店舗において入手可能な特定の消耗品の説明を含むようにさらに更新される。どの特定の消耗品を示すかの選択は、不燃性エアロゾル供給システムが対象の特定の消耗品を示すデータ(ユーザによって与えられたリスト及び/又は以前挿入された消耗品のリストなど)を記憶していることに基づいて行われ得る。これは、3つの表示ステップの手法として示されているが、他の例では例えば、特定の消耗品の表示が省略される場合、又はさらなる特定の消耗品の表示が必要である場合などに、より少ないステップ又は多くのステップが存在してもよい。
【0128】
[0139]ユーザ入力は、さらに範囲内にある第2の他の不燃性エアロゾル供給システムの表示に移動するためにも使用され得る。したがって、ユーザは、複数の範囲内の不燃性エアロゾル供給システムを表す表示を通してスクロールすることが可能であり得る。同様に、ユーザ入力は、範囲内の第2のビーコンの表示に移動するため、又は範囲内にある他の不燃性エアロゾル供給システムと範囲内にあるビーコンとの間で移動するために使用され得る。したがって、複数の範囲内デバイス(別の不燃性エアロゾル供給システム又はビーコンのいずれかにかかわらず)の表示を通してスクロールすることが行われ得る。
【0129】
[0140]さらに、異なるユーザ入力も、ディスプレイを通して移動するために使用され得る。例えば、第1の入力タイプ(特定の期間及び/若しくは回数のボタン押下、並びに/又は予め定められた数のシェイク/タップなど)は、現在表示されている他のデバイスに関する情報に移動する(例えば、
図6A又は
図6Bのフローを通して移動する)ために使用されてもよく、第2の入力タイプ(異なる特定の期間及び/若しくは回数のボタン押下、並びに/又は予め定められた数のシェイク/タップなど)は、別の範囲内デバイスに関する情報に移動するため(例えば、
図6A及び
図6Bのフロー間で移動するため、又は6Aのフローのインスタンスから別の範囲内不燃性エアロゾル供給システムの間で移動するため、又は6Bのフローのインスタンスから別の範囲内ビーコンの間で移動するため)に使用されてもよい。
【0130】
[0141]したがって、別の付近の不燃性エアロゾル供給システムに関する情報及び/又は付近のビーコンによって提供される情報を、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに提示するために使用され得るマルチスクリーンユーザインターフェースの例について、ここで説明されている。
【0131】
[0142]上述の通り、詳細な例は、不燃性エアロゾル供給システムと別の不燃性エアロゾル供給システム又はビーコンのいずれかとの間の通信がBLEを介していることに関して提示されているが、他の通信技術は、接続技術についてBLEの代わりに使用され得る。
【0132】
[0143]上述の通り、BLEは、いわゆるパーソナルエリアネットワーク技術の例である。したがって、不燃性エアロゾル供給システムの間、及び/又は不燃性エアロゾル供給システムとビーコンとの間で情報を移送するために使用される対応する/等価なメッセージングを有する別のパーソナルエリア技術が、BLEの代わりに用いられてもよい。適当な例は、ブルートゥース(商標)、ジグビー(商標)、ワイヤレスUSB、及び近距離通信(NFC)、RFID、赤外線通信協会(IrDA)、及びデータオーバーサウンドを含む。
【0133】
[0144]他の接続技術は、ワイファイ(商標)技術などの無線ネットワークであってもよい。そのような場合、不燃性エアロゾル供給システム又は不燃性エアロゾル供給システム及びビーコンの両方が、同じワイファイネットワークに接続される(実際には、ビーコンは、不燃性エアロゾル供給システムがワイファイネットワークに接続し得るワイファイアクセスポイントの一部であり得るか、又はワイファイアクセスポイントに関連付けられ得る)と仮定される。したがって、不燃性エアロゾル供給システムと他の不燃性エアロゾル供給システム又はビーコンとの間で特定のワイファイネットワークを確立することなく、不燃性エアロゾル供給システムは、ワイファイネットワーク上のその存在をアドバタイズすることが可能であってもよく、さらにワイファイネットワークに接続された任意の他の不燃性エアロゾル供給システム又はビーコンは、上記で提示した様々な例に示された情報と共に返信することが可能である。
【0134】
[0145]接続技術についての他のオプションは、GSM、GPRS、2G、3G、4G、又は5Gなどのセルラー技術を含む。別の例は、狭帯域モノのインターネットの低電力広域技術である。さらに上述した通り、USB(商標)、シリアルポート、ファイアワイヤ(商標)、又は他のポイントツーポイント有線接続などの有線通信技術が使用されてもよい。
【0135】
[0146]加えて、上記又は以前に言及した接続技術のいずれか又は全てについて、2つの不燃性エアロゾル供給システム間及び/又は不燃性エアロゾル供給システムとビーコンとの間は事実上ポイントツーポイント通信ではなく、通信は1つ若しくは複数の通信ハブ又は他の通信コンセントレータデバイスを通過し得る。
【0136】
[0147]上述した様々な手法によって、不燃性エアロゾル供給システムのユーザに、ユーザ自身の不燃性エアロゾル供給システム自体によって1つ又は複数の他の付近の不燃性エアロゾル供給システムに関する情報が提示されるようになる。言い換えると、不燃性エアロゾル供給システムのユーザは、ユーザの不燃性エアロゾル供給システムに接続されたスマートフォン又はタブレットなどの別のデバイスを追加的に参照する必要なしに、そのような情報を受信し得る。したがって、不燃性エアロゾル供給システムのユーザは、例えば、エアロゾル生成機能を利用するためにユーザの不燃性エアロゾル供給システムを手元に置く間、そのような情報を受信し得る。これによって、エアロゾル生成のためにユーザの不燃性エアロゾル供給システムを使用している(又は使用するために準備している、若しくは最近使用している)間、ユーザが、携帯電話又はタブレットも手元に用意し、不燃性エアロゾル供給システムに接続する必要なしに、他の付近の不燃性エアロゾル供給システムに関するそのような情報をユーザに配信するための自由が与えられる。
【0137】
[0148]本明細書に記載された様々な実施形態は、特許請求された特徴を理解し、教示することを支援するためだけに提示されている。これらの実施形態は、単なる実施形態の代表的なサンプルとして提供され、網羅的及び/又は排他的ではない。本明細書に記載された利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に対する限定、又は特許請求の範囲の均等物に対する限定と考えられるべきではなく、他の実施形態が利用されてもよく、特許請求された発明の範囲から逸脱することなく修正が行われてもよいと、理解されるべきである。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の開示された要素、コンポーネント、特徴、部品、ステップ、手段などの適当な組合せを適当に含み、適当な組合せから構成され、又は本質的に構成され得る。加えて、本開示は、現在特許請求されていないが、将来的に特許される可能性がある他の発明を含み得る。
【0138】
[0149]したがって、1つの観点から、不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶し、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される、データシステムと、無接続データチャネルを用いて別の不燃性エアロゾル供給システムから、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される、無線通信システムと、不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、を備える、不燃性エアロゾル供給システムについて説明されている。
【0139】
[0150]さらなる例が、以下の付番された条項に提示されている。
【0140】
[0151][条項1]不燃性エアロゾル供給システムであって、無接続データチャネルを使用する無線通信ビーコンから、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するように構成される、無線通信システムと、前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記受信したデータに関する指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、を備える、不燃性エアロゾル供給システム。
【0141】
[0152][条項2]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置している、条項1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0142】
[0153][条項3]前記受信したデータが、前記物理的位置に関連付けられた前記ビーコンが前記無線通信システムの前記動作範囲内にあるか、又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、条項1又は2に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0143】
[0154][条項4]前記受信したデータを1つ又は複数の予め設定された値と比較するようにさらに構成され、前記ユーザインターフェースシステムが、前記比較の前記結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを通信するようにさらに構成される、条項1~3のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0144】
[0155][条項5]前記受信したデータが、前記物理的位置の開/閉状態に関するデータを含む、条項1~4のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0145】
[0156][条項6]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項5に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0146】
[0157][条項7]前記受信したデータが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項1~6のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0147】
[0158][条項8]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項7に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0148】
[0159][条項9]前記ユーザインターフェースシステムが、選択入力を受信するように構成された入力要素を有し、前記選択入力に応答して、前記ユーザインターフェースシステムが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータを表すさらなる指示を通信するように構成される、条項7又は8に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0149】
[0160][条項10]前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データをフィルタリングして、前記不燃性エアロゾル供給システムに関連しない在庫に関するデータを除去するように構成される、プロセッサをさらに備え、前記ユーザインターフェースシステムが、フィルタリングされた在庫情報を通信するように構成される、条項7~9のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0150】
[0161][条項11]第1のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータが、第2のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータとは異なる、条項7~10のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0151】
[0162][条項12]前記無線通信システムが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用し、無接続チャネルを使用してデータを送信及び/又は受信するように構成される、条項1~11のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0152】
[0163][条項13]前記無接続チャネルが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項1~12のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0153】
[0164][条項14]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記ビーコンによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項13に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0154】
[0165][条項15]前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項1~14のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0155】
[0166][条項16]前記ユーザインターフェース要素が、ディスプレイ、音声出力デバイス、及び触覚デバイスから選択される1つ又は複数を含む、条項1~15のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0156】
[0167][条項17]前記ユーザインターフェースシステムが、ユーザインターフェース機能を選択するための選択入力を受信するように構成される入力要素をさらに備える、条項1~16のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【0157】
[0168][条項18]無線通信ビーコンであって、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するように構成される、データインターフェースと、無接続データチャネルを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関するデータを送信するように構成される、無線通信システムと、を備える、無線通信ビーコン。
【0158】
[0169][条項19]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置する、条項18に記載の無線ビーコン。
【0159】
[0170][条項20]前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置の開/閉状態に関するデータを含む、条項18又は19に記載の無線ビーコン。
【0160】
[0171][条項21]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項20に記載の無線ビーコン。
【0161】
[0172][条項22]前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項18~21のいずれか一項に記載の無線ビーコン。
【0162】
[0173][条項23]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項22に記載の無線ビーコン。
【0163】
[0174][条項24]前記無線通信システムが、前記無接続チャネルを介して不燃性エアロゾル供給システムからパケットを受信し、前記パケットの受信に応答して前記物理的位置に関する前記データを送信するように構成される、条項22又は23に記載の無線ビーコン。
【0164】
[0175][条項25]前記物理的位置に関する前記データの量が、不燃性エアロゾル供給システムから受信したパケットに応答して前記無接続チャネルを経て送信され得るペイロード容量よりも大きく、前記無線ビーコンが、前記無接続チャネルを経た不燃性エアロゾル供給システムからの第1のパケットに応答して、前記物理的位置に関する前記データの第1の部分を送信し、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第2のパケットに応答して、前記物理的位置に関する前記データの第2の部分を送信するように構成される、条項24に記載の無線ビーコン。
【0165】
[0176][条項26]前記不燃性エアロゾル供給システムから受信した前記パケットが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データのサブセットを識別し、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データの前記サブセットを含む、少なくとも条項22に従属する、条項24又は25に記載の無線ビーコン。
【0166】
[0177][条項27]前記無線通信システムが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用し、前記無接続チャネルを使用してデータを送信及び/又は受信するように構成される、条項18~26のいずれか一項に記載の無線ビーコン。
【0167】
[0178][条項28]前記無接続チャネルが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項18~27のいずれか一項に記載の無線ビーコン。
【0168】
[0179][条項29]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記無線ビーコンによって受信される、前記無線ビーコンの動作範囲内の不燃性エアロゾル供給システムからのアドバタイジングパケットと、前記無線ビーコンによって送信され、続いて前記無線ビーコンの動作範囲内の前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項28に記載の無線ビーコン。
【0169】
[0180][条項30]前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項18~29のいずれか一項に記載の無線ビーコン。
【0170】
[0181][条項31]不燃性エアロゾル供給システム及び無線ビーコンを具備するシステムであって、前記無線ビーコンが、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するように構成される、データインターフェースと、無接続データチャネルを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関するデータを送信するように構成される、無線通信システムと、を備え、前記不燃性エアロゾル供給システムが、無接続データチャネルを使用する前記無線通信ビーコンから、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを受信するように構成される、無線通信システムと、前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データに関する指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、を備える、システム。
【0171】
[0182][条項32]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置する、条項31に記載のシステム。
【0172】
[0183][条項33]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データが、前記ビーコンが前記無線通信システムの動作範囲内にあるか、又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、条項31又は32に記載のシステム。
【0173】
[0184][条項34]前記不燃性エアロゾル供給システムが、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するようにさらに構成され、前記ユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを通信するようにさらに構成される、条項31~33のいずれか一項に記載のシステム。
【0174】
[0185][条項35]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置の開/閉状態に関連するデータを含む、条項31~34のいずれか一項に記載のシステム。
【0175】
[0186][条項36]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項35に記載のシステム。
【0176】
[0187][条項37]前記受信したデータが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項31~36のいずれか一項に記載のシステム。
【0177】
[0188][条項38]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項37に記載のシステム。
【0178】
[0189][条項39]前記ユーザインターフェースシステムが、選択入力を受信するように構成された入力要素を有し、前記選択入力に応答して、前記ユーザインターフェースシステムが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータを表すさらなる指示を通信するように構成される、条項37又は38に記載のシステム。
【0179】
[0190][条項40]前記不燃性エアロゾル供給システムが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データをフィルタリングして、前記不燃性エアロゾル供給システムに関連しない在庫に関するデータを除去するように構成される、プロセッサをさらに備え、前記ユーザインターフェースシステムが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記フィルタリングされたデータを通信するように構成される、条項37~39のいずれか一項に記載のシステム。
【0180】
[0191][条項41]第1のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、第2のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータとは異なる、条項37~40のいずれか一項に記載のシステム。
【0181】
[0192][条項42]前記無線通信システムが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用し、前記無接続チャネルを使用してデータを送信及び/又は受信するように構成される、条項31~41のいずれか一項に記載のシステム。
【0182】
[0193][条項43]前記無接続チャネルが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項31~42のいずれか一項に記載のシステム。
【0183】
[0194][条項44]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記無線ビーコンによって受信されるアドバタイジングパケットと、前記ビーコンによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項43に記載のシステム。
【0184】
[0195][条項45]前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項31~33のいずれか一項に記載のシステム。
【0185】
[0196][条項46]前記ユーザインターフェース要素が、ディスプレイ、音声出力デバイス、及び触覚デバイスから選択される1つ又は複数を含む、条項31~45のいずれか一項に記載のシステム。
【0186】
[0197][条項47]前記ユーザインターフェースシステムが、ユーザインターフェース機能を選択するための選択入力を受信するように構成される入力要素をさらに備える、条項31~46のいずれか一項に記載のシステム。
【0187】
[0198][条項48]前記無線ビーコンの前記無線通信システムが、前記無接続チャネルを介して前記不燃性エアロゾル供給システムからパケットを受信し、前記パケットの受信に応答して前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを送信するように構成される、条項31~47のいずれか一項に記載のシステム。
【0188】
[0199][条項49]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの量が、前記不燃性エアロゾル供給システムから受信したパケットに応答して前記無接続チャネルを経て送信され得るペイロード容量よりも大きく、前記無線ビーコンが、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第1のパケットに応答して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの第1の部分を送信し、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第2のパケットに応答して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの第2の部分を送信するように構成される、条項48に記載のシステム。
【0189】
[0200][条項50]前記不燃性エアロゾル供給システムから受信した前記パケットが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データのサブセットを識別し、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データの前記サブセットを含む、少なくとも条項37に従属する、条項48又は49に記載のシステム。
【0190】
[0201][条項51]不燃性エアロゾル供給システムによって、無接続データチャネルを使用する無線通信ビーコンから、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するステップと、前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記受信したデータに関する指示を通信するステップと、を含む、方法。
【0191】
[0202][条項52]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置する、条項51に記載の方法。
【0192】
[0203][条項53]前記受信したデータが、前記物理的位置に関連付けられた前記ビーコンが前記無線通信システムの動作範囲内にあるか、又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、条項51又は52に記載の方法。
【0193】
[0204][条項54]前記受信したデータを1つ又は複数の予め設定された値と比較するステップをさらに含み、通信する前記ステップが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを通信することを含む、条項51~53のいずれか一項に記載の方法。
【0194】
[0205][条項55]前記受信したデータが、前記物理的位置の開/閉状態に関するデータを含む、条項51~54のいずれか一項に記載の方法。
【0195】
[0206][条項56]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項56に記載の方法。
【0196】
[0207][条項57]前記受信したデータが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項51~56のいずれか一項に記載の方法。
【0197】
[0208][条項58]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項57に記載の方法。
【0198】
[0209][条項59]選択入力を受信するステップをさらに含み、前記選択入力に応答して、ユーザインターフェースシステムが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータを表すさらなる指示を表示する、条項57又は58に記載の方法。
【0199】
[0210][条項60]前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データをフィルタリングして、前記不燃性エアロゾル供給システムに関連しない在庫に関するデータを除去するステップをさらに含み、ユーザインターフェースシステムが、フィルタリングされた在庫情報を通信する、条項57~59のいずれか一項に記載の方法。
【0200】
[0211][条項61]第1のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータが、第2のアドバタイジングパケットを前記不燃性エアロゾル供給システムから前記ビーコンに送信することに応答して受信した、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータとは異なる、条項57~60のいずれか一項に記載の方法。
【0201】
[0212][条項62]前記無接続チャネルが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用する、条項51~61のいずれか一項に記載の方法。
【0202】
[0213][条項63]前記無接続チャネルが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項51~62のいずれか一項に記載の方法。
【0203】
[0214][条項64]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記ビーコンによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項63に記載の方法。
【0204】
[0215][条項65]無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項51~64のいずれか一項に記載の方法。
【0205】
[0216][条項66]通信する前記ステップが、ディスプレイ、音声出力デバイス、及び触覚デバイスから選択される1つ又は複数の形態でインターフェース要素を使用することを含む、条項51~65のいずれか一項に記載の方法。
【0206】
[0217][条項67]インターフェースシステムの入力要素を介して、ユーザインターフェース機能を選択するための選択入力を受信するステップをさらに含む、条項51~66のいずれか一項に記載の方法。
【0207】
[0218][条項68]無線ビーコンのための方法であって、データインターフェースを介して、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するステップと、無接続データチャネルを使用するように構成された無線通信システムを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関するデータを送信するステップと、を含む、方法。
【0208】
[0219][条項69]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置する、条項68に記載の方法。
【0209】
[0220][条項70]前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置の開/閉状態に関するデータを含む、条項68又は69に記載の方法。
【0210】
[0221][条項71]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項70に記載の方法。
【0211】
[0222][条項72]前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項68~71のいずれか一項に記載の方法。
【0212】
[0223][条項73]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項72に記載の方法。
【0213】
[0224][条項74]前記無接続チャネルを介して不燃性エアロゾル供給システムからパケットを受信するステップと、受信する前記ステップに応答して前記物理的位置に関する前記データに関する前記データを送信するステップと、をさらに損なう、条項72又は73に記載の方法。
【0214】
[0225][条項75]前記物理的位置に関する前記データの量が、不燃性エアロゾル供給システムから受信したパケットに応答して前記無接続チャネルを経て送信され得るペイロード容量よりも大きく、送信する前記ステップが、前記無接続チャネルを経た不燃性エアロゾル供給システムからの第1のパケットに応答して前記物理的位置に関する前記データの第1の部分を送信することと、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第2のパケットに応答して前記物理的位置に関する前記データの第2の部分を送信することと、を含む、条項74に記載の方法。
【0215】
[0226][条項76]前記不燃性エアロゾル供給システムから受信した前記パケットが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データのサブセットを識別し、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データの前記サブセットを含む、少なくとも条項72に従属する、条項74又は75に記載の方法。
【0216】
[0227][条項77]前記無接続チャネルを使用して送信するステップが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用することを含む、条項68~76のいずれか一項に記載の方法。
【0217】
[0228][条項78]前記無接続チャネルを使用して送信するステップが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項68~77のいずれか一項に記載の方法。
【0218】
[0229][条項79]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記無線ビーコンによって受信される、前記無線ビーコンの動作範囲内の不燃性エアロゾル供給システムからのアドバタイジングパケットと、前記無線ビーコンによって送信され、続いて前記無線ビーコンの動作範囲内の前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項78に記載の方法。
【0219】
[0230][条項80]前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項68~79のいずれか一項に記載の方法。
【0220】
[0231][条項81]不燃性エアロゾル供給システム及び無線ビーコンを備えたシステムのための方法であって、前記無線ビーコンのデータインターフェースを用いて、前記ビーコンが関連付けられた物理的位置に関するデータを受信するステップと、無接続データチャネルを使用して送信するように構成された無線通信システムを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関するデータを送信するステップと、前記無接続データチャネルを使用して受信するように構成された無線通信システムを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを受信するステップと、前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって通信するように構成されたユーザインターフェースシステムを使用して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを表す指示を通信するステップと、を含む、方法。
【0221】
[0232][条項82]前記ビーコンが、前記物理的位置に、前記物理的位置内に、又は前記物理的位置付近に位置する、条項81に記載の方法。
【0222】
[0233][条項83]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データが、前記ビーコンが前記無線通信システムの動作範囲内にあるか、又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、条項81又は82に記載の方法。
【0223】
[0234][条項84]前記不燃性エアロゾル供給システムが、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するようにさらに構成され、前記ユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを通信するようにさらに構成される、条項81~83のいずれか一項に記載の方法。
【0224】
[0235][条項85]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データが、前記物理的位置の開/閉状態に関するデータを含む、条項81~84のいずれか一項に記載の方法。
【0225】
[0236][条項86]前記物理的位置の開/閉状態に関する前記データが、現在の開/閉状態及び将来の開/閉状態のうちの1つ又は複数を含む、条項85に記載の方法。
【0226】
[0237][条項87]前記受信したデータが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関するデータを含む、条項81~86のいずれか一項に記載の方法。
【0227】
[0238][条項88]前記物理的位置が、小売店であり、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データが、前記小売店で入手可能な消耗品及び/又は付属品の種類に関する情報である、条項87に記載の方法。
【0228】
[0239][条項89]前記ユーザインターフェースシステムの入力要素を使用して、選択入力を受信するステップと、前記選択入力に応答して、前記ユーザインターフェースシステムを使用して、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記受信したデータを表すさらなる指示を通信するステップと、をさらに含む、条項87又は88に記載の方法。
【0229】
[0240][条項90]前記不燃性エアロゾル供給システムによって、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データをフィルタリングして、前記不燃性エアロゾル供給システムに関連しない在庫に関するデータを除去するステップをさらに含み、通信する前記ステップが、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記フィルタリングされたデータを通信することを含む、条項87~87のいずれか一項に記載の方法。
【0230】
[0241][条項91]入手可能な前記在庫に関するデータを前記送信する前に、前記不燃性エアロゾル供給システムの前記無線通信システムから前記無線ビーコンの前記無線通信システムにパケットを送信するステップをさらに含み、入手可能な在庫に関するデータを受信する前記ステップが、2つのパケットのそれぞれを送信することに応答して入手可能な在庫に関する異なるデータを受信することを含む、条項87~90のいずれか一項に記載の方法。
【0231】
[0242][条項92]前記無接続チャネルを使用して送信するステップが、ブルートゥース及び/又はブルートゥースローエナジープロトコルを使用することを含む、条項81~91のいずれか一項に記載の方法。
【0232】
[0243][条項93]前記無接続チャネルを使用して送信する前記ステップが、事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用することを含む、条項81~92のいずれか一項に記載の方法。
【0233】
[0244][条項94]事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記無線ビーコンによって受信されるアドバタイジングパケットと、前記ビーコンによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、条項93に記載の方法。
【0234】
[0245][条項95]前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、条項81~94のいずれか一項に記載の方法。
【0235】
[0246][条項96]通信する前記ステップが、ディスプレイ、音声出力デバイス、及び触覚デバイスから選択される1つ又は複数を使用することを含む、条項81~95のいずれか一項に記載の方法。
【0236】
[0247][条項97]前記ユーザインターフェースシステムの入力要素を使用して、ユーザインターフェース機能を選択するための選択入力を受信するステップをさらに含む、条項81~96のいずれか一項に記載の方法。
【0237】
[0248][条項98]前記無線ビーコンの前記無線通信システムを使用して、前記無接続チャネルを介して前記不燃性エアロゾル供給システムからパケットを受信するステップと、受信する前記ステップに応答して前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データを送信するステップと、をさらに含む、条項81~97のいずれか一項に記載の方法。
【0238】
[0249][条項99]前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの量が、前記不燃性エアロゾル供給システムから受信したパケットに応答して前記無接続チャネルを経て送信され得るペイロード容量よりも大きく、前記方法が、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第1のパケットに応答して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの第1の部分を送信するステップと、前記無接続チャネルを経た前記不燃性エアロゾル供給システムからの第2のパケットに応答して、前記ビーコンが関連付けられた前記物理的位置に関する前記データの第2の部分を送信するステップと、をさらに含む、条項98に記載の方法。
【0239】
[0250][条項100]前記受信したパケットに含まれるサブセットの指示に基づいて、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データの前記サブセットを、前記物理的位置で入手可能な在庫に関する前記データとして送信するステップをさらに含む、少なくとも条項87に従属する、条項98又は99に記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不燃性エアロゾル供給システムであって、
前記不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶し、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶するように構成される、データシステムと、
無接続データチャネルを用いて別の不燃性エアロゾル供給システムから、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される、無線通信システムと、
前記不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、ユーザインターフェースシステムと、
を備える、不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムがアクティブであるという情報と、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって使用する消耗品を識別する情報と、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記無線通信システムの動作範囲内にあることを示す情報を含む、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記指示が、前記別の不燃性エアロゾル供給システムが前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にあることを示す情報を含む、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記指示が、前記無線通信システムの動作範囲内又は前記不燃性エアロゾル供給システムの特定範囲内にある他の不燃性エアロゾル供給システムが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムであることを示す情報を含む、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを1つ又は複数の予め設定された値と比較するようにさらに構成され、前記ユーザインターフェースシステムが、前記比較の結果に応じて複数の予め定められた出力のうちの1つを出力するようにさらに構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記ユーザインターフェース要素が、指示を視覚的に通信するように構成されたディスプレイ、指示を聴覚的に通信するように構成された音声出力デバイス、及び接触検出可能な動きを使用して指示を通信するように構成された触覚デバイスを含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記ユーザインターフェースシステムが、選択入力を受信するように構成された入力要素を備え、前記ユーザインターフェースシステムが、受信した選択入力に応答して、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表すさらなる指示を通信するようにさらに構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記入力要素が、ボタン、感圧素子、ディスプレイのタッチメンブレン、及び/又はマイクロフォンである、請求項8に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記無線通信システムが、前記不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを前記別の不燃性エアロゾル供給システムに送信するようにさらに構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記無線通信システムが、無接続データチャネルを使用するビーコンから、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関するデータを受信するようにさらに構成され、
前記ユーザインターフェースシステムが、前記ユーザインターフェース要素によって、前記ビーコンに関連付けられた敷地に関する前記受信したデータを表す指示を通信するようにさらに構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記無線通信システムが、パーソナルエリアネットワーク技術を使用して、前記無接続チャネルを使用してデータを受信するように構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記無接続チャネルが、パーソナルエリアネットワーク技術の事前ペアリングアドバタイジングパケットを使用するように構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項14】
事前ペアリングアドバタイジングパケットが、前記不燃性エアロゾル供給システムによって送信されるアドバタイジングパケットと、前記別の不燃性エアロゾル供給システムによって送信され、続いて前記不燃性エアロゾル供給システムによって受信される要求パケット及び/又は応答パケットと、を含む、請求項13に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記無線通信システムが、無線ネットワーク技術を使用して、前記不燃性エアロゾル供給システム及び前記別の不燃性エアロゾル供給システムの両方が接続された無線ネットワークとインターフェースするように構成され、前記無接続チャネルが、前記別の不燃性エアロゾル供給システムとネットワークセッションを確立することなく前記動作データを受信するために前記無線ネットワークを経て送信されたネットワークパケットを使用するように構成される、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記無線通信システムが、ハブベースの手法を使用する、請求項
1に記載の不燃性エアロゾル供給システム。
【請求項17】
第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムを具備する、システムであって、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムが、
無接続データチャネルを使用して前記第2の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第1の無線通信システムと、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを記憶するように構成される第1のデータシステムと、
前記第1の不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される第1のユーザインターフェースシステムと、
を備え、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムが、
無接続データチャネルを使用して前記第1の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信するように構成される第2の無線通信システムと、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを記憶するように構成される第2のデータシステムと、
を備え、前記第2の無線通信システムが、無接続データチャネルを用いて前記第1の不燃性エアロゾル供給システムへ、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを送信するように構成される、システム。
【請求項18】
前記第1のデータシステムが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを記憶するようにさらに構成され、
前記第1の無線通信システムが、前記無接続データチャネルを使用して前記第2の不燃性エアロゾル供給システムへ、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを送信するようにさらに構成され、
前記第2の無線通信システムが、前記無接続データチャネルを使用して前記第1の不燃性エアロゾル供給システムから、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データを受信するようにさらに構成され、
前記第2の不燃性エアロゾル供給システムが、前記第2の不燃性エアロゾル供給システムのユーザインターフェース要素によって、前記第1の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信するように構成される、第2のユーザインターフェースシステムをさらに備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び/又は第2の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記動作データが、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方がアクティブであるという情報と、前記第1の不燃性エアロゾル供給システム及び第2の不燃性エアロゾル供給システムのうちの他方によって使用する消耗品を識別する情報と、を含む群から選択される1つ又は複数を含む、請求項17又は18に記載のシステム。
【請求項20】
不燃性エアロゾル供給システムによって、無接続データチャネルを使用して別の不燃性エアロゾル供給システムから、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する動作データを受信することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムによって、別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する受信した動作データを記憶することと、
前記不燃性エアロゾル供給システムによって、前記別の不燃性エアロゾル供給システムの動作状態に関する前記受信した動作データを表す指示を通信することと、
を含む、方法。
【国際調査報告】