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特表2025-503948頭皮の尋常性乾癬を有する対象者の治療方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-06
(54)【発明の名称】頭皮の尋常性乾癬を有する対象者の治療方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 39/395 20060101AFI20250130BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20250130BHJP
   C07K 16/24 20060101ALI20250130BHJP
   C12N 15/13 20060101ALI20250130BHJP
【FI】
A61K39/395 N
A61P17/06
C07K16/24 ZNA
C12N15/13
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024543981
(86)(22)【出願日】2023-01-24
(85)【翻訳文提出日】2024-09-20
(86)【国際出願番号】 IB2023050595
(87)【国際公開番号】W WO2023144699
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】202221004128
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503422000
【氏名又は名称】サン ファーマシューティカル インダストリーズ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SUN PHARMACEUTICAL INDUSTRIES LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100228980
【弁理士】
【氏名又は名称】副島 由加里
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】フエンテス-デュキュラン,ジュディリン
(72)【発明者】
【氏名】ニシャンダール,トゥシャール
(72)【発明者】
【氏名】バレリーニ,ロッコ
(72)【発明者】
【氏名】ノグラレス,クリスティン
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ,シウ-ロン
【テーマコード(参考)】
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4C085AA14
4C085BB31
4C085CC23
4C085DD61
4C085EE01
4C085GG04
4H045AA11
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045CA40
4H045DA76
4H045EA29
4H045FA74
(57)【要約】
本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片、および頭皮の尋常性乾癬の治療におけるその使用に関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
初回用量の前記医薬組成物が、0週目に前記患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の前記医薬組成物が、前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の前記医薬組成物が、前記患者に皮下投与される、医薬組成物。
【請求項2】
前記初回用量の前記医薬組成物、前記二回目の用量の前記医薬組成物、および後続用量の前記医薬組成物が同一である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記初回用量の前記医薬組成物、前記二回目の用量の前記医薬組成物、および後続用量の前記医薬組成物が、100mgのhum13B8-bを含有する、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
少なくとも16週間まで12週間ごとに前記後続用量の前記医薬組成物が投与される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
少なくとも28週間まで4週間ごとに前記後続用量の前記医薬組成物が投与される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項6】
少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、前記後続用量の前記医薬組成物が12週間ごとに投与される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
前記医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、前記患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、医薬組成物。
【請求項8】
前記医薬組成物の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
前記医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、前記患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、医薬組成物。
【請求項10】
前記医薬組成物の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
初回用量の前記医薬組成物が、0週目に前記患者に皮下投与され、二回目の用量の前記医薬組成物が、4週目に前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに前記後続用量の医薬組成物が、前記患者に皮下投与され、
前記医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、前記患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、医薬組成物。
【請求項12】
前記医薬組成物の投与により、前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記初回用量の前記医薬組成物、前記二回目の用量の前記医薬組成物、および前記後続用量の前記医薬組成物が、同一である、請求項11または12のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記初回用量の前記医薬組成物、前記二回目の用量の前記医薬組成物、および前記後続用量の前記医薬組成物が、100mgのhum13B8-bを含有する、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
0週目に前記初回用量の薬剤が、前記患者に皮下投与され、4週目に前記二回目の用量の薬剤が、前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに前記後続用量の薬剤が、前記患者に皮下投与される、使用。
【請求項16】
前記初回用量の前記薬剤、前記二回目の用量の前記薬剤、および前記後続用量の前記薬剤が同一である、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
前記初回用量の前記薬剤、前記二回目の用量の前記薬剤、および前記後続用量の前記薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
前記治療が、少なくとも12週間まで、16週間ごとに前記後続用量を投与することを含む、請求項15に記載の使用。
【請求項19】
前記治療が、少なくとも28週間まで、4週間ごとに前記後続用量を投与することを含む、請求項15に記載の使用。
【請求項20】
前記医薬の前記後続用量が、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、12週間ごとに投与される、請求項15に記載の使用。
【請求項21】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
前記薬剤の投与が、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで前記患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」のを達成する、使用。
【請求項22】
前記薬剤の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項21に記載の使用。
【請求項23】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
前記薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、前記患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、使用。
【請求項24】
前記薬剤の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項23に記載の使用。
【請求項25】
患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用であって、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
0週目に前記初回用量の薬剤が前記患者に皮下投与され、4週目に前記二回目の用量の薬剤が前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに前記後続用量の薬剤が前記患者に皮下投与され、
前記薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、前記患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、使用。
【請求項26】
前記薬剤の投与により、前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
前記初回用量の薬剤、前記二回目の用量の薬剤、および前記後続用量の薬剤が同一である、請求項25または26のいずれかに記載の使用。
【請求項28】
前記初回用量の前記薬剤、前記二回目の用量の前記薬剤、および前記後続用量の薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、請求項27に記載の使用。
【請求項29】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に第1の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、
hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、方法。
【請求項30】
前記初回用量、前記二回目の用量、および前記後続用量が同一である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記初回用量、前記二回目の用量、および前記後続用量が100mgである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記治療が、少なくとも16週間まで、12週間ごとに前記後続用量を投与することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記治療が、少なくとも28週間まで、4週間ごとに前記後続用量を投与することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記後続用量が、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、12週間ごとに前記患者に投与される、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成し、
hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、方法。
【請求項36】
hum13B8-bの投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされ、
hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、方法。
【請求項38】
humB13B-bの投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
および、
12週目、または16週目、または52週目に、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、方法。
【請求項40】
12週目、または16週目、または52週目に前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が前記患者のベースラインスコアから少なくとも90%改善することで前記抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に第1の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、
hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、方法。
【請求項42】
hum13B8-bの投与により、前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、前記患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記初回用量および前記後続用量が同一である、請求項41または42に記載の方法。
【請求項44】
前記初回用量および前記後続用量が100mgである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、
52週目に、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少する「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、方法。
【請求項46】
52週目に前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が前記患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらしことで前記抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
52週目に前記乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が前記患者のベースラインスコアから少なくとも75%改善することで前記抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
16週目に患者のベースラインスコアからの頭皮痒みNRSスコアが4ポイント減少することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、方法。
【請求項49】
頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法であって、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、
(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、
(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、
16週目にPGA-Sスコア(全身)で患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して、「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで、前記抗IL-23p19抗体の有効性を示す、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2022年1月25日に出願されたインド特許出願第202221004128号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
(電子配列表への参照)
本出願は、電子的に提出された配列表を含み、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。配列表は、2023年1月23日に作成され、「21-0347-WO_Sequence-Listing.xml」と命名され、サイズは11キロバイトである。
【0003】
本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片、および頭皮の尋常性乾癬の治療におけるその使用に関する。一部の実施形態では、本開示は、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法に関し、治療は、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコア、IGA(頭皮のみ)スコア、頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコア、乾癬の面積・重症度指数(PASI)スコア、医師による皮膚の総合評価(PGA-S)(全身)スコア、および/またはIGA改訂版2011(全身)スコアに対する患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらした。一部の実施形態では、本開示は、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法に関する。
【背景分野】
【0004】
乾癬は、炎症促進性メディエーターを過剰発現させるケラチノサイトおよび皮膚浸潤性Tリンパ球の過剰増殖を特徴とする慢性の免疫媒介性炎症性疾患である。この疾患は、感受性の強い個体において症状悪化を引き起こす様々な因子で、生涯寛解・再発を繰り返す。乾癬は、世界中のおよそ1%~2%の人々が罹患しており、尋常性乾癬は、患者の80%~90%が罹患している最も一般的な形態である。
【0005】
乾癬に罹患している人のうち、80%が頭皮に関与する。頭皮の乾癬は、単独で、または他の形態の乾癬と併せて発生し得、生え際内に含まれるか、または額、耳、および後部頸部上に延在するかのいずれかの、銀白色の鱗屑を有する赤く腫れたプラークを特徴とする。頭皮の乾癬は、大きな身体的および社会的苦痛の原因であり得、罹患者の97%が、その状態が日常生活を妨げると報告した。多くの場合、これは強い掻痒症と関連しており、鱗屑は一般的に、ふけとして剥がれ落ち、罹患者に著しい社会的恥をもたらし、脱毛を引き起こすこともある。最近の多国籍調査では、電話調査の43%が、乾癬の最も煩雑な症状として痒みを特定した(Crowley et al., JAMA Dermatol. 151(1): 87-94 (2015))。
【0006】
生物学的療法は、光線療法または全身療法の候補である、中程度から重度の慢性尋常性乾癬を有する対象者の治療に適応される。現在承認されている生物学的治療としては、腫瘍壊死因子(TNF)拮抗薬、p40(インターロイキン[IL]-12およびIL-23)拮抗薬、p19(IL-23)拮抗薬、およびIL-17拮抗薬が挙げられる。乾癬の治療選択肢が利用可能であるにもかかわらず、頭皮の乾癬の病変は治療が困難のままである。局所療法、典型的には第一選択療法は、毛髪の存在によって頭皮病変箇所へアクセスできないため、しばしば使用が困難である(Crowley, 2015 and Blakely et al., Psoriasis (Auckl.) 6: 33-40 (2016))。局所療法に対する患者の満足度およびコンプライアンスは低いことが知られている(Devaux et al., J. Eur. Acad. Dermatol. Venereol. 26 Suppl 3: 61-67 (2012))。したがって、頭皮の乾癬に対する効果的な治療選択肢に対する満たされていないニーズが依然として存在する。
【発明の概要】
【0007】
本明細書では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、また、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供される。
【0008】
また本明細書において、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または、「ほぼクリア」を達成し、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0009】
さらに、本明細書では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらし、また、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0010】
さらに、本明細書において、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、12週目、または16週目、または52週目に治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0011】
さらに、本明細書において、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0012】
本明細書において、さらに、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、初回用量のhum13B8-bが0週目に患者に皮下投与され、二回目の用量のhum13B8-b投与が4週目に患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、52週目に患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0013】
本明細書において、さらに、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、16週目に頭皮の痒みのNRSスコアが患者のベースラインスコアから4ポイント減少することで、抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0014】
本明細書において、さらに、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、PGA-Sスコア(全身)が、16週目に患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで、抗IL-23p19抗体の有効性を示している、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0015】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が皮下投与される、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造することがさらに提供されている。
【0016】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造することがさらに提供されている。
【0017】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらし、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造することがさらに提供されている。
【0018】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与され、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための薬剤を製造することがさらに提供されている。
【0019】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が皮下投与される、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0020】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0021】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらし、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0022】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0023】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の乾癬の治療のための薬剤を製造することがさらに提供されている。
【0024】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与され、薬剤の投与により、患者は、16週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアで、ベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造することがさらに提供されている。
【0025】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与され、薬剤は、皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者は、12週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアで、ベースラインから少なくとも2ポイント減少してクリアまたはほぼクリアを達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造することがさらに提供されている。
【0026】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与され、薬剤は、皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者は、12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で、0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造することがさらに提供されている。
【0027】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の初回用量が0週目に患者に皮下投与され、薬剤の二回目の用量が4週目に患者に皮下投与され、薬剤の後続用量がその後4週から12週ごとに皮下投与され、薬剤が、皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が、16週目に、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者における頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための医薬品の製造のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用がさらに提供されている。
【0028】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が、患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤は、皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造することがさらに提供されている。
【0029】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、患者の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0030】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者は、16週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0031】
本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0032】
本明細書において、hum13B8-bが(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供される。
【0033】
本明細書において、hum13B8-bが(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、抗体の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0034】
本明細書において、hum13B8-bが(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0035】
本明細書では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0036】
本明細書において、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が16週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0037】
本明細書において、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0038】
本明細書において、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0039】
本明細書において、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0040】
本明細書において、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含む、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法がさらに提供されている。
【0041】
さらに、本明細書において、hum13B8-bが(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、患者の頭皮の乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1図1は、試験デザインを示す概略図である。略語:n=各群の対象者数、R=無作為化、SC=皮下。
図2図2は、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)である。
図3図3は、治験責任医師による総合評価(IGA)である(頭皮のみ)。
図4図4は、頭皮痒み数値評価スケール(NRS)である。
図5図5は、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)である。
図6図6は、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)である。
図7図7は、医師による皮膚の総合評価(全身)である。
図8図8は、乾癬の面積・重症度指数(PASI)である。
図9図9は、皮膚科関連ライフクオリティ指標(DLQI)である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本開示を詳細に説明する前に、多くの用語を定義する。文脈上別途要求されない限り、単数形の用語は複数形を含み、複数形の用語は単数形を含むものとする。例えば、単数形「a(一つの)」、「an(一つの)」、および「the(その)」は、文脈によって別段に明確に定められない限り、複数の参照を含む。本明細書で使用される場合、用語「a」および「an」は、その文脈によって別段の指示または指示がない限り、列挙された構成要素の「一つ以上の」を指すことを理解されたい。代替表現(例えば、「または」)の使用は、別段の指示がない限り、代替表現の一方、両方、またはそれらの任意の組み合わせを意味すると理解されるべきである。
【0044】
本開示では、別段の示唆がない限り、任意の濃度範囲、パーセンテージ範囲、比範囲、または整数範囲は、列挙された範囲内の任意の整数の値、および適切な場合、その分数(整数の10分の1および100分の1など)を含むと理解されるべきである。
【0045】
「約」または「おおよそ」という用語は、当業者が決定した特定の値に対して許容可能な誤差範囲内を意味し、これは、値がどのように測定または決定されるか、すなわち、測定システムの制限に部分的に依存する。例えば、約は、当該技術分野の慣行に従って、3標準偏差以内または3標準偏差超を意味することができる。あるいは、「約」は、所与の値の20%、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらにより好ましくは1%の範囲を意味することができる。あるいは、特に生物学的システムまたはプロセスに関して、この用語は、ある値の桁以内、好ましくは5倍以内、より好ましくは2倍以内を意味することができる。
【0046】
特許請求される主題の範囲を限定するために、または特定の特徴が特許請求される主題の構造もしくは機能に重大、必須、またはさらには重要であることを暗示するために、「好ましくは」、「一般的に」および「典型的に」などの用語は本明細書では利用されないことに留意されたい。むしろ、これらの用語は、単に、本開示の特定の実施形態で使用できる、または使用できない代替的または追加の特徴を強調することを意図しているに過ぎない。
【0047】
本開示を記述および定義するために、本明細書において、「実質的に」という用語は、任意の定量的比較、値、測定、または他の表現に付随する固有の不確実性の度合いを表すために利用されることに留意されたい。「実質的に」という用語はまた、定量的な表現が記載された基準から変動しても、その対象となる事項の基本的な機能に変化をもたらさない範囲を表すためにも使用されている。
【0048】
別段の明示的な指定がない限り、本開示の文脈において、「備える」という用語は、「備える」によって導入されるリストの要素に加えて、さらなる要素が任意に含まれる可能性があることを示すために使用される。しかしながら、本開示の特定の実施形態として、「備える」という用語は、さらなる要素が存在しない可能性を包含することが企図され、すなわち、本実施形態の目的のために、「備える」は「から成る」の意味を有するものとして理解されるべきである。
【0049】
本開示に従って利用される場合、別途指示が無い限り、全ての技術用語および学術用語は、当業者によって一般的に理解される用語と同じ意味を有すると理解されるものとする。
【0050】
本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片、および頭皮の尋常性乾癬の治療におけるその使用に関する。
【0051】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、また、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドとを含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0052】
一実施形態では、本開示は、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与される、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造することを提供している。
【0053】
さらなる実施形態では、本開示は、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、患者が治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアで、ベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを使用して患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造することを提供する。
【0054】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の乾癬を治療する方法を提供している。
【0055】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含む、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が16週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアで、ベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法を提供する。
【0056】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが、患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与は、患者が12週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法を提供する。
【0057】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法を提供する。
【0058】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法を提供する。
【0059】
さらなる実施形態では、本開示は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法を提供する。
【0060】
本開示に従って利用される場合、別途指示が無い限り、全ての技術用語および学術用語は、当業者によって一般的に理解される用語と同じ意味を有すると理解されるものとする。文脈上別途要求されない限り、単数形の用語は複数形を含み、複数形の用語は単数形を含むものとする。
【0061】
本明細書で使用される「抗体」という用語は、抗原を認識し、特異的に結合する能力を有するタンパク質を指す。普通または従来的な哺乳類抗体は、四量体を含み、これは典型的に、二つの同一のポリペプチド鎖の対から成り、各対は一つの「軽鎖」(典型的に約25kDaの分子量を有する)と一つの「重鎖」(典型的に約50~70kDaの分子量を有する)から成る。本明細書で使用される「重鎖」および「軽鎖」という用語は、標的抗原に特異性を付与するのに十分な可変ドメイン配列を有する任意の免疫グロブリンポリペプチドを指す。それぞれの軽鎖および重鎖のアミノ末端部分は、典型的に、抗原認識を担う約100~110以上のアミノ酸の可変ドメインを含む。各鎖のカルボキシル末端部分は、典型的にはエフェクター機能を担う定常ドメインを画定する。したがって、天然起源抗体では、完全長重鎖免疫グロブリンポリペプチドは、可変ドメイン(V)および三つの定常ドメイン(CH1、CH2、およびCH3)、ならびにCH1とCH2との間のヒンジ領域とを含み、ここで、Vドメインはポリペプチドのアミノ末端にあり、CH3ドメインはカルボキシル末端にあり、および完全長軽鎖免疫グロブリンポリペプチドは、可変ドメイン(V)および定常ドメイン(C)を含み、ここで、Vドメインはポリペプチドのアミノ末端にあり、Cドメインはカルボキシル末端にある。
【0062】
完全長の軽鎖および重鎖内では、可変ドメインおよび定常ドメインは典型的には、約12個以上のアミノ酸から成る「J」領域によって結合され、重鎖はさらに約10個のアミノ酸から成る「D」領域も含む。各軽鎖/重鎖対の可変領域は、典型的に抗原結合部位を形成する。天然起源抗体の可変ドメインは、相補性決定領域またはCDRとも呼ばれる、三つの超可変領域が結合した比較的保存されたフレームワーク領域(FR)の同じ一般構造を典型的に呈する。各対の二つの鎖にあるCDRは典型的に、フレームワーク領域によって整列され、それにより特異的エピトープへの結合が可能となりうる。アミノ末端からカルボキシル末端まで、軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメインの両方は典型的に、ドメインFR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、およびFR4を含む。
【0063】
本明細書で使用される「抗原結合断片」という用語は、無傷の抗体の一部分を指し、および/または無傷の抗体の抗原決定可変ドメインを指す。抗体の抗原結合機能は、完全長抗体の断片によって実施されうることが知られている。抗体断片の例としては、Fab、Fab’、F(ab’)2、ならびに抗体断片から形成されるFv断片、線形抗体、単鎖抗体、ダイアボディ、および多重特異性抗体が含まれるが、これに限定されない。
【0064】
特定の実施形態では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bは、チルドラキズマブである。本明細書で使用される「チルドラキズマブ」という用語は、SCH 900222またはMK-3222としても知られる、ヒト化抗IL-23p19モノクローナル抗体を指す。チルドラキズマブは、IL-23ヘテロ二量体のp19タンパク質に特異的に結合するが、ヒトIL-12(IL-12/23p40およびIL12p35ヘテロ二量体)またはヒトIL-12/23p40には結合しない、高親和性(297ピコモル[pM])ヒト化免疫グロブリンG1/カッパ(IgG1/)抗体である。薬物動態:チルドラキズマブの薬物動態は、尋常性乾癬を有する対象者に対する皮下投与後に、50mg~200mg(承認された推奨用量の0.5~2倍)の用量範囲にわたって比例的に増加する。定常状態濃度は、0週目、4週目、およびその後12週間ごとにチルドラキズマブの皮下投与後、16週目までに達成された。16週目の100mg用量では、平均(±SD)定常状態トラフ濃度は、1.22±0.94mcg/mL~1.47±1.12mcg/mLの範囲であった。幾何平均(CV%)定常状態Cmaxは、8.1mcg/mL(34%)であった。チルドラキズマブの絶対バイオアベイラビリティは、皮下注射後73~80%であると推定された。約6日でピーク濃度(Cmax)に達した。
【0065】
一部の実施形態では、抗IL-23p19抗体チルドラキズマブは、ILUMYA(登録商標)を指し得る。ILUMYA(登録商標)は、0週目、4週目、およびその後12週間ごとに、100mgの推奨用量で皮下注射により投与される。一部の実施形態では、チルドラキズマブは、100mgのチルドラキズマブ(すなわち、100mg/mL)を含有する1mLの単回投与用プレフィルドシリンジで製剤化される。一部の実施形態では、皮下使用のためのILUMYA(登録商標)(チルドラキズマブ-asmn)注射は、滅菌された、透明からわずかに乳白色の、無色からわずかに黄色の溶液である。ILUMYA(登録商標)は、ガラスバレルおよび29ゲージの固定1/2インチの針を備えた単回投与用プレフィルドシリンジで供給される。一部の実施形態では、チルドラキズマブは、pH5.7~6.3の注射用水中のL-ヒスチジン、L-ヒスチジン塩酸塩一水和物、ポリソルベート80、および/またはスクロースに製剤化され得る。一部の実施形態では、チルドラキズマブは、100mgのチルドラキズマブ-asmnを含む1mLの単回投与用プレフィルドシリンジ内で製剤化されており、L-ヒスチジン(0.495mg)、L-ヒスチジン塩酸塩一水和物(1.42mg)、ポリソルベート80(0.5mg)、スクロース(70.0mg)、およびpH5.7~6.3の注射用水USPが含まれている。
【0066】
特定の実施形態では、チルドラキズマブは、配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチド、および配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドを含み、これは米国特許第8,404,813号および第8,293,883号に開示されており、それぞれの開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。その他の実施形態では、チルドラキズマブまたはその抗原結合断片は、重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインを含み、ここで重鎖可変ドメインは、配列番号3~5のアミノ酸配列のCDR1、CDR2、およびCDR3を含み、また軽鎖可変ドメインは、配列番号6~8のアミノ酸配列のCDR1、CDR2、CDR3配列を含む。
【0067】
本明細書で使用される、「対象者」および「患者」という用語は、置き換えできる。一部の実施形態では、対象者および/または患者は哺乳類である。
【0068】
「障害」は、本開示の抗体を使用した治療による恩恵を受ける任意の状態である。「障害」および「状態」は、本明細書では置き換え可能に使用され、患者が争点の障害にかかりやすくなる病理学的状態を含む、慢性および急性の障害または疾患を含む。
【0069】
本明細書で使用される場合、「治療」または「治療する」という用語は、治療的処置、ならびに予防措置または防止措置の両方を指す。治療を必要とする患者には、頭皮の乾癬の患者、ならびに頭皮の乾癬に罹患しやすい患者、または頭皮の乾癬が予防されるべき患者が含まれる。
【0070】
本明細書で使用される場合、「投与」または「投与する」という用語は、望ましい効果を達成するために任意の適切な経路によって抗体またはその断片を提供、接触、および/または送達することを指す。投与には、以下に限定されないが、経口投与、舌下投与、非経口投与(例えば、静脈内注射、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、関節内注射、動脈内注射、滑液嚢内注射、胸骨内注射、髄腔内注射、病巣内注射、または頭蓋内注射)、経皮投与、局所的投与、口腔内投与、直腸投与、膣内投与、経鼻投与、点眼、吸入、および植込が含まれうる。一実施形態では、投与は、プレフィルドシリンジ(PFS)を介して皮下に対して行われる。
【0071】
一部の実施形態では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片は、2週間毎、4週間毎、6週間毎、8週間毎、10週間毎だ、または12週間毎に投与される。
【0072】
本明細書で使用される「0週目」という用語は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片が投与される初日を指す。
【0073】
一部の実施形態では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片が、2週間の治療期間にわたって、4週間の治療期間にわたって、6週間の治療期間にわたって、8週間の治療期間にわたって、12週間の治療期間にわたって、16週間の治療期間にわたって、20週間の治療期間にわたって、24週間の治療期間にわたって、28週間の治療期間にわたって、32週間の治療期間にわたって、36週間の治療期間にわたって、48週間の治療期間にわたって、52週間の治療期間にわたって、60週間の治療期間にわたって、72週間の治療期間にわたって、または1年以上の治療期間にわたって投与される。
【0074】
治療用量または治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片の治療用量は部分的に、患者の身体の大きさ(体重、体表面、または器官の大きさ)および状態(年齢および全般的健康)に応じて、部分的に変化することになる。一部の実施形態では、患者は、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片の1回以上の用量を投与され、ここで、用量は、約20mg、40mg、60mg、80mg、100mg、120mg、140mg、160mg、180mg、または200mgである。一部の実施形態では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片の初回用量、二回目の用量、および後続用量は同じである。一部の実施形態では、抗IL-23p19抗体hum13B8-bまたはその抗原結合断片の初回用量、二回目の用量、および後続用量は異なる。一部の実施形態では、初回用量は100mgである。一部の実施形態では、初回用量は200mgである。一部の実施形態では、二回目の用量は100mgである。一部の実施形態では、二回目の用量は200mgである。一部の実施形態では、後続用量は100mgである。一部の実施形態では、後続用量は200mgである。一部の実施形態では、初回用量、二回目の用量、および後続用量は100mgである。一部の実施形態では、初回用量、二回目の用量、および後続用量は200mgである。一部の実施形態では、初回用量、二回目の用量、および後続用量は100mgのhum13B8-bを含む。一部の実施形態では、初回用量、二回目の用量、および後続用量は200mgのhum13B8-bを含む。
【0075】
用量または量に適用される「治療有効量」という用語は、それを必要とする患者への投与時に所望の効果をもたらすのに十分な化合物または医薬組成物の量を指す。抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)を含む医薬組成物に関して本明細書で使用される場合、用語「治療有効量」はまた、患者への投与時に有効な奏効をもたらすのに十分な化合物または医薬組成物の用量を指す。一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)は、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)頭皮痒み数値評価スケール、頭皮表面積、乾癬頭皮重症度指数、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)、医師による皮膚の総合評価(全身)乾癬の面積・重症度指数および/または体表面積および皮膚科関連ライフクオリティ指標のうちの1つ以上によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善をもたらすために必要な量を指す。一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)は、20mg、40mg、60mg、80mg、100mg、120mg、140mg、160mg、180mg、または200mgの用量を指す。一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)は、100mgの用量である。一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)とは、0週目、4週目、およびその後12週間ごとに100mgの用量である。
【0076】
様々な実施形態では、頭皮の乾癬の評価には、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)頭皮痒み数値評価スケール、頭皮表面積、乾癬頭皮重症度指数、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)、医師による皮膚の総合評価(全身)、乾癬の面積・重症度指数および/または体表面積および皮膚科関連ライフクオリティ指標が含まれるが、それらに限定されない。
【0077】
治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)または「IGA改訂版2011」は、静的である5点スケールを指す(評価時の対象者の病態のみに言及し、ベースライン時または以前の訪問時にかかわらず、対象者の以前のいかなる病態とも比較を試みない(Langley et al., J. Dermatol. Treat. 26(1): 23-31 (2015))(図2を参照)。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、IGA改訂版2011(頭皮)スコアが少なくともベースラインから2ポイント減少して、「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、有意な改善は、ベースラインから16週目、28週目、40週目、または52週目まででクリアのIGA改訂版2011(頭皮)スコアが少なくとも2ポイント減少した患者を指し得る。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、IGA改訂版2011(頭皮)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、有意な改善は、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までにIGA改訂版2011(頭皮)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少した患者を指し得る。
【0078】
治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)は、5点IGAスコアを指し、厚さ、紅斑、および鱗屑形成に基づいた頭皮病変に対する有用な臨床医評価である。スケールは、スコアを0=クリア、1=ほぼクリア、2=軽度、3=中程度、4=重度として定義する(図3を参照)。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)スケール(頭皮のみ)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者がIGA改訂版2011スコア(全身)スコアをベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)スケール(頭皮のみ)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者がIGA改訂版2011スコア(全身)でベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。
【0079】
頭皮痒み数値評価スケール(頭皮痒みNRS)は、0=「痒みなし」~10=「想像できる最悪の痒み」を有する、自己記入式の単一項目アンケートを指す。NRSのスコアが高ければ高いほど、より大きな頭皮の痒みの重症度に対応する(図4を参照)。一部の実施形態では、頭皮の痒みNRSによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、対象者が少なくとも3ポイント減少を達成することを指し得る。一部の実施形態では、頭皮の痒みNRSによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者が頭皮痒みNRSスコアでベースラインから5ポイント減少を達成することを指し得る。一部の実施形態では、頭皮の痒みNRSによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者が、頭皮痒みNRSスコアでベースラインから6ポイント減少を達成することを指し得る。一部の実施形態では、頭皮の痒みNRSによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者が、頭皮痒みNRSスコアでベースラインから3ポイント、4ポイント、5ポイント、または6ポイント減少を達成することを指し得る。
【0080】
頭皮表面積(SSA)は、対象者の手掌(指の手の掌側の面を含む)がSSAの20%を表す、掌法を使用して測定される頭皮表面積を指す。次いで、患部は、対象者の手掌と比較して、それらのサイズによって計算される。一部の実施形態では、SSAによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、罹患した頭皮表面積が少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、または少なくとも75%、またはそれ以上ベースラインから減少することを指し得る。一部の実施形態では、SSAによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、罹患した頭皮表面積が少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、または少なくとも75%、またはそれ以上ベースラインから減少することを指し得る。
【0081】
乾癬頭皮重症度指数(PSSI)は、PASIの改変を指し、頭皮疾患の重症度を特異的に評価する。PSSIは、5点スケールを使用して、3つの臨床パラメータ(紅斑、厚さ、および鱗屑形成)をPASIと同じ方法で格付けするが、頭皮のみに対して行う。パラメータスコアを合計し、罹患した頭皮の面積を表す整数(0~6)で乗算する(図5を参照)。一部の実施形態では、PSSIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者が、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアでベースラインから少なくとも75%改善することを指し得る。一部の実施形態では、PSSIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者が、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアでベースラインから少なくとも90%改善することを指し得る。一部の実施形態では、PSSIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、ベースラインから16週目、28週目、40週目、または52週目まで、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアの少なくとも100%の改善を達成した対象者を指し得る。一部の実施形態では、PSSIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者が、ベースラインから乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアで少なくとも75%、90%、または100%の改善を達成することを指し得る。
【0082】
治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)は、静的である5点スケールを指す(評価時の対象者の病態のみを指し、ベースライン時または以前の訪問時にかかわらず、対象者の以前の病態のいずれかとの比較を試みない)(Langley, 2015)(図6を参照)。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までにIGA改訂版2011(全身)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、有意な改善は、16週目、28週目、40週目、または52週目までにIGA改訂版2011(全身)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」を達成した患者を指し得る。一部の実施形態では、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、IGA改訂版2011(全身)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、有意な改善は、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までにIGA改訂版2011(全身)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」を達成した患者を指し得る。
【0083】
皮膚(全身)の医師による総合評価(PGA)は、全身にわたって平均された紅斑、厚さ、およびスケールの程度に基づく、皮膚上の乾癬病変の有用な臨床医評価である5点0~4のスケールを指す。臨床徴候の各々を、0~5段階で評価する(0=クリア、1=最小、2=軽度、3=中程度、および4=重度)(図7を参照)。一部の実施形態では、医師による皮膚(全身)の総合評価によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者が皮膚(全身)スコアのPGAでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、医師による皮膚(全身)の総合評価によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに対象者が皮膚(全身)スコアのPGAでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、医師による皮膚(全身)の総合評価によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者が皮膚(全身)スコアのPGAでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することを指し得る。一部の実施形態では、医師による皮膚(全身)の総合評価によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者が皮膚(全身)スコアのPGAでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」を達成することを指し得る。
【0084】
乾癬の面積・重症度指数(PASI)を使用して、頭皮の乾癬を有する対象者における治療の奏効(PASI 75、PASI 90、およびPASI 100)を決定する。PASIには、紅斑、厚さ、落屑、および罹患した体表面積(BSA)の割合に関するスコアが含まれる(図8を参照)。一部の実施形態では、PASIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者がPASIスコアでベースラインから少なくとも75%の改善を達成することを指し得る。一部の実施形態では、PASIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者がPASIスコアでベースラインから少なくとも90%の改善を達成することを指し得る。一部の実施形態では、PASIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、対象者がベースラインから少なくとも100%のPASIスコアの改善を達成することを指し得る。一部の実施形態では、PASIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、ベースラインから16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに、対象者がPASIスコアで少なくとも75%、90%、または100%の改善を達成することを指し得る。
【0085】
体表面積は、皮膚疾患の重症度を測定するのに一般的に使用される。これは、乾癬に罹患した総BSAの割合として定義され、罹患した頭皮の面積を表す。BSAは、対象者の手の掌(指の手の掌側の面を含む)がBSAの1%を表す掌法を使用して測定される。次いで、罹患面積は、対象者の手掌と比較して、そのサイズによって計算される。一部の実施形態では、体表面積によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までに、罹患した体表面積が少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、または少なくとも75%、またはそれ以上ベースラインから減少することを指し得る。一部の実施形態では、体表面積によって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、18週目、20週目、22週目、24週目、26週目、28週目、30週目、32週目、34週目、36週目、38週目、40週目、42週目、44週目、46週目、48週目、50週目、または52週目までに罹患した体表面積の少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、または少なくとも75%、またはそれ以上がベースラインから減少することを指し得る。
【0086】
皮膚科関連ライフクオリティ指標(DLQI)アンケートを使用して、対象者のクオリティオブライフに対する治療の奏効を評価する。DLQIは、参加者のクオリティオブライフに対する皮膚疾患の影響を測定する10項目のアンケートである。各質問は、0(全くなかった)~3(非常に多かった)の範囲の4ポイントスケールで評価され、スコアが高いほどクオリティオブライフへの影響がより大きいことを示す。合計スコアは、0(全くなかった)から30(非常に多かった)までの範囲である。スコア0~1=参加者の生活に全く影響しない、スコア2~6=参加者の生活に少なかった影響、スコア7~12=参加者の生活に中程度の影響、スコア13~18=参加者の生活に非常に大きな影響、スコア19~30=参加者の生活に莫大な影響。スコアが高いほど、参加者のクオリティオブライフへの影響が大きくなる。このアンケートの目的は、皮膚病態が前週の間に対象者の生活にどの程度影響を与えたかを測定することである。対象者は、10個の質問に回答することによって、前週の自身の経験を思い出すように求められる(図9を参照)。一部の実施形態では、DLQIによって評価される頭皮の乾癬の有意な改善とは、16週目、28週目、40週目、または52週目までにDLQIスコアでベースラインから2、3、4、5、6、7、8、9、または10以上の正の変化を指し得る。
【0087】
本明細書で使用される場合、「有意な改善」という用語は、プラセボを服用している患者と比較して、抗IL-23p19抗体hum13B8-b(すなわち、チルドラキズマブ)を含有する抗IL-23p19抗体hum13B8-bを服用している患者の奏効における有意なプラスの効果を指す。一部の実施形態では、頭皮の乾癬の有意な改善とは、以下のうちの1つ以上によって評価され得る。治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)、頭皮痒み数値評価スケール、頭皮表面積、乾癬頭皮重症度指数、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)、医師による皮膚(全身)の総合評価、乾癬の面積・重症度指数、ならびに/または体表面積および皮膚科関連ライフクオリティ指標。特定の実施形態では、有意な改善は、統計的に有意な改善を指す。特定の実施形態では、統計的に有意という用語は、関連する帰無仮説(すなわち、p<0.1)の下で10%未満の確率を有することを意味する。一部の実施形態では、0.05未満のp値は、統計的に有意であるとみなされる。一部の実施形態では、0.01未満のp値は、統計的に有意であるとみなされる。一部の実施形態では、0.005未満のp値は、統計的に有意であるとみなされる。一部の実施形態では、0.0025未満のp値は、統計的に有意であるとみなされる。一部の実施形態では、0.001未満のp値は、統計的に有意であるとみなされる。特定の実施形態では、統計検定は、5%有意性レベルで両側検定であり、ポイント推定値は、該当する場合、両側に95%信頼区間(CI)が付随する。
【0088】
一部の実施形態では、有意な改善とは、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)頭皮痒み数値評価スケール、頭皮表面積、乾癬頭皮重症度指数、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)、医師による皮膚(全身)の総合評価、乾癬の面積・重症度指数および/または体表面積および皮膚科関連ライフクオリティ指標のうちの1つ以上によって評価される、少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、150%、または200%以上の頭皮の乾癬の改善を指し得る。
【0089】
一部の実施形態では、有意な改善とは、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)頭皮痒み数値評価スケール、頭皮表面積、乾癬頭皮重症度指数、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(全身)、医師による皮膚(全身)の総合評価、乾癬の面積・重症度指数および/または体表面積および皮膚科関連ライフクオリティ指標のうちの1つ以上によって評価される少なくとも2倍、3倍、4倍、5倍、または10倍超の頭皮の乾癬の改善を指し得る。
【0090】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成し、抗体hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0091】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、患者は、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、また、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドとを含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0092】
さらなる実施形態では、本明細書において、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品の製造するための、抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用が提供されている。
【0093】
他の実施形態では、薬剤を使用することにより、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに改善される。
【0094】
他の実施形態では、薬剤を使用することにより、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)に対する患者のベースラインスコアから少なくとも90%の改善をさらにもたらす。
【0095】
さらなる実施形態では、本開示は、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用が提供されている。
【0096】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアにおける患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされ、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0097】
本明細書において、さらなる実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用が提供されている。
【0098】
他の実施形態では、薬剤を使用することにより、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる。
【0099】
他の実施形態では、薬剤を使用することにより、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアから少なくとも約70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、150%、または200%以上の改善がさらにもたらされる。
【0100】
他の実施形態では、薬剤を使用することにより、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)に対する患者のベースラインスコアから少なくとも90%の改善をさらにもたらす。
【0101】
さらなる実施形態では、本発明は、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用が提供されている。
【0102】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、12週目に、または16週目にまたは20週目にまたは24週目にまたは28週目にまたは32週目にまたは36週目にまたは40週目に、または44週目に、または48週目に、または52週目にIGA改訂版2011(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することでhum13B8-bの有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0103】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bをそれを必要とする患者に投与することを含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されており、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、抗体hum13B8-bは、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、また、52週目にIGA(頭皮)スコアがベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」および「ほぼクリア」を達成することで抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法を提供している。
【0104】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bをそれを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、16週目に頭皮痒みNRSスコアが患者のベースラインスコアから4ポイント減少することで抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法を提供している。
【0105】
本明細書において、一部の実施形態では、治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、16週目にPGA-Sスコア(全身)が患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法が提供されている。
【0106】
本明細書で使用される「医薬組成物」または「治療用組成物」という用語は、患者に適切に投与された場合に望ましい治療効果を誘発することができる化合物または組成物を指す。本開示の一つの実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、本開示の少なくとも一つの抗体の治療有効量とを含む医薬組成物を提供する。
【0107】
本明細書で使用される「薬学的に許容可能な担体」または「生理学的に許容可能な担体」という用語は、本開示の一つまたは複数の抗体の送達を達成または強化するのに好適な一つまたは複数の製剤材料を指す。
【0108】
チルドラキズマブを単独で含むか、または予防的薬剤、治療剤、および/または薬学的に許容可能な担体と組み合わせて含む医薬組成物が提供される。本明細書に提供されるチルドラキズマブを含む医薬組成物は、障害の診断、検出、または監視に、障害もしくはその一つまたは複数の症状の予防、治療、管理、または改善に、ならびに/または研究における使用を目的とするものであるが、これらに限定されない。単独で、または予防薬、治療剤、および/または薬学的に許容可能な担体と組み合わせた医薬組成物の製剤化は、当業者に公知である。
【0109】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、患者の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている。
【0110】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与される、患者における頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0111】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0112】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらし、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている。
【0113】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物がさらに提供されている。
【0114】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、16週目に患者が頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている。
【0115】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物は、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、12週目に患者が頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアで、ベースラインから少なくとも2ポイント減少して、「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている
【0116】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物は、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で患者は12週目に0(クリア)または1(ほぼクリア)のを達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供される。
【0117】
一部の実施形態では、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が本明細書に提供され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、抗体の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物が提供されている。
【0118】
本明細書において、一部の実施形態では、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物方法。
【0119】
実施形態
実施形態1 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、患者は、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-b投与が患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドとを含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0120】
実施形態2 初回用量、二回目の用量、および後続用量が同一である、実施形態1に記載の方法。
【0121】
実施形態3 初回用量、二回目の用量、および後続用量が100mgである、実施形態2に記載の方法。
【0122】
実施形態4 後続用量が12週ごとに、少なくとも16週まで投与される、実施形態1に記載の方法。
【0123】
実施形態5 後続用量が4週ごとに、少なくとも28週まで投与される、実施形態1に記載の方法。
【0124】
実施形態6 後続用量が、12週ごとに、少なくとも40週まで、52週まで、72週まで、またはそれ以上、患者に投与される、実施形態1に記載の方法。
【0125】
実施形態7 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または、「ほぼクリア」を達成し、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法が提供されている。
【0126】
実施形態8 hum13B8-bの投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態7に記載の方法。
【0127】
実施形態9 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアにおける患者のベースラインスコアからの有意な改善をもたらし、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法。
【0128】
実施形態10 humB13B-bの投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態9に記載の方法。
【0129】
実施形態11 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目にhum13B8-bの二回目の用量が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが12週目、または16週目、または52週目に患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法。
【0130】
実施形態12 12週目、または16週目、または52週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が患者のベースラインスコアから少なくとも90%改善することで抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、実施形態11に記載の方法。
【0131】
実施形態13 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目にhum13B8-bの二回目の用量が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに患者に後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、hum13B8-bの投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少なかった、「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、頭皮の尋常性乾癬の治療のための方法。
【0132】
実施形態14 hum13B8-bの投与により、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態13に記載の方法。
【0133】
実施形態15 初回用量、二回目の用量、および後続用量が同一である、実施形態13または14のいずれかに記載の方法。
【0134】
実施形態16 初回用量、二回目の用量、および後続用量が100mgである、実施形態15に記載の方法。
【0135】
実施形態17 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目にhum13B8-bの二回目の用量が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが、52週目に患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法。
【0136】
実施形態18 52週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が患者のベースラインスコアから有意な改善をもたらしことで抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、実施形態17に記載の方法。
【0137】
実施形態19 52週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)が患者のベースラインスコアから少なくとも75%改善することで抗IL-23p19抗体の有効性をさらに示す、実施形態17に記載の方法。
【0138】
実施形態20 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目にhum13B8-bの二回目の用量が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、16週目に頭皮痒みNRSスコアが患者のベースラインスコアから4ポイント減少することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法。
【0139】
実施形態21 治療有効量の抗IL-23p19抗体hum13B8-bを、それを必要とする患者に投与することを含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、4週目にhum13B8-bの二回目の用量が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に皮下投与され、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、16週目にPGA-Sスコア(全身)が患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成することで抗IL-23p19抗体の有効性を示す、頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体の有効性を決定する方法。
【0140】
実施形態22 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与される、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0141】
実施形態23 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が同一である、実施形態22に記載の使用。
【0142】
実施形態24 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態23に記載の使用。
【0143】
実施形態25 後続用量の薬剤が、少なくとも16週間まで12週間ごとに投与される、実施形態22に記載の使用。
【0144】
実施形態26 後続用量の薬剤が、少なくとも28週間まで4週間ごとに投与される、実施形態22に記載の使用。
【0145】
実施形態27 後続用量の薬剤が、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、12週間ごとに投与される、実施形態22に記載の使用。
【0146】
実施形態28 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0147】
実施形態29 薬剤の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態28に記載の使用。
【0148】
実施形態30 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0149】
実施形態31 薬剤の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアから成る群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態30に記載の使用。
【0150】
実施形態32 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に皮下投与され、薬剤の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0151】
実施形態33 薬剤の投与により、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態32に記載の使用。
【0152】
実施形態34 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が同じである、実施形態32または33のいずれかに記載の使用。
【0153】
実施形態35 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態34に記載の使用。
【0154】
実施形態36 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与される、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0155】
実施形態37 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、同じである、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0156】
実施形態38 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0157】
実施形態39 後続用量の医薬組成物が、少なくとも16週間まで12週間ごとに投与される、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0158】
実施形態40 後続用量の医薬組成物が、少なくとも28週間まで4週間ごとに投与される、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0159】
実施形態41 後続用量の医薬組成物が、12週間ごとに、少なくとも40週間まで、少なくとも52週間まで、少なくとも72週間まで、またはそれ以上投与される、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0160】
実施形態42 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアが患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0161】
実施形態43 医薬組成物の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態42に記載の医薬組成物。
【0162】
実施形態44 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから有意な改善がもたらされる、患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0163】
実施形態45 医薬組成物の投与により、(i)治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)(IGA)スコア、(ii)頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコア、(iii)頭皮表面積(SSA)スコア、および(iv)乾癬頭皮重症度指数(PSSI)スコアからなる群から選択される4つのパラメータのうちの少なくとも2つについて、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態44に記載の医薬組成物。
【0164】
実施形態46 患者の頭皮の尋常性乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物であって、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に皮下投与され、医薬組成物の投与により、治験責任医師による総合評価(IGA)改訂版2011評価スケール(頭皮)スコアについて、患者のベースラインスコアから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、医薬組成物。
【0165】
実施形態47 医薬組成物の投与により、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)について、患者のベースラインスコアからさらに有意な改善がもたらされる、実施形態46に記載の医薬組成物。
【0166】
実施形態48 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、同じである、実施形態46または47のいずれかに記載の医薬組成物。
【0167】
実施形態49 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態48に記載の医薬組成物。
【0168】
実施形態50 hum13B8-bが、((i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、患者の頭皮の乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0169】
実施形態51 頭皮の乾癬が、頭皮の中程度から重度の乾癬である、実施形態50に記載の使用。
【0170】
実施形態52 0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与される、実施形態50に記載の使用。
【0171】
実施形態53 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が同一である、実施形態52に記載の使用。
【0172】
実施形態54 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態53に記載の使用。
【0173】
実施形態55 後続用量の薬剤が、少なくとも16週間まで12週間ごとに投与される、実施形態52に記載の使用。
【0174】
実施形態56 後続用量の薬剤が、少なくとも28週間まで4週間ごとに投与される、実施形態52に記載の使用。
【0175】
実施形態57 後続用量の薬剤が、少なくとも40週間まで、少なくとも52週間まで、少なくとも72週間まで、またはそれ以上、12週間ごとに投与される、実施形態52に記載の使用。
【0176】
実施形態58 薬剤が皮下注射によって患者に投与される、実施形態50に記載の使用。
【0177】
実施形態59 患者の、罹患した頭皮表面積(SSA)が少なくとも50%、乾癬の面積・重症度指数(PASI)スコアが少なくとも16.7、および/または医師による総合評価(PGA)スコアが3(中程度)もしくは4(重度)である、実施形態50に記載の使用。
【0178】
実施形態60 患者が、男性、白人、および/または少なくとも44歳である、実施形態50に記載の使用。
【0179】
実施形態61 薬剤の投与により、患者が、16週目に、頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態50に記載の使用。
【0180】
実施形態62 薬剤の投与により、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態50に記載の使用。
【0181】
実施形態63 薬剤の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)の達成する、実施形態50に記載の使用。
【0182】
実施形態64 薬剤の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態50に記載の使用。
【0183】
実施形態65 薬剤の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態50に記載の使用。
【0184】
実施形態66 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が16週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bによる使用。
【0185】
実施形態67 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に頭皮に対する治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0186】
実施形態68 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、初回用量の薬剤が、0週目に患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、後続用量の薬剤が、その後4週から12週ごとに患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0187】
実施形態69 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、前記患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0188】
実施形態70 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの使用。
【0189】
実施形態71 であって、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、患者の頭皮の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0190】
実施形態72 頭皮の乾癬が、頭皮の中程度から重度の乾癬である、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0191】
実施形態73 0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与される、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0192】
実施形態74 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、同じである、実施形態73に記載の医薬組成物。
【0193】
実施形態75 初回用量の医薬組成物、二回目の用量の医薬組成物、および後続用量の医薬組成物が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態74に記載の医薬組成物。
【0194】
実施形態76 後続用量の医薬組成物が、少なくとも16週間まで12週間ごとに投与される、実施形態73に記載の医薬組成物。
【0195】
実施形態77 後続用量の医薬組成物が、少なくとも28週間まで4週間ごとに投与される、実施形態73に記載の医薬組成物。
【0196】
実施形態78 後続用量の医薬組成物が、12週間ごとに、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上投与される、実施形態73に記載の医薬組成物。
【0197】
実施形態79 医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与される、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0198】
実施形態80 患者の罹患した頭皮表面積(SSA)が少なくとも50%、乾癬の面積・重症度指数(PASI)スコアが少なくとも16.7、および/または医師による総合評価(PGA)スコアが3(中程度)もしくは4(重度)である、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0199】
実施形態81 患者が男性、白人、および/または少なくとも44歳である、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0200】
実施形態82 医薬組成物の投与により、患者が16週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0201】
実施形態83 医薬組成物の投与により、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0202】
実施形態84 医薬組成物の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0203】
実施形態85 医薬組成物の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0204】
実施形態86 医薬組成物の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態71に記載の医薬組成物。
【0205】
実施形態87 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が16週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物方法。
【0206】
実施形態88 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0207】
実施形態89 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与され、医薬組成物が、皮下注射によって前記患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0208】
実施形態90 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、抗体の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0209】
実施形態91 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の医薬組成物が患者に投与され、4週目に二回目の用量の医薬組成物が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の医薬組成物が患者に投与され、医薬組成物が、皮下注射によって患者に投与され、医薬組成物の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の頭皮の中程度から重度の乾癬の治療のための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0210】
実施形態92 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含む、頭皮の乾癬を治療する方法。
【0211】
実施形態93 頭皮の乾癬が、頭皮の中程度から重度の乾癬である、実施形態92に記載の方法。
【0212】
実施形態94 治療有効量のhum13B8-bが患者に投与される、実施形態92に記載の方法。
【0213】
実施形態95 0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与される、実施形態92に記載の方法。
【0214】
実施形態96 初回用量、二回目の用量および後続用量が同一である、実施形態95に記載の方法。
【0215】
実施形態97 初回用量、二回目の用量および後続用量が100mgである、実施形態96に記載の方法。
【0216】
実施形態98 後続用量が少なくとも16週間まで、12週間ごとに投与されることを含む、実施形態95に記載の方法。
【0217】
実施形態99 後続用量が少なくとも28週間まで、4週間ごとに投与されることを含む、実施形態95に記載の方法。
【0218】
実施形態100 後続用量が、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、12週間ごとに投与される、実施形態95に記載の方法。
【0219】
実施形態101 抗体が、皮下注射によって患者に投与される、実施形態92に記載の方法。
【0220】
実施形態102 患者の罹患した頭皮表面積(SSA)が少なくとも50%、乾癬の面積・重症度指数(PASI)スコアが少なくとも16.7、および/または医師による総合評価(PGA)スコアが3(中程度)または4(重度)である、実施形態92に記載の方法。
【0221】
実施形態103 患者が男性、白人、および/または少なくとも44歳である、実施形態92に記載の方法。
【0222】
実施形態104 抗体の投与により、患者が16週目に頭皮について治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態92に記載の方法。
【0223】
実施形態105 抗体の投与により、患者が12週目に頭皮について治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態92に記載の方法。
【0224】
実施形態106 抗体の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、実施形態92に記載の方法。
【0225】
実施形態107 抗体の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態92に記載の方法。
【0226】
実施形態108 抗体の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態92に記載の方法。
【0227】
実施形態109 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与は、患者が16週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法。
【0228】
実施形態110 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与は、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)でスコアベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法。
【0229】
実施形態111 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法。
【0230】
実施形態112 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが、前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが、患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する。中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法。
【0231】
実施形態113 抗IL-23p19抗体hum13B8-bを患者に投与することを含み、hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量のhum13B8-bが患者に投与され、4週目に二回目の用量のhum13B8-bが前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量のhum13B8-bが患者に投与され、hum13B8-bは、皮下注射によって患者に投与され、hum13B8-bの投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、中程度から重度の頭皮の乾癬を治療する方法。
【0232】
実施形態114 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドとを含む、患者の頭皮の乾癬の治療のための薬剤を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0233】
実施形態115 頭皮の乾癬が、頭皮の中程度から重度の頭皮の乾癬である、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0234】
実施形態116 0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与される、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0235】
実施形態117 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が同一である、実施形態116に記載の医薬組成物。
【0236】
実施形態118 初回用量の薬剤、二回目の用量の薬剤、および後続用量の薬剤が、100mgのhum13B8-bを含有する、実施形態117に記載の医薬組成物。
【0237】
実施形態119 薬剤の後続用量が、少なくとも16週間まで12週間ごとに投与される、実施形態116に記載の医薬組成物。
【0238】
実施形態120 後続用量の薬剤が、少なくとも28週間まで4週間ごとに投与される、実施形態116に記載の医薬組成物。
【0239】
実施形態121 後続用量の薬剤が、少なくとも40週間、少なくとも52週間、少なくとも72週間、またはそれ以上、12週間ごとに投与される、実施形態116に記載の医薬組成物。
【0240】
実施形態122 薬剤が皮下注射によって患者に投与される、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0241】
実施形態123 患者の罹患した頭皮表面積(SSA)が少なくとも50%、乾癬の面積・重症度指数(PASI)スコアが少なくとも16.7、および/または医師による総合評価(PGA)スコアが3(中程度)もしくは4(重度)である、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0242】
実施形態124 患者が男性、白人、および/または少なくとも44歳である、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0243】
実施形態125 薬剤の投与により、患者が16週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0244】
実施形態126 薬剤の投与により、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0245】
実施形態127 薬剤の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)を達成する、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0246】
実施形態128 薬剤の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0247】
実施形態129 薬剤の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、実施形態114に記載の医薬組成物。
【0248】
実施形態130 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、初回用量の薬剤が、0週目に患者に投与され、二回目の用量の薬剤が、4週目に患者に投与され、後続用量の薬剤が、その後4週から12週ごとに患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が16週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0249】
実施形態131 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が前記患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、前記薬剤が皮下注射によって前記患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に頭皮についての治験責任医師による総合評価(IGA)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0250】
実施形態132 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に前記二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に治験責任医師による総合評価(IGA)の頭皮奏効率で0(クリア)または1(ほぼクリア)達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0251】
実施形態133 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が16週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【0252】
実施形態134 hum13B8-bが、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖ポリペプチドと、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖ポリペプチドと、を含み、0週目に初回用量の薬剤が患者に投与され、4週目に二回目の用量の薬剤が患者に投与され、その後4週から12週ごとに後続用量の薬剤が患者に投与され、薬剤が皮下注射によって患者に投与され、薬剤の投与により、患者が12週目に乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90を達成する、患者の中程度から重度の頭皮の乾癬の治療のための医薬品を製造するための抗IL-23p19抗体hum13B8-bの医薬組成物。
【実施例
【0253】
以下の実施例は、本開示の特定の実施形態、およびそれらの様々な使用の例示である。それらは説明のみを目的として記載されており、本開示の範囲をいかなる方法でも制限していると解釈されるべきではない。
【0254】
実施例1: 頭皮の尋常性乾癬を有する対象者におけるチルドラキズマブの投与-第III相試験提案
これは、頭皮の中程度から重度の乾癬の治療におけるチルドラキズマブの有効性および安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験である。
【0255】
少なくとも6か月間、慢性尋常性乾癬の臨床診断を受けており、スクリーニング時に中程度から重度の尋常性乾癬を有しており、ベースライン(治験責任医師による総合評価[IGA改訂版2011(頭皮)])が≧3、乾癬頭皮重症度指数[PSSI]スコアが≧12、罹患した頭皮表面積が30%以上、ならびにスクリーニング時に中程度から重度の尋常性乾癬を有し、ベースライン(IGA改訂版2011(全身)が≧3、乾癬の面積・重症度指数[PASI]スコアが≧12および体表面積[BSA]の関与度合い≧10%であり、全身療法の候補とみなされる対象者を試験に登録した(NCT03897088)。
【0256】
28日間のスクリーニング期間後、231名の対象者すべてが、1日目に(TNFアルファ阻害剤の以前の使用およびベースライン体重[≦90kgまたは>90kg]に従って、層別後に1:1の比率で)無作為に割り当てられ、0週目(1日目)および4週目にチルドラキズマブ100mgまたはプラセボのいずれかを皮下(SC)注射により投与した。対象者は、無作為化から24時間以内に、試験治療の初回用量を受けた。
【0257】
16週目~52週目の間、最初にプラセボに無作為化された対象者をチルドラキズマブに切り替え、16週目、20週目、32週目、および44週目に100mgを投与した。チルドラキズマブ100mgに最初に無作為化された対象者は、16週目、28週目、40週目、および52週目にチルドラキズマブを受け続けた。盲検を維持するために、両治療群の対象者は、活動スケジュール(SoA)に記載されているように、指定された時点で対応するプラセボ注射を受けた。
【0258】
52週目の後(または52週目前の試験治療の早期終了)、試験治療を停止し、対象者は、試験治療の最後の投与後の20週間の観察安全性追跡期間に入った。追跡期間中、対象者は、試験が承認した併用薬のみを継続したが、治験責任医師の判断に基づいて、安全性の懸念または乾癬の有意な悪化のための他の適切な療法に置かれる場合もある。対象者は、追跡期間中には試験治療を受けなかった。
【0259】
対象者の疾患活性(試験治療に対する奏効)を、IGA改訂版2011(頭皮)、PSSI、PASI、IGA(頭皮のみ)、PGA-S(全身)、IGA改訂版2011(全身)、頭皮痒み数値評価スケール(NRS)、BSA、および皮膚科関連ライフクオリティ指標(DLQI)スコアを使用して評価した。結果を以下の実施例および表に示す。
【0260】
1.対象者数
試験は、頭皮の中程度から重度の乾癬を有する231名の対象者を無作為化し、一方の群をチルドラキズマブ100mgで治療し(n=117)、他方をプラセボで治療した(n=114)。
【0261】
2.治療群および期間
対象者当たりの研究期間は、約18~19ヶ月であり、研究の総期間は、約2.5年である。
【0262】
本試験は、28日間のスクリーニング期間、52週間の治療期間(16週間の二重盲検プラセボ対照治療期間、続いて36週間の二重盲検実薬治療期間)、および20週間の観察安全性追跡期間から構成された。
【0263】
パート1(1日目~16週目) 対象者が、0週目および4週目にSC注射によりチルドラキズマブ100mg(群A、n=117)またはプラセボ(群B、n=114)のいずれかを受けた、二重盲検プラセボ対照。試験の二重盲検パート1の治療期間は16週間であり、有効性および安全性の評価は16週目に実施された。
【0264】
パート2(16週目~52週目): 16週目に、最初にプラセボに無作為化された対象者は、16週目、20週目、32週目、および44週目にチルドラキズマブ100mgの投与に切り替えられた。チルドラキズマブ100mgに最初に無作為化された対象者は、16週目、28週目、40週目、および52週目に活性薬剤を受け続けた。盲検を維持するために、両方の治療群の対象者は、指定された時点で対応するプラセボ注射を受けた。有効性および安全性の評価は、16週目の注射日、および52週目の注射前または注射日(または52週目の前の最初の注射)に28日間を加えた後に実施された。
【0265】
パート3(52週目~72週目): 52週目(または52週目前の試験治療の早期終了)の後、対象者は、チルドラキズマブ治療が中止された20週間の観察安全性追跡期間に入った。52週目の注射日後(または最後の注射、または52週目前のパート1およびパート2の早期終了)の安全性の評価を20週間行った。
【0266】
3.統計的方法
本試験の主要有効性評価項目は、16週目にベースラインから少なくとも2ポイント減少する、「クリア」および「ほぼクリア」のIGA改訂版2011(頭皮)スコアを有する対象者の割合であった。重要な副次的有効性評価項目は、16週目のベースラインからPSSI(PSSI90)において少なくとも90%改善した対象者の割合、16週目にベースラインからIGA(頭皮のみ)スコアで少なくとも2ポイント減少なかったた「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合、第12週目にIGA改訂版2011(頭皮)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少なかったた「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合、および第12週目にベースラインからPSSI(PSSI90)に少なくとも90%改善した対象者の割合であった。各評価項目について、チルドラキズマブ100mg用量をプラセボと比較した。主要有効性評価項目および重要な副次的有効性評価項目の両方を、体重(≦90kgまたは>90kg)および乾癬に対するTNFアルファ阻害剤への以前の曝露(はい/いいえ)によって階層化されたコクラン・マンテル・ヘンツェル検定を用いて、治療意図(ITT)集団を使用して解析した。補助的なものとして、全ての解析を治験実施計画書に従った集団に対して行った。さらに、チルドラキズマブ100mg用量群とプラセボとの間のマンテル・ヘンツェル共通リスク(奏効率)の差、および95%信頼区間を推定した。混合モデル反復測定(MMRM)処置アプローチを、16週目までのすべての時点データにも適用した。
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】

【表2-1】
【表2-2】
【0267】
実施例2 頭皮の尋常性乾癬を有する対象者に対するチルドラキズマブの投与の結果 パート1
実施例1に記載される16週間の第3相臨床試験治験実施計画書におけるパート1の完了後、以下の結果を得た。パート1では、治験実施計画書は、二重盲検、プラセボ対照であり、対象者は、0週目および4週目にチルドラキズマブ100mg(A群、n=117)またはプラセボ(B群、n=114)SCのいずれかを受けた。
【0268】
修正意図治療群(mITT)には、治験薬が投与されており、治験実施計画書改訂01、02、または03の下で無作為化されたすべての対象者が含まれる。均一意図治療群(uITT)には、治験薬が投与されており、治験実施計画書改訂02、または03の下で無作為化されたすべての対象者が含まれる。
【0269】
表3は、本試験におけるパート1の対象者の処置の概要を示しており、治験薬が投与されているすべての無作為化された対象者を含む。
【0270】
表4(mITT)および5(uITT)は、本試験のパート1のmITT群およびuITT群の対象者に関する人口統計学的特性およびベースライン特性の概要を示す。
【0271】
表6は、試験のパート1について、治療中に発現した有害事象の全体的な要約を示す。
【0272】
表7は、系統別臓器分類別の、治療中に発現した有害事象を有する対象者の要約を示し、表8は、パート1の系統別臓器分類の治療中に発現した有害事象を有する対象者の要約および治験薬との関係を提供する。
【0273】
表9は、ベースライン(0週目)および4週目におけるパート1についての曝露の程度の概要を示す。
【0274】
表10(mITT群)および11(uITT群)は、パート1について、16週目における主要有効性転帰であるIGA改訂版2011(頭皮)奏効率の分析を示す。表12は、Per Protocol(PP)群のパート1について、16週目における主要有効性転帰であるIGA改訂版2011(頭皮)奏効率の分析を示す。PP群には、主要有効性評価項目のデータ解釈可能性に影響を与える可能性のある大きな治験実施計画書の逸脱なしに、16週間のプラセボ対照治療を完了したmITT集団のすべての対象者が含まれる。
【0275】
表13(ITT群)および14(mITT群)は、パート1について、16週目における重要な副次的有効性転帰であるPSSI-90奏効率の分析を示す。
【0276】
表15(ITT群)および16(mITT群)は、パート1について、16週目におけるさらなる副次的有効性転帰であるIGA(頭皮)奏効率の分析を示す。
【0277】
表17(mITT群)は、パート1について、12週目における重要な副次的有効性転帰であるIGA改訂版2011(頭皮)奏効率の分析を示す。
【0278】
まとめると、表3~17は、実施例1に記載される第3相臨床試験治験実施計画書のパート1の正常な完了を表したものであり、16週間にわたるチルドラキズマブによる頭皮の尋常性乾癬の治療の結果を示す。チルドラキズマブで治療を受けた対象者は、IGA改訂版2011(頭皮)、PSSI-90、およびIGA(頭皮)によって測定されるように、頭皮の尋常性乾癬において有意な改善を示した。さらに、治療は忍容性良好であり、薬物関連ありの重篤な治療中に発生した有害事象(TEAE)を経験する対象者はなかった。
【0279】
実施例3 頭皮の尋常性乾癬を有する対象者に対するチルドラキズマブの投与の結果 パート2
多施設無作為化二重盲検プラセボ対照試験(NCT03897088)は、0週目および4週目、ならびにその後12週間ごとにチルドラキズマブ100mg(n=117)またはプラセボ(n=114)で治療を受けた、頭皮の中程度から重度の乾癬を有する231名の対象者で行われた。無作為化された231名の対象者のうち、217名の対象者がパート1を完了した(1日目~16週目)。16週目~52週目の間、プラセボに無作為化された対象者を、16週目、20週目、32週目、および44週目に100mgを投与されたチルドラキズマブに切り替えた。
【0280】
主要評価項目は、16週目おける、頭皮についてのIGAスコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合であった。
【0281】
他の評価転帰には、a)16週目における、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)90(PSSIのベースラインから≧90%の改善)を達成した対象者の割合、b)12週目における、PSSI 90を達成した対象者の割合、およびc)12週目にベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」または「ほぼクリア」を達成した頭皮スコアに対するIGAが含まれた。
【0282】
チルドラキズマブ治療群およびプラセボ治療群の対象者は、主に男性(60.2%)および白人(78.9)であり、平均年齢は44.8歳であった。ベースラインでは、これらの対象者は、罹患した頭皮表面積(SSA)中央値が50%、PASIスコア中央値が16.7、および3(中程度)または4(重度)のPGAスコアがそれぞれ87.1%および12.3%であった。
【0283】
表18(mITT群)は、パート2の52週間にわたる来院ごとのIGA改訂版2011(頭皮)奏効率による転帰を示す。
【0284】
表19(ITT群)は、パート2の52週間にわたる来院ごとのPSSI 90奏効率による転帰を示す。
【0285】
表20は、16週目で治験責任医師による総合評価改訂版2011(頭皮)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合を示す。
【0286】
表21は、16週目で乾癬頭皮重症度指数がベースラインから少なくとも90%改善した対象者の割合を示す。
【0287】
表22は、ベースラインから16週目までの乾癬頭皮重症度指数スコアの平均変化率を示す。
【0288】
表23は、16週目における、乾癬の乾癬頭皮重症度指数75を達成した対象者の割合を示す。
【0289】
表24は、16週目における、乾癬頭皮重症度指数100を達成した対象者の割合を示す。
【0290】
表25は、ベースラインから16週目までの頭皮表面積(SSA)の関与度合いの平均変化率を示す。
【0291】
表26は、16週間のプラセボ対照治療期間中の乾癬頭皮重症度指数の75%減少までの時間を示す。
【0292】
表27は、16週間のプラセボ対照治療期間中の、治験責任医師による総合評価改訂版2011(頭皮)の奏効までの時間を示す。
【0293】
表28は、基準時から16週目までに痒み数値評価スケールスコアで4ポイント減少を達成した対象者の割合を示す。
【0294】
表29は、16週目における、乾癬の面積・重症度指数(PASI)75、乾癬の面積・重症度指数90、ならびに乾癬の面積・重症度指数100を達成した対象者の割合を示す。
【0295】
表30は、ベースラインから16週目までに少なくとも2ポイント減少して、医師の総合評価スコア(全身)スコアで「クリア」または「ほぼクリア」の達成する対象者の割合を示す。
【0296】
表31は、ベースラインから16週目までの全体表面積(BSA)関与度合いの平均変化率を示す。
【0297】
表32は、16週目における、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)スコアがベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合を示す。
【0298】
表33は、16週目における、治験責任医師による総合評価改訂版2011スコア(全身)がベースラインから少なくとも2ポイント減少して「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合を示す。
【0299】
表34は、IGA改訂版2011(頭皮)スコアでベースラインから少なくとも2ポイント減少する「クリア」および「ほぼクリア」を達成した対象者の割合を示す。
【0300】
表35は、12週目における、乾癬頭皮重症度指数のベースラインから少なくとも90%改善した対象者の割合を示す。
【0301】
表36は、治験責任医師による総合評価改訂版2011(頭皮)のベースラインからの52週目の変化を示す。
【0302】
表37は、52週目における、IGA改訂版2011(全身)のベースラインからの変化を示す。
【0303】
表38は、52週目における、乾癬頭皮重症度指数スコアのベースラインからの平均変化を示す。
【0304】
表39は、52週目における、治験責任医師による総合評価(頭皮のみ)のベースラインからの変化を示す。
【0305】
表40は、52週目における、頭皮痒み数値評価スケール(NRS)スコアのベースラインからの変化を示す。
【0306】
表41は、52週目における、PASIスコアのベースラインからの平均変化を示す。
【0307】
表42は、52週目における、ベースラインからの医師による皮膚(全身)の総合評価の変化を示す。
【0308】
表43は、52週目までの測定された時点における、皮膚科関連ライフクオリティ指標スコア(合計および6ドメインスコア)のベースラインからの変化を示す。
【0309】
表44は、72週目までに報告された有害事象の概要を示す。
【表3】
【表4-1】
【表4-2】
【表4-3】
【表4-4】
【表5-1】
【表5-2】
【表5-3】
【表5-4】
【表6】
【表7-1】
【表7-2】
【表7-3】
【表8-1】
【表8-2】
【表8-3】
【表8-4】
【表8-5】
【表8-6】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18-1】
【表18-2】
【表19-1】
【表19-2】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【表41】
【表42】
【表43】
【表44-1】
【表44-2】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【配列表】
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【国際調査報告】