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特表2025-504234シーリング要素を備える身体装着可能な医療装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-06
(54)【発明の名称】シーリング要素を備える身体装着可能な医療装置
(51)【国際特許分類】
   F16J 15/10 20060101AFI20250130BHJP
   F16J 15/14 20060101ALN20250130BHJP
【FI】
F16J15/10 U
F16J15/10 C
F16J15/10 T
F16J15/14 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024547513
(86)(22)【出願日】2023-02-08
(85)【翻訳文提出日】2024-08-13
(86)【国際出願番号】 EP2023053036
(87)【国際公開番号】W WO2023152148
(87)【国際公開日】2023-08-17
(31)【優先権主張番号】22156022.0
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN-LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100202854
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 卓行
(72)【発明者】
【氏名】ヒューシンガ,マティアス
(72)【発明者】
【氏名】リ,リャン・イー
(72)【発明者】
【氏名】リウ,チュン-ウェイ
【テーマコード(参考)】
3J040
【Fターム(参考)】
3J040AA01
3J040AA13
3J040BA02
3J040CA02
3J040EA01
3J040EA16
3J040FA05
3J040HA08
(57)【要約】
本発明は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を備える身体装着可能な医療装置であって、第1のハウジング部が雌部を有し、第2のハウジング部が雄部を有し、雄部が雌部に少なくとも部分的に挿入され、それによって周方向隙間を画定し、周方向シーリング要素が、雌部と雄部との間の周方向隙間に配置されている、身体装着可能な医療装置に関する。身体装着可能な医療装置に及ぼされる応力および力によって破損しにくい改善されたシーリングを備える身体装着可能な医療装置を提供するために、雌部および雄部は、周方向シーリング要素の隣の、雌部と雄部との間の周方向隙間に配置された周方向固定接着剤によって互いに固定される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハウジング部(2)と、第2のハウジング部(3)と、を備える身体装着可能な医療装置(1)であって、前記第1のハウジング部(2)が雌部(2a)を有し、前記第2のハウジング部(3)が雄部(3a)を有し、前記雄部(3a)が前記雌部(2a)に少なくとも部分的に挿入され、それによって周方向隙間(4)を画定し、周方向シーリング要素(5)が、前記雌部(2a)と前記雄部(3a)との間の前記周方向隙間(4)に配置され、
前記雌部(2a)と前記雄部(3a)とが、前記周方向シーリング要素(5)の隣の、前記雌部(2a)と前記雄部(3a)との間の前記周方向隙間(4)に配置された周方向固定接着剤(6)によって互いに固定されていることを特徴とする、身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項2】
前記シーリング要素(5)が、前記固定接着剤(6)よりも小さい弾性率を有するシーリング接着剤であることを特徴とする、請求項1に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項3】
前記シーリング要素(5)が、前記雌部(2a)と前記雄部(3a)との間の前記周方向隙間(4)に配置され、前記雄部(3)を囲むOリング(7)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項4】
前記固定接着剤(6)が、前記雌部(2a)と前記雄部(3a)との間の前記周方向隙間(4)内で前記雄部(3a)を不連続的に囲むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項5】
前記不連続的に囲む固定接着剤(6)が、前記雄部(2a)の周囲に沿って均一に分散されていることを特徴とする、請求項4に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項6】
前記周方向隙間(4)が、前記雄部(3a)の周方向凹部(3b)および/または前記雌部(2a)の周方向凹部(2b)によって形成されることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項7】
前記第2のハウジング部(3)が、前記第1のハウジング部(2)から離れるほうに向く自由端部(3c)を備え、前記シーリング要素(5)が、前記固定接着剤(6)よりも前記自由端部(3c)の近くに位置することを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項8】
前記第1のハウジング部(2)および前記第2のハウジング部(3)が、水密区画(8)を形成することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項9】
断面図において、前記周方向隙間(4)が、前記雄部(3a)を囲む長方形または楕円形の形状を形成することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【請求項10】
前記長方形または楕円形の形状が、ある方向の第1の延伸(9)および第2の方向の第2の延伸(10)を含み、前記第1の延伸(9)が、前記第2の方向の前記第2の延伸(10)よりも少なくとも1.5倍大きいことを特徴とする、請求項9に記載の身体装着可能な医療装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を備える身体装着可能な医療装置であって、第1のハウジング部が雌部を有し、第2のハウジング部が雄部を有し、雄部が雌部に少なくとも部分的に挿入され、それによって周方向隙間を画定し、周方向シーリング要素が、雌部と雄部との間の周方向隙間に配置されている、身体装着可能な医療装置に関する。
【背景技術】
【0002】
身体装着可能な医療装置は、その使用中に患者によって携帯される小型で比較的軽量の装置である。したがって、身体装着可能な医療装置は、患者と同じ様々な環境条件および応力に曝される。身体装着可能な医療装置は、衣服によって隠されている場合もあれば、そうでない場合もある。埃、水、および/または湿気の侵入によって引き起こされる誤動作を防止するために、周方向シーリングが、雌部と雄部との間の周方向隙間内に提供される。
【0003】
しかしながら、身体装着可能な医療装置がユーザによって携行されると、身体装着可能な医療装置は、埃、水および湿度に曝されるだけでなく、患者の動きおよび活動によって引き起こされる力および応力にも曝される場合がある。例えば、スポーツまたはユーザの動きの間に、第1のハウジング部および/または第2のハウジング部の一時的な変形を引き起こし得る力および応力が身体装着可能な医療装置に及ぼされる。第1のハウジング部および/または第2のハウジング部の一時的な変形により、雌部と雄部との間の周方向隙間の幅が変わる場合がある。隙間の幅の変化は、シーリング要素によって提供されるような雌部と雄部との間のシーリングに悪影響を及ぼす場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、身体装着可能な医療装置に及ぼされる応力および力によって破損しにくい改善されたシーリングを備える身体装着可能な医療装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
少なくとも1つの上記目的は、上記で概説したような身体装着可能な医療装置によって解決され、雌部と雄部とは、周方向シーリング要素の隣の、雌部と雄部との間の周方向隙間に配置された周方向固定接着剤によって互いに固定される。
【0006】
周方向固定接着剤は、第2のハウジング部に対する第1のハウジング部の位置を保持するのに役立つ。周方向固定接着剤は、雌部と雄部との間の隙間を少なくとも部分的に満たす。さらに、周方向固定接着剤は、身体装着可能な医療装置に及ぼされる応力または力によって雌部の一部と雄部の一部とが互いに変位することを防止するのに役立つ。これにより、隙間が変形しにくくなり、シーリング要素は、そのシーリング機能を維持する。
【0007】
実施形態によれば、シーリング要素は、固定接着剤よりも小さい弾性率を有するシーリング接着剤である。固定接着剤の目的は、雌部および雄部をそれらの相対位置内に保持することであり、シーリング接着剤は、少なくとも1つの水、埃、飛沫水および湿気の侵入を防止する。シーリング接着剤によって形成されたシーリング要素を提供するとき、シーリング接着剤自体は、雌部および雄部をそれらの相対位置内に保持するのに役立つ。さらに、シーリング接着剤の柔軟性は、身体装着可能な医療装置に作用する応力および/または力によって引き起こされ得る隙間のいくらかの変形のバランスをとるのに役立つ。
【0008】
実施形態では、シーリング接着剤は、ポリウレタン粘着剤である。実施形態では、ポリウレタン粘着剤は、ショアA40以上かつショアA50以下の硬度を有する。例えば、ポリウレタン粘着剤は、ショアA42の硬度を有する。実施形態によれば、ポリウレタン粘着剤は、30.000ミリパスカル秒以上、好ましくは40.000mPas以上であるが、90.000mPas以下、好ましくは80.000mPas以下の粘度を有する。
【0009】
実施形態では、固定接着剤は、低臭気アクリル系粘着剤である。実施形態では、室温において、完全硬化時間は、8~24時間であり、20.000MPa以上かつ30.000MPa以下の剪断強度を有する。例えば、アクリル系粘着剤は、28.959MPaの剪断強度を有することができる。
【0010】
実施形態では、シーリング要素は、雌部と雄部との間の周方向隙間に配置され、雄部を囲むOリングを備える。Oリングは、雌部と雄部との間の周方向隙間内で雄部を囲む弾性プラスチックリングである。Oリングは、独立した要素としてシーリング要素を形成することができるが、シーリング接着剤と共にシーリング要素を形成することもできる。シーリング接着剤と共に使用される場合、Oリングは、シーリング要素の補強材であり、シーリング接着剤は、シーリング要素を雄部および雌部と密接にシーリング接触させ続けるのに役立つ。Oリングは、追加的または代替的に、固定接着剤の隣に配置され、シーリング接着剤がハウジング内にさらに侵入するのを防止するのに役立つバリアを形成し得る。
【0011】
実施形態では、固定接着剤は、雌部と雄部との間の周方向隙間において雄部を不連続的に囲む。固定接着剤は、雄部と雌部との間の隙間を少なくとも部分的に満たして雄部を連続的または不連続的に囲むことができる。本発明の意味において、不連続的に囲む固定接着剤は、隙間内の雄部の周囲に沿って互いに分離された複数の別個の固定接着剤要素を含む。別個の固定接着剤要素の各々は、雄部および雌部と接触し、それによって雄部および雌部を共に固定する。実施形態によれば、別個の固定接着剤要素の各々の長さの合計は、別個の固定接着剤要素の線に沿った雄部の周長の40%よりも大きい。実施形態では、別個の固定接着剤要素の各々の長さの合計は、別個の固定接着剤要素の線に沿った雄部の周長の50%よりも大きい。別個の固定接着剤要素の各々の長さの合計は、別個の固定接着剤要素の線に沿った雄部の周長の80%または70%よりも小さくされ得る。
【0012】
実施形態では、不連続的に囲む固定接着剤は、雄部の周囲に沿って均一に分散されている。したがって、別個の固定接着剤要素は、隙間内の雄部の周長に沿って均一に分散されている。
【0013】
実施形態では、周方向隙間は、雄部の周方向凹部および/または雌部の周方向凹部によって形成される。これにより、隙間は、雄部の周囲に沿って延在する雄部の凹部によって形成され得る。代替的に、隙間は、雌部の内周に沿って延在する雌部の凹部によって形成され得る。さらに代替的に、隙間は、雄部に面する雌部の内周に沿って延在する雌部の凹部、および雌部に面する雄部の外周に沿って延在する雄部の凹部の両方によって形成され得る。
【0014】
実施形態によれば、雄部は、第1のハウジング部から離れるほうに向く自由端部を備え、シーリング要素は、固定接着剤よりも自由端部の近くに位置する。自由端部から雄部の挿入方向に向かって順に、シーリング要素は、固定接着剤よりも自由端部の近くに配置される。シーリング要素は、外側境界を形成し、固定接着剤は、シーリング要素に対して内側に配置される。雄部が雌部に少なくとも部分的に挿入されると、雄部の自由端部は、雌部から突出することができるか、または雌部と同一平面になる。前述のように、シーリング要素は、シーリング接着剤を含むことができ、またはシーリング接着剤によって形成され得る。
【0015】
実施形態では、第1のハウジング部および第2のハウジング部は、水密区画を形成する。水密区画を形成することによって、シーリング要素は、雄部と雌部との間の隙間を通る水の侵入を防止する水密シーリングを形成する。
【0016】
実施形態では、断面図において、周方向隙間は、雄部を囲む円形、長方形、二次または楕円形の形状を形成する。雄部を囲むそれぞれの円形、長方形、二次または楕円形の形状は、雄部に面する雌部の内壁部によって形成される。断面図で見ると、雌部の内壁部は、周方向隙間の外側境界を形成する。
【0017】
実施形態では、身体装着可能な医療装置の断面図において、周方向隙間によって形成される長方形または楕円形の形状は、一方向の第1の延伸および第2の方向の第2の延伸を含み、第1の延伸は、第2の方向の第2の延伸よりも少なくとも1.5倍大きい。実施形態では、第1の延伸は、第2の方向の第2の延伸よりも少なくとも2倍大きい。実施形態では、第1の延伸は、第2の方向の第2の延伸よりも少なくとも3倍大きい。第1の方向と第2の方向とは、互いに垂直である。
【0018】
実施形態によれば、身体装着可能な医療装置は、薬物送達装置、特に例えばインスリンペンまたはインスリン注入ポンプなどのインスリン送達装置である。身体装着可能な医療装置は、連続グルコース監視装置または体液を分析するように構成された身体装着可能な医療装置であり得る。身体装着可能な医療装置は、身体装着可能な医療装置を患者の身体に一時的に接着するように構成されたプラスターおよび/または粘着剤層を備えることができる。身体装着可能な医療装置は、例えばカニューレ、プローブまたはセンサなどの経皮的要素を備えることができる。プローブは、体液を回収するように構成され、センサは、体液を分析するように構成される。
【0019】
本発明のさらなる利点、特徴および技術的効果は、以下の実施形態の説明および添付の図面から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態による身体装着可能な医療装置の概略縦断面図である。
図2図1による身体装着可能な医療装置の概略断面図である。
図3】本発明のさらなる実施形態による身体装着可能な医療装置の概略縦断面図である。
図4図3による身体装着可能な医療装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1および図2は、本発明の第1の実施形態による身体装着可能な医療装置1を示す。図1は、身体装着可能な医療装置1の概略縦断面図を示し、図2は、線A-Aに沿った身体装着可能な医療装置1の概略断面図を示す。
【0022】
身体装着可能な医療装置1は、第1のハウジング部2および第2のハウジング部3を備える。第1のハウジング部2は、雌部2aを備え、第2のハウジング部3は、雄部3aを備える。雄部3aは、雌部2aに少なくとも部分的に挿入され、すなわち、雌部2aは、第2のハウジング部3の雄部3aを収容するための収容部を形成する。
【0023】
隙間4は、雄部3aと雌部2aとの間に設けられ、隙間4は、雄部3aを囲む。ここで、本実施形態では、隙間4は、雄部3aの周方向凹部3bおよび雌部2aの周方向凹部2bによって少なくとも部分的に形成される。雄部3aの周方向凹部3bおよび雌部2aの周方向凹部2bは、互いに面している。
【0024】
雌部2aおよび雄部3aは、雄部3aの周囲に沿って隙間4内に均一に分散されている固定接着剤6によって互いに固定される。固定接着剤の隣には、シーリング要素5、ここではシーリング接着剤が隙間4内に提供される。シーリング要素5は、雄部3aの周囲に沿って連続的に分配され、雌部2aおよび雄部3aとシーリング接触している。
【0025】
第2のハウジング部3、すなわち雄部3aを備えるハウジング部は、第1のハウジング部2、すなわち雌部2aを備えるハウジング部から離れるほうに向く自由端部3cを備える。シーリング要素5は、固定接着剤6よりも自由端部3cの近くに配置される。雄部3aの雌部2bへの挿入方向において、シーリング要素5は、外側境界を形成し、固定接着剤6は、雄部3aを雌部2aに対して固定位置に保持するための内側固定手段を形成する。
【0026】
第1のハウジング部2および第2のハウジング部3は、共に水密区画8を形成する。
【0027】
身体装着可能な医療装置1の第2の実施形態は、図3および図4によって示される。図3は、身体装着可能な医療装置1の縦断面図を示し、図4は、線B-Bに沿った身体装着可能な医療装置1の断面図を示す。
【0028】
図3および図4による身体装着可能な医療装置1は、固定接着剤6の異なる構成を有することによって、図1および図2の実施形態による身体装着可能な医療装置1とは異なる。
【0029】
固定接着剤6は、雌部2aと雄部3aとの間の周方向隙間4内で雄部3aを不連続的に囲む。固定接着剤6は、雄部3aの周囲に沿って均一に分散されている複数の固定接着剤要素によって形成される。固定接着剤6を形成する複数の固定接着剤要素は、固定接着剤要素がシーリング要素5の下に配置され、線B-Bに沿った断面では見えないので、例示のみを目的として図4の断面図に破線で示されている。
【0030】
周方向隙間4は、第1の方向の第1の延伸9および第2の方向の第2の延伸10を有する長方形のような形状を形成する。第1の延伸は、第2の方向の第2の延伸10よりも少なくとも1.5倍、ここでは2倍大きい。第1の方向と第2の方向とは、互いに平行である。
【符号の説明】
【0031】
1 身体装着可能な医療装置
2 第1のハウジング部
2a 雌部
2b 雌部の周方向凹部
3 第2のハウジング部
3a 雄部
3b 雄部の周方向凹部
3c 雄部の自由端部
4 周方向隙間
5 周方向シーリング要素
6 周方向固定接着剤
7 Oリング
8 区画
9 第1の方向の第1の延伸
10 第2の方向の第2の延伸
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】