(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】非地上波ネットワークのための測定の実行
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20250204BHJP
H04W 84/06 20090101ALI20250204BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20250204BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20250204BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W84/06
H04W72/0446
H04W72/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536264
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-06-17
(86)【国際出願番号】 US2022082125
(87)【国際公開番号】W WO2023133044
(87)【国際公開日】2023-07-13
(32)【優先日】2022-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、チャンワン
(72)【発明者】
【氏名】リュ、ジェ・ホ
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シャオ・フェン
(72)【発明者】
【氏名】シュレスタ、バラット
(72)【発明者】
【氏名】マー、リャンピン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067CC04
5K067DD11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE07
5K067EE10
5K067JJ21
5K067LL11
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、概して、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信し得、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
を備え、前記1つ又は複数のプロセッサが、
非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し、
前記サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、前記1つ又は複数の測定ギャップが前記UEにおいて有効である持続時間とを送信する、ように構成されており、前記1つ又は複数の測定ギャップが、前記サービングノード又は前記UEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記測定構成において示される前記複数の候補測定ギャップから選択される、装置。
【請求項2】
前記1つ又は複数の測定ギャップが、前記サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、前記サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、前記UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップ中でサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、前記サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、前記1つ又は複数の測定ギャップが有効である前記持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記相対時間オフセットが、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記基準位置が、サービングセルの中心位置及び前記候補測定ギャップパラメータに関連付けられる、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記サービングノードから、前記サービングノードに報告された前記1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化を受信するように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記サービングノードから、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求を、前記1つ又は複数の測定ギャップが有効である前記持続時間内に受信するように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記1つ又は複数の測定ギャップが、前記サービングノードに関連付けられるサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
サービングノードにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
を備え、前記1つ又は複数のプロセッサが、
非地上波ネットワーク(NTN)中の前記サービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力し、
前記測定構成において示される前記複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、前記1つ又は複数の測定ギャップがユーザ機器(UE)において有効である持続時間とを取得する、ように構成されている、装置。
【請求項9】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記サービングノードに報告された前記1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化を出力するように更に構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記1つ又は複数の測定ギャップが、前記サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、前記サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、前記UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップ中でサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、前記サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、前記1つ又は複数の測定ギャップが有効である前記持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記相対時間オフセットが、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記基準位置が、サービングセルの中心位置、又は前記SMTCパラメータ及び前記候補測定ギャップパラメータを構成するときに前記サービングノードによって使用される位置に関連付けられる、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求を、前記1つ又は複数の測定ギャップが有効である前記持続時間内に出力するように更に構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項14】
前記1つ又は複数の測定ギャップが、前記サービングノードに関連付けられるサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である、請求項8に記載の装置。
【請求項15】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
を備え、前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記UEが非地上波ネットワーク(NTN)に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し、
前記スケーリングファクタと前記UE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行する、ように構成されている、装置。
【請求項16】
前記スケーリングファクタが、前記NTNに関連付けられる衛星の高度、前記UEに対する前記衛星の仰角、又は測定セルに関連付けられるビームフットプリントの半径のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記UE測定期間のための前記スケーリングファクタが、前記NTNに関連付けられるサービングノードから受信された指示に少なくとも部分的に基づく、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記指示が、UE固有信号、UEグループ固有信号、又は衛星固有信号に少なくとも部分的に基づく、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記スケーリングファクタが、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて前記UE測定期間に適用され、前記測定セルが前記UEのサービングノードに関連付けられ、前記サービングノードが前記衛星タイプに関連付けられる、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記測定セルの前記衛星タイプが、地球移動セル展開を有する非静止衛星である、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記スケーリングファクタが、前記測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、前記測定セルの前記衛星タイプが静止衛星であること、又は前記測定セルの前記衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて前記UE測定期間に適用される、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記測定が、周波数内新無線(NR)セル、周波数間NRセル、無線リンク監視評価期間、ビーム失敗検出評価期間、候補ビーム検出評価期間、プライマリ同期信号検出期間、又はセカンダリ同期信号検出期間のうちの1つ又は複数に関連付けられる、請求項15に記載の装置。
【請求項23】
前記スケーリングファクタが、不連続受信サイクル長に適用される、請求項15に記載の装置。
【請求項24】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
を備え、前記1つ又は複数のプロセッサが、
非地上波ネットワーク(NTN)に関連付けられるサービングノードから、測定周波数の複数の同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTCs)を示す構成を受信し、
複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行する、ように構成されており、前記複数の測定周波数が、前記測定周波数に少なくとも部分的に基づき、前記複数の測定周波数の各測定周波数が、前記測定周波数の前記複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる、装置。
【請求項25】
前記セル探索エンジンが第2のセル探索エンジンであり、前記1つ又は複数のプロセッサが、プライマリセル周波数又はキャリアに専用の第1のセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行するように更に構成されている、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記複数のSMTCの各々が、異なるSMTCオフセット値に関連付けられる、請求項24に記載の装置。
【請求項27】
前記セル探索エンジンが、前記複数の測定周波数間で均等に共有される、請求項24に記載の装置。
【請求項28】
前記セル探索エンジンが、前記複数の測定周波数間で不均等に共有され、前記複数の測定周波数間の共有ファクタが、サービングセル衛星とは異なる1つ又は複数の衛星に関連付けられた測定周波数に少なくとも部分的に基づく、請求項24に記載の装置。
【請求項29】
前記複数の測定周波数が、UE測定期間に関して、及びキャリア固有スケーリングファクタに関して互いに独立である、請求項24に記載の装置。
【請求項30】
前記複数の測定周波数が、複数の周波数間に関連付けられる、請求項24に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
[0001] 本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、「PERFORMING MEASUREMENTS FOR NON-TERRESTRIAL NETWORKS」と題する2022年1月7日に出願された米国仮特許出願第63/266,565号、及び「PERFORMING MEASUREMENTS FOR NON-TERRESTRIAL NETWORKS」と題する2022年12月20日に出願された米国非仮特許出願第18/069,014号の優先権を主張する。
【0002】
導入
[0002] 本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関し、非地上波ネットワーク(NTN)における通信のための技術及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、及びブロードキャストなどの様々な遠隔通信サービスを提供するために、広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用することができる。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)システム、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(single-carrier frequency division multiple access、SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(time division synchronous code division multiple access、TD-SCDMA)システム、及びロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)が挙げられる。LTE/LTE-Advancedは、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)によって公表されたユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
[0004] ワイヤレスネットワークは、単一のユーザ機器(user equipment、UE)又は複数のUEに関する通信をサポートする、1つ又は複数の基地局を含み得る。UEは、ダウンリンク通信及びアップリンク通信を介して、基地局と通信することができる。「ダウンリンク」(又は「DL」)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、「アップリンク」(又は「UL」)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
【0005】
[0005] 上記の多元接続技術は、異なるUEが都市、国家、地域、及び/又は地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることがある新無線(New Radio、NR)は、3GPPによって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク上でサイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)を有する直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク上でCP-OFDM及び/又はシングルキャリア周波数分割多重(single-carrier frequency division multiplexing、SC-FDM)(離散フーリエ変換拡散OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM、DFT-s-OFDM)としても知られている)を使用し、並びにビームフォーミング、多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)アンテナ技術、及びキャリアアグリゲーションをサポートする、他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けているので、LTE、NR、及び他の無線アクセス技術における更なる改善は、有用なままである。
【発明の概要】
【0006】
[0006] いくつかの実装形態では、ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサは、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信するように構成され得、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。
【0007】
[0007] いくつかの実装形態では、サービングノードにおけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサは、NTN中のサービングセルに関連付けられるサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを取得するように構成され得る。
【0008】
[0008] いくつかの実装形態では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することを含む。本方法は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信することを含み、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。
【0009】
[0009] いくつかの実装形態では、サービングノードによって実行されるワイヤレス通信の方法は、NTN中のサービングセルに関連付けられるサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力することを含む。本方法は、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを取得することを含む。
【0010】
[0010] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信させる1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とをサービングノードに送信させ、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。
【0011】
[0011] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、サービングノードの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、サービングノードに、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力させる1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、サービングノードの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、サービングノードに、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得させる。
【0012】
[0012] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信する手段を含む。装置は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが装置において有効である持続時間とを送信する手段を含み、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。
【0013】
[0013] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力する手段を含む。装置は、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得する手段を含む。
【0014】
[0014] いくつかの実装形態では、UEにおけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサは、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、スケーリングファクタとUE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行するように構成され得る。
【0015】
[0015] いくつかの実装形態では、UEにおけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。プロセッサは、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数の同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTCs)を示す構成を受信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行するように構成され得、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0016】
[0016] いくつかの実装形態では、UEにおけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサは、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信するように構成され得る。
【0017】
[0017] いくつかの実装形態では、サービングノードにおけるワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサは、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを受信するように構成され得る。
【0018】
[0018] いくつかの実装形態では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定することを含む。本方法は、スケーリングファクタとUE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行することを含む。
【0019】
[0019] いくつかの実装形態では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、NTNに関連付けられるサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信することを含む。本方法は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することを含み、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0020】
[0020] いくつかの実装形態では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することを含む。本方法は、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択することを含む。本方法は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信することを含む。
【0021】
[0021] いくつかの実装形態では、サービングノードによって実行されるワイヤレス通信の方法は、UEに、NTN中のサービングセルに関連付けられるサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信することを含む。本方法は、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを受信することを含む。
【0022】
[0022] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、UEに、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定させる、1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、スケーリングファクタ及びUE測定期間に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行させる。
【0023】
[0023] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、NTNに関連付けられるサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信させる1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行させ、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0024】
[0024] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信させる1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択させる。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、UEに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とをサービングノードに送信させる。
【0025】
[0025] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、サービングノードの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、サービングノードに、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信させる1つ又は複数の命令を含む。1つ又は複数の命令は、サービングノードの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、サービングノードに、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを受信させる。
【0026】
[0026] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、装置がNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、装置測定期間のためのスケーリングファクタを決定する手段を含む。装置は、スケーリングファクタと装置測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされた装置測定期間中に測定を実行する手段を含む。
【0027】
[0027] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信する手段を含む。装置は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行する手段を含み、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0028】
[0028] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信する手段を含む。装置は、サービングノード又は装置の1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択する手段を含む。装置は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが装置において有効である持続時間とを送信する手段を含む。
【0029】
[0029] いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信のための装置は、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信する手段を含む。装置は、UEから、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得することを受信する手段を含む。
【0030】
[0030] 態様は、一般に、添付の図面及び本明細書を参照して十分に説明され、図面及び本明細書によって示されるような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、及び/又は処理システムを含む。
【0031】
[0031] 上記では、以下の「発明を実施するための形態」をより良好に理解することができるように、本開示による例の特徴及び技術的利点を、かなり広範に概説している。以降では、追加的な特徴及び利点が説明される。開示する構想及び具体的例は、本開示の同じ目的を遂行するように他の構造を修正又は設計する基礎として、容易に利用することができる。そのような等価の構造は、添付の特許請求の範囲から逸脱するものではない。本明細書で開示する構想の特性は、それらの構成及び動作方法の双方が、以下の説明を添付の図に関連して検討することにより、関連する利点とともに、より良好に理解されるであろう。図の各々は、特許請求の範囲の制限について定めるものとしてではなく、例示及び説明のために提供される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
[0032] 本開示の上記で列挙された特徴を詳細に理解することができるように、そのいくつかが添付の図面に示される態様を参照することによって、上記で手短に要約された、より詳細な説明が得られる場合がある。しかしながら、本説明は、他の等しく効果的な態様を許容する場合があるので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、その範囲の限定と見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じ要素又は同様の要素を識別し得る。
【
図1】[0033] 本開示による、ワイヤレスネットワークの一例を示す図である。
【
図2】[0034] 本開示による、ワイヤレスネットワーク内でユーザ機器(UE)と通信している基地局の一例を示す図である。
【
図3】[0035] 本開示による、非地上波ネットワーク(NTN)の一例を示す図である。
【
図4A】[0036] 本開示による、非静止衛星のためのセル展開の例を示す図である。
【
図4B】本開示による、非静止衛星のためのセル展開の例を示す図である。
【
図5A】[0037] 本開示による、NTNのための測定構成の例を示す図である。
【
図5B】本開示による、NTNのための測定構成の例を示す図である。
【
図6】[0038] 本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた一例を示す図である。
【
図7A】[0039] 本開示による、スケーリングファクタを使用して測定を実行することに関連付けられた一例を示す図である。
【
図7B】[0040] 本開示による、スケーリングファクタを使用して周波数内NRセル測定を実行することに関連付けられた一例を示す図である。
【
図8】[0041] 本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた一例を示す図である。
【
図9A】[0042] 本開示による、複数の測定周波数に関連付けられた例を示す図である。
【
図9B】本開示による、複数の測定周波数に関連付けられた例を示す図である。
【
図10】[0043] 本開示による、測定ギャップのセットを選択することに関連付けられた一例を示す図である。
【
図11A】[0044] 本開示による、測定ギャップ選択及び構成に関連付けられた一例を示す図である。
【
図11B】本開示による、測定ギャップ選択及び構成に関連付けられた一例を示す図である。
【
図12】[0045] 本開示による、測定ギャップ選択及び構成に関連付けられた一例を示す図である。
【
図13】[0046] 本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図14】本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図15】本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図16】本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図17】[0047] 本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図である。
【
図18】[0048] 本開示による、処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。
【
図19】[0049] 本開示による、装置のためのコード及び回路の例示的な実装形態を示す図である。
【
図20】[0050] 本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図である。
【
図21】[0051] 本開示による、処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。
【
図22】[0052] 本開示による、装置のためのコード及び回路の例示的な実装形態を示す図である。
【
図23】[0053] 本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図である。
【
図24】[0054] 本開示による、処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。
【
図25】[0055] 本開示による、装置のためのコード及び回路の例示的な実装形態を示す図である。
【
図26】[0056] 本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図である。
【
図27】[0057] 本開示による、処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。
【
図28】[0058] 本開示による、装置のためのコード及び回路の例示的な実装形態を示す図である。
【
図29】[0059] 本開示による、非集約基地局アーキテクチャの一例を示す図である。
【
図30】[0060] 本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図31】本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【
図32】本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
[0061] 非地上波ネットワーク(NTN)では、UEは、衛星を介してサービングノード(例えば、基地局)と通信し得る。衛星は、サービングノードからUEへのダウンリンク通信を中継し得、衛星は、UEからサービングノードへのアップリンク通信を中継し得る。
【0034】
[0062] UEは、サービングノードから、及び最初はUEとデータを通信しない場合がある隣接ノードから、基準信号を受信し得る。UEは、基準信号の測定を実行することができ、UEは、測定報告をサービングノードに送信することができ、測定報告は、基準信号の測定を示すことができる。測定報告に応じて、UEは、隣接ノードへの接続を確立し、サービングノードへの接続を終了し得る。
【0035】
[0063] 1つ又は複数の例では、NTNにおいて、固定された測定期間/サイクルは、測定期間/サイクルが比較的長い状況をもたらし得る。UEがサービングノード及び/又は隣接ノードからの基準信号を測定するとき、衛星タイプ又は展開(例えば、準地球固定セル展開又は地球移動セル展開)は、UEの観点から変化し得る。1つのタイプの展開によく適している1つの測定期間/サイクルは、別のタイプの展開にあまり適していない場合がある。UEは、1つのタイプの展開のための測定パラメータで構成され得、それは、展開のタイプが別のタイプの展開に切り替えられた後に適用されるとき、UEに、必要とされるよりも頻繁に基準リソースを測定させ得る。UEは、この状況で基準リソースを測定するリソースを浪費する場合がある。
【0036】
[0064] 1つ又は複数の例では、NTNにおいて、UEは、1つの測定周波数上に異なるオフセットを有する複数の同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTCs)で構成され得る。測定ギャップ中に、測定は、隣接セルのSSB上で実行されるべきであり、ネットワークは、SMTCを使用して隣接セルSSBのタイミングを提供することができる。UEは、複数のSMTCを使用して構成され得る測定ギャップ中に隣接ノードのSSBを識別及び測定し得る。UEは、セル探索リソースを割り当てるときに、1つの測定周波数上で複数のSMTCを扱うように構成されない場合がある。
【0037】
[0065] 1つ又は複数の例では、NTNにおいて、サービングノードは、NTNセルの比較的大きいサイズ及びサービングノードに対する未知のUE位置に起因して、個々のUEのための測定ギャップを適切に構成することができない場合がある。1つ又は複数の例では、サービングノードは、UEのために構成されたSMTCに適応しない測定ギャップ、及び/又は比較的長い持続時間若しくは比較的短い周期性を有する測定ギャップを構成し得、これは、増加した量のリソースが測定を実行するために使用されているので、利用可能なダウンリンクリソースを低減し得る。
【0038】
[0066] 本明細書で説明する技術及び装置の様々な態様では、UEは、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し得る。スケーリングファクタは、UE測定期間の持続時間を調整し得る。「UE測定期間」は、UEが基準信号の測定を実行し得る時間期間を指す場合がある。UEは、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、及び/又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタを決定し得る。測定セルは、UEが基準信号を測定する隣接ノードに関連付けられ得る。UEは、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタをUE測定期間に適用し得る。スケーリングされたUE測定期間は、地上波ネットワークに関連付けられたUE測定期間の持続時間と比較して、スケーリングされた持続時間(例えば、より長い持続時間又はより短い持続時間)を有するUE測定期間であり得る。UEは、スケーリングされたUE測定期間中にUE測定を実行することができる。結果として、様々なファクタ(例えば、衛星の高度、衛星の仰角、及び/又はビームフットプリントの半径)に応じて、UEは、測定を実行するためのUEにおけるリソースの使用を最適化し得る、スケーリングされたUE測定期間を決定し得る。UEは、スケーリングされたUE測定期間を使用するとき、そのタイプの展開に必要とされるよりも頻繁に測定を実行するリソースを浪費しない場合がある。
【0039】
[0067] いくつかの態様では、UEは、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し得る。「測定周波数」は、UEが基準信号を受信し、基準信号の測定を実行する周波数を指し得る。いくつかの態様では、UEは、測定周波数を複数の測定周波数に分割し得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。測定周波数は、測定期間/間隔に関して複数の独立した測定周波数として扱われ得る。UEは、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行し得る。セル探索エンジンは、セル探索機能を実行することを担当するエンティティであり得、UEは、複数のセル探索エンジンを用いて構成され得る。セル探索エンジンによって実行されるセル探索機能は、一例として、セルID及び/又はSSB-ID検出並びにSSBベースの基準信号受信電力(RSRP)測定を実行することを伴い得る。サービングノードから受信された構成は、UEが、複数のSMTCで構成された測定周波数を使用してセル探索機能を実行することに関して、異なるオフセット値を有する複数のSMTCで構成された測定周波数を扱うことを可能にし得、これは、複数のSMTCが存在するときにUE測定期間又はサイクル中に測定を実行するときに、UEがリソースを浪費することを回避することを可能にし得る。
【0040】
[0068] いくつかの態様では、UEは、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し得る。UEは、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから測定ギャップのセットを選択し得る。例えば、UEは、サービングセルに関連付けられたエフェメリス情報、サービングセルに関連付けられた時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成されたSMTCパラメータ、測定ギャップ中に収容され得るSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングセルと隣接セルとの間の相対時間オフセット、測定ギャップのセットが有効である時間量、及び/又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失に少なくとも部分的に基づいて、測定ギャップのセットを選択し得る。UEは、サービングノードに、測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを送信し得る。結果として、UEは、UEに比較的よく適した測定ギャップを使用し得、これは、UEのための利用可能なダウンリンクリソースの量を増加させ得る。測定ギャップは、エフェメリス情報、時間ドリフト情報、UE位置などに少なくとも部分的に基づいてUEに合わせて調整され得、これは、UEが過剰な測定を実行することを回避することを可能にし得、それによって、より多くのダウンリンクリソースが利用可能なままになる。
【0041】
[0069] いくつかの態様では、サービングノードは、分散型無線アクセスネットワーク(D-RAN)、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)、又は仮想無線アクセスネットワーク(V-RAN)において構成され得る。サービングノードは、集中ユニット(CU)、1つ又は複数の分散ユニット(DUs)、及び1つ又は複数の無線ユニット(RUs)を組み込むことができる。CUは、CUユーザプレーン(CU-UP)及びCU制御プレーン(CU-CP)に分解され得、それらの両方は、それぞれ、F1-Uインターフェース及びF1-Cインターフェースを介してDUに接続し得る。サービングノードは、セルサイトにおいてモノリシックユニットとして展開され得、その場合、CU、DU、及びRUはすべて、セルサイトにおいて展開され得る。代替的に、サービングノードは、CU、DU、及びRUの間で地理的に又は仮想的に分割され得る。この場合、CU、DU及びRUは、互いに異なるロケーションに配置されることができる。
【0042】
[0070] 本明細書で説明する態様は、NTNなどにおいて、UEに関するセルモビリティ情報がUEに知らされ得るとき、移動セル展開に適用され得る。NTNは、1つ又は複数の衛星又はドローンを利用してもよい。NTNは、バルーン型ネットワーク又は無人航空機ネットワークに少なくとも部分的に基づき得る。
【0043】
[0071] 本開示の様々な態様が、添付の図面を参照して、以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造又は機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含することが意図されていることを、当業者は理解されたい。例えば、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して、装置を実装してもよく、方法を実施してもよい。なお、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、又はそれらの態様以外の、他の構造、機能性、又は構造及び機能性を使用して実践されるような装置又は方法を包含することが意図されている。本明細書に開示の本開示のいずれの態様も、特許請求の範囲の1つ又は複数の要素によって具現化できることを理解されたい。
【0044】
[0072] 次に、様々な装置及び技術を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置及び技術は、以下の発明を実施するための形態において説明され、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せを使用して実装され得る。このような要素がハードウェアとして実装される又はソフトウェアとして実装されるかどうかは、具体的な適用例及び全体的なシステムに課される設計制約に依拠する。
【0045】
[0073] 態様は、5G又は新無線(NR)無線アクセス技術(radio access technology、RAT)に一般的に関連付けられた用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、3G RAT、4G RAT、及び/又は5Gの後(例えば、6G)のRATなどの他のRATに適用することができる。
【0046】
[0074]
図1は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100の一例を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、他の例の中でも、5G(例えば、NR)ネットワーク及び/又は4G(例えば、ロングタームエボリューション(LTE))ネットワークの要素であってもよく、又はそれらを含んでもよい。ワイヤレスネットワーク100は、1つ又は複数の基地局110(BS110a、BS110b、BS110c、及びBS110dとして示されている)、ユーザ機器(UE)120若しくは複数のUE120(UE120a、UE120b、UE120c、UE120d、及びUE120eとして示されている)、及び/又は他のネットワークエンティティを含み得る。基地局110は、UE120と通信するエンティティである。(BSと呼ばれることがある)基地局110は、例えば、NR基地局、LTE基地局、ノードB、(例えば、4Gにおける)eNB、(例えば、5Gにおける)gNB、アクセスポイント、及び/又は送受信ポイント(TRP)を含み得る。各基地局110は、特定の地理的エリアに関する通信カバレージを提供することができる。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、「セル」という用語は、その用語が使用される文脈に応じて、基地局110のカバレージエリア、及び/又はこのカバレージエリアにサービス提供している基地局サブシステムを指すことがある。
【0047】
[0075] 基地局110は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又は別のタイプのセルに関する通信カバレージを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE120(例えば、非公開加入者グループ(closed subscriber group、CSG)内のUE120)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルに関する基地局110は、マクロ基地局と呼ばれることがある。ピコセルに関する基地局110は、ピコ基地局と呼ばれることがある。フェムトセルに関する基地局110は、フェムト基地局又は家庭内基地局と呼ばれることがある。
図1に示す実施例では、BS110aは、マクロセル102aに関するマクロ基地局とすることができ、BS110bは、ピコセル102bに関するピコ基地局とすることができ、BS110cは、フェムトセル102cに関するフェムト基地局とすることができる。基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルをサポートし得る。
【0048】
[0076] いくつかの態様では、「基地局」(例えば、基地局110)又は「ネットワークノード」という用語は、集約基地局、非集約基地局、統合アクセス及びバックホール(IAB)ノード、中継ノード、及び/又はそれらの1つ又は複数の構成要素を指し得る。例えば、いくつかの態様では、「基地局」又は「ネットワークノード」は、中央ユニット(CU)、分散ユニット(DU)、無線ユニット(RU)、準リアルタイム(Near-Real Time、Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)、若しくは非リアルタイム(Non-Real Time、Non-RT)RIC、又はそれらの組合せを指し得る。いくつかの態様では、「基地局」又は「ネットワークノード」という用語は、基地局110に関して本明細書で説明する機能など、1つ又は複数の機能を実行するように構成された1つのデバイスを指すことがある。いくつかの態様では、「基地局」又は「ネットワークノード」という用語は、1つ又は複数の機能を実行するように構成された複数のデバイスを指す場合がある。例えば、いくつかの分散システムでは、(同じ地理的ロケーション又は異なる地理的ロケーションに位置することができる)複数の異なるデバイスの各々が、機能の少なくとも一部分を実行するように、又は機能の少なくとも一部分の実施を複製するように構成されてもよく、「基地局」又は「ネットワークノード」という用語は、それらの異なるデバイスのうちの任意の1つ又は複数を指す場合がある。いくつかの態様では、「基地局」又は「ネットワークノード」という用語は、1つ又は複数の仮想基地局及び/又は1つ又は複数の仮想基地局機能を指す場合がある。例えば、いくつかの態様では、2つ以上の基地局機能が単一のデバイス上でインスタンス化され得る。いくつかの態様では、「基地局」又は「ネットワークノード」という用語は、基地局機能のうちの1つを指し、別の基地局機能を指さない場合がある。このようにして、単一のデバイスは、2つ以上の基地局を含み得る。
【0049】
[0077] いくつかの実施例では、セルは、必ずしも固定式でない場合があり、セルの地理的エリアは、移動式である基地局110(例えば、移動基地局)のロケーションに従って移動し得る。いくつかの実施例では、基地局110は、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接的な物理接続又は仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、ワイヤレスネットワーク100内で、互いに、かつ/あるいは、1つ又は複数の他の基地局110若しくはネットワークノード(図示せず)に、相互接続することができる。
【0050】
[0078] ワイヤレスネットワーク100は、1つ又は複数の中継局を含んでもよい。中継局とは、上流局(例えば、基地局110又はUE120)からのデータの送信を受信して、そのデータの送信を下流局(例えば、UE120又は基地局110)へ送信することが可能なエンティティである。中継局は、他のUE120に対する送信を中継することができるUE120であってもよい。
図1に示す実施例では、BS110d(例えば、中継基地局)は、BS110a(例えば、マクロ基地局)とUE120dとの間の通信を容易にするために、BS110a及びUE120dと通信することができる。通信を中継する基地局110は、中継局、中継基地局、中継器などと呼ばれることがある。
【0051】
[0079] ワイヤレスネットワーク100は、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、中継基地局などの、異なるタイプの基地局110を含む、異種ネットワークとすることができる。これらの異なるタイプの基地局110は、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、及び/又はワイヤレスネットワーク100内での干渉に対する異なる影響を有し得る。例えば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル(例えば、5~40ワット)を有し得、一方、ピコ基地局、フェムト基地局、及び中継基地局は、より低い送信電力レベル(例えば、0.1~2ワット)を有し得る。
【0052】
[0080] ネットワークコントローラ130が、基地局110のセットに結合されているか、又は基地局110のセットと通信する場合があり、これらの基地局110に関する調整及び制御を提供することができる。ネットワークコントローラ130は、バックホール通信リンクを介して基地局110と通信することができる。基地局110は、ワイヤレス又は有線のバックホール通信リンクを介して、直接的又は間接的に、互いと通信し得る。
【0053】
[0081] UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散している場合があり、各UE120は、固定又はモバイルである場合がある。UE120は、例えば、アクセス端末、端末、移動局、及び/又は加入者ユニットを含んでもよい。UE120は、セルラー電話(例えば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイス、生体認証デバイス、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウオッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(例えば、スマートリング又はスマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽デバイス、ビデオデバイス、及び/又は衛星ラジオ)、車両構成要素若しくはセンサ、スマートメータ/センサ、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、及び/又は、ワイヤレス媒体若しくはワイヤード媒体を介して通信するように構成されている任意の他の好適なデバイスとすることができる。
【0054】
[0082] いくつかのUE120は、マシンタイプ通信(machine-type communication、MTC)UE、又は発展型若しくは拡張マシンタイプ通信(evolved or enhanced machine-type communication、eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UE及び/又はeMTC UEとしては、例えば、基地局、別のデバイス(例えば、リモートデバイス)、又は何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサ、メータ、モニタ、及び/又はロケーションタグを挙げることができる。いくつかのUE120は、モノのインターネット(Internet-of-Things、IoT)デバイスと見なされてもよく、かつ/又はNB-IoT(狭帯域IoT(narrowband IoT))デバイスとして実装されてもよい。いくつかのUE120は、顧客構内機器と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素及び/又はメモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含まれてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ構成要素及びメモリ構成要素は、互いに結合されてもよい。例えば、プロセッサ構成要素(例えば、1つ又は複数のプロセッサ)とメモリ構成要素(例えば、メモリ)は、動作可能に結合され、通信可能に結合され、電子的に結合され、かつ/又は電気的に結合されてもよい。
【0055】
[0083] 概して、任意の数のワイヤレスネットワーク100を所与の地理的エリアにおいて展開することができる。各ワイヤレスネットワーク100は、特定のRATをサポートしてもよく、1つ又は複数の周波数上で動作することができる。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることがある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることがある。異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、各周波数は、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。いくつかの場合、NRネットワーク又は5G RATネットワークを展開することができる。
【0056】
[0084] いくつかの実施例では、2つ以上のUE120(例えば、UE120a及びUE120eとして示されている)は、1つ又は複数のサイドリンクチャネルを使用して(例えば、互いと通信するための仲介として基地局110を使用することなく)直接通信することができる。例えば、UE120は、ピアツーピア(peer-to-peer、P2P)通信、デバイス間(device-to-device、D2D)通信、(例えば、ビークル間(vehicle-to-vehicle、V2V)プロトコル、ビークルツーインフラストラクチャ(vehicle-to-infrastructure、V2I)プロトコル、又はビークル歩行者間(vehicle-to-pedestrian、V2P)プロトコルを含んでもよい)ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)プロトコル、及び/又はメッシュネットワークを使用して通信してもよい。そのような実施例では、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、及び/又は、基地局110によって実行されるものとして本明細書の他の箇所で説明する他の動作を実行することができる。
【0057】
[0085] 電磁スペクトルはしばしば、周波数/波長によって、様々なクラス、帯域、チャネルなどへと分割される。5G NRでは、2つの初期の動作帯域が、周波数範囲の呼称FR1(410MHz~7.125GHz)及びFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1は、しばしば、様々な文書及び論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と呼ばれることを理解されたい。同様の命名法上の問題が、FR2に関して生じる場合があるが、これは、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域として識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、文書及び論文において、多くの場合、「ミリメートル波」帯域と(互換的に)称される。
【0058】
[0086] FR1とFR2との間の周波数は、多くの場合、中間帯域周波数と称される。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数のための動作帯域を、周波数範囲呼称FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性及び/又はFR2特性を継承し得、したがって、事実上、FR1及び/又はFR2の特徴を、中間帯域周波数に拡張し得る。加えて、より高い周波数帯域が、52.6GHzを超えて5G NR動作を拡張するために現在探求されている。例えば、3つのより高い動作帯域が周波数範囲呼称FR4a又はFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、及びFR5(114.25GHz~300GHz)として特定されている。これらのより高い周波数帯域の各々は、EHF帯域内に入る。
【0059】
[0087] 上記の例を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であってもよい、FR1内にあってもよい、又は中間帯域周波数を含んでもよい周波数を広く表すことがあることを理解されたい。更に、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含むことができる、FR2、FR4、FR4-a若しくはFR4-1、及び/又はFR5内にあってもよい、あるいはEHF帯域内にあってもよい周波数を広く表すことがあることを理解されたい。これらの動作帯域(例えば、FR1、FR2、FR3、FR4、FR4-a、FR4-1、及び/又はFR5)内に含まれる周波数は、修正されることがあり、本明細書で説明する技術は、それらの修正された周波数範囲に適用可能であることが企図される。
【0060】
[0088] いくつかの態様では、UE(例えば、UE120)は、通信マネージャ140を含み得る。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ140は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し、スケーリングファクタ及びUE測定期間に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行し得る。追加又は代替として、通信マネージャ140は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実行することができる。
【0061】
[0089] いくつかの態様では、UE(例えば、UE120)は、通信マネージャ140を含み得る。本明細書の他の箇所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ140は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することができ、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。追加又は代替として、通信マネージャ140は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実行することができる。
【0062】
[0090] いくつかの態様では、UE(例えば、UE120)は、通信マネージャ140を含み得る。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ140は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信し得、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。追加又は代替として、通信マネージャ140は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実行することができる。
【0063】
[0091] いくつかの態様では、サービングノード(例えば、基地局110)は、通信マネージャ150を含み得る。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ150は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力し、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得し得る。追加又は代替として、通信マネージャ150は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実行することができる。
【0064】
[0092] 上記に示したように、
図1は、一例として提供される。他の実施例は、
図1に関して説明するものとは異なってもよい。
【0065】
[0093]
図2は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100内でUE120と通信している基地局110の一例200を示す図である。基地局110は、T個のアンテナ(T≧1)などの、アンテナ234a~234tのセットを装備し得る。UE120は、R個のアンテナ(R≧1)などのアンテナ252a~252rのセットを装備し得る。
【0066】
[0094] 基地局110において、送信プロセッサ220は、UE120(又は、UE120のセット)を対象とするデータをデータソース212から受信することができる。送信プロセッサ220は、UE120から受信された1つ又は複数のチャネル品質インジケータ(channel quality indicators、CQIs)に少なくとも部分的に基づいて、そのUE120用の1つ又は複数の変調及びコーディング方式(modulation and coding schemes、MCSs)を選択してもよい。基地局110は、UE120用に選択されたMCS(単数又は複数)に少なくとも部分的に基づいて、UE120に関するデータを処理する(例えば、符号化及び変調する)ことができ、UE120に関するデータシンボルを提供することができる。送信プロセッサ220は、(例えば、半静的リソース区分情報(semi-static resource partitioning information、SRPI)に関する)システム情報及び制御情報(例えば、CQI要求、許可、及び/又は上位レイヤシグナリング)を処理し、オーバーヘッドシンボル及び制御シンボルを提供することができる。送信プロセッサ220は、基準信号(例えば、セル固有基準信号(cell-specific reference signal、CRS)又は復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS))及び同期信号(例えば、プライマリ同期信号(primary synchronization signal、PSS)又はセカンダリ同期信号(secondary synchronization signal、SSS))用の基準シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、及び/又は、参照シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームのセット(例えば、T個の出力シンボルストリーム)を、モデム232a~232tとして示されている、対応するモデム232のセット(例えば、T個のモデム)に提供することができる。例えば、各出力シンボルストリームは、モデム232の変調器構成要素(MODとして示される)に提供されてもよい。各モデム232は、出力サンプルストリームを取得する目的で(例えば、OFDM用に)それぞれの出力シンボルストリームを処理するために、それぞれの変調器構成要素を使用してもよい。各モデム232は更に、ダウンリンク信号を取得する目的で出力サンプルストリームを処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、及び/又はアップコンバート)するために、それぞれの変調器構成要素を使用してもよい。モデム232a~232tは、ダウンリンク信号のセット(例えば、T個のダウンリンク信号)を、アンテナ234a~234tとして示されるアンテナ234の対応するセット(例えば、T個のアンテナ)を介して送信してもよい。
【0067】
[0095] UE120において、アンテナ252のセット(アンテナ252a~252rとして示されている)は、基地局110及び/又は他の基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、受信信号のセット(例えば、R個の受信信号)を、モデム254a~254rとして示されている、モデム254のセット(例えば、R個のモデム)に提供することができる。例えば、各受信信号は、モデム254の復調器構成要素(DEMODとして示される)に提供されてもよい。各モデム254は、入力サンプルを取得する目的で受信信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、及び/又はデジタル化)するために、それぞれの復調器構成要素を使用してもよい。各モデム254は、受信シンボルを取得する目的で(例えば、OFDM用に)入力サンプルを更に処理するために、復調器構成要素を使用してもよい。MIMO検出器256は、モデム254から受信シンボルを取得してもよく、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してもよく、検出されたシンボルを提供してもよい。受信(RX)プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調及び復号)することができ、UE120に対する復号されたデータをデータシンク260に提供することができ、復号された制御情報及びシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供することができる。「コントローラ/プロセッサ」という用語は、1つ又は複数のコントローラ、1つ又は複数のプロセッサ、又はそれらの組合せを指すことがある。チャネルプロセッサは、他の例の中でも、RSRPパラメータ、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)パラメータ、基準信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)パラメータ、及び/又はCQIパラメータを決定することができる。いくつかの実施例では、UE120の1つ又は複数の構成要素は、ハウジング284内に含まれてもよい。
【0068】
[0096] ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、及びメモリ292を含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、例えば、コアネットワーク内の1つ又は複数のデバイスを含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294を介して、基地局110と通信することができる。
【0069】
[0097] 1つ又は複数のアンテナ(例えば、アンテナ234a~234t及び/又はアンテナ252a~252r)は、他の例の中でも、1つ又は複数のアンテナパネル、1つ又は複数のアンテナグループ、アンテナ素子の1つ又は複数のセット、及び/又は1つ又は複数のアンテナアレイを含んでもよく、又はそれらのうちに含まれてもよい。アンテナパネル、アンテナグループ、アンテナ素子のセット、及び/又はアンテナアレイは、(単一のハウジング若しくは複数のハウジング内の)1つ又は複数のアンテナ素子、コプレーナアンテナ素子のセット、非コプレーナアンテナ素子のセット、並びに/又は、
図2の1つ又は複数の構成要素などの1つ又は複数の送信構成要素及び/若しくは受信構成要素に結合された1つ又は複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0070】
[0098] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ及びコントローラ/プロセッサ280からの(例えば、RSRP、RSSI、RSRQ、及び/又はCQIを含む報告用の)制御情報を受信し、処理することができる。送信プロセッサ264は、1つ又は複数の基準信号用の基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、モデム254によって(例えば、DFT-s-OFDM又はCP-OFDM用に)更に処理され、基地局110に送信されてよい。いくつかの実施例では、UE120のモデム254は、変調器と復調器とを含んでもよい。いくつかの実施例では、UE120は送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)252、モデム(単数又は複数)254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、及び/又はTX MIMOプロセッサ266の任意の組合せを含んでもよい。送受信機は、プロセッサ(例えば、コントローラ/プロセッサ280)及びメモリ282によって、本明細書で説明する方法のいずれかの態様を実行するために使われてよい。
【0071】
[0099] 基地局110において、UE120及び/又は他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、モデム232(例えば、DEMODとして示されている、モデム232の復調器構成要素)によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、UE120によって送信された復号済みのデータ及び制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によって更に処理されてよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供することができる。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信することができる。基地局110は、ダウンリンク通信及び/又はアップリンク通信に関して1つ又は複数のUE120をスケジューリングするためのスケジューラ246を含み得る。いくつかの実施例では、基地局110のモデム232は、変調器と復調器とを含み得る。いくつかの実施例では、基地局110は送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)234、モデム(単数又は複数)232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、及び/又はTX MIMOプロセッサ230の任意の組合せを含んでもよい。送受信機は、プロセッサ(例えば、コントローラ/プロセッサ240)及びメモリ242によって、本明細書に説明する方法のいずれかの態様を実行するのに使われてよい。
【0072】
[0100] 基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は
図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、NTNのための測定を実行することに関連付けられた1つ又は複数の技術を実行してもよい。いくつかの態様では、本明細書で説明するサービングノードは、基地局110であり、基地局110内に含まれ、又は
図2に示す基地局110の1つ又は複数の構成要素を含む。例えば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は
図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、例えば、
図13のプロセス1300、
図14のプロセス1400、
図15のプロセス1500、
図16のプロセス1600、及び/又は本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実施又は指示することができる。メモリ242及びメモリ282は、それぞれ、基地局110及びUE120に関する、データ及びプログラムコードを記憶することができる。いくつかの実施例では、メモリ242及び/又はメモリ282は、ワイヤレス通信用の1つ又は複数の命令(例えば、コード及び/又はプログラムコード)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。例えば、1つ又は複数の命令は、基地局110及び/又はUE120の1つ又は複数のプロセッサによって(例えば、直ちに、又はコンパイル、変換、及び/又は解釈した後に)実行されると、1つ又は複数のプロセッサ、UE120、及び/又は基地局110に、例えば、
図13のプロセス1300、
図14のプロセス1400、
図15のプロセス1500、
図16のプロセス1600、及び/又は本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実施又は指示させることができる。いくつかの実施例では、命令を実行することは、他の例の中でも、命令を実行すること、命令を変換すること、命令をコンパイルすること、及び/又は命令を解釈することを含んでもよい。
【0073】
[0101] いくつかの態様では、UE(例えば、UE 120)は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定する手段、及び/又はスケーリングファクタとUE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行する手段を含む。本明細書に記載される動作をUEに実行させるための手段は、例えば、通信マネージャ140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、又はメモリ282のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0074】
[0102] いくつかの態様では、UE(例えば、UE 120)は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信する手段、及び/又は複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行する手段を含み、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。本明細書に記載される動作をUEに実行させるための手段は、例えば、通信管理プログラム140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、又はメモリ282のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0075】
[0103] いくつかの態様では、UE(例えば、UE 120)は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信する手段、及び/又はサービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを送信する手段を含み、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される。本明細書に記載される動作をUEに実行させるための手段は、例えば、通信管理プログラム140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、又はメモリ282のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0076】
[0104] いくつかの態様では、サービングノード(例えば、基地局110)は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力する手段、及び/又は測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得する手段を含む。いくつかの態様では、本明細書で説明する動作をサービングノードに実行させる手段は、例えば、通信マネージャ150、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、モデム232、アンテナ234、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、又はスケジューラ246のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0077】
[0105]
図2のブロックは個別の構成要素として示されるが、ブロックに関して上記で説明した機能は、単一のハードウェア、ソフトウェア、若しくは組合せ構成要素において、又は構成要素の様々な組合せにおいて実装されてもよい。例えば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、及び/又はTX MIMOプロセッサ266に関して説明した機能は、コントローラ/プロセッサ280によって又はその制御下で実行されてもよい。
【0078】
[0106] 上記に示したように、
図2は、一例として提供される。他の実施例は、
図2に関して説明するものとは異なってもよい。
【0079】
[0107]
図3は、本開示による、非地上波ネットワーク(NTN)の一例300を示す図である。
【0080】
[0108]
図3に示すように、UEは、NTN中のサービング衛星を介してサービングgNBと通信することができる。UEは、サービング衛星にアップリンク送信を送信し得る。サービング衛星は、サービングゲートウェイを介してサービングgNBにアップリンク送信を中継することができる。サービングgNBは、サービングゲートウェイを介してサービング衛星にダウンリンク送信を送信することができる。サービング衛星は、ダウンリンク送信をUEに中継し得る。UEとサービング衛星との間のリンクは、サービスリンクであり得、サービング衛星とサービングゲートウェイとの間のリンクは、フィーダリンクであり得る。
【0081】
[0109] 上記に示したように、
図3は、一例として提供される。他の実施例は、
図3に関して説明するものとは異なってもよい。
【0082】
[0110]
図4a及び
図4Bは、本開示による、非静止衛星のためのセル展開の例400、410を示す図である。
【0083】
[0111] NTNで動作するように構成されたUEは、全地球航法衛星システム(GNSS)を装備し得る。NTNは、UEがビームフットプリントの中心(例えば、セルの中心)に位置するという仮定に少なくとも部分的に基づいて、UEのための測定及びモビリティ関連パラメータを構成し得る。
【0084】
[0112]
図4Aに示されるように、NTNは、非静止衛星のための準地球固定セル展開を採用してもよい。準地球固定セル展開の場合、ビームフットプリント(又はセル)は地球固定であり得、その場合、ビームポインティング機構は、非静止衛星のモビリティを補償し得る。言い換えれば、衛星が時間とともに移動し得る場合であっても、ビームフットプリントは、ビームポインティング機構に少なくとも部分的に基づいて地球に固定されたままであり得る。セルに関連付けられ得るビームフットプリントは、非静止衛星が地球上を移動するときに移動しない場合がある。ビームポインティング機構は、非静止衛星が地球上を移動するときに非静止衛星がビームフットプリントをステアリングすることを可能にし得る機械的又は電子的ステアリング特徴に関連付けられ得る。
【0085】
[0113]
図4Bに示されるように、NTNは、非静止衛星のための地球移動セル展開を採用してもよい。地球移動セル展開の場合、ビームフットプリントは、非静止衛星運動とともに地球上を移動している可能性がある。ビームフットプリントは、非静止衛星とともに地球上を移動することができる。
【0086】
[0114] UEの観点からの相対衛星速度は、衛星の高度と、UEと衛星との間の仰角とに少なくとも部分的に基づき得る。衛星は、静止衛星であってもよく、又は衛星は、低地球軌道(LEO)衛星若しくは中地球軌道(MEO)衛星などの非静止衛星であってもよい。静止衛星は、非静止衛星の高度よりも高い高度を有してもよく、したがって、静止衛星の相対衛星速度は、非静止衛星の相対衛星速度よりも小さくてもよい。一例として、LEO衛星などの非静止衛星は、600キロメートル(km)の高度を有し得るが、静止衛星は、36000kmの高度を有し得る。
【0087】
[0115] 上記のように、
図4A及び
図4Bは例として提供される。他の実施例は、
図4A及び
図4Bに関して説明したものとは異なってもよい。
【0088】
[0116]
図5A及び
図5Bは、本開示による、NTNのための測定構成の例500、510を示す図である。
【0089】
[0117] 参照番号502によって示されるように、UEは、サービングセルから、測定構成を受信し得る。サービングセルは、NTNのサービング衛星に関連付けられてもよい。測定構成は、特定の測定対象について、ターゲットセル周波数、ターゲットセル(例えば、物理セル識別子)、及びチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)などのターゲット基準信号を示し得る。測定構成は、報告構成及び測定ギャップを示すことができる。参照番号504に示すように、UEは、サービングセルに対して特定時間/周波数ロケーション上の構成された測定リソース上の測定を決定することができる。参照番号506によって示されるように、UEは、サービング衛星に関連付けられた隣接セルに関して、特定の時間/周波数ロケーション上の構成された測定リソース上の測定を決定することができる。参照番号508によって示されるように、UEは、隣接衛星に関連付けられた隣接セルに関して、特定の時間/周波数ロケーション上の構成された測定リソース上の測定を決定することができる。参照番号510によって示されるように、UEは、隣接衛星に関連付けられた別の隣接セルに関して、特定の時間/周波数ロケーション上の構成された測定リソース上の測定を決定することができる。参照番号512によって示されるように、UEは、構成された測定リソース上での測定を示す測定報告をサービングセルに送信し得る。
【0090】
[0118] セルにわたる測定リソースと測定周波数レイヤとの間のUE観点からの構成された測定パラメータ及びタイミング関係に応じて、ある特定のセルの測定は、測定ギャップ(単数又は複数)に関連付けられ得る。セル探索エンジン(又はUEプロセッサ)は、サービングセルとは異なる周波数レイヤ上での測定のために共有され得る。更に、各キャリアに対する測定サイクル/期間は適切に調節することができる。
【0091】
[0119]
図5Bに示されるように、サービング衛星は、サービングセル及び隣接セルに関連付けられ得る。UEは、サービングセル又はサービング衛星に関連付けられた隣接セル内に位置し得る。隣接衛星は、1つ又は複数の隣接セルに関連付けられ得る。
【0092】
[0120] 上記のように、
図5A及び
図5Bは例として提供される。他の実施例は、
図5A及び
図5Bに関して説明したものとは異なってもよい。
【0093】
[0121] NTNでは、衛星タイプ又は展開に応じて、地上波ネットワーク展開のために定義されたパラメータの所与のセットにおける一定測定期間(又は固定測定期間)は、NTNのために使用されるとき、不適切であり得る。パラメータのセットは、不連続受信(DRX)サイクル、SMTC期間、及び地上波ネットワーク展開のために定義された他のレガシースケーリングファクタを含み得る。UE測定期間/サイクルは、セル展開変更と比較して相対的に長くあり得る。例えば、UEがサービングセル又は隣接セル/衛星からの基準信号を測定する間、UEが知覚するセル展開は変化し得る。結果として、UEは、必要よりも頻繁に基準リソースを測定するようにUEに効果的に強制する測定パラメータで構成され得、これは、UEにおいてリソースを浪費し得る。
【0094】
[0122]
図6は、本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた一例600を示す図である。
図6に示されるように、例600は、衛星(例えば、サービング衛星112)又はドローン114を介したUE(例えば、UE120)とサービングノード(例えば、基地局110)との間の通信を含む。いくつかの態様では、UE及びサービングノードは、ワイヤレスネットワーク100などの、ワイヤレスネットワーク内に含まれ得る。
【0095】
[0123] 参照番号602によって示されるように、UEは、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し得る。いくつかの態様では、UEは、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、及び/又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタを決定し得る。スケーリングファクタは、UE測定期間の長さを調整し得、それによって、適応UE測定期間がもたらされる。
【0096】
[0124] 参照番号604によって示されるように、UEは、NTNに関連付けられたサービングノードから、UE測定期間のためのスケーリングファクタの指示を受信し得る。スケーリングファクタの値は、NTNによってシグナリングされ得る。UEは、UE固有信号、UEグループ固有信号、又は衛星固有信号を介して指示を受信することができる。UEは、サービングノードから受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し得る。UEグループ固有信号は、(UEsの)グループ固有信号であり得、グループは、NTNが測定又はハンドオーバ関連パラメータを構成するときに仮想UE位置として使用され得る基準点からの距離に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。
【0097】
[0125] 参照番号606によって示されるように、UEは、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタをUE測定期間に適用し得る。UEは、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間をスケールダウン又は短縮し得る。スケーリングされたUE測定期間は、UE測定期間よりも短くてもよい。UEは、スケーリングファクタに従って、UE測定期間(サイクル/間隔)を適応的にスケーリングし得る。
【0098】
[0126] いくつかの態様では、UEは、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを判定し得る。測定セルの衛星タイプは、地球移動セル展開を有する非静止衛星であり得、その場合、UEは、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを判定し得る。いくつかの態様では、UEは、測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、測定セルの衛星タイプが静止衛星であること、又は測定セルの衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタがUE測定期間に適用されるべきでないと判定し得る。
【0099】
[0127] いくつかの態様では、UEは、地上波ネットワーク又は静止衛星対非静止衛星など、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタを適用すべきかどうかを判定し得る。非静止衛星タイプは、準地球固定セル展開又は地球移動セル展開に関連付けられ得る。いくつかの態様では、UEは、地球移動セル展開を有する非静止衛星タイプに関連付けられる測定セルのためのスケーリングファクタをアクティブ化し得る。UEは、地上波ネットワーク、静止衛星、又は準地球固定セル展開を有する非静止衛星に関連付けられた測定セルのためのスケーリングファクタを非アクティブ化し得る。スケーリングファクタがアクティブ化されるとき、スケーリングファクタの値は、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、及び/又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径の関数であり得る。
【0100】
[0128] いくつかの態様では、スケーリングファクタは、DRXサイクル長に適用され得る。DRXサイクル長は、オン持続時間及びオフ持続時間を含み得る。スケーリングファクタは、異なるDRXサイクル長に対して異なり得る。スケーリングファクタの値は、0より大きく、1以下であり得る。例えば、測定セルが、地上波ネットワーク、静止衛星、準地球固定セル展開を有する非静止衛星に属する場合、スケーリングファクタは1に等しくてもよい。他の状況では、スケーリングファクタは1未満であり得、それによって、UE測定期間を短縮する。
【0101】
[0129] 参照番号608によって示されているように、UEは、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行し得る。測定は、周波数内NRセル、周波数間NRセル、無線リンク監視(RLM)評価期間、ビーム失敗検出評価期間、候補ビーム検出評価期間、プライマリ同期信号(PSS)検出期間、又はセカンダリ同期信号(SSS)検出期間に関連付けられ得る。言い換えれば、UEは、周波数内NRセル又は周波数間NRセルの測定を実行するときに、スケーリングファクタを適用し得る。UEは、RLM評価期間、ビーム失敗検出評価期間、候補ビーム検出評価期間、PSS検出期間、及び/又はSSS検出期間中に測定を実行するときに、スケーリングファクタを適用し得る。
【0102】
[0130] 上記に示したように、
図6は、一例として提供される。他の実施例は、
図6に関して説明するものとは異なってもよい。
【0103】
[0131]
図7Aは、本開示による、スケーリングファクタを使用して測定を実行することに関連付けられた一例700を示す図である。
【0104】
[0132]
図7Aに示すように、UEが測定を実行しているUE測定期間中に、スケーリングファクタ(Gとして示される)を適用することができる。スケーリングファクタは、特定のDRXサイクル長(例えば、X01、X02、又はX03)に適用され得る。スケーリングファクタは、特定のDRXサイクル長に対応する値(例えば、Y01、Y02、又はY03)に適用され得る。スケーリングファクタは、UE測定期間に関連付けられた時間期間を調整(例えば、減少)し得る。スケーリングファクタが有効にされ、1未満に設定されるとき、UEは、スケーリングファクタが有効にされないときと比較して、より頻繁に測定を実行し得る。異なるスケーリングファクタを適用することによって、ネットワークは、ターゲット測定セルのモビリティに応じてUE測定周波数を制御することができ、例えば、UEは、GEOセル及び地上波ネットワークセルと比較してより頻繁にLEOセルを測定することができる。
【0105】
[0133] 上記のように、
図7Aは一例として提供される。他の実施例は、
図7Aに関して説明するものとは異なっていてもよい。
【0106】
[0134]
図7Bは、本開示による、スケーリングファクタを使用して周波数内NRセル測定を実行することに関連付けられた一例710を示す図である。
【0107】
[0135]
図7Bに示すように、UEが周波数内NRセル測定を実行しているUE測定期間中に、スケーリングファクタ(Gとして示される)を適用することができる。スケーリングファクタGは、スケーリングファクタN1とは異なり得る。スケーリングファクタは、特定のDRXサイクル長に適用され得る。スケーリングファクタは、DRXサイクルの量に関連付けられ得る検出期間(T
detect,NR_Intra)に関連付けられたUE測定期間に適用され得る。スケーリングファクタは、DRXサイクルの量に関連付けられ得る測定期間(T
measure,NR_Intra)に関連付けられたUE測定期間に適用され得る。スケーリングファクタは、DRXサイクルの量に関連付けられ得る評価期間(T
evaluate,NR_Intra)に関連付けられたUE測定期間に適用され得る。更に、N1は、複数のDRXサイクル長に対して8に等しくてもよく、M2(数値)は、測定された周波数内セルのSMTC周期が20msより大きい場合には1.5に等しくてもよく、そうでない場合にはM2は1に等しくてもよい。
【0108】
[0136] 上記のように、
図7Bは一例として提供される。他の実施例は、
図7Bに関して説明するものとは異なっていてもよい。
【0109】
[0137] 従来の地上波ネットワーク展開では、UE測定期間/サイクルは、測定周波数の量、それぞれの測定周波数上のSMTC期間、及び/又は測定ギャップ構成に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。しかしながら、NTNにおいて、UEは、ある測定周波数において異なるオフセットを有する複数のSMTCで構成され得、それは、測定期間/サイクル/遅延に関して測定要件を定義するときに曖昧さをもたらし得る。複数のSMTCで構成されているUEはまた、複数の測定周波数上で基準信号を測定するためにUEによって使用され得るセル探索エンジンなど、限られたリソースのUE割り当てに影響を及ぼし得る。
【0110】
[0138]
図8は、本開示による、NTNのための測定を実行することに関連付けられた一例800を示す図である。
図8に示されるように、例800は、衛星(例えば、サービング衛星112)を介したUE(例えば、UE120)とサービングノード(例えば、基地局110)との間の通信を含む。いくつかの態様では、UE及びサービングノードは、ワイヤレスネットワーク100などの、ワイヤレスネットワーク内に含まれ得る。
【0111】
[0139] 参照番号802によって示されるように、UEは、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し得る。複数のSMTCの各々は、異なるSMTCオフセット値に関連付けられ得る。
【0112】
[0140] 参照番号804によって示されるように、UEは、測定周波数を複数の測定周波数に分割し得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。UEは、測定周波数を複数の仮想測定周波数に分割することができ、その結果、複数のSMTCを有する測定周波数(又はキャリア)に対して仮想測定周波数(又はキャリア)をサポートすることができる。
【0113】
[0141] 複数の測定周波数は、測定期間又は間隔に関して、及びキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF:carrier-specific scaling factor)に関して互いに独立であり得る。複数の測定周波数は、複数の周波数間に関連付けられ得る。
【0114】
[0142] いくつかの態様では、測定周波数が、異なるオフセット値を有する複数のSMTCを用いて構成されるとき、測定周波数は、測定期間/間隔と、1つのセル探索エンジンを共有する測定キャリアの量を表し得るCSSFとに関して、複数の独立した測定周波数として扱われ得る。
【0115】
[0143] 参照番号806によって示されるように、UEは、複数の測定周波数の間で共有される第2のセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行し得る。UEは、プライマリセル(PCell)周波数又はキャリアに専用である第1のセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行し得る。いくつかの態様では、第2のセル探索エンジンは、複数の測定周波数間で均等に共有される。いくつかの態様では、第2のセル探索エンジンは、複数の測定周波数間で不均等に共有され得、複数の測定周波数間の共有ファクタは、サービング衛星とは異なる1つ又は複数の衛星に関連付けられる測定周波数に少なくとも部分的に基づき得る。
【0116】
[0144] いくつかの態様では、UEは、第1のセル探索エンジン及び第2のセル探索エンジンを装備し得、第1のセル探索エンジンは、PCell周波数/キャリアに専用であり得、第2のセル探索エンジンは、残りの測定キャリアによって共有され得る。第1及び第2のセル探索エンジンは、セル及び/又は同期信号ブロック識別子(SSB-ID)を検出し、SSB-IDに少なくとも部分的に基づいて時間/周波数オフセット/同期情報を取得し、及び/又はSSB-RSRPを測定するために使用されるプロセッサであり得る。いくつかの態様では、第2のセル探索エンジンは、残りの測定キャリアによって均等に又は不均等に共有され得る。第2のセル探索エンジンが不均等に共有されるとき、共有ファクタは、サービングセルの衛星とは異なる衛星に属する測定キャリアがサービングセルと同じ衛星に属する測定キャリアよりも頻繁に測定され得るように、又はその逆も同様であるように決定され得る。
【0117】
[0145] 上記に示したように、
図8は、一例として提供される。他の実施例は、
図8に関して説明するものとは異なってもよい。
【0118】
[0146] いくつかの態様では、キャリア固有スケーリングファクタ(CSSFoutside_gap,iスケーリングファクタ)は、周波数内SSBベースの測定、測定ギャップ外で実行される周波数間SSBベースの測定、又は測定ギャップのない周波数内CSI-RSレイヤ3(L3)測定及びRSSI/チャネル占有測定のためのものであり得る。FR1のみのキャリアアグリゲーションの場合、測定ギャップのない周波数間測定対象についてのCSSFoutside_gap,iは、NSCC_SSB+Y+2x NSCC_CSIRSに等しくなり得、NSCC_SSBは、構成済みセカンダリセル(単数又は複数)(SSBベースのL3測定のみが構成されたSCell(単数又は複数)の数を示し、NSCC_CSIRSは、SSB及びCSI-RSベースのL3測定の両方が構成された、又はCSI-RSベースのL3測定のみが構成された構成済みSCell(単数又は複数)の数を示す。更に、Yは、キャリア対応UEのための測定ギャップの外側で測定されている、測定ギャップなしの構成された周波数間測定対象の数を示し、それ以外は0に等しい。異なるSMTCオフセット値を有する複数のSMTCで構成された周波数間の場合、周波数間は、異なるSMTCで構成された複数の独立した周波数間と見なされ得る。
【0119】
[0147]
図9A及び
図9Bは、本開示による、複数の測定周波数に関連付けられた例900、910を示す図である。
【0120】
[0148]
図9Aによって示されるように、第1のセル探索は、PCell周波数/キャリアに専用であり得る。残りの測定キャリアは、第1の周波数間及び第2の周波数間を含み得る。第1の周波数間は、第1のSMTC(例えば、SMTC on-duration#1-1)及び第2のSMTC(例えば、SMTC on-duration#1-2)に関連付けられ得る。第2の周波数間は、第3のSMTC(例えば、SMTC on-duration#2-1)及び第4のSMTC(例えば、SMTC on-duration#2-2)に関連付けられ得る。
【0121】
[0149]
図9Bによって示されるように、第1の周波数間は、2つの仮想測定周波数(例えば、Inter-freq#1-1及びInter-freq#1-2)に分割されてよく、第2の周波数間は、2つの仮想測定周波数(例えば、Inter-freq#2-1及びInter-freq#2-2)に分割されてよい。第2のセル探索は、仮想測定周波数によって共有され得る。第2のセル探索は、4つの別個の仮想測定周波数によって共有され得る。言い換えれば、第1の周波数間及び第2の周波数間は、測定期間/間隔及びCSSFに関して複数の独立した仮想測定周波数として扱われてよく、複数の独立した仮想測定周波数は、同じセル探索エンジンによって共有されてよい。
【0122】
[0150] 上記のように、
図9A及び
図9Bは例として提供される。他の実施例は、
図9A及び
図9Bに関して説明したものとは異なってもよい。
【0123】
[0151] NTNセルは、地上波ネットワークセルよりも大きいセルサイズを有し得、これは、各UE位置がNTNに知られていない場合があるので、NTNがNTNセル中の個々のUEのための測定ギャップを適切に構成することができないことをもたらし得る。NTNは、UEが基準位置(例えば、セル中心)のような特定位置に位置すると仮定して、測定ギャップ及び測定関連パラメータを構成することができる。測定ギャップの構成されたセットは、UEのために構成されたSMTCに適応しない場合がある。UEは、比較的長い持続時間(測定ギャップ長)及び比較的短い周期性(測定ギャップ反復期間)を有する測定ギャップで構成され得、これは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及び/又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)スケジューリング/監視のための利用可能なダウンリンクリソースの損失をもたらし得る。
【0124】
[0152]
図10は、本開示による、測定ギャップのセットを選択することに関連付けられた一例1000を示す図である。
図10に示されるように、例1000は、衛星(例えば、サービング衛星112)を介したUE(例えば、UE120)とサービングノード(例えば、基地局110)との間の通信を含む。いくつかの態様では、UE及びサービングノードは、ワイヤレスネットワーク100などの、ワイヤレスネットワーク内に含まれ得る。
【0125】
[0153] 参照番号1002によって示されるように、UEは、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し得る。候補測定ギャップは、測定を実行するためにUEが使用するために利用可能な測定ギャップであり得る。
【0126】
[0154] 参照番号1004によって示されるように、UEは、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから測定ギャップのセットを選択し得る。UEは、サービングセルに関連付けられたエフェメリス情報、サービングセルに関連付けられた時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成されたSMTCパラメータ、測定ギャップ中に収容され得るSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングセルと隣接セルとの間の相対時間オフセット、測定ギャップのセットが有効である時間量、及び/又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失に少なくとも部分的に基づいて、測定ギャップのセットを選択し得る。相対時間オフセットは、ターゲットセル及び隣接セルに関連付けられるエフェメリス情報を含む追加のターゲット又は隣接セル情報、ターゲットセルに関連付けられる衛星の時間ドリフトレート及び隣接セルに関連付けられる衛星の時間ドリフトレート、及び/又は基準位置に少なくとも部分的に基づき得る。基準位置は、サービングセルの中心位置、又はサービングノードがSMTCパラメータ及び候補測定ギャップパラメータを構成するときにサービングノードによって使用される位置に関連付けられ得る。
【0127】
[0155] 参照番号1006によって示されるように、UEは、サービングノードに、測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを送信し得る。測定ギャップのセットは、サービングセルに関連付けられた衛星(例えば、サービング衛星)とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能であり得る。いくつかの態様では、UEは、サービングノードから、サービングノードに報告された測定ギャップのセットに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化を受信し得る。いくつかの態様では、UEは、サービングノードから、測定ギャップのセットが有効である時間の量内に測定ギャップの更新されたセットについての要求を受信し得、UEは、要求に少なくとも部分的に基づいて測定ギャップの更新されたセットの指示を送信し得る。
【0128】
[0156] いくつかの態様では、異なるUEは、異なるUEロケーションに起因して、衛星の同じセットからの異なる伝搬遅延を経験し得る。NTNに対する未知のUE位置に起因する不確実性に対処するために、UE及びNTNは、UE位置情報を報告することなく、UEのための最良の好適な測定ギャップを識別及び構成するための情報を交換し得る。
【0129】
[0157] いくつかの態様では、UEは、サービングノードからの複数の候補測定ギャップで構成され得る。UEは、複数の候補測定ギャップの中から測定ギャップの好ましいセットを選択し得、UEは、測定ギャップの好ましいセットの報告をサービングノードに送信し得る。サービングノードは、報告に少なくとも部分的に基づいて測定ギャップを再構成及び/又はアクティブ化し得る。UEは、タイマ/時間情報を更に示し得、タイマ/時間情報は、報告において示された測定ギャップの好ましいセットがUEの観点から使用中であると予想される時間期間を示し得る。UEがタイマ/時間情報を示すとき、サービングノードは、情報が受信されるスロットから始まる報告された時間期間内に、測定ギャップの好ましいセットの別の選択/更新を要求し得る。
【0130】
[0158] いくつかの態様では、UEは、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報(例えば、共通タイミングアドバンス又はフィーダリンク伝搬遅延)、UE位置、SMTCパラメータ、候補測定ギャップパラメータ、及び/又はサービングセルと隣接セルとの間の相対時間オフセットに少なくとも部分的に基づいて、測定ギャップの好ましいセットを選択し得る。相対時間オフセットは、エフェメリス、時間ドリフトレート、及び/又は基準位置(例えば、セルの中心位置、及び/又はNTNがSMTC及び測定ギャップパラメータを構成するときに使用/仮定される位置)など、追加のターゲット/隣接セル情報に少なくとも部分的に基づいて導出され得る。いくつかの態様では、UEが測定ギャップの好ましいセットを選択するとき、UEによって使用される基準は、測定ギャップ中に適応され得るSMTCの量、測定ギャップの好ましいセットが有効である時間の長さ(例えば、有効時間)、及び/又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失を伴い得る。測定ギャップの好ましいセットは、サービング衛星とは異なる衛星からの隣接/ターゲットセル測定にのみ適用可能であり得る。
【0131】
[0159] 上記に示したように、
図10は、一例として提供される。他の実施例は、
図10に関して説明するものとは異なってもよい。
【0132】
[0160]
図11a及び
図11Bは、本開示による、測定ギャップ選択及び構成に関連付けられた例1100、1110を示す図である。
【0133】
[0161]
図11Aによって示されるように、UEは、サービングゲートウェイ及びサービング衛星を介してサービングgNBから通信を受信し得る。UEとサービング衛星との間のリンクは、サービングセルサービスリンクであり得る。サービング衛星とサービングゲートウェイとの間のリンクは、サービングセルフィーダリンクであり得る。サービング衛星は、SMTC及び/又は測定ギャップ構成のための複数の基準点に関連付けられ得る。隣接衛星は、隣接gNB及び隣接ゲートウェイに関連付けられ得る。
【0134】
[0162]
図11Bに示すように、SMTC及び測定ギャップ構成の時間/周波数領域図は、UEの観点から定義することができる。サービング衛星からのセルは、サービングセル、第1の周波数、及び第2の周波数に関連付けられ得、それらの各々は、SMTCオフセットに関連付けられ得る。隣接衛星からのセルは、各々がSMTCオフセットに関連付けられ得る第3の周波数及び第4の周波数に関連付けられ得る。SMTCオフセットは、測定周波数ごとに構成されたSMTCに関連付けられ得る。測定ギャップ長及び測定ギャップ反復期間は、サービング衛星からのセル及び隣接衛星からのセルに関連付けられた周波数の各々について測定を実行するために定義され得る。
【0135】
【0136】
[0164]
図12は、本開示による、測定ギャップ選択及び構成に関連付けられた一例1200を示す図である。
【0137】
[0165] 参照番号1202によって示されるように、サービングノードは、測定ギャップ選択のための測定構成及び要求をUEに送信し得る。測定構成は、測定対象(MOs)内の構成されたSMTC及び構成された候補測定ギャップを示し得る。参照番号1204によって示されるように、測定ギャップ選択及び報告において、UEは、UE位置、構成されたSMTC、及び測定セル/衛星のタイミング/エフェメリス情報に少なくとも部分的に基づいて、構成された候補測定ギャップの中から好ましい(使用されるべき)測定ギャップを選択し得る。UEは、好ましい測定ギャップをサービングノードに報告し得る。UEは更に、選択された測定ギャップがどのくらい長く使用中であると予想されるかをサービングノードに報告することができる(T_valid)。参照番号1206によって示されるように、サービングノードは、T_validが満了した後に、測定ギャップなどの好ましい測定構成を更新するようにUEに要求することができる。参照番号1208によって示されるように、サービングノードは、選択された測定対象イネーブルコマンドをUEに送信することができる。参照番号1210によって示されるように、サービングノードは、測定構成更新(例えば、更新された構成済みSMTCs)をUEに送信し得る。参照番号1212によって示されるように、UEは、測定構成更新に少なくとも部分的に基づいて、測定ギャップ選択及び報告を実行し得る。参照番号1214によって示されるように、サービングノードは、別の選択された測定対象有効化コマンドをUEに送信することができる。
【0138】
[0166] 上記に示したように、
図12は、一例として提供される。他の実施例は、
図12に関して説明するものとは異なってもよい。
【0139】
[0167]
図13は、本開示による、例えば、UEによって、実行される例示的なプロセス1300を示す図である。例示的なプロセス1300は、UE(例えば、UE120)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0140】
[0168]
図13に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1300は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定することを含み得る(ブロック1310)。例えば、UEは(例えば、
図17に示される通信マネージャ140及び/又は決定構成要素1708を使用して)、上述のように、UEがNTNに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のスケーリングファクタを決定することができる。
【0141】
[0169]
図13に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス1300は、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを含み得る(ブロック1320)。例えば、UEは(例えば、
図17に示された通信マネージャ140及び/又はアプリケーション構成要素1710を使用して)、上述のように、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタをUE測定期間に適用し得る。
【0142】
[0170]
図13に更に示されているように、いくつかの態様では、プロセス1300は、スケーリングされたUE測定期間中にUE測定を実行することを含み得る(ブロック1330)。例えば、UEは(例えば、
図17に示す通信マネージャ140及び/又は性能構成要素1712を使用して)は、上述のように、スケーリングされたUE測定期間中にUE測定を実行することができる。
【0143】
[0171] プロセス1300は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0144】
[0172] 第1の態様では、プロセス1300は、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいてスケーリングファクタを決定することを含む。
【0145】
[0173] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、プロセス1300は、NTNに関連付けられたサービングノードから、UE測定期間のためのスケーリングファクタの指示を受信することを含む。
【0146】
[0174] 第3の態様では、単独で、又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、プロセス1300は、UE固有信号、UEグループ固有信号、又は衛星固有信号を介して指示を受信することを含む。
【0147】
[0175] 第4の態様では、単独で、又は第1~第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、プロセス1300は、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを判定することを含み、測定セルはUEのサービングノードに関連付けられ、サービングノードは衛星タイプに関連付けられる。
【0148】
[0176] 第5の態様では、単独で、又は第1から第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、測定セルの衛星タイプは、地球移動セル展開を有する非静止衛星である。
【0149】
[0177] 第6の態様では、単独で、又は第1から第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、プロセス1300は、測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、測定セルの衛星タイプが静止衛星であること、又は測定セルの衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用するかどうかを判定することを含む。
【0150】
[0178] 第7の態様では、単独で、又は第1から第6の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、測定は、周波数内NRセル、周波数間NRセル、無線リンク監視評価期間、ビーム失敗検出評価期間、候補ビーム検出評価期間、プライマリ同期信号検出期間、又はセカンダリ同期信号検出期間のうちの1つ又は複数に関連付けられる。
【0151】
[0179] 第8の態様では、単独で又は第1から第7の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、スケーリングファクタは、不連続受信サイクル長に適用される。
【0152】
[0180]
図13は、プロセス1300の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1300は、
図13に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス1300のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0153】
[0181]
図14は、本開示による、例えば、UEによって、実行される例示的なプロセス1400を示す図である。例示的なプロセス1400は、UE(例えば、UE120)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0154】
[0182]
図14に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1400は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信することを含み得る(ブロック1410)。例えば、UEは(例えば、
図20に示される通信マネージャ140及び/又は受信構成要素2002を使用して)、上述のように、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し得る。
【0155】
[0183]
図14に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、測定周波数を複数の測定周波数に分割することを含むことができ、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる(ブロック1420)。例えば、UEは(例えば、
図20に示された通信マネージャ140及び/又は分割構成要素2008を使用して)、測定周波数を複数の測定周波数に分割することができ、各測定周波数は、上述のように、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0156】
[0184]
図14に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することを含み得る(ブロック1430)。例えば、UEは(例えば、
図20に示された通信マネージャ140及び/又は性能構成要素2010を使用して)、上述のように、複数の測定周波数間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行し得る。
【0157】
[0185] プロセス1400は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0158】
[0186] 第1の態様では、セル探索エンジンは第2のセル探索エンジンであり、プロセス1400は、プライマリセル周波数又はキャリア専用の第1のセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することを含む。
【0159】
[0187] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、複数のSMTCの各々は、異なるSMTCオフセット値に関連付けられる。
【0160】
[0188] 第3の態様では、単独で、又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、セル探索エンジンは、複数の測定周波数間で均等に共有される。
【0161】
[0189] 第4の態様では、単独で、又は第1~第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、セル探索エンジンは、複数の測定周波数間で不均等に共有され、複数の測定周波数間の共有ファクタは、サービングセル衛星とは異なる1つ又は複数の衛星に関連付けられた測定周波数に少なくとも部分的に基づく。
【0162】
[0190] 第5の態様では、単独で、又は第1~第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、複数の測定周波数は、測定期間に関して、及びキャリア固有スケーリングファクタに関して互いに独立している。
【0163】
[0191] 第6の態様では、単独で、又は第1~第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、複数の測定周波数は、複数の周波数間に関連付けられる。
【0164】
[0192]
図14は、プロセス1400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1400は、
図14に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス1400のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0165】
[0193]
図15は、本開示による、例えば、UEによって、実行される例示的なプロセス1500を示す図である。例示的なプロセス1500は、UE(例えば、UE120)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0166】
[0194]
図15に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1500は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することを含み得る(ブロック1510)。例えば、UEは(例えば、
図23に示す通信マネージャ140及び/又は受信構成要素2302を使用して)、NTN中のサービングノードから、上述のように、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し得る。
【0167】
[0195]
図15に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1500は、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択することを含み得る(ブロック1520)。例えば、UEは(例えば、
図23に示された通信マネージャ140及び/又は選択構成要素2308を使用して)、上述のように、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択し得る。
【0168】
[0196]
図15に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1500は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信することを含み得る(ブロック1530)。例えば、UEは(例えば、
図23に示す通信マネージャ140及び/又は送信構成要素2304を使用して)、上述のように、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信し得る。
【0169】
[0197] プロセス1500は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0170】
[0198] 第1の態様では、プロセス1500は、サービングノードに報告された1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化をサービングノードから受信することを含む。
【0171】
[0199] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、1つ又は複数の測定ギャップを選択することは、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成されたSMTCパラメータ、測定ギャップにおいてサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく。
【0172】
[0200] 第3の態様では、単独で、又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、相対時間オフセットは、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく。
【0173】
[0201] 第4の態様では、単独で、又は第1~第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、基準位置は、サービングセルの中心位置及び候補測定ギャップパラメータに関連付けられる。
【0174】
[0202] 第5の態様では、単独で、又は第1~第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、プロセス1500は、測定ギャップのセットが有効である持続時間内に、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求をサービングノードから受信することを含む。
【0175】
[0203] 第6の態様では、単独で、又は第1~第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノードに関連付けられるサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である。
【0176】
[0204]
図15は、プロセス1500の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1500は、
図15に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス1500のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0177】
[0205]
図16は、本開示による、例えばサービングノードによって、実行される例示的なプロセス1600を示す図である。例示的なプロセス1600は、サービングノード(例えば、基地局110)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0178】
[0206]
図16に示されるように、いくつかの態様では、プロセス1600は、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信することを含み得る(ブロック1610)。例えば、サービングノードは(例えば、
図26に示される送信構成要素2604を使用して)、上述のように、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信し得る。
【0179】
[0207]
図16に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを受信することを含み得る(ブロック1620)。例えば、サービングノードは(例えば、
図26に示す受信構成要素2602を使用して)、上述のように、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを受信し得る。
【0180】
[0208] プロセス1600は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0181】
[0209] 第1の態様では、プロセス1600は、サービングノードに報告された1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化をUEに送信することを含む。
【0182】
[0210] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成されたSMTCパラメータ、測定ギャップにおいてサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて選択される。
【0183】
[0211] 第3の態様では、単独で、又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、相対時間オフセットは、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく。
【0184】
[0212] 第4の態様では、単独で、又は第1~第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、基準位置は、サービングセルの中心位置、又は、SMTCパラメータ及び候補測定ギャップパラメータを構成するときにサービングノードによって使用される位置に関連付けられる。
【0185】
[0213] 第5の態様では、単独で、又は第1~第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、プロセス1600は、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間内に、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求をUEに送信することを含む。
【0186】
[0214] 第6の態様では、単独で、又は第1~第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノードに関連付けられるサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である。
【0187】
[0215]
図16は、プロセス1600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1600は、
図16に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス1600のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0188】
[0216]
図17は、ワイヤレス通信のための例示的な装置1700の図である。装置1700は、UEであってもよく、又はUEが装置1700を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1700は、(例えば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素1702と送信構成要素1704とを備える。示すように、装置1700は、受信構成要素1702と送信構成要素1704とを使用して、別の装置1706(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示すように、装置1700は通信マネージャ140を備えることができる。通信マネージャ140は、数ある例の中でもとりわけ、決定構成要素1708、アプリケーション構成要素1710、又は性能構成要素1712のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0189】
[0217] いくつかの態様では、装置1700は、
図6~
図12に関して本明細書に記載される1つ又は複数の動作を実行するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置1700は、
図13のプロセス1300などの、本明細書で説明される1つ又は複数のプロセスを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、装置1700及び/又は
図17に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関連して説明したUEの1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加又は代替として、
図17に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。例えば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実行するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0190】
[0218] 受信構成要素1702は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1706から受信することができる。受信構成要素1702は、受信された通信を装置1700の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1702は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実行することができ、処理された信号を装置1700の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1702は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0191】
[0219] 送信構成要素1704は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1706に送信することができる。いくつかの態様では、装置1700の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置1706への送信のために送信構成要素1704に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1704は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実行することができ、処理された信号を装置1706に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1704は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1704は、送受信機において受信構成要素1702と併置され得る。
【0192】
[0220] 決定構成要素1708は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定し得る。アプリケーション構成要素1710は、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタをUE測定期間に適用し得る。性能構成要素1712は、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行し得る。
【0193】
[0221] 受信構成要素1702は、NTNに関連付けられたサービングノードから、UE測定期間のためのスケーリングファクタの指示を受信し得る。決定構成要素1708は、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを判定し得る。決定構成要素1708は、測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、測定セルの衛星タイプが静止衛星であること、又は測定セルの衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタがUE測定期間に適用されるべきでないと判定し得る。
【0194】
[0222]
図17に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、
図17に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、
図17に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は
図17に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、
図17に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、
図17に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0195】
[0223]
図18は、処理システム1810を用いる装置1805のためのハードウェア実装形態の一例1800を示す図である。装置1805はUEであってよい。
【0196】
[0224] 処理システム1810は、バス1815によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装され得る。バス1815は、処理システム1810の特定の適用例及び全体的な設計制約に応じて任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス1815は、プロセッサ1820、図示された構成要素、及びコンピュータ可読媒体/メモリ1825によって表される、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェア構成要素を含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス1815はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、及び/又は電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得る。
【0197】
[0225] 処理システム1810は、送受信機1830に結合されてよい。送受信機1830は、1つ又は複数のアンテナ1835に結合される。送受信機1830は、伝送媒体を介して他の様々な装置と通信する手段を提供する。送受信機1830は、1つ又は複数のアンテナ1835から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1810、詳細には受信構成要素1702に提供する。加えて、送受信機1830は、処理システム1810、特に送信構成要素1704から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて1つ又は複数のアンテナ1835に適用されるべき信号を生成する。
【0198】
[0226] 処理システム1810は、コンピュータ可読媒体/メモリ1825に結合されたプロセッサ1820を含む。プロセッサ1820は、コンピュータ可読媒体/メモリ1825に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1820によって実行されると、任意の特定の装置について本明細書で説明した様々な機能を処理システム1810に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1825はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1820によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システムは、図示された構成要素のうちの少なくとも1つを更に含む。構成要素は、プロセッサ1820において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ1825に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1820に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0199】
[0227] いくつかの態様では、処理システム1810は、UE120の構成要素であってよく、メモリ282、及び/又はTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1805は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定する手段と、スケーリングファクタをUE測定期間に適用して、スケーリングされたUE測定期間を取得する手段と、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行する手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置1700及び/又は装置1805の処理システム1810の上述の構成要素のうちの1つ又は複数であり得る。本明細書の他の箇所で説明したように、処理システム1810は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280を含み得る。1つの構成では、前述の手段は、本明細書に記載の機能及び/又は動作を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280であり得る。
【0200】
[0228]
図18は、一例として提供される。他の実施例は、
図18に関連して説明したものとは異なり得る。
【0201】
[0229]
図19は、装置1905のためのコード及び回路の実装形態の一例1900を示す図である。装置1905はUEであってよい。
【0202】
[0230]
図19に更に示されるように、装置は、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定するための回路(回路1920)を含み得る。例えば、装置は、装置が、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定することを可能にするための回路を含み得る。
【0203】
[0231]
図19に更に示されるように、装置は、スケーリングされたUE測定期間を取得するために、スケーリングファクタをUE測定期間に適用するための回路(回路1925)を含み得る。例えば、装置は、装置が、スケーリングされたUE測定期間を取得するためにUE測定期間にスケーリングファクタを適用することを可能にするための回路を含み得る。
【0204】
[0232]
図19に更に示されるように、装置は、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行するための回路(回路1930)を含み得る。例えば、装置は、装置がスケーリングされたUE測定期間中に測定を実行することを可能にするための回路を含み得る。
【0205】
[0233]
図19に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体1825に記憶された、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいてUE測定期間のためのスケーリングファクタを決定するためのコード(コード1940)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ1820によって実行されたとき、送受信機1830に、UEがNTNに関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいてUE測定期間のためのスケーリングファクタを決定させ得るコードを含み得る。
【0206】
[0234]
図19に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体1825に記憶された、スケーリングされたUE測定期間を取得するためにUE測定期間にスケーリングファクタを適用するためのコード(コード1945)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ1820によって実行されたとき、送受信機1830に、スケーリングされたUE測定期間を取得するためにスケーリングファクタをUE測定期間に適用させ得るコードを含み得る。
【0207】
[0235]
図19に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体1825に記憶された、スケーリングされたUE測定期間中にUE測定を実行するためのコード(コード1950)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ1820によって実行されたとき、送受信機1830に、スケーリングされたUE測定期間中にUE測定を実行させ得るコードを含み得る。
【0208】
[0236]
図19は、一例として提供される。他の実施例は、
図19に関連して説明したものとは異なり得る。
【0209】
[0237]
図20は、ワイヤレス通信のための例示的な装置2000の図である。装置2000は、UEであってもよく、又はUEが装置2000を含んでもよい。いくつかの態様では、装置2000は、(例えば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素2002と送信構成要素2004とを備える。示すように、装置2000は、受信構成要素2002と送信構成要素2004とを使用して、別の装置2006(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示すように、装置2000は通信マネージャ140を備えることができる。通信マネージャ140は、数ある例の中でもとりわけ、分割構成要素2008又は性能構成要素2010のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0210】
[0238] いくつかの態様では、装置2000は、
図6~
図12に関して本明細書に記載される1つ又は複数の動作を実行するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置2000は、
図14のプロセス1400などの、本明細書で説明される1つ又は複数のプロセスを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、装置2000及び/又は
図20に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関連して説明したUEの1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加又は代替として、
図20に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。例えば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実行するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0211】
[0239] 受信構成要素2002は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2006から受信することができる。受信構成要素2002は、受信された通信を装置2000の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2002は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実行することができ、処理された信号を装置2000の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2002は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0212】
[0240] 送信構成要素2004は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2006に送信することができる。いくつかの態様では、装置2000の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置2006への送信のために送信構成要素2004に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2004は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実行することができ、処理された信号を装置2006に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2004は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2004は、送受信機において受信構成要素2002と併置され得る。
【0213】
[0241] 受信構成要素2002は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し得る。分割構成要素2008は、測定周波数を複数の測定周波数に分割し得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。性能構成要素2010は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行し得る。
【0214】
[0242]
図20に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、
図20に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、
図20に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は
図20に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、
図20に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、
図20に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0215】
[0243]
図21は、処理システム2110を用いる装置2105のためのハードウェア実装形態の一例2100を示す図である。装置2105はUEであってよい。
【0216】
[0244] 処理システム2110は、バス2115によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装され得る。バス2115は、処理システム2110の特定の適用例及び全体的な設計制約に応じて任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス2115は、プロセッサ2120、図示された構成要素、及びコンピュータ可読媒体/メモリ2125によって表される、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェア構成要素を含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2115はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、及び/又は電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得る。
【0217】
[0245] 処理システム2110は、送受信機2130に結合されてよい。送受信機2130は、1つ又は複数のアンテナ2135に結合される。送受信機2130は、伝送媒体を介して他の様々な装置と通信する手段を提供する。送受信機2130は、1つ又は複数のアンテナ2135から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2110、詳細には受信構成要素2002に提供する。加えて、送受信機2130は、処理システム2110、特に送信構成要素2004から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて1つ又は複数のアンテナ2135に適用されるべき信号を生成する。
【0218】
[0246] 処理システム2110は、コンピュータ可読媒体/メモリ2125に結合されたプロセッサ2120を含む。プロセッサ2120は、コンピュータ可読媒体/メモリ2125に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2120によって実行されると、任意の特定の装置について本明細書で説明した様々な機能を処理システム2110に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2125はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2120によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システムは、図示された構成要素のうちの少なくとも1つを更に含む。構成要素は、プロセッサ2120において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ2125に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ2120に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0219】
[0247] いくつかの態様では、処理システム2110は、UE120の構成要素であってよく、メモリ282、及び/又はTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置2105は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信する手段と、測定周波数を複数の測定周波数に分割する手段であって、各測定周波数が、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる手段と、複数の測定周波数間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行する手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置2000及び/又は装置2105の処理システム2110の上述の構成要素のうちの1つ又は複数であり得る。本明細書の他の箇所で説明したように、処理システム2110は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280を含み得る。1つの構成では、前述の手段は、本明細書に記載の機能及び/又は動作を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280であり得る。
【0220】
[0248]
図21は、一例として提供される。他の実施例は、
図21に関連して説明したものとは異なり得る。
【0221】
[0249]
図22は、装置2205のためのコード及び回路の実装形態の一例2200を示す図である。装置2205はUEであってよい。
【0222】
[0250]
図22に更に示されるように、装置は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信するための回路(回路2220)を含み得る。例えば、装置は、装置が、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信することを可能にする回路を含み得る。
【0223】
[0251]
図22に更に示されるように、装置は、測定周波数を複数の測定周波数に分割するための回路(回路2225)を含んでもよく、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。例えば、装置は、装置が測定周波数を複数の測定周波数に分割することを可能にする回路を含み得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0224】
[0252]
図22に更に示されるように、装置は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行するための回路(回路2230)を含み得る。例えば、装置は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用して、装置がセル探索機能を実行することを可能にするための回路を含み得る。
【0225】
[0253]
図22に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体2125に記憶された、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信するためのコード(コード2240)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2120によって実行されたとき、送受信機2130に、NTNに関連付けられたれたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信させ得るコードを含み得る。
【0226】
[0254]
図22に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体2125に記憶された、測定周波数を複数の測定周波数に分割するためのコード(コード2245)を含み得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。例えば、装置は、プロセッサ2120によって実行されたとき、送受信機2130に、測定周波数を複数の測定周波数に分割させ得るコードを含み得、各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0227】
[0255]
図22に更に示すように、装置は、コンピュータ可読媒体2125に記憶された、複数の測定周波数間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行するためのコード(コード2250)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2120によって実行されたとき、送受信機2130に、複数の測定周波数間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行させ得るコードを含み得る。
【0228】
[0256]
図22は、一例として提供される。他の例は、
図22に関連して説明したものとは異なり得る。
【0229】
[0257]
図23は、ワイヤレス通信のための例示的な装置2300の図である。装置2300は、UEであってもよく、又はUEが装置2300を含んでもよい。いくつかの態様では、装置2300は、(例えば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素2302と送信構成要素2304とを備える。示すように、装置2300は、受信構成要素2302と送信構成要素2304とを使用して、別の装置2306(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示すように、装置2300は通信マネージャ140を備えることができる。通信マネージャ140は、他の例の中でも、選択構成要素2308を含み得る。
【0230】
[0258] いくつかの態様では、装置2300は、
図6~
図12に関して本明細書に記載される1つ又は複数の動作を実行するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置2300は、
図15のプロセス1500などの、本明細書で説明される1つ又は複数のプロセスを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、装置2300及び/又は
図23に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関連して説明したUEの1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加又は代替として、
図23に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。例えば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実行するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0231】
[0259] 受信構成要素2302は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2306から受信することができる。受信構成要素2302は、受信された通信を装置2300の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2302は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実行することができ、処理された信号を装置2300の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2302は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0232】
[0260] 送信構成要素2304は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2306に送信することができる。いくつかの態様では、装置2300の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置2306への送信のために送信構成要素2304に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2304は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実行することができ、処理された信号を装置2306に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2304は、
図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2304は、送受信機において受信構成要素2302と併置され得る。
【0233】
[0261] 受信構成要素2302は、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し得る。選択構成要素2308は、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択し得る。送信構成要素2304は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを送信し得る。
【0234】
[0262] 受信構成要素2302は、サービングノードに報告された測定ギャップのセットに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化をサービングノードから受信し得る。受信構成要素2302は、サービングノードから、測定ギャップのセットが有効である時間量内に測定ギャップの更新されたセットについての要求を受信し得る。
【0235】
[0263]
図23に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、
図23に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、
図23に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は
図23に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、
図23に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、
図23に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0236】
[0264]
図24は、処理システム2410を用いる装置2405のためのハードウェア実装形態の一例2400を示す図である。装置2405はUEであってよい。
【0237】
[0265] 処理システム2410は、バス2415によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装され得る。バス2415は、処理システム2410の特定の適用例及び全体的な設計制約に応じて任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス2415は、プロセッサ2420、図示された構成要素、及びコンピュータ可読媒体/メモリ2425によって表される、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェア構成要素を含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2415はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、及び/又は電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得る。
【0238】
[0266] 処理システム2410は、送受信機2430に結合されてよい。送受信機2430は、1つ又は複数のアンテナ2435に結合される。送受信機2430は、伝送媒体を介して他の様々な装置と通信する手段を提供する。送受信機2430は、1つ又は複数のアンテナ2435から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2410、詳細には受信構成要素2302に提供する。加えて、送受信機2430は、処理システム2410、特に送信構成要素2304から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて1つ又は複数のアンテナ2435に適用されるべき信号を生成する。
【0239】
[0267] 処理システム2410は、コンピュータ可読媒体/メモリ2425に結合されたプロセッサ2420を含む。プロセッサ2420は、コンピュータ可読媒体/メモリ2425に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2420によって実行されると、任意の特定の装置について本明細書で説明した様々な機能を処理システム2410に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2425はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2420によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システムは、図示された構成要素のうちの少なくとも1つを更に含む。構成要素は、プロセッサ2420において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ2425に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ2420に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0240】
[0268] いくつかの態様では、処理システム2410は、UE120の構成要素であってよく、メモリ282、及び/又はTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置2405は、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信する手段と、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから測定ギャップのセットを選択する手段と、測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間の量とを、サービングノードに送信する手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置2300及び/又は装置2405の処理システム2410の上述の構成要素のうちの1つ又は複数であり得る。本明細書の他の箇所で説明したように、処理システム2410は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280を含み得る。1つの構成では、前述の手段は、本明細書に記載の機能及び/又は動作を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280であり得る。
【0241】
[0269]
図24は、一例として提供される。他の実施例は、
図24に関連して説明したものとは異なり得る。
【0242】
[0270]
図25は、装置2505のためのコード及び回路の実装形態の一例2500を示す図である。装置2505はUEであってよい。
【0243】
[0271]
図25に更に示されるように、装置は、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信するための回路(回路2520)を含み得る。例えば、装置は、装置が、NTN中のサービングセルに関連付けられたサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することを可能にするための回路を含み得る。
【0244】
[0272]
図25に更に示されるように、装置は、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択するための回路(回路2525)を含み得る。例えば、装置は、装置が、サービングセル又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択することを可能にするための回路を含み得る。
【0245】
[0273]
図25に更に示されるように、装置は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットが有効である持続時間とを送信するための回路(回路2530)を含み得る。例えば、装置は、装置が、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットが有効である持続時間とをサービングノードに送信することを可能にするための回路を含み得る。
【0246】
[0274]
図25に更に示すように、装置は、コンピュータ可読媒体2425に記憶された、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信するためのコード(コード2540)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2420によって実行されたとき、送受信機2430に、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信させ得るコードを含み得る。
【0247】
[0275]
図25に更に示すように、装置は、コンピュータ可読媒体2425に記憶された、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択するためのコード(コード2545)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2420によって実行されたとき、送受信機2430に、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択させ得るコードを含み得る。
【0248】
[0276]
図25に更に示すように、装置は、コンピュータ可読媒体2425に記憶された、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とをサービングノードに送信するためのコード(コード2550)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2420によって実行されたとき、送受信機2430に、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とをサービングノードに送信させ得るコードを含み得る。
【0249】
[0277]
図25は、一例として提供される。他の実施例は、
図25に関連して説明したものとは異なり得る。
【0250】
[0278]
図26は、ワイヤレス通信のための例示的な装置2600の図である。装置2600は、サービングノードであってよく、又はサービングノードが装置2600を含んでもよい。いくつかの態様では、装置2600は、(例えば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素2602と送信構成要素2604とを備える。示すように、装置2600は、受信構成要素2602と送信構成要素2604とを使用して、別の装置2606(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。
【0251】
[0279] いくつかの態様では、装置2600は、
図6~
図12に関して本明細書に記載される1つ又は複数の動作を実行するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置2600は、
図16のプロセス1600などの、本明細書で説明される1つ又は複数のプロセスを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、装置2600及び/又は
図26に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関して説明したサービングノードの1つ又は複数の構成要素を含むことができる。追加又は代替として、
図26に示す1つ又は複数の構成要素は、
図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。例えば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実行するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0252】
[0280] 受信構成要素2602は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2606から受信することができる。受信構成要素2602は、受信された通信を装置2600の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2602は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実行することができ、処理された信号を装置2600の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素2602は、
図2に関して説明したサービングノードの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0253】
[0281] 送信構成要素2604は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置2606に送信することができる。いくつかの態様では、装置2600の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置2606への送信のために送信構成要素2604に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実行することができ、処理された信号を装置2606に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、
図2に関して説明したサービングノードの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、送受信機において受信構成要素2602と併置され得る。
【0254】
[0282] 送信構成要素2604は、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信し得る。受信構成要素2602は、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とを受信し得る。
【0255】
[0283] 送信構成要素2604は、サービングノードに報告された測定ギャップのセットに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化をUEに送信し得る。送信構成要素2604は、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間内に、測定ギャップの更新されたセットについての要求をUEに送信し得る。
【0256】
[0284]
図26に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、
図26に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、
図26に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は
図26に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、
図26に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、
図26に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0257】
[0285]
図27は、処理システム2710を用いる装置2705のためのハードウェア実装形態の一例2700を示す図である。装置2705はサービングノード(例えば、基地局110)であり得る。
【0258】
[0286] 処理システム2710は、バス2715によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装され得る。バス2715は、処理システム2710の特定の適用例及び全体的な設計制約に応じて任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス2715は、プロセッサ2720、図示された構成要素、及びコンピュータ可読媒体/メモリ2725によって表される、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェア構成要素を含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2715はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、及び/又は電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得る。
【0259】
[0287] 処理システム2710は、送受信機2730に結合されてよい。送受信機2730は、1つ又は複数のアンテナ2735に結合される。送受信機2730は、伝送媒体を介して他の様々な装置と通信する手段を提供する。送受信機2730は、1つ又は複数のアンテナ2735から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2710、詳細には受信構成要素2602に提供する。加えて、送受信機2730は、処理システム2710、特に送信構成要素2604から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて1つ又は複数のアンテナ2735に適用されるべき信号を生成する。
【0260】
[0288] 処理システム2710は、コンピュータ可読媒体/メモリ2725に結合されたプロセッサ2720を含む。プロセッサ2720は、コンピュータ可読媒体/メモリ2725に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2720によって実行されると、任意の特定の装置について本明細書で説明した様々な機能を処理システム2710に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2725はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2720によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システムは、図示された構成要素のうちの少なくとも1つを更に含む。構成要素は、プロセッサ2720において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ2725に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ2720に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0261】
[0289] いくつかの態様では、処理システム2710は、基地局110の構成要素であってよく、メモリ242、及び/又はTX MIMOプロセッサ230、RXプロセッサ238、及び/又はコントローラ/プロセッサ240のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置2705は、NTN中のサービングセルに関連付けられるサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信する手段と、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された測定ギャップのセットの指示と、測定ギャップのセットが有効である時間量とを受信する手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置2600及び/又は装置2705の処理システム2710の上述の構成要素のうちの1つ又は複数であり得る。本明細書の他の箇所で説明したように、処理システム2710は、TX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ238、及び/又はコントローラ/プロセッサ240を含み得る。1つの構成では、前述の手段は、本明細書に記載の機能及び/又は動作を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ238、及び/又はコントローラ/プロセッサ240であり得る。
【0262】
[0290]
図27は、一例として提供される。他の実施例は、
図27に関連して説明したものとは異なり得る。
【0263】
[0291]
図28は、装置2805のためのコード及び回路の実装形態の一例2800を示す図である。装置2805はUEであってよい。
【0264】
[0292]
図28に更に示されるように、装置は、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信するための回路(回路2820)を含み得る。例えば、装置は、装置が、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信することを可能にするための回路を含み得る。
【0265】
[0293]
図28に更に示されるように、装置は、UEから、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とを受信するための回路(回路2825)を含み得る。例えば、装置は、装置が、UEから、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とを受信することを可能にするための回路を含み得る。
【0266】
[0294]
図28に更に示されるように、装置は、コンピュータ可読媒体2725に記憶された、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を、NTN中のサービングノードからUEに送信するためのコード(コード2840)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2720によって実行されたとき、送受信機2730に、NTN中のサービングノードからUEに、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を送信させ得るコードを含み得る。
【0267】
[0295]
図28に更に示すように、装置は、コンピュータ可読媒体2725に記憶された、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とをUEから受信するためのコード(コード2845)を含み得る。例えば、装置は、プロセッサ2720によって実行されたとき、送受信機2730に、UEから、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間とを受信させ得るコードを含み得る。
【0268】
[0296]
図28は、一例として提供される。他の実施例は、
図28に関連して説明したものとは異なり得る。
【0269】
[0297]
図29は、本開示による、非集約基地局アーキテクチャの一例2900を示す図である。
【0270】
[0298] 5G NRシステムなどの通信システムの展開は、様々な構成要素又は構成部分を用いて複数の方法で構成され得る。5G NRシステム又はネットワークでは、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、ネットワークのモビリティ要素、RANノード、コアネットワークノード、ネットワーク要素、又は基地局(BS、例えば、基地局110)などのネットワーク機器、又は基地局機能を実行する1つ又は複数のユニット(又は1つ又は複数の構成要素)は、集約又は非集約アーキテクチャで実装され得る。例えば、BS(ノードB(NodeB:NB)、eNB、NR BS、5G NB、アクセスポイント(AP)、TRP、又はセルなど)は、集約基地局(スタンドアロンBS又はモノリシックBSとしても知られる)又は非集約基地局として実装され得る。
【0271】
[0299] 集約基地局は、単一のRANノード内に物理的又は論理的に統合された無線プロトコルスタックを利用するように構成され得る。非集約基地局は、2つ以上のユニット(例えば、1つ又は複数のCU、1つ又は複数のDU、又は1つ又は複数のRU)間で物理的又は論理的に分散されたプロトコルスタックを利用するように構成され得る。いくつかの態様では、CUは、RANノード内に実装され得、1つ又は複数のDUは、CUとコロケートされ得るか、あるいは代替的に、1つ又は複数の他のRANノード全体にわたって地理的に又は仮想的に分散され得る。DUは、1つ又は複数のRUと通信するように実装され得る。CU、DU、及びRUの各々は、仮想ユニット(例えば、仮想中央ユニット(VCU)、仮想分散ユニット(VDU)、又は仮想無線ユニット(VRU))として実装され得る。
【0272】
[0300] 基地局タイプの動作又はネットワーク設計は、基地局機能の集約特性を考慮し得る。例えば、非集約基地局は、IABネットワーク、O-RAN(O-RANアライアンスによってスポンサーされたネットワーク構成など)、又は仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN、クラウド無線アクセスネットワーク(C-RAN)としても知られる)において利用され得る。非集約は、様々な物理的ロケーションにある2つ以上のユニットにわたって機能を分散させること、並びに少なくとも1つのユニットのために機能を仮想的に分散させることを含み得、これは、ネットワーク設計における柔軟性を可能にし得る。非集約基地局の様々なユニット、又は非集約RANアーキテクチャは、少なくとも1つの他のユニットとのワイヤード又はワイヤレス通信のために構成することができる。
【0273】
[0301]
図29に示される非集約基地局アーキテクチャは、バックホールリンクを介してコアネットワーク2920と直接通信し得る、又は1つ又は複数の非集約基地局ユニット(E2リンクを介したNear-RT RIC2925、若しくはサービス管理及びオーケストレーション(SMO)フレームワーク2905に関連付けられたNon-RT RIC2915、又はその両方など)を通してコアネットワーク2920と間接的に通信し得る、1つ又は複数のCU2910を含み得る。CU2910は、F1インターフェースなどのそれぞれのミッドホールリンクを介して1つ又は複数のDU2930と通信し得る。DU2930は、それぞれのフロントホールリンクを介して1つ又は複数のRU2940と通信し得る。RU2940は、1つ又は複数の無線周波数(RF)アクセスリンクを介してそれぞれのUE120と通信し得る。いくつかの実装形態では、UE120は、複数のRU2940によって同時にサービス提供され得る。
【0274】
[0302] ユニットの各々(例えば、CU2910、DU2930、RU2940)、並びにNear-RT RIC2925、Non-RT RIC2915、及びSMOフレームワーク2905は、ワイヤード又はワイヤレス伝送媒体を介して信号、データ、又は情報(集合的に信号)を受信又は送信するように構成された1つ又は複数のインターフェースを含むか、又は1つ又は複数のインターフェースに結合され得る。ユニットの各々、又はユニットの通信インターフェースに命令を提供する関連付けられたプロセッサ若しくはコントローラは、伝送媒体を介して他のユニットのうちの1つ又は複数と通信するように構成され得る。例えば、ユニットは、有線伝送媒体を介して他のユニットのうちの1つ又は複数に信号を受信又は送信するように構成された有線インターフェースを含むことができる。加えて、ユニットは、受信機、送信機、又は送受信機(RF送受信機など)を含み得るワイヤレスインターフェースを含んでもよく、ワイヤレスインターフェースは、ワイヤレス伝送媒体を介して他のユニットのうちの1つ又は複数に信号を受信又は送信、あるいはその両方を行うように構成されている。
【0275】
[0303] いくつかの態様では、CU2910は、1つ又は複数の上位レイヤの制御機能をホストすることができる。このような制御機能は、無線リソース制御(RRC)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)などを含むことができる。各制御機能は、CU2910によってホストされる他の制御機能と信号を通信するように構成されたインターフェースを用いて実装することができる。CU2910は、ユーザプレーン機能(例えば、中央ユニット-ユーザプレーン(Central Unit - User Plane、CU-UP))、制御プレーン機能(例えば、中央ユニット-制御プレーン(Central Unit - Control Plane、CU-CP))、又はそれらの組合せを扱うように構成することができる。いくつかの実装形態では、CU2910は、1つ又は複数のCU-UPユニットと、1つ又は複数のCU-CPユニットとに論理的に分割することができる。CU-UPユニットは、O-RAN構成で実装されるとき、E1インターフェースなどのインターフェースを介してCU-CPユニットと双方向に通信することができる。CU2910は、ネットワーク制御及びシグナリングのために、必要に応じて、DU2930と通信するように実装することができる。
【0276】
[0304] DU2930は、1つ又は複数のRU2940の動作を制御するための1つ又は複数の基地局機能を含む論理ユニットに対応し得る。いくつかの態様では、DU2930は、3GPPによって定義されるものなどの機能分割に少なくとも部分的に応じて、無線リンク制御(RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、及び1つ又は複数の上位物理(PHY)レイヤ(前方誤り訂正(FEC)符号化及び復号、スクランブリング、変調及び復調などのためのモジュールなど)のうちの1つ又は複数をホストし得る。いくつかの態様では、DU2930は更に、1つ又は複数の低PHYレイヤをホストし得る。各レイヤ(又はモジュール)は、DU2930によってホストされる他のレイヤ(及びモジュール)と、又はCU2910によってホストされる制御機能と、信号を通信するように構成されたインターフェースを用いて実装され得る。
【0277】
[0305] 下位レイヤ機能は、1つ又は複数のRU2940によって実装され得る。いくつかの展開では、DU2930によって制御されるRU2940は、下位レイヤ機能分割などの機能分割に少なくとも部分的に基づいて、RF処理機能、又は低PHYレイヤ機能(高速フーリエ変換(FFT:fast Fourier transform)、逆FFT(iFFT:inverse FFT)、デジタルビームフォーミング、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)抽出及びフィルタリングなどを実行することなど)、あるいはその両方をホストする論理ノードに対応し得る。そのようなアーキテクチャでは、RU(単数又は複数)2940は、1つ又は複数のUE120との無線経由(over the air:OTA)通信を扱うように実装することができる。いくつかの実装形態では、RU(単数又は複数)2940との制御及びユーザプレーン通信のリアルタイム態様及び非リアルタイム態様は、対応するDU2930によって制御され得る。いくつかのシナリオでは、この構成は、DU(単数又は複数)2930及びCU2910が、vRANアーキテクチャなどのクラウドベースのRANアーキテクチャで実装されることを可能にすることができる。
【0278】
[0306] SMOフレームワーク2905は、非仮想化及び仮想化ネットワーク要素のRAN展開及びプロビジョニングをサポートするように構成され得る。非仮想化ネットワーク要素の場合、SMOフレームワーク2905は、動作及び保守インターフェース(O1インターフェースなど)を介して管理することができるRANカバレッジ要件のための専用物理リソースの展開をサポートするように構成され得る。仮想化ネットワーク要素の場合、SMOフレームワーク2905は、クラウドコンピューティングプラットフォーム(オープンクラウド(O-クラウド)2990など)と対話して、クラウドコンピューティングプラットフォームインターフェース(O2インターフェースなど)を介してネットワーク要素ライフサイクル管理を実行する(仮想化ネットワーク要素をインスタンス化するなど)ように構成され得る。そのような仮想化ネットワーク要素は、CU2910、DU2930、RU2940及びNear-RT RIC2925を含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実装形態では、SMOフレームワーク2905は、O1インターフェースを介して、オープンeNB(O-eNB)2911などの4G RANのハードウェア態様と通信することができる。追加的に、いくつかの実装形態では、SMOフレームワーク2905は、O1インターフェースを介して1つ又は複数のRU2940と直接通信することができる。SMOフレームワーク2905はまた、SMOフレームワーク2905の機能をサポートするように構成されたNon-RT RIC2915を含み得る。
【0279】
[0307] Non-RT RIC2915は、RAN要素及びリソースの非リアルタイム制御及び最適化、モデルトレーニング及び更新を含む人工知能/機械学習(AI/ML:Artificial Intelligence/Machine Learning)ワークフロー、又はNear-RT RIC2925におけるアプリケーション/特徴のポリシーベースのガイダンスを可能にする論理機能を含むように構成され得る。Non-RT RIC2915は、Near-RT RIC2925に結合され得るか、又はNear-RT RIC2925と(A1インターフェースなどを介して)通信し得る。Near-RT RIC2925は、1つ又は複数のCU2910、1つ又は複数のDU2930、又はその両方、並びにO-eNBをNear-RT RIC2925に接続するインターフェースを介した(E2インターフェースを介するなど)データ収集及びアクションを介して、RAN要素及びリソースの準リアルタイム制御及び最適化を可能にする論理機能を含むように構成され得る。
【0280】
[0308] いくつかの実装形態では、Near-RT RIC2925に展開されるAI/MLモデルを生成するために、Non-RT RIC2915は、外部サーバからパラメータ又は外部エンリッチメント情報を受信し得る。そのような情報は、Near-RT RIC2925によって利用され得、非ネットワークデータソースから又はネットワーク機能から、SMOフレームワーク2905又はNon-RT RIC2915において受信され得る。いくつかの例では、Non-RT RIC2915又はNear-RT RIC2925は、RAN挙動又は性能を調整するように構成され得る。例えば、Non-RT RIC2915は、性能について長期の傾向及びパターンを監視し、SMOフレームワーク2905(O1を介した再構成など)を通じて又はRAN管理ポリシー(A1ポリシーなど)の作成を介して、是正措置を実行するためにAI/MLモデルを採用し得る。
【0281】
[0309] 上記に示したように、
図29は、一例として提供される。他の実施例は、
図29に関して説明するものとは異なってもよい。
【0282】
[0310]
図30は、本開示による、例えば、UEによって、実行される例示的なプロセス3000を示す図である。例示的なプロセス3000は、UE(例えば、UE120)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0283】
[0311]
図30に示されるように、いくつかの態様では、プロセス3000は、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信することを含み得る(ブロック3010)。例えば、UEは(例えば、
図20に示される通信マネージャ140及び/又は受信構成要素2002を使用して)、上述のように、NTNに関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数のSMTCを示す構成を受信し得る。
【0284】
[0312]
図30に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス3000は、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することを含み得、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる(ブロック3020)。例えば、UEは(例えば、
図20に示される通信マネージャ140及び/又は性能構成要素2010を使用して)、複数の測定周波数の間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することができ、複数の測定周波数は、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数は、上述のように、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる。
【0285】
[0313]
図30は、プロセス3000の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス3000は、
図30に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス3000のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0286】
[0314]
図31は、本開示による、例えば、UEによって、実行される例示的なプロセス3100を示す図である。例示的なプロセス3100は、UE(例えば、UE120)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0287】
[0315]
図31に示されるように、いくつかの態様では、プロセス3100は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することを含み得る(ブロック3110)。例えば、UEは(例えば、
図23に示す通信マネージャ140及び/又は受信構成要素2302を使用して)、NTN中のサービングノードから、上述のように、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信し得る。
【0288】
[0316]
図31に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス3100は、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信することを含み得、1つ又は複数の測定ギャップは、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択される(ブロック3130)。例えば、UEは(例えば、
図23に示された通信マネージャ140及び/又は送信構成要素2304を使用して)、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とをサービングノードに送信し得、1つ又は複数の測定ギャップは、上記で説明したように、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択される。
【0289】
[0317]
図31は、プロセス3100の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス3100は、
図31に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス3100のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0290】
[0318]
図32は、本開示による、例えばサービングノードによって、実行される例示的なプロセス3200を示す図である。例示的なプロセス3200は、サービングノード(例えば、基地局110)がNTNの測定を実行することに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0291】
[0319]
図32に示されるように、いくつかの態様では、プロセス3200は、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力することを含み得る(ブロック3210)。例えば、サービングノードは(例えば、
図26に示された送信構成要素2604を使用して)、上記で説明したように、NTN中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力し得る。
【0292】
[0320]
図32に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス3200は、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得することを含み得る(ブロック3220)。例えば、サービングノードは(例えば、
図26に示す受信構成要素2602を使用して)、上記で説明したように、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とを取得し得る。
【0293】
[0321]
図32は、プロセス3200の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス3200は、
図32に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス3200のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
【0294】
[0322] 以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0295】
[0323] 態様1:ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、UEが非地上波ネットワーク(NTN)に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定することと、スケーリングファクタとUE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行することとを含む、方法。
【0296】
[0324] 態様2:スケーリングファクタが、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、態様1の方法。
【0297】
[0325] 態様3:UE測定期間のためのスケーリングファクタが、NTNに関連付けられたサービングノードから受信された指示に少なくとも部分的に基づく、態様1又は2の方法。
【0298】
[0326] 態様4:指示が、UE固有信号、UEグループ固有信号、又は衛星固有信号に少なくとも部分的に基づく、態様3の方法。
【0299】
[0327] 態様5:スケーリングファクタが、測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいてUE測定期間に適用され、測定セルがUEのサービングノードに関連付けられ、サービングノードが衛星タイプに関連付けられる、態様3の方法。
【0300】
[0328] 態様6:測定セルの衛星タイプが、地球移動セル展開を有する非静止衛星である、態様5の方法。
【0301】
[0329] 態様7:スケーリングファクタが、測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、測定セルの衛星タイプが静止衛星であること、又は測定セルの衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間に適用される、態様5の方法。
【0302】
[0330] 態様8:ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することと、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とをサービングノードに送信することとを含み、1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択される、方法。
【0303】
[0331] 態様9:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップにおいてサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、態様8の方法。
【0304】
[0332] 態様10:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノードに関連付けられたサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である、態様8又は9の方法。
【0305】
[0333] 態様11:サービングノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を出力することと、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがユーザ機器(UE)において有効である持続時間とを取得することとを含む、方法。
【0306】
[0334] 態様12:サービングノードに報告された1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化を出力することを更に含む、態様11の方法。
【0307】
[0335] 態様13:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップにおいてサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、態様11又は12の方法。
【0308】
[0336] 態様14:1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間内に、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求を出力することを更に含む、態様11~13のいずれか1つに記載の方法。
【0309】
[0337] 態様15:ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、UEが非地上波ネットワーク(NTN)に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間のためのスケーリングファクタを決定することと、スケーリングファクタとUE測定期間とに少なくとも部分的に基づいて、スケーリングされたUE測定期間中に測定を実行することとを含む、方法。
【0310】
[0338] 態様16:スケーリングファクタを決定することが、NTNに関連付けられた衛星の高度、UEに対する衛星の仰角、又は測定セルに関連付けられたビームフットプリントの半径のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、スケーリングファクタを決定することを含む、態様15の方法。
【0311】
[0339] 態様17:NTNに関連付けられたサービングノードから、UE測定期間のためのスケーリングファクタの指示を受信することを更に含む、態様15又は16の方法。
【0312】
[0340] 態様18:UE測定期間のためのスケーリングファクタの指示を受信することが、UE固有信号、UEグループ固有信号、又は衛星固有信号を介して指示を受信することを含む、態様17の方法。
【0313】
[0341] 態様19:測定セルの衛星タイプに少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用することを判定することを更に含み、測定セルが、UEのサービングノードに関連付けられ、サービングノードが、衛星タイプに関連付けられる、態様17の方法。
【0314】
[0342] 態様20:測定セルの衛星タイプが、地球移動セル展開を有する非静止衛星である、態様19の方法。
【0315】
[0343] 態様21:測定セルが地上波ネットワークに関連付けられていること、測定セルの衛星タイプが静止衛星であること、又は測定セルの衛星タイプが準地球固定セル展開を有する非静止衛星であることのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、UE測定期間にスケーリングファクタを適用すべきかどうかを判定することを更に含む、態様19の方法。
【0316】
[0344] 態様22:測定が、周波数内新無線(NR)セル、周波数間NRセル、無線リンク監視評価期間、ビーム失敗検出評価期間、候補ビーム検出評価期間、プライマリ同期信号検出期間、又はセカンダリ同期信号検出期間のうちの1つ又は複数に関連付けられる、態様15~21のいずれか1つに記載の方法。
【0317】
[0345] 態様23:スケーリングファクタが、不連続受信サイクル長に適用される、態様15~22のいずれか1つに記載の方法。
【0318】
[0346] 態様24:ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、非地上波ネットワーク(NTN)に関連付けられたサービングノードから、測定周波数の複数の同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTCs)を示す構成を受信することと、複数の測定周波数間で共有されるセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することとを含み、複数の測定周波数が、測定周波数に少なくとも部分的に基づき、複数の測定周波数の各測定周波数が、測定周波数の複数のSMTCからの異なるSMTCに関連付けられる、方法。
【0319】
[0347] 態様25:セル探索エンジンが、第2のセル探索エンジンであり、プライマリセル周波数又はキャリアに専用の第1のセル探索エンジンを使用してセル探索機能を実行することを更に含む、態様24の方法。
【0320】
[0348] 態様26:複数のSMTCの各々が、異なるSMTCオフセット値に関連付けられる、態様24又は25の方法。
【0321】
[0349] 態様27:セル探索エンジンが、複数の測定周波数間で均等に共有される、態様24~26のいずれか1つに記載の方法。
【0322】
[0350] 態様28:セル探索エンジンが、複数の測定周波数間で不均等に共有され、複数の測定周波数間の共有ファクタが、サービングセル衛星とは異なる1つ又は複数の衛星に関連付けられた測定周波数に少なくとも部分的に基づく、態様24~27のいずれか1つに記載の方法。
【0323】
[0351] 態様29:複数の測定周波数が、測定期間に関して、及びキャリア固有スケーリングファクタに関して互いに独立である、態様24~28のいずれか1つに記載の方法。
【0324】
[0352] 態様30:複数の測定周波数が、複数の周波数間に関連付けられる、態様24~29のいずれか1つに記載の方法。
【0325】
[0353] 態様31:ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードから、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を受信することと、サービングノード又はUEの1つ又は複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、測定構成において示される複数の候補測定ギャップから1つ又は複数の測定ギャップを選択することと、サービングノードに、1つ又は複数の測定ギャップの指示と、1つ又は複数の測定ギャップがUEにおいて有効である持続時間とを送信することとを含む、方法。
【0326】
[0354] 態様32:サービングノードに報告された1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、サービングノードから、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化を受信することを更に含む、態様31の方法。
【0327】
[0355] 態様33:1つ又は複数の測定ギャップを選択することが、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップ中でサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づく、態様31又は32の方法。
【0328】
[0356] 態様34:相対時間オフセットが、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく、態様33の方法。
【0329】
[0357] 態様35:基準位置が、サービングセルの中心位置及び候補測定ギャップパラメータに関連付けられる、態様34の方法。
【0330】
[0358] 態様36:測定ギャップのセットが有効である持続時間内に、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求をサービングノードから受信することを更に含む、態様31~35のいずれか1つに記載の方法。
【0331】
[0359] 態様37:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングセルに関連付けられたサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である、態様31~36のいずれか1つに記載の方法。
【0332】
[0360] 態様38:サービングノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、複数の候補測定ギャップを示す測定構成を、非地上波ネットワーク(NTN)中のサービングノードからユーザ機器(UE)に送信することと、測定構成において示された複数の候補測定ギャップから選択された1つ又は複数の測定ギャップの指示と、測定ギャップのセットがUEにおいて有効である持続時間とをUEから受信することとを含む、方法。
【0333】
[0361] 態様39:サービングノードに報告された1つ又は複数の測定ギャップに少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数の測定ギャップの再構成又はアクティブ化をUEに送信することを更に含む、態様38の方法。
【0334】
[0362] 態様40:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノードに関連付けられるエフェメリス情報、サービングノードに関連付けられる時間ドリフト情報、UE位置、UEのために構成された同期信号ブロック(SSB)測定タイミング構成(SMTC)パラメータ、測定ギャップ中でサポートされるSMTCの量、候補測定ギャップパラメータ、サービングノードと隣接ノードとの間の相対時間オフセット、1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間、又は測定ギャップによるダウンリンクリソースの損失のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて選択される、態様38又は39の方法。
【0335】
[0363] 態様41:相対時間オフセットが、エフェメリス情報、時間ドリフトレート、又は基準位置のうちの1つ又は複数を含む追加のターゲット又は隣接セル情報に少なくとも部分的に基づく、態様40の方法。
【0336】
[0364] 態様42:基準位置が、サービングセルの中心位置、又はSMTCパラメータ及び候補測定ギャップパラメータを構成するときにサービングノードによって使用される位置に関連付けられる、態様41の方法。
【0337】
[0365] 態様43:1つ又は複数の測定ギャップが有効である持続時間内に、更新された1つ又は複数の測定ギャップについての要求をUEに送信することを更に含む、態様38~42のいずれか1つに記載の方法。
【0338】
[0366] 態様44:1つ又は複数の測定ギャップが、サービングノードに関連付けられたサービング衛星とは異なる衛星からの隣接セル測定又はターゲットセル測定に適用可能である、態様38~43のいずれか1つに記載の方法。
【0339】
[0367] 態様45:デバイスにおけるワイヤレス通信用の装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み、命令が、装置に態様1~44のうちの1つ又は複数の方法を実行させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0340】
[0368] 態様46:ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを備え、1つ又は複数のプロセッサが、態様1~44のうちの1つ又は複数の方法を実行するように構成されている、デバイス。
【0341】
[0369] 態様47:態様1~44のうちの1つ又は複数の方法を実行する少なくとも1つの手段を含む、ワイヤレス通信のための装置。
【0342】
[0370] 態様48:ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~44のうちの1つ又は複数の方法を実行するためにプロセッサによって実行可能である命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0343】
[0371] 態様49:ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが1つ又は複数の命令を含み、1つ又は複数の命令が、デバイスの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、デバイスに、態様1~44のうちの1つ又は複数の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0344】
[0372] 上記の開示は、例示及び説明を提供するが、網羅的であること又は態様を開示した厳密な形態に限定することは意図されていない。修正及び変形を、上記の開示に照らし合わせて加えることができ、又は、諸態様の実践から得ることもできる。
【0345】
[0373] 本明細書で使用される場合、「構成要素」という用語は、ハードウェア、及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれ以外として呼ばれるかどうかにかかわらず、他の例の中でも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、及び/又は関数を意味するものと広く解釈されるものとする。本明細書で使用される場合、「プロセッサ」は、ハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。本明細書で説明するシステム及び/又は方法は、異なる形態のハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることが明らかであろう。これらのシステム及び/又は方法を実装するために使用される、実際の特殊化された制御ハードウェア又はソフトウェアコードは、諸態様を限定するものではない。したがって、当業者は、ソフトウェア及びハードウェアが本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいて、システム及び/又は方法を実装するように設計され得ることを理解することになるので、システム及び/又は方法の動作及び挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明する。
【0346】
[0374] 本明細書で使用される場合、「閾値を満たすこと」は、文脈に応じて、値が閾値よりも大きいこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値以下であること、閾値に等しいこと、閾値に等しくないことなどを指す場合がある。
【0347】
[0375] 特徴の特定の組合せが、特許請求の範囲において列挙され、かつ/又は本明細書で開示されている場合であっても、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定することを意図するものではない。これらの特徴の多くが、特許請求の範囲に具体的に列挙されず、かつ/又は本明細書で開示されない方法で、組み合わせられてもよい。様々な態様の開示は、請求項セット内のあらゆる他の請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。本明細書で使用される際、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、又はcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a+b、a+c、b+c、及びa+b+c、並びに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(例えば、a+a、a+a+a、a+a+b、a+a+c、a+b+b、a+c+c、b+b、b+b+b、b+b+c、c+c、及びc+c+c、又はa、b、及びcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0348】
[0376] 本明細書で使用する要素、行為、又は命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要又は必須として解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される場合、冠詞「a」及び「an」は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されることがある。更に、本明細書で使用される場合、冠詞「the」は、冠詞「the」に関して言及される1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されてもよい。更に、本明細書で使用される場合、「セット(set)」及び「グループ(group)」という用語は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されてもよい。ただ1つの項目が意図されている場合、「ただ1つ」という語句、又は同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用される場合、「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、これらの用語が修飾する要素を限定しないオープンエンド用語であるものとする(例えば、Aを「有する」要素は、Bも有することができる)。更に、「~に基づいて」という語句は、別段に明記されていない限り、「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味することが意図されている。また、本明細書で使用される場合、「又は(or)」という用語は、連続して使用されるときには包含的であるものとし、別段に明記されていない限り(例えば、「いずれか(either)」又は「のうちのただ1つ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)、「及び/又は(and/or)」と互換的に使用されてもよい。
【国際調査報告】