(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】インスタントメッセージの処理方法、装置及機器
(51)【国際特許分類】
H04L 51/046 20220101AFI20250204BHJP
H04L 51/07 20220101ALI20250204BHJP
G06F 16/904 20190101ALI20250204BHJP
【FI】
H04L51/046
H04L51/07
G06F16/904
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539028
(86)(22)【出願日】2022-12-09
(85)【翻訳文提出日】2024-06-26
(86)【国際出願番号】 CN2022137997
(87)【国際公開番号】W WO2023124907
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111643771.9
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ジアン,ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ヨンハオ
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175JC04
(57)【要約】
本願発明はインスタントメッセージの処理方法を開示割いている。何れかのセッションの何れかのインスタントメッセージに対して、第1セッションの目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、当該目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。目標メッセージリンクを取得した後に、ユーザが目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、当該目標メッセージリンクを目標アプリケーションのページに追加する。目標アプリケーションのページ目標メッセージリンクを提示する。つまり、本願発明は、目標メッセージをリンク化させることで、目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを、他のアプリケーションに追加しき、他のアプリケーションに目標メッセージを提示することができ、メッセージの流通性を高めるとともに、ユーザの使用体験を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得するステップ、
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加するステップ、を含む、
ことを特徴とするインスタントメッセージの処理方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージを提示するステップ、を更に含む
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
当該方法は、
ユーザが前記目標アプリケーションの前記目標メッセージリンクをトリガする操作に応答して、前記目標メッセージの位置する前記第1セッションのセッションページにジャンプするステップ、を更に含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザが前記目標アプリケーションの前記目標メッセージリンクをトリガする操作に応答して、前記目標メッセージの位置する前記第1セッションのページにジャンプするステップは、
ユーザが前記目標アプリケーションの前記目標メッセージリンクをトリガし、かつ、前記ユーザが前記第1セッションへのアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージの位置する第1セッションのページにジャンプするステップ、含む、
ことを特徴する請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記目標アプリケーションは、クラウドドキュメント、カレンダー、電子メール、ブラウザ、又は他のインスタントメッセージングアプリケーションであり、
又は、前記目標アプリケーションは、前記インスタントメッセージングアプリケーションであり、前記目標アプリケーションのページは、前記第1セッションのセッションページ以外のページである、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応するメッセージリンクを取得するステップは、
ユーザが複数の目標メッセージに対してトリガする第1操作に応答して、目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクを取得するステップ、
前記複数の目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクに基づいて、前記複数の目標メッセージを指示するための目標メッセージリンクを生成するステップ、を含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項7】
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加するステップは、
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージリンク、又は前記目標メッセージリンクに対応するテキストリンクを表示し、前記テキストリンクは、前記目標メッセージ、前記目標メッセージを送信するユーザ識別、又は前記目標メッセージのソース情報の少なくとも1つ、を含む、
ことを特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記目標アプリケーションがクラウドドキュメントである場合、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージを提示するステップは、
ユーザが前記目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加することに応答して、前記クラウドドキュメントにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び目標メッセージ対応付け情報を提示するステップ、含む、
ことを特徴する請求項2に記載の方法。
【請求項9】
関連情報は、前記目標メッセージのソース、前記目標メッセージを送信するユーザ識別、送信時点のうちの1つ又は複数を含む、
ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記クラウドドキュメントにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するステップは、
前記クラウドドキュメントのプレースホルダボックスにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するステップ、含む、
ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記プレースホルダボックスは、タイトルカード及びコンテンツカードを含み、前記タイトルカードが、前記目標メッセージリンクを提示するためのものであり、前記コンテンツカードが、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するためのものである、
ことを特徴する請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記目標メッセージの高さが前記コンテンツカードの高さより大きいことに応答して、スライドコンポーネント又はビューコンポーネントを表示するステップ、を更に含む、
ことを特徴する請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、
ユーザが前記クラウドドキュメントへのアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージに追加された前記ユーザのコメントを取得し、対応する処理を完了するステップ、を更に含む、
ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
コンテンツカードに表示されたユーザアバターに対する前記ユーザのトリガ操作に応答して、前記ユーザアバターに対応するユーザの個人ホームページを表示するステップ、を更に含む、
ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記クラウドドキュメントにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するステップは、
タイトルカードに前記目標メッセージリンクを表示し、コンテンツ提示領域に前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を表示するステップ、含む、
ことを特徴する請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、
ユーザが前記クラウドドキュメントについて編集権限を有することに応答して、前記目標メッセージをトリガする前記ユーザの編集操作を受信し、対応する処理を完了するステップ、又は、
ユーザが前記クラウドドキュメントについてアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージに追加された前記ユーザのコメント及び/又はタグを受信し、対応する処理を完了するステップ、を更に含む、
ことを特徴する請求項15に記載の方法。
【請求項17】
タイトルカードは、タイトル名及びコピーコンポーネントを更に含み、前記タイトル名が前記目標メッセージのソースに基づいて決定され、前記コピーコンポーネントが、前記目標メッセージリンクをコピーするためのものである、
ことを特徴する請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、
ユーザが前記目標メッセージリンクを第2セッションに追加し、かつ、前記目標メッセージリンクが複数の目標メッセージに対応することに応答して、前記第2セッションのセッションページに前記目標メッセージリンクを及び所定数の目標メッセージを表示するステップを更に含む、
を特徴する請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記目標アプリケーションがブラウザである場合、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージを提示するステップは、
前記ブラウザの位置する端末装置にターゲットクライアントが存在することに応答して、前記インスタントメッセージングアプリケーションが統合された前記ターゲットクライアントを起動するステップ、
ユーザが前記目標メッセージについてアクセス権限を有し、かつ、前記ターゲットクライアントがログインしていることに応答して、前記目標メッセージリンクに基づいて、前記ターゲットクライアントに前記目標メッセージを表示するステップ、含む、
ことを特徴する請求項2に記載の方法。
【請求項20】
前記目標アプリケーションがブラウザである場合、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージを提示するステップは、
前記ブラウザの位置する端末装置にターゲットクライアントが存在しないことに応答して、前記インスタントメッセージングアプリケーションが統合されたウェブクライアントを起動するステップ、
ユーザが前記目標メッセージについてアクセス権限を有し、かつ、前記ウェブクライアントがログインしていることに応答して、前記目標メッセージリンクに基づいて、前記ウェブクライアントに前記目標メッセージを表示するステップ、含む、
ことを特徴する請求項2に記載の方法。
【請求項21】
インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得するための取得ユニットと、
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加する追加ユニットと、を備える
ことを特徴とするインスタントメッセージの処理装置。
【請求項22】
電子機器であって、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、指令又はコンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
前記プロセッサは、前記メモリにおける前記指令又はコンピュータプログラムを実行することにより、前記電子機器が請求項1~20の何れか1項に記載の方法を実行するために構成されている、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項23】
コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体に指令が記憶され、
前記指令が装置において実行されると、前記装置は、請求項1~20の何れか1項に記載の方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項24】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、請求項1~20の何れか1項に記載の方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願発明は、2021年12月29日に出願された出願番号が202111643771.9であり、出願名称が「インスタントメッセージの処理方法、装置及機器」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、当該出願に記載された全ての記載コンテンツが援用により本願発明に組み込まれている。
【0002】
[技術分野]
本願発明は、コンピュータ技術分野に関しており、特に、インスタントメッセージの処理方法、装置及機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在のインスタントメッセージング(IM)の拡張機能は、異なるセッション間でインスタントメッセージを共有するユーザのニーズを満たすために、異なるセッション間でメッセージを転送することが主である。しかし、上記のIM用拡張機能は比較的単一であり、異なるセッション間でのインスタントメッセージングメッセージの転送しか実現できず、ユーザのより高いメッセージ転送ニーズを満たすことはできない。
【発明の概要】
【0004】
上記の事情に鑑み、本願発明の実施形態は、インスタントメッセージの処理方法、装置及機器を提供する、インスタントメッセージを他のアプリケーションに共有できるようにして、インスタントメッセージの消費能力を向上させる。
【0005】
上述目的を実現するために、本願発明の実施形態は、以下の技術手段を提供する。
【0006】
本願発明の実施形態の第1によれば、インスタントメッセージの処理方法を提供している。当該方法は、
インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得するステップ、
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加するステップ、を含んでもよい。
【0007】
本願発明の実施形態の第2によれば、インスタントメッセージの処理装置を提供している。前記装置は、
インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得するための取得ユニットと、
目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加する追加ユニットと、を備える。
【0008】
本願発明の実施形態の第3局面によれば、電子機器を提供している。前記機器は、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、指令又はコンピュータプログラムを記憶するためのものであり、
前記プロセッサは、前記メモリにおける前記指令又はコンピュータプログラムを実行することにより、前記電子機器が第1局面に記載のインスタントメッセージ処理方法を実行するために構成されている。
【0009】
本願発明の実施形態の第4局面によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供している。
【0010】
前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体に指令が記憶され、前記指令が装置において実行されると、前記装置は、第1局面に記載のインスタントメッセージ処理方法を実行する。
【0011】
本願発明の実施形態の第5局面によれば、コンピュータプログラム製品を提供している。前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、第1局面に記載のインスタントメッセージ処理方法を実行する。
【0012】
これで分かるように、本願発明の実施形態は、以下の有益な効果を有する。
【0013】
本願発明の実施形態では、何れかのセッションにおける何れかのインスタントメッセージに対して、ユーザが第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、当該目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。目標メッセージリンクを取得した後に、ユーザが目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、当該目標メッセージリンクを目標アプリケーションのページに追加することで、目標アプリケーションのページにおいて、目標メッセージリンクを提示する。つまり、本願発明は、目標メッセージをリンク化させて、目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを、他のアプリケーションに追加することができ、メッセージの流通性を高めるとともに、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本出願発明の実施形態又は従来の技術の技術案をより明確に説明するために、実施形態又は従来の技術の説明に必要なの添付図面を簡単に紹介する。以下の説明における添付図面は、本明細書に記載された幾つかの実施形態に過ぎず、当業者にとって、創造的な工夫を要することなく、これらの添付図面によって他の添付図面を得られることは明らかである。
【0015】
【
図1】本願発明の実施形態に係るインスタントメッセージの処理方法のフロー図である。
【0016】
【
図2a】本願発明の実施形態に係る単一の目標メッセージ決定シーンの模式図である。
【0017】
【
図2b】本願発明の実施形態に係る複数の目標メッセージ決定シーンの模式図である。
【0018】
【
図2c】本願発明の実施形態に係る目標メッセージリンク表示方式の模式図である。
【0019】
【
図2d】本願発明の実施形態に係るクラウドドキュメントに目標メッセージリンクを追加する模式図である。
【0020】
【
図3a】本願発明の実施形態に係るタイトルカード表示の模式図である。
【0021】
【
図3b】本願発明の実施形態に係るコンテンツカード表示の模式図である。
【0022】
【
図3c】本願発明の実施形態に係る他のコンテンツカード表示の模式図である。
【0023】
【
図3d】本願発明の実施形態に係るIMに目標メッセージリンクを表示する模式図である。
【0024】
【
図3e】本願発明の実施形態に係るメッセージにアクセスする権限を有する模式図である。
【0025】
【
図4】本願発明の実施形態に係るインスタントメッセージの処理装置の構成模式図である。
【0026】
【
図5】本願発明の実施形態に係る電子機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本願発明の実施形態の添付図面を参照して、当業者が本願発明の実施形態をより良く理解できるようにするために、明確且つ完全に説明する。説明した実施形態が、本願発明の全ての実施形態ではなく、一部だけの実施形態であることは明らかである。本願発明の実施形態に基づいて、当業者は、創造的な工夫をせずに得られる他の実施形態の全ては、何れも本願発明の保護範囲に含まれる。
【0028】
現在、インスタントメッセージセッションにおいてインスタントメッセージを転送又は共有できるのは、異なるセッション間でだけである。他のアプリケーションでインスタントメッセージセッションを共有する必要がある場合、コピーするかスクリーンショットを撮ることでしか共有できない。しかし、この共有方法では、ユーザはスクリーンショット部分の情報又はコピーされたテキスト情報しか参照することができず、メッセージの全体像を理解することができないため、ユーザがインスタントメッセージを理解するためのコストが高くなる。例えば、ユーザAがクラウドドキュメントを使用して製品報告を行う場合、インスタントメッセージ内で他のユーザからのフィードバックを引用し、スクリーンショットを撮影してクラウドドキュメントに貼り付ける必要がある。一方、スクリーンショットをクラウドドキュメントに貼り付けるには、レイアウト処理が必要であり、読み手はスクリーンショットの情報の一部しか閲覧できず、網羅的な情報を把握することができない。
【0029】
これに基づいて、本願発明の実施形態は、インスタントメッセージングの処理方法を提供し、ユーザがインスタントメッセージ内のターゲットメッセージを他の目標アプリケーションに共有する必要がある場合、ターゲットメッセージに対するユーザのトリガ操作ことに応答して、ターゲットメッセージに対応するターゲットメッセージへのリンクを取得する。ユーザが目標アプリケーションで貼り付け操作や追加操作をトリガすると、ターゲットメッセージリンクが目標アプリケーションのページに追加されて、目標アプリケーションはターゲットメッセージリンクを解析することにより、当該目標アプリケーションのページに対応するターゲットメッセージを提示することができる。更に、目標アプリケーションのページにおいてターゲットメッセージリンクがトリガされると、ターゲットメッセージの位置する第1セッションのページにジャンプすることができ、それにより、ユーザはターゲットメッセージのコンテキストを参照することができ、メッセージ理解のコストを低減し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0030】
なお、上記の目標アプリケーションは、クラウドドキュメント、カレンダー、電子メール、ブラウザ、及び他のインスタントメッセージングアプリケーションなどであってもよい。或いは、目標アプリケーションはインスタントメッセージングアプリケーションであり、目標アプリケーションのページは、第1セッションのセッションページ以外のページである。具体的には、他のページは、他のセッションのセッションページであってもよく、第1セッションのグループアナウンスなど、第1セッションに関連するセッションページ以外のページであってもよい。つまり、本アプリケーションは、上記に何れかのアプリケーションのページにターゲットメッセージリンクを追加することができる。
【0031】
本願発明の実施形態に係る技術手段を容易に理解するために、以下、添付図面を参照して説明する。
【0032】
図1を参照すると、当該図は、本願発明の実施形態に係るインスタントメッセージの処理方法のフロー図である。
図1に示すように、当該方法は、インスタントメッセージ処理機器によって実行することができる。当該インスタントメッセージング処理装置は、本明細書では限定しないが、サーバ、電子機器、又は他の装置であってもよい。このうち、サーバは、クラウドサーバやサーバクラスタなどのストレージ機能やコンピューティング機能を有する装置であってもよい。また、電子機器としては、携帯電話、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブル電子機器、オールインワンマシン、スマートホーム機器などの通信機能を有する機器や、仮想マシンやシミュレータによってシミュレートされた機器などが挙げられる。具体的には、当該方法は、以下のことを含んでもよい。
【0033】
S101:インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、当該目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。
【0034】
本実施形態では、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションの何れかのセッション中の目標メッセージに対して第1操作をトリガすることができる。第1操作に応答して、目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。ここで、第1操作は、実際のアプリケーションの状況に応じて決定することができる。例えば、第1操作は、当該目標メッセージに対応する「コピーリンク」コンポーネントをクリックすることである。具体的には、ユーザが共有すべき目標メッセージを選択すると、「コピーリンク」コンポーネントが表示され、当該コピーリンクコンポーネントに対するユーザのトリガ操作に応答して、当該目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。
【0035】
ここで、第1セッションは、通常の対話グループであってもよく、トピック機能を有するトピックグループであってもよい。更に、目標メッセージは、対話グループ内のインスタントメッセージであってもよく、トピックグループ内の投稿メッセージ又は返信メッセージであってもよい。なお、目標メッセージは、第1セッションにおけるウォールにアップロードされたインスタントメッセージである。
【0036】
ユーザが単一の目標メッセージに対して第1操作をトリガすると、当該単一の目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得する。
図2aに示すように、共有すべき目標メッセージが選択され、ユーザの選択操作に応答して、コピーリンクコンポーネントを含むページを表示し、ユーザが当該コピーリンクコンポーネントをクリックすることで、当該目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを得る。ユーザが一度に複数の目標メッセージに対して第1操作をトリガすると、複数の目標メッセージにおける目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクを取得する。複数の目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクに基づいて、複数の目標メッセージを指示するための目標メッセージリンクを生成する。
図2bに示すように、ユーザが一度に複数の目標メッセージを選択すると、ユーザの選択操作に応答して、コピーリンクコンポーネントを表示する。ユーザが当該コピーリンクコンポーネントをトリガすることで、当該複数の目標メッセージの各目標メッセージに対応するメッセージリンクを取得する。
【0037】
ここで、ユーザが一度に複数の目標メッセージを選択し、一度の複数選択に対応するメッセージの数がプリセット値に等しい場合、ユーザがインスタントメッセージを選択し続けることが制限される。選択する目標メッセージの数がプリセット値よりも大きい場合、第1提示メッセージが表示され、当該第1提示メッセージによって、数が最大選択プリセット値である情報をユーザに提示する。
【0038】
好ましくは、目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得した後、第2提示メッセージを表示することができる。当該第2提示メッセージは、目標メッセージリンクをペーストボードにコピーしたことをユーザに提示する。
【0039】
S102:目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、目標メッセージリンクを目標アプリケーションのページに追加する。
【0040】
目標メッセージリンクを取得した後に、ユーザが目標アプリケーションにおいて第2操作をトリガする場合、目標メッセージリンクを目標アプリケーションのページに追加する。目標アプリケーションが目標メッセージリンクを取得した後、目標アプリケーションは、目標メッセージリンクを解析することで目標メッセージを取得し、更に、目標アプリケーションのページにおいて目標メッセージを提示する。ここで、第2操作は、貼付け操作又は追加操作を含んでもよい。
【0041】
目標メッセージリンクを目標アプリケーションのページに追加した後、目標アプリケーションのページに目標メッセージリンク又は目標メッセージリンクに対応するテキストリンクを表示することができる。ここで、テキストリンクは、目標メッセージ、送信目標メッセージのユーザ識別又は目標メッセージのソース等を含む。つまり、目標アプリケーションのページに目標メッセージリンクを表示する、例えば、ユニバーサル・リソース・ロケーター(UniformResourceLocator、URL)を表示することができる。又は、目標アプリケーションのページに目標メッセージリンクに対応するテキストリンクを表示し、当該テキストリンクは、クリック可能である。
図2cに示すように、目標アプリケーションがIMの他のセッションである場合、第1図にURLを表示し、第2図にアイコン+メッセージコンテンツを表示し、第3図にアイコン+メッセージソースを表示する。
【0042】
実際のアプリケーションでは、異なるアプリケーションシーンに対して更なる表示を区別することができる。ユーザが目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加するに応答して、クラウドドキュメントに目標メッセージリンク、目標メッセージ、及び目標メッセージの対応付け情報を提示する。ここで、目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加する方法は、2つあり、1つは、ショートカットキーによって目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに貼付けることである。例えば、モバイルアプリケーションシーンでは、クラウドドキュメントの入力モードで長押しすると、貼付けコンポーネント呼び出して、貼付けコンポーネントによって、目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに貼付ける。PCアプリケーションシーンでは、入力モードで右クリック貼付け又はキーボードショートカットによって、クラウドドキュメントに貼付ける。もう1つは、クラウドドキュメントの追加コンポーネントをトリガして、新しいチャットログのコンポーネントを呼び出し、当該チャットログコンポーネントをトリガして、表示された入力ボックスに目標メッセージリンクを貼付けることである。
【0043】
図2dに示すように、クラウドドキュメント内の追加コンポーネント「+」をトリガすることで、選択ページが表示される。当該選択ページに、チャットログコンポーネントを備え、当該チャットログコンポーネント表示入力ボックスをトリガすることで、当該入力ボックスに目標メッセージリンクを貼付ける。
【0044】
ここで、関連情報は、目標メッセージのソース、送信目標メッセージのユーザ識別、及び送信時点等を含んでもよい。つまり、ユーザが目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加した後、クラウドドキュメントに目標メッセージリンク、目標メッセージ(メッセージコンテンツ)、目標メッセージのソース、送信目標メッセージのユーザ識別、及び送信目標メッセージの時点等を表示することができる。
【0045】
具体的な実施形態では、ターゲットメッセージリンク、ターゲットメッセージ、及びターゲットメッセージに対応する関連情報をクラウドドキュメントに表示する方法として、情報ブロックの形で表示する方法と、カットアンドハイドの形で表示する方法がある。
【0046】
第1の表示方法では、ユーザが目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加した後、追加された位置にプレースホルダボックスが表示され、ターゲットメッセージリンク、ターゲットメッセージ、及びターゲットメッセージに対応する関連情報がプレースホルダボックスに表示される。特に、プレースホルダボックスは、タイトルカードとコンテンツカードとを含むことができ、タイトルカードは、ターゲットメッセージリンクを表示するために用いられ、コンテンツカードは、ターゲットメッセージと、ターゲットメッセージに対応する関連情報とを表示するために用いられる。更に、タイトルカードは、タイトル名とコピーコンポーネントとを含むことができ、タイトル名は、メッセージのソースに基づいて決定され、コピーコンポーネントは、ターゲットメッセージリンクをコピーするために用いられる。具体的には、メッセージが単一のチャットから発信された場合、タイトル名は「第1ユーザと第2ユーザのセッション記録」であり、第1ユーザと第2ユーザは単一のチャットの2つの当事者であり、メッセージがグループチャットから発信された場合、タイトル名は「グループチャットセッション記録」であり、メッセージがトピックグループのメインチャットから発信された場合、タイトル名は「グループチャットセッション記録」であり、メッセージがトピックグループのメインポストから発信された場合、タイトル名は「第3ユーザのトピック」であり、第3ユーザはトピックを開始したユーザであり、メッセージがトピック群衆の返信ポストから発信された場合、タイトル名は「グループセッション記録」である。更に、タイトルカードは、セッション入力コンポーネントを含むことができ、コンポーネントをトリガすることによって、ユーザは、ターゲットメッセージがあるセッションページに入ることができる。
【0047】
例えば、
図3aに示すタイトルカードの模式図では、タイトルカード300は、タイトル名301と、コピーコンポーネント302と、セッション入力コンポーネント303とを含んでもよい。
図3bを参照すると、
図3bに示すコンテンツカードの模式図では、ユーザ識別304と、送信時刻305とを含み、ユーザ識別304は、ユーザのアバター、ユーザの名前、ユーザのニックネームなどを含んでもよい。中でも、コンテンツカードに表示されたユーザアバターは、コンテンツカードに表示されたユーザアバターに対応するユーザのトリガ操作に応じてクリックされ、ユーザアバターに対応するユーザの個人ホームページを表示することができる。
【0048】
また、コンテンツカードを用いてターゲットメッセージ及びターゲットメッセージに対応する関連情報を表示する場合、コンテンツカードの高さを予め設定しておき、ターゲットメッセージの高さがコンテンツカードの高さよりも大きい場合に、スライドコンポーネント又は閲覧コンポーネントを表示し、ユーザがスライドコンポーネントを操作することによりコンテキストを閲覧できるようにしたり、閲覧コンポーネントをトリガすることによりメッセージ全体を閲覧できるようにしたりすることができる。例えば、
図3cに示すように、ターゲットメッセージのテキストの高さがコンテンツカードの高さより大きい場合、完全なチャットログを表示するコンポーネントが表示される。ユーザがこのコンポーネントをクリックすると、モーダルウィンドウがポップアップし、モーダルウィンドウ内の全てのインスタントメッセージをスクロールすることができる。
【0049】
特に、ユーザがクラウドドキュメントへのアクセス権を有することに応答して、ユーザはコンテンツカード内のターゲットメッセージにコメントすることができ、ユーザによってトリガされたコメント操作に応答して、ターゲットメッセージに追加されたユーザのコメントが取得され、対応する処理が完了する。具体的には、クラウドドキュメントは、対象メッセージに対してユーザが付加したコメントを取得し、付加されたコメントをクラウドドキュメントのコメント内容表示領域に表示する。
【0050】
第2表示方法では、ユーザがクラウドドキュメントにターゲットメッセージリンクを追加すると、表示用のプレースホルダボックスを使用することなく、ターゲットメッセージリンク、ターゲットメッセージ、及びターゲットメッセージに対応する関連情報が直接表示される。具体的には、ターゲットメッセージリンクはタイトルカードに表示され、ターゲットメッセージ及びターゲットメッセージに対応する関連情報はコンテンツ提示領域に表示される。特に、タイトルカードは、タイトル名、コピーコンポーネントなどの情報も含むことができ、タイトル名は、ターゲットメッセージのソースに従って決定され、コピーコンポーネントは、ターゲットメッセージリンクをコピーするために用いられる。全てのターゲットメッセージは、クラウドドキュメントのタイリングに従ってコンテンツ表示領域に表示することができる。
【0051】
オプションとして、ユーザがクラウドドキュメントの編集権限を有する場合、ユーザはコンテンツ表示領域でターゲットメッセージを編集することができ、ユーザによってトリガされた編集操作に応答して、ターゲットメッセージに対するユーザによってトリガされた編集操作が受信され、対応する処理が完了する。具体的には、クラウドドキュメントに表示されている対象メッセージをユーザが編集した場合、編集後のメッセージを取得し、編集後のメッセージをコンテンツ表示領域に表示する。更に、編集権限を有する場合、ユーザは、コンテンツ表示領域において、対象メッセージに対してスクラッチコメント及び/又はマーキングを行うこともでき、対象メッセージに対してユーザによって追加されたコメントに応答して、クラウドドキュメントは、追加されたコメントをコメントコンテンツ表示領域に表示し、又は、ユーザによって追加されたマーキングに応答して、コンテンツ表示領域に表示する。ここで、マークアップは、ハイライト、下線の追加などを含むことができる。
【0052】
オプションとして、ユーザがクラウドドキュメントへのアクセス権を有する場合、ユーザは、コンテンツ表示領域において、対象メッセージに対するコメントやマーキングに下線を引くことができ、ユーザのトリガ操作に応答して、コンテンツ表示領域において対象メッセージに対してユーザによって追加されたコメント及び/又はマーキングが受信され、対応する処理が完了する。具体的には、クラウドドキュメントは、対象メッセージに対応してユーザによって付加されたコメントを取得し、付加されたコメントをコメントコンテンツ表示領域に表示したり、対象メッセージに対応して付加されたマークアップを取得し、コンテンツ表示領域に表示したりする。
【0053】
ユーザが別のセッション(第2セッション)にターゲットメッセージリンクを追加し、ターゲットメッセージリンクが複数のターゲットメッセージに対応する場合、第2セッションにおいて、ターゲットメッセージリンクと所定数のターゲットメッセージが表示される。ターゲットメッセージリンクに対応する多数のターゲットメッセージが表示中にセッションページの大きな領域を占有することを避けるために、ターゲットメッセージリンクに対応するターゲットメッセージの数が予め設定された項目数より多い場合、予め設定された数のターゲットメッセージが第2セッションのページに表示され、ターゲットメッセージリンクに対応するターゲットメッセージの数が予め設定された項目数以下の場合、全てのターゲットメッセージが第2セッションのページに表示されるように、表示項目数を予め設定することができる。
【0054】
例えば、
図3dに示すように、IMの第2セッションにターゲットメッセージリンクが追加されると、第2セッションのページにターゲットメッセージリンク及びそれに対応するターゲットメッセージが表示される。
【0055】
ユーザがブラウザにおいてターゲットメッセージリンクを追加すると、ブラウザがある端末装置にターゲットクライアントがインストールされているかどうかが判断され、ターゲットクライアントが端末装置のローカルに存在する場合、ターゲットクライアントが起動され、ユーザがターゲットメッセージへのアクセス権限を有し、ターゲットクライアントがログインされていることに応答して、ターゲットメッセージリンクに従ってターゲットクライアントにターゲットメッセージが表示される。つまり、ユーザがブラウザにターゲットメッセージを取得するためのリンクのコピーを追加し、ユーザが使用する端末装置にターゲットクライアントがインストールされ、ターゲットメッセージへのアクセス権限を有する場合、ターゲットクライアントを使用してターゲットメッセージが表示される。特に、インスタントメッセージングアプリケーションは、モバイルクライアント又はPCクライアントであるターゲットクライアントに統合される。具体的には、ターゲットクライアントは、アドレス帳、インスタントメッセージングツール、会議、クラウドドキュメント、承認、クラウドドライブ、電子メール、カレンダーなどの複数の機能の何れかを統合したソフトウェア群であるエンタープライズコラボレーションソフトウェアであってもよい。即ち、ブラウザにターゲットメッセージリンクが追加されると、ブラウザが配置された端末装置にターゲットクライアントが存在し、アクセス権及びターゲットクライアントがログインしているという条件が満たされる場合、ターゲットクライアントは、ターゲットメッセージを閲覧するための第1セッションのセッションページにジャンプするために用いる。
【0056】
ユーザが前記ブラウザに前記ターゲットメッセージリンクを追加し、前記ブラウザの位置する端末装置に前記ターゲットクライアントが存在しない場合、前記ウェブクライアントが起動され、前記ユーザが前記ターゲットメッセージへのアクセス権を有し、前記ウェブクライアントがログインしていることに応答して、前記ターゲットメッセージリンクに従って前記ウェブクライアントに前記ターゲットメッセージが表示される。つまり、ブラウザにターゲットメッセージリンクが追加された時に、ブラウザが配置された端末装置にターゲットクライアントが存在しない場合、ウェブクライアントを利用して、ターゲットメッセージを表示するための第1セッションのセッションページにジャンプする。
【0057】
この場合、アクセス権がない場合には、ポップアップウィンドウでジャンプをブロックすることができる。対象クライアント又はウェブクライアントがまだログインしていない場合、対象クライアント又はウェブクライアントの起動に応答して、クライアントのログインを実現するために、クライアントをログインページに案内する。ここで、ターゲットクライアントは、共同作業ソフトウェア、IM、クラウドドキュメント、作業台、カレンダー、ビデオ会議を組み合わせた多機能アプリケーションであってもよい。
【0058】
オプションとして、ユーザがターゲットアプリケーションでターゲットメッセージリンクをトリガすることに応答して、ターゲットメッセージが配置されている第1セッションのセッションページにジャンプする。ユーザがターゲットアプリケーションにターゲットメッセージリンクを追加すると、ユーザによるターゲットメッセージリンクのトリガ操作に応答して、ターゲットメッセージがある第1セッションのセッションページにジャンプする。具体的には、情報のセキュリティを確保するために、ユーザがターゲットメッセージへのアクセス権を有する場合、ユーザによるターゲットメッセージリンクのトリガ操作に応じて、ターゲットメッセージがある第1セッションのページにジャンプする。ユーザがターゲットメッセージへのアクセス権を有しない場合は、ポップアップウィンドウでブロックすることができる。
図3eに示すように、ユーザがターゲットメッセージへのアクセス権を有しない場合、ユーザがターゲットメッセージリンクをトリガする操作に応答して、ポップアップウィンドウが表示され、このポップアップウィンドウは、タイトル「許可制限」、コンテンツ「申し訳ありませんが、現時点ではアクセス権を持っていません」、及びトリガされた操作を含むことができる。ポップアップウィンドウは、タイトル「アクセス許可の制限」、コンテンツ「申し訳ありませんが、アクセス許可がありません」、及びトリガ可能である操作を含むことができる。
【0059】
このように、第1セッションにおいて、ユーザがターゲットメッセージに対してトリガした第1操作に応答して、ターゲットメッセージに対応するターゲットメッセージリンクが取得される。ターゲットメッセージリンクを取得した後、ターゲットアプリケーションにおいてユーザによってトリガされた第2操作に応じて、ターゲットメッセージリンクがターゲットアプリケーションのページに追加され、ターゲットアプリケーションのページにターゲットメッセージリンクが表示される。更に、ユーザがターゲットアプリケーションに追加されたターゲットメッセージリンクをトリガすると、ユーザは、ターゲットメッセージが配置されている第1セッションのページにジャンプして、ターゲットメッセージのコンテキスト情報を参照することができる。即ち、本アプリケーションは、ターゲットメッセージをリンクすることにより、ターゲットメッセージに対応するターゲットメッセージリンクを他のアプリケーションに追加し、ターゲットメッセージを他のアプリケーションと共有することを可能にする。更に、ターゲットメッセージリンクは、メッセージのトレーサビリティにも利用することができ、メッセージの流通性を高めるとともに、ユーザ使用体験を向上させることができる。
【0060】
具体的な実施形態では、ソース(第1)セッションのセッションページにおいて、共有されているターゲットメッセージが、ターゲットメッセージリンク上のトリガされたアクションに応じて撤回された場合、そのターゲットメッセージが撤回された箇所に位置決められるようにジャンプし続けることができる。
【0061】
他のIMセッションで共有されているターゲットメッセージリンクについては、以下の許可シナリオに分けることができる。
【0062】
ターゲットメッセージが1つのチャットメッセージの場合、メッセージアクセス権限を有するユーザは、1つのチャットに参加している2人の当事者である。
【0063】
ターゲットメッセージがパブリックグループ内のメッセージの場合、メッセージアクセス権限を有するユーザは現在のテナントで使用されているユーザである。テナント内の何れかのユーザがターゲットメッセージのリンクをクリックしてパブリックグループに参加すると、第1セッションページのターゲットメッセージの箇所にジャンプする。
【0064】
ターゲットメッセージがパブリックグループ内のメッセージである場合、そのメッセージにアクセスできるユーザは、現在のテナント内で使用されているユーザである。テナント内のユーザがこのターゲットメッセージのリンクをクリックしてグループに参加した場合、第1セッションページのターゲットメッセージの場所にジャンプする。
【0065】
ターゲットメッセージがプライベートグループ又はプライベートグループ内のメッセージである場合、そのメッセージにアクセスできるユーザは、そのプライベートグループ又はプライベートグループ内のユーザである。グループ内のユーザがターゲットメッセージのリンクをクリックすると、第1セッションページのターゲットメッセージの場所にジャンプする。
【0066】
本願発明の実施形態におけるターゲットメッセージのタイプは、様々なタイプを含むことができ、例えば、メッセージテキスト、画像、マルチメディアファイル、電子メール、アジェンダ、エモーティコンパケット、ハッシュタグなどである。ここで、マルチメディアファイルは、オーディオ/ビデオファイルを含む。
【0067】
上述した方法実施形態に基づいて、本願発明の実施形態は、インスタントメッセージの処理装置及び機器を提供している。以下、添付図面を参照して説明する。
【0068】
図4を参照すると、当該図は、本実施形態に係るインスタントメッセージの処理装置構成図である。
図4に示すように、当該装置は、取得手段401と追加手段402含んでもよい。
【0069】
取得手段401は、インスタントメッセージングアプリケーションの第1セッション中の目標メッセージに対してトリガされた第1操作に応答して、前記目標メッセージに対応する目標メッセージリンクを取得するために用いられる。
【0070】
追加手段402は、目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標メッセージリンクを前記目標アプリケーションのページに追加する。ために用いられる。
【0071】
具体的な実施形態では、前記装置は、表示手段を更に備え、
前記表示手段は、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージを提示するために用いられる。
【0072】
具体的な実施形態では、当該装置は、ジャンプ手段を更に備え、
前記ジャンプ手段は、ユーザが前記目標アプリケーションの前記目標メッセージリンクをトリガした操作に応答して、前記目標メッセージの位置する前記第1セッションのページにジャンプするために用いられる。
【0073】
具体的な実施形態では、ジャンプ手段は、具体的には、ユーザが前記目標アプリケーションの前記目標メッセージリンクをトリガし、かつ、前記ユーザが前記第1セッションへのアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージの位置する第1セッションのセッションページにジャンプするために用いられる。
【0074】
具体的な実施形態では、前記目標アプリケーションは、クラウドドキュメント、カレンダー、電子メール、ブラウザ、又は他のインスタントメッセージングアプリケーションであり、
又は、前記目標アプリケーションは、前記インスタントメッセージングアプリケーションであり、前記目標アプリケーションのページは、前記第1セッションのセッションページ以外のページである。
【0075】
具体的な実施形態では、前記取得手段401は、具体的には、ユーザが複数の目標メッセージに対してトリガする第1操作に応答して、目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクを取得し、前記複数の目標メッセージのそれぞれに対応するメッセージリンクに基づいて、前記複数の目標メッセージを指示するための目標メッセージリンクを生成するために用いられる。
【0076】
具体的な実施形態では、前記追加手段402は、具体的には、目標アプリケーションにおいてトリガされた第2操作に応答して、前記目標アプリケーションのページにおいて、前記目標メッセージリンク、又は前記目標メッセージリンクに対応するテキストリンクを表示するために用いられ前記テキストリンクは、前記目標メッセージ、前記目標メッセージを送信するユーザ識別、又は前記目標メッセージのソース情報の少なくとも1つ、を含む。
【0077】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、具体的には、前記ユーザが前記目標メッセージリンクをクラウドドキュメントに追加することに応答して、前記クラウドドキュメントにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するために用いられる。
【0078】
具体的な実施形態では、前記関連情報は、前記目標メッセージのソース、前記目標メッセージを送信するユーザ識別、送信時点のうちの1つ又は複数を含む。
【0079】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、具体的には、前記クラウドドキュメントのプレースホルダボックスにおいて、前記目標メッセージリンク、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するために用いられる。
【0080】
具体的な実施形態では、前記プレースホルダボックスは、タイトルカード及びコンテンツカードを含み、前記タイトルカードが、前記目標メッセージリンクを提示するためのものであり、前記コンテンツカードが、前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を提示するためのものである。
【0081】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、更に、前記目標メッセージの高さが前記コンテンツカードの高さより大きいことに応答して、スライドコンポーネント又はビューコンポーネントを表示するために用いられる。
【0082】
具体的な実施形態では、前記取得手段401は、更に、ユーザが前記クラウドドキュメントへのアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージに追加された前記ユーザのコメントを取得し、対応する処理を完了するために用いられる。
【0083】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、更に、前記コンテンツカードに表示されたユーザアバターに対する前記ユーザのトリガ操作に応答して、前記ユーザアバターに対応するユーザの個人ホームページを表示するために用いられる。
【0084】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、具体的には、タイトルカードに前記目標メッセージリンクを表示し、コンテンツ提示領域に前記目標メッセージ、及び前記目標メッセージ対応付け情報を表示するために用いられる。
【0085】
具体的な実施形態では、前記取得手段401は、更に、ユーザが前記クラウドドキュメントについて編集権限を有することに応答して、前記目標メッセージをトリガする前記ユーザの編集操作を受信し、対応する処理操作を完了する、又は、ユーザが前記クラウドドキュメントについてアクセス権限を有することに応答して、前記目標メッセージに追加された前記ユーザのコメント及び/又はタグを受信し、対応する処理操作を完了するために用いられる。
【0086】
具体的な実施形態では、前記タイトルカードは、タイトル名及びコピーコンポーネントを更に含み、前記タイトル名が前記目標メッセージのソースに基づいて決定され、前記コピーコンポーネントが、前記目標メッセージリンクをコピーするためのものである。
【0087】
具体的な実施形態では、前記表示手段は、具体的には、前記ユーザが前記目標メッセージリンクを第2セッションに追加し、かつ、前記目標メッセージリンクが複数の目標メッセージに対応することに応答して、前記第2セッションに前記目標メッセージリンクを及び所定数の目標メッセージを表示するために用いられる。
【0088】
具体的な実施形態では、前記目標アプリケーションがブラウザである場合、前記表示手段は、具体的には、前記ブラウザの位置する端末装置にターゲットクライアントが存在することに応答して、前記インスタントメッセージングアプリケーションが統合された前記ターゲットクライアントを起動すし、前記ユーザが前記目標メッセージについてアクセス権限を有し、かつ、前記ターゲットクライアントがログインしていることに応答して、前記目標メッセージリンクに基づいて、前記ターゲットクライアントに前記目標メッセージを表示するために用いられる。
【0089】
具体的な実施形態では、前記目標アプリケーションがブラウザである場合、前記表示手段は、具体的には、ブラウザの位置する端末装置にターゲットクライアントが存在しないことに応答して、前記インスタントメッセージングアプリケーションが統合されたウェブクライアントを起動し、前記ユーザが前記目標メッセージについてアクセス権限を有し、かつ、前記ウェブクライアントがログインしていることに応答して、前記目標メッセージリンクに基づいて、前記ウェブクライアントに前記目標メッセージを表示するために用いられる。
【0090】
具体的な実施形態では、前記目標メッセージのタイプは、テキスト、画像、マルチメディアファイル、電子メール、スケジュール、タグのうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
具体的な実施形態では、前記第1セッションはトピックグループである、前記目標メッセージは、前記トピックグループ内の投稿及び/又は返信である。
【0092】
なお、本実施形態の各手段の実現は、上述した方法実施形態の関連説明を参照することができるため、本実施形態は、本明細書では繰り返さない。
【0093】
図5を参照すると、本願発明の実施形態を実現するに適する電子機器500の構成模式図。本願発明の実施形態における端末装置としては、例えば、携帯電話、ラップトップコンピュータ、デジタル放送受信機、PDA(Personal Digital Assistan、パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(portable android device、ポータブルアンドロイド(登録商標)デバイス)、PMP(Portable Media Player、ポータブルメディアプレイヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)、PMP(Portable Multimedia Player、ポータブルマルチメディアプレイヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等の携帯端末、及び、例えば、デジタルTV(television、テレビ)、デスクトップコンピュータ等の固定端末を挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図5に例示した電子機器は、単なる一例であり、本願発明の実施形態の機能や使用範囲を何ら限定するものではない。
【0094】
図5に示すように、電子機器500は、読取り専用メモリ(ROM)502に記憶されたプログラム又は記憶装置508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムに基づいて、様々の適切な動作及び処理を実行可能な処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなどの)501を含んでもよい。RAM 503には、電子機器500操作に必要な各種類のプログラム及びデータが更に記憶されている。処理装置501、ROM 502及びRAM 503は、バス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース505もバス504に接続されている。
【0095】
通常、I/Oインターフェース505には、例えば、タッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどの入力装置506や、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、バイブレータなどの出力装置507や、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどの記憶装置508や、通信装置509などが接続されてもよい。通信装置509は、電子機器500が他の機器と無線又は有線で通信してデータを交換することを許容することができる。
図5には、様々な装置を備える電子機器500が示されているが、図示された装置の全てを実施又は具備する必要はないことを理解されたい。より多くの又はより少ない装置を、代替的に実施又は具備してもよい。
【0096】
特に、本出願発明の実施形態によれば、フロー図を参照して説明していたプロセスは、コンピュータソフトウェハプログラムとして実現されてもよい。例えば、本出願発明の実施形態は、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体に担持されたコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、本出願発明の実施形態のフロー図に示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施形態では、該コンピュータプログラムは、通信装置509によって、ネットワークからダウンロード又はインストールされてもよく、記憶装置508からインストールされてもよく、ROM 502からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置501によって実行されると、本出願発明の実施形態の方法において限定される上記の機能を実行するためのコンピュータプログラムを更に含む。
【0097】
本発明の実施形態に係る電子機器は、上述した実施形態に係るインスタントメッセージ処理方法とは同一の発明思想に属するものである。本実施形態において網羅的に説明されていない技術的詳細は、上述した実施形態を参照することができる。本実施形態は、上述した実施形態と同じ有益な効果を有する。
【0098】
本願発明の実施形態は、コンピュータプログラム記憶されたコンピュータ読み取り可能媒体を提供する。ここで、前記プログラムは、プロセッサによって実行されると、上記の何れかの実施形態に記載のインスタントメッセージの処理方法を実現する。
【0099】
なお、本出願発明の上記のコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ読み取り可能信号媒体、又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は任意の以上の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気コネクター、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM、フラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁記憶装置、又はこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、指令実行システム、装置又は機器によって使用可能な、又はこれらと組み合わせて使用可能なプログラムを具備又は記憶する任意の有形媒体であってもよい。本出願発明では、コンピュータ読み取り可能信号媒体は、ベースバンドにおいて又はキャリアの一部として伝搬される、コンピュータ読み取り可能のプログラムコードを担持しているデータ信号を具備することができる。このような伝搬データ信号は、様々な形態を採用することができ、例えば、電磁気信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能信号媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって使用可能な、又はこれらと組み合わせて使用可能なプログラムを送信、伝搬又は伝送できれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送することができる。例えば、電線、光ファイバケーブル、RF(ラジオ)など、又は上記の任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0100】
幾つかの実施形態では、クライアント、サーバは、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキスト伝送プロトコル)のような任意の既知又は将来開発のネットワークプロトコルを利用して通信し、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続することができる。通信ネットワークの例として、エリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワールドワイドウェブ(例えば、インターネット)及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の既知又は将来開発のネットワークが挙げられる。
【0101】
上記のコンピュータ読み取り可能媒体は、上記の電子機器に含まれてもよく、該電子機器に組み付けられず個別に存在してもよい。
【0102】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、1つ又は複数のコンピュータプログラムが記憶され、当該1つ又は複数のプログラムが、当該電子機器によって実行されると、該電子機器に上述インスタントメッセージの処理方法を実行させる。
【0103】
本出願発明の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラムプログラミング言語又はそれらの組み合わせで作成することができ、上記のプログラムプログラミング言語は、例えば、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向のプログラムプログラミング言語が挙げられるが、これらに限定されず、例えば、「C」言語又は類似のプログラムプログラミング言語などの通常の手続き型プログラムプログラミング言語も挙げられる。プログラムコードは、ユーザコンピュータにおいて完全に実行されてもよく、部分的にユーザコンピュータにおいて実行されてもよく、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザコンピュータにおいて実行され、部分的に遠隔コンピュータにおいて実行されてもよく、完全に遠隔コンピュータ又はサーバに実行されてもよい。遠隔コンピュータを使用する場合、遠隔コンピュータは、例えば、エリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)などの任意の種類のネットワークを介して、ユーザコンピュータに接続してもよく、外部コンピュータに接続してもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダによってインターネットを介して接続する)。
【0104】
添付図面のうちのフロー図及びブロック図は、本出願発明の様々な実施形態に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を図示している。この点で、フロー図又はブロック図の各ブロックは、所定の論理機能を実現するための実行可能な1つ又は複数の指令を含む、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことがある。代替としての幾つかの形態では、ブロックに示された機能は、添付図面に示された順序とは異なる順序で発生してもよいことにも留意すべきである。例えば、連続して表示される2つのブロックは、実際には、実質的に並列して実行可能であるが、関連の機能によっては、逆の順序で実行することもある。なお、ブロック図及び/又はフロー図の各ブロック、及びブロック図及び/又はフロー図におけるブロックの組み合わせは、、所定の機能又は操作を実行する専用のハードウェアによるシステムによって実現してもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現してもよい。
【0105】
本出願発明の実施形態について説明していた手段は、ソフトウェハで実現してもよく、ハードウェアで実現してもよい。ここで、手段/モジュールの名称はその自体を限定しない場合があり、例えば、音声データ取得モジュールは、「データ取得モジュール」と表現されることもある。
【0106】
本明細書で上述した機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理コンポーネントによって実行することができる。例えば、特に限定されず、使用可能な例示的ハードウェア論理コンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)などが挙げられる。
【0107】
本出願発明の文脈では、機器可能媒体は、指令実行システム、装置又は機器によって、又は指令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを具備又は記憶可能な有形の媒体であってもよい。機器可能媒体は、機器可能信号媒体、又は機器可能格納媒体であってもよい。機器可能媒体は、電機、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は、半導体システム、装置又は機器、又はこれらのコンテンツの任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。機器可能な記憶媒体のより具体的な示例は、1つ又は複数のワイヤによる電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又はこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられる。
【0108】
なお、本明細書における各実施形態は、漸進的に説明していた。各実施形態は、他の実施形態の違いを中心として説明しており、各実施形態間の同一又は類似の部分は、互いに参照すればよい。実施形態に開示されたシステム又は装置は、実施形態に開示された方法に対応するため、説明は、比較的に簡単であり、関連部分は、方法部分の説明を参照すればよい。
【0109】
本開示では、「少なくとも1つ(項)」は1つ又は複数を意味し、「複数」は2つ又は2つ以上を意味することを理解されたい。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明するために用いされ、3種類の関係が存在し得ることを示す。例えば、「A及び/又はB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、及びAとBの両方が存在することを示すことができる。ここで、AとBは単数又は複数であってもよい。文字「/」は一般的に、前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。「~少なくとも1つ」という表現又はその類似表現は、単数(個)又は複数(個)の任意の組み合わせを含む、これらの任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、cのうち少なくとも1つ(個)は、a、b、c、「a及びb」、「a及びc」、「b及びc」、又は「a、b及びc」を示すことができる。a、b、cは、単数でも複数でもよい。
【0110】
なお、本明細書において、例えば、第1や第2などの関係用語は、1つの実体又は操作を別の実体又は操作と区別するためにのみ用いれ、これらの実体又は操作の間に、このような実際の関係又は順序が存在することを必ずしも要求又は示唆するものではない。且つ、用語「備える」、「含む」又は他の変形は、非排他的に含む意味をカバーするものであり、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は機器は、それらの要素だけでなく、明示的に挙げられない他の要素も含み、或いは、このようなプロセス、方法、物品又は機器に固有の要素も含む。更なる限定がない場合に、用語「含む」で限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又は機器には、別の同一の要素の存在を排除するものではない。
【0111】
本明細書で開示の実施形態を合わせて説明される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその両方の組み合わせで直接実施することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ(RAM)、メモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM、電気的に消去可能なプログラム可能なROM、レジスタ、ハードドライブ、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当分野において知られている他の形態の記憶媒体に配置することができる。
【0112】
開示された実施形態についての上記の説明により、当業者は、本出願発明を実現又は使用することができる。これらの実施形態の複数の変更は、当業者にとって自明である。本明細書において定義される一般的な原理は、本出願発明の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態で実現することができる。従って、本出願発明は、本明細書に示すこれらの実施形態によって限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に従う。
【国際調査報告】