(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】基板処理装置
(51)【国際特許分類】
H05H 1/46 20060101AFI20250204BHJP
H01L 21/3065 20060101ALI20250204BHJP
【FI】
H05H1/46 L
H01L21/302 101C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539553
(86)(22)【出願日】2022-11-30
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 KR2022019140
(87)【国際公開番号】W WO2023128325
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0190694
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519362963
【氏名又は名称】ピーエスケー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム,ア ラム
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジョン ウ
【テーマコード(参考)】
2G084
5F004
【Fターム(参考)】
2G084AA02
2G084AA03
2G084BB27
2G084CC13
2G084CC33
2G084DD03
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2G084DD25
2G084DD35
2G084DD40
2G084DD55
2G084FF19
2G084FF21
5F004BA20
5F004BB13
5F004BB22
5F004BB29
5F004BC06
5F004BD01
5F004CA03
5F004DA01
5F004DA15
5F004DA25
5F004DA26
5F004DB02
5F004DB03
5F004DB07
(57)【要約】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は、前記基板を処理する処理空間を提供する工程処理部及び前記工程処理部上部に具備されて工程ガスからプラズマを発生させるプラズマ発生部を含むが、前記プラズマ発生部は内部に放電空間が形成されるプラズマチャンバ、前記プラズマチャンバの外部を囲むシールドユニット、前記シールドユニットの外側で前記シールドユニットを囲んで、高周波電力が印加されるアンテナ及び前記シールドユニットと前記アンテナを電気的に連結する連結ユニットを含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
前記基板を処理する処理空間を提供する工程処理部と、及び
前記工程処理部上部に具備されて工程ガスからプラズマを発生させるプラズマ発生部を含むが、
前記プラズマ発生部は、
内部に放電空間が形成されるプラズマチャンバと、
前記プラズマチャンバの外部を囲むシールドユニットと、
前記シールドユニットの外側で前記シールドユニットを囲んで、高周波電力が印加されるアンテナと、及び
前記シールドユニットと前記アンテナを電気的に連結する連結ユニットを含む基板処理装置。
【請求項2】
前記シールドユニットは、
前記プラズマチャンバのまわり方向に沿って前記プラズマチャンバの一側面を囲む第1シールド部材と、及び
前記第1シールド部材と見合わせて、前記プラズマチャンバの一側面と対向される他の側面を囲む第2シールド部材を含み、
前記第1シールド部材と前記第2シールド部材は、お互いに組合されて前記プラズマチャンバの外側面を囲む請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記第1シールド部材と前記第2シールド部材は、お互いの間に電気的に分離される請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記アンテナの上側端部には高周波電力が印加される電力端子が形成され、前記アンテナの下側端部には接地される接地端子が形成され、
前記連結ユニットは、
前記アンテナの第1支点と前記第1シールド部材を電気的に直接接続する第1連結部材と、及び
前記アンテナの第2支点と前記第2シールド部材を電気的に直接接続する第2連結部材を含み、
前記第1支点から前記電力端子までの距離と前記第2支点から前記電力端子までの距離は相異に提供される請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記第1支点は前記アンテナの上側領域に位置し、
前記第2支は点前記アンテナの中間領域に位置する請求項4に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記連結ユニットは、
前記アンテナの長さ方向に沿って移動可能に提供される請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記連結ユニットは、
前記アンテナと接触される第1連結部と、及び
前記第1連結部から前記シールドユニットを向ける方向に延長されて前記シールドユニットと接触される第2連結部と、を含む請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記第1連結部は、
前記アンテナの外側面を囲むように形成されて前記アンテナの外側面に沿ってスライディング移動可能に提供される請求項7に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記第1連結部は前記アンテナと面接触して、
前記第2連結部は前記シールドユニットと点接触する請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記第1連結部は前記アンテナと面接触して、
前記第2連結部は前記シールドユニットと面接触する請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記第2連結部は前記第1連結部に向ける方向に曲率になるように形成された請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記第2連結部は弾性力を有する材質で提供され、
前記第2連結部と前記シールドユニットが点接触する前記第2連結部の一支点と、前記一支点と見合わせる前記第1連結部の他の支点との間には弾性部材がさらに提供される請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項13】
前記シールドユニットの上下方向の長さは、
前記アンテナの上下方向の長さと対応されるか、または大きく提供される請求項1乃至請求項12のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項14】
基板を処理する装置において、
プラズマ発生領域を提供するチャンバと、
前記チャンバに接するように配置され、高周波電力が印加される電力端子と接地される接地端子を有するアンテナと、
前記チャンバと前記アンテナとの間に配置されるシールドユニットと、及び
前記シールドユニットと前記アンテナを電気的に連結する連結ユニットを含む基板処理装置。
【請求項15】
前記アンテナは前記チャンバの外側を囲むように配置され、
前記シールドユニットは、
前記チャンバを囲む方向に離隔されるように配置される第1シールド部材及び第2シールド部材を含み、
前記第1シールド部材と前記第2シールド部材はお互いの間に電気的に分離される請求項14に記載の基板処理装置。
【請求項16】
前記連結ユニットは、
前記第1シールド部材と前記アンテナの第1支点連結する第1連結部材と、及び
前記第2シールド部材と前記アンテナとの第2支点を連結する第2連結部材を含み、
前記第1支点と前記第2支点は前記電力端子から距離がお互いに相異な請求項15に記載の基板処理装置。
【請求項17】
前記連結ユニットは、
前記アンテナの長さ方向に沿って移動可能に提供される請求項14に記載の基板処理装置。
【請求項18】
前記連結ユニットは、
前記アンテナと接触される第1連結部と、及び
前記第1連結部から前記シールドユニットを向ける方向に延長されて前記シールドユニットと接触される第2連結部を含む請求項17に記載の基板処理装置。
【請求項19】
前記第1連結部は、
前記アンテナの外側面を囲むように形成されて前記アンテナと面接触して、前記アンテナの外側面に沿ってスライディング移動可能に提供され、
前記第2連結部は、
前記第1連結部に向ける方向に曲率になるように形成されて前記シールドユニットと点接触する請求項18に記載の基板処理装置。
【請求項20】
前記第2連結部は弾性力を有する材質で提供され、
前記第2連結部と前記シールドユニットが点接触する前記第2連結部の一支点と、前記一支点と見合わせる前記第1連結部の他支点との間には弾性部材がさらに提供される請求項19に記載の基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を処理する装置に関するものであり、より詳細には、プラズマを利用して基板を処理する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プラズマはイオンやラジカル、そして、電子などでなされたイオン化されたガス状態を言う。プラズマは非常に高い温度や、強い電界、あるいは高周波電子系(RF Electromagnetic Fields)によって生成される。半導体素子製造工程はプラズマを使って基板上の薄膜を除去するアッシング、または蝕刻工程を含む。アッシングまたは蝕刻工程はプラズマに含有されたイオン及びラジカル粒子らが基板上の膜と衝突または応じることで遂行される。
【0003】
一般に、プラズマを発生させるプラズマソースにはシールド部材が装着される。シールド部材はアンテナとチャンバとの間に位置してアンテナに印加される高い電圧がプラズマに直接的に露出されることを最小化することができる。但し、シールド部材は接地されるように提供されるので、チャンバの内壁が遮蔽される。これにより、チャンバ内部で発生される初期プラズマの放電効率が落ちる。また、シールド部材によって遮蔽されたチャンバの内壁は蝕刻が円滑に遂行されない。これに、チャンバの内壁に蒸着された副産物が蝕刻されなくてチャンバ内壁に蒸着された副産物が除去され難い。チャンバ内壁に蒸着された副産物はチャンバ内部で均一なプラズマの形成を邪魔して基板処理の均一性を阻害する要因で作用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、効率的に基板に対してプラズマ処理を遂行することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0005】
また、本発明はプラズマソースの初期放電効率を向上させることができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0006】
また、本発明はプラズマが発生するチャンバ内部の蝕刻作用を効率的に調節することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0007】
また、本発明はプラズマが発生するチャンバ内壁に副産物が蒸着されることを最小化することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0008】
本発明が解決しようとする課題が上述した課題らに限定されるものではなくて、言及されない課題らは本明細書及び添付された図面から本発明の属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は、前記基板を処理する処理空間を提供する工程処理部及び前記工程処理部上部に具備されて工程ガスからプラズマを発生させるプラズマ発生部を含むが、前記プラズマ発生部は内部に放電空間が形成されるプラズマチャンバ、前記プラズマチャンバの外部を囲むシールドユニット、前記シールドユニットの外側で前記シールドユニットを囲んで、高周波電力が印加されるアンテナ及び前記シールドユニットと前記アンテナを電気的に連結する連結ユニットを含むことができる。
【0010】
一実施例によれば、前記シールドユニットは前記プラズマチャンバのまわり方向に沿って前記プラズマチャンバの一側面を囲む第1シールド部材及び前記第1シールド部材と見合わせて、前記プラズマチャンバの一側面と対向される他の側面を囲む第2シールド部材を含み、前記第1シールド部材と前記第2シールド部材はお互いに組合されて前記プラズマチャンバの外側面を囲むことができる。
【0011】
一実施例によれば、前記第1シールド部材と前記第2シールド部材はお互いの間に電気的に分離されることができる。
【0012】
一実施例によれば、前記アンテナの上側端部には高周波電力が印加される電力端子が形成され、前記アンテナの下側端部には接地される接地端子が形成され、前記連結ユニットは前記アンテナの第1支点と前記第1シールド部材を電気的に直接接続する第1連結部材及び前記アンテナの第2支点と前記第2シールド部材を電気的に直接接続する第2連結部材を含み、前記第1支点から前記電力端子までの距離と前記第2支点から前記電力端子までの距離は相異に提供されることができる。
【0013】
一実施例によれば、前記第1支点は、前記アンテナの上側領域に位置し、前記第2支点は前記アンテナの中間領域に位置することができる。
【0014】
一実施例によれば、前記連結ユニットは前記アンテナの長さ方向に沿って移動可能に提供されることができる。
【0015】
一実施例によれば、前記連結ユニットは前記アンテナと接触される第1連結部及び前記第1連結部から前記シールドユニットを向ける方向に延長されて前記シールドユニットと接触される第2連結部を含むことができる。
【0016】
一実施例によれば、前記第1連結部は前記アンテナの外側面を囲むように形成されて前記アンテナの外側面に沿ってスライディング移動可能に提供されることができる。
【0017】
一実施例によれば、前記第1連結部は前記アンテナと面接触して、前記第2連結部は前記シールドユニットと点接触することができる。
【0018】
一実施例によれば、前記第1連結部は前記アンテナと面接触して、前記第2連結部は前記シールドユニットと面接触することができる。
【0019】
一実施例によれば、前記第2連結部は前記第1連結部に向ける方向に曲率になるように形成されることができる。
【0020】
一実施例によれば、前記第2連結部は弾性力を有する材質で提供され、前記第2連結部と前記シールドユニットが点接触する前記第2連結部の一支点と、前記一支点と見合わせる前記アンテナの他の支点との間には弾性部材がさらに提供されることができる。
【0021】
一実施例によれば、前記シールドユニットの上下方向の長さは前記アンテナの上下方向の長さと対応されるか、または大きく提供されることができる。
【0022】
また、本発明は基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置はプラズマ発生領域を提供するチャンバ、前記チャンバに接するように配置され、高周波電力が印加される電力端子と接地される接地端子を有するアンテナ、前記チャンバと前記アンテナとの間に配置されるシールドユニット及び前記シールドユニットと前記アンテナを電気的に連結する連結ユニットを含むことができる。
【0023】
一実施例によれば、前記アンテナは前記チャンバの外側を囲むように配置され、前記シールドユニットは前記チャンバを囲む方向に離隔されるように配置される第1シールド部材及び第2シールド部材を含み、前記第1シールド部材と前記第2シールド部材はお互いの間に電気的に分離されることができる。
【0024】
一実施例によれば、前記連結ユニットは前記第1シールド部材と前記アンテナの第1支点を連結する第1連結部材及び前記第2シールド部材と前記アンテナの第2支点を連結する第2連結部材を含み、前記第1支点と前記第2支点は前記電力端子から距離がお互いに相異なことがある。
【0025】
一実施例によれば、前記連結ユニットは前記アンテナの長さ方向に沿って移動可能に提供されることができる。
【0026】
一実施例によれば、前記連結ユニットは前記アンテナと接触される第1連結部及び前記第1連結部から前記シールドユニットを向ける方向に延長されて前記シールドユニットと接触される第2連結部を含むことができる。
【0027】
一実施例によれば、前記第1連結部は前記アンテナの外側面を囲むように形成されて前記アンテナと面接触して、前記アンテナの外側面に沿ってスライディング移動可能に提供され、前記第2連結部は前記第1連結部に向ける方向に曲率になるように形成されて前記シールドユニットと点接触することができる。
【0028】
一実施例によれば、前記第2連結部は弾性力を有する材質で提供され、前記第2連結部と前記シールドユニットが点接触する前記第2連結部の一支点と、前記一支点と見合わせる前記アンテナの他の支点と間には弾性部材がさらに提供されることができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の一実施例によれば、効率的に基板に対してプラズマ処理を遂行することができる。
【0030】
また、本発明の一実施例によれば、プラズマソースの初期放電効率を向上させることができる。
【0031】
また、本発明の一実施例によれば、プラズマが発生するチャンバ内部の蝕刻作用を効率的に調節することができる。
【0032】
また、本発明の一実施例によれば、プラズマが発生するチャンバ内壁に副産物が蒸着されることを最小化することができる。
【0033】
本発明の効果が上述した効果に限定されるものではなくて、言及されない効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】
図1は本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる図面である。
【
図2】
図2は
図1の基板処理装置のプロセスチャンバのうちでプラズマ処理工程を遂行するプロセスチャンバの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図3】
図3は
図2の一実施例によるプラズマ発生ユニットを概略的に見せてくれる斜視図である。
【
図4】
図4は
図2の一実施例によるシールドユニットを概略的に見せてくれる斜視図である。
【
図5】
図5は
図2の一実施例による第1連結部材を概略的に見せてくれる図面である。
【
図6】
図6は
図2の第1連結部材と第1シールド部材がお互いに接触する姿を概略的に見せてくれる図面である。
【
図7】
図7は
図2のプラズマチャンバを上部から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
【
図8】
図8は、
図2のシールドユニットに対する他の実施例を見せてくれる斜視図である。
【
図9】
図9は、
図2のシールドユニットに対する他の実施例を見せてくれる斜視図である。
【
図10】
図10は、
図2の連結ユニットに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図11】
図11は、
図2の連結ユニットに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図12】
図12は
図1のプロセスチャンバの他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図13】
図13は
図12のシールドユニットを上部から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形されることができるし、本発明の範囲が以下で敍述する実施例によって限定されられることで解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での構成要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0036】
以下では
図1乃至
図14を参照して本発明の実施例に対して詳しく説明する。
【0037】
図1は、本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる図面である。
図1を参照すれば、基板処理装置1は前方端部モジュール(Equipment Front End Module、EFFM)20及び処理モジュール30を有する。前方端部モジュール20と処理モジュール30は一方向に配置される。以下では、前方端部モジュール20と処理モジュール30が配列された方向を第1方向11と定義する。また、第1方向11と垂直な方向を第2方向12と定義し、第1方向11と第2方向12に対してすべて垂直な方向を第3方向13と定義する。
【0038】
前方端部モジュール20はロードポート(Load Port)21及び移送フレーム23を有する。ロードポート21は第1方向11に前方端部モジュール20の前方に配置される。ロードポート21は支持部22を有する。支持部22は複数個で提供されることができる。それぞれの支持部22は第2方向12に一列配置されることができる。それぞれの支持部22は工程に提供される基板(W)及び工程処理が完了された基板(W)が収納されたキャリア(C)(例えば、カセット、FOUPなど)が安着される。
【0039】
移送フレーム23はロードポート21と処理モジュール30との間に配置される。移送フレーム23は内部空間を有することができる。移送フレーム23の内部空間にはロードポート21と第1移送ロボット25が配置されることができる。第1移送ロボット25はロードポート21と処理モジュール30との間に基板(W)を移送することができる。第1移送ロボット25は第2方向12に具備された移送レール27に沿って移動してキャリア(C)と処理モジュール30との間に基板(W)を移送することができる。
【0040】
処理モジュール30はロードロックチャンバ40、トランスファーチャンバ50、そして、プロセスチャンバ60を含むことができる。
【0041】
ロードロックチャンバ40は移送フレーム23に接するように配置される。例えば、ロードロックチャンバ40はトランスファーチャンバ50と前方端部モジュール20との間に配置されることができる。ロードロックチャンバ40は工程に提供される基板(W)がプロセスチャンバ60に移送される前、または工程処理が完了された基板(W)が前方端部モジュール20に移送される前に待機する空間を提供する。
【0042】
トランスファーチャンバ50はロードロックチャンバ40に接するように配置される。トランスファーチャンバ50は上部から眺める時、多角形の胴体を有することができる。例えば、トランスファーチャンバ50は上部から眺める時、五角形の胴体を有することができる。胴体外側にはロードロックチャンバ40と複数個のプロセスチャンバ60らが胴体のまわりに沿って配置されることができる。胴体の各側壁には基板(W)が出入りする通路(図示せず)が形成されることができる。通路(図示せず)はトランスファーチャンバ50とロードロックチャンバ40またはプロセスチャンバ60らを連結することができる。各通路(図示せず)には通路(図示せず)を開閉して内部を密閉させるドア(図示せず)が提供されることができる。
【0043】
トランスファーチャンバ50の内部空間にはロードロックチャンバ40とプロセスチャンバ60らの間に基板(W)を移送する第2移送ロボット55が配置される。第2移送ロボット55はロードロックチャンバ40で待機する処理されない基板(W)をプロセスチャンバ60に移送することができる。第2移送ロボット55は工程処理が完了された基板(W)をロードロックチャンバ40に移送することができる。また、第2移送ロボット55は複数個のプロセスチャンバ60らに基板(W)を順次に提供するためにプロセスチャンバ60の間に基板(W)を移送することができる。
【0044】
一例で、
図1のようにトランスファーチャンバ50が五角形の胴体を有する時、前方端部モジュール20と隣接した側壁にはロードロックチャンバ40がそれぞれ配置され、残りの側壁にはプロセスチャンバ60らが連続して配置されることができる。但し、前述した例に限定されるものではなくて、トランスファーチャンバ50の形状はこれに限定されないで、要求される工程モジュールによって多様な形態で変形されて提供されることができる。
【0045】
プロセスチャンバ60はトランスファーチャンバ50のまわりに沿って配置される。プロセスチャンバ60は複数個提供されることができる。それぞれのプロセスチャンバ60内では基板(W)に対する工程処理が進行される。プロセスチャンバ60は第2移送ロボット55から基板(W)の移送を受けて工程処理して、工程処理が完了された基板(W)を第2移送ロボット55に提供する。
【0046】
それぞれのプロセスチャンバ60で進行される工程処理はお互いに相異なことがある。プロセスチャンバ60が遂行する工程は基板(W)を利用して半導体素子またはディスプレイパネルを生産する過程のうちで一工程であることがある。基板処理装置1によって処理される基板(W)は半導体素子や平板ディスプレイ((FPと、Flat Panel Display)及びその他に薄膜が回路パターンが形成された品物の製造に利用される基板(W)をすべて含む包括的な概念である。例えば、基板(W)はシリコンウェハー、硝子基板または有機基板などであることがある。
【0047】
図2は、
図1の基板処理装置のプロセスチャンバのうちでプラズマ処理工程を遂行するプロセスチャンバの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。以下では、プロセスチャンバ60でプラズマを利用して基板(W)を処理する工程を遂行することを例で挙げて説明する。
【0048】
図2を参照すれば、プロセスチャンバ60はプラズマを利用して基板(W)上に所定の工程を遂行することができる。例えば、プロセスチャンバ60は基板(W)上の薄膜を蝕刻、またはアッシング(Ashing)することができる。薄膜はポリシリコン膜、酸化膜、そして、シリコン窒化膜など多様な種類の膜であることがある。選択的に、薄膜は自然酸化膜や化学的作用で生成された酸化膜であることができる。
【0049】
プロセスチャンバ60は工程処理部100、排気部200、プラズマ発生部300、そして、拡散部400を含むことができる。
【0050】
工程処理部100は基板(W)が置かれて、基板(W)に対する処理が遂行される処理空間101を提供する。後述するプラズマ発生部300で工程ガスを放電させてプラズマを生成し、生成されたプラズマを工程処理部100の処理空間101に供給する。工程処理部100の内部に泊まる工程ガス及び/または基板(W)を処理する過程で発生した反応副産物などは後述する排気部200を通じてプロセスチャンバ60の外部に排出される。これにより、工程処理部100の内部圧力を設定圧力で維持することができる。
【0051】
工程処理部100はハウジング110、支持ユニット120、バッフル130、そして、排気バッフル140を含むことができる。
【0052】
ハウジング110は内部に基板(W)が処理される処理空間を有する。ハウジング110の外壁は導体で提供されることができる。一例で、ハウジング110の外壁はアルミニウムを含む金属材質で提供されることができる。一実施例によれば、ハウジング110は接地されることができる。ハウジング110の上部は開放されることができる。ハウジング110の開放された上部は後述する拡散チャンバ410と連結されることができる。ハウジング110の側壁には開口(図示せず)が形成されることができる。開口(図示せず)はドア(図示せず)と同じ開閉部材によって開閉されることができる。基板(W)はハウジング110の側壁に形成された開口(図示せず)を通じてハウジング110の内部に出入りする。
【0053】
また、ハウジング110の底面には排気ホール112が形成されることができる。排気ホール112は処理空間101を流動する工程ガス及び/または副産物を処理空間101の外部に排気することができる。排気ホール112は後述する排気部200に含まれる構成らと連結されることができる。
【0054】
支持ユニット120は処理空間101内部に位置する。支持ユニット120は処理空間101で基板(W)を支持する。支持ユニット120は支持プレート122と支持軸124を含むことができる。
【0055】
支持プレート122は対象物を固定及び/または支持することができる。支持プレート122は基板(W)を固定及び/または支持することができる。支持プレート122は上部から眺める時、概して円板形状で提供されることができる。支持プレート122は支持軸124によって支持される。支持プレート122は外部電源(図示せず)と連結されることができる。支持プレート122は外部電源(図示せず)で印加された電力によって静電気を発生させることができる。発生された静電気が有する静電気力は基板(W)を支持プレート122の上面に固定させることができる。但し、これに限定されるものではなくて、支持プレート122は機械的クランピングなどの物理的方式、または真空吸着方式で基板(W)を固定及び/または支持することができる。
【0056】
支持軸124は対象物を移動させることができる。支持軸124は基板(W)を上下方向に移動させることができる。例えば、支持軸124は支持プレート122と結合され、支持プレート122を昇下降させて支持プレート122の上面に安着された基板(W)を上下移動させることができる。
【0057】
バッフル130は後述するプラズマ発生部300で発生するプラズマを処理空間101に均一に伝達することができる。バッフル130はプラズマ発生部300で発生されて拡散部400内部で流れるプラズマを処理空間101に均一に分配することができる。
【0058】
バッフル130は工程処理部100とプラズマ発生部300との間に配置されることができる。バッフル130は支持ユニット120と拡散部400との間に配置されることができる。例えば、バッフル130は支持プレート122の上部に配置されることができる。
【0059】
バッフル130は板形状を有することができる。バッフル130は上部から眺める時、概して円板形状を有することができる。バッフル130は上部から眺める時、支持プレート122の上面と重畳されるように配置されることができる。
【0060】
バッフル130にはバッフルホール132が形成される。バッフルホール132は複数個で提供されることができる。バッフルホール132らはお互いに離隔されるように提供されることができる。例えば、バッフルホール132らは均一なプラズマ(または、ラジカル)の供給のためにバッフル130の同心の円周上に一定間隔で離隔されるように形成されることができる。複数のバッフルホール132らはバッフル130の上端から下端まで貫通することができる。複数のバッフルホール132らはプラズマ発生ユニット330で発生されたプラズマが処理空間101に流動する通路で機能することができる。
【0061】
バッフル130の表面は酸化処理されたアルミニウム材質で提供されることができる。バッフル130はハウジング110の上部壁に電気的に連結されることができる。選択的に、バッフル130は独立的に接地されることができる。バッフル130が接地されることで、バッフルホール132を通過するプラズマに含まれるイオンを捕獲することができる。例えば、プラズマに含まれる電子またはイオンなどのような帯電粒子はバッフル130に閉じこめられて、プラズマに含まれるラジカルなどのように電荷をたたえない中性粒子はバッフルホール132を通過して処理空間101に供給されることができる。
【0062】
前述した本発明の一実施例によるバッフル130は厚さを有する円板形状で提供されることを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、バッフル130は上部から眺める時、概して円形状を有するが、断面から眺める時、その上面の高さが縁領域から中心領域にいくほど高くなる形状を有することもできる。一例で、バッフル130は断面から眺める時、その上面が縁領域から中心領域にいくほど上向き傾く形状を有することができる。これに、プラズマ発生ユニット330から発生されたプラズマはバッフル130の傾いた断面に沿って処理空間101の縁領域に流動することができる。
【0063】
排気バッフル140は処理空間101を流動するプラズマを領域別に均一に排気させる。また、排気バッフル140は処理空間101内で流動するプラズマの残留時間を調節することができる。排気バッフル140は上部から眺める時、環形のリング形状を有する。排気バッフル140は処理空間101内でハウジング110の内側壁と支持ユニット120との間に位置することができる。
【0064】
排気バッフル140には複数の排気ホール142らが形成される。複数の排気ホール142らは排気バッフル140の上面と下面を貫通する貫通ホールで提供される。排気ホール142らは上下方向を向けるように提供されることができる。排気ホール142らは排気バッフル140の円周方向に沿ってお互いに離隔されるように配列される。排気バッフル140を通過した反応副産物はハウジング110の底面に形成された排気ホール112、そして、後述する排気ライン210を通じてプロセスチャンバ60の外部に排出される。
【0065】
排気部200は処理空間101の工程ガス及び/または工程副産物などの不純物を外部に排気する。排気部200は基板(W)を処理する過程で発生する不純物とパーティクルなどをプロセスチャンバ60の外部に排気することができる。排気部200は排気ライン210と減圧部材220を含むことができる。
【0066】
排気ライン210は処理空間101に泊まる反応副産物がプロセスチャンバ60の外部に排出される通路で機能する。排気ライン210の一端はハウジング110の底面に形成された排気ホール112と連通される。排気ライン210の他端は陰圧を提供する減圧部材220と連結される。
【0067】
減圧部材220は処理空間101に陰圧を提供する。減圧部材220は処理空間101に残留する工程副産物、工程ガスまたはプラズマなどをハウジング110の外部に排出することができる。また、減圧部材220は処理空間101の圧力が既設定された圧力で維持されるように処理空間101の圧力を調節することができる。減圧部材220はポンプで提供されることができる。但し、これに限定されるものではなくて、減圧部材220は陰圧を提供する公知された装置で多様に変形されて提供されることができる。
【0068】
プラズマ発生部300は工程処理部100の上部に位置することができる。また、プラズマ発生部300は後述する拡散部400の上部に位置することができる。工程処理部100、拡散部400、そして、プラズマ発生部300は第3方向13に沿って地面から順次に配置されることができる。プラズマ発生部300はハウジング110と拡散部400から分離されることができる。プラズマ発生部300と拡散部400が結合された位置にはシーリング部材(図示せず)が提供されることができる。
【0069】
プラズマ発生部300はプラズマチャンバ310、ガス供給ユニット320、そして、プラズマ発生ユニット330を含むことができる。
【0070】
プラズマチャンバ310は内部に放電空間301を有する。放電空間301は後述するガス供給ユニット320から供給された工程ガスを励起させてプラズマを形成する空間で機能する。プラズマチャンバ310は上面と下面が開放された形状を有することができる。一例で、プラズマチャンバ310は上面と下面が開放された円筒形状を有することができる。プラズマチャンバ310はセラミックス材質または酸化アルミニウム(Al2O3)を含む材質で提供されることができる。プラズマチャンバ310の上端はガス供給ポート315によって密閉される。ガス供給ポート315は後述するガス供給管322と連結される。プラズマチャンバ310の下端は後述する拡散チャンバ410の上端と連結されることができる。
【0071】
ガス供給ユニット320はガス供給ポート315に工程ガスを供給する。ガス供給ユニット320はガス供給ポート315を通じて放電空間301に工程ガスを供給する。放電空間301に供給された工程ガスは後述する拡散空間401とバッフルホール132を経って処理空間101に均一に分配されることができる。
【0072】
ガス供給ユニット320はガス供給管322とガス供給源324を含むことができる。ガス供給管322の一端はガス供給ポート315と連結され、ガス供給管322の他端はガス供給源324と連結される。ガス供給源324は工程ガスを貯蔵及び/または、供給するソースで機能する。ガス供給源324が貯蔵及び/または、供給する工程ガスはプラズマ生成のためのガスであることがある。一例で、工程ガスは二フッ化メタン(CH2F2、Difluoromethane)、窒素(N2)、及び/または酸素(O2)を含むことができる。選択的に、工程ガスは四フッ化炭素(CF4、Tetrafluoromethane)、フルオル(Fluorine)及び/または、ハイドロゲン(Hydrogen)をさらに含むことができる。
【0073】
図3は、
図2の一実施例によるプラズマ発生ユニットを概略的に見せてくれる斜視図である。
図4は、
図2の一実施例によるシールドユニットを概略的に見せてくれる斜視図である。
図5は、
図2の一実施例による第1連結部材を概略的に見せてくれる図面である。
図6は、
図2の第1連結部材と第1シールド部材がお互いに接触する姿を概略的に見せてくれる図面である。以下では、
図2乃至
図6を参照して本発明の一実施例によるプラズマ発生ユニットに対して詳しく説明する。
【0074】
プラズマ発生ユニット330はガス供給ユニット320から供給された工程ガスを励起させて放電空間301にプラズマを生成する。プラズマ発生ユニット330は後述するアンテナ340に高周波電力を印加して放電空間301に供給された工程ガスを励起させる。プラズマ発生ユニット330はアンテナ340、電源モジュール350、シールドユニット360、そして、連結ユニット370を含むことができる。アンテナ340と電源モジュール350は放電空間301にプラズマを発生させるプラズマソースで機能することができる。
【0075】
アンテナ340は誘導結合型プラズマ(ICP)アンテナであることができる。アンテナ340はプラズマチャンバ310の外部で後述するシールドユニット360を複数回巻くコイルで構成されることができる。コイルはシールドユニット360の外側面を囲むことができる。コイルはプラズマチャンバ310の外部を螺旋形で複数回巻くことができる。コイルは放電空間301に対応する領域でシールドユニット360に絡められることができる。例えば、コイルはシールドユニット360の上端から下端までと対応される上下方向の長さを有することができる。例えば、コイルの一端はプラズマチャンバ310の正断面から眺める時、シールドユニット360の上部領域と対応される高さに提供されることができる。また、コイルの他端はプラズマチャンバ310の正断面から眺める時、シールドユニット360の下部領域と対応される高さに提供されることができる。
【0076】
アンテナ340には電力端子345と接地端子346が形成されることができる。電力端子345には後述する電源351が連結されることができる。電源351から供給された高周波電力は電力端子345を通じてアンテナ340に印加されることができる。接地端子346はアンテナ340を接地させることができる。
【0077】
一例によれば、電力端子345はアンテナ340の上側端部に形成されることができる。また、接地端子346はアンテナ340の下側端部に形成されることができる。但し、これに限定されるものではなくて、電力端子345と接地端子346はアンテナ340の多様な位置に形成されることができる。例えば、アンテナ340に形成される電力端子345はアンテナ340の中間支点に形成され、アンテナ340に形成される接地端子346はアンテナ340の両末端に形成されることもできる。
【0078】
前述した例では説明の便宜のために、アンテナ340に提供されたコイルが単数のコイルでプラズマチャンバ310の外部を囲んで、アンテナ340に電力端子345と接地端子346が形成されることを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
【0079】
例えば、本発明の一実施例によるアンテナ340は複数のコイルで提供されることができる。複数のコイルらそれぞれはプラズマチャンバ310の外部を螺旋形状で囲むように提供されることができる。例えば、複数のコイルらはそれぞれプラズマチャンバ310の上側と下側を独立的に囲むことができる。また、複数のコイルらにはそれぞれ電力端子345と接地端子346が独立的に形成されることができる。複数のコイルらそれぞれに印加される高周波電力の大きさが相異なことがある。これに、プラズマチャンバ310で発生するプラズマの大きさが相異に提供されることができる。
【0080】
電源モジュール350は電源351、電源スイッチ(図示せず)、そして、整合器352を含むことができる。電源351はアンテナ340に電力を印加する。電源351はアンテナ340に高周波電力を印加することができる。電源スイッチ(図示せず)のオン/オフによってアンテナ340に電力が印加されることができる。アンテナ340に印加された高周波電力は高周波電流を発生させる。アンテナ340に印加された高周波電流は放電空間301に誘導電場を形成することができる。放電空間301に供給される工程ガスは誘導電場からイオン化に必要なエネルギーを得てプラズマ状態で励起されることができる。
【0081】
整合器352は電源351からアンテナ340に印加される高周波電力に対する整合を遂行することができる。整合器352は電源351の出力端に連結されて電源351側の出力インピーダンスと入力インピーダンスを整合させることができる。
【0082】
前述した本発明の一実施例による電源モジュール350は電源351、電源スイッチ(図示せず)、そして、整合器352を含むことを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。本発明の一実施例による電源モジュール350はキャパシタ(Capacitor、図示せず)をさらに含むことができる。キャパシタ(図示せず)は可変素子であることがある。キャパシタ(図示せず)は容量が変更される可変キャパシタで提供されることができる。選択的に、キャパシタ(図示せず)は容量が固定された固定キャパシタで提供されることもできる。
【0083】
シールドユニット360はファラデーシールド(Feraday Shield)で提供されることができる。シールドユニット360はプラズマチャンバ310とアンテナ340との間に配置される。シールドユニット360はプラズマチャンバ310の外部を囲むことができる。シールドユニット360はプラズマチャンバ310の外側壁を囲むことができる。シールドユニット360は概して円筒形状で提供されることができる。また、シールドユニット360は上部から眺める時、リング形状を有することができる。シールドユニット360の上下方向の長さはアンテナ340の上下方向の長さと対応されることができる。選択的に、シールドユニット360の上下方向の長さはアンテナ340の上下方向の長さより大きく提供されることができる。シールドユニット360には上下方向に形成されたスロットが形成されることができる。シールドユニット360に形成されたスロットは複数で提供され、複数個のスロットらはシールドユニット360のまわり方向に沿って離隔されるように配置されることができる。
【0084】
シールドユニット360は金属を含む材質で提供されることができる。シールドユニット360は複数個提供されることができる。一例によれば、
図3及び
図4のようにシールドユニット360は第1シールド部材361と第2シールド部材362を含むことができる。第1シールド部材361と第2シールド部材362はお互いの間に電気的に分離されることができる。第1シールド部材361はプラズマチャンバ310のまわり方向に沿ってプラズマチャンバ310の一側面を囲むことができる。例えば、第1シールド部材361は上部から眺める時、プラズマチャンバ310の中心を通る仮想の直線の左側に該当するプラズマチャンバ310の外側壁を囲むことができる。
【0085】
また、第2シールド部材362は第1シールド部材361と見合わせるように配置されることができる。例えば、
図4のように、第2シールド部材362は第1シールド部材361が囲むプラズマチャンバ310の一側面と見合わせる他の側面を囲むことができる。第2シールド部材362は上部から眺める時、プラズマチャンバ310の中心を通る仮想の直線の右側に該当するプラズマチャンバ310の外側壁を囲むことができる。第1シールド部材361と第2シールド部材362はお互いに組合されてプラズマチャンバ310の外側壁を囲むことができる。
【0086】
連結ユニット370はアンテナ340とシールドユニット360を電気的に連結する。連結ユニット370はアンテナ340に物理的に接触されることができる。また、連結ユニット37はシールドユニット360に物理的に接触されることができる。連結ユニット370は金属を含む材質で提供されることができる。例えば、連結ユニット370は電気伝導性が高い銅、銀、アルミニウム、タングステン、または銀を含む材質で提供されることができる。選択的に、連結ユニット370は電気伝導性が高い材質で表面がコーティングされて提供されることができる。連結ユニット370は複数個提供されることができる。本発明の一実施例による連結ユニット370は第1連結部材371と第2連結部材375を含むことができる。
【0087】
第1連結部材371はアンテナ340の第1支点と第1シールド部材361を電気的に連結することができる。第1支点はアンテナ340の上側領域に位置することができる。例えば、第1支点は電力端子345が形成された支点と隣接した支点を意味することがある。
【0088】
第2連結部材375はアンテナ340の第2支点と第2シールド部材362を電気的に連結することができる。第2支点はアンテナ340の中間領域に位置することができる。例えば、第2支点は電力端子345が形成されたアンテナ340の中間支点に位置することができる。一例で、第2支点は電力端子345が形成されたアンテナ340の一支点と接地端子346が形成されたアンテナ340の他の支点との間の中間に位置することができる。
【0089】
これに、電力端子345から第1支点までの距離と電力端子345から第2支点までの距離は相異に提供されることができる。電力端子345から第1支点までの距離は電力端子345から第2支点までの距離より小さく提供されることができる。一例によれば、電力端子345から第1支点までの距離は0に収斂することができるし、電力端子345から第2支点までの距離はアンテナ340に提供されたコイルの全体長さ(L)の半分(L/2)に収斂することができる。
【0090】
第1連結部材371と第2連結部材375はお互いに類似な構造で提供されることができる。これに、内容の重複を防止するために以下では第1連結部材371を中心に説明する。
【0091】
図5のように、第1連結部材371は第1連結部372と第2連結部373で構成されることができる。第1連結部372はアンテナ340と接触される部分で提供されることができる。第1連結部372はアンテナ340に提供されるコイルと接触されることができる。第1連結部372はアンテナ340の外側面を囲む形状で形成されることができる。
図6のように、第1連結部372はアンテナ340と面接触することができる。これによって、第1連結部372はアンテナ340と電気的に連結されることができる。第1連結部372はアンテナ340の外側面に沿ってスライディング移動可能に提供されることができる。第1連結部372はアンテナ340の外側面に沿ってスライディング移動することで、アンテナ340の長さ方向に沿って移動することができる。
【0092】
一例で、アンテナ340に提供されたコイルの形状が四角形の断面を有する時、第1連結部372は四角形の形状で提供されることができる。但し、これに限定されるものではなくて、アンテナ340に提供されたコイルの形状が円形の断面を有する時、第1連結部372は円形の形状で提供されることができる。
【0093】
第2連結部373は第1連結部372から延長される。第2連結部373は第1連結部372から延長されるが、第1連結部372に向ける方向に曲率になるように形成されることができる。
図6のように、第2連結部373が曲率になるように形成されることで、第2連結部373は第1シールド部材361と点接触することができる。これに、第2連結部373は第1シールド部材361と電気的に連結されることができる。第2連結部373は弾性力を有する材質で提供されることができる。例えば、第2連結部373は第1連結部372と比べて相対的に弾性力が大きい材質で提供されることができる。これに、第2連結部373はアンテナ340とシールドユニット360をより効率的に接触させることができる。
【0094】
以下では、連結ユニット370がシールドユニット360に連結される支点によってプラズマチャンバ310内部の放電空間301で発生するプラズマの強さ変化に対するメカニズムに対して詳しく説明する。説明の便宜のために以下では第1シールド部材361が設置された領域と対応されるプラズマチャンバ310内部の放電空間301の一領域をA領域と定義し、第2シールド部材362が設置された領域と対応されるプラズマチャンバ310内部の放電空間301の一領域をB領域と定義する。
【0095】
図7は、
図2のプラズマチャンバを上部から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
図7を参照すれば、電力端子345と隣接した位置に提供された第1連結部材371によって第1シールド部材361とアンテナ340は電気的に連結されることができる。第1連結部材371によって電気的に連結された第1シールド部材361には第1高周波電圧(V1)が印加されることができる。また、電力端子345と接地端子346との間の中間支点に提供された第2連結部材375によって第2シールド部材362とアンテナ340は電気的に連結されることができる。第2連結部材375によって電気的に連結された第2シールド部材362には第2高周波電圧(V2)が印加されることができる。
【0096】
第1シールド部材361に印加された第1高周波電圧(V1)は第2シールド部材362に印加される第2高周波電圧(V2)より大きい。例えば、第1高周波電圧(V1)は電力端子345に印加される高周波電圧と対応される大きさを有することができる。電力端子345に印加された高周波電圧はアンテナ340の長さ方向に沿って接地端子346に向けて流れる間、その電圧の損失が発生する。第2連結部材375は電力端子345と接地端子346との間の中間支点に位置するので、第2高周波電圧(V2)はおおよそ電力端子345から印加された高周波電圧の半分の大きさを有することができる。すなわち、第2高周波電圧(V2)は第1高周波電圧(V1)の半分の大きさを有することができる。
【0097】
第1シールド部材361に印加された第1高周波電圧(V1)は放電空間301のA領域に第1大きさを有する第1プラズマを発生させることができる。また、第2シールド部材362に印加された第2高周波電圧(V2)は放電空間301のB領域に第2大きさを有する第2プラズマを発生させることができる。これに、A領域に発生するプラズマの強さはB領域に発生するプラズマの大きさより大きく形成することができる。
【0098】
また、本発明の一実施例による連結ユニット370はアンテナ340の長さ方向に沿ってスライディング移動可能に提供されることができる。例えば、第1シールド部材361に印加される電圧の大きさを減らそうとする場合、第1連結部材371は電力端子345から遠くなる方向に移動させることができる。また、第2シールド部材362に印加される電圧の大きさを増やそうとする場合、第2連結部材375は電力端子345に近くなる方向に移動させることができる。これに、連結ユニット370が提供される位置を多様に変更させてシールドユニット360に印加される電圧の大きさを調節することで、放電空間301に伝達される電場の強さを適切に変更させることができる。
【0099】
一般に、プラズマ発生部材にシールド部材が提供される場合、シールド部材はプラズマが発生されるチャンバの内部を遮蔽することができる。但し、シールド部材によってプラズマ発生の初期段階でチャンバの内部空間に印加される電場の強さが減るので、初期プラズマの放電効率が落ちる現象が発生することがある。
【0100】
これに、前述した本発明の一実施例によれば、シールドユニット360が複数個で提供され、複数個の連結ユニット370を利用してそれぞれのシールドユニット360とアンテナ340を独立的に接触させて電気的に連結することができる。これに、プラズマチャンバ310内部の放電空間301を区分して放電空間301別に印加される電場の強さを調節することができる。また、シールドユニット360にアンテナ340に印加された高周波電力を印加させることで、放電空間301内部に発生する初期プラズマの放電効率を向上させることができる。また、お互いに異なる大きさの高周波電圧が印加されるシールドユニット360によって、放電空間301にプラズマが発生した以後、放電空間301内部のシース(sheath)の電圧を調節することができる。これに、放電空間301に印加されるイオンエネルギーの大きさを適切に調節することができる。結果的に、プラズマチャンバ310内側面で発生する蝕刻作用とプラズマチャンバ310内側面に蒸着する反応副産物が蒸着することを最小化することができる。
【0101】
前述した本発明の一実施例ではシールドユニット360が第1シールド部材361と第2シールド部材362を含むことを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、シールドユニット360は3個以上の自然数で提供されるシールド部材で提供されてプラズマチャンバ310の外側面を囲むように提供されることができる。また、シールドユニット360が複数個で提供されることを例で挙げて説明したが、シールドユニット360は単数で提供されてプラズマチャンバ310の外側面を囲むように提供されることもできる。
【0102】
再び
図2を参照すれば、拡散部400はプラズマ発生部300で発生されたプラズマを処理空間101に拡散させることができる。拡散部400は拡散チャンバ410を含むことができる。拡散チャンバ410は内部に拡散空間401を有する。拡散空間401は放電空間301で発生されたプラズマを拡散させることができる。拡散空間401は処理空間101と放電空間301をお互いに連結し、放電空間301で発生されたプラズマを処理空間101に流動させる通路で機能する。
【0103】
拡散チャンバ410は概して逆漏斗形状で提供されることができる。拡散チャンバ410は上端から下端に行くほど直径が大きくなる形状を有することができる。拡散チャンバ410の内周面は不導体で形成されることができる。例えば、拡散チャンバ410の内周面は石英(Quartz)を含む材質で提供されることができる。
【0104】
拡散チャンバ410はハウジング110とプラズマチャンバ310との間に位置される。拡散チャンバ410の上端はプラズマチャンバ310の下端と連結されることができる。拡散チャンバ410の上端とプラズマチャンバ310の下端との間にはシーリング部材(図示せず)が提供されることができる。
【0105】
以下で説明する本発明の一実施例によるシールドユニットと連結ユニットは、追加的に説明する場合以外には
図2乃至
図7を参照して説明したシールドユニット及び連結ユニットと大部分類似に提供される。これに、以下では重複される内容に対する説明は略する。
【0106】
図8及び
図9は、
図2のシールドユニットに対する他の実施例を見せてくれる斜視図である。
図8を参照すれば、シールドユニット360はプラズマチャンバ310の外側面を囲むことができる。シールドユニット360は複数個提供されることができる。例えば、シールドユニット360はプラズマチャンバ310のまわり方向に沿って3分割になることができる。シールドユニット360は第1シールド部材361、第2シールド部材362、そして、第3シールド部材363を含むことができる。第1シールド部材361、第2シールド部材362、そして、第3シールド部材363はお互いの間に電気的に分離されることができる。たとえ図示されなかったが、第1シールド部材361には第1連結部材371が電気的に連結され、第2シールド部材362には第2連結部材375が電気的に連結され、第2シールド部材362には第3連結部材376が電気的に連結されることができる。
図8のようにシールドユニット360を3分割する場合、放電空間301でプラズマの初期放電効率をより向上させることができる。また、放電空間301内で蝕刻作用と蒸着作用をより細密に調節することができる。
【0107】
図9を参照すれば、シールドユニット360は複数個提供されることができる。例えば、シールドユニット360はプラズマチャンバ310の上下方向に2分割されることができる。シールドユニット360は第1シールド部材361と第2シールド部材362を含むことができる。第1シールド部材361はプラズマチャンバ310の上側領域と対応する領域でプラズマチャンバ310の外側面を囲むことができる。第2シールド部材362はプラズマチャンバ310の下側領域と対応する領域でプラズマチャンバ310の外側面を囲むことができる。第1シールド部材361と第2シールド部材362はお互いの間に電気的に分離されることができる。また、第1シールド部材361には第1連結部材371が電気的に連結され、第2シールド部材362には第2連結部材375が電気的に連結されることができる。
図9のように、シールドユニット360が上下方向に分割された場合、放電空間301の上側領域と下側領域での初期放電効率と蝕刻及び蒸着作用を制御することができる。
【0108】
図10及び
図11は、
図2の連結ユニットに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図10を参照すれば、連結ユニット370は第1連結部材371と第2連結部材375を含むことができる。前述したところと同様に、第2連結部材375は概して第1連結部材371と類似な構造で提供されるので、以下では第1連結部材371を中心に説明する。
【0109】
第1連結部材371は弾性部材374をさらに含むことができる。弾性部材374は弾性力が大きい材質で提供されることができる。例えば、弾性部材374はスプリングで提供されることができる。弾性部材374は第1連結部372と第2連結部373との間に配置されることができる。一例によれば、
図9のように、弾性部材374の一端は第2連結部373のうちで第2連結部373と第1シールド部材361が点接触する一支点に結合されることができる。弾性部材374の他端は第1連結部372のうちで第2連結部373の一支点と見合わせる他の支点に結合されることができる。弾性部材374が第1連結部372と第2連結部373との間に提供されることで、アンテナ340とシールドユニット360を効率的に連結させることができる。また、弾性部材374によって連結ユニット370が容易にアンテナ340の長さ方向に沿ってスライディングすることができる。
【0110】
図11を参照すれば、第2連結部373は第1連結部372から延長される。第2連結部373は概して
【0111】
【0112】
の形状を有することができる。第2連結部373の垂直な方向に延長された部分は、シールドユニット360と面接触することができる。選択的に、第2連結部373は第1連結部372から延長されるが、概して
【0113】
【0114】
の形状を有するように形成されることもできる。連結ユニット370の第1連結部372がアンテナ340に提供されたコーティングと面接触して、第2連結部373がシールドユニット360と面接触するように提供されることで、アンテナ340からシールドユニット360に電圧をより効率的に印加することができる。
【0115】
図12は、
図1のプロセスチャンバの他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図13は、
図12のシールドユニットを上部から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
図12と
図13を参照すれば、プロセスチャンバ60はハウジング500、ウィンドウユニット520、ガス供給ユニット320、そして、プラズマ発生ユニット330を含むことができる。
【0116】
ハウジング500は基板(W)が処理される下部空間と上部空間を有することができる。ハウジング500は下部ボディー510と上部ボディー530を含むことができる。下部ボディー510は内部に上面が開放された空間を有することができる。下部ボディー510は後述するウィンドウユニット520と組合されて内部に基板(W)が処理される下部空間を有することができる。下部空間には支持ユニット120と排気バッフル140が位置することができる。本発明の一実施例による支持ユニット120と排気バッフル140の構成は、
図2で説明して支持ユニット120と排気バッフル140の構成と類似に提供されるので、これに対する説明は略する。
【0117】
上部ボディー530は内部に下面が開放された空間を有することができる。上部ボディー530はウィンドウユニット520と組合されて内部にプラズマ発生ユニット330が配置される上部空間を有することができる。
【0118】
ウィンドウユニット520は誘電体窓を含むことができる。ウィンドウユニット520は下部ボディー510の開放された上面を覆うことができる。ウィンドウユニット520には開口が形成されることができる。ウィンドウユニット520に形成された開口にはガス供給ユニット320が配置されることができる。ガス供給ユニット320は
図2で説明したガス供給ユニット320の構成と大部分類似に提供される。
【0119】
プラズマ発生ユニット330は上部空間に位置することができる。アンテナ340は上部空間で平面形アンテナに提供されることができる。アンテナ340は螺旋形状で形成されることができる。本発明の一実施例によるアンテナ340は平面形アンテナで提供されること以外には
図2で説明したアンテナ340と類似に提供されるので、これに対する説明は略する。
【0120】
シールドユニット360は上部空間に位置することができる。シールドユニット360はアンテナ340とウィンドウユニット520との間に配置されることができる。シールドユニット360は複数個で提供されることができる。例えば、
図13のように、シールドユニット360は第1シールド部材361と第2シールド部材362を含むことができる。第1シールド部材361は上部から眺める時、ウィンドウユニット520の中心を含む領域と対応される領域に形成されることができる。第2シールド部材362は第1シールド部材361の外側を囲む領域に形成されることができる。
【0121】
第1シールド部材361と第2シールド部材362はお互いの間に電気的に分離されることができる。また、第1シールド部材361と第2シールド部材362にはそれぞれ第1連結部材371と第2連結部材375が電気的に連結されることができる。第1連結部材371と第2連結部材375による第1シールド部材361及び第2シールド部材362に電圧を印加するメカニズムは上述したところと類似である。これに、内容の重複を避けるためにこれに対する詳しい説明は略する。
【0122】
図14は、
図13のプロセスチャンバの他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図14を参照すれば、シールドユニット360は下部ボディー510の一側壁を囲むように形成されることができる。例えば、シールドユニット360は下部ボディー510の上側領域と対応される下部ボディー510の一側壁を囲むことができる。下部ボディー510の上側領域は支持ユニット120に支持された基板(W)とウィンドウユニット520との間領域を意味することができる。また、アンテナ340は下部ボディー510の側壁を囲むシールドユニット360の外側面を囲むように形成されることができる。
【0123】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。前述した実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
【国際調査報告】