(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】TAC/TAL地理の自動作成および割り当てのためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20250204BHJP
【FI】
H04W24/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539582
(86)(22)【出願日】2022-07-06
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 US2022036171
(87)【国際公開番号】W WO2024010573
(87)【国際公開日】2024-01-11
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】323001546
【氏名又は名称】楽天シンフォニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109380
【氏名又は名称】小西 恵
(74)【代理人】
【識別番号】100109036
【氏名又は名称】永岡 重幸
(74)【代理人】
【識別番号】100188879
【氏名又は名称】渡邉 未央子
(72)【発明者】
【氏名】ダッカ,プリスヴィ ラジ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA44
5K067DD57
5K067EE10
5K067EE16
5K067FF03
(57)【要約】
トラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法は、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとのeNBの所定数に対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割することと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法であって、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとのeNBの所定数に対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することをさらに含む、
請求項1に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項3】
前記地理的エリアにわたって階層化されるべき第1の形状セットを作成し、各形状が同じTACを有するeNBサイトに対応することをさらに含む、
請求項2に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項4】
前記作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶することであって、各TACにはTAC IDが割り当てられる、記憶すること、をさらに含む、
請求項3に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項5】
ユーザインターフェース(UI)によってグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を出力させることをさらに含み、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイとを含む、
請求項4に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項6】
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得することをさらに含む、請求項5に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項7】
前記地理的エリア上で階層化されるべき第2の形状セットを作成し、各形状が同じTALを有するTACに対応することをさらに含む、
請求項6に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項8】
前記作成された第2の形状セットを前記非一時的コンピュータ可読媒体に記憶し、各TALにはTAL IDが割り当てられることをさらに含む、
請求項7に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項9】
前記UIによって出力される前記GUIを更新することをさらに含み、前記GUIは、
前記地理的エリアの表現上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第2の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイを含む、
請求項8に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項10】
トラッキングエリアコード(TAC)を監査するための装置であって、
プロセッサと、
命令が内部に記憶されたメモリとを含み、命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記装置に対して、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割することと、を行わせる、
装置。
【請求項11】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得させる、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア上で階層化されるべき第1の形状セットを作成させ、各形状は同じTACを有するeNBサイトに対応する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶させ、各TACにはTAC IDが割り当てられる、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)がユーザインターフェース(UI)によって出力されるようにさせ、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイと、を含む、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからTAC割り当てを取得することと、
前記地理的エリア上で階層化されるべき第1の形状セットを作成することであって、各形状が同じTACを有するeNBサイトに対応している、作成することと、
前記作成された第1の形状セットを、コンピュータ可読媒体に記憶することであって、各TACが対応するTAC IDを含む、記憶することと、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、対応するTAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイと、を含む、
請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)を取得する前に、前記地理的エリア内の各TACからTALを取得することと、
前記地理的エリアの表現上で階層化されるべき第1の形状セットを作成することであって、各形状が同じTALを有するTACに対応する、作成することと、
前記作成された第1の形状セットを記憶することであって、各TALにはTAL IDが割り当てられる、記憶することと、
グラフィックユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、前記GUIは、
前記地理的エリアの前記表現上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットの1つまたは複数のディスプレイを含む、
請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各eNBからTACを取得させる、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この記述は、TAC/TAL地理システムの自動作成および割り当て、ならびにその使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セルラネットワークは、セルラ基地局(例えば、セルタワー)のローカルアンテナを介して電波によって通信するモバイルデバイス(例えば、携帯電話デバイス)の電気通信システムである。サービスが提供されるカバレッジエリアは、「セル」と呼ばれる小さな地理的エリアに分割される。各セルは、セルタワーにおいて個別の低電力マルチチャネルトランシーバおよびアンテナによってサービスされる。セル内のモバイルデバイスは、セルラネットワークによって使用される周波数の共通プールから基地局によって割り当てられた複数の周波数および個別の周波数チャネルで、そのセルのアンテナを介して通信する。
【0003】
無線アクセスネットワーク(Radio Access Network(RAN))は、無線アクセス技術を実装する電気通信システムの一部である。RANは、携帯電話、コンピュータ、または任意の遠隔制御マシンなどのデバイス間に存在し、そのコアネットワーク(Core Network(CN))との接続を提供する。規格に応じて、携帯電話および他の無線接続デバイスは、ユーザ機器(User Equipment(UE))、端末機器、移動局(Mobile Station(MS))などとして様々に知られている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施形態では、トラッキングエリアコード(tracking area code(TAC))割り当てを監査する方法は、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(evolved Node B(eNB))サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとのeNBの所定数に対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割することを含む。
【0005】
いくつかの実施形態では、トラッキングエリアコード(TAC)を監査するための装置は、プロセッサと、命令が内部に記憶されたメモリを含み、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトの1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる。
【0006】
いくつかの実施形態では、命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の態様は、以下の詳細な説明を添付の図と併せて読めば最もよく理解される。業界の標準的習慣に従い、種々の特徴は原寸に比例して描かれていない。様々な特徴の寸法は、説明を明確にするために任意に増減される。
【0008】
【
図1】いくつかの実施形態による、トラッキングエリアコード(TAC)トラッキングエリアリスト(Tracking Area List(TAL))地理(geography)の自動作成および割り当て(auto creation and assignment)(ACA TAC/TAL G)システムの概略図である。
【
図2A】いくつかの実施形態による、トラッキングエリアコード(TAC)境界作成のための方法のフロー図表現である。
【
図2B】いくつかの実施形態による、TAC境界によって階層化された地理的エリアのグラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface(GUI))ディスプレイの図である。
【
図3A】いくつかの実施形態による、トラッキングエリアリスト(TAL)境界作成のための方法の図的表現である。
【
図3B】いくつかの実施形態による、TAL境界によって階層化された地理的エリアのGUIディスプレイの図的表現である。
【
図4】いくつかの実施形態による、新しいサイトのTAC割り当てのための方法のフロー図表現である。
【
図5】いくつかの実施形態による、プロセッサベースシステムの高レベル機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の開示は、提供される主題の異なる特徴を実装するための多くの異なる実施形態または例を提供する。本開示を簡単にするために、構成要素、値、動作、材料、配置などの例が以下で説明される。当然ながら、これらは例であり、限定することを意図していない。他の構成要素、値、動作、材料、配置などが企図されている。例えば、以下の説明において第2の特徴の上または上方に第1の特徴を形成することは、第1の特徴と第2の特徴とが直接接触して形成される実施形態を含み、および、第1の特徴と第2の特徴とが直接接触することができないように、第1の特徴と第2の特徴との間に追加の特徴が形成される実施形態も含む。加えて、本開示は、様々な例において参照番号および/または文字を繰り返す。この繰り返しは、簡潔さおよび明瞭さを目的としたものであり、説明される様々な実施形態間および/または構成間の関係を規定するものではない。
【0010】
さらに、「真下(beneath)」、「下(below)」、「下方(lower)」、「上(above)」、「上方(upper)」などの空間的に相対的な用語は、本明細書では、説明を容易にするために、図に示すように、ある要素または特徴と別の要素または特徴との関係を説明するために使用される。空間的に相対的な用語は、図に示す向きに加えて、使用中または動作中のデバイスの異なる向きを包含することを意図している。装置は、他の方向に向けられ(90度または他の向きに回転され)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子もそれに応じて解釈される。
【0011】
いくつかの実施形態では、トラッキングエリアコード(TAC)/トラッキングエリアリスト(TAL)地理の自動作成および割り当て(ACA TAC/TAL G)のためのシステムおよび方法が説明される。TACは、最大数のeNB(例えば、200個のeNB)を有する1つのエリア内のeNodeB(eNB)の一群である。TACは、モバイルネットワークオペレータ(mobile network operator(MNO))ネットワーク内の位置エリアの識別子である。コードのこの部分は、2オクテットの長さを有する16進値を使用して表される。
【0012】
TALは、ネットワークTAL地理的エリア内のUEをページングするために使用されるTACの一群(eNBの一群)である。TALは、3GPP(登録商標)リリース8で導入されたスキームである(参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)。TALでは、各UEに1つのTACを割り当てる代わりに、1つのUEがTACのリスト(eNBの一群)を有する。UEは、セルからTACリストを受信し、UEがリストに存在しないセルに移動するまでリストを保持する。LTE規格では、セルは異なるUEに異なるリストを与えることもできる。UE位置は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity(MME))において、少なくともそのUEに割り当てられたTALの正確さで知られている。
【0013】
MMEは、LTEアクセスネットワークの制御ノードである。MMEは、再送信を含む、アイドルモードのUEページングおよびタグ付け手順を担当する。ページングは、ネットワークがUEと通信する(例えば、あなたにあげたいものがあると伝える)メカニズムである。UEはページングメッセージの内容(すなわち、ページング原因)を復号し、UEは適切な手順を開始する。ほとんどの場合、このページングプロセスは、UEがアイドルモードにある間に行われる。これは、UEが、ネットワークがページングメッセージを送信しているかどうかを監視し、この監視が監視プロセスを実行するためにエネルギー(例えば、バッテリ)を必要とすることを意味する。監視プロセスを連続的に実行することに応答して、アイドルモードであってもエネルギーを消費する。
【0014】
MMEは、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化プロセスに関与し、また、初期アタッチ時、およびコアネットワーク(CN)ノードの再配置を伴うLTE内ハンドオーバー時に、UEのためのサービングゲートウェイ(これは、ユーザデータパケットをルーティングおよび転送し、その上、eNB間ハンドオーバー中のユーザプレーンのためのモビリティアンカーとして、およびLTEと他の3GPP技術との間のモビリティのためのアンカーとして、さらに機能する)を選択する役割も担う。MMEは、(ホーム加入者サーバと対話することによって)ユーザを認証する役割を担う。非アクセス層(Non-Access Stratum(NAS))シグナリングはMMEにおいて終了し、NASはまた、一時的なアイデンティティの生成およびUEへの割り当ても担当する。MMEは、サービスプロバイダの公衆陸上移動網(public land mobile network(PLMN))にキャンプオンするUEの許可をチェックし、UEローミング制限を施行する。MMEは、NASシグナリングの暗号化/完全性保護のためのネットワーク内の終端点であり、セキュリティキー管理を扱う。
【0015】
E-UTRANノードBは、進化型ノードB(eNodeBまたはeNBと略される)としても知られており、eNBは、UMTSのUTRAにおける要素ノードBの進化であるロングタームエボリューション(long-term evolution(LTE))の進化型ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunications system(UMTS))地上無線アクセス(evolved universal mobile telecommunications system(E-UTRA))における要素である。eNBは、グローバル移動体通信システム(global system for mobile communications(GSM))ネットワークにおけるベーストランシーバ基地局(base transceiver station(BTS))のように、モバイルハンドセット(UE)と直接通信する携帯電話ネットワークに接続されるハードウェアである。
【0016】
TAC/TALの不正確な(例えば、ネットワークエンジニアまたはオペレータによる手動の)割り当ては、MMEおよびUEの電力消費量を増加させるトラッキングエリア更新(tracking area update(TAU))が頻繁に発生することにつながる。TAUは、定期的に、またはUEがそのTACリストに含まれていないトラッキングエリアに移動したときに、実行される。頻繁に発生するTAUに応答して、UEはTAU中にページングメッセージに応答することができず、ページング成功率が低下する。
【0017】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL地理システムおよび方法は、構成管理モジュール(configuration management module)(CMは、ネットワークの性能および品質を確立し維持するためのモジュール)から毎日受信される構成情報に従ってTAC/TAL境界を作成することを含む。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL地理システムおよび方法は、ネットワークに最近追加されたサイト(例えば、eNB)のTACの手動割り当てを含む。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL地理システムおよび方法は、ネットワーク内のTACの誤った割り当て(例えば、手動割り当てのTACが誤って割り当てられる)の異常を示す監査を含む。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL地理システムおよび方法は、検出された異常に基づいて翌日の改善のための補正をユーザが行えるようにする。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL地理システムおよび方法は、ネットワーク性能を改善し、その結果、顧客体験(customer experience(CX))が改善される。
【0018】
TACおよびTAL計画は、TAC境界およびTAL境界のサイズを決定するために使用される。TAC境界サイズはTAC内のeNBの数であり、TAL境界サイズはTAL内のTACの数である。少数のeNBがTALにあることに応答して、TAUが頻繁に発生し、MME負荷およびUE電力消費が増加する。頻繁に発生するTAUに応答して、UEはTAU中にページングメッセージに応答することができず、ページング成功率が低下する。TAL内のユーザの数が増加するのに応じて、ページング負荷が増加し、ページング過負荷を解決するためにさらなるTAL分割が使用される。いくつかの実施形態では、TALは、TAU周波数とページング負荷とのバランスを取り、TAL内のeNBの数を最適化する。
【0019】
いくつかの実施形態では、TAC境界の視覚化が提供される。TAC境界の視覚化は、要素管理システム(element management system(EMS))内のeNBに対して構成されたTACに基づいている。EMSは、電気通信管理ネットワーク(telecommunication management network(TMN))内の特定の種類の1つまたは複数のネットワーク要素を管理する。ほとんどの場合、ネットワーク要素内のEMSは、機能と能力を管理するが、必ずしもトラフィックを管理するわけではない。EMSは、EMSと他のネットワーク要素との間のトラフィックを管理するために、上位レベルのネットワーク管理システム(systems of network management(NMS))に上方通信する。EMSは、電気通信管理ソリューションの一部である。1つの理由は、EMSがTMN内で公開されたネットワーク要素であり、情報のメディエータとして機能することである。EMSはまた、ネットワーク管理システム内のネットワーク要素を制御する。この視覚化は、毎日更新される。TACレイヤ(層)は、ネットワーク境界において利用可能であり、ネットワーク視覚化アプリケーションの500KMズームレベルから見ることができる。
【0020】
いくつかの実施形態では、ネットワーク視覚化アプリケーションは、リアルタイムのネットワーク視覚化のためにデータ分析を使用するように構成される。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gは、ネットワーク視覚化アプリケーションを含む。
【0021】
通信事業者は、ネットワーク性能、ユーザ体験(UX)、およびネットワーク到達可能性(例えば、UEがオフラインであるかオンラインであるか、Wi-Fiまたはモバイルデータを使用しているかを理解ために使用される)に関する情報を使用する。ネットワーク性能を改善するために、信頼性が高く、よく整理された分析により、エンジニアは地理的カバレッジエリアに基づいて決定を下すことができる。いくつかの実施形態では、ユーザ(例えば、エンジニアまたはネットワーク管理者)は、ACA TAC/TAL Gモジュールを有効にする。いくつかの実施形態では、ネットワーク性能および到達可能性は、形成されたレイヤ(層)のプレゼンテーション(presentation)によって監視される(例えば、形成されたレイヤは、本開示の実施形態内の六角形、円、長方形、または他の適切な形状を含む)。いくつかの実施形態では、クラスタまたは地理的エリアにおけるネットワーク性能は、形成されたレイヤのプレゼンテーションに基づいて分析される。いくつかの実施形態では、形成されたレイヤのプレゼンテーションに使用されるように構成されたデータのフィルタリングは、ネットワーク使用に基づく。いくつかの実施形態では、定期的なデータ更新および視覚化は、現在のUXを決定するためのクラウドソース収集データに基づく。いくつかの実施形態では、ユーザは、ワールドワイドウェブ(WWW)を介して、および/またはモバイルビュー(例えば、UEでアクセス)において、NVモジュールにアクセスする。
【0022】
いくつかの実施形態では、TAL境界の視覚化が提供される。TAL境界の視覚化は、MMEにおいてeNBのために構成されたTALに基づく。この視覚化は毎日更新される。TALレイヤは、ネットワーク境界で利用可能であり、ネットワーク視覚化アプリケーションにおいて500KMズームレベルから見ることができる。
【0023】
いくつかの実施形態では、TAC監査が提供される。いくつかの実施形態では、TAC監査はCMモジュールにおいてアクセスされる。監査は、実際のTAC(例えば、手動または自動の不正確なTAC割り当て)が、計画されたTACと同じではないサイトを識別する。いくつかの実施形態では、ユーザは、異なる(例えば、不正確な)および計画されたTAC IDでサイトカウントを閲覧する。監査は、各TACのサイトの最大数を80と仮定してTACの利用率をさらに提供する。いくつかの実施形態では、TAC利用率を計算するために、オンエアサイトおよび計画されたサイトが考慮される。TACの不一致は、非放射サイトにも同様に提示され、これらの非放射サイトは監査に出現しないように廃棄される。
【0024】
RFプランナは、各TACに関連するポリゴンがあること(通常はネットワーク視覚化アプリケーションで表現される)を確認する。任意のTACに対する複数のポリゴンに応答して、RFプランナは、サイトのTACをより小さいポリゴンに変更するかまたは編集する。
【0025】
いくつかの実施形態では、TACおよびTALの生成が提供される。本開示の態様は、新しいサイトのTACおよびTALを計画するのに役立つ。CMでは、TAC計画機能が利用可能である。ユーザは、TACおよびTALを計画するためにサイトを検索し、計画をプランニングウィンドウにドラッグして計画のためのTACおよびTALを生成することによって計画を選択する。
【0026】
図1は、いくつかの実施形態による、トラッキングエリアコード(TAC)トラッキングエリアリスト(TAL)地理の自動作成および割り当て、ACA TAC/TAL Gシステム100の概略図である。
【0027】
ACA TAC/TAL Gシステム100は、基地局108Aおよび108B(以下、基地局108)に通信可能に接続されたバックホール106を介してRAN104に通信可能に接続されたCN102を含み、アンテナ110は、地理的カバレッジセル114Aおよび114B(以下、地理的カバレッジセル114)に位置するUE112に無線接続される。CN102は、1つまたは複数のサービスプロバイダ116、CMモジュール118、およびACA TAC/TAL Gモジュール120を含む。
【0028】
CN102(バックボーンとしても知られている)は、ネットワークを相互接続するコンピュータネットワークの一部であり、異なるローカルエリアネットワーク(LAN)またはサブネットワーク間で情報を交換するための経路を提供する。いくつかの実施形態では、CN102は、キャンパス環境内の異なる建物内、または同じ建物内の、広い地理的エリアにわたって、多様なネットワークを互いに結び付ける。
【0029】
いくつかの実施形態では、RAN104は、移動体通信グローバルシステム(global system for mobile communications(GSM))RAN、GSM/EDGE RAN、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)RAN(UTRAN)、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、オープンRAN(O-RAN)、またはクラウドRAN(C-RAN)である。RAN104は、ユーザ機器112(例えば、携帯電話、コンピュータ、または任意の遠隔制御型マシン)とCN102との間に存在する。いくつかの実施形態では、RAN104は、簡略化された表現および説明の目的のためのC-RANである。いくつかの実施形態では、ベースバンドユニット(base band units(BBU))がC-RANに取って代わる。
【0030】
従来の分散セルラネットワークでは、セルサイトの基地局の下部および上部の機器はBBUである。BBUは、UEをCNにリンクさせ、1時間当たり数十億ビットの情報を処理する無線機器である。BBUは、従来、基地局の下部に位置する筺体またはシェルタに設置されていた。対照的に、C-RANは、光ファイバの大規模な信号伝送容量を使用して、専用のプールロケーションまたは基地局に多数のBBUを集中させる。これにより、基地局における機器の数が削減され、低レイテンシを含む多くの他の利点が提供される。
【0031】
階層型電気通信ネットワークでは、ACA TAC/TAL Gシステム100のバックホール部分106は、CN102とRAN104との間の中間リンクを含む。モバイルバックホール実装の2つの主な方法は、ファイバベースのバックホールおよびワイヤレスポイントツーポイントバックホールである。銅ベースの有線、衛星通信、およびポイントツーマルチポイント無線技術などの他の方法は、容量およびレイテンシの要件が4Gおよび5Gネットワークにおいて高くなるにつれて段階的に廃止されている。バックホールとは、一般に、グローバルインターネットと通信するネットワーク側を指す。基地局108とUE112との間の接続は、CN102に接続されたバックホール106から始まる。いくつかの実施形態では、バックホール106は、有線、光ファイバ、および無線の構成要素を含む。無線セクションは、マイクロ波帯域、メッシュを使用すること、および大容量無線チャネルを使用してマイクロ波またはファイバリンクにパケットを取得するエッジネットワークトポロジを使用することを含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、基地局108は、格子状または自立型のタワー、支線型タワー、モノポールタワー、および隠れタワー(例えば、樹木、サボテン、水上タワー、標識、照明ポール、および他の種類の構造物に似せて設計されたタワー)である。いくつかの実施形態では、基地局108は、セルラ対応モバイルデバイスサイトであり、アンテナおよび電子通信機器が、典型的には、ラジオ塔、タワー、またはネットワーク内にセル(または隣接する複数のセル)を作成するための他の隆起した構造上に、配置されている。隆起構造は、典型的には、アンテナ110を支持し、また送信機/受信機(トランシーバ)の1つまたは複数のセット、デジタル信号プロセッサ、制御電子機器、遠隔無線ヘッド(Remote Radio Head(RRH))、一次電源とバックアップ電源、および遮蔽を支持する。基地局は、ベーストランシーバ基地局、携帯電話ポール、またはセルタワーなどの他の名称で知られている。いくつかの実施形態では、基地局は、UEと無線通信するように構成されたエッジデバイスに置き換えられるか、それらと協働して使用される。エッジデバイスは、CN102などのサービスプロバイダCNへのエントリポイントを提供する。例には、ルータ、ルーティングスイッチ、統合アクセスデバイス(Integrated Access Device(IAD))、マルチプレクサ、ならびに様々なメトロポリタンエリアネットワーク(Metropolitan Area Network(MAN))、およびワイドエリアネットワーク(Wide Area Network(WAN))アクセスデバイスが含まれる。
【0033】
少なくとも一実施形態では、アンテナ110はセクタアンテナである。いくつかの実施形態では、アンテナ110は、扇形の放射パターンを有する指向性マイクロ波アンテナの一種である。いくつかの実施形態では、円弧の扇形の角度は60°、90°、または120°の設計であり、オーバーラップを確保するために数度余分になっている。さらに、セクタアンテナは、より広いカバレッジまたは全周カバレッジが望まれるときに倍数で取り付けられる。いくつかの実施形態では、アンテナ110は、モバイルデバイスまたは他のデバイスと基地局との間で電波またはデータを送受信するために使用される、パネルアンテナまたは無線アンテナと呼ばれることもある矩形のアンテナである。いくつかの実施形態では、アンテナ110は円形アンテナである。いくつかの実施形態では、アンテナ110は、マイクロ波または超高周波(Ultra-High Frequency(UHF))(300MHz~3GHz)で動作する。他の例では、アンテナ110は、そのサイズおよび指向特性で選択される。いくつかの実施形態では、アンテナ110は、マルチパス伝搬を利用することによって同じ無線チャネルを介して同時に複数のデータ信号を送受信するMIMO(多入力多出力(Multiple-Input, Multiple-Output))アンテナである。
【0034】
いくつかの実施形態では、UE112は、コンピュータまたはコンピューティングシステムである。それに加えて、またはそれに代えて、UE112は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display(LCD))、発光ダイオード(Light-Emitting Diode(LED))、または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode(OLED))のスクリーンインターフェースを有し、デジタルボタンおよびキーボードまたは物理ボタンと物理キーボードとを備えたタッチスクリーンインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、UE112は、インターネットに接続し、他のデバイスと相互接続する。それに加えて、またはその代わりに、UE112は、一体化されたカメラ、音声通話およびテレビ電話通話を送受信する能力、ビデオゲーム、ならびに全地球測位システム(Global Positioning System(GPS))能力を組み込んでいる。それに加えて、またはその代わりに、UEは、機能に特化したサードパーティアプリケーションをインストールして実行することを可能にするオペレーティングシステム(OS)を実行する。いくつかの実施形態では、UE112は、コンピュータ(タブレットコンピュータ、ネットブック、デジタルメディアプレーヤ、デジタルアシスタント、グラフ計算機、ハンドヘルドゲームコンソール、ハンドヘルドパーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、モバイルインターネットデバイス(MID)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポケット計算機、ポータブル医療プレーヤ、またはウルトラモバイルPCなど)、携帯電話(カメラフォン、フィーチャーフォン、スマートフォン、ファブレットなど)、デジタルカメラ(デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ(DSC)、デジタルビデオカメラ(DVC)、または前面カメラなど)、ポケットベル、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、ウェアラブルコンピュータ(電卓時計、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ、イヤホン、またはバイオメトリックデバイスなど)、またはスマートカードである。
【0035】
少なくとも一実施形態では、地理的カバレッジセル114は、任意の形状およびサイズである。いくつかの実施形態では、地理的カバレッジセル114は、マクロセル(1Km~30Kmをカバー)、マイクロセル(200m~2Kmをカバー)、またはピコセル(4m~200mをカバー)である。いくつかの実施形態では、地理的カバレッジセルは、円形、楕円形(
図1)、扇形、またはローブ形状であるが、地理的カバレッジセル114は、ほとんどの任意の形状またはサイズで構成される。地理的カバレッジセル114は、地理的エリアアンテナ110を表し、UE112は通信するように構成される。カバレッジは、地理(すなわち、山)および建物、技術、無線周波数などのいくつかの要因に依存し、双方向遠隔通信にとっておそらく最も重要なのは、UE112の感度および送信効率である。より良好な地域カバレッジを提供する周波数もあれば、都市の建物などの障害物をより良好に貫通する周波数もある。UEが基地局に接続する能力は、信号の強度に依存する。
【0036】
サービスプロバイダ116は、インターネットサービスプロバイダへの直接的なインターネットバックボーンアクセス、および通常はそのネットワークアクセスポイント(NAP)へのアクセスを提供することによって帯域幅またはネットワークアクセスを販売する企業、ベンダー、または組織である。サービスプロバイダは、バックボーンプロバイダ、インターネットプロバイダ、またはベンダーと呼ばれることもある。サービスプロバイダは、電気通信会社、データキャリア、無線通信プロバイダ、インターネットサービスプロバイダ、および高速インターネットアクセスを提供するケーブルテレビ事業者からなる。
【0037】
CMモジュール118は、リソース構成を管理する。CMモジュール118の1つの特徴は、下位レイヤデバイス上に抽象化を提供することである。CMモジュール118の別の特徴は、構成トラッキングである。CMモジュール118は、スケジュールされた時間間隔でデバイスに接続し、構成データをプルする。CMモジュール118はさらに、変更された構成の部分を強調するためのユーザフレンドリな差別化を提供する。CMモジュール118はさらに、ポリシーを施行する。
図1では、CMモジュール118はACA TAC/TAL Gモジュール120とは別個に示されているが、いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120はCMモジュール118のサブモジュールであるか、またはCMモジュール118はACA TAC/TAL Gモジュール120のサブモジュールである。
【0038】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、CMモジュール118によって毎日取得された構成情報に従ってTAC/TAL境界を作成する。
【0039】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、RAN104などのネットワークに最近追加された新しいeNBサイトにTACを割り当てる。
【0040】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、RAN104などのネットワーク内のTACの異常または不正確な割り当てを監査する。
【0041】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、監査で発見されたような不一致(例えば、TACの不正確な割り当て)をユーザが修正することを可能にするように構成される。
【0042】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、TAC境界のサイズおよびTAL境界のサイズを決定するためにTACおよびTAL計画を実行する。TAL内の数人の増加するユーザに応答して、ページング負荷が増加し、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、ページング過負荷を解決するために必要に応じてTALをさらに分割する。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、TAC内のeNBの最適数を決定し、これによりTAU周波数とページング負荷とのバランスを取る。
【0043】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、EMS内のeNBに対して構成されたTACに基づいてTAC境界を視覚化するために、UI522(
図5)などのユーザインターフェース(UI)用のGUIを含む。この視覚化は、毎日更新される。いくつかの実施形態では、TACレイヤネットワーク境界は、500KMズームレベルから目視可能である。
【0044】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、MME内のeNBのために構成されたTALに基づいてTAL境界を視覚化するために、UI522(
図5)などのユーザインターフェース(UI)用のGUIを含む。この視覚化は毎日更新される。いくつかの実施形態では、TALレイヤネットワーク境界は、500KMズームレベルから目視可能である。
【0045】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、CMモジュール118においてアクセスされるTAC監査を実行する。監査は、検証されたTACが計画されたTACと同じではないサイトを識別する。ユーザは、別の(例えば、不正確な)、計画されたTAC IDでサイトカウントを閲覧する。監査は、TAC利用率を(例えば、各TACのサイトの最大数を80と仮定して)さらに提供する。いくつかの実施形態では、TAC利用率を計算するために、オンエアサイトおよび計画されたサイトが考慮される。いくつかの実施形態では、TACの不一致が非放射サイトにも同様に提示され、これらの非放射サイトは監査に出現できないように廃棄される。
【0046】
いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、RAN104などのネットワークに対して新しいサイトのTACおよびTALを計画するように構成される。いくつかの実施形態では、TAC計画機能はCMモジュール118において利用可能である。いくつかの実施形態では、ユーザは、TACおよびTALを計画するためにネットワーク視覚化サイトを検索する。いくつかの実施形態では、ユーザは、ポリゴンを選択し、新しいポリゴンのTACおよびTALを生成する計画ウィンドウの中に、ポリゴンをドラッグする。
【0047】
図2Aは、いくつかの実施形態による、トラッキングエリアコード(TAC)境界作成200の方法のフロー図表現である。
【0048】
図2Bは、いくつかの実施形態による、TAC境界で階層化された地理的エリアのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ディスプレイ250の図的表現である。
【0049】
説明を容易にし、実施形態をよりよく理解するために、
図2Bを
図2Aと共に説明する。
【0050】
方法200の動作は特定の順序を有するものとして説明および図示されているが、方法200の各動作は、特に明記しない限り任意の順序で実行されるように構成される。方法200は、動作202~動作210などの動作のセットとして実施される。
【0051】
いくつかの実施形態では、方法200は、TAC地理(例えば、境界)を自動的に作成および割り当てるように構成される。方法200によるTAC境界の自動作成は、CM118などのCMから毎日受信されたデータに基づく。いくつかの実施形態では、CMからのデータは、毎日よりも多い頻度で受信され、いくつかの実施形態では、CMからのデータは、毎日よりも少ない頻度で受信される。本発明の実施形態を説明する目的において、より頻繁なCMデータの検索は必要ないので、CMからの本発明の説明データは毎日受信される。
【0052】
方法200は、ネットワーク104などのネットワークに最近追加された新しいサイト(例えば、eNB)のTAC境界の割り当てを説明する。TAC境界の自動作成は、ネットワーク性能を改善し、その結果、UXが改善される。方法200は、EMS内のeNBのために構成されたTACに基づいてTAC境界の視覚化を提供するように構成される。TAC境界の視覚化は、CMから取得されたデータに基づいて毎日更新される。いくつかの実施形態では、TACレイヤ視覚化オプションは、ネットワーク境界に利用可能な選択オプションであり、視覚化は500KMズームレベルから実現される。方法200は、新しいeNBサイトのための1つまたは複数のTACを計画するように構成される。いくつかの実施形態では、TAC計画機能は、CMにおいて利用可能である。いくつかの実施形態では、ユーザは、TACを計画するためにeNBサイトを検索することができ、eNBを計画ウィンドウ(例えば、GUI)にドラッグアンドドロップして(ポインティングデバイスジェスチャであって、ユーザがオブジェクトを掴んで、オブジェクトを異なる位置または別の仮想オブジェクト上にドラッグすることによって仮想オブジェクトを選択するもので、アクションを呼び出すため、または2つの抽象オブジェクト間の様々な種類の関連付けを作成するために使用される)、eNBのためのTACを生成することによって、eNBを選択することができる。
【0053】
方法200の動作202において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、各eNBについてCMモジュール118からTAC構成情報をフェッチする。eNBは、基地局108などのセルタワー上のアンテナ110などのアンテナの一群を参照する。各TACは、1つのエリア内のeNBの一群である。いくつかの実施形態では、動作202は毎日実行される。プロセスは、動作202から動作204に流れる。
【0054】
方法200の動作204において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、同じTACを有するeNBのためのポリゴン252(
図2B)を作成するためのアルゴリズムを実行する。いくつかの実施形態では、実行されるアルゴリズムは、平面を所与のオブジェクトのセットの各々に近い領域に分割するボロノイ(Voronoi)アルゴリズムである。非限定的な例では、これらのオブジェクトは平面内の多数の点であり、同じTACを有するeNBが一緒にグループ化されている。点のグループごとに、ボロノイセルと呼ばれる対応する領域があり、他のどの点よりもその点グループに近い平面のすべての点からなる。引き続き非限定的な例では、点の有限集合{p1,...,pn}の各点は、ユークリッド平面において同じTACを有するeNBとして表される。各eNB pkは単に点であり、その対応するボロノイセルRkは、pkまでの距離が他の任意のpkまでの距離以下であるユークリッド平面内のすべての点からなる。そのような各セルは、半空間の交点から得られるため、したがって、セルは(凸型)多面体(3次元ポリゴン)である。ボロノイ図の線分は、最も近い2つのサイトから等距離にある平面内のすべての点である。ボロノイ頂点(ノード)は、3つ(またはそれ以上)のサイトから等距離にある点である。プロセスは、動作204から動作206に流れる。
【0055】
方法200の動作206において、動作204において作成されたポリゴン252(
図2B)は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体504(
図5)などのコンピュータ可読記憶媒体に保存/記憶される。各ポリゴン252は、ポリゴン内の各eNBのそれぞれのTAC ID 254(
図2B)と共に保存される。プロセスは、動作206から動作208に流れる。
【0056】
方法200の動作208において、GUI250は、関心位置に対応するマップ256を、TACカバレッジを表す1つまたは複数のポリゴン252(例えば、動作204で作成されたポリゴン252)によってオーバーレイまたは階層化して(レイヤリングして)表示する。それぞれのポリゴン252を有するマップ256は、UE112などの非モバイルコンピューティングデバイスまたはモバイルコンピューティングデバイス上のUIを介してGUI250に表示される。プロセスは、動作208から動作210に流れる。
【0057】
方法200の動作210において、マウスアイコンがポリゴンの上をホバリングするたびに、TAC ID254およびそれぞれのTAC境界の利用率(例えば、TAC内のeNBの数)がポップアップボックスに表示される。いくつかの実施形態では、TACの利用は、TACがTACに割り当てられたeNBの最大数に近いかどうかに関する情報をエンジニアまたはネットワークオペレータに提供する。
【0058】
コンピューティングにおいて、マウスオーバー、マウスホバー、またはホバーボックスは、ユーザがトリガエリア上でポインタを移動またはホバリングするときに起動されるグラフィック制御要素で、通常はマウスだが、デジタルペンでも可能である。例えば、ハイパーリンク上でホバリングすると、マウスオーバー制御要素がトリガされ、ユニフォームリソースロケータ(URL)がステータスバー上に表示される。マウスオーバーはロールオーバーとしても知られており、ウェブ開発者またはウェブデザイナによって作成されたボタンを指し、ウェブページ内に見られ、ユーザとページとの間の対話性を提供するために使用される。この点においてロールオーバーという用語は、ボタン上でマウスカーソルを回転させる視覚プロセスに由来し、ボタンを(ボタンのソース画像を別の画像に置き換えることによって通常は視覚的に)反応させて、それにより、ウェブページに変化が生じる場合がある。ロールという用語の一部は、ローリングパーツがない現代の光学式マウスとは対照的に、マウスの基部に収容された硬質ゴムボール(ロールする)からなる機械的アセンブリを有する旧式マウスを指す。ロールオーバーは、画像、テキスト、またはボタンによって行われる。ユーザは、この対話型アクションを実行するために、2つの画像/ボタン(これらの画像に代替テキストの追加も可能)を利用する。ロールオーバー画像は、組み込みツール備えたプログラムまたはスクリプトコーディングのいずれかによって行われる。ユーザは、第1の画像を選択し、代替の2次画像を選択する。ロールオーバーをトリガするには、マウスアクションを「クリック」または「マウスオーバー」のいずれかに設定する必要がある。マウスオーバーが画像上を移動すると、代替画像/二次画像が表示されるが、ユーザがマウスを画像から離すと、元のソース画像が再び表示される。
【0059】
図3Aは、いくつかの実施形態による、エリアリスト(TAL)境界作成300をトラッキングするための方法のフロー図表現である。
【0060】
図3Bは、いくつかの実施形態による、TAL境界で階層化された地理的エリアのGUIディスプレイ350の図的表現である。
【0061】
説明を容易にし、実施形態をよりよく理解するために、
図3Bを
図3Aと共に説明する。
【0062】
方法300の動作は特定の順序を有するものとして説明および図示されているが、方法300の各動作は、特に明記しない限り任意の順序で実行されるように構成される。方法300は、動作302~動作308などの動作のセットとして実施される。
【0063】
方法300は、TAL地理(例えば、境界)を自動的に作成して割り当てるように構成される。TAL境界352の作成は、上述したように、CM118などのCMから毎日受信されるデータに基づいている。TAL計画は、TAL境界のサイズを決定するように構成される。TALサイズは、TALに含まれるTACの数である。
【0064】
方法300は、MME内のeNB用に構成されたTALに基づいて、TAL境界352を表示するように構成される。この視覚化は、CMから取得されたデータに基づいて毎日更新される。方法300は、新しいeNBのためのTAL境界352を計画するように構成される。ユーザは、TALを計画するためにeNBを検索し、eNBを計画GUIにドラッグアンドドロップすることによってeNBを選択し、eNBのためのTALを生成する。
【0065】
方法300の動作302において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、各TACについてCMモジュール118からTAL構成情報を取得する。いくつかの実施形態では、動作302は毎日実行される。TACは、ネットワーク104などのネットワーク内のeNBの一群を参照する。各TACは1つのエリア内のeNBの一群であり、各TALは1つのエリア内のTACの一群である。プロセスは、動作302から動作304に流れる。
【0066】
方法300の動作304において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、同じTALを有するTACのポリゴン354A~354Jを作成するためのアルゴリズムを実行する。非限定的な例として、ポリゴン354は、
図2BからのTACポリゴン252を含む。いくつかの実施形態では、アルゴリズムは方法200のアルゴリズムと同様である。いくつかの実施形態では、アルゴリズムはボロノイ(Voronoi)アルゴリズムである。非限定的な例では、これらのオブジェクト(例えば、TAC)は平面内の多くの点であり、同じTALを有するTACは一緒にグループ化される。引き続き非限定的な例では、点の有限集合{p1,...,pn}の各点は、ユークリッド平面において同じTALを有するTACを表している。いくつかの実施形態では、TACごとの重心は、TACを表す点ごとに使用される。各TAC pkは単に点であり、その対応するボロノイセルRkは、pkまでの距離が他の任意のpkまでの距離以下であるユークリッド平面内のすべての点からなる。そのような各セルは、半空間の交点から得られるため、したがって、セルは(凸)多面体である。プロセスは、動作304から動作306に流れる。
【0067】
方法300の動作306において、動作304において作成されたポリゴンは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体504(
図5)などのコンピュータ可読記憶媒体に保存/記憶される。各ポリゴンは、ポリゴン内の各TACのそれぞれのTAL IDと共に保存される。プロセスは、動作306から動作308に流れる。
【0068】
方法300の動作308において、GUIは、関心位置に対応するマップを表示し、TALカバレッジ(例えば、動作304で作成されたポリゴン)を表す1つまたは複数のポリゴンによってオーバーレイまたは階層化(レイヤリング)される。それぞれのポリゴンを含むマップは、UEなどの非モバイルまたはモバイルのコンピューティングデバイス上のUIを介してGUIに表示される。
【0069】
図4は、いくつかの実施形態による、新しいサイト400のTAC割り当てのための方法のフロー図表現である。
【0070】
方法400の動作は特定の順序を有するものとして説明および図示されているが、方法400の各動作は、特に明記しない限り任意の順序で実行されるように構成される。方法400は、動作402~動作410などの動作のセットとして実施される。
【0071】
方法400は、ネットワーク104などのネットワークにおけるTAC異常の誤った割り当てを決定する監査を実行するように構成される。いくつかの実施形態では、ユーザは、ネットワーク内のTAC異常の誤った割り当てを修正し、翌日の改善を視覚化する。方法400は、TAC監査を実行するように構成される。いくつかの実施形態では、TAC監査はCM 118においてアクセスされる。方法400は、割り当てられたTACが計画されたTACと同じではないeNBを識別するように構成される。ユーザは、不正確に割り当てられたTACおよび計画されたTAC IDでeNBカウントを見る。方法400は、各TAC内のeNBの数が、閾値の基礎となる最大値を有すると仮定して、TAC利用率をさらに提供する。いくつかの実施形態では、TAC利用率を決定するために、オンエア(例えば、アクティブ)eNBおよび計画された(例えば、現在アクティブではない)eNBが考慮される。いくつかの実施形態では、TACの不一致(例えば、不正確なTAC)は、非放射サイトにも提示され、非放射サイトは監査に出現しないように廃棄される。RFプランナは、各TACに関連する1つのポリゴンがあることを保証する。TACのための複数のポリゴンに応答して、RFプランナ(例えば、エンジニア)は、より小さいポリゴンに含まれるeNBのTACを、隣接するTACまたは包含するTACへ変更する。
【0072】
方法400の動作402において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、ネットワーク104などのネットワークに追加された、または追加される予定の新しいeNBに対するTAC割り当てを受信する。非限定的な例では、TAC割り当ての1つまたは複数は不正確である。TAC/TALの不正確な割り当ては、TAUの頻繁な発生をもたらし、MME負荷の増大およびUE電力消費量の増加を引き起こすことに留意されたい。頻繁に発生するTAUに応答して、UEはTAU中にページングメッセージに応答することができず、ページング成功率が低下する。したがって、ネットワークに最近追加された新しいサイトに対するTACの割り当ては、TAUに影響を与える。いくつかの実施形態では、TAC割り当てはユーザによってアップロードされる。いくつかの実施形態では、TAC割り当ては、方法200の動作206で説明した記憶ロケーションから取得される。プロセスは、動作402から動作404に流れる。
【0073】
方法400の動作404において、ACA TAC/TAL Gアルゴリズムは、TAC閾値を検証する(例えば、閾値はRAN機器ベンダーに依存し、TAC eNBの最大値の80%である)。例えば、ベンダーがTACごとの200eNbを可能にすることに応えて、80%の閾値は、そのTACの閾値は160eNbという結果になる。非限定的な例では、各TACの最大サイト数が100であると仮定すると、最大の80%は80である。プロセスは、動作404から動作406に流れる。
【0074】
方法400の動作406において、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、各TACのeNBカウントが動作404で検証された閾値を下回っているかどうかを決定する。TACのeNBカウントが閾値を下回ったことに応答して(ブロック406の「YES」分岐)、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、動作408で、隣接するTAC IDまたは包含するTAC ID(eNB座標が存在するそれぞれのTAC境界のTAC ID)をTAC IDに割り当てる。
【0075】
再び
図2Bを参照すると、TAC IDが各TACに割り当てられたことに応答して、アイランド(島)(例えば、TAC1524、1528、および1555)が作成される可能性があるが、これは、アイランドTACが存在するTAC以外の誤った(または異なる)TAC ID割り当てによる。これらのアイランドは、各アイランド内およびその周りを通行する/移動するユーザ/加入者の頻繁なTAU/ハンドオーバーおよび登録に起因して、サービスおよび/または通話の低下を引き起こす。ACA TAC/TAL Gモジュール120がアイランド(例えば、
図2B)を表示するので、ネットワークオペレータ/RFプランナは、近くのより大きなTAC境界または周囲のTAC境界のようなTAC IDにアイランドを割り当てる(例えば、TAC1524、1528、および1555をTAC5903に割り当てる)ことによって、アイランド(例えば、TAC1524、1528、および1555)を容易に識別して除去する。
【0076】
引き続き非限定的な例では、TAC5903に含まれて、3つのTACアイランド1524があり、これは、TAC境界の望ましくない実装であり、ネットワークに悪影響を与える。TACアイランド1524の各々は、eNBカウント閾値を下回る。したがって、エンジニアは、オペレーティングサポートシステム(OSSは、サービスプロバイダがネットワーク上のサービスを監視、制御、分析、および管理することを可能にするソフトウェアコンポーネント)構成に含まれるeNBについて、3つのアイランドのTAC IDを1524からTAC ID5903に変更することによって、GUI上でTAC境界異常を最適化する。例をさらに続けると、次の24時間で、CMモジュール118はポリゴンレイヤを更新し、TAC1524の3つのアイランドが正しいTAC ID、すなわちTAC ID5903とマージされる。
【0077】
TACのeNBカウントが閾値を超えたことに応答して(ブロック406の「NO」分岐)、ACA TAC/TAL Gモジュール120は、TACが過剰使用されている(例えば、TAUの頻繁な発生をもたらし、MME負荷の増大およびUE電力消費量の増加を引き起こす可能性がある)と決定する。TACが過剰使用されている(閾値を超えている)ことに応答して、方法400は、動作410において、既存のTACを新しいTACと既存のTACとに分割するなど、新しいTACを作成する。
【0078】
引き続き上記の非限定的な例では、1524からTAC ID5903への3つのTAC IDアイランドのマージがTAC ID5903の閾値を超えた場合、動作410において、既存のTAC ID5903は、2つ以上の新しいTAC IDに(または既存のTAC IDと共に新しいTAC IDに)分割される。別の非限定的な例については
図2Bを再び参照すると、TAC ID1523を有する(マップ256の左下隅の)島は、TAC ID1573またはTAC ID1559とマージされる。いくつかの実施形態では、TACアイランドID1523とTAC境界1573または1559とのマージは、TACアイランドID1523とマージされたときに、どのTAC境界が閾値eNBカウント(例えば、eNB最大サイトの80%)未満を含むかに基づく。
【0079】
図5は、いくつかの実施形態による、TAC/TAL地理の自動作成および割り当て(ACA TAC/TAL G)処理回路500のブロック図である。いくつかの実施形態では、ACA TAC/TAL G処理回路500は、ハードウェアプロセッサ502および非一時的コンピュータ可読記憶媒体504を含む汎用コンピューティングデバイスである。記憶媒体504は、とりわけ、コンピュータプログラムコード506、すなわちACA TAC/TAL Gアルゴリズムおよび方法200、300、および400などの実行可能命令のセットによって符号化される、すなわち記憶する。ハードウェアプロセッサ502による命令506の実行は、1つまたは複数の実施形態による本明細書に記載の一部またはすべての方法(以下、記載のプロセスおよび/または方法)を実装するネットワーク視覚化アプリケーションを(少なくとも部分的に)表す。
【0080】
プロセッサ502は、バス508を介してコンピュータ可読記憶媒体504に電気的に結合される。プロセッサ502は、バス508によってI/Oインターフェース510に電気的に結合される。ネットワークインターフェース512はまた、バス508を介してプロセッサ502に電気的に接続される。ネットワークインターフェース512はネットワーク514に接続され、それにより、プロセッサ502およびコンピュータ可読記憶媒体504がネットワーク514を介して外部要素に接続する。プロセッサ502は、コンピュータ可読記憶媒体504内に符号化されたコンピュータプログラムコード506を実行して、ACA TAC/TAL G処理回路500を、記載のプロセスおよび/または方法の一部またはすべてを実行するために使用可能にするように構成される。1つまたは複数の実施形態では、プロセッサ502は、中央処理ユニット(Central Processing Unit(CPU))、マルチプロセッサ、分散処理システム、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit(ASIC))、および/または適切な処理ユニットである。
【0081】
1つまたは複数の実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体504は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、および/または半導体システム(または装置もしくはデバイス)である。例えば、コンピュータ可読記憶媒体504は、半導体またはソリッドステートメモリ、磁気テープ、リムーバブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、剛性磁気ディスク、および/または光ディスクを含む。光ディスクを使用する1つまたは複数の実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体504は、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、コンパクトディスク読み出し/書き込み(CD-R/W)、および/またはデジタルビデオディスク(DVD)を含む。
【0082】
1つまたは複数の実施形態では、記憶媒体504は、記載のプロセスおよび/または方法の一部またはすべてを実行するために、ACA TAC/TAL G処理回路500を使用可能にするように構成された、コンピュータプログラムコード506を記憶する。1つまたは複数の実施形態では、記憶媒体504はまた、記載のプロセスおよび/または方法の一部またはすべての実行を容易にするACA TAC/TAL Gアルゴリズムなどの情報を記憶する。
【0083】
ACA TAC/TAL G処理回路500は、I/Oインターフェース510を含む。I/Oインターフェース510は、外部回路に結合される。1つまたは複数の実施形態では、I/Oインターフェース510は、情報およびコマンドをプロセッサ502に通信するためのキーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、トラックパッド、タッチスクリーン、および/またはカーソル方向キーを含む。
【0084】
ACA TAC/TAL G処理回路500はまた、プロセッサ502に結合されたネットワークインターフェース512を含む。ネットワークインターフェース512は、ACA TAC/TAL G処理回路500が、1つまたは複数の他のコンピュータシステムが接続されているネットワーク514と通信することを可能にする。ネットワークインターフェース512は、BLUETOOTH(登録商標)、WIFI、WIMAX、GPRS、またはWCDMA(登録商標)、などの無線ネットワークインターフェースを含むか、またはETHERNET、USB、IEEE-864などの有線ネットワークインターフェースを含む。1つまたは複数の実施形態では、記載のプロセスおよび/または方法の一部または全部は、2つ以上のACA TAC/TAL G処理回路500で実施される。
【0085】
ACA TAC/TAL G処理回路500は、I/Oインターフェース510を介して情報を受信するように構成される。I/Oインターフェース510を介して受信される情報は、プロセッサ502による処理のための命令、データ、設計規則、標準セルのライブラリ、および/または他のパラメータ、のうちの1つまたは複数を含む。情報は、バス508を介してプロセッサ502に転送される。ACA TAC/TAL G処理回路500は、I/Oインターフェース510を介してUIに関連する情報を受信するように構成される。情報は、ユーザインターフェース(UI)522としてコンピュータ可読媒体504に記憶される。
【0086】
いくつかの実施形態では、トラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法は、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとのeNBの所定数に対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割することを含む。
【0087】
いくつかの実施形態では、本方法は、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しいeNBサイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得すること、をさらに含む。
【0088】
いくつかの実施形態では、本方法は、地理的エリアにわたって階層化されるべき第1の形状セットと、同じTACを有するeNBサイトに対応する各形状とを作成することをさらに含む。
【0089】
いくつかの実施形態では、本方法は、作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶することをさらに含み、各TACにはTAC IDが割り当てられる。
【0090】
いくつかの実施形態では、本方法は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることをさらに含み、GUIは、地理的エリアのマップ上で階層化された、地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイを含み、視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDとマウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイを含む。
【0091】
いくつかの実施形態では、本方法は、地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得することをさらに含む。
【0092】
いくつかの実施形態では、本方法は、地理的エリアおよび同じTALを有するTACに対応する各形状にわたって階層化されるべき第2の形状セットを作成することをさらに含む。
【0093】
いくつかの実施形態では、本方法は、作成された第2の形状セットを非一時的コンピュータ可読媒体に記憶することをさらに含み、各TALにはTAL IDが割り当てられる。
【0094】
いくつかの実施形態では、本方法は、UIによって出力されるGUIを更新することをさらに含み、GUIは、地理的エリアの表現上で階層化された、地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第2の形状セットの1つまたは複数の表示を含む。
【0095】
いくつかの実施形態では、トラッキングエリアコード(TAC)を監査するための装置は、プロセッサと、命令が内部に記憶されたメモリを含み、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトの1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる。
【0096】
いくつかの実施形態では、これら命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しいeNBサイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得させる。
【0097】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリアわたって階層化された第1の形状セットを作成させ、各形状は同じTACを有するeNBサイトに対応する。
【0098】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶させ、各TACにはTAC IDが割り当てられる。
【0099】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)がユーザインターフェース(UI)によって出力されるようにさせ、GUIは、地理的エリアのマップ上で階層化された、地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイを含み、視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDとマウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイを含む。
【0100】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる。
【0101】
いくつかの実施形態では、命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、TAC閾値を検証することであって、TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、TACがTAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDをTACに割り当てることと、TACがTAC閾値を超えたことに応答して、TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる。
【0102】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しいeNBサイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、地理的エリア内の各eNBからTAC割り当てを取得することと、地理的エリアにわたって階層化されるべき第1の形状セットで、各形状が同じTACを有するeNBサイトに対応しているセットを作成することと、作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶することであって、各TACは対応するTAC IDを含む、記憶することと、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、GUIは、地理的エリアのマップ上で階層化された、地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイを含み、視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、対応するTAC IDとマウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイを含む。
【0103】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる。
【0104】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しいeNBサイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)を取得する前に、地理的エリア内の各TACからTALを取得することと、地理的エリアの表現上で階層化されるべき第1の形状セットを作成することであって、各形状が同じTALを有するTACに対応する、作成することと、作成された第1の形状セットを記憶することであって、各TALにTAL IDが割り当てられる、記憶することと、グラフィックユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、GUIは、地理的エリアの表現上で階層化された、地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットの1つまたは複数のディスプレイを含む。
【0105】
いくつかの実施形態では、命令はさらに、プロセッサに対して、地理的エリア内の各eNBからTACを取得させる。
【0106】
上記は、当業者が本開示の態様をよりよく理解するように、いくつかの実施形態の特徴を概説している。当業者は、本明細書に導入された実施形態の同じ目的を実行し、および/または同じ利点を達成するための他のプロセスおよび構造を設計または変更するための基礎として、本開示を容易に使用し得ることを理解されたい。当業者はまた、かかる同等の構成が本開示の趣旨および範囲から逸脱しないこと、ならびに本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書において種々の変化、置換、および変更を行うこと、を理解すべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法であって、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとのeNBの所定数に対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することをさらに含む、
請求項1に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項3】
前記地理的エリアにわたって階層化されるべき第1の形状セットを作成し、各形状が同じTACを有するeNBサイトに対応することをさらに含む、
請求項2に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項4】
前記作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶することであって、各TACにはTAC IDが割り当てられる、記憶すること、をさらに含む、
請求項3に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項5】
ユーザインターフェース(UI)によってグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を出力させることをさらに含み、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイとを含む、
請求項4に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項6】
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得することをさらに含む、請求項5に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項7】
前記地理的エリア上で階層化されるべき第2の形状セットを作成し、各形状が同じTALを有するTACに対応することをさらに含む、
請求項6に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項8】
前記作成された第2の形状セットを
非一時的コンピュータ可読媒体に記憶し、各TALにはTAL IDが割り当てられることをさらに含む、
請求項7に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項9】
前記UIによって出力される前記GUIを更新することをさらに含み、前記GUIは、
前記地理的エリアの表現上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第2の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイを含む、
請求項8に記載のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを監査する方法。
【請求項10】
トラッキングエリアコード(TAC)を監査するための装置であって、
プロセッサと、
命令が内部に記憶されたメモリとを含み、命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記装置に対して、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割することと、を行わせる、
装置。
【請求項11】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得させる、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア上で階層化されるべき第1の形状セットを作成させ、各形状は同じTACを有するeNBサイトに対応する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記作成された第1の形状セットをコンピュータ可読媒体に記憶させ、各TACにはTAC IDが割り当てられる、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)がユーザインターフェース(UI)によって出力されるようにさせ、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、TAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイと、を含む、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、プロセッサによって実行されると、装置に対して、
地理的エリア内のRANネットワークに追加された1つまたは複数の新しい進化型ノードB(eNB)サイトのための1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得することと、
TAC閾値を検証することであって、前記TAC閾値はTACごとの所定の数のeNBに対応する、検証することと、
TACが前記TAC閾値を下回ったことに応答して、対応する隣接TACのTAC IDを前記TACに割り当てることと、
前記TACが前記TAC閾値を超えたことに応答して、前記TACを2つ以上のTACに分割すること、を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)割り当てを取得する前に、前記地理的エリア内の各eNBからTAC割り当てを取得することと、
前記地理的エリア上で階層化されるべき第1の形状セットを作成することであって、各形状が同じTACを有するeNBサイトに対応している、作成することと、
前記作成された第1の形状セットを、コンピュータ可読媒体に記憶することであって、各TACが対応するTAC IDを含む、記憶することと、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、前記GUIは、
前記地理的エリアのマップ上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する第1の形状セットのうちの1つまたは複数のディスプレイと、
視覚的境界を有する形状上のマウスオーバーに応答して、対応するTAC IDと前記マウスオーバーされた形状の利用率とを表示するポップアップウィンドウのディスプレイと、を含む、
請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各TACからトラッキングエリアリスト(TAL)を取得させる、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の前記RANネットワークに追加された前記1つまたは複数の新しいeNBサイトのための前記1つまたは複数のトラッキングエリアコード(TAC)を取得する前に、前記地理的エリア内の各TACからTALを取得することと、
前記地理的エリアの表現上で階層化されるべき第1の形状セットを作成することであって、各形状が同じTALを有するTACに対応する、作成することと、
前記作成された第1の形状セットを記憶することであって、各TALにはTAL IDが割り当てられる、記憶することと、
グラフィックユーザインターフェース(GUI)をユーザインターフェース(UI)によって出力させることと、を行わせ、前記GUIは、
前記地理的エリアの前記表現上で階層化された、前記地理的エリアに対応する視覚的境界を有する前記第1の形状セットの1つまたは複数のディスプレイを含む、
請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記命令がさらに、前記プロセッサに対して、
前記地理的エリア内の各eNBからTACを取得させる、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】