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特表2025-504336デジタル支払いのシステム、デバイス及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】デジタル支払いのシステム、デバイス及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/38 20120101AFI20250204BHJP
【FI】
G06Q20/38 360
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539729
(86)(22)【出願日】2022-12-05
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 IL2022051290
(87)【国際公開番号】W WO2023126911
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】289584
(32)【優先日】2022-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IL
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.PYTHON
3.iOS
4.REACT
(71)【出願人】
【識別番号】523452997
【氏名又は名称】ナヤックス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ベン-アヴィ デヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】ローゼンホイズ ガイ
【テーマコード(参考)】
5L020
【Fターム(参考)】
5L020AA68
(57)【要約】
通信ネットワークを介して支払いを実行するシステム及び方法を提示する。システムは、支払い要素を使用して、通信ネットワークを介して支払いを実施する。支払い要素は、ユーザ識別子文字列を含む。支払い要素は、ユーザデバイスのユーザのデジタルウォレットにインストールされ、支払いを実施する。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理回路を含む支払いサーバであって、前記処理回路は、
通信ネットワークを介して、1又は複数の支払いを実施するための支払い要素を発行するステップであって、前記支払い要素は、ユーザアカウント保有体サーバにおいて、ユーザアカウントを、支払い受け取りユニットに前記ユーザの1又は複数の詳細を公開せずに識別するように構成される、ユーザ識別子文字列を含むステップと、
前記ユーザ識別子文字列を、ユーザデバイスにインストールされたユーザアプリケーションに送るステップと、
支払い受け取りユニットから、前記ユーザデバイスによって前記ユーザ識別子文字列を前記支払い受け取りユニットに提供することによって支払いが行われるときに、支払い要求メッセージを受け取るステップと、
購入承認要求メッセージを、前記ユーザアカウント保有体サーバへ送るステップと、
前記支払い承認要求への返答としての応答メッセージを、前記支払い受け取りユニットへ送るステップとを実行するように構成される、
支払いサーバ。
【請求項2】
前記応答メッセージが承認メッセージを含むとき、前記処理回路は、
前記要求される支払いを、前記支払い受け取りユニットへ送るステップと、
前記要求される支払いに基づいて、前記ユーザアカウント保有体サーバから、支払いを受け取るステップとを実行するように構成される、
請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項3】
前記ユーザ識別子文字列は、
ユーザ識別子番号、ユーザコード、支払いアカウント番号、及び電話番号
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項4】
前記ユーザ識別子文字列は暗号化される、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項5】
前記応答メッセージが拒否メッセージを含むとき、前記処理回路は、拒否メッセージを前記支払い受け取りユニットへ送るように構成される、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項6】
前記応答メッセージが承認メッセージを含むとき、前記処理回路は、
前記支払い要求メッセージを、前記ユーザアカウント保有体サーバへ送ることと、
前記ユーザアカウント保有体サーバから、支払い確認メッセージを受け取ることと、
を実行するように構成される、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項7】
前記処理回路は、
前記ユーザデバイスの前記ユーザアプリケーションにおいて、前記支払いプロセスの完了の後に、前記支払い要素の削除を要求することと、
次の支払いで使用される、前記ユーザのための新しい支払い要素を発行することとであって、前記新しい支払い要素は新しいユーザ識別文字列を含むことと、
前記新しい支払い要素を、前記ユーザデバイスの前記ユーザアプリケーションへ送ることと、
を実行するように構成される、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項8】
前記支払い要求メッセージは、
前記ユーザ識別子文字列、支払い要求額、支払い方法、及び支払先データ
を含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項9】
前記支払い確認メッセージは、支払日付、ユーザデータ、アカウント保有体の詳細、支払先データ、支払い方法、及び支払先への支払いのための要求額のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項10】
前記承認要求メッセージは、少なくとも、ユーザ識別子文字列、支払先データ、支払い方法、及び支払い要求額を含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項11】
前記ユーザアカウント保有体は、銀行及び銀行ハブのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項12】
前記ユーザアプリケーションは、デジタルウォレットを含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項13】
前記ユーザデバイスは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイルデバイス、又は携帯電話のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項14】
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスからユーザ識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされる及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む前記登録セッションを実施するように構成される、
請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項15】
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスからユーザ情報を受け取ることと、
前記ユーザ保有体サーバから識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされる及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む前記登録セッションを実施するように構成される、
請求項1に記載の支払いサーバ。
【請求項16】
前記ユーザ情報は、ユーザ名、ユーザアドレス、ユーザ電子メールアドレス、ユーザ識別子番号、及びユーザの銀行口座の詳細を含む、請求項15に記載の支払いサーバ。
【請求項17】
通信ネットワークを介して支払いを実施するプログラム命令を含む1又は複数の有形のコンピュータ可読の非一時的の記憶メディアを含む製品であって、前記プログラム命令の実行は、
前記通信ネットワークを介して1又は複数の支払いを実施するための支払い要素を発行することであって、前記支払い要素は、ユーザアカウント保有体サーバにおいてユーザアカウントを、支払い受け取りユニットにユーザの1又は複数の詳細を公開することなく識別するように構成されるユーザ識別子文字列を含む、支払い要素を発行することと、
ユーザデバイスにインストールされたユーザアプリケーションに、前記ユーザ識別子文字列を送ることと、
前記ユーザデバイスによって支払い受け取りユニットに前記識別子文字列を提供することにより支払いが行われるときに、前記支払い受け取りユニットから支払い要求メッセージを受け取ることと、
ユーザアカウント保有体サーバに購入承認要求メッセージを送ることと、
前記支払い受け取りユニットに、前記購入承認要求への返答としての応答メッセージを送ることと
を含む、製品。
【請求項18】
前記応答メッセージが承認メッセージを含むとき、前記プログラム命令の前記実行は、
前記支払い受け取りユニットに、前記要求される支払いを送ることと、
前記要求される支払いに基づいて、前記ユーザアカウント保有体サーバから支払いを受け取ることと、
を含む、請求項17に記載の製品。
【請求項19】
前記ユーザ識別子文字列は、
ユーザ識別子番号、ユーザコード、ユーザアカウント番号及び電話番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の製品。
【請求項20】
前記応答メッセージが拒否メッセージを含むとき、前記プログラム命令の前記実行は、拒否メッセージを前記支払い受け取りユニットに送ることを含む、請求項17に記載の製品。
【請求項21】
応答メッセージが承認メッセージを含むとき、前記プログラム命令の前記実行は、
前記ユーザアカウント保有体サーバに前記支払い要求メッセージを送ることと、
前記ユーザアカウント保有体サーバから支払い確認メッセージを受け取ることと、
を含む、請求項17に記載の製品。
【請求項22】
前記プログラム命令の前記実行は、前記ユーザデバイスの前記ユーザアプリケーションにおける前記支払いプロセスの完了の後に、前記支払い要素の削除を要求することと、
前記次の支払いで使用される、前記ユーザのための新しい支払い要素を発行することであって、前記新しい支払い要素は、新しいユーザ識別子文字列を含むことと、
前記新しい支払い要素を、前記ユーザデバイスの前記ユーザアプリケーションに送ることと
を含む、請求項17に記載の製品。
【請求項23】
前記支払い要求メッセージは、
前記ユーザ識別子文字列、支払い要求額、支払い方法、及び前記支払先データ
のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の製品。
【請求項24】
前記支払い確認メッセージは、支払日付、ユーザデータ、アカウント保有体の詳細、支払先データ、支払い方法、及び支払先への支払い要求額のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の製品。
【請求項25】
前記承認要求メッセージは、少なくとも前記ユーザ識別子文字列、支払先データ、支払い方法、及び支払い要求額を含む、請求項17に記載の製品。
【請求項26】
前記プログラム命令の実行は、
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスからユーザ識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの前記ユーザアプリケーションにダウンロード及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む前記登録セッションを実施すること
を含む、請求項17に記載の製品。
【請求項27】
前記プログラム命令の実行は、
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスから、ユーザ情報を受け取ることと、
前記ユーザアカウント保有体サーバから、識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされる及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む、登録セッションを実施すること
を含む、請求項17に記載の支払いサーバ。
【請求項28】
前記ユーザ情報は、ユーザ名、ユーザアドレス、ユーザ電子メールアドレス、ユーザ識別子番号、及びユーザの銀行口座の詳細を含む、請求項27に記載の製品。
【請求項29】
支払いサーバであって、
ユーザアカウント保有体サーバからユーザ識別子文字列を受け取ることであって、
前記ユーザ識別子文字列は、前記ユーザアカウント保有体サーバのユーザアカウントと、ユーザの他の詳細を支払い受け取りユニットに公開せずに接続されるように構成されることと、
前記ユーザ識別子文字列に基づいて支払い要素を発行することと、
前記支払い要素を、ユーザデバイスにインストールされ、支払い受け取りユニットにおいて前記支払い要素を使用して支払いを実施するように構成される、ユーザアプリケーションに送ることと、
前記支払い受け取りユニットで支払いトランザクションを実施することと、
を実行するように構成される、支払いサーバ。
【請求項30】
前記支払いトランザクションは、
前記支払いサーバに支払い要求メッセージを送ることと、
前記支払いサーバで、前記支払い受け取りユニットから、前記支払い要求メッセージを受け取ることと、
支払いが行われるとき、前記支払いサーバは、購入承認要求メッセージを前記ユーザアカウント保有体サーバへ送るように構成されることと、
前記支払い承認要求への返答としての応答メッセージを、前記支払い受け取りユニットに送ることと
を含む、請求項29に記載の支払いサーバ。
【請求項31】
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスからユーザ識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされる及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む前記登録セッションを実施する
ように構成される、請求項29に記載の支払いサーバ。
【請求項32】
前記ユーザデバイスとの登録セッションであって、
前記ユーザデバイスからユーザ情報を受け取ることと、
ユーザアカウント保有体サーバから識別子文字列を受け取ることと、
前記識別子文字列に基づいて、前記ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされる及びインストールされる支払い要素を発行することと、
を含む、前記登録セッションを実施するように構成される、
請求項29に記載の支払いサーバ。
【請求項33】
前記ユーザ情報は、ユーザ名、ユーザアドレス、ユーザ電子メールアドレス、ユーザ識別子番号、及びユーザの銀行口座の詳細を含む、請求項32に記載の支払いサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本明細書に記述されるいくつかの実施形態は一般的に、支払いシステム及び方法に関連し、より具体的には、デジタルネットワークを介するデジタル支払いに関連する。
【背景技術】
【0002】
デジタル支払いシステムは、インターネットを介して仮想の店舗において、及びデジタルウォレットを使用して物理的な店舗において、購入を可能にし得る。それらのシステムは、ユーザのクレジットカード、又は例えばPay pal、crypto coinsなどの他の支払い方法を使用して、商品に対して支払うことができる。
【0003】
しかしながら、デジタルウォレットを使用するために、ペイメントカードはデジタルウォレットアプリケーションへアップロードされることを必要とする。よって、ユーザはペイメントカード無しに、デジタルウォレットアプリケーションを使用することはできない。
【0004】
(概要)
商品及びサービスを購入するシステム、方法及び製品に関連する実施形態が、例示的な手法のみによって以下で説明される。
【0005】
ある実施形態例は、処理回路を含む支払いサーバを含むことがあり、処理回路は、通信ネットワークを介して1又は複数の支払いに対して、ユーザ識別子文字列を含む支払い要素を発行し、ユーザ識別子文字列をユーザデバイスにインストールされたユーザアプリケーションへ送り、ユーザデバイスによって支払い受け取りユニットへユーザ識別子文字列が提供されることによって支払いが行われたときに、支払い受け取りユニットから支払い要求メッセージを受け取り、購入承認要求メッセージをユーザアカウント保有体サーバへ送り、支払い承認要求への返答としての応答メッセージを支払い受け取りユニットへ送る。
【0006】
例えば、応答メッセージは承認メッセージを含み、処理回路は、要求される支払いを支払い受け取りユニットへ送り、ユーザアカウント保有体サーバから、要求される支払いに基づく支払いを受け取るように構成される。
【0007】
例えば、ユーザ識別子文字列は、ユーザ識別子番号、ユーザコード、アカウント番号及び携帯電話番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
例えば、ユーザ識別子文字列は暗号化される。
【0009】
例えば、応答メッセージが拒否メッセージを含むとき、処理回路は、支払い受け取りユニットに拒否メッセージを送るように構成される。
【0010】
例えば、応答メッセージが承認メッセージを含むとき、処理回路は、ユーザアカウント保有体サーバに支払い要求メッセージを送り、ユーザアカウント保有体サーバから支払い確認メッセージを受け取るように構成される。
【0011】
例えば、処理回路は、ユーザデバイスのユーザアプリケーションでの支払いプロセスの完了後に、支払い要素の削除を要求し、次の支払いで使用するために、ユーザに対して、新しいユーザ識別子文字列を含む新しい支払い要素を発行し、ユーザデバイスのユーザアプリケーションに新しい支払い要素を送るように構成される。
【0012】
例えば、支払い要求メッセージは、ユーザ識別子文字列、支払い要求額、支払い方法及び支払先データを含む。
【0013】
例えば、支払い確認メッセージは、支払いの日付、ユーザデータ、アカウント保有体の詳細、支払先データ、支払い方法及び支払先への支払い要求額を含む。
【0014】
例えば、承認要求メッセージは、少なくともユーザ識別子文字列、支払先データ、支払い方法及び支払い要求額を含む。
【0015】
例えば、ユーザアカウント保有体は、銀行及び銀行ハブのうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
例えば、ユーザアプリケーションは、デジタルウォレットを含む。
【0017】
例えば、ユーザデバイスは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイルデバイス又は携帯電話のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
他のある実施形態は、通信ネットワークを介して支払いを実施するプログラム命令を含む、1又は複数の有形のコンピュータ可読の非一時的な記憶メディアを含む製品を含むことがあり、プログラム命令の実行は、通信ネットワークを介して1又は複数の支払いを実施するための、ユーザ識別子文字列を含む支払い要素を発行することと、ユーザデバイスにインストールされたユーザアプリケーションにユーザ識別子文字列を送ることと、ユーザデバイスによってユーザ識別子文字列を支払い受け取りユニットに提供することにより支払いがされるときに、支払い受け取りユニットから支払い要求メッセージを受け取ることと、ユーザアカウント保有体サーバに購入承認要求メッセージを送ることと、支払い受け取りユニットに支払い承認要求への返答としての応答メッセージを送ることとを含む。
【0019】
例えば、応答メッセージが承認メッセージを含むとき、プログラム命令の実行は、要求される支払い受け取りユニットへの支払いを送ることと、ユーザアカウント保有体サーバから、支払い要求に基づいて支払いを受け取ることとを含む。
【0020】
例えば、応答メッセージが拒否メッセージを含むとき、プログラム命令の実行は、拒否メッセージを支払い受け取りユニットに送ることを含む。
【0021】
例えば、応答メッセージが承認メッセージを含むとき、プログラム命令の実行は、支払い要求メッセージをユーザアカウント保有体サーバに送ることと、ユーザアカウント保有体サーバから確認メッセージを受け取ることとを含む。
【0022】
例えば、プログラム命令の実行は、ユーザデバイスのユーザアプリケーションにおける支払いプロセスの完了後に支払い要素の削除を要求することと、次回の支払いで使用するために、ユーザに対して新しいユーザ識別子文字列を含む新しい支払い要素を発行することと、新しい支払い要素をユーザデバイスのユーザアプリケーションへ送ることとを含む。
【0023】
実施形態のある他の例は、処理回路を含む支払いサーバを含み、処理回路は、ユーザアカウント保有体サーバからユーザ識別子文字列を受け取ることであって、ユーザ識別子文字列はユーザアカウント保有体サーバにおいて、支払い受け取りユニットにユーザの他の詳細を公開すること無く、ユーザアカウントに接続されるように構成されることと、ユーザ識別子文字列に基づいて支払い要素を発行することと、ユーザデバイスにインストールされ、支払い受け取りユニットにおいて支払い要素を使用して支払いを実施するように構成されるユーザアプリケーションに支払い要素を送ることと、支払い受け取りユニットによって支払いトランザクションを実施することとを実行するように構成される。
【0024】
例えば、支払トランザクションは、支払い要求メッセージを支払いサーバに送ることと、支払いサーバにおいて、支払い受け取りユニットからの支払い要求メッセージを受け取ることとを含み、支払いがされるとき、支払いサーバは購入承認要求メッセージをユーザアカウント保有体サーバに送り、支払い承認要求への返答としての応答メッセージを支払い受け取りユニットへ送るように構成される。
【0025】
例えば、支払いサーバは、ユーザデバイスとの登録セッションを実施することであって、登録セッションは、ユーザデバイスからユーザ識別子文字列を受け取ることと、識別子文字列に基づいて支払い要素を発行することであって、支払い要素はユーザデバイスにおいて、支払いアプリケーションにダウンロードされ、インストールされることとを実行するように構成される。
【0026】
例えば、支払いサーバは、
ユーザデバイスとの登録セッションであって、ユーザデバイスからユーザ情報を受け取ることと。ユーザアカウント保有体サーバから識別子文字列を受け取ることとを含む登録セッションを実施し、識別子文字列に基づいて、ユーザデバイスの支払いアプリケーションにダウンロードされ、インストールされる支払い要素を発行するように構成される。
【0027】
例えば、ユーザ情報はユーザ名、ユーザアドレス、ユーザ電子メールアドレス、ユーザ識別子番号及びユーザの銀行口座の詳細を含む。
【0028】
記述される本開示から、本技術領域の欠点に対する解決策が理解される。より具体的には、本明細書に記述される実施形態は、ユーザID文字列を使用して購入のために支払いをすることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】いくつかの例証的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施するシステムのブロック図である。
図2】1つの例証的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施する方法のフローチャートである。
図3】第二の例証的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施する方法のフローチャートである。
図4】第三の例証的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施する方法のフローチャートである。
図5】いくつかの他の例証的な実施形態による、支払い要求メッセージのフレーム構成である。
図6】いくつかの他の例証的な実施形態による、支払い確認メッセージのフレーム構造である。
図7】いくつかの他の例証的な実施形態による、承認要求メッセージのフレーム構造である。
図8】いくつかの他の例証的な実施形態による、応答メッセージのフレーム構造である。
図9】いくつかの例証的な実施形態による、ユーザ識別子文字列のフレーム構造である。
図10】いくつかの例証的な実施形態による、製造の製品である。
図11】いくつかの例証的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施するシステムの別の実施形態のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以降の詳細な説明において、いくつかの実施形態の十分な理解のために、非常に多くの特定の詳細が説明される。しかしながら、いくつかの実施形態は、これらの特定の詳細でなくとも実践し得ることが、当業者によって理解されるだろう。他の例では、よく知られた方法、手順、構成要素、ユニット及び/又は回路は、解説を不明瞭にしないために、詳細に説明されない。
【0031】
本明細書において、例えば、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「決定」、「確立」、「分析」、「チェック」などの用語を利用して行われる解説は、コンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、又は他の電子コンピューティングデバイスの作用及び/又はプロセスを指すことがあり、コンピュータのレジスタ及び/又はメモリ内の物理的(電子的)な量で表されるデータを、コンピュータのレジスタ及び/又はメモリ内の物理的な量として同様に表される他のデータ、作用及び/又はプロセスを実施する命令を記憶することができる他の情報記憶媒体に操作する及び/又は変換する。
【0032】
本明細書で使用される「複数の」及び「複数の」という用語は、例えば、「複数の」又は「2又はより多くの」を含む。例えば、「複数の項目」は、2又はより多くの項目を含む。
【0033】
「1つの実施形態」、「ある実施形態」、「例証的な実施形態」、「種々の実施形態」などの引用は、そのように記述される実施形態が特定の特徴、構成又は特性を含むことを示すが、全ての実施形態が特定の特徴、構成又は特性を必ずしも含まない。さらに、「ある実施形態において」のフレーズの繰り返しの使用は、同じ実施形態を必ずしも引用しないが、そうなり得る。
【0034】
本明細書で使用される場合、別様に特定されない限りは、共通の対象を記述するための「第一の」、「第二の」、「第三の」などの序数形容詞の使用は、単に、同様の対象の異なる例が参照されていることを示し、そのように記述された対象が、時間的、空間的、順位的又はその他の手法のいずれかにおいて、与えられた順番になるべきであると意味することを意図するものではない。
【0035】
本明細書で使用される場合、「回路」という用語は、記述される機能性を提供する1又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラム、組み合わせ論理回路、及び/又は他の適するハードウェア構成要素を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)、集積回路、電子回路、プロセッサ(共有の、専用の又はグループ)、及び/又はメモリ(共有の、専用の又はグループ)を引用する、一部とする、又は含むことがある。いくつかの説明的な実施形態において、回路は、1又は複数のソフトウェア又はファームウェアモジュールに実装されることがある、又は回路に関連付けられた機能は、ソフトウェア又はファームウェアモジュールによって実装されることがある。いくつかの説明的な実施形態において、回路は、ハードウェアにおいて少なくとも部分的に動作可能なロジックを含むことがある。
【0036】
「ロジック」という用語は、例えば、演算装置の回路に埋め込まれた演算ロジック、及び/又は演算装置のメモリに記憶された演算ロジックを指すことがある。例えば、ロジックは、演算機能及び/又は作用を実施するための演算ロジックを実行するために、演算装置のプロセッサによってアクセス可能であることがある。一例において、ロジックは、例えば、種々のチップ及び/又はプロセッサのシリコンブロックなど、種々の種類のメモリ及び/又はファームウェアに埋め込まれることがある。ロジックは、例えば、無線回路、受信回路、制御回路、送信回路、トランシーバ回路、プロセッサ回路、及び/又はそそのようなものなどの種々の回路に含まれることがある、及び/又は一部として実装されることがある。一例において、ロジックは、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、プログラム可能メモリ、磁気メモリ、フラッシュメモリ、永続性メモリなどを含む揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリに埋め込まれることがある。ロジックは、例えば、ロジックを実行する必要に応じて1又は複数のプロセッサに結合される、例えば、レジスタ、スタック、バッファなどのメモリを使用する1又は複数のプロセッサによって、実行されることがある。
【0037】
以下で使用される「モジュール」という用語は、稼働しているカーネル環境を拡張するコードを有するオブジェクトファイルである。
【0038】
本明細書で使用される場合、以下で使用される「ソフトウェアエンジン」という用語は、稼働しているカーネル環境を拡張するコードを有するオブジェクトファイルである。
【0039】
本明細書で使用する「ロイヤルティクラブ顧客」という用語は、ロイヤルティクラブを提供し、その顧客ベースのためにロイヤルティベースのモバイルサービス、例えば、ロイヤルティカードアプリケーションなどを運営する、企業間取引(B2B)顧客である。
【0040】
本明細書で使用される「バックエンドプラットフォーム」という用語は、デジタルウォレットシステムのクラウドプラットフォーム、バックエンドサーバであり、デジタルウォレットサービスを管理する及び制御するように構成され、選択されたサードパーティシステムと、及びデジタルウォレットモジュール及び/又はデジタルウォレットエンジン及び/又はデジタルウォレットソフトウェア開発キット(SDK)と相互作用するように構成される。
【0041】
以下で使用される「EMV」という用語は、スマート支払いカードの、及び支払い端末及び自動化された金銭出納機の技術規格に基づく支払い方法である。EMVはもともと、「ユーロペイ、マスターカード、ビザ」の頭文字を取ったもので、グローバルな支払い規格を作成した3社である。
【0042】
以下で使用される「EMV端末」という用語は、店頭(POS)端末、クレジットカード端末等としても知られる支払い端末である。EMV機器は、電子資金取引を行うために、例えば、ユーロペイ、マスターカード、ビザ等の支払いカードと連携するデバイスである。端末は一般的には、PINを入力するための安全なキーパッド、スクリーン、支払いカードから情報を取り込む手段、及び権限付与のために支払いネットワークへアクセスするためのネットワーク接続から成る。
【0043】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い端末は、加盟店が、要求されるクレジット及び/又はデビットカード情報を受け取り、このデータを、承認のために加盟店サービスプロバイダ及び/又は銀行へ送信し、加盟店に資金を転送することを可能にすることができる。端末は、情報を取り込むために、加盟店及び/又は彼らのクライアントに、カードをデバイスの近くで読み込ませる、挿入する及び/又は収容することを可能にすることができる。
【0044】
以下で使用される「発行体NFC-EMV SDK」という用語は、例えば、発行体によって発行され、管理されるSDKを含むことがある。例えば、このようなSDKは、モバイルアプリケーションに統合されるとき、NFCプロトコルを介してEMV端末への支払い要素の通信を可能にする単一の発行体によって、サポートされることがある。
【0045】
以下で使用される「サーバサイドSDK」という用語は、フロントエンドのデジタルウォレットソフトウェアプログラムである。いくつかの説明的な実施形態において、このプログラムは、顧客プラットフォーム内に存在して統合されることがあり、顧客プラットフォームと顧客モバイルアプリケーションとの間の接続を介して、エンドユーザのフロントエンドの支払い相互作用を管理することができる。例えば、トランザクションは、顧客プラットフォームが接続されることがあるベンダPOSの代わりに、顧客プラットフォームによって管理されることがある。
【0046】
以下で使用される「顧客関連マネージャー(CRM)アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)」という用語は、顧客CRMと通信するように構成されるAPIである。顧客CRMは、1又は複数の顧客報酬プログラムを管理するように構成される。
【0047】
以下で使用される「クレジットカード発行体」という用語は、クレジットカード又は支払いカードを発行する、又は例えば、銀行又は他の信用組合又は他の会社などその他にクレジットカードを発行し、彼らの顧客(「発行体」)へカードを広める権利を提供するように構成される、例えば、信用組合などのグローバル企業となり得る。
【0048】
以下で使用される「支払いサービスプロバイダ(PSP)」という用語は、クレジットカード又は支払いカード、並びに/又は他の支払い手段を発行する、及び発行されたカードで加盟店に支払い行うように構成される、例えば、信用組合などのグローバル企業となり得る。
【0049】
以下で使用される「クレジットカード体系」の用語は、銀行及び/又は任意の他の適格な金融機関、及び/又はクレジットが要素となることがある、例えば、支払いカードなどの、クレジットカード、及び/又はデビットカード、及び/又はプリペイドカードなどに連携された支払いネットワークを含むことがある。例えば、クレジットカード体系の要素は、そのカード体系のネットワーク上で動作するカード及び/又は加盟店を発行することができる。この要素はまた、種々の規則及び制限を設定することができる。
【0050】
以下で使用される「発行体プラットフォーム」という用語は、例えば、マスターカード、ビザ、ユーロペイ、アメリカンエキスプレスなど、カードの発行を可能にするように構成されるサーバを含むことができる。
【0051】
以下で使用される「カード」は、という用語は、例えば、発行体によって作成され、発行されるプリペイドカード、クレジットカード、デビットカードなどを含むことができる。
【0052】
以下で使用される「加盟店POS」という用語は、例えば、特定のメンバー及び/又はショップ及び/又はその他などのクレジットカード端末を含むことがあり、種々の支払いトランザクションは、彼らの消費者モバイルアプリケーションを使用して、エンドユーザデバイスは支払いトランザクションを消費することを決めるときに、行われることがある。
【0053】
以下で使用される「顧客プラットフォーム」という用語は、例えば、デジタルウォレットプラットフォームを介して支払いの供給のためのデジタルウォレットと連動するように構成される、パートナーの顧客の技術プラットフォームを含むことがある。バックエンド技術プラットフォームは、顧客及び/又はパートナーによって選ばれる支払い構造によって、デジタルウォレットSDKと同様に、顧客モバイルアプリケーションと通信する。例えば、このプラットフォームは、クラウドベースで、例えば、Amazon Web Services(AWS)及び/又はMicrosoft AZURE上で稼働するだろう。
【0054】
以下で使用される「顧客クレジットカード端末」という用語は、顧客モバイルアプリケーションに関連付けられる各エンドユーザクレジットカードに対する支払い要素を生成するために、顧客プラットフォームによって使用されることがあるトランザクション端末、EMV及び/又はEMVを含むことがある。例えば、このような端末は、支払いゲートウェイ企業又はプロセッサ企業とともに存在することがある。
【0055】
以下で使用される「顧客モバイルアプリケーション」という用語は、例えば、ロイヤルティクラブアプリケーション、イーウォレットアプリケーションなど、顧客モバイルデバイスにインストールされた少なくとも1つのアプリケーションを含むことがある。顧客モバイルアプリケーションは、デジタルウォレットSDKを含むことがあり、デジタルウォレットプラットフォーム及び顧客プラットフォームと相互作用することがある。顧客モバイルアプリケーションは、例えば、iOS及びアンドロイド(登録商標)、又はReactなどのモバイルアプリケーション上で動作するように構成されることがある。
【0056】
以下で使用される「顧客CRM」という用語は、例えば、顧客が、彼らの顧客基盤及び彼らの報酬体系を管理するために使用するロイヤリティクラブプラットフォーム、種々のセグメント及びプランに渡るこのような他のプログラムなどを含むことがある。
【0057】
以下で使用される「デジタルウォレット規則エンジン」という用語は、例えば、加盟店カテゴリコード(MCC)を含む種々の規則を定めることができる管理者システムを含むことがあり、MCCは、例えば、エンドユーザによって作成されるトランザクションのために、衣類、スポーツシューズなど、コード、及び制限などの種々の購入/加盟店カテゴリを定めるカード体系にユニバーサルコードを含む。
【0058】
以下で使用される「エンドユーザ」という用語は、顧客モバイルアプリケーションを使用する1又は複数のユーザを含むことがある。
【0059】
以下で使用される「支払い要素」という用語は、例えば、クレジットカード、デビットカード、銀行送金情報などのユーザの支払い能力の暗号化された情報を含むように構成される、支払い要素と呼ばれる一意のプレースホルダーを含むことがある。例えば、カード番号が1234 5678 8765 4321である場合、支払い要素識別子は、例えば、E67TL8GC27Xとすることがある。いくつかの説明的な実施形態において、支払い要素は、顧客及び会社の両方に対するより高いレベルのセキュリティを確実にするために、例えば、顧客のクレジットカード情報にアクセスする、検索する及び保持するように構成され得る。支払い要素は、顧客プラットフォーム及び/又は顧客のモバイルアプリケーションに保存されることがある。
【0060】
以下で使用される「支払い要素サービスプロバイダ(「TSP」)」は、EMV支払い要素を生成することが許可された、例えば、マスターカード、ビザ又は任意の他の発行体によって証明されるエンティティである。TSPは、登録された支払い要素要求者を提供するように構成される、支払いエコシステムを含むことがある。例えば、カード信用証明物を保有する加盟店は、支払い要素として知られる「代理」プライマリアカウントナンバー(PNA)を有する。例えば、サービスは望む場合にゲートウェイサービスによって提供されることがある。
【0061】
いくつかの説明的な実施形態による、ネットワーク175を介して支払いを実施するシステム100のブロック図を図示する図1を第一に参照する。
【0062】
いくつかの説明的な実施形態において、システム100は、1又は複数の支払いアプリケーション150によって、ネットワーク175を介して支払いを管理するように構成される、支払い管理者サーバ110を含むことがある。例えば、支払いアプリケーションがユーザデバイス140にインストールされ得る。
【0063】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いサーバ110は、処理回路120を含むことがある。例えば、処理回路120は、支払い要素発行体モジュール130及び通信ユニット125と動作可能に結合されることがある。
【0064】
例えば、処理回路120は、回路、ロジック、メモリ、オペレーティングシステム、1又は複数コアのコンピュータ、グラフィックプロセッサ、デジタル信号プロセッサなどを含むことができる。
【0065】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い要素発行体モジュール130は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって、及び/又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実装されることがある。
【0066】
いくつかの説明的な実施形態において、通信ユニット125は、少なくとも無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)送受信機、ローカルエリア送受信機(LAN)、セルラー送受信機、例えば近距離無線通信(NFC)送受信機などの短距離通信送受信機、衛星送受信機などを含むことがある。
【0067】
いくつかの説明的な実施形態において、処理回路120は、通信ネットワークを介して、1又は複数の支払いを実施するための支払い要素132を発行するように構成されることがあり、支払い要素132は、ユーザ識別子文字列135を含むことがある。例えば、処理回路120は、ユーザ識別子(ID)文字列135を含み得る支払い要素132を発行するために、支払い要素発行体モジュール130を動作させるように構成されることがある。例えば、ユーザID文字列135は、暗号化されることがあり、識別子番号、ユーザコード、アカウント番号及び/又は電話番号のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0068】
いくつかの実施形態において、処理回路120は、ユーザ識別子文字列135とともに支払い要素132を、ユーザデバイス150にインストールされたユーザアプリケーション155へ送るように構成されることがある。例えば、ユーザアプリケーション150は、望まれる場合にデジタルウォレットが含まれることがある。
【0069】
いくつかの説明的な実施形態において、ユーザデバイス140は、処理回路145と通信ユニット160とを含むことがある。例えば、処理回路145は、回路、ロジック、メモリ、オペレーティングシステム、1又は複数コアのコンピュータ、グラフィックプロセッサ、デジタル信号プロセッサなどを含むことがある。例えば、通信ユニット160は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)送受信機、ローカルエリアネットワーク(LAN)、セルラー受信機、例えば近距離無線通信(NFC)などの短距離通信送受信機、衛星送受信機などのうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0070】
いくつかの説明的な実施形態において、ユーザデバイス140によって支払いがされるときは、支払い受け取りユニット165において、例えば、加盟店売り場の受け取りユニット165、及び/又は支払い端末(示されない)にユーザID文字列を提供することによる。処理回路120は、支払い受け取りユニット165から、支払い要求メッセージ180を受け取るように構成されることがあり、応じて、ユーザアカウント保有体サーバ170へ、購入承認要求メッセージ190を送ることがある。例えば、支払い受け取りユニット165は、支払い端末、デジタルウォレット、銀行、銀行ハブ、暗号通過、ブロックチェーンサーバなどを含むことがある。支払い受け取りユニット165は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されることがある。
【0071】
いくつかの説明的な実施形態において、ユーザアカウント保有体サーバ170は、支払い承認モジュール172を含むことがある。支払い承認モジュール172は、承認確認メッセージ195を生成するように構成されることがある。例えば、ユーザアカウント保有体サーバは、銀行、銀行ハブ、暗号通過アカウント及び任意の種類のアカウントを含むことがある。支払い承認モジュール172は、ソフトウェアによって、及び/又はハードウェアによって、及び/又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実装され得ることが、理解されるべきである。
【0072】
例えば、支払い要求メッセージ180は、ユーザ識別子文字列、支払い要求額、支払先データ、及び望まれる場合にいくつかの他のデータを含むことがある。
【0073】
例えば、支払い承認メッセージ190は、ユーザ識別子文字列、支払い要求額、支払先データ、及び望まれる場合に他のデータを含むことがある。
【0074】
例えば、承認確認メッセージ195は、支払いのデータ、ユーザデータ、アカウント保有体データ、支払い受け取り者データ、支払い要求額、及び望まれる場合に任意の他のデータを含むことがある。
【0075】
いくつかの説明的な実施形態において、処理回路120は、購入承認要求メッセージ190の返答としての応答メッセージ185を、支払い受け取りユニット165に送るように構成されることがある。
【0076】
例えば、応答メッセージ185は、承認又は拒否指示、ユーザデータ、支払日付、支払い要求額、支払い先データ、及び/又は望まれる場合に任意の他のデータを含むことがある。例えば、応答メッセージが承認メッセージ185を含むとき、処理回路120は、支払い受け取りユニット165への要求される支払いを送るように構成されることがあり、ユーザアカウント保有体サーバ170から、要求される支払いに基づいて、支払いを受け取ることがある。それに対して、応答メッセージ185が拒否メッセージを含むとき、処理回路120は、支払い受け取りユニット165に拒否メッセージ(示されない)を送るように構成されることがある。
【0077】
いくつかの他の説明的な実施形態において、応答メッセージ185が、例えば、支払い承認などの指示承認メッセージ(示されない)を含むとき、処理回路120は、ユーザアカウント保有体サーバ170に支払い要求メッセージ180を送るように構成されることがあり、ユーザアカウント保有体サーバ170から支払い確認メッセージを受け取ることがある。
【0078】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いプロセスが完了した後に、処理回路120は、ユーザデバイス150から、支払い要素155の削除を要求するように構成されることがあり、次の支払いにおいて使用されるべき新しい支払い要素を発行することがある。例えば、新しい支払い要素は、新しいユーザ識別子文字列を含むことがある。処理回路120は、ユーザデバイス140のユーザアプリケーション150に、新しい支払い要素を送ることがある。
【0079】
ある他の実施形態において、ユーザID文字列のみが、新しいユーザID文字列によって、ユーザアプリケーション150において置き換えられることがある。
【0080】
いくつかの他の実施形態において、支払い要素132及びユーザID文字列は、支払いプロセスの後に残ることができる。
【0081】
有利なことに、システム100は、例えば、ユーザID文字列135を使用するデジタルウォレットアプリケーションによって、クレジットカード会社の規格で支払われるような単純な手法で、ユーザから支払いを受け取るように構成されることがある。システム100は、クレジットカードシステムを介してそれらに支払うための現在常習的な同じ手法で、銀行アカウントを介して店舗又はオンラインにおいて、製品やサービスに対してより簡単に支払うユーザのための能力を提供することができる。
【0082】
いくつかの説明的な実施形態において、システム100は、データ要素が要求される支払を制御する中央システムによって作り出され得る暗号化された支払い要素に依拠する、高レベルのセキュリティを備えるインフラストラクチャーを含む。システム100は、各々の及び全てのトランザクションに対する支払いの一意のユーザID文字列135を発行することによって、トランザクションのセキュリティが増加することがあり、それ自身の「アドレス」、及びそれ自身の定義を持つ各トランザクションに対して優れたモデルを提供する。
【0083】
いくつかの説明的な実施形態において、システム100は、トランザクションごとに、及び顧客ごとに「支払い手段」を作り出すように構成される。システム100のインフラストラクチャーは、各々及び全ての資金に対する一意の統合を要求しないことがあり、会社、資金、それのハードウェア、それのソフトウェアなどの種類の制限無しに、全ての資金及び/又は支払いシステムで一般的に動作することがある。
【0084】
いくつかの説明的な実施形態において、システム200は、全てのビジネスのための複雑な新しいシステムを作成する必要無く、及びビジネスにおけるシステムを複製すること無く、銀行業務システムを、例えば、店舗及び/又はオンラインの、会社の支払いの世界に接続するように構成される。システム100は、例えば、銀行アカウントからの直接の支払いのための、全てに適し、銀行業務システムをビジネスに接続するように構成される、包括的なシステムとすることがある。
【0085】
いくつかの説明的な実施形態によって、図2を参照すると、ネットワーク200を介して支払いを実施する、方法200のフローチャートを図示する。通信ネットワークを介して支払うことがある各ユーザ205に対して、例えば、支払い管理者サーバ110(図1)などのサーバは、支払いの実施(テキストボックス210)のために、例えば支払い要素132(図1)などの支払い要素を発行することがある。例えば、支払い要素は、例えば、ユーザID文字列135(図1)などのユーザID文字列を含むことがある。支払い要素は、例えば、ユーザデバイス140(図1)などのユーザデバイスへ送られることがあり、例えば、アプリケーション155(図1)などのユーザアプリケーションにインストールされる及び/又は読み込まれることがある(テキストボックス220)。
【0086】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いプロセス225は、サーバが、例えば、支払先(テキストボックス230)から支払い要求180(図1)などの支払い要求が続くユーザID文字列を受け取り得るときに、支払い管理者サーバにおいて始まることがある。支払い要求に反応して、サーバは、例えば、支払い承認要求190(図1)などの支払い承認要求を、例えば、アカウント保有体サーバ170(図1)などのアカウント保有体サーバに送ることがある(テキストボックス240)。
【0087】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、アカウント保有体サーバから、例えば、応答メッセージ185(図1)などの応答メッセージを受け取ることがある(テキストボックス250)。応答メッセージが要求される支払が承認されたことを示し得るとき(テキストボックス270)、支払先が、支払い管理者サーバ、又はアカウント保有体サーバのどちらかから、支払いを受け取ることがある(テキストボックス275)。
【0088】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、支払い確認メッセージを支払先に送ることがある(テキストボックス260)。上述の方法200は、全ての支払い要求に適応され得ることが理解されるべきである。
【0089】
いくつかの説明的な実施形態によると、図3を参照すると、これは、ネットワークを介して支払いを実施する方法300のフローチャートを図示する。通信ネットワークを介して支払うことがある各々のユーザ305に対して、例えば、支払い管理者サーバ110(図1)などのサーバは、支払いを実施するために、支払い要素132(図1)などの支払い要素を発行することができる(テキストボックス310)。例えば、支払い要素は、例えば、ユーザID文字列135(図1)などのユーザID文字列を含むことがある。支払い要素は、例えば、ユーザデバイス140(図1)などのユーザデバイスへ送られることがあり、例えば、アプリケーション155(図1)などのユーザアプリケーションにインストールされる及び/又は読み込まれることがある(テキストボックス320)。
【0090】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いプロセス325は、サーバが、例えば、支払い要求180(図1)などの支払い要求が続くユーザID文字列を、支払先から受け取ることがあるときに、支払い管理者サーバにおいて始まることがある(テキストボックス330)。支払い要求に反応して、例えば、支払い承認要求190(図1)などのサーバは支払い承認要求を、例えば、アカウント保有体サーバ170(図1)などのアカウント保有体サーバへ送ることがある(テキストボックス340)。
【0091】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、支払いが承認された、例えば、応答メッセージ185(図1)などの応答メッセージを、アカウント保有体サーバから受け取ることがある(テキストボックス350)。応じて、支払い管理者サーバは、要求される支払先への支払いを送り(テキストボックス360)、代わりに、ユーザアカウント保有体サーバから支払先へ支払われた支払額を受け取ることがある(テキストボックス370)。
【0092】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、支払い要素又は新しいユーザID文字列又は両方を削除する要求を送ることがあり、新しい支払い要素又は新しいユーザID又は両方を発行することがある(テキストボックス380)。上述の方法300は、全ての支払い要求に適用され得ることが理解されるべきである。
【0093】
いくつかの他の説明的な実施形態によると、図4を参照すると、これは、ネットワークを介して支払いを実施する方法400のフローチャートを図示する。通信ネットワークを介して支払いをすることがある各々のユーザ405に対して、例えば、支払い管理者サーバ110(図1)などのサーバは、支払を実施するために、例えば、支払い要素132(図1)などの支払い要素を発行することがある(テキストボックス410)。例えば、支払い要素は、例えば、ユーザID文字列135(図1)などのユーザID文字列を含むことがある。支払い要素が、例えば、ユーザデバイス140(図1)などのユーザデバイスへ送ることがあり、例えば、アプリケーション155(図1)などのユーザアプリケーションにインストールされる及び/又は読み込まれることがある(テキストボックス420)。
【0094】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いプロセス425は、サーバが、例えば、支払い要求180(図1)などの支払要求が続くユーザID文字列を支払先から受け取り得るときに、支払い管理者サーバにおいて始まることがある(テキストボックス430)。支払い要求に応じて、サーバは、例えば、支払い承認要求190(図1)などの支払い承認要求を、例えば、アカウント保有体サーバ170(図1)などのアカウント保有体サーバに送ることがある(テキストボックス440)。
【0095】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、支払いが承認された、例えば、応答メッセージ185(図1)などの応答メッセージを、アカウント保有体サーバから受け取ることがある(テキストボックス450)。この実施形態において、例えば、ユーザアカウント保有体サーバによって、支払いがされることがあり、支払い管理者サーバは、ユーザアカウント保有体サーバから、支払い確認メッセージを受け取ることがある(テキストボックス460)。例えば、支払い確認メッセージは、支払い機に支払う支払額の指示を含むことがある。
【0096】
いくつかの説明的な実施形態において、支払い管理者サーバは、支払い管理者サーバは、支払い要素又はユーザID文字列又は両方を削除する要求を送ることがあり、新しい支払い要素又は新しいユーザID又は両方を発行することがある(テキストボックス470)。上述の方法400が全ての支払い要求に適用され得ることが理解されるべきである。
【0097】
いくつかの他の説明的な実施形態によると、図5を参照すると、支払い要求メッセージ500のフレーム構造の概要図である。いくつかの説明的な実施形態において、支払い要求メッセージ500は、例えば、ヘッダー510、ユーザID文字列520、支払いユニット530、要求される支払の合計540、支払先データ550、支払い方法560、及びフッター570の領域などを含むことがある。上記はただの例であり、支払い要求メッセージには他の領域が含まれ得ることが理解されるべきである。
【0098】
いくつかの説明的な実施形態において、ヘッダー510は、メッセージID及び任意の他の領域を含むことがある。ユーザID文字列520は、例えば、ユーザ識別子番号、ユーザコード、アカウント番号、及び電話番号など、及び/又は任意の他のデータを含むことがある。支払いユニット530は、例えば、ドル、ユーロ、クリプトなどのコインの種類を含むことができる。合計領域540は、支払い要求額を含むことができる。支払先データ領域550は、例えば、支払先名、支払先ID、支払先銀行口座番号、支払先IBAN、支払先SWIPTなどを含むことができる。支払い方法領域560は、例えば、支払いの番号、クレジット支払い、デビット支払い、送金などを含むことができる。
【0099】
いくつかの他の説明的な実施形態により、図6を参照すると、支払い確認メッセージ600のフレーム構造の概要図である。いくつかの説明的な実施形態において、支払い確認メッセージ600は、例えば、ヘッダー610、アカウント保有体サーバデータ620、ユーザデータ630、支払日付640、要求される支払の合計650、支払先データ660、支払い方法670、及びフッター680の領域を含むことがある。上述はただの例であり、支払い要求メッセージには他の領域が含まれ得ることが理解されるべきである。
【0100】
いくつかの説明的な実施形態において、ヘッダー610は、メッセージID及び任意の他の領域を含むことがある。ユーザアカウント保有体データ620は、例えば、サーバIPアドレス、ユーザアカウントIDなどを含むことがある。ユーザデータ領域630は、ユーザID文字列、ユーザ銀行口座データなどを含むことがある。データ領域640は、トランザクションの日付及び時間などを含むことができる。支払いユニット640は、例えば、ドル、ユーロ、クリプトなどのコインの種類を含むことがある。合計領域650は、支払い要求額を含むことがある。支払先データ領域660は、例えば、支払先名、支払先ID、支払先銀行口座番号、支払先IBAN、支払先SWIPTなどを含むことがある。フッター670は、例えば、エラー検出番号、エラー訂正番号などを含むことがある。
【0101】
いくつかの説明的な実施形態により、承認要求メッセージ700のフレーム構造の概要図である、図7を参照する。いくつかの説明的な実施形態において、承認要求メッセージ700は、例えば、ヘッダー710、ユーザID文字列720、支払いユニット730、支払い要求額740、支払先データ750、支払い方法760及びフッター770の領域を含むことがある。上述はただの例であり、支払い要求メッセージに他の領域が含まれ得ることが理解されるべきである。
【0102】
いくつかの説明的な実施形態において、ヘッダー710は、メッセージID及び任意の他の領域を含むことがある。ユーザID文字列720は、例えば、ユーザ識別子番号、ユーザコード、アカウント番号、及び電話番号など、及び/又は任意の他のデータを含むことがある。支払いユニット730は、例えば、ドル、ユーロ、クリプトなどのコインの種類を含むことがある。合計領域740は、支払い要求額を含むことができる。支払先データ領域750は、例えば、支払先名、支払先ID、支払先銀行口座番号、支払先IBAN、支払先SWIPTなどを含むことがある。支払い方法領域760は、例えば、支払い番号、クレジット支払い、デビット支払い、早期などを含むことがある。フッター770は、例えば、エラー検出番号、エラー訂正番号などを含むことがある。
【0103】
いくつかの説明的な実施形態によって、応答メッセージ800のフレーム構造の概要図の図8を参照する。いくつかの説明的な実施形態において、応答メッセージ800は、例えば、ヘッダー810、承認/拒否領域820、ユーザデータ領域830、日付領域840、要求される支払いの合計850、支払先データ領域860、及びフッター870の領域を含むことがある。上述はただの例あり、支払い要求メッセージに他の領域が含まれ得ることが理解されるべきである。
【0104】
いくつかの説明的な実施形態において、ヘッダー810は、メッセージID及び任意
他の領域を含むことがある。承認/拒否領域820は、承認フラグ、及び/又は拒否フラグ及び/又は任意の他の指示を含むことがある。ユーザデータ領域830は、ユーザID文字列、ユーザ銀行口座データなどを含むことがある。データ領域840は、トランザクションの日付及び時間などを含むことができる。合計領域850は、支払い要求額を含むことがある。支払先データ領域860は、例えば、支払先名、支払先ID、支払先銀行口座番号、支払先IBAN、支払先SWIPTなどを含むことがある。フッター870は、例えば、エラー検出番号、エラー訂正番号などを含むことがある。
【0105】
いくつかの説明的な実施形態により、ユーザID文字列のフレーム構造の概要図の図9を参照する。いくつかの説明的な実施形態において、ユーザID900は、ヘッダー910、ユーザID920、ユーザコード930、ユーザ支払いアカウント番号940、ユーザ電話番号950、及びフッター960を含むことがある。
【0106】
いくつかの説明的な実施形態において、ヘッダー910は、メッセージID及び任意の他の領域を含むことがある。ユーザID領域920は、例えば、ナショナルセキュリティ番号、ドライビングライセンス番号、パスポート番号、ID番号などを含むことがある。ユーザコード領域839は、例えば、ユーザに発行される個人コードなどを含むことがある。ユーザ支払いアカウント番号940は、例えば、ユーザ銀行アカウント番号などを含むことがある。電話番号領域950は、例えば、ユーザ携帯電話番号、ユーザのオフィスの電話、ユーザの無線電話番号などを含むことがある。フッター960は、例えば、エラー検出番号、エラー訂正番号などを含むことがある。
【0107】
いくつかの説明的な実施形態において、ユーザID文字列940は、例えば、支払い要求メッセージ500(図5)、承認要求メッセージ700(図7)、支払い要素155(図1)などのプロトコルメッセージに含まれることがある。
【0108】
いくつかの説明的な実施形態により、製造の製品1000の概要図の図10を参照する。製品1000は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されるときに、図1~9を参照しつつ、少なくとも1つの処理回路120(図1)が、ネットワークを介して商品及び/又はサービスを購入するための1又は複数のプログラム命令を実行可能とする、及び/又は上述のような1又は複数の作用、通信、及び/又は機能を実施する、誘発する、及び/又は実装するように動作可能に処理デバイス1020によって実装されるコンピュータ実行可能命令1030を含むことがある、1又は複数の有形のコンピュータ可読の非一時的の記憶メディア1010を含むことがある。「非維持知的のマシン可読の媒体」という語句は、一時的な伝搬信号を唯一の例外として、全てのコンピュータ可読メディアを含むことを指示している。
【0109】
いくつかの説明的な実施形態において、製品1000及び/又はマシン可読記憶媒体910は、データを記憶すること、揮発性メモリを含むこと、不揮発性メモリ、取り外し可能又は取り外し不可のメモリ、消去可能又は消去不可メモリ、書き込み可能又は書き込み不可メモリなどを含むことを可能にする、1又は複数の種類のコンピュータ可読記憶メディアを含むことがある。例えば、マシン可読の記憶媒体510は、例えば、RAM、DRAM、ROM、プログラム可能ROM(PROM)、消去可能のプログラム可能ROM(EPROM)、電気的な消去可能のプログラム可能ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートディスクドライブ(SDD)、フュージョンドライブなどの任意の種類のメモリを含むことがある。コンピュータ可読記憶メディアは、リモートコンピュータから要求するコンピュータへ、搬送波に埋め込まれたデータ信号によって運ばれるコンピュータプログラム、又は例えば、モデム、無線又はネットワーク接続などの通信リンクを介して他の伝搬メディアをダウンロードすること及び転送することに関わる任意の適するメディアを含むことがある。
【0110】
いくつかの説明的な実施形態において、処理デバイス1020は、ロジックを含むことがある。ロジックは、マシンによって実行される場合に、本明細書で説明する方法、プロセス及び/又は作用をマシンに実施させることがある、命令、データ及び/又はコードを含むことがある。マシンは例えば、任意の適する処理プラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータプロセッサなどを含むことがあり、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどの任意の適する組み合わせを使用して実装されることがある。
【0111】
いくつかの説明的な実施形態において、処理デバイス1020は、ソフトウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、シンボルなどを含むことがある、又はこれらとして実装されることがある。命令1040は、ソースコード、コンパイルコード、インタプリタコード、実行可能コード、静的コード、動的コードなどの任意の適する種類のコードを含むことがある。命令は、特定の機能を実施するようにプロセッサに命令するための予め定められたコンピュータ言語、手段又はシンタックスに従って実装されることがある。命令は、C、C++、C#、Java、Python、アセンブリ言語、マシンコードなどの任意の適する高レベルの、低レベルの、オブジェクト指向の、視覚の、コンパイルの及び/又はインタプリタのプログラミング言語を使用して実装され得る。
【0112】
サブサーフェスユーティリティのマップを生成するシステム及び/又は方法は、例のみによって上記で説明されることが理解されるべきである。他の実施形態は、次の詳細な説明及び特許請求の範囲に基づいて実装することができる。
【0113】
図面における同様の数字は、いくつかの図を通して同様の要素を表すことと、図を参照して説明及び図示される全てでない構成要素及び/又はステップが、全ての実施形態又は配置に対して要求されることが理解されるべきである。
【0114】
本明細書で開示されるシステム及び方法の実施形態、実装及び/又は配置は、ハードウェア、ファームウェア及び/又は(ソフトウェアモジュール及びブラウザプラグインを含む)コンピュータ使用可能媒体に存在するソフトウェアアルゴリズム、アプリケーション、プログラム、モジュール又はコードとして組み込まれることがあり、本明細書で説明する機能及び/又は作用を実施するようにプロセッサ及び/又は他の要素を構成するために、コンピュータシステム又はコンピューティングデバイスのプロセッサで実行され得ることがまた理解されるべきである。
【0115】
少なくとも1つの実施形態によって、本発明の方法を実施する1又は複数のコンピュータプログラム、モジュール及び/又はアプリケーションは、実行されるときに、単体のコンピュータ又はプロセッサ上の存在を必要としないが、複数の異なるコンピュータ又はプロセッサの中で、モジュール様式で分配して、本明細書で開示されるシステム及び方法の種々の様態を実装することができることが認識されるべきである。
【0116】
よって、本システム及び方法の例示的な実施形態及び配置は、コンピュータ実装方法、コンピュータシステム、及び処理コードのためのコンピュータプログラム製品を提供する。図におけるフローチャート及びブロック図は、種々の実施形態及び配置による、システム、方法及びコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能性、及び作用を図示する。これに関して、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、特定の論理機能を実装する1又は複数の実行可能な命令を含む、モジュール、セグメント又はコード部分を表し得る。
【0117】
いくつかの代替の実装において、ブロックに示される機能は、図に示す順番以外でも発生し得ることが明らかにされるべきである。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際上は同時に実行されることがあり、又はブロックはしばしば、関連する機能性によって、逆の順番で実行されることがある。ブロック図及び/又はフローチャートの例示の各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートの例示のブロックの組み合わせは、特定の機能又は動作を実施する特定の目的のハードウェアベースのシステム、又は測定の目的のハードウェア及びコンピュータ命令の組み合わせによって実装され得ることがまた、明らかにされるだろう。
【0118】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態のみを実施するべきであり、発明の制限として意図しない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈で明らかに別様に示さない限りは複数形を含むとして意図される。「含む」及び/又は「含んでいる」の用語は、この明細書で使用されるとき、主張する特徴、整数、ステップ、作用、要素、及び/又は構成要素を指定するが、1又は複数の他の特徴、整数、ステップ、作用、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在及び追加を妨げないことがさらに理解されるだろう。
【0119】
また、本明細書で使用される表現及び専門用語は説明を目的とし、制限するとみなされるべきでない。本明細書における「含んでいる」、「含んでいる」、又は「持っている」、「包含している」、「関連している」及びそれらの変化は、その後の列挙される項目及びその等価物、ならびに追加の項目を包含することを意味する。
【0120】
図11を参照すると、図11は、いくつかの説明的な実施形態による、ネットワークを介して支払いを実施するように構成される、システム1100の別の実施形態のブロック図を図示する。
【0121】
いくつかの説明的な実施形態において、システム1100は、ユーザデバイス1101を含むことがある。例えば、ユーザデバイスは、支払いアプリケーション(示されない)を含むことがある。支払いアプリケーションは、ユーザ識別子(ID)文字列を使用することによって、店頭において及び/又はネットワークを介して支払いを実施するように構成され得る。
【0122】
いくつかの説明的な実施形態において、ユーザデバイス1101は、携帯電話、タブレット、又は例えば、ラップトップコンピュータなどのモバイルコンピュータなどを含むことがある。
【0123】
いくつかの説明的な実施形態において、システム1100は、支払いサーバ1102を含むことがある。例えば、支払いサーバ1102は、支払いアプリケーションによって行われた購入のために支払うように、及び/又は店頭の別のデバイスから支払いを実行するように要求するように構成されることがある。
【0124】
いくつかの説明的な実施形態において、システム1100は、ユーザアカウント保有体サーバ1103を含むことがある。例えば、ユーザアカウント保有体サーバ1103は、銀行、銀行ハブ、ロイヤルティクラブサーバなどとすることができる。
【0125】
いくつかの説明的な実施形態において、例えば、モバイルデバイス、携帯電話などのユーザデバイス1101は、ユーザアカウントサーバ1103から、ユーザID文字列を発行するように要求することがある(点線1111)。ユーザデバイス1101は、支払いサーバ1102への登録を実施することができる(線1114)。例えば、この説明的な実施形態において、ユーザデバイス1101は、登録を実施するとき、ユーザID文字列を、ユーザについてのいかなる他の情報を公開することなく、支払いサーバ1102へ転送する。それに返して、支払いサーバ1102は、例えば、ユーザデバイス1101にインストールされた支払いアプリケーションなどにダウンロードするための、支払い要素を発行することがある(線1115)。
【0126】
いくつかの他の説明的な実施形態において、例えば、モバイルデバイス、携帯電話などのユーザデバイス1101は、支払いサーバへの登録を実施することがある(線1114)。例えば、この説明的な実施形態において、ユーザデバイス1101は、登録を実施するとき、支払いサーバ1102に使用及び/又は詳細を提供することがある。例えば、ユーザ情報は、ユーザ名、ユーザアドレス、ユーザ電子メールアドレス、ユーザID番号、ユーザの銀行口座の詳細、及び任意の他の要求される詳細を含むことができる。支払いサーバ1102は、ユーザ情報をユーザアカウントサーバ1103へ届けることがあり、ユーザID文字列を受け取ることがある(1112)。これに返して、支払いサーバ1102は、例えば、ユーザデバイス1101にインストールされた支払いアプリケーションなどにダウンロードされるために、支払い要素を発行することができる(線1115)。
【0127】
いくつかの説明的な実施形態において、システム1100は、支払い受け取りユニット1104を含むことがある。例えば、支払い受け取りユニット1104は、店頭に支払い端末及び/又はキャッシュレジスターを含むことがある。
【0128】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いサーバ1102は、支払い要素を、ユーザデバイス1101にインストールされたユーザアプリケーションに送ることができる。例えば、支払いアプリケーションは、支払い受け取りユニット1104において、支払い要素を使用して支払いを実施するように構成されることがある。
【0129】
いくつかの説明的な実施形態において、支払いサーバ1102は、支払い受け取りユニット1104とともに、支払いトランザクションを実施することができる(線1117)。
【0130】
例えば、支払いトランザクション(線1117)は、支払い要求メッセージ(線1116)を、支払いサーバ1102に送ることと、支払いサーバ1102において、支払い受け取りユニット1104から支払い要求メッセージ(線1116)を受け取ることとを含むことができる。支払いがされるとき、支払いサーバ1102は、購入承認要求メッセージ(線1113)を、ユーザアカウント保有体サーバに送るように、及び支払い承認要求への反応としての応答メッセージ(線1113)を、支払い受け取りユニット1104に送るように構成することができる。
【0131】
別の説明的な実施形態において、支払いサーバ1102は、要求される支払いを、支払い受け取りユニット1104へ転送することができる。
【0132】
上述のシステムは及び方法は、
支払いアプリケーションのユーザが、クレジットカード及び/又はデビットカード及び/又は任意の他の支払いカード無しに、商品及びサービスを購入することを可能にすることができる。支払いは、ユーザの銀行口座から、ユーザの詳細及び/又は銀行口座の詳細を支払いサーバ及び/又は支払い受け取りユニットに公開することなく、直接行うことができる。
【0133】
上記の内容は、手法の例示としてのみ提供しており、制限するように解釈されるべきではない。種々の修正及び変化が、図示され、説明される添付の例示的な実施形態及び応用なしに、及び添付の特許請求の範囲において明らかにする本発明の本質及び範囲から離れることなく、本明細書に記述の内容に対して行われることが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】