(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-14
(54)【発明の名称】通信システムで創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 9/32 20060101AFI20250206BHJP
G06Q 50/18 20120101ALI20250206BHJP
【FI】
H04L9/32 200Z
G06Q50/18 310
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529922
(86)(22)【出願日】2023-03-30
(85)【翻訳文提出日】2024-05-17
(86)【国際出願番号】 KR2023004263
(87)【国際公開番号】W WO2024143708
(87)【国際公開日】2024-07-04
(31)【優先権主張番号】10-2022-0184286
(32)【優先日】2022-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524190793
【氏名又は名称】ヨ テファン
【氏名又は名称原語表記】YEO,Tae Hwan
(71)【出願人】
【識別番号】524109485
【氏名又は名称】イ ボンソプ
【氏名又は名称原語表記】LEE,Bong Sup
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100179648
【氏名又は名称】田中 咲江
(74)【代理人】
【識別番号】100222885
【氏名又は名称】早川 康
(74)【代理人】
【識別番号】100140338
【氏名又は名称】竹内 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100227695
【氏名又は名称】有川 智章
(74)【代理人】
【識別番号】100170896
【氏名又は名称】寺薗 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100219313
【氏名又は名称】米口 麻子
(74)【代理人】
【識別番号】100161610
【氏名又は名称】藤野 香子
(74)【代理人】
【識別番号】100206586
【氏名又は名称】市田 哲
(72)【発明者】
【氏名】ヨ テファン
(72)【発明者】
【氏名】イ ボンソプ
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC36
(57)【要約】
本発明は、通信システムで創作デザインの創作過程別イメージに関連したハッシュコードを利用して創作デザインの創作過程と創作結果物間の因果関係を証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置に関する。具体的には、本発明は絵、美術作品、衣類デザイン、商業用/非商業用デザイン、建築物のインテリアデザインなど創作デザインの創作過程中中間イメージに対するハッシュコードおよび最終イメージに対するハッシュコードを演算関数によって結合して一つの最終ハッシュ情報を生成した後、最終ハッシュ情報および最終イメージの情報を含むNFTをブロックチェーンに伝送することによって、創作デザインの創作過程中中間イメージと最終イメージ間の連関関係をデザイン創作者がデザインのブロックチェーンネットワーク上の公開時点で共に主張できる方法および装置に関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムで第1端末の動作方法において、前記第1端末は送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、
デザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを前記カメラによって撮影する過程と、前記複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影され、前記最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影され、
それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージから複数のバイナリメタデータ(binary metadata)を前記プロセッサによって抽出する過程と、
前記複数のバイナリメタデータを前記メモリに保存された第1関数に入力して複数の中間イメージハッシュ情報および最終イメージハッシュ情報を前記プロセッサによって生成する過程と、前記第1関数はハッシュ関数で構成され、
前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程と、前記第2関数は前記第2関数に入力される前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報の演算の順序によって前記最終ハッシュ情報を異なって生成するように構成され、
前記第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程と、
前記ブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードのうち一つである第2端末から前記第1NFTに対応する前記最終イメージの創作過程中に生成された前記複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを送受信機によって受信する過程と、
前記複数の中間イメージの情報、前記第1関数の情報、前記第2関数の情報、前記演算の順序の情報を含む証明応答メッセージを前記第2端末に前記送受信機によって伝送する過程を含む、
方法。
【請求項2】
それぞれの前記複数のバイナリメタデータは、それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するそれぞれのメタデータの2進の形態のデータに該当し、
それぞれの前記メタデータはそれぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するカメラ情報、撮影時間情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記演算の順序は、前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージの生成順に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記複数の中間イメージそれぞれに基づいて第1暗号キーで暗号化された(encrypted)複数の第2NFTに対する複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含み、
前記証明応答メッセージは前記複数の第2NFTに関連した情報、前記複数の第2NFTに対する暗号化を解読(decrypt)するための第2暗号キーの情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記第1関数を利用して前記複数の中間イメージそれぞれに対する前記複数の中間イメージハッシュ情報、前記複数の中間イメージハッシュ情報に基づいた複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含み、
前記証明応答メッセージは前記複数の第2ブロック情報に関連した情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記メモリは複数のハッシュ関数を保存するように構成され、
前記第2関数は前記複数のハッシュ関数のうち前記プロセッサによってランダムに選択された一つのハッシュ関数で構成された、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
通信システムで第1端末において、
送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、
前記プロセッサは請求項1に記載された方法を遂行するように構成された、第1端末。
【請求項8】
請求項1に記載された方法を遂行するように構成され、コンピュータ読み取り可能な保存媒体に記録されたコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信システムで創作デザイン結果物の創作過程別イメージのハッシュコードを利用して創作デザイン作品の創作過程と創作結果物作品間の因果関係を証明することによって創作デザイン作品のオリジナリティ、すなわち、原本性を証明し、誰が原作者であるかを証明するための方法および装置に関する。
【0002】
具体的には、本発明は絵、美術作品、商業用/非商業用デザイン、衣類デザインなど創作デザインの創作過程中中間イメージに対するハッシュコードおよび最終イメージに対するハッシュコードを関数によって結合して一つの最終ハッシュ情報を生成した後、最終ハッシュ情報および最終イメージの情報を含むNFTをブロックチェーンに伝送することによって、創作デザインの創作過程中中間イメージと最終イメージ間の連関関係をデザイン創作者がデザインのブロックチェーンネットワーク上の公開時点で共に主張し、以後最終イメージの創作過程に対する問題が発生する場合、最終イメージの創作過程中中間イメージの創作を経て最終イメージに至ったというナラティブ(Narrative)を証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
デザイン産業分野はデザインの固有性として代表される創作性が重要視され、市場の流れがはやくコピーが容易な特性を有している。
【0004】
法律に基づいてデザインを登録し保護を受けることができる手続きが設けられているが、登録まで所定の時間が必要とされる。
【0005】
また、登録デザイン権を利用して登録された創作デザインを盗用したコピーデザインに対するコピーの有無を時間的な前後関係とともに実体的証拠を利用して明瞭に明かす過程が容易でない。
【0006】
一般的に人によって創作され、視覚的要素が価値の決定に絶対的な影響を及ぼす衣類、靴、帽子、アクセサリなどの装身具、家具、各種小道具および美術品、商業用/非商業用デザインなどは、完成された最終創作作品、最終創作物または最終創作イメージを根拠に権利化が決定される。しかし「最終創作物と最終創作イメージ」のみで権利化を決定するのは該当創作物に内在されたNarrativeと創作過程上発現する中間結果物の芸術的価値を立証することができず、創作物の着想から完成までの過程上発生する中間結果物に対する創作者の権利を保護することができない。すなわち、創作物の価値は「最終創作物と最終創作イメージ」だけでなく、創作過程上発現する中間結果物の芸術的、経済的価値を原作者と著作権者の権利として保護できなければならない。
【0007】
最近第三者によって「過去に創作された美術品」を原作者または著作権者の同意なしに非代替性トークン(non-fungible token、NFT)で発行して経済的利益を追求しようとする事例が多数発行しているが、これに対する適切な制裁方法が存在していないため類似する多数の訴訟が反復的に発生している。
【0008】
デザインが盗用された事実に対して市場を構成する各構成員が明瞭に認識することができるのであれば、市場の自主的な判断によってコピーデザインから創作デザインを保護できる一つの方法となり得る。市場では正当な権利を有した真の創作デザインに対して安全に投資しようとする。すなわち、現在コピーデザインが市場で不当な利益を得ている理由は、市場でどれが真の創作デザインであるかに対して判断が出来ないためである。
【0009】
創作デザインが盗用された事実に対して、関連市場を構成する各構成員が迅速かつ明瞭にオリジナル創作デザイン作品に対する盗用または盗作デザインであることを判断して認識することができるのであれば、視覚的要素が価値の決定に絶対的な影響を及ぼす創作デザイン作品(ファッション衣類、商業美術/非商業美術など)の盗用と盗作に効果的に対応でき、原作者が創作デザイン作品に対する権利を正当に保護を受け、創作デザイン作品を活用した各種付帯事業で経済的利益を期待する投資家も比較的安全な投資ができるであろう。したがって、原作者が自身の創作物イメージと作品の使用権などを貸与または譲渡して経済的利益を期待できる適当な根拠となるであろう。現在他人の創作デザインイメージを不法的に盗作盗用して不当な経済的利益を得る事例が多数発生するなど、不法な行為が不当な利益を得る手段として使われている事例は善良な創作者らの経済的精神的被害を誘発するだけでなくこのような不当行為による社会的費用もまた増加し得るため、社会の全般に悪影響を与えるであろう。
【0010】
したがって、本発明の多様な実施例は、「デザイン創作物の唯一無二性」を証明するための方法であって、デジタルカメラを装着した移動通信デバイスとそれに内在された専用アプリケーションで「創作者を特定して認証」し、該当創作者の創作行為の過程上発生する「中間創作結果物と最終創作結果物」を多数のデジタル写真で順次撮影して記録し、この過程を経て獲得された創作作業上の「中間創作物または中間創作物イメージ」とこの過程を経て完成された「最終創作物と最終創作物イメージ」に対して各イメージのメタデータに基づいて定められた手続きと方法によって固有関数化を生成して暗号化し、これをブロックチェーンに伝送登録することによって該当創作者の創作行為全般のナラティブとともにオリジナリティを証明すると共に、創作過程上中間段階の芸術的経済的価値を証明するための方法と装置を提供する。
【0011】
著作権は創作と同時に発生し、何の手続きや方式を要求しない。これを「無方式主義」という。この点が登録出願をしてはじめて権利が発生する特許、デザイン、商標などの産業財産権と異なる点である。創作者が創作デザインに対して必ず公開をしなければならない義務がなく、ただし、創作時点の前後関係に対する問題が発生した場合、特定時点でデザインを直接創作したことを証明すれば良い。
【0012】
したがって、創作者が創作過程中中間イメージに対して不特定多数に公開を望まないので最終イメージのみを不特定多数に公開し中間イメージを公開していない状態で、創作者が特定の第三者と最終イメージの創作過程に対する言い争いが発生した場合、創作者が最終イメージの創作過程中中間イメージの創作を経て最終イメージに至ったというナラティブを証明するための方法と装置が必要であるのが実情である。
【0013】
創作者らは創作過程のイメージを別途に公開する義務がなく、最終創作イメージおよび最終結果物イメージとして作品のみを公開する。しかし、創作者によって純粋に創作された作品を第3の他人に証明できる技術的に完全無欠な方法がなく、創作過程上発生する中間過程を経て最終結果物イメージとして作品に至ったという因果関係証明に基づいたナラティブとオリジナリティ(原本性)を確認できる方法と装置が必要であるのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】韓国特許公開第10-2019-0108441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は前述した問題点を解決するために、次のような解決課題を目的とする。
【0016】
本発明は、通信システムで創作デザインの創作過程別イメージのデジタルイメージに関連したハッシュコードを利用して創作デザインの創作過程と創作結果物として作品間の因果関係を証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置を提供する。
【0017】
本発明は通信システムで非代替性トークン(non-fungible token、NFT)を利用して創作デザインの最終イメージをブロックチェーンネットワーク上に公開することによって創作時点を証明し、以後最終イメージの創作過程に対する問題、例えば、盗作盗用などにおいて実際に創作作業を遂行した者が誰なのかを確認することによって、作業に第三者が介入したかどうかを確認する問題が発生する場合、最終イメージの創作過程中中間イメージの創作を経て最終イメージに至ったというナラティブを証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置を提供する。
【0018】
本発明は絵、美術作品、衣類デザイン、商業用/非商業用デザインなど創作デザインの創作過程中中間イメージに対するハッシュコードおよび最終イメージに対するハッシュコードを演算関数によって結合して一つの最終ハッシュ情報を生成した後、最終ハッシュ情報および最終イメージの情報を含むNFTをブロックチェーンに伝送することによって、創作デザインの創作過程中中間イメージと最終イメージ間の連関関係をデザイン創作者がデザインのブロックチェーンネットワーク上の公開時点で共に主張できる方法および装置を提供する。
【0019】
本発明は創作デザインの創作過程中中間イメージに対して不特定多数に公開を望まない創作者が特定の第三者から創作デザインの最終イメージに対する創作過程に対する証明要請を受ける場合、最終イメージのNFT上含まれた最終ハッシュ情報を生成するための要素として、中間イメージ、ハッシュ関数、演算関数に対する情報を第三者に伝送して、最終イメージの創作過程中中間イメージの創作に対する証明を支援するための方法および装置を提供する。
【0020】
本発明の解決課題は以上で言及されたものに限定されず、言及されていない他の解決課題は下記の記載から当該技術分野における通常の知識を有する者が明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の多様な実施例によると、通信システムで第1端末の動作方法において、前記第1端末は送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、デザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを前記カメラによって撮影する過程と、前記複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影され、前記最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影され、それぞれの前記複数の中間イメージに対応する複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージに対応する最終イメージハッシュ情報を前記メモリに保存された第1関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程と、前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程と、前記第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程と、前記ブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードのうち一つである第2端末から前記第1NFTに対応する前記最終イメージの創作過程中に生成された前記複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを送受信機によって受信する過程と、前記複数の中間イメージの情報、前記第1関数の情報、前記第2関数の情報を含む証明応答メッセージを前記第2端末に前記送受信機によって伝送する過程を含む方法が提供される。
【0022】
本発明の多様な実施例によると、通信システムで第1端末において、送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、前記プロセッサは本発明の多様な実施例に係る第1端末の動作方法を遂行するように構成された第1端末が提供される。
【0023】
本発明の多様な実施例によると、本発明の多様な実施例に係る第1端末の動作方法を遂行するように構成され、コンピュータ読み取り可能な保存媒体に記録されたコンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0024】
本発明は通信システムで創作デザインの創作過程別イメージに関連したハッシュコードを利用して創作デザインの創作過程と創作結果物間の因果関係を証明することによって創作デザインのナラティブとオリジナリティを証明するための方法および装置を提供することができる。
【0025】
本発明は通信システムで非代替性トークン(non-fungible token、NFT)を利用して創作デザインの最終イメージをブロックチェーンネットワーク上に公開することによって創作時点を証明し、以後最終イメージの創作過程に対する問題が発生する場合、最終イメージの創作過程中中間イメージの創作を経て最終イメージに至ったというNarrativeを証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明するための方法および装置を提供することができる。
【0026】
また、本発明は絵、美術作品、衣類デザイン、商業用/非商業用デザイン、建築物のインテリアデザインなど創作デザインの創作過程中中間イメージに対するハッシュコードおよび最終イメージに対するハッシュコードを演算関数によって結合して一つの最終ハッシュ情報を生成した後、最終ハッシュ情報および最終イメージの情報を含むNFTをブロックチェーンに伝送することによって、創作デザインの創作過程中中間イメージと最終イメージ間の連関関係をデザイン創作者がデザインのブロックチェーンネットワーク上の公開時点で共に主張できる方法および装置を提供することができる。
【0027】
また、本発明は創作デザインの創作過程中中間イメージに対して不特定多数に公開を望まない創作者が特定の第三者から創作デザインの最終イメージに対する創作過程に対する証明要請を受ける場合、最終イメージのNFT上含まれた最終ハッシュ情報を生成するための要素として、中間イメージ、ハッシュ関数、演算関数に対する情報を第三者に伝送して、最終イメージの創作過程中中間イメージの創作に対する証明を支援するための方法および装置を提供することができる。
【0028】
本発明の効果は以上で言及されたものに限定されず、言及されていない他の効果は下記の記載から当該技術分野における通常の知識を有する者が明確に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の多様な実施例に係る通信システムを図示する。
【
図2】本発明の多様な実施例に係る創作者端末および使用者端末の構造を図示する。
【
図3】本発明の多様な実施例に係るシステムの信号フローチャートを図示する。
【
図4】本発明の多様な実施例に係る創作者端末の動作過程を図示する。
【
図5】本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【
図6】本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【
図7】本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【
図8】本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【
図9】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインの例示を図示する。
【
図10】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成過程を図示する。
【
図11】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成およびパブリッシング過程を図示する。
【
図12】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいた暗号化された情報の生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【
図13】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいた暗号化されたNFTの生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【
図14】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【
図15】本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいて生成されたハッシュおよびNFTの生成を通じての創作デザインのオリジナリティに対する証明過程を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施例に限定されない。
【0031】
図1は、本発明の多様な実施例に係る通信システムを図示する。
【0032】
図1を参照すると、本発明の実施例に係る通信システムは創作者端末100、使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)、ブロックチェーンネットワーク400、有線/無線通信ネットワーク500を含む。
【0033】
創作者端末100は創作デザイン200の創作者によって運営される端末である。創作者端末100は創作デザイン200に対するイメージ撮影を遂行でき、撮影されたイメージに基づいて暗号化情報を生成し、生成された暗号化情報を有線/無線通信ネットワーク500を通じてブロックチェーンネットワーク400に伝送できる端末である。創作者端末100はコンピュータ、セルラーフォン、スマートフォン、タブレットコンピュータなどのように、情報の送受信を遂行できる送受信機、情報を保存できるメモリ、情報の演算を遂行できる少なくとも一つのプロセッサ、情報を入力できる入力装置、情報を出力できる出力装置、カメラなどを含む電子装置であり得る。
【0034】
使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)はブロックチェーンネットワーク400を構成するノードに該当する端末であり、有線/無線ネットワーク500を通じてブロックチェーンネットワーク400に接続して情報を送受信できる端末である。使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)の使用者はブロックチェーンネットワーク400から創作デザイン200に対する情報を受信し、創作デザイン200に対する情報を認知することができる。使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)はコンピュータ、セルラーフォン、スマートフォン、タブレットコンピュータなどのように、情報の送受信を遂行できる送受信機、情報を保存できるメモリ、情報の演算を遂行できる少なくとも一つのプロセッサ、情報を入力できる入力装置、情報を出力できる出力装置、カメラなどを含む電子装置であり得る。
【0035】
ブロックチェーンネットワーク400はブロックチェーン技術に基づいて動作する複数のノードを意味する。ここで、ブロックチェーン技術はブロックがチェーン形態で連結された保存構造を使って管理対象となるデータをブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードに保存する分散保存技術である。ブロックチェーンネットワーク400は創作者端末100、使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)等ブロックチェーンネットワークを構成するノードのうち少なくとも一つから伝達されたトランザクションを事前に決定された合意アルゴリズムに基づいてブロック形態で保存することができる。
【0036】
ブロック形態で保存されるデータはブロックチェーンネットワーク400を構成する複数のノードによって共有され得る。ブロックチェーンネットワーク400は具現の形態により、任意のノードが合意動作を遂行できるパブリックブロックチェーンネットワークまたは事前に決定されたノードのみが合意動作を遂行できるプライベートブロックチェーンネットワークを含むことができる。
【0037】
本発明の多様な実施例に係るブロックチェーンネットワーク400で遂行される合意アルゴリズムは:PoW(Proof of Work)アルゴリズム、PoS(Proof of Stake)アルゴリズム、DPoS(Delegated Proof of Stake)アルゴリズム、PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)アルゴリズム、DBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerance)アルゴリズム、RBFT(Redundant Byzantine Fault Tolerance)アルゴリズム、Sieveアルゴリズム、Tendermintアルゴリズム、Paxosアルゴリズム、Raftアルゴリズム、PoA(Proof of Authority)アルゴリズムおよび/またはPoET(Proof of Elapsed Time)アルゴリズムを含むことができる。
【0038】
本発明の多様な実施例によると、ブロックチェーンネットワーク400でのノードは階層構造によるブロックチェーンコアパッケージによって動作することができる。前記階層構造は:ブロックチェーンネットワーク400で扱われるデータの構造を定義しデータを管理するデータ階層、ブロックの有効性を検証しブロックを生成するマイニングを遂行し、マイニング過程でマイナーに支給される手数料の処理を担当する合意階層、スマートコントラクトを処理および実行させる実行階層、P2Pネットワークプロトコル、ハッシュ関数、電子署名、エンコーディングおよび共通保存所を具現および管理する共通階層、および多様なアプリケーションが生成、処理および管理される応用階層を含むことができる。
【0039】
有線/無線通信ネットワーク500は、創作者端末100、使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)、ブロックチェーンネットワーク400が互いに信号およびデータを送受信できる通信経路を提供する。有線/無線通信ネットワーク500は特定の通信プロトコルに従う通信方式に限定されず、具現例により適切な通信方式が使われ得る。例えば、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)基礎のシステムで構成される場合、有線/無線通信ネットワーク500は有無線インターネット網で具現され得、創作者端末100、使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)、ブロックチェーンネットワーク400はセルラーネットワークまたはWLAN(wireless local area network)ネットワークのような無線網で具現され得る。
【0040】
図2は、本発明の多様な実施例に係る創作者端末および使用者端末の構造を図示する。
【0041】
図2を参照すると、本発明の多様な実施例に係る創作者端末100、使用者端末(300:300-1、300-2、...、300-n)は送受信機110、メモリ120、プロセッサ130、入力装置140、出力装置150、およびカメラ160を含む。
【0042】
送受信機110は、プロセッサ130と連結されて信号を伝送および/または受信する。送受信機110の全部または一部は送信機(transmitter)、受信機(receiver)、またはトランシーバー(transceiver)と指称され得る。送受信機110は有線接続システムおよび無線接続システムであるIEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.xxシステム、IEEE Wi-Fiシステム、3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)システム、3GPP LTE(long term evolution)システム、3GPP 5G NR(new radio)システム、3GPP2システム、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth)等多様な無線通信規格のうち少なくとも一つを支援することができる。
【0043】
メモリ120は、送受信機110、プロセッサ130、入力装置140、出力装置150と連結され、入力装置140を通じて入力された情報、送受信機110の通信を通じて受信した情報などを保存することができる。また、メモリ120はカメラ160によって撮影されたイメージの情報などを保存することができる。また、メモリ120は、プロセッサ130と連結されてプロセッサ130の動作のための基本プログラム、アプリケーション、設定情報、プロセッサ130の演算によって生成された情報などのデータを保存することができる。メモリ120は揮発性メモリ、不揮発性メモリまたは揮発性メモリと不揮発性メモリの組み合わせで構成され得る。そして、メモリ120はプロセッサ130の要請により保存されたデータを提供することができる。
【0044】
プロセッサ130は、本発明で提案した手続きおよび/または方法を具現するように構成され得る。プロセッサ130は 創作者端末100またはユーザ端末300:300-1、300-2、…、300-n)の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ130は送受信機110を通じて情報などを伝送または受信する。また、プロセッサ130はメモリ120にデータを記録し、読み込む。また、プロセッサ130は入力装置140を通じて情報の入力を受ける。また、プロセッサ130は出力装置150を通じて情報を出力する。また、プロセッサ130はカメラ160を通じてイメージを撮影する。プロセッサ130は少なくとも一つのプロセッサ(processor)を含むことができる。
【0045】
入力装置140は、プロセッサ130と連結されて情報などを入力することができる。一実施例にしたがって、入力装置140は送受信機110を通じて有線/無線通信ネットワーク500に連結された他の装置から受信した情報などを入力することができる。入力装置140はタッチディスプレイ、キーパッド、キーボードなどを含むことができる。
【0046】
出力装置150は、プロセッサ130と連結されて情報などを映像/音声などの形態で出力することができる。一実施例にしたがって、出力装置150は送受信機110を通じて有線/無線通信ネットワーク500に連結された他の装置から受信した情報などを出力することができる。出力装置150はディスプレイ、スピーカーなどを含むことができる。
【0047】
カメラ160は、プロセッサ130と連結され、前方のオブジェクトに対するイメージを撮影することができる。
【0048】
図3は、本発明の多様な実施例に係るシステムの信号フローチャートを図示する。
【0049】
S301段階で、創作者端末100はデザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを創作者端末100のカメラによって撮影する。複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影され、最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影される。
【0050】
S302段階で、創作者端末100はそれぞれの前記複数の中間イメージに対応する複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージに対応する最終イメージハッシュ情報を創作者端末100のメモリに保存された第1関数を利用して創作者端末100のプロセッサによって生成する。
【0051】
S303段階で、創作者端末100は前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して創作者端末100のプロセッサによって生成する。
【0052】
S304段階で、創作者端末100は前記第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を創作者端末100のプロセッサによって生成する。第1端末の関連情報は第1NFTの所有者情報に該当する。
【0053】
S305段階で、創作者端末100は前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワーク400に創作者端末100の送受信機によって伝送する。著作権は特許、商標などの他の知的財産権とは異なり、登録、公開などの要式行為を必須の手続きとして要さず、創作時点で生成される。したがって、創作者が不特定多数に最終イメージのみをブロックチェーンを通じて公開しても、公開されていない中間イメージに対して著作権が生じないわけではない。創作者が不特定多数に公開を所望する最終イメージのみを公開し、ただし、創作者が指定した最終イメージの創作過程で創作されていた中間イメージに基づいて生成された最終ハッシュ情報を含んでNFTを生成することによって、今後発生し得る紛争で最終イメージの創作過程中中間イメージの創作を証明できる根拠を見せることができる。
【0054】
S306段階で、ブロックチェーンネットワーク400を構成する複数のノードのうち一つである第三者端末300-1、300-2、...、300-nはブロックチェーンネットワークから前記第1ブロック情報を第三者端末300-1、300-2、...、300-nの送受信機によって受信する。
【0055】
S307段階で、第三者端末300-1、300-2、...、300-nは第1ブロック情報内の第1NFTの所有者情報に基づいて第1端末100に第1NFTに対応する最終イメージの創作過程中に生成された複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを第三者端末300-1、300-2、...、300-nの送受信機によって伝送する。
【0056】
S308段階で、創作者端末100は複数の中間イメージの情報、第1関数の情報、第2関数の情報を含む証明応答メッセージを第三者端末300-1、300-2、...、300-nに創作者端末100の送受信機によって伝送する。第三者端末300-1、300-2、...、300-nはブロックチェーンの不特定多数ではなく特定された者に該当する。創作者端末100は特定された者に中間イメージを本人の意志によって伝送することができる。
【0057】
本発明の多様な実施例によると、第2関数は第2関数に入力される複数の中間イメージハッシュ情報および最終イメージハッシュ情報の演算の順序によって最終ハッシュ情報を異なって生成するように構成され得る。演算の順序は複数の中間イメージおよび最終イメージの生成順に基づき得る。証明応答メッセージは前記演算の順序の情報をさらに含むことができる。演算の順序の情報を通じて複数の中間イメージおよび最終イメージに対する創作順を第三者端末300-1、300-2、...、300-nに知らせることができる。
【0058】
S309段階で、第三者端末300-1、300-2、...、300-nは第1ブロック情報内の第1NFTに対応する最終イメージの情報、受信した複数の中間イメージの情報、第1関数の情報、第2関数の情報に基づいて、第2最終ハッシュ情報を生成する。
【0059】
S310段階で、第三者端末300-1、300-2、...、300-nは第1ブロック情報内の第1NFTに対応する最終ハッシュ情報とS309段階で生成した第2最終ハッシュ情報の一致の有無に基づいて、最終イメージの創作過程のうち複数の中間イメージが創作されたことの証明を確認する。
【0060】
図4は、本発明の多様な実施例に係る創作者端末の動作過程を図示する。
【0061】
図4の実施例で、第1端末は創作者端末を意味し、端末は送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含む。
【0062】
図4を参照すると、S401段階で、第1端末はデザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを前記カメラによって撮影する。前記複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影される。前記最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影される。
【0063】
S402段階で、第1端末はそれぞれの前記複数の中間イメージに対応する複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージに対応する最終イメージハッシュ情報を前記メモリに保存された第1関数を利用して前記プロセッサによって生成する。第1関数は例示的に、SHA(secure hash algorithm)、例えば、SHA-256、SHA-512等が使われ得る。または第1関数は例示的に、
図5、
図6、
図7、
図8のイメージハッシュ関数のうち一つに該当し得る。本明細書に記載されたハッシュ関数は例示的なものであり、これに限定されないことは自明である。または第1関数はその他多様なハッシュ関数のうち一つに該当し得る。
【0064】
S403段階で、第1端末は前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して前記プロセッサによって生成する。第2関数は例示的に、SHA(secure hash algorithm)、例えば、SHA-256、SHA-512等が使われ得る。本明細書に記載されたハッシュ関数は例示的なものであり、これに限定されないことは自明である。または第2関数はその他多様なハッシュ関数のうち一つに該当し得る。または第2関数は例示的に、論理演算(logical operation)の組み合わせに該当し得る。論理演算(logical operation)の例示としては、AND、NOT、NAND、NORなどがある。第2関数は同じ入力値に対して入力順序によって結果値が異なるように構成され得る。
【0065】
S404段階で、第1端末は第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を前記プロセッサによって生成する。第1端末の関連情報は第1NFTの所有者情報に該当する。
【0066】
S405段階で、第1端末は前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する。
【0067】
S406段階で、第1端末は前記ブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードのうち一つである第2端末から前記第1NFTに対応する前記最終イメージの創作過程中に生成された前記複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを送受信機によって受信する。
【0068】
S407段階で、第1端末は前記第2端末に前記複数の中間イメージの情報、前記ハッシュ関数の情報、前記演算関数の情報を含む証明応答メッセージを前記第2端末に前記送受信機によって伝送する。
【0069】
本発明の多様な実施例によると、S402段階でそれぞれの前記複数の中間イメージに対応する前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージに対応する前記最終イメージハッシュ情報を前記メモリに保存された第1関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程は、それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージから複数のバイナリメタデータ(binary metadata)を前記プロセッサによって抽出する過程と、前記複数のバイナリメタデータを前記第1関数のハッシュ関数に入力して前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報を生成する過程を含むことができる。
【0070】
本発明の多様な実施例によると、それぞれの前記複数のバイナリメタデータはそれぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するそれぞれのメタデータの2進の形態のデータに該当し、それぞれの前記メタデータはそれぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するカメラ情報、撮影時間情報を含むことができる。
【0071】
本発明の多様な実施例によると、前記第2関数は前記第2関数に入力される前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報の演算の順序によって前記最終ハッシュ情報を異なって生成するように構成され得る。前記演算の順序は前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージの生成順に基づき得る。前記証明応答メッセージは前記演算の順序の情報をさらに含むことができる。前記演算の順序の情報を通じて前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対する創作順を第2端末に知らせることができる。
【0072】
本発明の多様な実施例によると、第2関数は複数の入力値が順序に沿って入力され得るハッシュ関数で構成され得、複数の入力値の順序によって結果値が異なって出力されるように構成され得る。例えば、複数の中間イメージハッシュ情報がh1、h2、...、hn-1であり、最終イメージハッシュ情報がhnであるとき、H(h1、h2、...、hn-1、hn)=hn+1で導き出すことができる。Hはハッシュ関数である第2関数に該当し、hn+1は最終ハッシュ情報に該当し得る。複数の中間イメージハッシュ情報h1、h2、...、hn-1および最終イメージハッシュ情報hnが第2関数Hに入力される順序は複数の中間イメージおよび最終イメージの創作順によって定められ得る。創作者である第1端末の使用者が第2関数Hにh1、h2、...、hn-1、hnの入力順序を定め、これを第2端末に知らせることによって、複数の中間イメージおよび最終イメージの創作順を証明することができる。
【0073】
本発明の多様な実施例によると、
図4の実施例は、前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記複数の中間イメージそれぞれに基づいて第1暗号キーで暗号化された(encrypted)複数の第2NFTに対する複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程;前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含むことができる。本発明の多様な実施例によると、前記証明応答メッセージは前記複数の第2NFTに関連した情報、前記複数の第2NFTに対する暗号化を解読(decrypt)するための第2暗号キーの情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含むことができる。
【0074】
本発明の多様な実施例によると、
図4の実施例は、前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記第1関数を利用して前記複数の中間イメージそれぞれに対する前記複数の中間イメージハッシュ情報、前記複数の中間イメージハッシュ情報に基づいた複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程;前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含むことができる。本発明の多様な実施例によると、前記証明応答メッセージは前記複数の第2ブロック情報に関連した情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含むことができる。
【0075】
本発明の多様な実施例によると、前記メモリは複数のイメージハッシュ関数と複数の演算関数を保存するように構成され得る。前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報は前記複数のイメージハッシュ関数のうち前記プロセッサによってランダムに選択された一つのイメージハッシュ関数である前記第1関数を利用して生成され得る。前記最終ハッシュ情報は前記複数の論理演算(logical operation)の組み合わせのうち前記プロセッサによってランダムに選択された一つの組み合わせである前記第2演算関数を利用して生成され得る。本発明の多様な実施例によると、複数のハッシュ関数は
図5、
図6、
図7、
図8のイメージハッシュ関数のうち一つ以上を含むことができる。
【0076】
本発明の多様な実施例によると、前記第2関数は複数個の論理演算(logical operation)の組み合わせで構成され得る。論理演算(logical operation)の例示としては、AND、NOT、NAND、NORなどがある。第2関数は論理演算組み合わせの演算の順序によって結果値が異なるように構成され得る。
【0077】
本発明の多様な実施例によると、前記メモリは複数の第1関数と複数の第2関数を保存するように構成され得る。前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報は前記複数の第1関数のうち前記入力装置によって入力された使用者の第1入力信号によって選択された一つの第1関数を利用して生成され得る。
【0078】
前記最終ハッシュ情報は前記複数の第2関数のうち前記入力装置によって入力された使用者の第2入力信号によって一つの第2関数を利用して生成され得る。
【0079】
本発明の多様な実施例によると、通信システムで第1端末において、送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、前記プロセッサは
図4の実施例に係る第1端末の動作方法を遂行するように構成された端末が提供される。
【0080】
本発明の多様な実施例によると、
図4の実施例に係る第1端末の動作方法を遂行するように構成され、コンピュータ読み取り可能な保存媒体に記録されたコンピュータプログラムが提供される。
【0081】
図5は、本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【0082】
図5はイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示として、AVERAGE HASHとBLOCK HASHを図示する。
【0083】
平均ハッシュ(AVERAGE HASH)アルゴリズムは、まずソースイメージをグレースケールに変換してから縮小する。例えば、64ビットハッシュを生成するためにイメージを8×8ピクセルに縮小する。次に、イメージのすべての灰色値の平均を計算した後、左側から右側にピクセルを一つずつ検査する。灰色値が平均より大きければハッシュに1が追加され、そうでなければ0が追加される。
図5の例示的なソースイメージにAVERAGE HASHを適用すると、0000000000010000000000000010000001000010100001101111111111111110のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0084】
ブロックハッシュ(BLOCK HASH)アルゴリズムは、ソースイメージをブロックに分けて各ブロックに対して1または0の値を生成する。このような値は左側から右側に順にハッシュに結合される。64ビットハッシュが必要であるのでイメージを64ブロックに分ける。
図5の例示的なソースイメージにBLOCK HASHを適用すると、0011100010011100000011100110001101000011100001110100001011100110のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0085】
図6は、本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【0086】
図6はイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示として、DIFFERENCE HASHとMEDIAN HASHを図示する。
【0087】
差値ハッシュ(DIFFERENCE HASH)アルゴリズムは平均ハッシュアルゴリズムに類似するように差ハッシュアルゴリズムは最初に入力イメージで灰色調のイメージを生成し、この場合には9x8ピクセルに縮小される。各行で最初の8個のピクセルは左側から右側に順次検査され、平均ハッシュアルゴリズムに類似するように64ビットハッシュを生成する。
図6の例示的なソースイメージにDIFFERENCE HASHを適用すると、1111000000110000101110001100111010000110010011001000111010001110のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0088】
中央値ハッシュ(MEDIAN HASH)アルゴリズムは平均値と比較せずに中央値と比較するという点を除いては平均ハッシュ(AVERAGE HASH)アルゴリズムに似ているように作動する。
図6の例示的なソースイメージにMEDIAN HASHを適用すると、0000000010011100000011000110001101000010100001111111111111111111のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0089】
図7は、本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【0090】
図7はイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示として、PERCEPTUAL HASHを図示する。
【0091】
知覚的ハッシュ(PERCEPTUAL HASH)アルゴリズムは知覚ハッシュアルゴリズムも初期にグレースケールイメージを計算し縮小する。
図6の例示では、引数4を要求するので8*4x8*4、すなわち32x32イメージに縮小した。このイメージに離散コサイン変換を、最初は行別に、以後は列別に適用する。
【0092】
離散コサイン変換は次の通りである:
【0093】
【0094】
高い頻度のピクセルはもう左側上端の角に位置するのでイメージを左側上端8x8ピクセルで切る。次に、このイメージで灰色値の中央値を計算し、中央値ハッシュアルゴリズムに類似するようにイメージでハッシュ値を生成する。
【0095】
図7の例示的なソースイメージにPERCEPTUAL HASHを適用すると、Hash:1010010010101101100110011011001101100010100100000111011010101110のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0096】
図8は、本発明の多様な実施例に係るイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示を図示する。
【0097】
図8はイメージに適用可能なイメージハッシュ関数の例示として、WAVELET HASHを図示する。
【0098】
ウェーブレットハッシュ(WAVELET HASH)アルゴリズムは平均ハッシュアルゴリズムに類似するようにウェーブレットハッシュアルゴリズムも8×8大きさの灰色値イメージを生成する。次に、2次元ウェーブレット変換がイメージに適用される。テスト結果、最も上の行を0に設定し、すなわち黒に設定してウェーブレット変換を3回再び適用すると結果が向上すると示された。次に、知覚ハッシュアルゴリズムに類似するように各ピクセルを中央値と比較してハッシュを計算する。
【0099】
図8の例示的なソースイメージにWAVELET HASHを適用すると、Hash:0000010110111001111110011111101111111010000000000000011100000101のハッシュコード(すなわち、ハッシュ情報)が生成される。
【0100】
図9は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインの例示を図示する。
【0101】
図9を参照すると、例示的な創作過程別創作デザインとして、4段階のイメージが図示される。動機イメージ(Motivation cut)は最初に創作デザインの発想または動機が投影されたイメージに該当する。コンセプトスケッチ(Concept sketch)は創作デザインに対するコンセプトが示されたイメージに該当する。具体化されたドローイング(Detailed drawing)は創作デザインの具体的な細部事項が示されたイメージに該当する。最終デザイン(Finished design)は商品に適用され得る程度に完成された最終イメージに該当する。本発明の多様な実施例によると、創作過程別創作デザインは手で描いたドローイングに対する撮影イメージ、コンピュータデザインプログラムを利用する場合はスクリーンショットまたは保存イメージファイルなど多様な形態のデザインイメージを含むことができる。本発明の多様な実施例によると、創作過程別創作デザインはデザインの構図、デザインの構成別配置、原反の製織デザイン、ボタンの形態および位置など多様なデザイン的な特徴を含むことができる。
【0102】
図9の創作過程別創作デザインに対する情報をブロックチェーンネットワークを通じて共有することによって、創作者は創作デザインに対する直接的因果関係を証明することができる。
【0103】
創作者は創作デザインの創作過程が現れるように、
図9の例示のような設定された個数の過程別創作デザインイメージに対して非代替性トークン(non-fungible token、NFT)を発行することによって、NFTの所有者である創作者本人がNFTの内容である創作過程別創作デザインを創作したことを証明することができる。
【0104】
また、創作者は絵、美術作品、衣類デザイン、商業用/非商業用デザインなど創作デザインの創作過程中中間イメージに対するハッシュコードおよび最終イメージに対するハッシュコードを演算関数によって結合して一つの最終ハッシュ情報を生成した後、最終ハッシュ情報および最終イメージの情報を含むNFTをブロックチェーンに伝送することによって、創作デザインの創作過程中中間イメージと最終イメージ間の連関関係をデザイン創作者がデザインのブロックチェーンネットワーク上の公開時点で共に主張し、以後最終イメージの創作過程に対する問題が発生する場合、創作過程から創作デザインのオリジナリティを証明することができる。
【0105】
図10は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成過程を図示する。
【0106】
図10を参照すると、それぞれの創作過程別創作イメージからメタデータを生成し、生成されたメタデータに対して暗号化を遂行し、暗号化されたイメージ情報に基づいてハッシュ情報を生成する過程が図示される。
【0107】
生成されたハッシュ情報はブロックチェーンネットワークに直ちにブロック情報として伝送してブロックチェーンを共有するノードに共有され得、また、ハッシュ情報に基づいてNFTを生成した後、NFTの形態でブロックチェーンネットワークに伝送することもできる。
【0108】
ハッシュ情報またはNFTはいずれも暗号キーによって暗号化された形態のイメージ情報を含むだけである。この後、創作者がデザインの公開を希望する時点で暗号キーの情報をブロックチェーンネットワークに伝送することによってブロックチェーンに連結されたノードは暗号化されたイメージを暗号キーで復号化した後イメージを閲覧することができる。
【0109】
イメージ情報内のイメージの撮影日時に対するタイムスタンプがあり、ブロックチェーンネットワークにハッシュ情報またはNFTが最初にアップロードされた時間情報が共有されるので、それぞれの創作過程別創作イメージのオリジナリティを証明するために創作時点がいつなのかに対する情報を証明することができる。
【0110】
図11は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成およびパブリッシング過程を図示する。
【0111】
図11を参照すると、創作過程別イメージに対してデザインの創作後イメージを撮影するとすぐに暗号化を遂行し、ハッシュ、ブロック情報を生成し、生成されたハッシュ、ブロック情報をブロックチェーンネットワークにアップロードすることによってブロックチェーンネットワークに公開することができる。
【0112】
また、創作が完成された後、選択された複数の創作過程別イメージに対して暗号化後NFTを生成することができる。NFTはブロックチェーンを通じてそれぞれのノードに共有され得る。ただし、NFTの所有者が創作者自身に設定されるので、NFTの所有権証明を通じて該当創作デザインに対するオリジナル創作者であることを証明することができる。創作者は暗号化されたイメージを含んだNFTをブロックチェーンにアップロードした後、創作者が所望する公開時点で暗号化に対して解読(decrypt)できるキーの情報をブロックチェーンにアップロードすることができる。これを通じて、NFTの最初のアップロードを通じて創作時点を証明しながらも、公開時点を創作者本人が所望する時点に設定することができる。また、この後、新しい第2NFTを創作イメージに基づいてパブリッシングしながら、新しい第2NFTを関連情報で最初に暗号化された創作デザインが含まれたNFTおよび解読キーの情報を含むように設定することができる。
【0113】
さらに、創作デザインが適用された製品、創作者と創作デザインに対して使用権契約を結んだ実施権者、実施権者が生産した製品のそれぞれに対して第3NFTを新しく生成および発行しながら創作デザインの適用の有無、合法的にデザイン使用権を受けた実施権者の有無、実施権者の生産可否を証明することができる。この時に発行される第3NFTは最初に暗号化された創作デザインが含まれたNFTおよび解読キーの情報を含むように設定することができる。
【0114】
図12は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいた暗号化された情報の生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【0115】
図12を参照すると、創作過程デザインを撮影した創作過程イメージを暗号化するにおいて順序を創作者本人が選定するか、またはコンピュータ基盤のランダム順の配列で決定することができる。これに伴い、選択された創作過程別イメージ1、2、3、4に対して順次的な暗号化または2、3、1、4のようにランダムに暗号化の順序を決めることができる。このような暗号化の順序の不規則性はさらに高い水準のセキュリティを達成することができる。
【0116】
図13は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいた暗号化されたNFTの生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【0117】
図13を参照すると、創作者は創作過程中創作過程別デザインに対してイメージ撮影をし、イメージ撮影された時点に対するタイムスタンプ情報を通じて創作過程中それぞれの中間デザインに対する創作時点を証明することができる。
【0118】
創作者は創作過程中撮影した多数のイメージのうち創作過程の発展過程をよく示すことができる複数のイメージを選択することができる。本発明の図面では例示的に4個の中間デザインに対するイメージを示したが、これは例示的な個数に過ぎず、4個に限定されない。
【0119】
それぞれの中間デザインはMotivation cut、Concept sketch、Detailed Drawing、Finished designのうちの一つに該当し得る。
【0120】
それぞれの中間デザインに対するイメージ撮影後、それぞれのイメージに対するメタ情報が生成され得る。メタ情報はイメージ撮影者、すなわち、創作者の情報を含むことができる。また、メタ情報はイメージが撮影された日時に対するタイムスタンプ情報を含むことができる。また、メタ情報はイメージが撮影された位置に対するGPS情報を含むことができる。
【0121】
それぞれの複数のイメージに対する情報は創作者が定めた順序によって、またはコンピュータ基盤ランダム関数によって決定された順序によって時間の順序にかかわらず再配列され得る。再配列された複数のイメージに対して暗号化を遂行し、暗号化された情報に対してNFTを生成することができる。または創作順によって、すなわち、それぞれの写真イメージの生成順によって暗号化を遂行し、暗号化された情報に対してNFTを生成することができる。
【0122】
生成されたNFTをブロックチェーンネットワークに伝送することによってNFTを発行することができる。
【0123】
ブロックチェーンネットワークを構成する多数のノードはNFTを受信できるが、解読のためのキーがなければ暗号化されたイメージをアクセスするだけであるので、創作デザインが分からない。
【0124】
この後、創作者が解読のためのキーに対する情報を創作者が設定した公開時点でブロックチェーンネットワークに伝送することによって、NFT内暗号化されたイメージに対して多数のノードが暗号を解読してイメージを閲覧できるようになる。
【0125】
創作者はNFT内イメージのメタ情報を通じてそれぞれの創作過程別デザインに対して創作時点および創作者に該当することを証明することによってオリジナリティを証明することができる。
【0126】
創作者が直接自身のスマートフォンなどの端末装置を利用してデザインの創作過程中の中間デザインに対して複数のイメージを撮影して各イメージファイルのメタ情報を関数化し、これに基づいて一つのハッシュコードを生成することができる。創作者はハッシュコードをブロックチェーンネットワークにアップロードし、完成された最終イメージをNFT化して作家と創作デザイン間の直接的因果関係を証明することができる。
【0127】
創作デザインのハッシュ値はブロックチェーンネットワークに伝送するが、創作物の最終イメージは非公開NFT化し、公開の有無は創作者が決定することができる。したがって、創作デザインのイメージが公開される前にブロックチェーンに創作デザインの創作過程を証明したハッシュ値を伝送し、以後ハッシュ値の伝送時点を証明することによって創作過程中中間イメージに対するオリジナリティを証明できる。創作過程は創作者の端末に記録があり、最終ハッシュ値を伝送したログ情報が創作者の端末に残っているので、最終創作デザインのイメージを公開せずとも創作デザインのオリジナリティの証明が可能である。すなわち、ハッシュ値はブロックチェーンネットワークに伝送公開されるが、因果関係が証明された完成されたイメージは創作者の端末に保存され得る。
【0128】
図14は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいたNFTの生成およびブロックチェーンアップロード過程を図示する。
【0129】
図14は、本開示の多様な実施例にしたがって創作過程イメージと最終イメージ間の因果性を証明するための例示的な過程を図示する。
図14の実施例のすべての過程は創作者が創作者端末によって遂行できる。創作者端末は有無線通信が可能なコンピュータデバイスであって、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータなどに該当し得る。
【0130】
図14を参照すると、創作者は創作作業後最終デザインに達するための過程として、第1デザイン、第2デザイン、第3デザイン、第4デザインの中間デザインそれぞれを創作するたびにアプリケーションの創作者本人認証後、それぞれの中間デザインに対する写真撮影またはデジタルイメージキャプチャを遂行する。中間デザインに対する写真撮影またはデジタルイメージキャプチャは中間デザインそれぞれの創作直後に遂行されるので、中間デザインそれぞれの創作時点で遂行されたものと仮定される。
【0131】
中間デザインそれぞれに対する写真撮影またはキャプチャを通じて中間デザインそれぞれに対する第1メタデータ、第2メタデータ、第3メタデータ、第4メタデータが生成される。
【0132】
それぞれの第1メタデータ、第2メタデータ、第3メタデータ、第4メタデータに基づいて第1ハッシュ、第2ハッシュ、第3ハッシュ、第4ハッシュを生成する。
【0133】
創作者の選択により、中間デザインそれぞれに対する写真撮影またはキャプチャに基づいて第1デザインNFT、第2デザインNFT、第3デザインNFT、第4デザインNFTが生成される。創作者の選択により、第1デザインNFT、第2デザインNFT、第3デザインNFT、第4デザインNFTはブロックチェーンネットワークにアップロードされ得る。創作者の選択により、第1デザインNFT、第2デザインNFT、第3デザインNFT、第4デザインNFTは中間デザインそれぞれに対する写真撮影またはキャプチャに対して暗号化されたイメージ情報に基づいて生成され得る。創作者の選択により、中間デザインそれぞれは公開または非公開され得る。
【0134】
中間デザインに基づいて最終デザインに達する創作作業が終了した後、創作者は完成された最終デザインに対して写真撮影またはデジタルイメージキャプチャを遂行する。中間デザインに対する第1ハッシュ、第2ハッシュ、第3ハッシュ、第4ハッシュに基づいて第5ハッシュを生成する。
【0135】
創作者は最終デザインに対する写真撮影またはデジタルイメージキャプチャ、第5ハッシュに基づいて最終デザインNFTを生成する。最終デザインNFTはNFTの所有者情報として創作者の情報または創作者端末の情報を含む。最終デザインNFTはブロックチェーンネットワークにアップロードされる。
【0136】
最終デザインNFTのブロックチェーンネットワーク上アップロードによってブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードに最終デザインのイメージおよび第5ハッシュが共有される。
【0137】
今後最終デザインに対する創作過程に対して誰かから創作者または創作者端末に要請が受信される場合、創作者は第5ハッシュが第1ハッシュ、第2ハッシュ、第3ハッシュ、第4ハッシュから生成されたことを証明し、また、第1ハッシュ、第2ハッシュ、第3ハッシュ、第4ハッシュが第1デザイン、第2デザイン、第3デザイン、第4デザインから生成されたことを証明することによって、最終デザインが第1デザイン、第2デザイン、第3デザイン、第4デザインから創作されたことを証明することができる。
【0138】
図15は、本発明の多様な実施例に係る創作過程別創作デザインに基づいて生成されたハッシュおよびNFTの生成を通じての創作デザインのオリジナリティに対する証明過程を図示する。
【0139】
図15を参照すると、創作過程上生成される多数のイメージファイルに創作者が自ら生成した暗号コードを各々挿入して「順次的な可逆性関数」を生成し、これを最終的な一つのハッシュ関数に変換してブロックチェーンにアップロードする。このような過程を経て創作物のデザイン著作権を登録保護すると共に、創作過程の最終結果物をNFTで発行することができる。すなわち、創作過程を可逆性関数で各々生成し、最終創作結果物も可逆性関数で生成して、これに基づいて最終的Hash codeに対するブロックを生成し、これに基づいてNFTを生成する。
【0140】
創作過程デザインを撮影した多数のデジタルイメージのメタデータ(Devcie ID、位置情報、撮影時間情報(timestamp)、イメージ解像度などの品質情報など)にそれぞれ創作者本人が自ら生成した暗号値を挿入(insert)して可逆性関数を生成し、最終結果物のデジタルイメージも同じ方法で可逆性関数を生成し、これを最終的ハッシュ(hash)を生成し、これをブロックチェーンにアップロードする。
【0141】
また、NFTに基づいてオンラインコマースマーケット上販売される衣類のデザイン、またはメタバースプラットフォーム上アバターに適用される衣装のデザインに適用することができる。例えば、オリジナルNFTの所有権をオリジナルデザインの創作者に帰属するようにし、該当デザインに基づいて販売されるオンラインコマースマーケット上衣類またはメタバースプラットフォーム上アバターに適用される衣装アイテムの購入者にオリジナルNFTに派生するNFTを生成して衣類または衣装アイテムと共に所有権を移転することができる。例えば、派生するNFTはオリジナルNFTの関連情報、オリジナル創作者の電子署名などの情報を含むことができる。これによって、オンラインコマースマーケット上衣類またはメタバースプラットフォーム上アバターに適用される衣装アイテムの購入者は該当衣類または衣装アイテムがオリジナルデザインに基づくことの証明を受けることができる。
【0142】
本発明の多様な実施例は、商品の市場価値の決定において視覚的デザイン要素が決定的影響力として作用する衣類、靴、アクセサリ、帽子、カバン、時計、図(painting)、造形物(sculpture)等の美術品、商業用/非商業用デザインなどに関連してデザインの創作時点を証明することによって、創作デザインのオリジナリティを証明するための方法と装置に関する。
【0143】
既存のデザイン関連ブロックチェーンを利用した方法は、完成されたデザインまたは完成された形状に対する登録および権利化を基本としている。しかし、このような方法は創作者と創作デザイン間の直接的な因果関係を客観的(技術的)に立証できないだけでなく、完成されたデザインまたは創作過程中のデザインのスケッチや形状を創作者の同意なしに模写または模倣するなどの不正行為を防止することができず、不正行為の客観的な立証方法も存在しない。
【0144】
最近ブロックチェーン、メタバース、仮想通貨などの新技術と共に美術作品、デジタル音源、商業用/非商業用デザインなどDigitizingが可能なすべてのコンテンツの唯一無二性を証明するというNFTの登場によって既存の著作権登録保護の技術的限界性を克服できるという期待が高まっていたが、かえって著作権者の承認と同意なしに他人の作品をNFTで発行したり模写品または偽作をNFTで発行するなどの副作用事例が現れている。このような問題は、すでに「完成されたイメージまたは形状」を根拠に著作権登録および権利化をしなければならない今日の著作権登録保護システムの論理的限界点を克服できないと共に、これに基づいて発行されるNFTも創作者と創作物の直接的因果関係に基づいた明白な唯一無二性の証明に根本的な限界点があると見ることができる。
【0145】
繊維ファッション産業の場合は、季節により新しいデザインと商品が創作、生産、流通する非常にはやい市場の流れを見せている分野である。現在のデザイン著作権体系により登録および権利化までに必要とされる法的手続きと所要時間などを考慮してみる時、ファストファッションが主導する繊維ファッション産業に適していないだけでなく、慣性的に発生するデザインの盗用と盗作など、市場健全性き損行為によって創作者の経済的精神的な被害が頻繁に発生し、相当な規模の社会的費用が発生し得る。それだけでなく、産業生態系の全般的な質的成長を妨害する要素として認識されているが、現在の著作権登録と権利化システムはその合理的な代案となれないということが立証された。
【0146】
最近登場したNFT技術の場合、創作者の承認なしに第三者が無断でNFTを発行して経済的な便益を図るなどの著作権侵害不正行為も防ぐことができない。したがって、本発明はこのような問題点を解決するために、「創作過程上の中間結果物イメージと最終創作結果物イメージ」を関数化し、これを一つのハッシュに変換して創作過程と創作結果物間の因果性をDigitizingし、明確に証明できるようにブロックチェーンにアップロードして創作物の著作権を保護することができる。
【0147】
本発明の多様な実施例は、デザインの創作者であるかどうかおよび創作時点を証明することによって創作デザインのオリジナリティを証明する方法を提案する。創作者がカメラを含む端末装置を利用して創作過程中の中間デザインを創作過程中順次撮影し、デザイン創作過程の起承転結を見せることができる複数の中間デザインおよび最終デザインに対するイメージファイルメタ情報に基づいて複数のハッシュ情報を生成し、これをブロックチェーンにアップロードしてNFTで発行することができる。
【0148】
本発明の多様な実施例は、創作者本人と創作デザインの直接的因果関係を証明し、創作デザインが適用されて流通された商品に対してもそれぞれオリジナルデザインのNFTに関連した新しいNFTを発行し、商品購入者に新しく発行したNFTの所有権を共に移転することによって、それぞれの流通された商品に対してオリジナルデザインの適用の有無を証明できるようにすることにその目的がある。
【0149】
ハードウェアを利用して本発明の実施例を具現する場合には、本発明を遂行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)またはDSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)等が本発明のプロセッサに備えられ得る。
【0150】
一方、前述した方法は、コンピュータで実行され得るプログラムで作成可能であり、コンピュータ読み取り可能媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現され得る。また、前述した方法で使われたデータの構造はコンピュータ読み取り可能な保存媒体に種々の手段を通じて記録され得る。本発明の多様な方法を遂行するための実行可能なコンピュータコードを含む保存デバイスを説明するために使われ得るプログラム保存デバイスは、搬送波(carrier waves)や信号のように一時的な対象は含むものと理解されてはならない。前記コンピュータ読み取り可能な保存媒体はマグネチック保存媒体(例えば、ロム、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM、DVDなど)のような保存媒体を含む。
【0151】
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素または特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものと考慮されるべきである。各構成要素または特徴は他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施され得る。また、一部の構成要素および/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。発明の実施例で説明される動作の順序は変更され得る。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれ得、または他の実施例の対応する構成または特徴と取り替えられ得る。特許請求の範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項として含ませ得ることは自明である。
【0152】
本発明が本発明の技術的思想および本質的な特徴を逸脱することなく他の形態で具体化され得ることは、本発明が属した分野の通常の技術者に明白であろう。したがって、前記実施例は制限的なものではなく、例示的なすべての観点から考慮されるべきである。本発明の権利範囲は添付された請求項の合理的解釈および本発明の均等な範囲内の可能なすべての変化によって決定されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0153】
本発明は通信システムで創作デザイン結果物の創作過程別イメージのハッシュコードを利用して創作デザイン作品の創作過程と創作結果物作品間の因果関係を証明することによって、創作デザイン作品のオリジナリティ、すなわち、原本性を証明し、誰が原作者であるかを証明するための方法および装置に関する。
【符号の説明】
【0154】
100:創作者端末
110:送受信機
120:メモリ
130:プロセッサ
140:入力装置
150:出力装置
160:カメラ
200:創作デザイン
300(300-1、300-2、…、300-n):使用者端末
400:ブロックチェーンネットワーク
500:有線/無線通信ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2024-05-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムで第1端末の動作方法において、前記第1端末は送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、
デザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを前記カメラによって撮影する過程と、前記複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影され、前記最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影され、
それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージから複数のバイナリメタデータ(binary metadata)を前記プロセッサによって抽出する過程と、
前記複数のバイナリメタデータを前記メモリに保存された第1関数に入力して複数の中間イメージハッシュ情報および最終イメージハッシュ情報を前記プロセッサによって生成する過程と、前記第1関数はハッシュ関数で構成され、
前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程と、前記第2関数は前記第2関数に入力される前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報の演算の順序によって前記最終ハッシュ情報を異なって生成するように構成され、
前記第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程と、
前記ブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードのうち一つである第2端末から前記第1NFTに対応する前記最終イメージの創作過程中に生成された前記複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを送受信機によって受信する過程と、
前記複数の中間イメージの情報、前記第1関数の情報、前記第2関数の情報、前記演算の順序の情報を含む証明応答メッセージを前記第2端末に前記送受信機によって伝送する過程を含む、
方法。
【請求項2】
それぞれの前記複数のバイナリメタデータは、それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するそれぞれのメタデータの2進の形態のデータに該当し、
それぞれの前記メタデータはそれぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージに対するカメラ情報、撮影時間情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記演算の順序は、前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージの生成順に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記複数の中間イメージそれぞれに基づいて第1暗号キーで暗号化された(encrypted)複数の第2NFTに対する複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含み、
前記証明応答メッセージは前記複数の第2NFTに関連した情報、前記複数の第2NFTに対する暗号化を解読(decrypt)するための第2暗号キーの情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の中間イメージそれぞれに対して撮影が遂行されるとすぐに、前記第1関数を利用して前記複数の中間イメージそれぞれに対する前記複数の中間イメージハッシュ情報、前記複数の中間イメージハッシュ情報に基づいた複数の第2ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記複数の第2ブロック情報それぞれが生成されるとすぐに、前記複数の第2ブロック情報それぞれを前記ブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程をさらに含み、
前記証明応答メッセージは前記複数の第2ブロック情報に関連した情報、前記複数の第2ブロック情報それぞれが前記ブロックチェーンネットワークに伝送された時間に基づいた前記複数の中間イメージそれぞれの創作時間の情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記メモリは複数のハッシュ関数を保存するように構成され、
前記第2関数は前記複数のハッシュ関数のうち前記プロセッサによってランダムに選択された一つのハッシュ関数で構成された、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
通信システムで第1端末において、
送受信機、メモリ、プロセッサ、入力装置、出力装置、カメラを含み、
前記メモリは前記プロセッサによって遂行される動作に対する指示(instruction)を保存し、
前記動作は、
デザインの創作過程別複数の中間イメージおよび一つの最終イメージを前記カメラによって撮影する過程と、前記複数の中間イメージは前記デザインの創作過程別創作時間に撮影され、前記最終イメージは前記デザインの最終的な創作時間に撮影され、
それぞれの前記複数の中間イメージおよび前記最終イメージから複数のバイナリメタデータ(binary metadata)を前記プロセッサによって抽出する過程と、
前記複数のバイナリメタデータを前記メモリに保存された第1関数に入力して複数の中間イメージハッシュ情報および最終イメージハッシュ情報を前記プロセッサによって生成する過程と、前記第1関数はハッシュ関数で構成され、
前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報に基づく最終ハッシュ情報を前記メモリに保存された第2関数を利用して前記プロセッサによって生成する過程と、前記第2関数は前記第2関数に入力される前記複数の中間イメージハッシュ情報および前記最終イメージハッシュ情報の演算の順序によって前記最終ハッシュ情報を異なって生成するように構成され、
前記第1端末の関連情報、前記最終イメージの情報および前記最終ハッシュ情報に基づく第1NFT(non-fungible token)に対する第1ブロック情報を前記プロセッサによって生成する過程と、
前記第1ブロック情報をブロックチェーンネットワークに前記送受信機によって伝送する過程と、
前記ブロックチェーンネットワークを構成する複数のノードのうち一つである第2端末から前記第1NFTに対応する前記最終イメージの創作過程中に生成された前記複数の中間イメージに対する証明要請メッセージを送受信機によって受信する過程と、
前記複数の中間イメージの情報、前記第1関数の情報、前記第2関数の情報、前記演算の順序の情報を含む証明応答メッセージを前記第2端末に前記送受信機によって伝送する過程を含む、第1端末。
【国際調査報告】