(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-19
(54)【発明の名称】モニタスキップ方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0457 20230101AFI20250212BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20250212BHJP
H04W 74/0833 20240101ALI20250212BHJP
【FI】
H04W72/0457 110
H04W72/232
H04W74/0833
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541025
(86)(22)【出願日】2022-01-10
(85)【翻訳文提出日】2024-07-08
(86)【国際出願番号】 CN2022071114
(87)【国際公開番号】W WO2023130470
(87)【国際公開日】2023-07-13
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヤンフア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA44
5K067CC02
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF02
(57)【要約】
本開示の実施例は、モニタスキップ方法を提供し、方法は基地局によって実行され、方法は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップであって、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む。このように、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末がプライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示するため、前記端末は、前記PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタするか又はモニタしないかを決定することができ、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアで常にPDCCHをモニタする必要がある方式に比べて、電力を節約し、前記端末の航続時間を向上させることができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニタスキップ方法であって、基地局によって実行され、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
モニタスキップ方法。
【請求項2】
前記物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記PDCCHモニタスキップ情報を前記端末に送信するステップを含む、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項3】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、
前記PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ、を指示する、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項4】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、前記端末が前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つ前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する、
請求項3に記載のモニタスキップ方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップをさらに含む、
請求項3に記載のモニタスキップ方法。
【請求項6】
前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、
前記PDCCHスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタすること、
又は、
前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすること、を指示する、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項7】
前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップをさらに含む、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項9】
前記PDCCHスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスをし、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすると決定することを早期終了すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記端末から送信された支援情報を受信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップをさらに含む、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項11】
前記支援情報は、
前記セコンダリセルグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む、
請求項10に記載のモニタスキップ方法。
【請求項12】
モニタスキップ方法であって、端末によって実行され、
基地局から送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を受信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
モニタスキップ方法。
【請求項13】
前記基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップは、
前記プライマリキャリアで、前記基地局から送信された前記PDCCHモニタスキップ情報を受信するステップを含む、
請求項12に記載のモニタスキップ方法。
【請求項14】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、
前記PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つの前記セコンダリキャリアグループ、を指示する、
請求項12に記載のモニタスキップ方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定するステップをさらに含む、
請求項14に記載のモニタスキップ方法。
【請求項16】
前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項14に記載のモニタスキップ方法。
【請求項17】
前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、
前記方法は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタするステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップするステップをさらに含む、
請求項12に記載のモニタスキップ方法。
【請求項18】
前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される、
請求項17に記載のモニタスキップ方法。
【請求項19】
前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項17に記載のモニタスキップ方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップをさらに含む、
請求項17に記載のモニタスキップ方法。
【請求項21】
支援情報を前記基地局に送信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップをさらに含む、
請求項12に記載のモニタスキップ方法。
【請求項22】
前記支援情報は、
前記セコンダリセルグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む、
請求項21に記載のモニタスキップ方法。
【請求項23】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュールを含む、
モニタスキップ装置。
【請求項24】
基地局から送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を受信するための受信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュールを含む、
モニタスキップ装置。
【請求項25】
通信デバイスであって、
メモリと、
前記メモリに接続され、前記メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、請求項1乃至11又は12乃至22のいずれかに記載の方法を実現するように構成されるプロセッサと、を含む、
通信デバイス。
【請求項26】
コンピュータ実行可能な命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行される場合、請求項1乃至11又は12乃至22のいずれかに記載の方法が実現される、
コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術の分野に関するが無線通信技術の分野に限定されず、特にモニタスキップ方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
キャリアアグリゲーション方式では、異なるキャリア同士が互いに連携し、且つプライマリキャリアとセコンダリキャリアに分けられる。プライマリキャリアは、シグナリングを運んでその他のキャリアのキャリアを管理するために用いられ、プライマリセル(Pcell、Primary cell)に対応する。セコンダリキャリアは、帯域幅の補強レートを拡張するために用いられ、セコンダリセル(Scell、Secondary cell)に対応する。
【0003】
関連シーンでは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアをモニタする必要があり、しかし、セコンダリキャリアについて、伝送するデータ量が相対的に少なく又は伝送速度がより速く、そのため、プライマリキャリアとセコンダリキャリアは、異なるモニタ需要を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、モニタスキップ(skip)方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、モニタスキップ方法を提供し、前記方法は、基地局によって実行され、前記方法は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む。
【0006】
1つの実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記PDCCHモニタスキップ情報を前記端末に送信するステップを含む。
【0007】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0008】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、前記端末が前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つ前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する。1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記セコンダリキャリアグループに対して設定(configure)された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長(duration)を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップを含む。
【0009】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタすること、
又は、
前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすること、を指示する。
【0010】
1つの実施例において、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0011】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHスキップ情報の有効時間長を決定するステップを含む。
【0012】
1つの実施例において、前記PDCCHスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する。
【0013】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記端末から送信された支援情報を受信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップを含む。
【0014】
1つの実施例において、前記支援情報は、
前記セコンダリセルグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0015】
本開示の実施例の第2の態様によれば、モニタスキップ方法を提供し、前記方法は、端末によって実行され、前記方法は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む。
【0016】
1つの実施例において、前記基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記基地局から送信された前記PDCCHモニタスキップ情報を受信するステップを含む。
【0017】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つの前記セコンダリキャリアグループを指示する。
【0018】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定するステップを含む。1つの実施例において、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0019】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記方法は、さらに、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタするステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップするステップを含む。
【0020】
1つの実施例において、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0021】
1つの実施例において、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0022】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップを含む。
【0023】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
少なくとも前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む支援情報を前記基地局に送信するステップを含む。
【0024】
1つの実施例において、前記支援情報は、
前記セコンダリセルグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0025】
本開示の実施例の第3の態様によれば、モニタスキップ装置を提供し、前記装置は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュールを含む。
【0026】
本開示の実施例の第4の態様によれば、モニタスキップ装置を提供し、前記装置は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するための受信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュールを含む。
【0027】
本開示の実施例の第5の態様によれば、通信デバイスを提供し、前記通信デバイスは、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記実行可能な命令を実行する場合、本開示の任意の実施例に記載の方法を実現するように構成される。
【0028】
本開示の実施例の第6の態様によれば、コンピュータ実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体を提供し、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示の任意の実施例に記載の方法が実現される。
【発明の効果】
【0029】
本開示の実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、そのうち、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。このように、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末がプライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示するため、前記端末は、前記PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタするか又はモニタしないかを決定することができ、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアで常にPDCCHをモニタする必要がある方式に比べて、電力を節約し、前記端末の航続時間を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構成図である。
【
図2】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図3】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図4】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図5】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図6】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図7】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図8】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図9】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図10】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図11】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図12】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図13】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ装置の概略構成図である。
【
図14】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ装置の概略構成図である。
【
図15】例示的な一実施例によって示される端末の概略構成図である。
【
図16】例示的な一実施例によって示される基地局のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本明細書では、例示的な実施例を詳細に説明し、その例が図面に示される。以下の説明が図面に関する場合、特に示しがない限り、異なる図面における同一の数字は、同一又は類似の要素を示す。以下の例示的な実施例において説明する実施形態は、本開示の実施例に一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、単に添付の特許請求の範囲に詳述されるような、本開示の実施例のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例である。
【0032】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明する目的のためだけであり、本開示の実施例を限定することを意図しない。本開示の実施例及び添付の特許請求の範囲で使用される単数形「1種」及び「当該」は、文脈が明らかにその他の意味を示さない限り、複数形も含むことを意図する。また、本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、1つ又は複数の関連付けられた列挙された項目のいずれか又は全ての可能な組み合わせを指し、含むことが理解されるべきである。
【0033】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を用いて各種の情報を説明することがあるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は、同一のタイプの情報を区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の実施例の範囲を逸脱することなく、第1の情報は第2の情報とも称されてもよく、同様に、第2の情報は第1の情報とも称されてもよい。文脈に応じて、本明細書で使用される場合、「もしあれば」という語は、「……時に」又は「……場合に」又は「決定することに応答する」と解釈されることがある。
【0034】
簡潔かつ理解を容易にするために、本明細書では、大小関係を表す際に、「より大きい」又は「より小さい」という用語を使用する。しかしながら、当業者であれば、「より大きい」という用語は「以上」の意味も含み、「より小さい」は「以下」の意味も含むことを理解することができる。
【0035】
図1を参照すると、それは本開示の実施例にて提供される無線通信システムの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムは、移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかのユーザイクイップメント(user equipment)110及びいくつかの基地局120を含むことができる。
【0036】
ここで、ユーザイクイップメント110は、音声及び/又はデータの接続性をユーザに提供するデバイスであってもよい。ユーザイクイップメント110は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、ユーザイクイップメント110は、モノのインターネットユーザイクイップメントであってもよく、例えばセンサーデバイス、携帯電話及びモノのインターネットユーザイクイップメントを有するコンピュータであり、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動ステーション(mobile station)、移動局(mobile)、遠隔ステーション(remote station)、アクセスポイント、遠隔端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、又はユーザ機器(user equipment)である。又は、ユーザイクイップメント110は、無人航空機のデバイスであってもよい。又は、ユーザイクイップメント110は、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有するエレクトロニック・コントロール・ユニットであってもよく、又はエレクトロニック・コントロール・ユニットが外接される無線ユーザイクイップメントであってもよい。又は、ユーザイクイップメント110は、路側デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号機又はその他の路側デバイスなどであってもよい。
【0037】
基地局120は、無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。ここで、当該無線通信システムは、第四世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、またロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれ、又は、当該無線通信システムは、5Gシステムであってもよく、新規なエアインタフェース又は5G NRシステムとも呼ばれる。又は、当該無線通信システムは、5Gシステムの次世代システムであってもよい。そのうち、5Gシステムにおけるアクセスネットワークは、NG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれてもよい。
【0038】
ここで、基地局120は、4Gシステムに採用される進化型基地局(eNB)であってもよい。又は、基地局120は、5Gシステムにおいて集中分散型アーキテクチャを採用する基地局(gNB)であってもよい。基地局120が集中分散型アーキテクチャを採用する場合に、一般的に集中ユニット(central unit、CU)及び少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットにパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設置され、分散ユニットに物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設置され、本開示の実施例は、基地局120の具体的な実現方式を限定しない。
【0039】
基地局120とユーザイクイップメント110との間は、無線エアインタフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態において、当該無線エアインタフェースは、第四世代移動通信ネットワーク技術(4G)標準に基づく無線エアインタフェースであり、又は、当該無線エアインタフェースは、第五世代移動通信ネットワーク技術(5G)標準に基づく無線エアインタフェースであり、例えば当該無線エアインタフェースは、新規なエアインタフェースであり、又は、当該無線エアインタフェースは、5Gの更なる次世代移動通信ネットワーク技術標準に基づく無線エアインタフェースであってもよい。
【0040】
いくつかの実施例において、ユーザイクイップメント110の間は、さらにE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することができる。例えばカーテレマティクス通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車対車)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、車対路側デバイス)通信及びV2P(vehicle to pedestrian、車対人)通信などのシーンである。
【0041】
ここで、上記ユーザイクイップメントは、以下の実施例の端末デバイスであると考えられる。
【0042】
いくつかの実施例において、上記無線通信システムは、さらにネットワーク管理デバイス130を含むことができる。
【0043】
いくつかの基地局120は、それぞれネットワーク管理デバイス130に接続される。ここで、ネットワーク管理デバイス130は、無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス130は、進化したデータパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。又は、当該ネットワーク管理デバイスは、その他のコアネットワークデバイスであってもよく、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)又はホーム加入者サーバサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などである。ネットワーク管理デバイス130の実現形態について、本開示の実施例は、限定しない。
【0044】
当業者が理解しやすいように、本開示の実施例は、複数の実施形態を挙げて本開示の実施例の技術的解決手段を明瞭に説明する。当然のことながら、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される複数の実施例は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるその他の実施例の方法と組み合わせた後に共に実行されてもよく、単独で又は組み合わせた後にその他の関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよく、本開示の実施例は、これを限定しない。
【0045】
本開示のいずれか1つの実施例に記載の技術的解決手段をよりよく理解するために、まず、関連技術における応用シーンについて説明する。
【0046】
端末の省電力問題を考慮する場合に、物理ダウンリンク制御チャネルのスキップ(PDCCH skipping)メカニズムを導入することができる。当該メカニズムの基本的な動作原理は、指示情報を端末に発信し、PDCCHのモニタを所定の時間停止できることを端末に通知することであり、指示情報は、ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)指示情報であってもよい。
【0047】
ここで、休止状態に入る時間長範囲を端末に通知することは、ネットワークに基づいて事前に無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)により通知することができる。
【0048】
1つの実施例において、DCIにおいてPDCCHのモニタをスキップする所定の時間を指示する。
【0049】
1つの実施例において、M=1であり、そのうち、Mは、上位層によって設定されたスキップ間隔の数であり、スケジューリングDCIにはPDCCHモニタ自己適応行動を指示するための1ビットの情報フィールドがあり、その意味は、以下の表1に示す。
【0050】
【0051】
M=2又はM=3であれば、スケジューリングDCIにはPDCCHモニタ自己適応行動を指示するための2bitの情報があり、その意味は、以下の表2に示す。
【0052】
【0053】
そのうち、スキップの基本単位xは、その単位がslotである。
【0054】
Beh 1AにおけるX値に対し、候補のスキップ値は、
最大100msの時間長をサポートしてもよく、
Xは、スロットを単位として設定されて指示され、
候補のX値の動作の選択可能なパラメータは、以下のとおりであってもよく、
{1,2,3,…,20,30,40,50,60,80,100}for 15 kHz SCS、
{1,2,3,…,40,60,80,100,120,160,200}for 30 kHz SCS、
{1,2,3,…,80,120,160,200,240,320,400}for 60kHz SCS、
{1,2,3,…,160,240,320,400,480,640,800}for 120kHz SCS、
適用の最小なスケジューリングオフセット以上であり、
付加的なシンボルレベル又はPDCCHモニタ周期レベルモニタ持続時間。
【0055】
1つの実施例において、キャリアアグリゲーションシーンでは、非連続受信(DRX、Discontinuous Reception)であってもウェイクアップ信号であってもキャリアアグリゲーションのPCellとScellに対して共通であり、すなわち、プライマリキャリアとセコンダリキャリアは、いずれも同時にモニタする。しかし、セコンダリキャリアに対してデータ量が常に少なく、又はセコンダリキャリアは、FR2を使用するシーンでは、その帯域幅がより大きく、データ伝送がより速いため、その必要なモニタ時刻がプライマリキャリアより少ない。このため、PDCCHスキップメカニズムを使用することができる。
【0056】
図2に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ21を含む。
【0057】
ステップ21において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
ここで、本開示に係る端末は、携帯電話、ウェアラブル装置、車載端末、路側ユニット(RSU、Road Side Unit)、スマートホーム端末、工業用センシングデバイス及び/又は医療デバイスなどであってもよいが、それらに限定されない。
【0059】
本開示に係る基地局は、端末がネットワークにアクセスするアクセスデバイスであってもよい。ここで、基地局は、各タイプの基地局であってもよく、例えば、第三世代移動通信(3G)ネットワークの基地局、第四世代移動通信(4G)ネットワークの基地局、第五世代移動通信(5G)ネットワークの基地局又はその他の進化型基地局などである。
【0060】
1つの実施例において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。端末は、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0061】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報が含まれているDCIを端末に送信する。端末は、基地局から送信されたDCIを受信した後に、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0062】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。
【0063】
なお、基地局は、PDCCH継続モニタ情報が含まれているDCIを端末に送信してもよい。ここで、当該PDCCH継続モニタ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHを継続してモニタすることを指示する。
【0064】
1つの実施例において、所定のキャリアは、プロトコルによって規約されるか又はネットワークによって通知されてもよい。
【0065】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、使用可能な全てのセコンダリキャリアであってもよい。
【0066】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、あるDRXパケットに基づいて決定されてもよい。例えば、所定のキャリアは、あるDRXパケットにおけるプライマリキャリア又はセコンダリキャリアである。
【0067】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアはプライマリキャリアであれば、使用可能な全てのセコンダリキャリアも所定のキャリアとなる。
【0068】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアがプライマリキャリア又はセコンダリキャリアであることを明示的に指示し、例示的に、1つのFlagで識別子を指示し、異なる値でプライマリキャリアとセコンダリキャリアを区別することができる。
【0069】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアの範囲を明示的に指示することができる。
【0070】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0071】
1つの実施例において、省電力要求パラメータに基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定することができる。例示的に、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より大きい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より小さいと決定し、又は、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より小さい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より大きいと決定する。このように、セコンダリキャリアでPDCCHをモニタする時間長は、省電力要求パラメータに適応することができる。
【0072】
1つの実施例において、キャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、いくつかの時間ユニットに基づいて決定することができる。例えば、時間単位は、ms、又はスロットslotである。X個の時間ユニットをスキップすると、Xms又はX個のslotを停止する。ここで、slotは、サブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0073】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該複数のセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0074】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該セコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、セコンダリキャリアグループは、複数であってもよく、当該複数のセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0075】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のセコンダリキャリアグループに設定することができない。
【0076】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のDRXパケットに設定することができない。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。この場合、セコンダリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することができ、モニタを停止するタイマーの時間長は、すなわちモニタをスキップする時間長である。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、後続に端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始する必要があり、且つプライマリキャリアでランダムアクセスレスポンス(RAR、Random Access Response)をモニタする必要があるため、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする過程を早期終了しない。すなわち、スキップ過程を早期終了してアクティブ状態に入らない。すなわち、モニタを停止するタイマーが停止又は再起動しない。この時に端末はプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップせず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えないからである。
【0077】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、現在動作しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0078】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0079】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで現在アクティブ化されているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0080】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0081】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、この時にプライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、
すなわち、プライマリキャリアでのモニタ停止又は継続は、端末全体について有効であり、端末は、全てのキャリアでモニタを停止し又はモニタを継続すると理解することができる。当該行動は、プロトコルによって規約されたものであってもよい。
【0082】
この時に、端末は、セコンダリキャリアでのタイマーに対して以下のように処理する。
【0083】
セコンダリキャリアには本来モニタを停止するタイマーが起動されば、当該タイマーは再起動されることができ、その時間長は、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて決定され、例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、プライマリキャリアで4s動作してモニタを停止する。同様に、セコンダリキャリアでのタイマーもプライマリキャリアでのPDCCHモニタ継続情報による影響を受ける可能性がある。例えば、セコンダリキャリアではまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでの命令を受信すれば、当該所定のキャリアでモニタを継続し、動作中のタイマーを停止し、モニタを再開する。
【0084】
さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、当該タイマーは、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて動作した後に、さらに動作を継続する。例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、まずプライマリキャリアに従って4s動作した後に、残りの2s継続して動作する。
【0085】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0086】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。1つの実施例として、プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0087】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することを停止し、プライマリキャリアは、アクティブ時間又はアクティブ状態に入る。
【0088】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0089】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0090】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0091】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0092】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望することを指示する。
【0093】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末のモニタスキップの能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0094】
本開示の実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。このように、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示するため、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタするか又はモニタしないかを決定することができ、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアで常にPDCCHをモニタする方式に比べて、電力を節約し、端末の航続時間を向上させることができる。
【0095】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0096】
図3に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ31を含む。
【0097】
ステップ31において、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信する。
【0098】
ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。端末は、PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることができる。
【0100】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0101】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つのセコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数のセコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0102】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0103】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0104】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすることを早期終了しないことを指示する。
【0105】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、端末は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0106】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、端末は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。ここで、プライマリキャリアでRARをモニタするため、端末は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0107】
図4に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ41を含む。
【0108】
ステップ41において、セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHスキップ情報の有効時間長を決定する。
【0109】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0110】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0111】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0112】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記PDCCHスキップ情報は、
プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタこと、又は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。
【0113】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHを継続してモニタする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0114】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0115】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0116】
1つの実施例において、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0117】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定する。
【0118】
ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長と同じである。
【0119】
図5に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ51を含む。
【0120】
ステップ51において、プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、端末がプライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHスキップ情報の有効時間長を決定する。
【0121】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0122】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0123】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0124】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0125】
1つの実施例において、PDCCHスキップ情報は、
プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する。
【0126】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。
【0127】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0128】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0129】
図6に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ61を含む。
【0130】
ステップ61において、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、支援情報は、少なくともPDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む。
【0131】
1つの実施例において、支援情報は、
セコンダリセルグループの数と、
所定のキャリアの情報と、
所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0132】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0133】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望することを指示する。
【0134】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末モニタスキップ能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0135】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0136】
図7に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ71を含む。
【0137】
ステップ71において、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
ここで、本開示に係る端末は、携帯電話、ウェアラブル装置、車載端末、路側ユニット(RSU、Road Side Unit)、スマートホーム端末、工業用センシングデバイス及び/又は医療デバイスなどであってもよいが、それらに限定されない。
【0139】
本開示に係る基地局は、端末がネットワークにアクセスするアクセスデバイスであってもよい。ここで、基地局は、各タイプの基地局であってもよく、例えば、第三世代移動通信(3G)ネットワークの基地局、第四世代移動通信(4G)ネットワークの基地局、第五世代移動通信(5G)ネットワークの基地局又はその他の進化型基地局などである。
【0140】
1つの実施例において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。端末は、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0141】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報が含まれているDCIを端末に送信する。端末は、基地局から送信されたDCIを受信した後に、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0142】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。
【0143】
なお、基地局は、PDCCH継続モニタ情報が含まれているDCIを端末に送信してもよい。ここで、当該PDCCH継続モニタ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHを継続してモニタすることを指示する。
【0144】
1つの実施例において、所定のキャリアは、プロトコルによって規約されるか又はネットワークによって通知されてもよい。
【0145】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、使用可能な全てのセコンダリキャリアであってもよい。
【0146】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、あるDRXパケットに基づいて決定されてもよい。例えば、所定のキャリアは、あるDRXパケットにおけるプライマリキャリア又はセコンダリキャリアである。
【0147】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアはプライマリキャリアであれば、使用可能な全てのセコンダリキャリアも所定のキャリアとなる。
【0148】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアがプライマリキャリア又はセコンダリキャリアであることを明示的に指示し、例示的に、1つのFlagで識別子を指示し、異なる値でプライマリキャリアとセコンダリキャリアを区別することができる。
【0149】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアの範囲を明示的に指示することができる。
【0150】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0151】
1つの実施例において、省電力要求パラメータに基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定することができる。例示的に、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より大きい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より小さいと決定し、又は、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より小さい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より大きいと決定する。このように、セコンダリキャリアでPDCCHをモニタする時間長は、省電力要求パラメータに適応することができる。
【0152】
1つの実施例において、キャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、いくつかの時間ユニットに基づいて決定することができる。例えば、時間単位は、ms、又はスロットslotである。X個の時間ユニットをスキップすると、Xms又はX個のslotを停止する。ここで、slotは、サブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0153】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該複数のセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0154】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該セコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、セコンダリキャリアグループは、複数であってもよく、当該複数のセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0155】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のセコンダリキャリアグループに設定することができない。
【0156】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のDRXパケットに設定することができない。
【0157】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。この場合、セコンダリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することができ、モニタを停止するタイマーの時間長は、すなわちモニタスキップ時間長である。
【0158】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、後続に端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始する必要があり、且つプライマリキャリアでランダムアクセスレスポンス(RAR、Random Access Response)をモニタする必要があるため、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする過程を早期終了しない。すなわち、スキップ過程を早期終了してアクティブ状態に入らない。すなわち、モニタを停止するタイマーが停止又は再起動しない。この時に端末はプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップせず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えないからである。
【0159】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効のセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0160】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、現在動作しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0161】
なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0162】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0163】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0164】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで現在アクティブ化されているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0165】
なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0166】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0167】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、この時にプライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、
すなわち、プライマリキャリアでのモニタ停止又は継続は、端末全体について有効であり、端末は、全てのキャリアでモニタを停止し又はモニタを継続すると理解することができる。当該行動は、プロトコルによって規約されたものであってもよい。
【0168】
この時に、端末は、セコンダリキャリアでのタイマーに対して以下のように処理する。
【0169】
セコンダリキャリアには本来モニタを停止するタイマーが起動されば、当該タイマーは再起動されることができ、その時間長は、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて決定され、例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、プライマリキャリアで4s動作してモニタを停止する。同様に、セコンダリキャリアでのタイマーもプライマリキャリアでのPDCCHモニタ継続情報による影響を受ける可能性がある。例えば、セコンダリキャリアではまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでの命令を受信すれば、当該所定のキャリアでモニタを継続し、動作中のタイマーを停止し、モニタを再開する。
【0170】
さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、当該タイマーは、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて動作した後に、さらに動作を継続する。例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでモニタ停止時間長が4sであれば、まずプライマリキャリアに従って4s動作した後に、残りの2s継続して動作する。
【0171】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0172】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。1つの実施例として、プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0173】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することを停止し、プライマリキャリアは、アクティブ化時間又はアクティブ化状態に入る。
【0174】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0175】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0176】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0177】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0178】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望するように指示する。
【0179】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末のモニタスキップの能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0180】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0181】
図8に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ81を含む。
【0182】
ステップ81において、プライマリキャリアで基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信する。
【0183】
ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
1つの実施例において、端末は、プライマリキャリアで基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。端末は、PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることができる。
【0185】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0186】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHスキップ情報は、
少なくとも1つのセコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数のセコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0187】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて当該少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0188】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0189】
図9に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ91を含む。
【0190】
ステップ91において、前記PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定する。1つの実施例において、前記PDCCHスキップ情報は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0191】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。ここで、プライマリキャリアでRARをモニタするため、端末は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタを早期終了せず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0192】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0193】
1つの実施例において、PDCCHスキップ情報の有効時間長は、セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0194】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信する時点であってもよい。
【0195】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信する時点であってもよい。
【0196】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0197】
図10に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ101を含む。
【0198】
ステップ101において、PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタし、
又は、
PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0199】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHを継続してモニタする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0200】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0201】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0202】
1つの実施例において、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0203】
ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長と同じである。
【0204】
1つの実施例において、PDCCHスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHスキップ情報の有効時間長は、端末がプライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0205】
図11に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、ここで、所定のキャリアは、プライマリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ111を含む。
【0206】
ステップ111において、PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定し、
又は、
PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定し、
又は、
PDCCHスキップ情報の指示に基づいて、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定する。
【0207】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。
【0208】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0209】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0210】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0211】
図12に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、ここで、所定のキャリアは、プライマリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ121を含む。
【0212】
ステップ121において、支援情報を基地局に送信し、ここで、支援情報は、少なくともPDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む。
【0213】
1つの実施例において、支援情報は、
セコンダリセルグループの数と、
所定のキャリアの情報と、
所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0214】
1つの実施例において、端末は、支援情報を基地局に送信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0215】
1つの実施例において、端末は、モニタスキップを所望する支援情報を端末に報告する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止するように所望することを指示する。
【0216】
1つの実施例において、端末は、端末のモニタスキップ能力を指示する支援情報を端末に報告する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0217】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0218】
図13に示すように、本開示の実施例では、モニタスキップ装置を提供し、ここで、装置は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュール131であって、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュール131を含む。
【0219】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0220】
図14に示すように、本開示の実施例では、モニタスキップ装置を提供し、ここで、装置は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するための受信モジュール141であって、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュール141を含む。
【0221】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0222】
本開示の実施例は、通信デバイスを提供し、通信デバイスは、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、実行可能な命令を実行する場合、本開示の任意の実施例に記載の方法を実現するように構成される。
【0223】
ここで、プロセッサは、各タイプの記憶媒体を含むことができ、当該記憶媒体は、非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信デバイスの停電後にそれに記憶された情報を格納し続けることができる。
【0224】
プロセッサは、バスなどを介してメモリに接続することができ、メモリに記憶された実行可能なプログラムを読み出すために用いられる。
【0225】
本開示の実施例は、さらにコンピュータ記憶媒体を提供し、ここで、コンピュータ記憶媒体は、コンピュータが実行可能なプログラムを記憶し、実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示の任意の実施例の方法が実現される。
【0226】
上記実施例における装置について、その各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例において詳細に説明されるため、ここでは詳細に説明しない。
【0227】
図15に示すように、本開示の1つの実施例は、端末の構成を提供する。
【0228】
図15に示す端末800を参照して本実施例は端末800を提供し、当該端末は、具体的には携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0229】
図15を参照して、端末800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インタフェース812、センサーコンポーネント814、及び通信コンポーネント816のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0230】
処理コンポーネント802は、通常、表示、通話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作など、端末800の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント802は、上述の方法のステップの全部又は一部を完了するために命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。さらに、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802とその他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間の対話を容易にするためにマルチメディアモジュールを含むことができる。
【0231】
メモリ804は、デバイス800での操作をサポートするために各タイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、端末800で操作する任意のアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどの任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶デバイス、又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0232】
電源コンポーネント806は、端末800の各種のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び端末800のために電力の生成、管理及び分配に関連するその他のコンポーネントを含むことができる。
【0233】
マルチメディアコンポーネント808は、端末800とユーザとの間の出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザから入力信号を受信するためにタッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ、及びタッチパネルにおけるジェスチャーを感知するために1つ又は複数のタッチセンサーを含む。タッチセンサーは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するだけでなく、タッチ又はスワイプ操作に関する持続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、前方カメラ及び/又は後方カメラを含む。前方及び/又は後方カメラは、デバイス800が撮影モード又はビデオモードなどの操作モードにある時に、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各々の前方カメラ及び後方カメラは、固定された光学レンズシステムであるか又は焦点距離及び光学ズーム機能を有することができる。
【0234】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、マイクロフォン(MIC)を含み、端末800が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードなどの操作モードにある時に、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ804にさらに記憶されてもよく、又は通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0235】
I/Oインタフェース812は、処理コンポーネント802とキーボード、クリックホイール、ボタンなどであり得る周辺インタフェースモジュールとの間のインタフェースを提供する。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンを含むことができるがそれらに限定されない。
【0236】
センサーコンポーネント814は、端末800の各態様の状態評価を提供するための1つ又は複数のセンサーを含む。例えば、センサーコンポーネント814は、デバイス800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置、例えば、コンポーネントが端末800のディスプレイ及びキーパッドであることを検出することができ、センサーコンポーネント814は、さらに端末800又は端末800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと端末800との接触の有無、端末800の方位又は加速/減速、及び端末800の温度変化を検出することができる。センサーコンポーネント814は、いずれの物理的接触がない場合に近くの物体の存在を検出するように構成される近接センサーを含むことができる。センサーコンポーネント814は、さらに結像用途で使用するためのCMOS又はCCDイメージセンサーなどの光センサーを含むことができる。いくつかの実施例において、当該センサーコンポーネント814は、さらに加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーを含むことができる。
【0237】
通信コンポーネント816は、端末800とその他のデバイスとの間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。端末800は、Wi-Fi、2G、又は3G、又はこれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、放送チャネルを介して外部の放送管理システムから放送信号又は放送関連情報を受信する。1つの例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、さらに近距離通信を容易にするために近距離無線通信(NFC)モジュールも含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線通信規格(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及びその他の技術で実現することができる。
【0238】
例示的な実施例において、端末800は、上記方法を実行するための1つ又は複数のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又はその他の電子素子により実現することができる。
【0239】
例示的な実施例において、命令を含むメモリ804などの命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、上述した命令は、上述した方法を完了するために端末800のプロセッサ820によって実行することができる。例えば、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0240】
図16に示すように、本開示の実施例は、基地局の構造を示す。例えば、基地局900は、ネットワーク側デバイスとして提供されてもよい。
図16を参照し、基地局900は、1つ又は複数のプロセッサを含む処理コンポーネント922、及びアプリケーションなどの処理コンポーネント922によって実行可能な命令を記憶するためのメモリ932により表されるメモリリソースを含む。メモリ932に記憶されたアプリケーションは、1つの命令セットにそれぞれ対応する1つ又は1つ以上のモジュールを含むことができる。さらに、処理コンポーネント922は、上述した方法の前述した前記基地局に使用する任意の方法を実行するために命令を実行するように構成される。
【0241】
基地局900は、さらに基地局900の電源管理を実行するように構成された電源コンポーネント926、基地局900をネットワークに接続するように構成された有線又は無線ネットワークインタフェース950、及び入出力(I/O)インタフェース958を含むことができる。基地局900は、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM又は同様なものなどのメモリ932に記憶されたものに基づくオペレーティングシステムを操作することができる。
【0242】
本発明の他の実施手段は、明細書を考慮し及び本明細書に開示された発明を実践した後に当業者に容易に想到される。本開示は、本発明の一般原理に従い、本開示が開示されない当技術分野における通常の知識又は従来の技術手段を含む、本開示の任意の変形、用途、又は適応性変化を包含することが意図される。明細書及び実施例は、単に例示的なものとして見なされ、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲により示される。
【0243】
本発明は、上記で説明し、添付図面に示された厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得ることが理解すべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によりのみ限定される。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニタスキップ方法であって、基地局によって実行され、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
モニタスキップ方法。
【請求項2】
前記物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記PDCCHモニタスキップ情報を前記端末に送信するステップを含む、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項3】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、
前記PDCCH
モニタスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ、を指示する、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項4】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCH
モニタスキップ情報は、前記端末が前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つ前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する、
請求項3に記載のモニタスキップ方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップをさらに含む、
請求項3に記載のモニタスキップ方法。
【請求項6】
前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、
前記PDCCH
モニタスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタすること、
又は、
前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすること、を指示する、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項7】
前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップをさらに含む、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項9】
前記PDCCH
モニタスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスをし、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすると決定することを早期終了すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する、
請求項6に記載のモニタスキップ方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記端末から送信された支援情報を受信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップをさらに含む、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項11】
前記支援情報は、
前記
セコンダリキャリアグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む、
請求項10に記載のモニタスキップ方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスが開始され、かつ前記プライマリキャリアでランダムアクセスレスポンスがモニタされている場合、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないステップをさらに含む、
請求項1に記載のモニタスキップ方法。
【請求項13】
モニタスキップ方法であって、端末によって実行され、
基地局から送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を受信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
モニタスキップ方法。
【請求項14】
前記基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップは、
前記プライマリキャリアで、前記基地局から送信された前記PDCCHモニタスキップ情報を受信するステップを含む、
請求項
13に記載のモニタスキップ方法。
【請求項15】
前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、
前記PDCCH
モニタスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つの前記セコンダリキャリアグループ、を指示する、
請求項
13に記載のモニタスキップ方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定するステップをさらに含む、
請求項
15に記載のモニタスキップ方法。
【請求項17】
前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長は、前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項
15に記載のモニタスキップ方法。
【請求項18】
前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、
前記方法は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタするステップ、
又は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップするステップをさらに含む、
請求項
13に記載のモニタスキップ方法。
【請求項19】
前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される、
請求項
18に記載のモニタスキップ方法。
【請求項20】
前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCH
モニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項
18に記載のモニタスキップ方法。
【請求項21】
前記方法は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCH
モニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップをさらに含む、
請求項
18に記載のモニタスキップ方法。
【請求項22】
支援情報を前記基地局に送信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップをさらに含む、
請求項
13に記載のモニタスキップ方法。
【請求項23】
前記支援情報は、
前記
セコンダリキャリアグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む、
請求項
22に記載のモニタスキップ方法。
【請求項24】
前記方法は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスが開始され、かつ前記プライマリキャリアでランダムアクセスレスポンスがモニタされている場合、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないステップをさらに含む、
請求項13に記載のモニタスキップ方法。
【請求項25】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュールを含む、
モニタスキップ装置。
【請求項26】
基地局から送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を受信するための受信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は
、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュールを含む、
モニタスキップ装置。
【請求項27】
通信デバイスであって、
メモリと、
前記メモリに接続され、前記メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、請求項1乃至
12又は
13乃至24のいずれかに記載の方法を実現するように構成されるプロセッサと、を含む、
通信デバイス。
【請求項28】
コンピュータ実行可能な命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行される場合、請求項1乃至
12又は
13乃至24のいずれかに記載の方法が実現される、
コンピュータ記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術の分野に関するが無線通信技術の分野に限定されず、特にモニタスキップ方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
キャリアアグリゲーション方式では、異なるキャリア同士が互いに連携し、且つプライマリキャリアとセコンダリキャリアに分けられる。プライマリキャリアは、シグナリングを運んでその他のキャリアのキャリアを管理するために用いられ、プライマリセル(Pcell、Primary cell)に対応する。セコンダリキャリアは、帯域幅の補強レートを拡張するために用いられ、セコンダリセル(Scell、Secondary cell)に対応する。
【0003】
関連シーンでは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアをモニタする必要があり、しかし、セコンダリキャリアについて、伝送するデータ量が相対的に少なく又は伝送速度がより速く、そのため、プライマリキャリアとセコンダリキャリアは、異なるモニタ需要を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、モニタスキップ(skip)方法、装置、通信デバイス及び記憶媒体を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、モニタスキップ方法を提供し、前記方法は、基地局によって実行され、前記方法は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む。
【0006】
1つの実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記PDCCHモニタスキップ情報を前記端末に送信するステップを含む。
【0007】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHモニタスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0008】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つ前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する。1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記セコンダリキャリアグループに対して設定(configure)された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長(duration)を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップを含む。
【0009】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記PDCCHモニタスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタすること、
又は、
前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすること、を指示する。
【0010】
1つの実施例において、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0011】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップ、
又は、
前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定するステップを含む。
【0012】
1つの実施例において、前記PDCCHモニタスキップ情報は、
前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する。
【0013】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記端末から送信された支援情報を受信するステップであって、前記支援情報は、少なくとも、前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含むステップを含む。
【0014】
1つの実施例において、前記支援情報は、
前記セコンダリキャリアグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0015】
本開示の実施例の第2の態様によれば、モニタスキップ方法を提供し、前記方法は、端末によって実行され、前記方法は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含むステップを含む。
【0016】
1つの実施例において、前記基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するステップは、
前記プライマリキャリアで前記基地局から送信された前記PDCCHモニタスキップ情報を受信するステップを含む。
【0017】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、前記セコンダリキャリアであり、前記PDCCHモニタスキップ情報は、
少なくとも1つの前記セコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数の前記セコンダリキャリアを含む少なくとも1つの前記セコンダリキャリアグループを指示する。
【0018】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定するステップを含む。1つの実施例において、前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記セコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0019】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記方法は、さらに、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアで前記PDCCHをモニタするステップ、
又は、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップするステップを含む。
【0020】
1つの実施例において、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長は、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0021】
1つの実施例において、前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、前記PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0022】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップ、
又は、
前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記プライマリキャリアと前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定するステップを含む。
【0023】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
少なくとも前記PDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む支援情報を前記基地局に送信するステップを含む。
【0024】
1つの実施例において、前記支援情報は、
前記セコンダリキャリアグループの数と、
前記所定のキャリアの情報と、
前記所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0025】
本開示の実施例の第3の態様によれば、モニタスキップ装置を提供し、前記装置は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュールを含む。
【0026】
本開示の実施例の第4の態様によれば、モニタスキップ装置を提供し、前記装置は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するための受信モジュールであって、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュールを含む。
【0027】
本開示の実施例の第5の態様によれば、通信デバイスを提供し、前記通信デバイスは、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記実行可能な命令を実行する場合、本開示の任意の実施例に記載の方法を実現するように構成される。
【0028】
本開示の実施例の第6の態様によれば、コンピュータ実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体を提供し、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示の任意の実施例に記載の方法が実現される。
【発明の効果】
【0029】
本開示の実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、そのうち、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、前記所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。このように、前記PDCCHモニタスキップ情報は、前記端末がプライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示するため、前記端末は、前記PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタするか又はモニタしないかを決定することができ、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアで常にPDCCHをモニタする必要がある方式に比べて、電力を節約し、前記端末の航続時間を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構成図である。
【
図2】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図3】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図4】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図5】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図6】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図7】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図8】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図9】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図10】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図11】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図12】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ方法の概略フローチャートである。
【
図13】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ装置の概略構成図である。
【
図14】例示的な一実施例によって示されるモニタスキップ装置の概略構成図である。
【
図15】例示的な一実施例によって示される端末の概略構成図である。
【
図16】例示的な一実施例によって示される基地局のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本明細書では、例示的な実施例を詳細に説明し、その例が図面に示される。以下の説明が図面に関する場合、特に示しがない限り、異なる図面における同一の数字は、同一又は類似の要素を示す。以下の例示的な実施例において説明する実施形態は、本開示の実施例に一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、単に添付の特許請求の範囲に詳述されるような、本開示の実施例のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例である。
【0032】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明する目的のためだけであり、本開示の実施例を限定することを意図しない。本開示の実施例及び添付の特許請求の範囲で使用される単数形「1種」及び「当該」は、文脈が明らかにその他の意味を示さない限り、複数形も含むことを意図する。また、本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、1つ又は複数の関連付けられた列挙された項目のいずれか又は全ての可能な組み合わせを指し、含むことが理解されるべきである。
【0033】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を用いて各種の情報を説明することがあるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は、同一のタイプの情報を区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の実施例の範囲を逸脱することなく、第1の情報は第2の情報とも称されてもよく、同様に、第2の情報は第1の情報とも称されてもよい。文脈に応じて、本明細書で使用される場合、「もしあれば」という語は、「……時に」又は「……場合に」又は「決定することに応答する」と解釈されることがある。
【0034】
簡潔かつ理解を容易にするために、本明細書では、大小関係を表す際に、「より大きい」又は「より小さい」という用語を使用する。しかしながら、当業者であれば、「より大きい」という用語は「以上」の意味も含み、「より小さい」は「以下」の意味も含むことを理解することができる。
【0035】
図1を参照すると、それは本開示の実施例にて提供される無線通信システムの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムは、移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかのユーザイクイップメント(user equipment)110及びいくつかの基地局120を含むことができる。
【0036】
ここで、ユーザイクイップメント110は、音声及び/又はデータの接続性をユーザに提供するデバイスであってもよい。ユーザイクイップメント110は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、ユーザイクイップメント110は、モノのインターネットユーザイクイップメントであってもよく、例えばセンサーデバイス、携帯電話及びモノのインターネットユーザイクイップメントを有するコンピュータであり、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動ステーション(mobile station)、移動局(mobile)、遠隔ステーション(remote station)、アクセスポイント、遠隔端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、又はユーザ機器(user equipment)である。又は、ユーザイクイップメント110は、無人航空機のデバイスであってもよい。又は、ユーザイクイップメント110は、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有するエレクトロニック・コントロール・ユニットであってもよく、又はエレクトロニック・コントロール・ユニットが外接される無線ユーザイクイップメントであってもよい。又は、ユーザイクイップメント110は、路側デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号機又はその他の路側デバイスなどであってもよい。
【0037】
基地局120は、無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。ここで、当該無線通信システムは、第四世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、またロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれ、又は、当該無線通信システムは、5Gシステムであってもよく、新規なエアインタフェース又は5G NRシステムとも呼ばれる。又は、当該無線通信システムは、5Gシステムの次世代システムであってもよい。そのうち、5Gシステムにおけるアクセスネットワークは、NG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれてもよい。
【0038】
ここで、基地局120は、4Gシステムに採用される進化型基地局(eNB)であってもよい。又は、基地局120は、5Gシステムにおいて集中分散型アーキテクチャを採用する基地局(gNB)であってもよい。基地局120が集中分散型アーキテクチャを採用する場合に、一般的に集中ユニット(central unit、CU)及び少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットにパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設置され、分散ユニットに物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設置され、本開示の実施例は、基地局120の具体的な実現方式を限定しない。
【0039】
基地局120とユーザイクイップメント110との間は、無線エアインタフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態において、当該無線エアインタフェースは、第四世代移動通信ネットワーク技術(4G)標準に基づく無線エアインタフェースであり、又は、当該無線エアインタフェースは、第五世代移動通信ネットワーク技術(5G)標準に基づく無線エアインタフェースであり、例えば当該無線エアインタフェースは、新規なエアインタフェースであり、又は、当該無線エアインタフェースは、5Gの更なる次世代移動通信ネットワーク技術標準に基づく無線エアインタフェースであってもよい。
【0040】
いくつかの実施例において、ユーザイクイップメント110の間は、さらにE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することができる。例えばカーテレマティクス通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車対車)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、車対路側デバイス)通信及びV2P(vehicle to pedestrian、車対人)通信などのシーンである。
【0041】
ここで、上記ユーザイクイップメントは、以下の実施例の端末デバイスであると考えられる。
【0042】
いくつかの実施例において、上記無線通信システムは、さらにネットワーク管理デバイス130を含むことができる。
【0043】
いくつかの基地局120は、それぞれネットワーク管理デバイス130に接続される。ここで、ネットワーク管理デバイス130は、無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス130は、進化したデータパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。又は、当該ネットワーク管理デバイスは、その他のコアネットワークデバイスであってもよく、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)又はホーム加入者サーバサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などである。ネットワーク管理デバイス130の実現形態について、本開示の実施例は、限定しない。
【0044】
当業者が理解しやすいように、本開示の実施例は、複数の実施形態を挙げて本開示の実施例の技術的解決手段を明瞭に説明する。当然のことながら、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される複数の実施例は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるその他の実施例の方法と組み合わせた後に共に実行されてもよく、単独で又は組み合わせた後にその他の関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよく、本開示の実施例は、これを限定しない。
【0045】
本開示のいずれか1つの実施例に記載の技術的解決手段をよりよく理解するために、まず、関連技術における応用シーンについて説明する。
【0046】
端末の省電力問題を考慮する場合に、物理ダウンリンク制御チャネルのスキップ(PDCCH skipping)メカニズムを導入することができる。当該メカニズムの基本的な動作原理は、指示情報を端末に発信し、PDCCHのモニタを所定の時間停止できることを端末に通知することであり、指示情報は、ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)指示情報であってもよい。
【0047】
ここで、休止状態に入る時間長範囲を端末に通知することは、ネットワークに基づいて事前に無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)により通知することができる。
【0048】
1つの実施例において、DCIにおいてPDCCHのモニタをスキップする所定の時間を指示する。
【0049】
1つの実施例において、M=1であり、そのうち、Mは、上位層によって設定されたスキップ間隔の数であり、スケジューリングDCIにはPDCCHモニタ自己適応行動を指示するための1ビットの情報フィールドがあり、その意味は、以下の表1に示す。
【0050】
【0051】
M=2又はM=3であれば、スケジューリングDCIにはPDCCHモニタ自己適応行動を指示するための2bitの情報があり、その意味は、以下の表2に示す。
【0052】
【0053】
そのうち、スキップの基本単位xは、その単位がslotである。
【0054】
Beh 1AにおけるX値に対し、候補のスキップ値は、
最大100msの時間長をサポートしてもよく、
Xは、スロットを単位として設定されて指示され、
候補のX値の動作の選択可能なパラメータは、以下のとおりであってもよく、
{1,2,3,…,20,30,40,50,60,80,100}for 15 kHz SCS、
{1,2,3,…,40,60,80,100,120,160,200}for 30 kHz SCS、
{1,2,3,…,80,120,160,200,240,320,400}for 60kHz SCS、
{1,2,3,…,160,240,320,400,480,640,800}for 120kHz SCS、
適用の最小なスケジューリングオフセット以上であり、
付加的なシンボルレベル又はPDCCHモニタ周期レベルモニタ持続時間。
【0055】
1つの実施例において、キャリアアグリゲーションシーンでは、非連続受信(DRX、Discontinuous Reception)であってもウェイクアップ信号であってもキャリアアグリゲーションのPCellとScellに対して共通であり、すなわち、プライマリキャリアとセコンダリキャリアは、いずれも同時にモニタする。しかし、セコンダリキャリアに対してデータ量が常に少なく、又はセコンダリキャリアは、FR2を使用するシーンでは、その帯域幅がより大きく、データ伝送がより速いため、その必要なモニタ時刻がプライマリキャリアより少ない。このため、PDCCHスキップメカニズムを使用することができる。
【0056】
図2に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ21を含む。
【0057】
ステップ21において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
ここで、本開示に係る端末は、携帯電話、ウェアラブル装置、車載端末、路側ユニット(RSU、Road Side Unit)、スマートホーム端末、工業用センシングデバイス及び/又は医療デバイスなどであってもよいが、それらに限定されない。
【0059】
本開示に係る基地局は、端末がネットワークにアクセスするアクセスデバイスであってもよい。ここで、基地局は、各タイプの基地局であってもよく、例えば、第三世代移動通信(3G)ネットワークの基地局、第四世代移動通信(4G)ネットワークの基地局、第五世代移動通信(5G)ネットワークの基地局又はその他の進化型基地局などである。
【0060】
1つの実施例において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。端末は、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0061】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報が含まれているDCIを端末に送信する。端末は、基地局から送信されたDCIを受信した後に、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0062】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。
【0063】
なお、基地局は、PDCCH継続モニタ情報が含まれているDCIを端末に送信してもよい。ここで、当該PDCCH継続モニタ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHを継続してモニタすることを指示する。
【0064】
1つの実施例において、所定のキャリアは、プロトコルによって規約されるか又はネットワークによって通知されてもよい。
【0065】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、使用可能な全てのセコンダリキャリアであってもよい。
【0066】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、あるDRXパケットに基づいて決定されてもよい。例えば、所定のキャリアは、あるDRXパケットにおけるプライマリキャリア又はセコンダリキャリアである。
【0067】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアはプライマリキャリアであれば、使用可能な全てのセコンダリキャリアも所定のキャリアとなる。
【0068】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアがプライマリキャリア又はセコンダリキャリアであることを明示的に指示し、例示的に、1つのFlagで識別子を指示し、異なる値でプライマリキャリアとセコンダリキャリアを区別することができる。
【0069】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアの範囲を明示的に指示することができる。
【0070】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0071】
1つの実施例において、省電力要求パラメータに基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定することができる。例示的に、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より大きい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より小さいと決定し、又は、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より小さい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より大きいと決定する。このように、セコンダリキャリアでPDCCHをモニタする時間長は、省電力要求パラメータに適応することができる。
【0072】
1つの実施例において、キャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、いくつかの時間ユニットに基づいて決定することができる。例えば、時間単位は、ms、又はスロットslotである。X個の時間ユニットをスキップすると、Xms又はX個のslotを停止する。ここで、slotは、サブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0073】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該複数のセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0074】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該セコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、セコンダリキャリアグループは、複数であってもよく、当該複数のセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0075】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のセコンダリキャリアグループに設定することができない。
【0076】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のDRXパケットに設定することができない。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。この場合、セコンダリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することができ、モニタを停止するタイマーの時間長は、すなわちモニタをスキップする時間長である。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、後続に端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始する必要があり、且つプライマリキャリアでランダムアクセスレスポンス(RAR、Random Access Response)をモニタする必要があるため、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする過程を早期終了しない。すなわち、スキップ過程を早期終了してアクティブ状態に入らない。すなわち、モニタを停止するタイマーが停止又は再起動しない。この時に端末はプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップせず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えないからである。
【0077】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、現在動作しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0078】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0079】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで現在アクティブ化されているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0080】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0081】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、この時にプライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、
すなわち、プライマリキャリアでのモニタ停止又は継続は、端末全体について有効であり、端末は、全てのキャリアでモニタを停止し又はモニタを継続すると理解することができる。当該行動は、プロトコルによって規約されたものであってもよい。
【0082】
この時に、端末は、セコンダリキャリアでのタイマーに対して以下のように処理する。
【0083】
セコンダリキャリアには本来モニタを停止するタイマーが起動されば、当該タイマーは再起動されることができ、その時間長は、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて決定され、例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、プライマリキャリアで4s動作してモニタを停止する。同様に、セコンダリキャリアでのタイマーもプライマリキャリアでのPDCCHモニタ継続情報による影響を受ける可能性がある。例えば、セコンダリキャリアではまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでの命令を受信すれば、当該所定のキャリアでモニタを継続し、動作中のタイマーを停止し、モニタを再開する。
【0084】
さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、当該タイマーは、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて動作した後に、さらに動作を継続する。例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、まずプライマリキャリアに従って4s動作した後に、残りの2s継続して動作する。
【0085】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0086】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。1つの実施例として、プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0087】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することを停止し、プライマリキャリアは、アクティブ時間又はアクティブ状態に入る。
【0088】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0089】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0090】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0091】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0092】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望することを指示する。
【0093】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末のモニタスキップの能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0094】
本開示の実施例において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。このように、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示するため、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタするか又はモニタしないかを決定することができ、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアで常にPDCCHをモニタする方式に比べて、電力を節約し、端末の航続時間を向上させることができる。
【0095】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0096】
図3に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ31を含む。
【0097】
ステップ31において、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信する。
【0098】
ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。端末は、PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることができる。
【0100】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0101】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHモニタスキップ情報は、
少なくとも1つのセコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数のセコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0102】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0103】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0104】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすることを早期終了しないことを指示する。
【0105】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、端末は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0106】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、端末は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。ここで、プライマリキャリアでRARをモニタするため、端末は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0107】
図4に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ41を含む。
【0108】
ステップ41において、セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定する。
【0109】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0110】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0111】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0112】
1つの実施例において、前記所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、前記PDCCHモニタスキップ情報は、
プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタこと、又は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。
【0113】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHを継続してモニタする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0114】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0115】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0116】
1つの実施例において、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0117】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定する。
【0118】
ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長と同じである。
【0119】
図5に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ51を含む。
【0120】
ステップ51において、プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定し、又は、端末がプライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいてPDCCHモニタスキップ情報の有効時間長を決定する。
【0121】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0122】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0123】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、前記端末が前記プライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0124】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0125】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、
プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、
又は、
セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定すること、を指示する。
【0126】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。
【0127】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0128】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0129】
図6に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、基地局によって実行され、当該方法は、以下のステップ61を含む。
【0130】
ステップ61において、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、支援情報は、少なくともPDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む。
【0131】
1つの実施例において、支援情報は、
セコンダリキャリアグループの数と、
所定のキャリアの情報と、
所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0132】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0133】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望することを指示する。
【0134】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末モニタスキップ能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0135】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0136】
図7に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ71を含む。
【0137】
ステップ71において、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
ここで、本開示に係る端末は、携帯電話、ウェアラブル装置、車載端末、路側ユニット(RSU、Road Side Unit)、スマートホーム端末、工業用センシングデバイス及び/又は医療デバイスなどであってもよいが、それらに限定されない。
【0139】
本開示に係る基地局は、端末がネットワークにアクセスするアクセスデバイスであってもよい。ここで、基地局は、各タイプの基地局であってもよく、例えば、第三世代移動通信(3G)ネットワークの基地局、第四世代移動通信(4G)ネットワークの基地局、第五世代移動通信(5G)ネットワークの基地局又はその他の進化型基地局などである。
【0140】
1つの実施例において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。端末は、基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0141】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報が含まれているDCIを端末に送信する。端末は、基地局から送信されたDCIを受信した後に、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHをモニタすると決定し、又は、DCIに含まれているPDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定する。
【0142】
1つの実施例において、基地局は、プライマリキャリアでPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。
【0143】
なお、基地局は、PDCCH継続モニタ情報が含まれているDCIを端末に送信してもよい。ここで、当該PDCCH継続モニタ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHを継続してモニタすることを指示する。
【0144】
1つの実施例において、所定のキャリアは、プロトコルによって規約されるか又はネットワークによって通知されてもよい。
【0145】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、使用可能な全てのセコンダリキャリアであってもよい。
【0146】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアは、あるDRXパケットに基づいて決定されてもよい。例えば、所定のキャリアは、あるDRXパケットにおけるプライマリキャリア又はセコンダリキャリアである。
【0147】
1つの実施例において、プロトコルによって規約された所定のキャリアはプライマリキャリアであれば、使用可能な全てのセコンダリキャリアも所定のキャリアとなる。
【0148】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアがプライマリキャリア又はセコンダリキャリアであることを明示的に指示し、例示的に、1つのFlagで識別子を指示し、異なる値でプライマリキャリアとセコンダリキャリアを区別することができる。
【0149】
1つの実施例において、基地局は、所定のキャリアの範囲を明示的に指示することができる。
【0150】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0151】
1つの実施例において、省電力要求パラメータに基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長を決定することができる。例示的に、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より大きい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より小さいと決定し、又は、省電力要求パラメータがパラメータ閾値より小さい場合、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長が時間長閾値より大きいと決定する。このように、セコンダリキャリアでPDCCHをモニタする時間長は、省電力要求パラメータに適応することができる。
【0152】
1つの実施例において、キャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、いくつかの時間ユニットに基づいて決定することができる。例えば、時間単位は、ms、又はスロットslotである。X個の時間ユニットをスキップすると、Xms又はX個のslotを停止する。ここで、slotは、サブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0153】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該複数のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該複数のセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0154】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、当該セコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、セコンダリキャリアグループは、複数であってもよく、当該複数のセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0155】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のセコンダリキャリアグループに設定することができない。
【0156】
1つの実施例において、デュアルDRXシーンでは、FR1のセコンダリキャリアとFR2のセコンダリキャリアは、同一のDRXパケットに設定することができない。
【0157】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。この場合、セコンダリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することができ、モニタを停止するタイマーの時間長は、すなわちモニタスキップ時間長である。
【0158】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、後続に端末がセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始する必要があり、且つプライマリキャリアでランダムアクセスレスポンス(RAR、Random Access Response)をモニタする必要があるため、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする過程を早期終了しない。すなわち、スキップ過程を早期終了してアクティブ状態に入らない。すなわち、モニタを停止するタイマーが停止又は再起動しない。この時に端末はプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップせず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えないからである。
【0159】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効のセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0160】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、現在動作しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0161】
なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0162】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0163】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0164】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしないと決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで現在アクティブ化されているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定することができる。
【0165】
なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0166】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0167】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、この時にプライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、
すなわち、プライマリキャリアでのモニタ停止又は継続は、端末全体について有効であり、端末は、全てのキャリアでモニタを停止し又はモニタを継続すると理解することができる。当該行動は、プロトコルによって規約されたものであってもよい。
【0168】
この時に、端末は、セコンダリキャリアでのタイマーに対して以下のように処理する。
【0169】
セコンダリキャリアには本来モニタを停止するタイマーが起動されば、当該タイマーは再起動されることができ、その時間長は、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて決定され、例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長が4sであれば、プライマリキャリアで4s動作してモニタを停止する。同様に、セコンダリキャリアでのタイマーもプライマリキャリアでのPDCCHモニタ継続情報による影響を受ける可能性がある。例えば、セコンダリキャリアではまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでの命令を受信すれば、当該所定のキャリアでモニタを継続し、動作中のタイマーを停止し、モニタを再開する。
【0170】
さらに、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし、すなわちセコンダリキャリアでのモニタに影響を与える場合に、セコンダリキャリアでもモニタを停止するタイマーを起動し、当該タイマーは、プライマリキャリアでのモニタ停止時間長に応じて動作した後に、さらに動作を継続する。例えば、セコンダリキャリアでまずモニタを3s停止し、1s動作した場合に、プライマリキャリアでモニタ停止時間長が4sであれば、まずプライマリキャリアに従って4s動作した後に、残りの2s継続して動作する。
【0171】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0172】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し且つ端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすると決定された場合、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアで設定された全てのBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよく又はプライマリキャリアで端末によってアクティブ化されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。1つの実施例として、プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動する。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した時点であってもよい。
【0173】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。プライマリキャリアでモニタを停止するタイマーを起動することを停止し、プライマリキャリアは、アクティブ化時間又はアクティブ化状態に入る。
【0174】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0175】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がプライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0176】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0177】
1つの実施例において、基地局は、端末から送信された支援情報を受信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0178】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告されたモニタスキップを所望する支援情報を受信する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止することを所望するように指示する。
【0179】
1つの実施例において、基地局は、端末から報告された端末のモニタスキップの能力を指示する支援情報を受信する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0180】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0181】
図8に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ81を含む。
【0182】
ステップ81において、プライマリキャリアで基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信する。
【0183】
ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
1つの実施例において、端末は、プライマリキャリアで基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。ここで、プライマリキャリアは、Pcell又はPscellであってもよい。端末は、PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることができる。
【0185】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0186】
1つの実施例において、所定のキャリアは、セコンダリキャリアであり、PDCCHモニタスキップ情報は、
少なくとも1つのセコンダリキャリア、
及び/又は、
同一の周波数範囲(FR)内の複数のセコンダリキャリアを含む少なくとも1つのセコンダリキャリアグループを指示する。
【0187】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて当該少なくとも1つのセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアは、端末がサポートするセコンダリキャリアのうちの一部又は全部であってもよい。
【0188】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。ここで、当該少なくとも1つのセコンダリキャリアグループは、端末がサポートするセコンダリキャリアグループのうちの一部又は全部であってもよい。セコンダリキャリアグループは、複数のセコンダリキャリアを含むことができる。
【0189】
図9に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ91を含む。
【0190】
ステップ91において、前記PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、前記セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、前記セコンダリキャリアで前記PDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないと決定する。1つの実施例において、前記PDCCHモニタスキップ情報は、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しないことを指示する。1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。
【0191】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了しない。ここで、プライマリキャリアでRARをモニタするため、端末は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタを早期終了せず、すなわち、プライマリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0192】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0193】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、セコンダリキャリアグループに対して設定された帯域幅部分(BWP)におけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0194】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、有効になったセコンダリキャリアグループで設定されたBWPにおける最小のサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信する時点であってもよい。
【0195】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアグループ内のセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示すれば、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がセコンダリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定されてもよい。なお、有効時間長以内では、PDCCHモニタスキップ情報が有効であり、有効時間長以外では、PDCCHモニタスキップ情報が無効である。PDCCHモニタスキップ情報が無効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報を無視する。又は、PDCCHモニタスキップ情報が有効であれば、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。1つの実施例において、有効時間長の起算点は、端末が当該PDCCHモニタスキップ情報を受信する時点であってもよい。
【0196】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0197】
図10に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、所定のキャリアは、プライマリキャリア又はセコンダリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ101を含む。
【0198】
ステップ101において、PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHをモニタし、
又は、
PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。
【0199】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHを継続してモニタする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップしない。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与えない。
【0200】
1つの実施例において、基地局は、PDCCHモニタスキップ情報を端末に送信し、ここで、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示する。端末は、当該PDCCHモニタスキップ情報を受信した後に、PDCCHモニタスキップ情報に基づいて、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。なお、端末は、PDCCHモニタスキップ情報に基づいてさらにセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする。すなわち、セコンダリキャリアでのモニタに影響を与える。
【0201】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0202】
1つの実施例において、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長に基づいて決定される。
【0203】
ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長は、セコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップする時間長と同じである。
【0204】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアに対して設定されたBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定され、又は、PDCCHモニタスキップ情報の有効時間長は、端末がプライマリキャリアで現在使用しているBWPにおけるサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0205】
図11に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、ここで、所定のキャリアは、プライマリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ111を含む。
【0206】
ステップ111において、PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、プライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定し、
又は、
PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定し、
又は、
PDCCHモニタスキップ情報の指示に基づいて、セコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始し、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了すると決定する。
【0207】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がプライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つプライマリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。
【0208】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0209】
1つの実施例において、PDCCHモニタスキップ情報は、端末がセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップし且つセコンダリキャリアでランダムアクセスプロセスを開始することを指示する場合、端末は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了する。すなわち、PDCCHスキップが影響を受ける。ここで、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを早期終了することは、プライマリキャリア及び/又はセコンダリキャリアに対して設定されたタイマーを早期終了することであってもよい。
【0210】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0211】
図12に示すように、本実施例では、モニタスキップ方法を提供し、ここで、所定のキャリアは、プライマリキャリアであり、当該方法は、端末によって実行され、当該方法は、以下のステップ121を含む。
【0212】
ステップ121において、支援情報を基地局に送信し、ここで、支援情報は、少なくともPDCCHのモニタをスキップすることを所望する情報を含む。
【0213】
1つの実施例において、支援情報は、
セコンダリキャリアグループの数と、
所定のキャリアの情報と、
所定のキャリアでPDCCHのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかの端末能力情報と、のうちの1種又は複数種を含む。
【0214】
1つの実施例において、端末は、支援情報を基地局に送信し、ここで、当該支援情報は、基地局がPDCCHモニタスキップ情報を端末に送信することを支援するために用いられる。
【0215】
1つの実施例において、端末は、モニタスキップを所望する支援情報を基地局に報告する。例示的に、当該支援情報は、モニタスキップを所望するセコンダリキャリアグループの個数を指示する。例示的に、当該支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアの両方でも休止するように所望することを指示する。
【0216】
1つの実施例において、端末は、端末のモニタスキップ能力を指示する支援情報を基地局に報告する。例示的に、支援情報は、モニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、キャリアアグリゲーションのセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示し、及び/又は、支援情報は、プライマリキャリアとセコンダリキャリアのモニタスキップをサポートするか又はサポートしないかを指示する。
【0217】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0218】
図13に示すように、本開示の実施例では、モニタスキップ装置を提供し、ここで、装置は、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタスキップ情報を端末に送信するための送信モジュール131であって、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む送信モジュール131を含む。
【0219】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0220】
図14に示すように、本開示の実施例では、モニタスキップ装置を提供し、ここで、装置は、
基地局から送信されたPDCCHモニタスキップ情報を受信するための受信モジュール141であって、PDCCHモニタスキップ情報は、端末が所定のキャリアでPDCCHのモニタをスキップすることを指示し、所定のキャリアは、プライマリキャリアとセコンダリキャリアとのうちの少なくとも1つを含む受信モジュール141を含む。
【0221】
なお、当業者であれば理解されるように、本開示の実施例にて提供される方法は、単独で実行されてもよく、本開示の実施例におけるいくつかの方法又は関連技術におけるいくつかの方法と共に実行されてもよい。
【0222】
本開示の実施例は、通信デバイスを提供し、通信デバイスは、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、実行可能な命令を実行する場合、本開示の任意の実施例に記載の方法を実現するように構成される。
【0223】
ここで、プロセッサは、各タイプの記憶媒体を含むことができ、当該記憶媒体は、非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信デバイスの停電後にそれに記憶された情報を格納し続けることができる。
【0224】
プロセッサは、バスなどを介してメモリに接続することができ、メモリに記憶された実行可能なプログラムを読み出すために用いられる。
【0225】
本開示の実施例は、さらにコンピュータ記憶媒体を提供し、ここで、コンピュータ記憶媒体は、コンピュータが実行可能なプログラムを記憶し、実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示の任意の実施例の方法が実現される。
【0226】
上記実施例における装置について、その各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例において詳細に説明されるため、ここでは詳細に説明しない。
【0227】
図15に示すように、本開示の1つの実施例は、端末の構成を提供する。
【0228】
図15に示す端末800を参照して本実施例は端末800を提供し、当該端末は、具体的には携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0229】
図15を参照して、端末800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インタフェース812、センサーコンポーネント814、及び通信コンポーネント816のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0230】
処理コンポーネント802は、通常、表示、通話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作など、端末800の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント802は、上述の方法のステップの全部又は一部を完了するために命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。さらに、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802とその他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間の対話を容易にするためにマルチメディアモジュールを含むことができる。
【0231】
メモリ804は、デバイス800での操作をサポートするために各タイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、端末800で操作する任意のアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどの任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶デバイス、又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0232】
電源コンポーネント806は、端末800の各種のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び端末800のために電力の生成、管理及び分配に関連するその他のコンポーネントを含むことができる。
【0233】
マルチメディアコンポーネント808は、端末800とユーザとの間の出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザから入力信号を受信するためにタッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ、及びタッチパネルにおけるジェスチャーを感知するために1つ又は複数のタッチセンサーを含む。タッチセンサーは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するだけでなく、タッチ又はスワイプ操作に関する持続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、前方カメラ及び/又は後方カメラを含む。前方及び/又は後方カメラは、デバイス800が撮影モード又はビデオモードなどの操作モードにある時に、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各々の前方カメラ及び後方カメラは、固定された光学レンズシステムであるか又は焦点距離及び光学ズーム機能を有することができる。
【0234】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、マイクロフォン(MIC)を含み、端末800が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードなどの操作モードにある時に、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ804にさらに記憶されてもよく、又は通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0235】
I/Oインタフェース812は、処理コンポーネント802とキーボード、クリックホイール、ボタンなどであり得る周辺インタフェースモジュールとの間のインタフェースを提供する。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンを含むことができるがそれらに限定されない。
【0236】
センサーコンポーネント814は、端末800の各態様の状態評価を提供するための1つ又は複数のセンサーを含む。例えば、センサーコンポーネント814は、デバイス800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置、例えば、コンポーネントが端末800のディスプレイ及びキーパッドであることを検出することができ、センサーコンポーネント814は、さらに端末800又は端末800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと端末800との接触の有無、端末800の方位又は加速/減速、及び端末800の温度変化を検出することができる。センサーコンポーネント814は、いずれの物理的接触がない場合に近くの物体の存在を検出するように構成される近接センサーを含むことができる。センサーコンポーネント814は、さらに結像用途で使用するためのCMOS又はCCDイメージセンサーなどの光センサーを含むことができる。いくつかの実施例において、当該センサーコンポーネント814は、さらに加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーを含むことができる。
【0237】
通信コンポーネント816は、端末800とその他のデバイスとの間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。端末800は、Wi-Fi、2G、又は3G、又はこれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、放送チャネルを介して外部の放送管理システムから放送信号又は放送関連情報を受信する。1つの例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、さらに近距離通信を容易にするために近距離無線通信(NFC)モジュールも含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線通信規格(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及びその他の技術で実現することができる。
【0238】
例示的な実施例において、端末800は、上記方法を実行するための1つ又は複数のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又はその他の電子素子により実現することができる。
【0239】
例示的な実施例において、命令を含むメモリ804などの命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、上述した命令は、上述した方法を完了するために端末800のプロセッサ820によって実行することができる。例えば、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0240】
図16に示すように、本開示の実施例は、基地局の構造を示す。例えば、基地局900は、ネットワーク側デバイスとして提供されてもよい。
図16を参照し、基地局900は、1つ又は複数のプロセッサを含む処理コンポーネント922、及びアプリケーションなどの処理コンポーネント922によって実行可能な命令を記憶するためのメモリ932により表されるメモリリソースを含む。メモリ932に記憶されたアプリケーションは、1つの命令セットにそれぞれ対応する1つ又は1つ以上のモジュールを含むことができる。さらに、処理コンポーネント922は、上述した方法の前述した前記基地局に使用する任意の方法を実行するために命令を実行するように構成される。
【0241】
基地局900は、さらに基地局900の電源管理を実行するように構成された電源コンポーネント926、基地局900をネットワークに接続するように構成された有線又は無線ネットワークインタフェース950、及び入出力(I/O)インタフェース958を含むことができる。基地局900は、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM又は同様なものなどのメモリ932に記憶されたものに基づくオペレーティングシステムを操作することができる。
【0242】
本発明の他の実施手段は、明細書を考慮し及び本明細書に開示された発明を実践した後に当業者に容易に想到される。本開示は、本発明の一般原理に従い、本開示が開示されない当技術分野における通常の知識又は従来の技術手段を含む、本開示の任意の変形、用途、又は適応性変化を包含することが意図される。明細書及び実施例は、単に例示的なものとして見なされ、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲により示される。
【0243】
本発明は、上記で説明し、添付図面に示された厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得ることが理解すべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によりのみ限定される。
【国際調査報告】