(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-19
(54)【発明の名称】情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 24/08 20090101AFI20250212BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20250212BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20250212BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20250212BHJP
【FI】
H04W24/08
H04W72/0457 110
H04W16/32
H04W8/22
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541620
(86)(22)【出願日】2022-01-10
(85)【翻訳文提出日】2024-07-10
(86)【国際出願番号】 CN2022071147
(87)【国際公開番号】W WO2023130483
(87)【国際公開日】2023-07-13
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヤンフア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施例は情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。UEによって実行される情報処理方法は、ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するステップを含んでもよく、ここで、前記ネットワークノードは、マスタネットワーク(MN)ノード、及び/又はセカンダリネットワーク(SN)ノードを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報処理方法であって、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するステップを含み、
前記ネットワークノードは、
マスタネットワーク(MN)ノード、
及び/又は
セカンダリネットワーク(SN)ノード、を含む、
情報処理方法。
【請求項2】
前記測定緩和パラメータを取得するステップは、
前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信するステップ、
又は、
プロトコル約束により前記測定緩和パラメータを決定するステップ、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEは進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(E-UTRAN-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(NG-RAN-UTRA-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(NR-E-UTRA)二重接続を用い、前記ネットワークノードはNR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線(NR-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が、前記ネットワークノードによる前記測定緩和パラメータの決定に用いられるステップをさらに含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報、を含む、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
前記UEがEN-DC二重接続を用いて、前記EN-DC二重接続のSNノード又はMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNE-DC二重接続を用いて、前記NE-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNR-DC二重接続を用いて、前記NR-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をMNノードに送信するステップ、
SCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をSNノードに送信するステップ、のうちの少なくとも1を含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記MNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記SNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して、前記MNノードに前記能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が前記MNノードにより前記SNノードに転送されるステップ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項5~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記測定緩和パラメータは、測定緩和条件を指示する測定緩和基準を含み、前記情報処理方法は、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップであって、前記測定緩和要求情報が、前記ネットワークノードをトリガーして、前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定するステップを含む、
請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて返された測定緩和指示を受信するステップと、
前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定するステップと、をさらに含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記測定緩和条件を満たしていることは、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件を満たしていること、
又は、
前記UEが測定した無線信号品質が第2閾値より高いという第2条件を満たしていること、を含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップは、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、前記ネットワークノードのSRBを介して、前記測定緩和要求情報又は前記測定緩和条件を満たしていること指示する通知を前記ネットワークノードに送信するステップを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記測定緩和パラメータは、
すべてのセルグループを統一的に対象とする測定緩和設定である第1類緩和設定と、
前記MCGを個別に対象とする測定緩和設定及び/又は前記SCGを個別に対象とする測定緩和設定である第2類緩和設定と、を含む、
請求項2~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信するステップは、
前記MNノードから送信された前記第1類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、MCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定、及び/又は、前記SNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、前記MCGを個別に対象とする前記第2類緩和測定配置、及び/又は、前記MNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、を含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
ネットワークノードによって実行される情報処理方法であって、前記ネットワークノードは、二重接続UEのMNノード又はSNノードを含み、前記情報処理方法は、
測定緩和の関連情報を前記UEに送信するステップを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化するための測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理方法。
【請求項19】
前記UEの能力情報を受信するステップであって、前記能力情報が、前記測定緩和パラメータを決定するステップをさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む、
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
前記UEの能力情報を受信するステップは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、前記MNノードが前記MNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて、前記UEから受信した、前記能力情報を含むSRBを受信するステップであって、SCGに対する前記UEの測定緩和能力を指示する少なくとも一部の前記能力情報が、前記MNノードから前記SNノードに送信されるステップ、を含む、
請求項19~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、すべてのCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、MCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項18~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記MNノードが、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信する前、SCGを対象とする測定緩和パラメータを送信するための補助情報を前記SNノードから受信するステップをさらに含む、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記UEが、測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告した測定緩和要求情報、又は測定緩和条件が満たされていることを指示する通知を受信するステップをさらに含み、
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて、前記UEに前記測定緩和指示を送信するステップを含む、
請求項18~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む、
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項18~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記測定緩和パラメータは、
前記UEの測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
前記UEの測定緩和に用いられる緩和設定、を含む、
請求項18~27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記測定緩和条件は、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件と、
又は、
前記UEが第2時間長内に測定した無線信号品質が第2閾値より大きいという第2条件、を含む、
請求項28に記載の方法。
【請求項30】
SNノードによって実行される情報処理方法であって、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理方法。
【請求項31】
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップは、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含む、
請求項30に記載の方法。
【請求項32】
情報処理装置であって、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するように構成される取得モジュールを含み、
前記ネットワークノードは、
マスタネットワーク(MN)ノード、
及び/又は
セカンダリネットワーク(SN)ノード、を含む、
情報処理装置。
【請求項33】
前記取得モジュールは、前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信し、又は、プロトコル約束により前記測定緩和パラメータを決定するように構成される、
請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記UEは進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(E-UTRAN-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(NG-RAN-UTRA-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(NR-E-UTRA)二重接続を用い、前記ネットワークノードはNR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線(NR-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む、
請求項32又は33に記載の装置。
【請求項35】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項32~34のいずれか一項に記載の装置。
【請求項36】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するように構成される第1緩和モジュールであって、前記能力情報が、前記ネットワークノードによる前記測定緩和パラメータの決定に用いられる第1緩和モジュールを含む、
請求項32~35のいずれか一項に記載の装置。
【請求項37】
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報、を含む、
請求項36又は37に記載の装置。
【請求項39】
前記第1送信モジュールは、
前記UEがEN-DC二重接続を用いて、前記EN-DC二重接続のSNノード又はMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信すること、
前記UEがNE-DC二重接続を用いて、前記NE-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信すること、
前記UEがNR-DC二重接続を用いて、前記NR-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信すること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される、
請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記第1送信モジュールは、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をMNノードに送信すること、
SCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をSNノードに送信すること、のうちの1つを実行するように構成される、
請求項36に記載の装置。
【請求項41】
前記第1送信モジュールは、
MNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記MNノードに前記能力情報を送信すること、
前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記SNノードに前記能力情報を送信すること、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して、前記MNノードに前記能力情報を送信し、前記能力情報が前記MNノードにより前記SNノードに転送されること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される、
請求項36~40のいずれか一項に記載の装置。
【請求項42】
前記測定緩和パラメータは、測定緩和条件を指示する測定緩和基準を含み、前記情報処理装置は、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するように構成される第2送信モジュールであって、前記測定緩和要求情報が、前記ネットワークノードをトリガーして、前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定する第2送信モジュールを含む、
請求項32~41のいずれか一項に記載の装置。
【請求項43】
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて返された測定緩和指示を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定するように構成される測定モジュールと、をさらに含む、
請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む、
請求項43に記載の装置。
【請求項45】
前記測定緩和条件を満たしていることは、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件を満たしていること、
又は、
前記UEが測定した無線信号品質が第2閾値より高いという第2条件を満たしていること、を含む、
請求項42に記載の装置。
【請求項46】
前記第2送信モジュールは、前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、前記ネットワークノードのSRBを介して、前記測定緩和要求情報又は前記測定緩和条件を満たしていること指示する通知を前記ネットワークノードに送信するように構成される、
請求項42に記載の装置。
【請求項47】
前記測定緩和パラメータは、
すべてのセルグループを統一的に対象とする測定緩和設定である第1類緩和設定と、
前記MCGを個別に対象とする測定緩和設定及び/又は前記SCGを個別に対象とする測定緩和設定である第2類緩和設定と、を含む、
請求項33~46のいずれか一項に記載の装置。
【請求項48】
前記取得モジュールは、
前記MNノードから送信された前記第1類緩和設定を受信すること、
又は、
前記MNノードから送信された、MCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定、及び/又は、前記SNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信すること、
又は、
前記MNノードから送信された、前記MCGを個別に対象とする前記第2類緩和測定配置、及び/又は、前記MNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信すること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される、
請求項47に記載の装置。
【請求項49】
情報処理装置であって、
測定緩和の関連情報をUEに送信するように構成される第3送信モジュールを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理装置。
【請求項50】
前記UEの能力情報を受信するように構成される第2受信モジュールであって、前記能力情報が前記測定緩和パラメータを決定する第2受信モジュールをさらに含む、
請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む、
請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項50又は51に記載の装置。
【請求項53】
前記第2受信モジュールは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、前記MNノードが前記MNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信すること、
又は、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信すること、
又は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて、前記UEから受信した、前記能力情報を含むSRBを受信し、SCGに対する前記UEの測定緩和能力を指示する少なくとも一部の前記能力情報が、前記MNノードから前記SNノードに送信されること、のうちの1つを実行するように構成される、
請求項49~52のいずれか一項に記載の装置。
【請求項54】
前記第3送信モジュールは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、すべてのCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、MCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される、
請求項48~53のいずれか一項に記載の装置。
【請求項55】
前記MNノードが、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するの前に、SCGを対象とする測定緩和パラメータを送信するための補助情報を前記SNノードから受信するように構成される第3受信モジュールをさらに含む、
請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記情報処理装置は、前記UEが、測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告した測定緩和要求情報、又は測定緩和条件が満たされていることを指示する通知を受信するように構成され、
前記第3送信モジュールは、前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて、前記UEに前記測定緩和指示を送信するように構成される、
請求項49~55のいずれか一項に記載の装置。
【請求項57】
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む、
請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項49~57のいずれか一項に記載の装置。
【請求項59】
前記測定緩和パラメータは、
前記UEの測定緩和条件を指示する測定緩和基準と、
前記UEの測定緩和に用いられる緩和設定と、を含む、
請求項49~58のいずれか一項に記載の装置。
【請求項60】
前記測定緩和条件は、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件、
又は、
前記UEが第2時間長内に測定した無線信号品質が第2閾値より大きいという第2条件、を含む、
請求項59に記載の装置。
【請求項61】
情報処理装置であって、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するように構成される伝送モジュールを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理装置。
【請求項62】
前記伝送モジュールは、前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するように構成される、
請求項61に記載の装置。
【請求項63】
通信デバイスであって、プロセッサ、送受信機、メモリ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行され得る実行可能なプログラムを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する際に、請求項1~17、18~29、30~31のいずれか一項によって提供される方法を実行する、
通信デバイス。
【請求項64】
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体には実行可能なプログラムが記憶されており、前記実行可能なプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項1~3、4~5、6~11又は12~13のいずれか一項によって提供される方法を実現する、
コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信技術分野に関するが、無線通信技術分野に限らず、特に情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
接続状態のユーザイクイップメント(User Equipment、UE)は、サービスセルのダウンリンクの無線信号を測定し、該無線信号は、無線リンクモニタリング(Radio Link Management、RLM)-基準信号(Reference Signal、RS)を含んでもよく、これによって無線リンク品質を検出し、且つUEとサービスセルとの間が非同期状態であるか、同期状態であるかを判断する。
【0003】
ビーム障害検出(Beam Failure Detection、BFD)は、接続状態のUEによるサービスセルの品質の検出に用いられてもよく、サービスセルの品質が悪い場合、ビーム障害検出をトリガーすることにより、ビームを実現するか、又は新しいサービスセルを見つける。
【0004】
無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)は、接続状態のUEによるサービスセルと隣接セルの無線信号品質の測定に用いられ、これによって、UEは、信号品質のより良いセルに切り替え又は駐留する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。
【0006】
本開示の実施例の第1態様は、ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するステップを含み、
ここで、前記ネットワークノードは、
マスタネットワーク(Master Network、MN)ノード、
及び/又は
セカンダリネットワーク(Second Network、SN)ノード、を含む。
【0007】
本開示の実施例の第2態様は、ネットワークノードによって実行される情報処理方法を提供し、前記ネットワークノードは、二重接続UEのMNノード又はSNノードを含み、前記方法は、
測定緩和の関連情報を前記UEに送信するステップを含み、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
本開示の実施例の第3態様は、SNノードによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
本開示の実施例の第4態様は情報処理装置を提供し、前記装置は、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するように構成される取得モジュールを含み、
ここで、前記ネットワークノードは、
マスタネットワーク(MN)ノード、
及び/又は
セカンダリネットワーク(SN)ノードを含む。
【0010】
本開示の実施例の第5態様は情報処理装置を提供し、前記装置は、
測定緩和の関連情報を前記UEに送信するように構成される第3送信モジュールを含み、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
本開示の実施例の第6態様は、SNノードによって実行される情報処理装置を提供し、前記装置は、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するように構成される伝送モジュールを含み、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
本開示の実施例の第7態様は、通信デバイスを提供し、該通信デバイスは、プロセッサ、送受信機、メモリ、メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行され得る実行可能なプログラムを含み、ここで、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する際に、前述した第1態様又は第2態様又は第3態様によって提供される情報処理方法を実行する。
【0013】
本開示の実施例の第8態様は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には、実行可能なプログラムが記憶され、前記実行可能なプログラムは、プロセッサによって実行されると、前述した第1態様又は第2態様又は第3態様によって提供される情報処理方法を実現することができる。
【発明の効果】
【0014】
本開示の実施例によって提供される技術案は、二重接続UEに対して、測定緩和パラメータを取得し、これにより、MNノード及び/又はSNノードの無線信号測定に対して緩和を行うことで、二重接続UEの消費電力を削減する。
【0015】
なお、以上の一般的な説明と以下の詳しい説明は例示的且つ説明的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
ここでの図面は明細書に組み込まれ且つ本明細書の一部となり、本発明に一致する実施例を示し、且つ明細書とともに本発明の実施例の原理を説明する。
【
図1】例示的な一実施例に示す無線通信システムの構造概略図である。
【
図2】例示的な一実施例に示す情報処理方法のフローチャートである。
【
図3】例示的な一実施例に示す情報処理方法のフローチャートである。
【
図4】例示的な一実施例に示すUEの制御方法のフローチャートである。
【
図5A】例示的な一実施例に示すUEの制御方法のフローチャートである。
【
図5B】例示的な一実施例に示すUEの制御方法のフローチャートである。
【
図6】例示的な一実施例に示すUEの制御方法のフローチャートである。
【
図7】例示的な一実施例に示すUEの制御方法のフローチャートである。
【
図8】例示的な一実施例に示す情報処理方法のフローチャートである。
【
図9】例示的な一実施例に示す情報処理装置の構造概略図である。
【
図10】例示的な一実施例に示す情報処理装置の構造概略図である。
【
図11】例示的な一実施例に示す情報処理装置の構造概略図である。
【
図12】例示的な一実施例に示すUEの構造概略図である。
【
図13】例示的な一実施例に示すネットワークノードの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関連する場合、別に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本開示の実施例に一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で詳しく説明される、本発明の実施例の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0018】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するための目的であり、本開示の実施例を限定するものではない。文脈では他の意味がはっきりと示されていない限り、本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数型の「一種」と「該」も複数型を含む。なお、本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連し且つ列挙された1つ又は複数の項目の任意又はすべての可能な組み合わせを指し且つ含む。
【0019】
なお、本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語で様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同一のタイプの情報を互いに区別することだけに使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1情報は第2情報と呼ぶこともでき、同様に、第2情報は第1情報と呼ぶこともできる。コンテキストによると、ここで使用される「の場合」という用語は、「……時」又は「……すると」又は「決定することに応答」こととして解釈することができる。
【0020】
図1を参照すると、本開示の実施例によって提供される無線通信システムの構造概略図を示している。
図1に示すように、無線通信システムはセルラ移動通信技術に基づく通信システムであり、該無線通信システムは、複数のUE11及び複数のアクセスデバイス12を含んでもよい。
【0021】
ここで、UE11は、ユーザに音声及び/又はデータ連通性を提供するデバイスを指してもよい。UE11は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信可能であり、ユーザイクイップメント110は、例えばセンサデバイス、移動電話(又は「セルラ」電話とも呼ばれる)およびモノのインターネットのUEを有するコンピュータモノのインターネットのようなUEであってもよく、例えば、固定式、ポータブル、ポケット、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵又は車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント、リモートUE(remote terminal)、アクセスUE(access terminal)、ユーザ装置(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、又はユーザイクイップメント(user equipment)である。又は、ユーザイクイップメント110は無人航空機のデバイスであってもよく。又は、ユーザイクイップメント110は車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を備えるモバイルコンピュータ、又は外付けモバイルコンピュータを有する無線通信デバイスであってもよい。又は、ユーザイクイップメント110は道端デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を備える街灯、信号灯又は他の道端デバイスなどであってもよい。
【0022】
アクセスデバイス12は無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。ここで、該無線通信システムは、長期的進化(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれる第4世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、又は、該無線通信システムは、新しい無線システム又は5G NRシステムとも呼ばれる5Gシステムであってもよい。又は、該無線通信システムは5Gシステムの次の世代のシステムであってもよい。ここで、5GシステムにおけるアクセスネットワークはNG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれてもよい。又は、MTCシステムである。
【0023】
ここで、アクセスデバイス124Gシステムにおいて使用された進化型基地局(eNB)であってもよい。又は、アクセスデバイス12は5Gシステムにおいて集中分散アーキテクチャを用いる基地局(gNB)であってもよい。アクセスデバイス12が集中分散アーキテクチャを用いる場合、通常、集中ユニット(central unit、CU)及び少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットには、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設定され、分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設定され、本開示の実施例はアクセスデバイス12の具体的な実現形態を限定しない。
【0024】
アクセスデバイス12とUE11との間は、無線インターフェースによって無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、該無線インターフェースは第4世代移動通信ネットワーク技術(4G)基準に基づく無線インターフェースであり、又は、該無線インターフェースは第5世代移動通信ネットワーク技術(5G)基準に基づく無線インターフェースであり、例えば、該無線インターフェースは新しい無線であり、又は、該無線インターフェースは、5Gの次の世代の移動通信ネットワーク技術基準に基づく無線インターフェースであってもよい。
【0025】
幾つかの実施例では、UE11の間はE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立してもよい。例えば車車間/路車間通信(vehicle to everything、V2X)における車車間(vehicle to vehicle、V2V)通信、路車間通信(vehicle to Infrastructure、V2I)通信、及び歩車間(vehicle to pedestrian、V2P)通信などのシーンである。
【0026】
幾つかの実施例では、上記無線通信システムはネットワーク管理デバイス13をさらに含んでもよい。
【0027】
複数のアクセスデバイス12はそれぞれネットワーク管理デバイス13に接続される。ここで、ネットワーク管理デバイス13は無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、該ネットワーク管理デバイス13進化型のデータパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)におけるモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。又は、該ネットワーク管理デバイスは他のコアネットワークデバイスであってもよく、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシーと課金ルールの機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)又はホームサブスクライバサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理デバイス13の実現形態に対して、本開示の実施例では限定されない。
【0028】
図2に示すように、本開示の実施例は、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS210を含む。
【0029】
S210:ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得し、
ここで、前記ネットワークノードは、
MNノード、
及び/又は
SNノードを含む。
【0030】
本開示の実施例に記載のUEは、二重接続をサポートするUEであってもよい。該UEによってサポートされる二重接続は、マルチ無線二重接続(Multi Radio Dual Connectivity、MR-DC)、汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(Evolution Universal mobile telecommunications system Terrestrial Radio Access Network-New Radio、E-UTRAN-NR)E-UTRAN-NR二重接続、次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(Next Gneration Radio Access Network- Universal mobile telecommunications system Terrestrial Radio Access-New Rdio、NG-RAN-UTRA-NR)二重接続、又は新しい無線-新しい無線(New Radio-New Radio、NR-NR)二重接続を含んでもよい。
【0031】
該二重接続UEは接続状態又は非接続状態であってもよい。該非接続状態は、非アクティブ状態及び/又はアイドル状態を含むが、これらに限らない。
【0032】
該測定緩和パラメータは、UEがそれに接続される1つ又は複数のネットワークノードから送信された無線信号測定を緩和することに使用されてもよい。
【0033】
例示的に、該測定緩和パラメータは、
測定緩和を実行する測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
及び/又は、
UEの無線信号測定緩和に用いられる測定緩和設定、を含んでもよい。
【0034】
測定緩和設定に従って無線信号測定を行う測定頻度は、測定緩和設定に従わずに無線信号測定を行う測定頻度より低い。
【0035】
前記測定緩和設定は、
無線信号測定を停止すると決定するようにUEに指示する測定停止パラメータであって、例示的に、該測定停止パラメータが少なくとも、無線信号測定を停止する開始時間と終了時間のUEによる決定に使用され得る測定停止パラメータ、
無線信号測定頻度が低下した後の測定周期を決定するための測定周期決定パラメータ、
測定緩和後に評価が引き下げられた後の評価周期を決定するための評価周期決定パラメータ、
測定緩和後に検出周期が短縮された後の検出周期を決定するための検出周期決定パラメータ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0036】
ここで、ネットワークノードはいずれも基地局であってもよい。該基地局はeNB及び/又はgNBであってもよい。
【0037】
UEが二重接続をサポートしていることにより、UEが接続するネットワークノードは、マスタサービスセルのマスタMNノードとセカンダリサービスセルのSNノードに分けることができる。
【0038】
幾つかの実施例では、二重接続UEが測定緩和パラメータに従って無線信号測定を行うことは、MNノードに対する無線信号測定及び/又はSNノードに対する無線信号測定を緩和することを含んでもよい。
【0039】
本開示の実施例では、二重接続UEは、測定緩和パラメータの取得により自身の測定を緩和し、これにより、低い頻度の測定が必要とされる時又は測定を必要としない時の不必要な測定を減少させ、測定による二重接続UEの消費電力を削減する。
【0040】
幾つかの実施例では、前記S210は、
前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信すること、
又は、
プロトコル約束により前記測定緩和パラメータを決定することを含む。
【0041】
該測定緩和パラメータは、ネットワークノードからUEに送信されたものであってもよい。例えば、UEのMNノード及び/又はSNノードは前記測定緩和パラメータをUEに送信する。
【0042】
測定緩和パラメータは、ネットワークノードからUEに送信されたものである場合、UEは、測定緩和パラメータを予め受信してもよく、測定緩和を実行する必要がある時、ネットワークデバイスから送信された発効指示を受信して、発効指示、そして予め受信された測定緩とパラメータに基づいて無線信号測定の緩和を実行してもよい。
【0043】
例示的に、UEは、前記測定緩和パラメータが運ばれているRRCシグナリング又はMAC CEを受信することができる。
【0044】
UEは、プロトコル約束により、前記測定緩和パラメータを決定することもできる。例示的に、プロトコルが複数の候補測定緩和パラメータを合意した場合、UEは、現在自身のバッテリー残量及び/又は自身のモビリティに応じて、1つの候補測定緩和パラメータをターゲット測定緩和パラメータとして選択して使用することができる。ターゲット測定緩和パラメータを選択した後、UEは、二重接続UEの現在の無線信号の測定状況を容易にネットワークノードに知らせるように、ターゲット測定緩和パラメータの情報をネットワークノードに報告してもよい。無論、UEは、該ターゲット測定緩和パラメータの情報を報告しなくてもよい。
【0045】
要するに、UEが測定緩和パラメータを取得する方式は様々であり、具体的な実現は上記いずれか1つに限定されない。
【0046】
前記UEは進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(Evolution Universal mobile telecommunications system Terrestrial Radio Access Network-New Radio、E-UTRAN-NR)E-UTRAN-NR二重接続を用い、前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(Next Gneration Radio Access Network- Universal mobile telecommunications system Terrestrial Radio Access-New Rdio、NG-RAN-UTRA-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、又は、
前記UEは、新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(New Radio- Evolution Universal mobile telecommunications system Terrestrial Radio Access Network)NR-E-UTRA二重接続を含み、前記ネットワークノードは、NR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線(New Radio-New Radio、NR-NR)二重接続を含み、前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む。
【0047】
UEが二重接続をサポートしている場合、接続状態下の二重接続UEと、MNノードおよびSNノードの両方との間にRRC接続が存在し、この時、MNノード及びSNノードのうちの1つは、UEとのシグナリング及び/又はデータ通信がより頻繁になり、この時、UEは、緩和測定に関連するあらゆる情報を該ネットワークノードと交換することができ、例えば、緩和測定パラメータ、UEの測定緩和能力を指示する能力情報、緩和測定要求情報及び/又は緩和測定指示などである。
【0048】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
RLM測定緩和パラメータ、
BFD測定緩和パラメータ、
RRM測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
UEは、前記RLM測定緩和パラメータを得た後に、RLM測定緩和パラメータに基づいて、RLM測定を一定時間停止するか、又はRLM測定頻度を低下させる。
【0050】
RLM測定とは、
接続(RRC_CONNECTED)状態にあるUEが、サービスセル(SpCell, inside active BWP)のダウンリンクRLM-RS(SSB-RS and/or CSI-RS)を測定することでダウンリンク無線リンクの品質をモニタし、UEとサービスセルがダウンリンク同期(IS)状態にあるか非同期状態(OOS)にあるかを判断するプロセスである。
【0051】
具体的に、UEは、各RLM-RSを周期的に測定し、得られた測定値及び同期閾値(Qin)と、非同期閾値(Qout)とを比較し、UEのIS/OOS状態を判断し、物理層は、判断して得られたIS/OOS状態を上位層に報告する。ここの上位層は、RRC層を含むがこれに限らず、該上位層は、物理層よりも上位のいずれかの層であってもよい。
【0052】
非同期(out-of-sync)評価周期(TEvaluate_out)内で、閾値Qoutより低いか否かを評価し、測定結果がすべてQoutより低い場合、層1(L1)は上位層に非同期(out-of-sync、OOS)指示を報告する。
【0053】
同期(in-sync)評価周期(TEvaluate_in)内で、閾値Qinより優れるか否かを評価し、いずれか1つの測定結果がQinよりも優れている場合、L1は上位層にIS指示を報告する。
【0054】
上位層は、報告情報に基づいて次の動きを決定し、即ち、OOSカウンタが連続してN310個のOOS指示を記録した場合、UEは、ネットワークにより設定されたRLFタイマT310を開始する。
【0055】
ISカウンタが、物理層によって報告された連続するN311個のIS指示を記録した場合、T310タイミングを停止し、T310が時間切れになると、UEはRLFを報告する。
【0056】
UEは、前記BFD測定緩和パラメータを得た後、BFD測定緩和パラメータに基づいて、BFD測定を一定時間停止するか、又はBFDの測定頻度を低下させてもよい。
【0057】
ビームレベルの通信リンクは、遮蔽されやすいので、通信品質が悪くなりやすく、通信失敗が発生するさえ存在し、ダウンリンクビーム失敗が発生する時、UEには、現在の失敗ビームの代わりに新しい候補ビームがあるとすれば、ビーム失敗によるRLFビーム失敗の回復プロセスを簡素化する可能性があり、該ビーム失敗の回復プロセスは次のとおりである。
1)ビーム障害検出(Beam Failure Detection、BFD):検出対象はUEの現在のサービスビーム( SpCell and SCell )であり、測定内容は、対応するサービスビームのSSB-RS/CSI-RS(up to 2)であり、評価周期(TEvaluate_BFD)内の測定結果とQout_LR(BLER=10%)閾値を比較し、すべての測定結果が閾値より低い場合、ビーム失敗指示(Beam Failure Instance Indication)を一回トリガーする。
2)設定されたビーム失敗検出タイムアウト(beamFailureDetectionTimer)がタイムアウトになる前に、L1ビーム失敗指示数が設定閾値(beamFailureInstanceMaxCount)に達すると、UEはビーム失敗を声明、候補ビーム検出 (Candidate Beam Detection、CBD)を起動する。
3)候補ビーム検出(Candidate Beam Detection):検出対象は、ネットワークがUEのために設定した候補ビームセットであり、測定内容は、対応する候補ビームのSSB-RS and/or CSI-RSであり、検出は、評価周期(TEvaluate_CBD)内の測定結果と設定閾値Qin_LR( L1-RSRP )との比較を根拠とし、候補ビームのうち測定結果が閾値より高いものを利用可能な新しいビームとする。
【0058】
UEは、利用可能な新しいビームを見つけたことをネットワークに通知し、これにより、ネットワークは、該新しいビームを利用してダウンリンク伝送を行うことができることをしるようになる。
【0059】
UEは、前記RRM測定緩和パラメータを得た後に、RRM測定緩和パラメータに基づいて、RRM測定を一定時間停止するか、又はRRMの測定頻度を低下させてもよい。
【0060】
RRM測定は、サービスセルのSSB及び/又は隣接セルのSSBに対する測定を含み、SSBの測定結果に基づいてセル切り替え及び/又はセル再選択を行う。隣接セルは、同一周波数隣接セル、異周波数隣接セル及び/又は異システム隣接セルを含んでもよい。
【0061】
図3に示すように、本開示の実施例はUEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS310~320を含む。
【0062】
S310:ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信する。
【0063】
該UEは、二重接続をサポートするUE及び/又は二重接続を有するUEであってもよい。
【0064】
幾つかの前記能力情報は、前記ネットワークノードによる測定緩和パラメータに用いられ、及び/又は、ネットワークノードが前記UE緩和無線信号の測定を指示するか否かに用いられる。
【0065】
ここの測定緩和パラメータは、前述した任意の実施例によって提供される測定緩和パラメータであってもよい。
【0066】
例示的に、該能力情報は、前記UEによってサポートされる緩和測定を指示し、及び/又は前記UEによってサポートされる無線信号測定の緩和の度合いを指示し、このように、ネットワークノードは、該能力情報に基づいて、UEが無線信号の測定緩和をサポートするか否か、及び/又はUEが無線信号の測定緩和をサポートする際の緩和の度合いを決定することができる。
【0067】
幾つかの実施例では、該UEの能力情報報告は、前述した
図2に示す方法と組み合わせて使用してもよく、単独で使用してもよい。例えば、
図3を参照し、UEが能力情報を報告した後、ネットワークノードは、UEの能力情報に基づいて、MCG及び/又はSCGに対するUEによる測定緩和の測定緩和パラメータを決定し、且つS320において、決定された測定緩和パラメータをUEに送信する。
【0068】
例示的に、前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
前記第1能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、前記UEがRLM測定緩和をサポートするおよびUEがRLM測定緩をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0070】
第2能力インジケータは、1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがBFD測定緩和をサポートする及びUEがBFD測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0071】
第3能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがRRM測定緩和をサポートするおよびUEがRRM測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0072】
幾つかの実施例では、前記能力情報は1つのフィールドを含んでもよく、該フィールドの異なるビットはそれぞれ前記第1能力インジケータ、第2能力インジケータおよび第3能力インジケータのうちの1つ又は複数にそれぞれ対応してもよい。
【0073】
幾つかの実施例では、UEによってサポートされる測定緩和能力の間に関連関係がある場合、UEがRLM、BFDおよびRRM測定緩和のうちの2つ又は3つの測定をサポートすることを統一的に指示することができる。例えば、UEがRRM測定緩和をサポートすると仮定すると、UEがRLM測定緩和を同期的にサポートすることを表し、この時、1つのインジケータは、UEがこの2つの測定の緩和をサポートするか否かを同期的に指示することができ、これによってビットオーバーヘッドが削減される。
【0074】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
すべてのセルグループ(Cell Group、CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(Master Cell Group、MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(Second Cell Group、SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む。
【0075】
二重接続UEに対して、該UEによる無線測定は、プライマリーセルに対する測定とセカンダリセルに対する測定を含んでもよい。
【0076】
1つの前記セルグループは少なくとも1つのセルを含んでもよい。
【0077】
第1類能力情報は、MCGとSCGに対するUEの測定緩和能力を統一的に指示し、この時、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートすることを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートすることを表し、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートしないことを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートしないことを表す。
【0078】
第1類能力情報は1つのビットによって指示されてもよく、ビットオーバーヘッドが小さいという特徴を有する。
【0079】
第2類能力情報は、CGを区別し且つUEが緩和をサポートするか否かを個別に指示するためのものであり、例えば、第2類能力情報は、UEがMCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータ及び/又はUEがSCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータを含む。例えば、第2類能力指示情報は、各種類の測定に対しても、2つのビットが設定されてもよく、1つのビットは、MCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示し、もう1つのビットは、SCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示する。
【0080】
第3類能力情報は関連指示であり、例えば、UEは、MCGにおけるRLM測定緩和を指示する場合、必ずSCGにおけるRLM測定緩和をサポートし、したがって、第3類能力情報により指示することができる。また、UEがSCGにおけるBDF測定緩和をサポートする場合、MCGにおけるBDF測定緩和を必然的にサポートすると認めることができる。
【0081】
例示的に、前記S310は、
前記UEがEN-DC二重接続を用いて、前記EN-DC二重接続のSNノード又はMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNE-DC二重接続を用いて、前記NE-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNR-DC二重接続を用いて、前記NR-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0082】
UEの二重接続タイプにより、MNノード又はSNノードに前記第1類能力情報を送信するように選択する。ネットワークノードに測定緩和パラメータが設定されている場合、能力情報を受信するネットワークノードにより設定し且つUEに送信することができ、このように、UEに接続されるMNノードとSNノードとの情報交換を減少させる。
【0083】
幾つかの実施例では、前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をMNノードに送信するステップ、
SCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をSNノードに送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
UEが報告したのは第2類能力情報である場合、MCG測定緩和能力に対する第2類能力情報を該MNノードに報告し、SCG測定に対するUEの測定緩和能力の第2類能力情報をSNノードに送信する。
【0085】
幾つかの実施例では、前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MNノードのシグナリング無線ベアラ(Signal Radio Bearer、SRB)SRBを介して前記MNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードのSRBを介して前記SNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードのSRBを介して前記MNノードに前記能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が前記MNノードによって前記SNノードに転送又はトランスペアレント伝送される。
【0086】
通常、UEのMNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うためのSRBが設定されており、SNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うためのSRBが設定されていない場合がある。この時、MCGとSCG測定緩和に対するUEの第2類能力情報は、MNノードによって設定されているSRBによりMNノードに送信することができ、UEが送信したのは、SCG測定緩和に対する第2類能力情報である場合、MNノードは受信した後、SNノードに転送又はトランスペアレント伝送する。
【0087】
SNノード自身にSRBが設定されている場合、UEは、SNノードに設定されたSRBを介してSNノードに前記第2類能力情報を送信するように選択してもよい。
【0088】
一部の場合では、SNノードにSRBが設定されていても、MNノードがSCG測定に対するUEの緩和能力を知っている可能性があることを考慮して、UEは、依然として、MNノードに設定されたSRBを介して、SCG測定緩和能力に対する第2類能力情報をMNノードに送信するように選択してもよい。
【0089】
例示的に、MNノードはUEのためにSRB1及び/又はSRB2を設定することができる。SNノードには、UEと通信するSRBが設定されている場合、少なくともSRB3が設定されてもよい。
【0090】
UEがMNノードに能力情報を送信する場合、UEはSRB1を介してMNノードに前記能力情報を送信することができ、このように、UEは、SNノードに能力情報を送信する際に、SRB3を介してSNノードに能力情報を送信することができる。
【0091】
図4に示すように、本開示の実施例は、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS410を含む。
【0092】
S410:測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、ネットワークノードに測定緩和要求情報を送信し、ここで、前記測定緩和要求情報は、前記ネットワークノードが前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定することをトリガーする。
【0093】
該情報処理方法は個別に実行されてもよく、前述した実施例と組み合わせて実施されてもよい。
【0094】
例えば、該測定緩和条件は、前述した測定緩和パラメータ内の測定緩和基準により指示されてもよい。
【0095】
ここのネットワークノードは、以上言及されたいずれか1つの二重接続に対応するMNノード及び/又はSNノードであってもよい。
【0096】
例示的に、UEは、ネットワークノードから測定緩和パラメータを受信した後、又はプロトコル約束により、使用される測定緩和パラメータを決定した後、測定緩和パラメータにおける測定緩和基準に基づいて、現在の状況が緩和条件を満たしているか否かを決定し、緩和条件を満たしている場合、ネットワークノードに測定緩和要求情報を送信し、ネットワークノードがUEによる測定緩和を許可する場合、UEは確認指示を受信することになり、ネットワークノードがUE緩和測定を許可しない場合、UEは拒否指示を受信するか又は応答を受信できない場合がある。UEは確認指示を受信すると、測定緩和パラメータにおける緩和設定に従ってRLM測定、RRM測定及び/又はBFD測定のうちの少なくとも1つの測定緩和を行い、そうでなければUEは測定を緩和しない。
【0097】
幾つかの実施例では、本開示の実施例は、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、
測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、緩和測定条件を満たしていることを指示する通知をネットワークノードに送信するステップを含む。
【0098】
該情報処理方法は個別に実行されてもよく、前述した実施例と組み合わせて実施されてもよい。
【0099】
例えば、該測定緩和条件は、前述した測定緩和パラメータ内の測定緩和基準により指示されてもよい。
【0100】
ここのネットワークノードは、以上言及されたいずれか1つの二重接続に対応するMNノード及び/又はSNノードであってもよい。
【0101】
例示的に、UEは、ネットワークノードから測定緩和パラメータを受信した後、又はプロトコル約束により、使用される測定緩和パラメータを決定した後、測定緩和パラメータにおける測定緩和基準に基づいて、現在の状況が緩和条件を満たしているか否かを決定し、緩和条件を満たしている場合、ネットワークノードに測定通知を送信し、ネットワークノードがUEによる測定緩和を許可する場合、UEは確認指示を受信することになり、ネットワークノードがUE緩和測定を許可しない場合、UEは拒否指示を受信するか又は応答を受信できない場合がある。UEは確認指示を受信すると、測定緩和パラメータにおける緩和設定に従ってRLM測定、RRM測定及び/又はBFD測定のうちの少なくとも1つの測定緩和を行い、そうでなければUEは測定を緩和しない。
【0102】
図5Aに示すように、本開示の実施例は、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS510A~S530Aを含む。
【0103】
S510A:測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、ネットワークノードに測定緩和要求情報を送信し、ここで、前記測定緩和要求情報は、前記ネットワークノードが前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定することをトリガーする。
【0104】
S520A:前記測定緩和要求情報に基づいて返された測定緩和指示を受信する。
【0105】
S530A:前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定する。
【0106】
二重接続UEが、測定緩和条件が満たされていることを検出した後、ネットワークノードに測定緩和要求情報を送信し、二重接続UEのMNノード及び/又はSNノードは、測定送信要求情報を受信した後、MNノード及び/又はSNノードがUEによる測定緩和を許可する場合、UEは、測定緩和指示における有効化指示を受信した可能性があり、MNノード及び/又はSNノードがUEによる測定緩和を許可しない場合、UEは、測定緩和指示における有効化指示を受信できないか、又は無効化指示を受信する可能性がある。
【0107】
図5Bに示すように、本開示の実施例は、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS510B~S530Bを含む。
【0108】
S510B:測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をネットワークノードに送信する。
【0109】
S520B:前記通知に基づいて返された測定緩和指示を受信する。
【0110】
S530B:前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定する。
【0111】
二重接続UEが、測定緩和条件を満たしていることを検出した後、ネットワークノードに通知を送信し、二重接続UEのMNノード及び/又はSNノードが通知を受信した後、MNノード及び/又はSNノードがUEによる測定緩和を許可する場合、UEは、測定緩和指示における有効化指示を受信する可能性があり、MNノード及び/又はSNノードがUEによる測定緩和を許可しない場合、UEは測定緩和指示における有効化指示を受信できないか、又は無効化指示を受信する可能性がある。
【0112】
ネットワークノードがUEによる測定送信が許可されることを指示する場合、UEは測定緩和パラメータにおける緩和設定に基づいて無線信号を測定することができる。この時の緩和設定は、測定設定を停止すること及び/又は測定頻度設定を低下させることを含んでもよい。測定配置の停止に従って無線信号の測定を行う場合、UEは無線信号を一定時間停止し、測定頻度設定の低下に従って無線信号の測定を行う場合、UEは無線信号の測定頻度を低下させる。
【0113】
幾つかの実施例では、前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む。
【0114】
有効化指示は、UEによる測定緩和の起動をトリガーすることができ、無効化指示は、測定送信の停止及び/又は測定送信を起動しないことをUEに指示することができる。
【0115】
幾つかの実施例では、前記測定緩和指示は、測定緩和パラメータに含まれて送信されてもよく、測定緩和パラメータに含まれてUEに送信される場合、測定緩和指示は、ネットワークデバイスにより明示的に指示されてもよく、又は測定緩和パラメータにおける他の内容が送信されるか否かにより暗黙的に指示されてもよい。ここで、他の内容は、測定緩和基準及び/又は測定緩和設定を含むが、これらに限定されない。
【0116】
前述した実施例では、前記測定緩和条件を満たしていることは、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、 及び/又は、前記UEが測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件を満たすこと、
又は、
前記UEが測定した無線信号品質が第2閾値より高いという第2条件を満たすこと、を含んでもよい。
【0117】
予め設定された時間長内のUEの変位量が第1閾値より小さい及び/又は無線信号品質の変化量が第3閾値より小さいことは、UEの移動状態が静止条件及び/又は準静止又は低モビリティ状態を満たしていることとして認めることができ、この時は、UEが様々な無線信号測定の測定結果に基づいてセル切り替え及び/又はビーム切り替えを行う確立が低いことを表し、無線信号に対するUEによる測定を適当に減少させることで、UE測定が消費する電気エネルギーを削減して、待機時間長を延ばすことができる。
【0118】
前記予め設定された時間長は、前記緩和条件によって限定される任意の時間長値であってもよく、例示的に、該時間長値は10min、5min又は1min又は30sなどであってもよい。
【0119】
UE移動量が極めて小さく、MCG及び/又はSCGの無線信号の送信電力が一定に維持されていると仮定する場合、同じ無線環境では、UEによって測定される無線信号品質も相対的な安定を維持する。
【0120】
例えば、前記無線信号品質は、UEが同期信号ブロック及び/又はチャネル状態情報基準信号を測定して得られた基準信号受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)又は基準信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)又は信号対雑音干渉比(Signal to Interference plus Noise Ratio、SINR)であってもよい。
【0121】
UEにより測定された無線信号品質が、対応する無線信号品質閾値より高い場合、UEの移動量が極めて小さい又はセル中心にあることを表し、この場合、同様に、無線信号測定を適当に停止するか、及び/又は測定頻度を低下させることで、UEの消費電力を削減し、UEの待機時間長を延ばす。
【0122】
幾つかの実施例では、UEにより測定された無線信号品質が常に良好である場合、一定の変動があっても、UEはそのまま現在のサービスセルに駐留することができ、そのため、UEにより測定された無線信号品質値が第2閾値より高いか否かのみに基づいて、測定緩和条件が満たされているか否かを決定することができる。
【0123】
前記変動値は、一定の時間長内にUEが測定した無線信号品質の分散または標準偏差などであってもよく、又は、UEが一定時間長内に測定した無線信号品質の最大値と最小値との差であってもよい。変動値は、UEが測定した無線信号品質の変動をより直観的に反映している。このように、いくつかの実施例では、無線信号品質の変動値のみに基づいて、現在の状況が測定緩和条件を満たしているか否かを決定することができる。
【0124】
UEが測定緩和を実行するか否かを正確に制御するために、無線信号品質に基づいて測定緩和条件が満たされているか否かを決定する時、無線信号品質が第2閾値より高いか否かに基づいて、そして無線信号品質の変動値と組み合わせて、現在の状況が測定緩和条件を満たしているか否かを決定することができる。
【0125】
例示的に、前記満たされる第2条件は、
前記UEが測定したMCGの無線信号品質がMCG信号品質閾値より大きく、及び/又は前記UEが測定した前記MCGの無線信号品質がMCG変動閾値より大きいこと、
前記UEが測定したSCGの無線信号品質がSCG信号品質閾値より大きく、及び/又は前記UEが測定した前記SCGの無線信号品質がSCG変動閾値より大きいこと、
前記UEが測定した前記MCG及び/又は前記SCGの無線信号品質が共有信号品質閾値より大きく、及び/又は前記UEが測定した前記MCG及び/又は前記SCGの無線信号品質が共有変動閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
ここで、MCGの無線信号品質を測定し、即ち、MCGのセルの無線信号品質を測定し、例えば、MCGのプライマリーセル(Pcell)の無線信号品質、又はすべてのMCGセルの無線信号品質を測定する。
【0127】
ここで、SCGの無線信号品質の測定は、即ちSCGのセルの無線信号品質の測定であり、例えば、SCGのプライマリーセル(Pscell)の無線信号品質、又はすべてのSCGセルの無線信号品質を測定する。
【0128】
UEが所在する位置を考慮して、MCGとSCGのために同じ閾値又は異なる閾値を設定してもよい。
【0129】
MCGとSCGに対する閾値を個別に設定する場合、MCG信号品質閾値は、前記SCG信号品質閾値に等しくてもよく、それに等しくなくてもよい。SCG変動品質閾値は、前記MCG信号品質閾値に等しくてもよく、それに等しくなくてもよい。
【0130】
共有信号閾値と共有変動閾値を用いる場合、UEは1つの信号品質閾値及び/又は1つの変動閾値のみを受信し、SCGとMCGに対するUEの測定は、すべてこの1つの信号品質閾値及び/又はこの1つの変動閾値を用いて、測定緩和条件を満たすか否かについての測定を行う。
【0131】
例示的に、幾つかの実施例では、前記測定緩和条件を満たしていると検出し、前記ネットワークノードに測定緩和要求情報を送信するステップは、
UEが測定したMCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている場合、UEは、MCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている通知をネットワークノードに送信するか、又はMCG測定の緩和を要求する測定緩和要求情報を報告するステップ、
UEが測定したSCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている場合、UEは、SCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている通知をネットワークノードに送信するか、又はSCG測定の緩和を要求する測定緩和要求情報を報告するステップ、
UEが測定したMCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている場合、UEは、MCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている通知をネットワークノードに送信するか、又はMCG測定の緩和とSCGの緩和を要求する測定緩和要求情報を報告するステップ、
UEが測定したSCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている場合、UEは、SCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている通知をネットワークノードに送信するか、又はSCG測定の緩和とMCGの緩和を要求する測定緩和要求情報を報告するステップ、
UEが測定したMCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしており且つSCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしている場合、UEは、MCGとSCGの無線信号品質が測定緩和条件を満たしていることをネットワークに通知するか、又はMCG測定及び/又はSCG測定の緩和を要求可能な測定緩和要求情報を報告するステップ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
1つのCGグループの無線信号品質が測定緩和条件を満たしていると測定した場合、対応するCGの無線信号測定の緩和を要求し、UEの無線測定をできるだけ減少させると同時に、UEの2つの接続の通信品質の安定を確保する。
【0133】
そのうちの1つのCGグループの無線信号品質が測定緩和条件を満たしていると測定した場合、MCGとSCGの無線測定の同時緩和を要求し、これによって、UEの無線測定をできるだけ減少させることができ、UEの無線測定による消費電力を最大限に削減する。
【0134】
MCGとSCGの無線信号品質がいずれも測定緩和条件を満たしていると検出した場合にのみ、測定の緩和を要求し、これにより、UEの二重接続の通信品質をできるだけ確保すると同時に、UEの測定による消費電力を削減する。
【0135】
一実施例では、前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップは、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、前記ネットワークノードのSRBを介して前記ネットワークノードに前記測定緩和要求情報に送信するか、又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップを含む。
【0136】
UEは、MNノード及び/又はSNノードに連携するSRBを介して、対応するネットワークノードに前記測定緩和要求情報又は通知を報告する。
【0137】
例示的に、前記測定緩和パラメータは、
すべてのセルグループを統一的に対象とする測定緩和設定である第1類緩和設定であって、幾つかの実施例では、第1類緩和設定が、UE全体を対象とする緩和設定であってもよく、1つのUEレベルの設定として見なすことができるものと、
前記MCGを個別に対象とする測定緩和設定及び/又は前記SCGを個別に対象とする測定緩和設定である第2類緩和設定であって、即ち、幾つかの実施例では、第2類緩和設定が、CGを対象とする設定であってもよく、即ちCG粒度の設定であるものと、を含む。
【0138】
第1類緩和設定は、MCGとSCGを同時に対象とする測定緩和設定であり、したがって、UEは、同じ測定緩和設定に従ってMCGとSCGに対する無線測定を緩和するか、又はMCGに対して測定を行い、例えば低モビリティ測定設定の場合、端末はMCGのPcellのみを測定すればよい。
【0139】
第2類緩和設定は、CGを区別する測定緩和設定であり、例えば、測定緩和パラメータに含まれる測定緩和設定が第2類緩和設定である場合は、MCGの測定緩和設定及び/又はSCGの測定緩和設定を含んでもよい。UEが測定緩和を行う時、MCGの測定緩和設定に基づいてMCGの無線測定を緩和し、及び/又は、SCGの測定緩和設定に基づいて、SCGの無線測定を緩和する。ここで、測定は、特定のCGにおけるセルを1つずつ測定して判断するか、又はすべてのセル(Cell)を組み合わせて判断する。
【0140】
緩和測定パラメータが第2類緩和測定設定を用いる場合、MCGとSCGの状況に応じて柔軟に設定すればよい。
【0141】
幾つかの実施例では、前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信するステップは、
前記MNノードから送信された前記第1類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、MCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定、及び/又は、前記SNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、前記MCGを個別に対象とする前記第2類緩和測定配置、及び/又は、前記MNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、を含む。
【0142】
測定緩和パラメータに含まれるのが第1類緩和設定であり、且つUEがネットワークノードから測定緩和設定を受信している場合、UEはMNノードから測定緩和パラメータを受信しており、又は、少なくともMNノードから第1類緩和設定を受信している。
【0143】
測定緩和パラメータに含まれるのは第2類緩和設定である場合、UEは単独でMNノードからMCGに対する第2類緩和設定を受信することができ、SNノードによるSCGに対する第2類緩和設定を、MNノードから統一的にUEに送信してもよい。
【0144】
幾つかの実施例では、緩和設定がMNノードから受信されている場合、すべての測定緩和パラメータはいずれもMNノードから統一的に受信されてもよく、緩和設定がSNノードから受信されている場合、すべての測定緩和パラメータはSNノードから統一的に受信されてもよく、これによって、UEとMNノードとの間の対話回数を減らし、多すぎる対話による消費電力を削減する。例えばEN-DCのシーンである。
【0145】
MNノードを介して前記測定緩和パラメータを送信する場合、UEはMNノードに設定されたSRB(例えば、SRB1)において測定緩和パラメータを受信することができる。SNノードを介して測定緩和パラメータを送信する場合、UEはSNノードに設定されたSRB(例えば、SRB3)において測定緩和パラメータを受信することができる。
【0146】
幾つかの実施例では、測定緩和設定は複数のパラメータセットに分けることができ、以上の異なる送信方式を組み合わせることができる。例えば、第1類緩和設定パラメータは統一的にMNノードによりUEに送信され、第2類緩和設定はそれぞれMNノードとSNノードからUEに送信することができる。
【0147】
図6に示すように、本開示の実施例は、ネットワークノードによって実行される情報処理方法を提供し、前記ネットワークノードは、二重接続UEのMNノード又はSNノードを含み、前記方法は以下のS610を含む。
【0148】
S610:測定緩和の関連情報を前記UEに送信し、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
ネットワークノードは、測定緩和に関連する測定緩和パラメータを二重接続UEと交換する。
【0150】
該測定緩和パラメータは、UEがそれに接続される1つ又は複数のネットワークノードから送信された無線信号測定を緩和することに用いられる。
【0151】
例示的に、該測定緩和パラメータは、
測定緩和を実行する測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
及び/又は、
UEの無線信号測定緩和に用いられる測定緩和設定を含んでもよい。
【0152】
測定緩和設定に従って無線信号測定を行う測定頻度は、測定緩和設定に従わずに実行される測定頻度よりも低い。
【0153】
前記測定緩和設定は、
無線信号測定を停止すると決定するようにUEに指示する測定停止パラメータであって、例示的に、該測定停止パラメータが少なくとも、無線信号測定を停止する開始時間と終了時間のUEによる決定に使用され得る測定停止パラメータ、
無線信号測定頻度が低下した後の測定周期を決定するための測定周期決定パラメータ、
測定緩和後に評価が引き下げられた後の評価周期を決定するための評価周期決定パラメータ、
測定緩和後に検出周期が短縮された後の検出周期を決定するための検出周期決定パラメータ、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
ここのネットワークノードはいずれも基地局であってもよい。該基地局はeNB及び/又はgNBであってもよい。
【0154】
該情報処理方法を実行するネットワークノードはUE二重接続のMNノード又はSNノードであってもよい。例示的に、前記UEは、進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線E-UTRAN-NR二重接続を用いて、該情報処理方法を実行する前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線NG-RAN-UTRA-NR二重接続を用い、該情報処理方法を実行する前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワークNR-E-UTRA二重接続を用い、該情報処理方法を実行する前記ネットワークノードは、NR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線NR-NR二重接続を用い、該情報処理方法を実行する前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む。
【0155】
該関連情報の交換により、二重接続UEは無線信号測定の緩和を実現することができ、これによって測定による消費電力を削減し、且つUEの待機時間長を延ばす。
【0156】
図7に示すように、本開示の実施例は、ネットワークノードによって実行される情報処理方法を提供し、前記ネットワークノードは、二重接続UEのMNノード又はSNノードを含み、前記方法は以下のS710を含む。
【0157】
S710:前記UEの能力情報を受信する。該能力情報はUEの測定緩和能力を指示する。
【0158】
該情報処理方法は、前述したネットワークノードによって実行される情報処理方法と組み合わせて実施されてもよく、前述したネットワークノードによって実行される情報処理方法から独立して実施されてもよい。
【0159】
例示的に、前記能力情報は、前記測定緩和パラメータを決定するために使用される。ネットワークノードによって決定される測定緩和パラメータは、UEによる測定緩和を行うように、UEに提供してもよい。例示的に、該能力情報は、ネットワークノードがUEにより選択された測定緩和パラメータを決定するために使用され、このように、UEは、自身がプロトコル約束に基づいて選択した測定緩和パラメータを報告しない状況下で、UEが入る測定緩和に使用される測定緩和パラメータを決定する。
【0160】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
すべてのCGに対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
マスタMCGに対する前記UEの測定緩和能力及び/又はSCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む。
【0161】
1つの前記セルグループは少なくとも1つのセルを含んでもよい。
【0162】
第1類能力情報は、MCGとSCGに対するUEの測定緩和能力を統一的に指示し、この時、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートすることを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートすることを表し、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートしないことを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートしないことを表す。
【0163】
第1類能力情報は1つのビットによって指示されてもよく、ビットオーバーヘッドが小さいという特徴を有する。
【0164】
第2類能力情報は、CGを区別し且つUEが緩和をサポートするか否かを個別に指示するためのものであり、例えば、第2類能力情報は、UEがMCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータ及び/又はUEがSCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータを含む。例えば、第2類能力指示情報は、各種類の測定に対しても、2つのビットが設定されてもよく、1つのビットは、MCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示し、もう1つのビットは、SCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示する。
【0165】
第3類能力情報は関連指示であり、例えば、UEは、MCGにおけるRLM測定緩和を指示する場合、必ずSCGにおけるRLM測定緩和をサポートし、したがって、第3類能力情報により指示することができる。また、UEがSCGにおけるBDF測定緩和をサポートする場合、MCGにおけるBDF測定緩和を必然的にサポートすると認めることができる。
【0166】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
前記第1能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、前記UEがRLM測定緩和をサポートするおよびUEがRLM測定緩をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0168】
第2能力インジケータは、1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがBFD測定緩和をサポートする及びUEがBFD測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0169】
第3能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがRRM測定緩和をサポートするおよびUEがRRM測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0170】
幾つかの実施例では、前記能力情報は1つのフィールドを含んでもよく、該フィールドの異なるビットはそれぞれ前記第1能力インジケータ、第2能力インジケータおよび第3能力インジケータのうちの1つ又は複数にそれぞれ対応してもよい。
【0171】
幾つかの実施例では、UEによってサポートされる測定緩和能力の間に関連関係がある場合、UEがRLM、BFDおよびRRM測定緩和のうちの2つ又は3つをサポートすることを統一的に指示することができる。例えば、UEがRRM測定緩和をサポートすると仮定すると、UEがRLM測定緩和をサポートすることを表し、この時、1つのインジケータは、UEがこの2つの測定の緩和をサポートするか否かを同期的に指示することができ、これによってビットオーバーヘッドが削減される。
【0172】
幾つかの実施例では、前記S710は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、前記MNノードが前記MNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて、前記UEから受信した、前記能力情報を含むSRBを受信するステップであって、SCGに対する前記UEの測定緩和能力を指示する少なくとも一部の前記能力情報が、前記MNノードから前記SNノードに送信されるステップ、を含んでもよい。
【0173】
通常、UEのMNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うためのSRBが設定されており、SNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うためのSRBが設定されていない場合がある。この時、MCGとSCG測定緩和に対するUEの能力情報は、MNノードによって設定されているSRBによりMNノードに送信することができ、UEが送信したのは、SCG測定緩和に対する能力情報である場合、MNノードは受信した後、SNノードに転送又はトランスペアレント伝送する。
【0174】
幾つかの実施例では、前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、すべてのCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、MCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0175】
ここで、すべてのSGに対する測定緩和パラメータは、即ち、同時にMCGとSCGを対象とする測定緩和パラメータである。
【0176】
通常、UEのMNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うSRBが設定されており、SNノードには、UEとの間でシグナリング伝送を行うSRBが設定されていない可能性がある。そのため、一部の実施例では、測定緩和パラメータがすべてのCGを対象とする場合も、MCG又はSCGを個別に対象とする場合も、MNノードの自身に設定されたSRBを介してUEに送信することができる。SNノードにもSRBが設定されている場合、SNノードの自身に設定されたSRBを介してUEに送信してもよい。
【0177】
要するに、本開示の実施例では、前述した関連情報と能力情報はいずれもSRBに対応するRRCメッセージ又はユーザ補助情報(User Assitance Information、UAI)で伝送することができる。
【0178】
幾つかの実施例では、前記方法は、
前記MNノードが、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信する前に、SCGを対象とする測定緩和パラメータを送信するための補助情報を前記SNノードから受信するステップをさらに含んでもよい。
【0179】
該補助情報は、MNノードSCGに対する測定緩和パラメータ、及び/又は、SCGに対する測定緩和パラメータを送信するタイミングなどに用いられてもよい。
【0180】
例えば、該補助情報は、直接、SNノードによって提供されるSCGに対する測定緩和パラメータであってもよく、MNノードは、SNノードから受信したSCGに対する測定緩和パラメータをUEに送信してもよく、自身に設定された、MCGに対する測定緩和パラメータに対して、SCGに対する測定緩和パラメータを適切に調整した後にUEに送信してもよい。
【0181】
また、該補助情報は、SNノードが1セット又は複数セットのSCGに対する測定緩和パラメータを選択して、UEに送信するSCGに対する測定緩和パラメータをMNノードに選択させるものであってもよい。
【0182】
幾つかの実施例では、前記方法は、
前記UEが測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告した測定緩和要求情報、又は測定緩和条件が満たされていることを指示する通知を受信するステップをさらに含む。
【0183】
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて、前記UEに前記測定緩和指示を送信するステップを含む。
【0184】
ネットワークノードは、UEが現在の状況が測定緩和条件に合致すると検出した際に送信した測定緩和要求情報を受信する可能性もあり、この時、ネットワークノードは、ネットワーク側とUEとの間の通信のニーズ及び/又はネットワーク環境などの状況に応じて、UEによる測定緩和を許可するか否かを決定することができる。ネットワークノードがUEによる測定緩和を許可する場合、UEに指示を送信してUEを許可するか、又はUEの測定緩和の指示を有効化し、そうでなければ、UEを禁止する指示又はUEによる測定緩和を無効化する指示を送信する。
【0185】
例示的に、前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む。
【0186】
該測定緩和指示は1つのビットを含んでもよく、該ビットの2つのビット値は、それぞれ有効化指示又は無効化指示に対応してもよい。
【0187】
他の幾つかの実施例では、測定緩和指示は、有効化指示のみを含んでもよく、ネットワークノードがUEの測定緩和を禁止又は無効化する場合、ネットワークノードは、UEに前記有効化指示を返さなくてもよく、このように、UEは、測定緩和要求情報を送信する予め設定された時間長の後にも前記有効化指示を受信しなかったことを、ネットワークノードがUEによる測定緩和を拒否したと認める。
【0188】
他の幾つかの実施例では、測定緩和指示は無効化指示のみを含んでもよく、ネットワークノードがUEの測定緩和を許可する場合、ネットワークノードは、測定緩和要求情報を受信した予め設定された時間長内にUEに無効化指示を送信せず、そうでなければ、予め設定された時間長内に無効化指示を送信すればよい。このように、UEは、予め設定された時間長内に無効化指示を受信すると、ネットワークノードが測定緩和を許可しないことを知るようになり、UEが予め設定された時間長内に無効化指示を受信しなかった場合、UEは、ネットワークノードが測定緩和を許可すると認め、予め設定された時間長の終了後又は測定緩和条件を満たしていることを再び検出する際に無線信号の測定を緩和する。
【0189】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
RLM測定緩和パラメータ、
BFD測定緩和パラメータ、
RRM測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0190】
該RLM測定緩和パラメータ、BFD測定緩和パラメータ及びRRM測定緩和パラメータの詳しい内容は、前述した任意の実施例を参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0191】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
前記UEの測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
前記UEの測定緩和に用いられる緩和設定、を含む。
【0192】
該測定緩和パラメータがRLM測定緩和パラメータである場合、該RLM測定緩和パラメータは、
UEがRLM測定を緩和する測定緩和条件を指示するRLM測定緩和基準と、
UEがRLM測定を緩和することに用いられるRLM緩和設定と、を含んでもよい。
【0193】
該測定緩和パラメータがRRM測定緩和パラメータである場合、該RRM測定緩和パラメータは、
UEがRRM測定を緩和する測定緩和条件を指示するRRM測定緩和基準と、
UEがRRM測定を緩和することに用いられるRRM緩和設定と、を含んでもよい。
【0194】
該測定緩和パラメータがBFD測定緩和パラメータである場合、該BFD測定緩和パラメータは、
UEがBFD測定を緩和する測定緩和条件を指示するBFD測定緩和基準と、
UEがBFD測定を緩和することに用いられるBFD緩和設定と、を含んでもよい。
【0195】
幾つかの実施例では、前記測定緩和条件は、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件、
又は、
前記UEが第2時間長内に測定した無線信号品質が第2閾値より大きいという第2条件を含む。
【0196】
第1条件と第2条件において使用される第1閾値~第3閾値は、異なる測定に対応する閾値は同じであってもいし、異なってもよい。例えば、RRM測定の第1条件及び/又は第2条件に対して使用する閾値は、RLM測定の第1条件及び/又は第2条件に対して使用する閾値と異なってもよい。
【0197】
なお、一部の場合、測定緩和条件の関連する設定は、前記測定緩和パラメータ内に含まれてもよく、他の幾つかの場合、測定緩和条件の関連する設定は、測定緩和パラメータ内に含まれなくてもよい。例示的に、測定緩和条件はプロトコルにより合意されてもよく、測定緩和設定は、ネットワークノードを介して動的にUEに送信することができ、ネットワークノードはUEの署名データに基づいて、現在の無線環境及び/又は基地局設定などのために、現在UEが所在する位置の測定緩和設定を提供することができる。
【0198】
例示的に、前記第2条件を満たすことは、
前記UEが第2時間長内にMCGを測定した無線信号品質がMCG信号品質閾値より高く、及び/又は前記UEが第2時間長内に前記MCGを測定した無線信号品質がMCG変動閾値より高いこと、
前記UEが第2時間長内にSCGを測定した無線信号品質がSCG信号品質閾値より大きく、及び/又は前記UEが第2時間長内に前記SCGを測定した無線信号品質がSCG変動閾値より高いこと、
前記UEが第2時間長内に前記MCG及び/又は前記SCGを測定した無線信号品質が共有信号品質閾値より高く、及び/又は前記UEが前記第2時間長内に前記MCG及び/又は前記SCGを測定した無線信号品質が共有変動閾値より高いこと、のうちの1つを含む。
【0199】
図8に示すように、本開示の実施例は、SNノードによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は以下のS810を含む。
【0200】
S810:UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送し、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0201】
該情報処理方法は二重接続UEのSNノードに適用される。
【0202】
該SNノードは、様々なタイプの二重接続のSNノードであってもよく、例えば、MR-DCのSNノード、EN-DCのSNノード、NGEN-DCの二重接続、NE-DCのSNノード又はNR-DCのSNノードであってもよい。
【0203】
該SNノードは二重接続UEのためにSRBを設定しており、又はSRBを設定していない。SNノードには二重接続UEの設定SRBが設定されていない場合、SNノードとUEとの間で交換される能力情報、SCGに対する測定緩和パラメータ及び/又は測定緩和指示はいずれもMNノードによって転送又はトランスペアレント伝送される。
【0204】
SNノードは二重接続UEのためにSRBを設定している場合、SNノードはUEとの間で能力情報、SCGに対する測定緩和パラメータ及び/又は測定緩和指示のすべて又は一部を交換することができる。しかし、SNノードの代わりにMNノードによって能力情報、SCGに対する測定緩和パラメータ及び/又は測定緩和指示の一部又はすべてを転送又はトランスペアレント伝送することができる。
【0205】
二重接続UEに接続されるMNノードとSNノードは、UEによる測定緩和に関連する1つ又は複数の情報を行い、このような情報を関連情報と呼ぶ。
【0206】
前記能力情報は、UEがMNノードに報告し、且つMNノードからSNノードに送信し且つUEが測定緩和をサポートするか否かを指示する情報である。
【0207】
SNノードが受信した能力情報は、少なくとも、SCGに対するUEの測定緩和能力であってもよい。
【0208】
例示的に、該能力情報は、前記UEによってサポートされる緩和測定を指示し、及び/又は、前記UEによってサポートされる無線信号測定の緩和の度合いを指示し、このように、ネットワークノードは、該能力情報に基づいて、UEが無線信号の測定緩和をサポートするか否か、及び/又はUEによってサポートされる無線信号の測定緩和時の緩和の度合いを決定することができる。
【0209】
幾つかの実施例では、該UEの能力情報の報告は、前述した
図2に示す方法と組み合わせて使用されてもよく、個別に使用されてもよい。例示的に、前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0210】
前記第1能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、前記UEがRLM測定緩和をサポートするおよびUEがRLM測定緩をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0211】
第2能力インジケータは、1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがBFD測定緩和をサポートする及びUEがBFD測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0212】
第3能力インジケータは1つ又は複数のビットで構成可能であり、これらのビットの異なるビット値は、UEがRRM測定緩和をサポートするおよびUEがRRM測定緩和をサポートしないという2つの能力状態を表す。
【0213】
幾つかの実施例では、前記能力情報は1つのフィールドを含んでもよく、該フィールドの異なるビットはそれぞれ前記第1能力インジケータ、第2能力インジケータおよび第3能力インジケータのうちの1つ又は複数にそれぞれ対応してもよい。
【0214】
幾つかの実施例では、UEによってサポートされる測定緩和能力の間に関連関係がある場合、UEがRLM、BFDおよびRRM測定緩和のうちの2つ又は3つをサポートすることを統一的に指示することができる。例えば、UEがRRM測定緩和をサポートすると仮定すると、UEがRLM測定緩和をサポートすることを表し、この時、1つのインジケータは、UEがこの2つの測定の緩和をサポートするか否かを同期的に指示することができ、これによってビットオーバーヘッドが削減される。
【0215】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
すべてのセルグループ(Cell Group、CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(Master Cell Group、MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(Second Cell Group、SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む。
【0216】
二重接続UEに対して、該UEによる無線測定は、プライマリーセルに対する測定とセカンダリセルに対する測定を含んでもよい。
【0217】
1つの前記セルグループは少なくとも1つのセルを含んでもよい。
【0218】
第1類能力情報は、MCGとSCGに対するUEの測定緩和能力を統一的に指示し、この時、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートすることを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートすることを表し、第1類能力情報が、UEが測定緩和をサポートしないことを指示する場合、UEがMCGとSCGの両方においても測定緩和をサポートしないことを表す。
【0219】
第1類能力情報は1つのビットによって指示されてもよく、ビットオーバーヘッドが小さいという特徴を有する。
【0220】
第2類能力情報は、CGを区別し且つUEが緩和をサポートするか否かを個別に指示するためのものであり、例えば、第2類能力情報は、UEがMCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータ及び/又はUEがSCG測定緩和をサポートするか否かを指示するインジケータを含む。例えば、第2類能力指示情報は、各種類の測定に対しても、2つのビットが設定されてもよく、1つのビットは、MCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示し、もう1つのビットは、SCGにおけるUEによる測定が緩和をサポートするか否かを指示する。
【0221】
第3類能力情報は関連指示であり、例えば、UEは、MCGにおけるRLM測定緩和を指示する場合、必ずSCGにおけるRLM測定緩和をサポートし、したがって、第3類能力情報により指示することができる。また、UEがSCGにおけるBDF測定緩和をサポートする場合、MCGにおけるBDF測定緩和を必然的にサポートすると認めることができる。
【0222】
前記SNノードによって送信される測定緩和指示は、少なくとも、SCGに対するUEによる測定緩和指示を含んでもよい。該測定緩和指示は、SCGに対するUEによる測定緩和を有効化するための有効化指示、及び/又はSCGに対するUEによる測定緩和を無効化するための無効化指示、を含んでもよい。
【0223】
SCGに対する測定緩和パラメータは、
SCGに対する測定緩和を実行する測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
及び/又は、
SCGに対するUEの無線信号測定緩和に用いられる測定緩和設定、を含んでもよい。
【0224】
SCGに対する測定緩和設定に従ってSCG無線信号測定を行う測定頻度は、測定緩和設定に従わずに実行する測定頻度より低い。
【0225】
前記SCGに対する測定緩和設定は、
UEがSCGの無線信号測定を停止すると決定することを指示するための測定停止パラメータであって、例示的に、該測定停止パラメータが少なくとも、無線信号測定を停止する開始時間と終了時間のUEによる決定に使用され得る測定停止パラメータ、
SCG無線信号測定頻度が低下した後の測定周期を決定するための測定周期決定パラメータ、
SCG測定緩和後に評価が引き下げられた後の評価周期を決定するための評価周期決定パラメータ、
SCG測定緩和後に検出周期が短縮された後の検出周期を決定するための検出周期決定パラメータ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0226】
前記測定緩和パラメータは、
RLM測定緩和パラメータ、
BFD測定緩和パラメータ、
RRM測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
幾つかの実施例では、SCGの測定緩和パラメータは、SNノードによって単独で決定されてはならず、SNノードとMNノードとのネゴシエーションが必要とされている。この時、SNノードはMNノードに補助情報を送信してもよく、該補助情報は、SNノードによって提供される1セット又は複数セットのSCGに対する測定緩和パラメータの推薦設定を含んでもよく、MNノードは受信した後に、SNノードによって提供される補助情報に基づいて、UESCGに対する測定緩和パラメータを最終的に決定することができる。
【0228】
他の幾つかの実施例では、該補助情報は、SNノードによって提供される、UEがSCGの無線信号測定を緩和する要求情報を含んでもよく、MNノードが該要求情報を受信した後、該要求情報に合致するSCGの測定緩和パラメータを指定する。
【0229】
無論、以上は、単なる補助情報の例に過ぎず、具体的な実現は上記例に限らない。
【0230】
幾つかの実施例では、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップは、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含む。
【0231】
SNノードは二重接続UEのためにSRBを設定している場合、SNノードはUEとの間で必要な情報を直接伝送することができ、これによってMNノードの伝送負荷を軽減する。SNノードには二重接続UEの設定SRBが設定されていない場合、MNノードはその代わりに転送及び/又はトランスペアレント伝送してもよい。
【0232】
本開示の実施例は、二重接続シーンにおける測定緩和に対するネゴシエーションメカニズムを提供し、具体的に、
ネットワークノードとUEとの間に情報交換方式を提供し、該ネットワークノードがMNノード及び/又はSNノードであること、
UEが5G端末である場合、該ネットワークノードがgNBであり、例示的に、EN-DCのUEに対して、該ネットワークノードがSNノードであってもよいこと、
NE-DCのUEに対して、該ネットワークノードがMNノードであってもよいこと、
NR-DCのUEに対して、該ネットワークノードがMNノード及び/又はSNノードであってもよいこと、を含んでもよい。
【0233】
二重接続UEとネットワークノードとの間で交換される情報は、RLMの測定緩和、BFDの測定緩和及び/又はRRMの測定緩和に使用可能である。
【0234】
UEはMNノード及び/又はSNノードにその自身の能力情報を報告する。該能力情報は少なくとも、UEが測定緩和をサポートするか否かを指示することができる。
【0235】
例示的に、RLM測定緩和に対して、UEが報告した能力情報は次のとおりであってもよい。
【0236】
1つの状況では、CGを区別せず、UEは、RLM測定緩和をサポートするか否かという1つの指示を報告する。この場合、UEはMCGとSCGのRLM測定緩和を同時にサポートすることに相当し、又はMCGとSCGのRLM測定緩和を同時にサポートしないことに相当する。もう1つの場合、CGを区別し、UEは、MCGのRLM測定緩和及び/又はSCGのRLM測定緩和をサポートするという互いに独立している2つの指示を報告する。
【0237】
もう1つの状況では、UEは、MCGのRLM測定緩和及び/又はSCGのRLM測定緩和をサポートするという1つの関連指示を報告し、該関連指示は、ネットワークノードUEによる、MCGに対するRLM測定緩和能力及びSCGに対する測定緩和能力を一回で通知する。例えば、UEは関連指示により、自身がSCGのRLM測定緩をサポートし且つMCGのRLM測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がMCGのRLM測定緩和をサポートし且つSCGのRLM測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がSCGのRLM測定緩和をサポートし且つMCGのRLM測定緩和をサポートすることを指示し、又は、自身がSCGのRLM測定緩をサポートせず且つMCGのRLM測定緩和をサポートしないことを指示する。
【0238】
例示的に、BFD測定緩和に対して、UEが報告する能力情報は以下のとおりであってもよい。
【0239】
1つの状況では、UEはCGを区別せず、UEは、MCGにおけるBFD測定緩和又はSCGにおけるBFD測定緩和をサポートする1つの関連指示を報告する。この状況では、UEはMCGとSCGのBFD測定緩和を同時にサポートするか、又はMCGとSCGのBFD測定緩和をサポートしない。もう1つ状況では、CGを区別し、UEは、MCGにおけるBFD測定緩和及び/又はSCGにけるBFD測定緩和をサポートすることをし、この時、ネットワークノードは、MCGとSCGがそれぞれBFD測定緩和をサポートするかとのUEによる指示を受信する可能性がある。
【0240】
もう1つの状況では、UEは、MCGのBFD測定緩和及び/又はSCGのBFD測定緩和をサポートする関連指示を報告する。例えば、UEは関連指示により、自身がSCGのBFD測定緩和をサポートし且つMCGのBFD測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がMCGのBFD測定緩和をサポートし且つSCGのBFD測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がSCGのBFD測定緩和をサポートし且つMCGのBFD測定緩和をサポートすることを指示し、又は、自身がSCGのBFD測定緩和をサポートせず且つMCGのBFD測定緩和をサポートしないことを指示する。
【0241】
例示的に、RRM測定緩和に対して、UEが報告する能力情報は以下のとおりであってもよい。
【0242】
1つの状況では、CGを区別し、UEは、RRM測定緩和をサポートするか否かという統一的な指示を報告し、この状況では、UEはMCGとSCGのRRM測定緩和を同時にサポートするか、又はMCGとSCGのRRM測定緩和を同時にサポートしない。
【0243】
もう1つの状況では、CGを区別し、UEは、MCGにおけるRRM測定緩和及び/又はSCGにおけるRRM測定緩和をサポートするという2つの独立した指示を報告する。即ちUEがMCGのSCGのRRM測定緩和をサポートするか否かは個別に報告される。
【0244】
他の幾つかの状況では、UEは、MCGのRRM測定緩和及び/又はSCGのRRM測定緩和をサポートする関連指示を報告する。UEは関連指示により、自身がSCGのRRM測定緩和をサポートし且つMCGのRRM測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がMCGのRRM測定緩和をサポートし且つSCGのRRM測定緩和をサポートしないことを指示し、自身がSCGのRRM測定緩和をサポートし且つMCGのRRM測定量緩和をサポートすることを指示し、又は、自身がSCGのRRM測定緩和をサポートせず且つMCGのRRM測定緩和をサポートしないことを指示する。
【0245】
具体的に、上記UEが報告した能力情報は以下のとおりであってもよい
CGを区別しないUE能力に対して、それぞれMNノード又はSNノードに報告する。
EN-DCのUEに対して、UEは能力情報をSNノード又はMNノードに報告する。
NE-DCのUEに対して、UEは能力情報をMNノードに報告する。
NR-DCのUEに対して、UEは能力情報をMNノードに報告する。
CGを区別するUE能力に対して、MCGの測定緩和能力に対して、UEは、MCGに対する能力情報をMNノードに報告する。
SCGの測定緩和能力に対して、UEはSCGに対する能力情報を有効化MNノード又はSNノードに報告する。SCGの能力情報をMNノードに送信した場合、MNノードはSNノードに転送又はトランスペアレント伝送する。
【0246】
例示的に、EN-DCのUEに対して、SCGの測定緩和能力情報をSNノードに報告する。NE-DCのUEに対して、MCGの測定緩和能力情報をMNノードに報告する。
【0247】
NR-DCのUEに対して、MCGの測定緩和能力をMNノードに報告し及び/又はSCGの測定緩和能力情報をSNノードに報告する。
【0248】
能力情報をMNノードに報告する場合は、SRB1報告を用いてもよい。
【0249】
能力情報をSNノードに報告し且つSNノードにSRB3が設定されている場合、SRB3報告を用いる。SNノードにSRB3が設定されていない場合、SRB1を介してMNノードに送信し、MNノードを介してSNノードに転送する。
【0250】
MNノード及び/又はSNノードは、RLM測定緩和、BFD測定緩和及び/又はRRM測定の測定緩和パラメータをUEに送信することができる。
【0251】
RLM測定緩和パラメータは、
RLM測定緩和基準設定、
RLM測定緩和有効化/無効化指示、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0252】
幾つかの実施例では、RLM測定緩和有効化/無効化指示は、ネットワークノードがRLM測定緩和パラメータと他の内容を送信するか否かによって暗黙的に指示されてもよい。例えば、ネットワークノードがRLM測定緩和パラメータと他の内容(該他の内容はRLM測定緩和基準及び/又はRLM測定緩和設定を含んでもよい)を送信する場合、ネットワークノードがUEによるRLM測定緩和を許可することを指示し、そうでない場合、ネットワークノードがUEによるRLM測定緩和を許可しないと認める。
【0253】
BFD測定緩和パラメータは、
BFD測定緩和基準、
BFD測定緩和有効化/無効化指示、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。幾つかの実施例では、BFD測定緩和有効化/無効化指示は、ネットワークノードがBFD測定緩和パラメータと他の内容を送信するか否かによって暗黙的に指示されてもよい。例えば、ネットワークノードがBFD測定緩和パラメータと他の内容を送信する場合(該他の内容はBFD測定緩和基準及び/又はBFD測定緩和設定を含んでもよい)は、ネットワークノードがUEによるBFD測定緩和を許可することを指示し、そうでない場合、ネットワークノードがUEによるBFD測定緩和を許可しないと認める
【0254】
RRM測定緩和パラメータは、
RRM測定緩和基準、
RRM測定緩和有効化/無効化指示、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。幾つかの実施例では、RRM測定緩和有効化/無効化指示は、ネットワークノードがRRM測定緩和パラメータと他の内容を送信するか否かによって暗黙的に指示されてもよい。例えば、ネットワークノードがRRM測定緩和パラメータと他の内容を送信する場合(該他の内容はRRM測定緩和基準及び/又はRRM測定緩和設定を含んでもよい)は、ネットワークノードがUEによるRRM測定緩和を許可することを指示し、そうでない場合、ネットワークノードがUEによるRRM測定緩和を許可しないと認める。
【0255】
一実施例では、測定緩和パラメータは以下に分けることができる。
MCGとSCG共有パラメータ:即ち、CGを区別せず、即ちUE粒度設定である。一実施例は、RLM測定緩和/BFD測定緩和/RRM測定緩和パラメータにおけるモビリティ判断基準である。該モビリティ判断基準は、少なくとも前述した第1条件の測定緩和条件であってもよい。
MCG測定緩和パラメータ:NE-DCシーンに対して、MCG測定緩和パラメータのみを設定可能なもの。一実施例では、RLM測定緩和/BFD測定緩和/RRM測定の測定緩和パラメータにおける信号品質良好基準である。該信号品質良好基準は、前述した第2条件を指示する測定緩和条件のすべて又は一部であってもよい。
SCG測定緩和パラメータ:EN-DCシーンに対して、SCG測定緩和パラメータのみを設定可能である。一実施例では、RLM測定緩和、BFD測定緩和、RRM測定緩和パラメータにおけるモビリティ判断基準である。
【0256】
測定緩和パラメータの送信は以下のとおりであってもよい。
MCGとSCGの共有測定緩和パラメータ送信パラメータはMNノードによりUEに送信される。例えば、MNノードに設定されたSRB1を介して、UEに共有測定緩和パラメータを送信する。ここで、共有測定緩和パラメータは、同時にMCGとSCGを対象とする測定緩和パラメータであってもよい。共有測定緩和パラメータは、SNノードによってUEに送信されてもよい。例えば、SNノードによって設定されたSRB3はUEに共有測定緩和パラメータを送信する。
【0257】
MCG測定緩和パラメータ及び/又はSCG測定緩和の送信は以下の方式により行われる。
【0258】
方式1:MNノードとSNノードがそれぞれ各自のノードのMCG測定緩和パラメータ及び/又はSCG測定緩和を担当する。
【0259】
MCG測定緩和パラメータはMNノードによりUEに送信される。例えば、MNノードはSRB1を介して、MCG測定緩和に対するMCG測定緩和パラメータをUEに送信する。
【0260】
SCG測定緩和パラメータは、SNノードによってUEに送信され、例えば、SNノードは、SRB3を介して、SCG測定緩和に対するSCG測定緩和パラメータをUEに送信する。この場合は、SNノードにSRB3が設定されている。SNノードにSRB3が設定されていない場合、SNノードはSCG測定緩和パラメータをまずMNノードに伝達し、そしてMNノードを介してSRB1によってUEに送信する。
【0261】
MNノードがSCG測定緩和パラメータを取得した後、UEにトランスペアレント伝送してもよく、自分で解析してそのSCG測定緩和パラメータを修正した後にUEに送信してもよい。
【0262】
MNノードは、SNノードがSCG測定緩和パラメータを送信するために、補助情報をSNノードに通知する。
【0263】
方式2:MNノードがMNノード及び/又はSNノードの測定緩和パラメータの送信を担当する。
【0264】
MCG測定緩和パラメータはMNノードによりUEに送信され、例えば、MNノードは、SRB1を用いてUEにMCG測定緩和パラメータを送信することができる。
【0265】
MNノードは、SNノードによって提供される補助情報を取得してもよい。SNノードは補助情報をMNノードに提供し、MNは接地してSNノードの補助情報を取得した後、決定した後、SCG測定緩和パラメータトランスペアレントをUEに伝送することができ、自分でSNノードの測定緩和パラメータを修正してUEに送信してもよい。そして、MCG測定緩和パラメータを運んで一緒にUEに通知する。
【0266】
測定緩和パラメータの送信は以下の方式により行われる。
【0267】
EN-DCのUEに対して、SNノード又はMNノードは測定緩和パラメータを送信する。
【0268】
NE-DCのUEに対して、MNノードは測定緩和パラメータを送信する。
【0269】
NR-DCのUEに対して、MNノードは測定緩和パラメータを送信する。
【0270】
測定緩和パラメータはMNノードによってUEに送信される。MNノードはSRB1を用いてUEに測定緩和パラメータを送信してもよい。
【0271】
SNノードにSRB3が設定されている場合、測定緩和パラメータの送信はSNノードによってUEに送信され、SNノードはSRB3を用いてUEに測定緩和パラメータを送信することができる。
【0272】
SNノードにSRB3が設定されていない場合、測定緩和パラメータはまずMNノードに伝達され、MNを介して接地してSRB1によりUEに送信される。
【0273】
UEは緩和条件を満たし又は緩和条件を離れてMNノード及び/又はSNノードに送信される。
【0274】
EN-DCのUEに対して、UEは測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をSNノード又はMNノードに報告し、該測定緩和要求情報は、UEが測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告されたものであってもよい。
【0275】
NE-DCのUEに対して、測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をMNノードに報告する。
【0276】
NR-DCのUEに対して、UEは、MCG又はSCG緩和基準に基づいて、測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知を、対応するネットワークエレメント(即ちネットワークノード)に報告する。
【0277】
測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をMNノード、に報告することについて、UEはSRB1を用いて測定緩和要求情報をMNノードに送信することができる。
【0278】
SNノードにはSRB3が設定されている場合、測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をSNノードに報告することについて、UEはSRB3を用いて測定緩和要求情報をSNノードに送信することができる。
【0279】
SNノードにSRB3が設定されていない場合、測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をMNノードに報告することについて、UEはSRB1を用いて測定緩和要求情報又は測定緩和条件を満たしていることを指示する通知をMNノードに送信して、MNノードを介してSNノードに転送してもよい。
【0280】
UEは緩和条件を満たし又は緩和条件から離れることは、測定を報告するか、又はUAIシグナリングの方式で測定緩和要求情報を報告する。
【0281】
RRM測定緩和条件が満たされていることは、UEが静止条件を満たしていることを示し、緩和条件から離れることは、UEの静止条件が測定緩和条件を満たさなくなることを示す。
【0282】
RLM/BFD測定緩和条件が満たされていることは、UEが静止を満たしていること、及び/又は信号品質が十分良いことを示し、緩和条件から離れることは、静止すること、及び/又は信号品質足が十分良くて測定緩和条件を満たさなくなることを示す。
【0283】
図9に示すように、本開示の実施例は情報処理装置を提供し、前記装置は、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するように構成される取得モジュール910を含み、
前記ネットワークノードは、
MNノード、
及び/又は
SNノードを含む。
【0284】
情報処理装置はUEに含まれてもよい。該UEは二重接続をサポートする様々なUEであってもよい。
【0285】
幾つかの実施例では、前記取得モジュール910はプログラムモジュールであってもよく、前記プログラムモジュールはプロセッサによって実行されると、上記測定緩和パラメータの取得を実現することができる。
【0286】
幾つかの実施例では、前記取得モジュール910はソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールであってもよく、前記ソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールは、様々なプログラマブルアレイを含んでもよく、前記プログラマブルアレイは、フィールドプログラマブルアレイ及び/又は複雑なプログラマブルアレイを含むが、これらに限らない。
【0287】
他の幾つかの実施例では、前記取得モジュール910は単純ハードウェアモジュールであってもよく、前記単純ハードウェアモジュールは様々な集積回路を含んでもよい。
【0288】
幾つかの実施例では、前記取得モジュール910は、前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信し、又は、プロトコル約束により前記測定緩和パラメータを決定するように構成される。
【0289】
幾つかの実施例では、前記UEは進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(E-UTRAN-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(NG-RAN-UTRA-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(NR-E-UTRA)二重接続を用い、前記ネットワークノードはNR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線(NR-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む。
【0290】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0291】
幾つかの実施例では、前記装置は、
第1緩和モジュールは、前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するように構成され、前記能力情報が、前記ネットワークノードによる前記測定緩和パラメータの決定に用いられる。
【0292】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0293】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
すべてのセルグループCGに対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報、
プライマリーセルグループMCGに対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループSCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報、を含む。
【0294】
幾つかの実施例では、前記第1送信モジュールは、
前記UEがEN-DC二重接続を用いて、前記EN-DC二重接続のSNノード又はMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信すること、
前記UEがNE-DC二重接続を用いて、前記NE-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信すること、
前記UEがNR-DC二重接続を用いて、前記NR-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信することのうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0295】
幾つかの実施例では、前記第1送信モジュールは、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をMNノードに送信すること、
SCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をSNノードに送信すること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0296】
幾つかの実施例では、前記第1送信モジュールは、
MNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記MNノードに前記能力情報を送信すること、
前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードのシグナリング無線ベアラSRBを介して前記SNノードに前記能力情報を送信すること、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して、前記MNノードに前記能力情報を送信することであって、前記能力情報が前記MNノードにより前記SNノードに転送されること、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0297】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、測定緩和条件を指示する測定緩和基準を含み、前記装置は、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するように構成される第2送信モジュールであって、前記測定緩和要求情報が、前記ネットワークノードをトリガーして、前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定する第2送信モジュールを含む。
【0298】
幾つかの実施例では、前記装置は、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて返された測定緩和指示を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定するように構成される測定モジュールと、をさらに含む。
【0299】
幾つかの実施例では、前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む。
【0300】
幾つかの実施例では、前記測定緩和条件を満たすことは、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件を満たすこと、
又は、
前記UEが測定した無線信号品質が第2閾値より高いという第2条件を満たすことを含む。
【0301】
幾つかの実施例では、前記第2送信モジュールは、前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、前記ネットワークノードのSRBを介して、前記測定緩和要求情報又は前記測定緩和条件を満たしていること指示する通知を前記ネットワークノードに送信するように構成される。
【0302】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
すべてのセルグループを統一的に対象とする測定緩和設定である第1類緩和設定と、
前記MCGを個別に対象とする測定緩和設定及び/又は前記SCGを個別に対象とする測定緩和設定である第2類緩和設定と、を含む。
【0303】
幾つかの実施例では、前記取得モジュール910は、
前記MNノードから送信された前記第1類緩和設定を受信すること、
又は、
前記MNノードから送信された、MCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定、及び/又は、前記SNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信すること、
又は、
前記MNノードから送信された、前記MCGを個別に対象とする前記第2類緩和測定配置、及び/又は、前記MNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信すること、を実行するように構成される。
【0304】
図10に示すように、本開示の実施例は情報処理装置を提供し、前記装置は、
測定緩和の関連情報を前記UEに送信するように構成される第3送信モジュール1010を含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む。
【0305】
幾つかの実施例では、前記第3送信モジュール1010はプログラムモジュールであってもよく、前記プログラムモジュールはプロセッサによって実行されると、関連情報の送信を実現することができる。
【0306】
幾つかの実施例では、前記第3送信モジュール1010は、ソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールであってもよく、前記ソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールは、様々なプログラマブルアレイを含んでもよく、前記プログラマブルアレイは、フィールドプログラマブルアレイ及び/又は複雑なプログラマブルアレイを含むが、これらに限らない。
【0307】
他の幾つかの実施例では、前記第3送信モジュール1010は単純ハードウェアモジュールであってもよく、前記単純ハードウェアモジュールは様々な集積回路を含んでもよい。
【0308】
幾つかの実施例では、前記装置は、
前記UEの能力情報を受信ように構成される第2受信モジュールであって、前記能力情報が、前記測定緩和パラメータを決定する第2受信モジュールをさらに含む。
【0309】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含む。
【0310】
幾つかの実施例では、前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0311】
幾つかの実施例では、前記第2受信モジュールは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、前記MNノードが前記MNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信すること、
又は、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信すること、
又は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて、前記UEから受信した、前記能力情報を含むSRBを受信することであって、SCGに対する前記UEの測定緩和能力を指示する少なくとも一部の前記能力情報が、前記MNノードから前記SNノードに送信されること、のうちの1つを実行するように構成される。
【0312】
幾つかの実施例では、前記第3送信モジュール1010は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、すべてのCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、MCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信すること、のうちの少なくとも1を実行するように構成される。
【0313】
幾つかの実施例では、前記装置は、
前記MNノードが、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信する前に、SCGを対象とする測定緩和パラメータを送信するための補助情報を前記SNノードから受信するように構成される第3受信モジュールをさらに含む。
【0314】
幾つかの実施例では、前記装置は、
前記UEが測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告した測定緩和要求情報、又は測定緩和条件が満たされていることを指示する通知を受信するステップを含み、
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて、前記UEに前記測定緩和指示を送信するステップを含む。
【0315】
幾つかの実施例では、前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む。
【0316】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1を含む。
【0317】
幾つかの実施例では、前記測定緩和パラメータは、
前記UEの測定緩和条件を指示する測定緩和基準と、
前記UEの測定緩和に用いられる緩和設定と、を含む。
【0318】
幾つかの実施例では、前記測定緩和条件は、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件、
又は、
前記UEが第2時間長内に測定した無線信号品質が第2閾値より大きいという第2条件、を含む。
【0319】
図11に示すように、本開示の実施例は情報処理装置を提供し、前記装置は、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するように構成される伝送モジュール1110を含み、
ここで、前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0320】
幾つかの実施例では、前記伝送モジュール1110はプログラムモジュールであってもよく、前記プログラムモジュールはプロセッサによって実行されると、関連情報の伝送を実現することができる。
【0321】
幾つかの実施例では、前記伝送モジュール1110はソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールであってもよく、前記ソフトウェアハードウェア組み合わせモジュールは、様々なプログラマブルアレイを含んでもよく、前記プログラマブルアレイは、フィールドプログラマブルアレイ及び/又は複雑なプログラマブルアレイを含むが、これらに限らない。
【0322】
他の幾つかの実施例では、前記伝送モジュール1110は単純ハードウェアモジュールであってもよく、前記単純ハードウェアモジュールは様々な集積回路を含んでもよい。
【0323】
幾つかの実施例では、前記伝送モジュール1110は、前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するように構成される。
【0324】
本開示の実施例は通信デバイスを提供し、該通信デバイスは、
プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
それぞれメモリに接続されるプロセッサと、を含み、
ここで、プロセッサは、前述した任意の技術案によって提供される情報処理方法を実行するように構成される。
【0325】
プロセッサは様々なタイプの記憶媒体を含んでもよく、該記憶媒体は非一時的コンピュータ記憶媒体であってもよく、通信デバイスが停電した後にもその情報を引き続き記憶することができる。
【0326】
ここで、前記通信デバイスは、アクセスデバイス又はUE又はコアネットワークデバイスを含む。
【0327】
前記プロセッサはバスなどを介してメモリに接続することができ、メモリに記憶されている実行可能なプログラムを記憶し、例えば、
図2~
図8に示す情報処理方法のうちの少なくとも1つを記憶する。
【0328】
図12は例示的な一実施例に示すUE800のブロック図である。例えば、UE800は、モバイルフォン、コンピュータ、デジタル放送ユーザイクイップメント、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット端末、医療機器、フィットネス機器パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0329】
図12を参照すると、UE800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816、のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0330】
処理コンポーネント802は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作など、UE800の全般の操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。また、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、処理コンポーネント802は、1つ以上のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0331】
メモリ804は、UE800上の操作をサポートするために、UE800において操作される如何なるアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡先データ、電話簿データ、メッセージ、写真、ビデオなど様々なタイプのデータを記憶するように構成される。メモリ804は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0332】
電源コンポーネント806は、UE800の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、少なくとも1つの電源、および他のUE800のために電力を生成し、管理し、割り当てることに関連するコンポーネントを含むことができる。
【0333】
マルチメディアコンポーネント808は、前記UE800とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。幾つかの実施例において、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライド及びタッチパネル上のジェスチャを感知するように、1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチ又はスライド動作の境界だけではなく、前記タッチ又はスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出する。幾つかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。UE800が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、固定の光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離および光学ズーム能力を備えてもよい。
【0334】
オーディオコンポーネント810はオーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は1つのマイクロフォン(MIC)を含み、UE800が、呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードなどの操作モードである場合、マイクロフォンは外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号はさらにメモリ804に記憶するか又は通信コンポーネント816を介して送信することができる。幾つかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカーをさらに含む。
【0335】
I/Oインターフェース812は処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0336】
センサコンポーネント814は、UE800のために様々な態様の状態評価を提供するために、少なくとも1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、UE800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントはUE800のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント814は、UE800またはUE800のコンポーネントの位置変更、ユーザがUE800との接触が存在するか存在しないか、UE800の方位または加速/減速およびUE800の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント814は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションで使用するためのCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含んでもよい。
【0337】
通信コンポーネント816は、UE800と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。UE800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部放送管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0338】
例示的な実施例では、UE800は、上記方法を実行するために、少なくとも1つの専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。
【0339】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、例えば、命令を含むメモリ804を提供し、上記命令は、上記方法を完成させるように、UE800のプロセッサ820によって実行され得る。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD~ROM、テープ、フロッピーディスク及び光データストレージデバイスなどであってもよい。
【0340】
図13に示すように、本開示の一実施例はアクセスデバイスの構造を示す。例えば、ネットワークノード900は1つのネットワーク側デバイスとして提供され得る。該通信デバイスは、前述したアクセスデバイス及び/又はコアネットワークデバイスであってもよい。
【0341】
図13を参照すると、ネットワークノード900は処理コンポーネント922を含み、少なくとも1つのプロセッサ、及びメモリ932を始めとするメモリリソースをさらに含み、メモリリソースは、処理コンポーネント922により実行可能な命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するために使用される。メモリ932に記憶されているアプリケーションプログラムは、それじれ1組の命令に対応する1つまたは1つ以上のモジュールを含んでもよい。また、処理コンポーネント922は命令を実行するように構成され、これにより、上記方法の前記基地局に適用される任意の方法を実行し、例えば、
図2~
図8に示す情報処理方法のうちの少なくとも1つを実行する。
【0342】
ネットワークノード900は、ネットワークノード900の電源管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント926と、ネットワークノード900をネットワークに接続するように構成される1つ有線又は無線ネットワークインターフェース950と、1つの入力出力(I/O)インターフェース958と、をさらに含んでもよい。ネットワークノード900は、メモリ932に記憶されているオペレーティングシステム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM又は類似するものを操作することができる。
【0343】
当業者は明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施形態を容易に想像し得る。本開示は本発明の如何なる変形、用途又は適応的な変化をカバーしようとしており、これらの変形、用途又は適応的変化は、本発明の一般的な原理を含み、かつ本開示の開示されていない当分野の技術常識又は慣用されている技術的手段を含む。明細書と実施例は単なる例示的なものとして見なされ、本開示の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0344】
なお、本開示は以上に説明され且つ図面に示される正確な構造に限定され、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができる。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報処理方法であって、
ネットワークノードから送信された無線信号に対する前記UEによる測定緩和に用いられる測定緩和パラメータを取得するステップを含み、
前記ネットワークノードは、
マスタネットワーク(MN)ノード、
及び/又は
セカンダリネットワーク(SN)ノード、を含む、
情報処理方法。
【請求項2】
前記測定緩和パラメータを取得するステップは、
前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信するステップ、
又は、
プロトコル約束により前記測定緩和パラメータを決定するステップ、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEは進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク-新しい無線(E-UTRAN-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、E-UTRAN-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは次世代無線アクセスユニバーサル地上無線アクセス-新しい無線(NG-RAN-UTRA-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NG-RAN-UTRA-NR二重接続のSNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-進化型汎用移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(NR-E-UTRA)二重接続を用い、前記ネットワークノードはNR-E-UTRA二重接続のMNノードを含み、
又は、
前記UEは新しい無線-新しい無線(NR-NR)二重接続を用い、前記ネットワークノードは、NR-NR二重接続のMNノード及び/又はNR-NR二重接続のSNノードを含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が、前記ネットワークノードによる前記測定緩和パラメータの決定に用いられるステップをさらに含
み、
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含み、または、
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報、を含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
前記UEがEN-DC二重接続を用いて、前記EN-DC二重接続のSNノード又はMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNE-DC二重接続を用いて、前記NE-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、
前記UEがNR-DC二重接続を用いて、前記NR-DC二重接続のMNノードに前記UEの第1類能力情報を送信するステップ、のうちの少なくとも1つを含
み、または、
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をMNノードに送信するステップ、
SCGに対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する前記第2類能力情報をSNノードに送信するステップ、のうちの少なくとも1を含む、
請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記ネットワークノードに前記UEの能力情報を送信するステップは、
MNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記MNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して前記SNノードに前記能力情報を送信するステップ、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNのシグナリング無線ベアラ(SRB)を介して、前記MNノードに前記能力情報を送信するステップであって、前記能力情報が前記MNノードにより前記SNノードに転送されるステップ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項
5に記載の方法。
【請求項8】
前記測定緩和パラメータは、測定緩和条件を指示する測定緩和基準を含み、前記情報処理方法は、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップであって、前記測定緩和要求情報が、前記ネットワークノードをトリガーして、前記UEによる測定緩和を許可するか否かを決定するステップ
と、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて返された測定緩和指示を受信するステップと、
前記測定緩和指示が前記UEによる測定緩和を許可することに応答して、前記測定緩和パラメータの緩和設定に基づいて無線信号を測定するステップと、をさらに含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを
含み、
前記測定緩和条件を満たしていることは、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件を満たしていること、
又は、
前記UEが測定した無線信号品質が第2閾値より高いという第2条件を満たしていること、を含み、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、測定緩和要求情報を前記ネットワークノードに送信する又は測定緩和条件に適合する通知を前記ネットワークノードに送信するステップは、
前記測定緩和条件が満たされていることを検出したことに応答して、前記ネットワークノードのSRBを介して、前記測定緩和要求情報又は前記測定緩和条件を満たしていること指示する通知を前記ネットワークノードに送信するステップを含む、
請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記測定緩和パラメータは、
すべてのセルグループを統一的に対象とする測定緩和設定である第1類緩和設定と、
前記MCGを個別に対象とする測定緩和設定及び/又は前記SCGを個別に対象とする測定緩和設定である第2類緩和設定と、を含
み、
前記ネットワークノードから送信された前記測定緩和パラメータを受信するステップは、
前記MNノードから送信された前記第1類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、MCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定、及び/又は、前記SNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、
又は、
前記MNノードから送信された、前記MCGを個別に対象とする前記第2類緩和測定配置、及び/又は、前記MNノードから送信された、前記SCGを個別に対象とする前記第2類緩和設定を受信するステップ、を含む、
請求項
2に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークノードによって実行される情報処理方法であって、前記ネットワークノードは、二重接続UEのMNノード又はSNノードを含み、前記情報処理方法は、
測定緩和の関連情報を前記UEに送信するステップを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和に用いられる測定緩和パラメータ、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化するための測定緩和指示、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理方法。
【請求項12】
前記UEの能力情報を受信するステップであって、前記能力情報が、前記測定緩和パラメータを決定するステップをさらに含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記能力情報は、
すべてのセルグループ(CG)に対する前記UEの測定緩和能力を統一的に指示する第1類能力情報と、
プライマリーセルグループ(MCG)に対する前記UEの測定緩和能力及び/又はセカンダリセルグループ(SCG)に対する前記UEの測定緩和能力を個別に指示する第2類能力情報と、
MCGに対する前記UEの測定緩和能力と、SCGに対する前記UEの測定緩和能力との間の関連関係を指示する第3類能力情報と、を含
み、または、
前記能力情報は、
前記UEがRLM測定緩和をサポートするか否かを指示する第1能力インジケータ、
前記UEがBFD測定緩和をサポートするか否かを指示する第2能力インジケータ、
前記UEがRRM測定緩和をサポートするか否かを指示する第3能力インジケータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記UEの能力情報を受信するステップは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、前記MNノードが前記MNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、前記SNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて前記UEの前記能力情報を受信するステップ、
又は、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記MNノードが前記SNノードに設定されたSRBにおいて、前記UEから受信した、前記能力情報を含むSRBを受信するステップであって、SCGに対する前記UEの測定緩和能力を指示する少なくとも一部の前記能力情報が、前記MNノードから前記SNノードに送信されるステップ、を含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項15】
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、すべてのCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであることに応答して、MCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記SNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていることに応答して、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、
前記ネットワークノードが前記MNノードであり且つ前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、前記SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信するステップ、のうちの少なくとも1つを
含み、
前記情報処理方法は、
前記MNノードが、SCGを対象とする測定緩和パラメータを前記UEに送信する前、SCGを対象とする測定緩和パラメータを送信するための補助情報を前記SNノードから受信するステップをさらに含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項16】
前記UEが、測定緩和条件が満たされていることを検出した際に報告した測定緩和要求情報、又は測定緩和条件が満たされていることを指示する通知を受信するステップをさらに含み、
前記UEに測定緩和の関連情報を送信するステップは、
前記測定緩和要求情報又は前記通知に基づいて、前記UEに前記測定緩和指示を送信するステップを含
み、
前記測定緩和指示は、
前記UEによる測定緩和を有効化する有効化指示、
前記UEによる測定緩和を無効化する無効化指示、のうちの1つを含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項17】
前記測定緩和パラメータは、
無線リンクモニタリング(RLM)測定緩和パラメータ、
ビーム障害検出(BFD)測定緩和パラメータ、
無線リソース管理(RRM)測定緩和パラメータ、のうちの少なくとも1つを含
み、
前記測定緩和パラメータは、
前記UEの測定緩和条件を指示する測定緩和基準、
前記UEの測定緩和に用いられる緩和設定、を含み、
前記測定緩和条件は、
予め設定された時間長内の前記UEの変位量が第1閾値より低い、及び/又は、前記UEが第2時間長内において測定した無線信号品質の変動値が第3閾値より低いという第1条件と、
又は、
前記UEが第2時間長内に測定した無線信号品質が第2閾値より大きいという第2条件、を含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項18】
SNノードによって実行される情報処理方法であって、
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含み、
前記関連情報は、
前記UEの測定緩和パラメータを決定するための能力情報、
前記UEの測定緩和を有効化又は無効化する測定緩和指示、
SCGに対する測定緩和パラメータ、
前記MNノードがSCGに対する前記UEの測定緩和パラメータを決定することに用いられる補助情報、のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理方法。
【請求項19】
UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップは、
前記SNノードにSRBが設定されていないことに応答して、UEによる測定緩和の関連情報をMNノードとの間で伝送するステップを含む、
請求項
18に記載の方法。
【請求項20】
通信デバイスであって、プロセッサ、送受信機、メモリ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行され得る実行可能なプログラムを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する際に、請求項1~
10、11~17、18~19のいずれか一項によって提供される方法を実行する、
通信デバイス。
【国際調査報告】