(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-19
(54)【発明の名称】リソース構成方法、電子機器と記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/23 20230101AFI20250212BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20250212BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20250212BHJP
【FI】
H04W72/23
H04W72/1268
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024543262
(86)(22)【出願日】2022-06-22
(85)【翻訳文提出日】2024-08-05
(86)【国際出願番号】 CN2022100526
(87)【国際公開番号】W WO2023137972
(87)【国際公開日】2023-07-27
(31)【優先権主張番号】202210062080.8
(32)【優先日】2022-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】劉文豐
(72)【発明者】
【氏名】戴博
(72)【発明者】
【氏名】胡有軍
(72)【発明者】
【氏名】陳梦竹
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH21
(57)【要約】
【要約】
本出願の実施例は、リソース構成方法、電子機器と記憶媒体を提供する。ここで、この方法は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいてPUCCHリソースを決定することとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース構成方法であって、
基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、
前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいて、PUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、
前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいて、PUCCHリソースを決定することと
を含む、リソース構成方法。
【請求項2】
前記基地局シグナリングは、残りの最小システムメッセージ(SIB1)と、下りリンク制御情報(DCI)と、他のシステムメッセージとのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記エッジ位置情報は、上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、上りリンクBWPの両側、又は上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、又は上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PUCCHリソースセット構成表は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表と、専用PUCCHリソースセット構成表とのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットと前記通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットとは、線形関係を呈する、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングに基づいて構成する追加的なオフセット係数を決定し、前記追加的なオフセット係数に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを決定することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記追加的なオフセット係数は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ又は下りリンク制御情報(DCI)によって設定され、前記追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを調整し、前記追加的なオフセット係数の占有ビット数は、1ビット、2ビット又は3ビットのうちの少なくとも一つを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記PUCCHリソースのOFDMシンボルは、少なくとも二つの部分を含み、各前記部分の前記OFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータ値は、0、1又はシグナリング指示値を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
【請求項10】
前記PUCCHリソースは、共通PUCCHリソースと、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソースと、MSGBメッセージに対応するPUCCHリソースとのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える電子機器であって、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、前記一つ又は複数のプロセッサに請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を実現させる、
電子機器。
【請求項12】
一つ又は複数のプログラムが記憶されて、前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願への相互参照】
【0001】
本出願は、出願番号が202210062080.8であり、出願日が2022年01月19日である中国特許出願に基づいて提出され、この中国特許出願の優先権を主張し、この中国特許出願の内容のすべては、ここで参照として本出願に取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に関し、特にリソース構成方法、電子機器と記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
低減能力(Reduced Capability、RedCap)は、3GPP規格化機構が立案した新型モノのインターネット技術であり、主に工業無線センサ、ビデオモニタリングとウェアラブルデバイスなどのミドルエンドモノのインターネット機器に向け、低複雑度、低コスト、低消費電力、コンパクトサイズなどの特徴を有し、5G補強型モバイルブロードバンドeMBBと超高信頼性低遅延通信uRLLC技術に比べて、RedCapは、帯域幅部分(BandWidth Part、BWP)、アンテナ数、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)レイヤ数、変調階数などの面で簡素化を行い、コストと性能のトレードオフを実現する。
【0004】
RedCap技術は、ユースケース要求を満たす前提で、ネットワーク性能への影響を最小限に抑えることを実現する必要がある。FR1周波数バンドにおいて、通常NR端末の最大サポート帯域幅は、100Mであるが、複雑度とコストの低減を実現するために、RedCap端末の最大サポート帯域幅被は、20Mに低減される。RedCap端末と通常NR端末がパブリックネットを共用するため、RedCap端末の帯域幅両側に位置する物理上りリンクリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)リソースは、通常NR端末の物理上りリンクリンク共有チャネル(Physical Uplink Share Channel、PUSCH)リソースを複数のサブ部分に分割し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題が発生することによって、パブリックネットにおける通常NR端末の上りリンクピークデータレートの低下を招いてしまう。現在、3GPP規格会議において初期アクセス段階のRedCap PUCCH周波数ホッピングをキャンセルすることが決定された。具体的には、SIBシグナリングを追加することによってRedCap端末のPUCCH周波数ホッピングをイネーブル又はキャンセルすることを指示し、PUCCH周波数ホッピングのキャンセルによってRedCap端末のPUCCHリソースが帯域幅の一方側に集中し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題を低減させる。
【0005】
許可周波数スペクトル(licensed frequency spectrum)では、通常NR端末は、初期アクセス段階において、より大きい上りカバレッジとより良い伝送性能を実現するために、デフォルトで周波数ホッピングの方式を使用してPUCCHリソースを伝送する。しかしながら、SIBシグナリングがRedCap端末の周波数ホッピングをキャンセルすることを指示する場合に、RedCap端末は、周波数ホッピングを行わない方式でPUCCHを伝送し、この時、通常NR端末に対する従来のPUCCHリソース構成方法は、RedCap端末に直接適用することができず、且つ、マルチユーザ多重化能力が変わらないことを保証するために、RedCap端末に構成される各PUCCHリソースセットにも、16個のPUCCHリソースが含まれるべきである。なお、PUCCH周波数ホッピング伝送に基づく端末とPUCCH非周波数ホッピング伝送に基づく端末とが同一のリソースブロックに多重化されてPUCCHを伝送する場合に、伝送シーケンスの非直交性によってこの二つのタイプの端末は、符号分割多重化を実現することができず、よってネットワーク容量が低下してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例の主な目的は、リソース構成方法、電子機器と記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施例は、リソース構成方法を提供する。ここで、この方法は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいてPUCCHリソースを決定することとを含む。
【0008】
本出願の実施例は、電子機器をさらに提供する。ここで、この電子機器は、一つ又は複数のプロセッサと、一つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える。前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、前記一つ又は複数のプロセッサに本出願の実施例におけるいずれか一つの前記方法を実現させる。
【0009】
本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体には、一つ又は複数のプログラムが記憶されている。前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、本出願の実施例におけるいずれか一つの前記方法を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本出願の実施例によるリソース構成方法のフローチャートである。
【
図2】本出願の実施例による別のリソース構成方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の実施例によるリソース構成装置の構造概略図である。
【
図4】本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
理解すべきこととして、ここで記述された具体的な実施例は、ただ本出願を解釈するためにのみ用いられ、本出願を限定するためのものではない。
【0012】
後続の記述において、例えば素子を表すための「モジュール」、「部材」又は「ユニット」の接尾辞は、本出願の説明に有利であるようにのみ用いられ、それ自体は、固有の意義がない。そのため、「モジュール」、「部材」又は「ユニット」は、混合して使用することができる。
【0013】
本出願の実施例では、RedCap端末と通常NR端末は、一つのパブリックネットを共用し、RedCap端末の帯域幅両側に位置するPUCCHリソースは、通常NR端末のPUSCHリソースを複数のサブ部分に分割し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題が発生することによって、通常NR端末の上りリンクピークデータレートが低下してしまう。通常NR端末が初期段階で使用する共通PUCCHリソースセット構成表2.1は、以下のようになる。
【0014】
【0015】
【0016】
SIBシグナリングがPUCCH周波数ホッピングをキャンセルすることを指示する時に、RedCap端末は、周波数ホッピングを行わない方式でPUCCHを伝送する。この時、上記通常NR端末に対するPUCCHリソース構成方法は、RedCap端末に直接適用することができない。そして、マルチユーザ多重化能力が変わらないことを保証するために、RedCap端末に構成される各PUCCHリソースセットにも、16個のPUCCHリソースが含まれるべきである。なお、PUCCH周波数ホッピング伝送に基づく端末とPUCCH非周波数ホッピング伝送に基づく端末とが同一のリソースブロックに多重化されてPUCCHを伝送する時に、伝送シーケンスの非直交性によってこの二つのタイプの端末は、符号分割多重化を実現することができず、よってネットワーク容量が低下してしまう。
【0017】
図1は、本出願の実施例によるリソース構成方法のフローチャートである。本出願の実施例は、RedCap端末がリソース構成を伝送することに適用することができる。この方法は、リソース構成装置によって実行されることができる。この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの方法によって実現されることもでき、普通はRedCap端末に集積されている。
図1を参照すると、本出願の実施例による方法は、具体的に以下のようなステップを含む。
【0018】
ステップ110では、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する。
【0019】
ここで、エッジ位置情報は、RedCap端末により使用されるPUCCHリソースの帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)における位置であってもよい。エッジ位置情報は、上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側を指示してもよい。
【0020】
本出願の実施例では、RedCap端末は、基地局シグナリングによって使用するPUCCHリソースのエッジ位置情報を指示してもよい。基地局シグナリングによってPUCCHリソースの上りリンクBWPにおける位置を決定してもよい。例えば、上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側であってもよい。
【0021】
ステップ120では、エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定する。
【0022】
具体的には、RedCap端末は、決定されるエッジ位置情報及びシステム情報ブロック(System Information Blocks、SIB)メッセージを使用してPUCCHリソースセット構成表において一つの共通PUCCHリソースセットを共同で決定することができ、ここで、PUCCHリソースセット構成表は、RedCap端末と基地局とによって共同でメンテナンスされてもよい。
【0023】
ステップ130では、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとに基づいてPUCCHリソースを決定する。
【0024】
本出願の実施例では、共通PUCCHリソースセットにおいて設定される物理リソースユニットオフセットを決定し、この物理リソースユニットオフセットとエッジ位置情報とに従ってRedCap端末により使用されるPUCCHリソースの位置を決定してもよい。例えば、RedCap端末により使用されるPUCCHリソース周波数領域位置と初期サイクリックシフト設定などのパラメータとを決定してもよい。
【0025】
本出願の実施例は、基地局シグナリングによってPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定し、エッジ位置情報とSIBメッセージとを使用してPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定し、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとを使用してPUCCHリソースを決定し、RedCap端末のPUCCHリソース構成を実現し、パブリックネットネットワーク性能への影響を低減させ、ネットワーク容量を向上させることができる。
【0026】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、基地局シグナリングは、残りの最小システムメッセージ(SIB1)と、下りリンク制御情報(DCI)と、他のシステムメッセージとのうちの少なくとも一つを含む。
【0027】
本出願の実施例では、残りの最小システムメッセージ(SIB1)又は下りリンク制御情報(Downlink Control Channel:DCI)によってRedCap端末により使用されるPUCCHリソースの上りリンクBWPにおける位置を指示してもよい。理解できるように、他の基地局からRedCap端末に送信される他のシステムメッセージを使用してPUCCHリソースのエッジ位置情報を指示してもよい。
【0028】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、エッジ位置情報は、上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、上りリンクBWPの両側、又は上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、又は上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む。
【0029】
本出願の実施例では、エッジ位置情報は、PUCCHが上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、上りリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側などに位置することを指してもよい。
【0030】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースセット構成表は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表と、専用PUCCHリソースセット構成表とのうちの少なくとも一つを含む。
【0031】
具体的には、PUCCHリソースセット構成表は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表であってもよい。即ち、RedCap端末は、通常NR端末と同じPUCCHリソースセット構成表を共用してもよい。又は、RedCap端末は、単独の専用のPUCCHリソースセット構成表を維持してもよい。この場合、このPUCCHリソースセット構成表の全部又は一部の内容は、通常NR端末の共通リソースセット構成表と異なってもよい。
【0032】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットと前記通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットとは、線形関係を呈する。
【0033】
本出願の実施例では、専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセット(Physical Resource Block offset:PRB offset)の値は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットの値と線形関係を呈してもよい。この場合、専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットは、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットを線形変換することによって取得されてもよい。例えば、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットを乗算演算又は加算演算し、演算結果を専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットとしてもよい。理解できるように、線形変換プロセスに使用される変換パラメータは、指示値又は予め設定される値であってもよい。さらに、理解できるように、専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる複数の物理リソースユニットオフセットがそれぞれ通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の複数の物理リソースユニットオフセットに適合する線形関係は、異なってもよい。例えば、専用PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス0から14の物理リソースユニットオフセットが、それぞれ通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス0から14の物理リソースユニットオフセットと乗算線形関係に適合し、専用PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス15の物理リソースユニットオフセットは、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス15の物理リソースユニットオフセットと加算線形関係に適合してもよい。
【0034】
図2は、本出願の実施例による別のリソース構成方法のフローチャートである。本出願の実施例は、上記出願の実施例に基づいて具体化したものである。
図2を参照すると、本出願の実施例による方法は、具体的に以下のようなステップを含む。
【0035】
ステップ210では、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する。
【0036】
ステップ220では、エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定する。
【0037】
ステップ230では、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングに基づいて、構成の追加的なオフセット係数を決定し、追加的なオフセット係数に基づいて物理リソースユニットオフセットを決定する。
【0038】
ここで、追加的なオフセット係数は、RedCap端末が通常NR端末により使用される物理リソースユニットに基づいてさらにオフセットするオフセット量であってもよい。この追加的なオフセット係数は、通常NR端末のPUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットと線形演算するために用いられてもよい。
【0039】
本出願の実施例では、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングによって追加的なオフセット係数が設定されているかどうかを決定してもよい。追加的なオフセット係数が設定されていると決定した後に、この追加的なオフセット係数を使用してRedCAP端末により使用される物理リソースユニットオフセットを決定するために用いられてもよいし、共通PUCCHリソースセットに含まれる物理リソースユニットオフセットを線形演算するために用いられてもよい。この決定プロセスは、共通PUCCHリソースセットにおける物理リソースユニットオフセットと追加的なオフセット係数との線形演算の結果をRedCap端末により使用される物理リソースユニットオフセットとしてもよい。例えば、共通PUCCHリソースセットに含まれる物理リソースユニットオフセットと追加的なオフセット係数との和又は積を新たな物理リソースユニットオフセットとしてもよい。
【0040】
ステップ240では、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとに基づいてPUCCHリソースを決定する。
【0041】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、追加的なオフセット係数は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ又は下りリンク制御情報(DCI)によって設定される。追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを調整する。追加的なオフセット係数の占有ビット数は、1ビット、2ビット又は3ビットのうちの少なくとも一つを含む。
【0042】
具体的には、RedCap端末により使用される追加的なオフセット係数は、SIBメッセージ又は下りリンク制御情報(DCI)によって設定されてもよい。追加的なオフセット係数は、物理リソースユニットPRBと乗算演算又は加算演算を行うために用いられてもよい。その演算結果をRedCapにより使用される物理リソースユニットオフセットとしてもよい。追加的なオフセット係数は、1ビット、2ビット又は3ビットを占有してもよい。
【0043】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースのOFDMシンボルは、少なくとも二つの部分を含む。各前記部分のOFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータ値は、0、1又はシグナリングにより指示される値を含む。
【0044】
本出願の実施例では、RedCapにより構成されるPUCCHリソースにより占有される直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFMD)シンボルは、少なくとも二つの部分を含んでもよむ。各部分のOFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータは、0、1又はシグナリングにより指示される値であってもよい。周波数ホッピングインデックスパラメータの値によってPUCCH伝送シーケンスが周波数ホッピングを行うかどうかを指示してもよい。
【0045】
【0046】
【0047】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースは、共通PUCCHリソースと、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソースと、MSGBメッセージに対応するPUCCHリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0048】
【0049】
さらに、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義してもよい。このフィールドは、追加的なオフセット係数を表してもよい。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap端末は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表2.1をデフォルトで使用する。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
さらに、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義してもよい。このフィールドは、追加的なオフセット係数を表してもよい。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap端末は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表2.1をデフォルトで使用する。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義して、追加的なオフセット係数を表す。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap端末は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表2.2をデフォルトで使用する。
【0063】
【0064】
表2.2:RedCap端末の初期アクセス段階における共通PUCCHリソースセット構成
【表2】
【0065】
ここで、表2.2におけるRedCap端末により使用される物理リソースユニットオフセットPRB_offsetは、通常NR端末により使用される共通PUCCHリソースセット構成表2.1における物理リソースユニットオフセットに対する線形処理による結果であってもよい。この線形処理は、乗算又は加算を含んでもよい。
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
一つの例示的実施の形態では、PUCCH周波数ホッピングが有効になっている端末とPUCCH周波数ホッピングが無効になっている端末とが、同一のリソースブロックにおいてPUCCHを伝送する場合、二つのタイプの端末により伝送されるシーケンスは、非直交であり、それによってネットワーク容量の低減を招いてしまう。上記出願の実施例に基づいて、基本シーケンスとサイクリックシフトをさらに処理して、異なるタイプの端末の符号分割多重化を実現することによって、マルチユーザ多重化能力を高めることができる。具体的には、PUCCHリソースにおいて伝送される低PAPRシーケンスは、以下のように表される。
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
PUCCH周波数ホッピング伝送の場合に、同一周波数領域リソース下の異なる時間内に伝送されるのは、異なる端末のPUCCHシーケンスである可能性があり、該当する初期サイクルプレフィックスも異なる。PUCCH周波数ホッピングが無効になっているRedCap端末にとって、同一周波数領域リソース下の異なる時間内のPUCCH伝送に対応する初期サイクルプレフィックスは、一定であり、異なる初期サイクリックシフトを有する複数の通常端末PUCCH伝送と同時に直交性を保持することが困難である。このため、本実施例は、RedCap端末PUCCH伝送のOFDMシンボルを複数のサブ部分に分け、その複数のサブ部分に対してそれぞれ異なる初期サイクリックシフトを設定することによって、通常端末との符号分割多重化を実現することを提案する。
【0076】
【0077】
【0078】
RedCap端末のPUCCH伝送にとって、RRCシグナリングPUCCH-ConfigCommonは、初期アクセス段階のPUCCHリソース情報を構成するために用いられる。ここで、スクランブル識別子パラメータhoppingId、パワー制御パラメータp0-nominal、グループ周波数ホッピングパラメータpucch-GroupHoppingと共通PUCCHリソースインデックスパラメータpucch-ResourceCommonは、周波数分割多重化又は上りリンクオーバーレイ補強などの需要を実現するために、いずれも通常端末と共有され、又は単独で設定されてもよい。
【0079】
図3は、本出願の実施例によるリソース構成装置の構造概略図であり、本出願の任意の実施例による方法を実行することができ、方法の実行に該当する機能モジュールと有益な効果とを備える。この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよい。具体的には、位置決定モジュール301と、リソースセットモジュール302と、リソース構成モジュール303とを備える。
【0080】
位置決定モジュール301は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定するために用いられる。
【0081】
リソースセットモジュール302は、前記エッジ位置情報とSIBメッセージとに基づいて、PUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定するために用いられる。
【0082】
リソース構成モジュール303は、前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいて、PUCCHリソースを決定するために用いられる。
【0083】
本出願の実施例は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する位置決定モジュールと、エッジ位置情報とSIBメッセージを使用してPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定するリソースセットモジュールと、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットを使用してPUCCHリソースを決定するリソース構成モジュールとにより、RedCap端末のPUCCHリソース構成を実現し、パブリックネットネットワークの性能への影響を低減させ、ネットワーク容量を向上させることができる。
【0084】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置における基地局シグナリングは、残りの最小システムメッセージ(SIB1)と、下りリンク制御情報(DCI)と、他のシステムメッセージとのうちの少なくとも一つを含む。
【0085】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置におけるエッジ位置情報は、上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、上りリンクBWPの両側、又は上りリンクBWPの上エッジ、上りリンクBWPの下エッジ、又は上りリンクBWPのある一方側、上りリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む。
【0086】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置におけるPUCCHリソースセット構成表は、通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表と、専用PUCCHリソースセット構成表とのうちの少なくとも一つを含む。
【0087】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置における専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットと前記通常NR端末の共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットとは、線形関係を呈する。
【0088】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングに基づいて構成する追加的なオフセット係数を決定し、前記追加的なオフセット係数に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを決定するためのオフセット係数モジュールをさらに備える。
【0089】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、オフセット係数モジュールにおける追加的なオフセット係数は、スケジューリングメッセージSIB又は下りリンク制御情報(DCI)によって設定される。前記追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを調整する。前記追加的なオフセット係数の占有ビット数は、1ビット、2ビット又は3ビットのうちの少なくとも一つを含む。
【0090】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースのOFDMシンボルは、少なくとも二つの部分を含む。各前記部分の前記OFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータ値は、0、1又はシグナリングによって指示される値を含む。
【0091】
【0092】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースは、共通PUCCHリソースと、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソースと、MSGBメッセージに対応するPUCCHリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0093】
図4は、本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。この電子機器は、プロセッサ40と、メモリ41と、入力装置42と、出力装置43とを備える。電子機器におけるプロセッサ40の数は、一つ又は複数であってもよい。
図4において一つのプロセッサ40を例にする。電子機器におけるプロセッサ40と、メモリ41と、入力装置42と、出力装置43とは、バス又は他の方式で接続されてもよく、
図4においてバスを介して接続されることを例にする。
【0094】
メモリ41は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラムを記憶するために用いられてもよい。コンピュータは、プログラム及びモジュール、例えば本出願の実施例における装置に対応するモジュール(位置決定モジュール301、リソースセットモジュール302とリソース構成モジュール303)を実行することができる。プロセッサ40は、メモリ41に記憶されるソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを運行することによって、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法を実現する。
【0095】
メモリ41は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含む。ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができる。データ記憶領域は、電子機器の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。なお、メモリ41は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、非揮発性メモリを含んでもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。いくつかの実例では、メモリ41は、プロセッサ40に対してリモートに設置されるメモリをさらに含んでもよい。これらのリモートメモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの実例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、それらに限らない。
【0096】
入力装置42は、入力された数字的な又は文字的な情報の受信、及び電子機器のユーザによる設定及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。出力装置43は、表示画面などの表示機器を含んでもよい。
【0097】
本出願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ実行可能命令がコンピュータプロセッサによって実行される時にリソース構成方法を実行するために用いられ、この方法は、
基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、
前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、
前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいてPUCCHリソースを決定することと
を含む。
【0098】
実施の形態に関する以上の記述により、業者であればはっきりと分かるように、本出願は、ソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアによって実現されてもよい。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータのフロッピー、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスク又は光ディスクなどに記憶されて、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含んでもよい。
【0099】
注意すべきこととして、上記装置の実施例では、含まれる各ユニットとモジュールは、機能ロジックによって分けられるものにすぎず、上記の区分に限定されるものではなく、該当する機能を実現することができればよく、また、各機能ユニットの具体的な名称も、互いに区別しやすくするためのものであり、本出願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0100】
当業者であれば理解できるように、上記で開示された方法におけるすべて又はいくつかのステップ、システム、機器における機能モジュール/ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア及びその適切な組み合わせとして実施されてもよい。
【0101】
ハードウェアの実施の形態では、以上の記述においてに言及された機能モジュール/ユニットの間の区分は、必ずしも物理アセンブリの区分に対応するものではなく、例えば一つの物理アセンブリは、複数の機能を有してもよく、又は一つの機能又はステップは、若干の物理アセンブリの協働によって実行されてもよい。いくつかの物理アセンブリ又はすべての物理アセンブリは、プロセッサ、例えば中央プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロプロセッサにより実行されるソフトウェアとして実施されてもよいし、又はハードウェアとして実施されてもよいし、又は集積回路、例えば専用集積回路として実施されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ可読媒体に分配してもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)と通信媒体(又は一時的媒体)を含んでもよい。当業者に周知するように、用語であるコンピュータ記憶媒体は、情報(例えばコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される揮発性と非揮発性、取り外し可能と固定媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶又は他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために用いられることができ、且つコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含むが、それらに限らない。なお、業者に周知するように、通信媒体は、一般的にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は例えばキャリア又は他の伝送メカニズムのような変調データ信号における他のデータを含むとともに、任意の情報配信媒体を含んでもよい。
【0102】
以上、図面を参照して本出願の若干の実施例を説明したが、本出願の権利範囲を限定するつもりではい。当業者が本出願の範囲と実質から逸脱することなく行える任意の修正、同等の置き換えと改良は、いずれも本出願の権利範囲内にあるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【関連出願への相互参照】
【0001】
本出願は、出願番号が202210062080.8であり、出願日が2022年01月19日である中国特許出願に基づいて提出され、この中国特許出願の優先権を主張し、この中国特許出願の内容のすべては、ここで参照として本出願に取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に関し、特にリソース構成方法、電子機器と記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
低減能力(Reduced Capability、RedCap)は、3GPP規格化機構が立案した新型モノのインターネット技術であり、主に工業無線センサ、ビデオモニタリングとウェアラブルデバイスなどのミドルエンドモノのインターネット機器に向け、低複雑度、低コスト、低消費電力、コンパクトサイズなどの特徴を有し、5G補強型モバイルブロードバンドeMBBと超高信頼性低遅延通信uRLLC技術に比べて、RedCapは、帯域幅部分(BandWidth Part、BWP)、アンテナ数、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)レイヤ数、変調階数などの面で簡素化を行い、コストと性能のトレードオフを実現する。
【0004】
RedCap技術は、ユースケース要求を満たす前提で、ネットワーク性能への影響を最小限に抑えることを実現する必要がある。FR1周波数バンドにおいて、通常NRユーザー装置(User Equipment:UE)の最大サポート帯域幅は、100Mであるが、複雑度とコストの低減を実現するために、RedCap UEの最大サポート帯域幅被は、20Mに低減される。RedCap UEと通常NR UEがパブリックネットを共用するため、RedCap UEの帯域幅両側に位置する物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCH)リソースは、通常NR UEの物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Share Channel:PUSCH)リソースを複数のサブ部分に分割し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題が発生することによって、パブリックネットにおける通常NR UEのアップリンクピークデータレートの低下を招いてしまう。現在、3GPP規格会議において初期アクセス段階のRedCap PUCCH周波数ホッピングを無効化(disable)することが決定された。具体的には、SIBシグナリングを追加することによってRedCap UEのPUCCH周波数ホッピングを有効化(enable)又は無効化することを指示し、PUCCH周波数ホッピングの無効化によってRedCap UEのPUCCHリソースが帯域幅の一方側に集中し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題を低減させる。
【0005】
許可周波数スペクトル(licensed frequency spectrum)では、通常NR UEは、初期アクセス段階において、より大きい上りカバレッジとより良い伝送性能を実現するために、デフォルトで周波数ホッピングの方式を使用してPUCCHリソースを伝送する。しかしながら、SIBシグナリングがRedCap UEの周波数ホッピングを無効化することを指示する場合に、RedCap UEは、周波数ホッピングを行わない方式でPUCCHを伝送し、この時、通常NR UEに対する従来のPUCCHリソース構成方法は、RedCap UEに直接適用することができず、且つ、マルチユーザ多重化能力が変わらないことを保証するために、RedCap UEに構成される各PUCCHリソースセットにも、16個のPUCCHリソースが含まれるべきである。なお、PUCCH周波数ホッピング伝送に基づくUEとPUCCH非周波数ホッピング伝送に基づくUEとが同一のリソースブロックに多重化されてPUCCHを伝送する場合に、伝送シーケンスの非直交性によってこの二つのタイプのUEは、符号分割多重化を実現することができず、よってネットワーク容量が低下してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例の主な目的は、リソース構成方法、電子機器と記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施例は、リソース構成方法を提供する。ここで、この方法は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいてPUCCHリソースを決定することとを含む。
【0008】
本出願の実施例は、電子機器をさらに提供する。ここで、この電子機器は、一つ又は複数のプロセッサと、一つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える。前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、前記一つ又は複数のプロセッサに本出願の実施例におけるいずれか一つの前記方法を実現させる。
【0009】
本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体には、一つ又は複数のプログラムが記憶されている。前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、本出願の実施例におけるいずれか一つの前記方法を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本出願の実施例によるリソース構成方法のフローチャートである。
【
図2】本出願の実施例による別のリソース構成方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の実施例によるリソース構成装置の構造概略図である。
【
図4】本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
理解すべきこととして、ここで記述された具体的な実施例は、ただ本出願を解釈するためにのみ用いられ、本出願を限定するためのものではない。
【0012】
後続の記述において、例えば素子を表すための「モジュール」、「部材」又は「ユニット」の接尾辞は、本出願の説明に有利であるようにのみ用いられ、それ自体は、固有の意義がない。そのため、「モジュール」、「部材」又は「ユニット」は、混合して使用することができる。
【0013】
本出願の実施例では、RedCap UEと通常NR UEは、一つのパブリックネットを共用し、RedCap UEの帯域幅両側に位置するPUCCHリソースは、通常NR UEのPUSCHリソースを複数のサブ部分に分割し、PUSCHリソースのフラグメンテーション問題が発生することによって、通常NR UEのアップリンクピークデータレートが低下してしまう。通常NR UEが初期アクセス段階で使用する共通PUCCHリソースセット構成表2.1は、以下のようになる。
【0014】
【0015】
【0016】
SIBシグナリングがPUCCH周波数ホッピングを無効化することを指示する時に、RedCap UEは、周波数ホッピングを行わない方式でPUCCHを伝送する。この時、上記通常NR UEに対するPUCCHリソース構成方法は、RedCap UEに直接適用することができない。そして、マルチユーザ多重化能力が変わらないことを保証するために、RedCap UEに構成される各PUCCHリソースセットにも、16個のPUCCHリソースが含まれるべきである。なお、PUCCH周波数ホッピング伝送に基づくUEとPUCCH非周波数ホッピング伝送に基づくUEとが同一のリソースブロックに多重化されてPUCCHを伝送する時に、伝送シーケンスの非直交性によってこの二つのタイプのUEは、符号分割多重化を実現することができず、よってネットワーク容量が低下してしまう。
【0017】
図1は、本出願の実施例によるリソース構成方法のフローチャートである。本出願の実施例は、RedCap
UEがリソース構成を伝送することに適用することができる。この方法は、リソース構成装置によって実行されることができる。この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの方法によって実現されることもでき、普通はRedCap
UEに集積されている。
図1を参照すると、本出願の実施例による方法は、具体的に以下のようなステップを含む。
【0018】
ステップ110では、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する。
【0019】
ここで、エッジ位置情報は、RedCap UEにより使用されるPUCCHリソースの帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)における位置であってもよい。エッジ位置情報は、アップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、アップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、アップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側を指示してもよい。
【0020】
本出願の実施例では、RedCap UEは、基地局シグナリングによって使用するPUCCHリソースのエッジ位置情報を指示してもよい。基地局シグナリングによってPUCCHリソースのアップリンクBWPにおける位置を決定してもよい。例えば、アップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、アップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、アップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側であってもよい。
【0021】
ステップ120では、エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定する。
【0022】
具体的には、RedCap UEは、決定されるエッジ位置情報及びシステム情報ブロック(System Information Blocks、SIB)メッセージを使用してPUCCHリソースセット構成表において一つの共通PUCCHリソースセットを共同で決定することができ、ここで、PUCCHリソースセット構成表は、RedCap UEと基地局とによって共同でメンテナンスされてもよい。
【0023】
ステップ130では、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとに基づいてPUCCHリソースを決定する。
【0024】
本出願の実施例では、共通PUCCHリソースセットにおいて設定される物理リソースユニットオフセットを決定し、この物理リソースユニットオフセットとエッジ位置情報とに従ってRedCap UEにより使用されるPUCCHリソースの位置を決定してもよい。例えば、RedCap UEにより使用されるPUCCHリソース周波数領域位置と初期サイクリックシフト設定などのパラメータとを決定してもよい。
【0025】
本出願の実施例は、基地局シグナリングによってPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定し、エッジ位置情報とSIBメッセージとを使用してPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定し、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとを使用してPUCCHリソースを決定し、RedCap UEのPUCCHリソース構成を実現し、パブリックネットネットワーク性能への影響を低減させ、ネットワーク容量を向上させることができる。
【0026】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、基地局シグナリングは、残りの最小システム情報(SIB1)と、ダウンリンク制御情報(DCI)と、他のシステム情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0027】
本出願の実施例では、残りの最小システム情報(SIB1)又はダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)によってRedCap UEにより使用されるPUCCHリソースのアップリンクBWPにおける位置を指示してもよい。理解できるように、基地局からRedCap UEに送信される他のシステム情報を使用してPUCCHリソースのエッジ位置情報を指示してもよい。
【0028】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、エッジ位置情報は、アップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、アップリンクBWPの両側、又はアップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、又はアップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む。
【0029】
本出願の実施例では、エッジ位置情報は、PUCCHがアップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、両側エッジ、又は、アップリンクBWPの上エッジ、下エッジ、又は、アップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側などに位置することを指してもよい。
【0030】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースセット構成表は、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表と、専用PUCCHリソースセット構成表とのうちの少なくとも一つを含む。
【0031】
具体的には、PUCCHリソースセット構成表は、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表であってもよい。即ち、RedCap UEは、通常NR UEと同じPUCCHリソースセット構成表を共用してもよい。又は、RedCap UEは、単独の専用のPUCCHリソースセット構成表を維持してもよい。この場合、このPUCCHリソースセット構成表の全部又は一部の内容は、通常NR UEの共通リソースセット構成表と異なってもよい。
【0032】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットと前記通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットとは、線形関係を呈する。
【0033】
本出願の実施例では、専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセット(Physical Resource Block offset:PRB offset)の値は、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットの値と線形関係を呈してもよい。この場合、専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットは、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットを線形変換することによって取得されてもよい。例えば、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットを乗算演算又は加算演算し、演算結果を専用PUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットとしてもよい。理解できるように、線形変換プロセスに使用される変換パラメータは、指示値又は予め設定される値であってもよい。さらに、理解できるように、専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる複数の物理リソースユニットオフセットがそれぞれ通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表の複数の物理リソースユニットオフセットに適合する線形関係は、異なってもよい。例えば、専用PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス0から14の物理リソースユニットオフセットが、それぞれ通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス0から14の物理リソースユニットオフセットと乗算線形関係に適合し、専用PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス15の物理リソースユニットオフセットは、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表におけるインデックス15の物理リソースユニットオフセットと加算線形関係に適合してもよい。
【0034】
図2は、本出願の実施例による別のリソース構成方法のフローチャートである。本出願の実施例は、上記出願の実施例に基づいて具体化したものである。
図2を参照すると、本出願の実施例による方法は、具体的に以下のようなステップを含む。
【0035】
ステップ210では、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する。
【0036】
ステップ220では、エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定する。
【0037】
ステップ230では、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングに基づいて、構成の追加的なオフセット係数を決定し、追加的なオフセット係数に基づいて物理リソースユニットオフセットを決定する。
【0038】
ここで、追加的なオフセット係数は、RedCap UEが通常NR UEにより使用される物理リソースユニットに基づいてさらにオフセットするオフセット量であってもよい。この追加的なオフセット係数は、通常NR UEのPUCCHリソースセット構成表における物理リソースユニットオフセットと線形演算するために用いられてもよい。
【0039】
本出願の実施例では、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングによって追加的なオフセット係数が設定されているかどうかを決定してもよい。追加的なオフセット係数が設定されていると決定した後に、この追加的なオフセット係数を使用してRedCap UEにより使用される物理リソースユニットオフセットを決定するために用いられてもよいし、共通PUCCHリソースセットに含まれる物理リソースユニットオフセットを線形演算するために用いられてもよい。この決定プロセスは、共通PUCCHリソースセットにおける物理リソースユニットオフセットと追加的なオフセット係数との線形演算の結果をRedCap UEにより使用される物理リソースユニットオフセットとしてもよい。例えば、共通PUCCHリソースセットに含まれる物理リソースユニットオフセットと追加的なオフセット係数との和又は積を新たな物理リソースユニットオフセットとしてもよい。
【0040】
ステップ240では、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットとに基づいてPUCCHリソースを決定する。
【0041】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、追加的なオフセット係数は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)によって設定される。追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを調整する。追加的なオフセット係数の占有ビット数は、1ビット、2ビット又は3ビットのうちの少なくとも一つを含む。
【0042】
具体的には、RedCap UEにより使用される追加的なオフセット係数は、SIBメッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)によって設定されてもよい。追加的なオフセット係数は、物理リソースユニットPRBと乗算演算又は加算演算を行うために用いられてもよい。その演算結果をRedCapにより使用される物理リソースユニットオフセットとしてもよい。追加的なオフセット係数は、1ビット、2ビット又は3ビットを占有してもよい。
【0043】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースのOFDMシンボルは、少なくとも二つの部分を含む。各前記部分のOFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータ値は、0、1又はシグナリングにより指示される値を含む。
【0044】
本出願の実施例では、RedCapに構成されるPUCCHリソースにより占有される直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFMD)シンボルは、少なくとも二つの部分を含んでもよむ。各部分のOFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータは、0、1又はシグナリングにより指示される値であってもよい。周波数ホッピングインデックスパラメータの値によってPUCCH伝送シーケンスが周波数ホッピングを行うかどうかを指示してもよい。
【0045】
【0046】
【0047】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースは、共通PUCCHリソースと、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソースと、MSGBメッセージに対応するPUCCHリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0048】
【0049】
さらに、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義してもよい。このフィールドは、追加的なオフセット係数を表してもよい。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap UEは、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表2.1をデフォルトで使用する。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
さらに、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義してもよい。このフィールドは、追加的なオフセット係数を表してもよい。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap UEは、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表2.1をデフォルトで使用する。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、SIB又はDCIに新たなフィールドAdditional_PRBoffsetを定義して、追加的なオフセット係数を表す。フィールドAdditional_PRBoffsetが設定されていない場合、RedCap UEは、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表2.2をデフォルトで使用する。
【0063】
【0064】
表2.2:RedCap
UEの初期アクセス段階における共通PUCCHリソースセット構成
【表2】
【0065】
ここで、表2.2におけるRedCap UEにより使用される物理リソースユニットオフセットPRB_offsetは、通常NR UEにより使用される共通PUCCHリソースセット構成表2.1における物理リソースユニットオフセットに対する線形処理による結果であってもよい。この線形処理は、乗算又は加算を含んでもよい。
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
一つの例示的実施の形態では、PUCCH周波数ホッピングが有効になっているUEとPUCCH周波数ホッピングが無効になっているUEとが、同一のリソースブロックにおいてPUCCHを伝送する場合、二つのタイプのUEにより伝送されるシーケンスは、非直交であり、それによってネットワーク容量の低減を招いてしまう。上記出願の実施例に基づいて、基本シーケンスとサイクリックシフトをさらに処理して、異なるタイプのUEの符号分割多重化を実現することによって、マルチユーザ多重化能力を高めることができる。具体的には、PUCCHリソースにおいて伝送される低PAPRシーケンスは、以下のように表される。
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
PUCCH周波数ホッピング伝送の場合に、同一周波数領域リソース下の異なる時間内に伝送されるのは、異なるUEのPUCCHシーケンスである可能性があり、該当する初期サイクルプレフィックスも異なる。PUCCH周波数ホッピングが無効になっているRedCap UEにとって、同一周波数領域リソース下の異なる時間内のPUCCH伝送に対応する初期サイクルプレフィックスは、一定であり、異なる初期サイクリックシフトを有する複数の通常NR UEのPUCCH伝送と同時に直交性を保持することが困難である。このため、本実施例は、RedCap UEのPUCCH伝送のOFDMシンボルを複数のサブ部分に分け、その複数のサブ部分に対してそれぞれ異なる初期サイクリックシフトを設定することによって、通常NR UEとの符号分割多重化を実現することを提案する。
【0076】
【0077】
【0078】
RedCap UEのPUCCH伝送にとって、RRCシグナリングPUCCH-ConfigCommonは、初期アクセス段階のPUCCHリソース情報を構成するために用いられる。ここで、スクランブル識別子パラメータhoppingId、パワー制御パラメータp0-nominal、グループ周波数ホッピングパラメータpucch-GroupHoppingと共通PUCCHリソースインデックスパラメータpucch-ResourceCommonは、周波数分割多重化又はアップリンクオーバーレイ補強などの需要を実現するために、いずれも通常NR UEと共有され、又は単独で設定されてもよい。
【0079】
図3は、本出願の実施例によるリソース構成装置の構造概略図であり、本出願の任意の実施例による方法を実行することができ、方法の実行に該当する機能モジュールと有益な効果とを備える。この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよい。具体的には、位置決定モジュール301と、リソースセットモジュール302と、リソース構成モジュール303とを備える。
【0080】
位置決定モジュール301は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定するために用いられる。
【0081】
リソースセットモジュール302は、前記エッジ位置情報とSIBメッセージとに基づいて、PUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定するために用いられる。
【0082】
リソース構成モジュール303は、前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいて、PUCCHリソースを決定するために用いられる。
【0083】
本出願の実施例は、基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定する位置決定モジュールと、エッジ位置情報とSIBメッセージを使用してPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定するリソースセットモジュールと、エッジ位置情報と共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットを使用してPUCCHリソースを決定するリソース構成モジュールとにより、RedCap UEのPUCCHリソース構成を実現し、パブリックネットネットワークの性能への影響を低減させ、ネットワーク容量を向上させることができる。
【0084】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置における基地局シグナリングは、残りの最小システム情報(SIB1)と、ダウンリンク制御情報(DCI)と、他のシステム情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0085】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置におけるエッジ位置情報は、アップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、アップリンクBWPの両側、又はアップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、又はアップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む。
【0086】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置におけるPUCCHリソースセット構成表は、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表と、専用PUCCHリソースセット構成表とのうちの少なくとも一つを含む。
【0087】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、装置における専用PUCCHリソースセット構成表に含まれる物理リソースユニットオフセットと前記通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表の物理リソースユニットオフセットとは、線形関係を呈する。
【0088】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、エッジ位置情報及び/又は基地局シグナリングに基づいて構成する追加的なオフセット係数を決定し、前記追加的なオフセット係数に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを決定するためのオフセット係数モジュールをさらに備える。
【0089】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、オフセット係数モジュールにおける追加的なオフセット係数は、スケジューリングメッセージSIB又はダウンリンク制御情報(DCI)によって設定される。前記追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースユニットオフセットを調整する。前記追加的なオフセット係数の占有ビット数は、1ビット、2ビット又は3ビットのうちの少なくとも一つを含む。
【0090】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースのOFDMシンボルは、少なくとも二つの部分を含む。各前記部分の前記OFDMシンボルに対応するPUCCH伝送シーケンスの周波数ホッピングインデックスパラメータ値は、0、1又はシグナリングによって指示される値を含む。
【0091】
【0092】
さらに、上記出願の実施例に基づいて、PUCCHリソースは、共通PUCCHリソースと、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソースと、MSGBメッセージに対応するPUCCHリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0093】
図4は、本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。この電子機器は、プロセッサ40と、メモリ41と、入力装置42と、出力装置43とを備える。電子機器におけるプロセッサ40の数は、一つ又は複数であってもよい。
図4において一つのプロセッサ40を例にする。電子機器におけるプロセッサ40と、メモリ41と、入力装置42と、出力装置43とは、バス又は他の方式で接続されてもよく、
図4においてバスを介して接続されることを例にする。
【0094】
メモリ41は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラムを記憶するために用いられてもよい。コンピュータは、プログラム及びモジュール、例えば本出願の実施例における装置に対応するモジュール(位置決定モジュール301、リソースセットモジュール302とリソース構成モジュール303)を実行することができる。プロセッサ40は、メモリ41に記憶されるソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを運行することによって、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法を実現する。
【0095】
メモリ41は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含む。ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができる。データ記憶領域は、電子機器の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。なお、メモリ41は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、非揮発性メモリを含んでもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。いくつかの実例では、メモリ41は、プロセッサ40に対してリモートに設置されるメモリをさらに含んでもよい。これらのリモートメモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの実例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、それらに限らない。
【0096】
入力装置42は、入力された数字的な又は文字的な情報の受信、及び電子機器のユーザによる設定及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。出力装置43は、表示画面などの表示機器を含んでもよい。
【0097】
本出願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ実行可能命令がコンピュータプロセッサによって実行される時にリソース構成方法を実行するために用いられ、この方法は、
基地局シグナリングに基づいてPUCCHリソースのエッジ位置情報を決定することと、
前記エッジ位置情報とSIBメッセージに基づいてPUCCHリソースセット構成表において共通PUCCHリソースセットを決定することと、
前記エッジ位置情報と前記共通PUCCHリソースセットに対応する物理リソースユニットオフセットに基づいてPUCCHリソースを決定することと
を含む。
【0098】
実施の形態に関する以上の記述により、業者であればはっきりと分かるように、本出願は、ソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアによって実現されてもよい。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータのフロッピー、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスク又は光ディスクなどに記憶されて、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含んでもよい。
【0099】
注意すべきこととして、上記装置の実施例では、含まれる各ユニットとモジュールは、機能ロジックによって分けられるものにすぎず、上記の区分に限定されるものではなく、該当する機能を実現することができればよく、また、各機能ユニットの具体的な名称も、互いに区別しやすくするためのものであり、本出願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0100】
当業者であれば理解できるように、上記で開示された方法におけるすべて又はいくつかのステップ、システム、機器における機能モジュール/ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア及びその適切な組み合わせとして実施されてもよい。
【0101】
ハードウェアの実施の形態では、以上の記述においてに言及された機能モジュール/ユニットの間の区分は、必ずしも物理アセンブリの区分に対応するものではなく、例えば一つの物理アセンブリは、複数の機能を有してもよく、又は一つの機能又はステップは、若干の物理アセンブリの協働によって実行されてもよい。いくつかの物理アセンブリ又はすべての物理アセンブリは、プロセッサ、例えば中央プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロプロセッサにより実行されるソフトウェアとして実施されてもよいし、又はハードウェアとして実施されてもよいし、又は集積回路、例えば専用集積回路として実施されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ可読媒体に分配してもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)と通信媒体(又は一時的媒体)を含んでもよい。当業者に周知するように、用語であるコンピュータ記憶媒体は、情報(例えばコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される揮発性と非揮発性、取り外し可能と固定媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶又は他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために用いられることができ、且つコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含むが、それらに限らない。なお、業者に周知するように、通信媒体は、一般的にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は例えばキャリア又は他の伝送メカニズムのような変調データ信号における他のデータを含むとともに、任意の情報配信媒体を含んでもよい。
【0102】
以上、図面を参照して本出願の若干の実施例を説明したが、本出願の権利範囲を限定するつもりではい。当業者が本出願の範囲と実質から逸脱することなく行える任意の修正、同等の置き換えと改良は、いずれも本出願の権利範囲内にあるべきである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース
(PUCCHリソース)のエッジ位置情報を
基地局から受信することと、
PUCCHリソース情報を受信することであって、前記PUCCHリソース情報は、PUCCHリソースセット構成表
内のPUCCHリソースインデックスの決定に使用されることと、
前記エッジ位置情報と前
記PUCCHリソース
インデックスに対応する物理リソース
ブロックオフセット
とに従って前記PUCCHリソースを決定することと
を含む、
通信方法。
【請求項2】
前記エッジ位置情報は、アップリンク帯域幅部分(UL BWP)の下エッジを示し、前記PUCCHリソースを決定することは、前記UL BWPの前記下エッジから物理リソースブロック(PRB)の昇順で前記PUCCHリソースを決定することを含む、または、
前記エッジ位置情報は、UL BWPの上エッジを示し、前記PUCCHリソースを決定することは、前記UL BWPの前記上エッジからPRBの降順で前記PUCCHリソースを決定することを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記エッジ位置情報は、基地局シグナリングにおいて受信され、前記基地局シグナリングは、残りの最小システム
情報(SIB1)と、
ダウンリンク制御情報(DCI)と、他のシステム
情報とのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記エッジ位置情報は、アップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、アップリンクBWPの両側、又はアップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、又はアップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側の少なくとも一つのケースを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PUCCHリソースセット構成表は、通常NR
UEの共通PUCCHリソースセット構成表
、または専用PUCCHリソースセット構成
表のうちの少なくとも一つを含
み、
前記PUCCHリソースは、共通PUCCHリソース、MSG4メッセージに対応するPUCCHリソース、またはMSGBメッセージに対応するPUCCHリソースのうちの少なくとも一つを含む
請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記基地局
から前記エッジ位置情報に関する追加的なオフセット係数を
受信することと、
前記追加的なオフセット係数に
さらに基づいて前記物理リソース
ブロックオフセットを決定することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記追加的なオフセット係数は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)によって設定され、前記追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソース
ブロックオフセットを調整
するように設定される
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記追加的なオフセット係数は、4、6、8、9、10、2、-4、または0のうちの少なくとも一つを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
【請求項10】
【請求項11】
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース(PUCCHリソース)のエッジ位置情報を端末に送信することと、
PUCCHリソース情報を前記端末に送信することであって、前記PUCCHリソース情報は、PUCCHリソースセット構成表内のPUCCHリソースインデックスの決定に使用されることと
を含み、
前記エッジ位置情報と前記PUCCHリソースインデックスに対応する物理リソースブロックオフセットとは、前記PUCCHリソースの決定に使用される
通信方法。
【請求項12】
前記エッジ位置情報は、アップリンク帯域幅部分(UL BWP)の下エッジを示し、前記PUCCHリソースは、前記UL BWPの前記下エッジから物理リソースブロック(PRB)の昇順で決定される、または、
前記エッジ位置情報は、UL BWPの上エッジを示し、前記PUCCHリソースは、前記UL BWPの前記上エッジからPRBの降順で決定される
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記エッジ位置情報は、基地局シグナリングにおいて送信され、前記基地局シグナリングは、残りの最小システム情報(SIB1)と、ダウンリンク制御情報(DCI)と、他のシステム情報とのうちの少なくとも一つを含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記エッジ位置情報は、アップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、アップリンクBWPの両側、又はアップリンクBWPの上エッジ、アップリンクBWPの下エッジ、又はアップリンクBWPのある一方側、アップリンクBWPの両側の少なくとも一つを含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記PUCCHリソースセット構成表は、通常NR UEの共通PUCCHリソースセット構成表、または専用PUCCHリソースセット構成表のうちの少なくとも一つを含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記エッジ位置情報に関する追加的なオフセット係数を前記端末に送信することをさらに含み、
前記物理リソースブロックオフセットは、前記追加的なオフセット係数にさらに基づいて決定される
請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記追加的なオフセット係数は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)によって設定され、前記追加的なオフセット係数は、加算演算又は乗算演算に基づいて前記物理リソースブロックオフセットを調整するように設定される
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記追加的なオフセット係数は、4、6、8、9、10、2、-4、または0のうちの少なくとも一つを含む
請求項16に記載の方法。
【請求項19】
【請求項20】
【請求項21】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える電子機器であって、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、前記一つ又は複数のプロセッサに、
物理アップリンク制御チャネルリソース(PUCCHリソース)のエッジ位置情報を基地局から受信することと、
PUCCHリソース情報を受信することであって、前記PUCCHリソース情報は、PUCCHリソースセット構成表内のPUCCHリソースインデックスの決定に使用されることと、
前記エッジ位置情報と前記PUCCHリソースインデックスに対応する物理リソースブロックオフセットとに従って前記PUCCHリソースを決定することと
を実現させる、電子機器。
【請求項22】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える電子機器であって、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、前記一つ又は複数のプロセッサに請求項
11に記載の方法を実現させる、
電子機器。
【請求項23】
一つ又は複数のプログラムが記憶されて、前記一つ又は複数のプログラムが一つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、請求項
1に記載の方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】