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特表2025-505076ユーザーインターフェースを提供するウォッチフェイス生成システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-21
(54)【発明の名称】ユーザーインターフェースを提供するウォッチフェイス生成システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20250214BHJP
【FI】
G06F3/0484
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573680
(86)(22)【出願日】2022-11-29
(85)【翻訳文提出日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 KR2022019083
(87)【国際公開番号】W WO2024117289
(87)【国際公開日】2024-06-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523442079
【氏名又は名称】アポスター インク.
【氏名又は名称原語表記】APPOSTER INC.
【住所又は居所原語表記】1202, 189 Seongam-ro, Mapo-gu, Seoul, 03929 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002295
【氏名又は名称】弁理士法人M&Partners
(72)【発明者】
【氏名】キョン ソンヒョン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA42
5E555AA72
5E555BA02
5E555BA38
5E555BA53
5E555BB02
5E555BB38
5E555BC17
5E555CC03
5E555DB53
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザーの選好度乃至は趣向が反映された、自身の個性を自由に表現できるウォッチフェイスを生成する。
【解決手段】
本発明では、ウォッチフェイス生成システムが開示される。本発明によれば、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスを生成するためのユーザーインターフェースを提供することで、ユーザーの選好度乃至は趣向を反映して自身の個性を自由に表現することのできるウォッチフェイスを生成するにおいて、ユーザーの利便性が向上され得り、注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の生成を促進し、非専門家によって生成された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の市場を拡大することのできる技術的手段を提供することができる。

【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報とを含みウォッチフェイス上にレンダリングされる情報の類型に関する選択及び選択された類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に関する選択のためのユーザーインターフェースを提供する処理サーバーであって、
前記状態データを第1因子としてパラメータを出力する第1出力関数と、前記状態データに割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定値を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数を含む出力関数の集合を使用してユーザーインターフェース画面上にリアルタイムの状態データが反映されたディスプレイ要素を出力し、
前記第2因子を定数化した出力関数の集合を含むコードを、i)ユーザーのIDと連携されたスマートウォッチに応じて変換し、変換されたコードを前記スマートウォッチに転送し、ii)ユーザーのIDと連携してデータベースに保存する処理サーバーを含むウォッチフェイス生成システム。
【請求項2】
前記処理サーバーは、ユーザーの設定が完了されたウォッチフェイスを画面-オン状態のウォッチフェイスとし、ユーザーのリクエストに応じて、前記画面-オン状態のウォッチフェイスと対をなす画面-オフ状態のウォッチフェイスを追加で生成することを特徴とする、請求項1に記載のウォッチフェイス生成システム。
【請求項3】
前記処理サーバーは、画面-オン状態のウォッチフェイスにおいて画面の消費電力に影響を与える表示面積または輝度のエネルギー因子を調整し、事前に設定された消費電力基準を満たすように調整された画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成し、
前記消費電力基準は、ウォッチフェイスがレンダリングされるスマートウォッチの有効画面の全体画素数のうち、画面-オフ状態のウォッチフェイス上でターンオンされる画素数の割合で設定されることを特徴とする、請求項2に記載のウォッチフェイス生成システム。
【請求項4】
前記処理サーバーは、
ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素それぞれに割り当てられた類型の情報にしたがって、該当するディスプレイ要素に対する表示面積または輝度のエネルギー因子を優先的に調整し、
リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素のうち、第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対する調整に先立ち、優先的に第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対する調整を行うことによって、消費電力基準を満たす画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することを特徴とする、請求項3に記載のウォッチフェイス生成システム。
【請求項5】
前記処理サーバーは、消費電力基準を満たす画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するように、以下のような第1~第3プロセスを順次適用しつつそれぞれのプロセスの終了とともに消費電力基準を満たすかどうかを判断することを特徴とする、請求項4に記載のウォッチフェイス生成システム。
i)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の表示面積を減らす第1プロセス;
ii)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第2プロセス;
iii)第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素のうち、ユーザーの選択に応じてまたは経時的に変化が少ない順に、順次該当するディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第3プロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォッチフェイスの生成のためのユーザーインターフェースを提供するウォッチフェイス生成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ハードウェア中心の時計産業は、スマートウォッチの登場によってコンテンツ中心に再編されており、例えば、全世界市場の80%を占める中低価格市場は、スマートウォッチ中心に変わっており、スマートウォッチのコアコンテンツとして、ユーザーがウォッチフェイスに対する設定を行うためのインターフェースを提供することで、ユーザーの選好度乃至は趣向が反映された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の生成が促進され、非専門家によって生成された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の市場拡大が可能な技術的手段についての研究が活発に行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の一実施形態は、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスを生成するためのユーザーインターフェースを提供することによって、ユーザーの選好度乃至は趣向が反映された、自身の個性を自由に表現できるウォッチフェイスを生成するために、ユーザーの利便性が向上されるウォッチフェイスの生成システムを含むことができる。
【0004】
本発明の一実施形態は、注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の生成を促進し、非専門家によって生成された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の市場を拡大できる技術的手段を提供するウォッチフェイス生成システムを含むことができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記のような目的及びその他の目的を達成するために、本発明のウォッチフェイス生成システムは、
リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報を含むウォッチフェイス上にレンダリングされる情報の類型に関する選択及び選択された類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に関する選択のためのユーザーインターフェースを提供する処理サーバーであって、
前記状態データを第1因子としてパラメータを出力する第1出力関数と、前記状態データに割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定値を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数とを含む出力関数の集合を使用してユーザーインターフェース画面上にリアルタイムの状態データが反映されたディスプレイ要素を出力し、
前記第2因子を定数化した出力関数の集合を含むコードを、
i)ユーザーのIDと連携されたスマートウォッチに応じて変換して変換されたコードを前記スマートウォッチに転送し、
ii)ユーザーのIDと連携されてデータベースに保存する処理サーバー
を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスを生成するためのユーザーインターフェースを提供することで、ユーザーの選好度乃至は趣向が反映された、自身の個性を自由に表現することのできるウォッチフェイスを生成するにおいて、ユーザーの利便性を向上させることができ、注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の生成を促進し、非専門家によって生成された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の市場を拡大することのできる技術的手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1には、本発明の一実施形態によるウォッチフェイス生成システムの全体的な構成を示すブロック図が示されている。
図2図2には、本発明の一実施形態によるウォッチフェイスの設定のためのユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
図3a図3aには、第1類型の情報として、それぞれバッテリー残量の状態データに割り当てられる互いに異なる形態のディスプレイ要素(Battery text, Hand Batt)を例示する図が示されている。
図3b図3bには、第1類型の情報として、それぞれバッテリー残量の状態データに割り当てられる互いに異なる形態のディスプレイ要素(Battery text, Hand Batt)を例示する図が示されている。
図4図4には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用して現在の時刻に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
図5図5には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用して天気に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
図6図6には、図5の第1出力関数を使用して出力される天気のクラス00~18それぞれに割り当てられたディスプレイ要素及びそれぞれのクラスに分類される条件を例示する図が示されている。
図7図7には、図5の第1出力関数を使用して出力される天気のクラス00~18それぞれに割り当てられたディスプレイ要素及びそれぞれのクラスに分類される条件を例示する図が示されている。
図8図8には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用してバッテリー残量に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
図9図9には、ローカル領域に保存されていたデジタルコンテンツのローディングのためユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
図10図10には、本発明の一実施形態による処理サーバー(200)の一構成として、映像処理モジュール(240)及び類似度算出モジュール(260)において適用可能なCNNネットワークを概略的に示す図が示されている。
図11図11には、ウォッチフェイスに関するユーザーの設定が完了されたユーザーインターフェース画面を例示する図面で、ユーザーの選択によってNFT登録乃至はミンティングのためのユーザーインターフェースを提供する局面を示す図が示されている。
図12図12には、ウォッチフェイスに関するユーザーの設定が完了されたユーザーインターフェース画面を例示する図面で、ユーザーの選択によって2次加工乃至は編集が許容かどうかについてのメニューが表示されたユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
図13図13には、イーサリアム(ethereum)ネットワークの概略的な構成及びイーサリアムネットワークを構成する一ノード(mining nodeまたはfull node)のブロック構成図を示す図が示されている。
図14図14には、処理サーバー(200)が管理するウェブページにウォッチフェイスを商品として登録し、購入者の選択によって販売が完了された後、購入者が保有する一群のウォッチフェイスを並べて表示し、購入者の選択によって選択されたウォッチフェイスをスマートウォッチ(300)に適用する一連のプロセスを例示する図が示されている。
図15図15には、購入者アカウント(A10)からコントラクトアカウント(A20)に送金された販売代金のうち、契約内容にしたがって販売代金の一部がそれぞれの委託販売手数料及び創作支援金として処理サーバーアカウント(A30)及び原創作者アカウント(A40)に按分されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
図16図16には、画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスの互いに異なる対をそれぞれ例示する図が示されている。
図17図17には、画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスとして、それぞれ互いに異なるプロセスを適用して消費電力の割合を下げた画面-オフ状態のウォッチフェイスを例示する図が示されている。
図18図18には、画面-オン状態のウォッチフェイスの編集を通して画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成する処理サーバー(200)の第1~第5プロセス(S1~S5)を順次示す図が示されている。
図19図19には、本発明の一実施形態によるスマートウォッチの全体的な構成を示すブロック図が示されている。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のウォッチフェイス生成システムは、
リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報とを含みウォッチフェイス上にレンダリングされる情報の類型に関する選択及び選択された類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に関する選択のためのユーザーインターフェースを提供する処理サーバーであって、
前記状態データを第1因子としてパラメータを出力する第1出力関数と、前記状態データに割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定値を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数を含む出力関数の集合を使用してユーザーインターフェース画面上にリアルタイムの状態データが反映されたディスプレイ要素を出力し、
前記第2因子を定数化した出力関数の集合を含むコードを、i)ユーザーのIDと連携されたスマートウォッチに応じて変換して変換されたコードを前記スマートウォッチに転送し、ii)ユーザーのIDと連携されてデータベースに保存する処理サーバーを含む。
【0009】
例えば、前記処理サーバーは、
ユーザーインターフェース画面によって定型化されたディスプレイ要素に対するユーザーの選択のための選択メニューを提供しつつ、
ユーザーからリクエストされたデジタルコンテンツを、ウォッチフェイス上のディスプレイ要素として組み込むようにユーザーインターフェース画面上に、デジタルコンテンツのローディングのためのメニューを提供することができる。
【0010】
例えば、前記処理サーバーは、前記ディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツのローディングに対して、前記第2類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に制限することができる。
【0011】
例えば、前記処理サーバーは、前記ディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツを、映像データに制限することができる。
【0012】
例えば、前記処理サーバーは、前記ディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツのローディングに対して、ウォッチフェイスを形成する互いに異なるディスプレイ要素がレンダリングされる互いに異なるサブレイヤーのうち、最下位のサブレイヤーに該当するウォッチフェイスの背景に制限することができる。
【0013】
例えば、前記処理サーバーは、ディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツを入手し、
前記デジタルコンテンツを入力として著名ブランドとの抵触の可能性を判断する映像処理モジュールを稼働し、デジタルコンテンツの少なくとも一部と著名ブランド間の類似度を算出する映像処理モジュールの出力にしたがって、
前記デジタルコンテンツのディスプレイ要素への組み込みを許容せず、ユーザーインターフェース画面を通じて新たなデジタルコンテンツの選択をリクエストすることができる。
【0014】
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーの設定が完了したウォッチフェイス入手し、ユーザーがデジタルコンテンツをローディングしたかどうかによって、ウォッチフェイスを形成する互いに異なるディスプレイ要素がレンダリングされる互いに異なるサブレイヤーのうち、最下位サブレイヤーをデジタルコンテンツから生成された新たなディスプレイ要素がレンダリングされたサブレイヤーとして認識し、最下位のサブレイヤーを前記映像処理モジュールとして入力することができる。
【0015】
例えば、前記映像処理モジュールは、
著名ブランドの映像イメージを学習データとして学習された加重値を含み、前記デジタルコンテンツを入力として、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部と著名ブランド間の類似度に関する予測された確率を出力するCNN(Convolution Neural Network)ネットワークを含むことができる。
【0016】
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーのリクエストに応じて、ユーザーのIDと連携されてデータベースに保存されたウォッチフェイスを、ユーザーインターフェース画面上に出力して該当するウォッチフェイスに対する編集を許容することができる。
【0017】
例えば、前記処理サーバーは、
前記ウォッチフェイスの編集ために、編集前のウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素に対する削除またはディスプレイ要素の追加のための選択メニュー提供し、前記ディスプレイ要素の追加のための定型化されたディスプレイ要素またはユーザーからデジタルコンテンツのローディングのためメニューを提供するが、
前記ディスプレイ要素として追加されるデジタルコンテンツのローディングに対して、前記第2類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に制限することができる。
【0018】
例えば、前記処理サーバーは、
ユーザーのリクエストに応じて、ユーザーのIDと連携されて保存された編集前のウォッチフェイスを、編集可能なウォッチフェイスでユーザーインターフェース画面上に出力するが、
編集前の最初に生成されたウォッチフェイスがNFT登録されたウォッチフェイスであり、ユーザーのIDと連携されて保存されたユーザー情報が編集前の最初に生成されたウォッチフェイスの原創作者の情報と一致しなければ、
ウォッチフェイスの編集のためのユーザーインターフェース画面上において、追って編集されたウォッチフェイスをNFT登録し、NFT登録されたウォッチフェイスを販売する場合、販売代金の一部が創作支援金として支援されることのできる趣旨のお知らせメッセージを発送することができる。
【0019】
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーの設定が完了したウォッチフェイスを画面-オン状態のウォッチフェイスとし、ユーザーのリクエストに応じて、前記画面-オン状態のウォッチフェイスと対をなす画面-オフ状態のウォッチフェイスを追加で生成することができる。
【0020】
例えば、前記画面-オン状態のウォッチフェイスから画面-オフ状態のウォッチフェイスへの切り替えによって、前記画面-オフ状態のウォッチフェイスがレンダリングされるスマートウォッチをAOD(Always On Display)の節電モードで実行することができる。
【0021】
例えば、前記処理サーバーは、画面-オン状態のウォッチフェイスから画面の消費電力に影響を与える表示面積、または輝度のエネルギー因子を調整し、事前に設定された消費電力基準を満たすように調整された画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。
【0022】
例えば、前記消費電力基準は、ウォッチフェイスがレンダリングされるスマートウォッチの有効画面の全体画素数のうち、画面-オフ状態のウォッチフェイス上でターン-オンされる画素数の割合で設定することができる。
【0023】
例えば、前記処理サーバーは、ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素それぞれに割り当てられた類型の情報にしたがって、該当するディスプレイ要素に対する表示面積または輝度エネルギー因子を優先的に調整することができる。
【0024】
例えば、前記処理サーバーは、リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素中のうち、第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対する調整に先立ち、優先的に第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対する調整を行うことによって、消費電力基準を満たす画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。
【0025】
例えば、前記処理サーバーは、消費電力基準を満たす画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するように、以下のような第1乃至第3プロセスを順次適用しつつそれぞれのプロセスの終了とともに消費電力基準を満たすかどうかを判断することができる。
【0026】
i)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の表示面積を減らす第1プロセス;
ii)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第2プロセス;
iii)第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素のうち、ユーザーの選択によってまたは経時的に変化が少ない順に、順次該当するディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第3プロセス;
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーの設定にしたがって画面-オン状態のウォッチフェイスから画面の消費電力に影響を与える表示面積、または輝度のエネルギー因子を調整し、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するが、
ユーザーの設定が反映された画面-オフ状態のウォッチフェイスが消費電力基準を満たすかどうかによって画面-オフ状態のウォッチフェイスを許容せず、画面-オフ状態のウォッチフェイスに関するユーザーの再設定をリクエストするか、ユーザーの再設定をリクエストしつつ以下のような第1乃至第3プロセスにしたがってユーザーの再設定のためのガイドを順次提供することができる。
【0027】
i)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の表示面積を減らす第1プロセス;
ii)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第2プロセス;
iii)第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素のうち、ユーザーの選択によってまたは経時的に変化が少ない順に、順次該当するディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第3プロセス。
【0028】
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーのリクエストに応じて、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスをブロックチェーン上に保存するNFT登録乃至はNFTミンティング(minting)のためのインターフェース提供することができる。
【0029】
例えば、前記処理サーバーは、ユーザーのリクエストに応じて、ブロックチェーンのネットワーク上にアクセスしてトランザクション(transaction)またはスマートコントラクト(smart contract)の形態で、NFT登録のためのウォッチフェイスの保存先及びユーザー情報をブロックチェーン上に保存するが、
前記処理サーバーと接続されたデータベース上で前記ウォッチフェイスが保存された保存先を、前記ブロックチェーン上に保存される保存先とし、
ユーザーのIDと連携して前記処理サーバー上に保存されたユーザー情報を、前記ブロックチェーン上に保存されるユーザー情報とすることができる。
【0030】
例えば、前記処理サーバは、NFT登録したユーザーのリクエストに応じて、処理サーバーによって管理されるウェブページ上でウォッチフェイス商品を登録してウェブページの訪問者を対象に露出させ、NFT登録されたウォッチフェイス商品であることを商品説明または商品外観に表示することができる。
【0031】
例えば、前記処理サーバは、NFT登録されたウォッチフェイスの販売代金の一部を処理サーバーの委託販売手数料として割り当てる内容のスマートコントラクトを生成し、ブロックチェーン上に保存することができる。
【0032】
例えば、前記処理サーバは、処理サーバーの委託販売手数料に関する内容を、NFT登録乃至はミンティング(minting)のためのスマートコントラクトを生成しつつスマートコントラクトの契約内容として組み込むことができる。
【0033】
例えば、前記処理サーバは、処理サーバーが管理するウェブページを通じてNFT登録されたウォッチフェイスの販売とともに、販売代金をスマートコントラクトのコントラクトアカウント(contract account)に送金しつつスマートコントラクトを呼び出し、契約内容として組み込まれた委託販売手数料とNFT登録されたウォッチフェイスのユーザー間の按分額でそれぞれの処理サーバーとユーザーのアカウントに自動的に送金されるようにすることができる。
【0034】
例えば、前記処理サーバーは、編集前のNFT登録されたウォッチフェイスの原創作者情報と編集後のウォッチフェイスのユーザー情報が互いに一致しない場合、ユーザーのリクエストに応じて編集後のウォッチフェイスに対するNFT登録またはミンティング(minting)のためのスマートコントラクトを生成しつつ、ウォッチフェイスの販売代金の一部を原創作者に創作支援金として割り当てる内容をスマートコントラクトの契約内容として組み込むことができる。
【0035】
例えば、前記処理サーバは、処理サーバーが管理するウェブページを通じてNFT登録されたウォッチフェイスの販売とともに、販売代金をスマートコントラクトのコントラクトアカウント(contract account)に送金しつつ販売代金のうち創作支援金として按分される具体的な按分割合の情報をコントラクトアカウント(contract account)に伝達し、契約内容として組み込まれた創作支援金とNFT登録されたウォッチフェイスのユーザー間の按分額でそれぞれ原創作者とユーザーのアカウントに自動的に送金されるようにすることができる。
【0036】
例えば、前記処理サーバーは、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイスを2つの入力として、処理サーバーと接続された類似度算出モジュールを稼働し、
前記類似度算出モジュールから出力される編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイスの映像イメージの類似度によって、販売代金のうちの創作支援金の具体的な按分割合を決定し、i)編集後のウォッチフェイスに対するNFT登録またはミンティング(minting)のためのスマートコントラクトの契約内容に組み込むか、または、ii)NFT登録またはミンティング(minting)のためのスマートコントラクトの契約内容に具体的な按分額に関する関数を含めさせ、NFT登録されたウォッチフェイスの販売とともに、前記スマートコントラクトのコントラクトアカウント(contract account)に按分額に関する関数の因子として伝達される按分割合の情報を伝達することができる。
【0037】
例えば、前記編集前のウォッチフェイス及び編集後のウォッチフェイスの生成のためのコードは、リアルタイムの状態データを因子としてディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力する出力関数を含み、
前記類似度算出モジュールは、リアルタイムの状態データを入手して同一の状態データを反映するようにレンダリングされた編集前のウォッチフェイス及び編集後のウォッチフェイスの映像イメージを入力として、映像イメージ間の類似度を算出することができる。
【0038】
例えば、前記類似度算出モジュールは、編集前のウォッチフェイスと、編集後のウォッチフェイスの映像イメージから高次元の特性を抽出した特性ベクトルをそれぞれ算出するCNN(Convolution Neural Network)ネットワークを含み、
それぞれの編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイスを入力としてCNN(Convolution Neural Network)ネットワークから出力された特性ベクトル間の類似度を、前記編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度として出力することができる。
【0039】
(実施形態)
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい一実施形態によるウォッチフェイス生成システムについて説明する。
【0040】
図1には、本発明の一実施形態によるウォッチフェイス生成システムの全体的な構成を示すブロック図が示されている。
【0041】
図2には、本発明の一実施形態によるウォッチフェイスの設定のためのユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
【0042】
図3a及び図3bには、第1類型の情報として、それぞれバッテリー残量の状態データに割り当てられる互いに異なる形態のディスプレイ要素(Battery text、Hand Batt)を例示する図が示されている。
【0043】
図4には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用して現在の時刻に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
【0044】
図5には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用して天気に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
【0045】
図6及び図7には、図5の第1出力関数を使用して出力される天気のクラス00~18それぞれに割り当てられたディスプレイ要素及びそれぞれのクラスに分類される条件を例示する図が示されている。
【0046】
図8には、本発明の一実施形態において、第1、第2出力関数を使用してバッテリー残量に割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングが出力されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
【0047】
各図面を参照すると、本発明の一実施形態によるウォッチフェイス生成システムは、リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報及びデザインデータに該当する第2類型の情報とを含みウォッチフェイス上にレンダリングされる情報の類型に関する選択及び選択された類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に関する選択のためのユーザーインターフェースを提供する処理サーバー(200)であって、
前記状態データを第1因子としてパラメータを出力する第1出力関数と、前記状態データに割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定値を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数を含む出力関数の集合を使用してユーザーインターフェース画面上にリアルタイムの状態データが反映されたディスプレイ要素を出力し、
前記第2因子を定数化した出力関数の集合を含むコードを、i)ユーザーのIDと連携されたスマートウォッチ(300)によって変換し、変換されたコードを前記スマートウォッチ(300)に転送し、ii)ユーザーのIDと連携してデータベース(400)に保存する処理サーバー(200)含むことができる。
【0048】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、通信可能に接続されたユーザーの端末(100)からのリクエストに応じてウェブ文書を発送することができ、ユーザーの端末(100)上で駆動されるウェブブラウザを通じて、ユーザーの端末(100)上にユーザーインターフェース画面を出力することができる。本発明の多様な実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ウェブ文書を通じてユーザーの端末(100)上にユーザーインターフェース画面を出力することができ、またはウェブ文書にリンクされた接続情報にしたがってユーザーのリクエストに応じて、またはウェブ文書を通じてユーザーの端末(100)上に具現されるウェブページ上にリンクされた接続経路のクリックイベントにしたがって、前記処理サーバー(200)は、前記処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存された文書またはファイルをユーザーの端末(100)に転送することができ、ユーザーの端末(100)上にユーザーインターフェース画面を出力することができる。
【0049】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)がユーザーの設定を反映したウォッチフェイスの生成のためのユーザーインターフェースを提供するということは、ウォッチフェイス上にレンダリングされる情報の類型に関する取捨選択のユーザー設定や、選択された類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素に関するユーザーの設定のようなユーザー設定のインターフェースを提供するということを意味することができる。本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、処理サーバー(200)と通信可能に接続されてユーザーインターフェース画面を具現するユーザーの端末(100)と協力してユーザーインターフェース画面を通じたユーザーリクエストを受け入れ、ユーザーリクエストに対する応答プロセスを実行することができるが、ユーザーの端末(100)は、処理サーバー(200)から命令語、関数、映像データ、映像データの接続経路などを含む文書やファイルのデータ転送を通じて、ユーザーインターフェース画面を具現するかまたはユーザーインターフェース画面を通じたユーザーのリクエストに対する応答プロセスを実行するという点で、ユーザーの端末(100)よりは前記処理サーバー(200)がユーザー設定のインターフェースを提供するものとして理解することができる。
【0050】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面を通じてユーザー設定が反映されたウォッチフェイスをリアルタイムで出力してユーザーの確認が行われるようにすることができ、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザー設定が完了されると、ユーザーインターフェース画面を駆動するユーザーの端末(100)またはユーザーの端末(100)と接続された処理サーバー(200)は、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスの生成のためのコードを生成することができ、前記処理サーバー(200)は、生成されたコードを、ユーザーのIDと連携されて保存されたユーザー情報から検索されたスマートウォッチ(300)の運営体制(301)とのAPI(Application Programming Interface)ために適正に変換されたコードでコンバーティングすることができ、このように変換されたコードを、ユーザーのスマートウォッチ(300)に転送してスマートウォッチ(300)上にユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスがレンダリングされるようにすることができる。
【0051】
前記ウォッチフェイスの生成のためコードとは、ウォッチフェイスを形成するそれぞれのディスプレイ要素を生成するための関数、命令語、映像データまたは映像データの接続経路などを含むことができ、例えば、ウォッチフェイスを生成するためのコードは、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)またはスマートウォッチ(300)の運営体制(301)上で駆動されるアプリケーションモジュールから生成されたリアルタイム情報、例えば、時間、天気、健康、運動、バッテリー残量と関連する状態データを入手して、ウォッチフェイス上でユーザーの設定によって指定された形態のディスプレイ要素でレンダリングするための出力関数またはリアルタイムの情報ではなく装飾的なデザインデータとしてウォッチフェイス上にレンダリングされる映像データまたは映像データに関する接続経路を含むことができる。つまり、本発明の一実施形態において、ウォッチフェイスの生成のためコードとは、ウォッチフェイス上でユーザーの設定によって選択された類型の情報が割り当てられたディスプレイ要素でレンダリングするためのコード意味することができる。
【0052】
本発明の一実施形態において、ウォッチフェイス上にレンダリングされるディスプレイ要素は、ユーザー設定によって取捨選択された類型の情報であって、時間、天候、健康、運動、バッテリー残量のように、時間の流れに沿って連続的にまたは段階的に変化する状態データに該当する第1類型の情報と、ウォッチフェイスの背景のように、時間の情報ではなく装飾的なデザインデータに該当する第2類型の情報とを含み、ユーザー設定にしたがって選択された情報の類型それぞれに割り当てられたディスプレイ要素を意味することができ、ユーザーの設定によって選択された類型の情報を表示するようにウォッチフェイス上に出力される如何なる形態のディスプレイ要素をも包括することができる。
【0053】
本発明の一実施形態において、ウォッチフェイス上にレンダリングされるディスプレイ要素は、リアルタイムの情報(例えば、状態データに該当する第1類型の情報)を反映して時間の流れに沿ってレンダリングされるディスプレイ要素の形状が変化する動的ディスプレイを含むことができ、このような意味で前記ウォッチフェイス上で具現されるディスプレイ要素とは、時間の流れに沿って形状の変化を伴わない静的ディスプレイを限定的に意味するとかまたは時間の流れに沿ってリアルタイムの情報を反映せずに一定に決まったパターンで変化する動的ディスプレイを限定的に意味しないことができる。例えば、時間のような状態データに割り当てられたディスプレイ要素は、時間の流れに沿ってリアルタイムの情報を反映せずに一定に決まったパターンで変化する動的ディスプレイというよりは、リアルタイムの情報を反映してリアルタイムの情報を反映するための動的ディスプレイに該当することができる。例えば、ウォッチフェイス上に表示される動的ディスプレイが時間の流れに沿って一定のパターンで変化する動的なモーションをしたとしも、ウォッチフェイスの動作の電源がOFFからONに切り替わるとき、時間という類型の情報に割り当てられた動的ディスプレイは、ウォッチフェイスが表示されるスマートウォッチ(300)の運営体制(301)または運営体制(301)上で駆動されるアプリケーションモジュールからリアルタイムの状態データ(「現在の時刻」)を入手し、状態データ(「現在の時刻」)を因子として、リアルタイムで入手した状態データにしたがって、そして、ユーザー設定によって決められたディスプレイ要素を利用してウォッチフェイス上でリアルタイムの状態データ(「現在の時刻」)が反映されたディスプレイ要素をレンダリングすることができる。言い換えれば、時間という類型の情報を表示する動的ディスプレイにおいて、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)または運営体制(301)上で駆動されるアプリケーションモジュールから出力される現在の時刻に関する状態データを因子とする出力関数を使用して、または現在の時刻に関する状態データを因子として出力関数から出力されるパラメータ(例えば、時針や分針の回転角度)を媒介としてスマートウォッチ(300)上に表示されるディスプレイ要素のレンダリングを更新することができる。
【0054】
本発明の一実施形態において、前記ディスプレイ要素のレンダリングは、リアルタイムの状態データを因子とする出力関数から出力されるパラメータを媒介としてディスプレイ要素のレンダリングが変化され得り、言い換えれば、前記ウォッチフェイス上で具現されるディスプレイ要素のレンダリングと、ウォッチフェイスの生成のため出力関数は、適正なパラメータを媒介として互いに接続可能であり、リアルタイムで入手される状態データ(「現在の時刻」)を入力とし、状態データを因子とする出力関数から出力される出力値は、ウォッチフェイス上に表示されるディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータ(時針や分針の回転角度)に該当することができ、前記パラメータを入力としてリアルタイムの状態データを反映するディスプレイ要素がウォッチフェイス上に表示され得る。例えば、ウォッチフェイス上でアナログ時計の形態で動的ディスプレイを具現する実施形態において、スマートウォッチ(300)またはスマートウォッチ(300)上で駆動されるアプリケーションから入手された現在の時刻に関する状態データは、現在の時刻に関する状態データからそれぞれ24時及び60分に該当する360度の一周をそれぞれの時間単位及び分単位で分周するそれぞれの円周上で時針及び分針の位置に関する回転角度に該当する出力関数の出力値(ディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータまたは出力関数とディスプレイ要素のレンダリングを互いに接続するパラメータに該当する)を通じて、ウォッチフェイス上に現在の時刻が反映されたディスプレイ要素をレンダリングすることができる。このとき、リアルタイムで入手される状態データを入力とする出力関数の出力値は、ディスプレイ要素のレンダリングのためパラメータに該当することができ、例えば、前記出力関数は、ディスプレイ要素のレンダリングのためのパラメータとして現在の時刻に該当する時針及び分針に関する回転角度というパラメータの値を出力することができる。
【0055】
本発明の一実施形態において、ディスプレイ要素のレンダリングを通じてリアルタイムの情報を伝達することのできる状態データまたは状態データに該当する第1類型の情報は、時間、天気、健康、運動、バッテリー残量に関する状態データを含むことができ、例えば、天気に関する状態データは、昼夜の区別のための太陽、月を示すアイコンと、気象状況を反映した太陽、雲、雨、雪、雷、霧を示す多数のアイコンが取捨選択的に組み合わされた19のクラスを含むディスプレイ要素でレンダリングされ得り、昼夜の区別のための太陽、月や気象状況を反映する多数のアイコンを取捨選択的に表示する19つのクラス(クラス00~18)のうち、現在の天気及び日出/日没状況に関する状態データを入手して入手された状態データに基づいて現在の天気を19のクラスのうち、いずれかのクラスにマッチングさせる出力関数を使用して現在の天気情報を反映したディスプレイ要素がレンダリングされ得る。例えば、天気という類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素をレンダリングするための出力関数は、リアルタイムで入手される日出、日没、雨、雪のような気象状況に関する状態データから現在の天気を19のクラスのうち、いずれかのクラスに分類するために事前に設定された分類基準にしたがって現在の天気が属するクラスを決定することができ、決定されたクラス、例えば、決定されたクラスの固有番号(00~18)をパラメータ値として出力することができ、パラメータを媒介としてマッチングするクラスがウォッチフェイス上にレンダリングされ得る。例えば、前記出力関数は、天気に関する19のクラスのうち、現在の天気が属するクラスを決定し、決定されたクラスを選択して、天気に割り当てられたディスプレイ要素としてウォッチフェイス上にレンダリングすることができる。
【0056】
例えば、バッテリー残量に関する状態データは、バッテリー残量を表示するように配置された多数の点灯ブロック(それぞれの点灯ブロックは、多数の画素の集合で構成される)のうち、点灯するブロックの個数(ディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータに該当する)を算出する出力関数を使用して、現在のバッテリー残量に符合する点灯ブロックの個数を算出することができ、前記出力関数は、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)または運営体制(301)上で駆動されるアプリケーションから入手されたバッテリー残量に関する状態データを因子として、現在のバッテリー残量に符合する点灯ブロックの個数を算出することができる。
【0057】
本発明の一実施形態において、ディスプレイ要素のレンダリングを決定する出力関数は、ユーザーインターフェース画面やスマートウォッチ(300)の画面上でそれぞれの位置座標に割り当てられた輝度値の配列を含むというよりは、先に説明したところのように、リアルタイムの情報を反映するようにディスプレイ要素のレンダリングを決定するためののパラメータを出力することができる。このような意味でウォッチフェイス上で具現されるディスプレイ要素乃至は多数のディスプレイ要素を含むウォッチフェイスまたはウォッチフェイスの生成のためコードは、単純な映像データというよりは、多数の出力関数を含んでディスプレイ要素をレンダリングするための出力関数の集合で具現されるデジタルコンテンツに該当することができる。
【0058】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザー設定のためのインターフェース画面を通じて互いに異なる類型の情報(天候、時間、健康、運動、バッテリー残量など)に関する取捨選択及びそれぞれの類型の情報に割り当てられる互いに異なるディスプレイ要素に関する選択を提供することができ、それぞれのディスプレイ要素ごとに固有の出力関数がマッチングされ得る。例えば、前記処理サーバー(200)は、ユーザーの端末(100)上に具現されるユーザーの設定のためのインターフェース画面を通じて互いに異なる類型の情報に対する取捨選択に関するユーザーの設定が入力され得り、また、ユーザーから選択された類型の情報を表示するための互いに異なるディスプレイ要素に関する選択が入力され得る。
【0059】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーから選択されたディスプレイ要素とマッチングしている出力関数を含んで該当するディスプレイ要素の生成のためのコードをユーザーの端末(100)に転送することができ、処理サーバー(200)と接続されているデータベース(400)を検索してデータベース(400)から検索された出力関数を含んで該当するディスプレイ要素の生成のためのコードをユーザーの端末(100)に転送することができる。本発明の一実施形態において、ユーザーのリクエストに応じて前記処理サーバー(200)はリクエストされたディスプレイ要素の生成のための出力関数を処理サーバー(200)と接続されているデータベース(400)からユーザーインターフェース画面が具現されるユーザーの端末(100)に転送することができ、本発明の多様な実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーのリクエストに応答してそれぞれのリクエストされたディスプレイ要素の生成のため出力関数を応答の形態で転送したり、またはユーザーインターフェース画面を具現するユーザーの端末(100)上で駆動されるアプリケーションを通じて、例えば、処理サーバー(200)から多数の関数集合に関するデータを含む文書乃至はファイルを通じてユーザーの端末(100)上に設置されたアプリケーションから処理サーバー(200)との交信なしで、ユーザーインターフェース画面上にユーザーからリクエストされたディスプレイ要素が出力されるようにすることができる。
【0060】
本明細書を通じて、ディスプレイ要素乃至は多数のディスプレイ要素がレンダリングされるウォッチフェイスの生成のためのコードは、ディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力する出力関数を含むことができ、本発明の一実施形態において、前記出力関数がディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力するということは、リアルタイムの状態データにしたがって可変的に変化する数値的なデータを出力するということを意味することができ、例えば、前記出力関数は、現在の時刻の状態データから時針や分針の回転角度というパラメータを出力することができ、バッテリー残量の状態データから多数の点灯ブロックのうち、点灯するブロックの数というパラメータを出力することができ、天気の状態データから天気に該当するクラスの固有番号というパラメータを出力することができ、出力関数から出力されるそれぞれのパラメータは、該当する状態データを反映したディスプレイのレンダリングを決定することができる。
【0061】
より具体的には、前記出力関数は、リアルタイムの状態データを第1因子としてディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力する第1出力関数とともに、前記パラメータを反映するディスプレイ要素のレンダリングの詳細に関するユーザーの設定を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数を含むことができる。本発明の一実施形態において、第2出力関数は第1出力関数から出力されたパラメータが反映されたディスプレイ要素をレンダリングするために、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定を反映してレンダリングの詳細に関するユーザーの設定で指定された、ディスプレイ要素の位置、サイズ、色のようなレンダリングの詳細に関するユーザーの設定を第2因子として、ディスプレイ要素をレンダリングする出力関数を意味することができる。例えば、前記第2出力関数は状態データを第1因子として第1出力関数から出力されるパラメータと、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定を第2因子として実質的に該当するディスプレイ要素のレンダリングを出力することができ、例えば、該当するディスプレイ要素のレンダリングを出力するように、画面上に設定された映像座標系でそれぞれの位置座標の色/輝度値の配列を含むことができる。
【0062】
本発明の一実施形態において、前記レンダリングの詳細に関するユーザーの設定またはユーザーの設定が保存される第2因子は、ユーザーの設定が行われるユーザーインターフェース画面乃至はユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションの駆動中にだけユーザーの設定が保存される変数として第2出力関数を使用して該当するディスプレイ要素のレンダリングを出力することができ、例えば、ユーザーインターフェース画面乃至はユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションの終了後にはアプリケーションまたは処理サーバー(200)を通じて定数化され得り、その後のユーザーの設定が変更される前まではディスプレイ要素のレンダリングの詳細に関するユーザーの設定がそのまま維持されるように定数化され得る。
【0063】
例えば、天気に関する状態データに割り当てられたディスプレイ要素において、前記第1出力関数は、現在の天気に関する状態データから現在の天気を事前に設定しておいた19のクラスのうちのいずれかのクラスに分類し、分類されたクラスの固有番号をパラメータとして出力することができ、前記第2出力関数は、第1出力関数から出力されるクラスの画像を、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定を第2因子としてユーザー設定で指定されたレンダリングの詳細に応じてディスプレイ要素にレンダリングすることができ、例えば、第1出力関数から出力されるパラメータによって決定されたクラスの映像を、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定を反映して指定された位置、サイズ及び色で出力することができ、このようなレンダリングの詳細に関するユーザーの設定が保存された第2因子は、ユーザーの設定が変更され得るユーザーインターフェース画面乃至はユーザーインターフェース画面を具現するアプリケーションの駆動中には変数で指定され、該当するディスプレイ要素をユーザーの設定を反映したレンダリングで出力することができるが、一旦ユーザーインターフェース画面乃至はユーザーインターフェース画面を具現するアプリケーションが終了された後は、例えば、ユーザー設定が完了した後、ユーザーインターフェース画面上の適用ボタンのクリックイベント後に、ユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションまたは処理サーバー(200)によって前記第2因子は定数化され、後のユーザーの再設定前まではディスプレイ要素のレンダリングの詳細がユーザー設定のまま維持されるようにすることができる。例えば、本発明の一実施形態において、前記第2出力関数がディスプレイ要素のレンダリングを出力するということは、ディスプレイ要素のレンダリングのために、映像座標系上のそれぞれの座標位置に対する色/輝度値の配列を含む映像データを出力するということを意味することができるが、例えば、ユーザーの端末(100)と協力して、例えば、ユーザーの端末(100)上で駆動される他のアプリケーション(ユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーション以外の他のアプリケーション)と協力して前記のような映像データを出力することもできる。例えば、前記第2出力関数は、該当するディスプレイ要素のレンダリングのために、画面上に設定された位置座標に割り当てられる色/輝度値の配列(例えば、RGBカラースペース上のそれぞれのR、G、Bの値やYCbCrカラースペース上でそれぞれのY、Cb、Crの値)を含む映像データを出力することができ、これらの映像データ自体を出力するとか、またはユーザーの端末(100)上で駆動される他のアプリケーションとの協力によって前記のような映像データを出力することができる。言い換えれば、第1出力関数は、状態データを第1因子としてディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力するといえ、第2出力関数は、第1出力関数から出力されるパラメータから決定されたディスプレイ要素を、レンダリングの詳細に関するユーザー設定を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力するといえる。
【0064】
本発明の一実施形態において、リアルタイムの状態データに割り当てられたディスプレイ要素を具現するための出力関数の集合は、リアルタイムの状態データを第1因子としてディスプレイ要素のレンダリングを決定するパラメータを出力する第1出力関数とともに、第1出力関数から出力されたパラメータによって決定されたディスプレイ要素のレンダリングを出力するが、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定を第2因子としてディスプレイ要素のレンダリングを出力する第2出力関数を含むことができる。
【0065】
例えば、前記第1因子は、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから入手された状態データに該当することができ、前記第1出力関数は、リアルタイムの状態データを第1因子として現在の状態を反映して可変的なパラメータを出力することができ、前記第2因子は、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定によって指定され、一旦生成されたウォッチフェイス上で変化しない一定の値で、ユーザーの設定によって入力され、ユーザーの設定が変更される前までは、一定の値で第2出力関数で入力され得る。例えば、前記第2因子は、ディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインを決定するものとして、ウォッチフェイス上でディスプレイ要素の位置、サイズ、色、フォントサイズなどに関するユーザーの設定で、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーの設定の完了に伴ってユーザーの再設定前までは一定の値(定数化)で維持され、ユーザーの設定を反映したディスプレイ要素のレンダリングの細部デザインを時間の流れに沿って一定に維持することができる。前記第1、第2因子は、それぞれ第1、第2出力関数で入力される因子に該当することができ、前記第1因子は、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから入手されたリアルタイムの状態データとして、第1出力関数で入力される因子に該当することができ、前記第2因子は、ユーザーの設定を通じて指定された入力値で第2出力関数で入力される因子に該当することができる。
【0066】
本発明の一実施形態において、前記第2因子は、前記ユーザーインターフェース画面を通じて入力されたユーザーの選択によって指定され得り、例えば、ユーザーインターフェース画面上に該当するディスプレイ要素の位置を指定する選択ボタン(right、left、center)または入力ウィンドウを通じて該当するディスプレイ要素のレンダリング位置に関する第2因子が入力されるか、または該当するディスプレイ要素に対するクリック及びドラッグアンドドロップのイベントによって該当するディスプレイ要素のレンダリング位置に関する第2因子を入力することができ、該当するディスプレイ要素に関する第2出力関数は、前記第2因子からユーザー設定された位置に該当するディスプレイ要素をレンダリングすることができる。
【0067】
例えば、ユーザーインターフェース画面上を通じて、多数のディスプレイ要素のうち、現在選択されているディスプレイ要素の選択項目に伴って下位のメニューで展開される多数の詳細項目として、選択されたディスプレイ要素のレンダリングのデザインを決定するための位置、サイズ、色、フォントサイズに関するメニューの選択入力を通じて第2因子が入力され得り、該当するディスプレイ要素に関する第2出力関数は、前記第2因子からユーザーによって設定された位置、サイズ、色、フォントサイズなどによって該当するディスプレイ要素をレンダリングすることができる。
【0068】
本発明の一実施形態において、前記第1、第2因子は、ユーザー設定のためのユーザーインターフェース画面の駆動中、または処理サーバー(200)から入手された文書またはファイルを通じてユーザーの端末(100)上にローディングされ、ユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションの駆動中には、ローカルメモリ領域に保存される変数に該当することができ、ユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションの終了後に、前記第1因子はリアルタイムの状態データを保存するための変数として、例えば、該当するユーザーIDと連携されて保存されているユーザー情報から検索されたスマートウォッチ(300)の運営体制(301)などとのAPI(Application Programming Interface)のために適正の異なる変数に代替することができ(スマートウォッチ(300)の運営体制(301)と通信することができる適切なコードに変換)、前記第2因子は、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定をそのまま維持するように定数化され得る。本発明の一実施形態において、レンダリングの詳細に関するユーザーの設定が保存された第2因子が定数化されるということは、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)または運営体制(301)上で駆動される各種のアプリケーションなどから影響/干渉されない変数または定数で維持または代替されることを意味することができる。
【0069】
本発明の一実施形態において、ユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションは、ユーザーの最終的な選択の後にユーザーのリクエスト、例えば、ユーザーインターフェース画面上での適用ボタンのクリックイベントに応じて、ユーザー設定が完了されたウォッチフェイスの生成のためのコードを処理サーバー(200)に転送することができ、前記処理サーバー(200)は最終的にユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスを生成するためのコードをユーザーのIDと連携してデータベース(400)に保存しておく一方で、ウォッチフェイスを生成するためのコードをユーザーのIDと連携されたスマートウォッチ(300)上にローディングして、スマートウォッチ(300)上で駆動されるアプリケーションを通じてウォッチフェイスが生成されるようにすることができる。このとき、前記処理サーバー(200)は、それぞれのユーザーのIDと連携されたウォッチフェイスの運営体制(301)に応じて、前記第1因子を運営体制(301)から入手した状態データを保存するための適正な変数に変換することができ(スマートウォッチ(300)の運営体制(301)と通信できる適正なコードに変換)、例えば、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)と、ウォッチフェイスの生成のためのコードまたはウォッチフェイスの生成に関連するアプリケーションとのAPI(Application Programming Interface)のために、前記第1因子をスマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから入力される状態データを保存できる適正な変数に変換することができる。また、前記処理サーバー(200)は、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから入手される状態データを保存するために運営体制(301)との通信が必要な第1因子とは異なり、前記第2因子に対しては、第2因子に保存されたユーザーの設定が変更されないように、ユーザーの設定が保存された第2因子を定数化することができ、例えば、該当するディスプレイ要素の位置、サイズ、フォントサイズ、色などのようなレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定が保存された第2因子の値が運営体制(301)や他のアプリケーションとの交信を通じて変更されないように第2因子の値を定数化することができ、ウォッチフェイスを生成するためのコードがスマートウォッチ(300)上にローディングされた後にはユーザーの再設定の前まではスマートウォッチ(300)上で具現されるウォッチフェイスのユーザー設定が変更されないようにすることができる。
【0070】
本発明の他の側面において、ディスプレイ要素のレンダリングのための第1、第2出力関数にそれぞれ入力される第1、第2因子のうち、少なくともスマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから状態データを入手して保存する必要がなく、ユーザーの設定が保存され、ユーザーの設定を維持する必要がある第2因子は、ユーザーの端末(100)上のユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションの駆動中にのみローカルメモリ領域に保存され得り、ユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションを終了した後には、処理サーバー(200)またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションを通じて定数化され得り、スマートウォッチ(300)の運営体制(301)などから状態データを入力して保存する必要がある第1因子は、処理サーバー(200)またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションを通じてユーザー設定が反映されたウォッチフェイスが適用されるスマートウォッチ(300)の運営体制(301)と通信することができる適切な変数に変換されるとか、または運営体制(301)と通信することができる第1因子の値をそのまま維持することができる。
【0071】
本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイスは、互いに対して重畳された多数のサブレイヤー(sub-layer)の重畳で形成することができ、例えば、本発明の一実施形態においてウォッチフェイスを形成する互いに異なるディスプレイ要素は、ウォッチフェイスの画面上に設定された映像座標系の原点(原点を形成する画素位置)を基準に整列された互いに異なるサブレイヤー上でレンダリングされ得り、例えば、本発明の一実施形態において、ウォッチフェイスを形成する全てのディスプレイ要素のそれぞれが、互いに異なるサブレイヤー上にレンダリングされ、z方向(ウォッチフェイスの深さ方向)に沿って互いに重畳されつつ1つのウォッチフェイスを形成することができ、上位サブレイヤーのうち、ディスプレイ要素の映像が出力される領域を除いた残りの他の背景は、下位サブレイヤーに対して透明に処理され、例えば、上位サブレイヤーの背景を通じて下位サブレイヤーのディスプレイ要素が可視的に出力され得る。
【0072】
本発明の多様な実施形態において、ウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素のうち、少なくともいずれか2つのディスプレイ要素は、z方向(ウォッチフェイスの深さ方向)に沿って互いに異なる第1、第2サブレイヤー上にレンダリングされ、第1、第2サブレイヤー上に設定された互いに異なるディスプレイ要素がz方向に沿って互いに対して重畳されながら1つのウォッチフェイスを形成することができる。例えば、本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイスは、互いに異なるサブレイヤーが互いに対して重畳される方向に対応するz方向に沿って互いに異なるz-インデックスで付与された重畳の順にしたがって最上位のサブレイヤーで表示されるとか、または背景のように最下位のサブレイヤーで表示されることもできる。例えば、本発明の一実施形態において、天気、時間、健康、運動、バッテリー残量に関連する状態データに該当する類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素には、相対的に上位のサブレイヤーに該当するz-インデックスが付与されてもよく、装飾的なデザインデータに該当する類型の情報(例えば、ウォッチフェイスの背景)に割り当てられたディスプレイ要素には、相対的に下位のサブレイヤーに該当するz-インデックスが付与されてもよい。本発明の一実施形態において、リアルタイムの状態データに該当する類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素は、上位のサブレイヤー上にレンダリングされ得り、装飾的なデザインデータに該当する類型の情報(例えば、ウォッチフェイスの背景)に割り当てられたディスプレイ要素は、下位のサブレイヤー上にレンダリングされ得る。例えば、本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイスは、z方向に沿って互いに対して重畳される2つのサブレイヤーを含むことができ、例えば、リアルタイムの状態データに該当する類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素がレンダリングされる上位のサブレイヤーと、装飾的なデザインデータに該当する類型の情報(例えば、ウォッチフェイスの背景)が割り当てられたディスプレイ要素がレンダリングされる下位のサブレイヤーとを含み得る。本発明の一実施形態において、リアルタイムの状態データに該当する類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素は、リアルタイムの状態データを第1因子として状態データを反映したディスプレイ要素をレンダリングするための出力値(パラメータ)を算出する第1出力関数から生成することができ、装飾的なデザインデータに割り当てられたディスプレイ要素は、ユーザーの設定によって割り当てられたディスプレイ要素を、位置のようなレンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定を反映して出力する第2出力関数から生成することができ、例えば、レンダリングの細部デザインに関するユーザーの設定を第2因子とする第2出力関数からユーザーの設定にしたがって割り当てられたディスプレイ要素のレンダリングを出力することができる。例えば、前記第2出力関数は、割り当てられたディスプレイ要素に関する映像データまたは映像データの接続経路から入手した映像データを、ユーザーの設定によって入力された第2因子にしたがってレンダリングすることができ、例えば、前記映像データを第2因子として保存されたユーザーの設定に応じた位置座標にレンダリングすることができる。
【0073】
本発明の多様な実施形態において、ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素は、互いに異なるサブレイヤー上でレンダリングされ得り、例えば、ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素のそれぞれは、互いに異なるサブレイヤー上でレンダリングされるようにそれぞれのディスプレイ要素には互いに異なるz-インデックスが付与されてもよい。したがって、多数のディスプレイ要素のそれぞれは、z-インデックスを通じて互いに区分され得り、互いに異なるz-インデックスを通じて認識乃至は特定され得る。このとき、上位のサブレイヤーのうちディスプレイ要素がレンダリングされる位置を除いた残りの領域は、相対的に下位のサブレイヤーに対して透明に処理され、下位のサブレイヤーが上位のサブレイヤーを通じて外部に表出されることもでき、本発明の多様な実施形態において、上位のサブレイヤーにレンダリングされるディスプレイ要素と下位のサブレイヤーにレンダリングされるディスプレイ要素は、互いに対して重畳されつつ互いに異なる視覚的なデザイン効果を付与することもでき、例えば、現在の時刻という状態データに割り当てられたディスプレイ要素は、相対的に下位のサブレイヤーで相対的に対面的にレンダリングされつつ、上位のサブレイヤー上に表示される他の類型の情報を重畳しつつも現在の時刻に関する情報を可視的に表現することもできる。このように、互いに異なるディスプレイ要素が互いに異なるサブレイヤー上でレンダリングされるように互いに異なるz-インデックスが付与される実施形態において、それぞれのディスプレイ要素はz-インデックスを通じて認識され得り、例えばウォッチフェイスを形成するそれぞれのディスプレイ要素に割り当てられる出力関数は、サブレイヤー単位で付与され得り、それぞれのサブレイヤー単位で認識乃至は識別され得る。
【0074】
本発明の一実施形態においては、前記処理サーバー(200)とユーザーの端末(100)間の通信によって、ユーザーの端末(100)上に、多数のメニュー項目が表示されたユーザーインターフェース画面を具現し、ユーザーインターフェース画面上に具現された多数のメニュー項目を通じてウォッチフェイス上にレンダリングされる類型の情報に関する取捨選択のたのためのユーザーの設定と、選択された類型の情報に割り当てられる定型化されたディスプレイ要素に関するユーザーの設定とが行われることができる。ここで、定型化されたディスプレイ要素とは、処理サーバー(200)乃至は処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)から入手されてユーザーインターフェース画面上で具現されるディスプレイ要素であって、例えば、処理サーバー(200)側から事前に制作されてデータベース化された何種類かの定型化された形態で形成されたディスプレイ要素を意味することができ、本発明の一施形態において、ユーザーインターフェース画面を通じてユーザー自身のローカル領域に保存されていたデータを適用することによって、独自のウォッチフェイスを形成するために、ローカル領域に保存されているユーザーの選択に応じて新たなディスプレイ要素に組み込まれるデジタルコンテンツとは対比される概念で使用され得る。本発明の一実施形態において、ローカル領域とは、バックエンド(Back-end、サービス提供)の処理サーバー(200)と対比されるフロントエンド(Front-end、サービスリクエスト)を意味することができ、例えば、本発明の一実施形態において、ウォッチフェイスのディスプレイ要素に組み込まれるデジタルコンテンツとは、ユーザー端末のローカル領域に保存されているデータに限定されず、例えば、ユーザー端末を経由せずにユーザー端末から通信網を介して接続できるクラウドサービスなどによって入手できるデジタルコンテンツを包括的に意味することができる。
【0075】
図9には、ローカル領域に保存されていたデジタルコンテンツのローディングのためのユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
【0076】
図面を参照すると、本発明の一実施形態において、ユーザーの選択または選好度に応じて新たなディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツは、ユーザーインターフェース画面上で提供される索引のようなメニューを通してローカル領域から新たなディスプレイ要素として組み込まれてユーザーインターフェース画面上にウォッチフェイスの一部としてレンダリングされ得り、このようにローカル領域に保存されていてユーザーの選択によって新たなディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツは、互いに異なる類型の情報に割り当てられる互いに異なるディスプレイ要素を形成することができる。
【0077】
本発明の一実施形態において、ウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素は、リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素と、装飾的なデザインデータに該当する第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素とを含むことができ、ユーザーの選択によって新たなディスプレイ要素として組み込まれるデジタルコンテンツは、装飾的なデザインデータに該当する第2類型の情報、例えば、ウォッチフェイスの背景のような装飾的なデザインデータに該当する第2類型の情報に制限することができ、リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報には割り当てられないことができる。例えば、本発明の一実施形態において、デジタルコンテンツは、ユーザーの選好度乃至は趣向によってローカル領域からロードされてウォッチフェイス上に具現される新たなディスプレイ要素に該当することができ、このようなデジタルコンテンツは、リアルタイムの状態データをレンダリングするための出力関数の形態を取るよりは、ユーザーが選好する映像データの形態を取る蓋然性が高く、また処理サーバー(200)を介して入手された互いに異なるディスプレイ要素のレンダリングのための多数の出力関数の集合を使用してウォッチフェイスを生成しつつ、互いに対する干渉の可能性が排除された多数の出力関数の集合(事前に処理サーバー(200)側から互いに対する干渉の可能性が排除されるように生成されてデータベース化された出力関数の集合)において、ユーザーの選択によってローカル領域に保存されていて任意にローディングされた出力関数の介入によるウォッチフェイスのレンダリングの損傷を防ぐように、ユーザーの選択にもにもかかわらず、ローカル領域に保存されている任意の出力関数に対しては、新たなディスプレイ要素への組み込みを制限することができる。
【0078】
本発明の一実施形態において、ユーザーの選択によってローカル領域から新たなディスプレイ要素として組み込まれることができるデジタルコンテンツであって、他のディスプレイ要素の生成のための出力関数との干渉の可能性がない映像データに対しては制限する必要がなく、ウォッチフェイスが提供する装飾的な効果が大きく且つウォッチフェイスの装飾的な部分に対するユーザーの選好度乃至は趣向が相対的に多くの割合で反映され得る背景のような第2類型の情報に対しては、ユーザーインターフェース画面上に提供されるウォッチフェイス上にデジタルコンテンツ(映像データ)をローディングして新たなディスプレイ要素として組み込むことができる。
【0079】
このように、本発明の一実施形態においては、ユーザーの選好度乃至は趣向を反映して、ユーザーのデジタルコンテンツをローディングして新たなディスプレイ要素に組み込むことができ、ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素とともに、新たなディスプレイ要素としてデジタルコンテンツが互いに組み合わせをなしつつ1つのウォッチフェイスを形成することができ、例えば、ユーザーのデジタルコンテンツ(映像データ)は最下位のサブレイヤー上でレンダリングされながらウォッチフェイスの背景を形成することができ、例えば、処理サーバー(200)または処理サーバー(200)から入手された文書またはファイルによってユーザーの端末(100)上で具現されるユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションは、ユーザーから選択されたデジタルコンテンツの類型にしたがって映像データのローディングは許容されるが、例えば、出力関数を含む実行可能なデータのローディングは制限され得る。例えば、ユーザーインターフェース画面上で行われる一連のユーザー選択乃至はリクエスト(request)に対する応答(reply)処理を、ユーザーの端末(100)乃至はユーザーの端末(100)と接続された処理サーバー(200)の演算または処理サーバー(200)から転送された文書またはファイルによって設置されて処理サーバー(200)の指針(policy)を追従するユーザーの端末(100)上で駆動されるアプリケーションを介して返還する本発明の実施形態において、前記処理サーバー(200)はユーザーの選択にもにもかかわらず、映像データのようなデジタルコンテンツを除いた出力関数のようなデジタルコンテンツのローディングを制限することができる。ただし、本発明の一実施形態において、デジタルコンテンツのローディングを通してウォッチフェイスを形成する新たなディスプレイ要素として組み込むものではなく、データベース(400)に保存されていたウォッチフェイスの編集を通して新たなウォッチフェイスを形成する、いわゆる、ウォッチフェイスの編集は、デジタルコンテンツのロードとは異なり、別途の制限をおかないことができ、ここで、ウォッチフェイスの編集とは、ウォッチフェイスを形成する多数のディスプレイ要素のうち、少なくともいずれか一つのディスプレイ要素の削除または既存のウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素と他のディスプレイ要素の追加を意味することができ、ここで、他のディスプレイ要素の追加は他のディスプレイ要素に関する選択を含むことができ、追加される他のディスプレイ要素の選択においては、デジタルコンテンツのローディングのように、他のディスプレイ要素のレンダリングのための出力関数の集合との干渉の可能性を考慮して、映像データまたはイメージデータに制限することができる。
【0080】
本発明の一実施形態において、ユーザーインターフェース画面によってユーザーの設定が完了された後、ユーザーのリクエストに応じて、例えば、ユーザーの適用ボタンのクリックイベントにしたがって、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスの生成のためのコードはユーザーの端末(100)から処理サーバー(200)に転送され得り、処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存されながら、該当ユーザーのIDと連携されてデータベース(400)に保存され得る。このとき、前記処理サーバー(200)は、ユーザーのデジタルコンテンツからローディングされてウォッチフェイス上に組み込まれた新たなディスプレイ要素に対する映像処理を実行することができ、映像処理によって著名ブランドとの抵触の可能性(著名ブランドへの誤認/混同の可能性)があるディスプレイ要素に対しては、ユーザーの端末(100)を通して、ユーザーのローディングにもにもかかわらず、該当するデジタルコンテンツをウォッチフェイスに適用することができないという趣旨の警告を転送することができる。例えば、ウォッチフェイスが適用されるスマートウォッチ(300)は、時計のような小型のファッションアイテムとしてアクセサリー類として認識され得り、社会的なポジショニング(social positioning)を表現することのできるファッションアイテムとして認識され得るので、ユーザーとしては著名ブランドをディスプレイ要素化して自身のウォッチフェイス上にレンダリングを試みる蓋然性があり、処理サーバー(200)では著名ブランドをディスプレイ要素化させようとするユーザーの試みを遮断することができるように、デジタルコンテンツから組み込まれたディスプレイ要素に対する映像処理を通して著名ブランドとの抵触の可能性(誤認/混同の可能性)があるかどうかを判断してユーザーに警告を転送することができ、現在選択されているデジタルコンテンツの代わりに、新たなデジタルコンテンツの選択をリクエストすることができる。
【0081】
本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイスはz方向(ウォッチフェイスの深さ方向)によってそれぞれ互いに異なるz-インデックスが付与された互いに異なるサブレイヤー上にレンダリングされ得り、デジタルコンテンツが適用されたサブレイヤー、例えば、ウォッチフェイスの背景を形成する最下位サブレイヤーに対する映像処理によって、ウォッチフェイスの背景上で著名ブランド乃至は類似ブランドが表示されないように、著名ブランドとの抵触の可能性(著名ブランドへの誤認/混同の可能性)があるディスプレイ要素を識別することができる。
【0082】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、HTMLのようなウェブ文書でユーザーの端末(100)のリクエスト(request)を受け入れ、応答(reply)を発送するウェブサーバー(201)と、前記ウェブサーバー(201)と接続されてそれぞれの指定されたプロセスを実行するモジュール(例えば、サーブレット、servlet)を含むことができ、前記処理サーバー(200)は、著名ブランドとの抵触の可能性乃至は類似度を算出するための映像処理モジュール(240)を含むことができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、処理サーバー(200)と接続された映像処理モジュール(240)を稼働し、デジタルコンテンツが適用されたサブレイヤーに対する映像処理を実行するようにすることができ、前記映像処理モジュール(240)は、著名ブランドの映像イメージ(文字やロゴなど)を学習データとして学習された加重値を含むAI(Artificial Intelligence)ネットワークを含むことができ、例えば、映像処理に適したCNN(Convolution Neural Network)ネットワークを介して入力されたサブレイヤー(サブレイヤー上にレンダリングされたディスプレイ要素)に対する著名ブランドとの類似度を算出することができる。そして、前記処理サーバー(200)は、映像処理モジュール(240)から出力される類似度にしたがって、事前に設定された臨界値との比較によって、ディスプレイ要素として組み込まれたデジタルコンテンツが許容されるかどうかについて判断することができる。
【0083】
本発明の多様な実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェースを提供するサービス提供者のイメージを毀損し得る、公序良俗に反する文字やイメージに対しても、先に説明された著名ブランドの誤認/混同の可能性を抽出する方式と同様に、公序良俗に反する文字及びイメージを学習したAI(Artificial Intelligence)ネットワークまたは映像処理に適切なCNN(Convolution Neural Network)ネットワークを介して公序良俗の違反の可能性を抽出することができ、ディスプレイ要素として組み込まれたデジタルコンテンツの存在有無にしたがって、例えば、ユーザーインターフェース画面上でデジタルコンテンツの検索のための索引のメニューに関するクリックイベントを感知した処理サーバー(200)は、ユーザーの端末(100)から転送されるウォッチフェイスの生成のため一連のコードから該当するデジタルコンテンツ(例えば、最下位のz-インデックスが付与されたサブレイヤー上にレンダリングされるデジタルコンテンツ)を入力として、映像処理モジュール(240)を稼働することができ、映像処理モジュール(240)から出力される公序良俗の違反の可能性に関する出力値(公序良俗に反する文字またはイメージとの類似度)にしたがって該当するデジタルコンテンツを許容しないことができ、ユーザーの端末(100)を介して新たなデジタルコンテンツの選択をリクエストすることができる。
【0084】
図10には、本発明の一実施例による処理サーバー(200)の一構成として、映像処理モジュール(240)及び類似度算出モジュール(260)において適用可能なCNNネットワークを概略的に示す図が示されている。
【0085】
図面を参照すると、前記映像処理モジュール(240)は、AIネットワーク(Artificial Intelligence)であって、著名ブランドの映像イメージまたは公序良俗に反する映像イメージを学習データとして学習した加重値(フィルタまたはカーネル)を含むCNN(Convolution Neural Network)ネットワークを含むことができる。例えば、前記CNNネットワークはデジタルコンテンツを入力イメージとし、多数のフィルタ(またはカーネル、加重値)を含む畳み込み層と、畳み込み層から算出された特性マップのサイズを小さくするためのプーリング層(最大プーリングmax pooling;平均プーリングaverage pooling)を交互に含むことができ、最終的に行列形態の2次元と深さ次元を有する3次元の特性マップを1次元の形態で広げるフラットニング(flattening)と前記フラットニングされた1次元特性ベクトルと完全に接続されている出力層を包括する密集層によって、入力されたデジタルコンテンツに対する著名ブランドとの抵触の可能性または公序良俗の違反の可能性に関する予測された確率を出力することができる。一方、前記のようなCNNネットワーク映像処理モジュール(240)のみならず、後述するところのように、編集後のウォッチフェイスに対する編集前のウォッチフェイスの寄与度を算出するために、編集前後のウォッチフェイスの類似度を算出する類似度算出モジュール(260)にも適用され得り、前記類似度算出モジュール(260)では、それぞれ編集前のウォッチフェイス及び編集後のウォッチフェイスを入力として、それぞれの編集前と後のウォッチフェイスから特性ベクトルを算出し、算出された特性ベクトル間の類似度(ユークリッド距離またはコサイン類似度)を算出する方式で、編集を前後とするウォッチフェイスの類似度を出力することができる。
【0086】
ユーザーインターフェース画面によってユーザーの選択が完了された後、ユーザーのリクエスト、例えば、ユーザーインターフェース画面上に提供された適用ボタンのクリックイベントに応じて、ユーザーインターフェース画面を駆動するアプリケーションは処理サーバー(200)との通信によってユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスの生成のためコードを、ユーザーの端末(100)から処理サーバー(200)側に転送することができる。ユーザーの端末(100)からウォッチフェイスの生成のためコードを入手した処理サーバー(200)は、ユーザー設定の履歴にしたがって、例えば、ユーザーインターフェース画面上で索引(デジタルコンテンツのローディング)のメニューに対するクリックイベントが発生するかどうかによって、ウォッチフェイス上のディスプレイ要素として組み込まれたデジタルコンテンツに対する著名ブランドとの抵触の可能性及び公序良俗の違反の可能性を判断することができる。そして、前記処理サーバー(200)は、ウォッチフェイスの生成のためのコードが入手されたユーザーのIDと連携されて保存されたユーザーのスマートウォッチ(300)の運営体制(301)にしたがって、例えば、アンドロイド(登録商標)またはアップルのIOSとのAPI(Application Programming Interface)のために、入手されたウォッチフェイスの生成のためコードをユーザーのスマートウォッチ(300)の運営体制(301)と通信することのできる適正な変換されたコードにコンバーティングするプロセスを実行することができる。
【0087】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、HTMLのようなウェブ文書としてユーザーの端末(100)のリクエスト(request)を受け入れ、応答(reply)を発送するウェブサーバー(201)と前記ウェブサーバー(201)と接続されてそれぞれの指定されたプロセスを実行するモジュール(例えば、サーブレットservlet)を含むことができ、前記処理サーバー(200)は、先に見た映像処理モジュール(240)以外に、コンバーティングモジュール(250)をさらに含むことができる。たとえば、本発明の一実施形態において、前記コンバーティングモジュール(250)は、該当する運営体制(301)とのAPI(Application Programming Interface)のために、ユーザー設定が反映されたウォッチフェイスの生成のためのコードを適正な変換されたコードにコンバーティングするプロセスを実行することができる。そして、前記処理サーバー(200)は、ウォッチフェイスの生成のために変換されたコードを処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存し、ユーザーのIDと連携されたユーザーの情報を検索し、検索されたスマートウォッチ(300)に転送することができる。
【0088】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、処理サーバー(200)に加入されたユーザーの情報として、ユーザーのIDとともに、ユーザーのスマートウォッチ(300)に関する情報、ユーザーのウォッチフェイスに関する情報を保存することができ、前記処理サーバー(200)としては、ユーザーのIDと連携されてデータベース(400)に保存されるウォッチフェイスの識別番号(固有番号)をユーザーの情報として保存することができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーのリクエストに応じて、既存のウォッチフェイスに対する編集を許容することができ、データベース(400)に保存しておいたウォッチフェイスをユーザーインターフェース画面上に出力し、ウォッチフェイスに対する編集が行われるようにすることができ、既存のウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素に対する削除や追加のような編集を通して新たなウォッチフェイスを生成することができる。既存のウォッチフェイスに対する編集を通して新たに生成されたウォッチフェイスも既存のウォッチフェイスと同様に、ユーザーインターフェース画面上の適用ボタンのクリックイベントを通して処理サーバー(200)に転送されてデータベース(400)に保存され得り、既存のウォッチフェイスとともに、他の識別番号が付与されてデータベース(400)に保存され得り、ユーザーのIDとともに連携されて保存され得り、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーの編集リクエスト(例えば、索引メニュー)に応答して編集可能な一連のウォッチフェイスリストとして、既存のウォッチフェイスとともに、既存のウォッチフェイスから編集を通して新たに生成されたウォッチフェイスをユーザーインターフェース画面上に出力することができる。
【0089】
図11には、ウォッチフェイスに関するユーザーの設定が完了されたユーザーインターフェース画面を例示する図面で、ユーザーの選択によってNFT登録乃至はミンティングのためのユーザーインターフェースを提供する局面を示す図が示されている。
【0090】
図12には、ウォッチフェイスに関するユーザーの設定が完了されたユーザーインターフェース画面を例示する図面で、ユーザーの選択によって2次加工乃至は編集を許容するかどうかに関するメニューが表示されたユーザーインターフェース画面を例示する図が示されている。
【0091】
図13には、イーサリアム(ethereum)ネットワークの概略的な構成及びイーサリアムネットワークを構成する一ノード(mining nodeまたはfull node)のブロック構成図を示す図が示されている。
【0092】
図14には、処理サーバー(200)が管理するウェブページを介してウォッチフェイスを商品として登録し、購入者の選択によって販売が完了された後、購入者が保有する一群のウォッチフェイスを並べて表示し、購入者の選択によって選択されたウォッチフェイスをスマートウォッチ(300)に適用する一連のプロセスを例示する図が示されている。
【0093】
図15には、購入者アカウント(A10)からコントラクトアカウント(A20)に送金した販売代金のうち、契約内容にしたがって販売代金の一部がそれぞれの委託販売手数料及び創作支援金として処理サーバーアカウント(A30)及び原創作者アカウント(A40)に按分されるプロセスを概略的に示す図が示されている。
【0094】
図面を参照すると、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面によってユーザー自身が生成したウォッチフェイスに対するNFT(Non Fungible Token)登録またはミンティング(minting)を許容することができ、NFT登録またはミンティング(minting)のためのユーザーインターフェースを提供することができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、最終的なユーザー設定が完了された後に、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスの適用のためのユーザーのリクエスト(ユーザーインターフェース画面上に適用ボタンのクリックイベント)を前後として、NFTを登録するかどうかについての選択メニューを提供することができ、ユーザーのNFT登録ボタンのクリックイベントによって、続くNFT登録プロセスを進めることができる。ユーザーとしては、NFT登録のために、ブロックチェーンネットワークにアクセスして別途のプログラム、例えば、イーサリアム(ethereum)基盤のブロックチェーンネットワーク上でノードを構築するためのGethなどのようなプログラムを設置する面倒な作業を経ずとも、同一の処理サーバー(200)から提供される一連のユーザーインターフェース画面によってウォッチフェイスの生成と連続して続くプロセスによって、NFT登録が許容されるという点でNFT登録のためのユーザーの利便性が向上され得る。
【0095】
例えば、前記処理サーバー(200)は、NFT登録のためのユーザーのリクエストに応じて、ビットコイン(bitcoin)またはイーサリアム(ethereum)基盤のブロックチェーンネットワークにアクセスして、ブロックチェーン上に登録されるデジタルコンテンツとしてウォッチフェイスの創作者情報とウォッチフェイスの保存先のようなNFT登録情報をブロックチェーン上に保存する、いわゆるNFTミンティング(minting)を実行することができる。前記処理サーバー(200)は、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスの生成のためのコードを処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存するので、NFT登録情報としてウォッチフェイスの保存先は、処理サーバー(200)と接続されることのできる接続アドレスの情報を含むことができる。また、前記処理サーバー(200)は、データベース(400)からNFT登録情報として創作者の情報を抽出するために、NFT登録をリクエストしたユーザーの情報検索することができる。
【0096】
本発明の一実施形態において、NFT登録と関連してブロックチェーン上に保存される創作者の情報とは、NFTで登録されるウォッチフェイスを生成したユーザーの情報として、例えば、ユーザーインターフェース画面によって処理サーバー(200)から提供される定型化されたディスプレイ要素に対する取捨選択によって新たなウォッチフェイスを生成したユーザーの情報、または処理サーバー(200)を介して提供される定型化されたディスプレイ要素とともにユーザーのローカル領域からロードされたデジタルコンテンツを含む新たなウォッチフェイスを生成したユーザーの情報、または編集を通して新たなウォッチフェイスを生成したユーザーの情報を包括することができ、例えば、本発明の一実施形態において、編集を通して新たなウォッチフェイスを生成したユーザーでも、編集を通して新たに生成されたウォッチフェイスの創作者として、ブロックチェーン上にNFT創作者として登録され得る。ただし、本発明の一実施形態において、編集を通して新たに生成されたウォッチフェイスに対しては、編集後のウォッチフェイスに対する編集前のウォッチフェイスの寄与率(後述する編集前後のウォッチフェイスの類似度)にしたがって、編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者に対して、編集後のウォッチフェイスから発生される経済的な利益、例えば、NFT登録された編集後のウォッチフェイスの販売代金の一部を、編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者に創作支援金として支給することができ、本発明の一実施形態において、創作支援金の支給対象に該当する原創作者とは、該当するウォッチフェイスを最初に生成したユーザーを意味することができ、編集後のウォッチフェイスに対するNFT登録情報としての創作者(編集を通して新たなウォッチフェイスを生成したユーザー)とは異なるユーザーを意味することができる。
【0097】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、それぞれのウォッチフェイスと連携して該当ウォッチフェイスの編集履歴情報を処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存しておくことができ、前記処理サーバー(200)は、編集を通して生成されたウォッチフェイスと連携して、編集を通して新たなウォッチフェイスを生成したユーザーの情報はもちろん、編集前のウォッチフェイスを最初に生成したユーザーの情報から編集を通して新たに生成された一連のウォッチフェイスのユーザー情報を順番に保存しておくことができ、該当する編集履歴情報には、該当するウォッチフェイスのNFTの登録有無に関するデータが含まれてもよい。
【0098】
例えば、前記処理サーバー(200)は、編集前のウォッチフェイスに対する編集を通して新たなウォッチフェイス(編集後のウォッチフェイス)で生成してデータベース(400)に保存したユーザーをNFT登録情報としての創作者として認識することができ、編集前のウォッチフェイスと連携されて保存された編集履歴情報を照会して該当するウォッチフェイスを最初に生成したユーザーを編集後のウォッチフェイスに対する収益が配分される、つまり、後述するところのように、編集後のウォッチフェイスに対する寄与率(後述する編集前後のウォッチフェイスの類似度)にしたがって、編集後のウォッチフェイスの販売代金の一部が創作支援金の形態で支給される原創作者として認識することができる。言い換えると、前記処理サーバー(200)は、編集後のウォッチフェイスを生成して処理サーバー(200)と接続されたデータベース(400)に保存したユーザーをNFT登録情報としての創作者として認識することができ、これとは異なり、該当するウォッチフェイスの編集履歴情報を照会して、編集前のウォッチフェイスを最初に生成したユーザーを編集後のウォッチフェイスに対する収益が配分される原創作者として区分して認識することができる。
【0099】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ピア・トゥ・ピア(peer-to-peer)方式で接続された各ノード(full node及びmining node)のデータベース(400)を含むブロックチェーンのデータベース(400)上に、NFT登録情報を保存するNFTミンティング(minting)を実行することができ、例えば、ビットコイン(bitcoin)基盤のブロックチェーンではトランザクション(transaction)の形態でNFT登録情報をブロックチェーンのデータベース(400)上に保存することができ、イーサリアム(ethereum)基盤のブロックチェーンではスマートコントラクト(smart contract)の形態でNFT登録情報をブロックチェーンのデータベース(400)上に保存することができる。前記処理サーバー(200)は、NFT登録情報を含むスマートコントラクト(smart contract)を生成し、イーサリアム(ethereum)基盤のブロックチェーン上に配布(deploy)することができる。例えば、前記スマートコントラクトは、ソリディティ(solidity)で作成され得り、採掘ノード(mining node)のEVM(Ethereum Virtual Machine)によって実行可能なEVMバイトコードに変換され得る。例えば、処理サーバー(200)から作成されたスマートコントラクトは、隣接するピアノード(peer node)から電波乃至は配布(deploy)され得り、隣接したピアノード(peer node)からスマートコントラクトを入手した採掘ノード(mining node)は、スマートコントラクトをメモリプール(memory pool)に保存し、EVM(Ethereum Virtual Machine)によって実行可能なEVMバイトコードに変換して実行することができ、メモリプール(memory pool)に保存されたスマートコントラクトは、適正なハッシュ値を探すためのハッシュ関数(hash function)の演算作業に該当する採掘(mining)によって以前に生成されたブロックとハッシュ値とのチェーンで接続され得り、適正なハッシュ値をブロックヘッダーに含む新たなブロックで生成され得り、ハッシュ値のチェーンとして以前のブロックと接続されつつブロック内に保存されたスマートコントラクトの偽造・変造を防ぐことができる。例えば、イーサリアム(ethereum)基盤のブロックチェーン上におけるアカウントは、外部所有アカウント(EOA、External Own Account)とコントラクトアカウント(A20)(CA、Contract Account)を含むことができ、デジタルウォレット(digital wallet)のような外部所有アカウントとは異なり、前記コントラクトアカウント((A20)、CA、Contract Account)は、配布されたスマートコントラクト(EVMバイトコードで変換されたスマートコントラクト)と保存スペースを有することができ、前記スマートコントラクトは自律エージェント(autonomous agent)として外部所有アカウント(例えば、後にNFT登録されたウォッチフェイスの購入者が所有する外部所有アカウントからの送金)による呼び出しによって活性化され得る。
【0100】
このように、前記処理サーバー(200)は、NFTミンティング(minting)のためのインターフェースを提供することができ、登録されたNFTに対するオンラインマーケットを提供することができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、NFTユーザー(自身が生成したウォッチフェイスに対する登録をリクエストしたユーザー)のリクエストに応じて登録されたNFTに対して処理サーバー(200)が管理するウェブページ上でウォッチフェイス商品として登録し、ウェブページの訪問者を対象として登録されたウォッチフェイス商品を露出させることができ、該当するウォッチフェイス商品は、NFT登録されたウォッチフェイスであることを商品の説明や商品の外観に表示することができる。
【0101】
前記処理サーバー(200)は、NFTで登録されたウォッチフェイスの販売代金の一定部分を処理サーバー((200)、前記処理サーバー(200)を管理するサービスプロバイダー)の委託販売手数料として割り当てる内容をNFTミンティングのためのスマートコントラクトの契約内容として組み込ませることができ、これによって、NFTへ登録されたウォッチフェイスの購入者としては、販売代金をブロックチェーンのコントラクトアカウント((A20)、CA)に送金することができ、スマートコントラクトは、自身のアカウント(コントラクトアカウント(A20)、CA)に入金された販売代金のうち、契約内容として組み込まれた委託販売手数料の具体的な内容を参照して、NFTユーザー(自身が生成したウォッチフェイスをNFT登録し、処理サーバー(200)を介して委託販売をリクエストしたユーザー)と処理サーバー((200)、処理サーバー(200)を管理するサービスプロバイダー)の分け前とに販売代金を自動的に按分して、それぞれのユーザーアカウント(A50)と処理サーバーアカウント(A30)に送金することができる。ここで、ユーザーアカウント(A50)と処理サーバーアカウント(A30)は、それぞれ外部所有アカウント(EOA、デジタルウォレット)に該当することができる。
【0102】
本発明の一実施形態において、NFTユーザーとしては処理サーバー(200)が管理するウェブページを介して多数のウェブページ訪問者に自身が生成したウォッチフェイス商品を露出させることができるとともに、呼び出しによって自動的に契約内容を実行するスマートコントラクトによって委託販売に付随する委託販売手数料または販売代金から委託販売手数料を除いた自身の収益と関連する信頼性を確保することができる。また、処理サーバー((200)、処理サーバー(200)を管理するサービスプロバイダ)としても、販売代金手数料と関連した追加の業務負担を減らすことができるとともに信頼性のある契約の実行を担保することができる。例えば、前記処理サーバー(200)としては、販売代金を販売者、つまり、NFT登録されたウォッチフェイスのユーザーに直接送金する代わりに、契約内容を自動的に実行するスマートコントラクトのコントラクトアカウント(A20)に送金することで、今後の委託販売手数料に関連する紛争や追加の業務が軽減され得る。
【0103】
本発明の一実施形態において、処理サーバー(200)が管理するウェブページを介してNFT登録されたウォッチフェイスを購入したユーザーは、同一の処理サーバー(200)によって提供されるユーザーインターフェース画面によって自身が購入したウォッチフェイス(編集前のウォッチフェイス)の編集を通して自身の趣向乃至は選好度を反映した新たなウォッチフェイス(編集後のウォッチフェイス)を生成することができ、編集後のウォッチフェイスに対しても処理サーバー(200)を介してブロックチェーンネットワークにアクセスしてブロックチェーン上に登録する、いわゆる、NFTミンティングを実行することができる。このとき、前記処理サーバー(200)は、NFT登録された編集後のウォッチフェイスに対する販売代金の一定部分を処理サーバー(200)の委託販売手数料として割り当てると同時に、編集前に最初にウォッチフェイス生成した原創作者にも販売代金の一定部分に該当する創作支援金を割り当てることによって、注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の生成を促進し、非専門家によって生成された注文制作型のウォッチフェイス(customized watch-face)の市場を拡大することができる。このような趣旨に符合するように、本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、該当するウォッチフェイスと連携されて保存された編集履歴情報を照会し、編集履歴情報の照会結果から該当するウォッチフェイスが多数の編集履歴を有し、多数の編集履歴によって該当するウォッチフェイスが多数のユーザーからの編集を通して生成されたことを確認したとしても、前記処理サーバー(200)としては、該当するウォッチフェイスを最初に生成したユーザー、つまり、原創作者にのみ創作支援金を割り当てることができ、最初に生成した原創作者以後の他のユーザーに対しては、創作支援金を割り当てないことができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、最初の原創作者以後に編集を通して新たなウォッチフェイスを生成したユーザーまたは最初の原創作者からまたは原創作者以後の後ユーザーの編集を通して生成されたウォッチフェイスを購入した後のウォッチフェイスに対する編集なしに再び販売したユーザーのように、最初にウォッチフェイスを生成した創作者以後のユーザーに対しては創作支援金を割り当てないことができる。
【0104】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーのリクエスト(編集対象のウォッチフェイスのローディングのためのクリックイベント)によって、ユーザーのIDと連携されてデータベース(400)に保存されていたウォッチフェイスをユーザーインターフェース画面上に出力することができ、ユーザーの編集を許容することができる。そして、前記処理サーバー(200)は、ユーザーの端末(100)を介して、ユーザーの編集が完了されたウォッチフェイスの生成のためのコードを入手することができる。このとき、前記処理サーバー(200)としては、ユーザー設定の履歴、例えば、ユーザーインターフェース画面を通じた編集リクエストの履歴を参照して、入手されたコードが編集前のウォッチフェイスから編集されたウォッチフェイス(編集後のウォッチフェイス)に該当するということを認識することができ、編集前のウォッチフェイスと連携されて保存された編集履歴情報から該当するウォッチフェイスに対するNFT登録の有無を確認することができる。このように、前記処理サーバー(200)は、ユーザー設定の履歴を照会して該当するウォッチフェイスの編集有無と、編集前のウォッチフェイスの編集履歴情報を照会して編集前のウォッチフェイスに対するNFT登録の有無を確認することができる。前記処理サーバー(200)は、ユーザー設定の履歴及び編集履歴情報を照会した結果にしたがって、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度を算出して、今後の編集後のウォッチフェイスに対するNFT登録を推進するとき、NFT登録またはミンティングのためのスマートコントラクトで編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者に対する創作支援金を、スマートコントラクトの契約内容として組み込むことができ、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度に応じて、原創作者に対する創作支援金の割合、例えば、販売代金に対する創作援金の割合を決定することができる。このとき、前記処理サーバー(200)は、編集後のウォッチフェイスと編集履歴情報上で最も最初に生成されたウォッチフェイスを編集前のウォッチフェイスとして、編集前後のウォッチフェイスの類似度を算出することができ、このときの類似度を編集後のウォッチフェイスに対する編集前のウォッチフェイスの寄与率として認識し、寄与率乃至は類似度に相応する創作支援金を割り当てることができる。
【0105】
すなわち、編集後のウォッチフェイスに対してNFT登録乃至はミンティングを推進し、このようにNFT登録されたウォッチフェイスに対する販売が行われた場合、NFT登録のために処理サーバー(200)によって生成及び配布されたスマートコントラクトの契約内容に基づいてNFT登録されたウォッチフェイスに対する販売代金の一部を編集前の最初のウォッチフェイスを生成した原創作者に創作支援金として分配することができ、このとき、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間における販売代金の按分率は、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度に基づいて処理サーバー(200)によって算出することができる。
【0106】
前記処理サーバー(200)は、編集前のウォッチフェイスに関するローディングリクエストを受信し、該当するウォッチフェイスに関するNFT登録の有無を照会し、該当するウォッチフェイス(編集前のウォッチフェイス)をユーザーの端末(100)に転送することができる。このとき、本発明の多様な実施形態において、前記処理サーバー(200)は、NFT登録の有無を照会した結果に応じて、ユーザーインターフェース画面上に通知メッセージを出力することができ、より具体的には、前記処理サーバー(200)は、編集のためにユーザーインターフェース上にローディングされたウォッチフェイス(編集前のウォッチフェイス)は、NFT登録されたウォッチフェイスであるので、今後NFT登録及び販売を推進する場合、販売代金の一部が創作支援金として支給されることがあることを通知する通知メッセージを転送することができる。そして、ユーザーの端末(100)からユーザーの編集が反映されたウォッチフェイス(編集後のウォッチフェイス)を入手した処理サーバー(200)は、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイスを2つの入力として、処理サーバー(200)と接続された類似度算出モジュール(260)を稼働し、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度を算出することができる。
【0107】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、HTMLのようなウェブ文書でユーザーの端末(100)のリクエスト(request)を受け入れ、応答(reply)を発送するウェブサーバー(201)と前記ウェブサーバー(201)と接続されてそれぞれの指定されたプロセスを実行するモジュール(例えば、サーブレットservlet)を含むことができ、前記処理サーバー(200)は、前述の映像処理モジュール(240)及びコンバーティングモジュール(250)以外に類似度算出モジュール(260)をさらに含むことができる。
【0108】
本発明の一実施形態において、前記類似度算出モジュール(260)は、編集を前後とするウォッチフェイスの映像イメージ間の類似度を算出することができる。例えば、前記ウォッチフェイスを生成するためのコードは、リアルタイムの情報で更新される状態データを因子としてリアルタイムの情報を反映するようにディスプレイ要素をレンダリングする出力関数を含むことができ、例えば、ウォッチフェイスの背景のような装飾的なデザインデータと異なり、前記出力関数は映像データを含まないので、編集前後のウォッチフェイスはコード自体で比較するよりは、ウォッチフェイスの生成のためのコードから出力されるウォッチフェイスの映像イメージから類似度を算出することができる。例えば、前記類似度算出モジュール(260)は、編集前後のウォッチフェイスの生成のためのコードに同一のリアルタイムの状態データを入力して出力される映像イメージまたは映像データをAI(Artificial Intelligence)ネットワーク、例えば、映像処理に適合したCNNネットワークに入力してそれぞれの編集前のウォッチフェイス及び編集後のウォッチフェイスの映像イメージに対する高次元の特性を抽出した特性ベクトルを算出することができ、編集前のウォッチフェイス及び編集後のウォッチフェイスの映像イメージから抽出された特性ベクトルを用いて、例えば、編集前の特性ベクトルと編集後の特性ベクトル間のユークリッド距離(Euclidean distance)またはコサイン類似度(cosine similarity)などに応じて、編集を前後とするウォッチフェイスの類似度を数値的に算出することができ、このように数値的に類似度を算出する類似度算出モジュール(260)を介して編集を前後とする映像イメージの類似度に応じて、編集前の最初のウォッチフェイスを生成した元創作者と、編集後のウォッチフェイスを生成した編集者との間における販売代金の按分割合を算出することができる。例えば、本発明の一実施形態において、前記類似度算出モジュール(260)は、ウォッチフェイスの生成のための出力関数の集合と、映像データまたは映像データの接続経路とを含む全コードに対して、同一のリアルタイムの状態データを入力してコードの出力で変換される映像イメージまたは映像データを、編集前後で相互比較することができ、前記ウォッチフェイスの生成のためのコードは、ウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素をリアルタイムの状態データを反映してレンダリングするための出力関数と、ウォッチフェイスの背景のように装飾的なデザインデータをレンダリングするための映像データとを含むことができ、このとき、編集前後で類似度算出の対象となる映像イメージとは、ウォッチフェイスを形成する全てのディスプレイ要素、つまり、リアルタイムの状態データを反映してレンダリングされるディスプレイ要素とリアルタイムの状態データとは無関係にレンダリングされるディスプレイ要素との両方を組み合わせた形態の映像イメージに基づいて、編集前後のウォッチフェイスに対する類似度を算出することができる。
【0109】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、創作支援金の割り当てと関連して編集前のウォッチフェイスの元創作者と編集後のウォッチフェイスのユーザーにそれぞれ按分される按分割合を算定するために、前記類似度算出モジュール(260)を稼働することができ、例えば、編集後のウォッチフェイスに対するNFT登録を推進し、NFT登録されたウォッチフェイスが販売された場合に、販売代金のうち、原創作者に按分される創作支援金を決定するために、前記類似度算出モジュール(260)を稼働させることができ、前記処理サーバー(200)は、具体的な按分割合の算定時点を編集後のウォッチフェイスをNFT登録し、NFT登録されたウォッチフェイスの販売が行われた時点まで遅らせることができ、例えば、NFT登録された編集後のウォッチフェイスに対する販売代金がスマートコントラクトのコントラクトアカウント((A20)、contract account、CA)に送金される前まで、前記処理サーバー(200)は、前記類似度算出モジュール(260)を稼働して、編集前後のウォッチフェイス間の類似度乃至は類似度に基づく創作支援金の按分割合を算出することができる。
【0110】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、類似度算出モジュール(260)から出力される類似度乃至は類似度に基づいて算出された按分割合に応じて、スマートコントラクト(またはコントラクトアカウント、(A20))を呼び出すことができ、例えば、前記処理サーバー(200)は、スマートコントラクトの契約内容に組み込まれた創作支援金の按分額に関する関数を呼び出し、スマートコントラクトをして算出された按分割合を因子として具体的な按分額を出力することができ、出力された按分額に応じて、前記スマートコントラクトは自身のコントラクトアカウント((A20)、contract account)に送金された販売代金をそれぞれ原創作者(編集前のウォッチフェイスを最初に生成したユーザー)とユーザー(編集後のウォッチフェイスを生成したユーザー)の分け前として按分してそれぞれの原創作者のアカウント(A40)とユーザーアカウント(A50)に送金することができる。
【0111】
本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、編集前のウォッチフェイスと編集後のウォッチフェイス間の類似度乃至は類似度に基づいて創作支援金の按分割合を算定する算定時点を、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザー設定が完了し、編集後のウォッチフェイスが処理サーバー(200)に転送された時点から編集後のウォッチフェイスのNFT登録時点を経て、編集後のウォッチフェイスに対する販売代金の送金前の時点までにかけて任意の時点で決定することができ、例えば、創作支援金の按分割合の算定時点は、処理サーバー(200)の演算負担などを考慮して適正な時点に遅らせることができ、前記処理サーバー(200)としては創作支援金に対する按分割合の算定が実質的にリクエストされる編集後のウォッチフェイスに対する販売代金の送金前の時点まで遅らせることが不要な演算資源の無駄を防ぐことができるので、効率的な資源配分のために可及的前記創作支援金の算定時点を遅らせることができる。一方、創作支援金に関する内容は、編集後のウォッチフェイスのNFT登録のためのスマートコントラクトの契約内容として組み込むことができ、編集後のウォッチフェイスのNFT登録のためのスマートコントラクトでは、創作支援金に関する具体的な按分割合を具体化するよりは、後に類似度算出モジュール(260)の稼働によって算出された按分割合を因子として具体的な按分額を算出する関数を含むスマートコントラクトを呼び出し、按分割合を伝達する方式でスマートコントラクトによる原創作者とユーザー間の按分が行われることができ、例えば、編集後のウォッチフェイスの販売代金をスマートコントラクトのコントラクトアカウント((A20)、contract account)に送金しつつ、類似度算出モジュール(260)の稼働によって算出された創作支援金の按分割合をコントラクトアカウント(A20)に伝達することにより、スマートコントラクトの契約内容に組み込まれた関数を使用して原創作者とユーザーのそれぞれに割り当てられる按分額を算出することができる。
【0112】
本発明の一実施形態において、前記創作支援金の割り当てに関連して、前記処理サーバー(200)は、編集後のウォッチフェイスに対する販売代金を割り当てる原創作者として、例えば、編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者であり且つ最初に生成されたウォッチフェイスがNFT登録された原創作者に限定することができるが、例えば、注文制作型ウォッチフェイス(customized watch-face)の生成を促進し、非専門家によって生成された注文制作型ウォッチフェイス(customized watch-face)の市場を拡大するという趣旨に符合するように、NFT登録をしていなくても、編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者に創作支援金を割り当てることができ、それぞれのウォッチフェイスと連携して編集履歴情報を管理する処理サーバー(200)としては、NFT登録の有無を確認することができるが、NFT登録の有無にかかわらず、編集前のウォッチフェイスを最初に生成した原創作者に創作支援金を割り当てることができる。ただし、本発明の一実施形態においては、編集前のウォッチフェイスを最初に生成したウォッチフェイスをNFT登録した原創作者には、自身が創作したデジタルコンテンツをより積極的に保護したいという原創作者の意図を反映して優先的に創作支援金を割り当てることができる。
【0113】
図16には、画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスの互いに異なる対をそれぞれ例示する図が示されている。
【0114】
図17には、画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスとしてそれぞれ互いに異なるプロセスを適用して消費電力の割合を下げた画面-オフ状態のウォッチフェイスを例示する図が示されている。
【0115】
図18には、画面-オン状態のウォッチフェイスの編集によって画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成する処理サーバー(200)の第1~第5プロセス(S1~S5)を順次示す図が示されている。
【0116】
各図面を参照すると、本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)は、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイス(画面-オン状態のウォッチフェイス)とともに、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。本発明の一実施形態において、画面-オフ状態のウォッチフェイスとは、AOD(Always On Display)が適用され、画面-オフ状態でもスマートウォッチ(300)の画面上に生成されるウォッチフェイスを意味することができ、これとは対照的に、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスまたは画面-オン状態のウォッチフェイスとは、画面-オン状態でスマートウォッチ(300)の画面上に生成されるウォッチフェイスを意味することができ、AOD(Always On Display)が適用された画面-オフ状態のウォッチフェイスとは区別され得る。本明細書によってAOD(Always On Display)と関連せずに言及されるウォッチフェイスは、ユーザーの設定が反映されたウォッチフェイスまたは画面-オン状態のウォッチフェイスを意味することができる。
【0117】
本発明の一実施形態において、画面-オフ状態のウォッチフェイスは、画面-オフ状態でもリアルタイムの状態データを反映したディスプレイ要素を出力することができ、画面-オフ状態でも時間、天気、健康、運動、バッテリー残量のようなリアルタイムの状態データを反映してディスプレイ要素をレンダリングすることにより、スマートウォッチ(300)のユーザーとしては、画面ターンオンの操作をしなくてもスマートウォッチ(300)の画面上でリアルタイムの情報を確認することができる。ただし、画面-オフ状態のウォッチフェイスを適用するためには、ユーザーの操作による画面ターンオンの有無に関係なく、画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスがスマートウォッチ(300)の画面上に持続的に出力されながら、画面(スマートウォッチ(300)のディスプレイパネル)の消費電力が増加するため、本発明の一実施形態では画面-オフ状態のウォッチフェイスを提供しつつも、画面の消費電力が適正レベル以下に保たれるように、相対的に高い消費電力が求められる画面-オン状態のウォッチフェイスとともに、相対的に低い消費電力が求められる画面-オフ状態のウォッチフェイスを、ユーザーの設定段階でともに生成して、画面-オン状態のウォッチフェイスと画面-オフ状態のウォッチフェイスとを一つの対として生成することができる。
【0118】
本発明の一実施形態によるウォッチフェイスに関するユーザーの設定は、画面-オン状態のウォッチフェイスに関するユーザーの設定と、画面-オフ状態のウォッチフェイスに関するユーザーの設定とを含むことができ、本発明の一実施形態においては、ユーザーインターフェース画面を介して画面-オン状態のウォッチフェイスを生成した後に、ユーザーのリクエストに応じて画面-オン状態のウォッチフェイスに追加的に画面-オフ状態のウォッチフェイス生成のためのユーザーの設定が付加的に行われることができる。例えば、本発明の一実施形態において、画面-オフ状態のウォッチフェイスに関するユーザーの設定は、画面-オン状態のウォッチフェイスに関するユーザーの設定と同様に、処理サーバー(200)から転送される文書またはファイルなどによってユーザーの端末(100)上に具現されるユーザーインターフェース画面またはユーザーインターフェース画面を具現するアプリケーションによって行われることができる。ただし、画面-オフ状態のウォッチフェイスは、以前のユーザー設定によって生成された画面-オン状態のウォッチフェイスの範疇内で生成され得り、例えば、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するディスプレイ要素は、画面-オン状態のウォッチフェイスを生成するディスプレイ要素に限定することができ、画面-オフ状態のウォッチフェイスに関するユーザーの設定は、画面-オン状態のディスプレイ要素に対する編集に制限することができる。例えば、画面-オン状態のディスプレイ要素に対する編集とは、画面-オン状態のウォッチフェイスを生成するディスプレイ要素の解像度、表示面積、または輝度のように、画面の消費電力に影響を与えるエネルギー因子に対する編集を意味することができる。本発明の一実施形態において、画面-オフ状態のウォッチフェイスを形成するディスプレイ要素は、画面-オン状態のウォッチフェイスを生成する同一のディスプレイ要素の解像度に対する編集によって相対的に低い解像度を有することができ、例えば、画面-オン状態のウォッチフェイス上で32×32画素配列で表示されるディスプレイ要素に対して、4×4ウィンドウ(またはフィルタ)を適用し、32×32の画素配列上で4×4ウィンドウを移動させながら、4×4ウィンドウ(またはフィルタ))内に属する画素の集合からいずれかの輝度値、例えば、4×4ウィンドウ内に属する画素の集合の平均輝度値をとる方式で、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができ、画面-オン状態のウォッチフェイス上で32×32の画素配列で表示されるディスプレイ要素は、画面-オフ状態のウォッチフェイス上で8×8の画素配列で表示され得り、画面-オン状態のウォッチフェイス(またはディスプレイ要素)から1/4倍率で解像度が低い画面-オフ状態のウォッチフェイス(またはディスプレイ要素)を生成することができる。このような解像度の調整により、画面-オン状態のウォッチフェイスにおいて32×32の画素配列で表示されるディスプレイ要素は、画面-オフ状態のウォッチフェイス上でも同一の32×32の画素配列上に表示され得るが(画面-オン状態のウォッチフェイスと画面-オフ状態のウォッチフェイスは実質的に同一の表示面積で出力される)、ただし、解像度が低くなりながらターンオンされる画素数は1/4の割合に縮小され得り、画面(ディスプレイパネル)の消費電力を減少させることができる。
【0119】
このように、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するためのユーザーの設定においては、画面-オン状態のウォッチフェイス上に表示されるディスプレイ要素に対する解像度の調整によって、ウォッチフェイス上で同一の表示面積でディスプレイ要素を出力しつつ、ターンオンされる画素数を減縮する解像度の調整により、画面-オン状態のウォッチフェイスよりも消費電力が減縮される画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができ、このような画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するためのユーザーの設定においては、解像度の調整対象となるディスプレイ要素に対する選択と、選択されたディスプレイ要素に対する具体的な解像度の縮小率を設定することができる。
【0120】
画面-オフ状態のウォッチフェイスに対するユーザーの設定においては、ディスプレイ要素に対する解像度の調整とともに、ディスプレイ要素の表示面積に対する調整を行うことができる。例えば、本発明の一実施形態において、ディスプレイ要素に対する表示面積の調整は、画面-オン状態のウォッチフェイス上で32×32画素配列上に表示されるディスプレイ要素を画面-オフ状態のウォッチフェイス上で24×24の画素配列で出力することができ、例えば、ユーザーの設定に応じて画面-オン状態のウォッチフェイスを生成するディスプレイ要素の表示面積のうち、選択された一部の表示面積をディスプレイ要素から除外する方式で、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。このように画面-オン状態のウォッチフェイスと画面-オフ状態のウォッチフェイス間の表示面積の調整は、解像度の調整とは異なるプロセスであり、例えば、表示面積の調整は、それぞれの画面-オン状態のウォッチフェイスと画面-オフ状態のウォッチフェイス上で、該当するディスプレイ要素が出力される表示面積上で差を置くものであり、解像度の調整はそれぞれ画面-オン状態のウォッチフェイスと画面-オフ状態のウォッチフェイス上で、実質的に同一の表示面積上で該当するディスプレイ要素が出力される解像度に差等を置くもので、表示面積の調整及び解像度の調整は、画面-オン状態のウォッチフェイスから画面-オフ状態のウォッチフェイスに切り替えられながら節電モードまたはAOD(Always On Display)モードで実行できるようにするための目的に寄与することができる。
【0121】
画面-オフ状態のウォッチフェイスに対するユーザーの設定においては、ディスプレイ要素に対する解像度の調整、ディスプレイ要素の表示面積以外に、ディスプレイ要素の輝度に対する調整を行うことができる。例えば、画面-オン状態のウォッチフェイスから選択されたディスプレイ要素の輝度、例えば、R、G、Bのカラースペース上でそれぞれR、G、Bの輝度値またはYCbCrのカラースペース上でYの輝度値などを調節する方式で、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができ、画面-オン状態のウォッチフェイスから節電モードまたはAOD(Always On Display)モードに適合するように消費電力が減少された画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。
【0122】
このように、本発明の一実施形態においては、画面-オン状態のウォッチフェイスから解像度、表示面積、または輝度の調整によって節電モードに適合した画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができ、ユーザーの設定が反映された画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスは、互いに対して対をなすウォッチフェイスでマッチングされつつ、ユーザーインターフェース画面上で適用ボタンのクリックイベントによって、一対の画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスは、処理サーバー(200)に接続されたデータベース(400)上に保存することができる。本発明の一実施形態において、前記処理サーバー(200)からそれぞれの画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するためのコードを入手したスマートウォッチ(300)は、ユーザーのリクエストにより、画面-オン状態と画面-オフ状態でそれぞれの画面-オン状態のウォッチフェイス及び画面-オフ状態のウォッチフェイスを出力することができ、例えば、スマートウォッチ(300)のボタン操作によって、または時間の流れに沿ったスマートウォッチ(300)の運営体制(301)の判断によって、画面-オン及び画面-オフ状態へまたは逆に画面-オン及び画面-オフ状態への切り替えに応じて、通常モードと節電モードまたはAOD(Always On Display)モード間を実行することができ、より具体的には、画面-オン状態のウォッチフェイスから画面-オフ状態のウォッチフェイスに切り替えるか、逆に画面-オフ状態のウォッチフェイスから画面-オン状態のウォッチフェイスに切り替えることができる。
【0123】
このように、記処理サーバー(200)または処理サーバー(200)から文書またはファイルなどを入手してユーザーインターフェースを具現するローカルのアプリケーションは、ユーザーの設定が反映された画面-オフ状態のウォッチフェイスから消費電力の割合(Pixel Ratio)を算出し、消費電力の割合(Pixel Ratio)に関する算出値と事前に設定しておいた基準値との比較によって算出値が基準値以下の場合には、ユーザーの設定を反映した画面-オフ状態のウォッチフェイスの生成を許容することができるが、これとは異なり、ユーザーの設定が反映された画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出された消費電力の割合(Pixel Ratio)が基準値を超える場合、前記処理サーバー(200)は、ユーザーインターフェース画面を介してユーザーの設定が反映された画面-オフ状態のウォッチフェイスが消費電力に関する基準値を超えて許容できない旨の通知メッセージを提供し、ユーザーの再設定をリクエストするか、または処理サーバー(200))の判断にしたがって自動調整を行うこともできる。画面-オフ状態のウォッチフェイスを設定するユーザーとしては、画面-オフ状態のウォッチフェイスに対する再設定によって画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出される消費電力の割合(Pixel Ratio)をさらに下げることができ、処理サーバー(200)としては、画面-オフ状態のウォッチフェイスに対するユーザーの設定に要する時間を短縮できるように、ユーザーの設定によりつつも、処理サーバー(200)などによる自動設定に即したプロセス、後述する第1~第5プロセス(S1~S5)のように、事前に設定されたプロセス内容どおりのガイドを提供することができ、例えば、背景のような第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の解像度、表示面積、輝度の調整と経時的に変化の少ない状態データに割り当てられたディスプレイ要素に対する削除などのようなプロセスを行うことができる。
【0124】
本発明の一実施形態において、消費電力の割合(Pixel Ratio)は、スマートウォッチ(300)の有効画面(例えば、スマートウォッチ(300)の画面のうち、垂直ブランク及び水平ブランク領域を除いて、実質的にウォッチフェイスが生成される有効画面)を形成する全画素数のうち、画面-オフ状態のウォッチフェイス上で点灯される画素数の相対的な割合で算出することができ、消費電力基準、例えば、消費電力の割合(Pixel Ratio)に関する基準値は15%で設定することができる。すなわち、画面-オフ状態のウォッチフェイスは、有効画面の全画素数のうち15%以内の画素が点灯する消費電力の割合(Pixel Ratio)を消費電力基準を満たすものと判断することができ、消費電力基準である15%を超える画面-オフ状態のウォッチフェイスに対しては、ユーザーの再設定や、または処理サーバー(200)による自動再調整を行うことができる。
【0125】
本発明の一実施形態において、画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成するための画面-オン状態のウォッチフェイスにおける解像度、表示面積または輝度の調整は、ユーザーの設定に応じて行うことができるが、処理サーバー(200)または処理サーバー(200)と協力してユーザーインターフェース画面を具現するローカルアプリケーションによって自動的に生成されることもできる。例えば、前記処理サーバー(200)は、画面-オン状態のウォッチフェイスからウォッチフェイスの背景に対する解像度、表示面積及び輝度などのようなエネルギー因子を自動的に調整して、画面-オン状態のウォッチフェイスと対をなす画面-オフ状態のウォッチフェイスを生成することができる。
【0126】
本発明の一実施形態において、AOD(Always On Display)は、画面-オフ状態のウォッチフェイスによってリアルタイムの情報、例えば、リアルタイムの状態データに関する情報を低消費電力で出力することを目的とする点で、リアルタイムの状態データに該当する第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の調整よりは、優先的に装飾的なデザインデータ(例えば、背景)に該当する第2類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素の調整を行うことによって消費電力を下げることができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、リアルタイムの状態データとは無関係の背景に割り当てられたディスプレイ要素の解像度を下げるか、または背景に割り当てられたディスプレイ要素の一部のブロック(背景を形成するブロックのうち、区画された一部のブロック)を背景から除外して表示面積を減らしたり、または輝度の調整によって実質的に背景乃至は背景を構成する一部のブロックに対して輝度値が付与されていないブラック(black)で処理するなどのようなプロセスによって処理サーバー(200)を介して自動的に生成された画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出される消費電力の割合(Pixel Ratio)が消費電力基準を満たすようにすることができ、例えば、事前に設定された基準値を超えないようにすることができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、背景などのような装飾的なデータに該当する第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対して、解像度を下げる第1プロセス(S1)、表示面積を減らす第2プロセス(S2)、そして前記第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げるか、または画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第3プロセス(S3)を順次実行しつつ、それぞれのプロセスの終了と同時に、それぞれのプロセスの結果として生成されたウォッチフェイスから算出された消費電力の割合(Pixel Ratio)が消費電力基準を満たす場合、それ以降のプロセスを進めることなく消費電力基準を満たす画面-オフ状態のウォッチフェイスを確定することができる。例えば、装飾的なデザインデータに該当する第2類型の情報であっても、表示面積を減らすよりは、同一の表示面積に該当するディスプレイ要素を出力するが、解像度を下げるほうがユーザーの視認性の側面でより有利であり得るので、表示面積を調整する第2プロセス(S2)よりは、該当するディスプレイ要素の解像度を下げる第1プロセス(S1)を優先して適用することができる。そして、第1、第2プロセス(S1、S2)によって第2類型の情報に割り当てられるディスプレイ要素の解像度及び表示面積を減らしても消費電力基準を満たさない場合、該当するディスプレイ要素の輝度を実質的にゼロ(zero)に下げてブラック(black)レベルに下げるか、またはディスプレイ要素を削除する第3プロセス(S3)を適用することができる。このとき、該当するディスプレイ要素の表示面積を減らす第2プロセス(S2)と該当するディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは削除する第3プロセス(S3)は連続的に行われてもよいが、例えば、表示面積を減らす第2プロセス(S2)では、背景に割り当てられたディスプレイ要素において互いから区画可能な境界線を基準に、ある一方の表示面積を減らすことができ(ある一方をディスプレイ要素から削除する)、消費電力基準を満たさず第3プロセス(S3)に続く場合、前記境界線を基準に残りの他の一方の輝度をゼロ(zero)レベルに下げて背景に割り当てられたディスプレイ要素自体を実質的に削除することができる。
【0127】
前記処理サーバー(200)は、第2類型の情報(例えば、背景)に割り当てられたディスプレイ要素に対する調整後にも調整された画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出される消費電力の割合(Pixel Ratio)が設定された基準値を超える場合、画面-オフ状態のウォッチフェイスに対して再調整を行うことができ、例えば、状態データに該当する第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対する解像度を一律に下げる第4プロセス(S4)によって、解像度の低いディスプレイ要素が適用されたウォッチフェイスを生成することができ、このように再調整されたウォッチフェイスから消費電力の割合(Pixel Ratio)を算出し、算出された消費電力の割合(Pixel Ratio)が事前に設定された基準値(消費電力基準)と比較して、基準値以下で画面-オフ状態のウォッチフェイスを確定することができる。ただし、このような処理サーバー(200)の再調整による画面-オフ状態のウォッチフェイスの消費電力の割合(Pixel Ratio)が依然として事前に設定された基準値を超える場合には、ユーザーの選択に応じて、または画面-オフ状態のウォッチフェイス上にレンダリングされるディスプレイ要素のうち、経時的に変化の少ない状態データに割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げる(例えば、ゼロに下げてブラックレベルに下げる)か、または対応するディスプレイ要素自体を削除する第5プロセス(S5)を適用することができる。本発明の一実施形態において、ディスプレイ要素の輝度をゼロに下げてブラックレベルに下げるプロセスは、該当するディスプレイ要素を削除するプロセスと実質的に同じであることが理解されよう。例えば、前記処理サーバー(200)としては、画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出された消費電力の割合(Pixel Ratio)を消費電力基準に合わせるために、例えば、事前に設定された基準値以下のレベルに合わせるために、相対的に変化の少ない状態データの順で、画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除しつつ、画面-オフ状態のウォッチフェイスから算出された消費電力の割合(Pixel Ratio)を事前に設定された基準値(消費電力基準)以下に合わせることができる。例えば、前記処理サーバー(200)は、時間の情報などのようにリアルタイムで変化の大きい状態データではなく、天気などのように経時的な変化の少ない状態データに割り当てられたディスプレイ要素を優先的に削除することができる。変化の少ない日付などの状態データに割り当てられたディスプレイ要素をより優先的に削除することができる。このように、リアルタイムの情報に該当する第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素に対して一律に解像度を下げる第4プロセス(S4)が、経時的に変化の少ない順にディスプレイ要素を削除する第5プロセス(S5)より優先的に適用されることは、ユーザーの選択に応じてスマートウォッチ(300)上に出力される第1類型の情報に対しては、処理サーバー(200)の任意により削除するのではなく、一旦解像度を下げて全ての第1類型の情報を出力することが、ユーザーの設定の趣旨に適合することができ、またディスプレイ要素を削除する場合にも、処理サーバー(200)の任意により削除せず、画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除されるディスプレイ要素に対するユーザーの選択をリクエストするか、または経時的に変化の少ない順序でディスプレイ要素を順次削除することができる。
【0128】
本発明の一実施形態において、画面の消費電力に影響を与えるエネルギー因子として、解像度、表示面積または輝度を例示的に説明しているが、本発明の様々な実施形態では、前記エネルギー因子のうち解像度に対する調整はなされないことがあり、解像度を除外した表示面積または輝度のみを調整して要求される消費電力の基準を満たすこともできる。このような実施形態において、前述のように消費電力の基準を満たすための第1~第5プロセスは、以下のような第1~第3プロセスに短縮され得り、すなわち、前述のような第1~第5プロセスのうち、解像度を調整する第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の解像度を下げる第1プロセスと、第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の解像度を一律に下げる第4プロセスは省略することができ、このような実施形態において、前述の第1~第5プロセスは、以下のような第1~第3プロセスに代替され得る。すなわち、短縮された第1~第3プロセスは以下のとおりである。
【0129】
i)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の表示面積を減らす第1プロセスと、ii)第2類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第2プロセスと、iii)第1類型の情報に割り当てられたディスプレイ要素のうち、ユーザーの選択に応じてまたは経時的に変化が少ない順序で、順次、該当するディスプレイ要素の輝度を下げるかまたは画面-オフ状態のウォッチフェイスから削除する第3プロセスを実行することができる。
【0130】
図19は、本発明の一実施形態によるスマートウォッチの全体的な構成を示すブロック図が示されている。図1及び図19を参照して、本発明の様々な実施形態による処理サーバー(200)及びスマートウォッチ(300)の構成について見てみると、以下のとおりである。
【0131】
まず、図1を参照すると、前記処理サーバー(200)は、ウェブサーバー(201)に接続され、それぞれ指定されたプロセスを実行するモジュール(例えば、サーブレットservlet)として、ユーザーインターフェース制御モジュール(210)と、コンテンツローディング制御モジュール(220)と、編集制御モジュール(230)と、ブロックチェーンインターフェースモジュール(270)とを含むことができる。
【0132】
前記ユーザーインターフェース制御モジュール(210)は、ユーザーインターフェース画面を通じたユーザーのリクエストを受け入れ、ユーザーのリクエストに対する応答プロセスを実行することができ、例えば、ユーザーのリクエストに応じて、関数、映像データ、映像データの接続経路などを含む文書やファイルのデータの転送によってユーザーインターフェース画面を具現したり、ユーザーのリクエストに対する応答が円滑に行われるようにウェブサーバー(201)とデータベース(400)間でデータの伝達を媒介することができる。
【0133】
前記コンテンツローディング制御モジュール(220)と編集制御モジュール(230)は、新たなディスプレイ要素への組み込みのためにローカル領域に保存されていたデジタルコンテンツのローディングを制限するか、またはデータベース(400)に保存されていた既存のウォッチフェイスに対する編集において、既存のウォッチフェイスになかった他のディスプレイ要素の追加を制限する機能を実行することができ、前述のように、前記処理サーバー(200)は、処理サーバー(200)側から提供された定型化されたディスプレイ要素のレンダリングのための出力関数の集合との干渉の可能性がある関数や実行ファイルなどのデジタルコンテンツのローディングや追加を制限することができ、その他、前述した映像処理モジュール(240)によって著名ブランドとの抵触の可能性や公序良俗の違反の可能性によって該当するデジタルコンテンツのローディングや追加を制限することができるが、前記処理サーバー(200)は、ウェブサーバー(201)を介して、前記のような機能をコンテンツローディング制御モジュール(220)及び編集制御モジュール(230)のようなサーブレットに分配して、該当するプロセスを実行することができる。
【0134】
前記ブロックチェーンインターフェースモジュール(270)は、ユーザーのリクエストに応じてウォッチフェイスに対するNFT登録のためのインターフェースを提供することができ、ブロックチェーンネットワークにアクセスし、NFT登録のためのユーザーインターフェース画面を提供する処理サーバー(200)とブロックチェーン(ブロックチェーンのピアノード)間で、NFT登録のために必要な情報として、保存先及びユーザー情報に関するデータの伝達を媒介することができる。
【0135】
本発明の一実施形態において、前記第1因子は、リアルタイムの状態データとして、ユーザーの設定が完了されたウォッチフェイスにおいて状態データを保存する変数で保持され得り、前記第2因子は、ディスプレイ要素のレンダリングの詳細に関するユーザーの設定によって、一旦ユーザーの設定が完了されたウォッチフェイスにおいては定数化され得る。ただし、本発明の多様な実施形態では、前記第2因子は、環境の変化に感応してウォッチフェイスのレンダリングの詳細が適応的に変化するように多重に設定された一群の第2因子を含むことができ、例えば、天気に割り当てられたディスプレイ要素は、悪天候や注意報のような特別な気象状況に対する視認性を高めるように、特別な気象状況の感知にしたがって、天気に割り当てられたディスプレイ要素の位置及びサイズを中央の位置と拡大されたサイズで設定する別の第2因子を含むことができ、例えば、一般の気象状況において左側の位置と一般サイズで設定された第2因子より高い視認性を提供することができる。例えば、多重に設定された第2因子は、ユーザーの設定にしたがって多重に設定されるか、または処理サーバー(200)の自動設定によって多重に設定され得り、ウォッチフェイスの環境変化感知部(320)によって事前に設定された条件の感知信号がとらえられると、現在の設定の第2因子から該当するディスプレイ要素の位置及びサイズなどのようなレンダリングの詳細が変更されるように設定された別の第2因子に切り替えられながら、出力関数を使用してディスプレイ要素のレンダリングの詳細が変更されるようにすることができる。本発明の一実施形態において、前記特別な気象状況とは、高温注意報、寒波注意報、雪、雨のように、ユーザーの生活に影響を与えることがあり、ユーザーとしてはこれに対する適切な備えが求められる気象状況を意味することができる。
【0136】
本発明の多様な実施形態において、レンダリングの細部に関する第2因子が多重に設定されることのできるディスプレイ要素としては、先に説明した天気に割り当てられたディスプレイ要素とともに、運動、健康に割り当てられたディスプレイ要素として、例えば、ウォッチフェイスの振動センサー(311)からユーザーのウォーキング、ジャンプのような運動が感知されたら、運動、健康と関連した状態データ、すなわち、血圧、脈拍、心電図のような状態データに割り当てられたディスプレイ要素の視認性を高めるように、該当するディスプレイ要素の位置とサイズを相対的に中央の位置と拡大されたサイズで設定する別途の第2因子が設定され得り、運動しない平常時において左側の位置と一般サイズで設定された第2因子より高い視認性を提供することができる。また、ウォッチフェイスの光血流センサー(312)から平常時と異なる血圧、脈拍、心電図が感知されたら、健康に割り当てられたディスプレイ要素の視認性を高めるように、健康に割り当てられたディスプレイ要素、例えば、血圧、脈拍、心電図に割り当てられたディスプレイ要素の視認性を高めるように、該当するディスプレイ要素の第2因子が多重に設定され得る。
【0137】
本発明の多様な実施形態において、日付または時間に割り当てられたディスプレイ要素もレンダリングの詳細に関する第2因子が多重に設定され得り、例えば、ユーザーによって登録された記念日のような特別な日付に、日付に割り当てられたディスプレイ要素に対する視認性を高めるように、第2因子が多重に設定され得り、GPS座標によって日付変更線をまたいで海外へ出国する場合、現地時間に関する状態データを表示するディスプレイ要素に対する視認性を高めるように、第2因子が多重に設定され得る。図19に示されたところのように、多重に設定された第2因子の相互切り替えは、環境の変化を感知した環境変化感知部(320)の感知信号によって行われることができ、感知信号を入力とするレンダリング切り替え部(330)によって行われることができる。例えば、前記環境変化感知部(320)は、気象状況に対する状態データ、振動センサー(311)から出力信号、光血流センサー(312)からの出力信号などを入力として、これら信号から環境の変化を感知することができ、環境変化感知部(320)の感知信号にしたがって前記レンダリング切り替え部(330)が多重に設定された第2因子の相互変換によって該当するディスプレイ要素のレンダリングの細部を切り替えることができる。
【0138】
本発明の多様な実施形態において、前記ウォッチフェイスは、ユーザーの気分転換のために、ユーザーの身体の動きにしたがって、または事前に設定された時間の流れに沿って互いに切り替えられるように多重に設定することができる。例えば、多重に設定されたウォッチフェイスは、先に説明されたところのようなユーザーの設定にしたがって多重に設定することができ、多重に設定された一群のウォッチフェイスは、事前に設定された切り替え条件にしたがって相互に切り替えられることができる。
【0139】
本発明の一実施形態において、多重に設定されたウォッチフェイスは、スマートウォッチ(300)の加速度センサー(313)から感知される手首の揺れ方向にしたがって相互に切り替えられることができ、例えば、手首の回転方向にしたがって循環的に切り替えられる多数のウォッチフェイスを含むことができる。本発明の一実施形態において、スマートウォッチ(300)の加速度センサー(313)は、正方向及び逆方向を区分して認識することができ、多重に設定されたウォッチフェイスも正方向及び逆方向にしたがって、前進または逆進しつつ循環することができる。
【0140】
例えば、本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイスは加速度センサー(313)の出力または現在の時刻に関する状態データからウォッチフェイスの切り替え条件として、例えば、切り替えの開始と切り替え方向などを知らせてくれる切り替え条件監視部と、切り替え条件監視部の信号にしたがって多重に設定されたウォッチフェイスとを相互切り替えるウォッチフェイス切替部(340)含むことができる。
【0141】
本発明の一実施形態において、前記ウォッチフェイス切替部(340)は、時間の流れに沿って昼間用ウォッチフェイスと夜間用ウォッチフェイスとで多重に設定されたウォッチフェイスを事前に設定された切り替え条件にしたがって相互に切り替えることができる。例えば、業務時間に割かれる昼間の時間よりは相対的に余裕時間が多く個人的な趣向に沿って活動が自由な夜間の時間には、よりカラフルな色味を持つとか、輝度が高い夜間ウォッチフェイスへの切り替えによって、ユーザーにとって気分転換の機会を提供することができ、身体の動きによって、または時間の流れに沿ってウォッチフェイスを切り替えることから、操作の楽しさを提供することができ、全体的なユーザーの満足度を高めることができる。
【0142】
本発明は、添付の図面に示されている実行例を参考に説明されているが、これは例示的なものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実行例が可能であるという点が理解されるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0143】
本発明は、スマートウォッチのウォッチフェイス乃至はウォッチフェイスの生成のためのユーザーインターフェースに適用することができる。
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2023-11-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図16
図17
図18
図19
【国際調査報告】